世田谷区議会 2019-11-13
令和 元年 11月 オリンピック・パラリンピック等特別委員会-11月13日-01号
出席説明員
スポーツ推進部
部長 内田政夫
スポーツ推進課長 須藤剛志
オリンピック・
パラリンピック担当課長
中潟信彦
交流推進担当部
部長 小澤弘美
交流推進担当課長 山田一哉
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
本日の会議に付した事件
1.報告事項
(1) 台風第十九号に伴う区の主な対応について
(2) 世田谷区立総合運動公園陸上競技場スタンド開設日の変更について
(3) 工事等に伴う
スポーツ施設の休館について
(4) 給田一丁目
第一生命グランド野球場活用の検討について
(5) 「第十四回世田谷246
ハーフマラソン」の実施結果について
(6) 障害者スポーツ体験会の開催について
(7) アメリカ選手団キャンプ実施に伴う
大蔵運動公園及び
大蔵運動施設利用休止について
(8) 東京二〇二〇
公認プログラム「馬!ふれあい出張授業」の実施結果について
(9) 「世田谷おもてなし・交流・
参加プロジェクト」
キックオフ会実施報告について
(10) 「クリスマスゴスペルコンサート」の実施について
(11) その他
2.協議事項
(1) 次回委員会の開催について
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
午前十時開議
○田中優子 委員長 ただいまから
オリンピック・
パラリンピック等特別委員会を開会いたします。
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○田中優子 委員長 それでは、1報告事項の聴取に入ります。
まず、(1)台風第十九号に伴う区の主な対応について、理事者の説明をお願いいたします。
◎須藤
スポーツ推進課長 それでは、台風十九号に伴います区の主な対応について御説明をさせていただきます。
本件は、企画総務、区民生活、福祉保健、それから都市整備、文教の各
常任委員会及び
オリンピック・
パラリンピック等特別委員会のあわせ報告となってございます。
説明は、台風十九号に伴う区の主な対応を領域ごとに取りまとめておりますので、本
特別委員会の関連部分についての御説明とさせていただきたいと思います。
なお、ページが下に振ってございますので、九ページから、参考資料といたしまして、台風十九号に関する被害状況について、それから
風水害応急対策・復旧対策の課題整理と今後の対応について及び世田谷区
災害復興本部の設置についてをつけさせていただいております。
台風十九号に関する被害につきましては、
都市整備常任委員会及び災害・防犯・
オウム問題対策等特別委員会での報告、それから風水害の応急対策・復旧対策の課題整理と今後の対応につきましては、災害・防犯・
オウム問題対策等特別委員会での報告、世田谷区の
災害復興本部の設置につきましては、
企画総務常任委員会での報告内容とそれぞれなってございます。
まず、1の主旨をごらんいただければと思います。区では、今回、非常に強い勢力を維持したまま日本列島を襲いました台風十九号の対応につきまして、十月十日に
災害対策本部を設置いたしまして、区民の安全を第一として、区の業務及び行事の中止や
自主避難場所の開設準備など
予防対策業務、それから水防活動など
応急対策業務、
被災者支援など
復旧対策業務、こういったことに取り組んでまいりました。これまでの主な対応について御報告をいたします。
続きまして、三ページをごらんいただければと思います。本
特別委員会に関連いたします主な取り組みについての説明をさせていただきたいと思います。
三ページの一番下、(6)に
スポーツ推進部の取り組みがございます。①の被災された区民の方々への入浴施設の無料開放というところで、大蔵第二運動場の
トレーニングルーム内に浴室とサウナ、こういったものがございます。こちらの施設を区民の方に無料開放をしたというものでございます。四ページをごらんください。利用された方につきましては、八名ということになってございます。
続きまして、その下、②施設の応急対応について御説明をさせていただきたいと思います。
資料のほうが飛びまして、参考資料4―1という資料をごらんいただければと思います。最初のホチキスどめの次にホッチキスどめさせていただいている参考資料、ページで言うと一七ページになります。一七ページをごらんいただければと思います。
参考資料4―1、台風十九号における
スポーツ施設の
被害状況等について御説明をさせていただきます。
スポーツ施設の被害状況ですけれども、
二子玉川緑地運動場と
大蔵運動場の体育館で被害がございました。
二子玉川緑地運動場は、全面冠水により施設が利用できない状況となってございます。
大蔵運動場の体育館につきましては、台風の強風によりまして、屋根の
防水シートが剥がれるといった被害が出ております。
次の参考資料4―2、
二子玉川緑地運動場施設配置図というものがございます。こちらを一旦ごらんください。左側が宇奈根側、それから右側が二子玉川駅側になってございます。こちらの配置図を御参照いただきながら、次にあります参考資料4―3、こちらの資料をごらんいただきたいと思います。こちらのほうで被害状況の詳細を少し御説明をさせていただきます。
まず、
二子玉川緑地運動場の全面の状況といたしましては、十月十三日現在のものですけれども、こういった形で水が上がったりしておりました。全面冠水の状況です。
続きまして、その下、
野球場A面とございますけれども、こちらは先ほどの配置図でいいますと、中央より右側に
野球場A面というのがございますので、そういったのを御参考に見ていただければと思います。こちらは土砂が全面に堆積いたしまして、
防球ネットが倒壊してしまうなどの被害が出ております。
次のページをごらんください。
野球場B面、それから、さらに
野球場C面、D面と続きますけれども、いずれも
野球場A面と同様に、土砂の堆積や
防球ネットの倒壊、こういった被害が出てございます。
続きまして、下にページ数を振ってございますところで、二五ページをごらんいただければと思います。
次は、
サッカー場になります。
サッカー場B面は、園路沿いの植栽の倒壊ですとか流木が漂着しておりまして、ただ、こちらは土砂の堆積がほかに比べて比較的薄いという状況になってございます。
次のページをごらんください。
サッカー場C面です。
サッカー場C面は、先ほどのB面と比べまして、川石が大量に流入しているほか、土砂の堆積や流木の漂着などが見られております。
次の二七ページをごらんください。今度は
少年野球場になります。
少年野球場のA面は、他の野球場と同様に、全面に土砂が堆積をしております。
続きまして、二八ページ、B面をごらんください。
少年野球場B面は、内野の走路部分に泥が堆積しているというような状況が見られております。
続いて、二九ページのC面のほうをごらんください。C面につきましては、土砂の堆積のほかに外野部分に大きな陥没が見られております。こちらは一番深いところで二・五メートルから三メートルほどの状況となっておりました。
続きまして、三〇ページをごらんください。
少年サッカー場になります。こちらはABC面ということで、三つの面が連続して整備をされております。川の水の流れの方向にありました外周部を囲うネットが倒壊しておりまして、
グラウンドは全面土砂の堆積といった状況になっております。
続きまして、三一ページ、野球場にちょっと戻りますけれども、
野球場E面、今度は配置図でいきますと、左側の宇奈根側になります。野球場のE面、F面というところになります。こちらは、
防球ネットですとか支柱は取り外しをしておりまして被害を免れていたものの、その基礎の部分が埋もれてしまっておりまして、損壊の状況がわからないというような状態になっております。いずれも全面に土砂が堆積しているほか、一部に川石も流入をしているというような状況が見られます。三一、三二ページのE面、F面の状況です。
続きまして、三三ページをごらんください。こちらは球技場ということで、ラグビーですとか、そういったものを行っている場所になります。こちらも全面に土砂が堆積しております。また、土壌の流出によりまして、護岸と
グラウンドの間の部分が大きく、しかも長く陥没をしているということで、写真でいうと左下の部分になりますが、大きく陥没をしている状況が見られております。
続きまして、三四ページ、駐車場の部分になります。
駐車場部分ですけれども、各駐車場とも全面に土砂が堆積していたという状況です。また、
料金ボックスを設置しておりましたが、こちらが大きく変形をしてしまっているというような状況になってございます。
次の三五ページをごらんください。その他ということで、その他園路や
ゲートボール広場、それから
ピクニック広場、こういったところにも土砂の堆積や石の流入などがかなり見られております。
続きまして、三六ページをごらんいただければと思います。今度は
総合運動場の体育館の状況なんですけれども、体育館の屋根の
防水シートの一部が台風の強風によりまして剥がれてしまっているというような状況で、茶色く、赤っぽくなっている部分が剥がれてしまった部分でございます。
続きまして、参考資料4―4、もう一枚、カラーでついております資料をごらんいただければと思います。前回、二年前の台風二十一号で被害がありまして、そのときも冠水をしているんですけれども、そのときと今回、なるべく同じような場所をということで、ちょっと撮影をしたものを御用意いたしました。
まず、第一駐車場のところで見ていただきますと、左側が二年前のもので、右側が今回のものということで、全く違うような状況が見てとっていただけるかと思います。
少年サッカー場につきましても、園路の部分で見られるものが全く見られずに、土砂が堆積しているというところ、陸閘正面についても全く園路が見られない。いずれも翌日ないし二日以内に撮っている画像なんですけれども、やはりこういった状況になっているということで、土砂ですとか漂着物が前回のものとは比較にならないぐらい全体として多いというような状況になってございます。
参考資料4―1にお戻りをいただければと思います。一七ページの下段の部分ですけれども、2の施設利用への影響ということで、(1)
二子玉川緑地運動場につきましては、状況を御説明いたしまして、予約をいただいた各団体の方には利用のキャンセルをさせていただいております。利用の再開につきましては、復旧作業によりまして、利用可能となった施設から順次利用を再開したいと考えてございます。
(2)
大蔵運動公園につきましては、特に施設利用に影響は出ておりません。
次の一八ページをごらんください。あわせて参考資料4―5ということで、A3の横の
スケジュール表をおつけをしております。こちらとあわせて参考に見ながら御説明をさせていただきたいと思います。
こちらなんですけれども、
二子玉川緑地運動場につきましては、まず三段階に分けた復旧の実施ということで考えてございます。なお、作業に当たりましては、原則として、六月から十月の出水期と言われる水の量が多くなる時期に作業をすることはできないということになっておりますので、非出水期である十一月から五月の間、こちらで作業を実施していくことが基本となってございます。
まず、第一段階ということで、フェーズ1といたしまして、こちらは復旧作業に向けた通路、園路の確保、それから区民の
利用導線等、こういったものを確保していくための園路の復旧作業ということを実施をさせていただいてございます。なお、こちらの部分につきましては、昨日実施をいたしましたせたがや246
ハーフマラソンのコースの一部としても使用させていただいてございます。
続きまして、第二段階ということでフェーズ2です。
スポーツ施設の不足や、この施設の利用状況といったものを踏まえまして、区民の方々が利用します
スポーツ施設を確保していこうということで、一部の利用再開に向けまして、復旧を実施したいと考えております。来年五月までを一旦目標といたしまして野球場、
サッカー場などを各一カ所ずつ復旧してまいりたいと考えてございます。
復旧の後、場所としては、
②対象施設に書いてございますけれども、野球場、それから
サッカー場、
少年サッカー場は三面で一体施設のため、こちらを順次するのと、
あと駐車場、こういったところでございます。
参考までに、各施設の平日、土日を含めました利用率ということで、三十年度のものを記載させていただいておりますけれども、やはり土日とか祝日になりますと、利用が、場合によって一番多いところだと十三倍ぐらいの抽せん倍率になるぐらい多いような状況が発生をしてございます。
続きまして、第三段階ということでフェーズ3になります。今後、今回と同等の被害も想定されるということから、多摩川の流域にございます他の自治体との意見交換ですとか、国土交通省の
京浜河川事務所など、こうしたところとも協議をいたしまして、復旧に向けた作業計画をフェーズ2の作業と並行して検討してまいりたいと考えております。
次のページをごらんいただければと思います。一九ページになります。
大蔵運動場の体育館につきましては、
屋上防水シートの改修工事を速やかに実施してまいりたいと考えてございます。
4の経費等ですけれども、
二子玉川緑地運動場の園路の一部及び
大蔵運動場体育館の
防水シートの改修工事につきましては、(1)に記載のとおり、予備費のほうを活用させていただきまして、経費は記載のとおりとなります。
続きまして、(2)の
二子玉川緑地運動場の一部施設の復旧、フェーズ2につきましては、補正予算ということで書かせていただきました表記の金額につきまして、第四回の
区議会定例会に補正予算ということでの提出をさせていただきたいと考えてございます。
5の
スケジュールにつきましては、先ほど全体のフェーズ1、フェーズ2と御説明させていただきましたが、記載のとおりの内容で進めてまいりたいと考えてございます。
最初の資料にお戻りをいただきたいと思います。台風十九号に伴う区の主な対応という資料にお戻りいただきまして、七ページをごらんいただければと思います。
7今後の取組みということで、今回の教訓を生かしまして
風水害対策の総点検を実施いたしまして、
各種マニュアル等の修正に順次取り組んでいく予定としてございます。水防計画、それから
地域防災計画につきましては、国や都、警察、消防など多くの関係機関との調整が必要となりますので、令和二年度の修正となる予定となってございます。
今回の台風十九号によりまして、区内でも建物の損壊や浸水などの被害が多数発生いたしました。引き続き、
被災者支援など
復旧対策業務に取り組むとともに、
スポーツ所管といたしまして、区民の方々がスポーツを実施できる環境を一日でも早く取り戻せるよう復旧をしてまいりたいと考えてございます。
長くなりましたが、説明は以上です。
○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
岡本のぶ子 委員 今、御説明いただきまして、参考資料4の写真なども添付していただいて、大変被害の甚大さがよくわかりました。また、このような状況の中で復旧に当たられている皆様に本当に感謝申し上げます。
その上で、ちょっと伺いたいのは、この自然災害については、河川流域はどういう対応をしたらいいのかというのも、正直言ってなかなか
回答そのものは難しいのかなと思うんですけれども、一点伺いたいのが、先ほどお示しいただいた図面の中で、野球場のF、E面に関しては、ネットか何かを取り除いていたので、基礎部分はわからないけれども、免れたということだったんですが、その他の施設で、そういう仮設というんですか、事前に取り除くことが本来できたのに取り置きしなかったというところというのはあったんでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 全体計画の中で、これだけたくさんの施設がございますので、実際にE、F面は取り除き、ほかの施設につきましては、過去の被害が大きかったときの状況の推移等を考えまして、ポール自体は取り除けなかったんですけれども、そこまでネットを上げて、物が引っかからないようにするというような対応を今回もとらせていただきました。
台風発生からの日数によって、こちらに向かうというのがわかったときの作業の日数によって、できる最大限というところが出てくるんですけれども、今回の部分では、過去の経験を踏まえまして、そういった対応をしていたんですけれども、それでも、やはり野球場につきましては、
バックネット等がほぼ全部のところで全て流れてなくなってしまったというか倒れてしまったというような状況で、今回、特に基礎まで掘り返されているような状況もありますので、以前とはちょっと内容が違ったのかなというふうに考えてございます。
◆
岡本のぶ子 委員 水道栓から全部根こそぎなくなってしまうぐらいなので、何ができたのかというのは当然あると思いますし、また、今回のこういった甚大な災害を踏まえた上での取りつけるもの、また事前に取り出せるものとかというものの計画も含めて、今後、検討をしていただきたいということを要望しておきます。
◆そのべせいや 委員 先ほど少し言及がありましたが、二〇一七年台風二十一号の際に、結局、被害に対して経費がどれだけかかったのかと、いつまで施設が利用できなかった、再開がいつだったのかというのを改めてお聞かせください。
◎須藤
スポーツ推進課長 前回、台風二十一号、二十九年のときの被害といたしましては、復旧におおむね二千六百万円の経費がかかってございます。
グラウンドの復旧で約一千七百万円、瓦れき等の処分で八百万円といったような経費の内訳でございます。
再開につきましては、実際に被害があったのが十月二十三日、その災害がありまして、それから十月、十一月にかけて、園路ですとかを含めて復旧作業をいたしまして、一部利用再開を開始できたのは十二月二日からというふうに記録として残ってございます。
◆そのべせいや 委員 今回、三億円以上かかるという補正予算が今後提出をされてくるというようなことですけれども、すごく莫大な費用に、今回の台風の被害でなってくるということを認識していますが、一方で、こういったことが今後も繰り返されるのであれば、例えば、世田谷区は学校が
グラウンドを幾つか所有をしていたりですとか、あるいは、この後、恐らく報告のある四番目に載っている給田一丁目
第一生命グランド野球場という民間が持っているような施設との提携も含めて、この場所に、このまま同じものを再建をしていくということが果たして正しいのかということの検証についてぜひ行っていただきたいと思います。
一つ、内容については、野球場と
サッカー場の利用率というものがたしか示されていたと思うんですが、これは見る限り、野球場が五〇%を切っている、これは平日も含めての利用率だと思いますが、一方で、
サッカー場が八〇%を超えているような現状を見るに、
サッカー場のほうがもちろん少ないというのもありますけれども、これは時代の流れとともに、このニーズが変わってきているというふうに、私自身はこれを見て捉えているんですが、同じものを同じように復旧をするということではなく、
サッカー場をふやしていくみたいなことについて検討していくべきではないでしょうかという意見に対しての答弁も含めて、同じものを同じようにしていくのかどうかお答えください。
◎須藤
スポーツ推進課長 実際に、今回、応急的に復旧するところにつきましては、区民の方々がスポーツする場が、区内全域を見渡して本当に足りないというような状況で、我々も可能なところをお願いしたり、学校も一部学校開放していただいて、そこの施設を利用しているというような部分もございます。
教育委員会との連携も含めて提案をさせていただいておりますし、先ほどちょっと御説明もありまして、お話もいただきました第一生命のほうのところも含めて民間等も考えていって、そういう必要があるかなと思っています。
ここの復旧につきましては、先ほどの利用率のところで見ると、確かに平日が入っているので、ちょっと利用率が低く出てしまっているところもありますが、お話ししたように、土日の部分で十三倍という結構な倍率が出るような施設がほとんどなんです。ここの利用について、実際、どのようにしていくのかということについては、今後の経費のかけ方、それから、一定枠、これだけの区民の皆さんが利用しているものをほかで用意できなければ、本当にサービスの低下ということにもつながりますので、そこのところをどういうバランスで捉えていくかというようなところも含めて、ちょっと検証をさせていただきたいと思います。
場合によっては、その復旧のさせ方で、さっき岡本委員のほうからもお話がありましたようなネットとかその辺の取り外しとか、そういうものの対応で何か被害を防げるとかというような工夫も含めて、さまざまな方法は検討していかないといけないかなというふうには考えてございます。
費用のかけ方、限りがある予算の中ですので、その中で、いかに
スポーツ施設を効率的に区民の皆さんに御提供できるかというような視点で、こちらとしても考えていきたいですし、利用者の方の
スポーツ実施率を上げるというミッションもありますので、そういったところとのバランスで検討させていただきたいと思います。
◆そのべせいや 委員 今後の風水害の状況にもよると思いますが、今回、三億円を使うということで、それに対して、もしかしたら民間の
グラウンドを利用することに対して補助金を世田谷区として出していくほうが効率がいいということが考え得る可能性もありますので、そういったことの試算ですとかお金のかけ方というものをぜひ検証して、この復旧、新しいものにつくり変えていくということで進めてください。要望しておきます。
◆お
ぎのけんじ 委員 参考資料4―1のフェーズ1、フェーズ2という復旧作業に関して、実際、区民の方で一刻も早い復旧を願っている方が多数いるわけなんですけれども、そういう方々に
ボランティアとして、こういう作業を手伝っていただくという余地というのがあるのかどうか教えてください。
◎内田
スポーツ推進部長 区民の方で、特にこの施設を使っていただいている方々、そういう方々が
ボランティアとして復旧に向けての作業をしたいというふうなお気持ちは大変ありがたいと思いますし、そういう方々がこの施設をずっと愛して使っていただくためにも、私どももそういうところの取り組みをしたいと思っているんです。ただ、今の段階でいきますと、緊急なところの補修ですとか、今後の将来的な部分をどうするかという部分がまだ固まっていないので、今の段階では、では、こういうふうにということで、日時も含めてお伝えはできないんですけれども、そういう声は大変ありがたい話ですので、これから取り組みを進める中で、そういう区民の方が一緒になって、いかに早くというところの取り組みをぜひ進めていきたいと思います。
◆お
ぎのけんじ 委員 実際に
サッカー場とか野球場、大会をやっていたけれども、大会自体が中止になっちゃったみたいなケースも結構ありますし、ここがいつから使えるようになるのかとすごく気にされている方は本当にいっぱいいるので、やっぱり自分で手をかけて、直していきたいという思いが強い方がいっぱいいるので、もしその計画が見えてきて、実際、募集とかになったときには、ちゃんと抜け漏れなく周知徹底してほしいなと思います。要望します。
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○田中優子 委員長 次に、(2)世田谷区立総合運動公園陸上競技場スタンド開設日の変更について、理事者の説明を願います。
◎須藤
スポーツ推進課長 それでは、
総合運動場陸上競技場スタンド開設日の変更について御報告をさせていただきます。
1主旨をごらんください。現在改築中の陸上競技場のスタンドにつきまして、外構工事等が工期内に完成せず、工期延伸ということになりましたので、開設日を変更するというものになってございます。
2の変更理由ということで、外構工事の着手ができていたんですけれども、最終的な完了ができず、施工者から申し出がございまして、工期を延伸していくというようなことでございます。
3変更内容につきましては、内容は記載のとおりなんですけれども、契約期間が変更になったことに伴いまして、開設予定日、十一月二十三日のオープニングを予定しておりましたが、こちらが十二月の下旬以降にずれ込むというようなことで、変更をいたしたいということでございます。
4開設日の変更に伴う影響等ということで、二点ございます。
まず、十一月二十四日以降に御予約をいただいておりました各利用団体には御連絡を差し上げまして、利用日の変更ですとかキャンセル、こういった対応を図らせていただいております。ただ、スタンドを使用せずに陸上のフィールドですとかトラック、こういったところのみの利用で可能な場合につきましては、利用者の方の安全確保ですとか工事の作業への影響を考慮しながら利用していただくように調整をしてまいりたいと考えてございます。
また、二点目ということで、十一月二十三日に予定をしております
大蔵運動場陸上競技場のスタンドオープニングイベントにつきましては、この工期延伸に伴いまして、作業工程を経理、それから営繕のほうと確認をさせていただいたところ、何とかスタンドのオープニングイベント自体の実施は可能ではないかというようなことで連絡をいただきましたので、工事の進捗を確認いたしまして、安全を確保しながらになりますけれども、予定どおり実施をしていきたいと考えて準備を進めております。
次の5周知方法につきましては、世田谷区、それからスポーツ振興財団のホームページを活用いたしますとともに、けやきネットシステム、それからSNS、こういったものを活用しての区民の方への周知を図ってまいりたいと考えてございます。
説明は以上です。
○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆桜井純子 委員 外構工事が工期内に完成しなかった理由というのは、どういう理由なんですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 下請の方との調整が整わずに、作業のほうが完了できなかったというふうに伺ってございます。
◆桜井純子 委員 昨日の福祉保健委員会でも、梅丘でしたか、同じように外構工事が完了しないでスタートするのが延びたという報告があったんですが、これは業者は同じですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 業者は、梅丘のほうは恐らく単体でやられていて、大蔵のほうは、その事業者を含みますジョイントベンチャー、JVで構成された事業者となってございます。
◆桜井純子 委員 直接、オリパラの委員会の内容ではないかもしれないんですが、同じ理由だったんです。下請のほうの作業がということで、同じ時期に同じようなことが起きていて、やっぱり楽しみにしている方もいらっしゃるし、キャンセル、変更ということというので、例えば年に一度のということもあるだろうし、この工期が一カ月延びることの影響というのはすごく大きいと思います。この件に関しては、ちゃんと事業所のほうにも申し入れをして、延びたことによって、建築工事のところの予算というのも少なからず上がっているわけで、この件に関しても、その予算に関して業者のほうに求めるのかどうかということはちょっとわかりませんけれども、そこら辺のところは整理をしていただかないと、区民サービスが一時的に停止するわけですから、このところはシビアに考えていただきたいと思いますが、いかがですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 その件に関しましては、経理部門、経理課のほうで調整をいただく内容と、それから施設営繕担当のほうでの管理の対応になりますので、細かい部分はあれなんですけれども、一応、こちらで伺っている内容をちょっとお話しだけさせていただきますと、建築工事に関しましては、今回の延伸とは別で、もともとちょっと工事内容が、一部スロープがつくですとか消防の対応等があった関係で、内容が変わっているということで、あと労務単価の部分だったりしたところで、金額の変更があったというふうに聞いてございますので、この建築工事の金額の中で、工期の延伸という部分での金額増は一応ないというふうに伺ってございます。ただ、電気設備につきましては、一部、こちらのほうが、外構工事の中で電気が終わらなかったので工期が延びてというようなことで伺ってございます。
◆そのべせいや 委員 安全確保をしながら、十一月二十四日以降、利用をされるということですが、安全確保のために何か特別に費用がかかるということはありますか。
◎須藤
スポーツ推進課長 安全確保の中では、工事の区域が分かれておりますので、そこに既存のカラーコーンを置いたりとかというような形で、入らないようにという対策を考えていたり、あと、場合によって、父兄の方とか見に来られる方がそこの部分に立って、球技なんかだとボールが行かないようにとか、そういうような部分をさせていただくこと、それからあと、工事事業者側のほうに、きちんとそちらの工事で入ってもらっては困るところとか、区民の方の利用に当たって安全に支障があるようなものについては、そこに置かないようにというようなことも含めて、営繕とも確認をしながら、作業工程を確認しながら調整していきたいと考えてございます。
◆そのべせいや 委員 最後、先ほど桜井委員もおっしゃっていましたけれども、十一月二十四日以降、開設予定の十二月下旬前に何か大きなイベントを予定していて、それに対して損害賠償が発生するみたいなことはありませんか。
◎須藤
スポーツ推進課長 イベント自体、土日を中心に幾つか、実際に、今、トラックも使える状態なので、トラックのほうを使ってイベントを実施したりしているものも、トラックのほうは貸し出しをしておりますので、そのことで、今のところ、これといった大きな支障ということで伺っているものはございません。
◆
岡本のぶ子 委員 今回の延伸については、今、さまざま委員の方からも発言がありましたので、こういうことがあっていいのかなと。特に、
大蔵運動場陸上競技場スタンドオープニングイベントというのは、かねてから世田谷区として、区民にふるさと納税といいますか、寄附を求めながら、皆さんにここに参加していただくことが一つの返礼というか、そういううたい文句だったと思うんですね。そこにこういったことで、完成していない中でやらざるを得なくなってしまったということは、区としても大変残念な思いはあるなとは思うんです。
先ほど建築工事、電気設備工事等がプラスになった部分があるので、そこで金額が上がっているんですという御発言だったんですが、その一方で、労務単価という御発言もあったんですが、この外構工事に対しての労務単価の上乗せがあったという理解になるんでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 詳細は経理のほうにちょっと確認をしなければならないですけれども、建築工事全体のこれまでの工程の中での部分だというふうに聞いていますので、今回のこの延伸に伴っての部分で労務単価の何か増ということではないというふうに伺っています。
◆
岡本のぶ子 委員 同じ事業者というか外構をする下請さんなのかもしれませんけれども――に求めることで、一カ月延びただけで、果たしてそれがきちんと履行されるのかがまた一方で不安な部分があるんですけれども、そういった点は経理のほうと業者のほうで担保といいますか、きちんとやるということの確認がとれているということでよろしいんでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 我々のほうも、ここのイベントを含めまして本当にできるんですかというのはやっぱり心配でしたので、そこのところはきちんと伺っておりますけれども、そこの中で、工事の工程表を事業者が営繕のほうに出してきまして、営繕のほうで作業工程をつぶさに見ていって、この工程であれば、下請がきちんと来てやれば無理なくできる工程ではないかというようなことでの判断をしたというふうには伺ってございます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○田中優子 委員長 次に、(3)工事等に伴う
スポーツ施設の休館について、理事者の説明をお願いします。
◎須藤
スポーツ推進課長 それでは、工事等に伴う
スポーツ施設の休館について御報告をさせていただきます。
1主旨は記載のとおりとなります。
まず、2の大蔵第二運動場です。さきの第三回定例会におきまして、補正予算を議決いただきました休憩所の整備に伴います既存施設の改修工事と、その改修工事のタイミングに合わせまして、ゴルフ練習場のシステム改修といったことを行うための休館というものでございます。対象施設、それから期間につきましては記載のとおりとなります。
(5)その他になりますけれども、体育館とテニスコートにつきましては、利用を継続していくということになってございます。
続きまして、3千歳温水プールです。こちらは経年の劣化によります流水プール、流れるプールの部分になります。メーンのプールではなくて流れるプールの部分の床の塗装がちょっと剥離しておりまして、場合によって、このまま継続していくと足の裏を切ってしまうおそれがあるような部分もございましたので、今回、こちらを再塗装するということでの休館となります。
期間につきましては記載のとおりで、プール以外に体育室ですとか
トレーニングルーム、こういったものが同施設にございます。こちらのほうは利用を継続するということで考えております。
続きまして、4
大蔵運動場の陸上競技場になります。こちらは先ほどの部分とはちょっと別の部分で、休館のところになります。こちらは東京二〇二〇大会のアメリカ選手団キャンプの利用に伴いまして、砲丸投げのエリアの改修を行うための休館ということになります。
期間等につきましては記載のとおりで、費用につきましては、USOPCのほうから御負担をいただくというような形の内容となってございます。
続きまして、最後に、5の
大蔵運動場の野球場になります。こちらは内野の人工芝の張りかえと、ダイヤモンドの部分になります走路部分のアンツーカの改修工事を行うための休館ということで、期間は(1)等に記載のとおりの内容となってございます。
なお、資料に記載がございませんで恐縮ですが、こういったことの周知を区のホームページ、スポーツ振興財団のホームページ、それから施設のほうにもポスター等の周知、それからけやきネット、情報発信としてSNS、こういったものも活用いたしまして、きちんと行ってまいりたいと考えてございます。
説明は以上です。
○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆あべ力也 委員
大蔵運動場の野球場のアンツーカとは何ですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 ダイヤモンドの部分がちょっと茶色っぽくなって、走る部分があると思うんですけれども、そこの舗装のことです。
◆津上仁志 委員 ゴルフ練習場のシステムは、区の負担になるんですか、事業者の負担になるんですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 区のほうのオートティーアップシステムが古くなっていて、ちょっと劣化があるものですから、そちらを改修するものになりますので、区の負担ということで改修をしていきます。
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○田中優子 委員長 次に、(4)給田一丁目
第一生命グランド野球場活用の検討について、理事者の説明を願います。
◎須藤
スポーツ推進課長 それでは、
第一生命グランド野球場活用の検討についての御報告をさせていただきます。
まず、1の主旨をごらんください。世田谷区が区民の方のスポーツの場の確保に向けて取り組んでいる中、第一生命株式会社様より、給田一丁目に同社が保有いたします
グラウンドの有効活用に向けて世田谷区に相談がございました。その後、敷地内の
スポーツ施設について、第一生命と日本女子体育大学が連携して大学の活動の場として活用するとともに、地域に開かれた
スポーツ施設としての活用を検討しているという旨の考えが区のほうに示されております。
こうしたものを受けまして、区では、野球場の部分を区民向けの
スポーツ施設として活用できるよう、第一生命及び日本女子体育大学と協議を進めまして、区民のスポーツの場の拡充、こういったものを図ろうということで検討を行っているものとなってございます。
2の施設概要をごらんいただければと思います。対象の施設は、給田一丁目にあります約九千平米の野球場の部分となってございます。裏面に配置図がありますので、そちらのほうをごらんいただければと思います。なお、この野球場につきましては、第一生命の福利厚生施設という位置づけの施設であるため、現在、一般への開放は行われておりません。
続きまして、3の活用に向けた今後の方向性をごらんください。今後、同施設を区民の方のスポーツの場として活用できるよう、地域での活用に向けた仕組みづくりの協議を第一生命、日本女子体育大学と進めてまいります。
主な協議といたしましては、野球場の部分の賃貸借、貸し借りの方法、それから、野球のみならず他の種目へも利用が可能な部分での改修、こういったものも検討していきたいと考えております。さらに、日本女子体育大学とどのような利用割合で利用していくのか、また、それに伴って、どういった費用負担が発生するのかというようなことも協議をしてまいりたいと考えてございます。
4の今後の
スケジュールですけれども、野球場以外の部分の工事というものもございますので、こういった工事との関係で、施設の利用開始が想定されるのは令和四年度ということで、施設利用開始ということを今のところは目標として検討を進めております。
説明は以上です。
○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
岡本のぶ子 委員 今御説明いただいた
グラウンドなんですけれども、野球場の多種目化に向けた改修工事というところなんですけれども、先ほどそのべ委員も触れられていましたが、
二子玉川緑地運動場の中の利用として、やっぱりサッカーの利用者の割合がすごく多いということと、今回、サッカーの一面だけ何とか応急復旧するということなんですけれども、やはり限られた時期に、皆さん、スポーツをされるという種目でもあると思いますので、この大人の方たち、社会人のサッカー好きの方たちが利用できるということも想定して考えていただくということでよろしいんでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 今、現状は、先ほどの資料のほうにありますように、天然芝で土の状態となってございます。野球場ですので、実はマウンドがあるんですけれども、こういったものをどういうふうに対応していくかということと、芝は天然芝がいいのか、それとも、期間を含めて考えたときには、多種目化する場合は、皆さん、スパイク等も使われるので、人工芝のほうがいいんじゃないかというような検討もあわせてございます。
日本女子体育大学も、実はラクロスとか、ほかの競技も使えるような形で人工芝をということも、少しお話をいただいておりますので、そういったところを含めて、ちょっとどんな種目に使えるかというようなところと、なるべく多種に使えるように、使い勝手がお互いにいいものになるように検討していきたいというふうに考えております。
◆
岡本のぶ子 委員 今の話ですと、人工芝への転用も考えられるという中で、日本女子体育大学との負担の割合というのは、これから割合も含めて考えるということでしょうか。それとも半分ずつ出し合うんですとか、三分の一ずつ持ち合うんですとか、そこら辺はどうなんでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 そちらはまさに検討中でして、向こうのほうも大学の活動ですので、授業で使うのかサークルなのかとか、いろんなことを考えられていたり、競技によって、やっぱり土日中心がいいですというお話も多くいただくんですけれども、我々もどちらかというと、区民の方は土日に使いたいので、そこはお互い話し合いですねというような感じで、今、協議をまさにしているところでございます。
◆
岡本のぶ子 委員 では、いろいろな競技団体、世田谷区のスポーツ振興という点ではあるかと思いますが、そういう団体の人たちも、その話し合いにかかわってくるようなことはあるんでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 我々、世田谷の場合、スポーツ振興財団が体育協会として各賛助会員団体をまとめておりますので、そういったところと利用の方法についての調整をしながら、団体さんの意見もお聞きできるところ、それから整備に当たっては、第一生命と日本女子体育大学と相手があることですので、そういったところとの協議の中で調整していきたいというふうに考えております。
◆
岡本のぶ子 委員 最後に一つなんですけれども、今回は第一生命さんの
グラウンドということなんですが、世田谷区内には、こういう民間の企業の方たちが持っていらっしゃる
グラウンド、また、こういった借用の仕方みたいなことが可能な
グラウンドというのがほかにあるんでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 今現在、実はリコーさんの
グラウンドが多摩川沿いにありまして、そこのテニスコートを一定の曜日と時間ということで区切って、区民の方にテニスコートの開放をしていただいたりとかということがございます。
各企業それぞれ使われ方がありますので、そこのところと、あと、場所によって、ここ、どうですかというような大学の場所とかもあるんですが、そういったところは、実は近隣との関係で土日に使えませんとか、いろいろお話をいただくものですから、先ほどの二子の部分も含めまして、場の確保としては、そういうところも含めて、さまざま、こちらもお声かけをさせていただこうと思って、日々してはいるところではあるんですけれども、なかなか有効な回答はちょっといただけていないというような状況です。
◆あべ力也 委員 契約形態は賃貸借ということですけれども、単価的にどれぐらいを想定しているんですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 第一生命としては、世田谷区、日本女子体育大がどういう負担かということは別にして、向こうとしては二千万円という金額をベースに交渉ということでお話をいただいております。
◆あべ力也 委員 年間でしょう。
◎須藤
スポーツ推進課長 年間です。
◆津上仁志 委員 先ほどの二子にもつながるんですけれども、こちらは野球場ということなんですが、一方で、軟式の野球をやる方は場があるんですけれども、なかなか硬式野球をやれる場が少ないということで、よく御意見いただくんですね。特に少年の硬式野球、これが全くやる場所がなくて非常に困っているというお話を聞くんですけれども、ここの球場は硬式にも対応できる球場になっているんですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 済みません。軟式、硬式の細かいところまで、ちょっと確認は、まだ私のほうでできておりません。
◆津上仁志 委員 フェンスの高さだとか、その辺がたしか設置の基準で何かあるんだと思うんです。そういう意味で、現状の区の施設ではなかなかなくて、場がないという状況で、よくお話を聞きますので、ぜひとも硬式にも対応できるような、改修も検討されるということですので、特に少年野球にも対応できるような球場の整備ということにもぜひ力を入れていただきたいということを要望しておきます。
◆お
ぎのけんじ 委員 二点お聞きしたいんですけれども、この改修工事の費用というのは、これは区と日本女子体育大学で賄って、第一生命さんは出さないのかということと、あと、ちょっと図を見ますと、テニスコートとか
サッカー場らしきものもあるんですけれども、こちらについては利用できないというか、今後、こっちも開放していくような見立てはあるのかどうか教えてください。
◎須藤
スポーツ推進課長 第一生命の
グラウンドは陸上のトラックがございまして、コースはたしか二コース分だったと思うんですけれども、トラックの中に球技等ができる場所がございます。ここは、実は第一生命は女子の陸上部をたしかお持ちだったと思うんですけれども、そちらのほうでの活用があって、原則として、ここの開放は今のところは考えていないということと、テニスコートについても、一定の利用が向こうのほうであるように伺っておりますので、今回、そちらまでの対象とはしていないということでお話を伺っております。
◆お
ぎのけんじ 委員 工事費用の負担について。
◎須藤
スポーツ推進課長 費用の負担につきましては、実際に工事にかかる費用を、これからの協議によると思うんですけれども、例えば第一生命さんが既存の全体の工事の中で工事をしていただいて、賃料にその部分が乗るという考え方、第一生命が負担するという考え方は多分ないので、現状のまま使っていただければというのが第一生命の考え方ですので、使うとなると、我々ないし日本女子体育大学で費用負担をして、こちらの経費を捻出していくということが必要ではないかというふうに考えてございます。
◎内田
スポーツ推進部長 補足といいますか、我々も、先ほど硬式の野球ですとか、ほかの種目というところのお話が出て、なかなか世田谷区は
スポーツ施設としてはそんなに多く持っていないというところですので、多種目という考え方があるんですけれども、問題は、その経費がどのくらいかかるんだという部分がありますので、そこも勘案しながら、特にこれは民間の施設になりますので、一体何年ぐらい借りられるのか、それに対して区はどのくらい改修工事のお金を払うんですかという部分もありますので、ちょっとその見合いの分も含めて、視点としては費用対効果という部分も含めて検討させていただきたいと思います。
◆桜井純子 委員 この場所は、ちょっと書いてある部分もあるんですけれども、地域にとっては、避難訓練のときには入ったりとかするような場所なんですね。ここに書いてあるように、裏には上祖師谷中学校があってということで、例えば改修工事が始まると、何らかの影響が地域にも起きてきて、何をやっているんだろうということになると思うんですけれども、地域の方々もわかっていていただきたいということと、あと、そこに多分いろいろな期待というのもあると思うので、どんなふうにお知らせをして、絡んでいただくというか、そういうものも大事だと思うんですけれども、その地域との関係性というのはどういうふうに考えていらっしゃいますか。
◎須藤
スポーツ推進課長 こちらといたしまして、野球場部分の検討は我々のところなんですけれども、実は、烏山総合支所の街づくり課のほうと連携をさせていただきまして、最初にお話があったのは、実は烏山総合支所の街づくり課のほうに話がありまして、そこを地元の方への説明の仕方ですとか情報提供の仕方みたいなところも連携して進めましょうということでお話をさせていただいておりますので、開発行為自体が、多分、事業者の開発になりますので、そことの連携も含めて調整をしていきたいというふうに考えてございます。
◆桜井純子 委員 ここは緑もそうですけれども、場所として、とても広い場所で、避難訓練のときにも入りますけれども、割と閉鎖的な雰囲気もあったりするところなんですね。地域に開くということは私はとても期待をしていきたいと思いますので、地域の方と、あと子どもたちもたくさんいますから、絡んでいけるように街づくり課と協力してやっていただければと思います。よろしくお願いします。
◆
田中みち子 委員 今、この第一生命グランドだと、今のお話があったように、その野球場は天然芝と土ということで、世田谷区のみどり率にも貢献してくださっているんだなと感じましたけれども、今後の対応の部分でも、この既存の緑を生かした土地利用の誘導を図りますという文言がありますけれども、これまでのお話を聞いていると、野球場なんかを使うということになったら、人工芝というようなことも検討されているということであるんですが、そのみどり率と人工芝というところというのはお考えとしてはどうでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 そこのところは、ちょっと全体計画の中で、第一生命側の計画そのものに対して、今度、区のみどり率というような緑のほうの立場のところで、きちんと開発に対して必要なお話をしていくというようなところだと思いますけれども、その中で、人工芝の部分も含めて、あわせての検討を実際にはしていくことになろうかなと思います。
◆
田中みち子 委員 結構、子どもたちは、
グラウンドも含めて人工芝にしていこうというような、これまでも委員会などでもいろいろ質問されていて、だんだん天然芝がなくなって、人工芝になっていくのかなとは思うんですけれども、一方で、今、海のマイクロプラスチックビーズの問題で、実は、その中に人工芝も多数入っていて、それはそれで問題なんだということもちょっと伺ったりしたんですね。
それで、やっぱりスパイクでぐっとやったときに、どうしても芝が削られてしまう、それが風に乗って海にというようなことも、ちょっと聞いていたりするものですから、削られない人工芝とかというのがあるのかもしれないんですけれども、そしたら、そういったものにしていただくとか、私としては、できれば天然芝がいいんです。子どものユニホームを洗濯するお母さんたちは、泥んこのところが大変だという気持ちもわかるんですけれども、うまく余り芝が飛ばないような、人工芝が飛んでいかないような芝生というものもぜひ御検討いただきたいと思いますが、そんな製品というのはあるんでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 ちょっと私も専門ではないところもありますので、環境、それから営繕部門、都市整備領域のほうと連携を図って、どういった整備がいいのか、それを日本女子体育大学、それから第一生命のほうとの交渉も含めて今後検討の中でしていきたいというふうに考えております。
◆あべ力也 委員 二枚目に添付されている第一生命さんのほうから世田谷区に対しての今後の土地活用、有効活用に関する申し入れというのは、資料でついていますけれども、現在の用途が野球場、テニスコートなわけですよね。それと、第一生命さんの考え方で、今後、住宅、学生寮だとか、シニア向けというと民間型の高齢者施設なんかも考えているのかどうかなんですけれども、そういった場合に、第一生命さんは第一生命の事業として、土地の用途変更をしながらやっていきたいということなのか、それとも土地を持っているから開発行為をして売っちゃいたいと考えているのか、その辺はどうなんですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 詳細につきましては、都市整備領域のところの内容で、細かい部分は後ほど都市整備領域のほうからのお話をさせていただければというふうに考えてございます。
◆あべ力也 委員 わからないということですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 全体としての開発行為をしていきたいというようなことでの御意向は伺っております。それに対しては、それぞれ施設の中で他の事業者との連携も含めて検討しているというふうに伺っておりますが、それ以上、細かい部分は承知しておりませんので、後ほど回答させていただければと思います。
◆あべ力也 委員 これは、例えば賃貸借で野球場を借りたと、区民に一般開放をしていくということになれば、これは当然けやきネットとかに組み入れていくという考え方でいいんですよね。
◎須藤
スポーツ推進課長 既存のけやきネットのほうの活用を含めて、こちらとしては検討しております。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○田中優子 委員長 それでは次に、(5)「第十四回世田谷246
ハーフマラソン」の実施結果について、理事者の説明を願います。
◎須藤
スポーツ推進課長 そうしましたら、「第十四回せたがや246
ハーフマラソン」の実施結果について、御報告をさせていただきます。
昨日、十一月十日、快晴のもと、駒沢
オリンピック公園の陸上競技場をスタート、ゴールといたしまして、せたがや246
ハーフマラソンを開催をいたしました。
2の会場をごらんいただければと思います。当日は
ハーフマラソン・健康マラソンのほか、公園中央広場におきまして物産展やステージ、第二球技場におきましてパラスポーツ体験会などを実施いたしまして、多くの方に御参加をいただいたところでございます。
裏面をごらんいただければと思います。4の(4)国内交流ということで、記載のところ以外に北海道の安平町のほうからもお越しいただきまして、実際に町長さんにマラソンを走っていただいて、無事完走していただきました。
続きまして、5の参加者数になります。まず、
ハーフマラソンですけれども、今回は
ハーフマラソン、一千七百二十一人の方が御参加をいただいております。健康マラソンにつきましては、五キロ、二キロ合わせまして千七百五十三人、合計で三千四百七十四名のランナーの方に御参加をいただいております。
6成績につきましては、別紙に記載をさせていただいておりますので、後ほど御確認をいただければと考えてございます。
7東日本大震災復興支援金ですけれども、今回、合計で八十五万五千七百十円となってございます。
また、昨年度より実施をしております8のふるさと納税における
ハーフマラソンの出走につきましては、寄附が百二十九件、金額六百八十五万円となってございます。当日は、百十二人のランナーの方に出走をいただいたというようなところでございます。
9来場者・応援者数は記載のとおりとなってございます。
また、当日は、実は学生ランナーの方が過呼吸で救急搬送ということも一部ありましたけれども、特にその方、状況としては、後遺症を含めそういった問題はなく、その他大きな事故もなく、全体としては終了したということになってございます。
説明は以上です。
○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆神尾りさ 委員 国内交流、国際交流というのは、その自治体の方が出場されたということですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 こちらの方、自治体が御参加されて、実際に走られたというようなことでございます。
◆神尾りさ 委員 その方々の渡航費とか費用というのは、世田谷区が負担したんでしょうか。それとも、それぞれが自己負担で来られて、参加したのか。
◎須藤
スポーツ推進課長 後ほど確認して、回答させていただきます。
○田中優子 委員長 後ほど確認をお願いいたします。
◆
田中みち子 委員 国内交流は、募集をかけたということなんですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 こちらは、区民まつり等で交流がある交流自治体のほうにお声かけをさせていただいて、御参加の意向があったところとなってございます。
◆
岡本のぶ子 委員 先日、私もこの表彰式に行かせていただいて、本当に晴れやかなもとで、すばらしい
ハーフマラソンができてよかったなと思ったんですが、ちょっとそこで私も伺えばよかったんですけれども、外国の方が、国際課の課長がおめでとうとやって、二人の女性かな。その方たちはバンバリーの方なんでしたか。
◎須藤
スポーツ推進課長 バンバリーの方で、別紙でいいますと、十八歳から三十九歳の女子で優勝された方と、それからあと、六十歳以上の女子で二位になられた方、こちらのお二人だったというふうに記憶しております。
◆
岡本のぶ子 委員 優勝されたり、入賞されて、すばらしいなと思ったんですけれども、この方たちはバンバリーでスポーツ選手なんですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 御自身たちは、マラソンもたしか何度か経験されてというような方だというふうに伺ってございます。
◆
岡本のぶ子 委員 こういう国際交流という中で、オーストラリアのバンバリーの方と一緒に交流が図られている
ハーフマラソンに毎年参加されているんですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 バンバリーの方々は毎年お越しいただいていまして、逆にこちらもバンバリーのほうのマラソンに世田谷区民の方が御参加をされていると、そういう状況になります。
◆中山みずほ 委員 ふるさと納税の件、対前年だとどのぐらいの費用、上がったか下がったかを聞きたいんですけれども。
◎須藤
スポーツ推進課長 昨年が百六十七件で、八百七十五万円でしたので、件数といたしましては、四十件弱下がっている状況となってございます。
◆あべ力也 委員 先ほど神尾委員が聞いた国際交流のオーストラリアのバンバリー市のこちらの
ハーフマラソンに参加をする費用について、なぜ答えられないんですか。これは
スポーツ推進部とスポーツ推進課の報告になっているわけですから、その辺は、向こうの費用はどういう費用で来たのかということが今答えられませんと答えたけれども、部長、なぜ答えられないんですか。
◎内田
スポーツ推進部長 私どものほうで、この方々、国際交流の部分で、渡航費用を払ったという記憶がないもので、ただ、曖昧な記憶で御答弁すると申しわけないので、確認をしてから正確な答弁をしたいというところで、後ほどと課長が答弁をさせていただきました。
◆あべ力也 委員 これは、そうすると、
ハーフマラソンの事業をやっている所管である
スポーツ推進部スポーツ推進課ではなくて、国際交流の担当課で国際交流事業としてお声がけをしたということなんですか。その辺はわかりやすく言ってください。どちらの予算でやったんですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 お声かけ、それから当日のアテンドというか調整も含めまして、国際課のほうでやっていただいた内容となってございます。
◆あべ力也 委員 ということは、もし来ていただくのに費用負担をしているとすれば、国際交流の担当課のほうで出している可能性はあるということですよね。それに関しては、詳細を後ほどお教えいただきたいと思います。
○田中優子 委員長 後日、よろしくお願いいたします。
◆そのべせいや 委員 10のRUN as ONE―Tokyo Marathonn 二〇二〇への推薦ということですが、これは以前から、こういったものがあるのか、世田谷246
ハーフマラソンがそれに該当していたのかということをちょっとお願いします。
◎須藤
スポーツ推進課長 こちらのほうは以前から引き続き実施をされているものとなってございます。
◆そのべせいや 委員 こういった大会への推薦ということもありますけれども、そもそも論になりますが、この246
ハーフマラソンの実施の目的、こういった大会への推薦権があるものになると、区民のいわゆる市民ランナーと言われる人たちがいる一方で、競技ランナーに近いような走り方をされている人たちも応募をたくさんされてきて、出走すること自体について、そもそもの倍率が激化をしていくというふうに捉えているのですが、この大会の目的というものは、スポーツ推進課としてどのようにとられていらっしゃるんでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 マラソンはさまざまなスポーツの基礎となる部分ですので、こういったものを広く区民の方に知っていただいて、普及をということもございます。
一方で、そうしたものに加えて、公認の競技大会として、国道等、外の部分を走って交通規制をかけるものですから、時間等の一部制約もございますので、そういったことの中で、付加価値を高めながら実施をしていると、そういう内容のものになってございます。
◆そのべせいや 委員 最後になりますが、
ハーフマラソン、健康マラソンを合わせたものがあるとありがたいのですが、結局、参加をされた区民と、あるいは区民以外の方の割合がどのようになっているかということをお答えください。
◎須藤
スポーツ推進課長 済みません。本日、詳細な部分の数字をまだ持ってございませんので、改めて御報告をさせていただきます。
◆そのべせいや 委員 これ以上、言うつもりはなかったんですが、区民のために、区民から徴収をした税金を使っている大会なのか、それとも区内にいろんな人が来てもらって、結局、世田谷は宿泊施設なんかも少ないですけれども、世田谷を盛り上げるためみたいな認識であったり、あるいはスポーツの機運を高めるみたいな目的であるのかというのをはっきりしないと、これは何のためにお金を使っているかわからないので、ぜひ次回以降の
ハーフマラソンの報告については、分けたものも記載してください。
以上、要望です。
◆あべ力也 委員 先ほどの国際交流の件で、ちょっとつけ足しで、先ほど他の委員からの質問の中で、課長の説明では、交流だから、向こうから来るのもあるけれども、こちらから行っているのもあると。バンバリー市で行っているマラソンに参加をこちらの区民がということもありますということでしたが、その費用についてはどうなっているのかも含めて御回答いただきたい。
○田中優子 委員長 要望でよろしいですか。
◆あべ力也 委員 要望というか、資料をいただけるんだったら資料を下さい。
○田中優子 委員長 要望でよろしいですか。では、今の要望を受けとめていただきたいと思います。
◆あべ力也 委員 今、回答できるんですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 後ほど回答させていただきたいと思います。
○田中優子 委員長 お願いします。
◆神尾りさ 委員 これは来場者数、応援者数が去年と比較して、去年の数字があったらいただきたいし、もしないのであれば、ふえたのか、減ったのかというのを教えてください。
◎須藤
スポーツ推進課長 来場者数につきましては、沿道の応援者数は昨年とほぼ同様ということで二万二千人、駒沢
オリンピック公園につきましては、昨年、四万人ということで御報告をさせていただいておりまして、若干、当日の中で少ない時間があったかなというふうに中央広場のほうは考えてございます。
◆神尾りさ 委員 それで、来年、十五回だと思うんですけれども、例えば十回のときに何か記念の年みたいな感じにやったのかとか、来年に向けて、例えばそういう企画があるのかというのを教えてください。
◎須藤
スポーツ推進課長 第十回のときは、ゲストランナー十名に出ていただいて走ったという大会であったということで、十五回に向けましては、今後、実行委員会のほうでの協議、決定になりますけれども、そちらに十五回の記念に向けて、どういったことをやるかということを含めて、十回を参考に御提案をさせていただきたいなと思います。
◆
岡本のぶ子 委員 もう一つ、ふるさと納税の件なんですけれども、先ほどの他の委員の質問の中でも、昨年が八百七十五万円の寄附額だったというところで、今回、人数が減っているんですが、このふるさと納税として、しっかりと
ハーフマラソンの魅力ということを発信する場にもなるので、積極的に取り組む必要があるかなと私は思っているんですが、この点は、今回、下がってしまった要因というのは分析されていますか。
◎須藤
スポーツ推進課長 今回、前回も含めまして、なかなか出だしはいいんですけれども、真ん中のほうで、期間のところも含めてなかなか伸びがないというところと、今回、実は同日に横浜のマラソンが重複をしておりまして、あちらのほうのマラソンとの関係もあってなのかなとかというところも含めて分析はしているところですが、ちょっとはっきりしたところはなかなか。周知につきましては、昨年の実施と同様の周知をさせていただいて実施したところなんですけれども、やはりもう少し工夫が要るのかなというふうに考えてございます。
◆
岡本のぶ子 委員 区内のある企業の方が、出走権をふるさと納税によって得られるということで大変喜ばれて、昨年も参加されて、ことしもエントリーできましたなんて喜ばれている声も実際は聞いているんです。なかなかタイムを競う部分もあるので、区民であっても
ハーフマラソンの参加枠は難しい中で、このふるさと納税によって参加できるということがもう少し広く区民に伝われば、参加したいと思う方たちも、チャレンジしたいと思う方もいらっしゃるのかなと思いますので、そういった声を広げていただくのと、あと、今おっしゃられた他の自治体でのマラソンとなるべく重ならないような日程とか、そういったことも必要なのかなんて、今伺って感じたので、そういった工夫も含めまして、来年、十五回、ぜひふるさと納税の
ハーフマラソン出走者数がふえるように頑張っていただきたいということは要望させていただきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○田中優子 委員長 それでは次に、(6)障害者スポーツ体験会の開催について、理事者の説明を願います。
◎須藤
スポーツ推進課長 それでは、障害者スポーツ体験会の開催につきまして御報告をさせていただきます。
1主旨をごらんください。障害者スポーツを推進するために希望丘地域体育館におきまして、障害者スポーツ体験会を実施してまいりたいということでございます。
2の開催日時ですけれども、令和二年、来年の二月十五日土曜日で、3の会場は希望丘地域体育館を予定してございます。
4参加者ですけれども、定員は六十名となっておりまして、このうち二十名の方を一般公募としたいと思っております。その他障害をお持ちの方も含めまして、なるべく多くの方に御参加いただきたいということで、こういった区立小中学校、それから児童館、障害者福祉施設、それから特別支援学校、こちらのほうにお声かけをさせていただいております。
5事業概要ですけれども、種目といたしまして、区のほうで取り組みを進めておりますボッチャ、それから人気も高い車いすバスケットボール、また、新たな種目としてシッティングバレーボール、普通のバレーボールと違いまして、座った状態、お尻をついた状態でバレーボールをするというシッティングバレーというものがございまして、こうしたものの三種目を予定をしてございます。いずれもパラリンピックの種目となってございます。
内容といたしましては、車いすバスケットボールでデモンストレーション・トークショーといったものを行っていただくほか、各三種目の競技体験をそれぞれチームに分かれて実施をしていきたいというふうに考えてございます。
6予算につきましては、会場の準備費、講師謝礼、チラシの作成費等で、当初予算で二百九十万円ほど予定をさせていただいております。
7今後の予定なんですけれども、十二月中旬より一般公募で参加者の方を募りまして、二月十五日にイベントを実施してまいりたいというふうに考えてございます。
説明は以上です。
○田中優子 委員長 ただいまの御説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆あべ力也 委員 これも二百八十五何がしかの予算をかけてやって、参加予定者が六十名ぐらいということの事業ですよね。
私も何度もイベント事業については、動画の配信をするとか、区民の皆さんに情報を見てもらうということも含めてやっていただきたいということで申し入れ等もしてきておりますけれども、今回のイベントに関しては、どのようにお考えでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 今回、当初の予算の中で、準備につきましては、今お話をいただいたようなところの部分はちょっと加味していないような状況の予算となってございます。
六十名の方以外に多くの方々になるべく見ていただきたいというようなことで、一般の観覧も含めて、なるべく多く周知はしていきたいなというふうには考えてございますけれども、そういったものも含めて、イベントの実施の詳細をまた検討する中で、御意見いただいたものを参考に、なるべく進められるものを進めていきたいと考えてございます。
◆あべ力也 委員 これは何ですか。動画配信するときには、区としては、その動画配信の予算を確保しないとできないという考え方なんですか。そんなことないですよね。別に、今はスマホ一台持っていれば動画配信なんかはできるわけだし、やる気の問題じゃないですか。それは部長、どう考えているんですか。毎回、僕は言っているけれども、やる気がないんですか。
◎内田
スポーツ推進部長 多くの方に見てもらいたい、あるいは参加をしてもらいたいという気持ちは、今、委員言われるようなところで、我々も同じでございます。
そのやり方をどうするかということなんですけれども、まずは現場のほうに多くの方に来てもらいたいという部分がありますし、次のステップとしては、こういうことを実施をしましたよという部分が、今、委員からは映像というところもありますし、映像ではなくて写真等々、印刷物というところもあると思います。
映像につきましては、やはり個人情報という部分もあります。映していいのかどうかという部分がありますので、そこの部分を確認しながら、やるとすれば、映像の時間は余り長いと見る方が少ないという部分もありますので、一回の映像を例えば一分だとか二分だとかという部分もありますので、そこの部分は研究させていただきたいと思います。
◆あべ力也 委員 この事業は税金でやるんですよね。個人情報と言うけれども、そこに集まってくる方に、区民向けにこの事業、イベントの動画配信をしますというふうに断って参加をされるということであれば、何ら問題はないと思います。何か個人情報と言えば、配信とかそういうことに関して意見を封じ込めるみたいな、そういうことはおかしいと思います。それは確認をとって、同意をとればいいわけですから、配信はあくまで税金を使ってやるんですから、我々区民としては、どういう事業が行われたのかということを知る権利があるじゃないですか。
それで、何か今スチールで、ビラをつくって、それを報告するみたいな、余計お金がかかるじゃないですか。動画配信とかは、お金はかからないんですよ。持っているスマホで、幾らでも、例えば区が持っている動画配信のサイトかなんかにログインして、この動画を配信していますよということ、例えばユーチューブにアップすることだって可能だし、あなたたち、予算をかけるということを考えてやっていて、動画配信をするといったら、いや、それは業者に頼まなくちゃならないとか何たらかんたら、あなたたちは一体何をやるんですか、区の職員は。
◎内田
スポーツ推進部長 いろいろ御指摘をいただきましたけれども、私ども、映像の部分をやることによって、多くの方々に見ていただけている部分は同じ思いでございます。
一度、我々も動画配信という部分も含めて、映像を撮ろうかと言っていた部分ですね。実は参加されている方から、いわゆる映像は撮ってもらったら困るという指摘もいただいたものですから、そこの部分を加味して、どういう形で映像で撮って、多くの区民の方に見てもらうというのは研究の余地があるなというふうに思っております。
◆あべ力也 委員 どこのどなたがそれを言ったのかわからないけれども、そういう声があったと。私だっていろんな区民の声を聞いていて、一人の方がそう言われたからといって、全ての区民の意見を黙殺することはできないと思うんです。誰がどう言って、どういう団体の方がどう言って、いつ言われたんですか。
◎内田
スポーツ推進部長 撮るときに、いわゆる一般論ではなくて、参加した大会のときに映像を撮る場合に、自分は撮ってほしくないという部分のリクエストが実際にあったんです。
◆あべ力也 委員 いつですか。
◎内田
スポーツ推進部長 今年度ですね。ですので、撮るときには、そういうことも加味して撮らないと、区のほうで勝手に撮って映像を流すというわけにはいきませんので、そこのところも配慮してやる必要があるということでお話を申し上げたのであって、映像を撮って、それを流すことについて否定的な発言をしているわけでありません。そこの部分は、私どもとしては、写真よりも確かにユーチューブ等々で、一分、二分ということで映像にしたほうが区民の方々がわかりやすいということはわかりますので、そこの部分は研究させていただきたいと思います。
◆あべ力也 委員 私も区民なので、議員という立場もありますけれども、配信をしていただきたいんですよ。何をどうやって、区民の税金をどう使って、イベントの事業に、何かわけわからないけれども、今回だったら二百八十四万二千円も使っているんですよ。対象人数が六十人、一人単価にしたら幾らですか。一体どういうことをやっているのか知る権利があるじゃないですか。しかも、参加する方に、今回のイベントは区民向けに動画配信をしますと断ればいいじゃないですか。それはできないんですか。断って、事業はできないんですか。
◎内田
スポーツ推進部長 準備の段階での区民の方に参加していただく場合の前提として、最初からそういうお話をすれば、それは可能だと思います。前回のときには、そういう部分の形はしておりませんでしたもので、そういう意味では、映像の部分について、それは私どももそうですし、マスコミの方が撮るときについても、皆さん方の了解というんですか、そういう部分が前提だと思います。
先ほどから申し上げたとおり、映像を流すことについて、否定的だと私は思っていません。流すことによってPRができると思いますので、そこは先ほどから申し上げているとおり、研究をさせていただきたいと思います。
◆あべ力也 委員 開催日時は、令和二年二月十五日ですよね。今から四カ月ぐらい先ということですから、十分に準備期間と区民のコンセンサスをとる時間はあるじゃないですか。部長がやる気があれば、できるんじゃないですか。やる気があるんですか。
◎内田
スポーツ推進部長 やる気というお話がございまして、先ほど申し上げたとおり、映像の部分については、今の時代にあっては、情報として流すというのは有力な手段の一つだという認識でいます。ですので、先ほどから申し上げているとおり、準備という部分も必要になりますので、二月十五日、まだ期間がありますので、そこの部分では検討させていただきたい、このように考えております。
◆あべ力也 委員 検討結果はいつお知らせいただけるんですか。検討にどれぐらいの期間を要するんですか。
◎内田
スポーツ推進部長 いずれにしても二月十五日ですので、検討して、できるかどうかというのは改めて御案内をさせていただきたいと思います。
◆あべ力也 委員 できるかどうか、どういう手法で検討されるんですか。
◎内田
スポーツ推進部長 実施をするに当たっては、当然に私どもは準備をしておりますので、人手もかけてという部分がありますので、その中で、どういう形でできるのかどうかというところで検討させていただきたいと思います。
◆あべ力也 委員 そうすると、現状、例えば動画とかで配信していたり、世田谷区動画配信とか、そういうものとの整合性から考えて、基本的な考え方として、今、現状でできているものはやれるということですよね。
◎内田
スポーツ推進部長 区全体の広報というんですか、映像のあり方という部分は政経部がありますので、そこと調整をしながら、どういう形で、つまり、今、このところはスポーツ大会についての映像というお話ですけれども、これは、それ以外のイベント等にも通じるものがありますので、考え方も含めて政経部と区としての映像の流し方についての考え方という部分があるのであれば、そこの確認をしながら、二月十五日に間に合うのかどうかということで検討させていただきたいと思います。
◆あべ力也 委員 しっかりとした回答をいただきたいと思います。
私も区民として、全てのイベント、事業に参加できるわけではないんですよね。区議会議員という立場からも、検証したいと思っているんですよ。でも、いつも委員会とかで、紙切れ一枚で、何人来ましたと言うだけではよくわからないんですよ。ですから、その会場の雰囲気であったり、この事業は成功だったのかな、失敗だったのかなということも含めて、大変わかりやすい一つの材料にもなりますし、それと税金を使ってやっているということで、区民の皆さんにこういう事業をやっているんだということをお知らせすることにおいても、そういう動画の配信というのは大変役立つことでありますから、何も皆さんに面倒くさいことをやれと言っているんじゃなくて、区民サービスの向上のためにやってくださいと言っているんです。ですから、ぜひ検討して、検討と言っていますけれども、実施してください。要望しておきます。
◆津上仁志 委員 定員六十名で実施されるということなんですけれども、もう少し人数をふやした実施というのはできないんですか。第一回目でせっかくやるんですから、会場の大きさとか、そういったことも加味されている人数なんだと思うんですが、せめて三桁、百名とか、そのぐらいの人数を集めてやれるイベントにしたらどうかなと思うんですけれども、その辺はどのような検討をされたんですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 今、ちょっとお話がありまして、人数の部分につきましては、当初八十名、それから百名はどうなんだということも含めて人数はいろいろ検討したんですけれども、競技をやるスペースの部分、それから多分、これに付随して見に来られるであろう、お子さんを中心になりますので、そういった中での御父兄の部分だとかということも考えて、会場の広さから、今回はこの人数とさせていただきました。実際に競技を体験していくに当たっての一人当たりの体験時間というんですか、そういったものも考えていくと、これ以上人数を多くすると、恐らく一グループ単位が多くなって、一人一人の時間が少なくなってしまうんじゃないかというようなことも加味しまして、この人数に今回させていただいております。
ただ、お話しいただいたように、今後、人数のふやし方も含めまして、どういう種目で、どうやっていけば、うまくいくのかというところも含めて検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆津上仁志 委員 希望丘という場所がもう決まっているあれで、それでしようがないのかもしれないですけれども、できれば事業をする規模を決めて、場所を決めて、場所がないとできないから、どっちが先だというのもあるかもしれないですけれども、ちょっと余りにも六十名という人数を見ると、ううんという感じがどうしてもしてしまうので、もう少し規模拡大に向けて、現状では厳しいのかもしれないですけれども、うまく工夫して、なるだけ多くの方に来ていただけるような工夫をして、まだ時間があるので、ぜひ実施していただきたいということを要望しておきます。
◆あべ力也 委員 今、津上委員からもいろいろ御指摘がありましたけれども、予算が二百八十四万二千円ということで、その内訳を書いていないんですけれども、会場は希望丘地域体育館ですよね。講師謝礼は一体幾らなんですか。体育館の使用料も、もちろん区が使うといった場合でも払うんですか。講師謝礼はお幾らで、周知用のチラシ作成というのは何枚使って、幾らなんですか。それぞれ内訳を書いてくださいよ。
◎須藤
スポーツ推進課長 予算時点の数字となりますけれども、報償費として、講師の方に出ていただく部分については、当初予定は十万円で三名を予定をしておりました。それ以外に、手話通訳の方の謝礼、そういったものも別途一万円弱といったところで経費を組ませていただいております。また、著名な方以外に、講師の方として別に指導していただく方が一万円掛ける二名で二万円、こういったような経費も含めまして要求をさせていただいております。また、チラシにつきましては四万枚の作成を予定しておりまして、そちらで経費は約二十万円ということになってございます。
◆あべ力也 委員 今、聞いたやつだと、講師が三十万円プラス二万円だから三十二万円、手話が一万円、三十三万円、それと四万部のチラシをつくって二十万円、五十三万円、ほかの何百万円というのはどこにいっちゃったんですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 別の部分で申し上げますと、あと消耗品で十一万円、こちらが大会の記念品といいますか、皆さんにお持ち帰りいただくものも含めて、その値段。それ以外に、大会の実際の運営の委託を考えておりまして、こちらのほうが百五十万円。ただ、こちらについては、今、現段階で、当初予算のときにはこの金額を実は考えていたんですけれども、我々のほうもイベントを実施する中で、大分、自分たちでやれるんじゃないかというようなところも出てきたものですから、こちらについては、この百五十万円の委託をせずに、自前でやれないかなということも含めて検討させていただいておりまして、予算の部分については、以前もこれは経費幾らかかるんですかというようなお話で、前回も委員会であったときに、記載させていただく内容として、当初予算のところで想定をしていた金額を記載させていただきたいということでお話しをさせていただいて、今回、記載をさせていただいている内容となります。
◆あべ力也 委員 委託費が百五十万円というのは、自分たちでできるかもしれないからということだけれども、今、経費として言ったのは六十四万円ですよ。それで、予算経費として二百八十四万二千円というのを載せているのは、当初予算の考え方なのでというのはわかるけれども、委託ありきで事業推進するんですか、皆さんは。皆さんは給料をもらっているんですよね。
事業企画と、自分たちの自前で区民要望を実現するというようなことはやるつもりがないんですか、部長。
◎内田
スポーツ推進部長 事業実施する場合に、直営で職員のみでやる場合と、そうではなくて、例えば審判員ですとか、例えばボッチャですと、我々、そんなに経験という部分がまだ少ないというところがありますので、そういうところの力をかしてもらう、あるいは通訳ですとか手話ですとか、そういう部分がありますので、そこは考え方としては、直営でやったほうがいい部分もあれば、民間の方の力をかりた場合のほうが結果的にいい場合がある。そこの部分のどの割合でいくのかというのは、各事業ごとに異なると思うんです。我々も先ほど課長が申し上げたとおり、一度、ボッチャ大会というのは経験していますから、予算計上としてはこうなんですけれども、運営という部分が委託ではなくてもできるのではないかということで、今、御説明をさせていただいた、そういうところでございます。
◆あべ力也 委員 特にこの事業に関しては、障害者スポーツというような内容ですから、区民の方でも障害者のさまざまな事業にかかわっている方や、障害者スポーツにかかわっている方がいらっしゃって、それこそ区の事業としてこういうことをやりたいと言えば、
ボランティアでやってもいいという人だって幾らでもいると僕は思うのね。なのに、どうも委託ありきで、委託事業費は百五十万円ですと。さまざま費用かかっているのを見たら、何が幾ら、かにが幾らといって、六十四万円ぐらいしか費用がかかっていない。委託費が大分大きいということは、費用対効果も含めて、皆さん、給料をもらってやっているわけだから、もうちょっと体を使って、区民のために仕事をしてもいいんじゃないですか。今後、そういう考え方をしていただかないと、皆さんの予算の中で、区の職員の皆さんの給料とかについて賛成していけないよね。委託ありきなんだもの。皆さん、一体何をやるんですか。部長、明確に答えてください。
◎内田
スポーツ推進部長 先ほど申し上げたとおり、企画をし、準備をし、当日運営をし、そして次回に向けての反省も含めて、どういう形でやるかということで、そういうローテーションを組んでいるわけです。その中で、おのおののところにつきまして、例えば準備ですとか企画をする段階で、区職員だけでやったほうがいいのか、そうじゃなくて、この部分は民間の方ですとか、そういう方々の意見を聞きながらやったほうがいいのかという部分もありますし、当日の運営につきましても、先ほど職員でという話がございましたけれども、職員でやる部分と民間の力をかりてやったほうがいいという部分もあるわけですね。だから、そこの部分を勘案をして事業を組み立てて、いわゆる効果の部分も含めて事業展開をしたいというふうに思っているんです。
先ほど課長から御答弁したとおり、ここのウエートの部分の予算上は、委託の部分が多いというのは予算上、そうです。ですけれども、そこの部分がそれでいいのかということで、課長が申し上げたとおり、我々も大分ボッチャについての運営を経験しましたから、そういう意味では、ここの部分を薄くしてもできるんではないか。ということは、トータルとしては金額的に少なくなってくるというところの努力をしたいと思います。
○田中優子 委員長 あべ委員、質問と答弁が大分重なってきているような気がするんですけれども、別の角度からの質問であったらお願いしたいと思います。
◆あべ力也 委員 部長、今、組み立ての問題と言ったけれども、こちらは組み立てがおかしいと言っているんです。初めから委託ありきで、委託費用が百五十万円かかりますよとか何とかというのは、そもそもの税金の使い方として考えて、もうちょっと区の職員でお金のかからない事業のやり方、たった六十人を対象にした事業で三百万円近いお金を使いましょうと、初めからそういう考えでは、これは皆さんに税金の使い道をお任せする気には、区民の代表としてならないですよ。だから、今後、考え方を変えていただきたい。申し入れしておきますから。
◆中山みずほ 委員 効果測定というところで、第一回ということもあります。これは大変いい機会だと思うんですね。実際、募集も区内の小学校、中学校、多分、皆さん、チラシを配付されると思うんですけれども、やっぱり障害の方と触れる機会というのが普通の子どもたちはなかなかないので、その効果測定、全てが数値化はできないと思うんですけれども、これを行うことで、当然、第一回ということは第二回、第三回とあると想定した場合、何をもって、これを成功とするか。例えば参加者のアンケートをきちんととっていただくとか、それもフィードバックをいただきたいですし、今、あべ委員なんかもおっしゃったように、多分、運営委託がいいのかどうかも効果があっての話だと思うので、そこのフィードバックを必ずしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。何か考えられていますでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 さまざま御意見いただきまして、今回の実施に当たりまして、当初、昨年度の構想段階で予算を要求させていただいて考えていた部分と、この間取り組んできて、我々のほうでできるのではないかということでの部分の中で、ちょっと我々の準備不足、それから考え方のところ、いただいた御意見も含めて、プラスしてまいりたいということと、効果につきましては、イベントごとにアンケートはとらせていただいておりますので、今回もその後はとり方の工夫だと思います。
継続していくに当たって、どういう視点でアンケートをとったほうがいいのかというところは、ちょっとアンケートの内容も含めて考えさせていただきながら、最終的にかかった費用との中で、次回、こういう改善があるんじゃないかというところの検証も含めてやっていきたいと思いますし、今回、こういう検討をしている段階で、次年度に向けての予算要求も並行してやっておりますので、そうした中では、今回の経験が次の予算要求にきちんと生かせるように入れていくことを頑張っていきたいと思います。
○田中優子 委員長 費用対効果については、本当にさまざま委員から厳しく指摘があるので、そこはしっかりやっていただきたいというふうに私からも要望いたします。
◆
岡本のぶ子 委員 定員六十名について、先ほど津上委員からも質問があったんですけれども、これまでのボッチャ大会ですとか、そういったときに、やっぱりそこに見に来ている方々もすごく少なかったり、あと障害を持たれている当時者の方々が非常に少なかったりということを前回も申し上げたんですけれども、今回の対象である方たち、一般公募の方は二十名ですが、それ以外四十名だと思いますが、この四十名の方の、言い方は変ですけれども、割り振りというか、特別支援学校の方は何人ぐらいに来ていただきたいのかとか、障害者の福祉施設からは何人ぐらいとか、そういった割り振りを考えられるのか、それとも、あくまでも全体の小中学校全部に先ほどの二万枚ですか、チラシを配って、そこから御希望があったところの方たちを障害の有無にかかわらず四十名募られるのか、ちょっとそこを伺いたいんです。
◎須藤
スポーツ推進課長 前回も御指摘いただいて、当事者の方がやっぱり多く参加されて、ちょっと言い方はあれかもしれないですが、健常者の方と、それから障害をお持ちの方、ある方、ない方の交流というのが非常に重要だということは認識をしております。
今回につきましては、障害者の福祉作業所、それから都立の特別支援学校のほうにちょっとお声かけをさせていただいて、そこで可能であれば、参加いただける方、十名ぐらいをそこでまずいただきたいのと、それから区立の小中学校についても、特別支援学級のほうに少し多く御参加いただけないかということでのお声かけをさせていただいて、そうした方々が、どこからどのぐらいのグループで来るのか、ばらばらになってしまうと、やっぱりみんな不安を持ってしまうので、グループの中にどういう感じで入ってもらうかというのを想定しながら、今、事業の組み立てを実際にさせていただいております。ですので、全体で障害をお持ちの方を公募でない部分の中で、十名から十五名ぐらいを入れていければいいかなというふうに今調整をしているところでございます。
◆
岡本のぶ子 委員 人数も枠もちゃんと確保していただけるということなんですけれども、その上で、見に来る、観戦するということも重要だと思うんですね。この希望丘地域体育館は、スタンドはないんでしたか。恐らくフラットな体育館だと思うんですけれども、そうすると、見に来る方の人数枠もかなり限られてしまうとは思うんです。先ほど保護者の方という想定は言われたんですけれども、障害を持っている方とか含めて見に行きたい、応援に行きたいということも重要だと思うんですが、その点は参加できる、できないとか、そういったお声かけはあるんでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 御参加いただくそれぞれの施設ですとか学校、そちらのほうには観戦も含めて御案内はさせていただこうと思っております。
希望丘は御存じのとおり、三階と一階に体育館、二層になっておりまして、それぞれの中で、隣の部分を含めればエレベーターがありますので、そこでの行き来で、一階の部分については、二階にちょっと人が入れるようなスペースがありますので、そういうところからの観戦も含めて、下の同じフロア部分と少し上からという部分と、うまく組み合わせて見ていただいたりできるように、なるべく多くの方に来ていただけるような工夫はしてまいりたいというふうに考えております。
◆
岡本のぶ子 委員 試合じゃないので頑張れとかというのはないのかもしれないんですけれども、できれば、実際、運動着を着てというか、ゼッケンをつけて体験する方と、見ながら、目で体験できるような工夫も加えていただけると、参加者という枠がもっと六十名から広げられるのかなと思いますので、そういう広がりも含めた事業にしていただきたいということを要望させていただきたいんですが、要望というか御意見を伺えればと思いますが。
◎須藤
スポーツ推進課長 これからの検討の中で、そういう視点で、見に来ていただく方の部分も含めて考えていきたいと思います。
◆神尾りさ 委員 対象のところで、区内小中学校となっていますけれども、区立じゃなくて区内なので、私立とかインターとかは含まれるという解釈でよろしいですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 一般の公募のところでの募集の中でお願いをしたいなというふうには考えてございます。
◆神尾りさ 委員 ということは、上の行のほうには含まれないということですか。
◎須藤
スポーツ推進課長 現在、お声かけをさせていただいて、四十名の枠の中でお話しをしている部分は、あくまで区立の小中学校という部分で考えております。
◆神尾りさ 委員 ということは、私立とかインターの学校については、自分たちで情報を得ないと、こういう大会があるということは区からはお知らせが来ないということでしょうか。
◎須藤
スポーツ推進課長 お知らせは、これからチラシ等も含めて配らせていただきますので、以前、子ども駅伝での部分でインターナショナルスクールとかも御案内を差し上げたりしていますので、そういうところも通じて、少し広報を頑張っていきたいと思います。
◆神尾りさ 委員 先ほどの
ハーフマラソンでも、やっぱり海外の方がいらっしゃると、ちょっと多文化という形で、世田谷も頑張っているという印象を区民にも与えることができると思いますし、参加者もすごくそういうことで得られるものが多いと思うので、今、オール世田谷というふうに打ち出しているわけなので、やっぱりそこはもうちょっと力を入れていただきたいなと思います。
それから、もう一点伺いたいのが、世田谷区は先導的共生社会ホストタウンに選ばれたというところがあるので、こういうイベントをやるということがメディアなんかも通して広く周知されるといいなと思うんですけれども、そういったお考えはありますか。
◎須藤
スポーツ推進課長 こういったイベントをやる場合に、区の広報広聴課のほうに入っている報道機関を含めましてPRさせていただいている部分もありますし、あと、実はホストタウン関係の中で、共生社会ホストタウンでイベントがあったらお知らせくださいというようなところの調査みたいな形で集めているものもありますので、そういったところも活用して周知を図っていきたいと思います。
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○田中優子 委員長 次に、(7)アメリカ選手団キャンプ実施に伴う
大蔵運動公園及び
大蔵運動施設利用休止について、理事者の説明を願います。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 それでは、私のほうからアメリカ選手団キャンプ実施に伴う
大蔵運動公園及び大蔵運動施設の利用休止につきまして御報告いたします。
1の主旨でございますが、アメリカ選手団の
大蔵運動公園内でのトレーニングキャンプの実施に伴い、セキュリティの観点から公園及び運動施設の区民利用をキャンプ期間中休止する期間が確定いたしましたので、その内容について報告させていただきます。
2の利用休止期間でございます。(1)は主に
オリンピックチームのキャンプ期間となりまして、令和二年七月四日土曜日から八月十五日の土曜日まで、(2)はパラリンピックチームの
オリンピック期間となります。この期間につきましては、令和二年八月十六日から八月二十七日まで、パラリンピックチームにつきましては、対象施設が
大蔵運動場の陸上競技場のみとなっております。
3の利用休止施設でございます。まず、上記2の(1)の
オリンピック期間中ということでございます。
大蔵運動場各施設、大蔵第二運動場につきましても、この記載の諸施設が利用休止となりまして、米印で夏季プール除くということで書いてございまして、夏季プールにつきましては、キャンプ期間中も実施する予定でございます。(3)
大蔵運動公園の一部が利用休止となりまして、裏面をごらんください。
7といたしまして、立ち入り規制エリアということで、少し小さいですが、
大蔵運動公園内のエリア図を示しております。こちらの赤く囲った枠のところがセキュリティの範囲内ということになりまして、立ち入り不可のエリアとなっております。
地図の上部の部分、こちらが大蔵第二運動場のプールでございますが、こちらは開放するというものでございます。その下段でございます児童園、バラ園ですとか広場があるところ、こちらにつきましては、セキュリティの枠の外ということでございますので、区民の方はこちらまでは使用できるというものでございます。
表面にお戻りください。4のセキュリティ対策でございますが、(1)の七月四日からセキュリティのためのフェンスの設置作業を開始いたします。アメリカ
オリンピック・パラリンピック委員会、以下USOPCと称しますが――が専有するエリア、先ほどの図面の赤い枠の内側でございますが、その外側、一般のエリアを明確に分けまして、エリアの境界にアクセスポイントを設置する予定でございます。
(2)といたしまして、キャンプ会場及び施設の出入り口につきましてはUSOPCが警備を行いまして、その外側となります公園外周等につきましては、警察が巡回警備を行うこととなります。
(3)といたしまして、警察及び区職員につきましてはキャンプ会場内に二十四時間常駐する予定でございます。
(4)でございますが、先ほど申しましたが、パラリンピックチームが実施するキャンプ期間中でございます八月十六日から二十七日の期間につきましては、陸上競技場のみを使用とする予定でございますので、公園及び施設の封鎖は行わないというものでございます。
なお、消防等からの指摘もございまして、実際、現在の公園の入り口の部分につきましては、フェンスも設置するんですが、開閉できるものとしておりまして、一時避難の場所になる際ですとか、有事の車両が通る際につきましては、そこを開錠するという対応をとる予定でございます。
5の区民周知でございます。十一月二十九日より区のホームページ及び区内公共施設で、ポスターの配付、チラシの配付を予定しております。そこから区民の周知を実施したいと考えてございます。
6今後の予定でございますが、今申し上げましたとおり、十一月二十九日より区民周知を開始する予定でございます。アメリカ
オリンピック・パラリンピックチームのキャンプの実施期間でございますが、その後に記載しております期間、それぞれのキャンプを実施する期間ということでございます。
説明は以上でございます。
○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
岡本のぶ子 委員 参考までに伺いたいんですけれども、パラリンピックの期間は陸上競技場のみ使用されるということなんですが、パラの選手団の方たちはレストランは使わないんですか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 現在調整している中につきましては、練習会場として陸上競技場のみをこの期間、使用するということになってございます。
◆
岡本のぶ子 委員 ちょっとお食事のことだけが心配でしたが、余計なことなのかもしれません。
◆そのべせいや 委員 結局、どの程度なんですかね。境界を分けるのか、立てるのかみたいなことについて、以前、高い壁みたいなものにはしないみたいな話があったかと思いますが、結局どうなりそうですか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 今回、セキュリティエリアを設置するということにつきまして、まずはアメリカの選手団の練習環境の整備というところでございます。やはりマスコミ等に外から練習風景の写真は撮られたくないという部分につきましては、少し背の高い壁というところが一部あると伺っておりますが、その他の部分につきましては、簡易な柵であるですとか、その場所によって、それぞれ使用するフェンスを今検討しているという状況でございます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○田中優子 委員長 次に、(8)東京二〇二〇
公認プログラム「馬!ふれあい出張授業」の実施結果について、理事者の説明を願います。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 それでは、東京二〇二〇
公認プログラム「馬!ふれあい出張授業」の実施結果につきまして報告いたします。
この授業につきましては、東京二〇二〇大会の馬術競技が馬事公苑で実施されることを受けまして、平成二十九年度より、世田谷区内でJRAさんの特別枠として授業を実施しているものでございます。今年度の授業の実施結果が出ましたので、御報告をいたします。
1の開催日及び学校でございます。(1)開催日につきましては、令和元年五月三十日、令和元年十月二十四日の二日間、各日にち午前一校、午後一校、二日間で合計四校実施をしてございます。(2)の学校でございますが、記載の四校で実施をいたしました。対象となる児童につきましては、三、四年生、二年生、二、三年生で、二時間の授業の中で実施したものでございます。
2の実施体制でございますが、主催は世田谷区、共催といたしまして日本中央競馬会、JRAさん、また、協力といたしまして、朝日学生新聞社に御協力をいただいて授業を実施しております。
3の授業内容でございます。(1)のとおり、まず講義がございまして、初めにJRAの担当者が講師となりまして、馬の特徴や分類、人とのかかわりなど講義を室内で行います。
(2)演技見学、その後、校庭に出まして、サラブレッドやポニーなど、実際の馬に触れ合うことですとか、馬の歩き方を実演してもらう、ホースショーの実演を見学するというものでございます。
(3)の馬とのふれあいや馬運車見学、当日は馬運車で馬が学校内に入って来られます。その馬運車の中を見たりですとか、実際に馬と写真を撮るというような内容でございます。
(4)につきましては、最後に記念撮影をし、記念品を贈呈いただきます。記念品につきましては、馬や馬術競技をよりよく知るために、児童向けの学習漫画がございまして、こちらをJRAから参加した児童全員に配付するものでございます。
裏面をごらんください。裏面につきましては、実際の出張授業の様子でございます。左上から体育館での講義、校庭に移りまして、サラブレットの三種類の走り方の実演の見学、さらにホースショーの実演を見学させていただきまして、一番下の下段で、実際に馬と触れ合うという授業の内容でございます。
今後の予定でございますが、次年度につきましても、現在、JRAさんのほうと次年度以降の授業につきましても協議を進めているということでございます。
説明は以上でございます。
○田中優子 委員長 ただいま説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆そのべせいや 委員 馬術競技団体と日本中央競馬会の関係について伺えればと思いますというのと、サラブレッドはどんな馬のことを指すんでしたかということを改めて確認をします。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 JRA、日本中央競馬会がこの授業の実施主体でございまして、いわゆる競走馬も含めた管理をしているところで、馬術団体につきましては、いろいろな授業を実施する際に、我々がお願いする団体等の総称となってございます。
さらに、馬の種類でございますが、講義の中では馬は二百種類ぐらいいるという中で、その競技によって、速く走れるものがサラブレッド、また、ホースショー等をする際には、済みません、馬の名称ははっきりわからないところでございますが、そのための種類の馬がいるというようなところでございます。今回は、実際に競走馬として走られた馬が学校のほうに来ていただきまして、その走る姿勢を見せていただいたというものでございます。
◆そのべせいや 委員 以前、世田谷区長もそうですし、世田谷区もですけれども、IRとかカジノとかギャンブルとか、そういったものに、いろいろ反対までいかないかもしれないですけれども、懸念みたいな姿勢を見せていらっしゃるというふうに認識をして、私自身は別にIRは反対ではないんですけれども。
という中で、サラブレッド、いわゆる競走馬だと私は認識しているんですけれども、そういったものを学校教育の場に持ち出すということについて、恐らく問題意識はきっとないんだなというふうに認識をしているところですし、私もそんなに大きく懸念をしているところはないですが、ギャンブルがどうだとかこうだとか言っている中で、主催、世田谷区で共催、中央競馬会でやっているということの認識について、特段問題ないという認識でよろしいですか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 今回の趣旨でございますが、
オリンピックの馬術競技は馬事公苑であるというところでございまして、馬術競技を周知啓発するという中で、馬術競技団体等に御協力をいただいているものでございまして、馬術競技をしてもらう馬に触れ合うという主目的で実施している授業であると考えております。
◆あべ力也 委員 まず、これは費用が生じたんですか。それと、四校を選定をしたということでしょうけれども、これはそれぞれ公立学校ですから、公教育では公平公正であるべきだと僕は思うので、他の実施しなかった学校に対する手当というのはどうするんですか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 まず、経費でございますが、こちらにつきましては、JRA協力により無償で実施しているものでございます。
また、実施に当たりまして、私どものほうで区立小学校、区内の小学校にお声がけをさせていただいております。その中で、日程等を加味しまして、実際にJRAのほうで実施できる日程と組み合わせ、午前、午後の授業というところを募集の中で選定をさせていただきまして、今年度につきましては四校の実施となってございます。
実際、二十九年度から実施しているものでございますが、二十九年度につきましては六校、三十年度につきましては四校、今年度が今、五校ということでございまして、また次年度以降も実施したいと考えてございますので、その準備をしてまいりたいと考えております。
◆あべ力也 委員 今の御説明ですと、各年度ごとに何校かを選定してやっていて、最終的には全校やるということの認識でよろしいんですね。
◎内田
スポーツ推進部長 JRAさんと共催という形で、かなりの部分、馬を学校のほうに運んでくる費用から、説明する方々の部分という費用がかかりますので、私どもとしては、小学校全校ということで考えております。
今年度の分については、こういう形でできましたので、来年度以降、まだ計画が立っておりませんので、JRAとその辺はできるように、実施ができるように調整をしたいと思います。
◆津上仁志 委員 確認なんですけれども、東京二〇二〇
公認プログラムになっていますけれども、
オリンピックが終わってからも、ずっとこれは実施していくんでしょうか。それとも、
オリンピックが終わったら、このプログラムも終わってしまうんでしょうか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 今年度までにつきましては
公認プログラムという中で実施をさせていただいております。また、実際、組織委員会等のほうで、今後も二〇二〇
公認プログラムというものが大会以降もあるかどうかもまだ定かではないですけれども、プログラム自体として、その言葉を使う、使わないというところについて、今後になるかと思いますが、この授業自体については実施の方向で検討したいと考えております。
◆津上仁志 委員 その場合も、JRAさんは協力をしていただけるお約束というか、そういうお話し合いなんかはされているんですか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 今年度の授業が終わった段階でございまして、また次年度以降もというところで今話を進めさせていただいておりまして、今後も続けていきたいという話はしておるんですけれども、実際の交渉につきましては今後となっております。
◆津上仁志 委員 わかりました。
あと、この目的として、馬術技術を知るきっかけということも入っているんですけれども、子どもたちが馬術やってみたいとか、そういうふうな子どもたちの声みたいなのはどういうふうになっているのか、ちょっと教えてほしいんですけれども。どういうものがあるか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 実際に授業中に実施している中のものなので、特にアンケート等の実施はしていないんですけれども、学校その他、実際にあった授業に我々も参加しておる中での声かけになりますと、馬に触れて温かかった、馬術はどこでできるのというところはあるんですけれども、なかなか区内にはそういった場所がないものですから、ただ、馬事公苑ではこういうことがある、大学にも、こういったところに馬術部があるというふうな御案内をする程度でございます。
◆津上仁志 委員 学校の協力も要るんでしょうけれども、学校にこれだけ大きい馬が来るというのはすごくインパクトのある授業で、子どもたちもすごく印象に残ると思うので、ぜひアンケートというか、そういうふうな感想なんかも酌み上げていただいて、そういうものがあれば、またJRAさんも励みになるというか、続けてよかったと思ってもらえることにもつながるかもしれないので、ぜひそういうことも検討して実施していただきたいというふうに要望しておきます。
◆神尾りさ 委員 私も関連して、子どもが本当に実体験できるという意味で、すごくいいプログラムだと思うんですけれども、もともとこれが始まった経緯というのは、世田谷区からお声かけをしたのか、それともJRAさんから、そういうお申し出があったのかというのを教えてください。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 この授業自体は、JRAのほうで平成二十六年度から全国の小学校を対象に年十回程度実施していたものと伺っております。
こちらの最初のきっかけでございますが、やはり馬術競技を馬事公苑で実施する、世田谷区で実施するということがありましたので、JRAと世田谷区の協議の中で、世田谷区で特別枠で実施したい、実施させていただくということで始まった授業でございます。
◆神尾りさ 委員 世田谷区特有ではなくて、全国でこういう取り組みが行われているということですか。
◎中潟
オリンピック・
パラリンピック担当課長 平成二十六年度から全国の小学校を対象に実施していたものだというのが最初でございます。
◎内田
スポーツ推進部長 加えますと、確かに全国なんですけれども、世田谷は馬事公苑というところがJRAであるわけですから、世田谷区のつながり、例えば区民まつりも含めて強いわけです。したがって、ほかの自治体のいわゆる数ですね、年間の数の部分よりも世田谷区にたくさん枠を下さいと、それで授業実施をしたいんだというところで、この間ずっと続けている。来年度以降は、まだ計画ができていないので、世田谷区の思いをお話しし、継続できるように交渉していきたいと思います。
○田中優子 委員長 現時点で開会から二時間以上が経過しているんですが、残りあと少しなんですけれども、トイレ休憩をとるか、このまま続けるかどういたしましょうか。
トイレ休憩をちょっととりたいという方は委員の中でいらっしゃいますか。無理に我慢せず、おっしゃっていただいて大丈夫ですが。継続して大丈夫ですか。
それでは、継続します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○田中優子 委員長 次に、(9)「世田谷おもてなし・交流・
参加プロジェクト」
キックオフ会実施報告について、理事者の説明を願います。
◎山田
交流推進担当課長 「世田谷おもてなし・交流・
参加プロジェクト」
キックオフ会実施報告について御報告いたします。
1の主旨でございます。区は、区民を初め二〇二〇大会のときの馬術競技の観戦で区に訪れる方々に対しまして、さまざまな方と区が連携しながら、オール世田谷でお迎えしていく取り組みであったり、レガシーを残していく取り組みを一層具体的に進めていくことを目的に、世田谷おもてなし・参加・交流プロジェクトというものを立ち上げました。そこで、区とともに経済界や観光、区民等の代表で設立されました世田谷おもてなし・参加・交流実行委員会が実施いたします象徴的な事業を実施していくために、設立趣旨に御賛同、御協力いただく事業者であったり、区民が集っていただいたキックオフ会を実行委員会とともに実施いたしました。
2の実施概要でございますが、(1)、(2)につきましては、ごらんのとおり、十月十日に行いました。(3)の主な内容でございますが、設立の趣旨説明と二〇二〇大会に関する情報の提供及び実行委員会の事業案、あと質疑応答といった重立ったものになりました。
(4)の参加者でございますが、当日の受け付け者も含めて、あと実行委員会も含めまして百五十九団体、また個人がおりましたので、こういった表記にさせていただいております。
その実行委員会の十人につきましては、3の構成のとおりでございます。
裏面をめくりください。4の今後の
スケジュールでございます。もう過ぎておりますが、十月に活動を開始しておりまして、さまざまな団体が、下の概念図にあります四角囲みの右下の産業振興公社がさまざまな団体の窓口となってございます。御相談を受けている状況でございます。それに向けて、今後、真ん中の網かけにあります官民連携の事業を進めるようなさまざまな皆様の御賛同、御協力をいただきながら進めていきたいと考えております。
こちらの報告は以上でございます。
○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑ありましたら、どうぞ。
◆そのべせいや 委員 実施概要の中で、参加者の中に実行委員会委員が十人と記載をされていて、3の実行委員会構成を見ると、多分、数えていくと九人分になるんですが、実行委員会の委員というのが、あとのお一人はどなたですか。
◎山田
交流推進担当課長 漏らしてしまったかもしれないので、また後ほどお答えさせていただきたいと思います。済みません。失礼しました。
○田中優子 委員長 副区長は入っていませんでしたか。
◎山田
交流推進担当課長 副区長もいたんですが、教育長も特別職でいたんですが、この実行委員会の構成メンバーではございません。
○田中優子 委員長 後ほど調べて報告をお願いします。
◆あべ力也 委員 まず伺いたいのは、百五十九団体ですか、これは区が案内を出して、ここにいらっしゃったということでしょうか。
それと、合計で百五十九団体と書いていますけれども、実行委員会委員になっている方の団体さんはわかるんですが、それ以外は情報提供していただいていないんですけれども、その団体さんは個人情報だから出せないんですか。皆さん、このおもてなし事業に参加をして、盛り上げていこうという団体さんでしょうから、団体名を出せないということはないと思いますので、百五十九団体のお名前をお教えいただきたいと思います。
◎山田
交流推進担当課長 まず、百五十九の声かけにつきましては、関係する各所管部からお声がけいただきまして、御案内をいたしました。電話なり、郵送なり、さまざまな手法を用いまして、この日に、十月十日に行いますということを御案内いたしまして、御都合をつけていただいた方々が御参加いただきました。百五十九団体(人)となっていますが、一つの団体で複数の方もいらしたりしておりますので、そこは一カウントということで、人数的にはもうちょっと多い状況になってございます。そういった声かけによって御参加いただいています。
もう一つ、今回のリストのお話だったんですけれども、個人情報とかそういうことではなく、今回、産業振興公社のほうでまとめておりまして、まだ私どものほうの手元にございません関係もありますので、手元に届き次第といいましょうか、きちっと整理した上で情報提供させていただきたいと思います。
◆あべ力也 委員 今、団体さんをお教えいただきたいと言ったのは、例えば私が知っている団体とか各委員が知っている団体で、せっかくこういう機会に、このおもてなし事業に加わっていない団体さんなんかがいれば、区のほうからお声がけがなかったのかなということで、これから参加するというのは別にできるんでしょう。排除するわけじゃないでしょう。だから、希望があれば、いろんな団体さんがこの事業に加わっていけるということだと僕は認識しているので、そういうことの認識でよろしいんですよね。御用団体さんだけしか入れないということではないですよね。
◎小澤
交流推進担当部長 まず、先ほどの山田課長の説明に加えるんですが、区からのみのお声だけではございませんで、区が中心になって、区の各所管のおつき合いがある団体とか、そういったものにお声がけもしましたが、それ以外にも、今回のこのプロジェクトは、やはり産振公社であるとか、ここの実行委員のメンバーにもなっていますが文化財団であるとかスポーツ振興財団であるとか、そういったところも連携しておりますので、そういった団体からもお声がけをしていただいております。
今、あべ委員のほうからお話があったとおり、それでは、やはり全てに周知できていない状態でございますので、例えば区内大学も含めまして、機会あるごとにちょっとお声がけをするようにしておりますので、きょう出席の委員の皆様方にも、こういった機会があるということを周知いただけると、とてもありがたく思います。
一応、窓口は産業振興公社になりますので、先ほど名簿の話もございましたが、やはり一体になっていく事業ですので、どういう人たちが構成員になるかということも含めまして、後ほど情報提供させていただきたいと思います。
◆あべ力也 委員 そういった取り組みに期待したいと思いますけれども、区が選別して御用団体さんだけというのでは、どうなのかなと。そういう考えではないようですから、開かれた世田谷おもてなし・交流・
参加プロジェクトということでしょうから、排除するということじゃなくて、全区を取り込んでいくような会にぜひしていただきたいと要望しておきます。
◆津上仁志 委員 まず一点、ちょっと指摘させていただきたいのが、この事業を官民一体でやるんですけれども、実行委員会の委員長として、うちの保坂区長が入られているので、先ほど参加された方の情報は出せないものじゃないというお話もあって、実施からもう一カ月以上たっているわけですから、この委員会があるという状況もわかっている状況で出せていないということは、言い方悪いですけれども、産業振興公社に任せきりになっているというふうにとられてもいたし方がないと思うので、もう少し区の積極性というんですか、主体としての取り組みをしっかりやっていただきたいということを御指摘をさせていただいた上で、この委員会をこれからどういうふうに運営していくのか。例えば毎月、委員会としてやっていくのかとか、分科会というか分かれて、それぞれの分野でいろいろ考えて行っていくのか、その実施の状況、我々が御紹介するにも中身が全然わからないので、そのあたり、どうなっているんですか。
◎山田
交流推進担当課長 先ほどの一点目の御指摘につきましては、私どものほうからも産業振興公社に都度都度お話をさせていただいておる状況で、なかなか混乱していた部分もあって、ようやくまとまったというお話をいただいていますので、速やかに情報提供させていただきたいと思います。
二点目の運営の部分でございますけれども、実行委員会としましては、今、こちら九人しかございませんが、十人いらして、その十人の方々を毎月のように集めて御報告するというのが、やはりなかなか難しいので、いわゆる事務局として産業振興公社が担っておりますので、産業振興公社が今回御賛同いただいている百を超える団体の方々への声かけ及び参加の仕方、このときに事業案、四つ、五つほどございましたが、そこへのそれぞれのどういうかかわり方がいいのかということを私どもと一緒に産業振興公社が今検討しております。それで早目に声をかけないと、せっかく盛り上がったものが熱が冷めてしまうということが、私どももそれは認識してございますので、そこは事あるごとに産業振興公社に電話なり何なり声をかけて、区のほうに出向いてもらうなりして、早目にその具体案を示しながら、参加する団体さんへの連絡、きちっとつなぎとめてもらう、むしろ引き込んで企画段階から入ってくれというお話も産業振興公社にしてございます。それをもう少し指導といいましょうか、一緒にお話をもっと強力にしながら、頻度を高めながら、皆様の御参加できるように仕立て上げていきたいと思っております。
◆津上仁志 委員 もしかしたら、もう報告があったのかもしれないですけれども、この事業案というのはどういうものになるんですか。
◎山田
交流推進担当課長 まだ項目だけしかお示しできていなかった、ごめんなさい、ちょっと今回入れていなくてあれなんですが、まず一つが世田谷の灯リレーというものがございまして、もう一つがおもてなしパレード、もう一つがさまざまな機運醸成というか、おもてなしの応援イベントというものが重立ったもので、応援イベントというのは、一つのイベントではなくて、それぞれ地区でやっていくようなイベントをおもてなし実行委員会として入っていって、応援していきましょうと、つまり、個別のそれぞれのイベントに入っていくようなものです。その個別の事業というのは、おもてなし実行委員会ではなくて区の事業であったり、民間の事業であったり、そういうものに実行委員会が入っていく、そういうものにかかわっていきましょうということを事業案としてお示しして、今回、御参加いただいた方々が御了承といいましょうか、御認識いただいたというようなものになってございます。
◆津上仁志 委員 この三つの事業をしっかりこれから進めていくためにどうしていくかというのを今産業振興公社で検討されて、参加団体の方々にここに入ってくれ、ここに入ってくれというような協力を仰ぎながら、輪を広げていこうという取り組みにしていくということでいいんですか。
◎山田
交流推進担当課長 まさに、十月十日の時点から一カ月たちましたけれども、事業の詳細、いわゆる企画の中身のかなり詳細なところまではまだ途中になってございまして、そのとき、でき上がったものに対して、皆さんどうでしょうかとなると、入る余地というのは減ってしまうと私は理解しております。そういう意味では、まだ検討できる余地がある中に、このおもてなしに御賛同いただいた方々が入ってもらうことで、よりオール世田谷感が出るというふうに理解して、産業振興公社とも話をしておりますので、それを今一生懸命掘り下げながら企画を具体化している途中であるということで御理解いただければと思います。
◆津上仁志 委員 それぞれの事業で分けるんじゃなくて、全体として、百五十九団体の方々と、一回というか、その全体の中でどうしよう、どうしようというお話し合いをしていくというイメージでいいんですか。
◎山田
交流推進担当課長 イベントごとに部会になるか、多分、そういうのは分けないと、例えば先ほどの世田谷の灯リレーとパレードというのは、やはり時期も異なる予定でございますので、そういう意味では、個別にやったほうがより掘り下げることができますので、リレーの部会というかリレーの担当、あとパレードの担当、あとは応援イベントの担当というふうに恐らく分かれていくと思います。その中に入っていく御賛同の皆様が、ひょっとしたら三つ入るかもしれないし、一つだけかもしれないし、そこはどういう声かけの仕方になるかはあれなんですけれども、なるべく多くの方にそれぞれのイベントに御参加いただきたいということで、公社とは話をしておりますので、全部のイベントを一つの場面で検討しましょうということではなく、イベントごとにというふうに御認識いただけると。
◎小澤
交流推進担当部長 ちょっと補足なんですが、まず、今、イベントのつくり方とか、あと企画内容については産業振興公社のほうで集約をしながら、詳細について、どういったところとどういう調整が必要か、そういった内容を決めているところです。
世田谷区もメンバーではありますので、今、来年度の予算要求の準備を進めているわけですけれども、来年度の事業も、やはり事業の内容によっては実行委員会と一緒にやったほうがいい事業とか、個別にやったほうがいい事業とか、そういうような仕切りもございます。ですので、民間の方々の提案だけで構成するのではなく、世田谷区も何らか今自分たちがやっている事業を工夫して連携していくような、そういったしつらえも必要だと思っていますので、その辺も含めまして、産業振興公社とは調整をしていきたいと思っています。
それとあと、この機会、百五十人以上の方が集まっていただいたので、先ほど山田課長からのお話もありましたが、やはり熱が冷めないということが大切ですので、ニュースレターとか、そういった形での情報提供を皆さんにしていくということを今調整しております。あと加えまして、全員を集める機会を、皆さん、数回も集めることができないので、今のところ、三月ぐらいに、もう一度、皆さん、総勢でお声がけするような、そういった機会を設けようということで調整してございます。
◆津上仁志 委員 これで最後にします。
しっかり進めていただきたいんですけれども、ここの主旨の中にもあるんですけれども、レガシーを残していくということがやっぱり大事だと思うので、単なるイベント屋みたいな形でイベントを企画するだけのような、そういうプロジェクトというか実行委員会にならないように、そこはいかにいいものを残す、盛り上げていくというところ、そういったものに力を入れてしっかり取り組んでいただきたいと思いますので、お願いいたします。
◆桜井純子 委員 本当はその他のところで言うところかと思いますが、忘れちゃうので、今言います。
同じように、事業案は何かなと思って、私も質問しようと思っていました。お答えとして、世田谷の灯リレー、おもてなしパレード、応援イベント、いろいろやる。かなり具体的な内容をお答えいただいたわけですけれども、実施しましたという報告ではなくて、こういうことが話し合われたということを私たちは聞きたいわけですよね。だから、きょうは全体を通して、これは聞かれるでしょうと思うようなことが答えられないことがちょっと多過ぎますよね。
オリパラの
特別委員会というのは、
オリンピック・パラリンピックが終わるところまでの時限的な委員会ではあるけれども、集中してやっていかなくてはならないので、
特別委員会の中でも多分時間をたくさん使っているんだと思うんですけれども、今回の委員会の中では、私たちが聞くだろうと、必ず聞くだろうと思うことの答えが出てこないことが多過ぎるということと、あと台風のほうではカラーの印刷した資料とかを用意してくださいましたが、
オリンピック・パラリンピックの内容について、もっとちゃんと資料をつくっていただきたいと私は思います。
その他まで引っ張ることもないので、ここでちょっと指摘させていただいて、この事業案を説明した後に質疑応答というのがあったと思いますが、それはどんな内容だったのかということと、あと、これから百五十九団体の方々の内容がわかると思いますけれども、その中に、例えば国際交流をしていく団体、外国の方々の団体というか、大使館の方とかも区の中にいらっしゃると思いますし、そういう方もやっぱり一緒に世田谷を考えていく、おもてなしはどんなことをしたら喜んでいただくのかということを考えていくメンバーになってもいいと思うんですね。そういった方がいらっしゃるのか、あと若い人たちのねつせたというグループとかは、情報発信を若い人たちがやろうということで集まっていたりしますよね。そういう世代を超えた、旧態依然としたこういう団体ではないところにまでちゃんと広げているのかということ、名簿をもらえばわかりますが、きょう教えていただけますか。
◎山田
交流推進担当課長 今の質疑応答の中身等々、不足している点については申しわけございません。
今回、百五十九団体のリストを早々に入手いたしまして、今回、いわゆるおっしゃられたような実行委員会のメンバーに関するような団体だけではなくて、福祉団体であったり、そういう団体も御参加いただいております。そういう意味で広がりは持っていると私は理解しております。そういう意味で、きちっと分類化したようなリストにさせていただいた上で、今回の質疑応答、SDGsのお話もございました。また、福祉団体のほうからも、この趣旨にすごく賛同いただくというお声がけとかもございました。そういう意味では、今回の私どもというか、実行委員会と一緒にやってきたキックオフ会の趣旨は、お集まりいただいた方々は御理解いただいたというふうに理解しているところでございますので、中身がわかるものをリストとともに御提供させていただきたいと思います。
◆桜井純子 委員 東京
オリンピックがあったころに小学生だった人が見に行ったとか、沿道で旗を振ったとか、いろんなことを六十過ぎた方々が本当にきのうのことのように話すわけですよね。
オリンピック・パラリンピックに対しても、いろいろな考え方があるとは思うけれども、やっぱり振り返ったときに、大人になっても、あのときのことという思い出を、いろんな育ち方をした人たちが集まっても話ができるわけですよ。
だから、ぜひ、この
特別委員会では情報を密にして、話し合っていけるようにしていただきたいということと、ぜひ小学生も含めて若い人たちがかかわって、世田谷にいたから自分のアイデアがこんなふうになったとかということもできるように、きめ細やかな対応をしていただければと思います。要望しておきます。
◆神尾りさ 委員 私どもの会派でも、これは参加させていただきまして、すごく周知が短かったと思うんですけれども、会場が当日、本当に席が足りないぐらいたくさんの方がいらしていて、最後に岡田副区長もおっしゃっていたんですけれども、本当に感動する空気が会場内にあったと思うんです。
私が一点確認したいのは、先ほど区が公社を指導していく立場というふうにおっしゃったと思うんですけれども、具体的にこれがどういうふうなことを意味するのか。例えば、例としていいかわからないですけれども、区が監督的な立場で公社がプロデューサー的な立場という理解なのか、もうちょっと違う、同じところに立った関係性なのか、区と公社がどういうふうに協力していくのかというところを教えてください。
◎山田
交流推進担当課長 一つの言い方として、指導という言い方をしたんですが、上から、いわゆる上下関係みたいな形の関係性ではなく、区もおもてなし実行委員会の委員ではありますし、産業振興公社の理事長も委員でございますので、そういう意味では並列だと思っています。そういう意味で、しっかり情報交換と意見交換、わからないこととかお互いが初めて知ったこととかということを、お互いの知り合うということの回数をふやしていかないと、どこまで何が進んだかということが、やはりわかりにくい部分があります。正直なところを言いますと。
そういうことを考えますと、しっかり公社との連絡を密にしていく、連携をもっと強化していくという意味で、先ほどちょっと一つの言い方として指導という言い方をしてしまいましたが、そういう意味では連携という言葉がふさわしいのかなと思っております。
◆神尾りさ 委員 私は別に指導じゃなくて連携がいいと思っているというわけでもなくて、区が公社がやっていることをしっかり把握して、この委員会に提出して、ここで、その議論を高めるというプロセスがすごく大事だと思っています。
もう一点伺いたいのが、質疑応答のところで、区民の方が長野
オリンピックのときに一校一国運動というのがあったと。今回、世田谷ではそういう取り組みがあるんですかという質問があって、部長がお答えになったと思うんですけれども、個人的にすごく曖昧なお答えだったなという感想なんですが、私だったら世田谷でもやっていますというふうに言えるんじゃないかと思っているんですけれども、世田谷で今やっている取り組みというのを把握されていますか。
◎小澤
交流推進担当部長 今、世田谷区で一校一国運動というふうにはやってはいないと思います。ただ、一国ではなくて、何カ国かをそれぞれの学校で題材にして、それを皆さんで世田谷のおもてなしの事業の中で、おもてなしというのは、
教育委員会のほうで、各学校で例えば世田谷の
オリンピック・パラリンピックも含めまして、その内容を知るというような授業も設けていますので、そういった中で実施しているというふうには認識しておりますが、具体的にそれがどのようなふうに展開しているかというところまでは、済みません、把握はしておりません。
◆神尾りさ 委員 あの場に教育長もいらっしゃって、できれば教育長にお答えいただいたらよかったのかなと思いますけれども、ただ、やっぱり
教育委員会と区というふうに分かれているので、区のほうでその取り組みを把握されるというのはすごく大事なんじゃないかと思っているんです。
今まで議会でも何度かこのホストタウンについて取り上げさせていただいていて、子どもにレガシーを残すんだということをお答えいただいている。子どもが来年体験して、どういう感動とか機運醸成とか、そういうことも含めて、それはやっぱり数値化できないですし、目に見えない部分だと思うんです。
どちらかというと、例えばディズニーランドのプロデューサーみたいな、公務員が難しいとされるような分野を皆さんやられなきゃいけないということで、すごく大変なんじゃないかなと思いますけれども、やっぱり子どもという一つの目標、子どもに何を残すかというところは必要以上に把握をされる必要があるんじゃないかというふうに思っていまして、世田谷の学校は九カ国を選んで、その国のことを学んでいるというプロジェクトがあって、それは二十一事業の中にも入っていたと思うんですね。
だから、それに関しては、やっぱりベースになるので、それだけで子どもに残す影響として足りるのかという議論が、もう一段階上の議論があってもいいんじゃないかなというふうに思うので、そういう意味で、基本的な、今やっている取り組みについてはぜひ把握していただいて、その先の議論も、あと本当に少ない期間なので、その間に何ができるかということを、もう一度、
教育委員会と話し合いをしていただいたり、議論していただいたり、それをここの場に挙げて、この中で話し合えたりするという機会がすごく大事なんじゃないかなと思いますので、要望させていただきたいと思います。
◆
岡本のぶ子 委員 今回、世田谷おもてなし・交流・
参加プロジェクトが立ち上がったということが、遅いか早いかと言われると、いろいろ時間的なことはあるんだと思うんですが、限られた時間の中で、どこまで区民の方々の中にこの機運醸成をして、そして一人でも多くの方たちが参加したという、交流ができたというものをつくり上げることが重要な目的になるんじゃないかと思っているんです。
その意味で、例えば、ここに一つの事業案でパレードというところがおもてなしと言った場合に、いろいろな学校の吹奏楽部の子たちがパレードに参加したりだとか、そういった各種事業者の中の吹奏楽クラブの人たちが参加したりということもパレードということにはつながっていくものとして出たのかななんてちょっと一瞬思ったんですけれども、こういう取り組みをしていますよ、そして、そこに参加しませんかという、広く区民の方々への広報というんでしょうか、それはいつのタイミングで計画としてされるのかとかというのはあるんでしょうか。
◎山田
交流推進担当課長 具体的に何月からというスタートは、正直まだお示しできる状況にございません。ただし、限られた時間、本当に開催まで差し迫っている状況であることは間違いございませんので、今おっしゃられたようなパレード、吹奏楽、あと例えばチアであったり、さまざま出し物、見てもらえるさまざまなものがたくさん世田谷の中にはございますので、そういうところの声かけ、今の吹奏楽であったり、チアであったら、学校機関のほうに早目に打診していかなきゃいけないという事前の打ち込みもありますので、そういう意味では、早目に内容を具体化していきながら、どういう参加をしていくのかという中身をしっかり、今回のこの委員会での御議論を産業振興公社に伝えながら、早目に具体化して、声をかけるべきところには声をかけていくということをやっていき、かつ、それが広報にもつながっていくようにしてまいりたいと思います。
◆
岡本のぶ子 委員 この実行委員会のお名前、先ほどお一人欠けていますという話もあったんですけれども、これは教育長は当日参加をされていたというお話もありましたが、学校関係者が委員の中にいらっしゃらないことが、私の中ではあれと思うんですが、やはり広く子どもたち、全ての世田谷区、オール世田谷の子どもたち、日本の子どもも外国籍の子どもも含めて参加できるということを広く発信するには、学校関係者がやはり入っていてしかるべきではないのかななんて思ったんです。
この委員に入らなかったとしても、当日参加されていた中にいらっしゃったのであれば、やはり、どこのタイミングで情報がもらえれば準備ができますということは当然あるんだと思いますので、逆算していただいて、時間がなかったから参加できなかったということがないように、なるべく情報発信を小まめに、また情報発信する場所も、例えば産業振興公社のホームページだけであると、ほとんど区民はそこにアクセスできないのではないかと思いますので、これは世田谷区のホームページ上で、オリパラ関連の中で何か情報発信する予定はあるんでしょうか。
◎山田
交流推進担当課長 これは産業振興公社だけに頼るものではないと思っておりますので、世田谷区のあらゆる手段、広報手段を使って、しっかりPRしていくというつもりでございます。
◆
岡本のぶ子 委員 ぜひホームページにアクセスできる方、あとホームページ、インターネット上でアクセスしにくい方、いろいろいらっしゃると思いますので、双方で媒体を使っていただいて、なるべく早い時期に区民の方々には参加できるものがありますよということを開示していただくということで、来年の盛り上がりをつくっていただきたいなと思います。これは要望です。
◆中山みずほ 委員 ほかの委員が言ったように、私もこれは参加したんですけれども、短い集客期間と認識していた中で、会場いっぱいでびっくりしたんですが、やっぱり実行委員会の構成を見ると、旧態依然という言葉があったように、こんな感じかなという印象ですが、実際いらしていた方々は結構幅があったじゃないですか。なので、ぜひそこもアピールしていただきたいということと、あともう一点だけ、ロゴが使えるという情報があったと思うんですが、多分、ここで皆さんに伝えたほうがほかの団体に声をかけるときにいいんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
◎山田
交流推進担当課長 このキックオフ会でホストタウンのバッジ、バッジというか桜のマークのロゴはたくさん使えますというふうな御周知をさせていただきまして、そういった御質問も当日いただきました。それをぜひさまざまな広報媒体、会員の方とか、会社で何か印刷するものであったり、そういうものでの御活用いただきたいということは積極的にPRさせていただきました。
そういうことから、私どものほうのホストタウン、共生社会ホストタウンのロゴにつきましては、さまざまなものにお使いいただくことは、もう本当に自由になってございますので、届け出だけ必要になりますけれども、お使いいただくことには、例えば販売するものはだめなのではないかとか、そういうことにはなってございませんので、ぜひお使いいただければと思っております。
◆中山みずほ 委員 今のロゴの使用はすごくポイントは大きいと思っていて、視覚的に区民の方々が何か見たときに、ばっといろんなところに、そのホストタウンのロゴがあるということで、それの一体感も大きいと思うんです。なので、やっぱりぜひそこは大きく周知していただきたいと思います。
◎山田
交流推進担当課長 先ほどそのべ委員から実行委員が一人抜けているという資料上のミスがありまして申しわけございません。
もう一人、区民まつりの実行委員会の芹澤委員長でございます。大変失礼いたしました。区民まつり実行委員会の芹澤委員長が委員で入ってございます。資料上ミスがありまして、申しわけございませんでした。
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○田中優子 委員長 それでは、次に参ります。(10)「クリスマスゴスペルコンサート」の実施について、理事者の説明を願います。
◎山田
交流推進担当課長 「クリスマスゴスペルコンサート」の実施につきまして御報告いたします。
1主旨でございますが、区がアメリカ合衆国のホストタウンであることの周知とあわせまして、さまざまアメリカとか外国との交流を活性化させたり、海外から来訪される方をお迎えすることを目的としまして、せたがや文化財団及び産業振興公社と連携いたしまして、ホストタウン事業でありますクリスマスゴスペルコンサートを実施いたします。
2実施日時でございますが、十二月九日の月曜日の夜七時から行います。
3の場所はキャロットタワー二十六階、カフェスペースで行います。
4の実施内容でございますが、(1)として、ホストタウンの周知とアメリカ関連のゴスペルの歴史などを交えたミニトークみたいなもの、(2)としまして、実際のお歌を歌うゴスペルコンサートを行い、あと最後に、周知グッズでありますピンバッジ等をお配りして、さらにホストタウンの周知を図っていきたいと考えております。
5参加者でございますが、今のところ、その会場に入れるのが百五十から二百名以内ではないかと思っています。そのうち、括弧書きにありますカフェスペースの椅子は二十五席を用意しようと思っています。この二十五席につきましては、せたがやコールで先着順になりますが、お申し込みをする予定でございます。その他につきましては、そのほか二十五人以外につきましては、展望部分で立ち見になりますが、そちらは申し込み不要で、当日お越しいただくというような状況になってございます。
6参加料としては、椅子席も立ち見席につきましても無料となってございます。
7予算につきましては、概算でございますが、およそ六十一万三千円ほどになっております。
裏面をおめくりください。8その他でございますが、こちらの会場につきましては、指定管理者でありますスカイキャロットとの協定で公用利用をいたします。
9今後の
スケジュールは、十八日に区及び産業振興公社、また文化財団等もお声がけしながら、ホームページによる周知をしてまいりたいと思っております。そことあわせまして、せたがやコールによる申し込みを開始します。十二月九日のコンサートを開始いたします。
10は出演予定者の経歴といいましょうか、内容が四人ほど書いてございます。
説明は以上です。
○田中優子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○田中優子 委員長 それでは次に、(11)その他ですが、ほかに報告事項はありますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中優子 委員長 なければ、以上で1報告事項の聴取を終わります。
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○田中優子 委員長 次に、2協議事項に入ります。
(1)次回委員会の開催についてですが、次回委員会は、第四回定例会の会期中である十二月三日火曜日午前十時から開催することで予定したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中優子 委員長 それでは、異議なしということで、次回委員会は十二月三日火曜日午前十時から開催予定とすることにいたします。
以上で、2協議事項を終わります。
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○田中優子 委員長 その他、何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中優子 委員長 特にないようですので、以上で本日の
オリンピック・
パラリンピック等特別委員会を散会いたします。
午後零時四十七分散会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
署名
オリンピック・
パラリンピック等特別委員会
委員長...