調査係主事 山口孝一
出席説明員
清掃・
リサイクル部
部長 堀川能男
参事 溝口 猛
管理課長 杉野憲三
事業課長 松下洋章
副参事 大石智康
世田谷清掃事務所長 栗原英昭
砧清掃事務所長 和久弘幸
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
本日の会議に付した事件
1.
報告事項
(1) 第一回
定例会追加提出予定案件について
〔報告〕
・ 議会の委任による
専決処分の報告(
自動車事故に係る
損害賠償額の決定)
(2) 平成十九年度
一般会計補正予算(第二次)について〔当
委員会所管分〕
(3)
分別区分変更モデル地区家庭ごみ排出実態調査結果について
(4) 千歳
清掃工場モデル収集可燃ごみの
焼却実証確認実施報告(二回目)について
(5) 資源循環センター(
ガラスびん資源化施設)の開設について
(6) 作業上事故の発生について
(7)
世田谷清掃工場の
試運転状況について
(8) その他
2.請願の継続審査について
3.閉会中の
特定事件審査(調査)事項について
4.協議事項
(1) 次回委員会の開催について
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
午前十時開議
○岸武志 委員長 ただいまより清掃・
リサイクル対策特別委員会を開会いたします。
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○岸武志 委員長 本日は、
報告事項の聴取等を行います。
それでは、1
報告事項に入ります。
まず、(1)第一回
定例会追加提出予定案件について、報告、議会の委任による
専決処分の報告(
自動車事故に係る
損害賠償額の決定)について、理事者の説明を願います。
◎溝口 清掃・
リサイクル部参事 私のほうからは、お手元の資料に基づきまして、
自動車事故損害賠償に係ります議会委任による
専決処分につきましてご報告をいたします。
本件につきましては、前回二月十三日の本委員会で
事故報告をいたしたところでございますが、このたび相手方との示談成立の見込みとなりましたので、先週末、
専決処分を行いまして、ここに報告をするものでございます。
事故の概要につきましては、前回報告のように記載のとおりでございますが、相手方は(3)にございますように、
松下電工エイジフリーサービス株式会社でございます。
下のほうに参りまして、2の過失割合でございますが、区側が十割でございます。まことに申しわけございません。
なお、
損害賠償額は、板金塗装、
部品交換等で六万三百五十四円、
専決処分日は二月二十九日でございます。
以上、報告いたします。
○岸武志 委員長 ただいまの説明に対し、ご質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○岸武志 委員長 次に、(2)平成十九年度
一般会計補正予算(第二次)について、当
委員会所管分について理事者の説明を願います。
◎杉野
管理課長 それでは、平成十九年度
一般会計補正予算(第二次)の清掃・
リサイクル部所管分についてご説明を申し上げます。
補正内容につきましては、A4一枚にまとめましたので、この資料により説明させていただきます。
まず、1の歳入予算でございます。
補正予算書のほうでいきますと五二ページになりますけれども、款諸収入、項雑入、目雑入の
リサイクル資源売払金につきまして、集積所から回収しました古紙や缶などの資源は、各再生業者やメーカーの方に売り払っておるところでございますけれども、そのうち新聞や雑誌、段ボールの古紙につきまして、平成十九年に入りましたころから古紙の市況が好調に推移をしたということから、当初の見込みを上回る金額で売り払いできたことによりまして、今回、増額補正といたしまして九千百十三万一千円を補正するものでございます。
次に、2の歳出予算でございます。
補正予算書で言いますと、七〇ページ、省
資源対策事業費のうちの
資源分別回収事業でございますけれども、先ほどの
リサイクル資源売払金を増額補正することに伴いまして、財源の更正を行うということで、諸収入の分を九千百十三万一千円、一般財源のほうをその分減額ということでの更正を行うものでございます。
説明は以上でございます。
○岸武志 委員長 ただいまの説明に対し、ご質疑がありましたら、どうぞ。
◆山内彰 委員 いろいろお話を聞いたら、裁判の様子、古紙、その他の持ち去りということでいろいろあるけれども、この中でどのくらいの量が現在持ち去られているか、そのことがやっぱりこの補正に対しても大きく響いてくる、区の財源にもかかわってくるので、そのことがわかればちょっと教えていただきたいと思います。
◎松下
事業課長 持ち去り業者が持ち去った量を正確に申告するというふうな仕組みには残念ながらなってございませんので、正確な量の把握というのは困難でございます。しかしながら、過去の収集量からの経緯ということを見合わせてまいりますと、私どもとしては、古紙の中の一定割合といいますか相当な割合、率で申し上げるのはなかなか厳しい部分はございますが、少なくとも一割程度以上は持ち去られている可能性があるということは、過去のデータからは推測ができるかと考えております。
◆山内彰 委員 これは市場が好調だからこそ、また最近目立ってきていますので、やはりこのことはきちっとしていく必要があると思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
◆飯塚和道 委員 今の問題に若干関連しますけれども、確かに一時は持ち去りが減ったように思えるんですけれども、私もちょうど通りに面しているせいもあるんですけれども、タイミングが非常にうまい。うまいというのは、要するに三十分ぐらいの差なんだね。それでバス通りなもので、出すと同時に。ですから、区としても、以前は
パトロールをやっていたと思うんだけれども、最近のその辺の対策みたいなのは何か考えているのか。
◎松下
事業課長 まず、二つの側面からの
取り組みを現在行っているということをご報告させていただきます。
一つは、委員からただいまご指摘がございました
パトロールについてでございます。これは引き続き民間の警備会社に委託しての
パトロールを月曜日から土曜日まで毎日早朝から午前十時過ぎぐらいまで、区内二台でくまなく回る、また、区民の方々からのご通報などがございましたようなポイントにつきましては、重点的に
パトロールをするということを行っております。
また、並行いたしまして、区の職員によります
パトロールという部分も、特に重点的な対応が必要なエリアを中心にいたしまして、これも併用して行っております。ちなみに、けさも区の職員も
パトロールに出向いております。こちらが一点でございます。
それからもう一点、収集の仕方という部分での工夫という面では、従前は紙を収集する車、瓶、缶を収集する車ということを最初から分けた形で配車の体制を組んでおりましたけれども、朝一番の段階では、持ち去りが頻発しております紙のみを重点的に、全部資源の収集日に重点的に収集をし、その次に瓶、缶の収集に移るというふうな形をとっているところでございます。しかしながら、ただいま委員からご指摘いただきましたように、区のほうで時間を早めても、またそのすき間を縫ってというふうな形での持ち去り行為も横行しているというような、残念ながら現状としてはまだございます。
私どもとしては、引き続きでき得る限りの早い時間帯に、区民の皆様に朝八時までにお出しくださいということでお願いを申し上げているわけでございますので、それ以前に収集するわけにはまいりませんけれども、八時からできるだけ遅滞なく収集ができるような工夫というのは、これまで以上に今後も取り組んでいきたいと考えております。
また、区民の皆様主体での
地区回収、集団回収、こういったところで区の収集のほうに出さずとも
リサイクルがきちんとできるというふうな、区民の皆様主体の
取り組みの支援促進というふうな部分もあわせて引き続き取り組んでまいりたいと考えております。
◆竹村津絵 委員 あわせて、ちょっと参考までに教えていただきたいんですが、古紙回収というのは非常に長い歴史があるというか、それをなりわいとして細々と回収業を営んで
きた方たちというのがいらっしゃるわけなんですけれども、この条例ができて、区がその前に平成十二年から事業者へ、協同組合に委託をし、条例ができて持ち去り禁止というふうになったときに、
生活者ネットワークでは、このなりわいとして
きた方たちを廃絶してしまうことがあっては、やはりシステムとしてうまくないのではないかということを言ってきました。
ただ、当初は、そういう方の持ち去りというよりは、持ち去りを業とするというか、いわゆるアパッチと呼ばれる人たちの持ち去りが非常に横行しているということで、条例を制定してこれを取り締まる必要があるというご説明でしたので、それはよしとしてまいりました。
今
パトロールをされていると、ある程度実態がつかめてくると思うんですが、実際にアパッチといういわゆる悪質な持ち去りと、あと本当に仕事ができなくて困ってしまって仕方なくというような方たちがいるのかどうか、そのあたりの感触を教えていただきたいんですが。
◎松下
事業課長 私のほうでも日々の
パトロールの日報などを職員から報告を受ける形で確認をいたしておりますが、いわゆる
地元ナンバー、
品川ナンバーの車は事実上皆無でございます。二十三区内の他のエリアのナンバーの車、もっと言いますと、他県のナンバーの車という部分が、大半というよりも実質的にすべてという状況でございますので、そういう意味では、なりわいとしていらっしゃる方というふうな問題は生じていないものと考えております。
◆竹村津絵 委員 あわせて伺いたいんですが、この
パトロールの費用が今どのぐらいのお金がかかっているんでしょうか。
◎松下
事業課長 年間で
パトロールの委託経費が約八百万円強でございます。
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○岸武志 委員長 次に、(3)
分別区分変更モデル地区家庭ごみ排出実態調査結果について、理事者の説明を願います。
◎松下
事業課長 分別区分変更モデル地区におけます
家庭ごみの
排出実態調査結果につきましては、昨年の十二月の当委員会に速報をご報告させていただいたところでございますが、このたび十月からの
モデル地区拡大後の状況を加えまして報告書として取りまとめましたので、ご報告を申し上げます。
冊子の資料とホチキスどめの資料とがございますが、ホチキスどめの資料の概要版のほうでご説明をさせていただきます。
調査の対象地区でございますが、区内の約一割、四万三千世帯ほどの
モデル地区で、表1に記載のとおりでございます。
また、調査日程につきましては、下の表2の日程に記載のとおりでございます。
二ページをお開きください。
モデル地区におけますごみの収集量についてでございます。二ページの上の段に七月から開始をいたしました地区、下の段に十月から開始いたしました地区の推移をお示ししております。十月からスタートをいたしました地区につきましても、
速報段階の七月からスタートした地区と同様の傾向を示しておりまして、端的に申しますと、
分別区分の変更前に比べて、
可燃ごみ、
不燃ごみの合計量、ごみの総量が減る傾向にございます。年末年始はごみの量が特にふえる時期でございますが、
折れ線グラフでもその部分がぴょこんと上に突出しておりますが、そういった時期を除きますと、変更前に比べまして五%から一〇%ごみの総量が減るという効果があらわれております。
続きまして、三ページから四ページにかけまして、ごみの中身、
組成調査でございますが、こちらの結果をお示ししております。
また、五ページから六ページにかけまして、
ペットボトルの
回収状況、
発泡トレイの
回収状況、また、
ペットボトルにつきましては
組成調査の結果もお示しをしております。詳細の説明は省かせていただきますが、いずれにつきましても、前回の
速報段階とおおむね同様の傾向にございます。
続きまして、七ページ、八ページでございますが、集積所での
実態調査、また収集運搬の効率の調査につきましては、前回の
速報段階と基本的に同様でございますので、詳細の説明は省略をさせていただきます。
九ページ以降に
モデル地区で行いました
アンケート調査の結果を掲載いたしております。また、一二ページ以降に調査票の現物をお示しさせていただきました。
前回、速報の段階では集計中でございました自由意見につきまして、一〇ページから一一ページに整理をさせていただいております。
お一人で複数のご意見をお寄せくださった方もいらっしゃいます。延べ一千八十六件のご意見をちょうだいいたしました。
内容といたしましては、
分別区分の変更に肯定的なご意見百三十件、否定的なご意見四十五件、ごみの量の増減に関するご意見五十四件、収集の曜日や回数、また時間帯などに関するご意見二百八十一件、
リサイクルのあり方に関するご意見百五十七件、説明や周知に関するご意見百四十九件、意識醸成、
排出マナーに関するご意見百八十四件で、その他のご意見八十六件ということで、
分別区分変更以外に関するご意見も含めまして多数のご意見をちょうだいいたしました。これらのご意見を参考にしながら、今後の
取り組みを進めてまいりたいと考えております。
○岸武志 委員長 ただいまの説明に対し、ご質疑がありましたら、どうぞ。
◆
村田義則 委員 今の概要版でいきますと、三ページの
分別区分変更前の
プラスチック類は入っていませんが、不燃物というところに入るんですかね。可燃物の中での
プラスチックの混入量は、不燃物のところに入るのか、ちょっと数字が明らかでないので、わかっていたら教えていただきたいということです。
◎松下
事業課長 第一回目の
組成分析結果、すなわち
分別区分変更前の結果でございますが、冊子のほうに詳細を掲載いたしております。
可燃ごみ中の
プラスチック類は、一三ページに記載をいたしておりますが、四・七%でございます。
◆竹村津絵 委員 もう一度関連で教えてください。
今の一部
事務組合が
サーマルリサイクルの
実施要綱というものに示している可燃物中の
プラスチックの混入率一〇%というふうに出しています。これは、村田議員の一般質問にも部長がその点をもう一度お答えになっていると思うんですけれども、そうしますと、四・何%ということは、実際の
実証確認要綱、
サーマルリサイクルの
実施要綱の想定している一〇%よりもこの
モデル地域の
可燃ごみ中の
プラスチック混入率は非常に低いということですか。今よくわからなかったので、ちょっと確認。
◎松下
事業課長 順を追ってご説明をさせていただきます。
組成分析調査結果の中で、
モデル地区を平均しての
可燃ごみ中の
プラスチックの割合ですが、変更前の割合が四・七%、変更後第一回といいますか、
組成分析結果としては第二回目ですが、こちらの結果といたしましては一四・八%で、その後再度行った調査では一九・三%と推移をしております。
なお、一部
事務組合の推計ということでは、
分別区分の変更前の段階で六%、変更後で一〇%程度という見込みになっております。
◆竹村津絵 委員 そうすると、最新の調査の段階でも、そもそもの想定より二倍の混入率になっているわけですよね。この一九・三%という今のこれは、逆にまだまだ
モデル地域でも
プラスチックが
可燃ごみになったという認識ができていなくて、
不燃ごみに出し続けている人もなきにしもあらずだと思うんです。つまり、
不燃ごみのほうに
プラスチックが、
モデル地域で言えば誤ってなんでしょうけれども、混入している率はどのぐらいになりますか。書いてあるかもしれませんが、教えてください。
◎松下
事業課長 直近の
分別区分変更後の二カ月後という段階での七
地区平均値ということで申しますれば、
不燃ごみの中に入っております
プラスチックの割合は約一九・六%でございます。
◆竹村津絵 委員 そうしますと、これは計算すれば出ると思いますが、もう既に計算なさっていると思うので教えていただきたいんですが、今
不燃ごみの中に一九・六%入っているものがしっかり分別をされる、区がやってくださいと言っているように分別をされた場合、
可燃ごみに混入する
プラスチックは何%まで上がっていくんですか。
◎松下
事業課長 実際の集積所におけます排出形態を見ますと、
プラスチック類というのが、かなり多くの部分が複合素材で、事実上切り離せないようなものも多くございます。したがって、現在のところでも、
可燃ごみ対
不燃ごみの量の割合というのが二十五対一、重量比ではそれぐらいの割合になっておりまして、もう事実上、物理的にはこれはアッパーに近い状態ぐらいまで
プラスチックが
可燃ごみに出されている状況ではないかと推測をしております。
◆
村田義則 委員 それで伺いたいんですが、一部
事務組合は不燃物の中での
プラスチックの混入率を一〇%と推測しているわけですよね。世田谷区は、世田谷区のごみの中でこの
分別区分変更後何%になると予測していらっしゃるんですか。
◎松下
事業課長 分別区分変更後の
不燃ごみの割合という意味合いでの私どもの想定というよりは、量として
不燃ごみ自体がどれぐらいになるのか、
可燃ごみがなるのかという観点での予測、ないしはこの
分別区分変更の
モデル収集の中での検証という部分を私どもとしては主として行ってまいりましたので、
プラスチックの量というふうな形での割合という意味での
シミュレーションというものは、私どもとしては行っておりません。
むしろ、中間処理を担っていく清掃一部
事務組合、こちらのほうで、二十三区全体の中間処理を担っている立場で、
可燃ごみに含まれるごみの組成、
不燃ごみに含まれるごみの組成という部分の
シミュレーションを行っているということから、私どもとしては、その値を一つの参考値としながら、収集、運搬の効率的な体制をつくっていく、また、発生、排出抑制の
取り組みを進めていくというふうな考え方でいるところでございます。
◆
村田義則 委員 今の答弁は意味がよくわからなかったんですが、要するに区としては推測はしないということですか。
◎松下
事業課長 率という意味での私ども独自での推測というふうなものは行う考えはないということでございます。
◆
村田義則 委員 しかし、実際に
清掃工場で可燃物を燃やすときに、
プラスチックの量は実際の発熱量等との関係で必要なわけですよね。じゃ、率じゃなくて実質の量ではわかるわけですか。推測ですけれどもね。
◎松下
事業課長 私どものほうで調査をいたしておりますのは、
可燃ごみの収集量、
不燃ごみの収集量、また、そこの中に占められている大きな意味合いでの
資源化可能物の割合といったことをお示ししていく。
したがって、計算上は実の量というものの推計はできますが、それをもって一つの評価指標にしていくというふうな考え方は直接的には持ち合わせていない、こういうことでございます。
◆
村田義則 委員 意味がわからないんだけれども、評価指標は持ち合わせていないというのはどういう意味かわからないけれども、量はわかる、推測はするということね。
分別区分変更後の世田谷全体の
可燃ごみの中での
プラスチックの量というのはわかるわけね。
◎松下
事業課長 数字上は試算をすることは可能であると考えております。
◆
村田義則 委員 では、推測で試算していただけませんかしら。試算は可能だと言ったから、今じゃなくてもいいですから、試算をしてくださいとお願いしたんですが、いかがでしょうか。
◎松下
事業課長 これまでもごみの
組成分析調査の結果などから、
可燃ごみの中に含まれる生ごみ、紙くず、また
資源化可能物等の割合についての把握、推計というふうな作業などを行ってきております。その一環といたしまして、今後の
組成調査の中でそのようなデータなどもご理解いただけるようなお示しの仕方等、工夫をしてまいりたいと考えております。
◆
村田義則 委員 いずれにしても、実際の
清掃工場の中で今後
プラスチックが相当大量に燃やされていくわけですよね。そのことについてのさまざまな危惧が区民の皆さんの中にもあるし、区議会の中でも問われているわけですから、その量がどのくらいになるかというのは非常に重要な問題だと思うんですね。これはきちっと示していただけるようにお願いしておきたいと思います。
◆菅沼つとむ 委員 ご存じのように、清掃というのは世田谷だけで単独じゃないわけですから、
最終処分場まであって、一つの団体として一部
事務組合がある。そこで全体的な二十三区の中できちんとした対応ができれば、それが一番いいと思います。そうしていただきたいと思います。
○岸武志 委員長 質問ですか。
◆菅沼つとむ 委員 質問じゃないです。お願いです。
◆竹村津絵 委員 一〇%の話に少し戻ってもう少し聞きたいんですが、
サーマルリサイクルをすると決めた、もう何度も言われているように、まず発生抑制、それから資源化、どうしても残るものを
サーマルリサイクルしましょうと、それで二十三区は合意したわけですよね。
その際に、今二十三区にあるすべての
清掃工場というのは、紙ですとか布ですとか旧
可燃ごみ対応で、
プラスチックを入れる想定で設計されていませんよね。私は、その
サーマルリサイクルの
実施要綱の中に一〇%というふうに書かれているということは、焼却側の専門家である一部
事務組合のほうで、今、
可燃ごみの焼却ということを前提として設計し運転している
清掃工場、これにどのぐらい
プラスチックを入れることができるか、つまり安定稼働できる線ということで一〇%という割合をはじき出したんだというふうに私は解釈をしております。
実際にごみの組成が変わってくることで、非常にクリンカがついてしまうとか、逆に助燃剤が必要だとかということが言われているわけですよね。そうすると、ごみの組成を変えるわけですから、要は想定した組成ではないものを焼却していくということに対して、区としてはどのように解釈をしていらっしゃるんですか。
◎松下
事業課長 清掃工場の
設計最高発熱量に関連してのお尋ねであるかと思います。端的に申しますと、清掃一部
事務組合の所管事項ではございますけれども、私どもで聞き及んでいる範囲でのお話を申し上げます。現在、
世田谷清掃工場のことを例にとりますと、
設計最高発熱量は一万二千百キロジュールでございます。カロリーに直しますと二千九百キロカロリーということになりますが、建てかえ前の旧
世田谷清掃工場は六千三百キロジュール、カロリーで言いますと千五百キロカロリー。この旧工場では、発熱量から言いましても、
プラスチック等の焼却に十分対応ができたかといいますと、これはやや疑問符がつく部分もあっただろうと考えますが、今般、
世田谷清掃工場のみならず、二十三区の
清掃工場の
設計最高発熱量は、いずれも一万以上のキロジュールという単位になっておりまして、他工場におきましても、世田谷区よりももっと
プラスチックの焼却量が多い
清掃工場も多数ございますが、そういったところでも、これまでのところ実証確認で問題が発生したということは聞いてございません。
◆竹村津絵 委員 聞けば聞くほど答えが得られないんですけれども、ちょっと基本的なことを伺います。なぜ今まで千五百キロカロリーだったものを二千九百キロカロリーに上げたんですか。
◆菅沼つとむ 委員 一部
事務組合と世田谷の今の議題とちょっと違うと思うので、それは後で一部
事務組合に聞いていただいたらいかがですか。それは答えられないもの。
◆竹村津絵 委員 いや、そんなことはないと思います。
サーマルリサイクルをやるということは二十三区で合意をして決めているわけですから、もちろん一緒に考えてお出しになっていると思うんです。
そもそも、
可燃ごみに必要な最高発熱量というんでしょうか、千五百キロカロリーでかつて設定され、ほかの工場も低かった。ところが、今いろいろ改修、改築などをしている工場は高くしているということは、ごみの組成を変えるという前提が既にあったというような今のお答えだと思うんですね。
世田谷清掃工場は、設計の段階ではまだ
サーマルリサイクルという話は議会のほうには出ていなかったはずなんですけれども、これほどごみの焼却カロリーを変えて設計したということをもう一度ご説明いただけますか。
○岸武志 委員長 所管として答えられることもあると思いますので、その範囲でお答えください。
◎松下
事業課長 プラスチックの焼却を前提としてということではございませんで、その昔、
可燃ごみの大半を生ごみが占めていた時代と、二十三区の
清掃工場で焼却するものの中で紙ごみの比率が非常に高まった時代との違いであるというふうに聞いております。紙ごみの発熱量は非常に高うございますので、これに対応すべく、設計上の最高発熱量を高めてきたと、このように一部
事務組合のほうからは聞いております。
◆上杉裕之 委員 冊子のほうについてお伺いしたいんですけれども、まず六ページに定義が載っていますね。可燃系
資源化可能物、不燃系
資源化可能物の定義ということなんですけれども、これはこれでいいんですけれども、それに関連してさらに二三ページには、
資源化可能物の割合というのが出ていますね。これについて少々お伺いします。
この円グラフを見ますと、現在資源化ルートがないものという項目があって、おのおの
可燃ごみに含まれるものと
不燃ごみに含まれるものとの割合が出ていますね。現在資源化ルートがないもの、
可燃ごみについては八五%、
不燃ごみについては八三・一%ですが、ここを教えていただきたいんですけれども、当委員会で昨年、さらなる
リサイクル、分別の徹底ということが出ていました。これは採択したわけですけれども、現在資源化ルートがないもの八五%は、割合が大きいなと思うんですよ。残りの十数%は既にやるルートがある。例えば
可燃ごみの八五%、これは世の仕組みとして絶対に資源化ルートが今後もないだろうというやつと、それからやりようがあるというものの内訳があると、どこにどれだけ努力すればさらなる分別徹底というのができるのか、
リサイクル、3Rできるのかということがわかると思うんですね。
そこの辺で、今回の調査でそのあたりというのが数字が後から出せるものなのかどうかを教えていただきたいんですが。
◎松下
事業課長 冊子の中で一七ページに
組成分析調査結果の品目ごとの詳細を掲載いたしております。この中で、
可燃ごみに含まれる
資源化可能物でないもの、
不燃ごみに含まれる同様のものという部分もご確認をいただけるかと思います。
委員お尋ねのご趣旨は、恐らく容器包装の
プラスチックなどのことも念頭に置かれてのことと思いますが、容器包装の
プラスチック類は
可燃ごみに含まれるもの一二・九%、
不燃ごみ中では一〇・八%でございました。
◆上杉裕之 委員 ありがとうございます。まさしく容器包装の
プラスチック類一二・九%、それからその他
プラスチック二・七%、このあたりのことを確認したかったので、ここの部分がさらなる分別、
リサイクルというところの伸び代といいますか、余地がある部分というふうにとらえてよろしいでしょうか。その点伺います。
◎松下
事業課長 ただいまご答弁申し上げた部分ももちろんそうでございますが、現段階で資源化ルートのあるものという部分のシェアが、ただいまご答弁申し上げました容器包装プラをはるかに上回っているというふうなことも事実でございますので、現在の資源化ルートのあるものについての資源分別の徹底という部分をまずはきっちりとやっていきつつ、さらなる資源化ルートの拡充に向けての努力を続けていくと、こういうことでございます。
◆羽田圭二 委員 こちら側の薄いほうのやつですけれども、アンケートがあって、これは、結果というか回答を求めているのは七月のほうですよね。
それで、今の話とも関連するんですけれども、今後の資源回収のあり方みたいなことで幾つか出ているのが、例えば
ペットボトルは資源の日に回収してほしいと、これは当委員会でもそういう意見がこの間出されています。それから、白色トレイも集積所で資源回収してほしいとか、そういう積極的な意見が出されているんですが、この辺の受けとめ、今後検討していくという答弁かもしれませんけれども、その辺はいかがでしょうか。
◎松下
事業課長 まず、
ペットボトルの集積所での回収につきましては、収集量から見ましても一定の効果が出ているということ、また、区民の方からのご要望も
モデル地区において一定程度出ているということで、集積所回収は
分別区分変更とセットで区内の全域に展開をしていく必要があるのでないかと考えております。
また、集積所回収の収集日につきましては、現在は隔週、一週間置きということで行っておるんですけれども、曜日が覚えにくいので、各月の第何曜日と、第一、第三とか、第二、第四といった形で覚えやすくしてほしいというふうなご要望も多数ちょうだいをしていますことも踏まえて、
不燃ごみと
ペットボトルにつきましては、現在の隔週というふうな収集形態は、例えば月二回というような形に変更していくほうがわかりやすいのではないかというふうなことを現段階では考えております。
発泡トレイにつきましては、集積所で行っています他の自治体の事例なども私どもも調査をいたしましたが、非常に軽量で、集積所での回収という場合には、どうしても飛散の問題等が避けられないということで、トレイの回収につきましては、集積所というよりは店頭・拠点というほうがより望ましいのではないかと考えております。
いずれにしましても、今回ちょうだいしたさまざまなご意見という部分を大いに参考とさせていただきながら、今後の
取り組みを進めてまいりたいと考えております。
◆羽田圭二 委員 あともう一つ、これの⑦のところなんですけれども、
排出マナーの関連で、
排出マナーが悪い、それを改善してほしいという話が出ているんです。それで、このアンケートを出された方も集合住宅の方が非常に多いという構成が出ておりますけれども、集合住宅の場合は、実は管理人さんがほとんどごみを出させる前に準備をして出しているという話がいろんなところで言われていまして、もちろん管理人さんの仕事ですから仕方がない面もあるかもしれませんけれども、それが管理人さんにとって非常に負担になっているということも実際には上げられているんです。もちろんそれは、集合住宅ごとでそれぞれその出し方について徹底をなさっているということなんですが、それでも、できるならそういう徹底についてさらに強めていただきたいという声も上がっているんですが、その辺はいかがでしょうか。
◎松下
事業課長 私どもの課題認識といたしましては、また現場の声としてもそうなんですけれども、管理人さんがいらっしゃる集合住宅というよりは、管理人さんがいらっしゃらない小規模なところのほうがより問題が大きいというのが、事実としても私どもは認識をしておりますし、そのようなお声も多くちょうだいをしているところでございます。
そこで、この三月、四月という人の動きの非常に多い時期に、これはこれまでも行ってまいったところでございますが、区内の不動産業界に協力をお願いしまして、転出入の手続などを必ずしもされないような方も中にはいらっしゃいますので、そういった方々に対してもごみの分別、出し方のルールをお知らせするようなチラシなどの配布にご協力をお願いしていくといったことはぜひやっていきたい、今後も取り組んでいきたいと考えております。
◆羽田圭二 委員 私が申し上げたのは、顕在化しないということなんですよね。つまり、集積所に出るときにはちゃんと分別されて出てくるわけですよ。それは、管理人さんがやっているからであって、住んでいる方がやっているわけではないと。ですから、その辺についても今後の
取り組みとして考慮しておく必要があるのではないかと、それを申し上げたの。言っていることがわかりませんか。結果を言っているんじゃないんですよ。
◎松下
事業課長 よく私どものほうにお寄せいただくお声としまして、管理人さんなどから、入居者の方に対する周知をきちんとしたいのでどうしたらいいかというご相談などをちょうだいすることがございます。清掃事務所ないしは私ども本庁にそのようなお声が寄せられたときには、何世帯ございますかということをご確認申し上げた上で、世帯数、人数、プラス掲示用の部分などの部数を相当携えて、即刻そちらの集合住宅のほうに飛んでまいります。趣旨をご説明申し上げまして、ポスティング、また掲示板等への掲示等について、またご相談事にも応じていくというふうな体制を日常的にとっておりますので、こういった形の中で、少しでも管理人さんに対する負荷という部分を一定程度軽減ができていければというふうに考えております。
◆
村田義則 委員 後学のために一つ教えていただきたいんですが、東京全体の
プラスチックの排出量はたしか五十万トンぐらいだったと思います。一部
事務組合の
サーマルリサイクルの表に出ていますけれどもね。それで、埋立処分場の問題もあって
プラスチックを可燃物にするというわけですね。つまり、処分場への負荷を軽くするということですよね。先ほどのご答弁にもあったとおり、もともと東京全体でその
プラスチックの可燃物の中の混入率は六%程度と言われていたと。つまり、ざっと約三万トンですね。それが今度一〇%になるというわけですよね。五十万トンベースで言うと、大体どのくらい燃やす部分がふえて、どのくらい中央防波堤に入る
プラスチックが減るんですかね。一〇%だとすると、そんなに減らないんじゃないか。(「所管内じゃないよ」と呼ぶ者あり)だから後学のためにわかったら。
それは計算してみたことがありますか。意外と簡単な計算だと思うけれども。中央防波堤の負荷を減らすなんていったって、もし一〇%しか燃やせないとすれば、ほとんど影響がないんじゃないかな。
◎松下
事業課長 ただいまのお話の前提としまして、
可燃ごみの収集量のほうが圧倒的に多いというところが視点として重要なのではないかと思います。現在、
分別区分変更前の時点で、
可燃ごみ四に対して
不燃ごみは一の割合しかございません。したがって、
可燃ごみの中の六%というのは相当なボリュームになってくる。
不燃ごみの中の何%という数字に比べれば、量としては四倍大きくきいてくると、こういう構造にございますことをまず最初に申し上げなければいけません。
したがって、
可燃ごみの中でのパーセンテージが上がるということが、
不燃ごみの中のパーセンテージのダウンという部分と、数字的に直接フィフティー・フィフティーの関係にはございませんので、その部分がちょっとわかりにくい部分はあると思います。
あともう一点、これは今回の
モデル地区でもそうでございますけれども、ごみの総量が相当減っているというふうな部分、
可燃ごみも
不燃ごみも全体として発生抑制という効果が予想以上にきいているというふうな部分もございますので、これは単純にはなかなかお答えがしにくいかなというふうに考えております。
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○岸武志 委員長 次に、(4)千歳
清掃工場モデル収集可燃ごみの
焼却実証確認実施報告(二回目)について、理事者の説明を願います。
◎松下
事業課長 ただいまご報告を申し上げました
分別区分変更の
モデル収集によって収集をいたしました
可燃ごみを千歳
清掃工場で焼却をした際の実証確認の結果につきましては、昨年十二月の当委員会にご報告をさせていただいたところでございますが、このたび二回目の、すなわち
モデル地区拡大後の実証確認の結果がまとまりましたので、ご報告をいたします。
資料を一枚お開き願いたいと存じます。一ページでございますが、対象は区内約一割の区域の
モデル地区から収集いたしました
可燃ごみでございます。二回目の実証確認の実施期間といたしましては、下のほうにございますが、平成十九年十月からでございまして、第三者機関によります排ガスや排水等の測定につきましては、二ページの(2)のところに記載のとおり、十一月十九日から二十六日までの間でございました。
確認結果の概要でございますが、二ページの下から三ページにかけて文章でまとめております。ポイントの部分をご説明いたします。
排ガス、排水、それから焼却灰等につきましては、測定結果はすべて法律で定めた規制値、また、それよりも厳しく設定をしております協定値等を下回っている状況にございます。
測定値につきましては、
モデル収集可燃ごみの焼却を開始する前の測定結果と比較いたしまして同程度でございまして、今回の
モデル収集可燃ごみを焼却した影響という点におきましては、一回目の実証確認同様、特段の影響は見られなかったという状況でございます。
続きまして、ごみの性状調査ということで、
プラスチック、皮革、ゴムを含めた割合を測定いたしましたが、
清掃工場のバンカでの測定で一〇・五三%、
モデル収集した
可燃ごみの測定では一七・四七%でございました。バンカでの測定データは前回よりも上昇しておりますが、
モデル収集可燃ごみの測定データといたしましては、前回よりも若干低下をしているという状況にございます。
周辺大気環境調査、また
清掃工場の運転データ、こういった部分につきましても、前回同様、実施前後での大きな影響は見られておりません。
これらの実証確認の実施結果につきましては、清掃一部
事務組合のホームページに掲載をするほか、世田谷区といたしましても、区のホームページからリンクを張るなどいたしまして、清掃一部
事務組合と連携してわかりやすい説明に努めてまいりたいと。先日も広報紙の特集号で大きく掲載をさせていただいたところですけれども、そのように説明に努めてまいりたいと考えております。
以降、別紙といたしまして、測定をいたしました項目の詳細のデータがございますけれども、十二月にご報告をいたしました内容と基本的に同様でございますので、詳細の説明は省かせていただきます。
なお、別紙の六ページでございますが、3に飛灰という項目がございます。こちらの項目は、前回第一回の時点では、飛灰を処理した汚泥を埋立処分という形をとっておりましたために、前回は飛灰処理汚泥の分析結果という形で掲載をしておりましたけれども、今回は、
世田谷清掃工場の灰溶融施設で、試運転という形ではありますが溶融処理をしているという関係上で、飛灰処理汚泥ではなくて、飛灰自体の含有試験結果を掲載するという形に、一回目の報告とは記載内容が異なっている部分がございますので申し添えます。
説明については以上でございます。
○岸武志 委員長 ただいまの説明に対し、ご質疑がありましたら、どうぞ。
◆竹村津絵 委員 特に問題がないということだったんですけれども、一つ伺いたいのが、六ページにあります、ぱっと目にとまったのが焼却灰の含有試験なんです。この焼却灰の含有試験の中の、特に鉛ですとか銅、亜鉛、フッ素、こういった重金属類と言っていいんでしょうか、これらの含有量というのが実施前より非常に大きくなっていますよね。鉛が九・四のところ二五〇、銅は五八のところ一二〇〇、亜鉛が一二〇のところ二〇〇〇、フッ素は一三のところ二〇〇という値です。もちろんここは基準がないというふうに認識をしております。過去のデータの幅が右に示されていまして、いずれも現段階では過去のデータの中におさまる、突出して大きいということではないんですけれども、ただ、考えてみますと、今はまだ区内全体のわずか一〇%の世帯の
プラスチックしか入っていないわけですよ。
そうすると、さらに十倍の
プラスチックが入ってくる。わずか十分の一であってもここまでこの数値が伸びてしまうと、基準がないとはいえ、今後、過去の排出したデータよりも大きなものが焼却灰のほうに含有してくるということが非常に懸念されるんですが、このあたりはどう考えていらっしゃいますか。
◎松下
事業課長 この件について、一部
事務組合の説明といたしましては、委員からもお話がございましたが、全工場での測定値と比較いたしました中では、いわば全体の
清掃工場操業の中では、突出した数字では決してないというふうなことが一点。それと、この指標自体は重金属類を大気中に拡散させずに、まさに灰や汚水などに集めて集中的に処理をしているということを示す指標というふうにも一部
事務組合としては受けとめているところであって、現在のところの数字からしますと、第一回目の実施後の測定データとの変化等も勘案をいたしまして、
プラスチックの焼却と明らかに相関をしているというふうな数値とは考えていないという説明を受けております。
◆竹村津絵 委員
プラスチック焼却と相関がないということですけれども、ここは今後非常にしっかり見ていく必要のあるポイントではないかと思っております。やはり、担当の所管として、このあたりは厳しく一組さんからデータを求めるなりしていただいて、監視をしていただきたいし、また議会のほうにも数値をお示ししていただきたいと思います。これは要望しておきます。
◆山内彰 委員 今回の結果ですけれども、もともと
プラスチックその他に一体どのくらい銅とか鉛が含有されているかわかりませんから、答えを出すのはちょっと難しいと思うんですけれども、その時期のごみ、ほかのごみもまぜた全体の組成によって、すぐこの数値は変わってきちゃうと思うんですよ。だから、これ一回だけで答えではなく、やはり長く続けていって、データをきちっとするということが大事だと思いますので、これだけじゃなくて、今後もこの調査をしっかりやっていただきたいなと思っております。よろしくお願いします。
◆
村田義則 委員 今の件でちょっと答弁を。引き続きやってくれということについての答弁を私は求めたいと思う。
◎松下
事業課長 清掃一部
事務組合のほうには、実証確認の期間中の調査項目については、仮にこれが実証確認というスタイルでは完了をいたしました後も、引き続き調査を行っていくように私どもとしても要望を既に申し上げておりまして、一部
事務組合からは、引き続き継続的にこれらの項目については調査をしていくという回答を得ておりますので、この場をかりてご報告を申し上げます。
◆
村田義則 委員 今の千歳の資料の一二ページ、そこの運転データのところに低位発熱量というのが表の真ん中辺に出ていますね。先ほどの一万二千百キロジュール、新しいところの設計発熱量との関係で、この低位発熱量というのはどういう意味を持って、この数字とさっきの数字はどういう関係なのか、簡単にご説明いただけますか。
◎松下
事業課長 わかりやすく、例えばカタログデータなどとの比較をした表現で申し上げますと、低位発熱量というのは、いわば定格能力というふうにご判断いただければほぼ間違いないかと思います。千歳
清掃工場の設計上、一万二千百キロジュールの熱量という部分は十分操業がし続けられるように想定をしていると、こういうことでございます。
現在のところ、これが九千数百ないしは一万程度ということで、そういう意味では熱量的にはまだまだ十分に余裕のある状況であるということでございます。
◆飯塚和道 委員 報道によると、いろいろ電力会社がいわゆる売電ということでつくりました。それで、当初はかなりの赤字が見込まれるということだったんですけれども、ここに来て、小学校とか中学校にその熱を売電で、赤字より黒字が見込まれるということなんですけれども、この千歳工場においてはその売電や何かはどのような考えなんですか。
◎松下
事業課長 現在、千歳
清掃工場における売電の状況でございますが、年間で三億数千万円ほどの売電収入が得られておりまして、いわば税金ないしは区からの分担金というものを充てる部分の金額が圧縮をされている効果が生じているという状況にございます。
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○岸武志 委員長 次に、(5)資源循環センター(
ガラスびん資源化施設)の開設について、理事者の説明を願います。
◎松下
事業課長 世田谷清掃工場の隣接地に建設を進めておりましたガラスびんの資源化施設、正式名称といたしましては世田谷区資源循環センターと称しておりますが、こちらが開設の運びとなりますので、ご報告を申し上げます。
施設の概要でございますが、愛称は一般公募により募集をいたしました「リセタ」、
リサイクルの世田谷という意図であるというふうに、ご応募された方からは伺っております。
処理能力は、一日当たり二十八トンということで、区内で資源回収されるガラス瓶の全量をこちらの施設で処理できる能力を整えております。
2の施設内容でございますが、一階部分に玄関ホール、作業場、ストックヤード、二階部分にやはり作業場、それから事務室、作業員控室、三階には見学者説明室ということで、現在ガラス瓶の資源化を行っております喜多見の資源化センターのほうでは、事実上、見学者説明室というのは存在しておりませんので、この部分が大幅に増強できるというふうなことでございます。
主な環境面で配慮した事項といたしましては、屋上や壁面、地上部分はもちろんでございますが、砧公園との連続性にも配慮をいたしました形での緑化、また太陽光発電の採用、ガラスを使用いたしましたカレットを含みますインターロッキングブロックの採用等を行っているところでございます。
スケジュールでございますが、三月上旬試運転を行いまして、十四日には施設の竣工、四月一日から稼働を開始いたしまして、四月十一日には施設をごらんいただく機会を設定したい。十八日、十九日にはその一般向けの見学会ということで、五月からは区内あまねくご見学いただけるような機会を設けていきたいと考えてございます。
○岸武志 委員長 ただいまの説明に対し、ご質疑がありましたら、どうぞ。
◆山内彰 委員 また質問します。区長の招集あいさつで、
清掃工場と連携して見学対応など学習機能の充実を図ってまいりますということが書かれている、そのことがこの三階の見学者説明室だと私は思うんですよ。
しかし、
清掃工場と一緒にとするのであれば、何もここに改めてつくることなく、
清掃工場のそういう説明室を有効利用すればいいんじゃないかなとちょっと思ったことと、もしこういうスペースがあるんだったら、逆に、
リサイクルのガラスでやる工房ではないですけれども、そんなようなもののほうがよかったかなと、かなりうがったあれなんですけれども、その辺どうお考えになっていますか。
◎松下
事業課長 実は、こちらを見学いただく方の標準的な見学の手順というルートを組んでおるわけですけれども、まず最初に玄関から入っていただいて、エレベーターで三階に上がっていただくと。こちらの説明室のほうでビデオなどをごらんいただいて、実はこの説明室に窓がございまして、そこからまさに分別、選別しているところがごらんいただけるようなつくりにしております。その後、見学者通路、こちらもガラス越しに作業内容がごらんいただけるようなつくりにしておりますが、こちらを通ってということで組んでいきたいと考えております。
また、見学対応におけます清掃一部
事務組合との連携ということにつきましては、例えば四十名の方が来られたときに、この資源循環センターの敷地内には、残念ながらバスの駐車など対応可能なスペースはございません。その際は、
世田谷清掃工場の大型バスの駐車場を活用させていただいて、その際に
清掃工場のご見学もいただき、その後、資源循環センターのほうにご誘導申し上げて、資源循環センターのほうもごらんいただく、または逆のパターンもございます。こういった形で両方をできるだけセットでごらんいただくような対応を図ってまいりたいというのが、私ども、また一部
事務組合とも現在ご相談をさせていただいているところでございます。
工房というふうなお話もちょうだいをいたしました。実際にガラスを
リサイクルした再生品などの展示もこの見学ルートの中では行ってまいりたいと考えておりますが、何分にも限られたスペースの中でもございますので、ガラス再生工房といったようなことにつきましては、まずは安定稼働を第一といたしまして、その後の研究課題にさせていただければと存じます。
◆山内彰 委員 学習ということにかなり力点を置いたものだと私は思っております。小中学校の生徒児童に対して、これをある程度、強制的にというのはいけないんですけれども、見学させることも考えていかなきゃならないんですけれども、そのことがここに書かれてなかったので、その辺はどうお考えになっていますか。
◎松下
事業課長 現在、教育委員会事務局ともご相談をさせていただいているところでございまして、こちらの開設後に校長会等を通じまして、各小中学校などにご案内をさせていただくことはもちろんでございますが、特に小学校の環境学習のプログラムの中に、こちらの施設見学を組み込んでいただくべく、小学校の社会科の先生方の研究会を中心といたしまして、私どもとしても、この施設をうまく見学ルートの中に組み込んでいくような工夫をしていこうということで現在ご相談をまさに申し上げているところでございます。
◆山内彰 委員 自分のお子様に言われたことが親も一番きいてきますので、この辺のところは十分活用するよう考えてください。お願いいたします。
◆飯塚和道 委員 このガラスびんの資源化施設、従前だと
リサイクル協同組合に区が委託をして運営していたと思っているんですけれども、いよいよ三月上旬が試運転ということなんですけれども、今回もやはり従前と同じように
リサイクル協同組合に区として委託をするのか、その辺の運営主体というのは今回はどうなりますかね。
◎松下
事業課長 今回の運営委託に関しましては、先ほどご指摘をいただきましたように、環境学習機能というところが非常に重要になってくるということで、私どもも単純に金額勝負というよりは、その内容としてどのような企画提案をいただけるかということも含めて選定をしていくことが重要ではないかという認識に立ちまして、受託者の選定に当たりましては、プロポーザル方式を採用いたしました。
結論といたしましては、プロポーザルに対してご応募を二事業者からちょうだいしまして、その中で私どもとしての審査手順を踏みました上で、結果といたしましては、現在の受託者でございます世田谷
リサイクル協同組合、こちらを審査委員会にて選定をいたしております。
◆飯塚和道 委員 そうすると、今までの経験というか、公募という形で業者を決めたと思うんですけれども、財政面では、例えば瓶を回収して、それを今度はメーカーに売却しますよね。そこで粉砕して、さまざまな、そういう面で、協同組合との関係で言うと、財政面では区としてはどういうかかわりになっているんですかね。
◎松下
事業課長 集めたガラス瓶の売却に伴っての収入というものが発生する部分といたしましては、事実上、ビール瓶ですとか一升瓶のような、瓶そのものに再使用する価値のあるリターナブル瓶の引き渡し収入に事実上限定をされているという状況にございます。
それ以外の砕いてガラス原料とするという部分は、容器包装
リサイクル法に基づきます指定法人への引き渡しということで、事実上歳入が発生しないような構造でございます。こちらのほうは、歳入といたしましては非常にわずかでございまして、年間百万円ないしは二百万円というふうなオーダーにとどまってまいります。ガラス瓶につきましてはそういう状況でございます。
一方、運営にかかります経費という部分では、平成十九年度、本年度におきましては、二カ所の施設での処理、また二カ所の施設では処理し切れない部分の委託経費も含めまして、約一億一千万円ほど委託経費として十九年度は計上をいたしておりますが、平成二十年度におきましては、運営業務委託、それにプラントの管理、光熱水費等々を含めまして、合計一億円以内ぐらいでおさまるものというふうに見込んでいるところでございます。
◆飯塚和道 委員 今後、可燃からどんどん
リサイクルという、いわゆる区民の意識が、これから大幅に可燃に加わるわけですよね。そういう意味で、分別する、瓶にしても缶にしても
リサイクル意識というのは後退させてはいけないと思うんですね。何でもかんでも可燃だというのは、非常に我々は不安視するので、これからの
可燃ごみを推進するに当たっては、
リサイクル、瓶を含めて
リサイクル意識を徹底して区民にやっていただきたいということを強く要望しておきます。
◆竹村津絵 委員 やはり環境学習はしっかり進めていただきたいということと、一つ伺いたいんですが、稼働が四月一日からということで、今までの二カ所、喜多見と大蔵のほうの施設は閉鎖になると思います。この間もこのところがどう転用されるかいろいろ伺ってきているんですが、そのあたりの今検討されていることとか何かあれば教えてください。
◎松下
事業課長 現在使用しております二カ所のガラスびんの資源化施設のうち、大蔵の
リサイクル施設につきましては、ジャンクションの予定地というふうなこともございまして、こちらは今の地主さんでございます高速道路の会社のほうにご返却を申し上げるという方向でございます。
喜多見の資源化センターにつきましては、相手方のご理解がいただきますれば、引き続き区として活用をしていきたいという方向でございます。
内容といたしましては、これは試運転後直ちに、瞬時にその機能が移行できるかと申しますと、若干の移行期間を要するかというふうに思いますので、ガラス瓶のいわばサテライト的な意味合いでの施設としての活用というふうな部分は視野に入れつつ、現在非常に輸送効率が低くて、コスト的にも環境面でも余りよろしくない状況になっております
発泡トレイの一時保管場所という形での活用というのを視野に入れて、喜多見資源化センターを今後引き続き何らか
リサイクルの拠点として活用をしていきたい、このように私どもとしては考えているところでございます。
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○岸武志 委員長 それでは次に、(6)作業上事故の発生について、理事者の説明を願います。
◎栗原
世田谷清掃事務所長 申しわけございませんが、作業上の事故の発生についてご報告申し上げます。
事故の概要ですが、発生日時が平成二十年二月二十三日土曜日午前九時十五分ごろ、発生場所が世田谷区大原二丁目二十七番の相手方の集合住宅の敷地内となります。裏面に位置図をつけております。
相手方でございますが、同番地所在の集合住宅の管理組合となります。
事故の内容ですが、世田谷区の世田谷清掃事務所職員が
可燃ごみの収集作業中に発生したものでございます。職員が相手方敷地内で大規模集合住宅等で使用する反転コンテナボックス――以下、反転コンテナと略しますが――に入っておりました
可燃ごみを収集車両の傾倒装置を使用して積み込み作業を行っていたところ、反転コンテナのふた部分が同車両と接触して損傷を与えたものでございます。
この反転コンテナというものですが、裏面の図を見ていただきますと、ここに収集車両に積み込んでいる図がかいてございますが、ここの後ろのところに乗っかっているのがこの反転コンテナで、下にキャスターがついています。傾倒装置というものにガチっとはめて、下のテーブルが上がっていって自動的にごみが収集車両の中に積み込まれるという装置になっています。このような収集方法をやっている途中で生じた事故になります。
表面に戻っていただいて、5の損害の程度でございますが、物損でございまして、反転コンテナのふた部分の損傷となっております。
2、事故対応でございますが、事故発生後、今後の事故防止策も含めて、相手方と誠意を持って対応しているところでございます。また、今回の事故を踏まえまして、当該職員はもとより、全職員に対して再発防止に向けて安全適切な収集作業の実施を徹底すべく指導を行ったところでございます。以後注意して作業を行ってまいります。
○岸武志 委員長 ただいまの説明に対し、ご質疑がありましたら、どうぞ。
◆羽田圭二 委員 ちょっと基本的な考え方をお聞きしたいんですけれども、事故はどの範囲で報告するのかというのが、前にもちょっと一回聞いたことがあるんですけれども、出すときと出さないときがあるんですか。
◎杉野
管理課長 私ども直営の清掃事務所での作業上の事故とか交通事故については、すべてご報告させていただいているところでございます。
◆山内彰 委員 ほかには事故がないのもそれはそうだけれども、この反転コンテナというのがこの規格にきちっと合っているものなの。どうなの。
◎栗原
世田谷清掃事務所長 大規模な集合住宅の収集を指導するときに、その規格を区のほうで示して、その規格に合ったものを置いていただくという形にしております。
◆山内彰 委員 でも、実際にはこういうようにぶつかっているということは、このふたのつけ方その他にもあるので、やっぱりもう一度きちっと指導し直してやっていくほうがいいと思うんだけれども、その辺はどういうお考えか。
◎栗原
世田谷清掃事務所長 規格がございますが、やっぱりメーカーによって多少なりとも扱い方に神経を使うところがありますので、その辺を含めて相手方とも今後お話をしていきたいというふうには考えております。
◆山内彰 委員 規格がメーカーによって違うと言うけれども、清掃職員の作業のことを考えれば、より安全なものをメーカーさんにも要求していく必要があると思います。このメーカーが云々というのではないですけれども、再度区から要望してもらったほうがありがたいし、今後ちょっとしたことで職員にけががあったり何かしても困るので、その辺、細心の注意をしていただきたいなと思います。
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○岸武志 委員長 それでは次に、(7)
世田谷清掃工場の
試運転状況について、理事者の説明を願います。
◎松下
事業課長 世田谷清掃工場の試運転の状況につきまして、清掃一部
事務組合から情報提供がございましたので、ご報告を申し上げます。紙の資料はございません。
世田谷清掃工場の試運転は現在順調に進んでおります。ガス化溶融炉につきましては、試運転の最終段階で、計画をいたしておりました三十日間の連続運転を二炉とも達成をいたしましたことから、三月十四日に竣工する予定でございます。竣工後、準備が整い次第、時期といたしましては三月中を予定しておりますけれども、千歳
清掃工場と同様に、通常の
可燃ごみに加えまして
分別区分変更の
モデル地区で収集した
可燃ごみを搬入いたしまして、実証確認を行っていく予定でございます。
地元へのご説明につきましては、
世田谷清掃工場建設協議会においてご説明を申し上げますとともに、地元町会、自治会等への回覧、配布等を行っていく予定でございます。
あわせて、東京都から情報提供がございましたので、この場をおかりしましてご報告をさせていただきます。
埋立処分場の状況についてでございます。これまでの埋め立ての実績量で推移した場合の処分場の残余年数、あと何年使えるかという残余年数でございますが、こちらをおおむね三十年程度と見込みまして、
プラスチックの取り扱いの変更によってこれが十年以上延びるという予測を東京都では行っておりましたが、今般、
プラスチックの取り扱い変更、また焼却灰のスラグ化等によりまして、埋立処分量を従前の計画に比べまして三分の一削減、またあわせて、海底地盤を深く掘る深掘りと申しますが、これによって処分場の容量を増大させるという努力も行っていくことによりまして、処分場の残余年数はおおむね五十年以上確保できるものと推測をするという情報提供がございましたので、あわせてご報告をさせていただきます。
○岸武志 委員長 ただいまの説明に対し、ご質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○岸武志 委員長 それでは次に、(8)その他ですが、何か報告はございますか。
◎杉野
管理課長 世田谷清掃工場の落成式についてご報告をいたします。
世田谷清掃工場につきましては、先ほどご報告いたしましたように、三月十四日に竣工の予定でございますが、落成式につきましては四月十一日金曜日午後二時から行うこととなりました。本日午後以降、各議員の皆様には落成式の招待状を配付させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
○岸武志 委員長 ただいまの説明に対し、ご質疑がございましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○岸武志 委員長 そのほか、何か報告はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岸武志 委員長 ないようですので、以上で
報告事項の聴取を終わります。
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○岸武志 委員長 次に、2請願の継続審査についてお諮りいたします。
平一九・一四号「
サーマルリサイクルの実施中止と廃プラの分別回収を求める陳情」外二件を閉会中の継続審査とすることにご異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岸武志 委員長 ご異議なしと認め、そのように決定いたします。
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○岸武志 委員長 次に、3閉会中の
特定事件審査(調査)事項についてお諮りいたします。
1.清掃事業について
2.
リサイクル事業について
とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岸武志 委員長 ご異議なしと認め、そのように決定いたします。
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○岸武志 委員長 次に、4協議事項に入ります。
(1)次回委員会の開催についてですが、年間予定表のとおり、五月二十九日木曜日午前十時から開催するということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岸武志 委員長 それでは、次回委員会は五月二十九日木曜日午前十時から開催することといたしますので、よろしくお願いいたします。
以上で協議事項を終わります。
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○岸武志 委員長 その他、何かございますか。
◆竹村津絵 委員 今、もう議会のほうには予算書が示されていまして、二十年度の一組の分担金というものが約四十一億四千二百万円ということで見ております。
この分担金というか二十三区のお金の分担について、この間、
清掃工場のある区とない区の負担の公平性をいま一度検証するという検討が行われているというか、いたと思うんですけれども、この件、そろそろ結論なり何なりが出てくるのではないかなと思っておりました。
今回出されているこのほぼ四十一億四千二百万円という金額は、今までどおりというか、この二年ぐらいやってきたように、ごみ量割りで出されているんでしょうか。新たな考え方なども反映されてきているのか、その辺を確認したいんですが。
◎杉野
管理課長 従来の方式でございまして、
家庭ごみについてはごみ量割り、それから事業系につきましては人口割りで従来どおりの積算でございます。
◆竹村津絵 委員 そうしますと、この負担のあり方、公平性という検討をされているものはまだ反映されていないということだと思うんですが、そちらの検討はいつごろ、来年度の分担金に反映するようにされているという状況ですか。
◎杉野
管理課長 現在検討を進めておるという段階でございまして、まだ最終的には決定をしておるものではございません。
また、方向性について決定した後も、具体的な試算の方法等、また実務的な検討が加わってくるということで聞いております。
◆竹村津絵 委員 そうすると、その負担の公平性を加味して分担金を決められるのは来年度と思っていいですか。
◎堀川 清掃・
リサイクル部長 負担の公平の件につきましては、まだ中身等も固まっている段階ではございませんので、分担金に影響が出るかどうかということも固まってございません。導入時期がいつかということも固まっていないという段階でございます。
◆上杉裕之 委員 前回の当委員会、二月十三日水曜日に行われた後に、午後、多環芳香族炭化水素類の勉強会を行いましたけれども、二点ありまして、一つは、せっかく勉強させていただいたので、あれについては理事者側から資料をいただけるんでしょうか。つまり、清掃一部
事務組合の管理職の方が、非常によくまとまった資料で説明していただいたんですけれども、パワーポイントで行っておられましたので、紙ベースなりで提供していただけるかどうかという点なんですが。説明資料を紙でください。
◆菅沼つとむ 委員 欲しい人はいただいたら結構ですよ。うちのほうは勉強していますから結構です。
○岸武志 委員長 この委員会で行った勉強会ですので、正副で検討して、適切に対応するようにお願いしたいと思います。
◆上杉裕之 委員 それをぜひいただきたいと思うんですけれども、これで多環芳香族炭化水素類というものについての定義とか、それからベンゾピレンという物質について、一組としてはこれを分析している、結果を出してくださっていると。その他もろもろのいろんな化学的知見も得られたので、その知見を得られたという、勉強したということで、これのきっかけとなった陳情については、先ほど請願の継続審査が決まりましたので、それについての方法というのはまた今後正副委員長にご相談を申し上げたいと思っております。
◆菅沼つとむ 委員 ほかの陳情でも請願でも同じことなんですけれども、継続となった場合は、その状況が大幅に何か変わるとか、それ以外はそのままだろうというふうに思います。
勉強会のほうは、うちは会派できちんとやっていますので、これからも会派でやっていきたいと思いますので、その陳情の件はどういうことかよくわかりません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○岸武志 委員長 特にないようですので、以上で本日の清掃・
リサイクル対策特別委員会は散会いたします。
午前十一時二十六分散会
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署名
清掃・
リサイクル対策特別委員会
委員長...