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  1. 世田谷区議会 2008-03-04
    平成20年  3月 オウム問題・災害・防犯等対策特別委員会−03月04日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-04
    平成20年  3月 オウム問題・災害防犯等対策特別委員会−03月04日-01号平成20年 3月 オウム問題・災害防犯等対策特別委員会 世田谷区議会オウム問題・災害防犯等対策特別委員会会議録第二号 平成二十年三月四日(火曜日)  場  所 第三委員会室  出席委員(十三名)    委員長         高橋昭彦    副委員長        里吉ゆみ                大場やすのぶ                川上和彦                宍戸のりお                佐藤弘人                杉田光信                ひうち優子                藤井まな                桜井純子                田中優子                上川あや                青空こうじ  事務局職員    議事担当係長      望月敬
       調査係主事       島根大樹  出席説明員   烏山総合支所    総合支所長       佐藤 洋    副支所長        佐藤義信    地域振興課長      安齋俊彰   危機管理室    室長          萩原賢一    災害対策課長      澤谷 昇    危機管理担当課長    岩澤俊宏   ◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇ 本日の会議に付した事件  1.議案審査   ・ 議案第五十六号 世田谷災害対策基金条例  2.報告事項   (1) オウム真理教問題対策について   (2) 「震災火災における避難場所及び避難道路等指定平成十九年度改定)」について   (3) その他  3.閉会中の特定事件審査(調査)事項について  4.協議事項   (1) 次回委員会の開催について   ◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇     午前九時五十九分開議 ○高橋昭彦 委員長 ただいまからオウム問題・災害防犯等対策特別委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 本日は、議案審査等を行います。  それでは、1議案審査に入ります。  議案第五十六号「世田谷災害対策基金条例」を議題といたします。  本件について、理事者説明を願います。 ◎澤谷 災害対策課長 それでは、議案第五十六号「世田谷災害対策基金条例」の制定につきましてご説明いたします。  本条例は、大規模災害発生後の応急対策の充実や早期の災害復旧を図るために、新たに災害応急対策災害復旧に必要な役務、そのための物品購入などに迅速かつ弾力的に活用できる特定目的積立基金を創設するために、条例をご提案するものです。  議案書の裏面をごらんください。条例は七条の構成になっております。第二条に、積立額予算範囲内で区長が定めるとありますが、積立金額は十億円を予定しております。  条例の施行は、平成二十年四月一日の予定です。  なお、前回の委員会でもご説明しましたとおり、災害対策物品購入を主たる目的としました五億円の定額基金であります、現行の災害対策基金条例は廃止いたします。  説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 ○高橋昭彦 委員長 ただいまの説明に対してご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆藤井まな 委員 第一条なんですけれども、最後の七条に「必要な事項は、区長が定める」と書いてあることから推測はできるんですが、復旧に要する経費の内容というのは、これは区長が定める、決めると考えてよろしいんですか。 ◎澤谷 災害対策課長 今委員おっしゃいましたとおり、復旧に係る費用については、あくまで区長が定めるんですが、復旧に関する事項につきましては、事務局のほうでも過去の災害等経費等で算定しておりまして、その基金は、最初は主に道路とか公共施設とかの復旧作業に重点的に振り分けられるというふうに考えております。 ◆佐藤弘人 委員 先ほど、当初基金として積み立てる額は十億円というお話でしたが、これは十億円という何か算定根拠みたいなものがあるんですか。 ◎澤谷 災害対策課長 これは他区の状況も勘案しますけれども、あくまで区の経費区分予算範囲内で定めるということです。現在、五億円で物品購入をしていたということもございますが、今後、役務等に使うということで、五億円の倍の十億円ということで仮に算定してございますが、当面、災害対策課のほうでは五十億円を目標にということで考えているところでございます。 ◆佐藤弘人 委員 そうすると、年々積み上がっていくということでいいんですか。例えば、第一条には「災害応急対策及び災害復旧に要する経費の財源に充てるため」とあるので、それに準ずることが起きない限りは毎年積み上がっていくという考えでいいんですか。 ◎萩原 危機管理室長 金額につきましては、目標はある程度は持っているわけでございますけれども、財政状況に応じて積み立て等の時期や金額等を図ってまいりたいと思います。当面は現行の倍の十億円をもって基金として運用してまいりたいというふうに考えております。 ◆佐藤弘人 委員 ちょっとしつこくて申しわけないんですけれども、そうすると、その十億円が当初いいのか悪いのかという議論はあれなので、最後目標額というのがあれば教えていただきたいんです。 ◎澤谷 災害対策課長 今、室長からも財政状況等と答弁しましたけれども、当面は五十億円ということで考えておりますが、何分、これはほかの基金との関係もございますし、区の全体的な財政状況もございますので、その都度、また議会にご相談しながら図っていきたいというふうに考えております。 ◆里吉ゆみ 委員 この第一条のところで、先ほど災害復旧のことはお伺いしましたけれども、災害応急対策というのは例えばどういうものがあるのかということ。それから、これは災害なので、数年前、水害がありましたけれども、ああいう場合も対象になるのか、その点をお伺いしておきたいんですが。 ◎澤谷 災害対策課長 その基金を取り崩して、こういった財源に充てるというのは災害復旧に係る経費についてですが、主に河川ですとか、道路ですとか、橋梁の応急復旧にまず充てるという金額が一番大きいと考えております。その他、激甚災害等に適用になりますと、災害弔慰金ですとか、あるいは災害障害見舞金ですとか、そういった経費に充てられるというふうに考えております。  また、二つ目の質問で水害等に関してですが、当然その水害が大きな災害をもたらして、実際、区民の方に被害が高じて、それが規模が大きいという話になれば、またそのときはこの基金についてご相談申し上げ、この基金を取り崩して、災害応急災害復旧に充てるというふうに考えております。 ◆里吉ゆみ 委員 私ちょっと調べましたら、杉並にも同じような条例がありまして、杉並は、平成十五年につくって、二年前の大きい水害で、中野とか杉並とか、結構被害が大きかったんですけれども、そのときに取り崩して使っているようなんですね。  災害といっても大規模災害だけではなくて、そういう場合にも使っているんだなということを私はちょっと見たものですから、例えば玉川のほうでありましたけれども、この間の水害のときには、世田谷でどれぐらいお金を使ったんですか。今回、例えばこの基金積み立てたら、あのぐらいの水害だった場合には、そこから出る可能性があるお金はどれぐらいあったのかなと。大きい河川東京都の管轄だったりとかして、なかなか世田谷区で手が出せなかったということもあったと思うんですけれども、例えば積み上げて、多分それは世田谷区でできるということではないんですよね。そこら辺をちょっとお伺いしておきたいんです。 ◎澤谷 災害対策課長 去年の九月七日の台風九号の関係で申し上げますと、区立の河川敷体育施設等がございまして、これについては、主に教育委員会のほうで補正を組んで対応したというふうに伺っております。また、鎌田地区で大きな水害があった九月の件については、当時、こういった基金等は当然なかったわけなんですが、それについても、河川の修復ですとかそういったことは、東京都と区のほうで予算範囲内、あるいは補正を組んだ対応ということで、こういった基金があったとしても、それを崩すまでの大きな被害はなかったというふうに考えております。しかしながら、当然その被害が大きくなれば、この基金はそのために使う基金ということでも考えておりますので、その辺は柔軟に対応していきたいというふうに考えております。 ◆里吉ゆみ 委員 あと、最後に、これは災害応急対策復旧ということなので、防災には、つまり事前に防ぐためのものには、これは使えないというか、使わないということでよろしいんですか。 ◎澤谷 災害対策課長 あくまでこれは基金ということで、万が一のために積み立てておくんですが、例えば東海地震の予報が発令されて、それに予防的に使うという場合は、この基金は何らかの準備をするための基金としては使えますけれども、これは主に事後の対応として考えております。しかしながら、一般的に物品を買うとかそういった予防的なものについては、一般会計で対応していくことで考えております。 ◆川上和彦 委員 若干関連するんですけれども、この災害対策基金条例根拠法はどこにあるのかという部分で、今副委員長が言われたけれども、二年前の杉並云々というところでは、たしか杉並、中野は、法律で床上が何世帯以上とかって、それで何か出ましたよね。残念ながら世田谷はそれまで数がなかったと。要するに、これを使うときに、法律で定められている大規模災害援助法か何かあった、それに該当しないと出ないのかとか、区の判断で出るのかという部分がやっぱり必要だと思うんですね。  道路だとか公共施設だとかの復旧という部分はわかるんだけれども、いつも一番問題になるのは、やっぱり民間の被害のところだと思う。そういう場合に、この条例をもとに、区の独自の判断で使えるのかという部分が一番興味だと思うんですけれども、その辺はどうなんですか。 ◎澤谷 災害対策課長 自治体災害対策基金につきましては、災害対策基本法の百一条におきまして、「別に法令で定めるところにより、災害対策に要する臨時的経費に充てるため、災害対策基金積み立てなければならない」という規定がございます。その別に定める法律というのは、災害救助法の第三十七条に根拠がございまして、これはあくまで都道府県単位災害救助基金の設置が義務づけられております。これに伴いまして、東京都のほうでは法定の積立金額というものを持っておりまして、十八年度末ですと約百七億円の積み立てをしております。一方で、世田谷区のこういった基礎的自治体における積み立ては任意ということで、二十三区でも九区が今積み立てをしているところです。  世田谷区におきましても、そういった法令とか、あるいは東京都の動きを見ながら、実際、大規模災害が起こったときにこの基金が使えるかどうかは、また執行機関あるいは議会と相談しながら、この基金を使うということになっていくと思います。 ◆藤井まな 委員 今のところをもう一度お願いしていいですか。 ◎澤谷 災害対策課長 ですから、そういった法律に基づく基金ではないということで、区の独自の任意の基金ということですから、そのときの状況に応じて、区の判断基金は使っていきますということでございます。 ○高橋昭彦 委員長 では、意見に入ります。  本件についてご意見がありましたら、どうぞ。 ◆里吉ゆみ 委員 今回、この新しい災害対策基金をつくるということで、目標は五十億円なのかどうなのか、最後はちょっとあいまいでしたけれども、基金をつくることそのものには賛成いたします。反対するものではありませんけれども、その使い方ですとか、何に使うのかということについては、これからまだ精査していかなければいけない部分もあるのではないかなと思いますので、こういった委員会でもしっかりと議論させていただいて、きちんと役に立つものにしていっていただきたいと思います。 ◆佐藤弘人 委員 私のほうも、この基金については賛成なんですが、大事なことは、さっき金額のことにちょっと触れましたけれども、災害は、いつ起きるか、どの程度の規模なのかということが予測できないし、幾ら積んだから、すべて大丈夫だということも当然あり得ないので、やはり世田谷区内において何か起きたときの災害応急対策とか、それから復旧において一番コアになる部分は、起きたときに速やかに復旧を、またしなければいけない。そういったところは、先ほど区の判断で、その都度に応じて一応この基金が使えるわけですから、ある程度、ここだけは必ず先にというところはしっかり明確にしておいていただきたいなということを申し添えて、賛成とさせていただきます。 ◆藤井まな 委員 私たちも基金に関しては賛成します。今、他の会派からもお話がありましたとおり、特に一条の「復旧に要する経費」という部分で、先ほどのお話だと、過去の事例に基づいてというお話でしたけれども、事前にある程度の規則、何らかの規則だとか方向性は、この「復旧に要する経費」と一言で書かれているだけじゃ、やはりちょっと足りないんじゃないかなと思いますので、そういったことを考えていくということを要望して、賛成いたします。 ◆田中優子 委員 私どもの会派では、先日、神戸を視察してきたんですけれども、うちの会派の議員の一般質問でも取り上げましたが、まず防災というか予防対策、そしてその直後の対策、その後の対策といろいろある中で、やっぱり復旧、復興がすごく大事だということを実感として感じてきたわけですね。  それで、復興には、まず復旧が最低でも必要、急がれるわけなので、幾ら必要かというのはなかなか難しいと思うんですけれども、これまでの五億円をとりあえずは十億円にしたということを評価しまして、賛成いたします。 ◆青空こうじ 委員 これには賛成するんですが、東京都で百何億円きりないわけですね。世田谷で、これからの目標で五十億円、今、とりあえずは十億円にするんだけれども、東京都に比べて、区にしてはちょっと多過ぎるんじゃないかなと思うんですね。ある意味で災害云々と、うちなんかも十日町の雪のあれについては、地震のときも行ったんですが、順位ですかね。優先順位をどういうふうにするのかとか、やっぱりそういう点をちゃんと明確にしてほしいなと思っております。一応この案には賛成します。 ○高橋昭彦 委員長 これより採決に入ります。  お諮りいたします。  本件原案どおり可決することにご異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高橋昭彦 委員長 ご異議なしと認めます。よって議案第五十六号は原案どおり可決と決定いたしました。  以上で議案審査を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 次に、2報告事項に入ります。  (1)オウム真理教問題対策について、理事者説明を願います。 ◎安齋 烏山総合支所地域振興課長 それでは、オウム真理教問題対策についてでございます。きょうは特段資料はございませんが、口頭により報告をしてまいります。  まず現地の状況でございますが、前回の委員会から報告後、特に変わった目立ったものはございません。それから、住民協議会活動状況でございますが、これにつきましては、きょう配付させていただきました「オウム対策住民協議会ニュース」七十二号等も参照していただければと思いますが、実は団体規制法に基づきます観察処分期間更新が来年の一月末日、それから団体規制法そのもの見直しが来年の十二月に予定されてございます。これに向けまして、住民協議会では、また国、法務省ですとか公安調査庁に要請行動ということで行う予定でおりますが、そのための署名活動を四月以降行う予定にしております。当委員会におきましても、その辺につきましてご理解、ご協力をいただければと思います。  それから、四月十二日土曜日十時から、こちらの協議会ニュースにもございますが、烏山区民センター広場リサイクルバザーを実施いたします。これにつきましてもご協力のほど、よろしくいただければと思っております。  また、五月には抗議デモ学習会予定してございますが、それにつきましては、今後詳細が決まり次第、また当委員会にてご報告させていただきたいと思っております。  簡単ですが、報告は以上です。 ○高橋昭彦 委員長 ただいまの説明に対してご質疑ありましたら、どうぞ。 ◆川上和彦 委員 今の説明に関連するのかしないのかという部分なんですが、ここのところで、地下鉄サリン被害者救済云々で、三月かな、破産手続云々という話があるじゃないですか。巷間言われているのが、烏山にあの施設があって、住民協議会人たちとの関連というのは直接にはないと思うんだけれども、オウム真理教という部分では同じですよね。それで、この話は、もし万が一破産管財人が解散することになると、彼らの活動が活発化するんじゃないかというような心配もあるわけですよ。だから、その辺の動き説明できるんだったら、できる範囲でいいので、ちょっとしていただけませんか。 ◎安齋 烏山総合支所地域振興課長 今のお話ですけれども、オウム被害者救済法案といったものが、今、自民党、それから民主党、それぞれ検討されているようでございます。まだ法案としては固まったものが国会のほうに提出されているわけではございませんが、中身としては、地下鉄サリン事件、それから松本サリン事件、これらの被害者に対して、今現在はオウム真理教そのもの破産法人ということで存在しておりまして、阿部管財人のもとに破産手続が行われてきたわけですが、その破産手続自体がことしの三月で終了してしまうというようなことを聞いてございます。  その後、そうしますと、今、地下鉄サリン松本サリン被害者に対する賠償額が約三十八億円と言われている中で、既に十三億円支払われているけれども、実はまだあと二十五億円残っている。それについて、被害者のほうに対して救済していく必要があるんじゃないかということで、自民党民主党のほうで、それぞれ法案を検討しているようでございます。  ただ、いずれにいたしましても、賠償が終わってしまって、管財人破産手続が終了してしまって、要するにオウムが財政的な縛りから逃れて、また活動を活発にするのではないか。実はこの烏山オウム対策住民協議会のほうでそういう心配と危惧を持っておりまして、その辺につきまして、あくまでもオウムの解散、解体に向けて、財政的な締めつけですとか、団体規制法の強化ですとか、そういったことについてやっていかなければいけないんじゃないかということで、今、国のほうにいろいろ働きかけていこうというようなことも議論されている状況でございます。 ◎佐藤 烏山総合支所支所長 一つだけ補足させていただきます。国の動きですが、自民党民主党だけではなくて、公明党も立法については検討されています。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 次に、(2)「震災火災における避難場所及び避難道路等指定平成十九年度改定)」について、理事者説明を願います。 ◎澤谷 災害対策課長 それでは、「震災火災における避難場所及び避難道路等指定平成十九年度改定)」につきましてご報告いたします。  1の指定目的等でございますが、震災時における避難場所、これは区の地域防災計画では広域避難場所と言っておりますけれども、これと避難道路等指定については、東京都が東京震災対策条例に基づき、震災時に拡大する火災から都民を安全に保護するため、広域的な避難を確保する見地から避難場所指定し、おおむね五年ごとに見直しを行っているもので、去る二月十九日に告示がありました。現在は周知期間でございまして、本年の四月一日から施行いたします。  3の世田谷区に係る改定の概要でございますが、新規指定が一カ所ございます。別添の地図も一緒にごらんになってください。新規指定は、別添地図の緑色の番号の209です。深沢三・四丁目にあります東京学芸大学附属世田谷小・中学校一帯が新たに指定されております。  このことに伴いまして、これまで駒沢オリンピック公園一帯避難場所として指定されていました深沢三丁目、四丁目と都立園芸高校避難場所として指定されていました深沢三丁目、等々力六丁目、七丁目の方が、それぞれより近くに新たに指定された東京学芸大学附属世田谷小・中学校一帯地区割当変更になっております。  また、変更としまして分割が一カ所ございます。地図の186、187の多摩川河川敷田園調布先二子橋一帯を分割しまして、それぞれ多摩川河川敷二子橋一帯多摩川河川敷田園調布先一帯となっております。  また、名称変更としまして、地図の61、63ですが、それぞれ学校名変更や、区民にわかりやすくするための名称を変更いたしまして、祖師谷公園総合工科高校一帯芦花公園明大八幡山グランド一帯となっております。  (2)の避難道路ですが、この避難道路につきましては、震災時に避難場所まで遠距離避難を余儀なくされます地域などにお住まいの人が指定避難場所へ安全に避難するための道路ということですが、今回、新たに東京学芸大学附属世田谷小・中学校一帯広域避難場所指定されたことによりまして、等々力六丁目の皆さんが目黒通りを利用することがなく避難できるようになったことによりまして、目黒通り指定解除ということになっております。  最後に、4の区民等への周知につきましては、新たに指定になりました東京学芸大学附属世田谷小・中学校一帯広域避難場所変更となりました関係町会自治会の皆様には、既に説明会を先月の二十九日に実施したところです。また、「区のおしらせ」四月一日号で広くお知らせするとともに、ホームページにも掲載してまいります。さらに、災害区民行動マニュアルなど各種啓発用印刷物などを配布し、広く広報に努めてまいります。  説明は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 ただいまの説明に対してご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆青空こうじ 委員 世田谷区だけこうなっていますけれども、渋谷区、杉並区、それから三鷹市、目黒区、川を渡って神奈川県がありますね。これをつくったときに、向こうともそういう密な連絡はしているんですか。 ◎澤谷 災害対策課長 これは広域避難場所ですから、当然近隣区もございます。世田谷区の場合ですと、例えば目黒区、渋谷区、杉並区、大田区と重なり合うところがありますので、これは東京都の会議の中で、我々出席して、そういった調整は実施しております。
    ◆青空こうじ 委員 うちのほうの北沢なんですが、大原もそうなんですが、これは避難して一番楽なのは、学校なんかよりは、本当は隣の渋谷区の大山公園とか消防学校に逃げたほうがよっぽど安全安心なんですね。世田谷お子さんたちは、いつも大山公園とか学芸大の跡地のところの体育館を借りたりしていて、世田谷というのは端のほうは余り還元されていないので、結構渋谷区のそういう施設をよくお借りしているんだけれども、避難のときには、やっぱりその場所に応じた隣の区とも連携を図ってくれないと、こちら辺は特に木造も多いし、道も狭いから、危ないところなんですね。そういう点をちょっとお伺いしたいんですが。 ◎澤谷 災害対策課長 これは東京都が二十三区全体を調整しまして、避難計画人口ですとか、あるいは避難場所有効面積、あるいは昼間の人口、夜間の人口等を見まして、一人当たり必ず一平米以上になると。世田谷区の場合、ほとんど二平米以上は確保されておるんですが、そういった人口割りですとか移動区分等を考慮しまして、都が指定している。当然区もそういった意見を申し上げる機会がございますので、例えば太子堂の国立小児病院跡のところを広域避難場所にとか、そういった要望はいろいろ出してきております。しかしながら、何分二十三区で調整しながら広域的に決めるということもございまして、結果としてこういう結果になってきたということでご理解をいただきたい。  それからもう一つが、広域避難場所というのは火災によって逃げて、火災で延焼がなければ、逆に言うと、特に逃げる必要はないということになりますので、あとは、それはあくまで目安的なものということで、計画上は原則としてここに逃げてくださいと。ですから、実際、自分はこちらのほうが近いということであれば、その広域避難場所に逃げても何ら罰則等そういったものじゃないですから、それは柔軟にやっていただきたいという部分はございます。しかしながら、あくまで計画上こういうことになったということで、皆さんにご説明をしているところでございます。 ◆青空こうじ 委員 ちょうど北沢には玉川上水があるもので、ああいうところをうまく利用して、避難場所とかそういう点は考えていないんでしょうか。 ◎澤谷 災害対策課長 これは広域避難場所ということで、火災による延焼から一時的に区民の方が逃れる場所ということで、ある程度の一定規模ですとかそういったものが決まっております。そういった場所については、例えば町会の皆さん方が一時集合所という場所は、神社仏閣ですとか、学校のグラウンドですとかを決めていらっしゃいますが、やはりそれより大きな面積が必要になってくるということで、そういったところは指定から外しておるんですが、そういった意見については、当然区からも東京都のほうに申し上げて、実態に合わせていくのが正しいと思いますので、そういったことはまた検討、あるいは意見を述べていきたいというふうに考えております。 ◆宍戸のりお 委員 今の議論は、まさしくそうなんだけれども、一時避難場所世田谷区はそれは決められるわけだよね。だから、まずそこに避難してくださいよ、そこから広域避難場所に行きますよというのが原則だと思うんだけれども、広域避難場所に行かなきゃいけないんだろうと区民の人はみんな勘違いしていて、それが遠いんじゃないのという話になっちゃうわけよ。だから、一時避難場所というのは、今青空さんが言った玉川上水もそうだと思うんだけれども、公園ができていて、家が火災に遭ったり倒壊されたときには、そういう意味では一時避難場所だよね。  だから、世田谷区としては、一時避難場所の位置づけをもう少しアピールしていかないと、広域避難場所に逃げなさいというと、どうしてもあそこは遠いよねと。北沢とか大原は本当に近くにないんだね。明大とか、代々木公園とか、そうなっちゃうわけでしょう。だから、そこが問題じゃないかというのが多分言っていることだと思うんだけれども、そこは間違いなく、区民の皆さんもみんな混乱しているんだよ。(「ここで混乱しているから」と呼ぶ者あり)ここで混乱しているぐらい。だから、そこをちゃんとPRしていったほうがいいんじゃないかなとは思いますよ。 ◎萩原 危機管理室長 ご指摘がございましたけれども、原則としてある程度流れを示すよと。ただ、災害時なので、そのとおり行くとかえって危ない場合もございますので、区民に柔軟かつわかりやすいようなPRに努めてまいりたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 次に、(3)その他、何かご報告はございますでしょうか。 ◎安齋 烏山総合支所地域振興課長 先ほどのオウム真理教問題対策について一点ご報告が漏れてしまいました。  区では、オウム真理教の信徒勧誘活動から区内の大学、短大の新入学生等を守りますため、本年度も注意喚起チラシを作成いたしまして、各学校へ直接訪問するなど、新入学生に配布していただくよう、今後依頼していく予定でございます。 ○高橋昭彦 委員長 以上で報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 次に、3閉会中の特定事件審査(調査)事項についてお諮りいたします。 1.オウム問題対策について 2.総合的な災害対策について 3.防犯対策について 4.危機管理の総合調整について とすることにご異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高橋昭彦 委員長 異議なしと認め、そのように決定いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 次に、4協議事項に入ります。  (1)次回委員会の開催についてですが、年間予定表にありますように、五月二十九日木曜日午前十時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高橋昭彦 委員長 それでは、そのように決定させていただきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 そのほか何かございますでしょうか。 ◆藤井まな 委員 すごく小さいことかもしれないんですけれども、ちょっと気になったことが一個あって、青パトがありますよね。僕がたまたまきょう朝、普通に散歩しながら来ていたんですけれども、走っている青パトが助手席のシートを倒しているんですよ。すごく見た目がよくないので、それはちょっと注意していただきたいなと思ったので、(「人はいるの」と呼ぶ者あり)人がいるんですよ。それだけ、別に青パトがいい悪いという問題はおいておいて、今実際に走っているわけですから、助手席のシートを倒しながら青パトが走っている姿は余りにもみっともないので、注意していただきたいなと思います。それは意見で言わせていただきます。 ◆青空こうじ 委員 関連で、あれは駐車場というのはどこか決まっているんですか。渋谷区のほうの普通の駐車場、パーキングにとめて、これは車庫にしているのかなと思うぐらい結構長い時間とめているので、済みません、ちょっと聞きたいんですが。 ◎岩澤 危機管理担当課長 青パトの駐車場については、食事等で一般の駐車場を使ってとめて休憩をとっております。そのときは休憩中であるという明確なサインを出してとまっていることはあります。 ◆青空こうじ 委員 それはどこに、フロントですか。 ◎岩澤 危機管理担当課長 車の前面に置いております。駐車についても、常日ごろ適正な駐車、休憩等をとるように指導しておりますので、シートの件もあわせて、これからも指導を続けてまいりたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 以上で本日のオウム問題・災害防犯等対策特別委員会を散会いたします。     午前十時三十六分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   オウム問題・災害防犯等対策特別委員会    委員長...