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  1. 大田区議会 2018-03-01
    平成30年 3月  オリンピック パラリンピック観光推進特別委員会-03月01日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成30年 3月  オリンピック パラリンピック観光推進特別委員会-03月01日-01号平成30年 3月  オリンピック パラリンピック観光推進特別委員会 平成30年3月1日                午前10時01分開会 ○勝亦 委員長 ただいまから、オリンピック パラリンピック観光推進特別委員会を開会いたします。  調査事件を一括して上程いたします。  まず初めに、1月16日の委員会答弁について、中村観光課長から発言があります。 ◎中村 観光課長 それでは、私から発言の訂正についてお願いをいたします。  1月16日の当委員会におきまして、ご報告いたしました資料39番に、「産業観光受入環境整備事業」再募集の交付決定というのをさせていただきました。  この中で菅谷委員からのご質問で、この事業で最初の1件と再募集で14団体と今年度は15団体が交付を受けているとの理解でよろしいかのご質問がございました。それに関して、私から、今年度の交付件数に関して、「はい、おっしゃるとおりでございます」という答弁をいたしました。これは、正しくは当初の募集1件に再募集では申請が14団体で、交付決定が11団体であったため、今年度の交付団体数は12団体が正しいものでございます。  おわびして、訂正させていただきます。 ○勝亦 委員長 今の発言に何か質問等はありますでしょうか。よろしいですか。  それでは、理事者から所管事務報告について報告をお願いいたします。 ◎中村 観光課長 それでは、私から観光課4件、ご報告をさせていただきます。  初めに、資料43番をご覧ください。第7回おおたオープンファクトリー工場アンケート結果についてでございます。  1月にご報告させていただきました実施結果から、工場に対するアンケートの結果が未了のため、ご報告を先送りにしておりました。今回、数字がまとまりましたので、ご報告させていただきます。  まず、一つ目に1番、工場アンケートの結果として、4問ほど主なものを載せさせていただいております。こちらをご覧ください。Q1、工場公開にあたって何を期待していたかの問いに対しましては、この表で見ていただいております左側に例示がございます。右側の円の中に、例示の頭にある色と同一のものがパーセントで表示させていただいております。  まず、この何を期待していたかにつきましては、トップが「地域との交流」で31.3%、二つ目として「地域を盛り上げる」で20.3%、三つ目として「技術力の高さを伝える」が17.2%、そして四つ目として「自社の宣伝をする」14.1%が主な状況でございます。この、その他の項目として3.1%ございますが、こちらは若い人や障がい者も含めた就労支援として、ご覧いただいているということも期待していたという工場もございました。  次に、Q2です。おおたオープンファクトリー参加で何が達成されましたかという問いには、一番多くポイントされたのが、やはりこちらも「地域との交流」28.4%、次に「地域を盛り上げる」23%、そして三つ目として「技術の高さを伝える」でございました。  この1番と2番の関係では、何を期待し、何が達成されたかという数字がうかがえます。期待よりも達成度が高かったものとしては、社員の教育というのがございます。社員教育に関しましては、期待が4.7%であったのに対して、達成されたが6.8%。また、地域の盛り上げに関しても、期待が20.3%であったのに対して、達成は23%という状況でございます。また、逆に期待よりも達成が下がったものとしては、期待で受注契約というのがございますが、こちらの3.1%に対して、達成は0%でした。
     次に、Q3です。工場公開にあたって事前に準備したことにつきましては、一番多くカウントされたのが「工場内の清掃」、次に「特別に展示物や配布物の作成」をしたもの、三つ目として「加工体験の準備」、そして四つ目が「従業員への教育」となってございます。様々な面で準備をいただいた様子がうかがえております。  ページをおめくりいただきまして、次をご覧ください。  Q4、工場公開時にどのようなサービスを提供したかにつきましては、まず一番多くご提供いただいたという声は「製造機械や加工技術の解説」、こちらが28.4%。二つ目として「会社の概要説明」26.1%、三つ目は「製品展示」20.5%でございます。次に、四つ目として「加工体験」11.4%などがございました。  全体を通して、2に特記事項として書かせていただいたものをご覧ください。  よかった点につきましては、知らなかった工場と知り合い、取引先としての付き合いが始められたこと。それから、小学生やファミリー層の来客が多く、普段であれば交流できない方たちと触れ合うことができた。三つ目として、展示会に参加することは難しいが、工場に来てもらって見ていただくことは、自社をPRするのに良い機会になったというお声をいただきました。  また、逆に要望や改善点としていただいたご意見は、告知をさらに強化してほしい。一定のエリアにとどまらず、広い範囲に告知をしていただきたい。二つ目として、地域貢献や集客力の向上を目指すのであれば、飲食スペースの確保など、また他のお祭りと一緒に実施するなどを検討してもらいたい。三つ目に、一部の地域で参加工場が集積している。これは、もう少しバランスよく参加を促してほしいなどのお声でございました。  実施いたしました観光協会としては、総括として告知を強化していくことや、それから地域への波及効果や集客力のある企画を、さらに検討を進めることを反省点として挙げております。また、このイベントを通しまして、ご参加いただく企業の紹介をより効果的に行うために、紹介するホームページですとか案内の仕様についてを工夫していきたいという反省点を挙げております。  次に、資料44番、「魅力を活用した地域にぎわい事業について~大田・品川地域PR事業~について」、ご報告いたします。  大田・品川の両地域が観光資源の魅力の創出や情報発信の相乗効果を高め、また新たな地域のにぎわいにつなげていくことを目的として、地域PR事業を実施するものでございます。  実施の内容は、1(1)として、新ルートの調査でございます。こちらは、地域にある古い写真から旧東海道に古街道と呼ばれる道があることがわかってまいりました。この古街道のいわれや歴史などを調べて、周辺の商店街や新たな観光資源と組み合わせて、また魅力を伝えるルートを調査、開発するという点について調査いたします。  (2)、東海道エリアガイドの作成でございます。(1)で申し上げました新しいルートを少し踏まえた、そこを含むエリアガイドを作成するという点でございます。  (3)、実際に東海道を歩いていただくイベントを実施いたします。そのうちの一つが、東海道浮世絵スタンプラリーです。実施期間は、本日3月1日から3月21日まで。エリアは、品川、大田、川崎を通じた約13キロメートルでございます。内容は、5か所のスタンプポイントを巡って所定の台紙に押印をするものでございます。  二つ目として、東海道おたのしみウォーク、こちらは出発の地点で受け付けを要するものでございます。このスタンプラリーの期間中、3月10日の土曜日は特別な日として、午前10時スタートで午後4時までに歩いていただく企画でございます。エリア内は同一ですが、この日限りのルートを含むエリアをめぐり、当日ラリーを達成した方に記念品を贈呈するものです。  各スポットでは、国道15号を歩くルートとは少し違って、七辻、日の出通りなどもルートに含め、めぐっていただきます。ルート上の商店街などのスポットでは、写真のスポットやノリの工場販売、それから店舗の前で飲食を振る舞っていただくなど各スポットごとに工夫を凝らした協力を得ております。この受け付けは、東海道かわさき宿交流館を出発点としており、午前10時から11時30分までにお集まりいただいた方に出発をしていただきます。また、実施の方法につきましては、大田・品川広域連携事業の実績がある、品川・大田地域観光まちづくり推進協議会の構成員である、一般社団法人大田観光協会に委託をして実施いたします。  広報に関しましては、既に2月21日号で告知をさせていただきました。チラシとしてエリアガイドと、このスタンプラリー、台紙を含むスタンプラリーのチラシを区内特別出張所、図書館、文化センター等区施設で配布をしております。今回のデータの後ろに、チラシやルートマップエリアガイドを添付させていただいております。  今回、スタンプラリーで変わった趣向といたしましては、スタンプラリーは通常数を集めてマスを埋めていくものがこれまでのスタンプラリーでしたが、はがき大の大きさの白いところに判を五つ重ねて一つの絵になるという形のスタンプラリーになっております。5色の版を活用し、その5色を重ねると浮世絵が浮かび上がってくるというのが完成図になります。少し変わった趣向を取り入れております。  次に、資料45番をご覧ください。羽田空港国際線ターミナルでの魅力発信事業の実施報告についてでございます。  これは、羽田空港を基点とした情報発信事業の一環として実施したものでございます。前回の委員会で実施予定のご報告をさせていただきました。実施概要は、名称を「Discover the real Japan:Visit Ota」。目的は、これから羽田空港を出発する外国人旅行者に対して、羽田空港がある大田区でローカルな本物の日本が楽しめることを紹介し、次回訪日の際の選択肢に加えてもらう。そして、あわせてSNS等で情報の拡散を図り、大田区の認知度向上を図ったものでございます。  日時は、予定どおり、2月11日、日曜日、12日、祝日、両日13時から20時まででございました。  会場は羽田空港国際線旅客ターミナル内、4階、江戸舞台、5階、EDO HALLでございます。  主催は、大田区観光推進連絡協議会によるものでございます。また、協力として、東京国際空港ターミナル株式会社に会場の使用等をご協力いただきました。  来場者数は、2日間合計で延べ1万6,000人でございます。各ブースをめぐる方、それからステージ前でイベントをご覧になる方、それらを延べ数としてカウントいたしました。  2、実施内容をご覧ください。(1)として、江戸舞台では2日間にわたり様々な実演を行いました。まず、11日には、和菓子の製作実演、そして和楽器による演奏、紙芝居の口演、銭湯大使のトークショーなどでございます。12日は日本舞踊の演舞、侍パフォーマンスとして殺陣の実演、太神楽、それから同じように紙芝居の口演でございます。この江戸舞台の公演の後、この公演で実演いただいた皆様には、5階のEDO HALLでワークショップなどにもご協力をいただきました。  5階、EDO HALLの内容としましては、折り紙の体験やかっちゅうや着物の着つけ体験、そして和菓子づくりの体験、和楽器に触れる演奏体験。実演としては、漫画をつくる漫画体験などがございました。あわせて5階では、大きな撮影ブースの中に三つのスポットを掲示し、そのスポットの前で写真を撮ると、インスタグラムに上げていただくような写真が撮れるような仕掛けをつくりました。かっちゅう体験や着物を着て本門寺の大きなバックスクリーンの前で写真を撮ると、本門寺の大きな中に、その方が写っているような写真が撮れる仕掛けでございます。また、食品サンプルの展示や、羽田からご協力をいただきましたみこしの展示、銭湯の写真展、銭湯グッズの抽選会、商店街の写真展示など物品販売も含めて実施をいたしました。  来場者アンケート抜粋の中からご覧いただいております。このイベントに参加する以前から大田区を知っていたかの問いに対して、これは外国人の方のみの対象の設問でございましたが、「滞在したことがある」方14%、「滞在したことはないが、知っていた」が19%、「知らなかった」が67%。この点から、このイベントによって区への来訪につなげるには、まず大田区の存在を認識させることが必要であるということがわかりました。  次のページをご覧ください。ここからは、日本人、外国人、比較で表記しております。まず初めに、羽田空港が大田区にあることを知っていますかの問いに、日本人は81%が知っている。外国人は24%が知っている。ほぼ逆でございますが、これは想定のとおりでございまして、羽田空港と大田区とのつながりは、まだまだ認知度が低いということになります。  次に、大田区の観光や文化に興味をもち、もっと知りたいと思うかの問いに関しては、日本人は「よく当てはまる」44%、「やや当てはまる」、54%、あわせて98%の方は興味をもったとお答えいただきました。外国人に関しましては、「よく当てはまる」が46%、「やや当てはまる」が49%、こちらも95%の方が興味をもっていただいたことになります。また、ここでは「やや当てはまらない」というお声も5%いただきました。大田区の魅力を知ってもらう機会にはなったのではないかと考えております。  次に、大田区に訪問・宿泊して、まち歩きを楽しみたいと思ったかの問いには、日本人は「よく当てはまる」、そう思った方は42%、「やや当てはまる」50%、こちらも9割強の方がまち歩きをしてみたいという感想をお持ちになりました。一方、外国人が「よく当てはまる」46%、「やや当てはまる」51%、こちらも日本人とほぼ同じ割合でした。9割以上が区の来訪、宿泊に前向きであり、このイベントの目的である、次回の訪問、羽田空港を使用する際に大田区を選択していただくという点では、一定の成果が得られたと考えております。  参考にですが、次のページに当日の様子を載せさせていただいております。写真を8枚ほど載せさせていただいております。上の二つ、赤い鳥居のように見えます囲いのあるところが江戸舞台でございます。下の6枚がEDO HALLになります。ご覧いただけますように、外国人の方々に立ち寄っていただき、楽しんでいただいた様子がうかがえます。  振り返りの総括といたしましては、まず一つ目として、羽田空港を直接活用する今回の取り組みは、従前のパンフレットの配布などの取り組みとは違い、実際に見て、触れて、感じることができる点から、参加者を引きつけ、参加した方には高い満足度が得られたと考えております。このたびターゲットとする外国人旅行者に対しても、一定の区の魅力訴求ができたと考えております。  二つ目として、PRの場として羽田空港の優位性がより実感できました。今後このような取り組みを、ターミナルと協力しながら継続して実施していくことが間断ない効果的な区のPRにつながるとは感じておりますが、反面実施するにはまとまった経費の捻出も必要とするところでございます。  三つ目としては、羽田空港内で一過性のPRにとどまらない、さらに空港から区内への誘客に導く仕組みの検討や効果的な情報発信の手法を引き続き検討していくという点では課題も多くございました。  次に、資料46番でございます。大田スタジアムに設置の公衆無線LAN利用停止についてでございます。大田スタジアムは、来年度から改修工事に入るため、29年度末をもって使用停止となります。このため、公衆無線LANの機器の撤去を行います。  機器の工事日、こちらがサービスの利用停止日になりますが、3月9日をもって撤去いたします。  工事の概要は、お示ししたとおりに、2階のコンコース天井アクセスポイントを撤去することや、1階事務室内の配線の撤去、さらにはNTT側でのシステム設定の変更などがございます。  皆様への周知方法につきましては、区のホームページ、また大田スタジアム内の掲示板等で周知をしてまいります。  参考までに利用状況を載せさせていただきました。28年度は年間を通して2,049件、月平均170件の利用でございます。29年度も、今1月末現在ではございますが、月平均149件のご利用をいただいております。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 私からは、観光・国際都市部資料47番、大田区スポーツ推進計画(改定版)(案)に対する大田区区民意見公募手続パブリックコメント)の実施について、ご説明をさせていただきます。  これまで外部の有識者によるスポーツ推進審議会を全6回、その答申を踏まえまして庁内検討会を3回開催させていただきまして、パブリックコメントに付す計画案がまとまりましたので、以下のとおり実施することとさせていただいております。  実施の内容でございます。まず、実施期間でございますが、平成30年3月2日から3月16日までの2週間とさせていただいてございます。  対象でございますが、記載のとおりでございます。  閲覧に供する資料につきましては、大田区スポーツ推進計画(改定版)(案)でございます。内容につきましては、後ほど説明をさせていただきます。  閲覧方法及び場所につきましては、区のホームページのほか記載の場所にて閲覧に供することとさせていただいております。  意見の提出方法につきましては記載のとおりとしておりまして、提出先はスポーツ推進課とさせていただいております。  区民への周知につきましては、ホームページへの掲載に加えまして、大田区総合体育館などにポスターの掲示を行うこととしております。  提出された意見につきましては、計画に反映させていただくとともに、いただいた意見とそれに対する区の考え方などの結果につきまして、こちらにつきましてもホームページに公表をさせていただきます。これらを踏まえまして、計画を固めてまいりたいと思っております。  1枚おめくりいただきまして、資料、ちょっと恐縮なのですが、左側のほうに概要版というものを載せております。少し拡大をしていただいて、ご覧いただければと思います。大田区スポーツ推進計画(改定版)案について【概要版】というものでございます。  1、計画の背景でございますが、前計画を策定した平成24年3月以降のスポーツを取り巻く動きについて、記載の事項を中心に、本計画では第1章で触れさせていただいてございます。  2、区のこれまでの取組みにつきましては、平成24年3月に前計画であるスポーツ推進計画を策定、それから記載のとおり基本理念を定めまして、三つの基本目標のもとに施策を推進してまいりました。  1)ライフステージに応じたスポーツの提供では、スポーツ健康フェスタであるとか、スポーツバイキング等で幅広い年齢層の区民の皆様がスポーツに親しむ機会を提供してまいりました。  2)としまして、スポーツを通じた地域力の向上というところでは、前計画では総合型地域スポーツクラブを軸にということで計画をつくっておりましたので、その充実を、地域スポーツクラブを軸に地域スポーツの充実に努めてきたというところでございます。  3)のスポーツ環境の整備でございますが、こちらは総合体育館の開設であるとか、大森東水辺スポーツ広場の開設、もしくは公園への健康遊具の設置などを行ってまいりました。  そのほか平成24年6月にスポーツ健康都市宣言、また東京2020大会に向けては、アクションプログラムでの区のビジョンの明確化、それからブラジルの事前キャンプの決定、また区の目指すレガシーを定め、各部局の取組みを加速させることとしてございます。  3、区のスポーツ推進における主な課題でございます。こちら計画本体では、第2章という形になります。施設面、実施主体、それからスポーツ施策、それから昨年度実施しました区民ニーズ調査の四つの視点から見える課題の主なものを抽出して、挙げてございます。  (1)、スポーツ施設につきましては、区民の皆様が身近な場所でスポーツに触れられる環境のさらなる整備であるとか、新スポーツ健康ゾーンシンボルゾーン化、こちらは11月の委員会にて報告させていただきましたゾーンのコンセプトを踏まえまして、活性化を図る必要があるとしてございます。  (2)、実施主体につきましては、体育協会の加盟団体であるとか、スポーツ施設指定管理者など地域のスポーツ主体とのさらなる連携の強化、それから高齢者の元気維持、子どものスポーツ環境の充実など部局横断的な連携が必要としてございます。  (3)、スポーツ施策では、東京2020大会を契機とした様々な分野でのレガシー創出や健康増進に向けた連携体制の構築、それからものづくり施策とスポーツとの連携などの必要性を挙げてございます。  (4)、区民のスポーツ実施率の向上に資する施策であるとか、環境整備の必要性を挙げてございます。  右側に移っていただきまして、4、新たな計画の基本的考え方と全体像ということをお示ししてございます。  1の基本的な考え方でございますが、スポーツ健康都市宣言でも掲げてございます、スポーツを通じた健康で豊かな暮らしの実現という理念は踏襲しつつ、庁内はもとより庁外のさらなる連携のもと施策を展開すること。また、その連携のもとでスポーツを通じて福祉、健康、産業、観光、国際交流などの様々な地域課題を解決していくことを基本的な考え方に据えまして、矢印の下です、太い四角の中、スポーツで創る健康で豊かなくらしとまちの活力を新たな計画の基本理念としてございます。  この理念のもとに設定をさせていただいた四つの基本目標を、(2)で示させていただいてございます。基本目標1につきましては、スポーツ実施率向上に向けまして、スポーツになじみの薄い方々へのアプローチ、それからスポーツと健康づくりフレイル予防対策の一体的な実施に向けた医療、福祉分野などとの連携。それから基本目標2では、スポーツコミッション機能の整備による区内回遊性向上であるとか、経済活性化などの波及効果の創出、それからスポーツ器具や健康遊具などの開発における区内企業との連携、新スポーツ健康ゾーンでの新たな取り組みなど。それから、基本目標3では、東京2020大会や昨年3月の国際都市宣言を踏まえた施策の展開について。基本目標4では、民間の施設を含みますオープンスペースや、それから公園などの効果的な活用などについて、それぞれ計画案の第4章において検討の方向性を挙げてございます。  最後に、5、推進体制でございます。計画策定を目標とすることなく、具現化に向けた動きということが重要になってございます。そこで庁内の部局横断的な検討体制をしっかりと構築して進めていくこと。また、庁外の様々な主体の役割を表のとおりまとめて整理させていただいてございます。スポーツを継続して実施する体制を構築していくこととしてございます。また、基本目標ごとに目標値を設定しまして、評価・検証を行いながら実効性を担保してまいりたいと考えてございます。 ◎千葉 東京オリンピックパラリンピック推進担当課長 私からは、2点ご報告をさせていただきたいと思います。  まず、1点目が資料48番になります。(仮称)おもてなしボランティア事業についてでございます。  1、主旨でございますけれども、東京2020大会を契機に国内外から来訪する観戦客、また大田区に事前キャンプにやってくるブラジル選手団を区民とともにおもてなしをしていくために、区独自でボランティアを行っていく事業となってございます。ボランティアについては、関心のある人材の掘り起こし、また語学力を持った人材の活躍の機会、それから国際交流事業に役立てる絶好の機会ということを考えて、取り組みを進めていこうということにさせていただいております。  この取り組みにおいて、新たな来訪者やリピーターの創出、支えるスポーツの人材の育成、また国際都市おおたを推進していくということを目標に掲げて取り組んでいきたいと考えております。  2のボランティアの種類・想定活動場所でございます。ここにあります、①、②、③の三つの分野で、区としてはボランティアに取り組んでいきたいと考えております。  まず、①でございます。道案内にとどまらず、区の魅力を発信し、区への来訪を促す活動です。観光分野のボランティアとして取り組んでいきたいと考えております。場所としては、羽田空港や蒲田駅、大森駅、京急蒲田駅、流通センター駅などで実施をしていきたいということで、今考えているところでございます。  ②、スポーツボランティアでございます。こちらは、ブラジル選手が最高のパフォーマンスを発揮できるように、事前キャンプを支えていく。そういった活動と、また区で行っていくスポーツイベントや大会等、そういった運営のサポートといったことで活動をしていただきたいということで考えてございます。活動場所は、事前キャンプが行われるような総合体育館、大森スポーツセンターなどの施設等を予定をしております。  ③、国際交流のボランティアでございます。こちらについては、語学力をはじめ自身の国際経験を生かしていただくために、上記二つの観光やスポーツに関するボランティア活動の中で通訳等を行っていただいたり、また国際交流のイベント等において来訪者との交流において活躍をしていただくということを想定しているものでございます。活動場所については、①、②と同様の場所などを考えてございます。  これら三つのボランティアについては、分野ごとに別々に募集等をするのではなくて、一体的に募集を行っていきまして、ご本人のスキルや意向等を踏まえて、中で配置を決めていくという形をとっていきたいと思っております。  3、参加要件と想定募集人数でございます。要件といたしましては、区民、区内の在住、在勤、在学、もちろん外国籍の方も当然ここに含まれると考えておりますが、こういった方々についても、積極的に活動に参加していただきたいと考えているところでございます。また、年齢としては満18歳以上、上限は今特には設けないということで考えてございます。  また、語学力等、事前にスキル等を確認させていただいたり、あとはリーダーとして活躍したいかどうかといったことも確認をさせていただきながら、ボランティアの受入配置等を考えていきたいと思っております。配置等にあたって活動しやすい環境をどうやって整備していくのか、またそれぞれの意向を踏まえた形で多様な人材を活用していきたいということで考えております。  それぞれのボランティアの活動日数としては、基本的には4日から5日ぐらい活動していただきたいなと考えているところでございますが、なかなか参加が難しいという方については、2日間ぐらいの短期でも受け入れをさせていただいて、少しでも活動に参加していただけるような取り組みにしていきたいと考えているところでございます。  参考までですが、組織委員会や東京都が行うボランティアについては、大会ボランティアが10日以上、東京都のボランティアは5日以上の参加が要件ということになっていますので、それよりも条件を少し緩めた形にしていきたいと考えております。  4番のスケジュールでございます。これは現在の予定でございますけれども、30年度にはボランティア、これから募集をしていくわけですけれども、まずそういった情報をなるべく早いタイミングから発信をしていきまして、7月に大会2年前のイベントを予定をしているのですけれども、こういったイベントの中でもボランティアへの参加気運等を盛り上げていくようなPR等を行っていきたいと考えております。  また、夏以降に1次募集、それから選定という手続を進めてまいります。その中で、おもてなしに必要となる心構えやマナー等の研修を行っていきたいと思っております。  31年度につきましては、4月から6月ごろに2次募集ということで追加での募集というのを考えております。また、それ以降、テーマ別に研修を行ったり、リーダーの研修等を行うような取り組みをしていきながら、今年6月にまいりますブラジルの事前合宿等で実践経験を積んでいただいたりということで、本番に向けた体制を整えていきたいと考えております。  続きまして、資料番号49番でございます。ブラジルハンドボールチームによる合宿の実施についてでございます。こちらにつきまして、1、概要でございます。  まず、期間ですけれども、平成30年6月28日、木曜日から7月6日、金曜日までの9日間で合宿を受け入れることになります。場所は大森スポーツセンター。今回、受け入れをするのは、ブラジルの男子のハンドボールチームです。関係者を含めて25名がいらっしゃると聞いております。  この今回の合宿の目的でございますけれども、2020年の事前キャンプに向けた試験的な利用ということで、大会の当年と同じ気候条件のもとで練習や宿泊、食事等、2020年のキャンプを想定したテストを実施するというものでございます。  2、区民との交流でございます。ブラジルオリンピック委員会と、現在実施に向けて要請を行っているところでございますが。ここに記載させていただいたように、表敬訪問、来訪の歓迎セレモニー、公開練習、選手による学校訪問、区内競技者などとの合同練習、区内観光など様々なメニューをこちらからは要請をさせていただいております。なるべく多くの交流を実現させるように、現在取り組んでいるところでございます。  3、大田区の対応でございます。まず、施設利用についてですけれども、今回は全館を専有利用とさせていただきたいということで進めさせていただいております。本日以降、施設内や区のホームページ等で、この期間利用ができなくなるということの周知を進めていきたいと考えております。また、専有の利用については、合宿後2日ほど、ハンドボールというのが実際練習等するときに、滑りどめのために松やにを手につけて練習を行いますので、そういった松やにが施設のほうにも付着するリスクがあります。そういったことで、その松やにを除去するために2日ほどお時間をいただいて、その間にその除去を行い、通常の利用に供するような、そういう予定を今組ませていただいております。  49番の資料については、以上でございます。  あわせて、すみません、1点です、昨日、オリンピック・パラリンピック大会のマスコットのデザインが決定をいたしましたので、口頭で少しご報告をさせていただければと思います。  資料がないのであれなのですけれども、三つ示されたデザインの中から、1番目に出ていた近未来をイメージしたデザインのものが、今回選ばれております。全国のクラス数というのが大体2万8,000クラスぐらいあるという中で、投票が2万票を超えたということで、全体の7割以上の学校クラスで投票行為を行っていただいたということで。すみません、学校が2万です、すみませんクラスが28万クラス、そのうちの20万クラスが投票してくれたということです。非常に多くの子どもたちにかかわっていただくことができて、大会の気運に非常につなげられることができたのではないかと考えております。  また、これからそういったグッズやキャラクター等が出てきて、盛り上げにつながっていくかと思いますが、そういった中で区としても今回のこういった活動を踏まえて、どういった形で盛り上げにつなげていけるのか、そういったことも考えていきたいなと考えております。 ○勝亦 委員長 続いて、質疑なのですけど、ちょっと音響の調子がちょっとよくないようなので、一旦休憩といたします。                午前10時38分休憩                午前10時45分再開 ○勝亦 委員長 それでは、再開したいと思います。  では、質疑を行いたいと思います。初めに、資料番号43番で質疑がありますでしょうか。 ◆菅谷 委員 感想も含めてですけど、前回1月16日にやって、報告の後のやった人たちの苦労というか、それが感じるなということで、両方アンケート結果をしていただいて、ありがたいと思いました。やはりこの工場に設定するにあたって、やはりきれいにしたりとか、いろいろ準備したり、物をそろえるということが苦労されていると思うので、そういった部分ではもう少し支援というか、そのほうを考えたほうがいいなと思いましたけれども、それについていかがでしょうか。  今後はいろいろな事業所、各ところに広げましょうという、この間、この委員の皆さんからの意見が出ていたのですけど、もう少しそういったところで応援の手を差し伸べたらいいのではないかなと思ったのですが、その点についてはいかがでしょうか。 ◎中村 観光課長 なかなか、このご協力いただくにあたりましては、手弁当ということもよく言われております。ボランティアの方にもそういうことになっておりまして、ご協力には本当にご苦労いただいていると思います。その支援のあり方というのが、この企画が参加して本当によかったと思っていただけることを実感していただくことで、今はお返ししたいと考えております。  少し関連になりますけれども、参加できなくなった、工場数が減ったわけですけれども、参加できなくなった工場の方も、決してマイナス、参加したくないとかそういうご意見ではなくて、むしろ操業が忙しくオープンすることができなかったり、それから工場の工事に入っていて参加できなかったという点からみても、参加に関する意欲というのは感じるものがございますので。今いただきましたご意見も一つの方法ではあるかと思いますけれども、にぎわいをもたらし、そのまち全体が期待する中にも、そういう点を期待が一番大きいと数字が出ておりますので、その期待に応えられるようなイベントに広げていければと考えております。 ◆菅谷 委員 意見だけ。いろいろなイベントがあって、例えばこの間もふるさと浜辺のイベント、花火の打ち上げとか、ああいったところに多額の税金が投入されているのもわかるのですけど、やはりこういうものづくりを広げていくというところでは、やはりもう少し考えたほうがいいなと思いますので、意見です。 ○勝亦 委員長 では、続いて、資料44番、大田・品川のPR事業。 ◆小峰 委員 先ほどの課長のお話でフォトスポットのお話がありましたが、具体的に教えていただければと思います。 ◎中村 観光課長 美原の商店街には、シャッターを閉めたときに少し風情のある絵が出ているところがございます。これはノリ店のシャッターとかにそういう絵柄がございまして、そちらの前で江戸の衣装を着て、ノリ販売の口上などを実演していただくような仕掛けがあると聞いておりますので、そういった衣装をつけた方と記念撮影がシャッター絵を背景に行えるという予定でいると聞いております。
    ◆小峰 委員 先ほどの羽田ターミナルでの魅力発信事業と少し関連するのですけれど、同じ写真を撮るのでも立体的にということを考えると、すげ傘とか、かっぱとか、振り分け荷物など、1か所でもいいのでそういうものを置いておいて、気軽にそれで写真を撮るということを提案させていただきたいと思います。ちょっと調べると、そのセットが3,000円台ぐらいから、安いところで手に入るものも確認したりしていますので、ご検討いただきたい。股旅セットというのですか、ご検討いただきたいなと思うのですけど、いかがでしょうか。 ◎中村 観光課長 この沿道でご協力いただく店舗の方にご支援をいただく予定でございます。今いただきましたご意見も実施者に伝えてまいりますので。ありがとうございます。 ◆山崎 委員 おたのしみウォーク、同様のイベントがいろいろなツアーで行われているのですけれども、結構500人で締め切りみたいなことを書いていますけど、結構このぐらい来るものなのですか。 ◎中村 観光課長 この東海道のイベント、今年度は観光関係で実施しますのはこの1回なのですけれども、昨年は数回実施されました。500人を超えるということは、あまりないのです、1日の場合でですけれども。このスタンプラリーそのもの、期間を通しては大勢の方にご参加いただけますが、1回はおよそ大体300人から500人未満という中でおさまるのではないかと想定しております。 ◆岡 委員 このパンフレットを見ていたのです。資料の5枚目のところが、その品川のところの旧東海道というのは、私、全部第一京浜なのかなと思ったら、品川のところは細い道が品川宿のスタートのところから大森海岸あたりまで伸びていて、これは歩きやすいのですよね、きっと、あまり車も通らなくて。  一方で、大田区の何かこの東海道と称するところは、美原通りを除いたら、第一京浜をがっつり歩くのだということ。これ川崎から歩いてきて、結構苦難の道のりを、この美原街道あたりまでは進むことになるのだなと思うので、それでも頑張って皆さん13キロメートル歩くという前提でスタートされるので、まあいいのでしょうけど。アンケートをとるときに、この苦難の六郷神社から美原通りまではどんな思いだったかと、うまく品川部分と大田区部分で何か感想の聞き分けを聞けるように、ちょっと検討していただきたいなと思うのですけど、どうですか。 ◎中村 観光課長 東海道のときに、いつも今ご指摘があったようなお声があります。本当に国道沿いをずっと真っすぐ行く関係になりますので。そこで今回に関しましては、特別な日という日に、少し国道から中に入って、商店街のご協力をいただいたりしながら新しいルートがこちらで組めないかという実証も込めまして、3月10日に別ルートを実際に歩いていただく日を設けました。  今いただいたご意見、本当に橋を渡るまでが遠いのです。その間をつなぐような古街道などが情報が充実しましたら、また新たなルートをお勧めしたいと思っております。 ◆山崎 委員 その苦難の道、今までもお話ししていましたけども、だから国道沿いに少し柳を植えるとか、つまり美原通り以外のところでも少しそういったイメージのまちづくり、スポーツのまちづくりもありますけども、せっかくこれだけの観光客が来られるルートですので、もう少しまちづくりと連携をしてつくっていただければありがたいかなということと。  前も聞いたことありますけど、トイレですね。恐らくこのルートの中で、大田区内は、PiO、大田体育館、大森スポーツセンター、そんなところかな。実は、そのPiOから、またここからちょっと間があいたりしますし、その辺のご検討も含めてお考えいただければと。お願いしたいと思います。 ◎中村 観光課長 国道から多摩川を渡る手前に、やはり少し国道の脇などには、少しエリアがあるという場所も伺っております。ここも都市基盤のほうとの検討も過去にさせていただきました。なかなか箱としてトイレのような設置のところまでは至らず、ベンチのような休憩スペースならば可能だというコメントでございました。引き続き交渉といいますか、何かいい方法がないかということは検討してまいりたいと思います。 ◆馬橋 委員 ちょっと素朴な疑問なのですけど、これは品川・大田の連携イベントとして、品川の観光協会と大田の観光協会の二つで構成されている広域連携事業だということなのですけど、これ今まで大田区は、大田区と川崎市との連携でも、この東海道ウォークをやったり、フォト何とかやったりしているではないですか。今回これ大田・品川なのですけどスタートが川崎宿ということで、どうして川崎からスタートしてくるのかなというのが、ちょっと疑問に思ったのですけど。  あと、あわせて端的に、川崎の今回は観光協会とかは入ってないのですか。 ◎中村 観光課長 まず、なぜ川崎がスタートかという点につきましては、今回ゴールですね、皆さんやはりそこにたどり着いて、そこから展開といいますか、お買い物に行ったり、まち中を楽しむというルートがあるだろうということで、スタート地点を東海道のイメージからすると川崎、ご協力いただける東海道かわさき宿交流館のほうでご協力がとりつけられましたので、スタート地点を川崎にしました。なので、川崎連携というのが、委員おっしゃるように別の事業でありますので、そういったつながりの派生としてご協力いただけたということで、川崎をスタート地点にしました。到達するところでゴールしていただきたいということで、品川までの通りにいたしました。  それと連携に関しましては、大田と品川はもともと観光協会同士が連携協議会を持っておりまして、そこの連携で広域連携をやってまいりました。川崎との連携は、自治体同士、市と区、それと両観光協会、それと両商店街連合会、この6者が参加するような形で連絡会を設けております。川崎連携は、そうした中で実施しているものでございます。今回、川崎のほうの事業では、この東海道のまち歩きではなく、シン・ゴジラの撮影地をめぐるツアーと、アンダージェットと、それから工場夜景を見る船のクルーズの二つにさせていただきました。 ◆馬橋 委員 今ご答弁にもあったとおり、ゴール地点からまた派生して観光したりとかという狙いもあるということで。よく大田区素通り何ていう単語も出てきますけど、何かイメージで言うと、今回も川崎からスタートして品川まで行って、品川でばらけるみたいな。もしくは、川崎で例えばお友達と行こうと思ったら、川崎で集合して、ではその前にちょっとどこかでランチをしてから受け付けしてとかとなると、大田区はまた京急とあと平和島のところでスタンプを押して、そのまま品川に行って、そこで品川でまた、では夜ご飯を食べようかみたいな、あれ大田区通り過ぎていくだけなのという、ちょっとイメージを受けたのです。  せっかく大田・川崎だったら、川崎スタート、大田終了とかでもいいと思うのですけど。大田・品川でやっているのに、何で川崎からスタートして、大田区を通り抜けて品川まで行くのかなというのが、すごい不思議なのですけど、それはどういう狙いがあるのですか。 ◎中村 観光課長 東海道を歩いていただく方、実際に参加していただく方にとりましては、品川から川崎まで、果てはもっと延ばしてもらいたいという声がございます。期間中の1日で歩き切るものではない形でもいいから、そういったルートの造成というものを期待したいというお声がかなりあります。13キロ、今回はこの期間を限定しておりますけれども、やはり今委員がおっしゃるように、確かに大田区は抜けてはいきますが、その途中にあるという点では、区民の方にとっては品川も川崎も歩いて通してみたいと。東海道を歩きたい方にとりましては、やはり街道沿いを歩いて通していくということが、一番喜ばしいということだとお声をいただいておりますので。通り抜ける場所であるからこそ、どちらからスタートしても活用の場になれるのかなということで、その意味では間ではありますけれども、役割を果たしていきたいとは思っております。 ◆馬橋 委員 捉え方だと思うのですけど、私はあまりそれに魅力を感じないなというのが、正直なところなのですが。せっかく大田・品川の地域PR事業ということで、別に東海道を売り出したいわけではないですよね、東海道を使って、大田区の観光促進をしたいわけではないですか。別に東海道はこうなのだと思ってもらうのは、もちろん大事だと思うのですけど。  私は勝手に、この旧東海道と東海道を使って、大田・品川の両区の観光資源を情報発信をしていくのが狙いなのかなと思っていたので、そうすると、なぜ大田区と品川区が主導してやっているのに、川崎が起点になっているのというのが、これは素朴な疑問だったのですが、これを使って、一生懸命大田区の観光資源も発信してもらうしかないのですけど。せっかく大田区と川崎市、大田区と品川区でやっているのだったら、大田区が起点になるような動きをどっちともやればいいのになというのは思うのですが、そういう意見提案みたいなのは全然されないのですか。通り道でも十分いいのだよという、そういうスタンスでこれからもいくのですか。 ◎中村 観光課長 この東海道を歩くルートというのが、今委員がおっしゃるように、確かに大田区が中心で双方から集まるという形もありだと思います。その意味では、今度、今調査研究をしております古い街道といいますか、新たにこういうルートがあるというお話が出てまいりましたので、そういう意味では大田の区の中、エリアの中の古い街道を歩くというところに、品川は品川で実施する東海道のイベント、川崎は川崎で実施する東海道のイベント、そういうものとつなげて実施するというのも選択肢としてはあるかと思いますので、委員がおっしゃるようなルートも検討の材料にさせていただけるものだと思います。 ◆馬橋 委員 これで終わりにするのですけど。捉え方だと思うのですけど、私がもし担当者だとしたら、では品川からどこまでにしましょうかとなったときに、では川崎の東海道の川崎宿のここで受け付けをしましょうとなったら、いやいや京急蒲田も京急線のちょうどターミナルだし、駅の中には観光情報センターもあるし、せっかくだったらその観光情報センターに来てくれれば大田区の観光情報も発信できるし、ではここ受け付けでいいのではないですかと、何で川崎にするのですか、私だったら言うなと思って、ふとちょっとこれは聞いてみたのですけど。今後の進め方をまた注視させていただきたいと思いますが、何か大田区は優し過ぎるよなというのがいつも思うので、もうちょっと自分のところ、おらが村にぐいっと持ってくるみたいな、何かそういうのがあっていいのではないかなと思うので、これ意見ですけど、ぜひよろしくお願いします。 ○勝亦 委員長 では、続いて、資料番号45番、魅力発信事業について。 ◆黒沼 委員 このアンケートのことで、「大田区の観光・文化に興味を持ち、もっと知りたいと思う」というところ、外国人のところと、もう一つ下の「大田区に訪問・宿泊してみたい、まち歩きしてみたいと思う」の、この外国人のところでのグラフ、ちょっとこれをやってみた評価というか、大田区としてどうこれを捉えるかというのを、もう一度ちょっとおっしゃってくれますか。 ◎中村 観光課長 まず、「観光・文化に興味を持ち、もっと知りたいと思う」という、この9割を超える方の評価というのは、実際に体験してもらって、情報の発信だけではなくて、そこに実際に触れてもらったり、聞いていただいたりという、この体験が非常に意味を持つのだということを実感しております。その次にあります訪問・宿泊に関しましては、興味を持って、そこで体験していただいている方ですから、多少は楽しんだという感想も込めてかとは思うのですけれども、今度来るときには寄ってみてもいいかなというまちとして捉えられたという、この数字上の成果というのは、今まで直接この羽田空港のエリアなどでは実施したことがございませんので、その意味では非常に意味があったと感じております。 ◆黒沼 委員 この場所、エリアを使ってやってみて、それを体験して、そう思ったときに、もう一度来ようかなというときに、いつやっているのかな、どこでやっているのかなというところでの、この日本のパフォーマンスも神楽も含めてですけど、何かそういうチラシなど渡したのかな。 ◎中村 観光課長 実際に、例えば見ていただいている和楽器の演奏ですとか、それから日本舞踊、それから太神楽のようなものが常時どこでやっているという情報発信は、そこの場ではペーパーとしてはやっておりません。そこでお伝えしたかったのは、例えばインスタグラムですとか、区の観光情報公式サイトなどの中に紹介しているものを、興味関心を持ったことで検索して見ていただけるような機会は十分発信していると思っておりますので、実際にとりたい情報をその方たちに届けられるような中身の充実は、今度は引き込む情報の中で展開したいと思っております。当日は、紙の配布はございませんでした。 ◆黒沼 委員 ちょっと、まだうまくあうかどうかわからない。けさ、熱海のにぎわいを取り戻したというニュースが流れていて、冬の花火をやられていました。花火というのは夏のイメージなのですけど、晴れ渡った空に空気が澄んでいて、かえって夏よりもいいという冬の花火の中に、FM放送と合体させて、誰々さん、誰々さん、結婚おめでとうとか、来る人のことで、ああメモリアルだなと記念になるようなのを組み合わせて、熱海が今よみがえっている話だったのですが。  そういうことを、これやると、大田区も夢ではないのではないかな。これで呼び寄せて、いつあるかがわかって、そこに来たときに一生忘れない思い出をつくってあげられるという、その東海道の観光の記念写真もそうなのですが、そういう思いでやってくれると、このアンケートが生きるのではないかなと思うのですけど、どうでしょう。 ◎中村 観光課長 当日目に触れられるものがどこにあるのかという情報についての提供は可能だと思うのです。今、委員のお話にあったように、特別感をどう出すかということにおきましては、まだまだ区内全体の盛り上がりみたいなものには至っていないと思いますので。引き続き、区の中には大田区観光推進連絡協議会という、企業ですとか協力団体など様々ご参加いただいている会合もございますので、そうした中でぜひ提案事業としてやっていただけるような部門があれば、ご協力いただけるような形に進めていくことはできるのではないかとは思います。 ◆黒沼 委員 ぜひお願いしたい。ただ、このデータが出たということは、このときに来た人がどういう方で、若いか年配者か、それからどこから来ているかいろいろあるのですが、何回かやっていく中で傾向が出てくるのだと思うのですけど、もしこれが通常一般的にいつでもどこでもこういうデータが出てくるのであれば、本当に生かしてほしいなということなので、よろしくお願いします。 ◆山崎 委員 私も、現地、月曜日のほう行かせていただいて、ちょうど殺陣のパフォーマンスをやっていて、外国人の方は大変喜んで、ずっと、長かったけど、30分ぐらいやっていて、でも最後まで見ていらっしゃって。やはり今、外国人の方の日本の人気観光スポットと言えば、やはり侍と忍者だと思いますし、忍者の施設は、全国でもかなり上位ですよね。かなり規模も大きいですけども、大田区にも常時そういったものを見られる施設でもあれば、滞在する方も出てくるのだろうなというのを改めて感じましたが、  質問はそれではなくて、大田区を知っていますかのところに、滞在したことがある外国人が14%、高い数字ですよね。空港に近いからというのは、当然のことだと思いますけど。この数字に対して、どういう分析をされていますか。 ◎中村 観光課長 この滞在したことがあるというのは、今まさに空港にいる方に直接声を聞いておりますので、区内のホテルに泊まったかとか、それから何かスポットをめぐったのかとかいう細かい設問までは聞き取れておりません。想像できるのは、直前に泊まっているか、あるいは今この羽田空港に来る前にどこかに立ち寄られたかのいずれかだと考えております。 ◆山崎 委員 これほかの外国人向けのアンケートとかでも、同じような数字が今まで出てきているのですか。 ◎中村 観光課長 こうした特定のスポットで大田区に滞在したことがあるかという問いを、今まで投げたことはございません。今、マーケティング調査というのを実施しておりまして、このマーケティング調査の中では、宿泊施設などに現に泊まってらっしゃる方に、大田区に、ここに来る前にどこから来たかとか、これからどこへ行くかとか、そういうことも合わせて伺うような中身になっておりますので、少しそれに近い数字は、今後とれるのではないかと思っております。 ◆山崎 委員 恐らくサンプル数が、ちょっと少な過ぎると思うから、なかなか何とも言えないけども、仮にこれだけ滞在したことがあるという方が多ければ、やはり大田区の観光施策というのも、やはり少し方向性もまた変わってくるのかなとも思っていますので、よくよく分析、本当にもっと大きな数字の中でこの分析が進めばいいなと思いました。 ◆岡 委員 私も、このアンケートのところで、そもそもこの外国人を対象にしたアンケート、母数は幾つなのですか。 ◎中村 観光課長 全体で210、外国人の方が3分の1、70強でございます。 ◆岡 委員 この手のイベントだと、区内に住んでいる人もこれを目当てに、いわゆる移動のために空港に来たのではなくて、このために来た人というのも含まれるのでしょう。そのカテゴリーではとっていないのですか。 ◎中村 観光課長 まず、在住の外国人の方というのは、今回、アンケートをとった方にはほとんど含んでおりません。ただ、日本人の中には、空港に来ている方は、やはりお休みに空港そのもので楽しんでいる方もいらっしゃいましたので、日本人の中には在住者も多く含まれております。 ◆岡 委員 でも、このイベントはさっき山崎委員もおっしゃったけど、忍者とか侍とか、日本のいろいろなものが凝縮されていて、旅行に来た人からしたら、とても楽しげなイベントなのかと、銭湯もあるし。銭湯も、この間、東京メトロの何かガイドブックを見たら、それは銭湯がフィーチャーされていて、でも別に銭湯は大田区だけではなくて、銀座のほうとか日本橋のほうにもあるのだなと思って。  そういった意味で、日本を知ってもらう企画としては、とてもいい企画なのではないかと思います。だけど、さっき課長がおっしゃったけど、PRに当然なっているという確信はあるのでしょうけど、お金がかかるということをおっしゃっていて、大田区の持ち出しとしては幾らかけてやっているのですか。 ◎中村 観光課長 観光推進連絡協議会の事業として実施いたしまして、イベントそのものは、2日間全てでおよそ450万円でございます。 ◆岡 委員 大田区の持ち出しで。 ◎中村 観光課長 観光推進連絡協議会に補助金を出しておりますので、その補助金の実施として使われたものでございます。 ◆岡 委員 大田区としては、協議会に450万円補助金を出して、別に大田区ではなくて普通にTIAT、国際ターミナル自身が主催してくれてもいいのではないかと勝手に思ったところでございますので、続けていかなければいけない意義というのは特に感じないですけど、どうですか、ご意見としては。 ◎中村 観光課長 国際線ターミナルの中そのものは、季節、季節によって、季節ごとのイベントをターミナル自身が実施しております。そして、今回、大田区がこの機会を得られたのも、空港としていろいろな自治体の紹介などもこの空港を活用してやっていくことの地元、初めの1号ということで、場の提供をいただきましたので、全国から自治体がいろいろなイベントをこれからも打っていくという点では、先々ではそのようになっていくのではないかと思います。 ◆小峰 委員 SNS等での拡散を目的の一つとありますが、その反響などはつかんでいらっしゃれば教えていただきたいなと思います。 ◎中村 観光課長 これがHANEDA・OTAというキャンペーンの中でやっておりまして、ハッシュタグ「#haneota」というもので情報発信をいただきたいと。そこで、撮った写真をインスタグラムに上げていただくような場合に、そこで記念品を差し上げるような形になっておりましたので今回につきましては、すみません、総数はつかんでいないのですけれども、当日時点で2日間で50件ぐらいは上がっていたと聞いております。 ◆小峰 委員 見て触れて参加する体験型によっての、最終的な大田区の魅力発信が成功した例だと思っております。今まで見て触れて参加する体験型はほかでもあったかと思うのですが、4階の江戸舞台と5階のEDO HALLという空間、広くないホールにギュッと凝縮したがゆえに、充実した内容だったのではないかと感じています。  セキュリティの問題とか様々、表には出てこないけれども、ご足労がたくさんあったと思いますし、東京国際空港の協力というところでも、大変な協力をいただいたと思うのですが、次回というものの検討というのが今のところあるかないかというところではいかがでしょうか。 ◎中村 観光課長 現時点で、同じようなイベントの企画があるかという点につきましては、次に関しては今度はいつですというものはございません。観光推進連絡協議会に対する補助も、今年度で3年になっておりますので、この補助金のあり方などの見直しの時期に来ていると感じております。  ですので、今度、どういう形で実施できるかにつきましても、現時点ではまだ煮詰まっておりません。 ◆小峰 委員 今回の大成功した例を踏まえて、また次回も期待したいと思います。その際には、大田区の民泊とか、そこら辺のつなげる仕掛けづくりも含めて期待したいと思います。 ○勝亦 委員長 続いて、資料番号46番で質疑をお願いいたします。スタジアム、Wi-Fiの件。よろしいですね。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 続きまして、資料番号47番、大田区スポーツ推進計画。 ◆馬橋 委員 ちょっと確認なのですけれども、これ、スポーツ推進計画の改定は、たしか去年の決算委員会とかにも出ていたような記憶があるのですけど、これはもう終わっているのではなかったですか。パブコメをとってこれから変わるのですか。私の記憶がちょっと曖昧で、それをまず伺いたいのですけど。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 このスポーツ推進計画につきましては、前の計画につきましてはもう既に計画期間を迎えているというものであります。昨年度、策定をということで、当初進めていたのですけれども、平成29年3月に国のほうで第2期スポーツ基本計画が出されるということがわかりましたので、その中でスポーツについて、スポーツの力、スポーツの価値というところについて、大きく広げていくという情報が入りましたので、その情報をつかんだ上で、それを踏まえた上で、改定をしていこうというところで、今回のタイミングになったというところでございます。 ◆馬橋 委員 そうすると、今、ちょっと今年の予特の資料とかを見ていたのですけど、何か平成30年度予算で廃止になった項目に、スポーツ推進計画改定が入っているのですね。300万円ぐらいの予算が廃止になったのですけど、これはこれからやるということですか。スケジュールが、パブコメをとって今後、どういうタイミングで策定に進んでいくのかという。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 全体のスケジュールとしましては、今回、予算が廃止になっているというのは、今年度、計画を策定してきたということについて、要は今、策定をしております。  今年度、3月までに策定をということで、今、進めていて、最終段階として、パブコメにかけるところまで来ましたので、今回のタイミングでパブコメにかけさせていただきます。  そこで出てきた区民意見を反映させていただいて、3月中には策定をしたいということで考えております。  来年度以降は、この計画を具現化する動きに変わっていくと考えておりますので、来年度については計画策定についての予算についてはもう必要ないという形で、そこの部分が落ちているということでございます。 ◆馬橋 委員 ちょっと理解できたような気がします。  あと、もう一つ、国のほうのスポーツ基本計画が出てきたのでということで改定案がこのように出てきているのだと思うのですが、ちょっと気になったのが、これまで大田区としては基本推進計画として、例えば総合型地域スポーツクラブを軸に進めているとか、あとはスポーツ環境の整備ということで結構、明確にその二つが出ているのかなという気がするのですけど。  この案文を読ませていただいたのですけど、まず、総合型地域スポーツクラブというのがどっちかというと、イメージとしては一つの素材的な感じになっているのかなという。地域でスポーツを進めていく上で、総合型地域スポーツクラブも、いわゆる地域の何というのですか、クラブチームとかと同じように、地元で頑張ってくださいねみたいな位置づけに変わってきているのかなという気が一つしたのと、もう一つが、基本目標の中で、スポーツ施設の整備というところに関しては、何かすごく日本語が難しくなっていて、スポーツを効果的に推進できる人、場、情報の先進的環境・基盤を整備すると書いてあるのですけど、これは今までと方針の転換みたいなものというのは何かあるのでしょうか。2点、お願いします。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 まず、総合型地域スポーツクラブにつきましては、これまで軸に進めてきたということについて、大きな方向転換をするというものでは決してございません。総合型地域スポーツクラブというのが、地域スポーツの充実において、非常に重要であるという認識は変わっておりませんので、その部分でできる支援というものはしっかりやっていきたいと思っておりますけれども、ただ、地域スポーツクラブに活躍していただくとともに、ほかにも活躍していただくべき地域の主体というのはあるだろうというところにも目を向けさせていただいて、総合型地域スポーツクラブの充実というところに加えて、他の民間も含めて地域のスポーツの主体というところにも協力をいただいて連携を図りながら、より地域スポーツの充実を加速させていきたいという思いで、今回、策定させていただいたというところでございます。  それから、二つ目ですけれども、基本目標4のところでの表現というところでございますけれども、実際に4については基盤の整備というところがありまして、一つは、スポーツの環境、場の確保を含めて、ハード面での整備ということがあるのと同時に、あとは区民の方々が体を動かしたい、スポーツをしたいと思ったときに、どこに行ったらいいかわからない、誰に聞いたらいいかわからないというところで、人とのつながりの中でやれるところ、それをやっているところとつなげていくということ、それを人が担っていかなければいけない、誰かが担っていかないと、その部分がマッチングしていかないというところで、本当のがっちりハードの部分と人が地域と例えば総合型地域スポーツクラブ、それから地域と各種連盟というところを結びつけるような人材をしっかり育てていくというところを第4章では述べさせていただいているというところでございます。 ◆馬橋 委員 基本目標なので、例えば何かわかりやすくスポーツ施設の拡充とか、それだけでも一つ入っていたらわかりやすかったかと。でも、中身に関しても、今日はパブコメの実施ということで、その報告なので、今後、また予特も含めて伺わせていただきたいと思うのですが、中身に関しても、今、課長がおっしゃったように、総合型地域スポーツクラブは、まさにそういう担い手になり得ると思っていて、それと基盤の整備というのは一緒に行われていくのがすごく望ましいかなと思っていたので、何かそこ二つがすごく薄れたような気がして、ちょっと残念だなと思って見ていたのですけど。  また、中に関しては、国の多分スポーツ基本計画等も見合わせながらではないとわからないと思うので、それを伺わせていただきたいと思いますが、いいです、とりあえず。 ◆黒沼 委員 一番本文の最初のところの、3ページなのかな、スポーツの役割の拡がり、(1)少子高齢化の進展とまちづくりの課題というところなのですが、比べているのが53年前の昭和ですね、そこから人口が減っているとかいうことですけど、今の大田区の見方というのは、まち・ひと・しごとを含めて人口推計の統計を出されていますけれども、このような比べ方をしていないのではないか。現状は、人口は増えているし、年少も減ってはいない。  何年かでこういうのは変わるわけですので、何も53年前と比べて、この計画を組み立てて、ずっと読んでみたのですよ。53年前と比べたものについて今回出ているわけではないのですけど。  ですから、こういう書き方ではなくて、まち・ひと・しごとみたいに、少子高齢化なのだけれども、高齢化はいいことだと、長生きすることはね、しかも健康で。少子化は、いいことではないということに見ているのですが、それで、まち・ひと・しごとは、克服で大田区は出しているわけです。少子化克服のための。  スポーツは、やはりまち・ひと・しごとの立場に立って、健康でしかも人口が増えていく中での沿った計画となるといいと思うと、この書き方は変えられないのかな。大田区は、全国では少子高齢が深刻に進展しているというのはいいのだけれども、大田区はちょっと違ってとは書いてあるのですけど。  やがて、確実に進行していると書いてある、例外ではないと書いているのですよ。こういう断定していいのかということで、これはどうなのですか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 こちらは、大田区人口ビジョンに基づいて、一応、文章を書かせていただいているというところではあります。  それで、平成27年には70万人台を回復しということで、大田区においては人口は増加傾向に現状はあるというところについては、ビジョンで示しているとおりでございます。  ただし、増えていってはいるけれども、中の構成が変わりつつあるということについて、人口ビジョンの中で言っております。そのことについて触れておりますけれども、表現の中で伝わりにくいというところがございましたら、そこについては今後、区民意見を反映する中で、引き続き内部でも読み直しということもやってまいりますので、その中で人口ビジョンに照らして、よりよい表現があれば、それを採用していくという形で考えてございます。 ◆黒沼 委員 そういうことで、最後に載っておりますアンケートで、高齢者の方が1,000名を超えているアンケートの数と、運動会とかの子どものいる親たちのアンケートが多いのかな。もちろん、若い世代となっているのですが、そこでいきますと、スポーツにどう親しんでいますかということで、高齢者の方は1人でというのが圧倒的なのですね、これを見るとね。  ただ、結果は変えているのですけど、評価がないのです。できれば、今度、パブコメをやるときに、この結果に対して大田区はこの結果をどう受けとめて計画を立てたのかというところに、ちょっと読み切れなかった点はあるかもしれませんが、それがあるといいなと。  データは勝手にみんな判断するようになるでしょう、このパーセントは何かなということでもね。それに対して、一番最後でいいのですけど、この結果をどう生かすかということで、もう1ページか2ページ加えてもらいたいなと思うのですけど、どうでしょうか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 今回の契約におきましては、第2章の計画そのもののページでいきますと、35ページ以降のところで、第2章の大田区の現状と課題のうち、先ほど説明しました四つの視点から課題を抽出しましたという話をさせていただいたうちの四つ目で、委員おっしゃられたスポーツニーズ調査というものが今の調査にあたるのですが、その調査から見えた課題というものはどういうものがあるというのを、ここの35ページ以降に掲げさせていただいております。  ここで、このアンケートから見える課題というのを踏まえて、後ろの第4章での施策の方向性というところに反映をさせていただいているということでございますし、あと、施策の方向性を見ていただくと、どの課題に対する施策の方向性なのかというところがわかるように、対応課題という形で記させていただいておりますので、この4.1、4.2、4.3、4.4、4.5が、まさにニーズ調査から出た課題ですので、これに対応している課題というものがどれかというのが、第4章のほうではわかるような形にはさせていただいてございます。 ◆黒沼 委員 もう一度、読み直してみますが、確かにここに書かれているのであれば、馬橋委員とちょっと私、立場があれなのですが、地域スポーツの中に、まだまだこの状況でいくと、昨日まで見た段階ではひとりぼっちが多いという、組織に入っていなくて、その方々がどのようにいくには施設の件と、それをやった場合に指導員とここに書いてありますが、推進委員というのかな、今度変わったようですが、そこら辺のところを前と違ってするスポーツから、よく私は組み立てられているなと思います。  ですから、することについては、増やしていくには施設があって、条件が合って、そしてできれば適切な推進指導員が、このことを基本法にも書いてあるわけで、これを目指しているのかなということで、1、2、3のところをぜひ位置づけてもらって、大田区民が健康で、見るだけではなくて、親しむということの割合をもっと増やしていくということを狙ったということでいいのでしょうか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 先ほどの本計画のほうの37ページの4.4というところに、高齢者の元気維持についてというところをまとめております。これも、先ほどの巻末にあるニーズ調査の結果を踏まえてのことからの課題抽出を書かせていただいているのですけど、いろいろ競争をやっているけれども、参加していないという現状がありますということをここで課題出しをさせていただいています。  それに対する対応策という形で、対応する形で第4章のところ、ページ数で言いますと計画の中の48ページ1.4となっておりますけど、スポーツを通じた高齢者の元気維持という形の項目を設けさせていただいておりまして、この中で実際に(1)、(2)、(3)とありますけれども、その中で既存の施策というものもあります。  要は、スポーツ推進課だけではなくて、福祉部であったり、健康政策部であったりというところで、様々な事業は今、実施されています。ただ、そことの連携という部分は、もっと図れるのではないかということを今回、要はそういうものを実施しているけれども参加していないということは、十分に周知されていなかったり、もしくはそこにスポーツというものが運動という形で絡むのであれば、我々からも情報発信していいものだと思うのですけれども、そこら辺の連携が不十分であるというところが原因なのかというところがあるので、そこら辺の連携強化をより一層図っていきたいと。既存の施策についても、その連携を図る中で啓発、周知も図っていくと同時に、より効率的・効果的に展開ができるのではないか。より多くの方に参加していただけるのではないか。  そういうことを通じて、1人でも多くの方、ここでは高齢者ですけれども、1人でも多くの方が健康になっていただけると、スポーツを通じてということを実現していきたいということでまとめとさせていただいてございます。 ◆岡 委員 このスポーツ推進計画ですけれども、国の動向であるとか、ニーズ調査を含めてすごいきれいにまとまっているなと、大変評価します。特にいいなと思ったのは、タブレット資料の5枚目のところに、元号・西暦表記についてということで、やはり改元の切れ目のところですから、基本的には西暦表記ですよというのを書いてあって、なるほど読みやすくなっていると思うのです。  一つポイントは、あえて申し上げると、3枚目のところに、いわゆる表紙として計画案、ここは平成30年何月みたいに書かせるわけですよ。これは何で西暦メインにならないのかなと思うのですけど、これも正しくやるのだとそうしないといけないのではないかと、どうですか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 元号の表記につきましては、総務課のほうから、これから全庁的な統一的な見解が出されると聞いております。それに合わせてやっていくのですけれども、基本的に平成31年までの元号については、平成とそれから西暦での表記をという形になってございますので、その部分、全庁的な表記の仕方というものをしっかり踏まえて、全体を整理していきたいと考えてございます。 ◆岡 委員 あと、この推進計画案を初めてこの委員会で見たので、ちょっと聞きたいのですけれども、地図が書いてあって、27枚目のところで、立地状況という地図があって、見ると新スポーツ健康ゾーンの海側ゾーンと多摩川の河川敷ゾーンに主なスポーツ施設はあるぞということになっていて、やはり東調布公園を中心とした調布・馬込エリアがそれしかないのだなという地域差が、ここまで如実に表現された資料は、私、大田区で初めて見るのではないかと思うぐらいなのですけど。  その部分は、ではどうするのと、この計画の中で学校の体育館とかということが書いてあるのですけれども、そんなものですかね。何か特にこの部分は、この計画の中に何か改善策はないですか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 土地については、限られているというところがございます。その中で、新たな施設を建ててということが、なかなか難しい地域もあるかと認識しています。  そういう中で、今ある既存の施設をいかに効果的に活用していくかというところであるとか、それから、公園や学校施設というものの使用の仕方ですね。学校の施設などは、特に今の使用の仕方の延長線上で、より多くの方にといっても、なかなか難しい部分があります。結構な方が活用されていますので、なので運営方法そのものをどうしていくのがいいのかというところを、他の自治体でも先進的な事例というものもありますので、そこら辺を研究しながら、関係部局と連携しながら、引き続きこの状況を踏まえて、では、施設としてはなかなか数が少ないところについては既存の区の施設、それから民間のスポーツ施設なども含めて、それから区内の企業が持っている施設などの活用も含めて、いろいろなスポーツ資源というものについて活用できるような形で、区内全域において皆さんがスポーツができる環境の整備というのは進めていきたいと考えてございます。 ◆岡 委員 既存のとか民間の活用となると、それは別に区内全域にかかわることであって、調布エリアとか馬込というあまりないよといったところに、もっと何か区が注力するというポイントがもうちょっと表現されたらいいなと思うのです。  2枚目のところの基本目標とそのねらいみたいなところで、右下に表のところで、街中・街かどの有効活用とあるのが、だから、公園というほど立派なものではないけど、区のちょっとした空き地とか、空きスペースで何かやればいいのだなというのが一つの解決策として示されているので、それをいろいろな区のプランだと、新スポーツ健康ゾーンは街中・街かどもすごい健康遊具を置いてとかあるけど、いや、そうではないでしょうと。新スポーツ健康ゾーンで大きいものを置いたので、それでいいではないか。そうではなくて、施設がないよ、よく言われるのです。お金を払っているけど、施設がないと、これはあり得ないだろうというのが、やはり調布エリア、馬込エリアの住民の感覚なので。
     では、そのエリアは、特に区がお金をかけて、街中・街かどに何かスポーツができる機会、機会というのはオポチュニティの意味ですけれども、設定すればいいのではないのみたいなことが、何か計画を実行していく中で表現されたらいいなと思うという意見を申し上げて、ちょっともう1件。  あと、プロスポーツという要素が今回しっかり入って、大田区は男子も女子もプロバスケットチームがある。まさに、バスケットタウン大田ではないかということが、そこまで表現されていないのですけれども。  そういった意味で、もっとバスケットタウン大田みたいな、そういうことを表現するぐらいの、何だろう、もっと意気込みがあってもいいなと思って、では、そのプロスポーツに対して何をやっていくのですか、どういった彼らをサポートするのですかというと、何をやるのですかね。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 現在は、バスケットチームがプロスポーツとして総合体育館をホームアリーナとして実施しているというところでございますけれども、そのほかもハイレベルな大会というものは誘致していく、または総合体育館を活用していただくという動きは進めていくということでございますけれども、そこでみるスポーツということに接していただいて、スポーツでの興味関心を高めていただくということは、もちろんそうなのですけれども、せっかくそこに多くの方が集まるということであるならば、先ほど最初の冒頭の説明もさせていただきましたが、スポーツを通じて、スポーツだけではなくて他の分野の地域課題も解決していきたいのだということを基本的な考え方に据えているという中で、産業施策であるとかという広がり、要は商店街との連携による地域経済の活性化であったり、それから観光スポットへの回遊性の向上という形での観光施策につなげていくとか、そういう波及効果というものをしっかり狙っていくということが、いわゆるそういうプロスポーツをホームアリーナとして掲げている本区としては、そこを起爆剤としてやっていくべきことなのかと捉えております。 ◆岡 委員 そういった意味で、大田区総合体育館の興行の集客力を生かして、地域振興というのは一つ大切なことであるのですけど、しかし、大田区のプロバスケットチームが集客力、動員力はあるかといったらないのです、はっきり言って。  あれが集客が、それが地域振興、そうではないと思う。体育館で集客できるのは、ボクシングだったり、プロレスのほうで、そこは地域振興につながるのだけど、何かちょっと違うような気がして。  申し上げたかったのは、プロバスケットのチームが二つもあるバスケットタウン大田なのだから、だからさっき言った街かどスポーツみたいな分野に、だからいろいろな例えば区役所の1階の本庁舎の壁にバスケットのゴールがあるみたいな、そういう何か商店街が旗を立てている、そんなのではなくて、いろいろな公共施設の壁にバスケットのゴールがあるぐらいのほうが、旗もいいのですよ、旗もいいのだけど、このまちはそうか、バスケットが好きなんだみたいな、子どもがそこでバスケットをやるではないですか、そこにまさにプロバスケの人がユニフォームを着て、何か教えに来てしまうみたいな、そういう何かもっと薄く広いやり方もやっていただきたいななどと思った次第でございます。 ◆菅谷 委員 私も、先ほど岡委員が言ったように、一番最初に目がいったのが地図的な、印刷したら19ページなのですけど、馬込の地域とかないなというところに目がいって、パブコメで意見を出されると、そういったところにいろいろな計画をつくってくれるのかなという気もして、見ることによって、ここが足りないのだなということなども思ったのですけれども、やはりそういった視点で今後、施設の活用とか、もっと広げていってもらいたいということを思ったのですけど、これはただ立地条件を知らせるということだけ、今、岡委員が言ったことなのかもしれませんけど、そのことだけなのですか、狙いという。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 こちらにつきましては、今の現状としてスポーツ施設がどういう分布になっているかということを明確にすべきだろうというところでさせていただいたと、ここが課題抽出の章ですのでさせていただいたと。  一番下に、改めてここから見える課題というところで、課題として、地域特性を踏まえたスポーツ実施の環境づくりということが必要なのだということを言っております。  ですので、ここでの課題として、要は新たなスポーツ施設を新規でどんどん建てていく必要があるのだということを課題として取り上げているというわけではなくて、現状、こういう形で分布をしています。こういう分布状況を踏まえて、それで施設として、スポーツ施設そのものが他の地域に比べて少ないというところについては、どのような工夫によってその部分でスポーツをやる機会や場の確保をしていくのかというところを今後、検討していく必要があるということで、整理させていただいているというところでございます。 ◆菅谷 委員 同じ区民として、いろいろな声が出されると思うのですけれども、やはり出す以上は、もう少し区民の例えばこの地域に少ないという声があれば、ぜひ検討課題に載せてもらいたいと思っております。  それから、するスポーツというところで、31ページからあるのですけれども、アンケートのとり方は、困った、するスポーツについてはこの一つだけを捉えたのですか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 一番後ろの計画そのもので言うと、70ページの後に関連資料ということで、先ほど黒沼委員がお話になったところですね、71ページ以降で、区民スポーツニーズ調査結果というところで、72ページ以降に様々な問いに対しての答えというところで載せております。  その中で、前のほうの課題というところで出すときに、資料として前に出すほうが、より詳しい情報を出す必要があるというものについて前に出させていただいたというところですので、前で述べた困った問題という過去1年間のということのアンケート結果も含めて、全体としては71ページ以降に掲載をさせていただいております。 ◆菅谷 委員 わかれば、72ページからのするスポーツはどの項目かという、ぱっぱっぱとできますか。難しいかな。例えばQ1と関連するとか。では、いいです。  それで、私が何を言いたいかと言えば、するスポーツというところでは、やはり低料金とか、いろいろなところを使えるという、区民がいかに使えるかというところが関心事でもあるかと思うのですよ。  今日、たまたま大田体育館の3月の予定ということで商業新聞に折り込みが入って、みるスポーツ、するスポーツはどこがやっているのかと思うと、一番最後の小さいところに事業所が、どこがやっているのかなと。大田区総合体育館でばっときているのだけど、でも本当に見ると7,000円、6,300円、高いな、それも月間ずっと軒並みお金を払えば利用できるのだろうけど、では、本当にするスポーツを見てみると、そこも有料区分になっているしというところで、区民の健康増進のところで、そういった本当に区民の人たちの声がどうやったら聞き取れるかなと思うのですけれども。  例えばするスポーツの中に、そういった状況を書くとか、そういったところは自由欄で書けばよろしいのですか。 ○勝亦 委員長 ちょっと意味がよくわからないみたいで。 ◆菅谷 委員 そういう大田区として、やはりするスポーツをこれから発展させていこうというときに、もっと今、意見がお父さんやお母さんたちからも出ているのですけれども、パブリックのところで、そういう低料金とか、それからあと、また自分たちのスポーツをいろいろな企画をしたところが全部とられてしまって、なかなかできないという、そういったこれは大田区の施策でありますけれども、そういう底辺の声がなかなか生かされないというか、そういうことができないのではないかと思うのですけど、その辺はいかがですか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 パブリックコメントの中で、意見を書いていただくという欄がございますので、その中で書いていただくということをしていただければ、しっかりと反映をしていくという形になります。  先ほど、委員ご覧になっていたのは、住友不動産エスフォルタというところで、総合体育館指定管理者でございます。指定管理者の自主事業として、それを実施しているというところであります。  それについても、平日などの、要はなかなか予約はとれないとよく言われるのは、土日祝日に集中しておりまして、平日は空いているという時間帯は結構あります。そういう時間帯をこれまでの実績の中から指定管理者がそこを把握した上で、そこが空いているならば、自分たちの自主事業として、するスポーツを提供していこうということでやらせていただいている、そのご案内でございます。参考までに。 ◆菅谷 委員 言ってくださったので、そこでやはり区民の皆さんが出されているのは、空いているところを提供しましょうというのでは、自分たちが使いたいところが利用できないというのがあるので、そういった、今、計画の中ですけれども、区民の皆さんの使い勝手というところでは、考えてもらいたいし、今、住友不動産エスフォルタということでお話がありましたけれども、新宿かどこかでちゃんと、ここでこういう事業をする人たちは、賃金をもらっていますでしょうけど、消費税分が払われていなかったりとか、いろいろなことがあるところも、この間、聞いておりますので、そういった関連することになりますけれども、しっかりしてもらいたいと、区のほうがリードしてもらいたいと思います。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 指定管理者の管理につきましては、月に最低1回、連絡会議を設けて会話の共有であるとか、それから区民の皆さんからの要望等についての共有ということを図っているところでございます。  そういう中で、しっかりと反映していくというところで、実際に区民の方が予約をされて使いたいというところを排除して、自分たちの自主事業をするということは行っておりません。  あと、指定管理者の労働条件につきましては、指定管理者のモニタリングの中に労働条件審査というものを新たに設けさせていただいておりまして、その中で客観的に判断できるような形で、しっかりとした適切な労働環境の中で仕事をしているということが見えるような形にさせていただいているところでございます。 ◆秋成 委員 この中の障がい者スポーツについてなのですが、前回の24年のときには、計画の基本的考え方ですとか、重点施策の中に障がい者スポーツが出ていたのですが、もう少しボリュームがあったほうがいいかなとも思っていたところ、今回の例えば第2章のところの現状と課題には障がい者施設というのが出ていたりですとか、また、第4章では、施策の方向性の中の部分のかなりボリュームが増えて44ページ以降、障がい者スポーツを掲載いただきました。とてもよかったと思います。  例えば、スポーツ推進委員の方は、そういう障がい者スポーツの担当の方がきちんとおられて、いろいろな考え方、理念をお持ちで現場に入っていただいていると伺いますが、区の職員でもスポーツ推進課だけにそういう方がおられるのか、それとも福祉部とも連携しながらされているのか、そのあたりいかがでしょうか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 まさに今、スポーツ推進委員も障がい者スポーツというものについて、研修を受けたり、区から用意をした研修を受けていただくこともあれば、そこから個人的にさらに知識をということで自主的な研修を受けていただいているという形で、様々な指導、助言できるような取り組みをされているスポーツ推進委員がかなりいらっしゃるということはございます。  あと、障がい者スポーツということを考える上では、決して委員おっしゃるとおり、スポーツ推進課だけではございませんし、福祉部のほうでも障がい者スポーツというものはユニバーサル駅伝をはじめ、様々な取り組みをしてございます。  そういう中で、福祉部は福祉部でやっているもの、それから我々スポーツ推進課でやっているものというものもありますので、そこら辺を横断的にしっかりと捉えながら、今後より効果的に、障がい者の方がより使いやすく、またスポーツができる場をしっかりと確保するということに向けて、どういうことをしなければいけないのかということをしっかりと共有しながら、関係部局と検討を進めていきたいと考えてございます。 ◆秋成 委員 わかりました。  今回、こういった一つの冊子になるものは、区民の方にも目に触れるようなものに、とてもいいものになると思うのですが、例えば推進計画という形態にふさわしいかわからないのですけど、コラムという形というか、そんな部分をちょっと設けていただいて、今回のピョンチャンのオリンピックで、受賞された昨日の何かニュースも出ていましたが、北見のああいう会見において見てみると、この地域にこういった選手がいたということが、すごく区民、市民の方にすごく誇りになるというか、とてもうれしい話題となると思うので、過去のことにもなりますが、大田区の過去のそういった著名選手のことですとかというのを紹介したりですとか。  さっきの障がい者スポーツという部分では、大田区から代表となった選手の要望にもあったような、パラリンピック、デフリンピック、そしてスペシャルオリンピック、その普及につながるような中身も何か紹介があったらいいなと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 当然、そういう部分での普及啓発というのは大変大切であると考えてございますし、行政の役割であるとも認識してございます。ただ、この計画の中で、これから5年間、どういう方向性で進めていくということを定めているものの中で、載せることが果たして一番親和性があるのかという部分は、少し検討させていただきたいと思いますけれども。  これから、ご審議いただきます来年度の予算案の中で、スポーツ情報紙というものを出させていただきたいということで、区報なり何なりという媒体はありますけれども、もう少しスポーツというものに特化し、スポーツを絡めながら食事であったり、それからまさに地域で活躍されている選手の皆さん、それは障がいの有無を越えて、そういう方々を紹介していったりということも考えておりまして、そういうものを新たに区報とは別に発信していくような、広報活動がやっていければと考えていて、今、予算要求させていただいているところでございますので、そういう中で様々なこれからイベント等もあります。そういうタイミングを見ながら、より効果的なタイミングで発信をできればとは考えているところでございます。 ◆黒沼 委員 せっかくですから、19ページのスポーツ施設などの立地状況に、もし書けるのであれば、調布に少しでも多く見えるようにせせらぎ公園(予定)ぐらいに入るといいなと感じるのです。  ただ、一番下の表がちょっといびつになってしまうかもしれません。偶数でうまくまとまっているのですけど、予定で書いておいたほうが、念願の山の手の体育施設、書けないですかね。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 これまで、庁内検討会という形でまさに今、その部分を所管しておりますのが地域力推進部という形になってございます。そこに入ってもらって検討してきたというところと、あと、そのほかの部分の多くは都市基盤整備部というところで確認をしながらというところで進めてまいりましたので、ここに加えてというところは現時点では考えておりません。 ○勝亦 委員長 続きまして、資料番号48番、いかがでしょうか。 ◆馬橋 委員 昨日だと思うのですけど、違うか、26日だ、東京2020大会のボランティアにかかるチラシということで情報提供いただいていて、それと今回、委員会資料としていただいた、大田区の独自のボランティア事業なのですけど、基本的にはスケジュールがほとんど重なっているような気がするのですが、例えばスケジュールの中である研修というのですかね、リーダー研修とか、テーマ別研修とか、この辺を要は同じ時期に東京都のほうのボランティアに行く人と大田区のほうに行く人がいると思うのですけど、例えば両方やりたい人とか、そういう方というのは、1回の研修でどっちにも応用してあげられるとか、そういう調整というのはされる予定はあるのですか。 ◎千葉 東京オリンピックパラリンピック推進担当課長 今、委員からお話あったように、やはり重複していく部分というのが出てくるかと思っています。当然、両方やっていただけるようにしていきたいとも考えておりますので、そういった希望があった方について、やはり同じことを二度受けていただく必要はないのかと思っていますので、そこの部分については、同じ内容であればどちらか受けていれば片方は免除という、そういう対応をできるように調整していきたいとは考えております。  当然、区独自で学んでいただきたいことというのは、それは区としてしっかりやっていくということを前提に考えていければと思います。 ◆馬橋 委員 これ、制度として大田区としても出てきているし、東京都としてもこうやってチラシができ上がっているのでできていると思うのですけど、ご答弁としては、そこの調整をしていきたいということなのですけど、それはまだできていないということですか。お話としては、まだでき上がっていないということですよね。  他区の状況というのはどうなのですかね。同じように、こういう独自のボランティアをやったりとかしているのでしょうか。 ◎千葉 東京オリンピックパラリンピック推進担当課長 他区とも意見交換等をさせていただいているのですけれども、区独自で募集をしていくという動きをしている区というのは、現状ないような状況がございます。  それぞれ各区で観光分野のボランティアであったり、スポーツ分野のボランティアであったりという、既存の活動をしているところがありますので、そういったところへの情報提供ということを進めていくような中で、取り組みをしていくということ。  基本的には、東京都組織委員会が行っているボランティアにどうかかわっていくのかということを、主眼として捉えているような区が多くあります。その中で、大田区としては独自性を出そうということで、今回、取り組みをさせていただいているというところです。 ◆馬橋 委員 まとめて伺うのですけど、まず、今、東京都のほうは大会と都市ボランティアを合わせて9万人以上想定しているとあって、相当な人数と思うのですけど、大田区としてはどれぐらいのボリュームを想定しているのかというのが1点。  例えば、自分がもしボランティアをやりたいと思ったときに、大田区民だったら、大田区の手伝いもしてあげたいけど、でも東京都のほうのボランティアもおもしろそうだからやってみたいなと思うのですけど、どっちをメインに、例えば大田区でブラジルのこれがあるからこっちへ行かなければいけないから、東京都のほうはこの日は行けないのだけど、その辺の調整みたいなのというのは、区のほうでやられるのか、それとも当人がやるのか、その辺の考え方というのは、どういう考え方なのですか。 ◎千葉 東京オリンピックパラリンピック推進担当課長 まず、募集人数ということでございます。今、チラシのほうでは9万人となっているのですが、今年1月下旬に組織委員会のほうで、最新の情報というのが出ておりまして、今、大会ボランティアのほうで8万人、それから都市ボランティアのほうが3万人で、11万人のボランティアが必要になってくる、募集をしていくという状況になってきております。  一方で、大田区についてなのですけれども、まだ想定レベルではあるのですけれども、総数で500名程度、集めていきたいと、今、考えている状況でございます。  また、あと、ボランティアの日程調整ということでございます。これは、ご本人から東京都や組織委員会側へのボランティアの希望の日程というのを出していくようになりますので、そこで出していただく日程と、区側に出していただく日程というのをうまく切り分けて進めていただくということで、基本的にはご本人がそういう調整をした上で、それを受けて決めていくという流れになっていくと考えております。 ◆馬橋 委員 二度手間、三度手間になると大変かわいそう、せっかくボランティアをやろうとしていただいて来る方だと思うので、重複する研修等に関しては、ぜひ大田区側のほうで裁量をもって、どちらかというと大田区の研修を受けたから東京のは受けなくてもいいですよというのは難しいと思うので、東京都のほうのを受けた方は、例えば大田区のほうは免除しますよとか、そういう考え方でやって、説明していただければすごくわかりやすいかと思うので、それはぜひよろしくお願いをしたいと思います。  あと、少し余裕をもってというか、東京都のほう、基本的には東京2020大会なので、そっちがメインになると思うので、大田区のほうとしては、東京都のほうへ行くから来られないという人材が出てくると仮定をして、少し余裕を持った形でやっていただくのがいいのかと思いますので、よろしくお願いします。 ◆山崎 委員 今のお話でも、いわゆる組織委員会のほうのボランティアが、大会ボラが8万人、都市ボラが3万人集まるのですかね。どういう、今、発言できないですかね。これだけの、正直言って、参加要件はかなり条件が厳しいではないですか。ある程度、語学力のスキルもあって、そして拘束期間も長くて、ましてや交通費、宿泊費も含めて、まさに無償ボランティアということの中で、本当にそういう中にあって、大田区もまた別にということで、参加要件が緩いというところがありますけど、やはりその辺が一つ、募集をしやすい、これとは別にここまでの条件は厳しいけれどもという考え方でいらっしゃるのか。ここまでは厳しいけれども、それでも手伝いたいという人を対象にするようなイメージですか。 ◎千葉 東京オリンピックパラリンピック推進担当課長 委員お話のように、やはりなかなか10日間とか、5日間という大会ボランティア、都市ボランティアでは参加が難しいという方について、区のほうで受け入れていくということも当然、考えております。  11万人というのも、そもそもちゃんと集められるのかどうかというのも、やはり東京都や組織委員会側も懸念をしているところはありまして、多分、応募はそれを超える人数が出てくるだろうと見込んではいるのですけれども、ピョンチャンでもあったように、途中で辞退していくという数は相当な数が出てくるだろうということは、想定はしているという状況はございます。  区としても、都市ボラの、いわゆる選考が来年の3月ぐらいで決まるという状況もありますので、それ以降、二次募集という形をとっていった中で、逆に向こうのボランティアで漏れてしまったような方がいれば、区のほうのボランティアのほうに参加していただけるのではないかということでのスケジュール設定というのも考えております。 ◆山崎 委員 あと、以前にもお話ししましたけれども、ポルトガル語、英語ではなくてポルトガル語ということになると、かなりハードルが高いというのがあって、その辺、ここで日本在住の外国の方というのもありますけれども、恐らくそういったネットワークの皆さんが必要になってくるのだと思いますので、ぜひそのあたりも今からお考えになられたほうが、英語はブラジルの方はあまりお話になれないでよろしいのですか、そういう認識で。 ◎千葉 東京オリンピックパラリンピック推進担当課長 あまり、結局、そういう語学力的なところで言うとというところもありますけれども、キャンプで来るような選手方というのは、全国、世界中を回っているような方々ですので、一定程度のコミュニケーションはとれる方々ということで、我々としては認識はしております。 ◆小峰 委員 区民とともに、オリパラを身近に感じていこうという取り組みとしては、区独自のボランティア事業というのは、積極的に取り組んでいただいてありがたいと思います。  研修のことなのですが、おもてなしに必要となる心構えや接遇マナーと書いてありますが、防災に関しての研修というのは、この中に含まれているのでしょうか。 ◎千葉 東京オリンピックパラリンピック推進担当課長 今、まだ中身については、検討の途中というところでございますので、そういったものの必要性というのも含めて検討させていただいて、いわゆる危機管理というのでしょうか、ボランティアの活動の最中に、どういったことを心構えとして考えておけばいいのかということも、そういった研修メニューとして考えられるのではないかと思いますので検討を進めさせていただければと思います。 ◆小峰 委員 ぜひ、よろしくお願いします。オリパラのときに結びつけたくないのですが、30年以内に首都直下型が来る70%というのは、現実、しっかりと踏まえた上で、500人に対してAEDとかは、なかなか難しいかもしれないのですが、その参加したボランティアの方が研修ということに参加したという中で、防災の意識がまた高まっていくというのは、連動した波及効果としても一つ大きなものがあるのかとも思いますので、ぜひ、よろしくお願いいたします。 ○勝亦 委員長 続いて、49番。 ◆岡 委員 このブラジルチームの合宿というところで、我が会派も本会議の代表質問の中で、ブラジルチームの事前キャンプがある、それは宿泊施設をぜひ大田区で何とか対応してあげようよというのを申し上げているのですけど、このハンドボールチームの場合の宿泊先はどこになるのですか。 ◎千葉 東京オリンピックパラリンピック推進担当課長 まだ、調整中という状況ではございますけれども、区からも区内のホテル等の情報提供はさせていただきながら、今、調整をさせていただいている状況というところでございます。 ◆岡 委員 ホテルだけではなくて、民泊であってもいいし、例えば国際交流協会ですか、新しくつくるもの、あれの役員でもホームステイをやっていらっしゃる団体もいらしたりするのでしょうから、いわゆる民泊ではないビジネス民泊ではなくて、ホームステイ型民泊みたいなこともぜひ検討していただいたらいいのかと思いますけど、いかがですか。国際担当。 ◎高野 国際都市・多文化共生推進課長 委員おっしゃるとおり、国際交流ボランティアの中には、そういったホームステイ先のところで協力できるという方もいらっしゃいますので、そういったところをオリパラ担当と研究しながら考えていきたいと思っております。 ◎千葉 東京オリンピックパラリンピック推進担当課長 今、ブラジル側から宿泊場所についての要望として出ているものとして、今年のキャンプもそうなのですけれども、2020年にどこに泊まるのかというところを向こうとしては非常に重要視をしておりまして、できればそのときに泊まるところと同じところに今回も泊まりたいということは意向として出ております。 ○勝亦 委員長 ほかにはよろしいですか。  それでは、よろしければ、本日は以上で質疑を終結し、調査事件を一括して継続といたします。  なお、本定例会最終日に、議長宛て、継続調査要求書を提出することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  最後に、次回の委員会の日程ですが、定例日の4月17日、火曜日、午前10時から開会ということでよろしいでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○勝亦 委員長 では、そのようにさせていただきます。  以上で、オリンピック パラリンピック観光推進特別委員会を閉会いたします。                午後 0時10分閉会...