• "治安悪化"(/)
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  1. 大田区議会 2016-09-21
    平成28年 9月  都市整備委員会−09月21日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成28年 9月  都市整備委員会−09月21日-01号平成28年 9月  都市整備委員会 平成28年9月21日                午前10時01分開会 ○深川 委員長 ただいまから、都市整備委員会を開会いたします。  本日は、付託議案の討論及び採決、補正予算案の説明及び質疑、「おおた未来プラン10年(後期)」の説明及び質疑、所管事務報告のうち前回説明の行われなかった案件の説明と、その他の案件を含めた質疑を行いたいと思います。  委員並びに理事者の皆様のご協力をお願いいたします。  これより、当委員会に付託されました議案の審査を行います。  第109号議案、及び第110号議案の2件の議案を一括して議題といたします。  質疑は、前回行っておりますので、本日は、よろしいですね。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 それでは、質疑を終結いたします。  これより、討論を行います。  討論は、大会派から順次お願いいたします。なお、会派名は、略称とさせていただきます。  では、自民からお願いします。 ◆安藤 委員 第109号議案 大田区空き家の適正管理に関する条例を廃止する条例、第110号議案 大田区空家等対策審議会条例の一部を改正する条例に賛成いたします。  理由については、特別措置法の施行によるものということが第109号議案であり、それから第110号議案については、空家等の審議会の所管事項とするための条例を改正するものであり、両案について賛成といたします。 ○深川 委員長 続いて、公明、お願いします。 ◆田島 委員 大田区議会公明党は、第109号議案 大田区空き家の適正管理に関する条例を廃止する条例、及び第110号議案 大田区空家等対策審議会条例の一部を改正する条例に対して、賛成いたします。  区の説明によると、第109号議案は、平成27年5月26日に全面施行された空き家等対策の推進に関する特別措置法が、平成25年4月1日に施行された大田区空き家の適正管理に関する条例を包含した内容となっているため廃止するとのことです。
     先に施行したのが適正管理条例で、条例に優先される法律である特別措置法が後に施行され、なおかつ条例を包含した内容であるならば、特別措置法の施行を機に条例を廃止するということは理解できます。  また、第110号議案は、区の説明によると、現行は判定委員会空家等対策審議会が並列に存在して非効率であり、適正管理条例を廃止することに伴い、判定委員会の機能を空家等対策審議会に含めるとのことですが、審議会が学識経験者や専門家、区民の代表などによって構成されていることから、より適正に丁寧に審議と判定がなされることが期待されます。  以上のことから、両議案に賛成いたします。  なお、大田区においては、空き家の適切な維持、管理や活用などによって、特定空家を生み出さない施策のさらなる充実を求めます。 ○深川 委員長 共産、お願いします。 ◆菅谷 委員 第109号議案 大田区空き家の適正管理に関する条例を廃止する条例、第110号議案 大田区空家等対策審議会条例の一部を改正する条例に、日本共産党大田区議団は賛成いたします。  まず、第109号についてです。高齢化や人口減少の影響で、空き家は増加を続け、全国では820万戸、大田区で把握している空き家は264件です。管理が行き届かず、老朽化した住宅は地震などで倒壊する危険があり、ごみの放置や不審者の立ち入りによる治安悪化などで社会問題になっています。  このような背景で、大田区は国に先駆けて大田区空き家の適正管理に関する条例を制定し、区民の要望に応えてきました。しかし、敷地、塀、擁壁、立ち木、ごみ、動物や虫などの住みつきなどは対象になっていませんでした。国は平成27年5月、空家等の推進に関する特別措置法、特措法を全面施行しました。  さきに述べたような、問題のある住宅を自治体が特定空家に指定し、所有者に解体や修繕などを勧告、命令できるようにするなど改善されました。国の特措法がより踏み込んだ実効性ある空き家対策であり、大田区の条例を網羅するものであり、賛成します。  第110号議案 大田区空家等対策審議会条例の一部を改正する条例について、大田区は、特措法以前は、命令と代執行の役割に限って判定委員会で行ってきました。  特措法制定後は、第14条第3項、勧告を受けたものが正当な理由がなくてその勧告に係る措置をとらなかった場合において、特に必要があると認めるときは、その者に対し、相当の猶予期間をつけて、その勧告に係る措置をとることを命ずることができる。  また、命令に応じない場合は、自治体が所有者にかわって取り壊し、費用を所有者に請求することも可能になりました。  14条第9項の規定により、必要な措置を命じた場合において、その措置を命ぜられた者がその措置を履行しないときは行政代執行法の定めるところに従い、みずから義務者のなすべき行為をし、または第三者をしてこれをさせることができるとなりました。  当区議団は、住民に対する影響が大きく、個人の財産にかかわるので慎重な対応をするためにも、第三者機関の意見を聴きながら、空き家対策を推進するための審議会は必要と考え、賛成いたします。  そこで、この際、意見で、空き家を除去する際、最初のネックになるのが除去費用です。足立区などのように、老朽化家屋等解体除去費用の助成を求めます。  次に、税制上の措置で、空き家の解体が進まない理由に、更地になると固定資産税が最大6倍にはね上がることです。国や東京都に対して、一定期間の固定資産税の軽減措置を求めることを要望し、場所によっては解体後、駐車場として整備することなどを奨励したり、情報を周知するなどを行う。  最後に、空き家の所有者や区民からのさまざまな相談にワンストップ対応の相談体制の充実としています。十分な相談体制と有効活用のサポートを求めます。 ○深川 委員長 次に、維新。 ◆荻野 委員 東京維新の会大田は、ただいま上程されました第109号議案 大田区空き家の適正管理に関する条例を廃止する条例、第110号議案 大田区空家等対策審議会条例の一部を改正する条例に、賛成いたします。  適切な執行を要望いたします。 ○深川 委員長 次に、改革。 ◆湯本 委員 闘う改革の会は、第109号議案 大田区空き家の適正管理に関する条例を廃止する条例について、及び第110号議案 大田区空家等対策審議会条例の一部を改正する条例について、両案とも賛成をいたします。  理由につきましては、先日の審議の中で委員長からもご説明がありましたが、大田区空き家の適正管理に関する条例をもとに国が法律を施行したという経緯を踏まえ、この条例は役割を終えたという判断をし、賛成といたします。  また、機能がかぶるシステムを整理するという意味においても、大田区空家等対策審議会条例の改正についても、賛成をいたします。 ○深川 委員長 次に、無所属。 ◆馬橋 委員 大田無所属の会は、第109号議案、第110号議案、両議案とも賛成をいたします。  背景としては、平成25年に区が大田区空き家の適正管理に関する条例を施行して、その後、国に提言を行ってきた結果、平成27年に国が空家等対策の推進に関する特別措置法、これは大田区の条例がすっぽり入っているというご説明がありましたが、特措法が施行され、その後、平成27年に大田区空家等対策審議会条例が施行されたことによって、かぶっている内容を省き、効率化を図るという意味で、今回の議案が出てきたと理解をしています。  大田区の空き家対策の推進の効率化をさらに図って、進めていただくことを期待して賛成といたします。 ○深川 委員長 以上で、討論を終結いたします。  これより、第109号議案、及び第110号議案の2件を一括してお諮りしたいと思います。  本案を原案どおり決定することに、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 ご異議なしと認めます。よって、第109号議案、及び第110号議案の2件の議案は、原案どおり決定いたしました。  以上で、付託議案の審査を終了いたします。  なお、委員長報告につきましては、正副委員長及び理事に一任ということでよろしいでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、調査事件を一括して上程いたします。  まず、補正予算(案)について、理事者から説明をお願いいたします。 ◎明立 都市基盤管理課長 私からは、都市基盤整備部補正予算につきまして、ご説明をいたします。平成28年度大田区一般会計補正予算(第2次)の46ページをご覧いただきたいと思います。  土木費、道路橋りょう費橋りょう新設改良費につきまして、当初予算12億1,520万円を計上させていただいたところでございますが、今回の補正によりまして、橋りょうの長寿命化事業の委託料といたしまして1億3,043万2,000円を減額させていただきたいと考えております。補正後の予算額は10億8,476万8,000円となります。  減額補正に至りました理由でございますが、橋りょう長寿命化計画に基づき、平成27年度において平和島陸橋北側の詳細調査及び補修設計を行った結果、支承部に損傷が確認されました。このため、今年度、予定しておりました補修工事を中止し、新たに損傷が著しい支承部を改修するための構造改良設計委託を計上するものでございます。  次に、債務負担行為の追加についてご説明いたします。62ページをご覧いただきたいと思います。上から4段目でございますが、先ほど平和島陸橋北側補正予算を説明させていただきましたが、その補正予算に合わせまして債務負担行為の補正を行うものでございます。  平和島陸橋の設計を今年度1,950万円と平成29年度4,550万円で、総計6,500万円の債務負担とさせていただき、早期の改修を図ってまいりたいと考えております。 ◎保下 都市計画課長 続きまして、まちづくり推進部補正予算でございます。48ページをご覧ください。  都市整備費の目でございます。今回の補正額として、5億円でございます。補正後の合計額でございますが、38億9,836万円となります。  49ページに説明を書かせていただいておりますが、新空港線整備資金積立基金積立金でございます。主な理由として、4月に出された交通政策審議会答申第198号を受け、現在、関係者間で合意形成に向けた諸課題を整理する話し合いを進めているところでございます。  区としては、財源確保と合わせて後年度の財政負担の平準化につながるとともに、新空港線整備実現に向けた積極的な姿勢を対外的に示すために計上させていただいたものでございます。  続きまして、48ページ、住宅費の目でございます。補正前の額が9億2,906万円、補正額といたしまして1,000万円を増額補正するものでございます。補正後の額は9億3,906万円となります。この補正額につきましては、住宅リフォーム助成の予算について増額するというものでございます。住宅リフォーム助成につきましては、今年度は予算額5,000万円を3期に分け実施しており、1期、2期ともに早期に予算が終了している状況でございます。  早期に予算が終了した主な理由といたしまして、一つ目に、制度改正に伴い対象工事範囲が拡大したこと。二つ目に、熊本地震発生以降、防災関連工事の申請件数が増加したことなどが挙げられます。継続的な助成を行うために、このたび補正予算といたしまして、1,000万円を計上させていただきました。 ○深川 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いいたします。 ◆荻野 委員 都市整備費のただいまご説明ありました、新空港線整備資金積立基金積立金についてなのですけれども、今回、補正で5億円が組まれたということで、対外的な姿勢を示すと説明もありましたけれども、毎年の5億円に加えてこの5億円という数字に至った理由というのはどういった理由でしょうか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線担当〕 こちらの積立額5億円の根拠でございますけれども、新空港線の整備資金積立基金における増額の額でございますが、今後、見込まれる鉄道新線の建設に対する負担に対しまして、財政見通し上の判断から5億円増額して10億円としてございます。  また、有楽町線を推進している江東区については、今年度、補正で5億円を増額して10億円としてございます。大江戸線を推進している練馬区につきましては、平成26年度当初予算から10億円としてございまして、そういったところも鑑みて増額してございます。 ◆荻野 委員 他区の情勢について、大田区も新空港線に向けて他区、他市を巻き込んで、今、やっているのでお聞きしたいのですけれども、ほかの区市というのは、新空港線に対して一緒に協力してもらっていて、実際に鉄道が通るとなると影響を受ける区もあると思うのですけれども、そのあたりの積み立てというのは、どのようにやられているのでしょうか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線担当〕 他区のご協力につきましては、今年度、国土交通省より要望活動におきまして、大田区を含めて14区と、あと埼玉県の3市を含めて要望活動をさせていただいております。今後も、新空港線についての事業についてご協力を求めることを考えてございます。 ◆荻野 委員 他区が同じように新空港線について、資金の積み立てだとか、そういったことはやられているのかという質問だったのですけれども。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線担当〕 今の時点では、新空港線について他区が積み立てているということはございません。 ◆荻野 委員 大田区の中を矢口渡から、この前大田区のプランというか、あれは区報でしたか、ホームページかな、出ていましたけれども、起点となるのが大田区ですので、大田区がこれだけ積み立てて姿勢を示すというのはわかるのですけれども、この空港線の整備の積み立てを毎年ずっとやっていて、かなりの額を積み立てているのですけれども、このあたりというのは、私も交通政策審議会で毎期間ごとに出ているというのはわかるのですけれども、大体、どのあたりに実際にこれが動くのか動かないのかいまいちわからないのですけど、そのあたりのスケジュール感というのはわかるのですか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線担当〕 スケジュールにつきましては、今、まだ関係事業者との合意形成を図っていることがございますので、そちらの合意形成が図られてから事業が動き出すという想定をしておりますので、今の時点で何年から着手というところは、具体的なところは申し上げることはできません。 ◆荻野 委員 今回、補正ということで、また別途積み立てているところなのですけれども、そうすると、積立金というのはどの段階までずっと積み立てていくのかという予定といいますか、お考えを教えていただければと思います。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線担当〕 後年度の財政の平準化というところを目的としておりますので、今のところ工事を具体的に着手するまでの積み立てというのを想定してございます。 ◆菅谷 委員 今のところなのですけれども、新空港線の。国のスキームで先日、1,300億円でしたかね、それが発表されました。これは、大田区がいろいろ調査して出した数なのですか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線担当〕 国のほうから出されている1,300億円という数字については、国土交通省交通政策審議会答申を策定するにあたって用いた数字でございまして、これは社会的投資効果事業採算性確保の可能性を大づかみで把握するため、国が算出した事業費でございます。 ◆菅谷 委員 国が算出してということで、大田区独自では毎年1,000万円、調査費用としていますけれども、その経費については、大田区としては試算をしていないのですか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線担当〕 大田区につきましても、今年度、詳細な調査をいたしまして、概算事業費の算定を行う予定でございます。 ◆菅谷 委員 すると、先ほど5億円の積み立てについて委員から質問がありましたけれども、他区の練馬区や江東区がためているから、それを参考にするという、そういったところでは説明にならないのではないかと思いますが、その点ではいかがでしょうか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線担当〕 あくまでも5億円増額については、将来的な財政負担の平準化でございます。また、ほかの、先ほどの他区の様子も鑑みて今後、東京都との財政負担の協議をしなければいけませんので、そういったところを考慮した上で算定をしてございます。 ◆菅谷 委員 考慮して算定ということでしたけれども、私たち党区議団は、この税金をほかの、待機児だとか、必要なところに回すべきだということで考えていますけれども、そういった観点から今回は本当に大幅な黒字という決算になっていますけれども、ここでやるということの決断の根拠を示してもらいたいのです。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線担当〕 根拠というよりも、区として新空港線については進めてきた経過がございます。それと、4月20日に国土交通省交通政策審議会で答申が出されております。その中で課題として関係機関と合意形成を進めるべきという課題が示されておりますので、これへ向けて合意形成を図っているということで、事業進捗に向けて進めているところでございます。 ◎黒澤 まちづくり推進部長 若干、補足をさせていただきます。新空港線「蒲蒲線」の整備が大田区及び東京西北部を中心とした広域に、やはり極めて重要な利便性をもたらす有意義な事業であるということを、この間、区としても主張しておりましたし、それを裏づけるように多くの区市の協力もいただいておりますが、4月の答申で国からもそういった評価をいただいたということで、この事業を早期実現のために今後、本腰を入れて強化していく必要があるという判断の中で、先ほど申し上げましたように、財政見通しを見据えた、今回、補正予算ということで提案をさせていただいております。 ◆菅谷 委員 私が考えるには、他都市からの期待をしているというのであれば、もっと財政負担についても国に申し入れて、ほかの区と一緒に区長とやっていくだけではなくて、そういった部分でも考えていくべきだと思いますが、いかがですか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線担当〕 今までも他区との協力は、さまざまな面でいただいておりますけれども、今後、事業を進捗させるにあたって、さらにどんな協力をいただけるのかというところは、こちらとしてもいろいろ考えていきたいと思っております。  それと、あとは財政負担も踏まえての合意形成というところでございますので、そこは区の負担について、事業効果が大田区だけではなくて幅広い範囲に及びますので、そういったところも踏まえて財政負担については、こちらとして協議をしていきたいと思っております。 ◆湯本 委員 5億円ということで、今回、予算を見積もったということだと思いますが、大田区としてはどれぐらいの負担を最終的に想定をしているのでしょうか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線担当〕 事業費全体としては、今、1,080億円というのが出ておりますが、これについては、今、精査をしているところでございます。  それと、事業費の分けとして、東京都と区の負担の協議がございます。そういったところがまだございますので、具体的に区として幾ら負担というところは、数字としてはお話しできない状態でございます。 ◆湯本 委員 以前は、鉄道事業の需給調整規制というものがあって、ランクづけがたしかされていたと思いますが、今回からはランクづけがなくなりましたよね。鉄道事業者や国、それから住民などが連携して行う、横の関係というものを非常に重視をするという整理のされ方をして、初めて出された答申だと思いますが、今までとは違う仕組みの中で、今後、これをどのように展開をしていくつもりなのかということを、大田区の考えをぜひお聞かせ願いたいと思います。戦略ですね。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線担当〕 委員おっしゃったとおり、今回、ランクづけはされていないということで、何をもってその事業の進捗を図っていくかというのは、やはり関係者との合意形成の部分だと思います。その中で沿線の自治体を含めて、自治体と鉄道事業者と、そういう関係機関の合意形成が図られて進められるものだと考えておりますので、我々は今、一番、合意形成の部分をやっております。それを確実に進めていきまして、事業のほうを早期整備につなげていきたいと考えております。 ◆湯本 委員 いろいろ話を整理していくと、国は答申として必要性を認めていて、区としても推進をしていきたいというスタンスをとっていて、ということは鉄道事業者同士話し合いがどうなのだという部分が最大のネックになろうかと想定されますが、この辺の今の現状というか、実態把握はどうなっているでしょうか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線担当〕 今現在の状況でございますけれども、大田区と東京都と国、それと鉄道事業者となりますと、今、新空港線の矢口渡から京急蒲田まで乗り入れるのは東急でございます。東急とあわせて、そういった課題の整理の話し合いを進めていくことになろうかと思います。  その先につきましては、当然、京急電鉄と乗りかえについての話し合いをすることになると考えております。 ◆湯本 委員 なるほど。京急と話し、東急と話すと。当然、そういうことが必要になってくると思うけれども、鉄道事業者同士の京急と東急がどう折り合うのかというところが、非常に気になるところではあるのですが、そこは大田区として何か新たな動きであったり、または大田区として果たすべき役割といったものについて考えがあろうかと思いますが、考えをお聞かせいただければと思います。 ◎黒澤 まちづくり推進部長 ただいまの件ですが、今、合意形成を図るための話し合いを始めたと。その構成メンバーは、ただいま課長が申し上げたように、国、東京都、大田区、東急電鉄の4者でございますが、京急蒲田での利用者の利便の高い乗りかえの方法ということは、極めて重要なテーマですので、京急電鉄は事業自体の参画は行わないが、京急蒲田での乗りかえの利便性の実現のために協力するということを明確に言っていただいております。  したがいまして、そういった京急線との接続にかかわる部分の課題については、当然、京急電鉄も交えた話し合いを行う予定で、現在、その辺も含めて年度内に合意形成を図るという目標で進めております。  また、委員おっしゃったような、鉄道事業者間同士の関係はどうなのだということについては、4者プラス京急という関係のステージができている中で、必要があればそういった2者間の意見交換とか、そういったこともフレキシブルにできるのかと。その辺は今後の各プレイヤーの考え方の中で、とにかく合意形成が少しでも効率的に、迅速に進むように話し合いを大田区が事務局で運営しておりますので、そのように進めていきたいと考えております。 ◆湯本 委員 これは大田区が長年かけて進めてきたプロジェクト、掲げてきたプロジェクトと言ったほうが適切なのかもしれませんが、東西への移動が困難であるということが大田区の一つのネックとなっておりますので、私も財政負担の割合にもよりますが、整備をし、実現をされますことを期待している者の1人であります。  ちょっと話がそれるかもしれませんが、非常に今、京急蒲田駅が使いづらいですし、高齢者や、または外国人の方からすると、あの乗りかえというのは複雑怪奇なわけであります。もし、この蒲蒲線の整理または整備が実現をしていく、その中で乗りかえについて京急と協力が得られるという話があった場合は、この辺も含めてあわせて整理をしたり、問題の解決を図っていくといったことも一つ視野に入れていくべきなのかと思っております。  京急自身もこれでいいのかと思う部分が京急蒲田の駅についてはあるのではないのかと、私はそんな感想を持っておりますが、その辺についてお考えが何かありましたら、お伺いをいたします。 ◎黒澤 まちづくり推進部長 ただいま、委員ご指摘のありました京急蒲田の乗りかえの利便性は、非常に課題があるのではないかということは、私どももこの間、各方面からご意見をいただいておりまして認識しております。  そういう立場から、京急電鉄には、さらに利便性を高めるための取り組み、工夫を行っていただくように、この間も申し入れておりますし、今後、さまざまな課題が出てきますので、その中でも引き続き要請してまいりたいと考えております。 ○深川 委員長 新空港線はよろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 では、住宅リフォーム、どうぞ。 ◆塩野目 委員 住宅リフォーム助成事業の補正予算について、大変よかったと思っております。この住宅リフォーム助成事業は、まさに大田区の経済発展に資する事業として根づいてきたのかと思っております。これからも期待をしておりますが、今回、補正がついて議会を通りまして、いつごろ執行されていくのか、あるいは聞き方を変えますと、大田区民というか、消費者の皆さんが切れ目なくこの助成を受けられる、サービスを受けられるようになっているのかどうか、お伺いしておきたいと思います。 ◎青木 住宅担当課長 切れ目なく執行されるかどうかという点でございますが、まず、住宅リフォーム助成第2期が9月1日に一度終了しまして、それ以降、予算を流用するという形で9月7日からもう一度、再開いたしております。  もし補正予算が成立ということになりましたら、切れ目なくというところも踏まえて対応していきたいと考えております。 ◆塩野目 委員 使う側の立場に立って、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ◆菅谷 委員 住宅リフォーム助成に対する区民の期待と、それからできるということで、すごくいい制度だと思います。住宅リフォーム助成はつくられてもう何年になりますか。 ◎青木 住宅担当課長 平成23年にスタートいたしまして、6年目を迎えております。
    ◆菅谷 委員 平成23年から補正も組まれたりしながらやってきたわけですけれども、区の説明では今年、3期に分けて2,000万円、2,000万円、1,000万円ということで5,000万円の予算だったわけですけれども、1期は先日の説明だと6月上旬に144件で、2,000万円は終わったと。先ほどのご説明ですと、9月には予定していた2期の2,000万円が終わったということと受け取りますが、何件の申請が2期ではあったのでしょうか。 ◎青木 住宅担当課長 第2期の申請でございますが、全部で136件ございました。 ◆菅谷 委員 では、今度は予算をここで1,000万円増やすということは、2期の部分で期限は11月30日までで切るけれども、補正でやっていくという意味なのですか。 ◎青木 住宅担当課長 流用した予算と、それから補正ということで対応してまいりたいと考えております。 ◆菅谷 委員 そのことを受けまして、やはり来年に向けて総額をもっと最初から増やしていくということと、聞きましたら8月1日の初日に66件も6月上旬で終わって受けられなかった人が来ていたというお話も聞いていますので、やはりこの制度に対する期待と、それから今、防災というところでは大変、皆さん関心があると思うので、もっと抜本的に新年度の予算から増やしておくということを含めて、十分な対応ができるように求めておきたいと思います。 ◆湯本 委員 今までの使われ方からして、1,000万円でどの程度の戸数がリフォームの対象となるのですか。 ◎青木 住宅担当課長 1件当たりの平均が13万円程度と考えますので、約80件です。 ◆湯本 委員 全体のボリュームからいくと、80件、1,000万円という数字は、どうなのでしょうか。年内に終わってしまったりすると、またさらに補正を組んだりするのですかね。今までのような需要と、この制度を使うスピードからいくと1,000万円で80件、またすぐに満了してしまうのではないかと思ってしまったりもするのですが、その点についてはどうお考えになりますか。 ◎青木 住宅担当課長 昨年の経過を見ますと、やはり1,000万円の補正を組んで、第4回定例会のときに補正予算が成立した後、12月初旬から3月までスタートしたわけなのですけれども、使われた金額が1,000万円弱でございました。やはり、年度内に工事を終わらせなければいけないという制約もありますので、補正は今のところ考えておりません。 ○深川 委員長 確認なのだけど、去年の補正は1,500万円ではなかったですか、1,000万円でしたか。 ◎青木 住宅担当課長 1,500万円でございます。 ◎黒澤 まちづくり推進部長 まず、当初予算5,000万円のうちの1,000万円分を12月からの第3期分として確保してございます。12月以降、冬場の工事は例年、確実に減ってまいりますので、問題は9月、10月、11月の3か月間をどのように切れ目なく対応するかということで、この3か月間については、この間の傾向、昨年より増えている部分を見積もっても、流用の500万円と現在、審議いただいている1,000万円の1,500万円で対応することができるという見通しで今回、お諮りしているところです。 ◆湯本 委員 あと、この制度というのは、空き家に対しても使える制度になっているのでしょうか。 ◎青木 住宅担当課長 こちらの制度につきましては、現在、居住しているということが条件になっておりますので、空き家には広げておりません。 ◆湯本 委員 空き家であるかどうかの確認みたいなのはきちんととっていらっしゃるのでしょうか。 ◎青木 住宅担当課長 提出書類等により、居住しているということは確認しております。 ○深川 委員長 補正はよろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 では、次に参ります。「おおた未来プラン10年(後期)」に関する理事者の説明をお願いいたします。 ◎保下 都市計画課長 私からは、資料番号14番、平成27年度「おおた未来プラン10年(後期)」進捗状況報告について、報告させていただきます。  資料としてお付けしております平成27年度決算の説明資料である主要施策の成果につきましては、「おおた未来プラン10年(後期)」の進捗状況書を兼ねております。このため、本委員会において未来プラン全体の進捗状況及び本委員会が所管する事業について、ご説明いたします。  なお、本日、各常任委員会に報告されるとともに、次の特別委員会においても報告されることになっております。  1、区民等への公表ですが、主要施策の成果につきましては、決算を認定いただいた後、区のホームページで公表するとともに、区政情報コーナー、特別出張所、図書館等での閲覧を開始してまいります。また、区報10月21日号において、公表の旨をお知らせする予定でございます。  次に、2、主な事業の進捗状況ですが、未来プランには主な事業を構成する取り組みが391件ございます。取り組みごとに進捗状況を4段階の基準を設け判定しております。  平成27年度は、プランを上回る進捗4の判定が12件、プランどおりの進捗である3の判定が364件、遅れ・変更があったが、未来プラン期間中に回復可能である2の判定が15件となっております。  お付けしております資料の4ページから主要施策一覧をお示ししておりますが、当委員会の所管に係る施策は次のとおりでございます。  5ページ目の中段の1−2−5、スポーツ施設の整備・充実、6ページの2−1−1「魅力と個性あふれる都市をつくります」から2−1−4「安全で安心して暮らせるまちをつくります」でございます。また、7ページの2−2−2「未来につながる空港臨海部をつくります」、最後に、9ページの3−2−2「水と緑を感じるまちをつくります」でございます。  以上、都市整備委員会が所管する主な取り組みは82件でございます。  次に、報告資料に戻っていただき、3の進捗に遅れのある取り組みについてですが、施策番号2−1−3、地域に根ざした公園・緑地の整備の中の二つの取り組みが評価2となっております。評価2の取り組みにつきましては、72ページをご覧ください。  2、地域に根ざした公園・緑地整備のうち一つ目は、資料中段の公園の新設・拡張整備でございます。(仮称)大森本町一丁目公園工事の設計委託を予定しておりましたが、隣接する品川区の公園改修計画を視野に入れ、都市計画レベルの検討も踏まえ、事業スキームの再構築を図ることとしたため、遅れが生じたものでございます。  二つ目は、三つ下の取り組み、大森南ほ場の再整備でございます。平成28年度以降実施予定の公園のあり方検討会の中で、改めて大森南ほ場の公園としての位置づけを整理したうえで、再整備に向けたスケジュール調整を行うこととしたため、遅れたものでございます。  この二つの取り組みの遅れは、未来プラン期間中に回復してまいります。  さきにご案内した各取り組みの詳細は、後ほどご確認いただければと思います。 ○深川 委員長 それでは、委員の皆様、質疑があれば、お願いいたします。 ◆馬橋 委員 中身の具体的な部分に関してはこの場でやるべきではないかもしれないのですが、一応、所管の50ページのスポーツ施設の整備・充実のところで、一番下の調布地区体育館の整備について、これは本当に私だけではなくて、各ほかの会派の議員からも非常に高い要望が出ていたと思うのですが、調布地区体育館の整備について、候補地について庁内で協議しましたと書いてあるのですけれども、今日、この後、報告が出てくると思うのですが、せせらぎ公園の件とはまた別という考え方になるのですか。 ◎明立 都市基盤管理課長 別のものと考えてございます。 ◆馬橋 委員 庁内で候補地について協議したと書いてあるのですけど、これはまだ具体的にどこが出てきたとか、そういう話というのはまだできない状況なのですか。 ◎明立 都市基盤管理課長 まだ、具体的にここということにはなっていない状況です。 ◆馬橋 委員 そういうことであれば、ぜひ計画が出てくる段階で教えていただきたいのですけど、今回の報告で出てくるせせらぎ公園の文化施設も、後ほど質疑させていただこうと思っているのですけど、一応、区民の運動が入っているのですけど、調布地区の体育館はちゃんとした体育館を検討していただいていると認識して大丈夫なのですか。こっちの未来プラン10年のほうに入っている体育館。 ◎明立 都市基盤管理課長 さまざまな条件がございますので、どの程度のというところはいろいろと建てる場所によって変わってくると思いますので、その辺の検討も含めてやっているというところです。 ◆馬橋 委員 この間、いろいろ要望をさせていただいてきているのですけど、体育館の候補地としてせせらぎ公園ではないかという話もいろいろと出ていたと思うのですけど、そのせせらぎ公園に今回、文化施設が建設される予定になるということで、そうするとせせらぎ公園の案はなくなるのかと考えると、ほかに候補地は調布地区だとどこにあるのかと考えたときに、なかなかこの体育館はすごく整備がまた難しくなってくるのかという気がするのですけど。その辺は、ぜひ推進をしていただきたいと要望するしかないのですが、ぜひその協議に関してもう少し具体的なものがご報告いただけるものがあれば、その都度教えていただきたいと思います。要望でいいです。 ◆湯本 委員 今の若干、関連なのですけれども、大田区総合体育館を建てている間、ほかの体育館が非常に利用率が高かったのですよね。私の住んでいる家の近くに大森スポーツセンターがあって、スポーツセンターの利用率が非常に高かったと。  大田区総合体育館ができ上がって、これでみんなが少し利用しやすくなるかと思ったら、区民利用のウエートもあるのだけれども、みせるスポーツということで、区民利用が今までできていたところができなくなってしまった割合が増えてしまって、結果的に屋内運動施設、体育館のような施設というのは、慢性的に利用できない状況が解消できていないという状況があるのですよね。  その一方で、調布地区の方々からは絶えずこの要望が出され続けていると。全体的に大田区のことを考えた上で、私も今、馬橋委員が言った調布地区に体育館をつくっていく、屋内で運動ができるような施設・設備をきちんと整備していくということは非常に重要だと思っているのですが、具体的な話というのはなかなか見えてこない状況が長年続いているというのが実態だと思います。  ですから、今回、文化施設ということで、ああ、そうなのだと思った半面、あら、体育館はどこへ行っちゃったのかと、私も頭の中にまず最初によぎったものは、そういう印象を受けましたので、馬橋委員同様に、これはぜひご検討いただきたい。これは調布地区の人のためだけのものではなくて、調布地区で利用ができることによって、ほかの屋内運動施設もいろいろな多くの方に利用いただける機会が増えるということになってまいりますので、ぜひこの点はご検討をいただきたい。これは要望で結構です。 ◆塩野目 委員 大森南ほ場、72ページですね。大田区の公園というのは全体の状況を見て、総合的に判断していくということでありますから、今回はスケジュール調整ということで、これは承知をしているところでございます。  ただ、このスケジュール調整そのものについて、新しいスケジュールがいつごろ出てくるのか、もしご報告できるのであればお願いします。 ◎明立 都市基盤管理課長 本年度、公園の実態調査というものを今、行っているところで、これをもとに来年度にそれなりの区の考え方みたいなものを出していきたいと思っていまして、その中で小さい公園のあり方がどうあるべきかといったものも含めて整理をさせていただきたいと。  今、小さい公園についてはさまざまな課題を言われておりますので、その辺も踏まえて、次の段階でスケジュール等もあわせて示させていただきたいと考えてございます。 ◆塩野目 委員 いい公園になれば、それで十分ですから、よろしくお願いいたします。 ◆菅谷 委員 主な事業の進捗状況で、1から4まであるのですけれども、2は進捗に遅れ・変更があったが、未来プラン期間中には回復できると。今、意見がありましたように、やはり未来プラン期間中に回復できるという指数で2に判定されているわけですから、私はそれぞれの2のところについては、何年度中にこれを復活させるというか、再構築するという目標を書くべきだと思いますが、いかがですか。 ◎保下 都市計画課長 ただいまの委員の進捗の遅れについての表記についてなのですけれども、現時点での平成27年度の取り組み内容について決算額とともに、しっかりお示ししていると考えております。 ◆菅谷 委員 指数というか、2の判断ですよね。4は、プランを上回る進捗があったというと、ほとんど見られなかったですけど、大体が3ということと、2というのが15件ということなのですけど、2の判定の仕方ですね、ただ遅れているし、できなさそうだなということで2にするのか、それとも課の中でしっかりと95%、50%とか、そういった数値を示しながらこれは2にしかできないということの判断なのか、そういったことはどうされているのでしょうか。 ◎明立 都市基盤管理課長 今回、2とさせていただきましたものにつきましては、一応、未来プランの後期でお示しをさせていただいている期間内でこの遅れを取り戻せるといったものについて、2ということでお示しをさせていただいています。  ただ、年度ごとの進捗については、地域との話し合いとか、あるいは今回のほ場のように計画の見直しといったことで遅れが出ているといった状況でございます。 ◆菅谷 委員 次に生かせるものだと思うのですけれども、やはり課で目標を持って課で判断してというところなので、私はもう少し、では第三者にしっかりそこはどうなのかということを見てもらうという、区民にこれから出すので、そこで審議してもらうと思うのですけれども、そういうことも必要だということと。  ここの大森本町一丁目公園の工事について、ホームページを開いたら、大森本町という公園だけでも21か所ぐらい出てきたのですけど、これはどこの部分を指すのか、全体なのか教えていただきたいのですが。 ◎明立 都市基盤管理課長 ここにつきましては、競艇場の裏の通りになります。まだ、仮称ということで、公園指定をしているわけではございません。今は閉鎖された空間、港湾局の土地になってございまして、まだここについての検討をしているという状況でございます。 ◆菅谷 委員 ぜひ、見える化というか、しっかりと区民に自分の住んでいる場所だとすごく興味がありますから、一体どこなのかということぐらいの表記をお願いしたいのと。  先ほど、大森南ほ場の再整備のことでも、今、樹木を植えてNPOの方々も花を植えたりしながらやっていらっしゃると思うのですけど、先日の委員会でブルートライアングルでしたか、アゲハチョウが生息しているということなども発表されましたけれども、これまでも計画はあったと思うのですけど、何か変更するような内容が出たのかどうか、そのところを聞きたいのですけど。 ◎明立 都市基盤管理課長 先ほど、ご説明したとおり実態調査をして、今後、小さい公園等についてのあり方を検討させていただきたいと、その結果で計画を見直したいということでございます。 ◆菅谷 委員 今、活動されている方々にはその説明とか、それから活動されているところに対して、何かできなくなるとか、そういったことはここの大森南ほ場では考えられないですか。 ◎明立 都市基盤管理課長 まだ、そこまで計画がはっきりと出されているわけではございませんので、まだお示ししているわけではございません。 ◆湯本 委員 主要施策の成果としてまとめて進捗が把握できる、この仕組みは非常にありがたいし、情報公開という意味でも非常に有意義なものだと、全体としてはそんな感想を持っております。  その上で、72ページの大森本町一丁目の公園の工事についてなのですが、進捗は2ではあるものの、やっつけ仕事のようにやってしまうよりは、私はこの判断というのは非常に妥当だと思って、高く評価をするところであります。  大田区と品川区で、区が違うからといって利用される区民の方々にとってみれば、その事情というのはあまり大した事情ではないと思います。  それよりは、一体感を持って、みんなが利用しやすかったり、付加価値が高いものを整備していくということが、まさに住民から求められるニーズだと思いますので、ぜひ地域の方々の声もしっかりと受けとめながら、一体感のあるすばらしい、特に水辺のところですよね。水辺空間の創出を図っていただければと思いますが、何かご意見がありましたら、ぜひお答えをいただきたいと思います。 ◎明立 都市基盤管理課長 ここにつきましては、今の水質管理所のほうから、ずっと品川の水族館までつながるという大変貴重な場所でございます。今現在は使われてないということもございますので、品川区とも密に連携しながら整備をさせていただくとともに、地域の方々のご意見もよく聞きながら進めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆湯本 委員 これは、平和島公園、平和の森公園、行く行くはふるさと浜辺公園、場合によっては武蔵野の道が完成をすれば、羽田空港や多摩川にもつながる、ある意味で言えば一つの水辺ラインができ上がっていく上で、非常に重要になってくるかと思いますので、その辺も踏まえて広い視野でぜひ整備を進めていっていただきたいと、要望させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○深川 委員長 では、「おおた未来プラン10年(後期)」について、以上でよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 続いて、所管事務報告のうち、前回説明を行っていない項目について、一括して説明をお願いいたします。 ◎保下 都市計画課長 次に、私からは資料番号15番、平成27年度包括外部監査における監査の結果に対する措置状況について、ご報告いたします。  平成27年度包括外部監査につきましては、特定の事件(テーマ)といたしまして、「指定管理者制度に関する事務の執行及び対象施設の管理運営について」監査が行われました。  102の項目にわたる事項について、法令、規則にのっとった運用がされているかという視点からの指摘がなされた監査の結果数が55項目、効率性、有効性の観点からの指摘がなされた意見数が47項目となっております。  指摘を受けた項目についての措置状況については、本年8月24日に監査委員へ報告がなされるとともに、9月30日に区民の方に公表してまいる予定でございます。  それでは、監査項目につきましては、まちづくり推進部及び都市基盤整備部の該当部分について、資料によりご説明いたします。  該当ページ54ページをお開きください。まちづくり推進部建築調整課の指摘事項でございます。  区営住宅・区民住宅の指定管理者について、基本協定書第29条に定める指定管理者名の表示がされていないという指摘事項でございます。措置状況としましては、平成28年4月末日までに区営住宅・区民住宅の全てについて、指定管理者名を表示いたしました。  続きまして、56ページをお開きください。こちら都市基盤整備部道路公園課の指摘事項でございます。  公の施設である萩中公園水泳場と区の出先機関の清掃費が指定管理料に含まれており、本来、併設機関であることから、費用も明確に按分して管理すべき性格のものであるという指摘事項でございます。措置状況としましては、萩中公園水泳場と区の機関である事務所の経費区分を明確にして、適切な按分検討をしてまいります。 ○深川 委員長 続いて、明立課長から机上に配付しました台風16号の報告、そしてせせらぎ公園の報告をお願いします。 ◎明立 都市基盤管理課長 私からは、昨夜、来襲しました台風16号に伴います対応について、本日、机上配付させていただきました資料に基づきまして、説明をさせていただきたいと思います。  気象情報でございますが、昨日の17時10分に大雨、洪水等の注意報が発令され、今朝3時14分に全ての注意報が解除されました。水防態勢でございますが、昨日8時30分に水防一次態勢とし、本日8時30分に水防態勢を解除いたしました。  また、水防態勢配備人員につきましては、区職員88名、災害時緊急応急作業委託業者6名の計94名の態勢で対応いたしました。  雨量、活動状況につきましては、記載のとおりでございます。また区内の被害については、現在のところ確認はされてございません。  続きまして、田園調布せせらぎ公園文化施設の整備及び田園調布特別出張所等の移転複合化にかかわる基本方針につきまして、資料番号8番の資料に沿ってご説明いたします。資料をご覧ください。  まず、施設整備等の目的でございますが、田園調布せせらぎ公園内に、スポーツ・文化・芸術などの区民活動の場、区民の憩いの場として多くの人々が集う区民活動施設を整備します。施設の整備にあたりましては、大田区公共施設適正配置方針を踏まえ、複合化等の視点から施設の再配置を行うこととし、田園調布富士見会館の長寿命化大規模改修を実施し、再配置に活用いたします。  多摩川駅前エリアは、その交通利便性を生かし、特別出張所、福祉サービス、集会室など既存施設の機能に、地域からも要望がございましたスポーツ・文化等の施設機能を加え集約することにより、利便性の向上、交流の活性化、区民・福祉サービスの充実を実現するための拠点といたします。  次に、施設整備等に関する考え方でございますが、資料右側の配置図の、多摩川駅右側の丸の位置、田園調布せせらぎ公園内になりますが、こちらに(仮称)田園調布せせらぎ公園文化施設を整備いたします。整備にあたりましては、田園調布せせらぎ公園の事業計画や、自然の情景を残した公園として整備することなどといった、公園整備方針を踏まえたものといたします。また、国分寺崖線緑地や崖線景観に配慮した施設とするため、崖地の高さとの調和を図るとともに、原則として1,500平方メートル程度の建築面積といたします。  次に、施設の機能としては、地元要望などを踏まえて次のとおりといたします。まず一つ目といたしまして、現田園調布せせらぎ公園休憩所と、田園調布富士見会館にある集会室機能を集約します。二つ目といたしまして、図書の貸出窓口や読書スペース、飲食や会話ができるスペースを設けることといたします。三つ目といたしまして、スポーツや文化活動ができる多目的室を設けます。四つ目といたしまして、災害時の補完避難所や防災倉庫、屋外避難が可能なスペース等、地域の防災の拠点としての機能を設けます。  続きまして、田園調布特別出張所の移転につきましては、資料右側の配置図にありますとおり、田園調布富士見会館の集会室機能を、(仮称)田園調布せせらぎ公園文化施設に集約した後、田園調布富士見会館の長寿命化大規模改修を行い、田園調布特別出張所と地域包括支援センター田園調布を移転いたします。  なお、田園調布特別出張所の跡地につきましては、隣接する若竹児童公園の拡張用地として検討いたします。また、地域包括支援センター田園調布の移転後につきましては、高齢者の元気維持や介護予防事業を行うシニアステーション田園調布として、引き続き現在地で運営を行ってまいります。  次に、スケジュールにつきましては、平成28年度から29年度にかけて、地域の皆様と協議を行いながら、(仮称)田園調布せせらぎ公園文化施設及び田園調布富士見会館の長寿命化の基本計画の検討を行います。(仮称)田園調布せせらぎ公園文化施設につきましては、基本計画策定後、速やかに基本設計・実施設計を行い、平成30年度から改築工事着工、平成31年度末の竣工を予定してございます。  また、本件の内容につきまして、時期については未定でございますが、田園調布地区での説明会を実施する予定でございます。なお、本件につきましては、総務財政、地域産業、健康福祉の各委員会においても、同様の報告をさせていただいてございます。 ○深川 委員長 台風対応は、泊まられた皆さんお疲れさまでございました。大変だったと思います、本当に。  前回、報告した所管事務報告につきまして、理事者のほうで何か補足ありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 ないですね。では、委員の皆様から質疑をお願いいたします。  まず初めに、まちづくり推進部の4件からやりたいと思います。
    ◆田島 委員 資料16の「住まいの耐震化セミナー」について、お伺いしたいのですけれども。大分、このセミナー好評だったということで、講習会の参加希望がまだ8割もある、受けたにもかかわらずまだ8割ということは、またさらに受けたいという方だとは思うのですけれども。この要望に、今後どう対応される予定がございますでしょうか。 ◎瀬戸 防災まちづくり課長 今回参加いただいた方の、さらに出前講習会等のご希望をアンケートでいただきましたので、具体的な形については、これから検討させていただきますが、地域の場所を使わせていただいて、その方だけでなく、ほかの方も参加できる形も含めて、出前等で、より近いところで講習会をやらせていただくということを、検討させていただきたいと考えております。 ◆田島 委員 今の耐震化というのは喫緊の課題かと思いますので、熊本地震もあった関係もあって、区民の方もかなり意識が高いのかなと思いますので、今後ともぜひ、そのあたりの対応をよろしくお願いしたいと思います。 ◆馬橋 委員 報告第24号、資料番号13番なのですけれど、こういう専決処分、たびたび委員会で上がってくるのですけれど、今回も専決処分の金額が430万円超ということで、いつもいろいろな委員からも意見があるのですけれど、なぜこんなに膨れ上がるまでいってしまうのか。  特に今回は、大田区民住宅ということで、この金額だともう年単位で、多分滞納していらっしゃるのだと思うのですけれど。これまでの区としての対応というか、どういう形でここまできてしまったのかというのを、ちょっとご報告いただけますか。 ○深川 委員長 馬橋委員すみません。右下の滞納使用料等は107万円です。訴訟物の価額は、これ民事訴訟法の計算式に則っているので。実際に滞納した金額は107万円。 ◆馬橋 委員 107万円。いずれにしても107万円でも非常に大きな金額だと思うのですけれど、この間の区の対応を。 ◎青木 住宅担当課長 107万円の内訳でございますが、平成25年12月に入居したこの住宅名義人の相手方でございますけれども、滞納した期間は平成27年5月から平成28年2月までの間でございました。  滞納3か月をめどに、いろいろ払ったり払わなかったりという状況もございますので、個々の状況を見ながら、弁護士と相談しながら、今回、訴え提起前の和解ができるという判断で、専決処分を行った次第でございます。  細やかに、なるべく早期着手ということも目指しながら、案件については、個々に対応してまいりたいと考えております。 ◆馬橋 委員 平成27年5月から平成28年2月までで、しかも払ったり払わなかったりと、この方の経済状況はちょっとよくわからないのですけれど、今回107万7,500円も弁済するということで、本当に支払い能力があるのかどうかの確認も、多分、取っていらっしゃるのだとは思うのですけれど、ぜひこうなる前に、なるべく早期に対応をしていただけたらありがたいなと、いつもながら思っているので、ぜひよろしくお願いします。 ◎黒澤 まちづくり推進部長 一つだけ補足ですが、3か月以上の滞納になった時点で、即対応を始めております。今、担当課長が申し上げたように、返済の意思があって、しかし途中で途切れたりという形で、結果としてここに至るまでに時間がかかる場合もありますが、できるだけ相手の状況を見きわめて、3か月をもってスタートして、できるだけ迅速な対応を、今以上に心がけてまいります。 ◆馬橋 委員 これ、問題の根っこは、多分、もちろん払ってもらわなくてはいけないのですけれど、何で払えないのかというところまで含めて、区として何かできることがあれば、ぜひフォローしていただけたらいいなと思いますので、よろしくお願いします。 ◆菅谷 委員 区民住宅なので、1か月の使用料って高いと思うのですけれど、このケースは幾らだったのでしょうか。 ◎青木 住宅担当課長 家賃が14万円ということになります。 ◆菅谷 委員 細かくなってすみません。お二人での入居で14万円なのか、一人でというのとまた違うと思うのですけれど、世帯ですか。 ◎青木 住宅担当課長 世帯でございます。 ◆菅谷 委員 この区民住宅については、減免や減額という対応は。区民住宅ですから、大田区としてはやれると思うのですが、その点はいかがなのですか。 ◎青木 住宅担当課長 区民住宅は中所得者層ということで、減免については空き家対策の一環として、例えば新婚世帯であったり、3世代同居であったり、一定のそういった方には、3万円ないし5万円の助成というのもやっておりますけれども、公営住宅のような減免措置というのはやってございません。 ◆菅谷 委員 私のところに相談に来る方で、やはり高額の区民住宅から区営とかに移れないかという相談が、今、増えています。給料が途絶えたりとか、いろいろして生活が成り立たないと。それでほかのところにすぐ移れるかということでは、大変、苦労されていて、3か月滞納になれば、区のほうからお話がいくということでしたけれども、やはり、今後、空き家対策も含めて、高齢者になるとますます深刻になるので、区民住宅ですから減額とか減免、この制度もぜひ一歩始めていただきたいと要望しておきます。 ◆湯本 委員 包括外部監査の56ページ。これは公の施設と区の出先機関の清掃費が指定管理料に含まれており、本来、併設機関であることから、費用も明確に按分して管理すべき性格のものであるとありますが、要は、区の施設と出先機関があって、一体となった施設だったから、まとめて清掃業務をお願いしたと。契約においては、まとめた清掃費を見積もりとして出してもらって、それで区としては了承したと。しかし監査を受けたら、それは違うでしょうと言われたという、そういう理解でよろしいということですよね。 ◎久保 道路公園課長 こちらは平成18年から指定管理を行っているところなのですけれども。東地域行政センター、センター制度があったときに、こちら糀谷・羽田まちなみ維持課の事務所がございまして、プールのほうもまちなみ維持課のほうで管理していたと、そういうところの状態がございました。  その中で、施設管理として、一体として管理をしていたというところで、その中で18年度以降に関しまして、指定管理制度を入れて、その中でこの清掃の業務の費用に関して按分をしないで、そのまま指定管理料に乗せてしまったと。そういうことでございます。 ◆湯本 委員 まさかと思うのですけれど、この指摘を受けて契約を別々に切りかえて、清掃業務をばらばらに発注するということにはならないですよね。 ◎久保 道路公園課長 それに関しましては、今後決まります指定管理者とまた打ち合わせをさせていただきながら、例えば見積もりの中で、清掃業務に関して、区の分とそれから指定管理者分と、それを一緒に見積もっていただいて、それで、按分して区の分を払わせていただくと。そういう形で、割高になる随契とかそういう形の契約はしないでおこうと考えているところです。 ◆湯本 委員 包括外部監査の指摘はもっともだという理解はするものの、それを四角四面にきちんと守って、それが結果としては費用負担につながるという話では、一体何のために外部監査を入れているのだというお叱りを、区民の皆さんから受けてしまうのは、火を見るより明らかでありますので、ぜひ大事なことではあるものの、しっかりと区民の幸せに資するためには、どういう手段が適切なのかという判断をしていただきますことを、改めて要望させていただいておきます。 ◆田島 委員 資料17番のおおた住まいづくりフェアに関してなのですけれども、これ去年参加させていただいて、大変多くの方がご来場されていて、すごく盛り上がったという印象があったのですけれど。ちょっと、これ気になったのは、この住まいの相談とか、防災関係はあったのですけれども、防犯に関してはないですね。消防署とかのご協力はいただいているみたいなのですけれども、蒲田警察とかそういうところのご協力をいただいて、防犯に関してもこれは含めたほうがいいのではないかとは思ったのですけれども、いかがでしょうか。 ◎吉川 建築調整課長 委員おっしゃるとおり、現在は防災課の協力を得まして、防災のほうをメインに行わせていただいております。住まいの安全・安心を確保する面から、防犯のことについて何らかのことができるのか、今後の検討課題にさせていただければと考えてございます。 ○深川 委員長 では、都市基盤にいきましょう。資料番号8、9、10、11と先ほどの台風でもしあれば、台風の件をあわせてどうぞ。 ◆馬橋 委員 資料番号8番についてなのですけれど、これは本当に聞きたいことはたくさんあるのですが、まず初めにちょっと確認なのですけれど、1点。この資料の左側の1番の目的の中で、7行目ぐらいかな。駅前エリアの交通利便性を生かし、出張所、福祉サービス、集会室などの機能とスポーツ、文化の機能を集約すると書いてあるのですけれど、右側のこの配置図でいくと、出張所は田園調布富士見会館のほうに行って、スポーツ、文化施設、さっき言っていただいた、例えば図書館機能とかは今度の新しい(仮称)田園調布せせらぎ公園文化施設のほうに入るような配置図になっていると思うのですが、これはどこが正しいのですか。 ◎荒井 都市基盤整備部長 全体の計画については、我々の所管ではないところでございます。ここの文章につきましては、多摩川駅前エリア、大体せせらぎ公園もまぜて、富士見会館をまぜたエリアを捉えた中で、こういう書き方をしているわけでございまして、特別出張所自体をこちらへ移してくると。今、多摩川駅の前にないわけですから、そういう利便性を向上するという目的で、こういう書き方になっております。 ◆馬橋 委員 そうすると、多摩川駅前エリアというエリアが、この富士見会館も含めて入っているという考え方だと認識させていただいたのですけれど。あと、ちょっと細かいところなのですが、さっきご報告があったところで、1個ちょっと疑問が残ったのが、シニアステーションと地域包括支援センター田園調布の場所に関しては、シニアステーションとして運営をされていくというご説明があったのですが、これは地域包括支援センター田園調布の中に、シニアステーションの事業が今まで入って、共同で運営をされていたと思うのですけれど。これって委託業者とかも含めて、田園調布の富士見会館のほうに地域包括支援センターが入って、シニアステーション田園調布がそこに残るということだと思うのですけれど、運用自体はどうやって、やっていくのですか。 ◎明立 都市基盤管理課長 地域包括支援センター田園調布については、田園調布特別出張所と合わせて移転しますが、高齢者の元気維持事業や介護予防事業を行うシニアステーション田園調布は現地に残り、地域包括支援センター田園調布と一体的に運営していく予定です。 ◆馬橋 委員 ということは、地域包括支援センターは移転するけれど、こっちは地域包括支援センターと一体で運用していくのですか。それって分ける意味があるのですかね。それだったら残ったほうがいいのではないかという気がするのですが。  大規模改修がこの田園調布富士見会館のほうに入って、今までの集会室とかの機能に加えて、この地域包括支援センターの機能がこっちに移転されてくるということなのですけれど、一番気になったのは、今までやっていた運用事業者がいるわけではないですか。それが、要はここで一括でやっていたものが、富士見会館のほうとこのシニアステーションのほうと、残っている2施設に分かれるのだと思うのですけれど、それをどうやって運用していくのかというのがすごく気になっているのです。 ◎荒井 都市基盤整備部長 所管が違うので、我々ではですね、そこの部分に関しては詳しい者がいませんので、答弁ができない状態です。 ◆馬橋 委員 それはまた個別に聞かせていただきます。ただ、建物の整備自体がこういう形でなされてくるので、例えば中のつくりなんかもそれによって全然違ってくると思うのですけれど、それは後日伺います。  あと、今回、スポーツというところで、先ほどの未来プランでもちょっと伺いましたけれど、調布地域にはこれまでスポーツ施設、何とかつくってほしいという要望が地域の方からもたくさん挙がってきている中で、今回、文化施設の中の文言にスポーツというのが入っているのですけれど、このスポーツって何を想定しているのかというところと。あと建物に関しては、原則として1,500平米程度と書いてあるのですが、大体フットサルとかのコートだと、1面1,000平米ぐらい必要になってくるのですけれど、これはどういうスポーツ施設を想定して、これから建設を進めていくのかというところを教えていただけますか。 ◎荒井 都市基盤整備部長 今、このスケジュールにも書いてあるように、自治会・町会の地域の皆様との協議と。協議をしながら基本計画をつくっている段階でございまして、それを踏まえて、こういうスポーツなどの運動の話になりますが、基本的には公園の中につくる施設でございますので、都市公園法というのにかかります。ですので、面積だとかそういう制約もございますので、その中でこれから考えていくと。フットサルみたいなもので、中でやるのかやらないのかというのもこれからの問題だと思います。 ◆馬橋 委員 スケジュール案の中に基本計画、28年度の中に入っているのですけれど、区としての考え方があればちょっと聞きたかったなというのが一つと。  あと、これからの基本計画の中に、地域の皆様との協議とか、地域要望等を踏まえたと書いてありますけれど、この地域要望とか地域の皆様というのは、何が含まれているのですか。地域の皆様というのがどういう人たちが入っていて、地域要望というのはどう集約をしていくのかという。 ◎明立 都市基盤管理課長 運営協議会と町会等、そちらのほうと協議をこれから進めていくという形になります。 ◆馬橋 委員 これかなり、この地域の方のみならず、区民にとって非常に大きな施設になると思うのですけれど、例えばパブコメを取ったりとか、そういうことは考えていないのですか。 ◎荒井 都市基盤整備部長 この施設の整備に関しましては、都市基盤整備部で整備するわけではなくて、計画の部分で、今回、公園の中につくるということで報告させていただいております。この内容につきましてのスキームだとか、これからどうやっていくかという話につきましては、企画経営部と地域力推進部のほうで取りまとめをやっているわけでございまして。その段取りについては、今、我々も知るところではございませんので、所管が違うという形になろうかと思いますけれども、申しわけございません。 ○深川 委員長 すみませんけれど、所管がまたがっているので、なかなか質問がしにくくて申しわけないなと思うので。ちょっと申しわけないけれど、委員のほうからはちょっと質問させていただいて、所管外であれば、所管外と答弁していただければと思いますので。なかなか線引きが難しいので、こっちも質問がし切れないので、すみませんが。 ◆馬橋 委員 逆にそうすると、この基本計画のところも含めて、このスケジュールの中でどこに聞けばわかるのですか。どの部署に聞けばいいのか。もう28年度で、特にこうやって報告がいただけるということは、ある程度ベースの部分というのは、もうでき上がってきているのだと思うのですけれど、それはどこに伺うと、この基本計画とか基本設計とか。 ◎幸田 副区長 私も現場での交渉事はタッチしていないので詳細はわからないのですが、今、考え方としては、先ほど説明の中にもございましたけれども、公共施設適正配置計画、この担当が企画経営部でやってございます。それから、住民の皆さん方の長年の声、先ほど来からご質問もございましたけれども、出張所の機能を何とかしてくれと。ところがあそこは、既存不適格。今以上の建物は建たないということ、老朽化が著しいということ。これ何年もこの件に関しては検討してきたというのは、もうご案内のとおりかと思います。  昨年から、まずいろいろな部にまたがりますので、第一義的には企画経営部のほうで、公共施設適正配置を担当しているという観点から、地域の皆様方、これは連合町会の町会長を中心に、ご要望が大変強いということで対応してまいりました。地域の声がだんだんと集約をされて、今回このペーパーにまとめられたレベルまで達したということで、直接の所管部がそれぞれのパート、パートを担って、今、協議を進めていると、こういう状況でございます。  その中で、この出張所の機能として、これからの出張所ということで、ご案内のとおり六郷の出張所の中に、複合的に多機能が入ってまいりました。  それから、二つ目の新しい出張所。これ新井宿でございましたけれども、新井宿のほうも、一部、従前の機能に加えて変更を加えました。これは地域の皆様方のご了解を得て、地域包括支援センターが、当初、大森の医師会館の新館の中に入るという予定でございましたけれども、それを変更させていただいて、出張所の中に入れようということでご了解をいただいて進めたところでございます。  三つ目の、今、建てる途上でございますけれども、羽田の出張所にも同様の機能を置いていこうという考え方で、現在進んでございます。この地域包括支援センターを入れる理由というのは、これから先、いわゆる国の考えが、従前以上に広がりを持つということで、地域包括支援センターの役割というのが、地域で大変大きな役割を担うようになると。こういうことを念頭に置いての考え方がベースにございました。そういうことで、出張所の中にこれから新築と言いますか、新たにできるもの、あるいは位置づけるものの中には、そういう機能を入れていこうという区の方針がございまして、そういう格好で進んでいるというのが一つございます。  それから、地域の皆さん方からも体育館というお声が、事実、過去にございました。ところが、先ほど部長からの答弁のように、公園の中にできる、つくれる施設というのは限定がございますし、面積もより多くなると公園の機能が失われますので、この程度というパーセンテージが法で規定されてございます。その法内で可能な、そして皆様のご要望を満たす、この条件をすり合わせながら、今日に至ると。この体育機能が文化施設という中に包含をされ、適法な施設をつくっていくと。こういう中での、いわば知恵の結晶というとちょっと言い過ぎかもしれませんが、そういうやりくりの中での現時点での到達と。  今、申し上げましたように、所管がそれぞれ分かれますので、そういう部分も、今、パート、パートの各部が担っていると。例えば、ここに図書館機能ということになりますと、教育委員会もかんでまいりますが、図書コーナー的なものは、今、文化の森の中にもございますので、いわゆる区長部局のマターにするか、それとも教育委員会マターにするか、それによって、また議論が新たに起こる可能性もございますので、今そんなところで、INGの中での、産みの苦しみというところはご理解いただければと思います。 ◆馬橋 委員 調布地域の区民からすると、すごく関心が高い今回の案件で、今、副区長からもご答弁いただいたとおり、この出張所に関しては、ずっと田園調布の方は、古くてという思いがずっとあって、今回やっとこういう話が表に出てきているので、逆に区民の方に、私も含めてご説明というか、ある程度、情報提供をしていったりとか、区民の方から区に対して、その情報を取りに行きたいとなったときに、どこに聞けば、今、出ているまでの段階の話がわかるのかなというところを、ちょっと明確に教えていただければありがたいなと思っているのと。  また、合わせて、これからの基本計画とか策定を進めていく中で、その地域の方というのがどこまで入って、どこに要望を出せばその要望が、叶うか叶わないかは別として、ある程度区のほうに声が届くのかというところも、ぜひ教えていただければと思っています。  もし、今の段階でそれがわかるのであれば教えていただきたいし、これからであれば、ぜひそれがわかった段階で、我々にも教えていただきたいと思っているのですけれど、いかがですか。 ◎荒井 都市基盤整備部長 今、副区長から説明があったとおり、基本的には、企画経営部のほうで基本計画を練りますので、基本計画の部分に関してはそういう形になろうかと。  もう一つは、地域の声ということであれば、今までどおり、今までも地域の声を集約して、いろいろな話を聞いているところは、特別出張所でございますので、出張所のほうにお話があればと考えております。 ◆菅谷 委員 今のせせらぎ公園のところなのですけれど、ここの田園調布せせらぎ公園整備方針(抜粋)ということで、自然の情景を残した公園として整備、多目的な活用ができるようにするということですけれども、この多目的な活用ができるようにするというところの観点で、どんなことを考えていらっしゃるのか教えていただきたいのですけれど。 ◎明立 都市基盤管理課長 この田園調布せせらぎ公園につきましては、国分寺崖線の一角ということもございますし、あるいは、大変、緑化されているところということもございます。この辺の景観等も踏まえて、今回の計画については、十分にその辺を配慮した施設としてまいりたいと考えているところです。 ◆菅谷 委員 私は、これは公園の整備方針なので、その施設というよりも、公園をどのようにしていくのかなという観点で書かれているのかと思ったけれど、今の答弁だと、ちょっと違うかと思うのですけれど。 ◎明立 都市基盤管理課長 公園の整備方針ということでございます。大変失礼しました。  これについては、先ほど一部言いましたが、この崖線の緑地をきちんと活用していくということ、あるいは、ここには豊富な湧き水等もありますので、その辺も十分に配慮した計画としていると。これが公園の整備方針となってございます。 ◆菅谷 委員 多目的なとあるので、もっともっといろいろな豊富な、豊かなことがあるかと思ったのですけれど。湧き水と崖線を利用したという、景観ということで、今、述べられたのだなと思いました。  それから、これだけのせせらぎ公園の文化施設ということで、今年の事業概要を見てもあまり出てこなかったもので、どれぐらいの予算で計画をされているのかということと、それから崖線とか、この景観になると、なかなか区で設計とか難しいと思うのですけれども、どこに委託するのか、その2点についてお願いしたいのですけれど。 ◎荒井 都市基盤整備部長 この公園整備方針というのは、今後こういう形でやっていきますよというのを、この公園を1回整備した時期に、運営している協議会などの人たちとつくってきた経緯がございます。  先ほどの多目的なという話も、防災機能だとかコミュニティの醸成だとか、そういうものがあろうかと思います。今後、この公園については、今も毎年いろいろな手を入れたり、デッキをつくったりとかやっております。また、隣地を買収して整備したところもあります。崖地についてもいろいろ判定が悪いところもございますので、そういうところも整備をしていきたいと考えておりまして、いつどこにやるかというのは、これから計画を立ててやっていく方針でございます。 ◆菅谷 委員 では、これからということですね。この田園調布せせらぎ公園休憩所ということでは、取り壊し、休館とか、調整はこれからというところですね。いつ、例えば平成28年度の1月から始めるとかそういったことではなくて、でしょうか。 ○深川 委員長 この点、現地で見ながらでいいですか、説明は。多分、今、机上論でちょっとみんなわからないと思うので、現地に行きますので、現地で説明をいただければということで、菅谷委員よろしいですか。 ◆菅谷 委員 はい。 ◆田島 委員 資料10番の、宮ノ下にこにこ児童公園なのですけれども、平面図を見るとマンホールトイレとか、かまどベンチとか、かなりこれ防災を意識したつくりになっているのですけれども、こういったつくりにしようというのは、何か地元から要望があったとか、何かあったのでしょうか。 ◎長谷川 地域基盤整備第一課長 この公園につきましては、地域の方と相談しながら、隣接しています遊歩道、桜のプロムナードも一体的に活用して、地域の行事に使えるようにということで、このような配置になっております。 ○深川 委員長 今、かまどベンチが設置されているのだけれどという話があったので、そこの背景がありますかという。 ◎荒井 都市基盤整備部長 ここに関しまして、メトロの住宅があって、そこに開発指導の関係で公園をつくったものです。メトロのほうも、東京都との話の中で、帰宅困難者、要はあそこは馬込駅のそばなので、帰宅困難者の対策だとかいろいろな形をやった経過がございます。  その中で、我々も公園をつくるときに、地元の要望もありますので、かまどベンチ等をつくったことも経過としてございます。 ◆田島 委員 わかりました。そうしたら、これでき上がった後は、管理というか、活用というのはどちらが使う予定なのでしょうか。 ◎長谷川 地域基盤整備第一課長 管理は区のほうで行います。担当は地域基盤整備第一課になります。 ◆田島 委員 それはわかるのですけれども、このマンホールトイレとか、かまどベンチ。すみません、ちょっと言葉が足らなくて。こういったものの活用というか、今後はどういう使い方、地元の町会とか住宅と連携して使うのか。 ◎長谷川 地域基盤整備第一課長 地域と連携しながら、活用していきたいと考えてございます。 ◆田島 委員 わかりました。では、資料11番の東糀谷第一公園なのですけれども、基準値以上の汚染物質が検出されたということなのですけれども、ちょっと一つ確認なのですが、この基準値というのがどういった基準なのか。私たちの人体に影響を及ぼさないための、当然、基準値だと思うのですけれども、その基準というのをちょっと教えていただきたいのですけれども。 ◎榊原 連続立体担当課長 基準値の定め方についてなのですが2種類ございまして、一つは含有、もう一つは溶出という二つになります。含有というのは、有害物質を含む土壌を、口などから直接摂取することによるリスクと定められておりまして、今回、含有が該当してございます。溶出というのは、土壌に含まれる有害物質が、地下水に溶け込んで飲料等で摂取するリスクとなってございます。  溶出につきましては、飲料の井戸が近くにないことから、今回、摂取のリスクはないと判断してございます。  それで、基準の定め方でございますが、非常に難しい設定でございますけれども、汚染土壌の上に、生涯約70年間居住し、1日に100ミリグラムの土壌を口にしても、健康影響を及ばさないように定められていると設定されてございます。非常にわかりにくいのですが、簡単に言いますと、70年間毎日ある程度の土壌を口に入れてしまうことを想定しても、健康被害が起こらないように定められていると確認してございます。 ◆田島 委員 ということは、今回これ基準値以上となっているのですけれども、どのぐらい基準値を超えているのかというのを、ちょっと教えてもらってよろしいですか。 ◎榊原 連続立体担当課長 フッ素でございますが、最大で約5倍。鉛が最大で3倍という基準超過を確認してございます。  ただ、いずれにしましても、今、概況調査でございまして、これから汚染の範囲を、深さ方向を調べまして、最終的な汚染範囲を確認した上で環境局に相談しまして、対策を講じるようになってございます。 ◆田島 委員 ということは、この基準値自体がすごい厳格というか、70年も住んで土を食べるって、まずあり得ないことだと思うのですけれども、それだけかなり厳格なところの、5倍とか3倍とかというところであれば、そんなにものすごい健康被害を及ぼすものではないのではないかなというイメージではあるのですけれども。ここから出たということは、多分、近隣にお住まいの方が心配になるのが、その周辺にどれだけの影響があるのか。うちもそうなのではないかと、結構心配される方がいらっしゃるかと思うのですが、ただここは都営住宅ということで、東京都の敷地になっていくかと思うのですけれども、そのあたりの東京都との協議というのは何かされていらっしゃるのでしょうか。 ◎榊原 連続立体担当課長 当該敷地は東京都都市整備局の所有でございまして、もともと東京都が取得する前に、日本特殊鋼という会社が工場として使っていたと。そのために、この区画に対して汚染のおそれがあるという地歴調査の結果になってございます。  そこで、この件につきまして、土地所有者である都市整備局とただいま協議しておりまして、残りの公園についても、地域を回ったときに桜等があり楽しみにしていることから、早期に対応してほしいという要望を受けまして、それらを伝えて、早期に対応するような要望をしてございます。  また、隣接する保育園の園庭もございまして、ここにつきましては、こども家庭部が東京都に申し入れをしておりまして、早期に調査をするような段取りをかけていると確認してございます。 ◆田島 委員 あと、この隣接するところで羽田中学校があるのですけれども、ここは新築というか、建ったばかりだと思うのですが、当然ここは土の入れかえというか、多分やっているかと思うのですけれども、そのあたりの安全性の確認というのは、何かされていらっしゃるでしょうか。 ◎榊原 連続立体担当課長 先ほども申しましたように、土地の地歴というところで、この区画がもともと工場があったために汚染のおそれがあるという判断から、東京都と、今、協議をしているところでございまして、羽田中学校につきましては、以前どのような使われ方をしたかという調査を今回はしてございませんので、現状ではわからないというところでございます。 ◆田島 委員 そうすると羽田中学校の建設というのは、こちらの所管ではないということでよろしいですね。 ◎河原田 まちづくり計画調整担当課長 中学校ですから、当初教育委員会でしたが、組織改正になりまして、施設整備課もしくは施設保全課のほうが担当になります。 ○深川 委員長 もし必要があれば、個別に問い合わせをしてもらえれば。使い始めてもう結構たちますので。羽田中学校自体は。 ◆田島 委員 いらぬうわさとか、不安をあおる方も結構いらっしゃるので、ちょっとそこら辺が。特に親御さんとか心配をされる方がいっぱいいらっしゃるので、お伺いをさせていただきました。 ◆馬橋 委員 資料番号9番なのですけれど、今回、公園の用途一部変更ということで、都市公園法の中の、公園の中に建てられる建物の割合を変更して、ここはもう公園ではないよという形で、使い直しますよという考え方になるのですか。たしか公園って、公園の中で3%か5%しか建物を建てられない決まりがありますよね。 ◎久保 道路公園課長 公園で、2%ということで制限がございますので、今回は区域変更いたしまして、公園の区域を外させていただいて、そこのところへ分団の本部をつくらせていただくということでございます。 ◆馬橋 委員 大田区内の、今回平成20年3月の区長決定で、積極的に消防団の団本部を設立していこうという、推進をしていこうと言っていただいて、それを受けてとここに書いてあるのですけれど。大田区内でまだ、消防団の中で団本部を持っていないところって結構たくさんあって、私のところの地元だと、田園調布の7分団はあるのですけれど、8分団はないとか、結構あるのですよ。  特に調布の地域のほうだと、土地もあまりなくて、そういう相談を受けてもなかなか実現に至らなかったという、これまでの経緯もあるのですけれど、今後、例えばこのやり方ができるのだったら、大田区内の団本部が欲しい消防団に関しては、この公園の用途変更をかければ、公園の中にこういった形で団本部を整備していくことができるようになりますよという考え方でいいのですか。
    ◎荒井 都市基盤整備部長 基本的に、団小屋の土地を確保するのは区ではございません。都がやるべきものです。都がやるべきものなのですが、やはりこういう市街地において、なかなか土地の確保が難しいと。難しい中で、消防団本部の設置の考え方の中で、我々としても協力をしていきましょうという考え方でございます。  それが公園であればいいかというのも論議がございまして、今までにやったものは、大田図書館の中、一部つくったものがございますよね。ああいう形で、我々としては、公園はやはり公園として確保したいのです。やむを得ず、都市の防災のために団小屋として活用するのであれば、分割して、身を切る思いで使っていただいていると思いますので、どこもかしこも、団小屋が欲しいから公園を削ってくれという話ではなくて、その中で捻出をしていくという考え方でございます。 ◆馬橋 委員 よくわかります。ただ、これ一つのモデルになる可能性があって、消防団ですから、当然、横のつながりもあって、結構みんな立派な団本部ができると、うちのところはいい団本部があるなんて自慢するわけですよ。そうすると、なぜうちは団本部もないのだという話になって、公園を削ればつくれるのかとなると、ではうちも頼んでみるかという話になるわけですよ。  これがその一つのスキームになるのか、それとも、今回、特例措置なのか、そこら辺がちょっとよくわからなかったので、今はそのご答弁をいただいてよくわかりましたけれども。私、実はこの公園の目の前に、昔小さいときに住んでいまして、この公園で小さいときに遊んでいたのでよくわかるのですけれど、結構大きな公園で、広くて平らできれいな公園なので、すごく使い勝手はいいのかなと思うのですが。ぜひほかの団の団本部の整備に向けても、これを推進していくために協力をしていただきたいという要望しかできないのですが、何とも言えないです。よくわかりました、それは。思いはよくわかりました。 ◎荒井 都市基盤整備部長 可能性はあります。公園として利用をしたいということであれば、そういう検討をしているほかの場所もございますけれども。公園というのはやはり公園として、地域の住民の方に親しまれておりますので、地域の合意も必要でございまして、地域の方が公園を潰すなということであれば、やはりそれはもうかなわないということでございますので。いろいろと検討をする中の一つのスキームとして、公園もありというものでございます。 ◆荻野 委員 私も、今の資料番号9番の、この御嶽児童公園の区域変更について、消防団の団小屋のお話なのですけれども、私は矢口のほうの5分団に入っていて、今ちょうど部長のお話の中に出た、図書館のすぐ裏にこの前につくってもらった分団なのですけれども、図書館の裏なので住宅地の中にあって、団小屋の目の前が割と狭い。一方通行ではないのですけれども、車が2台だとなかなかちょっと狭くて通れないかなというところで。音とかも出してしまったりとかして、結構、苦情がきたりとかもするところで。でも、そういうところにつくらせてもらうということは本当に今までなかったので、すごくありがたいのですけれども。  今、地域の合意というお話、馬橋委員からの質疑、要望の答弁の中でございましたけれども、そういう地域の説明とか、合意・要望みたいなお話というのは、これはもう、もともと都の消防のほうなので、区のほうはあまりかかわらない形なのですか。どういう形なのでしょうか。 ◎荒井 都市基盤整備部長 基本的には、消防庁のほうで地域合意とか近隣の方にご説明とかやっていただいております。 ◆荻野 委員 私も団小屋ができて本当にありがたいと思っておりますし、団にまだないところも、大田区内の消防団の中にもありますし、すごくありがたいかなとは思うのですけれども。そういう地域の説明とか、合意みたいなのはどういう形なのかちょっとわからなくて、意外とクレームがきたりだとか、本当に車が通れなくなってしまって、特にポンプ操法のときとか、ポンプを団小屋の前に置いて、しまったり出したりしているときとかに車が入れないとか、水がとかそういう問題があったのでどうかなと思ったのですが。このあたりの苦情といいますか、相談事とかというのも、来た場合はもう完全に消防庁のほうに全部お伝えする形でというスキームでよろしいのですか。 ◎荒井 都市基盤整備部長 合意形成をやる中では、区のほうも若干入りながらやっていますけれども、運用が始まってしまいましたら、やはり消防団の方々の責任になりますので、運用面の相談につきましては、消防団と相談をしていただきたいと考えています。 ◆荻野 委員 いろいろ公園だけではなくて、やはり消防団の施設だとか団小屋も、今後充実していってほしいなと思っていますので、その際、区のほうも中に入っていただいているのですけれども、できれば都のほうにも、自分が所属している分団の話で恐縮なのですけれども、そういうご迷惑をおかけしてしまっているので、そのあたりもちょっと説明とか配慮みたいなのを、もう少し何か、多分あまり伝わってないのではないかと、特にマンションとか住民の方ですね。多分持ち主の方とかは、結構把握しているのかなと思うのですが、そういったことが結構散見いたしますので、説明自体、合意自体は都のほうがやってもらうと思うので、区のほうからもその際は、そういう説明というか、お願いというのを都のほうに、もう少ししっかりと。しっかりというか、もっとさらにプッシュしていっていただきたいなと要望しておきます。 ◎荒井 都市基盤整備部長 消防団に関しましては、いろいろな形で基本的に夜間の訓練とかがございまして、訓練するにも道路を使用しないとできないという面もございます。近隣の方は、夜間に音がするとか、道路が通れないということがあろうかと思いますが、消防団の方が命をかけて地域を守っているところも、我々理解をするところでございまして、そういう面をやはり消防署、これ消防署がある程度管轄になりますので、都というよりも消防署ですので、消防署のほうには、そういう声も上がっているけれども、消防団の活動自体がすごく大事だというのを、もっとPRしてほしいというのを、我々からも申し入れます。 ◎黒澤 まちづくり推進部長 先ほど馬橋委員からのご質問への答弁で、区民住宅の滞納者への対応ですが、3か月目からの対応と申し上げましたが、弁護士委任も視野に入れて、本人面談など本格的にやるのが3か月ということでありまして、1か月の滞納で催告状、2か月の滞納で督促状ということで、その前段の取り組みもございますので、補足をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○深川 委員長 それでは、調査事件を一括して継続とし、本定例会最終日に議長宛て、特定事件継続調査要求書を提出することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 そのようにさせていただきます。なお、審査事件につきましても、本定例会最終日に議長宛て、継続審査要求書を提出することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○深川 委員長 そのようにさせていただきます。  最後に、次回の委員会日程について確認いたします。  次回の委員会は、9月29日、木曜日、午前10時から開会いたします。公園の視察を予定しておりますので、関係理事者の皆様はご出席願います。  以上で、都市整備委員会を閉会いたします。                午前11時58分閉会...