• "大田セーラムクラブ"(/)
ツイート シェア
  1. 大田区議会 2013-06-14
    平成25年 6月  地域・産業委員会−06月14日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成25年 6月  地域・産業委員会−06月14日-01号平成25年 6月  地域・産業委員会 平成25年6月14日                午後2時00分開会 ○清波 委員長 ただいまから、地域・産業委員会を開会いたします。  はじめに理事の選任を行います。  お諮りいたします。選任の方法は指名推選によりたいと思いますが、これにご異議ございませんでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○清波 委員長 ご異議なしと認め、そのように決定をいたしました。  次に、指名の方法については委員長において指名いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○清波 委員長 ご異議なしと認め、委員長より指名いたします。  理事に、黒沼良光委員をご指名申し上げます。  これに、ご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○清波 委員長 では、異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました黒沼委員理事に決定いたしました。  以上をもって、理事の選任を終了いたします。  次に、本日の当委員会進行予定について申し上げます。  本日は、新規付託分請願1件について理事者の見解を受け、質疑を行います。その後、補正予算関連を除き所管事務報告を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    清波 委員長 では、そのようにさせていただきます。  ただし、今日は大変に所管事務報告が多いですので、できれば地域振興部のみの報告と質疑をさせていただいて、区民部産業経済部と、それからもちろん請願と、あと補正予算、これを17日のほうに回したいと思いますが、いかがでしょうか。よろしいですか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○清波 委員長 では、そのようにさせていただきます。  それでは、これより、今回、当委員会に付託されました請願1件の審査を行います。  25第38号 所得税法第56条廃止意見書の提出を求める請願を議題といたします。  原本を回覧いたします。  時間の都合上、書記の朗読は省略いたします。  理事者の見解を求めます。 ◎佐藤 課税課長 それでは、請願趣旨について申し上げます。25第38号の所得税法第56条廃止意見書の提出を求める請願書について。  まず、請願趣旨ですが、一つ目として所得税法第56条は家族従業員働き分である自家労賃必要経費として認めていない。二つ目は、同56条は憲法13条の個人の尊重、14条の法の下の平等、24条の両性の平等、そして女性差別撤廃条約等に反している。三つ目としては、税法上、青色申告にすれば給料経費にできるが、白色申告では経費にできないといった、同じ労働対価に対して青色申告白色申告で差別している。同意見書を現在364の自治体が採択している。所得税法家族従業員の人権を否定することになるのではないか。  以上のことから、所得税法第56条の規定廃止を求める意見書を国に提出していただきたいとの趣旨と思われます。  次に、所得税法第56条の内容について、ご説明をさせていただきます。  所得税法第56条は、事業から対価を受ける親族がある場合の必要経費不算入の規定でございます。その要旨ですが、生計を一にする同一生計者、奥さんなど配偶者等親族給料等を支払っても、その経費必要経費に算入しないという規定でございます。この規定の目的は、従来の同居親族の合算の制度を廃止いたしまして、個人単位課税制度が採用されたときに、個人単位課税制度を利用した場合、租税回避を防ぐために設けられたものではないかと思われます。  これに関しまして、所得税法第57条では、事業専従する親族がある場合の必要経費特例規定しています。その第1項で、青色申告事業者はその事業専従者への支払給与必要経費に算入する。その第3項で、56条の生計を一にする同一生計者生計居住者配偶者である事業専従者は86万円、また、それ以外の事業専従者は50万円を必要経費とみなす、いわゆる特例を設けてございます。  なお、56条に関しましては過去に訴訟例がございまして、56条をめぐる争点は56条の是非と憲法の第13条、14条に違反しているか否かということでございます。これに関しましては、最高裁判例がございます。その立法目的が正当であり、かつ当該立法が具体的に採用された区別の対応が著しく不合理でない限り、その合理性を否定できないことから、憲法第13条、14条の規定違反ということはできないといった理由で上告が棄却されております。  次に、同じ労働に対して、青色申告白色申告で差をつける制度自体が差別しているというものでございますけれども、憲法は合理的な理由なくして差別することを禁止するという趣旨でございまして、その区別が合理性を有する限り、何ら憲法に違反するものではないとの判決で合憲が明らかになっているところでございます。  なお、同趣旨請願が、昨年の第3回定例会及び第4回定例会に上程されていたことを申し添えます。 ○清波 委員長 それでは、委員の皆様の質疑をお願いいたします。 ◆黒沼 委員 ただいま説明されましたのですが、とりあえず、その判決のときと現在において青色申告のがいろいろ違ってきているのですが、違いが何かわかりますか。 ◎佐藤 課税課長 まず、青色申告白色申告でいろいろ特典に違いがございまして、まず、事業従業者給与必要経費算入については、青色事業専従者給与適正額全額必要経費に算入することが可能であるということ。白色申告については実際に給与を支払っているかどうかということにかかわらず、事業専従者控除として、配偶者は86万円、それ以外の親族については1人50万円までという形になってございます。  それから、申告控除関係につきましては、青色申告者については特別控除として所得金額から10万円を控除することが可能です。また、それは略式的な記載をしている場合です。複式簿記記帳者については65万円を控除できますと。ただ、白色申告ではそういった控除はありませんということがございます。  その他、各種退職給与引当金などの繰り入れ青色では可能ですが、白色では個別評価による貸し倒れの引当金以外は繰り入れはできないという形になってございます。あと、減価償却特例青色のときには特別償却がありますけれども、白色申告の場合は特例はないといった違いがあるということでございます。 ◆黒沼 委員 いや、その特例を聞いたのではなく、その特例があるのは知っているのですが、当時の最高裁判所判例の時期と今ではまるで違います。当時の判例が出たときの合理的な理由は、白色申告者については記帳義務がありませんでした。ですから、合理的になったと言われています。ところが、その後、歴史が進展して、現在では合計額が300万円を超える方に必要とされているのが記帳義務で、ほとんど青色と変わらなくなってきています。ここで当時の最高裁判例はもう崩れていると言われてきています。  来年からの国税庁と国税局と税務署のを今日蒲田税務署からもらってきたのですけれども、こうなっています。税務手続について、平成23年度税制改正において税務調査手続明確化等内容とする国税通則等の改正が行われましたということです。具体的に言うと、この300万円を超える人は青色と同じく申告されていたのだけれども、今回は、これらの所得を生ずべき業務を行う全ての方について、平成26年1月、つまり来年から同様に必要となりますということで、全ての白色申告者青色と同じようになるということになります。ですから、今、課長の報告された当時の判例は成り立たなくなっているという変化が出てきます。これはご存じでしょうか。 ◎佐藤 課税課長 記帳関係につきましては、26年1月から全面的に導入していくという国のほうの考え方があります。それで、青色申告白色申告を見て、記帳していくという流れはやはり時代的な流れかと思います。所得に対する課税は、所得が客観的に決まっていることが前提となりますので、商売を例に見ても日々の取引がきちんと帳簿に記録されていて、はじめて収入と経費関係が明らかとなりますので、流れという形かと考えます。  それと、帳簿をきちんとつけるのは、むしろ商売上合理的な経営に役立つ手がかりとなりますので、合理化近代化の流れに沿った形の変化かと考えてございます。 ◆黒沼 委員 全く逆で、近代的なものではなくて前近代的なもの。つまり、この56条そのものが戦前の税法が残されたものだということは皆さんご存じだと思うのですけれども、なぜ残ったのか。これは、ここでやると長くなってしまいますから、後で皆さん調べてもらいたいのですが、それの上に57条ができたのです。  課長がおっしゃるみたいに、57条は青色白色に差をつけたわけです。青色にすれば労賃と認めるけれども白色にすれば。というのも、これは1952年と1968年、10年ぐらい差があって決まったのですけれども、つまり妻と子どもについてのたった50万、80何万ぐらいしかないのです。ですから、57条そのものも来年から施行される通則法に基づくと、もう成り立たないと私は思うのです。もう、やめてもいい。全部同じなのですから。  そして、何よりもこの請願内容は、56条そのものがあってはならないことだと。だから、56条と57条を比べているわけでもありません。56条そのものが非近代的であり、現代にはもう合わないものだと言っているのはなぜかということで、ここに書かれた真ん中の個人の尊重、憲法どおり基本的人権。そして、ヨーロッパではどこもこんなものはない。アメリカでさえもフランス、ドイツも含めてという内容なのです。  今、自民党に戻りましたけれども、民主党政権の時代、この56条廃止について政府も財務副大臣が応対してくれたときの答弁で、これは2012年9月、さらに詰めて考えるということで今進んでいますけれども、現在、全国343自治体で56条廃止を求める意見書が採択されているも、働いたことに対して対価を払うという問題だけではなく人権問題として運動していることについて、財務大臣は実情を把握している。具体的に56条をどう対応していくか省内で検討することを明らかにしました。  こういう検討を始めて、今の安倍内閣がどういう立場をとっているかどうかの違いは少しあるとは思うのですけれども、こういう内閣に対して、今、地方から意見書を出して、その運動の声を届けていくということこそ地方自治体の役割であり、最も現代的で近代的な感覚を兼ね備えた議会の態度ではないかと私は思うのですけれども、そういう考えではどうですか。 ◎佐藤 課税課長 56条があって、その後に57条がたしか2年ぐらい後にできているかと思います。要は、56条では、経費の面で、やはりきちんと記帳されて、収支の計算がはっきりして。あとは家族の中で、家族従業員の方、専従の方がそれぞれ独立した形で、ほかの従業員の方と同じ形で見てとれる。そういった形のときに、57条というのがその分のお給料分を全部経費として見ますと。そういう規定として、新しく57条ができているかと思うのです。そうすると、そこまでに到達しない、やはり家計の中の経費となかなか分けることができない形の、まだ、そこまで至っていない状況の中では56条である程度見ていくと。そういう、法の改正の歴史があったのではないかと推測しています。 ◆黒沼 委員 その課長の答弁はこれまでなのですけれども、それが来年から白色においても300万円までの人も途中から義務づけられて、今度は来年からは全ての人が義務づけられる。だから、今の答弁はもうなくなるのです。全てが労賃と家計とが分けられるということです。帳簿が300万円以下の皆さんも変わるのです。  ですから、この陳情内容は基本的には同じなのですけれども、国そのものが変わって、今の説明が成り立たなくなるのではないか。そうすると、やはり大田区みたいなまち工場の多い、最も声を聞くべき責務を持つであろうこの議会でそのことを真っ先に受けとめて、国に対してこの声を届けるべきではないのかと私は切実に思うのです。今の産業経済部長も答弁で決意を示されましたけれども、今こそそれに応えて、我々委員会もこのことに応えていくべきではないのか。いかがでしょうか。 ◆荒木 委員 何か黒沼委員演説会を聞いているみたいだけれども、私はこれはこの前賛成したのです。そう思いました。  それで、前に言いましたよね。本当に困っている人がいたら、青色申告会にどんどん入れてくださいよと。黒沼委員たちの仲間も青色申告会に紹介する、あるいは案内する労力を惜しまないでやってちょうだいという話をしましたよね。  それがまるっきり同じ内容でこういう陳情が上がってきた。気持ちはわかるけれども、議員そのものに、今の黒沼委員がおっしゃった5分の1でもいいから、何とか一人ひとりあたって説明するぐらいの気概がないと、こんなものはひっくり返されるのではないの。私はそう思う。ただ陳情が出てきたから、今ここで審査しましょうというより、もっとふだん、共産党の方々の努力でこのことがあるのだよという話をもっとどんどんしていかないと、努力が足りないのではないかと思います。  それよりも、こうやってわざわざ時間をかけて、例えば傍聴に来てくださっている方に申しわけないです。別に、黒沼委員が悪いというわけではない、あなたの演説会を聞きに来たのではないのだからと私は本当に思います。気持ちはわかります。私は、目の前を見て遠くを見ていないと、いつか言われたけれども。 ◆黒沼 委員 では、あまり演説はせずに課長に聞きますけれども、課長青色申告白色申告の義務はどう違うかを説明してもらえますか。簡単に青色申告できるかどうかです。 ◎佐藤 課税課長 青色申告の中にも、確かに貸借対照表、いろいろな難しい記帳の仕方もあろうかと思います。それであるからこそ、先ほど言ったように申告控除として65万という形。それと、そこまでいかなくても、今、白色で300万円を超える金額について記帳をやられている。簡易な記帳の仕方です。それでも青色申告の中でも認めていますので、その分、税務署の署長の承認が必要になろうかと思いますけれども、そういったところの条件をクリアできれば、そこの部分はその記帳の仕方も含めて、ある程度なれてくればうまく回っていくのではないかと理解しております。 ◆黒沼 委員 今も少し言ってくれたのですけれども、300万以下の人にも今度帳簿を義務づけるということは、貸借対照表を全ての分をつくるということでしょう。200万、100万の所得しかないところということは月10万ぐらいです。もっと、以下か。9万ぐらいか。そこのおじいちゃん、おばあちゃんたちに、貸借対照表を全部やりなさいということなのです。全ての申告対象者ができると思うかというところに、青色ではない、納税義務者としての白色が厳然としてあるわけです。  だから、青色が近代的なのが当然ではなくて、これは税務署の都合だけです。税務署がやるべきことを納税者に肩がわりさせているようなもので、調査をやりやすくするものだと私は思っているのですけれども、そんなことを納税者に義務づけるなんてするな、白色でいいではないかと。全て義務づけるのに。それを何で白でやれないのか、青色なんて要らなくてという、近代的な環境になるものでしょう。どの人にもこんなことを義務づけて、なぜやらなくてはいけないのだと。納税の権利というのがあるわけだから、国民を裏切ってやるのではなくて、信頼してやるのが基本なのです、納税者の権利というのは。納税が楽しくて仕方がないというのが一番いいではないですか。働いたものを区に納める楽しみと国に納める楽しみ。こんないじめ方をするなと、もっと権利を守れということです。だから、青色でいいという考え方は、商人出身荒木委員なんかは最初から賛成してもらって、頑張ってもらいたい。 ◆大森 委員 今、黒沼委員のお話で、白色でしかやれないというか、結局、今回陳情を出してこられている団体の民商の方たち、民商の組織そのもの申告書記帳というか記入なんかのお手伝い、指導もされているでしょう。青色申告会も同じです。指導しているわけです。私は、もともと先代のおやじのときの板金業のときは青色申告だったのです。法人にしてから、それぞれやって帳簿をつけなければいけなくなった。もともとは、そういうことは自分でやってきていますけれども。  そういう意味合いでも、今おっしゃった200万とか300万というのは、逆に言えば、商売をしてきた人間からすると、自分給料が取れるか取れないかというレベルで、では、何で専従者家族給料は出せるのかということにもなってくる。だから、出すお金がどういうふうに生まれるのかというのが、やはりある程度の労賃を見込めるだけの売り上げを確保していかないとできないことだろうなと私は思うのです。そうすると、もっともっと、売上金額が300万とかという数字では到底見込めない数字だと私は思うのです。もう少し増えてくれば、必然的に申告の仕方も変わってくるだろうと思うのです。そうしたら、やはりどうしても白でなければいけないのかというと、私のイメージで大変失礼なのだけれども、白色でやる人は丼勘定に近いのではないのかなと思っていたのです。  だから、そうすると、徴収する側は、その信頼性をどこまで見てくれているかということでは、ふるいにかけて、やはりだめですよと。青は、ちゃんと帳簿をつけているから、そういう部分では給料もわかりましたということになるのかなと私は従来から思っていたのです。だから、私が白色申告にしていなかったのは、それはもともとおやじがしていたからそうなのですけれども、今、ここにきてやはり記帳しなければいけなくなってきているのであれば、それこそ税務関係の扱いは白を廃止してしまったほうがいいのではないのかなと逆に思うのです。全部青色申告にしなさいということであれば、基本的にはやらざるを得なくなるし、給料も認められるという形になるのかなと思うのですけれども。白でずっとやっていらっしゃる方たちは、白にやはりこだわってやっていらっしゃる。そこら辺を黒沼委員はどう思うのですか。 ◆黒沼 委員 とてもいい質問です。これからいよいよ本筋に入るのですけれども、今言った200万、300万ということを考えると、家族労賃労賃として扱うか扱わないかでどうなるかというと、自家労賃労賃として扱って、妻にも給料、息子にも給料を払ったとすると、それを経費とできるのです。そうすると、年間の所得からそれを所得控除で引くことができるから、税金の基準が違ってくるのです。今どうなっているのかというと、それはできないものだから、全部社長というかおやじさんの年収になって、たくさんの税金を納めながら、家族にも出せないで養うという、まことに不合理になっているのです。  ですから、私はこの前も言ったけれども、50万しか1年間に子どもに支給できないとしか認めていない白色では誰も継がないよと。そんなことではと。少なくとも300万か400万払えないと、私は嫌だ、おやじ、もうやめるからねとなってしまうのが、今、現実でしょう。  そうすると、大森委員意見でいくと、白色青色関係なく自家労賃としてちゃんと認めることならば、年間働いたところがちゃんと働いた分だけ支払って、その残りを所得として控除した後に税金を払うのだから、200万、300万残ったって、それは丸々残るでしょう。そういう意味でいくと、家族を養う金額にならないわけですよ。それが最もまともではないかということで、この戦前から残ってしまった、女性を、子どもを正しい人権として認めないで、附属物として見て、たった80何万。1年間です。80何万の価値、50万の価値しか扱わないようなのはよくないのではないのか。そうすると、大森委員意見でいうと、そのほうがまともでしょう。年間、年収についても200万、300万。 ◆荒木 委員 黒沼委員に言っているのです。ピントがずれたことを言うかもしれないけれども、その人たちにもっとどうしたら稼げるかというアドバイスはないのですか。そんな、本当に困った、困ったとやっていないで、もっと夢のある、あなた方の活動ができないのかと思って。どうしたらもっと稼げるのだろうとか、倍稼げるのだろうとか。そういう夢を提供をすることを運動でどんどんしていかなかったら、これそのものが何か発展しない気がするのです。どうですか。 ◆黒沼 委員 二つの意味があるのだけれども、陳情に書いてあるとおり、一番誇りとする自民党政がやっているアメリカでもヨーロッパでも認めているわけです。何で日本だけこうなのだというのが一つ。だから、白色だろうが青色だろうが区別なく労賃は認めるという論議が一番大事なのです。青か白かではないのですよ。これが一つ。  もう一つの仕事がどうかという意味では、よし働くぞという意味ではちゃんと認められてこそ、妻もそれから息子も跡を継いで頑張ろうとなるわけです。今、こんな50万の扱いでよく出ると思います。自分がその気になってみれば、わかるのではないですか。 ◆荒木 委員 本当に昔の話だけれども、自分のところの生活を考えてみると、やはり家で商売をやっていてどうするかなんて、親の苦労を見ているし、これも納得するのですよ。だから、賛成する。だけれども、それはやはり根本的に考え方が違うのではないのかと思うのです。だったらもっと稼ごうよというのが、この陳情を踏まえて話をしているのかどうかわからないし、ピントがずれているのかもしれないけれども、黒沼委員たちはこれからはそういう意見を提供していかないといけないのではないかと思うのです。困った、どうしようではなくて、困ったらもっと何とかするようにしようという基本的なものを持っていないと、その辺からやはり違ってしまうのです。その気持ち自分たちがそうだったから、私も本当によくわかります。 ◆黒沼 委員 荒木委員については代表質問で結構答えていると思うのです。大田区でどれだけ雇用を拡大し、仕事を増やし、給料を増えるようにするかということがあるので。だけれども、そもそも56条が、白色にこんなのがあっていいのかということです。  それで、青でいいじゃないかとつぶやいた人もいたのだけれども、それはそれであっても、こんな前近代的なことを残しておいていいのかということですよ。どちらに正したらいいかといったら、青色内容があるのだし、区別なく、白に全部やってしまえばいいのです。それがこの請願内容です。全国でもそうなっているのだと思うのです。議会でこういう決議をしたということがもし大田区中に広まれば、大田区もそうしたほうがよくなるのではないか。 ◆荒木 委員 私は賛成しているのだから、ほかの人を説得して。 ◆大森 委員 1点だけ、黒沼委員に質問なのですが、逆に白色申告の方法というのを廃止するという考え方についてはどうなのですか。白を廃止しようというのはどうなのですか。 ◆黒沼 委員 そうなってくると、税金とはそもそも何かにかかわってしまうのです。税金というのは自主申告が基本なのです。1年間働いた喜びをもって、進んで納める。正確に納める。うそをつかない。これが大事なのです。そうすると、その人の能力にあって、零細企業零細企業まち工場まち工場、大企業は大企業なりにきちんと納める。そのためには、青色の57条にある貸借対照表とか、難しいもので縛らない。自主申告が基本。だから、そういう締めつけはしないというのが大事なのです。 ◆冨田 委員 今度は請願ですよね。先ほど説明があったように、昨年も第3回定例会、第4回定例会陳情が出て、それぞれ否決されて、今回請願ということで出てきたということなのですが、通常、手続上はおおむねは1年を超えない範囲では同一の内容陳情を出せないが、請願という形になっているから、今回また出てきているということなのです。請願の議員というのはやはり一定の責任を負わなければいけないので、これは通常は昨年陳情の審査で否決になっていますよと。否決になったということは、今回、請願で出てきても否決になる可能性が高いですよということを説明しなければいけないというのだけれども、まず、そういう説明はしているのですか。 ◆黒沼 委員 一番最初に申し上げたのだけれども、300万を超える方に必要とされていた記帳義務記帳帳簿書類の存在がこれらの所得を生ずべき業務を行う全ての方について、来年、平成26年1月から同様に必要となりますと。これは大きな違いです。 ◆冨田 委員 26年1月というのは、まだこれからの話で、来年の話なわけですよね。それを今の段階で、全てこうなりますと、こうなるかどうかというのはなってみなければわからない話なので、それをもって、先ほど最高裁判例についても、もう情勢が変わっているのだという言い方をしているけれども変わっていないのです。変わろうとしているかもしれないけれども、それは実際にやってみた結果でないと、わからない。  したがって、先ほど黒沼委員が言っていた最高裁判例云々も、判例というのはあくまでも判例なのです。変わらない限りは、そのある判例判例なのです。ということで、言っていることが憲法13条、14条に違反しているというのであれば、これは別なところで戦ってもらわなければいけないし。  また、先ほどのどこかの副大臣なのでしょうが、省内で検討するとその副大臣がおっしゃったというのであれば、これは当然、国の法律ですから、国会でこれは議論すべき話で、今、私たちがここでかなり議論の隔たりがあるところで、黒沼委員青色白色も一緒だ、どちらかといえば全部白でいいのだという主張をしているわけですけれども、私たちは決してそうは思わないわけで。これは自主申告ですけれども、やはりそれにはきちんとした根拠がなければ、これは自主申告といっても実態をなさないわけでして、私たちはそういう立場には立てないと考えていますので、また、結論は申し上げます。 ◆黒沼 委員 最初、何もなくて丼勘定だといろいろ言われているときから私も反対なのだけれども、所得が年収300万までは青色と同じように義務づけたのだけれども、これは貸借対照表ではなくて現金出納帳、それから領収書、それから支払書、これぐらいなのです。そうすると、これぐらいは誰だってやってこなくてはいけないし、義務づけは当然。だけれども、青色と違うのは帳簿内容の違いなのです。簿記の知識がなくてもできるという内容なのです。まず、これが一つ。  それから、冨田委員の言った中身に、300万というのも歴史的な経過があって、その後、義務づけられてきたというのも冨田委員がもしご存じであればやはり変わってきている。来年からは全てに義務づけをしているという経過も出てきている。もし冨田委員のことであれば、逆に、今こそ通しておかないと、来年から始まるときに、この青色白色に一層差がついて、しかも人権的に古いものが残って、女性の権利も、人権も、憲法上も基本的人権も56条は残されて守られない。逆に言えば、今こそ通しておいて政府に届けておくことが、来年のさまざまな政府の決め事に間に合うのではないか。そうしなければならないと思うのですけれども、逆にそう思います。始まってからでは遅いです。 ○清波 委員長 その結論はこの委員会でどう出るかはこれはあれですけれども、今日は質疑の段階ですので、もし質疑があったら出しておきたいと思います。  どうでしょうか。月曜日が態度表明になりますけれども、今日、質疑がもしおありになれば。では、質疑は十分ですか。  ほかになければ、本日の質疑は終了いたします。  本請願の取り扱いにつきましては、次回、各会派のご意見を含めた取り扱いをお願いいたします。  続きまして、調査事件を一括して上程いたします。  補正予算の説明につきましては、次回報告といたします。  それでは、地域振興部より、順次説明をお願いいたします。 ◎木田 地域振興課長 私のほうからは4点ご説明をいたします。  まず、資料番号2番になります。平成25年度地域振興部管理職名簿でございます。今年度、地域振興部はこの体制で参ります。委員の皆様の温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。  続きまして、地域振興部事業概要でございます。  こちらでございますが、まず、見開いていただきますと目次がございますけれども、地域振興部の組織図、そして事務分掌、おおた未来プラン10年の計画、それから地域振興部の目標と重要事業、当初予算、そして各課の事務事業が記載されてございますので、お目通しをいただければと思います。  続きまして、資料番号4番になります。休養村とうぶの指定管理者制度の更新及び事業者選定についてでございます。  休養村とうぶでございますが、現在は株式会社信州東御市振興公社が指定管理者として管理業務を行っておりますが、今年度、平成26年3月31日をもちまして、指定期間が満了になります。それに伴いまして、来年度、平成26年4月1日から5年間、31年3月31日までの指定管理者の選定を今年度行う予定でございます。5番の主な手続き日程でございますけれども、7月1日に募集要項が発表予定でございます。各応募事業者からの応募受付が8月12日から16日、最終的に指定管理者指定の議案提出を今年25年第4回区議会定例会で予定してございます。  続きまして、資料番号5番になります。こちらも指定管理者制度の更新及び事業者選定でございますが、こちらは大田区営アロマ地下駐車場でございます。  こちらは、今、タイムズ24株式会社が指定管理で管理業務を行っているものでございますが、こちらにつきましても、今年度、平成26年3月31日をもちまして、指定期間満了となります。こちらについても、先ほどのとうぶも一緒でございますが、公募によるプロポーザル方式で指定管理者を選定していく予定でございます。主な手続き日程でございますが、募集要項の発表を7月22日、応募受付を9月9日から13日。そして、こちらも第4回区議会定例会のほうに議案の提出をさせていただきたいと思っております。 ◎飯嶋 国際都市担当課長 私のほうからは、資料番号6番でございます。平成25年度セーラム市民団の大田区訪問について、ご報告させていただきます。  アメリカセーラム市と大田区は姉妹都市でございますが、今年度セーラム市民が大田区を訪問する予定でございます。日時は、7月2日火曜日から7月15日月曜日まででございます。訪問されるセーラム市民は16名でございます。内容、主な予定といたしまして、7月3日に大田区長また大田区議会を表敬訪問いたしまして、夜に歓迎セレモニーがございます。また、7月7日は区民との交流会、7月8日、9日と区内見学を行いまして、10日は都内見学、13日はホストファミリーとの交流、14日が日本文化体験、お別れセレモニーという予定になっております。 ◎白根 六郷特別出張所長 私からは、資料番号7番(仮称)仲六郷二丁目複合施設の概要等について、ご報告させていただきます。  施設概要ですが、現在、仲六郷二丁目44番11号というところ、雑色駅から歩いて3分のところに建設中でございます。地上5階、地下1階の鉄筋コンクリート造となっております。現在、駐車場はございませんけれども、この建物には駐車場を10台、駐輪場を100台を予定しております。フロアの概要はこのとおりでございます。5階建てになっておりまして、六郷特別出張所が直接管理するフロアは、1階、4階、5階となっております。  おめくりいただきまして、裏面に工事スケジュール、それから移転開始のスケジュールをつけました。平成24年3月に契約しまして、工事は、現在、平成25年6月、今、4階部分を工事しておるところでございます。このまま工事を進め、順調に進んでおりますが、12月20日に竣工予定となっております。  なお、移転・開所スケジュールですが、引き渡しを受けてから内覧会を1月中旬に実施いたしまして、1月末に引っ越しを行います。そして、明けて2月上旬に開所式、その翌日に業務開始となっております。若干不鮮明でございますけれども、その次のページに図面等を添付させていただきましたので、ごらんいただきたいと思います。 ◎遠藤 新井宿特別出張所長 それでは、私のほうからは、新井宿特別出張所改築計画及びスケジュールについて説明させていただきます。資料番号8番をごらんください。  新井宿特別出張所の改築につきましては、現在、実施設計を進めているところでございます。築46年を経過いたしました現在の新井宿特別出張所を、大田文化の森の、池上通りを挟んだ向かい側の角地に移すことで、利便性と耐震性の向上を図ってまいります。また、立ち寄りやすい角地という立地を生かしまして、1階のロビーの部分を土日の日中に開放しまして、地域の方が立ち寄れるスペースを設けるなど、地域力の推進拠点としての機能を強化いたします。  それでは、施設概要についてご説明いたします。場所につきましては、中央一丁目21番10号でございます。地上3階建ての鉄骨造になってございます。敷地面積は752平米、延べ床面積については1,160平米でございます。駐車台数は、自動車が3台、自転車が約20台となってございます。  続きまして、フロアの概要でございます。1階部分につきましては、特別出張所の窓口サービスの機能を置き込みます。後ほど説明させていただきますが、このロビーの一部を土日の日中に開放いたします。2階部分は地域防災・地域活動の支援機能としまして、小会議室と防災倉庫、作業室などを置き込みます。3階につきましては、地域コミュニティ機能といたしまして大会議室を設置いたします。屋上には太陽光発電と屋上緑化を行うほか、壁面の緑化を行います。  続きまして、1枚おめくりいただきまして、平面図をごらんください。こちらの平面図の四つある図面の左下が1階の平面図でございます。この平面図の上半分が事務室、下半分がロビーの構成でございます。ロビーは利用の形態に応じてエリアを区切れるよう、シャッターと蛇腹の仕切りのパネルを縦横に設置しておりまして、土日はシャッターとこの仕切りパネルで仕切りまして、この図の中の少し濃くなっている部分に土日開放部分と記載してあります。ここの部分を日中に開放いたしまして、パンフレット等を置きまして、通りがかりの人が自由に立ち寄れるスペースといたします。出入り口はこちらの池上通り側、駐車場はその反対側の北側道路に設けてございます。  左上の図面が2階部分でございまして、こちらは地域団体のさまざまな活動支援のための倉庫や作業室、小会議室のスペースと、あと、職員の休憩室で構成されております。右下の図面についてが3階部分です。こちらが大会議室でございます。縦に仕切りまして、二分割して別会議室として利用することもできます。会議室は地域の方も使っていただけますよう、土日や夜間の利用も想定しております。  続きまして、この裏面の立面図をごらんください。左上図面の西立面図というのが、臼田坂のバス通りの側でございます。1階から3階まで伸びている縦長の部分、この2カ所がございます。こちらが壁面緑化を行う予定でございます。右上の南立面図につきましてが池上通り側で、ちょうど大田文化の森と向き合う場所でございます。こちらの1階の中央の部分に出入り口を設けます。右下、北立面図についてはシャンボール大森マンション側で、区道に面しておりまして3台分の駐車場を設けております。左下が隣地側でございまして、こちらは外側の非常階段がございます。  最後に、今後のスケジュールについてですが、1ページ目に戻っていただきまして、下の部分をごらんください。現在の実施設計は今月末で終了いたしまして、その後、工事請負契約へ向けた準備をいたします。その後、第3回定例会で工事請負契約についてご承認いただいた後、10月の工事着手を予定しております。その後、1年かけて工事を行い、来年10月以降に引っ越しを予定しております。 ○清波 委員長 それでは、地域振興部の報告をいただきましたので、委員の皆様、この地域振興部に関しての質疑をお願いしたいと思います。 ◆荒木 委員 例えば営業する側から見たら、指定管理者とかと言っても、決しておいしい話ではないですよね。言葉が悪いのですが、すごく利益を望める商売ではないですよね。そうですよね。うなずいていらっしゃるけれども、私はそう思うのです。今現在やっていらっしゃる信州という地元のところではなくて、ほかに手を挙げるところはあるのですか。 ◎木田 地域振興課長 今年度選定するにあたって、まだ具体的には申し上げられませんが、前回5年前の実績を申し上げますと、説明会には6社ほどおいでになりまして、実際応募は3社でございました。その中から、振興公社のほうを選ばせていただいたという経過でございます。 ◆荒木 委員 別に、今回のめどというのは全然わからないのですか。どのぐらい来るだろうとか、それぐらいの情報は入っているのでしょう。 ◎木田 地域振興課長 まだ、何社ほど来るかというのは、ちょっとまだめどは立っておりません。 ◆岡 委員 私もこのとうぶの件で、確かに荒木委員おっしゃるように厳しい商売なのだろうと思うのですけれども、指定管理を発注するほうの大田区としてはどういう方針なのかというのを教えていただきたいのです。区も結構2億とか3億ほどお金がかかっているからそのコストを圧縮していきたいのかと。そうすると、冬場は稼働率がものすごく低いのです。私も視察で1回行ったのですが、大田区から長野はやはり遠いので、冬は区民限定ではなくて、一般利用を含めて、とにかく埋めるために料金設定も自由にして、指定管理者のいいようにやっていいのかとか、そのあたりは何か方針が変わるか、どうなるのですか。
    ◎木田 地域振興課長 もちろん、皆様も同じ思いかと思いますけれども、区として、この休養村とうぶを建築するにあたりましては、区民の方にたくさん大勢来ていただいて、ここでゆっくりと。また、長野のあのあたりはとても観光地でございますので、温泉につかりながらゆっくりとお過ごしいただく。あそこがたくさんの区民の方においでいただいて、にぎわっていただくのが区としては一番希望しているところでございます。  確かに冬は雪もございますので、利用率は夏場に比べてちょっと下がることは数字的には出ておりますが、区としては長野の自然それから温泉、そして自然などを活用した。 ◆荒木 委員 スキー場。 ◎木田 地域振興課長 はい、スキー場もございます。今回、公募するにあたりましては、そういう冬に客を呼ぶ工夫なども、ぜひ提案していただきたいと思っております。 ◆岡 委員 ちょっと細かく。今、区民限定はかかっているのでしたか。 ◎木田 地域振興課長 区内在勤でも大丈夫でございます。 ◆岡 委員 そういった意味で、区民であり、区内在勤でありで冬場は本当に3、4割しか入っていないので、それは開放することは許されるのかというのと。今、定価幾つみたいな発想で、料金設定は冬場は下げるとか、そういった弾力性はきかせられるのですか。 ◎木田 地域振興課長 先ほどの発言を訂正させていただきたいと思いますが、例えば区外の東御市の方もお使いになっていらっしゃいます。区外の方も、あいている場合には、料金は2割増しほどになりますけれども使っていただくことは可能でございます。料金のほうは、特に冬場ということでぐっと下げるという考えは、今のところは持っておりません。 ◆岡 委員 冬場にあいているので、スキー場も近くにあるから団体客でどんと埋めてもらう。そして、団体料金を設定する。団体料金は、大田区の区立小学校の子どもたちという設定しかないのだと思うのですけれども、それを受ける事業者さんが冬場のリゾート向けの団体パックみたいな設定もできたらいいのではないかなと思っています。ご意見はいかがですか。 ◎木田 地域振興課長 先ほど申し上げましたように、団体パックがいいのかどうか、自主事業的な部分も取り入れていただきながら、冬場にお客さんをどのように増やしていただけるかというところで、また提案を楽しみにしているところでございます。 ◆大森 委員 今、管理業務をおやりになっている信州東御市振興公社は、ここの管理を東御市のほうで受けていただいたという中で第三セクターみたいにわざわざつくったところではなかったかなと。ここは違いましたか。 ◎木田 地域振興課長 このためにというのは、たしか記憶によればそうかと思います。ただ、ここだけではなくて、幾つかの施設を指定管理で請け負っております。 ◆大森 委員 本区として、ここをまたプロポーザルはわかるのですけれども、東御市との兼ね合いで何か約束事みたいなものに何か影響を受けるとか、そういうことは全然ないのですよね。 ◎木田 地域振興課長 はい。特に、約束事はございません。 ◆荒木 委員 これも文句ばかり言っていないで、今、掲示板に東御1泊幾らとかと4,000幾らとかと貼ってあるではないですか。時々ところどころにあるのですが、ああいう努力はとてもいいと思うのです。ただ、問題はどうやって行くかなのですよね。いつか、誰かがバスを仕立てて、出していたではないですか。ああいうのは今はやっていないのですか。 ◎木田 地域振興課長 確かに、おっしゃるとおり、以前は蒲田駅からバスが何人以上集まればというのが出ていたかと思うのですが、現在は特にそういうことはやっておりません。そのかわり、バスツアーと言いまして、年間20ぐらい、季節に合わせて、例えば今月6月でしたら湯の丸レンゲツツジと信州さくらんぼ狩りツアーという付加価値をつけまして、とうぶに泊まっていただいて観光も一緒についているというバスツアーを充実させた経過がございます。 ◆荒木 委員 観光業者さんと一緒にタッグを組むというか、マッチングしてやっていることもあるわけでしょう。 ◎木田 地域振興課長 このバスツアーについては、この振興公社のほうで地元の観光業者等と連携してやっていると聞いております。 ◆冨田 委員 先ほど東御市と何か約束事があるのかないのかみたいな質問もあったのですけれども、多分ないだろうと思います。あってもなくても、要は、ここは、変な話ですが、大田区民であってもどこの人であっても、お客さんが行けば一番潤うのは東御市ですよね。これまで東御市振興公社が管理をやっていたということもあって、何かこの周辺に、東御市としての集客作戦というか、そういうものは何かあったのですか。 ◎木田 地域振興課長 私の記憶によれば、とうぶが開設したころは周りにあまり施設はなかったのかなと思いますが、湯楽里館というお土産屋さんも振興公社がやってございますので、ああいうものですとか、あと東御市はワイン特区をとっておりますので、民間の活用で、ワイナリーなども二つ、三つ、四つできてきたりして、そういう観光的な要素も、少しずつではございますが増えてきたのかなと思ってはおります。 ◆冨田 委員 そこで、東御市振興公社が再び指定管理の受託業者になるかどうか、これはわかりませんし、なった場合、ならない場合に、後で差が出てくるかよくわからないのですけれども、これは今まで開設以来、たしか振興公社がやっているのですよね。申し訳ないけれども、やはり集客能力という面でかなりきつかったのではないかなと。もっと、ある意味、違う事業者で、そういうノウハウというか能力を持ったところがあれば、それもやはり将来のために1回チャレンジしてもいいのかなと、これを見て今そう思いましたので、よろしくお願いいたします。 ○清波 委員長 ご意見でよろしいのですか。 ◆沼田 委員 今、向こうの、地元の観光の、民間の会社がこれはパックを組んでやっているということですか。 ◎木田 地域振興課長 今、手元には資料がないのですが、そのように記憶してございます。 ◆沼田 委員 そうなると、民間だから、当然、利益を乗せるわけではないですか。民間だから、利益を乗せて、そこで組んでいるのですか。それとも、民間の業者が入ると、団体にすると安くしたり、そういうことをしているわけですか。 ◎木田 地域振興課長 特に、団体ということで料金を安くしているわけではありません。 ◆沼田 委員 例えばそれでパックを組んでいるとすると、どこかを見て、ここも寄って、あそこも寄って、全部で2万円ですよとか1万5,000円ですよと、泊まる料金というのは表に出さない形の全体で幾らというパックの組み方で出しているわけですか。 ◎木田 地域振興課長 はい、そのとおりでございます。 ◆沼田 委員 私も、そういう流れが何かないと、行きたいとあまり思わないなと思うのです。ただそこの目的地だけ行って帰ってくるのに、ここの大田区からあそこだけに行って、特別何かすばらしい露天風呂があるとか、特別な食事が食べられるとか、何かそうでもないような気がするので、それはそれでいいと思うのですけれども、業者が入ることで値段などが変わったりなどしているのだったらちょっとおかしいのではないかなと思うのです。それは意見です。 ◆荒木 委員 新井宿出張所のことでお願いがあるのですけれども、今、あそこの場所は金網がずっと囲ってあって、臼田坂方面に、小さい、何が建ちますという例のお知らせ、正式には何というのでしたか、掲示板、建築表示があるだけで、何が建つというのは全然わからないのですよね。もうちょっとした段階で、例えばあらあらのものでいいから、何かイラストを入れるとすごく高いらしいのだけれども、何か区民の方にわかりやすい大きなものをと。私は建物が建つときにいつも言っているのだけれども、そうしないと、通る人は地元の人だけではないですから。新井宿に住んでいる人だけの新井宿出張所ではないと思うのです。特に、文化の森のある方面から、正面を見て横断歩道を渡ってくるときなどにもわかるように、こういうものが建ちますよという、わかりやすい看板を2枚ぐらい、ぜひ出してほしいのです。これはどうですかね。 ◎遠藤 新井宿特別出張所長 今おっしゃるとおり、事業計画の看板しかない状態でございまして。今月末で図面のほうが確定してきます。通常だと、平面図だとか立面図だけでの説明になりがちなのですけれども、やはり皆様が視覚的に見てわかりやすいようなPRの仕方を工夫したいと考えております。 ◆荒木 委員 仲六郷のこれなどは、こういうのができますよということで、いいではないですか。これをぜひ早目にやってくださいよ。そうしないと、みんなあそこに立ちどまって、何になるのだろうとまだやっています。私たちは一生懸命説明したつもりでも、やはり区民の方々は全然わかっていないという言い方は失礼なのだけれども、なかなかわかりようがないので、目でわかるように、よろしくひとつ。 ◆大森 委員 今日、六郷と両方説明いただいて、使用するものがそれぞれフロアで六郷のほうがいろいろあるということもあるのですけれども、新井宿の設備は、出張所機能と、2階は地域防災とか地域活動、支援機能、会議室と防災倉庫となっているのです。何かすごくさっぱりしてしまって、こういうキャパシティーでせっかくつくり直すのに、またいずれ増築するなどということには当然ならないでしょうから、この程度の設計でやってしまうというのはいいのかなと、私はちょっと感じるのですよね。  やはり、新井宿の町内会もあるでしょうし、青少体もあるでしょうし、荒木委員もそうなのですけれども、我々も従来からそちらのほうの活動も随分長いことやっていますけれども、やはり相当な人たちが集まって、絶えずこの出張所の会議室も活用するのだろうと思うのですよね。何十人もいるではないですか。やはり、自転車で来る人たちが多くいると思うのですけれども、駐輪の台数も20台と、なぜこんなに少ないのかなと。この周辺に、確かに向かい側に文化の森があるといっても、文化の森は文化の森だと私は思うのです。文化の森があるからいいのだと、隣で、自分の地元のことだから私は言わないとか言っているけれども。でも、私は逆に、本当に独立した出張所の機能をやはり考えたら、どのみち基礎をやるのには掘るのだから、少し自転車をとめるために、自転車が下に置けるぐらいの形で、中地下みたいなフロアをつくって自転車が入るぐらいの形でやってあげたほうがいいと。文句が出るのではないかなと。これは、車3台しかとめられないとか、文句は出ないのですか。だって、ここは交通の便も特別いいところではないでしょう。どうですか。 ◎遠藤 新井宿特別出張所長 こちらの建築計画そのものは、確かに出張所機能の移転ということで、フロアも3階建てで、基本的に出張所だけの建物となってございます。  駐輪場につきましても、約20台となっておりますが、これは区画してある駐輪場としての20台は今確保してございますが。そのほかにも、こちらの図面でいいますと、臼田坂側は今の歩道よりも2メートル下がったところに建物が建っておりまして、そういったところの空きスペースについては、今後の活用で一時的に自転車をとめることも可能となりますので、そういったところで運用していきたいと思っております。  車について3台というのは、どのぐらいの台数が必要かというところはございますが、今の出張所自体が駐車スペースはございません。そうした中で、地域の方々にも何台ぐらい必要かという話を聞いたところ、大体3台から4台という話でございましたので、こちらの台数を確保してございます。  建物自体3階建てなのですけれども、建築基準法で日影の規制が入ってしまって、一番高く建てても4階建てぐらいしか建たないと。しかも、その4階の部分は敷地全て建てられる状況ではないということで、建物の形とそのスペースの有効性を考えて3階建てというところにおさまってございます。 ◆大森 委員 基本計画だとか実施設計だとかといったときのプランがどのように反映されるかと。何も建築の部隊のほうでプランニングを全部立てて、設計を委託するとかということではなく、多分所管の出張所のほうである程度プランを提示するのかなといつも思うのですけれども、これはそうではないのですかね。 ◎遠藤 新井宿特別出張所長 おっしゃるとおり、出張所が間に入りまして、地域の方々のご意見をまとめて施設管理課に打ち合わせをした結果がこの形でございます。地域の方々からは、図面、形ができる前に、大体どのようなものが必要か、どういう規模のものがここにあったらいいかというのをいろいろご意見をいただきまして、それをその都度集約して施設管理課とやりとりして、今日まで来ております。 ◆大森 委員 六郷の建物にも共通してちょっと気になるのは、今回、我々の議会の質問と本会議場を、デジタルサイネージで中継していますよね。これを設計したときには多分そういう話が伝わっていなくて、それをここに設置するということが反映されてはいないのかなと、ふと思うのですけれども。六郷にしても、私は前にちょっと話が出たときに、結局、出張所に防災時にはいち早く、周辺の方たちに情報を提供するために活用するということではないですか。そうしたならば、建物の中に入らないと見えないところにあるというのは機能的ではないわけで、公道からでも、歩いている人からでも、そういうものであれば目にできるようになっていたほうが、私はむしろ好ましいのかと。もしくは、大きなガラスがあるとしたら、出入り口があるとしたら、閉じていても、あきはしないのだけれどものぞくと向こう側に移っていて見えるとか。何せ入り口を曲がってしまったら、ふだん、土日使っていないところであれば、曲がってしまっていれば中に入らなければ見えないというところであれば、営業中でないと見れないわけではないですか。そういう意味合いにおいては、六郷も新井宿も、どこにそれをつける予定でこれを考えているのですか。 ◎白根 六郷特別出張所長 今ご指摘のとおり、当初のときはその話がありませんでしたので、ここに置き込んでおりませんけれども、現在考えているのは、基本的に平時の場合は待合スペースにおきまして情報提供させていただく。有事の場合というか、この場合は可動もできるという話も聞いております。ですから、今無線LANとかそういうシステムがありますので、活用できるものがあればありとあらゆる方法を用いて、有線であれば、ちょっと制約を受ける部分もあるのですけれども、そういうものがあれば、なるべく利用できるものは利用するという形をとっていきたいと思います。 ◎遠藤 新井宿特別出張所長 新井宿出張所につきましては、六郷と同じく、設計の途中でのデジタルサイネージの話がございましたが、つける場所につきましては、この事務室とロビーの間のカウンターの上ぐらい、要はロビーで待っていただいているお客様が見えるようなところに設置を考えてございます。ただ、そこですと、おっしゃるとおり、庁舎が閉まっているときにどこまで見えるのかというところがございます。今この角地の、土日の開放部分のところはガラス張りでございますので、ある程度外からは見えるのですが、それでもどこまで見えるかというのは、その中のシャッターだとかを含めて検討しているところでございます。 ◆広川 委員 違うところでよろしいでしょうか。  区営アロマ地下駐車場のことなのですが。私はこの委員会がはじめてなので、以前に説明があったのかもしれないのですが、平成18年度から指定管理制度を導入して26年3月31日をもって指定期間満了となると。その中で、現在はタイムズ24だけれども、その前はパーク24で事業継承をされている。この辺の経緯というのをちょっとご説明いただけないでしょうか。 ◎木田 地域振興課長 実は、パーク24ですけれども、こちらが何か統合して名前が変わって、今、タイムズ24という名称になっているところでございます。  平成18年4月1日から21年3月31日まではパーク24株式会社、その後、名称が変わりまして、タイムズ24が、それ以降ずっと指定管理をしているというところでございます。 ◆広川 委員 名称が変わったということですね。  では、引き続き、26年4月1日からは5年間となっていますけれども、今までは5年間ではなかったのですか。 ◎木田 地域振興課長 前回も5年間、平成21年4月1日から5年間でございます。 ◆広川 委員 最初は3年間で、その次は。 ◎木田 地域振興課長 18年4月1日から21年3月31日まで3年間、パーク24株式会社でございます。 ◆広川 委員 それから5年ということですね。その5年の間に、パーク24から名前がタイムズ24に変わって、別に会社が変わったというわけではないのですね。 ◎木田 地域振興課長 はい、そのとおりでございます。 ◆黒沼 委員 駐車場のことですけれども、私ども最初は、この指定管理者制度というのは、ケース・バイ・ケースで、賛成も反対もあると言ってきました。  最近では、ここで働く人々の労働条件と賃金が2割から3割下がるという働き方で、反対してきたのですけれども。ここの指定管理のパーク、タイムズは、私もずっと興味を持ってきたのですが、たしか利益が上がった場合に区に還元するとなっていたと思うのです。最近かなり多く還元するようになってきたと思いますけれども、わかりますか。 ◎木田 地域振興課長 こちらにつきましては、確かに区に還元するようになってございます。  区に幾らということでございますが、平成24年度につきましては7,500万円を入れていただいているところでございます。 ◆黒沼 委員 こういうもうけるのだったら、賛成してもいいかなと。  実は、以前大田区が始めたときに、利用率が半分にも満たない状況があって、毎回それを追及していたのを、私もやったのですが。やはり民間てこんなに上手なのかと。これは、もしわかっていれば、こうやってうまくやったというのはあるのですか。 ◎木田 地域振興課長 特にここで申し上げられる中身ということはないのですけれども、民間ならではのノウハウとか努力とかはあるのかなとは思っております。 ◆黒沼 委員 もし、制限がなければ、会社で持っていった券、レッカー車で持っていって、駐機場にもなっているとかあるのですけれども、一つお願いなのは、これだけ利益を上げているのであれば、アプリコの利用者の主催者側の車の何台かは無料で券を発行してくださるのですが、参加者のサービスもこれだけできないかということでの検討を、これは指定管理者がやらなければいけないのか、どこが決めるのですかね。 ◎木田 地域振興課長 アプリコのお客様への無料ということで。 ◆黒沼 委員 無料というか、減額というか、何かサービスにならないものかと。 ◎木田 地域振興課長 今のところはそういうことは考えてはおりません。  先ほどの民間になりまして、かなり経営努力というところでは、ちょっと言い漏らしてはしまいましたけれども、回数券ですとか定期利用の方もありますし、そういうところで工夫しているのかなと思っております。 ◆黒沼 委員 区はとにかくいつもの触れ込みは、指定管理者はサービスが上がるのだと。ですから、もうけるのだと荒木委員も漏らしましたけれども、やはりサービスなのです。行政はもうけなくていいのです、区民のために役に立てば。ということで、サービスを本当によくしてほしいというのが一つです。  あと、仲六郷の関係でいくと、太陽光発電の、ここは7キロ、たしか新井宿のほうは5キロではなかったかなと思うのですけれども、太陽光発電は、夜間だけ受け持つとか、ここまではつけるという基準はあるのですか。 ◎白根 六郷特別出張所長 ご質問の趣旨があれなのですけれども、基本的には常時これを稼働していまして、昼間も、夜間はもちろん日が照りませんので稼働しませんけれども、使っている平日の部分は、使っている部分にも電力を充てる。ここを閉庁しているときには売電を行うという形で進めております。仮に太陽が全部カンカン照りでやったとしても、全フロアの照明までは何とか賄えると。ですから、ほかの冷暖房とかそういうものは東京電力から買うという形になります。そういうことでございます。 ◎遠藤 新井宿特別出張所長 新井宿出張所につきましても、屋上のスペースが限られておりまして、その中でも屋上緑化を盛り込んだり、当然必要な空調機の置き場を置き込んで、そのほかのスペースというところで太陽光パネルを設置してございます。日中については、六郷と同様に照明に使うという形になります。あと土日については、余った分についてはやはり売電、売るということを想定してございます。 ◆黒沼 委員 それから、壁面パネルというのはすごく興味を持ったのです。日進月歩なのは知っているのですけれども、この前も夫婦橋にある親水公園の時代の太陽光発電は、夜間の照明を賄うぐらいと言っていたのが、あのときの理事者の答弁によると1基800万円した、ですから高いのですよと言っていたのですよね。最近は半額以下だと聞いているのですけれども、これはかなり安くなっているのですか。そこまではわかりませんか。というのはいいとして、多分安くなっているのです。そうすると、考え方としては、やはり防災上も考えて、電気が停電したときに、例えば避難者の方々が一晩ぐらいは維持できる考え方に立って、それに見合った屋上、壁面ができるのではないかな。つまり、自然再生エネルギーをもっと貪欲に活用した、少しお金がかかっても区民の皆さんに大田区は安心できるというイメージが一つ見えてくるのではないかなというのがあります。  加えて、計画があるのかどうかわかりませんが、これは産業経済部長もいらっしゃるのですけれども、筒型風力発電というのが最近よく見られて、スペースがなくても屋上にでもくるくる回る、しかも効率のいいのがありますが。あれは何かと気がつかれるのが結構あるのです。昔の、大森学園というか、あそこにも多分見る人はいると思うのですけれども。ああいう計画がもっとあってもいいのではないかなと思うのですけれども、そういう計画はもうあるのですか、それともまだないのでしょうか。 ○清波 委員長 では、はじめの1点について、どうでしょうか。 ◎白根 六郷特別出張所長 夜間はこの太陽光が稼働しておりませんので、東京電力から買うということになるのですが、電力が停止した場合は非常の発電装置の検討を現在進めております。これはいわゆる軽油等を利用した発電機になるかと思います。 ◎遠藤 新井宿特別出張所長 新井宿も同様に非常の発電装置を検討してございまして、あとは停電時の太陽光発電の、通常の電力に戻すパワーコンディショナーを自立運転に切りかえることが可能です。非常用コンセントが使用できるということですが、ただこれは電力としては電子機器を立ち上げる程度という電力なので、やはり非常時となりますと発動発電機による発電が主となると考えております。 ○清波 委員長 先ほどのもう一つの筒型の、産業経済部長にご質問だったのですが。 ◎柿本 産業経済部長 若干、全てに関連して、ちょっと技術的なことも交えてお話ししたいと思いますが。  太陽光発電ですけれども、太陽光発電を夜間などそういうものに使う場合に問題になるのは蓄電池でございます。蓄電技術が発達しないと、夜間等の発電にはかなり厳しい状況がありまして、今、国も蓄電技術の開発ということに、自然再生エネルギーを使う場合は、必ずそれが問題になってきます。  風力発電も同じでございまして、常時、風が吹いているわけでもありません。それから、風が強過ぎてもだめです。弱過ぎてもだめです。先ほど丸型のお話もありました。大森学園で使っている、ちょっとおもしろい形のものも弱みと強みというのがありまして、やはり風が弱いときにああいう発電、それから丸型の場合は全方位でも回るという、それぞれの特徴があるのです。やはり、先ほど言いましたように、オンタイムで発電、使用するというわけにはいきませんので、どこかで供給、消費する場所が必ずある。あるいは、蓄電池でそれを一旦ためておいて使うということもございますので。確かに太陽光発電については、今はもうほとんど生産は海外です。ということで、値段が下がってきてかなり普及しているのですが、これを全施設に安価な値段で入れるというのは、やはりコスト上の問題がありますので、まだまだ問題があるということです。やはり日本の技術で蓄電技術を発達させるということが、今、大事な状況にあるということでございます。 ○清波 委員長 ほかに。 ◆岡 委員 仲六郷のところですけれども、正直、図面が読みにくいなというので、もうちょっとはっきりしたものをつけていただきたかったところですけれども。  4階のフロアレイアウトを見たら、会議室1と書いてあるのをもうちょっと広げられないのかなと感じてしまうのです。細かい話ですけれども、出張所長、いかがですか。 ◎白根 六郷特別出張所長 4階は、1となっておりますけれども、これは大きな会議室を間仕切りできる壁になっておりますので、1が狭いということであれば、1と2をぶち抜きで使うこともできます。1から4は全てぶち抜きになります。そうしますと、280平米の広さを確保できますので、教室形式の会議で使用すれば300人は使用できると。 ◆岡 委員 そういった意味で、ぶち抜きで280平米使える形にしたほうがいい長方形だということなのかと。ちなみに4階と5階、両方とも会議室ではあるので、5階は多分うぐいすネットなどでも皆予約してとれるような感じにするのだろうけれども、4階はあくまでも出張所関連行事でないとだめよみたいな形になるのですか。何かそこまで出張所関連で、300何日使わないのではないかと思うのですけれども。そういった意味で、4階と5階、どちらもうぐいすネット予約でいいのではないかと思うのですけれども、いかがですか。 ◎白根 六郷特別出張所長 実は4階、当初は広い部屋なので、こちらのほうが需要があるだろうと我々は見込んでいたのですけれども、これだけの広さがあると、集会場という扱いで、かなりいろいろな消防の関係ですとか制約を受けるというところで、5階を貸室の集会室という形にした経緯があります。4階の会議の数が少ないのではないかということなのですけれども、大田区だけでやる会議は確かにそれほどないかもしれませんけれども、青少体ですとか町会ですとか、いろいろな団体がございますので、そちらに区と関連するものであれば、幅広く、場所を提供していきたいと考えています。また5階は、4階とは意匠を変えまして、少し晴れの日でも使えるような形で、お金を取るにふさわしいような集会室にしたいと考えておりますので。また、金額のほうも、豪華だから高いというわけではなくて、ほかのところともバランスをとりながら、今、検討中でございます。 ◆大森 委員 六郷の子ども家庭支援センター、子育て広場のほうの、子どもたちを連れて参加する、利用される方たちの出入りのルートは、図面上でいうと、出張所のほうの出入り口を共通で使って、そこからエレベーターか何かで上に上がっていないと上がれない、そういう感じになるのですか、別個になっているのですか。 ◎白根 六郷特別出張所長 今ご指摘のとおり、本当に非常に見づらくて申しわけございませんが、ロビーを全部通っていただきます。エレベーターは2基ありますが、2基お使いいただくかその横の階段をお使いいただくという形で上がっていただく。これが全ての階に共通でございます。 ○清波 委員長 ほかにどうでしょうか。よろしいですか。 ◆沼田 委員 どちらでもいいのですけれども、小学校で聞かれるとあれなのだけれども、セーラムは、なぜこれは羽田小学校を見に行くようになったのですか。 ◎飯嶋 国際都市担当課長 羽田小学校の件でございますが、実は今年から、羽田小学校とセーラムの小学校が文化交流ということで、絵画等の交換をすることになっております。そういう交流もあるということで、今回、羽田小学校を選ばせていただきました。 ◆沼田 委員 その辺の見学もあるのですけれども、羽田の周りとか、この日は見学したりするのですか。 ◎飯嶋 国際都市担当課長 はい。この日は、羽田図書館の方を訪ねる予定でございます。羽田図書館に英語の教材、図書等がございますので、それを見学していく予定でございます。 ◆荒木 委員 セーラムで、前にも何か質問したことがあるのですけれども、ちょうど宿泊所の山王会館、うちの商店街から3分ぐらいで、うちの家からも3分ぐらいのところなのですけれども、いつも思うのは、商店街関連の産業経済とタッグを組んで、旗ぐらい立ててあげたいと思うのですよね。前にも質問で何回も言ったことがあるのです。  それはもう、行政が押しつけるのではなくて一緒に産業経済部で話をすれば、近隣の商店街は多分喜んで旗などを立てると思うのです。セーラムの旗があるかどうか知らないけれども、ウェルカムぐらい書いて、星条旗でもいいと思うのです。来ている人もうれしいし、何日間か山王会館に泊まってくれるのですよね。そうすれば、おまんじゅうの一つも買って食べてもらえるというのです。これは真面目に、もうかる、もうからないとかそのような話でなくて、非常に何か自分たちが国際交流をしているのだという気になるのはそういうところからでしょう。お休みどころもできた話だし、その辺はなかなか商店のほうにはこちらから声をかけられないから、次の機会ぐらいには、こういうのがあるけれどもどうですかと。今度は無理ですか。 ○清波 委員長 どうでしょうか。 ◎飯嶋 国際都市担当課長 今回、セーラム市訪問団16名、6年ぶりの訪問でございます。今、荒木委員からご指摘がございましたけれども、確かにそういう商店街とまた産業振興課、産業経済部等との連携によることは考えておりませんでしたので、今後の検討とさせていただきたいと思っております。 ◆荒木 委員 今後の検討といっても、本当にこういういい機会というのは、これこそ国際交流でしょう。地場の地道な、その人たちだって一日中山王会館に泊まっているわけではないのだから、ぜひ。今からではだめなのですか。旗ぐらいつくるとか、旗があったら持ってくるとか。 ◎飯嶋 国際都市担当課長 そういうアメリカ合衆国もしくはセーラム等の旗は、小旗があるとは私ども認識していないのですが、何かしら歓迎、当然本庁舎のほうではアメリカの国旗等は出す予定でございますけれども、山王の周辺も何かしらできないか、前向きに検討させていただきます。今後、産業経済部とも協議させていただきます。 ○清波 委員長 そうですね、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、委員皆さんにご連絡いたします。
     安元区民部長は公務のためにこれから退席いたしますので、ご承知おきください。ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 ○清波 委員長 ほかに、委員の方。 ◆黒沼 委員 細かいこと三つです。一つは羽田図書館に行くとおっしゃいましたけれども、たしかセーラムコーナーがあって、ここに展示されている英語の本を昔説明できる職員がいたのですが、その後いなくなったのかと。今回その説明をできる人はいますよね。 ◎飯嶋 国際都市担当課長 今回、このセーラム市民団の受け入れは、正式には国際交流団体である大田セーラムクラブが受け入れをするのですが、そちらにやはりセーラムとずっと交流している者もボランティアとしてつきますので、それによってそれは十分可能だと思います。 ◆黒沼 委員 加えて二つだけ。今日でなくてもいいのですが、28ページの臨海斎場の、朝9時からの火葬施設、炉。あれはもっと稼働をよくするための手が打てないものかということです。一つは、うがった見方をすると、葬儀屋さんがいっぱい、大勢であれば大勢なほど葬儀屋さんはもうけるのですね。ですから、朝にやることはなかなか少なくなる。だから、何時にしましょうかというときに、朝はなかなか紹介しないということがあるみたいなのです。だけれども、最近では家族葬とか、ここなら安くなりますよ、割安ですよとか、朝早くなら1週間待たなくてもあいていますよという工夫ができないものかというのを考えていただいて。今日でなくてもいいのですけれども、いつか。 ◎河野 地域振興部長 現状でも、臨海斎場の稼働率は高いのです。それで、今言われた9時の段階の稼働状況がどのような状況かというのは、臨海のほうとちょっと調整しますけれども、現状でも高いのです。午前中も午後も、それこそ最大限の稼働の中でやっているということはご承知いただければと思います。 ◆黒沼 委員 私も調べたのですが、10時からは確かにあるのです。でも9時からというのは、やはり極端に違うのですよ。ですから、そのところは、最近お客様、参列者をあまり呼ばないのが多いものですから、その辺だったら、安ければ安いほうが家族の方が承諾すればいいのかなというところでちょっと言ったので、よろしくお願いします。わかりますか。よろしくということで、ひとつ。  あと、最後ですけれども、87ページの暴力団排除に関する業務で、暴力団であるかどうか。ここの所管ではないのですけれども、特に生活保護を受けさせないと。今考えると、生活保護なども受けてしまってから調べられないのではないかなと。後でやめさせるということも大変なのですけれども、暴力団排除に関する業務でここに書いてあるのは、「暴力団が集まり区民等に迷惑がかかるような場合には」ということですけれども、ただこれだけのことかと。それともいろいろな、蒲田商店街でも、私も3年ぐらい前でしたけれども、ある店に行ったときに一番外れに変な人が座っていて、ある人が場所代を取りに来た人だよということなども、いろいろいるのですけれども。これはそういうことにもかかわって、いろいろなことを相談できる内容でいいのですか。 ○清波 委員長 担当が生活安全・危機管理担当課長で、庄司課長だと思いますので、ちょっと今日はあれですので、この件に関しては、お読みおきくださいということがありましたので、また次のときにでも。 ◆黒沼 委員 あと、最後。今日、国民健康保険料の納付書が届いて、昨日からいろいろと窓口が電話等による相談もしくはあるのですけれども、今どのような状況か、これからどうするのか、ちょっと教えていただければ。 ◎小出 国保年金課長 一昨日の夕方発送しましたので、区民の皆さんのところには昨日の午後あたりから届いたかと思います。  昨日の状況は、窓口においでになった方が101人、電話が約300件ありました。昨年に比べますと落ちついた状況かなと私は思っています。  恐らく、今日は金曜日なので、来週の月曜日は一番反応があるのかなと思っておりますけれども、前からお話をしておりますとおり、問い合わせがあった場合は、個々人によって所得の状況が違いますので、必ず所得の状況を確認させていただいて、それでどういう計算でこの保険料になっているのか丁寧に説明をして、対応してまいります。 ○清波 委員長 ありがとうございます。これはちょっと、いろいろな課に入っていますので、次の機会にでも質問がもしおありになればいいかなと思いますので。  今日はほかに質疑はよろしいでしょうか。 ◎木田 地域振興課長 先ほどアロマの地下駐車場のことで、収入7,500万円を区に返していただいたというお話で、ちょっとその補足説明をさせていただきたいと。先ほど区がもうけているのではないかというお話でしたので、ちょっと説明が足りなかったので説明させていただきたい。  納付が約7,500万円ということではございますけれども、区のほうからの指定管理料、指定管理経費それから光熱水費及び維持管理の部分につきまして、約9,300万円ほど出ております。その中で、光熱水費及び維持管理分の5,000万円が行ってこいという状況になりますので、区が特にすごく利益を上げているという話ではございませんので、訂正させていただきます。 ○清波 委員長 ありがとうございました。 ◆岡 委員 何か感覚的に駐車場を区が持っていて、光熱水費を払って、駐車料金を取って、赤字が出ていると。何かちょっと、駐車料金がおかしいのではないかとしか思わないのですけれども、なぜ損が出てしまう体質になってしまうのですか。 ◎木田 地域振興課長 料金を設定する際には、やはり民間のパーキングがたくさん周りにございますので、あまり民間を圧迫しない料金設定にさせていただいております。また、駐車場の数も270幾つと300弱ございますので、かなり広い駐車場になってございますので、満車になるということはなかなか難しい話でございます。 ○清波 委員長 ありがとうございます。  それではまた、月曜日の日に。 ◆荒木 委員 地域振興部で時間が余っているので、ちょうどいいので。5分もかからないから。  ちょっと言いたいのは、例えば施設を使っていますよね。あまり杓子定規に解釈をしていて、例えばこの施設は8時45分でないとあけないとか、やりますよね。例えば、青少体とか皆さん、大勢集まって行事をやろうと集まっているときに、例えばこの間もあったのですけれども、女性がトイレに入りたいと言って、交渉したらあけてくれないのですよね。いるのですよ。こういうのというのは、多分それを管理しているのは警備のおじさんだったから自由にならなかったのか何か知らないけれども、非常に腹が立って、どなりつけてやったのですけれども。非人道的というか、普通に解釈したら、当然やれることとは、そういうこと一つ一つが大田区そのものの信頼というか、品位だろうね。信頼を失わせる一つになるといけないから、その辺の細かいとはみんな思うと思いますが、それを大切に一つ一つ解決して、一つ一つ大事にしていかなかったら、区民の方には本当に申しわけないのでその辺ちょっと、いまいち何かのときに引き締め、通達でも出すようにしていただいたら。もっと臨機応変にしなさいという話をお願いします。 ◆広川 委員 今同じようなお話を私も言われたことがありまして、1時からしか借りられない、1時からたまたまやろうと思っていたので、早目に行って準備をしたいと思ったのだけれども、一切入れてもらえなかったと。なぜこんなに融通がきかないだろうかという話があったのですけれども。もし、仮に1時からしか開けないというのであれば、例えば1時からしか入れませんので、開会時間を見越した開始時間にするようにしてくださいとか一言添えていただければ、主催する側も、ああそうだなと思って、では30分開会時間をずらそうとか、そういう考え方もできると思うのです。例えば案内するときに、それがきかないのであれば、そういったことをつけるとか、そういう案内をするとか、そういう工夫をしていただいてもいいのではないかなと思いますので、ちょっとこれは要望しておきます。 ○清波 委員長 では、2件出ましたので、よろしくお願いをいたします。  それでは、このあたりで本日の質疑を終了しまして、調査事件を一括して継続といたします。  次回は、本日の請願の討論・採決を行いまして、その後、補正予算関連についての報告を受け、質疑を行いまして、今日の所管事務報告の残りの部分を報告とそれから質疑をさせていただきたいと思います。  もちろん、今日の中でも、もし伝えることがありましたら、質疑していただいて結構でございます。  次回の日程は、来週6月17日月曜日、午前10時、この第2委員会室で開催いたします  次回は、本日配付の資料と補正予算の事項別明細書を忘れずにご持参いただきたいと思います。  以上で地域・産業委員会を閉会いたします。                午後3時48分閉会...