目黒区議会 2018-11-08
平成30年議会運営委員会(11月 8日)
平成30年
議会運営委員会(11月 8日)
議 会 運 営 委 員 会
1 日 時 平成30年11月8日(木)
開会 午前 9時59分
散会 午前11時25分
2 場 所 第一
委員会室
3 出席者
委員長 田 島 けんじ 副
委員長 山 宮 きよたか
(12名)委 員 西 崎 つばさ 委 員 松 嶋 祐一郎
委 員 西 村 ち ほ 委 員 関 けんいち
委 員 宮 澤 宏 行 委 員 岩 崎
ふみひろ
委 員 佐 藤 昇 委 員 飯 田 倫 子
議 長 おのせ 康 裕 副議長 佐 藤 ゆたか
4 欠席者
(0名)
資料の説明については以上でございますけれども、本件につきましては、今月14日に開催されます
生活福祉委員会で報告、また、文教・
子ども委員会で情報提供を行う予定でございます。
内容の説明につきましては、以上でございます。
○
田島委員長 ただいま、
危機管理室長から
対応状況について説明を受けました。
これから質疑を受けるんですが、本件の報告に関して、感染者の発生した
区内保育園の名称については、区として公表していないということですので、質疑に当たっては皆様、御配慮をお願いいたしたいと思います。
なお、
生活福祉委員会に報告、そして文教・
子ども委員会に情報提供ということでございますので、中身の詳細については
委員会でしていただきたいということでございます。
何かございますでしょうか。
○宮澤委員 常任
委員会のほうに報告されるということですので、細かいことはそこで質疑があるんだと思います。
細菌性の赤痢の発症ということですよね。これは本当に重大な案件だと思ってます。それで、今回、そういった重大な案件だと我々が認識をするような案件にもかかわらず、今回区に第一報が入ってから、対策本部、つくってるんですけども、その対策本部をつくるのが遅過ぎるんじゃないのかなっていう印象を受けてます。その点はいかがなのかなということを思います。そこを伺います。
あとは、こちらの資料で見て、10月12日の金曜日に1名発症したわけですよね。それから議会に最初の情報提供、一番最初は区議会議長に情報が入るわけなんですけども、その情報提供いただくまでに8日間かかってると思います。8日間かかってて、この間の、8日の間には、実は地域とか、あと学校とか、そういったところが先に情報を得ているということも聞いております。
これ、先にそういうふうな情報を地域が受けていて、議長への報告が8日もおくれるなんていうのは、全く議会軽視なんじゃないかなというふうに言わざるを得ないというふうに考えております。議会への情報提供が遅かった理由、なぜそういうふうになったのか、まず伺いたいと思います。
○
谷合危機管理室長 議会への情報提供が遅いという御指摘でございます。あと、区の体制についてもでございますけれども、まず保健所といたしましては、従来から
細菌性赤痢など、これは三類感染症と呼ばれているものでございますけれども、これにつきましては、10名以上、いわゆる集団感染が発生した場合には、東京都と同時にプレス発表を行うというような、そういうような東京都の考え方と区の考え方がございます。
今回につきましても、集団感染の確認と同時にプレス発表をするかどうか決定する、その前に議会の皆様方に対しましても事前に情報提供を行うという、そういうふうな考え方を持ってございました。
今回、当初1名の発生ということで、その間、保健所におきましては必要な対応を行ってきたわけでございますけれども、その後、園内でさらに感染が拡大しているという状況を踏まえまして、今、委員おっしゃいましたとおり、8日後になりましたが、20日の土曜日に、まず第一報を入れさせていただいたという、そういう状況でございます。
ちょっと曜日の関係がございますが、庁内で全庁的に本部体制、私どもは危機管理会議というものを開催してございますけれども、それにつきましては翌週の月曜日ということでございます。
これまでの考え方と対応について申し上げたところですが、今御指摘にもございましたとおり、感染症の発生の場合の情報共有、それから議会への情報提供のあり方につきましては、感染症の類型、そうしたものと、それから発生施設等、区民生活に与える影響等を十分に考慮しまして、また改めてちょっと整理はさせていただきたいというふうに考えてございます。
私からは以上です。
○宮澤委員 今回のそういったタイムラグがあったことをしっかり反省をしていただいて、今後につなげていただきたいと思います。
それで、議会への報告も、今お話しさせていただいたとおりなんですけども、区側としての情報の公表の仕方ですね、これは公式のホームページを区は持ってるわけですけども、公式のホームページで事実確認が公表されたのが、ここに書いてありますけど10月23日の火曜日、多分この日に報道機関に発表して、区の公式ホームページに掲載するというふうに記載があるわけです。
これ、もう何日たってるのかということですよね。発生から大分時間がたって、先ほどもお話ししているように、地域ではさまざまな情報が出てます。それで、中には正義感を持ってSNSに投稿される方もいらっしゃるんでしょうけども、逆に風評的なものも可能性としては十分あるわけです。こういう内容のことをおもしろがって投稿する人はいないとは思いますけども、その情報の、区として正式に受けてる公式な情報をしっかりホームページに反映する。それを23日に出すんでは、やっぱりこれも遅過ぎるんじゃないかと思うんですが、その点はどうなんでしょうか。
○
谷合危機管理室長 先ほどの答弁とちょっと重なるんですが、これまでの区の考え方といたしましては、プレスリリースの発信と同時に、当然、公式のホームページで正しい情報をアップするというやり方で考えており、それにのっとったところでございます。したがいまして、22日に全庁的な危機管理会議で情報共有をいたしまして、23日に正確な情報をプレスリリースし、公表したというところが現状でございます。
先ほどもちょっと述べましたけれども、今後また、情報共有、それから議会への情報提供、それぞれの考え方の整理の中で、また公式な発表についても考えてまいりたいというふうに思います。
以上です。
○宮澤委員 今、
危機管理室長に答弁いただいたんですけども、全庁的な情報共有が遅いんですよ。
それで、この裏面のところに、関係部局の主な対応の1番にも書いてありますけども、実際に23日にホームページで公表してるっていうことですけど、22日の前に行事を取りやめてるっていうことが書いてあるじゃないですか。学童保育クラブ連合スポーツ大会の一部10月20日、これはもう既に取りやめになってるわけです。
ということであれば、実際に区としては、さまざまな情報を得た上で、正式な形で取りやめの話をされてるんですよね。だから、そういうことを含めて正確な情報がないと、先ほどもお話し、繰り返しになりますけども、さまざまな憶測が生まれる、やっぱりここが危険なんですよ、地域では。それで区民に対して不安が広がってしまうということがあるので、やっぱり区としては、ここのところはもう一度初心に返っていただいて、しっかりと適切な時期に情報の発信を、公式のホームページを使って情報の発信をすべきだと思いますけども、その点はいかがですか。
○青木区長 区の責任者ということで私から発言をさせていただきたいと思います。
今、宮澤委員からいろいろ御質疑もいただきました。今般の赤痢の集団感染、発症によって、当然、第一義的には園に通っている園児、それから保護者の皆さん、議会、そして周辺地域の皆さんが、非常に今日まで不安の中にいらっしゃるということについて、私ども引き続き、私を先頭に、感染拡大防止に、保健所、子育て支援部も含めてしっかりとこれからも対応していきたいというふうに思っているところでございます。
御指摘のとおり、私どもも、例えば、特に感染症の場合は東京都との関係もありますので、平成28年にプレスについては都との決まりでルール化がされております。それから、議会への報告も平成17年にルール化されておりますし、それから、危機管理会議の設置についても、これは平成25年にルール化がされております。そういったルールにのっとって、今日まで私どもとしては対応してきているところではありますが、同時に、今般の問題は、冒頭、
委員長からも御配慮いただいたように、きょう現在、私どもとしては当該園については公表してございません。プライバシーの問題もあります。一方、私も地域に行ってみれば、もうどこの園だということを知らない方は一人もいらっしゃらないという現実もあります。
こういったことをしっかり踏まえながら、今回私どもも、今までルール化はされてはいるわけですけれども、今、室長から申し上げたように、こういった状況を検証しながら、ルール化されてる中で変えていくところがあるのか、ないのか、しっかりと私どもとして、もう一度見ていく必要があろうかなというふうに思います。
区長としては、特に感染症の場合ですので、当該者のプライバシー、一方、地域ということについて不安もありますので、地域の安全・安心、ある意味でコインの裏表の部分があるわけですけれども、しっかりとこういったことを踏まえながら、まずは今の状態では感染症拡大防止に力を入れながら、一定の目安が出た時点で、今御指摘のあることも含めて、区長として再度検証をして、地域の皆さんに大きな不安がならないようにしっかりと対応をしていきたいと思っておりますので、御指摘をしっかりと受けとめていきたいというふうに思っております。
私からは以上でございます。
○宮澤委員 今、区長から答弁いただきましたんで最後にしますけども、今回こういうようなことになって、部局側として一番の反省点は何だったのかっていうことをしっかり検証していただきたいと思います。今お気づきのことがあれば、そこは御答弁いただきたいんですけど、今回の反省点は何だったんだと。
それで、さまざまな、平成22年にルールが決まっている、東京都とあわせてやっていくという区長から答弁いただきましたけども、そのルールがこういうような特殊なケースのときに発揮できないようなルールであれば、やはり見直し等を十分かけていかなくちゃならない。
やはり、今回の赤痢の件に関してはまだ収束していないので、収束の段階でまた総括をいただいて、御報告をいただけることと思っていますけども、これに似てるようなケースというのは今後も発生してくる可能性は十分にあると思います。区として、今回のケースを受けてどのようにしていくのかというところをもう一度最後に伺いたいと思います。
○青木区長 まだ収束もできていない段階ですので、率直に申し上げて、まだまだ総括をする段階では全くない、日々、保健所も追われておりますし、子育て支援部も対応に追われている状態でございますので、先ほど申し上げたように、感染症という症状そのものと、それからあとはプライバシーの問題、それから地域へのいろいろな、今お話があった、憶測というお話がありましたけれども、憶測の問題、それから非常に大きな問題は、園児がそこに通園をしております。そういった休園もされているわけなので、私どもは急遽、ベビーシッターの対応なども行ってきたところでございます。こういったことで今対応してきておりますので、私ども、こういったことを改めてよく検証をしていく必要があろうかというふうには思っているところでございます。
私ども、今後、園、都としっかりと協議をしながら、問題点をしっかり抽出をして、今後、今回のことを糧にした対応ができるよう、しっかりと区長として対応していきたいというふうに思います。御指摘ありがとうございました。
○
田島委員長 よろしいですか。ほかに。
○山宮副
委員長 今、先の委員から大きく聞いていただきましたが、私からは、目黒区の危機管理の体制についての初動についてちょっと確認をしたいと思います。
なぜ発生から会議が3日後になったのか、翌週の月曜日になったのか、初動態勢を確認するための大切な会議が3日後になった理由について。
2つ目が、
当該保育園及び感染児宅を訪問して、保育園と感染児宅の消毒命令が行われたというこの態勢ですけれども、園の消毒は19日、1週間後だったということ。感染症の危機管理マニュアルには直ちに消毒を行うというふうにあると思いますけれども、その対応について、これだけ時間がかかったという意味は、目黒区の危機管理の責任者としてはどういうような認識であるのか。
また、この実情についてはどのように判断をされて個々の報告を受けているのか、その辺のやりとりも含めて確認をしたいと思います。
○
谷合危機管理室長 まず、当初、発生が10月12日ということで、それから会議の開催までに時間がかかったということでございます。
危機管理会議につきましては、全庁的な情報共有ですとか、あるいは方針の決定、また対応策の協議というような、そういう役割がございます。今回、当初の段階では、資料記載のとおり通園児1名ということで、保健所の対応を主にしていたということで、特段全庁対応という形はとっていなかったのは事実でございます。
しかしながら、その後、感染が拡大していったという、これもまた事実でございますので、この開催のタイミングですとか、あるいは先ほどちょっと触れましたが、庁内の情報共有、関係所管も当然ございますので、そうしたところがどう動くべきかというのも含めて、これからまた再度検証はさせていただければと考えてございます。事実としては、そういう形で1週間後になってしまったということでございます。
○石原
保健所長 園の消毒につきましては、発生届が出た12日当日に保育園に対して消毒命令。これは感染症法に基づく命令になりますが、それをしまして、消毒方法について指導を行ったと。園では日ごろから消毒もしているわけですけれども、それに加えて、我々の指導を受けて、園では直ちに消毒を実施しているところです。
プライバシーにかかわる部分があるので、詳細は申し上げることができませんが、園児の中に、最初に発生届が出された園児は、症状が出てから登園していないという状況がございましたが、ほかに1名の園児が同様の症状があるということを把握しましたので、園においてしっかり消毒をするようにと、そういった命令と実地の指導を行ったというところです。
そして、21日日曜日には、実際に我々保健所の職員5名で園に出向きまして、そして園の職員の方も多数出席をされて、そこで指導を行いながら一緒に消毒を実際に行うという、そういった対応を1週間後に行ったという状況でございます。
以上です。
○山宮副
委員長 いずれにしても、感染拡大を防止するための行動が初動からおくれていたということは、非常にこれは残念なことでありますし、区民の皆様が一番心配したこと、そしてまだ収束していないということ、そして原因も突きとめられていないということに関しては、まだまだ不安な部分があるかと思いますので、そういった部分では、本当の意味での危機管理についての取り組みをいま一度、目黒区として強化していかなければならない。
また、その対応については、二度とこういう初動についての取り組みを間違えないようにしていただくためにも、これはしっかり精査していただかなければならない案件だと思いますけれども、いかがでしょうか。
○青木区長 危機管理会議の座長は私でありますので、先ほど宮澤委員、今、山宮副
委員長からも御指摘がございました。
今、収束状態でもありません。10月12日に私どもが報告を受けてから今日まで、それから収束がされていくまで、一連についてしっかりと検証して、遅い状況であったかどうかも踏まえて、今御指摘のような、園のプライバシーを守りながら、周辺の皆さんに不安のないような対応を基礎自治体としてしっかりやっていくことが極めて重要ですので、会議の座長としてしっかりと受けとめて対応していきたいというふうに思っております。
以上でございます。
○
田島委員長 よろしいですか。ほかに。
○岩崎委員 先ほど、議会への情報提供のあり方ということで質疑があって、区長から情報提供のあり方についてルールを変えるか変えないか検討するということもありましたけれども、1点だけお聞きしますが、細菌性の赤痢ということで、非常に感染力が高い今回の感染症の問題です。
感染症が起きたときのプレス対応あるいは議会対応については、先ほど来、答弁があったところだとは思うんですけれども、感染症の種類によって、あるいは起こり得る住民への影響というようなことで、感染症が起こった場合の対応は、どういう種類か、あるいはどういう影響が出るかということは考慮せずに、一律に感染症が起きたときの対応というのはこういうふうにやっているんだというような対応で行っているのか、あるいは、どういった感染症の種類なのかということでその対応を変えているのか、その辺についてお伺いします。
以上です。
○
谷合危機管理室長 私ども、現在、保健所がのっとっている手続でございますけれども、東京都のほうで感染症対策の基本、予防計画がございまして、それの具体化の手引きというのがございます。その中では、一類感染症、二類感染症、三類感染症という形で、感染症の類型によりましてプレスの発表の基準というのも細かくは決まってございます。
今回は、
細菌性赤痢ということで三類感染症、三類感染症の場合は10人以上の集団感染が発生したときというふうに記載してございますので、今回はそれにのっとって対応したということでございます。
私からは以上です。
○岩崎委員 議会への対応ということについては、この一類、二類、三類で対応が違うのか、あるいは一律に対応しているのか、その辺についてはいかがでしょうか。
以上です。
○
谷合危機管理室長 先ほど申し上げたとおり、今回につきましてはプレスの発表というのを一つの目安として考えていたところでございます。ただ一律に、一類だからこのタイミングとか、二類だからこのタイミングとかっていうことではなくて、やはり今御議論いただいたように、例えば区民生活にどういう影響が与えられている状況であるのかということで、議会対応については、今後それについても検証していきたいということで考えているというところでございます。
○
田島委員長 よろしいですか。ほかに。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
田島委員長 それでは、区側の(2)番、
区内保育園における
細菌性赤痢の発生と
対応状況についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(3)その他
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
田島委員長 (3)その他でございます。
○
関根総務部長 それでは、本区におけるふるさと納税返礼品の見直しについてということで、口頭で御報告をさせていただきます。
9月28日の本
委員会の
配付資料として、ふるさと納税に係る返礼品の見直し要請等についてという9月11日付の総務省通知がございました。その後の区の対応についてということで、本日お話をさせていただきます。
9月の当該通知に続きまして、10月にも重ねて総務省通知が届きまして、区といたしましては指摘の内容を踏まえまして、地場産品であるか否かという基準で検討いたしました。その結果、大きく3点にわたる返礼品をリストから削除することといたしました。
1つ目として、友好都市金沢市の物産品を削除いたしました。2つ目として、中目黒の芸能事務所の関連会社が経営するレストランの利用券のうち目黒区外にある店舗について削除いたしました。3つ目として、目黒区にちなんだ銘柄で販売されているのですが、目黒区外でつくられている酒類を削除いたしました。
以上の3点でございます。
また、この対応とあわせまして、総務省通知では、返礼品は消費税も含めて寄附額の3割以下とするよう厳格に示されましたので、一部の返礼品についての内容の調整及び寄附額の改定をいたしました。
なお、以上の対応でございますけれども、11月1日を基準日とする総務省の調査に対応するため、10月31日の午後5時をもってポータルサイトを修正しておりますことをお断り申し上げます。
説明は以上です。
○
田島委員長 ただいま、ふるさと納税の返礼品についてありましたけれども、よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
田島委員長 それでは、(3)のその他を終わります。
区側のほうはこれで終わりでございますので、結構です。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(議会側)
(1)金沢市への
議員派遣の結果について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
田島委員長 それでは、引き続き議会側にまいります。
(1)金沢市への
議員派遣の結果について、議長に発言を求めます。
○おのせ議長 去る11月1日から2日まで、第3回
定例会で議決をいただきました議員12名の訪問団で金沢市を訪問してまいりましたので、その概要を御報告させていただきます。
まず、1日目には、金沢21世紀美術館と金沢能楽美術館という金沢市の芸術文化振興を代表する施設を視察いたしました。
その後、金沢市役所を訪問しまして、金沢市議会議員、何と総勢32名の皆様と意見交換をさせていただきました。その概要ですが、金沢市の観光施策に対しての説明を受けた後に、両自治体で実施していますマラソン大会、また民泊の対応、金沢市の海外自治体交流等の現状について意見交換や質疑を行いました。
次に、2日目ですが、午前中は金沢市教育プラザ富樫を視察いたしました。この施設は教育と福祉が連携しておりまして、子どもの健全育成を支援する拠点施設であり、地域教育センター、研修相談センター、子ども総合相談センターの3つの機能がある施設でございまして、こちらの施設の視察を行いました。午後には、金沢市の伝統的建造物群保存地区であります東山ひがし地区の視察を行いました。
今回の訪問で、友好都市としての金沢市の市政運営の状況についての理解を深める機会となりました。特に、本区の喫緊の課題でもあります児童虐待問題への参考として、中核都市としては2カ所になりますが、金沢市にあります児童相談所及び一時保護所の運営実態を視察できたことは、大変有意義なものとなったと思っております。
さらに、多くの金沢市議会議員の皆様とも交流を深められたことは、今後の両都市の友好関係につながることと期待するものです。
終わりに、御協力いただきました金沢市議会と行政関係者の多くの皆様に感謝を申し上げますとともに、参加された議員の皆様におかれましては大変お疲れさまでございました。
以上が報告でございます。
○
田島委員長 ただいま、議長から報告がございましたけど、これについて何かありますか。よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(2)議会の議決すべき事件について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
田島委員長 それでは、(1)を終わりまして、(2)議会の議決すべき事件についてでございます。
さきの議運において出てまいりました提案の修正案を、西崎委員のほうから各会派を回っていただいております。
修正案をお配りします。
〔資料配付〕
○
田島委員長 今お配りしました、事務局からたたき台案というのを提案されまして、その後、変更案ということで、このような形でというふうになっていると思いますけれども、西崎委員のほうから取りまとめについて説明があれば。
○西崎委員 前回申し上げました今回の条例のたたき台の中でも、目的規定を明確化してはいかがでしょうかということで、皆様からの御意見もお伺いをしつつ、今回御提案をしているものでございまして、内容については記載のとおりでございますが、第1条を目的規定といたしまして、下線部のところが変更の案でございますが、「定めることによって議会の機能強化を図るとともに、区民の視点に立った区政の推進に寄与することを目的とする」と目的を明確化するという御提案でございます。
説明は以上でございます。
○
田島委員長 ただいま説明がございました。これについて何かございますか。
よろしいですか。
○岩崎委員 この場で一致したものを出せればいいとは思ってるんですけれども、今、至るところで議会に対する透明性の確保の問題なども課題に挙げられている中で、やはり透明性の問題などを目的の中に盛り込んだほうが、なお一層議会としての責任を果たせるんじゃないかなというふうに思っているんですけれども、その辺については皆さんどう思われるか。別にこれで悪いと言うつもりはさらさらありませんけれども、より、あったほうがいいのではないかなというふうには思っているところです。
以上です。
○
田島委員長 意見として。
それについてはよろしいですか。何か御意見ございますか。
○西崎委員 今の透明性というところですけれども、あくまでこの条例案、まだたたき台ですけれども、議決事件の条例自体は、これはそもそも区政に関しての議会の態度等を示すものでございますので、議会の透明性というとまた別の観点になろうかと思いますので、それは別のところで議論をするお話ではないかなと思っております。
○
田島委員長 基本的にどうですか、皆さんはこの変更案でよろしいですか。
(「一応聞きますか、順番に」と呼ぶ者あり)
○宮澤委員 今、西崎委員のほうから出てきている、議会の機能強化を図るとともに、区民の視点に立った区政の推進に寄与することを目的とするという、「趣旨」を「目的」と変えたこの変更案で、自由民主党目黒区議団は賛成です。
○関委員 公明党目黒区議団も内容に沿って確認をさせていただいて、今回出させていただいた内容でいいと思います。
○
田島委員長 岩崎委員、どうですか。透明性という部分もこの中に随分入ってると思うんで。
○岩崎委員 西崎委員のほうから以前にも示された中には、透明性の確保という文言を入れている議会も多かったので、入ればなおいいかなと思ったんですが、特にここに必ず入れろというふうにここで強く主張するつもりもありませんし、あればなおベターだろうというような意図で発言をしましたので、これでも別に差し支えはないというふうに思います。
以上です。
○
田島委員長 それでは、これでという形で進めていきたいと思うんですが、今後に関しまして、局長のほうから。
○
髙橋区議会事務局長 それでは、修正案、御協議が調ったようでございますので、改めまして事務局のほうから議案として議運のほうに提出させていただきたいと思います。
以上でございます。
○
田島委員長 そのような形で進めていきたいんで、よろしいですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
田島委員長 それでは、(2)の議会の議決すべき事件についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(3)平成31年度
区議会事務局当初予算(案)について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
田島委員長 (3)平成31年度
区議会事務局当初予算(案)について、事務局次長に説明を求めます。
○山口
区議会事務局次長 それでは、平成31年度
区議会事務局当初予算(案)について、資料に基づきまして御説明いたします。
本日御説明する内容は、既定経費のうち、前年度と比べて大きく増減のある経費及び臨時経費でございます。
まず、歳出、1の既定経費でございます。
議員報酬、政務活動費、地方行政視察経費は、現在、議員が2名欠員でございますので、その2名分の諸経費を計上するものでございます。
続きまして、費用弁償でございますが、こちらは実績に基づきまして減額するものでございます。
同様に、区議会だよりの発行経費、区議会だより新聞折り込み経費とも、執行実績により減額するものでございます。
なお、区議会だよりにつきましては、臨時号を含めまして来年度からカラー化することについて、区議会広報・図書室運営
委員会で了承いただいておりますので、既定経費の中で対応させていただきます。
既定経費については以上でございます。
次に、2の臨時経費でございます。
1つ目は、来年度の区議会改選に伴う諸経費を計上してございます。詳細につきましては資料記載のとおりでございます。
次に、防災無線デジタル化対応経費と災害用備蓄食糧の購入経費を計上いたします。こちらは、防災無線システムのデジタル化に伴いまして、議員宅の防災無線機の切りかえ経費と災害用備蓄食糧を購入する経費でございます。
次に、会議録検索システム端末用及び正副議長室のパソコン購入経費でございます。こちらは、パソコン用の基本ソフトのサポート終了に伴いまして、パソコンの買いかえ用の経費を計上するものでございます。
臨時経費は以上でございます。
最後に、参考としまして、こちらは総務課で計上する当初予算としまして、改選に伴いまして議員控室の改修経費を計上する予定でございます。こちらは、議会棟の設備等につきましては、庁舎管理全体を維持管理を行っている総務課で予算計上をすることになっているため、総務課で予算計上するものでございます。
なお、予算計上に当たりましては、
区議会事務局、施設課、総務課庁舎管理担当と調整の上、見積もりを取りまとめてございます。
また、議場音響設備の更新経費、議場バリアフリー化及び議席改善等の経費につきましては、現在調整中でございまして、
議会運営事項検討会にて内容の検討をお願いいたします。
なお、本日お示しした予算(案)につきましては、まだ調整事項もございますので、後日改めて
議会運営委員会でお諮りいたします。
私からは、説明は以上でございます。
○
田島委員長 ただいま、次長のほうから説明がありましたが、これについてよろしいですか。
○岩崎委員 臨時経費のところで、改選に係る経費のところですが、たしか4年前にもこの改選経費について、どこか削減できるところはないかという議論を議運でした覚えがあるんですけれども、ちょっとその部分、どういう部分があったか、もしわかれば教えていただけたらと思うんですが。
以上です。
○山口
区議会事務局次長 見直したところは、当選議員用の図書のところでございまして、以前は地方自治小六法というのをお配りしてましたけども、今回は、全国市議会議長会が発行しております議員ハンドブックのほうがよろしいのではないかということで、そちらのほうが経費が安く済みますので、そちらで計上させていただいております。
削減した事項については以上でございます。
○岩崎委員 ちょっと、うろ覚えで申しわけないんですけれども、例えば議員記章の木の箱をなくしたとか、あと集合写真についても額をなくしたとか、そういう議論もあったような気がするんですけれども、いろいろ新たに盛り込む経費も出てきているようですので、そうした改選経費でなるべくスリムにできるところはしたほうがいいというような趣旨で今発言をしているんですが、その辺はどうだったかということです。
以上です。
○山口
区議会事務局次長 議員記章についてと、あと集合写真につきましては、もう前回見直し済みでございます。
以上でございます。
○
田島委員長 ほかに。よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
田島委員長 それでは、(3)を終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(4)
区議会事務局の
組織改正(案)について
――
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○
田島委員長 (4)
区議会事務局の
組織改正(案)について、次長に説明を求めます。
○山口
区議会事務局次長 それでは、
区議会事務局の
組織改正(案)につきまして、資料に基づきまして御説明いたします。
まず、1番の改正の概要でございますが、区議会の広報体制の安定的な運用と情報発信力の強化を図るため、広報担当係長を廃止して、かわりに議事・調査担当係長が広報に関する事務を担当するものでございます。
次に、2番の人員の増減につきましては、下の表をごらんください。
広報担当係長が改正後に1名減員となりますが、議事・調査担当係長が1人増員となりますので、
区議会事務局全体の人員の増減はございません。
3番の改正時期は、平成31年4月1日からとなります。
4番の経緯と改正理由でございますが、区議会での資料、情報の収集など、また広報、図書室に関する事務を担当するために、広報担当係長が現在1名配置されております。主にめぐろ区議会だよりが業務の中心となっておりまして、従来から事務局全体で記事の確認作業等を行ってきたところでございます。しかし、区議会だよりに掲載する記事は
定例会・臨時会の概要、一般・代表質問の答弁要旨、議案等の各会派の賛否などが占めておりますので、これらの記事は議事・調査担当係長の事務に関するものであります。また、定期的に議事・調査係内のジョブ・ローテーションを行うことによりまして、広報紙の編集やホームページの運営などの知識や技術を係内において共有、継承、蓄積する体制を構築します。
この
組織改正によりまして、区議会の広報体制の安定的な運用と情報発信力の強化を図りまして、区民にとってより開かれた議会の実現を目指してまいりたいと考えてございます。
説明は以上でございます。
○
田島委員長 ただいま、次長より説明を受けましたけど、これについて何かございますか。
○宮澤委員 人員は全体的に減らないということですけども、区議会においても区側においても、広報っていうのは区民にとって一番窓口になる部分だと思います。それが議事・調査係に入ってしまうということですけれども、この報告文の一番最後にあるように、区民にとってより開かれた議会の実現を目指すとともに、区民にとってよりわかりやすい区議会の広報を目指していただきたいと、議事・調査係に入ることによって、と思いますが、いかがでしょうか。
○山口
区議会事務局次長 今の委員のとおりだと思いますので、より開かれた区議会の実現を目指して頑張りたいと思います。
以上でございます。
○
田島委員長 よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
田島委員長 それでは、(4)を終わります。
――
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(5)「
扶養控除等申告書」及び「
保険料控除申告書」等の提出について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
田島委員長 (5)「
扶養控除等申告書」及び「
保険料控除申告書」等の提出について、次長に説明を求めます。
○山口
区議会事務局次長 それでは、
扶養控除等申告書と
保険料控除申告書の提出についての御案内をさせていただきます。
こちらは、例年、該当する議員の方に提出をお願いしているものでございます。議員お一人ずつ提出書類を封筒にまとめて、本日、議運終了後に事務局から会派ごとにお渡ししますので、皆様に御配付をいただきますようお願いします。
提出に当たりまして、記入方法など御不明点がございましたら、事務局担当までお問い合わせいただければと思います。
提出期限は、事務局へ11月21日水曜日までとなっております。期間が短くて申しわけございませんが、御協力をお願いします。
以上でございます。
○
田島委員長 これは毎年行っていることですが、特別何かあれば。
よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
田島委員長 それでは、(5)を終わります。
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(6)その他
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○
田島委員長 (6)その他。
○岩崎委員 きょう招集告示されました第4回
定例会で、条例案を提案したいというふうに思っておりまして、内容の概略については次回の議運にお示しをさせていただければと思っているんですが、口頭で恐縮ですけれども、区立中学校の学校給食費について助成をするという条例の中身を考えております。
ぜひ御賛同いただけたらというふうには思っているんですが、そういう予定があるということで、きょう発言させていただきます。