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  1. 江東区議会 2017-10-11
    2017-10-11 平成29年文教委員会 本文


    取得元: 江東区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-04
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時00分 開会     ◎開会の宣告 ◯委員長  おはようございます。ただいまから、文教委員会を開会いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題1 議案第61号 児童館の指定管理者の指定について 2 ◯委員長  それでは、早速委員会審査に入ります。  議題1「議案第61号 児童館の指定管理者の指定について」を議題といたします。  理事者から説明を願います。 3 ◯放課後支援課長  それでは、私からは、議題1「議案第61号 児童館の指定管理者の指定について」御説明いたします。恐れ入ります、資料1をごらんくださいませ。  本件でございますが、来年4月に導入する児童館の指定管理者について候補となる事業者を選定いたしましたので、御審議いただくものでございます。  まず、1番の施設の名称と指定管理者候補、そして指定期間についてでございますが、対象となる施設の名称は、江東区亀戸第二児童館、指定管理者の候補者は横浜市に本社を置く株式会社マミー・インターナショナル指定期間は平成30年4月1日から平成35年3月31日までの5年間でございます。  次に、2番の、この候補者に指定させていただくに至る選定方法についてでございます。  審査に当たりましては、第1次審査、第2次審査を実施いたしました。第1次審査におきましては、事業計画書収支計画書をもとに審査し、その結果、評価段階がA、B、C、Dの4段階評価のうち、AまたはBの評価を受けた法人のうち、獲得した得点の上位3法人を対象として現地視察ヒアリング、そしてプレゼンテーションの2次審査を実施し、総合評価により選定したものでございます。  次に、3番の選定の経過でございます。  まず、選定の事務局について簡単に御説明いたします。亀戸第二児童館は、亀戸福祉会館との合同施設でございますので、その運営に当たりましては、それぞれの施設を一体的に管理することが効率的、効果的でございます。そのため、福祉会館とあわせて指定管理化することといたしましたので、本教育委員会事務局亀戸福祉会館を所管する福祉部との合同による専門部会を設置し、審査を行いました。  では、改めて、時系列に御説明いたします。  昨年11月に行った第1回専門部会では、既に指定管理者制度を導入している千田福祉会館・児童館に関する評価検証を行い、12月の第2回専門部会では指定管理者制度を導入する施設を本件施設として決定いたしました。そして、今年度の5月には、第1回の公の施設の指定管理者選定評価委員会において募集要綱や選定基準を正式決定いたしました。  恐れ入ります、2ページ目をごらんください。5月22日に事業者の公募を開始し、6月5日に実施した施設見学会には6法人の参加がございました。そして、6月19日に募集を締め切ったところ、最終的には5法人の応募がございました。その後、7月5日に第4回専門部会を開催し、第1次審査通過法人として3法人を決定し、第2次審査として7月19日と21日に運営施設現地視察、そして25日にはプレゼンテーションを実施いたしました。そして、8月2日に第5回専門部会を開催し、最終審査を行い、25日の第2回公の施設の指定管理者選定評価委員会におきまして、推薦候補者の決定を行ったところでございます。  次に、4番の選定結果でございます。  (1)の応募状況は、先ほどの選定経過で御説明したところでございます。
     (2)第1次審査の結果についてでございます。第1次審査では、書類に基づき、受託する姿勢や意欲、施設の一体管理など、福祉部と共通する項目については教育委員会事務局福祉部職員の双方の委員で審査する一方、児童館事業に関する項目は教育委員会事務局委員が、福祉会館事業に関する項目は福祉部の委員が、それぞれの視点で合計8項目、33の評価内容に基づき、550点満点で採点し、各委員会における評価内容の平均点を合計し、得点としております。  恐れ入ります、3ページ目をごらんください。その結果、8割以上の440点でございますが、それ以上のA評価を得た法人はいなかったものの、審査基準に定める2次審査に進むことができる6割以上、330点になりますけれども、その点数以上のB評価を得た法人は4法人おりました。そのため、そのうち上位3法人を第1次審査の通過事業者として決定いたしました。  次に、(3)の第2次審査の結果でございます。第2次審査では3法人に対し、それぞれヒアリングプレゼンテーションを実施し、教育委員会事務局職員福祉部職員の双方の委員が、合計4項目、22の評価内容に基づき、700点満点で採点し、各委員における評価内容の平均点を合計し、得点としております。その結果でございますが、表にございますように、評価としてはB評価、株式会社マミー・インターナショナルが2次審査における最上位の法人となりました。  (4)でございます。総合評価でございますが、審査基準では、合計評価でAまたはBと判定された事業者を選定対象とし、合計評価において最も高い評価を得た事業者を公の施設の指定管理者選定評価委員会に選定の候補事業者として報告すると規定されております。これを本件に当てはめてみますと、1次、2次の合計点1,250点の8割以上であるA評価の得点、1,000点以上になりますけれども、こちらの法人はございませんでしたが、B評価となる750点以上であり、かつ最も高い評価である939点となった株式会社マミー・インターナショナルを、先ほどの選定の結果で御説明した8月25日開催の公の施設の指定管理者評価選定委員会選定候補事業者として報告し、その旨、了承されたものでございます。  最後に、選定理由でございます。本件候補者につきましては、既に千田福祉会館・児童館での運営実績があり、本区における高齢者や児童の現状や課題を把握してございます。また、児童館運営に欠かせない高齢者などとの異世代交流を意識した取り組みに関することに加え、地域交流も重要視してございます。一方で、運営体制が変わることによる利用者の混乱を起こさぬよう、開設準備に向けた体制も確保しております。これらを総合的に勘案し、審査した結果、本件株式会社マミー・インターナショナルが全てにおいて最も高い評価を得たものでございましたので、亀戸第二児童館の指定管理者の候補者として選定させていただきました。  以上、雑駁な説明ではございますが、よろしく御審議の上、御可決くださるようお願い申し上げます。 4 ◯委員長  本案について質疑を願います。 5 ◯山本香代子委員  ちょっと1点だけ確認させてください。  3ページの上の特記事項というのがあるんですけれども、特記事項というのはどういったことなんでしょうか。 6 ◯放課後支援課長  基本的に、審査の書類の内容につきましては、(1)から(7)に記載されていることでございますけれども、このほか、いわゆる一般的な書類事項として、区のほうで指定した内容以外のもので、自分たちのほうでみずからの発案に基づく提案などがございましたら、その旨、御記入くださいということの内容が特記事項でございます。 7 ◯そえや良夫委員  既に千田の児童館・福祉会館が委託されていますけれども、直営の人件費と委託料の関係がどんなふうになっているのか、まず1つ聞きたいなというのと、それから、この3ページ目の一番下のところの選定理由の中に、マミー・インターナショナル採用時から「人を育てる」、「人材を大切にする」と、こんなふうなこともひとつ書かれておりますけれども、今、保育園でもそうなんですが、人件費が低いと、そのことが定着率を悪化させる、入れかわりの激しいといったいろんな問題を起こしています。そういう点で、このマミー・インターナショナルの賃金水準、これがどういうふうになっているのか、こういうことも見て人材育成、人を育てるということでちゃんとやっているというふうに見ているのかどうか。要するに、職員の定着率などもきちっと見ているのかどうか。千田の例で、ぜひ説明していただければありがたいかなというふうに思います。  あと、直営のときには、社会福祉士だとか児童福祉士だとか、そういう専門職員が配置されているかと思うんですけれども、そこの配置の状況、どうなるのか。千田では具体的にどうなっているのか、そこら辺のところを教えていただければというふうに思います。 8 ◯放課後支援課長  それでは、人件費に関する御質問でございます。  区のほうで、仕様書のほうで提示した委託料がございます。こちら、区の現状の実績に基づいた費用でございまして、これに基づいて事業の提案をするようにという形で、各事業者に募集をしているところでございます。  その結果でございますけれども、まず、区のほうで示した委託料に関する考え方、委託料の総額といたしましては6,675万円余、そのうち人件費といたしましては5,564万円余、こちらは実績に基づいた形でマミー・インターナショナルのほうに提示している金額でございます。  一方で、今回、マミーのほうから提案した金額でございますけれども、委託料の総額といたしましては5,444万円余、そのうち人件費といたしましては3,977万円余でございます。  次に、人を育てるというような概念に基づく人件費の関係も含めた御質問でございますけれども、まず、人を育てるという形につきましては、きちんとした研修計画というのを当然設けているということと、それから職員の健康管理、これは今非常に重要視してございますので、各職層ごとに応じた健康管理の実施を行っているといったような提案がございます。  それから、それに関連する人件費の考え方でございますけれども、マミー・インターナショナルにつきましては、きちんと職員の処遇につきましても、各施設長ですとか主任、一般職、こういった職層ごと昇給計画というのも提案して、実際に実施しているところでございます。その内容でございますけれども、基本的に5年間委託契約、千田の例もございますけれども、その中で、年収の約12%程度昇給するというような説明、実績がございます。こういったようなところで、処遇についても、しっかりしたビジョンがあるのかなというふうに考えているところでございます。  それから、職員の配置でございますけれども、実際にそれぞれの、現状で運営している委託前、委託する前年度の職員の配置数、区の配置数ですね、こちらは遵守をした上で、プラスアルファで、区としては配置はしておきませんでした正規の看護師の職員というものを別に配置していく計画でございます。また、そのほか、臨時職員につきましては、適宜弾力的な形で事業運営に差し障りがないような形での配置をしているところでございます。  以上でございます。 9 ◯そえや良夫委員  今度の提案内容での人件費はわかりました。現に、今既に千田は委託をされているわけですから、委託前の千田の人件費でマミーのところはどうなっているかというのが、そこをちゃんと示してもらいたい。そこはちゃんと出して、示してほしいなと思います。  それから、定着率についてはわからないんでしょうか。伺ったことですけれども、教えてください。  それから、施設長など、職階ごとに人件費はそれなりに保障しているということなんですが、具体的に月例の賃金とか、そういうのはどういうふうになっているのかつかんでいますかと聞いたので、そこのところ、もう一回教えていただけますか。  それから、看護師の配置はきちっとされれば、それはそれですばらしいことだというふうに思いますけれども、通常の業務の中に必要な児童福祉士とか保育士の配置だとかいろいろあろうかと思うんですが、そういう職員の配置はどうなっていますか。そこのところ、再度答えてください。 10 ◯放課後支援課長  千田における委託料と人件費の関係でございます。過去4年間の実績がございますけれども、それぞれ委託料に占める人件費の割合というのが7割程度で推移しているところでございます。  それから、定着率につきましては、こちら、おおむねという形になりますけれども、年間約1人から2人、人事異動等がございます。  それから、月例の賃金につきましては、これは会社のある程度内部の情報になりますので、これは割愛させていただきたいと存じます。  それから、職員の配置につきましては、それぞれ当然、児童館の職員につきましては保育士の免許、それから児童福祉士の免許、これを保有する職員が専門の指導員という形で配置をしているところでございます。それ以外の非常勤職員臨時職員につきましては、それ相応の能力、それから研修を実施して、こどもとの接するときにおいて初めてこどもと接することがない、それからそれぞれの事案に対して戸惑うことがないような形での事前の研修、説明会等々を実施しているところでございます。  以上でございます。 11 ◯そえや良夫委員  いろいろいただきましたが、結局、職員の給与については民間のことだから言えないということなんですが、いろいろ募集かけていますよ。でも、賃金自体は相当低い水準のままです、どこを見ても。マミーも同じです。そういう点でいうと、本当に職員を大事にするかしないかというところは、まさにその人件費のところで1つは問われているんだろうというふうに思います。そこのところが、説明がないというのはどうなのかと、率直に指摘をしなければなりません。  千田の場合でも、事前にいただいた資料では、参考ということですけれども、ざっと2,000万円ぐらいの違いはあるということが、やっぱり人件費のところに負担がかかってきて、最終的には、全体として、私は、働く環境を悪化させていると。  それから、このことによって、区の、やっぱり児童館だとか福祉会館の運営のノウハウを区がどんどん投げ捨てるというか、失っていく、そういうこともなりかねないことだと、私は委託というのは、そういう問題がいつもあるんだと思います。  それで、あと最後に1つだけ聞きたいのは、A評価、B評価の中で一番高いところということだったんですけれども、A評価が出なければ、この委託を取りやめるという選択肢はなかったのか。やっぱりきちっとした水準を保障するということになれば、Bの高いところでいいだろうということにはならないと思う。そこのところの考え方だけ、最後、聞かせてください。 12 ◯放課後支援課長  それでは、最後に御質問いただいた評価に関する御質問でございます。  A評価に該当しなかったので、今回の委託を取りやめにしたらどうかという御提案でございますけれども、まず、そもそもこの指定管理者導入につきましては、昨年度来から具体的に各委員会でも御説明申し上げましたとおり、指定管理者の選定のあり方、それからどの施設を選定施設とするか、それからどのような形で選定基準を設けるかというような形で御説明してきたところでございます。その中で、結果といたしまして、A評価、B評価の中で最も高い評価を得た法人を指定管理者とするというような形で御説明、御報告してきたところでございますので、結果といたしまして、A評価が今回の件ではございませんでしたけれども、B評価の中でも点数が一番高い法人、こちらを指定管理者という形で選定させていただきたいというところでございます。  以上でございます。 13 ◯委員長  そえや委員、再々質終わったんですけれども、最後、お願いします。 14 ◯そえや良夫委員  いろいろ伺いましたが、賛成できないという態度表明だけさせていただきたいと思います。 15 ◯委員長  あとはよろしいですか。  それでは、お諮りいたします。既に反対の意見が出ておりますので、挙手により採決いたします。  お諮りいたします。本案について区長提案のとおり可決することに賛成の委員は挙手を願います。                (賛成者挙手) 16 ◯委員長  ありがとうございます。賛成多数であります。  よって、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨を議長宛て報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題2 議案第63号 江東区立小中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬                剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する                条例 17 ◯委員長  次に、議題2「議案第63号 江東区立小中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  理事者から説明を願います。 18 ◯庶務課長  それでは、私から、議案第63号の御説明をいたします。  本案は、国の政令であります公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償の基準を定める政令の一部を改正する政令、こちらが平成29年政令第58号ですが、その施行及び給与改定の実施に伴い、補償基礎額扶養加算額及び介護保障の限度額を改定するため、本区条例の一部を改正する必要があり、提出するものでございます。  それでは、資料2の新旧対照表をごらんください。  まず、第4条の補償基礎額ですけれども、こちら、公務上の災害により学校医等が死亡もしくは負傷した場合の補償基礎額の扶養に係る加算額を改めるものでございます。ちょっとわかりにくいのですが、全体としておおむね金額下がっている状況でございます。こちらは、本年4月、国家公務員の一般職の職員の給与に関する法律の一部改正により、扶養手当の支給額の改定が行われたためでございます。  次に、おめくりいただきまして、2ページの下のほうからでございますが、第12条の介護補償についてです。公務上の災害により常時または随時介護を要する状態となった場合において、実際に介護の費用を支出した場合における介護保障の限度額を改めるものでございます。こちらは金額が上がっております。  なお、3ページの下にありますように、平成29年4月1日からの適用となりますけれども、4条の補償基礎額扶養加算額については経過措置を定めております。  説明は以上です。よろしく御審議の上、御可決くださいますようにお願いいたします。 19 ◯委員長  本案について質疑を願います。 20 ◯そえや良夫委員  説明はわかりました。介護補償について引き上げることは、この時期、大事なことかと思いますけれども、一方で公務補償を引き下げるというのは、私はやっぱり問題だということで反対です。 21 ◯委員長  よろしいですか。  それでは、反対の意見が出ましたので、挙手により採決いたします。  お諮りいたします。本案について区長提案のとおり可決することに賛成の委員は挙手を願います。                (賛成者挙手) 22 ◯委員長  ありがとうございます。賛成多数であります。  よって、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨を議長宛て報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項5 江東区立図書館指定管理者制度導入に向けた検討状況につい            て 23 ◯委員長  続きまして、陳情の審査に入ります。  ここでお諮りいたします。  これから審査いたします図書館に関する陳情につきましては、報告事項5との関連が深いことから、ここで審査順序を変更し、まず報告事項5の報告を聴取し、その後に陳情審査に入りたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 24 ◯委員長  御異議ございませんので、報告事項5「江東区立図書館指定管理者制度導入に向けた検討状況について」を議題といたします。  理事者から説明を願います。 25 ◯江東図書館長  では、私から、まず報告事項5、指定管理者制度導入に向けた検討状況について御説明いたします。資料の7をごらんください。  6月の文教委員会で御報告したとおり、現在、教育委員会事務局内に検討組織として江東区立図書館指定管理者制度導入準備委員会を設置しております。検討事項である指定管理者対象館のグループ分け、月曜開館、開館時間の延長などに関しまして、既に準備委員会を2回開催し、各事項について具体的な検討を進めているところです。  3、検討内容をごらんください。各検討事項に沿って御説明いたします。  1点目の指定管理者のグループ分けですが、昨年度の整理した内容でもありますけれども、2グループに分けまして、指定管理者同士が切磋琢磨することでサービスアップを図れるような整理が必要となってございます。そこで、各館の来館者ですとか資料の貸し出し件数を分析し、ともに上位である豊洲、東陽を別グループとし、地域バランスから東陽と隣接する砂町を別グループとする考え方をベースに、現在、グループ分けの検討のほうを進めているというところでございます。  2点目の月曜開館については、指定管理者制度導入に伴うサービスアップの一つとして検討を進めており、本年10月から江東図書館で月2回の試行結果や利用者ニーズ等を踏まえた検討を進めております。  3点目の開館時間の延長については、平日と日曜・祝日に分けた検討が必要となっております。  まず、平日の開館時間延長ですが、現在、平日は20時まで開館しております。開館時間の延長に当たっては、利用状況や利便性、運営コスト等を踏まえた検討が必要であると考えており、全館ではなく拠点開館も視野に検討のほうを進めております。  また、日曜・祝日の開館時間の延長ですが、現在、日曜・祝日は17時までの開館となっており、開館時間の延長に当たっては、平日と同様に、利用状況等を踏まえた検討が必要であり、サービスアップに向け効果的な運営など、トータルに検討を進めているところでございます。  次に、4、利用者アンケート結果についてですが、昨年度に引き続き、図書館来館者を対象に実施し、2,254件の回答をいただいております。お手数ですが、別紙の平成29年度江東区立図書館利用者アンケート結果、こちらのほうをごらんいただければと思います。  経年推移を把握する必要性から、説明は昨年度と同様の内容で8問という形にしております。アンケートの結果としては、昨年度の結果と大きな違いはありませんけれども、こちらの一番後ろのページにあります問8の改善を希望するサービス、こちらのほうをごらんいただきたいと思います。  こちらは、改善を希望するサービスとして3つの選択肢を選んでいただいているというところです。ポイントとしては2点あります。まず1点目は、左から3番目の資料の充実です。昨年度は選択肢として図書とCD、DVDを分けておりましたけれども、今年度は選択肢を統一した結果、昨年度の64%から33%に大きく低下しているという状況です。2点目として、一番左の開館時間の延長ですけれども、今年度は火曜から土曜日と日曜から祝日の選択肢を分けて、より利用者のニーズの把握に努めたところでございます。資料の充実の選択肢を統一した影響もありますけれども、開館時間の延長は35%と大きく伸びております。内訳としまして、日曜・祝日の時間延長希望が23%、火曜日から土曜日の時間延長が12%となっております。また、開館時間延長の内訳ですけれども、グラフの右上にありますとおり、青線である平日、火曜日から土曜日は21時、赤線である日曜、祝日については20時が時間延長として最も高い要望があるという結果になっているところです。こうした利用者ニーズを踏まえながら、開館時間延長の検討を進めてまいります。  また、今後のスケジュールとしましては、さらに検討を進めまして、12月の文教委員会指定管理者制度導入準備に向けた検討結果の案という形で御説明のほうを予定しております。  なお、6月の文教委員会でお問い合わせのありました司書資格数の推移等について、この場をおかりしてお答えさせていただきたいと思います。  図書館の窓口業務委託化前であります平成12年度の司書補を含めました司書資格者数は、区職員で22名で、資格の保有率が16.8%でありましたけれども、現在、平成29年度の司書資格者は、区職員が13人、委託スタッフが79人のトータル92人で、資格保有率は37.4%となっており、窓口業務の委託化によりまして、司書資格者は大幅に増加しまして、専門性が向上しているという状況でございます。  また、ここ数年の推移でも、司書資格者数は29年度とほぼ同様の数値となっております。  簡単ですが、私からの説明は以上です。 26 ◯委員長  本件に関する不明な点の質疑につきましては、この後の陳情審査の際、あわせてお願いいたします。  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題3 27陳情第6号 江東区立図書館の休館日の削減についての陳情                 (継) 27 ◯委員長  次に、議題3「27陳情第6号」を議題といたします。  理事者から説明を願います。 28 ◯江東図書館長  私から、議題3、27陳情第6号、江東区立図書館の休館日の削減についての陳情について御説明いたします。
     本陳情の趣旨といたしましては、図書館の休館日を月1日に削減すべきとの内容となっております。  先ほどの報告事項5の区立図書館の指定管理者制度導入に向けた検討状況においてで御説明させていただいたとおり、月曜開館につきましては、指定管理者制度導入に伴うサービスアップの一つとして検討を進めております。現在、今年の10月から江東図書館での月2回の試行結果ですとか、利用者ニーズ等を踏まえた具体的な検討を進めていきたいというように考えてございます。  私からは以上です。 29 ◯委員長  本件について、報告事項5とあわせて質疑を願います。 30 ◯そえや良夫委員  二、三質問させていただきたいと思うんですが、指定管理者についてのいろいろ検討を進めているということなんですが、これについて、グループ分けというものがあります。それで、図書館のあり方検討のまとめというところの中には、指定管理をすると施設に職員が常駐しないと。そのために、各施設の施設状況の把握が、希薄、弱くなる。それから、サービスに格差が出ると。そんなふうなことも指摘をされています。  それを、幾つかのグループに分けて企業に委託をするということになると、施設ごとの格差というのはもっとひどくなるのではないかと。あるいは、施設の状況の把握がさらに困難になるのではないかのと。その辺のところをどういうふうに検討されたのか、まず伺いたいなというふうに思います。  それから、窓口業務委託で、職員が、検討の中で、窓口業務委託を今やっていますけれども、そのことで利用者や地域ニーズを踏まえた図書館サービスが後退していると。図書館サービスの立案提供で不足していると。そんなふうな評価もしていますけども、今度、丸ごと委託したら、指定管理とはそういうことですから、それがもっと落ちることにならないかという心配があるんですが、そこのところは、どういうふうなことになっているのかというふうに伺いたいなと思います。 31 ◯江東図書館長  まず、1点目のグループ分けをすることによって施設状況だとか把握が困難になるのではないかという部分でございますけれども、確かにほかの自治体さんのほうに幾つか視察させていただいて、状況のほうを確認させていただいていますけれども、確かに職員が常駐しないという部分で施設の状況というのはなかなか見えづらくなってくるという話は聞いてはいますけれども、実際、他の自治体、どういうふうにやっているかといいますと、実際、職員が既に自分のいる館だけではなくて、指定管理者館のほうに随時視察なり訪問することで、施設の状況及びサービス状況についてもきちんと把握して、必要があればきちんとチェック、指導していくという形で適切な運営をしているという形を伺っておりますので、本区においても同じような形できちんとやっていきたいというふうに考えているというところでございます。  あと、グループ分けによってサービス内容の格差という部分もありますけれども、逆に、グループに分けて切磋琢磨することによって区民サービスが向上するという部分がありますので、それを踏まえて、各社同士、切磋琢磨してサービスアップを図るというとともに、区のほうも指定管理を入れない館、江東、深川は入れませんので、そちらについても負けないように、職員の中できちんとサービスアップを図っていきたいというふうに考えてございます。  2点目の、簡単に言っちゃうと、職員のレベルが、立案能力がダウンしてしまうんじゃないかという部分がありますけれども、こちらも、逆に指定管理者のそういったノウハウをうまく活用することによってサービスアップを図るとともに、逆に指定管理者がやっているサービス内容を我々区職員のほうがうまく取り入れて、逆にそちらのノウハウをうまく活用しながら、区の持っている、逆に今までの経験だとか知識を活用して、区のほうができるサービスをきちんとやっていくという形でサービスアップのほうを図っていきたいと。そうすることによって、区全体の図書館としてのサービスアップが可能になってくるというふうに考えているところでございます。  以上です。 32 ◯そえや良夫委員  利用者の要求というか、要望に応えて、開館時間だとかそういうのはある程度必要だというふうに思いますけれども、そのことによって、直営をやめて、それで区みずからがやったこの検討のまとめでさまざまな問題があるということをさらに、この委託でもっとひどくなるんじゃないかと、そういう心配事をやっていいのかどうかと。私、そういう懸念を持っているんですけれども、グループ分けすることによって切磋琢磨するんだというふうにありますけれども、別な事業所同士がどうやって切磋琢磨するのか、具体的にどんなふうになるんですかというのが1つ心配なんです。  それから、今の民間委託でさえ、いろいろ問題がある。図書館のまとめをやっているわけですよ、さっき言ったように。利用者や地域ニーズを踏まえた図書館サービスの立案提供、情報発信の不足が、今問題だと言っているわけですよ。だったら、この城東、深川は強化をするということであれば、全面的に直営にしてやるのかどうか。そこのところはどうなんですか。 33 ◯江東図書館長  まず、最初にありました、指定管理でやることによって問題がひどくなるんじゃないかというところですけれども、現時点では、昨年度のまとめにもありましたとおり、我々としてはそういった問題点があるというのを認識した上で、どういった形で問題を解決していくのかという部分で、具体的にこちらのまとめの、昨年度のあり方検討の中でも整理をさせていただいていますので、指定管理導入に向けて、その辺を、問題点をクリアできるように、きちんと我々としては対応しているというところでございます。  あと、別々の指定管理者、グループ分けによってどうやって切磋琢磨していくんだという部分ですけれども、こちらについては、当然、各事業者が勝手にやるということは当然ありませんので、区のほうで具体的に各事業者、各図書館がどういったサービスをやっていくんだというのを事前に把握した上で、全体調整した上で、区全体のサービスアップのほうを図っていくという形になりますので、こちらについては、具体的に打ち合わせ等を、そちらのほうで全体的な把握を努めながら、各社のメリットをうまく出していくという形を考えているというところでございます。  今現在の窓口委託の中でも問題点が発生しているのではないかという部分はありますけれども、先ほど言ったとおり、そういった問題点があること自体は、我々、否定しておりませんので、そういった問題点を解決して、今現在、十分にサービス提供できていないという部分を、指定管理者導入することによって区民サービスの向上につなげていくという形を考えているというところでございます。  以上です。 34 ◯そえや良夫委員  長々とやると怒られちゃうかもしれない。城東、深川というのは、全面的に直営にするんですか。それとも、今でも問題あるんだというふうに、このまとめの中で記載がある窓口業務はそのまんまなんですかと、ここのところは答えていないので、ぜひきちっとお答えいただきたいなというふうに思いますが、各館ごとに打ち合わせというふうに言いますけれども、指定管理ですから、勝手にそこの現場の職員を連れてきて聞くわけにいかないですね。当然、請け負ったというか、指定管理を受けた事業所の代表が来て、区の職員と打ち合わせをすると、こういうことになるのかなというふうに思いますけれども、そうすると、本来、図書館の機能をどう強化するかというと、司書が、やっぱりそこに常駐をして、その司書が利用者といろいろやりとりする中で、その経験を積み上げながらつくり上げていくものだと。大体、こういうふうな評価があるんですけれども、そのことでも大幅に後退するのではないかなと。図書館の業務のあり方が、こういったそういう心配を私はしているんです。そこのところの、打ち合わせしますとかいろいろあるんだけど、どういうふうに解決したかのところが、まとめを見ても書いていない。一足飛びに、指定管理になればただ大丈夫ですと、これだけの話なの。中身が飛んじゃっているの。今ありましたから、ちょっとそこのところ答えていただけませんか。それと、直営のところ、どうするのか。 35 ◯江東図書館長  では、まず1点目の深川と江東という部分かと思いますけれども、この2館についてどうするんだというところですが、こちらについては指定管理は導入はしませんけれども、今現在、窓口業務委託はしていますので、そちらについては、窓口業務の委託は引き続き行っていくという形を考えてございます。  2点目の指定管理者の部分のお話がありましたけれども、司書がというお話ありましたが、我々は、図書館サービスというのは司書だけでは図書館サービスは十分成り立たないと思ってございます。当然、司書は司書で専門性を持ったサービス提供をしていただきますけれども、それ以外に、地域の方とのコーディネートだとか、いろいろなものを企画する発案力、アイデア力という部分も当然必要な部分だと思いますので、そういった部分トータルで考えていきますので、司書さんと、それ以外の司書資格を持っていない職員あわせたトータルでサービスアップを図っていきたいと思ってございます。  以上です。 36 ◯委員長  よろしいですか。  それでは、本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 37 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題4 28陳情第73号 私立学童クラブ職員の処遇改善を求める陳情                 (継)     ◎議題8 29陳情第41号 こどもが伸び伸び、保護者が安心できるように、                 江東きっずクラブ、学童保育の改善を求める陳情                 (継) 38 ◯委員長  ここでお諮りいたします。  議題4及び8の2件につきましては、ともに関連する陳情ですので、これを一括議題といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 39 ◯委員長  御異議ございませんので、議題4「28陳情第73号」及び議題8「29陳情第41号」の2件を一括議題といたします。  なお、29陳情第41号につきましては、追加署名簿が提出されておりますので、事務局より報告いたさせます。                (事務局報告) 40 ◯委員長  それでは、理事者から一括説明を願います。 41 ◯放課後支援課長  それでは、私からは、28陳情第73号及び29陳情第41号の状況について御説明いたします。  まず、現状でございます。先日でございますけれども、陳情者でございます江東区学童保育連絡協議会の平野会長さん、それからそのほか私立学童クラブに御勤務される職員の方、それから保護者の方などと意見交換等をしたところでございます。  現時点では、その意見交換の内容に基づきまして、その状況について関係機関、それから関係部署と実際連携して協議等々、相談等々図っているところでございます。  次に、これは先日の本委員会の件でございますけれども、私立学童クラブに対する補助金の算定の基礎の一部となります学校休業日の日数、こちらの実態についての御質問をいただきまして、この内容については本委員会で御説明することになってございましたので、改めて御説明させていただきたいと存じます。  この学校休業日でございますけれども、これは学童クラブの事業におきましては、夏休み等の長期休業期間、それから運動会などの振りかえ休日のうち、平日のことを指すものでございますけれども、このような休業日につきましては、学校が授業を行っておりません、開いてございませんので、就労家庭の多くは育成に欠ける状態というようになっているところでございます。そのため、この期間につきましては、通常の平日に加えまして別途事業を行うために臨時職員を雇用していただいているところでございますけれども、区といたしましては、その額の一部について補助を行っているというところが、この補助の仕組みというところでございます。  そこで、区といたしましては、この期間につきましては、区の区立小学校、こちらを勘案いたしまして、期間を45日というふうに算定し、これを交付基準としているところでございますけれども、この日数につきましては、考え方として大別すると2つございます。まず1つ目でございますけれども、これは江東区の学校の管理運営規則に基づきまして、区立の全小学校統一的に定められている休業日でございます。具体的に申し上げますと、春休み、夏休み、夏季休業日等々、それから年末年始である冬季休業日、そして都民の日と、それから各学校の開校記念日でございまして、このうち、学校で学童クラブを実施しているのは、土日を除算した日数が該当するものでございますけれども、これは1つ目の基礎として年間40日ございます。2つ目が、これは各小学校それぞれのスケジュール等々に基づきまして行っている運動会や学芸会、展覧会、こういったような各種行事を土曜、または日曜日に行った場合の振りかえ休日でございます。この2つ目につきましては、実施しない学校もあったりとか、また平日のみのスケジュールで対応しているところもございますので、振りかえ休日を設けていない学校もあるなど、さまざまな状況があるというようなところでございまして、これらにつきましては、多い学校では年間5日程度、それから少ない学校で3日程度というところでございまして、これを全45小学校で見た場合、おおむね3日から5日ぐらいのスケジュールなのかなというような形で学校のほうで組んでいるというところでございます。  そのため、この2つの基礎を合計いたしまして、おおむね45日を学童クラブ事業における学校休業日の実態というふうに見なしまして、要綱の基準と定めているところでございますが、一方で、陳情における50日以上という御意見につきましては、私立学童クラブにおいて育成している児童というのは、私立学校に通われている児童を多数育成されているというところでございますので、そういったような場合ですと、区の規則で定める休業日、例えば夏、春、こういった休みの期間が、区立小学校よりも長く、そのために区の基準で算出した日数以上の実態があるというような形で御要望いただいているというところでございます。  また、それから、区立学校に当然通学される児童も多数ございますけれども、複数の小学校から通われているというような児童も多数いらっしゃいますので、その分、運動会ですとか学校ごとに異なるスケジュール、これに基づいて振りかえ休日が複数あるというようなこともございますので、そういったようなことで要綱上、基準と見なしている45日を超えている日数、これを私立学童クラブさんにおきましては平日開所しているというような実態があるところでございます。  ちょっと長くなりましたが、以上でございます。 42 ◯委員長  それでは、本件について一括質疑を願います。 43 ◯そえや良夫委員  まず、今、振りかえ休日というか、日数をふやしてくれというところでの説明が丁寧にいただきましたので、そこのところから伺いたいと思いますが、最後のところ、区立の学校でも複数の小学校から、この私立の学童クラブにはこどもたちが来ているということで、当然、ずれれば、その分のところが、私立の学童クラブとしては開所日数が増えてくるということを、今、そういう説明がありました。  それで、前回の定例会のときには、そういったことも含めて実態を調べるというふうに、議事録見て載っているんですが、具体的に、何日ぐらい今の45日よりオーバーしてやっているのか、そこのところは調べていただいたんでしょうかという話なんです。  区立の場合、きっずクラブだと3日から5日だということなんですが、私立の学童は、2つの学校がかぶさってずれてくれば、それでもう7日とか8日とか、最大10日ぐらいは普通に延びちゃうのかなというふうに私は思うんですね。その中で、あと5日ふやしてくれれば何とかということですから、ここのところは、やっぱりきちっと調べて実態に見合ったやつを対応してほしいなと思うんですが、そこのところの調査ですね、どうなったのか、ひとつ教えてほしいなというふうに思います。  それからあと、私立学童の人件費の補助の部分なんですが、臨時職員の時給が最低賃金ぎりぎりのところでなっていて、10月に改定されるとダウンすると。最賃基準よりも下回ると、こういう事態で、これを解決してほしいという要望かと思うんです、この陳情のもう1つ。  区立で足りない部分、あるいは親の要望で、いろんな要望があって、それを補っている部分というのが、私立学童、やっぱり果たしていると思うんですね。そういう意味でいうと、一部補完をしていると、そういう形で運営されていると思うんです。そういうところの臨時職員の時給が最低賃金ラインぎりぎりで、改定されるとマイナスになっちゃうと、これがいかがなものかと。少なくとも、10月に改定があり、4月の決められた学童は必ずずれが出てくるわけですから、今、この要望にあるとおり、今年、どういう水準までいくかわかりませんけども、少なくとも、とりあえずは1,000円にという、ここは応えるべきかなと。今は、大体コンビニや何か見ていて、求人なんか見ていましても、1,000円というところはあんまりないですよね。最低1,000円で、そこを超えたところで設定されているかと思うんですが、やっぱり学童の指導員の方、退職された後であっても、保育士の免許を持ったりいろんな方がやられています。そういう点から見ても、やっぱり現場の皆さんの苦労に応えるためにも、少なくとも最低時給1,000円というのは、今時点でも必要じゃないのかなというふうに思いますので、そこの考え方ですね、お願いしたいと思います。 44 ◯放課後支援課長  それでは、まず最初に、学校休業日の実態についての御質問でございます。  まず、今現在、運営している私立学童クラブは3クラブございまして、こちらにつきましては、本年度補助金の請求に当たって、予定している休業日というのを申請いただいているところでございます。まず、あるクラブにつきましては54日の休業日があると。それから、そのほか、46日、44日というような形で、今年度当初、申請をいただいているところでございます。  それから次に、人件費の関係でございますけれども、最低賃金等々の絡みで1,000円というような賃金が必要ではないかというような御質問でございますけれども、こちらにつきましては、当然、これは国等々、東京都等々の動向を踏まえた上で判断するものでございまして、現時点では、その推移を見守っているということでございます。これにつきましては、幾らが妥当なのかということにつきましてはなかなか難しいものがございますけれども、これは前回の御質問でも、学童クラブの処遇というような中での答弁で申し上げましたところでございますけれども、それぞれのクラブにおきまして支給している賃金の一部を補助するというのが、区の基本的な考え方でございますので、その内容に基づいた形で時給は判断していきたいなというように考えているところでございます。  以上でございます。 45 ◯そえや良夫委員  休業日についてはわかりました。54日のところもあれば44日のところもあるということであれば、一律ではなくて、やっぱりそこのクラブの運営状況を踏まえて、その日数はきちっと保障すると、最低そこはお願いしたいなと思うんです。  それから、賃金については、国の動向、その他を見てということなんですが、少なくとも最低賃金を下回らないような、今までもそういうふうにやっていただいていますから、4月に改定ということで、そういう対応をしていただいておりますので、ぜひその点では、10月改定になったその後に、区の補助の実態が最低賃金以下というふうにならないように、速やかな改定をするとか、少なくとも、それぐらいの対応はぜひやってほしいなと、私は思います。ぜひ、その辺の検討をお願いしておきたいと思います。  以上です。 46 ◯山本香代子委員  振りかえ休日等々の45日の話なんですけど、私も、この件に関しては、その学童、学童の実態に合わせて、45日と決めないで、当然54日、振りかえ等々で必要なところであれば、そこは弾力的に、実態に合わせて変えてほしいなというのはあります。意見として。  質問のほうは、B登録の希望者で、どうしてもB登録がいっぱいでA登録になる話というのは、前も今も、かなりそういう話を聞くんですね。それで、あともう1つは、1年から3年生までB登録ありますけど、3年生でも通いたいんだけども、1年生の子がいっぱいで、ちょっと遠慮しなきゃいけないような雰囲気、そういったものがあるということなんだけれども、それをどのように認識していますでしょうか。 47 ◯放課後支援課長  それでは、2点の御質問でございますけれども、まず、B登録を希望されていながらも、やむなく定員の関係でAに通っているというような児童でございますけれども、実際に山本(香)委員御指摘のとおり、実態といたしましては、やはり保留という形で御申請をいただいているところでございまして、そのうちの対応というのは、やむなくAに変えているというような実態がございます。  ですので、この部分につきましては、単純に学童クラブの定員の仕組みということもございますけれども、やはり区の児童の数、それから学校の収容対策等々の絡みもございまして、なかなか一朝一夕に解決する、お答えできる部分は難しい部分があるとは思ってございますけれども、実態として保留があるというようなことを区といたしましてはきちんと真摯に受けとめた上で、どのようにBに入れないお子さん、保護者の方に対して、どのような逆の代替の手当があるかどうか。こういったようなことを学童クラブ等の関係も含めまして、あと私立学童クラブのほうに御尽力いただいているところもございますので、そういったようなところとうまく連携をした上で、解消に向かっていければいいのかなというように考えてございます。  実際に今、乳幼児の数も増加しているところでございますので、この数が2年後、3年後、これがB登録等々に跳ね返っていくことは、これは明白な事実でございますので、速やかな対応ということについて、まずは教育委員会で共通認識をした上で、それから全庁的な対応も含めて考えていく必要があるのかなと。まず、現状としては、今、そういう状況でございます。  それから、3年生が遠慮する、遠慮というか辞退せざるを得ないというところがございますけれども、やはりどうしても一定程度の定員の枠をやむなく設定させていただく事案がございます。その中で、育成にかける指数というものを、より杓子定規にはなってしまいますけれども、やはり明確な基準として当てはめさせていただくというのは必要なのかなと思っているところでございます。これにつきましては、先ほどちょっと申し上げましたきっずクラブの定員も、B登録の定員ともちょっと絡みもございますので、複合的な要素といたしまして、低学年よりも中学年が入りづらい、このような課題について、どのように対応していくか、こういったようなことも検討していく必要が当然出てくるのかなと思っているところでございます。今現在としては、そのような状況でございます。 48 ◯山本香代子委員  担当課長さん、十分この現状を認識していらっしゃるということで、そこで、今、私立学童、4つあったところが3つになって、当然、エリア的にいっぱい、要はB登録にいきたいということでいけなくてA登録、この上、またなおかつふえていく可能性があるところに関しては、当然、今、各小学校に江東きっずクラブをつくって、それが全体的に広がったというのはとてもいいことなんだけど、必要に応じて、地域によっては私立学童をそのエリアにふやしていかなきゃいけないというような可能性を私は感じているんだけども、ある一方では、私立学童、4園あったところが、江東きっずクラブが充実して、そこは廃止になったんだけども、その辺の考え方はどのようにお考えでしょうか。 49 ◯放課後支援課長  それでは、私立学童クラブの増加等々も含めた形での考え方でございますけれども、山本(香)委員御指摘のとおり、いわゆるエリアによってはどうしても区の学童クラブに対する定員等の関係で保留が出ているというような事態がございます。そういったようなところにつきまして、私立学童クラブさんのほうも、例えば財政的な負担もございますけれども、逆に自分たちのパワーで何とかしたいというような御意見もございましたら、区といたしましては、関係機関と協議の上で、やはりきちんと応援できるような体制がとれればいいかなというように考えているところでございます。  そういった意味で、今後、想定され得るエリアというのも当然ございますけれども、そういったところに対する私立学童クラブの新しい新設ですとか、そういったようなことにつきましては、これはいわゆる一つの公の施設に近いような施設の設置でございますので、いろいろハードル等々ございますけれども、関係機関、関係部署との調整、連携を図りながら、ぜひとも検討していきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 50 ◯委員長  本件は一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 51 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は一括継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項3 待機児童解消緊急対策に向けた幼稚園の対応について 52 ◯委員長  ここでお諮りいたします。  これから審査いたします陳情につきましては、報告事項3との関連が深いことから、ここで審査順序を変更し、まず、報告事項3の報告を聴取し、その後に陳情審査に入りたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 53 ◯委員長  御異議ございませんので、報告事項3「待機児童解消緊急対策に向けた幼稚園の対応について」を議題といたします。  理事者から報告を願います。 54 ◯学務課長  それでは、待機児童解消緊急対策に向けた幼稚園の対応について御説明いたします。資料5をごらんください。  平成29年5月に、本区の待機児童解消のために江東区待機児童緊急対策本部が設置されました。対策本部の検討項目の1つに幼稚園の連携がございますので、報告するものです。  まず、1、待機児童解消緊急対策本部ですが、こちらは対策本部の委員でございます。副区長を本部長及び副本部長とし、待機児童解消に向け、関係部署の部長級で構成されております。また、本部に関係所管課長からなる調査検討部会を設置しています。  2の緊急対策本部における検討項目でございます。一番下の四角の枠で囲ってある部分ですが、幼稚園との連携のところが教育委員会として対応する部分とされております。幼稚園とどのように連携させるかといいますと、こども未来部で来年度から検討しております地域型保育事業というものがございます。この中の小規模保育事業はゼロ歳から2歳までの幼児を預かるもので、そうしますと、3歳からの連携園が必要となってまいります。その受け皿として幼稚園が考えられないかといったことが求められております。  3、検討項目の対応状況でございます。かねてから、区立幼稚園のあり方については検討を重ねておりますが、待機児童解消に向けた今回の幼稚園の連携についても、あわせて検討する必要がございます。これまで4歳からの幼児教育を行っている区立幼稚園が3歳保育及び預かり保育や区立幼稚園の認定こども園への移行並びに適正配置の実現をするために、現在、私立幼稚園、区立幼稚園と意見交換を重ねております。私立幼稚園との意見交換の中での主な意見としては、区立幼稚園が3歳児保育を始めることに対して私立幼稚園と競合するという心配をされているのが一番大きいものであると思います。また、20園を残してきた理由は何か、適正配置を先にするべきではないのかといった御意見もいただきました。  これまで、私立幼稚園は、区立幼稚園とのすみ分けをして、経営を維持していくために3歳児保育を今日まで頑張ってきたという自負がございます。こういったことからも、今後、区が3歳児保育や預かり保育、認定こども園等を実施していくためには、競合面での配慮をしながら十分に検討していく必要があると認識しております。  報告は以上です。 55 ◯委員長  本件に関する不明な点の質疑につきましては、この後の陳情審査の際、あわせてお願いいたします。  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題5 28陳情第75号 区立幼稚園の延長保育時間拡大に関する陳情                 (継)     ◎議題6 28陳情第76号の2 幼保連携促進に関する陳情(継) 56 ◯委員長  次に、議題5及び6の2件につきましては、ともに関連する陳情ですので、これを一括議題といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 57 ◯委員長  御異議ございませんので、議題5「28陳情第75号」及び議題6「28陳情第76号の2」の2件を一括議題といたします。  理事者から一括説明を願います。 58 ◯学務課長  28陳情第75号、区立幼稚園の延長保育時間拡大に関する陳情及び28陳情第76号の2、幼保連携促進に関する陳情でございます。  前回からの動きでございますが、先ほど報告事項3で御報告いたしましたが、待機児童解消を全庁で取り組むための待機児童解消緊急対策本部会議が開催され、3歳からの受け皿としての機能を区立幼稚園が果たせないかといった議論がされております。3歳児からの保育や夕方までの待機児童解消のための預かり保育は、現在、区立幼稚園では行っておりませんが、3歳保育と預かり保育を合わせた形での実現に向けて現在検討中でございます。また、区立幼稚園の認定こども園への転換につきましてもあわせて検討しているところです。  以上でございます。
    59 ◯委員長  本件について、報告事項3と合わせて質疑を願います。 60 ◯そえや良夫委員  預かり保育とか延長とかという話がありましたけれども、一方で、幼稚園がそもそも足りなくて幼稚園をつくってほしいとか、そういうのは豊洲とかあちらのほうでもあろうかと思います。それで、単純にそんなふうにはいかないと思うんですけど、幼稚園の申し込み状況というのはどんなことになっているのか。必ずしも、保育ができるけども、しかし同時に学校前に集団的な場所でこどもの教育というか、そういうのが必要だというふうには、幼稚園、こういうのも当然あると思うんです。そこら辺の状況です。ちょっと説明いただければと思います。 61 ◯学務課長  それぞれの定員が保育室数掛ける35人ということで、20園合わせますと3,360人の定員となりますけれども、現在の園児数は1,565名ということで、定員は46.6%といった状況になっております。豊洲幼稚園に関しましては、定員数が280名のところ、現在、207名の園児が通われている状況となっております。  以上です。 62 ◯委員長  よろしいですか。 63 ◯鈴木綾子委員  待機児童解消対策に向けた幼稚園の活用ということで、こちらについては、一般質問のほうでも何度か質問させていただいたことがありますので、そういった検討がなされるということは歓迎をいたします。  その上で、ちょっと幾つか質問をさせていただきたいんですけれども、1点目としましては、幼稚園の3年化ということなんですけれども、現状の幼稚園の規模ですとか定員の状況とかで、できる幼稚園とできない幼稚園というのが区内の中でも存在すると思うんですけれども、現状、今、20園ある中で、どのぐらいができそうだというふうに考えていらっしゃるのかというところが1つと、あとは今回の幼稚園のあり方を検討する中で、私立保育園との関係が非常に難しいということで協議を重ねてくるというところなんですけれども、例えば3年保育化とか延長ということをやる中で、かなりの交渉なんかも非常に御苦労されるのかなと思うんですけれども、そういったもので時間的にある程度かかるのかなと思っているんですけれども、区としては、めど的には、大体幼稚園での3歳児保育だったりとか預かり保育というものが、時期的にはどのぐらいに、まず、試行とかでもできそうなのかというふうなところを、考えていることがあればお聞かせいただければと思います。 64 ◯学務課長  3年保育の現状の規模でどのぐらいできるのかといったことですけれども、3年保育となりますと、今、4歳、5歳の2年保育なんですけれども、3歳児を2クラスぐらいふえるということになりますと、今使っていない教室がある幼稚園になりますので、2クラスずつとなりますと、大体6クラスある幼稚園が可能性があるというふうに考えております。  ただ、私立幼稚園との関係ですとか、あと待機児童の発生しているところを優先させるかどうかといった総合的な問題もありますので、現状としては、可能性的には6クラスあるところを考えております。  あと、めどということなんですけれども、現在、私立幼稚園との交渉というか、意見交換を行っているところなんですけれども、教育委員会としてのどうしていくかという方針は、ある程度まとめてあります。今後は、行財政改革のメニューの一つにも挙げられておりますので、全庁的にオーソライズしていくということになりますので、今年度、できればオーソライズ、決定をしていきたいというふうに考えております。  ただ、3歳児保育を現実的に始めるとなりますと、改修等もある場合もございますので、オーソライズしたらすぐできるといったものでもないと思いますし、今、在園している方の周知も必要となっておりますので、その点も考慮しながら考えていきたいと思います。 65 ◯鈴木綾子委員  ありがとうございます。さまざま交渉ですとか、さまざまな検討課題があるかと思いますけれども、しっかりと考えていただいて、ぜひ導入が早めに図られるように要望させていただきます。  以上です。 66 ◯山本香代子委員  あまり時間がないですよね、実際これって。というのは、来年の4月、小規模保育、ゼロ歳、1歳、2歳を預かる定員19名の保育がスタートするということなので、そうすると、やっぱりなるべく、御苦労があるのは十分わかりますけれども、そんなに時間がないんじゃないかというふうに私は認識しております。  先ほど、今、区立幼稚園の今の施設、クラスをふやすことができるのか、また私立幼稚園との競合しないようにという、その2つの大きな柱は、ある程度絞り込まれているんだと私は認識しているんですけれども、そういった意味では、あんまり時間がないという、その辺は担当課長としてどうお考えでしょう。 67 ◯学務課長  小規模保育事業なんですけれども、来年度、30年4月から開始するということで、ゼロから2歳が入りますから、2歳児が入った場合は、31年4月にもう3歳児として預かり保育をしてもらうところが必要となっております。そういった意味からも、急がなければいけないということは十分認識しております。  また、認定こども園化につきましては、今、在園児の方が入っている途中で幼稚園が認定こども園に変わってしまうということは周知をしておりませんので、認定こども園に関しては、今の在園児が卒園したときからが一番近いというふうに考えております。  以上です。 68 ◯吉田要委員  まさに今当事者で、2歳児枠のこどもが3月卒園すると、保育園入り直ししなくちゃいけない状況で、今、やはり私立幼稚園の延長保育やってくれているところをいろいろ見学していると、保育園に入れなかった場合に、先に入園金などを納めなければいけないとか、そういうような経済的な課題も多く出てまいります。  一番お金の問題もそうなんですが、母親の立場で心配をしているのが、長期休暇の場合を心配しているんですが、今、現状、教育委員会として、この長期休暇をどういうふうにクリアしようと考えているのかお聞きしたいです。 69 ◯学務課長  育児休業のことだと思いますけれども、育児休業明けで、確かに入る保育園がないということで、また再度育児休業を延長するといった事態も起きているかと思います。  そういった面からも、今、国で、2歳児の幼稚園、2歳児から預かっていけばどうだという方針も出されておりますけれども、今現在、区立は4歳からですので、まず3歳を初めに開始したいということと、なるべく待機児童を解消するような取り組みを教育委員会としてしなければならないという責任は感じております。 70 ◯吉田要委員  ありがとうございます。やはり、新設の保育園の新園を見ると、どうしてもゼロ、1、2は埋まるんだけれど、当然新園だから4、5歳の枠というのに空き定員が出たりするというような、少しもったいないような現状も出てきたりしておりますが、今、山本(香)委員にもありましたように、本当にゼロ、1、2が深刻な状態ですので、この検討の時間というのをあまり長々とっていても解決しない問題だと思いますので、ここはぜひスピーディーに検討を進めていただくよう要望いたします。 71 ◯委員長  あとはよろしいですか。  それでは、本件は一括継続審査といたしたいと存じますが御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 72 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は一括継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題7 28陳情第89号 子育て支援の一環として小中学校給食費への助成                 を求める陳情(継) 73 ◯委員長  次に、議題7「28陳情第89号」を議題といたします。  理事者から説明を願います。 74 ◯学務課長  28陳情第89号、子育て支援の一環として小中学校給食費への助成を求める陳情でございます。  文科省は、今回、独自に給食費を無償化する自治体がふえていることから、先進自治体の実態等を調べて今年度中に結果をまとめ、成果や課題をつかんで、国としての支援策の検討に生かすということを、現在、方向性として示しております。  具体的な調査の中身なんですけれども、全市町村を対象に無償化の有無を確認し、無償化している自治体については、その制度の枠組みや実施校、校数、予算額、実現に至った経緯等を把握するとしております。また、給食費の無償化が、児童・生徒や保護者、学校にとってどのようなメリットがあるかも検証していくといっています。  家計の負担軽減だけではなく、給食費の徴収業務がなくなり、教職員の負担が減ったり、人口減少に悩む自治体で子育て世帯の移住、定住につながったりする効果の見える化を目指し、またこの調査結果を踏まえ、自治体に先進事例を紹介するほか、どのような支援が考えられるかを検討するための材料としたいという考えを示しています。  本区としましては、この国の調査を踏まえまして、今後も動向を注視してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 75 ◯委員長  本件について質疑を願います。              (「なし」と呼ぶ者あり) 76 ◯委員長  それでは、本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 77 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項1 江東区立有明西学園の開校準備状況について 78 ◯委員長  続きまして、報告事項に入ります。  報告事項1「江東区立有明西学園の開校準備状況について」を議題といたします。  理事者から報告を願います。 79 ◯庶務課長  それでは、資料3をごらんください。  有明西学園につきましては、昨年度、小中一環教育を導入するその開校に向けた考え方をまとめた後、昨年度中から事務局全体の開校準備調整会議を設置しまして、準備を進めてまいりました。  現段階での準備状況を御報告いたします。  資料の1番、開校までの今後のスケジュールです。来週18日に学校説明会を有明小学校の体育館で行います。そして、来年2月23日に竣工視察の後、2月下旬に入学説明会を行って、3月中に備品などを入れ、4月に入学式を迎えます。  2番、工事の進捗状況です。そちらの8月下旬の写真を載せております。昨年の4月に着工しまして、今年の8月末時点で進捗率は約70%でございます。  1枚おめくりいただきまして、3番、学校コンセプトでございます。指導室においてPTを組みまして、コンセプトの検討を行い、小中一貫教育の特色が前面に出る形で設定をいたしました。  その四角の中ですけれども、9年間の一貫教育でこどもたちの生きる力を確かに育みます。Ari-nishi Familyということで、そちらの文書、ちょっと概略を申し上げますと、1年生から9年生までのこどもたちが主体的に学び合い、育ち合い、そして学校、家庭、地域社会の大人が連携してこどもたちの育ちを支える。有明西学園が地域コミュニティの中心として、かかわる皆さんも一緒に育ち合っていける社会に開かれた学校を目指すという内容でございます。  詳細は、最後の別紙として毎年配布しております学校ガイド、今年度も既に配布をしておりますが、その学校ガイドに掲載した内容を載せておりますので、後ほど御参照ください。  次に、4番、標準服の検討状況でございます。事務局内の関係課長に、有明小中の校長先生も加わっていただきまして検討しております。ちょっと予定を早めまして、保護者アンケートも実施中ですけれども、小学校段階も中学校段階も標準服を指定するということを考えております。  次に、5番、通学路の検討状況です。湾岸警察署とともに現地調査を行い、通学路の検討をいたしました。また、通称ストップさんの配置場所の検討や委託の準備を行っております。基本は、各小学校2カ所なんですけれども、この地域は交通量が今でも多く、今後もオリンピック・パラリンピックに向けて増えることを考慮しまして、ストップさんは通常より多く配置する予定でおります。  それから6番、学校の運営体制です。人事配置としては、校長1名、副校長3名となる予定です。学校事務職員は、小学校段階である前期課程、中学校段階である後期課程、それぞれに1名となる予定です。それから、施設管理につきましては、有明小中と同様、学校用務の委託に施設管理も含めて委託をすることとしております。  続きまして、7番、開校時のクラス規模想定でございます。本年6月に保護者アンケートを実施して、その時点での転校の意向を伺いました。新校の学区域となります児童・生徒は、在校生はもとの学校に残るか新校に移るか選ぶことができますので、その意向を伺ったものでございます。  上のほうの表が回答別の人数で、一番右のほうを見ていただきますと、対象者771人中転校を希望するが411人となっております。未回答には検討中というのも含みます。この転校希望の学年の内訳を示したものが下の表でございます。そして、一番下のアンケート対象外の新1年生も加えますと、開校時には少なくとも前後期合わせて540人、18クラスの規模となる予定でございます。  なお、表の下の注1にございますように、豊洲六丁目が後期課程の学区域であることから、小中一貫教育の特性を生かせるように、この区域で前期課程から有明西学園に通いたい児童は30年度に限り全ての学年で有明西への転校を認めることとしております。  今後は、11月上旬締め切りの学校選択で正式な希望をいただきまして、入学生、転校生の数を把握いたします。  最後に、8番、その他でございます。有明小の日本語教室を有明西学園に移設することを検討しております。それから、部活動につきましては、生徒数の状況に応じて対応いたしますけれども、有明中学校と協力して、場合によっては合同でというようなことも検討してまいります。それから、きっずクラブにつきましては、A登録、B登録の設置を予定しており、公設民営で運営する予定で、ただいま運営事業者の公募を行っております。  今後も、事務局一体となって準備を進めてまいります。説明は以上でございます。 80 ◯委員長  それでは、本件について何かお聞きになりたい点はございますか。 81 ◯山本香代子委員  この3ページの転校を希望するというところで、これでいくと、新しく新6年生もあるということになると、1年しか着ないけど標準服ということになるんでしょうか。 82 ◯学務課長  標準服は現在検討しているところなんですけれども、原則としては1年生から9年生まで義務教育学校ということですので、一貫した教育を示す意味でも着ていただくということになります。  2年生から6年生の取り扱いについては、原則標準服を着ていただきたいというふうに考えております。 83 ◯山本香代子委員  江東区で初めて標準服ということになると思うんだけど、そうすると、今の原則となると、もう1年しか着ないから私服ということもありなのか、その辺ちょっと確認。 84 ◯学務課長  原則としては、転校される2年生から6年生の方も制服を着ていただきたいという方針がございます。ただ、どうしても嫌い、1年なので着たくないという方に関しては、ちょっと個別の対応になるかなと思うんですけれども、今現在、教育委員会として方針として決めているのは、2年生から6年生までも原則として着ていただくということになります。ただし、今、アンケートを保護者に実施しておりまして、それが出てきているんですけれども、そちらで制服を何年生から着たいかとか、どういった制服を着たいかといったアンケートをしておりますので、その保護者の意見も考慮しながら、今後確定していきたいというふうに考えております。 85 ◯山本香代子委員  当然、その負担もあるわけだから、それをきちんと保護者の方とも十分協議していただいて決めていただきたいと思います。  ただ、違和感があるというのは、公立という学校だけど、学校の施設も特別、9年という江東区内初の小中一貫校、また標準服、ここだけ特別というようなイメージがほかの学校にない、あんまりそういうのは強調されるのは、私は、公立小中学校のイメージとしてどうかなという意見はありますけれども、標準服に関しては十分保護者の方の意見を聞いてください。 86 ◯関根友子委員  アンケートとかもとっているということなんですけれども、部活のことなんですが、ここには部活動ということで、有明中学校と協力して行うことも検討していくということなんですけれども、どのような部活があるだろうかという興味もあると思うんですけれども、そこの受け入れというか、発表というか、そういう時期的なことを少し伺いたいと思います。 87 ◯指導室長  決算審査特別委員会のときにも御回答させていただきましたけれども、現状はなかなか、これを見ていただくとわかるように、中学生があまり数がいないということで、なかなか多くの部活動ができないかもしれない。しかしながら、現在、有明中学校にいるこどもたちが頑張っている部活動もありますということで、今、有明中学校とも、合同で部活動ができないかとか、要するに、今いるこどもたちが卒業するまで何とか継続ができないかとか、そういった選択肢も考えているところです。  実際に、有明中学校を開校したときも、事前には、部活動、これをやりますというのは出せなかったということがございます。なかなかこどもたちが確定しない、それから教員も確定しないというところで出せなかったというところもございます。ただ、今、御意見といたしましては、早めに知りたいということもありますので、そういったところも含めて、有明小・中学校の校長先生方と連携しているところもありますので、もしお示しできるようなことがあれば早めにお示しをしたいと思いますが、来週の説明会では、内容については厳しいというふうにお答えさせていただきたいと思います。  以上です。 88 ◯鈴木綾子委員  資料の7番目にある開校時のクラス規模想定というところと、保護者アンケートをとったということについてちょっと確認をしたいんですけれども、この3ページの米印1のところで、豊洲西小の通学区域である豊洲六丁目は有明西学園の後期課程の通学区域となっているので、その当該区域で希望する児童は、平成30年度に限り特例として全ての学年で有明西学園の転校を認めるというふうになっているんですけれども、有明小学校の通学区域の方にもアンケートをとっていて、対象者435名の中で転校を希望するというところは372名になっているんですけれども、この方の扱いはどうなるのかというところが1つと、あとはアンケートをとった時点で、有明小に通っているお子さんの保護者アンケートで非常に多いというところだったんですけれども、その辺というのは、事前には想定はできていたことなんでしょうか。その要因をどういうふうに分析してらっしゃるのかというところについてお伺いします。 89 ◯学務課長  有明小の対象者数435名というのは、ゆりかもめより西側の西学園の通学区域に今回新たになった方に希望を出しておりますので、その全ての方の中で転校を希望する方は372名ということですので、学区域なので全員転校は可能です。  すみません、2つ目の質問、申しわけありません。 90 ◯鈴木綾子委員  2つ目の質問は、さっきの答弁で大体わかった部分はあるんですけれども、アンケートの結果についてどういうふうに分析されているのかどうかというところです。 91 ◯学務課長  やはり、低学年、1年生から4年生ぐらいまでのお子さんは、ほとんどの方が有明西学園に転校を希望しているというふうに考えています。また、高学年になりますと、その学校で転校しないということも考えていらっしゃるのかなというふうに認識しております。  以上です。 92 ◯そえや良夫委員  標準服とありますけれども、事実上の制服だと思うんですよね。やっぱり児童期というのは成長著しいし、それから元気で汚すし、壊すしと、そういうときに、こういう制服を何でつくったのかと。親の負担も相当なものになると思うし、こどもは、このことで、遊んだりいろいろするときに、逆に制約されないかとか、そんな心配もあるんです。やっぱり私服、小学校がしているというのはそれなりの理由があってしてきたと思うんですけども、そういう点の検討、どういうふうな過程を経てここに至ったのか、そこのところをちょっと教えてもらいたいなと思います。 93 ◯学務課長  制服の検討についてですが、義務教育学校を実施しております港区、品川区、渋谷区、練馬区、葛飾区の5区に関しましては、義務教育学校で制服を導入しております。1年生から。義務教育学校ですが制服を導入していない、1年生から6年生に制服を導入していないのは、杉並区と足立区ということになっておりまして、それぞれの区で考え方はあるかと思うんですけれども、本区としましては、義務教育学校に制服、標準服を導入したいというふうに考えております。 94 ◯そえや良夫委員  5区でやっているからということなのかどうかよくわかりませんけども、この時期の成長著しい、活発で汚すし、小学校だからの独特な体の動かし、いろいろとあると思うんですけども、そういうことはどう検討されたのかというのは、今の説明ではわからない。もう1回教えていただけますか。 95 ◯学務課長  制服の導入の検討委員会というのを設けまして、教育委員会内部で、教育をしていく上で、授業を受ける上で、どういった制服がいいのかということをいろいろ検討してまいりました。特に1年生から6年生に関しましては、そえや委員御指摘のとおり、成長も著しいですし、動きも活発ということなので、活発に動いても大丈夫な制服というものを導入したいというふうに考えております。  今、プロポーザルを実施して業者を選定しているところなんですけれども、今提案していただいている業者に関しましても、伸縮性がありますとか、小さいお子さんでも大丈夫であるとか、袖が伸びるとか、ズボンの丈を伸ばしやすいとか、そういった家庭の御負担をなるべくされないような、そういったものも今は取りそろえられておりますので、そういったことからも、標準服が可能ではないかといったことで導入方針を決めております。  以上です。 96 ◯そえや良夫委員  そういうことを言い出すと、ほかの学校でも、制服なんて話になってきちゃうんですよ。それは、負担が、こどものいろんな状況と合わせてそうしなかったと思うの。せいぜい頑張っても帽子ぐらいだと思うんだけど、安全性を含めて。私は、その程度でいいんじゃないかと。これをやった理由が、どうしても、今の説明でもわからない。 97 ◯見山伸路委員  私も、ほかの委員の皆さんとちょっと同じような気持ちなんですが、そもそもなぜこの1年生から6年生までで、この学校だけ制服が必要なのかということをきちんと御説明いただければと思います。 98 ◯指導室長  ここに至るまでには、先ほど学務課長からもありましたけど、他地区の状況も見てきたところがございます。それから、現状、有明小・中学校の校長からも聴取をしてきているところでありますけれども、今回、義務教育学校という部分で、1年生から9年生までの一貫した教育を行うというところでは、今までの有明小・中学校のように、小学校と中学校、違うものがあるというのとは別だというところで、一貫したもの、要するに1年生から9年生までの教育を行うという部分で、何が必要かというところでの検討をさまざま重ねてきた中で、一貫教育を進めていく部分では、後期課程だけではなくて、前期課程から緩やかなというか、そういった部分での標準服があったほうがよいのではないかという御意見もいただいてきたところであります。  ただ、当然、今、江東区は小学校は制服を入れているところはございませんので、そういった部分での差もあるというのは十分理解した上でございます。ですので、そういったところでは、経済的な負担というのも当然あります。ただ、御意見としては、日々、毎日洋服は着ていくというところで、逆にいうと、標準服があることで毎日同じものを着ていくというところでは、負担は全体的なところでそれほど差がないんじゃないかという御意見も実はあるところもあります。そういったところを総合して進めているという形であります。  以上です。 99 ◯見山伸路委員  であれば、義務教育学校として制服を新しくつくるというのであれば、ほかの既存校、小学校との差といいますか、ほかの学校で制服をつくりたいといった場合は、どのような対応を教育委員会として考えているのでしょうか。 100 ◯指導室長  これまで学校で制服を導入したいということについて、10年ぐらい前に、そういった考えがあったということも聞いているところがございますけれども、現段階、小学校という部分での、中学校と違うというところもありまして、これまで教育委員会として検討したということはございません。学校の中でそういった意見があったというのは聞いておりますけれども、小学校で制服を導入するということはしておりません。  今回、新たな義務教育学校というところでの検討というところで、十分な説明にはならないかもしれませんけれども、そういった新たなものをつくるというところでの検討だったというふうに御回答させていただきます。  以上です。 101 ◯堀川幸志委員  今日、質問するのやめようかなと思ったんですけど、私は賛成ですよ。何で賛成かというと、さっき指導室長がおっしゃったように、うちはこども4人いますから、経験からいくと、毎日同じ服を着せていくわけにはいかないんですよ。買わなくちゃいけない。親の負担が大変なの、これ。だから、室長言ったことは当たっています。私は、PTAの会長をやっているころ、そういう意見を言ったことがあるんです。そうしたら、やっぱりちょっと反対が多かったの。反対が多かったんで実現しなかったけど、希望者がすごく多かったですよ、やりたいという希望が。ただ、経済的に、制服は経済的負担が大変なんだよね。そこが問題なの。それだから、やるんだったら、いっそのこと区で補助すればいいの。補助してやれば広がりますよ。  だけど、そうすると、小学校なんかは、こども、女の子だったら毎日のように違った服を着ているような形になるの。親の負担が大変ですよ、考えるの。それは、私は、そういうことで、1回やってみたらいいと思うんです。私は賛成です。
    102 ◯委員長  それでは、以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項2 平成29年度江東区教育委員会の権限に属する事務の管理及び            執行の状況の点検及び評価について 103 ◯委員長  次に、報告事項2「平成29年度江東区教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について」を議題といたします。  理事者から報告を願います。 104 ◯庶務課長  それでは、私から報告事項2について御説明をいたします。資料4をごらんください。  教育委員会の事務の点検及び評価、平成28年度分の報告書(案)でございます。表紙と目次を飛ばしていただいて、1ページをごらんいただけますでしょうか。1ページの左上の1番のところですけれども、平成19年に地方教育行政の組織及び運営に関する法律が一部改正されまして、各教育委員会は、毎年その事務の執行状況について点検・評価を行い、報告書を作成して議会に提出するとともに、公表するということが義務づけられました。  また、点検・評価に当たっては、教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図ることが規定されております。  江東区教育委員会でも、この規定に基づき、毎年点検及び評価を行っており、今年度も平成28年度分の事務について点検・評価を行いましたので御報告するものでございます。その下のほうに、点検及び評価の対象とありますが、教育推進プラン・江東(後期)を実現するための取り組みを対象とするとしております。  次の2ページのところに、教育推進プラン点検・評価委員会の委員名簿がございます。学識経験者2人、公募の区民2人、小中幼の校園長会の会長の先生、そして小中幼のPTA連合会の会長、合計10人を委員としまして、7月に点検・評価委員会を2回開いて教育推進プランの主要施策を点検・評価していただきました。  3ページ、4ページをごらんいただけますでしょうか。教育推進プラン全体の構成になります。重要課題として、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への取り組みのほか、施策の柱がIからIVまでございまして、その下に重要施策として1から13まで、ここでは◆がついております。その2段階下に、取り組みの重点が1)から45)までございまして、この45項目を主要施策として点検・評価を行いました。  6ページは少し構成が違いますので、すいません、例として7、8ページをごらんいただけますでしょうか。13の重要施策ごとに見開きで載せておりまして、左の奇数ページのほうに施策の狙い、現状課題、取組指針、年次計画、そして偶数ページのほうに28年度の実績、課題・今後の方向性、成果指標などを載せております。  それでは、この重要施策ごとに簡単に申し上げて、最後に33ページ以降の評価について御報告をいたします。  すいません、6ページにお戻りいただけますでしょうか。重要課題として、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への取組です。取り組みのねらいと取り組み内容はごらんのとおりでございます。28年度の実績としては、29年3月に江東区オリンピック・パラリンピック教育推進計画を策定、そして全ての学校、幼稚園が東京都教育委員会のオリンピック・パラリンピック教育推進校に指定され、取り組むこととなりました。そして、一番下の枠の課題と今後の方向性にありますように、3つの新規プロジェクト、競技会場等の見学ツアー、部活動☆夢応援プロジェクト、国旗・国家について学ぼうを推進するとともに、各校での取り組みを今年度リニューアルする学校ホームページにおいて発信し記録に残すこと、そして東京2020大会の際にこどもたちが直接かかわれるような機会をつくる準備を進めてまいります。  それでは、7ページ、8ページをごらんください。ここから、施策の柱I、確かな学力・豊かな人間性・健やかな体の育成でございます。  重要施策1、確かな学力の向上では、こうとう学びスタンダード定着度調査を実施し、小学校の定着度はおおむね8割を超えております。今後、さらなる定着に向け、習熟度別の指導や個に応じた指導の充実を図ってまいります。また、ICT環境の整備につきましては、モデル事業を行ってまいりましたが、その結果、今年度、全小中学校にタブレット端末を配備することになりました。  9ページ、10ページでございます。重要施策2、思いやりの心の育成では、各校で道徳授業地区公開講座を実施し、保護者や地域の方との意見交換を行いました。来年度から小学校、31年度から中学校で特別の教科道徳が始まりますので、教員研修の内容の充実を進めてまいります。  11ページ、12ページが重要施策3、健康・体力の増進です。体力スタンダードの確実な定着に向けて取り組み、新体力テストでは、少しずつですが結果がよくなってきております。オリンピック・パラリンピック教育と関連づけた体育の授業改善や、日常的な運動の機会の確保に取り組んでまいります。  13ページ、14ページが重要施策4、就学前教育の充実です。保幼小連携教育プログラムを活用して、こども同士の交流活動の充実や教員同士の連携を図るとともに、保幼合同の研修等を充実してまいります。  15、16ページが重要施策5、教員の資質・能力の向上です。授業改善支援チームによる授業研究、中学校教科交流授業研究の日などを実施してまいりました。これらの取り組みは、各校からの要望が多く、評価も高く、今後ともより効果的な活用方法について検討してまいります。  17ページからが、施策の柱II、安心して通える楽しい学校(園)づくりの推進でございます。  最初が、重要施策6、個に応じた教育支援の充実では、平成30年度の全小学校の特別支援教室設置に向けて、豊洲西小学校を拠点とする6校で本格的に巡回指導を開始するとともに、豊洲北、第二亀戸小学校をそれぞれ拠点とする18校でモデル事業を進めてまいりました。今後とも、学校全体で正しい障害理解と支援体制の充実を図ってまいります。  19、20ページが、重要施策7、いじめ・不登校対策の充実です。スクールカウンセラー等の配置、活用、スクールソーシャルワーカーの派遣、巡回訪問、各御家庭へSNS家庭ルールの作成を呼びかける取り組みなどを進めてまいりました。今後は、いじめ防止基本方針の見直しや不登校総合対策【第2次】の作成等に取り組んでまいります。  21、22ページが重要施策8、教育環境の整備・充実です。有明西学園の整備とともに第五大島小学校の改築では、ワークショップを開催し、地域に愛される学校を目指しました。また、安全・安心な教育環境を確保するため、平成30年度までに全小学校の通学路に防犯カメラを設置するとともに、継続的にセーフティ教室などを実施してまいります。  23ページからは、施策の柱III、地域や教育関係機関との連携による教育力の向上でございます。  まず、重要施策9、地域に根ざした教育の推進では、今後、学校支援地域本部を全校に導入するとともに、コミュニティスクールの体制を整備する計画を進めます。具体的には、今年度、制度設計、来年度、モデル校による試行実施、31年度以降、学校や地域の実情に応じて順次導入していく予定でございます。  25、26ページが重要施策10、開かれた学校(園)づくりです。学校運営の透明性確保のため、学校評議員会による学校評価を行い、学校公開を実施しております。今後とも、学校ホームページや教育広報誌による情報発信を充実してまいります。  27、28ページ、ここからが施策の柱IV、教育を支える環境づくりでございます。  重要施策11、家庭教育・地域教育力向上への支援では、家庭教育学級事業の今後の方向性について御意見を伺う家庭教育学校事業運営委員会を立ち上げました。今後の企画運営に生かしてまいります。また、今年度ですけれども、中学校の入学準備金を前倒し支給できるよう補正予算を組んだところです。  29、30ページが、重要施策12、健全で安全な社会環境づくりです。今年度までに全小学校で江東きっずクラブを整備しました。また、区立小学校以外の学校へ通う区内在住の児童もきっずクラブを利用することができるようにいたしました。  31、32ページが重要施策13、図書館機能の充実です。江東区こども読書活動推進計画の着実な実施を図るため、こども読書サポーター、読み聞かせボランティアの確保を図りました。また、利用環境を向上するため、今後、自動貸出返却機の全館導入に向けた検討を進めるとともに、データベースなどの利用を促進してまいります。  ここまでが重要施策ごとの実績と今後の方向性でございました。  最後に、33ページ以降に点検及び評価の結果を載せてございます。こちらも重要施策ごとにまとめております。  重要課題、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への取組については、オリンピック・パラリンピック教育推進計画の策定を評価する。この機会に国際理解を進めるとともに、日本・東京・江東区のよさを発見し、障害者理解や心のバリアフリー化が進むことを期待する。各国との交流はさらに工夫し、2年後のプレ大会で本番を想定して取り組むことを提案するという評価や意見をいただきました。  施策の柱Iの重要施策1ですが、確かな学力の向上では、こうとう学びスタンダードの定着に向けた取り組みが評価されるとともに、30年度からの小中一貫教育に期待する。また、ICT教育はさらなる充実が必要との意見がありました。  重要施策2、思いやりの心の育成では、自己肯定感を高める必要がある。今後、特別の教科道徳の実施や幼児期からの心の教育に期待する。異年齢活動も大切であるとの評価をいただきました。  重要施策3、健康・体力の増進では、幼少の段階から体を動かす取り組みや朝食をしっかりとる指導が重要との意見があり、拠点校方式の部活動は高評価を受けました。  重要施策4、就学前教育の充実では、連携教育の日や保幼小連携プログラム、また学び方スタンダードによるつながりを意識した教育が高く評価され、今後、こういう機会の増加や積極的なPRが期待されました。  重要施策5、教育の資質・能力の向上では、学び方スタンダードが教員間の共通認識、教員の指導力の向上につながっていること、授業改善支援チームの取り組みが評価される一方、教員の負担軽減への取り組みが求められました。  施策の柱IIの重要施策6、個に応じた教育支援の充実では、一人一人を大切にした教育が保護者に認められていることが評価されました。特別な支援を必要とする児童・生徒は増加傾向にあり、学習支援員などのさらなる充実が望まれています。  重要施策7、いじめ・不登校対策の充実では、いじめ対策では学校でのチームアプローチが重要、不登校対策ではこどもに寄り添った対応が大切であるとの意見がありました。  重要施策8、教育環境の整備・充実では、学校施設の整備は予算が大きく、計画的な支出が大切。また、防犯カメラ設置の広報による犯罪の抑止や地域安全マップづくりなどの安全教育が重要との意見をいただきました。  施策の柱IIIの重要施策9では、地域に根ざした教育の推進では、学校支援地域本部の取り組みは難しい部分もあるが、必要な支援を明確にすれば地域との連携はより充実するのではないか。また、大学や企業との関係はまだ強化できる余地があるとの意見がありました。  重要施策10、開かれた学校(園)づくりでは、学校からの情報発信の充実が評価され、特に今年度から学校ホームページに導入されるCMS、コンテンツ・マネジメント・システムが期待されていますが、一方で、学校公開中の安全対策が望まれています。  施策の柱IVの重要施策11、家庭教育・地域教育力向上への支援では、家庭教育学級は保護者にとって学びや気づきの場となっている。他部署との連携によりニーズに合った支援ができるとよい。また、就学意欲を低下させないような経済的支援が大切との意見がありました。  重要施策12、健全で安全な社会環境づくりでは、きっずクラブの充実、また区立の小学校に通っていない児童の受け入れが評価されました。学校の避難所運営は、さらに地域との連携が必要ではないかとの意見をいただきました。  重要施策13、図書館機能の充実では、利用者の利便性向上に向け、また区への愛着心醸成のため、さまざまな工夫をしてほしい。また、団体貸し出しは効果的であり、今後も学校との連携を望む意見がありました。  最後に、35ページは、委員長の講評ということでございます。1番、点検・評価委員会は幅広い委員から構成され、教育行政の計画実施・実施・評価のサイクルを重視し、客観的で妥当な点検・評価を実施した。  2番、教育推進プランでは、4つの施策を掲げ、その実現のために学校(園)、保護者、地域が一体となって推進している。こどもの学びの姿、成果指標からも確実に成果が上がっていることを評価した。  3番、有明西学園が平成30年度に開校、小中一貫教育が行われる。こどもの成長と学びの連続性に即した指導内容・方法、指導体制の確立、新たな挑戦に強く期待している。  4番、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会にこどもがさまざまな形でかかわることを通して、将来への可能性を広げ、世界に羽ばたくこどもを育てようとしている江東区の教育の一層の推進を願ってやまないという講評をいただきました。  長くなりましたが、説明は以上でございます。 105 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 106 ◯委員長  それでは、以上で本件を終了いたします。  恐れ入ります。間もなく正午になりますので、ここでトイレ休憩をしたいと思います。10分ぐらい休憩をしたいんですが、よろしいでしょうか。5分でよろしいですか。              (「はい」と呼ぶ者あり) 107 ◯委員長  それでは、トイレ休憩とさせていただいて、再開は12時5分とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。              午前11時56分 休憩  ────────────────────────────────────              午後 0時05分 再開 108 ◯委員長  それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項4 専決処分した事件の報告について(事故の損害賠償額の決            定) 109 ◯委員長  次に、報告事項4「専決処分した事件の報告について(事故の損害賠償額の決定)」を議題といたします。  理事者から報告を願います。 110 ◯指導室長  それでは、専決処分した事件の報告について、事故の損害賠償額の決定について御報告いたします。恐れ入ります、資料6をごらんください。  事故は2件であります。まず、事件1であります。発生年月日は、平成29年6月1日、発生場所は江東区千石二丁目9番12号、川南小学校であります。事故の状況ですが、授業中の児童がソフトボール投げの測定を行うために投げたソフトボールが、投げる方向とは違う方向に飛んでしまい、10メートルほど離れていたプール清掃のための校庭内に駐車していたトラックのフロントガラスに当たり、フロントガラスが破損したということであります。この事故にかかわるけが人はおりません。専決処分決定年月日は、平成29年7月24日、損害賠償額は7万9,173円であります。  次に、事件2であります。発生年月日は、平成29年2月2日、発生場所は江東区東陽三丁目27番地先特別区道江57号、学校の外側の路上となります。事故の状況ですが、オリンピック・パラリンピック教育の一環で陸上の選手をゲストティーチャーとしてお招きし、授業を行った際に、こどもたちが投力向上のために使っているヴォーテックスフットボールという小さなラグビーボールに羽のようなものがついたもの、大きさといたしましては全体として30センチぐらいのものになります。ボールの部分は15センチ程度となります。そのボールを遠くまで投げる様子を児童に見せようとしたところ、校庭を超え、隣接する区道を自転車で走行中の方の頭部に当たり、頭部を打撲されたということであります。被害に遭われた方は、1度病院に行かれましたが、大きなけがはなかったということであります。専決処分年月日は平成29年8月18日、損害賠償額は治療費等で3万1,409円であります。  今回、専決処分となった事件、事故は2件とも授業中に起きた事故であり、十分に注意することで未然防止が図れたと考えております。校園長会、副校園長会で具体的に説明いたしまして、改めて事故の未然防止について指導いたしました。  今後、学校における事故防止の徹底について、さらなる充実を図ってまいりたいと思います。  報告は以上であります。 111 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 112 ◯山本香代子委員  このゲストティーチャーなんだけども、このヴォーテックスフットボールって初めて投げたんですか。 113 ◯指導室長  初めてではないというふうに聞いておりますが、校舎の屋上に乗せる予定だったというんです。校舎に向かって投げること自体がいかがなものかということで私ども考えているところでありますけれども、ちょっと力を入れて投げたところ、予定より飛んでしまったというふうに聞いております。  以上です。 114 ◯委員長  よろしいですか。  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項6 第二次江東区こども読書活動推進計画進捗状況について 115 ◯委員長  次に、報告事項6「第二次江東区こども読書活動推進計画進捗状況について」を議題といたします。  理事者から報告を願います。 116 ◯江東図書館長  それでは、第二次江東区こども読書活動推進計画進捗状況について御説明いたします。資料8をごらんください。  本区では、平成28年3月に第二次江東区こども読書活動推進計画を策定し、一次計画に引き続きこどもの読書環境の充実に取り組んでおります。本日は、二次計画の初年度に当たる28年度の取り組み実績を御報告いたします。  計画の概要は記載のとおりですが、特に2、目標として計画の柱に「地域が協働して育む、豊かなこどもの読書環境づくりの推進」と位置づけ、年代別達成目標として、乳幼児では「本と出会い、本に親しむ」、小学生では「本に興味を持ち、自ら本を楽しむ」、中学生・高校生では「本を活用し、生きる力を身につける」としています。  また、6、施策項目として全56施策を大きく4つに分類しており、個々の進捗状況については別紙第二次江東区こども読書活動推進計画進捗状況一覧にまとめております。  では、別紙のほうをごらんいただければと思います。施策項目は、多いことから、主なものを太字の項目として挙げておりますので、こちらについて御説明のほうをさせていただきます。  まず、別紙の1ページ目をごらんいただきたいと思います。資料の見方としては、表の左側から施策の項目、計画内容、施策を実施した所管、一次計画の最終年度である平成27年度取り組みの実績、28年度取り組みの実績となっております。  まず、1、成長段階に合わせた具体的な取り組みですが、ナンバー2、乳幼児向けのおはなし会の実施をごらんください。こちら、28年度の実績としては、図書館に来館した方に対して実施している赤ちゃんおはなし会は286回、8,988人、また保健相談所で実施している乳幼児の健診おはなし会では297回、1万3,513人の参加となっており、昨年度と比較し、開催回数、参加人数ともに増加しているというところでございます。  28年度の実績から、図書館としては、多くの親子へ読書の楽しさを伝えることができたと認識しており、引き続き読み聞かせボランティアと連携して読書の魅力を伝えていきたいと考えております。  次のページ、2ページをごらんください。下段にありますナンバー13、小学生向けのおはなし会の実施ですが、28年度は図書館内でのおはなし会が568回、1万125人と、前年度に引き続き、多くのこどもたちにおはなし会を提供することができました。今後も、図書館として、関係所管とともに、こどもたちが読書への関心を高め、読書の楽しさを知る機会を設けてまいります。  次のページ、3ページをごらんください。中段にありますナンバー20、図書館の団体利用の促進ですが、図書館にある資料を学校や放課後支援施設等へ貸し出し、活用を図っているものです。28年度は、児童書貸出数が10万6,073冊、団体セット貸出数が延べ1万543冊と、引き続き多くの施設に図書を提供することができました。図書館として引き続きこどもたちが多くの本に触れる機会を設けてまいります。  最後のページ、最終ページの5ページのほうをごらんください。上段にある2、読書活動支援に関わる人材の育成ですが、ナンバー40、読み聞かせボランティア養成講習会の実施では、28年度は37名が受講し、その結果、28年度末の読み聞かせボランティアは前年度比19人増の176人となっております。今後も、ボランティアのレベルアップを図るため、講習会や勉強会の充実など、人材育成に取り組んでまいります。  中段にある3、啓発・広報では、ナンバー46、「子ども読書の日」における展示やイベントの企画では、各図書館で取り組んだ内容として江東図書館で実施したぬいぐるみお泊まり会を初めとしたおはなし会や工作会など、こどもへの読書活動の普及に取り組みました。今後も、趣向を凝らして啓発・広報に取り組んでまいります。  下段にあります4、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を見据えた取り組みでは、ナンバー55、オリンピック・パラリンピックに関する資料等の収集として、スポーツ競技関係に加え、世界各国の国旗や地図など、オリンピック・パラリンピックに関する幅広い資料の収集や企画展示等を行いました。引き続き、図書館としてオリンピック・パラリンピックへの機運醸成に向けた取り組みを進めてまいります。  資料の説明はごく一部となりましたが、他の項目につきましては後ほど御参照いただきたいと思います。図書館では、第二次江東区こども読書活動推進計画の着実な実施を図り、こどもたちの読書環境の整備や読書の啓発に努めてまいります。  私からの報告は以上です。 117 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
    118 ◯そえや良夫委員  直接図書館ということよりは、図書館含めてこどもに読書環境をどうつくるかということになろうかと思いますが、学校図書館法が変わってというふうなことがあって、学校にも司書を置くようにと、そういう努力義務が課せられるようになりました。  この間の本会議でも、横浜と川崎の教育委員会の取り組み、ちょっと紹介しましたけれども、区は、今、2日体制にしたということなんですが、やっぱり常時いることで本当にこどもたちがいろんなものに触れる機会もあり、新たな興味を持って読むようになる、そんなふうな報告もありましたんで、ぜひ、そういう先進的な取り組みを調査して、江東区としても取り入れられないかという、ぜひ取り入れる方向で検討してほしいなと思うんですが、そこのところ、考え方、ぜひ示していただければありがたいかなと思います。 119 ◯学務課長  学校図書のことですけれども、この間も御答弁申し上げましたけれども、小学校ではかなりの授業の回数であるとか、あとは冊数も伸びているということで、効果が上がっているというふうに考えておりますので、現在の状況でいいかというふうに考えております。  以上です。 120 ◯そえや良夫委員  2日にしたことで効果は上がったと。週5日やることでもっと効果が上がっているところがありますので、ぜひ、調べて、生かすようなこともきちっとしてほしいなというふうに思います。法改正もありましたので、よろしくお願いしたいと思います。  要望だけで結構です。 121 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項7 豊洲図書館臨時休館日の追加について 122 ◯委員長  次に、報告事項7「豊洲図書館臨時休館日の追加について」を議題といたします。  理事者から報告を願います。 123 ◯江東図書館長  私から、豊洲図書館臨時休館の追加について御説明いたします。資料9をごらんください。  内容としては、1、概要にあるとおり、既に豊洲図書館の特別整理期間による休館については御報告しているところですが、あわせて床材の補修工事実施に伴う休館日の追加という形になります。  休館日を追加する理由は、2、理由にあるとおり、豊洲図書館は平成27年9月に豊洲シビックセンター内にリニューアルオープンしたところですが、図書館の床はフローリングタイル材の伸縮により床面各所にでこぼこが生じており、床面補修工事を実施するというものでございます。  今回、床面補修に当たりましては、今後の床面のでこぼこに伴う劣化などを踏まえますと、床面の張りかえが必要であり、3の検討内容にあるとおり、フローリング材及びカーペット材の2案について比較検討を行っております。その結果、工事期間、騒音、振動、館内の環境の変化、維持管理の点から、カーペット材による張りかえが妥当という形で判断したところでございます。  また、補修に要する経費につきましては、設計者及び建築施工業者の負担となり、区の経費負担はないというところでございます。  床材補修工事に伴う具体的な変更内容としては、4にあるとおり、休館日を当初11月21、22日の2日間と予定しておりましたが、工事の実施に伴い、21日から23日の3日間と変更となります。また、休館理由は、特別整理に加えまして床材の補修工事が追加されるというところです。  図書館利用者への周知としては、11月1日号の区報、ホームページを初め、館内ポスター等により周知のほうを図ってまいりたいと思ってございます。  簡単ですが、私からは以上です。 124 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 125 ◯堀川幸志委員  今の報告ですけど、これは大変な問題ですよ。たった2年ぐらいで、こういう劣化の事故でしょう。設計者と施工者が無料で補修するって、そんなものじゃないですよ、これ。図書館が休むわけでしょう、休館するわけでしょう。どうするの、それ。そうした問題、どういうふうに考えているのかね。 126 ◯江東図書館長  今、堀川委員御指摘のとおり、27年9月に、先ほど説明しましたけれども、移転したばかりというところでの今回の床面の補修という形で大変申しわけないというところでございます。  こちらの床面のほうについては、実際、工事のミスとまではいきませんけれども、工事が不十分であったという部分で業者のほうが今回の経費負担については負担をするという形でお聞きしているところでございます。今回も、保証の期間内という部分がありましたので、業者負担という形で、今回、対応していただけるという部分がありますので、今回、対応しないと、その床面のでこぼこの部分がどんどん劣化しまして、全体的にまた張りかえが必要になってくるという部分が懸念されるというところでございます。  休館日につきましては、今回、そもそも特別整理の期間で休館日を予定しておりましたところに、1日、今回、休館日を追加するという形になってしまいますけれども、1日追加することでこの床面の対応については図れるというところで、実質、区民の皆様には、当初予定していたよりも1日ちょっと休館日が増えてしまうという形になりますけれども、そういった区民の利用者の方の負担を最小限にやれるやり方は、どういう形ができるかというところを検討した結果、今回のカーペットの張りかえという形を検討したというところでございます。 127 ◯堀川幸志委員  これは、理事者のほうには別に責任はないと思うけど、これは区に責任はあるんだよ。今、入札問題、私、毎回のように言っているんだけど、安ければいいという問題は難しい。そうすると、いろんな業者が来て、工事が終わった段階で管理の人がきちっとやらないとこういう状態になるんだよね。これは、十分気をつけて、これは教育委員会じゃないよ、これは建築課なりにきちんと言って、土木のほうに言ってやらないとだめだと思いますよ。これは注意しておきますよ。 128 ◯江東図書館長  ただいま御指摘のとおりという部分がありますので、関係所管とともに、また図書館につきましても、こういった、これから改修ですとかという点につきましては、こういった状況を踏まえまして、適切な形で施設整備、改修工事のほうを実施していきたいと思ってございます。大変失礼いたしました。 129 ◯鈴木綾子委員  質問の内容は、堀川委員と重なるところもあったので、そこはちょっと省かせていただくんですけれども、今回、床材を選ぶときの設計業者さんとかのいろいろミスとかもあったのかなというふうに思うんですけれども、仮に、これ、3フロアなので、全てを張りかえというふうにした場合、カーペットの場合とかフローリングの場合と、いろいろあるかと思うんですけれども、どのぐらいの費用とかが見込まれていたのかということを、事業者さん負担だということなので、そこはないと思いますけれども、そこがわかればお示しいただきたいのと、あとは、もう1つなんですけれども、カーペット材にするということで、もともと結構ウッディなフロアというか、美観的にはすごく開放感ある形でシビックセンターの図書館はよかったなと思うんですけれども、どんなカーペットに変えられるのかというところをあわせて教えていただければと思います。 130 ◯江東図書館長  まず、経費の問題という部分ですけれども、確かに区負担ではないので、正確な金額という部分はありませんけれども、お聞きしている限りでは、今回のカーペット材、張りかえることによって経費負担としては500万円程度かかったのではないかというふうに業者さんのほうから伺っているというところでございます。  また、今回張りかえるカーペットの色ですけれども、ほかのフロアと同じような形で、グレーの色をちょっと考えておりますので、確かにカーペットを張りかえますと、今、木目調という部分がありますので、そこからグレーという形になりますので、見た目が大分変わってしまうという部分がありますけれども、今現在も、利用者の方から、今の木目調のフローリングの部分で足元という部分で音が大分うるさいという形でオープンしたてから苦情も大変多くいただいているところで、今回、このカーペット材に張りかえることによって、そういった靴音の苦情については、これで大分解消されるんじゃなかろうかなという形で考えてございます。  以上です。 131 ◯鈴木綾子委員  ありがとうございました。内容については了解いたしました。  やはり、今後なんですけれども、選んだりとかする段階で、区のほうもしっかりそういった劣化がないかとか、あとは音の問題というのも御指摘があったということで、ちょうどそのフロアをカーペット化するところで解消できるということで、結果的にはよかったかなと思うんですけれども、シビックセンターを検討する際にいろいろ会議等もあったかと思いますので、今後、そういった同じようなことがある場合には、検討をしっかりやっていただければと思います。  以上です。 132 ◯そえや良夫委員  これはでこぼこの問題だと思うんですが、歩行者の音が高いというのは、そもそも図書館にふさわしくないということになると、仕様そのものが間違っていたのか、それとも仕様と違うものを使ったのか、そこのところはどうなんですか。 133 ◯江東図書館長  床材の仕様自体は適切なものは利用していただいているというふうに認識してございます。実際、今回、特殊事情といいますか、条件的にほかと違っていたのが、図書館の下が文化センターという部分がありますので、下に音がいかないような形での構造という部分がどうしてもあったというところで、その中で、区のほうでシティ・イン・ザ・グリーンという構想の中で、都会の里山をコンセプトに図書館という部分を整備していた中で、今回、こういう形での床材を活用したほうがいいんじゃないかという形で、今回の整備の中では検討していたという部分がありましたけれども、御指摘のとおり、今回、結果として適切であったかと言われると十分ではなかった部分はあったかもしれませんので、これから整備、改修に当たりましては、そういった部分を含めて検討のほうを進めていきたいと思ってございます。  以上です。 134 ◯そえや良夫委員  今の説明を聞くと、ひょっとして仕様のほうから間違いがあったのかなと。下の階の床の音がいかないように、肝心の図書館のほうのところの音をどう抑えるかというところが甘かったのかというふうにも聞こえたんですが、建物全体と同時に、使い方によってきちんとした仕様の材料を使うということは大事なところですから、業者が気の毒だなと思ったりするところもあるんですが、やっぱり最初から、そこはきちっとぜひやってほしいというふうに思います。要望で。 135 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎協議事項1 通学区域の変更について 136 ◯委員長  続きまして、協議事項に入ります。  協議事項1「通学区域の変更について」を議題といたします。  理事者から説明を願います。 137 ◯学務課長  それでは、資料10をお願いいたします。通学区域の変更について御説明いたします。  今回対象となる学校は、小学校が明治小学校と深川小学校、臨海小学校、中学校が深川第六中学校と深川第一中学校となります。  資料の5ページをごらんください。深川地区の地図をお示ししております。  赤い線が小学校の通学区域をあらわしており、地図の中央にある明治小学校を囲う赤い線の範囲が明治小学校の通学区域になります。また、青い線が中学校の通学区域をあらわしております。今回通学区域を変更させていただく2つのマンションは、いずれも明治小学校の通学区域内で、現在、建設が進められているものです。1つ目が清洲橋のたもと、清澄一丁目3番1号に建設中のマンション、プラウド清澄白河リバーサイドで、平成29年11月竣工の予定です。もう1つのマンションが永代橋のたもと、佐賀一丁目6番2号に建設中のプラウド門前仲町ディアージュで、平成30年3月竣工の予定です。  恐れ入ります、資料の1ページにお戻りいただきまして、中央の表をごらんください。  今回、両方のマンションとも明治小学校の通学区域にありますが、中学校については、プラウド清澄白河リバーサイドは深川第六中学校、プラウド門前仲町ディアージュは深川第二中学校の通学区域に位置しています。明治小学校は年々児童数が増加しており、今後、収容が大変厳しい状況となってきております。このため、明治小学校は、今年度、新1年生の学校選択による受け入れをやめ、通学区域内に居住する児童のみを入学の対象といたしましたが、来年度以降、必要教室数が利用可能教室数を超え、その後も同様の状況が続く見込みです。このため、プラウド清澄白河リバーサイドについては指定校を深川小学校に、プラウド門前仲町ディアージュは指定校を臨海小学校にそれぞれ変更し、明治小学校の負担をできるだけ軽減させたいと考えております。  また、深川第六中学校も、将来の生徒の収容状況が厳しいため、プラウド清澄白河リバーサイドについては指定校を深川第一中学校に変更いたします。  なお、プラウド門前仲町ディアージュについては、現在指定校である深川第二中学校の収容に余裕があるため、中学校の指定校の変更はいたしません。  資料の2ページをごらんください。こちらには、小学校3校の児童数、学級数の推計をお示ししております。  上段の現行欄は、2つのマンションの通学区域を明治小学校のままとした場合、下段の変更後欄は、当該マンションの受け入れ先を深川小学校及び臨海小学校とした場合の児童数、学級数の推移となっております。  表の一番右側、平成35年度の推計値をごらんください。2つのマンションについて、指定校を明治小学校のままにした場合は、現行欄にあるとおり児童数1,101名32学級となります。これに対して、今回の通学区域変更を行った場合は、変更後の欄のとおり、児童数1,045名31学級となり、1学級分の負担が軽減できるものと考えております。  資料の3ページをごらんください。こちらには通学区域を変更する中学校2校の生徒数・学級数の推計をあらわしております。プラウド清澄白河リバーサイドの指定校を深川第六中学校のままとした場合が現行欄に、指定校を深川第一中学校に変更した場合が変更後欄に、それぞれ将来の生徒数・学級数の推計値を記載しております。中学校につきまして、今回の通学区域へ変更を行った場合でも、平成35年度に深川第六中学校は12学級数となり、利用可能教室数10教室を2つ超過してしまう状況に変わりはありませんが、生徒数で5名の減が見込まれております。また、この変更により、深川第六中学校が利用可能教室数10を超え、11学級となる時期が、平成31年度から平成32年度に1年遅らせることが可能となるため、今回の変更により、同校の収容上の負担軽減を図っていきたいと考えております。  恐れ入りますが、再度、資料1ページをごらんください。今後につきましては、本日の御協議の後、10月27日の教育委員会において規則改正議案を提出する予定としております。  通学区域の変更についての説明は以上でございます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 138 ◯委員長  本件について協議を願います。 139 ◯山本香代子委員  この2ページの一番下の米印に、明治小学校平成30年度で必要教室数が利用可能教室数を超える見込みのため、所要の収容対策を検討とあるんですが、これは2クラス増やした後もさらに必要だということでしょうか。 140 ◯庶務課長  昨年度末に行った工事によって、今、30まで増えております。なので、来年度31になってしまうとすると、1つ足りないという状況でございます。  以上です。 141 ◯山本香代子委員  そのように聞きますと、その1クラスは、もし増やすと、どういう計画でしょうか。 142 ◯庶務課長  学校との相談になりますけれども、多目的室を一時普通教室にさせていただくということになるかなと考えております。  以上です。 143 ◯そえや良夫委員  今回、こういうふうな学区域の変更というか通学区域の変更なんですが、地図を見ると、まだこの辺、マンションできたときに、この後、どうなるのかなという心配もあるんですが、その辺の見通しですよね。  それと、清澄のほうの遠いところからあいている臨海に通うということになると、これもなかなかの話になってくるかと思うんですが、どんなふうなことを見通し立てているのか。 144 ◯庶務課長  後段の部分は、臨海小に行っていただくのは佐賀町のプラウド門前仲町ディアージュのほうで、清澄白河は深川小のほうになります。  今後なんですけれども、今のところ、明治小の学区域には具体的なマンション計画はないところでございますが、ちょっと状況は注視していきたいと思っております。  以上です。 145 ◯委員長  それでは、本件につきましては、了承するということでよろしいでしょうか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 146 ◯委員長  それでは、本件は了承することといたします。  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎閉会の宣告 147 ◯委員長  本日予定されておりました案件は、全て終了いたしました。  これをもちまして、本日の委員会を閉会いたします。               午後0時34分 閉会 Copyright (c) Koto City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...