台東区議会 2019-09-24
令和 元年 9月環境・安全安心特別委員会-09月24日-01号
令和 元年 9月環境・
安全安心特別委員会-09月24日-01号令和 元年 9月環境・
安全安心特別委員会
環境・
安全安心特別委員会会議録
1
開会年月日 令和元年9月24日(火)
2
開会場所 議会第3会議室
3 出 席 者 委員長 寺 田 晃 副委員長 秋 間 洋
(12人) 委員 拝 野 健 委員 中 嶋 恵
委員 中 澤 史 夫 委員 中 村 謙治郎
委員 望 月 元 美 委員 河 井 一 晃
委員(議長) 石 塚 猛 委員 本 目 さ よ
委員 太 田 雅 久 委員 青 柳 雅 之
4 欠 席 者
(0人)
5
委員外議員
(0人)
6
出席理事者 区長 服 部 征 夫
副区長 荒 川 聡一郎
施設課長 反 町 英 典
総務部副参事 川 島 俊 二
危機管理室長 松 本 浩 一
危機・
災害対策課長 飯 田 辰 徳
生活安全推進課長 湯 澤 憲 治
環境清掃部長 野 村 武 治
環境課長 小 川 信 彦
清掃リサイクル課長 杉 光 邦 彦
台東清掃事務所長 朝 倉 義 人
建築課長 松 﨑 晴 生
公園課長 原 島 悟
教育委員会事務局庶務課長 小 澤 隆
教育委員会事務局指導課長 小 柴 憲 一
7
議会事務局 事務局長 石 野 壽 一
事務局次長 吉 本 由 紀
議事調査係長 松 江 勇 樹
書 記 西 村 健 志
書 記 佐 藤 大 地
8 案件
案件第1 陳情元-23 区の施設や公園等に
ドライミストを導入することについての陳
情(新付託)
案件第2 環境及び
安全安心について
◎
理事者報告事項
【
危機管理室】
1.台風15号の
対応状況について ……………………資料2 危機・
災害対策課長
2.
令和元年度「台東区生活安全のつどい」の開催について
………………………資料1
生活安全推進課長
【
環境清掃部】
1.台東区
環境基本計画について ……………………………
事前資料1
環境課長
2.台東区花とみどりの
基本計画について
……………………………
事前資料2
環境課長
午前 9時59分開会
○委員長(寺田晃) ただいまから、環境・
安全安心特別委員会を開会いたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 初めに、区長から挨拶があります。
◎
服部征夫 区長 おはようございます。よろしくお願いいたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 本日は、
卓上マイクのスイッチを必ず押してから、ご発言願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、理事者の方に申し上げます。
付託案件の終了後、所管の部の
報告事項が終了した時点で、ご退席いただいて結構です。また、
報告事項のない部については、
付託案件が終了した時点で、ご退席いただいて結構です。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、傍聴についておはかりいたします。
本日提出される傍聴願については、許可いたしたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
それでは、審議に入らせていただきます。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 初めに、案件第1、陳情元-23、区の施設や公園等に
ドライミストを導入することについての陳情を議題といたします。
本件は、新たに付託されたものであります。
事務局次長に陳情の趣旨を報告させます。
(
吉本議会事務局次長報告)
○委員長 それでは、本件について、ご審議願います。
中澤委員。
◆
中澤史夫 委員 今回、陳情を読ませていただきました。
ドライミスト、非常に効果があるという部分ではあると思います。区としても、今後
オリンピック東京大会に向けて
ドライミスト等を設置することもあるのかなと思いますし、あといろいろな
ドライミストの形もあると思うので、その辺も検討していくのかなと思いますので、今回この陳情に関しては継続でお願いしたいと思います。
○委員長
本目委員。
◆
本目さよ 委員 うちも
中澤委員と同じで、継続で結構です。
○委員長
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 今、
中澤委員からもお話があったんですが、この陳情に関しては今回3回目ということですね、この委員会に付託されるのが。前期は、一番最初に出された陳情は雨水を利用しようということが陳情文に含まれていましたので、その点に関してはちょっと難しいということで不採択になった。次に
出し直しされた部分では、そういった水源の部分を何を使うかというのは記述から外れていて、ただ、公園及び
商業地域に
ドライミストの導入を求めるということだったので、いわゆる民間の施設に関しての
ドライミストの導入で今言及されている部分は、なかなか委員会として結論を出しづらいなというところで、たしか
審議未了で会期は終わっているということで、今回3回目に出された陳情ということです。
それで、中身の違いを拝見すると、
商業施設という民間の施設に導入をお願いするという部分がなくなって、区の施設及び公園等の
公共エリアに導入を求めるということに絞られてきています。という点で大きな違いが前回とあるのかなと思っています。その一方で、
中澤委員からご指摘があったとおり、今回、区としても計4カ所
ドライミストを直接的にやるんですよね。今までは雷門の
商店街等は補助金でやっていたりとか、あるいは試行ということで
期間限定でやっておられたということですので、それを直接やるということに関していくと、台東区としては
ドライミストが熱中症などの暑さ対策に一定の効果があるというところは認めているということでよろしいでしょうか、ご答弁お願いします。
○委員長
環境課長。
◎
小川信彦 環境課長 私どものほうで今年度中に4カ所、
区立施設等に
微細ミストの整備を計画してございます。こちらの計画につきましては、東京2020大会の
ヒートアイランド対策に関して東京都の事業と一緒にやる形でございますので、東京都でも一定の効果があると認めているものでございますので、区としても一定の効果はあり得ると考えてございます。
○委員長
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 ということで、東京都も含めて
ドライミスト自体の暑さ対策、
熱中症対策、
ヒートアイランド対策には一定の効果があるということで、導入に踏み切っているわけですね。あとは、例えば費用対効果の部分がどうなのかとか、
設置場所をこれからどうするのかとか、いろいろな問題が出てくると思うんですが、逆にこれも
中澤委員のご指摘があったんですが、いろいろと技術も進歩していて、今、移動型とか、
あと簡易型、もっと言うと、ことしの夏、大流行した手持ちの扇風機みたいなのがあるではないですか、首からさげるやつ。あれに何か霧吹きみたいなのがついていて、本当に個人型の
ドライミスト扇風機みたいなものも普通に売っている時代になったので、そういう意味でいくと、この陳情に関しては3回目の
出し直しの陳情の分を経て、ある意味区の方向性あるいは東京都の方向性とは合っているのかなと思っています。
細かいことを言うと、どこにとか、これから全部の公園にはつけられないよねとか、いろいろとちょっと突っ込むところはあるんですが、いわゆる全体の方向性としては向いている方向は一緒だなということで、私たちの会派は
趣旨採択でこの陳情を取り扱いいたしたいと思います。よろしくお願いします。
○委員長
拝野委員。
◆拝野健 委員 自由民主党は、
中澤委員と同じで、継続でお願いいたします。
○委員長
中村委員。
◆
中村謙治郎 委員 我々
都民ファーストの会も継続でお願いしたいんですけれども、やはりこの陳情者の内容等は、考えとしては基本的には同じです。やはりこれから観光客がふえる地域であったりとか、あるいは
子供たちが遊ぶ公園には
ドライミストの設置というのは区でもその有効性というのは十分把握されているので、今後も
ドライミストの設置は積極的に推進していっていただけるということなので、その場所の選定とか、そういったことは非常に重要になると思うんですけれども、区民の声などもよく聞きながら
ドライミストの設置を進めていっていただきたいと思いますので、継続でお願いいたします。
○委員長 秋間副委員長。
◆秋間洋 副委員長 共産党は
趣旨採択でいいかなと思っています。ただ、この
ドライミスト一本ではなくて、これからある
環境基本計画と、あるいは花とみどりの
基本計画ですか、というその絡みでやはり考えていく必要があると。先ほど
青柳委員から費用対効果という話がありましたけれども、それと同時に、これ電気で動かすわけでしょう。であれば、では
排出係数の問題もありますけれども、CO2との関係でどうなのかとか、あるいは公園に設置するということになれば、むしろ公園の緑をきちんと何かの形で残していくというほうが有効なのかとか、そういう検証を一つ一つしながらという意味で、
ドライミスト、これは否定するものではりませんので、そういう意味では導入を視野に入れながら、いろいろなものを考えていくというのはいいと思いますけれども、やはりきちんと検証しながらということを前提に、私は
趣旨採択でいいのではないかなというふうに思っております。
○委員長 これより採決……
(「ちょっと待ってください」と呼ぶ者あり)
○委員長
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 今ちょっと継続の中にも、
中澤委員や
中村委員は結構前向きに、これから
ドライミスト自体をどうやって区の中で活用していくのかということを区民の皆さんのいろいろな声を取り入れながら進めていくという意味で、前向きな継続ということと捉えたんですが、それでよろしいですか。
○委員長
中澤委員。
◆
中澤史夫 委員 今の
青柳委員から言われましたけれども、前向きというか、状況を確認しながらということなので、ちょっと動向を見て、どういうことができるのかとか、どういう方向でやるのかということを意見を聞きながらちょっと継続をしたいなと思います。
○委員長 よろしいですか。
中村委員。
◆
中村謙治郎 委員 私も、しっかり時間をかけて公園等の
ドライミストの設置であったり、
公共施設に関しても費用対効果の面も含めて、時間をかけたり、区民の皆様、
地域住民の皆様の声を聞いて、積極的に前向きな継続という意味でございます。
○委員長 これより採決いたします。
本件については、
継続審査を求める意見と採決を求める意見がありますので、まず、
継続審査の可否について、挙手により採決いたします。
それでは、本件を
継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
○委員長 挙手多数であります。よって、本件は
継続審査とすることに決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、案件第2、環境及び
安全安心についてを議題といたします。
本件について、理事者から報告がありますので、ご聴取願います。
初めに、台風15号の
対応状況について、危機・
災害対策課長、報告願います。
◎
飯田辰徳 危機・
災害対策課長 それでは、台風15号の対応について、ご報告いたします。
資料2をごらんください。項番1、状況についてです。
(1)概要について、ご説明いたします。台風15号は、9月7日土曜日から8日日曜日にかけて、
小笠原近海から
伊豆諸島付近を北上し、9日午前3時前に
三浦半島付近を通過後、東京湾を進み、午前5時前に強い勢力で千葉市付近に上陸しております。この台風では、多くの地点で
観測史上1位の
最大風速や最大瞬間風速を観測する記録的な暴風雨となりました。
23区の状況ですが、雨に関しては1時間の降雨量が江戸川区で72ミリ、風に関しては大田区で
最大風速32.4メートル、瞬間
最大風速が43.2メートルを観測しております。
(2)
被害状況についてです。
①人的被害については、9月19日現在で死者1名、負傷者154名となっております。死者1名については、世田谷区の50代女性が風にあおられ転倒し、亡くなったものでございます。
②建物被害については、全壊18棟、半壊96棟、一部損壊7,953棟、
床上浸水62棟、
床下浸水61棟となっております。台東区の
被害状況については後ほどご説明いたします。
③土砂災害については23件となっております。
④ライフラインについてです。停電の状況は、9日7時50分時点で
東京電力管内で1都8県で93万4,900戸が停電しておりました。断水については、1都2件で13万9,744戸が断水しております。
(3)
避難状況についてです。19日8時30分現在ですが、避難所は27カ所、
避難者数は184名の方が避難されております。
恐れ入りますが、裏面をごらんください。項番2、台東区の状況です。
区内の雨の事業につきましては、アメダスでの確認を行ったところ、9日4時ごろで1時間に31ミリの降雨が発生しております。また、風の状況では、9日5時ごろ
最大風速15.4メートルの強風となり、最大瞬間風速は9日3時40分で31.4メートルとなっております。
(2)被害の状況につきましては、9月19日現在、倒木38件、外壁やトタンの剥がれなどの
建物被害17件、冠水2件、建物や足場の落下、路上の障害物の散乱などとして、その他として15件、全体で72件の被害が報告されております。また、区内の
停電状況につきましては、他地域のような広域での停電は発生しておりません。
東京電力に確認を行ったところ、瞬間停電が一部の地域で発生した模様です。
(3)
罹災証明の
発行状況についてです。9月19日現在で地下室が浸水したとして1件、
罹災証明を発行しております。その他7件ほどの相談を受け付けている状況です。
次に、項番3、被災地への対応についてです。
今回の支援につきましては、
特別区長会が窓口となり、被災地や千葉県と調整し、支援を行っております。現在の被災地からの要求では、
人的支援がメーンとなっており、本日9月24日から10月2日までの期間、君津市へ職員2名を派遣し、
避難所運営に従事する予定です。
その他
物的支援については、
特別区長会からの情報では、現在のところ要望は出ていない状況でございます。
報告は以上になります。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
中村委員。
◆
中村謙治郎 委員 ありがとうございます。この
台東区内の
被害状況なんですけれども、私、9月10日に確認をしたところで、9月9日の夕方の5時時点での通報があった件数というので、まず倒木が42件でしたね。それで、
建物被害が10件、冠水は変わらず2件だったんですけれども、この倒木に関しては、この4件の誤差というのはどういったものかというのがまず1点。
あと、その他の中のこの15件、内訳をわかる範囲内で結構ですので、教えていただければお願いいたします。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
飯田辰徳 危機・
災害対策課長 2件のご質問があったと思います。
まず、倒木の誤差についてなんですけれども、9月10日現在の報告については、あくまで暫定数として出させていただきまして、中には重複しているものとかもありまして、その辺を整理した結果、9月19日現在の数字として、先ほどご説明したとおり38件とさせていただいたところでございます。
2点目のその他の主なところでございますが、例えば家屋の附属物が落ちているということで、それを歩道の車道側に捨ててあったものですとか、あとやはり足場の倒壊というのが2件あったというところ、あとは看板が落下したというようなものがあったという形になります。
○委員長
中村委員。
◆
中村謙治郎 委員 ありがとうございます。
あともう一つ、ごめんなさい。相談の7件というのは、これの内訳というのもわかる範囲で教えていただいてよろしいでしょうか。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
飯田辰徳 危機・
災害対策課長 こちらの相談7件については、
罹災証明が発行できるかという形の相談になったというところでございます。実際窓口で相談を受けまして、民間の
火災保険ですと
罹災証明がなくても
火災保険を受けられる形になりますので、そういった話を説明させていただいて、
罹災証明は発行していないんですけれども、その後の手順については進められていると聞いております。
○委員長
中村委員。
◆
中村謙治郎 委員 ありがとうございます。この9月9日に区に通報があったものというのは、これは主に消防から入った通報もあると思いますし、あとは区民の方からの通報もあると思うんですけれども、この66件ですか、9月9日時点での66件というのは、区民からの通報というのはどのくらいあったのか教えていただいて、最後にすみません、これだけお願いします。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
飯田辰徳 危機・
災害対策課長 通報に関しては結構重複している部分もあるので、なかなかカウントしづらい部分があって、正直なところカウントしていない部分ではあります。ただ、ここに上がってきている通報のほとんどが区民の方からの通報になります。その他消防から連絡があったものですとか、あと区の職員がパトロールをしていて見つけたものというのもあったということでございます。
○委員長
本目委員。
◆
本目さよ 委員 3点お伺いします。
まず1点目が、今回の台風の件で区の公式の
ツイッターで発信がなかったようなんですね。せっかくこういったときのために多分
ツイッターをやっているという部分もあるとは、一つは
東日本大震災の後から始めたと認識していますので、こういったときに発信をしないと何の意味があるわけではないですけれども、でも、ちゃんとそこで発信しないといけないかと思っています。ほかの地域とかだと、台風が来るので注意してくださいという注意だったりとか、あとは区として、自治体としてどんな人員体制をとっていますよと発信することで、区民の方が安心するみたいなところも効果があるとも聞いています。ただ、一方で、危機・
災害対策課が忙しい中、それまでやるべきなのか、広報課がやるべきなのかと、そういう役割分担の多分課題もあると思いますので、そこはぜひ次回に向けて検討していただきたいのが1点。
あともう一つが、近隣との例えば
防災協定をさらに推進していくべきではないかなと思っています。例えば今回、君津市に職員派遣ということですけれども、結構遅いといいますか、台風が起きてからすぐには多分派遣していないと思うんですね。例えば君津市でもいいですし、ほかの
関東近県の自治体と
防災協定を結んでいたりすると、局所的な災害のときに、台東区は大丈夫だけれど、先方は被害に遭っている。逆に先方は大丈夫だけれど、台東区は被害に遭っているとか、そういったときにお互いにすぐに行動に移せるのかなという気がしていますので、あとは例えば
直下型地震だと東京都の市部のほうは大丈夫だけれども、23区は多分壊滅的だとか、
あと立川断層のほうだと逆のことも言えるかと思います。なので、
東京都内の市部も含めて、
あと関東近辺と幾つか
防災協定を結んでおくべきではないかなと思っているのが2点目。
あと3点目が、千葉市の市長が拡散をしていたんですが、
大手ネット販売の会社の欲しいものリストをつくることで、ほかの市民の方だけではなくて全国の何か助けたいよと思っている方、募金がいいのか、募金が一番いいとは思うんですけれども、でも、物であげたいんだみたいな方もいらっしゃるので、ではこれが困っているということで物を指定する。例えば千葉市の場合は
ブルーシートだったりランタンだったりしたんですが、それを指定して拡散することで、募金をしたいというか、何か助けになりたいという善意と、
あと被災自治体の一番求めているものがもらえるということで、ぜひこの
あたりやり方を研究しておいていただきたいんですけれども、いかがでしょうかという3点をお願いします。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
飯田辰徳 危機・
災害対策課長 まず1点目、広報の
ツイッターなんですけれど、確かに今回、防災・
気象情報メールとか
台東防災アプリというところで、台風が近づいていますので、飛びやすいものについては室内にしまってくださいとかいう案内をしていたところなんですが、ちょっと
ツイッターが発信できなかったところについては大きな課題だと思っています。
今後、広報の
発信方法、
先ほどお話があったような本部の話とか、それも含めた上で関係所管と一緒に検討していきたいと思います。
また、続いて2点目、
防災協定、近隣との協定ということなんですけれども、確かに今現状近くの自治体で協定を結んでいるところは墨田区ぐらいしかないという状況になっています。一方で、
災害自体がある意味、今までは結構大規模な災害を想定していたのがだんだん
災害自体が局所化していく状況もあるかなと思っています。特に風水害に関しては、千葉県で影響はあるけれど、東京では影響ないということも多々あるということもありますので、今の話も踏まえつつ、協定の締結についてはどういう
取り組みができるかどうかについては、引き続き検討していきたいと思います。
3点目の
大手ネット販売のサイトを使った必要物資の
情報提供の話なんですけれども、やはり大手のそういうサイトに関しては情報の発信力としては非常に大きなものがあり、区単独で発信するよりも、より多く出せるかなというところもあります。そういった非常に新たな
取り組みだと思いますので、そこについては実際どのようにやっているのかについても研究させていただきたいと思います。以上です。
○委員長 よろしいですか。
中澤委員。
◆
中澤史夫 委員 今回の台風、非常に私も今まで経験したことないくらいの風を感じられまして、朝8時前ですか、ちょっと区内、若干近所ですけれども自転車で回らせていただいて、さまざまなものが落ちているとか、あと倒れているとか、そういう状況を確認させていただきました。
中村委員から話がありましたけれども、実際これは区に区民の方から連絡がある場合は
電話対応だけですよね、今の状況は。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
飯田辰徳 危機・
災害対策課長 今、主に連絡をいただいているのは電話という形になります。
○委員長
中澤委員。
◆
中澤史夫 委員 非常に忙しいので、なかなか電話も、私もしましたけれど、1回話し中で、次、別のときにかけたらかかったという感じもあるんですけれども。今、いわゆるSNS等もあるので、例えば映像が送れるとか、そういうのが受け取れるというのがあると、電話をして状況を言うのも、どういう状況ですかと聞かれても、なかなか表現しづらい部分もあるので、例えば写真を送れる体制とか、そういうところも非常に大変だと思うんですけれども、もしそういうのがあると、いわゆる状況把握がいち早くできるのではないかなと思います。
きょうから派遣に行かれるということなので、しっかりとそれは無事故で行っていただきたいと思いますので、要望でお願いします。
○委員長 よろしいですか。
中嶋委員。
◆中嶋恵 委員 19日現在、物資とかの依頼がないということなんですけれども、例えば区としてなんですけれども、いまだに南房総の友人とかにも私、心配になって連絡をして、やはりまだ断水、停電が続いているようで、この暑い中、まだお風呂に入れないという友人がいまして、例えばなんですけれども、そういった台東区も温泉施設とかありますけれども、そこを無料開放するとか、そういった例えばなんですけれども……。
(発言する者あり)
◆中嶋恵 委員 サウナも、失礼しました。そういった要望とかがあるかどうかというのを教えていただけますでしょうか。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
飯田辰徳 危機・
災害対策課長 自治体間での支援という形になりますので、基本的に自治体間で要望というのを確認しているところでございまして、今現在、先ほどもお話があったように、区長会を経由しまして、向こうの千葉県の市長会に働きをかけていると。それで必要なものがあれば連絡をくださいという形をさせていただいているところなんですけれども、そこについて特段今現状必要なものについては、もともと当初はトラロープですとか
ブルーシート、その辺の物資が必要だという話はあったんですけれども、それについても用意できますよという回答はしているんですが、特段その後実際欲しいという話はないということで、現段階、自治体間では特段そういう今お話しいただいたようなお風呂とかの要望というのはないと確認しています。
◆中嶋恵 委員 ありがとうございます。
○委員長 いいですか。
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 今回の災害に関しては、風ですよね。例えば電柱に関しても、想定していた最強風速というのが40数メートルだったのが、その安全基準というんですか、それを超えたことによって、これだけ多く倒壊したと。そういう意味でいくと、今後、今まではゲリラ豪雨とか地震とか、それに伴う火災等に対する備えということだったんですが、本当に数十キロずれていたら都心部に、羽田などもあったみたいですけれど、想定基準を超えた風が現実に吹くようになったということです。
その点からいくと、現在のところは状況報告ということですが、今後防災計画自体あるいはいろいろな建築関係とか看板関係の、あるいは屋外工作物関係のいろいろな基準に関しても、もしかすると見直しをして、それに対する対策を考えていかなければいけないというふうに大きな流れとしてはなっていくんではないかなと思っているんですが、その点については現在のところどんな方向性になっているんでしょうか、台東区だけの話ではなくて大きな話になってきますが。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
飯田辰徳 危機・
災害対策課長 非常に大きな話で、私からどこまで答えるかという話もあるんですが。まず、電気とかに関しては
東京電力さんと状況の確認をさせていただいていまして、引き続きどういうことが行われるのかどうかというのは、協議していく形になるかと思います。また、建物や看板とかの基準となると国の基準となってきますので、現段階では特段何か情報は入ってきていませんが、その辺については国の状況等を注視しつつ、必要に応じて国に対して要求していくなどの対応していくことを考えております。以上です。
○委員長
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 特にこれ次の産業建設委員会でも陳情が出ているんですが、看板の屋外広告物、袖看板の安全性ということが言われていまして、今回もその他15件のうち幾つかが看板の落下ということであったと。これが、後で伺いたいんですが、きちんと区に届け出をして安全基準を満たしていたにもかかわらず落下したのか、それとももともとちょっと整備がよくなかったので、落下してしまったのか。その辺もちょっと含めて、これは台東区だけで純粋に届け出があるだけで三千数百の袖看板とか屋外広告物がありますので、この辺はちょっとこれから大きな課題になってくるなということですので、産業建設委員会の中でも含めて議論をしていきたいと思っています。
次に、今話があった電気の問題、これは札幌のときもブラックアウトがあったということで、あのときも私、一般質問でも情報端末の充電の問題というのがこれから新たなニーズとして出てくるよと、前危機・
災害対策課長が今うなずいていますが。今回はテレビのテロップなどにも充電の場所とかが出てくるんですよね。どこどこ公民館で充電できますよとか、どこどこサービスセンターで充電できますよとか、あと現地からのいろいろな映像でも、本当に情報端末を充電するために行列ができていたりとかいうことで、ある意味3.11のときの教訓を含めて、きちんと情報を伝達する手段を確立していくというのが一番大きな課題といいますか、新しいニーズとしてなってきた中で、今回は長期の停電に関して、やはり電源、特に情報端末を充電するための電源をどうやって確保していくかというのが本当に新たなニーズとしてはっきり出てきたのかなと思っています。
これちょっと他区の状況を見ると、私が知る範囲で、品川区では全ての避難所等に大型の充電器、バッテリーを導入したということで、台東区でも避難所あるいは町会等でも充電器とか発電機を備えているんですが、ちょっと既存のものだと容量か少ない、アンペア数なのかワット数なのか。ですので、ガソリンタイプで発電する充電器をやっても、1度に充電できるのは本当に数台で、それはちょっとサービスといいますか、充電できますよという状況にもならないだろうと言われていまして、今後こうした電源の問題を区としてちょっと早急に取り組んでいかなければいけないなと思っていまして、万が一そういう方向性で補正予算なり新年度予算に計画があるのであれば、委員会としてしっかり後押ししていきたいなと思っているんですが、例えば区で直接購入するとか、あるいは町会等の防災団にそういったものを助成するとか、そういう方向性というのは何か検討課題に上がっているでしょうか。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
飯田辰徳 危機・
災害対策課長 私どもは、3.11の直後に各避難所45カ所に非常用電源として発電機2台と、あと蓄電池2台というのをずっと配備してきたところでございます。こちらについては、あくまで夜間とかの明かりをとるという想定をしている部分がありまして、ちょっとそういう部分では容量が足りないだろうなというところがあると。また、今回、非常用バッテリーについてはバッテリー自体の寿命がそろそろ来るということで、現在、我々も先にそのバッテリーをどうするかというのを検討していたところでございます。
この際に、先ほど委員からもお話があったように、ちょうど台風のときの状況を見ていますと、やはり被災地において、どの場所、どの公民館で電源が供給できますよとかいうのが非常に多く報道されているというのはよく見ていまして、そういった需要というのはあるんだなというところは感じたところです。そういった状況も踏まえつつ、避難所の非常用電源については今後もどのようにしていくかについては今現在を検討しているところでございます。また、防災団に対する助成に関しては、今も自主防災活動費の助成となっておりまして、その中で蓄電池とか発電機とかの費用には賄えますので、それで対応できるかなと考えております。以上です。
○委員長
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 ありがとうございます。品川区では8,000万円かけて導入したということで、今後、何か契約までいったという情報が入っているので、そのぐらいの予算規模で導入していただきたいなということが要望です。
あとは、防災団の助成に関しては、あれはたしか年間2万円だったかなと思っています。それでいくと、ちょっとニーズが大きく変わった中で、これで各防災団で蓄電池なりバッテリー対応の部分をやれというのは、当然これ区がやったのと一緒で、3.11前後にいろいろ発電機を購入した町会などもあったと思うんですが、それに比べてニーズが完全に変わってきていますので、これは地域に関しては、もう少しちょっと特化した助成制度をつくるなり、あるいは国や東京都の制度を利用して何かしらやらないと、単一の小さな町会などで町会費からこれを上乗せして負担していくというのはなかなか難しいので、ちょっと考えていただきたいなということを要望しておきます。
さらにもう1点なんですが、トイレの問題ですね。これも私、以前から申し上げたんですが、特にこうした夏場、熊本地震のときもそうだったんですが、マンホールトイレとか台東区がやっている既存のトイレあるいは避難所、こういったパターンで結構避難所で感染症が流行してしまったと。具体的にはノロウイルスが出てしまったというのが後になっていろいろ情報が入ってきているんですね。例えば避難所で避難して、ただでさえ不自由な生活の中で、さらにノロウイルス感染症になってしまったなんていったら、本当に悲惨な避難生活になってしまうんですね。
そういう意味では、今、感染症を防止することに特化したというか、想定した携帯型、簡易型のトイレ、パッケージ型というんですか、パッキング型のトイレというのが結構被災地で大量に活躍していると伺いまして、それも国や自衛隊などが持っているのが配備されているようなので、1自治体がどこまで整備するのかというところはあるんですが、台東区が今進めているマンホールトイレを中心としたトイレは限界もあるし、あと今回みたいに水も電気もとまってしまうと、なかなか厳しいと。さらには感染症のリスクということなので、これも結構きちんと配備すると金銭的にすごくかかる部分があると思うんですが、やはりどこかのタイミングで予算をきっちりつけて、トイレの問題をもう一歩前進していかなければいけないなと思っているんですが、今回の千葉のこの災害を経験した上で、トイレ問題というのはどのように考えていらっしゃいますか。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
飯田辰徳 危機・
災害対策課長 委員がお話しいただいたのは、恐らくトイレをした後にビニールが閉まって外に漏れなくなるということで、感染症予防とかに非常に有効だという話は聞いておりまして、私どももそれについては調査しているところではあります。ただ、やはり先ほど委員のお話にもあったように、非常にコストが高いという部分もありますので、全避難所に必要な数を入れるとなると、なかなかちょっと厳しい部分もあるかなというところもあります。ただ、感染症予防というところは非常に大事な部分でございますので、その感染症予防として必要な部分について整備することができないかどうかについては引き続き今研究しておりますので、それについては引き続き続けていきたいと思っております。以上です。
○委員長 いいですか。
太田委員。
◆太田雅久 委員 今回の通報の中の2件は、私の通報だと思うんですが。一つは、本当に見事にきれいに素早く、速やかに対応してくれて本当に助かりました。ただもう一つは、ちょっと難しかったんだけれど、
ブルーシートを張ってほしいという要望だったんですが、結局できず、その日の夜に雨が降ってきて、家に雨水が侵入してきてしまったという、ちょっと残念だった。あの
ブルーシートが今の南房総のようなあんな状況だったら、どうだったのかなと思いながら今思っているんですが。実は私も16日に千葉に行ってまいりました。そのときに、3.11のときに福島に2週間後くらいに行ったから、その映像が頭の中にすごいんで、大したことないのかなというような、本当に最初はそう思っていました。そのときは、ある程度
ブルーシートもばーっとかかっていて、すごかったですね。ちょっと高いところから道を下から見ていると、ほとんどわあっと
ブルーシートがかかっていて、大変な状況なんだなというのをそこで把握したんですが。
今回のことで、また細かく今度お話ししますが、電力会社の対応について、いろいろな情報が流れていますが、あれに象徴するように、通電がされていない夜中、その後もそうだったんですが、正確な情報が全く上に上がっていない。ですから、それについての配備なり指示なりが全くできていないというのが今回の状況だったと思います。これは大きなテーマになると思いますね。夜中、電気が通っていない、連絡方法がどうしたらいいかわからない、こんな状況が少し続いてしまったというのが非常に残念なところだと思います。
あと、自衛隊の人もたくさん来ていたんだけれど、関西のほうからも来て、本当に心強かったのだけれども。被災グッズを渡していますという看板を出して、そこにいるんですね。自衛隊は協力会のメンバーですから、ぱっと来て話をしたら、いや、ほかにもっとあっちもこっちも手を出さなければいけないところがたくさんあるんだけれども、上からの指示が来ないから動けませんというのがその自衛隊の人の話でした。一方では、自衛隊が倒木だとか、屋根にシートをかぶせたりするところもあるんですが、これは各自治体でどうなのか、県からの指示がうまくいっていないのかわかりませんが、自衛隊も非常に滞っているようなところも見えました。
正確な情報を速やかに、どれだけ把握するか、それについての正確な指示系統がきちんとできるか。今回の千葉の対応は、全く私もそういう意味では非常に勉強になったと。台東区も、これはあり得る話なんで、改めてちょっとそのことを検討していただきたいということで、一応話だけにさせていただいております。以上。
○委員長 秋間副委員長。
◆秋間洋 副委員長 我が会派にも3件相談がありました。全部建物の損壊にかかわることで、屋根が2件、あと物干し台が1件で、先ほど太田委員からもありましたけれども、屋根は
ブルーシート対応をせざるを得ない時期があったんですが、先ほど
罹災証明の
発行状況と、あと相談で、
罹災証明を発行できるかどうかというところがありましたけれど、なかなか今補助金は一部損壊には基本的には補助金というのはないですから、そういう点では大変なところ、これは国ぐるみでやってもらわないと困るということがあるんですが。しかし、少なくとも政策金融公庫は、
罹災証明を出せば無担保の低利融資をやるわけですから、そういう点ではこの
罹災証明は可能な限り速やかに出して対応するということを求めたいと思いますが、その辺はいかがですか。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
飯田辰徳 危機・
災害対策課長 確かに
罹災証明があることによって受けられる支援というのがありますので、
罹災証明の発行については、我々としても被害があった方に対して
罹災証明を申請できますよということで周知させていただいたところでございます。今後も、
罹災証明が必要な方については周知させていただいた上で、申請に来ていただけるよう取り組んでまいります。以上です。
○委員長 秋間副委員長。
◆秋間洋 副委員長 よろしくお願いしたいと思います。
先ほど
青柳委員からもありましたけれども、想定外の暴風があった場合に、やはりこの間もあったのは、まず電柱そのものが倒れてしまう。あと倒木によって電線や電柱が破損してしまうという、こういう光景をニュース映像で私たちはたくさん見て、これが大変な道路を塞いでしまったり、あるいはもちろん電気そのものを届かなくしているわけですね。
そういう点では、私、やはりインフラ全般での基準の見直しと先ほど
青柳委員からありましたけれど、それと同時に、
台東区内の今そういう電柱、電線あるいは構造物、公益企業が中心になりますけれども、こういう状況というのがどんな状態にあるのかというのを定期的にきちんとつかんでおく必要があると。今の電柱というのは40メートルですよね、設計が。完全の強さが40メートルで東電は設計しているわけですよ。だけれど、今回57メートルが吹いてしまったから倒れたわけでしょう。ですから、そういう点では電柱の点検結果等を定期的に
東京電力あるいはNTT等から報告されているのかどうか。あと、少なくとも区道上の設備、構造物については、そういう公益企業に対して点検結果を定期的に報告させるべきだと思うんですけれども、その辺はいかがなんですか。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
飯田辰徳 危機・
災害対策課長 電柱等の点検の継続的な報告についてなんですけれども、現在のところ
東京電力やNTTなど事業者からは特段継続的に報告をもらっている状況ではなく、障害があった場合に限り報告をもらっている状態になります。今回の台風15号に関して言いますと、
東京電力からは千葉県や区についての報告がございました。ただ、報告の基準はないんですけれども、そういった状況はあります。今後も、
東京電力など事業者とは連携方法について協議を行ってまいりたいと考えております。
○委員長 秋間副委員長。
◆秋間洋 副委員長 実はこの30年で
東京電力は配送電気設備への投資額というのが9,000億円から3,000億円に下がっているんですね。あと年間の電柱を取りかえる基準を緩和して、交換本数あるいは費用の問題ですけれども、これ2014年に100億円圧縮しているというのがあります。そういう特に3.11以降、物すごいリストラというか、そういう経費節減が安全面にかかわっていると。そういう点では、台東区だって57メートルの強風が吹く可能性はあるわけですよ。ですから、そういう点では、やはり公益企業にそういう点での基準の見直しと、あと定期的な点検での報告、あるいはこの地域、このところが一番老朽化しているとか、電柱が。そのようなものはやはり区としてもつかんでおく必要があると思いますので、そういう点では、区内のインフラ全般、特に電線ですね、あるいは通信関係のこういうもののところの点検をお願いしたいということを強く申し上げておきます。
○委員長 河井委員。
◆河井一晃 委員 今回、本当に今までの議論の中でも電気の重要性というのをすごく私も痛感していまして、千葉のほうでゾウ園が、水を電気でくみ上げているということで、ゾウさんもかなりへばっていると。この上の太陽光設備の電気からは電源は供給できるものなんでしょうか。電柱以外の電源の供給という意味ですけれども。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
飯田辰徳 危機・
災害対策課長 庁舎に関しましては、地下1階、地下2階及び屋上2カ所の計4カ所に非常用発電機を整備していまして、それぞれ必要な箇所に対して電気を供給するような体制にはなっておるところでございます。
◆河井一晃 委員 今いろいろ家庭で、千葉などは真っ暗になっていたところもあったんですが、蓄電池というのが最近はやっていて、そういったところでマンションだとか戸建てとか、そういったところで蓄電池を推進していこうという、そういう試みとかあればと思いまして。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
飯田辰徳 危機・
災害対策課長 確かに今回、千葉のほうで全体的に停電が起きてしまったということを聞くと、やはり各家庭での電気の備蓄というのも必要になるのだろうなというところはあります。ただ、やはりふだんどおりの生活をやるに当たっての電気を備蓄するのは非常に大変な部分がありまして、コストも非常に高いという部分もあると。ただ、何かできないかどうかというのは、今回の千葉の停電を見て考えているところでございますので、そこについては引き続き各家庭に対して支援は何かできるのかどうかというのは研究してまいりたいと思います。
○委員長 いいですか。
河井委員。
◆河井一晃 委員 何でしたか、昔ラジオについて回して、何かあれ携帯ぐらいは充電できるのかな。ああいうのでもちょっと一つ二つ町会にあればいいかなと思います。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
飯田辰徳 危機・
災害対策課長 まさに委員おっしゃっていただいたように、回してラジオが聞けて、携帯ぐらいにも少し電気を提供できるようなものというのはありまして、それについては我々、あっせんのほうでも対応しておりますので、そういったものも使っていただければと存じます。以上です。
○委員長 このたびの職員派遣に2名ということなんですけれども、こちらに対してたくさんの職員の方の手が挙がったという心強い報告をいただきました。無事故の派遣をお祈りさせていただいて、ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、
令和元年度「台東区生活安全のつどい」の開催について、
生活安全推進課長、報告願います。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 それでは、
令和元年度「台東区生活安全のつどい」の開催につきまして、ご報告いたします。
資料1をごらんください。10月11日から20日までの間実施されます全国地域安全運動に先立ちまして、区民の防犯意識の高揚、啓発を図ることを目的に、10月5日の土曜日午後1時から浅草公会堂で実施いたします。
内容は、第1部の式典に続きまして、第2部では蔵前警察署の女性警察官とマギー司郎さんとで特殊詐欺の最近の手口や防犯対策などの防犯トークの後に、マギー司郎さんとお弟子さんによりますマジックショーを行います。第3部では、警視庁音楽隊・カラーガードによる演奏と演舞を行います。最後に、区内の高校生ボランティアと来場者によりますたいとう
安全安心かけ橋宣言と振り込め詐欺撲滅コールを行います。
報告は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
太田委員。
◆太田雅久 委員 第2回定例会で報告がありまして、今回の安全のつどいは一般区民の方を中心に行われるわけですけれども、旅館、ホテルの組合の方と
安全安心パートナーシップを結んだという報告がありました。これは何かすごく反響があったというのを私どもは聞いたんですけれど、今どんな状況なんですか。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 区内の宿泊事業者5団体と台東区で先般、区民の
安全安心に関しますパートナーシップを協定締結させていただきました。このような協定締結は東京都では初めてということで、大手新聞社2社に掲載されるとともに、改めまして締結しました事業者の方からは、台東区と連携してこのような
取り組みができることはうれしい、今後さまざまな意見交換をしながら事業を継続していきたいというお声をいただきました。
今後は、区内の治安情勢や事業者の方のご意見をお聞きしながら本事業を推進していくとともに、協定を呼び水としまして、区内のほかの宿泊事業者、団体に協力を要請しまして事業の拡充に努めてまいります。以上です。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 まさに今、課長がおっしゃったように、これは今現在までは大成功ですが、今後これをもう少し広げて、もっとさらに図っていただきたいと、これはお願いしておきます。お疲れさまでした。
○委員長
本目委員。
◆
本目さよ 委員 1点お伺いさせてください。後援のところに台東区立小学校PTA連合会、中学校PTA連合会とあるんですが、この方々にも各校何名ずつ来てくださいみたいなものは、いわゆる動員的なものはあるのでしょうか。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 区内のPTA連合会の方にもお声かけをしているところでございますが、いわゆる動員ということはやっておりません。主に防犯協会の方、また地域の町会の方がご出席をいただいております。
○委員長
本目委員。
◆
本目さよ 委員 楽しんでいただけて、来たいと思っていただけるようだったら全然構わないんですが、動員という形ではぜひしないでいただきたいなと、これは要望しておきます。
もう一つ、これはちょっと言うかどうか迷ったんですが、今、報告の中で、マギー司郎さんと女性警察官のというくだりがあったかと思うんですが、今の報告の中に女性の警察官であるというのが必要であるかというのはちょっと疑問が残ります。細かいことで恐縮なんですけれども、そのあたりも大事なことですので、ぜひどの課も気をつけていただきたいなと思います。
○委員長 よろしいですか。
ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、台東区
環境基本計画について、
環境課長、報告願います。
◎
小川信彦 環境課長 それでは、台東区
環境基本計画につきまして、ご説明をさせていただきます。
事前資料1をごらんください。項番1、台東区
環境基本計画中間改定版の達成状況についてでございます。
(1)評価の基準でございますが、資料に記載のとおり、本計画の各事業の達成状況に応じて達成・半数以上達成・未達成・その他の4区分で評価しました。
(2)計画事業の達成状況でございます。個々の計画事業につきましては、別紙A3判の資料に記載をしてございますので、後ほどごらんいただければと思います。
それでは、資料にお戻りいただきまして、基本目標ごとに具体的な数値での目標を定めました基本指標の達成状況についてご説明をさせていただきます。
基本指標1をごらんください。基本指標1は、緑比率を目標値として設定してございます。平成22年度の12.3%を基準としまして、
令和元年度までに14.5%とするものでございましたが、平成30年度調査で10.1%となっており、目標は未達成となっております。これまで緑比率増加のために屋上緑化や保護樹木助成などの事業に取り組んでまいりましたが、墓地などの緑がさまざまな理由から減少したこと、また街路樹の植えかえなどにより、植えかえた樹木の枝葉の数が以前より少なくなっていることなどが緑比率の減少の主な原因であると想定されます。
次に、基本指標2、温室効果ガス削減率及びエネルギー消費量削減率でございます。温室効果ガス削減率につきましては未達成、エネルギー消費量削減率は目標を達成してございます。温室効果ガスにつきましては、エネルギー消費量は減少してございますが、
東日本大震災以降、火力発電所の利用がふえたため、発電時に排出をされます二酸化炭素量が増加したことなどから、温室効果ガスの削減量としては目標が未達成になったものと考えてございます。
恐れ入ります。資料の2ページをごらんください。続きまして、基本指標3でございます。区民・事業者の環境配慮への
取り組みの意識でございます。ともに未達成となってございます。
区民等への環境の
取り組みに関する意識につきましては、平成31年第1回定例会の本委員会にご報告をさせていただきました平成30年度に実施しました
環境基本計画策定に係る基礎調査におきまして、約8割の区民が日ごろから公共機関を利用したり、節水や節電に努めるなど環境に対する積極的な
取り組みを行っていることから、区民にとりまして省エネにつながる日々の活動が生活の一部となっており、特段環境に対する配慮行動として認識していないなどの可能性があるのではないかと推測をしてございます。
続きまして、計画事業の達成率でございます。計画事業全体としましては、全173事業のうち達成は99事業、半分以上達成が55事業、未達成、その他が19事業となり、達成と半分以上達成の合計でございます達成率は89%となっております。
続きまして、(3)達成した主な事業でございます。園芸文化・技術の継承・再生・普及としまして、園芸・技術に関する講習会などを開催してございます。内容としましては、大輪アサガオや緑のカーテンなどの講習会を実施してございます。
(4)未達成の主な事業でございます。太陽エネルギー利用システムなどの普及としまして、太陽光発電システムの導入に対する助成制度を実施してございますが、太陽光で発電した電気の売電の買い取り価格の低下などから、助成の応募が少ない状況となっております。今後、他区の事業なども参考に、助成制度の見直しを検討してまいります。
続きまして、項番2、現在作業を進めてございます新しい
環境基本計画の策定状況についてでございます。
学識経験者や環境団体、町会などの区民代表などで構成されます
環境基本計画策定懇談会におきまして、基本理念なども含めて検討を進めております。
恐れ入ります。資料の3ページをごらんください。策定における新たな視点でございます。計画策定に係り、基本目標や数値目標を検討する際に、資料に記載のような視点で検討を進めてございます。まず、温室効果ガスの削減目標につきましては、国の目標に合わせるとともに、近年の気候変動に対応するため、暑熱対策なども新たに
取り組みを加えることを検討しております。また、持続可能な開発目標・SDGsについても、
取り組みの柱に関連する目標を設定していくことも検討してございます。
(3)基本理念及び基本目標(案)でございます。基本理念につきましては、よりよい環境を創造し、次世代に継承するなど、区が目指す環境の基本的な理念として、時代を超え、次世代に引き継いでいくべきと考えており、策定懇談会での検討も踏まえまして、現行計画の理念を継続していきたいと考えております。
基本目標につきましては、区民の意識調査や地球温暖化対策に関する国際的な枠組みであるパリ協定、また国の動向などを踏まえ検討した結果、二酸化炭素の削減などの課題へ対処していくため、より具体的な目標を選定することとして五つの基本目標としたものでございます。
項番3、今後のスケジュールでございます。
引き続き検討を進め、今後、第4回定例会の環境・
安全安心特別委員会に中間のまとめについて報告をした後、パブリックコメントを行い、来年の第1回定例会の本委員会において最終案をご報告する予定でございます。
ご説明は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
中澤委員。
◆
中澤史夫 委員 まず1点だけ。このいただいたA4の資料の中の3ページ目の46番、区有車両への低公害・低燃費車の率先導入というところで、30年度が電気自動車が5台、CNG自動車1台、水素自動車1台ということなんですけれども、今後、区に所有している車、耐用年数等を考えながら買いかえていくと思うんですけれども、これはEVのほうに進んでいくような感じ、電気自動車という感じなんですかね。
○委員長
環境課長。
◎
小川信彦 環境課長 区有車につきましては、現在、省エネに関するような車にかえていくという方向性の中で、電気以外の車も含めて、ガス車ですとか水素自動車もございますので、それぞれの使用目的に合わせた形で検討を進めて、最終的には全て省エネ対応にしていきたいと考えております。
○委員長
中澤委員。
◆
中澤史夫 委員 一つの考えとしてハイブリッド車、災害時に電源にもなる可能性もあるので、電気自動車、電気は大丈夫、何が大丈夫かわからない時代になっていますので、ガソリン供給はたしか提携を結んで燃料はいけるんでしたっけ。ガソリンとかは、どこかと提携を結んで非常時に確かなっている体制だと思うので、ということは、ガソリンを使って、ハイブリッド車でしたら電気が起こせる、電気自動車を使える可能性があるので、そういう方向性もちょっと考えていただければなと思いますので、要望でお願いいたします。以上です。
○委員長 要望でいいですか。
河井委員。
◆河井一晃 委員 民間施設の緑化推進の助成金についてなんですけれど、これ今どのような状況で進捗というか、受け付けとかが確認できれば教えていただきたいなと思います。
○委員長
環境課長。
◎
小川信彦 環境課長 屋上緑化ですとか壁面緑化など、またプランター助成などについて、区で緑化についての助成を行っておりますので、そのことかと思います。区で、まずパンフレットを作成しまして、いろいろな場を通じて、例えばエコフェスタですとか、そういった場所で周知をさせていただくとともに、例えばいろいろな会合がございます。マンションのセミナーですとか、そういった場にも職員が出向きまして、私どもから、こういう制度があるということで、できるだけ事業の周知について努めているところでございます。
○委員長 河井委員。
◆河井一晃 委員 今、受け付け状況がどれぐらいあるかというのをちょっと確認したかったんですけれど、屋上緑化と壁面緑化と施設緑化と駐車場緑化と助成を四つほどしていると思うんですけれど、それがどのような状況で、環境課ではないですかね。
○委員長
環境課長。
◎
小川信彦 環境課長 申しわけございません。受け付けと申しますか、実績といいますか……。
◆河井一晃 委員 実際に申請があるかどうか、どれぐらいのボリュームであるかどうかということ。
◎
小川信彦 環境課長 ちょっとお待ちください。今ちょっと資料を用意いたします。申しわけございません。
○委員長
環境課長、実績。
環境課長。
◎
小川信彦 環境課長 すみません、例えばプランター助成であれば平成30年度に8件申請がございまして、プランター設置助成であれば平成30年度でございますけれども、8件の助成を行っております。プランターとしては55個設置してございます。
令和元年度でございますが、現在プランター設置助成につきましては、今現在10件ほどご相談がございまして、現在57個のプランターの設置を現状では終わらせたところでございます。
○委員長
環境課長。
◎
小川信彦 環境課長 すみません、全体の実績ということなので、ちょっと今資料がございませんので、後ほどお答えさせていただいてよろしいでしょうか。
◆河井一晃 委員 わかりました。私ちょっと調べて、これ余り知らなかったので、私の近所の方も知らないので、やりたいという声も聞いていたので、その辺がちょっと詳しくわかればと思いました。では、後ほど。
○委員長 よろしいですか。
すみません、花とみどりの
基本計画もありますので、両方かかわることはここで聞いてもよろしいですけれども、それを踏まえて質問をお願いいたします。
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員
環境基本計画でよろしいですよね。
○委員長 はい。
◆
青柳雅之 委員 私、一部では環境族議員と言われているくらい環境のことをいろいろと取り組んできたんですが、若干ちょっとここのところ環境、環境あるいはCO2、カーボンフラットみたいな話はやや世界的にも下火になってきていたのかなと思いましたら、今回世界中で若者が立ち上がったということで、国連でも16歳の方が演説をした。あとは、先週末だったと思いますが、世界中で60数万人の10代の若者がデモとかストリートパフォーマンスをやって、この問題は次世代に対する
取り組みであると。ですので、今の社会を主に形成している大人たちが次の世代に何を残せるかという部分から、本当に怒りの声が上がり出したということです。
きょうも、日本でのいろいろな気候変動の若干影響なのかなと思いますが、
観測史上初というのがこの夏もいろいろありましたね。本日は風速の話でしたが、気温であったり、あるいは雨のない期間であったり、そういったことを考えると、環境課は当然ヒートアイランド問題あるいは気候変動の枠組み、地球温暖化に対する
取り組み、これをパリ協定ですとか京都議定書、頑張ってやられているということですが。ただ、今回もいろいろと目標が達成しているにもかかわらず、残念ながら温室効果ガスを減らす
取り組みについては増加という残念な結果になってしまったということなんですが、この点については、いわゆる
排出係数の問題というのが主に上げられてはいますが、これは2011年以降、当然こうなるよというのは誰しも予想ができてわけで、それに向けてどんな手を打ってきたのか。自治体単独でできる話ではないですけれども、これはどんな
取り組みなり反省なりというのがあるのか、ちょっと聞かせていただきたいんですが、その上で議論を進めていきたいと思います。
○委員長
環境課長。
◎
小川信彦 環境課長 今、委員がおっしゃいましたように、地球の温暖化対策については非常に国際的なうねりも高まっております。その中で、台東区として何ができるかということについて今私どもで考えておりますのは、温室効果ガスの台東区の排出されている量の約90%が二酸化炭素になります。その二酸化炭素の排出されているものの約75%くらいが家庭ですとか事業所、事務所のビルですとか、そういったところから出ているものでございます。それ以外運輸部門ですとか工場から出ているものもございますけれども、区としては、やはり一番大きいところを占めます家庭や事業所に対して、できるだけ省エネを進めたり、いろいろな点での環境の施策を進めていくべきではないかということで考えてございます。
具体的には、環境に関する助成制度、いろいろなさまざまな助成制度、例えば太陽光発電ですとか、窓の二重化ですとか、さまざまなものをやってございます。あと区民の意識調査を見ますと、台東区の区民の方が非常に公共交通機関を利用する割合が高いのと省エネ家電についての導入をしている、さらに今後も導入するという意向が非常に高いという特徴がございます。区では、その辺を踏まえまして、やはり助成制度について今まで以上に取り組んでいくべきではないかというのが一つございます。
さらに、環境に関する学習ですね、さまざまな新しい問題が出てまいりますので、そういった部分、今、環境学習については、環境ふれあい館を使ってやってございますけれども、環境ふれあい館の中でも、来た方に対する学習、さらに各学校に出ていく学習もございます。それ以外にエコフェスタなどのさまざまな啓発活動、そういったものについてより一層充実をすることで、区民一人一人が環境に対する配慮を学習して学んでいただいて、日々の生活の中でそれを取り組んでいただくような形に区としては取り組んでいくべきではないかと考えております。
○委員長
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 もうそのとおりなんですよね。しかも、その方向性については今までも我々も了承してきて、応援してきたつもりです。
ただ、現実問題、そうした
取り組みだけでは到底京都議定書やパリ協定のレベルまで達成することができないということが今回はっきりしたわけで、そういう意味では、小泉環境大臣も何か国連で高々と宣言されたようですが、本当に今までと次元の違うような
取り組みが必要になってくるのかなと思っています。
これ数年前にこの委員会で福島市だったかな、郡山市だったかな、行ったときに、あそこは市を挙げて、いわゆる原発に依存していた分の電力使用量をたしか20%だったと思いますが、本当に官民一体になって、その分だけは絶対に減らしていくんだという
取り組みを見てきました。いわゆるいろいろな熱の入った
取り組みというんですか、やや本区の
取り組み、23区ある程度一緒だと思いますが、どことなく思いのある方や、ちょっと用語で言うと不適切かもしれないですけれど、何か意識高い系の人たちとか、そういう方たちの運動とか動きに若干頼っているといいますか、そういう人たちの部分に光を当ててばかりいるような感じがするので、もう少し裾野を広げていくような
取り組みにそろそろ発展していかないと、この問題はなかなか進んでいかないのかなと。あるいは次世代に対する今の我々現代社会の役割を果たしていけないのではないかなと思っているんですね。
特に
環境清掃部長も意識高い系な方だと思いますので、これなかなか
環境課長がどんなに頑張っても、ある意味ほかの所管も含めて、これも待ったなしでやらないと次の世代に大きな負の遺産を残してしまうんだよということで、どんな気合いで次の
環境基本計画の中に、いわゆる理念や目標を掲げるだけはできますけれども、脱炭素、これすごい文言まで入っているんですが、これ具体的にどうやって進めていくのかみたいな思いがあったら、ぜひお聞かせいただきたいんですけれども。
○委員長
環境課長。
◎
小川信彦 環境課長 今、委員からご発言がございました脱炭素ですね、非常に重い言葉でございまして、今回初めて計画の中でも使う形でございます。これにつきましては、確かにいろいろな課題もある部分でございますが、社会的な動向、また国も脱炭素にかじを切るという形でございます。この計画は10年計画でございまして、国の動向、また国の計画の中身についていてもいろいろ情報を集めているところでございますが、当然我々だけでできない社会的なインフラの根本的なものを変えるというようなものも国でお考えのようなものがあるようでございます。
例えば水素の利用についても、もっと積極的にというお話もございますので、そのような場合について区でどこまで何ができるかということについては、今ここで具体的な例をちょっと申し上げるのはなかなか難しいんですが、少なくとも国の動向、また計画を踏まえ、また近隣区の状況も見ながら、長期的な目標としてこの目標を達成するように、今ある事業を中身について見直しをかけ、充実するとともに、必要に応じて新規の事業なども含めて考えながらやっていきたいと考えております。
○委員長
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 最後に一つだけ聞いておきたいのは、今回もこうした数値目標を出していくと思うんですが、これ台東区の未達成の一つの理由としては、
排出係数の問題だけではなく、人口規模がふえているということもあると思うんですね。これでいくと、1自治体の中で基準年があって、それでこの先台東区も人口増加ではないですか。そうすると、1人当たり、あるいは平均値的な電気の使用量などを減らしたところで、人口増加してしまったら全体追いついていかないわけですよね。こうした部分の各自治体の人口増加や何かとの計算というんですか、そういうものというのは何かあるんですか。
というのは、逆に言うと、人口がどんどん減少している自治体は、例えば1人当たりの電気消費量がふえたとしても、目標を達成してしまったりするわけですよね。その逆が人口が増加している地域では起きているわけで、これは各自治体の割り当てみたいなものというのは、目標を速やかに達成する言いわけになってしまうわけではないですけれど、こういう部分というのは何か配慮なり考慮なりする部分というのは、どこかで話し合いがあるんでしょうか。
○委員長
環境課長。
◎
小川信彦 環境課長 今、委員がおっしゃいましたとおり、人口がふえている中で、どう取り組むかというのは非常に大きな問題ではございます。ただ、私どもとしましては、あくまでも国が目標として設定しているものにできるだけ近づけたいと思っておりますので、人口の増減があったとしても、やはりそれに向かってやっていくしかないかと思っております。実は先ほど委員から固定係数のお話がございますけれども、固定係数で温室効果ガスの排出量を本当に大まかな試算をしたところなんですが、この数値で見ますと、目標をほぼ満たせるぐらいの数字にはなっております。ですから、人口がふえていく中でも、やはり取り組むことによって一定の効果が出ます。やはりエネルギーの消費量については目標を突破してございます。ですから、やはり区民の皆様方のご協力を得ながら、区としてやれることをやっていくということしかとりあえずないかなと思っておりますので、それにどう取り組んでいくかは、先ほどご答弁申し上げたとおりでございますが、これからも取り組んでいきたいと考えております。
○委員長
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 わかりました。ということで、今回、現状いろいろ振り返る中で、今おっしゃったとおり、実はエネルギーの消費量自体の削減値は達成しているということ、あとは固定係数のまま来ていたら、排出量ベースに関しても基準年に対する19%削減を達成していますか。そこだけもう1回。
○委員長
環境課長。
◎
小川信彦 環境課長 本当に大ざっぱな試算でございますが、二酸化炭素の固定係数の数値を大まかに積算した結果で計算してみますと、おおむねそれに近い数字が出てはございます。ただ、あくまでも大ざっぱな試算ではございますので。
○委員長
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 わかりました。ということで、いろいろ数値や成果をはかるときに、今の二つの話、これは実は大きな話ですよね。固定係数、基準年の割合のまま来ていれば目標達成できていた。ただ、
排出係数が変化したことよって、逆に増加になってしまった。なので、それをどうしていくかということを考えなければいけないということなので、いわゆる一つの成果でもあるということを評価した上で、今後の
取り組みを進めていっていただきたいなということにして、まとめさせていただきます。
○委員長 秋間副委員長。
◆秋間洋 副委員長 今、
青柳委員の質問に対して、大体
排出係数が前のままなら、今度のエネルギー消費量を減らしているから達成したということというのは、これはこれで一つそうなのかもしれないですけれど、その目標そのものか低いんですよ。達成しても低いというのが、これは国際的に非難を浴びている国の目標そのものですから。脱炭素と言われている、今回も掲げるのはすばらしいことですけれども、しかし、今回どういう目標を掲げるかわかりませんが、前回のこの計画のときに私、指摘したけれども、前回の前5年、そして今5年という議論をしたときに、3.11があったということを理由にして、実際には野心的な目標を国と同じ水準に下げてしまったんですよ、東京都以下に。だから、これはやはり指摘しておきたいと。これについてはちょっと後でやります。
私、まず知りたいのは、昨年実施した区民の意識調査を踏まえて、基本目標を5課題に設定したとここに先ほど報告がありましたが、意識調査結果のどこからこの5課題を導き出したのか、これについて教えてください。
○委員長
環境課長。
◎
小川信彦 環境課長 今お話がございました区民の意識調査、昨年、計画策定に際して行ってございますが、その中で、区民に対して関心のある環境問題という設問を設定してございます。これに対するお答えの1位が地球温暖化、2位がヒートアイランド現象、3位がごみ・リサイクルでございました。また、同じような設問で、今後区が重点的・優先的に取り組むべき事項という設問もございまして、こちらに対して1位が公園整備や街路緑化の向上、2位が地球温暖化対策、3位が
ヒートアイランド対策でございました。これらを踏まえまして基本目標について定めるとともに、基本目標4については、町の美化や公衆喫煙なども含めて入ってございます。基本目標5については、主に環境学習に関するものでございます。どちらも関連するとともに、最近の社会情勢などを踏まえた上で、やはり目標とすべきということで、この五つにしたものでございます。
○委員長 秋間副委員長。
◆秋間洋 副委員長 現計画の基本目標になっている1の部分ですね。緑や水辺に親しめ、うるおいがあり、健康で快適な生活環境をつくりますという、ここが大体1、3、4ぐらいに分かれて、大体今、課長の答弁にあったように、今の温室効果ガス問題、あとヒートアイランド問題、あとごみの問題ですよね。この辺の意識が非常に区民の中に高い。そこを特に3で廃棄を抑制し、資源を大切にするという項目を独立させて設けたとか、こういう点というのは私はいいことだなと思います。
その上で、先ほど言ったように、今度のいわゆる省エネ目標と、あと温室効果ガスの削減目標はどうするんですか。国と同じ、現計画はそうですよね。現計画というものが2013年対比で26%削減と、温室効果ガスは。あとエネルギー消費量については、2012年対比で35%削減と。これは国が掲げているわけですけれど、これを現計画は進めてきたと。今回も、またそれをやるという、そういう
基本計画になるんですか。
○委員長
環境課長。
◎
小川信彦 環境課長 基本的には、現段階はまだ検討中でございますが、国の計画に合わせるような方向で目標は設定する方向で考えてございます。
○委員長 秋間副委員長。
◆秋間洋 副委員長 それだと、今、国連の気候行動サミットには合わないんですよね、これは。16歳の方があの国連であの切々とした訴えというのは、火力発電所をこれ以上つくってくれるなと。ところが、日本は、2030年までにエネルギーミックスで火力発電所26%ですから、これは全く違反しているわけですよ。それに合わせるというわけでしょう、区も。これは先ほど脱炭素という言葉を掲げる意味がなくなってしまうんですよ。幾ら省エネの頑張りをやっても、係数、指数がどんどんそういうところで維持されても、再エネとか、あるいは自然エネルギーを本当にふやすというところに今の政府が向かわないと、台東区が幾ら頑張っても、そうなる。ですから、アピールとしたって、台東区は政府の目標と同じ目標ではなく、なかなか国の責任でできない、先ほどの温室効果ガスの問題は係数でできないわけだから。それは堂々と出せばいいんですよ。だけれども、国に問題があるわけだから、ここのところは、むしろ自治体としてはきちんと見解を基本目標にも示すべきだと。
あともう一つ、これ具体的な問題を言います。ごみの減量問題、先ほどありました。本当に脱炭素とか、あるいは
排出係数を減らすという、そういう流れで私たちが台東区の今後の方針を見るとしたら、二つ私、ごみの問題でどうしても提案しておきたいことがある。中間のまとめになってからでは遅いですから。一つは、プラスチックごみ、これの全量資源回収ですね。これはどうしてもやってほしい。今ペットボトルとトレーは、台東区は分別しています。しかし、ほかのプラスチックごみは、これ分別していない。燃えるごみと一緒にやっているわけですね。これは23区中11区ですよ。残りの12区というのは仕分けしているわけですね。ですから、そういう点では、プラスチックごみの全量資源化、これは今、海洋プラスチック問題がこれだけ大問題になっているだけに、そういう点ではこれはやっていただきたいと。
あと、時間がないんで、もう一つあわせて言ってしまいますので、あわせて答弁いただきたいんだけれども、家庭ごみの16%、あと事業系ごみの3割を占めている、いわゆる雑紙ですよ。資源化可能な紙類、これの分別収集、これにぜひ踏み込んでいただきたいと。これの道筋を今回の
基本計画で少なくとも、細かい事業化までいかなくても、その考え方そのものはぜひ示していただきたいと。この二つ、プラスチックと雑紙、この問題では見解はありますか。
○委員長
清掃リサイクル課長。
◎杉光邦彦
清掃リサイクル課長 それでは、まずプラスチックごみの全量資源化に対する道筋というか、考え方について答弁をさせていただきます。
こちらの全量プラスチックごみを資源化する大きな課題として、今実際に実施している行政の実例を見てみますと、やはりプラスチック製のごみが非常に多彩でございまして、実際に回収している回収物の5割近くが要するに資源化できない残渣というものが紛れ込んでいてしまって、非常に費用対効果の面に課題があるというところがありますので、施策を展開するにはやはり慎重にその辺の課題を見きわめる必要があるのかなというところでございます。
2点目の家庭ごみ、もしくは事業系の資源化できる紙類の分別の具体的方策ということでございますが、まず家庭ごみにつきましては、一例を申し上げますと、こちらの雑紙は資源ですということで、集団回収を主にやっている団体に啓発用の物品としてお配りしてございます。こちらには、出されるもの、出してはいけないもの、出し方について詳細に記載をしてございますので、こちらに入れて資源化を図るような啓発を具体的に行っております。また、事業系のごみにつきましては、立入検査等の機会を通じて、実際に分別の徹底等の指導を行っているところでございます。
また、計画にこういった反映するというようなところにつきましては、
環境基本計画に記載するのか、また来年度改定を予定しております一般廃棄物処理
基本計画で記載するのか、その辺の具体の記載については今後検討をさせていただきたいと考えてございます。
○委員長 秋間副委員長。
◆秋間洋 副委員長 台東区、特に生ごみ問題はこの間頑張ってきたと思うんですよ。これは私、評価するんですね。区民の共同事業としても、提案型のやつでもったいないの問題とかをやられているし、ただ、やはりプラスチックと紙はまだまだ減らせるという認識等が、これは理事者の方は必ずあると思うんですね。ここを減らさなければ本当の本格的なごみの減量にならない。その課題だということで、ここに示そうが、その次の来年度に示そうが、1年おくれるけれども。
しかし、それは別にして、やはり私、先ほどちょっと
環境課長に厳しいことを言ったけれども、というのは、プラスチックのごみでも、去年のちょうどこの議会でうちの鈴木昇議員が海洋プラスチック憲章に国がアメリカと一緒にこれに背を向けることはやめなさいと、区長はそれを進言すべきだと言ったんだけれど、区長は注視すると言って、それを進言する立場に立たなかったんですね。その中の答弁を見ると、ことし計画するプラスチックの問題での政府の見解、これに委ねると言うんです。ところが、何が出てきたかといったら、やはりほとんどが熱回収という、プラスチックごみを23区の清掃一部事務組合でもそうですが、あそこで燃やしてしまうと言うんでしょう。これ、CO2が大量に出るやつだから、これにおもねってはいけないということを、先ほどの環境計画でも、ごみの計画でも貫いていただきたいと。
それは、まさに台東区民の本当に安全とか命を守る活動でもあるし、啓発とか、あるいは先ほど学習とありました。あるいは省エネの助成の拡大という、いい答弁もあったんでね。そういう精神を生かしていただきたいと。その辺は私はちょっと今の答弁では不満ですけれども、また別の機会にやります。以上です。
○委員長 よろしいですか。
石塚議長。
◆石塚猛 議長 私は簡潔に質問をいたします。基本目標の2なんですけれどね。ここに
取り組みで、水素を活用したさらなる環境負荷の少ない都市を目指しますと。これは時代の流れで、そうならざるを得ないと思うんですがね。そこで、質問したいんですが、電気自動車は今走り始めてきましたね。決して安くありません。高いですよね。水素を使った車というのは台東区では今どれぐらい、あるいは水素ステーションを将来つくるという計画はありますかどうか、質問いたします。
○委員長
環境課長。
◎
小川信彦 環境課長 水素自動車につきましては、区の車としましては1台ございます。水素ステーションにつきましては、近隣ですと荒川区の南千住にございまして、先ほど国の今後の動向という中にインフラ的なものもということでご答弁させていただきましたが、水素の供給ステーションにつきましても、国のほうで今後増加したいということも計画には入ってございますので、今、私どもとしましては、まずその状況を見ながらと考えてございます。
○委員長 石塚議長。
◆石塚猛 議長 なぜ私はこういう質問をするかというと、台東区10平方キロメートルと北海道の鹿追町とは全然環境が違うけれども、あの鹿追町で台東区10平方キロメートルの40倍以上もあるところで、既に水素の車を買って、水素ステーションをつくって実験をやっているんだよ、町長以下。やはり進んでいるわけですよ。北海道の鹿追に――などは余り関係ないと思うよ、私。何回も行ってきたよ。――。だけれど、環境に取り組む姿勢というのは、やはりそういう場所や地域ではないんだなと思う。そこで、こういう目標をせっかく入れてあるということで、できるだけその実現に進んで突き詰めていってほしいと強く要望いたします。以上です。
○委員長 いいですか。
◆
青柳雅之 委員 すみません、1点忘れていたんでいいですか。
○委員長
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 すみません、うちの会派で言ってくれという話があったので。先ほどの温室効果ガス削減にかかわるんですが、例えば23区の中でも森を持っていて、そこに植樹とか植林をして、出すだけではなくCO2を回収するほうにやっていますよというアピールをしている自治体があったりとか、あとはちょっと前まで自治体間の排出権取引なんていうこともあって、先ほどの鹿追町ではないですけれど、郊外のCO2を回収しているような広大な自治体との取引的なもので、その自治体単独の排出量を減らすような計算式をやったりとかいう動きがあったと思うんですが、そういった方向の可能性というのは、どんなことを考えているんですか。
○委員長
環境課長。
◎
小川信彦 環境課長 まず、23区の中で区民の森的なものを自分の区の外の自治体で持っている区は数区ございます。そこで排出権に関してやっているところも、やはりその中で幾つかございますが、事業内容について当然私どもも調べておりますが、単純に排出権だけではなくて、やはりまちとまちとの交流ですとか、それを使った、それ以上の自治体同士の
取り組みとか、そういった側面もありまして、非常に多様的な
取り組みをしてございます。姉妹都市だったり姉妹都市でなかったりとか、いろいろなところがございまして、一応私どもでは、それも含めて情報収集をしながら検討はしてございます。
○委員長
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 今おっしゃったとおり、単純に数ヘクタールの森を持ったから何かこうだというだけではなく、それを教育と絡めたりとか、
子供たちの交流を絡めたりとか、何かそれを一つの環境政策の売りみたいにしている自治体もありますので、ぜひ都市交流も絡めた、そうした部分に関しては研究していただきたいなということだけ要望しておきます。
○委員長 よろしいですか。
環境課長。
◎
小川信彦 環境課長 申しわけございません。先ほど答弁を保留させていただきました緑化の助成の実績でございます。平成30年度でございます。屋上緑化につきましては1件、壁面と地先と駐車場については、なし。プランターの設置助成は、先ほどご答弁しました8件でございます。
○委員長 よろしいですか。
ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、台東区花とみどりの
基本計画について、
環境課長、報告願います。
◎
小川信彦 環境課長 続きまして、台東区花とみどりの
基本計画について、ご説明いたします。
事前資料2をごらんください。項番1、計画の達成状況でございます。
(1)評価の基準でございます。評価の基準につきましては、資料に記載のとおり、事業量の達成状況に応じて、達成・半数以上達成・未達成・その他の4区分で評価をしてございます。
(2)数値目標の達成状況でございます。数値目標は、資料記載のとおり五つございます。項目ごとに基準年度、目標値、平成30年度に調査をしました現況の数値を記載してございます。数値の目標につきましては、資料の記載のとおり、残念ながら5番目の公園等の面積以外が未達成となってございます。これまで緑比率増加のために、さまざまな事業に取り組んでございましたが、先ほど申し上げたような理由で緑比率の減少があったと考えてございます。また、それを受けまして、区民の満足度につきましても影響をしているのではないかと推測をしてございます。
続きまして、(3)計画事業の達成状況でございます。個々の計画事業につきましては、別紙資料として一覧に記載をしてございますので、後ほどごらんいただければと思います。
それから、計画事業の達成率でございます。計画事業全69事業のうち達成は44事業、半分以上達成が17事業、未達成、その他が8事業となり、達成と半分以上達成の合計であります達成率は88.4%となっております。
資料の裏面、2ページをごらんください。(4)達成した主な事業でございます。区有施設の花壇の充実でございます。区有施設に花壇などを設置をしまして、来街者などを花でおもてなしする事業でございます。現時点で区内の各施設に500個の花壇やフラワーポットを設置してございます。
続きまして、(5)未達成の主な事業でございます。駐車場緑化の推進でございますが、民間の貸し駐車場に芝生などの緑化を行う事業でございます。計画では、パンフレットなどを活用し、働きかけを行うとして、他の省エネ事業とあわせてパンフレットを作成して周知を行いましたが、建物建築までの間の一時的に駐車場とする場合が多いためか、現在まで助成実績はない状況でございます。今後は、助成内容などの見直しを行い、周知を進めてまいります。
続きまして、項番2、現在作業を進めております新しい花とみどりの
基本計画の策定状況についてでございます。
学識経験者や商工団体、町会などの区民代表で構成されます花とみどりの審議会において検討を進めています。
(2)新たな視点でございます。計画策定に係り、基本目標や数値目標を検討するに際して、資料に記載のような視点で検討を進めております。来年予定されております東京2020オリンピック・パラリンピック大会を契機としました花とみどりの整備や、緑を守るため自然資源を後世に伝えるための
取り組みの推進などについて検討しております。
また、花の心プロジェクトと連携をした計画の推進についても検討してございます。
資料の3ページをごらんください。(3)基本理念及び基本目標(案)でございます。基本理念につきましては、本区の緑の現状を踏まえつつ、台東区の伝統的な演芸や花の心プロジェクトなどの本区ならではの視点を生かし、心豊かで潤いのあるまちを目指していくため、新たな基本理念を設定いたしました。
基本目標につきましては、基本理念を実現するため、花と緑を守り、潤いのあるまちのため、また花や緑でまちを彩ることをこれまで以上に明確にするために変更を行うものでございます。
項番3、今後のスケジュールでございます。
引き続き検討を進め、第4回定例会環境・
安全安心特別委員会において中間のまとめについて報告をした後、パブリックコメントを行い、来年の第1回定例会の本委員会に最終案を報告する予定でございます。
ご説明は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
中澤委員。
◆
中澤史夫 委員 別紙の2ページの28番、回遊性の拠点となる公園整備、基準年度、検討、目標、検討、現況、検討で一重丸と。非常にいろいろと検討されていると思うんですけれども、できたら推進とかではないと、検討、検討、検討で丸というのが何となく表現的にちょっと寂しいのかなと。検討されていて、いろいろ推進されていて、
取り組みの事業量が50%以上あるということで丸になっていると思うので、例えば推進とか何か文字が入るといいのかなと思うんですが、それはまた別の話でしょうか。
○委員長
環境課長。
◎
小川信彦 環境課長 申しわけありません。一応この一覧でまとめる段階では、目標に対してどのような状況であるかという形で、表現としてはこのような形でさせていただいてはございます。
◆
中澤史夫 委員 わかりました。以上です。
○委員長 望月委員。
◆望月元美 委員 この花とみどりの
基本計画、平成29年度から花という文言が入って、花とみどりの
基本計画という形で、この花の心プロジェクトとの連携を進めていくという中での台東区にかなり花のあふれている形だなというのを感じておりますが。この中の区内道路の花壇の充実のところでお聞きしたいんですけれども、この左衛門橋通り等の花壇の整備、かなり見なれてきまして、皆さんがやはりこういう小さなところで花をめでるということは大変いいことだと思っているんですけれども、今度水やりの課題がかなり出てきたと思います。やはりこの何年間かやってきて、左衛門橋通りとかでもそうなんですけれども、その水やりをちょっと町会の方々にお願いしている中での特に朝もこの夏は暑かったですし、そういう中での水やりについての課題の検討はどのように進んでいるか、教えていただけますでしょうか。
○委員長
環境課長。
◎
小川信彦 環境課長 左衛門橋通りの花壇につきましては、フラワーサポーターということで近隣町会の方のご協力をいただきながら花の維持についても進めているところでございます。基本的な部分の植えかえですとか、基本的な水やりは区の委託という形で行っており、近隣のフラワーサポーターとしてご協力いただいている方には、できる範囲でということで水やりなどをお願いしているところでございます。
平成30年度に非常に夏が暑くて育成状況が悪くなっておりまして、その際には、私どもで緊急的に職員がトラックで水を配ったという状況がございまして、今年度の予算については、それを踏まえて水やり等の維持管理の回数を少しふやした形で対応しております。今後も状況を見ながら、いろいろと検討して、もし必要があれば、場合によっては職員が直接緊急的に対応することも含めてという形で、課題と対応を進めているところでございます。
○委員長 望月委員。
◆望月元美 委員 実際に町会の方々もすごく協力的で、自分たちもできるだけやはりこの花をきれいに咲かせたいという思いがあっての協力的なところはすごくあると思います。ただ、あとそれに対して職員で、また水やりに対して労力をかけるというのも大変だと思うんですけれども、うまくその辺を実際に双方でやりくりをしながらやっていただければと思っておりますので、お願いいたします。
それともう1点よろしいでしょうか。こちらの2ページにあります未達成の主な事業ということで、駐車場緑化の推進が先ほど来ありました。これについては、平成29年度からでもなく、平成24年のみどりの
基本計画でも十分掲げられている内容で、今後この事業に関しての
取り組みについてはどのようにお考えなのか、教えてください。
○委員長
環境課長。
◎
小川信彦 環境課長 駐車場の緑化でございますが、先ほどご説明させていただきましたが、やはり一時的に建築物を建てるまでの間に駐車場にしているようなケースが多々ございます。私どもで問題の原因ですね、いろいろと調べていく中で、実は現状の補助制度については3年間の維持という条件も入ってございます。それも含めて、やはり使い勝手のいい補助制度とか、そういったことも含めて、他区でも駐車場についての緑化助成をしている区もございますので、改めてもう少し課題について研究して、他区の事例なども踏まえて改善について考えていきたいと思っております。
○委員長 望月委員。
◆望月元美 委員 この事業に関しては、この花とみどりの
基本計画をつくるときの審議会で私も環境・
安全安心特別委員会の委員長として出席させていただきました。その中でも、ちょっとこの実績に関しての取り上げがありました。でも、委員の皆さんは、こういう細やかなところまで台東区はこのように計画に盛り込むんだということで、すごく評価されているところでもあるので、しっかりとその辺の内容は今のように見直しをしていただいて、しっかりと推進していただきたいと要望しておきます。以上です。
○委員長 要望ですか。
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 私も幾つか発言、意見があります。
まず、達成した主な事業で、これだけ、500カ所フラワーポットをつくって、すごくやっているなと思うのに、緑に対する満足度だとか花に対する満足度がなかなか伸びていかないのは何かおかしいなと思うんですよね。私もちょっと伺ってみて、周辺の方等に話を聞いてみると、やはり今、望月委員の話ともかぶるんですが、丁寧さだと言うんです。丁寧さというんですか、例えばこの間まで植わっていたペチュニアでしたか、西洋アサガオ、あれなども、ちょっと園芸をやったことがある人からすると、枯れた花を切ってあげると、あれは次から次へと花が咲くので、手入れすればするほどお花がきれいになっていくそうなんですね。フラワーサポーターの方がそれをやっているところは、同じ並びでもきれいに咲いている。ところが、そうでもなく放置されていると、枯れたお花がそのままべろんとなっていて、次のつぼみも出てこないというような状況で、水やりだけではなく、そういったところの違いとか丁寧さがないので、同じ植わっていても全然違うんですね。
あとは、ここにもありますが、例の左衛門橋通りも植樹帯等に花壇のところはすごくきれいなんですよ。ところが、植樹帯の木が抜けた後、結構放置されているところは雑草だらけになっていたりとか、粗大ごみがずっと放置されたままになっていたりとか、ああいうところは区の職員さんというのは見ていないのかねなんていう話をされるわけですね。ですから、いいところだけ伸ばしていくのも必要なんですが、ちょっとこの辺の植栽はこれはないなみたいなところを私たちも気づいた段階でどんどんお伝えすればいいんですが、そういうのを定期的にきちんと見回ったりとかフォローしたりとかいう、やはりその辺の作業がないと、植えるだけ、植えかえるだけだと、何か台東区として花とみどりの心、区長が訴える、掲げる理念がなかなか伝わっていないのかなと思いますので、これは手間暇かかったり、住民の皆さんの力をかりる部分もあるんですが、何かそういったちょっとまずいことになっているような部分をきちんとフォローする仕組みをぜひつくっていただきたいなということをやっていくと、満足度なんていうのも上がっていくのではないかなと思いますので、一つそれは提案です。
それともう1点が、これも以前から私、申し上げているんですが、最近も池の水を抜いてしまうなんていう番組の中で、在来種と外来種ということを明確に分けて、外来種を排除していこうというのが小動物の世界では起きているんですね。これ2020年のオリンピック・パラリンピック、あるいは文化、特に区長は江戸町とか江戸文化ということを十二分に対外的に発信していこうという流れがありますから、やはりアサガオにしても桜にしても江戸時代からのずっと流れがあるので、区の花、区の木ということで、いろいろな皆さんが朝顔市にしても花見にしても世界中からやってくるわけではないですか。その部分の心をしっかりと大事にしてほしいなと思いますので、今回の雷門のところも在来種中心に植栽が行われるということですが、この辺ももう少し踏み込んでいただいて、何も大輪アサガオとか変化アサガオを町中に植えよとは言っていませんので、若干そういった江戸時代からある在来種、あるいは江戸庶民の時代から大事にしてきたそういった地先園芸みたいなものを何とか再現していくような方向性に出していくと、これもまた満足度という意味では上がっていく方向につながっていくんではないかなと思っています。
それともう1点も、これも以前から申し上げているんですが、台東区のいろいろな樹木、保護樹木いろいろありますが、この中でやはり特徴なのは、江戸のころから名前がついている樹木が多いんですね。これをやはり象徴的な樹木として、こうしたみどりの
基本計画の中にもきちんと位置づけをしてほしいなと思っています。例えばこれ御行の松とか首尾の松、これ最近ですが、谷中の一本杉ですね、あとは浅草寺の戦災大イチョウなんていうのもありますし、吉原大門のところにも見返り柳なんていうのも何代目かというのもありますし、ああいった誰もが知るような名前を冠した樹木というのをちょっと区の象徴的なものとして、このみどりの
基本計画の中の何かしらの部分で取り上げていただいて、こうした緑だとか樹木をきちんとめでていく、愛していくような自治体なんだという部分をつなげていっていただきたいと思いますので、以上3点について、若干ご答弁いただけるところがあったらいただきたいと思います。
○委員長
環境課長。
◎
小川信彦 環境課長 今のまず、後ろからなんですけれど、樹木のお話につきましては、現在でも保護樹木の区のホームページなどについては一部記載をしてございますので、今回の計画の中で、やはり守り伝えるという部分は私どもも重点を置きたいと思っておりますので、どういう方法ができるか、ちょっと検討はしていきたいと思います。
その他の課題につきましても、今いただきましたご意見をもとに検討させていただきたいと思います。
○委員長 河井委員。
◆河井一晃 委員 一応この間ちょっと荻原健司さんのちょっと講習会に出て、いろいろ聞いたんですが、こういった事業を盛り上げていくためにはどうしたらいいかというと、一人一人の感動とか気持ちの持ち方が一番大切だという、大きなところで言われたんですけれど、先ほどうちの青柳政調会長が言ったように、区民の満足度が低いという状態に対して、現在、小学校の生徒とか学生とか児童とかに対して、何か働きかけとか
取り組みとか、そういったものがあればちょっと教えていただきたいなと思います。
○委員長
環境課長。
◎
小川信彦 環境課長 花の心プロジェクトの連携の中で、各学校に花壇を置いてもらって、学校にフラワーサポーターになっていただくというような形で、小・中学校、また場合によってはこども園とか、そういったところに対しても働きかけを行っておりまして、各学校でも、さまざまな形でご協力いただいております。また、周年行事、何周年という記念のときに、花の心プロジェクトと連携しまして、やはり花に関する形で皆様で何らかのイベントをやっていただくことについても区と連携してやってございますので、そういった形でやってございます。その辺を含めて、教育委員会と連携して今、花育ということを進めております。その辺等全体的に含めて、関係課と連携をしながら
取り組みを今進めてございます。
○委員長 河井委員。
◆河井一晃 委員 私、ちょっとここ地元ではないんですけれど、生まれ育った小学校で、昔、卒業したときに一つ、公園に私の名前をつけた木を植えてあげるという、そういう
取り組みがありまして、それを私、田舎へ帰るたびに見たりとか、最初の小さいころは、卒業したてのころは水をわざわざやりに行ったりする子もたくさんいて、そういったのがすごく動機づけになって、そういう自分のものだという動機づけがすごく強かった思い出があります。何かそういった
取り組みもできればあればいいかなと思いました。以上です。
○委員長 いいですか。
ただいまの報告については、ご了承願います。
理事者からの報告は、以上であります。
――
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