新宿区議会 > 2020-10-12 >
10月12日-11号

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  1. 新宿区議会 2020-10-12
    10月12日-11号


    取得元: 新宿区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-13
    令和 2年  9月 定例会(第3回)        令和2年第3回定例会会議録(第3日)第11号令和2年10月12日(月曜日)出席議員(38名)   1番   木もとひろゆき    2番   時光じゅん子   3番   三沢ひで子      4番   井下田栄一   5番   田中ゆきえ      6番   小野裕次郎   7番   高月まな       8番   藤原たけき   9番   北島としあき    10番   豊島あつし  11番   渡辺清人      12番   大門さちえ  13番   永原たかやす    14番   渡辺みちたか  15番   よだかれん     16番   三雲崇正  17番   久保こうすけ    18番   志田雄一郎  19番   川村のりあき    20番   近藤なつ子  21番   野もとあきとし   22番   中村しんいち  23番   佐原たけし     24番   吉住はるお  25番   池田だいすけ    26番   桑原ようへい  27番   松田みき      28番   伊藤陽平  29番   のづケン      30番   えのき秀隆  31番   鈴木ひろみ     32番   沢田あゆみ  33番   有馬としろう    34番   宮坂俊文  35番   下村治生      36番   おぐら利彦  37番   かわの達男     38番   雨宮武彦---------------------------------------欠席議員(なし)---------------------------------------説明のため出席した者の職氏名  区長       吉住健一    副区長      寺田好孝  副区長      鈴木昭利    総合政策部長   平井光雄  総務部長     針谷弘志    地域振興部長   山田秀之  文化観光産業           菅野秀昭    福祉部長     関原陽子  部長  子ども家庭           橋本 隆    健康部長     髙橋郁美  部長  みどり土木           田中孝光    環境清掃部長   野田 勉  部長  都市計画部長   森 孝司    会計管理者    小沢健吾  企画政策課長   菊島茂雄    財政課長     遠山竜多                   教育委員会  総務課長     鯨井庸司             酒井敏男                   教育長  教育委員会            選挙管理           村上道明    委員会      山本誠一  事務局次長            事務局長  常勤監査委員   小池勇士    監査事務局長   下杉正樹---------------------------------------職務のため出席した議会事務局職員  局長       木城正雄    次長       新川金七  議事係長     黒木明子    議事主査     榎本直子  議会事務局            議会事務局           大場裕介             土肥絵里  主査               主査  書記       長谷川雅章---------------------------------------  速記士      増尾恵子---------------------------------------10月12日    議事日程 日程第1 2請願第2号 固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続について意+             見書の提出に関する請願              | 日程第2 2請願第3号 固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続について意|             見書の提出に関する請願              | 日程第3 認定第1号 令和元年度新宿区一般会計歳入歳出決算        | 日程第4 認定第2号 令和元年度新宿区国民健康保険特別会計歳入歳出決算  | 日程第5 認定第3号 令和元年度新宿区介護保険特別会計歳入歳出決算    | 日程第6 認定第4号 令和元年度新宿区後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算 | 日程第7 第68号議案 新宿区立新宿生活実習所条例の一部を改正する条例  | 日程第8 第71号議案 新宿区保健センター条例の一部を改正する条例    | 日程第9 第72号議案 新宿区自転車等の適正利用の推進及び自転車等駐輪場の|             整備に関する条例の一部を改正する条例       | 日程第10 第73号議案 新宿区地区計画の区域内における建築物の制限に関す|              る条例の一部を改正する条例           | 日程第11 第69号議案 新宿区立保育所条例の一部を改正する条例     | 日程第12 第70号議案 新宿区特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の|              運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例| 日程第13 第74号議案 新宿区立の小学校、中学校及び特別支援学校の非常勤|              の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償|              に関する条例の一部を改正する条例        | 日程第14 第64号議案 令和2年度新宿区一般会計補正予算(第7号)   | 日程第15 第65号議案 令和2年度新宿区国民健康保険特別会計補正予算(第|              3号)                     | 日程第16 第66号議案 令和2年度新宿区介護保険特別会計補正予算(第1号)| 日程第17 第67号議案 令和2年度新宿区後期高齢者医療特別会計補正予算(|              第1号)                    | 日程第18 議員提出議案第5号 新宿区介護・障害福祉サービス事業者特別支援|                 金の支給に関する条例           |                           [委員会審査報告]--+ 日程第19 議員提出議案第6号 コンビニ交付サービスを活用した罹災証明書の交付を求める意見書 日程第20 議員提出議案第7号 ドクターヘリの安定・持続的運用への支援強化を求める意見書 日程第21 議員提出議案第8号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書 日程第22 議員提出議案第9号 固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続を求める意見書 日程第23 第75号議案 令和2年度新宿区一般会計補正予算(第8号)---------------------------------------10月12日    追加議事日程 追加日程第1 第75号議案 令和2年度新宿区一般会計補正予算(第8号)--+                           [委員会審査報告]--+--------------------------------------- △開議 午後2時00分 ○議長(吉住はるお) ただいまから、本日の会議を開きます。 会議録署名議員は、  3番 三沢ひで子議員  23番 佐原たけし議員 を指名します。--------------------------------------- ○議長(吉住はるお) 本日の会議時間は、議事進行の都合により、あらかじめ延長します。--------------------------------------- ○議長(吉住はるお) 次に、事務局次長に諸般の報告をさせます。 ◎議会事務局次長(新川金七) 区長から、 1、第75号議案の送付について 2、専決処分の報告について 監査委員から、 1、令和2年度新宿区歳入歳出例月出納検査の結果について(8月分)---------------------------------------                            2新総総総第2286号                            令和2年10月8日 新宿区議会議長  吉住はるお様                            新宿区長  吉住健一               議案の送付について 令和2年第3回区議会定例会に提出のため、下記議案を送付いたします。                   記 1 第75号議案 令和2年度新宿区一般会計補正予算(第8号)---------------------------------------                            2新総総総第2285号                            令和2年10月7日 新宿区議会議長  吉住はるお様                            新宿区長  吉住健一              専決処分の報告について このことについて、地方自治法(昭和22年法律第67号)第180条第2項の規定に基づき、別紙のとおり報告します。     〔別紙は省略〕---------------------------------------                              2新監査第203号                              令和2年9月14日 新宿区議会議長  吉住はるお様                        新宿区監査委員  白井裕子                           同     小池勇士                           同     國井政利                           同     豊島あつし     令和2年度新宿区歳入歳出例月出納検査の結果について(8月分) このことについて、地方自治法第235条の2第3項の規定に基づき、下記のとおり報告します。     〔巻末諸報告の部参照〕--------------------------------------- ○議長(吉住はるお) 9月16日に行われた決算特別委員会で、委員長に佐原たけし委員、副委員長に三沢ひで子委員及び伊藤陽平委員が互選されましたので、報告します。--------------------------------------- ○議長(吉住はるお) 陳情の付託について申し上げます。 受理した陳情は、お手元に配付しました陳情付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託しましたので、報告します。     〔巻末諸報告の部参照〕--------------------------------------- ○議長(吉住はるお) これから本日の日程に入ります。 日程第1及び日程第2を一括議題とします。     〔次長議題朗読〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △2請願第2号 固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続について意見書の提出に関する請願 △2請願第3号 固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続について意見書の提出に関する請願     〔巻末委員会審査報告書部参照〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(吉住はるお) なお、総務区民委員会審査報告書はお手元に配付しましたとおり、いずれも採択です。 お諮りします。 本件を、いずれも委員会審査報告のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住はるお) 異議なしと認めます。 本件は、いずれも委員会審査報告のとおり決定しました。--------------------------------------- ○議長(吉住はるお) 次に、日程第3から日程第6までを一括議題とします。     〔次長議題朗読〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △認定第1号 令和元年度新宿区一般会計歳入歳出決算 △認定第2号 令和元年度新宿区国民健康保険特別会計歳入歳出決算 △認定第3号 令和元年度新宿区介護保険特別会計歳入歳出決算 △認定第4号 令和元年度新宿区後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算     〔巻末委員会審査報告書部参照〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(吉住はるお) なお、決算特別委員会審査報告書はお手元に配付しましたとおり、認定です。 決算特別委員会の経過及び結果について、委員長の報告を求めます。 23番佐原たけし議員。     〔23番 佐原たけし議員登壇、拍手〕 ◆23番(佐原たけし) ただいま一括議題とされております認定第1号 令和元年度新宿区一般会計歳入歳出決算、認定第2号 令和元年度新宿区国民健康保険特別会計歳入歳出決算、認定第3号 令和元年度新宿区介護保険特別会計歳入歳出決算及び認定第4号 令和元年度新宿区後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算につきまして、決算特別委員会における審査過程の概要とその結果について御報告申し上げます。 決算特別委員会は、去る9月16日の本会議におきまして、議長指名による18名の委員をもって設置され、認定第1号から認定第4号までの各会計歳入歳出決算の審査を付託され、9月17日から実質審査に入りました。 冒頭、理事者から総括説明を受けた後、会派を代表した12名の委員による総括質疑から始まり、9月23日からは各款ごとに審査を行い、10月1日のしめくくり質疑まで審査が行われました。 令和元年度予算は、区政課題への柔軟な対応を図りつつ、限られた財源の効果的配分により、持続可能な行財政運営の確立を目指す予算と位置づけられ、社会経済情勢の変化に対応しながら、区が直面する課題に重点的な財源配分を行い、迅速かつ的確に取り組むこと、行政評価や決算実績などに基づくPDCAサイクルによる事務事業の見直し、内部管理経費の精査など、徹底した経費削減に取り組むとともに、一層の歳入確保を図ること、この2点を基本に編成されたものです。 このことを踏まえ、この決算特別委員会は、各委員から様々な角度からの質疑が活発に行われ、また、区政全般にわたって熱心な質疑が行われました。 主な質疑内容を挙げますと、新型コロナウイルス感染症に関連するもろもろの対策について、デジタル行政の推進について、コロナ禍における子育て支援について、コロナ禍における防災対策の推進について、新型コロナウイルス感染症対策としてのPCR検査体制の抜本的な拡充について、新宿文化センターの改修工事や区営駐輪場の廃止など民間事業者の声を聞く一方で、区民・利用者の意見を聞かない区の姿勢について、コロナ禍に対応した災害時の避難体制の確立と区民への周知徹底について、公共施設マネジメントにおいて区民意見を反映させるプロセスの確立について、コロナ防疫について、GoToキャンペーンについて、財務報告と決算審査について、NHK放送受信契約の実態把握と必要性の検討についてなどの質疑がありました。 全ての質疑が終了した後、認定第1号から認定第4号まで一括して討論を行い、引き続いて順次起立により採決を行った結果、既に皆様方のお手元に配付しております決算審査報告書のとおり、当委員会としては、いずれもこれを認定すべきものと決定いたしました。 なお、この委員会決定に対しまして、認定第1号から認定第4号まで、それぞれ3人の委員から少数意見が留保されました。 今回の委員会では、区政の様々な課題につきまして、連日、非常に熱心に審査をいただきました。委員長として厚く御礼を申し上げます。 今回、副委員長を始めとする理事及び委員各位、並びに理事者の皆様の特段の御協力によりまして、会議を予定どおり終了することができましたこと、ここに改めて御礼を申し上げます。 以上をもちまして、決算特別委員会における審査過程の概要とその結果について、御報告終わります。(拍手)
    ○議長(吉住はるお) 決算特別委員長の報告は終わりました。 なお、決算特別委員会で留保された少数意見を口頭で報告するとの申出がありますので、これを許します。 藤原たけき委員、近藤なつ子委員雨宮武彦委員の少数意見の報告を求めます。 8番藤原たけき議員。     〔8番 藤原たけき議員登壇、拍手〕 ◆8番(藤原たけき) 日本共産党新宿議会議員団雨宮武彦委員近藤なつ子委員、そして私、藤原たけきの3名を代表し、認定第1号から認定第4号について、決算特別委員会の決定に対して少数意見を留保しましたので、これより報告します。 2019年度は景気の低迷に追い打ちをかける10月からの消費税の増税と、さらに年度末の2月から新型コロナウイルス感染症の拡大によって、新宿区内でも感染者が出始め、医療機関にも中小零細業者の経営にも、深刻な影響が急速に広がっていました。まさに、100年に一度と言われる未曽有の事態だからこそ、区はこれまでより一層区民の暮らしや営業の実態に心を寄せ、区民の声を聞き、政策決定に反映させる姿勢が求められていました。 しかしながら、区民の命と健康、暮らしや営業を守るきめ細かな施策に後ろ向きであると言わざるを得ません。 以下、認定第1号から認定第4号について反対の理由を申し述べます。 まず、認定第1号についてです。 日本共産党区議団は、2019年度予算編成に向けて、障害者団体などの区内で活動する団体、個人との懇談、1,301通の回答があった区政アンケートなども踏まえ、2019年度の予算編成に対する重点50項目を含む455項目の要望書を吉住区長に提出しました。 2019年度予算では、小中学校18校の屋内運動場へのエアコンの整備、私立認可保育園増設などの待機児童解消対策中町学童クラブの移転・定員拡大、新生児の聴覚検査への助成、違法民泊対策のための人員増など、私どもの要求が取り入れられた部分もあり、その点では評価するものです。 しかし、格差と貧困の解消や、区民の暮らしや命を守るために私たちが提案した施策に背を向けています。2019年度予算に対し、私たち区議団は、多子世帯への学校給食費助成や、国民健康保険料の第三子以降の子どもの均等割の無料化、学童クラブ利用料の2人目以降の無料化、高齢者・障害者のプール利用料の減額や減免、精神障害者1級の方への障害者福祉手当の支給、冷房機の購入助成、生活保護世帯への夏の見舞金支給、がん検診の無料化など、予算修正案を提出しましたが、取り入れられませんでした。新宿区の堅調な財政状況から見ても十分に対応可能であり、これらの区民の切実な願いに背を向ける姿勢は容認できません。 区財政は、今回の決算で実質単年度収支が18億円の黒字となり、7年連続黒字、年度末の財政調整基金残高は23億円の積み増しもあり326億円となり、基金全体の残高も576億円と極めて堅調に推移してきました。 その一方で、区民の暮らしや営業は、実質賃金や個人消費の長期低迷、昨年10月の消費税10%への増税強行、これらに追い打ちをかける新型コロナウイルス感染症の拡大で、甚大な打撃を受けています。 これまでに財政調整基金からコロナ対策に49億円を支出したとはいえ、まだまだ区財政には十分な余力があり、区民の暮らしや営業への応援策が求められています。そして経済を回していくためにも、無症状の感染者の早期発見と隔離・保護が拡大防止には肝要で、PCR検査の抜本的な拡充が求められています。しかし、区は希望する区民全員が検査を受けられるような体制を目指す拡充には背を向け続けており、容認できません。 また、大規模再開発に対する補助金やオリンピック・パラリンピックに関する経費支出など、不要不急の事業を見直し、未実施の事業は直ちにその予算をコロナ対策に活用すべきとの区民の声が大きくなっています。これに背を向ける区の姿勢は承認できません。 区有施設の運営でも、様々な問題が明らかになりました。高齢者いこいの家清風園の廃止は区の内部のみで決定され、地域住民や利用者の声を聞かず、合意を得るつもりもなく、政策決定から排除するやり方は、到底納得できません。 障害者グループホームについても、区立での整備を拒否し、都営角筈住宅跡地活用などの努力がされていないことは、障害者やその家族が長年求めてきたグループホーム整備の切実な願いを軽視してきたことの表れであり、容認できません。 新宿中央公園パークPFIは、カフェなどの収益施設の設置を認め、震災時の避難路、延焼防止、復旧復興の拠点である公園をもうけの道具とするものです。公募選定時の民間事業者への過剰とも言える意見聴取は、清風園問題などで区民の声を聞かない姿勢とはあまりにも対象的と言わざるを得ません。 2019年度に発覚した区立新宿スポーツセンターにおける個人情報流出事件は、いまだに真相が解明されておらず、区は、施設の設置者として、現場の職員一人ひとりの聴き取りなど、真相究明のために行うべきことを行っておらず、問題です。 これらの区有施設の様々な問題は、区有施設の延べ床面積の大幅な削減をしようとする公共施設等総合管理計画や、公共サービス民間事業者に委ねる弊害が様々な局面で露呈したものであり、計画遂行のためなら、独断専行もいとわない区の姿勢は到底容認できません。 羽田新飛行ルートでは、区民から騒音やら落下物などに対する不安の声が多数上がっています。しかし、区は国の事業であることを強調し、反対はしないとしており、その姿勢は容認できません。 教育行政についても申し述べます。 昨年度2月末、新型コロナウイルス対策として、当時の安倍首相の要請に応じて、本来必要のない一斉休校を、教育委員会を開催せずに行いました。その判断が学習の遅れなど深刻な事態を招き、今も大きな負担となっていることは容認できません。 小中学校の屋内運動場へのエアコンの整備は歓迎するものでしたが、酷暑に備え、早急な設置を求める区民の声が多かったにもかかわらず、施工業務の分割発注など工夫がされず、夏前に設置できたのは僅かに3校、大部分は夏を大幅に過ぎての設置となりました。早急な設置を求めるものです。 また、学校給食の多子世帯への支援や就学援助の拡充、区費講師の増員には消極的であり容認できません。 次に、認定第2号です。 高過ぎる国民健康保険料は引き下げるべきで、保険運営の広域化を口実に一般会計から法定外繰入金を減らして、さらなる負担増を区民に強いることは反対です。17年連続の国民健康保険料の値上げは、支払いたくても滞納せざるを得ない世帯を増やすもので、年度末には短期証を3,418世帯に、資格証明書を2,237世帯に発行しており、このような制裁的なやり方は容認できません。また、多子世帯への子どもの均等割の軽減を拒否する姿勢も容認できません。 次に、認定第3号です。 2016年度から始まった新総合事業については、23区の中でも新宿区の単価設定は低く、煩雑な事務作業と併せて事業者の大きな負担となり、経営を脅かす事態となっています。要支援1・2の方へのサービス提供を断らざるを得ない事業者もあり、利用者にとっても不安な制度となっています。 利用件数は若干増えましたが、給付は予算の6割台にとどまりました。この間、利用者の2割、3割負担や、補足給付外しによる負担増を容認し、軽度者へのサービス後退、削減を進めるという方向であり、賛成することはできません。 次に、認定第4号です。 後期高齢者医療制度は、年齢で被保険者を区別するなど、根本的に問題を抱えた制度です。保険料は2年ごとの見直しで値上げが続いており、その一方で、保険料特例措置は2021年度には廃止され、軽減が9割の場合、保険料は4,300円から1万3,200円と3倍強になり、さらに負担は重くなります。一刻も早く、この制度の廃止を求める立場から反対です。 最後に、私たちが当委員会で質疑を通じて述べましたこと、意見や提案につきましては、今後の区政運営に活かしていただくよう要望し、私の少数意見報告を終わります。(拍手) ○議長(吉住はるお) 以上で、少数意見の報告は終わりました。 これから一括して討論を行います。 通告がありますので、発言を許します。 37番かわの達男議員。     〔37番 かわの達男議員登壇、拍手〕 ◆37番(かわの達男) 社民党新宿区議会議員団のかわの達男です。私は、ただいま一括議題となっています認定第1号から認定第4号について、討論をいたします。 最初に、これらの認定に対する私の態度を明らかにしておきます。 この年度の予算編成に向け、2019年度新宿区の施策に対する予算要望書を提出し、区民の切実な要望を区長に示してきました。その中で取り入れられた施策もありますが、体制としては反映されず、また、財政内容や都区制度改革の問題点、堅調な区財政をもっと有効に区民施策に活用すべきなど指摘し、当初予算に反対をしました。この姿勢は、今も変わっていません。したがって、この決算の認定にも第1号から第4号まで反対であります。 以下、この認定に対する見解、意見の幾つかの理由を申し上げます。 最初に、認定第1号 一般会計について申し上げます。 新型コロナウイルス感染症の発生拡大で、本年3月以降、区政を取り巻く状況は急速に変化しましたが、2019年度決算にはまだ具体的には表れていませんでした。2019年度決算から新宿区の財政を見ますと、実質単年度収支は7年連続して黒字となり、年度初532億円の基金総額は、ほとんど繰入れすることなく576億円に増加しました。とりわけ財政調整基金は、この年度も取り崩すことなく、逆に23億円積み増し、年度末では過去最大の326億円となりました。 一方、区債などの後年度負担額は減少し、令和元年度末の新宿区財政は極めて堅調であると言えます。しかし、区民の暮らしは、新宿区中小企業の景況を見るまでもなく厳しく、実質賃金や労働分配率も低下し、勤労者には恩恵がありません。この状況の中で、新型コロナウイルス感染症の蔓延で、区民の暮らしはまさに緊急事態です。直近の区財政は、増加していた特別区税収入は極めて厳しい事態が想定されます。 また、区財源のもう一つの柱である特別区交付金は、調整税のうち、市町村民税法人分が大きく落ち込むことが予想されます。これまでも述べてきました都区財政調整制度の改善が進まなかったそのツケが直接出てきます。問題です。都区財政調整協議で、区分の割合が児童相談所経費の0.1%だけ上がりましたが、動いたとはいえ、全く前進とは言えません。法人住民税の一部国税化も、政府の言うまま進められてきた結果が、区財政にも大きく影響してきます。 また、令和元年度の不用額や予算執行率は、この年度も2月補正で約34億円の実績減による補正を行い、なお決算では77億8,000万円の不用額を出しました。執行率の94.8%もこのまま認めることはできません。 以下、具体的に指摘をします。 1月の寒い日、突然新宿区立高齢者いこいの家清風園の廃止及び廃止後の跡地活用方針案についての地域説明会が開催されました。地域住民や、何よりも清風園利用者が廃止についての説明も納得もしていない中で、跡地利用が先行する説明会に、多くの参加者は不信感と反対を表明しました。しかし、区は強引に進めてきました。納得できません。 児童相談所の設置は、当初の計画では、2021年4月開設を目指していたはずです。そのために施設整備にも取り組んできました。しかし、人材確保などの問題から3年遅れる計画となりました。課題はあると思いますが、いじめや虐待に苦しむ子どもたちに「待った」はありません。これ以上の遅れは許せません。早期の開設を求めます。 震災から命を守る施策は、新たな取組も進め強化していますが、今もし首都直下地震が発生したら、とても間に合いません。新宿に住む人、働き、学ぶ人、集う人、この人たちの命を守る区政は緊急の課題です。 住民票などの自動交付機を3月末で廃止したことは、区民への不便を強いることになりました。 羽田の新飛行ルートの問題も、区長は住民の声を反映した行動とは言えません。国は、羽田空港国際線増便のため、新宿区上空を低空で飛行する新たな飛行ルートを、区民や都民の反対の声の中、3月29日から運用を強行しました。案の定、予測を上回る騒音が発生・観測され、落合第二小学校屋上の観測では、8月中の騒音発生回数は908回、70デシベル以上が13回、最大は73デシベルと報告されています。落下物や着陸角度の安全性など、区民の不安は飛行を重ねるたびに拡大しています。区長は、区民とともに羽田新飛行ルートを固定化しないよう、取り組むことを求めます。 教育委員会にも申し上げます。 教員の長時間労働の解消問題です。取組は行われていますが、当面の早期の課題であった1週間の実働勤務時間が60時間を超える教員をゼロにするという目標は、この年度でも達成できていません。新型コロナウイルス感染症で状況は一変しましたが、新たな役割も増えた中、教員の長時間労働の解消は待ったなしです。また、安倍首相の独断であったとはいえ、3月2日から区立学校を全校一斉休校にしたのはあまりにも拙速であり、新型コロナ対応民間臨時調査会も、その効果に疑問を示しています。多くの保護者が混乱し、何よりも児童・生徒が大変な状況に置かれました。有効な施策を出さない中での一斉休校は、大きな課題を今も引きずっています。 次に、認定第2号について申し上げます。 この年度も国民健康保険料は値上げされました。一般会計からの繰入れを減らし、保険料の負担が増えています。ここにもその要因があると思われますが、制度上の変更があったとはいえ、国民健康保険料の不納欠損額は約13億円となりました。問題です。国民皆保険を守っていかなければなりません。 認定第3号 介護保険特別会計は、2000年から始まった第7期20年目の介護保険制度は、多くの高齢者が利用され、喜ばれている声を聞きます。しかし、保険料負担がますます大きくなり、被保険者の負担は限界に近い状況です。また、介護事業者の負担も大きく、事業者の不安が拡大をしています。利用者も望んでいるサービスが使えないなど、施設入所への要望と併せ、課題が山積しています。 認定第4号は、年齢で被保険者を区別するなど、制度そのものに抜本的問題があります。高齢者の負担も限界です。一日も早く高齢者が安心して医療が受けられるよう、抜本的な高齢者医療制度の実現を求めます。 最後に申し上げます。 新型コロナウイルスは、ますます拡大しています。令和元年度決算で明らかになった基金残高の576億円、繰越金の36億円という堅調な区財政をいかに区民の命と健康、暮らしを守るために活用するかであります。そのことは、何よりも新型コロナウイルス感染症対策に基金を活用して取り組むかであります。 直近の区内感染者数は、7月12日から18日の1週間の322人という最大値からすれば今は落ち着いているとも言えますが、それでもなお、この1か月は1週間で50人から69人と高い発生数が続き、人口10万人当たりの感染者数は821人と、全国の自治体と比較しても飛び抜けています。ワクチンや治療薬がない現状では、PCR検査を大幅に増強し、感染者を迅速に発見し、拡大を抑えるしかありません。商店や飲食業など区内の中小業者の営業と暮らしを守るための支援策の充実を求めます。 以上申し上げ、私の討論といたします。ありがとうございました。(拍手) ○議長(吉住はるお) 以上で、討論は終わりました。 これから順次起立により採決します。 最初に、認定第1号について採決します。 本決算を委員会審査報告のとおり認定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住はるお) 起立多数と認めます。 認定第1号は、委員会審査報告のとおり認定されました。 次に、認定第2号について採決します。 本決算を委員会審査報告のとおり認定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住はるお) 起立多数と認めます。 認定第2号は、委員会審査報告のとおり認定されました。 次に、認定第3号について採決します。 本決算を委員会審査報告のとおり認定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住はるお) 起立多数と認めます。 認定第3号は、委員会審査報告のとおり認定されました。 次に、認定第4号について採決します。 本決算を委員会審査報告のとおり認定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住はるお) 起立多数と認めます。 認定第4号は、委員会審査報告のとおり認定されました。--------------------------------------- ○議長(吉住はるお) 次に、日程第7及び日程第8を一括議題とします。     〔次長議題朗読〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △第68号議案 新宿区立新宿生活実習所条例の一部を改正する条例 △第71号議案 新宿区保健センター条例の一部を改正する条例     〔巻末委員会審査報告書部参照〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(吉住はるお) なお、福祉健康委員会審査報告書はお手元に配付しましたとおり、可決です。 お諮りします。 本案をいずれも委員会審査報告のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住はるお) 異議なしと認めます。 本案は、いずれも委員会審査報告のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(吉住はるお) 次に、日程第9を議題とします。     〔次長議題朗読〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △第72号議案 新宿区自転車等の適正利用の推進及び自転車等駐輪場の整備に関する条例の一部を改正する条例     〔巻末委員会審査報告書部参照〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(吉住はるお) なお、環境建設委員会審査報告書はお手元に配付しましたとおり、可決です。 また、少数意見を口頭で報告するとの申出がありますので、これを許します。 38番雨宮武彦議員。     〔38番 雨宮武彦議員登壇、拍手〕 ◆38番(雨宮武彦) 日本共産党区議会議員団の雨宮武彦です。第72号議案 新宿区自転車等の適正利用の推進及び自転車等駐輪場の整備に関する条例の一部を改正する条例について、私は環境建設委員会において少数意見を留保しましたので、報告します。 今回の議案は、新宿区が直営で運営管理してきた区営駐輪施設、駐輪場約1万500台を廃止し、民間事業者に運営管理を任せる、民営化するための条例改正です。 2021年度に明治通りから東側、四谷・牛込地域を東部エリア約2,600台、2022年度に西側、高田馬場・落合・淀橋・柏木地域を西部エリア、約7,900台に分けて民間事業者に運営管理を実施させるものです。 問題点の第1は、条例で定めている区立の駐輪場等を廃止し、区としての責任を放棄し、民営化して事業者任せにすることです。 現条例の第3章16条で区立自転車等の設置により、良好な管理や利用者への利便を図ること、17条で利用区分、定期利用、1日利用、時間利用を定め、19条で駐輪場の使用料の範囲、別表第2で、1台につき時間利用、1日利用、定期利用の使用料を定めていますが、全て削除しています。区としての責任を放棄し、直営の事業を利益優先の民間事業者に運営管理を丸投げし、道路など公共施設を民間事業者のもうけの場と資することです。 第2は、区民利用者の利用料金が値上げになることです。定期利用の場合、現在、整理区画の駐輪場である信濃町駅前など、14駅39か所は12か月で5,000円、路上自転車駐輪場である四谷三丁目駅前など6駅9か所は12か月で6,800円ですが、全て約2万円になることが決算特別委員会の質疑で明らかになりました。このことは、約6,000人、全体の6割の料金が3倍から4倍に値上げとなり、大幅な区民負担となります。また、時間利用、定期利用、学生割引などの料金は、プロポーザルの中で事業者と協議して決めることも明らかになりましたが、区としてあらかじめ範囲を決めていないので、さらに高くなることも想像されます。 第3は、区民・利用者のニーズか事業者の利益優先のニーズかについてです。 今年の4月8日にこの計画を当委員会に報告をした後も含め、今日まで自転車等利用者に一度も説明もせず、アンケート等をとるなど意見を聞くこともしておりません。現在、定期利用は約6,000台、約6割です。全て抽選となっており、利用したい方が抽選漏れで待っています。定期利用は区民ニーズそのものではないでしょうか。 質疑では、2016年の新宿区区政モニターアンケートの自転車の利用に関する質問で、一時利用の台数を増やすべきが55.8%で、区民ニーズがあるからと答弁し、今回の民営化は、時間利用を増やすことで効率・効果的に利益を生むことができると提案している民間事業者の手法と一致したから実施するとしています。しかし、時間利用の枠を増やすため、定期利用を現在の6,000台を2,000から4,000台に減少させる計画であることが、質疑で明らかになりました。民間事業者の採算利益を優先させ、定期利用を減らすことは、到底区民ニーズとは言えません。私たちも、時間利用者の台数を増やしてほしいとの要望は聞いておりますが、区が管理している現在でも、時間利用を増やし、定期利用との調整することは十分にできることです。 まだまだ駐輪場の需要が求められています。駐輪場を増設する区の仕事が後退する懸念があります。事業者の利益優先のやり方で民営化を進め、区民利用者の意見を聞こうとしない区民不在の条例改正には賛同できません。 以上で、少数報告とします。(拍手) ○議長(吉住はるお) 以上で、少数意見の報告は終わりました。 これから、起立により採決します。 本案を委員会審査報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住はるお) 起立多数と認めます。 本案は、委員会審査報告のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(吉住はるお) 次に、日程第10を議題とします。     〔次長議題朗読〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △第73号議案 新宿区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例     〔巻末委員会審査報告書部参照〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(吉住はるお) なお、環境建設委員会審査報告書はお手元に配付しましたとおり、可決です。 お諮りします。 本案を委員会審査報告のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住はるお) 異議なしと認めます。 本案は、委員会審査報告のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(吉住はるお) 次に、日程第11から日程第13までを一括議題とします。     〔次長議題朗読〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △第69号議案 新宿区立保育所条例の一部を改正する条例 △第70号議案 新宿区特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 △第74号議案 新宿区立の小学校、中学校及び特別支援学校の非常勤の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例     〔巻末委員会審査報告書部参照〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(吉住はるお) なお、文教子ども家庭委員会審査報告書はお手元に配付しましたとおり、可決です。 お諮りします。 本案をいずれも委員会審査報告のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住はるお) 異議なしと認めます。 本案は、いずれも委員会審査報告のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(吉住はるお) 次に、日程第14を議題とします。     〔次長議題朗読〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △第64号議案 令和2年度新宿区一般会計補正予算(第7号)     〔巻末委員会審査報告書部参照〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(吉住はるお) なお、総務区民、福祉健康、環境建設、文教子ども家庭、オリンピック・パラリンピック・文化観光等特別の各委員会審査報告書はお手元に配付しましたとおり、いずれも可決です。 また、これに対する少数意見報告書が文書により提出されております。 これから、起立により採決します。 本案を委員会審査報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住はるお) 起立多数と認めます。 本案は、委員会審査報告のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(吉住はるお) 次に、日程第15から日程第17までを一括議題とします。     〔次長議題朗読〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △第65号議案 令和2年度新宿区国民健康保険特別会計補正予算(第3号) △第66号議案 令和2年度新宿区介護保険特別会計補正予算(第1号) △第67号議案 令和2年度新宿区後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)     〔巻末委員会審査報告書部参照〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(吉住はるお) なお、総務区民、福祉健康の各委員会審査報告書はお手元に配付しましたとおり、いずれも可決です。 お諮りします。 本案をいずれも委員会審査報告のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住はるお) 異議なしと認めます。 本案は、いずれも委員会審査報告のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(吉住はるお) 次に、日程第18を議題とします。     〔次長議題朗読〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議員提出議案第5号 新宿区介護・障害福祉サービス事業者特別支援金の支給に関する条例     〔巻末委員会審査報告書部参照〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(吉住はるお) なお、福祉健康委員会審査報告書はお手元に配付しましたとおり、否決です。 また、少数意見を口頭で報告するとの申出がありますので、これを許します。 7番高月まな議員。     〔7番 高月まな議員登壇、拍手〕 ◆7番(高月まな) 議員提出議案第5号 新宿区介護・障害福祉サービス事業者特別支援金の支給に関する条例につきまして、近藤なつ子委員と私高月まなは、福祉健康委員会において少数意見を留保しましたので、報告いたします。 この議案は、コロナ禍で困窮する介護・障害福祉サービス事業者に支援金を給付することを実施するためのものです。 委員会質疑では、それぞれの委員から介護・障害福祉サービス事業者に対する支援の必要性について語られ、認識は一致していました。提案者からは、事業者の悩みは減収や経営難ということに加えて、手袋、防護服といった衛生用品の不足や価格の高騰、介護職員やヘルパーの人材不足など多岐にわたり、様々な面で全体的な支援が必要であるとの説明がされましたが、それは私自身が介護や障害福祉の現場から聞いた声でもありました。 質疑の中では、本当に困っている事業者のみに限定して支援を行うべきという議論もありました。 23区ではいち早く5月に補正予算を組み、4月・5月分の減収補填の支援を行った区もありました。しかし残念ながら、新宿区はそうした支援を行ってきませんでした。 本議案で提案された支援金は、減収補填はもとより衛生用品のスピーディーな確保、介護従事者への危険手当、人材確保など様々な現場の要望に応えるためのものです。私自身も17年間働いてきた介護業界では、従来から苛酷な労働と低賃金で離職率が高く、深刻な人材不足が言われてきました。 今、コロナ禍の中、感染リスクの高い職場でさらに苦境に立たされている介護・障害福祉サービス事業者を区として全体的に支えることが、この支援金の趣旨であると考えます。 また、委員会質疑では、国の補正予算による慰労金の支給が東京都内では4分の1程度にとどまっており、思うように申請が進まず、支援が行き渡っていないことが分かりました。 介護報酬の臨時的取扱いで、支援はされているという意見もありましたが、減収分そのものを補償する公的な制度は今のところありませんから、区独自の施策が必要で、いかに早く支援の手を差し伸べるかが重要です。 23区のうち12区が独自に同様の支援策を行っており、文京区や台東区は一事業者につき一律50万円の支援金を実施しています。この支援金の必要経費は、区内の約700事業所に50万円の支援金を給付することにより、約3.5億円になることが示されました。 委員会質疑では、区の限られた財源から、この予算を計上する是非が議論されました。区の財政調整基金のうち、これまでのコロナ対策のための取崩しは現時点で約49億円であり、まだ約250億円の余裕があります。また、店舗等家賃減額助成事業のように、多額の不用額が予想される予算を組み替えて対応することもできます。区の財政力の範囲で十分に対応可能ではないでしょうか。 よって、本議案には賛成です。 各議員におかれましては、本議案に対して、ぜひとも御賛同いただきますようお願いいたしまして、少数意見報告を終わります。(拍手) ○議長(吉住はるお) 以上で、少数意見の報告は終わりました。 これから、起立により採決します。 本案を原案のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住はるお) 起立少数と認めます。 本案は、否決されました。--------------------------------------- ○議長(吉住はるお) 次に、日程第19から日程第22までを一括議題とします。     〔次長議題朗読〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議員提出議案第6号 コンビニ交付サービスを活用した罹災証明書の交付を求める意見書 △議員提出議案第7号 ドクターヘリの安定・持続的運用への支援強化を求める意見書 △議員提出議案第8号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書 △議員提出議案第9号 固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続を求める意見書     〔巻末議案の部参照〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(吉住はるお) なお、議案はお手元に配付しましたので、朗読は省略します。 これから、説明及び委員会付託を省略して採決します。 本案をいずれも原案のとおり可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住はるお) 異議なしと認めます。 本案は、いずれも原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(吉住はるお) 次に、日程第23を議題とします。     〔次長議題朗読〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △第75号議案 令和2年度新宿区一般会計補正予算(第8号)     〔巻末予算案の部参照〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(吉住はるお) 提出者の説明を求めます。     〔吉住健一区長登壇〕 ◎区長(吉住健一) ただいま上程されました第75号議案 令和2年度新宿区一般会計補正予算(第8号)について、御説明いたします。 今回、歳入歳出予算を補正する額は、それぞれ3億7,725万2,000円です。 歳出予算から述べますと、福祉費においては、高齢者緊急ショートステイ事業に要する経費等809万1,000円を計上するものです。 健康費においては、感染症予防関係法令に基づく蔓延防止対策及び健康診断等に要する経費3億6,916万1,000円を計上するものです。 これらの財源としては、繰入金、国庫支出金及び都支出金を充当するものです。 これを補正前の予算額と合わせますと、歳入歳出予算の総額は、それぞれ1,995億7,437万4,000円となります。 以上、御審議の上、御賛同いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(吉住はるお) 説明は終わりました。 ただいま議題となっています第75号議案は、お手元に配付しました議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託します。     〔巻末議案付託表の部参照〕 ○議長(吉住はるお) ここで、委員会開会のため休憩します。 △休憩 午後2時59分--------------------------------------- △再開 午後4時15分 ○議長(吉住はるお) ただいまから会議を再開します。--------------------------------------- ○議長(吉住はるお) 日程の追加についてお諮りします。 第75号議案の委員会審査報告書が提出されました。 これを本日の日程に追加したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住はるお) 異議なしと認め、本日の日程に追加することに決定しました。--------------------------------------- ○議長(吉住はるお) これから追加日程に入ります。 追加日程第1を議題とします。     〔次長議題朗読〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △第75号議案 令和2年度新宿区一般会計補正予算(第8号)     〔巻末委員会審査報告書部参照〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(吉住はるお) なお、総務区民、福祉健康の各委員会審査報告書はお手元に配付しましたとおり、いずれも可決です。 お諮りします。 本案を、委員会審査報告のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住はるお) 異議なしと認めます。 本案は、委員会審査報告のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(吉住はるお) 次に、文教子ども家庭委員会から、審査中の陳情について、お手元に配付しましたとおり、閉会中の継続審査の申出があります。     〔巻末委員会継続審査・継続調査申出書の部参照〕 ○議長(吉住はるお) お諮りします。 委員会の申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住はるお) 異議なしと認めます。 よって、閉会中の継続審査とすることに決定しました。--------------------------------------- ○議長(吉住はるお) 次に、各常任委員会、議会運営委員会及び各特別委員会から、調査中の特定事件について、お手元に配付しましたとおり、閉会中の継続調査の申出があります。     〔巻末委員会継続審査・継続調査申出書の部参照〕 ○議長(吉住はるお) お諮りします。 各委員会の申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住はるお) 異議なしと認めます。 よって、閉会中の継続調査とすることに決定しました。--------------------------------------- ○議長(吉住はるお) 以上で本日の日程は終了しました。 今定例会の議事は全部終了しました。 会議を閉じ、令和2年第3回新宿区議会定例会を閉会します。 △閉議・閉会 午後4時17分                  議長    吉住はるお                  議員    三沢ひで子                  議員    佐原たけし...