2番目といたしまして、歩道についてはセミフラット化、これは単断面でございます。これによってバリアフリー化を推進してまいりたい。
3番目といたしまして、CCBOXの整備により電線類の地中化を図る。いわゆる電柱の無柱化を図ってまいりたいということでございます。
さらに4点目、信号・標識・街路灯などにつきましては可能な限り共架し、整理統合を図っていくということを掲げております。
5点目といたしましては、歩道ができる道路については街路緑化、これを推進してまいりたいというふうに考えております。樹種につきましては、季節感を感じられるような形で、現在落葉樹を基本としていきたいという方向性を出しております。
6点目ですが、これはヒートアイランドへの対応等から、歩道の舗装につきましては、透水・保水機能のある、そういった材料を採用してまいりたいというふうに考えております。
7点目といたしましては、街路照明です。街路照明につきましては、広幅員道路、あるいはガード下等につきましては、車道だけではなくて、歩道のところも照らしていけるような、そういったような明るい空間をつくっていくということを考えております。
続いて、色彩等でございますが、ここの舗装材の色彩等になります。現在、中央通りや昭和通り、こういった開発地周辺の歩道舗装につきましては、グレー系が基調となっております。そのため、西側、これはUDXだとかITセンターがつくられる方ですが、こちら側は中央通りとの連続性、一体性を考慮しながら、グレー系を基調としたものにしていきたいというふうに考えております。一方、東側につきましては、幅員25メートルの都市計画道路319でございますが、これが緩やかなカーブを描いて設置されることになります。ここはある意味ではシンボルロード的な位置付けを行い、ここについてはやわらかさだとか、温かさなどが伝わるような茶色系を織りまぜていきたいというふうに考えております。ただ、こちら側のすぐ隣に昭和通りがございますので、こちらとの連続性を持たせるため、緩やかな色彩で調和を図っていきたいというふうに考えております。東西を結ぶところにつきましては、同じようにグレー系とブラウン系を配色したような形で変化をつけてまいりたいというふうに考えております。
さらに、ここの開発におきましては、東西の交通広場ができてまいります。この広場につきましても、街路の考え方を基本としつつも、ここは車等のロータリー等ができます。ここの部分につきましては、街路の方ではセミフラット化による単断面ということでございましたが、ここにつきましては複断面として、バス等から乗りおりがしやすいような構造、これを考えていきたいというふうに考えております。
植栽等につきましては適切に配置しながらも、その周りでは、たたずめたり休んだりできるような、そういった安らぎ、潤いのある空間、これをつくってまいりたいというふうに考えております。
さらに照明等につきましては、人のたまりだとか、あるいはここを基点として人が移動してまいりますので、そういった流れ、こういったものを考慮しながら、高低差のあるもの。広場全体を照らすのは高いポールでの照明灯、それから歩行者が歩く部分にはある程度低いような街路灯を効果的に組み合わせて整備していきたいというふうに考えております。一応今回は街路についてのデザインの基本的な考えということで整理したものでございます。
続きまして、平成16年度の区画整理事業の予定ということで、資料1-6の方をごらんいただきたいと存じます。これは西側、ITセンターができる方が工事の方が進んでおります。したがいまして、基本的にはこちら側を16年度というふうに考えております。それとあと、東側については17年の秋、つくばエクスプレスが開業するということで、そういったものを踏まえながら、こちら側は17年度に整備していきたいという形の報告の方をいただいております。
続きまして、6番の暫定駐車場でございます。資料1-7の方をごらんいただきたいと存じます。現在、秋葉原におきましては、西口を出たところに222台の立体駐車場がございます。ただし、ここの部分は将来的に交通広場になる部分になります。ここは16年度ということで、ここの工事に入っていく必要があることから、ここのところを撤去するという形になります。当初は、本年の3月、年度末で終了ということだったんですが、地元からの要望で、3月、4月は卒業式、入学式シーズンということで人が多いということで、4月、場合によっては5月の連休まで何とかこれを設置してもらいたいということで、いろいろ協議してきた結果、5月9日に閉鎖するということで、5月8日までここの駐車場は営業するという形になっております。それ以降は、ここの広場整備に伴いまして撤去するという形になっております。そのまま駐車場が非常に足りないという形になりますので、関係者といろいろ協議してきた結果、幾つかの暫定ではございますが、駐車場を確保してまいりたいというふうに考えております。
まず上の部分、これは台東区側になるんですが、将来、街区公園になる部分、1)と書いてあるところ、ここにつきまして、本年の3月から6月までをめどに約40台の駐車場を確保してまいります。
その後、6月以降、7月になりますが、今度2)の方に、これは将来的に319の道路部分になるところですが、こちらの方に駐車場を移してまいります。そのときに台数を40台から30台ぐらい増やしまして70台ということで、現在調整の方をしております。
さらに、そのちょっと南側になるんですが、3)と書いてあるところ、これはJR東日本が区画整理によって換地を受けた部分になりますが、ここのところにつきましても、約25台くらいの台数で確保してもらうように現在調整を進めております。ここの整備が5月以降という形で、現在のところ調整の方を進めております。
さらに4)でございますが、ここはJRの高架下でございます。ここは現在、月決めの駐車場がございますが、その一部を開放していただいて、一時預かりの駐車場ということで、これは台数は19台なんですが、本年の3月からここはオープンしております。さらに一番下、佐久間河岸通りの南側になるんですが、ここは東京都の産業労働局、これの秋葉原庁舎がございます。ここの駐車場は土日だけ開放しておったんですが、これは平日も開放していただくということで、4月より約20台でございますが、開放していただくという形を考えております。各街区の動向につきましては、以上でございます。
2番目といたしまして、秋葉原の駅付近地区の街づくり推進協議会についてでございますが、第8回目のワーキング・グループを先週、3月5日金曜日に開催しております。その中で本日、
委員会でご報告させていただいた内容の中を報告しながら意見交換をさせていただいたということでございます。本年の3月24日につきましては、今度はワーキングの親の会議といいますか、推進協議会、こちらの方を開催してまいりたいというふうに考えております。
3番といたしまして、その他でございますが、ここのところは一応歩行者のネットワークの整備ということで、本年度やってまいりました。来年につきましては、当然ここのところには駐車場がたくさんできてくるということで、駐車場の案内誘導に向けての検討する組織、これを3月の末に立ち上げていきたいというふうに考えております。現在調整中でございます。その立ち上げに伴いましては、ここのところに開発地内には大変多くの駐車場、大規模な駐車場がございます。そういった開発に伴う駐車場の管理者だけではなく、この周りに万世橋の駐車業の懇話会という、そういった駐車業を営んでいらっしゃる方の組織がございます。そういった方々にも入っていただきながら、あるいは東京都の駐車場公社、そういった駐車場を運営する、そういう人たちが主体となった中で検討をしてまいりたいというふうに考えております。これは今月の末くらいを目途に立ち上げていきたいというふうに考えております。また、こういったものが立ち上がってきた中では、当
委員会にもご報告をさせていただきたいというふうに考えております。こういった中で駐車場の案内誘導、そういったものの議論をしていただいて、方向性が出たものに関しましては、当
委員会はもとより、秋葉原のここの協議会の中にもご報告をしながら、より良い案内誘導システムの仕組みづくり、これに取り組んでいきたいというふうに考えております。
説明は以上でございます。
4:
◯久門委員長 秋葉原地区の開発動向の進捗状況を説明していただきました。何か質問はありますか。
5:
◯小林(た)
委員 資料1-5、秋葉原地域まちづくりビジョンのところなんですけれども、まず街路ですね。既存のまちから新しいまちへ移る中で、道路が新設、補助319号線を含めて、新しい歩道と車道ができますですね。ここのところで、歩道設置により歩道・車道分離を図るということで、渋滞しないようなつくりということで、今まで進めてこられたと思うんですけれども、もう一歩踏み込みまして、よく昭和通りや何かで見かける荷おろしスペース用の車道、車は入るんですけれども、荷おろし、荷さばきをしていけるような、車道、歩道の融合化みたいのも今後考えられないのかということが1つ。
それから、旧前のまちから新しいまちが複合されてくるんですから、秋葉原の場合。特に旧道路で信号が置かれているような。旧道のままですね。このままいくと人の量が増えるので、信号の新設、移設も考慮に入れていかないといけないんじゃないか。特に新設する部分というのは、ヨドバシカメラの部分を含めて、それから今の明神通りを含めて、信号がないから信号無視状態が続いているような状況も含めて、今後、各業者の説明会等では、信号の有無についてもいろいろ依頼をしているようでございますけれども、この辺の全体を見通した動線をつくっております関係上、もう一度ちょっと考えるべきじゃないか。
それから、街路緑化というところで、こんなに高い高層マンションを含めて高層ビルができる想定をしていませんでしたので、風環境についてのデータが各事業所から出てきておりますけれども、ばらばらでございます。基本的には対策はないんですね。言っているのは、樹木を使って植栽によって緩和させるということを言っているんですけれども、基本的には植栽でできるとは思えない。完全に緩和されるということはなかなか難しいので、ここで言う街路の部分も利用しながら、風対策をしていくような話も出ております。その中で、ここでは、我々も基本的にはまちをきれいにしたいので、四季を感じられるような落葉樹にしたいんですけれども、風対策をすると落葉樹が使えないと言われているんですね。その辺、区の方が落葉樹をばっと配置して、風環境との整合性を図れるのかどうかというところですね。
あと、交通広場ですが、ここに書かれている交通広場、前も1回指摘させていただきましたけれども、駐輪対策はどうなっているか。せっかくいい広場をつくっても、大変な違法駐輪がいろいろなターミナルでも今まで問題になっておりますけれども、それは対策を事前にしてもなかなか難しいところがあるので、それは念頭に考えておられるのか。
6:
◯山口開発調整担当課長 それでは、まず最初に荷さばきスペースの確保というご質問だと思います。基本的には新しく開発するビルには荷さばきスペースはすべて路上ではなくて路外、いわゆる建物の中につくるということで指導の方をしてきております。したがいまして、すべて開発に伴ってできるものについては、これは東京都の駐車場条例もございますが、この建物の中で荷さばきをするような形で進めてきております。
7:
◯小林(た)
委員 済みません。そっちの方じゃなくて、旧、両方こっち側。通りの。開発側はそうです。開発じゃない方。例えば、こっち側で言えば、ITセンターのセンター側はそうなんだけれども、センター側の反対側の側面、旧市街地というか、そちらの方は荷さばきじゃなくて荷おろし等をするわけですよね。その場合の荷おろしスペースみたいのは考えていますか。
8:
◯山口開発調整担当課長 今ご質問のところは、ITセンターの逆側ということで、基本的にはここのところは歩行者に視点を置いたような整備をしてまいりたいというふうに考えております。現時点では、荷さばきをできるスペースの確保というのはちょっと考えておりません。
9:
◯小林(た)
委員 商売をやっているところはいいんだけれども、秋葉原って荷物がたくさん、これからいろいろ実験や何かがなされていきますけれども、ただ、タクシーをとめて乗るとかも含めてなんですけれども、荷物を持ったところで荷おろしとか、荷物を乗せる……。(「お客だろう」と呼ぶ者あり)そうですね、お客。お客がそういうふうな対応ができていない。ずっと通ってしまうと、あるところまで行かなくては、例えば駅まで行かなくてはいけないというんじゃなくて、そういうところで車をちょっとおりられるとか、乗れるというようなことをイメージして言っているんですけどね。新しいところは商売にしないんです。ITセンターで物を売りませんから。今まである秋葉原の電気街とか、物販を売っている部分のところをイメージして言っています。
10:
◯久門委員長 荷おろしが、積んだりおろしたりできるところが、そういうようなスペースをつくるつもりはありますか。一たん停止ができるところがありますかということでしょう。(「イメージとしては靖国通りでつくっている、ああいう感じ」と呼ぶ者あり)
11:
◯小林(た)
委員 そうですね。昭和通り側の。(「街路をつくるときにお客が使える。そうすれば渋滞にならないという。起きているんだよ、渋滞が」と呼ぶ者あり)
12:
◯山口開発調整担当課長 ただいま
委員ご指摘の部分につきましては、これは歩道部を最大限3メートルを確保していきたいということで考えております。そういった、ちょっと歩道をいじめながらそういうスペースをつくるということになると、歩道の……。(「いじめるって」と呼ぶ者あり)
13:
◯久門委員長 いじめるじゃなくて、渋滞を緩和させるとか、そういう。
14:
◯山口開発調整担当課長 ですから、限られた幅員の中でそういった対応をしていくということになりますよね。(「そういうことはこれにはないけれども、そういう検討はあったの」と呼ぶ者あり)これは議論の中では警視庁等からもありました。そういった荷さばき。ここは一方通行なんですが、そういった一時停止ができるような形はできないだろうかというような議論の方はありました。ただ、ここはとめてもいいよというような形の、そういった規制上はちょっとできないということは警視庁からの見解になっております。よろしいでしょうか。
2点目なんですが、信号の話かなということでございます。信号につきましては、新たな信号が練塀通りと319が交差する部分、それからITセンターのところと線路沿いの間から北の方に上がってきて練塀通りと交差する部分、ここに2カ所つきます。明神通りにつきましても、319と明神通りが交差する部分、それから、ちょうどアンダーパスで上がってきた部分なんですが、明神通りと北側にITセンターの方へ向かっていく部分に、この4カ所については新しい信号機が設置されます。さらに319の新しい道路が最終的に佐久間河岸通りにぶつかります。ここのところには現在信号があるんですが、ここにつきましては位置の方をずらして設置すると。現状でも歩行者用の信号機はあるんですが、今度は交差点になるという形で信号機が移設されるという形になっております。
3点目で緑化についてでございますが、これは基本は常緑樹を基本としておりますが、場所によっては常緑樹等も地元の方々の意見等も聞きながら、そういったことを考えていきたいというふうに考えております。(「どういうこと」と呼ぶ者あり)基本的には落葉樹を基本としておりますが、常緑は一切つけないということではなくて、場所によって風対策等で、当然これは敷地内でも緑化等によりそういった対策を講じていくんですが、
委員ご指摘のように街路樹も含めて、そういった対策をつくったらどうかというご指摘だったと思うんですね。そういったところについては再度検討しながら、場合によっては常緑ということも考えられるかなというふうに思っております。
15:
◯首藤環境土木総務課長 駐輪対策でございますけれども、東西の広場の方、ここの中にちょっと台数は手元に持っていませんけれども、その中に設けていく考えで今、調整を進めているところです。
16:
◯山口開発調整担当課長 ちょっと補足させていただきますが、西側の交通広場については駐輪場を設けていきたいということ。ただ、ここには大変多くの人が来るということで、現在、JRの高架下、ここの部分に確保できないかということで、100台を収容できるようなスペースを確保してもらうように協議を進めております。
17:
◯久門委員長 協議中ということでいいの。
18:
◯山口開発調整担当課長 はい。
19:
◯久門委員長 よろしいですか。
20:
◯竹田委員 この3番のCCBOXなんですけれども、ボックスが出るんでしょう。この間、朝日新聞に出ていましたね。要するにCCBOXも道路工事の中で解消できるという。見ませんでしたか。ちょっときょう持ってきていないんだけれども。それで、ここは道路を全部整備しますよね。限定された中でそれが可能かどうかというのはそこからは読み切れていないんですよ。一定の広がりがあって、要するに結節部分、基幹部分までに届いた場合には、それが全部可能かということはわからないんだけれども、これだけの規模が大きいところですから、全体でCCBOXのことを考えるのであれば、このフィールドの中でそれが完成されるかどうか研究してみたらどうかということが提案なんですよ。見ていないでしょう。道路課長の方はわからないですか。
21:
◯土本道路公園課長 私もちょっとその情報はございません。
22:
◯竹田委員 それでは、後でね。(「ボックス」と呼ぶ者あり)ボックスもないの。全部道路下の工事で完了してしまうわけ。(「地上には出てこない」と呼ぶ者あり)出てこない。今の改善策としては、ボックスが歩道上に出て、非常にバリアフリー化についても問題あるよと。それを私有地で解消できる場合もあるけれども、でも、私有地も要らないわけ。全部道路下で完結するわけ。いいです、いいです。知らないね。(「はい」と呼ぶ者あり)それはちょっと研究の対象かなと。たった一丁目町会だけの話じゃないから、モデルケースとして、そこできのうの話じゃないけれども、実験してみるのも1つの方法なのかなと思っています。
もう1点いいですか。この1-5なんですが、この太い緑の線、東西方向と南北方向のこの線が、今までの個々の説明では、私もちょっと記憶ないんだけれども、結節点でその方向性が右に行ったり左に行ったりできるという。これは2層になっていて、この緑の濃いのと下の薄緑という仕分けじゃなく……。
23:
◯山口開発調整担当課長 そういうところもございます。
24:
◯竹田委員 そうすると結節点では、どっちを先にするか、緑の方が極端に言えば東西南北にその結節点で分かれていけるよというふうになるわけですね。そういう書き方は必要なかったのかなと思って。見ていると、太い緑とこれは交わっているところで、そっち方向へ行けるよというふうに。これだけ見ただけでそれを理解すれば、それはいいんだけれども、今おっしゃったようにどこの部分とどこの部分が行けるのか行けないのかというのはわからないでしょう。
25:
◯山口開発調整担当課長 今回、色をちょっと濃いのと薄い緑であれしているのは、東西と、それから南北をちょっと表現しただけでございます。ここの敷地内のいわゆる歩行者のネットワークにつきましては、今回ちょっと添付していないんですが、前回はちょっと添付させていただいたんですが。
26:
◯竹田委員 それを見ればわかるの。
27:
◯山口開発調整担当課長 ええ。ここの中で開発地区内の歩行者のネットワークの絵を前回というか、かねてより示させていただいたところでございます。ですから、場合によっては、例えば明神通りのところで、ITセンター、ダイビルだとかUDXができるところは、これはデッキによるそれもできますが、ただ、信号によって、平面でも東西南北が交差できるような状況をつくっております。東側の319につきましても、明神通りと319、25メートルの都市計画道路が交差する部分には信号ができまして、平面で交差できる状況になっております。それに加えて、それだけでは不十分だろうということで、新幹線沿いのところに、今度は民有地を活用しながら歩行者の空間を確保していくんですが、ここのところには歩行者専用の橋をかけて、南北に人が移動できるような、そういったものを考えております。したがいまして、ここのどういった形でいけるかというのは、今度ここの地区内になりますが、歩行者のネットワーク図というものがもうありますので、それを提示させていただきたいと思います。
28:
◯久門委員長 はい、お願いします。よろしいですか。
29: ◯下田
委員 小林
委員の質問関連なんですけれども、街路緑化でもって落葉樹を主にというのが、どうもこういうところで四季を感じるというのがいま一つぴんとこなくて、やはり常緑樹の方が緑化、あるいはヒートアイランド対策、あるいは風防対策でよろしいんじゃないかという気がするんですけれども、どうしても落葉樹でなければならない何か理由があるんでしょうか。
30:
◯山口開発調整担当課長 ここに訪れる方に季節が感じられるということで、それを基本としておりますが、このいろいろなご意見を伺いながら樹種については考えていきたいと。ただ、基本的な考え方を今回示させていただいたということでございます。今後いろいろな議会並びに秋葉原のワーキングもありますので、その中で地元の方からいろいろなご意見もいただきながら、最終的には方向性を決めていきたいというふうに思っています。
31:
◯竹田委員 事業者の方はやはりコストを考えるんですよ。要するに緑化1つとってもね。そうすると、最終的には緑化というイメージを私たちには与えるんだけれども、いわゆる低木でツツジ、あれはどこでもありますよね。あれは安いんですよ。そうすると、あれで済ませてしまうということも緑化の1つなんですよ。これだけ高いものが周りに建っていったときに、どうしても高木は必要なんですね。風をよけるかどうかというのは、そちらの言いわけであって、本当に風でこれでよけられるわけないわけ。そうすると、その辺のことを考えたときに、低木じゃないよという指導はしてほしいし、敷地内においてもね。それが緑化ではないよと。低木じゃないよというのは緑化ではないよということが区の指導の中で言えるのかどうか。それも緑化の1つだって従前からずっと聞いているわけです。だけど、建物との関係性からいったら、それが緑化として機能するというふうには思わないから、そこをもう少し中木なり高木なりで配置をしていくと。
これはほかの地域の例ですけれども、後でそれは個人的に言ってもいいんだけれども、ハナミズキってあるでしょう。あれは春になると明るい色になる。秋になると濃い緑になる。季節は感じるんですよ。落葉樹じゃないんです。このハナミズキにしてほしいというと金がかかると。そこのところの兼ね合いなので、これだけの開発をして人を呼び込もうとするんだったら、その視点に立ったんだったら、お金の投資はそんなに大きなものではないので、そういうハナミズキでここ全体を覆うと、ここに行ったらハナミズキが見られるねということのコンセプトだってあるはずなんです。てんでんばらばらにやっているのもいいけれども、ここのエリアはハナミズキで埋めるよと。春も感じ、秋も感じって。そういう意味でね。落葉樹だったら必ず吹きだまりがあって、そこに行って、誰が片づけるのという話になるから、清掃業もまたお金を、結局区がやってくれという話になって、そこでお金がかかってしまうわけ。道路の管理でね。そういうことも考えて全体を構成していくという必要性があるんじゃないかと。
それが1つと、もう1つ続けて言うと、道路のブラウン系とグレーなんだけれども、無難な色なんですね。それはそれでもいいけれども、建物の周りの色との関係性においてこれを考えたのかどうかということが1つと、それから余り道路が自己主張するというのはまずいんですよ。要するにそれが目に入ってきて、非常にくたびれるときもあるので、その辺のデザイン性というものも考えているのかどうか。考えているとしたら、やはりその辺の自己主張部分もちゃんと勘案しながら、周りの建物の色との調和ということを考えていった方がいいんではないか。だけど、そうかといって建物ごとに色が違うわけじゃないから、そこを勘案したら一番無難な色でこれになったのかというふうには思うけれども、その辺はちょっとお答えを2ついただきたい。
32:
◯山口開発調整担当課長 最初の緑化につきましては、先ほども申し上げましたが、協議会、また
委員会のご意見を踏まえながら、また協議会の中でも樹種だとか、例えば高木、ここの街路緑化につきましても高木だけではなくて、低木なんかも組み合わせなんかも考えております。そういったことを議論しながら方向性を決めていきたいというふうに1つ思っております。
2点目なんですが、色彩でございます。これは一応まち全体を考えながら考え方をちょっと示してきたということでございます。道路が余り主張するような色じゃない方がということで、基本的にグレーといいましても、かなり白系統に近いグレーというのが中央通り、昭和通り等がございます。そことの連続性を1つ考えたと。あと、茶系統も余り濃い茶色ではなくて、かなりちょっと薄い茶色を現在考えております。それのあと、いろいろなパターン化も今のところ考えておるんですが、確かに色につきましては、先ほども申しましたけれども、協議会でも示しながら、またご意見いただきながら、最終的にその材料並びに色等なんかも決定していきたいというふうに思っております。
33:
◯竹田委員 そのときに環境対策として、よく再生品があるでしょう。道路の舗装の石材。ああいうことも勘案されていきますか。再生品というのはリサイクル。
34:
◯山口開発調整担当課長 道路を構成する材料、これは再利用品等の利用はもう既にここに限らずやっておりますので、ここの部分についてもそういう形でやっていくということを考えています。
35: ◯鈴木
委員 この新秋葉原ビルの弘済事業のビルというのは、全部貸しビルになってしまうの。それとも、弘済事業というのは鉄道のあれでしょう。何か店舗をやるんじゃなくて、つくって、店舗の内容とか、どういう事務所。また事務所棟になってしまうわけだけどね。これは中身の問題はさっき説明がないんだけれども、どういうビルになるのかというのはわかっているんですか。
36:
◯山口開発調整担当課長 先ほど申しましたように、今わかっているのは地下1階と1階は店舗にすると。その内容は現在のところ決まっていないということです。
37: ◯鈴木
委員 ということは貸してしまうということ。
38:
◯山口開発調整担当課長 貸してしまうということです。自社ビルではないということです。
39: ◯鈴木
委員 何ができるかわからないんだ。
40:
◯小林(た)
委員 デッキは、所有者は千代田区ですか。デッキの所有者。
41:
◯山口開発調整担当課長 そうです。
42:
◯小林(た)
委員 全部ですか。ダイビルとかも。
43:
◯山口開発調整担当課長 デッキで、道路部分にかかる部分については管理主体が区となります。それ以外の部分については、それぞれのダイビル並びにUDX、そちらの所有になります。
44:
◯小林(た)
委員 広場も。西口広場のところから入っていきますよね、デッキに。
45:
◯山口開発調整担当課長 広場は基本的に道路でございます。したがいまして、これは所有は、管理主体は区になります。
46:
◯小林(た)
委員 管理主体が事業者の場合はさほど問題ないんですけれども、区になりますと、何回も公園課の方とも苦労しておりますけれども、ああいうデッキみたいのを使って雨よけになるので、不法に滞在する方が出てくるんですね。これを考えない。考えてやっても滞在して、業者の方はちゃんと追い出してくれるんですけれども、業者じゃない方は出ないので、非常にいい、新しいまちに、すごい心地良い滞在する空間をつくってしまうということになってしまうので、その辺は考えていますか。
47:
◯久門委員長 ホームレス対策ということ。
48:
◯小林(た)
委員 ホームレスだけじゃありません。
49:
◯土本道路公園課長 ホームレス対策につきましては、現在……。
50:
◯小林(た)
委員 ホームレスではありません。
51:
◯土本道路公園課長 デッキ下の物理的な構造については現在考えておりません。
52:
◯小林(た)
委員 考えていない。
53:
◯土本道路公園課長 はい。
54:
◯小林(た)
委員 私たちが持っている案は、昌平童夢館でデッキをつくっていただいたんですね。それはもちろん間違いなく対策はしていただいた。下に入らない。でも、確実にそこのところには住所不定者等の方がいつもおりますよね。非常に心地良い空間になってしまっているみたいなんですけどね。それと同じことがあったら嫌だなと思っているので、これは何かの対策はすべきだと思うので、お願いしておきます。
それから、秋葉原のITセンターの冊子で、事業者が、大きな街区なもので、やるところに、ここの一番下のこちらです。その一番後ろ。ここに、コラボレーション・アンド・ネットワークというところの下のところにサインがあります。これは今、事業者が独自でやったのか、ユニバーサルサインなのかどうかちょっとわかりませんけれども、事業者は1つのITセンターの中でサインを出しているかですね。今、新しい再開発ができた街区とかまちというところには、都市とサインコミュニケーションというものが非常に大切なことになっております。先ほど、きのうの講演で、ICタグをつけてどうという動きというのはあるでしょうけれども、基本的には誰が来るかわからないので、ICタグをつけた人は来ないかもしれませんから、絶対的にわかりやすいサインというのが必要になってきます。その場合、都市環境の安全サインというのがユニバーサルデザインでいろいろ行われているわけですよね、いろいろなところで。そういう、要するに事業者は事業者でこういうサインをお持ちなんでしょうけれども、それとの整合性とか、要するに公共の部分を含めて人の動きの中で安全みたいな部分の環境、都市環境の安全サインみたいなものについてはお考えはありますか。
55:
◯山口開発調整担当課長 人の案内誘導といいますか、そういった形でサインの方も考えております。ここにつきましては、秋葉原というのは世界的な知名度があって、いろいろな国から来るということで、これは地元の方からもそういった要望をいただいております。今後ここの開発地内を中心に大変多くの方がまた増えてくるということで、そのサイン計画について、外国語表記もあわせながら検討していきたいというふうに思っています。
56:
◯小林(た)
委員 それはどこがやっているんですか。誰かいるんですか。サインコーディネーターみたいのがいるんですか。どこがやっているんですか。
57:
◯山口開発調整担当課長 これは、今、秋葉原の協議会というのができていて、そこの中で、先ほど申しましたけれども、駐車場の案内誘導も1つです。また、歩行者の案内、サインの計画も、それも1つの要素になってくるということで、そういった場を通じて検討していきたいというふうに思っております。
58:
◯小林(た)
委員 どこがやっているの。その
委員会でやっているの。
59:
◯山口開発調整担当課長 協議会。
60:
◯小林(た)
委員 協議会で。
61:
◯山口開発調整担当課長 はい。今後やっていきたいというふうに思っております。
62:
◯小林(た)
委員 これは要望でもありますけれども、サイン自体、前例もあって、要するに人の動きとか安全とかありますから、ぜひ専門家も入れて検討していただきたい。
63:
◯久門委員長 次に行きます。よろしいですね。(「ちょっと待って。1点だけ」と呼ぶ者あり)
64: ◯戸張
委員 2番目の街づくり推進協議会、ワーキング・グループ8回。これは先ほど課長の方から地元要望というか、いろいろな声も出てきますけれども、かなりこれは広範の団体でやっているわけですよね。それでも8回やってきた中で、かなり周りのところがある中で、その中でも一番主な議論というか、意見というか、要望というか、というのはどういうところなんでしょうか。これは必ず担当課長は出ているわけでしょう、ずっと。ワーキング・グループ。余りワーキング・グループの報告って、やったという報告はあるけれども、その中身って余り我々は知らされていないような気がするんです。ですから、もし今後整理して、その辺は連絡、情報として入れますよということならそれでもいいんだけれども。
65:
◯山口開発調整担当課長 こういった議論の中身を整理しながら、ちょっとここのところは整理をしておるところなんですが、またこのニュースという形で、そこの要点を絞ったところを整理しながら、お示ししていきたいというふうに考えています。
66: ◯戸張
委員 今まで余り出ていないよね。
67:
◯山口開発調整担当課長 ええ、そうです。今までもやはりその議論の中では様々な、例えば交番の設置だとか、例えば場合によっては郵便局のことであるとか、例えばネットワークについての意見が出たりとか、東口の意見が出たりとか、様々なご意見がやはり出ております。そういったものを集約しながら、また当
委員会でもお示ししてまいりたいというふうに思います。
68: ◯戸張
委員 結局なぜそれを危惧するかというと、あくまでここの再開発だから、ここが良くなるのは当然だけれども、例えばここのところに周辺市街地を含めた駐車場の案内誘導はあるけれども、信号機等、ほかのことも含めて、ここだけ良くなってもしようがないわけですよ、当然。逆に良くなったために周りが迷惑してもしようがない。ですから、その辺やはりワーキング・グループの中が、出ていらっしゃる方が地域の根をおろしている人だから、その辺の情報をまた後日お願いします。
69:
◯久門委員長 次に行きます。淡路町地域まちづくりについて説明をお願いします。
70: ◯小山地域整備課長 それでは私から、まちづくり推進部資料No.2に基づきまして、淡路地域まちづくりについての現状をご報告申し上げます。
経緯につきましてですが、ここの資料に主なところを書かせていただいておりますけれども、平成9年7月に地元区民の皆さんを中心として構成します淡路地域街づくり計画推進協議会というものが発足しまして、この地域の総合的なまちづくりについて本協議会を中心に検討が続けられておるという状況でございます。
協議会につきましては、2つの小
委員会を置いて課題別に検討を行っているという状況でございますけれども、このうち公共施設の検討小
委員会の方につきましては、当面、2月にオープンしました神田淡路町施設につきまして中心に検討してきたという経過がございます。また、再開発検討小
委員会では、その再開発の検討区域におきます様々なまちづくり手法によります再開発の可能性について検討しておりましたけれども、具体的には地権者によります淡路町二丁目地区の再開発準備組合というものが平成14年4月に設立されているという状況でございます。この中段にございますように、淡路地域のまちづくりは再開発区域内にとどまりませんで、地域全体のまちづくりを考えなければならないということで、協議会の全体会としましては、地区計画を活用したまちづくりについても検討しているという状況でございます。
次に、裏面でございますけれども、この協議会での地域全体のまちづくりの課題としては、こちらにございます7点を主に課題として認識を大きくしているということでございます。それから、3番の検討区域でございますけれども、検討区域は、こちらの図面にございますようにJRお茶の水駅からほぼ南に位置する三角形の区域でございます。本郷通り、靖国通り、それから中央通りを中心としました面積約17ヘクタール強の区域でございますけれども、この中には区域中央に網かけで表示してございます区域が再開発の検討区域ということになっております。こちらの検討区域に関しましては、基本的にこれまで旧淡路小学校の学区域ということで考えておりましたけれども、議論が進む中で、お茶の水、秋葉原等のまちづくりの動き、これらとのつながり、それから神田川を生かしたまちづくりというものも検討される中で、中央通り西側のJRと中央通りや靖国通りに囲まれた地区、また神田川の両岸を含めました構想もあわせて検討していく必要があるということで、この図面では追加となっておりますけれども、現在ではこちらの拡大した検討区域ということになっております。
資料が引き続き3番となっておりますけれども、平成15年度の協議会の活動状況でございます。平成15年度の協議会活動としましては、協議会主催で地域全体のまちづくり構想の発表会を7月に開催しております。協議会全体としては、こちらにございますように4回開いておりますけれども、まちづくりワークショップという形で具体的なテーマごとにその間検討を続け、節目といいますか、まとめの協議会を開きながら進めているという進め方をしております。この3月にはポスト対応させていただきましたけれども、協議会で地区計画のための方針の提案という協議会メンバーによる発表も行われているという状況がございます。
それから、再開発の区域の状況でございますけれども、平成15年12月、昨年の12月でございますけれども、再開発の準備組合の総会で当初の検討区域に加えまして、南側の隣接地、17、19番地というふうに申しておりますけれども、その地域の方が新たに加わる、準備組合に加わるということになりまして、再開発の検討区域も約2.2ヘクタールというふうに拡大されて、現在検討が進められておるという状況でございます。また、その中には淡路広場、淡路公園、それから神田保育園という公共施設が含まれている地域となってございます。
再開発準備組合としては、導入機能、あるいは公共施設の再整備、あるいは地域貢献や地域のための活性化の方向なども地域全体の協議会にも発表しながら検討を進めておるという状況になります。区としても、淡路地域の全体のまちづくりに寄与するものとなるように、コミュニティだとか、子育てだとか、生活の住むための環境の改善を含めて、総合的な観点から、公共施設の担当の関係部課とも連携をとりながら検討しているという状況にございます。
それから、こちらの4番でございますけれども、最後のページでございますが、これら活動の中で協議会、あるいはワークショップ、発表会で主な意見をいただいておりますけれども、こちらにございますように、淡路地域の全体の地区計画という方向性でのまちづくりの取り組みに関しまして出されている主な意見ということでございます。今後、地区計画を考える中でも、地域全体で考えるべき、例えば性風俗営業への規制、あるいはワンルームマンション、あるいはにぎわい機能の導入などはおおむね今、今後の議論の対象として理解できるということでございますけれども、現時点では地区整備計画を考えた場合の、いわゆる詳細な建築ルールについては、引き続き検討すべきではないかというふうなご意見も出されているような状況にございます。
最後に、今後のスケジュールということになりますけれども、今後これら協議会のご意見、あるいは地権者の地域の皆さんのご意見も踏まえながら、地区のイメージのルールとなります地区計画のたたき台ということでまとめていくことになりますけれども、今後も地域の皆さんに必要な情報を十分お知らせしながら、ご意見を伺い、地域と一緒にまとめていく必要があるということを考えております。
その中で今、これは地元の協議会で考えている1つの地区計画のイメージでございますけれども、例えば第一段階としては、皆さんで地域全体としての方針などをまず決めながら、この方針に基づいて地区ごとの詳細なルールを地権者の皆さんともよく検討し、合意形成を図りながら決めていくことはどうなんだろうというようなことでの1つのスケジュールというふうなことも協議会では議論されているというふうな状況でございます。
今後の検討状況につきましては、地域の皆さんとの話し合いも必要ですし、区議会の方にも節目にご報告しながら、ご意見を賜りながらまとめてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
報告は以上でございます。
71:
◯久門委員長 淡路地域の説明を受けました。何かありますか。
72: ◯小枝
委員 テンポ良く5点の点について伺いたいと思います。
まず1点目が、保育園のことについてですが、今、仮設という、仮設にしては立派な仮設ということで建っておりますけれども、当然再開発になれば、あの場所にあることはできないだろうし、建てている最中にもその場所に存在することはできないんだろうと思うんですが、都市再生の流れからすると、こういう開発というのは一たん手がつけば、かなりスピードが早いだろうというふうに思われている中で、あとン年というふうに考えると、全く保育園サイドにどうするかというような方針がないと、また後の後手の議論になって、陳情、反対、やれという、そういう騒ぎになることになるから、その辺のタイミング、どういう形で保育園の存続ないしは再編を考えていくという段取りになるのかをお聞かせいただきたい。
73: ◯小山地域整備課長 保育園機能につきましては、地元の協議会でも話題は実は出ております。その中で、この協議会には所管部、保育園ですと子育て推進室が所管しておりますけれども、そちらの職員が出まして、一応協議会の中では淡路地域には保育園機能は残したいというふうなお話はされていました。保育園機能の中身、それからやり方については今後の話ですので、逆に言えば、私どもとしては、協議会の事務局としては、私も含めて保育園の関係者といいますか、その方とも実はお邪魔をして面談をして、お話ししたこともあります。具体的にどのような時期にどのように動けばいいのかと。動けばいいのかというのか……。
74: ◯小枝
委員 残すというのは1つ前提で。
75: ◯小山地域整備課長 はい。残すのは前提だけれどもという話を所管部はされていますので、私どももそれを踏まえて、その中でいろいろな方法というか、少なくとも今、再開発が検討されている中では、今の場所に同じ形で同じように残るのは、確かに
委員のおっしゃるとおり難しいと思いますけれども、所管の方で保育園機能はやはり残した方がいいという話ですので、それを踏まえた形で、まちづくりとしてはいろいろな方法を適切な時期に考えて、それから利用者の皆さんにも所管部と連携をとりながら、きちんとお話をしていくと。ご意見も伺って対処していくというふうに私どもとしては今、考えているという状況です。
76: ◯小枝
委員 ありがとうございました。
2点目です。数が少ないといえど、住み続けるまちづくりということで、意思のある住民であるけれども、地権者でない方、すなわち借家人の方なんですけれども。いや、私はいいんですよとか。そのコミュニティの核になっているような方もいらっしゃるし、中央区などでは一度都市計画の部長さんと話したことがありますけれども、うちはもう九割九分転居させないと。迷惑かけるようなことはしない。住み続けてもらうんだということで、きちんと条例でもって制度も整備されているんですね。残念ながら、神保町とか、これまでの再開発の中ではそういったことができなかったんですが、具体的にどうということの答弁までは求めませんが、そこにコミュニティを残す、あるいは住み続けられるまちづくりということでは一定の配慮と知恵出しが必要じゃないかということでは、意識がございますか。それだけ聞いておきたいと思います。
77: ◯小山地域整備課長
委員のご指摘のとおり、この淡路地域の再開発の検討区域内にも借家人の方はいらっしゃいます。再開発ということになりますと、借家人の1つの立場というのが原則としてはございます。地権者といいますか、組合員にはなれないけれども、実際はいろいろな形で再開発の仕組みの中で借家人としての対応、つまり、基本的には権利者である大家さんとの関係の中で、枠組みは制度的にはできていますけれども、借家人ということでの1つの節目節目にご自分も同意し、それから、考え方を主張といいますか、できる機会がございます。
それから、原則としては、民間の事業者である事業の中で大家さんとの関係の中で、借家人の方はご自分の意思をしっかり決めて、ご自分の考えをやっていくと。そういうことなんですが、実際、今、借家人については、私どももこれまで住み続けられた、あるいはご商売されている借家人の方もいらっしゃると思うので、そういう具体的な状況を踏まえた対応をするように、再開発の事業主体たる組合の方にそういう状況をきちんと伝え、場合によっては私どもが伝える役目もしなくてはいけないかなというふうに思いつつ考えております。まだここについては準備組合をやっている段階なので、借家人対策の具体的なところはちょっと今、決めていないということがございます。
78: ◯小枝
委員 できるだけ一問一答でと思って、きょうは頭出しのところなので、くどくは申しませんが、たしか積立金か何かで中央区の場合は、再開発によって結果的には家賃が上がるし、今までのような形で住み続けられなくなるという問題が出たときに、その人たちに、原資が何だったか、ちょっと今、調査したのが5年ぐらい前なので覚えていないんですけれども、そこから差額家賃を払っていくような制度を整えたと思います。だから、千代田は千代田方式があると思いますが、組合という民間に任せっ放しじゃなくて、公共の要素も加わって、泣く泣くであれ、これをやるわけですから、そこに泣き寝入りみたいにして去っていくのを待つのではなくて、そこは公共の関与のしどころではないかというふうに思いますので、これはちょっと今この段階で答弁を求めても早急かと思いますので、そういう問題があるということを一応認識しておいて下さい。
3点目が道路の廃止の問題なんですが、ここも神保町と同じく五、六本に及ぶ区道が廃止になるという地域だと思います。それがすべて計画が決定して、最終段階でという処理の仕方が手順、手続としてはどうなのか。地域の影響と生活道路との関係で非常に影響の多い部分なので、隠して最後にやるというよりは、できるだけ早い段階で、この地域がこう変わるということを、それは最初からみんな万歳、万歳ということにはならないと思うし、愉快なことばかりじゃないと思いますが、それを後送りにするのではなくて、前倒しで説明する覚悟というか、体制を持っていくべきではないかというふうに思うんですが、それはいかがですか。
79: ◯小山地域整備課長
委員のお話のように再開発の区域にはいわゆる区道部分がございます。今、検討されている再開発の中では、道路のつけかえを含めた道路の取り扱いについては、
委員のご指摘のようなことを今後手続としてとらなければならないということでございます。したがいまして、私どもはこちらの協議会を中心に、広く皆さんに今、淡路地域全体のまちづくりとあわせて、再開発の区域についてもこのような絵といいますか、将来の姿になっていくよということを機会をとらえてやっているわけですけれども、
委員のおっしゃるように、1つのこれは行政手続と申しましょうか、区議会の方にも原案として上がるような道路の取り扱いの問題もあるかと思います。その段階に突然そういう問題が出ないように、私どもとしてはまちづくりの状況、それからこうなるよということのお話の中に、その具体的な道路の問題も含めてお話をしながら、所管部と相談しながら、お話をしながら、手戻りといいますか、ならないように十分注意してやっていきたいというふうに思っております。
80: ◯小枝
委員 4点目で、日立本社のことも聞きたかったんですが、ちょっときょうはそれは置いておいて、交通博物館を戸張さんが本会議場で質問されて、全くそのとおりだな。きょうのエリアの中に入っているわけですが、あの場所は本当にあの辺では希有な子どものアミューズメントパークというか、いつも交通博物館はどこといってまちを歩いていると聞かれるような人気スポットなんですね。事業者が誰か、土地を持っているのは誰かということも調べなければいけないと思いますが、区としては何とか子どものアミューズメントパークとして残すような打ち出しができないのかな。戸張さんの質問と違ってしまったかしら。そういうふうなニュアンスで私は聞いていたんだけれども、同じ会派じゃないからね。その辺はやはり注視していってもらいたいというのは私も同様に思うということで、それは本会議場の答弁が出ているからいいです。
そういうことをひっくるめて、この辺の再開発、私は本当のことを言えば、立ち上がりはもう絶対反対、大反対だったわけで、ご存じのとおりですが、しかし、ここまで再開発というものが一回立ち上がると、地域というのは目に見えて急激に衰退をするんですね。それ以外の
選択肢というのは逆に言うとなくなるんですよ。だから、これはもう多分やるしかないだろうと。ただ、やはりいい形にしていただきたいし、あくまでもまちづくりの手順、手続というものを民主的に進めていただくというところを見きわめない限りは、まちの人たちは賛成できないだろうし、今でもやはり嫌だなと思っている人はたくさんいますから、そういう人たちの声が周辺で大きくなったときには、やはり議会も割れていくということになるだろうから、それは苦言を申し上げておきます。
81:
◯久門委員長 よろしいですね。
82: ◯鈴木
委員 この地図でいって、17、19番地追加というのはどこになるの。
83: ◯小山地域整備課長 南側に出っ張っている部分になります。真ん中の網かけの少し出っ張っている部分。
84: ◯鈴木
委員 これを言っているの。違うでしょう。
85: ◯小山地域整備課長 済みません。真ん中の下にちょっと出っ張っている部分。
86:
◯久門委員長 へそみたいに出っ張っている部分。
87: ◯鈴木
委員 保育園の前側か。
88: ◯小山地域整備課長 そうです。
89: ◯鈴木
委員 前側が17番、19番ね。それはあえて加わるという話になったんですか。地権者の人たちが。
90:
◯久門委員長 加えて下さいという話になったの。
91: ◯小山地域整備課長 そうです。
92: ◯鈴木
委員 それから、もう1週間前ですが、淡路町の地区計画の提案発表会、このときの様子だけ教えて。ちょうど予算
委員会のときだから、あなたが行っているのか、行っていないのかわからない。
93: ◯小山地域整備課長 こちらの発表につきましては、ポスト対応したこちらの資料で地元の方が発表されたということでございます。当日は、午後6時半からでしたので、私も出席をさせていただきました。
94: ◯鈴木
委員 どこでやったの。
95: ◯小山地域整備課長 万世橋区民会館の6階の区民会館ということで開かせていただきました。当日のちょっとまとめはまだ事務的にしておりませんけれども、地元、あるいはその関係者の皆さん、ご案内を実は私どももかなり広範にし、私どもも職員一同、地域と一緒になってまちづくりを考えてほしいという意味も含めて、町会長さんの方のご了解もいただきながら、各戸をできるだけ回ったりしたところでございますけれども、出席についてはたしか70名ほど出席をしていただいております。若干数字が違うかもしれません。端数という形で……。
96: ◯鈴木
委員 70名というのは多いの、少ないの。
97: ◯小山地域整備課長 この会館がいっぱいぐらいの人たち。
98: ◯鈴木
委員 いやいや、違う違う。
99:
◯久門委員長 この地域に対しての。
100: ◯鈴木
委員 地域に対して70人の参加というのは。
101: ◯小山地域整備課長 実は、私ども今後、地区計画を考えるときの1つの……。
102: ◯鈴木
委員 今ぐるっと回ったというけどさ。回ったから、本当は、この70名というのは回って、当然呼びかけてきた人が町の大体半分来たのか、何割来たのかという感じでいくと、この70名は多いのか少ないのかということ。
103: ◯小山地域整備課長 一応私ども、淡路地域、これから地区計画だということでイメージしているんですが、大体今後具体的な話をするときに、地権者も含めた皆さんというふうにイメージしますと、やはり千数百の地権者の皆さんがいるというふうな状況を今思っております。したがいまして、そこを戸数にしてしまいますと、70名がかなり1けた違うんじゃないかというふうな数字にも見えますけれども、日頃まちづくりで様々な地区計画の関係の私も意見交換会などをご案内している経験もございますけれども、このまちづくりの方針、地区計画を地元の皆さんでという中では、70名ということはそれなりに来ていただいたんではないかというふうに認識をしております。
104: ◯鈴木
委員 再開発の中心、その網かけの部分の人たちで1回目やったんでしょう。
105: ◯小山地域整備課長 そうですね。
106: ◯鈴木
委員 再開発地区計画というのはこの太い線で、三角全体を地区計画地域で考えているんでしょう。
107: ◯小山地域整備課長 はい、そういうことです。
108: ◯鈴木
委員 地区計画をかけるとすれば。大体70ぐらい、再開発の当事者は。ここだけでいくと地権者はどのぐらいいるの。
109: ◯小山地域整備課長 地権者はたしか80名ぐらいだと思いますね。
110: ◯鈴木
委員 80名のうち70名いるの。そこで発表会で出たのが、次のページの主な意見と見ていいの。これからまとめるということだけれども。
111: ◯小山地域整備課長 そうです。当日は、そういうことで地元のワークショップを中心に、あるいはこれまでの議論を踏まえた地元の方が中心になって、これを分担しながら、それぞれ報告をしたという形です。参加された皆さんの中で、当日ご意見があった方は1つだけでした。つまり、この中の企業の地権者の方が整備計画ということで具体的な自分の敷地に制限をかけるということについてはちょっとというふうな話は当日1点だけ実はあったんです。
こちらの主な意見というのは、むしろこれまで検討されてきたこの協議会、あるいはワークショップ、それから、実は地域の方にアンケートはがきなどを出張所に置いていただきながらやっておりますので、その中で今、地区計画の夏以降検討している話の中で出てきている主な意見を資料として出させていただいているということでございます。
112:
◯久門委員長 よろしいですね。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
113:
◯久門委員長 その他は何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
114:
◯久門委員長 ありませんか。
閉会中の特定事件について、引き続き議長に論議ができるよう申し入れたいと思いますが、よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
115:
◯久門委員長 それでは、きょうはこれをもって閉会をいたします。ありがとうございました。
午前11時54分閉会
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