平成 3年 6月定例会(第2回) 平成三年
鳴門市議会会議録 (第十二号) ────────────────────────────────── 平成三年六月十一日(会期十五日中第七日目) 議 事 日 程 第 三 号第一 市政に対する
一般質問 ────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件日程第一 市政に対する
一般質問 ────────────────────────────────── 出 席 議 員 (三十名) 議長 牧 野 豊 君 一番 大 石 謙 一 君 二番 福 本 節 君 三番 山 下 善 平 君 四番 梅 野 健 寿 君 五番 松 本 聖 君 六番 福 島 慧 雄 君 七番 井 形 勝 男 君 八番 藤 田 茂 男 君 九番 開 発 外 之 君 十番 田 渕 豊 君 十二番 田 中 寛 昭 君 十三番 泉 善 治 君 十四番 野 崎 博 文 君 十五番 明 村 春 夫 君 十六番 川 上 守 君 十七番 工 藤 武 重 君 十八番 近 藤 龍 彦 君 十九番 佐 藤 絹 子 君 二十番 新 居 義 公 君 二十一番 平 岡 朔 郎 君二十二番 遠 藤 将 弘 君 二十三番 柿 本 公 君二十四番 勘 川 一 三 君 二十五番 小 森 圀 彦 君二十六番 斎 藤 達 郎 君 二十七番 坂 東 成 光 君二十八番 松 下 保 君 二十九番 矢 野 善 治 君 ────────────────────────────────── 説明のため出席した者 市長 矢 野 茂 文 君 助役 西 本 信 也 君 収入役 西 田 素 康 君
市民福祉部長 青 木 義 幸 君
経済部長 河 野 忠 久 君
建設部長 益 岡 重 男 君 競艇部長 辻 潤 一 君
国体事務局長 鎌 田 善 雄 君 水道部長 徳 永 計 男 君 運輸部長 宮 本 仁 司 君 消防長 松 岡 正 次 君 総務部副部長 寒 川 洋 甫 君
市民福祉部副
部長福祉事務所長事務取扱 市民福祉部副
部長環境衛生課長事務取扱 平 野 節 夫 君 三 井 隆 夫 君 総務部
秘書広報課長 堀 田 順 二 君 総務課長 二 木 俊 幸 君 教育長 藤 倉 利 久 君 教育次長 木 村 善 二 君
監査事務局長 播 磨 啓 示 君
選管委事務局長 稲 垣 道 徳 君
農委事務局長 吉 田 功 君 ──────────────────────────────────
議会事務局職員出席者 事務局長 中 川 正 幸 次長 江 川 勝 幸 議事係長 後 藤 敏 彦 資料係長 田 淵 功 書記 上 原 恵 子 ────────────────────────────────── 午前 十時 六分 開議
○議長(牧野豊君) 連日御参集御苦労でございます。 これより本日の会議を開きます。本日の議事日程は、お手元へ配付の
議事日程表のとおりであります。朗読は省略いたします。 ──────────────────────────────────
△日程第一 市政に対する
一般質問
○議長(牧野豊君) 日程第一、市政に対する
一般質問を続行いたします。 通告の順序に従って質問を許可いたします。一、市長の政治姿勢について 八番
藤田茂男君 〔八番
藤田茂男君登壇〕
◆八番(
藤田茂男君) ただいま議長から登壇の許可を賜りましたので、議員として私の記念すべき初登壇ただいまから始めさせていただきます。 私、鳴門市発展のために立候補を決意し、市民多くの皆様より、御支持と期待を受け、議員皆様のお仲間に入れていただきました。新人議員として四年間誠心誠意、鳴門市発展のため務めさせていただきます。 議員の皆様、そして理事者の皆様、御指導と御鞭撻をよろしくお願いいたします。 それでは個人質問の
トップバッターとして質問させていただきます。 まず初めに漁業の振興と対策についてです。
鳴門地区の
漁業経営体は全体としては
減少傾向となっています。
漁船漁業のうち、小型底びき網、刺し網、
小型定置等の網を主体とした
漁業経営体は
横ばい状態であり、
釣漁業経営体は
減少傾向にあります。このため漁業の経営の安定化を図るためには、人工魚礁、築いそ事業を積極的に推進し、
クルマエビ、ガザミ、ヒラメ、タイ等の
中間育成、
種苗放流を積極的に行う必要があります。 釣漁業については、遊漁船の増加に伴い、漁民との紛争が多く、漁業者、遊漁者の共存を図る必要があると思います。 次に、私が一番気になっている問題でございます。 養殖業についてですが、
魚類養殖経営体は
赤潮発生等により減少し、
ワカメ養殖経営体も
平成元年を境に
減少傾向にあります。このため漁場環境の保全、
漁業資源の維持、養殖や漁場の造成等に取り組み、
漁業経営の安定化を図る必要があると思います。 そこで、徳島県特産、特に
鳴門特産である
鳴門ワカメについてお聞きしたいと思います。
鳴門ワカメはこしがあり、非常においしいという評判は皆様も御存知のとおりです。しかし、ここ数年というもの原因ははっきりしませんが、ワカメに小さな穴があいたり、貝みたいなものが付着したり、すんなり伸びず、曲がったりするワカメがあります。これは天候また水温、それに家庭廃水、工業廃水といろいろな原因が考えられますが、これといった原因がまだはっきりしていません。そこでよりおいしく病気に強いワカメをつくるには、品種の改良が必要です。それというのも何種類かの種を使って、同じ場所で養殖しますと、よいワカメと悪いワカメの差がはっきり出てきます。ここで漁民が考えるのは、鳴門の海に一番よく合う種をつくるということです。種をつくることによって、よりおいしい
鳴門ワカメがつくれると思います。種をつくるために漁民、個人でも研究は重ねています。しかし個人個人がいくら研究を重ねても、個人には限界があります。また県の
水産試験場にもそういったワカメの研究の施設、専門の担当者もいないのが現状です。そこでもっと
鳴門特産のワカメの種を研究、病気の研究をしてもらいたいものです。その点について市の行政はどのようにお考えか、お聞きしたいと思っております。参考までに
鳴門ワカメの
生産漁労体数は北灘漁協四十五、北泊・小
鳴門漁協百、堂浦漁協三十一、室・撫佐漁協二十五、鳴門町漁協百三十一、新
鳴門漁協四十、里浦漁協百十九、鳴門市全体で四百九十一軒の漁民が
養殖ワカメに携わっているわけでございます。これは参考までに申し上げておきます。 次に、
里浦ごみ最終処分場についてお聞きしたいと思います。里浦の農家の人も処分場があるから便利な点もあります。しかし、市内の生ごみを集めるものですから、カラスが毎日数百羽を数えます。ここ最近では芋植えのために、畑に黒いマルチというビニールをかけます。カラスによってビニールを破られたり、芋のつるを植えるのに藁でおいをします。全てのおいを落とされた畑もあります。人間がおる時はカラスは畑には下りてこないのですが、人間が畑から立ち去ると即座に畑に下りてきて、そのおいを落とすわけです。ひどいカラスになりますと、植えた芋のつるを引き抜いたり、これから芋が大きくなってくると、,砂の中の芋までつついて、芋に穴をあけ、商品価値をなくします。
ビニールハウスを破ったり、車の中のおやつまで持っていく次第でございます。カラスに対しては全国的にも悩まされているようですが、市の行政はどのようにお考えですか、お聞きしたいと思います。 次に三つ目として、鳴門の中心に位置する
市営球場を今後どのようにするのかお聞きしたいと思います。 現在、体育、
スポーツ、
レクリエーション活動に対する市民の関心は極めて高く、家庭、地域、職場など小さなグループや同好会で日常活動として、
スポーツに参加して、自己の健康管理と
体力づくりを進めています。 そこで多
目的イベントに、市民だれでも、いつでも、気軽に利用出来る施設に
市営球場を新しくする考えはないのでしょうか、私も
ソフトボール大会に参加しています。ナイターでよく
市営球場を利用しています。話によりますと、
市営球場を取り壊して公園にするとかしないとか、うわさを耳にしますが、私としてはもう少し手入れをして、市民の皆様に有効に利用していただけるような施設にして欲しいと思います。その点お聞きしたいと思います。以上でございます。 〔市長
矢野茂文君登壇〕
◎市長(
矢野茂文君) 藤田議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。 まず第一点は漁業の振興と対策についてであります。 お話のように、最近における
漁業資源の枯渇、あるいは後継者の減少など、漁業を取り巻く環境は誠に厳しいものがございます。取る漁業からつくる漁業への転換が叫ばれて久しいのでありますけれども、今日なお十分な決め手に欠けておるというのが現状ではないかと、私もそのように思っておるところでございます。 そこで、お尋ねのいくつかについて、私の考えをお答えをいたしたいと思うんでありますが、まずワカメの問題でございますけれども、全国のワカメの生産量は十万八千四百五十三トン、これは
平成元年の
農林水産統計年報で発表されておるところでありますが、その内第一は三万九千九百二十一トン岩手県、第二位は宮城県の三万三百六十八トンでこの両県の三陸地方の全国で占める割合は六五%と言われております。第三位は徳島県でありまして、一万二千八十五トンで全国で占める割合は一一%程度しかないということであります。その内、鳴門市の生産量は七千八百四十七トンで県内に占める割合は六五%であります。このように鳴門市水産業の主力である
鳴門ワカメは量的には
三陸ワカメとは太刀打ちが出来ない、また
韓国ワカメなどの、
輸入ワカメも増大している現状では、今後
鳴門わかめが生き延びていく道はお話のとおり品質の向上しかないというふうに思っております。このためワカメの養殖の栽培管理、例えば密植をさけるなどはもとより、
ワカメ種苗の改良が急務であります。現在、北灘、鳴門、里浦など、各漁協にあった
種苗づくりや、耐病性の
良質ワカメの
種苗生産に向けて、
県水産試験場鳴門分場、堂浦にございますが、ここを中心に調査研究がなされておりますけれども、いまだ十分に確立されたものはなく、今後とも継続して研究を進めていただくよう強く働きかけたいというふうに思っておるところでございます。しかし、同分場にはワカメの品質改良を専門に研究するスタッフが非常に少ない現状でございまして、今後
ワカメ担当研究員の増員と、同所の充実についても県に要望をしていきたいというふうに思っております。また種苗改良、
種苗生産に必要な
研究材料費の支出につきましては、
農林水産課や関係者と相談をして、市としても対応を検討してまいりたいというふうに考えておるところでございます。 また、
農林水産業の専門的な知識を持った職員が、我が鳴門市にも少のうございますので、来年度の職員採用の中には
農林水産というものに知識を持った職員を別枠で採用したいと、こういう検討をいたしておるところでございます。 次に漁業の
重要資源確保のために
種苗放流が本格的に実施されたのは、
県栽培漁業センターが昭和五十五年に海南町ですか、ここで設立されて以来、毎年
クルマエビ、あるいはマダイ、ガザミ、ヒラメなどが放流されて、漁獲量も年々この放流によって増加をいたしております。
種苗放流の成果がみられておりますので、本年度も
クルマエビが五百七十万匹、それからマダイが二万五千匹、ガザミが三十九万匹、ヒラメが七万匹、チヌ一万匹、赤貝が三万個などの放流を計画をいたしておりまして、本年度も放流を行うという予定になっております。
沿岸漁業の振興のために、市が事業主体となって、昭和五十五年度から波型魚礁の設置も行われておりまして、本年度も鳴門、瀬戸、北灘、各地域に三百六十九戸、予算にいたしまして、二千三百四十万円と、その他水産物の
荷さばき施設、これは北灘でございますが、八百四十三万二千六百十円を予算計上をいたして、
漁業資源の確保に務めておるところでございます。 本市は今後とも健全な水産業の発展と、水産物の安定供給のために海の畑づくりと海の種づくりとして魚礁や新技術を取り入れ、
種苗生産、あるいは
栽培漁業を推進して、水産の振興と生産額の増加に伴う、経営の合理化と安定化を図っていきたい、そのことはひいては、後継者問題の解消にもつながるものと、そのように考えて努力をいたしておるところでございますので、よろしく御理解を賜りたいと思う次第でございます。 ゴミの問題につきましては、
担当部長の方から答弁をいたさせますが、もう一点
市営球場の問題について、私からお答えをいたします。御承知のように
市営球場につきましては、昭和二十八年四月に開場して、三十八年を実は経過をいたしておりまして、スタンド、あるいは
グランド共に老朽化をいたしておるのが現状でございます。毎年三月から
軟式野球だとか、
ソフトボール、ナイターでの
ソフトボールだとか、
子供野球、老人の
ゲートボール、
グランドゴルフ、非常に多目的な運動場として利用をいただいており、その果たす役割は非常に大きいものがございます。
教育委員会として、市民の方達に多いに活用して欲しいと、これまでやってきたところでございます。しかしあの、先般来、国体開催ということを控えて、特に当市が
軟式野球の主会場地であるということから野球場の整備というのが、大きなテーマになって、あがってきておりまして、実はこの野球場を改築するかどうか、いうことを検討いたしたわけでございますが、御承知のとおりこの野球場は昭和二十八年先程も申し上げましたように建設をしたということから、
都市計画が十分行われていないまま野球場を新設をしたということから、あの周辺の道路の高さから約一メーター二十ほど
ピッチャーマウンドが低いということでございまして、非常に雨期などには水がいくんでまいりまして、非常に年間を通しての野球場としては、非常にこの芳しくない野球場ということになっております。まあ最近はモータリゼイションの発達によって、これを御利用いただく方々も皆車でお越しになることですから、無理に市内の真ん中でなくとも、郊外へ出してはどうかというふうなことで、郊外で適地を探しておったのでありますが、用地の確保だとか、いろんな条件に恵まれないで、これを断念をいたしまして、タイムリミットもあったものでございますから、
国体野球場としては、
市立工業高校の
グランドを改良して、これを主会場として使うということに決定を見、既に
市立工業高校の
グランドは整備されたわけでございます。そこでこの
市営球場を今後どうしていくかという問題でございますが、お話のように、もっと多目的なものに使いたい、と申しますのも、鳴門市は
都市計画をいたしております。その
都市計画の中で、必要な公園区域の設定というのが定められておるわけでございますが、その公園を野球場としてこれまで利用してきたというのが実態でございまして、出来ることならば、郊外に野球場を移したいと、そしてこの今の
市営球場は本来の目的である
都市公園、例えば災害時における避難場所とか、日常の散策をする公園であるとか、いろいろ
イベント広場であるとか、そういうような多目的にあるいは文化的にもっと利用価値の高い、そういうものとして、考え直したいというふうに思っておるわけでございます。ただ、あの
軟式野球連盟とか
ソフトボール連盟の皆さんも現在御使用いただいておるわけですから、行き先を決めなければ、ただその公園だけにしてしまうというわけにいきませんので、担当の方でも適地はないかということを現在調査を進めておるところでございます。 用地の確保、あるいはそういう見通しがついたり、あるいは野球場もつくり、公園もつくらなきゃならんということで、財政的な問題の裏付け等も考えなければなりませんが、そこらを十分勘案をしながら、早い機会に野球場としてのこの
グランドは出来るだけ早い機会に郊外へ出したい、そしてあの跡地は本来の目的である
都市公園として市民の皆さんに親しんでもらえるような施設に改良をいたしたいと、こういうような考えでおるわけでございます。いつということになりますと、まだそこまではっきりしたことは申し上げられませんけれども、先程も申し上げましたように、新しい移転用地の確保、財政状況をにらみながら、早い機会にそういうふうにしていきたいなと、このように思っておりますので御理解をいただきたいと思います。 〔
市民福祉部長 青木義幸君登壇〕
◎
市民福祉部長(
青木義幸君) 里浦の
最終処分場の畑に及ぼすカラスの被害対策につきまして、お答えを申し上げます。初めに
里浦地区の農家の皆様方には本市の
最終処分場に暖かい御理解と御協力をいただきまして、
鳴門市民の不燃ゴミが今日まで安心して処理出来ておりますことに対しまして、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。県下の
ゴミ最終処分場につきましては、いずこもカラスの被害やその対策に苦慮しておりますような現状でございます。先日の徳島新聞の五月の三十一日の新聞に載っておりましたように、県下の
美馬環境整備組合につきましても、
カラス対策の妙案がないということで、頭を悩ましておりまして、新しい処分場が論議されておるというような記事が載っておりました。 里浦の
最終処分場につきましては、里浦農協の方へ、あの溜池を管理委託をお願いをしておりまして、農協の方では畑から出ておりますマルチとか、あるいは芋のつるとかダイコンとかいうような廃棄物を溜池の方へ捨てておりましたその溜池を市の方へ六十年八月に
一般廃棄物の処分場にしたいということで、その代わり、
里浦地区の農家の方々については、引続き農家の廃棄物については投棄をしていくというようなお約束のもとに
一般廃棄物の処分場として転用させていただいた経過がございます。そこに飛来するカラスの実態を私が
衛生センターの所長の時代に専門家に依頼をいたしまして、調査をいたしました。その結果は鳴門町方面の山から約二百羽の群団が飛来しております。さらには木津の周辺の山から百五十羽の集団が飛来しております。さらには大麻町の山から松茂の空港を中継しながら、これもまた百羽ほどの集団が飛来しておりまして、大体四百五十羽位の集団のカラスが三群団があすこの里浦の処分場に飛来をしていることが、調査の結果わかりました。で、今までいろいろな方法で、その
カラス対策につきまして、鳴門市も試みてまいりまして、例えば爆竹音による撃退とか、さらには猟友会の皆さんに撃っていただいて、射殺するとか、あるいはその他の方法でも試みてみましたけれども、あまり芳しい成果が出てまいりませんで、その実態調査の中からカラスの習性というものは、そのよその群団に対して、敵対行為を持って、絶対に同調しない、攻撃精神を持っているというような習性がございますので、この習性を利用いたしまして、昭和六十二年度にあすこの
埋め立て地の上にカラスの
捕獲小屋を設置いたしました。そこへ高知県の方からおとりをもらってまいりまして、おとりを入れた中で、えさをまいておきますと、そのよそから来たカラスだということで、三群団のカラスがえさを目がけて、あるいはその高知のカラスを目がけて小屋の中に飛び込んでくるというような状態で六十二年度から捕獲をするようになりましたけれども、平成二年度では百五十羽ぐらいのカラスを捕獲いたしました。このカラスにつきましては、そういうような状況が県下に知れわたりましたら、小松島の
航空自衛隊だとか、あるいは徳島県内の
最終処分場の担当者の方々がおとりを欲しいんだというようなことで、鳴門市にもだんだんと十羽二十羽ということで捕獲をしたカラスを持って帰られて、実際にそれぞれの現場で活用されておるというようなことが現在行われておりますが、そうは言いましても、
最終処分場の近くの農家の皆さん方には今御指摘のありましたような畑の被害がございますので、大変御迷惑をかけております。しかしながら今までやってきた対応の中では、その
捕獲小屋が一番効果があるというふうな見解にたっておりまして、今一ヵ所南側の方に設置をしておりますが、引き続いて今年度早急に、失礼しました。北側の方に一ヵ所設置しておりますが、南側の方に埋め立てた平地が出来ましたので、その南側の方にもう一ヵ所同じようなものを設置したいというふうに考えております。で、引き続いてそういう対応してみたいと考えておりますけれども、なおほかの方法でこれはと思うような対策がございましたら、お知恵をお貸しいただきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いを申し上げたいと思います。 〔八番
藤田茂男君登壇〕
◆八番(
藤田茂男君) 漁業の振興と対策については、あの市長様によりまして非常に明快で親切な実りある答弁をいただきまして本当にありがとうございます。 各単協でも
漁協青壮年部で
連絡協議会を取りながら、話し合いを進めているようでございます。今後
中間育成、
種苗放流を積極的にお願いし、
県水産試験場の方へも市行政の方から働きかけて研究等に取り組んでいただけるよう、協力をよろしくお願いいたします。 それと
カラス対策についてですが、先ほど市の行政の方では
捕獲小屋が今まででは一番対策としてでは、して良いのではないかという御意見がございましたけれども、
捕獲小屋があって、あの
捕獲小屋に毎日といったらちょっと無理になるかも知れませんけれども、その高知とか、いろいろよそのカラスを入れたりといったように、まめにそのおとりのカラスを入れ替えたりしているようには、私が見た感じでは見れないんですけれども、その点どうお考えか、それと周辺の畑の人は個人でもいろいろな対策をしているようです。例えば芋のうねのおいにテグスを張るとか、爆竹を鳴らすとか、おもちゃの飛行機みたような羽のついた物を回すとか、どれが一番効果があるのかというのも農家の人にとっては、頭を悩ましているようでございますけれども、そういった各農家の人が設備をするのに、市の行政の方から迷惑をかけているのだからといって、補助金を設備に関して補助金を出すといったような考え方はないのでしょうか、その点お聞きしたいと思います。 それともう一つ、
市営球場については市長様の答弁によりまして、本当によくわかりました。私も
スポーツが好きで、
ソフトボール、また年寄りといっしょに
ゲートボールもたまにはやります。そういうことで、郊外に本当に球場をつくっていただけるのであれば、早急に考えていただきまして、素晴らしい球場をつくっていただきたいと思いますので、その点お願いいたします。 このカラスの問題についてもう
一つお答えよろしくお願い申します。 〔
市民福祉部長 青木義幸君登壇〕
◎
市民福祉部長(
青木義幸君) カラスのおとりでございますが、高知県の方からもらってきたカラスにつきましては、足に赤いワッカをつけまして、そして区別をしております。しかし、これは昭和六十二年度のことでございますので、そのワッカをつけたカラスも死んだと思います。今はですねえ、三日前に私現場へ行ってきましたけれども、十五羽ぐらい入っておりまして、その十五羽のカラスにつきましては、三群団の一部のカラスが入っております。ワッカのつけたおとりは入っておりません。ただそこにえさが入っておりますと、えさを目がけて入ってまいりますが、えさは
衛生センターの職員が二、三日ごとになくなると、水とえさをやっております。そういうことで全くこの三群団が高知のカラスでなかったらだめだということではございませんので、今の現状を見ながら引き続いてしていきたい。 それともう一つ、周辺の畑の農家の方々がいろいろな方法で対策を立てていただいております。以前に爆竹を使うのにガスが必要だということで、ガスボンベの支給を現物支給をさせていただいたことがございますけれども、例えばテグスとか、あるいはトンボの目玉とか、あるいは羽根だとかいうようないろいろな方法でやっておりますが、自分ところの畑からカラスを撃退するということには効果が出ておるようでございますけれども、お隣のしてないところへまた飛んで行くというようなこともございます。農協さんの方が中心になろうかと思いますが、ひとつおまとめをしていただきまして、いっしょに御協議をさしていただきまして、今後それらの対応については考えてみたいと思います。以上でございます。 〔八番
藤田茂男君登壇〕
◆八番(
藤田茂男君) 御答弁によりますと、農協関係者と話し合いをしながら、
カラス対策について検討していくということでございますので、今後農協関係者と話し合いをしながら、この問題あるカラスに対しての対処を考えていって欲しいと思います。その点についてよろしくお願いいたします。 私、初質問でおかしな点もあったと思いますが、これからどんどんと勉強をしていきますので、お許しをいただいて、答弁下さった市長様、そしてまた理事者の方、本当にありがとうございました。親切で明快、実りある答弁をどうもありがとうございました。これで私の記念すべき初登壇を終わらせていただきます。どうも御静聴ありがとうございました
○議長(牧野豊君) 次に、一、衛生行政について二、運輸行政について 十九番 佐藤絹子君 〔十九番 佐藤絹子君登壇〕
◆十九番(佐藤絹子君) ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、質問を行いたいと思います。昨日の会派代表者の方々の御質問の冒頭に今なお火山活動の続く、長崎県の雲仙岳に関する被災に対しての御心痛と、無投票による矢野市長の再選へのお言葉がございまして、私も心を同じくいたしております。長崎におかれましては、一日も早い火山活動のおさまりと、町の復興を心よりお祈りいたしておる次第でございます。 日も新たにいたしまして、質問の前に先般三十二年特別表彰の福本議員、二十八年特別表彰の矢野議員、二十四年特別表彰の新居、野崎、遠藤、三議員、二十年特別表彰の開発、松本、両議員、十六年特別表彰の山下議員、一般表彰の明村、小森、勘川、工藤四議員さんの名誉ある受賞本当におめでとうございます。衷心より深甚の敬意とお喜びを申し上げる次第でございます。 それでは質問に入ります。公衆トイレの整備についてでありますが、
都市計画の経過はありまして、過去にこだわるわけではございませんが、鳴門駅の移転、郵便局前の鶴屋というデパートの営業の取りやめ、鳴門市営バス、徳島バスの両営業案内所も移転し、備えられておりましたトイレはなくなってしまいました。そのために以前設けられておりました陸橋近くの簡易トイレも簡易トイレゆえに衛生面上廃止され、大衆的に用便を足すトイレが近回りになく、市民はもとより近いから訪れる方に公衆トイレを尋ねられても、答えようがないということでございます。この種の生理現象には定期的な面もありますが、時として急を要することもございまして、市民福祉サービスの面から考えましても、最小限の公衆トイレは市中心街には必要かと思われます。まして高齢化の進む中、一般商店やパチンコ店、喫茶店等に駆け込むわけにはまいりません。お話によりますと、暗い時、人目のない時にかと思われますが、町のあちこちに時には垂れ流しも見受けられるということでございます。折しも、地価高騰の土地需要の難しいことの上にトイレは豪華なものと傾向化されておりますが、豪華なものでなくてもいい、安心してだれもが明るく清潔に利用出来る、すぐに間に合う公衆トイレの新設を図っていただくことを市民の方々が望んでおられるわけでございます。 聞くところによりますと、汽車公園の第一号のさわやかトイレに続き、平成四年度を目途として、団体向けというと語弊があろうかとも思いますが、立岩と青年会議所あたりに計画されているようですが、それはそれで国体開催中、関係の方々や国体後も市民の方々はじめ、多くの方に愛され、有効に利用されると思われますが、私のお尋ねしているのは、後でバスターミナルのことについて質問もいたしますが、定期路線バスの乗降の位置が大体現況のまま続くのでしたら、郵便局前の陸橋の北寄りの自転車置き場との間に、
都市計画課の植え込みがあるところに、設置してはいかがと思われますが、市当局におかれましては、この地域に公衆トイレの必要性を現実として考えられるのか、それとも駅前再開発にともなって、この地域に公衆トイレが設けられるのか、それとは逆に妨げられるのか、もしほかに適地と思われる構想があればお聞かせ下さい。 さらに文明橋そばのトイレの所管が市当局にございましたら、その現況と汽車公園のさわやかトイレの管理と利用状況、あわせて何をもってさわやかトイレとされておられるのかお伺いいたします。 次にバスターミナルについてでございますが、これは先にも触れましたように、公衆トイレの設置の可能性のための質問でございまして、自家用車の普及とともに、バスばなれも進み、公営民営を問わず、利用者も減る中、また観光客で市中心部がごったがえすということもない鳴門市には急を要する件ではございませんが、しかしながら、これから平成五年の国体、それに関連した行事の関係上、あるにこしたことはなし、もし矢野市長の掲げる人の集まるまち、人の増える活力あるまちを考えますと、当然必要かとも思われます。昨日の代表質問の駅前の再開発の御答弁にこのバスターミナルに関しては、都市交通体系調査のもとに検討されるやにお聞きし、鳴門市にも将来においてバスターミナルが市中心部に出来る望みを持ったものでございます。それに木津の中山にも観光バスを主としたバスターミナルの構想があるらしき御答弁がございましたので、この際鳴門市におけるバスターミナルの展望なりを市長にお伺いいたしたいと思います。御答弁によりまして再問いたしたいと思います。 〔市長
矢野茂文君登壇〕
◎市長(
矢野茂文君) 佐藤議員の御質問にお答えをいたします。一点の公衆トイレの整備の問題につきましては、現状その他これの計画につきまして、
担当部長の方から答弁をいたさせたいと思います。 二点目のバスターミナルの問題でありますが、お話は二点だったと思います。一つは木津中山地域におけるところの観光ターミナルの問題を取り上げられておったと思います。御案内のように県の三〇〇〇日戦略の中で、全県下で約三ヵ所、国道の沿線にバスターミナル、観光ターミナルというものをつくろうと、こういう計画が打ち出されて、その第一号線は、第一号は鳴門市十一号沿線であるとこういうふうに発表をされました。これは御案内のように木津中山の大池を埋め立てたところが約七千平米程ございます。ここを利用して観光バスターミナルを建設しようとするものでございまして、観光バスが数台、あるいは乗用車が五十台ぐらい、こういうようなものが停車をいたしましても、それでトイレが出来る大型公衆トイレ、こういうものを建設していこうと、それからレストランあるいはお土産物売り場等については、民間活力を導入してやっていこうと、こういう基本的な計画が発表されておるところでございまして、我々といたしましても、多いに歓迎をいたしておるところでございますが、何しろ地元協議等もございまして、後々運営をどうしていくかというような問題も今後県と詰めまして、国体までにはこれが出来上がるように話を詰めたいと、こういうふうに考えております。今後地元との協議等もしながら、県と十分打ち合わせをして先ほど申し上げましたように、国体までには完成をさせたいと、こういう段取りで取り組んでおりますので、御理解をいただきたいと思います。 それから駅前におけるバスターミナルの問題でございますが、これもまだ具体的に発表が出来るところまで煮詰まっておりませんけれども、昨日の代表質問等でお答えをいたしましたとおり、駅前再開発として短期的なもの、それから長期的なものに分けながら、建設省あるいは県、地元、JRなどと協議をして、駅前の再開発を軌道に乗せたいと、このように考えておるところでございますが、今申しましたように短期的なものと、長期的なものに分けると、こう言うとある程度御推察をいただけるのでないかと思いますが、貨物ヤード跡地の利用ということになりますと、やはり長期的なものの中に入らざるを得ないのではないかというふうに思っております。従って、貨物ヤードを長期的な展望、例えば平成八年度明石海峡大橋が開通する時点、そういうふうに考えますと、国体の時には暫定的な使用が出来ないかということが当然おこってくるわけでございます。その暫定的使用というのは何かと言うと、いわゆる国体に集まって来るいろんな人達、選手、役員、監督、観客、これらの人達をどうさばいていくかといういわゆる交通のやはりこう何て言いますか、発着点そうしなければいけないんでないか、そういうふうに考えまして、そこらへんをJRともひとつ協議の中に入れておるわけでございまして、もう少しこう話がつみますと、具体的に皆様方に御説明を申し上げられると思うんですが、今のところはそういう発想で実はJRなり、あるいは県とも協議を重ねておりますので、もうしばらく協議内容が整うまで、お待ちをいただきたい、協議が整いましたら、御説明を昨日も申し上げましたように申し上げます。 なお、そういうふうになりますと、やはりこうバスの発着、それから人の出入りなどを考えてみまして、いわゆる一番大事な佐藤議員のおっしゃるいわゆる生理現象をどう処理していくかというような施設の付帯もですね、当然考えなければならないというふうに思っておりますので、ひとつもうしばらく具体的なことが決まりますまで、お待ちをいただきたいというふうに思います。 〔
市民福祉部長 青木義幸君登壇〕
◎
市民福祉部長(
青木義幸君) 公衆トイレの整備につきまして、お答えを申し上げます。お答えを申し上げる前に、現在公衆トイレ並びにさわやかトイレ、さわやかトイレも公衆トイレも市民の皆さん方がいっしょに使うということにつきましては、同じでございます。名称が少し違っておるということでございますが、現状の公衆便所につきまして、どのような状態で配置され、設置されておりますか、ということにつきまして、まず説明をしておきたいと思いますが、あの公衆便所につきましては、業務の中で、管理担当課がそれぞれ違って管理を日常管理をしているところがございます。 まずは環境衛生課で四ヵ所、それに加えて汽車公園にさわやかトイレが一ヵ所出来ましたので、五ヵ所が環境課の環境衛生課の担当で管理をしております。 さらには商工観光課で妙見山のキャンプ場に公衆トイレがございますが、これは商工観光課が管理をしております。さらには社会教育課、公園とか遊び場に四ヵ所設置をされておりまして、これは社会教育課が管理しております。 それから一番大きく箇所数をもっておりますのは、
都市計画課でございまして、
都市計画公園の中で十三ヵ所合計二十三ヵ所の公衆便所が市内に設置されておりまして、それぞれの担当課がそれぞれの委託先にお願いをしまして、日常管理をしておるのが現状でございます。 御質問の鳴門郵便局周辺というようなことで、希望者が多いんだというような御質問でございましたけれども、あの当たりの市有地を、あるいは空き地を見て見ましても、市有地がほとんどございません。
都市計画課が所持しておりますJRの線路ぞいに細長い市有地がございますけれども、これはとても幅が狭くて、公衆便所を設置するような場所がないわけです。で、あすこの市バスの停留所がございますが、市バスの停留所からずいぶん北の方へ行きますと、わずかながら広いところがございますが、これはJRの現在の鳴門駅に近くなってきますので、少し距離的には不便でなかろうかというふうに考えております。そういうことであの周辺には空き地、市有地がないために適切なところが設置するところがございません。以前に陸橋の下に簡易トイレをニヵ所、二けつ設置したことがございますけれども、これもインターハイの時の架設便所でございまして、その競技が済んだ後は美観上、環境上あまりよろしくない、いうようなクレームがつきまして、撤去して現在に至っておるのが経過でございます。 それからさわやかトイレの設置目的とか名称でございますけれども、まあ公衆便所というものは、元来、汚い、臭い、暗い、というようなイメージがございまして、全国的にもこういうような暗い汚い便所では市民の皆さんが快く便所を利用していけないというようなことから、私どもの方も環境衛生課につきましては、先程申しました四ヵ所の既設の公衆便所につきましては、平成二年度に塗装などしまして、明るく改修をいたしまして、管理を三十万円の年間管理で委託を管理委託をしております。さらには汽車公園に設置をいたしましたさわやかトイレでございますけれども、このさわやかトイレにつきましては、毎日朝一回掃除をしていただいて、トイレットペ─パーをかえていただく、というような管理と、さらにはお正月とお盆の阿波踊りの期間中につきましては、常駐の形で管理をしていくというような専門業者に委託をしておる状態でございます。 それからその他、新しく設置をしていくというような計画につきましては、国体開催へ向けて、議員さん御指摘のありましたように、国体橋の向う側、川向こうの方川東の方へ一ヵ所、さらには旧警察署、消防の北側の方へ交差点の所に一ヵ所、というような計画は立てておりますが、今年はどちらにするかということはいまだ決定をしておりませんが、平成三年度一ヵ所、平成四年度一ヵ所、合計三ヵ所のさわやかトイレ、いわゆる気持ちよく美しく快適に便所の使用がしていただけるような設備を設置したいというふうに計画をしております。以上でございます
○議長(牧野豊君) 小休いたします。 午前 十時五十八分 休憩 午前 十時五十九分 開議
○議長(牧野豊君) 再開いたします。 〔
市民福祉部長 青木義幸君登壇〕
◎
市民福祉部長(
青木義幸君) 文明橋のところの公衆便所につきましては、あすこは県有地でございまして、昔あすこから船の発着所であったというようなところから、あすこに設置をしたわけでございますが、現在は非常にこう利用不便でございまして、ほとんどの方が利用していないのが現状ではなかろうかと思います。 ただ、公衆便所のそれぞれの利用状況、何人ぐらい利用しているかというようなことについては、調査をしておりません。もう一つ
都市計画の緑地でございますけれども、これはやはり便所を設置するためには、ある程度の面積が必要でございまして、現在の
都市計画課の残地の中では非常に無理があるのではなかろうかというふうに考えております。 なお現地を見まして、適切な用地が確保出来るかどうか、
都市計画課と十分協議をした上で、検討してみたいと考えております。 〔十九番 佐藤絹子君登壇〕
◆十九番(佐藤絹子君) 再問いたします。 バスターミナルにつきましては、木津中山においては国体を目途として、段々と出来上がるみたいなので期待をいたしております。 あの公衆トイレについてでございますが、
市民福祉部長は何か国体とか、よそからおいでる方の御心配も大事ですが、私も大事と思いますが、私は今一番申しておるのは、市内に在住の方が市中心部に出てきて困っておるという話をして、まあさわやかトイレにしても話が長くなりますが、私もこの質問に立つ前に、木、金、土、昨日と行ってきたんでありますが、緑地帯に場所が狭いやいうてもねえ、大分あると思います。今草がぼうぼうでこの間、
都市計画課にあの土地はどこのもんですか、建設省のもんですかと言うたら、うちの土地じゃけんど、もうちょっとしよったら草をきれいに刈って整地しますということでございました。そこで、あのまあ一々公衆便所の利用状況は把握してないということでございますが、ちまたではドイツ風の公衆トイレが汽車公園に出来まして、年がら年中とはいきませんが、時間帯によって違いますと思いますが、高校生が悪い言葉ではございますが、歩道に自転車をあっちこっちに二十台ぐらい並ベて、腰をかけてジュース飲んだり、公衆便所の中でタバコ吸ったりというお話も聞いておりましたので、私も一度あの利用させてもらおうと思って最初金曜日行ったんです。なるほどうわさどおり自転車がいっぱい放置されて、男女の高校生がたくさんおりまして、私にしても用を足すことは出来ませんでしたが、これ質問に立つ前の参考資料として、ちょっとごめんよ、言うてあの西側から入って、東側の女子トイレに入ったら、男子学生がいて、
市民福祉部長が今の傾向に合わせて、立派なトイレを建てたというふうに新しいんか何か知らんけれども、おいしいのかどうか知りませんけれども、女子便所の中には小児用の男性の便器がございまして、その間と女子トイレのドアの間にしゃがみこんで、高校生がタバコを吸っておるんです。ほんで私の悪い癖でそんな子供さんを見ると、せっかくお父さんやお母さんが健康に生んでくれとんのに、タバコや吸うて悪いでえと言うて、注意をするんです。その学生はちょうどお父さんやお母さんは何も言わんのじゃけんど、おばちゃんがほない言うんやったらやめるや言うて、一時とは思いますが、やめたんです。ところはそこはトイレを用足すところであって、タバコの灰皿なんかはなくて当然です。まあほういうわけで、今度身障者のところへ入ったら、それもあのごめんよ、ちょっとはめてよ、と言わなんだらねえ、あすこ通りの方から見たら、死角になっておるので、だれがどないしよんやわからんのです。ほんではめてもろうたら、そこにも心ならずもあのタバコの吸がらがいっばいありました。ほんで男子便所の方にもタバコの吸がらがあって、灰がいっぱい床面におっておるんです。ほんでまあせっかくこやってきれいな所が出来たけん、皆ここへ来るんはええけんども、きれいに使うてということで、さよならと帰ってきたんです。明くる日、また行きました、また同じように、同じ人もいて、その上に徳島からきたというあの職も学校も通っていない、少年三人もいて、たむろしておるんです。ほんでまあ三十分ぐらいまたこういうしてはいかんことや、世間話の話をして、一たんその場を立ち去って、またどういう具合か、行ったところが北の北側と東側に植え込みがあります、垣根がねえ、そこでずいぶんの御年配の方の男性の方が、若い娘さんや高校生がいっぱいおるので、恥ずかしいのか、その人はやっぱりほこで用を足しているんか知りませんが、言葉悪いですが、立ちしょんをしよんです。そういうことでまあ公共物はその目途に合わせて、皆がきれいに使ったらええんですけれども、若い方達は新しいて、なるほどさわやかなものなのか、毎日かかさずに、そこで時を過ごしている状態であります。話しよったら長くなりますので、市長もう一ぺん部下の方によく御検討されて、国体も大事ですが、この常日ごろ
鳴門市民の福祉の向上に幸せがあると話されておりますので、前向きに長期的なもんでなくてもいいんです。また駅前再開発によって、今のトイレよりも立派なものが出来るかもわかりませんので、取りあえずは、衛生面上ことのかからないトイレの設置をお願いしたいと思います。よろしく御検討下さるんであれば、再問はさけたい、今再問いたしますと言うたけれども、再問は取りやめいたしますが、この場でちょっと検討されてくれますか。ほな再問いたします。 〔市長
矢野茂文君登壇〕
◎市長(
矢野茂文君) 佐藤議員の再問にお答えをいたしたいと思います。トイレの設置事業というのと、青少年の非行の問題とリンクしてお話をし、答弁をすることは非常に難しい問題があるなと思うんです。あのトイレの設置事業は設置事業として、私どももやはり都市機能を充実をしていくための一つの施策として、今後も整備していきたいと思っておりますが、それの利用する側のマナーですね、こういった問題につきましては、近くまた、防ごう青少年総ぐるみ市民大会等もございますので、佐藤議員もその中にお入りをいただくメンバーでございますので、特にその高校生のそういう行為についてはですねえ、自粛するように呼びかけをいただきたいと思いますし、また
教育委員会としても、夕べも私のところヘ電話がありまして、どうも自転車を数十台並べて、我々入っていけんじゃないかと、こういうような電話も夕べもいただいたところでもございますので、十分そういう問題については、
教育委員会の側からも、十分注意を喚起するように、働きかけをしていきたいというふうに思っております。まあトイレの設置でありますが、これはやっばり都市機能を整備していくためには、適所に公衆トイレをつくるということも一つの方法であります。 ヨーロッパなどへ行きますと、トイレを引き金に自分の営業を有利にしていこうという民活というのもあるわけですねえ、ですから、こういう町をつくっていこうという商業近代化計画をやっていく中で、私は民間の方も、もう少しトイレということにウエイトを置いた、そういう発想を持った町づくりというのも考えてもらうべきでないか、一方においては公衆便所もつくっていく、そういうふうに両々相まっていくのがいいんじゃないかなと思っておるんです。ただ具体的にお話のありました、いわゆる大道銀天街の東と、旧十一号線の交差周辺、こういうところについては、スペースがあるのかないのかね、よく調査をさせたいと思います。今、汽車公園につくりましたトイレはねえ、あの百五十人槽なんです。非常に大きなスペースのタンクが底に入っているわけですね、ですから以外と面積がいるんです。そういうことを考えまして、あの周辺にそれを許容する面積があるのかどうか、あるいはまた将来の駅前開発とこうどうなっていくのかということも考えながら、適地の有無についても調査をさせたいというふうに思いますので、御理解をいただきたいと思います。 〔十九番 佐藤絹子君登壇〕
◆十九番(佐藤絹子君) ただいまあの市長から御答弁いただきました先ほど私の質問の中で、
市民福祉部長が場所がないということで、横道それて、さわやかトイレに入ってまだ青少年のことに関しましたが、市長も私が指摘しておるところの場所をよく検討されてくださるということと、また市長のええところか悪いところか知りませんが、民間にも御協力いただいて、大衆的トイレを望んでおられるようでありますが、とにもかくにも、市民の方の多くが現実として困っておることでございますので、より御検討いただきたいと思います。私の質問これで終わります。御静聴ありがとうございました。
○議長(牧野豊君) 小休いたします。 午前十一時 十分 休憩 午前十一時 十一分 開議
○議長(牧野豊君) 再開いたします。一、環境行政について二、建設行政について三、平和行政について 十番 田渕 豊君 〔十番 田渕 豊君登壇〕
◆十番(田渕豊君) 早速質問に入りたいと思います。 改選後初めてのこの議会で、私は三件の問題を取り上げて質問をすることにしました。 市長どれも、これまでこの三点の問題につきましては、この議会におきまして、相当議論をしてきたところでありますので、私も出来るだけ議論をさけまして、簡潔に質問をしていきたいと思いますので、明快な御答弁を期待するものでございます。 さて、一番の環境行政、緑と水を守るための具体的施策について質問をいたします。私はこの緑と水を守るということを、今回の選挙の大きな争点の一つにして、市民に訴えてまいりました。そういうことから、この問題は私の選挙公約でもあるわけでございます。 そこで今まで何度と、この問題について市長と議論をしてきたわけでありますが、質問をすることにしたわけでございます。 議事録を読み返してみましたが、この環境行政については、私は過去十一回質問をして、市長と討論をしてきているようであります。過去四年間の本市の取り巻く環境情勢、環境問題の状況や市長のこの問題についての取り組みの姿勢などを一端を知ることが出来ました。四年前と言えば、一九八七年国会で日本共産党の反対を押し切って、自社公民の賛成でリゾート法が成立した年にあたります。その後、我が鳴門市においても、このリゾートの嵐が押し寄せてきたわけであります。そういうことから、私はこれまでにリゾート開発と自然環境の破壊を問題にしてきましたところであります。即ち、この開発か、,自然破壊の問題であります。最近、全国的にはリゾートにもかげりが見えてきたようでありますが、我が鳴門市においては、大規模開発がこれから始まろうとしているわけであります。この間の議論で市長はよく鳴門の恵まれた自然環境を生かした開発と言ってきました。しかし、私は開発が大規模なほど、それが果たして可能かどうか、議論の分かれてきたところであります。リゾー卜法が制定されて四年になったという話をしましたが、その間この我が鳴門市においてですねえ、どのような開発計画やら、自然破壊のこの環境が出来上がってきておるかということを、ひとつ概括的に説明をして議論を進めていきたいと思うんですが、現在この大規模開発、これは昨日からいろいろ市長が申しておりましたが、ウチノ海のセンターリゾートパーク、それから島田島のアルカディア、鳴門リゾート計画、それと鳴門堂浦海洋性複合リゾート、大きなこの開発計画が出てきております。またゴルフ場計画では建設中のものが折野で三十六ホール、最大規模のゴルフ場ですが、進んでおります。そして協議中のものが一ヵ所、そして構想中のものが六ヵ所出てきているようであります。そしてまた、これらの開発計画と同時進行の形で、鳴門市の山に産業廃棄物処分場がニヵ所、それも水源地の上流に設置されました。 最近では櫛木川の谷に大阪からの土砂が投棄されております。そのほかにも私ずっと見てきましたが、数ヵ所の谷への投棄が現認することが出来ます。そういうことから市長、今、この鳴門の緑こい谷がですねえ、あっちでもこっちでも廃棄物で埋めつくされていっているのが現状ではないでしょうか。 先日、九日の日曜日でしたか、老人福祉センターで第二回鳴門アースデイが開催されました、環境学界の橋本良一先生をお招きしまして、ゴルフ場問題と水を考えるということで、市内三団体、そして七グループの環境問題に取り組む人連が集まりました。その日のために実行委員会の皆さんで、ひとつ鳴門の環境マップをつくってみようということで、今申しましたような、さまざまなこの自然破壊が既に進んでいるところ、あるいは計画中のものなどをですねえ、二万分の一の地図にひとつ書き入れてみようということで、それを仕上げたのであります。一目瞭然、我が鳴門市が本当に大変な事態になっているということがよくわかったわけであります。是非ひとつ市長にもこのマップを一度見ていただきたいと思うのでありますが、市長はこのリゾート法が成立され、四年になった今日のこのような鳴門の自然環境を取り巻く情勢をですねえ、客観的に見られて、どのように今御認識をされておるのか、そのことをまずこのお聞きしてから、質問をしたいと思うんです。 次に、建設行政でございますが、四国横断道の問題につきましても、過去私が一度と、それと他の議員さんが質問をしておりまして、三回この議会で四国横断道の問題について議論がされております。この問題も申すまでもなく、本市の将来、あるいは関係住民の生活を考える時に重大な問題であり、地元としましてはですね、今後建設省任せではなく、徹底した議論と調査、研究をしていく必要があることは申すまでもございません。しかし残念ながら、これまでの経過は、市長が最初からこの建設省ペースと申しましょうか、私達にしましたら諸手を挙げて、賛成をしてしまったものですから住民との間に大きなギャップと不信が生まれてしまって、今日に至っているように思います。 今この道路、高速道路建設計画は基本計画から整備路線へと重大なこの段階を迎えているにもかかわらず、関係住民には、あるいは私達議会においてでもですねえ、何の情報もなく、この五里霧中で、取り分けこのルートの中に入れられてしまった住民は、毎日不安な生活を余儀なくされているのが現状です。そういうことで私は開発、この議会の開会前のあわただしい中でしたが、建設省の道路局高速道路課に何か情報はないかといってきたのでありますが、これといって何の成果もございませんでした。ただいろいろ話しております感想としてですねえ、この高速道路建設計画には地元のやはり市長の意見や意向、これが大きく左右するのだなということを思いました。このことについては縦貫道に関係した住民の皆さんからも聞いておったのですが、やはり地元市長の考え方意向、こういうものが大変反映をしていくということを思いました。そういうことで、一連のこの高速道路が発表された経過を見てきましたらですねえ、私はあまりにも市長がこの性急に促進の態度を打ち出してしまったことに、今日大変疑問と理解をすることが出来ないのであります。 私自信、この四国横断道の問題について、いろいろと勉強やら資料を集めているわけでありますが、そういうところから市長のそのような態度を今もって理解することが出来ないわけであります。建設省は私も話をしましたが、あくまで今は基本計画でありまして、調査の段階であると、こういうふうに言っております。そういうことでありますので、この時期というものは、住民の立場に立てば、大変重要なこの段階である、まだこのルートもあくまで決定はされていないわけでありますから、この期間に住民はやはりいろいろとこの環境調査なり、勉強をする機会でもありますし、同時にですねえ、私は市長もこの時期にどうしてもこのそういうルートの中に入ってしまった住民の皆さんがおるんですから、そういう住民の皆さんの立場にたって、促進なら促進で結構だと言ったら語弊がありますが、そういうお立場がかわらないなら、それはそれで少しでも住民の皆さんに犠牲をしないようなですねえ、強いらないようなそういうこのことをですねえ、研究調査すべきだと思います。 また公害の問題についてもしかりだと思います。しかし、そのことが現時点でやられておりません。そこで六点ほど市長、具体的に私質問しますので、ゆっくり申しますので、六点答えて欲しいと思います。 市長のお考え方を確認しておきたいと思うんです。 一つが昨日代表質問の中でも、この横断道の問題で述べられておりましたが、果たして、板野・鳴門十六キロ、これを市長が促進しているわけですが、促進するには理由があると思うんです。議事録を読んでみましたが、明確なですねえ、この促進の理由、鳴門市にとって、あるいは本県にとってでもかまいません。この道路がどのような利益をもたらすのか、一つこの際はっきりと市長のお考え方をお聞きしたいと思うのであります。 それから二番目がルートの問題です。この建設省の十六キロルートが発表される以前にですねえ、県の土木部長が建設省の、いやもとい、県の土木部長がですねえ、大坂峠を経て、阿讃山麓を東進し鳴門インターにそのジョイントするのがですねえ、ベターだと説明しました。そして市長もですねえ、この本会議においてそれに同調するかのような答弁をされておるのですが、その後、建設省この土木部長が言ってたようなルートが発表されました。市長はこのルートがですねえ、ベターであるというふうにお考えになっての促進なのですか、このルートについて市長はよリベターなルートであると確信を持っておられるのかどうかお聞きしたいと思います。 それからやはりルートの問題であるわけなんですが、市長はこの議会に本会議におきまして、ルートの問題で新ドイツ館が建つわけでございますが、この新ドイツ館建設用地には横断道コースは関係がない、そのものずばり関係がないという確認は得ておるところです、と発言しておりますが、このことに関して市長は私などこの発言を聞きますと、ルートが決まってしまっているかのように、受け取ることも出来るのですが、市長はこの発言について、どういうこのルートに関しての背景がありましてですねえ、このような発言をされたのか、お聞きしたいと思います。 それと四点目がですねえ、予定ルートの中には御承知のとおり、何十軒もの住宅が入っております。建設省ヘの意見書、これは市も県も既に出されたと思うのでありますが、この意見書なるものはどのように縦覧が出来るんですか。それとこの意見書の中は見なければわからないんですが、こういう立ち退きを迫られるような住民の皆さんの意見が果たして反映をしているのでしょうか、それからまた市長は私はこの重大な時期を迎えている中でですねえ、どうしても早急に関係住民の皆さんと会って、対話をすべきだと思うのですが、市長はその用意があるでしょうか、お聞きしたいと思います。 五点目が、やはりこの本会議におきまして、市長は本年度の平成三年度の夏ごろまでには、国幹審が開かれるだろう、そして基本計画から整備路線へと格上げをされるだろうというような発言をされておりましたが、国幹審開催の状況はどのようになっておるでしょうか。 そして最後に六点目が日本公園緑地協会に依頼をされたというオアシス構想、これの進捗状況についてお聞きしたいのであります。以上でございますので御答弁をお願いしたいと思います。 さて三番目は平和行政についてです。この問題も毎回私、六月議会に質問をしているわけですが、申すまでもございません。六十年十二月十七日本会議におけるこの全会一致の鳴門市非核平和都市宣言、これの具体的実施についてでございます。初夏の訪れとともに三十三年間歩き続けて来ました平和行進が全国一斉に始まりまして、四十六回目の広島・長崎の原爆投下の日を迎えるわけでございます。私はこの日を前にした六月議会において、矢野市長に対して、その時々の内外の情勢を反映させながら、この宣言の意義を語り、具体的実施を要請してまいりましたが、残念ながら今日まで実現には至っておりません。これも私、議事録を読み返してみたのでありますが、市長がなぜこの全会一致で決議をされたことについて、具体的な実施をすることに逡巡するのか、私は理解することが出来ません。 前議会において、敬老都市宣言ですか、これをやはり全会一致で決議をしたところでありますが、これはどうも徳島県でも鳴門市がトップを切った宣言やに聞いておるわけでありますが、これも市長やはり宣言だけでは済まされない、具体的な実施をしていかなければならない大変有意義な宣言であったと思います。この非核平和都市宣言につきまして、三市の状況も調べて見ましたが、三市とも何らかの具体的な施策の実施をいたしております。 徳島県におきましてでもですねえ、本庁はああいう立派なものになったので、その非核平和都市宣言のたれ幕をはずしているようでありますが、各分庁舎においてはですねえ、たれ幕の実施をいたしております。また、八月ともなれば、徳島駅の駅前にですねえ、非核平和宣言の表示が短期間でありますが、実施をされております。 また、個人視察やら委員会視察で他県に行きまして、この非核平和都市宣言の先進地におきましては、さまざまな素晴らしい行事、諸行事に取り組まれておるところであります。どうか矢野市長におかれましても、この宣言の主旨を十二分に理解していただきまして、党派や主義主張などを超えた高い立場から、ひとつ具体的な実施をお図りくださいますように節に要望するものであります。お考えをお聞かせいただきたいと思います。 答弁により再問をさせていただきます。 〔市長
矢野茂文君登壇〕
◎市長(
矢野茂文君) 田渕議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。 御質問が非常に数多うございますので、あるいは答弁もれがあるかも知れませんが、御指摘をいただいて、補足をさせていただくことを、まず申し上げておきたいと思います。 まず第一点は、リゾート構想に基づく開発、自然保護に対する私の概括的な見解ということでございます。 これは昨日も申し上げましたと思いますが、私は政治の究極の目的は、いわゆる地域住民の福祉、そこに生活する住民が潤いを感じ、豊さを感じ、住んで良かったなあと、こういう実感するようないわゆる生活環境をつくることが、そもそも政治の目的ではないかというふうに思っております。その手段として、いろいろな施策があるわけでございますが、今鳴門市の実態を考えてみました時に、六万五千の人口の中で、就業人口というのは三万一千人かありませんよ、三万四千人という人口は、子供であったり、学生であったり、お年寄りであったりですよ、しかもこの高齢化が進んでいって、だんだんだんだんといわゆるこの扶養、被扶養者の数が増大をしていく、勢い地域の皆さんには税収の増額だとか、あるいは国民健康保険、昨日も話がありましたが、それの負担の増だとか、そういうような時代がやってこざるを得ない。人口動態だけをみてみても、実感するわけであります。これをどうやって歯止めをかけていくかということであります。私はその手段として、もっと人が集まるまちが望ましいだろうと、もっと人口を増やして、働く人達の数を増やしていかなければ、鳴門市というのは、いわゆる山間僻地の過疎村が過疎市町村がもっておる体質と、やはり根は同じものをもっておるのではないか、だから過疎の問題というのは、山奥の話ではない、鳴門市でも過疎の体質はあるんだと、それを歯止めをかけていくための施策を講じなければいけないんだというふうに考えておるわけであります。人口を人が集まるまちとは、この自然を生かした観光都市としての態勢を整備していくことであるし、あるいは
スポーツを通して、人を集めてくるところであるし、鳴門教育大学のような学校施設を通して、人を集めてくる、教育、
スポーツ、観光、そういったものによって人を集めていく、いわゆる施策を講じていきたい。もう一つは中核工業団地のような、いわゆる働く場所を確保して、若年労働力の市外流出に歯止めをかけていっていきたい、これが私のやはり活力ある鳴門市をつくっていくための手段であります。何にもしないでじっとおれば、私は鳴門もやはり過疎市と呼ばれるまちになるでしょう。山間のまちと同じような傾向をたどっていくだろうと思うんです。そこに出来るだけコンセンサスを得ながら、ある程度の開発はやむを得ないと、いうふうに思っておりますし、また開発をするにいたしましても、このどこにあるような開発、どこにでもあるような開発をしたんでは魅力がない、鳴門の魅力は渦だとか、あるいは自然景観だとか、そういうようなものが魅力で観光開発が出来ていくわけでありますし、歴史、伝統、そういったものを生かしながら、いわゆるその開発をしていきたい、いうふうに思っております。山を裸にむいて、そのままにするというのでなくて、やはり緑の復元だとか、そういったものにも配慮をした今は法律もございますし、そういったもので整合性を持った開発は鳴門市にとっては不可決であると、このように認識をいたしまして、いろんな施策を組んでおることでございまして、御理解をいただきたいと思うのであります。あの最近ではいろいろ意見がありましてねえ、例えば、緑を守るために空中散布をやれば空中散布反対だとか、あの松食い虫をどうやって防除するかということについては考えていかなきゃならん。しかし、それは空中散布は反対だと、こういう両極の意見がありまして、それをどう調整をしていくかと、これがまあ理事者の頭の痛いところでございますけれども、出来るだけ皆さんに迷惑のかけないような、やって良かったなあと思われるようなものを目指して取り組んでいきたいというふうに思っておりますので、一つ御理解を賜りたいというふうに思う次第であります。 横断自動車道の問題でございますが、四国横断自動車道は御承知のように昭和六十二年に策定されました第四次総合開発計画の中で、四国横断道として取り上げられ、徳島県の阿南、徳島、鳴門、高松、それから川之江、南国、それから高知市を通って、伊予大洲に続く、という非常に長い、この横断自動車道が予定路線として決定をされておったところでございますが、第四次総合開発計画では、これが基本計画路線に昇格になったということは御承知のとおりであります。建設省におきましては、今後整備計画に上げていくために、いわゆる環境影響調査、こういうものをやって、その評価準備書というものが策定をされて、昨年夏地域の皆さんに御説明を申し上げたというのが実態でございます。 この影響評価を受けて、あの私の方としましては、意見書を付して、知事に上げていく、知事はこれを建設省に上げていく、こういう作業が行われてきたわけであります。その中で、私が申し上げました影響評価準備調査部に対する意見の中というのは、公害防止にかかるもの、特に大気汚染、あるいは騒音、こういうものに対して、必要に応じた対策を講ずること、時間の関係で詳しくは申し上げられませんが、大気汚染、騒音、こういうものに対する特別な配慮、これを図られたい。それから自然環境の保全にかかるものとしては、その辺に生息する動植物に影響がないように、それから景観を出来るだけ工法、外観、修景等を考えて、地域景観を調和させること、その他といたしましては、電波障害とか、日照阻害、照明光による障害等に対して、十分調査をして影響のないようにして欲しい。計画路線の通過地帯一帯は御承知のとおり、史蹟、あるいは埋蔵文化財の包蔵地が広く、分布しておる点を十分に配慮して、必要な調査と対策を講ずること、工事中及び供用部において必要に応じて環境に及ぼす影響を調査して、適当な措置を取ること、こういうことを私の意見として、三木徳島県知事に提出をする、三木申三徳島県知事はそれを受けて、知事として建設大臣に意見書を提出する、こういう作業が昨年の夏以来行われてきたところでございまして、それを受けて建設省といたしましては、これに対する影響評価の作業を現在行っておるところであります。 若干この遅れておるのではないかと思いますことは、先般の官庁速報を見ておりますと、本年度夏に予定をしておりました国幹審は約半年ぐらい延びる、こういうようなことを発表をいたしております建設省が、従って本年の十一月ないし、十二月ごろに国幹審が開かれるのではないか、夏ごろといっておりましたことが、若干半年程づれておるという情報が入ってきております。で、この国幹審が行われるまでには、この先程言いました環境影響評価に対する我々の意見を踏まえて、建設大臣は評価の作業が終われば、これに対する建設省としての意見を私どもの方に送付してまいります。送付して来られましたこの影響評価につきましては、法律に定めるところによって住民の縦覧に付さなければなりません。従いまして、私どもの方としては、これがまいりましたならば、市役所でこれを縦覧に付したいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。何かこう私と住民との間にギャップがあるというようなお話でございましたけれども、私どもは手順に従って作業を進めていっておるのでありまして、特にギャップはないと思うんです。またどないなっとんな早うしろと、こういう御声援をいただく住民の声もございますし、立場立場で多少のニュアンスの違いはあるかも知れませんけれども、私にいたしましたら住民の縦覧をする、その後、これまで申してきましたように整備計画として昇格をする、そうなってくると勢い具体的にいろんな問題について地域住民との対話は必要になってくると思います。 その対話、意見聴取そういった作業は今後やらなければならないだろうというふうに私も認識をいたしております。別にギャップがあるわけでない、ギャップがあるとするならば、それを行う時期のタイミングの問題でないかなと、そんなふうにも感じておるわけでございますが、やはリタイミングも図っていかなければなりませんので、そのへんにつきましては、あなたと私に多少見解の違いがあるかもわかりませんけれども、それはひとつ御理解をいただきたいというふうに思うわけであります。 枝葉の話が長くなりましたが、御質問にありました板野・鳴門十六キロを促進をしていく、市長おまえのその理由は何なと、こういうことでございますが、私どもは鳴門海峡大橋、明石海峡大橋を建設を促進した時から、この問題については、中山で止まっていい道路であるということは、だれも認識していないんであります。これをどう延伸していくかというのは、架橋促進していて今から何十年も前からの認識でありまして、このことにつきましては、今さら御議論をするのはいかがかと思っております。ルートがベターであるかどうか、中山から西に延びていくのに、どうやって延びていくんですか、こらこれしかないんじゃないんでしょうか、私はそういうふうに考えております。 それから新ドイツ館にずばり関係がないと言ったと、それは関係ない、道路というものは環境影響評価をとった中に入るんです。環境影響評価の端っこにあるわけですねえ、ドイツ館は、だからドイツ館にその高速道路の中心がくるというのはないんですねえ、これは環境影響評価の準備調査をつくった段階でドイツ館は関係がないと、こういう私は理解をした、こういことを御理解いただきたいというふうに思います。 それから意見書の縦覧ということにつきましては、あるいは対話ということについては、先ほど申し上げましたとおりであります。 それから平成三年に国幹審が夏ごろ開かれると、これはその後の状況についてどうなっておるかということにつきましては、先ほど申し上げましたように、約半年ずれておるようであります。まああの国幹審というのは、鳴門ルートだけでございませんで、全国的な準備調査そういう作業との関係もございますので、そういった縦覧だとか、そういう期間との問題等もあって、ずれておるのではないかなと、そういうふうに想像をいたしております。 それからハイウエーオアシス構想の問題でございますが、私はこの横断道の建設によって、本市の西部地域の観光の拠点として、発展につながるというふうに考えておりますし、将来は観光のみならず産業の拠点だとか、京阪神に対する生鮮食糧品のいわゆる流通の拠点、こういったものとしてこの道路というのは多いに意味があるだろう、特に交通アクセスというものが整備されなければ、まちの発展というのはないわけでありまして、どの地域もやっぱり交通のアクセスというのが大切であります。生意気な言い方でありますけれども、いわゆる県南地域がいろいろこの景観を持っている、自然を持っている、ところがなかなかリゾートとしての開発が進められない、やはり交通アクセスというものが整備されていない、そこに国道五十五号線一本しかないというところに県南のウイークポイントがあるわけであります。そういう意味からも考えて、本市が将来発展をしていくためには、交通アクセスというものを整備していかなければ、まちの発展はないというふうに考えておりまして、そういった意味で、私はこの道路は非常に鳴門市に大きな発展の手がかりになると、そういうふうに受け止めておるところでございます。ただ、ハイウエーオアシスですが、インターチエンジがないんですねえ、今の構想を見てみますと、鳴門市にはハイウエーは走りますけれども、本州・四国連絡道路鳴門インターに結節するということは、書いてございますが、その次の結節点は板野町付近、こう明示されておるだけであります。従って我々が推測するのは、板野町から津田の方へ大坂峠を越えていくことですから、恐らく川端付近にインターチエンジが出来るんではないかなと、こういうふうに推定をいたしておるわけです。そうすると鳴門市というのは何ら道路が通るだけかとういことになって、西部地域の開発につながらない、そこに最近流行いたしておりますハイウエーオアシスというものを、この際ドイツ村周辺に誘致する、そのことによって、我が鳴門市の西部開発の拠点になるのではないかなと、こういうふうに考えまして、ハイウエーオアシスを提起をいたしました。県の御協力もいただいて、現在日本公園緑地協会で調査検討をいたしておるところでございます。 ただ、この具体的には何分この横断道の中心杭がどこを通るかということが、はっきりしてこないことには、ハイウエーオアシスの絵も十分にかけないというのが実情でございます。 従いまして駐車場の規模だとか、レストラン、販売、売店等の基本構想が練られてはおりますけれども、どこにどのように埋めてくるかということについては、横断道の中心杭の位置との絡みもありますので、今後横断道の進捗を見ながら、県と協議をして詳細を詰めていかなければならんなと、そのように考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 平和運動の問題でございますが、これは前にも申し上げましたように、私は平和運動をするというのは、つりビラをあるいはたれ幕を下げて、平和宣言都市ですよ、というのが平和運動だ、それだけでは私は解釈していないんです。それよりももちろん、むしろ鳴門市というところは、平和運動を全国的にやっておるまちだと、私はいつも胸を張っておるところでございます。あなたも参加をしていただいて、今年も第十回の第九演奏会が盛大に開かれました。全国の仲間が集まってきて、この平和の音、喜びの歌、それを発祥の地である鳴門で歌うということに対して、多くの人が集まってきてくれとうわけですね、こういう運動を今後も私は継続をしていきたい、これこそ鳴門市の鳴門らしい平和運動の一大行動であると、このように考えておりますので、これは御理解をいただきたいと思っております。 さらにまあ将来の問題といたしましては、国体橋が平成五年に完成をされますが、国体橋にどういうモニュメントをつくるか、あるいは水辺公園が整備されていく中で、どんなモニュメントをつくっていくかということも、考えなければならんと思っております。ただ、この私は行政がそれを、またお叱りを受けるかも知れませんけれども、行政が何もかもするというのでなくて、例えば、徳島市の藍場浜に藍場町ですか、公園に平和の塔というのがございますが、これも民間の人が出して、県の土地を提供してやった、こういう盛り上がりがあるわけですねえ、だから私はそういうようなものも、市民の方々にも呼びかけながら、やはり平和を象徴するようなものを考えていかなきゃならんなあと、鳴門市としては、どこにも負けない第九がある、胸張っておるところでございます。御理解を賜りたいと思うところであります。
○議長(牧野豊君) 小休いたします。 午前十一時四十八分 休憩 午前十一時四十九分 開議
○議長(牧野豊君) 再開いたします。 〔市長
矢野茂文君登壇〕
◎市長(
矢野茂文君) それを踏まえて概略的に市長の見解を問うということでございましたから、私は申し上げたわけですねえ、ここの問題については、お話はありましたけれども、一つ一つについての御質問はなかったと思います。ただ、私はここでまあせっかく登壇しましたから申し上げておきたいと思うんですが、あの基本的な構想としては、私はそういうように思っております。ただ、一つ一つの問題になってはねえ、構想があると、私ほんな構想知らんのです。あなたどこで聞いたんか知らんけれども、構想やいうこと言っておりますがねえ、六つもゴルフ場があるやいう、私の方は事務的で事務屋でございまして、事務的に手続きが上がってきてこそ、初めてこれはこういう構想があるんだなということがわかるんですが、そうでないわからないようなものがねえ、まことしやかに論議されることはいかがかと思いますね、私どもの中にはお話ありました時に、私どもへ上がってきておるものはありますよ、そんなうわさみたいなもんもあるんですねえ、そこらへんを選別していかないと我々事務はとれませんので、何もかもいっしょにしないように、そんなふうに思っております。
○議長(牧野豊君) 小休いたします。 午前 十一時五十五分 休憩 午後 一時 三分 再開
○議長(牧野豊君) 再開いたします。 午前中に引き続いて、田渕議員の質問を続行いたします。 〔十番 田渕 豊君登壇〕
◆十番(田渕豊君) 引き続いて質問をしていきたいと思います。まず、環境行政でございますが、市長先ほど私の質問に答えられまして、どうも主旨、私の質問の意図するところと違うのではないかというようなことを小休中に申しましたが、私が一問目で市長に聞きたかったことは、いろいろな開発計画が出てきている、あるいは計画が進んでいるところ、また、この鳴門市の山、あるいは谷にですねえ、さまざまな廃棄物が捨てられているような現象がある、構想中のものも私は企画の方で調べて申したのでありまして、今後ですねえ、この構想中のものが、どういうふうに使用されていくか、これは当然理事者としても関心を持って、注意を払っていかなければならないというようなことで申したのでございます。そういうものを鳴門市のこの環境マップとして、地図上に表してみたら、鳴門市を取り巻くこの自然環境というものが、大変なこの状況になってきているのではないだろうかと、そしてそのことを市長は客観的に見て、どういうふうに思うのだろうかということを尋ねたのでございます。 残念ながら明確な答弁がございませんでしたので、ここで再びその市長の見解を聞くことは、やめにいたしまして、質問をしていきます。 そういうふうに市長、この特にですねえ、私が心配しているのは、この鳴門市の山、特にこの谷にですねえ、さまざまな廃棄物がこの捨てられている、そういう状況が進んでいるということであります。市長もこの考えてみましたらですねえ、自分の子供の時のようなきれいな谷が鳴門市でなくなってきてしまったのではないでしょうか、折野川の上流、これははえ釣りの人には大変かっこうの漁場であったわけでありますが、この上流にもどんどんと土砂が埋められております。板東の谷川はむろんのことです。私が今きれいな谷と思えるのは、もう樋殿谷川の上流ぐらいではないでしょうか。この前からホタルが乱舞しておりますが、そういうふうに谷がどんどんとこの汚染をされていっている現象があります。 大谷川、市長の地元でございますが、ここでも先般、私の同僚議員の松本議員が申しましたように、採石場の計画が県に申請をされている、こういうこの現状をですねえ、市長がどういうふうに思っているかということを聞きたかったわけであります。それはともかくとして具体的な質問に入っていくわけでありますが、私はこういうようなこの問題をとらえましてですねえ、前の議会から何回か具体的にこのような自然破壊の状況から緑を守り、水を守るためには、今鳴門市として出来ることは、この水源保護条例、これをつくって食い止める以外にはないのではないだろうかということを提案してきたところでございます。 特に、この水源池の上流ニヵ所に設置されました安定型の処分場について、このことについても何回となく、この処分場は鳴門市の水に遅かれ早かれ影響を与えるのではないだろうかということを提案してきたところでありますが、私この何回となく、このニヵ所の処分場見てきました。先般もある産廃場のですねえ、真下に入っていける小谷がございまして、そこをさかのぼっていきましたら、その産廃処分場の真下に出れるような小谷でした。私は一歩足を踏み入れて驚きました。水がちょろちょろと流れている小谷なんですが、その水の流れているところの部分の石、あるいは木が生えておるところはですねえ、まっ茶色に変色をしておりました。明らかにこの建設廃材だけでないですねえ、何かこの異様なですねえ、そういうこの光景にびっくりをして写真をとってきたところであります。我々市民グループはですねえ、独自にでもこの水質と土壌を検査して公表をしなければならないと考えております。理事者の皆さんもこの産廃処分場はよく見に行かれておると思うのですが、是非ともですねえ、定期的に頻繁にこの何が捨てられておるかぐらいは、せめて確認をしていかなければならないのではないかというふうに思っております。少し余談になるんですが、私はこの埋め立ての問題を勉強していく中で、最近アメリカの土壌汚染の問題について行き当たりました。今アメリカはあの大変土壌汚染の問題について厳しいスーパーハンド法が制定され、それがだんだんとますます厳しい法律内容に変わっていっておることが伺えます。三十年前にですねえ、こういうふうにして有害物質とか廃棄物を埋め立てたところからですねえ、三十年たってこの最近にこの汚染が表面化してくる、そして二百軒ぐらいその周辺に家があったらしいですが、その住宅を壊し、学校も一つあったようですが、それを壊していくというようなことで、このスーパーハンド等をつくる契機になってくるわけですが、いわゆるこのアメリカのラブカラル事件でございます。是非市長もこの萩原の埋め立てとか、産業廃棄物の埋め立てというような、鳴門市内でですね、さまざまなそういう問題が出てきておるわけですから、是非この事件なども勉強されるようにお進めをしておきたいと思うんです。そういうことで、もう一つ言っておきましょうか、あの鳴門市のこの水源池の上流にはですねえ、さまざまな汚染源、今言いましたように谷を埋め立てているという状況があるということ。 それから先日ですねえ、板東貞方線の横を流れる堀です。主に農業用水であり、生活排水、そしてその上流に田んぼの地上げということで、大量にこの田んぼの土を堀り下げまして、そこへいろいろな土砂が投棄されておるのが上流にあるわけですが、この水源を持つですねえ、堀のですね、フナが大量にこの旧吉野川の河口に至るまで、ふなが浮き上がって、私電話をいただいて、写真機を持ってかけつけたんですが、ふなとふながもがき苦しんでいるちょうど状況で、だんだんとそれが自い腹を向けて死んでいく、明くる日はもうほとんど沈んで、またそれが浮かび上がってくるような現象に行き当たったわけですが、さっそく保健所がこの水質検査なり、魚を持って帰って検査をしているわけでありますが、こういうこの堀もですねえ、全て旧吉野川に流れ出して、私達が毎日飲んでいるこの水道水にまざり込んできているわけです。そういうことから、私は毎回のように市長に一日も早くこの条例制定のために、何とか努力しなければならないではないかということを提案してきたところであります。六月一日から七日でしたか、水道週間でございましたが、広報なるとにこの水道特集が載っておりました。水道水の汚染の原因がいろいろ書かれておりました。生活排水の問題も確かにございますが、なぜかこの産廃処分場のことは一行も書いていないというのが、この水道週間にちなんだですねえ、水道特集の記事の内容になっておったわけであります。私はどうも理解が出来ません。確かに生活排水の問題もございましょうが、最もこの水道の水の汚染の原因となるものは、このような水源、上流につくられる、あの大量に投棄をされるところから流れ出す汚水、これこそ最大の汚染源ではないかというふうに私は思うわけでございます。そういうことで関係部長、水道部長にですねえ、職場がかわりたてで申し訳ないのですがですね、ひとつこの水道部長として市民の六万五千市民の命の水である水道水を守るという直接の責任者である水道部長は、今この営業をされている二つの産業廃棄物の処分場の現況をですねえ、どのように見られておるのか、また部長はこの条例の先進地の条例を既に勉強されていることと思うのですが、この条例の内容を見てですねえ、どのようにお考えになっているのか、ひとつ御答弁を願いたいと思うのであります。市長にもこの条例も今までこの必要性について私は何回となく議論をしてきたところでありますので、実際二つの処分場が今営業をしているわけですが、この実態を見ましてですねえ、現時点においてこの条例を制定していくお考えがないかどうかをお聞きいたしたいと思うのであります。 余談になりますが、折野のゴルフ場建設では先程の新聞で住民主導型の環境保全協定を結ぼうというような、この動きが出てきた、大変素晴らしいことだと思うのであります。市長にいたしましても、この水源保護条例、住民が立ち上がる前にですねえ、直接市民の命や健康にかかわる重大な問題でございますので、行政の責任において、市長が先頭を切って、この条例をつくって、そして水道水の汚染源を最小限に食い止めていく努力をしていかなければならないと思うのですが、いかがでございましょうか。 二番目の四国横断道の問題でございます。私、少し質問スタイルをかえまして、具体的に六点の問題について市長にお伺いをいたしました。それぞれ市長から答弁をいただいたわけでございますが、市長のお考えを今回は確認をするということにとどめておきたいと思うのであります。一つずつの問題については、これは私は全て納得いけるこの市長の答弁ではございません。十分この国幹審も延びたことでございますから、時間をかけて促進の理由、あるいはデメリットの部分、ルートの問題、こういう問題について、とことん議論をしていきたいと思うのであります。ただ、一つだけ言っておきたいことは、対話の問題で、特にこの住民との間にギャップはないと、ましてやどうなっているのかと促進の立場で、この進められる意見もある、多少のニュアンスはあるかというような御答弁をいただきましたが、これは私はいただけないと思うんです。市長よく考えてください。二百五十メートルのルートの中にせっかく家を建てて、まだ五、六年の人達がおるわけなんです。立場を考えてみたらですねえ、置き換えてみたら、このような答弁が私は出来るとは思いません。市長は冒頭福祉の充実こそ、この政治の目的にしなければならない、こういうことをこのおっしゃっておるわけなんでございますから、例え一人と言えども、この計画の中でそういう住民が出たらですねえ、その人の立場に立って、考えることはしごく当たり前のことだと私は思うのであります。是非ともこの基本計画から整備計画に至るこの重要な時期にですねえ、まだまだ住民の意見を反映させる、そういう時期にこそ、住民の声を意見をくみ取っていって欲しいということを切にお願いをしておきたいと思うのです。 それともう一点はですねえ、市長はこの環境白書、県の出しておる白書を御存知だと思うのであります。写真が十枚ですか、載っております。その中の三枚までが鳴門市です。そしてその一枚の中に、大麻山の眺望という写真が載っております。大変美しい風景です。私は板東で育った人間として、この大麻山を背景とした、そして歴史遺産がそこに混然一帯となって、ある風景の中をですねえ、高架橋で四国横断道が走るわけでございます。 そういう風景が破壊されるというリスク、これは本市にとっても、徳島県にとっても今後取り返しのつかないような、そういう問題があるのではないかということも言っておきたいと思います。 それから排ガス、粉塵の問題です。市長はそういう問題をこの意見書として出したとおっしゃっておりますが、果たしてそうでしょうか。明石大橋開通後には何と一日一万七千台走るのでございます。排ガス、粉塵の問題が今地球的な規模で自然環境にあるいは大気汚染というような形でさまざまな影響を出していっているということは、市長も御存知のとおりでございます。特にですねえ、私は板東という地形が大麻山のふところに抱かれた盆地の中にあるということで、特にこの排ガス、粉塵、充満するような地形になっているのではないかというふうに素人いきに考えるわけであります。そういう点からしますと、専門家を入れてですねえ、せめて排ガスや粉塵の状況を調べてみる、仮説をたててですねえ、調べてみるということぐらいの努力をしなければ、酸性雨の問題ですねえ、今大きな問題になっておりますが、あの周辺の緑にも影響を将来影響を与えていくのではないかというようなことも、私は考えるわけであります。何回も言っておりますが、まだ十分時間はあると思います。そういう調査、勉強をしていかなければならないと思うんです。 特にこの排ガス、粉塵の問題では最近アメリカではですねえ、ブッシュ大統領自らがそのクリーンエアーアクト大気汚染防止法、これをですねえ、ものすごい強力な新法を成立させ、日本のこの自動車企業もですねえ、重大な影響を受けてくるのではないかというような新法を成立させました。申すまでもなく、スモッグ、あるいは酸性雨、有害大気汚染物質対策の強化になるわけであります。 また日本の環境庁もですねえ、日本政府もです、
平成元年度版として、環境白書を発表いたしましたが、もう自動車からこの船とか鉄道の方へ輸送の転換を図っていかなければならないというような方針も出しておるのであります。これは言うまでもなく、排ガスとか粉塵の問題が自然界や人体に与える影響がいかに大きなもんであるかということを実証しているからであります。 基本計画から整備路線、整備路線に格上げをされて、調査のための中心杭を打たれてしまったら、もうこれは住民の意見を反映させていくということは、なかなか難しいことでございます。幸いにも国幹審が十一月十二月に延ばされたようでありますが、この間をですねえ、市長は住民の立場にたって、ひとつ是非そのへんの努力をしていって欲しいと思うのでございます。これは冒頭申しましたように、この横断道路というような計画については、地元の市長の果たす役割、意向とか意見が、どれだけこの尊重されるかというようなことを思うがゆえに、市長にこれは切にお願をして、これ以上の議論はいたしません。よろしくお願いをいたしたいと思います。 さて、三番目の平和行政についての市長の答弁でございましたが、また残念な御答弁だったと思うわけです。私も初めて第九のそれも記念すべき第十回の演奏会に参加をさしていただきまして、その感激をいまだにひしひしと感じておる次第でございます。特にこの前夜祭でのですねえ、広島からお見えになった六十歳以上八十歳の人も含まれていたようでございますが、トワ・エ・モアの人達のその演技、合唱、これがまた素晴らしいものでございました。市長も当然参加をされていたと思うのですが、合唱が始まる前に、あの四十六年前の悲惨な広島の写真がスライドでさっと入ってくる、そういう出だしでこのトワ・エ・モアの合唱が始まったことは市長も御存知のとおりであります。私は大変感動をいたしたのであります。 市長は第九をやっていることが、平和のあかしである、確かに私もこれは全国に誇れる素晴らしいことだと思っておることは市長と同じ気持ちでございます。 しかし、この非核平和都市宣言、その中に込められた願い、あるいは行動そのものを提起しているわけなんです。平和のために核兵器廃絶のためにですねえ、そういう努力をしようではないかという宣言の内容になっているのであります。そういうことから考えてみますと、全国に例をみないこのドイツ捕虜収容所、そこからこの第九が生まれてくるわけでありますが、そういう町だからこそ、平和宣言にふさわしいさまざまなイベント、行事をですねえ、展開していくということは、しごく当たり前のことでございます。そういうことから、是非とも市長におかれましては、この宣言の具体的な実施を心の問題として閉じ込めておくのではなくて、行動に表し、体験してこそ、平和というものの価値と言っていくことが出来るということを、御認識くださいまして、早いうちに具体的な宣言の実施が行われますよう、これも切にお願いをいたしまして、この質問は置くことにいたします。 一問目の環境行政について、御答弁をいただいて再問をいたしたいと思います。 〔水道部長 徳永計男君登壇〕
◎水道部長(徳永計男君) 水質の保全の状況につきまして、水道部から御報告を申し上げたい、お答えを申し上げたいと思います。 鳴門市の水道が水源としております旧吉野川の表流水につきましては、公害対策基本法に基づきまして、水道水として使用することの出来る水の基準値というものが定められております。水道部におきましては、定期的にこの表流水の水質検査を行っておるわけでございますが、いずれの項目につきましても、基準値を下回っておりまして、水道の原水として使用することの出来る水質となっております。この原水を浄水場におきまして浄化をいたしまして、水道法で定められております水質基準を全て満たしまして、正常な水を各御家庭に給水をしておるところでございます。 しかし最近は、都市開発とか、あるいは生活様式の変化等に伴いまして、将来的にはこの表流水の水質悪化の懸念もございますので、本年度は水道部におきまして、水質分析機器を購入いたしまして、水質の監視体制を強化していこうと、こういうふうにしておるところでございます。 板東山に設置されておりますニヵ所の処分場についてでございますが、このニヵ所の処分場につきましては、いずれも安定型の処分場であり、建設廃材等の廃棄物を処分するものであると、こういうふうに承っております。 しかし、両施設とも当市水源池の上流に位置しております関係上、私どもといたしましても、徳島県に対しまして、原水の水質保全のため産業廃棄物を処分しております業者に対しまして、こう投棄の際の指導監督を厳重にしていただくように、強く要請をしておるところでございます。 県におきましても、随時立ち入り調査をするなど、適正な処理について、引き続いて十分指導していきたいというふうに御返事もいただいております。私どもといたしましても、今後機会あるごとにお願いをしてまいりたいと、このように考えております。 それから三点目の水道水源保護条例の全国の制定状況でございますが、現在水道水源の保護を目的といたしまして、そうした制度をもっております地方公共団体は、全国で二十九市町村ございます。制度の内訳を見てみますと、条例を制定しております団体が二十五市町村、また指導要綱によっております団体が四市町村、このようになっております。条例の制定につきましては、他の法制度との整合性など、いろいろこう難しい問題点もございますので、私といたしましては、今後よく勉強させていただいて、対応してまいりたいとこのように考えております。以上でございます。 〔市長
矢野茂文君登壇〕
◎市長(
矢野茂文君) ただいま水道部長から答弁をいたしたところでございますけれども、補足的にまあ私としても考えを述べてみたいと思います。 まああのその前に御理解をいただいておきたいと思うんですけれども、ただいま水道部長が申し上げましたように、鳴門市が送っております水道の水は良質な水を市民の皆さんに飲んでもらっておるんだと、こういう現状というものはまず最初に押さえておいていただきたいなというふうに思うのであります。 生活環境が変わってきて、非常にまあ今後水質の悪化というものは懸念される、ということは確かにそのとおりでございますけれども、今供給しておる水は心配ないんだということだけは、ひとつお踏まえをしておいていただきたいなあというふうに思うわけであります。 そこで将来、この水道水源保護条例の問題でございますが、ただいまも部長が御説明を申し上げましたように、全国的には今条例を制定をしておる団体が二十五団体、要綱などを制定をしておるところが四市町村というようなかっこうでやっておるようでございます。 しかもまあこういうところの状況を勉強させていただきますと、水源保護条例の基本的な形式というものは、多少の地域差はありますものの、昭和六十年代に入って一番最初に制定をされました三重県津市の条例に準拠しておるところが多いようであります。津市の条例を見てみましても、その二十条から大体なっておるわけですが、その主なものは水源保護地域の指定とか、あるいは地域内での規制対象事業場の設置禁止、あるいは事前協議の義務づけとか、水源保護の広域協力、あるいは違反者への罰則規定、こういうようなものから成り立っておるようでございますが、この内容を見てみますと、この条例についても随分問題点があるようであります。 他の法律とのそのあるいは制度などとの整合性例えば森林法で開発行為の許可権限というのは、これは県にあるわけですねえ、それから水質汚濁防止法との関連で、排水基準の上乗せ権限、こういったものもこの県に定められておるわけですねえ、こうして県の許可権限と言いますか、そういうようなものを乗り越えて、市が条例で何らかの規制をするということは、非常にこの難しいのではないか、というようなことが言われて、そこらへんが既にこの制定をしておるところでも議論の絶えないところでございます。 またその私有財産の制約の問題もあるわけですねえ、例えば水源保護地域の指定に当たって、特定地域の所有権や利用権など私権に対する制限というものを、条例でどこまで規制することが可能なのかどうか、こういう問題もあります。また制限する場合に、もう既に既得権を持っておる人がいますね、いろんなことをやっている人、既得権者に対してどのようなその条例の中で位置づけるか、あるいは補償なんてものは生じてきやしないか、そういった問題をどうするのか、もし補償制度というものをつくるとするならば、だれが負担するのか、こういった問題もあります。水質汚濁というのは、ゴルフ場だとか、産廃施設だけを排除しても守れないという問題もありますね、例えばここの住民がその流域ですねえ、水道水源に至るまでの間に流す生活排水をどう規制の中で位置づけていくのか、こういう問題もあります。水質汚濁の最大の原因は最近これは生活雑排水だと、こういうことが言われておりまして、上流とか下流の地域の住民が御協力をしていただかない限り、水は守れないのではないかというふうに思っております。 水道水源保護条例については、市という固有の行政団体だけでなくて、県をはじめ例えば私どもの水道水源は吉野川、旧吉野川から取水をしておるわけですから、吉野川水系を利用する関係団体と、広域的に協議をしながら、連帯して取り組まないと出来ないのではないか、単に市だけでやっても十分なものとは言えない、こういう問題があるわけでございまして、今後なお十分研究をしなければならない問題である、そのように考えておるところでございます。 〔十番 田渕 豊君登壇〕
◆十番(田渕豊君) 水道部長には大変明瞭な答弁をいただきまして、市長からも答弁をいただいたわけでありますが、市長がその条例の内容に触れましたので、これまた言わなければならないわけでありますが、そもそもこの条例のですねえ、つくらなけれはならないという根拠なるものはですねえ、そういう水を汚染させる原因がさまざま出てきた、それでは地方公共団体としては、住民の健康や命を守っていくためにどのような手段があるかということで、いろいろと考えましてですねえ、津市あたりでは我が党の提案によって出来るわけなんでありますが、水道法の第二条、ここにですねえ、地方公共団体、国とか地方公共団体が住民に対して、清純なる水を提供していかなければならないという義務づけがされているわけなんであります。市長は確かにさまざまな試験の問題とか、あるいは企業法の問題、出してこられましたが、そういうさまざまな法律よりはですねえ、やはり市民の住民の命や健康を守る、このことが最大の地方自治体としての義務であるということは市長が繰り返し、冒頭に述べていることでございます。そういう観点から考えますと、,この水道法の方が法体系上からしても、上の方にたつのではないか、ましてやその地元の市長、責任者としては、そこに立脚すべきではないかというようなことから、こういう条例が出来てきたのでございます。是非、そのへんは十分考えて欲しいと思うのであります。 また水道部長の方からこの安定型の処分場であるということが御答弁があったわけでありますが、部長これはもう議論してきたところでありますが、私が今の時点でこの安定型の処分場をどう思うかと問うたのは、安定型の処分場こそ今いろいろな問題がおこってきているのではないか、ということを私は思うからであります。 全くこの業者に任せ切り、例えばこの建築廃材と言いますが、その内容は建築廃材だけではないようでございます。また建築廃材そのものにしても、私が先程アメリカの例を出しましたが、いわゆる建築廃材の中には、アスベストですか、こういう発ガン性の物が含まれていることは御承知のとおりでございます。さまざまなこの建築廃材の中にも有害物質が含まれておりまして、今の現状を見ると、有害物質が含まれていないなどとは断言する人はだれ一人いないと思うのでございます。 私達は昨年から今年にかけまして、二人の学者を呼びました。一人は水問題の権威であります小林勇先生、また九日には環境学界の橋本良一先生、全てにこの産廃処分場を見ていただきましたが、本当に驚いておりました。あけっ広にこれだけよくまあやれるもんだなというぐらい、全国にでも例がないだろうと思うような産廃の処分場の状況が進行しているわけであります。私は鳴門市の水道は職員をはじめ、理事者の皆さんの努力で安全でおいしいとまでは申しませんが、安全な水をいただいております。これには感謝をいたしております。心配が出てきてからでは遅いので、私はこういうことを言っているのでございます。どうか市長はよく勉強されまして、是非ともこの水源保護条例制定のためのですねえ、努力をしていかなければならないと思いますので、よろしくこれはお願いをしておきたいと思います。 私達は既にですねえ、市長理事者がこの条例をなかなかやらないものですから、大きな市民運動によりまして、鳴門市のこのような取り巻く自然環境、あるいは水環境に与える実態を広く市民の皆さんに知らせて、大きな市民運動を背景にして、この条例制定のために、特に九月議会に向けて全力で頑張っていきたいと思っております。 市長最後でございますが、徳島市の百周年記念のメインテーマは御存知でしょうか、環境を考えよう、吉野川を見つめ直そう、これが徳島市の百周年記念のメインテーマになっております。是非矢野市長も二期目の市政執行に当たりましては、環境にやさしい市長であって欲しいということを強く申しまして私の全質問を終わりたいと思います。
○議長(牧野豊君) 次に、一、市長の政治姿勢について二、競艇事業について三、観光行政について 七番 井形勝男君 〔七番 井形勝男君登壇〕
◆七番(井形勝男君) ただいま議長より登壇の許可をいただきましたので、順を追って質問を進めていきたいと思います。 また市長におかれましては、何はさておき、先の地方統一選挙では無投票で、再選されましたことに対して、深く敬意を表するものでございます。 また議員諸公におかれましては、厳しい選挙選を戦い、今後とも市政に新しい風を吹き込んでいただきたいと思うわけでございます。 また助役以下、理事者の各位におかれましても、栄えある昇格等で新しく部長になられた方もおいでになろうかと思います。一言この場を借りまして、お祝いの言葉を申し上げたいと思うわけでございます。 さて質問に入る前でございますが、私、通告のとおり、行政について三問の提起をしてございます。しかし、これも皆四年間議員を休んでおったそのうっぷんばらしがこの質問に表れるのでないかと思うわけでございます。 また、理事者の方におかれましては、私が元職員であったということは深く御存知のことと思います。 また、同僚議員におかれましては、本当に一回市会議員やっとって、前回は市長選いって、ほんでまた今度議会に帰ってきたんじゃと、その程度しか知らない方がほとんどでなかろうかと思います。私ただそのような歴史を繰り返しておるわけでなく、中学校三年の時に、実は父親を失いました。そして今はなき、木津神小学校で用務員をやりながら定時制高校で学び、その後、縁あって大学の方に進学をいたしました。その後また市の方に帰り、市の
教育委員会へ体育係長でおりましたんですが、当時の地方統一選挙で地方公務員法第二十四条第二項の規定により、実は免職をされたわけでございます。 コマーシャルではよくこれで僕はやめました、や言いますけれども、私は選挙で実は一回そういうふうな苦い経験を持っておるわけでございます。 その後、私もダンプの運転手とか、ブルドーザーの運転手、または料亭のはな板、板前ですけども、そのような職業をいくつか経験をしてございます。もちろん教員の免許も持っております。一時少ない期間ですが、安城市において高等学校の教員、また神戸の女子大学においては、一時的にしろ体育の講師を勤めたこともございます。そのような背景でもって、今日の私があるわけでございます。本当におまえはダルマさんがびっくりするわと、こけてもこけても起き上がってくるでないかと、いうふうなことも言われますし、また本日私が登壇するということも、支持者あっての登壇でございますし、とにかく一度議会を見学をしていただいて、そして私の質問なり、議会を勉強してもらって、いろいろ議員の方々も見ていただきたいと、そしてもし気に入っていただいたなら、また四年後の選挙には井形君をお願いしますと、いうようなかっこうで、今日いろいろ市民の方に声をかけた次第でございます。 また市民の方におかれましては、時々言われます。選挙事務所に入ってきたいきさつもございましょうけれども、井形君のところは、市長からの祈る必勝がきてなかったなあと、それは確か私も認めております。私もずうっと皆さんの選挙事務所を回っていきましたが、新人のところ、もちろんカムバックされる方のところもきっちりと祈る必勝、鳴門市長、
矢野茂文と大きく書いて張ってありました。これは市長がね、後援会がすることですから知らないと思いますけれども、やはりこういうことから、井形は市長と仲が悪いんと違うかというようなことを、一部持っておられる方もおいでになろうかと思いますけれども、これまた前回の市長選挙は私が谷市政に対して、批判をして出馬をしたと、もちろん現矢野市長もそれに賛同をして出馬をしたと、言わば連合軍での選挙でなかったかと思うわけでございます。 時が時ならば、もしかしたら私が今の市長のところに座っておったかもわからんねえ、しかしこれは余談としまして、そのような背景で質問を進めていきたいと思うわけでございます。 市長が就任されて今年で五年目になるわけでございます。これは前回の市長が後援会とかで申されておった中に、私が市長になれば、板東山の問題、いわゆる板東に所在する谷市政の時に買ったごみの最終不燃場、通称板東山の奥屋敷というところでございますが、このあたりも私が市長になれば、解決するんやと、いうふうなキャッチフレーズで、手元にこういうふうなパンフレットもありますが、そのようないきさつがあったかと思います。 当時私も議員でありましたし、面積としては三十五ヘクタール、一億四千万余りで、苦しい財源から山を購入したと思います。 当時この山の単価としましても、非常に高い買物であったように記憶しておりますが、今となっては安い買物であったと思います。しかし、この板東山の問題にしましても、今回市長が所信表明で申されております。 議事録の二十五ページに載っております。常に鳴門市の発展と市民すべての幸せ実現のため、人が集まるまち、人口の増える活力あるまち鳴門を政治目標として・・・本市の財政状況が極めて憂慮すべき状態にあり、中・長期的な視野に立って将来を考えた時、財政の健全化を図ることが最善の選択であると、財政の健全化を図ることが最善の選択である、ということが議事録に掲載されております。今回皆様方のお手元にわたっておる二十五ページでございます。この中にも職員の定数の削減、開発公社への起債への返済、経常的経費の節減に努めてきた。とあります。ならば、現在このような板東山に対して、一年間で六十万の対して五年間分を山田水利組合に支払っております。 しかし、六十二年工事を計画しながらその寸前になって、工事がやまったことは我々と同じ時期をするものならば、知っておったと思います。しかしその後、何の変化もないままに、今日まで至っております。一億円余りの財源でございます。これをそのまま寝かしておれば、利子が利子をよび、これは市長の所信表明と反するところでなかろうかと思います。これにつきましては、市長よりはっきりした御返答をいただきたいと考えております。 また、指名業者の問題でございますが、昨日の新聞に確か載っておったと思います。やはりほの工事に関しては、談合とか、裏でいろいろと裏取引きがあるというふうなうわさが現在もただよっております。やはり市長これは市長が私の顔ばっかり見ようけど、市長がそんなんやっとうというと違うんですよ、やはり市のそういう入札に関しては、やはり大きな工事になれば、どういうふうな流れであって、ちょっとは誰か儲けたんでないんかというふうなことを、やはり憶測する人がおるわけでございます。そういうふうなことをはっきりとさす必要があるという観点から、実は谷市政においてのA級の指名業者、また矢野市政になってからの指名業者、いずれもA級での建設、土木、建築を含めてのA級業者を出していただきたいし、また市の三千万以上の工事の落札した業者名を公表願いたいと思うわけでございます。それによってまた再問を繰り返していきたいと思うわけでございます。 国体代表選手の選考についてでございますが、現在鳴門市において
軟式野球が開催されるということは、まず皆さん御存知のことと思いますが、現在このチーム編成のことで、鳴門市を中心とするべき性質のものなのに、板野町の選手がかなり中心になって編成をされておると、これもやはり市の方からの圧迫があるんでなかろうかというふうな御意見を支持者からいただいております。今の段階で国体代表選手という表現の仕方はまずいと思いますので、一応国体代表選手になろうかとする選手達と、その選手というふうなかっこうで考えていただけたらと思うわけでございます。 大きな二番目の競艇事業に入らさせていただきます。 私はちょうど現在総務の副委員長という立場もあって、深く掘り下げて質問出来ないのが残念ではございますが、特別に議長と運営委員長に許可をいただいて、そしてあえて常任委員会の質問を本議会でさせていただいております。わかって知っておるんはどうぞお許しください。一つの従業員の採用でございますが、これはミスプリントでございます。競艇部の規約においては、この従業員という名はございません。全てが臨時従業員でございます。臨時従業員の採用、聞くところによると、この採用は最近はしてないんじゃけども、入りたいんやという人はかなりおるかと思います。まちの声では、議員に二、三百万円持っていったら入れてくれるん違うかというふうな簡単に考えておる人がおります。その当たりはこれは決してそのようなことを議会人がするはずがないと、まして市長のところへそんなん持っていったって、だれが入れてくれるかいなと、とにかくそういう不信があるんだったら、今日ここではっきりと答弁をもらうから、合わせて意見を聞いてもらいたいんやというふうなかっこうで質問を進めていっております。この臨時従事員の採用については年齢制限も確かあるかと聞いております。ですから回答者におかれましては、臨時従業員のいわゆる職種、それからその年齢制限と、いわゆる採用にかかる基準をお聞かせいただきたいと思います。 二つ目の委託ガードマンの廃止ということにつきましては、現在競艇場の前売り券の発売所の前に、約、車が二十台余り入るスペースがございます。ここの交通整理をしておる方がいわゆる市から委託を受けた民間のガードマン会社であると聞いております。やはりこのように民間を使う必要もあろうかと思いますけども、競艇場に勤務をしたり、男性の方もおりますし、また女性の方もおります。このようなガードマンの職種であれば、警備の課長の指導によれば、十分民間のガードマンに負けないガードマンを
鳴門市民で養成出来るのでないかと思うわけでございます。これはそういうふうなもし条例があるのであれば直していただいて、是非とも民間を廃止して、一般
鳴門市民から採用をしてもらいたいと考えるわけでございます。 それから三つ目の広告方法についてでございますが、ほとんどの方が徳島新聞をとっておいでになると思います。その徳島新聞の競艇の開催日については、ページはどこのページに出るかわかりませんけれども、帯状でもって広告が出されております。この広告の費用、それからこの新聞に掲載するのは記事であるのか、広告として出しておるのか、この点特にお尋ねをしたいと思うわけでございます。 三番目の観光行政についてでございますが、現在国立公園鳴門におきまして、駐車場が何ヵ所かございます。その中に自然公園環境整備財団という財団でもって、駐車場を監督管理をして、もちろん経営もしております。この駐車費用を徴収して、そして清掃事業の方に当てておるようです。かなりこれは収入が上がっておる、それなのになぜ市内にありながら、このような環境整備財団が鳴門に入って、利益を失うようなことをしておるのか、これについては明確な答弁をいただきたい。 それからレジャーランドの建設と市内の名勝。名所の復活については一括議題といたしたいと思いますし、部長と市長の見解をそれぞれ聞きたいと思います。簡単な質問でございます。鳴門には観光鳴門、文化のまち鳴門というキャッチフレーズが今も生きております。それなのに我々の子供、またはその孫達をも、休みがきても、どこへも連れて行ってやれない、水族館もなければ公園も少ない、もちろん動物園もない、映画館もないというのが、観光鳴門の現況でございます。ちょうど市長においては、このパンフレットにも観光鳴門を進めますと、訴えてはや五年目が来ております。 それから鳴門の名勝・名所でございますが、いろんな全国を私も歩いてまいりました。先般も選挙前でしたが、岡山県の最上稲荷に出発をいたしました。ここはお稲荷さんでございますが、名物は日本一大きな賽銭箱、これは確か長さが二百メートルもある大きなお賽銭箱です。それに大鳥居がとにかく日本で一番大きいんじゃというんだけで、名所、名物になっておるようでございます。 やはり名勝・名所を考えていきました場合に、関係部長、市長、どうでしょうか、秋津島、春夏秋冬の秋、津波の津、島田島の島、秋津島でございます。それともう一つは山頭火、山川の山、頭の頭、火曜日の火、山頭火、それから鳴門市撫養町のこの撫養の語源を語らずにして、レジャーランドの復活、建設、もしくは市内の名勝・名所の復活には語れないと思いますので、よろしく答弁の程をお願いいたします。 〔市長
矢野茂文君登壇〕
◎市長(
矢野茂文君) 井形議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。私の方からは板東山の市有地の問題について、お答えをいたしたいと思います。 この問題の経緯につきましては、井形議員も御存知のことだと思うんでありますけれども、念のために順を追って説明をしておきたいと思います。昭和五十七年、前市長時代の四月の二十七日に板東谷川の土地改良区と、この土地を買って
最終処分場をつくると、このことに同意をしていただきたいということで、同意書をあの五十七年四月の二十七日に年六十万円、五カ年分、三百万円を支払うということで、同意をいたして支払っております。五十七年四月二十八日、翌日同意が得られたということで、開発公社でこの三十五万六千四十七平米を一億四千万円で買収をいたしております。開発公社が買収をいたしております。五十八年の十月の十一日に
一般廃棄物処理施設整備計画書を県及び国に対して提出をいたしました。この事業費総事業費三億六千五百万円、いうような内容で申請を出しまして、そしてその申請書を出した翌年の五十九年六月三十一日にこの土地を開発公社から市一般財源で支出をして、市が市有財産として買い取りをいたしております。一億七千百三万八十六円これで買い取りをいたしておりまして、市のものといたしております。で、五十九年の七月の二十五日に工事の仮契約をいたしまして、不燃物処理場を建設すべく、工事仮契約を結びました。ところが地元住民の反対運動によって、議会に提案を出来ずそのままになっておるというのが現状でございます。で、その後、私が就任をしてきたということでございますが、私もごみの
最終処分場をつくらなきゃならん、こういう状況にありましたために、地元あたりなんかの意向を聞いたんですけれども、これは非常に難しいなあというようなことと、もう一つは仮にすぐOKとこう言いましても、工事期間中に約三年ないし、四年かかる、放りに行けない、里浦の処分場は満杯である、緊急措置をどうしていくかということで、ごみ対策のために環境課に担当主幹を配置をいたしまして、不燃物の
最終処分場の設置について対策を検討させてきたところてございます。里浦処分場が今も申し上げましたように満杯となって、昭和五十七年から計画しておった板東谷山は板東中谷の建設は六十一年三月に中止になってしまった。こういうような状況を踏まえて、これの地元町内会の承諾を得るためには、相当の期間がかかるんじゃないか、また、これを今申し上げましたように了解を得ても、工事をしてごみをほおっていくまでには数年かかる、この状態では里浦の
埋め立て地が満杯となって、収集ストップをしなければならん状態になってくる、というようなことを考えまして、緊急対策として里浦処分場に矢板を打って、不燃物を捨てる敷地の拡大を図ったりしたんですけれども、なかなか次なる
埋め立て地の手当てがつかないというようなことで、いろいろあちらこちらへお願いいたしましたところ、萩原からうちの方ヘいらっしゃいというようなお話をいただきまして、その後、その萩原の埋め立てをするためのいろいろ調査、あるいは地元折衝などをいたしまして、
平成元年から平成三年までの間に約六万トンの里浦にありますごみを持っていって、萩原の土地を掘り返して埋めて、覆土をして、そして農地を再整備するいこういうこととリンクさせた工事を計画してやってきたところでございます。従いまして、今年の秋にはその工事も大体完了すると、こういうような予定になっておるわけであります。 この工事が完成をいたしますと、約五年間里浦がすきましたから、里浦へお願いを出来るのが五年間ぐらいいけるのではないかなあと、こういうふうに思っております。やっと一段落ということでございますが、毎年毎年ごみの量は増えておりますし、毎日毎日ごみは出てまいります。従いましてこれで安心をしたというわけではございませいで、これに代わるですねえ、将来は長期的な
最終処分場の建設に着手する必要があるというふうに考えておりまして、板東中谷この板東山ですねえ、板東山を含め、ほかにも
埋め立て地として適当なところはないかというふうなことを検討をして、埋め立て処分場の確保に努める考えでございます。そういう考えでございますので、この板東谷川の用地費は今一般財源の中で処分をいたしておりますので、利息がからんでいくという内容のものではございません。そういうこともございまして、この用地の処分ということについては、今のところ考えていない、ここも含めて
最終処分場探しを検討しなければならん、こういうふうに思っておりますので、御理解をいただきたいというふうに思うわけでございます。 その他の御質問につきましては、それぞれ担当の方から御説明をいたさせます。 〔助役 西本信也君登壇〕
◎助役(西本信也君) 第二点目の指名業者につきまして、御答弁をいたします。御案内のように、工事等の指名につきましては、鳴門市の工事等指名審査委員会規程によりまして、関係者が寄りまして、業者の選定をいたしております。 御指摘のまず土木、建築業者でA級の指名業者についての御質問につきましては、土木工事のAランク指名業者は前市長の任期中に昭和五十八年から六十一年度までの間、四ヵ年ですが、十四業者が四年間を通し、七業者が一、二年間でございました。 現市長の任期中、昭和六十二年から平成二年度までの間では、先の十四業者のうち十一業者が四年間を通し、三業者のうち一業者は二年間を、一業者はランク落ち、一業者は休業をいたしております。先の七業者のうち、一業者が四年間を通し、五業者が一、二年間、一業者は倒産をいたしております。 なお、建築工事のAランク指名業者につきましては、前市長の任期中に八業者が四年間を通しておりまして、同じように現市長任期中では、先の八業者のうち、六業者が四年間を通し、二業者が二ないし三年間、新しくランクアップをした一業者が三年間という状況でございます。 次に、三千万以上の落札業者、及び落札回数を前市長、現市長に分けて公表せよとの御質問につきましては、ただいま御説明いたしましたように、業者の一部に休業とか、倒産、あるいはまたランク落ち等がございますので、企業のプライバシーに関することもございますので、この議場で比較公表することは適当でないと思われますので、差し控えたいと存ずる次第でございます。 よろしく御理解の程をお願いいたします。
○議長(牧野豊君) 小休します。 午後 二時 十六分 休憩 午後 二時 十八分 開議
○議長(牧野豊君) 再開します。 〔助役 西本信也君登壇〕
◎助役(西本信也君) いま答弁いたしましたように、プライバシーに関することもございますので、この議場で公表することは差し控えたいという主旨を御理解いただきまして、いずれ機会をつくりまして、御相談することにつきましては、考えたいというふうに思いますので、御理解いただきたいと思います。以上です。 〔教育長 藤倉利久君登壇〕
◎教育長(藤倉利久君) 国体代表選手の選考について、御質問にお答え申し上げたいと思います。 第四十八回国民体育大会東四国国体が平成五年に開催されますが、その中で
軟式野球大会青年二部が総合運動公園野球場や市工の
グランドなどが主会場になって行われます。 そこで、鳴門市で行われます
軟式野球大会には、是非鳴門市から選手を送り出したいという願いから、鳴門市
軟式野球連盟では、選手強化のためのチーム編成を図りました。第四十八回国民体育大会の代表チームになるためには、強いチームにしなければならないということからでございます。そのために、平成二年の二月に鳴門クラブの結成を行い、練習を続けてまいりました。 先ほどお話にございましたように、鳴門クラブの選手は鳴門市に在住したり、あるいは勤務しておる人が十三名でございます。そして市外の人が十一名で計二十四名で現在鳴門クラブが活躍をしているようでございます。 その強化が今回の八月三十日から九月三日までに鳴門総合運動公園や市工
グランドで行われます
軟式野球リハーサル大会へ鳴門クラブが県
軟式野球連盟の推選を受けて、出場することになりました。これはリハーサル大会の代表チームで、第四十八回国民体育大会の代表チームではございません。四八国体の代表チームの決定は今後の強化結果によりまして、県
軟式野球連盟の推選、あるいは予選を勝ち抜いて、県体育協会理事会で決定されることになっております。 私も
軟式野球の選手になりたいという方がございましたら、連盟に入って努力していただきたいと存じます。 鳴門クラブが県代表になるように、そして鳴門市から代表選手が多くなるように、また全ての選手が鳴門市の選手で占められるように願っているところでございます。 以上でございます。 〔競艇部長 辻 潤一君登壇〕
◎競艇部長(辻潤一君) お答えを申し上げたいと思います。 まず従事員の採用についての中で、一つは職種、それから基準、それから年齢制限はどうなっておるのかという御質問であったと思います。 まず、議員さんも御理解いただいておることと思いますが、競艇場の臨時従事員につきましては、就業規則の中において、発売、払戻、両替、計算、舟券管理、庶務、番組、手荷物預、放送、掲示、案内、入場券の確認、バス確認、湯茶接待、銀行、大帳場、入場口両替、入場券発売、美粧、警備、整理、掃海、整備、施設の職種が定められております。 それから採用についての基準でございますけれども、これも就業規則の中で、筆記試験、面接及び実技試験による選考に合格した者を採用候補者として、登録をいたしまして、その者を必要に応じ採用するということになっております。 それから選考を受けることの出来る方々は、就業規則の第四条の規定の中で市内に住所を有し、選考試験当日の年齢が男子にあっては四十才、女子にあっては三十五才未満の方であって、地方公務員法第十六条の各項、いわゆる欠格条項でございますけれども、それに該当されない方であるというふうになっておりますので、御理解をいただきたいというふうに思います。 それから二点目の委託ガードマンの廃止でございます。ガードマンを廃止して
鳴門市民の方々を多く採用してはという御意見ごもっともでございますけれども、私どもといたしましては、現在の状況を申し上げますと、レース開催中につきましては、必要に応じて、最高二十人以内で業務を委託し、車両の整理等に当たっており、一日一人八千六百円、これまあ消費税を除いておりますが、そういったことで業務委託をいたしておるところでございます。 それから冒頭のいわゆる採用してはということでございますけれども、レース開催時の警備業務につきましては、場内については直営で、場外については委託方式によることを現在のところ基本方針といたしておりますので、直ちに委託ガードマンを廃止する考えは現在ございませんので、御理解をいただきたいというふうに思います。 それから三点目の広告方法でございますけれども、新聞広告につきましては、徳島新聞をはじめ、四国新聞、神戸新聞、あるいはデイリーをはじめ
スポーツ五社などを利用してファンに対して、レース結果や番組の情報を提供しており、多くのファンに利用されております。 特に徳島新聞につきましては、地元紙ということについて、これを購読するファンも非常に多いということで、フアンサービスを図る意味合いからも、見やすいもの、あるいは大きいものというふうにいたしております。 なおテレビとか、そういったことでもファンの方々に情報を提供しておるというのが実情でございます。 なお徳島新聞にかかわる広告費用でございますけれども、月額四百五十四万三千円でございます。 それからいわゆる新聞の中で記事か広告かということのお尋ねでございますが、私どもといたしましては、広告ということで現在行っております。ただ議員さんが御指摘がありました記事広告というのも新聞紙上の中にもございます。例えば六月一日から七日までの三十八周年記念競走を開催したわけでございますけれども、開催前いわゆる五月の二十二日に有力選手を占うとか、あるいは特徴のある選手を御紹介するとか、そういったことでいわゆるよりよいレースを盛り上げていくということで、フアンの皆さんにそういう提供の記事があるということも承知いたしておりますので、御理解をいただきたいと思います。以上でございます。 〔
経済部長 河野忠久君登壇〕
◎
経済部長(河野忠久君) 鳴門公園の駐車場が財団法人に管理が委託されておるということについての御質問からお答えを申し上げたいと思います。 現在、鳴門公園には第一、第二、第三の駐車場がございまして、これらには普通乗用車、並びに大型車がそれぞれ百四十六台、二十一台という、あるいは二輪車等の駐車可能な駐車場がございます。これらの駐車場につきましては、かってはと、申しますか、大鳴門橋が開通するまでは、あすこの駐車場というのはほとんど利用されておりませず、むしろ千畳敷の中に観光バスだとか、普通乗用車が乗り込まれておりましたけれども、橋の開通前、あるいは開通後、車の進入が多いということで、あすこに管理の委託がなされた、それが申されておりますように、環境庁の外部団体でございます財団法人自然公園美化管理財団というところでございます。 これは鳴門市といたしましては、あすこの土地がすべからず県有地でございますし、県とこういう財団の中でのお話の中で、管理委託の契約がなされたと、そういうふうに理解いたしております。 なお参考までに申し上げますと、この財団につきましては、全国にあります自然公園の公園法に定める地域には、この財団が駐車場だとか、合わせて公園の美化等についても管理の委託を受けて実施しておる団体であるやに承っております。 それからレジャーランドの問題でございますが、御指摘のように、まだ本市にはそういうレジャーランド的な施設がないということは誠に残念に思います。しかし、こうしたレジャーランド等の施設につきましては、民間資本によって、そういうことが設置されることが大変望ましいというふうに私も思っておりますし、最近になりまして、隣県の香川県では大型レジャーランドが建設されて、相当の入園者があるやに承っております。 本市といたしましても、今後は他市と競合しないような、レジャー施設の誘致について、なお一層努力をしてまいりたいと、そういうように考えております。 それから秋津島、山頭火、撫養町の語源について御質問ございました。私が理解しておる範囲内では秋津島というのは、日本の国の総称であります。それから山頭火というのは放浪の俳人というふうに承っておりますし、撫養町の語源につきましては、収入役が書かれております鳴門の散歩の中に、撫養の語源としていろいろ書かれております。こういうことを勉強しながら、これらが言われております市内の名勝・名所の復活につながるものがあるとするなら、それなりに私達も考えていきたいというふうに思います。ただ、現在四国のみち、ございます。いわゆる県が使用いたしまして、自然を生かした探索コースとしての四国のみちというものが制定されております。この中にはすぐれた自然、あるいは景観、史蹟、名勝、文化財、旧街道、遍路みち、文化財等の景勝地を巡りながら、歴史文化に触れ、楽しむ道であります。これらにつきましても、現在鳴門市では観光資源のひとつになっておりますし、こういう道順につきましては、案内板、標識、あるいは文化財の解説等も行っておりますということでございます。 〔七番 井形勝男君登壇〕
◆七番(井形勝男君) 再問いたします。板東山の市の所有地の処分でございますが、現在までに費やした日数が五年、これから何年かかるか知れないのに、まだこのまま山を持っておるということは非常に不経済でなかろうかと思うわけでございます。 また、先ほど市長の答弁の中で、萩原の方へいらっしゃいと、確かそうおっしゃいました。しかし、新聞を見る限りでは、住民はやめてくれというような記事を確か私は見たと思います。新聞にどうぞ萩原へいらっしゃいというのに、何もヘルメットをかぶって、職員が行くこともなかろうかと思います。もし、字句の訂正されるのなれば、次の答弁の時でしていただきたいと思います。 しかし、やれるかやれないか、五年もたって出来んかったら、昔は結婚して三年子供がなければ離縁じゃと、いうようなこともありましたし、ここ何年ぐらいはめどにしておるんかという、そういうはっきりした答弁を我々は期待しておるわけでございます。 二番の指名業者についてでございますが、この業者の名前を公表するということがプライバシーだから、それも確かにある答弁かと思います。しかし、私が尋ねておるのは助役、業者の名前であり、落札した業者の名前でございます。それが口答で言えないのであれば資料の提出を求めます。なぜこういうふうに言っておるかというと、最近ここ談合問題とか、やはりどこそこのとこで、土木業者にかかる汚職問題があったと、そういうふうな語源を正すならば、やはりこの議場でなかろうかと、あえて質問をしたわけでございます。名前を言えんということは、助役のところへ大分お歳暮でもいったんでしょうかねえ、それはないと思います。とにかくはっきりしたあの公明正大なる理事者であるということをはっきりしていただきたいわけでございます。 国体代表選手の選考については、まだ期間もあることでございますが、一応選考の予備段階ということで、鳴門市を代表する選手の選考、これは恐らくその連盟の主催になって選考されると思いますが、
教育委員会の方、並びに国体事務局でも尽力をされて、一人でも多く
鳴門市民がその競技に選出されるように、良い選手を作り上げる環境を望みたいと思うわけでございます。 競艇事業についてでございますが、先ほど小さな職種まで発表をいただきまして、恐らくや議員各位、また理事者の中にもこのような多くの職種が臨時従業員の中にあったということ、今になって知った方が大分おられるんでないかと思うわけでございます。 しかし、この中に警察署のあがりの方を優先したとか、いうふうなことも聞いておりますので、これをひとつ部長からはっきりと返答いただきたいと、またこの採用の基準ですが、私が知る範囲によりますと、家庭に恵まれない女性を対象にして、いわゆる窓口業務の臨時従業員を採用しておったというふうに聞いております。その後、試験採用もあると、やはり採用の第一の段階そのものが、家庭的に恵まれない女性を第一条件に優先するというふうに聞いておったと思います。 何しろ鳴門市の収入源の財源は競艇部が握っておるわけでございます。この二つ目の委託ガードマンにしましても、今たちまちこれをやめろとか、新しいにしろとか、いう問題ではございません。あのような職種でありましたならば、まず一週間も訓練をすれば、十分その任務は果たせるのではなかろうかと思うわけでございます。この委託ガードマンを廃止をすれば、市の競艇部に仕事を求めたい人へのひとつのお世話にもなると思います。何しろ競艇に関しては、交通渋滞の問題も起きましょうし、やはり記念レースともなりましたら、付近住民の方にも朝からどんどんぱりぱりと花火の煙火の音が迷惑をかけておると、そういうことを考えれば、やはり委託ガードマンに任すより、やはり
鳴門市民を採用をして、ガードマンの指導は競艇部の警備の方で育成をすると、いう方向づけをしていただきたいと思うわけでございます。この競艇事業の一と二につきましては、その後は私の担当委員会でございますので、委員会の方で十分審議をしたいと思います。ただ、この三つ目の広告方法についてでございますが、聞くところによりますと、部長の発表では現在四百五十四万三千円を広告代金として徳島新聞の広告に当てておると聞きます。言われました。別に徳島新聞の広告料のことについて、妨害をするわけではございませんけども、これが正しいファンヘのサービスであるかというところにいささかの疑問を持っておるわけでございます。徳島県民は八十八万人ぐらい、新聞の発行部数にしましても、恐らく三十万部以上は出とんじゃないかと思います。一枚当たりにすれば、単価は安いんですが、しかし現在入っておる人口を考えてみましても、利用されている方は一日平均当たり七千人ぐらいであるように記憶しております。ですから新聞を見る人も利用しない人はその一部の七千人でなかろうかと思います。それならば、この広告料を半分に減らして、もう少しファンヘのサービスを考えた方がいいのではないかと考えるわけでございます。四百五十四万、例えば広告の大きさを半分にすれば、一ヵ月約二百二十五万、一年間では大方三千万の金額が財源が浮いてくるわけでございます。この費用で持って、やはり市の売上の元となるファンヘの還元を考えてはどうかと提案する次第でございます。 大きな問題の観光行政についての公園の駐車場問題でございますが、私が尋ねておるのは、この財団が出来るのであれば、なぜ収入源となるこの駐車場収入をもう少し県の方と連絡調整をしながら、県市協調という路線があるならば、そういう収入源があるんであれば、この本市の方へもちょっと下さいよと、そういうふうな姿勢を見せて欲しいわけでございます。 ただ、向こうは県だから、当然駐車場も県やと、だから県がしようこと私は知らないと、もう少し研究をしていただいて、県の方、鳴門はちょっとせこいんだからもう少し委託の方法をまわして欲しいというふうなことも、ひとつの財源をプラスさすひとつの方法でなかろうかと思いますし、またこのように市の管轄になれば、市民の方々も退職された方々等を中心にしたいわゆる人材斡旋が出来るんでないかと考えるわけでございます。 二番目のレジャーランドの建設でございますが、やはりこれも民間で考えておるから、市は知らないわというふうなことではちょっと物足りんわけでございます。やはり市がこのように考えておるから、どうぞ民間の方よ、ひとつ協力はしてもらえんかという姿勢が
経済部長欲しいでなかろうかと思うんです。やはり市で補えるのであれば、県の方にも協力を求めていって、やはり行政が動かねば民間は動かないと、そういうことを先程、昨日ですか、市長が答弁の中であったと思います。このことは
経済部長は市長の答弁と全く意を異なることになると思うわけでございます。やはり行政が動いてこそ、初めて民間がついていくもんでなかろうかと、一つの例を上げるならば、ここにこういうふうにレジャーランドに適した土地がありますけど、どこそこさんよ、ひとつこういうふうな施設をつくるように我々と考えてはみませんかと、いつふうな呼びかけはやはりする必要があると、それは行政の持つ使命でないかと思うわけです。 もう一度市長なり、
経済部長の見解をお願いをしたいわけでございます。 先ほど市内の名勝地、名所のことでございますが、先般私も実は下関の方に出張を公務出張をいたしておりました。やはり下関と言えども、この山頭火の詩は歌は生きております。市内のあっちこっちに石碑が立っておりました。「若葉かぶさる折からの蛙なく」山頭火、非常に短い言葉ですが、これは山頭火が山口県下関市を旅した時の歌でございます。 また鳴門には土佐日記で出てきます紀貫之、これ御存知のことと思います。「花になくうぐいす 水にすむ蛙の声 聞けば生きとし生けるもの いずれか歌をよまざり」という言葉もあるように、この紀買之にはじまり、人丸神社には柿本人麻呂、また静御前にゆかりの地も鳴門でございます。また平通盛の恋女房、小宰相の局の現在の供養塔も大毛島水の浦にあります。 また徳島の錦竜水という湧き水を御存知と思いますが、これと並んで三ツ井町の上井戸、上の井戸、これは西田前収入役が書かれた本に載っております。とにかく妙見山をはさんで、この弁財というのは非常に丼戸の豊富のあったところで、妙見山にしみ込んだ地下水がちょうどハマグリ色の色をして、本当においしく甘い飲み水であったことから、藤川酒造が宮の泉、林崎には瀬川酒造が、また南部の方には八幡の泉と、いろんな井戸があったと思います。このような井戸を開発すれば、また錦竜水みたいな開発方法になるかと思います。それに先程の答弁の中で、表札もしておると、標識もしておると聞いております。しかし、この標識そのものすらも今は読めることの出来ない表札が立っておるわけでございます。 これで果たして観光鳴門と言えますでしょうかねえ、やはり一年に一回は新しい表札をかけかえして、これが鳴門の名所旧跡のところですよと、いうふうな見解もあるんじゃないかと思います。 またこの岡崎方面に関しましては、昔から鳴門へ行けば岡崎の海岸と、関東の熱海の海岸にまさる立派な砂浜がありました。やはり往年の方々は岡崎という名に哀愁を持つわけでございます。これも議事録からの当用でございますが、岡崎の海水浴場のことについては、市長の答弁の中で、そこは流れが速いのだから、底を工夫して次には海水浴場にしましょうと、努力しましょうという結果をいただいて、前々回の議会でしょうか、定例会で発言があったように聞いております。ならば本年はこの海水浴場の復活はあり得るのかどうか、ただ言ったらそれまでなのか、やるとすればもうあと日がありません。もうまもなく水のシーズンが来ております。名勝地、名所と合わせて再問をいたしました。答弁よろしくお願いいたします。 〔市長
矢野茂文君登壇〕
◎市長(
矢野茂文君) いくつかの再問に対して私の方からお答えをして一部は担当の方からも補足的に説明をさせるようにいたしたいと思います。 板東山の問題につきましては、先ほど私があえて経過を申し上げました。その経過の中に昭和五十八年の十月の十一日に
一般廃棄物処理施設整備計画書を国へ提出をして承認をいただいておるわけですねえ、そして承認をいただいて、そして工事の仮契約をしたんだけれども、地元の反対があって議会に承認を得るまでにいたらずに、今日まで休止の状態になっておるということであります。申請を出した、国の認可をもらった、休止であると、こういう状況から考えてですねえ、相当時間が立っておりますけれども、今のところ休止ということで、あきらめたわけではないと、とりあえずは萩原でお願いをしましたけれども、まだまだこれからもごみも増えてくることでございましょうから、板東山を含めて、その他にもいいところはないかどうか、そういうことを十分検討をして、最終的な判断をしたいとこのように思っておるところでございまして、ただちに処分をする考え方はないと繰り返して御答弁を申し上げておきたいというふうに思います。 また萩原はいらっしゃいと、こういうことと、その新聞などで聞くのとは違うでないか、萩原は誘致していただきまして、萩原地域の皆さんがいらっしゃいと言って下さったんです。ところが萩原の周辺の方々が十分対応が出来ておらんでないかということで、反対がありましたので、萩原は賛成と、周辺に一部反対があったと、こういうことでございまして、萩原いらっしゃいは間違っておりませんので、申し添えておきたいと思います。 それから指名業者の問題ですがねえ、これはあの私も資料持っておるんです。持ってるんですけれども、助役の説明はねえ、あの前市長の時代の四年間、私の四年間、大きな差はないんですねえ、ただその間にこういうことがありました、いわゆるランクの見直しによって、ランク落ちとかいうものもありますねえ、それから先ほど助役が言いましたように、倒産とか、あるいは休業とか、多少プライバシーの問題も入って来るわけですねえ、そういうことをこういう公の席で公表するのは、いかがかと思うと、こういうことで御理解をいただきたいというのが、助役の説明でございました。 これ済んだことですから、あの修正も何もきかんことでございますので、私は改めて資料を提出させていただくので、ひとつここでそれを読み上げることは、ひとつ御容赦をいただいて、後日資料として提出をさせていただくということで御理解をいただきたい。そういうふうに思うわけでございます。ひとつよろしくお願いをいたしたいと思います。 それからあの競艇部の方で、いろいろ説明をいたしておりましたけれども、私は就任をいたしましてから、競艇部を含めて一般市役所の一般行政の面でも六十一年にいただきました行財政の改革、職員の定数を減らしなさい、こういう答申をいただいておりますねえ、そういうものをいただいて、行政改革を行っていく、出来るだけ少数の陣営で最大の効果を上げていくと、部制を導入して各課間の意思疎通を密にしていく、そして行政サービスの効率を上げていく、こういうことを取り組んできたわけです。その中の一貫として競艇部というのは、一体どのくらいの人数が一番適当しとんなと、出来るだけ押さえられるもんなら押さえたらどうなと、こういうことを私も担当に申し上げましたところ、部内でいろいろ協議をしましてね、臨時従事員の総数はその当時は七百六、七十人おりましたかねえ、しかし七百五十人体制でいくというのが一番こう多くもなく少なくもなく、まあ将来は七百五十人体制に持っていきたいと、こういうのがこれまでの競艇部の見解でございました。従いまして、まず七百五十人を割るまでは採用するのを止めようよと、七百五十人を割った時点で採用しようよと、こういうようなことをいたしまして、六十三年にそれが大幅な定年退職等もございまして、六十三年に採用をいたしました。その採用基準というのは、先ほど部長が説明を申し上げたとおりでございます。男子四十、女子三十五才、いうようなことでございまして、筆記試験、あるいは面接試験をやりまして、特に私が言いましたのはねえ、高等学校の生徒でもこの頃掛け算、九九の言えないのがおりますねえ、だからそんなことがないように、こらお金扱うところなんだから、そこらへんはしっかり面接、あるいは採用試験の時にはしっかり押さえときなさいよと、こういうことを言って、私自身は面接もせず、採用試験も立ち会っておりませんけれども、そういうやっぱりひとつの基準に基づいて採用をやってきたつもりでございます。決してあの何と言うんですか、生活に苦しいから、あるいは生活が豊かだから、そういうようなそういう感覚ではなしに、採用をして競艇運営をやることに携わる人ですから、一般教養、あるいは数字に対しては、しっかりとやっぱり掛け算、九九ぐらいははっきり言えるように、間違いのないようなやっばり素質の人を採用しなければならんと、いうようなことで厳格に採用試験という方法でやんなさいということでやってきたつもりでございます。で、最近の報告を聞きますと、今七百四十二人になっておるそうであります。従いまして、今年の退職等も含めますと、七百五十人に対するを割り込みますから、近く競艇部と相談をいたしまして、補充をしなければならないなというふうに思っておりますが、補充をいたしますにつきましても、これまで申し上げましたように、厳格ないわゆる試験によって採用をいたしたいと、こういうことを原則としておりますので、御理解をいただきたいと思います。 なおこのガードマンの問題につきましては、内部的なものは内部でやっていく、外部で発注出来るものはやっていこうと、これも行財政の一貫でありましてねえ、外部から発注しておって、おりますと、退職金もいらないんですねえ、内部でとりますと、やはり退職金いわゆる臨時従事員の場合ですと、餞別とかあるいは過労金とかいうんですか、そういう退職金に匹敵するようなものを支払わなければなりませんけれども、外注をいたしますと、そういうものは、はい御苦労さんでしたで、向こうの会社がすることですねえ、特にそういうことをしなさいと、こういうことを行財政改革懇談会からの答申の中にあって、その答申に従って外注の出来るものはしていこうということでやっておるわけです。 それからこの警備の問題の中で、やはり市の職員の警備だけでなしに、やはりあのそういう道にあった人ですねえ、例えば警察官の退職者、こういうような人達は非常にあの警備体制の問題等についてもベテランの人を出来るだけいただけないかと、逆に私の方がこの外部から発注する中で、警察の方へお願いをして、そういうそのベテランの人を斡旋をしてくれる人があるんならば、ひとつ私の方は優先させたいというような交渉はいたしております。これは特にあのそういう警備員の問題についてのベテランというのは、ああいう場内でございますから、一部必要であると思っておりますので、毎年ではございませんけれども、退職者が出た場合には、そういうような交渉もいたしておるようでございますので、それはひとつ御理解をいただきたいというふうに思います。 広告の問題ですがねえ、私はあの競艇の売上がどん底で落ち込んだのが昭和六十一年でございます。私六十二年に就任をしたんですが、競艇収益をもう少し、この伸ばすわけにいかんか、行財政の見直しなんかをやりながら、財政再建をやっていくために鳴門市にとってはかけがえのない財源でありますから、出来るだけ収益を上げていく、いうようなこと、一つの公営企業でありますから企業感覚を取り入れるとするならば、やはりこのこういうものについては、ある程度宣伝というのは必要でないか、百万円の宣伝を使って二百万円もうかるなら、百五十万円使ったら三百万になるんと違うか、どれだけ入れてもいいというものではないけれども、私の知っておる範囲内では、例えば丸亀競艇だとか、他の競艇場におけるところの宣伝費用というのはものすごくかけているんですねえ、そういうことも考えてみて、いわゆるほの広告宣伝というものについては、もっと効率的に少々お金がいってもやってみるべきではないか、ということを申したわけでございます。 それから広告宣伝ということと、大きな意味ではファンサービスにつながるかも知れませんけれども、ファンサービスというものと、広告宣伝というものを並立に考えることはちょっと問題があるんじゃないか、むしろファンサービスはファンサービスとしてもっと別な角度からファンサービスというものを考えていくべきでないかと、ファンの拡大とか、そういうこともやっていこうというようなことで、いろいろ試行錯誤をいたしておるわけでございますけれども、やはり徳島新聞目立ちますけれども、徳島新聞というのはやっばり購読料一番大きいし、それから最近でも丸亀あたりなんかは、私の方では半分ですけれども、向こういくと四国新聞では、丸亀が私の方が徳島新聞でやっておるぐらいに大きいに出ておるわけです。やはり地元優先というふうな形でやっておるし、まあ正直言いまして競艇にお越しいただくファンもですねえ、やはり東讃からも来て下さっておりますし、淡路からも来て下さっております。しかし、何ちゅうたって一番多いんは徳島県内でございます。そうしますと、やっばり徳島の県内における広告料というものをスペースを大きくする、理の当然ではないかなあと、そのように思っておりますので、御理解をいただきたいというふうに思います。いろいろ問題はあろうかと思いますけれども、委員会の先生方の御意見なども聞きながら、年がら年中試行錯誤のところもあると思います。今後ともひとついろいろと御提言をいただきまして、より効果のある対策を講じてまいりたいというふうに思っておる次第でございます。 それから鳴門公園の駐車場についてでございますけれども、公園の駐車場これは県有地でございまして、県がどうするかということが原則でございます。それを鳴門市にくれと申しまして、鳴門市がもらいますとねえ、ごみ集めどうするのか、あるいは管理をどうするのか、その人権費はどうするのかということなってきて、あのスペースで採算を取るというのは非常にやっぱり難しい、むしろ私は美化財団にお任せした方がベターであったなあと、そういうふうに思っておるわけでございます。 いろいろ後々の管理なども随分手間暇のかかることでございますので、出来るだけ美化財団でしっかりサービスをしていただく、いろいろ問題がありましたら、そのことについては地元市として注文をつけていくと、こういうかっこうで対応をしたいというふうに思っておるわけでございます。 それからレジャーランドの建設ですけれども、どこもかしこも同じようなレジャーランドをこしらえては、私は意味がないと思っておりますねえ、まあレオマワールドというのが高松に今度出来ました。淡路島にもおのころアイランドだとか、あるいはそのもっとこっちの橋渡ったところにもありますけれども、これからのこの高速交通時代が来ますと、一時間、二時間圏というのは、皆、車に乗ってこう行くというのが多くなってくると思うのですが、その県内に同じようなものがいくつもあっても、私は意味がないというふうに思うんです。まあいろいろ私も聞いたんですが、水族館をつくったらどうなと、いうような意見もありますけれども、水族館明石の海峡の橋が出来ましたら、須磨の水族館の素晴らしいとこがあります。最近、海遊館という天保山に行ってきました。これは車で行って、船を乗り継いで行っても二時間少々でいくわけですねえ、ですからああいうようなものをつくるとするならば、あれ以上のものをつくらないと来てくれない、だから、ああいうものはもう大阪まで見に行ったらいい、神戸へ見にいったらいい、それを鳴門へ来なければ見えないものというのは一体何だろうかというようなことを考えていかなければいけないんではないかなというふうに思っております。そういう意味からも先日来お話を申し上げました、いわゆるウチノ海センターリゾートパークですねえ、ここはいわゆる三十ヘクタール近い海面埋め立てするけれども、そこの中身をどうするかというのは、これから県とも相談をしてですねえ、よそにないようなもの、そういうものを鳴門に入れていくようなことを、協議をしていかなければならんのではないかなと、我々はそれの引き金をつくるのが公共事業としてやるべき仕事、その中身は民間ということで、まあ公共と民間両々あいまって、よそにないようなものをどうつくっていくかということに心がけながら、今後とも研究をしていきたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。 名勝・旧跡の復活の問題でございますが、先程も
担当部長が答弁を申し上げましたように、四国のみちだとか、あるいは看板とか、案内板等を設置して、私ども徐々にではあるがやっておるんですけれども、中にはあすこに書いてある文字がなんじゃわからんようになっておるじゃないかと、書き直せと、こういうような市長への手紙などもいただきまして、早速現地を調査してやりかえをするとか、まあ後追いでありますけれども、やりつつあるわけです。また、鳴門市の商工観光課におきましては、鳴門市の名所・旧跡を入れた観光パンフなども作成をいたしております。市内の観光協会にも御利用下さいということをお願いしてございますし、市内のホテルあたりなんかでも、市役所が一部お分けしてもよろしいよというようなことで、観光課で作っておりますパンフをホテルの方にお持ち帰りをいただいて、県外客に対して御覧をいただくと、そういうようなサービスもいたしておるようなわけでございますが、これもひとつ文化遺産というものをどうもっと広げていくかというようなことにつきまして、観光課で手落ちの点があるかも知れませんけれども、そういうことにつきましては、御指導いただきまして、より万全なものをつくるために努力をいたしたいと思いますので、今後とも御指導を賜りたいとかように思う次第でございます。 岡崎海岸の問題でございますが、岡崎海岸の問題につきましては、これまでにも私御説明を申し上げてきたところでございますけれども、岡崎海岸というのはあすこも砂が減ってまいりまして、オコゼが生息して、あすこで泳ぎよったら、オコゼに刺されると、こういうような話を聞きまして、休止をいたしたところでございます。そして昨年から一昨年からですか、大毛島海岸で海水浴場を設置をいたしまして、これも観光協会に委託をいたしまして、昨年は入場者十万人という好況を博しておりますので、今年も大毛海岸で鳴門市営海水浴場は開設をいたしたい、七月二十日ごろから開設したいということで、現在観光課の方で準備をいたしておるところでございます。 岡崎海水浴場はあきらめたわけではございません。今申し上げましたように、あすこにこうあら砂、小石などが打ち寄せてきまして、砂がないもんでございますから、あすこに県営事業といたしまして、
平成元年度から、潜堤、潜った堤、現在こういうふうになっておりますが、この真ん中に今工事をしております。海に潜った堤をつくりまして、その中に砂を入れて、砂を持っていかれないようにする、こういう工法で
平成元年度から平成四年完成を目指して工事をいたしております。そして平成四年には陸上部の公園がございますが、この公園も整地して、前の岡崎海水浴場よりももっとかっこうのいい海水浴場をつくって復元をしたい。その頃にはこの城見橋からあたって宝珠寺、蓮華寺の前を通った道路も整備が出来ていくと、そして岡崎海水浴場が復元されると、こういうようなことで頑張っておるところでございまして、御理解をいただきたいというふうに思う次第でございます。 〔七番 井形勝男君登壇〕
◆七番(井形勝男君) 板東山の所有地の処分のことでございますが、現在市長は休止と、最後の質問になりますが、休止もやはり限度があると思います。どれぐらいをめどに休止を考えておるのか、その休止後はやはり民間に払い下げてその財源で持って、違う事業にやればいいのでないかと考えるわけでございます。 指名業者につきましては、資料でもって出しますと、しかしいつまでに出すという話は聞いておりません。これも日時を明らかにしていただきたいと思います。 また国体代表選手のことについては了といたしております。 また、競艇事業につきましては、執行委員長である市長が最終答弁をいたしましたので、後の詳細につきましては、担当委員会でもありますので、委員会の方で審議をして、やはり鳴門の競艇部の競艇の事業が収益が上がるように、売上が上がるように、いろいろ担当委員会の方で研究もし、また他の競艇場も見学をして、いろんなアドバイスを受けながら、より一層の向上施策に努めていきたいと考えております。 三番の観光行政でございますが、公園の駐車場問題につきましても、私が聞こうとしておりますのは、その県がやっておるから、県の方ばっかり任すんでなしに、これはそこに勤めておる職員が言うことですから、まず間違いはないと思います。あれはもうかっとる事業じゃと、言うもんですから、市の方で何とか出来んもんだろうかというふうな提案を考えたわけでございます。 このレジャーランドの問題につきましても、幅が広くて、今こういうふうにやってはどうかという提案しても、それはおかしい、一時間ないし、二時間あれば、須磨にしろ大阪に行ってそのようなものが見えるというその気持ちはわかります。ただ、外食をレストランでするか、我が家でするかの違いでございます。食事を家でとるか外でとるかの違いでございます。観光鳴門といっておるところでございますし、せめて小学校の児童が幼稚園の園児が魚を見たいといったって、これはとてもじゃないけど、家族で行かない限り、須磨にしても大阪にしても行けないのが実情でございます。白鳥には小さな白鳥動物園というのがあります。そのようにやはり自然に触れ合いの場を見つけていくという方法もあろうかと思いますので、何しろ民間に全てを任すでなく、行政がやはり引っ張っていって、その後に観光の民間事業を進めていくというふうに考えていただきたいと思うわけでございます。 それから最後の岡崎の問題でございますが、平成四年度には現在やっておる工事の潜堤工事が完成すれば、よりよい岡崎の浜に復元されるというふうな力強い市長の答弁をいただきましたので、この点については安心しております。先程の件について一言だけの答弁をいただきたいと、後は議長、議席から返事をいたしますので、ちょっとひとつ問題がふえておりますけど、返事をお願いしたいと思います。 〔市長
矢野茂文君登壇〕
◎市長(
矢野茂文君) 板東山の問題についてでございますが、今のところ休止としか申し上げようがない、どういうふうに処分をするかということについては今までの経過もあることでございますから、非常に難しい決断だなあと、従ってその時期を明示することについては今のところ私としては、いつごろということがはっきり言えないことについて残念ですけれども、御理解をいただきたいというふうに思います。 それから土木工事関係の問題につきましては、この本日終了後、議長さんなり議会運営委員長さんと御相談をさせていただきまして、井形議員に対する資料提出だけでよいのか、どういう範囲で出すのか、そういう問題についても御意見を拝聴しながら、出来るだけ早く、出来るだけ早くというのは、こよなく早くお渡しが出来るようにいたしたいというふうに思いますので、御理解をいただきたいと思います
○議長(牧野豊君) 小休いたします。 午後 三時 十八分 休憩 午後 三時 十九分 開議
○議長(牧野豊君) 再開いたします。 〔七番 井形勝男君登壇〕
◆七番(井形勝男君) 特別に議長から許可をいただきましたようなので、この場を借りまして、人より余分に質問をしまして、議長に感謝申し上げます。先ほど来、いろいろと約二時間近くにわたっての質問に対して、いろいろ行政のあり方について理事者から説明をいただきました。矢野市長におかれましては、本年二期目でございますし、また心臓部を握る収入源の心臓部を握る競艇事業の中心はやはり辻部長でございます。 どうかこの競艇事業と合わせて、観光行政についてですが、部長、市長、一丸となって、鳴門の発展のために努力を怠ることなく、やっていただきたいと要望を付しまして、私の全質問を終わります。どうも御静聴ありがとうございました
○議長(牧野豊君) 小休いたします。 午後 三時 二十分 休憩 午後 三時 三十分 開議
○議長(牧野豊君) 再開いたします。一、福祉行政について二、消防行政について三、三〇〇〇日の徳島戦略への対応について 二十七番 坂東成光君 〔二十七番 坂東成光君登壇〕
◆二十七番(坂東成光君) 第一問目は福祉行政の独居老人及び老人家庭対策についてです。 昨日も言われておりましたが、二十一世紀は老人世界になるだろうと言われております。このような現在、鳴門市において在宅介護センターと家庭奉仕員派遣事業がありますが、私の知っている人達の中に、こういったことの存在すら知らない老人がいるということを、市長は御存知でしょうか。 現在、老人福祉とは独居老人のみを対象とされているように思われますが、私の知っている老夫婦の中には、現在奥さんが寝込んでしまい、今まで食事の仕度も一度もしたこともない御主人が不自由な体で食事の用意をしている現状です。この御主人にもしものことがあった場合、寝たきりの奥さんがどうなるかは、昨今新聞紙上をにぎわしている悲惨な結末を得るのではないかと思われます。 そこで独居老人のみでなく老人家庭にも目を向けていただけないでしょうか。 例えば、市の職員で巡回員のようなものをつくって、老人家庭を毎日訪問するだけでも、これらの人達にとって気持ちが安らぐのではありませんか。このことにより、市長の言う市民サービスを低下させない、市民のニーズに答えるきめ細やかな政治が行われるのではないでしょうか。 また、行政のみで行なえないなら、民間の社会福祉協議会、ボランティアの方に声をかけ、市が音頭を取るというような形でも取れないでしょうか。一日も早い行政の決断をお願いします。 人が足りない、金がないという言い訳はだれにでも出来ます。そこのところを何とかよい知恵を出して実行するのが市長及び行政の役目であると思いますので、そのへんのことをよろしくお願いします。 以上を市長及び
市民福祉部長に御答弁をよろしくお願いいたします。 続いて第二問目の消防行政の救急高度化推進整備事業についてであります。 救急医療とは、命を救うことに第一の意義があるわけです。ところが生死の境目、つまり心臓や呼吸の停止した状態の人の命が助かるかどうか、つまり救命率がアメリカでは平均二五%あるのに対し、日本ではわずか三ないし五%であると言われております。これは心臓が停止してから三分、呼吸は停止してから十分放置すると蘇生不可能となるからです。自治省消防庁によりますと、一一九番通報を受けて、救急隊員が現場に到着するまでの所要時間は四分四十八秒と言われております。これだけ早く到着していながら救命率が低いのは、ひとえに世界最高水準の医療が救急医療に生かされていなかったからであります。 今また、鳴門市において平成二年度の救急車の出動回数は千二百三十件で、死亡者二十七名だそうですが、その内六名位の方は高規格救急自動車があれば、生存出来たと思われるそうですが、このような現在、救急救命士法案が平成三年四月八日づけで成立し、救急救命士を訓練する救急振興財団が出来ているそうですが、この訓練に鳴門消防署は人材を派遣出来る用意があるのでしょうか。実働するために四名の署員がいるそうですが、この人材派遣について消防長より御答弁をお願いします。 また、この救急救命士が搭乗する高規格救急自動車の購入資金を用意することが出来るのか。 なお参考までに付け加えておきますと、高規格自動車、救命処置用資機材、自動車用電話及びファックス、心電図伝導装置、教育訓練用資機材、救急普及啓発公報車及び普及啓発用資機材、以上で七千四百八十七万七千円になります。私の調べたところによりますと、総務課の方に消防施設整備基金として現在五千万程度の財源がありますが、これを流用出来るのか。市長及び総務部長に御答弁をお願いいたします。 続きまして、第三問になります。第三問はこういった資料の中からですが、三〇〇〇日の徳島戦略への対応について、この中にあります。六番目にあります。 自然を生かしたふれあいの里事業についてです。近年鳴門市を考えますと、開港明石大橋等のビッグプロジェクトが平成九年度を目標に完成することとなっています。 その中でも特に近畿経済圏までの時間距離が非常に短縮され、近畿経済圏にすっぽり入ってしまうのが我が鳴門市ではないでしょうか。これに対して鳴門市もいろいろな事業を展開されていると思いますが、徳島県においても三〇〇〇日徳島戦略ということで、相当な額の事業計画を出しております。その中の一つ、自然を生かしたふれあいの里づくりとして健康と徳島農業の有する自然とのふれあいをテーマに県・市町村。民間で農業をひとつのイメージの核としての事業を考えられています。 鳴門市は御存知のように、非常に豊かな農業を有しています。芋、梨、レンコンは言うに及ばず、日本の近代農業の成功例をとっても、成功例と言っても過言でないでしょう。一方観光都市としても海、山の景観に恵まれ、近畿経済圏の神髄になるのではないでしょうか。 このような時、単なるレジャーだけの施設に終わらず、自然とのふれあいを通じて、豊かな体験が出来る事業づくりをすることが必須だと思います。 鳴門市、徳島県、民間が一体となり、文化的、教育的、また自然景観に対し、質の高い、ふれあいの里づくりを是非とも鳴門市に誘致するよう、考えてみてはどうでしょうか。私の聞いたところによりますと、既に板野町、土成町などが手をあげているようですが、鳴門市においてはまだ手をあげていないのか、そこで市長及び
担当部長にお尋ねします。この事業に手をあげる意思はあるのか、また受け入れる気持ちがあるのか、簡単で明瞭な御答弁をお願いいたします。以上三問ですが、御答弁により再問させていただきます。 〔市長
矢野茂文君登壇〕
◎市長(
矢野茂文君) 坂東議員の質問に対しまして、私の方からは福祉行政につきまして、お答えをいたしたいと思います。独居老人及び老人家庭の対策についてでございますけれども、御承知のとおり、平成二年の十一月、去年の十一月に市内全域にわたりまして、約六百五十世帯を抽出して実施いたしました地域福祉に関する市民意識調査、こういうのがございますが、その結果によりますと、家庭奉仕員派遣制度について御存知ですか。と、こういう設問で質問をいたしましたところ、ある程度知っているとする人が五〇%、そういうことを聞いたことがあるという人を含めると、九〇%の市民が知っておるという報告がなされておりまして、約一割の人が全然知らない、あるいは答えがないというのが実情でございます。広報等によるPRの成果がある程度あるというふうに思われますけれども、今後は家庭奉仕員派遣制度のみならず、各種の福祉制度についてさらに幅広く周知する必要があると思う、また、努力をいたしたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。こういう独居老人だとか、そういうこの寝たきり老人というような方々のために行政が出来るだけ訪問をするような、そういうことを考えたらどうか、こういう御質問でございますが、現在市内に一人ぐらしの老人が七百七人おられます。寝たきり老人が百四十四人おりますけれども、行政がこの家庭を一々訪問活動を行うということにつきましては、金がない、人がないというのは、そんなんあかんという御主旨でございましたけれども、実際問題としては、人的に非常に困難であるというふうに思われますので、御承知のとおり各種団体、あるいは社会福祉協議会や地域住民の方々、我々例えば駐在さんとか、派出所のお巡りさんだとか、いろいろそういうような人と横の連絡を取りながら、定期的に訪問をするような、そういう協力を得て実施が出来るような地域福祉推進計画、そういうものの中で、今後福祉協力員の設置、及び友愛訪問活動、こういったものを充実していくような計画を策定したいということで現在その策定中でございますので、御理解をいただきたいと思う次第でございます。 〔
市民福祉部長 青木義幸君登壇〕
◎
市民福祉部長(
青木義幸君) 福祉行政の独居老人及び老人家庭対策について、その一つの関連でございます問題につきまして御答弁申し上げます。今市長が申し上げましたとおりでございますけれども、独居老人、あるいは御質問にありました老人家庭につきましては、福祉事務所の方に御要望していただきますと、ホームヘルパーさんを派遣することができます。現在社会福祉協議会の方へ委託をいたしまして、ホームヘルパーが常勤が四人、登録奉仕員制度で十人の奉仕員が登録しております。で、現在常勤の四人のホームヘルパーさんは一人が七ケース前後ケースをもっておりまして、九時半から四時ごろまで一回二時間程度、週二回を原則にして、家庭訪間をして、御不自由なお年寄りの家庭に介護の手を差し延べております。で、このことは先ほど申しましたように、福祉事務所の方へそういう対象者の御家庭がありましたら、御相談をしていただきますと、対応していきたいというふうに考えております。 それからボランティア活動の関係でございますけれども、本年度県の社会福祉協議会より鳴門市の社会福祉協議会の方へ指定を受けまして、ボランティアセンターの設置をするというようなことを予定しております。このセンターにはコーディネーター、いわゆるボランティア登録斡旋とか、援助とか、さらにはそれの指導を行うというような研修制度、さらには交流会等を通じて、それぞれのグループが各間の連帯を深めながら、各事業にかかわっていこうというようなことでございまして、現在鳴門市の中ではボランティアグループが十三現在ございます。その十三のいろいろなボランティアグループを今度はこのボランティアセンターの中で、横の連絡を取りながら、有効に御活躍をしていただくような方針で、社会福祉協議会の方へ相談をしていきながら、今年度活用が出来ますように、取り組んでみたいというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。以上でございます。 〔消防長 松岡正次君登壇〕
◎消防長(松岡正次君) 救急高度化推進整備事業につきまして、お答えを申し上げたいと思います。 救急医療体制の質的充実、それから人口の高齢化、さらには救急医療機関に搬送中に呼吸器、あるいは循環器の管理が必要な患者の増大、こういった社会的な体系を踏まえまして、新たな国家資格の救急救命施行の制定がされ、自治省、消防庁が救急救命士の養成のために、救急振興財団を設立いたしましたことは、坂東議員さんの御指摘のとおりでございます。御質問の第一点は救急救命士を養成するために、消防職員を確保し、派遣する用意はあるかと、こういう御質問でございますが、救急振興財団では救急隊員の訓練施設の建設を全国でニカ所計画をいたしておるところでございます。平成四年度中に関東に一ヵ所、それから平成六年度までに関西に一ヵ所、そしてまたこの施設を活用いたしまして、教育訓練の実施は平成五年度から行うこととされておるわけでございます。で、当消防署の職員につきましては、現在救急隊、それから消防隊、救助隊、いずれも兼務をいたしております。それで救急隊は隊長一名、それから隊員二名、三名で一隊を編成いたしまして、救急自動車に乗り組んでおるところでございます。 この救急隊の中から一名、一年間派遣を必要とするわけでございますが、消防職員の新規採用計画とも考え合わせながら、派遣をいたしてまいりたいというふうに考えております。 それから次に御質問の第二点でございますが、高規格救急自動車の導入計画についてでございますが、高規格救急自動車の規格につきましては、現在消防化学総合センターにおきまして、構造改造検討委員会を設置いたしまして、救急隊員が作業するための車の幅でございますとか、車の高さでございますとか、あるいは車の長さ、それから常備する救急資機材等につきまして検討中でございまして、近く決定されると聞いておるところでございます。 現在、当消防署に配備いたしております救急自動車は本署に三台、それから分署に一台、配備いたしておりますが、この内の本署に配備いたしております一台が法定耐用年数をかなり上回って経過いたしておりますので、近く買い替えの必要がございます。で、買い替え時に合わせまして、高規格救急自動車の導入を図ってまいりたいというふうに考えておるわけでございます。 次に、御質問の第三点でございますが、お尋ねが市長、及び総務部長にございましたけれども、前段の御答弁との関連がございますので、私の方から答弁をさせていただきます。 消防施設整備基金を高規格救急自動車の購入に充てるため、取り崩すことは出来るかというような御質問であったと思います。当基金につきましては、消防施設並びに備品の整備拡充に資するために
平成元年三月に条例を制定いたしまして、
平成元年度に二千万円、それから平成二年度に三千万円を積立をいたしまして、平成二年度末の現在の積立額は五千万円に達しておるわけでございます。 この基金につきましては、現在のところ平成五年に開催されます東四国国体に向けまして、県外からの多数の人、あるいは車両が本市に集中してまいりますので、この対応といたしまして、緊急性の最も高い消防施設、あるいは備品、といったものの整備の充実に充ててまいりたいと、そういうふうに考えておるわけでございます。 また、お尋ねの高規格救急自動車の購入に当たりましては、救急救命士という有資格者の確保と組織体制の充実する必要、整備する必要もございます関係で、年次計画的に当該基金の活用、また積み立て等につきましても、配慮していただけるように、私といたしましては努力をしてまいりたいと考えております。以上御質問の三点につきまして、御答弁申し上げましたので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。以上でございます。 〔総務部副部長 寒川洋甫君登壇〕
◎総務部副部長(寒川洋甫君) 三点目の自然を生かしたふれあいの里づくり事業への市としての対応についてお答えいたします。 架橋新時代の行動計画、いわゆる明石海峡大橋の開通をにらんだ三〇〇〇日の徳島戦略は徳島県と本州との直結を県勢飛躍発展の一大契機ととらえ、徳島県が近畿経済圏をにらんだ中で、四国の玄関として役割と機能を積極的に受け持ち、発展していくことを目指したものでございます。内容は交通体系の整備と、産業振興に関する対応策を中心に、本土直結によるプラス面をより大きくして、また予測されるマイナス面を出来るだけ抑制回避するというための諸施策を官民上げて的確にかつ戦略的に取り組んでいこうとするものでございます。 このようなことから、徳島のみならず四国と近畿の結節点としての本市に関連するプロジェクトは、全体四十八プロジェクトのうち十四プロジェクトが位置づけられているところでございます。 さらに、本市域の阿讃山麓に関連するプロジェクトとして、板東ドイツ村の建設、中核工業団地、観光ターミナルや四国横断自動車道及びハイウエーオアシス構想が位置づけられ、市として現在これらの事業の促進に積極的に取り組んでいるところでございます。 御質問の自然を生かしたふれあいの里づくりについても、阿讃山麓関連プロジェクトであり、事業の大まかな方向としましては、今御説明されましたように農業的環境を通じて、自然とのふれあい、ゆとりある豊かな人間性を回復させる場として、花木公園、農産物加工、販売施設、学習研修施設、レジャー、宿泊施設などを複合的に整備しようとするものでございます。 市として、この事業の誘致について手を上げる意思があるか、受け入れようとする気持ちがあるかということでございますが、県におきましては、今年度基本構想を策定する予定と伺っております。この作業の過程で、施設内容、事業化手法、所用面積や農業を中心とする産業の役割等々、立地条件について基本的なことが検討されることになると考えますので、この推移を見ながら、また、先ほど申しました本市域の阿讃山麓における三〇〇〇日戦略関連プロジェクトの進捗状況や整合性をも勘案し、市としての対応策を検討してまいりたいと考えております。 〔二十七番 坂東成光君登壇〕
◆二十七番(坂東成光君) 何分初めてのことなんで、上がってしもうて、あまりよく聞こえなかったんですが、先ほど消防法のことについて、行政についての、お金で五千万円のお金が使えるんかどうかということで、今の答えは使えると理解していいんかいな、それまた後ほどよろしくお願いします。 それと三問目の三〇〇〇日徳島戦略の対応についてやけど、県の動きを見もって対処するとは言よんじゃけど、ほのいう手を上げる気持ちがあるのかないのか、鳴門市がですよ、あの徳島県が言う前に鳴門市の方からねえ、手を上げる気持ちがあるのかないのかと、いうことで僕は聞いたつもりなんじゃけど、この点についてもう一度市長お願いします。 〔市長
矢野茂文君登壇〕
◎市長(
矢野茂文君) 自然を生かしたふれあいの里事業について、私の方から補足的に説明をいたしたいと思います。 先ほど総務部副部長が説明をいたしましたように、現在県の考えとしては、今年中にこれの基本構想を策定をして、施設の内容とか規模とか、そういうものを検討する予定になっております。私の方も手を上げる前にですねえ、ある程度県の意向というものが見えないと、どれだけの用地がいるのか、どういう内容になるのか、またその費用はどれが負担をするのか、そういうことがわからないと、ただやみくもに手を挙げても、さあやりますわと、いうことでいただいてもですねえ、ものすごく金がいるようなことであったり、あるいは土地がいるようなことでございましたら、鳴門市が既に手がけております他のプロジェクトとの絡みもございますので、やはりそこらへんをにらみながら、手を挙げるがどうか、そういうものをみたいとこういうふうに考えておりますので、ひとつ御理解をいただきたいというふうに思う次第でございます。 それから五千万円の問題につきましては、先ほど消防長が申し上げましたように、鳴門市の消防施設というのは非常にこうあらゆる面で老朽化が目立っております。 例えばはしご自動車にいたしましても、非常にこう老朽化をいたしておりまして、もう十何年走っておる車でございまして、非常にこうその上に高層住宅あたりなんかが出来ておるというようなことで、はしご自動車だけでなしに、その他の自動車においても老朽化が進んでおります。先般化学消防車を購入をいたしたところでございますが、こういうようなものを逐次整備していこう、あるいは救急自動車あたりなんかも整備していこうと、特に国体が開かれる、国体が開かれる時に、やはり大勢の人が来た時に事故が起こった、そら消防車とこういうことになっても、対応出来るようなものをしていきたいというようなことで、何を先しなければいけないか、消防施設、何か一つと言えばすぐに五千万円、一億円という金額が入りますので、とりあえず積み立てておいて、そして必要なものから整備をしていこうと、いうことで積み立てをいたしておるわけでございます。従いまして、この積み立て金は使うために積み立てておるのでございまして、何が大事なかということにつきましては、消防行政上、優先順位をつけてやっていきたいというふうに思っております。 なお救急救命士の問題、将来の問題ですが、そういう隊員の養成ということが、まず第一番でございますので、その隊員養成のためには、消防学校に派遣をして、技術を修得させるというようなことに取り組んでまいりたいというふうに思っておるところでございます。 〔二十七番 坂東成光君登壇〕
◆二十七番(坂東成光君) 一応、前向きな御答弁をいただけたということで、私も理解出来るんで、私の再問は打ち切り、これで全質問を打ち切りまして、私の再問は終わりたいと思います。どうもありがとうございました。
○議長(牧野豊君) 本日の
一般質問はこれで終わります。 明日六月十二日は午前十時から再開いたします。 本日はこれをもって散会いたします。 午後 四時 一分 散会...