徳島市議会 > 2021-01-26 >
令和 3年第 1回臨時会−01月26日-01号

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  1. 徳島市議会 2021-01-26
    令和 3年第 1回臨時会−01月26日-01号


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    最終取得日: 2021-04-28
    令和 3年第 1回臨時会−01月26日-01号令和 3年第 1回臨時会 ┌─────────────────────────────────┐ │    令 和                          │ │    3 年   徳 島 市 議 会 会 議 録        │ │                                 │ │              第 1 号              │ └─────────────────────────────────┘                          徳島市告示第14号  令和3年第1回徳島市議会臨時会を次のとおり招集する。        令和3年1月19日           徳 島 市 長   内 藤 佐和子  1 とき    令和3年1月26日午前10時  2 ところ   徳島市議会議事堂  3 付議事件  令和2年度徳島市一般会計補正予算(第10号)          令和2年度徳島市公共下水道事業会計補正予算(第2号)    ─────────────────────────────   令和3年1月26日(火曜日)午前10時開会    ─────────────────────────────    議 事 日 程(第1号)
    第1 会議録署名議員指名について 第2 会期決定について 第3 議案第1号 令和2年度徳島市一般会計補正予算(第10号)    議案第2号 令和2年度徳島市公共下水道事業会計補正予算(第2号)    ─────────────────────────────    本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員指名について 日程第2 会期決定について 日程第3 議案第1号・議案第2号    ─────────────────────────────    出 席 議 員(29名)    1番  明 石 和 之 君 │  2番  土 井 昭 一 君    3番  黒 下 広 宣 君 │  4番  岸 本 和 代 君    5番  藤 田 真由美 君 │  6番  齋 藤 智 彦 君    7番  黒 田 達 哉 君 │  8番  岡   孝 治 君    9番  佐々木 昌 也 君 │ 11番  井 上   武 君   12番  古 田 美知代 君 │ 13番  渡 邊 亜由美 君   14番  本 田 泰 広 君 │ 15番  春 田   洋 君   16番  梯     学 君 │ 17番  森 本 聖 子 君   18番  岡 南   均 君 │ 19番  宮 内 春 雄 君   20番  加 村 祐 志 君 │ 21番  武 知 浩 之 君   22番  加 戸   悟 君 │ 23番  見 田   治 君   24番  船 越 智 子 君 │ 25番  増 田 秀 司 君   26番  玉 野 勝 彦 君 │ 27番  山 本 武 生 君   28番  森 井 嘉 一 君 │ 29番  美 馬 秀 夫 君   30番  須 見 矩 明 君 │    ─────────────────────────────    欠 席 議 員(1名)   10番  中 西 裕 一 君    ─────────────────────────────    説明のため出席した者の職氏名 市長     内 藤 佐和子 君 │ 第一副市長  久次米 浩 文 君 第二副市長  折 野 好 信 君 │ 財政部長   高 島 誠 一 君 市民環境部長 森   久 寿 君 │ 都市整備部長 弘 田 昌 紀 君 上下水道局長 久 米 好 雄 君 │    ─────────────────────────────    議会事務局職員出席者  事務局長    尾 崎   覚 │ 次長兼庶務課長 鈴 江   正  議事調査課長  宮 本 和 明 │ 庶務課長補佐  佐 藤 一 秋  議事調査課長補         │ 議事係長    水 野 忠 裕  佐       勝 占 高 弘 │ 調査係長    小 林 めぐみ    ───────────────────────────── ○議長(宮内春雄君)ただいまから、令和3年第1回徳島市議会臨時会を開会いたします。  市長より招集の挨拶があります。            〔市長 内藤佐和子君登壇〕 ◎市長(内藤佐和子君)本日ここに、令和3年第1回徳島市議会臨時会を招集申し上げましたところ、議員各位の御出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。  今臨時会には、中心市街地の再生に係る予算議案2件の議案を御提出いたしております。よろしく御審議を賜りますようお願いを申し上げまして、招集の御挨拶といたします。 ○議長(宮内春雄君)これより、本日の会議を開きます。  地方自治法第121条の規定により、本臨時会に出席を求めた者の職氏名及び本日の議事日程を事務局長に報告させます。             〔議会事務局長報告〕    ─────────────────────────────    説明のため出席を求めた者の職氏名 市長     内 藤 佐和子 君 │ 第一副市長  久次米 浩 文 君 第二副市長  折 野 好 信 君 │ 財政部長   高 島 誠 一 君 市民環境部長 森   久 寿 君 │ 都市整備部長 弘 田 昌 紀 君 上下水道局長 久 米 好 雄 君 │    ─────────────────────────────          議  事  日  程  (第1号) 第1 会議録署名議員指名について 第2 会期決定について 第3 議案第1号 令和2年度徳島市一般会計補正予算(第10号)    議案第2号 令和2年度徳島市公共下水道事業会計補正予算(第2号)    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○議長(宮内春雄君)なお、本日の会議に欠席の届出がありました方は、10番中西裕一君、以上であります。  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○議長(宮内春雄君)それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、9番佐々木昌也君、28番森井嘉一君のお二人を指名いたします。    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○議長(宮内春雄君)次に、日程第2、会期決定についてを議題といたします。  お諮りいたします。本臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮内春雄君)御異議なしと認めます。よって、会期は本日1日と決定いたしました。  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○議長(宮内春雄君)次に、日程第3、議案第1号及び議案第2号の以上2件についてを議題といたします。  ───────────────────────────── ○議長(宮内春雄君)提出者の説明を求めます。   〔市長 内藤佐和子君登壇〕 ◎市長(内藤佐和子君)提案理由の説明に先立ちまして、本市の中心市街地の現状と再生への取組について、申し上げます。  本市の中心市街地は、徳島駅前周辺を中心に、商業施設や行政機関、金融機関などの都市機能が集積するとともに、水と緑に囲まれた豊かな自然や歴史・文化を生かしながら、個性的で魅力ある市街地を形成し、人々が集うにぎわいあふれる町として発展してまいりました。  しかし、近年は、人口減少社会の到来や高速交通網の発達による消費行動の広域化、郊外型の大型商業施設の出店、インターネットの普及による消費行動の変化、娯楽の多様化などを背景に、中心市街地を訪れる人が減少してきたことから、町のにぎわい創出が喫緊の課題でありました。  この課題解決に向け、中心市街地を活性化させるための計画として、平成30年に徳島駅周辺まちづくり計画を策定し、その後、本計画の深度化に着手しようとしたところ、新ホール予定地の変更などが影響し、計画に基づく事業実施が先送りされてきました。  また、平成27年度に計画期間が終了していた徳島市中心市街地活性化基本計画におきましても、新ホール整備をはじめとする主要事業が進展しなかったことから、新たな基本計画の策定には至らず、結果、人の流れを中心市街地に向ける方策を打ち出すことができませんでした。  こうした中、アミコビルキーテナントとして、37年にわたり、本市の地域経済の発展に多大な貢献をしていただいたそごう徳島店が昨年8月末をもって営業を終了したことで、現在、中心市街地を取り巻く環境は極めて深刻な局面を迎えております。  本市の中心市街地の中心である徳島駅前周辺は、交通の結節点として、県内外から多くの買物客やビジネスパーソンが訪れ、特に阿波おどりの開催時期には、多くの観光客の皆様が最初に降り立ち、徳島という町が初めに印象づけられるシンボリックな場所であり、まさに県都徳島市の顔であります。今、手を打たなければ、この市民だけでなく県民の皆様にとって大切な場所である中心市街地の魅力や活力が急激に低下するだけでなく、徳島県全体の衰退にもつながりかねない危機的な状況となっております。  こうした状況を乗り越え、中心市街地を再生させるための取組として、県・市協調で進めております新ホール整備は、基本方針が昨年12月に策定され、県と歩調を合わせて迅速に事業を進めていくため、旧文化センター跡地市有地部分境界確定等に取り組むとともに、県都にふさわしい十分な機能を備えた施設となるよう、県との協議を踏まえ、旧文化センター跡地から寺島公園付近までの一体的な土地利用を前提として、検討を進めてまいります。  また、新ホール整備に加え、県青少年センターアミコビルへの機能移転の協議が進められるなど、中心市街地の再生に向け、大きな一歩を踏み出したこのタイミングを逃すことなく、中心市街地活性化基本計画を早急に策定し、本市が目指すべきまちづくりグランドビジョンを描いてまいります。  この計画におきまして、中心市街地の活性化の鍵となるのは、徳島駅前周辺でありますことから、駅前の拠点であり、県都の顔の主役でもあるアミコビルの再生は必要不可欠であります。  しかし、アミコビルの管理者で、本市の第三セクターとして、徳島の未来づくりの一翼を担う徳島都市開発株式会社は、そごう徳島店の営業終了後、収益の柱であります賃貸料収入が大幅に減少し、創業以来最大の経営危機に直面しておりますことから、現下の厳しい経営状況を乗り切るために本市として必要な支援を行うとともに、同社の経営改善につきましては、これまで以上に主体的に関わっていく必要があると考えております。  中心市街地の再生は、本市が取り組むべき最重要課題の一つであり、多くの市民・県民の皆様が待ち望んでいることから、県都にふさわしい魅力と活力のあるまちづくりに責任を持って取り組んでまいります。  それでは、今回提出いたしました予算議案につきまして、御説明いたします。  今臨時会に提出いたしました議案は、予算議案2件となっており、一般会計で11億6,600万円の増額、公共下水道事業会計では1,670万円の増額となっております。  中心市街地の再生に係る予算といたしまして、徳島都市開発株式会社への資金の貸付金として10億円を計上するとともに、令和3年度の貸付金として10億円を限度額とする債務負担行為を設定しております。  また、徳島都市開発株式会社が事業主体となって行うアミコビルの改修工事に対して助成する予算として、1億5,900万円を計上するとともに、中心市街地活性化基本計画の策定に係る業務委託費として600万円を計上しており、それぞれ全額を翌年度に繰り越すため、繰越明許費を設定しております。  さらに、新ホール整備の進捗に合わせ、一般会計において、旧文化センター跡地境界確定業務として100万円を計上するとともに、公共下水道事業会計において、旧文化センター跡地に埋設されている老朽化した下水管を移設整備するための設計費として1,670万円を計上しております。  以上、よろしく御審議いただき、御可決くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(宮内春雄君)以上で提出者の説明は終わりました。  これより、本案に対する質疑に入ります。質疑の通告がありますので、通告者の発言を許します。22番加戸 悟君。           〔22番 加戸 悟君登壇〕 ◆22番(加戸悟君)臨時会なので、質疑時間が限られておりますので、1点に絞って質疑します。
     徳島都市開発株式会社業務委託したJLL、ジョーンズ・ラング・ラサールについて、質問いたします。  まず、JLLが入札で受託したとニュースリリースで広報していますが、一つ、徳島都市開発株式会社はいつどのように公募したんでしょうか、二つ、入札に参加した業者は何社でしょうか、三つ、JLLはいつ落札したんでしょうか、四つ、落札価格は幾らなのか、お答えください。  続いて、JLLの業務委託について、質問いたします。  一つ、事務所はアミコビルにあるんでしょうか、二つ、職員は何名が常駐されているんでしょうか、三つ、いつから業務委託しているんでしょうか、四つ、何の業務をされているんでしょうか、五つ、その業務に対し幾ら支払ったんでしょうか、六つ、来年度幾ら支払う予定でしょうか、お答えください。  以上、お答えいただきまして、質問してまいります。          〔都市整備部長 弘田昌紀君登壇〕 ◎都市整備部長弘田昌紀君)徳島都市開発株式会社業務委託したJLLについての御質問に答弁申し上げます。  徳島都市開発株式会社に確認しましたところ、従来、そごう徳島店が担ってきたテナント運営管理業務やイベント・広告などの販売促進業務は規模が大きく専門的な知識が必要であり、アミコビルを地域のにぎわい創出に貢献する魅力度の高い施設にするためには、プロパティーマネジメント会社が必要不可欠であると判断し、総合不動産大手のJLLに、令和2年8月から業務委託することにしたとのことでございます。  JLLの事務所につきましては、9月から暫定的に8階で執務室を設けておりましたが、現在、7名のJLLの社員がアミコビル6階に常駐し、旧そごう部分テナント運営管理業務販売促進業務施設管理業務及びテナントリーシング業務を行っております。  なお、入札の詳細や契約額等につきまして、契約の関係上、公表を差し控えさせていただきたいとのことでございました。さきのまちづくり対策特別委員会で鈴江社長も申し上げておりましたが、今後、契約を締結する際には、相手方との交渉の中で、できるだけ透明化できるような仕組みづくりを進めていきたいと考えているとのことでございました。  本市としましても、徳島都市開発株式会社とこれまで以上に連携を密にし、取締役会などの主要な会議の場を通じて、伝えてまいりたいと思っております。  以上でございます。           〔22番 加戸 悟君登壇〕 ◆22番(加戸悟君)質問を続けてまいります。  JLLは、市民の皆さんも注目しといてください。この会社は、東京都千代田区に本社がある総合不動産サービスの大手企業ですが、JLLのニュースリリースは、徳島都市開発株式会社よりアミコビルを、また、北九州都心開発株式会社より小倉駅前アイムの再生・リニューアルコンサルティング及びプロパティーマネジメント業務を受託したと報じています。  まず、業務委託について答弁されましたが、はっきり答弁されたのは、7名の社員がアミコビルの6階に常駐している、これだけです。業務内容についていろいろと答弁されました。全てご覧になったら分かりますが、JLLのホームページに、一般的な内容として公募されているものです。このアミコの6階で具体的に何の業務をしているのか、それに対して幾ら支払っているのか、来年度幾ら支払う予定なのか、噂では莫大な金額です、全く答弁されません。  また、アミコビルに関しては、JLLは2020年8月末、そごう徳島店の閉店に伴い、閉店後の施設再開発について入札が実施され、JLLは、商業施設の再生・リニューアルコンサルティング及びプロパティーマネジメント業務を受託しました、こう報じています。要は、JLLが入札で業務を受託した、こう明記して、こう広報しているんです。ところが、この入札について何と答弁されたか、入札の詳細や契約額は、契約の関係上公表できない、こう答弁されたんです。おかしいですよね。  じゃあお尋ねします。この徳島都市開発株式会社とJLLの契約には、入札の公表についてどのように書かれているんですか、ぜひ、御答弁ください。  また、市長にお尋ねします。このJLLは、市長が深く関与して連れておいでになった会社だという噂が流れています。これは本当なのか、その点をお答えください。  以上、お答えいただきまして、質問を続けてまいります。          〔都市整備部長 弘田昌紀君登壇〕 ◎都市整備部長弘田昌紀君)先ほども御答弁申し上げましたが、内容等については公表を差し控えさせていただきたいと思っております。  以上でございます。           〔傍聴席で発言する者あり〕 ○議長(宮内春雄君)傍聴者の方お静かに。  〔傍聴席で発言する者あり〕 ○議長(宮内春雄君)静かにしてください。   〔市長 内藤佐和子君登壇〕 ◎市長(内藤佐和子君)JLLに関しましては、徳島都市開発株式会社が選定したもので、私が関与したものではございません。  〔傍聴席で発言する者あり〕 ○議長(宮内春雄君)静かにしてください。  〔22番 加戸 悟君登壇〕 ◆22番(加戸悟君)御答弁をいただきましたので、質問を続けてまいります。  このJLLですが、契約書には入札の公表についてどう書いてあるのかお尋ねしましたが、契約上、公表できないって書いてあるわけですよ。徳島都市開発株式会社とJLLの契約書、ここに書いてあるから公表できないと、これ、JLLと徳島都市開発株式会社の双方が持っているわけでしょう。それがお答えできない。入札について、やったのかどうか分からないじゃないですか。この公表を差し控えるの一点張りです。だから私は、このJLLについて注目しといてくださいと、まず言ったんです。  また、業務内容についても具体的に何も答えない。契約金額についても、まちづくり対策特別委員会で聞きましたが、契約上の秘密事項だと言って答弁を拒否されたんです。金額が言えない、入札してるのに、落札金額まで分かるじゃないですか、それも言えない。いかにこれが闇の契約であるか、よく分かるじゃないですか。  それでは続けます。20億円もの莫大な市民の税金を、破格の超低金利、0.15%で徳島都市開発株式会社に貸し付ける条件として、議会に示した文書があるんです、それは、徳島都市開発株式会社に支援・貸付けを行うに当たり、同社には、経営状況を透明化し、市民や市議会に対し積極的な情報提供を行うよう要請する、これが条件なんですよ。何も言わないじゃないですか。20億円もの莫大な市民の税金を貸し付ける条件として、この文書を議会に提案してきたんです。  ところが、議会で、JLLについてまともに答弁されたのは、アミコビルに事務所があることと7名の社員が常駐していることだけです。一体、入札を本当にしたのかどうか、仕事内容についても、幾ら徳島都市開発株式会社から支払い、来年度幾ら支払う予定なのか、全く答弁されない。これで20億円を、市民の税金からただみたいな0.15%の金利で出せって言うんですよ。こんなん決めていいんですか。  市長には、JLLは市長が連れてきた会社という噂が流れているんですが本当なのかと質問したんですが、私は関与していない、明確に答えました。そうですか。いや、いいんです。これが、私のこれからの追及課題になります。要は、JLLとはきちんとした入札もせず、市長の深い関与で、徳島都市開発株式会社とJLLが委託契約を結んでいたんだ、こういう噂が流れているから、私が今日わざわざ質問したんです。この噂は、非常に信憑性が高いんじゃないか、そういうふうに改めて思いました。まさに、闇を抱えた徳島都市開発株式会社じゃないですか。そんな徳島都市開発株式会社に20億円もの市民の税金を、まさに超低金利で貸し付ける、そんなことは断じて許せません。  また、コロナの中で苦しんでおられる市民の方々からは、そんなにお金があるのなら中小零細企業の融資に回せ、コロナから市民を守るためのお金に使え、こういう怒りの声が、あの新聞報道とともに大きく広がっている、今そんな状況ですよ。市民は、こうした悪政を決して許さないでしょう。闇の深いJLLとの関係については、さらに調査を進め、引き続き追及していくことを表明し、私の質問を終わります。           〔傍聴席で発言する者あり〕 ○議長(宮内春雄君)傍聴者に申し上げます。本市議会傍聴規則により、傍聴者は議場において、拍手などにより公然と可否を表現してはならない規定にされておりますので、静粛にお願いいたします。  次は、5番藤田真由美君。            〔5番 藤田真由美君登壇〕 ◆5番(藤田真由美君)公明党徳島市議団藤田真由美でございます。通告に従い、質疑をしてまいります。  初めに、徳島都市開発株式会社への融資について、お伺いいたします。  昨年8月に、アミコビルキーテナントであるそごう徳島点が惜しまれながら営業を終了しました。多くの皆様から、そごうがなくなって寂しい、このままでは徳島がますます衰退してしまう、一日も早く、駅前周辺も含めて、アミコビルの再生をしてほしい、このようなお声が聞かれます。  徳島駅前の空洞化が長引けば、中心市街地の魅力が失われ、消費活動はさらに低下します。  一日も早く、徳島駅前周辺を中心とする中心市街地の再生を進めなければいけません。現在、徳島都市開発株式会社は、新たなテナント誘致も含めてのビル再生に取り組んでいます。アミコビルは、昭和58年、市街地再開発事業により、徳島駅前地区の商業の核として建設され、長年にわたり、県都徳島市の顔として、本市の中心市街地の活性化に寄与してきました。  アミコビルは、徳島市が50%以上の出資を行う第三セクターの徳島都市開発株式会社管理運営を行う、非常に公共性、公益性の高い施設であります。ゆえに徳島都市開発株式会社は、徳島市が責任を持って支援をする必要があると考えます。  しかし一方で、さきの9月で示されましたように、令和6年度には財政調整基金が枯渇することが予想されるなど、本市の財政状況は、大変厳しいものであると認識しております。  そこでお伺いいたします。本市が貸し付ける予定の10億円について、この貸付金の財源を地方債で賄うとのことですが、貸付金の財源の調達方法について、融資を行うに至った経緯も含めてお答えください。  また、地方債を財源とすることによる本市の財政状況に与える影響として、公債費の増加が予想されます。国の示す健全化判断基準の一つである実質公債費比率に与える影響はあるのか、あるとすればどの程度なのか、お答えください。  お答えをいただきまして、続けてまいります。           〔財政部長 高島誠一君登壇〕 ◎財政部長高島誠一君)徳島都市開発株式会社への融資についての御質問に答弁申し上げます。  徳島都市開発株式会社は、令和2年8月末のそごう徳島店営業終了以降、収益の柱である賃貸料収入が大幅に減少し、創業以来、最大の経営危機に直面しております。徳島都市開発株式会社は、現在も精力的にテナント誘致活動を行っておりますが、アミコビルの再生には、キーテナントをはじめ、新規テナントにいち早く出店していただくことが最も重要でございます。既に出店の御意向をいただいておりますテナントのオープンに向けて、すぐにでも解体や改装工事に取りかかる必要があり、必要な資金について早急に支援を行う必要が生じたことから、徳島都市開発株式会社に対する貸付けを行うに至ったものでございます。  徳島都市開発株式会社への貸付金の財源につきましては、アミコビルは、議員御指摘のとおり、本市が中心となり推進した公共性が高く、公益性も非常に高い施設であること、また、中心市街地の再生における核となる施設として、アミコビルのグランドオープンに向けて、設備投資を行うことなどを考慮いたしまして、市民の皆様からお預かりしている市税を中心とする一般財源を投入するのではなく、単年度での市の財政状況を圧迫することがないよう、特定財源である地方債を財源としております。地方債を財源とすることで、世代間の負担の平準化を図るとともに、市の財政状況や市民生活に支障を来すことがないように努めるものでございます。なお、地方債につきましては、様々なメニューがあり、他の公共事業同様、活用できる起債につきましては、現在、県と協議中でございます。協議に当たりましては、このたびの貸付けの必要性や収支計画の内容を御理解いただき、御同意をいただけるように努めてまいります。  次に、実質公債費比率への影響についてでございますが、本市の実質公債費比率につきましては、直近の令和元年度決算で6.2%となっております。なお、本市が貸付けを行う10億円につきましては、全額地方債を財源としておりますことから、市が借入先に支払う元利償還金が増加することにより、毎年の公債費は増加いたしますが、市に対して徳島都市開発株式会社から返済される元利償還金をその財源に充当いたしますことから、実質公債費比率に与える影響はないものと考えております。  以上でございます。            〔5番 藤田真由美君登壇〕 ◆5番(藤田真由美君)次に、新ホール整備について、お伺いいたします。  内藤市長は、昨年の9月議会において、新ホールを県・市協調で県立ホールとして整備していくとの方針を示され、その後、検討会議を重ね、基本計画策定に向けて進んでいるとのことであります。本市においても、今議会に、旧文化センター跡地の境界確定のための予算や、埋設された下水管を移設するための予算が計上されております。また、寺島公園付近まで新ホール敷地として検討を進める考えも示されておりますが、よりよい施設整備に向けて、市としてもできる限りの協力をしていくべきと考えます。  そこで市長にお伺いいたします。新ホール建設について、現在の進捗状況と県との連携の現状についてお答えください。  お答えをいただきまして、続けてまいります。            〔市長 内藤佐和子君登壇〕 ◎市長(内藤佐和子君)藤田議員の新ホール整備についての御質問に答弁申し上げます。  新ホール整備につきましては、昨年9月に県立ホールとしての整備を県に受け入れていただいた後、10月には、知事が会長、私が副会長を務める県市協調未来創造検討会議を設置し、検討を進め、12月に県市協調新ホール整備基本方針を策定するなど、一日も早い新ホール開館を願う市民、県民の皆様の思いに応えるべく、県・市が緊密に連携し、スピード感を持って取り組んでまいりました。現在は、引き続き、県・市が連携して、より具体的な整備内容の検討を進めておりますが、施設規模をはじめ、県市協調未来創造検討会議の中で有識者の皆様からいただいた様々な御意見等を踏まえ、県都にふさわしいホールとして十分な機能を確保するためには、隣接する中央公民館や社会福祉センターを含む寺島公園付近までの土地につきましても、新ホール敷地として活用することが必要であるとの考えに至ったところでございます。  今後、検討を進める中心市街地グランドビジョンの中でも、にぎわいの再生が重要な要素となりますが、現在、県において検討されているJR新駅の整備も含め、旧文化センター跡地から徳島中央警察署敷地までの一連のエリアを一体的に整備することにより、中心市街地における新たなにぎわいの場所として生まれ変わらせることが可能になると考えております。  今後、半世紀先、さらにその先の未来の姿も見据え、次世代に誇れる町の実現に大きく貢献できるよう、県と連携して全力で取り組んでまいります。  以上でございます。            〔5番 藤田真由美君登壇〕 ◆5番(藤田真由美君)徳島都市開発株式会社への貸付金の財源については、市税を中心とした一般財源ではなく、特定財源である地方債であり、現在活用できる起債について、しっかり県と協議を進めているとのことでありました。10億円という大きな金額の融資を受けるのであれば、今後、徳島都市開発株式会社は、これまで以上に経営改善に努め、経営状況を透明化していかなければいけません。また、徳島市もこれまで以上に同社の経営改善、業績向上に主体的に関わっていくべきであります。  また、新ホール整備については、市長より、次世代に誇れる町の実現に大きく貢献できるよう、全力で取り組むとの力強い言葉がございました。早期実現に向けて、県・市協調での取組に期待いたします。  以上で質疑を終了いたします。 ○議長(宮内春雄君)次は、8番岡 孝治君。            〔8番 岡 孝治君登壇〕 ◆8番(岡孝治君)通告要旨に従い、質疑を行いたいと思います。  今さら言うまでもなく、本市の中心市街地の再活性化は、喫緊の重要課題であり、とりわけ昨年8月のそごう営業終了に伴うアミコビルの衰退、この懸念は県都の顔である徳島駅前の活性化に対し、大きな悪影響を及ぼすことに疑いの余地はないと思います。こうした現状を踏まえて、改めてこのたびの臨時会の開会、また、関連議案の提案に至る経緯を確認しておきたいと思います。  今から1年4か月前の令和元年10月、徳島そごう撤退の発表がなされました。その大きな要因の一つが、前市政における徳島市のまちづくり施策が迷走に迷走を重ねて、全く先が見えないことにあった。このことは我々が過去、再三にわたって指摘してきたものであり、当時のそごう幹部役員の言葉の中にも明確に示されていることは周知の事実であります。  このたびの徳島都市開発株式会社への貸付金等の関連議案の提案を唐突だと言われる方もいるようですが、そごう撤退の発表があった時点で、今日の状況予測は誰にでも極めて容易にできたものであったと考えています。そのことは、さきの1月20日に開会されましたまちづくり対策特別委員会に提出された説明資料中にある、令和3年1月以降の資金需要表を見れば明らかであります。  まず、徳島そごうの撤退がなければ、必要とされる資金のうちの少なくとも運転資金がショートすることはなく、また、敷金の返済をする必要もなかったのではないかと思います。さらには、そごう撤退後の床を埋めるための企業、店舗等の誘致ができていなければ、設備投資資金を調達する必要もない、こういうわけです。  また、こんなお金があるのなら、コロナ禍で苦しんでいる会社に貸せばいいとか、20億円もあるならスタジアムを造れとか、様々な感情論も飛び交っているようです。それぞれが重い課題だとは思うけれども、ここにおいては、全くのピント外れで論外の主張であると言わざるを得ません。  昨年8月末、そごう徳島店が撤退し、本市の中心市街地の核となる徳島駅周辺が危機的な状況になっている中、長年停滞していた新ホール整備が県・市協調で動き出した。県青少年センターアミコビルへの機能移転も進められることになり、徳島駅前のにぎわいをもたらす施設として、アミコビルへの整備に向けての協議が今、進められています。  今議会においては、中心市街地グランドビジョンとなる中心市街地活性化基本計画の策定に向けての予算が提出され、いよいよ町の再生に大きな一歩を踏み出した、そういった感がいたします。  そこでお伺いいたします。本市、また、アミコビル管理運営する徳島都市開発株式会社は、中心市街地再生のためにどのような対策を過去、講じてこられたのか。そごう営業終了発表後から現在に至るまでの具体的な行動、また、取組について、説明を求めておきたいと思います。  答弁により再問いたします。          〔都市整備部長 弘田昌紀君登壇〕 ◎都市整備部長弘田昌紀君)そごう徳島店営業終了発表後から現在に至るまでの具体的な行動や取組についての御質問に答弁申し上げます。  徳島都市開発株式会社のこれまでの取組についてでございますが、令和元年10月のそごう徳島店撤退発表後、直ちに本市と協議を行い、令和元年11月から12月に実施されたインターネット及び街頭ヒアリングの結果を踏まえ、アミコビルは引き続き商業施設として再生を目指すこととし、その後、金融機関や取引先など、関係機関等へ説明を行っております。令和元年12月17日には、ビル再生のため、アドバイザリー会社とテナント戦略策定支援業務の委託業を締結し、後継テナントの誘致に取り組むことといたしました。その後、令和2年3月24日の記者会見で、前市長と前社長が、大手百貨店に出店を前向きに検討していただいている、5月、6月には合意のめどがつくと発言しておりましたが、具体的な成果は見られず、以降についても、新型コロナウイルス感染症の影響による緊急事態宣言の発令もあり、交渉は停滞しておりました。同年4月28日、前社長が急遽退任し、同年6月10日に鈴江社長が就任され、引き続き百貨店、デパートの誘致に最優先で取り組むこととしております。就任当初の6月16日に、社長を含め4人で高松三越を訪問し、徳島への出店を依頼した際には、出店の意向は示されませんでした。8月下旬、高松三越との交渉に市長も動向し、年末のお歳暮コーナーの設置の提案を行ったところ、提案が受け入れられ、開催されることとなり、たくさんの来客がございました。  このようなトップセールスの効果もあり、その頃から、交渉が目に見える形で進展し、三越伊勢丹ホールディングスが2階と5階の一部に、本年8月をめどに出店していただく方向で協議を進めることとなったとお伺いしております。  また、全く進んでいなかったそごう既存テナントの地下食料品や1階から上階のアパレル等に対しましても、粘り強く交渉を続け、その結果、かなりの有名ブランド店が残ったことや、地下食料品においては不可欠となる生鮮食料品売場も継続し、アパレルブランド店の3階への集約など、休業を短期間にすることで、9月16日の再オープンにつながったものと考えております。  また、経営努力につきましても、昨年7月に権利者全員へ、そごう徳島店閉店後の9月から令和3年12月分までの賃料の50%減額を依頼、権利者の協力を得ながら、再生に向けて取り組んでいるところでございます。現在、同社はビルのキャッチフレーズを「デイリー&ファン」と掲げ、各フロアごとにコンセプトを設けて、子供から高齢者までが訪れたいとの思いになるようなビルを目指し、精力的に出店交渉を行っているところであると伺っております。  以上でございます。            〔8番 岡 孝治君登壇〕 ◆8番(岡孝治君)アミコビルの再生に関し、そごう営業終了発表後から現在に至るまでの徳島市、また、徳島都市開発株式会社の取組について、御答弁をいただきました。  テナント誘致につきましては、令和元年11月から12月にかけて行われたアンケート調査において、市民、県民がJR徳島駅前に望む施設として百貨店、デパート、商業施設、こういった声が多くあったということも踏まえて、そうした方向に重点を置いた誘致対策が講じられてきたものの、そごう営業終了発表後から半年が経過してもあまり進展が見られず、後継テナントのめどが立っていなかった、これが実態であった。  しかしながら、昨年6月に就任された新社長の精力的な活動とともに、市長の積極的な支援行動も加わったことで、やっとアミコビル再生の足がかりが見えてきたということでしょう、こう理解させていただきます。  仮に、こうした対策が講じられていなかった場合、本市の中心市街地の今後はどうなっていたかを想像すると、アミコビルの現在の運営スキームが崩れれば、入居するテナントの撤退とともに年間50万人以上もの利用がある市立図書館をはじめ、文化関連、市民生活において様々なサービスを提供している本市の入居施設も存続が不可能になることが危惧され、実現に向けて動き出した新ホール整備に伴い、アミコビルへの進出検討が進んでいる青少年センターの機能移転についても支障が生じてくることとなり、ひいては新ホール整備全体に影響するおそれもある。つまりは、アミコビルが機能停止することで、県都の玄関口である駅前が空洞化し、それに伴う活性化減退の影響は、近隣商店街からその周辺へと広がることも想像に難くなく、徳島市のみならず、徳島県レベルでのにぎわいの消失、経済の衰退など、多大な影響が懸念されるところではないかと思います。  そうしたことを考え合わせれば、アミコビルの再生は、中心市街地の活性化における重要な鍵として、早急かつ確実な対処が不可欠であり、本市の未来の反映につなげていくためにも、現在、継続して進められているテナント誘致を含めて、アミコビルがにぎわいを取り戻す取組を一層加速させていただくよう、強く望んでおきたいと思いますが、ここで2点お伺いいたします。  本市は、アミコビル再生に向けた今後の見通しをいかに捉えられておられるのか。またもう1点ですが、アミコビル管理運営を支える徳島都市開発株式会社との連携について、いかがお考えなのか、見解を求めておきたいと思います。
     答弁により、再々問をいたします。           〔第二副市長 折野好信君登壇〕 ◎第二副市長(折野好信君)岡議員の中心市街地活性化についての御再問に答弁申し上げます。  徳島都市開発株式会社は、令和4年10月のグランドオープンを目標に、一日も早くビルが再生できるよう、全力を傾注しているところでございます。また、グランドオープン後は、そごう徳島店の入店時と同様の経営状況となることが見込まれ、地方債を財源とする本市からの貸付けの返済は滞りなく行われるものと考えております。  また、会社の自助努力につきましては、さらなる経営改善により、可能な限りの経費節減に努めるとともに、将来的には賃貸業のみならず、各種事業を行うことで、増収策を図ると伺っており、これらの取組に対しても、積極的に支援をしてまいります。加えて、現在、明るい兆しとして、県・市協調による新ホールの整備や県青少年センターアミコビルへの機能移転の協議が進められております。  中心市街地の再生に向け、大きな一歩を踏み出したこの時期を逸することなく、県都の顔であり、徳島駅前周辺の活性化に取り組むことで、再び多くの方に訪れていただけるようなにぎわいのある町にしていきたいと考えております。  本市も徳島都市開発株式会社とこれまで以上に連携を図り、駅前の拠点であり、県都の顔でもあるアミコビルが再生することで、アミコビルを核に、徳島駅から阿波おどり会館までのシンボルゾーンのにぎわいの再生をはじめ、県都にふさわしい魅力と活力のあるまちづくりにしっかりと取り組んでまいります。  以上でございます。            〔8番 岡 孝治君登壇〕 ◆8番(岡孝治君)それぞれの項目に関して、御答弁をいただきました。  アミコビルの再生が本市中心市街地の活性化に不可欠であることは十分に確認できました。  そのためのテナント誘致の取組など、内藤市長や徳島都市開発株式会社のこれまでの活動について、具体的な説明をいただいたことで、再生に向け、順調に成果を上げつつあるということ、そして、今後もその取組をしっかりと継続させていくということも確認させていただきました。  今、徳島市の中心市街地は県・市協調による新ホールの整備、そして、それに伴う県青少年センターの機能移転を含め、そごう営業終了後のアミコビルのにぎわい再生など、活性化につながる大きな動きが生まれております。このことは本市のみならず、今後の徳島県の発展にまで影響を及ぼす重要な局面であり、動き始めている様々な取組を本気で成し遂げていかなければならないと考えます。  人口減少の進行、そして地域経済の停滞等々、深刻な課題が懸念される中、一刻も早く、今臨時会に提案された事業を具現化し、徳島市の明るい未来を切り開いていただくよう強く求め、最後に、本市中心市街地活性化に関する内藤市長の思い、お考えを改めてお聞かせいただき、質疑を終えたいと思います。  答弁のほど、よろしくお願い申し上げます。            〔市長 内藤佐和子君登壇〕 ◎市長(内藤佐和子君)岡議員からの御質問に答弁させていただきます。  私は、大学進学で東京に出た後、難病になっていましたので、親からは徳島に帰ってくればいいんじゃないのとは言われておりましたが、徳島に帰ってくるつもりはございませんでした。そんな中、同窓会に参加し、中心市街地でプリクラを撮ろうとしたところ、高校時代に遊んでいたゲームセンターがなくなっていました。ほかにもシャッターを閉めたところも多く、夜だから閉まっているのか、そもそも閉店しているのか、どちらか分かりませんでした。  地元の大学に通っている友人に聞くと、私たちが遊んでいた東新町とはもう違うという返事が返ってきました。私はそれを聞いて愕然としました。私が育ってきた町は、私が東京で楽しい思いをしていた間にどんどん衰退していたのかと思いました。そして、自分はそれを顧みずに、ただただ東京で自分の生活を楽しんでいたのかと自省をしました。そう思ったときには、もう自分が何かをしなければいけないと頭の中で考え始めていました。  私は今36歳で、1983年10月に誕生した徳島そごうと同級生でした。生まれたときからそごうが当たり前に駅前にあって、小さいときには、後に閉店しましたが、地元資本の丸新デパートが東新町の入り口にあって、東新町にも映画館やファストフード店、本屋や駄菓子屋などがあり、若者向けの洋服屋もゲームセンターもありました。駅の近くには、前述したそごうがあり、後にラスタになって閉店するビブレがあり、CITYがあり、町は中高生や通勤者の自転車であふれていました。徳島で育った、私くらいの世代までの人間は、今、私が話した風景を心の中で思い浮かべられると思います。このころは駅前に行く、中心市街地に行くことを町に行くと言っており、町と言えば中心市街地でした。しかし、私くらいの世代までが町で日常的に遊んだ最後の若者世代だと思いますし、今は、東新町などの商店街に出向く若者は非常に減少しております。  その後、高校生のときに、郊外にシネマコンプレックス有するショッピングセンターができ、そこにお客さんがどんどん奪われた結果、町なかの映画館はなくなりました。それから後も、どんどん中心部はひどくなる一方だったと、徳島にずっと住んでいる友人に聞きました。  同窓会のときに感じた、徳島を何とかしないといけないという思いから、私は、東京にいながらも徳島のために何ができるのかを考え、2008年に地域課題解決型コンテストである徳島活性化コンテストを開催したいと思い、動き始めました。結局そこから、県や市の職員と度重なる折衝をし、何度も断られながらも2009年5月に飯泉知事にお会いし、コンテストの審査委員長になってもらえるようにお願いをしました。100万円程度の協賛金をほとんど自分で集め、仲間と一緒に参加者の学生も集め、夜行バスや宿の手配もし、六つのテーマの旅程や会う人などの調整もチームで行いました。  六つの地域課題を扱ったコンテストを、地元の大人、大学、行政、メディアを巻き込んでつくり上げ、そのときのドキュメンタリーはNHKで放送されました。それがほかの地域でも参考にされたり、講演に呼ばれたりもしました。このコンテストは、2009年、2010年と2年にわたり開催した後に、県の関連事業にもつながっています。  しかし、当たり前ですが、そんなことでは町は変わりませんでした。その後、私は、2010年、徳島市が東新町で実施したまちなかキャンパス事業の企画運営などに携わりました。町の課題も見えてくる中で、徳島は本当にこのままでいいんだろうかという危機感を、改めて非常に強く持ちました。まちなかキャンパスを拠点に、若者にもっと町のことを知ってもらいたい、政治にもまちづくりにも関心を持ってもらいたい、だから投票率も上げたい、社会のことをもっと知ってほしいと様々な活動をしました。東日本大震災のときには、女川町のサンマと徳島のスダチとで、チャリティーのサンマ祭りをしたり、東新町や両国本町などの商店街の方々とも様々なイベントを一緒に開催しました。それでももちろん、町はなかなか変わりませんでした。そうこうしている間に、中心市街地のお店がさらに閉店していくのを見るにつけ、町の動線を含む行政の施策の重要性を感じるようになりました。もちろん、まずは商店街が頑張らなければいけない、各個店が頑張らなくてはいけない、しかし、それとともに行政も伴走する支援をしないといけないのです。  新町西地区の再開発事業がなくなり、町の動線をどう描くのかと、前徳島市政に注目しておりました。このままの状態が続くと、確実にそごうは閉店するだろうとまちづくりの活動をしながら、みんなと話していました。だから、そごうが閉店を決めたときに、前市長が驚きましたと発言したときには、逆にすごくショックを受けました。町がどうなるのかを予測を立てず、この町をどうしたかったのかと悲しい気持ちになりました。町に人が出る施策や回遊を促す施策がなければ、そごうが閉店することは予見できます。人口減少で、そして、そのほかの様々な理由で百貨店のビジネスが厳しいことは分かっていた中で、町に、そして、そういう場にてこ入れをしなければ、閉店することは必然です。そごうが閉店すれば、徳島都市開発株式会社の運営も厳しくなるのは明らかです。  もちろんまちづくりは、中心市街地の町を活性化するというだけではありません。もっと町を俯瞰的に見た場合、その町に住んでいる人たちが、将来的にも幸せな町でなくてはいけません。そのためには、子育て支援も施設や設備などを最適な形で管理・活用するファシリティーマネジメントも、財政も、事業者支援も、地域福祉も、観光も、全てがつながっております。  町は住む人によってできており、また、人には、先ほど挙げたような事業以外にも様々な施策が関連しています。私は同窓会に行った日から、今までずっと現場のまちづくりに携わり、市や県の様々な審議会の委員になって、政策や計画を俯瞰的に見てきました。そして、今、私はその経験を持って、市長になりました。若いとは言われますが、この町の様々な施策や現場をたくさん、たくさん見てきました。  私には、この町を自分たちの手で何とかしたいという思いがあります。市長になった今でも、町に出向いて、いろいろな人と話をします。今、ここにいる人の中で、そのようにまちづくりに対して、本気の思いや情熱を持って、中心市街地を歩いた人は何人いるのでしょうか、という質問を私はよくします。本気で町のことを考え、本当にこの町を、徳島を、そして、中心市街地を何とかしたいと思ってくれる仲間を、私はこの12年間で少しずつ増やしてきたように思います。  今、この町を変えないと、今、この町に本気で向き合わないと、この町は死んでしまうという危機感を私は強く持っています。本当は、ラストチャンスはもうちょっと前だったんじゃないかと思うことも正直ありますが、今までの理事者や議員、そして、私を含む市民がつくってきたこの町を引き継いで、私はこの町を何とかしようという思いを持っています。  今後、高齢化が進み、免許の返納もさらに進みます。交通弱者が増えていく中で、交通の結節点である徳島駅前がこれ以上衰退していけばどうなるでしょうか。阿波おどりを開催する中心市街地が寂れていったら、観光の魅力が半減します。県外資本のショッピングセンターがそごうのように撤退していったら、どうなるのでしょうか。地元資本の商店が減少し、県外資本の企業が撤退を決めたら、この町は将来どうなるのでしょうか。  私が15歳でアメリカに留学したとき、ロードサイドは今の日本のような町並みでした。しかし、今は、ECサイトの発達などにより、ロードサイドのお店もどんどんなくなっています。日本の町もアメリカの後を追っているように感じています。大規模小売店舗立地法、いわゆる大店法の改正で、日本に郊外のショッピングセンターができ、各地方のロードサイドが同じような町並みになり、そして、次はどうなるのでしょうか。その答えはもちろん分かりません。しかし、私は、徳島の顔である中心市街地を廃墟にしたくはありません。  中心市街地や駅前のまちづくりにビジョンがないまま、手をこまねいてきた中で、そこに期待感さえもなくなり、駅前の顔が廃墟となれば、さらに人が駅前に来なくなることが容易に予見できます。今ある大企業の支店などもどんどん撤退する可能性があります。そうなれば、さらに人口減少に拍車がかかるでしょう。  今までの理事者も、市議も、市民、県民も、当たり前にあった風景を失うということを嘆いたり、批判したりするだけでは、私は駄目だと思います。前を向いて、この町をいかによくしていくのかの議論ができないままの徳島が続けば、この町からは魅力がさらに失われます。そんな町には、若者も残ってくれないし、帰ってこないだろうと思います。中心市街地まちづくりは、徳島をよくするために必要不可欠なものであると思います。アミコビルを核とした駅前のにぎわいづくりや中心市街地の活性化は、行政だけでなく、町の人も含め、みんなで一丸となって取り組んでいきたいと私は思います。  以上でございます。 ○議長(宮内春雄君)次は、27番山本武生君。  〔27番 山本武生君登壇〕 ◆27番(山本武生君)自由民主党徳島市議団の山本でございます。通告に従い、質問してまいります。  まず、市長の責任において、この融資に対し、本市に提出されている返済計画は確実なものであるのか、そうでないのか。単刀直入に申し上げれば、返済は確実なのか、市長の責任で端的にお答えください。  次に、この融資は、返済期間26年、支払いを6年据え置き、金利は0.15%以下とのことですが、地方債の金利、いわゆる調達金利は幾らですか。償還期間はどうなのか、窓口である県との協議中とのことですが、本市の考えとしては金利が幾らで、償還期間がどの程度と考えているのか、金利と期間をお答えください。  次に、この融資に対する担保設定や連帯保証について、担保設定するのか、連帯保証を求めるのか、お答えください。  次に、追加融資を申し出てこられた場合、追加融資するのか、しないのか、お答えください。  次に、この融資に対する本市の財政負担について、あれだけ財政が逼迫していると言われながら、大丈夫と判断できる理由を端的にお答えください。  御答弁いただき続けます。          〔都市整備部長 弘田昌紀君登壇〕 ◎都市整備部長弘田昌紀君)徳島都市開発株式会社への支援についての御質問のうち、返済計画に対する本市の考え、担保設定及び連帯保証、追加融資の有無についての御質問に答弁申し上げます。  会社の返済計画についての本市の考えでございますが、徳島都市開発株式会社は令和4年10月のグランドオープンを目指し、テナント誘致交渉に全力を注いでいるところでございます。  返済計画は、グランドオープン後、5年目から令和29年1月末までの計画となっており、グランドオープン後は、賃貸料収入も安定し、借入金の返済は滞りなく行われるものと考えております。  担保設定につきましては、今回の貸付金はグランドオープンまでの現下の厳しい経営状況を乗り切るためのものであり、担保設定及び連帯保証は求めないものと判断いたしました。  追加融資につきましては、徳島都市開発株式会社が、引き続き全力でテナント誘致に努め、経営改善を図ると伺っております。本市といたしましても、これまで以上の増収策や経費節減等の経営努力を促し、会社の抜本的な再生に向けて、経営基盤の再構築を図るよう、協議や連携を密にしてまいりたいと考えております。  以上でございます。           〔財政部長 高島誠一君登壇〕 ◎財政部長高島誠一君)徳島都市開発株式会社への支援についての御質問に、順次答弁申し上げます。  まず、地方債の償還期間と金利につきましては、本市の地方債の借入条件を、徳島都市開発株式会社への融資条件と合わせ、金利は0.15%以内、償還期間は26年、据置き6年と想定しております。  次に、当該融資に対する本市の財政負担につきましては、今後発生する地方債の元利償還金を徳島都市開発株式会社から返済される融資の償還金によって賄うため、本市の財政状況に特に影響はないものと考えております。  以上でございます。           〔傍聴席で発言する者あり〕 ○議長(宮内春雄君)静かにしてください。  〔27番 山本武生君登壇〕 ◆27番(山本武生君)御答弁をいただきましたのでまとめます。  1月20日に開会されたまちづくり対策特別委員会でも様々質問させていただきました。この融資に対する責任を誰が取るのかということについてはっきりした答弁もなく、徳島都市開発株式会社の社長は、連帯保証するつもりはないと断言されておりました。  初問の答弁では、返済は市長の責任において滞りなく行われるものとお考えのようです。市民の血税であり、融資をするのであれば、当然のことだと思います。しかし、担保設定や連帯保証は求めないと判断したとのこと。やはり責任は取りませんということなんでしょうか、疑問です。  また、平成21年に、本市は同社に融資していますが、返済は滞っている状況です。このたびの融資がなぜ滞りなく返済されると確信されたのか、不思議でなりません。市民である中小零細企業が一般金融機関から融資を受ける際、このことだけでも恐らく融資審査は落ちるのではないかと思います。  また、この融資に対する本市の財源である地方債の条件は確定していないが、貸付け金利は0.15%以下、返済期間は26年、据置きを6年と想定されているとのこと。この6年間は支払いがないわけですから、財政に負担がないのもよく分かりません。このことについても、浮世離れしていると言わざるを得ません。  コロナ禍で多くの市民がセーフティー融資として借入れを起こしています。このコロナ対策でも3年据置きです。金利は、条件によって違いがあるものの0.15%で借入れができている方はいません。中心市街地活性化において、最後のとりでであるとの委員会での社長の発言がありましたが、アミコを管理しているのが徳島都市開発株式会社です。本市は株主ですが、同社はいわば不動産管理会社です。その一企業にこれだけ有利な融資をしなければならない理由は全く分かりません。  まちづくり対策特別委員会で同社の支援について賛成した議員の方の発言の中に、投資せなんだらどうなるかと言ったら、潰れるということですよと、端的に言うと潰すか、潰さんかという議論をせないかん、このことが今、目の前にぽんと出されたものではないということは、我々は認識していますから、急に出されたって返事できんっていう人もおるんだろうけど、私はそうではありません、こういったことは予測していました、というものがありました。潰れるかもしれないところに融資するということなんでしょうか。この発言には驚きました。市民の血税をこんなにも簡単に、臨時会では10億円、3月議会で10億円、合わせて20億円を融資しようとしています。財政部長の答弁では、財政に特に影響なしとのことです。賛成議員の発言のように、万が一、徳島都市開発株式会社が返済できなくなった場合、本市の財政には大きな負担がかかることを想定していないということなんでしょうか。子供たちの育みの場をつくるために、2億円の支出で財政負担が大きくなると言っていたにも関わらず、どういうような試算をしているのか、私には理解できません。そもそも再生計画には、融資を受けるというだけではなく、債権整理や経費削減などもあります。連帯保証もせず、担保も提供せず、人件費を削減するどころか、来年度は1,100万円増額して、徳島市から融資を受けるというこの融資に中心市街地の活性化のためというだけでは認めることはできません。  このコロナ禍において、多くの市民が逼迫している中、いとも簡単に20億円、臨時会では10億円ですが、資金調達を実現させようとしている。とんでもないことだと感じます。  市長はもちろん、徳島都市開発株式会社においても、簡単に市民に大きな借金をつくらせるようなことをしないでいただきたいと思います。  また、本市においては、地方債による調達が確定しているわけでもなく、第三セクターとの関わり方についての指針があるわけでもなく、中心市街地活性化基本計画ができているわけでもない。そんな状況下で、安易にこのような議案を臨時会に上程することは間違っていると言わざるを得ません。  駅前の活性化という理由で融資をするのであれば、ポッポ街や一番街、シンボルゾーンとしている名店街や新町などの再生に対しても融資をされてはいかがでしょうか。  繰り返しになりますが、例えば徳島都市開発株式会社がなくなったとしても、中心市街地活性化のとりでとまで言っているアミコビルがなくなるわけではありません。管理をしている管理会社が変わるだけではないのでしょうか。  第二副市長の委員会答弁に、行政を進める上で、民間主導というのは非常に重要な視点であるというふうに考えております、今後、行政を進める上において、どういった面で民間の活力を取り入れていくのかということについて、行政を進める中でいろいろと考えてまいりたいと考えておりますというような答弁がございました。徳島都市開発株式会社の経営に、本市がこれまで以上に主体的に関わっていくというのは、この御答弁に逆行しています。初問の答弁にありましたが、本市として、増収策や経費削減等の経営努力を促さなければ、会社の抜本的な再生に向けた経営基盤の再構築ができない会社に、このような多額の融資をすべきではありません。  このコロナ禍で市民生活が逼迫しているときに、一番身近でいなければならない徳島市がこのような融資をすべきではありません。このことを申し上げて、私の質問を終わります。  御清聴ありがとうございました。 ○議長(宮内春雄君)以上で通告による質疑は終わりました。これをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております各議案は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮内春雄君)御異議なしと認めます。よって、ただいま議題となっております各議案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。  議事の都合により小休いたします。            午前11時31分 小休    ─────────────────────────────              午後1時 再開 ○議長(宮内春雄君)小休前に引き続き会議を開きます。  小休前の議事を継続いたします。  これより討論に入ります。討論の通告がありますので、通告者の発言を許します。29番美馬秀夫君。           〔29番 美馬秀夫君登壇〕 ◆29番(美馬秀夫君)自由民主党徳島市議団の美馬秀夫です。  議案第1号令和2年度徳島市一般会計補正予算第10号について、反対討論を行います。  徳島都市開発株式会社に対して、徳島市が20億円の融資をするという記事が1月15日徳島新聞1面に載りました。多くの市民がびっくりしました。そして、本日、1月26日、臨時会が開かれることが議会運営委員会で決まりました。余りにも唐突であり、20億円というかつてない多額の融資の案件にも関わらず、慎重に議論することなく、一気に多数決で決めようとする横暴なやり方であります。  徳島都市開発株式会社の令和2年1月31日、第41期決算報告書によると、会計監査人 渦潮監査法人 代表社員 公認会計士 大寺健司先生の監査報告書の謄本によると、次のように記されています。  監査人の責任、当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から計算書類及びその附属明細書に対する意見を表明することにある。しかしながら、意見不表明の根拠に記載した事項により、当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手することができなかったと記されています。  そして、意見不表明の根拠として、1、会社は、賃貸不動産に関する減損処理の検討が未了である。これに関し、経営者からは、当監査法人の判断に資する十分かつ適切な監査証拠を入手することができなかった。従って、当監査法人は、計算書類及びその附属明細書のこれらに関連する項目に関して、何らかの修正が必要かどうかについて判断することができなかった、2、会社は、賃貸等不動産に関する注記をしている。これに関し、経営者からは、当監査法人の判断に資する十分かつ適切な監査証拠を入手することができなかった。従って、個別注記表のこれに関連する項目に関して、何らかの修正が必要かどうかについて判断することができなかった。  その上、意見不表明として、当監査法人は、意見不表明の根拠に記載した事項の計算書類及びその附属明細書に及ぼす可能性のある影響の重要性に鑑み、監査意見の基礎を与える十分かつ適切な監査証書を入手することができなかったため、決算書類及びその附属明細書に対して意見を表明しないとされています。  到底、会社のていをなしておりません。また、質疑で業務委託しているJLLの問題も出てきました。つまり、午前中の質疑で明らかになったように、既に銀行から融資を受けることのできなくなった徳島都市開発株式会社に、徳島市が肩代わりに20億円を担保も連帯保証もなく、融資するものです。  現在、既存テナント及び新規テナントオープンなど、持続的な営業継続に取り組んでいますが、赤字経営を余儀なくされており、今後のフロアの改修に係る設備投資も多額の資金が必要であります。  そして、トモニプラザ、県青少年センターの移転受入れを考えているようですが、県青少年センターは10年前に19億円かけて改修し、利用者が安価に利用していたにもかかわらず、それを潰して移転するということ自体、私は問題だと思っています。  まちづくり推進課の今後の計画にも、到底やっていける状態ではありません。そごうに対する年間約10億円の家賃も入らなくなると、20億円も2年そこそこで不足状態になり、追加融資の追い銭が要ることになり、数年後、社長が、経済状態が悪かったので上手くいかなかったと弁明し、責任を取らず、倒産整理に至ることは目に見えています。  私は、当面1月末決裁の4億円は銀行に融資をお願いし、この機会に徳島都市開発株式会社の債権者には負担をかけることになりますが、思い切って整理し、再出発すべきだと思います。  考えてみると、国家財政赤字も地方財政赤字も総理も知事も市町村長も、私が責任を持っていますと大言壮語しますが、その任期中の数年間だけです。一般の中小零細企業は、やっとのことで銀行から金を借り、家、土地を担保に提供し、本人はもちろん、親、妻、子に至るまで、連帯保証をつけられ、逃げるに逃げられない、やめるにやめられない、必死に生きているのです。  一般市民、事業をしている市民から見て、アミコビル再生は身震いするような難しい案件です。午前中の決意のない、内容のない、軽い答弁では到底やっていけるものではありません。  直ちに整理、清算して再出発し、アミコビルの再生、中心市街地の活性化に努めることを提案し、今回提出された、議案第1号令和2年度徳島市一般会計補正予算第10号への反対討論といたします。
    ○議長(宮内春雄君)次は、21番武知浩之君。  〔21番 武知浩之君登壇〕 ◆21番(武知浩之君)朋友会の武知浩之でございます。  ただいま提出されました議案第1号及び議案第2号に対しまして、会派を代表いたしまして、賛成の立場から討論を行います。  今回の臨時会の案件は、将来の本市の町の姿を見据え、駅前を中心とする中心市街地をどうしていくべきなのか、大変重要な議案であるということは認識しております。  ここ数年にわたり、本市のまちづくりは、新町西地区の再開発をはじめ、鉄道高架事業や新ホールの整備といった重要な施策が進展しなかったこともあり、魅力的なまちづくりの全体像と将来ビジョンを描くことができないまま、今日に至っております。  そして、昨年の8月に、徳島駅前の顔でもあったそごう徳島店が営業を終了し、本市の中心市街地の核ともいえる、徳島駅前のにぎわいが過去に例を見ないほど、危機的な状況となっております。  しかしその一方で、これまで長年停滞しておりました新ホール計画が、内藤市長の誕生から県・市協調により一気に動き出しました。県都徳島市の中心市街地の姿が新ホールを起爆剤として、まさに生まれ変わろうとしております。  駅前においても、そごう撤退後の核としまして、三越伊勢丹ホールディングスの入居が決まるとともに、数多くの新店舗や県青少年センターの機能移転など、本市の顔であるアミコビルもその再生に向けて、大きく動き出しております。  今回の提案は、本市の中心市街地の再生に向けた大きな一歩を踏み出すものであります。徳島から百貨店の灯を消すことはできません。ホールを中心として動き出した県・市協調の今の流れを逸することなく、再び多くの方々が駅前に訪れ、にぎわいを取り戻すとともに、アミコビルが希望と活気あふれる徳島の新しい顔となるよう、本市の総力を挙げて取り組んでいただきたいと思います。  最後にこれは要望ですが、徳島都市開発株式会社に対しましては、今回の融資を機に、これまで以上に本市が主体的に経営チェックにもしっかりと関わっていただくことを強く要望いたしまして、賛成の討論といたします。 ○議長(宮内春雄君)次は、12番古田美知代君。  〔12番 古田美知代君登壇〕 ◆12番(古田美知代君)日本共産党の古田美知代です。ただいま議題となっています議案第1号に反対の立場で討論をいたします。  今回の議案は、徳島駅前西地区市街地再開発ビル、いわゆるアミコビル管理運営する徳島都市開発株式会社に、徳島駅前再生事業費として1億6,500万円を支援し、平成21年に貸し付けた2億3,300万円のうち、返済残額については貸付け条件の変更をするものです。  さらに、徳島都市開発株式会社に新規貸付けとして、この臨時会で10億円、3月議会で10億円、合わせて20億円を貸し付けようとするものです。徳島都市開発株式会社は、昭和54年3月1日、アミコビル管理運営することを目的として設立されました。その後、バブル崩壊などによる経済環境の変化などで資金調達が困難となり、平成13、15年には9億1,000万円、うち徳島市が5億円の増資を行いました。収益力の強化、人員経費の大幅な削減など、財務体質の改善に努めてきたそうです。また、平成21年には、外資系債権回収会社等2社が貸付け債権の全額返済を要求し、2億3,300万円を一般金融機関から借りて返済しましたが、結局は、徳島市が全額融資しています。  今回、この貸付金残高が1億1,751万6,000円あるのですが、貸付け条件の変更案も出しています。返済額の令和2年1月分を3割相当額へ減額し、貸付け利率を現在の1.6%から超低金利の0.15%へ引き下げ、償還期限は令和15年1月末日から令和29年1月末日まで延期、償還再開も令和5年7月末日まで延期しようとするものです。  超低金利で、24年間の長期で償還すればいいという変更で、至れり尽くせりです。コロナ禍で市民税や国保料、固定資産税がなかなか払えず、少ない額にして、長期間で払えるようにしてほしいと何度も変更を要望しても、認めようとしない冷たい徳島市です。  徳島都市開発株式会社に優遇しているように、市民に対してもそうすべきです。議案に反対する第一の理由は、貸付けをして、本当に返済されるのかの問題です。平成13、15年の最初の5億円増資をしたときには、当時の社長は給与を10%引き下げるなど、最大限努力するので何とか増資をお願いしたいと、市議会に出席し頼むと同時に、社長自ら株を購入し、また、社員にも購入させたそうです。  ところが今回、徳島都市開発株式会社と一心同体であるはずの鈴江社長は、連帯保証人にはならないと言い、担保物件は銀行に押さえられていて、市として担保として押さえる物件はない、こんな状況で、市民の税金20億円の貸付けをしていいのかが問われています。鈴江社長は、金融機関とも融資の交渉を行っていると言いますが、貸してくれるところがありません。返済の見込みがないからです。まさかのときには、ただで私たちの多額の税金を差し出すことになります。  反対する第二の理由は、委員会等での質疑に対して、貸付金20億円、差し当たり10億円の使い道がはっきり示されていないことです。1億5,900万円の徳島駅前再生事業費については、アミコビル東館1階、2階、4階の改修工事で、内装工事と照明工事を行うと具体的です。しかし、臨時会を開いてまで決定しようとしている20億円、今回は10億円ですが、この貸付金、市民の税金については、使い道が明確になっていません。さらに市は、地方債を活用し、徳島都市開発株式会社に貸し付けるというのですが、もし、0.2%で地方債を借り入れて、0.15%で貸し付けた場合、その差額はどうするのかとの委員会での質問に、そうなった場合は、それも市民の税金を投入するという常識では考えられない、異常な答弁でした。  徳島都市開発株式会社は、昨年12月18日に、融資を市に求めたとのことですが、そのときの資料も議会には出ていません。融資を受けようとすれば、使い道や返済計画など、誰もが納得できるものがあって論議ができるのです。突然出してきて、十分な論議もできていません。こんなずさんな計画では認めるわけにはいきません。  反対する第三の理由は、今、本当に必要な支援をすべきところが間違っているからです。駅前中心市街地の活性化といえば、アミコビルだけではありません。ポッポ街も名店街もホテルクレメントの徳島ターミナルビルもみんなコロナの中で、さらに経営が大変な状況です。徳島駅前再生と言うなら、アミコビルだけでなく、こうしたところにも支援の手を差し伸べる必要があります。  また、コロナの影響で、市内の中小企業、零細業者の皆さんは、本当に倒産せざるを得ない、休業を余儀なくされるなど、本当に困っています。持続化給付金、家賃支援給付金など、制度が活用できた業者は一息つけましたが、1回きりの制度ですから、長引くコロナ禍ではこれからが大変です。緊急小口資金や総合支援資金の活用では決定率が低く、仕事がなくなった人、収入が減って困っている人が多発しています。ずさんな計画で、徳島都市開発株式会社に20億円もの貸付けをするのではなく、本当に今、支援が必要な中小企業、零細業者の皆さんや困っている方々へ、徳島都市開発株式会社へ貸すのと同じように超低金利で長期に払える制度をつくり、今こそ支援すべきです。  三セクとはいえ、民間の株式会社に使い道や返済計画も十分論議しないまま、20億円、今回は10億円ですが、融資を認める、賛成する議員は本当に責任が取れるのですか。財政難と言いながら、次々言うがままに認めることに何とも思わないのですか。議員が何でも賛成では、市政のチェック役は果たせません。私は本当にこの点をよくお考えいただきたいと思います。  このことを申し上げ、御賛同をお願いして、私の反対討論を終わります。ありがとうございました。 ○議長(宮内春雄君)次は、11番井上 武君。           〔11番 井上 武君登壇〕 ◆11番(井上武君)誠和会の井上でございます。今議会に提案されました議案第1号、議案第2号について、賛成の立場から討論を行ってまいります。  まず、徳島都市開発株式会社への支援を考えるときに、アミコビルの生い立ちをしっかりと理解しておく必要があると思います。徳島都市開発株式会社は単なる民間企業ではありません。アミコビルは昭和58年、移転した内町小学校等の跡地に、権利者全員の同意を得て、第一種市街地再開発事業によって建設された商業施設です。  当時の徳島駅前西地区は、徳島駅前という立地条件のよさにもかかわらず、商業、事業所、小学校等が混在し、老朽建築物が多く、有効な土地利用がなされておりませんでした。そのため、徳島市が、徳島駅前西地区の市街地再開発事業を最重要施策として位置づけ、商業基盤の向上が図られるよう地元関係者の協力を求め、事業を指導する立場で進めてきたのが今のアミコビルです。  また、現在のアミコビルには、100名以上の権利関係者、中には住居を所有されている方もおられます。また、市消費生活センターや市立図書館などの公共施設も入居しております。現在、県青少年センターの機能移転の話も進められております。こういうことから、徳島都市開発株式会社は単なる民間企業ではなく、市が主体的に関わり、支援をしていかなければならない企業であると認識しております。  また、アミコビルは、キーテナントそごう徳島店を中心に、これまで地域経済の発展に多大な貢献をし、徳島駅前のにぎわいづくりを創出してきた施設です。このアミコビルが空洞化するようなことになれば、ビル単体の問題だけではなく、本市の中心市街地の核となる徳島駅周辺が衰退することとなり、本市の中心市街地の活力は、急激に低下することは必至です。  昨年8月のそごう徳島店営業終了の際には、大勢の買い物客が詰めかけ、県内唯一の百貨店である県都の顔として、いかに多くの市民、県民に愛されてきたかを改めて感じさせられるとともに、今後のアミコビルに対する市民、県民の期待の高さも痛感した次第です。  徳島都市開発株式会社は、ビルのキーテナントであったそごう徳島店が営業終了し、賃貸料収入が大幅に減少したことから、創業以来、最大の経営危機に直面しているわけですが、本市が支援をしなければ、会社は間違いなく潰れてしまいます。倒産です。潰してしまってもいいのかということです。アミコビルの再生については、徳島市の責任は大です。市議会も同様です。市民、県民は、徳島都市開発株式会社が倒産し、アミコビルが空洞化することは望んでいないはずです。望んでいるのは、アミコビルの再生ではないでしょうか。  このたびの融資は、市税である一般財源ではなく、特定財源である地方債により財源確保を行う、あくまでも貸付けであり、長期の返還計画をもとに作成されていると聞いております。もちろん会社には、市の支援に頼るだけでなく、鈴江社長を先頭に、経営改善、経営計画の再構築をしっかりとしていただき、企業努力を続けていただきながら、アミコビルの再生に向けて取り組んでいただくとともに、徳島市としても、中心市街地のにぎわいを創出するために欠かすことのできない施設であるアミコビルを再生させ、徳島駅から阿波おどり会館までのシンボルゾーンのにぎわいづくりを県都である徳島市として、責任を持って取り組んでいただきたいと思います。  アミコビルの再生には、多額の資金が必要です。テナント等の進出が決まりかけている今こそ、徳島市が支援の手を差し伸べるべきです。  次に、議案第2号については、これまで紆余曲折があり、長年の課題であった新ホールの整備について、県・市が協調し、スピード感を持って検討が進められていることは大いに評価すべきことであります。  多くの市民、県民が切望する新ホールの一日も早い整備に向けて、今議会に提案のあった境界確定や下水管移設を迅速・確実に遂行するとともに、新ホールが次世代に誇ることができる県都のランドマークにふさわしい施設となるよう、引き続き県・市が緊密に連携し、具体的な検討を進めていただきたいと思います。  今議会に提案のあった各議案については、待ったなしの状況である県都徳島市の中心市街地の再生に向けて、緊急に取り組まなければならないものであり、県都の将来を託されているという強い覚悟を持って、全力で取り組んでいただきたいと申し上げ、議案第1号、第2号について、議員各位の御賛同をお願い申し上げ、私の討論といたします。 ○議長(宮内春雄君)次は、25番増田秀司君。  〔25番 増田秀司君登壇〕 ◆25番(増田秀司君)増田でございます。  令和2年度徳島市一般会計補正予算第10号のうち、徳島都市開発株式会社貸付金10億円の予算案に反対の立場で意見を述べさせていただきます。  まず、このたびの臨時会の招集に当たって、1月12日に臨時会を開くとの説明がありました。過去30年間で開かれた臨時会は、市議会議員選挙後に毎回行われるものを除いては30年で5回だけです。要するに、非常に緊急性の高い場合において開かれるものです。  今回の臨時会招集の緊急性と案件の説明を求めましたが、アミコビルのこと、ホールの土地のこととしか説明はなく、幾ら聞いても詳細についての説明はいただけませんでした。そして、その後、1月15日の新聞報道で、徳島都市開発株式会社への20億円の融資と大きな見出しの記事を見て、我々議員も市民の皆様も非常に驚いたことだと思います。臨時会の招集の理由はこの件であろうと確信いたしました。緊急性を要するのは、1月末に支払わなければならないそごうへの敷金、4億3,700万円。このために徳島市が徳島都市開発株式会社に貸付けをするということでしょう。  本年1月末に敷金を返済しなければならないということは、そごうが撤退した時点で決まっていたことだと思いますが、その返済敷金を調達するために金融機関に融資依頼をしており、結果、融資が受けられないと判断したから、12月18日に、本市に依頼してきたのではないかと思われます。  しかし、会長幹事長会、議会運営委員会では、その敷金返済の質問にも明確に答えることもなく、委員会で詳しく報告するとの一点張りであり、納得のできる説明はありませんでした。本来、敷金とは、家賃等の債務の担保として、借主が貸主に預けておくものであり、退去時には、原状回復に係る費用を差し引いて、借主に返すもので、あくまでも貸主が預かっておくお金です。預かっていたお金を返すことができないような会社に対し、金融機関が融資をするはずもなく、金融機関から融資が受けられなかったため、本市に対して、融資の依頼をしてきたものだと思われます。  そして、1月20日のまちづくり対策特別委員会で出てきた収支計画は、徳島都市開発株式会社の収支の実績と計画という、A3用紙1枚に、返済計画とともにまとめられたものでした。この資料には詳細な内訳はなく、大まかな項目と予測される希望的な数字が記載されているだけであり、到底この資料だけで融資の可否が判断できるものではありません。1月22日の建設委員会で幾つか質問させていただきましたが、令和3年1月以降の必要資金総額は約42億円とのことですが、その内訳は、運転資金、設備投資、敷金返済、借入金返済とあります。そごう撤退後に経営状況が悪化しており、運転資金、設備投資が必要なのは理解できますが、敷金はさきにも述べましたが、敷金とは、家賃などの債務の担保として、借主から預かっているお金であり、通常は経営の資金等に充てるものではありません。よって、返済する敷金がないということは通常なら考えられず、このこと自体が会社を経営する上でも失格であると言わざるを得ません。  また、借入金の返済のためともありますが、返済のために新たに借入れをするのは、既に徳島都市開発株式会社が自転車操業に陥っており、経営破綻一歩手前の状況だと思われます。そのような状態を回避するために、このたび10億円もの税金を投入しようとしておりますが、保証人も担保もなく、万が一、貸倒れになった場合、この10億円はどぶに捨てることになります。誰かが責任を取れるような金額ではありません。  また、必要資金約42億円のうち、20億円を本市が融資するとのことですが、残りの約22億円は一体どこから調達するのでしょうか。委員会での理事者の回答は、粘り強く金融機関に交渉するとのことでしたが、金融機関からの融資が受けられなかったために、本市へ融資を依頼してきたのではないでしょうか。あるいは、本市が融資をすることにより、金融機関から融資が受けられるようになるのでしょうか。結局、今後も金融機関からの融資が受けられず、再度、本市へ融資を依頼してくるのではないでしょうか。  今回、本市が融資すると、その融資を無駄にしないために、経営破綻させないために次々と融資をする、そのような悪循環に陥るのではと、非常に危惧されます。  委員会資料にもありますが、令和2年1月31日時点の負債は約58億円とあります。そごうの敷金を返済すれば、負債額は約40億円になりますが、さらに42億円の融資を受けると、合計82億円の負債となります。同時に、返済もしていきますので、返済計画にこの金額は表れてはいませんが、令和5年1月の借入れが約71億円です。このような莫大な負債を抱えることになる会社に、本市が融資をしようとしております。  委員会では、徳島都市開発株式会社からのこの融資の依頼に当たり、担当部局及び理事者側には、委員会資料以外の詳細な資料が提出されたと御答弁いただきました。それらの資料を精査した上で融資可能であると判断されたのでしょうが、我々議員には、それらの書類等は契約上の守秘義務があるので提示できないとの御答弁をいただきました。  我々は、委員会資料の僅かな情報での判断が迫られています。我々議員に判断を求めるのであれば、理事者側が融資を認める根拠の納得できる説明がされない限り、私は判断することはできません。  確かに中心市街地の活性化は重要課題であります。しかし、今、世の中は新型コロナウイルスの影響で経済は大きく落ち込んでおり、経済回復のめどが立っている状況ではありません。そして、多くの方々は、収入が減ったり、職を失ったり、新型コロナウイルスの影響で苦しい生活を余儀なくされております。食事の回数を減らしたり、薬の回数を減らしたり、この寒い中、暖房もつけずに毛布にくるまって生活をしたりと、そういう困っている方が本当にたくさんいます。  今、予算はそのような方々を救うために使うべきであり、先行きが不透明な会社への融資ではありません。市長におかれましては、市民の皆さんが納得のできる予算の使い方をしていただきますよう強く要望しておきます。  よって、令和2年度徳島市一般会計補正予算第10号には反対いたします。議員各位におかれましては、御賛同いただきますようお願い申し上げ、討論を終わります。 ○議長(宮内春雄君)以上で通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。  これより、順次採決いたします。まず、議案第1号について採決いたします。  この採決については、武知浩之君ほか13名及び須見矩明君ほか4名から記名投票によられたいとの要求がありますので、記名投票をもって行います。  議場の出入口を閉じます。               〔議場閉鎖〕    ─────────────────────────────   このときの出席議員氏名次のとおり    1番  明 石 和 之 君 │  2番  土 井 昭 一 君    3番  黒 下 広 宣 君 │  4番  岸 本 和 代 君    5番  藤 田 真由美 君 │  6番  齋 藤 智 彦 君    7番  黒 田 達 哉 君 │  8番  岡   孝 治 君    9番  佐々木 昌 也 君 │ 11番  井 上   武 君   12番  古 田 美知代 君 │ 13番  渡 邊 亜由美 君   14番  本 田 泰 広 君 │ 15番  春 田   洋 君   16番  梯     学 君 │ 17番  森 本 聖 子 君   18番  岡 南   均 君 │ 19番  宮 内 春 雄 君   20番  加 村 祐 志 君 │ 21番  武 知 浩 之 君   22番  加 戸   悟 君 │ 23番  見 田   治 君   24番  船 越 智 子 君 │ 25番  増 田 秀 司 君   26番  玉 野 勝 彦 君 │ 27番  山 本 武 生 君   28番  森 井 嘉 一 君 │ 29番  美 馬 秀 夫 君   30番  須 見 矩 明 君 │    ───────────────────────────── ○議長(宮内春雄君)ただいまの出席議員数は、議長を除き28名であります。  投票札を配付させます。               〔投票札配付〕 ○議長(宮内春雄君)投票札の配付漏れはありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮内春雄君)配付漏れなしと認めます。  投票箱を改めさせます。               〔投票箱点検〕 ○議長(宮内春雄君)異状なしと認めます。  念のため申し上げます。本案を可とする方は白票を、否とする方は青票を、点呼に応じて順次投票を願います。  点呼を命じます。               〔点呼・投票〕 ○議長(宮内春雄君)投票漏れはありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮内春雄君)投票漏れなしと認めます。  投票を終了いたします。  議場の出入口を開きます。               〔議場開鎖〕 ○議長(宮内春雄君)開票を行います。
     会議規則第31条第2項の規定により、立会人に17番森本聖子君、28番森井嘉一君を指名いたします。よって、両君の立会いを願います。  投票箱を開き投票の点検をさせます。                〔開 票〕 ○議長(宮内春雄君)開票の結果を報告いたします。  投票総数28票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。  そのうち、   賛成 17票   反対 11票 であります。  以上のとおり賛成が多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。    ─────────────────────────────   白票(賛成)を投票した議員氏名次のとおり    1番 明 石 和 之 君 │  2番 土 井 昭 一 君    3番 黒 下 広 宣 君 │  4番 岸 本 和 代 君    5番 藤 田 真由美 君 │  6番 齋 藤 智 彦 君    7番 黒 田 達 哉 君 │  8番 岡   孝 治 君    9番 佐々木 昌 也 君 │ 11番 井 上   武 君   14番 本 田 泰 広 君 │ 15番 春 田   洋 君   16番 梯     学 君 │ 17番 森 本 聖 子 君   18番 岡 南   均 君 │ 20番 加 村 祐 志 君   21番 武 知 浩 之 君 │   青票(反対)を投票した議員氏名次のとおり   12番 古 田 美知代 君 │ 13番 渡 邊 亜由美 君   22番 加 戸   悟 君 │ 23番 見 田   治 君   24番 船 越 智 子 君 │ 25番 増 田 秀 司 君   26番 玉 野 勝 彦 君 │ 27番 山 本 武 生 君   28番 森 井 嘉 一 君 │ 29番 美 馬 秀 夫 君   30番 須 見 矩 明 君 │    ───────────────────────────── ○議長(宮内春雄君)次に、議案第2号について採決いたします。  お諮りいたします。本案について、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮内春雄君)御異議なしと認めます。よって、本案については、原案のとおり可決することに決定いたしました。  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○議長(宮内春雄君)以上で、本臨時会に付議された案件は、いずれも議了いたしました。  本臨時会は、これをもって閉会いたしたいと思いますが、閉会前に市長から閉会の挨拶があります。            〔市長 内藤佐和子君登壇〕 ◎市長(内藤佐和子君)閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  今臨時会には、中心市街地の再生に係る2件の予算議案を提出いたしまして、議員各位の熱心な御審議を賜り、議案を御可決いただき、厚く御礼を申し上げます。  このたびの臨時会では、議員各位から、様々な御意見をいただきました。このコロナ禍の中で、地方債とはいえ、通算すれば20億円にもなる貸付けを本当にするのかとの御意見もございましたが、この20億円は今に始まったものではありません。これまでの徳島駅前中心市街地まちづくりの課題が蓄積した結果に起因する貸付けであると考えております。〔傍聴席で発言する者あり〕 ○議長(宮内春雄君)静かにしてください。〔傍聴席で発言する者あり〕  退場してもらいますよ。市長、続けてください。 ◎市長(内藤佐和子君)だからこそ、これからのまちづくりの指針となるグランドビジョンが不可欠であり、この町を元気にする処方箋をみんなで考えて実行していく必要があります。  徳島の町が元気でなくなることに平然といられる人は徳島にはいないと思います。また、中心市街地の活気が完全に失われると、高齢になり、交通弱者になったとき、ちょっと買物に行きたいと思ってもなかなか行くことができません。中学、高校生なども同じですし、転勤されてきた方や旅行者もそうです。そうした方々にも住みやすく、旅行しやすい徳島の中心市街地に変えていかなくてはなりません。  この町を元気にするため、市議会の皆様はもとより、町の方々、市民の皆様と力を合わせ、この難局を乗り越えていきたいと私は考えております。  その取組として、新しい総合計画や行財政改革推進プランを今年度中に策定することとしており、さらに中心市街地活性化基本計画についても、来年度の策定を目指して、全力で取り組んでおります。コロナ禍という厳しい状況の中でも直視しなければいけなかったものに対してきちんと向き合い、解決策を提示した上で、子育て支援の充実や多様性のある社会の実現をはじめ、市民ニーズに応える、様々な施策に取り組んでいかなければいけないと考えております。  こうしたことをきちんと整理しながら、各事業がいかに徳島市の発展につながるのか、どうすればこの町がよくなっていくのかについて、今後とも皆さんと一緒に考えながら、よりよい町をつくり上げてまいる所存でございます。議員各位のなお一層の御支援、御協力をよろしくお願い申し上げまして、閉会の御挨拶といたします。 ○議長(宮内春雄君)それでは、これにて令和3年第1回徳島市議会臨時会を閉会いたします。  午後1時58分 閉会    ───────────────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定による署名者 徳島市議会議長 会議録署名議員    同...