塩谷町議会 > 2022-09-13 >
09月13日-03号

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  1. 塩谷町議会 2022-09-13
    09月13日-03号


    取得元: 塩谷町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-16
    令和 4年  9月 定例会(第5回)          令和4年第5回塩谷町議会定例会会議録議事日程(第3号)                    令和4年9月13日(火)午前10時開議日程第1 議案第3号 一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正についての採決日程第2 議案第4号 塩谷町職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正についての採決日程第3 議案第5号 塩谷町職員の育児休業等に関する条例の一部改正についての採決日程第4 議案第6号 町道路線の認定についての採決日程第5 議案第7号 町道路線の認定についての採決日程第6 議案第8号 令和3年度塩谷町一般会計歳入歳出決算の認定についての採決日程第7 議案第9号 令和3年度塩谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についての採決日程第8 議案第10号 令和3年度塩谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についての採決日程第9 議案第11号 令和3年度塩谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定についての採決日程第10 議案第12号 令和3年度塩谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についての採決日程第11 議案第13号 令和3年度塩谷町水道事業会計処分利益剰余金の処分及び決算の認定についての採決日程第12 報告第1号 令和3年度健全化判断比率及び資金不足比率の報告について日程第13 議員の派遣について---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員(12名)     1番  高橋好雄君       2番  鈴木惠美君     3番  中塚 操君       5番  和氣勝英君     6番  篠原 操君       7番  冨田達雄君     8番  増渕 裕君       9番  橋本 巖君    10番  直井美紀男君     11番  斎藤定男君    12番  君島勝美君      13番  君嶋恒夫君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長        見形和久君   副町長       杉本宏之君 教育長       斎藤智之君   総務課長      神山直行君 庁舎建設準備室長  鈴木修司君   企画調整課長    柿沼善和君 税務課長      鈴木啓市君   住民課長      増渕邦良君 保健福祉課長    齋藤紀代美君  高齢者支援課長   磯 京子君 産業振興課長    星 育男君   建設水道課長    森田洋行君 学校教育課長    吉成伸夫君   生涯学習課長    大島郁夫君 会計管理者     柿沼佳子君   監査委員      伴瀬悦朗君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長    和久井夏世   書記        鈴木ゆりな     開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(冨田達雄君) 皆さん、おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は12名であります。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(冨田達雄君) 本日の議事日程は、お手元に配付した議事日程のとおりであります。--------------------------------------- △議案第3号の質疑、採決 ○議長(冨田達雄君) これより議事日程に従い、議案審議に入ります。 日程第1、議案第3号 一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正についてを議題とします。 これから質疑を行います。 9番、橋本巖議員。 ◆9番(橋本巖君) この職員はいろんなこの職責とか職員がいるので、何が何だかよく分からないんですけれども、ここで言う特定任期付職員一般任期職員、それから任期付短時間勤務職員、そのほかに再任用職員とか、それから会計年度職員。であと5号議案なんかでは非常勤職員と言ったり、いろんな呼び名というかあれがあるんですけれども、どういうふうな、例えば予算とか決算の中で見る給与とか賃金の中では、職員、それから会計年度職員ということで大別をして決算の予算の中に計上されているんですが、この人たち、例えば特定任期付職員だとか一般任期職員、これらの人たちっていうのは人件費の扱いというのはどういう扱いをして予算や決算に計上してあるんですか。 ○議長(冨田達雄君) 総務課長。 ◎総務課長(神山直行君) 基本的には一応常勤職員扱いという形になります。 ○議長(冨田達雄君) 9番、橋本巖議員。 ◆9番(橋本巖君) そうすると、予算とか決算の場合については、特に職員という形の給与ということでやっているんですね、そうですか。 それと、この辺のその例えばこれから定年制延長になってきますよね。そうすると、もちろん定年制が2年に1歳ずつ上がっていくんですけれども、その期間については例えば再任用職員制度というのはそのままずっと定年制が完全に65歳になるまで、この再任用職員というのがあるんですか、制度として。 ○議長(冨田達雄君) 総務課長。 ◎総務課長(神山直行君) 定年延長になりましても、基本的に例えば1年延びたとして定年が61歳だとすれば、65歳までの残りの期間は再任用職員ということで勤めることができるということです。 ○議長(冨田達雄君) 9番、橋本巖議員。 ◆9番(橋本巖君) それじゃ、今ここで言う一般職の任期付職員ということになっているんですが、それぞれの例えば特定任期付職員、それから一般任期職員、任期付短時間勤務職員、それぞれの在籍人数というのはどれぐらいいるものなんですか、この塩谷町の職員の中で。 ○議長(冨田達雄君) 総務課長。 ◎総務課長(神山直行君) 基本的には、現在のところ任期付職員さん1人もおりません。 ◆9番(橋本巖君) 任期付はだれもいないんですか、今。 ○議長(冨田達雄君) 9番、橋本巖議員
    ◆9番(橋本巖君) そうすると、今後例えばこういった職員が発生するために、こういう条例の改正を行ったということなんですか。それで、これが一応公布の日から施行するということなんですけれども、これはいつからなんですか。 ○議長(冨田達雄君) 総務課長。 ◎総務課長(神山直行君) こちらにつきましては、一応10月1日を予定しています。 ◆9番(橋本巖君) 10月1日より予定しているって、今、誰もいないというんだったら何もそんなに慌てなくて、来年度のあれで、それともその国家公務員法の改正で、これはやっぱり条例を改正しておかなくちゃならないんだということでやっているんですか。 ○議長(冨田達雄君) 総務課長。 ◎総務課長(神山直行君) こちら前に全協のときにも説明はさせていただいたんですが、こちら任用について留意すべき事項を示した総務省発出の任期付の運用通知が改正されたことに伴って、こちらも改正するというような内容であります。 ◆9番(橋本巖君) 分かりました。 ○議長(冨田達雄君) ほかに質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(冨田達雄君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 本案について、討論を省略し、採決したいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(冨田達雄君) 異議なしと認めます。 これから、議案第3号 一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正についてを採決します。 お諮りします。本案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     〔挙手全員〕 ○議長(冨田達雄君) 挙手全員。 よって、議案第3号 一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第4号の質疑、採決 ○議長(冨田達雄君) 次に、日程第2、議案第4号 塩谷町職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正についてを議題とします。 これから質疑を行います。 9番、橋本巖議員。 ◆9番(橋本巖君) そうすると、もうこれはこの条文を読む限りについては、要するに出産前、産前、これは一応6週間補償するということで、それから出産をした後、小学校就学時の始期に達するまで、学校に上がる前まで子供を養育する職員が、これらの子の養育のために勤務しないことが相当であると認められるときと書いてあるんですが、この場合、この1年間というのは小学校就学前の養育をする場合がない場合についてはどうなんですか。これも一応適応するということなんですか。よく意味が分からないんだけれども。 ○議長(冨田達雄君) 総務課長。 ◎総務課長(神山直行君) こちらの条例につきましては、基本的に昨年、国の人事院が行いました公務員の人事管理に関する報告と、国家公務員の育児休業等に関する法律の改正についてということで申出がありまして、国家公務員に関わる妊娠・出産・育児等と仕事の両立支援のために講じる措置ということが明らかになりましたので、そちらの中で育児に参加する休暇の対象期間というのが拡大される措置としまして、今回、出産後8週間を経過する日までであったものが、出産日の以後1年間を経過する日までということで、育児参加のための対象期間の拡大をしたものであります。 ○議長(冨田達雄君) 9番、橋本巖議員。 ◆9番(橋本巖君) これ、私もちょっと勉強不足でよく分からないんですけれども、これは出産休暇を取得した場合には給料というのはその期間満額支給されるんですか。 ○議長(冨田達雄君) 総務課長。 ◎総務課長(神山直行君) 出産期間中はそのとおりですね。 ◆9番(橋本巖君) 100%給料がされるのですか。 ◎総務課長(神山直行君) されます、はい。 ○議長(冨田達雄君) 9番、橋本巖議員。 ◆9番(橋本巖君) それで、この前、決算審査のときに臨時出勤だとかそういう形で出勤しても、結局代休を取るということで進めてはいるんだけれども、なかなかやっぱり今の人数とか仕事の量からして代休が取りにくいというような決算審査の中でちょっと出されたんですが、この例えば出産休暇をこれだけ一応1年間ということで与えられていますけれども、そういう、結局条件には要するにきちんとした、例えばこの期間の中で出産休暇というのは取れるものなんですかね、実際に。 それと、要するにこの直近大体5年間ぐらいで職員がその出産休暇、これを取ったあれは何人ぐらいいるものなんですか。 ○議長(冨田達雄君) 総務課長。 ◎総務課長(神山直行君) 期間的にはこちら期間にして1年というのがありますけれども、期間5日の範囲内の期間しか、5日間という予定期間ありますので、この期間で取るという形ですので、基本的には出産等を行った者についてはこの辺の休みというのは全部ちゃんと取っているような状況です。 ◆9番(橋本巖君) そうしたら、直近5年間の職員で出産休暇を取った人というのは何人ぐらいいるんですか。こういういい条例になったんですけれども。 ○議長(冨田達雄君) 総務課長。 ◎総務課長(神山直行君) 手持ちの資料も現在少ないのであれですが、多分五、六名は取っていると思います。 ○議長(冨田達雄君) ほかに質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(冨田達雄君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 本案について、討論を省略し、採決したいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(冨田達雄君) 異議なしと認めます。 これから、議案第4号 塩谷町職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正についてを採決します。 お諮りします。本案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     〔挙手全員〕 ○議長(冨田達雄君) 挙手全員。 よって、議案第4号 塩谷町職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第5号の質疑、採決 ○議長(冨田達雄君) 次に、日程第3、議案第5号 塩谷町職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてを議題とします。 これから質疑を行います。 質疑ありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(冨田達雄君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 本案について、討論を省略し、採決したいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(冨田達雄君) 異議なしと認めます。 これから、議案第5号 塩谷町職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてを採決します。 お諮りします。本案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     〔挙手全員〕 ○議長(冨田達雄君) 挙手全員。 よって、議案第5号 塩谷町職員の育児休業等に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第6号の質疑、採決 ○議長(冨田達雄君) 日程第4、議案第6号 町道路線の認定についてを議題とします。 これから質疑を行います。 質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(冨田達雄君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 本案について、討論を省略し、採決したいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(冨田達雄君) 異議なしと認めます。 これから、議案第6号 町道路線の認定についてを採決します。 お諮りします。本案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     〔挙手全員〕 ○議長(冨田達雄君) 挙手全員。 よって、議案第6号 町道路線の認定については、原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第7号の質疑、採決 ○議長(冨田達雄君) 次に、日程第5、議案第7号 町道路線の認定についてを議題とします。 これから質疑を行います。 質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(冨田達雄君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 本案について、討論を省略し、採決したいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(冨田達雄君) 異議なしと認めます。 これから、議案第7号 町道路線の認定についてを採決します。 お諮りします。本案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     〔挙手全員〕 ○議長(冨田達雄君) 挙手全員。 よって、議案第7号 町道路線の認定については、原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第8号~報告第1号の報告 ○議長(冨田達雄君) 次に、日程第6、議案第8号 令和3年度塩谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてから日程第12、報告第1号 令和3年度健全化判断比率及び資金不足比率についてまでを一括議題といたします。 本案については、さきに監査委員より審査が行われておりますので、その結果について意見を求めます。 監査委員、伴瀬悦朗委員。     〔監査委員 伴瀬悦朗君登壇〕 ◎監査委員(伴瀬悦朗君) 監査委員を代表して、決算審査の報告をします。 決算審査につきましては、地方自治法第233条第2項に基づき町長より審査に付された令和3年度塩谷町一般会計歳入歳出決算国民健康保険特別会計介護保険特別会計介護サービス事業特別会計後期高齢者医療特別会計及び地方公営企業法第30条第2項により審査に付された水道事業特別会計歳入歳出決算並びに令和3年度決算に係る健全化判断比率及び資金不足比率について、7月7日から15日まで斎藤監査委員と共に実施しました。 まず、審査に付された6会計について、歳入歳出決算書類の計数について、関係帳簿及び証拠書類と照合し、事務並びに事業の執行状況及び定例監査月例出納検査の結果も考慮に入れ、関係職員の説明を聴取し、慎重に審査いたしました。 審査の結果、決算の計数につきましては、関係諸帳簿、証拠書類などと合致しており、正確なもと認められました。また、予算の執行についても、関係法令に即し適正に処理されているものと認められました。 なお、決算の概要並びに決算の結果については、既に皆様に配付されております令和3年度塩谷町一般会計及び特別会計歳入歳出決算並びに基金運用状況審査意見書のとおりでありますので、ご確認いただきたいと思います。 続きまして、財政の健全化判断比率及び資金不足比率の審査結果の意見を申し上げます。 これは一般会計等の決算審査に併せて監査委員の審査に付されたものですが、関係書類などを照合するとともに、関係職員の説明を聴取し、実施いたしました。 審査の結果、計数については、関係書類と合致し、正確であり、適正に作成されているものと認められました。 なお、健全化判断比率は、指標全てが基準値以内であり、健全な状況であると認められますが、今後ともより健全な財政運営に努められるよう重ねてお願い申し上げます。 以上、審査の結果について申し上げましたが、最後に、意見、要望の一部を申し上げます。 令和3年度は新型コロナワクチンの接種や子育て世帯への臨時特別給付、さらには地域活性化のためのプレミアム商品券の販売など、引き続き新型コロナウイルス感染症対策に係る事業が数多く実施されました。コロナに関してはまだ収束のめどは立っていない状況ですが、今後とも町民が安全・安心に生活できるよう十分配慮し、的確な事業執行がなされることを願います。 また、役場新庁舎に関しては、総合評価一般競争入札を経て業者と工事請負契約が締結され、建設が本格的に始動しました。全ての人が利用しやすいようユニバーサルデザインを積極的に取り入れ、加えて、災害時には防災の拠点となるよう町民生活の柱としての機能を備えるものにしていただきたいと思います。 その他、人口減少、少子高齢化、そして最近では自治体デジタルトランスフォーメーションへの対応強化など、行政に求められているものが多様化、複雑化してきています。これからも効果的で質の高いサービスを提供するためにも、日々の施策に努めていただくようお願いします。 なお、決算審査の総括的な意見につきましても、決算意見書に詳細に記載してありますのでご覧いただきたいと思います。 以上を申し上げましたが、令和3年度の決算の内容を十分検証し、その結果を今後の行財政運営に反映されますよう要望し、報告とさせていただきます。 ○議長(冨田達雄君) 続いて、予算決算常任委員会の審査結果について、委員長より報告を求めます。 予算決算常任委員長君島勝美議員。 君島勝美議員。     〔予算決算常任委員長 君島勝美君登壇〕 ◆予算決算常任委員長(君島勝美君) 予算決算常任委員長報告を行います。 予算決算常任委員会に付託されました議案第8号 令和3年度塩谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、議案第9号 令和3年度塩谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第10号 令和3年度塩谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第11号 令和3年度塩谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第12号 令和3年度塩谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第13号 令和3年度塩谷町水道事業会計処分利益剰余金の処分及び決算の認定について、審査の経過及び結果についてご報告いたします。 審査は、9月8日から9日までの2日にわたり、副町長同席の下、各課長、各担当課及び出先の長等の出席を求め、塩谷町歳入歳出決算書に基づき詳細な説明を受け、慎重に各会計の審査を行いました。 まず、議案第8号 令和3年度塩谷町一般会計歳入歳出決算の認定でありますが、基金の積立てなども計画的に行っており、過疎化対策事業債など交付税処置のある起債を活用し、実質的な公債費の負担を少なくすると判断します。また、新型コロナ禍の影響により、税収等の一部影響もあるものの、国庫支出金等の活用により、財政の影響はほとんど見られませんでした。今度とも効率的な予算執行に類し、将来に負担を残さぬようさらなる健全な財政運営に努めることを要望します。 決算の認定については、採決の結果、賛成多数で認定すべきと決定をいたしました。 議案第9号 令和3年度塩谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定でありますが、医療費の分析及び糖尿病重症化予防事業と保健事業の効率的な実施により、被保険者の疾病予防や健康の維持増進を図り医療費の抑制並びに適正化を要望します。 認定については、採決の結果、賛成多数で認定すべきと決定をいたしました。 議案第9号 令和3年度塩谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてでありますが、塩谷町高齢者福祉計画及び第8期介護保険事業計画に基づき、被保険者のニーズに沿った適切な支援対策を講じるとともに、地域の実情を把握し、高齢者に寄り添ったサービスの提供を継続することを要望します。 認定については、採決の結果、賛成多数で認定すべきと決定をいたしました。 議案第11号 令和3年度塩谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定でありますが、介護保険要件の予防給付の対象となる要支援者に対し適切な介護予防サービス等の利用につながるほか、引き続き介護予防事業の推進を図るよう要望いたします。 認定については、採決の結果、賛成全員で認定すべきと決定をいたしました。 議案第12号 令和3年度塩谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定でありますが、後期高齢者の健康、審査等の受診勧奨に努めて健康増進事業のさらなる推進に努めることを要望します。 認定については、採決の結果、賛成多数で認定すべきと決定をいたしました。 議案第13号 令和3年度塩谷町水道事業会計処分利益剰余金の処分及び決算の認定でありますが、水源地配水施設など施設の改修、修繕費用は適正かつ効率的な投資に努力するとともに、今後とも水道事業の適切な管理により健全な経営運営に努めることを要望します。 認定については、採決の結果、賛成多数で認定すべきと決定をいたしました。 決算の審査は、全議員での委員会でありますので、審議の詳細については省略させていただきますが、委員会での指摘事項等にはその要因を分析するなど、予算措置を含め、改善方策をよく検討の上、適正に対応をお願いいたします。 最後に、人口減少が今後とも見込まれますが、町の将来を見据え、住民福祉の向上と町民が安心して住み続けられる塩谷町であり、そして適正な施策が実現できるよう、より健全な行政の運営と効率化及び持続可能な財政の実現を要望するものです。 今回、コロナ禍の一環としてスムーズな決算審査の進行を行うべく、質問を書面による通告制とさせていただきました。初めての試みで、議員各位また町執行部にもご協力いただき、大変ご苦労をかけました。皆様のご協力により、無事決算審査が効率的に慎重審議ができましたことについて深く感謝を申し上げまして、予算決算常任委員長報告といたします。ありがとうございました。 ○議長(冨田達雄君) 以上で委員長報告を終わります。--------------------------------------- △議案第8号の討論、採決 ○議長(冨田達雄君) 本案については、全議員による予算決算常任委員会において審議がなされておりますので、質疑は省略します。 これより採決に入りますが、順次日程に従いながら、採決はそれぞれの決算議案ごとに行います。 日程第6、議案第8号 令和3年度塩谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。     〔「議長、討論」と呼ぶ者あり〕 ○議長(冨田達雄君) これから討論に入ります。 まず、本案に対する反対の方の発言を許します。 9番、橋本巖議員。     〔9番 橋本 巖君登壇〕 ◆9番(橋本巖君) 私は、議案第8号に反対の立場から討論を行います。 令和3年度一般会計決算の歳入歳出差引額は9億6,511万2,144円となり、翌年度に繰り越すべき財源6億3,925万3,000円を差し引いた実質収支額は3億2,585万9,114円とし、法233条の2の規定により1億8,000万円を基金に繰り入れています。 歳入の対前年度比に増減率を款別に概括すると、構成比約19%を占める町税は前年のマイナス3.7%を上回るマイナス5.6%となり、国・県支出金は前年の大幅増から一転してマイナス55.6%、23.1%とそれぞれ落ち込む一方、地方交付税が15.5%、地方消費税交付金が7.2%増のほか、繰入金と町債の突出したのみで、財源調整を図りながら歳入規模は前年の24.4%増からマイナス2.4%に縮小していますが、依然として自主財源と依存財源比率は厳しい状況から、財政の効率的運用に特段の努力を求めます。 一方、歳出は新規事業で終了や継続事業の進捗などで款別にアンバランスがあるものの、コロナ感染予防対策事業の継続実施などで衛生費が前年比41.3%の増や、コロナ感染症の影響を受けた住民税非課税世帯及び低所得の子育て世帯に対する経済的支援を図る給付金支給事業実施などで民生費が5.5%の伸びを示したほかは、増減の差はあるものの、軒並み落ち込んだ結果、歳出規模は前年の33.5%増からマイナス10.3%に縮小していると推測されます。 歳入歳出を総合的に見て、3つの問題点を指摘して本案の反対理由とします。 第1は、個人住民税と固定資産税滞納繰越分調定額に対して、収入済額の率はそれぞれ27.4%、25.9%、収入未済額はそれぞれ64.7%、57.6%と常態化し、不納欠損額は前年の約3.4倍に相当する657万7,421円を処理している深刻さがあります。今後、住民税非課税世帯が増え、人口減少による地方交付税減は避けられないだけに機敏な対応が必要です。 第2に、翌年度繰越額が前年度の5億1,700万円を上回る6億3,900万円の多額を計上しています。様々な事情は理解できますが、既得権益の施行ではなく情勢の変化で優先順位の変更もあり得る中で、予算の減額、削減を含めて、さらなる効率的、弾力的財政運営を進めるべきです。 第3は、各課が様々な計画策定する予算の承認を求めながら、計画の実行、進捗状況と検証してどんな対策や対応を実施して、どんな結果や成果が見られたのか全く公表されず、議会への報告もないことが日常化していることはゆゆしき実態であります。事業計画書の検証手段として、PDCA機能を全ての段階で確実に実施することを強く求めます。 以上、本会計決算、歳入歳出についての問題点と課題を指摘し、限られた予算の中で住民生活向上に資する実効性ある改善を強く要望して、本案に反対いたします。 ○議長(冨田達雄君) 次に、賛成の方の発言を許します。 1番、高橋好雄議員。     〔1番 高橋好雄君登壇〕 ◆1番(高橋好雄君) 私は、議案第8号につきまして、賛成の立場から討論いたします。 まず、決算総額ですが、前年度と比べ、歳入が約1億8,200万円の減、歳出が約7億4,100万円の減となっています。 歳入については、自主財源で庁舎整備等基金の取崩しによる繰入金の増などにより、約1億7,500万円の増、一方、依存財源は国・県支出金の減などにより約3億5,700万円の減となっています。依存財源のうち国庫支出金については、新型コロナウイルス感染症対策による特別定額給付金の減が主なものとなっています。 次に、歳出については、総務費で新庁舎建設事業及びデマンド交通運行事業、民生費では住民税非課税世帯・子育て世帯への臨時特別給付金事業、衛生費で新型コロナウイルスワクチン接種事業、農林水産業費で多面的機能支払交付金事業及び森林環境譲与税活用事業、土木費で町道整備事業、消防費で消防団施設設備更新事業、教育費で国民体育大会競技施設整備事業、災害復旧費で土木施設災害復旧事業等が主な事業となっています。 基金の現在高は、新庁舎建設事業に係る庁舎基金等の取崩しにより、前年度比で1億2,000万円ほどの減となっておりますが、財政調整積立基金及び庁舎整備基金を積み増すなど、庁舎建設及び将来の財源確保に引き続き取り組んでいるものと判断します。 町債残高は、過疎対策事業債及び臨時財政対策債、災害復旧事業債のほか、新庁舎建設に係る公共施設等適正管理推進事業債のいずれも交付税措置のある起債を発行し、前年度比で約5億5,200万円の増となっています。 一般行政経費についても経費削減に努め、限られた財源を効果的かつ効率的に活用し、行政サービスの向上に努めているものと判断しますが、今後ともより一層健全な行政運営を求めることを要望し、本決算の認定に賛成するものであります。 ○議長(冨田達雄君) ほかに討論はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(冨田達雄君) これで討論を終わります。 これから、議案第8号 令和3年度塩谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを採決します。 お諮りします。本決算に対する委員長報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(冨田達雄君) 起立多数。 よって、議案第8号 令和3年度塩谷町一般会計歳入歳出決算の認定については、委員長報告のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第9号の討論、採決 ○議長(冨田達雄君) 日程第7、議案第9号 令和3年度塩谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。     〔「議長、討論」と呼ぶ者あり〕 ○議長(冨田達雄君) これから討論に入ります。 まず、本案に対する反対の方の発言を許します。 9番、橋本巖議員。     〔9番 橋本 巖君登壇〕 ◆9番(橋本巖君) 私は、議案第9号に反対の立場から討論を行います。 令和3年度国民健康保険特別会計決算の歳入歳出差引額及び実質収支額は2,618万8,566円とし、前年と同様基金への繰入れをゼロとした決算であります。 歳入の対前年度比増減率を款別に見ると、構成比約20%を占める国民健康保険税は前年度に続きマイナス3.3%、繰入金がマイナス1.9%、繰越金がマイナス3.8%が軒並み落ち込む一方、構成比72.7%を占める県支出金が6.2%の伸びで財源調整を図って、形式的に予算規模は前年のマイナス5%から4.4%に拡大しています。 一方、歳出の72%を占める保険給付費は一般療養給付費と高額療養費が増えたことにより、前年のマイナス4.7%から一転して6.5%増となりました。県に支払う国民健康保険事業納付金は額にして約2,100万円減額となり、率にしてマイナス0.5%となっています。 歳入の面で従来から是正、改善を求めてきた国保税滞納繰越分の調定額に対する収入済額は率にして17.5%、収入未済額の率は67%で、不納欠損は前年度の961万円に続き833万円処理している慢性的・恒常的実態は国保会計を圧迫し、財政基盤を脆弱にしていることから、引き続き改善を強く求めます。 本会計は、財政運営の主体が県になって4年目となり、直接的な国の関与がなくなり、歳出の保険給付費と健診事業費に見合った額を県から交付される仕組みになったことにより、今後医療費の抑制圧力が強まることが懸念されます。 また、県は県内25市町の保険税を平準化する計画を進めていますが、国保財政や人口、高齢化率、医療費のアンバランスなどを参酌して保険料率を設定することは土台無理であり、結局高いほうに合わせることによって、国保税を高い水準に誘導する仕組みになることから、平準化の実施は中止すべきであることを求めます。 町は保険者として被保険者の命と健康を守る責任に変わりはないという立場から、1点目、国保税の申請減免基準を拡大して低所得者階層の低減を図ること。2点目、町の裁量で、収入のない18歳以下の均等率賦課をやめて子育てを支援すること。3点目、滞納を理由とした一律的な資格証、短期証の発行をやめることを強く求めて、本案に反対いたします。 ○議長(冨田達雄君) 次に、賛成の方の発言を許します。 6番、篠原操議員。     〔6番 篠原 操君登壇〕 ◆6番(篠原操君) 私は、議案第9号につきまして賛成の立場から討論いたします。 国民健康保険制度は、我が国の医療保険制度の中核的役割を担っており、地域住民の医療の確保と健康の保持増進に大きく貢献してきました。持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律の施行により、平成30年度からは国民健康保険制度は都道府県単位の広域化となり、県が町と共に国民健康保険の保険者となり、県が財政運営の責任主体となり、安定的な財政運営や効率的な事業の確保など、国保運営の中核的な役割を担っています。 町には、引き続き、保険給付・保健事業など地域におけるきめ細かい事業を担っていただき、町民の健康と福祉を守っていただくことを期待します。 本決算は、国民皆保険制度の中核を担う国民健康保険事業の運営に必要不可欠な歳入歳出であり、適正な執行であったと認められます。 よって、私は本決算の認定に賛成するものであります。 ○議長(冨田達雄君) ほかに討論はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(冨田達雄君) これで討論を終わります。 これから、議案第9号 令和3年度塩谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決します。 お諮りします。本決算に対する委員長報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(冨田達雄君) 起立多数。 よって、議案第9号 令和3年度塩谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については、委員長報告のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第10号の討論、採決 ○議長(冨田達雄君) 日程第8、議案第10号 令和3年度塩谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。     〔「議長、討論」と呼ぶ者あり〕 ○議長(冨田達雄君) これから討論に入ります。 まず、本案に対する反対の方の発言を許します。 9番、橋本巖議員。     〔9番 橋本 巖君登壇〕 ◆9番(橋本巖君) 私は、議案第10号に反対の立場から討論を行います。 令和3年度介護保険特別会計決算は、歳入歳出差引額及び実質収支額は1億1,963万344円となり、歳入を対前年比で款別に分析すると保険料は9.5%から1.4%に、国庫支出金は13.9%から3.4%に、支払基金交付金は9.1%からマイナス3.2%に、県支出金は0.2%の微減となり、構成比の81.5%で大幅な落ち込みとなる一方、繰越金が約310%の突出した伸びを示し、繰入金2億2,410万6,000円で財源の調整を図っています。 歳出の構成比約92%を占める保険給付費の対前年度比増減率マイナス3.9%は前年の12.6%から大幅に落ち込み、歳出規模は前年度よりもマイナス1.1ポイント縮小しています。 本会計は、歳出構成比の約95%を占める保険給付費の増減を推計して、保険料、国庫支出金、支払基金交付金、一般会計繰入金などを算出して、3年間の事業計画を策定します。第8期事業計画初年度決算を概括すると、過年度分償還金4,617万44円を支出しても、結果として1億3,189万2,090円の大幅な不用額を計上している実態から、新型コロナウイルス感染拡大を最大限加味しても、計画の甘さを強く指摘しなければなりません。 第7期、第8期事業計画で連続的に保険料が引き上げられた影響は、保険料納付者に大きな負担となり、特に普通徴収者滞納繰越分調定額に対して収入済額率は28%、収入未済額率は63%と常態化していることは、高い保険料負担にあえぐ町高齢者の実態を強く認識して、保険料を少しでも軽くするために、前期計画を漫然と踏襲するのではなく、第9期事業計画では被保険者に還元する立場から、保険料引下げの英断を強く求めます。 制度開始以来22年となる介護保険制度は、公費負担が定率という制約の下で給付費の増加は保険料の値上げに連動する根源的矛盾があるにもかかわらず、政府は給付抑制のために介護度1・2の給付費外し、ケアプランの有料化を計画しています。町は国に対して、国庫負担割合の増額を求めると同時に、保険者の責任と裁量権を最大限に発揮して、財政安定調整基金を取り崩しながら、幅広い低所得者に対して保険料の低減、減免を実施して高齢者の生存権と尊厳を守ることを提示して、本案に反対いたします。 ○議長(冨田達雄君) 次に、賛成の方の発言を許します。 6番、篠原操議員。     〔6番 篠原 操君登壇〕 ◆6番(篠原操君) 私は、議案第10号につきまして、賛成の立場から討論いたします。 令和3年度末における本町の65歳以上の高齢者人口は4,269人、要介護・要支援認定者数は673人であり、介護保険制度が創設された平成12年度と比較しますと、高齢者人口は1.3倍に、要介護・要支援認定者は2.1倍に増加しております。高齢化社会が急速に進展している上、令和7年にはいわゆる団塊世代が高齢化を迎える状況であり、今後ますます介護保険制度が老後を支える制度として定着し、拡充が求められるところであります。 令和3年度は、第8期高齢者福祉計画介護保険事業計画の初年度でありましたが、この計画の中において、「支え合うあたたかな地域づくりをめざして」という基本理念をあげ、生涯にわたる健康づくりの推進や地域全体での高齢者の見守り活動が行われました。介護給付費についても堅実な介護保険運営がなされたと推察され、介護を必要としている本人や家族を地域や社会全体で支え合い、自立や共助への支援の中核を担う介護保険制度として、適正に予算が執行されたと認めるものであります。 今後も本計画に基づき、医療・介護・生活支援などサービス提供体制の充実を図りながら、高齢者がいつまでも住み慣れた地域で自分らしい暮らしが続けられるよう、介護保険財政の健全性、持続性を確保することをお願いしまして、本決算の認定に賛成するものであります。 ○議長(冨田達雄君) ほかに討論はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(冨田達雄君) これで討論を終わります。 これから、議案第10号 令和3年度塩谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決します。 お諮りします。本決算に対する委員長報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(冨田達雄君) 起立多数。 よって、議案第10号 令和3年度塩谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定については、委員長報告のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第11号の採決 ○議長(冨田達雄君) 日程第9、議案第11号 令和3年度塩谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(冨田達雄君) 異議なしと認めます。 これから、議案第11号 令和3年度塩谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決します。 お諮りします。本決算に対する委員長報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(冨田達雄君) 起立全員。 よって、議案第11号 令和3年度塩谷町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定については、委員長報告のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第12号の討論、採決 ○議長(冨田達雄君) 日程第10、議案第12号 令和3年度塩谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。     〔「議長、討論」と呼ぶ者あり〕 ○議長(冨田達雄君) これから討論に入ります。 まず、本案に対する反対の方の発言を許します。 9番、橋本巖議員。     〔9番 橋本 巖君登壇〕 ◆9番(橋本巖君) 私は、議案第12号に反対の立場から討論を行います。 令和3年度後期高齢者医療特別会計の歳入歳出差引額及び実質収支額は485万2,981円となっており、歳入構成比の約66%を占める保険料は、前年比3.1%の伸びで、令和元年度の6%の伸びに比べて鈍化傾向を示しています。 一方、歳出構成比の88.5%を占める広域連合納付金の伸び率は、前年の5.9%から0.6%に縮小するなど、歳入歳出の数字の変化は被保険者の資格損失や新規加入と推測されます。 本会計の歳入歳出は単純で、歳入の92%が保険料と一般会計繰入金で構成され、歳出の97%は広域連合納付金と健診事業費で占められています。決算書に示されている数字の増減だけでは事業の全体像、1人当たりの平均医療費を把握することは困難であることから、決算審査時に町の医療総額と1人当たりの平均医療費を示す資料の提出を再三求めてきたにもかかわらず、質問しないと数字は示されず、年度ごとの推移が把握できませんので、今後、審査資料として提供を強く求めます。 令和3年度策定した町高齢者福祉計画によると、高齢者人口は4,260人で高齢化率は39.2%、そのうちの約50%が後期高齢者が占めている実態は25年問題も含めて極めて深刻です。この制度の持つ根源的な矛盾である保険料の値上げを我慢するのか、医療費の自己負担増を認めるのかの選択を迫る差別医療の撤廃が、制度開始から14年を迎えた今、鋭く問われています。 矛盾の表れが現実的になりました。この10月から一定収入がある被保険者の医療費窓口払いが2割に引き上げられます。そればかりか、厚生労働省の専門部会は、全ての被保険者の医療費を原則1割から2割に引き上げることについて検討を開始するとこのように報道されていることは見過すことができない、こういう立場から次の提案を行って、決算の反対理由といたします。 第1は、10月からの窓口負担の2倍化は、受診抑制と重症化が懸念されることから中止をすること。第2は、広域連合にため込まれている財政調整基金と保険給付費等支払準備基金を取り崩して、均等割額と所得割率の引下げを、被保険者の生存権を守る立場から、町が国・県に対して強く要望することを求めて、本案に反対いたします。 ○議長(冨田達雄君) 次に、賛成の方の発言を許します。 6番、篠原操議員。     〔6番 篠原 操君登壇〕 ◆6番(篠原操君) 私は、議案第12号につきまして、賛成の立場から討論いたします。 後期高齢者医療制度は、原則75歳以上の方を対象として、これからも安心して医療が受けられるように平成20年度に創設された医療保険制度でありますが、年々高齢化が進み、被保険者や医療費が増加していく中、これまでの間、保険料の軽減措置が講じられるなど着実に制度が定着し、成果を上げられていると推察します。 今後とも、県や後期高齢者医療広域連合と連携しながら、被保険者である高齢者の方々にご理解をいただき、持続可能な安心できる医療制度の構築に、より一層努力していただくことと適切な予算の執行に努めることをお願いしまして、本決算の認定に賛成するものであります。 ○議長(冨田達雄君) ほかに討論はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(冨田達雄君) これで討論を終わります。 これから、議案第12号 令和3年度塩谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決します。 お諮りします。本決算に対する委員長報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(冨田達雄君) 起立多数。 よって、議案第12号 令和3年度塩谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定については、委員長報告のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第13号の討論、採決 ○議長(冨田達雄君) 日程第11、議案第13号 令和3年度塩谷町水道事業会計処分利益剰余金の処分及び決算の認定について、討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。     〔「議長、討論」と呼ぶ者あり〕 ○議長(冨田達雄君) これから討論に入ります。 まず、本案に対する反対の方の発言を許します。 9番、橋本巖議員。     〔9番 橋本 巖君登壇〕 ◆9番(橋本巖君) 私は、議案第13号に反対の立場から討論を行います。 本案は令和3年度塩谷町水道事業会計処分利益剰余金の処分及び決算であります。本会計は、収益的収入及び支出の第3条予算と資本的収入及び支出の第4条予算などから構成されています。収益的収入及び支出の実績は、令和3年度水道事業会計損益計算書から読み取ることができます。詳細は省略しますが、営業収益から営業費用を差し引けば5,057万2,133円の赤字となり、営業外収益から営業外費用を差し引いて得た5,674万3,261円を相殺し、辛うじて617万1,128円の経常利益を生み、前年度繰越利益剰余金とその他の未処分利益剰余金などを加えて848万1,612円が当年度未処分利益剰余金となっています。 このような経営構造は業務量から容易に判断できます。給水人口は毎年減り続け、前年比で221人減の8,900人、年間配水量は9,675立方メートル減の144万2,320立方メートル、有収水量は6,095立方メートル減の90万8,662立方メートルで、有収率が63%となり、約4割は漏水として失われている実態があります。 第4条予算の資本的収入及び支出は、排水設備改良事業に伴う配水管布設工事などに要する費用をどこから調達するかによって額が連動します。資本的収入の内訳は企業債、出資金、負担金、国・県補助金で構成され、当初予算額が3億6,393万6,000円で7,986万4,000円を減額補正して、決算額2億7,022万円としました。一方、資本的支出の内訳は、建設改良費、企業債償還、国庫支出金、返還金から構成され、当初予算が5億204万8,000円で6,292万4,000円を減額補正して、決算額は4億624万6,168円となり、収入額が支出額に不足する額1億3,602万1,168円は、過年度分損益勘定留保資金などで補填する形を取っています。 収益的収支及び資本的収入を概括すれば、企業会計は独立採算性が原則ですが、本会計は一般会計などからの繰入れがなければ経営が維持できないのは明らかです。公費を投入する以上、税負担の公平性からも、いまだに地下水に依存する未給水地域が存在し、半ば放置されている実態は行政の怠慢のそしりは免れないことを厳しく指摘し、早急な計画の作成を求めます。 配水された水の4割が漏水で無駄になっていることに鑑みれば、老朽石綿管の更新事業は喫緊の課題であり、限られた財政状況の中で布設替えは進んでいるものの、まだ老朽管が約二十数キロ残っていることからも、全てが完了してから未給水地区の解消は現実的ではありません。更新事業を進めながら年次計画を立てて、給水地区を拡大することを提案します。 以上、本会計決算の問題点を指摘し、積極的な提案を行って本案に反対いたします。 ○議長(冨田達雄君) 次に、賛成の方の発言を許します。 1番、高橋好雄議員。     〔1番 高橋好雄君登壇〕 ◆1番(高橋好雄君) 私は、議案第13号につきまして、賛成の立場から討論いたします。 厳しい財政状況の中、限られた財源を有効に活用し、施設の維持管理や老朽管の布設替え等を行うなど、水道水を安定的に供給するため水道事業を実施してきたことは評価できるものであります。また、未処分利益剰余金の処分について、減債積立金への積立て、資本金への組入れなど、水道事業会計上適正と判断できるものであります。 今後とも水道水の安定供給に努められることをお願いし、本決算の認定に賛成するものであります。
    ○議長(冨田達雄君) ほかに討論はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(冨田達雄君) これで討論を終わります。 これから、議案第13号 令和3年度塩谷町水道事業会計処分利益剰余金の処分及び決算の認定についてを採決します。 お諮りします。本決算に対する委員長報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(冨田達雄君) 起立多数。 よって、議案第13号 令和3年度塩谷町水道事業会計処分利益剰余金の処分及び決算の認定については、委員長報告のとおり可決されました。--------------------------------------- △報告第1号の報告 ○議長(冨田達雄君) 日程第12、報告第1号 令和3年度健全化判断比率及び資金不足比率についてを報告ください。 企画調整課長。 ◎企画調整課長(柿沼善和君) 報告第1号 令和3年度健全化判断比率及び資金不足比率について申し上げます。 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び同法第22条第1項の規定により令和3年度の健全化判断比率及び資金不足比率を監査委員の意見を添えて報告いたします。 まず、健全化判断比率の実質赤字比率及び連結実質赤字比率は、赤字が生じていないため該当ありません。将来負担比率もマイナスで該当ありません。 続きまして、実質公債費比率でございますが、3.5%ということで昨年より0.4%下がってございます。早期健全化基準を下回っております。 次に、水道事業会計に係る資金不足比率は、資金不足が生じていないため該当がありません。 監査委員からの意見は、指摘すべき事項は特になしとなっています。 以上です。よろしくお願いします。 ○議長(冨田達雄君) これで報告第1号を終わります。--------------------------------------- △議員の派遣について ○議長(冨田達雄君) 次に、日程第13、議員の派遣についてを議題とします。 お諮りします。お配りしました議員派遣の文書のとおり、町議会会議規則第124条の規定により議員を派遣したいと思いますが、ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(冨田達雄君) 異議なしと認めます。 よって、議員派遣の文書のとおり議員を派遣することに決定しました。 なお、議決後、派遣内容に変更があった場合は、議長に一任いただきたいと思いますが、ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(冨田達雄君) 異議なしと認めます。 よって、議長一任に決定いたしました。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(冨田達雄君) 次に、報告事項があります。 まず、私から12月定例会についてをご連絡をいたします。 11月25日に議会運営委員会、11月29日に全員協議会を行います。 次に、行政報告があります。 町長より発言を求められておりますので、発言を許します。 町長。 ◎町長(見形和久君) 議員の皆さんのお手元に、日光ナンバー導入に伴うアンケート調査結果についてというA4判のチラシが配付させていただいているかと思います。この件につきましてご報告をさせていただきたいと思います。 この日光ナンバーの導入につきましては、議会に付すべき案件ではございませんが、アンケートの結果、それぞれ日光ナンバー、宇都宮ナンバーを希望される方の差が非常に小さいというふうな状況がございます。町といたしましても、最終判断をするに当たり、議員の皆様のご意見も伺った上で判断させていただきたいなというふうに考えまして、少し説明の時間をいただいたところでございます。 本年5月に日光市から、鹿沼市と本町宛てに提案のあった日光ナンバーの導入についてでございますが、お手元の資料のとおり1,000名を抽出し、8月15日からアンケート調査を実施させていただきました。結果については回答率50.6%で、そのうち49.4%が「日光ナンバーに賛成」ということで、宇都宮ナンバーを上回る結果となったところでございます。その他の回答の中には「どちらでもいい」とする回答が多く、また回答のなかった半数弱もどちらでもいい、逆に言えば日光ナンバーに対する積極的な反対意見はなかったと捉えることができるのではないかと思っております。 この結果を踏まえるとともに、日光ナンバー導入により世界遺産日光との連携を進めることは本町の観光振興にも資すると考えておりますので、町といたしましては日光ナンバーの共同申請に向けて協議を進めてまいりたいと考えております。 なお、日光市は日光ナンバーへの賛成率が74.9%、鹿沼市は賛成率が逆に26.4%と聞いております。 裏面は5月議会の際に説明した資料でございますが、仮に共同申請をするということになれば、今後のスケジュールは記載のとおりでございまして、正式には来年初めに国に申請を上げさせていただき、その導入決定、図画デザイン提案等があって、新ナンバープレートの交付は令和7年4月からとなる予定でございます。 以上、申し上げましたように、現在の状況、計画となっております。議員の皆様の、申請に特段のご意見等が無いようであれば、その旨を日光市へ回答し、共同申請に同意したいと思います。ご意見等がございましたらよろしくお願いしたいと思います。 私からは以上です。 ○議長(冨田達雄君) 何かご意見、ご質問等あれば。     〔「1点だけいいですか」と呼ぶ者あり〕 ○議長(冨田達雄君) 10番、直井美紀男君。 ◆10番(直井美紀男君) アンケートの結果、うちは半分の方が出していただいたということですよね、50.6%の方が回答してくださったということなんですけれども、鹿沼を見たら33.8%の人しか回答していないんですよね。ということは、鹿沼市民は多分あまり関心がないと思っていいかなという気がしますよね、これに関して。関心がないということは、逆に言えばどっちでもいいやという感じだと思うんですよ。と私は思うんです。 いつもアンケートもらったときに、これに限らず、今回もこれ皆さんにはがきで出しているわけですから、もらった本人というのは、ああ、こういうアンケートがあるんだなと、半分の方、50.6%の方が関心を持って出していただけたということですよね。どっちにしても賛成でも反対でも両方出した。ただし、半分の方はどっちでもいいや、あまり気にしていないという方が多いということですよね。だから、このアンケートというものに対してのその結果だけで、何%賛成したよ、何%が反対したよというのが本当に信頼できる数字なのかどうなのかというのは、いつも私はちょっと疑問に思っているところではあります。 ただ、いずれにしましても塩谷町は半分の方がきちんと回答してくださったということは、まだ日光でさえ49.4%ですから、日光というナンバーになのにもかかわらずということを考えれば、塩谷町民の真摯な受け止め方が受けられるなというふうに、私はちょっと安心していますけれどもね。 日光ナンバーあるいは宇都宮ナンバーに関しては、私は特段の意見はありませんが、皆さんの、町のほうの姿勢についていきたいとは思います。 以上です。 ○議長(冨田達雄君) ほかにご質問等。 13番、君嶋恒夫議員。 ◆13番(君嶋恒夫君) 私もこの件につきましては、結構旅行なんか行きますと、よく言われていますように「栃木」って言ってもあんまりぴんと来ない人が多いんですけれども、よく「どこから来たんですか」と言われると「日光の隣です」ということで、私たちもよくそういう対話をしていますので、私もやっぱりこれは進めてほしいとは思っています。よろしくお願いします。 ○議長(冨田達雄君) ほかにご質問等ありますか。     〔発言する者なし〕 ○議長(冨田達雄君) なければ、この件については終了したいと思います。 次に、保健福祉課長より発言を求められております。 発言を許します。 ◎保健福祉課長(齋藤紀代美君) 昨日、第88回栃木県新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開催されましたので、お手元に資料をお配りしております。この内容について簡単にご説明させていただきます。 感染者の状況につきましては2ページ目から5ページの間に掲載されておりますのでお目通しをいただければと思います。県対策本部は、新規感染者数は減少しているものの依然として高いレベルが継続しているということで、警戒度レベル2を維持することとしています。県としては重症化リスクの高い方への対応を確実に行うこと、体調悪化時の医療提供体制を充実させること、オミクロン株対応ワクチンなどの接種の促進の取組を進めることとしております。 具体的には、1点目、療養期間の短縮についてですけれども、症状がある方の場合は10日間であったものを7日間に短縮しております。また、無症状の方につきましては、検体を採取した日から5日目に検査で陰性が認められれば、当該期間経過後療養解除ということにしております。 2点目、療養期間中の外出についてですけれども、症状がある方の場合は軽快から24時間経過後です。また、無症状者の場合は9月7日より外出自粛が緩和されています。 3点目、発生届の限定につきまして、9月26日より全国一律で65歳以上の方、入院を要する方、重症化リスクのある方、妊娠をしている方は届出が必要になりますけれども、それ以外の方は届出の必要がなくなります。届出の必要がなくなりますことで感染者の方の居住地が不明になりますので、市町村別の新規感染者数の公表はなくなります。県では発生届が限定されてしまうために、9月12日から健康観察フォローセンターに医師を配置することで、オンライン診療など医療提供体制を強化して、自宅療養者が必要なときに確実に医療につながることができる体制を取っております。また、県よりの生活物資の配布ですけれども、こちらも本人からフォローセンターに電話をかけて申込みをするという形になります。 私からの説明は以上です。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(冨田達雄君) 以上で、令和4年第5回塩谷町議会定例会を閉会いたします。     閉会 午前11時24分地方自治法第123条の規定により署名する。 令和  年  月  日        議長        署名議員        署名議員...