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  1. 那須塩原市議会 2024-06-14
    06月14日-05号


    取得元: 那須塩原市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-11
    令和 6年  6月 定例会議       令和6年6月那須塩原市議会定例会議議事日程(第5号)                  令和6年6月14日(金曜日)午前10時開議日程第1 市政一般質問   11番 星野健二議員     1.不登校児童生徒の健康診断について     2.終活について   26番 金子哲也議員     1.ぽっぽ通りについて     2.開こん記念祭の廃止について     3.長寿の湯の市の管理運営終了の検討について     4.那須塩原市の施設整備について    5番 室井孝幸議員     1.国立公園を利用した誘客と環境保全について    1番 堤 正明議員     1.長寿の湯の存続について     2.公民館等の使用料の改定について出席議員(25名)     1番    堤 正明議員     2番    三本木直人議員     3番    林 美幸議員     5番    室井孝幸議員     6番    田村正宏議員     7番    森本彰伸議員     8番    益子丈弘議員     9番    小島耕一議員    10番    山形紀弘議員    11番    星野健二議員    12番    中里康寛議員    13番    齊藤誠之議員    14番    佐藤一則議員    15番    星 宏子議員    16番    平山 武議員    17番    相馬 剛議員    18番    大野恭男議員    19番    鈴木伸彦議員    20番    松田寛人議員    21番    眞壁俊郎議員    22番    中村芳隆議員    23番    齋藤寿一議員    24番    山本はるひ議員   25番    玉野 宏議員    26番    金子哲也議員欠席議員(なし)説明のために出席した者の職氏名 市長        渡辺美知太郎  副市長       渡邉和明 副市長       藤田一彦    教育長       月井祐二 政策統括監     瀧口 晃    企画部長      磯  真 総務部長      後藤 修    総務課長      後藤明美 財政課長      福田正樹    市民生活部長    河合 浩 環境戦略部長    黄木伸一    保健福祉部長    板橋信行 子ども未来部長   粟野誠一    産業観光部長    織田智富 建設部長      松本仁一    上下水道部長    田野 実 教育部長      田代宰士    会計管理者     五十嵐岳夫 選管・監査・固定資産評価・     農業委員会事務局長 室井 勉 公平委員会事務局長 八木沢信憲本会議に出席した事務局職員 議会事務局長    高久 修    議事課長      岩波ひろみ 議事調査係長    長岡栄治    議事調査係     飯泉祐司 議事調査係     石田篤志    議事調査係     石渡大輝 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(山形紀弘議員) 皆さん、おはようございます。 散会前に引き続き、本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は25名であります。--------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(山形紀弘議員) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。---------------------------------市政一般質問 ○議長(山形紀弘議員) 日程第1、市政一般質問を行います。 質問通告者に対し、順次発言を許します。---------------------------------星野健二議員 ○議長(山形紀弘議員) 初めに、11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) おはようございます。本日は大変いいお天気で、一般質問の適切な日かなと思いますけれども、昨日の山本はるひ議員が、教育は大変お金がかかるんだというふうに言っておられました。私も大変同感でございまして、教育長が、那須塩原市の子供たちのために、ワクワクドキドキする日々送っていただくように、生徒のためにいろいろと心を砕いて、いい学校環境の整備のために尽力されていると思います。 片や市長は、その子供たちを含む11万人を超える市民の生活と、そして、今後この那須塩原市が持続可能であるまちづくりのために、一生懸命に心を砕いておられます。 市長、教育長は、予算という綱を引きながら、時にはけんけんがくがくと大変御苦労されているなとは思いますけれども、今回私の質問も、若干予算も多少考えなくてはいけないのかなと思いますけれども、どうか市長、教育長ともに、朗らかに仲良く、どうか少しでも前進していく検討をしていただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、一般質問を始めさせていただきます。 議席番号11番、公明クラブ、星野健二。通告に従いまして一般質問を行います。 1、不登校児童生徒の健康診断について。 不登校児童生徒は、生活習慣の乱れや身体的疲労の増加、体力の低下など、特有の健康リスクを抱えているのではないかと言われています。 学校健康診断の実施義務は、学校教育法第12条において、学校においては、別に法律で定めるところにより、幼児、児童、生徒及び学生並びに職員の健康の保持増進を図るため、健康診断を行い、その他その保健に必要な措置を講じなければならない。また、学校保健安全法第13条において、学校においては、毎学年定期に、児童生徒等(通信による教育を受ける学生を除く。)の健康診断を行わなければならないと定められています。 学校で行う健康診断は、健康教育の充実に役立てるという役割があり、児童生徒の健康の保持増進、健康状態の把握、健康教育等のために行われると思われることから、以下の点についてお伺いをいたします。 (1)小・中・義務教育学校における健康診断の実施状況について。 (2)健康診断当日、学校を欠席した児童生徒の対応について。 (3)不登校児童生徒の健康診断の対応はどのように行っているのか。 (4)不登校児童生徒が、健康診断を受診できるよう支援していくことは重要と考えるが、所見をお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員の質問に対し、答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 議員、ありがとうございます。市長とは予算上のことでは、先ほど綱引きというお言葉をおっしゃられましたが、綱引きを押したり引いたりしていますけれども、私個人は、市長にとても仲良くさせていただいていると思っておりますので、御心配をなくという、私個人はですけれども。 今、議員の御質問で、私は那須塩原市の子供たち一人一人のウェルビーイングを実現したいというふうに思っておりますので、今の星野議員の御質問そのものは、非常に重要な視点なのかなというふうに思っておりますので、私のほうでしっかりと答弁をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 では、1の不登校児童生徒の健康診断についてでございますが、初めに、(1)小・中・義務教育学校における健康診断の実施状況についてでございますけれども、本市の小・中・義務教育学校における健康診断は、学校保健安全法にのっとりまして、各学校で学校医と相談の上、毎年6月30日までに実施をしております。 次に、(2)健康診断当日、学校を欠席した児童生徒の対応についてでございますけれども、健康診断が複数日設定されている学校の場合は、別日で受診するなどの対応をしております。 また、腎臓検診、いわゆる尿検査につきましては、市内の他校でも検査物を受入れ可能な体制を整えている状況にございます。 次に、(3)の不登校児童生徒の健康診断の対応はどのように行っているのかということでございますけれども、保護者と連絡を取らせていただきまして、健康診断日にもし受診できる、できないようなことがある場合に、その働きかけをしっかりと行ってきております。 なお、健診当日来られないお子さんについては、学校で検査できるものについては、登校したときに合わせて、いつでも検査を行うようにしております。 最後に、(4)不登校児童生徒が健康診断を受診できるよう支援していくことが重要と考えるが、所見をとの御質問でございます。児童生徒の健康の保持増進のためには、健康診断は重要であると捉えておりますので、保護者への働きかけを引き続きしっかり行うとともに、受診できる機会を増やせるように検討してまいりたいと考えております。 答弁は以上でございます。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) 答弁ありがとうございました。教育長と市長が、仲がよろしいということで、安心をいたしました。 それでは、(1)から順次再質問をさせていただきます。 先ほど健康診断については、6月30日までに日程を調整し、学校医と相談の上、6月30日まで日程を調整しているということでございますけれども、本市におけるこの学校医の配置状況についてお伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) では、学校医の配置状況についてお答えをしたいというふうに思います。 まず、学校医さんとして入っていただくのは、まず内科医、耳鼻咽喉科のお医者さん、そして、眼科の先生、歯科医ということで、それらのドクターを学校医に指定するわけですけれども、学校の規模によりまして、児童生徒の数が少ない学校と多い学校がありますので、それぞれに1人から3人程度のお医者さんを指定させていただいているというところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) 先ほどからここについては、いろいろ内科、耳鼻科とか、1人から3人を委嘱しているということでございますけれども、学校医のいわゆる人選及びそういった期間とかはあると思いますけれども、そのことについて若干お伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。
    ◎教育長(月井祐二) これは学校が直接、このお医者さんを学校医にしたいというようなシステムではなくて、その地区の医師会のほうから御推薦をしていただいて、委嘱のほうに結びつけていくというようなシステムでございます。 委嘱の期間は2年間ということで進めてございます。 ただ、実はお医者様の専門の領域、眼科なのか耳鼻咽喉科なのかとかというその領域によっては、お医者様の数が地区内で極めて少ないという、そういう領域のものもございますので、なかなか全ての学校にそれぞれの先生方を配置するというのは、結構難しい作業といいますか、苦労も伴うことであるということは知っていていただけたらありがたいなというふうに思っています。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) 今、教育長言ったように、確かにお医者さんについては、自分の診療所のやはり患者さんもおりますし、本当に学校だけ特別に専属で見るということはなかなか難しいのかなとは思いますので、上手にというか、連携をしていただいて、今後もいい学校医さんのほうの委嘱のほうをよろしくお願いをしたいなと思います。 それで、当然健康診断を行いまして、全ての生徒が健康というか、異常がないということではないかなと思います、いろいろな方がいますので。そういった中で、生徒児童の健康診断の結果が出ると思いますけれども、その結果を保護者のほうにはどのように伝えているのかお伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 健康診断の結果でございますが、これは基本的には紙ベースの通知等で、保護者の方に必ずお戻しをするということをしております。 もし、そのお子さんの健診結果の中で、治療や再検査の必要がある場合には、病院への受診を勧めると。例えば、虫歯がありましたよ、ですから歯医者さんに行って治してくださいねというような内容の指導といいますか、保護者への連絡をすると。そうしますと、保護者の方々は、夏休みなどの長期休みなどを活用しながら、子供さんを病院に連れて行ってくださって、次の年までには、治療が進むというような形を取っているという状況にございます。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) そうしますと、保護者のほうに伝えたということで、いわゆる再検査というか、専門的なそういうところに行ってくださいよということで、それを通知して、確かに連れて行きましたよとか、行きましたよというその報告などは、学校でしっかり受けているのかお伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 先ほど保護者のほうに、紙ベースで通知を差し上げますというお話をしましたが、その中には、返信用といいますか、ドクターのほうから、このような治療をしましたというような形の学校に戻ってくるシステムというのを採用していますので、お子さんを病院に連れて行って、受診をされた場合には、それが学校のほうに必ず戻ってきて、学校としては、きちんと治療したんだなということが分かるというようなシステムになってございます。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) それでは続きまして、(2)について再質問させていただきます。 実際に健康診断を行うその日に欠席してしまう児童生徒がいるのか、お伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 学校としては、全員出席していてくれたら一番これはありがたいんですけれども、これはもちろんほかの日も含めて、欠席をしてしまうお子さんというのはいらっしゃいます。幸運にも全員出席だったという場合もあるかもしれませんけれども、基本的にはお休みの子がいることが大前提であるのかなというふうに思っています。 実は、検査項目に血液検査というのをやる年があるんですね。その日は何か、朝から子供さんたちの様子が、あまり元気がなくて、どうしたのと言うと、注射が怖いですというのも本当に。だから、学校休んだりはしないと思うんですけれども、そんな感じで、子供たちの心のケアもしながら進めているんですが、当日欠席してしまうお子さんはいるのが実情だというふうに思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) これは私の体験なんですが、正直私、あまり小学校の低学年の頃は、健康診断は好きではなかったんです。その一つの理由に、なぜかというと眼科なんですが、某眼科なんですけれども、もしかしたら教育長も受けていらっしゃるではないかなと思うんですけれども、必ず目をやって、結膜炎と言われるんですよ。その後に、兄ちゃん、顔洗ってねえなと必ず言われるんですよ、毎年。いや、顔は洗っているんだと、でも、兄ちゃん、顔洗ってねえなと。 こんなことがあったんだと、うちのに言うと、実はうちのも言われたということで。これは、女性も言われるというのは、かなりきついなと。今でいったら問題になってしまうなというぐらいで、そんな経験もありまして。 今コロナ禍で、私も前回渋りということで、質問させていただいたんですが、学校を休みやすいという言い方はないですが、休みやすいようなそういうふうになっているものですから、今、教育長が言っているようにやはり血を、痛いとかそういうところで、いいや休んじゃえというような、そんなようなことがあるのかなと思いまして、私の経験も含めてちょっと聞いてみました。分かりました。当然いると思います。 それでは次に、本市小学校では、健康診断の日を複数日程にする場合があるということで答弁がありましたけれども、この手順についてお伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 複数日設定のお話の前に、先ほどの眼科の先生のお話ですが、議員と私は、同じ中学校出身ですから、多分同じ眼科の先生にかかったんだというふうに思っておりますが、今現在の学校医のお医者様方の名誉のためにも申し上げますが、今は非常に子供さんたちに対して、紳士的といいますか、非常にソフトな対応でありますので、今はそういうことはないというふうに思いますので。 複数日設定の件でございますけれども、基本的に学校は、1日で終わればそれが一番いいわけですけれども、学校医の先生が幾らフル回転でやってみても、例えば歯科検診全員の歯の状況を調べると、もうとても1日では終わらないというようなことが想定されるときには、複数日の設定をすることになります。 また、終日とか午前いっぱい、午後いっぱいとかという形で来てくださるお医者様もいらっしゃいますし、中には、御自分の病院の午前と午後の間の、自分の病院を休診にしている時間帯に学校に来てくださって、見てくださる、それを何日もやるというようなパターンもあるので、そういう意味で、複数日設定しているところがございます。 今年度でいいますと、複数日設定している学校は、内科健診では20校、27校中ということですから20校、歯科検診が22校ですので、ほとんどの学校は複数日設定しないと終わらないという状況なのかなというふうに思っています。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) 分かりました。実際には、なかなか機械ではないので、いろいろと大変なことがあるかなと思います。 それで、もう一つ聞きたいんですが、先ほど腎臓検診のため尿検査とあります。この尿検査を市内の他校でも受け入れるという体制を取っているというんですが、このことについて、ちょっと詳しく御説明をいただければと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) この尿検査につきましては、子供さんが朝自分で尿を採って、それを学校に持ってきて、学校は、それを受け取って検査機関に出すという回収する役目だけであるということから、今日尿検査の日ですよと、おしっこ持ってきてくださいねと、それで完了なんですけれども、もしその日、持ってこられなかったお子さんがいる場合には、他校の検査日に合わせて、その尿を持っていくと、そこから検査機関に行って、最終的には、自分の学校に検査結果が戻ってくるという形になるので、あくまでも学校は検体を回収する機能だけを行っているので、他校での回収も可能であるというふうに御理解いただければありがたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) 分かりました。健康診断といっても、いろいろな検査がありますから大変で、私もちょっとマイナス的な思考で、何で尿検査は他校でも受け入れるようにしているのかなと思ったんですが、もしかしたら、いろいろそういうふうに持っていって、いろいろいじめの一つの原因になるようなそういうこともあるで、そういうところもいろいろ絡めながら、他校でも受け入れるようにしているのかなというふうにはちょっと思ったんですけれども、今、教育長のお話を聞いて、確認させていただき分かりました。 それでは次に、小中学校での健康診断の受診率はどのようになっているかお伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 受診率ということでございますので、まず、基本的に子供たちが健康診断として受ける項目というのが、大きく分けて8項目ございます。 1つ目が身長と体重、これは肥満度という形で表してしまうんですけれども、身長と体重の計算で肥満度を出していくという形になるんですけれども、これが1つ目。2つ目は内科、3つ目が視力、4つ目が聴力、5つ目が歯科、6つ目が結核、7つ目が心臓、8つ目が今あった腎臓検診といいますか、尿検査。この8項目でございます。 この8項目のうち、令和5年度の7月現在、法律で6月末までに行うというふうになっているので、7月の段階での受診率というのを出してあるんですけれども、小学校の場合、健康診断の受診率は、8項目全て98%以上というふうになってございます。これが100でなければいけないんだと思いますけれども、現状98%以上。 中学校の場合は、例えば歯科検診ですと94%、内科は95%、聴力は96%、尿検査は97%、それ以外の項目につきましては98%以上ということですので、一番落ち込んでいるのは、中学校のほうの歯の検査が、ちょっと受診率が低いのかなというところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) 自分が思ったよりも高い確率で健康診断を受けているなということが確認をされました。 それは、健康診断の受診率、学校によってはこの受診率に差があるのかどうかお伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 議員御指摘のように、学校間での差ということにつきましては、若干の違いはあるというふうに申し上げなければならないと思いますが、ただそれが非常に大きな差なのかというとそんなことはございません。ほぼ同じような状況ですけれども、若干の差はあると。 各学校は、先ほど6月末までに終わらせなければならないというふうに申し上げましたけれども、7月になったら、ではもう働きかけはしないのかということは全然なくて、その年度が終わるまで、保護者の方、本人に対して受診を勧めていくように、ずっと継続的に働きかけは行っているという状況にございますので、御理解いただければと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) 分かりました。いろいろ先生方御苦労されて、保護者のほうに働きをかけて、受診率のほうも高い受診率で行っているということが確認できました。 それでは、(3)と(4)につきましては関連がありますので、一括して再質問をさせていただきたいと思います。 保護者と先ほど連絡を取りながら、受診をできるように働きかけているということでございますけれども、保護者のほうと連絡のときに、例えば健康診断に対して要望とか、こうしていただきたい、こうやって困っている、そのような相談事は受けているのかどうかお伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 不登校の子供さんの保護者の方との学校とのやり取りというのは、これは非常に頻繁に綿密に行われております。勉強のこと、家での生活のリズムのこと、食事のこと、様々なことを常に話合いをしていますので、そういう中で、健康診断がまだ受けることができていないというような状況があれば、それも話題に必ず上っているというふうに思います。 その中で、では、子供さんは、いつのどういう状況だったら学校に来て、健康診断を受けられるのかという相談をしますので、例えば夕方の時間帯だったら、ほかの子供さんたちがみんな下校して、先生方しかいなくなった学校になら行けますよというお子さんいらっしゃるので、そういうお子さんのために夕方の時間を設定して、そこで健康診断やれる、学校としてやれるものについては行うみたいな形で、どうにかして先ほどの8項目を一つでも多く受診できるように進めているというふうに思っていただければ。 また、学校では行えないものについても、学校医さんがこういうところの先生だから、そこに行ってくださいね、予約取りますかというようなことも、それぞれに相談をしているというふうに認識しています。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) それでは、先ほど登校したときに合わせて、いつでも検査を行われているという答弁がございました。そのときに、学校医は立会っておられるのかどうか、お伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) その登校したときに行えるものというのは、先ほど私が申し上げた8項目の中で、いわゆる身長、体重、これは保健室にいつでも身長計と体重計はありますので身長、体重。それから視力、聴力、この3つについては、学校でいつでも対応できますので、これは学校に来たときにやる。ですから、そこに学校医さんはいらっしゃいません。 それ以外の、先ほども申し上げた3つ以外の5つの項目については、学校医さんの立会いといいますか、学校医さんがいるところでしかできないものでございますので、これは学校医さんのところ、病院に行ってもらったりして、受診を勧めているという状況にございます。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) そうしますと、不登校児童生徒の健康診断を、学校外で受けることが可能なのかどうかお伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) これはやはり原則そのお子さんが在籍している自分の学校で受けるということになりますので、先ほど申し上げた3つの学校の中で行える健康診断については、自分の所属している学校、自分の学校で基本的に行っていただくというふうになっております。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) 基本的には学校で受けてもらうということでございましたけれども、先ほども教育長のお話で、どうしても5項目についてはなかなか学校ではできないので、健康診断ができなかったということで、学校医と相談の上に、病院で検査する場合もあるという答弁がございました。その場合の検査費用は、市が負担するのかどうかお伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 議員おっしゃるとおり、そこの部分につきましては、法律で決められているものを、市の教育委員会として、学校と協力しながら進めている内容でございますので、学校医さんのところに行って、受診したといいますか、検査を受けたものにつきましては、市のほうで負担をしてございます。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) それでは、確認ですけれども、今、学校には養護教諭がおられると思うんですが、本市の今現在の各小中学校の養護教諭の配置状況についてお伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 養護教諭は子供たちの健康を守る重要な役割を持っておりますので、必ず全ての学校に配置をされておりまして、基本的に各学校には1名でございますけれども、本市の場合には、児童生徒数が非常に多い学校がございますので、大山小学校、西那須野中学校、三島中学校は、我々の世界で複数配置という言葉を使うんですが、2名の養護教諭が配置をされていて、子供たちを手厚く健康の管理ができるように、体制を整えているところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) そうしますと、8項目のうちの5項目については、学校医が立会いの下で行う。そのほかについて身長、体重とか、そういった学校でできる検査については、誰が行っているのか。担任か養護教諭か、誰が行っているかお伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) 学校で行われる健康診断のコーディネートをするのは養護教諭の役目ですので、健診当日も全て養護教諭の差配といいますか、コーディネートで進めてまいります。 そして、例えば不登校のお子さんが学校に来てくれたときに、じゃ、健康診断やろうねというときには、基本的には養護教諭が中心になって行いますけれども、そこにはもちろん担任も含めて多くの先生が関わって、じゃ、先生が視力測ってあげるから、右とか左とか上とかと言ってねなどと言って、これは特にその検査をするための免許状みたいなのは必要ございませんので、できるだけ多くの人間が関わって進めてまいりますけれども、養護教諭が中心となって行うというような状況であります。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) これはあるところがちょっとアンケートを取ったんですね。不登校児童の225人に対して、健康診断を毎回受けているというふうに答えた方は1割、受けたときと受けなかったときがあるというのが3割、ほぼ受けなかったという人が4割あるというデータがございます。 確かに不登校児童生徒の方がなかなか学校に行けない。それでかつ、では健康診断で行けるかといったら、それはちょっと難しいのかなとは思います。 ただ、先ほども前文で申し上げましたように、生徒たちの健康診断を行わなければならないし、生徒たちの健康を保つ意味でも、やはり健康診断はしっかり年1回受けて、これはやっていかなければならないのかな、どんな生徒児童であってもと思いますので、そういうところで、これからはちょっと提案になるんですけれども、大阪府吹田市では在籍校での定期健康診断を受診できなかった場合、学校医または学校歯科医の診療所等で行う健康診断を受けることができるようにしているそうです。また、当然検査費用も全額補助をしているということでございます。これは東京の大田区も同じように学校医の診療所で受けるようです。 こういうふうに本市でも、どういう形の児童生徒であっても、健康診断を受けられる体制をつけることが大切かなとは思います。 そこにまた吹田市では、学校医の何人かいるんでしょうね、大きい市ですから。学校医でしているどこの病院に行ってでも受けられるという、学校医の人たちが協力をして受けているということでございます。 ただ、当然いつでもといっても、条件としては、7月から9月末日までのこの期間内に予約をすれば、学校医の診療所で受けられるという事業を行っているそうです。 これをやりました昨年は、受診をしていない人の2割の157名の生徒児童が、この学校医の病院で受けたというふうな結果が出ているようでございます。 確かに本当に不登校児童生徒の方は、健康診断だけで今の在学校に行くというのは、いろいろな意味でなかなか難しいのかなとは思いますので、こういったもし病院のほうに足を向けて、健康診断を受けるんであれば、そういった窓口も開いていくことも必要かなと思います。 また、もう一つですけれども、私の提案で、養護教諭の方、今、教育長さんから答弁があったいわゆる基本的には在学校で健康診断を受けるというふうになっていますけれども、もしできることならば養護教諭の先生方と協力をして、在学校でなくても、もしかしたら元いた小学校のところでも受けられる、そういったような協力体制なども、今後検討して、できるだけ不登校の生徒児童が本当に少しでも前向きに、そして健康診断を受けて、何かのきっかけでまた一歩前へ進む勇気が出れば、健康診断によってですけれども、ありがたいのかなと思います。 最後に、本市の児童生徒の健康について、今後というか、これからのことで、もし教育長のほうから所見があればお伺いしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(月井祐二) ありがとうございます。 先日の山本議員の御質問への答弁でも申し上げましたけれども、私は心身ともに豊かで幸せである状態が続くウェルビーイングこそが、教育の土台であるというふうに考えております。那須塩原市の子供たち一人一人が、全員が、誰一人取り残すことなくウェルビーイングの状況になってほしい、そのように願って、日々教育行政を行っているわけですけれども、そのウェルビーイングの状態にするためには、まず第一義的に土台になるのは、健康だというふうに思っています。 健康な体があって、その次にウェルビーイングな状況を続けていくようになれるんだろうなというふうに思っていますので、我々大人が、子供たちの健康を守り抜くという強い意志をもって進めていく必要があると思いますので、先ほどの議員の御提案も含めて、一人でも多くの子供さんが、健康診断をきちんと受けられるように、体制を整えていきたいというふうに思っています。 実は、健康診断そのものを受けていないお子さんのこともすごく心配なんですけれども、健康診断を受けたとして、子供さんたちに、親御さんに健診結果を返して、治さなければならないところがあるんですよというのが分かっているのに、いわゆる治療といいますか、通院が遅々として進まないという御家庭もあります。それが、ネグレクトのような形になってしまっては、非常にゆゆしきことだなというふうに思っているんですけれども、そういう治療が進まない御家庭についても、きちんとウオッチしていく必要があるというふうに思っていますので、そんなことも含めて進めてまいります。 ただ、子供たちだけではなくて、先生方もウェルビーイングである必要があるんですが、先生方も人間ドックに行って、検査結果が戻ってきたのに再検査に行かないとか、そういうのもあるので、厳しく校長先生方を通じて、再検査に行かせてくださいとお願いしているんですけれども、なかなか行かない先生がいるんです。議員の皆さんは大丈夫なんでしょうかね、行っていらっしゃるのか分かりませんけれども。 子供たちの健康をしっかり守っていきたいというふうに思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) ありがとうございます。 今、教育長からお話をいただきまして、本当に那須塩原市の子供たちの健やかな身体ということで、市長をはじめ教育長、また教育部の皆様、そして学校の校長先生と養護教諭の先生方のまたさらなる御尽力で、どうか那須塩原市の未来ある子供たちの健康を守っていただくようお願いをいたしまして、この項の質問を終わります。 続きまして、2、終活について。 日本は世界でも有数の長寿国となりました。厚生労働省によると、平均寿命は男性が81.05歳、女性が87.09歳に達し、また、同省の発表によると、100歳以上の方は9万人を超えています。超高齢社会の進展に伴い、単身高齢者の孤独死、認知症患者の増加、空き家問題、相続トラブルの増加など様々な社会問題がクローズアップされるようになりました。 このような状況の中で、高齢者は、自分の人生の最後は自分で決めたい。また、家族からは、相続など、亡くなった後のことを決めてほしいなどというニーズが強くなってきています。 そこで、高齢者が今までの人生を振り返り、これからの後半期の生き方を展望するとともに、万が一のため、家族に伝えておくべきことを整理しておく終活の重要性が増してきたと思われることから、以下の点についてお伺いをいたします。 (1)65歳以上の高齢者世帯数及び単身高齢者世帯数について。 (2)終活の相談に対する対応について。 (3)これまでの本市の終活支援について。 (4)今後の終活支援の取組について。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(渡辺美知太郎) これまで教育長とのやり取り聞いておりましたけれども、月井教育長は、本当にコロナが、ちょうど4月のときに、全国一斉休校になるか否やのときに来てくれて、本当に徹夜で、子供たちの学校の登下校をどうするんだとか分散勤務とか、もう本当に着任早々、毎日徹夜をして考えていただいたんですけれども、その後、全国的にやはり首長の給料も削ったほうがいいんではないかということで、徹夜をたくさんしたにもかかわらず、給料3割カットしてしまって、大変申し訳なかったと思っておりますけれども。 そういった最初の頃に、本当に一生懸命やっていただいて、私も非常に信頼をしている教育長であります。 ウェルビーイングの話ございましたけれども、今御質問いただいている終活も、高齢者の方のリタイアされてからの生活、これもやはりウェルビーイングだと思うんですよね。 昭和の頃みたいに物や金がある時代であれば、ある程度それで代替できたわけですよね。見舞金だとか、いろいろなものを作ったりとかして、シルバー世代はただでいけますよとか。それはある程度、代替はできたと思うんですけれども、やはり今、少子化であったりとか、リソースも限られてくる。どんどん地域がシュリンクしている中で、どうやって物、金ではなくて、本当の意味でのウェルビーイングを過ごしていただく。これはどの世代にも当てはまるようなとても重要なテーマだなというふうに思っております。 答弁に入りたいと思うんですけれども、まず、65歳以上の高齢者世帯数と単身高齢者世帯数についてでありますが、令和2年度国勢調査では、本市の65歳以上の高齢者世帯9,648世帯であります。内訳、高齢夫婦世帯数が4,770世帯、単身高齢者世帯数が4,878世帯です。 令和2年国勢調査における本市の高齢化率は28.4%で、全国平均よりやや低い。全国平均は28.8%でありますので、この時点では平均を一応下回っているということであります。 ただ、令和6年5月1日の推計では、29.5%となっておりまして、上昇傾向にあります。もちろん全国平均も上がっているんでしょうけれども。 やはり今ここで、しっかりと対策をつくっていかないといけない。これが30%とか40%だ、50%になってしまうと、どうしようもなくなってしまうので、今この時点で、しっかり考えていかなけれがいけないと思っています。 (2)の終活の相談に関する対応。 終活について相談があった際には、地域包括支援センターなど関係機関の案内やエンディングノート作成の提案をすることで対応しています。 3番、これまでの本市の終活支援でありますが、自治会であったり、生きがいサロンなどの要望を受けまして、介護予防教室では、初めての終活講座入門を実施しています。那須塩原市オリジナルのエンディングノートを配付して、どのように書けばいいのかなとか、記入方法の説明を行っています。 今後の終活へ取組でありますが、老後生活の自立や相続など、相続が非常に増えておりますので、そういったトラブルを減らす意味もありまして、高齢者の方が終活について関心を持っていただけること、なかなか家族からは言いづらいこともあると思うので、そういった終活について興味持っていただけるように、取組は非常にだというふうに思っております。 関係機関とも連携をして、生きがいサロンであったり、それから地域の通いの場での周知啓発を図って、介護予防教室を活用して、積極的に終活について説明をして周知をしていって、トラブルを減らしていく。それから、高齢者御自身の、シルバー世代御本人のウェルビーイングも考えていきたいなというふうに思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) 市長から答弁をいただきました。 関連がありますので、一括して再質問をさせていただきたいと思います。 先ほどの国勢調査で、高齢者世帯約9,600以上ということで、そして高齢夫婦が4,700、その半分が単身高齢者世帯の4,800ということでございますけれども、ここ10年間において単身高齢者世帯の推移についてお伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 国勢調査、こちらにおけるデータによる単身高齢者の世帯数でございますが、まず平成22年、こちらが2,870世帯、平成27年3,767世帯となっておりまして、平成22年から令和2年までの10年間、こちらで2,008世帯ほど増えている状況下でございます。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) 2,000世帯を超える10年間で増えたということで、ちょっと聞いてびっくりしたんですけれども、そんなに単身高齢者の世帯が増えているのかということで。本当に家族形態が変わってきたんだなというのを感じます。 続きまして、終活についてはどのような相談を受けているのかお伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) それでは、どのような相談を受けているのかということでございますけれども、独り暮らしの高齢者の方から、自分が亡くなった後の葬儀ですとか、あとは不動産の手続、相続関係、そういったことについての相談、そういったものを受けることがございます。 また、先ほど市長のほうからもお話がございましたけれども、いわゆる終活に取り組むための相談の中でのエンディングノート、そういったものの相談ということもございまして、そういった案内もしているところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) そうしますと、2の相談に対して、地域包括支援センターなどと、また関係機関という答弁がございました。この関係機関とはどのようなところが相談を受けているのか、お伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 関係機関ということでございますけれども、まずは社会福祉協議会でございます。それから、那須地区在宅医療・介護連携支援センターというところがございますので、そちらについても相談を受けているということのほか、民間企業、そういったところでも終活支援を行っていると。そういうことについて、うちのほうでは把握をしているところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) そうしますと、(3)で終活支援について、本市では終活講座入門を実施しているという答弁がありましたけれども、この終活講座入門はいつ頃から開催しているのかお伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) いつ頃から実施をされているのかということでございます。令和3年度から介護予防教室で、ACPって知ってますかという、そういった名称で実施をまず初めております。 それから、今年度から終活に関する周知、こちらを図るために、初めての終活講座入門ということで、変更して開催をしているところでございます。 実施状況等につきましては、令和3年度につきましては3回で70名、令和4年度1回で10名、令和5年度5回で103名の参加があったところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) そうしますと、初めての終活講座入門、これの5年度の5回103名ということで今お話がありましたが、これでどのような団体を対象に行ったのか、お伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) どのような団体ということでございますが、令和5年度実施しました講座、こちらの対象、こちらにつきましては、生きがいサロンで3回、高齢者の高齢者学級で1回、民児協の高齢者部会で1回ということでございますので、民生委員であったり、それから、市民全般の高齢者、自治会等の高齢者ということ、そういったところの方に実施したということでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) じゃ、その講座の講師はどのような方がされたのか、お伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 講師につきましては、市の保健師が行っているところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) その保健師は、この終活講座を専門に行っている方なのか、お伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 講師を担当している保健師でございますけれども、これは高齢福祉課の職員ということでございまして、終活が専門ということではございません。こちらについては、毎年県などが開催する研修、そういったものを受講することによって、この終活支援に関する知識の習得、こちらに努めている、そういったところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) 分かりました。 そして、先ほども市のオリジナルのエンディングノートを配付ということでございました。この市のオリジナルのエンディングノートの作成部数、または、そのうちの何部配付されたのか、お伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) エンディングノートの作成につきましては、市がデータを作成をまずいたしまして、必要に応じて随時内部の印刷をしているところでございます。 これまでの配付部数、これは60部ということでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) 市のエンディングノートはいつ頃作成されたのか、お伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) こちらにつきましては、令和6年3月に作成をしまして、それ以降実施された講座などで活用、配付をしているところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) すみません、このエンディングノート、私もちょっと見させていただきました。中ざっと見たんですが、大変中身もよく考えられてできていると思うんですけれども、ちょっと見た感じ、実はこれ市で独自で作ったと思うんですけれども、普通のコピー用紙で、ホッチキスを止めて、そして、つくられているという拝見をして、いろいろ自分の人生のいろんな趣味とか、そういったいろんな大事な書き込み、そして、保管をしていくエンディングノートとしては、ちょっとあれかなと思いまして、できることならば、予算を組んでいただいて、このエンディングノートをきちっと、中には何年、何十年と保管するノートになると思いますので、ぜひとも、御予算を組んで、すばらしい那須塩原市のオリジナルのエンディングノートをつくっていただきたいと思いますけれども、どうでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
    ◎保健福祉部長(板橋信行) 確かに急場の対応ということもございまして、現状では内部印刷というころで、議員が今示していただいたような形のものでなってございます。 確かに議員おっしゃるとおり、こちらについては、しっかり製本して、長く使っていただける、そういったものにしていきたいと考えておりますが、これについては、予算協議をさせていただきながら検討してまいりたい、そのように考えているところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) よろしくお願いしたいと思います。 終活を始められない主な問題としては、何から手をつけていいのか分からないとか、専門的なことや進め方の順序が分からない等挙げられております。社協などと協力して、終活の相談窓口を設置してはどうかと思いますが、御意見をお伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 終活に関するニーズがなかなか高まっていかないというのは、議員がおっしゃるとおり、手順が分からないという問題、こちらがあるのかなと、そういうふうに考えているところでございます。それで、市のほうでも、関係機関と連携しながら、適宜そういったことを話し合い、そして、相談に応じる体制、そういったものを整えていくことが重要である、そういうふうに考えているところでございます。 また、相談体制を整備するというのは、今すぐというわけにはいきませんけれども、検討はしていきたいと考えているところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) 先ほど終活に対して、さほど、本市としてはそんなに相談件数がないということで答弁されましたけれども、実際にはどれくらいの相談件数があったのか、お伺いをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) それほど確かに多くのものはありません。大体5年度で5件程度ぐらいのケースでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 11番、星野健二議員。 ◆11番(星野健二議員) 昨年、1年前ちょうど、6月議会で、うちの田村議員が横須賀市のエンディングプラン・サポート事業とか、終活情報登録伝達事業というのを紹介をされて、ぜひ検討していただきたいということで、田村議員のほうからありました。本当に私も、この横須賀のエンディングプラン・サポート事業とか終活情報的伝達事業、この先進的なサポートをぜひとも本市でも取り入れていただきたいなと思います。 まだ、本市としては、今先ほど部長からあったように、そんなに相談件数はないと言いますけれども、実は、一人身の身元が分からない方の死亡というのは、昨年で約1万2,000人の方が身元は分からない方が引取りのない方があったということでございます。これは国も本当に本腰を入れて取り組んでいくべきだなと思いますけれども、先日もニュースでありました。大都市では、身元の分からない方の死亡が大変ここ10年間で5倍に増えているということで、本当に国でもちょっとこれを調査するということで、取り組んでいくということで、またこれのいわゆる処理というか、埋葬、火葬、そういったものに自治体の予算がかなり使われているということでございます。必ず、今本市ではさほどそんなに相談はないと思いますけれども、必ずこの社会現象は、地方のほうにも、必ずこの終活というのは、就活に対する問題は出てくるかなと私は思っております。どうかぜひとも、今第9期の高齢者福祉計画の中では、この終活は取り上げられていないんですが、この次、ぜひ10期をつくる、計画をつくるときには、終活に対してもちょっとしっかりと取り組んでいただいて、計画のほうにしっかりと乗せることを要望いたします。 いずれにいたしましても、那須塩原市の市民の方が最後まで安心して人生を全うできるよう、本市のフォローをよろしくお願いをいたしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(山形紀弘議員) 以上で11番、星野健二議員市政一般質問は終了いたしました。 ここで休憩いたします。 会議の再開は午前11時15分です。 △休憩 午前11時01分 △再開 午前11時15分 ○議長(山形紀弘議員) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------- △金子哲也議員 ○議長(山形紀弘議員) ここで皆様に申し上げます。26番、金子哲也議員より、市政一般質問の際に資料を提示したい旨の申出がありましたので、これ許可いたしました。 26番、金子哲也議員。 ◆26番(金子哲也議員) 先ほどの星野議員の一般質問と違って、私は市長に向かってどんどん迫っていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。 地元西那須野から出た渡辺美智雄先生が、勇気と真心を持って真実を語れという名言を残しています。勇気と真心を持って真実を語れと。プーチンや習近平ほどではないにしても、市長の周りにはイエスマンがとても多いように思います。市長に物を申す人がとても少ないと感じられます。 先日、私は市長にお会いした際に、これからは市長に対して鬼になるぞと宣言いたしました。本日の一般質問の多くが、市長に対する質問です。覚悟して答弁をお願いいたします。 26番、金子哲也です。 1番、ぽっぽ通りについて。 ぽっぽ通りを花で満たす取組を始めてから3年目に入りました。3キロの散策道には、いよいよ全区間にわたって、パンジーを中心にスイセン、チューリップ、アグロステンマ、ペチュニア、ケイトウ、ベゴニア、ガザニア、デイジー、ネモフィラなどの花が咲きそろうようになりました。6月にはバラの花も咲き乱れていて、散歩する人たちを楽しませ、感動させています。 この車の通らない安全な散策道は、めったに得られない財産であり、より有効に生かさない手はないと思います。 さらに、市の一大観光拠点にしていきたいと考えています。市はこれを理解し、注目してほしいことから、以下の点について伺います。 (1)公衆トイレについて。 ①乃木緑地のトイレの洋式化はできないか。 ②乃木緑地のトイレは拡大できないか。 ③障害者が大勢散策するので、多目的トイレが造れないか。 (2)3キロにわたる散策道なので、雨宿りができる場所ができないか。 (3)3キロにわたる花壇なので、水やり用の水道蛇口が造れないか。 (4)ぽっぽ通りを知らない人のため、付近に案内の看板をつけられないか。 (5)ぽっぽ通りの2キロ地点からの水路に水を流すことができないか。 (6)ぽっぽ通りにいくための駐車場をあと2か所増やせないか。 (7)まちおこしの拠点にするために地域おこし協力隊を採用できないか。 (8)ぽっぽ通りを公園にすることを目指せないか。 ○議長(山形紀弘議員) 26番、金子哲也議員の質問に対し答弁を求めます。 建設部長。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 建設部長。 ◎建設部長(松本仁一) 金子議員のほうから、市長に対する質問というところで先ほどお話がありましたが、まずはぽっぽ通り所管します建設部長、私のほうから答弁させていただきたいと思います。御了承いただければと思います。 まず、(1)の公衆トイレにつきましてですが、①のトイレの洋式化、それから、②のトイレの拡大、それから、③多目的トイレの設置、こちらにつきましては、関連がありますので、一括してお答えさせていただきたいと思います。 乃木緑地のトイレにつきましては、老朽化の対応といたしまして、更新工事、こちらを予定しているところでございます。今年度におきましては、設計業務委託、こちらのほうを予定しておりまして、その中で、ただいま御質問にありましたようなトイレの仕様などについても検討していくというところでございます。 次に、(2)の3キロにわたる散策道なので、雨宿りできる場所ができないかということについて答弁をさせていただきます。 ぽっぽ通りにつきましては、市道西朝日町・石林445号線としまして、道路法に基づき認定されている市道となっております。雨宿りできる場所の設置につきましては、道路の維持管理上の必要性、こちらなどを踏まえながら設置の要否を検討するというところでございます。 なお、道路上に建築できる建築物につきましては、建築基準法の規定によりまして、巡査派出所など公益上必要な建築物に限られるというところがございます。 続きまして、(3)の水やり用の水道の蛇口の件、それから(5)の水路に水を流すこと、それから(6)の駐車場の件、それから、(7)地域おこし協力隊の採用の件、こちらにつきましてはこれまでにも答弁させていただいた経過がございますので、一括で答弁させていただきます。 まず、水道蛇口の設置につきましては、ぽっぽ通り沿いの乃木緑地に水道が設置されておりますので、そちらのほうを御利用いただきたいと考えております。 次に、水路に水を流すこと、こちらにつきましては、当初の水源に水がなく、再度水を流すためには、新たな水源の確保でありますとか、付属設備の整備が必要であるため、現状では難しいと考えているところでございます。 次に、駐車場につきましては、市道乃木参道線に、市営の乃木駐車場がございますので、そちらのほうを活用いただきたいと考えております。 最後に、ぽっぽ通りをまちおこしの拠点にするための地域おこし協力隊の採用、こちらにつきましては、現在は採用の考えはないというところでございます。 (4)ぽっぽ通りを知らない人のために、付近に案内看板をつけられないかについて答弁させていただきます。 ぽっぽ通りの案内といたしましては、現在西那須野駅東口に木製の道標を設置しているところでございます。追加の設置等につきましては、今後それらの更新時期などに合わせて検討するというふうに考えているところでございます。 最後に、(8)ぽっぽ通りを公園にすることを目指せないかにつきまして答弁させていただきます。 ぽっぽ通りは市道でありまして、沿道には、ぽっぽ通りとの接道により建築が許可された建築物もあるところでございます。道路法の認定を廃止いたしますと、既存の建築物が既存不適合の建築物となってしまうことから、道路法の認定を廃止、公園にすることはできないものというふうに考えているところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 26番、金子哲也議員。 ◆26番(金子哲也議員) 再質問いたします。 (1)については、今まで何度もぽっぽ通りの質問をしてきましたが、今年度トイレに関して、設計委託業務を予定して検討してくれるという答弁でした。こういう答弁は本当にもう三、四回やっている中で初めてだったので、本当に期待しております。しっかりと検討していただきたいと思います。 ぽっぽ通りは外国人も多く通るし、車も走らないことから、障害者の散策も多く見られます。3キロの道のりの中でトイレの改善は必須なことと思われます。先日はインド人が、花植えボランティアをしながら、インドカレーを5人前も持ってきてくれて、御馳走してくれました。国際色も非常に豊かになっています。アジア人も、それから、欧米人も大勢の外国人が散策していきます。トイレの改修は必須だと思われます。今年度今すぐにも欲しいところですが、次年度の予算をつけてからということなので、ぜひともよろしくお願いいたします。 (2)に入りますが、雨宿りに関して、やはり3キロの道のりなものですから、急に雨が降ったりすると、ちょっと雨宿りをする場所がなくて、困る場合があるんですね。乃木緑地公園のところに藤棚がありまして、それを少し工夫をして、そんなにお金をかけなくても、簡単なちょっと雨宿りができる、そういうものを造れば、本当にあそこを散策する市民が助かると思うんですね。本当に今は急な天候の変化も多くなっています。ほんの少しの工夫でこれはできると思いますので、ぜひこれ検討していただきたいと思います。 それで、(3)に入ります。水道は1か所だけ乃木緑地のところにあるんですけれども、何しろ3キロの道のりなものですから、端から端まで水やりをするのはものすごく大変なんですね。水を大きな水桶に入れて、手押し車で運んでいくんですけれども、やっぱりそれはかなり重いし、それから時間もかかるし、ほんのちょっと工夫すれば、制水弁が大田原よりのところに引いてあるんですね。やる気になれば明日にでもできるじゃないかと思われます。道路といっても花壇の中ですから、本当に簡単にできるものだと思います。何か水道を引けないわけがあるのかなと逆に考えてしまいます。ぽっぽ通りに水が来ているんですから、水道の蛇口の一つぐらいは引けると思うんですが、何か引けないわけでもあるんでしょうか、お伺いします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 建設部長。 ◎建設部長(松本仁一) これまでも、水道蛇口の件、答弁させていただいているところかと思いますが、先ほど申し上げましたとおり、道路維持管理としての必要性などを考えた上で、先ほどの水道蛇口に限らず、それ以外の御要望いただいているような施設などについても、考えていくというところでございます。なかなか水やりのためというところの理由というところじゃなく、道路の維持管理全体を考えてというようなところになろうかというふうに考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 26番、金子哲也議員。 ◆26番(金子哲也議員) これから、夏場非常に暑くなる。そういう中で、相当大変な作業になりますので、これはぜひとも検討していただきたいという、これはお願いで次に移ります。 (4)案内板のことですが、観光客や最近越してきた人にとっては、どこがぽっぽ通りが分からないで、知らずに通り越してしまいます。ちょっとした看板や標識があれば、えー、こんなところにぽっぽ通りがあったのかと分かってもらえます。1回通ってくれたら、やみつきになるとなること間違いなしです。追加の標識を検討とのことで、それはもうぜひよろしくお願いします。何か所かそういう場所がありますのでね。 特に乃木参道のところは、あれだけぽっぽ通りのところと交差しているんだけれども、何の標識もないので、大勢の人が通りながら、分からずじまいの人は多く見られます。ぜひこれは検討して実行していただきたいと思います。 (5)に移ります。これは水路のことですけれども、2キロのところから大田原に向かって水路ができているんですね。それで、答弁では新たな水源の確保や附属施設の整備が必要なために難しいという答弁でしたけれども、水のまちの那須塩原市で水源の確保が難しかったら、どこの町がそれをやれるんですかね。疏水の郷を誇る当市が水の確保が難しいなんて言ってほしくないんですよ。現地を見たら、水路はもうきちっとできているし、水水揚げの設備もできているし、ちょっと修理するだけで、市民をどれだけ喜ばせるか計り知れません。夏など、小さな子供たちが水遊びをする姿が目に見えるようで、それだけでもまちが本当に明るくなります。こんなすごい財産をなぜ生かそうとしないのですか。市長、しっかりしてくださいよ。市長の一言で、死んでいる財産が市民にどれだけ役立つか計り知れません。若い市長だからこそできることですよ。市長は当然見てくれていると思うんですが、こんなすばらしい水路を造っておいてくれた先人に感謝しきれないですよ。水が流れたら、ぽっぽ通りの魅力は倍化します。これを生かさなかったら、市長の魅力は半減しますよ。市長ぜひ検討してください。市長の一声をお願いします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(渡辺美知太郎) 私は昭和57年生まれで、ちょうど金子議員の半分の年齢でございまして、非常にいつも敬意を表したいなというふうに思っております。 私は、生まれは東京ですけれども、よく祖父の家に遊びに行って、ぽっぽ通りよく遊びに行きました。西那須野、朝日町、今西朝日ですけれども、当時朝日町でしたけれども、自転車に乗って、ぽっぽ通りに入って、大田原の祖父のお墓のある光真寺まで、度々使わせていただいて、まさか、でもこの後私が市長になって、ぽっぽ通りの質問をいただいて、私が答弁するなんて夢にも思わなかったんですけれども、それぐらい私個人にとっても、ぽっぽ通り、非常に思いがあります。 水の話をされていましたが、私は、私事ではありますけれども、土地改良区の今理事長もさせていただいておりまして、那須疏水であったりとか、様々な水に関する仕事もさせていただいております。 ただ、一方で、今非常にインフラ老朽化している。そして、各地域で改修を迎えているということでありまして、本当に水道管1本通すのだけでもかなり大変であって、浄水場の改修もしなきゃいけない。こちらについても、何十億という金額がかかる中で、もちろんそれは、ぽっぽ通りであったりとか、そういった魅力もよく分かってはいるんですけれども、そこに関しては、しっかり計画をつくっていく必要があるなというふうに思っておりますし、議員が毎回ぽっぽ通りの話をされますので、多くの職員、幹部職員もそうですし、現地に赴いて、議員の取組しっかり見ておりますので、引き続き御指導いただければなというふうに思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 傍聴人の方に申し上げます。地方自治法及び那須塩原市議会傍聴規則の規定により、傍聴人は傍聴席にあるときは静粛を旨としなければなりません。私語、拍手等は厳禁とされておりますので、これを守るようにお願いいたします。 なお、議長の命令に従わないときは、地方自治法の規定により退場を命じますため、念のために申し上げておきます。 26番、金子哲也議員。 ◆26番(金子哲也議員) 市長から、もしかしたらこれ検討してくれるかなという感じの答弁をいただきました。ぜひともね、これは、市長本当にこれやらなかったらもったいないですよ。こんなすばらしい水路ができているんですから、本当にこれぜひ調査して、そして、検討してください。しかも、西那須野には、後から質問でやりますけれども、施設の建設がほとんど今まで合併後なかったという今度質問しますけれども、黒磯の10分の1か、いや、100分の1ぐらい、西那須野にもぜひ予算を組んでください。これをお願いして、(6)に移ります。 (6)番は駐車場ですけれども、ぽっぽ通りを生かすのには、どうしても専用の駐車場が必要になってくるんですね。どこに止めるんですかという連絡が入ります。ボランティアの人たちでさえ、駐車場は今はないんですね。近所の家に頼み込んで、駐車させてもらっています。ともすれば問題になりかねないようなぎりぎりでやっているんですね。周りに幾らでも駐車場候補地があるんですから、安く借りるなり取得するなりして駐車場を造るべきです。近隣地元の人だけでなく、多くの市民が散策を楽しめます。ぜひこれは調査していただきたい。時間がないので、これは要望にしておきますが、専用駐車場ができたら、観光客は今の5倍以上増えると思います。急激に進展していくと思われます。今なら予算もあまりかけないでできるような場所が幾つもあるんですね。ぜひこれは検討していただきたい。 (7)に入ります。地域おこし協力隊のことですが、単にぽっぽ通りのためだけでなくて、那須塩原市の緑、それから、花、これを大切にするまちにするために、地域おこし協力隊は3年間の任期があるんですが、ぜひ花と緑を一身に考えて行動する地域おこし協力隊が必要だと思うんですね。ふるさとづくりにも、地域づくりにも、それからUターン、Iターンづくりのためにも、緑と花のための地域おこし協力隊は急務です。自然環境に詳しい政策統括監にぜひ力を貸してもらいたいんです。もっともっと花や緑を大切にして、生活を豊かにしていこうではありませんか。もっともっと市内に花や緑を豊かにしていこうではありませんか。 よそのまちを視察してくると、緑と花の豊かなまちがたくさん見受けられるんですね。それこそ緑の窓口があるんです。我がまちも、市民に笑顔がこぼれる、心が楽しいまちにしようではありませんか。自然環境に関心がある瀧口統括監に指名はいたしませんが、何か感想が聞ければありがたいのですが。 ○議長(山形紀弘議員) 今、完全に指名していますので、もう一度少し柔らかく、もう少し分かりづらく、もう一度お願いします。名前を言わずに。 ◆26番(金子哲也議員) 何か感想があればぜひ聞かせていただきたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 政策統括監。 ◎政策統括監(瀧口晃) 自ら手を挙げて答弁させていただきます。 冒頭で金子議員おっしゃるとおり、車の通らない安全な散策路、またこういっためったに得られない財産というのは、私もそのとおりだなというふうに考えております。また、市民の力によって、こういった取組が進んでいるといったところに敬意を表したいというふうに考えております。 地域おこし協力隊の代わりには到底なれませんけれども、緑を愛する一人の職員として尽力をしたいというふうに考えていますし、一緒に歩かせていただいて、見たところの感想で言いますと、やっぱり線路の跡地であるといったところから、住宅とかが線路側に向いていないというか、それを背にしているというのが基本かなと思っていました。 地域おこし協力隊の登用といったところにも関連しますけれども、地域住民の巻き込みというところが非常に重要なのかなと思いました。花でいっぱいにするというコンセプトからちょっと外れてしまうのかもしれないのですが、何か一緒に育てて、それを収穫するといったような取組も一緒にされていくと、地域住民と一緒に取り組む沿線沿いの活動みたいになるんじゃないのかなというふうに期待をしておりまして、そういったところへの、すみません、助言ということではないんですが、関わりというのは、私も関わらせていただきたいと思いますので、ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 26番、金子哲也議員。 ◆26番(金子哲也議員) ぜひ一緒に考えていってもらいたいなというふうに思います。 それでは、(8)に移りますが、このぽっぽ通りを市の道路というよりも公園として、公園通りにするという計画、前にもそれは質問したんですが、これは将来に向けて、必ずやっていきたい問題です。 今、建築物、それから、住宅の問題を指摘されましたが、これはいろいろ問題があるとは思いますが、これはクリアできる問題だと思っています。ぽっぽ通りも300年計画でやっていますので、明日から公園通りにしようということじゃなくても、そういう問題をクリアして、いろいろ工夫した上で、時間をかけて、将来は公園通りにしていくとしたら、すばらしい通りになると思います。 先週、横浜へ行く機会がありまして、上野東京ラインの列車に乗る機会がありました。そうしたら、車内広告に、地方出身者が地元に戻りたくなるような地方活性化のアイデアを考えてくださいと、ただ文字で書いてあるだけの広告がありました。東京女子大現代教養学部とありました。地元に戻りたくなるのは、カーボンニュートラルよりも、道の駅よりも、一年中花で満たされているぽっぽ通りを見てもらったほうが、確実に戻りたくなる、住みたくなる気持ちになります。毎月1回、年に12回ぽっぽ通りに見に行って御覧なさい。12回ともいつも違う花が咲いているんですから。渡辺市長は恐らく気づかない市長ではないと信じています。瀧口統括監は恐らくそれに気づいているだろうと私は信じています。 このぽっぽ通りを新庁舎とどう結びつけていくか、那須塩原の市民とどう結びつけていくか、那須塩原の活性化にこの道をどう結びつけていくか、アイデアを考えて、我々は今、楽しく、また苦しく苦戦しているところです。高齢者も子供たちも大勢散策しています。外国人も多く見受けられます。障害者も道が安全なので大勢散策にやってきます。多機能トイレも必要になってきます。駐車場も必要になってきます。ぽっぽ通りをもっともっとよくして、まちを活性化させる一番の財産であることに気づいて、それを生かさない市長ではないと信じています。西那須野地区にもぜひ目を向けてください。一つぐらい西那須野にも予算を組んでほしいと思っています。 次の2番の質問に移ります。 2番、開こん記念祭の廃止について。 西那須野地区で長く続いて行われてきた歴史ある伝統的な開こん記念祭を、市は廃止することに決めました。西那須野に生まれ、西那須野に育ち、長くその地域に生活してきた者にとっては、とても耐えられることではありません。 これまで先人たちが、開拓の苦難を乗り越えてまちをつくり上げ、開こん記念祭を一つのシンボルにしてきた努力苦労の数々をいとも簡単に歴史や伝統を顧みず廃止してしまうと、こんなことがあっていいものだろうか。 祭りは多種多様のものがあって、民族的な祭りや地域性のある祭りや宗教性のある祭りや商業性のある祭りと様々ですが、開こん記念祭はもともと行政が歴史的記念の祭りとしてつくり上げて、行政の手で行ってきた祭りなんですね。 この祭りをほかの祭りと一緒にして、祭りは市民が行うものだという一方的な考えで廃止してしまうことは、全く間違っています。開こん記念祭は西那須野地区にとっては、なくすことのできない歴史的行事であって、こんな簡単になくしては困るんですね。必要なところは改善しても、復活して継続するべきと思うことから、市の考えを伺います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(後藤修) それでは、2の開こん記念祭の廃止についてお答えをいたします。 令和4年度に開こん記念祭実行委員会におきまして今後の開催方法等を検討しました結果、市主催での式典は開催しないことといたしましたけれども、次の世代を担う子供たちに開拓の歴史を伝承していくことが大切だろうということで、歴史の伝承につきましては継続しているところでございます。 現在、有志の方々による先人たちの苦労をしのび、開拓の歴史それから開墾の歴史を後世に引き継ぐための行事、それからイベントを開催する動きがあると伺っているというところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 26番、金子哲也議員。 ◆26番(金子哲也議員) ただいまの答弁で開こん記念祭実行委員会が検討した結果、式典は開催しないとのことですが、これも恐らく実行委員会が市の方針を忖度してそうなったのかなと想像いたします。市が前向きにやっていこうとすれば、取りやめにはならないと思うんですね。このように長年かかってやっとつくり上げた記念祭をいとも簡単になくしてしまうというやり方が、地域の歴史伝統を全く重んじない無視したやり方で、よそから来た人たちが簡単に考えるやり方だと思います。 先日、テレビ討論の中で、先崎彰容さんですね、先崎彰容さんが「伝統文化は目先の問題で軽く変える問題ではない」と、本当に伝統文化は目先の問題で軽く変える問題ではないんだということを強調していました。長年これをつくりこれに携わってきた先人たちは恐らく陰で泣いていますよ。先人たちの苦労は無に帰してしまいます。 これは開こん記念祭とせずに祭りではなくて開こん記念式典として残せば、祭りは民間でという変な偏見から離れて市が行政が堂々とやればいいのであって、行政としての式典というものも形だけではなくて大切な役目の一つと考えます。 この祭りは、ほかの祭りとは異なるのです。開こん記念祭をなくすわけにはいかなくて、今仕方なく市民の間で開こん記念祭を催行しようとしていますが、市は、ちょっと待てと、これは市がやるんだぞと、お前らに任せてなんかいられないぞと、ぐらいの意気込みと気概があってしかるべきではないかと。悔しくありませんか。お伺いします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(後藤修) 金子議員の熱い思い感じるところでございますけれども、開こん記念祭につきましては、私たちも明治42年から4月から始まって長い歴史があるということは認識してございます。 繰り返しになりますけれども、実行委員会の役員さんの意見聴取、それから実行委員会の総会での了承を得てこういう形になったわけなんですけれども、当然歴史文化の伝承は子供たちにはしていきたいというふうに考えてございます。 市としましては、現在も開こん記念祭のPRチラシ作成、それから新聞折り込み等の予算は計上しているところでございます。今回まさしく地域の方々から開こん記念祭がなくなるということで声が高まりまして、市民団体のほうで開こん記念祭を催行する会を立ち上げるということを聞いておりますので、そういった形の開墾の歴史、こちらを継承していただくということは大変ありがたいというふうに感じてございます。 ○議長(山形紀弘議員) 26番、金子哲也議員。 ◆26番(金子哲也議員) これは地域の子供たちに先人の開拓の苦難を思い起こさせてふるさとを感じさせる開墾記念の式典にしていかなければいけないんです。答弁で次の世代を担う子供たちに開拓の歴史を伝承していくことが大切と捉えて継承していますという答弁でしたが、教室で歴史の伝承を教えるのも当然のことですが、外に出て現地でもっとふるさとを見ながら烏ヶ森から三方の自然を見ながらふるさとを体感していくことが、ふるさとを感じさせていくことが、どんなに大切か計り知れないんですね。西那須野地区にはこれしかないんですよ。教育長、これをやらずにどうするんですか。こういうことがあるから3市町合併は西那須野地区にとって大失敗であったと思うんですね。 これからも那須塩原は一つであっても、各地域の特性は生かして尊重していくよう考えてほしいんですよ。先人が積み重ねてきた歴史や伝統、精神性はぶっ壊さないでほしいんですよ。これは全部市長の肩にかかっているんです。市長、ひとつよろしくお願いします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁ですか。その思いを込めて市長に。 ◆26番(金子哲也議員) 市長、時間がないのでじゃこれは先へ進みます。 ○議長(山形紀弘議員) 26番、金子哲也議員に申し上げます。 本席は一般質問であります。発言の自由の原則によって一般質問においても意見を加えることは認められておりますが、個人の意見のみに終始することは望ましくないというふうになっております。 また、本市議会会議規則第55条第1項によっては、発言は全て簡明にするということになっておりますので、今後質問を続ける場合はこの後2つ質問ありますので、簡明にしていただいて工夫した一般質問で臨んでいただけるようよろしくお願いします。 26番、金子哲也議員。 ◆26番(金子哲也議員) ちょっと時間がなかったもんだから、市長に本当はたくさん答弁してもらいたかったんですけれども、とかく財政や政策にばっかり走りがちであるという、大切なのは人と人との心の触れ合いだと、心のつながり、市民との社会生活上精神的なつながり、これが今の社会には大切だと思われます。人のぬくもりがなくなったり、ふるさとへの思いがなくなったりしては、多少財政が豊かになってもあまり意味がないんです。多少貧しくとも精神性を大切にするのが日本のよき武士道であったような気がします。那須塩原市をまずは心の温まるまちにしようではありませんか。 市のたくさんの祭りについては今回は質問していませんが、例えば、市の誇れる民俗芸能である三本木の獅子舞とか、百村の百堂念仏など、あんなにすばらしい民族芸能がこれからいつまで続けられるか気がかりです。 今の時代は市民の芸能や祭りだからといってただ見守るだけでなくて、行政が絶えず寄り添っていく必要がある時代になってきているんですね。というのは、行政が教育が市民から民間力を奪ってしまっているんですよ。市が祭りを中止するなどはとんでもないことだと思います。このことは長く禍根を残すことになると思います。 ということで、3問目に移ります。 長寿の湯の市の管理運営終了の検討についてということで、西那須野地区の市民に親しまれている長寿の湯において、市の管理運営の終了について検討すると聞いて驚いています。地域住民に愛されているものを、一部の市民を対象としたアンケートにより、市民から奪ってしまうのはとても悲しいことです。特に高齢者にとっては大きな楽しみの一つであります。これは高齢者の福祉事業として多少の赤字が出ても存続すべきと思われます。しかも、もっと工夫改良をしてよいものにしていく姿勢が見えてきません。単に施設の老朽化と収支だけの数字で廃止にするのは、市民の民意を考えているとは思えません。市の管理運営を存続するべきと思うことから、市の考えをお伺いします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 3番、長寿の湯の市の管理運営終了の検討について。 平成10年の開業から令和4年度決算までの長寿の湯の修繕料を含めた収支累計、こちらは約5億7,000万円の赤字となっております。これら収支の改善を行うため料金の値上げの検討を行いましたけれども、シミュレーションにおいて使用料が近隣の民間入浴施設を上回ることから、現状よりも利用者の減少につながり、その結果、赤字の解消が見込めないとの結論に至りました。これらを踏まえ総合的に勘案いたしまして、令和6年度末で市による管理運営を廃止することといたしました。 なお、ほかの市営温泉施設につきましても、こちらは担当部署で今後の在り方については検討することとしております。 以上でございます。 ○議長(山形紀弘議員) 26番、金子哲也議員。 ◆26番(金子哲也議員) 収支累計が約5億7,000万円の赤字だということで答弁がありましたけれども、約25年間これをやってきたと思うんですね。そして、たったの5億7,000万円ですよ。今テレビであれしているのは、「社長、安い」というコマーシャルがありますけれども、25年にしたらもうこんなの西那須野地域に5億7,000万円ぐらいのあれを出してくださいよ。黒磯地区は70何億ですからね。それに比べたらもう幾らでもないですね、こんな25年間の5億ですからね。 ということで、先日の中村議員の長寿の湯の質問の中でも、当初の目的は世代間交流であったと。昔は確かに世代交流がありましたよ、にぎやかだったですよね。今、長寿の湯を見る限り世代交流の用を呈していませんね。世代間交流や健康増進や市民のくつろぎの場としての有効性向上に努力の姿が全く見えていません。高齢者にとってはかつて高齢者のよりどころだった西那須野地区のなじみ庵、これがなくなりました。それから黒磯地区でもあったかやとか、元気ほん舗かな、そういうのがみんななくなっちゃったんですね。高齢者のよりどころがなくなってしまったんですよ。 高齢者の居場所としてもこの長寿の湯が本当に有効なところなんですね。ただ、有効利用を考える努力ができていない。何の努力もしていないんじゃないかとぐらい思わせます。本当に廃止するというのは納得がいかないですね。努力とか工夫はしているのかどうかお伺いします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 市のほうで今までそういった例えば利用者を増やすための努力であったり、それからサービス、居心地がいいような交流の場にするための努力であったり、そういった検討をしたのかということでございますが、こちらにつきましては、過去25年間ありますけれども、それぞれの中で例えば指定管理者制度こういったものを取り入れて、その中で経費の縮減というところもやっていったということもございますし、また、その中で指定管理者制度によって様々な今までノウハウを持っている指定管理者から接遇の向上であったり、そういった細かな点を積み重ねて検討のほうはしてきたと、そのように認識をしているところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 26番、金子哲也議員。 ◆26番(金子哲也議員) 先日の中村議員の質問の中でも年間4,000万の赤字が出るという答弁がありましたが、これはもっと工夫ができるんじゃないかというふうにも考えますね。次の質問にも出てくるんですが、合併以来本当に黒磯地区にばっかり70億以上施設建設をしていながら西那須野地区には何も造っていないんですね。西那須野長寿の湯に4,000万ぐらいかかる健康増進のための施設を残しても、私は罰が当たらないと思うんですね。あまりにも西那須野地区には造らずに廃棄するばっかり。偏りが多過ぎるのではないですか。民間に管理運営を移管するということも考えているようですが、それがうまくいかなくても廃止だけはさせないでください。西那須野の住民は怒り心頭ですよ。西那須野にとってはこれも合併の負の遺産になってしまいます。どれだけ西那須野地区を痛めつければ気が済むんですか。 以前、西那須野町が市民のために一生懸命つくり上げてきたものが、ちょっと赤字が出たぐらいでいとも簡単に廃止されてしまう。それではあまりにも悲しいですよ。先人の努力に申し訳が立ちません。一体私は今まで長い間何をしていたんだと自責の念にかられます。できることなら合併を解消したいですよ。本当に長寿の湯は改善するとしても絶対に残していただきたい。これが西那須野地域市民の願いです。これはよろしくお願いします。 次に、4番に移ります。 那須塩原市の施設整備について。 ここで施設の建設費の別表を見ていただきたいと思います。 黒磯市・西那須野町・塩原町の3市町合併以来、20年が過ぎようとしています。この間施設整備が行われてきましたが、くろいそ運動場テニスコートに5億6,329万円、青木サッカー場に11億4,115万円、ホースガーデンに4,206万円、くろいそ運動場野球場に8億6,288万円、まちなか交流センターに8億9,748万円、那須塩原市図書館に24億5,603万円、アート369に4,096万円、道の駅「明治の森・黒磯」に11億6,361万円の合計71億6,746万円の建設費を投じていますね。 黒磯地区にちょっと偏り過ぎてしまったと思われます。なぜこのように偏り過ぎてしまったのか。一部市民からは合併の失敗を嘆く声がしきりです。市はこれをどう説明されるか、また、今後もこの傾向が続くのか市の考えをお伺いします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(渡辺美知太郎) まず、誤解がないように申し上げますけれども、合併してから西那須野には318億の公共事業費を投入しております。これは鈴木議員のときの質問にもございましたけれども、やはり議員さん大先輩ですけれども、公人ですからやっぱりちょっと誤解を生むような発言を、やはり調査なくして発言なしと我々政治家は言われますので、ちょっとやはりそれはあまり誤解を生じないような御発言をされたほうが、よろしいのとかいったらあれかもしれませんけれども、一応私としてもちょっとまずちゃんときちんと説明をさせてほしいと思っております。 合併後から来てまず始まったのが西那須野駅の整備であります。その後、公民館であったり保育園の整備しましたし、それから塩原に関しましては、塩原支所、湯っ歩の里、箒根学園の整備をしております。 これも鈴木議員のときの質問にもありましたけれども、じゃ実際公共事業の各地区の配分どうなんだと、本当に偏っているのかというところで調べたところ、まず人口割り、人口割りで見ますと1人当たりで見ますと、黒磯地区が78万円使っているという計算になります。西那須野地区は65万円です。塩原は160万円となりまして、これだけ見ますと何だ西那須野が一番少ないじゃないかと思われるかもしれなんですけれども、実は面積が全然違います。西那須野地区というのは60平方キロメートルしかないんですね。黒磯は343平方キロメートルありまして、まず、その議員がおっしゃった黒磯、西那須野からすると黒磯って一つの西那須野ぐらいのスケール感でイメージされる方多いんですけれども、黒磯は5倍近い面積がありまして、例えばじゃ黒磯の方に黒磯とか言っても多分共墾社、これは共墾社という地域なんですけれども、例えば共墾社の方にいや黒磯はいいですね、図書館ができていいですねって言っても、多分共墾社の方はあれは駅前の話だろうと言うと思いますね。それから、例えばじゃ同じ黒磯駅前でも安藤町の方にいやよかったですね、図書館できてって、いやあれはあっちの話だろうってなりますし、じゃ青木の道の駅できてよかったですね、あれは青木だろう、いやあれは鍋掛だろうとかって、黒磯は黒磯で全く違う。それこそ職員の間でさえ酒が入るとあいつは東那須野だとか、あまり言うとまずいかもしれませんけれども、僕鍋掛だとかそういう話になりますので、西那須野は確かにまとまっているんですね、60平方キロメートルですから。塩原よりも小さいです、塩原は190平方キロメートルありますから、全然まずそもそも面積が違う。じゃ、面積割りで見るとどうですかというと、面積で割った今度は整備費は今度は1平方キロメートルですけれども、1平方キロメートルでいいますとこれ黒磯4億円なんですね。塩原、塩原は人口で見ると160と断トツで大きいんですけれども、面積割り見ると2億3,000万円なんですね。じゃ、西那須野というと6億3,000万円で、実は西那須野が一番面積割りは多いんです。 なので、いろんな見方ありますし、私もこれ前の答弁で申し上げましたけれども、別にその数字をもってどうのというのはないんですけれども、そういうふうに見ればそこまで例えばじゃ西那須野が顕著に少ないというわけではないということはまず申し上げたい。 それから、じゃ実際合併して西那須野は割を食っているのかと、本当にじゃ西那須野が例えば西那須野持っている財政調整基金が全部じゃ黒磯に食われたみたいなこと確かに私も言われます。私もいろいろ言われるんですけれども、もう黒磯の方としゃべっていると西那須野ばっかり道路がよくなって黒磯は置いてかれる。さらに、あんたのじいちゃんのせいで新幹線駅は黒磯に来るはずだったのに来なくなったのよって、そういうこと言われますので、本当に芝生は青く見えるといいますか、黒磯の方から言わせると本当は新幹線駅はあれは黒磯駅にできるんだというふうに私は言われますし、もう西那須野ばっかり道路がよくなっていると言われますので。じゃ、あれは県道だろう、あれは国道だろうって、いや我々税金であることには変わりはありませんし、実際今西那須野周辺は大変に道路が大規模化してきておりますし、じゃ実際人口はどうなのかということで、これも鈴木伸彦議員のとき言いましたけれども、合併してから、合併してからですよ、西那須野地区は3,852人増えているんですよ。西那須野地区で9%近い人口が増えているんですね。これ奇跡ですよ。だって、今人口減少でもうどんどん消滅可能性都市だ、もう町がなくなっちゃう、もう過疎化が進んでいて誰もいなくなっちゃうという中で、西那須野だけは3,852人伸びているんですよ、約9%ですよ。 一方で、じゃ黒磯はというと、黒磯は428人しか増えていないんですね。ただ、黒磯も那須塩原駅周辺、あそこは東那須野というエリアになりますけれども、あそこだけは1,771人で、実は上昇率は那須塩原駅周辺の東那須野が一番大きい。塩原はというと2,216人減少しているんですね。これは地域の25.4%の方が減少しているということであります。 本当にじゃ西那須野は割を食っているのかと。僕は合併してメリットもたくさんあると思うんですよね。例えばコロナの前は県内からの移住者が多かった。例えば塩原とか多いんですけれども、塩原の方もこの塩原町から西那須野町に移るとなると住民票も変えなきゃいけないとか、やっぱり地域の目もあるわけですよね。だから、やっぱり同じ市内になることによって、いや塩原から西那須野に移っただけだよ。そこら辺は多分心理的ハードルは下がっていると思うんです。 それから、新幹線駅が同じ市になるというのはやっぱり一番の恩恵だと思います。実際今コロナでリモートワーク、テレワークが普及をしたことによって転入超過が続いている。転入超過というのは出る入る。ほとんどの今自治体はもう社会減といってもうどんどん流出しちゃう中で、那須塩原は6年連続増えている。これはなぜかというと、新幹線駅があるからであります。今までは合併していなかったですよ、これ黒磯市ですから那須塩原駅に来られて移住したいですというときに、そうしたら移住の関係で移住促進センター行っても西那須野のことは言いませんよ。やっぱり那須塩原には住みやすい地域は幾つかありますと。駅前が一つそうですし、西那須野も非常に増えていますということで、やっぱり那須塩原駅を共有できるメリットというのはとてつもなく僕は大きいと思っています。 それこそもう本当にものすごい僕は財産だと思っておりまして、新幹線駅があるかないかでは、多分恐らく全然ほとんどそうしたら合併しなかったら東那須野にいっぱい人が住んでいたと思いますし、東那須野がいっぱいになったらじゃ今度は黒磯に来てもらえばいいやということになったと思いますので、そこで多分行政的には西那須野に対しては違う町ですから新幹線駅の恩恵はないというふうに思っておりますので、合併して細かい話は私はそこら辺分かりませんけれども、やっぱり合併したことによるメリットというのもあると思います。 ○議長(山形紀弘議員) 26番、金子哲也議員。 ◆26番(金子哲也議員) 当然合併したメリットもたくさんあります。ただ、今市長が誤解を生じているんじゃないかという、そういうことをおっしゃられましたけれども、逆に市長が、今の話聞いていると市長が誤解を生じさせているんじゃないかと。いやだってね、これどうですか、合弁後施設を造ってきたのは、くろいそテニスコート、青木サッカー場、ホースガーデン、くろいそ運動場野球場、まちなか交流センター、那須塩原市図書館、アート369、道の駅「明治の森」、これ全部黒磯ですよ。道路だけを比較したらそんなに違わないかもしれない。それから水道設備を比較したらそんなに違わないかもしれない。 しかし、この施設に関しては、これ正確な数字なんですよ。西那須野には20年間何も造っていないんです。それは合併したときにまだ西那須野公民館が少し建設が残っていてずれ込んだのはありますよ、それは。西那須野駅周辺もちょっとずれ込んだのはあります。しかし、合併してからやったというのにはもう本当に何もないんですよ。 ということで、それを言っていると時間がなくなっちゃうので、合併後のこの施設建設の結果を見て偏っていると思うかどうか、これが問題なんですよ。本当にこれをお聞きしたいんだけれども、答弁では偏っているとは思っていないみたいなんですけれども。合併後の20年間の黒磯地区の施設建設がそれは私はそれらが悪いとは思っていませんが、ただ、ここに西那須野地区が1つか2つかもしくは3つか、そういうのがあってもしかるべきだと思っているんですね。そして、西那須野旧町のほうでもやりたい施設も幾つかあるんですよ。そして、その一方で、今度は西那須野地区のシンボルである開こん記念祭を廃止するとか、長寿の湯を廃止するとか、これでは西那須野市民は納得できませんよ。これが偏っていないということがどうしてできるかですね。 これから市が予定している施設についても、まず、新庁舎建設が予定されているわけですね。これも黒磯地区に建設することになっています。恐らく約120億ぐらいかかるのかなと予想しております。また、インクルーシブによる子供のための遊具設置、子供の広場、居場所づくり、これを計画していますが、これも黒磯那珂川河畔公園に決まっているようです。これらをトータルすると、黒磯地区の新設施設は合併以来200億に上っていくんですよ。 だから、これからもずっと何十年も黒磯地区だけの施設がこのままだとできていくのかなと。西那須野地区には何もできないのかなというふうに思えてくるんですね。それをどう考えるか、そして、子供広場づくりについてもちょっとお聞きしたいと思うんですが、お伺いします。 ○議長(山形紀弘議員) 市の施設整備というふうなことですね。 ◆26番(金子哲也議員) そうです。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 建設部長。 ◎建設部長(松本仁一) 子供の広場ということで、先ほど議員の御質問の中にインクルーシブ遊具の設置というお話がありましたので、そちらのほうの内容等について答弁させていただきたいと思います。 令和6年度につきましては、先ほど議員からお話しいただきましたとおり、那珂川河畔公園、こちらのほうにインクルーシブ遊具の設置を予定しているところでございます。 内容としましては、例えば車椅子の利用者の方でも遊べるようなテーブル型の砂場でありますとか複合遊具、こういった遊具を6種程度設置する予定となっております。財源といたしましては、市のほうの子ども・子育て夢基金を活用しております。 今後ということでございますが、今後は令和7年度以降ということになりますが、例えば西那須野地区の都市公園、そういったところにも都市公園の施設の充実という中でインクルーシブの遊具の設置などは検討していきたいというふうに考えております。また、その場合、当然遊具の設置だけでは足りませんので、例えば園路のバリアフリー化とか、そういったところも含めてどういった形で進めていくかというのはこれから検討していくというところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 26番、金子哲也議員。 ◆26番(金子哲也議員) 時間がなくなりましたのではしょりますけれども、市民は黒磯地区にしても西那須野地区にしても、若い市長に大きな期待を持っているんですよ。今までこんな若い市長が那須塩原市で市長になったことないものですからね。 ということで、これらの質問で渡辺美智雄先生の言う「勇気と真心を持って真実を語られたでしょうか」ということで、私の質問を終わりにしたいと思います。これからもよろしくお願いします。 ○議長(山形紀弘議員) 以上で26番、金子哲也議員の市政一般質問は終了いたしました。 ここで昼食のため、休憩いたします。 会議の再開は1時15分です。 △休憩 午後零時16分 △再開 午後1時15分 ○議長(山形紀弘議員) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。 ここで26番、金子哲也議員から発言があります。 26番、金子哲也議員。 ◆26番(金子哲也議員) 先ほどの一般質問の中で4番の質問で違う数字を読んでしまったので訂正いたします。 4番の那須塩原市施設整備についてですが、くろいそ運動場テニスコート5億6,329万円、青木サッカー場11億4,115万円、ホースガーデン4,206万円、くろいそ運動場野球場に8億6,288万円、まちなか交流センターくるるに8億9,748万円、那須塩原市図書館みるるに24億5,603万円、アート369に4,096万円、道の駅「明治の森・黒磯」に11億6,361万円の合計71億6,746万円でした。訂正してください。よろしくお願いします。 ○議長(山形紀弘議員) ただいま26番、金子哲也議員からの発言の訂正を許可いたします。---------------------------------室井孝幸議員 ○議長(山形紀弘議員) 次に、5番、室井孝幸議員。 ◆5番(室井孝幸議員) 皆さん、こんにちは。 ここ最近、私が住んでいる板室温泉、それから隣の塩原温泉地区では、毎日のように熊が目撃されることが多くなっております。最近ですと、本当にもうちょっと下の市街地のほうまで最近出てきているところがあるんですが、先日、私が自分の旅館から出たところ、左側から来た軽トラックが急ブレーキをかけました。きーっていって目の前で止まったんで私もびっくりしたんですが、運転手さんもびっくりしている顔をしていまして、えっと思って話を聞いたら、私その当時真っ黒のTシャツに胸に白い大きな15cm台のちょっと白いマークがついているTシャツを着ていて、今まで見たことのない大きさのツキノワグマに出くわしたということで急にブレーキかけたそうなんですが、そんな格好でうろうろするなって先輩だったものですから怒られましたんで、最近は熊と間違えられないように、ちょっとあでやかな装いをしようと心に決めた次第であります。 それでは、議席番号5番、サステイナブル21、室井孝幸、通告書に従い市政一般質問を始めさせていただきます。 1、国立公園を利用した誘客と環境保全について。 近年、全国的に記録的な真夏日や猛暑日が続いております。本市には、山間部の広いエリアが日光国立公園に指定をされており、公園内では真夏でも涼しく過ごせるエリアがあります。川沿いなどのスポットによっては、涼しさを通り越して冷え過ぎることもあり、短時間で帰ってしまうというところもございます。このように自然豊かな避暑地の本市をさらに多くの方々に知っていただき、訪れていただきたいと思うことと、すばらしい自然環境をこれからも保全していきたいと思うことから、以下についてお伺いをいたします。 (1)現在、日光国立公園においては、どのような誘客の取組がされているのか。 (2)日光国立公園の那須地域に位置する木の俣園地の令和5年度の7月及び8月の利用状況について。 (3)木の俣園地の令和6年ゴールデンウイークの利用状況について。 (4)木の俣園地のPRのための動画や写真等の素材の整備状況について。 (5)木の俣園地の利用者のマナー問題(ゴミ放置等)と課題について。 (6)木の俣園地利用のルールはどのように周知をしているのか。 (7)地域の民間事業者との連携による日光国立公園の管理と運営について。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 5番、室井孝幸議員の質問に対し、答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) よろしくお願いします。 それでは、1の国立公園を利用した誘客と環境保全について順次お答えいたします。 初めに、(1)の現在、日光国立公園においては、どのような誘客の取組がされているのかについてお答えいたします。 日光国立公園内におきましては、高山植物や湿地植物など草花についてのPRを行っているほか、自然散策プログラムといった自然体験プランを作成するなどの誘客事業を行っております。 また、環境省による国立公園の利活用を目的とした日光国立公園満喫プロジェクト事業によりまして、修景伐採事業やナショナルパークとしてのブランド化も行っております。 次に、(2)の日光国立公園の那須地域に位置する木の俣園地の令和5年の7月及び8月の利用状況についてお答えいたします。 7月から8月は夏休みということもあり、渓谷の涼しさを求める観光客や川遊びに訪れる方が多く、木の俣園地の利用につきましては、7月は6,008台、8月は9,169台となっております。 次に、(3)の木の俣園地の令和6年のゴールデンウイークの利用状況についてお答えいたします。 今年のゴールデンウイークにつきましては、4月27日の土曜日から5月6日の月曜日までの10日間で1,228台が木の俣園地の駐車場を利用しており、多くの観光客が訪れております。 次に、(4)の木の俣園地のPRのための動画や写真の素材の整備状況についてお答えいたします。 現在、木の俣園地につきましては、多くの観光客が訪れる夏場の風景をポスターに使用してPRに努めております。 今後は、四季折々の表情を誘客PRに活用するため、那須塩原市観光局において実施するフォトコンテストなどにより、動画や写真の素材集めをしていく考えであります。 最後に、(5)の木の俣園地の利用者のマナー問題と課題についてと(6)の木の俣園地利用のルールはどのように周知しているのかにつきましては、関連がございますので一括してお答えいたします。 木の俣園地におきましては、令和4年度に条例を制定し、ごみの投棄、火気使用やテント設営などの禁止事項につきまして、市のホームページと園地内に看板を設置して注意喚起を行っております。 当初はごみの投棄等が減少しましたが、現在はたき火やキャンプを行うといったルールを守らない方が目立つようになっているため、さらなるルール徹底の周知が課題と考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 市長。 ◎市長(渡辺美知太郎) 今日、室井議員が黒いTシャツを着ていなくて安心しました。 (7)の地域の民間事業者の連携等による国立公園の管理運営ですけれども、日光国立公園、本当に多くの行政機関、民間事業者の方が連携、協同して管理をされています。 本市では、塩原温泉ビジターセンターで、本市の取組に賛同していただいた企業様と連携して、サステーナブルTシャツ、私も今日着ていますけれども、サステーナブルTシャツの展示や環境施策のPR、それから塩原温泉パークコンダクターによる自然散策プログラムなどを行っています。 私も自然散策プログラム、結構面白いなと思って、もっともっと広めていきたいなというふうに思っています。 板室では、民間事業者の方々によるネイチャーツアーなど様々な活動が行われています。 また、あわせまして、希少野生動物、動植物の保全とか、あと外来種、非常に増えていますので、外来種対策を連携、国や関連機関と連携して実施して、国立公園本来の自然形態というのを守っていきたいなというふうに思っておりますし、それを活用して、いろんな付加価値も高めていきたいなと思っています。 ○議長(山形紀弘議員) 5番、室井孝幸議員。 ◆5番(室井孝幸議員) 御答弁いただきました。 それでは、随時再質問をさせていただきたいと思います。 まず、(1)具体的な例としては、どのような事業を行って周知を図っているのか、お伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 日光国立公園においての周知ということでございますけれども、沼ッ原湿原のパンフレット、そして板室自然遊学センターでの周知、こちらに加えまして、塩原温泉ビジターセンターではパークコンダクターによる紹介、そして日光国立公園満喫プロジェクトではセルフガイドつきのEバイクサイクリングツアー、こういったものを実施しております。 今後も、日光国立公園の魅力、そしてすばらしさ、こういったものをPRしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 5番、室井孝幸議員。 ◆5番(室井孝幸議員) 本当にすばらしい日光国立公園有している本市ですので、そういったすばらしいものを有効活用していただきたいと思います。 また、塩原地区の大沼園地などではモリアオガエルが生息していたり、また、板室地域でも四季折々の多種多様な植物が楽しめます。 国立公園の自然を目的に来てくださるお客様もたくさんいらっしゃいます。ぜひ、この多くの魅力を持つ日光国立公園に、さらなるたくさんの観光客が来てもらえて、また、地元市民、子供たちの教育にも役立つと思います。 また、あとは移住定住のところまで進める話になるかと思いますので、さらなるPRと、ぜひ活用をお願いしたいと思います。 続きまして、(2)番、今回の、今年のゴールデンウイークの前半と後半、ちょっと間が空きましたので、前半と後半の駐車台数が分かりましたら教えていただけますか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) ゴールデンウイークの利用状況ということでございますけれども、まず、前半であります4月27日の土曜日から4月29日の月曜日まで、この3日間におきましては312台の利用でございました。また、後半であります5月3日金曜日、こちらから5月6日の月曜日までの4日間、こちらについては837台の利用がありまして、多くの方にお越しいただいております。 なお、平日でありましたその間、4月30日の火曜日から5月2日の木曜日まで、この3日間については79台ということでございました。 ○議長(山形紀弘議員) 5番、室井孝幸議員。 ◆5番(室井孝幸議員) ありがとうございます。 本当に今年のゴールデンウイークも、駐車場が満タンに近くなるぐらいに人が来ていただいたのは確認させていただいております。 現在の駐車場の収容台数は、ピーク時には十分であるとお考えであるかどうかを、ちょっとお伺いします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 駐車場の収容台数についてでございますけれども、議員も御存じのとおり、木の俣園地、あそこの土地の面積からしますと、駐車場の収容台数というものは、現実には88台でございます。 先ほど答弁をいたしましたように、ゴールデンウイーク中の利用状況を考えますと、やはりピーク時には十分とはいえない台数であろうというふうに認識しております。 ○議長(山形紀弘議員) 5番、室井孝幸議員。 ◆5番(室井孝幸議員) ありがとうございます。 もう本当に、市のほうでは、夏には警備員さんを配置していただいたり、いろんな対応をしていただいていますので、それは感謝申し上げます。 既に市ではいろいろな対応を行っていただいていますが、今後どのような対策を行っていくのかをお伺いさせていただきます。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 今後の対応ということでございますけれども、混雑状況、こういったものの把握と、これを行うために監視カメラの設置や、あとは混雑緩和のために効率的な交通整理員の配置、こういったものを行うことで、訪れた方々が安全に楽しく利用できるような取組について検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 5番、室井孝幸議員。 ◆5番(室井孝幸議員) ありがとうございます。 本当に、先ほども申し上げましたが、ピーク時には警備員さん3人立たせていただいて、誘導を行っていただいております。それに伴って、数年前よりは、かなり渋滞というのはもう本当に緩和されていますので、本当に感謝を申し上げます。 また、続きまして、現在、7月と8月の2か月間が有料期間という形になっていますが、年間を通じて駐車場代を有料にしてはどうかと思うんですが、それに考えてのお伺いを聞けますか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 年間を通しての有料化ということでございますけれども、確かにゴールデンウイーク等、また昨年の7月、8月、そういった夏休み期間中、多くの方が訪れていただいております。これは我々としても非常に喜ばしいというふうに思っております。 一方で、駐車場、やはりキャパが少ないというところもありますので、いろいろ考えなきゃいけないというふうには思っておりますが、有料化につきましては、今後の年間の利用状況、こういったものを勘案しながら検討していくことになろうかというふうに思っております。
    ○議長(山形紀弘議員) 5番、室井孝幸議員。 ◆5番(室井孝幸議員) ありがとうございます。 以前、ごみも減ってきているという先ほどの御答弁だったんですが、ごみ処理のお金には市の税金を投入していたという経緯もありますので、なるべく市民の方に負担をかけないような形で考えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、木の俣園地について、ポスターに使用してPRに取り組んでいることは分かりました。また、最近ですと、いろんなところで動画が主流になってきているかと思うんですが、動画については何か事業を行っているのか、お伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 動画についての事業ということでございますけれども、今、ポスターについては夏場の風景ということでありますけれども、動画については、現在は市の観光局、こちらのほうで撮影をされた動画を、SNS等、こういったものを使いまして情報の発信、そして誘客を努めているというふうな状況にございます。 ○議長(山形紀弘議員) 5番、室井孝幸議員。 ◆5番(室井孝幸議員) 御答弁いただきました。 先日、地域の飲食店の方が、待ち時間にデジタルの画面を使って、何というんですかね、市民というかお客様に那須塩原市のいいところをPRしたいんだというようなお声がありました。その場合に、この那須塩原市のPRのために、市や観光局などで保有している素材をお借りすることは可能なのか、ちょっとお伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) こういった動画素材を借りられるかというふうな御質問だと思いますが、まず、地域の飲食店の方々、こういった方々が市のPR、こちらに協力をいただけることということを大変ありがたくいうふうに感謝しております。 素材の貸出しにつきましては、先ほど、市の観光局で動画を撮影して情報発信しているということをしておりますが、この素材については、既に観光局のほうで幾つかの事業者様に貸出しを行っておりますので、そういった御希望がある暁には、観光局または市の商工振興課のほうに御相談いただければ、対応させていただきたいというふうに思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 5番、室井孝幸議員。 ◆5番(室井孝幸議員) 答弁いただきました。 窓口に御連絡をさせていただければお貸しいただくということを理解させていただきました。 先ほどの、今度、(5)(6)についてですが、周知方法が課題とのことでしたが、この課題に対しては今後どのような対策を講じていくのか、お聞きいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 周知方法への課題の対応ということでございますけれども、まず、周知方法につきましては、市のホームページやSNS等、こういったものを活用して積極的に行っていくということに加えまして、園地の雰囲気を損なわないような工夫を凝らした看板、こういったものを設置することで、利用者に対します注意喚起、こういったものを今後も行ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 5番、室井孝幸議員。 ◆5番(室井孝幸議員) 本当に最近、皆さんスマホで情報収集とかしますので、周知の際には、今度、環境への影響も含めて、看板をいっぱい立てたりするのではなくて、看板の在り方も考えながら、SNS等で発信をメインにしたらいいかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) SNSでの発信ということでございますけれども、確かに議員おっしゃいますように、SNS、こういったものを使った情報発信ツールですが、こういったものはとても効果的な周知方法というふうに考えておりますので、こちらについてはこれからもどんどん取り入れて、情報発信してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 5番、室井孝幸議員。 ◆5番(室井孝幸議員) あと、先ほども言った、現地に来ての案内、最近ですと、インバウンドの方だったり在日の方だと思うんですが、たくさんの外国の方が見受けられます。その方に全ての言語で対応するのはちょっと難しいと思いますので、看板については、何というんですかね、イラストやピクトグラムというんですかね、そういったものを使って、ぱっと見て分かるような、何か周知の仕方とかがあるかなと思うんですが、それについてはいかがお考えでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) イラスト等を使った表示といいますか、看板ということでございますけれども、冒頭で議員も黒いTシャツということで、やはり視覚に訴えるというものは、非常に強烈に相手に認識をされるということだと思っております。 イラストとかピクトグラム、こういったものについては、一目で認識できる効果、こういったものがあるというふうに考えますので、看板等こういった表示を変更する際には、その内容について検討し、取り入れていきたいというふうな考えを持っております。 ○議長(山形紀弘議員) 5番、室井孝幸議員。 ◆5番(室井孝幸議員) ちょっと私、京都に知り合いの方がいて、京都のインバウンドの方の対応で、中国語表記、もともと英語表記だけだったそうなんですが、中国語の表記、また中国語がたくさんあって、中国語がいっぱい連なっていて、それを写真に撮ると日本なんだか中国なんだか分からない、そんなような観光地になっていてというオーバーツーリズムのこともあったりするので、何かこう、ぱっと見て分かるような、言葉がいっぱい、いろんな国の言葉が羅列しているよりは、何かぱっと見て分かるような形のがスマートなのかなと思いましたので、よろしくお願いいたします。 続きまして、木の俣園地の利用の対応につきましては、管理がなかなか行き届かないことや、夜間の急な対応が必要なときなど、地元民間事業者との連携を取ってはいかがと思うんですが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 産業観光部長。 ◎産業観光部長(織田智富) 地元の事業者等との連携ということでございますけれども、現在におきましても、木の俣園地、こちらについては、地域の民間事業者で構成をされております板室温泉活性化委員会、こちらは室井議員にも加入されているということで大変お世話になっておりますが、こういった板室温泉活性化委員会と連携をしまして、ごみ拾いなど、こういった環境美化、こういったものを年2回行っている状況にございます。 利用される皆様方の安全安心を確保しつつ、魅力的な木の俣園地を維持し続けるためにも、今後どのように事業者様と連携をしていけるのか、相談をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 5番、室井孝幸議員。 ◆5番(室井孝幸議員) 実は、この前のゴールデンウイークに木の俣園地の日光国立公園側でキャンプをされている方がいらっしゃいまして、地元ネイチャーツアーをやっていらっしゃった方が発見して、当時7時半近くだったんですが、直火のたき火をされていて、炎が3mを超えていたと、そういった御連絡があったもんですから、私のところに連絡があり、私が警察のほうにちょっと御相談をさせていただきました。そうしましたら、警察と消防とで現場に確認をしていただきまして、現場がなかなか分からないということで、私も現地に赴いて、一緒に現地確認させていただいたんですが、多分ガソリンみたいな何かを入れて火をたいていたんだろうというんですが、本当に4mぐらいの、上の木がちょっと焦げているぐらいまで炎も上がっていまして、その際には警察、消防のほうから厳重注意をされ、今すぐ撤去するようにというような形で指導を受けていたという事案があるんです。 あとは、ゴールデンウイーク明けに、ちょっと現場の清掃活動入ったときに、私が確認できたのが4か所、4か所の直火のたき火の跡というのが見受けられました。 なので、多分、群馬県とかでもあったんですが、今後、一旦火事になったらもう取り返しのつかないことになる可能性もありますので、そういった地元の、夜間だったので、わざわざ市から、こういう人がいますからといって、市から行くのも大変だと思うので、もし、その民間の地元に住んでいらっしゃる方に連絡を取って、その方がすぐに対応していただけるんであればすばらしいかなと思ったもんですから、今後、そういった民間事業の方々との連携を望みますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、すみません、(7)番についてなんですが、希少野生動植物の保全や外来種対応などを国や関係機関との連携をして実施するとのことでしたが、具体的にはどのようなことを実施されるのか、お伺いいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 政策統括監。 ◎政策統括監(瀧口晃) 現在、日光国立公園内において市が条例で指定します、例えばミズバショウですとかニッコウキスゲ、そういった植物が恐らく鹿によるものと思われる食害によって、かなり危機的な状況が広がっているところです。 そのため、今年度、市をはじめとして、民間のボランティア団体とも協力をしまして、大沼園地及び沼ッ原湿原において防鹿柵、鹿柵の設置をしまして、特に脆弱な環境であります湿地、湿原というところを守るというところを着手をする予定でございます。 日光国立公園、今年の12月でちょうど90周年を迎える節目になりますので、100周年に向けて、こういった価値をしっかりと守っていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(山形紀弘議員) 5番、室井孝幸議員。 ◆5番(室井孝幸議員) ありがとうございます。統括監からも答弁いただきました。 全国に国立公園って34か所でしたっけね、ある中で、この本市が有する日光国立公園の那須地域、塩原地域、本当にすばらしい自然豊かなところですので、全国に先駆けた、何かそういった試みだったりとか対策を行っていただければ、もっともっとたくさんのお客様に訪れていただいて、それから子供たちの教育、先ほども申し上げましたが、移住定住につながるすてきな素材だと思っておりますので、今後とも民間と、あとは環境省等とも連携しながら、本市のすばらしい国立公園であったり自然環境をPRしていただきたいと思いますので、重ねてお願いを申し上げます。 以上をもちまして、室井孝幸の市政一般質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(山形紀弘議員) 以上で5番、室井孝幸議員市政一般質問は終了いたしました。 ここで休憩いたします。 会議の再開は2時30分です。 △休憩 午後1時44分 △再開 午後2時30分 ○議長(山形紀弘議員) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------- △堤正明議員 ○議長(山形紀弘議員) 次に、1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 本日最後の一般質問となります。 私は現役の頃から温泉が大好きで、全国温泉行脚をした経験がありますが、今回、移住してきたのもこれで16年になるんですが、塩原の温泉と自然が豊かなところだということで、それに魅力を感じて移住してきたわけですが、今回、長寿の湯がなくなろうとしているところから、非常に残念に思っているところでございます。 また、長寿の湯の質問は、この本定例会議の中では私で4人目となるところでございます。これまででの各議員の長寿の湯の質問の中で、一部ダブるところがあるかもございませんが、御容赦をお願いしたいと思います。 それでは、日本共産党、議席番号1番、堤正明でございます。 市政一般質問を通告書に基づいて行います。 1、長寿の湯の存続について。 市営入浴施設は、健康長寿センター長寿の湯をはじめ、板室健康のゆグリーングリーン、箱の森プレイパーク遊湯センターの3か所存在をする。 長寿の湯は、平成10年4月に、交流の拠点、健康増進の拠点、福祉の拠点を主な目的として設立された健康長寿センターの施設の一つであり、令和5年度は10万人以上の市民が利用し、親しまれている。 令和6年2月、長寿の湯における市の管理運営の終了及び利活用の検討方針が示されたので、長寿の湯の存続についてお聞きをします。 (1)長寿の湯の利用状況について。 (2)長寿の湯における福祉向上について。 (3)長寿の湯の民間譲渡等による利活用の考え方について。 (4)長寿の湯の民間活用等に向けたサウンディング型市場調査について。 (5)長寿の湯に対する市民ニーズの把握について。 (6)公共施設等総合管理計画において検討の対象となっている入浴施設について。 (7)長寿の湯は市営として存続すべきと考えるが、市の所見は。 以上でございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員の質問に対し、答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 1、長寿の湯の存続について(1)長寿の湯の利用状況について。 令和5年度の利用者数は10万1,901人となっており、平成10年度の開業当初から5年間は年間13万人程度の利用がございましたが、それ以降はコロナ禍の時期を除き、年間10万人程度の利用状況となっております。 (2)長寿の湯における福祉向上について。 長寿センター全体としては、健康の増進、福祉の向上、世代間交流を目的として設置したものでございますが、長寿の湯につきましては、世代間交流施設の一つとして設置した施設であり、福祉の向上を目的とした施設ではないことを御理解願いたいと思います。 (3)長寿の湯の民間譲渡等による利活用の考え方について。 施設の有効活用の可能性、こちらにつきましては、民間事業者の自由な発想に基づく意見、提案を基に、長寿の湯の利活用を検討をしてまいります。 その上で、事業が可能と判断した場合は、民間事業者による利活用を図っていく考えでございます。 (4)長寿の湯の民間活用等に向けたサウンディング型市場調査について。 施設の有効活用の可能性について、民間事業者の自由な発想に基づく意見、提案を求めることを目的とする調査として実施をしてございます。 (5)長寿の湯に対する市民ニーズの把握について。 令和5年7月に、利用者に対してアンケートを実施し、その後、令和5年11月に市民アンケートを実施しております。 このアンケートを基に、利用者のお住まいの地区、年代、利用頻度や目的などを把握してございます。 (7)長寿の湯は市営として存続すべきと考えるが、市の所見は。 平成10年の開業から令和4年度決算までの長寿の湯の修繕料を含めた収支累計、こちらが約5億7,000万円の赤字となっております。 これら収支の改善を行うため、料金の値上げの検討を行いましたけれども、シミュレーションにおいて使用料が近隣の民間入浴施設を上回ることから、現状よりも利用者の減少につながり、その結果赤字の解消が見込めない、そういった結論に至りました。 これらを踏まえ、総合的に勘案し、令和6年度末で市による管理運営を廃止することとしたものでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 企画部長。 ◎企画部長(磯真) (6)公共施設等総合管理計画において、検討の対象となっている入浴施設についてお答えをいたします。 那須塩原市公共施設等総合管理計画では入浴施設という分類は行っておりませんので、計画策定時においては、健康長寿センターは高齢者福祉施設、板室健康のゆグリーングリーン及び箱の森プレイパークは観光施設に分類をされております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 答弁がありました。 順次、再質問をさせていただきます。 まず、(1)の長寿の湯の利用状況、10万人程度の利用状況があるということが答弁がありましたが、この長寿の湯を年間10万人の方が利用していると、結構大きな数字だと思いますが、この現状をどのように捉えているかお聞きをしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 年間利用者、延べ人数が10万人以上ということでございます。こちらにつきましては、御利用者アンケートの結果からも分かりますけれども、多くは限られた市民という言い方をして、今まではございましたが、いわゆるリピーター等の利用、そういったことで考えているところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 長寿の湯の利用には、場所柄、地域特性があるかとは思いますが、多くの市民が利用しているということには変わりがありませんので、偏った市民だけが利用しているということには私は考えておりません。 (2)のほうの次の再質問に移りますが、今、長寿センター全体としてのいろいろ目的を述べられ、長寿の湯は世代間交流の施設としての設置した施設だということで答弁がございました。 じゃ、世代間交流ということでございますが、長寿の湯は世代間交流施設としてしっかり機能を果たしているのかどうか、お聞きをしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) こちら長寿の湯につきましては、確かに高齢者世代の利用が非常に多いということがございますが、いずれの年齢を問わず、入浴できる施設であるということでございますので、世代間の交流施設、そういう意味では機能している施設であると考えているところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 長寿の湯という名前になっているんですけれども、なぜ長寿の湯という名前になっているのか。推測するところは、長寿を願ってそういう名前にしたのか、あるいは長寿ということから、大分高齢者の方の利用が多いからこういう名前にしたのか、そういうところも考えられますが、何かネーミングに由来等がありましたらお聞きをしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 名前の由来ということでございますけれども、現在、確認はしている最中ではございますけれども、なかなか現段階においては、こちらについて把握はできていないものでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 長寿の湯ということで、温泉に入っておれば長寿になれるのかなという思いがあります。これがなくなると、私も120まで生きることができないかも分かりませんので。 じゃ、(3)のほうに再質問させていただきますが、(3)では民間譲渡による利活用の考え方について答弁をいただきましたが、民間による利活用以外に市独自で利活用について考えられていることがありましたら、お聞きをしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 今現在は、議員御存じのようにサウンディング調査、こちらをしているということでございますので、民間事業者からの提案、これを検討していくという段階でございます。 ただ、その一方で、どうしてもその提案内容が市の目的と合わない、もしくは提案がなかなか実効性に乏しい、そういった場合につきましては、市による活用、こちらについても検討していきたい、そのように考えているところでもございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 民間事業者からの提案をもってして目的と合致しない場合は、市独自で考えていくということなんですが、民間事業者への譲渡というのが、ある意味で忽然と出てきたような感じがします。 いろいろ利活用というのは民間事業者の提案を待つまでもなく、市独自でふだんからいつも継続して、市民に広く利用される施設として利用拡大を考える必要があるかと思いますが、この利用拡大等を今までに考えてこられなかったのでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 今までそういった利活用について考えてこられなかったのかという問いかと思いますけれども、市としても当然検討はしてまいりました。 ただ、その中で、今現在、先ほどの答弁とちょっとかぶる部分もございますけれども、そもそも民間事業者が持つノウハウですとか、いわゆる時代のニーズに合った自由なアイデア、そういったものにつきましては、大いに活用すべきである、そのように考えているところでございまして、行財政改革、今、進めている最中の中で、こちらについて民間の利活用というのは非常に重要だと考えていて、なおかつそれについて進めている最中でございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) (4)のサウンディング型市場調査について、民間事業者の自由な発想に基づく意見、提案を求めているということでございますが、サウンディング型市場調査も含めて、今後のスケジュールについてお聞きをしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 含め、今後のスケジュールということでよろしいでしょうか。 まず、6月にサウンディング調査、こちらを実施している最中でございます。それから、7月から9月、庁内検討会議というところで、方針案の策定、こちらをしていくところでございます。 また、10月から11月にかけて、こちらにつきましては、全協報告、併せて利用者向け説明会、こちらをしていく。 そして、12月に条例の改正、3月で市の管理運営を終了というスケジュール、こちらを現段階では予定しているところでございますけれども、これは現時点の予定ということでございまして、例えば内容もしくは時期、こちらにつきましては、状況に応じて異なる、そういった可能性がある旨、これは御了承いただきたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) サウンディング型調査、この調査の内容の中で、中村議員のほうで会派代表質問がされた中で、答弁された内容で、温泉が利用されない提案もあり得るというふうに答弁がございましたが、私が理解していたのは、入浴施設を残すという前提でのサウンディング型調査ではないのかというふうに考えておりましたが、そうではないのでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) こちらにつきましては、サステイナブル21の会派の質問の中でお答えはしましたけれども、いわゆる湯があるなしにこだわらずに検討をしていくということでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 長寿の湯は今現状として入浴施設であるわけですが、サウンディング型調査によってはどうなるかが何か不明なところがございますが、長寿の湯そのものは、健康長寿センターの施設の一つとして位置づけられていることには変わりがないということでよろしいでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 議員のおっしゃるとおりでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) サウンディング型市場調査による提案内容、今までの質問の中では2件ほど提案が寄せられているということでございますが、この提案内容についてはどのようなものかお聞きをしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 現在2件ほど提案が出ているということでございますが、具体的な提案の内容ですかね、そちらにつきましては、これは現段階で公表することはちょっと差し控えさせていただきたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 市のホームページの中でサウンディング型市場調査の内容等が触れられておりますが、そのサウンディング型市場調査の公表といいますか、それが6月下旬を予定しているということでございますが、それで間違いございませんでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 6月下旬、サウンディングのほう、調査の公表ということで、そちらについては公表のほうはさせていただくことになりますけれども、現在の段階においては、まだ事業者といろいろな協議を進めている段階ということでございますので、そちらについては答えは差し控えさせていただく。そして、6月下旬にその結果を踏まえた公表については、またさせていただく、そういったことでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 6月下旬頃、公表されるということですが、公表する項目はどこまで公表されるのか、項目等で結構ですけれども、お聞きをしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 公表の内容ということでございますけれども、当然ながら事業者名であったり、そういったものについては伏せた中で、そういう提案の具体的な内容ですか、そういったものが6月下旬に公表をする、そういったことでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 当然、提案の内容ですから、そこには提案内容の中に入浴施設の利用を含むのか含まないのかも入っているかの部分が確認できるということでよろしいでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 当然そのようになってくるものだと思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) それでは、(5)の市民ニーズの把握について再質問をさせていただきます。 ここではアンケートを2回ほど取られて、それぞれ利用頻度や目的が把握したということでございますが、施設利用者のアンケートの中で、長寿の湯が使えなくなったら困ると回答している方が85.8%います。85.8%の使えなくなったら困るという回答について、市はどのように捉えているでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 施設の利用者を対象としましたアンケート調査、困るという形で答えている方、非常に多いということは、これは認識をしているところでございます。 ただ、その中で困ると回答した方のうち、長寿の湯が使用できない場合に、自宅や民間入浴施設を利用すると回答した方、こちらは94%ほどいらっしゃいます。いわゆる困ると答えた方の多くの方は、代替えの施設をお持ちであること、こちらがまず分かったところでございます。 さらに言いますと、利用料、こちらを今度値上げした場合、値上げをして市が運営を継続した場合、当然ながらこれは利用者が減少する可能性は極めて高いということで、赤字解消は困難であること。 また、民間事業者による温泉の施設、これは多数近隣にも存在をしていること。 そして、施設の利用実態として、利用者は実利用者人数635人ということで推計しておりますが、限定的なところであるということ。 そういったところで、今回、市が長寿の湯の運営を継続する必要性は低いと判断したところでございます。 以上でございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 管理運営の終了を考えたところだということですが、市の管理運営の終了に対して、市民の反対署名が取り組まれています。市民の反対意見に対して、市はどのように考えているでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 署名運動、こちらが行われているということについては、これは本当に真摯に受け止めていきたいと、そういうふうに考えているところでございます。 令和7年度、来年度以降ですかね、こちらにつきまして、長寿の湯の目的に沿った施設の在り方、これを市民の思いを受け止めながら検討してまいりたい、そのように考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) (6)については、再質問はございません。 (7)のほうでございますが、長寿の湯の市営として存続すべきと考えておりますが、答弁の中では市による管理運営を廃止するという答弁でございました。 そこで、質問させていただきますが、民間に譲渡すると、当然、利用料金が高額になると考えられます。この利用料金について、どのように市は考えているのかお聞きをします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。
    ◎保健福祉部長(板橋信行) 利用料金につきましては、シミュレーションをしたところ、現在の2.75倍の料金設定を行わないと採算が取れないというところでございます。 これは市営であっても民営であっても、当然これは同様というふうに考えておりますけれども、このところを民間事業者の、先ほど申し上げましたけれども、自由な発想などから解消を図る、そういった提案、これが提出されること、それを期待しながらサウンディング調査を行っている、そういったところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 低料金で利用の継続は必須であると私は考えています。 さらに質問を続けさせていただきます。 長寿の湯は銭湯でもスーパー銭湯でもございません。あくまでも交流の拠点、健康増進の拠点、福祉の拠点を主な目的として設立された健康増進センターの一つの施設であると。今後も長寿の湯を福祉の観点から、市民交流の場として継続していく考えについて、改めてお聞きをいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 長寿の湯の目的、こちらにつきましては、繰り返し申し上げてございますけれども、世代間交流の施設ということで考えているところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 世代間交流、あるいは交流の場という考え方になると、非常にちょっと抽象的で、意味合いが、範囲が広く捉えることができると思います。 特に入浴施設がなくなった場合でも、交流の場がという考え方であれば、何かいろいろなものが提案されてくるのではないかという危惧を持っているところでございますが、交流の場という考え方、あるいは視点についてお聞きをしていきたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 交流の場ということにつきましては、こちらでは世代間交流ということの考え方で、目的としてございます。 例えばイメージ的な形で申し上げますと、これはこれがこうなるということではなくて、あくまでもイメージとして捉えていただきたいところではございますけれども、例えばそこのところに子供さんの遊び場があって、そこのところの横には例えば高齢者が軽い運動とか、それとかリフレッシュをするそういった場所があり、それで例えば子供さんを連れてきた親御さんがとか、高齢者の方が運動した後、それから子供さんを連れた親御さんが飲食を楽しむようなカフェがあったりとか、そういった形、そういうものをいわゆる1つのことに限って考えるということではなく、複合的に考えた中でいろんなアイデアを求めて、その中で交流の場という形で考えていきたい、そのように考えているところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) そうすると、交流の場でいろいろ子育て支援だとか、いろいろ世代間交流ということで提案が出てくるかも分かりませんけれども、当然、民間事業者に譲渡する以上、民間事業者としても、運営するためにはやっぱり収入がないと運営できないということになるかと思いますので、交流の場としてのいろんな利用料が取れるという前提で、今の交流の場の考え方があるということでよろしいでしようか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(板橋信行) 今考えているのが、当然ながら民間の利活用ということで考えているところでございます。当然ながら民間が事業を運営していくということについては、入場料というか、収入を得るために料金を取るのは当然のことかなというふうに考えてございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 私は交流の場は従来どおり長寿の湯というネーミングからも、やはり入浴施設を伴った交流の場というふうにしっかり考えていきたいと思います。 先ほど前の議員の質問でもあったように、温泉はやっぱり健康づくりに有効であるという考えは当然あるわけでございます。毎日温泉に入っておれば、風邪をひくこともだんだん少なくなるというところで、私も30年来、風邪を引いたのは1回しかありませんので、温泉という考え方はやっぱり外せない条件かなというふうに考えます。 温泉は健康づくりに有効であると、これを低料金による入浴施設としての長寿の湯、この存続が必要であるということを申し上げまして、1番の質問を終わります。 次の2番目の質問に入らせていただきます。 2、公民館等の使用料の改定について。 今回示された使用料の改定は、質の高い行政サービスを持続的・安定的に提供するため及び消費税率の引上げや物価の上昇による施設の維持費増加を理由に、これまで原則無料であった公民館使用料を原則有料に改定するとしたものである。 公民館は学習、文化活動、レクリエーション活動などの生涯学習や地域づくりなどの交流・活動拠点として、地域住民が利用する社会教育施設である。この社会教育施設である公民館の利用を原則無料から原則有料にすることは、実質、利用に制限を加えることになると考える。 公民館の使用料は原則無料にすべきであるとの観点から、以下についてお聞きをする。 (1)使用料改定予定の施設と改定料金について。 (2)公共施設使用料の在り方について。 (3)使用料改定について、市民の要望、意見を把握しているか。 (4)公民館の過去3年間の利用状況について。 (5)公民館使用料は原則無料にすべきと考えるが、市の所見は。 (6)使用料の改定だけではなく、地域の拠点である公民館の利用、活用の拡大についても検討すべきと考えるが、市の所見は。 (7)使用料の無料、低額を那須塩原市らしさとしてアピールする市の考えはないか。 以上、お願いします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(後藤修) それでは、2の公民館等の使用料の改定について、順次お答えいたします。 (1)から(3)まで、私のほうでお答えいたします。 最初に、(1)の使用料改定予定の施設と改定料金についてお答えいたします。 使用料改定予定の施設は24施設であり、公民館、スポーツ施設や観光施設などが対象であります。 改定料金については、消費税を含めた原価計算方式を用いて行政サービスコストを算出し、受益者負担割合などを加味して設定をいたしました。 次に、(2)の公共施設使用料の在り方についてお答えをいたします。 公共施設使用料の在り方については、安定的かつ持続的に行政サービスを提供していくため、適正な受益者負担として市民に御負担をいただくものと認識してございます。 次に、(3)の使用料改定について、市民の要望、意見を把握しているかについてお答えをいたします。 市民の要望、意見については、自治会長連絡協議会、公民館運営審議会等、関係団体から要望、意見を伺い、把握しているところでございます。 今後、市民には使用料の改定について御理解いただけるよう、説明していきたいと考えてございます。 ○議長(山形紀弘議員) 市長。 ◎市長(渡辺美知太郎) 私はちょっと飛んで(6)番、使用料の改定だけではなくて、地域の拠点である公民館の利用、活用の拡大についてでありますけれども、那須塩原、今スマート公民館ということで、幅広い世代に使っていただけるよう、また、将来的には非常時のときに公民館に行けば何とかなるとか、そういう意味で、今、公民館、非常に注目しております。 スマート公民館構築事業として、もう全公民館でオンライン予約システムを導入しました。24時間、どこでも利用者が貸館状況を確認しながら利用申請が可能となりまして、今まで何か前の日に予約をしなければいけないとか、そういうのがありましたけれども、予約はこれでオンラインでできるようになりました。 また、稲村と西那須野、それから三島の公民館ではシェアスペースの整備を行いまして、学生さんが勉強したりとか、あるいは談笑する住民の方も見かけるようになってきました。 また、生き延びられるまちの実現に向けて、災害で特別地域が停電しちゃっても、電気が利用できるようになりつつありまして、今、黒磯公民館と南公民館の太陽光発電、蓄電池とLED照明、それと高林公民館、これ民間事業者の方が寄贈いただきまして、EVステーション付ソーラーカーポート、言わばソーラーカーのポート、これが発電できるんですよね。 そういうことによって、高林は停電時、全部じゃないんですけれども、完全に停電しちゃっても自前の発電システムを持っていますので、一部のエリアは使うことができるので、停電が起きたり電源が取れなくなったとか、情報がないとかいっても、そういった公民館を今後増やしていきたいなというふうに思っております。 環境負荷の低減と利便性の向上を目的に、そのほかに大山公民館は、これも民間事業者の提案で宅配ボックスを設置していただきまして、最近は民間事業者の方がぜひこれやりたいとか、公民館にこういうことをやりたいとか、民間事業者も来るようになりまして、これまでとはまた違う視点で、公民館の在り方という可能性をすごく感じているところであります。 ○議長(山形紀弘議員) 教育部長。 ◎教育部長(田代宰士) 私からは、(4)、(5)、(7)をお答えいたします。 (1)公民館の過去3年間の利用状況について。 15公民館の過去3年間の貸館件数は、令和3年度が1万4,819件、令和4年度が2万1,167件、令和5年度が2万2,881件であり、いっときコロナ禍で公民館の利用が落ち込んでおりましたけれども、新型コロナウイルス5類の引下げ等もありまして、利用状況は増加傾向にあるというところでございます。 (5)公民館使用料は原則無料にすべきと考えるが、市の所見は。 今回の改定は、公民館を利用する人、しない人との公平性の確保、そして利用料による財源の確保を図って、今後とも持続可能なサービスの提供を継続するという観点から、原則有料に移行するという必要があると考えております。 (7)使用料の無料、低額を那須塩原市らしさとしてアピールする市の考えはないのか。 今回の改定は、持続可能な行政サービスを継続するために使用料、手数料の見直しを行うものであることから、公民館使用料の無料、低額を那須塩原市らしさとしてアピールするという考えはございません。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) それでは、順次、番号どおり再質問をさせていただきます。 まず、使用料改定の施設と予定料金ということでございますが、いろんな施設と会議室等ございますが、ちょっと細かくなりますが、健康長寿センターにも会議室はございます。那須野が原博物館にも研修室がございます。ここら辺はちょっと公民館ではないんですが、ここら辺の会議室、研修室も今回の施設の改定となるでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(後藤修) それでは、再質問にお答えいたします。 議員おっしゃるとおり、健康長寿センターの会議室、それと那須野が原博物館の研修室も、今回の改定予定施設に含まれております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) それでは、使用料改定による増収見込額をお聞きします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(後藤修) 今回の料金改定による増収の見込額ということですけれども、使用料に関しては約4,600万円ということになりますが、今回、使用料、手数料ということで、手数料については800万円の増ということで、合わせまして約5,400万円ということでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 使用料が改定された場合の5,400万円の増収のうち、公民館に限って使用料はどれだけ見込んでおるでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(田代宰士) 公民館に限った使用料の増収分ということでございますが、約270万円と見込んでおります。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 1時間当たりの使用料金が、全協の資料の中でも1時間当たり50円から200円と聞いております。 ちょっとこの使用料、1時間50円ですから、変な計算ですけれども、1つ部屋を10人で使うと、10で割ると5円になるという格好ですね、1時間当たりね。 そういう意味では、結構50円という金額だけ見ると低額というふうには感じますが、いろいろ原価計算ということなんでしょうが、なぜ50円から200円というある意味で低額としたのか。 何となく低額にしたのは何か含みがあって、取りあえず初めての有料だから低額にして、次また改定する中で、ちょっと上げていくというようなことになるんではないかという危惧があるんですけれども、そこら辺はどういうふうに今後の料金について考えているかをお聞きしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(田代宰士) 今回の改定は、先ほど説明したとおりの理由でございます。今回の改定の後にまたすぐ改定するのかという点については、今のところまだ想定をしておりませんので、お答えできません。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) (2)のほうへいきます。 公共施設使用料の在り方ということで、受益者負担という答弁がありましたが、受益者というのはどのようなことで、どういう内容の方が受益者負担になるのか、ここをちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(田代宰士) これは公民館の使用の受益者という点でよろしければ、私のほうで答弁させていただきます。 公民館の貸館事業、こちらに当たって借りる方、これが受益を受ける方ということだと認識をしております。 ただ、その中であくまで今回減免というところで、できるだけ公益的な活動であるとか公益的な団体、こういったところにつきましては、料金を頂かないというような整理をしているところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 当然、使用料金を取るということは、利用者が公民館にお金を払うということになるかと思いますが、それの授受の方法をお聞きしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(田代宰士) 公民館使用料につきましては、原則といたしまして、利用日の当日、公民館窓口において現金またはQRコード決済、こちらを想定しております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 当然、現金の授受となると、職員がそれの現金の授受、やるという格好で、公民館の職員の稼働が増えることにつながらないかお聞きしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(田代宰士) 料金の収受が過度に負担になるかというような御質問かと思います。 現在、貸館に際しましては、当然、当日鍵の受け渡し、また、申請書の確認等の事務がございます。その中に料金の収受というものをプラスしても、過度の過重にはならないと考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) (3)のほうの再質問に移らせていただきます。 使用料の改定について、市民の要望、意見を把握しているかについて、それぞれ自治会長連絡協議会、運営審議会、関係団体から意見、要望を聞いて把握しているということでございますが、今、公民館利用者に対して使用料見直し説明会というのが行われているかと思いますが、そこで出された意見はどのようなものがあったのかお聞きをします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(田代宰士) 議員おっしゃるとおり、現在、公民館使用料の見直しに係る説明会を実施しております。本日現在で15公民館中、5公民館が終了となっております。 多かった質問につきましては、使用料の納入方法、また、万が一キャンセルしたときの還付とかの具体的な手続に関するものは多くありました。 使用料の見直しに関しまして、一部反対というような御意見も当然頂戴をしたところではございますが、受ける印象といたしまして、全体としては理解を得られているものと受け取っております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 公民館の使用料の中で減免措置という、免除されるという規定も盛り込まれているようですが、いろんなサークル、団体が利用しているわけですが、当然、免除規定の中で読ませてもらうと、自治会は免除だと。 消防団も免除、民生委員の打合せも免除、農協関係でも、市の事業に関しての打合せだと免除というふうに理解をしているところですけれども、私は免除か有料かというところの中で、なかなか区分しにくいところがあるんじゃないかなというふうに思っています。 それはどういうことかというと、あくまでも公民館は収益を生み出す団体は利用できないということですので、あくまでも公益ということで、公の中の活動としての位置づけで、公民館が生涯学習という場では提供されているということで理解をしておりますので、その中で当然ボランティア団体の利用も結構多いかと思います。 例えば公民館主催事業にそれぞれサポートするボランティア団体が、事前に準備として公民館を使った場合は免除されるのかどうかをお聞きしたいと思いますが。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(田代宰士) 各団体個別個別のお話については、ここでは詳しくは述べませんが、基本的にその団体がサークルなのか、もしくは公益的な性格を持つのかというのを個別に判断させていただければと思います。 一つの例といたしまして、通常のサークル活動の中の一部でボランティアをするという場合は、基本的にはサークルということで、有料ということが整理になるかと考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 免除か有料かの判断は該当の公民館長がするのか、公民館の職員がするのか、どなたが判断されるということでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(田代宰士) 当然、公民館長も公民館の職員でございますので、そういう意味で言えば公民館で判断をさせていただきます。 ただ、1つの公民館での判断ということではなくて、当然、同種のサークル、団体等もありますので、そういった情報はもう全ての館で共有をしていくという予定になっております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 免除団体、有料団体が分けられるということで、利用の仕方が変わってくるかと思うんですが、今、公民館の草取りとか清掃等で各サークル、団体が年2回、公民館の奉仕活動をやっております。やっぱり公民館を無料で利用して、その意味合いで奉仕活動に協力しているということかと考えますが、これが有料になると奉仕活動への協力がちょっと弱くなるんじゃないかというふうに思いますが、その点については何か考えられたことはあるんでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(田代宰士) 個別、全部の館のこの作業をというようなところを私が全部把握しているということではございませんが、議員おっしゃるとおり、奉仕作業というところでございますので、決して強制ではないと。それが公民館の使用料が有料になったことで、それは協力できないということであれば、残念ですが、そこはこちらとすれば了解せざるを得ないのかなと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 公民館の免除の団体、サークル、今度は有料の団体、サークル、これが2つに分けられるわけで、これが何か私は新たな差別を生むのではないかというふうに思います。 減免するのか有料にするのか、公民館の判断に係ると。それの基準は、まだ個々のところではなかなか表せないということですので、この中でやっぱりグレーゾーンがいっぱい出てくるんじゃないかという危惧があります。 先ほどから申し上げているように、基本的には公民館は生涯学習の場であって、全ての団体がやはり利益を生み出す団体ではないわけですね。 利益を生み出す団体は、収益のために公民館を活用する団体は、逆に公民館は利用できないという理解だと思いますので、そういう意味では、全ての団体がやはりボランティア活動を含めて、生涯学習、社会教育活動の中で、地域づくりという点では貢献をしているというふうに考えますので、やっぱり全てのサークル、団体が使用料免除に該当するんじゃないかというふうに私は考えております。 次の項目にいきます。 (5)の今の関連で、公民館使用料を原則無料にすべきというふうに考えるが、市の所見はということでお答えをいただきました。 そこで、当然有料となると、地域住民の利用減少が想定されます。公民館が社会教育施設として、生涯学習や地域づくりなどの交流活動拠点としての存在意識が薄れるのではないかというふうに考えます。 そこで、質問しますが、社会教育施設として位置づけられている公民館の有料化は公民館利用の趣旨から外れるのではないかということで、市の所見をお聞きいたします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(田代宰士) 社会教育法上の取扱いということでございます。 公民館使用料につきましては、社会教育法では特段規定がないというところでございます。公民館の設置管理に関する事項は、市町村が条例で定めるものということになっておりますので、その意味であれば、有料であっても社会教育法の趣旨からは外れないのではないかと思っております。 本市といたしましては、今後とも持続可能な行政サービスの提供、これを継続するとの観点から、原則有料に移行する必要はあるというのは、重ねて申し上げたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 市民の意見を聞くという過程の中で、公民館運営審議会に対して答申を出されております。この公民館運営審議会での出された意見は、どのようなものがあったかお伺いします。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(田代宰士) 公民館運営審議会からは、今年の1月16日付で答申を頂きました。「公民館使用料の見直しに係る方向性について」というタイトルで、要約いたしますと、基本的な考えとしては、原則有料への移行が必要な時期を迎えているというような御意見を頂戴したところでございます。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 公民館運営審議会への諮問から答申までの期間が、令和5年12月20日に諮問しています。令和6年1月16日に答申をされていると。12月から1月と、年末年始を挟んで非常に短期間で審議がされています。公民館運営審議会は一体何回開催されたのでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(田代宰士) 昨年度、公民館運営審議会は3回開催されたと記憶しております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 次に、(6)は特にありません。(7)のほうへ移りたいと思います。 (7)使用料の無料、低額を那須塩原市らしさとしてアピールする市の考えはないかということで、アピールする考えはないということで答弁をいただきましたが、ここで質問させていただきます。 公民館が原則無料で、活発に使用されてきた長い歴史があります。この歴史に対して、市はどういうふうに今まで考えてきたでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(田代宰士) これまで公民館を活発に御利用いただいたということにつきましては、本市の社会教育への貢献、こういったものが大変多大なるものがあったのではないかと考えております。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 先ほどの答弁で、増収を見込んでいる額、公民館使用料では大体270万円分の増収を見込んでいるということですが、270万円、大きいか小さいかはそれぞれ考え方によって違うかと思いますが、これは市の財政調整基金もございますし、あるいは公民館に関するいろんな基金があると思います。これらをそこから捻出して、270万円を補うということについてはどのように考えられるでしょうか。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(後藤修) 議員のお話である財調を使ったらどうかというお話ですけれども、基本的に今回の改定の考え方は、施設を利用する人と利用しない人の公平性の観点から、原則有料とするということで改定が始まったものですので、基本的には財調等の活用は考えてございません。 ○議長(山形紀弘議員) 1番、堤正明議員。 ◆1番(堤正明議員) 使用料が1時間50円ということですから、これが受益者負担になるのか、あるいは公平性がこれで解消されるのかというのは、甚だ疑問のある金額設定ではないかなと思いますが、使用料の有料化、先ほどから申しているように、公民館は60年の歴史があるわけですよね。この無料化で、公民館をしっかり利用拡大して使ってきた歴史60年、この歴史に悪い1ページを今回の有料化は残すことになるのではないかというふうに危惧をしております。 公民館が地域の拠点として、市民の地域自治活動の場として活用されておるわけですから、あるいは生涯学習の場としても活用されております。これが将来、公民館の利活用をもっともっと拡大していかないといけないと。地域が発展をしていくということでは、やはり公民館の無料化は継続するべきであると私は考えております。 公民館の役割といいますが、公民館の役割、住民自治というような考え方もございます。住民の自治能力を高めていくと。それから、そのためには、住民が学習を通して自治能力を高めていく。あるいは、自分たちの地域づくり、まちづくり、これの力をつけていく場だというところが重要なところで、そういう社会教育施設という役割を公民館は持っているというふうに私は考えます。 そこで、ちょっと質問をさせていただきたいと思いますが、本市は公民館の利用拡大を行って、地域づくりを行っていくという方針を持っているかと思いますが、今回は利用者が減少につながる有料化、市の方針とある意味で逆方向になるような施策になるのではないかと考えますが、市長の考え方をお聞きしたいと思います。 ○議長(山形紀弘議員) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(渡辺美知太郎) 入湯施設の話も含め、申し上げたいんですけれども、温浴施設は全て合わせて、今1億円の赤字なんですよね、全て合わせて。 なんで、特定の地域を狙い撃ちしているわけでもなく、年間1億、それと観光施設を合わせると多分2億近い赤字が毎年出ていて、多分それぞれに残してほしい理由があるわけですよね。 例えばじゃ観光施設と地元の人が使う長寿の湯を一緒にするのは乱暴だというんだったらあれかもしれませんが、例えば議員の御地元の華の湯はとっくにもう閉鎖されている中で、じゃ長寿なら残して、華の湯はじゃ潰しちゃっていいのかとか、そういった議論になってくると思いますけれども、やっぱりこれからやるべきことは何かと。 確かにお金があれば、安くお風呂に入れればいいよね、公民館もただで使えればいいよねという話ですけれども、やっぱり応分の負担を考えていかないと、本当に今後じゃ大変なことになると思うんですよ、私は。毎年2億の赤字なんて、とんでもない話だと僕は思っているんです。 それで、安くお風呂に入れれば、それはハッピーかもしれませんけれども、でも財政再建どうするんですか。これやるためにこれはこうだ、あれはこうだと言っていたら、本当にどうしようもなくなっちゃうと僕は思うんです。 だから公民館についても、これははっきり言って、今まで何の議論もしなかったツケが今回ってきていると思うんです。那須塩原だけです、公民館がただで使えるというのは。 有料といってもほとんどもう廉価の話であって、やっぱり費用応分の負担、使った人が利用者負担はやらなければいけない。その議論をさぼっていたわけじゃないですが、合併したというのもありますけれども、やっぱりそれをいろいろ事情ありました。 だから別に悪いわけじゃないですけれども、やっぱり今この時点で、全てにおいて費用をどのようにやっていくか。そういったことをしっかりとこれから議論していく必要があるというふうに思っております。 ○議長(山形紀弘議員) 以上で1番、堤正明議員の市政一般質問を終了いたしました。--------------------------------- △散会の宣告 ○議長(山形紀弘議員) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでした。 △散会 午後3時30分...