鹿沼市議会 2019-09-27
令和元年第4回臨時会(第1日 9月27日)
議員案第5号 各
常任委員会への
特定調査事件付託について
議員案第6号
議会運営委員会への
調査事件付託について
出席議員(24名)
1番 鈴 木 紹 平
2番 橋
本 修
3番 藤 田 義 昭
4番 梶 原 隆
5番 宇 賀 神 敏
6番 佐 々 木 里 加
7番 大 貫 桂 一
8番 石 川 さ や か
9番 鈴 木 毅
10番 阿 部 秀 実
11番 加 藤 美 智 子
12番 市 田 登
13番 佐 藤 誠
14番 舘 野 裕 昭
15番 大 貫 毅
16番 鈴 木 敏 雄
17番 谷 中 恵 子
18番 津 久 井 健 吉
19番 小 島 実
20番 増 渕 靖 弘
21番 横 尾 武 男
22番 関 口 正 一
23番 鰕 原 一 男
24番 大 島 久 幸
欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定による
出席要求によって出席した者
市長 佐 藤 信
経済部長 杉 江 一 彦
副市長 福 田 義 一
環境部長 金 子 信 之
総務部長 糸 井 朗
都市建設部長 茂 呂 久 雄
財務部長 渡 邉 政 幸
水道部長 坂 入 弘 泰
市民部長 袖 山 稔 久 消防長 小 池 一 也
保健福祉部長 早 川 綾 子 教育長 高 橋 臣 一
こども未来部長 石 川 佳 男
教育次長 上 林 浩 二
事務局職員出席者
事務局長 石 塚 邦 治
議事課長 小 杉 哲 男
○
石塚邦治 事務局長 おはようございます。最初に申し上げます。
本日は、
一般選挙後の最初の
会議でありますので、まだ議長の職務を行う方がおりません。
したがいまして、議長が選挙されるまでの間、
地方自治法第107条で
年長議員が
臨時議長の職務を行うことが規定されております。
出席議員中、
鰕原一男議員が年長の議員であります。
鰕原一男議員、議長席にご移動願います。
○
鰕原一男 臨時議長 ただいま紹介されました
鰕原一男でございます。議会の開会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。
本日は、改選後初めての議会であり、
鹿沼市議会の議長、副議長以下の選挙が行われるわけでありますが、議長が決まりますまでの間、
地方自治法第107条の規定により、議長の職務を務めさせていただきますので、議員の皆様のご協力をお願いいたします。
それでは、ただいまから
令和元年第4回
鹿沼市議会臨時会を開会いたします。
(午前10時00分)
○
鰕原一男 臨時議長 これより直ちに本日の
会議を開きます。
現在出席している議員は24名であります。
この際、議事の進行上、仮議席を指定いたします。仮議席は、ただいまご着席の議席を指定いたします。
本日の
議事日程を
事務局長に朗読させます。
○
石塚邦治 事務局長 議事日程を朗読。
○
鰕原一男 臨時議長 日程の朗読は終わりました。
日程第1、議長の選挙を行います。
申し合わせにより、選挙の前に
所信表明の場を設けることになっております。
あらかじめ2人の議員から立候補の届け出がありましたので、
届け出順にこれを許します。
増渕靖弘議員。
○
増渕靖弘 議員 おはようございます。今回、議長に立候補いたします
増渕靖弘でございます。
私は、この議長選に当たりまして、この16年、4期16年間
議員生活をしている中で、議長として何ができるかということを
皆さんに訴えていきたいと思っております。
まず最初に、よく議会の中で言われるのが、選挙のたびに言われるのですけれども、「議会は何をしてるんだ」、「議員は何をしてるんだ」というようなことがよくこの耳の痛い言葉を聞きます。
そのときに、議員というのは私自身のことだと思うのですけれども、「議会の行動」、「議会が何をしているか」ということが問われていることが、私の中でずっと思いがあります。
では
鹿沼市議会を振り返りまして思うのは、
鹿沼市議会が粛々とやってきたことは、
議会基本条例を初めとして、
通年議会、そしてそれに、
議会基本条例に伴いまして、我々は
議会報告会という形でどうにか市民の
皆さんに議会を知っていただこうということでやっていますし、
政務活動費に関しましても、クリーンで、そして
情報公開としてもきちんと議会はしています。
その中で、なぜこういうことが市民から言われるのかということが私は疑問に思って、考えてみました。
それは、「市政というのは、議会と
執行部の両輪だ」というようなことでよく言われます。
しかし、顧みますれば、我々議会には執行権も人事権もありません。たとえでいつも両輪と言われていますが、その両輪の大きさが
執行部のほうが物すごく大きくて、議会は本当に
チェック機能という形と予算の執行に対しての質問という形で成り立っていると思うので、その両輪という表現が適切であるかということが疑問に思います。
しかし、それが「適切であるか、適切でないか」を議論するのではなくて、「議会がこれからいかに発信力を増していくか」、それが議長になる私の責務だと思っていますし、私もそれをやりたいと思っております。
一つに、私がやりたいと思っているのは、議会として、
執行部が提案してくる議案、そしてこれからの施策、それに対して議会がどういうふうにあるべきかということです。
我々、
一般質問が一番市民の皆様にもわかりやすく、そして市民の中でいろいろなことを、議員の
皆さんが質問の中でぶつけて、市政の方向性をただしているのだと思うのですけれども、それに対する答弁がいつも「ご理解いただきたい」とか、または「検討いたします」というような形で、その結果が、検討がいつ、どういうふうな形で、どういうふうに予算が決まるのか、検討の結果というのがなくて、一生懸命
一般質問を考えている議員が、いつも「検討」ということではぐらかされる。
そうすると市民は「あそこまで言っても、これどこまで実行されるんだろう」というところがあると思うのです。その時点で私は、これから議会としては、私の
一般質問でもしましたけれども、「検討する」とか、「考えます」ということに対しては、次の3カ月後の議会の冒頭で、この前「検討します」と言ったことに対しての検討結果をちゃんと報告する義務を負うような、
大分市議会はそういうふうな形で「検討をしたい」という答弁をすると、それに対して必ず次の議会で議員に対して、その検討結果を報告するというような形をとっていて、市民に対してもわかりやすいと思う。
そしてもう1つは、やはり市政で行っていることが全部、100%、市民に対して、市民も「そうだよな」ということはないと思うのです。やはり議会人として、我々がいろいろなところへ出ていったり、もっと積極的に発信することによって、「本当の市民のニーズは何だろう」、「『
市民ファースト』は何だろう」と考えたときに、それをきちんと議会として市政にぶつけていく。その中では
代表質問という形も考えなければいけないと思う。
会派ごと、そして
党派ごとに
代表質問をするということも考える。
そういうことを含めて、議会の発信力を増す。それが1つです。
そして、私の16年間のライフワークの中であったもう1つが
議会改革です。
これもかなり進みました。先ほど申し上げたように、議会の中で
政務活動費の透明化、そしてその使い道の
情報公開をしたり、
予算委員会をつくって議員が予算に対して物申すということもやっています。
先ほど申したように、
議会報告会ということで、
皆さんの地元の人とか、そういうところに行っていますけれども、それだけでは足りないと思います。もっと小学生、中学生、高校生、そしてその親、保育園・
幼稚園児の親、そういうところまで議会が出ていって、そこで「今何が一番必要ですか」ということをお伺いして、それを市政に反映させる。そういう議会でありたい。
そしてもう1つは、
ケーブルテレビでの中継や
議会報告会というのはやっているが、どうしても議会の中でやっていることというのがなかなか見えない。それに対して、私はもう1つ踏み込んで、
常任委員会、
特別委員会での議員と
執行部とのやりとりがインターネットとか、今はSNSとか、いろいろな形で情報発信できる。そういう形で普段から、
本会議以外でも、「きちんと議員は活動しているんだよ」、「その中でいろいろなことを議論しているんだよ」ということまで市民の
皆さんにわかっていただきたい。そして我々、今回選ばれてきて、
投票率は51%ですけれども、全員合わせると4万票近い票の支持を得ているのです。その人たちの思いを託されている。それは
市長個人、
執行部職員個人の票よりも多いのですね。そのことを重々踏まえて、我々1票1票託された議員がこれからも議員としてまとまることもある、そしてまた
喧々諤々の中で、是々非々の立場の中で、議会の重さを、そして議員の発言をもっともっと強めていって、「あ、この議員に投票してよかったな」と思ってもらえる議会をつくっていきたいと思います。
これが私が今回議長として立候補した思いでございます。これから議長として職務を全うするつもりでおりますので、何とぞ
皆さんのご理解をいただきますことを切にお願いして、私の
所信表明とさせていただきます。
ご清聴まことにありがとうございました。
○
鰕原一男 臨時議長 大貫毅議員。
○大貫 毅 議員 おはようございます。議長選への立候補に当たり、私、大貫毅の所信を述べさせていただきたいと思います。
「政治は60点でなければならない」。これは亡くなりましたけれども、
大平正芳元首相の言葉だそうです。
「いろんな人の話を聞きながら、60点ぐらいに収める。実はこれが一番正解に近い」、こういうことだそうです。
だから彼は、今ないですけれど当時の社会党、共産党の方とも
いろいろ話を聞いて
合意形成を図っていったと、こういうことのようです。
私
たち市議会にも、議員の
皆さんはそれぞれ政治的な、いろんな立場がありますし、地域の事情もあります。
当然、それぞれ違う意見を持っているのが、これは当たり前な話であります。
ですから、大いに議論をしていかなければならない、このように思います。
しかし、その議論が、相手を言い負かすだけの議論であったり、反対のための議論であったり、そういうことではいけない、このように思います。議論を通じてどうやって一致点を探していくのか、生産的な議論、建設的な議論、こういうものが求められているのではないかと思います。
どうしても
市議会の議論というのは、様々な形式にとらわれがちであります。そういう意味では、この辺の議論のあり方も見直しを図っていかなければならないかもしれません。
そしてまた、専門家や市民の
皆さんの意見を取り入れていく、それを参考にしながら議論を深めていく、こういうことも必要なのかなというふうに思っています。
もちろん
市議会は
議決機関ですから、最終的には物事を決める。これが大きな
市議会の役割であります。
そして、その決めたことに対して、私
たち議員一人一人はその責任を負わなければなりません。
だからこそ
市議会には熟慮を通じた
合意形成、こういうことが求められているのだろうというふうに思っています。
今、私たちは
少子高齢化、
人口減少という困難な事態に直面をしています。これはかつて政治家が経験したことのないような初めての事態だと私は思っています。
この困難な事態に立ち向かって市民の
皆さんとともにこの鹿沼市をどのように導いていくのか。それが私
たち議員に求められているし、
市議会に求められている役割だろうと思います。
そういう意味で私は
皆さんとともにこの議論を先導してまいりたい、このように考えております。
さて、私たちが選出された
市議会議員の選挙、残念ながら
市議会史上最低の投票率をさらに更新をしてしまいました。52%台、こういう低
投票率です。「
市議会は何をやっているのかよく見えない」、「誰がやっても同じじゃないか」、こんな市民からの意見も聞かれます。「
市議会の様々な決定が私たち、
自分たちの市民の
皆さんの暮らしを支えている」、あるいは「
市議会の議論によって私たちの暮らしが変わっていく」、こういうことを市民の
皆さんが実感をできていない。「
市議会が政治的な有効性を持っている」と、こういうふうな認識ができない、感じることができない現状があるのかなというふうに思っています。
議会の改革といいますと、どちらかというと議員の歳費の問題、あるいは定数の問題、こういうところに議論が集中しがちでありましたけれども、もちろんそのことも大切だとは思いますけれども、議会の機能である行政の監視や
政策立案など、こういったものにもっと力を注いでいかなければならないのではないかと思っています。
そういう意味で、
議会基本条例が制定をされ、私たちは
議会報告会・
意見交換会、こうしたものの開催を始めました。
そして、これを通じて市民の
皆さんの声を聞いて、それを私たちが議論をして
政策決定に生かしていく。あるいは
予算要望に上げていく。そしてその結果をまたさらに
議会報告会・
意見交換会に持ち寄って、市民の
皆さんにお示しをする。この
サイクルをきちんと確立をしていく。ここが私は大変重要だろうというふうに思っております。
現在、
常任委員会での閉会中の
継続調査、あるいは
特別委員会での様々な
政策議論、
予算委員会での議論など、いろいろ私たちも行っておりますけれども、これらを一度先ほどの
政策サイクルに合わせて整理統合していくことも必要なのではないでしょうか。
どうも私たちの議論が分散をしてしまう。そういう傾向にあるように思えてなりません。
議会報告会や
意見交換会で出された意見は、
常任委員会で集中的に
調査研究をやっていましたけれども、その議論をしていく。さらにはそこから
予算要望を上げていく。そして
決算審査も行っていますけれども、これも例えば
常任委員会でやっていくことによって、市民からの声をそういうものにも反映をしていける。こういう一連の流れをつくっていくということも必要ではないでしょうか。
その中で、
常任委員会の任期などももしかすると考えていく必要もあるのかもしれません。
いずれにしても、この間行ってきた
議会改革を
政策サイクルに合わせて改善をしていく。こういうことが必要だと思います。
市民の
皆さんの関心事は「
議会報告会・
意見交換会でいろんな意見を述べたけど、それがその後どうなったの」ということだと思います。これは当然のことです。
だからそのことをしっかりと
常任委員会や、そういうもので議論をして、また返していく。その
サイクルを何度も粘り強く続けることによって、初めて「あ、
市議会というものは私たちの暮らしにとって非常に有効なものなんだな」と、そういうふうな認識が市民の中に生まれてくるのではないでしょうか。
そういうことをしっかりとつくっていくことが、今私
たち議会には求められているのではないかというふうに思っております。
そうした中で、これらの議論を補足していく形でも、先ほども申し上げましたけれども、専門家の意見や、直接また市民をお呼びしていろんな意見を聞き取る、こういった仕組みをつくっていくことも必要かというふうには思っております。
いずれにいたしましても、こうした議会の改革、私も先頭に立って、
皆さんとともに議論をしていければなというふうに思っております。
ぜひ私に議長の任をお与えいただきまして、
皆さんとともにこれらの改革を進めていければと思っておりますので、どうか
議員各位のご支持をお願いをいたしまして、私の
所信表明とさせていただきます。ありがとうございました。
○
鰕原一男 臨時議長 議長の選挙を行います。
議場の閉鎖を命じます。
(
議場閉鎖)
○
鰕原一男 臨時議長 ただいまの
出席議員数は24名であります。
投票用紙を配付させます。
(
投票用紙配付)
○
鰕原一男 臨時議長 投票用紙の
配付漏れはありませんか。
配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
(
投票箱点検)
○
鰕原一男 臨時議長 異状なしと認めます。
念のために申し上げます。
投票は
単記無記名であります。
投票用紙に
被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票をお願いいたします。
議員全員が
被選挙人となります。したがって、立候補しなかった議員の氏名を記載し、投票しても有効であることを申し添えます。なお、白票は
無効投票として処理いたします。
点呼を命じます。
(投 票)
○
鰕原一男 臨時議長 投票漏れはありませんか。
(「ない」と言う者あり)
○
鰕原一男 臨時議長 投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
(
議場開鎖)
○
鰕原一男 臨時議長 開票を行います。
鹿沼市議会会議規則第30条第2項の規定により、立会人に
鈴木紹平議員、
大島久幸議員を指名いたします。したがって、両名の立ち会いをお願いいたします。
(開 票)
○
鰕原一男 臨時議長 選挙の結果を報告いたします。
投票総数24票、これは先ほどの
出席議員数に符合いたしております。
そのうち、
有効投票 24票
無効投票 0票
有効投票中
増渕靖弘議員 12票
大貫 毅議員 11票
阿部秀実議員 1票
ただいまの報告の中で、候補者以外への投票がありましたので、
事務局長から説明をお願いいたします。
○
石塚邦治 事務局長 ただいま議長から、
議長選挙の結果報告がありました。
その中で、立候補していない
被選挙人の
得票報告がありました。
正副
議長選挙におきましては、
地方自治法第118条第1項で、その手続を
公職選挙法の規定を準用しておりますが、立候補の規定は準用されておりません。
地方自治法第103条第1項では、議員の中から
正副議長1人を選出しなければならないとの規定が優先されるため、立候補しなかった議員への投票も有効となるものです。
説明は以上です。
○
鰕原一男 臨時議長 以上のとおりであります。
したがって、
増渕靖弘議員が議長に当選されました。大変おめでとうございます。(拍手)
ただいま当選されました
増渕靖弘議員が議場におられますので、
鹿沼市議会会議規則第31条第2項の規定により、当選の告知をいたします。
この際、
増渕靖弘議員の
議長就任のための発言を許します。
増渕靖弘議員。
○
増渕靖弘 議長
先ほど当選の告知を受けまして、この度議長に就任する
増渕靖弘でございます。
先ほども申し上げたとおり、私は議会の重み、そして議員の発言、そういうものを大切にしていきたいと思います。
そして、何よりも先ほど私と立候補の所信を表明しました
大貫毅議員の発言の内容が、私と本当に近寄っていて、議会の中での諸問題に対する
共通認識が多数ありました。
その中でもやはり票的には拮抗しております。
皆さんとともに、議員の意見を尊重し、そして何よりも「
市民ファースト」、それが一番でございます。
市民の望んだことに対して、議員が、そして議会がいかに発信力をもてるか、市政における議会の重さ、そして議員の発言の重みをこれからも大切にしていくことを、この場をもってお約束して、これからの私の
議会運営方針とさせていただきます。
まことにありがとうございました。(拍手)
○
鰕原一男 臨時議長 挨拶は終わりました。
暫時休憩いたします。
再開は、放送及び号鈴でお知らせいたします。
(午前10時48分)
○
増渕靖弘 議長 休憩前に引き続き再開いたします。
(午前11時10分)
○
増渕靖弘 議長 ただいまお配りした
議事日程を
事務局長に朗読させます。
○
石塚邦治 事務局長 議事日程を朗読。
○
増渕靖弘 議長 お諮りいたします。この際、お配りしたとおり
議事日程を追加し、議題といたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
増渕靖弘 議長 ご異議なしと認めます。
したがって、ただいまお配りしたとおり、
議事日程を追加し、議題とすることに決しました。
続いて、日程第2、議席の指定を行います。
議席は、
鹿沼市議会会議規則第3条第1項の規定により、議長において指定いたします。
議席番号と氏名を
事務局長に朗読させます。
○
石塚邦治 事務局長 議席を朗読いたします。
なお、敬称は省略させていただきます。氏名を読み上げましたら、議席にある氏名標を引き上げてください。
議席番号 1番 鈴木 紹平
2番 橋本 修
3番 藤田 義昭
4番 梶原 隆
5番 宇賀神 敏
6番
佐々木里加
7番 大貫 桂一
8番
石川さやか
9番 鈴木 毅
10番 阿部 秀実
11番
加藤美智子
12番 市田 登
13番 佐藤 誠
14番 舘野 裕昭
15番 大貫 毅
16番 鈴木 敏雄
17番 谷中 恵子
18番
津久井健吉
19番 小島 実
20番 増渕 靖弘
21番 横尾 武男
22番 関口 正一
23番 鰕原 一男
24番 大島 久幸
以上でございます。
○
増渕靖弘 議長 ただいま
事務局長が朗読いたしましたとおり、議席を指定いたします。
続いて、日程第3、
鹿沼市議会会議録署名議員の指名を行います。
地方自治法第123条第2項及び
鹿沼市議会会議規則第87条の規定により、
会議録署名人に、1番、
鈴木紹平議員、24番、
大島久幸議員を指名いたします。
続いて、日程第4、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。この
臨時会の会期は、本日1日としたいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
増渕靖弘 議長 ご異議なしと認めます。
したがって、会期を本日1日と決定いたしました。
続いて、日程第5、副議長の選挙を行います。
申し合わせにより、選挙の前に
所信表明の場を設けることとなっております。
あらかじめ2人の議員から立候補の届け出がありましたので、
届け出順にこれを許します。
鈴木敏雄議員。
○16番 鈴木敏雄 議員
皆さん、こんにちは。
鹿沼市議会副議長に立候補いたしました鈴木敏雄です。
今回皆様のご支援、ご支持により、副議長に立候補の挑戦をさせていただくことになりました。身に余る光栄であり、心より感謝申し上げます。
今、鹿沼市が抱えている問題は様々あります。災害に強いまちづくりも急がなければなりません。また、
少子高齢化に伴う
人口減少問題は、今鹿沼市の抱える最も大きな問題であります。
鹿沼市の人口が最も多かったのは、平成13年3月で10万4,916人です。合併前は鹿沼市の人口は9万人台でありましたけれども、現在、鹿沼市と旧粟野町が合併していますので、比較検討上、いわゆるこの旧鹿沼市と旧粟野町の合計人数の最も多かったのが、鹿沼市の多かった人口として、総務省の基準でそうなっております。10万4,916人です。
このときをピークに、
人口減少が続き、平成18年1月1日、旧鹿沼市・旧粟野町合併時に10万4,056人、平成26年3月には10万人を切り、本年9月1日現在で9万5,766人であり、これは予測よりも早いスピードで
人口減少が続き、今後もこれが続いていくと言われております。
こういう状況の中にあっても、行政サービス、社会保障は市民の皆様のもとに確実に送り届けなければならないわけであります。
そのためにも、新しい仕事、地域の仕事をつくり出し、我がまち、我が地域の将来像をどう描いていくか、若い人も高齢者も全ての人が希望ある人生設計を描けるような、具体的な将来像をどう実現していくか、すなわち地方創生が今問われているわけであります。
私は地域の活性化に向けたビジョンを示し、それを具体化し、市民の皆様の願いが実現できるよう、「元気な鹿沼」を目指し頑張っていく決意であります。
また、これからの鹿沼、未来の鹿沼をつくってくれるのは今の子供たちであります。そのためにも、子育て支援、教育環境の充実にも力を入れていきたいと思っております。
そして、議員の皆様とともに副議長として議長を支え、多くの市民の皆様の厚い信頼をいただける議員として、しっかりと責任の果たせる、そして誇れる
鹿沼市議会を目指していきたいと思っております。どうか議員皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げまして、私の立候補の挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
○
増渕靖弘 議長 舘野裕昭議員。
○14番 舘野裕昭 議員
鹿沼市議会副
議長選挙に当たり、所信を述べさせていただく前に、先日の台風15号での千葉県や各地での災害に遭われました方々にお見舞いを申し上げます。また1日も早い復旧・復興をお祈りいたします。
今回の副
議長選挙に臨むに当たり、私の議会に対する考えを述べさせていただきます。
議会は、市民の
皆さんの生活にかかわる崇高な使命と責任があります。私は市民に身近で、信頼の持てる議会を目指し、諸先輩議員がつくり上げてきた
鹿沼市議会の伝統を守りつつ、
議会基本条例を軸に、よりよい
鹿沼市議会にしていきたいと考えております。
市民と議会の関係についてでありますが、今まで
議会報告会を開催させていただき、多くの市民からのご意見・ご提言・ご要望に対し、真摯に向き合い、市民参加型の議会を構築してきておりますが、今後はこれまで以上に
情報公開を積極的に進め、わかりやすい議会、真に開かれた議会の実現に取り組みたいと思います。
次に、議会と
執行部との関係であります。
議会制民主主義において、二元代表制の一翼を担う議会は、
執行部に対し、緊張感を持ちながら、是々非々の姿勢を持って、よりよい市政、まちづくりの実現、そして議会は多様な意見を出し合い、課題や論法を明らかにしながら
合意形成していくことが重要であると考えております。
人は持っている意見が異なることは当然であります。政治とはその考えを討論によって調整しながら折り合いをつけていくことであり、議員においても様々な意見を持ち、市民の負託を受けて議員に選出されております。その様々な意見の調整役として、尽力させていただきたい。そう思っております。
本市においても
人口減少による課題に直面しており、財政負担を可能な限り軽減する堅実な市政運営を基本に第7次鹿沼市総合計画に掲げた施策を推進し、『花と緑と清流のまち』、『笑顔あふれる人情味のあるまち』を目指し、「いちご市」をアピールしながら議会としても達成できるよう努力していきたいと考えております。
鹿沼市議会としても、様々な課題が山積しておりますが、まずは政策提言する議会として、議会からの政策形成
サイクルをもとに、政策提案するものであり、議事機関として、積極的に総合計画の実行計画をもとに政策強化に取り組みながら進めていきたいと思っております。
また、ICT化を進める議会であります。まず早急にタブレットを導入し、ペーパーレス化を進めるとともに、市民の意見を吸い上げる機能を強化、また議会の見える化を進めていきたいと思っております。
その他議員定数の問題等々、様々な議会内の山積事項を一つ一つ検証し、改革していければと考えております。
また、災害に強い行政機能を1日でも早く確立するため、3年後の新庁舎完成に向け、速やかに整備工事に着手できるよう推進してまいります。
数の論理だけで物事を進めるような議会ではなく、秩序と徳を重んじた議会にしていきたい、そういう思いでこの場に臨んでおります。
中立公平の立場で職を務めさせていただければと思う次第でありますが、
議員各位におかれましては、ご賛同いただけますことを切にお願い申し上げ、以上、私、舘野裕昭の副議長立候補に当たっての
所信表明とさせていただきます。
ご清聴ありがとうございました。よろしくお願いいたします。
○
増渕靖弘 議長 副議長の選挙を行います。
議場の閉鎖を命じます。
(
議場閉鎖)
○
増渕靖弘 議長 ただいまの
出席議員数は24名であります。
投票用紙を配付させます。
(
投票用紙配付)
○
増渕靖弘 議長
投票用紙の
配付漏れはありませんか。
(「ありません」と言う者あり)
○
増渕靖弘 議長
配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
(
投票箱点検)
○
増渕靖弘 議長 異状なしと認めます。
念のため申し上げます。
投票は
単記無記名であります。
投票用紙には
被選挙人の氏名記載の上、点呼に応じて、順次投票をお願いいたします。
議員全員が
被選挙人となっておりますので、したがって、立候補しなかった議員の氏名を記載し投票しても有効であることを申し添えます。なお、白票は
無効投票として処理いたします。
点呼を命じます。
(投 票)
○
増渕靖弘 議長
投票漏れはありませんか。
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
(
議場開鎖)
○
増渕靖弘 議長 開票を行います。
鹿沼市議会会議規則第30条第1項及び第2項の規定により、立会人に2番、橋本修議員、23番、
鰕原一男議員を指名いたします。したがって、両名の立ち会いをお願いいたします。
(開 票)
○
増渕靖弘 議長 選挙結果を報告いたします。
投票総数24票、これは先ほどの
出席議員に符合いたします。
そのうち、
有効投票 23票
無効投票 1票
有効投票中
鈴木敏雄議員 12票
舘野裕昭議員 11票
以上のとおりであります。
したがって、鈴木敏雄議員が副議長に当選されました。
ただいま当選されました鈴木敏雄議員が議場におられますので、
鹿沼市議会会議規則第31条第2項の規定により、当選の告知をいたします。
この際、鈴木敏雄議員の副
議長就任のための発言を許します。
16番、鈴木敏雄議員。
○鈴木敏雄 副議長 皆様、大変にありがとうございました。私、本当にまだ未熟者でありますけれども、
所信表明で申しましたように、議員の皆様とともに副議長として議長を支え、多くの市民の皆様の厚い信頼をいただける議員として、しっかりと責任の果たせる、誇れる
鹿沼市議会を目指していく決意であります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○
増渕靖弘 議長 挨拶は終わりました。
続いて、日程第6、
常任委員会委員並びに
議会運営委員会委員の選任についてを議題といたします。
各会派代表者
会議、打ち合わせ開催のため、暫時休憩いたします。
各会派の代表者は本館3階
常任委員会室にお集まりください。
各会派の代表者以外の議員は、議員控室でお待ちください。
臨時会の再開は放送及び号鈴でお知らせいたします。
暫時休憩いたします。
(午前11時49分)
○
増渕靖弘 議長 休憩前に引き続き再開いたします。
(午後 2時00分)
○
増渕靖弘 議長
常任委員会並びに
議会運営委員会の選任については、
鹿沼市議会委員会条例第5条第1項の規定により、議長において指名いたします。
指名する方の氏名を
事務局長に朗読させます。
○
石塚邦治 事務局長 朗読いたします。
なお、敬称は省略させていただきます。
総務
常任委員会委員
宇賀神 敏
大 貫 毅
小 島 実
したがって、
増渕靖弘議員が栃木県
後期高齢者医療広域連合議会議員に当選されました。
ただいま当選されました
増渕靖弘議員が議場におられますので、
鹿沼市議会会議規則第31条第2項の規定により、当選の告知をいたします。
執行部への
出席要求のため、暫時休憩いたします。
休憩中に
議会運営委員会を開催いたします。
議会運営委員会委員は本館3階
常任委員会室にお集まりください。
議会運営委員会委員以外の議員は、議員控室でお待ちください。
臨時会の再開は、放送及び号鈴でお知らせいたします。
暫時休憩いたします。
(午後 2時50分)
○
増渕靖弘 議長 休憩前に引き続き再開いたします。
(午後 3時10分)
○
増渕靖弘 議長 日程第9、議案第75号 鹿沼市
行政財産使用料条例等の一部改正についてを議題といたします。
市長から
提案理由の説明を求めます。
佐藤信市長。
○佐藤 信 市長 提出議案の説明に入る前に一言申し上げさせていただきたいと思います。
午前中の
市議会臨時会において、接戦というか、僅差というか、見事増渕議長、鈴木副議長が当選をされました。心からお祝いを申し上げると同時に、今後とも市政の円滑かつ民主的な運営、さらなる議会の活性化に向け、お二人には、これまでの経験、そしてまた見識をもとに、大いにその手腕を発揮をされて、ますますこの議会の充実が図られることを心よりご期待申し上げたいというふうに思います。
それでは、議案の説明をさせていただきます。
議案第75号 「鹿沼市
行政財産使用料条例等の一部改正」につきましては、消費税法及び地方税法の一部改正に伴い、行政財産使用料等の額を見直すためのものであります。
以上で説明を終わります。
○
増渕靖弘 議長
提案理由の説明は終わりました。
議案調査のため、暫時休憩いたします。
再開は、午後3時15分とさせていただきます。
(午後 3時12分)
○
増渕靖弘 議長 休憩前に引き続き再開いたします。
(午後 3時15分)
○
増渕靖弘 議長 これから質疑に入るわけでありますが、
議員各位に確認いたします。
この件につきましては、発言通告をとっておりませんので、質疑のある方は順次発言を許します。
なお、
鹿沼市議会会議規則第55条の規定により、質疑は同一議員につき、同一議題について3回を超えることができません。
以上、お願いいたしまして、質疑に入ります。
ご質疑のある議員はいらっしゃいますか。
10番、阿部議員。
○10番 阿部秀実 議員 議案第75号のこの使用料条例の一部改正ということで、議案が出ていますが、私はこれまで国の消費税の増税に対して反対の立場から、議会の中でも条例改正などで反対をしてまいりました。
しかし、いよいよ迫った増税、10月1日からということで、今ここでの反対とかは市民の混乱も招くということであえて反対はしませんが、様々な数字が出てきています。
利用する業者とか市民とか、今消費税の増税に対して、混乱する問題も出ていますので、ぜひ市の対応、十分に慎重にお願いしたいと思いますが、もし何か考え方があれば、一つ質問したいと思います。
○
増渕靖弘 議長 当局の答弁を求めます。
渡邉
財務部長。
○渡邉政幸
財務部長 ご質問にお答えします。
私のほうで財務部ということで、行政財産の使用料についての関係で今回改正をいたします。
今回の改正で対象になる件数は4件であります。
今回、今日の臨時議会で議決になった後に、丁寧にこの4件の対象のところ、団体になりますが、説明させていただきたいと思います。
以上で答弁を終わります。
○
増渕靖弘 議長 阿部議員。
○10番 阿部秀実 議員 わかりました。以上で質問を終わります。
○
増渕靖弘 議長 ほかに質疑のある議員はいらっしゃいますか。
別段ご質疑もないようですので、以上で議案に対する質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第75号については、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
増渕靖弘 議長 ご異議なしと認めます。
したがって、直ちに採決いたします。
お諮りいたします。議案第75号については、原案どおり決することの賛成の議員の起立を求めます。
(起立全員)
○
増渕靖弘 議長 起立全員であります。
座ってください。
したがって、議案第75号については原案どおり決しました。
続いて、日程第10、議案第76号 鹿沼市
監査委員の選任についてを議題といたします。
地方自治法第117条の規定により、17番、谷中恵子議員の退席を求めます。
(17番 谷中恵子議員退席)
○
増渕靖弘 議長 市長から
提案理由の説明を求めます。
佐藤信市長。
○佐藤 信 市長 議案第76号 「鹿沼市
監査委員の選任」につきましては、本市
監査委員、大貫武男氏が
令和元年9月19日をもって任期満了となったので、新たに谷中恵子氏を選任するためのものであります。
以上で説明を終わります。
○
増渕靖弘 議長
提案理由の説明は終わりました。
お諮りいたします。議案第76号については、人事案件でありますので、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
増渕靖弘 議長 ご異議なしと認めます。
したがって、直ちに採決いたします。
お諮りいたします。議案第76号については、原案どおり、17番、谷中恵子議員の選任に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
(起立全員)
○
増渕靖弘 議長 起立全員であります。お座りください。
したがって、議案第76号については原案に同意することに決しました。
17番、谷中恵子議員の出席を許します。
(17番 谷中恵子議員着席)
○
増渕靖弘 議長 続いて、日程第11、
議員案第5号 各
常任委員会への
特定調査事件付託について並びに
議員案第6号
議会運営委員会への
調査事件付託についてを議題といたします。
お諮りいたします。
議員案第5号並びに
議員案第6号については、
提案理由の説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに
一括採決いたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
増渕靖弘 議長 ご異議なしと認めます。
したがって、直ちに
一括採決いたします。
お諮りいたします。
議員案第5号並びに
議員案第6号については、原案どおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
増渕靖弘 議長 ご異議なしと認めます。
したがって、
議員案第5号並びに
議員案第6号については原案どおり決しました。
以上で本日の全日程は全部終了いたしました。
これをもちまして、
令和元年第4回
鹿沼市議会臨時会を閉会いたします。
(午後 3時21分)
上記
会議録を証するため、下記署名いたします。
臨時議長 鰕 原 一 男
議 長 増 渕 靖 弘
署名議員 鈴 木 紹 平
署名議員 大 島 久 幸...