鹿沼市議会 > 2013-09-10 >
平成25年第3回定例会(第2日 9月10日)

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  1. 鹿沼市議会 2013-09-10
    平成25年第3回定例会(第2日 9月10日)


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    平成25年第3回定例会(第2日 9月10日)        平成25年第3回鹿沼市議会定例会会議録(第2日) 開  議  平成25年9月10日(火)午前10時    日程第 1 議案に対する質疑並びに市政一般質問 会議事件  認定第 1号 平成24年度鹿沼市一般会計歳入歳出決算の認定について  認定第 2号 平成24年度鹿沼市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について  認定第 3号 平成24年度鹿沼市公共下水道事業費特別会計歳入歳出決算の認定につい         て  認定第 4号 平成24年度鹿沼市簡易水道事業費特別会計歳入歳出決算の認定について  認定第 5号 平成24年度鹿沼市公設地方卸売市場事業費特別会計歳入歳出決算の認定         について  認定第 6号 平成24年度鹿沼市見笹霊園事業費特別会計歳入歳出決算の認定について  認定第 7号 平成24年度鹿沼市農業集落排水事業費特別会計歳入歳出決算の認定につ         いて  認定第 8号 平成24年度鹿沼市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について  認定第 9号 平成24年度鹿沼市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
     認定第10号 平成24年度鹿沼市財産区管理会特別会計歳入歳出決算の認定について  認定第11号 平成24年度鹿沼市水道事業会計決算の認定について  議案第58号 平成24年度鹿沼市水道事業会計処分利益剰余金の処分について  議案第59号 平成25年度鹿沼市一般会計補正予算(第2号)について  議案第60号 平成25年度鹿沼市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について  議案第61号 平成25年度鹿沼市公共下水道事業費特別会計補正予算(第1号)につい         て  議案第62号 平成25年度鹿沼市簡易水道事業費特別会計補正予算(第1号)について  議案第63号 平成25年度鹿沼市公設地方卸売市場事業費特別会計補正予算(第1号)         について  議案第64号 平成25年度鹿沼市見笹霊園事業費特別会計補正予算(第1号)について  議案第65号 平成25年度鹿沼市農業集落排水事業費特別会計補正予算(第1号)につ         いて  議案第66号 平成25年度鹿沼市介護保険特別会計補正予算(第1号)について  議案第67号 平成25年度鹿沼市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について  議案第68号 平成25年度鹿沼市財産区管理会特別会計補正予算(第1号)について  議案第69号 平成25年度鹿沼市水道事業会計補正予算(第1号)について  議案第70号 鹿沼市税条例の一部改正について  議案第71号 鹿沼市都市計画税条例の一部改正について  議案第72号 鹿沼市手数料条例の一部改正について  議案第73号 鹿沼市税外収入金にかかる督促手数料及び延滞金徴収に関する条例の一部         改正について  議案第74号 鹿沼市奨学金貸付条例及び鹿沼市高等学校等入学準備金貸付条例の一部改         正について  議案第75号 鹿沼市子ども・子育て会議条例の制定について  議案第76号 鹿沼市国民健康保険税条例の一部改正について  議案第77号 鹿沼市道路占用料条例の一部改正について  議案第78号 鹿沼市公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について  議案第79号 鹿沼市火災予防条例の一部改正について 出席議員(25名)    1番   佐  藤     誠    2番   舘  野  裕  昭    3番   荒  井  正  行    4番   大  貫     毅    5番   鈴  木  敏  雄    6番   小  林     充    7番   谷  中  恵  子    8番   津 久 井  健  吉    9番   小  島     実   10番   筧     則  男   11番   湯  澤  英  之   12番   増  渕  靖  弘   13番   横  尾  武  男   14番   関  口  正  一   15番   鰕  原  一  男   16番   大  島  久  幸   17番   赤  坂  日 出 男   18番   橋  本  正  男   19番   大  貫  武  男   20番   冨 久 田  耕  平   21番   塩  入  佳  子   22番   小  松  英  夫   24番   小  川  清  正   25番   船  生  哲  夫   26番   芳  田  利  雄 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定による出席要求によって出席した者  市 長    佐  藤     信     副市長    松  山     裕  総務部長   山  根  良  典     都市建設部長 善  林  頼  和  財務部長   石  川  道  也     水道部長   佐  藤  孝  典  市民部長   櫻  井  進  一     消防長    岡  本  進  一  保健福祉部長 小  森  基  伊     教育長    角  田  昭  夫  経済部長   福  田  義  一     教育次長   佐  藤  昭  男  環境部長   高  田  良  男 事務局職員出席者  事務局長   金  子  正  一     事務局次長  石  川  佳  男 ○議長(冨久田耕平君) ただいまから本日の会議を開きます。  (午前10時07分) ○議長(冨久田耕平君) 現在出席している議員は25名であります。  それでは、本日の議事日程を事務局長に朗読させます。 ○事務局長(金子正一君) 議事日程を朗読。 ○議長(冨久田耕平君) 日程の朗読は終わりました。  日程第1、議案に対する質疑並びに市政一般質問を行います。  それでは、お手元に配付してあります発言順序表のとおり、順次発言を許します。  2番、舘野裕昭君。 ○2番(舘野裕昭君) おはようございます。議席番号2番、舘野裕昭でございます。  質問に入らせていただく前に、先日、7月にゲリラ豪雨がありまして、また、9月4日お昼ごろに発生しました竜巻で被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。  また、先ほど議員全員協議会においても報告を受けましたが、鹿沼市消防本部、鹿沼市においても、迅速に対応していただき、被災者の不安を少しでも和らげていただけたものと思います。こういうときにこそ、市長が申す「絆」が生きてくるのではないかと思います。  被災者の方からですが、鹿沼市消防本部の皆さん、また鹿沼市役所の皆さん、地域の皆様に温かく親切にしていただき、ありがとうございましたということをこの場をお借りしてご報告いたします。ありがとうございました。  しかし、復旧作業はこれからだと思いますので、行政としてもできる限りの支援策を講じていただき、完全に復旧するまで見守っていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  では、質問通告に従いまして質問をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  今回は、3件の通告でありますが、スムーズに進むことを期待いたしますので、執行部におかれましても、詳細な答弁をいただきたくお願い申し上げます。  まず1件目です。制度融資についてでございますが、現在の制度は、昨年の4月から制度を一部見直して、利子補給制度から保証料補助へと移行したことは周知されており、利用者はもとより、金融機関側からも評価をされていると思います。  そこで、利用者側からはわかりやすい、金融機関側からは売りやすいと、しかも毎年の事務処理が減ったと、利用者への利息の一部を返還する手続も軽減されてきました。両者にとっては「じぇ」が2回つくような、「じぇじぇ」というような制度かと思います。  しかし、その制度をあっせんする鹿沼市側はどうなのかと考えますと、利用者が増えて市場に資金が供給されるということでは、何らかの経済効果があると考え、よしとしなければならないと思います。  しかし、鹿沼市の懐事情を見てみれば、一概には思えない点があるのではないかと推測いたします。  例えば、金融対策費です。金融対策費の中で、金融機関側に預託金として貸し付け、実際は預けている資金があるかと思いますが、その預託金の状況について数点お聞きします。  1つ目として、ここ数年の預託状況と今後の見通しについてでございます。  これだけ好評な制度ですから、予算面で何らかの変化が生じているのではないかと思い、お聞きしていきますが、旧制度、すなわち利子補給時の年度ですと、平成23年度、それで現制度、保証料を負担する制度に変ったのが平成24年度からですので、平成24年度と、あとは今年度、平成25年度、もし今後の見通しなどがわかりましたらお願いいたします。  2つ目として、その年ごとの実質の増加額、預託金がどれぐらい増加しているのかお聞きいたします。単純にその数字を引き算すればわかることですが、ちょっとあいにく今電卓の持ち合わせがないものですから、申し訳ございませんが、数字の上で発表していただければと思います。  3つ目としまして、預託金増加の要因になりますが、現在の制度融資保証料補助への移行が要因となるものなのか。栃木県の制度融資に比べて、鹿沼市の制度融資のほうが魅力があって増加しているのか。もしくは、市内企業の需要が全体に増えているのかなど、様々な要因が考えられると思います。執行部はこのような点をどのように分析しているのか教えていただきたいと思います。  また、今後の預託金の見直しについてでございますが、預託金は年度の初め、大体6月か7月ごろに金融機関側に預け入れをして、その年度末には、またその分が返ってくるというような仕組みだと思います。もし、毎年同じ金額であれば、返ってきた分を翌年度に回せば済みますが、年々増加する傾向にあるならば、その分をやりくりをして捻出しなければならないと考えます。そのような点からどのように考えるのかお聞きします。数字がいくつか出てくると思いますので、ちょっとゆっくり答弁をいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨久田耕平君) 当局の答弁を求めます。  経済部長、福田君。
    ○経済部長(福田義一君) おはようございます。制度融資についての質問の金融対策費の圧縮についてお答えします。  まず、預託の状況でありますが、鹿沼市の制度融資は、市と取扱金融機関が協調して資金を出し合って行う融資であり、預託金額は融資残高や利用見込みを基に、資金ごとに設定されている協調倍率により算出しております。  平成23年度の預託額は30億4,000万円、平成24年度は35億4,900万円、平成25年度は、予算額で46億5,720万円であります。  各年度の対前年比増加額は、平成23年度が3億9,000万円、平成24年度が5億900万円、平成25年度は11億820万円となっております。  現在の状況が続きますと、平成32年ごろまで年々増加し、預託額は80億円を超えると見込んでおります。  預託金が増加した要因は、長引く景気低迷やリーマンショック後の金融危機などに対応するため、中小企業支援の観点から融資限度額や返済期間の改正を行ってきたこと、つまり市の制度融資のほうが利用しやすい制度にしてきたこと。また、特に平成24年度から保証料補助を開始し、市の制度融資の利用が大幅に増加したことによるものと考えております。  次に、今後の預託金の見直しについてお答えします。  市の制度融資につきましては、毎年中小企業のニーズや金融機関のご意見などを踏まえ、より利用しやすいものとなるよう改正しておりますが、来年度に向けては、現在、預託金を削減する方向で制度改正について関係機関と調整を図っているところであります。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 舘野裕昭君。 ○2番(舘野裕昭君) では大体わかりました。では何点か再質問をさせていただきたいのですけれども、1つずつお願いしたいのですが、協調倍率というのが先ほど出てきたのですけれども、それはどういう基準でその協調倍率が出てくるのかというのをお聞きできればと思いますので、お願いします。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  経済部長、福田君。 ○経済部長(福田義一君) 再質問にお答えいたします。  協調倍率につきましては、金融機関との協議などを踏まえ、また、他市の制度融資の状況などを踏まえ検討しているわけですが、現在はいくつかある資金のうち、協調倍率を3倍としているもの、つまり市が1に対し、金融機関が2の割合で資金を融通する、これが中小企業設備資金中小企業経営安定化資金中小企業創業資金、それから協調倍率を2倍としているもの、これは小口元気アップ資金緊急経営対策特別資金、これはつまり1対1で出し合うというものでございます。平均しますと2.6倍となっております。  緊急経営対策特別資金などは、まず金融機関のリスクが少ないものなど、そんなことも加味しながら、制度融資の資金ごとに協調倍率を決めているというような状況でございます。  以上です。 ○議長(冨久田耕平君) 舘野裕昭君。 ○2番(舘野裕昭君) ありがとうございました。  では次に、先ほどの預託の話、数字が出てきましたけれども、大体3億円とか5億円とか、それで今年度で11億円と、倍ぐらいに膨れ上がったというようなお話ですけれども、そうすると実際5億円から11億円ですと、大体6億円ぐらいが今年度は増加するかもしれないというお話ですけれども、その6億円を調達するのは、多分、一般会計か何かからだと思いますけれども、調達をするのも、今、市の懐事情なんかを見ると、厳しいのではないかと思うのです。それで懐事情を考えて言うのですが、融資審査会のような会議でどうしても市の状況を把握していただいて、金融機関は民間になりますから、民間の預託が減る分、利益なんかも若干は減る、泣いてもらうような感じになるかと思います。それで、そのような点から、今後、ピークで大体80億円というような数字ですと、本当にとてつもない予算を計上するようになるかと思うのです。その分返ってきてしまえば、その分別の予算を増やして、何かをつくるとか、橋をつくるとかというのもあるかと思いますけれども、そういう点で今度協議が金融機関側と進んでいけるかというのを少し展望というか、話し合いは可能なのかというのをお聞きします。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  経済部長、福田君。 ○経済部長(福田義一君) 再質問にお答えいたします。  今、舘野議員がおっしゃっていただいたとおり、市とそれから金融機関、それから保証協会、鹿沼商工会議所粟野商工会などが集まる融資振興会という会議がございます。  この会議の中で、舘野議員がおっしゃったとおり、市が説明したような状況を既にご説明をさせていただきました、今年度の会議の中で。そして先ほど答弁の最後のところで、来年度に向けて預託金を削減する方向でという表現を使わせていただきましたけれども、このような状況の中、中小企業、つまり借り側にとっての制度としては大きく変更することなく、預託金、あるいは資金の融通の仕方、これについてどのようにしていけばいいか、市の状況なども説明し、協調倍率の問題、それから預託金そのもののあり方なども含めて提案をさせていただき、それぞれの金融機関、あるいは保証協会で今検討をしていただき、来年度に向けて制度改正をしたいということで、既に話し合いを始めさせていただいております。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 舘野裕昭君。 ○2番(舘野裕昭君) わかりました。では、そのようなお話ですので、行政としても市民の懐事情も大切かと思いますが、自分の懐事情も見て、協議していただければと思いますので、そうすれば「じぇ」が3つになるのではないかと思いますので、よろしくお願いいたします。  では、次の質問に入らせていただきます。  次の質問は、「鹿沼市土採取事業規制条例」についてでございます。  本条例は、平成25年7月1日付で施行されたわけですが、制定後から2カ月が経過しました。この条例は、栃木県内で初めて制定された条例でありますから、何らかの戸惑いがあってしかるべきと考えます。  そこでお伺いいたしますが、業界や市民に対して、何か変化があったのか。もしくは不具合が生じているのかなどをお伺いいたします。  また、環境パトロールの実態についてでございますが、環境パトロールの形態に何か変化があるのかもお伺いいたします。というのは、本制度は、採掘業者は、採掘を始めようとする際に、現在は届け出をしていますけれども、来年の1月1日からは多分許可制になるかと思いますが、市側は届け出を受けた時点で、どこで、どこの業者が、どのように採掘をしているのか、把握できるようになったのかと思います。となれば、環境パトロール自体も、巡回しやすくなったのではないかと考えます。  また、人数や何らかの不備が生じていた場合、どのように指導しているのか、ご答弁いただきたく思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、年内は届け出制になっていますけれども、来年1月1日からは許可制へと移行されますが、業界へはどのように周知徹底、ある程度、今でも周知のほうはされているかと思いますが、完全に今度許可制になってくると間違いでは済まされないというのもありますし、知らなかったというのも、ちょっと業界にとってはマイナスになるかと思いますので、業界へはどのような周知方法をしていくのかをお尋ねいたします。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  環境部長、高田君。 ○環境部長(高田良男君) 「鹿沼市土採取事業規制条例」についての質問の条例施行後についてお答えします。  業界、市民、各々の反響についてでありますが、広報かぬまや鹿沼市ホームページに条例の概要等を掲載しますとともに、環境パトロールの際に事業者等に周知しています。  これまでに、事業者からは条例の運用についての問い合わせがありました。  また、市民からは条例の内容についての問い合わせがありました。  次に、環境パトロールの実態についてでありますが、環境パトロール班は、職員8人の4班で編成しておりますが、条例制定前から土砂等の埋め立て箇所や鹿沼土等の採取箇所のパトロールを行っており、パトロール形態や体制は変わっておりません。  なお、土採取を行っている業者には、届出書を提出するよう指導しています。  次に、来年1月からは許可制へ移行される。業者へどのように周知指導を図るのかでありますが、平成25年7月24日と平成25年7月26日の2回、条例に関する説明会を開催しました。  対象者は、鹿沼市園芸用土業協議会会員、過去に園芸用土採取のために農地転用を申請した事業者、土砂等の埋め戻しを行うための申請をした事業者、また、実際に申請書類等を作成する行政書士や土地家屋調査士、工事を担当する建設業協会宅地建物取引業協会で、53名が出席をしました。  内容は、条例の概要、並びに申請の手引、届け出の手引を配布し、届け出書の書き方を中心に説明しました。  周知状況ですが、広報かぬま8月号及び鹿沼市ホームページで条例の制定をお知らせしますとともに、ホームページには届け出書、許可申請書の手引、並びに様式を掲載し、ダウンロードもできるようにしました。  次に、今後の対応ですが、土採取を行っている事業者に許可申請書の記載例を掲載したわかりやすい申請の手引を送付し、許可制度の適正な運用を行っていきます。  更に、許可制度の再周知を図るため、平成25年12月に関係者に周知文を送付することとしています。  そのほか、要請がある場合には、随時説明会の開催や相談を受けてまいります。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 舘野裕昭君。 ○2番(舘野裕昭君) ありがとうございました。  では、これは1点だけというよりも、感想をお聞きしたいのですけれども、では、今のところはお互い、業界のほうも、あと市民のほうも、あと行政側からしても、そんな大きな混乱はないというような解釈でよろしいのでしょうか。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  環境部長、高田君。 ○環境部長(高田良男君) 再質問にお答えします。  ただいま舘野議員がおっしゃいましたように、大きな変化、混乱等は特にございません。  今年中につきましては、届け出制、来年1月1日からは許可制になりますので、スムーズに許可制度に移行できるように、周知のほうを図っていきたいというふうに考えております。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 舘野裕昭君。 ○2番(舘野裕昭君) わかりました。では、その条例が制定されても大きな変化なくやっているということですので、鹿沼市の基幹産業として長年にわたり市の経済を支えてきた産業でもありますので、衰退させることなく、行政で支えていただければと、より発展することを希望しますので、次の質問に入らせていただきます。  最後の質問です。大分時間のほうがありますので、今回は次を長く答えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  最後の質問です。市道0365号線、新田橋の架け替えについてでございます。  この問題は、以前の一般質問でもやらせてもらったことがありますが、重要な橋のため、再度質問をさせていただくわけでありますが、新田橋は御存じのとおり、藤江町と北赤塚町を結ぶ生活に必要な橋です。この橋がないことにより、買い物に行くにしても、徒歩や自転車で何十分もかけて、しかも危険を冒して出かけていく現状であります。  以前の質問の答弁では、計画はある。しかし、時期は未定というような回答だったような感じがします。  また、現在、建設中であります粟野と南摩を結ぶ清南橋の状況を見てからとの回答だったと思いますが、清南橋は平成27年度に通行ができるようになるだろうとのお話だったと思います。それ以降の計画ですと、何年先になるのかわからない状態であります。その後に、平成25年7月に南押原地区で開催されました車座集会においても、同様な質問がなされました。市長を初め、執行部の皆さんも参加していただいたので、内容は御存じかと思います。そのときの回答も、同じような回答でした。私も地元住民も必要だからこそ、このような質問が出てくるのではないかと思います。  2020年に開催される東京オリンピックが先か、もしくは橋が先かと考えますと、2020年に開催される東京オリンピックは7年先ですから、2020年の東京オリンピックは開催が決定しましたから、7年後には間違いなく開催されます。7年先のことですから、待つ楽しみや、その経済効果も大きく期待できます。  そこで新田橋はどうかと考えますと、計画はあるが時期が未定、そうなると、待つ楽しみがちょっと薄れてしまうのではないかと思います。懐事情を考えるのはよくわかりますが、今まであったものが、今まで実際その橋はありましたので、あったものがなくなってしまったわけですから、その事情を考慮していただき、また、清南橋の利用者とはどうしても生活圏の違いがありますので、考慮していただいた上で、ご答弁をいただけますよう、よろしくお願いします。  率直に新田橋の建設時期はいつになりますか。よろしくお願いします。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  市長、佐藤君。 ○市長(佐藤 信君) 新田橋の架け替えについての質問にお答えをいたします。  詳細な建設時期についてということでございますが、新しい新田橋は、市道0365号線の黒川に架かる橋梁ということで、旧新田橋の約400メートル上流に計画をいたしております。  橋の長さが145メートル、有効幅員が9.5メートルで片側に2.5メートルの歩道を設置するという予定であります。  市道0365号線の計画区間は、現在北赤塚町の国道352号から藤江町の市道0332号線までの約640メートルで、現在左岸側において藤江地区圃場整備事業を実施しております。  この圃場整備地区内の道路用地については、平成26年度に予定されている換地処分にあわせて取得をするとともに、国道側の用地についても同時期に取得をするということで、舘野議員ご指摘のように、実質的には事業着手に平成26年度より入るということで、両岸の用地買収を考えております。  旧新田橋が流失したことによりまして、地元の皆様に大変ご不便をおかけをしていることは十分承知をいたしておりますが、新田橋本体の建設時期につきましては、やっぱり質問の中にありましたように、現在施工中の清南橋の進捗状況、これは平成27年度完成予定ということで進めております。先ほど申し上げましたように、平成26年度中に換地処分が終了すれば用地を取得をし、平成27年度に清南橋が完了し、その後、この新田橋のほうに入っていくということでございますので、その辺の換地処分の経過等もにらみながらということになりますけれども、舘野議員が心配されておりますように、2020年の東京オリンピック開催までには、間違いなく開通できる日程だというふうに思っておりますので、ご理解をいただければというふうに思います。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 舘野裕昭君。 ○2番(舘野裕昭君) ありがとうございました。今、市長が出てきて、逆に「じぇじぇじぇ」という感じ、都市建設部長に答弁いただけるのかと思ったのですが、今回市長自らのご答弁でありがとうございます。  では、2020年の東京オリンピックが7年後ですので、それと同時には、7年後には、5年ぐらいですか。では、もうちょっと何か、もうちょっと縮まるのであれば、お話いただければと思います。お願いします。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  都市建設部長、善林君。 ○都市建設部長(善林頼和君) 再質問にお答えしたいと思います。  東京オリンピックが平成32年ですか、2020年ですから。そうしますとこの橋本体が145メートルということで、下部工、下の橋台とか、橋脚で5カ所あります。大体できるのが水のまわしとか、そういったものもありますと2年から3年、これは渇水期ではないとできませんので、かかると思います。それと上部工、上です。これはコンクリート橋を架ける予定ですけれども、やっぱり製作には1年、架けるのに1年ということで、橋本体で4年から5年はかかると思います。それを逆算していきますと、先ほど市長がお答えしましたように、来年度に用地買収、それから工事をやるための審議や、それで平成28年度から運よく始まれれば、それから5年程度は橋本体でかかるというふうに思っていただければと思います。ですから東京オリンピックの年は、歩いては渡れるかもしれませんけれども、車が通れるかどうかはちょっと微妙なところだと思います。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 舘野裕昭君。 ○2番(舘野裕昭君) わかりました。では、その地元、地域の皆さんも2020年に東京オリンピックと新田橋が同時にやってくるというのを楽しみに待っておりますので。  (何事か言う者あり) ○2番(舘野裕昭君) では、後ろからもう1回よく頼めというような話でしたので、何とか2020年の東京オリンピックのときに徒歩ではなく、自動車も通れるようにお願いできればと思います。  大分時間も、明快な答弁をいただきすぎたせいで余りすぎましたが、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。  本当にありがとうございました。 ○議長(冨久田耕平君) 暫時休憩いたします。  再開は、午前10時50分といたします。  (午前10時42分) ○議長(冨久田耕平君) 休憩前に引き続き再開いたします。  (午前10時50分) ○議長(冨久田耕平君) 引き続き発言を許します。  16番、大島久幸君。
    ○16番(大島久幸君) 朝晩すっかり冷え込んできて、涼しくなってきました。空も高くなって、何か空気が軽くなったような、鹿沼市から見る景色もすがすがしい景色になってまいりました。夕刻になるとスズムシが大合唱で、本当に秋らしくなってきたかな。田んぼには実りの秋を象徴するような稲がたわわに実っております。  私は、毎朝、朝の連続テレビ小説で泣いたり笑ったり、小さな幸せを感じさせてもらっているのですけれども、そんな小さな幸せもあっという間に流してしまうような、また、吹き飛ばしてしまうような大雨や竜巻がまさかこの地元で起こるとは思ってもみませんでした。  今、元気な話題としては、2020年の東京オリンピックの話がありましたけれども、2020年の東京オリンピックのように、明確に目標を持って、やっぱり事を成し遂げる、そういうことが大切なことだと思います。  栃木県では、そのオリンピックの2年後に、国民体育大会が開催されますし、近くは、全国健康福祉祭(ねんりんピック)が開催されるということで、いろいろな、そういううれしい、目標を持ってやれる出来事というのは、人々を元気にするという意味では大変いいのかなと思います。  今回、私は大項目2件、質問をしております。これも目標を持って、明確に進めていけるような答弁がいただければと思って、質問をいたします。  まず1点目ですけれども、大雨・洪水対策について。  この質問を出した時点では、まだ竜巻被害がなかったので、今回大雨・洪水被害ということでお伺いをいたしますけれども、中項目の1点目は、7月27日に大雨がありました。そのときの洪水被害状況について、具体的に調査した結果をお知らせ願いたいと思います。道路・河川・水路・急傾斜地・住宅、そのようなところの被害実態について、被害の規模とか、件数について、具体的にご報告をお願いいたします。  中項目2番について、では、続けてやりますけれども、大雨・洪水対策について。  これについては、大きく2点なのですけれども、大きな(1)として、災害被害防止対策についてということで、災害の実態を調査した後、では、それをどういうふうに防いでいくのかということが重要なことになります。防止する対策としては、具体的には洪水ですから、河川や水路、その排水路の整備ということになると思うのですけれども、今回の洪水被害は特に小藪川流域でありましたから、その流域に対しての排水計画についてをお伺いするものです。  それと、防災対策会議などで、ハザードマップを作っています。急傾斜地や大雨のときの水没地域、これは主に黒川流域とか、思川流域とか、そういった大きい河川の流域のハザードマップになっていまして、今回の小藪川流域については、ハザードマップには記載されておりませんでした。そこら辺の見直しについて、どうお考えなのかということをお伺いをいたします。  次に、災害情報の伝達ですけれども、これについては、速さと情報の正確さ、わかりやすさ、そういうのが大切だと思うのですけれども、平成25年8月30日から国のほう、気象庁が特別警報のやり方を変えるということで情報がありました。それらも含めて災害情報の伝達をどのように行っているのか、いくのか。お伺いします。  大きな(2)として、災害被害者の支援対策についてですけれども、一番は物的な支援とか、金銭的な支援、人的支援、いろいろ考えるのですけれども、災害時の支援ボランティアについて、鹿沼市社会福祉協議会が中心となって活動をなさっていたようですけれども、具体的にどのようにしたのか。  また、自治会単位で互助力の育成ということでお伺いしましたけれども、今回は狭い地域での被害が非常に目立った。それぞれの自治会で、それぞれ協力し合って、災害被害者を助けた実態が聞こえてきました。その実態と、今後、やっぱりそういった力を育成していくことが大切ではないかと思いまして、お伺いをいたします。  もう1点なのですけれども、災害支援金、見舞金ですか。今回、なかなか被災者生活再建支援法とか、そういった大規模災害に、激甚災害に匹敵するような災害ではなかったので、なかなか公的支援というのが難しいと報道でもされています。であれば、地元でそういった災害者に対して、基金等を設立して、見舞金ではなくて、きちんとそれなりの手当ができないかということで、これは提案なのですけれども、大規模災害でも、小さい災害でも、災害に遭ったその人は、同じ災害を被っているわけですから、例えば、鹿沼市で100戸全壊しないと該当しないとか、そういう基準があるにしても、被災者一人一人にとってはもう大小ではないのです。そういった意味では、地元でそういった人を救えるような、何かシステムが作れないかなという思いで、お伺いをするものです。  以上、お答え願います。 ○議長(冨久田耕平君) 当局の答弁を求めます。  総務部長、山根君。 ○総務部長(山根良典君) 大島議員の大雨・洪水対策についての質問につきましては、私と都市建設部長と手分けをして、説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  まず、平成25年7月27日の集中豪雨による被害状況についてお答えをいたします。  道路・河川・住宅などの被害のうち、まず道路でありますけれども、土砂崩れなどにより、通行止めとなった県道下日向粟野線や新鹿沼駅西通りなど、5カ所の被害がありました。  土砂崩れにつきましては、花岡町・加園・野尻・上南摩町など、15カ所の被害がありました。  林道は、野尻地内の林道愛宕線で起きた土砂流出が1カ所ありました。  公園は、富士山公園2カ所、御殿山公園1カ所の計3カ所で被害がありました。  農業用水路等につきましては、水路法面の崩落など、24カ所の被害報告がありました。  住宅等の被害では、幸いにも人的被害はありませんでしたけれども、小藪川周辺を中心に、201件の浸水被害が報告をされております。  このうち、床上浸水の被害が49世帯、床下浸水が138世帯、その他の非住家の浸水被害が14件でありました。  その他の被害としましては、納屋、石塀、ビニールハウスの倒壊など、6カ所の被害報告がありました。  被害状況について、以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 都市建設部長、善林君。 ○都市建設部長(善林頼和君) 次に、大雨・洪水対策についてお答えします。  まず、小藪川流域の河川・水路等の排水路整備についてでありますが、小藪川は上流は日吉町にある日吉団地から、下流は一級河川思川との合流部に至る延長約13.5キロメートルの河川であります。  そのうち、日吉町と西鹿沼町の境から野沢町の思川合流部までの延長約12キロメートルの区間は、一級河川として栃木県鹿沼土木事務所が管理しており、その上流域の延長約1.5キロメートルの区間は、普通河川として市が管理している状況にあります。  一級河川小藪川は、昭和46年から河川改修工事に着手し、現在、上流部の延長約1.1キロメートルを除く区間についての整備が完了しており、その整備率は89%となっております。  昨年度は、三幸町地内の富士見橋の架け替えを含む区間までの改修工事が完了し、今後は富士見橋から上流に向かい、東武線のガード付近までの区間について、おおむね5年程度で改修工事を実施する予定とのことであります。  更に、上流部についての改修も順次計画し、今月下旬には栃木県鹿沼土木事務所による事業説明会が開催されるとのお話を伺っております。  一方、一級河川の上流域にある普通河川は、これまで部分的な護岸整備や洗掘箇所の補修などを実施しておりますが、今後とも河川機能の維持管理に努めるとともに、栃木県との連携を強化してまいりたいと考えております。  なお、一級河川の未改修区間におきましては、繁茂した草の刈り取りや一部に堆積した土砂の除去、更には緊急時に備えての土のうの配置など、栃木県鹿沼土木事務所にて実施したところであります。  次に、ハザードマップの見直しについてでありますが、災害が残した教訓も、時の経過とともに忘れられてしまうということもありますので、防災マップに掲載するなど、今回の災害が今後の防災に生かされるよう努めてまいりたいと考えております。  次に、災害情報の伝達についてでありますが、大きな災害の発生が予測されるときは、災害情報、特に避難勧告や避難指示等の避難情報は広報車の巡回、自主防災会との連携、災害情報メール、ケーブルテレビ等により住民に周知することとなっています。  今回は、突然かつ短時間で局地的に降る大雨、いわゆるゲリラ豪雨であったため、避難情報等を発信する余裕がありませんでした。  今後、関係機関とも連携しながら、的確な対応ができるよう検討してまいります。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 総務部長、山根君。 ○総務部長(山根良典君) それでは次に、被災者支援対策についてお答えをいたします。  まず、災害時のボランティアにつきましては、窓口となっている鹿沼市社会福祉協議会の職員が個別訪問を行い、災害ボランティアとして登録のあった市民の方を派遣するもので、迅速な対応に対して、被災した方から感謝のお言葉をいただいております。  今後も、鹿沼市と鹿沼市社会福祉協議会は、栃木県や栃木県社会福祉協議会とも協力をして、住民のボランティア意識の高揚、災害ボランティア活動の環境整備に努めてまいりたいと考えております。  次に、自治会単位の互助力の育成についてでありますけれども、市では、これまで近隣住民による互助の精神に基づいた自主防災会の設立を促進してまいりました。  自主防災会とは、住民一人一人を、直接的、間接的に支える自治会を活用した組織で、お一人お一人の家庭における日ごろの備えや、いざというときの心構えとともに、近所の人たちと協力し合い、地域の防災活動を効果的に行うための組織であり、現在、市内では92の自治会で自主防災会が組織されております。  今後も、自主防災会の設立を促進してまいりたいと考えております。  次に、被災者支援金・見舞金のための基金の設立についてでありますが、大きな災害の際に、被災者に対して迅速な支援を行うことができるなど、有効なものと考えておりますけれども、寄付金の受付や基金の運営等、課題も想定されますので、先進事例などを参考に研究をしてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 大島久幸君。 ○16番(大島久幸君) 1つ1つ伺っていきたいと思うのですけれども、洪水被害状況について。ただ今、議員全員協議会のほうで竜巻の被害状況に各部がどのような対応、どのような調査をしたかというのが克明に書いてありました。多分、こういう各部の対応の基に、この数の集計がされていると思うのですけれども、調査に来られた住民の方に聞きますと、いろんな人が同じことを何回も聞きにきて、逆に大変だったと、片付けが忙しいところに聞きにこられて。  ですから、災害時調査特別班みたいのを、本当は1班つくっておいて、そういうところが一括して調査をした後、例えば、その後、建設関係なら建物・河川、いろんなその専門班が後から対策とか今後のことについての調査を改めてやるとか、本当はそういった工夫があるべきではないかなと思うのですけれども、住民の声として、消防本部の人が来たと思ったら、市役所の人が来たと、市役所の人が来て聞いていったのに、また違う人が来た。多分、それは市民部が来たと思ったら、保健福祉部のほうでまた違う調査に行ったとか、そういったことであったのかなとは思うのですけれども、正確な調査をするためには、それぞれの部で行うということだったのだと思うのですけれども、思えば、今後は、そういう調査特別班みたいなのをつくれば、まずは一括で迅速な調査をして、次に詳しい調査というのもあるべきではないのかなと思いましてお伺いをいたします。  今、竜巻被害で、資料をいただいたばかりで、あれなのですけれども、そこら辺の考えについて、考えをお聞かせください。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  総務部長、山根君。 ○総務部長(山根良典君) ご質問にお答えをいたします。  調査に関して、確かに多部門からいろいろな形で問い合わせをさせていただいたのは間違いないと思います。  ただ、その内容は、例えば、罹災証明を出すため、これも急いでやはり出してあげたいということですけれども、それから税の減免の調査もしなければならない。それとごみの回収についてもご都合を伺わなければならない。いろいろな部門で、それぞれお聞きすることが違うものですから、間違いのないように各部門でお尋ねをしたということは間違いないと思います。  ただ、そういうお声があるということでございますから、できるだけそういった回数を減らして一度に聞けるような工夫は、今後考えていきたいというふうに思っております。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 大島久幸君。 ○16番(大島久幸君) 実は、中央地区で被害が激しかったものですから、中央地区自治会協議会で迅速に自治会長が集まって、各町内でどんな被害があったのか、自治会長がいろいろ情報を持ちあって話し合ったのですけれども、ここに書かれていないような、それぞれ自治会、町内の被害があったみたいです。だから、どこまで市の調査が及んでいるか、見落としの部分もあったのかなとは思うのですけれども、あわせて自治会長なんかにも全体的なヒアリングなんかもしていただくと、細部までの情報が得られるのかな。そんな気がいたしました。  次に、大雨・洪水対策について、これを再質問をします。  河川と水路の排水路整備、小藪川流域について特にお伺いをいたしましたけれども、一級河川でありますから、基本的には栃木県の事業というのは理解をしています。栃木県県土整備部河川課の資料を手に入れましたけれども、一級河川思川の合流地点から、上流部まで、栃木県で管理しているのが10.3キロメートル、そのうち約90%近くが整備が終わっていると、その整備が終わっている区間、今回の被害区間を見ると、やっぱり整備が終わっているところは被害に遭っていないのです。未整備の区間が特に被害が厳しいわけです。だから、これらからもわかるように、やっぱりきちんと河川整備をしていけば、被害が防げるところがある。今回のゲリラ豪雨はなかなか予測しがたいものがありましたけれども、やっぱりそのような中でも、整備をしたところは被害を免れているという事実がありますから、計画的にこれは進めるべきではないかな。栃木県のほうで、今後5か年間で、栃木県の管轄のところを整備する。その上流部、鹿沼市が担当する部分については未定だということでありましたけれども、これについてもきちんとやっぱり目標を立てて、なかなか予算がとれなくても、毎年少しずつやって、必ず完成をするという、やっぱり計画が必要ではないかなと思います。  栃木県との連携も含めて、具体的な、これはやっぱり計画にしていただきたいと思いまして、再度お伺いをいたします。  次に、ハザードマップの見直しについては、防災対策のほうに文言を入れるということでありました。  また、いろいろ話を聞いていると、常に被害を受けている地域は、その住民も自覚をしているだろうから、わざわざその地図に載せなくても、それぞれの自治会や個人が注意すべきだ、そのような話もあります。それにしても注意を喚起するという意味では、そういったハザードマップという手法も大切ではないかなと思っています。  以上について、災害防止ということで、再質問をいたします。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  都市建設部長、善林君。 ○都市建設部長(善林頼和君) ご質問にお答えしたいと思います。  栃木県と鹿沼市が連携してということでご質問だったと思います。  実は、この災害がありまして、栃木県のほうとは随時打ち合わせをさせていただいておりまして、実は先日、新しく小藪川全体を考えるための協議会をやりましょうということで、1つの会議を立ち上げました。正式には、「小藪川浸水対策土木行政連携会議」という会議を設立させていただきました。通称「SDR小藪」というふうに呼んでいただきたいというふうに、栃木県のほうでも言っているのですが、この中で、小藪川本体の整備をするのは栃木県になるかと思いますが、大島議員おっしゃいますように、上流の考え方もあります。これは下流ができないで上流を整備してしまったら大変になりますので、こういったもの。  それ以外にも、河川本体の整備も100%の断言ができるということはございませんので、それに対する抑止策をどうするかとか、そういったものも含めまして、栃木県と鹿沼市が1つの会議をもちまして、常に連携していきたいというふうに考えております。その中で計画もつくっていきたいというふうに考えております。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 大島久幸君。 ○16番(大島久幸君) 「小藪川浸水対策土木行政連携会議」、栃木県と地域と連携をしてつくられるということで、ぜひそのとき検討課題として、小藪川流域ですから、小藪川に雨水が集中する原因となったもの、例えば、日吉団地が造成されたり、西中学校が造成されたり、坂田山が造成されたり、その奥にゴルフ場が造成されたり、そういう都市計画の中で雨水が排水しきれなくなって、集中豪雨のときにどうしても小藪川でのみ切れないような周囲の状況がありますから、小藪川だけを改修するのではなくて、そういう周囲のところからの改修も含めて、ぜひそれは計画に入れていただきたいと思います。国道293号が川になってしまったり、西中学校前の古峯原宮通りがやっぱり川になってしまったり、そういう状況が非常に見受けられました。よく千渡雨水幹線の話で、今進んでいますけれども、千渡のヤオハン千渡店の前が川になって渡れない。今そのために千渡雨水幹線をつくって改修をして、そういったやっぱり具体的な計画を市も小藪川で持っていただきたいと思っています。これは要望です。  次に、災害者支援対策についてなのですけれども、鹿沼市社会福祉協議会の、多分チームかぬまの東日本大震災のボランティアのメンバーが、多分中心になってやっていただいたのだと思うのですけれども、そのメンバーが何人ぐらいいて、今回何人ぐらい協力していただいたのか。そういったところも教えていただければと思います。  そのチームかぬまのメンバーと各自治会のボランティア活動、そういったのが有機的につながっていけばいいかな。多分今回は、それぞれ、こういった災害の資材とか、そういったものも足らなかったのかなと思うのです。話に聞くと、本当にそれぞれの自治会でチーム麻苧町とか、チーム三幸町とか、チーム鳥居跡とか、それぞれの自治会でボランティアを組織してやっていたようです。できれば災害支援ボランティアの、なれたメンバーとの有機的なつながりがあればいいかなと思うのです。  最後に、災害者支援金・見舞金、これについては、東日本大震災のときにあれだけの募金が集まったではないですか。地元の人が困っているとき、これから赤い羽根共同募金とか、NHK歳末たすけあいとか、いろいろあると思うのですけれども、地元のために使える基金とか、そういったものがあってもいいと思うのです。だから、例えば、市が少し種銭を用意して、基金をつくって、例えば、自治会連絡協議会とか、いろんな市民団体と協力して、地元の人が被災したときに、地元のために使う。そういう基金があってもいいと思って、これをお伺いするわけです。  そうではないと、この間の水害で、例えば、教科書が流されてしまったというお子さんがいたのです。そうしたら、教科書ぐらい鹿沼市教育委員会のほうで、これは、では災害用だからただでそれを配ってくれたのかなと思ったら、被災者生活再建支援法とか、そういうのに適用しないから、有料ですよというのです。それはちょっとかわいそうではないか。そんな事例も聞こえてきたものですから、新聞でもこの災害救助法と被災者生活再建支援法は対象外で、栃木県独自の制度もなかなか難しい。だけれども、条例改正をして、ルールづくりをすれば、被災した子供に教科書ぐらいはあげてほしい。そんな気持ちがあってお伺いをしているものです。お答えを願います。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  保健福祉部長、小森君。 ○保健福祉部長(小森基伊君) 再質問にお答えいたします。  災害ボランティアについてですけれども、チームかぬまのメンバーは、現在登録者35名おります。  この集中豪雨災害についてのボランティアの延べの派遣人数ですけれども、73名派遣しております。災害の翌日、本来なら宮城県石巻市に災害の支援に行く予定だったところを、この災害に対応したと、変更したと聞いております。  以上です。 ○議長(冨久田耕平君) 総務部長、山根君。 ○総務部長(山根良典君) 再質問にお答えします。  ご質問の中の見舞金、あるいは基金、それの創設に関してなのですが、最初の答弁でもお答えをいたしましたけれども、その必要性については認識をしております。  こう度々災害に襲われると、本当に大島議員おっしゃるように、そういう基金があったときのありがたさというのは当然感じられると思いますので、これにつきましては、1回目の答弁と同様に、今後前向きに取り組んでいきたいというふうに考えております。  なお、教科書の有料、無料のお話なのですが、それは、よろしいですか。こちらでいいですか。  (何事か言う者あり) ○総務部長(山根良典君) はい。わかりました。  では、私の答弁は以上で終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 教育長、角田君。 ○教育長(角田昭夫君) 再質問にお答えします。  突然回ってきた回答でございますが、子供の立場、家庭の立場に立てば、やはり教科書ぐらいは当然援助していくべきであろうというふうに考えておりますので、今後の課題とさせていただきたいというふうに思います。
     法的にどうかという問題がちょっと引っかかっていますので、そういった面でちょっと検討していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(冨久田耕平君) 大島久幸君。 ○16番(大島久幸君) 前向きに検討していただけるということで、よしとしないといけないのだと思うのですけれども、今の教科書の問題なんかは何人でもないと思うのです。そういうときの判断というのは教育長の判断で、これはもう使えない教科書、水没した教科書は使えないのですから、もうただで配付するくらいの判断があってもよかったのかなと思います。  次の質問に入ります。  大項目の2点目は、「鹿沼市歯と口腔の健康づくり推進条例」に基づいた健康施策についてでありますけれども、「鹿沼市歯と口腔の健康づくり推進条例」の運用についてということでお伺いをしてまいります。  これについては、大きく4点。  まず、現状と課題の把握ということです。市民の歯と口腔の健康状態についてどう把握しているか。  また、それに起因する健康障害。歯が悪いから内臓疾患になってしまうとか、そういう病気について、現状把握、課題をどのようにしているかということをまずお伺いをいたします。  次に、この条例に基づいて、基本計画を策定するということで、今始まっていると思います。この基本計画の策定スケジュールなどについて、当然基本計画に盛り込まれるであろう目標値の設定などを含んで、計画決定までの行程をお伺いするものです。  それと、今後の進め方ということで、当然、計画ができればその後実行されて、実行されると成果がそこに現れてくるのだと思うのです。きちんと成果が現れてきたのかどうかを公表してもらいたいと、そういったことで今後の進め方をお伺いをいたします。  最後に、この計画が実施されることによって、実現できる健康都市かぬま像というのがあると思うのです。「鹿沼市歯と口腔の健康づくり推進条例」を議員発案で作るに当たって、鹿沼歯科医師会の皆さんと勉強会を開きました。たくさん勉強させていただきまして、歯と口腔に起因する病気、例えば虫歯とか、歯周病とか、口腔がんとか、唾液の分泌量とか、口や歯に直接関係する病気も大切ですけれども、それによって起こされる、例えば内臓疾患とか、そういったものに発展すると、結局医療費がかさんできて、国民健康保険のときの増額の問題もありましたけれども、この計画がきちんと実行されれば、医療費の縮減や健康寿命延伸につながる、そういった計画になってくるはずですから、本計画が実施されることによる、鹿沼市の健康都市像を明確に現していくべきかと思いまして、お伺いをいたします。 ○議長(冨久田耕平君) 当局の答弁を求めます。  市長、佐藤君。 ○市長(佐藤 信君) 「鹿沼市歯と口腔の健康づくり推進条例」に基づいた健康施策についての質問の条例の運用についてお答えをいたします。  まず、市民の現状把握と課題についてでありますが、平成24年度の市民の歯の健康状態をライフステージごとにまとめますと、乳幼児期においては1歳6カ月児健診で虫歯の有病率1.3%であります。3歳児健診になりますと、20.8%と一挙に増加をし、保育園に入所している5歳児クラスの有病率は56.2%と更に増えてまいります。  学齢期においては、小学生の虫歯の有病率は47%、中学生は36%であります。  成人期・高齢期では、歯周疾患検診の結果、歯周治療の必要な人の割合は39.3%であります。  歯と口腔に起因する健康障害や病気の現状把握と課題につきましては、虫歯と歯周病の2つが代表的な歯科疾患であり、ともに感染症であります。  また、口腔機能には、食べる、かむ、話す等の生活に密着した重要な機能がありまして、歯周病の進行や口腔機能の低下により、糖尿病の悪化、虚血性心疾患、肺炎や認知症など、全身に影響があり、特に生活習慣病に悪影響を及ぼします。  平成23年の国民健康保険5月診療分の医療費を見てみますと、多受診疾病の第2位と第6位に歯科疾患が入っております。  次に、基本計画策定委員会の策定スケジュールについてでありますが、庁内に横断的な組織としてワーキングチームを立ち上げるとともに、平成25年6月26日に第1回策定委員会を開催いたしました。  この基本計画は、健康増進計画「健康かぬま21」の部門計画という位置づけでもって、計画策定のためのアンケート調査を平成25年7月から9月にかけて、3歳児、5歳児、小学校5年生、中学校1年生、高校1年生、20歳から80歳の無作為抽出者、市内の事業所、介護や障害施設など、約7,900件を対象に実施しているところであります。  この調査結果を分析後、平成25年12月に素案を協議した上で、平成26年2月にパブリックコメントを実施し、平成26年3月に決定する予定であります。  次に、基本計画決定後の計画実行と成果の公表についてでありますが、議員案により制定された「鹿沼市歯と口腔の健康づくり推進条例」に基づき、本市の基本計画については、平成25年度中に策定をし、翌年度から、平成26年度から実施してまいりたいと考えております。  成果につきましては、健康づくり推進協議会の中で報告をし、またホームページや広報かぬま等で公表する予定であります。  次に、基本計画が実施されることによって、実現できる健康都市像についてでありますが、歯が健康であれば、生涯医療費に差が出るという調査結果が出されております。このことから、歯と口腔の健康づくりは、生涯にわたる健康の保持増進に欠かせないことは明らかであります。  歯の寿命を延ばすことは、健康寿命を延ばすことにつながるため、80歳で20本という「ハチマルニイマル運動」や、60歳で24本という「ロクマルニイヨン運動」、また、よくかんで食べようという「カミングサンジュウ」等の啓発をより一層徹底をし、いきいき健康かぬまを目指してまいります。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 大島久幸君。 ○16番(大島久幸君) 現状と課題の把握について。これについては、やっぱり検診率が悪かったりすると、正確な情報が入ってきませんから、本当に成人になってから虫歯の発生率がどのくらいかというのはなかなか難しいのだと思うのです。幼児とか、小学校、中学校までですか、歯科検診がきちんと学校ごとに行われていれば、正確なデータがあるのだと思うのですけれども、成人や、やっぱり高齢者になるとそういうデータは難しくなると思うのですけれども、やっぱりきちんとそれを把握していかないと、将来目標値を決めるにしても、どこまで虫歯率、検診率を上げるのか、今、市長が言ったように、60歳で24本、80歳で20本の歯、そういったデータの基となるものですから、これはしっかり把握していただきたいと思います。これは要望です。  次に、基本計画の策定のスケジュールでありますけれども、スケジュールについては庁内でワーキングチームをつくって、それに基本計画の策定委員会があって、現在アンケート調査を執り行っているところだということで、私のところにもそのアンケート用紙がきましたから、こういうアンケートをやっているのだなというのは把握をしています。その中で、できるだけ回収率をよくしていただいて、正確な情報を手に入れてもらって、早い決定をしていただきたいと思うのですけれども、このスケジュールでいくと、素案が今年末、平成25年12月には素案が出されて、年度末の平成26年3月には計画が確定、来年度からは実施ということでよろしいのでしょうか。具体的にこれはお伺いをしたいと思います。  では、ここまで、すみません、お答え願います。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  保健福祉部長、小森君。 ○保健福祉部長(小森基伊君) 再質問にお答えいたします。  基本計画の策定スケジュールについてでございますけれども、大島議員がおっしゃったとおりです。  策定委員会で、平成25年12月中旬までには素案を決めまして、その後、素案の修正、それからパブリックコメント、今年度中に基本計画を策定したいと考えております。  以上です。 ○議長(冨久田耕平君) 大島久幸君。 ○16番(大島久幸君) いよいよ来年度から動き出すということでよろしいわけですね。  それでは、今後の進め方ということで、基本計画が決定後にその計画をきちんと実施をして、成果を現すというのがこの計画の趣旨でありますから、PDCA、QCサークルなど、そういった品質管理なんかの手法もとっていただいて、きちんと成果が出てくるようなサイクルにしていただきたいと思っています。  実は、この条例の中で、市議会に対して、その成果をきちんと報告するようにという文言も入れたかったのですけれども、なかなかそこまではしなくても、健康づくり推進協議会とか、インターネットで今、市長が言ったように公表するから、その公表でよしとしようということでありました。  結構、広報かぬまで一生懸命情報を発信する、インターネットで情報を発信するのですけれども、受け止めるほうが受け止めていないのです。では、それは発信するほうの工夫が悪いのか、受け止めるほうが悪いのか、どちらがというふうにもなかなか決めつけられないのですけれども、やっぱりきちんと公表して次につなげるという活動をやっていただきたいと思います。  議員には特別これについての報告のバックはないということなのですけれども、健康づくり推進協議会で発表された内容というのはどこかで、どういうふうに我々に知らせてくれるようなシステムになるのか、ちょっと具体的に教えていただけますか。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  保健福祉部長、小森君。 ○保健福祉部長(小森基伊君) 再質問にお答えいたします。  成果の公表ということですけれども、健康づくり推進協議会という、健康かぬま21計画の実績報告、分析する組織がございます。  それで、この歯科保健基本計画が、この健康かぬま21計画の部門計画になったことによりまして、健康づくり推進協議会の委員の構成に、議員に加入していただきたいと考えております。そのような予定でおりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨久田耕平君) 大島久幸君。 ○16番(大島久幸君) ありがとうございます。  すみません、ちょっと戻って、目標値の設定で、伺い忘れたのがあるので、ちょっと聞きたいのですけれども、栃木県のほうで栃木県歯科保健基本計画が先にあります。その中で栃木県としての目標値がもう既に出ているわけです。虫歯のない幼児の増加を、例えば、今、76%ぐらいのやつを80%にするとか、12歳児の永久歯の1人平均虫歯数の減少、そういったもの、40歳の歯周炎の減少とか、先ほどのハチマルニイマル運動の80歳で20本の歯を有している人が、今24%なら、それを35%以上にしよう。歯科の検診率が34%だから50%以上にしようという栃木県のもう指標が出ていますから、ちなみにアンケート調査の結果で、これから数字が変わると思うのですけれども、感覚的に栃木県の目標よりも高めにするのか、大体足並みをそろえるのか、今わかる範囲で結構ですから、教えていただければと思います。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  保健福祉部長、小森君。 ○保健福祉部長(小森基伊君) 再質問にお答えいたします。  鹿沼市らしい歯科保健基本計画ということを念頭に置いております。  もちろん、栃木県の指標も参考にしながら、策定委員会の中で協議して進めていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(冨久田耕平君) 大島久幸君。 ○16番(大島久幸君) それでは、市長にちょっとお伺いしたいのですけれども、本計画が実施されることによって、実現できる健康都市像について。これについて、市をあげて健康な鹿沼市をつくっていこうということなのですけれども、市長の思うところ、思いがありましたら、こんな健康都市像だなというのを教えていただければと思います。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  市長、佐藤君。 ○市長(佐藤 信君) それでは再々質問にお答えをいたします。  今、いろいろ日程等も含めて、ご報告をさせていただきました。いろいろアンケート等、市民の声もお聞きをしながら、計画を策定していくわけでありますけれども、今既に栃木県のこともご紹介をいただきました。  ただ、条例ができて、数値目標を掲げたから状況がよくなるということでは決してないだろうというふうに思っています。周知の方法も含めて、一人でも多くの皆さんに、これからいろいろ制度等も充実を図っていくことになると思いますけれども、積極的にご利用いただいて、現在の検診率が約1割です。10%弱の皆さんしか、なかなか検診を受けていただけない。また、検診を受けても、では、それを治療したかというと、またそこに数値のギャップが出てまいりますので、そういったことが少しでも、皆さんに活用いただいて、そのことを参考に治療していただくというようなことをしっかりと住民の皆さんにも理解をいただくような、これから啓発活動もしていかなければならないと思っています。  歯の健康が体全体の健康のまず大きな入り口といいますか、大きなポイントになるということは、先ほどお話させていただいたとおりでありますので、よく言われる健康寿命、成人病等の生活習慣病等の予防という意味も含めて、一人でも多くの皆さんが健康寿命を延ばし、そして元気に日々暮らすことができるような、そういったまちができていくことが目標、大きな目標だというふうに思っておりますので、これらを1つのてこにして、健康都市、まさに鹿沼市に相応しいまちづくりをしていければというふうに期待をいたしております。  また、そういう形で推進をしてまいりたいと思っております。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 大島久幸君。 ○16番(大島久幸君) ありがとうございます。「鹿沼市歯と口腔の健康づくり推進条例」を決めるに当たって、本当に鹿沼歯科医師会の佐川会長を中心に、役員の方からそれぞれ勉強させていただきまして、条例制定までこぎ着けたわけなのですけれども、その勉強会の中で、福島副会長が、20年後の鹿沼市像というのを妄想という形で発表しまして、それが大変おもしろかったものですから、それを発表させていただいて、私の質問を終わらせてもらいたいのですけれども、「『口腔ケア鹿沼、健康日本一』、20年後、市をあげて口腔ケアに取り組んできた鹿沼市は全国ワーストだった脳卒中・心疾患死亡率が劇的に改善され、肥満児・メタボリック患者が少ない、健康寿命日本一の市として有名になった。全国から鹿沼市を視察したいと申込みが殺到し、山間の廃校を改修した口腔ケア鹿沼システム体験施設では、肥満解消わんぱくキャンプや、くたばれメタボ合宿など、数カ月先まで予約が埋まっているらしい。徹底的な除染作業で安全が確認されたかぬま和牛、ニラ、そば、さつきポーク、かんぴょう、イチゴ、こんにゃくなど、かぬまブランドの食材は、ヘルシーでおいしいと全国で大評判になり、鹿沼健康食レシピ本は、ベストセラーになっているらしい。丸の内タニタ食堂の向かいにオープンした健康都市かぬま食堂は、連日行列が絶えないようだ。おかげさまで、私も会長もひと回りスリムになって、70代半ばを超えた今でも健康だ。今日は日本でも数少ない、歯科施設を併設した高齢者施設で口腔ケアのお手伝いの日だった。さて、今晩はこれも最近評判の鹿沼どぶろく特区の初物でも飲んで休もう。うーん、ああ、うまい」というのが、福島さんの妄想でありましたけれども、そんな夢のある鹿沼市を健康都市として、実現できていればなと思って、質問を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 昼食のため、休憩といたします。  再開は、午後1時といたします。  (午前11時44分) ○議長(冨久田耕平君) 休憩前に引き続き再開いたします。  (午後 1時00分) ○議長(冨久田耕平君) 引き続き発言を許します。  15番、鰕原一男君。 ○15番(鰕原一男君) 一般質問をしたいと思います。今回は議案第59号について、鹿沼市文化財について、及び新庁舎建設について質問をしたいと思います。時間の範囲内で通告したもの全て終わるように気をつけていきたいと思います。  それでは、まず、議案第59号 平成25年度鹿沼市一般会計補正予算(第2号)について。歳出3款民生費2項児童福祉費2目保育所費補正減額3,638万8,000円について及び平成25年度補正予算に関する説明書継続費の補正に関する調書について伺います。  歳出4款衛生費1項保健衛生費4目診療所費増額800万円について伺います。 ○議長(冨久田耕平君) 当局の答弁を求めます。  保健福祉部長、小森君。 ○保健福祉部長(小森基伊君) 議案第59号 平成25年度鹿沼市一般会計補正予算(第2号)に関する質疑のうち、3款民生費2項児童福祉費2目保育所費の補正額3,638万8,000円の減及び継続費の補正についてお答えいたします。  まず、保育所費の3,638万8,000円の減でありますが、保育所維持補修費500万円の増、及び保育所再整備事業費4,138万8,000円の減の2事業の合算額であります。  保育所維持補修費は、もみやま保育園の解体撤去工事に要する費用500万円であります。  保育所再整備事業費4,138万8,000円の減につきましては、(仮称)北部地区拠点保育園整備事業の建築工事であり、これまで平成25年度の工事進捗率を20%と見込んでおりましたが、工事工程を精査した結果、5.72%となることから、平成25年度と平成26年度の年割額を変更するものであります。  内訳としては、設計管理費を138万8,000円、工事請負費を4,000万円減額するものであります。  建物の完成時期につきましては、平成26年8月を予定しており、変更ありません。  次に、継続費の補正についてでありますが、(仮称)北部地区拠点保育園整備に伴う保育所再整備事業費の平成25年度執行分4,138万8,000円が減額となります。  平成26年度分につきましては、年割額の変更分及び労務単価の上昇、地盤改良工事の追加等により増額するものであります。  また、財源ですが、建物の木質化により、栃木県の林業・木材産業構造改革事業費補助金の交付を受けることになったために、変更するものであります。  次に、4款衛生費1項保健衛生費4目診療所費800万円の増についてお答えいたします。  内容につきましては、貝島西地区保留地に整備予定の鹿沼地区休日夜間急患診療所・鹿沼地区休日急患歯科診療所新築工事に係る実施設計委託料であります。  鹿沼地区休日夜間急患診療所・鹿沼地区休日急患歯科診療所の新設により、年間受診者数の見込みにつきましては、平成24年度の3,870人に比較し、市民にわかりやすく、アクセスの容易な場所になることや、インフルエンザなどの感染症対策のための診察室等のスペースを確保することなど、利便性が向上することから、受診者数が増加すると予測しております。  なお、新築する建物は、木造平屋建てを予定しております。  木質化につきましては、鹿沼市公共施設木造・木質化基本方針の趣旨に添いまして、木材を活用したいと考えておりますが、インフルエンザなどの感染症対応や施設管理面を踏まえた上で、適材適所による木材の活用を図ってまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 鰕原一男君。 ○15番(鰕原一男君) 再質疑したいと思いますが、この新しく建てる(仮称)北部地区拠点保育園も木造・木質化の建造物とするということの答弁がありました。私は大変うれしく思っております。その栃木県の補助金として、8,900万円を受けるということも理解するところであります。
     ところで、再質疑に入りますが、継続費の補正に関する調書で、平成25年度、平成26年度の合計で6,962万円が増えておりますが、先ほど年割額の変更分及び労務単価の上昇、地盤改良工事の追加等という答弁はありましたが、理由を改めて伺いたいと思います。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  保健福祉部長、小森君。 ○保健福祉部長(小森基伊君) 再質疑にお答えいたします。  6,962万円の内訳ということですけれども、この原因として労務単価の上昇分約1,800万円、それからテラスの増分1,500万円くらい、それから基礎工事、1メートルかさ上げ、南側部分が1メートルかさ上げになりますので、その分。それと地盤改良工事、このようなことになっております。  以上です。 ○議長(冨久田耕平君) 鰕原一男君。 ○15番(鰕原一男君) わかりました。  歳出4款衛生費1項保健衛生費4目診療所費のほうで、1つ再質疑したいと思いますが、鹿沼地区休日夜間急患診療所・鹿沼地区休日急患歯科診療所を利用される市民を年間何人くらいと想定して、施設整備の実施設計をいたしますか。お答えをお願いいたします。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  保健福祉部長、小森君。 ○保健福祉部長(小森基伊君) 再質疑にお答えいたします。  鹿沼地区休日夜間急患診療所・鹿沼地区休日急患歯科診療所の利用者数の見込みということですけれども、具体的に数ははっきり申し上げられません。  というのは、そのときの流行する病気とか、そういうことも影響しますので、なかなか数字まではっきりは見込みできませんけれども、これまでの利用者数の動向から見ますと、昨年に比べて、平成23年度が3,666人、平成24年度が3,870人ということですから、それらの自然増、それからわかりやすい利便性を考えますと4,000人前後ぐらいになるかと考えます。  以上です。 ○議長(冨久田耕平君) 鰕原一男君。 ○15番(鰕原一男君) わかりました。  それでは、一般質問に移ります。  記念物史跡指定文化財の保存・活用について質問します。  有形文化財、民俗文化財、記念物あわせて196件が鹿沼市の文化財一覧としてホームページに掲載してあります。  今回はこの中で、鹿沼市が記念物史跡として指定しています4史跡、判官塚古墳、戸木内遺跡、通順坊平巴の宿、粟野城跡、及び栃木県指定史跡である深山巴の宿について、これらの維持管理と保存・活用状況及びそれらについての市の役割について伺います。  次に、口粟野防空監視哨について伺います。  口粟野防空監視哨は、第2次世界大戦中の昭和16年に、栃木県に約20カ所、宇都宮監視隊本部管内へも10カ所の防空監視哨が新設されました中の1つです。  口粟野防空監視哨は、旧ソ連のウラジオストク近郊基地から、発進した旧ソ連の大型爆撃機が超高度で日本本土に向かって南東に飛び、監視体制の薄い日本中央山岳を超え、日光中禅寺湖を見るや、右に機首を変え、徐々に高度を下げ、真っ直ぐ首都東京へ向け、急襲することを想定し、日光西北山系と東京を結ぶ線上にある口粟野城山山頂に飛行機の監視哨、外径4.25メートル、内径2.76メートル、高さ、およそ1.5メートルの円形の見張り場を設置したという土木建築物です。  第2次世界大戦終了時には、連合軍のB29の襲来の監視が主となり、敗戦を迎えました。  建設後、70周年経過した後、この口粟野防空監視哨は、平成24年度に公益社団法人土木学会により、現存する歴史的土木構造物を検証することで、保存推進やまちづくりの活用を図ろうとする選奨土木遺産として認定されました。  城山公園の駐車場から、公園内のつづら折りの散策道の上り坂を五重塔、二重塔を経て、20分から30分上りますと、徳川幕府15代将軍徳川慶喜揮毫の城山の石碑のある山頂に到着します。そこに防空監視哨が戦時中つくられました。  そこで城山の山頂にある口粟野防空監視哨の保存・活用に関する市の考えについて伺います。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  教育次長、佐藤君。 ○教育次長(佐藤昭男君) 鹿沼市文化財についての質問のうち、記念物史跡指定文化財の保存・活用についてお答えします。  鹿沼市指定4史跡、栃木県指定1史跡の維持管理と保存・活用状況及び市の役割についてでありますが、鹿沼市文化財保護条例、栃木県文化財保護条例では、当該指定文化財の所有者または占有者が維持管理などを行うと定められております。  このため、鹿沼市と栃木県、あわせて5件の指定史跡につきましては、所有者・占有者の考え方の違い、史跡それぞれの持つ価値、意味づけの違いがあることから、状況に応じた維持管理と保存・活用がそれぞれにおいてなされていると認識しております。  市の役割につきましては、まず、文化財としての価値を損なうことのないよう、対応することであります。  このため、市指定の4件につきましては、所有者・占有者が行う現状変更等の行為に対して、市の条例に基づき、届け出の義務や制限を設け、許可により保存を図っております。  栃木県指定の1件につきましては、栃木県の条例に基づき、市とほぼ同様の保存策が設けられており、市では主にその進達事務を行っております。  また、市では、これらの史跡が地域を代表する貴重な資源であるとの認識に立ち、広く周知するための看板設置、市ホームページや文化財解説書等での公開を行っております。  今後は、更に、これら史跡を活用した学習を推進し、市民の地域を愛する心の涵養と地域ごとに特色のある文化の育成を図っていきたいと考えております。  次に、口粟野防空監視哨についてお答えいたします。  保存・活用に関する市の考えについてでありますが、口粟野防空監視哨は、平成24年11月16日、栃木県の防空関連施設群の1つとして、公益社団法人土木学会選奨土木遺産に認定されました。  栃木県内で現存が確認された防空監視哨は昭和16年建造の本防空監視哨と那須烏山市内に残る2カ所のみであります。  このようなことから、市としましても、本防空監視哨が戦時中の特異な時代背景や当時の土木技術を知る上で、大変貴重な戦争遺産であり、平和の尊さや平和意識の向上を図る効果的な資源であると認識をしておりますので、現状のまま保存していくとともに、地域学習の教材として、また、平和に関する教育の教材としても活用を図っていきたいと考えております。  しかしながら、本防空監視哨の修繕等につきましては、鹿沼市指定文化財にはなっておりませんので、現時点では文化財としての支援は難しいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 鰕原一男君。 ○15番(鰕原一男君) 答弁をいただきましたが、再質問をしたいと思います。  鹿沼市指定記念物史跡の1つ、粟野城跡について再質問します。  粟野城跡、城山公園の頂上にある重さ約4トンはあろうかと思われます城山の石碑は、平成23年3月11日の東日本大震災により、倒れてしまったままの状態にあります。  地元では、元の姿に戻したいと考えていますが、工事の難しさ、予算の問題などありまして、実現には至っていません。  改めて明治39年に建立した横尾勝右衛門氏の財力に感心させられております。  そこで、鹿沼市の史跡指定となっている市内の記念物が倒壊した場合の復旧工事は、どこが責任を持って元の形に戻すのか伺っておきます。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  教育次長、佐藤君。 ○教育次長(佐藤昭男君) 再質問にお答えいたします。  鹿沼市の場合、倒壊したときには、文化財の指定を受けていれば、文化財の対象になるかと思います。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 鰕原一男君。 ○15番(鰕原一男君) そこが意見の分かれるところでありまして、粟野城跡城山の全体が史跡になっております。そこの中にある文化的な価値が高いと思われる史跡についても、やはり管理者である市が責任を持つべきだと私は思っております。やりとりをしても答えは同じかと思います。よく整理して、対応していただきたいと思います。  次に、口粟野防空監視哨の保存・活用について再質問します。  鹿沼市教育ビジョン「基本目標4 市民が自ら取り組む学習や活動の促進」において、「先人が守り伝えてきた貴重な文化財やこれまでに収集された様々な資料の保存を図りながら、さらなる調査を進めて地域資源を掘り起し、それらを活用した学習の充実を図ることによって、本市の未来と発展のための礎としていきます」という一文があります。  また、鹿沼まるごと博物館基本構想においては、平成18年1月に合併した鹿沼市と旧粟野町が、それぞれ歩んできた歴史、文化を尊重しながら、市民が歴史認識を共有し、鹿沼市の発展のために両地域の住民がお互いの地域を訪れ、学習する大切さが述べられています。  口粟野防空監視哨は、戦争の施設の一部を伝える遺跡でありますが、戦争を伝える遺跡は鹿沼市内には少なからず現存すると思います。  先ほど地域学習の教材や平和教育に用いているという答弁がございましたが、それらを活用した教育の現状を伺っておきたいと思います。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  教育次長、佐藤君。 ○教育次長(佐藤昭男君) 再質問にお答えいたします。  鹿沼市内には、口粟野防空監視哨のほかにいろいろな戦争遺産があります。例えば、黒川左岸などには今でも各地に防空壕などがあります。そのほかに、市としましては戦争遺産として、焼夷弾ですとか、警防団の鉄かぶと、また当時の写真などを収集しております。  また、そのほかにも、戦争体験談などもある意味では広い意味の戦争遺産ということで考えておりまして、鹿沼市通史にも載せております。  それらの戦争遺産を教育にどう生かしていくかということでございますけれども、これらにつきましては、先ほど申し上げました焼夷弾ですとか、写真などを小中学校の社会科ですとか、総合的な学習の時間で紹介したり、平和を考えるイベントなんかがありますが、その際に展示をして、協力し、活用しているという状況がございます。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 鰕原一男君。 ○15番(鰕原一男君) わかりました。よろしくお願いいたします。  それでは、新庁舎建設について質問いたします。  庁舎は、昨年度実施した診断の結果、震度6強から震度7の地震に対して倒壊する危険が高い、あるいは倒壊する危険性があるという結果でありました。  そこで、庁舎のあり方を議論する鹿沼市庁舎整備検討委員会が組織され、昨年の10月15日から今年の8月29日までに6回の鹿沼市庁舎整備検討委員会が開かれています。  新庁舎建設について、今回は手始めに、鹿沼市庁舎整備検討委員会の諮問の内容について、委員の委嘱と委員の役割について、委員会での若い世代の意見反映について、委員長及び委員の報酬について、委員会の設置期間について、庁舎整備を市民に深く理解していただく方策について伺います。  次に、木のまち鹿沼をアピールできる木造・木質(一部鉄骨造り)による庁舎整備を目指す質問をします。  鹿沼市の新しい庁舎を整備するための議論は、パターン化されて検討されています。鹿沼市のまちづくりにとって、50年、あるいは100年に1回の大きな事業でありますので、市民がわくわくするような、魅力ある整備計画の提示を期待したいものでありますが、今のところ庁舎整備に対する議論の中では、鹿沼市の将来に対する夢とか、期待感が希薄な感じがします。  下野市では、市民によるワークショップ、市内中学生によるワークショップを立ち上げ、市民の意見の集約、若い市民の庁舎整備に対する関心度の高まり、将来に対する期待感の広がりに努めてきたようであります。  鹿沼市では、鹿沼市庁舎整備検討委員会の庁舎整備に関する基本的な構想の検討結果を待って、より実効性のある構想を策し、パブリックコメントを求めるスケジュールになっているようでありますが、鹿沼市にとって50年、あるいは100年に1回となるかもしれない整備計画でありますから、市民の夢を大いに託せるような、鹿沼市の将来に期待が持てるような、庁舎整備構想を市民の前にぜひ提示していただきたいと思います。  そこで今回は、庁舎整備に関し、私の基本的な考えを述べて質問を展開していきたいと思います。  鹿沼市は、隣接します宇都宮市、日光市、栃木市や佐野市などに比べて、観光資源の少ない市です。実際に観光客数も圧倒的に少なく、これらを上回ることは難しいことだと思います。  佐藤市長は就任以来、まちの駅新・鹿沼宿、今建築中の粟野地元産出材を活用した粟野第1小学校、先ほど議案質疑でただしました(仮称)北部地区拠点保育園などで、木造・木質化に努めてきています。  また、鹿沼市は木造校舎として、関東随一の北小学校があり、昭和24年建築の旧粟野中学校も保存活動が始まりました。これらは、森林の再生と林業、木材産業の振興を目指して、平成25年3月に策定しました「鹿沼市森林・木材活用プラン」の目標である林業の振興、鹿沼産材の需要拡大、森林の保全、プラス木のまち鹿沼のアピールに合致した施策の実現であります。木造・木質を主体として建築した公共施設や鹿沼市の彫刻屋台やサツキなどを絡めて、木のまち鹿沼をプロモーションしていくことで鹿沼市に立ち寄る意味、鹿沼市を見て回る意味をより強くつくることができるのではないでしょうか。  今回の庁舎建設、想定する庁舎整備事業費は60億円とされています。合併特例債を充当するにしても、鹿沼市の財政支出は26億円程度になると見込まれています。  これだけの負担をするわけですから、鹿沼市の将来に資する話題性のある、次の世代につながる整備計画にしたいものであります。  新庁舎は、現在建築中の粟野第1小学校の5倍の規模の1万5,000平方メートルを想定していますから、防災や構造強度の面から、木造・木質が困難な場合でも、木造を中心に非木造の混じった構造をあらゆる角度から検討するなど、可能な限り、地元鹿沼産材の使用に配慮した日本一の木造庁舎の建設に向け、かじを切っていただければと思います。  ちなみに、建築中の粟野第1小学校の延べ面積は、校舎・屋内運動場あわせて3,800平方メートルあまり、使用木材数量は1,153立方メートルほどと言われていますから、新庁舎がその4倍と想定しますと4,600立方メートル以上の予想使用木材数量となります。これは、10トン積みトラック120台くらいで運ぶ量となります。  鹿沼市の新庁舎を木造・木質(一部鉄骨造り)でつくることが、大型な公共施設建築のモデルとなり、国内の木材利用拡大の起爆剤になればと思っていますし、鹿沼産出材を利用した木造・木質を主体とした公共施設は、訪れた市民に潤いを与え続けます。  今、私の手元に、鹿沼市の都市計画の冊子があります。その表紙をめくりますと、大正9年かと思いますが、鹿沼町の中心部の絵図があります。町役場、登記所が今宮神社を隣にして、鹿沼城のふもとにあります。古来より鹿沼市の中心はこの地、鹿沼城にあるのです。鹿沼市の核となる施設は、この地を離れてはいけないと思います。この地を拠点として、昭和23年に鹿沼町は鹿沼市となり、昭和29年、昭和30年に菊沢村など9村を合併し、平成18年に旧粟野町を吸収合併しました。吸収合併に際し、起債可能となった172億8,050万円の合併特例債の一部を主な財源として新市庁舎は整備計画され、2020年東京オリンピック・パラリンピックが開催される2年前の平成30年、2018年に鹿沼市は市制施行70周年を迎えることになります。  この地、今宮町1688番地1、御殿山公園1666番地1は、言わば鹿沼市のパワースポットでなかろうかと思います。吸収された旧粟野町出身の議員である私はそう感じます。御殿山公園の野球場を中心に、市有地の活用を見直し、新庁舎の場所として定め、防災・耐震に対する建築基準をクリアし、外観はシンプルで経済的に、内部は機能的に整備されている木造・木質の新しい数棟の庁舎と広い駐車場を備え、景観を整えた美しい鹿沼市庁舎を整備することが、鹿沼市のまちづくりの新たな拠点となります。  下水道事務所用地、上殿町2万5,000平方メートルには、新しい野球場、テニス場、子供広場、市民が散歩を楽しめる遊歩道などを備えた御殿山公園のほぼ2倍規模の都市公園をつくることを計画します。そして、その計画が鹿沼市民の健康増進に、そして健康寿命の延長につながればと思います。  現在のこの場所に新しい庁舎をつくる場合、仮の庁舎をどこかに求めなければなりません。仮設庁舎の費用は、5億6,000万円と想定されています。その費用を充てれば、都市公園の移設は可能かと思われます。御殿山公園に鹿沼産材を利用した木造・木質(一部鉄骨造り)の庁舎を整備することについて、下水道事務所用地、上殿町に都市公園を移設することについて、50年、あるいは100年に一度の庁舎整備計画のチャンスを鹿沼市のまちづくりにどう生かすのか。この私の市民がわくわくするような、夢のある庁舎整備の基本的な構想を検討してもらいたく、現時点での当局の考えを伺います。 ○議長(冨久田耕平君) 当局の答弁を求めます。  市長、佐藤君。 ○市長(佐藤 信君) 新庁舎建設についての質問のうち、鹿沼市庁舎整備検討委員会についてお答えをいたします。  まず、諮問の内容でありますが、庁舎の整備につきましては、建物の老朽化や耐震化など、様々な問題の解決に向けて、昨年度、市民を主体にしました鹿沼市庁舎整備検討委員会を設置をし、安全で市民が利用しやすい庁舎を目指して検討を進めているところであります。  諮問した内容でございますけれども、耐震診断の結果を踏まえまして、また、本市の将来を見据えながら、庁舎整備に関する基本的な構想の策定に必要な事項についての意見を求めるものであります。  次に、委員の委嘱と役割についてでありますが、委員の委嘱は知識経験を有する者として宇都宮大学工学部の教授や、とちぎ建設技術センター常務理事、市議会議員の皆さんから議長、また市内の各種団体等の代表者としては、鹿沼市自治会連合会や鹿沼市商工会議所、上都賀農業協同組合、鹿沼市民生委員児童委員協議会連合会、そういった団体から総勢17名、そこに行政関係者として副市長を加えました総勢21名の方に委嘱をしているところであります。  役割については、諮問いたしました庁舎の整備位置や規模、整備方法など、庁舎整備に関する基本的な構想の策定に必要な事項の検討、協議を行いまして答申をいただくということになっております。
     次に、若い世代の意見反映でありますが、当初若者の代表として元成人の日実行委員会のメンバーを委員として委嘱しておりましたが、本人の都合によりまして辞退をされております。  したがいまして、今年度新たに設置された成人の日実行委員会など、若い世代が含まれている関係団体等との意見交換会を実施をしながら、若い世代の意見反映に努めてまいりたいと考えております。  大丈夫ですか、今の答弁で。ちょっと原稿どおり読ませてもらいますので、先ほどの熱弁をふるわれた内容と若干ずれているかなと、答弁しながらちょっと、そんな気もしないでもないのですが、申しわけありません。  次に、委員長及び委員の報酬でありますけれども、委員会委員への謝礼といたしましては、委員長については1回当たり1万2,000円であり、委員は回数ではなくて、年間6,000円ということになっております。  次に、委員会の設置期間でありますが、平成24年10月から答申をいただく日までということで設定をしてございます。  次に、市民が深く理解する方策でありますが、委員会の会議資料や議事録につきましては、市ホームページで公表し、周知をいたしております。  また、今年度行われた車座集会や議会報告会及び意見交換会において、庁舎整備の検討経過を中間報告するとともに、アンケートもお願いをするなど、市民の共通理解を図ってきているところであります。  今後も、市ホームページの活用による情報提供を初め、世論調査や意見を聞く機会として関係団体等との意見交換会等を実施をするなど、あらゆる機会をとらえまして市民への周知を図りながら、理解度の向上に努めていきたいと考えております。  次に、木造・木質による庁舎整備についてお答えをいたします。  まず、御殿山公園に木造・木質の庁舎の整備ということでありますが、庁舎の位置につきましては、現在鹿沼市庁舎整備検討委員会において、6カ所の候補地を抽出をし、それぞれが適地であるかどうかの評価を行い、位置選定の検討を進めているところであります。  御殿山公園につきましては、私も何人かの方、市民の方から、そういった夢のある話をこれまでお聞きしたことがございます。  ただし、都市公園ということで、本市の歴史的遺産でもあり、また市民の憩いの場としても、もうしっかり定着をしているなど、また都市計画を初め、関連計画の変更手続に相当の時間を要する、特に有利な財源である合併特例債や早急な耐震化を考慮する整備スケジュール上は、現実的ではないということから、候補地の対象にはしておりません。  また、庁舎の木造についてでございますが、建築基準法上の面積制限等があるために、庁舎規模により難しい面がございますけれども、木質化については可能な限り地場産材を活用し、木のまち鹿沼をアピールしていきたいと考えております。  次に、上殿町地内の下水道事務所用地に都市公園を移設することについてでございますが、先ほど答弁いたしましたとおり、御殿山公園は庁舎の候補地の対象としておりません。そういうことでもって、当然のことですけれども、下水道事務所用地に御殿山公園を移設するということについては、現状では考えていないと、こういうことで答弁とさせていただきます。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 鰕原一男君。 ○15番(鰕原一男君) 再質問します。鹿沼市庁舎整備検討委員会は、6回ほど開かれておりますが、まだ答申をする途中でありますので、佐藤市長もなかなかお答えにくかったこととは思いますが、御殿山公園の庁舎整備についての利用、そして下水道事務所用地への都市公園移設については、現実的ではないということで、冷たい答弁をいただきましたが、現実的ではないことをやることが政治手法の1つでありまして、市民に夢を持ってもらう、鹿沼市の活力を求める、そういうことでは、私の述べたことのほうがわくわくするのではないかと思います。ぜひ、簡単に門前払いするのではなく、市長が選んだ鹿沼市庁舎整備検討ワーキンググループの16人の精鋭たちにどうやったらできるかということを検討させていただきたいと思います。  再質問を何点かしたいと思いますが、市長が委嘱しました委員は、先ほど答弁がありました宇都宮大学の教授、鹿沼市議会の議長、鹿沼市内各種団体等の代表者、行政関係者として松山副市長がおります。  去る平成25年8月29日の第6回の会合では、これまでに示されていました4つの整備方法について、利便性や将来性の観点などから評価をし、庁舎の場所では、今の、この市役所、下水道事務所用地、文化ゾーン敷地などについて評価を実施しています。  そこでお聞きしたいことは、委嘱されました鹿沼市庁舎整備検討委員は、各々の経験と知識の中で、個人としてそれらの事項について評価したものなのか。それとも所属する団体の意向を汲んで、各団体の総意として評価したものか、どう理解するものなのか、見解を伺っておきます。  2点目の再質問をします。  鹿沼市庁舎整備検討委員会の議事録、会議次第、参考資料などについて、市のホームページで見ることができます。発言者の名前は実名で記載されており、しっかりと情報開示がなされていると、私は高く評価しています。  しかし、市民の多くが市のホームページにアクセスしているとは限りません。これは、滋賀県近江八幡市で発行しています市庁舎整備通信です。庁舎整備について、より市民に理解していただくために、このようなものを鹿沼市でも発刊したらよいと思いますが、市の対応を伺います。  3点目の再質問は新庁舎建設について、今までの経過をたどりますと、平成24年度当初、財務部財産管理課内に庁舎整備担当を配置し、平成24年4月に市長と副市長は建設位置、庁舎規模、スケジュール等を、平成24年6月初めには鹿沼市庁舎整備検討委員会等について協議をしているようであります。先ほど言いました市の職員16名による鹿沼市庁舎整備検討ワーキンググループを立ち上げ、新庁舎建設の骨格の検討と、今後の予定を決めさせています。  基本構想を検討する鹿沼市庁舎整備検討委員会を設置し、既に6回の会議を終えている。そして平成25年度内に基本構想を財務部庁舎整備準備室の主導のもとでまとめられるようであります。市民を結論ありきの方向で誘導しているかのごとき印象を市民に持たれては困りますし、庁舎建設に当たり、主な財源を合併特例債に求めるあまり、はしょった拙速な進め方をしていると映ってはなりません。  鹿沼市にとって、50年、100年に1回の整備計画を拙速に決定することは、後々に後悔と混乱を生むことになりかねませんので、見解を伺っておきます。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  市長、佐藤君。 ○市長(佐藤 信君) 再質問にお答えしたいと思います。  まず、庁舎の位置の問題でございますけれども、確かに御殿山球場を少し削って、そこに持っていったらという、非常に夢のある話を、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、おっしゃる方がおられます。大変まさにわくわくするような、夢のある話だなというふうには聞いておりました記憶がございますけれども、先ほど言いましたように、極めて現実的な話となりますと、いろんなクリアしなければならない課題も相当あるし、そのための市民の合意というものが、かなりいろいろ問題も出てくるだろうというようなこともあって、今回その中には入れていないということです。  今回の議会定例会の中でも、後で芳田議員、佐藤議員のほうからも庁舎に関しての質問がございます。提案等もあるようでございますので、そういった内容を鹿沼市庁舎整備検討委員会の中でどう、ある程度煮詰まっている状況ではあるのですけれども、それをどうそこに差し込んでいくかというようなところも、工夫をする必要があろうかというふうには思っております。どういった形でそれが乗せられるかということは、ちょっと今具体的には申し上げられませんけれども、そういった必要性も生じてきているのかなというふうには感じておりますので、率直に鹿沼市庁舎整備検討委員会の中でそういったことも議論いただくような場があってもいいというふうには思っておりますので、それらの対応についてはもう少し研究をさせていただきたい。そう時間のある話ではありませんけれども、検討させていただきたいと思います。  まず、鹿沼市庁舎整備検討委員の立場の問題でございますけれども、これらについては各団体のほうに推薦をお願いをしたという経過がございます。  したがって、形の上では、それぞれの団体を代表する形で委員としての推薦をいただき、選任させていただいておりますけれども、それぞれの事情によりまして、その団体でもって、そのことを事前に協議をし、また報告をしながら、次の会議の内容についてまとめるという作業は現実にはかなり難しいだろうというふうに思っておりますので、基本的には、それぞれの個人の立場で、それぞれの思いでもっていろいろ参加していただいて発言をしていただいていると、こういうふうな理解をいたしておりますし、そういう位置づけで我々もとらえているわけであります。  続きまして、議事録の、いわゆる広報の問題です。極めて大切なことだろうと思っています。  実は、車座集会等で、庁舎の整備について、いろいろお話をさせていただきました。車座集会の場合は9カ所で500人程度の参加です。議会報告会及び意見交換会も同じように8カ所でおやりになったわけでありますけれども、車座集会の中では質問はゼロでした。報告をしたのですが、何かご意見ございますかという問いかけに対して、庁舎のことについては全く反応がありませんでしたといったほうが正解です。  アンケート等も見ますと、庁舎に行った回数も聞いているわけですけれども、ほとんど行ったことがないという方が約3割です。かなりコミュニティセンターのほうが使い勝手がいいということで、そちらに行かれるのだと思いますけれども、3割の方はほとんど市役所に行ったことがないという状況です。4割の方が年に2、3回。そしていろんな役をお持ちの方が約2割でしょっちゅう市役所には行っていますという、そういう内訳ですから、なかなか市役所の位置の問題とか、いろんな諸々のことに関心を持ってもらうというのは結構大変なことだなと、逆に言えば、庁舎が市民のものになっていないということの裏返しだというふうに思うのですけれども、そういう意味では、鰕原議員がおっしゃられますように、いろんな形で経過も含めた市民への周知というのは極めて大切だというふうに思っています。  広報かぬまの活用、あるいはコミュニティセンターだよりの活用というものが基本にはなると思いますけれども、区画整理事業なんかでよくチラシを作って、いろんな状況を関係住民に配付しているというようなこともございますので、そういったことも1つの参考例にしながら、広報紙の発行については考えていきたいというふうに思っております。  庁舎の整備について拙速かどうか、そういうふうに言われると非常につらいところもあります。  というのは、耐震の診断をした結果が、非常に厳しいという状況がありました。3.11のときにこの場でもって、あの揺れも経験をして、これはもうこのまま放置できないというところの中で、急遽この話が具体化してきた。実は平成13年度から鹿沼市は庁舎の整備基金の積み立てを始めているのです。ずっと毎年5,000万円ぐらいずつ積み立てておりまして、ちょっといろいろ財政的な問題があって、平成21年度、平成22年度、平成23年度と積み立てはしなかったのですが、昨年、3億円ほど積み立て、元のペースに上乗せする形で、現在7億円の基金があるということで、庁舎の建て替えについては、以前から課題として議会の中でも論じられてきたという経緯があります。  合併特例債の活用ということでありますけれども、平成27年度が期限ということで、当初は推移しておりましたので、その日程に従うと、実は庁舎整備には間に合わなかったという状況です。というのは、この厳しい状況でありますから、庁舎整備で耐えられるところは耐えながら、もっとほかのところを優先しようということだったわけでありますけれども、しかし、先ほど申し上げたとおりの状況でございますので、急遽といいますか、より具体的な形で動き出したというところでもって、ご理解をいただければというふうに思います。  建て替えについてのアンケートは、賛成、やむを得ないのではないかという方が8割5分ぐらい、市民の皆さんの中にもそういう状況であるならば建て替えについてやむを得ないなという合意はできると思っております。現にアンケートをいただいた方には、そういった形でもってお答えいただいているということでありますから、それらを受けて、あとは本当に市民の皆さんの誇りとなるような、使い勝手のいい、そういった建物にするべく、位置も含めて、これから鹿沼市庁舎整備検討委員会の中で、十分ご議論をいただければというふうに思っておりますので、その辺のところもあわせてご理解いただければと思います。  合併特例債については、平成32年までの活用が可能になるということでございますので、その中ではおさめていきたい。したがって、今年度末でもって答申ということになっていますけれども、それらについては必ずしも平成26年3月までに、なんでもかんでも、まとまらなければもう少し時間をかけて議論いただくということは決してやぶさかではないというふうに思っております。できるだけ時間をかけながら、市民の合意というものをとりつけつつ、進めていきたいと思っております。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 鰕原一男君。 ○15番(鰕原一男君) ぜひ市民の意見を広く、深く聞いて、庁舎整備を進めていただければと思っております。  耐震診断の結果、震度6強から震度7の地震に対して、倒壊する危険が高い、あるいは倒壊する危険性があるという結果の中で、今私たちは平成23年3月11日に経験した大きな地震はこないだろうと思い、この議会棟を使って、今議員活動をしています。  また、多くの市民が市役所を訪れていますし、職員も市民サービスに努めています。大きな地震がくれば、倒壊する危険性が高く、市民の被害が予見される中で、私たちは日常の業務を行っているということになります。思えば、まことにおかしな光景であります。  市民によりよい行政サービスの提供のできる、働く職員の皆さんが仕事のしやすい、鹿沼市の将来を明るくするような鹿沼市の庁舎整備計画の立案をお願いしまして、これからも質問を続ける機会がありましょうが、第1回の庁舎整備についての質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(冨久田耕平君) 暫時休憩いたします。  再開は、午後2時5分といたします。  (午後 1時57分) ○議長(冨久田耕平君) 休憩前に引き続き再開いたします。  (午後 2時05分) ○議長(冨久田耕平君) 引き続き発言を許します。  19番、大貫武男君。 ○19番(大貫武男君) 今日最後の登壇になりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  今年の夏は、大変厳しい夏でありました。そして大雨や竜巻などの被害に遭って、大変苦労している方がいらっしゃる。本当に心からお見舞いを申し上げたいと思います。自然の恐ろしさというものを実感したところです。  今朝5時過ぎに、私が散歩に行くときに、朝焼けが大変きれいだったのです。そして赤トンボが無数に飛んでいる、これまた自然のすばらしさというものも実感したなというふうに感じて、自然というものの、いろんな面での姿・形というのがあるものだなというのを実感したところです。  それでは質問に入らせていただきます。  思川開発事業について、まずお伺いをいたします。  事業が凍結されまして3年以上が経過をしています。関係住民はもちろん、多くの市民がこの事業の結論がどうなるかに強い関心を持っています。  私自身は、本当にこの計画で水がたまるのだろうかというふうに考えるときがあります。この事業の動向は、大変気になっているところですので、市が受けている情報についてお伺いをいたします。  もし、この事業が動き出すとしますと、まず初めに工事道路の整備からになると思っています。この工事用道路は、栃木県もしくは水資源機構が実施するものと思っています。  県道上久我・都賀・栃木線、県道板荷・引田線、県道入粟野・引田線、県道石裂・都賀・栃木線などがあると思いますが、それらの進捗状況について伺います。  これらの県道はいずれも通学路になっておりますので、何よりも安全面を重視した工事にしてほしいと思いますので、お伺いをいたします。  また、この事業によって、関係住民はもちろん、鹿沼市にとっても不利益を被らないようにしなければならないと思いますので、それらに対する対策を伺います。 ○議長(冨久田耕平君) 当局の答弁を求めます。  市長、佐藤君。 ○市長(佐藤 信君) 思川開発事業についての質問のうち、思川開発事業の現在の状況についてお答えをいたします。  ご承知のとおり、思川開発事業につきましては、検討主体である国土交通省関東地方整備局と水資源機構がダム事業における治水・利水対策等について検証を行っているところでございます。  また、事業検証の中では、関係地方公共団体からなる検討の場、幹事会でありますけれども、それが3回開催をされ、関係自治体との意見交換会を行っております。  しかし、今後のスケジュールなどの詳細につきましては、示されていないのが現状でありまして、今後の動向といたしまして、検討主体が検討結果を国土交通大臣に報告をし、その報告を受けて最終的に大臣が対応方針を決定することになっております。  ただ、事業凍結となって3年以上が経過をし、関係住民の皆さんの中からは、いろいろ不安の声も聞こえてまいります。  市といたしましては、早期の検証完了を関係機関に要望してきたところでございますが、引き続き要望をしてまいりたいと考えております。  次に、南摩ダム関連工事用道路についてお答えをいたします。  南摩ダム関連工事用道路には、県道上久我・都賀・栃木線、県道入粟野・引田線、県道板荷・引田線、県道石裂・上日向線があり、栃木県及び水資源機構が整備をいたしております。  県道上久我・都賀・栃木線は、西沢地区と笹越路を結ぶ道路で、西沢地区、いわゆる西沢バイパスといわれておりますけれども、と笹越路工区は既に完成をしております。  また、水資源機構が実施をいたしております上南摩工区の付け替え県道は、現在63%の進捗率となっております。  次に、引田地区と下久我地区を結ぶ県道入粟野・引田線でありますが、大仁田橋架け替えも含む整備が全てこれは完了をいたしております。  県道板荷・引田線は、トンネル部分を除いて、板荷側は既に完成をしており、引田側も年内に完成見込みとのことであり、トンネル部分についても本年度着工予定と聞いております。  次に、県道石裂・上日向線ですが、工事用道路は、下久我・上久我間の約2.5キロメートルで、そのうち0.9キロメートルが幅員の狭い優先区間となっており、その進捗は88%で、残り区間は47%の進捗であります。  なお、これらの県道は南摩地区と板荷地区を結ぶ西北部山間地域の環状線的な道路として、市といたしましても大変期待をいたしているわけでございます。  次に、ダム関係地域の地域整備事業についてお答えをいたします。  これまでの関係地域のダム建設による影響を緩和するために、移転者の生活再建や関係地域の生活基盤整備、更には地域振興策を水特事業や基金事業等により実施してまいりました。  引き続き関係地域が不利益を被らないようにということを基本にいたしまして、水特事業・基金事業について対応するとともに、そのほかのダム関連の地域整備事業についても円滑に実施できるよう関係機関等と連携調整を図ってまいります。  なお、事業実施に当たりましては、地域の実情や事業の必要性、費用負担等も考慮をし、下流県ユーザー、栃木県等の関係機関及び関係地域と協議しながら進めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 大貫武男君。 ○19番(大貫武男君) 答弁をいただきました。まず、最初の思川開発事業の現在の状況についてということで答弁をいただきました。  まだ、水資源機構のほうから具体的な情報がまだ開示されていないし、市としてもまだ把握していないという答弁だったかと思いますが、市長もおっしゃられたように、3年が経過していますので、様々な中央の政治の動き等もあるとは思いますけれども、関係者にとってはどういう方向になるのかということを、1日も早く情報を知りたいというのは偽らざる気持ちだと思いますので、市長の答弁があったように、早急に何回でも結構ですから、早期に具体的な情報を得るように、これからも努力をしていっていただきたいというふうに思っています。これは要望です。  次に、関連工事用の道路について答弁をいただきました。  今言ったように、西沢バイパスとか、県道入粟野・引田線ですか、そこは完了したというのは理解をしています。  実は、その中で、県道板荷・引田線の中のトンネル工事について、もう少し詳細な工事日程等がわかりましたら、担当部長のほうから答弁をいただきたいのですが、それと、このトンネル工事が早急に始まるという状況になりますと、私が聞くところによると、引田側からトンネル工事に着手されるという話を聞いています。そうすると、その中のトンネルの中の土、土石、それの搬出は久我から、南摩の本体のほうへ持っていくのだというようなお話を聞いております。そのときに、先ほど答弁がありましたように、県道石裂・上日向線の未改良区が0.9キロメートルですか、現実としてあるのですが、通学路になっていて、大変狭いような状況になっておりますので、その点について栃木県へ要望をしていただきたいというふうに思いますので、このトンネル工事の詳細についてと県道石裂・上日向線とのつながりの点についての再質問をいたします。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  総務部長、山根君。 ○総務部長(山根良典君) ご質問にお答えいたします。  補足する点があれば、都市建設部長がお答えしますので、ご了解いただきたいと思います。  まず、板荷・引田トンネルですけれども、これは栃木県のほうで入札については既に始まっておりまして、10月に開札をするという予定になっております。  開札で業者が決定すれば、すぐに着工して、およそ工期は3年というふうに聞いております。平成29年に入って、何月ごろ終わるかまではちょっと特定できていないのですけれども、そのような状況で進んでいるというふうに承知しております。
     もう1つは、トンネルから南のほうに抜けて、県道石裂・上日向線にぶつかったところの、その先の区間、2.5キロメートルのうちの優先区間といわれている0.9キロメートル、つまりこの優先というのは道路の幅員が狭くて、歩道がとれないというような事情がありまして、それを拡幅するという意味の工事でございますが、これは先ほど市長が申し上げましたように、工事としては88%程度、平成25年度に進んで、そのほか、優先区間以外の進捗率は47%の進捗だというふうに聞いております。  大貫武男議員が心配されるように、そこの通行に関して、非常に交通が頻繁になる、その際の歩行者の通行に関する安全という点につきましても、栃木県のほうに工事をするに当たっては、一層強くお願いをしていきたいというふうに思っております。  以上で私の答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 都市建設部長、善林君。 ○都市建設部長(善林頼和君) 私のほうから補足させていただきます。  まず、工期なのですが、現在栃木県のほうで入札のための公告をしております。これが先ほど総務部長が言いましたように10月の末に開札になる予定であります。  それから工事に着手するまでに栃木県議会の議決とか、そういったこともありますので、現在のところ公告文を読ませていただきますと、平成27年12月28日限りという工期になっております。  ですからおおむね24カ月ぐらいを見るのではないかというふうに思っております。  それと、やはりそこに特記仕様書というのが一緒に掲載されておりまして、それを見る限りですが、掘削は終点側から片押しで行うというふうに記載されております。ですから、終点というのは板荷側ということになりますので、そちらから片押しで入るというふうに、現在の仕様書上は書いてあります。  最終的に確認は今後したいと思うのですが、そういった記載がございますので、ご報告させていただきます。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 大貫武男君。 ○19番(大貫武男君) わかりました。ということは、県道板荷・引田線のトンネルは平成27年には開通予定というふうに理解してよろしいわけですね。はい。  それでは、そういうことで引田側から工事に着手するということは、先ほど私が心配したようなダンプが相当量が通るということを考えれば、通学路等の心配もありますので、その点については重ねて栃木県のほうに早期の着工・完成を要望していっていただきたいというふうに思っています。  3番目の関係地域の整備事業についてですが、先ほど市長のほうから答弁をいただきました。関係地域のみならず、鹿沼市にとっても不利益が被らないような体制をつくっていかなければならないなというふうに思っています。  様々な事業が展開されるというふうに想像はされますけれども、下流県のユーザーの人たちの協力や国や栃木県の人たちの協力も得なければ、地域整備事業はなかなか進まないのだろうというふうに私も理解していますけれども、鹿沼市にとっても短期的な目線ではなく、長期的な感覚に沿った地域整備事業を計画していかなければ、後年度負担が大きくなるという心配もありますので、そういう点については、熟慮に熟慮を重ねた地域整備事業を展開していただきたいというふうに思っています。そうしなければ、なかなかこの南摩ダム関連に関しての地域整備事業はスムーズにいかないのではないかなというふうに考えておりますので、市長のお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  市長、佐藤君。 ○市長(佐藤 信君) 再質問にお答えします。  南摩ダムにつきましては、現在検証中ということで、どういう結論になるか詳細がわかっていないのが現状であります。  ただ、これまでのいろんな経緯等もございますので、地域の皆さんを初め、鹿沼市全体にとっても非常に大きな、後で影響の出る話でございますので、そういったことも慎重に見極めながら、なおかつ下流県の皆さんともいろいろ協議をさせていただき、よりよい方向の着地点を見出していければと思いますので、ひとつまたご理解、ご協力のほど、よろしくお願いを申し上げます。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 大貫武男君。 ○19番(大貫武男君) ぜひそういうような慎重な事業選択をしていただきたいというふうに思っています。  次に、鹿沼市花木センターの諸課題についてに移ります。  鹿沼市花木センターは、オープン以来、さつきのまち鹿沼のシンボル施設となり、緑花木の流通拠点としての役割を担ってきました。  今度、公益財団法人になり、体制が変わってまいりました。公益事業と収益事業とに明確に区分されたと理解をしています。  まず、収益事業の面についてお伺いをいたします。  展示即売所の現状についてでありますが、私が見る限り、大いに工夫する必要があるのではないかと思っています。  まず、もっと出展者に対し、自分の商品管理を自己責任でさせるべきだと思いますので、その対策について伺います。  それと即売所の棚の設置方法も、またひと工夫するべきと思っておりますので、お伺いをいたします。  次に、既存施設の活用対策ですが、当センターには様々な施設が点在しています。それらの施設の連携がうまくいっているとは、私的には思わないのです。もっともっと密になる連携を考えるべきだというふうに思っていますので、対策を伺います。  先日の広報かぬま(2013年9月号)にも載っていたのですが、7月に実施したプールの水遊びの写真です。大変子供が喜んでいる写真が広報かぬま(2013年9月号)に載っていたのです。そういうふうに、とても子供たちに喜ばれる事業は実際にやっているわけですから、このように子供たちにとって何回でも来たくなるような公園的な施設にすべきだと思っておりますので、その点についてもお伺いいたします。  次に、海外においても、日本のサツキ、順天市でもそうですが、様々な形で人気が出ています。そういう点からしても、ミニ盆栽に対する関心が高まっていますので、首都圏からのアクセスにも恵まれている鹿沼市花木センターですので、早めに海外向けのパンフレットやポスターなども作成するなど、様々な形の対策を早急に実施していかなければ、鹿沼市花木センターの将来にとってはプラスにはならないのではないかというふうに思っていますので、お伺いをしたいと思います。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  経済部長、福田君。 ○経済部長(福田義一君) 鹿沼市花木センターの諸課題についての質問の展示即売所の状況についてお答えします。  出展者に対する管理指導についてでありますが、展示即売所の管理は、出展している方々が自ら組織する花木センター委託者会が行うこととなっておりますが、公益財団法人鹿沼市花木センター公社では、委託者から手数料をいただき、毎日の水管理と展示商品の確認を行っており、委託者にその状況を伝えております。  展示品そのものの管理については、委託者が週に一度のメンテナンスを行うよう指導しておりますが、今後も引き続き商品の品質、陳列方法などについて、更に管理を徹底するよう花木センター委託者会を通じて指導してまいります。  次に、既存施設の活用についてお答えします。  鹿沼市花木センター内の各施設の連携についてでありますが、みどりの産業館はサツキ盆栽の愛好団体や生産団体など、各種民間団体に利用されております。また、その広場は初日の出を見るスポットなどにもなっております。  また、さつき万葉苑は、サツキ愛好者のご協力により、全国唯一、日本一のサツキの品種展示場を目指しています。  梅林園につきましては、園内に約300本の梅の木が植えられており、花の時期は多くの来場者があります。  しかし、各施設ともその立地条件や機能を生かして十分利用されている状況ではありません。野鳥の森を含め、園内各施設のPRを強化するとともに、イベントのときなどに各施設を連携して活用することなどについて、公益財団法人鹿沼市花木センター公社と協議をしてまいりたいと考えております。  次に、公園機能の充実策についてお答えします。  家族連れで来られるようにすべきとのご提案でありますが、最近の行楽ニーズは、あまりお金をかけず、近いところで短時間の小旅行や日帰りを楽しむ、いわゆる安・近・短ともいわれており、公園的な施設への人気も高まっております。  鹿沼市花木センターでは、家族連れでお出かけいただけるよう、先ほど広報記事のご紹介をいただいた夏のプール開設や春のお花見などのイベントを開催しております。  また、花いっぱい事業、さつき万葉苑やキッズパークなどの公園的機能の整備にも努めております。  今後は、園内の散策ルートの設定、楽しい花と緑のテーマパークであることを演出するエントランスやBGMなどの工夫、マスコミなどによるPRの内容や方法の検討も必要だと考えております。  更に、家族連れなどの誘客やリピーターの確保にはまちの駅としての機能充実とおもてなしの心での接客が最も重要だとも考えております。  次に、海外で盆栽に関心が高まっていることへの対策についてお答えします。  人気のあるサツキやミニ盆栽について積極的に取り組むべきとのことでありますが、公益財団法人鹿沼市花木センター公社では、2年前から海外輸出事業に取り組み、輸出用隔離栽培ハウスで、サツキ、モミジ、松など、品種ごとに大小様々なサイズをそろえ、現在約1,700本の盆栽等を管理しております。  また、ミニ盆栽につきましては、平成24年度に温室内に「CO BONSAI」コーナーを開設し、新たなニーズの開拓を図っております。  更に、昨年のフロリアード国際園芸博覧会、今年の順天湾国際庭園博覧会への出展を通し、サツキ盆栽の世界へのアピールに努めているところであります。  今年度、経済産業省が募集していたクール・ジャパン事業、正式には「クールジャパンの芽の発掘・連携促進事業」というもので、日本の文化、日本のものやイベントの中には外国人がクール、つまり格好いいと思うものがたくさんあり、そうしたものを発掘して、戦略的に売り込もうという事業でありますが、本市が提案していた「木のまち鹿沼のさつき盆栽プロモーション事業」が、今年7月に採択されました。その中で、木工製品など、本市の木の文化とあわせて、サツキ盆栽の海外におけるニーズの把握や外国人観光誘客の対策など、海外展開の戦略を調査・検討することになりました。  この調査事業を踏まえ、今後、国や栃木県などと連携し、鹿沼市が日本の盆栽文化のメッカであることを改めてアピールしながら、7年後の2020年東京オリンピック・パラリンピックも見据え、外国人誘客や輸出の具体的な事業を推進したいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 大貫武男君。 ○19番(大貫武男君) 答弁をいただきました。まず、展示即売所の状況についてですが、私も先日の日曜日、長時間にわたって鹿沼市花木センターをぐるっと見てまいりました。  それで、展示即売所は、鹿沼市花木センターの中においても、面積的にも大変広大な面積を有しているわけです。それで私が見る限り、もうそろそろ交換すべきだろうというような棚がたくさん、陳列している出展物が、もう交換しなければだめだろうというものがたくさん見受けられるのです。歩くところにまで置いてあるような状況で、とても、今経済部長自ら答弁したように、棚賃をもらって管理しているのだというような話はありますけれども、あくまでもこれは出展者の責任をもっと厳しく指導していかなければ、あれだけの面積で、鹿沼市花木センターに行って、一番目につくのです、あの場所は。それで、今の時期ならススキだの何かがすばらしいとは思いますけれども、それが過ぎてからも置いてあったり、いろんな問題を聞くと棚賃が安いの、高いの、場所がどうのというような様々な問題はあるのだと思うのですけれども、それより増して、以前に出展者がきちんと自分の物を売るのだという形を徹底していかないと、私はなかなか解決はしていかないというふうに思いますので、その点についてはもっと出展者と協議を重ねて、もっと見やすく買いやすい、そして買っていこうかなという感覚のもとにやっていかなければ、私的には無理なのではないかなというふうに思っているのです。昔ならいざ知らず、何千円、何万円するサツキ盆栽がどんどん売れている時代ならば、また考え方も違うでしょうけれども、今はちょっとした500円、1,000円、2,000円のものが大変な人気になっているというのが現実にありますから、そこら辺のところの維持管理について、もう少し管理者としてはきちんとした指導をしていくべきではないかというふうに思っていますので、その点についてもう一度答弁をお願いいたします。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  経済部長、福田君。 ○経済部長(福田義一君) 再質問にお答えいたします。  展示即売所の陳列内容等につきましては、今大貫武男議員がおっしゃったとおりの認識を私も持っておりますし、公益財団法人鹿沼市花木センター公社もそのような認識で、先ほど申し上げましたような今後の指導につきましては、商品の品質、それから陳列方法なども含めて、管理を徹底していくというふうにも公益財団法人鹿沼市花木センター公社とも打ち合わせをしております。  また、この展示即売所については、年に一度場所を変える作業をしております。そして一番手前の、一番見やすいところにたくさん売れる方のを持ってくる。しかもその使用料は安くするというようなことで、たくさんよく売れるような陳列の仕方、そして管理をすればいいところに置ける。そのようなこともしているわけですけれども、なかなかそれでも状況としては大貫武男議員に満足していただけるような状況にはなっていないということも認識しておりますので、今後の指導につきまして、花木センター委託者会を通して、公益財団法人鹿沼市花木センター公社とその指導の方法なども含めて、更に徹底をしてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 大貫武男君。 ○19番(大貫武男君) わかりました。確かに、いろんなことがあるので、別に私が満足していくのではなくて、購買者が満足するような形の展示的なものをやっていかなければならないのかなというふうに思っていますので、よく出展者と何回でもいいですから議論を重ねて、今経済部長が言われたように、売れる物は場所がいいところにやります、経済的にはプラスになりますということも含めて、納得のいく議論をこれからも出展者と重ねていっていただきたいというふうに思っています。  次に、既存施設の活用についてお伺いをいたします。  経済部長の先ほどの答弁に、例えばみどりの産業館の場所、様々な形で利用していただいていますという答弁をいただきましたけれども、私の知る限りは、年間のうちに何日かなというようなところもありますし、確かに場所的には高台で、展望もいいですから、すばらしい場所なのですけれども、なかなかあそこへ行くまでが、一般の人たちが行く機会が少ないというのが現実です。そういう点も含めて、このみどりの産業館の活用対策はもっと真剣に考えるべきだろうというふうに思っています。  それと、先ほどさつき万葉苑の点についても、国内でも有数なものがあるというふうに、いろんな品種が、多種多様な品種があるというのは、私も理解をしていますけれども、さつき万葉苑まで行くまでのあの散策道路ですか、そこに砂利が引いてあって、さつき万葉苑まで行く道はなかなかすばらしいのですが、そこに植えてあるサツキの現状は経済部長も理解していると思いますけれども、いろんな形で、もうひと工夫も、ふた工夫もしていかないと樹勢そのものも、そんなに元気のあるような樹勢をしているものばかりはないというふうに私は理解していますので、あそこの管理も、あれは公益財団法人鹿沼市花木センター公社が責任を持ってやっているのだと思いますので、そこら辺のところも、もう少し工夫をしていかなければ、私はならないと思いますし、野鳥の森との連携をするのには、今ウォーキングが大変はやっていますので、そういう点からすれば、あのみどりの産業館に至るまでの散策路をきちんとやって、野鳥の森からぐっと行きますとすばらしい散策路になるのではないかというふうに思っていますので、そういう点についても考えていただきたいなと。  それと既存設備の中で、今の農産物の直売所の件、あれについてもひと工夫もふた工夫も、設置場所等も含めて、考えていかなければならないのではないかなと思いますので、その答弁をお願いいたします。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  経済部長、福田君。 ○経済部長(福田義一君) 再質問にお答えいたします。  みどりの産業館につきましては、先ほど利用がされていると言いましたが、私も年間を通して十分な回数利用されているというふうには、もちろん思っておりません。  現在は、月に1回の生産者・愛好者の利用と、それからイベントとして大きなものが年に何回かあるというのが主なものでございまして、空いている時間のほうが多いというのは承知しております。  また、初日の出のスポットになっているということで触れさせていただきましたけれども、高いところにあって、行くのが不便だという一方、大変見晴らしのいい場所だということもアピールをする必要がありますし、あの場所に相応しい使い方、利用というのも、建物と広場と両方あわせて考えられるのではないかということもアピールをしていきたいというふうにも思います。  さつき万葉苑も、目指すは、立派な盆栽があるというよりも、全ての品種を集めようという夢を持って、約400品種、現在そろっているわけですけれども、これを日本一の展示、現物図鑑にしていこうと、そんなことで目指しております。  そして、そこへ行くルートも含めて、先ほども答弁しましたが、あそこ園内全体の散策ルートコースというようなものをきちんと設定して、それに相応しい雰囲気もつくらなければいけないわけですけれども、よく見ますと、1つ1つをばらばらにしか使っていないわけですけれども、全体を見ますといろんな施設、いろんな植物があって、うまく連携すれば、すばらしい散策コースになるというところでもありますし、立地条件としては、高速道路から数分というようなすばらしい立地条件でもあるということも含めて、再活用、また再利用できるような、たくさん利用していただけるような施設全体の検討を、公益財団法人鹿沼市花木センター公社とともに進めてまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(冨久田耕平君) 大貫武男君。 ○19番(大貫武男君) ぜひ既存施設の、あるものを利用するというのは大前提だと思いますので、それの活用を本当に考えていただきたいというふうに思っています。  次に、公園化する話なのですが、経済部長の先ほどの答弁でもいただきました。今、安・近・短と言われている形からすれば、非常にすばらしい場所にありますから、公園的な施設を充実させて、子供たちにも喜ばれるような事業をもっと数多くやることによって、いわゆるリピーターとして来るのではないかなというふうに思っています。ぜひとも、これは私も何回かもうこの議場で、公園化を進めるべきだという質問を何回もしていますので、その点についてはひとつ早急に実施をしていただきたいというふうに思っています。  次に、海外でももっともっとPRすべきだという問題ですが、先ほど経済部長の答弁がありましたように、7年後には2020年東京オリンピックがくるわけですから、そういう点についても、首都圏からアクセス的には大変すばらしい場所にあるわけですから、もっともっとこの鹿沼市花木センターが鹿沼市にとってすばらしい施設になるような形にこれからも頑張っていただいて、鹿沼市に鹿沼市花木センターありというような施設にしていただきたいということを要望して、次の質問に移らせていただきます。  農山村の課題についてお伺いをいたします。  耕作放棄地対策でありますが、全国的に増加傾向にあります。  本市においても西北部に限らず、全市的に増えております。早急に対応策を強化しなければならないと思っています。  原因の1つには農業従事者の高齢化があると考えられます。特に中山間部の耕地は狭く、段々畑になっているような状態で、農地の形状も大変悪い状況です。その対策には、農家自身では限界がきているというふうに思っています。行政としても農業公社や農業委員会との連携を密にしていく必要があると思いますので、伺います。  次に、野生鳥獣被害対策について伺います。  この問題は、先日行われました鹿沼市ジュニア議会でも取り上げられており、全市民にとっても大変関心の高い問題になってきています。被害は年々増加しており、本年度から報償金も増額になりましたけれども、それだけではなく、何らかの別の新たな対策をとらなければならないのではないかと思っています。  耕作放棄地対策にもつながりますが、野生鳥獣の被害に遭うので作付をしないということになり、被害に遭うから放棄するという形になると思っています。  この2件は一体として対策を講じなければならないと思いますので、その対策をお伺いいたします。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  経済部長、福田君。 ○経済部長(福田義一君) 農山村の課題についての質問の耕作放棄地対策についてお答えします。  農業公社、農業委員会との連携強化についてでありますが、本市の耕作放棄地面積は、農業委員会が昨年度実施した農地利用状況調査によりますと、約66ヘクタールあります。  平成14年度から市の単独補助事業として農地リニューアル事業を創設し、平成23年度末までの解消面積の合計は17ヘクタール、年平均にいたしますと1.8ヘクタールとなります。  平成24年度は、補助金交付の迅速化など、制度改正を行ったこともあり、解消面積は1年で4.4ヘクタールでした。今年度も現時点で3.3ヘクタールの解消を見込んでおります。  また、昨年度から耕作放棄地解消事業を市、JA、農業委員会、農業公社などで組織する「鹿沼市農業再生協議会」に委託し、これら協議会に参画する団体が連携して、耕作放棄地の解消計画の策定、解消者・解消機械の募集、解消後の作付者の募集などを行う仕組みをつくりました。
     この中で、農業公社と農業委員会は、耕作放棄地の所有者と解消者をつないで、農地流動化を促進する役割を担い、更に作付者の募集なども行います。  今後は、耕作放棄地を解消するためのいろいろな機械が必要となってくることから、農業公社には解消機械の仲介役を行う解消機械銀行としての役割が期待されます。  また、農業委員会では、今年6月に耕作放棄地の解消とその有効利用を目的に、「鹿沼市農地再生プロジェクト“絆”」というグループを発足させ、7月には深津地区で1.5ヘクタールの耕作放棄地を見事なソバ畑に再生させました。今後もこうした活動に期待しているところであります。  次に、野生鳥獣被害対策についてお答えします。  新たな対策についてでありますが、野生鳥獣の被害は、平成22年度以降、気候などにより年ごとの増減はありますが、増加傾向にあり、中山間地域を中心に依然深刻な状況であります。  対策は、捕獲、侵入防止、環境整備の3つの取り組みを基本に、野生鳥獣対策協議会などの意見を踏まえながら、各種支援制度を設けております。  捕獲につきましては、捕獲報償金を平成21年度からイノシシ、平成23年度にはサルを加え、平成25年度からはシカも対象にしました。  また、今年6月からの国の緊急捕獲等対策事業により報償金を上乗せし、捕獲の強化に努めております。  侵入防止につきましては、市や栃木県の補助制度により、個人や地域の防護柵の設置を支援しております。  環境整備については、栃木県の元気な森づくり県民税を活用し、里山林整備事業など、地域ぐるみの取り組みを推進しております。  また、国の造林事業の一環で、クマやシカによるスギやヒノキの皮はぎ防止のためのネット巻きや苗木の食害防止のための柵の設置など、山林被害対策も行っております。  今後も野生鳥獣対策協議会において、新たな対策について検討するとともに、栃木県や宇都宮大学との連携による講習会などを実施する予定でおります。  また、今年度は猟友会の皆さんと協議しながら、緊急時などに対応できる鳥獣被害対策実施隊の結成を目指したいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 大貫武男君。 ○19番(大貫武男君) 答弁をいただきました。まず、耕作放棄地の件なのですが、今の経済部長の答弁の中で、66ヘクタールのうち21.4ヘクタールが復元というか、耕地としてよみがえったという答弁をいただきました。これは数字的には4割にも満たないというような現実だと思うのですが、確かにそれは現実的に耕作放棄地の状況から見て、なかなか畑に戻すのは困難であるというのは私自身もよく理解しているのですが、特に中山間地帯、先ほども申し上げましたように、耕地が狭くて形状が悪いというところは、大型機械も入らないし、様々な点で大変な努力を要するのです。そうかといって、私有地ですから、なかなか行政でお金を払って、それを刈るということはまた非現実的だと思いますので、そういう点については、私は先ほど答弁の中に農業公社が出てきましたけれども、農業公社に頼めば、割安で刈り払いをやってくれるというようなシステムをきちんとしていかないと、中山間地における、この耕作放棄地のひどさというものはなくならないのではないかなというふうに、あくまでも私有地だから行政にお金を出すということは無理だということは誰でも知っていますけれども、その点についてはやっぱりそういう形の仲介役をやっていかないと、ますます耕作放棄地が手のつけられないような形になってしまうのではないかというふうに思っているのですが、もう少しこの農業公社の活用をもっと積極的にしていければというふうに思うのですが、その点についてもう一度答弁をお願いいたします。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  経済部長、福田君。 ○経済部長(福田義一君) 再質問にお答えいたします。  耕作放棄地の中には、先ほど機械を使ってという中には、大きな機械を使ってというイメージがどうしてもあるかと思います。そういうところなどについては解消する人が機械を借りる。あるいは機械を持っている人が解消者となる。先ほどの組織の中で、そういう人たちを登録してありますので、そういう人たちを紹介してやるというような仕組みをつくったわけですけれども、狭い中山間地域のところ、ここに農業公社がどのようにかかわっていくかということは今後の課題として検討させていただきますが、市のかかわり方としては、耕作放棄地を持っている方が、解消してくれる方を紹介してほしいということに対して、先ほどの協議会を通して紹介したりします。そして、解消していただける方には、交付金を、農地リニューアル事業におきまして、交付するということもしております。  ただ、それによって何か作物を作ってもらいたいということもございますので、そこのところが狭いところでも作ってもらえるような作物、これをどう工夫していくかということで、真新しい作物、新規作物を検討するとか、そういうことも含めて、検討していかなければならないのではないかということも考えております。  課題としては大変大きく、鳥獣被害にもつながる、おっしゃるとおりでございますので、今のご提案なども含めて、毎年いろいろな制度については改善に努めておりますので、今後も支援制度について改善を続けていきたいというふうに考えております。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 大貫武男君。 ○19番(大貫武男君) ぜひそこの点をお願いしたいと思うのです。  次に、野生鳥獣対策なのですが、経済部長の答弁をいただきました。何回言ってもなかなかこれ、効果的な対策がないというのは、私もよく理解しています。経済部長の答弁も同じような文言がいったりきたりしている違いぐらいなものかなというふうに思っているのですが、特に最近、サルの被害が非常にひどいのです。サルは昼間出るものですから、地域住民との格闘になっているのです。本当に花火を持ったり、爆竹を持ったりして、30頭も50頭もいるサルとの戦いというのは、本当にすごいものなのです、関係者にとっては。もうできるかなと思うのを、もうナスでもキュウリでもとってしまうのですから、先に、人間より。いや本当にこのサル被害というものは、本当に夜なら知らないうちにやられてしまったというので、がっかりということで済むのですが、昼間だからもう目の前にサルがいるのですから、何十頭もいると恐怖感も覚えるわけです。そういう点は、猟友会の人ももちろんお願いするのですが、市のほうででも、サルがいるからといって猟友会に電話している間にいなくなってしまうのです。だから、昨日ですか、宮崎県日向市で議会も1日延びてしまったとか、500人態勢で捕まえるとか、1匹のサルだってあれなのですから、何十頭というときには本当にひどい災害になりますので、この対策についてはひとつ動物学者にでも相談するなり、自衛隊に来ていただいてやっていただくとか、本当にそういうことまで含めて、総合的な対策を講じていかなければ、中山間地に本当に住まなくなってしまう、住めなくなってしまうという、耕作放棄地対策と野生鳥獣対策というのは一体化になっていると思うので、その点について、なかなか答弁もしづらいと思いますけれども、市民としては、行政に頼る以外ないというのが現実なので、もう一度経済部長の答弁をお願いいたします。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  経済部長、福田君。 ○経済部長(福田義一君) 再質問にお答えいたします。  サルにつきましては、我が家も今年の春、乱入されまして、庭や畑などを荒らされ、格闘いたしたということもございますので、十分承知しております。  今までイノシシやシカということで、イノシシやシカが入らないようにという防護をしておりましたけれども、シカが飛び越えられないような高さの柵を作っても、サルはものともしないわけでございます。  そういう中で、平成23年度から、先ほど答弁したように、サルの報償金も加えたわけですけれども、なかなか、これはなかなかサルはとりにくいということもあって、実際には昨年度の例でいきますと、報償金制度を設けても、イノシシは433頭とっていただきましたけれども、サルは4頭だったというようなこともございます。  今おっしゃるとおり、ここで抜本的な対策を申し上げるわけにはいきませんけれども、いろいろな事例、または先ほど動物学者のということがありました。  また、これはまさに広域的に動いていることでありますので、栃木県などともやっぱり広域的に検討していかなくてはならない。これはイノシシやシカも同じなのですけれども、特にサルについてはそのようなことも含めて、いろいろと勉強させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 大貫武男君。 ○19番(大貫武男君) 経済部長が自ら経験しているから話は早いのですけれども、本当にサルは家の屋根に上って、ばたばたばたばた暴れるわけです。そこから人が出て行けば、どこかへ行ってしまうのです。そこから家の人がいないとなると、この家は留守だなということがわかると、その近隣の作物を荒らすという、物すごい猿知恵というか、本当にそういう点からすれば、物すごい動物なのです。そういう点も含めて、ひとつ対策を早急にしていただきたいというふうに要望して、次の質問に移ります。  県道石裂・上日向線の改良工事についてお伺いをいたします。  加園地区と下久我地区の県道において歩道がなく、未改良区間があり、通学するのに大変危ない状態にあります。  当地区は、様々な地区内活動を活発に実施しており、市内外からも多くの人に来ていただいておりますので、1日も早く改良工事をしてほしいと思いますので、栃木県への要望を強くお願いしたいと思いますので、お伺いをいたします。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  都市建設部長、善林君。 ○都市建設部長(善林頼和君) 答弁に入る前に、先ほどの再質問のほうの答弁で、ちょっと間違いがありましたので、訂正をさせていただきたいと思います。  板荷・引田トンネルなのですが、起点と終点をちょっと逆にとらえまして、引田側からの片押しでやる予定ということで聞いております。すみません。  それと、工期なのですが、私が答えた2カ年というのはトンネル本体で、総務部長がお答えしましたのは、それ以外の付帯工事も入れて、あと1年ということで、3カ年と答えたということです。  それで訂正をお願いしたいと思います。 ○19番(大貫武男君) 開通は平成27年度で変わりないのですか。 ○都市建設部長(善林頼和君) ですから、2カ年でトンネルで、平成27年末、それから付帯工事があってプラス1年というふうに理解していただければと思います。  それでは、県道石裂・上日向線の改良工事についての質問の未改良の場所の対策についてお答えします。  加園地区、下久我地区の改良に関する栃木県への要望についてでありますが、加園地区八幡越路になりますが、におきましては、事業主体である栃木県が膝付工区として御幣岩橋の西側560メートル区間を整備中であります。  本路線は、幅員12メートルで、両側に2.5メートルの歩道を設置する予定であります。  平成24年度から事業に着手し、現在は道路用地を確保するための交渉を行っているとのことであります。  去る平成25年8月27日には、地元の皆様に対し、現在の用地取得状況等の経過説明をしたと聞いております。  また、今後、用地のまとまったところから、工事にも入っていきたいとのことであります。  市としましても、更なる事業の促進を要望してまいりますが、地元の皆様にもご協力いただけるようお願いを申し上げます。  次に、下久我地区でありますが、道幅が狭小で歩道もないことから、以前より改善要望があることは承知しておりますが、栃木県によりますと、現在のところ改良計画はないとのことであります。  今後、市としましては、できるだけ早期に整備が図れるよう要望してまいります。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 大貫武男君。 ○19番(大貫武男君) 答弁をいただきました。八幡越路の件なのですが、今用地買収が進んでいるという話で、計画が進んでいるということなのですが、あそこの工事は歩道を栃木県知事へ子供たちが直接手紙を出して、大変危険なので、早急にやってくださいという手紙を直接栃木県知事のほうに出して、その結果、歩道らしきものをつくったのです。ところがそれが3カ月ももつかもたないで崩れてしまって、現在のような状況になっているものですから、そういう点も含めて、そこは道路と耕地の、水田の段差がありますので、大変危険な状況が続いています。先ほど言いましたけれども、八幡越路が開通すると、加蘇地区が大変見晴らしがいい地域になると思うので、早急にやっていただきたいのですが、ここの工事の、特に八幡越路だけでいいのですが、完了予定とか何か栃木県のほうから聞いているでしょうか。 ○議長(冨久田耕平君) 答弁を求めます。  都市建設部長、善林君。 ○都市建設部長(善林頼和君) 再質問にお答えしたいと思います。  現在、用地の取得状況が用地の面積ベースで約2割ということを聞いております。  それ以外に、部分的に公図が大変混乱している地区があるということで、これを処理するのにこれから1、2年かかるでしょうということで、それを整理ができれば、ある程度境界の画定とか、そういったのに入っていくと。  前からも栃木県のほうによくお願いをしているのですが、事業費はかなり確保していただいております。ですから、用地が取得できれば、一気に工事ができるというふうに私らも理解しているつもりです。  ですから、いつまでというよりも、まず用地取得がまず難題かなと思っております。それができれば早い時期に開通できるというふうに思っております。  以上で答弁を終わります。 ○議長(冨久田耕平君) 大貫武男君。 ○19番(大貫武男君) わかりました。用地の取得が困難な状況だということであれば、地元の人たちにもぜひ協力するような体制をこれからもつくっていきたいというふうに思っておりますので、この点について、栃木県のほうにもぜひ働きかけを強めていただきたいと思います。  以上で、私の質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(冨久田耕平君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(冨久田耕平君) ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定いたしました。  なお、明日は定刻から本会議を開きます。  本日はこれで延会いたします。  (午後 3時00分)...