平成31年 3月
定例会(第1回)
平成31年
足利市議会定例会会議録(第1号) 第 1 回 2月28日(木曜日) 出 席 議 員 (24名) 1番 中 島 真 弓 13番 斎 藤 昌 之 2番 鶴 貝 大 祐 14番 大 島 綾 3番 末 吉 利 啓 15番 栗 原 収 4番 須 田 瑞 穂 16番 荻 原 久 雄 5番 大 谷 弥 生 17番 柳
収一郎 6番 杉 田 光 18番 小 林 克 之 7番 金 子 裕 美 19番 渡 辺 悟 8番 小 林 貴 浩 20番 尾 関 栄 子 9番 横 山 育 男 21番 黒 川 貫 男 10番 吉 田 晴 信 22番 中 山 富 夫 11番 冨 永 悦 子 23番 酉 田 智 男 12番
大須賀 幸 雄 24番 平 塚 茂 欠 席 議 員 (なし)
地方自治法第121条の規定による
会議事件の説明のため
出席要求によって出席した者 市 長 和 泉 聡 上 下
水道部長 花 澤 繁 副 市 長 池 澤 昭 消 防 長 町 田 旭 総 合
政策部長 平 澤 敏 明 教 育 長 若 井 祐 平 総 務 部 長 平 山 忍 教 育 次 長 邉 見 隆 健 康
福祉部長 大 川 晴 美 行 政 委 員 会 吉 田 愼 次 事 務 局 長 生 活
環境部長 柴 崎 正 人 農 業 委 員 会 森 山 好 昭 事 務 局 長 産 業
観光部長 岩 原 幸 市 秘 書 課 長 小 林 廣 都 市
建設部長 金 子 裕 之 行 政
管理課長 吉 田 和 敬 会 計 管 理 者
津布久 公 夫
議会事務局職員出席者 事 務 局 長 松 村 伸 二 書 記 藤 本 昇 議 事 課 長 倉 上 豊 治 書 記 落 合 茜 議 事
調査担当 五十嵐 圭 副 主 幹 本日の会議に付した事件( 1) 会期の決定について( 2)
会議録署名議員の指名について( 3)
議案第 1号
賃借権確認等請求控訴事件の訴訟上の和解及び財産の取得について( 4)
議案第 2号
平成30年度
足利市
一般会計補正予算(第6号)について( 5)
議案第 3号
足利市
事務分掌条例及び
足利市
工場立地総合対策審議会条例の改正について( 6)
議案第 4号 職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の改正について( 7)
議案第 5号
足利市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の改正について( 8)
議案第 6号
足利市
こども医療費助成条例の改正について( 9)
議案第 7号
足利市
児童館(
足利市にし
こども館及び
足利市
八幡こども館)の
指定管理者の指定について(10)
議案第 8号
足利市
保健センター条例の改正について(11)
議案第 9号
足利市民活動センターの
指定管理者の指定の変更について(12)
議案第10号
足利市
水道事業布設工事監督者及び
水道技術管理者に関する条例の改正について(13)
議案第11号
足利市
公共下水道区域外流入条例の制定について(14)
議案第12号
足利市
堀里ニュータウン下水処理施設条例の改正について(15)
議案第13号
平成30年度
足利市
公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について(16)
議案第14号
足利市
林業振興センター条例の廃止について(17)
議案第15号
足利市
景観条例の改正について(18)
議案第16号
足利市
空家等対策協議会条例の制定について(19)
議案第17号
足利市
都市公園(
織姫公園及び
大日苑)の
指定管理者の指定について(20)
議案第18号
市道路線の認定及び変更について(21)
議案第19号
足利市
公民館条例の改正について(22)
議案第20号
史跡足利学校条例の改正について(23)
議案第21号
平成31年度
足利市
一般会計予算について(24)
議案第22号
平成31年度
足利市
介護保険特別会計(
保険事業勘定)
予算について(25)
議案第23号
平成31年度
足利市
国民健康保険特別会計(
事業勘定)
予算について(26)
議案第24号
平成31年度
足利市
後期高齢者医療特別会計予算について(27)
議案第25号
平成31年度
足利市
太陽光発電事業特別会計予算について(28)
議案第26号
平成31年度
足利市
農業集落排水事業特別会計予算について(29)
議案第27号
平成31年度
足利市
公共下水道事業特別会計予算について(30)
議案第28号
平成31年度
足利市
堀里ニュータウン下水処理事業特別会計予算について(31)
議案第29号
平成31年度
足利市
水道事業会計予算について(32)
議案第30号
平成31年度
足利市
工業用水道事業会計予算について(33)
報告第 1号
市長専決処分事項報告について ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◎
事務局長(
松村伸二)
報告いたします。 ただいまの
出席議員24名、全員であります。 次に、本日の
議事日程を申し上げます。 日程第1 会期の決定について 日程第2
会議録署名議員の指名について 日程第3
報告第1号について 日程第4
議案第1号から第30号までについて 以上であります。 開会 午後2時00分
○
議長(
渡辺悟) 開会に先立ちまして、
足利市民憲章の唱和を行います。全員御起立願います。 (
一同起立) (
足利市民憲章を全員で唱和)
○
議長(
渡辺悟) 御着席ください。 ただいまから、
平成31年第1回
市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。 この際、
事務局長から諸般にわたり
報告をさせます。
◎
事務局長(
松村伸二)
報告いたします。 1
議員の派遣について 次のとおり
議員の派遣を行いました。 〇
中学生への
出前授業 派遣期日 平成30年12月5日
派遣場所 富田中学校 派遣議員 大谷、吉田、栗原、尾関各
議員 〇
中学生への
出前授業 派遣期日 平成30年12月6日
派遣場所 山辺中学校 派遣議員 斎藤副
議長、中島、鶴貝、末吉、 須田、小林(貴)、冨永、
大須賀、 大島、柳、黒川、中山、酉田、 平塚各
議員 〇
中学生への
出前授業 派遣期日 平成30年12月7日
派遣場所 坂西中学校 派遣議員 渡辺議長、大谷、杉田、金子、 横山、吉田、栗原、荻原、 小林(克)、尾関各
議員 〇
中学生への
出前授業 派遣期日 平成30年12月18日
派遣場所 西中学校 派遣議員 中島、鶴貝、大谷、金子、冨永、 大島、栗原、尾関、酉田、 平塚各
議員 〇
中学生への
出前授業 派遣期日 平成30年12月19日
派遣場所 毛野中学校 派遣議員 渡辺議長、末吉、須田、杉田、 小林(貴)、吉田、柳、 小林(克)、黒川、中山各
議員 〇
中学生への
出前授業 派遣期日 平成30年12月20日
派遣場所 第一
中学校 派遣議員 斎藤副
議長、横山、
大須賀、 荻原各
議員 〇 両毛六
市議会議長会議員研修会 派遣期日 平成31年1月30日
派遣場所 桐生市
市民文化会館 派遣議員 渡辺議長、斎藤副
議長、中島、 鶴貝、末吉、須田、大谷、金子、 小林(貴)、横山、吉田、冨永、
大須賀、大島、栗原、柳、 小林(克)、尾関、黒川、中山、 平塚各
議員 2
監査委員からの
報告について 〇
平成30年11月分、12月分及び
平成31年1月分例
月現金出納検査結果
報告 〇
平成30年度
定例監査結果
報告 (
都市建設部、
消防本部、
総合政策部、
農業委員会事務局、
議会事務局、
健康福祉部、
総務部、
生活環境部、
会計課、
行政委員会事務局) 〇
出先機関等監査結果
報告 (
足利市
学校給食共同調理場、
葉鹿小学校) 〇
財政援助団体等監査及び
指定管理者監査結果
報告 (
足利市
国際交流協会、
社会福祉法人、
足利市
社会福祉協議会) 以上のとおり
報告を受理いたしました
○
議長(
渡辺悟) 今議会を通じ、
地方自治法第121条の規定に基づき、説明のため
市長等の出席を要求いたしましたので、御承知願います。 日程第1 会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から3月25日までの26日間としたいと思います。 これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
渡辺悟) 御異議なしと認めます。 よって会期は、26日間と決定いたしました。 日程第2
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第89条の規定により、7番
金子裕美議員、22番
中山富夫議員を指名いたします。 ただいま
総務企画防災常任委員会の
委員長から
委員会開催の申し出がありましたので、この際、暫時休憩いたします。 休憩 午後2時05分 再開 午後2時11分
○
議長(
渡辺悟) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩中に開かれました
総務企画防災常任委員会において
委員長が辞任をし、新たに
委員長が互選されましたので、その結果を
報告いたします。
総務企画防災常任委員会委員長 平塚
茂議員 以上のとおりであります。 日程第3
報告第1号についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。 和泉
聡市長。 (和泉
聡市長登壇)
◎市長(
和泉聡) ただいま上程されました
報告第1号
市長専決処分事項報告について御説明します。 本
報告は、
地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会の委任により
専決処分した事項について、同法第2項の規定に基づき
報告するものです。
専決処分の内容は、葉鹿町2丁目地内で発生した
公共下水道の
管理瑕疵による事故に係る和解及び
損害賠償の額の決定であります。 以上で、
報告の説明を終わります。 よろしくお願い申し上げます。
○
議長(
渡辺悟) これより質疑に入ります。 ただいまのところ通告はありませんので、質疑なしと認めます。 よって、ただいま議題となっております
報告第1号については、質疑を終わりましたので、受理となりました。 日程第4
議案第1号から第30号までについてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。 和泉
聡市長。 (和泉
聡市長登壇)
◎市長(
和泉聡) ただいま上程されました各
号議案について順次御説明します。 初めに、
議案第1号
賃借権確認等請求控訴事件の訴訟上の和解及び財産の取得についてであります。 これまで、この
小俣最終処分場用地の
賃借権をめぐる問題では、
渡辺議長を初め
市議会議員の皆様、そして多くの
足利市民の皆様に御心配をおかけしましたが、ようやくここに、解決のための和解及び財産の取得について
議案を提出することができました。改めて、これまでの裁判や交渉に費やしてきた日々のことを思うと、感慨深いものがあります。 さて、この裁判は、
小俣最終処分場用地が、建設当時から借地であり、現在の
地権者である
イズム鉱業株式会社との
契約期限が、
平成26年8月31日であったことから、その
賃借権が引き続き存続することを確認するために、司法の場にその判断をお願いしたものです。 振り返りますと、
平成26年5月30日に
民事調停の
申し立て等について
市議会の議決をいただいたことが、
司法手続の
スタートとなりました。一旦認められた仮処分は
平成27年3月に覆されましたが、その際には、
焼却灰の
県外搬出のための委託料について、
平成27年6月の
市議会において
補正予算の議決をいただきました。 そして、
平成30年12月の
市議会定例会では、今回取得する土地の範囲や
解決金の額等について、双方の主張が合意に近づいたことから、
足利市として
解決金支払いの用意があることの決意を
裁判所及び相手方へ示すことで、最終的な和解というゴールへの環境を整えるために、11億3,600万円の
補正予算を議決いただきました。 これまでの4年6か月、
市議会の皆様、そして多くの市民の皆様の御理解と御支援があればこそ乗り越えることができたものと、改めて関係する皆様に深く感謝する次第であります。
小俣最終処分場は、
焼却灰の
埋め立て中はもとより、
埋め立て終了後も、
処分場を廃止するまでの間、
水処理を含めて
足利市が責任を持って維持管理しなければならない施設です。
和解成立前の1月10日には、3年10カ月ぶりに
小俣最終処分場にダンプカーが入り、
焼却灰の搬入を再開することができました。 私は、その光景を目にして、責任の重さを強く再確認いたしましました。ここに改めて、
イズム鉱業株式会社に対し、感謝申し上げるものであります。 これまで何度となくお話ししてまいりましたが、今日に至る道のりは、決して平たんではありませんでした。
足利の
裁判所で始まったこの裁判も、
宇都宮地方裁判所、
東京高等裁判所と舞台を移し、その都度、新たな課題が持ち上がるなど、予断を許さない、繊細で緊迫した作業の連続でした。しかしながら、15万市民のために、十分な検討と議論を行い、よりよい結果に導くことが我々の使命であると、今日まで努力してまいりました。 本日ここに、
イズム鉱業株式会社との
和解並びに、
小俣最終処分場用地及び
市道小俣町167号線用地として、6万9,000平方メートル余の財産を取得することにつきまして、御提案するものであります。 次に、
議案第21号から第30号までの
平成31年度における
一般会計及び
特別会計の各
予算の審議をお願いするに当たりまして、
主要施策の概要を申し上げます。 ちょうど1年前、この
市議会本会議において、私は冒頭、
平成30年度の
予算案について、「過去からの積み残された課題を先送りせずに解決するという視点から
予算編成を行う。全身全霊を傾け、
足利市を元気に輝き続けるまちにしていくための覚悟を持って、最大限の努力をしていく」と申し上げました。 そして、4月には、
町なかの長年の懸案であった
足利赤十字病院跡地が
足利大学本城キャンパスに生まれ変わり、また、数十年先までまちに大きな力をもたらすであろう
あしかが
フラワーパーク駅が開業しました。 6月には、大学との連携という新たな手法によって費用を抑え、切望されていた
人工芝サッカー場である
西部多目的運動場が完成しました。11月には、10年ぶりの
産業団地開発となったあ
がた駅南産業団地が売り出し後、直ちに完売となり、すばらしい企業の進出が決まりました。また、年間を通しての観光客入り込み数は500万人の大台を突破し、
太平記ブームに沸いた
平成3年を上回る過去最高の507万人を記録しました。 さらには、先ほど申し上げましたとおり、
市議会、地元、市の3者が一丸となったことによって、大変重大な懸案であった
小俣最終処分場の賃貸借問題が、解決に向けて大きく前進を見せ、
市議会に和解の提案をすることができるところまで来ました。 今、間もなく
平成が終わり新しい時代に入るという、時代の大きな節目が来ています。本市には、
平成の締めくくりとして、歴史に残るような課題の解決と、明るい成果がもたらされました。これは、ひとえに、1人
ひとりの市民を初め、
自治会、企業、大学、
市議会、そして行政が一丸となって取り組むことで実現されたものであります。 時代の節目にふさわしく課題の収拾と大きな成果という歴史を刻み、また次の時代に向かって、新しい気持ちで新しい
スタートを切る。その次の課題に挑んでいく。そういう気概を持って、私は新しい年度の
予算編成に臨みました。
平成31年度においても、
人口減少や
少子高齢化など、まだまだ課題は残されています。本市の
財政状況でありますが、
扶助費は
増加傾向にあり、
特別会計への
繰出金は高水準で推移しています。 また、先月御説明しました
大型公共施設の更新に向けた
財政指針のとおり、
老朽化した施設の更新が控えており、さらなる厳しい
財政運営が見込まれています。 こうした中で、
予算編成に当たっては、徹底した歳出の縮減に留意すると同時に、でき得る限り未来への投資の視点も取り入れるように努めました。 具体的には、今回、各部局に責任を持たせて
裁量範囲を広げ、
部ごとに綿密な議論を積み重ねる形で、社会の変化に応じた
既存事業の見直しを積極的に進めました。 これによって財源を生み出して、未来への投資と
市民ニーズに沿った新しい
事業を、数多く
予算化しました。 それでは、
平成31年度
予算における新たな
事業を中心に、第7次
足利市
総合計画の6つの
戦略プログラムに沿って御説明します。 まず初めに、「結婚・
子育て・学びあい
プロジェクト」です。 これまで多くの
議員の皆様から御要望のありました、
こども医療費現物給付の
対象年齢を未
就学児から中学3年生まで拡大します。
病院窓口での
保険適用分の
支払いが不要となることで、
子育て世代の負担と不安を軽減し、
子供たちが元気に育つ環境を整えます。
学校教育の関係では、
足利市の未来を担う小
中学生の教育のために、
市立小中学校統合型校務支援システムを導入します。約800台の
教職員用パソコンを最新の
システムでつなぎ、その導入によってこれまで手書きに頼っていた
児童生徒の
出欠状況や
指導履歴など、情報の
一元管理と
共有化、セキュリティーの強化が図られます。さらには、教員が行っているさまざまな書類作成の手間が大幅に削減されることになり、その時間を有効に活用して、授業の準備や
子供たちと向き合う時間をさらにふやすことにより、学力の向上はもちろん、教育全体の質の向上に大きく寄与するものです。 また、
児童生徒相談員や
すこやか支援員などを効果的に配置することによって、
児童生徒1人
ひとりに、きめ細やかな指導を行います。 次に、「元気なし
ごとづくりプロジェクト」です。
産業振興と雇用は、市の土台となる重要な施策です。近年の
雇用情勢を受けて、
市内企業では、若い
労働力の確保が大きな課題となっています。学校、企業、
行政機関との連携をさらに充実させる
市内企業等地域人材確保事業を
スタートし、地元の優秀な人材を
市内企業への就職に導きます。 また、あ
がた駅南産業団地の即刻完売を受け、次の新
産業団地の
開発予定地として、県駅の
北側地区を
候補地に選定しました。
平成31年度の
予算には
地区界測量費用などを計上し、地元の皆様の御協力を得ながら進めていきます。 加えて、10年後、20年後の本市の農業のあり方を見据えて、
農業者の意向と
土地利用の特性などの調査を行い、
大型機械に対応したほ場の大
区画化と、農地の集積・集約を図るための
南部地域土地改良事業に
取り組みます。 次に、「まちの
魅力発信プロジェクト」です。
平成31年度は、移住・定住に向けた
取り組みを強化します。
平成31年4月に
JR足利駅構内に移住・
定住相談センターを開設して、
情報発信と
移住者への支援に加え、
観光案内や
イベント情報の発信など、
町なかの
活性化のための
活動拠点とします。 また、東京から市内への移住や起業を支援する
移住支援事業補助や、
サテライトオフィスの
誘致調査などを実施します。 さらに、
空き家バンクで取得された
空き家の
改修費の補助や、
地域おこし協力隊と
地域住民が連携して
移住定住希望者への
相談事業などを行う
ふるさと支援センターモデル事業を実施し、
移住者の
暮らしのフォローを行います。
観光誘客では、
あしかが
フラワーパーク駅の誕生により、新たに生まれた
東部地区と
中央部の人の流れを線から面に変えていきます。
あしかが
フラワーパークの藤やイルミネーションと夜景や食の
イベントなどを融合させ、
足利学校や鑁阿寺を初め、市内を回遊してもらうため、さまざまな
事業を実施します。 また、持続可能な
まちづくりを進めるために、
立地適正化計画を策定します。この計画に位置づけられることにより、道路や
土地区画整理事業、医療や福祉、
商業施設などについても国の支援が受けられるようになります。 加えて、都市の
基盤づくりとして、
宅地開発や、
大日西・
中央土地区画整理事業、
山辺西部第一及び第二
土地区画整理事業についても進めていきます。 次に、「映像の
まち構想プロジェクト」です。 構想の
立ち上げから5年が経過し、映像をきっかけとした
地域活性化の動きは着実に広がってきています。 この構想に共感し、都内の
映像制作会社を経営する方が、
平成30年11月、本市を
活動拠点とした新会社を設立し、その
従業員と家族が移住しました。
平成31年度においても、
撮影支援や
映像まつりなどを実施しながら、次に続く
映像関連会社の進出につながるような
取り組みを進めていきます。 次に、「スマートウェルネスシティ
プロジェクト」です。 「歩いて健幸になる」をキーワードに
事業を推進しています。
平成31年度は、新たにスマートフォンアプリを活用して、若い世代への広がりを狙います。また、
市民力を活用し、
高齢者などの
外出支援を行うおでかけ
創造チャレンジ事業を行います。これは、地域における
移動手段に関する課題を地域が主体的に考え、解決していくための実験であり、地域の皆様とともに進めていきます。 次に、「
公共施設の
最適化プロジェクト」です。
公共施設の
老朽化への対応は、今後の
財政運営の鍵を握る大きなポイントとなると同時に、市民の
暮らしに直接的な影響を及ぼす大変重く困難な課題でもあります。今後、この課題に対して知恵を絞り、あらゆる手段を活用して、積極果敢に取り組んでいきます。
消防本部庁舎は、
市議会の意見を尊重し、
施設規模などを可能な限りシェイプアップして、建設に着手します。斎場と
南部クリーンセンターの更新については、いずれも地元の
環境保全協議会の御理解と御協力をいただいています。将来にわたる施設の適切な
運営方法などについて検討しながら、計画的に進めていきます。
公共施設の
複合化として、
市民活動センターの機能を生涯
学習センターへ移転する準備などを行います。 また、
老朽化した
保健センターは、
足利市
医師会が建設する新
医師会館の一部を借用することとし、さらに、
上下水道部についても、栃木県の協力を得て
県足利庁舎の一部を借用することにより、
公共施設等総合管理計画に則して、
市所有の
建築物の
延床面積を大幅に減らします。
医師会館や
県庁舎の借用は、いずれも
県内初となる先進的な
取り組みであり、それぞれの建物を市が直接建てかえた場合と比べ、費用を節減することができます。 さらに、一部の小
中学校の水泳授業について、試行的に民間施設や総合運動場内の市民プールを活用して行います。 学校のプールは、維持管理と更新に多額の費用がかかりますが、これにより安定した水泳授業の確保と費用の軽減を図ります。 最後に、まちの安全・活力創出
事業です。 防災、安全の分野では、国、県と連携して
利根川水系連合・総合水防演習を実施します。本市での開催は40年ぶりとなる広域、大規模な演習であり、消防団の水防技術の向上とともに、市民の防災意識を高めます。 また、
平成30年7月の西日本豪雨では、ため池が決壊し、人的被害も発生しています。決壊した場合に下流域への影響が大きいため池について、ハザードマップを作成します。 一方、2022年度には、いちご一会とちぎ国体・全国障害者スポーツ大会が開催されます。それに向け、競技会場となる硬式野球場のスコアボードの電光掲示板化、グラウンドの全面改修、トイレの改修など、国体会場にふさわしい整備を行います。加えて、陸上競技場についても走路を全面改修し、スポーツ施設の充実と健康づくりへの気運を高めていきます。 こうした
事業費を計上した結果、
平成31年度の
一般会計当初
予算額は、前年度に対して0.4%、2億円増の529億円としました。 次に、
議案第22号
平成31年度
足利市
介護保険特別会計(
保険事業勘定)
予算は、介護サービス利用実績、要介護認定者数、介護サービス利用量などを見込み、
予算規模を、前年度に対し2.4%増の129億7,000万円としました。 次に、
議案第23号
平成31年度
足利市
国民健康保険特別会計(
事業勘定)
予算は、運営主体である栃木県への納付金などを見込み、
予算規模を前年度に対し、2.9%増の166億6,500万円としました。 次に、
議案第24号
平成31年度
足利市
後期高齢者医療特別会計予算は、運営主体である栃木県の広域連合への納付金などを見込み、
予算規模を、前年度に対し2.2%増の18億3,600万円としました。 次に、
議案第25号
平成31年度
足利市
太陽光発電事業特別会計予算は、施設管理費、リース料、基金積立金などを見込み、
予算規模を、前年度に対し5.7%増の5,980万円としました。 次に、
議案第26号
平成31年度
足利市
農業集落排水事業特別会計予算は、
公共下水道との接続を図るため、管渠接続などの工事費を見込み、
予算規模を、前年度に対し76.9%増の8,260万円としました。 次に、
議案第27号
平成31年度
足利市
公共下水道事業特別会計予算は、
水処理センター消化槽耐震補強工事や管路の管更生工事、その他維持管理経費などを見込み、
予算規模を、前年度に対し0.7%減の59億円としました。 次に、
議案第28号
平成31年度
足利市
堀里ニュータウン下水処理事業特別会計予算は、
予算規模を、前年度に対し5.6%増の1,320万円としました。 次に、
議案第29号
平成31年度
足利市
水道事業会計予算は、安全で良質な水を安定的に供給するため、坂西浄水場送水ポンプ室建設工事等施設改良
事業や、老朽鋳鉄管の布設替
事業などを見込み、
予算規模を、前年度に対し20.3%増の46億8,800万円としました。 最後に、
議案第30号
平成31年度
足利市
工業用水道事業会計予算は、工業用水の安定供給を維持するため、
老朽化に伴う施設改良
事業などを見込み、
予算規模を、前年度に対し、6.0%減の1億8,900万円としました。 以上、
予算案の概要を申し上げました。 ここに、市民が健康で充実感を持って生活できる
まちづくりと、持続可能な
財政運営の両立を目指した
平成31年度
予算、名づけて「
事業見直し新生
予算」を策定しました。 また、
予算の執行に当たりましては、
市議会との緊密な連携はもとより、より多くの市民の皆様の意見に耳を傾け、将来に向けた議論を重ねながら、2年後の市制100周年、そして、その先の100年も元気と輝きに満ちたまちであることを目指し、全力で邁進してまいります。 続きまして、
議案第2号から順次御説明します。 まず、
議案第2号
平成30年度
足利市
一般会計補正予算(第6号)について御説明します。 今回の補正は、国の
補正予算第1号に対応する補助
事業及び単独
事業の追加、繰越明許費の設定と債務負担行為及び地方債の追加を内容とするもので、歳入歳出
予算に4,500万円を追加し、
予算総額を550億5,800万円にしようとするものです。 次に、
議案第3号
足利市
事務分掌条例及び
足利市
工場立地総合対策審議会条例の改正について御説明します。 本案は、
平成31年度の行政組織の改正に伴い、所要の規定を整備するため、関係条例を改正しようとするものです。 次に、
議案第4号 職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の改正について御説明します 本案は、国家公務員の勤務条件の見直しに準じ、本市職員の時間外勤務命令を行うことができる上限を定める等のため、条例を改正しようとするものです。 次に、
議案第5号
足利市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の改正について御説明します。 本案は、厚生労働省令の改正に伴い、放課後児童支援員の資格要件を拡大するため、条例を改正しようとするものです 次に、
議案第6号
足利市
こども医療費助成条例の改正について御説明します。 本案は、こども医療費助成制度における現物給付
対象年齢を拡大するため、条例を改正しようとするものです。 次に、
議案第7号
足利市
児童館(
足利市にし
こども館及び
足利市
八幡こども館)の
指定管理者の指定について御説明します。 本案は、
地方自治法の規定に基づき、公の施設の
指定管理者を指定するため、議会の議決を求めるものです。 次に、
議案第8号
足利市
保健センター条例の改正について御説明します。 本案は、
保健センターの移転に伴い、位置を変更する等のため、条例を改正しようとするものです。 次に、
議案第9号
足利市民活動センターの
指定管理者の指定の変更について御説明します。 本案は、
平成26年第1回
市議会定例会において議決を経た
足利市民活動センターの
指定管理者の指定の期間を変更することについて、議会の議決を求めるものです。 次に、
議案第10号
足利市
水道事業布設工事監督者及び
水道技術管理者に関する条例の改正について御説明します。 本案は、水道法施行令の改正に伴い、布設工事監督者及び
水道技術管理者の資格要件を拡大するため、条例を改正しようとするものです。 次に、
議案第11号
足利市
公共下水道区域外流入条例の制定について御説明します。 本案は、
公共下水道の区域外からの汚水流入の許可、分担金の賦課等に関する事項を定めるため、条例を制定しようとするものです。 次に、
議案第12号
足利市
堀里ニュータウン下水処理施設条例の改正について御説明します。 本案は、堀里ニュータウンの区域外からの汚水流入の許可、分担金の賦課等に関する事項を定めるため、条例を改正しようとするものです。 次に、
議案第13号
平成30年度
足利市
公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について御説明します。 今回の補正は、管渠
事業などの繰越明許費の設定を内容とするものです。 次に、
議案第14号
足利市
林業振興センター条例の廃止について御説明します。 本案は、林業の低迷や施設の
老朽化に伴い、林業振興センターを廃止するため、条例を廃止しようとするものです。 次に、
議案第15号
足利市
景観条例の改正について御説明します。 本案は、
足利学校・鑁阿寺周辺地区を景観重点地区に指定する景観計画の変更に伴い、届け出を要する行為の種類及び規模を規定する等のため、条例を改正しようとするものです。 次に、
議案第16号
足利市
空家等対策協議会条例の制定について御説明します。 本案は、空家等対策の推進に関する特別措置法の適正かつ円滑な運用を図ることを目的とする
足利市空家等対策協議会を附属機関として定めるため、条例を制定しようとするものです。 次に、
議案第17号
足利市
都市公園(
織姫公園及び
大日苑)の
指定管理者の指定について御説明します 本案は、
地方自治法の規定に基づき、公の施設の
指定管理者を指定するため、議会の議決を求めるものです。 次に、
議案第18号
市道路線の認定及び変更について御説明します。 本案は、道路改良工事、開発行為による帰属、管理引き継ぎ等による
市道路線の新規認定及び変更をしようとするため、議会の議決を求めるものです。 次に、
議案第19号
足利市
公民館条例の改正について御説明します。 本案は、小俣公民館南分館を廃止するため、条例を改正しようとするものです。 次に、
議案第20号
史跡足利学校条例の改正について御説明します。 本案は、史跡
足利学校の休館日を変更するため、条例を改正しようとするものです。 以上、各
号議案について御説明しました。 よろしく御審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げて、提案の説明を終わります。
○
議長(
渡辺悟) お諮りいたします。
議案調査のため3月1日及び4日から8日までは、本会議を休会したいと思います。 これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
渡辺悟) 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 次の本会議は、3月11日定刻午前10時から開きます。 本日は、これをもって散会いたします。 散会 午後2時39分...