足利市議会 > 2021-03-24 >
03月24日-委員長報告・質疑・討論・採決-05号

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  1. 足利市議会 2021-03-24
    03月24日-委員長報告・質疑・討論・採決-05号


    取得元: 足利市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-10
    令和 3年  3月 定例会(第3回)            令和3年            足利市議会定例会会議録(第5号)            第 3 回                                        3月24日(水曜日) 出 席 議 員 (24名)         1番 藤 本 秀 樹           13番 冨 永 悦 子         2番 鳥 井 康 子           14番 大須賀 幸 雄         3番 中 島 真 弓           15番 斎 藤 昌 之         4番 鶴 貝 大 祐           16番 栗 原   収         5番 末 吉 利 啓           17番 荻 原 久 雄         6番 須 田 瑞 穂           18番 柳   収一郎         7番 大 谷 弥 生           19番 渡 辺   悟         8番 杉 田   光           20番 尾 関 栄 子         9番 金 子 裕 美           21番 黒 川 貫 男        10番 小 林 貴 浩           22番 中 山 富 夫        11番 横 山 育 男           23番 酉 田 智 男        12番 吉 田 晴 信           24番 平 塚   茂 欠 席 議 員 (なし) 地方自治法第121条の規定による会議事件の説明のため出席要求によって出席した者    市     長  和 泉   聡       上 下 水道部長  金 子 裕 之    副  市  長  池 澤   昭       消  防  長  大美賀   裕    総 合 政策部長  柴 崎 正 人       教  育  長  若 井 祐 平    総 務 部 長  平 澤 敏 明       教 育 次 長  小 林   廣    健 康 福祉部長  福 田 優 子       行 政 委 員 会  寺 﨑 理 博                           事 務 局 長    生 活 環境部長  加 藤 大 介       農 業 委 員 会  荻 原 淳 志                           事 務 局 長    産 業 観光部長  邉 見   隆       秘 書 広報課長  板 橋   徹    都 市 建設部長  花 澤   繁       行 政 管理課長  岡 田 和 之    会 計 管 理 者  津布久 公 夫 議会事務局職員出席者    事 務 局 長  平 山   忍       書     記  堀 井 雄一郎    議 事 課 長  松 島   繁       書     記  落 合   茜    議 事 調査担当  藤 谷 繁 朗    副  主  幹 本日の会議に付した事件                                     ( 1) 議案第 5号 足利市手数料条例の改正について                             ( 2) 議案第 6号 令和2年度足利市一般会計補正予算(第13号)について                  ( 3) 議案第 7号 足利市事務分掌条例及び足利市交通安全対策会議条例の改正について             ( 4) 議案第 8号 職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の改正について                  ( 5) 議案第 9号 足利市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号         の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の改正について                 ( 6) 議案第10号 足利市火災予防条例の改正について                            ( 7) 議案第11号 足利市介護保険条例の改正について                            ( 8) 議案第12号 足利市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の改正に         ついて                                         ( 9) 議案第13号 足利市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予         防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の改正につい         て                                           (10) 議案第14号 足利市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のため         の効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の改正について              (11) 議案第15号 足利市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の改正について  (12) 議案第16号 令和2年度足利市介護保険特別会計保険事業勘定補正予算(第2号)について       (13) 議案第17号 足利市老人福祉センター指定管理者の指定について                    (14) 議案第18号 足利市児童遊園条例の廃止について                            (15) 議案第19号 令和2年度足利市国民健康保険特別会計事業勘定補正予算(第3号)について       (16) 議案第20号 令和2年度足利市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について            (17) 議案第21号 足利市都市公園条例及び足利市運動場条例の改正について                  (18) 議案第22号 足利渡良瀬ゴルフ場指定管理者の指定について                      (19) 議案第23号 市道路線の認定、廃止及び変更について                          (20) 議案第24号 足利市民会館条例の廃止について                             (21) 議案第25号 足利市民プラザ条例の改正について                            (22) 議案第26号 令和3年度足利市一般会計予算について                          (23) 議案第27号 令和3年度足利市介護保険特別会計保険事業勘定)予算について              (24) 議案第28号 令和3年度足利市国民健康保険特別会計事業勘定)予算について              (25) 議案第29号 令和3年度足利市後期高齢者医療特別会計予算について                    (26) 議案第30号 令和3年度足利市太陽光発電事業特別会計予算について                   (27) 議案第31号 令和3年度足利市(仮称)あがた駅北産業団地開発事業特別会計予算について         (28) 議案第32号 令和3年度足利市水道事業会計予算について                        (29) 議案第33号 令和3年度足利市工業用水道事業会計予算について                      (30) 議案第34号 令和3年度足利市下水道事業会計予算について                       (31) 議案第35号 令和2年度足利市一般会計補正予算(第14号)について                  (32) 議案第36号 教育委員会教育長の任命について                             (33) 議案第37号 足利市議会委員会条例の改正について                           (34) 議案第38号 足利市議会会議規則の改正について                            (35) 報告第 3号 令和3年度足利市土地開発公社経営状況を説明する書類について              (36) 報告第 4号 令和3年度公益財団法人足利市みどりと文化・スポーツ財団経営状況を説明する書類について (37) 報告第 5号 令和3年度公益財団法人足利市民文化財団経営状況を説明する書類について         (38) 報告第 6号 令和3年度公益財団法人栃木南地域地場産業振興センター経営状況を説明する書類について (39) 決定案第1号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見答申について                    (40) 決定案第2号 議会運営委員の定数の変更及び委員の選任について                     (41) 広報広聴常任委員会調査報告について                                     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎事務局長(平山忍) 報告いたします。  ただいまの出席議員24名全員であります。  次に、本日の議事日程を申し上げます。  日程第1 議会運営委員の定数の変更及び委員の選       任について               日程第2 議案第5号から第23号まで及び第25       号から第35号までについて       日程第3 議案第24号について          日程第4 広報広聴常任委員会調査報告について  日程第5 報告第3号から第6号までについて    日程第6 議案第36号について          日程第7 議案第37号について          日程第8 議案第38号について          日程第9 決定案第1号について          以上であります。                           開議 午後2時00分 ○議長(柳収一郎) ただいまから本日の会議を開きます。  この際、事務局長から諸般にわたり報告させます。 ◎事務局長(平山忍) 報告いたします。 1 議会運営委員の辞任について  〇 3月24日付をもって、議会運営委員斉藤昌之議員小林貴浩議員から委員の辞任届が提出されましたので、委員会条例第14条の規定に基づき、同日議長においてこれを許可しました。 2 会派所属議員の異動について  〇 3月12日付をもって、あしかが自民党議員会所属酉田智男議員が同会派を脱退した旨、届出ありました。  〇 3月12日付をもって、万和クラブ所属中山富夫議員黒川貫男議員大谷弥生議員が同会派を脱退した旨、届出がありました。 3 会派の結成について  次のとおり届出がありました。  〇 織姫クラブ    届出月日 3月12日    所属議員 4名     酉田智男、中山富夫、黒川貫男、大谷弥生    役  員     会 長 酉田智男     幹事長 大谷弥生 4 監査委員からの報告について  〇 令和3年1月分例月現金出納検査結果報告  以上のとおり報告を受理いたしました。 ○議長(柳収一郎) 日程第1 議会運営委員の定数の変更及び委員の選任についてを議題といたします。  お諮りいたします。  足利市議会委員会条例第4条第2項の規定に基づき、議会運営委員会の委員の定数を5人としたいと思います。  これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柳収一郎) 御異議なしと認めます。  よって、議会運営委員会の委員の定数を5人とすることに決定いたしました。  つきましては、議会運営委員1人が欠員となりましたので、この際お諮りいたします。  足利市議会委員会条例第8条第1項の規定により、議会運営委員に新たに大谷弥生議員を指名したいと思います。  これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柳収一郎) 御異議なしと認めます。  よって、大谷弥生議員議会運営委員に選任することに決定いたしました。  日程第2、議案第5号から第23号まで及び第25号から第35号までについてを議題といたします。  委員会付託の各案については、お手元に配付のとおり審査報告書が提出されておりますので、朗読を省略して会議録に登載のことといたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~    審 査 報 告 書  本議会において、令和3年3月12日総務企画防災常任委員会に付託された案件は、審査の結果、次のとおり決しましたから報告します。   令和3(2021)年3月15日  足利市議会        柳   収一郎 様  議   長         足利市議会総務企画防災常任委員会         委 員 長  杉 田   光            記 1 審査事件  ( 1) 議案第 5号 足利市手数料条例の改正につい           て               ( 2) 議案第 6号 令和2年度足利市一般会計補正           予算(第13号)について    ( 3) 議案第 7号 足利市事務分掌条例及び足利市           交通安全対策会議条例の改正に           ついて             ( 4) 議案第 8号 職員の勤務時間、休日及び休暇           に関する条例の改正について   ( 5) 議案第 9号 足利市行政手続における特定の           個人を識別するための番号の利           用等に関する法律に基づく個人           番号の利用及び特定個人情報の           提供に関する条例の改正につい           て               ( 6) 議案第10号 足利市火災予防条例の改正につ           いて              ( 7) 議案第35号 令和2年度足利市一般会計補正           予算(第14号)について   2 結  果  いずれも原案を可とする。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~    審 査 報 告 書  本議会において、令和3年3月12日民生環境水道常任委員会に付託された案件は、審査の結果、次のとおり決しましたから報告します。   令和3(2021)年3月16日  足利市議会        柳   収一郎 様  議   長         足利市議会民生環境水道常任委員会         委 員 長  冨 永 悦 子            記 1 審査事件  ( 1) 議案第11号 足利市介護保険条例の改正につ           いて              ( 2) 議案第12号 足利市指定地域密着型サービス           の事業の人員、設備及び運営に           関する基準等を定める条例の改           正について           ( 3) 議案第13号 足利市指定地域密着型介護予防           サービスの事業の人員、設備及           び運営並びに指定地域密着型介           護予防サービスに係る介護予防           のための効果的な支援の方法に           関する基準等を定める条例の改           正について           ( 4) 議案第14号 足利市指定介護予防支援等の事           業の人員及び運営並びに指定介           護予防支援等に係る介護予防の           ための効果的な支援の方法に関           する基準等を定める条例の改正           について            ( 5) 議案第15号 足利市指定居宅介護支援等の事           業の人員及び運営に関する基準           等を定める条例の改正について  ( 6) 議案第16号 令和2年度足利市介護保険特別           会計(保険事業勘定補正予算           (第2号)について       ( 7) 議案第17号 足利市老人福祉センターの指定           管理者の指定について      ( 8) 議案第18号 足利市児童遊園条例の廃止につ           いて              ( 9) 議案第19号 令和2年度足利市国民健康保険           特別会計事業勘定補正予算           (第3号)について       (10) 議案第20号 令和2年度足利市後期高齢者医           療特別会計補正予算(第3号)           について           2 結 果  いずれも原案を可とする。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~    審 査 報 告 書  本議会において、令和3年3月12日教育経済建設常任委員会に付託された案件は、審査の結果、次のとおり決しましたから報告します。   令和3(2021)年3月17日  足利市議会        柳   収一郎 様  議   長         足利市議会教育経済建設常任委員会         委 員 長  須 田 瑞 穂            記 1 審査事件  ( 1) 議案第21号 足利市都市公園条例及び足利市           運動場条例の改正について    ( 2) 議案第22号 足利渡良瀬ゴルフ場指定管理           者の指定について        ( 3) 議案第23号 市道路線の認定、廃止及び変更           について            ( 4) 議案第25号 足利市民プラザ条例の改正につ           いて             2 結 果  いずれも原案を可とする。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~    審 査 報 告 書  本議会において、令和3年3月12日予算審査特別委員会に付託された案件は、審査の結果、次のとおり決しましたから報告します。   令和3(2021)年3月19日  足利市議会        柳   収一郎 様  議   長           足利市議会予算審査特別委員会           委 員 長  渡 辺   悟          記 1 審査事件  ( 1) 議案第26号 令和3年度足利市一般会計予算           について            ( 2) 議案第27号 令和3年度足利市介護保険特別           会計(保険事業勘定)予算につ           いて              ( 3) 議案第28号 令和3年度足利市国民健康保険           特別会計事業勘定)予算につ           いて              ( 4) 議案第29号 令和3年度足利市後期高齢者医           療特別会計予算について     ( 5) 議案第30号 令和3年度足利市太陽光発電事           業特別会計予算について     ( 6) 議案第31号 令和3年度足利市(仮称)あが           た駅北産業団地開発事業特別会           計予算について         ( 7) 議案第32号 令和3年度足利市水道事業会計           予算について          ( 8) 議案第33号 令和3年度足利市工業用水道事           業会計予算について       ( 9) 議案第34号 令和3年度足利市下水道事業会           計予算について        2 結 果  いずれも原案を可とする。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(柳収一郎) これより委員長の報告を求めます。  総務企画防災常任委員会委員長、杉田 光議員。   (総務企画防災常任委員会委員長    杉田 光議員登壇) ◎総務企画防災常任委員会委員長(杉田光) 総務企画防災常任委員会に付託されました案件の審査の概要について、御報告申し上げます。  本委員会に付託されました案件は7件でありまして、去る3月15日委員会を開催し、慎重な審査の結果、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。  以下、その審査の概要について申し上げます。  まず、議案第5号 足利市手数料条例の改正についてでありますが、本案は、建築基準法等の改正により、同法に関する申請の手数料を変更し、及び追加するとともに、個人番号通知カードの再交付事務が廃止されることに伴い、その手数料を削除するため、条例を改正しようとするものであります。  審査の過程におきましては、「床面積の合計が300平方メートル以上1,000平方メートル未満の建築物で、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律に関わる申請件数は年間どれくらいであるのか。」との質疑に対し、当局から、「令和2年度の本市への申請件数は9件である。」との答弁がありました。  また、「マイナンバーカードをお持ちでない方がまだ多くいらっしゃるが、個人番号通知カードの再交付事務が廃止されることにより、マイナンバーカードの申請手続にどのような影響があるのか。」との質疑に対し、当局から、「個人番号通知カードを紛失された場合、マイナンバーカードの申請に不都合はないが、マイナンバーカードの申請時に通知カードの紛失届を提出いただいている。また、通知カードの紛失によりマイナンバーが分からない場合は、マイナンバーが掲載された住民票を有料で発行することも可能である。」との答弁があり、そのほか議論が交わされましたが、討論なく、原案を可とすることに決定いたしました。  次に、議案第6号 令和2年度足利市一般会計補正予算(第13号)についてでありますが、本案は、障がい者、障がい児の訓練等の給付費など、補助事業及び単独事業の追加、繰越明許費及び債務負担行為の追加を内容とするもので、歳入歳出ともに3億4,200万円を追加し、補正後の額を735億7,020万円にしようとするものであります。  審査の過程におきましては、「35款農林水産業費、10項農業費のかんがい排水事業費団体営繰越明許費について、工事箇所を聞きたい。」との質疑に対し、当局から、「足利南高等学校の北西に位置する水路の改修であり、三栗谷用水土地改良区により施工される工事である。」との答弁がありました。  また、「50款消防費、10項消防費の消防・救急活動感染防止対策事業費繰越明許費について、リユースタイプの感染防止服の納品に時間がかかるということであるが、これにこだわる理由やメリットは何か。」との質疑に対し、当局から、「リユース型感染防止服については、従来の感染防止服とは異なり、再利用できるということで非常に利用価値がある。」との答弁があり、そのほか議論が交わされましたが、討論なく、原案を可とすることに決定いたしました。  次に、議案第7号 足利市事務分掌条例及び足利市交通安全対策会議条例の改正についてでありますが、本案は、令和3年度の行政組織の改正に伴い、所要の規定を整備するため、関係条例を改正しようとするものであります。  審査の過程におきましては、「交通安全に関する業務が危機管理課に移管されることの趣旨やメリットは何か。」との質疑に対し、当局から、「現在、危機管理課は少人数で業務を行っているが、そこにマンパワーが増えることにより、情報収集や関係機関との連携をきめ細かく行えるなど、柔軟な対応が取れるようになる。」との答弁がありました。  また、「県内他市の危機管理課は、どのような体制を取っているのか。」との質疑に対し、当局から、「危機管理課で防災業務のみを行っているのは14市中4市であり、ほかの10市は、防犯業務や交通業務等も兼務している。」との答弁があり、そのほか議論が交わされましたが、討論なく、原案を可とすることに決定いたしました。  次に、議案第8号 職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の改正についてでありますが、本案は、国家公務員の勤務条件に準じ、特別休暇の取得事由に、母子保健法の規定に基づく保険指導等に係る指導事項を遵守する場合を加えるため、関係条例を改正しようとするものであります。  当局からの説明を聴取後、質疑、討論なく、原案を可とすることに決定いたしました。  次に、議案第9号 足利市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の改正についてでありますが、本案は、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づき、市が実施する地域生活支援事業の8つの事務において、個人番号を利用した申請手続等を可能にするため、条例を改正しようとするものであります。  審査の過程におきましては、「条例改正の前後で、市役所における手続にどのような変更があるのか。」との質疑に対し、当局から、「転入者が本市でサービスを利用する際の利用料を決定するために、これまでは前住所地の税情報を書面で提出いただいていたが、今後はシステムで税情報を確認できるようになる。」との答弁がありました。  また、「マイナンバーカードを持っている方に、そうした変更が適用されるということか。」との質疑に対し、当局から、「マイナンバーカードを持っているかどうかは関係ない。」との答弁があり、そのほか議論が交わされましたが、討論なく、原案を可とすることに決定いたしました。  次に、議案第10号 足利市火災予防条例の改正についてでありますが、本案は、電気自動車等の急速充電設備の全出力の上限を拡大するとともに、火災予防上必要な措置を定めるよう改正された総務省令に足利市の基準を適合させるため、条例を改正しようとするものであります。  審査の過程におきましては、「急速充電設備は、市内に何か所設置されているのか。」との質疑に対し、当局から、「市内には6か所設置されており、その内訳は、コンビニエンスストアに2か所、自動車販売店に3か所、太平記館の観光駐車場に1か所である。」との答弁がありました。  また、「ガソリンスタンドに急速充電設備を設置することは、法的に可能であるのか。」との質疑に対し、当局から、「危険物の規制に関する政令に定める給油取扱所の基準の規制を受けるが、その基準を満たせば設置は可能である。」との答弁がありました。  そのほか議論が交わされましたが、討論なく、原案を可とすることに決定いたしました。  次に、議案第35号 令和2年度足利市一般会計補正予算(第14号)についてでありますが、本案は、国の補正予算(第3号)に対応する事業及び補助事業単独事業の補正、繰越明許費及び地方債の追加等を内容とするもので、歳入歳出ともに2億2,980万円を追加し、補正後の額を738億円にしようとするものであります。  審査の過程におきましては、「足利市民武道館のエアコンの設置について、エアコンを利用した場合の利用料金の設定を検討しているのか。」との質疑に対し、当局から、「足利市みどりと文化・スポーツ財団に対し、利用料金の値上げを提案した。詳細については、同財団で検討していると聞いている。」との答弁がありました。  また、「新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金について、この補助金の使途は何か。」との質疑に対し、当局から、「国が開発を進めているワクチン接種会場での接種状況を入力していくシステムと、現在、本市が使用している既存の接種管理システムとの整合を図るためのシステム改修費である。」との答弁があり、そのほか議論が交わされましたが、討論なく、原案を可とすることに決定いたしました。  以上が、本委員会に付託されました案件の審査の概要であります。  よろしく御審議の上、本委員会決定のとおり、御賛同くださるようお願いいたしまして、私の報告を終わります。 ○議長(柳収一郎) 民生環境水道常任委員会委員長、冨永悦子議員。   (民生環境水道常任委員会委員長    冨永悦子議員登壇) ◎民生環境水道常任委員会委員長(冨永悦子) 民生環境水道常任委員会に付託されました案件の審査の概要について、御報告申し上げます。  本委員会に付託されました案件は10件でありまして、去る3月16日委員会を開催し、慎重な審査の結果、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。  以下、その審査の概要について申し上げます。  まず、議案第11号 足利市介護保険条例の改正についてでありますが、本案は、令和3年度から令和5年度までの介護給付費の見込みに対し、介護給付費準備基金からの繰入れ等を勘案した介護保険料に改定するとともに、紙おむつ券給付事業を地域支援事業から市町村特別給付に移行するため、条例を改正しようとするものであります。  審査の過程におきましては、「紙おむつ券給付事業については、激変緩和措置のため3か年はこれまでと同様に地域支援事業として行うよう厚生労働省から通知されているが、どのように対応しているのか。」との質疑に対し、当局から、「要介護度や所得の状況等により給付を受けられなくなってしまう状況があることから、今回、市町村特別給付に移行することになった。」との答弁がありました。  また、「保険料が高過ぎるという声もあるため、徹底した低所得者対策が求められると思うがどうか。」との質疑に対し、当局から、「今回の介護保険料の改定に当たっては、低所得者への配慮として14段階の負担割合を設定するほか、安定的かつ持続可能な介護保険制度の運営のために基金を取り崩し、保険料の上昇を抑えたところである。」との答弁がありました。  次に、討論についてでありますが、委員から、「介護保険料に転嫁される市町村特別給付では、紙おむつ券給付事業も全額介護保険料の負担となるため反対する。」との反対討論がありました。  これにより起立採決を行った結果、起立多数により原案を可とすることに決定いたしました。  次に、議案第12号 足利市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の改正についてでありますが、本案は、厚生労働省令の改正に伴い、新たに指定地域密着型サービス事業者における感染症対策の強化、高齢者の虐待防止の推進等の基準を設定するほか、所要の規定を整備するため、条例を改正しようとするものであります。  審査の過程におきましては、「条例の改正により、介護事業所での虐待防止やハラスメント対策が規定されるが、事業者にどういった対応を求めるものなのか。」との質疑に対し、当局から、「事業所内における虐待防止委員会等の開催や指針の整備、研修の実施のほか、担当者を定めることなどを求めているものである。」との答弁がありました。  また、「新型コロナウイルス感染症対策として新たに委員会等の設置が追加されたが、委員会とは理事会を意味するのか。」との質疑に対し、当局から、「委員会は、事業所の施設長または管理者がトップとなり、各セクションのリーダー等から成る会議体をつくって進めていくものである。」との答弁があり、そのほか議論が交わされましたが、討論なく、原案を可とすることに決定いたしました。  次に、議案第13号 足利市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の改正についてでありますが、本案は、厚生労働省令の改正に伴い、新たに指定地域密着型介護予防サービス事業者における感染症対策の強化、高齢者虐待防止の推進等の基準を設定するほか、所要の規定を整備するため、条例を改正しようとするものであります。  当局からの説明を聴取後、質疑、討論なく、原案を可とすることに決定いたしました。  次に、議案第14号 足利市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の改正についてでありますが、本案は、厚生労働省令の改正に伴い、新たに指定介護予防支援事業者における感染症対策の強化、高齢者の虐待防止の推進等の基準を定めるほか、所要の規定を整備するため、条例を改正しようとするものであります。  当局からの説明を聴取後、質疑、討論なく、原案を可とすることに決定いたしました。  次に、議案第15号 足利市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の改正についてでありますが、本案は、厚生労働省令の改正に伴い、新たに指定居宅介護支援事業者における感染症対策の強化、高齢者虐待防止の推進等のための基準を設定するほか、所要の規定を整備するため、条例を改正しようとするものであります。  審査の過程におきましては、「今回の条例改正では、主任介護支援専門員の確保が著しく困難であるなど、やむを得ない理由がある場合、介護支援専門員が管理者を兼務できるとしているが、足利市の実態はどのようになっているのか。」との質疑に対し、当局から、「主任介護支援専門員が管理者の事業所が36か所、介護支援専門員が管理者の事業所が13か所となっている。」との答弁があり、そのほか議論が交わされましたが、討論なく、原案を可とすることに決定いたしました。  次に、議案第16号 令和2年度足利市介護保険特別会計保険事業勘定補正予算(第2号)についてでありますが、本案は、居宅介護サービス給付事業費の追加など、事業費の補正を内容とするもので、歳入歳出予算に2億6,000万円を追加し、予算総額を133億4,250万円にしようとするものであります。  審査の過程におきまして、「高額介護サービス費給付金が増額する理由をどのように捉えているのか。」との質疑に対し、当局から、「介護サービスの利用が控えられ、要介護度が上がってから利用することで、利用料がその分上がったため、当初の見込みより増額となったものである。」との答弁があり、そのほか議論が交わされましたが、討論なく、原案を可とすることに決定いたしました。  次に、議案第17号 足利市老人福祉センター指定管理者の指定についてでありますが、本案は、足利市老人福祉センター指定管理者の指定について、地方自治法に基づき議会の議決を求めるものであります。  当局からの説明を聴取後、質疑、討論なく、原案を可とすることに決定いたしました。  次に、議案第18号 足利市児童遊園条例の廃止についてでありますが、本案は、県による実地検査の結果を踏まえて児童遊園を廃止するため、条例を廃止しようとするものであります。  審査の過程におきましては、「遊具を残す努力をせずに児童遊園を廃止することは、地域の子供たちをどのように育てるのかという観点が喪失しているのではないか。」との質疑に対し、当局から、「自治会と2年間にわたり協議をした結果、遊具は撤去することになった。遊具がなくても子供は工夫しながら遊ぶことができるため、今後も広場として活用していく。」との答弁がありました。  また、「児童遊園としての存続が不可能であるならば、街区公園として残せなかったのか。」との質疑に対し、当局から、「本市では、既に都市公園が適正に配置されているため、児童遊園が廃止されることを要因として、新たに都市公園に位置づけることはできない。」との答弁がありました。  次に、討論についてでありますが、委員から、「地域に児童遊園は必要であるため、本条例の廃止に反対する。」との反対討論がありました。  これにより起立採決を行った結果、起立多数により原案を可とすることに決定いたしました。  次に、議案第19号 令和2年度足利市国民健康保険特別会計事業勘定補正予算(第3号)でありますが、本案は、国庫支出金等の精算による償還金の追加などを内容とするもので、歳入歳出予算に9,180万円を追加し、予算総額を160億180万円にしようとするものであります。  審査の過程におきましては、「償還金の補正額9,180万円は、過年度分の返還金ということであるが、主な内容を聞きたい。」との質疑に対し、当局から、「保険給付費等交付金、普通交付金が8,531万3,000円、保険給付費等交付金、特別交付金、特定健診等負担金が441万4,000円、災害臨時特例補助金が200万8,000円となっている。」との答弁があり、討論なく、原案を可とすることに決定いたしました。  次に、議案第20号 令和2年度足利市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、本案は、保険料の増加による広域連合納付金の追加を内容とするもので、歳入歳出予算に2,600万円を追加し、予算総額を19億7,520万円にしようとするものであります。  当局からの説明を聴取後、質疑、討論なく、原案を可とすることに決定いたしました。  以上が、本委員会に付託されました案件の審査の概要であります。  よろしく御審議の上、本委員会決定のとおり、賛同くださるようお願いをいたしまして、私の報告を終わります。 ○議長(柳収一郎) 教育経済建設常任委員会委員長、須田瑞穂議員。   (教育経済建設常任委員会委員長    須田瑞穂議員登壇) ◎教育経済建設常任委員会委員長(須田瑞穂) 教育経済建設常任委員会に付託されました案件の審査の概要について、御報告申し上げます。  本委員会に付託されました案件は5件でありまして、去る3月17日委員会を開催し、慎重な審査の結果、そのうち4件について原案を可とすることに決定いたしました。  以下、その審査の概要について申し上げます。  まず、議案第21号 足利市都市公園条例及び足利市運動場条例の改正についてでありますが、本案は、都市公園を新たに設置し、及び廃止するとともに、朝倉・福富緑地を足利市運動場として位置づけするため、条例を改正しようとするものであります。  審査の過程におきましては、「新山児童公園は、施設の設備等も含めて、そもそも児童公園としての機能を果たせていたのか。」との質疑に対し、当局から、「新山児童公園は、区画整理事業によりトイレと外周のフェンス、緑地を整備した公園であり、これまで多目的広場として利用されてきた。」との答弁がありました。  また、「新山団地公園の設置について、助戸新山町環境保全協議会など、地元との話合いは十分になされたのか。」との質疑に対し、当局から、「特に名称については、同公園が地元に親しまれ愛されるものとなるよう、自治会や助戸新山町環境保全協議会と協議を重ねて決定した。」との答弁がありました。  また、「朝倉・福富緑地を変更後の名称と、現在使用されている通称名について聞きたい。」との質疑に対し、当局から、「正式名称は、足利市朝倉・福富運動場となるが、公募により決定し、広く親しまれているわたらせ健幸緑地という愛称は、今後も使用する予定である。」との答弁がありました。  また、「足利市朝倉・福富運動場は、設備が充実している一方で、降雨時に冠水する場所があると聞いているが、どのような対策を考えているのか。」との質疑に対し、当局から、「排水施設である浸透ますの設置や盛土をするなど対策をしており、今後も引き続き対応してまいりたい。」との答弁があり、そのほか議論が交わされましたが、討論なく、原案を可とすることに決定いたしました。  次に、議案第22号 足利渡良瀬ゴルフ場指定管理者の指定についてでありますが、本案は、地方自治法の規定に基づき、公の施設の指定管理者を指定するため、議会の議決を求めるものであります。  審査の過程におきましては、「足利渡良瀬ゴルフ場指定管理料は幾らか。」との質疑に対し、当局から、「同ゴルフ場の施設改修に要する費用以外の指定管理料はゼロ円である。」との答弁がありました。  また、「指定管理者は、自然災害による被害があった中でも営業努力により黒字を確保しているが、市はそうした黒字をどのように扱っているのか。」との質疑に対し、当局から、「前回の指定管理候補者の公募時に、売上げの1%を市に納めるという提案をいただいており、年間で約90万円から100万円程度を納めていただいている。」との答弁がありました。  また、「今後もゴルフ愛好者の数は減ると思われるが、足利渡良瀬ゴルフ場の5年間の指定管理期間における経営状況をどのように想定しているのか。」との質疑に対し、当局から、「ゴルフ愛好者は減少傾向にあるが、河川敷に立地したフラットなコースであり、高齢者にも優しいことや、都心の練習場と比べた料金の安さといった強みを生かしながら、また、1人でプレーする利用者など新たなニーズを取り込むことで、今後も営業していけると考えている。」との答弁があり、討論なく、原案を可とすることに決定いたしました。  次に、議案第23号 市道路線の認定、廃止及び変更についてでありますが、本案は、道路改良工事、開発行為による帰属、管理引継等による市道路線の新規認定、廃止及び変更をしようとするため、議会の議決を求めるものであります。  当局から説明を聴取後、質疑、討論なく、原案を可とすることに決定いたしました。  次に、議案第25号 足利市民プラザ条例の改正についてでありますが、本案は、足利市民プラザの食堂・売店のスペースを市民の団体活動の場として活用するため、条例を改正しようとするものであります。  当局からの説明を聴取後、質疑、討論なく、原案を可とすることに決定いたしました。  以上が、本委員会に付託されました案件の審査の概要であります。  よろしく御審議の上、本委員会決定のとおり、御賛同くださるようお願いいたしまして、私の報告を終わります。 ○議長(柳収一郎) お諮りいたします。  議案第26号から第34号までの審査のために設けられた予算審査特別委員会の審査状況については、議員全員が構成員となり、既に承知されておりますので、委員長報告を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柳収一郎) 御異議なしと認めます。  よって、予算審査特別委員会の委員長報告は、省略することに決定いたしました。  以上で、委員長報告を終結いたします。  これより委員長報告に対する質疑を行います。  ただいまのところ通告はありませんので、質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  2番、鳥井康子議員。   (2番 鳥井康子議員登壇) ◆2番議員(鳥井康子) 議案第26号 令和3年度足利市一般会計予算について、反対の立場で討論します。  まず、最初に指摘したいのは、新型コロナウイルス感染症に対する体制の不足です。今、足利市民にとって最大の関心事であり心配事である新型コロナウイルス感染症に対しての対策は、何より肝腎であると考えます。ワクチンの接種など、今動き始めているものはあります。国の第3次補正予算で全額対応されることになっているとはいえ、ワクチン接種の効果が十分に得られるまでの感染拡大を押さえ込むための足利市の取組に明確なビジョンが見えないことに不安を感じています。安足健康福祉センター管内における人口当たりの感染者数は、現在県内で1位となっています。群馬県との県境にあり、両毛圏における新型コロナウイルス感染症の感染状況は、県内のほかの地域とは異なる取組が必要と考えます。  また、感染症対策の基本中の基本である検査と隔離についても、国や県の対応を受け入れるばかりではなく、足利市としての積極的な策を実行するべきだと考えます。新型コロナウイルス感染症の経済的影響についても、積極的な取組が不足していることを指摘します。緊急事態宣言の影響を受けているのは飲食店だけではありません。その他の産業に従事する方々への支援メニューの具体的な内容をさらに示すことが必要と考えます。  もう一点、今回の令和3年度足利市一般会計予算に不足しているのが、災害対策への取組と指摘します。令和元年東日本台風による被害を踏まえて、令和2年度予算に計上された内容は、ほとんどが今回3年度予算で減額されています。また、令和2年度の予算にはなかった新たな防災予算というものがほとんどない状況です。令和元年東日本台風による被害、2020年の新型コロナウイルス感染症、そして2021年の西宮火災、災害は予告なしに発生します。あらゆる災害に備えることは大変難しいことですが、防災についての対策は、年々ブラッシュアップされていくべきだと考えます。  もう一点指摘したいのは、マイナンバーカードについての当市の取組についてです。令和2年の特別定額給付金の申請に当たっては、マイナンバーカードを使用した申請方法においてトラブルが続出していました。これは、足利市の問題というよりは、国が決めた手続方法に問題点が多くあった。その意味では、足利市も被害者であるということはあります。しかし、その問題点について、今後の具体的な解決策を検討しないままでマイナンバーカードの発行推進にくみしていくことは、無責任とのそしりを免れないことを指摘します。  マイナンバーカードの所有率が全国でおよそ15%程度、当市でも21%にとどまっているのは、マイナンバーカードに対する不安があり、信頼性に欠けることからです。その不安を除去することなく、市民にマイナンバーカードの所有を勧めることは看過できません。近々始まるとされている健康保険証としての使用についても、マイナンバーカードとしての健康保険証を持たなければならないかのように喧伝されていますが、決してそうではないこと。また、マイナンバーカードを健康保険証として使うようになるということは、マイナンバーカードを持ち歩くことにつながります。マイナンバーカードの運用が始まった頃には、やたらと持ち歩くものではなく、大切にしまっておくものだという案内がされていたのに、そのセキュリティー上のリスクも明確にされないまま運用を変更することは、無責任であると指摘します。  以上のリスクについて明確な対策もないまま見切り発車であることは明らかです。  以上のことから、議案第26号 令和3年度足利市一般会計予算について反対の討論とします。 ○議長(柳収一郎) 9番、金子裕美議員。   (9番 金子裕美議員登壇) ◆9番議員(金子裕美) ただいま2番、鳥井康子議員から議案第26号 令和3年度足利市一般会計予算について反対の討論がありましたが、私は賛成の立場から意見を述べるものであります。  現在、本市の財政は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、市税の大幅な減収が見込まれる大変厳しい状況にあります。そうした中で最重要課題である新型コロナウイルス感染症への対応や、第7次足利市総合計画に掲げた、まちの安全や活力創出につながる各種施策を展開するため、その財源確保には大変御苦労されたと推察します。令和3年度予算では、新型コロナウイルス感染症対策により感染拡大防止と社会経済活動の両立を図るとともに、本市の新たな100年に向けたまちづくりや、令和元年東日本台風の教訓を踏まえた防災・減災対策を積極的に展開する計画となっております。  まちの魅力を高める施策では、地域おこし協力隊や地域団体、大学と連携して山間地域の活性化と移住定住を促進する里山地域活性化事業や、遊休公共施設の利活用を図るための、まちの魅力民間活力応援事業など、本市の特色を生かした新規事業を予算化するとともに、我々市議会が要望している足利スマートインターチェンジの新設誘致についても継続して取り組むこととしています。  また、子育てと教育環境の向上では、4か月と8か月の乳児健診を個別健診に変更して、新型コロナウイルス感染症の感染リスクと子育て世代の負担軽減を図るほか、GIGAスクール構想では、タブレットの効果的な活用を推進するためのGIGAスクールサポーターを配置し、子供の学力向上と教員の負担軽減を図るなど、教育環境の充実に配慮したものとなっております。  さらに、産業力の強化では、(仮称)あがた駅北産業団地開発事業の本格化に伴い特別会計を設置するほか、テレワークやサテライトオフィス開設の支援により、新しい生活様式への転換を後押しするとともに、農業では南部地域土地改良事業に県と連携して取り組むなど、市の土台となる産業振興について、将来を見据えた取組を進める予算となっております。  公共施設の最適化では、市民生活に欠かせない斎場、南部クリーンセンターの更新を計画的に進めるほか、市民会館の建て替えについては、市民検討委員会を設置し、基本構想策定に向けて準備を進めることとしています。  また、防災・減災ではハザードマップを改訂し、全戸に配布するほか、河川排水路しゅんせつ等工事の実施、消防車両の更新や消防団活動を支援する準中型免許取得費用の助成など、市民の安全を守るための様々な対策が講じられるものとなっております。  このように、令和3年度足利市一般会計予算は、市民生活に必要な予算は適切に措置した上で、次の100年に向けて新たな事業を計上するなど、中身の濃い、めり張りのある予算であると感じており、その成果を期待しているところです。  足利市が安心安全で元気に満ちたまちであることへの願いは、私たち議員も同じであり、市民を代表する議会と行政が両輪となり、本市の未来を考えていくことが重要であります。本予算案は、足利市を前進するための新たな事業を数多く計上したものであり、私は本案に賛同すべきものと考えております。  以上、議案第26号について、2番、鳥井康子議員の反対討論に対し賛成の理由を申し上げましたが、原案のとおり可決することに御賛同賜りますようお願いを申し上げまして、私の賛成討論といたします。 ○議長(柳収一郎) 20番、尾関栄子議員。   (20番 尾関栄子議員登壇) ◆20番議員(尾関栄子) 議案第11号 足利市介護保険条例の改正について、議案第18号 足利市児童遊園条例の廃止について、議案第27号 令和3年度足利市介護保険特別会計保険事業勘定)予算について、議案第28号 令和3年度足利市国民健康保険特別会計事業勘定)予算について、議案第29号 令和3年度足利市後期高齢者医療特別会計予算について、議案第31号 令和3年度足利市(仮称)あがた駅北産業団地開発事業特別会計予算について、反対の立場で討論を行います。  まず、議案第11号 足利市介護保険条例の改正については、2021年度から2023年度までの介護給付費の見込みに対して、介護給付費準備基金11億円から、そのうち8億円の繰入れを勘案した介護保険料の引上げを行うことと、約8割を公費で賄ってきた紙おむつ券給付事業を100%高齢者の介護保険料負担となる特別給付に切り替えるための条例改正です。介護保険料は、第1段階から第14段階まで1.5%から1.8%の引上げにとどめたことは評価できます。第1段階から第3段階までは、一定の軽減措置が行われましたが、低所得者と高額所得者の介護保険料もほぼ同率の引上げとなりました。市民税非課税者が全体の6割を占め、年金が18万円以下の年金天引きできない普通徴収者も多く存在し、低所得者への配慮が欠けています。低所得者への減免措置として、介護給付費準備基金3億円の活用方法などの議論が不十分です。紙おむつ支給券が全額第1号保険料負担となることは、介護保険料の引上げにつながります。限りなく公費負担を増やし、介護保険料の引下げを行うべきです。  次に、議案第18号 足利市児童遊園条例の廃止について、栃木県による実地検査の結果、遊びなどを指導する児童厚生員の配置が困難であることを理由に、児童福祉法で定める児童遊園を4か所廃止する。そのうち2か所は既に街区公園として位置づけているために存続し、美人弁天の本城、鹿島町の児童遊園は廃止され、遊具は撤去されました。本城、鹿島地域は、足利市都市公園条例の1人当たりの市街地の敷地面積5平方メートルも満たしていません。児童遊園に代わる街区公園としての存続もさせないことは、子育て支援を充実させる上でも反することです。  次に、議案第27号 令和3年度足利市介護保険特別会計保険事業勘定)予算について、介護保険は、介護保険法第2条で、被保険者の要介護状態、または要支援状態に関し、必要な保険給付を行うものであるとしています。介護保険制度は2000年にスタートし、20年が経過しましたが、介護保険財政の高齢者、施設側から見た現状を三つの点から指摘します。一つ、2005年10月に第1回の介護保険法改正により要介護1を要支援2に移行、介護度別支給限度額が16万円から10万円、4割下がり、要支援1は、6万円から4万円と2割下がりました。そのために、5年間で要介護1が半減しました。  次に、介護老人福祉施設、特別養護老人ホームは重度中心で、要介護3以上に入所を限定したために、要介護1、2の特別養護老人ホーム待機者は行き場を失い、施設の介護職配置は変わらずに、重度者が増えたことで介護負担は増加し、人材確保と介護の質確保が大きな課題となりました。  また、介護保険は利用者負担1割で、9割は保険給付でありました。2014年、65歳以上に所得に応じた2割負担を導入、2017年、介護保険法改正で3割負担の導入を決めました。介護保険料の引上げ、利用料の引上げなど行き詰まりは目に見えています。抜本的な改善を国に求め、自治体は精いっぱいの努力が求められます。まだまだ努力が足りません。  次に、議案第28号 令和3年度足利市国民健康保険特別会計事業勘定)予算について、国民健康保険税の滞納者は後を絶ちません。滞納しているために正規の保険証ではなく、資格証明書を県内2番目に多く交付しています。小山市では資格証明書を見合わせています。コロナ禍で、資格証明書でも、発熱などの症状がある場合、一般診療と同様の3割負担で診療が受けられるようになっていますが、この機会に小山市と同様に資格証明書をやめるべきではないでしょうか。鹿沼市は、子供の国民健康保険税均等割の半額公費負担を2021年度から実施します。足利市も実施するべきではないでしょうか。  次に、議案第29号 令和3年度足利市後期高齢者医療特別会計予算について、後期高齢者保険料の対象者だった低所得者の減免措置の特例が終了し、引上げとなりました。この制度があまりにも負担が多いということで、保険料の9割軽減がありましたが、本則の7割軽減に後退しました。また、国が後期高齢者の窓口負担を1割から2割負担への引上げを打ち出しています。引上げをやめるように国に働きかけるべきです。  議案第31号 令和3年度足利市(仮称)あがた駅北産業団地開発事業特別会計予算について、コロナ禍の中で企業倒産件数も増加し、産業団地開発を進めるのは無謀ではないでしょうか。今、立ち止まって、コロナ対策に特化した、農業者や中小企業への重点施策を優先に進めるべきではないでしょうか。  以上のことから、六つの議案に反対して討論といたします。
    ○議長(柳収一郎) 14番、大須賀幸雄議員。   (14番 大須賀幸雄議員登壇) ◆14番議員(大須賀幸雄) ただいま、20番、尾関栄子議員からたくさんあった反対討論の一部でありますが、議案第11号、第18号について、私は賛成の立場から意見を述べるものであります。  まず、議案第11号 足利市介護保険条例の改正については、介護が必要な方を社会全体で支えるものとして必要不可欠なものとなっております。この制度を安定的に持続させるためにも、給付に見合った保険料が必要と考えます。  今回の条例改正は、過去の実績を基に今後3年間の給付を見込み、介護給付費準備基金を活用して保険料の上昇抑制を図ったほか、14段階のきめ細やかな所得段階の設定や、所得の少ない方には、消費税を財源とした公費投入による軽減措置を行うなど、低所得者にも十分配慮した保険料の改定になっていると認識しております。  また、近隣市で最も低い保険料となっており、市民の負担をできるだけ抑えた保険料となっております。  次に、議案第18号 足利市児童遊園条例の廃止についてでありますが、児童福祉法に基づく児童遊園を対象とした県の検査において、法に定める要件を一部満たしていないとの指摘を受けたことに基づいております。昭和39年当時、子供が楽しく遊べるように市有地や民有地を確保し、市が開設いたしましたが、57年を経過し、その機能を十分に果たしたものと考えております。今後、条例に基づく児童遊園は廃止しますが、街区公園と兼ねるものについては、市が引き続き管理し、民有地にある児童公園については、地元自治会で管理することで協議が調っており、児童遊園を廃止することは妥当であります。  以上、議案第11号及び第18号に対する賛成の理由を申し上げましたが、その趣旨をお酌み取りいただき、可決することに御賛同くださいますようお願いを申し上げまして、私の賛成討論といたします。 ○議長(柳収一郎) 7番、大谷弥生議員。   (7番 大谷弥生議員登壇) ◆7番議員(大谷弥生) 先ほど20番、尾関栄子議員から、議案第27号、第28号、第29号及び第31号の反対討論がありましたが、私は賛成の立場から意見を述べるものであります。  まず、議案第27号 令和3年度足利市介護保険特別会計保険事業勘定)予算は、第8期足利市介護保険事業計画に基づき、各種介護施設により提供される介護サービス費や介護予防に重点を置いた介護予防・日常生活支援総合事業に関する費用等を適切に盛り込んだものであります。  また、介護保険の安定運営が行える保険料を維持するとともに介護保険料の軽減制度を実施するなど、低所得者層に配慮したものとなっており、適正な予算と判断するものです。  次に、議案第28号 令和3年度足利市国民健康保険特別会計事業勘定)予算は、県が示す保険者ごとの事業費納付金、保険給付費交付金などを基とした予算編成となっております。保険給付費につきましては、被保険者の高齢化や医療の高度化等に伴い、1人当たりの医療費は増加傾向にありますが、団塊の世代の後期高齢者医療制度への移行等による被保険者数の減を考慮して、適切に見込んだものであります。  一方、被保険者数の減などの要因により税収の減が見込まれることから、基金及び繰入金により収支の均衡を図るなど、適正な対応が図られた予算であると判断しています。  次に、議案第29号 令和3年度足利市後期高齢者医療特別会計予算は、増加する被保険者数に対応した保険料を見込み、栃木県後期高齢者医療広域連合への納付金に適切な額を計上するなど、今後も続く高齢化社会に対応するための適正な予算であると判断しています。  次に、議案第31号 令和3年度足利市(仮称)あがた駅北産業団地開発事業特別会計予算は、いまだ新型コロナウイルス感染症の感染拡大の終息が見えない状況ではありますが、途切れることなく、企業の立地ニーズに対応すべく、スピード感を持って新たな産業団地開発に取り組むために必要な経費を適切に見込んだものであります。  また、私は継続的に産業系用地を生み出し、企業誘致を進めていくことが、さらなる本市経済の活性化や雇用の創出、そして財政基盤の強化につながり、足利市の未来の礎を築くために必要と考えます。  これらの理由から、適正な予算であると私は判断しています。  以上、議案第27号、第28号、第29号及び第31号につきまして、20番、尾関栄子議員の反対討論に対し賛成の理由を申し上げましたが、原案のとおり可決することに御賛同いただけますようお願いを申し上げまして、私の賛成討論といたします。 ○議長(柳収一郎) 以上で、通告による討論を終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。  これより表決に入ります。  まず、議案第11号及び第18号について、起立により一括採決いたします。  議案第11号 足利市介護保険条例の改正について  議案第18号 足利市児童遊園条例の廃止について  以上、各案に対する委員長報告は、いずれも原案を可とする報告であります。  委員長報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(柳収一郎) 起立多数であります。  よって各案は、いずれも委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第26号について、起立により採決いたします。  議案第26号 令和3年度足利市一般会計予算につ         いて                本案に対する委員会の審査報告は、原案を可とする報告であります。  委員会の審査報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(柳収一郎) 起立多数であります。  よって本案は、委員会の審査報告のとおり可決されました。  次に、議案第27号、第28号、第29号及び第31号について、起立により一括して採決いたします。  議案第27号 令和3年度足利市介護保険特別会計         (保険事業勘定)予算について    議案第28号 令和3年度足利市国民健康保険特別         会計(事業勘定)予算について    議案第29号 令和3年度足利市後期高齢者医療特         別会計予算について         議案第31号 令和3年度足利市(仮称)あがた駅         北産業団地開発事業特別会計予算に         ついて               以上、各案に対する委員会の審査報告は、いずれも原案を可とする報告であります。  委員会の審査報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(柳収一郎) 起立多数であります。  よって各案は、いずれも委員会の審査報告のとおり可決されました。  続いて、残余の議案を一括して採決いたします。  議案第 5号 足利市手数料条例の改正について   議案第 6号 令和2年度足利市一般会計補正予算         (第13号)について        議案第 7号 足利市事務分掌条例及び足利市交通         安全対策会議条例の改正について   議案第 8号 職員の勤務時間、休日及び休暇に関         する条例の改正について       議案第 9号 足利市行政手続における特定の個人         を識別するための番号の利用等に関         する法律に基づく個人番号の利用及         び特定個人情報の提供に関する条例         の改正について           議案第10号 足利市火災予防条例の改正について  議案第12号 足利市指定地域密着型サービスの事         業の人員、設備及び運営に関する基         準等を定める条例の改正について   議案第13号 足利市指定地域密着型介護予防サー         ビスの事業の人員、設備及び運営並         びに指定地域密着型介護予防サービ         スに係る介護予防のための効果的な         支援の方法に関する基準等を定める         条例の改正について         議案第14号 足利市指定介護予防支援等の事業の         人員及び運営並びに指定介護予防支         援等に係る介護予防のための効果的         な支援の方法に関する基準等を定め         る条例の改正について        議案第15号 足利市指定居宅介護支援等の事業の         人員及び運営に関する基準等を定め         る条例の改正について        議案第16号 令和2年度足利市介護保険特別会計         (保険事業勘定補正予算(第2号)         について              議案第17号 足利市老人福祉センター指定管理         者の指定について          議案第19号 令和2年度足利市国民健康保険特別         会計(事業勘定補正予算(第3号)         について              議案第20号 令和2年度足利市後期高齢者医療特         別会計補正予算(第3号)について  議案第21号 足利市都市公園条例及び足利市運動         場条例の改正について        議案第22号 足利渡良瀬ゴルフ場指定管理者の         指定について            議案第23号 市道路線の認定、廃止及び変更につ         いて                議案第25号 足利市民プラザ条例の改正について  議案第30号 令和3年度足利市太陽光発電事業特         別会計予算について         議案第32号 令和3年度足利市水道事業会計予算         について              議案第33号 令和3年度足利市工業用水道事業会         計予算について           議案第34号 令和3年度足利市下水道事業会計予         算について             議案第35号 令和2年度足利市一般会計補正予算         (第14号)について        以上、各案に対する委員長報告並びに委員会の審査報告は、いずれも原案を可とする報告であります。  報告のとおり可決することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柳収一郎) 御異議なしと認めます。  よって各案は、いずれも委員長報告並びに委員会の審査報告のとおり可決されました。  日程第3 議案第24号についてを議題といたします。  教育経済建設常任委員会付託の本案については、委員長からお手元に配付のとおり閉会中の継続審査の申出書が提出されておりますので、朗読を省略して会議録に登載のことといたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~    閉会中の継続審査申出書  本委員会は、下記により閉会中もなお継続して審査する必要があるものと決定したので、会議規則第113条の規定により申し出ます。   令和3(2021)年3月24日  足利市議会        柳   収一郎 様  議   長         足利市議会教育経済建設常任委員会         委 員 長  須 田 瑞 穂            記 1 審査事件  ( 1) 議案第24号 足利市民会館条例の廃止につい           て              2 理  由    さらに慎重な審査を必要とするため。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(柳収一郎) これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  24番、平塚 茂議員。   (24番 平塚 茂議員登壇) ◆24番議員(平塚茂) 議案第24号 足利市民会館条例の廃止について、教育経済建設常任委員会の審査における継続審査とするとの決定に反対の立場で討論をします。  本条例案は、足利高校、足利女子高校による統合新設高校を建設するに当たり、現足利市民会館を廃止して、その用地を県の所有する用地と等価交換をして提供し、足利高等学校を新たに建設するために足利市民会館条例を廃止するという条例案であります。  なぜ今、足利市民会館を廃止することになったのか。今までの経過を振り返りますと、令和元年12月、和泉市長から、県の方針として、統合新設高校の設置場所について、現足利女子高校用地を活用する旨が示された。そして、そのことに対して和泉市長としては、現在の足利女子高校の敷地では狭過ぎて、足利市の未来の人材を育成する新設高校として魅力的な学校施設を造ることは難しいと思う。そこで、隣接する市民会館を廃止して学校用地として提供したいとの考えが示されました。私は、この和泉市長の考えを伺ったときに、長年にわたり市民に愛され利用され、市民の文化活動に多大な役割をしてきた市民会館を廃止して、しばらく大ホールがない状況が生じることが、果たして市民の皆さんに認めていただけるのか。これは大変重い決断であります。恐らく反対の声も大きいのではないかと思いました。  しかしながら、現状の市民会館施設の状態を改めて考えたときに、施設の耐震性が不十分であります。そして、古くなった会館施設は、最近の新しい他市の施設と比較すると、利用者にとって大変不便な点が多くあります。例えばエレベーターがない。ユニバーサルデザインの施設という現在の公共施設の在り方から考えても、どうしても時代遅れの施設であると言わざるを得ません。そんな観点から、多くの市民の方からも市民会館の早期の建て替えは求められてきたところであります。ですから、これから七、八年、大ホールがない状況にはなりますが、30年、50年先の未来を託す足利市の高校生に魅力的な学びやを建設するために市民会館の土地を提供することに対して、きっと市民の多くの皆様も理解していただけるのではないかと思い、私は和泉市長の決断に今まで賛成してきました。ここにいる多くの市議の皆さんも、この基本方針には賛同しているものと思っております。  ただ、具体的な用地交換、事業の進め方においては、今までいろんな角度から、議会で議論がなされてきました。市当局の説明に納得できないという強い意見も表明されることがありました。充実した議会での議論は大切なことであります。しかし、この条例案につきましては、市民会館を令和3年7月1日をもって廃止をするという趣旨の条例であり、この条例の可決を前提に新設高校の建設計画が進められているものと思っております。  もちろん、多くの視点から提出された議案を熟議することは、大切なことであります。しかしながら、忘れていけない大事な視点、それは我々が目指すことは、未来を託す子供たちにすばらしい学校施設を提供することであります。そのためには、県当局と足利市当局の信頼関係の下に、学校建設を着実に進めていくことであります。  そして、我が市議会としても、しっかりとサポートしていく必要があると思っております。今までの議論の中で、県としっかり交渉して足利市が損をしないようにすべきだと意見が多くありましたが、私はその考えに非常に違和感を抱いております。なぜなら、私は足利市民であるとともに栃木県民であります。どちらが得をするとか損をするとか、そういう話ではなく、この足利市に立派な高校を造るということであろうと思っております。  以上のようなことから、私は、本条例案につきましては速やかに可決をして、学校建設が遅れることがないように望むものであります。  以上のことから、議員の皆様にはぜひ継続審査に反対されますようお願いをし、私の討論とさせていただきます。 ○議長(柳収一郎) 2番、鳥井康子議員。   (2番 鳥井康子議員登壇) ◆2番議員(鳥井康子) 議案第24号 足利市民会館条例の廃止についてを継続審査とすることについて、賛成の立場から討論いたします。  議案第24号 足利市民会館条例の廃止については、現在の足利高校と足利女子高校による新設高校建設のために、現在の足利市民会館の用地を提供することから出てきた議案です。最終的に、新設高校を建設するために足利市民会館の土地を提供することに反対するものではありませんが、閉館までに解決されているべき問題が、いまだ不明確なままでの本条例の廃止には、やすやすと同意することはできません。  当局からの説明にある、新設高校の1期生を卒業前半年間は新しい校舎で過ごすことができるようにするためには、令和3年7月からの解体が必要という話は、とても納得できるものです。心情的にはそれに賛同したいとも考えます。しかし、情緒的に議論を閉ざしてしまうものであり、市民会館の廃止、解体についての議論を感情の問題に矮小化することは看過できません。長年市民会館を利用してきた多くの市民への敬意を欠いたやり方であることを指摘したいと思います。  また、足利市民会館の代替地としての現在の足利高校の土地を足利市のものとするという件についても、まだ問題があります。現在、足利市が進めている公共施設適正化の観点においても多大な影響があること。また、同じタイミングで交換ができない点などについて議論が尽くされていないことは明白です。その問題について蓋をして足利市民会館の廃止について結論を出すことは、時期尚早であるという点から、議案第24号 足利市民会館条例の廃止についてを継続審査とすることについて賛成し、私の討論といたします。 ○議長(柳収一郎) 8番、杉田 光議員。   (8番 杉田 光議員登壇) ◆8番議員(杉田光) 議案第24号 足利市民会館条例の廃止について、私は継続審査に賛成の立場でその理由を申し上げます。  平成29年11月に県教育委員会は、栃木県立足利高等学校と足利女子高等学校を令和4年に統合し、統合新高校を現在の足利女子高校の敷地に整備するとの方針を発表いたしました。その後、現在の足利女子高校の敷地が県内の普通科高校でも最も狭いという状況から、隣接する足利市民会館の敷地の一部をその用地として提供するとの考えが市当局から示されました。  御案内のとおり、足利市民会館は昭和41年に供用を開始し、長きにわたり、本市をはじめ両毛地域の文化、芸術の伝統として親しまれてまいりました。しかし、築後53年が経過し、耐震性がないことに加え老朽化が著しく、建て替えが必要な時期を迎えている状況であります。これまで歴史ある足利高校、足利女子高校の統合や足利市民会館の建て替えについて、多くの市民の方から御意見があったことは承知しておりますが、国家百年の計は教育にありの言葉どおり、統合新高校が未来の足利市、さらには子供たちのためになると信じ、令和元年12月、市議会議員24名全員で足利市議会足高足女統合再編支援議員連盟を設置し、支援することといたしました。  一方で、統合新高校整備に当たり、本市は令和2年1月に足利高・足利女子高新校の新校舎整備用地に関する基本合意書を締結いたしました。この基本合意の概要は、市は別館を除く市民会館の土地約1.4ヘクタールを現状有姿のまま県に提供する、土地の提供は、県有地との等価交換を前提とする。土地の提供に関する契約は、令和2年度中を目途に締結する。市は、新校舎整備用地の一体的な利用が図れるよう、市民会館の土地と足利女子高校の土地の間の道路を廃止する。市民会館の土地と交換する用地は今後協議する。このような内容であります。  足利市民会館は、長く市民に親しまれ、思いの深い施設であります。さらには、議会における審議においても、通常とは異なり、過半数ではなく3分の2以上の賛同がなければ条例を廃止することができない大変重い案件であります。ところが、県との基本合意締結の報告は議会にあったものの、その後、何ら報告がなかったことから、土地交換の事務は順調に進んでいるものと我々は認識しておりました。しかし、令和3年2月5日の報告で、土地等価交換契約の締結は、突然、令和3年4月以降に締結したいと報告がなされました。そのときに初めて、足利高校の土地の全部または一部を交換の土地と考えていると知らされ、土地の価格等は一切示されませんでした。議会側が催促を促しましたら、10日後に土地価格から建物解体費を差し引いた比較で、足利高校の評価額が市民会館の評価額を約3,000万円上回り、等価交換であるから足利高校内に県の土地が一部残るとの説明がございました。さらに、足利市民会館の土地所有権は、令和3年7月に県に移転するが、足利高校の土地所有権は、令和6年9月以降に市へ移転するとのことであり、3年以上も経過しないと交換用地が受け取れない状況であります。また、その約3年以上もの間の補償に関する協議もなされていない状況です。足利女子高校北側の市道についても同様に協議が十分なされておりません。  このように、市民会館の交換用地についての協議が調わないまま市民会館条例の廃止についての提案がなされても、簡単には同意しかねる状況であり、我々議会は市民に説明することが大変困難であります。改めて申し上げますが、我々議員も足利市の将来のため、子供たちのため、すばらしい統合新高校が子供たちにとって不安なく誕生することを切に願っております。そう願うからこそ、今こそ和泉市長が常々おっしゃっている人脈とリーダーシップを発揮し、栃木県との交渉に当たり、将来に不安を抱かせない県との協議を調えるべきであります。  以上のことから、本件につきましては、継続審査とすることが最善であると考えます。議員の皆様には御賛同を賜りますようお願い申し上げ、私の賛成討論といたします。 ○議長(柳収一郎) 4番、鶴貝大祐議員。   (4番 鶴貝大祐議員登壇) ◆4番議員(鶴貝大祐) 議案第24号 足利市民会館条例の廃止について、私は、本議案を慎重に検討した結果、継続審査が適切であろうとの結論に至りました。継続審査に賛成の立場で、その理由を申し上げます。  このたびの足利市民会館条例の廃止については、新たな足利市民会館の建設工事及び足利市民会館用地の交換が密接に関係しております。議会側からも、市民の皆様に御理解いただくためには、これら併せての議論が重要であることを和泉市長に申し上げていたわけでありますが、このたび、栃木県との用地等の協議も調わないまま、足利市民会館条例の廃止が提案されたことは、議会側の意向を軽視したものと残念に受け止めております。  本議案である足利市民会館条例の廃止については、市有財産の変動が伴う以上、最低限用地交換の詳細等が明確でなければ、条例廃止の理由も正当性のないものとなってしまうと考えます。  ここで、足利市民会館廃止の経緯について振り返りますと、そもそも消防本部庁舎及び中央消防署、斎場、南部クリーンセンター、足利市民会館のいわゆる4大公共施設の整備については、市当局の考えとして、当面の間は足利市民会館の整備は先送りし、使用していく予定であると当議会に対して報告されていたと記憶しております。ところが、和泉市長は、県から足利高校、足利女子高校の高校再編計画が示されると方針を一転し、市民会館を統合新校の整備用地とすることを決定しました。  また、土地の提供に当たっては、県有地との等価交換を前提とするとの基本合意を栃木県と締結いたしました。足利市民会館用地の交換については、令和3年2月になってようやく具体的な土地の評価等が示されたものの、土地評価額の約3,000万円の差の調整や、双方の所有権の移転時期が3年以上も異なることの整理。さらには足利市民会館と足利女子高校の間の市道大橋市役所通りの取扱いなど、いまだに県との協議が調っていない状況が明らかになったわけであります。これに対し議会側からは、基本合意の確認と、細部にわたる詰めの協議を早急に進めるよう強い要望があったものと記憶をしております。  和泉市長は、県教育委員会の足利高校と足利女子高校を統合する方針に当たって、足利市民会館の敷地を統合新校の整備用地として提供することで、狭小な現足利女子高校の敷地と一体的に活用できることになり、魅力ある教育環境の創出が望め、統合新校が日本最古の足利学校があるまちにふさわしい県内屈指の普通科高校になってほしいとの強い思いを一般質問の答弁でも語っておられました。そして、この計画に向けて、県教育委員会にも積極的に協力し、しっかりと協議をするよう職員に指示しているとも御答弁をなさっております。私たち議員としても、市長の思いと同様に、足利高校、足利女子高校の統合再編を支援するため、全議員で足高足女統合再編支援議員連盟を設立し、バックアップをしてまいりました。今でもこの気持ちに変わりはありません。しかし、肝腎の市長が土地交換契約の時期だけを遅らせて、等価交換の条件など土地の交換交渉に何の進展もないままに足利市民会館を廃止してしまう条例を進めようとしている現状であります。そのようなこのたびの議案については、前後を失した提案であると考えざるを得ません。これでは到底市民の皆さんにも御理解は得られないと考えておりますし、ひいては市民の皆さんから愛される統合新高校になるとは思えません。  統合新高校は、当面は現足利高校仮校舎とし、令和6年9月に新校舎への移転を目指すと聞いております。市民会館条例の廃止は、令和3年5月中でも整備計画には影響はなく、令和4年度に足利高校の仮校舎に入学した1年生が、遅くとも3年生になる年の令和6年9月から新校舎で学ぶことができると聞いております。  和泉市長におかれましては、当初あった強い思いをいま一度思い起こしていただき、市長自ら先頭に立って県との交渉に臨んでいただきたいと思います。そして、市民の貴重な財産である足利市民会館を廃止することへの理解を得る努力に再度努めていただき、統合新高校の設立を市民の皆さんと一緒に心から期待できるよう強く要望いたします。  以上のことから、本件の取扱いについては、継続審査とすることが足利高校、足利女子高校の統合振興にとっても、市民の共有の財産を適正に管理する点からも最善であると考えますので、議員の皆様には御賛同賜りますようお願いを申し上げまして、私の賛成討論といたします。 ○議長(柳収一郎) 以上で通告による討論を終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。  これより表決に入ります。  議案第24号について起立により採決いたします。  議案第24号 足利市民会館条例の廃止について  委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに賛成の議員の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(柳収一郎) 起立多数であります。  よって議案第24号については、委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。  日程第4 広報広聴常任委員会調査報告についてを議題といたします。  広報広聴常任委員会委員長からお手元に配付のとおり調査報告書が提出されておりますので、朗読を省略して会議録に登載のことといたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~    広報広聴常任委員会調査報告書  本委員会は、所管事務の調査結果を会議規則第112条の規定により、下記のとおり報告します。   令和3(2021)年3月24日  足利市議会        柳   収一郎 様  議   長         足利市議会広報広聴常任委員会         委 員 長  小 林 貴 浩          記 1 調査事項   所管事務について 2 調査結果   本委員会は、閉会中の審査事件として所管事務について調査するため、令和3年3月10日に委員会、令和3年1月14日、3月10日、3月11日に各部会、令和2年12月23日、令和3年2月8日に勉強会を開き、調査研究を行った。  ( 1)記者懇談会の実施について   議会の活動状況を市民に周知するため、令和2年第7回市議会定例会終了後、記者懇談会を実施した。また、報道機関を通じた情報提供について協議し、記者懇談会実施要領を制定した。  ( 2)議会広報紙の発行について   第357号では、令和2年第6回市議会臨時会及び令和2年第7回市議会定例会の審議内容を中心に、一般質問、各委員会の審査、議案等の審議結果、議案に対する賛否の状況等を掲載し、読みやすい紙面づくりに努めた。また、市制100周年を記念して足利女子高等学校書道部の生徒に題字を揮毫いただいたほか、市民により親しまれる議会広報紙を作成するため、紙面のさらなる見直しに向けた勉強会を開催した。  ( 3)広報広聴活動におけるインターネットの活用につ  いて   新しい生活様式の普及を踏まえ、対面によらない方法で市民に対して議会活動や市政に関する情報を提供するため、コロナ禍における足利市議会の活動をテーマとした議会報告の動画を作成し、インターネットで配信した。また、本会議等を市民により一層視聴してもらうため、インターネット中継の効果的な周知方法について協議した。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(柳収一郎) これより委員長の報告を求めます。  広報広聴常任委員会委員長、小林貴浩議員。   (広報広聴常任委員会委員長    小林貴浩議員登壇) ◎広報広聴常任委員会委員長(小林貴浩) 令和2年第7回市議会定例会最終日から本日までの広報広聴常任委員会の調査結果について、御報告申し上げます。  本委員会は、閉会中の審査事件として所管事務について調査するため、令和3年3月10日に委員会、令和3年1月14日、3月10日、3月11日に各部会、令和2年12月23日、令和3年2月8日に勉強会を開き、調査研究を行いました。  以下、その結果について御報告いたします。  まず、記者懇談会の実施についてでありますが、議会の活動状況を市民に周知するため、令和2年第7回市議会定例会終了後、記者懇談会を実施いたしました。また、報道機関を通じた情報提供について協議し、記者懇談会実施要領を制定いたしました。  次に、議会広報紙の発行についてでありますが、第357号では、令和2年第6回市議会臨時会及び令和2年第7回市議会定例会の審議内容を中心に、一般質問、各委員会の審査、議案等の審議結果、議案に対する賛否の状況等を掲載し、読みやすい紙面づくりに努めました。また、市制100周年を記念して足利女子高等学校書道部の生徒に題字を揮毫いただいたほか、市民により親しまれる議会広報紙を作成するため、紙面のさらなる見直しに向けた勉強会を開催いたしました。  次に、広報広聴活動におけるインターネットの活用についてでありますが、新しい生活様式の普及を踏まえ、対面によらない方法で市民に対して議会活動や市政に関する情報を提供するため、コロナ禍における足利市議会の活動をテーマとした議会報告の動画を作成し、インターネットで配信いたしました。また、本会議等を市民により一層視聴してもらうため、インターネット中継の効果的な周知方法について協議いたしました。  以上、広報広聴常任委員会調査報告といたします。 ○議長(柳収一郎) これより調査報告に対する質疑を行います。  ただいまのところ通告はありませんので、質疑なしと認めます。  以上で広報広聴常任委員会調査報告についてを終結いたします。  日程第5 報告第3号から第6号までについてを議題といたします。  提出者の説明を求めます。  和泉 聡市長。   (和泉 聡市長登壇) ◎市長(和泉聡) ただいま上程されました報告第3号から第6号までについて順次御説明します。  まず、報告第3号 令和3年度足利市土地開発公社経営状況を説明する書類についてです。事業内容は、公有地の拡大の推進に関する法律に基づき、公有地取得事業として公共事業用地等を先行取得しようとするものです。その総面積は693平方メートルを予定し、予算の内容は、これらの公共用地の取得に係る事業費で、その事業総額を250万円とするものです。  次に、報告第4号 令和3年度公益財団法人足利市みどりと文化・スポーツ財団経営状況を説明する書類についてです。事業内容は、都市緑化の推進及び緑化運動に関する事業並びに芸術・文化活動やスポーツ活動への参加を促進する文化振興事業及びスポーツ振興事業などを幅広く行い、さらに足利市民体育館、足利市民プラザや渡良瀬ウオーターパーク、松田川ダムふれあい広場等の各施設並びに足利市民武道館の管理運営などを行うもので、その予算総額を10億3,667万9,000円とするものです。  次に、報告第5号 令和3年度公益財団法人足利市民文化財団経営状況を説明する書類についてです。事業内容は、郷土足利の美しい自然と優れた文化遺産を守り、豊かな芸術・文化を育てるための普及啓発事業をはじめ、美術品等の収集、芸術・文化活動に対する助成事業等を行うもので、その予算総額を856万2,000円とするものです。  次に、報告第6号 令和3年度公益財団法人栃木南地域地場産業振興センター経営状況を説明する書類についてです。栃木県南地域の地場産業の活性化を図るため、管内の中小企業に対して新技術導入、問題解決等を支援する事業、経営等刷新支援事業、製品展示及び普及に関する事業などを実施するとともに本センターの管理運営事業を行うもので、その予算総額を7,955万5,000円とするものです。  以上、各報告は地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき、法人等の経営状況を説明する書類としてそれぞれ議会に提出するものです。よろしくお願いします。 ○議長(柳収一郎) これより質疑に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、質疑なしと認めます。  よって、ただいま議題となっております報告第3号から第6号までについては、質疑を終わりましたので、受理となりました。  日程第6 議案第36号についてを議題といたします。  提出者の説明を求めます。  和泉 聡市長。   (和泉 聡市長登壇) ◎市長(和泉聡) ただいま上程されました議案第36号 教育委員会教育長の任命について御説明します。  本案は、本市教育委員会教育長に、足利市田島町1983番地、須藤秀幸氏を任命しようとするものです。  須藤秀幸氏は、昭和63年に愛宕台中学校教諭として奉職され、令和2年4月からは、けやき小学校校長として現在に至るまで、第一線で児童生徒の教育に携わってきました。また、その間、教育委員会事務局、学校教育課長の職に就くなど、教育行政全般にわたる幅広い識見を有しています。  つきましては、須藤秀幸氏を本市教育委員会教育長に任命することについて御同意を賜りますようお願い申し上げ、提案の説明を終わります。 ○議長(柳収一郎) これより質疑に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております本案は、委員会への付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柳収一郎) 御異議なしと認めます。  よって本案は、委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、討論なしと認めます。  これより表決に入ります。  議案第36号について採決いたします。  議案第36号 教育委員会教育長の任命について   本案は、これに同意することに決し、御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柳収一郎) 御異議なしと認めます。  よって本案は、これに同意することに決定いたしました。  日程第7 議案第37号についてを議題といたします。  提出者の説明を求めます。  15番、斎藤昌之議員。   (15番 斎藤昌之議員登壇) ◆15番議員(斎藤昌之) ただいま議題となりました議案第37号 足利市議会委員会条例の改正について、提出者を代表いたしまして提案理由を御説明申し上げます。  現在、国は、テレワークの推進とデジタル時代に向けた制度の見直しの一環として、押印原則の見直しに取り組んでいます。本市議会でも国の趣旨を踏まえ、これまでに議会運営に関する文書等への押印をいち早く廃止し、その他の押印を要する文書についても積極的に見直しを進めているところであります。  本案は、常任委員会や議会運営委員会などの各委員会の会議記録について、事務手続の簡素化及び効率化を図るべく委員長の押印を廃止し、今後は署名のみとするため、条例を改正しようとするものであります。  以上、提案理由の説明を申し上げましたが、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(柳収一郎) これより質疑に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております本案は、委員会への付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柳収一郎) 御異議なしと認めます。  よって本案は、委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、討論なしと認めます。  これより表決に入ります。  議案第37号について採決いたします。  議案第37号 足利市議会委員会条例の改正につい         て                 本案は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柳収一郎) 御異議なしと認めます。  よって本案は、原案のとおり可決されました。  日程第8 議案第38号についてを議題といたします。  提出者の説明を求めます。  24番、平塚 茂議員。   (24番 平塚 茂議員登壇) ◆24番議員(平塚茂) ただいま議題となりました議案第38号 足利市議会会議規則の改正について、提出者を代表いたしまして提案理由を御説明申し上げます。  現在、我が国の社会経済における急速な構造変化を背景として、市議会には多様化する民意を市政へ反映することが強く求められております。特に女性や若者など多様な人材に市議会への参画を促し、議会を活性化することは喫緊の課題であります。  このようなことから、本案は、住民が議員として活動するに当たっての制約要因の解消に向け、本会議や委員会への欠席事由として、育児、看護、介護等を明文化するとともに、出産について、産前産後期間にも配慮した規定を整備するものであります。  また、行政手続等において、原則として押印を廃止する政府の政策動向を踏まえ、市議会への請願に係る署名、押印の見直しを併せて行うものであります。  原案のとおり議決を賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(柳収一郎) これより質疑に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております本案は、委員会への付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柳収一郎) 御異議なしと認めます。  よって本案は、委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、討論なしと認めます。  これより表決に入ります。  議案第38号について採決いたします。  議案第38号 足利市議会会議規則の改正について  本案は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柳収一郎) 御異議なしと認めます。  よって本案は、原案のとおり可決されました。  日程第9 決定案第1号についてを議題といたします。  本案については、お手元に配付のとおり意見答申案が提出されておりますので、朗読を省略して会議録に登載のことといたします。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                   決定案第1号   人権擁護委員候補者の推薦に関する意見答申   について  令和3年2月26日付足総人権第82号をもって足利市長から諮問のあった上記のことについて、本市議会の意見を次のとおり決定し、答申するものとする。  令和3年3月24日 提出  提出者 足利市議会議員     栗 原   収   同     同        斎 藤 昌 之   同     同        大 谷 弥 生   同     同        平 塚   茂   同     同        金 子 裕 美            記 このことについては、異議がない。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(柳収一郎) 本案は、足利市五十部町727番地、阿部美惠子氏を人権擁護委員候補者として推薦することにつき、市長から意見を求められたものであります。  お諮りいたします。  本案は、説明、質疑、委員会への付託並びに討論を省略し、直ちに表決に付したいと思います。  これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柳収一郎) 御異議なしと認めます。  よって本案は、説明、質疑、委員会への付託並びに討論を省略し、直ちに表決に付すことに決定いたしました。  これより表決に入ります。  決定案第1号について採決いたします。  決定案第1号 人権擁護委員候補者の推薦に関する         意見答申について          本案は、案のとおり答申することに決し、御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柳収一郎) 御異議なしと認めます。  よって本案は、案のとおり答申することに決定いたしました。  この際、若井教育長から発言を求められておりますので、これを許します。  若井祐平教育長。   (若井祐平教育長登壇) ◎教育長(若井祐平) 2期6年間、多くの方々に支えられましたことを深く感謝を申し上げます。退任を迎えるに当たり一言申し述べさせていただきます。  今、教育界においては様々な教育論や方法論がたくさんあふれ、情報が目まぐるしく飛び交っています。いずれもその意義は認めるものの、ややもすると教師自身が、その複雑多岐にわたる情報の中に埋没し、教育実践の方向性を見失う危険性があるように思います。大切なことは、今、目の前にいる子供をしっかりと見詰めることにあると考えます。子供たち一人一人は、自分はこうありたい、こうなりたいという願いや希望、志を持って、常によりよい自分を求めて日々様々なことに直面し、体験しながら成長しています。だから、教育に携わる者の基本姿勢として、緊張感を持って目の前の子供を直視することから教育実践を始めなければならないと考えます。  教育長として2期6年間、何ら実績を残すことなく年齢ばかり重ねてまいりました。非力な私でしたが、4月からは後任の新教育長を中心にして、教育委員会総力を挙げてよりよい足利市の教育を導いてくださるものと確信しております。  後任の教育長は、人権、人格、識見ともに優れ、学校長として敏腕を振るわれ、多大な御功績を残された方であります。本市教育行政にも長年にわたって携わられ、学校教育課長として実績を残された方でもあります。安心してバトンタッチできますこと、大変うれしく思っているところです。  議長、副議長をはじめ市議会議員の皆様、市長、副市長、市幹部の皆様をはじめ多くの職員の皆様、一方ならぬお世話になりました。  江戸時代のある儒学者は、春風を以て人に接し、秋霜を以て自ら慎むとうたっています。足利市は教育目標のあるまちです。生涯学習のまちです。今後この言葉を胸に秘め、謙虚に学び続けていきたいと思います。  今後とも市勢のますますの発展を願うとともに、皆様方におかれましては、ますます御健勝にて御活躍くださいますようお祈り申し上げ、お礼の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(柳収一郎) 以上で、本日の日程は全部終了し、今期定例会に提出された全案件を議了いたしました。  これをもって、令和3年第3回市議会定例会を閉会いたします。   閉会 午後3時54分...