藤枝市議会 2012-10-03
平成24年 9月定例会−10月03日-05号
〇 説明のため出席した者
市長 北 村 正 平
副市長 桜 井 幹 夫
副市長 山 梨 秀 樹
教育長 山 本 満 博
病院事業管理者 毛 利 博
危機管理監 鈴 木 宏 美
総務部長兼
市長公室長 栗 田 隆 生
企画財政部長 河 野 一 行
市民文化部長 釜 田 博 司
健康福祉部長 大 石 茂 樹
産業振興部長 村 松 一 博
都市建設部長 池 谷 朗
環境水道部長 青 島 一 隆
岡部支所長 尾 針 均
会計管理者 勝 山 茂
病院事務部長 松 浦 光 男
教育部長 塚 本 定 生
監査委員 鈴 木 正 和
監査委員事務局長 相 馬 学
消防長 鳥 居 良 貴
〇 出席した
事務局職員
議会事務局長 森 田 博 己
議会事務局次長 中 村 正 秀
主幹兼
議事担当係長 小 川 聡
議会改革担当係長 渡 邉 剛
議事担当主任主査 金 田 優 子
議事担当主査 相 馬 孝 正
午前9時02分 開議
○議長(
渡辺恭男議員) ただいまから本日の会議を開きます。
○議長(
渡辺恭男議員) ここで
事務局長から諸般の報告をいたします。
事務局長。
◎
議会事務局長(森田博己) 御報告いたします。
初めに、去る9月13日、各
常任委員会及び
決算特別委員会へ付託いたしました認第1号から認第11号まで、第76号議案から第79号議案まで及び第81号議案から第83号議案まで、以上18件の審査が終了した旨、各委員長から報告があり、これを受理いたしました。
次に、本定例会へ市長から、諮問第3号及び諮問第4号、以上2件の
追加議案の送付があり、これを受理いたしました。
次に、
石井通春議員外20名から、発議案第23号の提出があり、これを受理いたしました。
次に、
議会運営委員長、
予算特別委員長及び
決算特別委員長から、閉会中継続調査申出書の提出があり、これを受理いたしました。
以上です。
○議長(
渡辺恭男議員) 日程第1、認第1号から認第11号まで、第76号議案から第79号議案まで及び第81号議案から第83号議案まで、以上18件を一括議題といたします。
ただいま上程いたしました18議案について、各委員長の報告を求めます。
最初に、
総務消防委員長の報告を求めます。
総務消防委員長。
(登 壇)
◎
総務消防委員長(
臼井郁夫議員)
総務消防委員会に付託されました議案3件の審査の経過と結果について、主な質疑を中心に報告いたします。
最初に、第76号議案 平成24年度藤枝市
一般会計補正予算(第2号)のうち、本委員会に分割付託されました費目について申し上げます。
初めに、「
特例公債法案が不成立となり、今後の見通しが全く立たない中で、考えられる影響について伺う。」という質疑があり、これに対して、「9月の市町村分の
普通交付税については予定どおり交付された。今後の本市への影響としては、既に決定済みの補助金についても、今後見直しをすることが示されており、まだ内示のされていないものについては、見送りがされる可能性もあると考えている。」という答弁がありました。
次に、「歳入、21款1項7目
臨時財政対策債について、今後、
交付税措置が100%されなかった場合の考えを伺う。」という質疑があり、これに対して、「
普通交付税の算定上は、
臨時財政対策債の償還額は算入されている。
臨時財政対策債は、今の制度では続くものと考えられるが、市債には変わらないため、市民にわかりやすく公表していきたいと考えている。」という答弁がありました。
次に、「歳出、2款1項7目
交通安全対策費の
交通安全推進費について、
交通安全日本一にどう寄与すると考えているか伺う。」という質疑があり、これに対して、「夕方や夜間、明け方の
高齢歩行者の事故を防止するため、自
発光式反射材の
普及促進を図ることで、交通安全に対する強い意識づけにつながるよう、積極的にPRしていきたい。」という答弁がありました。
次に、「2款1項11目企画費の
広域連携事業費について、今後の構想を伺う。」という質疑があり、これに対して、「本市では、今年度、
交流人口の拡大と定住人口の拡大の2つを掲げ、本格的にシティ・プロモーションの
取り組みを始めたが、その中でも
交流人口の拡大では、1市単独で行うよりもできるだけ広域で行ったほうが効果的であるという考えのもとで、今回、焼津市との
トップ会談において合意されたものである。
市町村振興協会からの補助金を活用しており、今後も継続した
取り組みとしていきたい。」という答弁がありました。
以上のような審査を経て、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、第78号議案 藤枝市
暴力団排除条例について申し上げます。
初めに、「本条例で、本市独自の部分はどこか伺う。」という質疑があり、これに対して、「基本的には県のモデル案に準じて作成したが、
公共施設を利用した事業における措置について、より理解しやすくするために、第7条で特出ししたことが独自の部分である。」という答弁がありました。
次に、「警察との連携や市民への支援について伺う。」という質疑があり、これに対して、「条例の目的や趣旨を市民や
事業者等に広く周知することが重要であり、条例制定後には、警察署と合意書を締結するとともに、
暴力団追放運動推進センターとも連携し、説明会や研修会を繰り返し実施するなど、警察署や関係団体と緊密に連携し、情報提供を行うなど、広く市民や事業者を支援していく。」という答弁がありました。
次に、「第6条に、市の事務及び事業における措置とあり、
公共工事から暴力団を排除するということになるが、どのように対応していくのか伺う。」という質疑があり、これに対して、「契約行為を行うには、本市に申請し審査を受ける必要があり、
土木工事等については、それぞれの経営診断から全ての工事の実績までを含めて行っている。
審査基準等が決められているので、審査の中で、警察からの情報も得ながら対応していく。」という答弁がありました。
以上のような審査を経て、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
最後に、第79号議案
藤枝市民会館条例の一部を改正する条例について申し上げます。
初めに、「料金設定における考え方を伺う。」という質疑があり、これに対して、「基本的な考えが3つあり、1つ目は原価計算に基づく基準額の設定、2つ目は、
受益者負担の原則、3つ目は市民が利用しやすい使用料の設定である。3つ目の市民が利用しやすい使用料の設定という中で、基準額に対する加算割合、減免等を決定していく。また、
受益者負担の原則もあり、基準額に対して施設を利用する人、しない人との負担の公平性により、
受益者負担の割合も加味している。さらに、近隣の類似施設の
平米単価等を考慮し、基本的な考え方を決定した。」という答弁がありました。
次に、「営利を全く目的としていない市民の文化活動に対する支援策について伺う。」という質疑があり、これに対して、「
事業費補助金や交付金などの金銭的な支援や、会場使用に対する優遇措置や使用料の減免などが考えられるが、条例や規則等の中で柔軟な対応をしていきたい。」という答弁がありました。
このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、報告いたします。
○議長(
渡辺恭男議員) 次に、
健康福祉委員長の報告を求めます。
健康福祉委員長。
(登 壇)
◎
健康福祉委員長(
岡村好男議員) それでは、
健康福祉委員会に付託されました議案3件の審査の経過と結果について、主な質疑を中心に御報告いたします。
最初に、第76号議案 平成24年度藤枝市
一般会計補正予算(第2号)のうち、本委員会に分割付託されました費目について申し上げます。
初めに、「歳出、3款1項3目
知的障害者福祉費の
知的障害者入所施設整備事業費補助金は、
社会福祉法人天竜厚生会が
入所施設を移転改築することに対する補助金ということであるが、今後、この補助金が増額になることはあるか伺う。」という質疑があり、これに対して、「今回の補助金は、施設の整備に関する補助金であり、1,000万円を上限としているため、増額になることはない。しかし、この施設が本市にとって将来的に
地域福祉を底上げしていくために欠かせない施設であり、また、今後、
相談支援事業などについて連携を図っていくことから、
運営費補助という形の中で、利子補給ができるかを、現在、検討しているところである。」という答弁がありました。
次に、「この
入所施設の
入所対象者について伺う。あわせて、
入所対象者への対応はどのように行われているか伺う。」という質疑があり、これに対して、「
入所対象者は入所を希望している在宅の人が中心となり、既に市外の施設に入所している人は対象外である。また、志太・榛原圏域全体が対象になるため、藤枝市のほかに、焼津市及び島田市等の待機者も対象に含まれる。現在、
待機者名簿に登録されている16名、駿遠学園の過齢児の施設に入所している3名及び入所を考えている4名を含めた、合計23名に対して個別に面談を行っており、その中で
入所希望の確認を行っているところである。」という答弁がありました。
次に、「3款3項1目
児童福祉総務費の
保育コンシェルジュ事業費について、どのような効果を期待しているのか伺う。」という質疑があり、これに対して、「
保育コンシェルジュという
保育案内人を窓口に置くことにより、
保育サービスの内容や幼稚園の情報などの多様な情報を個々のニーズに合わせて提供することができるようになり、入所の適切な案内、ひいては
子育て支援につながるものと考える。」という答弁がありました。
次に、「
保育コンシェルジュ事業による
新規雇用者は、採用については条件があるか伺う。」という質疑があり、これに対して、「
保育士資格を有することを条件としており、元
市立保育園保育士を採用する予定である。」という答弁がありました。
次に、「3款3項5目
こども家庭相談費の
養育支援家庭訪問事業費及び
発達支援事業費について、それぞれ専用車を購入するとのことであるが、その必要性について伺う。」という質疑があり、これに対して、「
養育支援家庭訪問事業では、
虐待リスクの高い家庭への訪問を行っており、現在約50件の家庭をそれぞれ1週間に1回、2台の車両を使い、ほぼ毎日の訪問を行っている。今回、2台所有している車両のうち1台が老朽化しているため更新するものであり、
支援体制の強化のために必要であると考える。また、
発達支援事業については、発達に課題を持つ子供の検査、相談を行っているが、1ケースにつき、検査からフィードバックまで丸1日を要している。また、親の
発達障害についての理解が高くなってきていることから、検査件数が非常に伸びてきており、ほぼ毎日巡回を行っている。現在は
集中管理の公用車を利用しているが、より一層の効率化及び
支援体制の強化を図るため、新規に専用車を購入するものであり、必要であると考える。」という答弁がありました。
次に、「4款1項4目予防費について、不
活化ポリオワクチンの予防接種に伴う委託料の内訳を伺う。」という質疑があり、これに対し、「
ワクチン代5,450円のほかに、初診料2,700円、
乳幼児加算額、注射料金を合わせ、3カ月から3歳未満は1万1,057円、3歳以上は9,692円の単価で委託料を計上している。」という答弁がありました。
次に、「今後、不
活化ポリオワクチンの単価が下がる見込みがあるか伺う。」という質疑があり、これに対して、「
ワクチンが非常に高額であることから、
厚生労働省が単価を下げるように要請をしているが、実際に単価がどのぐらい下がるという情報は、現段階ではまだ入っていない。しかし、今後単価を変更する可能性があるということは伺っている。」という答弁がありました。
以上のような審査を経て、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に、第77号議案 平成24年度藤枝市
介護保険特別会計補正予算(第1号)及び第81号議案 静岡県
後期高齢者医療広域連合規約の変更について申し上げます。
質疑もなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
以上、御報告いたします。
○議長(
渡辺恭男議員) 次に、
文教建設経済委員長の報告を求めます。
文教建設経済委員長。
(登 壇)
◎
文教建設経済委員長(
水野明議員) 本委員会に付託されました議案3件の審査の経過と結果について、主な質疑を中心に御報告いたします。
最初に、第76号議案 平成24年度藤枝市
一般会計補正予算(第2号)のうち、本委員会に分割付託された費目について申し上げます。
初めに、「歳入、14款2項7目
農林水産業費国庫補助金の
農業体質強化基盤整備促進事業費補助金について、補助率が10分の5.5と2分の1があるが、補助率の違いの根拠は何か伺う。」との質疑があり、これに対し、「
農業体質強化基盤整備促進事業費補助金の補助率は、通常2分の1だが、特定農山村地域、藤枝では
瀬戸谷地区、岡部地区については10分の5.5になる。これは、
地理的条件が悪く、農業の生産条件が不利と認められた地域について該当する補助率である。」との答弁がありました。
次に、「歳出、6款1項6目
土地改良事業費の県単
土地改良事業費について、全ての県単事業が
国庫補助事業に組み替えられていない理由は何か伺う。」との質疑があり、「昨年度、国の第4次
補正予算によって閣議決定された
農業体質強化基盤整備促進事業には補助枠が決まっており、その中から採択できる限度内で組み替えている。」との答弁がありました。
次に、「6款2項1目
林業総務費の
竹林対策事業費について、当初予算の
事業面積は、1.5ヘクタールに対して、7.5ヘクタールと大幅にふえているが、理由は何か伺う。」との質疑があり、「
放置竹林対策事業は、地主の承諾が必要になる。5年間の管理を含めた地主の同意を得るには非常に時間を要することもあり、当初予算の時点では1.5ヘクタール分の同意にとどまっていたが、今回6ヘクタール分の同意を得ることができたため、補正により予算化し、事業を進めていく。」との答弁がありました。
次に、「8款4項2目
建築指導費の住宅・
建築物耐震改修事業費について、
耐震診断の件数を拡大するとのことだが、
耐震診断後の
補強工事の助成金額を引き上げる計画はないか伺う。」との質疑があり、これに対し、「
耐震診断後は、補強よりも建てかえをする方のほうが多い傾向があるので、建てかえに対する助成を検討していく。また、
耐震補強をしたいが資金がないという方のために、
耐震シェルターの購入に対する補助を始めるなど、さまざまな形で
補助制度を充実させたいと考えている。」との答弁がありました。
最後に、「10款1項3目
教育指導費の中学生に向けた
発達障害支援事業費について、
教育日本一を目指す上で大事な事業だと思うが、60万円の使途を伺う。」との質疑があり、「
発達障害を抱えた中学生に対する指導法は確立されていないため、試行的な意味もある。60万円は、指導員の報酬と、各学校に配置されている支援員、相談員の方々に子供たちへの指導法を学んでいただく機会を設ける費用として計上しているが、研修の講師として、市職員の
臨床心理士や
特別支援学校で専門の指導をしている方に講師をお願いするなどの金額である。」との答弁がありました。
以上のような審査を経て、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、第82号議案
市道路線の廃止について及び第83号議案
市道路線の認定について申し上げますが、質疑もなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、御報告いたします。
○議長(
渡辺恭男議員) 次に、
決算特別委員長の報告を求めます。
決算特別委員長。
(登 壇)
◎
決算特別委員長(池谷潔議員)
決算特別委員会より御報告を申し上げます。報告量がかなり多いため、お時間を少々いただくことをあらかじめお許しを願いたいと思います。
審査日程につきまして、1日目は
総務消防委員会所管分、2日目は
健康福祉委員会所管分、3日目は文教建設経済委員会所管分とし、それぞれ審査をしたところであります。また、4日目は全体を通しての再質疑を行った後、討論、採決を行いました。
それでは、本委員会に付託されました議案11件の審査の経過と結果について、主な質疑を中心に御報告いたします。
最初に、認第1号 平成23年度藤枝市
一般会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。
初めに、歳入関係で、「1款市税の収入状況について、23年度の評価をどのようにしているか伺う。」という質疑があり、これに対して、「債権回収対策室が2年を経過し、納税課、債権回収対策室以外の職員の間でも、差し押さえ等の滞納整理の手法を用いることができるようになったことや、収入への意識改革が進んできたという点を評価している。また、土地の公売やインターネット公売を進めていくなど、滞納整理手法の範囲も広がり、効果が出ている。」という答弁がありました。
次に、「12款1項1目民生費負担金中、児童福祉費負担金について、保育料の収入未済をどのように考えるかを伺う。」という質疑があり、これに対して、「現年収納率は前年比0.45ポイント増の99.65%であり、4月から6月にかけての電話催告や子ども手当等の支給の際に、窓口で行う納付相談といった早期の未納対策が功を奏してきた結果と考えている。」という答弁がありました。
次に、「16款1項1目財産貸付収入中、市有土地貸付料(健全化分)について、内容及び貸付料の見直しは行うか伺う。」の質疑があり、これに対して、「土地開発公社から買い戻した土地であり、BiVi藤枝の事業用地とSBSマイホームセンターの住宅展示場の2件の貸付料である。長期の貸し付けであるため、貸付料の見直しは3年ごとに行っている。」という答弁がありました。
次に、「18款1項7目地域農業振興事業基金繰入金について、基金を取り崩している理由は何か伺う。」という質疑があり、これに対して、「地域農業振興事業基金については、従来は利子を事業化して活用してきたが、昨今の厳しい農業情勢を鑑み、農業の根幹にかかわる部分でてこ入れが必要との判断から、21年度から検討に入り、22、23、24年度の3カ年において取り崩しをして、各種事業を展開している。」という答弁がありました。
次に、歳出関係で、「23年度は、団体補助金の見直しが行われたが、その効果について伺う。」という質疑があり、これに対して、「見直しをした補助金交付要綱や補助金交付による収支予算書、決算書等の中で、補助金を投入する目的や経費がより明確となり、市民にわかりやすくなったことが挙げられる。また、行政側では、補助対象の経費が明確化されたことで、補助金支出の適否を判断しやすくなり、団体側においても、公費が投入される経費が明確になったことで、実施事業の有効性に対する意識が高まったこと、また、事業内容の精査や新たな事業への転換など、事業の見直しにつながっている。」という答弁がありました。
次に、「2款1項1目一般管理費中、行政マネジメント改革推進事業費について、若手プロジェクトチームの成果を伺う。」という質疑があり、これに対して、「若手からの提言を市政に生かすことや、若手に政策提言の機会を与え、職員としての成長を促すことを目的に、23年度は各部で10のプロジェクトチームが立ち上がり、それぞれが活動を行った。各種の政策提言がされており、成果はあった。」という答弁がありました。
次に、「2款1項1目財産管理費中、緊急雇用創出事業臨時特例対策事業費について、事業内容とその効果について伺う。」という質疑があり、これに対して、「建物アセットマネジメント事業は、委託業者が19名の雇用をし、市の建物について全体で415施設、1,213棟全てのデータ化を行った。土地等アセットマネジメント事業は、市で2名を雇用し、現地調査の写真やデータをデータベースに取り入れる作業を公有財産適正管理事業と連動して行い、懸案であったデータベースの補完作業が進んだ。また、実際に現場を確認することで、危険箇所や破損箇所などの発見ができ、危険防止にも効果があった。」という答弁がありました。
次に、「2款1項7目
交通安全対策費中、中学生・高校生の自転車マナーアップ事業費について、当初予算額と決算額に大きな差があるが、理由は何か伺う。」という質疑があり、これに対して、「当初は自転車通学を行っている10校を対象にしていたが、そのうちの1校についてはほとんど自転車通学がなかったため、対象を9校として入札を行い、当初見込みより下回ったためである。」という答弁がありました。
次に、「2款1項8目防災対策費中、危機管理対策費の危機情報伝達事業費について、事業内容と効果について伺う。」という質疑があり、これに対して、「孤立予想地区の通信手段確保のため、市内12カ所に衛星携帯電話を配備した。また、災害情報や同報無線の情報等を配信するキックオフメールは4,500件の登録がされており、テレホンサービスと同様に、同報無線の聞こえない地域の補完も可能となっている。職員初動配備システムは、参集前に安否確認ができるという点が一番の効果であり、迅速な災害対応にも結びつくと考えている。」という答弁がありました。
次に、「2款1項9目広報広聴費中、地域情報発信事業費について、内容と効果を伺う。」という質疑があり、これに対して、「来訪人口の増加や定住人口の増加を目的としたPR活動の有効な手段の1つとして、県内全域への放送が可能で聴取率の高いK─MIXに、本市の情報番組の制作から放送までを委託した。職員も番組に出演するため、職員みずから宣伝の工夫をしたり、職員のモチベーションの向上にもつながっている。」という答弁がありました。
次に、「2款1項10目情報政策推進費中、基幹業務システム再構築事業費について、導入した効果を伺う。」という質疑があり、これに対して、「今回導入したオープンシステムは、操作が非常に楽になっている。端末機でいろいろなデータの加工ができ、今まで業務委託していたものが独自でできるということで効果を上げている。」という答弁がありました。
次に、「2款1項11目企画費中、
広域連携事業費について、浜岡原発に対しての情勢連絡会が設置されたが、その内容について伺う。」という質疑があり、これに対して、「情勢連絡会は23年10月31日に発足し、メンバーは、浜岡原発の10キロから30キロ圏内の5市2町の防災担当者と広域、企画の担当であり、基本的には、浜岡原発の防災対策等の説明を受け、質問や意見交換を行う会である。また、万が一事故が起こった場合には、速やかに市町へ通報するようなルールづくりも行った。」という答弁がありました。
次に、「3款1項8目障害者自立支援費中、児童デイサービス費給付費について、当初予算では延べ人数180人を見込んでいたところ、約2.5倍の455人となった理由を伺う。」という質疑があり、これに対して、「この事業は、22年12月から始まったものであり、当初予算を計上する際の基準になる前年度実績がなかったこともあるが、利用を過少に見込んだためである。」という答弁がありました。
次に、「4款1項2目母子保健推進事業費中、特定不妊治療助成費について、助成状況を伺う。」という質疑があり、これに対して、「21年度から始めた事業であるが、周知も徹底され、問い合わせ件数、助成件数ともに増加している。その結果、23年度の助成実人数83人のうち25人が妊娠成立している。晩婚化や妊娠を望む年齢が高くなっていることから、治療を必要とする人の増加が考えられ、今後も拡大していく事業だと考えている。」という答弁がありました。
次に、「4款1項4目予防費中、高齢者に対する肺炎球菌
ワクチン接種助成費について、医療費の削減効果はあったか伺う。」という質疑があり、これに対して、「高齢者の死因順位の上位に肺炎があるが、接種助成によりその順位が下がってくるのではないかという期待はしていた。接種率が余り上がってきていないため、どれだけ医療費削減に効果があるか検討していきたい。」という答弁がありました。
次に、「4款1項6目保健推進事業費中、歯周疾患検診について、成人歯科検診の受診者のうち90%近くが精密検査が必要な人であるが、その人たちへの追跡調査は行ったか伺う。」という質疑があり、これに対して、「集団検診を受診した際に、精密検査が必要な人には紹介状を渡している。その紹介状を持ってかかりつけ医にかかると、結果が担当課に返ってくるようになっている。また、個別の医療機関で受診した場合には、その場で精密検査を行い、その結果も返ってくるようになっており、追跡調査はできている。」という答弁がありました。
次に、「4款2項2目環境政策推進費中、家庭系生ごみ回収資源化事業費について、どのように総括しているか伺う。」という質疑があり、これに対して、「家庭系ごみの分別回収は、駿河台地区、藤岡地区、白藤団地で約1,200世帯を対象に実施した。ごみ置き場を巡回したところ、おおむね適正に分別されており、95%以上の方が協力してくれていると理解している。効果としては、猫、カラスなどの被害が少なくなり、ごみ置き場が清潔に保たれるようになった。また、課題としては、夏場の臭気問題がある。」という答弁がありました。
次に、「同じく環境政策推進費中、小型合併処理浄化槽設置補助事業費について、23年度末時点の単独浄化槽の基数と合併処理浄化槽への転換を促進するための
取り組みを伺う。」という質疑があり、これに対して、「23年度末時点で、単独浄化槽の基数は1万6,737基である。本市では、22年度から合併浄化槽への転換に対する補助金を60万円に増額し、自己負担の軽減を図ることで転換を促している。個人資産にかかわることなので時間はかかるが、業界を通じてPRするなど、さまざまな形で転換促進に取り組んでいく。」という答弁がありました。
次に、「7款1項2目商工振興費中、エコノミック・ガーデニング推進事業費について、主な
取り組みを伺う。」という質疑があり、これに対し、「23年度は準備会の立ち上げを行った。そこにかかわる対象者の中で、経営者の方々、商工会議所、商工会の会員、中小企業家同友会等の方々に集まっていただき、第一人者である拓殖大学山本教授の講義や意見交換により認識を広げていくという
取り組みを実施した。」という答弁がありました。
次に、「8款5項1目都市計画総務費中、中心市街地活性化推進事業費について、駅前一丁目6街区市街地再開発事業の進捗について伺う。」という質疑があり、これに対して、「駅前一丁目6街区市街地再開発事業については、都市計画決定のための事業計画について予算を計上していたが、権利者全員の合意が得られず、都市計画決定を見送った。現時点で12名の権利者のうち10名の合意が得られたが、未合意の権利者については引き続き合意に向けた働きかけを行い、合意が見込めれば、改めて事業に向けた支援をしていく。」という答弁がありました。
次に、「9款消防費中、予防査察について、市内の雑居ビルの状況と実施基準について伺う。」という質疑があり、これに対して、「雑居ビルはわずかにふえている傾向である。立入検査の対象となる事業所は、延べ面積が150平方メートル以上のものであり、対象事業所数は3,664件である。立入検査は、計画を作成し定期的に実施しているが、特に雑居ビル等、不特定多数の人が入る施設や重要な施設についてはなるべくローテーションを短くして実施している。」という答弁がありました。
次に、「10款1項3目
教育指導費中、小中学校接続英語教育プラン事業費について、この事業費で採用しているALTで、当初の目標どおりの授業時間を確保できたか伺う。」という質疑があり、これに対して、「小中学校接続英語教育プラン事業費の中で採用しているALTは延べ8名で、JETプランで4名、県補助金の緊急雇用創出事業の財源により4名を採用することで、当初の目標どおりの時間数を各学校に割り当てることができた。」という答弁がありました。
次に、「同じく
教育指導費中、子供と本をつなぐ学校図書館司書配置事業費について、図書館司書の配置状況を伺う。」という質疑があり、これに対して、「学校図書館司書については、14名のうち1名が1校に専任し、13名は2校兼務という形で全校に配置している。近隣では、藤枝市が先駆けて取り組んでいると自負している。」という答弁がありました。
次に、「10款4項8目文学館費について、指定管理者から直営にした成果について伺う。」という質疑があり、これに対して、「文学館と同時に博物館も直営となり、統一した運営方針、目的に基づき事業を行った。郷土博物館、文学館等を藤枝市の歴史、文化の情報収集・発信の基地にするため、人材や歴史資源の発掘に努め、展示会に結びつけたり、子供たちの学びの場になるよう、見るだけでなく遊んで楽しむ、実物、本物に触れるということで、体験型のイベント等を開催した。また、市民団体とも協力して事業を進めるなど、市民を巻き込んだ文化活動の活性化に取り組んだ。その結果、前年度に比べ、入館者数は約1.4倍、特に子供入館者数は約2.3倍に増加するなど、成果は十分あった。」という答弁がありました。
以上のように、執行部から提出していただいた事業評価決算審査用調書をもとに質疑が行われました。
続いて、討論に入り、初めに、「財政が好転しつつあるとはいえ、市債残高965億円は依然として巨大な赤字であり、市民にもっと知らせるべきである。次に、納税は市民の義務であるが、納税の意思がある債務者に対して、面会して状況調査をすることなく、差し押さえや静岡地方税滞納整理機構へ送る徴収方法は、行うべきではない。また、子育てに関しては、保育園の民営化が進んでいるが、待機児童の解消には至っていない。そのほか、市民と直にかかわりを持つ職員の専門性についても、二、三年で人事が交代するような方法では、専門性が育たない点、中小企業の仕事起こしにつながる住宅リフォーム助成制度について検討していない点、生活保護制度について、市の責務であるという姿勢がいまだに見えていない点、以上、市民生活に密接な部分で大きな問題点があることから反対する。」という討論がありました。
次に、「東日本大震災を初め、厳しい経済・社会情勢の中で、歳入については、市税全体で前年度に比べ0.6%の増収、また、収納率は93.3%と前年度と比較して増加しており、努力がうかがえる。市税を初めとした市債権の公平、公正な観点での徴収とあわせ、特定財源の活用や市有財産の売却、起債事業の
取り組みなど、収入確保に努められており、大いに評価する。歳出については、第5次藤枝市総合計画の初年度であり、目標達成に向けた
取り組みが着実にスタートを切ったと評価する。4つのKの推進、近隣市町との広域連携の推進、富士山静岡空港を生かした
交流人口の拡大等、重点戦略に基づく事業の執行が図られているということがうかがえる。また、繰上償還の積極的な
取り組み等、財政健全化への
取り組みも評価するものである。地方財政を取り巻く環境は厳しい状況にあるので、持続可能な行財政運営に配慮され、市民福祉の向上と市政発展のためにさらなる努力を要望し賛成する。」という討論がありました。
以上のような審査を経て、採決の結果、本決算は賛成多数で認定すべきものと決定いたしました。
次に、認第2号 平成23年度藤枝市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。
一委員より、「一般被保険者高額療養費について、補正で3,700万円を増額しているが、不用額は
補正予算額以上になっている。どのような見込みで
補正予算額を計上したのか伺う。」という質疑があり、これに対して、「最近の医療費は、年度当初に大幅に伸び、年度末に下がる傾向が見られる。そのため、当初の見込みより医療費の伸びが見られた場合には、伸びに対応できる分の
補正予算を組むが、年度末になって医療費の伸びが減り、結果的には
補正予算を組んだ割には不用額が生じるという現象が起きている。一般被保険者高額療養費についても同様の現象が起きているが、保険給付ができなくなるということは避けなければならず、やむを得なかったものと考える。」という答弁がありました。
このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、本決算は
全会一致で認定すべきものと決定いたしました。
次に、認第3号 平成23年度藤枝市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。
一委員より、「事業箇所の中で、廻沢だけが有収率50%台で、他の箇所に比べて低くなっているが、理由は何か伺う。」という質疑があり、これに対して、「廻沢の有収率が低くなった原因は、約3カ月間場所の特定ができなかった漏水によるもので、発見後、直ちに修理を行った。今後は、漏水調査等により早期発見に努めていく。」という答弁がありました。
このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、本決算は
全会一致で認定すべきものと決定いたしました。
次に、認第4号 平成23年度藤枝市
土地取得特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。
質疑もなく、採決の結果、本決算は
全会一致で認定すべきものと決定いたしました。
次に、認第5号 平成23年度藤枝市
公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。
一委員より、「23年度の有収率と不明水の対策の内容について伺う。」という質疑があり、これに対して、「23年度の有収率は87.2%となっている。22年度の調査によって、藤岡3丁目地内の不明水が顕著であることが判明したため、23年度からテレビカメラや目視による管路内の調査を行った。24年度中に調査を終え、地区全体の対策方法を取りまとめた上、25年度に策定を予定している長寿命化計画に取り込んでいく。なお、各家庭からの排水管が原因と判明しているものについては、随時改善をお願いしていく。」との答弁がありました。
このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、本決算は
全会一致で認定すべきものと決定いたしました。
次に、認第6号 平成23年度藤枝市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。
一委員より、「駐車場事業債について、起債によらなければならない理由を伺う。」という質疑があり、これに対して、「当年度の使用料収入だけでは賄えないという考えと、広く利用する方の
受益者負担という考えの中で起債したものである。」という答弁がありました。
このほか質疑もなく、採決の結果、本決算は
全会一致で認定すべきものと決定いたしました。
次に、認第7号 平成23年度藤枝市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。
一委員より、「村良地区農業集落排水施設の機能診断の結果を伺う。」という質疑があり、これに対して、「機能診断は、管路と処理場を対象に行い、管路については問題なかったが、処理場内のコンクリート構造物や機械設備、電気設備に劣化やふぐあいが発見され、更新等の対策工事が必要と判断された。なお、対策工事については、24年度に国の補助を受ける計画を策定し、25年度以降に取り組んでいく。」という答弁がありました。
このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、本決算は
全会一致で認定すべきものと決定いたしました。
次に、認第8号 平成23年度藤枝市
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。
一委員より、「介護保険料の普通徴収の収納率が、現年分は87.36%であるが、この収納率について、どう考えているか伺う。」という質疑があり、これに対して、「普通徴収の収納率は、22年度から1.06ポイント下がっている。経済的な困窮が原因であると考えるが、介護保険制度は国民皆で支え合うという趣旨であり、収納率を高めるよう引き続き努力していく。」という答弁がありました。
このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、本決算は
全会一致で認定すべきものと決定いたしました。
次に、認第9号 平成23年度藤枝市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。
質疑もなく、討論に入り、初めに、「高齢者だけを別枠の制度に囲い込み、高齢者の命よりも財界の利益を見据えた制度は、国民皆保険制度をとっている世界の中でも日本しかない。地域の医療機関や高齢者が携わっている数々の自治活動にもさまざまな影響があるはずであり、地域からもこの制度の廃止を求めていくべきと考え反対する。」という討論がありました。
次に、「本特別会計は、医療給付の安定と後期高齢者医療の充実を図るため、4年前にできた制度に沿った会計であり、現在は、社会保障と税の一体改革の中で、社会保障改革国民会議において議論されることになっているが、制度として確立していること、また、収納率99.06%と安定しており、評価できるものである。今後の低所得者への十分な配慮を求めて賛成する。」という討論がありました。
以上のような審査を経て、採決の結果、本決算は賛成多数で認定すべきものと決定いたしました。
次に、認第10号 平成23年度藤枝市
病院事業会計決算の認定について申し上げます。
初めに、「病院事業収益が、予算額に対して減額となっているが、減額となった要因を伺う。」という質疑があり、これに対して、「年度途中での医師の異動や転出により、一部の診療科で収入が落ち込んだことが要因である。」という答弁がありました。
次に、「入院の延べ患者数が減少しているが、その要因を伺う。」という質疑があり、これに対して、「一番大きな要因としては、平均在院日数の短縮である。包括医療の適用から見ると、おおむね2週間の入院が経営効率が良く、また、急性期病院を目指していることからも、平均在院日数は短縮されてきている。」という答弁がありました。
次に、「ジェネリック医薬品の採用率については、院内全体で12%ということであるが、費用削減の面から見て、どのように考えているか伺う。」という質疑があり、これに対して、「ジェネリック医薬品を採用したほうが収益にもつながるが、入院患者は新薬を使うことが多いため、普及がしにくいところもある。安全性と効力が担保されることを前提として、ジェネリック医薬品を積極的に推進する姿勢をつくっていかなければならないと考える。」という答弁がありました。
以上のような審査を経て、採決の結果、本決算は
全会一致で認定すべきものと決定いたしました。
最後に、認第11号 平成23年度藤枝市
水道事業会計決算の認定について申し上げます。
一委員より、「23年度から水道料金のコンビニ収納を導入しているが、その効果を伺う。」という質疑があり、これに対して、「金融機関の営業時間外にコンビニで納付する人がふえてきているので、これまで金融機関の窓口では支払いが容易にできなかったという市民の要望に応えられたものと理解している。」という答弁がありました。
このほか特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、本決算は
全会一致で認定すべきものと決定いたしました。
以上、御報告いたします。
○議長(
渡辺恭男議員) 以上で各委員長の報告は終わりました。
○議長(
渡辺恭男議員) ここでしばらく休憩いたします。
午前9時59分 休憩
午前9時59分 再開
○議長(
渡辺恭男議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○議長(
渡辺恭男議員) これから上程議案18件の各委員長の報告に対する質疑を行いますが、通告はありません。質疑なしと認め、各委員長の報告に対する質疑を終わります。
これから討論を行います。
初めに、認第1号の討論を行います。通告がありますので、発言を許します。
最初に、原案に反対の1番 石井通春議員。
(登 壇)
◆1番(石井通春議員) ただいま議題となっております認第1号、平成23年度藤枝市一般会計決算認定に、反対の立場から討論いたします。
今、国民の生活は負担増と収入減の繰り返しで、依然厳しい状況です。新たな増税法案の成立で、希望も持てなくなっているのが現状だと考えます。
まず、財政が好転しつつあるとはいえ、市債残高965億は依然として巨額であり、その解決は急務です。市民が納めている個人市民税の3分の1がその利息で消えます。こうした現実をもっと市民に知らせるべきではないでしょうか。
今決算議会終了後、広報ふじえだで財政状況を知らせるわけですが、従来より財務指標に基づいた評価が大きく掲示されております。この指標によりますと、よほどの財政再建団体でない限り異常値は出ないわけですが、それに基づいた評価を市民に大きく示すやり方は、誤っている基準ではありませんが、全く心配ないんだよという誇大な印象を与えかねません。
決算特別委員会で改善を検討するとしましたが、市債残高や基金の推移など、市民が関心を持つ項目を中心に、経年的数値の推移で知らせるべきではないでしょうか。
市税収入と切っても切れない現場であります収納体制については、
決算特別委員会でも予算議会でも指摘をしたことが何ら改善されておりません。納税は市民の義務であり、収納は市の大事な仕事ではありますが、納税の意思がある債務者に対して、面会して状況調査をすることなく、差し押さえや滞納整理機構へ送るやり方は納税者の権利を踏みにじるものであります。
今議会中でも、私は、
決算特別委員会の討論が行われた次の日でしたが、ある国保税300万円を滞納した方、納税相談に来ました。この方は、先月口座に振り込まれた8万余の年金が差し押さえをされた方です。市は、収入状況を見つつ、全額を差し押さえはしなかったと言っておりましたけれども、実際は前借りをしている給料の支払いに、その残りの口座から支払いをしなければならず、それを支払ってしまいますと、4人家族の生活費が全くなくなるという切迫した事態でした。
口座の金額の多寡だけの判断では、こうした事実はわからない。差し押さえや滞納整理機構に送るその前に、市民と丁寧に会うべきではないでしょうか。それができない職員数の不足の現状、納税課職員1人当たり1,400件もの滞納案件を抱えているようでは、とてもできるわけはありません。しかし、体制が整っていないのであれば、そうした体制をとるように考えるべきであり、人が足りないと主張すべきであり、整っていないからといって、こうした徴税方法を行うべきではないと考えます。
子育て部門で重要な保育園は、ここ数年、民営化が進みましたが、待機児童の解消には至っておりません。増築等を行ってきましたが、結局は保育所の絶対数が足りないからであり、民営化で解決するものではなかったのです。大きな位置づけとしている認定子ども園は、保育士と幼稚園教諭の賃金格差や市町村の責務が調整になるなど、大きな問題があるのは
決算特別委員会で指摘したとおりです。
今、また国が、子ども・子育て新システムの策定過程の中でさらに制度を改悪しようとしており、幼稚園、保育園の各団体から反対の声が大きく上がっている状況であるにもかかわらずに、国のやり方に無批判な市の姿勢や、現場に説明をしようとしないこの姿勢も、問題であると指摘せざるを得ません。
市民とじかにかかわりを持つ職員の専門性についても、一定の人事政策はあるにしても、現状はどうでしょうか。図書館長や地域経済の担当など、その道に精通するのに二、三年で人事が交代するようでは専門性は育ちません。
款別、節別に決算を見ますと、教育費の賃金が、賃金全体の約7億円のうち60%の4億余を占めております。非正規で雇用されている教育費関連の職員が、いかに多いかを示している。中でも、
教育指導費と図書館費が多くあります。
教育日本一を掲げていながら、専門性が必要とされます学校関係指導員や図書館関係の司書等が非正規の臨時職員であるということは、問題ではないでしょうか。根本的に改めていって、現在の従事職員のうち、希望者は正規職員として採用し、専門性を高めていくべきだと考えます。
中小業者の仕事起こしにつながり、全国でも700以上の自治体が導入している住宅リフォーム助成制度についても、経営に直結する消費税増税が23年度当時も議論されていたのにもかかわらずに、増税が決定いたしました現在に至っても検討せず、また、財政調整基金を積み増しする一方で、身近な水路の改修要望が依然として数多くあるままというようであれば、市民にとって好ましいこととは思えません。
最後に、生活保護制度でも、今委員会で扶養義務の説明については改善を検討するとしたものの、国と自治体の責務であるという姿勢がいまだに見えません。
札幌市白石区では、3回も福祉事務所に行っていた40代の姉妹が餓死しました。事務所の記録では申請の意思がないとされておりました。生活保護をそれによって支給しなかったのです。餓死するほどの人が、生活保護を申請する意思がないなど考えられません。意思確認前に行っている説明の中で、諦めてしまったことが容易に想像できます。
本市でも説明を行う前に、法の原点にあるとおり、まず申請から開始すべきではないでしょうか。
以上、主な理由を述べまして、反対の討論といたします。
○議長(
渡辺恭男議員) 次に、原案に賛成の22番 舘 正義議員。
(登 壇)
◆22番(舘正義議員) 私は、ただいま議題となっております認第1号 平成23年度藤枝市
一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場から討論いたします。
本決算の実質収支額は、21億7,980万9,420円の黒字決算であります。
まず、歳入決算でありますが、市税収入を見ますと、平成23年度は東日本大震災などの影響を受けましたが、市税全体では前年度に比べ0.6%の増収となっております。しかし、一般財源の確保については、依然として厳しい状況にあると判断するところであります。
今日のように、経済情勢が大変厳しい状況のもと、山積する行政需要に対応するため、自主財源である市税では、インターネット公売に取り組むなど、公平、公正、適正な徴収対策に取り組まれ、市税全体の収納率は93.3%と、前年度と比較して0.4%増加していることから、その努力がうかがえるところであります。
また、国・県補助金などの特定財源の活用、特に、新たな雇用の創出としての緊急雇用創出事業については、前年度より拡大して取り組む中で、一般財源の削減に努め、あわせて、財政支援措置のある起債事業への
取り組みなど、財源の確保に努められております。
平成23年度は、第5次藤枝市総合計画の初年度であり、4つのKの推進、周辺市町との広域連携、富士山静岡空港を活用した
交流人口の拡大を施策の柱として、総合計画の目標達成に向けた成果を生み出す努力がうかがえるところであります。
歳出の具体的
取り組みを見ますと、健康関係では、食育の推進や任意予防接種への
取り組み、教育関係では、子ども未来応援会議の設置や全小・中学校への英語指導助手ALTの配置、環境関係では、地域エネルギービジョンの策定や住宅用太陽光発電システム設置に対する助成制度の創設、危機管理関係では、小・中学校校舎等の耐震化の完了や東日本大震災を踏まえた緊急的対応としての藤枝型命のパスポートの配布など、そのほか、放課後児童クラブの増設、児童福祉複合施設の整備支援による待機児童の解消への
取り組みなどの子育て環境の整備、また、新たに沖縄県宮古島市との友好都市の提携を行うなど、市民福祉の向上と元気なまち藤枝づくりの実現に幅広く積極的に取り組まれているところが見られます。
さらに、財政の健全化対策として、公的資金などの繰上償還や借入金利の見直しに積極的に取り組まれた結果、財政健全化指標の数値はさらに改善されており、また、財政の状況について、工夫を凝らして市民がわかりやすい広報に努められていることとあわせ、大変評価するものであります。
一般会計の起債残高は、反対討論の中では900億余という表現がありましたが、一般会計に限ってみれば534億円余であることを指摘しておきたいと思います。
改めて申し上げるまでもなく、地方財政を取り巻く環境は引き続き厳しい状況が予想されますが、持続可能な健全な行財政運営に配慮され、市民福祉の向上と市政発展のためになお一層の努力を要望しまして、平成23年度
一般会計歳入歳出決算の認定についての賛成討論といたします。
御賛同をお願い申し上げます。
○議長(
渡辺恭男議員) 以上で本案の討論を終わります。
次に、認第2号から認第8号まで、以上7件の討論を行います。通告はありません。討論なしと認め、本案7件の討論を終わります。
次に、認第9号の討論を行います。通告がありますので、発言を許します。
最初に、原案に反対の2番 大石信生議員。
(登 壇)
◆2番(大石信生議員) 私は、認第9号 平成23年度藤枝市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、反対する立場から意見を申し上げます。
第1に、この制度は、世界に例を見ない希代の悪法であるということです。
かつて自民党の厚労大臣、舛添要一氏は、この制度をうば捨て山と呼びました。後に厚労大臣になった、民主党、長妻昭氏も、廃止以外にないと切り捨てました。民主党は、この制度廃止を高く掲げて、圧倒的な総選挙勝利をかち取りました。国民皆保険を確立している諸国のどこを探しても見当たらないような制度に対する国民的評価は、既に決定的になっているはずであります。
第2に、病気になりがちになり、複数の医者にかかるようになっている75歳以上の高齢者だけを他の保険から脱退させて、1つの保険に囲い込む制度は絶対に成り立ちようがない、この点であります。
社会進歩によって高齢者がふえ、その中で病気になる人がふえればふえるほど、保険料はうなぎ登りに上がっていかざるを得ない制度です。このはね上がった保険料が、75歳以上の高齢者を直撃します。人類の理想である長生きをすればするほど痛みが押しつけられるという制度は、まさに究極の欠陥制度であって、これほど非人間的なものはありません。
同時に、後期高齢者医療保険への国保からの支援金、介護保険からの支援金、健保からの支援金も、これまたうなぎ登りに上がっていく仕組みになっていて、これが大きく国保や介護保険や健保の運営を危機的な状況に追い込んでいるわけであります。
加入している車が軒並み事故を起こせば、自動車保険はパンクするのと同じ理屈で、この制度は、制度としてそもそも成り立ちようがない、保険制度として認められないということであります。
第3に、この制度は事実上、既に破綻をしているということです。
この制度の設計に当たった厚労省の担当者がこう述べています。医療費が際限なく上がり続ける痛みを、後期高齢者が自分の感覚で感じ取っていただくことにしたと。これが制度の狙いです。ただ、この狙いは国民の反撃にあって、大幅に修正を余儀なくされている、これも事実であります。
例えば年金収入、月1万5,000円という人たちが大体3割ぐらいいまして、この制度は、この階層も保険料ゼロとはならないわけです。そして、これまで、例えば息子の健保や国保に入っていた75歳以上の高齢者には、保険料は9割カット、1割しか取っていない。年金収入80万円以下の被保険者も、正規保険料の9割カットです。所得211万未満の被保険者は、8割5分カットとか、あるいは5割カットとか、大幅カットです。このような低所得者にも保険料がかかること自体大問題ですが、同時に、厚労省の全く想定していない状況になっていることも事実であります。
厚労省の狙いどおりにいかなくなったのは、国民の批判の大きさと、選挙での大敗を恐れて、時の政権を担っていた政党がこの9割カットなどに手をつけられないままでいるからであります。
また、この制度は、他の保険制度と別建ての診療報酬にして、露骨に高齢者を差別することが決まっていました。これも現在に至るまで踏み切れないでいます。さらに、高齢者だけに差別的に持ち込まれようとした終末期診療報酬制度、延命措置をとらないという同意書を取りつけると、病院の診療報酬が上がるという非人間的な制度も凍結されたままであります。
これらを見てくると、私は、現状は制度の破綻以外の何物でもないと思いますが、いかがでしょうか。
第4に、歴代政権は、1984年の国保法改悪以来、国の負担を次々に削減してきました。その結果、国保総収入に占める国庫支出金の割合は、1980年代の前半の50%から25.6%に半減しています。この過程で老人保健法による老人医療制度が持ち込まれたのも、高齢者のためなどではなく、国の負担削減に狙いがあり、その延長線上に後期高齢者医療制度という非人間的きわまる欠陥制度がつくられました。国の負担削減が圧倒的流れになっています。
人は誰でも、若いときには余り病気にもならず、ひたすら高い保険料を払い続けてきているんです。さんざん払ってきました。年をとって少し病気になりがちになったときに、若いときに払うだけだった分を少し取り戻させてもらいたいと、この願いは当たり前ではないでしょうか。
しかし、厚労省は2006年の医療改革法で、2015年度に3兆円、このうち後期高齢者分で2兆円、さらに2025年度に8兆円、うち後期高齢者分で5兆円の削減を計画して、この制度ができたわけであります。
人が否応なく年をとったとき、せめて安心して医療が受けられるようにとの願いを踏みにじるものとして、私どもは、この流れを変えない限り、後期高齢者はもとより、国保も介護保険も展望が開けないと考えるものであります。
最後に、今回の討論に当たって、これまで賛成討論に立たれた皆さんの議事録を読ませていただきました。皆さんそれぞれ個性的でいらっしゃるのに、討論の論調がなぜか奇妙に同一であることが気がかりでありました。
同時に、これまで私どもが住民の立場から指摘してきたこの制度の根本的な問題点を、正面から打ち破るような理論展開も見当たらなかったことを申し添えて、以上、討論といたします。
○議長(
渡辺恭男議員) 次に、原案に賛成の9番 天野正孝議員。
(登 壇)
◆9番(天野正孝議員) 私は、ただいま議題となっている平成23年度藤枝市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場から討論いたします。
決算特別委員会でも述べられたように、この特別会計は、医療給付の安定と後期高齢者医療の充実を図るため、4年前にできた制度に沿った会計で、現在は、社会保障と税の一体改革の中で、社会保障改革国民会議において議論されることになっております。現状、制度として確立していること、収納率も99.06%と安定していることでも評価できるものであります。
反面、不納欠損が45万3,000円発生したことも踏まえ、今後の納めたくても納められない資産の乏しい低所得者への十分な配慮を求めて賛成の討論とします。
議員の皆様の御賛同をお願いいたします。
○議長(
渡辺恭男議員) 以上で本案の討論を終わります。
次に、認第10号及び認第11号、以上2件の討論を行います。通告はありません。討論なしと認め、本案2件の討論を終わります。
次に、第76号議案及び第77号議案、以上2件の討論を行います。通告はありません。討論なしと認め、本案2件の討論を終わります。
次に、第78号議案、第79号議案及び第81号議案から第83号議案まで、以上5件の討論を行います。通告はありません。討論なしと認め、本案5件の討論を終わります。
これで上程議案18件の討論は終わりました。
これから上程議案18件を採決いたします。
初めに、認第1号を採決いたします。
本決算に対する委員長の報告は認定です。本決算は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(
渡辺恭男議員) 起立多数です。したがって、本決算は認定することに決定いたしました。
次に、認第2号から認第8号まで、以上7件を一括して採決いたします。
本決算7件に対する委員長の報告はいずれも認定です。本決算7件は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
渡辺恭男議員) 異議なしと認めます。したがって、本決算7件は認定することに決定いたしました。
次に、認第9号を採決いたします。
本決算に対する委員長の報告は認定です。本決算は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(
渡辺恭男議員) 起立多数です。したがって、本決算は認定することに決定いたしました。
次に、認第10号及び認第11号、以上2件を一括して採決いたします。
本決算2件に対する委員長の報告はいずれも認定です。本決算2件は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
渡辺恭男議員) 異議なしと認めます。したがって、本決算2件は認定することに決定いたしました。
次に、第76号議案及び第77号議案、以上2件を一括して採決いたします。
本案2件に対する委員長の報告はいずれも可決です。本案2件は、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
渡辺恭男議員) 異議なしと認めます。したがって、本案2件は原案のとおり可決されました。
次に、第78号議案、第79号議案及び第81号議案から第83号議案まで、以上5件を一括して採決いたします。
本案5件に対する各委員長の報告はいずれも可決です。本案5件は、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
渡辺恭男議員) 異議なしと認めます。したがって、本案5件は原案のとおり可決されました。
○議長(
渡辺恭男議員) 日程第2、諮問第3号を議題といたします。
市長から提案理由の説明を求めます。市長。
(登 壇)
◎市長(北村正平) ただいま議題となっております議案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
諮問第3号
人権擁護委員候補者の推薦についてでありますが、人権擁護委員でございます深田正一氏は、本年12月31日をもちまして任期満了となりますので、新たに梅貝孝雄氏を適任と認め推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定によりまして、議会の意見を求めるものでございます。
以上、よろしく御答申をお願い申し上げます。
○議長(
渡辺恭男議員) 以上で提案理由の説明は終わりました。
これから質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
渡辺恭男議員) ないようですから、以上で質疑を終わります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第3号については、委員会の付託を省略したいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
渡辺恭男議員) 異議なしと認めます。したがって、本件については委員会の付託を省略することに決定いたしました。
これから本件の討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
渡辺恭男議員) 討論なしと認め、討論を終わります。
お諮りいたします。本件に対する意見は、適当と認めることに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
渡辺恭男議員) 異議なしと認めます。したがって、本件に対する意見は適当と認めることに決定いたしました。
○議長(
渡辺恭男議員) 日程第3、諮問第4号を議題といたします。
市長から提案理由の説明を求めます。市長。
(登 壇)
◎市長(北村正平) ただいま議題となっております議案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
諮問第4号
人権擁護委員候補者の推薦についてでございますが、人権擁護委員である鈴木峰子氏は、本年12月31日をもちまして任期満了となりますが、引き続き適任と認め推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。
以上、よろしく御答申をお願い申し上げます。
○議長(
渡辺恭男議員) 以上で提案理由の説明は終わりました。
これから質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
渡辺恭男議員) ないようですから、以上で質疑を終わります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第4号については、委員会の付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
渡辺恭男議員) 異議なしと認めます。したがって、本件については委員会の付託を省略することに決定いたしました。
これから本件の討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
渡辺恭男議員) 討論なしと認め、討論を終わります。
お諮りいたします。本件に対する意見は、適当と認めることに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
渡辺恭男議員) 異議なしと認めます。したがって、本件に対する意見は適当と認めることに決定いたしました。
○議長(
渡辺恭男議員) 日程第4、発議案第23号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。7番 萩原麻夫議員。
(登 壇)
◎7番(萩原麻夫議員) ただいま議題となっています発議案第23号
地球温暖化対策に関する「
地方財源を確保・充実する仕組み」の構築を求める意見書について御説明いたします。
地球温暖化防止のための
温室効果ガスの削減は、我が国のみならず、地球規模の重要かつ喫緊の課題となっております。森林の持つ
地球環境保護、国土の保全、水資源の涵養、
自然環境の保持など、森林の
公益的機能に関する国民の関心と期待は大きくなっています。
また、
地球温暖化防止をより確実なものとするためには、森林の整備、保全等の
森林吸収源対策や豊富な
自然環境が生み出す
再生可能エネルギーの活用などの
取り組みを山村地域の市町村が主体的、総合的に実施することが不可欠でありますが、本市においても、木材価格の低迷や
林業従事者の高齢化、
後継者不足など、厳しい情勢にあり、森林吸収財源対策など、
地球温暖化対策に取り組むための恒久的、安定的な財源が大幅に不足しています。
二酸化炭素吸収源として最も重要な機能を有する森林の整備、保全等を推進する市町村の役割を踏まえ、
地球温暖化対策のための税の一定割合を森林面積に応じて譲与する、
地方財源を確保、充実する仕組みを早急に構築することを強く求めるものであります。
提出先は、
衆議院議長、
参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、国家戦略・
経済財政・原子力行政担当大臣、農林水産大臣、環境・原発事故担当大臣、経済産業大臣です。
以上、発議案第23号の提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(
渡辺恭男議員) 以上で提案理由の説明は終わりました。
本案は、私を除く21議員による発議ですので、質疑、委員会付託、討論のいずれも省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
渡辺恭男議員) 異議なしと認めます。したがって、本案は質疑、委員会付託、討論のいずれも省略することに決定いたしました。
これから発議案第23号を採決いたします。
本案は、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
渡辺恭男議員) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。ただいま意見書が可決されましたが、この条項、字句、その他整理を要するものについては、その整理を議長に一任されたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
渡辺恭男議員) 異議なしと認めます。したがって、そのように取り扱わせていただきます。
○議長(
渡辺恭男議員) 日程第5、
地方自治法第100条第13項及び藤枝市議会会議規則第161条の規定により、
議員派遣についてを議題といたします。
お諮りいたします。本案は、お手元に配付されてございます一覧表のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
渡辺恭男議員) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(
渡辺恭男議員) 日程第6、閉会中継続調査の件を議題といたします。
議会運営委員長、
予算特別委員長及び
決算特別委員長から、会議規則第103条の規定により、閉会中継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
議会運営委員長、
予算特別委員長及び
決算特別委員長から申し出のとおり、閉会中継続調査とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
渡辺恭男議員) 異議なしと認めます。したがって、申し出のとおり閉会中継続調査とすることに決定いたしました。
○議長(
渡辺恭男議員) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
○議長(
渡辺恭男議員) これで平成24年9月藤枝市議会定例会を閉会いたします。
午前10時38分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
藤枝市議会 議長 渡 辺 恭 男
藤枝市議会 会議録署名議員 大 石 信 生
藤枝市議会 会議録署名議員 池 谷 潔...