掛川市議会 > 2021-03-19 >
令和 3年第 1回定例会( 2月)-03月19日-09号

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  1. 掛川市議会 2021-03-19
    令和 3年第 1回定例会( 2月)-03月19日-09号


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    令和 3年第 1回定例会( 2月)-03月19日-09号令和 3年第 1回定例会( 2月)              令和3年第1回(2月)            掛川市議会定例会会議録(第9号) 〇議事日程    令和3年3月19日(金)午前9時30分 開議  日程第1   議案第 51号  財産の無償譲渡について                総  務 委員長 報告  日程第2   議案第 57号  掛川市健康ふれあい館基金条例の廃止について   議案第 58号  掛川市健康ふれあい館条例の廃止について  日程第3
      議案第 52号  令和2年度掛川市一般会計補正予算(第14号)について  日程第4   議案第  1号  令和3年度掛川市一般会計予算について                文教厚生 委員長 報告                環境産業 委員長 報告                総  務 委員長 報告  日程第5   議案第 50号  令和3年度掛川市一般会計補正予算(第1号)について                文教厚生 委員長 報告  日程第6   議案第 53号  令和3年度掛川市一般会計補正予算(第2号)について                環境産業 委員長 報告                総  務 委員長 報告  日程第7   議案第  2号  令和3年度掛川市国民健康保険特別会計予算について   議案第  3号  令和3年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計予算について   議案第  4号  令和3年度掛川市介護保険特別会計予算について   議案第  5号  令和3年度掛川市公共用地取得特別会計予算について   議案第  6号  令和3年度掛川駅周辺施設管理特別会計予算について   議案第  7号  令和3年度大坂・土方工業用地整備事業特別会計予算について   議案第  8号  令和3年度上西郷財産区特別会計予算について   議案第  9号  令和3年度桜木財産区特別会計予算について   議案第 10号  令和3年度東山財産区特別会計予算について   議案第 11号  令和3年度佐束財産区特別会計予算について   議案第 12号  令和3年度掛川市水道事業会計予算について   議案第 13号  令和3年度掛川市簡易水道事業会計予算について   議案第 14号  令和3年度掛川市公共下水道事業会計予算について   議案第 15号  令和3年度掛川市農業集落排水事業会計予算について   議案第 16号  令和3年度掛川市浄化槽市町村設置事業会計予算について                文教厚生 委員長 報告                総  務 委員長 報告                環境産業 委員長 報告  日程第8   議案第 54号  令和3年度掛川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について  日程第9   議案第 19号  掛川市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について   議案第 22号  掛川市重度心身障害児扶養手当支給条例の一部改正について   議案第 23号  掛川市介護保険条例の一部改正について   議案第 24号  掛川市国民健康保険税条例の一部改正について   議案第 25号  掛川市地震・津波対策整備基金条例の一部改正について                総  務 委員長 報告                文教厚生 委員長 報告  日程第10   議案第 55号  掛川市国民健康保険条例の一部改正について   議案第 56号  掛川市介護保険条例の一部改正について  日程第11   議案第 59号  掛川市外2組合公平委員会委員の選任について   議案第 60号  人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて   議案第 61号  人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて   議案第 62号  人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて   議案第 63号  掛川市佐束財産区管理委員の選任について   議案第 64号  掛川市佐束財産区管理委員の選任について   議案第 65号  掛川市佐束財産区管理委員の選任について   議案第 66号  掛川市佐束財産区管理委員の選任について   議案第 67号  掛川市佐束財産区管理委員の選任について   議案第 68号  掛川市佐束財産区管理委員の選任について   議案第 69号  掛川市佐束財産区管理委員の選任について  日程第12   議案第 70号  掛川市教育委員会教育長の任命について  日程第13   議発第  1号  掛川市議会会議規則の一部改正について  日程第14   陳情について    陳情第  1号  「日本政府に核兵器禁止条約の参加・調印・批准を求める意見書」の提出を求める陳情書  日程第15   常任委員会協議会報告   総  務 委員長 報告                環境産業 委員長 報告                文教厚生 委員長 報告  日程第16   議員派遣について  日程第17   常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査の申し出事項について
    〇本日の会議に付した事件 ………………………………… 議事日程に掲げた事件に同じ 〇出席議員 ……………………………………………………………… 議員出席表のとおり 〇欠席議員 ……………………………………………………………… 議員出席表のとおり 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者 ………… 出席表のとおり 〇職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………… 出席表のとおり                     議 事                  午前9時30分 開議 ○議長(大石勇君) ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。 △日程第1 議案第51号 ○議長(大石勇君) 日程第 1、議案第51号を議題とします。  本件に関し、これから委員長の報告を求めます。  総務委員長、小沼秀朗君、御登壇ください。               〔総務委員長 小沼秀朗君 登壇〕 ◎総務委員長(小沼秀朗君) ただいま議長より報告を求められました議案第51号、財産の無償譲渡について、その審査の概要と結果を御報告申し上げます。  当委員会は、去る 3月11日午前 9時29分から、第 3委員会室におきまして、全委員出席の下、開会いたしました。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、公募期間が短期間であったが、適当だったのかとの質疑があり、当局より、事前の現場確認や直接対話をするなど、公募前に公開サウンディングを行ってきたため、適当であったと考えるとの答弁がありました。  委員より、日帰り温泉事業継続が条件であるが、それ以外の提案内容も条件となるのかとの質疑があり、当局より、温浴施設の改修のほか、提案された事業計画等の進捗を確認しながら進めていくとの答弁がありました。  委員より、選定に際しての審査項目について質疑があり、当局より、施設の経営に対する意欲や抱負、理念、南部地域の振興などであるとの答弁がありました。  委員より、建物に対する課税について質疑があり、当局より、固定資産税が課税される。そのほか、取得したときに登録免許税と不動産取得税がかかるとの答弁がありました。  委員より、料金設定について、市が関わることはないかとの質疑があり、当局より、事業者に任せることになるが、市民への配慮を検討されているとの答弁がありました。  委員より、土地所有者である国安区から意見はあるかとの質疑があり、当局より、市との賃貸借契約満了後、賃借料の折り合いがつかず、事業者が撤退となった場合、その後の固定資産税について懸念されているとの答弁がありました。  関連して、他の委員より、土地所有者に借地料の交渉はしないのかとの質疑があり、当局より、国安区の意向を確認の上、今後協議していくとの答弁がありました。  委員より、今後、市はどのように関わっていくのかとの質疑があり、当局より、事業計画の進捗状況を確認し、事業が軌道に乗り、掛川市の新たな観光スポットとなるよう支援していくとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、施設存続について、大東町時代の関係者には強い思い入れがあり、地元住民からも心配する声があったとの意見があり、委員より、建設当初からの目的である地域住民の健康福祉の増進を引き継ぎ、市民への料金の検討は大変ありがたいとの意見があり、委員より、施設周辺では、ビーチバレーやサーフィン、サップ等のマリンスポーツが楽しめるため、県外からも多くの人が訪れている。安心して集えるように、防犯カメラの設置や駐車場の拡張など整備していく必要があるのではないかとの意見があり、委員より、 5者からの応募があったことは、この地域が魅力のある場所だからである。市民も誇りに思い、積極的に利用することを望むとの意見があり、委員より、この 4年間、議会としても公共施設マネジメントに取り組み、ここまで来ることができた。今回の事業者変更によりより魅力的な施設となることで、新たな新名所が誕生するよう、事業者に任せるだけでなく市全体で盛り上げ、今後の南部地域の振興を大いに期待しているとの意見がありました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第51号については全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、総務委員会委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 以上で委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入ります。討論の通告がありますので、これを許します。  まず、 3番、勝川志保子さん、御登壇ください。                〔3番 勝川志保子君 登壇〕 ◆3番(勝川志保子君)  3番、日本共産党、勝川志保子です。  議案第51号、財産の無償譲渡について、通告に従って、反対の立場から討論に参加させていただきます。  大東温泉のシートピア、これは、ふるさと創生基金 1億円を元に建設された施設になります。お金をばらまいて箱物を造らせておいて、その施設管理がコスト削減にそぐわない、そういって切り捨てていく。今回の民間譲渡は、いかにも地方創生といいながら、結局、お金を生まないとなると切捨てを進める国の一貫性のない地方政策を象徴する対応だと私は考えます。  日本共産党は、大東町時代にシートピア建設にも東京女子医科大誘致にも反対をしています。多額の税金をつぎ込んでも、成功しないのではないか、地元利益が持続可能なのかという意見を、議会の中でも述べています。  私は以前、シートピアによく通っていました。リウマチがあって、ジャグジーがあるプールの後、温泉で温まることができ、お財布にも優しい施設というのは非常に魅力的でした。町民に得点があることを最初うらやましく感じていました。子どもたちもよく連れていきました。潮騒橋でお昼を食べたりしながら、プールや浜辺での遊びも楽しんでいました。しかし、2011年の震災後は、残念ながら足が遠のきました。津波がすぐ来る海岸、遡上が心配される河口でもあって、原発からも近い。心がゆったりくつろげない。まして、子どもの安全が確保できる自信がなくなって、その後、どうしても子どもを連れていくことができなくなりました。私もプールがなくなってからは、シートピアに行っていません。  赤字の理由が民間の手腕がなかったからといったことも言われているわけですが、私は、立地、安全対策の問題にしっかり向き合わないで福利厚生、健康増進の目的を切り捨て、観光施設化したことで地元住民にもそっぽを向かれた側面がないのかというふうに感じています。税金は住民のために使われるのがある意味当たり前のことです。公共施設マネジメント、コスト削減で要らない施設と今さら言うのなら、地元とも話合いを積んで、住民合意の上でこれは進めるべき事柄ではないかと思っています。施設をどう残すのかは、地元の知恵と力をまず最初に大いにかり、市の地域活性化計画の要にできるように、私は、市があくまで最後まで市が責任を持つべきだと思っています。  今回の譲渡は、令和10年までの縛りしかないまま、建物以外の土地利用には制約を設けないで民間に今後投げてしまうとも言えるものだと思います。先日分けられましたこの資料を見ますと、大変素敵な、魅力的な提案が示されています。先行き不透明な現在、観光業が採算を取って成り立つには、大きなリスクが伴います。いつ来るか分からない大地震は本当に大丈夫でしょうか。企業利益を追う施設となったときに、将来にわたって市民利益が守られるかということが不安です。今の段階で市の責任を放棄し、民間譲渡するべきではないと私は考えます。  以上、反対討論とします。 ○議長(大石勇君) 次に、 9番、松浦昌巳君、御登壇ください。                〔9番 松浦昌巳君 登壇〕 ◆9番(松浦昌巳君) 議席番号 9番、松浦昌巳です。  私は、議案第51号、財産の無償譲渡について、賛成の立場から意見を申し上げます。  議案第51号は、健康ふれあい館(大東温泉シートピア)の建物を、民間事業者である株式会社リバティーに無償譲渡するものです。シートピアについては議会として、公共施設マネジメントの在り方に関する政策提言において、民間活力を最大限に生かした南部地域の振興、観光交流をより一層推進するよう申し入れてまいりました。  当局は、少なくとも令和10年 8月までは日帰り温泉事業を継続することなどを主な条件として公募した結果、複数者の申込者の中から選定委員会において、株式会社リバティーを選定いたしました。  株式会社リバティーは県内に同様の施設の経営実績があり、南部地域の振興に貢献したいという強い意欲を持っており、現従業員や地元の雇用や市民利用者への配慮について積極的な姿勢であると聞いております。  仮に、令和10年 8月までの健康ふれあい館の経営に係る市の負担額を比較すると、指定管理者、指定管理制度のまま継続した場合は約11億 7,000万円の負担が生じる計算ですが、今回の民間譲渡では 3億 6,000万円の負担であり、約 8億円の削減となり、市の行政財政運営においても望ましいものであると考えます。  株式会社リバティーは 4月より日帰り温泉を再開するとともに、宿泊施設の整備などを計画しております。民間の創意工夫により、これまでになかった施設にリニューアルされることで南部地域のさらなる活性化と掛川市の大きな観光資源になることを期待し、議案第51号の賛成討論といたします。 ○議長(大石勇君) 以上で通告による討論は終わりました。  これから採決に入ります。  本件に対する委員会の報告は、可決すべきとするものであります。本件は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(大石勇君) ありがとうございました。着席をしてください。  起立多数であります。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定をいたしました。 △日程第2 議案第57号及び議案第58号 ○議長(大石勇君) 日程第 2、議案第57号及び議案第58号を一括議題とします。  これから質疑に入りますが、質疑の通告はありませんので、質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  お諮りします。  ただいま議題となっております議案第57号及び議案第58号については、会議規則第37条第 3項の規定に基づき、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本 2件については、委員会付託を省略することに決定をいたしました。  これから本 2件に対する討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認め、これをもって討論を終結します。  これから議案第57号及び議案第58号の 2件について、一括採決します。  本 2件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」「起立採決を求めます、両方ともです」との声あり〕 ○議長(大石勇君) ただいま、異議ありということですので、これにつきましては起立採決をいたします。  議案第57号、議案第58号の本 2件について、賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(大石勇君) ありがとうございました。着席をしてください。  起立多数であります。  したがって、本 2件は原案のとおり可決することに決定をいたしました。 △日程第3 議案第52号 ○議長(大石勇君) 日程第 3、議案第52号を議題とします。  これから質疑に入りますが、質疑の通告はありませんので、質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  お諮りします。  ただいま議題となっております議案第52号については、会議規則第37条第 3項の規定に基づき、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本件については委員会付託を省略することに決定をいたしました。
     これから本件に対する討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認め、これをもって討論を終結します。  これから議案第52号について採決します。  本件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」「異議あります。起立採決を求めます」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 異議ありとのことですので、議案第52号について起立採決をします。  本件について、賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(大石勇君) ありがとうございました。着席してください。  起立多数であります。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定をいたしました。 △日程第4 議案第1号 ○議長(大石勇君) 日程第 4、議案第 1号を議題とします。  本件に関し、これから委員会の報告を求めます。  まず、文教厚生委員長、窪野愛子さん、御登壇ください。              〔文教厚生委員長 窪野愛子君 登壇〕 ◎文教厚生委員長(窪野愛子君) ただいま議長から報告を求められました議案第 1号、令和 3年度掛川市一般会計予算について、当委員会に分割付託されました第 1条、歳入歳出予算のうち、歳入中所管部分及び歳出中、第 3款民生費、第 4款衛生費、第 1項、第10款教育費、第 5項及び第 6項のうち所管外部分を除くについて、審査の概要と結果を御報告いたします。  当委員会は、去る 3月10日午前10時20分から、全員協議会室において、全委員出席の下、開会いたしました。  各担当課からそれぞれ説明を受け、審査に入りました。  まず、歳出中、第 3款民生費について、委員より、結婚新生活支援事業費補助金の算出根拠について質疑があり、当局より、昨年度の掛川市の婚姻数や他市の事業実施状況を勘案して算出したとの答弁がありました。  委員より、さかがわ幼稚園のあり方検討会の委員構成について質疑があり、当局より、委員は地域の保護者、市民代表、学識経験者など約20名であるとの答弁がありました。  委員より、病児・病後児保育事業費補助金の減額理由が令和 2年度の実績見込みとなっているが、新型コロナウイルスの影響は考慮しているのかとの質疑があり、当局より、令和 2年度の実績を考慮し、病児・病後児が増加する見込みで予算計上しているとの答弁がありました。  委員より、こども家庭総合支援室の職員体制について質疑があり、当局より、配属される職員は研修を受講し、専門性を持って対応していく、正規職員の専門職等の配置も検討しているとの答弁がありました。  委員より、生活保護扶助費を増額すべきではないかとの質疑があり、当局より、余裕を持った予算を確保しているとの答弁がありました。  委員より、放課後等デイサービスのかざぐるまが閉所する理由について質疑があり、当局より、社会福祉協議会からは、効率化のため、かさぐるまをはるかぜに統合すると聞いているとの答弁がありました。  委員より、配食サービス事業費の減額理由について質疑があり、当局より、今まで利用者負担を市が直接収入していたが、事業者が利用者から収入する仕組みに変更したためであるとの答弁がありました。  委員より、シルバー人材センターの登録者数について質疑があり、当局より、令和 2年 4月 1日現在で 716人であるとの答弁がありました。  委員より、シニアクラブについて、制度改正をする考えはないかとの質疑があり、当局より、根本的なところからしっかりと考えていきたいとの答弁がありました。  次に、歳出中、第 4款衛生費について、委員より、地域医療拡充支援診療所誘致等補助金の算出根拠について質疑があり、当局より、現時点では、令和 3年度に診療所を開業するという情報はないが、 1件分の予算を計上したとの答弁がありました。  委員より、徳育保健センターの改修工事はどのように進めていくのかとの質疑があり、当局より、予算の関係上、現在は緊急対応の改修工事をしている。まずは、空調関係の工事から始める予定であるとの答弁がありました。  次に、歳出中、第10款教育費について、委員より、小学校施設補修費の減額理由について質疑があり、当局より、新型コロナウイルスの影響で市の予算全体が縮小傾向にあり、大規模な補修工事は実施しないためであるとの答弁がありました。  委員より、情報モラル啓発講座は全ての学校で実施されるのかとの質疑があり、当局より、講座を開催できる小中学校は 5校で、決め方は手上げ方式であるとの答弁がありました。  委員より、就学援助で給食費を補助している人数について質疑があり、当局より、令和 2年度は 600人、前年比で77人増加しているとの答弁がありました。  委員より、学校給食運営費の増額理由について質疑があり、当局より、給食回数の上限を変更したためであるとの答弁がありました。  委員より、要保護等児童就学支援費はこの予算額で足りるのかとの質疑があり、当局より、令和 2年度の認定率の上昇を考慮し、予算を増額しているため、確保できているとの答弁がありました。  委員より、図書購入費の減額理由について質疑があり、当局より、市全体の予算配分の関係で、図書購入費は減額し、電子図書館システムデジタルアーカイブの導入を進めていくとの答弁がありました。  関連して、他の委員より、電子書籍の利用方法について質疑があり、当局より、電子図書館システムの電子書籍は、インターネット環境があれば、パソコン、タブレット、スマートフォンなどで利用することができるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、新型コロナウイルスの影響で予算がかなり削減されているが、教育や福祉は何があっても削減してはいけない。逆に、コロナ禍で困窮度が増しているので、支援が届くように上乗せしていく必要があるとの意見が出され、他の委員より、コロナ禍で非常に厳しい財政の中、よく工夫され組まれた予算であるとの意見が出されました。  以上で委員間討議を終結し、討論を求めたところ、委員より反対の立場で、必要な予算を削ってはいけない。財政調整基金を崩してでも、教育や福祉についてはしっかりと予算づけするべきである。待機児童対策についてもやるべきことがたくさんあるとの討論があり、他の委員より、賛成の立場で、限られた財源の中で、よくまとまっている予算である。本当に大変なときには補正予算を組んで、その都度対応していく必要があるとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、当委員会に分割付託されました議案第 1号については、賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  また、審査の中で、多数の質疑、意見が出されましたが、時間の都合により全てを報告できなかったことを申し添えまして、文教厚生委員会委員長報告とさせていただきます。 ○議長(大石勇君) 次に、環境産業委員長、山本裕三君、御登壇ください。              〔環境産業委員長 山本裕三君 登壇〕 ◎環境産業委員長(山本裕三君) ただいま議長より報告を求められました議案第 1号、令和 3年度掛川市一般会計予算中、当委員会に分割付託されました第 1条、歳入歳出予算のうち、歳入中所管部分及び歳出中、第 2款総務費(第 1項のうち所管部分)、第 4款衛生費(第 1項を除く)、第 5款労働費、第 6款農林水産業費、第 7款商工費、第 8款土木費、第10款教育費(第 5項項及び第 6項のうち所管部分)、第11款災害復旧費について、その審査の概要と結果を報告いたします。  当委員会は、去る 3月10日午前10時18分から、第 2委員会室において、全委員出席の下、開会いたしました。  各担当課から説明を受けた後、審査に入りました。  委員より、来年度の組織編制によりシティプロモーション部門を改編する理由について質疑があり、当局より、選ばれるまちの実現に向けて、様々な分野における地域の魅力を生かしたシティプロモーションによる魅力ある人材等を呼び込み、移住促進を図るため、シティプロモーション・移住促進係を設置することとしたとの答弁がありました。  次に、歳出中、第 2款総務費について、委員より、文化芸術活動推進費に関連して、掛川市文化財団の今後の在り方について質疑があり、当局より、令和 4年度以降は収益事業を増やす努力をし、財団自身の力で運営していけるような状況を目指していくとの答弁がありました。  委員より、茶エンナーレの開催について、第 3回以降の開催はどのように検討していくのかとの質疑があり、当局より、開催時期や開催方法など、茶エンナーレ実行委員会で改めて検討していくとの答弁がありました。  次に、第 4款衛生費について、委員より、富士見台霊園13号墓域の整備について質疑があり、当局より、具体的な整備時期については明言はできないが、合葬墓及び樹木葬の整備をメインとして考えているとの答弁がありました。  委員より、温室効果ガス排出量の削減目標を設定したが、市民に対してはどのようなアプローチをしていくのか伺うとの質疑があり、当局より、地球温暖化や、特に熱中症対策など適応策について、市民団体等と連携し、講習会などを通じて啓発活動に努めていきたいとの答弁がありました。  委員より、コミュニティプラントを撤去する際の費用は市の負担になるのか伺うとの質疑があり、当局より、過去の事例も踏まえ、撤去の範囲や財源等検討していくとの答弁がありました。  続いて、第 5款労働費については質疑なく、次に、第 6款農林水産業費について、委員より、ならここの里管理運営費、改修工事費が増額となっているが、今後の維持管理の考え方について質疑があり、当局より、市として最低限の施設修繕をしていく。最終的には民間譲渡していけるよう検討を進めていくとの答弁がありました。  委員より、森林経営管理整備事業委託料の増額理由について質疑があり、当局より、実施箇所を増やしたことによるもので、道路周辺の伐採も含めて森林を整備していくとの答弁がありました。  委員より、新規事業であるかけがわの木活用促進事業費補助金の事業内容について質疑があり、当局より、掛川産の木材を使用し、住宅を新築される方に対して補助金を交付することで、掛川産木材の活用を促進する事業であるとの答弁がありました。  委員より、緑茶の健康効能研究結果に合わせたPR方法について質疑があり、当局より、効果があることが発表された場合には、パンフレットやSNSを活用して情報発信をしていきたいとの答弁がありました。  続いて、第 7款商工費について、委員より、地域経済活動活性化事業費、新たなビジネススタイル応援補助金を創設した目的について質疑があり、当局より、新たな生活様式や働き方の変化に合わせた新規事業進出者へ支援することで店舗や事務所等を増やし、地域経済を活性化していくことを目的としているとの答弁がありました。  続いて、第 8款土木費について、委員より、子育て世代リフォーム支援事業補助金の増額理由について質疑があり、当局より、子育て世代の経済負担を軽減するため、また、人口増加に向け移住定住施策を進める上でも重要であると考え、増額をしたとの答弁がありました。  委員より、市営住宅の今後の在り方について質疑があり、当局より、統廃合することも視野に入れ、時代のニーズに合った活用方法を考えていきたいとの答弁がありました。  委員より、掛川城公園管理費について、公園周辺の樹木が大きくなり、お城が見にくい場所もある。樹木の剪定や見せ方も含めて検討してほしいがいかがかとの質疑があり、当局より、目指すべき景観像を考え、剪定方法を検討していくとの答弁がありました。  続いて、第10款教育費については、特に申し上げる質疑なく、第11款災害復旧費については質疑なく、以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、財政状況は厳しいが、工夫しながら着実に執行することを望むとの意見が出され、他の委員より、限られた財源の中で、バランスよく予算組みされているとの意見が出されました。  以上で委員間討議を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、当委員会に分割付託されました議案第 1号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  なお、審査の中で、多数の質疑、意見が出されましたが、時間の都合により全てを報告できなかったことを申し添えまして、環境産業委員会の委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 続いて、総務委員長、小沼秀朗君、御登壇ください。               〔総務委員長 小沼秀朗君 登壇〕 ◎総務委員長(小沼秀朗君) ただいま議長より報告を求められました議案第 1号、令和 3年度掛川市一般会計予算中、当委員会に分割付託されました第 1条、歳入歳出予算のうち、歳入中、所管部分、歳出中、第 1款議会費、第 2款総務費(第 1項のうち所管外部分を除く)、第 9款消防費、第12款公債費、第13款予備費、第 2条債務負担行為、第 3条、地方債、第 4条、一時借入金、第 5条、歳出予算の流用について、その審査の概要と結果を御報告申し上げます。  当委員会は、去る 3月10日午前10時19分から、第 3委員会室におきまして、全委員出席の下、開会いたしました。  各担当課長からそれぞれ説明を受けた後、審査に入りました。  まず、歳入中、第 1款市税について、委員より、たばこ税に関連して、たばこの消費動向について質疑があり、当局より、税制改正に伴い税率は段階的に上がってきているが、消費本数は毎年度 5%から10%減少している。令和 2年度が 1億 1,737万 9,000本、令和 3年度は 1億 1,378万 6,000本を見込んでいるとの答弁がありました。  委員より、徴収猶予特例制度による滞納繰越分の来年度以降の状況について質疑があり、当局より、徴収猶予特例制度は今年度で終了となる。今後は催告をしながら徴収を進めていくが、不透明な部分もあり、滞納繰越しになる可能性もあるとの答弁がありました。  次に、歳出中、第 1款議会費については、質疑なく、続いて、歳出中、第 2款総務費について、委員より、財政調整基金等積立金費、ふるさと応援基金の増額理由について質疑があり、当局より、担当課によるPRや魅力的な返礼品の選定をしたこと及び緊急事態宣言後のステイホームにより、時間的余裕が増えた方からの寄附が増えたことが考えられるとの答弁がありました。  関連して、委員より、返礼品のうち人気のあるものは何かとの質疑があり、当局より、メロン、イチゴであるとの答弁がありました。  さらに、他の委員より、その生産者への支援はしているのかとの質疑があり、当局より、支援は行っていないが、返礼品の広告や宣伝を担当課において工夫しているとの答弁がありました。  職員採用費、職員採用をウェブで行うメリットについて質疑があり、当局より、遠方でも試験を受けることが可能になり、優秀な人材を幅広く採用できることであるとの答弁がありました。  委員より、遠方地域からの採用実績について質疑があり、当局より、大阪府、茨城県、石川県の方を採用したとの答弁がありました。  関連して、委員より、全国からの優秀な人材も必要であるが、地元をよく知る人材が必要であるとの意見がありました。  さらに、他の委員より、女性の活躍が求められている中、女性職員の採用は増えているのかとの質疑があり、ここ 3年の受験者は男性 7割、女性 3割であるが、採用は男性 6割、女性 4割で推移しているとの答弁がありました。  委員より、訟務等管理費、顧問弁護士への年間相談件数について質疑があり、当局より、平成30年度が20件、令和元年度が29件、今年度は現在時点で23件であるとの答弁がありました。  関連して、市長より、法制度が複雑化していることから相談回数が増え、顧問弁護士に負担をかけている状況である。職員への法律等の研修を改めて実施し、専門性の向上に努めていく必要があるとの意見がありました。  委員より、市民税課税事務費、パソコン等による確定申告(e-Tax)により業務負担は軽減されたか。また、今後の方向性について質疑があり、当局より、法人市民税の申告や納付、個人市民税の給与支払報告書、償却資産の申告などデータでの申告により課税業務がスムーズになった。今後、広くPRをしていきたいとの答弁がありました。  委員より、企画調整費、計画策定委託料 500万円の内訳について質疑があり、当局より、粟ヶ岳ロープウェイ調査委託料 100万円、地方分散を受けた都市づくり調査委託料及びデジタルトランスフォーメーション推進計画策定委託料が各 200万円であるとの答弁がありました。  委員より、インターネット等による広報費、LINEセグメント配信を今後本格的に進めていくのかとの質疑があり、当局より、来年度からセグメント配信を実施していく。今後は、登録者数を増やす取り組みにも努めたいとの答弁がありました。  委員より、広報かけがわ発行費、広報紙の配布方法変更の詳細について質疑があり、当局より、現配布委託業者から撤退の申出があり、区長会等に相談の上、方法を探した結果、郵便により区長宅や公会堂等へ配送することに変更予定であるとの答弁がありました。  委員より、住民基本台帳事務費、窓口業務委託における業者への指導監督方法と市民とのトラブルについて質疑があり、当局より、委託業者との定期的な打合せに加え、随時、意見交換を行っている。今年度、市民との大きなトラブルはないとの答弁がありました。  委員より、防犯対策事業推進費、自治区へのタブレットの更新計画はあるのかとの質疑があり、当局より、現時点での更新予定はない。今後、様々な訓練において数多く使用することで、慣れてもらうよう努めていくとの答弁がありました。  続いて、歳出中、第 9款消防費について、委員より、車両整備事業費、30メートル級はしご付消防車の新規整備に伴う普通旅費について質疑があり、当局より、同型車を所有している先進本部である静岡市での研修を予定しているとの答弁がありました。  関連して、委員より、はしご付消防車を整備することで、近隣市町と協力体制を取っていくのかとの質疑があり、当局より、整備のない袋井市、菊川市、御前崎市などと有事の際には協力体制を取り、出動していくとの答弁がありました。  さらに、他の委員より、はしご付消防車を整備することで、市内の高層建築物全てが消火可能となるのかとの質疑があり、当局より、市内には15メートル以上の中高層建築物が 200棟以上、そのうち、31メートル以上ある高層建築物 9棟ははしごが届かない状況にはあるが、建築基準法により火災の延焼が抑えられる構造や、スプリンクラーが義務づけられているなどの対応が図られているので、心配ないと考えているとの答弁がありました。  続いて、歳出中、第12款交際費、第13款予備費、第 2条、債務負担行為、第 3条、地方債、第 4条、一時借入金、第 5条、歳出予算の流用については質疑なく、以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、各課における業務委託が年々増加しているが、委託に対する考え方について意見を求めるとの意見があり、委員より、民間活力の導入は必要だが、安易に進めるべきではないとの意見があり、委員より、委託をすることで市民の満足度につながるのか、委託先をどのように選定したのかなどチェックが重要であるとの意見がありました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、当委員会に分割付託されました議案第 1号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  なお、時間の都合により、多くの質疑・意見を報告できなかったことを申し添えまして、総務委員会委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。  まず、 3番、勝川志保子さん、御登壇ください。                〔3番 勝川志保子君 登壇〕 ◆3番(勝川志保子君)  3番、日本共産党、勝川志保子です。  議案第 1号、令和 3年度一般会計予算について、通告に従いまして、反対の立場から討論に参加させていただきます。
     まず、総論としまして、「コロナショックをよりよいまちづくりへのチャンスと捉えて、未来への飛翔力を育むための予算」というふうに銘打っている、ここに大きな違和感があります。国の予算も大方同じような災害便乗型の予算編成です。デジタル化が必要だ。イノベーションが大事だ。チャンスを物にするためには、新たな投資が必要だ。  私の元にも市民からの声というのがたくさん寄せられます。シングルマザーの方からは、「昨年解雇になり、失業中。再就職もかなわず、失業保険もあと僅かな状態だ。シングルで子どもがいるが、学童に入れていたが、失業のために辞めさせられた。再就職したら 1人で留守番させるしかないのかなと思って、つらい状況だ。市営住宅の相談には何度も行ったが、保証人が理由で入居がかなわない。コロナの現状を踏まえて、見直していただきたい」、こんなメールが届きました。  また、旅行会社を経営している友人は、「雇用調整で従業員を休ませているため、自分が 1人で全てを何とかして切り盛りしている。先も見えないし、固定費さえ出ない中で貸付けが膨らんでいる。心が本当に折れそうになる。イノベーションに充てる自己資金などどこにもない」、そんなふうにため息をついていました。  危機は今ここにあります。困っている方が現実にたくさん今います。市民を誰一人取り残すことなく、寄り添い支援する、そういう政治が求められているわけです。足下の声を聞かず、他人事のように前を向いて希望を語る予算でいいのでしょうか。補正の審議のときにも言いましたが、コロナの問題があぶり出したものが何であったのか。この基本認識が私はずれていると思います。私たちは、医療や介護、セーフティーネットとしての機能できる、そういう福祉体制、教育・保育現場の充実などが生活をしていく上で欠かすことができないものであって、そこにゆとりがあるということが大切だということを知りました。新自由主義の下で広がった格差と貧困、自己責任論が蔓延する社会は、感染症にも弱い社会でした。大型の開発、右肩上がりの成長の限界、地球規模の環境保全を前提にした身の程を知る人間活動への変換が求められていることも感じました。過度にインバウンドに依拠せずに、地域内にきちんとお金の循環があること、地元の足腰がしっかり支えられる、そういう重要性も学びました。世界が一つで、格差なく平和でなければ感染症には立ち向かえないということも分かったわけです。  教訓を単にデジタル化や地方分散、移住促進、タブレットの導入などに押し込め、暮らしやすい安心・安全なまちへの施策、誰一人取り残さない支援を細やかに張り巡らす、感染症にも対応できるような医療介護体制を見直す、そういう予算編成がされたかという視点で見たとき、来年度予算に賛成することができません。ふるさと納税で積み立てた基金なども含めて、今ある危機にもっと予算を充てるべきだと考えます。  人事体制の中で、社会福祉士など専門職配置を折に触れて要求してきましたが、増員はDX推進に充てるとのことでした。ここだけが特別扱いで、住民サービスや支援の場所には人が増員されません。  子どもにとって学校が安全装置であることがよく分かったのに、10款教育費、小・中学校のトイレの洋式化なども見送り、学校施設の整備費、草刈りなどの維持管理予算、学校図書館の図書の購入費まで削りました。情けないことだと私は思います。 3款の保育施設、学童保育の学級規模の計画見直しや、 2款 1項の市民運動やまちづくり協議会への財政支援、これをより強めて、緊急時に対応ができるような財源を充てることも必要でしょう。 3款の保健予防業務の強化、医療介護現場へのマンパワーの強化など、コロナの今必要な施策というものは、財政調整基金を取り崩してでも充実させるべきではないでしょうか。  市税収入、落ち込みます。大きいのは法人税です。コロナ前から、大企業の優遇税制によって法人税減っていました。中小企業より大企業のほうが負担率が低い状態に以前からなっていたわけです。大きい企業の誘致さえしていれば市が潤うということはありません。地元の中小企業が大変な中、必死になって地元の雇用を守ろうと奔走しているときに、平気で非正規雇用を切り捨てたのが大企業です。内部留保の吐き出しもせずに、ぼろもうけをしているIT企業などへの責任も取らせないまま、ツケが自治体にも回ってきています。市民の懐が潤い、市民税がしっかりと払えるような政治への転換、今求められていると思います。  相次ぐ補助金の打ち切りや実情を見ない予算立ても心配です。例えば、生ごみの処理機への助成、焼津市などではアンケート結果に基づいて、コンパクトな処理機に切り替えて助成制度を継続しています。掛川市は単に打ち切りです。つなぐものがない。猫の不妊手術への助成も、ボランティア団体がなくなって金額が減ったことで、年度途中手術できない子が出ているのに、その実態からではなく、単にその予算を使ってできた実績件数を上げているに過ぎず、市民の生活上の問題を解決するための予算立てではないと私は思います。住宅リフォーム助成制度などは希望が多くて、10万円の助成の上限が毎年切下げになりますが、額は上がりません。地域経済を活性化させるための予算が欲しい。市民生活上の問題を解決し、生活をよりよく送りたい、環境に優しい生活がしたいという市井の声を実現するための予算こそ、細やかに配分してほしいと思います。   2款 1項公共交通政策がコンパクトシティ構想に基づいたバス路線中心計画であるため、多くの部分がバスの維持補填に充てられています。住民が望んでいるのは、ドア・ツー・ドアのデマンドタクシーや地域循環コミュニティバスなどであって、地域内計画をまちづくり協議会に投げ、運営まで責任を持たせるやり方は、早晩破綻が来ます。  子ども子育て支援事業として、 3款 2項 6目で新規につけられた結婚新生活支援事業には大きな違和感があります。29歳まで60万円、30歳以上30万円と差をつけています。早く結婚してたくさん子どもを産みなさいねという意図が透けています。先日、同性婚を認めないことを違憲とする判決が地裁で出ていますが、子どもを産まないカップルを認めることとこの制度は相容れないのではないでしょうか。結婚と出産を一体化させている国の家族観に乗っかるこの予算づけには、私は反対です。  公共の役割とは何なのか。地方自治体の責務とは何なのか。コロナ禍の今、問われています。自助・共助を強調し、公共の担うべきものを切り捨てることのないよう、誰一人取り残すことがないように税金が使われなくてはなりません。先ほどの委員長報告の中で、粟ヶ岳のロープウェイ調査費のことが触れられましたが、不要不急の開発、工業団地の開発などを含めて、今行うべきではない、そういうものがないのかという精査を私はするべきだと思います。全てを網羅することはできませんでしたが、この視点で見たときに、私はコロナ禍であえぐ市民を守り切れる予算にはなっていないのではないかと考え、この予算案に反対します。  以上です。 ○議長(大石勇君) 次に、 9番、松浦昌巳君、御登壇ください。                〔9番 松浦昌巳君 登壇〕 ◆9番(松浦昌巳君) 議席番号 9番、松浦昌巳です。  私は、議案第 1号、令和 3年度掛川市一般会計予算について、これを賛成とすべき立場から意見を申し上げます。  新型コロナウイルス感染症は、第 3波の大きな山は越えましたが、下げ止まり傾向にあり、変異種の拡散や病院、家庭内でのクラスターの発生が起こり、依然として予断を許しません。ワクチン接種が始まりましたが、全ての市民が接種するまでには時間がかかります。医療機関をはじめとする関係各所の方々の御尽力に心から感謝申し上げるとともに、引き続き油断することなく、個人個人での感染予防に努めることが重要です。  さて、令和 3年度当初予算は、「未来への飛翔力を育むための予算」とし、コロナショックをよりよいまちづくりのチャンスと捉え、未来に羽ばたく力を蓄積し、新しい生活様式や価値観の変化に対応する内容となっています。  一般会計は 484億 8,000万円で、前年度対比 4.5%の減です。歳入では、市税収入がコロナに伴い個人市民税や法人市民税の減及び固定資産税における中小企業者等の事業用家屋や償却資産の軽減措置により 7億 9,000万円減少し、 199億 1,600万円が見込まれます。財政は大変厳しい状況ではありますが、第 2次総合計画ポストコロナ編の 7つの戦略を推進する事業と、コロナ後の新たな社会像の実現に向けたウィズコロナ、ポストコロナに対応する予算となっています。  私は、この予算の中から評価すべき点を挙げ、意見を述べさせていただきます。  まずは、地方分散を受けた都市づくり調査・DX推進計画策定事業です。  ポストコロナにおける地方分散の流れに対応するために、都市部のニーズと掛川市のシーズを調査・整理し、移住・定住や交流人口の拡大に向けた基礎調査を実施することと、さらに、ITの活用により市民生活をよりよい方向に変化させるため、行政サービスを抜本的に変えるDX推進計画を策定することは、ポストコロナ、ウィズコロナ対応施策の方向性が明確化することに大いに評価します。   2点目は、マイナンバーカード関連事務事業です。  ポストコロナにおける行政のデジタル化推進と利便性向上に向けて、市民に対するマイナンバーカードの普及拡大は、行政事務、行政サービスのICT技術活用の拡大に期待するものです。   3点目は、学校教育情報化推進事業です。  GIGAスクール構想で整備された児童生徒 1人 1台端末や増強された校内LAN及びインターネット回線の使用料、さらに、それらを活用したICT教育を充実させるため、ICT支援員を派遣し、機器の効果的な使用を支援することは、急速な変化に対応するためには必要な事業で、コロナにより顕在化したニーズへの対応として、大いに評価いたします。   4点目は、庁舎天井改修事業です。  市役所に訪れた市民と職員の安全を確保するためにも、一刻も早い改修工事が求められてきましたが、ようやく事業化されました。災害時には対策本部となる場所ですので、安全・安心な庁舎となることは喜ばしいことです。   5点目は、はしご付消防車の購入です。  掛川市には15メートル以上の中高層ビルが 200棟あると伺っています。人命救助において必要な機材であると同時に、新たな資機材使用の習得にも力を注いでいただき、安全な掛川市となるよう期待しています。  そのほかにも、ポストコロナ、ウィズコロナ対応施策の方向性の明確化のため、第 2次総合計画基本計画の改定や地域課題解決事業構想の策定、行政事務、行政サービスのICT技術活用の拡大のため、テレワーク、オンライン環境の整備や電子申請に対応した保育所等AI入所選考システムの導入、コロナにより顕在化したニーズへの対応のため、観光誘客、移住就業促進や新たなビジネススタイル応援事業、セーフティーネット関連として、生活困窮者自立支援事業や城東こども園、おおぶちそよ風こども園、千羽地内保育園の整備補助事業、経済都市づくり関連として、企業誘致や掛川西スマートインターチェンジの検討、教育・文化、環境関連として、電子図書館システムの導入や大東給食センター改修事業、共助・共生社会防災関連として、地区まちづくり協議会の支援や防災ガイドブックの改訂などを挙げることができます。  以上、主要施策の中から幾つか評価すべき点を挙げ、意見を述べさせていただきましたが、コロナ禍において厳しい財政状況ではありますが、未来に向けて力を蓄えるための重要な政策に対しての配分に大いに評価いたします。  最後に、令和 3年度はウィズコロナ、ポストコロナの生活様式、働き方、教育など様々な変化の 1年となると思います。変化に応じた迅速な対応が求められてきます。財政調整基金の残額も不安はありますが、市民に寄り添い、蓄えた力をいつでも発揮できるような政策を展開していただけることを期待して、私の賛成討論とさせていただきます。 ○議長(大石勇君) 以上で通告による討論は終わりました。  これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  本件に対する各委員長の報告は可決すべきとするものであります。  本件は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(大石勇君) ありがとうございました。着席してください。  起立多数であります。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定をいたしました。 △日程第5 議案第50号 ○議長(大石勇君) 日程第 5、議案第50号を議題とします。  本件に関し、これから委員長の報告を求めます。  文教厚生委員長、窪野愛子さん、御登壇ください。              〔文教厚生委員長 窪野愛子君 登壇〕 ◎文教厚生委員長(窪野愛子君) ただいま議長より報告を求められました議案第50号、令和 3年度掛川市一般会計補正予算(第 1号)、第 1条、歳入歳出予算の補正のうち、歳入中、所管部分、歳出中、第 4款衛生費について御報告いたします。  本件は、令和 3年度掛川市一般会計予算の審査後、続けて審査を行いました。  担当課から説明を受けた後、審査に入りました。  第 4款衛生費について、委員より、ワクチン接種に伴う移動困難者の移動手段について質疑があり、当局より、現在、利用しやすい移動手段について検討しているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、正確でない情報が流れやすいので、市民に最新情報を提供していくべきであるとの意見が出されました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第50号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、文教厚生委員会の委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 以上で委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認め、これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  議案第50号について採決をします。  本件に対する委員長の報告は、可決すべきとするものであります。  本件は委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定をいたしました。 △日程第6 議案第53号 ○議長(大石勇君) 日程第 6、議案第53号を議題とします。  本件に関し、これから委員長の報告を求めます。  まず、環境産業委員長、山本裕三君、御登壇ください。              〔環境産業委員長 山本裕三君 登壇〕 ◎環境産業委員長(山本裕三君) ただいま議長より報告を求められました議案第53号、令和 3年度掛川市一般会計補正予算(第 2号)中、当委員会に分割付託されました第 1条、歳入歳出補正予算のうち、歳入中、所管部分及び歳出中、第 7款商工費について、その審査の概要と結果を報告いたします。  各担当課から説明を受けた後、審査に入りました。  当局説明の後、質疑を求めたところ、特に申し上げる質疑なく、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、当委員会に分割付託されました議案第53号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、環境産業委員会の委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 次に、総務委員長、小沼秀朗君、御登壇ください。               〔総務委員長 小沼秀朗君 登壇〕 ◎総務委員長(小沼秀朗君) ただいま議長より報告を求められました議案第53号、令和 3年度掛川市一般会計補正予算(第 2号)中、当委員会に分割付託されました第 1条、歳入歳出予算の補正のうち、歳入中、所管部分、歳出中、第 2款総務費及び第 2条、債務負担行為の補正について、その審査の概要と結果につきまして報告いたします。  各担当課長からそれぞれ説明を受けた後、審査に入りました。  まず、歳入については、質疑なく、次に、歳出中、第 2款総務費、及び第 2条、債務負担行為の補正について、委員より、健康ふれあい館改修費負担金に関連して、土地賃貸借契約期間満了の令和10年 8月まで指定管理を継続した場合と譲渡した場合の金額の比較について質疑があり、当局より、指定管理を継続した場合は、指定管理料約 2億 400万円、改修費 8億 7,900万円、借地料約 9,000万円、合計11億 7,300万円である。今回の譲渡では、改修費 2億 7,000万円、借地料 9,000万円、合計 3億 6,000万円で、約 8億 1,300万円の削減となるとの答弁がありました。  関連して、他の委員より、新たな建物は改修費に含まれるのかとの質疑があり、当局より、既存の建物限定であるとの答弁がありました。  市長より、健康ふれあい館については、難しい課題となっていた。就任以来、市民、企業、行政が協働で取り組むまちづくりを進めてきたことから、担当部署の努力もあり、任期中にこのような形で進められたことを大変うれしく思っている。議会の協力にも感謝申し上げる。今回の譲渡により、施設周辺がさらにすばらしい地域になることを願うとの見解が述べられました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、当委員会に分割付託されました議案第53号、令和 3年度掛川市一般会計補正予算(第 2号)につきましては全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、総務委員会委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 以上で委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入ります。討論の通告がありますので、これを許します。  まず、 3番、勝川志保子さん、御登壇ください。                〔3番 勝川志保子君 登壇〕 ◆3番(勝川志保子君)  3番、日本共産党、勝川志保子です。  通告に従いまして、第53号、一般会計補正予算(第 2号)について、反対の立場から討論に参加させていただきます。  債務負担行為の 2億 7,000万円の改修費用負担、これは改修費として事業者が示している 3億 4,000万円の80%ぐらいに当たります。コロナ禍において、あまりにも大きい負担だと思います。一貫して財政調整基金が減ることを危惧し、市民のためのあれこれの予算を削減する中での支出となります。税金で目的を持って建てられた施設をとにかくいい条件を出して撤退し、早く民間に渡してしまうという性急な感じを私は受けました。今後、税金で建てられた公共施設が次々にこのように民間に持参金つきで渡されていく、その先駆例となるように思えてなりません。  仮に予算づけをするにしても、地元の協力も最大限引き出した上、今まで利用していた方々のサービス削減への不安が払拭できる計画の立案とその具体化を将来にわたって市が責任を持って示してから財源を出すべきではないかと思います。  以上、反対討論とします。 ○議長(大石勇君) 次に、 9番、松浦昌巳君、御登壇ください。                〔9番 松浦昌巳君 登壇〕 ◆9番(松浦昌巳君)  9番、松浦昌巳です。
     私は、議案第53号、令和 3年度掛川市一般会計補正予算(第 2号)について、これを賛成とすべき立場から意見を申し上げます。  まず、経済変動対策貸付金利子補給金の追加は、令和 2年度において静岡県と協調して利子補給を実施しており、県が期間を延長することに合わせて掛川市も延長するもので、コロナの影響により大変厳しい事業活動を強いられている地域の事業者様への支援策として必要なものであり、大いに評価できるものであります。  また、このたびの健康ふれあい館(大東温泉シートピア)の民間譲渡については、環境産業委員会が熱心に議論を繰り返し、南部地域の地域振興と観光交流を推進するため、民間活力を最大限に活用するべきと当局に政策提言したものであります。  歳出の 2億 4,000万円は、債務負担行為を設定している 2億 7,000万円のうち令和 3年度分で、積算根拠は、建物を解体した場合に係る費用相当額であり、この金額を上限に事業者を支援することで、これまでと同様の温泉施設としての機能の継続と、周辺ロケーションを最大限に生かした福祉観光施設として、南部地域の活性化に貢献することができると思います。民間の創意工夫でこれまで以上に施設機能を発揮し、南部地域の活性化と掛川市の大きな観光資源になることを期待して、私の賛成討論といたします。 ○議長(大石勇君) 以上で通告による討論は終わりました。  これから採決に入ります。  本件に対する各委員長の報告は、可決すべきとするものであります。  本件は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(大石勇君) ありがとうございました。着席してください。  起立多数であります。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定いたしました。  この際、しばらく休憩とします。                  午前10時56分 休憩                  午前11時09分 開議 ○議長(大石勇君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第7 議案第 2号~議案第16号 ○議長(大石勇君) 日程第 7、議案第 2号から議案第16号までの15件を一括議題とします。  本15件に関し、これから委員長の報告を求めます。  まず、文教厚生委員長、窪野愛子さん、御登壇ください。              〔文教厚生委員長 窪野愛子君 登壇〕 ◎文教厚生委員長(窪野愛子君) ただいま議長から報告を求められました議案第 2号から議案第 4号までの 3件につきまして、文教厚生委員会における審査の概要と結果を順次御報告申し上げます。  本 3件は、一般会計予算に引き続き、審査をいたしました。  まず、議案第 2号、令和 3年度掛川市国民健康保険特別会計予算について御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、医療費適正化を目的とした医療費通知に係る経費について、国・県からの支援はないのかとの質疑があり、当局より、ポイントとして計算され、実質的には、県より特別交付金として公布されているとの答弁がありました。  委員より、一般会計繰入金について、その他の部分が前年度対比 2,000万円減の理由を伺うとの質疑があり、当局より、税軽減のために繰り入れることは認められず、保健事業費等に充てる部分を繰り入れているためであるとの答弁がありました。  委員より、基金積立金に関連して現在の基金残高について質疑があり、当局より、本年度末で 5億円程度を見込んでいるとの答弁がありました。  さらに委員より、基金及び一般会計からの繰り入れ状況の説明を再度してくださいとの質疑があり、当局より、令和 2年度末基金残額 5億円から約 3億円を取り崩し、なお、一般会計から繰り入れしないと予算編成できないが、特別交付金を多く頂けるよう努力し、基金に積み立て直し、来年度予算編成に充当していくとの答弁がありました。  委員より、コロナの影響を受け、税を払うことが難しい方もいる中、収納率の目標が高いと思うがいかがかとの質疑があり、当局より、収納率向上は国保制度として求められているため、力を入れているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、公的な負担がなく、加入者の負担が大きい。コロナの影響を受け、納付が大変な方が加入していきている中で、収納率を上げていくことはいかがなものか。均等割の子供たちへの減免が令和 4年度になるということであれば、令和 3年度の対応を自治体として考えるべきとの意見が出され、他の委員より、当局には、厳しい状況の中で、保険者努力支援交付金の制度などを活用するとともに、引き続き弱者に寄り添った対応をお願いしたいとの意見が出されました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、委員より、反対の立場で、収納率の向上という運用をしながら、法定外繰り入れや基金の取り崩しがこの額で抑えられているということがセーフティーネットとしての予算として問題があるとの討論があり、他の委員より、賛成の立場で、今、本当にこれ以上取り崩すべきか考えたときに、まだそこまで至っていないと思う。掛川市は基金取り崩しを少なくするという形で何とかやりくりをしていこうと市民に寄り添う形を考えているとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、議案第 2号は、賛成多数にて、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第 3号、令和 3年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計予算について御報告申し上げます。  当局の説明の後、質疑を求めたところ、委員より、KDBシステムを活用した分析について、セキュリティーや個人情報保護の観点は大丈夫なのかとの質疑があり、当局より、基本的に個人情報は提供せず、ふくしあ単位のデータを提供して分析し、健康課題を明確化して事業展開をしていくとの答弁がありました。  委員より、保険料の増額理由について質疑があり、当局より、被保険者数の増による増額を見込んでいるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、年金を計算根拠としていることで減額なしで保険料が入ると考えていること自体に危うさを感じる。後期高齢者を切り離す保険制度自体がおかしいとの意見が出されました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、委員より、反対の立場で、コロナの影響を受けている時期に、昨年上げた保険料をそのまま据え置き、会計予算を組むこと自体に無理がある。繰入金のことを考えながら収納率を上げるのではなく、保険料を払えない人に猶予をする運用が必要であるとの討論がありました。他の委員より、賛成の立場で、制度上の問題はあると思うが、医療費がかかるため、見直しには高いハードルがある。とにかくこの制度を続けていかなくてはいけないとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、議案第 3号は賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第 4号、令和 3年度掛川市介護保険特別会計予算について御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、紙おむつ支援事業費 600万円の減額理由について質疑があり、当局より、国の方針に基づき、本人課税、保険料段階が第 6から第 9段階の利用者を対象外としたことによる減額であるとの答弁がありました。  委員より、何人くらいに影響があるのかとの質疑があり、当局より、令和 2年の 2月現在で受給者 718名、そのうちの 159名であるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、県内でも高い介護保険料を少しでも引き下げ、負担を減らしていく姿勢が大事である。保険料を据え置いて予算が組まれているところが根本的に問題がある。紙おむつの問題にしても、結局、在宅で頑張っていた人たちに対しても悲しい政策であるとの意見が出され、他の委員より、サービスを向上させ保険料を下げることは難しい。皆さんに御協力をいただきながら、全体として介護を支えていくということが必要であるとの意見が出されました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、委員より、反対の立場で、基金の取崩しを増やさず、高い保険料を維持していくことは、市民に理解を得にくい。保険料が滞納となり、サービスが受けられない方が出てこないか心配であるとの討論があり、他の委員より、賛成の立場で、将来的なことを見越したときには、基金を取り崩していくということは必ずしもいいことではないと思う。超高齢化社会に向けて施策を取っていくことが大切であるとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、議案第 4号は賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、文教厚生委員会委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 次に、総務文教委員長、小沼秀朗君、御登壇ください。               〔総務委員長 小沼秀朗君 登壇〕 ◎総務委員長(小沼秀朗君) ただいま議長より報告を求められました議案第 5号及び議案第 8号から議案第11号までの 5件について、当委員会における審査の概要と結果を御報告申し上げます。  本 5件は、一般会計予算の審査後、続けて審査を行いました。  まず、議案第 5号、令和 3年度掛川市公共用地取得特別会計予算について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、資産の売却など中長期的な計画について質疑があり、当局より、一般会計による買戻し、現在、貸し付けている相手方への売払い、公募による売払いの 3種類に分類し、計画を立てている。そのうち、公募による売払いは、成滝・満水区土地区画整理事業内用地、旧大坂保育所跡地、くにやす苑南地域用地であるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 5号につきましては全会一致にて可決すべきものと決定しました。  次に、議案第 8号、令和 3年度上西郷財産区特別会計予算、議案第 9号、令和 3年度桜木財産区特別会計予算、議案第10号、令和 3年度東山財産区特別会計予算及び議案第11号、令和 3年度佐束財産区特別会計予算について申し上げます。  この 4件につきましては、一括議題として審査いたしました。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、市連絡協議会研修負担金の積算根拠について質疑があり、当局より、財産区ごとの出席見込み数に応じた額を計上しているとの答弁がありました。  委員より、費用弁償及び委員報酬の積算根拠について質疑があり、当局より、財産区ごとの条例で定めているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、特に申し上げる討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 8号から議案第11号までの 4件については、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、総務委員会委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 続いて、環境産業委員長、山本裕三君、御登壇ください。              〔環境産業委員長 山本裕三君 登壇〕 ◎環境産業委員長(山本裕三君) ただいま議長より報告を求められました議案第 6号、議案第 7号及び議案第12号から議案第16号までの 7件について、その審査の概要と結果を報告いたします。  初めに、議案第 6号、令和 3年度掛川市駅周辺施設管理特別会計予算について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、駅北西側のトイレについて、女性や若者からきれいなトイレに新設してほしいとの要望があるがいかがかとの質疑があり、当局より、トイレ棟はJRとの区分所有であるため、市単独での改築は難しいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 6号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました  次に、議案第 7号、令和 3年度大坂・土方工業用地整備事業特別会計予算について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、特に申し上げる質疑なく、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 7号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  続いて、議案第12号、令和 3年度掛川市水道事業会計予算について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、基幹管路の耐震化率について、目標値を上げることができないかとの質疑があり、当局より、まずは国の目標値である令和 7年度末、54%を目指していきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、水道施設は市民生活に欠かせないインフラであるので、専門技術を持った職員を確保すべきではないかとの意見があり、ほかの委員より、人員確保については全庁で考えていく必要があるとの意見が出されました。  以上で委員間討議を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第12号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました  続いて、議案第13号、令和 3年度掛川市簡易水道事業会計予算について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、料金改定について、上水道の使用料金に合わせることができそうかとの質疑があり、当局より、上水道の使用料金の水準より低く、かつ、一般会計から繰入れを行っている簡易水道については地元に説明を行っているが、現状のままであるため、今後も継続して協議していくとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、特に申し上げる討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第12号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  続いて、議案第14号、令和 3年度掛川市公共下水道事業会計予算について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、生活排水処理実施計画の中間見直しをすることの効果について伺うとの質疑があり、当局より、PDCAサイクルを繰り返すことで適正な管理や事業推進を行うことができるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、後世に負担をかけないような見直しをしていただきたいとの意見が出され、全委員が賛同しました。  以上で委員間討議を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第14号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  続いて、議案第15号、令和 3年度掛川市農業集落排水事業会計予算について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、浄化槽市町村設置と比べると、処理コストの面では浄化槽市町村設置のほうが有利という考えでよいかとの質疑があり、当局より、そのとおりであるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第15号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  続いて、議案第16号、令和 3年度掛川市浄化槽市町村設置推進事業会計予算について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、一般会計繰入金の考え方について質疑があり、当局より、浄化槽の修繕に係る費用に関して、使用料で賄うことができない場合は繰入金で補うことになるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第16号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、環境産業委員会の委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認め、これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  まず、議案第 2号から議案第 4号までの 3件について、一括して起立採決をします。  本 3件に対する委員長の報告はいずれも可決すべきとするものであります。  本 3件は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(大石勇君) ありがとうございました。着席してください。  起立多数であります。  したがって、本 3件は原案のとおり可決することに決定をいたしました。  次に、議案第 5号から議案第16号までの12件について、一括採決をします。  本12件に対する各委員長の報告はいずれも可決すべきとするものであります。  本12件は委員長報告のとおり、可決することに御異議ありませんか。
                   〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本12件は原案のとおり可決することに決定をしました。 △日程第8 議案第54号 ○議長(大石勇君) 続きまして、日程第 8、議案第54号を議題とします。  これから質疑に入りますが、質疑の通告はありませんので、質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  お諮りします。  ただいま議題となっております議案第54号につきましては、会議規則第37条第 3項の規定に基づき、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本件については、委員会付託を省略することに決定をいたしました。  これから本件に対する討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認め、これをもって討論を終結します。  これから議案第54号について採決をします。  本件は原案のとおり決定することで御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定をいたしました。 △日程第9 議案第19号及び議案第22号~議案第25号 ○議長(大石勇君) 日程第 9、議案第19号及び議案第22号から議案第25号までの 5件を一括議題とします。  本 5件に関し、これから委員長の報告を求めます。  まず、総務委員長、小沼秀朗君、御登壇ください。               〔総務委員長 小沼秀朗君 登壇〕 ◎総務委員長(小沼秀朗君) ただいま議長より報告を求められました議案第19号及び議案第25号について、その審査の概要と結果を御報告申し上げます。  まず、議案第19号、掛川市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、ワクチン接種に従事する職員は対象になるのかとの質疑があり、当局より、緊急に行われた措置に係る業務に従事したときが対象であるため、消防職員のみであるとの答弁がありました。  委員より、今回追加される手当の額は、業務内容に照らして適当であるかとの質疑があり、当局より、人事院規則に準じており、それを超えることは適切ではないと考えているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第19号については全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第25号、掛川市地震・津波対策整備基金条例の一部改正について御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、これまで積み立てた基金を風水害対策にも使えるかとの質疑があり、当局より、基金の使途については、地震津波対策寄附金推進委員会で協議検討していくとの答弁がありました。  関連して、他の委員より、今年度の風水害による被災額について質疑があり、当局より、今年度は比較的大きな災害は少なく、土木災害に関する補正予算を約 1億 7,000万円計上したとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、基金の使途について、風水害対策にも 4月から使えるようにするべきであるとの意見があり、委員より、従来は地震・津波が対象で基金を積み立てていたが、最近は大型台風などの被害が大きく、毎年整備が必要になってきている。収支の心配はあるが、使えるようにしておくことが重要だと考えるとの賛同の意見がありました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第25号については全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、総務委員会委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 次に、文教厚生委員長、窪野愛子さん、御登壇ください。              〔文教厚生委員長 窪野愛子君 登壇〕 ◎文教厚生委員長(窪野愛子君) ただいま議長から報告を求められました議案第22号から議案第24号の 3件につきまして、文教厚生委員会における審査の概要と結果を御報告申し上げます。  まず、議案第22号、掛川市重度心身障害児扶養手当支給条例の一部改正について御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、障害等級が 1級に該当する人数について質疑があり、当局より、 4月 1日現在で39名であるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第22号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第23号、掛川市介護保険条例の一部改正について御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、この改正によりどの程度の方が軽減措置されるのかとの質疑があり、当局より、第一段階から第三段階の方が引き続き軽減措置を受けることになり、対象被保険者は 6,027人、全体の18.6%の方が軽減の対象となるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第23号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第24号、掛川市国民健康保険税条例の一部改正についてを御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、今回の改正に伴う影響額について質疑があり、当局より、根本的な基準が変わってしまい、また、システム改修が令和 3年度のため影響額の試算ができていない状況であるとの答弁がありました。  さらに、委員より、負担軽減になるのかとの質疑があり、当局より、いろいろなケースが考えられるので一概には言えないが、負担減になると思うとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、特に申し上げる討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第24号は賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、文教厚生委員会委員長報告とさせていただきます。 ○議長(大石勇君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。 3番、勝川議員。 ◆3番(勝川志保子君) 今、文教厚生委員会の委員長報告の中で、ちょっと数字が委員会の中で出た数字と違うと思うので、訂正をお願いしたいんですが、議案第22号の質疑の説明の中で、 2条の条例改正によって障害等級 1級に該当する者が39人いるという説明だったんですけれども、この 2条の規定は年齢が20歳未満でということがあるわけで、その人数についてはゼロ、いないという報告だったと思うので、そこを訂正をお願いしたいんですが。  この数字について確認をお願いしたいです。 ○議長(大石勇君) 確認ですね。いいですか。文教厚生委員長、窪野愛子さん。 ◎文教厚生委員長(窪野愛子君) 大変申し訳ありません。ゼロということで訂正していただきたいと思います。 ○議長(大石勇君) ゼロということで訂正ですか。 ◎文教厚生委員長(窪野愛子君) はい。申し訳ありません。 ○議長(大石勇君) 勝川議員、それでよろしいですか。 ◆3番(勝川志保子君) はい。 ○議長(大石勇君) ほかに委員長報告に対する質疑ありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) それでは、質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認め、これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  まず、議案第24号について、起立採決をします。  本件に対する委員長の報告は可決すべきとするものであります。  本件は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(大石勇君) 全会一致であります。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定をいたしました。  次に、議案第19号、議案第22号及び議案第23号並びに議案第25号の 4件について、一括採決をします。  本 4件に対する各委員長の報告は、いずれも可決すべきとするものであります。  本 4件は委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本 4件は原案のとおり可決することに決定をいたしました。 △日程第10 議案第55号及び議案第56号 ○議長(大石勇君) 日程第10、議案第55号及び議案第56号を一括議題とします。  これから質疑に入りますが、質疑の通告はありませんので、質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  お諮りします。  ただいま議題となっております議案第55号及び議案第56号については、会議規則第37条第 3項の規定に基づき、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本 2件については、委員会付託を省略することに決定をいたしました。  これから本 2件に対する討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認め、これをもって討論を終結します。  これから議案第55号及び議案第56号の 2件について一括採決をします。  本 2件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本 2件は原案のとおり可決することに決定をいたしました。  この際、しばらく休憩とします。                  午前11時48分 休憩                  午後 0時59分 開議 ○議長(大石勇君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第11 議案第59号~議案第69号 ○議長(大石勇君) 日程第11、議案第59号から議案第69号までの11件を一括議題とします。  提出者から提案理由の説明を求めます。市長、松井三郎君。                〔市長 松井三郎君 登壇〕 ◎市長(松井三郎君) ただいま上程されました議案第59号から議案第69号までの11件について、一括して御説明申し上げます。  議案第59号、掛川市外 2組合公平委員会委員の選任については、次の方を掛川市外 2組合公平委員会委員として選任をしたいので、地方公務員法第 9条の 2第 2項の規定により議会の同意を求めるものであります。  今回同意を求める方は、住所、掛川市塩町 5番地の14、氏名、西尾繁昭、生年月日、昭和24年 7月30日生まれ、71歳であります。  なお、西尾繁昭さんについては任期満了による再任であり、その履歴については、別冊の参考資料に記載したとおりであります。
     次に、議案第60号から議案第62号までの 3件については、いずれも人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、次の方を人権擁護委員として推薦したいので、人権擁護委員法第 6条第 3項の規定により議会の意見を求めるものであります。  議案第60号で意見を求める方は、掛川市岡津 188番の 1、氏名、高橋悦男、生年月日、昭和24年 5月21日生まれ、71歳であります。  議案第61号で意見を求める方は、掛川市各和1347番地の 1、氏名、萩田孝明、生年月日、昭和27年10月12日生まれ、68歳であります。  議案第62号で意見を求める方は、住所、掛川市大坂3456番地の29、氏名、犬塚昭治、生年月日、昭和31年11月20日生まれ、64歳であります。  なお、高橋悦男さん、萩田孝明さんの 2名については任期満了による再任、犬塚昭治さんについては新任であり、その履歴については、別冊の参考資料に記載したとおりであります。  次に、議案第63号から議案第69号までの 7件については、いずれも掛川市佐束財産区管理委員の選任について、次の方を掛川市佐束財産区管理委員に選任したいので、掛川市佐束財産区管理会条例第 4条の規定により議会の同意を求めるものであります。  議案第63号で同意を求める方は、掛川市中方1053番地の 1、氏名、萩田好郎、生年月日、昭和24年 9月16日生まれ、71歳であります。  議案第64号で同意を求める方は、掛川市小貫 800番地、氏名、早川正宏、生年月日、昭和28年 1月23日生まれ、68歳であります。  議案第65号で同意を求める方は、掛川市岩滑1710番地の 1、氏名、鈴木茂夫、生年月日、昭和24年 7月 9日生まれ、71歳であります。  議案第66号で同意を求める方は、住所、掛川市高瀬 283番地、氏名、古川高行、生年月日、昭和25年 8月20日生まれ、70歳であります。  議案第67号で同意を求める方は、掛川市中方1029番地の 1、氏名、鈴木隆司、生年月日、昭和26年 2月19日生まれ、70歳であります。  議案第68号で同意を求める方は、掛川市高瀬1248番地の 3、氏名、鈴木久志、生年月日、昭和28年 7月 8日生まれ、67歳であります。  議案第69号で同意を求める方は、住所、掛川市高瀬15番地の 1、氏名、松下幸市、生年月日、昭和30年 1月17日生まれ、66歳であります。  なお、萩田好郎さん、早川正宏さんの 2名については任期満了による再任、鈴木茂夫さん、古川高行さん、鈴木隆司さん、鈴木久志さん、松下幸市さんの 5名については新任であり、その履歴については、別冊の参考資料に記載したとおりであります。  以上、11件について一括して御説明を申し上げましたが、よろしく御審議いただき、御同意、御意見をくださるようよろしくお願い申し上げます。  以上であります。 ○議長(大石勇君) 以上で説明は終わりました。  この際、お諮りをします。  ただいま議題となっております議案第59号から議案第69号までの11件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本11件は、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決することに決定をしました。  これから採決に入ります。  議案第59号から議案第69号までの11件について、一括採決をします。  11件は同意することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本11件は、同意することに決定をいたしました。 △日程第12 議案第70号 ○議長(大石勇君) 日程第12、議案第70号を議題とします。  提出者から提案理由の説明を求めます。市長、松井三郎君。                〔市長 松井三郎君 登壇〕 ◎市長(松井三郎君) ただいま上程されました議案第70号について御説明申し上げます。  議案第70号、掛川市教育委員会教育長の任命については、次の方を掛川市教育委員会教育長に任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第 4条第 1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。  今回、同意をお願いする方は、住所、掛川市中央三丁目 164番地、氏名、佐藤嘉晃、生年月日、昭和35年11月23日生まれ、60歳であります。  なお、佐藤嘉晃さんは任期満了による再任であり、その履歴については、別冊の参考資料に記載したとおりであります。  以上、御説明申し上げましたが、御審議いただき、御同意くださるようよろしくお願い申し上げます。  以上であります。 ○議長(大石勇君) 以上で説明は終わりました。  この際、お諮りします。  ただいま議題となっております議案第70号については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本件は、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決することに決定をしました。  これから採決に入ります。  議案第70号について採決します。  本件は同意することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本件は、同意することに決定しました。 △日程第13 議発第 1号 ○議長(大石勇君) 日程第13、議発第 1号を議題とします。  本件について、提出者の趣旨説明を求めます。議会運営委員会副委員長、二村禮一君、御登壇ください。            〔議会運営委員会副委員長 二村禮一君 登壇〕 ◎議会運営委員会副委員長(二村禮一君) ただいま上程されました議発第 1号、掛川市議会会議規則の一部改正について御説明申し上げます。  本議案は、女性をはじめとする多様な人材の市議会への参画を促進する環境整備を図る観点から、本会議や委員会への欠席事由として、育児、看護、介護等を明文化するとともに、出産について、産前・産後の期間にも配慮した規定の整備を図るため、掛川市議会会議規則の一部を改正するものであります。  改正内容は、第 2条第 1項中、「事故のため」を「公務、疾病、育児、看護、介護、配偶者の出産補助、その他のやむを得ない事由のため」に改め、同条第 2項中、「あらかじめ日数を定めて」を「出産予定日の 6週間(多胎妊娠の場合にあたっては、14週間)前の日から当該出産の日後 8週間を経過する日までの範囲内において、その期間を明らかにして、あらかじめ」に改めるものです。  また、同規則第84条の委員会の欠席についても、同様の改正を行うものです。  なお、この規則は、令和 3年 4月 1日から施行するものと附則に定めました。  以上、提案理由といたします。 ○議長(大石勇君) 以上で説明は終わりました。  この際、お諮りします。  ただいま議題となっております議発第 1号については、議員全員による提出でありますので、質疑、委員会付託、討論を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本件は、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決することに決定しました。  これから採決に入ります。  本件は提案のとおり可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本件は提案のとおり可決されました。 △日程第14 陳情について ○議長(大石勇君) 日程第14、陳情についてを議題とします。  今定例会において、委員会に付託されました陳情第 1号の委員会審査結果は、お手元に配付しました陳情審査結果一覧表のとおりでありますので、御了承願います。 △日程第15 常任委員会協議会の報告 ○議長(大石勇君) 次に、日程第15、常任委員会協議会の報告を議題とします。  本件に関し、これから委員長の報告を求めます。  なお、委員長報告に対する質疑は行わない申合せになっておりますので、御了承願います。  まず、総務委員長、小沼秀朗君、御登壇ください。               〔総務委員長 小沼秀朗君 登壇〕 ◎総務委員長(小沼秀朗君) ただいま議長から報告を求められました総務委員会協議会での調査・研究・協議の概要について御報告いたします。  初めに、新型コロナウイルスの発生から 1年余の年月が経過しました。日本でも、世界でも、なおウイルスとの闘いは続いています。令和 2年度当初、感染症と人類の闘いが長期化することを予測し総務委員会では、「新型コロナウイルス感染症から市民の皆様を守る新たなまちづくり」について調査・研究することを定めました。市民の皆様の生命、財産を守り、不安を少しでも解消するためには何ができるのか、ポストコロナのまちづくりと併せて協議を重ねてまいりましたので、その協議経過及びまとめについて御報告申し上げます。  協議経過。   4月24日の第 1回協議会では、年間テーマについて協議しました。  まず、私から、新型コロナウイルス感染症のパンデミックは人類にとって脅威となり、多数の死者が発生している。今後、市民の生命、健康、財産を守り、医療と経済を両立させることと日常生活が大きく変化することが予測される中で、いかにして市民の皆様の心を満たす施策を講じられるのかが重要であるとの正副委員長の考えを示し、今年度は、「市民を守る!新型コロナウイルス感染症対策」とテーマを定め、委員会をスタートさせました。   5月22日の第 2回協議会では当局から、 5月 1日に設置された新型コロナ緊急支援対策室の業務と特別定額給付金の概要について説明を受けた後、 2階テラスの相談コーナー及び 3階のコールセンターの視察を行いました。  委員から、マイナンバーカードによる申請が可能なため、これを機にマイナンバーカードの取得を推進するべきである。DVなど特別な事情の方への配慮が必要である。相談コーナーは外国人対応で混雑したとのことである。外国人への情報発信について、検討する必要があるのではないかなどの意見がありました。  また、今後さらに新型コロナウイルス感染症が拡大した場合を想定し、オンライン会議、LINE電話のテストを行いました。   6月23日の第 3回協議会では、当局から、持続化給付金など国や県、市による様々な経済対策及び特別定額給付金の処理状況について説明を受けた後、新型コロナウイルス対策を踏まえた広域避難所について協議を行いました。  委員から、 8月にかけて運営マニュアルを修正していくとのことだが、災害はいつ起こるか分からないため、早急に取りかかるべきである。感染症対策を盛り込むためには、広域避難所を増やす検討も必要ではないか。防災機能を持たせた公園を造ることも必要になってくる。在宅避難や車中泊避難の周知の工夫が大切である。基本に立ち返り、家庭での備蓄、避難計画、自宅の耐震補強が重要となるなどの意見が出されました。   9月17日の第 4回協議会では、当局から、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う第 2次掛川市総合計画の改定に関する基本方針、今後のスケジュールについて説明を受けた後、協議を行いました。  委員から、戦略目標である 3つの日本一の推進を絞る検討も必要である。将来人口の計画が重要になる。コロナ禍によりデジタル化が推進されるが、若い世代に限らず、高齢者など誰もが恩恵を受けられるようにしなければならない。感染症に効果があるとされる主幹作物のお茶等を利用した商品開発による地域内循環が実現するとよい。今後、東京一極集中から地方分散型のまちづくりが予想されている掛川市においても、スマートシティのようなまちづくりの検討が必要になるなどの意見がありました。   9月28日の第 5回協議会では、当局から、コロナ禍で大きく変わる令和 2年度の財政状況及び令和 3年度予算の展開について説明を受けた後、協議を行いました。  委員から、来年度の予算編成には、全庁的な歳出改革が必要である。一般競争入札時、予定価格が多額な場合は事前公表をしているが、研究の余地があるのではないか。最低制限価格導入の検討が必要ではないか。委託業務、物品発注時も工事同様、市内業者を優先にするべきである。令和 3年度の市税収入は10億円減との見込みだが、さらに減ることが心配されないか。使用料、手数料、地元分担金の見直しは、慎重に検討するべきではないか。民間委託、指定管理者についての検証が必要であるなどの意見が出されました。  10月 8日の第 6回協議会では、掛川市が選ばれる地方都市となるために、ITを活用したまちづくりの先進事例を調査・研究しました。愛知県豊田市では持続可能な豊かな暮らしを目指し、10年先、50年先を見据えた新たな取り組みに力を注いでおり、その事例を体感できる施設、とよたエコフルタウンのリモートガイドツアーに参加しました。  豊田市は2009年、国から環境モデル都市に、2018年にSDGs未来都市に選定されました。ガイドでは、地球温暖化のシミュレーション、SDGs 6番目の目標に関連した安全な水をつくり出す技術の紹介や、超高齢化社会への取り組み事例、50年後の将来像をアニメーション化した映像を視聴しながら、説明を受けました。  また、議会報告会に向け、資料に関する確認及び協議を行いました。  10月23日の第 7回協議会では、リモートガイドツアーを終えての意見交換を行いました。  委員から、リモートでの視察は初の試みであったが、音声や映像が途切れることなくうまくできた。実際に現地に行かないと、まちの規模や、何を重点にしているのかつかみにくい情報もあると感じた。水素自動車をはじめ管理費が高額で、実現は難しい。SDGs推進の先進市である豊田市であっても市民に浸透させることには苦労している。相手に伝える力を学ばなければならない。デジタル化で高齢者など取り残される人がいないようにしなければならない。豊かな人間が豊かな社会をつくるの言葉に感服したなどの意見が出されました。  12月 7日の第 8回協議会では、当局から、SDGs未来都市計画及びスーパーシティ構想について説明を受けた後、ポストコロナの新たなまちづくりの協議を行いました。
     委員から、SDGsを推進するために、市民への呼びかけや職員の教育が必要である。企業との連携が重要であることから、ヒアリングを実施したらどうか。市民が混乱しないような周知の仕方の検討が必要である。肝になる地域新電力については、環境政策課との連携が必要である。格差社会が進む中、乗り遅れる人がないよう計画をしなければならないなどの意見が出されました。  また、行政と調整を行う政策議会に向けての資料確認と進め方を協議しました。  12月 9日の政策議会では、 4月から行ってきた協議会でポストコロナ社会に向け調査・研究をしたこと、リモート視察、さらに、ウェブでの議会報告会における市民の御意見を踏まえ、避難所運営、第 2次総合計画の改定、令和 3年度の財政見通し、新しい生活様式と新たなまちづくりの 5点を柱に、考えられることを委員からお示しし、当局と議論いたしました。   2月24日の第 9回協議会では、具体的な提言の調整を図り、委員会のまとめを行いました。  まとめ。  年間の調査・研究として掲げた新型コロナウイルス感染症から市民の皆様を守る新たなまちづくりについて取り組みながらも、この恐ろしき感染症拡大が令和 2年度の途中で終息に向かうことを信じて協議を重ねてまいりましたが、残念なから終息への予測はいまだ不透明なままであります。感染症の拡大は、医療、経済、産業といった人類の活動に大きな変化をもたらし、その影響は地球環境へも及んでおります。国・県は、感染拡大の抑止策、医療崩壊を防ぐ対策、経済活動の維持や、まちの運営へ様々な支援策を講じてきましたが、地方自治体においても、独自に市民を守る施策が今後も求められております。  総務委員会協議会のまとめとしては、次のとおりです。  今後、新しい時代に沿った改革が必要であるが、IT化、SDGsの推進等新たな施策において、ターゲット、ゴールを明確に示すとともに、市民を置き去りにしない心の通った市政運営に尽くすことが求められる。  厳しい財政難の中にあっても、事業の中止や縮小を行うばかりでなく、市民の心を満たし、市内が活性化する政策に取り組むことが必要であると考える。  複合災害マニュアルの作成と、災害に生かせる新しい生活様式を取り入れた避難策を市民に浸透させることは急務である。コロナ禍における複合災害時での消防団の役割を考え、災害から地域を守る消防団員を確保する仕組みを構築し、市も関与していただきたいと考える。感染症拡大抑止として始まっている新型コロナワクチン接種については、接種体制の課題を早期に解決し、全ての市民が安心して接種できる体制を整えていただきたい。  新たな施策を進める上で、外国人にも分かりやすい情報の伝達と発信策を確立することを求める。  ポストコロナ社会を見据え、魅力あるまちづくりとなるために、デジタルトランスフォーメーションによる新たな価値が具現化されたスマートシティの創設に向けて取り組むべきである。  以上につきましては今後、掛川市への提言に向けて市議会として協議を深めていきます。  令和 3年度は市長、市議会が新体制へと交代しますが、ポストコロナ時代に向けて、万全な新型コロナウイルス対策と地方分散の受皿づくり、デジタル化の推進等を柱に当局と市議会がしっかりと新体制を築き上げ、市民の皆様の安心と希望に満ちたまちづくりが実現されることを期待します。  今回の協議に際し、愛知県豊田市の皆様の御協力はじめ、当局や各委員から活発に議論が展開されましたことに、委員長として感謝申し上げます。また、今、このときも含め、医療の最前線で 1年以上も命がけで新型コロナウイルス感染症と闘っていらっしゃる医療従事者の皆様に、委員長報告の最後に心から感謝を申し上げます。  協議会の内容については大変膨大であり、その全てを報告できないことが大変残念でありますが、総務委員会の委員長報告とさせていただきます。 ○議長(大石勇君) 次に、環境産業委員長、山本裕三君、御登壇ください。              〔環境産業委員長 山本裕三君 登壇〕 ◎環境産業委員長(山本裕三君) ただいま議長から報告を求められました環境産業委員会協議会での調査・研究・協議の概要について御報告いたします。  新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るい、人々の生活や経済に大きな影響を与え、生活様式や価値観に大きな変化をもたらしました。新型コロナウイルスで社会の変化が10年早くなったと言われており、特にオンライン、デジタル化は急速に社会に浸透し、今では生活や仕事に欠かせないツールとなっています。  当委員会では、変わりゆく生活様式や価値観に合わせ、掛川市においてどのように移住定住策を行うべきかを調査・研究するため、年間テーマを「ポストコロナを見据えた新たな生き方に合わせた移住定住策~交流人口から関係人口そして定住人口へ~」としました。  主に、掛川市の魅力の伝え方や、掛川ファンを増やす、つまり関係人口化していくかに焦点を当て、調査・研究を行いました。  調査方法は、市内で移住定住事業に関わる方々の御意見を伺うことが必要であるという方向性を決め、現地へ出向き、移住定住者との意見交換を行いながら議論を重ねてきました。  それでは、これまでの協議経過及びまとめについて御報告申し上げます。   4月22日の協議会では、年間テーマについて協議しました。  今年度は、「ポストコロナを見据えた新たな生き方に合せた移住定住策」について調査・研究していくことで決定され、委員会をスタートさせました。   6月 8日の協議会では、地域や里山の活性化の取り組みをされているNPO法人、時ノ寿の森クラブ松浦成夫さんと、旅ノ舎の山田幸一さんをお迎えし、「掛川市の今後の農泊事業」と「地域の観光振興」について講話をいただきました。都市と里山が互いに支え合い、新しい関係性が築かれる循環型社会を目指した取り組みをされていることが分かりました。  委員から、関係人口を増加させるためには、全庁体制での取り組みが必要である。地方への移住、テレワーク、ワーケーションは、自然回帰といった新しい需要を取り込むための仕掛けと環境整備を進めるべきである。地域おこし協力隊制度を速やかに取り入れ、有効に活用するべきである。地域に潜在している観光資源を生かすための仕組みづくりが必要である。地域住民及び観光客の地域間交流のためのアクセス確保など、公共交通の在り方について検討する必要があるなどの意見が出されました。   7月 1日の協議会は、NPO法人かけがわランド・バンクの丸山勲さんを訪問し、「空き家・空き地等の利活用とコワーキングスペースの運用について」のお話を伺いました。また、REM掛川支社の新藤亮太さんを訪問し、「オンライン支社の開設について」のお話を伺い、その後、これを踏まえて、委員による意見交換を行いました。  委員から、空き家を活用した移住定住策を推進していくためには、部局横断的に取り組むことが必要ではないか。官民が連携して、空き家を中長期滞在施設やサテライトオフィス、コワーキングスペースにリノベーションする取り組みが必要ではないか。若者に魅力ある企業や業種の誘致が必要ではないかなどの意見が出されました。   7月 9日の協議会は、古民家を改装し、ゲストハウスを運営されている長濱裕作さんを訪問し、ポストコロナの新しい生き方や働き方についてお話を伺い、委員から、掛川市は生涯学習が根づいているまちである。新しい生き方や働き方を求めている方々に活躍できる風土を広く情報発信することが必要であるとの意見が出されました。   8月11日の協議会では、当局より、空き家対策まちなかウォーカブル推進計画について説明を受けました。  委員から、地域資源を生かしながら、まち全体をホテルに見立てたまちやどのような仕組みは、まちなかウォーカブル事業にもつながっていくのではないかとの意見が出され、他の委員から、中心市街地活性化基本計画と一体に取り組んでいただきたいとの意見が出されました。   8月13日の協議会では、原泉アートプロジェクトをきっかけにIターン移住をされた羽鳥祐子さんをお迎えし、「掛川への移住定住について」のお話を伺いました。「移住は覚悟の要る行為」というお言葉が印象的でした。  委員から、移住の前段階として、関係人口を増加させるための施策が必要ではないか。受入れ側である地域の機運醸成を図るべきではないか。原泉地区をアートのまちとして情報発信をすべきではないかなどの意見が出されました。   9月29日の協議会では、約 700人の従業員がリモートワークを行っている株式会社キャスター取締役COOの石倉秀明さんから、「リモートワークの現状と今後について」をテーマに、オンラインで講演をしていただきました。業種や業務内容によっては、リモートワークの導入自体難しい企業があり、制度設計や環境整備が整っていないこと、社会が追いついていないこともあるとのお話がされました。  委員から、リモートワークは一過性のものとするのではなく、柔軟な働きについて考えるよいきっかけになったとの意見が出されました。  10月13日の協議会では、議会報告会に向け、資料に関する確認及び協議を行いました。  12月 9日の政策議会では、これまで調査・研究してきたことを、さらに議会報告会での市民アンケートを踏まえ、考えられることを市当局にお示しし、議論いたしました。   2月 9日の協議会では、具体的な提言の調整を図り、委員会のまとめを行いました。  最後に、まとめとなります。  生活の豊かさを重視した暮らし方、生き方について、市民へ情報発信していくことで受入れ側の機運醸成を図り、市民を巻き込んだ受入れ態勢を構築することが必要であります。そして、地域おこし協力隊や企業版ふるさと納税(ヒト版)制度を活用して、専門的知識・ノウハウを有する人材を確保し、官民が連携して空き家を中長期滞在施設やコワーキングスペース、サテライトオフィス等にリノベーションをし、若者に魅力ある企業や業種を誘致していくなど、このような一連の取り組みをしていくことが交流人口から関係人口、そして定住人口とへ結びつき、掛川市の将来像である「希望が見えるまち・誰もが住みたくなるまち掛川」の実現に結びつくものと考えます。  このことから、次のとおり 3点提案いたします。   1、掛川市移住・定住推進計画を策定し、全庁体制で取り組むこと。   2、全市的な機運醸成を図り、受入れ体勢を整備すること。   3、さらなる官民連携を推進し、効果的な施策を展開すること。  最後になりますが、将来にわたって持続することが可能なまちをつくるためには、新たな移住定住を促進させ、人口12万人を維持させていかなければなりません。今後は、本格的な人口減少社会に立ち向かい、あらゆる問題・課題の解決策、対応策について議論を深め、市民、企業、議会、行政が一致団結し、「希望が見えるまち・誰もが住みたくなるまち掛川」の実現に向けて取り組んでいかなければ、将来の掛川はないと思っております。  コロナ禍で意見交換をしていただいた皆様、そして議会報告会で御意見をくださった皆様に感謝を申し上げますとともに、当局におかれましては、取り組み可能なものについてその都度取り組んでいただき、感謝申し上げます。  大変膨大な内容であり、その全てを報告できなかった旨を申し添えまして、環境産業委員会協議会の委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 続いて、文教厚生委員長、窪野愛子さん、御登壇ください。              〔文教厚生委員長 窪野愛子君 登壇〕 ◎文教厚生委員長(窪野愛子君) ただいま議長から報告を求められました文教厚生委員会協議会での調査・研究・協議の概要について御報告いたします。  我が国は少子高齢化が一層進んだ結果、人口が減少していくという危機的な状況になっています。これに関連して令和 7年には、団塊の世代全てが75歳以上の後期高齢者となる2025年問題への対応が課題となっています。 4年後には静岡県民の 3人に 1人が65歳以上となり、超高齢社会となります。このような中、本市では、全国の自治体では初めてとなる「人生 100年時代構想」をまとめました。  当委員会ではこの構想を踏まえ、人生の最終段階まで住み慣れた地域で安心して暮らしていくために、医療、保健、福祉、介護が一体的に提供される掛川型地域包括ケアシステムの機能をさらに充実させる必要性に着目し、「人生 100年時代構想を踏まえた地域包括ケアシステムの現状と課題について」を年間テーマと定め、市内での視察研修や協議会での議論を重ねてまいりました。  それでは、これまでの協議経過及びまとめにつきまして御報告申し上げます。   5月 8日の第 1回協議会では、年間テーマの確認と今後のスケジュールについて協議しました。  今年度は、「人生 100年時代構想を踏まえた地域包括ケアシステムの現状と課題について」調査・研究していくことで決定され、今後のスケジュールの確認をしました。   5月22日の第 2回協議会では、年間テーマの研究・学習をするために必要な資料について検討しました。  委員からは、地域医療圏構想について学習し、全体像をつかんだほうがよい。地域包括支援センター運営協議会の資料が参考になるのではないかなどの意見が出されました。   6月24日の第 3回協議会では、年間テーマに関係する資料を参考に、現状と課題の分析を行いました。  委員からは、地域医療圏構想は県が主体的に進めていくべきだが、見直しが必要である。ふくしあが総合相談窓口になっていることは非常に評価できる。多職種連携による取り組みは、先進的なシステムである。訪問看護、訪問診療、在宅介護、在宅医療など 1つ 1つの制度の課題について考えていくべきである。ふくしあを構成する 4つの入所団体(行政、地域包括支援センター、社会福祉協議会、訪問看護ステーション)に聞き取りをして課題を見つけ、解決策を探っていく必要がある。地域包括ケアシステムの中で、市民の困り事の要因になっているものを調査すべきであるなどの意見が出されました。   7月21日の第 4回協議会では、前回に引き続き資料による学習をした後、市内視察のスケジュールや質問内容について協議しました。   8月 7日の第 5回協議会では、当局より、地域健康医療支援センターふくしあの概要、職員体制、活動状況などについて説明を受けた後、協議に入りました。  委員からは、本市では居場所が不足していることが課題である。居場所づくりや自主的な市民活動に対して、市がしっかりと支援する体制が必要である。地域の役員やボランティアの担い手不足の問題は、市が責任を持って取り組むべきである。現場の声を聞き、現在不足している部分を補い、安心して年を重ねるにはどうしたらよいか考えていくことが大切であるなどの意見が出されました。   8月26日の第 6回協議会では、市内 5か所のふくしあの視察を行い、各ふくしあの施設見学と入所団体との意見交換を行いました。  現場で働く職員から、地域包括ケアシステムをはじめとするふくしあの現状や課題を聞くことができました。   9月 9日の第 7回協議会では、ふくしあの視察を踏まえて、意見交換を行いました。  委員からは、地域や入所団体によって抱えている課題もそれぞれ違うことが分かった。大須賀ふくしあは大須賀支所内に設置されており、地域のワンストップ窓口となっていた。中部ふくしあはのびる~むや子育てサロンなど子育て世代に向けた支援があり、地域の保健室という印象が強かった。ふくしあの圏域の見直しの必要性を感じた。後方支援病院が充実すれば、在宅医療の体制が構築できると思う。在宅医療や在宅介護について、患者だけではなく家族全体を支援する必要がある。複合的な課題を抱えた困難事例が増加しているため、関係機関との連携が非常に重要となっている。在宅看取りの増加により、訪問診療、訪問看護の人材育成、正確な広報及びケアラー支援が課題となっている。地域との関わりや自分の健康について、おのおのが自分事として考えていくことが大切であるなどの意見が出されました。   9月24日の第 8回協議会では、人生 100年時代構想を踏まえた地域包括ケアシステムの現状と課題について意見交換をしました。  委員からは、ふくしあの機能の在り方について整理をする必要がある。外国人との意思疎通が難しいため、制度やサービスにつなげられないことが課題である。訪問看護の活動範囲が拡大しており、高度な技術が求められているが、人材を育成する時間がないという課題がある。訪問看護の深刻な人手不足が課題である。地域によってはリハビリ事業所が少なく、希望どおりのサービスが受けられないという課題がある。地区福祉協議会などの委員の高齢化と慢性的な担い手不足に加えて、任期が 1年と短く定着しないという課題がある。ふくしあ内で感染症が発生した場合のBCPを作成するべきである。地域包括ケアシステムについて、市民に理解してもらうことが必要である。24時間体制の在宅医療を充実させる必要がある。ふくしあは、高齢者だけでなく生涯を通じて支援する窓口であることを周知するべきだと考える。地域や任意団体との連携を進め、支援の輪を広げていくことが大切である。ふくしあの窓口のワンストップ体制を確立すべきであるなどの意見が出されました。   9月28日の第 9回協議会では、今後のふくしあの在り方、方向性、課題について意見交換を行いました。  委員からは、地域包括ケアシステムは介護保険制定とともに高齢者を対象としたが、今は高齢者だけではなく、子育て世帯や障がい者などを含む地域に暮らす全ての人が対象となっており、ニーズが増大し、地域で支えていく必要性が出てきた。ふくしあを全世代型のまちの保健室のような位置づけにしていくということを庁内で合意を図り、市民に周知すべきである。職員の知識向上、行政窓口への専門職の配置など、ふくしあの体制を強化する必要があるなどの意見が出されました。  10月 8日の第10回協議会、10月12日の第11回協議会では、議会報告会に向け、資料の確認を行いました。  12月 9日の政策議会では、協議会や市内視察で調査・研究してきたこと、さらに、議会報告会での市民アンケートを市当局にお示しし、協議いたしました。   1月28日、 2月10日の第12回、第13回協議会では、具体的な提言の調整を図り、委員会のまとめを行いました。  それでは、まとめについて申し上げます。  全国の自治体では初めてとなる「人生 100年時代構想」の策定や、国が進める地域包括ケアシステムの構築にいち早く取り組み、市内 5か所の地域健康医療支援センターふくしあを順次開設してきました。取り組みから10年が経過し、時代の移り変わりとともに求められるニーズがますます多様化しています。  それに加え、昨年来、新型コロナウイルス感染症拡大が続き、その終息がなかなか見えない中で、 医療、介護の包括ケアシステムの大切さが再認識され、寄り添った支援を行う窓口の役割が明確になりました。ふくしあを中心とした掛川型地域包括ケアシステムをさらに充実させ、市民の皆様が今以上に安全で安心した暮らしができるよう、ふくしあの機能強化、認知度向上及び人生 100年時代への市民意識向上を図っていくため、文教厚生委員会から以下 6点の提案をいたします。  ①ふくしあがまちの保健室のような位置づけであること、誰もが気軽に立ち寄ることができ、赤ちゃんからお年寄りのことまで何でも相談できる施設であることを庁内で共有し、市民に対しても周知徹底すること。  ②ふくしあの相談機能強化と関係機関との連携強化のために人材育成を行い、幅広い知識を持った職員及び専門職の配置を検討すること。  ③人生 100年時代を迎え、各個人だけでなく地域住民の心身の健康の維持を自分事として捉える機運の醸成を図る施策を構築すること。  ④在宅ケアを進めていく上で、緩和ケア、在宅看取り、ケアラー支援、訪問診療などの在宅医療・訪問看護の課題を明らかにして、対処すること。  ⑤初期段階での介護予防やリハビリの充実により、重度化を防ぐ地域医療体制を構築すること。  ⑥健康を自ら維持し、最期まで自分らしく生きるために、市民に対して、エンディングノートを人生設計ノートとして今以上に周知活用していくこと。  以上の 6点につきましては今後、文教厚生委員会として、全議員による政策討論会に提案し、市議会としての意見にまとめ、当局への提言へとつなげていきたいと思います。  最後になりましたが、当委員会の 1年間の調査・研究に御協力いただいた当局並びにふくしあ入所団体の皆様、そして、議会報告会で御意見をくださった皆様に感謝を申し上げます。  大変膨大な内容であり、その全てを報告できなかった旨を申し添えまして、文教厚生委員会協議会の委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  この際、しばらく休憩とします。                  午後 1時58分 休憩                  午後 2時14分 開議 ○議長(大石勇君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第16 議員派遣について ○議長(大石勇君) 日程第16、議員派遣についてを議題とします。  お諮りします。  本件は、地方自治法第 100条第13項及び掛川市議会会議規則第 160条の規定により、お手元に配付のとおり、議員を派遣することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本件はお手元に配付のとおり、議員を派遣することに決定をしました。
    △日程第17 常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査申し出事項 ○議長(大石勇君) 日程第17、常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査の申し出事項についてを議題とします。  各常任委員長及び議会運営委員長から、会議規則第 104条の規定に基づき、お手元に配付のとおり、閉会中継続調査の申し出があります。  お諮りします。  各常任委員長及び議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中継続調査とすることに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、申し出のとおり、閉会中継続調査とすることに決定をしました。  以上で本日の日程全部を終了しました。  この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。市長、松井三郎君。                〔市長 松井三郎君 登壇〕 ◎市長(松井三郎君)  2月定例会の閉会に際しまして、一言御挨拶を申し上げます。  このたびの定例会におきましては、令和 3年度の一般会計、特別会計の当初予算をはじめ、条例の制定や一部改正、さらには、追加提出いたしました新型コロナウイルスワクチン接種事業の補正予算など70もの重要案件について御審議をいただき、いずれも原案どおり議決をいただき、心から厚く御礼を申し上げたいというふうに思います。  代表質問では 3つの会派から、新型コロナウイルス対策、令和 3年度当初予算、ワクチン接種など大局的な見地に立った御質問をいただき、今後の掛川市政を進めていく上で、大変時宜にかなったものであると思います。  一般質問につきましては 9人の議員の皆様から、コロナ禍における支援や学校教育、歴史的資源の活用、原子力防災の体制、横須賀高校の存続など、市政運営における重要な政策につきまして御質問や御提案をいただき、ありがとうございました。  議員の皆さんと交わした政策論議の成果につきましては、今後の市政運営に反映させて、行政課題の解決を図ってまいりたいというふうに思います。  続いて、何点か御報告をさせていただきます。  初めに、新型コロナウイルスのワクチン接種についてであります。  新型コロナウイルス対策の切り札となるワクチン接種が先週から掛川市でも始まり、中東遠総合医療センターの医療従事者などに行われています。その他の医療機関の従事者に対しても、 4月中旬以降には接種が始まる見込みであります。  掛川市が実施主体となる市民へのワクチン接種は、平日のかかりつけ医による個別接種と、土日に掛川市が設置する会場での集団接種を組み合わせた接種体制とすべく、現在、医師会と調整を進めております。  また、市民からのワクチン接種の問合せや接種予約に対応するコールセンターを来週22日に開設をいたします。  今後、薬剤師会によるワクチンの溶解充填の研修会や、医師会による救急対応の研修会、それから、 4月10日には、集団接種の手順などを確認するシミュレーションを行うなど、市民の皆さんが安心して接種できる体制づくりを進めてまいりまます。  次に、中小企業者等応援給付金について申し上げます。  新型コロナウイルスの影響を受け売上げが大幅に減少している中小企業者等を支援するこの給付金については、先月18日に申請受付を開始し、 4月末日まで申請受付を行っております。  対象となる事業者については、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、昨年 9月から今年の 2月までのいずれか 1か月の売上高が前年同月比で30%以上減少していることの給付要件を、今年 3月も対象月に含める要件緩和を行うことといたしました。  申請件数はこれまでに 500件を超え、このうち、売上げ減少率が50%以上である15万円の申請が約 8割、売上げ減少率が30%以上50%未満の10万円の申請が約 2割となっております。申請書の提出については、接触機会削減のため、おおよそ 7割の方が郵送での提出をしていただいております。  今後も、広報紙やSNSなど様々な情報発信手段により広く情報を伝え、商工会議所等の関係機関とも情報共有を進めるなど、周知をしっかり図っていきたいと考えております。  次に、中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題について申し上げます。  この問題につきましては、国土交通省が科学的・工学的な知見からJR東海を指導するべく、各専門家の先生方から成るリニア中央新幹線静岡工区有識者会議を立ち上げ、これまで延べ 9回の議論が行われてきました。  会議では現在まで、トンネル湧水の全量の大井川表流水への戻し方や、大井川中下流域の地下水への影響についての議論が行われ、JR東海の説明を確認していますが、あくまでもモデル的な数値を用いたものであり、不測の事態が生じた場合のリスクへの万全な対策については、引き続き議論が行われるものと考えております。生態系への影響についてもこれから議論される予定であり、会議は長期になると思われ、今後も有識者会議の議論を注視していかなければいけないと思います。  また、昨年の12月には、流域10市町として国に対して、JR東海が流域住民の懸念に応えるよう指導の徹底を要望いたしました。  さらに、これまでの国の有識者会議の議論を踏まえ、JR東海に対しても、流域住民の理解が得られることなくトンネル掘削工事に着手しないことなどを明記した要望書を提出する準備を進めております。  さて、本日をもちまして、私は、市長として最後となる定例会を終えることとなりました。これもひとえに、これまで、議員の皆様と市民の皆様の掛川市政に対する深い御理解と御協力のたまものと心から感謝を申し上げます。  思い返してみますと、私が市長に就任した平成21年は、リーマンショックの影響が最大の時期であり、この地域を牽引している製造業も大きな影響を受けておりました。その 2年後には東日本大震災が発生し、当初、私が思い描いていた政策に財政投資をすることが大変難しい状況に至ったということであります。  このような状況や将来のまちづくりの方向性を踏まえ、行政主導ということではなく、市民も企業も一緒になって課題を解決する協働のまちづくりを進めてまいりました。  「教育・文化」、「健康・子育て」、「環境」、この 3つの日本一を目指して、中東遠総合医療センターの開院、ふくしあや希望の丘の開設、幼児教育、保育施設の整備などの子育て支援、産業基盤の整備や企業誘致、災害への備えなど、精いっぱい取り組んできたというふうに思います。  二元代表制である市議会と市当局が共に協働の理念に基づく市政運営に努めてきたことで、様々な成果を出すことができたというふうに思っております。改めて、議員の皆様に深く感謝を申し上げます。  今、新型コロナウイルスによってデジタル化が加速し、東京一極集中から地方分散の動きが始まる中で掛川市は、その立地や環境を生かして、分散の受皿となっていくことが重要であるというふうに思います。  これまで準備を進めてきた上西郷工業用地について、来週から企画応募の受付を始めるほか、民間でも掛川駅南口の正面に15階建ての高層分譲マンションの建設が始まるなど、様々な動きが出てきております。  そして来月には、よこすかぬく森こども園、それから智光認定こども園、モコ掛川保育園など 5つの幼児教育施設が開園し、本日、議決をいただきました大東温泉シートピアも、新たな事業者の下で温泉、カフェテリアの運営が始まることとなりました。  改めて、掛川市は、海、山、街道がつながり、素晴らしい地域資源がそろう恵まれた自治体であります。これらの基盤を生かし、今後も行政と議会が一体となり、市民や企業と協力してまちづくりを進めていただきたいというふうに思います。  結びに、今月末をもって退職をする掛川市の幹部職員の挨拶の場を、この後御配慮くださり、大変うれしく思い、私からも、議員の皆様のお引き立て、御協力により、それぞれの幹部職員が献身的に仕事を成し遂げてくれたことに感謝をし、お礼も申し上げたいというふうに思います。  議員の皆様におかれましては、これまで掛川市の発展のために、様々な方向から貴重な御意見、御提言を頂戴いたしました。これまでの成果は、市民の皆様をはじめ市議会と市当局の努力の上に花が開いたものであり、心より重ねて御礼を申し上げたいというふうに思います。  本年度で勇退される議員の皆様も大変大勢いらっしゃると思いますが、御自愛をいただき、引き続き掛川市の発展に御尽力を賜りますようお願いを申し上げ、また、選挙に立候補される皆様には、ぜひこの場で来年度以降も活躍ができるように頑張っていただきたいと心から御健闘をお祈り申し上げます。  私の本会議のこの場での発言は、これが最後であります。改めて12年間を振り返ってみて、議会の皆さんといろいろ議論をする中であっても、最終的にはある意味でどこかに信頼関係が築かれていると、こういうことが大切で、丁々発止の議論はいろいろすべきだというふうに思いますけれども、お互いにここで議論するに当たっては、相手をある意味では尊重する、相手の考え方もある意味では理解をする、そういう信頼関係が大変重要であるということでありますので、来年の議会にも新しい三役が誕生しますけれども、そういう信頼関係を持って、掛川市の将来のために切磋琢磨して議論をして、最終的にはいい着地ができるように心から御祈念を申し上げまして、私の最後の挨拶とさせていただきます。12年間、本当にありがとうございました。(拍手) ○議長(大石勇君) それでは、私からも挨拶を申し上げます。  令和 3年市議会 2月定例会の閉会に当たり、掛川市議会を代表し、一言御挨拶を申し上げます。  本定例会は、 2月17日に開会をいたしました。  まず、今会期中の話題と令和 2年度の 1年を振り返っての関心事について、お話をさせていただきます。  初めに、 2月13日深夜、東北地方で発生した震度 6強の地震により、家屋の倒壊や多くのけが人も出ており、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げますとともに、まずもって、災害に強いまちづくり、市民が安心して暮らせるまちづくりの大切さを実感いたしました。  また、令和 2年度の話題につきましては、新型コロナウイルス感染症に尽きるかと思います。  人の移動が多くなる年末年始をきっかけに、再び感染が広まった新型コロナウイルス。現在は減少傾向に転じているとはいえ、依然猛威を振るっております。  また、 3月から 4月にかけては出会いと別れの時期とも重なり、就職、進学等、再び人の移動が多くなることが予想されます。市民の皆様には、気を緩めることなく、これまで以上に新型コロナウイルスと正しく向き合っていくとともに、協働の精神でオール掛川で対応していくことが感染拡大防止につながっていくと感じております。  また、感染対策の切り札となるワクチン接種につきましては、本年 2月 1日に健康医療課内に新型コロナワクチン接種対策係を配置し、接種の優先順位、接種会場や接種方式などについて、また、 医療機関との調整を進めていただいていると思います。ワクチン接種を希望する市民が 1日でも早く接種が開始できるよう、万全の体制整備をよろしくお願いをいたします。  そして、この瞬間にも新型コロナウイルス感染症と向き合い、最前線で闘っていただいている医療従事者の皆様に心から敬意と感謝を申し上げます。  次に、 2月定例会について振り返ってみたいと思います。  例年同様、 2月定例会では、新年度に向けた市長の施政方針表明がありました。これを受けて、今回で 4回目となる代表質問が行われ、創世会、アクティブマネジメント・公明クラブ、そして共に創る掛川の 3つの会派の代表がそれぞれ登壇し、市長が掲げる新型コロナウイルス感染症施策、公共施設マネジメント、さらには、令和 3年度の当初予算、松井市政 3期12年の総括についてなど、市長の方針について大所高所から議論が交わされました。  最初に登壇した創世会の二村代表からは、新型コロナウイルス感染症施策について、中東遠総合医療センターにおける軽症者受入れによる満床状態の回避策にいかなる支援を講じるかの質問があり、市長から、新型コロナウイルス感染症の対策は、国・県・市がそれぞれの役割の中で推進をしている、市では小笠掛川PCR検体採取センターの開設や、予定している検査キットの無償配布等、今後も感染症拡大防止に努めていく旨の回答がありました。  続いて登壇したアクティブマネジメント・公明クラブの松浦議員からは、新型コロナウイルス感染症の影響で市税収入が減少し、将来的に財源不足が予想される。今後の掛川市の財政の健全化についての質問があり、市長から、コロナ禍は社会経済に大きな変化をもたらした。このことから、変化した社会に期待される行政のイノベーション像を適切に見極め、選択と集中を行うことで歳出の削減を行っていく旨の回答がありました。  最後に登壇した共に創る掛川の鈴木代表から、松井市政 3期12年の総括として、自治基本条例で規定した地区とまちづくり協議会の関係性に関する現状の評価と今後の展望について質問があり、 市長から、地区とまちづくり協議会の双方が連携協力し、補完し合うことで協働のまちづくりが成り立っている。今後もそれぞれが主体性をもって活動する中で支え合い、役立ち合いながら、協働によるまちづくりがますます進展していくものと期待をしている旨の回答がありました。  続いて、一般質問では 9人が登壇し、様々な視点から質問を行いました。市長、教育長、担当部長におかれましては、議員からの質問に対し真摯に御対応いただき、感謝申し上げます。  議員から様々な提言がありましたが、中でも、新型コロナ感染症禍における学校教育、犯罪被害者等支援条例の制定について、原子力防災体制について、コロナ禍から市民の命と生活を守る施策、ふるさと納税の在り方について、松井市長が願う明日の掛川市について等については、市長、教育長から前向きな御回答をいただきました。  引き続き、当局におかれましては、提言内容を十分に吟味していただき、施策の実現へとつなげていただきますようお願いを申し上げます。  続いて、本定例会における議案等につきましては、令和 3年度の一般会計をはじめとする当初予算が16件、令和 3年度の補正予算が 3件、令和 2年度の補正予算が14件、条例の制定及び一部改正等が15件、人事案件12件など、合計70件の議案が当局から提出をされました。  なお、これらの中には、新型コロナウイルス感染症対策(ワクチン接種に関する事業費)をはじめ、中小企業者等応援給付金、シートピアの無償譲渡などの議案がありましたが、緊急事態に適宜適切に御対応いただいた当局並びに議員各位に改めて感謝を申し上げます。  これらの議案につきましては、各常任委員会での審査を経て、本日、議了となりました。議長としまして無事重責を果たし、安堵しているところでございます。円滑な議事進行に御協力いただきました各委員長をはじめとする議員各位にお礼を申し上げるとともに、松井市長をはじめ丁寧な御説明に留意いただいた当局の皆様にも感謝を申し上げます。  続いて、常任委員会協議会について申し上げます。  一昨年度から、議会活性化の一環として、各常任委員会が年間テーマを定め、年間を通じて調査・研究する取り組みを導入いたしました。  先ほどの委員長報告でお示しのとおり、年間を通して御対応いただきました当局の皆様には、改めてお礼を申し上げます。  次年度におきましても同様の政策立案システムで調査・研究を進めてまいりますので、引き続きよろしくお願いをいたします。  さて、今年の冬は、昨年に比べると寒い日が多かったわけですが、暦の上では春を迎え、寒さの中にも春の気配が感じられるようになりました。  春は出会いと別れの季節であります。 3月をもって退職されます部課長の皆様には、心よりねぎらいの言葉を贈りたいと思います。本当に長い間お疲れさまでした。人生 100年時代の今、60歳はまだまだ道半ばであります。この先、第二の人生において、さらなる御活躍を祈念申し上げます。  また、松井市長におかれましては、2009年の 4月、リーマンショックのさなかに就任され、当初から厳しい環境下での船出となりました。東日本大震災の影響による防災対策の強化、最後はコロナウイルス感染症対策など、社会情勢の大きなうねりを受ける中で、大変御苦労されてきました。また、これらの時代のまちづくりとして、協働のまちづくりの仕組みを構築し、様々な政策課題の解決を図ってこられました。健康医療に目を向けますと、中東遠総合医療センターの開院、希望の丘の開設など先進的な取り組みも行っていただきました。松井市長はこのたび御勇退されますが、掛川市のために12年間献身的にお務めいただいたことに心から感謝を申し上げます。これからの人生健康に留意されながらも、今までの人脈と知見を生かし、いろいろな方面で御活躍されることを期待をいたします。本当にお疲れさまでした。  また、私どもの任期も、 4月23日をもって満了となります。議場で皆さんとこのように顔を合わせることは、本日が最後であろうと思います。今後、進む道はそれぞれ異なりますが、それぞれの立場でさらなる御尽力を御期待申し上げます。  私事ではありますが、令和元年 5月14日、議員の皆様に御推挙をいただきまして、議長に就任をさせていただきました。歴代の諸先輩方が議長として築き上げられた御功績を汚すことのないよう私なりに努めてまいりました。この 2年間、特に最後の 1年間は、コロナウイルス感染症対策について 5月、 8月に臨時議会を開くなど、多くの補正予算を審議するなど、これまでにない経験をさせていただきました。  今後はこの貴重な経験を生かし、一市民として初心に返り、決意も新たに市政発展のため、微力ではありますが、精進してまいります。本当にありがとうございました。  結びに、議員各位と当局の皆様におかれましては、健康には十分に御留意いただき、新年度に向けて心身共にリフレッシュして臨んでいただきたいと思います。  それでは、以上をもちまして、 2月定例会閉会に当たる挨拶とさせていただきます。皆様、御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(大石勇君) 本年度末をもちまして11名の部課長の皆さんが退職をされます。  退職される部課長の方々は、演壇前にお進みください。  それでは、退職される11名の方を代表されまして、理事兼協働環境部長、栗田一吉君から御挨拶をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◎理事兼協働環境部長(栗田一吉君) 本日は、本会議の最終日という貴重なお時間を我々のために割いていただき、ありがとうございます。退職者を代表して、私、栗田から御挨拶を申し上げます。  ここにいる部課長11名、全員定年退職ということで、 3月末日をもって市役所を退職いたします。全員同年代、同級生でございます。退職といいましても、我々の世代からは満65歳にならないと年金が頂けないということでございますので、ここにいるほとんどの者が 4月以降も役所のどこかに残っております。 4月以降、議員の皆さんとお顔を合わせたときに、何だ、まだいるではないかなどと冷たいことをおっしゃらずに、優しく接していただければありがたいなと思っております。ここにいる11名、それこそ、個々に勤務実績、勤務歴の長い短いは多少ありますけれども、多くの者が昭和50年代から今日に至るまで、約40年前後市役所に奉職してきたわけでございます。全員の来歴を御披露するわけにもいきませんので、私の職歴を例に、我々が生きてきた時代というのをちょっと振り返ってみたいと思います。  私が合併前の旧掛川市役所に奉職しましたのは、昭和55年の 4月 1日でございます。19歳のときでした。今から41年前になります。市役所も掛川城の一角、今は更地で公園になっていますけれども、あそこの三の丸の広場の上に市役所の庁舎がございました。当時の市長は皆さんも御存じのとおり、もう既に今は亡くなっておりますが、榛村純一掛川市長の第 1期 3年目のときでございました。私の最初の勤務地は前の前の市立総合病院で、現在の掛川警察署のところに病院がございました。 3年ほどそこで務めた後、杉谷に新しい病院ができましたので、そこへ引っ越しを経験しました。病院の引っ越しというのはなかなか大変で、物だけ運べばいいということではなく、患者さんを運ばなきゃいけないということで、相当大変だったことを覚えています。しかしながら、ここにいる山崎部長などは、そのときの経験に加え中東遠総合医療センターの引っ越しもやっていますので、上には上がおりますので、それはそれでよしとしなきゃいけないなということでございます。  その後、若い頃は、駅前とか駅北の土地区画整理事業に従事させていただいて、数多くの家屋移転を担当させていただきました。ちょうど昭和63年 3月13日の新幹線新駅の開業に向けて、駅前広場の築造とかいろんな事業を並行して行っておりましたので、まちの様子が東京の友人とかが帰ってくるたびによく言っていたのは、帰ってくるたびにまちの様子が変わっていて、どこだか分からないと、そのくらいまちの中が激しく動いていた時代でございました。いまだにそのときお世話になった市民の皆さんと街なかで顔を合わせたときに、あのときはああだったねといったような優しい言葉をかけていただくことが多々あります。これこそ公務員冥利に尽きるのかなと思っております。  その後、都市計画とか、そういう畑に多くおりましたが、今からちょうど10年前、係長の最後の年になりますが、中心市街地活性化のために、それこそ東日本大震災が起きた約半年前でございますが、今は亡き街なかの盟友とともにけっトラ市というのを始めました。いろんなアイデアは皆さん持っていたんですが、アイデアを形にすることの大切さ、その形にしたものを回し続けることの難しさ、必要性、それを強く感じたところでございます。この頃から私の仕事のスタイルというのは、やはり市民の懐に飛び込んでいって、一緒に汗をかいて、膝を突き合わせた本音の議論をして、物事を解決していこう、そういうスタイルになっていきました。そして、本当に必要なことは、相手が誰であっても、たとえ言いにくいことであっても、ちゃんと言おうというのが自分の信条となってきました。当然、そういうことを続けるということは、本音の議論は対立を生みますので、けんけんがくがく、そういったことは日常茶飯事でしたけれども、私はそういう争い事的なものはあんまり嫌いではなかったんですね、むしろ、好んでいたような節もあります。なぜなら、やはり本当の信頼関係というのは、そういう対立や物事のあつれきを超えた先にこそあるんだろうというふうに信じてやまないからです。この信念は今も変わっておりません。こんな人間でございますので、ここにいる同僚や後輩には、これまで随分本音で大変失礼なことを申し上げてきたと思います。先輩や上司に物申したことも数え切れません。議会事務局長の時代も含め、議員の皆さんにも大変失礼なことを多々申し上げたのではないかと思って、また後でこっそりお叱りをいただければと思いますが、そういう記憶もございます。とりわけ、松井市長におかれましては、このような私みたいな言いたいことは言うは、忖度のその字もないような人間を我慢して使い続けていただいて、現在の立場にまで引き立てていただきました。ただただ感謝の言葉しかありません。松井市長、ありがとうございました。この口が悪いのも、ひとえに掛川市民のため、掛川市を思ってのことということで御容赦いただきたいと思います。  今後のことについて、一言触れたいと思います。  先ほど来お話がありましたように、一昨年の暮れから現在に至るまで、 1年と数か月ですか、世界中が新型コロナに揺れています。今も揺れています。そういった中にあって、コロナの影響はまだしばらく続くんだろうなと思っています。ゆえに、いつも例年であればこの時期は毎晩のように歓送迎会で飲んだくれているわけですが、今年は 1件もそれがありません。そういう意味では、本当に個人的には寂しいなと思っているんですが、今、本当に困っていらっしゃるのは、そのあおりを受けて困っていらっしゃる飲食店の方や、コロナ不況で仕事を失った市民の方だと思います。これからの行政運営というのは、そういう方たちに寄り添って、限られた財源の中、どんな施策が打てるか、知恵を絞った対応が求められていると思います。ここにいる後輩諸君含め議員の皆さんも、どうか新しい難しい掛川丸のかじ取りを一緒になって進めていただければなと思います。かく言う我々も、手をこまねいて知らん顔しているつもりはありません。これまで散々お世話になった市民の皆さんの御恩に報いるため、できることは協力は惜しまない、そういうつもりでおります。 4月以降も我々にできることがありましたら、何なりとお声かけいただければなと思います。大丈夫です。明けない夜はありません。共に頑張りましょう。  言葉は尽きませんが、以上をもちまして、私から皆さんへの感謝の言葉とさせていただきます。本当に長い間、お世話になりました。ありがとうございました。(拍手) ○議長(大石勇君) ありがとうございました。  自席にお戻りください。  これにて本日の会議を閉じ、令和 3年第 1回掛川市議会定例会を閉会します。                  午後2時56分閉会  [ 署  名 ]
     以上、地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。           令和   年   月   日                掛川市議会議長    大 石   勇                掛川市議会副議長   山 本 行 男  [ 署 名 議 員 ]                掛川市議会議員    藤 澤 恭 子                掛川市議会議員    窪 野 愛 子...