掛川市議会 > 2019-10-02 >
令和 元年第 4回定例会( 9月)−10月02日-06号

  • 生涯学習課(/)
ツイート シェア
  1. 掛川市議会 2019-10-02
    令和 元年第 4回定例会( 9月)−10月02日-06号


    取得元: 掛川市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    令和 元年第 4回定例会( 9月)−10月02日-06号令和 元年第 4回定例会( 9月)              令和元年第4回(9月)           掛川市議会定例会会議録(第6号) 〇議事日程      令和元年10月2日(水) 午前9時30分 開議  日程第1    認 第  1号  平成30年度掛川市一般会計歳入歳出決算の認定について               文教厚生 委員長 報告               環境産業 委員長 報告               総  務 委員長 報告  日程第2    認 第  2号  平成30年度掛川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第  3号  平成30年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第  4号  平成30年度掛川市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第  5号  平成30年度掛川市公共用地取得特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第  6号  平成30年度掛川駅周辺施設管理特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第  7号  平成30年度大坂・土方工業用地整備事業特別会計歳入歳出決算の認定について
       認 第  8号  平成30年度掛川市簡易水道特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第  9号  平成30年度掛川市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第 10号  平成30年度掛川市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第 11号  平成30年度掛川市浄化槽市町村設置推進事業特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第 12号  平成30年度上西郷財産区特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第 13号  平成30年度桜木財産区特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第 14号  平成30年度東山財産区特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第 15号  平成30年度佐束財産区特別会計歳入歳出決算の認定について    認 第 16号  平成30年度掛川市水道事業会計決算の認定について               文教厚生 委員長 報告               環境産業 委員長 報告               総  務 委員長 報告  日程第3    議案第 80号  令和元年度掛川市一般会計補正予算(第2号)について               環境産業 委員長 報告               文教厚生 委員長 報告               総  務 委員長 報告  日程第4    議案第 81号  令和元年度掛川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について    議案第 82号  令和元年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第1号)について    議案第 83号  令和元年度掛川市介護保険特別会計補正予算(第2号)について    議案第 84号  令和元年度掛川市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について              文教厚生 委員長 報告              環境産業 委員長 報告  日程第5    議案第 85 号  会計年度任用職員制度の導入に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について    議案第 86 号  掛川市会計年度任用職員の給与等に関する条例の制定について    議案第 87 号  地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について    議案第 88 号  掛川市印鑑条例の一部改正について    議案第 89 号  掛川市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について    議案第 91 号  掛川市手数料条例の一部改正について    議案第 92 号  掛川市消防団条例の一部改正について    議案第 93 号  平成30年度掛川市水道事業会計剰余金の処分について               総  務 委員長 報告               文教厚生 委員長 報告               環境産業 委員長 報告  日程第6    陳情について     陳情第 1 号  主要農作物の種子生産に係わる県条例の制定を求める意見書の提出に関する陳情書  日程第7    議発第 5 号  「地震財特法の延長に関する意見書」の提出について  日程第8    議発第 6 号  「中央新幹線建設における大井川水系の水資源の保全に関する意見書」の提出について    議発第 7 号  「中央新幹線建設における大井川水系の水資源の保全に関する意見書」の提出について  日程第9    議員派遣について  日程第10    常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査申し出事項について 〇本日の会議に付した事件 ………………………………… 議事日程に掲げた事件に同じ 〇出席議員 ……………………………………………………………… 議員出席表のとおり 〇欠席議員 ……………………………………………………………… 議員出席表のとおり 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者 ………… 出席表のとおり 〇職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………… 出席表のとおり                    議 事                  午前9時30分 開議 ○議長(大石勇君) ただいまの出席議員は19名です。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 △日程第1 認第 1号 ○議長(大石勇君) 日程第 1、認第 1号を議題とします。  本件に関し、これから委員長の報告を求めます。  まず、文教厚生委員長、窪野愛子さん、御登壇願います。              〔文教厚生委員長 窪野愛子君 登壇〕 ◎文教厚生委員長(窪野愛子君) ただいま議長より報告を求められました認第 1号、平成30年度掛川市一般会計歳入歳出決算の認定について、当委員会に分割付託されました歳入歳出決算のうち、歳入中、所管部分及び歳出中、第 3款民生費、第 4款衛生費、第10款教育費について、その審査の概要と結果を御報告いたします。  当委員会は、去る 9月24日午前 9時57分から第 1委員会室において、全委員出席のもと開会いたしました。各課から、歳入歳出の説明を受けた後、審査をいたしましたので、以下、その概要を申し述べます。  福祉については、委員より、社会福祉協議会支援費福祉総合相談について、どのような支援をしているのかとの質疑があり、当局より、社会福祉協議会が初期段階の福祉相談窓口となり、弁護士を含め専門機関や担当部署につなげていくものであるとの答弁がございました。  委員より、生活保護費の扶助費が平成29年度から平成30年度にかけて減額した要因について質疑があり、当局より、医療扶助費の減額が考えられる。高額な手術や入院等が少なかったことによるものであるとの答弁がございました。  長寿推進については、委員より、配食サービス事業費について、平成29年度から平成30年度にかけ、約 570万円減っている要因について質疑があり、当局より、入院や施設への入所、デイサービスの利用者もふえてきている。また、民間の宅配給食サービスを選択されている御家庭もあると推測されるとの答弁がございました。  関連して、他の委員より、委託している事業所と民間事業所ではサービスの違いはあるのかとの質疑があり、当局より、委託事業所の配食については見守りサービスを兼ねており、御本人に手渡しをすることにより様子が確認ができ、有効なものと考えるとの答弁がございました。  委員より、高齢者生きがい活動拠点事業費について、高齢者が増加している中で、活動拠点が減ってきている。免許証返納等で交通手段が限られてくる方たちでも通えるような拠点づくりができれば活動がしやすいのではないかとの意見がございました。  国保年金については、特に申し上げる質疑なく、健康医療については、委員より、肺炎球菌ワクチン接種委託料について、高齢者のワクチン接種の回数はどのようになっているのかとの質疑があり、当局より、今後 5年間継続して実施していきたいとの答弁がございました。  委員より、新型インフルエンザ予防事業費について、どのような事業を実施したのかとの質疑があり、当局より、マスク、グローブ、手洗い用品などを更新している。新型インフルエンザが発生した際、即対処できるよう常時ストックしているとの答弁がございました。  地域包括ケア推進につきましては、特に申し上げる質疑なく、こども政策につきましては、委員より、子育てコンシェルジュ事業費について、よい制度であるので人員をふやすべきだと思うが、目標値はあるのかとの質疑があり、当局より、目標値はないが、量的・質的の両面において人材確保に努めていきたいとの答弁がございました。  さらに、委員より、人数の目標を立てて取り組んでいただきたいとの意見が出され、当局より、現在の体制を堅持していく方針で取り組んでいきたいとの答弁がございました。  委員より、ゆったり子育て三世代同居応援事業の成果と今後の取り組みについて質疑があり、当局より、平成30年度、30件の申請を含め、これまでに 171件の実績があり、子供を安心して生み育てられる環境整備に努めている。今後は、この事業の効果を市民へ周知していきたいとの答弁がございました。  こども希望については、委員より、ことばの教室事業費について、発達に問題のある園児がことばの教室に通級するのではなく、療育できる場への速やかな移行が必要との説明を受けたが、今できる状況なのかとの質疑があり、当局より、関係部署と協議しながら解決策を東遠学園組合等と調整しているとの答弁がございました。  委員より、子ども医療助成事業費について、対象者拡大における課題について質疑があり、当局より、課題は特にないと考えているとの答弁がございました。  次に、教育政策については、委員より、大阪北部地震後の通学路の安全確保対策について質疑があり、当局より、全市一斉点検を行い、危険なブロック塀の撤去や転倒防止の措置等を行い、子供たちが安心・安全で学校生活を送れるよう対応したとの答弁がございました。  学校教育につきましては、委員より、学校図書充実事業費について、昨年度比で減額となっているが、標準値に達しているのかとの質疑があり、当局より、全体数では 100%を超えている。ただし、学級数の多い学校については標準値に達していないため、不足を補うよう予算調整をしているとの答弁がございました。  委員より、学校教育情報化推進事業費について、今後どのようなICT環境を考えているのかとの質疑があり、当局より、今後、環境整備のために情報化推進計画を作成し、さらなる充実を図っていくとの答弁がございました。  社会教育につきましては、委員より、松ヶ岡整備事業費の財源内訳についての質疑があり、当局より、国庫支出金は国土交通省の社会資本整備総合交付金で、実施設計等の費用に充てている。市債については、起債を財源としている。そのほかについては、ふるさと納税等の寄附金を充てており、残りを一般財源としているとの答弁がございました。  委員より、平和観音像保存修復委託料に関して、平和観音像は市の文化財指定になっているのかとの質疑があり、当局より、なっていないとの答弁がございました。  図書館について、委員より、図書購入費について、蔵書数をふやすことができているのかとの質疑があり、当局より、増加しているとの答弁がございました。  委員より、図書館の入館者数が減っている要因について質疑があり、当局より、スマートフォンタブレット等のネット利用の増加に伴い、入館者が減少していると思われるとの答弁がございました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、委員より、待機児童対策、学童保育の充実、福祉、教育など、予算立ての優先順位が違うと思う。今のような執行方法については反対であるとの討論がありました。賛成の立場から、委員より、市当局は独自の施策も展開されており、現制度の中で最善策を研究し、考えて執行されているため評価できるとの討論がございました。  以上で討論を終結し、採決の結果、当委員会に分割付託されました認第 1号につきましては賛成多数にて認定すべきものと決定しました。  時間の関係もあり、質疑の全てを報告することはできませんでしたが、活発な質疑が交わされたことを申し添え、文教厚生委員長の御報告といたします。 ○議長(大石勇君) 次に、環境産業委員長、山本裕三君、御登壇願います。
                 〔環境産業委員長 山本裕三君 登壇〕 ◎環境産業委員長(山本裕三君) ただいま議長より報告を求められました認第 1号、平成30年度掛川市一般会計歳入歳出決算の認定について、当委員会に分割付託されました歳入歳出決算のうち、歳入中、所管部分及び歳出中、第 2款総務費(第 1項のうち所管部分)、第 3款民生費(第 1項のうち所管部分)、第 4款衛生費(第 1項のうち所管外部分を除く)、第 5款労働費、第 6款農林水産業費、第 7款商工費、第 8款土木費、第10款教育費(第 5項・第 6項のうち所管部分)、第11款災害復旧費について、審査の概要と結果を御報告申し上げます。  当委員会は、去る 9月24日午前 9時53分から第 2委員会室におきまして、全委員出席のもと開会をいたしました。  各課ごとに歳入歳出の説明を受け、審査をいたしましたので、以下、その概要を申し述べます。  観光・シティプロモーションについては、委員より、シティプロモーション推進費の執行率が86.5%の理由について質疑があり、当局より、企業や市民の皆様の協力により、プロモーション動画の作成やほのぼのパスへの写真の掲示等の事業費を抑えることができたためであるとの答弁がありました。  産業労働政策については、委員より、葛布産業振興支援業務委託の結果と今後の展望について質疑があり、当局より、葛のレトルトカレーや葛酵母でつくった日本酒、パンを製造をした。また葛の繊維を混入した紙製品の開発を行っている。最終的には、国の伝統工芸品の指定を目指しているとの答弁がございました。  農林については、委員より、有害鳥獣駆除事業費に関連して、捕獲したイノシシをジビエ料理として利活用したらどうかとの意見が出され、当局より、獣肉処理施設でジビエ料理として利用するためには、西部地区程度の範囲で広域に進めていかないと難しいとの答弁がありました。  お茶振興については、委員より、掛川茶消費拡大事業費について、掛川茶ひろめ隊が東北 6県を回ったことにより、どのような成果が出たのか伺うとの質疑があり、当局より、新たな取引の開始や途切れていた東北の茶商との取引の再開につなげることができたとの答弁がございました。  生涯学習協働推進については、委員より、土地に関する生涯学習推進費とまちづくり計画策定事業費の内容について質疑があり、当局より、土地に関する生涯学習推進費は、既に策定された計画に基づいて、その事業の振興を図るために会合を行うための経費である。まちづくり計画策定事業費は、計画そのものを策定するための経費であるとの答弁がございました。  文化振興については、委員より、市民文化振興事業について、市民意識調査では、文化芸術鑑賞をした市民が減少しているという結果が出ているが、今後の方針を伺うとの質疑があり、当局より、振興公社や文化団体と協働しながら、来年は茶エンナーレや報徳サミットを開催し、市民の文化芸術に対する満足度を上げていきたいとの答弁がございました。  環境政策については、委員より、一般廃棄物収集処理事業費について、大東・大須賀区域のごみ処理をいつまで委託料として計上していくのか伺うとの質疑があり、当局より、来年度に長期償還が終わるため、それまでは委託という形になる。それ以降の取り扱いについては協議を重ねているとの答弁がありました。  スポーツ振興については、委員より、掛川球場整備基金積立金について、このまま積み立てを行うことで照明設置ができるのかという質疑があり、当局より、イベントの際に、体育協会や市の職員が募金箱を持って資金集めを行っている。今後も基金活動を継続しながら、やれることをやっていくとの答弁がございました。  維持管理については、委員より、交通安全施設整備事業費に関連して、地図アプリケーションを利用して、市民の方が道路の危険箇所を通報をするシステムの検討をしているかとの質疑がございました。当局より、現在、災害情報の通報についてアプリケーションで対応できるか試験を行っている。今後、危険箇所を通報するシステムにつなげていきたいとの答弁がございました。  都市政策については、委員より、市営住宅管理費施設管理業務委託先である県住宅供給公社の市民対応についての質疑があり、県住宅供給公社は県内全ての県営住宅の管理を行っており、ノウハウや実績がある。市民に対しても親切丁寧な対応をするよう話をしていくとの答弁がございました。  土木については、委員より、(仮称)掛川西スマートインターチェンジ測量調査委託の成果について質疑があり、当局より、仮にスマートインターチェンジを設置した場合の形状の検討や全体の概算事業費の算出等を行ったとの答弁がございました。  下水道については、委員より、コミュニティプラント使用料について、 3つの団地の中で、大坪台団地だけが歳出が歳入を上回っている理由を伺うとの質疑があり、当局より、公平性を考慮して、使用料金を全て同じ料金で設定しているためであるとの答弁がございました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、当委員会に分割付託されました認第 1号は全会一致にて原案のとおり認定すべきものと決定しました。  以上、環境産業委員会の委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 続いて、総務委員長、小沼秀朗君、御登壇願います。               〔総務委員長 小沼秀朗君 登壇〕 ◎総務委員長(小沼秀朗君) ただいま議長より報告を求められました認第 1号、平成30年度掛川市一般会計歳入歳出決算の認定について、当委員会に分割付託されました歳入歳出決算のうち、歳入中、所管部分及び歳出中、第 1款議会費、第 2款総務費(第 1項のうち所管外部分を除く)、第 9款消防費、第12款公債費、第13款予備費について、審査の概要と結果を御報告いたします。  当委員会は、去る 9月24日午前 9時53分から第 3委員会室におきまして、全委員の出席のもと開会いたしました。  各課から、歳入歳出の説明を受けた後、審査をいたしましたので、以下、その概要を申し述べます。  財政については、委員より、基金のあり方、今後の見通しについて質疑があり、当局より、財政調整基金については、市税の20%、40億円を年度末残高として確保するよう努めている。公共施設整備基金については、公共施設マネジメントに取り組む上で、施設の長寿命化や新設等の財政需要に対してあらかじめ蓄えをしておくことも必要なため、基金は計画的に積み立てていくべきと考えているとの答弁がありました。  議会事務局については、委員より、市議会ホームページアクセス数議会中継アクセス数が平成29年度に比べ減っている要因について質疑があり、事務局より、平成29年度は改選により、議員の入れかわりが多く、若い議員が多数を占め、注目する支援者が多かったと考えられるとの答弁がありました。  行政については、委員より、人事管理費の給料と職員手当等について、 1億円ほどの不用額が生じた理由について質疑があり、当局より、育児休業に伴う給与の減額と普通退職が例年より少なかったことなどによるとの答弁がありました。  管財については、委員より、車両管理について、民間ではドライブレコーダー設置を推進しているが、市の設置状況と今後の計画について質疑があり、平成30年度には、水道や消防本部及び消防団分を除く54台に設置をし、 194台中56台に設置が完了しており、今後は随時設置し、おおむね 5年をめどに設置完了を目指しているとの答弁がありました。  委員より、地籍調査事業について、30年プランの進捗は何%かとの質疑があり、当局より、旧掛川区域の現在の進捗率は15.7%であるとの答弁がありました。  委員より、市有地を売買する際は、民間との価格に乖離があってはならないとの意見があり、当局より、 1,000万円未満の場合は固定資産評価額を参考にしており、 1,000万円以上の場合は鑑定評価をもとに設定しているとの答弁がありました。  市税については、特に申し上げる質疑なく、資産税については、委員より、償却資産について、申告をしていない資産があった場合の対策について質疑があり、当局より、広報誌やホームページへの掲載のほか、申告時期の前に掛川市農協、遠州夢咲農協、税理士会などに出向き依頼をしている。実地調査では、経済産業省の太陽光事業者の資料、保健所の新規飲食業者の情報などにより未申告者へ申告を指導している。また、大規模な資産を持っている企業に対し、会社の固定資産台帳の情報と申告書をつけ合わせ、漏れた資産などがあれば修正申告を依頼している。今後も、引き続き申告を促すPR等をしていきたいとの答弁がありました。  納税については、委員より、徴収事務費について、差し押さえ物件の売却に要したインターネット手数料は、落札額の 3%を諸経費として滞納者が負担するとのことだが、滞納者から手数料はもらえるのかとの質疑があり、当局より、落札された分は落札額から手数料に充てているとの答弁がありました。  企画政策については、委員より、広域行政推進費について、大井川長島ダム流域連携協議会負担金、大井川の清流を守る研究協議会負担金に関連して、現在、リニア建設で問題になっている中で、何か報告があるかとの質疑があり、当局より、大井川の清流を守る研究協議会の中で、特に報告はないが、重要なことがあれば議会にも報告するとの答弁がありました。  市長政策室については、委員より、広報広聴費について、今年度から多言語アプリを配信しているとのことだが、今後どのようになっていくかとの質疑があり、当局より、現在スマートフォンを使い、多言語版への切りかえ作業を行っている。急に切りかえて情報が落ちないように、 2カ月間は併用し、その後、紙版は廃止となるとの答弁がありました。  IT政策については、委員より、土地情報管理費について、土地情報システムデータ更新等包括委託料業者決定状況について質疑があり、当局より、平成27年度にプロポーザルを実施し、参加したのがパスコ株式会社の 1社のみであり、審査基準を満たしていたため決定したとの答弁がありました。  市民については、委員より、掛川市のマイナンバーカードの交付率は10.2%で、市民の約90%の方はマイナンバーカードを持っていない現状についてどう思うかとの質疑があり、当局より、マイナンバーカードのメリットを市民が感じていないため、低い交付率となっているが、健康保険証としての利用やマイナポイントを活用した消費活性化策など、新たな施策もふえてきているので、今年度は交付率が上がると考えるとの答弁がありました。  危機管理については、委員より、防災対策費について、感震ブレーカーの機能を知らない市民が多く、PRの必要性について意見があり、当局より、電力復旧後の通電火災予防となるため、さらなるPRに努めるとの答弁がありました。  委員より、防犯対策費の詐欺電話等対策機器購入費補助金について、多くの被害が出ている中、年間11台ではかなり少ない。周知啓発の必要性について意見があり、当局より、効果が期待できるものなので、さらにPRに努めるとの答弁がありました。  委員より、防災費県補助金に関連して、大東支所に放射線防護施設対策工事を実施したが、地元区長への説明が不十分ではないかとの質疑があり、当局より、平成28年度設置した際には、地元に対して説明をしている。取り扱いについては、地元ではなく職員が操作することから、それ以降の説明はしていないが、今後は年 1回の原子力防災訓練などを実施する中で、使い方等の説明も検討していきたいとの答弁がありました。  出納局については、特に申し上げる質疑なく、監査委員事務局については、質疑なく、消防本部については、委員より、消防力整備事業費について、南海トラフ地震が予測される状況の中、消防職員をふやすべきと考えるが、掛川市の人口規模に対して適正な職員配置なのかとの質疑があり、当局より、職員数などの消防力について整備指針が国から示されており、おおよそ 1,000人に 1人配置が適当とされているがあくまで目安である。人口の分布や面積、特性により異なるため、人口規模に対して適正か一概に言えないとの答弁がありました。  委員より、消防団活動費に関連して、消防団員のなり手不足が懸念される中、家庭の協力は不可欠であるが、消防団福利厚生事業助成金63万円は入団につながる福利厚生事業の取り組みであるのかとの質疑があり、当局より、市内13カ所の施設を使用できる利用券のほか、この秋から、消防団応援の店を市内の商店や飲食店から募り、割引やサービスの特典が受けられる取り組みも始める。消防団に入ってよかった、家族にも喜ばれる等、魅力ある消防団を目指しているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、ITを使ったまちづくりが決算に不足している。まちの安全管理、バスを初め交通の管理等が必要であるとの意見があり、他の委員より、防災対策や地域力、市民力をいかに高めるか、今回の決算をしっかりと来年度の予算に反映させていただきたいとの意見がありました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、当委員会に分割付託されました認第 1号については全会一致にて認定すべきものと決定しました。  時間の関係もあり、質疑の全てを報告することはできませんが、活発な質疑が交わされたことを申し添え、総務委員長の報告といたします。 ○議長(大石勇君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。  まず、 3番、勝川志保子さん、御登壇ください。                〔3番 勝川志保子君 登壇〕 ◆3番(勝川志保子君)  3番、日本共産党、勝川志保子です。認第 1号、平成30年度掛川市一般会計歳入歳出決算の認定について、反対の立場から討論に参加させていただきます。  まず、歳入の部、 1款市税について。収納率は、現年度分が99.4%と99%を超え、年々上がり続けています。徴収の強化により差し押さえが 920件にも上っています。その内訳は給与 102件、預金 670件、保険68件となっています。私が知る中でも、これを差し押さえられたらきょうから困るというものであっても、お金が振り込まれたそのところで差し押さえが行われている、そんなケースもあります。税金が富の再配分機能で生活困窮者を支援するのではなく、逆に困っている人をより困らせる、そういう事態を助長しているように感じます。滞納は生活困窮のサインであると考え、支援に確実につなげる努力をしている滋賀県野洲市のような、そんな自治体も存在します。収納率の向上を追う余り、市民の苦悩が見えなくなっていないか、その運用に異議を申し上げます。都市計画のない地域への都市計画税の賦課にも反対です。  次に、質疑の中で、 2款 1項の広報の印刷費減がページ減であったとの回答でした。年間 176万円という減は、仕事を受注する側にとっては大きな痛手でもあるのではないかという思いで質疑をさせていただきました。市の仕事の多くが市内業者を中心とした委託業務で占められています。市民の皆さんの生活を市役所の仕事が支えているという側面もあると考えています。これに限らず、さまざまな委託がコスト削減のかけ声のもとで削られ過ぎていないかというところが不安です。不用額が出ているところや下請、孫請に振られているところなど、例えば、 8款 7項の公園緑化管理費など適正な執行になっているか、疑問がわきます。今後、公契約条例の制定を視野に入れるなど、三方よしと言われる地域経済循環をつくる視点での予算執行、中小企業振興条例の理念に基づく地元に喜ばれる予算執行のあり方を探っていただきたいと考えます。  13款 2項個人番号カード、マイナンバーカードの普及とコンビニ交付の拡大を図るこの施策は、医療情報もカードに加えていこうといった国が計画を出している中で、個人情報の流出のリスクを高め、住民に不利益を与えかねないと考えています。個人番号カードの普及は全国的にも上がらず、先ほどの委員長報告の中でも、市でも10%程度という回答があったということです。 1兆円という巨額の税金を投入しながら廃止となる住基カード、これと同じような破綻が今後考えられます。市がこの拡大の旗振りをしていることに反対いたします。  次に、公共交通にかかわる部分、 2款 1項公共交通対策費についてです。公共交通費中、バス交通の対策費は、一昨年の 1億 8,475万円から 1,000万円ほどふえ、 1億 9,355万円ほどになっています。このほとんどが自主運行バス路線の維持に充てられていることを考えると、これは今後も膨らむ可能性があります。かわって、デマンド交通、これは 497万円の予算が 328万円の執行と大変少なく、自主運行バスに偏重した交通政策がとられたことで、昨年度の赤字補てん分もかさみ、今年度会計をも圧迫する結果となっています。持続可能で誰もが利用できる使い勝手のよい公共交通への市民の要望は大変大きく、前回の一般質問でも指摘したように、市がイニシアチブをとって、全市的に将来を見据えた公共交通政策、この計画をもって進めるべきだと考えます。  続きまして、 3款民生費中、 2項児童福祉費放課後児童健全育成事業、学童保育につきましては、年度途中での社協から民間への委託変更が当初予算説明でされなかったばかりか、結局これが不調に終わって、社協への委託の継続が現在もされています。社協が今後の委託を希望していないということから、指導員の常勤採用もできず、市内全体の指導員処遇改善にもつながっていません。また、 6年生までへの対象の拡大もなく、暫定とされたはずの第一小学童保育所の次の施設整備も進まず、今年度につながりませんでした。待機児童はいないというのは、保育園のような措置制度がないからでしかありません。責任を持った対策をするべきだったと考えます。  保育園の整備に関しましても、今年度も 4月当初で待機児童数は国定義21名、認可園に入れなかった数では 204人と県下ワースト 2となってしまいました。 9月 1日では、この数字は95人、 314人と膨れ上がっています。認定こども園化、まず公立保育園・幼稚園を廃園にする、民間化していくことを国に先立って行ってきた市の保育政策の結果であると考えています。昨年度、認可園整備などを行ったことは大変評価するわけですが、企業主導型保育など、市が実際には責任を持ち切れない形での民間頼みの保育園を中心に考える、そうした限り、私は待機児童の解消はないと思います。この余波を受けて、家庭にいる子どもたちの一時預かり機能がストップしてしまい、予算執行率も落ちています。   3項生活保護の受給費ですが、この全国の半分程度の水準というのが向上しておらず、実際に生活保護以下の水準の家庭が市内に多く存在しています。セーフティーネットとしての機能が果たせるように生活困窮者相談が具体的な支援にしっかりとつながる、そんな窓口業務こそ模索しなくてはならないのではないでしょうか。  同様に、10款 1項教育費の就学援助についても、若干、率の向上があったものの、15.3%ある全国平均の半分に満たない 6%、 7%台の率です。生活保護基準の 1.5倍という他市と比べると大変緩い基準であることを考えると、教育の機会均等を保障する大切な制度としてより力を注いだ運用をすることが貧困対策計画、これを策定している市の責務だと考えます。  学校図書館の図書費も減額となっています。教育の整備を他と同様に削減対象にしていく姿勢には反対です。   8款 5項の公営の市営住宅の訴訟費用ですが、 100万円の予算が59.9万円の執行ということで、私が昨年、これは市民に対して訴訟を起こす、そういう案件ではなく、逆に生活困窮者支援としてきちんとやっていく、そういう問題ではないかと考えて反対討論をさせていただいたその事案については訴訟が取り下げになっています。やはりこの生活困窮者の部分であるものに関しては、個人情報の漏えいの問題も含め、慎重な対応をしていっていただきたいと考えます。  最後に、ふるさと納税ですが、ふるさと応援基金に積み立てられ、運用されているわけですが、平成30年度の受け入れ 2億 9,295万円に対して払い出し金額は 1億 9,616万円にとどまり、積み立てられた基金が 1億 7,000万円近くになっています。市長の裁量分は市民の福祉増進に積極的に運用していただきたいと考えます。  以上、全てを網羅することにはなりませんでしたが、反対討論といたします。 ○議長(大石勇君) 次に、 9番、松浦昌巳君、御登壇ください。                〔9番 松浦昌巳君 登壇〕 ◆9番(松浦昌巳君)  9番、アクティブマネジメント・公明クラブ、松浦昌巳です。  私は、認第 1号、平成30年度掛川市一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場から意見を申し上げます。  現在、我が国の財政状況は、ふえ続ける社会保障関係経費などにより公債残高がふえ続け、GDPに対する債務残高の比率が先進国中最悪の数値を示すなど、危機的な状況にあります。地方自治体においてはリーマン・ショック以降、市税収入が低迷する中、人口減少、少子高齢化など、社会経済情勢の急速な変化への対応や公共施設の老朽化対策など非常に厳しい行財政運営を強いられています。そのような中、掛川市においては松井市政10年目を迎え、協働のまちづくりを基本理念とした行財政運営に取り組まれ、第 2次総合計画の推進や近々の課題となっている子育て支援や地震・津波対策にも適切に対応されるなど、その成果を評価するものです。  最初に、歳入面における特徴と評価すべき点について申し上げます。  まず、財政基盤の根幹を成す市税については、前年度に比べ 2億 1,000万円ほど増加しました。これは、市民税の個人分及び法人分の合計で、昨年度に比べ 4億 3,000万円ほど増加したことによるものです。この要因は、景気回復の兆しが見え始めたこともありますが、これまでの徴収体制強化の成果により、市税全体の収納率が平成23年度から 8年連続で上昇しており、平成30年度においても、前年度に比べ0.43ポイント上昇するなど、安定した税収確保の取り組みによる効果であり、大いに評価するとともに、今後の市税収入の回復に期待するものであります。また、ふるさと納税に係る寄附金収入は、掲載するサイトの拡充や返礼品の充実などにより、前年度に比べ 1億 4,000万円ほどの増加となり、自主財源の確保に努められたことについて評価するとともに、今後も掛川市の魅力の情報発信とさらなる財源確保に努められるよう期待します。  このほか、認定こども園整備事業、教育施設エアコン設置事業、海岸防災林強化事業、合併推進道路整備事業などの新市建設計画及び地震・津波対策推進のため、交付税措置のある合併特例債等を積極的に活用する一方、市債全体では、発行額を抑制し、市債残高を約 4億 5,000万円削減したことも大いに評価したいと思います。  続いて、歳出面につきまして評価すべき点を申し上げます。   1点目は、教育・子育て支援であります。  待機児童の解消に迅速に対応するため、認可保育園や小規模保育事業所の整備を進めたほか、大東・大須賀地域の認定こども園化推進事業では、平成31年 4月に開園したおおさかこども園の施設整備を推進し、あわせて、定員を 171人増員したことについて評価するとともに、今後も子育てしやすい環境の充実に向けた取り組みに期待をします。  また、災害級の猛暑に対応するため、全ての小・中学校の普通教室と幼稚園の保育室へのエアコンを設置する方針を他市町に先駆けて発表し、令和元年の夏に稼働できるよう、学校、事業者、行政が協働で総力を挙げて設置工事を進めたことについて大いに評価したいと思います。学校関係者からも子供たちが集中して授業を受けているとの報告もありました。   2点目は、地震・津波対策であります。  厳しい財政状況の中ではありますが、災害による死亡者ゼロを目指す掛川市地震・津波対策アクションプログラムを推進し、海岸防災林強化事業、橋梁耐震補強事業、公共施設の天井落下防止事業、木造住宅耐震補強工事補助事業のほか、平成30年 6月の大阪府北部地震の被害を考慮して、公共施設通学路や緊急避難路の安全対策を推進するため、ブロック塀等緊急点検改修を実施するとともに、ブロック塀等耐震改修事業の補助内容を拡充するなど、市民の生命財産を守るため、地震・津波対策に積極的に取り組んだことについて大いに評価します。   3点目は、地域経済の活性化対策です。  掛川茶輸出戦略やオリーブ産地化事業の推進、産業立地奨励事業費補助金、企業立地促進事業費補助金、大坂・土方工業用地整備事業の推進による企業誘致対策、地域協働経済支援買い物券交付事業など、これらは掛川市の地域経済活性化につながる効果的な施策であったと評価するものです。   4点目は、シティプロモーションの推進です。  先日、エコパスタジアムで開催されたラグビーワールドカップ日本対アイルランド戦では、見事日本が勝利しました。静岡の衝撃と外国メディアが報道しました。感動しました。この感動のおよそ 1年前、これまでの活動が実を結び、アイルランド、ロシア、オーストラリアの公認チームキャンプ地に決定し、エコパで試合を行う出場国の中学校区別応援活動や開催 1年前イベントなどを実施することで、地元開催の機運醸成を図るとともに、東京オリンピック・パラリンピックについては事前キャンプ地に関する覚書を締結した台湾アーチェリー協会との連携強化を図るため、台湾オリンピック委員会視察団を迎えたほか、ビーチバレーボールとトランポリンの事前キャンプ誘致活動を行うなど、掛川市の認知度向上や都市イメージの形成、浸透に寄与したことについて大いに評価するものです。  さらに、令和元年度開催の国内最大級の観光キャンペーン、静岡デスティネーションキャンペーンに向けた観光商品の企画や旅行会社を対象とした現地案内の実施、粟ヶ岳世界農業遺産茶草場テラス、かっぽしテラスの整備などは掛川市の新たな魅力の発掘と発信、地域のさらなる活性化につながるものと期待しています。また、中高生から募集し、企業、地域、大学等で構成する市民協働会議で先行して作成したブランドメッセージのロゴマークについては、今後大いに活用し、シティプロモーションのさらなる推進を図っていただきたいと思います。  以上、決算のうち評価すべき点を幾つか申し上げてまいりましたが、今後とも市民の負託に応え、希望が見えるまち、誰もが住みたくなるまちの実現に向け、掛川市一丸となって精進されますことを期待し、私の賛成討論といたします。 ○議長(大石勇君) 以上で通告による討論は終わりました。  これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  本件に対する各委員長の報告は認定すべきとするものであります。本件は委員長報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(大石勇君) ありがとうございました。御着席ください。  起立多数であります。  したがって、本件は認定することに決定しました。 △日程第2 認第 2号〜認第16号 ○議長(大石勇君) 次に、日程第 2、認第 2号から認第16号までの15件について一括議題とします。  本15件に関し、これから委員長の報告を求めます。  まず、文教厚生委員長、窪野愛子さん、御登壇願います。              〔文教厚生委員長 窪野愛子君 登壇〕 ◎文教厚生委員長(窪野愛子君) ただいま議長より報告を求められました認第 2号から認第 4号までの 3件につきまして、文教厚生委員会における審査の概要と結果を順次御報告申し上げます。  本 3件は、一般会計歳入歳出決算の審査後、続けて審査を行いました。  初めに、認第 2号、平成30年度掛川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について御報告いたします。
     当局より説明を受けた後、質疑を求めたところ、委員より、保険給付費について、どのようなことを見通して予算立てを行っているのかとの質疑がございました。当局より、過去 5年間の 1人当たりの医療費の伸び率や、うるう年で 1日多い年は給付費がふえるなど、その年の暦によっても増減があり、それらを加味して見込んでいるとの答弁がございました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、セーフティーネットとしてあるべき保険制度になるよう考えなくてはいけない。低所得者の方たちにも負担感がないようにしていくことが必要であるとの意見がございました。  他の委員より、現行の制度の中で、予防事業やレセプト点検などにより医療費の適正化を図り、過剰な薬の投与や検査、過誤請求等を防止していくしかないとの意見がございました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、委員より、収納率を上げることや資格証明書の発行、一般会計への繰り出し、余剰金を基金に積み増しするような制度運用について反対であるとの討論がございました。賛成の立場から、委員より、市は収納率を上げるだけではなく、いろんな形で被保険者に寄り添っている。また、ジェネリック医薬品の使用促進や、薬の適正使用の呼びかけ等、医療費の適正化について、今まで以上に進めていただきたいとの討論がございました。  以上で討論を終結し、採決の結果、認第 2号は賛成多数にて認定すべきものと決定しました。  次に、認第 3号、平成30年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算の認定について、御報告いたします。  当局より説明を受けた後、質疑を求めたところ、特に申し上げる質疑はなく、討論を求めたところ、反対の立場から、委員より、年金から自動的に保険料を差し引かれていく徴収方法については、セーフティーネットとしてあるべき姿ではない。また、人間ドックや特定健診等、安心して医療を受けられる体制をつくるべきであるとの討論がございました。賛成の立場から、委員より、健康で医療にお世話にならない社会になることが理想だが、医療が必要になる方については、引き続き安心して医療が受けれるよう、今後も円滑な運営に努めていただくよう期待をするとの討論がございました。  以上で討論を終結し、採決の結果、認第 3号は賛成多数にて認定すべきものと決定いたしました。  続いて、認第 4号、平成30年度掛川市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について御報告いたします。  当局より説明を受けた後、質疑を求めたところ、委員より、生活支援体制設備事業費について、 5箇所のふくしあに配置されている生活支援コミュニティコーディネーターの役割について質疑があり、当局より、まちづくり協議会や地区福祉協議会などに働きかけをして、地域における居場所づくり等、地域づくりの支援を行っているとの答弁がございました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、高齢者の場合、年金に頼って生活をしているので、そこから自動的に保険料を差し引かれていくやり方は、問題である。また、環境整備が整っていない状態で在宅介護を進めていくことについて、大変不安であるとの意見がございました。  他の委員より、通所介護サービス等に通うことにより、利用者同士の交流ができたり生きがいを見つけたりと自立した生活を送ることができると思うので、市の施策については賛成できるとの意見がございました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、委員より、繰越金を基金へ積み立てていく制度については反対である。また、要支援の部分を地域の活動にシフトすることは問題があり、家族や地域の支援者の負担は大きいと考えるとの討論がございました。賛成の立場から、委員より、将来を見据えた上での準備基金であると判断する。また、健康寿命を延ばしていく施策を展開しているとの討論がございました。  以上で討論を終結し、採決の結果、認第 4号は賛成多数にて認定すべきものと決定いたしました。  以上、文教厚生委員会委員長報告とさせていただきます。 ○議長(大石勇君) 次に、環境産業委員長、山本裕三君、御登壇願います。              〔環境産業委員長 山本裕三君 登壇〕 ◎環境産業委員長(山本裕三君) ただいま議長より報告を求められました認第 6号から認第11号まで及び認第16号について、その審査の概要と結果を報告いたします。  本 7件は、認第 1号に引き続き、審査をいたしました。  初めに、認第 6号、平成30年度掛川駅周辺施設管理特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、害鳥対策手数料ついて、効果と今後の対策を伺うとの質疑があり、当局より、鷹匠による追い払いを行っており、ムクドリは減少したが、スズメがふえている。鳥が移動するだけで根本的な解決には至っていないが、引き続き鷹匠による追い払いを続けていくとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、認第 6号は全会一致にて原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。  次に、認第 7号、平成30年度大坂・土方工業用地整備事業特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、特に申し上げるべき質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、認第 7号は全会一致にて原案のとおり認定すべきものと決定をいたしました。  続いて、認第 8号、平成30年度掛川市簡易水道特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、松葉と泉の簡易水道の使用料も上水道の使用料と同等とするべきとの意見があり、当局より、上水道の使用料水準と同じにしていこうと考えており、今年度、地元説明会を行っているとの答弁がございました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、認第 8号は全会一致にて原案のとおり認定すべきものと決定をいたしました。  続いて、認第 9号、平成30年度掛川市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、財政状況の説明を受けたが、使用料の見直しは考えているのかとの質疑があり、当局より、来年度より公営企業会計に移行していく中で、経営状況の公表とともに使用料の適正化の検討は避けられない。来年度から 2カ年にわたり生活排水処理実施計画の見直しを行う中で、使用料を検討していくとの答弁がございました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、認第 9号は全会一致にて原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。  続いて、認第10号、平成30年度掛川市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、公共下水道に接続した場合の処理場の経費及び維持管理費についての質疑があり、当局より、最適整備構想計画で試算した結果、大きな経費削減になる結果が出ているとの答弁がございました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、認第10号は全会一致にて原案どおり認定すべきものと決定をしました。  続いて、認第11号、平成30年度掛川市浄化槽市町村設置推進事業特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、ほかの集合処理事業とのコスト比較について伺うとの質疑があり、当局より、事業単独での料金設定をしていることもあり、比較しがたいところがあるが、コスト面での留意が必要と考えているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、認第11号は全会一致にて原案のとおり認定すべきものと決定しました。  続いて、認第16号、平成30年度掛川市水道事業会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、約 2億 8,800万円の純利益が出ているが、今後は水道料金を引き上げる必要はないのかとの質疑があり、当局より、平成29年度から大井川広域水道企業団の受水単価が下がり、 1億 6,000万円の経費が削減をされた。企業団の料金体系は 5年で見直されるので、今後の動向によるとの答弁がありました。  他の委員より、監査意見書の中に、人材の確保と技術力継承は喫緊の課題であるとあるが、いかがかとの質疑があり、当局より、経験数の長い職員が退職となり、安定的な水道施設の運転管理ができなくなることが懸念される。業者への包括委託も考えながら、職員がいなくても運転管理に支障がないように検討しているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、認第16号は全会一致にて原案のとおり認定すべきものと決定しました。  以上、環境産業委員会の委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 続いて、総務委員長、小沼秀朗君、御登壇願います。               〔総務委員長 小沼秀朗君 登壇〕 ◎総務委員長(小沼秀朗君) ただいま議長より報告を求められました認第 5号及び認第12号から認第15号までの 5件について、総務委員会における審査の概要と結果を御報告申し上げます。  本 5件は、各議案ごとに当局から説明をいただいた後、審査いたしました。  まず、認第 5号、平成30年度掛川市公共用地取得特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、松ヶ岡用地面積 1,920平方メートルを市へ売り払うことに関連して、松ヶ岡用地の全体面積について質疑があり、当局より、全体面積は 5,302平方メートルであるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、公共用地を民間含めて処分していくとの説明があったので、そのように進めてほしいとの意見があり、他の委員より、旧富田鉄工所跡地について、努力していると思うが、なかなか売り払い先が見つからないようだとの意見があり、他の委員より、引き続き売却できるよう努力してほしいとの意見がありました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、認第 5号は全会一致にて認定すべきものと決定しました。  次に、認第12号、平成30年度上西郷財産区特別会計歳入歳出決算、認第13号、平成30年度桜木財産区特別会計歳入歳出決算、認第14号、平成30年度東山財産区特別会計歳入歳出決算、認第15号、平成30年度佐束財産区特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。  この 4件の財産区特別会計歳入歳出決算の認定については、一括議題として審査いたしました。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、市議会に承認を求める形態を今後も継続していくのかとの質疑があり、当局より、監査委員からの審査意見書にもあったので、財産区の運営について、地元の意見を伺いつつ全てを地元に任せる形態と市町村の一体性を損なわないように努めなければならないとする地方自治法の規定の趣旨との整合性をどうすべきかを踏まえながら、検討していきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、限られた人たちにより運営がされていることに改善の必要性を感じる。これまで地域のものとして踏み込んでいきにくい問題であったが、検討が必要な時期に来ているとの意見があり、他の委員より、財産区を持つ地域に住んでいても知らないことが多く、委員会で財産区のあり方等を研究していきたいとの意見があり、他の委員より、引き続き注視していくとの意見がありました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、認第12号から認第15号までの 4件については全会一致にて認定すべきものと決定しました。  以上、総務委員会の委員長報告とさせていただきます。 ○議長(大石勇君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。  まず、認第 2号から認 4号までの 3件について、 3番、勝川志保子さん、御登壇ください。                〔3番 勝川志保子君 登壇〕 ◆3番(勝川志保子君)  3番、日本共産党、勝川志保子です。  認第 2号から 4号までの 3件について、反対の立場から討論に参加させていただきます。  まず、認第 2号、平成30年度掛川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてです。  国民健康保険は年々加入者の年収が下がり、ほかの保険以上に制度的な破綻があらわになっています。税金はそもそも所得の高い方々に負担いただいて、低いところに還元していくためにあると思うのですが、国保税には不十分な減免制度があるだけで、低所得世帯の所得に対する負担比率が上がるという構造的な欠陥を持っています。また、仕事についていない高齢者に係る平等割、子育て世代など家族の人数がふえて生活費がかさむのに人数分税金がふえる均等割制度は、封建時代の人頭税を彷彿させます。命にかかわる医療保険なのですから、問題は深刻です。収納率は 96.24%まで上がり、差し押さえも 375件に及びます。 342件が 9月現在で保険証の交付されない資格証明書扱いとなって、全額納付ができず、正規の保険証ではない短期保険証を交付されている世帯も 646世帯に上りました。合わせますと、国保世帯数の 6.5%に及びます。運用には社会福祉制度としての最大限の配慮と困窮者支援の観点での温かさこそが求められます。前回、一般質問の中で、宮古市が子どもの均等割を免除するなどの措置をしたことを挙げましたが、軽減をせずに、繰り入れの 1億 2,000万円より多い 1億 7,000万円ほどを基金に積み立てていくというこの決算には賛成しかねます。  次に、認第 3号、平成30年度掛川市後期高齢者健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について反対の立場から申し上げます。  事あるごとに申し述べているとおり、後期高齢者健康医療保険制度はほかに例を見ない高齢者を差別する保険制度です。保険料は少ない年金の方も天引きされ、ほぼ 100%収納となります。年をとればあちこちにガタが出てくるのは仕方がないことであり、社会に貢献して年を重ねた方々をお荷物のように扱うことは許されません。保険料が市段階では何ともしがたいことは承知しておりますが、一般会計からの繰り入れをしっかりと行うほか、命を守る医療が高齢者にもしっかりと届けられる運用を望みます。  続きまして、認第 4号、平成30年度掛川市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてです。  後期高齢者保険と同じく、天引きによって多くの方々が介護保険料を支払っています。保険料を支払った上にサービス分を負担しなくてはならない、そのためにお金がなければ保険料だけを払って、サービスはあきらめなくてはならないという事態さえ招きかねない制度です。今、在宅介護への誘導が大きく行われていて、地域ボランティアや家族にその負担が押しつけられつつあるのも気になるところです。  支払い準備基金積み立ては、払い出しの 1億 2,000万円を上回る 1億 6,900万円となって、基金残高は10億 4,800万円まで膨らんでいます。給付がしっかり受けられるように、包括支援センターのきめ細やかな支援を広げ、介護保険料の軽減をしていくべきだと考えます。  私の周りには介護保険につながらないままひとり暮らしをしていたり、家族が介護に悩んでいらっしゃる家庭がたくさん存在しています。保険あって介護なしという状況をつくらないことを強く望みます。  以上、 3件、反対討論といたします。 ○議長(大石勇君) 次に、同じく認第 2号から認第 4号までの 3件について、 2番、寺田幸弘君、御登壇ください。                〔2番 寺田幸弘君 登壇〕 ◆2番(寺田幸弘君)  2番、創世会、寺田幸弘です。  私は、認第 2号から認第 4号まで、賛成の立場から意見を申し上げます。  まず、認第 2号、平成30年度掛川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場から意見を申し上げます。  昨年度から、新たに県が財政運営の責任主体となり、市町と協力して運営していく広域化がスタートしました。財政の基盤強化により、国保制度の安定化が図られるものと期待します。本市においては、引き続き、国保税収納率の向上や財源の確保に尽力されているとともに、増加傾向にある医療費の軽減を図るため、特定健診や人間ドックの受診の推進、適切な指導に努められ、さらなる保健事業の充実強化により、市民の健康増進と医療費の抑制に努められております。  さて、国民健康保険の加入者数は全国的に減少傾向にありますが、加入者の高齢化や医療技術の進展、新薬の開発などにより、 1人当たりの医療費は増大し、保険給付費は伸び続けております。一方、財政面では、年金受給者、非正規労働者や無職の方々など、低所得者や疾病率の高い人を抱えるといった体質を持っており、制度として慢性的な赤字体質に陥りやすい構造的な問題を抱えております。  なお、今回の平成30年度決算では、歳入 120億 284万円、歳出 118億 295万円で、約 2億円の黒字決算となっております。この要因としては、歳入では収納率の向上や、健康の保持増進や医療費の適正化等が評価されたことによる特別調整交付金の追加交付があり、歳出では、被保険者数の減少と特記すべき流行性の疾患等がなかったことなどにより、医療費が見込みよりも抑制されたことなどが挙げられます。  このような状況の中、本市の国保事業の高く評価できる点といたしまして、財源の確保と税負担の公平・公正の確保のため、国保税収納率の向上に努められたこととともに、滞納世帯の方々と丁寧な納付相談を行うことで、被保険者に寄り添い、それぞれの事情に配慮した対応をされたことです。本市の現年度分、滞納繰越分を合わせた収納率は 83.37%で、平成29年度より1.14ポイント上昇しており、県下でも上位の収納率を維持していることは、国保事業の健全な運営を示しているものです。  次に、人間ドックの助成事業や特定健診、特定保健指導などの保健事業の推進、医療費通知の発行やレセプト点検の強化、後発医薬品差額通知の発行等に加え、データヘルス計画に基づいたヘルスアップ事業に取り組むことにより、医療費の削減や適正化に努められていることであります。  最後に、今後もジェネリック薬品の促進や保健事業の強化に努められることにより、医療費の抑制を進めていただき、本市の国保の健全で安定した事業運営が図られることを要望し、賛成討論といたします。  次に、認第 3号、平成30年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場から意見を申し上げます。  後期高齢者医療制度は、高齢者の医療費を安定的に支えるために、県を単位として、全ての市町で組織する広域連合により運営されており、各市町では、対象者の資格管理、保険料の徴収、医療費などの申請の受け付けや保健事業を行い、高齢者が安定して医療を受けられるよう円滑な制度運営に努めております。今回の決算においては、現年度分保険料の収納状況は、収入済額 9億 2,408万円で、収納率向上に努めた結果、収納率は 99.84%と、県内で引き続き上位を維持しております。  また、特定健診に加え、高齢者の病気発症や重症化を防ぐため、人間ドック助成事業を実施しており、これら保健事業の推進に努められたことも高く評価できることであります。  今後も保険者であります静岡県後期高齢者医療広域連合と連携し、医療が必要となる方については、引き続き安心して医療を受けられるように、本制度の着実・適正な運用に心がけるようご期待を申し上げ、認第 3号の賛成討論といたします。  次に、認第 4号、平成30年度掛川市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場から意見を申し上げます。  介護保険制度は、平成12年度からスタ−トして19年が経過いたしました。介護を必要とする方の生活を支える制度として、広く定着してきております。  今年度の決算について、平成30年度から令和 2年度を計画期間とした掛川市第 7期介護保険事業計画に基づき、適正な事業運営に努められた結果、平成30年度における歳入は94億 5,120万円、歳出は91億 6,680万円で、歳入歳出差し引き 2億 8,440万円の黒字となっており、健全な財政運営を高く評価しております。  また、要介護認定者数は、平成30年度現在で 4,838人となっております。そのうち、65歳以上の要介護認定者は 4,713人で、第 1号被保険者 3万 1,564人に占める要介護者の認定率は、全国平均の18.3%より大きく下回り、県平均の16.0%と比較しても下回る14.9%となっております。これは、市を挙げてかけがわ生涯お達者市民推進プロジェクトの取り組みや市内 5カ所のふくしあを中心とした多職種連携により、介護予防事業や地域包括ケアシステムの充実が図られていることなどによるものであると考えております。  今後も、高齢者が住みなれた地域で生活を継続できるようにするため、人生 100年時代を見据えて健康寿命を延ばしていく施策を推進していただくとともに、介護保険制度の適切な運営を図られるよう期待を申し上げ、賛成討論といたします。  以上です。 ○議長(大石勇君) 以上で通告による討論は終わりました。  これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  まず、認第 2号から認第 4号までの 3件について起立採決します。  本 3件に対する各委員長の報告はいずれも認定すべきとするものであります。本 3件は委員長報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
                      〔賛成者起立〕 ○議長(大石勇君) ありがとうございました。御着席ください。  起立多数であります。  したがって、本 3件は認定することに決定いたしました。  続いて、認第 5号から認第16号までの12件について一括採決します。  本12件に対する各委員長の報告はいずれも認定すべきとするものであります。本12件は委員長報告のとおり認定することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本12件は原案のとおり認定することに決定しました。  この際、しばらく休憩といたします。                 午前11時03分 休憩                 午前11時15分 開議 ○議長(大石勇君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第3 議案第80号 ○議長(大石勇君) 日程第 3、議案第80号を議題とします。  本件に関し、これから委員長の報告を求めます。  まず、環境産業委員長、山本裕三君、御登壇願います。              〔環境産業委員長 山本裕三君 登壇〕 ◎環境産業委員長(山本裕三君) ただいま議長より報告を求められました議案第80号、令和元年度掛川市一般会計補正予算(第 2号)中、当委員会に分割付託されました第 1条、歳入歳出予算の補正のうち、歳入中、所管部分及び歳出中、第 2款総務費(第 1項29目・32目)、第 6款農林水産業費、第 8款土木費、第10款教育費(第 5項)、第11款災害復旧費について、審査の概要と結果を御報告申し上げます。  当委員会は、去る 9月19日午前11時27分から第 2委員会室におきまして、全委員出席のもと開会をいたしました。  各担当から、説明を受けた後、審査に入りました。  まず、歳出中、第 2款総務費について、委員より、地区まちづくり協議会交付金について、補正予算を組むという方法があるということを地区まちづくり協議会に説明すべきではないかとの意見があり、当局より、今回は当初予算要求時に計画段階だったもので、実行段階に移ったものについて補正対応した。基本的には、補正はないようにしたいとの答弁がありました。  他の委員より、かけがわ茶エンナーレ事業負担金について、天浜線アート列車を制作することの効果について質疑があり、当局より、茶エンナーレという言葉を目にした方々に知ってもらい、 1年前から機運醸成とPRに努めていくとの答弁がありました。  次に、第 6款農林水産業費について、委員より、道の駅掛川の改修工事費について、市と施設管理者の負担区分は10万円以上は市で負担するという考え方にのっとっているのかとの質疑があり、当局より、のっとっているとの答弁がございました。  続いて、第 8款土木費について、委員より、どの市営住宅も老朽化しているが、全体的な見直しを行っていくのかとの質疑があり、当局より、来年度策定予定の公共施設再配置計画を踏まえて、市営住宅のあり方を考えていくとの答弁がありました。  ほかの委員より、河川水位観測システム構築業務委託料について、単価が高く、必要な箇所に設置ができないという問題は解決できたのかという質疑があり、当局より、LPWAという無線技術を導入することで、ランニングコストの中で一番多く経費がかかる通信経費を減らし、価格を抑えることができるため、市内の必要箇所に設置ができるとの答弁がありました。  関連して、委員より、河川水位観測システムで得た情報の発信方法について質疑があり、当局より、ホームページに掲載したり、防災メールのように送信するなどいろいろな手段があるが、どういうシステムの構築がいいのか、今後検討していくとの答弁がありました。  続いて、第10款教育費については、質疑なく、続いて、第11款災害復旧費については、委員より、災害復旧工事について、地区要望の工事の時期と重なるが、業者に影響はないかとの質疑があり、当局より、地区要望の工事は小規模工事が多いので、災害復旧工事の合間合間で実施できる。今のところ、業者が足りないという話は出ていないとの答弁がありました。  関連して、他の委員より、災害復旧工事に国の交付金を利用しているものとしていないものがある理由について質疑があり、当局より、国の交付金が受けられるのは、公共災害である。公共災害の認定を受けるためには測量設計を委託して行わないとならないので、市単独で実施したほうが効率的な場合もあり、全体のバランスを見ながら判断しているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、当委員会に分割付託されました議案第80号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、環境産業委員会の委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 次に、文教厚生委員長、窪野愛子さん、御登壇願います。              〔文教厚生委員長 窪野愛子君 登壇〕 ◎文教厚生委員長(窪野愛子君) ただいま議長より報告を求められました議案第80号、令和元年度掛川市一般会計補正予算(第 2号)中、当委員会に分割付託されました第 1条、歳入歳出予算の補正のうち、歳入中、所管部分及び歳出中、第 3款民生費、第 4款衛生費、第10款教育費(第 5項を除く)について、審査の概要と結果を御報告いたします。  当委員会は、去る 9月19日午前11時28分から第 1委員会室において、全委員出席のもと開会いたしました。  各担当から説明を受けた後、審査に入りました。  まず、歳出中、第 3款民生費について、委員より、国定義の待機児童数について質疑があり、当局より、 9月 1日現在、95名であるとの答弁がございました。  委員より、今後の待機児童対策について質疑があり、当局より、保育士の確保が必要であり、施設整備についてもさらに検討をしていきたいとの答弁がございました。  次に、歳出中、第 4款衛生費について、委員より、若年がん患者等支援事業費について、どのような補助をし、人数はどのくらい見込んでいるかとの質疑があり、当局より、患者の精子及び卵子の凍結保存に係る経費の一部補助については男女各 1名、医療用補整下着・ウィッグ等の購入の一部補助については40件、人工乳房に 1件を見込んでいるとの答弁がございました。  さらに、委員より、この制度をどのように周知していくのかとの質疑があり、当局より、広報かけがわで周知していくとの答弁がございました。  委員より、令和 2年度より、マイナポータルの運用が開始になるが、個人情報の漏えいについてどのように考えているのかとの質疑があり、当局より、国から明確に示されていないが、個人の情報全てを見られるのではなく、業務に必要な箇所のみ開示されるシステムになると考えている。市民の不利益にならぬよう、しっかり考えていくとの答弁がございました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、認定こども園保育認定園児給食費自己負担金について、自己負担させるのではなく、市が補助していくべきであるとの意見がありました。  他の委員より、無償化に伴い、預けたいという方がふえてくる。また、幼稚園から保育園に切りかえたいという声もあり、現場が大変なことになるのではないかと危惧しているとの意見がございました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、反対の立場から、委員より、認定こども園保育認定園児給食費については、保護者や園が負担にならぬような措置が必要である。また、待機児童対策については、施設整備等ももっと力を入れていくべきである。また、マイナポータル運用により、個人情報の漏えいについて危惧する。この補正予算については賛成できかねるとの討論があり、賛成の立場から、委員より、現時点での市の財政措置は、検討を重ねた上での最善策であると考えるので賛成であるとの討論がございました。  以上で討論を終結し、採決の結果、当委員会に分割付託されました議案第80号については賛成多数にて原案のとおり可決すべきものであると決定いたしました。  以上、文教厚生委員会の委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 続いて、総務委員長、小沼秀朗君、御登壇願います。               〔総務委員長 小沼秀朗君 登壇〕 ◎総務委員長(小沼秀朗君) ただいま議長より報告を求められました議案第80号、令和元年度掛川市一般会計補正予算(第 2号)中、当総務委員会に分割付託されました第 1条、歳入歳出予算の補正のうち、歳入中、所管部分、歳出中、第 1款議会費、第 2款総務費(第 1項29目・32目を除く)、第12款公債費、第 2条、債務負担行為の補正及び第 3条、地方債の補正について、その審査の概要と結果につきまして、御報告申し上げます。  当委員会は、去る 9月19日午前11時27分から第 3委員会室におきまして、全委員出席のもと開会をいたしました。  各担当から説明を受けた後、審査に入りました。  まず、歳入中、17款財産収入について、委員より、市有地土地売払収入の本郷地内小規模保育事業所用地について、市が最初に購入した際の金額は幾らかとの質疑があり、当局より、平成 7年 3月に市営住宅用地として、 4,286万 1,743円で購入したとの答弁がありました。  さらに、委員より、 1,000万円の損をして売ったのかとの質疑があり、当局より、平成 7年の近隣地価公示価格が、平米当たり 5万 9,800円、現在の近隣地価公示価格は 3万 1,200円であり、公示価格も47.8%下落しているためである。市営住宅の建設計画や配置の関係で、土地が余剰になったため、今回処分することとしたとの答弁がありました。  次に、第 1款議会費について、委員より、手話通訳者謝礼の増額について、時給計算かとの質疑があり、事務局より、謝礼については 1時間当たりで計算している。また、交通費もキロ数に応じて支払いをしているとの答弁がありました。  続いて、第 2款総務費(第 1項29目・32目を除く)及び第12款公債費については、質疑なく、続いて、第 2条、債務負担行為の補正について、委員より、市民窓口業務委託について、どのくらいの経費削減になるのかとの質疑があり、当局より、委託料の追加と人件費の削減で、差し引き13万円の削減となるとの答弁がありました。  関連して、委員より、今回の業務委託の一番の目的はサービスの拡大でよいかとの質疑があり、当局より、今回民間委託することにより、業務の繁忙期とそうでないときで人数の調整を行うことができ、柔軟性を持った対応ができる。このことから、待ち時間の短縮や迅速な事務処理ができるという効果など、市民サービスの拡大もねらっているとの答弁がありました。  続いて、第 3条、地方債の補正については、質疑なく、以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、当総務委員会に分割付託されました議案第80号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、総務委員会委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。  まず、 3番、勝川志保子さん、御登壇ください。                〔3番 勝川志保子君 登壇〕 ◆3番(勝川志保子君)  3番、日本共産党、勝川志保子です。  議案第80号、令和元年度掛川市一般会計補正予算(第 2号)について、反対の立場から討論に参加させていただきます。  災害復旧や防災対策、幼児教育・保育の無料化の中での市の単独補助など、必要な予算が組まれているところは大いに評価するものの、幾つかの賛成できない点があり、反対の立場に立たせていただきます。  まず、戸籍などの個人情報にかかわる市民窓口業務委託拡大、このための債務負担行為には反対です。リスクを伴う民間委託は避け、市職員の負担軽減は必要な人員確保で行うべきだと考えます。また、マイナンバー制度拡大と抱き合わせになっている母子保健情報連携システムの改修についても、リスク拡大の見地から賛成できません。 9月 1日現在、国定義95名、認可園に入れない数で 341名と多くの待機児童を抱える中で、幼児教育・保育無償化のための予算づけだけでなく、保育園整備をまずというのが市民の要望です。 4月開園の認可保育所と今回予算に上がった小規模保育所だけでは需要に追いつきません。現在、困っている家庭を救うための緊急措置こそ補正予算を組む中で行うべきだと考えます。同様に、学童保育所や発達障害を抱える子どもたちの通所施設などについても緊急措置を求めるものです。  また、低所得者世帯により多くのしかかる消費税の増税が強行されたもとで、給食費が保育料から切り離され、原則保護者負担となったことも国の施策の誤りだと私は考えています。市の単独補助を広げて給食費の保護者負担をなくしている、そんな自治体もあります。補正の中で取り上げなかったことを残念に思っています。  保育料の無料化が 3歳から 5歳に限られ、本来育児休業が 3歳までとれない家庭が多い中で、そこの部分、 1歳児、 2歳児のところまで市の単独補助が広げられなかった点も残念に思います。  以上、反対討論といたします。 ○議長(大石勇君) 次に、 9番、松浦昌巳君、御登壇ください。                〔9番 松浦昌巳君 登壇〕 ◆9番(松浦昌巳君) 私は、議案第80号、令和元年度掛川市一般会計補正予算(第 2号)について、これを賛成の立場から意見を申し上げます。  今回、一般会計の補正規模は、 6億 5,026万 6,000円でありますが、このうち、 7月22日の大雨による被害があった農業施設や土木施設などの災害復旧費 7,166万円の追加は、市民の安全・安心のため、被災箇所全ての早期復旧に努められるよう期待するものです。また、市民窓口業務委託の債務負担行為については、市民サービスのさらなる充実と業務の効率化を図るため、これまで委託してきた証明業務に加え、住民異動届や戸籍届に係る窓口業務について委託業務を拡大するもので、大いに評価するものです。  さらに、待機児童解消対策として、南西郷地内保育園及び本郷地内小規模保育事業所の整備事業補助金 4,981万 4,000円を計上するとともに、幼児教育・保育無償化事業については、国の方針に沿って適切に予算計上した上で、国の制度では賄い切れていない預かり保育料の自己負担分について、掛川市独自に助成するなど、健康・子育て日本一を目指す都市として大いに評価するものです。  さらに、公共道路等整備事業費 1億 3,949万 9,000円の増額、道路橋梁維持費 1,680万円の増額、道路舗装改良及び歩道改良事業費 1億 4,816万 2,000円の増額、橋梁耐震補強事業費 3,600万円の増額については、市民からの多くの要望がある基盤整備の進捗を図るものであり、評価するものであります。  その他の事業では、40歳未満の若年がん患者の精子及び卵子の凍結保存に係る経費の一部や患者の医療用補正具購入に係る経費の一部を補正する若年がん患者等支援事業費 133万円の追加など、それぞれ必要額の確保が図られており、本年度の 9月補正予算としていずれも不可欠な内容と判断されるものです。  本補正予算では、本年度の普通地方交付税の交付額が決定し、地方交付税は 1億 6,121万 1,000円の減額となりました。臨時財政対策債は 1億 1,400万円の増額となったものの、非常に厳しい財政状況となっていますので、今後とも自主財源の確保に努めるとともに、限られた財源を最大限有効に活用されるよう期待し、私の議案第80号の賛成討論といたします。 ○議長(大石勇君) 以上で通告による討論は終わりました。  これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  本件に対する各委員長の報告はいずれも可決すべきとするものであります。本件は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(大石勇君) ありがとうございました。御着席ください。  起立多数であります。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。 △日程第4 議案第81号〜議案84号 ○議長(大石勇君) 日程第 4、議案第81号から議案第84号までの 4件について一括議題とします。  本 4件に関し、これから委員長の報告を求めます。  まず、文教厚生委員長、窪野愛子さん、御登壇願います。              〔文教厚生委員長 窪野愛子君 登壇〕 ◎文教厚生委員長(窪野愛子君) ただいま議長より報告を求められました議案第81号から議案第83号までの 3件につきまして、文教厚生委員会における審査の概要と結果を順次御報告申し上げます。  本 3件は、一般会計補正予算の審査後、続けて審査を行いました。  まず、議案第81号、令和元年度掛川市国民健康保険特別会計補正予算(第 1号)につきまして、御報告申し上げます。  当局より説明を受けた後、質疑を求めたところ、委員より、繰越金がふえた理由について質疑があり、当局より、保険者インセンティブ事業の評価が高いことにより、県より支援金の交付があること、また、不測事態に備えるために措置している予備費も繰り越しの財源となっているとの答弁がございました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、特に申し上げる討議はなく、討論を求めたところ、反対の立場で、委員より、収納率を上げることなど、セーフティーネットとしてあるべき姿ではない。被保険者の負担を減らすための措置が必要である。一般会計への繰り出しや、余剰金を基金に積み増しすることは反対であるとの討論があり、賛成の立場で、委員より、市当局は、収納率を上げるだけではなく、いろんな形で被保険者に寄り添っている。努力をされているため、賛成であるとの討論がございました。  以上で討論を終結し、採決の結果、議案第81号は賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
     次に、議案第82号、令和元年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第 1号)につきまして、御報告申し上げます。  当局より説明を受けた後、質疑を求めたところ、特に申し上げる質疑なく、委員間討議を求めたところ、委員より、年齢を区切った保険制度であり、年金から自動的に保険料を差し引かれていく徴収方法については承認できないとの意見がありました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第82号は賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  続いて、議案第83号、令和元年度掛川市介護保険特別会計補正予算(第 2号)につきまして、御報告申し上げます。  当局より説明を受けた後、質疑を求めたところ、委員より、給付支払準備基金積立金の増減理由について質疑があり、当局より、介護対象者が年々ふえてきており、給付の伸びを見込み予算立てしている。最近は、生涯お達者市民推進プロジェクトの取り組み等で重症化が予防されて、給付費が抑えられていると考える。そうした状況の中、積み立てができているとの答弁がございました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、予算の占める割合が高いのが介護保険を含めた扶助費である。ますます高齢者がふえれば、介護保険を利用せざるを得なくなるが、介護保険に頼らず元気な高齢者がふえる社会をつくっていく努力をしていかないといけないとの意見がありました。  委員より、当局におかれましては、今後もよりよいサービスが必要な方に届くように努力していただきたいとの意見がありました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、反対の立場で、委員より、繰越金を基金に積み立てていくのではなく、保険者の負担を減らし、給付をふやすようにするべきであるとの討論がございました。賛成の立場で、委員より、準備基金の積み立ては、将来を見据え、不測の事態に備えるという意味もあるため必要であるとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、議案第83号は賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、文教厚生委員会、委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 次に、環境産業委員長、山本裕三君、御登壇願います。              〔環境産業委員長 山本裕三君 登壇〕 ◎環境産業委員長(山本裕三君) ただいま議長より報告を求められました議案第84号、令和元年度掛川市公共下水道事業特別会計補正予算(第 1号)について、審査の概要と結果を御報告申し上げます。  本件は、一般会計補正予算の審査に引き続き、審査をいたしました。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、マンホール浮上対策事業の国庫支出金増額について認められた理由を伺うとの質疑があり、当局より、同じ枠の国庫支出金であるストックマネジメント事業が減額となったため、総合地震対策事業費で、マンホール浮上対策を 3カ年分前倒しで施工することを認めていただいたとの答弁がありました。  ほかの委員より、大東処理区について、今年度で工事が完成し、維持管理に入るのかとの質疑があり、当局より、下水道管渠が整備されていないところについては、将来的に管渠の埋設が発生することが予想されるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、当委員会に付託されました議案第84号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、環境産業委員会の委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。  まず、議案第81号から議案第83号までの 3件について、 3番、勝川志保子さん、御登壇ください。                〔3番 勝川志保子君 登壇〕 ◆3番(勝川志保子君)  3番、日本共産党、勝川志保子です。  議案第81号から議案第83号まで、 3件について反対の立場から討論に参加させていただきます。  まず、議案第81号、令和元年度掛川市国民健康保険特別会計補正予算(第 1号)について申し上げます。  先ほども認定のところで言いましたが、国民健康保険は命と健康を守るセーフティーネットであり、そのほとんどが無収入、非正規雇用などの低所得者で占められています。保険だから応益負担をという形で税を集めるシステムそのものが破綻してしまっています。給付金が予算より少なく済み、 1億 2,000万円もの基金を新たに積み立てる一方で、滞納の督促に応じない方には医療の窓口負担が10割となって、医者にかかることがますます難しくなってしまう資格証を一律に発行しています。この資格証の発行は全ての市町で行われているわけではありません。このやり方は社会福祉制度としてその責任を担えていないと考えます。これでは、収納率が上がっても、市民の幸せ感、安心感が上がりません。  以上、反対討論といたします。  議案第82号、令和元年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第 1号)について、この差別的な医療制度ということについては、事あるごとにその不当性を訴えております。基本的に年金からの天引きという強制的な取り立てとなっているために、収納率は下がりません。国保以上に高齢者いじめの医療制度だと考えています。10月からの制度改正によって年金収入80万円以下の低所得者に対しての軽減税率特例措置が廃止され、 7割軽減に戻り、保険料がこの方たちは 3倍にも跳ね上がります。75歳以上の高齢者は所得平均が85万 7,000円に過ぎないことを考えると、これは大きな負担増が広範囲に広がることを意味します。交付金の確定に伴う補正ではありますが、運用への異議を含め反対いたします。  次に、議案第83号、令和元年度掛川市介護保険特別会計補正予算(第 2号)についてです。  介護保険が昨年若干下がったことを市民は歓迎しています。しかし、この高い保険料を払った上に、サービスを受けるためには料金も必要になります。満足にサービスを受けられていないという方が市内に多数存在しています。繰り越しを 2億 8,000万円以上入れて、基金を 1億 2,800万円余り積み立てていくやり方に異議を申し立てたいと思います。本来、介護保険につないで安心して老後を暮らせるように支援を広げていくべきところを、介護を家族や本人努力に押し戻しているのではないでしょうか。地域ボランティアや在宅介護に傾斜し過ぎている今の方向は、高齢化がこれ以上進んでいく中で早晩破綻します。基金に積む前に市民ニーズを捉え直し、市民の声を聞いて給付を広げること、保険料の引き下げの方向を探っていただきたいと考えます。  以上、 3件についての反対討論といたします。 ○議長(大石勇君) 次に、同じく議案第81号から議案第83号までの 3件について、 2番、寺田幸弘君、御登壇ください。                〔2番 寺田幸弘君 登壇〕 ◆2番(寺田幸弘君)  2番、創世会、寺田幸弘です。  私は、議案第81号から議案第83号まで 3件について、賛成の立場から意見を申し上げます。  まず、議案第81号、令和元年度掛川市国民健康保険特別会計 9月補正予算についてであります。  昨年度からスタートした国保運営の広域化により、県から示される国保事業費納付金を県に納付するという運用方法となりました。国保事業を長期的な視点から鑑み、繰越金の一部を来年度以降の納付金の財源確保の目的で基金に積み立てることは、今後予想される納付金負担増に対応していくことには必要なことであり、健全な財政運営が図られているということにほかなりません。  また、市当局は、財源の確保と税負担の公平・公正の確保のため、国保税収納率の向上に努められたとともに、滞納世帯の方々には丁寧な納付相談を行うことで、被保険者に寄り添い、それぞれの事情に配慮した対応をされております。国保事業については、国の制度のもとに運営していることを踏まえても、市の財政措置としては妥当なものと考え、賛成討論といたします  次に、議案第82号、令和元年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計 9月補正予算について、賛成の立場から意見を申し上げます。  後期高齢者医療制度は、高齢者の医療費を安定的に支えるため、平成20年度に制定され、県を単位とした広域連合により運営されており、各市町においては、窓口業務を中心に資格管理、保険料の徴収、給付申請書の受け付け、保健事業などを行っております。今回の補正予算は、平成30年度出納整理期間中に入金された後期高齢者保険料を後期高齢者医療保険を運営する後期高齢者医療広域連合に納付することは適正な措置であります。今後も、高齢者の方々が引き続き安心して医療を受けられるよう、広域連合での円滑な事業運営に努められますことを期待し、議案第82号の賛成討論といたします。  次に、議案第83号、令和元年度掛川市介護保険特別会計補正予算について、賛成の立場から意見を申し上げます。  今回の補正予算は、平成30年度の介護給付費等の確定に伴う国・県支出金、支払基金交付金の精算と平成30年度決算見込みによる繰越金及び基金積立金を補正するものであります。繰越金の一部を給付支払準備基金に積み立てることは、今後予想される給付費の増大に備え、健全な財政運営を図るためには必要なことであります。これは、平成30年度から令和 2年度を事業期間とした第 7期介護保険事業計画に基づき、適正な事業運営に努められたことによるものであり、適正な予算措置であると考えております。  今後も高齢化がますます進展する中、介護予防事業のさらなる推進により、要介護者を減らす努力をされた上で、介護保険制度の着実な運営とともに、基金の適切な運用が図られることを期待申し上げ、私の賛成討論といたします。  以上でございます。 ○議長(大石勇君) 以上で通告による討論は終わりました。  これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  まず、議案第81号から議案第83号までの 3件について起立採決します。  本 3件に対する委員長の報告は可決すべきとするものであります。本件は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(大石勇君) ありがとうございました。御着席ください。  起立多数であります。  したがって、本 3件は原案のとおり可決することに決定しました。  続いて、議案第84号について採決します。  本件に対する委員長の報告は可決すべきとするものであります。本件は委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定いたしました。  この際、しばらく休憩とします。                  午後0時02分 休憩                  午後1時00分 開議 ○議長(大石勇君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第5 議案第85号〜議案第89号、議案第91号〜議案第93号 ○議長(大石勇君) 日程第 5、議案第85号から議案第89号まで及び議案第91号から議案第93号号までの 8件について一括議題とします。  本 8件に関し、これから委員長の報告を求めます。  まず、総務委員長、小沼秀朗君、御登壇願います。               〔総務委員長 小沼秀朗君 登壇〕 ◎総務委員長(小沼秀朗君) ただいま議長より報告を求められました議案第85号から議案第88号まで及び議案第92号の 5件について、その審査の概要と結果を御報告申し上げます。  本 5件は、一般会計補正予算の審査終了後、各担当からそれぞれ説明を受け、審査に入りました。  まず、議案第85号、会計年度任用職員制度の導入に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、今回の会計年度任用職員制度の導入に当たっては、労働組合とあらかじめ合意ができているとの判断でよいかとの質疑があり、当局より、制度の説明をさせていただいたが、特に意見はいただいていないとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第85号については全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第86号、掛川市会計年度任用職員の給与等に関する条例の制定について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、第 2条で、フルタイム会計年度任用職員とパートタイム会計年度任用職員とで大別しているが、報酬等の金額に違いがあるのかとの質疑があり、当局より、会計年度任用職員の報酬等の金額は、職員の給料表をもとに月給及び時間単価を算出しているので、フルタイム会計年度任用職員とパートタイム会計年度任用職員とで違いはないが、時間給で支給する場合、月の勤務日数により支給額に変動があるとの答弁がありました。  委員より、今回、全国的に改正があるわけだが、近隣市町と比較して違う点があるのかとの質疑があり、当局より、制度創設に当たって国からマニュアルが示されている。それに沿って各市町が制度設計を立てているため、大きく異なることはないと思っているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第86号については全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  続いて、議案第87号、地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第87号については全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  続いて、議案第88号、掛川市印鑑条例の一部改正について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、住民票とマイナンバーカード等へ旧姓を併記するための請求手続きをする方が今後ふえると予想しているのかとの質疑があり、当局より、掛川市役所でも、結婚しても旧姓を通称として使用している職員もいる。以前に比べれば、環境が整ってきているので、ふえると予想するとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、女性が活躍していく上で、今回の住民基本台帳法施行令等の一部改正は必要だと感じるとの意見があり、他の委員より、実印を押す際などに旧姓を使用する女性の社会的責任が強くなるという面もあるのではないかとの意見がありました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第88号については全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  続いて、議案第92号、掛川市消防団条例の一部改正について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、成年被後見人等であることの理由により、不当に差別を受けたことが過去にあったのかとの質疑があり、当局より、周辺も含めて、そのような事例は聞いていないとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第92号については全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、総務委員会委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 次に、文教厚生委員長、窪野愛子さん、御登壇願います。              〔文教厚生委員長 窪野愛子君 登壇〕 ◎文教厚生委員長(窪野愛子君) ただいま議長より報告を求められました議案第89号、掛川市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について、審査の概要と結果を御報告いたします。  本議案は、特別会計補正予算の審査後、続けて審査を行いました。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、支給金額の上限と財源について質疑があり、当局より、世帯主の負傷の有無や、家財住居の全壊、半壊等により支給金額は異なるが、 150万円から 350万円が上限である。また、財源は国・県の財源であるとの答弁がございました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、討議はなく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第89号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、文教厚生委員会の委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 続いて、環境産業委員長、山本裕三君、御登壇願います。              〔環境産業委員長 山本裕三君 登壇〕 ◎環境産業委員長(山本裕三君) ただいま議長より報告を求められました議案第91号及び議案第93号の 2件について、その審査の概要と結果を報告いたします。
     本件は、議案第84号に引き続き審査をいたしました。  まず、議案第91号、掛川市手数料条例の一部改正について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、掛川市に該当するものはあるのかとの質疑があり、当局より、例えばスマートシティのように、10区画あって、その 1区画に燃料電池などの熱源機器設備があり、残りの 9区画に分配、配電するような場合が対象になるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、当委員会に付託されました議案第91号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第93号、平成30年度掛川市水道事業会計剰余金の処分について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、建設改良積立金の累計額について質疑があり、当局より、今回 2億 9,000万円を積み立てることにより、 5億 6,000万円になるとの答弁がありました。  ほかの委員より、平成30年度に約 3億円の純利益が発生した理由について質疑があり、当局より、大井川水道企業団の受水費が下がったことが主な要因であるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、当委員会に付託されました議案第93号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、環境産業委員会の委員長報告といたします。 ○議長(大石勇君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。  まず、議案第85号について、 3番、勝川志保子さん、御登壇ください。                〔3番 勝川志保子君 登壇〕 ◆3番(勝川志保子君)  3番、日本共産党、勝川志保子です。  議案第85号、会計年度任用職員制度の導入に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、反対の立場から討論に参加させていただきます。  掛川市における非正規雇用は単に一般事務にとどまらず、保育士、司書といった国家資格を有するものや長年のスキルを積みながらも雇いどめを受けて、 1年の休職後に再雇用を重ねた事務職員など、市役所業務の中に広く広がっています。本来正職員待遇であってしかるべき雇用が非正規雇用に置きかえられているところが問題だと考えています。にもかかわらず、年に 1日の勤務日の調整を強制することでフルタイム雇用を避け、最低賃金の 885円に限りなく近い時間給扱いのパートもしくは月給ではあっても長年働いても正職員のような昇給にはならない。退職金もなければ特別休暇も無給、産休・育休規定もない、そうした条件の悪いパートタイムとして公務を担っていただいている、そんな雇用が広がっているわけです。  今回のこの条例案を見ますと、官製ワーキングプア状態といったものを正当化し、固定化することになるのではないかということを大変危惧します。育児休業も付与しないということは、臨時職員は働きながら子供を産むことが安心してはできないということになってしまいます。  勤務時間、休暇に関する条例の13条、育休条例 2条、21条、23条、退職手当に関する条例の 2条などにおきまして、退職金規定、育休規定などはなし、特別休暇は無給といったことを明言してしまわずに、柔軟な運用が配慮できるような、そんな条例にすることで非正規雇用に対しても一定の条件整備を行うことが可能になるのではないかと考えます。  以上の観点から、条例案に反対をします。  85号、これに続く86号議案に基づくさまざまな規定、規則が配慮されて運用されることもあわせて申し添え、反対討論といたします。  以上です。 ○議長(大石勇君) 次に、同じく議案第85号について、 9番、松浦昌巳君、御登壇ください。                〔9番 松浦昌巳君 登壇〕 ◆9番(松浦昌巳君) 私は、議案第85号、会計年度任用職員制度の導入に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、賛成の立場から意見を申し上げます。  この条例の制定は、臨時及び非常勤職員の適正な任用や勤務条件の確保を図るため、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律が令和 2年 4月に施行され、会計年度任用職員制度が導入されることに伴い、会計年度任用職員に関する必要事項を整備するため、関係する10条例を一括して改正するものです。これらの改正は、全国全ての地方自治体において関係する例規の整備が行われるところであり、本市においても同様に、会計年度任用職員制度の適切な運用を確保するために、条例整備を行うことは必要であると考えます。  主な改正内容としましては、臨時または非常勤職員としていた名称を会計年度任用職員に改めるものであります。また、育児休業や部分休業について、会計年度任用職員にも適用される規定の整備を行うとともに、退職手当などの勤務条件については、国から示されている準則や導入マニュアルに沿った適正な改正を行っている点は評価できるものです。  今後につきましては、制度の円滑な導入のため、制度設計については近隣市との均衡を図りながら会計年度任用職員の雇用形態等を検討していただくとともに、現在、勤務している非常勤職員に対し、制度について丁寧な説明を十分行っていただくことを要望いたします。  また、多様化する行政ニーズに対応するため、正規職員、会計年度任用職員ともに一層の人材育成を図り、能率的な行政運営を推進し、さらなる市民サービスの向上を目指していただくよう期待をいたしまして、議案第85号の賛成討論といたします。 ○議長(大石勇君) 以上で通告による討論は終わりました。  これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  はじめに、議案第85号について採決します。  本件に対する委員長の報告は可決すべきとするものであります。本件は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(大石勇君) ありがとうございました。着席してください。  起立多数であります。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。  次に、議案第86号から議案第89号まで及び議案第91号から議案第93号までの 7件について一括採決をします。  本 7件に対する各委員長の報告は可決すべきとするものであります。本 7件は委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本 7件は原案のとおり可決することに決定しました。 △日程第6 陳情第 1号 ○議長(大石勇君) 日程第 6、陳情についてを議題とします。  令和元年 6月定例会において継続審査となっておりました陳情第 1号の委員会審査結果は、お手元に配付しました陳情審査結果一覧表のとおりでありますので、御了承願います。 △日程第7 議発第 5号 ○議長(大石勇君) 日程第 7、議発第 5号を議題とします。  本件は議員全員による提出でありますので、趣旨説明は省略し、本文について事務局長に朗読させます。岩井事務局長。 ◎事務局長(岩井政昭君) それでは、朗読させていただきます。  議発第 5号、「地震財特法の延長に関する意見書」の提出について。  掛川市議会は、地方自治法第99条の規定により、「衆議院議長」「参議院議長」「内閣総理大臣」「総務大臣」「財務大臣」「文部科学大臣」「厚生労働大臣」「農林水産大臣」「国土交通大臣」「内閣府特命担当大臣(防災)」「消防庁長官」「林野庁長官」「水産庁長官」に対し、「地震財特法の延長に関する意見書」を裏面のとおり提出する。  令和元年10月 2日提出。  提出者  掛川市議会議員   大 石   勇       寺 田 幸 弘   勝 川 志保子       鈴 木 久 裕   藤 澤 恭 子       富 田 まゆみ   藤 原 正 光       榛 村 航 一   松 浦 昌 巳       嶺 岡 慎 悟   窪 野 愛 子       山 本 裕 三   松 本   均       小 沼 秀 朗   二 村 禮 一       鷲 山 喜 久   草 賀 章 吉       鈴 木 正 治   山 本 行 男  裏面をお願いいたします。               地震財特法の延長に関する意見書  東海地震に備えて、地震防災対策強化地域である本市は、静岡県が作成した地震対策緊急整備事業計画に基づき、各般にわたる地震対策を鋭意講じているところである。  この計画は令和元年度末で期限切れを迎えるが、限られた期間内に緊急に整備すべき必要最小限の事業をもって策定されていることから、今後実施すべき事業が数多く残されている。  また、東日本大震災を始めとする近年の国内外における大地震により得られた教訓を踏まえ、県及び市町が一体となって緊急輸送道路・津波防災施設・山崩れ防止施設・避難地・避難路・消防施設の整備、公共施設の耐震化等をより一層推進する必要が生じている。  したがって、東海地震による災害から地域住民の生命と財産の安全を確保するためには、地震対策緊急整備事業計画の充実と期間の延長を図り、これらの事業を迅速かつ的確に実施することにより、地震対策の一層の充実に努めていかなければならない。  よって国においては、地震対策緊急整備事業計画の根拠となっている「地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」を延長するように強く要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和元年10月 2日                           静岡県掛川市議会  以上でございます。 ○議長(大石勇君) ただいま事務局長朗読のとおりであります。  本件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決をします。  本件は提案のとおり可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本件は提案のとおり可決されました。 △日程第8 議発第 6号、議発第 7号 ○議長(大石勇君) 次に、日程第 8、議発第 6号及び議発第 7号について一括議題とします。  本 2件は議員全員による提出でありますので、趣旨説明は省略し、本文について事務局長に朗読させます。岩井事務局長。 ◎事務局長(岩井政昭君) それでは、朗読いたします。  まず、議発第 6号、「中央新幹線建設における大井川水系の水資源の保全に関する意見書」の提出について。  掛川市議会は、地方自治法第99条の規定により、「衆議院議長」「参議院議長」「内閣総理大臣」「総務大臣」「国土交通大臣」「環境大臣」に対し、「中央新幹線建設における大井川水系の水資源の保全に関する意見書」を裏面のとおり提出する。  令和元年10月 2日提出。  提出者  掛川市議会議員   大 石   勇       寺 田 幸 弘   勝 川 志保子       鈴 木 久 裕   藤 澤 恭 子       富 田 まゆみ   藤 原 正 光       榛 村 航 一   松 浦 昌 巳       嶺 岡 慎 悟   窪 野 愛 子       山 本 裕 三
      松 本   均       小 沼 秀 朗   二 村 禮 一       鷲 山 喜 久   草 賀 章 吉       鈴 木 正 治   山 本 行 男  裏面をお願いいたします。        中央新幹線建設における大井川水系の水資源の保全に関する意見書  リニア中央新幹線建設に伴う大井川の流量減少に関して、昨年10月にJR東海は「トンネル湧水の全量を大井川に戻す措置」を表明し、その後、静岡県中央新幹線環境保全連絡会議の場で、その手法や監視体制等に関する有識者の知見を交えた協議が進められてきた。  私たち掛川市議会をはじめ大井川流域の市町議会は、流量の全量回復と確実な環境保全措置の実現を目指し、本年 1月に 8市 2町の議長連名で要請書をJR東海に提出するとともに、県中央新幹線環境保全連絡会議等での協議経過を見守ってきたところである。  しかし、協議の内容を確認する中で、改めて南アルプスの複雑な地質構造に由来した地下水脈の変動、それに伴う表流水の減少、さらには地中の有害物質が及ぼす大井川の水質悪化に関して、JR東海が説明する対応策が確実に実行され、担保されるのか疑問を抱かざるを得ない。  ユネスコエコパークの認定を受け、希少な動植物が生息する南アルプスからもたらされる大自然の恵みは、今なお流域の豊かな緑を育み、清き流れとなって駿河湾をより碧く深いものにしている。この尊ぶべき自然環境を私たちは現時点だけを見据えることなく、将来に亘って引き継がれていくようにする義務がある。  よって、市民を代表し下記の事項について要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。                      記   1 国の一般的な補償基準年限に関わらず、将来にわたって流域住民の安全・安心な生活が確保され、企業活動の弊害が生じることのないよう、水資源及び自然環境の保全に万全を期す対策が示されるべく、JR東海と調整されたいこと   2 水資源及び自然環境の保全対策について、利水者及び流域住民の理解を最優先とする説明がされるよう、JR東海と調整されたいこと   3 国の関与についてその範囲等を明確に示されたいこと  令和元年10月 2日                           静岡県掛川市議会  続きまして、議発第 7号を朗読させていただきます。  議発第 7号、「中央新幹線建設における大井川水系の水資源の保全に関する意見書」の提出について。  掛川市議会は、地方自治法第99条の規定により、「静岡県知事」に対し、「中央新幹線建設における大井川水系の水資源の保全に関する意見書」を裏面のとおり提出する。  令和元年10月 2日提出。  提出者  掛川市議会議員   大 石   勇       寺 田 幸 弘   勝 川 志保子       鈴 木 久 裕   藤 澤 恭 子       富 田 まゆみ   藤 原 正 光       榛 村 航 一   松 浦 昌 巳       嶺 岡 慎 悟   窪 野 愛 子       山 本 裕 三   松 本   均       小 沼 秀 朗   二 村 禮 一       鷲 山 喜 久   草 賀 章 吉       鈴 木 正 治   山 本 行 男  裏面をお願いいたします。        中央新幹線建設における大井川水系の水資源の保全に関する意見書  リニア中央新幹線建設に伴う大井川の流量減少に関して、昨年10月にJR東海は「トンネル湧水の全量を大井川に戻す措置」を表明し、その後、静岡県中央新幹線環境保全連絡会議の場で、その手法や監視体制等に関する有識者の知見を交えた協議が進められてきた。  私たち掛川市議会をはじめ大井川流域の市町議会は、流量の全量回復と確実な環境保全措置の実現を目指し、本年 1月に 8市 2町の議長連名で要請書をJR東海に提出するとともに、県中央新幹線環境保全連絡会議等での協議経過を見守ってきたところである。  しかし、協議の内容を確認する中で、改めて南アルプスの複雑な地質構造に由来した地下水脈の変動、それに伴う表流水の減少、さらには地中の有害物質が及ぼす大井川の水質悪化に関して、JR東海が説明する対応策が確実に実行され、担保されるのか疑問を抱かざるを得ない。  ユネスコエコパークの認定を受け、希少な動植物が生息する南アルプスからもたらされる大自然の恵みは、今なお流域の豊かな緑を育み、清き流れとなって駿河湾をより碧く深いものにしている。この尊ぶべき自然環境を私たちは現時点だけを見据えることなく、将来に亘って引き継がれていくようにする義務がある。  よって、市民を代表し下記の事項について要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。                      記   1 国の一般的な補償基準年限に関わらず、将来にわたって流域住民の安全・安心な生活が確保され、企業活動の弊害が生じることのないよう、水資源及び自然環境の保全に万全を期す対策が示されるべく、国が関わることにあたって、JR東海との調整に引き続きリーダーシップをとっていただきたいこと   2 国と県の関与についてその範囲等を明確に示されたいこと  令和元年10月 2日                           静岡県掛川市議会  以上でございます。 ○議長(大石勇君) ただいま事務局長朗読のとおりであります。  本 2件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決します。  本 2件は提案のとおり可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本 2件は提案のとおり可決されました。 △日程第9 議員派遣について ○議長(大石勇君) 続きまして、日程第 9、議員派遣についてを議題とします。  お諮りします。  本件は地方自治法第 100条第13項及び掛川市議会会議規則第 160条の規定により、お手元に配付のとおり、議員を派遣することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、本件はお手元に配付のとおり議員を派遣することに決定しました。    日程第10 常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査の申し出事項について ○議長(大石勇君) 日程第10、常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査の申し出事項についてを議題とします。  各常任委員長及び議会運営委員長から会議規則第 104条の規定に基づき、お手元に配付のとおり、閉会中継続調査の申し出があります。  お諮りします。  各常任委員長及び議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中継続調査とすることに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(大石勇君) 御異議なしと認めます。  したがって、申し出のとおり閉会中継続調査とすることに決定しました。  以上で本日の日程全部を終了しました。  この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。市長、松井三郎君。                〔市長 松井三郎君 登壇〕 ◎市長(松井三郎君) 閉会に際しまして、一言御挨拶を申し上げます。  このたびの定例会におきましては、一般会計補正予算など多くの重要案件について御審議をいただき、いずれも原案どおり議決、認定をいただき、厚く御礼を申し上げます。  特に、前年度の決算認定では、それぞれの常任委員会において活発な御議論をいただきましたので、今後の予算の執行、また来年度の予算編成に生かしていきたいというふうに思っております。  一般質問につきましては、11人の議員の皆様から、農業政策、会計年度任用職員制度、職員配置、基金運用、教育政策、発達障がい者への支援、東京女子医科大学との連携、行財政改革、ひきこもりへの対応、横須賀高校の存続、文化財の取り組みなど、市政運営における重要な政策につきまして御質問や御提案いただき、ありがとうございました。  議員の皆様と交わした政策議論の成果につきましては、今後の市政運営に着実に反映させてまいります。  ここで数点、御報告をさせていただきます。  初めに、各種施策の進捗状況等について、 4点申し上げます。   1点目は、ラグビーワールドカップの対応についてでありますが、先月20日に開幕したラグビーワールドカップは、日本代表の勝利に始まり、日本中が民族の枠を越えて集う選手たちの熱い戦いに盛り上がっております。中でも、先週28日のエコパでの日本対アイルランド戦は、日本代表が世界ランキング 2位のアイルランド代表に歴史な勝利をおさめ、大変な盛り上がりを見せました。私も議長と一緒に観戦をいたしましたが、世界最高峰の戦いは、 5万人の観戦客を大いに魅了し、日本中に勇気と感動を与えてくれたと思います。  試合開始前のホストシティパフォーマンスでは、仁藤の大獅子の勇壮な舞が披露され、観衆を引きつけ、世界に発信されことは大変うれしく思います。議員の皆様にも一緒に舞っていただいた人たちがおりまして、この場をかりて厚く御礼申し上げます。  また、シャトルバスの発着所となった掛川駅には多くの観戦客が立ち寄り、おもてなしゾーンでは世界各国のラグビーファンと市民約 1万 6,000人が一緒に楽しみ、すばらしい交流の機会になったと感じております。  エコパでは、あと 3試合が行われます。この 3試合には市内の小中高校生が観戦しますので、世界最高峰のプレーを体感し、外国人観戦客と挨拶を交わすなど交流を深め、ぜひ世界を肌で感じてもらいたいと思っております。  それから、 2点目でありますが、台風などによる停電・通信被害の低減を図る対策についてでありますが、先月の台風15号の影響で、千葉県では、長期間の停電、断水、建物被害など多くの被害が報告されております。掛川市でも、昨年の台風24号により約 7割の世帯で停電が発生し、その復旧に最大 5日間を要し、水道、通信にも影響を及ぼすなど、市民生活に大きな支障を来しました。  そのような状況から、掛川市では、昨年電力事業者、それから地域、行政、団体による「風害による停電・通信被害の低減を図る検討会」を立ち上げ、電力事業者から停電発生のメカニズムや復旧方法などについて説明を受けるとともに、倒木など停電に影響のあった37カ所を調査し、このほど、被害の低減を図る事前・事後対策の方針を策定いたしました。現在、市民等へは、停電の原因となった看板やトタン板などの飛散防止や樹木の適正管理などの周知を行うとともに、停電が長引く恐れのあるエリアをモデル地区として、土地所有者、それから地域、事業者、行政が協働して事前対策を進めています。  今後、地球温暖化の影響などから、台風の大型化やゲリラ豪雨など、甚大な災害が発生する可能性が高まっています。いざというときには、災害モードに切りかえ行動できるよう、常日ごろから防災意識を高め、各家庭、各地区での自助・共助の防災対策を推進してまいります。   3点目は、海岸線地域ビジョン庁内検討会の立ち上げでありますが、今回、海岸線地域における地域資源などについて、いま一度整理を行うとともに、海岸防災林強化事業、掛川潮騒の杜の完成後の利活用や、南部地域の活性化を含めた地域ビジョンを検討するため、庁内検討組織を立ち上げることといたしました。海岸線地域には、観光、スポーツ、レクリエーションなどの施設、さまざまな地域資源、多くの有望な事業所も存在し、大きなポテンシャルがある地域と捉えております。さらには、掛川潮騒の杜の整備が進んでおり、近年、太陽光や風力発電の設置もふえ、その様相は大きく変化をしてきております。  このようなことから、本日の午後に第 1回目となる庁内検討会を開催し、将来を見据えたこの地域の夢のあるビジョンを描いていきたいと考えております。   4点目は、掛川大祭三大余興ステンドグラスについてでありますが、先月20日、掛川市ステンドグラス美術館の寄贈者であります名誉館長の鈴木政昭氏より、掛川大祭三大余興ステンドラスを御寄贈いただき、庁舎 1階ロビー南側の窓ガラスに設置をいたしました。制作者は、掛川市ステンドグラス美術館顧問の志田政人氏であります。志田先生が、昨年の大祭を実際にごらんになって、その迫力と繊細さに圧倒され、一度描いた原画を大幅に描き直し、約16カ月間をかけて制作された大作であります。多くの議員の皆様にも御出席をいただいた除幕式の様子が新聞報道やテレビ放映されたこともあり、多くの市民の皆さんが市役所を訪れ、ごらんになっています。掛川市の貴重な伝統文化を伝えるとともに、さらに多くの市民の皆さんが本物の芸術を見て、感じていただくことで、豊かな感性を育んでいただけるものと期待をしております。  最後に、主な予定として、インドのコヴィンド大統領の掛川訪問について申し上げます。  今月22日の天皇陛下の即位礼正殿の儀には、多くの外国の元首が参列されることとなっており、インドのコヴィンド大統領も来日し、参列する予定になっております。翌23日、インドで計画されている新幹線の試乗視察を兼ねて、つま恋の比良社長、インドと結びつきが大変強い自動車メーカーのスズキの関係から、掛川市を訪問されると聞いております。インドは人口13億人の大国であり、近い将来、中国を抜いて世界一の人口大国となると予想されております。  掛川訪問の詳細、これにつきましてはこれからとなりますが、掛川市としてもコヴィンド大統領の御訪問を大いに歓迎し、既に市内の多く企業がインドに進出をしている、今の掛川市の企業でインドに進出をしている11の企業があります。キャタラーとか興国インテックとかユニチャームとか、サカタのタネとか、スズキ自動車もそうですけれども、11あります。進出していることや、比良社長とのつながりを生かして、インドとの関係をさらに深めていきたいと考えております。  確定的なことではありませんけれども、大統領の来訪に当たって、つま恋リゾート彩の郷では、日印の観光文化交流を目指して、いろいろな庭園の整備とかを通して日印文化センター建設構想のようなものを考えていると。このときに発表するのではないかと、確定情報でなくて申しわけありませんけれども、そういう情報が入って、大変市長としてうれしく思っております。  最後となりますが、昨日から社会保障財源として消費税率が10%へ引き上げられ、幼児教育・保育の無償化も始まり、この国の社会保障と税の一体改革は、新たな段階へ入りました。少子高齢化が進行する中で持続可能な社会を築いていくためには、さまざまな痛みを伴う政策も進めていく必要があり、掛川市としても、公共施設マネジメントや地球温暖化への取り組みなど、次代を担う若い世代に向けての取り組みを着実に進めていかなければならないと考えております。  これから季節は秋本番となり、ラグビーワールドカップも佳境を迎えていき、多くの地区で祭典やさまざまな行事も開催されます。議員の皆様におかれましては、議会閉会後も公務で御多忙なことと存じますが、ぜひ多くの行事に参加され、あるいはいろんな行事をごらんいただければ大変うれしいと思います。  そして、今後も掛川市政運営に一層の御協力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会の私の挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(大石勇君) 私からも挨拶を申し上げます。  令和元年市議会 9月定例会の閉会に当たり、御挨拶を申し上げます。  本定例会は、 9月 2日に開会をしましたが、会期中の話題の中から、 2点について触れさせていただきます。  まず 1点目は、台風災害についてであります。 9月 9日の早朝に千葉県に上陸した台風15号は、静岡県の伊豆地方や関東広域で甚大な被害をもたらしました。特に千葉県では、強風により電柱や送電鉄塔などが多数破壊され、ピーク時で約64万戸の大規模停電と 2万戸以上の断水が発生し、復旧まで半月以上を要しました。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。先ほど市長からもありましたが、当市でも昨年10月の台風24号により、市内の約 7割が停電し、復旧まで 5日間を要する被害が発生し、市民生活に多大な支障を及ぼしました。
     昨今の台風は、大量の降雨と暴風により、これまで経験したことのない大型で強力な状態であるため、防災意識の高いまちづくりを推進する掛川市民としましては、早目の避難準備や飲料水など非常持ち出し品の確保など、一人一人が日ごろから防災意識を高める行動が肝要であります。   2点目は、ラグビーワールドカップであります。  去る 9月28日には、エコパスタジアムにて、日本対アイルランド戦が 4万 8,000人の大観衆のもと開催されました。試合前のアトラクションでは、仁藤の大獅子など県内各地の伝統芸能が披露され、大会に花を添えていただきました。大獅子出演につきまして御尽力をいただきました仁藤町自治会の皆様を初め関係者の多くの皆様には、その準備や出演、まことにありがとうございました。広いスタジアムの中にあっても、その大きさを感じさせてくれました。  試合は、世界ランキング 2位のアイルランドに対し、もうこれは奇跡とは言わせない歴史的な勝利をおさめました。また、海外メディアは「シズオカ・ショックだ」として速報で伝えていました。オリンピック、サッカーワールドカップと並ぶ世界三大スポーツを間近で観戦させていただき、一流プレーの醍醐味を味わうとともに、今後のラグビー人気の向上が大いに期待されるものと感じております。  また、掛川駅周辺では、多くの外国人や観戦客でにぎわっておりました。特に桜や緑のジャージが町中にあふれており、掛川らしさあふれた交流が随所で展開されました。エコパでの開催は残り 3試合あります。この後も多くの掛川ファンが誕生するよう、心のこもったおもてなしでお迎えができることと思います。  続きまして、 9月定例会について振り返ってみたいと思います。  まず、一般質問では、11人の議員が登壇し、さまざまな視点から質問を行いました。市長、教育長におかれましては、個々の議員からの質問に対し真摯に対応していただき、感謝申し上げます。  議員各位から、さまざまな提言がありましたが、中でも、有機栽培茶への転換推進、要支援児童生徒への学校サポーターの増員、お悔やみ相談窓口のワンストップ化、東京女子医科大学掛川キャンパスへの診療所機能の要望、横須賀高校と池新田高校の存続要望、国の重要無形文化財指定に向けた取り組み等については、市長から前向きな回答をいただきました。引き続き、当局におかれましては提言内容を十分に吟味していただき、施策の実現へとつなげていただきたいと思います。  次に、本定例会における議案等につきましては、一般会計等の補正予算が 5件、条例の制定及び一部改正が 8件、平成30年度決算認定が16件など、合計30件の議案が提出され、そのほか報告 2件がありました。  このうち、決算認定につきましては、予算審査と同様に所管する常任委員会へ分割付託することといたしました。これは、同じ委員が審査を行うことで、決算審査での課題を次年度の予算審査に反映することができるよう、議会改革の一環として初めて導入をいたしました。当局の皆様方には、例年と違う審査のため、若干の戸惑いもおありかと思いましたが、御対応いただきありがとうございました。今後、令和 2年度当初予算審査時において効果があらわれることを期待をいたします。  次に、議員発議で提出しました中央新幹線建設における大井川水系の保全に関する意見書につきましては、現在、静岡県とJR東海との間で、大井川の流量減少に関する協議が進められておりますが、湧水の全量回復の点で協議が混迷している状況であります。本年 1月に、大井川利水関係の 8市 2町議会が連名で、JR東海に対し大井川水系の水資源及び自然環境の保全に関する要請を行ったところでございますが、取り組み強化に向け、改めて意見書を提出する運びとなりました。  本定例会一般質問でも、大井川水系に関する討議が行われ、松井市長からも「トンネルの湧き水を全量戻すこと。万が一にも経済活動に支障が出た場合の水確保の対策は必要」との答弁をいただきました。市民生活に欠かすことのできない水問題については、今後も行政と議会とが一体となり取り組んでいきたいと思います。  以上の案件につきましては、それぞれの委員会での審査を経て本日議了なり、閉会の運びとなりました。議長としまして、大きな喜びであると同時に、無事重責を果たし、安堵しているところでございます。  議事進行に御協力をいただきました各委員長を初めとする議員各位に御礼を申し上げるとともに、松井市長を初め丁寧な御説明に御留意をいただいた当局の皆様にも感謝申し上げます。  残暑が厳しかった開会の日から 1月が経ち、寒暖の差が激しく、めっきり秋めいた気候となりました。来月11月には、議会報告会が始まります。現在、全議員が鋭意準備に取り組んでおります。議員と市民の皆様とが直接対話できる機会でありますので、多くの皆様に御参加いただき、御意見をお寄せいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  結びに、議員各位並びに当局の皆様におかれましては、健康管理には十分留意されるとともに、さまざまな秋を満喫していただくことを御祈念申し上げ、私からの閉会の挨拶とさせていただきます。  皆様、ありがとうございました。  令和元年10月 2日、掛川市議会議長、大石勇。 ○議長(大石勇君) これで本日の会議を閉じ、令和元年第 4回掛川市議会定例会を閉会とします。                  午後2時02分 閉会  [ 署  名 ]  以上、地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。           令和   年   月   日                掛川市議会議長    大 石   勇                掛川市議会副議長   山 本 行 男  [ 署 名 議 員 ]                掛川市議会議員     富 田 まゆみ                掛川市議会議員     小 沼 秀 朗...