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  1. 島田市議会 2016-01-26
    平成28年1月26日総務消防常任委員会−01月26日-01号


    取得元: 島田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-01
    平成28年1月26日総務消防常任委員会−01月26日-01号平成28年1月26日総務消防常任委員会  総務消防常任委員会                              平成28年1月26日(火)                              第 1 委 員 会 室 1.所管課からの報告 2.その他 出席委員(6人)  委員長   福 田 正 男       副委員長  横田川 真 人  委  員  桜 井 洋 子       委  員  大 石 節 雄  委  員  藤 本 善 男       委  員  平 松 吉 祝 欠席委員(なし) 説明のために出席した者  市長戦略部長                    牛 尾 伸 吾  秘書政策課長                    三 浦 隆 広
     戦略推進課長                    森 下 庸 雄  広報課長                      佐 藤   修  危機管理部長                    眞 部 和 徳  危機管理課長                    田 中 一 彦  行政経営部長                    伊 藤 康 久  総務課長                      杉 村 嘉 弘  経営管理課長                    原 田 啓 二  人事課長                      北 川 博 美  財政課長                      鈴 木 明 宏  課税課長                      鈴 木 正 敏  納税課長                      伊 東 隆 信  会計管理者兼会計課長                大 倉 宣 郎  監査委員事務局長                  大須賀 正 行  消防長                       亀 山 昌 仁  消防総務課長                    大 畑 雅 彦  警防課長                      青 木 亮 介  予防課長                      高 木 剛 秀  島田消防署長                    田 代 信 行  金谷消防署長                    大 橋 孝 男 職務のために出席した事務局職員  事務局長                      平 川 勝 裕  事務局主査                     松 本 健 一                                開会 午前9時28分 ○委員長(福田正男) ただいまより総務消防常任委員会を開会いたします。  本日はお手元に配付してありますレジュメにより進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  なお、次回定例会の議案にかかわる報告があるかと思いますが、議案にかかわる質疑につきましては、開会中の常任委員会においてお願いしたいと思います。  また、その他における委員からの質疑につきましては、委員会として必要と認められるものに限らせていただきますので、まず発言の趣旨を述べていただきますようお願いいたします。必要ではないと判断したものは、後日、担当課に直接お問い合わせいただきますよう委員の皆様の御協力をお願いいたします。  それでは、まず1の所管課からの報告に入ります。  まず、市長戦略部秘書政策課からお願いいたします。  三浦秘書政策課長。 ◎秘書政策課長三浦隆広) 秘書政策課からJR東海が開催しましたリニア中央新幹線に係る説明会について報告させていただきます。配付しましたA4判1枚の資料をごらんください。この説明会は、昨年の12月10日、島田市のプラザおおるりにおいて開催されました。出席者は大井川利水関係者及び県・市町の担当者です。  概要としましては、JR東海は中央新幹線南アルプストンネル工事に伴う大井川流域の水資源に対する影響の低減を図っていくため、環境保全措置の検討などを行う大井川水資源検討委員会を設置しております。その第4回検討委員会の内容につきまして説明がありました。  それでは、もう一つの資料、「第4回 大井川水資源検討委員会」をごらんください。この説明会では、この資料に基づき説明がありました。1ページ目の下段、この委員会の内容はそこに記載のとおりでありますが、このうち主な点につきまして説明させていただきます。  4ページをごらんください。導水路トンネルの計画についてでは、第2回の委員会における現段階における環境保全措置として、導水路トンネルが最も適切な案。導水路トンネル計画について早期に深度化し、具体化することが望ましい。また、7月の現地調査での椹島は既に人工利用されているため、導水路トンネルの出口としてはよい場所という意見から、4ページの下段の導水路トンネルのルートについて検討を進め、導水路トンネルの出口は椹島とする。図の赤色の○印のところになります。トンネルの土被りを500メートル以下に抑える。あと大井川との交差を避け右側を通るルートとする。図の中の真ん中の紺のルートになります。以上のような説明がありました。  続きまして、5ページの下段、導水路トンネルの施工方法の検討について、第2回委員会において工事中のトンネル湧水も早期に導水路トンネルから自然流下できるようになれば望ましいという意見から、早期にトンネルを貫通させるためトンネルボーリングマシン(TBM)による施工を検討し、6ページの上段において、このTBM工法についての説明がありました。  6ページの下段では、南アルプス(静岡県)におけるTBM工法の施工実績として、既に電力会社のほうで図の緑色の1)二軒小屋発電所、2)赤石沢発電所導水路トンネルにおいて施工されており、両トンネルとも平均月進が200メートルを超えており、おおむね順調に掘削ができているという説明がありました。  次に8ページの上段になりますが、導水路トンネルの施工方法では、区間ごとの掘削方法と掘削断面の説明及び施工前に椹島の坑口付近で水平ボーリングを実施する。施工中は前方探査を実施し、結果に応じて補助工法や柔軟にルート変更を検討していくという説明かありました。  8ページの下段では導水路トンネルからの発生土についてで、発生土量は約20万立方メートルで、図の中の1)から7)までの7カ所に発生土置き場候補地があり、容量は合計約700万立方メートルであるため、これらの発生土置き場で対応する。今後も工事全体を通じて発生土量の削減に努めていくという説明がありました。  次に、10ページの上段では導水路トンネルを含めた水収支解析について今回の解析方法の説明があり、その下段では水収支計画の結果、河川流量についてそれぞれの地点ごとに各地点の表、上段の数字が工事着手前の流量、中段の数字が導水路トンネルがない場合の流量、下段の数字が導水路トンネルがある場合の流量となっております。トンネル出口の椹島、図の赤丸箇所の河川流量解析結果については、11ページ上段で示されております。工事着手前の流量10.9m3/sが、導水路トンネルがない場合の流量は8.87m3/sになり、2.03m3/sが減少する予想をしていましたが、導水路トンネルの設置により10.2m3/sとなり、1.33m3/sの水量が大井川に戻ると解析されております。工事着手前の流量との差、0.7m3/sについては、必要に応じて計画路線の湧水をポンプアップすることにより河川流量の減少を回避することが可能となり、よって、大井川中・下流域の水資源利用には影響はないという説明がありました。  続きまして14ページになりますが、導水路トンネルを考慮した河川流量計測計画についてですが、下の図では全地点の計測計画位置が示され、図の中のオレンジ色、丸印の椹島地点は年2回の計測から月1回の計測に頻度を高めるという説明がありました。そのほか赤色丸印が常時計測3地点、緑色丸印が月1回計測6地点、黒色丸印が年2回計測38地点となっております。  15ページ上段では、水質の調査と排水箇所での対応について、トンネル坑口、宿舎、発生土置き場の下流において水質の調査を実施していく。排水については濁水処理設備等を設置し、法令に基づく排水基準等を踏まえ、沈殿濾過により濁りを低減させるなどの処理をした上で排出する。また、排水の濁りや汚れを監視し、処理状況を定期的に確認するという説明がありました。  16ページから17ページは参考として、環境調査、動植物への対応が示されております。17ページ下段ではその調査結果として、項目ごとに確認された動植物の重要種が示されております。魚類については、イワナ類は確認されたが、今後は専門家に助言をいただきながら同定を行っていく予定という説明がありました。  18ページ、19ページは、これまでの検討結果を踏まえ、大井川流域の水資源に対する環境保全についてこれまで説明したことがまとめられております。  20ページの下段ですが、この委員会でのまとめとして、大井川流域の水資源に対する環境保全措置が示されております。導水路トンネルを設置し、必要に応じて導水路トンネル取り付け位置までポンプアップすることにより、中下流域の水資源への影響を回避する。導水路トンネルは可能な限り小断面によるTBM工法を採用することにより、水環境や発生土による環境への影響の低減を図る。工事中は河川及び導水路トンネル上部の沢の流量を計測し、減水の傾向が認められる場合には、既に把握している重要な種のモニタリングを行い、必要により専門家に助言をいただきながら、重要な種の移植などを行う。  以上により、導水路トンネルの設置などの環境保全により大井川流域の水資源に対する環境影響は事業者の実行可能な範囲で回避または低減が図られていると考えるという説明がありました。  21ページは、今後の予定として、工事の施工段階において計測したデータを示し、追加の環境保全措置の必要性等について議論をいただきたいと考えているとの説明があり、説明会は終了しました。  以上、秘書政策課からの報告でございます。 ○委員長(福田正男) 続いて、戦略推進課からお願いいたします。  森下戦略推進課長。 ◎戦略推進課長(森下庸雄) お手元に資料を2つお配りしております。  1つは、旧金谷中学校跡地活用にかかわるアイデアコンペの実施状況ということで、経過報告をさせていただきます。  もう一つは2枚目になりますけれども、静岡空港を活用したまちづくり研修会の御案内でございます。  初めに、旧金谷中学校跡地活用に係るアイデアコンペの実施状況の経過報告をさせていただきます。このコンペにつきましては事前登録を行って、その後、作品を提出していただくという形で作品の提出をいただきますけれども、事前登録には85件の応募がございました。それから作品の提出は、ことしなりまして、1月5日から始まっているところでございます。この後の予定でございますが、ここにありますように、まず一般投票というステージをつくってございます。その後、審査会が行われ、表彰ということになります。一般投票につきましては、審査会での参考にさせていただくということでございます。ここにありますように、2月9日・10日、この日ではプラザおおるりにおいて展示をさせていただきます。それから次に11日・12日については、川根温泉ふれあいの泉、15・16日については富士山静岡空港ターミナルビル2階で展示をさせていただきます。それから、17・18日については夢づくり会館での展示を予定しております。2月10日につきましては、議会におかれましては、議員連絡会全員協議会の日になっておりますので、ぜひ足をお運びいただければと思っております。  それから、ここの米印のところにも書きましたけれども、2月16日には次にお知らせをいたします研修会の日と重ねてございますので、たくさんの皆さんの御観覧をいただきたいと思っております。  一般投票の詳細につきましては現在調整中でございますので、また詳細が決まりましたら発表ということになるかと思っております。  それから、3月中旬に予定しております審査会につきまして、審査委員につきましてはここに6名のお名前を挙げてありますけれども、この先生方、それから副知事、島田市長、が入っての審査ということになっております。  次に2枚目の御案内でございますけれども、富士山静岡空港を活用したまちづくり研修会ということで、日につきましては2月16日火曜日午後2時30分から4時30分まで、場所は富士山静岡空港ターミナルビル2階の多目的会議室を予定しております。研修会の内容でございますが、まず報告ということで2つ予定しております。現在、仮の題名でございますが、「「茶の都しずおか」の推進とお茶の郷の活用」ということで、静岡県の経済産業部茶業農産課の方に報告をいただきたいと思っております。2つ目の報告としましては、「空港ターミナルビルの改修・増築について」ということで、静岡県の文化・観光部空港振興局空港運営課の森見技監からお話をいただきたいと考えております。  それから2つ目として講演ということで、「地域の主役とファンをふやす仕組みまちづくり観光」という題名でNPO法人SACLABOの渡村マイ代表理事からお話をいただきたいと考えております。渡村さんにつきましては、隣の藤枝市で広く活躍されている方でございます。ぜひ足をお運びいただければと思います。  以上、2点報告させていただきました。 ○委員長(福田正男) 続いて、広報課からお願いいたします。  佐藤広報課長。 ◎広報課長(佐藤修) それでは、広報課から講演会開催のお知らせと御聴講のお願いをさせていただきたいと思います。お手元に配付いたしました「ふるさと大使故郷を語る」という講演会チラシをごらんください。  今年度、新市誕生10周年を記念しましてふるさと大使を創設しましたが、そのふるさと大使をお招きしての講演会でございます。開催日時は2月19日金曜日午後6時から午後7時30分ごろまでを予定しており、開催場所はプラザおおるりのホールでございます。講師は、現在、日本通運株式会社代表取締役会長を務められている川合正矩氏です。川合氏は、チラシの略歴にありますとおり金谷町出身で、金谷小、金谷中、藤枝東高校、東京大学を卒業され、日本通運株式会社に入社され、現在に至っております。日本経済のトップを担っておられる方ですけれども、今回はふるさと大使という立場で、そちらにありますテーマとしましては、「ふるさと島田市への想い」ということで、ふるさと島田での思い出やエピソードを交えながら島田市の印象などを語っていただき、市民の皆様がふるさと島田について考える上で有意義な内容になるとともに、川合氏の人となりがわかる機会になるのではないかと考えております。ぜひ議員の皆様におかれましても多くの方をお誘いの上、御聴講くださいますよう御案内申し上げます。  以上、広報課からのお知らせです。よろしくお願いいたします。 ○委員長(福田正男) 市長戦略部からの報告が終わりました。  委員の皆さん、御質疑等がありましたらお願いいたします。  桜井委員。 ◆委員(桜井洋子) 最初に秘書政策課のリニアなのですが、11ページの資料の中に河川流量の解析というところが載っていますが、確認なのですけれども、導水路トンネルがある場合の完成後の流量が10.2m3/sというのがありまして、それでポンプアップをした場合、その0.7m3/sの補充ができるということなのですが、リニア新幹線の掘削でアルプスですから、こういう山形になりますよね。リニアが上がって下がるという、そういう。ですから山梨県側に流れていくそういう水についてはポンプアップという形で考えているのでしょうか。それも含めて0.7という考え方なのでしょうか。静岡県側と山梨県側に流れるというか、当然低いほうに地下水が流れるわけですけれども、確認です。 ○委員長(福田正男) 三浦秘書政策課長。 ◎秘書政策課長三浦隆広) ただいまの件ですが、山梨側へ流れるものを0.7m3/sポンプアップするということになっています。 ○委員長(福田正男) 桜井委員。 ◆委員(桜井洋子) わかりました。掘ってみなければわからないというところがあるので、それは予想なのですけれども、一応、ポンプアップで流量減少は今のところはこの計画の中では確保されるかどうかというところと受け取りましたけれども、それに対してこの説明会の後、市の市長等の見解はどんなふうなのですか。流量減少は絶対困るというようなことでずっと通してきましたが、この説明会の中でこれを受けて、これは了承されて、それでいくということなのでしょうか。 ○委員長(福田正男) 三浦秘書政策課長。 ◎秘書政策課長三浦隆広) この説明会の前にJR東海のほうが流域市町の首長さんのもとを説明に上がりました。その中でやはりうちの市長のところへも見えたわけですが、うちの市長の見解はやはり失われる水は、それは戻してほしいということでJRのほうに伝えてあります。 ○委員長(福田正男) よろしいですか。 ◆委員(桜井洋子) はい。 ○委員長(福田正男) ほかに。  平松委員。 ◆委員(平松吉祝) 大井川水源検討委員会のことでちょっと、今、この資料をもらって見たのだけれども、いろいろな委員会の会合でこういう資料を市役所としては完璧に理解していますか。 ○委員長(福田正男) 三浦秘書政策課長。 ◎秘書政策課長三浦隆広) 12月10日にあったこの利水者向けの説明会におけることについては理解しているつもりです。 ○委員長(福田正男) 平松委員。 ◆委員(平松吉祝) 先ほどのあれで島田市に影響はないという説明を受けたということでしたが、水量の問題です。島田市は大井川があり、河川の水量が非常に少ないということを市民の皆様から言われています。とまったり何かしたり、臭いとか流れが、これは島田市として大きな問題ですが、影響がないということですので、このままもし影響が出るようなことがあれば、河川の水は今でも少ないのに、これ以上、影響が出たら水の都島田市なんてうたい文句にならなくなりますので、十分その辺は徹底的に、ただJRのほうから言われるようでなくしていただきたいと思いますが、その辺はどうですか。 ○委員長(福田正男) 三浦秘書政策課長。 ◎秘書政策課長三浦隆広) 今回はあくまでもリニア中央新幹線建設に伴いまして、河川流量が毎秒2トン減少することに対しての改善策をJRのほうから示されました。それによって毎秒2トンの水はそういった影響は回避できるという説明でした。 ○委員長(福田正男) 平松委員。 ◆委員(平松吉祝) それはわかりました。回避できるということを影響はないということで、やってみなければ、最終的にはわからないということで、万が一、影響が出て、これ以上、水源、島田市とかもちろん藤枝市へ行っている水、吉田町のほうへ行っている水、多く行っていますが、影響が出た場合、どのような対策というか、担保か何か、そういうのはまだ島田市としては持っていない。 ○委員長(福田正男) 三浦秘書政策課長。 ◎秘書政策課長三浦隆広) 具体的に担保というものは今のところありませんが、この説明会の後、ちょっと質疑応答の時間がありまして幾つか質問が出たのですけれども、あくまでもこの2トンが減少するとか、この影響を回避できるというのはシミュレーション上のことです。実際にやはり工事を進めていく上で、今後、六、七年、実際に掘削しながら、その水の出方を見ながらまた運用については決めていくというような説明がJRのほうからありました。 ○委員長(福田正男) 平松委員。 ◆委員(平松吉祝) その辺は、ただ説明へ行って、ああ、そうですか、そうですかではなくて、やはりこれは島田市には大きな問題ですので、今でも水がない、水がないと我々もどうにかしてくれないかと言われる中で、これ以上少なくなったら、昔なら本当に一揆が起こるのではないかと。我々のところは本当に六合の一部は夏でも全然とまってしまったり、臭くてかなわないというような箇所が多くあるものだから、その辺を十分徹底的にこれは大きな問題ですので、ひとついろいろのことをJRのほうへ質問を投げかけ、水が減量にならないようにぜひよろしくお願いいたします。 ○委員長(福田正男) 三浦秘書政策課長。 ◎秘書政策課長三浦隆広) この問題につきましては、やはり島田市を含めて大井川流域の市町の問題となります。当然、静岡市、そして県とも連携する中で、そういったものに対応をしてまいりたいと考えています。  また県のほうでは、昨年の6月に副知事をトップとする静岡県中央新幹線対策本部というものを設置したと聞いていますので、そちらとも情報交換とか連携する中で対応してまいりたいと思います。 ○委員長(福田正男) ほかに。  大石委員
    ◆委員(大石節雄) 県・市町の担当者はわかりますが、利水関係者というのはどういった方が出席されたのかお聞かせください。 ○委員長(福田正男) 三浦秘書政策課長。 ◎秘書政策課長三浦隆広) 実際、この大井川から取水をしている関係団体でありまして、例えば大井川右岸土地改良区の皆さんですとか、金谷土地改良区、神座土地改良区の皆さんとか、大井川広域水道企業団などの皆さんです。 ○委員長(福田正男) 大石委員。 ◆委員(大石節雄) もちろん中部電力は入っていると思うのですが、漁業関係の皆さん、またはその利水という意味がいろいろあって、今の関係の方はおそらく利用料を払って、水量でお金を払っている方ですが、そうでないいろいろな部分の、逆に言うとこれは本当に決められた方しか参加できなかったものですから、非公開だったものですから、そこの部分について公開をしていただけるかとかというような議論はあったかどうかお聞かせください。 ○委員長(福田正男) 三浦秘書政策課長。 ◎秘書政策課長三浦隆広) その件につきましては、流域の住民の皆さん対する説明会について、ぜひJR東海のほうに開催していただきたいという要望を今回の説明会でも、昨年の5月にやった説明会でもさせてもらっています。ただ、今のところその開催の予定はないということですので、今後やはり関係市町で連携する中、そういった要望を強くしていきたいと考えております。 ○委員長(福田正男) 大石委員。 ◆委員(大石節雄) ぜひそうしていただきたいと思います。当局側も間にはさまって説明を受けたことを答えるわけですが、それ以上のものがなかなか答えられないと。実際は利水という意味は先ほど言った違う意味で生活の中でいろいろな部分で利用されている方、生活で感じている方とかという人の意見というのは、なかなかそこまでは議論が恐らく突っ込まないだろうと。そういった意味ではやはりJR東海のほうが非公開ということがすごく気にかかるものですから、公開になるといろいろな意見も出るということもあるかもしれませんが、逆にそういった意見を組み入れてもらわないと理解が得られないということでもあるものですから、ぜひこれからもそれを訴えていただきたいと。  それから、先ほど利水関係でぜひ漁業関係の皆さんにも、漁業組合の関係の人にも入ってもらうようなことも、また要望をしておいていただければと思います。要望です。 ○委員長(福田正男) 答弁はよろしいですか。  ほかに。この大井川の利水関係で、よろしいですか。  では、横田川副委員長。 ◆委員(横田川真人) 今回のこのリニアルートと椹島の間で導水路をつくるというそういった計画らしいですけれども、そのリニアと椹島の間の流量というのは、また出口が椹島なものですから、それから上流というのはどういった環境の変化があるかという、そういった予測はまだされていないですか。 ○委員長(福田正男) 三浦秘書政策課長。 ◎秘書政策課長三浦隆広) 10ページの資料になりますが、下の図になりますが、その赤い丸が椹島、ここがいわゆるトンネルの出口になります。そこのちょっと上の表になりますが、ここが木賊堰堤という堰堤がある場所での計測結果ですが、ここが実際に11.9m3/sから9.38m3/sまで流量が減少しているような改正がされております。この辺についても、ここは当然、導水路トンネルの出口より上流になるものですから、導水路トンネルによって影響を回避できないものですから、この辺につきましては今後、いろいろな方法で対応を検討していくという説明がありました。 ○委員長(福田正男) よろしいですか。  この大井川の利水の関係でほかはありませんか。  では、藤本委員。 ◆委員(藤本善男) これは要望になるかと思いますが、トンネル工事の能力が月200メートルくらいだということで考えますと、1年間でざっと言うと1.2キロくらい。そうすると、10キロを半分に分けてやると5キロなので、おおむね4年とか5年とかそういった年数がかかってしまうのかということが想像つくのですけれども、一方でトンネルを掘ってみて、出水の量に応じてトンネルの径をなるべく自然に影響を与えないように小さくするということもあることから、事前に穴を掘るということは考えられないと思うのです。そうすると一時的にせよ、いや、トンネルが完成するまでは、要は出てくる量が減ってしまうという可能性があるのではないのかと思いますので、今後のスケジュールの中でどういうタイミングで判断をしてどういう大きさにして、この導水トンネルの工事がどの程度の期間になるのかというあたりが今後いろいろと出てくると思うので、そういった中でも下流域になるべく影響が出ないような工法ですとか事業の判断をしていただけるように、ぜひ委員会等の中で確認をお願いしたいと思います。  何か現時点でそれに関連する説明とかがもしいただけているようでしたら、御説明いただければと思います。 ○委員長(福田正男) 三浦秘書政策課長。 ◎秘書政策課長三浦隆広) 資料の11ページの下段になりますが、ポンプアップのイメージという図がそちらに出ています。そこの図の上が実際の中央新幹線の本坑、トンネルになります。それを掘るについて、その下に先進坑という横のトンネルがありますが、まず先進坑を掘って地質を調査しながらしていくと。それで本坑を掘っていくというようなスケジュールで今考えているようです。ただ、具体的にいつぐらいのスケジュールということはまだ明確になっていませんが、先ほどの水の関係の説明とダブりますが、やはり約六、七年は工事がかかるものですから、実際に掘削をしながらそういった運用を決めていきたいという説明がありました。 ○委員長(福田正男) はい、よろしいですか。  平松委員。 ◆委員(平松吉祝) 先ほど水が少なくなってしまうと非常に困るというのは言わせてもらったのだけれども、一般河川とか、今、事業所も掘削の井戸を使っているところがものすごい多いのです。例えば六合で言うと5メートルくらいで今、水が出てくるわけ、井戸を掘っても。企業がほとんど、企業は結構、井戸を掘ってやっているものだから、その井戸水も水源が、例えトンネルを掘ったためにうんと下がってしまうとか、そういうこともないようなことをできたら相手のJRのほうに説明していってもらえればありがたいかと思う。意味はわかりますか。井戸を掘って企業で使っているところもあるのです、結構多くの企業が。それの水源で今、井戸を掘っているわけでしょう。それがうんとこれを直さなければできないというようなことにならないように、ぜひよろしくお願いします。  以上です。 ○委員長(福田正男) 三浦秘書政策課長。 ◎秘書政策課長三浦隆広) 実際にこの中央新幹線トンネル工事で、やはり大井川の上流部分のそういった水資源のもろもろの解析はされているのですけれども、もっと下流部に対して影響があるかということかと思うのですけれども、全体を、それもまた機会があればJRのほうには確認をさせていただきます。 ○委員長(福田正男) 副委員長、私のほうからいいですか。 ○副委員長(横田川真人) 福田委員長。 ◆委員(福田正男) このトンネル工事というのはいつから始まって、どのくらいの期間を予定しているのですか、これは。 ○副委員長(横田川真人) 三浦秘書政策課長。 ◎秘書政策課長三浦隆広) 今のところ静岡県内の工事の日程等については、まだ決まっていないということでした。 ○副委員長(横田川真人) 福田委員長。 ◆委員(福田正男) このトンネル工事というのは、私はこの工事に関しては全く素人なもので何とも言えないのですけれども、このトンネル工事を進めるに当たって、周りに対する影響というのは多々いろいろな面で出てくると思うのです。環境影響調査も当然、アセスメントはやるのでしょうけれども、工事というのは何があるかわからないところがあるではないですか、未知数のところが。ですから、そういったときにどういう対処をしていくのか、何かあったときに、そういったのを想定して考えていらっしゃるのですか。 ○副委員長(横田川真人) 三浦秘書政策課長。 ◎秘書政策課長三浦隆広) 先ほどの説明と重複しますが、やはり工事を進めていく中でどういうことが起こるかわかりませんので、そういう進めながらいろいろな運用を決めていくということで説明はいただいています。 ○副委員長(横田川真人) 福田委員長。 ○委員長(福田正男) その工事期間中に人身事故ですとか、あるいは動植物に対する影響ですとか、いろいろな影響が出てくると思うのです。もちろん安心・安全な工事を進めていっていただけると思いますけれども、こればかりは人間のやることですから何があるかわかりませんので、その辺の何かあったときの対処の方法というのをある程度、文書化したりして、こういったときにはこういった対処をするというようなこともやはりつくっておかないと、マニュアルで対処できるかどうかというのもあろうかと思いますけれども、そういったことを事前にやはりある程度、予測して予告して準備をしていく。事故が起こってからでは遅いものですから、そういったある程度のそういったものもやはり、長い期間ですので、2027年開業予定ですので完成するまでにまだ10年以上もあるわけです。ですから、長期にわたるこの工事というのは本当に油断したときに事故というのは起きるものですから、ですからその辺の島田市としてもある程度、対応をしっかりしていただければというふうに思っています。  答弁がありましたら。 ○副委員長(横田川真人) 答弁ありますか。  三浦秘書政策課長。 ◎秘書政策課長三浦隆広) そういったことでJR東海にも話は入れていきたいと思います。 ○委員長(福田正男) ほかにこの関係についてはよろしいですか。               〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(福田正男) それでは、ほかに。  平松委員。 ◆委員(平松吉祝) 旧金谷中学校跡地アイデアコンペでちょっとお聞きしたいのですが、このコンペは100万円という予算をつけてやり始めたということですが、ここを見ると審査員は結構そうそうたるメンバーで、85件の応募があったと聞きますが、いろいろな考え方があっていろいろな85件があったと思いますけれども、主にどういう件の応募があったか、上位三、四個言えますか。 ○委員長(福田正男) 森下戦略推進課長。 ◎戦略推進課長(森下庸雄) 今回、ステップとしてはまずエントリーをしていただくと。私、提出しますという手挙げをしていただくというのがありました。それから作品の提出は今、1月5日から始まって現在行っているというところでございます。どんな作品が出てくるかというのは、まだ作品の提出期間中でございますので、締めてみないとわからないというところでございます。 ○委員長(福田正男) 平松委員。 ◆委員(平松吉祝) いろいろなところから応募があって、こういういろいろな多くの著名人が審査員でかかっているのだけれども、私はこの人たちが島田市を知っていてこういうように審査するかという、島田市の人が応募して多く来ているか、この辺はちょっと疑問に思うのだけれども、なぜ島田市を知っている市の職員の若手の有望な衆とか、例えば商工会議所の青年部とか、JCの婦人部の若いいいのが島田市には住んでいるけれども、そういう発案ができなくてただ一般応募になったか、ちょっと理由を教えてもらいたい。 ○委員長(福田正男) 森下戦略推進課長。 ◎戦略推進課長(森下庸雄) このアイデアコンペを行うにつきましては、かねてから金中跡地の整備について、底地については島田市、それから上物については県が進めるというもともとのお話の中でのスタートを切っております。その間、上物についていろいろな提案の中で検討がされてきたという経過は既に皆さん御存じのとおりだと思います。メッセ等のお話が切りかわる中で、今回、アイデアコンペということで広く募集をしていくということの組み立てになってきております。旧金谷中学校跡地は非常にポテンシャルといいますか、可能性がありますし、島田市にとっても大きい場所でございますので、ぜひ広くアイデアを募集していきたいということで募集をしております。募集の対象につきましては、特に住所地ですとか年齢ですとか、そうした制限は設けておりませんので、広く皆さんから御提案をいただくということで今回、アイデア募集をしているところでございます。特にお茶の郷と近接しているということ、あるいは牧之原の大茶園の中にあるというロケーション、それから新東名、東名を含めまして交通のアクセスの上でも非常に重要なところでございますので、そうした観点から広く活用いただけるアイデアを募集したいというのが趣旨でございます。その中に地元からも御提案をいただくということで手挙げをいただいておりますので、大変ありがたいことだと思っております。ぜひ有効なアイデアが出てくることを期待しているというところでございます。 ○委員長(福田正男) 平松委員。 ◆委員(平松吉祝) 県が移ったのは、お金の関係で県へ一部移っているということですか。県の力をかりなければできないということは、島田市単独ではできなくて県を入れるということはどういう理由ですか。 ○委員長(福田正男) 森下戦略推進課長。 ◎戦略推進課長(森下庸雄) この件につきましてはホームページ等でも公開しておりますけれども、従前から旧金谷中学校跡地を活用していこうという動きを進めてきております。特に用地を取得する中では、種苗センターの跡地ですとか茶畑を追加買収したりとか、いろいろな皆さんの御協力をいただきながらこの用地を確保してまいりました。それの発端としましては、従前の県知事、それから島田市長とのお話の中でここを活用していこうということがもともとございまして、活用に向けて協議をしてきたということでございます。そのいきさつにつきましては、既に皆さん御存じのとおりだというふうに理解しております。 ○委員長(福田正男) 平松委員。 ◆委員(平松吉祝) 島田市の土地を県が介入するということは私は非常に不安があるのだけれども、あれだけのよい土地を今後、島田市が考えて、なぜ言うかというと、まず人口増を見据えて、また雇用を見据えて、島田市全域も入ることを認めてみて、なぜ市の優秀な人間とか島田市の若い人たちがそれに向かってやれなかったかというのを非常に私は残念に思う。県が入って。これから島田市は前へ前へ進んで人口も雇用も少なくなると。そういうのを思っていて、20年後には7万人になりますと、ただ指をくわえてそのままいけば7万人も6万人にもなってしまう。あそこを利用して企業か何かを呼んできたり、それで雇用、家を建ててくれるかもわからない。子供も産んでくれるかもわらない。今、商工会議所とかJCとかいろいろな若い人は未来のことを一生懸命考えている。市役所も多分、若い人も多分、いろいろな案を持っていると思う。それで応募して、いいけれども、こんな島田市に関係ない、最終的に審査委員ですか、使っても、島田市のことをわかってはない。わけもわからない、こんなのははっきり言って。たかだか10万都市の人口が少なくなって、これからの未来を築く若い衆に、ああ、おまえら全員、何人かでやって出せというような考えはなかったかお聞きします。 ○委員長(福田正男) 森下戦略推進課長。 ◎戦略推進課長(森下庸雄) 案件の提案につきましては市内からも複数の皆さんから御提案がいただけるということで事前の応募があるということは、きょうの資料でもお示ししたとおりでございます。  それから、富士山静岡空港があるということはやはり世界に広がって、玄関が開かれている、そういう立地でありますので、そこをうまく使っていきたいと。にぎわいですとか交流、そうしたものも含めまして活用していきたいという思いの中でこのアイデアコンペが進められているということは既に御承知のとおりだと思います。ここに先生方が入っていらっしゃるのは、熊倉学長につきましてはお茶について非常に造詣が深い先生でありますし、お茶の郷についても非常に造詣の深い先生でございます。また、石原先生は庭の関係につきましては世界的に有名な方でございます。そして長谷川先生につきましては、空港の展望デッキのかかわり、あるいは焼津市出身ということで島田市についても造詣の深い方で、世界的レベルで活躍されている方でございます。寒竹先生も今回のお茶の関係では、これまでのいろいろな会議の中にも御参加いただいているところでございます。それぞれの先生がこの場所について御理解をいただき、造詣の深い中で審査員に選ばれたものと考えております。また、富士山静岡空港を含めましてこの土地が島田市だけではなく地域への広がり、それから島田への誘導のポテンシャルになるような形でアイデアが出てくることを期待しているところが大きいわけでございます。そういう意味では、広い観点からアイデアが出てくるということを非常に期待しているというのが今回のねらいの一つでございますので、その点は御理解いただきたいというふうに考えております。  また、どういった形での事業展開になるかということはこの後の話になってまいりますけれども、まずはどうしたアイデアが出てくるかということが今回のコンペのねらいでございますので、ぜひ御理解をいただきたいと思います。 ○委員長(福田正男) 平松委員。 ◆委員(平松吉祝) これはお茶の関係のをつくるコンペで85件の応募があったということですか。 ○委員長(福田正男) 森下戦略推進課長。 ◎戦略推進課長(森下庸雄) 今回のコンペは、旧金谷中学校跡地の活用にかかわるコンペでございます。その中で要項でもお示ししておりますけれども、この場所を使って募集をするという中で、提案書においては交流人口の拡大、にぎわいの創出、茶文化の発進の3つのテーマの中からいずれかのテーマで切り口をして提案をいただきたいということでお願いをしているところでございます。 ○委員長(福田正男) 平松委員。 ◆委員(平松吉祝) そうすると、今、お茶の詳しい先生方がいると言うけれども、お茶ばかりではなくてもよいということですか。 ○委員長(福田正男) 森下戦略推進課長。 ◎戦略推進課長(森下庸雄) 今申し上げましたように、3つの切り口としてテーマを掲げてございます。今、平松委員がおっしゃった茶文化の発信もその一つでございますし、交流人口の拡大、にぎわいの創出と、この3つのテーマの中から御提案をいただきたいということでのお話でございます。 ○委員長(福田正男) 平松委員。 ◆委員(平松吉祝) こういうアイデアコンペとか百人会議とかワークショップとかアンケート用紙とか、最近、盛んにやるのだけれども、やはり島田市は島田市の人間が、そういう意見も出てきて、それを取り入れてやっているかどうかというのもあるのだけれども、もっと市民に対してのそういう意見を取り入れてやっている、いろいろなことを。例えば百人会議、ワークショップ、アンケートとか、アイデアコンペはこれはまだ先のこと、そういうのも今非常に盛んにやっているけれども、そういうものを取り入れて市政にはめ込んで行っていますか。 ○委員長(福田正男) 質問の趣旨をもうちょっとはっきりお願いします。 ◆委員(平松吉祝) そうではなくて、やはり島田市の百人会議とかワークショップとかいろいろ出た人たちの、何かこんなのは全然もう言っても何の役にも立たないので嫌だと言う人たちが多い中で、今こういうアイデアコンペとか何か出してやっているのだけれども、これもこの中で決定されていくわけですよね、最終的には。 ○委員長(福田正男) 森下戦略推進課長。 ◎戦略推進課長(森下庸雄) この旧金谷中学校跡地を活用していくに当たって、まずアイデアをいただきたいというのが今回の趣旨です。その中で、これはいけるのではないかというところを見つけ出していこうというのが狙いでございます。 ○委員長(福田正男) よろしいですか。  ほかに。  桜井委員。 ◆委員(桜井洋子) 関連してすみません。事前登録応募件数が85件と私は多いと思ったのですけれども、それでこれから一般投票というのがここに出ていますね。それで一般投票というのは市民とかですよね。それで、事業自身の予算規模とかもわからないし、アイデアですので非常に夢のあるいろいろなアイデアが出てくるとは思いますが、市民がそれを投票する基準というのか、投票の基準はどうなのかということとか、その投票された数によっての審査に対する影響というか、審査会で最終的には専門家が決定していくわけですけれども、そういう私たちが専門家ではないので、夢を語るというような夢を託すみたいな、あそこをちゃんと利活用できたらいいというような、そういう立場でいろいろ投票していくときの観点、だからそこら辺がすごく難しいと思うのです。だから一般投票のその審査会における基準、位置づけはどうなっているのか。こういうのを参考にして市民の皆さんや一般の人たちがこういうことを希望しているのだということを参考にして、では、審査会で決定権限があるのかということが一つ。  それから、その審査会で表彰して決定していくわけですけれども、先ほどアイデアと言ったので、これはそのどこの部分を採用するかというのはまた委ねられると理解してよろしいのでしょうか。県の事業ですので、島田市はアイデアを募集するお金は出しましたけれども、決定は県なので、そこら辺の関係をちょっと説明をお願いします。 ○委員長(福田正男) 森下戦略推進課長。 ◎戦略推進課長(森下庸雄) まずどんな観点でというようなことでの一般投票のお尋ねをいただきました。一般投票について今、どんな形でやるかという調整を詰めているところでございますけれども、どんな雰囲気で今話をしているかということだけ、少し変わってくるかもしれませんがお話をさせていただきますと、1点だけ投票するということではなくて、複数件投票できるような形をとっていこうかというふうに思っております。投票の中では、なぜそれを選んだかという観点として、要項でも出しましたけれども、作品を提出する方に、どういう観点で提出してくださいというお願いを4つしております。まず1つは、テーマを実現するためのプロジェクトのコンセプトを示してくださいと。それから、そのコンセプトを踏まえたプロジェクトの方針や仕組み、仕掛けについて示してください。それから、その仕組み、仕掛けを促進するために必要となる施設の機能等についても示してください。それから周辺地域への波及効果についても言及してくださいということでお願いをしております。そうした観点を踏まえて投票いただければというようなことで提示をさせていただきたいというふうに考えております。  それから審査会の採択の作品がどういうふうになるのかということにつきましてはこれからの展開ということになりますけれども、この一般投票の結果につきましては審査会のほうへも報告がされるというふうに考えております。その中では参考にされるのかというふうには思っております。 ○委員長(福田正男) 桜井委員。 ◆委員(桜井洋子) 今のお話を聞きますと、予算の規模、お金がどのくらいその採用した場合にかかるかとか、そういうのはないし、それから一般投票を参考にするという形で、やはり県の設立した審査会とその県の事業の推進のほうで最終的には決定していくということなので、そこら辺がすごくアイデアということで絞られているので難しいとすごく感じたのですが、どのくらい皆さんがこれに興味を持って投票していただけるかというところは宣伝の仕方だと思いますけれども、そこら辺はどんなふうに考えていますか。 ○委員長(福田正男) 森下戦略推進課長。 ◎戦略推進課長(森下庸雄) いろいろ御質問いただきましてありがとうございます。まずこのコンペを開くということで85の事例のエントリーがあったということは、大きい反響があったのかというところをまず印象として持っております。この中で作品が複数出てくるという前提で一般投票も行わせていただくと。この一般投票を行うということは、こうしたアイデアがありましたということをまず一つは皆さんにごらんいただいて旧金谷中学校跡地について関心を寄せていただき、またどういう活用ができるのかというところの発想といいますか、そうした動議づけにもつながっていく、関心を高めていく一つの展開が期待できるのかというふうに思っております。  それから、この審査会の中で出てきたアイデアがその後、どういうふうに活用されていくのかというのはまだこれからの話になってまいりますけれども、まずその出てくるアイデアの中からこれはいけるというものが出てくることを期待する。先ほどの平松委員のお話のところにもさせていただきましたけれども、そこにまずは期待をしているというところが第1ステップというところでございます。 ○委員長(福田正男) よろしいですか。  ほかに。  大石委員。 ◆委員(大石節雄) 大体何となくおぼろげながら、ただ、この一般投票の効果は、ここでそんなことをうたうと一般投票しなくなってしまうものですから、あくまでも動機づけと。  それから過去にもいろいろな、昔話で申しわけないですが、もっとちゃんとした建物の設計のときに、一般の人間は夢があるものを期待したけれども、現実的にその裏側を見たら、先ほど言った実現可能なものでちょっとがっかりしたものに選ばれたというような事例があるのですけれども、これはもうしようがないですよね、予算的なものとか実現可能なものとか。ただ、ここでは一般の皆さんにこういった85件の提案がありましたと。そこのできれば一般の人が一番夢を描いて、ああ、これは夢があっていい、期待できるという、その感覚がどれほど審査会の中に影響されるかというのがなかなか不透明で、かといってそれが全てではないということもわかるのですけれども、そこのところの宣伝の仕方というのを考えないと何だと。先ほど平松委員が言われた、いろいろなところで市民の意見は聞くけれども、実現されていないではないかというと逆効果になるということもあるものですから、かといって一般の素人の方の感覚を無視することはできないのですけれども、それも採用されるとも限らないというか、そこら辺のところがすごく難しいというような感じがしました。ただ、森下課長が言われるように、今、この旧金谷中学校跡地について、もちろん地元島田市に限らず静岡県全部がいろいろな部分で興味を抱いていただいて、今後、利活用するについても、もっともっと皆さんが注目していただけるような取り組みとしてはこういうことも続けてほしいと。その裏切られないようなというか、そんな意識が持たれないような手法というのを考えておかないとマイナス効果があるかというようなことを感じます。 ○委員長(福田正男) 森下戦略推進課長。 ◎戦略推進課長(森下庸雄) いろいろ御心配いただきましてありがとうございます。まず一般投票の中で皆さんの御意見を拝見するといいますか、頂戴する機会が設けられるということは、非常に意味のあることかと思っております。理想を言えば、一般投票の傾向と審査員の皆さんの考え方が一致するというのが一番理想かとは思いますけれども、そこはやはりそれぞれの専門の分野がありますので、いろいろな観点から審査がされるのだろうと。それは一つはやはりいろいろな観点から見て、皆さんがここの場所を空港もあることですし、一つは世界基準的な観点から見ていただいて、活用できるのではないかという口が見えてくれば、それはそれにこしたことはないし、願うところかと思っているところでございます。ぜひ足を運んでいただいて、議論が活発になるということを期待しているというところでございます。ありがとうございます。 ○委員長(福田正男) ほかに。
     藤本委員。 ◆委員(藤本善男) 今、桜井委員、そして大石委員のほうから少し触れた内容で、私はこのコンペも県がもう少し前に出てくるものなのかというふうに思っていたのですが、説明資料を見させていただく限りでは、審査員の中に副知事は入っておられますけれども、一般投票の投票場所を見ても、島田市にかなり偏っているような気がするのです。地元自治体としてコンペのこういったコントロールといいますか、企画をやることは当然あっていいと思うのですが、私はもう少し市と県が半々くらい力を出し合ってやるような形でないと、ここで決まったこのコンペの結果も、島田市で出た結果ですよねというふうになってほしくないのです。県がやったことで、県民の総意でこういうような内容なのだよね。そうであれば、例えば投票場所とかも市と県が半々くらいあって私はいいと思います。  そういった意味からするとちょっと県の関与が薄いのかというふうに思うのですが、この事業には県はどのような形でかかわられておられるのですか。 ○委員長(福田正男) 森下戦略推進課長。 ◎戦略推進課長(森下庸雄) 県のほうと調整をしながらこの事業を進めておりまして、この一般投票の開催につきましても相談をしながら決めたという経過がまずございます。それからコンペの推進自体は県のほうから発注をしていただいて、委託をかけて業者さんが入ってやっているということで、コンペの実働的なところはやはり県のほうのプロモーションにかかわっているところでございます。島田市も連携をとりながら、今回の作品の提出については島田市を提出場所とするというようなことでの協力をさせていただきながらやっているというところでございます。例えばほかの場所でやるという投票の方法もあろうかと思いますけれども、地元で開催させていただけるというところもやはり裏を返すといい話かという部分もございます。立地場所に近いところの中で展開をしていただいて、地元の皆様にも関心を持っていただくということでは、地元開催というのはそれなりのメリットがあるというふうに島田市としては考えているところでございます。 ○委員長(福田正男) 藤本委員。 ◆委員(藤本善男) おっしゃるところごもっともな点もありますが、交流人口の拡大ですとかにぎわいを創出するためには、よその人に興味を持って行きたくなるようなものがやはりコンセプトであってほしいと。そういうことからすると、空港にこういうものがあったら行ってみたいというような意見を募るとすれば、むしろ市よりも外の意見を聞いたほうがいいのかというふうにも思うものですか、今後も県との連携でやられると思いますが、私としては積極的に市外のところと県の関与をうんと深めてもらえるように御努力いただきたいということを御要望させていただきます。  以上です。 ○委員長(福田正男) 答弁はよろしいですね。 ◆委員(藤本善男) はい、答弁はいいです。 ○委員長(福田正男) ほかに。  よろしいですか。  それでは、続いて危機管理部危機管理課からお願いいたします。  田中危機管理課長。 ◎危機管理課長(田中一彦) 危機管理課から5点報告させていただきます。  1点目は、事前に配付させていただきました防災講演会の御案内であります。この講演会は、地域防災リーダーのフォローアップ研修と自主防災組織の育成を目的とし、昨年度から実施しております。講師は北淡震災記念公園野島断層保存館米山副館長にお願いをしております。2月27日、プラザおおるりで14時から行いますので、お時間の都合がつきましたら御聴講をお願いいたします。  2点目は、お手元に配付させていただきました資料の平成27年度静岡県原子力防災訓練における住民避難、安定ヨウ素剤配布、退域時検査及び除染運営体験訓練の実施について報告させていただきます。お手元の資料をごらんください。実施日時は2月3日水曜日午前8時30分から午前11時30分であります。南原と岡田の住民40名程度と市職員が参加いたします。訓練想定は、資料の1から4のとおりであります。内容としましては、南原と岡田の住民は避難所である初倉南小学校に集合していただき、受付、安定ヨウ素剤の配布、服用訓練を実施した後、小型バス2台で避難退域時検査及び除染場所である新東名静岡サービスエリアで避難退域時検査及び除染の体験訓練を行っていただきます。市職員は自家用車で避難訓練を実施し、新東名静岡サービスエリアで避難退域時検査の運営訓練を行います。もし訓練参加を希望する場合は、危機管理課まで御連絡ください。  3点目は、島田市の原子力災害広域避難計画の策定状況を2月10日に予定されています全員協議会において報告を予定しております。なお、静岡県の原子力災害広域避難計画(案)は1月27日に公表されると聞いております。  4点目と5点目は、2月定例会に予定しております島田市防災会議条例の改正議案と補正予算であります。島田市防災会議条例の改正議案は、4月1日からの消防広域化に伴う委員の変更とあわせて副市長を追加することに伴うものであります。補正予算は、静岡県が平成25年度から平成27年度までの3年間に市が緊急かつ重点的に取り組む事業を対象に緊急地震津波対策交付金制度を実施しており、2億9,900万円が市に交付されておりました。この交付金を基金に積み立て、計画的に取り崩しながら新対策事業に充当しておりましたが、今年度で静岡県のこの制度が終了するに伴い、県に返還する残余額を補正計上させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上、危機管理課から報告させていただきました。 ○委員長(福田正男) 危機管理部からの報告が終わりました。  委員の皆さん、御質疑等がありましたらお願いいたします。  藤本委員。 ◆委員(藤本善男) 予定されている避難訓練のことなのですけれども、この想定でいきますと、新東名の静岡サービスエリアで除染ということを想定されているのですけれども、実際のことを考えた場合、初倉の人は東名に乗ったほうが早いのかと思うのですけれども、言っている意味はわかりますか。わざわざ新東名に乗るために金谷島田もしくは藤枝岡部まで移動して乗って、新東名の静岡で除染をするということが、訓練ですからそういうふうにやられるのでしょうけれども、現実になったときもここに設置されるということは、今の時点でも少し現状に合わない部分もあるのかと思うのですが、この想定訓練ではそこの点はどのように理解されて進められるのでしょうか。 ○委員長(福田正男) 田中危機管理課長。 ◎危機管理課長(田中一彦) 除染場所につきましてはまだほかにもあります。東名の日本平のサービスエリアとかというのもまだ特定はされていないのですけれども、その周辺ということで県のほうの計画の中は出ています。そんな中で今回につきましては、退域時検査、除染訓練というのをまだやったことがありませんので、そのために静岡の新東名のサービスエリアを使うと。だから実際は今委員が言われたように東名のほうが近いと思いますので、東名から乗る可能性もあります。ただ、今回の訓練につきましては、初めての除染と退域時検査でありますので、新東名のほうを使わせていただくと。済みません。2回目なのですけれども、場所を1カ所にすると。ですので、例えば牧之原とかの避難についても東名を使うのですけれども、今回は新東名のサービスエリアで行うというふうになっております。 ○委員長(福田正男) 藤本委員。 ◆委員(藤本善男) 状況はわかりましたけれども、心配なのは、訓練ですからその行動を身につけようとするわけです。ということは、この行動が身についてしまうという懸念があるので、訓練される際は、今回はこういう想定なのだと。別のルート、考え方もあるのだというところはぜひしっかりと御説明した上で臨んでいただきたいと思います。  答弁あれば。 ○委員長(福田正男) 田中危機管理課長。 ◎危機管理課長(田中一彦) 今回、避難のバスのほうにも職員が乗ってきますので、その中のミニ講座の中でそういう旨、伝えていきたいと思います。 ○委員長(福田正男) ほかに。  大石委員。 ◆委員(大石節雄) 今、藤本委員が言われたのは、この想定の部分がただ放射性物質が放出されたというだけなものですから、いろいろなシミュレーションがありますよね。風向きによったりとか、逆に言ったら東名を使わずに北のほうに逃げなければいけない場合もあるだろうし、その想定がないものだからというか、今回はこういう場合だから新東名のところへ行きますというか、何かその理由づけがあるといいかと。実際はそこのところが一番、怖さをあおってはいけないのですが、放射能が放出されたら、固定的なものはあまりよくないですけれども、そのときの気象条件だとかいろいろなシミュレーションをされているものですから、そこの部分が想定に少し入っていると、住民の人も、ああ、このときはこうなのだというようなことが判断できるのかと。安心できるのかという感じがするものですから、単に今言ったように新東名のほうに逃げるのがいつものパターンだったら、北風が吹いていたら向こうに逃げないで東名で行ったほうがいいわけですから、だからそこら辺のところもわかるように説明していただければと思います。 ○委員長(福田正男) 田中危機管理課長。 ◎危機管理課長(田中一彦) 今言われたように、確かに風向きとかそういうものに関係して逃げるコース等が変わってくる可能性がありますので、そういうことも含めてバスの中でミニ講座を行っていきたいと思います。  それとまた、市のほうの防災避難計画ができましたら、その旨も自治会等、市民等に説明をしていく中で、今言われたようなことを含めて説明をしていきたいと思っております。  以上です。 ○委員長(福田正男) よろしいですか。  ほかに。  横田川副委員長。 ◆委員(横田川真人) 原子力災害広域避難計画の経過についてですけれども、今度の全員協議会で御説明があるということですけれども、進捗率は何%ぐらいでしょうか。 ○委員長(福田正男) 田中危機管理課長。 ◎危機管理課長(田中一彦) ほぼでき上がっているのですけれども、今回は概要版ということでまだ防災会議等に諮っているものではありませんので、この後、個々の細かなデータ、自家用車避難が原則ですので、自家用車がない人がどれくらいいるのか。バスを何台用意しなければならないかとか、そういうふうな細かなデータをこの後、来年度にかけて調査して避難計画のほうに反映させていきたいと考えております。 ◆委員(横田川真人) はい、結構です。 ○委員長(福田正男) よろしいですか。  ほかに。  ないようでしたら、続いて行政経営部経営管理課からお願いいたします。  原田経営管理課長。 ◎経営管理課長(原田啓二) 経営管理課からお手元に配付いたしました資料をもとに、教育部等の金谷庁舎からの移転について、それから職員意識(満足度)調査の結果について御報告をいたします。  まずは、「教育部等の金谷庁舎からの移転について」と書かれた資料をごらんください。昨年の7月16日の庁議でおおるりへの移転方針が確認された後、教育部において移転案の検討を重ねてまいりましたけれども、12月10日の部長会議及び12月15日の庁議において、配付資料の1ページ目の2にあります移転案のとおり了承されましたので御報告させていただくとともに、移転時期や作業工程、それから関連事項の今後の取り組み等について御報告をさせていただきます。  まず教育部の移転については、教育長室、教育部長席、教育総務課、学校教育課をおおるり1階に配置し、社会教育課、文化課文化振興係を図書館分館の一部と現在の文化協会のスペースに置き、文化課の文化財係を博物館に配置しようとするものです。教育部以外の部署については、金谷土地改良区については農林課が担当し、移転先についての協議を行ってまいります。市街地整備課の区画整理支援係は平成28年度で往還下の区画整理事業が終了することに伴いまして、本課に一本化することとしております。金谷庁舎に隣接しております旧保健センターを使用している団体については、福祉課が担当し移転先についての協議を行ってまいります。新年度から教育部に移設するスポーツ振興課については、教育部のおおるり移転時期にあわせておおるり2階に移転する予定でおります。移転時期については、平成29年の1月から2月中旬の間を予定しております。作業工程については、別紙の工程表のとおりでございますけれども、4の関連事項についてもそれぞれ担当課を定めて作業工程の中に組み込んでスケジュール管理を行ってまいりたいと考えております。  それでは、2枚目の工程表をごらんください。9個の取組項目についてそれぞれに担当課を定め、教育部の移転時期にあわせて作業を進めることとしております。全体の進捗管理及び調整は、秘書政策課と経営管理課が行ってまいります。  1)と2)につきましては移転及び改修に係る経費を平成28年度の当初予算に計上させていただきますので、2月議会での御審議をよろしくお願いいたします。団体との協議については本日の委員会での報告が終了した後から着手しますが、4)の障害者福祉団体との協議は、移転先の候補地の周辺住民や自治会の皆様の御理解を得るために十分な時間を確保して丁寧な説明に努めていきたいと考えております。今後の進捗状況についても適宜御報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。  次に、職員意識満足度調査の結果について御報告をいたします。別添のカラーコピーの資料、A4判の横になりますけれども、平成27年度職員意識(満足度)調査結果をあわせてごらんいただきたいと思います。今年度から平成29年度までの3年間の行政改革を戦略的に進める指針であります島田市行政経営戦略の基本方針の一つの大きな柱に人材育成の推進があります。その基本方針を具体化する取り組みとして、職員意識の現状を把握し、その結果の分析と活用をするため調査を実施いたしました。調査概要についてですが、カラー刷り資料の2ページに質問項目と調査結果を載せてあります。全部で28項目ありますが、この資料では3から28までの項目を表示してあります。1と2については、1は部の名前、2は課の名前でありますので、この表にはございません。それらの質問を行いまして、その結果を労働環境、仕事の設計、仕事の満足などなど8つの要素に分類して集計をしたものです。  実施方法ですが、対象は一般行政職と保育士で、正規職員を対象に実施しました。対象人数は、資料に記載のとおり595人であります。実施の時期は昨年の9月で、職場のパソコンを使ってシステムに回答を入力する方法で行いました。回答については五択となっております。調査結果については回答率が90.1%で、コンサルタントの説明ではこれほど高い回答率は他の自治体では見たことがないということで、職員の期待のあらわれであるというふうに認識をしているところです。  総括としましては、仕事の設計、仕事の満足、内部コミュニケーション、リーダーシップにおいては半数以上の職員が満足していると答えている一方、労働環境、組織風土、外部コミュニケーション、市政運営への共感おける満足度は半数以下の職員にとどまっているという結果が出ております。中でも島田市の経営理念や経営方針がわかりやすいかという問いについて満足度が低くなっておりまして、これは他市との比較においても、その項目を含む市政運営への共感が低いという結果になっておりまして、今後の取り組みとしてどこに重点を置いていくべきかがはっきりとあらわれたものと認識をしております。  この調査結果の活用についてですけれども、市政運営への共感の満足度を高めることが最重要課題であることから、市の経営方針を職員一人一人まで浸透・展開する方針管理の取り組みを重点的に行っていきたいと考えております。また、接遇研修をはじめとするコミュニケーション能力向上のための研修を行うとともに、人事や組織のマネジメント資料として活用していきたいと考えております。  以上、2点について御説明申し上げました。よろしくお願いします。 ○委員長(福田正男) では、続いて納税課からお願いいたします。  伊東納税課長。 ◎納税課長(伊東隆信) 納税課から島田市税の滞納に対する特別措置に関する条例を廃止する議案の2月議会提案について報告します。本件は、常任委員会で検討すると回答した条例の廃止議案を2月議会に提案するものです。廃止理由は、県及び県内市町で構成する静岡地方税滞納整理機構で滞納困難案件を処理するようになったこと、地方税法改正により行政罰、刑事罰とも強化されたこと、滞納による行政サービスの制約は個別の法令により制限されていること、個人名の公表について法的疑義があること、以上からです。  なお、条例に規定する委員の報酬、旅費についても新年度予算案に計上していないことを申し添えます。  以上、報告させていただきます。 ○委員長(福田正男) 行政経営部からの報告が終わりました。  委員の皆さん、御質疑等がありましたらお願いいたします。  桜井委員。 ◆委員(桜井洋子) 職員意識調査の結果なのですが、これは初めてやったのですか。過去と比較する資料は何か持っていらっしゃいますか。そういう比較はないので、今回初めてと受け取ってよろしいですか。 ○委員長(福田正男) 原田経営管理課長。 ◎経営管理課長(原田啓二) この調査については初めて行っております。 ○委員長(福田正男) 桜井委員。 ◆委員(桜井洋子) ほかの市町で先ほど市政運営への共感というのがありましたので、ここがちょっと総括で中心的に述べているのですが、ほかの市町も同じようにこのようなのをやっているのでしょうか。 ○委員長(福田正男) 原田経営管理課長。 ◎経営管理課長(原田啓二) いろいろな自治体で意識調査のようなものは取り組んでいるとは思いますけれども、私どもが委託をした日本生産性本部で扱った結果について、他団体との比較ということで、この3ページ、4ページのほうには載せさせていただいているということで、近隣の市町ではなかったと思います。 ○委員長(福田正男) 桜井委員。 ◆委員(桜井洋子) わかりました。一つ、正規職員に実施ということなのですが、4割を占める非正規、嘱託や臨時の職員さんたち、今、何か同一労働同一賃金の話が国のほうでもなされてきていますが、その正規にやっていくということは今後変わらないのですか。 ○委員長(福田正男) 原田経営管理課長。 ◎経営管理課長(原田啓二) 行政経営戦略の中での取り組みとしては、今のところ正規の職員を対象にしています。これはそれぞれが持っているパソコンを使ってアンケートに入力していくという方法をとっていますので、それ以外に臨時職員、嘱託職員の意向等については、人事課のほうでも意見を聞いたりだとかする機会を設けておりますので、この調査としては今のところ正規の職員ということで対応していきたいと考えております。 ○委員長(福田正男) よろしいですか。  ほかに。  藤本委員。 ◆委員(藤本善男) 金谷庁舎からの移転についてお伺いしたいのですが、内容は理解できるのですけれども、これに重要な関連のある社会福祉協議会の移転についての議案が昨年あったかと思うのですが、あれは財政のほうでやられたと思います。あれは9月定例会でしたでしょうか。確認の意味で教えてください。 ○委員長(福田正男) 原田経営管理課長。 ◎経営管理課長(原田啓二) 9月定例会のほうで御審議いただいた案件です。 ○委員長(福田正男) 藤本委員。 ◆委員(藤本善男) それで今の説明ですと7月16日の庁議で既にこの移転についてのお話が出されていて、最終確定まではいかないなりも、基本方針等はその時点で定まっていたのではないのかと思うのですが、社会福祉協議会の移転にも大きな影響を及ぼしている事案だったと思うのですが、当時、議案審議の中ではそういったことについての説明は特になかったと思うのですけれども、この点、説明すべきではなかったかと私は思うのですが、その点はどのように判断されているのでしょうか。 ○委員長(福田正男) 原田経営管理課長。 ◎経営管理課長(原田啓二) 社会福祉協議会の移転の関係につきましては、平成27年度から起きたということではなくて、前々からおおるりからの移転というものは社会福祉協議会のほうで考えていたというふうに聞いております。それが具体的になってきたのが昨年というふうな話でありました。7月の庁議においては、その社会福祉協議会が移転をするということがあれば、それについてあいたところについてどういうふうな活用の仕方をしていこうかという方向について最初に協議がされたというふうに認識をしております。 ○委員長(福田正男) 藤本委員。 ◆委員(藤本善男) 順番でどうだということはあるにせよ、関連性は高いものだと思います。それで社会福祉協議会の移転について取り壊しの予算があったわけでして、これを判断する上については、関連するものについてはぜひその時点で明確になっていることについては、本来、議会の側が委員会として質疑すべき内容なのかもしれませんけれども、持っておられる情報については当然関連しますので、今後についてはぜひそういった場でも、不確定な要素が多少あっても判断する上で重要な材料となりますので、御説明いただきたいと思います。その点、いかがですか。 ○委員長(福田正男) 原田経営管理課長。 ◎経営管理課長(原田啓二) 今回のその社会福祉協議会の移転、それから教育委員会の移転等についての議会当局への説明については、9月の段階、あるいは11月の段階でも担当部長のほうから御説明させていただきましたけれども、順序として不手際もあったということでおわびを申し上げたところです。今回、そういう反省を踏まえてこれからのスケジュールについてきょう御説明をさせていただき、他の委員会の方々にも資料を配付させていただいたと。これを皮切りにして、いろいろな関係団体について折衝をスタートしていくという流れで進めたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。 ○委員長(福田正男) よろしいですか。  ほかに。  大石委員。 ◆委員(大石節雄) 職員の意識満足度調査、先ほど総括の中でもちゃんとその課題というよりも、こういったことが他市に比べて市政運営の共感というところがあると。それから、今後はコミュニケーションとかいろいろな研修の中で解決していくということなのですが、もちろんそういった意識は高めていただきたい。何でそういうのが、その数字の幅が狭いからとか広いからということではないですが、なぜ市政運営への共感が低かったのかという考察というか、そんなものは話をされましたか。 ○委員長(福田正男) 原田経営管理課長。 ◎経営管理課長(原田啓二) 当課のほうの分析としましては、やはりそれぞれの所管課が抱えている業務というものが非常に多いと。日々の業務に追われ過ぎている部分もあって、トップのほうの経営方針等がしっかりとした時間を持って下に伝えていくところの時間的な余裕がなかなかなかったということが考えられるかと思っております。やはりその事業についてはきちっとしたスクラップ・アンド・ビルドをしながらふやしていくばかりだと、ますます時間的な余裕がなくなりますので、いろいろな事業について見直しをする中で廃止ができるものは廃止にしていって、そこのところで時間をつくって、上からの指示等を末端に伝えていく時間的な余裕をつくり上げていきたいというふうに考えているところです。 ○委員長(福田正男) 大石委員。 ◆委員(大石節雄) ぜひそういうこともしていただきたいと。それとあとは私の感想ですが、時代が変わってきたのかと。言葉は悪いですが、役所の仕事は上からの命令どおり事務的なことをやっていればいいという、大昔の話ですけれども、なかなか自主的に自分の意見を言えるという場ではなかったというような感想を持っています。ただ、今の職員の皆さんは逆に言ったら、自分たちが市政を運営しているのだというときに、ボトムアップではないですが、もちろんトップの意見を伝えるということも大事ですが、下からの意見も聞いてほしいのだというところでこの自分たちが市政を運営しているという一番のかなめで事務的なことをやっているわけですので、そういったものの意識なのかと、半分はそういったものがあるのかということを感じたものですから、また違った角度で職員の皆さんが本当に市政運営を自分たちの仕事、当たり前のことですが、この数字がどんどん高ければ高いほど、逆に言ったら市民の声も聞くだろうし、市役所の中の雰囲気もよくなるだろうと思いますので、また違った角度で今後研究しながらその意識を高めるということを努力していただきたいと思います。
    ○委員長(福田正男) 原田経営管理課長。 ◎経営管理課長(原田啓二) 今回の調査の目的等もお手元に配付した資料の中の最初の1行目にありますけれども、職員の意欲の喚起と組織の体質改善というのが大きな目的となっております。今の貴重な御意見を参考にしながらこれから取り組んでいきたいと思います。ありがとうございます。 ○委員長(福田正男) ほかに。  では、続いて消防本部消防総務課からお願いいたします。  大畑消防総務課長。 ◎消防総務課長(大畑雅彦) それでは、消防総務課から静岡地域消防救急広域化事業についてということで、今後の予定について4件ほどお知らせをさせていただきます。お手元配付の資料をごらんください。  まず1の119番の受付の切りかえについてでありますが、そこに記載のとおり、これまでも議員の皆様には119番の受付が従来の島田市から静岡市のほうに切りかわりをしますということでお伝えをしておったところでありますが、来月の2月3日の水曜日にいよいよ119番の切りかえの作業を行う予定で今、調整を図っているところです。当日は、静岡市消防局の指令課と島田市の消防本部の指令センターそれぞれに職員を配置しまして、業者の方も来て、滞りなく切りかえの作業が済むような段取りを今、調整をしているところであります。その2月3日以降は全てこの市民の方が通報する119番は静岡市の指令課の指令センターで受付をすることになります。2月3日以降にあっては、昨年の10月から受付の業務の機器の取り扱いの訓練ですとか行っていた島田の職員6人がその静岡市の指令課で実際にもう勤務をするというシステムをとっており、職員を派遣する予定でおります。  また、(4)の市民への広報ということでありますけれども、昨年の12月の自治推進委員会の中でも消防救急機能広域化ということでパンフレット等で委員の方には説明をさせていただきました。あわせて広報しまだですとかFM島田を通して119番の受付が変わります。救急の広域化が始まりますということで市民の皆様にはお知らせをさせていただきました。あわせてパンフレットを組回覧ということで、1月分の使送ということで、もうしばらくするとこの各組のほうには回覧文書の中にそういったものが回るというところでありますので、またよろしくお願いしたいと思います。  次に2番目の議会の関係ですけれども、広域化の関係の2月定例会の提出予定議案としまして、一般議案、条例案、あと予算関係がそれぞれあるのですけれども、消防事務の委託の規約に係る議案を3本、あと条例案としまして消防関係条例等の整理に係る議案ということで1本、あと当初予算ということで常備消防費に係る予算案を1本提出を予定させておりますので、御審議のほどよろしくお願いしたいと思います。  次に3番の今後の予定でありますけれども、これは平成28年3月28日の月曜日に最終の協議会になるのですけれども、そのところの総会において関係市町の首長さんの出席をいただき調印式ということを予定しております。そして新年度になりますけれども、平成28年4月1日の午後3時から静岡市の消防局のほうで広域化の運用開始式というものを予定しておるということで事務局のほうから連絡が入っております。当日は議員の皆様方への出席もお願いをするというようなところも事務局のほうから聞いておりますので、また御都合がつく議員の皆様方には、多くの方の参列をお願いしたいと思います。  次に4番のその他でありますけれども、4月1日から広域化に移行するということで、島田市の消防本部の閉所式というところで、看板を閉じるということにはなるのですけれども、その式を3月31日の木曜日の午後、執り行うというところで、これはちょっとまだ内部のほうでどういった形でやるかということはまだ調整中でありますけれども、消防本部の3階の大会議室で閉所式を行うというところであります。  以上、消防総務課からお知らせをさせていただきました。 ○委員長(福田正男) 続いて警防課、予防課からお願いいたします。  青木警防課長。 ◎警防課長(青木亮介) 消防本部から平成27年中の火災救急件数などの消防活動概要がまとまりましたので、警防課から一括して御報告させていただきます。資料をごらんください。  最初に表中の件数ですが、1の火災、3の救助、4の消防活動は、いずれも発生した場所を管轄する署所に算出してあります。2の救急については、各署所の救急隊が出動した件数を算出してあります。  それでは初めに1の火災の概要ですが、昨年より6件減少しましたが、30件の火災が発生しております。件数の減少は、特に建物火災が昨年より5件減ったことによるものです。理由としては、火災予防啓発活動の成果であると願っております。また昨年、島田市内で記憶に残る火災、5月23日に島田市中央町で発生しました建物火災で、全焼3棟、半焼3棟、部分焼3棟、計9棟を焼損した延焼火災が記憶に残る火災でございます。この火災は、消防本部としても建物の隣接する地域での火災防御の難しさを痛感させられた火災でありました。  次に2の救急概要ですが、出動件数は4,123件で、前年より129件の増加となりました。1日平均出動件数は11.3件となります。昨年は10.9件でございます。また、種別で見ますと急病が2,676件で、全体の65%を占めております。資料には記載されておりませんが、搬送人員は3,850人で、そのうち65歳以上の高齢者の搬送人員は2,572人と全体の66%を占め、昨年より133人、1%増加しております。今後も高齢者の搬送人員は増加するものと考えます。搬送先として、島田市民病院に3,579人、これは全体の93%に当たります、の方が搬送されております。近隣の病院へということで、藤枝市立総合病院に70人、焼津市立総合病院に32人、榛原総合病院に10人、志太榛原地区に多くの傷病者の方が搬送されております。  次に、3の救助の概要でございます。交通事故による出動が5件減りました。その他の出動による6件の増加がありましたが、総数では昨年より1件減少となっております。なお、種別のこのその他とは山岳救助、高所からの落下、高所・低所からの救出などです。  次に4の消防活動の概要ですが、全体で609件となり、前年より51件の増加となっております。これは種別において大半を占める救急支援が昨年より29件減少となりましたが、他の種別の増加により全体的には増加したものです。なお、この救急支援については平成27年は減少しておりますが、今後の高齢化や多種多様な救急現場への対応により増加するのではないかと考えております。  次に、下段のドクターヘリの要請件数は41件で昨年と同数ですが、急病による搬送件数が増加しております。要請は川根本町、島田市におきますと川根地区など病院への搬送に時間を要する地区の事案が多くなっております。要請件数41件の収容先病院の内訳といたしまして、島田市民病院へ38件、県立総合病院、静岡済生会病院へ各1件、キャンセルとして1件がありました。  次に、新東名高速道路における事故災害は21件で、昨年より交通事故が7件、急病が3件増加しております。また、火災による出動は下り線における掛川市管内を走行中の車両のコンプレッサー部分から出火した事案に出動した事案でございます。掛川市管内ということで、島田市消防本部の事案としては消防活動事案となります。  なお、当消防本部が管轄する地域については、島田金谷インターチェンジを拠点に、上り線は藤枝岡部インターチェンジの間、下り線は森掛川インターチェンジの間を管轄しております。  以上、平成27年の活動概要を報告させていただきました。よろしくお願いいたします。 ○委員長(福田正男) 消防本部からの報告は終わりました。  委員の皆さん、御質疑等がありましたらお願いします。  桜井委員。 ◆委員(桜井洋子) 消防救急広域化で119番通報の受付切りかえで、切りかえによる空白の時間はないと理解してよろしいですか。瞬時に切りかわるというふうに理解してよろしいでしょうか。 ○委員長(福田正男) 大畑消防総務課長。 ◎消防総務課長(大畑雅彦) 御質問ありがとうございます。今、委員のおっしゃられた空白の時間というのはあってはならないことということで、静岡市消防局のほうの指令課の担当員とあとうちのほうの警防課の指令係の担当員のほうで詳細な調整を行いながら、それに含めましてあと業者の方もそこに立ち会いをしてくれるということで聞いておりますので、そのようなことはないというふうなことでおります。 ◆委員(桜井洋子) よろしくお願いします。 ○委員長(福田正男) よろしいですか。 ◆委員(桜井洋子) はい。 ○委員長(福田正男) ほかに。  田中危機管理課長。 ◎危機管理課長(田中一彦) 先ほどの避難訓練のところで1点、退域時検査は新東名なのですけれども、避難経路は東名を使うということを言い忘れてしまいました。避難経路は東名を使って焼津インターチェンジで一度降りて、検査訓練場所の新東名の静岡サービスエリアへ行くというのを言い忘れました。済みませんでした。 ○委員長(福田正男) よろしいですか。               〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(福田正男) 以上で所管課からの報告は終わりました。  それでは、2のその他に移ります。  当局の皆さん、報告事項等ありましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(福田正男) ないようでございますので、委員の皆さん、委員会として確認したい事項がありましたらお申し出ください。よろしいですか。               〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(福田正男) 最後に、本日の委員会の委員長報告につきましては委員長・副委員長一任とさせていただいてよろしいでしょうか。               〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(福田正男) それでは、そのようにさせていただきます。  以上をもちまして、総務消防常任委員会を終了いたします。                                閉会 午前11時14分...