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平成27年第2回定例会−06月16日-04号
平成27年6月16日全員協議会−06月16日-01号

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  1. 島田市議会 2015-06-16
    平成27年6月16日全員協議会−06月16日-01号


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    平成27年6月16日全員協議会−06月16日-01号平成27年6月16日全員協議会  全員協議会                              平成27年6月16日(火)                              市 議 会 議 場 〇協議報告事項当局側事項] 1.島田市役所本庁舎建物調査の結果報告について 2.島田市民憲章原案について 出席議員(18名)       青 山 真 虎 議員          杉 野 直 樹 議員       横田川 真 人 議員          伊 藤   孝 議員       山 本 孝 夫 議員          森   伸 一 議員       仲 田 裕 子 議員          清 水 唯 史 議員       村 田 千鶴子 議員          曽 根 嘉 明 議員       桜 井 洋 子 議員          佐 野 義 晴 議員       福 田 正 男 議員          紅 林   貢 議員
          大 石 節 雄 議員          藤 本 善 男 議員       八 木 伸 雄 議員          平 松 吉 祝 議員 欠席議員(なし) 欠  員(2名) 当局からの出席者(4名)  行政経営部長                    伊 藤 康 久  総務課長                      杉 村 嘉 弘  地域生活部長                    鈴 木 将 未  地域づくり課長                   渡 辺 武 資 職務のために出席した事務局職員(5名)  事務局長                      平 川 勝 裕  次長兼庶務担当係長                 小 澤 英 幸  議事調査担当係長                  山 本 敏 幸  事務局主査                     松 本 健 一  事務局主査                     根 岸 宣 之                                開会 午前11時05分 ○議長紅林貢) 引き続き、ただいまから全員協議会を開催いたします。  本日の案件は、お手元に配付してあります印刷物のとおりであります。  それでは、1の島田市役所本庁舎建物調査の結果報告について担当部局から説明をお願いいたします。  伊藤行政経営部長。 ◎行政経営部長伊藤康久) 最初行政経営部のほうから今お話がありましたけれども、本年4月から5月にかけまして実施いたしました本庁舎調査結果につきまして、担当総務課長のほうより説明させていただきます。 ○議長紅林貢) 杉村総務課長。 ◎総務課長杉村嘉弘) 大変お忙しい中を貴重なお時間をいただきましてありがとうございます。早速、総務課所管市役所本庁舎建物調査の結果について御説明をさせていただきます。  まず、お手元資料1の1ページをごらんいただきたいと思います。今回、調査の目的でございますが、平成11年度に庁舎全体の耐震診断を行いまして、その結果をもって平成13年度、14年度と耐震補強工事を行っております。今回、前回調査から15年近く経過しておりますので、コンクリート、それから耐震補強ブレースダンパー等劣化状況等を重点的に建物調査を行いました。  まず今回の調査概要説明させていただきますが、調査依頼業者につきましては、鹿島建設横浜支店です。この庁舎耐震補強工事施工した業者でございます。本庁舎に採用しておりますハニカムダンパーという耐震工法でございますが、これは鹿島建設特許工法で、耐震性能効果等につきましては同社が最も精通しているということ、そういったことから今回の調査につきましても正確な診断ができるということから調査依頼をしております。  委託料につきましては、253万8,000円。実施期間は4月1日から5月29日までとなっております。現地調査については、4月18日に行っております。  概要については以上でございます。  続きまして、調査概要項目別の結果、今後の課題等につきまして、2ページをごらんいただきたいと思います。  まず最初調査概要ですが、今回、4点の調査を行っております。1つ目は、図面照合調査ということです。これは耐震工事施工したときに使っていました図面と現在の建物の内容を目視によって調査をするものです。これによって、耐震工事後の庁舎改造等による壁の配置とか変更がないかというものを調べる調査でございます。  それから2つ目については、外観劣化調査になります。これは建物内側外側目視して調査をするもので、内側外側の壁のクラック、それから耐震補強してありますブレースダンパーさび等調査現況がないかというものを調べるものでございます。  それから3つ目4つ目につきましてはコンクリート劣化調査になります。コンクリート強度中性化というものを調べるもので、前回調査をしたときにコア抜きをした付近の壁から各1階から4階まで3カ所ずつ12本のコンクリートコア採取しております。この建物自体コンクリート強度品質状況劣化等を調べるものでございます。  それから続きまして、3番目の項目ごと調査の結果を報告させていただきたいと思います。3ページ以降をごらんいただきたいと思いますが、まず1の図面照合調査です。これにつきましては、耐震補強後における壁の新設とか撤去があるかないか、変更があるかないか、それとか壁とか入り口のような開口部について変更があるかないか、それから外に設置しておられます耐震補強ブレースダンパーさびがないかということを図面現況を見て調査を行いました。結果としましては、数カ所に相違があるという結果になっています。(2)の考察のところなのですけれども、若干の相違があると。当時つくった図面変更があるという指摘がありましたけれども、実際には庁舎自体改造等全くしておりませんので、結果としては当時の図面に若干の誤りがあったということの結果でございます。  それから次に2の外観劣化調査になりますけれども、これは鉄筋コンクリート部分、それから耐震補強ブレースのところを対象として、クラックさびがないかということを目視によって調査を行っております。  考察の1)になりますけれども、鉄筋コンクリート部分については1)から6)のような指摘がございました。1)でございますが、これは場所は1階の西側の入り口のところの内側の壁、そこにクラックが入っています。これは耐震補強工をやった後の地震による外力が原因と考えられるということでございます。しかし、この壁につきましては耐震補強をしたときにスリット加工をしております。スリット加工というのは柱と壁を切り離す施工で、耐震性能影響がある壁ではないような加工をしています。非体力壁といいますけれども、そういった加工をしてありますので、このクラック自体庁舎耐震性に何ら影響を及ぼすものではないという結果が出ております。  それから2)から6)につきましては、乾燥等によって収縮をするものですから、そういった環境変化原因と見られるものだと。ひび割れ等があるというものが指摘をされました。  それから2)、4)、5)ですけれども、これにつきましては、この建物をつくった当時のコンクリートのつくり方に若干の不良があったということで、コンクリートの中に入っている砂利等がはがれたりして、こういった例えば施工不良が出ているというものでございます。しかし、耐震性には影響を及ぼすものではないということを言われています。  それから6)ドライエリアと書いてありますけれども、これは庁舎の南側に階段で地下へ入るような通路があります。これにつきましては本庁舎自体には直接影響するものではありませんので、ここの部分石灰化が表面に出ていると書いてありますけれども、これについては全く問題がないと。本庁舎影響しているものではないということで結果が出ております。  2)耐震補強材ブレースについては1階、2階、3階、4階と設置をしてありますが、4階についてはひさしがないものですから、直接ブレースに雨が当たって若干のさびはありますけれども、それは全く問題のないと、クラック等も入っていないという状況です。1階、2階、3階の部分についてはひさしの下についているものですから、さび等も見られないということです。したがまして、外観劣化調査につきましては問題はないという結果をいただいています。  それから続きまして4ページの3のコンクリート強度調査になります。これは庁舎コンクリート圧縮強度を調べるためにコア採取しました。採取の位置については8ページから10ページに図面でお示しさせていただいたのですけれども、非常に小さくて見にくくて申しわけありません。場所的には前回取った場所12カ所を参考に、その付近から今回も採取をしております。コアにつきましては、直径が7.5センチから10センチ、長さが直径の倍ですので15センチから20センチぐらいの円柱状コンクリートを壁から抜いております。  結果につきましては、11ページの表になります。この表につきましても非常に小さくて見にくくて申しわけありません。参考に、この表の右4つの欄を見ていただければと思います。この中でコアを12本取ったうち2本、表の右から3番目の欄で、C−7とC−8と書いてあります。ここの結果なのですけれども、ここの調査の結果が、基準設計強度が17.7ニュートンなのですけれども、それを下回っている結果が出ています。これについては、やはり当時のコンクリート施工が悪かったものですからこの設計基準を下回っているのですけれども、今回の調査の結果だと、前回やった調査の結果ではほぼ劣化が進んでいないものですから、これについては当時の標準より少ないですけれども、劣化はないということで結果をいただいております。ほかの部分については最高で50ニュートン、12カ所を平均すると32.2ニュートンということで、全体的なコンクリート強度からすると全く問題ないというようなお答えをいただいております。  それから続きまして4のコンクリート中性化調査でございます。これは5ページになります。この調査コンクリート中性化進行状況を調べるというもので、抜き出したコンクリートコア縦割りにして、内面に中性化の試験を行っております。これにつきましては、フェノールフタレイン1%エタノール液というものを塗布しまして色が変わった部分は問題がないというふうなものです。よくリトマス試験紙で色が変わると問題がないとかあるとかというのを想像していただければ結構だと思います。通常、コンクリートというのは強アルカリ性でありまして、中の鉄筋を保護するという役目をしています。例えば大気の炭酸ガスとかクラックによる水の侵入によってそのアルカリ度が下がると、中の鉄筋さびて著しい膨張を発生してコンクリートを割ってしまうと、亀裂を起こすといったようなことが生じます。そういったものを調べるために今回の中性化調査をやっております。  結果としては12ページの表になるわけなのですけれども、これも大変小さくて申しわけありませんが、これは表のほぼ真ん中ぐらいの今回の調査という表があります。そこに採取した結果が出ております。一番下を見ていただきますと、全体12カ所の平均が3.5ミリとなっております。この3.5ミリというのは、こういった壁から奥へどのくらい中性化が進んでいるかというものです。ですので、壁から3.5ミリぐらい中性化が進んでいるという結果となっております。基準的には27ミリから30ミリといいますので、2センチ7ミリから3センチあれば十分問題ないということですので、まだ、例えばその3センチのうちの3.5ミリぐらいしか中へ中性化進行していないということでありますので、中性化も進んでいないという結果となりました。  以上、4つの結果から13ページを参照していただきたいのですけれども、これは以上4つをまとめて経年指標評価をものをしております。結果的に該当するところを上の程度というところに○をつけてあるのですけれども、それによって下の1、2、3の数字が書いてある表をもとに出した数字が表の一番下にありますけれども、0.979という数字となっております。これは基準は1が基準です。0.979ということで、2%劣化というようなことで考えていただければ結構だと思います。  総体をしまして、6ページの6番の総括というところに今回の調査総括が載っております。少し読ませていただきますけれども、今回の建物調査結果の要点は、以下のとおりだということで、コア抜きによるコンクリート強度改修設計用コンクリート強度を上回っていた。中性化の深さは、経年数による理論値未満で、中性化進行は緩やかであり、一般的なかぶりの厚さ3センチにも達していないことが確認された。ひび割れ調査の結果、主要なフレーム等に顕著なひび割れは見られなかった。外部補強鉄骨にもほとんど発錆は見られず、ハニカムダンパーも健全な状況であることが確認されたということで、以上のことから、耐震補強工事完了時と同程度性能を保持していると考えられるというような結果をいただきました。  今後の課題でございますが、7ページのところに少し書かせていただいたのですけれども、この建物自体はもう皆さん御存じのとおり50数年が経過をしておりまして、庁舎全体は老朽化をしております。躯体自体は全く問題ないという結果が出ておりますけれども、やはり雨漏りとか天井の垂れ下がり、空調の設備のふぐあいとか、給排水の老朽化とか、個々の改修の場所はあります。毎年応急的な修繕を行っているわけなのですけれども、やはりこの庁舎の将来的なあり方等につきましては公共マネジメントの取り組みの中において、庁舎を含めた附属建物等もいろいろな視点・観点から検討をして判断をしていくことが必要だと総務課としては考えております。  以上、大変雑駁な説明で申しわけありませんが、結果の報告だけさせていただきました。よろしくお願いいたします。 ○議長紅林貢) 説明は終わりました。  ただいまの件につきまして御質問などございましたらお願いいたします。  青山議員。 ◆1番(青山真虎) ちょっと質問したいのですけれども、結果としてこれは使い続けられるということでよかったですか。 ○議長紅林貢) 杉村総務課長。 ◎総務課長杉村嘉弘) 青山議員の御質問お答えをしたいと思います。今回の結果、劣化等は進んでいないということで、今後も使い続けることはできると。それが何年とかということははっきりしたことは今は言えませんが、続けることはできますと。躯体自体は大丈夫だということを聞いております。 ○議長紅林貢) 青山議員。 ◆1番(青山真虎) 1点ちょっと気になったのですけれども、床の抜け落ちに関しては結構声が上がっているのでお聞きしたいのですけれども、3ページの(2)の3)のところに「床のひび割れは、スラブに小梁が無く」とありますね。これはこれでも問題ない建物なのでしょうか。 ○議長紅林貢) 杉村総務課長。 ◎総務課長杉村嘉弘) この3)の「スラブに小梁が無く、ひび割れが生じやすい状況にあるということから生じたと考えられる。」というような結果がありますけれども、建設自体にこのスラブの中に大きな梁は当然なければいけないですけれども、特に小梁を細かく入れるというようなことは当時はなかったと聞いております。 ○議長紅林貢) 青山議員。 ◆1番(青山真虎) 当時はなかったのですけれども、今は建物は基本的にあるのですよね。それで床の抜け落ちということが結構心配されていますけれども、その心配はないということでよかったですか。 ○議長紅林貢) 杉村総務課長。 ◎総務課長杉村嘉弘) このスラブにつきましては、今もその小梁を入れるということはないそうです。スラブ自体は、スラブというのは1階と2階の間の床ですので、かなり強固につくられております。これについては今は全く問題はないということで、一番問題になっているのは先ほどもちょっと報告をさせてもらったのですけれども、その下にある天井化粧板というのですか、それがやはり垂れ下がっていて、見た目も悪いし危険もあるのかということは考えていますけれども、スラブ自体は大変強固なものでございますので、割れて落ちるというようなことはないと聞いております。 ○議長紅林貢) 青山議員。 ◆1番(青山真虎) 今、天井落ちる危険があるということで、あれは対策は大丈夫ですか、しますか。 ○議長紅林貢) 杉村総務課長。 ◎総務課長杉村嘉弘) 天井はやはり常に注意をしてまめに点検をしております。補修が必要であれば補修をして落ちないような手だては行っております。 ○議長紅林貢) ほかにはよろしいですか。  佐野議員。 ◆12番(佐野義晴) この件は2月議会か1月か、その件でかなり重複すると思うのですけれども、実はこのことそのものは私は非常に評価をしております。それでびっくりしたのは、金額が意外に安いなとこれは感じました。そうした中でちょっとさかのぼって申しわけないけれども、昨年の7月か8月に市長のほうから庁舎建てかえを最優先といったような趣旨言葉があったと思うのです。そのときその発言するに当たって、どの程度、庁内で話をしていたか、それをまず確認します。 ○議長紅林貢) 伊藤行政経営部長。 ◎行政経営部長伊藤康久) 済みません。当時の資料手元にないものですから細かいところがあれなのですが、当時、関係部長課長会議をやった経過がございます。その結果につきましては、市長のほうにも御報告申し上げているとそのように聞いております。 ○議長紅林貢) 佐野議員。 ◆12番(佐野義晴) そうすると、その場は庁議ということで解釈していいのですか。 ○議長紅林貢) 伊藤行政経営部長。 ◎行政経営部長伊藤康久) 今申しました会議というのは、庁議とは別のところで関係部長課長会議を設けまして協議した経過がございます。 ○議長紅林貢) 佐野議員。 ◆12番(佐野義晴) そのとき副市長市長にどういうアドバイスをしたのですか。 ○議長紅林貢) 伊藤行政経営部長。 ◎行政経営部長伊藤康久) 当時、副市長市長にどういう会話があったかというのはちょっと承知していないですけれども、最終的にはさきの議会市長が御答弁申し上げた結果となったというふうに考えております。 ○議長紅林貢) 佐野議員。 ◆12番(佐野義晴) ハード的なことは正直私はわからないし、この資料を信じるしか現在の能力はありません。そうした中でその以前から質問した経緯がありますけれども、名古屋市等々ではその長寿命化という寿命を80年くらいの事業設計をしていたと思うのです。そういう情報がある中で、市役所が最優先というのはこれは執行者の意見として私は尊重されるべきだと思いますけれども、それが数カ月の間に変わることそのものがちょっと私は腑に落ちない、そんなふうに思います。  そうした中で庁舎を建てる場合には、あくまでもこれは私の推測ですけれども、周辺市町でも聞くところによるとあと80億円くらいという話を聞いたことがあります。それも今言う公共白書マネジメントの中で再検討ということになったわけですけれども、要するに執行側から出る重要なことに対して我々は一般市民のところもこういう方向が出たということをかなり説明します。それを数カ月後にゼロ撤回してまで言うのは、私は議員として忍びがたいです。ということを含めて、当局の発表の根拠というのはそれなりに持って、一元的な対応が図れるようにしてもらいたいと思います。これは今ここで論議をして進むことはありませんけれども、一応そういうことを胸に公式発表をしてもらいたい。あくまでも議会は公の場として議事録に載る、この趣旨を理解してもらいたい、そんなふうに思います。  以上。 ○議長紅林貢) ほかには。  伊藤議員。 ◆4番(伊藤孝) 12コア抽出したというお話ですけれども、図面を見る限り室内のようなのですが、酸性雨とかの影響を受けるのは外壁ではないかと思います。それとあと床、洗剤、溶剤等で傷むのが床ではないかと思うのですけれども、そういったところをやらないのは、壁から算出すればその辺が何か計算式か何かあって、内壁をやればその辺が算出できるというものなのかどうのか、ちょっと教えていただけますか。 ○議長紅林貢) 杉村総務課長。 ◎総務課長杉村嘉弘) 今回も含めて前回外壁をやっていないというのは、外壁については窓とか開口部が大きいということ、それからコンクリート自体にはいろいろ腰板等とか直接コンクリート自体が出ていないということで、酸性雨影響を受けにくいということ。特に業者の話を聞くと、建物の中のほうがそういった劣化が早いということを聞いています。そういったことをもとにして、平成11年当時も内側の壁を全てやったということは聞いております。 ○議長紅林貢) よろしいですか。  ほかにはいかがですか、よろしいですか。  御質問等もないようですので、この件につきましては以上で終わります。  それでは、2の島田市民憲章原案について担当部局から説明をお願いいたします。  鈴木地域生活部長。 ◎地域生活部長鈴木将未) 貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございます。ただいまこの今議会市民憲章の議決に関する条例案につきまして御審議をいただいているわけですけれども、このたび市民憲章原案につきまして作成しましたので、それについて地域づくり課長より説明をさせていいただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長紅林貢) 渡辺地域づくり課長
    地域づくり課長渡辺武資) 本日は貴重なお時間をいただきまして、どうもありがとうございます。重ねてお礼を申し上げます。地域づくり課所管島田市民憲章原案について御説明をさせていただきます。  市民憲章については、合併前の旧島田市、旧金谷町、旧川根町ではそれぞれ制定されておりましたが、合併協議の中で合併後、新たに制定するとの方針が出されておりました。これを受けて、新市誕生から10周年の節目を迎えることし、市民が主体となる市政の実現と協働のまちづくりを推進するため、市民共通の目標として市民憲章制定する予定であり、このたび島田市民憲章制定委員会において原案を作成しましたので御報告します。  制定に向けた作業は、ことしの1月に別紙資料2−3の名簿にございます10人の市民から構成される市民憲章制定委員会を立ち上げ、1月22日の第1回制定委員会を皮切りに、これまで延べ5回開催し、原案検討、文案の整理を行ってきました。  原案は、資料2−2のとおりでございます。形態的には前文条文で構成されております。全体的に子供から大人までより多くの市民に理解され浸透していくように、できるだけわかりやすい言葉で表現しております。1行目の「さやかなる大井川」から8行目の「ここに市民憲章を謳う」までが前文になります。その下の「わたしたち島田市民は」から最後の「わたしのまち島田」までが条文になります。前文では島田の特徴である大井川や大井川鐵道のSL、お茶などを取り上げ、島田のすばらしさや誇らしさを述べ、市民が未来に向けよりよいまちづくりを実現するために市民憲章制定する旨を述べています。一度、朗読させていただきます。  「さやかなる大井川  越すに越されぬは昔のこと 今では 心の架け橋が市民を結ぶ  山並みに汽笛が響き お茶香る 健やかなくらし  尊敬・信頼・感謝のもとに みんなで幸せ分かち合うまち  島田市  思いやりにあふれる 誰にでも優しいまちづくりと  歴史と伝統を重んじ 明日への飛躍を願いながら  わたしたちは ここに市民憲章を謳う」  その下の条文では、市民が共通の目標として努力すべき事柄を、各行の先頭に「し・ま・だ・し」の各字を語呂に合わせて配置し、わかりやすい言葉で簡潔に述べています。そして、最終行で未来の島田を、市民一人一人でつくることを呼びかけていきます。  朗読させていただきます。  「わたしたち島田市民は  しぜん 文化 そして 人権を 尊びます  まつり スポーツ そして 子育てを 楽しみます  だれもが 仕事 学習 そして 健康づくりに 励みます  しせき 産業 そして 協働を 讃えます  みんなで創ります わたしたちのふるさと わたしのまち島田」  こうした市民に対して過大な負担のかからない共通の目標を市民憲章によって呼びかけることにより、市民まちづくりへの自然な参加意欲を感化できるものと考えております。  制定までの今後のスケジュールですが、6月18日から7月17日までパブリックコメントによる市民等からの意見の募集を行い、7月下旬にこれが最後の制定委員会になろうかと思いますが、第6回の制定委員会でパブリックコメントの意見の調整と最終案の決定を行います。同じく7月下旬に制定委員会から市長島田市民憲章(案)の提出を行った後、8月に入り庁議へ提出、8月25日開催の全員協議会で最終案の御説明を経て、9月議会定例会に島田市民憲章(案)を提出させていただく予定でございます。  そして、議会の皆様の御理解と御承認をいただくことができましたら、11月1日挙行の島田市市制施行10周年記念式典において発表したいと考えております。  以上、地域づくり課から島田市民憲章原案について説明いたしました。 ○議長紅林貢) 説明は終わりました。  ただいまの件につきまして御質問などございましたらお願いいたします。  藤本議員。 ◆18番(藤本善男) この市民憲章につきまして、ホームページでもここまでの経過が載っていたのですが、少し確認したいことの中に、5月19日の制定委員会においてこの原案の決定をするに当たり、委員会で策定した案に対して修正が加えられたという経過を見ております。原案のままですとパブリックコメント等に耐えられないとの御意見があり、今、見ている案に落ち着いたというふうに理解しているのですが、原案が出された段階でどういった点が問題があってこういう形になっていったのか。どこがパブリックコメントに耐えられない内容だったのか、少しその経過をお教えいただきたいと思います。 ○議長紅林貢) 渡辺地域づくり課長。 ◎地域づくり課長渡辺武資) 5月19日開催の第5回制定委員会で当初の原案を大幅に修正させていただきました。その内容としましては、主にこの前文なのですけれども、言葉遣いが子供たちにとって難しい言葉遣いが多かったこと、あと日本語の表記としてこれは文法的にどうかと思うような、そういった表現がございましたので、そういったことで修正をさせていただきました。ただ、前文ですけれども、大筋では原案の流れに沿って変更してございます。その5月19日に提出されたものをいろいろかみ砕いて読みやすいような、そういった言葉に表現を置きかえております。  以上でございます。 ○議長紅林貢) 藤本議員。 ◆18番(藤本善男) 主に前文のほうを見直しされたということで、私も原案と見比べをしておりまして、確かに変わっているところもありますし、本文のところも少し並びを変えている。ただ、訴えたいことはおおむね採用していただいている経過は見させていただいておりますが、今言いました前文ですけれども、私はこれは個人的な感想ですけれども、非常に長いという感じを持っております。比較しますと、若干の違いはあるかもしれませんが、今の原案は文字数で138文字でした。原案は113文字でしたが、過去、旧島田市、旧金谷町、旧川根町で出された前文は、旧島田市が77文字、旧金谷町が109文字、旧川根町が82文字でございました。やはり後段の部分が本来的に訴えたいことからすると、前文は最低限、それを補足するための文であるべきかと思いますが、これだけの文字数になった経過、考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長紅林貢) 渡辺地域づくり課長。 ◎地域づくり課長渡辺武資) 今度の前文、主に当初の原文をかみ砕いてわかりやすい言葉で表記したと申し上げたのですけれども、例えば下から3行目にあります「思いやりにあふれる 誰にでも優しいまちづくりと」という1行がございます。これはその原文になくて、ほかの方が考えた前文の中にあった1行でございます。思いやりにあふれる、誰にでも優しいまちづくりと、こういったものをぜひともこの今回の前文の中に挿入したいということで持ってきたと、そういった経緯もございます。  以上でございます。 ○議長紅林貢) 藤本議員。 ◆18番(藤本善男) 作成していただいた方のお考えは尊重したいと思いますけれども、ぜひお気をつけいただきたいのは、いろいろな意見を取り込みますと総花的になります。そうすると全体は長くなりがちかと思いますので、先ほど言ったこの経過の中で、委員の意見を尊重するのか、当局の意見を先に言って方向性を一致させるのか、そういったことについては今後の取りまとめの中でできる憲章が一つの形としてすっきりとした形になることをぜひお願いしたいと思います。もう既にできてしまっておりますけれども、これ以外にもいろいろな形で市民の方を巻き込んでやっていることがあると思いますので、ぜひそういった点を御注意いただけたらと思います。  以上です。 ○議長紅林貢) 渡辺地域づくり課長。 ◎地域づくり課長渡辺武資) これからパブリックコメントなんかで意見を募集するわけなのですけれども、今、藤本議員のおっしゃったこと、これまでの作成の中でも身にしみておりますので、確かにそのように進めさせていただきたいと思います。ありがとうございます。 ○議長紅林貢) 伊藤議員。 ◆4番(伊藤孝) 子供たちにわかりやすい言葉ということを先ほどおっしゃっていましたけれども、子供たちというのはどのくらいの年代の子供を対象にしたのか、ちょっとお伺いしたいと思います。例えば「しぜん 文化 そして 人権を 尊びます」とか、「尊び」とかいうのはかなり小学生はわかりにくいのではないか。そして下のほうの「讃えます」とか、そういったところはちょっと難しいのではないかと思うのですけれども、どの辺の子供、中学生を対象にしているのとか、その辺はどうか教えてください。 ○議長紅林貢) 渡辺地域づくり課長。 ◎地域づくり課長渡辺武資) 年齢的には小学校の中学年、4年生クラスでもわかるような言葉ということで委員の皆様にはいろいろ考えて作成していただきました。 ○議長紅林貢) よろしいですか。  御質問等もないようですので、この件につきましては以上で終わります。  それでは、これをもちまして全員協議会を終了いたします。御苦労さまでした。                                閉会 午前11時46分...