◎
地域づくり課長(
渡辺武資) 本日は貴重なお時間をいただきまして、どうもありがとうございます。重ねてお礼を申し上げます。
地域づくり課所管の
島田市民憲章の
原案について御
説明をさせていただきます。
市民憲章については、
合併前の旧
島田市、旧金谷町、旧川根町ではそれぞれ
制定されておりましたが、
合併協議の中で
合併後、新たに
制定するとの方針が出されておりました。これを受けて、
新市誕生から10周年の節目を迎えることし、
市民が主体となる市政の実現と協働の
まちづくりを推進するため、
市民共通の目標として
市民憲章を
制定する予定であり、このたび
島田市民憲章制定委員会において
原案を作成しましたので御
報告します。
制定に向けた作業は、ことしの1月に
別紙資料2−3の名簿にございます10人の
市民から構成される
市民憲章制定委員会を立ち上げ、1月22日の第1回
制定委員会を皮切りに、これまで延べ5回開催し、
原案の
検討、文案の整理を行ってきました。
原案は、
資料2−2のとおりでございます。形態的には
前文と
条文で構成されております。全体的に子供から大人までより多くの
市民に理解され浸透していくように、できるだけわかりやすい
言葉で表現しております。1行目の「さやかなる
大井川」から8行目の「ここに
市民憲章を謳う」までが
前文になります。その下の「わたし
たち島田市民は」から最後の「わたしの
まち島田」までが
条文になります。
前文では
島田の特徴である
大井川や
大井川鐵道のSL、お茶などを取り上げ、
島田のすばらしさや誇らしさを述べ、
市民が未来に向けよりよい
まちづくりを実現するために
市民憲章を
制定する旨を述べています。一度、朗読させていただきます。
「さやかなる
大井川
越すに越されぬは昔のこと 今では 心の架け橋が
市民を結ぶ
山並みに汽笛が響き お茶香る 健やかなくらし
尊敬・信頼・感謝の
もとに みんなで幸せ分かち合うまち
島田市
思いやりにあふれる 誰にでも優しい
まちづくりと
歴史と伝統を重んじ 明日への飛躍を願いながら
わたしたちは ここに
市民憲章を謳う」
その下の
条文では、
市民が共通の目標として努力すべき事柄を、各行の先頭に「し・ま・だ・し」の各字を語呂に合わせて配置し、わかりやすい
言葉で簡潔に述べています。そして、最終行で未来の
島田を、
市民一人一人でつくることを呼びかけていきます。
朗読させていただきます。
「わたし
たち島田市民は
しぜん 文化 そして 人権を 尊びます
まつり スポーツ そして 子育てを 楽しみます
だれもが 仕事 学習 そして 健康づくりに 励みます
しせき 産業 そして 協働を 讃えます
みんなで創ります わたしたちのふるさと わたしの
まち島田」
こうした
市民に対して過大な負担のかからない共通の目標を
市民憲章によって呼びかけることにより、
市民の
まちづくりへの自然な参加意欲を感化できるものと考えております。
制定までの今後のスケジュールですが、6月18日から7月17日までパブリックコメントによる
市民等からの意見の募集を行い、7月下旬にこれが最後の
制定委員会になろうかと思いますが、第6回の
制定委員会でパブリックコメントの意見の調整と最終案の決定を行います。同じく7月下旬に
制定委員会から
市長へ
島田市民憲章(案)の提出を行った後、8月に入り
庁議へ提出、8月25日開催の
全員協議会で最終案の御
説明を経て、9月
議会定例会に
島田市民憲章(案)を提出させていただく予定でございます。
そして、
議会の皆様の御理解と御承認をいただくことができましたら、11月1日挙行の
島田市市制施行10周年記念式典において発表したいと考えております。
以上、地域づくり課から
島田市民憲章の
原案について
説明いたしました。
○
議長(
紅林貢)
説明は終わりました。
ただいまの件につきまして御
質問などございましたらお願いいたします。
藤本
議員。
◆18番(藤本善男) この
市民憲章につきまして、ホームページでもここまでの
経過が載っていたのですが、少し確認したいことの中に、5月19日の
制定委員会においてこの
原案の決定をするに当たり、委員会で策定した案に対して修正が加えられたという
経過を見ております。
原案のままですとパブリックコメント等に耐えられないとの御意見があり、今、見ている案に
落ち着いたというふうに理解しているのですが、
原案が出された段階でどういった点が問題があってこういう形になっていったのか。どこがパブリックコメントに耐えられない内容だったのか、少しその
経過をお教えいただきたいと思います。
○
議長(
紅林貢)
渡辺地域づくり課長。
◎
地域づくり課長(
渡辺武資) 5月19日開催の第5回
制定委員会で当初の
原案を大幅に修正させていただきました。その内容としましては、主にこの
前文なのですけれども、
言葉遣いが子供たちにとって難しい
言葉遣いが多かったこと、あと日本語の表記としてこれは文法的にどうかと思うような、そういった表現がございましたので、そういったことで修正をさせていただきました。ただ、
前文ですけれども、大筋では
原案の流れに沿って
変更してございます。その5月19日に提出されたものをいろいろかみ砕いて読みやすいような、そういった
言葉に表現を置きかえております。
以上でございます。
○
議長(
紅林貢) 藤本
議員。
◆18番(藤本善男) 主に
前文のほうを見直しされたということで、私も
原案と見比べをしておりまして、確かに変わっているところもありますし、本文のところも少し並びを変えている。ただ、訴えたいことはおおむね採用していただいている
経過は見させていただいておりますが、今言いました
前文ですけれども、私はこれは個人的な感想ですけれども、非常に長いという感じを持っております。比較しますと、若干の違いはあるかもしれませんが、今の
原案は文字数で138文字でした。
原案は113文字でしたが、過去、旧
島田市、旧金谷町、旧川根町で出された
前文は、旧
島田市が77文字、旧金谷町が109文字、旧川根町が82文字でございました。やはり後段の
部分が本来的に訴えたいことからすると、
前文は最低限、それを補足するための文であるべきかと思いますが、これだけの文字数になった
経過、考えをお聞かせいただきたいと思います。
○
議長(
紅林貢)
渡辺地域づくり課長。
◎
地域づくり課長(
渡辺武資) 今度の
前文、主に当初の原文をかみ砕いてわかりやすい
言葉で表記したと申し上げたのですけれども、例えば下から3行目にあります「思いやりにあふれる 誰にでも優しい
まちづくりと」という1行がございます。これはその原文になくて、ほかの方が考えた
前文の中にあった1行でございます。思いやりにあふれる、誰にでも優しい
まちづくりと、こういったものをぜひともこの今回の
前文の中に挿入したいということで持ってきたと、そういった経緯もございます。
以上でございます。
○
議長(
紅林貢) 藤本
議員。
◆18番(藤本善男) 作成していただいた方のお考えは尊重したいと思いますけれども、ぜひお気をつけいただきたいのは、いろいろな意見を取り込みますと総花的になります。そうすると全体は長くなりがちかと思いますので、先ほど言ったこの
経過の中で、委員の意見を尊重するのか、
当局の意見を先に言って方向性を一致させるのか、そういったことについては今後の取りまとめの中でできる憲章が一つの形としてすっきりとした形になることをぜひお願いしたいと思います。もう既にできてしまっておりますけれども、これ以外にもいろいろな形で
市民の方を巻き込んでやっていることがあると思いますので、ぜひそういった点を御注意いただけたらと思います。
以上です。
○
議長(
紅林貢)
渡辺地域づくり課長。
◎
地域づくり課長(
渡辺武資) これからパブリックコメントなんかで意見を募集するわけなのですけれども、今、藤本
議員のおっしゃったこと、これまでの作成の中でも身にしみておりますので、確かにそのように進めさせていただきたいと思います。ありがとうございます。
○
議長(
紅林貢)
伊藤議員。
◆4番(
伊藤孝) 子供たちにわかりやすい
言葉ということを先ほどおっしゃっていましたけれども、子供たちというのはどのくらいの年代の子供を対象にしたのか、ちょっとお伺いしたいと思います。例えば「しぜん 文化 そして 人権を 尊びます」とか、「尊び」とかいうのはかなり小学生はわかりにくいのではないか。そして下のほうの「讃えます」とか、そういったところはちょっと難しいのではないかと思うのですけれども、どの辺の子供、中学生を対象にしているのとか、その辺はどうか教えてください。
○
議長(
紅林貢)
渡辺地域づくり課長。
◎
地域づくり課長(
渡辺武資) 年齢的には小学校の中学年、4年生クラスでもわかるような
言葉ということで委員の皆様にはいろいろ考えて作成していただきました。
○
議長(
紅林貢) よろしいですか。
御
質問等もないようですので、この件につきましては以上で終わります。
それでは、これをもちまして
全員協議会を終了いたします。御苦労さまでした。
閉会 午前11時46分...