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平成30年 3月 定例会-03月01日-04号

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  1. 伊東市議会 2018-03-01
    平成30年 3月 定例会-03月01日-04号


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    最終取得日: 2021-09-25
    平成30年 3月 定例会-03月01日-04号平成30年 3月 定例会             伊東市議会3月定例会会議録(第10日)                 平成30年3月1日 ●議事日程  平成30年3月1日(木曜日)午前10時開議 第1 市議第56号 平成30年度伊東市一般会計予算    市議第57号 平成30年度伊東市下水道事業特別会計予算    市議第58号 平成30年度伊東市競輪事業特別会計予算    市議第59号 平成30年度伊東市国民健康保険事業特別会計予算    市議第60号 平成30年度伊東市土地取得特別会計予算    市議第61号 平成30年度伊東市霊園事業特別会計予算    市議第62号 平成30年度伊東市介護保険事業特別会計予算    市議第63号 平成30年度伊東市後期高齢者医療特別会計予算    市議第64号 平成30年度伊東市病院事業会計予算    市議第65号 平成30年度伊東市水道事業会計予算 ●会議に付した事件
    議事日程と同一。 ●出席議員(19名)  1番  横 沢   勇 君        2番  稲 葉 正 仁 君  3番  大 川 勝 弘 君        4番  青 木 敬 博 君  5番  中 島 弘 道 君        6番  佐 藤 龍 彦 君  7番  重 岡 秀 子 君        8番  犬 飼 このり 君  9番  杉 本 一 彦 君       10番  山 口 嘉 昭 君 11番  稲 葉 富士憲 君       13番  四 宮 和 彦 君 14番  鈴 木 克 政 君       15番  浅 田 良 弘 君 16番  鳥 居 康 子 君       17番  長 沢   正 君 18番  佐 山   正 君       19番  井 戸 清 司 君 20番  土 屋   進 君 ●欠  員( 1名) ●説明のため出席した者 市長                   小 野 達 也 君 副市長                  若 山   克 君 副市長                  佐 野 博 之 君 市長戦略監                杉 本   仁 君 企画部長兼危機管理監           中 村 一 人 君 企画部行政経営課長            西 川 豪 紀 君 同情報政策課長              稲 葉 信 洋 君 総務部長                 浜 野 義 則 君 総務部庶務課長              小 川 直 克 君 同財政課長                木 村 光 男 君 市民部長                 石 井 裕 介 君 市民部市民課長              萩 原 智世子 君 同環境課長                池 谷 伸 弘 君 健康福祉部長               下 田 信 吾 君 健康福祉部社会福祉課長          稲 葉 和 正 君 同高齢者福祉課長             松 下 義 己 君 同子育て支援課長             相 澤 和 夫 君 同健康推進課長              村 上 千 明 君 観光経済部長               近 持 剛 史 君 観光経済部観光課長            小 澤   剛 君 同産業課長                平 野   亮 君 建設部長                 三 輪 正 彦 君 建設部建設課長              髙 田 郁 雄 君 同建築住宅課長              金 子 弘 康 君 同都市計画課長              長 澤 一 徳 君 会計管理者兼会計課長           三 好 尚 美 君 上下水道部長               髙 橋 一 也 君 上下水道部水道課長            白 鳥 謙 治 君 教育長                  髙 橋 雄 幸 君 教育委員会事務局教育部長         荻 島 友 一 君 教育委員会事務局教育部次長兼教育総務課長 鈴 木 健 支 君 同生涯学習課長              冨 士 一 成 君 監査委員事務局長             鈴 木 惠美子 君 ●出席議会事務局職員 局長  松 永 勝 由   係長  山 田 恵理子 主査  里 見 奈 美   主事  山 田 拓 己                 会        議                 午前10時   開議 ○議長(井戸清司 君)おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(井戸清司 君)これより議事に入ります。 △日程第1、市議第56号 平成30年度伊東市一般会計予算から市議第65号 平成30年度伊東市水道事業会計予算まで、以上10件を一括議題といたします。  予算大綱質疑を昨日に引き続き行います。予算大綱質疑は、申し合わせにより、所属議員1人当たり20分の持ち時間を基本として、会派により、関連質疑なしで行います。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  質疑準備のため、暫時休憩いたします。                 午前10時   休憩                 ───────────                 午前10時 1分再開 ○議長(井戸清司 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  まず、日本共産党による予算大綱質疑を許します。               〔7番 重岡秀子君登壇、拍手〕 ◆7番(重岡秀子 君)日本共産党の重岡秀子です。通告に従い、予算大綱質疑をさせていただきます。  まず、未来ビジョン会議に関して以下2点伺います。未来ビジョン会議は、市長がタウンミーティングと並んで市民の声、特に若い世代の声を市政に生かすため始めた施策と認識しています。ホームページ上にも、その議事録、要点筆記されたものが掲載されていて、7回までの記録がありますが、実際には9回開催されたと聞きました。  そこで、現在までに9回開催され、そのうち子育てをテーマにしたワークショップも2回開催されているが、若い世代の市民の意見などを本市の政策や予算にどのように生かしていくのか伺います。既に30年度予算に反映されているものもあるかもしれません。また、このような会を市長が座長を務めながら続けている中で、どのような手応えを感じておられるのかもお聞かせください。  また(2)として、テーマ設定や運営方法などを含め、今後どのように会議を開催していくのか、その展望についてもお伺いします。  さて、30年度予算は市長が初めて通年で組む予算であり、公約やその後の市民からの要望などを盛り込んだことがうかがえ、新規事業もたくさんあるように思います。そこで2つ目の質疑は、その中から、特に本市における今後のまちづくりの視点から関連のある事業に関し、3点伺います。  1つ目は、伊東駅周辺地区まちづくり検討調査業務について、事業内容及び今後の方針を伺います。駅周辺地区のまちづくりは、私は市長の公約の中で最も重要で大きなものの一つではないかと思います。なぜなら、駅周辺の整備という課題は伊東線複線化の問題があった時代からあり、稲木市長のころからの懸案事項で、その後何人もの市長がかわりましたが、なし遂げられてこなかった課題ではないでしょうか。どのような道筋で進めていこうと考えているのか、お伺いします。  2つ目は、まちなかにぎわい創出事業商店街イベント助成事業及び商店街集客スポット整備事業について、それぞれの事業目的及び内容を伺うとともに、人の流れをつくることに対する効果をお伺いします。  3つ目は、観光基本計画策定事業についてどのように進めていくのか概要を伺うとともに、とりわけ前回の策定時には伊東みらい観光塾が開催されましたが、観光関係者や市民の声をどのように反映していくのかについて伺います。観光基本計画は5年ごとに見直しがされてきましたが、ちょうど30年までの計画が終了するため、今年度中に策定作業を進める計画と考えます。策定に当たっては、今まで伊東市観光基本計画市民懇話会と伊東みらい観光塾という2つの組織で、さまざまな立場の市民の声を聞きながら進められてきたと思いますが、今回はどのように進めていくのか、ここでのボトムアップの方法をお伺いします。  最後の質疑は、市民課窓口業務に関連する事業に関して2点伺います。  1つ目は、住民票等コンビニ交付事業について、事業内容及びスケジュールをお伺いします。住民票等がコンビニで交付されるということは一見市民の利便性の向上のように感じられますが、費用対効果、また出張所の仕事はどうなるのかなど気になるところです。  2つ目は、市民課窓口委託化仕様書作成事業について、事業内容及び今後の方針を伺います。昨日市長は、市民課窓口の業務委託は、ことし仕様書を作成し、31年から実施すると答弁されました。これも大きな改革の一つではないでしょうか。その目的やどのような窓口になるのか、その構想や課題についてもお伺いします。  以上で壇上からの質疑を終わります。                〔市長 小野達也君登壇〕 ◎市長(小野達也 君)日本共産党 重岡議員の質疑にお答えいたします。  初めに、未来ビジョン会議に関してのうち、現在までに9回開催され、そのうち子育てをテーマにしたワークショップが2回開催されているが、若い世代の市民の意見等を本市の政策や予算にどのように生かしていくのかについてであります。未来ビジョン会議につきましては、昨年8月に第1回の会議を開催して以降、これまでに「子育てしやすいまちづくり」や「地域ブランド・伊東ブランドの展開」についてなどをテーマに協議を行ってまいりました。このうち子育て支援に関する施策につきましては、子育て支援・教育施策のプロモーションの強化、子育て支援ポータルサイトの構築、女性をターゲットにした総合専門学校設立などに係るご提案をいただきました。これらの提案の中から子育て支援アプリ活用事業を新たに予算化する中で、利用者にとって、より検索しやすくなるよう、年齢別のインデックスを設けるとともに、アクセス数が見込まれる遊び場に係るメニューの中に「公園」を設けるなど、提案を取り入れた内容としたところであります。今後につきましても、ご提案いただいた施策につきましては、できる限り市政に反映させるよう努めてまいります。  次に、テーマ設定や運営方法などを含め、今後どのように会議を開催していくのかについてであります。未来ビジョン会議につきましては、若い世代等の新たな視点からの意見やアイデアを政策や計画に反映させることを趣旨としており、私が掲げるボトムアップ方式の市政運営を進めるに当たって大変重要な会議であると認識しております。また、会議の運営やテーマの設定につきましても、市が一方的に決めずに、委員の皆様から会議自体のあり方についても意見を伺う中で会議の進め方やテーマの設定等を決定するなど、委員の皆様とともに会議をつくり上げるよう努めているところであります。委員の皆様からは、大変貴重な機会であるとの声もいただいており、引き続き委員の皆様の意見を伺いながらグループワーク等の実施による施策提案機会の創出など、会議の充実を図るとともに、提案等を政策に反映させてまいりたいと考えております。  次に、本市における今後のまちづくりの視点から関連のある事業のうち、伊東駅周辺地区まちづくり検討調査業務の事業内容及び今後の方針についてであります。事業内容につきましては、平成18年に策定いたしました伊東駅前地区まちづくり構想が既に策定から11年を経過しておりますことから、現在の社会情勢等を踏まえ、駅前広場及び街区の再整備の方針を整理するための調査や検討を行うこととしております。今後の方針につきましては、本事業は観光のまち伊東の玄関口にふさわしい顔づくりと、駅周辺の活性化、にぎわいの創出に資するものと認識しておりますことから、早期の事業着手を目指してまいりたいと考えております。  次に、まちなかにぎわい創出事業商店街イベント助成事業及び商店街集客スポット整備事業について、それぞれの事業目的及び内容と、人の流れをつくることに対する効果についてであります。まちなかにぎわい創出事業につきましては、さまざまなイベントを開催または誘致し、あらゆる世代の方々の世代間交流を図るとともに、町なかに人の流れをつくり出し、中心市街地のにぎわいの創出を図ることを目的とする事業であります。具体的な内容といたしましては、藤の広場を活用して、世代間交流スペースとして気軽に立ち寄ることができるカフェ風のコンテナハウスを整備するとともに、フリーマーケットや物産フェアなどを開催するほか、事業者団体、市民団体などからイベントを積極的に誘致するものであります。商店街イベント助成事業につきましては、商店街のにぎわいづくりを目的に、商店街みずからが継続的に実施するイベントに対する助成を行い、商店街の活性化と組織力の強化を図る事業であります。現在、本市におきましても、伊東市商業パワー全開事業を運用し、新たに実施するイベントに対する支援を行っておりますが、商店街の組織力が低下しつつある中で、継続的なイベントに対する支援も商店街活性化を図る上で重要であることから、新たに本事業を創設し実施してまいりたいと考えております。商店街集客スポット整備事業につきましては、誘客の促進を図ることを目的に、商店街にトリックアートを整備するものであります。現在、SNSを用いた情報拡散が大変注目されている中で、来遊客や市民の皆様がSNSに投稿したくなるような、いわゆるインスタ映えするトリックアートを整備し、商店街への来訪者に情報を拡散していただくことで商店街の知名度が上がり、町なかのにぎわいが創出される効果を見込んでおります。人の流れをつくることの効果につきましては、これら異なる事業同士の連携や一体化等により相乗効果が生まれることで町なかのにぎわいが創出され、中心市街地が活気づくことによって、さらににぎわいが創出されるという好循環が生まれることを見込んでおります。  次に、観光基本計画策定事業についてどのように進めていくのか概要を伺うとともに、観光関係業者や市民の声をどのように反映していくのかについてであります。第3次伊東市観光基本計画の策定につきましては、専門的な知識を必要とすることから、これまでと同様に、コンサルタント業者に委託して策定する予定であり、計画期間につきましては、前回と同様の5年間とし、旅行ニーズや価値観の多様化、観光スタイルの変化など、観光を取り巻く環境の変化に対応してまいりたいと考えております。策定に当たりましては、第2次伊東市観光基本計画の施策に係る成果や課題を明らかにするとともに、ニーズ調査等により本市の観光地としての位置づけの確認や、観光の需要と供給の変化を踏まえる中で今後の観光市場の分析を行い、本市のあるべき姿を示してまいりたいと考えております。また、今回の策定におきましても、観光の最前線で働く方々を初めJAあいら伊豆農協やいとう漁協、市職員等で構成する伊東みらい観光塾を立ち上げ、計画の見直しや分析等をしていただくとともに、市民の代表である市議会議員の皆様にも参画をお願いする伊東市観光基本計画市民懇話会において計画案を議論していただきたいと考えております。さらに、パブリックコメントを行うことで、広く市民の皆様からご意見を伺い、新たな観光基本計画に反映してまいりたいと考えております。  次に、市民課窓口業務に関連する事業に関し、住民票等コンビニ交付事業の事業内容及びスケジュールについてであります。コンビニ交付サービスは、個人番号カードや従来からの住民基本台帳カードを利用して、コンビニエンスストア等において、待ち時間なく証明書の交付ができるサービスで、利用できる時間は、年末年始を除く毎日午前6時30分から午後11時までの間において、市区町村が設定した時間内とするものであります。本市のコンビニ交付につきましては、個人番号カードを利用することとし、交付する証明書は住民票の写し、印鑑登録証明書、戸籍の全部または個人事項証明書、戸籍の附票の写しの4種類で、交付手数料は窓口交付と同額とし、利用時間は最大限の時間を設定することを予定しております。このことから、お近くのコンビニエンスストアの店舗で、ご自分の都合に合わせて住民票の写し等を取得できることとなりますので、極めて利便性が高く、またコンビニ交付の拡大に伴い、市役所や出張所窓口への来庁者が減ることになれば窓口での待ち時間が短縮できるとともに、お客様一人一人に対し、よりきめ細やかな対応が可能になるものと考えております。事業のスケジュールにつきましては、平成29年市議会9月定例会の一般会計補正予算において債務負担行為設定の議決を受けた後に、コンビニ交付サービスのシステム構築可能な業者の選定を進め、この1月に委託契約を締結したところであり、現在のところ、平成30年12月中の開始を目指しております。また、コンビニ交付は、本市において個人番号カードをお持ちの方だけが受けられるサービスとなりますので、今後、個人番号カードを持つことによるメリットを啓発し、個人番号カードの取得促進及びコンビニ利用率を上げるよう、広報等周知に努めてまいりたいと考えております。  次に、市民課窓口委託化仕様書作成事業について、事業内容及び今後の方針であります。さきの質疑でもお答えいたしましたが、市民課窓口委託化仕様書作成事業につきましては、窓口業務の民間委託に向け、市民課業務の分析を行い、事業者選定に必要な業務に係る仕様書を作成するものであります。今後の見通しにつきましては、仕様書を作成した後、平成31年度中には事業者を決定し、その後、できるだけ速やかに民間委託に移行できるよう準備を進めてまいります。以上であります。 ◆7番(重岡秀子 君)では、もう少し細かくお聞きしたいと思います。  最初の未来ビジョン会議の問題なんですけれども、議事録が掲載されていて、それも7回まで大体目を通させていただいて、自分のプランを文書にまとめて提案する市民の方もあって、市会議員も顔負けしそうだなというような、そういう場面もありました。また、できるものから予算に取り入れていくという点も、市民の声を敏感に市政に生かすということもあって、今の時点ではいろいろな成果があったように思います。ただ、議事録だけではなく、出された意見を箇条書きというか、ポイントだけ書き出して皆さんに提示すると、もっと課題がはっきりしたり、どんな意見が出されたかというのが積み上げていかれるように思ったんですけれども、そのような皆さんの声を短くまとめて返していくということはやられたんでしょうか。 ◎企画部長兼危機管理監(中村一人 君)特にそのような形でのことは実施をしておりません。以上です。 ◆7番(重岡秀子 君)若い人たちが定数18人でさまざまな分野から来ていて、しっかりとした意見を話されているので、それはいろいろな面で生かしていけることじゃないかと思うんですけれども、これからどうやっていくかということが少し課題なのかなと思いました。第7回のときに、これからのことについても皆さんから意見を聞いているんですけれども、やっぱりこの会議の位置づけをこの辺で少し整理したほうがいいのかななんて思っているんですけれども、市長さんが若い人の意見を聞いて市政の参考にするということだけなのか。それとも、若い人たちが伊東市の課題をどう見て、こういうことを自分たちでやっていきたいとか、そういうところまで狙われているのか。その辺についてお聞きしたいと思います。 ◎企画部長兼危機管理監(中村一人 君)会議の趣旨につきましては、何度も申し上げているとおり、若い世代の意見を施策に推進するということが主な、こちらとして想定している会議でございます。その中で今後いろいろな動きがあることは可能性として否定するわけではございませんが、私どもはあくまでも市政に若い人たちの意見を反映させるためにこういう時間を設けているということでございます。以上です。 ◆7番(重岡秀子 君)わかりました。進め方についても意見を聞くのはいいと思うんですけれども、ただ、7回のときに、若い人たちが伊東市の課題をどういうふうに見て動き出すかというところで、行政がどのような問題意識を持っているかも自分たちに語ってほしいというようなこともありました。また、これは私の個人的な意見ですけれども、テーマは絞ったほうがこれからまとまっていくのかなと。皆さんの最後の意見が、まちの活性化とか、人の流れというか、伊東市にいろいろな人が来てもらえる。人口問題も含めて、そういうところに皆さんの目が向いているので、その後、これから私が質疑することと絡んでくることもあるのかなと思って、そこでのつながりもちょっと考えていただきたいなと思いました。  それでは2つ目なんですけれども、ここで駅周辺、それから商店街の振興、そして観光基本計画を3つ並べて質疑しているんですけれども、私はこれ、みんなばらばらに考えることではないんじゃないかなと思いました。  まず、観光基本計画なんですけれども、第2次の観光基本計画の総括というか、分析して次のことに行くとしたんですけれども、私、観光基本計画の懇話会の中に前回も入っていたんですが、この5年間でどういうことに重点を置いて観光施策をやって、それがどうだったかということはどこかでやられるのか、それもその会の中に入ってしまうのか。私は観光課の中などで十分な討議をしているのかなとは思うんですけれども、その辺についてはいかがですか。
    ◎観光経済部長(近持剛史 君)今までの施策についての検証ということになると思います。そちらにつきましては、観光課の職員の中でももちろんやってますし、観光協会、また旅館組合さんなどと日々連携して協議はしていますので、その中で検証とかをやっておるところです。  また今後につきましても、今回、第3次の観光基本計画をつくりますので、その中で第2次の基本計画を改めて検証しまして、いかに3次につなげていくか、そういうこともやっていきたいと思っております。以上です。 ◆7番(重岡秀子 君)未来ビジョン会議の方向とも似ているんですけれども、最初はまた伊東の強み、弱みみたいなところから議論が始まって、いつも余り変わらない。5年ごとの計画をつくるときが、そういうところから白紙の状態で始まるような感じがするんですけれども、今回はやっぱり駅前周辺のこととか、それから、さっきの商店街の人の流れの問題なんかもあるので、そういうところで市民の皆さんの意見を聞いてみるのも大事かなと思うんですけれども、どこに重点を置くのかというようなことは考えてないですか。 ◎観光経済部長(近持剛史 君)いろいろな観光施策の重点があります。それは、もちろんその中で基本的に実際早急に進めていかなければならないという施策がありますので、そういうところは重点項目として掲げまして、それに対する施策を打ってくるような形を考えていきたいと思っております。以上です。 ◆7番(重岡秀子 君)私、今回の観光基本計画、とても大事だと思うのは、駅前をやるにしても、伊東がどんな観光地として発展していくのか、どんな個性のある観光地なのかということが、ここで改めてみんなで認識してからでないと、駅のデザインなんかも考えられないんじゃないかと思うんです。  駅のほうにちょっと質疑が移りますが、私はさっき壇上で稲木市長のころからと言いましたけれども、何回か計画がまとまって、でも、なかなか実行に移せなかった。この辺のことについて、経過はいかがでしょうか。 ◎都市計画課長(長澤一徳 君)経過というところでのご質疑でございますが、平成13年に伊東中心市街地まちづくり基本構想というものを策定させていただいております。その中では、その範囲としましては、駅前から伊東大川の右岸側ですね。そちらの藤の広場付近までですけれども、ある程度の広さの中で交通の拠点をつくる。これは駅前のところでございます。文化の拠点をつくるというところは松川周辺でございます。あと、海の拠点をつくると。そういったものは伊東港周辺として考えています。それらをつなげるまちの部分での検討をその構想の中でつくらせていただいたというものでございます。さらに、発展させるような形で伊東駅前まちづくり構想というものを平成18年に伊東駅前地区まちづくり協議会の方々と一緒にまとめてきたところでございます。そういう流れで一つの出発点が、平成13年に基本構想から始まっているというところになっております。以上でございます。 ◆7番(重岡秀子 君)なかなかそれが実施されなかったというか、具体的な計画として進まなかったのはどの辺に課題があったとお考えでしょうか。 ◎都市計画課長(長澤一徳 君)実際に平成18年にまちづくり構想を策定して、その中の一部で駅前のA地区という形で、そこの部分の再開発整備を行っていこうというような考え方でおりましたけれども、経済状況などにより、デベロッパーの参画がなかなか見込めなかったというところでありましたので、再開発の方針での整備が現実的に難しかったというところでございます。以上でございます。 ◆7番(重岡秀子 君)そういうことですと、今回の計画は、平成18年にできたA地区のところに何階建ての大きなものを建てて、それと同時に駅前をやるというような、平成18年のことに準じてやるのか、それともまた違う構想を立ててやるのかということをまずお聞きします。 ◎都市計画課長(長澤一徳 君)先ほど市長答弁がありましたように、伊東駅前地区まちづくり構想を策定して、もう11年経過しているところであります。現在の社会情勢を踏まえた中で、駅前広場と街区の再整備の方針をもう一度整理させていただきながら、そのための調査や検討を今回進めていきたいと考えております。以上でございます。 ◆7番(重岡秀子 君)わかりました。そうすると、平成18年とちょっと変わるかもしれないということですよね、構想とね。  市長にお聞きしたいんですけれども、今も経済状態はそうそう楽観できない中で、やっぱり結構デベロッパーとかということになると、またうまくいかないかもしれないんですけれども、市長が公約でどうしてもこれをやりたいという一番の思いはどういうところにあるんでしょうか。市長のかたい決意がないと、これはなかなか難しい。4年間にどれぐらいまで進めるかというのは、何か目標があればお話いただきたいし、これをやりたい思いというのはどの辺にあるでしょうか。 ◎市長(小野達也 君)お答えいたします。  まず、市民の皆様から多く寄せられる声に熱海駅との対比、そういう声がたくさん寄せられます。一昨年の11月に熱海駅がラスカを初めとして駅前広場を完備されまして、にぎわいを見せています。その中で伊東駅を見たときに余りにも違うという点で、市民の皆さんは、駅をおりたときに寂しさを感じるという声をたくさんいただいております。  それが私の発想の原点ではございますが、やはりできることからやっていこうということで今回もお願いしておりますけれども、伊東駅の改札を出たところのトイレ、これはJRの所有物でありますが、何度となく交渉を重ねまして、いろいろなお力をいただく中でやっと返事をいただきまして、まずトイレ改修の設計を新年度にやっていくと。できるだけ急いで、解体も含めまして新しいものをつくるというのをまず一つのきっかけにしたいとは思っています。同時進行でまちづくり協議会とも、今までの経緯もございますけれども、時代背景を考えた上で、どんなものが適しているか、また、地権者の皆様を初め交通事業者等からどんな協力をいただけるかということも具体的に進めていきたいと思っています。  ですから、議員がおっしゃるように、A地区を初め4つに分かれておりますけれども、まずできるところはA地区に向けてしっかり考えを整えていく。そしてまた、現在も東京のオリンピック等が終わりますと、デベロッパーを初め大手は大型の事業が大分薄くなってくるという状況になってきて、その中でいろいろと声をいただくようになってきました。これは前と――前というのはリーマン・ショック後と大きく違うと思っておりますので、その中からいろいろな提案もいただいたり、そして、こちらからの要望を伝える中で、できるところをしっかりと進めていく。今、徐々にでありますけれども、伊東にも景気回復の波は押し寄せている。これは税収にもあらわれておりますけれども、そういう中でこれからしっかりと考えていきたいと思います。以上です。 ◆7番(重岡秀子 君)それで市長の思いはわかりましたが、やはり未来ビジョン会議以上に、そこの地権者の皆さんとか、あるいは観光業者の皆さんの思いとか、そういうものを計画に入れていかなければいけないと思うんです。平成18年に計画が出て、今のA地区のところにこういう建物を建てて、こんな形になるんだという駅前開発の絵が出たときに、かつての市会議員の方が、駅前はどうなっていると聞かれたときに、一応そういう絵は出たけれども、デベロッパーが見つからなくてちょっと頓挫していると言ったら、ああ、よかったと。議論が足りないというか、その絵が本当に筑波研究学園都市の駅前みたいな、私も前に研修で行ったことがあるんですけれども、温泉場の駅というんじゃなくて、普通の中小都市の駅前のような絵が描かれていたので、やっぱり観光地の駅ということでいろいろな議論が必要だと思うので、1,500万円の予算が出ているんですけれども、コンサルの方なんかも来るんですが、そういうコンサルタントと地域の住民って、どういう関係で、一緒に話し合ったり、あるいは職員なんかも入って会議を重ねていくような方向でしょうか。 ◎都市計画課長(長澤一徳 君)まちづくり構想を策定する際には、コンサルタントはもちろん入っていただいて計画を練るわけでございます。その中、駅前地区まちづくり協議会の地権者の方々も一緒にご意見をいただきながら、先ほど議員おっしゃいましたように、伊東らしさの部分をどうとっていくのかについても、いろいろと検討するところもあるのかなと考えております。以上でございます。 ◆7番(重岡秀子 君)わかりました。それに関係するんですけれども、ことし周辺の商店街の人の流れにかかわるようなイベント関係の予算が幾つか出ているんですが、私は、例えば藤の広場でイベントがたくさん行われても、必ずしも人の流れに、特に先ほど伊東駅前地区まちづくり協議会の中で、前に出されたように、駅から藤の広場。今だったら、なぎさ公園とか、今度は漁協のところも新しい施設ができるということで、人の流れをどうやってつくるかという中にイベントがないと、そのイベントだけでは一過性になってしまうんじゃないかと思うんですけれども、その辺のことはいかがでしょうか。 ◎観光経済部長(近持剛史 君)中心市街地の活性化、まちの人通りをふやすということですけれども、今までもいろいろな事業をやってきておりますけれども、なかなか1個1個の事業だと成果が余り見えにくいような状況になっているとは感じております。先ほど話もしましたけれども、今年度はまちなか賑わい創出事業、HIKARI to YUKATAにぎわい演出事業、またシルバー交流サロン事業など、新規事業をやっていくような形になっております。また、それとあわせまして、既存の事業でありますいとう地魚王国の事業とか、また商店街の中にあるぬくもーる、その辺のところと連携し、そういう異なる事業を複合的に合わせまして、大きな事業に連携させてやっていきたいと思っています。また、そういう事業をやるときには、多くの団体や個人の皆様の参加が必要不可欠でありますので、そういう異業種の団体が連携して盛り上げていっていただけることが町なかのにぎわい、流れにつながる、そういう形の大きな効果になると思っております。以上です。 ◆7番(重岡秀子 君)私は基本的に商店街の元気というのは、商店街の人たちがその気にならなければ魅力ある店をつくっていこうというところにいかないと、イベントだけでは長続きはしないんじゃないかなと思うんです。だから、商店街の人たちで、この商店街、どうしていくのかみたいなことを、やっぱりそこにも未来ビジョン会議みたいなことが必要だと思うんですけれども、いかがですか。 ◎観光経済部長(近持剛史 君)商店街の活性化につきましては、商店街連盟という組織があります。そちらのほうで随時協議して、いろいろな話し合いをしていただいて、市のほうもそこに入ったりしまして、いろいろな施策とか今後の進め方なんかを検討しているところでございます。その中で、今年度におきましては、商店街の方々が継続してやる事業に対して支援を行うとか、そういった形で市も一緒になってやってきています。また――済みません、ちょっと忘れてしまいましたけれども。 ○議長(井戸清司 君)暫時休憩いたします。                 午前10時38分休憩                 ───────────                 午前10時38分再開 ○議長(井戸清司 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。 ◎観光経済部長(近持剛史 君)済みません、ど忘れしました。キネマ通り商店街を言いたかったんです。キネマ通り商店街などは積極的に自分たちのイベントを打って、これから盛り上げていきたいということをやっております。また、キネマーケットなども継続的にやって、だんだん大きくなってきておりますので、そういう形では商店街のほうもだんだんやる気が出て、今後やっていただけると期待はしているところでございます。以上です。 ◆7番(重岡秀子 君)昨日の観光課長の答弁で、HIKARI to YUKATAも観光課の職員から出たアイデアだということも聞きまして、これもボトムアップの一つだと思うんです。やっぱり職員の中からもそういうアイデアが出て、それを実現していくのはすごくいいと思ったんですけれども、湯の町情緒、浴衣ということ。これ、本来は旅館の方たちが浴衣を着て、まちへたくさん出ていく。だから、湯の町情緒だと思うんですよね。この辺は考えられているかもしれませんけれども、浴衣のファッションショーもいいけれども、旅館の方たちが夜出てくるような、商店街のほうも、その日は夜あけるとか、そういうことまで考えられた計画なのでしょうか、ちょっと観光課長にお伺いしたいんです。 ◎観光課長(小澤剛 君)昨日答弁しましたファッションショーなんですけれども、これはあくまでも観光客の方も参加できるようなファッションショーという形を考えておりますので、今、議員がおっしゃられたとおり、旅館に泊まられたお客様が参加するような形で考えていきたいと思います。以上です。 ◆7番(重岡秀子 君)わかりました。人の流れをつくるのはいろいろな工夫が必要だと思いますので、またよろしくお願いします。  最後にコンビニでの住民票等の交付事業ですが、ことし結構大きな予算で5,379万8,000円出ているんですが、これは来年度からどのようなランニングコストになるのか。例えばコンビニがふえるとふえていくのか、簡単で結構ですので。 ◎市民部長(石井裕介 君)経費の関係でございます。5,379万8,000円と予算案説明書のほうにありますが、これは今年度におけます導入の経費で、構築費が大きいものなんですけれども、5,000万円を超える金額になっております。そのほかがランニングコストということになりますが、ランニングコストにつきましては、今年度、先ほど市長が申しましたとおり、12月の開始を目指しているということですので4カ月分の経費になっております。年間ベースでランニングコストを考えますと、次の年からは1,000万円しない程度の金額になるということで試算しております。以上です。 ◆7番(重岡秀子 君)もう一つの、これは関係があると思うので上げたんですが、市民課窓口の委託化仕様書をことし作成して、昨日の答弁だと、来年から市民課の多分住民票とか、先ほどお話しされたようなことが民間に委託されていく。伊東市役所としては、市民課の窓口に他の業者が入るということじゃないかと思うんですけれども、そこでの問題として、例えば先にやられている町なんかでは、法務省のほうから、戸籍についてはいろいろ慎重に扱えというようなことで、今までやってきた業務を見直したりしている町もあるというのを聞きましたけれども、この辺のことについては、市民課の窓口を来年から業者に任せていくということは決定でやっていくことですか。大体でいいので、どんな業務内容かもちょっと教えてください。 ◎企画部長兼危機管理監(中村一人 君)市民課の窓口の委託でございますが、窓口業務と申しましても、今おっしゃられた戸籍の関係ですとか住民票の関係、またパスポートの関係、そういったさまざまな業務がある中で、これをどういう形で民間の方に委託することが一番適当かということも含めまして、今、業務の洗い出しを行っております。戸籍につきましては、議員ご指摘のとおり、法的になかなか難しい問題もございますので、それを30年度の委託事業の中でどうするかについては検討してまいりたいと考えてございます。以上です。 ◆7番(重岡秀子 君)確かにこのような住民票などをとる人たちが待たなきゃならないというか、1階で結構大勢の方が待たれるということもありますよね。そういうことを考えると、コンビニもいいですし、例えば都会などでは、市民課の窓口にコンビニと同じような機械を置いて、機械でやれる人は機械でやる、そんなこともやられている町があるんですけれども、そういう検討はされたんでしょうか。業務委託をする前にそういうことも検討されたんですか。 ◎市民部長(石井裕介 君)過去におきまして、マイナンバーカードではなくて、住基カードを導入する際に検討した経過はございますが、実施には至っていなかったという状況であります。以上です。 ◆7番(重岡秀子 君)あと細かいことは委員会でお聞きしたいと思うんですけれども、出張所の役割というのも、いろいろ大事な業務を担っていると思うんです。  これは市長にお聞きしたいんですけれども、このことを決定していく上で、市民課の方やほかの職員の方で、窓口業務の委託化についての意見などを末端からお聞きになるようなお考えはあるか。どうですか。 ◎市長(小野達也 君)業務を民間に委託することについて、職員から意見聴取するかどうかということだと思います。現場のさまざまな声は組合を通してからもいろいろなアンケートをいただいておりますし、私も積極的に職員の皆さんとランチミーティング等を進める中で伺っております。具体的には市民課の窓口がどのような課題があるかということとか、民間委託することに当たっての心配、そういうことはまだ聞いておりませんが、議員ご指摘のとおり大事なことだと思いますので、今後検討してまいりたいと思います。以上であります。 ◆7番(重岡秀子 君)このような住民票とか、戸籍謄本を交付したりというのは、そばに市役所の職員がいて、何かあったときにはそこに聞けるという体制の中でしかできないという法律になっているようなので、出張所は民間に委託できない。完全に民間だけで出張所をやることはできないと思いますし、出張所というのはよろず相談みたいな場になっているということも以前に出張所の職員の方から聞いて、そういう、私たちの耳にもなかなか届かないようなことがあります。出張所を残しながらコンビニもやるしみたいなこともちょっと、これは済みません、補正予算で通っているので、実施するということは私たちも賛成しています。補正予算のときに反対しませんでしたからあれなんですけれども、やはり窓口の業務委託についてはプライバシー、例えば非課税のお宅なんかもわかってしまうとか、課税証明書なんかも発行したりすることもあるのかないのかわかりませんが、十分な検討をお願いしたいと思います。  以上で質疑を終わります。 ○議長(井戸清司 君)以上で日本共産党による予算大綱質疑を終わります。  10分間ほど休憩いたします。                 午前10時47分休憩                 ───────────                 午前10時57分再開 ○議長(井戸清司 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、伊東新時代。による予算大綱質疑を許します。               〔9番 杉本一彦君登壇、拍手〕 ◆9番(杉本一彦 君)伊東新時代。の杉本一彦でございます。通告に従い、これより平成30年度予算大綱質疑をさせていただきます。少し質疑項目を欲張ってしまいまして、昨日の答弁の様子からすると、時間内に答弁がおさまるか少し心配しておりますが、済みません。また、質疑の内容も、多くの部分が昨日と本日の質疑と重複するところもありますが、通告の関係上ご理解いただき、答弁いただければと思います。  また、議員の皆様におかれましても、連日同じ答弁内容も多く、ちょっと退屈させてしまうかもしれませんが、これまでの復習の時間であるとご理解いただき、最後までおつき合いいただきますよう、よろしくお願いいたします。  それでは、質疑に入ります。  まず、本日1つ目の質疑は、第2款総務費の中から3点についてお伺いいたします。  1点目は、庁舎別館解体工事請負費に関し、入札及び解体の時期を伺うとともに、跡地利用をどのように考えているのか伺います。  2点目は、健康保養地づくり事業の中における滞在型リフレッシュリゾート地推進事業及びセラピー・スポット開発事業に関し、事業内容を伺うとともに、どのように事業を進めていこうと考えているか伺います。  3点目は、住民票等コンビニ交付事業についての詳細と、システム構築費とシステム運用経費について伺います。  続きまして2つ目は、第3款民生費の中から3点についてお伺いいたします。  1点目は、子どもの居場所づくり事業に関し、事業の目的やスケジュール等、事業内容について伺います。  2点目は、ひとり親家庭放課後児童クラブ利用料助成事業に関し、家庭間に所得格差があることから、利用の一部助成対象をひとり親家庭に限定する理由について伺います。  3点目は、ひとり親家庭就学支援事業に関し、学用品購入費用の助成対象をひとり親家庭に限定する理由を伺います。  続きまして3つ目の質疑は、第4款衛生費の中から2点について伺います。  1点目は、子育てサロン委託事業に関し、開設場所や施設規模等、事業内容を伺います。  2点目は、病院事業会計繰出金に関し、算定基準と内容等について伺います。  続きまして4つ目の質疑は、第6款農林水産費の中から2点についてお伺いいたします。  まず1点目は、森林パトロール事業に関し、事業内容及び実施頻度を伺うとともに、異常を発見した場合の対応について伺います。  2点目は、伊東魚市場改築工事補助事業に関し、どのような市場に整備されるのか施設の概要を伺うとともに、改築工事のスケジュールについて伺います。  続きまして5つ目の質疑、第7款観光商工費の中から7点についてお伺いいたします。  1点目は、JR伊東駅前観光トイレ設計業務委託事業に関し、JRとの交渉経緯を伺うとともに、どのようにJRと連携して整備を進めていくのか伺います。  2点目は、藤の広場周辺整備調査事業の整備方針について伺います。  3点目は、按針メモリアルパーク改修事業の内容について伺います。  4点目は、静岡デスティネーションキャンペーン実施事業は、誘客効果に高い期待が持てる事業であると考えますが、県との連携状況及び本市における具体的な取り組みについて伺います。  5点目は、HIKARI to YUKATAにぎわい演出事業に関し、事業の内容及び進め方について伺います。  6点目は、イタリアンフェスタ2018事業に関し、事業の内容及び進め方について伺います。  7点目は、シティプロモーション推進事業に関し、事業内容及び進め方について伺います。  続きまして、6つ目の質疑です。第8款土木費の中から2点についてお伺いいたします。  1点目は、河川改良事業に関し、この中には八幡野川改修工事が含まれておりますが、八幡野地域では、現在、メガソーラーの建設計画等で地域住民が河川の状況に不安を抱いていることから、八幡野川における改良工事についてはどのような整備を行うのか、お伺いいたします。  2点目は、地域公共交通活性化事業に関し、事業目的、内容及び進め方について伺います。  続きまして7つ目は、第9款消防費の中から1点伺います。駿東伊豆消防組合負担金の算定基準を伺うとともに、現在、本市における消防救急体制など、当該組合加入の目的にかなっているか伺います。  続きまして8つ目の質疑は、第10款教育費の中から2点についてお伺いいたします。  1点目は、小中学校校務支援システムの導入事業に関し、これは学校内における情報共有と教職員の負担軽減等を目的にしていると思いますが、事業の実施に至る背景及び内容について伺います。  2点目は、青少年育成戦略応援補助事業に関し、事業の内容を伺いたいと思います。  以上が質疑でございます。答弁の後、締めの挨拶をする時間が一、二分でも残ることを祈念し、壇上からの質疑を終了いたします。                〔市長 小野達也君登壇〕 ◎市長(小野達也 君)伊東新時代。 杉本議員の質疑にお答えいたします。  初めに、第2款総務費のうち、庁舎別館解体工事請負費に関し、入札及び解体の時期及び跡地利用をどのように考えているかについてであります。工事の入札につきましては、現在、別館の近隣におきまして、ほかの公共工事が施工中のため、これと調整を図りながら、準備が整い次第、執行し、解体の時期につきましては、入札後、速やかに工事に着手し、約5カ月間の工期を見込んでおります。また、解体後の跡地利用につきましては、現在、具体的な利用計画はないものの、中心市街地に位置することに鑑み、有効な利用方法等について研究をしてまいります。  次に、健康保養地づくり事業における滞在型リフレッシュリゾート地推進事業及びセラピー・スポット開発事業に関し、事業内容を伺うとともに、どのような位置づけにより事業を推進していくかについてであります。滞在型リフレッシュリゾート地推進事業につきましては、市南部地域に数多くある体験施設や美術館を初めとするさまざまな施設の情報を一括して取得できるサイトを構築し、情報発信をしていくことで伊東の魅力を伝えるとともに、健康保養地として、心身のリフレッシュをしていただくため、世代やニーズに合ったモデルコースを関係団体と連携して構築してまいります。また、連泊したお客様に市内の飲食店やお土産物店などで利用できる割引券やサービス券をインセンティブとして付加し、市内経済の活性化を創出してまいりたいと考えております。セラピー・スポット開発事業につきましては、独立行政法人理化学研究所が開発しました、脳科学の観点から心の変化を読み取れる最先端のアプリを活用し、モニター参加者に市内をウオーキングしていただく中で、そのときの気分をデータ化し、分析することにより、癒しを多く感じられるスポットを探し出すものであります。本事業において抽出された市内のセラピー・スポットを新たな観光スポットとして、心身ともにリフレッシュすることができる健康保養都市であることを周知し、誘客を図ることにより、地域の活性化につなげてまいりたいと考えております。滞在型リフレッシュリゾート地推進事業につきましては、健康保養地づくり事業のシンボル事業として位置づけ、市南部地域の方々のご意見を広く伺う中で事業を推進してまいります。また、セラピー・スポット開発事業につきましては、集約されたデータをもとに、健康保養地づくり事業において、体験・交流プログラムの策定に生かしてまいりたいと考えております。  次に、住民票等コンビニ交付事業の事業内容と、システムの構築費及び運用経費についてであります。本市のコンビニ交付事業につきましては、個人番号カードを利用することとし、交付する証明書は住民票の写し、印鑑登録証明書、戸籍の全部または個人事項証明書、戸籍の附票の写しの4種類で、交付手数料は窓口交付と同額を予定し、交付開始は平成30年12月中を目指しております。コンビニ交付につきましては、全国、どこのコンビニエンスストアでも利用でき、今後、一部スーパーマーケットやドラッグストア、郵便局においても順次拡大予定とのことであり、ますます利用しやすくなるものと期待しているところであります。平成30年度における事業経費につきましては、システム構築費として5,048万5,000円、平成30年12月から平成31年3月までの4カ月分の運用経費として331万3,000円を計上しました。また、5年間の総事業費につきましては1億20万円となりますが、構築費及び当初3年間の運用経費につきましては、その2分の1の額が特別交付税として措置されるため、実質負担額は6,400万円ほどと試算しております。  次に、第3款民生費についてのうち、子どもの居場所づくり事業に関し、事業の目的やスケジュール等、事業内容についてであります。子どもの居場所づくり事業につきましては、子育て支援の充実のための寄附金を活用し、その寄附者の意向に沿い行うものであり、子供の貧困対策という視点だけではなく、子供が気軽に立ち寄り、食事の提供を受けたり、友だちと遊んだり勉強したりする中で、多くの仲間や大人とかかわり、楽しさを共有できるような場の設置を検討している団体に対して立ち上げ費用を支援するため、予算計上したものであります。事業は当面3カ所程度で実施していただくことを想定しておりますが、将来的には自主的な運営のもと、地域ぐるみの子育て拠点となるよう支援をしてまいりたいと考えております。  次に、ひとり親家庭放課後児童クラブ利用料助成事業に関し、利用料の一部助成対象をひとり親家庭に限定する理由についてであります。ひとり親家庭放課後児童クラブ利用料助成事業につきましては、放課後児童クラブを利用するひとり親家庭の経済的負担を軽減することで児童の放課後の孤立解消を図るとともに、ひとり親の就業及び自立を促進することができるよう、県のひとり親家庭放課後児童クラブ利用支援事業費補助金を活用し、実施してまいりたいと考えております。現在、ひとり親の就労につきましては、多くの方が育児と両立するため就労時間の調整を行ったり、非正規職員として就労する割合が大きい状況にあることから、ひとり親への助成を行うこととしており、対象につきましては、児童扶養手当受給者とすることで、親が安心して就業できる環境の整備が図られるものと考えております。  次に、ひとり親家庭就学支援事業に関し、学用品購入費用の助成対象をひとり親家庭に限定する理由についてであります。ひとり親家庭就学支援事業につきましては、一般世帯と比べ可処分所得が低いひとり親家庭への経済的支援として、県の要請により、平成27年度に県が創設したひとり親家庭就学支援事業費補助金を活用する中で、児童扶養手当受給者を対象に実施しております。本事業につきましては、児童の健全な育成とひとり親家庭の経済的負担の軽減を図るため、小学校入学時にランドセルや学用品の購入費用について3万円を上限に助成するものであります。  次に、第4款衛生費についてのうち、子育てサロン委託事業に関し、開設場所や施設規模等、事業内容についてであります。子育てサロン事業につきましては、現在、休園となっております伊東幼稚園湯川分園の遊戯室等において実施するもので、4月から事業が開始できるよう準備を進めているところであります。本事業につきましては、未就園児を子育てしている親子が気軽に集い、他の親子との交流、育児相談等を実施する中で、子育て力を高める場として、児童福祉法や子ども・子育て支援法により基準が定められている施設とは異なり、多様性を保つ中で実施してまいりたいと考えております。事業の実施につきましては、伊東市社会福祉協議会に委託し、施設内には、ゼロ歳からの利用を想定し、授乳室や飲食スペース等も設置いたしました。また、職員配置につきましては、保育士資格を取得している方が主となり、ボランティア等を含め運営を行ってまいります。  次に、病院事業会計繰出金に関し、算定基準及び増加要因等、その内容についてであります。病院事業会計への繰出金につきましては、地方公営企業法の規定に基づき行うもので、総務省が、毎年、繰り出しの基準を定めております。本市の病院事業会計への繰出金のうち、繰り出し基準に基づくものといたしましては、病院の建設改良に要する経費、小児医療に要する経費、救急医療の確保に要する経費について、事業収入で賄うことができない額を繰り出しております。具体的には、病院の建設改良に要する経費につきましては、病院事業債の元利償還に対する所要の負担で、小児医療に要する経費につきましては、県の小児救急医療施設運営事業補助金を財源とする繰出金で、また救急医療の確保に要する経費につきましては、地方交付税算定相当額の繰出金であります。基準外の繰り出しにつきましては、地方交付税の算定を勘案し、病院事業の運営に必要な額を繰り出しておりますが、安定的な医療提供体制を整備するための資金として医療施設設置基金繰入金を新たに繰り出すことにより、繰出金が増額となっております。  次に、第6款農林水産業費のうち、森林パトロール事業に関し、事業内容及び実施頻度を伺うとともに、異常を発見した場合の対処についてであります。本事業につきましては、森林の違法伐採やごみの不法投棄を防止するため、月1回程度、ドローンによる空中からの監視等を専門業者に委託して実施するものであります。異常を発見した場合の対応につきましては、直ちに現地確認を行うとともに、関係法令等を所管する関係機関や各部署と連携し、原因者に対する必要な指導を行ってまいります。  次に、伊東魚市場改築工事補助事業に関し、どのような市場に整備されるのか施設の概要を伺うとともに、改築工事のスケジュールについてであります。本事業につきましては、いとう漁業協同組合が国・県及び市の補助金を活用して伊東魚市場の改築工事を実施する事業であります。新たな魚市場につきましては、効率のよい作業動線を確保するとともに、衛生管理エリアの設置や異物混入を防ぐための設備の導入、さらには市場関係者に対し、品質管理の徹底を求めるガイドラインを定めるなど、品質や衛生管理が徹底された市場となることを目指しております。品質や衛生管理が徹底された市場になることで集出荷力の強化が図られるとともに、産地ブランド力に磨きがかかり、波及効果として、魚価や漁業所得の向上にもつながることが期待されております。改築工事のスケジュールにつきましては、平成31年10月までに完成を目指す計画となっておりましたが、この2月5日にいとう漁業協同組合が建設工事業者を決める入札を執行したところ、入札に参加した全ての事業者が予定価格を上回り、不落という状況になっております。いとう漁業協同組合といたしましては、引き続き事業実施に向けた対応について検討を進めているところであり、本市におきましても、国や県と密接な連携を図りながら必要な支援を講じてまいりたいと考えております。  次に、第7款観光商工費についてのうち、JR伊東駅前観光トイレ設計業務委託事業に関し、JRとの交渉経緯を伺うとともに、どのようにJRと連携して整備を進めていくのかについてであります。伊東駅前トイレの改修につきましては、私が市長に就任し、公約として掲げた駅前再開発を推進していく決意の一端として本事業を進めるため、昨年8月にJR東日本横浜支社に職員が出向き、事業主体や改修方法、改修後の管理などについて協議を行い、その後、11月にはJR東日本から改修の実施に関する具体的な提案があったことから、本市が事業主体となり、平成30年度に設計業務を実施し、平成31年度に施工、完成というスケジュールで事業を進めることといたしました。また、本年2月には、JR東日本横浜支社長が私のところへ訪問され、改修工事費用等については設計を進める中で、再度協議をしながらお互いに協力していくことを確認いたしました。いずれにいたしましても、既存のトイレが駅舎と一体となっていることからJR東日本と協定を結び、改修計画や設計事業を進める中で市民や観光客のニーズに合ったトイレとなるよう整備をしてまいります。  次に、藤の広場の周辺整備調査事業の整備方針についてであります。藤の広場周辺につきましては、私が公約に掲げた3本の柱の一つである「みんなが楽しい伊東市」を実現するため、中心市街地のにぎわいを創出する重要なエリアであると考えております。本事業につきましては、藤の広場を初め川口公園や松川遊歩道、なぎさ公園などの周辺地域を一帯的に捉える中で、年間を通して多種多様な観光イベントを開催する拠点として、天候に左右されないよう、屋根の整備やステージの設置など、市民と観光客の交流の場として効果的な整備を進めていくため総合的な検討を行うものであります。  次に、按針メモリアルパーク改修事業の内容についてであります。按針メモリアルパークにつきましては、水辺のステージ部分が完成したことにより、既存のアダムスの胸像やヴェンツーラ号のモニュメント及び記念標柱の位置に不都合が生じたことに加え、地面がゆがみ、タイルにひび割れが生じているため、新年度において、アダムスの胸像などの配置がえとステージ部分と一体となるような舗装のリニューアルを予定しております。また、改修を行う際は、伊東按針会や関係団体の皆様のご意見なども伺い、日本初の洋式帆船建造の地として、さらなる魅力の向上に取り組んでまいります。  次に、静岡デスティネーションキャンペーン実施事業は、誘客効果に高い期待が持てる事業であると考えるが、県との連携状況及び本市における具体的な取り組みについてであります。静岡デスティネーションキャンペーン実施事業における県との連携状況につきましては、本市は県下5地域のうち伊豆地域部会に属する中で、県が実施する全県事業について、中心的な役割を担う美しい伊豆創造センターと連携し、事業を進めているところであります。現在、全県事業として、4月のJR小田原駅でのオープニングイベント、5月の全国の旅行エージェントを招いて実施する全国販売宣伝促進会議や、モニターツアーであるエクスカーションについての参加の要請があり、私みずからが参加し、本市の魅力を積極的にPRしてまいります。また、この4月から始まるプレDCに向け、伊豆地域専用のパンフレットを制作しており、本市では、宿泊に結びつく事業を中心に掲載する予定であります。本市独自の取り組みといたしましては、本市ならではの魅力を感じていただける新規イベントや受け入れ態勢の構築を進め、本事業を一過性のものとせず、キャンペーン終了後につきましても、魅力ある観光地としての認知度の定着と本事業にて創出された観光資源を活用し、さらなる誘客に努めてまいります。
     次に、HIKARI to YUKATAにぎわい演出事業に関し、事業の内容及び進め方についてであります。HIKARI to YUKATAにぎわい演出事業につきましては、 温泉街の雰囲気を盛り上げ、市街地のにぎわいを演出するために、市街地において、1年を通じて楽しく過ごすことができ、大勢の人々が滞在し、交流するスポットをライトアップなどで演出するとともに、「浴衣で街歩き」をコンセプトとして、温泉情緒を醸し出す浴衣を着る季節に商店街等と連携し、浴衣で来店したお客様への特典をつけることで、消費の活性化や市民と観光客の交流の場を創出してまいります。事業の進め方につきましては、観光業のほか、浴衣を着るために必要な業種の方々などから広く意見を伺うとともに、既に着物で町歩きを実践されているグループもおられますので、その方々からもご提案をいただく中で、浴衣を着て町歩きが楽しめる仕組みづくりや、市民と観光客が交流できる場の創出を図ってまいります。  次に、イタリアンフェスタ開催事業に関し、事業の内容及び進め方についてであります。イタリアンフェスタ開催事業につきましては、友好都市提携を結んでいるリエティ市のあるイタリアについて深く理解していただくとともに、地場産品の紹介と来誘客の増加を図るため、藤の広場において、イタリアの物産や食をテーマにしたイベント等を開催するものであります。本事業の推進につきましては、在日イタリア商工会議所や伊東国際交流協会の協力のほか、20店舗以上ある市内のイタリアンレストランとの協働により進めてまいりたいと考えております。  次に、シティプロモーション推進事業に関し、事業の内容及び進め方についてであります。シティプロモーション推進事業につきましては、本市の宣伝及びイメージアップを目的として、地域資源を生かした本市のPR動画の制作やイベントの実施、さらにはSNS等を活用した効果的な情報発信を行ってまいります。事業の取り組みといたしましては、民間のアイデアを取り入れた本市の新たなるPR動画の制作によるプロモーションを行うほか、今年度作成した本市公式インスタグラムを活用した情報発信を継続し、フォロワー数の増加に努めるとともに、大手宣伝業者との年間を通じた戦略的な宣伝を実施してまいります。また、本市の地域資源である地魚を広くPRするため、定置網漁を撮影した動画を都内の飲食店内にて放映するなど、民間企業とのコラボレーションによる宣伝を行ってまいります。映像作品撮影事業費補助金につきましては、市内におけるテレビや映画等の撮影を積極的に誘致するとともに、私みずからがトップセールスをしたことで、今年度誘致に成功した本市を舞台に撮影が行われるタイ映画を支援するなど、戦略的な情報発信をしてまいります。  次に、第8款土木費についてのうち、河川改良事業に含まれる八幡野川の整備についてであります。八幡野川の整備につきましては、平成29年度に参宮橋上流の自然護岸を金網製のかご状構造物に自然石を詰める蛇かご工法により侵食防止工事を施工いたしました。平成30年度も、引き続き上流側に向かい、自然護岸箇所及び河床の整備を実施することにより、侵食防止及び下流への土砂流出防止等の安全対策を図る計画であります。また、県が施行します八幡野川砂防指定地内の護岸整備につきましても、引き続き要望を行ってまいります。  次に、地域公共交通活性化事業に関し、事業目的、内容及び進め方についてであります。地域公共交通活性化事業につきましては、今後、少子高齢化の進展や人口減少などの社会情勢の変化が見込まれる中、路線バス等の維持確保を行うため、地域公共交通網形成計画を策定し、持続可能な公共交通網の構築を進めていくものであります。地域公共交通網形成計画につきましては、主に路線バスにおける公共交通の現状や問題点などの課題を整理する中で、市民や観光客の利用状況、ニーズ調査などを行い、問題解決のための目標設定や取り組み方法を策定するものであり、その後、交通結節点の機能強化など具体的な対応策を実施し、公共交通の利便性の向上を図ってまいります。  次に、第9款消防費について、駿東伊豆消防組合負担金の算定基準及び本市における消防救急体制など、当該組合加入の目的にかなっているかについてであります。駿東伊豆消防組合負担金の算定基準につきましては、本市から同組合へ派遣している消防職員の人件費や、伊東消防署の運営経費などの個別経費と、組合採用職員の人件費や通信指令センターの運営費、車両整備費などの共通経費に係る本市負担分との合算により算出されております。また、同組合への加入により、現場への出動人員の増強が図られ、各種災害において効率的な部隊運用が可能になったことや、救急車を管轄内で運用できることから、本市における全ての救急出動への対応が可能となるなど、消防救急体制の充実、強化が図られており、同組合への加入の目的にかなっているものと考えております。  次に、第10款教育費のうち小中学校校務支援システム導入事業に関し、学校内における情報共有と教職員の負担軽減等を目的としているが、事業の実施に至る背景及び内容についてであります。校務支援システム導入実施に至る背景といたしましては、いじめ、不登校など、生徒指導上の課題や特別な支援を必要とする児童・生徒への対応など、学校の抱える課題が複雑化、多様化するとともに、保護者への対応や地域との連携など、学校に求められる役割も拡大していることから、教職員の多忙化が進み、社会問題化している中で、現場の教員からの強い要望もあり、教職員の仕事の中で多くの時間を占める校務作業の効率化を図り、教職員の負担を軽減するため、校務支援システムを導入することといたしました。その内容につきましては、学籍管理、成績管理、通知表作成等の校務業務をコンピューター上で効率的に処理することができるほか、情報やスケジュール等の伝達・共有機能も有しているシステムであります。  次に、青少年育成戦略応援補助事業の内容についてであります。青少年育成戦略応援補助事業につきましては、さきの質疑でもお答えしましたとおり、青少年の健全育成の推進を図ることを目的とした活動団体への支援とともに、保護者の負担軽減を図ることを目的とした補助事業であります。対象団体につきましては、スポーツ少年団加盟の諸団体、合唱団などの文化活動団体を初め、ボーイスカウトやガールスカウトなどの青少年教育団体などが主な対象団体となりますが、中学生を対象とした部活動認定団体であるスポーツクラブなども該当となるよう考えております。以上であります。 ◆9番(杉本一彦 君)駆け足でのご答弁ありがとうございました。一、二分、最後、挨拶の時間がいただけるかなというところで考えていましたので、予想以上に時間が残って、どのように2次質疑を進めていこうか、今ちょっと考えています。小野新政権が誕生して、今回、初めての新年度の予算審議ということなんですけれども、ぱらぱらと予算書を見て感じたことは、やっぱり地域に入ってタウンミーティングを開いたり、未来ビジョン会議を開いたり、いろいろ市民の声を聞く中、私も何カ所かお邪魔させていただいて、そういったものが市長、当局も頑張っていただいていろいろ反映されている部分も感じましたし、我々伊東新時代。が要望したみたいなものもちょっと間接的には組み込まれているなということで、いろいろ新しいチャレンジをされているなということはよく感じました。私、新しい事業を拾って、今回久しぶりに大綱質疑でもいっぱいやろうかなと思ったら項目がどんどんふえていきまして、これでも随分削っていったんですけれども、それだけ新しい、何か変わっていくのかななんていうことを感じました。  ただ、厳しい言い方をすれば、せっかくいいと思ってやった事業が途中で挫折してしまったり、実際には市民に望まれる事業とちょっと形が変わってしまったりする。新しいものにチャレンジするときというのは、そういう批判とか、あると思いますけれども、財政も厳しい中、やっぱりそのあたりは慎重に、本当に市民に望まれる事業にしていっていただきたいなと、今、そうやって思っているところです。  ちょっと時間も残りましたので2次質疑のほうなんですけれども、かなり重複しましたので、重複してない点なんかで意見や質疑をさせてもらえればなと思うんです。  まず、庁舎別館の解体工事なんですけれども、解体期間に5カ月かかるということじゃないですか。私は思ったより随分かかるんだなと思ったんですけれども、これで問題になるのが工期と施工の時期。やっぱり行楽シーズン等は外してやるべきだなとは思うけれども、5カ月かかるとなると、その辺も入札、工期の時期、難しいなと思います。それとあと、跡地利用をどうしていくのかということも、やっぱり地域の人たちとこれからいろいろ調整していただいて決めていくと。この3点がやっぱりなかなか大きな問題だなと思うわけですけども、もちろんこれ、5カ月かかるけれども、行楽シーズンとか、そういった時期というのは外す方向で、なるべく観光客に影響がないような時期を選ぶことは前提ですよね。ちょっと確認させていただきます。 ◎総務部長(浜野義則 君)工期の関係でございますけれども、ご指摘のように、なるだけ観光に影響のない時期を選ぶというのはもちろんでございますが、あと市長答弁の中でも答えさせていただきましたけれども、ほかの工事の絡みがございますので、その辺との調整を図りながら一番いい時期に工事を行っていきたいと考えております。以上です。 ◆9番(杉本一彦 君)ぜひそのあたり、よろしくお願いしたいと思います。  それから、重複してないところだと病院事業会計の繰出金なんですけれども、たしか前の病院会計のところの説明かな。基金が5億円残っていて、壇上の説明で、基金から足りない分を補填して、この繰出金に足しているといったようなニュアンスの答弁をいただいたんですけれども、これは病院の設置基金の残った5億円の中から繰出金の金額に少し含まれているということでしょうか。確認させていただけますか。 ◎健康福祉部長(下田信吾 君)今回、増額の部分については、基金からの取り崩しで繰入金を繰り出していただくということになりますが、これにつきましては、今議会へ提出しております医療施設設置基金の条例改正で基金の使用目的を追加させていただいております。安定的な医療体制を整備するための資金として目的を追加しておりますので、その目的に沿った形で使用するということで繰入金を入れてという予算になっております。以上です。 ◆9番(杉本一彦 君)私は、やっぱり病院を充実させるために、皆さんからいただいた基金をそういったものに充てていくということは非常にいいことだと思うし、それはいいと思うんですけれども、ここで5億円残った基金がこれからどういったものに使われていくのかなという部分がもうちょっと我々市民に見えてもいいとも思うし、必ずしも病院が充実するだけの話じゃなくて、これは私が今ちょっと思ったんですけれども、市民が使う駐車場料金とか、そういった部分というのは、例えば駐車料金を無料にするためにそういった基金を充ててやるとか、そんなことというのは基金の使い道としては目的外になるんでしょうか。 ○議長(井戸清司 君)暫時休憩いたします。                 午前11時36分休憩                 ───────────                 午前11時36分再開 ○議長(井戸清司 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。 ◆9番(杉本一彦 君)考えてみたら、私も委員会が福祉文教でしたので、委員会のほうでまた詳しく聞かせていただきたいと思います。  それから農林水産業費のところで、魚市場の改築工事の話は重複で聞いているんですが、いろいろ報道等でも、入札が不調に終わってきて、何となく、前々から改築工事で、これから市場がよくなっていくんだなと思っていたら、そういう状況の中でちょっと曇りの様子になってきたなという感じがするんですよね。中には漁協も諦めちゃったとか、そんなような報道の仕方をされているものも見たりするんですけれども、ここはまさに、やっぱり市長にリーダーシップをとっていただいて、こういった計画が頓挫しないように、答弁でもいただいていますので、今のままの魚市場ではやっぱりどうなのかなと思う部分もありますので、ぜひともこのあたりは実現するように頑張っていただきたいなと思います。これは意見です。よろしくお願いします。  それから観光事業も、今年度はイベントだとか、まちづくりの部分の議論はともかくとして、いとうの日や花笠が廃止になって、今回、私が質疑をさせていただいた新しい事業なんかもどんどん入ってくるようになって、観光戦略、観光事業なんかの考え方も心機一転、変わってきたのかなということも感じます。いろいろな議論があると思いますけれども、こういった新しく企画したものがいい形になっていただければなと思いますので、このあたりも、また委員会のほうでも詳細の議論があると思いますけれども、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それから、あと5分あるんですけれども、消防費の駿東伊豆消防組合負担金の算定基準といった形で聞かせていただいたんですが、駿東伊豆消防組合に統合されて、この市議会でも、伊東市の救急体制がどのようになっているのだとか、そういったものがわからなくなってきて、私も市民からいろいろな消防救急について聞かれても、なかなか答えられない部分も多くなってきて、何の根拠もないんですけれども、市民からは、駿東伊豆消防組合、統合したら救急車が来るのが遅くなったような気がするだとか、そんなような声も聞くわけです。私も駿東伊豆消防組合の議事録なんかもちょっと見たりもするんですけれども、救急の通報があって、救急車が行くまでの時間の議論だとか、そんなこともあったと思うんですけれども、そのあたりは伊東市では捉えているんでしょうか。 ◎企画部長兼危機管理監(中村一人 君)私どもが駿東伊豆消防組合のほうから報告を受けている数字でございますが、これは広域化前で、そもそも平成27年、電話が入ってから現場に到着するまでのあくまでも平均時間でございますけれども、8分58秒という数字をいただいております。平成29年、広域化後2年たっているわけでございますが、同じ条件での計算で全く同じ8分58秒が平均ということでございますので、あくまでも平均時間で見ますと、特に広域化になって到着が遅くなっているという事例は見受けられないと判断をしてございます。以上です。 ◆9番(杉本一彦 君)この消防救急体制の議論については、統合するときに、ここの議場でも、そういった消防救急に対する議論がここでなくなってしまうと、やっぱり市民も不安に思うし、私たちも不安に思うので、そのあたりは、ぜひこういったところでも、統合して駿東伊豆消防組合の所管になっても議論できるようによろしくお願いしますというような質問もした記憶があるんですけれども、そのときには危機対策課が対応してやりますみたいな話もありましたので、こういったところの議論も、一般質問等でもまた考えていきますので、ぜひしっかり情報をとっていただいて、ここで議論できるような体制をつくっていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。  時間がなくなって終わっちゃうかなと思いましたけれども、2分残ったんですけれども、重複した項目が多かったもので、大綱質疑ということですので各委員会に送らせていただいて、きょうこの場での大綱質疑は終了させていただきます。ありがとうございます。 ○議長(井戸清司 君)以上で伊東新時代。による予算大綱質疑を終わります。  昼食のため、午後1時まで休憩いたします。                 午前11時41分休憩                 ───────────                 午後 1時   再開 ○議長(井戸清司 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、公明党による予算大綱質疑を許します。              〔16番 鳥居康子君登壇、拍手〕 ◆16番(鳥居康子 君)公明党の鳥居康子でございます。本議会最後の大綱質疑となります。質疑、重複いたしますけれども、何とぞよろしくお願い申し上げます。  公明党を代表いたしまして、平成30年度予算案及び施政方針に関し、以下5点伺います。  まず1つとして、市長就任後の初めての新年度予算編成であるが、市民等からの意見や要望をどのように受けとめ、新年度予算に反映させたのかをお伺いいたします。本年、平成29年度は伊東市制施行70周年として、さまざまな記念行事も行われ、記憶に残るところでは、按針祭の行事でありますディズニーパレード誘致、また、テレビ東京の「開運!なんでも鑑定団」等の話題性のある行事もさまざま行われ、この4月より市制71年目がスタートいたします。  さて、平成30年度当初予算案に当たり、施政方針に以下述べられております。昨年の5月市長就任来、協調と調和の精神のもと、全ての皆様の融和を図るため未来ビジョン会議、地域タウンミーティング、市長への手紙の実施を積極的に行い、ボトムアップ方式による市政運営に努めてまいり、平成30年度は「対話と融和で『未来を拓く』~夢と希望を形にするために~」を市長経営方針としての所信を述べられ、新生伊東市の初年度一般会計予算256億1,000万円、特別会計予算総額、合わせて666億4,988万円としており、特に一般会計予算の特徴としては、歳入ではふるさと伊東応援寄附金の増額はあるものの、県支出金、国庫支出金の減や、市民税全体では1.1%増加したものの固定資産税の評価がえの年度であることから、市税全体では2.0%減を見込んでいるとし、歳出では義務的経費のうち、子育て支援医療費助成の拡充に伴う増加の扶助費2.0%増、公債費0.9%増、人件費4.2%減の、額にして5,713万2,000円の減、投資的経費では按針メモリアルパーク改修事業、道路改良事業、小中学校トイレ改修事業等々、全体で21.3%、6億684万9,000円の減としております。また、行財政改革の取り組みでは、事務事業及び戦略事業では廃止事業5、また新規事業86、重点事業62、拡大事業80とすることなどを含めまして、改めて市民の思い、また要望をどのように組み込まれての予算編成であったかお伺いをいたします。 次に2点目の質疑でありますけれども、ナイター設備つきサッカー場を初めとする総合スポーツ公園や図書館・文化ホールなどの施設建設について、今後どのように進めていくのか見通しを伺うとともに、財源をどのように考えているかお伺いをいたします。施政方針では、生涯スポーツのまち伊東を目指して、総合スポーツ公園の建設を目標に調査、研究を進めていくとされ、また図書館・文化ホールの建設については、図書館・文化ホール建設に向けた基本構想案をもとに有識者会議において検討を進め、本市のまちづくりの中核施設として、候補地の選定も含め着実に進めてまいりますとされておりますが、新年度予算では文化施設建設に向けた有識者会議謝礼として18万円、また文化施設整備基金積立事業202万2,000円、体育施設整備基金積立事業に200万9,000円が計上されており、これらのことから今後着実に建設に向けての準備が始められると考えますが、これら事業の今後の計画の見通し及び財源の確保をどのように考えられているかお伺いをいたします。  次に3点目でありますが、雇用の確保及び高齢者雇用の促進及び安定を図る事業についてお伺いをいたします。国においては、働き方改革を重要な政策として掲げ、働く方の置かれた事情に応じて多様な働き方を選択できる社会を目指しており、少子高齢化の本格的な時代に入りまして、特に最近では求人倍率が高くなる中、働くことを希望する側と人材を求める企業とのすき間を埋める役割が地方にとって大事な雇用政策の一つと考えます。雇用の確保においては、新規創業者に対し開業資金等の助成を行い創業を促進することで、雇用の場の創出や再就職に向けたパソコン講座の開催や技能労働者を育成する伊東職業訓練協会の支援等を行っておりますが、特に若い世代の中で地元に帰っても働く場がないなどの声もある中、さきに述べました全国的に求人倍率が上がっている中では、地元の企業の人材確保が市内経済にも大きく影響してくると考えます。新年度では、雇用環境改善会議の設置が市内経済団体と連携していくことの取り組みにも期待をいたすところでありますが、本市の雇用確保の事業についてお伺いをいたします。  また、高齢者の雇用促進及び安定を図るための事業でありますが、シルバー人材センターが行う各種事業に対し助成を行うとともに、シニア世代の方が集う交流サロンを整備し、生きがいづくり及び社会参画の促進を図ることが示されており、これら事業についてお伺いをいたします。特に最近発表されました高齢社会対策大綱では、60歳から64歳までの就業者の割合を現在の63%から2020年には67%に、また社会的活動を行う高齢者の割合を80%にとの目標も示される中、高齢者の雇用及び安定を図る事業について本市の考えをお伺いいたします。 次に4点目として、ひとり親家庭の自立促進を図る事業のうち、ひとり親家庭相談支援事業及び高等職業訓練促進事業についてお伺いをいたします。県の27年のデータによりますと、本市の婚姻数277件、これは23市中20位、離婚は146件、23市中4位であり、一概に言えることではありませんが、少なからずひとり親家庭の件数は多いのではないかと推察いたします。また、母子世帯の収入は、児童のいる世帯全体の収入に対し半分にも満たない状況とも言われております中で、ひとり親家庭への支援を今後とも強く望むところであります。相談業務としての自立支援員1人の配置が予定されておりますが、さまざまなケースがある中での本事業に対する取り組みについてお伺いをいたします。また、その方たちへの一つのサポートとして高等職業訓練促進給付事業でありますが、ひとり親家庭の父母が各種学校等の養成機関で就職に役立つ技能を修業する場合の給付金月額10万円以内、修了一時金5万円以内とする事業でありますが、本事業の取り組みについてもお伺いをいたします。 最後に5点目でありますけれども、小中学校校務支援システム導入事業及び中学校部活動補助事業についてお伺いいたします。小中学校校務支援システム導入は新規事業として、小学校4,469万5,000円、中学校2,811万円となっており、5年間の債務負担行為での事業実施となりますが、10小学校、5中学校全てに本システムが導入されることとなり、これによって教員の事務負担の軽減につながることが期待されます。教員の働く時間の軽減は子供と向き合う時間の確保になることも考え合わせ、本事業実施に至る経過と見込まれる効果についてお伺いをいたします。  また、中学校部活動補助金は新年度500万円の予算計上とし、中学生徒数1,470人への支援は各家庭への経済的負担軽減につながっていくものと考えますが、部活動に対する各家庭の負担を考慮しての取り組みに至った本事業導入の経過及び見込まれる効果についてお伺いをいたします。  以上5点、大綱質疑への答弁を求めまして、壇上よりの質疑といたします。                〔市長 小野達也君登壇〕 ◎市長(小野達也 君)公明党 鳥居議員の質疑にお答えいたします。  初めに、市長就任後、初めての新年度予算編成であるが、市民等からの意見や要望をどのように受けとめ、新年度予算に反映されたのかについてであります。施政方針でも申し上げましたとおり、私は市長就任以来、未来ビジョン会議や地域タウンミーティングの開催、市長への手紙を実施するなど、私みずからが積極的に市民の皆様との対話を行い、本市の現状や課題について把握し、ボトムアップ方式による市政運営に努めてまいりました。新年度予算の編成に当たりましては、市民の皆様からいただいたご意見やご要望について、全庁的に情報共有を図り、サマーレビュー等における事業選択の判断基準の一つとするとともに、公約に掲げた3本の柱と合わせた結果、まちのにぎわいづくりや子育て支援策に対して予算を重点的に配分するなど、「対話と融和で『未来を拓く』」第一歩となる予算編成ができたものと考えております。  次に、ナイター設備つきサッカー場を初めとする総合スポーツ公園や図書館・文化ホールなどの施設建設について、今後の見通しと財源をどのように考えているかについてであります。 総合スポーツ公園建設及び図書館・文化ホール施設の建設に向けた取り組みにつきましては、さきの質疑にお答えしましたように、新年度におきましても、現在進めております調査結果などをもとに建設に向けた検討を進めてまいります。財源の確保につきましては、建設費が明確となる基本設計策定以降に具体的な検討に入ることとなりますが、現段階におきましては、引き続き体育施設及び文化施設に係る整備基金に積極的な積み立てを行うとともに、市民や企業から、より一層の寄附を募り、できる限り後年度負担を軽減してまいりたいと考えております。  次に、国では働き方改革を重要な政策として掲げ、多様な働き方を選択できる社会を実現していくことを目指しているが、本市の取り組みのうち、雇用の確保を図る事業についてであります。国は、少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少や育児や介護の両立など、働くニーズと働き方の多様化に対応するため、生産性の向上を図るとともに、就業機会の拡大や意欲、能力を十分発揮できる環境づくりを目指し、働き方改革の政策を進めているところであります。本市におきましても、昨年11月に人手不足の解消や雇用環境の改善を図るためのワーク・ライフ・バランスセミナーを開催するとともに、本年2月には官民一体となり、働き方改革によるワーク・ライフ・バランスや雇用環境の改善に対する取り組みの醸成を図り、本市で働く全ての人々の労働環境の改善や市内企業の雇用情勢の安定化を目指して、伊東市雇用環境改善会議を立ち上げたところであります。この会議につきましては、県、労働局、ハローワークなどと連携し、市内事業所の経営者の皆様方を中心に構成されており、雇用に関する情報を官民で共有するとともに、人手不足の解消や人材の確保に関する有効な対応策を検討するよう取り組んでまいります。今後におきましても、県、ハローワーク、商工会議所やシルバー人材センター等と連携し、求職中の皆様に対して、ホームページや情報誌等を活用した情報提供や就労セミナーの開催等を行うことにより雇用の促進を図ってまいります。  次に、高齢者の雇用の促進及び安定を図る事業についてであります。少子高齢化の急速な進行により、労働力不足が大きな課題となっている中で、高齢者の雇用の促進及び安定化は大変重要であると認識しております。本市におきましては、伊東市シルバー人材センターが人手不足の民間事業者から請負や委任などを受けることによって、シルバー会員の就業を促進する事業であります、高齢者活用・現役世代雇用サポート事業に対する支援を行うなど、シルバー人材センターと連携した高齢者の雇用促進と安定化を図っております。また、先ほどもお答えいたしました伊東市雇用環境改善会議におきましても、高齢者の雇用の促進と安定化について、その課題や現状を情報共有するとともに、有効な施策を検討するよう取り組んでまいります。  次に、ひとり親家庭の自立促進を図る事業の内容及び実施状況のうち、ひとり親家庭相談支援事業についてであります。ひとり親家庭相談支援事業につきましては、ひとり親家庭等の生活の安定と向上のため、母子及び父子並びに寡婦福祉法に基づき、平成28年度から子育て支援課内に専任の母子・父子自立支援員を1人配置し、支援員が母子、父子の自立に向け、生活困窮自立相談支援事業で実施するくらし相談センターこころやハローワーク等と連携を図り、必要な情報の提供、生活についての助言、指導、職業能力の向上及び求職活動に関する相談支援を実施しております。支援員配置後の事業の状況につきましては、平成28年度は26人からの相談があり、就労支援により7人が就労に結びついており、平成29年度は1月末現在、31人からの相談を受け、9人が介護施設、清掃業、飲食業等で就労いたしました。今後につきましても、子育て、教育、生活などの相談窓口との連携を図りながら、ひとり親家庭の自立に向けた相談支援を行ってまいります。  次に、高等職業訓練促進給付事業についてであります。高等職業訓練促進給付事業につきましては、母子家庭及び父子家庭の就業を促進し、生活の安定に資する資格を取得することができるよう、養成訓練の受講期間において給付金を支給するとともに、受講修了後に修了支援給付金を支給することにより、資格取得を容易にすることを目的としております。対象資格につきましては、就職の際に有利となる看護師、介護福祉士、保育士、理学療法士、作業療法士、調理師等で、養成期間1年以上のカリキュラムを修業することが必要となっており、支給期間は3年までで、支給額は月額10万円、市民税課税世帯は月額7万5,000円で、修了支援給付金は5万円、市民税課税世帯は2万5,000円を支給することとなります。就業に結びつきやすい資格の取得は、母子家庭、父子家庭の経済的自立に効果が高いものとなりますが、資格取得のための受講に際して、生活の不安から、意欲はあっても足踏みせざるを得ない状況もありますので、安定した修業環境を整備するため、本事業の実施は有意義なものであると認識しております。本市におきましては、平成21年度から本事業を実施しておりますが、現在まで15人が本事業を活用し、看護師免許、保育士資格、鍼灸マッサージ師等を取得するため、養成機関において受講をしております。  次に、小・中学校の管理運営や学校教育の充実を図るための事業についてのうち、小中学校校務支援システム導入事業に関し、事業の実施に至る背景及び見込まれる効果についてであります。校務支援システム導入に至る背景といたしましては、さきの質疑にお答えいたしましたとおり、学校の抱える課題が複雑化、多様化しているとともに、保護者への対応や地域との連携など、学校に求められる役割や重要性が増しており、教職員の業務も増大し、多忙化が社会問題化していることであります。このような状況の中、学校現場の要望を調査するアンケートにおいても、校務支援システムの導入が全校ともに要望事項の1位であったこともあり、校務作業の効率化を図り、教職員の負担を軽減するため、校務支援システムを導入することといたしました。見込まれる効果といたしましては、本市と同じ校務支援システムを導入した自治体では、年間で1人当たり200時間以上の業務削減につながったとの調査結果もございます。本市におきましても、校務作業の効率化により、教職員の業務負担の軽減や作業時間の短縮が見込まれ、授業の準備や児童・生徒と向き合う時間が確保できるようになるとともに、システムにより児童・生徒の情報や日常の所見を教職員間で蓄積、共有できることから、一人一人にこれまで以上に適切な指導を行うことができ、教育の質の向上が図られるものと考えております。  最後の質疑につきましては、教育長から答弁いたします。以上であります。                〔教育長 髙橋雄幸君登壇〕 ◎教育長(髙橋雄幸 君)次に、中学校部活動補助事業に関し、事業の目的、内容及び見込まれる効果についてでございます。中学校部活動補助事業につきましては、さきの質疑にもお答えいたしましたとおり、部活動を通じて教育活動の充実と保護者の負担軽減を図ることを目的に、平成30年度は、市内中学校5校におけるスポーツ活動、文化活動に対し、合わせて500万円を助成するもので、部活動の部員数に応じて各中学校への配分を予定しております。見込まれる効果につきましては、用具等の購入、対外試合や文化コンクールへの参加に伴う交通費など、保護者にとっては大きな費用負担となっておりますことから、部活動に対する補助金の大幅な増額は、本市の子供たちがスポーツ活動や文化活動に親しみを持ち、充実した学校生活を送ることができるとともに、保護者の経済的負担の軽減にもつながるものと考えております。以上でございます。 ◆16番(鳥居康子 君)ご答弁ありがとうございました。2次質疑させていただきたいと思います。  まず、予算案にどのように市民の声が反映されたかということで、多くの議員さんが質疑されて、全体的には丁寧に予算編成に当たられての新年度かなと思っておりますし、新しい事業もたくさんある中で、これからさまざまな事業が実を結びますように期待するところでございますけれども、タウンミーティングの参加人数はどれくらいいらっしゃったのか。そして、要望事項というのはどのくらいあったかということのまとめが広報いとうにも載っていたと思いますので、そこの確認と、それから、私がタウンミーティングで内容的にどうだったのかと一番期待していたところだったんですけれども、高校生のタウンミーティングという言い方でよろしいですかね。市長が高校生の声を聞くという場面を新聞で拝見いたしまして、今の高校生、10代が市政に対してどんな思いをされたのか、ぜひ高校生のタウンミーティングの様子を伺いたいと思います。  以上2つ、最初にお伺いいたします。 ◎企画部長兼危機管理監(中村一人 君)今年度実施いたしましたタウンミーティングの出席者数につきましては、全部で740人の方が出席されまして、出された意見は総数で270件ということでございます。高校生のタウンミーティングにつきましては、伊東商業高校の主権者教育の一環として、まちづくりとか政治とのかかわりについて市長さんと直接意見を交わしたいという趣旨で行ったところでございます。バスがおくれて困るとか、通学費が高いとか、そういった切実な高校生の声が聞けたのかなと考えております。以上です。 ◆16番(鳥居康子 君)ありがとうございます。高校生の切実な思いがじかに聞けるというのは貴重な時間だったのかなと思いますし、タウンミーティング740人で、大勢の方が参加してくださったということで、改めて、また新しい年度やっていかれるということなので期待したいと思います。市長さんが県会議員のとき、選挙のとき、そしてタウンミーティング、それぞれ市民の声を聞く機会というのがここ数年あったと思うんですけれども、今、市長さんになって、実際に予算編成したということなんですけれども、思いを数字にあらわすために予算編成の中で難しかったこととか、ここは大勢の声があったからということなど、これまでさまざまな方と対話されたと思いますが、予算編成の中でご苦労とか、頑張られたこととか、少し伺いたいと思います。 ◎市長(小野達也 君)お答えいたします。  長年、県議会に行かせていただいておりまして、その中で、県政報告という名前のもとに県政の報告と地域のご要望等も伺っておりました。そういうきっかけをもとに、選挙公約にも市民との対話を大事にしていくこと。それから、先々代になりますけれども、鈴木藤一郎市長が協調と調和、こういうことを私にいろいろと教示いただきまして、その中からヒントを得て、今回も若い人と席を合わせて未来ビジョン会議、特に女性の若い層が一番声が聞きにくかったものですから、そういうことを企画いたしました。そしてまた、地域タウンミーティングを10回行いまして、その中で、地区ごとの役員の皆さんはかなり承知していること、私もございましたけれども、一般の参加者の方から寄せられる声というのは、やっぱり市長でなければかなえられないことをお聞きすることができたと。それが県議時代のさまざまな活動と大きく違いました。その中で、今議会にも上程しましたけれども、生活環境を改善するための補正予算によって対応できるものをまず用意したということが一つ成果に上げられると思います。  それから、地域タウンミーティング、来年度は15会場にふやして、基本的には私が出向いて地域のことをお聞きすることを主に考えてやっていきたいと思っておりますし、予算編成する上では、今年度できなくても、なるべく早い時期に実施しようという課題にもなりましたので、二百数十件のご意見、一つ一つ丁寧に市政に反映できるように取り組んでまいりたいと思います。以上であります。 ◆16番(鳥居康子 君)ありがとうございました。  次に、総合スポーツ公園と図書館・文化ホールの関係なんですが、大変大きな事業になるのかなということと、それから市民の期待も大きいという、2つの事業が施政方針にも述べられております。スポーツ公園と、それから図書館・文化ホールが2つ同時進行は財政的にも、いろいろな協議の時間等も含めて難しいんだろうなということをきょう確認させていただきたいのと、それと予算で見ますと、図書館・文化ホールは基本構想案を、前任者の答弁にもありましたけれども、庁内でたたき台をつくって、それを有識者会議の皆さんにということが新年度になりますので、スポーツ公園と図書館・文化ホールの2つの時間軸というか、そんなことを少し確認させていただきたいと思います。 ◎市長戦略監(杉本仁 君)私のほうからは総合スポーツ公園の関係でご答弁させていただきたいと思います。現在、複数の公園の用地を探っております。実際、候補地があるわけでございますが、自然公園法の規制の関係もございまして、総合的なスポーツ公園、もうしばらく時間がかかるのかなと思っています。しかしながら、市長の公約でありますナイター照明つきのサッカー場については、既存の施設も含めまして、実際のところ、サッカー場ができれば合宿を誘致するという民間の団体もございますので、そこら辺につきましては、なるべく早いうちに進めてまいりたいと思っております。  また、建設費に関しましては、サッカーくじの助成金もしくは総合スポーツ公園ができた後に災害時の拠点となるようなものも考えていかなければならないと思っておりますので、そうした場合には、そちらの助成金、補助金も活用できるものと考えております。以上でございます。 ◎教育委員会事務局教育部長(荻島友一 君)もう一つの文化ホールと図書館の関係につきましては、今年度、要は基本構想案の策定をするということで、本年度300万円を計上しまして候補地を5カ所示させていただく中で、その5カ所のメリット、デメリットを含めて、施設として、どのようなものがふさわしいのかということを、今、委託業者のほうに投げかけて調査をしているところでございます。来年度につきましては、策定案をもとに専門の委員会を立ち上げまして、建設に向けて進めていくということになりますが、その中で、要は来年度、専門委員会を立ち上げ、その委員のための謝礼を18万円ちょっと計上させていただいておりますが、その人選につきましても、今後準備を進めているところでありますけれども、今の段階では、当然文化活動、あと音楽活動に取り組んでいる団体とか、要はこの施設がまちづくりの中核をなす施設となるということから、まちづくりの活動に取り組んでいる団体、あと未来ビジョン会議等の若い人たちの意見。要は庁内外、幅広い分野から人選をして、建設に向けた検討を進めていくということで来年度行っていきたいと考えております。以上でございます。 ◆16番(鳥居康子 君)それぞれの事業の取り組みの方向がうかがえました。図書館・文化ホール、今、部長からもあった中核施設という表現も施政方針にありまして、図書館もですけれども、ある意味、本市の大事な文化活動の拠点になることを期待したいと思います。  あと財源の関係なんですが、昨日の質疑で、基金とサッカーくじとか、いろいろ公園のほうは手当てしてということになると思うんですけれども、大変大きな事業とも思うところがありまして、市債の償還の一番ピークが36年で28億円ということのお答えがありまして、あと五、六年で償還のピークを迎える中で、建設費に充てていく財源確保が市長の任期中ではなく、もう少し後にしっかりとめどをつくっていくのかなというイメージを持ったりもいたしますけれども、その辺、2つの大きな事業の市債も含めて財源の考え方をお伺いしたいと思います。 ◎総務部長(浜野義則 君)大規模事業財源ということでございますけれども、文化ホールにしましても、総合スポーツ公園にしましても、非常に大きな事業になりますので、事業費にしましてもかなり膨大なものになってくると思います。そういう中で、先ほど市長戦略監からの話もありましたとおり、助成金を最大に活用するでありますとか、国・県の補助金を最大に活用することとあわせまして、基金につきましても計画的に積み立てて、そちらも効果的に活用する上で、不足する財源については地方債の借り入れということになりますが、今後の償還等を考える中で、できるだけ地方債の借り入れについては抑える方向で考えておるところでございます。以上です。 ◆16番(鳥居康子 君)ありがとうございました。  次に、雇用の関係でありますけれども、今回、地方に雇用のチャンスが少ないというか、伊東に来て働いていただく機会をぜひ行政としても積極的につくっていかなければならないなと。起業を支援する取り組みはありますけれども、雇用に関しては、ハローワークに職を求めるというイメージがありますが、今回、雇用環境改善会議という会議が開催され、結構大きな企業の市内の団体の方もしっかり見えていての会議だったと思いますけれども、やられたのはまだ1回ということですが、これから伊東市がどうしたら若い人、また、いろいろな方に働いてもらえるかということの課題が会議で見えているかどうか。また、これがどういうふうに本市の雇用につながっていくかということの会議の方針とかがありましたらお願いいたします。 ◎観光経済部長(近持剛史 君)雇用環境改善会議の設置につきましては、第1回を2月8日に行っております。この会議では、まず基調講演を行っております。また1回目でありましたので、会議の設置にとどまっております。今後におきましては、働き方改革や高齢者の雇用環境改善の取り組みなどにつきまして、情報交換を行っていきたいと考えております。また、基調講演をしていただいた坂本先生の講演は大好評でありましたので、引き続きそういう講演もやっていきたいと思っております。  また、市内の雇用の状況におきましては、議員もご指摘のとおり、若い方の働く場が少ないと言われています。基本的には、今、有効求人倍率は1.9ぐらいありますので、働く場がないというわけではなくて、働きたくなるような会社がないということになっております。そういう形で、今回の雇用環境改善会議の中で人が集まりにくい業種の雇用の改善、生きがいとかやりがい、また賃金の改善を皆さんでいろいろと話し合っていく、そういう会議になっております。以上です。 ◆16番(鳥居康子 君)ありがとうございました。雇用については、企業の求めるものと、それから働く側の求めるものとのマッチングが必要で、これから行政としての大事な政策の一つかなということも思ったりいたしますので、ぜひ働いていただける環境を整えていただきたいと思います。  そして、先ほど高齢者の数字も少し紹介させていただきましたけれども、60歳から64歳までの方のうち、63%が働いているということで、60歳過ぎても半分以上の方が働いているという時代になりました。そこでまだ割合を上げていくということなんですが、今、働く皆さんが、高齢者がハローワークに行ったりとか、またシルバー人材センターでということになるかと思うんですが、シルバー人材は稼ぐというよりは、ボランティアだったりというものも多分にありますので、そういうことを選ぶ方と、そしてしっかり働きたいという、ハローワークさんがそこの窓口になると思いますけれども、働く高齢者の方にも情報の発信をしていただけるように、ぜひ行政からの働きかけをお願いしたいと思います。要望にさせていただきます。  4点目のひとり親家庭なんですが、私も数字を見て改めて結婚される方の数に対して、ひとり親になる方の割合が少し多いのではという思いと、それから収入が高くない大変厳しい中で、皆さん、子育てをやってくださっていると。ひとり親の皆さんの声というのも、なかなかタウンミーティングとかで聞けない部分だと思われますが、今回、新規事業にもありますけれども、この辺、ひとり親の皆さんの声というのが市長にどんなふうに届いているか伺いたいと思います。 ◎健康福祉部長(下田信吾 君)絶対的な声を市長に届けるというところはタウンミーティングですとか、そういうところでの意見は出ておりませんが、議員のご質疑にあります母子・父子自立支援員が相談も対応しております。児童扶養手当も含めたひとり親家庭へのさまざまな支援の事業の中で、窓口にひとり親家庭のお母さん、お父さんがいらっしゃいますので、そちらの中でいろいろな訴えを聞いたりですとか、あと生活困窮者の自立支援事業、くらし相談センターこころの中でもひとり親家庭からの相談もありますので、そういうところでいろいろな訴えを聞くですとか、相談を通じてさまざまな意見を伺う中で、どのような支援をしていくかを一緒に考えていくという体制で現在進めております。 ◆16番(鳥居康子 君)さまざまな家庭の事情で、離婚されて、全体の4分の1の方しか養育費が届いてないというデータもありますので、ぜひひとり親の支援を続けていただきたいなと思います。  最後の質疑になります。学校の関係と、それから部活動なんですけれども、多くの議員さんが聞いてくださったので内容は承知させていただきました。中学生が1,470人ということで、校外教育課程ではないですけれども、今、中学生は帰宅部ということにはならなくて、部活動は文化部、スポーツ部、そういうことで全生徒がどこかのクラブに入っているという考えでよろしいですか。 ◎教育長(髙橋雄幸 君)部活動の加入の条件でございますけれども、これにつきましては、基本的には生徒の自主的、それから自発的な活動であるということの捉えの中で、全員加入制ではなくて、希望で加入しているという実態がございます。中には、いろいろなスポーツクラブにも行っていますけども、基本的には学校の部活動に80%以上の子が加入しているという状況にございます。以上でございます。 ◆16番(鳥居康子 君)ありがとうございました。先ほど校務支援システムの関係で200時間の軽減になるかなということの話もいただいて、学校のところを通りますと、教員室が結構遅くまで電気がついているのをよく見かけますので、7時とか8時には帰れない先生が多いのではないかなと想像いたします。これから導入に当たっては、入札を経て、それから少し機械になれてということでやっていただけると思いますけれども、ぜひ順調な導入をお願いしたいと思います。また、部活動は多くの生徒さんが入っていらっしゃるので、少なからず各家庭の負担軽減になるということを期待いたしまして、以上で私の公明党代表の大綱質疑を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(井戸清司 君)以上で公明党による予算大綱質疑を終わります。  これをもって予算大綱質疑を終結いたします。  市議第56号は各所管常任委員会に、市議第59号、市議第60号、市議第61号及び市議第63号は常任総務委員会に、市議第57号、市議第58号及び市議第65号は常任観光建設委員会に、市議第62号及び市議第64号は常任福祉文教委員会に審査を付託いたします。                 ━━━━━━━━━━━━ ○議長(井戸清司 君)以上で本日の日程全部を終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。                 午後 1時47分散会...