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浜松市議会
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2020-11-17
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11月17日-17号
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浜松市議会 2020-11-17
11月17日-17号
取得元:
浜松市議会公式サイト
最終取得日: 2021-07-18
令和 2年 11月
定例会
(第5回) 令和2年第5回
浜松市議会定例会会議録
令和2年11月17日
◯議事日程
(第17号) 令和2年11月17日(火)午前10時開議 第1
会議録署名議員指名
第2 会期の決定について 第3 第113
号議案
令和2年度浜松市
一般会計補正予算
(第7号) 第4 第114
号議案
令和2年度浜松市
国民健康保険事業特別会計補正予算
(第3号) 第5 第115
号議案
令和2年度浜松市
介護保険事業特別会計補正予算
(第2号) 第6 第116
号議案
令和2年度浜松市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算
(第1号) 第7 第117
号議案
令和2年度浜松市と畜場・
市場事業特別会計補正予算
(第1号) 第8 第118
号議案
令和2年度浜松市
中央卸売市場事業特別会計補正予算
(第1号) 第9 第119
号議案
令和2年度浜松市
病院事業会計補正予算
(第4号) 第10 第120
号議案
令和2年度浜松市
水道事業会計補正予算
(第1号) 第11 第121
号議案
令和2年度浜松市
下水道事業会計補正予算
(第2号) 第12 第122
号議案
浜松市
過疎地域自立促進計画
の変更について 第13 第123
号議案
当せん金付証票
の発売について 第14 第124
号議案
浜松市立小中学校空調設備整備事業
に関する契約の一部変更について 第15 第125
号議案
工事請負契約
の一部変更について((国)473号(仮称)新々
原田橋左岸桟道橋工事
) 第16 第126
号議案
物品購入契約締結
について(追認)(
小学校教師用指導書
) 第17 第127
号議案
指定管理者
の指定について(浜松市茶室) 第18 第128
号議案
指定管理者
の指定について(浜松市
男女共同参画
・
文化芸術活動推進センター
) 第19 第129
号議案
指定管理者
の指定について(浜松市
天竜体育館
ほか3施設) 第20 第130
号議案
指定管理者
の指定について(浜松市
舞阪総合体育館
、浜松市
舞阪乙女園グラウンド
) 第21 第131
号議案
指定管理者
の指定について(浜松市
水窪総合体育館
) 第22 第132
号議案
指定管理者
の指定について(浜松市天竜B&
G海洋センター
) 第23 第133
号議案
指定管理者
の指定について(浜松市
雄踏文化センター
) 第24 第134
号議案
指定管理者
の指定について(
浜松市立賀茂真淵記念館
) 第25 第135
号議案
指定管理者
の指定について(浜松市
福祉交流センター
) 第26 第136
号議案
指定管理者
の指定について(
浜松医療センター
) 第27 第137
号議案
指定管理者
の指定について(浜松市
総合産業展示館
) 第28 第138
号議案
指定管理者
の指定について(浜松市
国民宿舎奥浜名湖
) 第29 第139
号議案
指定管理者
の指定について(
舘山寺総合公園
) 第30 第140
号議案
指定管理者
の指定について(
浜松市立北図書館
、
浜松市立都田図書館
) 第31 請願第1号 安心して医療が受けられ、健康が守られるように
国民健康保険料
の改善を求める請願 第32 請願第2号
子どもたち
にゆきとどいた教育を求める
請願-----------------------------------◯
本日の会議に付した事件
監報第
17号
定期監査
の結果に関する報告について
監報第
18号
例月出納検査
の結果に関する報告について 報第24号
専決処分
の報告(法第180条関係) 以下、
議事日程
のとおり。
-----------------------------------◯出席議員
(45人) 1番
馬塚彩矢香
2番 鈴木 恵 3番
落合勝二
4番
酒井豊実
6番
神間郁子
7番
山崎とし子
8番
森田賢児
9番
小黒啓子
10番 北島 定 11番
岩田邦泰
12番
鈴木唯記子
13番
小野田康弘
14番
露木里江子
15番
久米丈二
16番
井田博康
17番
齋藤和志
18番
鈴木幹夫
19番 丸 英之 20番
幸田惠里子
21番
遠山将吾
22番 太田利実保 23番
鈴木真人
24番
北野谷富子
25番
稲葉大輔
26番
平野岳子
27番
松本康夫
28番
加茂俊武
29番
倉田清一
30番
須藤京子
31番 戸田 誠 32番 高林 修 33番
松下正行
34番 黒田 豊 35番
湖東秀隆
36番 関
イチロー
37番
平間良明
38番
斉藤晴明
39番
鳥井徳孝
40番
波多野
亘
41番
花井和夫
42番 渥美 誠 43番
太田康隆
44番
和久田哲男
45番
鈴木育男
46番
柳川樹一郎◯欠席議員
(1人) 5番 小泉
翠◯出席説明員
市長
鈴木康友
副市長
鈴木伸幸
副市長
長田繁喜
技術統括監
山本浩之
政策補佐官
山名 裕
危機管理監
小松靖弘
企画調整部長
内藤伸二朗
総務部長
金原栄行
財務部長
森本哲司
市民部長
奥家章夫
健康福祉部長
山下昭一
健康福祉部保健所長
西原信彦
こども家庭部長
鈴木知子
環境部長
影山伸枝
産業部長
藤野 仁
都市整備部長
大村兼資
土木部長
高須博幸
総務部参事
(
秘書課長
)
仲井英之
財務部次長
(
財政課長
) 教育長
花井和徳
飯尾武俊
学校教育部長
伊熊規行
水道事業
及び
下水道事業管理者
寺田賢次
消防長 鵜飼 孝
監査委員
鈴木利享
監査事務局参与
(
監査事務局長
)
長坂芳達◯出席議会事務局職員
事務局長
松永直志
事務局次長
(
議事課長
)
大橋臣夫
議会総務課長
木村晶子
調査法制課長
鈴木啓友
議事課長補佐
田代智成
議事課副主幹(
議会運営グループ長
) 大石 尚
-----------------------------------
午前10時開会 ○議長(
鈴木育男
) ただいまから、令和2年第5回
浜松市議会定例会
を開会いたします。 本日の会議を開きます。
-----------------------------------
○議長(
鈴木育男
) 日程に入る前に、諸般の報告をいたします。 まず、
監報第
17
号定期監査
及び
監報第
18
号例月出納検査
の結果について、
監査委員
の報告を求めます。 ◎
監査委員
(
鈴木利享
) 皆様、おはようございます。 それでは、
定期監査
のうちの
工事監査
及び
例月出納検査
の結果につきまして御報告申し上げます。 最初に、
工事監査
の結果についてであります。 お手元に配付いたしました令和2年度監査結果
報告書
第3回の1ページを御覧ください。令和2年度において施工中の工事から、令和元
年度水改北
第23号(債務)
於呂地内老朽管更新工事
の1件を抽出し、
調査日時点
において
対象工事
に係る計画、設計、積算、施工等が適正に行われているかについて、監査を実施いたしました。 2ページに工事の概要を掲載いたしましたが、監査の結果にありますように、おおむね適正に処理されていると認められました。 以上が
定期監査
の結果に関する報告であります。 次に、令和2年7月分及び8月分の
例月出納検査
の結果について御報告いたします。 お手元の
例月出納検査
の結果に関する報告についての1ページを御覧ください。 2の検査の対象は、
会計管理者等
の所管に係る令和2年7月分の現金の
出納保管状況
であります。 4の検査の
着眼点
及び
実施内容
につきましては、
会計管理者等
の現金の
出納事務
について、
検査調書記載
の計数と会計諸帳票の計数が一致しているか等を
着眼点
とし、計数等の照合及び
証拠書類等
の
抽出調査
のほか、
関係職員
からの聴取により検査いたしました。 5の検査の結果でございますが、
会計管理者等
の現金の
出納事務
が正確に行われていると認められましたことを御報告いたします。 また、9ページ以降に掲載しておりますが、8月分につきましても同様でありましたことを御報告いたします。 監査結果報告は以上でございます。 ○議長(
鈴木育男
) 次に、
地方自治法
第180条の規定に基づき
専決処分
した事項につきまして
報告書
が提出されておりますので、御報告いたします。
-----------------------------------
○議長(
鈴木育男
) ただいまから、本日の日程に入ります。 本日の
議事日程
は、お手元に配付した日程のとおりであります。 最初に、日程第1
会議録署名議員
の指名を行います。
会議録署名議員
は、
会議規則
第78条の規定により、4番
酒井豊実
議員、19番
丸英之議員
、36番
関イチロー議員
を指名いたします。
-----------------------------------
○議長(
鈴木育男
) 次に、日程第2会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本日招集された第5回
浜松市議会定例会
の会期は、本日から12月14日までの28日間とすることに異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(
鈴木育男
) 異議なしと認め、そのように決定いたします。
-----------------------------------
○議長(
鈴木育男
) 次に、日程第3第113
号議案令和
2年度浜松市
一般会計補正予算
(第7号)から日程第30第140
号議案指定管理者
の指定について(
浜松市立北図書館
、
浜松市立都田図書館
)までの28件を一括して議題といたします。 議題に対する市長の説明を求めます。 ◎市長(
鈴木康友
) ただいま御上程をいただきました議案につきまして御説明申し上げます。 初めに、
一般会計補正予算
(第7号)でございます。 今回の
補正予算
は、令和2年7月豪雨による
被災箇所
の対策及び
交通整理
に係る経費を追加するほか、
新型コロナウイルス感染症対応
に要する経費などを追加するものでございます。 また、
遠州灘海浜公園江之島地区
の
ビーチコート整備
に係る
基本設計業務委託
や、
住民情報システム
の
クラウド移行
に伴う
サービス利用料
のほか、
契約準備期間
の確保や
事業費平準化
などを目的とした
債務負担行為
の設定を行うものでございます。 次に、
特別会計
でございます。
後期高齢者医療事業特別会計補正予算
(第1号)では、
税制改正
に伴う
システム改修費
を追加するほか、5つの
特別会計
において、来年度当初からの
事業実施
に際し、
準備期間
を設ける必要がある事業などについて
債務負担行為
を設定するものでございます。 次に、
公営企業会計
でございます。
病院事業会計補正予算
(第4号)では、
新型コロナウイルス感染症患者
の
受入れ体制
の確保等に要する経費を追加するほか、
水道事業会計
及び
下水道事業会計
で、工事時期の
平準化
を図る事業などについて
債務負担行為
を設定するものでございます。 以上、今回の
補正予算額
は、
一般会計
で10億4400万円、
特別会計
で1000万円、
企業会計
で3億1241万4000円を追加し、総額で13億6641万4000円を追加するものでございます。 続いて、その他の議案について主なものを御説明申し上げます。 浜松市
過疎地域自立促進計画
の変更は、
光ファイバ整備支援事業
を
当該計画
に追加するものでございます。 次に、
浜松市立小中学校空調設備整備事業
に関する契約の一部変更は、
整備教室数
の確定を受け、契約を変更するものでございます。 次に、
物品購入契約締結
は、
教科書採択替え
に伴う
教師用指導書
の購入について、
追認議案
の議決をお願いするものでございます。 また、
当せん金付証票
の
発売限度額
の設定、新々原田橋に係る
工事請負契約
の変更のほか、
指定管理者
の指定に関わるものとして、
舘山寺総合公園
など19施設について、14議案を提案するものでございます。 以上、議案につきましてあらましを御説明申し上げました。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げまして説明を終わります。 ○議長(
鈴木育男
) 以上で市長の説明は終わりました。 引き続き、別室で
議案説明会
を開きますので、休憩いたします。 午前10時10分
休憩-----------------------------------
午前10時33分再開 ○議長(
鈴木育男
) 会議を再開いたします。
-----------------------------------
○議長(
鈴木育男
) 第113
号議案
から第140
号議案
までの28件の議事を継続いたします。 ただいまから、議題に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。
--発言
がないようですので、質疑を打ち切ります。 ただいま議題となっております28件は、
会議規則
第35条第1項の規定により、お手元の
議案付託件目表
のとおり、それぞれ所管の
常任委員会
に付託いたします。
-----------------------------------
○議長(
鈴木育男
) 次に、日程第31請願第1号安心して医療が受けられ、健康が守られるように
国民健康保険料
の改善を求める請願を議題といたします。
紹介議員
の
趣旨説明
を求めます。 10番
北島定議員
。(拍手) ◆10番(北島定) それでは、浜松・
国民健康保険
を良くする
会代表
、
疋田朋広
さん、
堀内慶一
さんから提出されました、請願第1号安心して医療が受けられ、健康が守られるように
国民健康保険料
の改善を求める請願の
紹介議員
を代表しまして
趣旨説明
を行います。 なお、提出日までに4255筆、そして本日までに38筆が追加されまして、4293筆の署名が添えられておりますことを御報告いたします。 お手元の
請願文書表
を御覧ください。
請願趣旨
は、多くの市民にとって健康を維持し元気に生活することは共通の願いである、国民皆保険を底辺で支える
国保制度
を守り拡充させることは
地方自治
の本旨であり、市民の命と健康、暮らしと
中小企業
の営業を守ることで
地域経済
と
市民生活
が豊かになる、誰もが安心して医療を受けられるよう請願するというものです。 言うまでもなく、
国民健康保険
は
地域保険
として他の
保険制度
に加入していない全ての住民を対象としており、国民皆保険を実質的に保障する重要な役割を果たしております。しかし、近年の
経済状況下
から、
国民健康保険
は、
高齢者
や低
所得者
、無職、非
自発的失業者
、非
正規雇用者
などの低
所得者
が増加し、財政的に厳しい状況に追い込まれています。こうしたことから、政府は国民皆
保険制度
を堅持し、
医療保険制度
を将来にわたり持続可能なものにしていくことを目的として、2008年4月から75歳以上の
高齢者
を対象とした
後期高齢者医療制度
をスタートさせました。 一方、
市町国保
の財政は、
保険者単独
で
国保財政
を安定的に維持していくことには限界があることから、2010年の
国民健康保険法改正
により、静岡県では同年12月、
市町国保
の
広域化
・
財政安定化
を図るため、
保険財政共同安定化事業
の拡充や
保険者規模別収納率目標
を盛り込んだ静岡県
国民健康保険広域化等支援方針
を策定して、
市町村国保
の
財政改善
、収納率の向上、
医療費
の
適正化
などを指導する仕組みを導入いたしました。 2011年には
国保料
の
算定方式
を統一するための法改正が行われ、本市におきましても2013年度から、
市民税所得
割方式から資産割を廃止する旧
ただし書方式
に変更しております。こうした
広域化
・
都道府県単位化
の動きは、
国庫負担
の削減、
保険料
の値上げ、
保険料
の
徴収強化
という方向をさらに推進するものになっており、2018年度からは国保の
都道府県化
が始まり、現在に至っています。 今回、不安が広がる
コロナ禍
での請願ですが、
請願事項
は4点です。 1点目は、「高すぎる
国民健康保険料
を引き下げてください。」というものです。
国保年金課
の浜松市
国民健康保険料モデルケース
の資料によりますと、
給与年収
400万円(所得266万円)の30代夫婦と子供2人の場合、年間の
国保料
は41万2000円、
年金収入
280万円の65歳夫婦の場合、16万1500円、また所得300万円の
自営業
30代の夫婦と子供一人の場合、40万6100円となっており、この場合、所得に占める
国保料
は13.3%となって、いかに高い
国保料
が生活を圧迫しているのかが分かります。 さらに、1人当たりの
平均保険料
の推移を見てみましても、平成27年度には10万6599円だったものが、令和元年度には11万5247円と8648円の
負担増
となっており、ケースによっては
協会けんぽ
の2倍もの
国保料
となっているのが実際であり、ここには、払いたくても払えない状況が進んでいることが分かります。 その理由の一つとして、法定外繰入れの問題があります。この間の法定外繰入額の推移を見てみますと、平成29年度には9億7424万8000円だったものが、令和2年度予算では1億5705万円と大幅に減額されており、これが高い
国保料
の引上げにつながってきています。 このようなことから、
一般会計
からの法定外繰入れを増額すれば、高い
国民健康保険料
は引き下げることができるのではないでしょうか。 高過ぎる
国民健康保険料
を引き下げてほしいという要求は、
国保加入者
の切実な願いとなっていますが、これに対する市の対応が求められています。 2点目は、「
子ども
の
均等割り
を廃止・減額して下さい。」というものです。 子供が多い世帯ほど
保険料
が高くなる
均等割
は、他の
保険制度
にはなく、国保だけにあるという仕組みになっていることから、子供の
均等割
に対して、全国の
知事会
からも見直しが再三要望されています。 国保が
協会けんぽ
などの
被用者保険
と比べ著しく高くなる大きな要因となっているのは、国保しかない
均等割
という
保険料算定
があるからです。本市の場合、1人当たりの
均等割
は、
医療分
が2万7000円、
支援金分
が1万1800円となっていることから、子供2人では7万7600円、これに介護分9800円を含めれば8万7400円にもなってしまい、家計に重くのしかかっています。 全国で
均等割
や平等割として徴収している
保険料
は年間1兆円とも言われておりますが、
均等割
の廃止や減額に対する国の責任を果たせば、
けんぽ並み
の
保険料
にすることができます。全国では独自に減免する
自治体
が増えており、昨年の3月時点では全国で25
自治体
が実施しております。
北海道旭川
市など9
自治体
が
高校世代
まで対象に、
所得制限
なしに第1子から減免しており、このうち岩手県宮古市など3
自治体
は
全額免除
となっています。本市としましても、
均等割
の廃止・減額に取り組むべきだと考えます。 3点目は、「収入が激減した世帯、
生活困窮者
が利用しやすい
減免制度
にしてください。」というものです。 低
所得者
に対する
保険料
の減免には、
法定軽減
と
申請減免
の2種類があり、
法定減免
は
国保法
第81条に基づき、応益割の
均等割
と平等割について7割、5割、2割を軽減する制度であり、もう一つが請願にある
申請減免
です。
申請減免
は、
保険料
の
徴収猶予
、
納付期限
の延長をしても納入が困難な場合、申請によって減免される制度となっています。これは
地方税法
717条や
国保法
第77条の規定に基づき実施されていますが、本市では条例や要綱で減免できる規定を設けています。 しかし、本市における
減免申請
に対して、令和元年度の
減免件数
は42件であり、そのうち
生活困窮
や所得の減少によるものは4件しかなく、本市の
減免制度
がいかに低
所得者
の願いにかなったものになっていないかが見えてきます。 本市の
国民健康保険料
の減免に関する要綱の第2条には、
減免対象者等
が別表に示されており、そこには
減免事由
として、災害、公私の扶助を受ける
生活困窮者
、失業、休廃業、病気、けがによる世帯の収入の著しい減少、借財の返済などが掲げられています。しかし、
自営業者
の経営不振や売上げの減少については明記されておらず、これが他市と比較して
減免件数
が少ない大きな要因となっており、
減免制度
の充実が求められています。収入が激減した世帯、
生活困窮者
が利用しやすい
減免制度
にしてくださいという願いは、待ったなしとなっています。 4点目は、「他の
医療保険
と比べて高い
国民健康保険料
の引き下げを国・県に要望して下さい。」というものです。 これまで述べてきましたように、国保を取り巻く状況は非常に厳しいものがあります。高過ぎる
保険料
のために
保険料
が払えず、
資格証明書
が発行され、全国では、生活の困窮により
医療機関
の受診が遅れたために死亡した事例も後を絶ちません。 こうしたことから、
全国知事会
は、
国保料
を
協会けんぽ
の
保険料並み
に引き下げるために1兆円の
公費負担増
を政府に要望しています。かつては国保の7割が
農林水産業
と
自営業
でしたが、現在は無職や非
正規雇用
などの被用者で約8割を占めており、こうした国保の構造的な危機を打開するためには、
国庫負担金
を増やす以外に道はありません。 先ほどの2点目の
請願項目
である「
子ども
の
均等割り
を廃止・減額して下さい。」と関連しますが、他の
医療保険
と比べて高い
国保料
の要因は
均等割
や平等割にあります。これを国が責任を持って公費をあてがえば、高い
国保料
を
けんぽ並み
にすることができます。今、国保の構造的な危機を打開するためには、国や県の
国保財政
への
公費負担
を増やすことが共通の認識になりつつあります。 浜松市の国保のしおりにもありますように、国保は、安心して医療を受けられるよう、全ての人が
医療保険
に加入する国民皆
保険制度
であり、
社会保障
です。高い
国民健康保険料
を
けんぽ並み
に引き下げる国や県、そして本市の役割が今ほど強く求められるときはないということを申し上げ、請願第1号安心して医療が受けられ、健康が守られるように
国民健康保険料
の改善を求める請願の
趣旨説明
とさせていただきます。皆さんの御賛同をどうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(
鈴木育男
) 以上で、
紹介議員
の
趣旨説明
は終わりました。 ただいまから、質疑を許します。 質疑はありませんか。
--発言
がないようですので、質疑を打ち切ります。 ただいま議題となっております請願第1号は、
会議規則
第129条第1項の規定により、お手元の
請願文書表
のとおり、
厚生保健委員会
に付託いたします。
-----------------------------------
○議長(
鈴木育男
) 次に、日程第32請願第2
号子どもたち
にゆきとどいた教育を求める請願を議題といたします。
紹介議員
の
趣旨説明
を求めます。 4番
酒井豊実
議員。(拍手) ◆4番(
酒井豊実
) 請願第2
号子どもたち
にゆきとどいた教育を求める請願の
紹介議員
を代表して
趣旨説明
をいたします。 この請願は、去る11月2日に、
子ども
と教育を考える
浜松市民会議
の
女性団体
・
教育関係者
・市民の皆さんが、
代表者
、
小笠原里夏
さんほか4033名の署名を添えて、
鈴木育男議長
に直接手渡されて提出されたものです。その後、
請願署名
は昨日までに121筆追加されまして、
代表者
を入れて合計4155筆になりました。 今年の
子どもたち
にゆきとどいた教育を求める
請願署名
は、新型コロナウイルス感染症の第2波に襲われた8月から取り組まれました。学年末からの長期休校を初めて経験し、子供・家族・教職員のこれまで経験したことのない苦難を経て、猛暑の中の夏休みが短縮されるという学校教育の危機的事態の渦中で、浜松市7区の大勢の方々から昨年を630人も上回る署名が寄せられました。これは、命を育む教育の大切さを再認識させられた
請願署名
です。 現在は、ますます競争が助長され、戦争のない平和が掘り崩されている子供の生育環境の中でありますが、どの子も人間として大切にされ、憲法と子供の権利条約が生きて輝く学校をつくることが全ての父母・保護者・市民・
教育関係者
の願いです。 本請願は、この願いの実現を求める請願です。
請願項目
は大きく5項目、具体的には12項目あります。 まず、最初の1、「教育費の保護者負担を軽減してください。」では、①として、「経済的な理由で進学をあきらめる
子ども
が出ないよう必要とするすべての大学、短期大学、専門学校等に対する返済不要の「給付制奨学金」制度を創設してください。」など3項目です。 「教育は無償」が世界の常識ですが、国内総生産に占める教育に対する公の財政支出(国と地方の合計)の割合を見ますと、日本はОECDの中で最下位です。進まない国の教育予算に対して、全国の市町村は厳しい財政事情の中でも明日を担う地域の後継者、その人間教育のために、多様な
地方自治
・教育行政を展開しています。県内の市町でも独自の保護者負担軽減が拡大し、3歳から中学3年生までの給食費の完全無償化も実現し始めました。
コロナ禍
で、飲食・観光・交通関係、そして医療・介護まで、多くの市民の収入が減少し、学生のアルバイトも激減するなど、義務教育をはじめとした教育の経済的負担が新たな格差を生み始めています。 SDGsの国際目標には、「質の高い教育をみんなに」が掲げられています。この請願は、教育の機会均等の実践を強く求めるものです。 2の「教職員を増やしてください。」では、①として、「新型コロナウイルス感染防止のためにも、小学校3年生まで実施している30人学級を全学年で実現してください。」など3項目であります。 どこに住んでいても、等しい教育条件を保障し、維持向上することは国の責任です。しかし、国の義務標準法は、学級の標準を公立小・中学校は1学級40人(小学校1年のみ35人)としているために、ほとんどの都道府県や政令指定都市では独自の少人数学級の努力がされています。この点で、浜松市教育委員会の取組は全国の先進だと思います。 浜松市では、2013年度から小学校1年生ではままつ式30人学級編制を導入し、2014年度に2年生まで拡大し、今年度からは小学校3年生まで拡大されました。この結果、30人学級編制の対象校は、小学校1年生が11校、2年生が13校、3年生が15校の計39校になっています。 通級指導を受けている児童や特別支援学級在籍児童の増加、日本語指導が必要な外国籍の児童も増加していますが、このような新たな子供の変化に対しても、特に家庭背景が不利な子供が多い学校などで、少人数学級は学力の向上・定着や一人一人へのきめ細かな指導で多くの成果を上げ、多忙過ぎる教職員の負担軽減にも効果が確認されています。 また、新型コロナウイルス感染症にも強い安全・安心な学校をつくるために、文部科学省の学校の新しい生活マニュアルは、席の間を1メートル程度空けることを求めています。この安全性確保要請からしても、とりわけ浜松市の大規模校の過密さは、直ちに解消されなければいけない喫緊の課題です。はままつ式の30人学級編制をさらに拡充していくためにも、非
正規雇用
の講師ではなく正規の教職員を増やすことが要です。 本請願は、教職員を増やし、教室を確保して、着実なペースで一日も早く少人数学級を拡充させることを求めています。 3は、「特別な支援を必要とするすべての
子どもたち
にゆき届いた教育を保障してください。」、①として、「発達支援学級の定数8人(情緒学級は7人)を6人に減らしてください。」など3項目です。 本日上程されました11月
補正予算
案にも、令和3年度に新たに設置する発達支援学級の教室整備工事として、小学校6校6学級、中学校4校4学級分が提案されていますが、さらに増加する特別な支援を必要とする全ての子供たちに豊かな教育を保障するためには、やはり正規の専任の教職員を増やすことが不可欠であり、明るくて健康的な教室の確保が不可欠です。 4は、「
子どもたち
に豊かな放課後を保障してください。放課後児童会の支援員・補助員の増員に努めてください。また、支援員・補助員の労働条件改善にも努めてください。」です。 待機児童数は、一昨年度が定員6299人、待機児童355人、昨年度は定員6527人と228人増員されましたが、待機児童は471人へと増加し、今年度は定員が6558人と31人増員されましたが、待機児童数は495人とさらに増加しました。この間の市の対応は、今後も計画的な施設整備、定員の拡大等の受皿確保を推進していくとともに、保育や放課後児童会運営に必要な人材の確保など質の向上にも努めていくと表明されていました。 本請願は、定員増を進めてきた市の計画を評価しつつ、定員増を大きく上回る待機児童がさらに増加している現実を直視して、待機児童の多い北区や中区をはじめとした個別の小学校ごとの全ての待機児童の解消を具体的に掲げた取組を求めています。 5として、「
子どもたち
のいのちと安全と健康を守り、学ぶ権利を保障するために、学習環境の改善を図ってください。」では、①として、「新型コロナウイルス感染から
子どもたち
を守るための教育条件整備に全力をあげてください。」など3項目です。 新型コロナウイルス感染から子供たちの命・安全・健康を守ることのできる学習環境づくりは、学ぶ権利を保障するために最優先の政治課題です。3密を避けるためなどの教室の確保では、校舎内に適切な教室がなければ近隣の公共施設に確保してください。長期休校で再び子供の学びを止めることがないように、今直ちに備えが必要です。 誰一人として子供が泣くことがないようにと本請願は求めていることを強調いたしまして、請願第2号の
趣旨説明
を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(
鈴木育男
) 以上で、
紹介議員
の
趣旨説明
は終わりました。 ただいまから、質疑を許します。 質疑はありませんか。
--発言
がないようですので、質疑を打ち切ります。 ただいま議題となっております請願第2号は、
会議規則
第129条第1項の規定により、お手元の
請願文書表
のとおり、市民文教委員会に付託いたします。
-----------------------------------
○議長(
鈴木育男
) 次に、休会についてお諮りいたします。 議事の都合により、11月18日から11月29日までの12日間は休会することに異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
鈴木育男
) 異議なしと認め、そのように決定いたします。
-----------------------------------
○議長(
鈴木育男
) 次の本会議は、11月30日午前10時から開きます。 以上で、本日の日程は終了いたしました。 本日は、これをもちまして散会いたします。 午前10時58分散会
-----------------------------------
会議録署名議員
浜松市議会議長 浜松市議会議員 同 同
-----------------------------------
...
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