JAMSTECは、
海洋・地球の
総合ミュージアムとして整備いたします
海洋文化拠点施設や、新たな
海洋産業を創出する
海洋産業クラスター創造事業において、今後本市にとって欠かせない
連携相手でございます。
今年度も、それぞれの
検討委員会の参画など、多大なる御協力をいただいているところでございます。
今後も本市の
海洋文化拠点づくりへの多面的な協力、あるいは
連携を働きかけをさせていただくほか、
商工会議所を中心に活動を展開しております海のみ
らい静岡友の会とも
連携し、
JAMSTECに関連する行事をできるだけ多く催すよう努めているところでございます。
4点目の
客船誘致と、乗客の市内の
回遊性向上に関する
取り組みでございます。
クルーズ船は、今年度も38回と多くの寄港が予定されておりまして、来年度以降もふえていく予定でございます。
このような中、昨年度末、3月31日でございますけれども、
クルーズ船の乗客の
市内回遊対策トライアル事業といたしまして、市や
商店街など、関係する方々と
連携いたしまして、
日の出埠頭に降りた乗客の方々が、
清水の
駅前銀座や
次郎長通り、あるいは静岡の
中心街、さらに
三保地区など、さまざまな
エリアへ回遊をしたり、
駅前銀座では
コスプレなどの体験のメニューを楽しんでいただく
取り組みを行いました。
来る10月7日、今週末でございますけれども、さらにブラッシュアップした2回目の
回遊対策トライアル事業を実施する予定でございます。この日は、
JR清水駅東口で
マグロまつりも開催されており、客船も寄港する予定になっております。こうした
周辺イベントへも誘導して、乗客の方々に楽しんでいただくように考えております。
最後に、
調査項目、
港周辺の
まちづくりを目指した
施設整備でございます。
新興津地区におきましては、市では
海づり公園代替施設整備を、同地区で県が進める
人工海浜、緑地、小型船だまり整備と一体的に実現していこうとしております。
平成29年度に行いました
海づり公園代替施設の
基本計画をもとに、今年度は
詳細設計を進めているところでございます。
4
◯向達アセットマネジメント推進課長 お手元にお配りさせていただいております、
新清水庁舎建設基本計画という資料をもとに御報告させていただきます。
清水都心の
まちづくりを進めていく上で、
江尻エリアの
構成要素の1つであります地域の核となる新
清水庁舎建設検討の状況について報告させていただきます。
第1、経緯・目的といたしまして、
基本構想の策定・公表ということで、本年3月に
清水駅
東口公園に移転建てかえする
方針を
基本構想として策定いたしました。
今年度は、
基本計画策定ということで策定を進めている
基本計画では、
基本構想で定めた
基本理念・
方針をもとに、新
庁舎に求められる
導入機能、
庁舎の規模、構造、
設備計画などの
考え方を示すものでありまして、今後の
事業の指針とするものであります。
第2、
基本理念・
基本方針・
導入機能でございますが、
建設場所が決まったことから、その場所でこそ求められる
庁舎の
あり方を各
方針ごとに整理してございます。
基本方針といたしましては、
行政サービスの
拠点、防災の
拠点、
まちづくりの
拠点を
基本構想で定めておりまして、それらを実現する上での具体的な
機能等について、
基本計画の中で整理しているところでございます。
その一例としまして下に、
公共空間の
活用イメージを示してございますが、
周辺施設の
連携を見据えながら、
多様性のある
空間づくりの
考え方等を、
委員会の中で
委員の御意見をいただきながらまとめているところでございます。
右側に移りまして、第3、
施設計画といたしまして、まず
庁舎の規模につきましては
執務スペースの省
スペース化をどのように図れるか等を議論しながら、
庁舎の
規模設定の精度を高めているところでございます。
その下、
階層構成・
平面計画におきましては、
市民利用等、
防災拠点としての役割を担うことから、この
庁舎における
下層階、
中層階、
上層階に、どういう
施設を配置すべきかを検討しているところでございます。
その下、
土地利用・
配置計画につきましては、
民間施設との
複合化を視野に入れていることから、その場合の
整備方式について、
民間側の意向や
可能性を聞き取りながら、
事業成立の可否を慎重に見きわめているところでございます。
それでは、裏面をごらんください。
構造・
設備計画につきましては、
清水区の
防災拠点とすべき
庁舎を目指す中で、
方針1)災害に強い
建物構造、その中で求める性能について整理しております。
方針2)災害時の
業務継続機能として、
地震対策等に対する
考え方を
設備面における整理をしているところでございます。
方針3)
ウォーターフロントにおける
緊急避難機能ということで、
既存施設との
連続性であるとか、周囲の
緊急避難スペースとしての効果をもたらすためには、どういうような機能をそこに付加していくかを整理しているところでございます。
右側にいきまして、外構・
景観計画ということで、
清水都心の陸の
玄関口でもあります
清水駅東口になりますので、緑のネットワークであるとか、外観の配慮といったところで
周辺等々、一体をなすようなすぐれた景観を創出するための
考え方を整理しているところでございます。
中段になります、管理・
運営方法については、レイアウトや用途の変更に柔軟に対応できる
庁舎ということで、フレキシブルな
庁舎を目指す上で、これは将来、いわゆる
未来志向ということがいろいろ御意見で出ておりますけど、長期の視点に立って、効率的に使用できる
庁舎の
あり方について、整理を行っているところでございます。
最後に、第4、
事業手法といたしましては、現在、
民間企業等に聞き取り、
サウンディング等を行っているところでありますが、
建設業者等からは、かなり関心の高さがうかがえているところであります。また、
民間施設の誘致につきましては、
商業系・
業務系の
立地可能性については、まだ検討中という声が多いですが、特に
宿泊系については、具体的な
マーケット状況について分析しており、具体的に検討してくださっているところもあるという状況であります。
この
基本計画につきましては、年明け、1月ごろをめどに策定してまいりたいと考えております。
5
◯大村委員長 ただいまの
説明を含めまして、
質問等がありましたらお願いいたします。
なお、質疑に先立ち、
委員の
皆さんと
説明員の
皆さんにお願いいたしますが、
委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言くださるようお願いいたします。
6
◯早川委員 それでは、2~3質問させてもらいます。
先ほどの
説明では、
海洋文化拠点施設の
基本構想から
基本計画という形で進めてもらって、いろんな形で検討してもらっていると。我々も、
管内視察で現場を見に行きました。
新聞報道等もありますけれども、現実的に土地を買うということは、やっぱり、そうか、つくってくれるんだなという
イメージが市民にはあると思うんですよ。この土地の取得というのは、どのように、時期的なものも含めて考えているか、答弁ください。
7
◯塩原海洋文化都市推進本部次長 海洋文化拠点施設の
候補地といたしまして、
日の出のマリンビルの南側の土地の取得を目指しておるところでございます。
今年度当初から、対象の
地権者の
皆さんと
協議の上、その用地の測量、土地の評価、
補償調査などを行っているところでございます。
交渉事でありますので、合意をいただけるように
取り組みまして、できるだけ早期に交渉をまとめていきたいと考えております。
我々といたしましては、来年度の取得を目指していきたいと思っているところでございます。
8
◯早川委員 今、来年度の取得を求めるように進めると、ぜひそれに向かって、間違いのないようにやってください。
もう一つ、
清水みなと
まちづくり公民連携協議会が
関係者の間で設立されたということを、
先ほど説明を伺いました。
これは、
ウォーターフロントも含めて、どのような
まちづくりを考えているのか。それに対して、また、スケジュールは外に向かってどのように示していくのか、教えてください。
9
◯塩原海洋文化都市推進本部次長 公民連携協議会でございますが、先ほど御
説明いたしました
前田先生は
清水東高校出身ということで、地元にも非常に熱い思いをお持ちの先生でいらっしゃいます。
その
前田先生を会長といたしまして、市と県、
清水港の
関係企業、
地元金融機関、
鉄道会社で設立したところでございますが、これまで半年間、
先進都市の視察、その事例の研究、あるいは
清水港の
ポテンシャル、将来の
方向性などについて
調査を行っているところでございます。
協議会につきましては、先ほど御
説明いたしましたが、
理事会と
運営委員会がございます。そんな中で月に1~2回、会合を持つ形で行っているところです。
対象範囲といたしましては、江尻や
日の出地区だけではなく、興津から
三保半島までの範囲を想定いたしまして、その中から、例えば
観光交流でありますとか、新たな
海洋産業、あるいは研究を生み出す
エリアを複数取り上げまして、その
エリアで既に検討されている
計画なども把握した上で、
清水港周辺の20年後のあるべき姿を
グランドデザインとして検討しているところでございます。
今後の予定といたしましては、年度内に中間的な報告を行いたいと思っておりまして、来年夏の
清水港開港120周年記念のタイミングで
グランドデザインを公表していきたいと考えているところでございます。
10
◯早川委員 今、来年の120周年で発表したいと。その前に、20年後を目標にと言っていましたよね。20年後、長過ぎませんか。20年後といったら、どんどん変わって、それが20年後、20年後、20年後といったら、また、20年後には、また、20年後という結論にならないように、具体的に一つ一つ固めて進めていってもらいたいと思います。
あと、先日も
JAMSTECの関係で、
勉強会にも、我々
センチュリーに伺ったんですけれども、議員であっても、
JAMSTECを中心にしたいろんな
組織づくりもやっているし、これから交流もやっていこうとして、
勉強会もやっていこうという形で進めているんですけれども、市としては、今後どのように
連携を強化していくつもりであるのかを示してください。
11
◯塩原海洋文化都市推進本部次長 JAMSTECとの
連携でございますけれども、
海洋と地球の
総合ミュージアムを想定しております
海洋文化拠点施設への最新の
調査研究成果を提供していただくほか、市民に対しまして、
海洋の魅力を
普及啓発する催しへの協力を期待しているところでございます。
これまでも、ただいま
委員からもお話しがございました、先日の
センチュリーでの
講演会、あるいは「ち
きゅう」の
日の出埠頭での
一般公開は昨年度行いました。今年度も8月に
砕氷艦の「
しらせ」が入港した際に、
海洋展ということで
JAMSTECの御協力をいただいたところでございます。
そのほか、
JAMSTECの例えば平
理事長の
講演会とか、さまざまな形での
海洋の
普及啓発の機会、地元で組織された海のみ
らい静岡友の会とともに、
JAMSTECの協力を得ながら実施しております。
いずれも市民の
皆さんに
大変好評をいただいております。先日の
講演会も非常に多くの方がいらっしゃいましたし、「
しらせ」のときの
海洋展につきましては、大変多くの方にお越しいただきました。
このようなことは、
国際海洋文化都市の実現に向けて欠かせない
取り組みであると思っておりまして、
海洋文化拠点の
基本計画の
策定委員会、あるいは
海洋産業クラスター協議会にも
JAMSTECの参画をいただいているところでございます。
直近では、9月の初めでございますが、2021年に
国際深海生物学会のシンポジウムを静岡市に誘致するということで、
JAMSTECと
連携いたしまして成功にこぎつけたところでございます。
市議会におかれましても、
八戸市議会と
連携していただいていまして、
JAMSTECの応援をしていただいているところでございます。
市といたしましても、
国際海洋文化都市を実現していく上で、
JAMSTECとの
連携は大変心強いといいますか、必須だと思っております。また、
JAMSTECにおいても、市民についての
利便性、市民の
関心ともに評価をいただいているところでございますので、今後も
連携を深めていく
取り組みをしていきたいと思っておるところでございます。
12
◯早川委員 我々も、八戸市、そして、横浜市、横須賀市と
連携しながら、
JAMSTECを中心とした
関係議会を全国的に広げていきたいという動きもしていますので、ぜひ、また、お互いに協力してやっていくようにお願いしたいと思います。
13
◯堀委員 みなとオアシスについてお伺いします。
本年6月に、
清水駅
東口広場と河岸の市、
江尻エリアが
みなとオアシスに登録されましたけども、これを
清水都心の
まちづくりにどう生かしていくのか、教えてください。
14
◯塩原海洋文化都市推進本部次長 みなとオアシスでございますけれども、認定を契機といたしまして、河岸の市を初めとする
関係者で組織します
清水港推進委員会というのがございますけれども、例えば外国からの
旅行者のおもてなしの充実を図りたい中で、
インバウンド部会は若手のメンバーを中心に立ち上がっているということもございます。
また、
みなとオアシスは
清水駅に隣接してございますので、「まぐろの
まち清水」のPRを初めとする
観光情報を発信していくということでございます。
将来は、
飲食物販の
施設である河岸の市だけでなくて、
周辺の漁協とか、
冷蔵庫団地、あるいは
食品製造など、
マグロにかかわるものが
周辺にございます。それらの
関係者の
皆さんと
連携を広げてまいりまして、
清水の
マグロという日本一のコンテンツを最大限に楽しめる
にぎわいの
拠点づくりを海につなげまして、駅の東西の回遊にもつなげていきたいと思っております。
15
◯堀委員 今、東西の
回遊性を高めていくというお話でしたけれども、
江尻エリアと
日の出エリアの
回遊性を高めるためにも、
みなとオアシスという制度は有効かと思いますので、そういった
活用方法も今後検討していただけたらと思いますので、よろしくお願いします。
16 ◯さいとう
委員 参考資料の
関連ソフト施策について、お話を伺いたいと思うんですが、フリトラ市とか、「
灯り道」という
計画がありまして、
海洋文化拠点施設ができましても、
みなとオアシスにしましても、やはり
回遊性とか、人を集める仕掛けが必要になってくると思うんです。このような
取り組みを進めるに当たりまして、
日の出、江尻を中心とする
清水都心まちづくり関連で、
巴川までその範囲を考えているお話も聞いているんですけれども、その
取り組み状況について、また展望について教えてください。
17
◯塩原海洋文化都市推進本部次長 江尻から
日の出ということで、その
回遊性については非常に重要なところであるという認識を持っております。さらに、
巴川ということでございます。
私どもといたしましても、自歩道のある部分と
巴川のある部分、非常に市民のなじみの深い
巴川沿いということもありますので、非常に大事な軸という認識を持っております。
その中で、
巴川につきましては、3年前からリノベーションの
事業に取り組んでいて、
巴川沿いの水面を生かした
取り組み、そんな機運が非常に高まってきておりまして、
屋台祭りなんかも開催されたりしております。
今後も、ことしは冬に
巴川沿いの静鉄とJRの鉄橋がある近辺なんですけど、その
エリアでイルミネーションを実施していきたいと。これまで自歩道では、「
灯り道」ということで取り組んでまいりましたが、両方で実施する中で、
にぎわいをつくっていきたいと考えているところであります。
今後も、
周辺の
まちづくりにつきまして、
中心市街地の
にぎわいにつながっていくような
巴川の魅力の向上をしていきたいと思っております。
18
◯早川委員 巴川が地元なものですから。
以前から、
巴川に
屋形船を浮かせてくれという話がずっと来ていたんですよ。
巴川は橋桁が低く、船は行かないなあなんて思っていたけども、「
清水巴川灯ろうまつり」で灯籠を流すたびに、いつも船が通っていた。しかし、昨年かな、松江市に行ってきた。堀川というところがあって、そこの
屋形船の屋根は橋桁が低くなってくると倒れる。乗船しているお客さんが横になる。これは、何となく
お客同士で
親密感があって、横に見るというのもいいなと思うから、
巴川あたりも船を浮かべるんだったら、そういうのを研究してください。あそこも飲み物はいいんですよ。横から見るのもいいので、
屋形船を検討してみてください。
19
◯大村委員長 そのほかどうですか。
20
◯望月(厚)
委員 質問が出ると嫌かもしれないけども、JXTGの問題について、答えは既にもらってある。なかなか今の状況では難しいと。
今後、関係
事業の中に、公民の中に絶対的に入れないわけにいかない場所であることは以前から言っているが、今の状況下では難しいことも僕はもう聞いている。
今後、どういうふうにJXTGと接触して、いわゆる公民
連携の中にJXTGを入れていくかということを考えているかどうか、今の時点の考えを聞かせてください。
21
◯塩原海洋文化都市推進本部次長 市におきましても、JXTGの問題につきましては大変重要だという認識を持っております。
そんな中で、
公民連携協議会においても検討しております。その中では、
JR清水駅の北東地域、この重要性も認識しておるところでございます。
その上では、
周辺産業用地──JXTGになるんでしょうか、その
地権者の理解、協力を得ていくことは非常に重要であるという認識を持っております。
しかしながら、その企業が所有しておりまして、現在稼働しているその土地に対して、将来の
まちづくりの議論への協力要請について慎重にしていかなきゃならないねというのが、今、
公民連携協議会の中であります。ですが、それについてはやっていかなければいけないということになっております。今後とも、
協議を続けさせていただきたいと思います。
22
◯望月(厚)
委員 多分、頭を下げるという意識を持たないと、どうしたら向こうが窓口を開いてくれるかという環境づくりをしていかないと第一歩に入っていけない。
役所が頭を下げるという気を持たないと、向こうだって、なかなかはい、わかりました、聞きましょうとはならない。この辺は、庁内で、誰が頭を下げるかということを考えていかないといけないというのがあります。これは終わりです。
2つ目は、例の同じ部分で言ったときに、結局よそから来た人から聞いたんですけれども、どうしても興津から三保に向かって全体的にデザインしていきましょうということなんだけど。
海から見た手法というか、どうしても富士山という世界だけを見てしまう。
三保半島から村松、
日の出、江尻という船とか、海の上から見た陸地がどうあるべきかを。土地を持っている人たちが土地をどう活用するかということと、富士山を見たらという世界なんだけど、逆に富士山じゃないこっち側、
三保半島とか、富士見埠頭とかを見たデザインというのも、手法として入れると、客船とか、来訪した
皆さんにとって、富士山だけじゃなくて、反対の景観もすばらしいという、まちのグレードをより上げるというか、港のグレードを上げるという意味での手法も、ぜひ取り入れてほしいと思っていますので、どうでしょうか。
23
◯塩原海洋文化都市推進本部次長 おっしゃるとおり、海から見た景色というのは、ふだん我々が目にするものと随分違った印象を与えるものだと思います。御意見を参考にさせていただきながら、やらせていただきたいと思います。
24
◯望月(厚)
委員 市
庁舎ですけれども、
事業手法について、サウンディング
調査をやっていますということだけど、
基本計画はPPPというか、どこまで、どう具体性を持って、
基本計画の中に入れるのか、あるいは来年度するのか、ことしの段階で
基本計画を策定したときに、その民間参入のところをどこまで、どういう形で入れるかについて教えてください。
25
◯向達アセットマネジメント推進課長 庁舎の関係の
事業手法について、
基本計画でどこまで定めるかということですけど、基本的には
基本計画の中で、この敷地全体の民間の
施設の誘致についても明らかにしていきたいと考えております。
今、進めておりますサウンディングで、民間の進出の
可能性が十分見込めるということであれば、その辺をこの
基本計画の中でまとめていければと考えております。
26
◯望月(厚)
委員 全体の話のときに、どこが所管なのかということも含めてになるんだけど、どうしても去年の2月に市長が
ウォーターフロントについて、市民懇話会、タウンミーティングをやってきて、我々も
清水が
国際海洋文化都市に変わってくるよというときに、
日の出から江尻までの部分で
海洋文化拠点施設があるんで、今度は市
庁舎のところに桜ヶ丘病院ができるね、それで駅のところに
清水庁舎ができるよというときに、個々の部分については、地震対策とか、津波対策とか、いろんな部分で、今回も市
庁舎に免震構造を入れるということも明らかになってきていますし、そういう意味では、個々の安全対策とか、津波対策というのにしっかり取り組んでいる。しかし、やっぱり海際の防潮堤について、所管としては、危機管理総室が、例えば防潮堤問題があるよ、あるいは
海洋文化都市推進本部が、例えば江尻から
日の出は自分たちの
エリアとしてはあるよと言ったときに、基本的に、防潮堤部分は県
事業になっているよ。だけど全市民が心配するのは、水際のところをどういうようにやるか、これは県だよと言って、県がいつかやるから知らないよじゃなくて、やっぱり
庁舎が進んでいるよ、あるいは病院が進んでいるよ、あるいは
拠点施設が進んでいるときに、防潮堤はこういうように進んでいくよということが市民に見えてくると、非常にプラスの安全が担保されてくるが、静岡市の行政として、防潮堤についてはどこが窓口になるか。
27
◯塩原海洋文化都市推進本部次長 防潮堤につきまして、おっしゃるとおり、どこが所管かにつきましては、我々、
海洋文化都市推進本部もその1つですけれども、危機管理課と両方で取り組んでいるところでございます。
市としましては、
ウォーターフロントの
まちづくりということで、非常に重要でありますので、県といろんな情報交換をしながら進めていきたいと思っております。
28
◯望月(厚)
委員 多分、
海洋か危機管理ということなんだけど、やっぱりここを進めるときに、もちろんそれぞれの部分の個々の
施設は大事なんだけど、そこの水際のところをしっかり市民に見えるようにしていく。見えるという状況をつくるためには、今の発言だと、自分たちもわかってない感じがあるんだよね。
だから、そこはやっぱり役所全体としてやるんだというところで、もう少し意思統一してやっていく必要があるということ。また、気持ちを引き締めて頑張ってください。
29 ◯鈴木
委員 今のに関連して、もう少し聞きたいんだけど、
ウォーターフロントの
概要版、前回のときにもらったのかな。これにはいろんな
エリアの絵ができていて、その中で、官民の役割がフローになって載っているけど、その一番最初の防潮堤の整備は、当然、官だよね。官で載っているんだけど、知事も、あそこに
庁舎が移転するときには、あんな危ないところへつくったって仕方がないなんていうことを言うわけだよね。だけど、一番危ないところを何とかしなきゃならないという防潮堤は、県がやらないといけないわけだよ。そうでしょう。
県との
連携なくして、防潮堤の話はできないわけだよ。幾ら、
ウォーターフロントどうのこうのと言っても、県との
連携は基本中の基本で、今の話だと、誰とどう話をしているんだかわからない。危機管理課がやると言っているんだけど、現状そこがどうなっているかということが把握できないでいて、この話は進まないんじゃないの。
やっぱり、県に誰が、どういう形でこの話を進めに行っているんだね。
清水庁舎の移転問題だってそうだよ。あそこまで知事が踏み込んで危ないと言うんだったら、危なくないようにつくるよと言っているわけでしょう。それには、まず防潮堤がきちっとあるという前提で話を進めなければおかしいわけだな。
現在、どこまで行っているというのは、ここでは答えられないわけだな。企画課でもわからない。
30
◯塩原海洋文化都市推進本部次長 防潮堤につきまして、県といろいろ情報交換する中で、今、概略の設計を検討しているところです。さらに、その
事業資本についてどうするかという検討をしているところだと承知しております。
ですので、今後その辺の進みぐあいにつきましては、私どものほうから、また、働きかけをさせていただきたいと思っております。
31 ◯鈴木
委員 どうも県だと、足踏みをするようなところが見えるんだけど、そうではなくて、市長と知事の間で何もあるわけじゃないんだよ。周りが臆測をしているだけだから、県に対しても、この
ウォーターフロント計画があるんで、ぜひお願いしたいということをどこかがアクションを起こしていかなきゃだめなんだよ。
それは、市長なのか、いきなりトップが行ってぐあいが悪ければ、
清水都心まちづくり特別委員会の正副
委員長で行くとか、港湾議員連盟もあるわけだよ。そういうところで、知事に要請に行くということを、この中でも考えておく必要があるんじゃないかなと思うんだよね。
JXTGの問題もそうだよ。さっき望月厚司
委員が触れましたけど、現況だめなのはわかっているじゃなくて、だめじゃだめなんだよ。どうしたら出てきてくれるかということを考えていかなきゃ。誰が頭を下げにいくという話もありましたけど、そのぐらい責任を持ってやらなきゃできないよ。絵に描いた餅で終わっちゃうんだよ。金かけてやろうと言っているんだから。
それは、やっぱりみんなの真剣さがそこに集まれば相手には必ず通じるはずだ。その公民の会長の
前田先生も含めて、民間で頭を下げにいくのも1つの方法じゃない。どうしても、ここで引き込んでもらわなきゃ困るよ。
みんなが頭を下げて行ってこいって言えば、俺たちだって行くよ。そういうアクションを起こさなきゃだめ。そうでしょう。それも遅いよ。
誰だっけ、さっき答弁したの。どこまで今までやってきたか、俺はよくわからない。だけど、誰がどういう形で、JXTGに頼みに行ってくれたか。言えなきゃ言えないでいいよ。わからないならいいけどね。
32
◯塩原海洋文化都市推進本部次長 先ほど御答弁申し上げたとおりです。
委員会からの申し出について、重々重く受けとめているところでございますが、今のところ、JXTGに参画要請はできておりません。
今後につきましては、
公民連携協議会の中で、どういった方向でやるかということを
協議してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
33 ◯鈴木
委員 知事のところはどうする。
知事がいいかどうかは別にして、県に対して、やっぱりアクションを起こして、早くやってもらわないと困るな。
34
◯塩原海洋文化都市推進本部次長 そうですね。私どものほうでも、
事業費は相当のすという情報もあって、県でも鋭意検討しているところでございますが、地元の心配は、県も我々
海洋文化都市推進本部も同じでございますので、そのことをちゃんと県に伝えておるところでございます。
国へも予算の要望という形で進めていきたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。
35 ◯鈴木
委員 国、県だよな。
また、何かあったら、議会も県と特別ぐあいが悪いわけじゃないから、こういうふうにしたらどうだという案があれば、また、ここで
協議して正副
委員長で行く方法もあるんだよね。よく
協議してください。
36
◯塩原海洋文化都市推進本部次長 はい、わかりました。
37
◯大村委員長 この件につきましては、我々
特別委員会も正副
委員長でしっかり
協議をして、今後
委員会の中で検討してまいりたいと思いますので、市もそれなりの覚悟を持って取り組んでいただきたいと思います。
38
◯望月(賢)
委員 新
清水庁舎建設検討委員会のことについてお伺いします。
この
検討委員会の位置づけ、この
基本計画策定に当たっての
検討委員会の位置づけというのは、一体どういうふうになっているのか。
資料をもらったんですけども、
委員からの主な意見が、そのテーマごとに出されているんですが、これには納まり切らないさまざまな意見が出ていると思うんですよ。
それに対して、こういった意見だけを特徴的に取り上げることも、ちょっと首をかしげたくなるということもあるんですが、この
検討委員会の議論を、どういうふうに実際にこの
計画に反映させているのかについてお伺いしたいです。
39
◯向達アセットマネジメント推進課長 検討委員会の位置づけでございますけど、基本的には、この
検討委員会設置に当たりましては、有識者を初め、各専門の分野の方々で構成をしております。
そういった専門的な方々からの御意見を、我々としても聞きながら、本市としての
庁舎建設に当たっての
計画をよりよいものにしていくために、その
計画のもととなる意見を伺いながら進めています。
だから、あくまでも
検討委員会で
計画をつくってもらうということではなく、そういう意見を踏まえて、市としても最良の形のものをつくっていく
考え方でございます。
40
◯大村委員長 庁舎の問題については、
清水都心まちづくり特別委員会が立ち上がった2年前に
庁舎建設の
検討委員会もつくっておりますので、そこで議論していただくと。その都度、何かあったら報告していく。だから、きょうみたいな形で報告させていただいて、また、いろいろあるでしょうけど、きょうはこのぐらいでとどめていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
ほかにないようですので、質疑を打ち切ります。
ここで、当局の
皆さんは退席いただいて結構です。お疲れさまでした。
〔当局退席〕
──────────────────────────────
41
◯大村委員長 次に、
会議順序の2、今後の
取り組みについてでございます。
まず、今後の
特別委員会の開催日程と検討内容についてですが、私からの提案でございますが、今年度は定例会に合わせて、1回ずつ開催したいと考えております。また、検討内容につきましては、2月定例会の会期中を目標に、
特別委員会として、前半期の成果物をまとめたいと考えておりますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」〕
42
◯大村委員長 では、私が先ほど申し上げたことを基本に調整させていただきますが、よろしいでしょうか。
〔「はい」〕
43
◯大村委員長 では、そのようにさせていただきます。
次回の開催日でございますが、後日、事務局を通じて調整させていただきますので、御承知おきください。
──────────────────────────────
44
◯大村委員長 最後に管外視察についてですが、既に事務局から
委員の皆様に対し、12月20日、21日の1泊2日で、日程の仮押さえの依頼があったことと思います。
この日程で視察を実施するということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」〕
45
◯大村委員長 また、視察先については、正副
委員長に一任いただけますでしょうか。
〔「はい」〕
46
◯大村委員長 では、そのようにさせていただきます。
詳細が決まり次第、事務局から
委員の皆様に報告させますので、御承知ください。
──────────────────────────────
47
◯大村委員長 以上で、本日の
特別委員会を閉会いたします。
午前10時44分散会
──────────────────────────────
清水都心まちづくり特別
委員長 大村 一雄
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