静岡市議会 2018-03-09
平成30年 市民環境教育委員会 本文 2018-03-09
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時1分開議
◯鈴木(節)
委員長 昨日に引き続き、
市民環境教育委員会を開きます。
本日は、
教育局所管の
議案審査をお願いします。
審査に際しまして、委員の皆さんと説明員の皆さんに申し上げます。
委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言していただくようお願いいたします。
また、
委員会の開催時間は、原則午後5時までとされております。委員並びに説明員の皆様におかれましては、円滑な
委員会運営に御協力いただきますよう、合わせてお願いいたします。
──────────────────────────────
2 ◯鈴木(節)
委員長 それでは、
議案審査に入ります。
議案第30号平成30年度静岡市
一般会計予算中所管分ほか1件を
一括議題とします。
当局の説明をお願いいたします。
〔
当局説明〕
3 ◯鈴木(節)
委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入ります。
委員会での質疑のあり方についてですが、案件の決定に影響しない参考、確認のための質疑で、当局の対応に時間を要するものは後日の報告または
資料提出を受けることとして、効率的な
委員会運営に努めるよう御協力をお願いいたします。
また、要望・意見については、
質疑終了後に述べていただくこととし、質疑の段階で要望・意見に及ぶ発言は避けていただきますようお願いします。
なお、説明員の皆さんにお願いしますが、答弁は簡潔明瞭にお願いいたします。
それでは、質疑をお願いしますが、発言の際は議案書の番号や
ページ数を述べていただきますようお願いします。
それでは、質疑をどうぞ。
4
◯宮城委員 資料-2の133ページです。一番下の段をお願いします。
小中学校校舎トイレリフレッシュ事業についてお聞きします。
この工事は、
学校関係者も生徒さんも、それからその親御さんも、一番待ち望んでいる工事だと思いますが、この当初予算を使うと何%達成できるのでしょうか、お願いします。
5
◯村上教育施設課長 今回の当初予算を使って何%にまで向上するかということですが、さきに審議していただいた2月
補正予算分までの達成率としては45%で、30年度の当初予算を執行できれば47%にまで向上することができます。
6
◯宮城委員 この予算は3億390万円となっていまして、工事が8校、設計が7校となっております。これはすごく高額だなと思うんですが、1校の工事に大体幾らぐらいかかるのでしょうか。また、どういう工事か教えてください。
7
◯村上教育施設課長 トイレリフレッシュ事業の内容についてですが、
皆さん御存じかと思いますが、今回はパネルを使って本事業の概要を説明させていただきます。
校舎トイレリフレッシュ事業では、皆さん御承知のとおり便器の洋式化とともに、床の
ドライ化や
トイレブース、
給排水管、
照明器具、換気扇などの
設備機器類の更新も並行して実施しております。こちらの説明図をごらんください。
校舎トイレリフレッシュ事業の見取り図となりますが、先ほどの説明で、
給排水管の更新も並行して行うと説明いたしましたが、既存の配管の多くは、長年の使用によって汚水の
排水管内には尿石などが付着して、排水不良が発生しやすい状況になっております。この改修に合わせての更新が必須となります。
校舎トイレは上下階で
給排水管が接続されているため、1階から3階までを同時に施工することで工事中の
トイレの
使用中止期間が最短となって、今後数多くの
トイレを改修していくための経済性も考慮して、
系統ごとに事業を進めております。そして、全ての大便器を
洋式便器に更新して、小便器も
自動洗浄つきの便器に更新することで、
節水効果も期待できます。
トイレブースも更新されて、掃き掃除や拭き掃除が主体の
ドライ化された床となり、
照明器具については、
人感センサーにより自動点灯させる
LED照明器具が設置されることによって、明るく安心して清潔な
トイレを使用していただく環境を提供しております。
こちらの写真をごらんください。男女各
トイレとも上が改修前の写真です。下が改修後の写真で、上の改修前の写真の状況から工事に着手して、大小の便器、
トイレブース、天井裏の
給排水管など、
トイレ内を全て解体撤去します。その後、新たな
給排水管を設置して、
天井復旧、床の段差を解消し、
塩ビシートを敷いた床に改修して、新しい大小の便器や
トイレブース、
手洗い流し台、
LED照明器具、換気扇などを順次設置して、
改修工事が完了します。下の写真の状況になるまでに約5カ月間の工期が必要となります。排水管も改修するもので、工事費も4,000万円ほどになります。今後、
児童生徒に快適な
学校環境を提供するためには必要な工事となりますので、これからも積極的に事業を進めてまいります。
8
◯宮城委員 ありがとうございます。
そうしますと、これからの新規の
学校建設や
改修工事では当然もう最初からそれは組み入れるというのが前提でいいのでしょうか。それから、この事業はすごくお金がかかるけれども必要なんだということが今の説明でよくわかりましたけれども、とにかく多くの学校で早くそういうふうにしてほしいという要望が特に御両親からもありますけれども、今後の展望はどのように考えているか、お聞かせください。
9
◯村上教育施設課長 新規のものに対しては、当然同じこのようなきれいな
トイレで対応していきます。
今後の展望としては、現在年間8校程度を実施しておりまして、これで
洋式化率は大体2ポイントぐらい上昇するんですが、国の
補正予算とか有利な地方債などを活用して、今後は年間3%くらいの上昇を目指してやっていきたいと思っております。そうすると、今、大体8校に対して12校くらいを実施して、今までは20年くらいと言ってきたんですが、それをもっと短く10年から15年くらいでどうにか100%を目指していきたいと思っております。
10
◯宮城委員 ありがとうございます。
それでは、次にお願いします。
135ページです。下から2番目のところの
特別支援教育推進事業についてお伺いいたします。
今、どこの中学校でも、
通常クラスに在籍しながら
発達障害などで
特別支援の
通級教室に通っている生徒がふえているということです。本市でも各区に1校ずつ設置されていると伺っておりますが、どこに設置されていて、また各教室で何人学んでいるのか、現状を教えていただきたいと思います。
11
◯鈴木特別支援教育センター担当課長 中学校における
通級指導教室の現状ですけども、平成29年度と平成30年度の4月の人数をお答えさせていただきます。
今年度の4月時点ですけども、葵区は末広中に14人、駿河区は大里中40人、清水区は清水二中に17人で29年度はスタートしております。
来年度の予想ですけども、末広中に16人、大里中に41人、清水二中に18人の予定でございます。
12
◯宮城委員 通級指導教室というのは、生徒さんは1週間に何回学べるのでしょうか。
それと、先生は何人で生徒さんたちを見ているのかを教えてください。
13
◯鈴木特別支援教育センター担当課長 指導時間ですけども、生徒によって若干指導時間が違いますが、基本的には週1時間、もしくは2週間に1時間の指導で対応しております。
それから、教員数ですけども、現在は、末広中に1名、大里中に2名、清水二中に1名で対応しておりますが、来年度の予定ですけども、末広中には1名
プラス講師1名を12時間つける予定でございます。大里中には2名プラス同じく12時間の講師をつける予定でございます。清水二中には1名増員し2名で対応する予定になっております。
14
◯宮城委員 国の方針では、13人に対して1人の教師という指導になっていると思いますけれども、それに対してほぼ対策をしていただけたんだなと思いました。非常に
お母さんたちの相談事が多いものですから、私も勉強させていただきたいと思います。
では、次にいきます。
136ページの上から4段目です。
遠隔教育推進事業についてお伺いいたします。
新規事業で、中
山間地域の
小規模校におけるICTを活用した
遠隔教育の研究となっておりますが、事業の内容を少しだけ教えてください。
15
◯川島学校教育課長 遠隔教育推進事業の
事業内容でございますが、
児童生徒の減少により多様な意見や考え方に触れる機会の少ない中
山間地域などの
小規模校において
ICT機器を活用して、遠隔で教育を実施する事業です。
テレビ電話、それから
大型モニター、
マイクスピーカー等の
環境整備を行ってまいります。具体的には、
梅ケ島小中学校、
井川小中学校、
大川小中学校、
大河内小中学校の4校での実施を予定しております。
16
◯宮城委員 お子さんは、
皆さんタブレット端末は持つんでしょうか。
それから、もう少したつと、
プログラミング教育が始まると思いますが、
一般教室の中でも
ICT教育が必要だと非常に思っております。今後のそれらの
取り組みの計画はありますでしょうか。わかりましたら教えてください。
17
◯川島学校教育課長 遠隔地域授業そのものについては、先ほど申し上げた機材を使うわけですけれども、既にもう学校には
タブレットが設置されておりますので、それも合わせて使っていくことになろうかと思います。
それから、
プログラミング教育のことですけれども、平成32年度からスタートする
プログラミング教育を見据えて、有識者、それから
地元企業と連携して、
地元企業の教材を使用した
プログラミング教育の
実証研究を小中各1校において行ってまいります。この効果的な
指導方法や
学習方法を今後研究し得られた成果を、
校務支援システム等を活用して教職員に周知を行ってまいります。
18
◯福地委員 私から3つほど質問です。
最初に市長が今年度
施政方針でも強く打ち出しておりましたが、
SDGsですけれども、教育にかかわらず、さまざまな分野に
SDGsというのは溶け込んでいくというように考えているんですが、教育での
SDGsの
取り組みというのはどういったものになるのか、
重点事業の概要の109ページにも
SDGs教育に取り組む中学校への
講師派遣というようなことも書いてありますので、そのあたりについて教えていただきたいと思います。
19
◯川島学校教育課長 SDGsの
取り組みについてですけれども、このことについては、
文部科学省から示された新
学習指導要領の中にも明記されており、主に
中学校社会科の
地理的分野、それから
公民的分野の授業において取り扱うこととされています。本市では、これまでも中学校においては持続可能な
社会づくりの観点から、
地球規模の諸課題や
地域課題、解決する態度など、
国際社会の構成員として必要な資質、能力を育むことを目的とした学習を社会科、理科、それから総合的な学習の時間で行ってきているところです。今後も引き続き持続可能な
社会づくりの観点を持った学習を継続してまいりたいと思います。
それと、講師の関係については、そうした授業の中で講師を招聘して授業を行うといったことになろうかと思います。よろしくお願いします。
20
◯福地委員 そうしますと、確認ですけれども、社会の授業、地理や公民の授業において、外部から講師が来て、それぞれ世界的なところ、大きなグローバルな話をされるということでよろしいですか。
21
◯川島学校教育課長 授業の内容的なプログラムについては、それこそ
事業者等の意向を踏まえて、講師がそれに沿った話をしていくという話になろうかと思いますけれども、基本的にはそういった形で考えています。
22
◯福地委員 ありがとうございます。
ちょっとローカルな話になりますが、今度はGETについて質問したいと思います。
これは、地域の中に住んでいる英語のできる方に学校に来てもらって教えてもらおうという事業であると思っているんですが、地域の中の英語のできる方の
人材発掘というか、そういった方はどうやって選んでいくのか、そのあたりを教えてください。
23
◯川島学校教育課長 現在、その人材の資格というものを考えておりまして、まずこれには3つほどありまして、
英語使用圏への留学等で2年以上の
海外生活経験がある方、それから
英語検定準1級程度以上の語学力を持つ方、それから
英語指導経験が2年以上ある方と、こうした方々を静岡市在住の日本人の中から活用してまいりたいというふうに考えております。
24
◯福地委員 ちょっと心配になったのが、その地域の中で例えば英語の学習塾を経営されているような方がいたとして、このGETの先生になって学校に入ると、そうすると、そのまま塾のほうに生徒が
営利目的というか、何かそんなことをふと思ったんですが、そのあたりのところはどのようにお考えでしょうか。
25
◯川島学校教育課長 さまざまな能力のある方が想定されるわけですけれども、これは厳正な選考を行ってまいりたいと考えております。
その中で、そのGETの役割ということですけれども、単に英語の能力があるということだけではなくて、GETの方には、日本と海外の両方の文化に詳しい、要するに比較して語れる方、もっと言うと、日本の我々のその地域のよさをもっとクリアにできる方という、そういう意味合いもございまして、文化の違いや共通点などについて簡単な英語で語り、それを
子供たちの興味・関心を高めていく、そういう役割をお願いしたいと考えています。
26
◯福地委員 ありがとうございました。
今、文化の話が出たもんですから、次の質問ですが、先日、私のところに相談ということでお話があったのが、お茶の教室、要は、茶道のクラスというんですかね、総合的な学習の時間の中で、多くが
ボランティアだというふうに聞いておりますけれども、そういった方から相談があって、そのお茶の指導をしてくれる方々に対しては、基本は
ボランティア。ただ、その必要な交通費が払われたり払われなかったり、学校によっていろいろだよということで、もう自分は高齢になるもんだから次の人に渡したいんだけれども、交通費も全て自分で払って行ってねとはなかなか言いにくいよというような相談をいただいたんです。その一方で、このGETさんがしっかりと
英語教育ということに力を入れてやっていく中で、今あった文化、
地元静岡、お茶ですから、そういったものにもしっかりと
両方バランスよく手当てしていく必要があるんじゃないかなと思ったもんですから質問なんですが、この茶道の指導者に対して、現状どのような状況であるのかというのを教えていただきたいと思います。
27
◯川島学校教育課長 お茶の現状ということですけれども、これは地域によって茶会を持つなどして積極的に取り組んでいる学校とそうでない学校とまちまちであるという学校の事情もございまして、ばらばらという形です。ただ、先ほどのGETの話ですけれども、これは
教育委員会が静岡市で全市において行う施策という形で、予算をつけて行っているということになります。そうした外部の人材を学校に呼ぶ際に謝金という形で、現在、別の予算としましては
民間教育力活用事業というところからとっているわけですけれども、これはあくまで謝金のために、講師の方と交渉の上、例えば交通費だけでいいですよとか、それから、母校なので全く謝金は要りませんと、
子供たちのためですからという方もいらっしゃいます。ここを全て一律に行っていくということは非常に難しいのではないかなと考えています。
28
◯福地委員 ありがとうございます。
今のそういった茶道の時間、要は、総合的な学習の時間の中でいろんなメニューがあると思うんですけれども、このしずおか学の中でももちろんお茶というのは出てくると思うんですが、この辺はどういう役割になるんでしょうか、教えてください。
29
◯川島学校教育課長 まず、茶道に限らず、お茶を学ぶというのは家庭科の中で、茶葉等を
教育委員会が学校に配り、それを使っていただいて、玉露だとか、深蒸しとか、そういうものを
子供たちが体験するということはまた別にやっているわけです。さらに、今おっし
ゃられたしずおか学の中でももちろんお茶のことは学ぶんですが、しずおか
学そのものが総合的な学習を土台にしてやっていくという形で、探求的な
子供たちの
問題解決能力を養っていくという部分でありますので、ちょっとそこは分野が異なります。でも、そういったオールラウンドで
子供たちが
自分たちの興味に、関心に沿って総合的な学習の中で学んでいくというものになりますので、その辺は分野が違うということもございます。
30
◯山根委員 福地委員が質問いたしました英語のGETさんの分野で、
英検受検補助というところが新規の事業でございますが、
英検受検補助というのは具体的にどういうことでしょうか。
31
◯川島学校教育課長 英検受検補助ですけれども、中学校3年生を対象に、英検3級以上を受検する受検料のうち、1,000円を市が負担します。これにより
受検機会を拡大し、目標に向かって学習をしたり、
英語能力を客観的に図ったりすることで、生徒の
学習意欲が向上することを狙いとしています。この補助をきっかけに意欲が向上して、ひいては英語力の向上につなげようというものになります。なお、この補助は1年度につき1回限りとなります。
32
◯山根委員 資料-2の136ページ、真ん中の
教材教具等整備事業についてお伺いいたしますが、この内容と、どこの教科書が採択されて、その関連の整備をするのか教えてください。
33
◯川島学校教育課長 まず、採択者ですけれども、これは
光村図書になります。これは
教師用教科書及び指導書の整備とあるのは、教師が使ういわゆる赤い字が入った教科書とか、それぞれの資料に対する解説、
指導方法等の指導案ですね、そういったものが載った指導書といったものを整備するということになります。
34
◯山根委員 光村図書が採択されたということでございますが、昨年8月に採択業務があったと思いますが、何者が参加いたしましたか。そして、その選定理由というものを教えてください。
35 ◯鈴木(節)
委員長 すぐ答弁できないようなら調べていただいて、後でまた答弁をお願いします。
山根委員、それでいいですか。
36
◯山根委員 はい、いいです。
37 ◯鈴木(節)
委員長 それでは引き続いて山根委員。
38
◯山根委員 資料-2、136ページのところに、学校図書館教育推進事業がございますが、現在の学校図書館司書の配置状況を教えてください。
39
◯川島学校教育課長 司書の配置基準ですけれども、これは規模に応じて派遣をしているという形になります。例えば25学級以上700人以上ですと、175日派遣しています。それから、15学級以上350人以上の学校は163日、それから、12学級かつ
児童生徒数250人以上の学校は155日ということになります。そしてあと、6学級以上の学級にも125日派遣をしています。プラス
児童生徒数が60人以上の学校にも45日程度派遣をしています。そういった状況になります。
40 ◯鈴木(節)
委員長 山根委員が質問したかったのは、司書さんは何人いらっしゃいますかということで、配置条件を詳しくお答えいただいたんですが、そうすると何人になるんでしょうかね。
41
◯川島学校教育課長 平成29年度は、配置人数が103人という形になります。ただし、103人の雇用のうち、2名が2校兼務という形になっています。
42
◯山根委員 わかりました。
図書館管理システム未導入校へのシステム整備ということも事業になっておりますが、現在未導入校は何校あって、今回整備されることによって未導入校は何校になりますか。
43
◯川島学校教育課長 未導入校は39校でございます。これで全て解消する方向で考えています。
44
◯山根委員 資料-2、138ページの下段の図書館管理運営事業についてお伺いいたします。
新規事業が2件ありますが、大規模改修計画策定業務とは一体どういうことをなさるのか。
45 ◯堀川中央図書館長 12館の図書館のうち、築25年を超えた図書館が5館あります。今後これにつきまして大規模改修を行っていく中で、やはり休館期間がかなり長くなりそうだということがありまして、できるだけ休館期間が短い形で、大規模改修を行えないかということを含めまして、全体の図書館の劣化状況ですとか、あるいは工事内容、工事期間、工事範囲、そういったものを検討していく形で計画しております。
46
◯山根委員 もう1つの事業として、しずおか中部連携中枢都市圏住民への図書館サービス利用の拡大、この事業の内容と、いつから行われるのか教えてください。
47 ◯堀川中央図書館長 この事業につきましては、静岡市が中枢都市としての役割を果たしまして、交流人口を拡大するということも含めまして、図書館の利用の向上などを図っていくということで行うことといたしております。中部4市に対しまして規則を改正しまして、ことしの4月1日から実施する予定でございます。
48
◯山根委員 資料-2の136ページ、先ほどの質問に対し追加です。
学校図書館司書の配置にかかわる部分ですが、配置状況は聞きましたが、全ての学校に配置されて、十分補充されているのか。1校もそういうところがないのかお伺いいたします。
49 ◯鈴木(節)
委員長 これはシステム導入の話ですか。
50
◯山根委員 司書。
51 ◯鈴木(節)
委員長 まだ未配置があるか……
52
◯山根委員 未配置のところがあるかどうか、十分足りているかどうか。
53
◯川島学校教育課長 学校司書の未配置校の件ですけれども、まず小学校が18校、中学校が6校、計24校となっています。その未配置校への対応ですけれども、未配置校にも学校図書館の担当教諭がいらっしゃいます。この学校図書館の担当教諭を通じて、学校図書館の機能の充実を図っているところです。具体的には、年に1回研修会を開催させていただいておるところで、この研修会では各学校の学校図書館担当の教諭を対象にした活用の実績や具体的な活用例を伝えています。
54 ◯後藤委員 初めに、資料-2の136ページ、GETの活用ですけども、1つだけ教えてください。
地域人材の活用ということで、この英語が堪能な方は何人採用する予定なのか、また、その方たちの1カ月の労働日数はどのように想定しているのか教えてください。
55
◯川島学校教育課長 初年度である平成30年度ですけれども、23人の地域人材を活用して、全小学校に派遣する予定です。そのため1人につきおよそ5~6校を担当していただくということになります。人によってばらつきがあるわけですけれども、そういうような形になります。
時間数は、2週間に1回程度その学校を訪問するという形になっています。
56 ◯後藤委員 ありがとうございました。
続きまして、137ページの日本一おいしい学校給食の提供事業のところで、全国学校給食甲子園への挑戦ということで、その効果と、そこでつくられたメニューの活用方法について教えてください。
57 ◯森下学校給食課長 全国学校給食甲子園に挑戦する目的及び成果というところでございますけれども、この学校給食甲子園につきましては、いわゆるその地域の地産地消が大きなテーマとして取り上げられております。我々も本市の豊かな地場産物を給食の献立に取り入れていくというようなこと、これまでやってきたこと、さらにそれに加えて新しい献立を開発し、それをこの給食甲子園という舞台でぜひアピールをしていきたいと考えているところでございます。地元の
子供たちはもちろんですけれども、全国の方々に静岡の食のすばらしさをお伝えすることができる機会にもなろうかと思っております。
また、こういった挑戦に取り組む中で、本市の栄養教諭や栄養士といった皆さんの意識の向上、研修の機会にもつながっていくと考えております。さらに、これが市民の皆様に広く伝わっていけば、学校給食への興味・関心も高まるのではないかと思っております。
実際に学校給食甲子園に応募していくわけですけれども、その応募した献立につきましては、随時、実際の学校給食の場で提供していきたいと考えております。
58 ◯後藤委員 もう1つ、その下に食育指導用チラシの作成という形で、チラシと言うと1枚のぺら紙のような感じがしますが、どのようなものですか。
59 ◯森下学校給食課長 今、私たちが想定している教材の内容ですけれども、先ほどお話ししました地場産物を生かした献立を中心に、この教材の中に学校給食を実際に食べながら食育について考えていけるような内容を考えているところでございます。もう少し具体的に言いますと、昨年度、例えば釜揚げシラス、今年度はお茶を活用した献立に実際に取り組んだ内容を盛り込みながら、本市の特産品を
子供たちにもっと知っていただくことで、本市の農業であるとか、水産業であるとか、そういったものに関心を持っていただく。さらには、生産者等への感謝の気持ちといったものが育まれるような内容にしていきたいと思っているところでございます。
形状としましては、A4判4枚で折り畳んで、8ページほどの資料を予定しております。
60 ◯後藤委員 ありがとうございます。
続きまして、135ページ、小中一貫教育の推進事業のところですが、平成30年度においては実践研究グループの
取り組みということで、実際に研究グループ校となったところを選定してやっていくといった話がありますが、そこに入らなかった学校はどのような動きになりますか、教えてください。
61
◯川島学校教育課長 第1期研究校以外の学校ということですけれども、平成34年度のスタートに向けて
教育委員会は、ステップ表というものを全ての学校に示しています。各学校グループ校はこれに沿って準備を進めていただいているわけです。それぞれの学校においては、本年度は小中一貫教育準備
委員会を組織していただいて、今後9年間を通した目指す子供の姿、それから目標を実現するための
取り組みについての話し合いを行うという形になります。小学校、中学校教員が一堂に会した合同研修会で小中一貫についての理解を深めたり、また、市内12支部ごとの各種研修会を利用した小中一貫への準備を進めております。また、
教育委員会では、静岡型小中一貫教育の解説というものを本年度出しました。これを踏まえて、地域の実態に応じた具体的
取り組みについて、現在各校では話し合いが行われているところです。
62 ◯後藤委員 もう1つ。市民理解の促進というところですけれども、この小中一貫の認知度というか、周知というのがなかなか難しくて、学校の子供の保護者さんもそうですが、地域の方々もまだなかなかわかっていなようない状況の中で、30年度、市民理解の促進はどのように行っていくか教えてください。
63
◯川島学校教育課長 教育委員会では、先ほど申し上げた実践研究校で行われている実践、地域ならではの特色ある教育や、それから
児童生徒の交流活動、それから地域と連携した活動、こうした実践事例を収集しています。これをリーフレットやDVDに編集し、先ほど申し上げた準備
委員会等、保護者、地域の皆さんに広く周知を行っています。また、小中一貫教育のホームページを開設しまして、実践研究校の
取り組みを中心とした紹介をさせていただいているところでございます。また、学校単位、グループ単位では、その
取り組みの状況を地域、保護者の方に紹介するために、学校のホームページにまたそうした
取り組みを掲載するほか、小中一貫教育だより等を定期的に発行しているグループ校もございます。
64 ◯後藤委員 ありがとうございます。
次に135ページの一番下のところ、小・中学校校務支援システム整備事業ですけども、30年度から始めていくといったことで、本年度、それに向けて校務支援システムの研修もやっていると思うんです。そこで使ってみての改善の提案とかはあったかなかったか、そこだけ教えてください。
65
◯川島学校教育課長 現在、校長を対象とした研修会を1回、それから教頭を対象にして1回、それから本当に実務を担当していく教務主任に対して2回という形で研修を行っております。また、各学校には業者も入りながらの研修を行って、4月の稼働に向けて準備を行っているところです。現在、そうした学校からのいろんな意見・要望等を取りまとめる
委員会を
教育委員会の中でやっていまして、その中においては、大きな変更は今のところはございません。
66 ◯後藤委員 校務支援システムを4月から始めていくに当たって、それを使う方々一人一人がパソコンを持ってこのシステムを活用していくという形になります。それで、ちょっと気になることが、やっぱりデータの流出のことですけども、その辺の対策についてはどうしているのか。また、校務支援システムによって集められたデータというのは、災害時とかですね、そういったときのバックアップとかというのはどういう形になっているのか教えてください。
67
◯川島学校教育課長 まず、セキュリティーの関係ですけれども、ネットワーク自体が閉じられた環境になっているということであります。もう1つが、コンピュータの端末から入るのには二重認証を行うということで、指紋認証とパスワードという形でセキュリティーも確保しています。
また、災害時等の話ですけれども、全てのデータは駿河区のサーバーで一括管理をしています。さらにもう1カ所、別の県にそれと全く同じものを置いてデータの保護に努めるといった形になっております。
68 ◯後藤委員 最後になります。
同じく135ページの静岡型部活動システム構築・推進プロジェクトのスポーツ国際交流員の具体的な仕事内容を教えてください。
69
◯川島学校教育課長 まず、このスポーツ国際交流員とは、そもそもこれは何かというお話ですけれども、JETプログラムと、今、ALTを招致しているわけですけれども、この中の1つのものでありまして、募集対象国における国内オリンピック
委員会や政府機関等から特定の種目の指導の分野で特に優秀と認められている方を招聘するという形になります。平成30年度は、陸上競技を専門とするスポーツ国際交流員を
教育委員会に1名配置し、協力校3校に派遣をして、科学的な指導や海外のプレースタイル、それから競技に対する考え方、練習方法の理解により部活指導の生徒の充実感を高めるとともに、そうした競技における
指導方法をまとめた静岡モデルをつくり、本市が目指すガイドラインが効率的・効果的に運用できるように、そうした方法を構築してまいります。
70 ◯白鳥委員 3点確認をさせていただきたいと思います。
まず、132ページの学校応援団推進事業と、それからコミュニティ・スクール研究推進事業についての絡みでお聞かせいただきたいと思います。静岡市の場合は、平成20年前後から学校応援団事業として、地域との連携ということで進めてきたわけですけれども、その中で新たにコミュニティ・スクールという考え方が示されて、そしてその検証を行うということで、平成28年度ですか、江尻小の研究からスタートしたという経過があると認識しております。そのコミュニティ・スクールについて、1つ課題として当初あったのが、地域が学校の運営にどの程度携わるのかというところで、例えば教職員の人事まで地域の考えが反映されるのではないかというようなことも含めて、課題としてあったと思います。28年度から進めてきた研究を通して、静岡型コミュニティ・スクールという言い方がいいのかどうかわかりませんけれども、そういった幾つかの課題、あるいは地域の負担という問題もあったと思うんですけれども、その辺のところについては、いろんな研究を通して、どのような現状を捉えているのかお聞かせいただきたいと思います。
71 ◯秋山教育総務課長 学校応援団については市内の全小中学校で実施されていて、年間23万人くらいが学校活動に、学校からの依頼に対して地域の方が御協力くださっているということで、23万人という数にも、すごく見守りとか、交通安全の関係とかで毎日立ってくださったりしていますけども、そういうことで協力をしてくださっていると。一方、コミュニティ・スクールについては、本会議でも公明党の代表質問でありましたけれども、実際に研究校、江尻小1校、4月からは川原小学校と清水辻小学校がコミュニティ・スクールに認定されるという形になってきます。
その中で、議員から質問がありました課題ですけれども、人事の関係につきましては、コミュニティ・スクールの中の要綱の中で、運営協議会の話し合いの中というか、そういうことで意見を言えるということは規定としてあります。その関係につきましては、当然ながら、地域の中での教員の人事というのは大変重いものでありますので、その辺の課題につきましては、当然ながら地域の方の要望・意見の中ではあるけれども、直接の人事のところまでは、実際そういうと影響が大きいとは考えておりますが、この辺については、今後もまだ課題のところがあります。
もう1点、地域間格差ということは、学校間、小学校と中学校、まず校種で違うということと、地域も山間部と都会のほうではまた違うし、学校の子供さんの数も違うということで、協力の関係も地域によって変わってくると思うんですね。確かにその辺はあるんですけれども、
教育委員会で今後、今回も30年度予算で実際の開設校と、これからまた研究をしていく学校のことが書いてありますけども、この
取り組みの中では各地域の現状、今言ったような地域の違い、そういうところを十分踏まえまして、地域の皆さんに御理解と御協力を得られるような形で丁寧に進めていきたいと思っています。
〔教育総務課長発言を求める〕
72 ◯秋山教育総務課長 最初の課題のところで大きな間違いをして、済みません。教職員の任用に関する意見は取り扱わないということで、解釈が違いました。済みませんでした。
73 ◯白鳥委員 これは私たちでもなかなか理解しにくいところがありまして、学校応援団ということで地域の皆さんが学校とかかわってくださっているところから、コミュニティ・スクールという新しい言い方、特に横文字に弱い地域の人たちが多いということの中で、地域の皆さんがこのコミュニティ・スクールの協議会の委員といいますか、役職についていくに当たって、人材育成といいますか、教育といいますか、その辺が大切なところとしてあるのではないかと思っているんですけれども、その辺は今までどんな
取り組みをしてきたんでしょうか。
74 ◯秋山教育総務課長 コミュニティ・スクールに係る地域で協力してくださる方の人材育成、応援団活動の中では、市内に学校の支部が12ブロックあります。そこに応援団のコーディネーターさんがいらっしゃって、その方々が応援団活動については地域のリーダーという形で応援しています。コミュニティ・スクールにかかわる方々については、そういう活動に参加してくれた地域の方々ということで、132ページの2段目の教育総務課のところにありますけれども、学校・家庭・地域連携促進研究会事業というようなことで、「”学校・地域 ひとつなぎ”コーディネーター」の養成講座というものにも取り組んでおります。こういう中で、コミュニティ・スクールの仕組みとか、学校応援団もそうですけども、地域と学校との共同活動について学んでもらう講座を今年度から開始しています。そういう中でそういう地域人材を育てていこうということで取り組んでおります。
75 ◯白鳥委員 それで、あと小中一貫との絡みなんですけれども、コミュニティ・スクール、今現在は小学校単位での
取り組みということで進めておられると思うんですけれども、新年度は準備校として中学校区2校という形で進めていくということが示されているわけですけれども、小中一貫との絡みで、小学校単位でのコミュニティ・スクールを進めていくということと、中学校単位で進めていくということと、それから34年度からスタートする小中一貫としての関係については、コミュニティ・スクールを進めようとしている教育総務課としてはどんな進め方を考えているのか、その辺についてお聞かせください。
76 ◯秋山教育総務課長 中学校区2校で研究を進めるという形になっておりますが、このことにつきましては先ほども言いましたけども、公明党の代表質問の中で、コミュニティ・スクールの効果は学校と地域との横のつながりを強化する静岡型小中一貫教育の推進をする上でも有効な手段となり得ると考えておりますと答弁をさせてもらいました。ですので、今回は中学校2校区で小中一貫教育グループ校でのコミュニティ・スクールの導入に向けた研究をやっていこうということで、研究を進めさせていただきたいと思っています。
77 ◯白鳥委員 30年度はそういうふうに進めるということですけれども、小中一貫が34年度ということで既に設定をされている中で、このコミュニティ・スクールも34年度が起点として考えますと、どのようなところにまで引き上げていこうとしているのか、その辺について聞かせていただけますか。
78 ◯岡山教育力向上政策担当課長 今の御質問にお答えします。
さきの話とオーバーラップもするんですけれども、この小中一貫教育の中で進める内容と、それからコミュニティ・スクール、かなりオーバーラップしているところもあるという認識をしております。加えて、先ほど、地元の負担という話もありまして、そういったことも考慮した上で、今やっている小中一貫教育準備
委員会の発展形がコミュニティ・スクールになり得ないかといった検証を来年度からスタートしたいと。今お話しの34年度が1つの区切りでございますが、ここについては具体的な目標値は今ちょっと定められないのですが、と申しますのは、何分グループ校での
取り組みもまだスタートしていないというか、研究がこれからということですから、そちらの研究の成果を踏まえて、その目標値を見定めていきたいと考えております。
79 ◯白鳥委員 今の段階での内容としては、理解をさせていただきました。
次に、132ページのスクールソーシャルワーカー活用事業ということで、これは聞くまいと思ったんですけれども、現状について聞いておいたほうがいいかなと思ったものですから、その必要性について現状どんなふうに捉えているのか、その辺について示してください。
80
◯川島学校教育課長 スクールソーシャルワーカーの現状でございますけれども、今年度はスクールソーシャルワーカーを2人増員し、12人のスクールソーシャルワーカーの体制で、市内12支部に1人ずつ配置をして、スクールソーシャルワーカーが担当支部内の小中学校を積極的に巡回してまいりました。その結果、貧困などの問題を抱える
児童生徒の掘り起こしを行い、相談件数が昨年度の同時期と比べて22.4%増加しています。
また、あわせて、スクールソーシャルワーカーには、教職員が貧困に気づく力を養うために教職員に対する研修を実施して、家庭環境に問題を抱える
児童生徒の早期発見につながっております。
81 ◯白鳥委員 今、そういった課題を抱えて、貧困という問題にぶつかっている生徒さんたちが増加しているという現状がありますよということで理解させていただきました。
このソーシャルワーカーを設置することによって、今までもソーシャルワーカーを通していろんな課題解決に至った人、あるいは現在進行形の人、あるいはいまだに心を閉ざしてしまっている人、いろんな状況があろうかと思いますけれども、ソーシャルワーカーの働きによる効果ということについて、どんなふうに捉えているのか、その辺についてお聞かせください。
82
◯川島学校教育課長 現在、子ども未来局、それから保健福祉長寿局との3局で子供の貧困問題対策に取り組んでおりまして、お互いに連携しながら進めているところです。その中で、このスクールソーシャルワーカーの効果的な活用も多々挙げられておりまして、このワーカーの活用事業の拡充に向けて検討がされているところでございます。スクールソーシャルワーカーが子ども未来局の子ども家庭課が主催する各区の要保護児童対策地域協議会に毎月参加して、参加した関係機関とのつながりを持つことができたという成果もあり、スクールソーシャルワーカーが対応する個別のケースにおいて、関係機関とスムーズな連携が可能になっているところです。
83 ◯白鳥委員 最後の質問になりますけども、137ページの学校給食課にお伺いをいたします。
まず、おいしい学校給食の提供ということで、先ほどは学校給食甲子園について後藤委員から質問がありました。これは上の段の運営との関係もあろうかと思いますけれども、昨年、地産地消ということで取り組んでくださったことがありました。それを受けて30年度はどういうふうに反映しようとしているのか、その辺についてお聞かせください。
84 ◯森下学校給食課長 今年度、地産地消の推進ということで、幾つかの
取り組みをしてまいりました。先ほどの後藤委員への答弁と重なるところもあると思いますけれども、まず文科省の委託事業がございまして、そこでお茶を活用した献立の研究というようなことを実施してまいりました。11月1日のお茶の日に幾つかの給食センター、学校で実際にそこで開発した献立を提供してまいりました。来年度はそんな
取り組みを受けて、先ほどもお話ししましたけれども、食育に活用できるようなチラシを作成していくということで取り組んでいきたいと考えております。
また、静岡ならではの献立ということで、先ほどのお茶を活用した献立も含まれますけれども、それ以外にも、これまで余り取り扱っていなかったような市内の特産品の食材を、開発に向けた調査をしてまいりました。そういったものも一部学校に提供しながらやっているところでございます。その集大成を来年度の学校給食甲子園で披露していきたいと考えております。
85 ◯白鳥委員 今、お茶のことについてお話をいただいたんですけれども、昨年はシラスとかサクラエビ等を活用したレシピということで
取り組みをしていただいたということでありましたので、30年度もそういった
取り組みを継続してやっていくのかどうなのか、そのことの確認をさせてください。
86 ◯森下学校給食課長 委員のお話のとおり、当然ながらこの
取り組みは今後少しずつ拡大しながら継続していきたいと考えております。
87 ◯白鳥委員 あと1点、3月22日に開所式が行われる門屋の給食センターについてですけれども、同じく地産地消ということで考えると、どちらかというと中山間地に近いところの給食センターであるところから、地産地消について、門屋給食センターならではの
取り組みというのが出てくるのかなということを期待しているんですけれども、学校給食課として期待しているものが、何かあればお聞かせをください。力強くお願いをいたします。
88 ◯森下学校給食課長 おかげさまで門屋学校給食センターにつきましては、間もなく本市に引き渡されるといった段階でございます。来年度4月からの提供へ向けて、これから準備を加速させていきたいと考えております。運営を行う事業者は、地産地消の
取り組みに意欲を示しており、本市が掲げる日本一おいしい学校給食に対し市と連携し、一緒に推進していきましょうという力強いお言葉もいただいております。このセンターの配食校のエリアには、例えば中平シイタケとか、あるいは松野ゴボウとか、その地域の特産品がございます。こういったものをこれから積極的に取り入れる、そういった形の地場産物を活用した給食の提供がますますふえていくんではないかなと大いに期待しているところでございます。
89 ◯井上委員 よろしくお願いします。
大体聞きたいところは出ましたので、何点かだけ。
134ページ、一番下のエアコンの導入検討ですけども、これは普通教室だけを想定していると考えていいんでしょうか。
90
◯村上教育施設課長 来年度実施する導入検討調査は、生徒が一番長くいる普通教室を対象に考えておりまして、それ以外の教室については、今回の調査の対象外としております。
91 ◯井上委員 学校にはほかにも教室がありますし、体育館は避難所になったりしますので、ぜひエアコンがあったほうがいいなと思ったりするんですが、予算的に厳しい部分はあるのかなと思うんですけど、この際、普通教室にエアコンを入れる際は電源の確保だけでもしていったほうがいいのではないかと思うんですが、その辺の御検討はされる予定があるんでしょうか。
92
◯村上教育施設課長 体育館とか特別教室への導入という話で、今のうちに準備という話がございましたが、まずは
児童生徒の滞在時間が長いところを最優先にやっておるところです。体育館の話ですが、今、委員からお話があったように、避難所ということが想定されることはあるんですが、以前、危機管理総室との話の中では、学校の体育館というのは一時避難所としておりまして、学校の早期再開と避難所の減少を考えて、体育館の避難所というのは順次縮小していく方針にあると聞いております。長期の利用は考えておらず、体育館へのエアコンの整備は今のところは考えておりません。学校の運営上の話としては、体を動かすところ、汗をかくところというところがありますので、その辺でも今の段階では体育館への設置は考えてはいない状況です。
93 ◯井上委員 よくわかりますけども、ぜひその辺も検討していただきたいと思います。
次の135ページの一番下の小中学校校務支援システム整備事業で、これでよく子供と向き合う時間が確保できますよと、業務効率が大分上がりますよという話なんですけど、実際にこれで教員の時間というのはどれぐらい子供と向き合える時間が確保できるんでしょうか。
94
◯川島学校教育課長 他市の状況から試算させていただいた数字になりますが、初年度、平成30年度は100時間、翌年以降は150時間を見込んでおります。
95 ◯井上委員 本当にそれだけしっかりと子供と向き合える時間が確保できればいいなと思うんですけど、実際には、夜、一生懸命やっていた仕事の手がちょっとあいたぐらいで、多分余り時間があかないよというようなことにならないように、その辺が不安だったもんですから質問をさせていただきました。
次にいきます。
138ページの3段目の教職員海外派遣研修事業ですが、これは頭に丸がついて拡充事業になっているんですが、予算額は昨年度と全く同額ということで、どこがどう拡充されるのかという部分と、実際にいつごろ何人の教員がどれぐらいの期間行って、どんな研修等を行ってくるのか教えてください。
96 ◯瀧浪教育センター所長 まずシェルビービル市への海外派遣事業ですが、これは拡充ではなくて、予算額も同じですので、今年度と同様の事業を行うということです。派遣教員は1名、大体7月末から3月中旬までの8カ月間をシェルビービル市の学校に派遣して、日本語指導の補助に当たるという事業でございます。
〔「これは丸」「丸は何だという」〕
97 ◯鈴木(節)
委員長 この丸は何でついているの。
98 ◯瀧浪教育センター所長(続) 丸はないですね。
〔発言する者あり〕
99 ◯瀧浪教育センター所長(続) 間違いでございます。
100 ◯井上委員 ちょっと気になったので聞いてみました。
研修に行かれた先生がこっちへ戻ってきて、その研修した効果というのがどんな形で発揮されるのかという部分を教えていただけますか。
101 ◯瀧浪教育センター所長 この海外派遣の成果ですけれども、成果は3つありまして、1つ目は、派遣研修員の資質、能力が向上したということです。具体的には、英会話能力が向上し、国際的視野が広がったということです。2つ目は、研修員の学習指導力が向上したことです。これについては、やはりアメリカでの授業、例えばiPadでありますとか、スマートフォンなどの情報機器を活用した
指導方法や異国語を段階的に身につけるための効果的な
指導方法を身につけることができました。これは、日本に帰ってきてから自分で英語の授業を行うときに非常に役に立ったという感想をもらっております。3つ目は、姉妹都市交流が促進したことで、日本語指導教員の小学校、中学校、所属している
児童生徒とその現地の学校との例えばビデオ交換であるとか、そういったことが行われているということで、これは帰ってきてからではないんですけれども、いるときにそういう交流を通して
子供たちの
英語教育、あるいは外国への関心が高まっていくという、そういうような活用・効果の内容がございます。
102 ◯井上委員 ありがとうございます。
最後に図書館の管理運営事業、先ほども少し大規模改修に関する質問がありましたけど、図書館の使われ方というのが、以前と大分変わってきているとも言われています。例えばリタイアしたような方々が涼みに行って、新聞を読んだりとか、雑誌を読んだりとかという方がすごくふえているであるとか、あとどこかの地域では、図書館では静かにしなさいというのが当たり前だったのを、コミュニティの場にしていこうということで図書館を変えていったりだとか、そういった流れがある中で、この大規模改修をしていく中で図書館に求められる機能をもう一度見直してみようとか、それに合ったリニューアルというか、内装を考えていこうかという、そういったところまで考えていくようなことはあるんでしょうか。
103 ◯堀川中央図書館長 先ほど山根委員にお答えしたことにちょっとつけ加えさせていただきます。
先ほど、静岡市の図書館で築25年以上というのが5館ありますとお話ししましたけれども、5館は中央図書館と藁科図書館、蒲原図書館、南部図書館、それから清水中央図書館の5館になります。
この大規模改修の計画策定業務は、中央図書館を対象にして行いまして、それをもとにして得られた成果をモデルケースとして、ほかの図書館にも生かすような形で考えているところでございます。
それで、今、委員のほうからお話がありましたように、図書館の役割みたいなものが少し変わってきた、あるいは利用者のニーズが変わってきたということがございまして、例えば喫茶店を設置するとか、あるいは少人数で会議ができるようなグループ室とか、あるいは高齢者の憩いの場というか、くつろぎの空間みたいにしていくというような、この利用者のニーズが変わっているということは把握してございます。今回の大規模改修としましては、まず大前提として、長寿命化のための改修を最優先として考えております。やはり予算が限られているものですから、その中で有意義なことができるようなことを検討していきたいと考えております。
104 ◯井上委員 大規模改修は結構お金かかりますので、それに見合うようなものにしていただければと思います。
最後に、さっき
福地委員から
SDGsの話があったので、ちょっとそこだけお伺いさせてもらいます。
SDGsの先進事例の紹介を見させてもらったときに、学校ではESD、要はユネスコスクールを先進的にやっているということで、その
SDGsの先進事例として紹介されている学校がありました。以前、私も本会議の中で、そのESDの話をさせてもらったことがあるんですけど、市内ではユネスコスクールの登録は多分1校だと思いますけども、
SDGsとこのESDと似ているんですけど、考え方は同じだと思うんです。そういう意味では、このユネスコスクールへの流れというのは今後必要になってくるのかなと思うんですけど、その辺のお考えがあればお聞かせ願えればと思います。
105
◯川島学校教育課長 ユネスコスクールにつきましては、委員御指摘のとおり、玉川中学校が平成24年度でしたか、初めて本市でユネスコスクールに指定をされました。もともとこれは玉川中学校がやっていた独自の
取り組み、例えば玉川太鼓とか、そういったものがユネスコスクールが求めるそういう持続可能な発展というものにつながるだろうという観点でユネスコスクールの認証を受けたという形になります。ただ、これは校内のそうしたものをユネスコスクールという枠でもう一度見直して整理をして、そして認可を得たという形になっていますので、この認可を受ける作業、それから1年間の活動を終えての報告というものがございますので、そういったものを今後、学校に対して推進をするとかというのは、やはりこれは学校独自の活動の中でそれをどう生かすかという話になっていきますので、
教育委員会としては、そこは見守っているところでございます。
106 ◯鈴木(節)
委員長 では、切りがいいので休憩します。
午前11時57分休憩
──────────────────────────────
午後1時再開
107 ◯鈴木(節)
委員長 では、午後の審査を再開いたします。
先ほど、午前中の審査で、答弁が後ほどということになっていましたけど、教科書採択の件での山根委員の質問に対する回答の準備はできましたでしょうか。
108
◯川島学校教育課長 去年、小学校道徳の教科書採択ということで、候補として挙げられたのは8社ございました。そのうち
光村図書が選ばれたということになります。この
光村図書が選ばれた理由ですけれども、静岡版道徳を今までずっとやってきたこの静岡市が道徳の授業を行っていく上で、
子供たちに考えて、それから討論をさせていく、そうしたものに最もふさわしい形式になっているということです。他社と比較しますと伝統的に設問などが用意されていて、テキストのようにやればよいという他社のものとは違って、
光村図書のものは、考えさせる、討論させるのにふさわしい教科書となっている。また先生たちの創意を生かしていける教科書であるということで選ばれたということです。
109 ◯鈴木(節)
委員長 ほかの質疑はありますか。
110
◯宮城委員 先ほど、午前中にお伺いしたことですが、もう1回教えてください。
135ページの下から2番目、
特別支援教育推進事業に関連した事業で、先ほどお聞きした件です。
中学生が
通常クラスにいながら
特別支援の通所教室に通っているところの人数と教員の人数の確認をさせてください。来年度の新入生に対して、末広中学は16人に対して教員1人プラス12時間の講師が1人、それから清水区は、18人の生徒に対して教員を1人増員して2人で見るということでした。私の地元の大里中学ですが、大里中学は、41人に対して現状も2名ですが、そのまま2名で、
プラス講師といっても、12時間の講師が1人ということですが、この現状をどういうふうに捉えているか教えてください。
111 ◯寺部教職員課長
特別支援教育の関係です。
通級指導教室も含め、
特別支援学級も含め、今、大変喫緊の課題だと捉えております。国のほうは、10年かけて基礎定数化をするという方向で進んでおりますので、大体2名ずつぐらいふえていきますので、その年の学校現場の実情によって、1人工配置したり、12時間──0.5人工にして配置したりということで、推移を見守っていきたいと思っております。
112
◯宮城委員 今のお話で言うと、推移を見守るとおっしゃいましたけれども、推移を見守るといっても、現状41人に対して、10年かけてとは言っているけれども、13人の生徒に対して1人がふさわしいと言われている中、その3倍、ですから清水区だったらすごくいいことですね、18人に対して1人ふやして、2人になっていくと。その中で、大里中へ通ってくる駿河区全体の
子供たちに対して、やはり41人の生徒さんたちがいる中で、2人の先生がとても苦しんでいる現状をよく聞いております。それに対して、新たにぜひと思っていたところが、その12時間の講師1人というのは、どうしても私は足りていないと思います。今後の改善に対して、もう一度考えを聞かせてください。
113 ◯寺部教職員課長 委員のおっしゃるとおり、今の状況で十分足りているとは考えておりませんので、喫緊の課題だと捉えております。権限が移譲されて、毎年国のほうへ単独で交渉できるようになりましたから、交渉を繰り返し行って、少しでも現場がやりやすくなるように努めてまいりたいと思います。
114
◯宮城委員 そうしますと、清水区はなぜ18人に対して1人ふやして、2人にしたんでしょうか、教えてください。
115 ◯寺部教職員課長 大里の
通級教室は2人体制になる前は1人体制だったわけです。そうすると、教員の人事異動の関係で引き継ぎができなくなるというようなマイナス面が生じるもんですから、学校現場からはぜひ2人体制にして引き継ぎができるように、のりしろができるようにしてくれというような声が上がっております。(「大里中は」)今のは大里中です。今度は清水区に1人入れて2人にしてというような状況で、次は葵区のほうへというふうに計画を持って配置していこうと思っております。
116
◯宮城委員 そうしますと、子供の1年1年、そのときそのときの瞬間によって人生を大きく左右する大事な時期だと思います。今おっしゃっていることも大人の理屈でわかりますけれども、やはり子供に対して教育現場をしっかりサポートするという役割を果たしていただきたいと思います。ですから、改善に向けて何とかしていただきたいということを、ここでは要望しちゃいけないと言いますけれども、要望させていただきます。
117 ◯鈴木(節)
委員長 要望は後でまたしっかりと言ってください。
ほかの方はございませんか。
〔「ありません」〕
118 ◯鈴木(節)
委員長 それでは、私も
委員長ではございますが、午前中の質疑を聞いておりまして、いろいろ聞きたいことがございますので、本当に要点を絞って聞くべきことだけに絞りましたので、よろしくお願いいたします。
それでは資料-2の134ページですけど、小中学校空調設備導入、これはエアコンの導入方針が固まって、大変これは議会としても応援もしたいと、スピードアップして設置していただきたいという案件なんですけど、この導入検討に当たって、要は、方式は何にするのかとか、電気なのか都市ガスなのか、いろいろあると思うんです。設置費はどちらがかかるかとか、維持管理経費はどれだけがかかるとか、そういった検討もすると思うんですけど、今の時点でわかっている情報というんですか、それをどのように比較検討して、本格的な検討はこれからだと思いますが、その辺の情報がありましたらお答えいただけますか。
119
◯村上教育施設課長 現状についてですが、今、私たちがつかんでいるのは大まかな概々算という形で、工事費とか維持管理費は把握しているんですが、とてもそれだと大まか過ぎて事業には載らないということで、来年度全校調査などをかけて詳細な工事費などを算出して維持管理費を出して、それでようやく事業に載るような形にしたいというところです。それで、あと他都市の状況とか、ガスとか電気の空調方式によるものを比較検討しておりますが、あくまでも今は概々算の段階ではございます。
120 ◯鈴木(節)
委員長 今はそこまでということなので、これ以外は聞きません。
ほかの項目にしますけど、小中一貫教育ですね、午前中にもいろいろありましたけど、平成30年度から4グループで実践研究が始まりますけども、教育局としては、今年度、カリキュラムの検討
委員会でカリキュラムを策定したというか、もうできていると思うんです、実践編というものですけど。これから全校にこれを基本として、バイブル的な取り扱いとして進めようとしているのか。このカリキュラムの扱いについてはどういう位置づけになっていくのかをお聞きします。
121
◯川島学校教育課長 カリキュラムについてですけれども、本年度策定したものは解説編というものになります。次年度、その解説編をもとにして各学校がいろんな工夫をしていくわけですけれども、そうした先進的な事例をまとめ上げて、今度は実践編というものをつくっていきたいと考えています。また、これらについて、30年度は市民フォーラム等を開催して、我々のほうから直接皆さんに御説明させていただくということを大切にしていきたいと考えておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。
122 ◯鈴木(節)
委員長 引き続いて質問しますけど、小中一貫教育については、まだまだ親の理解が十分行き届いていないという現状は教育局もお持ちだと思うんです。それで、いろいろ各学校でもこの
取り組み状況をお知らせするお便りを出したり、ホームページで公表したりというのが、それはわかるんですけど、親の本当の不安というか、疑問というのがまだまだ見ただけではわからないのです。一方的にそういう情報をばんばん流されても、親の不安は解決していません。本当の例えばで言いますが、小学校から中学校に行くその9年間の一貫した教育なので、小学校、中学校のグループはもうほぼできていると思うんです。例えば小学校3校から中学校1校に行くとか、グループはもう枠組みができていますけど、中には複雑な学区の事情で、1つの小学校から複数の中学に行く子供さんもいると思うんです。その場合は、教育目標といってもそのグループによって教育目標が異なっていますので、その複数の中学に行く子供さんはどういう教育目標を持っていればいいのかとかね、それから小学校と中学の教師がどう連携をするのか、協議するのか、なかなかその辺の取り扱いの説明がないようなので、複数の中学に行く小学校の保護者の皆さんは、大変不安があります。そうしたことに的確に答えるような状況が今つくられているかどうか、見解をお示しいただけますか。
123
◯川島学校教育課長 1つの小学校から、具体的には3校の中学へ行くということで、今御指摘のとおり、そうした声も寄せられております。そうした中で、今年度小中一貫教育準備
委員会の中で話し合われてきておりますが、そうした課題が現在浮き彫りになってきたという状況です。このことについて、先ほど、目標の共有というお話がありましたけれども、こうした目標の共有の課題、それから中学校の教員が小学校へ出向く際の課題等ですね、今後解決しなければならないものが明らかになってきた段階でございます。ただ、実際にその実践の中で、例えば今年度行われた顕著なものとしては、小学校の児童会の
子供たちが中学校へ行って、そこで児童会と生徒会がみんなで話し合いをしたという場面がありました。そうした中では、
子供たちが例えば東中学校でこういうことをやっているので、ほかの小学校に負けないようにうちの小学校でもそうしたことをやりたいねという、そうした
子供たち自身がよりよい小中一貫の姿というのを模索しているということも現在出てきておりますので、そういったことも今後育てて、伸ばしていきたいと考えています。
124 ◯鈴木(節)
委員長 今お答えいただいて、たまたま中学校のお名前が出たもんですから、そこの保護者の皆さんの気持ちについて、また聞かせていただきますけども、ここの小学校から3つの中学校に行くんですね。3つの中学校に行って、カリキュラムが違うとなると、先生たちは本当にどう対応していいかわからないし、極端な話、小学校のうちからクラス編成をもう3つの中学校に行くそれぞれの3つのグループに分けてしまえば、教育目標もそのまま3つに分かれるというか、極端な例ではありますけども、そんなことも検討しなきゃいけないのと、現場では大変戸惑いがあるんです。そういうことに対して、やっぱり担当部局でそうした先生たちが大変現場では困っています、どうしたらいいのかと。親たちからもどんどんいろんな先進校というか、実践校に指定されたもとで、え、じゃ私たちどうなるのと大変不安があるので、要は、子供や親御さんの気持ちが置き去りになったまま進んでいるのではないかという問題提起なんです。そうしたことにしっかりと方針とか考え方だとか示していただかないと、一番困るのは親御さんと
子供たちなんです。その辺の対応をどう考えておられるのか、再度お聞かせ願えますか。
125
◯川島学校教育課長 まさにこのことは学校の実情が物すごく重要だと考えておりまして、小中一貫準備
委員会の中では、ここの学区においては全ての連携している学校の人たちも加わりながら現在討論をしているところです。したがいまして、今後学校も保護者会、それから学校説明会、PTA総会等ですね、そうしたところで反映させていくとともに、またそうした地元の皆様の御意見を
教育委員会としても吸い上げて、対応を行っていきたいと考えています。
126 ◯鈴木(節)
委員長 今の件はもうこれ以上聞きませんが、ただ小中一貫教育について、もう1点お聞かせください。
いよいよ、実践校では英語の授業が、実践校ではなくてもこれは新
学習指導要領で
英語教育が入ってきますでしょう。外国語教育というか、そういう名目ですけど、もう小学校3年生から外国語活動が始まる。5年生、6年生は英語科目が入るということで、これは小中一貫教育の中でも実践校では中学の英語の先生が小学校に乗り入れをして、小学校で英語授業をするという
取り組みもあるようですけども、これはどんな頻度で取り組むような方針になっているでしょうか。
127
◯川島学校教育課長 授業時数のことということでよろしいですか。
3~4年生が週に1時間、それから5~6年生が週に2時間という形になります。
128 ◯寺部教職員課長 各学校での時数はまだこれからなんですけども、今の状況の中で、中学校の3校3人の先生が小学校へ乗り入れて授業をやる予定でおります。
129 ◯鈴木(節)
委員長 小中一貫教育についてはいろいろ聞きたいことはあるんですけど、焦点を絞りますので、もうここでは聞きません。ほかの事項で聞きます。
136ページです。真ん中辺にある
教材教具等整備事業ですけども、小学校で特別な教科道徳が始まるということで、これは教材の面では先ほど山根委員も質問されましたけど、この道徳が科目になるということで、科目になるということは評価が始まるということなのか、要するに、成績表に評価づけをするのかどうか。その評価の仕方というのは、点数をつけるのは難しいと思うので、どういう評価の方法をするのか。教師たちはその辺でどんな受けとめがあるのかとか、それでいろいろ多忙化が今でも問題になっていますけども、教師の多忙化がこれでまた進むのではないかという疑念があるんですけど、その辺はどういう。まず、事実は事実としてお答えいただいて、教師の多忙化についてはまたお答えください。
130 ◯瀧浪教育センター所長 道徳の評価のことですけれども、道徳の評価は、授業での学習状況、あるいは
子供たちの成長の様子を文章で表記する評価になっています。基本的には、
子供たちを励ます内容の評価です。したがいまして、教科と違いまして、数値で評定が出るとか、あるいは受験のための調査書にそれが表記されるとかということは一切ございません。
131 ◯鈴木(節)
委員長 点数表記じゃなくて文章表記というのはわかりました。私が言いたいのは、点数というのはもうリアルに何点何点て出ちゃうんですけど、文章表記となると、先生たちとしては、ふだんから児童や生徒の成長の様子を継続的に把握して、指導に生かすように努める必要もあるし、数値による評価は行わないとすると、その子供さんたちの学習状況とか道徳性にかかわる成長の様子をつぶさにずっと見て、観察していなきゃいけないし、それをもってその個人の内面にかかわる問題も評価として見ていかなきゃならないわけでしょう。そういう意味では、教師として大変これは評価の仕方も難しいし、そうしたことが教職員の間で共通認識として受けとめられているのかどうか、その辺の見解をお聞きしたいんです。
132 ◯瀧浪教育センター所長 評価についての教師の負担についてですけれども、文章表記といいますと、例えば総合的な学習の時間なども文章表記の評価をしております。総合的な学習の時間だけではなくて教科の授業においても、例えば
子供たちの感想文であるとか、あるいはノートであるとか、あるいは授業中の様子などを先生方がメモしたり、ため込んだり、あるいは
子供たち自身がポートフォリオみたいな形で自分の感想文とか書いたものをため込んでおくということもございますので、その辺のところについては教科でもやっているようなことを道徳でもやっていくという形になりますので、改めて違う評価方法を教員がやるということではありません。
この辺の共通理解につきましても、現在、教育センターで道徳については6種類の研修を行っています。まずは、やはり校長先生方に理解をしていただきたいということで、小中学校の校長会の中で研修会を設けまして、この道徳の概要であるとか、授業がどのように変わっていくのかとか、あるいは今御指摘の評価のことについても、話をさせていただきました。
それから、各学校に道徳教育推進教師というのがいますので、その道徳教育推進教師を対象として、年3回研修会を行いました。内容としましては、今申し上げたように、やはり道徳がどう変わっていくのか、あるいは、それに伴って評価がどのように変わるのか。あるいは、授業としてどのような工夫をしていったらいいのか。具体的な指導のポイントなども示しながら研修会も行いました。その内容については、センターのホームページに授業づくり編、評価編、あるいは全体計画、別葉と言いますけれども、別葉編という形で公開しまして、先生方がいつでも見られるような形をとっております。
それから、4つ目の研修としましては、教科リーダー研修会という教科リーダーの先生方の研修会があります。その中の道徳の研究会の中で、これからの道徳についての授業の提案授業をさせていただきました。これは希望研修という形で、市内の小中学校から33名の教員が参加をしました。満足度は10点満点で9.5点ということで、非常に高い提案授業をすることができました。それから指導主事が学校の要請に応じて訪問をして、校内研修の中で御指摘の内容について話をさせていただき、先生方の質問に答えるというものと、もう1つは、定期的に学校訪問という形で2年間で全小中学校を訪問して、授業を実際に見て、そして事後研修でその授業についての研修を深めていくと、以上、6つの研修を行っておりますので、そういった形で先生方に新しい変化に対応できるような理解をしていただいているところです。
133 ◯鈴木(節)
委員長 ありがとうございます。丁寧な説明をいただいたので、ほぼ研修の内容はわかりました。
そうしたら、違う項目で聞きます。137ページですけど、学校給食費会計業務の改善に向けた研究と書いてあるんですけど、今年度、総合教育会議でも話題にはなりましたが、給食費の集め方が学校の先生たちの負担にもなっているということで、この業務を変えていくという提案もありましたけども、これはどういう意図で、どういうことを想定してやろうとしているのか、説明いただけますか。
134 ◯森下学校給食課長 本市が目指す日本一おいしい学校給食の提供の実現に向けては、市が責任を持って安心・安全な学校給食を提供できる体制を整備していかなければいけないということで、給食費の公平性や透明性の向上といった検討が必要になると思っております。検討に当たっては、まず本市が行っている、現在は私会計という中での会計業務、このあたりの状況をしっかりと調査して、そこにどんな課題があるのか、そういった抽出、分析をし、その課題解決に向け、本市にとって最も適切な会計処理について、どんな方法があるのか研究・検討していきたいと考えております。
135 ◯鈴木(節)
委員長 これから検討ということなので、これ以上は聞きません。
そうしたら、後の項目ですけど、機構改正がありまして、
児童生徒支援課が新設されました。この中身は、もとの学事課と学校教育課の事務の一部を取り扱うようですけども、
児童生徒支援課を創設した意図というか、背景、目的をお答えいただけますか。
136
◯川島学校教育課長 児童生徒支援課の新設ですけれども、現在の学校教育課の生徒指導係、健康安全係と学事課を統合し、情報の共有化を図ることで、いじめ、貧困、不登校、こういった課題に対応することを目的としています。子供の貧困、不登校の問題につきましては、総合教育会議の中でも議題として取り上げられ、こうした議論を踏まえて、教員の研修、先ほどのスクールソーシャルワーカーの増員、他局との連携、情報の共有化、それから就学前と卒業後も切れ目のない支援を図るために、こうしたことを担っていく課となります。あといじめの諸問題につきましては課題が複雑化しており、スピード感を持って丁寧な対応をしなければいけないという中にあって、学校経営支援員を2名増員いたしましてこれに当たるということを考えております。したがいまして、この課は9年間を見据えた切れ目のない生徒指導の構築と相談体制を強化し、いじめ、不登校、貧困等対応の充実に取り組んでいく課ということになります。
137 ◯鈴木(節)
委員長 私の質疑は終了いたします。
ほかの方はございますか。
〔「ありません」〕
138 ◯鈴木(節)
委員長 それではないようですので、質疑を終了いたします。
次に、要望・意見、討論に入りますが、私も討論に加わりたいと思いますので、副
委員長と交代をいたします。
〔
委員長、副
委員長と
委員長席を交代〕
139 ◯宮城副
委員長 それでは、暫時
委員長の職務を行います。
これより要望・意見、討論に入ります。
なお、議案第30号中所管分の討論は、昨日の市民局、葵区、駿河区、清水区、環境局所管分の審査内容も踏まえて行っていただくようお願いします。
発言の際は、議案第何号に対してのものかがわかるように要望・意見、討論をしていただくようお願いします。
それでは、要望・意見、討論はありませんか。
140
◯福地委員 自民党です。
きのうのも合わせて、全ての議案に賛成をいたします。
意見・要望でございますが、
トイレリフレッシュ事業については、着実に計画的に進められているということがわかりました。
子供たちの健やかな育ちと学びの環境を整える事業でありますので、今後も早期の完成に向けて一層の御尽力をお願いしたいと思います。
次に、国においても喫緊の課題となっております
特別支援通級教室の先生の配置でありますが、こちらは生徒13人に1人の教員という国の方針にしっかりと沿うように、現場の声と照らし合わせて配置を進めていただきたいと思います。
次に、グローカル人材育成においてですが、GETの人選においては慎重かつ厳正に人材の採用をしていただきたいと思います。また、お茶や海洋文化、そういった静岡の文化をしっかりと身につけるということの重要性を考えたときに、指導をしてくれる方、これは英語に限らず、GET同様にこの指導者の配置をしっかりと考えていただきたいと思います。
次に、学校図書館の司書の配置についてですが、司書の未配置校への早期の配置をお願いしたいと思います。
最後に、来年度から特別な教科道徳については、今までの静岡版道徳教育としっかりと連動して進めていただけますよう要望いたします。
141 ◯後藤委員 志政会です。
議案第30号中所管分、議案第65号、賛成いたします。
意見・要望です。
日本一おいしい給食ですけれども、静岡地元の食材について、また地産地消についての
取り組みをどんどん進めていただきたいと思います。ただ、そういった中でやはり大事になってくるのは、根本となる安心・安全な給食の提供といったところもあります。
異物混入など、そういったことがないように、しっかりとした対策もお願いしていきたいと思います。
また、コミュニティ・スクールと小中一貫準備
委員会、また学校応援団の事業で、これは学校と地域を結びつけていくといったことになっていくと思いますけれども、地域の人材育成といった視点もしっかりと捉えた上で行ってもらいたいと思います。他局にも人材育成プログラムを持った事業もあります。そういったところと情報交換とか連携等もしながら進めていただけたらと思っております。
また、学校
トイレリフレッシュの関係ですけども、今回また非常に多くの予算をとっていただき、進められていることをありがたいと思います。
そういった中、空調設備の導入についてもスピード感を持ってやっていっていただけたらと要望させていただきたいと思います。
スポーツ国際交流員の関係ですけども、やはり国際的に活躍された方に静岡市に来ていただいて、いろんなことを教えていただくといったときに、やはり部活動で励む学生たちにとって一番大事なのは、私はメンタル面だと思っています。国際的に活躍する方たちがどういったメンタルでそういった
取り組みを行ってきたのかといったメンタルの部分もしっかりと指導していただき、学生たちにつなげていっていただけたらと思います。
あと、校務支援システムについてですけれども、この4月から始まるということで、その使い方というんですか、やっていく中で、その使い方が難しくて余計時間がかかってしまったということがないように、使用方法の改善等があったらスムーズに的確に行っていただき、余計な時間が発生しないように改善等もお願いしていきたいと思います。
142 ◯井上委員 公明党です。
公明党としましても、全ての議案に賛成をいたします。
先ほど後藤委員からも話がありましたけども、コミュニティ・スクールや学校応援団、それから放課後子ども教室もそうだと思いますけども、地域の力をかりて地域と一緒になってやっていく事業、やはり地域の人材の確保であるとか育成という部分がかなりネックになってくるのかなと思います。そういう意味では、きのう行われた市民局で行っている地域の人材育成のプログラムとうまく連携しながら、地域と一緒になって成長していくような、事業にしていただければいいかなと思います。
また、これも先ほどありました学校
トイレのリフレッシュと学校のエアコン設置、1日も早く進めるように頑張っていただきたいと思います。特に
トイレなどは、このままいくと100%を達成する前に、ほかのところの修繕に入らなければいけないということでなかなか進まなくなってくることも予測されますので、その辺は何とかうまく計画を組んで進めていただければと思います。
それから、
特別支援教育の話も、先ほどから幾つか出ていました。本当に厳しい中でいろいろな調整をされてはいると思うんですけども、人材の確保、それから育成という部分をしっかりとやっていただきたいな。まだまだ専門的な力を有している先生は少ないとも聞いていますので、その辺の育成も含めて考えていただければと思います。
最後に、先ほど図書館の話をさせていただきました。図書館も本当にそのニーズが大分変わってきているというところから、せっかく大規模改修を計画していくのであれば、図書館のあるべき機能というものも1回見つめ直していく必要があるのかな。その上でその改修の中にできる限り入れ込みながら、これからの図書館というものを意識しながら改修計画を策定していただければありがたいと思います。
143 ◯鈴木(節)委員 日本共産党として討論させていただきます。
まず、平成30年度
一般会計予算についてですけれども、2点の理由で反対をいたします。
1点目が小中一貫教育です。これは全面的に真正面から反対というわけでもないんですけども、今の進め方です。もともとこれは児童や生徒を主体としてスタートした小中一貫ではありません。それと教師の多忙化がますます激しくなる、研修とか打ち合わせとかに、その時間、労力が大変割かれています。ますます多忙化が進むもとで、校務支援システムがあっても、果たしてそれがどれだけ活用されるかというのがまだわかりません。
それと、保護者の不安です。先ほど紹介したのはほんの一例です。もう実践校が30年度から4グループ始まって、そこに保護者が大変注目をして見ています。で、そうでない学校の保護者の皆さんはどうなるんだろうという不安の気持ちで見守ると思うんですけど、その中でますます不安で、
英語教育が小学校3年生から始まってどうなるんだという、こうわからないことだらけのもとで進んで、情報は一方通行で来ても、質問して、問題に対して、疑問に対して、それをそうではないよというような懇切丁寧な説明の場があるのかどうか、その辺がまだ見えていません。このまま、保護者や子供、教師の不安を置いたままやみくもに小中一貫教育に進もうとしているところに問題があるということで、そういう問題提起という意味で反対です。そもそも、小中一貫教育は施設の分離型からスタートしますけど、究極的には、何十年後か先には学校統廃合の道にもつながるという意味では反対をしております。
もう1点は、昨日の市民局での議論ですが、マイナンバー制度そのもの、これについては総務
委員会の所管ですけども、マイナンバーカードの交付ということで、交付事務はそもそも実務ですから、交付を否定はできませんけれども、企業一括申請の本格実施があるということで、これについてはやはり問題提起という意味で反対をします。もともとマイナンバー制度には個人のプライバシー侵害の危険があるし、究極的には社会保障費削減です。限りなくこれを利用拡大することで、そこにまたカード交付事業は、顔の認証システムにかけられて、データは15年間保管となると、地域の防犯カメラと連動させると、特定の個人の追跡ができます。防犯や治安を口実に個人のプライバシー侵害にもつながりますので、こうした問題があるという意味では反対をいたします。
以上が反対の理由です。
意見・要望を述べさせていただきます。
最初に議論になりました学校図書館の司書の配置ですが、6学級以上にまで配置が進んだというのは、これまでの職員の皆さんの努力の成果だと思います。当初、始まったのは12学級以上、それが9学級、6学級というふうに配置を広げていただいて、司書さんがいることによって学校図書館が大変明るく利用しやすくなって、子供さんたちも図書館が大好きになったという大変いい効果があります。まだ未配置校がまだあるという点では、教育の不平等につながります。司書さんを全校配置すべきですけども、その過程で、未配置校に対してもっと手厚い配置は必要です。司書教諭がいるからそこで手だてできているという説明がありましたが、司書教諭は、ほかの司書さんがいるところにも司書教諭はいますので、そういうことでは理由にならないと思うんです。ですので、図書館から各学校へ図書を自動的に貸し出しもしていますけど、その辺の各図書館との連携ももっと密にするような手だてもぜひお願いしたいと思います。
それと、要望の2点目は、教職員、これは市の職員という扱いになりましたが、教職員の待遇という意味では、給与ではなく、まだ不平等というか、課題があると思うんです。例えば、市の職員には防災服の貸与がありますけど、教職員には防災服がないんです。防災訓練のときには、住民の皆さんと一緒になって先生たちも訓練に参加していますけど、一般の地域住民と同じような雰囲気に見られてしまうので、ぜひ防災服の貸与はすべきではないかという問題提起をさせていただきます。
最後に、
児童生徒支援課が創設されましたので、ここはぜひともその創設の趣旨、先ほど課長からお答えがありましたとおり、いじめ、不登校、子供の貧困対策にしっかり対応すべき部署だと思いますので、体制強化をして応対していただきたいということです。
以上、要望・意見です。
144 ◯宮城副委員長 議案第65号は賛成ですね。
145 ◯鈴木(節)委員 反対は新年度会計予算だけ反対ですので、ほかの議案は賛成をいたします。
146 ◯宮城副委員長 何かほかにありますか。
〔「ありません」〕
147 ◯宮城副
委員長 反対の討論がありましたので、先に反対の討論があった議案から採決します。
議案第30号中所管分については可決することに賛成の方の挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
148 ◯宮城副
委員長 賛成多数ですので、議案第30号中所管分は可決すべきものと決定しました。
次に、残る議案を採決します。
議案第65号は可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」〕
149 ◯宮城副
委員長 御異議なしと認め、議案第65号は可決すべきものと決定しました。
それでは、
委員長席を
委員長と交代します。
〔
委員長、
委員長席に着く〕
150 ◯鈴木(節)
委員長 以上で
議案審査を終了します。
──────────────────────────────
151 ◯鈴木(節)
委員長 ここで、3月末をもって退職される説明員を御紹介いたします。
お名前をお呼びいたしますので、恐れ入りますが、前に出ていただきますようお願いいたします。
教育局理事学校給食課長、森下修一様。
〔退職予定職員 前列に出る〕
152 ◯鈴木(節)
委員長 委員長から一言御挨拶させていただきます。
森下理事におかれましては、合併も経験されまして、市政を取り巻く環境が大きく変わりましたけれども、その中で長きにわたってこの本市の行政にかかわっていただきまして、本当にありがとうございました。特にこの最後の年は、学校給食という
児童生徒の食の安全、食教育、子供さんの生命にもかかわることにもつながりますので、大変な御努力もあったと思いますけども、最後の年、こうしてしっかりと職務を全うしていただきましたことを本当に感謝申し上げます。
また、退職されましても、また何らかの形で市にかかわった活動をされると思いますので、その際にも今までの長きにわたった経験をぜひ生かしていただきますよう、心よりお願いをいたします。長きにわたってありがとうございました。
市民環境教育委員会一同、お礼を申し上げさせていただきます。
では、拍手をお願いいたします。
〔拍 手〕
153 ◯鈴木(節)
委員長 ありがとうございます。どうぞご着席ください。
──────────────────────────────
154 ◯鈴木(節)
委員長 これをもちまして、市民環境教育委
委員会を閉じます。
午後1時52分散会
──────────────────────────────
市民環境教育
委員長 鈴木 節子
Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...