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  1. 静岡市議会 2003-12-11
    平成15年 経済消防委員会 本文 2003-12-11


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  午前10時開議 ◯兼高委員長 昨日に引き続き、経済消防委員会を開会いたします。  本日は、防災と消防が関係する議案1件及び決算2件について、それぞれ御審査を願うことといたします。  また、委員会終了後ですけども、藁科都市山村交流センターを視察しますので、よろしくお願いをします。 ──────────────────────────────────────── 2 ◯兼高委員長 それではまず、議案第114号中所管分について、防災、消防の順で説明を願います。                  〔当局説明〕 3 ◯兼高委員長 それでは、ただいまの説明に対しまして質疑をお願います。 4 ◯内田(隆)委員 消防は、機構改革に伴って、16年度から査察課を設けるということですが、機構改革前はどういう体制だったですか。 5 ◯桜井消防総務課長 機構改正前の体制でございますが、現在は、本部の予防課に査察指導室を設置したところでございます。また、支部の指導課に査察担当を設けて、担当業務を実施しているところでございます。 6 ◯内田(隆)委員 体制的に、室から課になるということですが、今までの体制は何人で、課になったら何人で、具体的にはどういう業務に当たるということになるんですか。 7 ◯桜井消防総務課長 まず現状、予防課の査察指導室は11名、支部の指導課は、査察指導担当8名、合計で19名の体制でございます。  新たな査察課の体制は、現在、人員配置を検討中で、この人数を下回らない体制を構築してまいりたいと考えております。  来年度の機構改正後の人員は検討中でございますので、差し控えさせていただきます。 8 ◯内田(隆)委員 現在の19名を下回らない体制でやっていくが、人数は今検討すると。当然、静岡地区、清水地区の体制というのは、人数は別として、同じような担当をするような形でとられるんでしょうね。 9 ◯桜井消防総務課長 そのとおりでございまして、本部に査察課を設け、査察課分室を設け、分室に所要の人員を配置する計画でございます。 10 ◯内田(隆)委員 19人体制を下回らないで、両方に対応していくということですね。そうすると、人数的にはなかなか難しいということですけども、下回らない体制というと、当然、今の職員体制の中でどうするかということを含めるのか、それから新規も含めて人員の予算要望を含めて検討されていると思うんですけども、19人を課にはするけど、そう体制強化にはならないということですか。 11 ◯桜井消防総務課長 実は、査察課を設ける趣旨は、強化をするために設けるということでございまして、新宿歌舞伎町の事故以来、主として小規模雑居ビルの査察の強化が非常に重要になってるということでございますので、下回らないというのは、強化をするということでございます。 12 ◯内田(隆)委員 今、東京の歌舞伎町の問題が出て、全国的にああいう雑居ビルの問題が指摘されたり、北海道の苫小牧の地震等々で東燃に調査に入りましたね。先日は、ジャスコとかデパートでのああいう燃焼における事故があって調査に入るとか、特殊的なことがあるということで、職員の体制問題、財政伴いますから、財政との折衝があるから大変ですが、この体制というのはきちんとやっていく必要があると思うんですね。当然、そのことによって市民の安全が確保されるということですから、ぜひ、その点、折衝の上でも位置づけをはっきりさせて取り組んでいただけたらありがたいと思いますけど。 13 ◯桜井消防総務課長 大変ありがたいお言葉ありがとうございました。
    14 ◯杉山(欣)委員 水防団員は、今まで清水にはないのでちょっと違和感を感じているんですよ。こういう予算というのは初めて見る。消防と水防とどう関連があるのかと、素朴な疑問を感じます。その辺の消防と水防の区分けはどうなってるんですか。 15 ◯手塚防災対策課長 まず、私の方から、水防団の関係につきまして御説明させていただきたいと思います。  旧静岡市には河川指定をされております。その中で、河川を守っていただく。その河川に伴う水防活動を水防団の方々にお願いをして、災害時の対応をしていただいているというのが現状でございます。 16 ◯杉山防災本部長 委員御指摘の清水の場合は、巴川水系が結構水害があるということで、巴川水系については、消防団員が水防を兼ねるというということで、予算的には、ここの所管ではないんですが、建設部の関係の河川の方で水防費を予算づけしている。 17 ◯杉山(欣)委員 消防はあくまでも火を消すということが主命題で、本来河川でやるべきことが消防でやられてるというのは、清水では今までにないことだったんです。ちょっと違和感を感じて、それがいい悪いを言ってるんじゃないですよ。消防団イコール水防団ということの解釈をすればいいんですか。それとも、水防団は水防団があって、消防団は消防団があるんですか。その辺はどうなってるんですか。 18 ◯杉山防災本部長 旧静岡市は水防団というのは単独でございます。消防団は消防団であります。旧清水市においては、水防団というのはありません。消防団が水防を兼ねている。興津川とか巴川があるんですが、旧静岡市の場合は歴史的にかなり古い。全国的にも水防団の組織というのはあるわけですが、静岡はその中でもトップクラスということでございまして、旧清水市においては、巴川水系のところも消防の分団が水防を兼ねているということでしょう。 19 ◯杉山(欣)委員 そうだもんで、僕らこう疑問が挟まるんでね。消防団イコール水防も兼ねてるよって言うだったら、消防の経費でもしようがないかなという感じだけども、今聞くと、消防団は消防団であるよ、水防団は別にあるよということになった場合に、水防団の予算を消防でとるというのはおかしいんじゃないかな。だから、これは河川の問題である以上は、土木費の方でとるべきじゃないのかな。違うの。          〔「防災だろ。防災の予算だろ。消防じゃなくて」〕 20 ◯兼高委員長 清水の場合には予算的には、水防の方は建設部の方で計上してるでしょう、さっきの説明ですと。 21 ◯杉山防災本部長 旧清水の場合は、水防の関係の施設で、施設関係は旧の土木部です。今だと所管課は河川課で、施設の水防倉庫、そういうものはやっていると。あと、管理運営に関しまして、当然、防災へ絡んできますから、水防費という格好でとる場合もございますし、旧静岡市の場合は、防災の中の水防費ということで位置づけをして、総体的に消防費の中の水防費という位置づけで予算づけして、施設等管理するようになっておるということでございます。 22 ◯杉山(欣)委員 わかったようなわからないような話なんだけどね。基本的には、清水の場合には消防団しかなくて、水防団がないんですね。水害があった場合には、そういう隊としてのまとまりがある消防団が水防活動に出るということはありますね。その場合には、消防費でも一向に構わないなと。だけど、消防団は消防団であり、水防団は水防団であると。別個にあるとなると、防災は防災ですね。本来は河川のための防災だから、土木費で出てもおかしくない感じもするけど、見解の相違だからいいにしときます。 23 ◯内田(隆)委員 水防の関係で、出動の報酬ということですけども、消防は消防でいろいろ出動のときには、この段階で出動するとか基準を決められて出されるんだと思うだけど、水防の場合は、どの時点で招集がかかって、どういう形で出動して対応していくのか、その辺の流れを教えていただけますか。 24 ◯梅原静岡・防災課長 水防団は大雨洪水警報が発表になりますと、我々、本庁の方へ詰めます。それと同時に、水防団の各分団の方へ、大雨洪水警報が出たから頼みますよということで、まず心配なければ自宅待機。それからちょっと危ない、大雨が降ってるということになりますと、準備から待機へ。待機というのは詰所へ入ることになります。それから災害が出そうだということになると巡視活動に入りまして、その待機されてからの分が出動費ということでお考えいただければと思います。 25 ◯内田(隆)委員 そうすると、詰所で待機という時点から、出動に至らなくても、その時点から出動という形の対応をされると。それで、状況を見て、余り大雨等そうひどくなくて現地に行かなくてもということだったら、いつかの時点で判断して戻ってもらうという、そういう流れになってくるんですか。 26 ◯梅原静岡・防災課長 委員さんのおっしゃるとおりでございます。 27 ◯内田(隆)委員 流れはわかりました。それで、水防と消防の違いの話がありましたけども、消防団はいろいろ訓練をやって、県大会とか全国大会があって、日ごろ事があったときに出動できるような態勢、体力的にも能力的にもといろいろ日常やってますよね。団は団で、消防職員は職員で、朝から体操やった訓練やってますけど、水防団は、日常的にはどういう教育、訓練をしているんですか。 28 ◯梅原静岡・防災課長 静岡には9こ分団がございます。それがおのおの日時を設けまして、自分たちで自主的に水防訓練をやるということと、毎年6月の第1週ぐらいに総演習を与一六丁目地先の安倍川河川敷でやりまして、ことしも千7百数十名の方が参加されて水防の演習をしております。 29 ◯内田(隆)委員 そういう形で日常訓練やってるということですけども、よく僕らはニュースなんかで、土のうを積んで河川のはんらんを防いだり、大変な状況の中で活動されてるのを目にしてますが、団員というのはどこまで責任を持って仕事をやられているんですか。 30 ◯梅原静岡・防災課長 出動されたときに、人命にまで及ぶということは控えていただくと。身に危険が迫るようなことまでは、我々の方としては要請はできませんということでお考えいただければと思います。 31 ◯内田(隆)委員 消防の方では、屋根が落ちて消防団員が不幸なことになったという、大変痛ましい事故があったわけですけども、今の話ですと、なかなか人命にかかわるような危険というか、そこまではお願いできないと。それはそうだと思うんですね。ただ、ああいう河川というのは急に膨らんでいっとき水が出て大変な状況になるということもあると思うんですね。そうすると、そこでの判断、指令系統、それからどこまで責任分担を負うのか、負わされるのか、はっきりしておかないと、その地域の市民の皆さんの安全確保と同時に、団員の安全確保という点でも難しい問題が出てくると思うんで、その辺の基準、どこまで責任持ってやるのか、その辺のところはどうなってるんですか。 32 ◯梅原静岡・防災課長 水防団の方も特別公務員になっております。したがいまして、分団長、副分団長がおりまして、その方たちの適切な判断、状況、被害が及ぼされないように最大限の努力は、皆さん現場においてしていただいておりますが、あくまでも、分団長、副分団長の裁量でやっていただければと思っております。 33 ◯内田(隆)委員 団長、ただ気になるのは、いっとき水というかね、ぱあっと状況変化というのはあると思うんですね。そうしますと、確かに指令系統は、団長なり副団長が状況判断してここまでだと、もうこれ以上危ないから退去しろという命令を出したりとか、あと30分、1時間の間にここまでの仕事をしようということを判断して、団員に知らせて、さっと作業をされるのではないかと。  ただ気になるのは、団長、副団長の状況判断というのが、基本的なところ、気象庁だとかいろいろな情報収集すると思うんですけども、基準を設けて、ここらまでだということをあらかじめマニュアル化しておかないと、9こ分団あると言いましたけれども、その団長なり副団長の判断がまちまちでは、状況判断が狂ってお互い被害に遭うということがあると思うんで、その辺があるのか、ないのか。ないとすれば、全体統一した団長、副団長の判断はここまでで、作業を取りやめて避難するとか、いやここまではやるんだよということをマニュアル化されているのか。 34 ◯兼高委員長 なかなか基準というのがケース・バイ・ケースで、現場の状況もあるので、難しいとは思うんですけど、どうですか。 35 ◯平野静岡防災課参事 各河川によって状況が違うということで、降り始めから何時間か経過した後に洪水になるというところもありますし、降り始めてすぐ被害が出るというところもありますので、水防団員は地元に密着して、幼いころからその河川を見ている者が団員として奉仕していただいております。なお、マニュアル等については、水防団の活動マニュアルというような形で対応しまして、なおかつ現場の責任者に判断させるものも必要ですが、防災課としましては、気象情報などのデータを現場の団員に無線機を使って情報を促したり、特別な状況の場合には、本部として作業中止というような形で団員の安全確保を行っております。 36 ◯兼高委員長 ほかにないようですので、それでは質疑を打ち切りまして、意見・要望・討論をお願いしたいと思います。                〔「ありません」〕 37 ◯兼高委員長 それでは、採決をいたします。  議案第114号平成15年度静岡市一般会計補正予算中所管分について、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」〕 38 ◯兼高委員長 御異議ないようですので、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ──────────────────────────────────────── 39 ◯兼高委員長 続きまして、決算審査に入ります。  認定第7号及び認定第21号中所管分の防災消防関連について、順次説明をお願いします。                  〔当局説明〕 40 ◯兼高委員長 ただいまより、今説明のありました2件の決算のうち、旧静岡市の認定第7号について質疑を行いたいと思います。 41 ◯増田委員 市政報告書の160ページ、火災予防。先ほども新宿の雑居ビルの問題が出ましたけども、マル適マーク、これが防火安全対策の確立を図るとして、対象233件のうち137件にマル適マークを交付したということでございますけれども、この対象外、要するに外れた96件はどんな理由だったか、教えていただきたいと思います。 42 ◯服部予防課長 マル適マークの違反事項についてお答えします。まず、防火管理者等の未選任の違反があります。それと、火災報知設備等の消防設備の違反、あるいは火気設備等の不適があります。 43 ◯増田委員 その後の指導をどういうふうにして行い、改善されたかを知りたいと思います。 44 ◯服部予防課長 まず、文書等により勧告書を提出させ、なおかつ改善計画書により計画的に改善、違反是正をさせています。 45 ◯増田委員 96件は、その後改善計画に沿ってやったということでよろしいでしょうか。 46 ◯服部予防課長 まだ未改善な部分もありますが、かなり改善率が上がっております。 47 ◯増田委員 適合率がこのとき59%ということですけれども、これは他都市とか全国平均からいったら、大体全国的にもこんなような状況ですか。 48 ◯服部予防課長 静岡あるいは県、全国的にも同じような率で違反があります。 49 ◯増田委員 マル適マークは1回通っても、当然いろいろ定期的な点検等々あると思うんですけども、それはどのような形でやられるか教えていただけますか。 50 ◯服部予防課長 このマル適マークについては、旅館等については3年間の暫定期間を置き廃止になります。また、それ以外のものについては、定期点検制度ができ上がりまして、それによって安全を確保するような制度になっています。 51 ◯増田委員 次に、165ページ、非常備の消防、この関係で、今現在、静岡市の消防団は1団10方面隊39こ分団ということでやられているわけです。今、行政の日常的な活動は、小学校区単位で防災を初めかなり中心的になされているわけですね。消防団の場合には、複雑になっていて、1つの学区でも5つの分団、例えば自分が住んでいるところなんか3つぐらいの分団に分かれているわけです。そういう点では、この辺の見直しとか、あるいは検討とかいうのは現在されているでしょうか、教えていただきたいと思います。 52 ◯望月警防課長 この消防団の関係につきましては、昔から町内を単位としてやってきているわけで、学校という単位の関係では今までやってきておりませんので、現在、検討はされておりません。 53 ◯増田委員 今度、区がA区、B区、C区ということになるわけですけども、現実的に区をまたがった分団もあるわけですね。そういうこれからのまちづくり、特に安全・安心のまちづくりという点では、検討する価値があるじゃないかと私は思うんですけども、その辺の考え方だけで結構ですけども、全くそれも考えていないということでしょうか。 54 ◯望月警防課長 現在、区割になってもさほど影響を受けるところはないと思われますが、一部には影響を受けるところが出るかもしれません。区割になった段階で検討していかなければならないと考えております。 55 ◯増田委員 次に、防災の関係で、170ページの自主防災の関係ですけど、防災訓練、参加人数が14年度は5万2,670人ということですけれども、この防災訓練の参加者、ここ何年どういう状態か。横ばいか、上がってるのか、下がってるのか、大まかで結構ですので、まずそれを1つお伺いします。  それから、その内訳、防災訓練の届け出用紙があって、その中に大人、高校生、中学生、その他と、そういう形で入ってると思うんですけど、もし人数がわかったら教えてください。 56 ◯梅原静岡・防災課長 自主防の防災の参加率等につきまして、平成12年度が約3万6,000、平成13年度は約5万1,000、14年度が5万2,600に、年々増加しております。  それから、今、中学生云々という話ですが、今手元に資料ございませんので、申しわけございません。 57 ◯増田委員 それはまた後で結構ですのでお願いします。 58 ◯平野静岡防災課参事 正式な数は今持ち合わせてないものですから、お答えできませんけれど、傾向としまして、防災訓練に参加するのは、最近、平成13年度から中学生が非常に参加するようになりました。なお、14年度は、中部教育事務所の方から各学校へ通達がされまして、地域の担い手になる中学生が積極的に参加するようにということで、昨年度は約2,000ぐらいの参加が予想されておりましたが、あいにく天候が不順なため中止した箇所もありますので、正式には数が出ませんが、そんな傾向になっております。 59 ◯増田委員 結局、僕は今それを聞きたかったんだけどね。要するに、中学生、高校生、これから高齢化社会にどんどん向かっていく中で、地域の中で、防災訓練の活性化の役割。中学生とか高校生にとっては、健全育成とか、地域をいろいろ知ることによって非常にいい状況が今生まれてきているもんですから、その推移がどんな状況かなということを知りたかったということです。今、防災の方は届け出用紙によって人数の把握をしてますね。やった結果についての人数の把握というのはしてるでしょうか。 60 ◯梅原静岡・防災課長 届け出というあくまで予定の人数でとらえさせていただいております。それから、内訳等につきましては、オフロードバイク隊、地域防災の日の訓練等につきましてはこちらの方で確認しております。手元に資料がないということで、すみません。 61 ◯増田委員 これから中学生であれ高校生であれ、例えば、消防団員なんかがなかなか人がふえる要素がないとか、いろんなことがあるわけですけど、そういう若い人たちの中に、地域での防災とかに対して、日ごろよりいろんな意味でかかわっていけば、またひとつの将来のあれにはなると思うんです。そういう意味で、自主防災の中で何かこういうものをつくっていきたいなんていう考えは今のところはないですか。あくまでまだ学校との連携程度にとどめておくということでしょうか。 62 ◯梅原静岡・防災課長 御指摘のとおり、子供たちにとりまして、先ほど委員さんが言われましたように、本当に中学生、高校生というものは、もろに親が在宅しないときには貴重な戦力ということで認識しておりますので、これからもいろいろな面で防災として手を講じていきたいと考えております。 63 ◯馬居委員 市政報告書の方171ページの分散備蓄食糧の更新で、乾パンとかアルファ化米が、今それぞれの避難拠点である小学校とかに分散備蓄をされているわけですけども、先日、宮竹小学校の備蓄がないということがわかって、地域の方からいろいろ御相談もあり、学校側とも随分と交渉していただいた。空き教室がないということで場所がとれないということだったんですけども、体育館の2階に何とか場所を設定していただいて備蓄をしていただきました。小学校だけでは場所がとれないということで、中学校の方とも交渉して、すぐ近くの中学校の方にも備蓄ということでやっていただいて非常にありがたかったんですけども、今、それぞれの避難拠点になっている小学校に、大体皆必要な分──必要な分といってもあれでしょうけども、大体備蓄はできているんでしょうか。何らかの理由で備蓄ができないというような場所があるのか、それともすべての小学校に大抵完備されているのかどうか伺いたい。 64 ◯梅原静岡・防災課長 平成14年度末で約27万1,000人に対して2食分を用意している。この置き場所につきまして、私たちの方も小学校の空き教室等がないということで、非常に置き場所に苦労をしてるということでございます。したがいまして、これから中学もしくは公共施設等に置いていきたいと考えております。 65 ◯馬居委員 清水の方もどうなってるのかなと思って。 66 ◯兼高委員長 清水は後でやりますが、参考に清水の方もわかれば、答弁できますか。 67 ◯福井清水・防災課長 清水地区の方は、備蓄の考えも違ってまして、我々の方は19地区、そこを拠点としてやっておりますので、その中での備蓄配備ということで、その中の学校は26あるんですが、今のとこ19地区のうち13校の小学校に備蓄をしております。 68 ◯片平委員 この報告書の方の166ページ、消防水利の件ですけど、「消火栓178基を設置し」と載ってます。消火栓の設置基準というのは、静岡の方はどういうふうな格好になってるですか。 69 ◯望月警防課長 水道法の水道設置基準に基づく設置基準で100メートルから200メートル間隔に設置するような形になっております。 70 ◯片平委員 例えば、先日も興津の中町で火事があって全焼しちゃった。そこが消防自動車が1台入るともう目いっぱいというような道路の行きどまり、袋小路になる道路ですけども、そういったところに関しては、静岡あたりでもこの基準以外に特にそれに対応できるような形になってるのかどうかというのを聞いてみたい。 71 ◯小野田警防課参事 この消火栓は管路の延び方によって設置されてますので、当然、狭隘なところも設置されていく可能性はあります。ただその地域の密集地等もございますので、私どもの方でいろいろ調査して、位置的に必要な場所については水道局に対して要望をして、より密になるようなお願いはしてございます。 72 ◯片平委員 そうすると、消火栓がつけられる管というのは何ミリ以上でしたか、。 73 ◯望月警防課長 75ミリ以上でございます。 74 ◯片平委員 清水も同じような基準で、この消火栓については設置をしているということでよろしいですか。 75 ◯藤浪清水・管理課長 そのとおりです。 76 ◯片平委員 171ページの防災施設の整備、静岡の場合は避難所に組み立て式の簡易トイレは置いてあるんでしょうか、。 77 ◯梅原静岡・防災課長 各小学校等にそれぞれトイレにつきましては分散備蓄をしております。 78 ◯片平委員 これは各小学校に何台ぐらいずつあるですか。 79 ◯梅原静岡・防災課長 全校にはないんですが、おおむね簡易トイレを10基程度配備をしております。あとコミュニティ防災センター等におかれましてもトイレを置いてあります。 80 ◯兼高委員長 もし清水わかれば。関連ですから。 81 ◯福井清水・防災課長 清水の方は、各地区に我々の市の防災倉庫ありますけども、そこへ配備しているのと、各小学校へも配備しているということです。710基であります。 82 ◯片平委員 清水の場合は大分ふえた。僕もこの前まるっきりなかったので、どうするだと質問したが、7百何基ということだとそれからふえたのかな。1校当たりどのぐらいになるのか。学校のトイレは、割と使えるようで、災害が起きると使えない。水道がストップされれば一切もう流れないということになっちゃうもんだから、すべて簡易トイレで対応しなきゃならないという状況になってきます。その避難地にトイレがないというのは、もう致命的なんですよ。トイレの問題というのは、阪神の現場行って見てきましたんで、これは大変な苦労されたんですけども、そういった意味で、その辺をもうちょっと整備してほしいなということで言ったんですけども、学校へこの前行ってきたら、簡易トイレなんていうのは、各自治会で1個しかなかったよ。 83 ◯兼高委員長 清水の細かい方は、また後ほど質問お願いします。 84 ◯片平委員 決算書の歳入の方で、静岡と清水が記載の仕方が違うって言えばしようがないんだけど。歳入の雑入に関して、静岡の場合は、多分清水と同じように火災車両とか事故の救急車とか東名高速の救急隊は出動してると思うんですけども、そういった状況になってるですか。 85 ◯桜井消防総務課長 東名高速関連の収入でございますが、同様の収入方法でございます。 86 ◯片平委員 清水の場合は、東名高速道路救急活動費収入480万160円が載っている。静岡はどこに載ってるんですか。 87 ◯桜井消防総務課長 旧静岡市の東名高速道路に係る収入の件でございますが、お手元の2)の170ページ14節の雑収に収入をされております。 88 ◯片平委員 幾らあるわけですか。 89 ◯桜井消防総務課長 旧静岡市における収入は、361万2,870円でございます。 90 ◯片平委員 359ページの防災ヘリの負担金。支出済み額714万7,330円のうち、防災ヘリの負担金というのは幾らぐらい払ってるですか。 91 ◯桜井消防総務課長 714万7,000円余でございます。 92 ◯片平委員 じゃ、これ全部がそうなんだ。 93 ◯桜井消防総務課長 そのとおりです。 94 ◯片平委員 ついでに聞きますけどもね、防災ヘリ。消防長、この前の僕の3回目の答弁で、初めから、1回目からやりゃよかったんだけど、割とそっけない返事でぱっぱっと答えられたんだけども。本当のところ政令市に向けて、これは絶対必要だと。目玉になると思うですけども、防災ヘリに対する考え方を伺いたい。 95 ◯本多消防長 この防災ヘリは、先般の答弁で申し上げましたように、政令市ではほとんど整備されておりまして、ないのはさいたまだけ。そのさいたまのないのも、山がないからでございます。当市の場合を見ますと、市内に防災用へリポートがございまして、それで現在1機は県警の方の委託で、こちらで飛来をしてあそこのヘリポートで救急隊を乗せて出動するという形で、当面、防災ヘリが不足をしている。まああれば結構ということですけども、あったらなあという状況が、具体的なものがまだございません。そんなことで、上司の意見も伺ったわけでありますけれども、先般の御答弁のように、防災ヘリとそれから救急車の兼ね合いを見て、将来的に検討課題の中に入れていきたいと、こんなふうなことでございまして、具体的な検討項目というところまでは現在の段階では行っておりません。 96 ◯片平委員 ぜひ、新市の総合計画の中へ盛り込めるように要望します。 97 ◯藤田委員 関連。防災ヘリは、大体金が幾らぐらいかかるんだね、年間維持費と1機の購入費。 98 ◯本多消防長 最近の情報ですと、K2という最新式のイタリア製のヘリコプターでございましたら、1機6億円。それでランニングコスト1年間の維持費が約3億でございます。 99 ◯藤田委員 3億の中にパイロットの人件費は入ってますか。 100 ◯桜井消防総務課長 人件費につきましては、ヘリコプター運営協議会という各市町村で構成している団体がございまして、そこで応分に負担をし合っております。ですので、いわゆるハードの部分が今の分です。 101 ◯剣持委員 関連。本会議で話聞いていて、消防長も慎重な答弁をされていたわけですが、今、市民のニーズを聞くと、生命、財産を守ってほしいというのが今一番ですね。全国一の広域面積を持つ、あるいは南アルプス10山を持つ、山岳遭難とかということを考えてきたら、これはすぐ庁内で検討委員会設置に向けて、前向きに答弁してほしいと思う。今議会でああいう答弁されてるからなかなかあれ以上踏み込めないというのわかりますが、その辺の部内の早急に立ち上げる検討委員会のお考えを聞いておきたい。 102 ◯本多消防長 御指摘のように、今、安心・安全社会ということで、消防に対する市民の皆さんの期待というのは大変高いものでございますので、防災ヘリの関係につきましては、早速持ち帰りまして上部の方と検討してまいりたいと。
    103 ◯兼高委員長 前向きによろしく。 104 ◯杉山(欣)委員 先日うちの方も防災訓練やって、アルファ化米が14年度で日切れ品が来たけど、結構おいしく食べたなんて笑ってたんだけど、防災備蓄は静岡、清水もですけども、何食分で、どういうものを防災備蓄としてるのか。食糧とその他のもの、どのくらい持ってますか。静岡の場合はどのくらいですか。 105 ◯手塚防災対策課長 まず、備蓄の種類は、食糧につきましては、乾パン、アルファ化米、非常用の毛布、仮設トイレ等の備蓄をさせていただいております。そのうち、まず食糧の関係でございますけども、現在、14年度末まででございますけども、静岡、清水地域を合わせまして69万9,000食を持っております。それから、毛布につきましては7万2,140枚。トイレは1,352が14年度末までの整備を行っておるところでございます。また、テントにつきましても1,468張りの備蓄をされているということでございます。 106 ◯杉山(欣)委員 テントとかトイレとかというのは傷まないからそう取りかえる必要はないんだろうけども、特に食糧ですね。69万というと、人口70万として、1人かれこれ1回分ですか。静岡市が全部やられることはあり得ないんで、部分的だからそれでいいんだろうけども、大体アルファ化米なんかで日切れまで何年見てるんですか。 107 ◯手塚防災対策課長 賞味期限は5年になっております。 108 ◯杉山(欣)委員 そうしますと、今持っている70万近いものは、年間何食分ずつかえていくんですか。 109 ◯手塚防災対策課長 更新という形になるわけでございますけども、約19万食ほどの更新をしていく形になります。 110 ◯杉山(欣)委員 そうすると、70万のうちの約20万という計算ですね、アバウトで言って。その交換していくものは、毎年の自主防災、各自治会単位の防災訓練で、全部消化できているんですか、日切れ物の処分はどのようにしてるんですか。 111 ◯手塚防災対策課長 各自主防災の組織の皆さんの訓練のときに、賞味期限前、大体1年弱ぐらいのところで、各訓練がありますと、活用していただくということで、自主防さんの方にはお渡しをさせていただいているということでございます。 112 ◯杉山(欣)委員 その量は。 113 ◯手塚防災対策課長 量につきましては、現在、手持ち資料ございませんので、後ほど御説明をしたいなと思います。 114 ◯杉山(欣)委員 毎年19万食からのものが賞味期限が切れていくわけですね。それを全部自主防災で使って有効利用していると言うなら、それほど問題にする必要ないと思う。もしそれが自主防災で使い切れないという状況で破棄するとか、何か問題があるようだったら問題があるなということを感じるわけです。  それともう一つ、今答弁の中になかったんだけど、乾パン類はあるはずなんですけどね、乾パン類の備蓄はないんですか。乾パンを入れて69万ですか。乾パンがどのくらいで、アルファ化米がどのくらいなのか、それを分けてください。 115 ◯手塚防災対策課長 先ほど合わせて食糧の備蓄というお話をさせていただいたもんですから、アルファ化米、乾パン、そのものにつきましては、今ちょっと資料を持ち合わせておらないものですから、後ほど、大変申しわけないんですが、御答弁させていただきたいと思います。 116 ◯杉山(欣)委員 委員長ね。当然こういうのは質問に出ることなんで、こういう資料がそろってないというのはちょっと怠慢だよ、正直言って。もう当然の質問じゃない。まあ午後、清水分があるから、そのとき答弁してくれりゃいいけれども、こういう当然の質問ぐらい答弁できないようだったら困りますよ。 117 ◯内田(隆)委員 耐震性貯水槽のことで、旧清水地域は重点施策の1つということで、大内とか船原の自治会前に100トンを2個整備するということで、計画的にやられているということです。静岡地区のこの耐震貯水槽の14年度の設置はやられたですかね。 118 ◯望月警防課長 40トンの耐震性貯水槽でございますが、公共で4基、市の単独事業で2基、合計6基つくりました。 119 ◯内田(隆)委員 整備の計画との関係ではどうなんですか。 120 ◯小野田警防課参事 担当の方から御説明させていただきます。  新市になりまして、貯水槽の配置はどうあるべきかということを今現在計測中でございまして、大筋としましては、全市域を約250メーターのメッシュで区切ります。その中に最低1個の貯水槽を入れていこうという計画で現在進めてございます。この250メーターですけれども、先般6月のときにも委員から御指摘ありましたように、物理的にどうしても入らないというようなところも当然出てきますので、この中に目標としては1基を入れていこうと考えております。100%の充足に近いものにしていきたいとはしておりますけれども。 121 ◯内田(隆)委員 確かに公共の施設とか、公共の土地所有してるところに埋め込むというと、100トン当たりで計算すると1基約900万ぐらいですか。1,000万弱で埋め込めるような計算になってます。財政問題ありますけども、場所があれば計画できると思うんですね。私、以前から言ってるように、ほかの方の土地との関係で難しい問題があるというのは承知しております。250メートルというと、かなりメッシュで細かく出されている計画だなと思ってるんです。  250メートルの間隔というと、土地の所有は公共ばっかりはないと思うんですよね。そうしますと、これまでの整備上との関係では、確かに難しい場所との関係もありますけども、静岡地区は今 250メーターメッシュでどのくらい行ってるという感じですか、計画との関係では。 122 ◯小野田警防課参事 今の計画で、250メーターで切ったといいましても、もちろん当然、田んぼのところ、あるいは山のところもございますので、カウントしてありますのは人が住んでいるところだけでございます。それで全市域2千ちょっとのメッシュになろうかと思います。その中で、今現在整備している状況を見てみますと、今の現段階では約70%の充足率を見ております。 123 ◯剣持委員 先日、私は三保の防災訓練参加させてもらいました。非常に医師会との連携ができているということをお伺いした。災害対策本部には救護所ができると。静岡は、医師会の協力が得られてなくて、救護所がなかなか設置できないように聞いてるですが、トリアージ訓練とか、そういうものも含めて、今、静岡の状況おくれてるじゃないか。私、市長と一緒に三保、興津の訓練に参加させてもらったですが、私は三保の方だけ見たですが、非常にどちらも救護所の中に医師会との連携ができてるなという感じがしたですが、防災計画書の中でも、救護所という位置づけがあるので、その辺についてどういう状況か、あるいは医師会との話がどういう状況か、また、医師会の協力が得られないとするなら何が問題なのか、その辺ちょっとお伺いします。 124 ◯平野静岡防災課参事 静岡救護所の開設がおくれてるような感じということですが、今年度、市の医師会が協力を申し入れてきまして、訓練は12月7日に駿府公園でトリアージを含めて医師会長も参加して実施しました。なお、地域におきましては、三者会合の中へ、市の医師会の医師、居住地の医師を会合に参加して、今後、救護医療所のあり方について、地域住民と一体になって訓練に参加するという申し入れがありまして、三者会合の中でも、ちらほら実施しております。 125 ◯兼高委員長 暫時休憩します。                 午後0時1分休憩 ────────────────────────────────────────                 午後1時再開 126 ◯兼高委員長 経済消防委員会を再開をします。  午前中の杉山委員、備蓄食糧の質問に対しての答弁をお願いします。 127 ◯手塚防災対策課長 平成14年度末の備蓄食糧につきましては、静岡、清水地域69万9,000食ということで先ほど御答弁したとおりでございます。その内訳といたしまして、まず乾パンにつきましては31万3,000食、そしてアルファ化米につきましては38万6,000食となっておりまして、平成14年度のこの食糧の購入につきましては22万6,000食を購入いたしました。その内訳としましては、乾パンについては10万3,000食、そしてアルファ化米につきましては12万3,000食ほど購入をしております。その中の更新をいたしましたのは17万2,000食でございます。新規が5万4,000食になります。そして更新の内訳でございますけども、乾パンが8万6,000食、アルファ化米につきましても8万6,000食ということで、この期限切れの、半年ほどのものにつきまして、まず小中学校の防災教育の教材に使っていただいたり、自主防災組織の訓練用にも使っていただいております。また、防災座談会の資料としてこういうものを備蓄してますよという御紹介的なものもさせていただいて、静岡地域、清水地域とも、その活用をしておるところでございます。 128 ◯杉山(欣)委員 そうすると、日切れだから利用しないで捨てる、破棄するということはないわけですね。  もう1点、乾パンの1食分というのは、このぐらいの缶に入ってんだね。あれは何食分に当たるの。アルファ化米だったら1食分が茶碗に2杯だとかと大体見当はつくけど、乾パンの1食分は、あの缶の1つが1食分なのか、どのくらい見るの。 129 ◯手塚防災対策課長 乾パンにつきましては、1缶。(「結構大きいよ。これくらいの缶だよ」)この1つの缶が1食分ということでございます。 130 ◯杉山(欣)委員 清水と静岡と乾パンの入れ物が違うんですか。清水はこんな大きくて、それで中に金平糖が入ったりしてるんですよ。 131 ◯兼高委員長 金平糖は入ってるの。 132 ◯杉山(欣)委員 入ってますよ。金平糖も入ってます、糖分をとるために。だけど、静岡の方のはどうなの。どういう大きさのものなの。(「静岡のは小さい。1人分。1食ずつのを備蓄してある」)日切れのものを防災でもらってるんだもん。こんな大きいの。 133 ◯手塚防災対策課長 清水地域の乾パンにつきましては、一斗缶に入っております。その中に、64の包装されたものになっておりまして、その1袋に5枚入っておりまして、それが1食分ということになります。 134 ◯兼高委員長 ちょっと物見ないとわかんないんだけど。 135 ◯杉山委員 僕は、清水で去年もらったのは、このぐらいの丸い缶で缶に入って、中に金平糖が入って、自主防でもらったんだけどね。 136 ◯福井清水・防災課長 昔、各自主防通して非常食の期限切れる前に配布したというのが丸い缶のがあったと思います。今のタイプは、そのビニールで1つ5枚をワンパックにして、それを一斗缶に入れて64個入れてるというタイプで、それを備蓄してます。 137 ◯杉山(欣)委員 これからまた別々にするんですか。同じ静岡市として統一したものにするんですか。 138 ◯手塚防災対策課長 今後につきましては、平準化できるものとして、一斗缶のタイプで考えてございます。 139 ◯藤田委員 それでは、防災関係について、今までの皆さん方の質問、そしてお答えを聞いて、その感想を申し上げながら、またお願いしたいとこう思っております。東海地震が発生すると言われてもう既に30年近くになろうとしております。そして、この数年は非常に近いんだ、近いんだというようなことを学者も言っているし、ある面でいけば、権威ある機関もそういうことを言っている。そういう現状の中において、私は静岡地区を主体として考えておりますけれど、清水地区もそうだろうと思いますけれど、やはりなれてきてしまった、どうもそんなふうな感じを強く感じてなりません。それというのは、先ほど議長からも質問ありましたけれど、静岡地区については救護体制もまだ十分でない。先般、いろいろな形の中で、今の質問、学校の緊急食糧でさえまだ十分に把握されてない。もう一つは各自主防災会の設備、そして、どこに非常用の井戸のポンプがあるかということ、また、先ほど静岡市は70%の貯水槽を持ってますと、こういうことですが、その場所が町内会としてどこにあるんだろうかということも、もう風化の状態になってるじゃなかろうかと、現実は。こんなふうに思っておりますので、ぜひ1回、この14年度の仕事を反省しながら、総点検をしてほしい。防災体制がどうだろうかという総点検。と同時に、少なくとも形式的な防災訓練でなくて、どこの地域ということでもいいんですけれど、自主防災会と行政の防災組織と連携した中の、最小限図上訓練を具体的にやってほしいなという考え方を持っております。とにかく、1回総点検する時期だとこう思っておりますので、そこら辺についてお考えをお伺いしたいと思います。 140 ◯手塚防災対策課長 まず、訓練等を踏まえた総点検の関係でございますけども、現在もその訓練、その他の分について、見直し的な部分だとか、検証的な部分とか、そういうものをやらさせていただいておるんですけども、その後については、今、委員の方からもお話ありましたように、いつ来てもおかしくございませんので、再度、引き続きながら、その総点検というものを考えていきたいなと思っております。  また、訓練の関係でございますけども、自主防災組織が主体になって、11月から月間訓練というような形でありますけども、地域防災訓練については、それぞれ自主防主体になってやってくださっております。今後は行政、自主防ともそういった訓練ができるようなものを研究していきたいなと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。 141 ◯杉山(欣)委員 さっき耐震防火用水が250メーターメッシュで70%やってると。これは消火のためですか、それとも飲料を考えてもいるんですか。もし飲料を考えている場合には、浄化器は全部そこそこに備えてあるんですか、どうなんですか。その辺はどうなってます。 142 ◯小野田警防課参事 先ほどお答えしました250の中の貯水槽ですけども、これはすべて消火用としてとらえております。 143 ◯杉山(欣)委員 そうすると、清水の場合は各自主防に浄化器をすべて持っているから、そういう耐震防火用水の中で、浄化器を使えば飲料に使えるという状態は清水はあるけれども、静岡にはそういったのはないんですか。 144 ◯小野田警防課参事 貯水槽をつくる当初の目的が消火ということでございまして、飲料目的につくったわけではございませんので、そういう準備はしておりません。昭和52年当時、当初のころは現場打ちといってコンクリートでやってたものがほとんどだったものですから、たとえ水を入れたとしてもコンクリートのあくが出てしまうということがございまして、飲料に適さないということを当初聞いておりましたので、飲料ということで設置はしてございませんでした、静岡の場合は。 145 ◯杉山(欣)委員 もう1点。最近、清水の場合は、水が腐るですよね。だからこれは水道水と直結して、そこの中をずっと流入しているという形をとっているんだけども、古いものはそうじゃないですね。最近新しいものは、水をある一定期間で取りかえなきゃならないという状態をつくらないためにも、水道水と直結するという形をとってるんだけど、そういうことは今やってませんか。 146 ◯小野田警防課参事 委員御指摘の、水道水と直結というのは、多分、飲料水兼用貯水槽というような、想像してもらえれば、水道管が途中で太くなったというようなイメージのものでございます。それにつきましても、静岡でも今まで約22基ほど設置をしてまいりました。そういうイメージで、それをこれから設置していくということは、また新市になりましたので、企業局の方と検討をしながら進めていきたいと考えております。 147 ◯兼高委員長 それでは、質疑を打ち切ります。  決算に対する意見・要望・討論をお願いをしたいと思います。 148 ◯内田(隆)委員 全体の中で、合併準備費の項目が載っておりましたので、その点について反対しときます。 149 ◯片平委員 防災ヘリについて、検討委員会をつくって、前向きに検討してくれるように要望しておきます。 150 ◯兼高委員長 それでは、意見・要望・討論打ち切ります。  これより採決します。  それでは、昨日の旧静岡市分の経済部、農業委員会事務局関連も含めて採決をします。  認定第7号平成14年度静岡市一般会計歳入歳出決算の認定中所管分について、本決算に賛成の方は挙手を願います。                 〔賛成者挙手〕 151 ◯兼高委員長 賛成多数ですので、本決算中所管分については認定することと決定いたしました。 ──────────────────────────────────────── 152 ◯兼高委員長 次に、旧清水市の認定第21号中所管分について質疑に入りますけども、今、旧静岡市分の質疑の中でも大分清水市分も出ておりますので、その辺を含めて重複しないような形で清水市の質疑を受けたいと思いますので、よろしくお願いします。 153 ◯内田(隆)委員 耐震貯水槽、静岡の配置の状況は聞いたわけですけども、合併して250メートルのメッシュで進めていきますと。それで70%ぐらい静岡地区はやってるよということが説明されたですけど、これ、清水地域も今年度重点の1つで、先ほど言った100トン2カ所が設置をされたということですけども、さっき言った250のメッシュとの関係では、清水地域の到達というのは現状でどのくらいになってるんですかね。 154 ◯藤浪清水・管理課長 新しい水利の方の計画によりますと、今現在、旧清水につきまして約46%から47%程度です。 155 ◯内田(隆)委員 静岡地区が70%で、清水地域が約47%ということで、これは当然立地条件の問題とか予算の問題で順次やってきたと思うんですけども、耐震貯水槽、20%ぐらい開きがある。その辺は合併して 250メッシュということで初めてお話しされたんじゃないかと思うんですけど、そういう点では清水地域は14年度は100トン2基の設置ということですけども、考え方としては、当然100%というのは、先ほど答弁いただいたように難しい問題あろうかと思いますけども、この20%余の差があるということでは、同じ市の中で一定の基準設けて進めてるんですから、早期に整備を図る必要があると思うんですけども、その点についての考え方を伺いたいと思います。 156 ◯小野田警防課参事 そのとおりです。先ほど私が言いました70%というのは、新市として見た場合にトータルで70%ということでございます。個々で言えば、静岡の方が若干それより70数%充足率では上がっていると。平均すると70%ぐらいということでございます。(「じゃ、ほぼ変わらないということじゃん」)でも、この20%というのは、立地条件等、財政上の問題等もございます。今後につきましては、どこがどうこうということでなくて、立地条件のそろったところから整備していかなきゃいけないと、かように考えておりますので、ある年度では今で言いますと、清水地区に多く設置数が偏る場合もありますし、あるいは静岡の方に立地条件がそろえれば偏るときもあるというようなことも今後考えられるかと思います。 157 ◯内田(隆)委員 当然、財政の問題とか立地条件の問題で、それから相手があることですから、進むのか進まないのか、その辺はわかるんです。  人口密集地とかそういうところで250のメッシュでやって、それは両地区ともそうだけどもということで計算してるでしょ。そうすると、平均で70%ぐらいというのは、何かちょっとその辺がわかんないんですよ。 158 ◯小野田警防課参事 250メートルメッシュで換算したということを言っていきますと、静岡市地区のものにつきましては充足率は77.2%。清水地区のものについては46.7%の充足率になっております。両市合わせて平均いたしますと約67.3%で、約70%の充足率と答えさせていただきました。 159 ◯杉山(欣)委員 今、パーセンテージだけで、数でパーセンテージを出したと思うんだけど、トン数、40トンを対象にしてるのか、100トンを対象にしてるのか、その貯水量によって、清水は数は少ないけども、100トンが多ければ、それだけ貯水量は違ってくるでしょう。そういったのも計算に入れてるの。どういう計算してるの。 160 ◯小野田警防課参事 杉山委員御指摘のとおり、そのトン数によって当然違ってくると思いますので、基本的な考え方としまして、250メートルのメッシュに40トンを1つ入れようということで考えております。40トンあるいはそれに匹敵するような防火井戸ですね。例えば、それを250メートルのメッシュの中に、人口密集地とかそういう関係で、清水の場合には100トン貯水槽を入れてきたと思うんです。そういう場合は、このメッシュのカウントの仕方としては、隣の充足されていない地区があれば、その場合それも補完するであろうということでメッシュカウントをしております。 161 ◯内田(隆)委員 カウントの仕方とか平均の数大体わかりましたけども、相手とか財政のあることですけどね。財政もあるんですけど、相手だと思うんですね。金はすぐつくよとは言わないけども。だからその辺は計画を持って、この地域には配備したいということになると、情報もきちんと持って理解得られるようだったら、優先的ということがいいのかどうかは別として、そういう形で配置していかないと、これ相手があるからなかなか大変だと思うんですね。その辺、きちんとアンテナ高くしながら、少なくとも市内の中で地域別に余り開きがないように、これは努力していただきたいと思います。  それと、大規模災害訓練強化事業ということで、他市からの応援想定もということで、14年度はいろいろ無線の購入とか、消火栓のハンドルの整備とかいろいろ事業としてやってきましたね。いろいろ防災協定を結んで来てくれるとかということでやられると思うんですけども、この事業は14年度で大体整うのかどうか、その辺教えていただけますか。 162 ◯藤浪清水・管理課長 大規模訓練の関係でございますけども、今年度で特に消耗品的なもの、例えば応援に行く場合に持っていく食べ物、また仮設のトイレ、そういったような形の消耗品、応援に行くときのカーナビゲーション、無線機、そういった形でも購入させていただきました。これでうちの方の地区につきましては十分物としては足り得ると判断をしております。 163 ◯内田(隆)委員 仮にこちら側から行くときには、他地域に負担をかけないということで準備をされましたね。来たときにはいろいろ準備をするということでやられている。これは、1市になったわけですから、こういうのは、僕、本会議で質問したときも、災害協定なんかは旧市が引き継いでやっていくよと。当然、そういうことになっておりますから、迎える、自分たちが行くという、そういうことからしても、今後は同じような形で、消防として、こういう考え方を持って整備をしていくということで話が済んでるんですか。 164 ◯藤浪清水・管理課長 おっしゃられるとおり、もう既に10年度から動いております。そして、他県にも訓練も2回ほど出かけておりますけども、そのメンバー構成その他につきましても、旧静岡、清水、一緒に隊員となって県隊の中に一部として出かけております。 165 ◯内田(隆)委員 それと、この市政報告の消防の関係で140ページから載ってるわけですけども、防災訓練が重点地域、三保地域で土曜日、日曜日とあって、いろいろ講演会聞いたりしていろいろやられたわけですけども、意識を高めるというのは、相当、事業として繰り返し繰り返しやっていかないと大変だということは、お互いの認識としてはあると思うんですけども。  ちょっと気になったのは、ここで応急手当ての啓蒙ということで出されてますよね、資料が。これ見ていきますと、市の職員とか、自主防災会とかいろいろあるわけですけども、これが多いか少ないかというのは、なかなか皆さんこれだけの仕事じゃなしにいろんな分野で仕事なされているわけで難しいと思うんですけども、ちょっと気になったのは、教職員とか市の職員、いわゆる学校関係は子供と接するところですし、職員は地域に帰れば、役員とともに自主防きちんと役持って活動するわけですね。そうしますと、ここらの数字というのは全体も多いのかどうか、難しいとこでしょうけど、全体の表からすると少ないのかなという感じするけど、その辺の進め方というのはどうなんでしょうかね。 166 ◯藤浪清水・管理課長 この表と昨年の総数を比較させていただきますと、昨年が74回、1,563人、平成14年度が80件の1,847人、まあ微増にはふえているのかなと考えますけど、さらに今後とも一般市民向けの広報も含めまして、また、応急手当の方をやっていきたいなと考えております。 167 ◯内田(隆)委員 昨年から比較すると、努力されているということだけど、まあこればっかりやってるわけじゃないからね、いろんな事業があるから、余りそれがどうなんだと言うわけじゃないですけど。ただ僕が言ってるのは、学校関係ね。それから市の職員の皆さん、職員の皆さん任務持ってやられるじゃないですかね。そういう点では、一番能力的にも活動的にも、一般の人たちにも啓蒙やって、自主防の参加含めて事があったときの対応をお願いして意識向上してるわけですけども、僕が言った職員と学校の問題で、もう少しこれ徹底させて、数ふやして、その分野でも全体を高めていくということ必要かなと思って。気になったもんですからね。その辺の対応を考えていったらどうかなと思ったんですけど、いかがでしょうかね。 168 ◯藤浪清水・管理課長 今、御指摘がありました学校関係等も含めて、積極的にまた広報に、お願いをし、応急手当ての拡大をしていきたいなと考えております。 169 ◯内田(隆)委員 それで、備蓄と資機材の問題、ずっと杉山さんからも備蓄の乾パンの云々出されましたけども、先ほどの答弁の中で、全体の数は69万9,000食ということで大体わかったですけども、この清水地域と静岡地域の備蓄、これまで当然考え方違うと、それはそれでいいと思うんですけども、そういう中で、清水地域の場合は、19地区に備蓄配備してるよということがさっき触れられて、その中でも13の小学校に配置をされてるということです。これは当然19の13だから、全体には配備されてないということですけども、これは何か順々にやってきてこういう数字なのか。いろいろ空き教室等の問題があってこういう数字になっているのか、その辺はどうなってるんですか。 170 ◯福井清水・防災課長 少子化に伴って各学校で空き教室がないとできませんので、どちらかというとこちらからお願いをして、そういう場所があれば入れていくということになるもんですから、あくまでお願いということで進めてきているところでございます。 171 ◯内田(隆)委員 少子化で空き教室があるとか、ないとかね。防災の整備だけじゃなくて、ほかにも使わせてくれないかとか、いろいろ子供たちのためにということありますよね。そうすると、学校側は空き教室なんかありませんということで対応するときもあったし、いろいろ学校側からすれば、教室が空いてればほかの分野で使ったりとかあって、空き教室はないということがよく言われるんですね。それはそれで、教育委員会とか学校側の考えも一定あるから、しようがない面もあると思うんですけども、ただこの備蓄問題というのは、清水地区でいえば、19の13となると6つは地区的には抜けてるわけですよ。そうしますと、空き教室云々もあるかもしれないけども、別に防災対策課の人たちがそれを19地区埋めなきゃ、我々の責任で済まないから云々じゃなくて、利用するのは子供たち、その地域の人たちだから、私はこの進め方というのは理解をいただける内容だと思うんです。それは、今、69万 9,000食が1食分だからどうとかこうとかいうこともありますけども、それがいいか悪いかは別として、この配置というのは早急に打開する課題じゃないかと思うんですね。また、筋が通ると思うんですね。だから、そこら辺は今後きちんと対応していく必要があると思うんですけど、いかがですかね。 172 ◯福井清水・防災課長 内田委員の理解が得られるという強い言葉もあるんですが、なかなか実際進めとなると、先ほど言われたように、非常に学校が「いや、ここは空いてません」とかという話になっちゃうことも多い。これから、もっと少子化になってきますと、今度は中学校も、少子化になっていくとそのターゲットになるんじゃないかということで、教育委員会に粘り強くお願いしていくということしかないんじゃないかと思います。 173 ◯内田(隆)委員 なかなかその辺、小中学校ということになってるわけですね、現状ではね。ただ先ほど話に出てましたけど、東海、東南海、南海の地震が連動して起こるんじゃないかと。100年から150年の周期で来るんだから、30年来いつ来てもおかしくないということがずっと言われている。そういう状況の中で、6つの地区ね、仮に小中学校が備蓄としてどうしても理解が得られないと。そうすると、当面、1年や2年、3年になるのか5年になるかわからないけども、理解が得られるような状況にないぞというんだったら、対応するところを考えていく必要があると思うんです。確かに、最低、水とか食糧3日分ぐらいは自分で準備しときなさいよと、それはそれでいいと思うんです。しかし、緊急の物資ということでやってて、約70万食ぐらいが準備されてるわけですけど、約1食分ね。しかし、そういう計画をずっと長年やってきて行き詰まってるという問題があれば、いつの時点か、何か打開する方策を練らないと、待ちの姿勢ではうまくないんじゃないかと思うんですけど、いかがでしょうか。 174 ◯福井清水・防災課長 いろいろと問題あると思いますけど、次の段階で、公共施設だとか、いろいろ考えるんですが、なかなかそういう場所が確保できないということ。あといろいろ備蓄の方式にしましても、分散型か集中型かというのもありますね。集中型だと、どこかに大きな倉庫みたいなのをつくってそこに全部入れちゃうと。それで、発災のときは、そこから全部運ぶというようなシステムをとってるとこもありますので、その辺のやり方も必ずしも学校だけに置かなきゃいかぬということでもないもんですから、その辺、検討課題とさせていただきたいと思います。 175 ◯内田(隆)委員 私、全体この緊急用の物資の関係で、市内全域、何年か前に話をさせていただいたときに、そこの学校を本当につぶすとか、何か論議があったときに、そこは備蓄の指定になってるんじゃないのかと、そういうところはいいのかという論議したことあるんです。今答弁なされたように、一極集中でいいかどうか、それは議論する必要あると思うんです。19地区といっても広いですからね、1地区は。そうしますと、いろんな危険物があって、十分そこに行けるかどうかという問題も出てきます。そうしますと、どっちかというと分散の方が、僕は備蓄関係でも、管理をすれば、その方が有効かつ安全に輸送経路ができると思うんです。そういう点では、19の13ということに地域的にはなっているんですけども、大きいところがなければ、当面分散して対応していくとか、その辺検討していただけるということですから、ぜひ早目にお願いします。  もう1つ、備蓄との関係で、防災資機材のことで、僕、本会議で一言触れさせていただきました。前にも、委員会でこの問題触れたと思うんですけども、部長の答弁は、僕は、基準を設けてこの資機材きちんと対応してるのかということで質問したら、たしか本会議での答弁は、その地域といいますか、特殊性といいますか、それによって配置をしているという答弁だったと思うんですね。私は、必要最小限の基準をと思っているんですけども、毎年資機材は予算をとってやってるという状況があるんですけども、行政側として何が必要かチエック、管理がされていますか。 176 ◯福井清水・防災課長 自主防の関係の整備だと思いますけど、これはあくまで地域に応じて、各自主防がこういうものを必要だということについて補助をしていくというスタンスをとっております。 177 ◯内田(隆)委員 それはわかります。ただ、皆さんも阪神・淡路、ああいうことで、職員の方でも応援やってきて、いろいろ調査されて何に生かすかということでこの間やられてきたと思うんですね。そういう点で出されたのが、ジャッキの問題とかバールの問題とか、これ本当にすぐ住民がほかの救護を待たずに対応できるよと。それで、阪神・淡路の死者の8割ちょっとが住宅倒壊等々の圧死だという観点からすると、こういう資機材が必要なんだということで見直された分があると思うんですね。そうしますと、各地域の自主防が、これを欲しい、あれを欲しいと、それは確かに要望として出てくると思うんですけど、行政側としてああいう教訓の上に立って、何が必要なのかと、だから自主防要望ありますけど、これとこれは必要だから配備してますかと。その辺のきちんとした管理とか、チェックがなされているのかなと感じて、その辺の基準というのは設けているのかな、どうかな。 178 ◯福井清水・防災課長 基本的には資機材の申込用紙に必要あ都度加えるという形で対応させていただいているということです。 179 ◯内田(隆)委員 そうしますと、皆さんは申込用紙に書かれているわけだから、当然、その項目が、静岡市としては最低必要限の資機材の整備だということで申込書を出して、それで地域によっては、私らの地域はこれが重要だからこれということで要望を聞いてやるのか。そうすると、それを基準としてみなしてるんですかね。 180 ◯福井清水・防災課長 資機材の申し込みのときに一覧表がありますので、それが基準ということでお願いしたいと思います。 181 ◯内田(隆)委員 そうすると、静岡市としては、申込用紙が基準だということでやってると。14年度もそういう形で予算をとってやってきましたね。そうすると、静岡地域はもう終わりましたけど、清水地域の中では、これをもって基準に各自主防が基準に到達してるということなのか。毎年こうずっとやってますから、まだ到達してないということなんでしょうか。どっちなんですか。 182 ◯福井清水・防災課長 その辺につきましては、各自主防で、あと老朽化になったとこもありますし、それの買いかえとか当然ありますので、あくまで我々の、先ほど基準と申し上げました資機材の表にのっとって申請していただいて補助していくという形になると思います。 183 ◯内田(隆)委員 毎年これやってるから、私は十分じゃないのかなという感じを受けたもんで聞いてるんです。それとなかなか予算との関係、自主防から聞いたら。苦労話もよく関係者から聞くんです。要望を出せばぼんぼん買っていただけるかというと、そういう状況じゃないというのも承知してます。ただ、計画的にずっと予算組んでやってますから、ただ行政側としては一応基準というペーパーを持って、何が必要ですかということで各自主防にやるんですから、その到達上と基準に照らして、どこの自主防が何割ぐらいの最低限必要とする資機材を確保してるかというのは、つかんでいく必要があると思うんです。それで予算がありますから順次配備していくと。そうしないと、極端なこと言えば、北部と南部があって、南部の方は熱心にやってるから大体充足したけども、北部の方は余り要望もないから、5割台ぐらいしか充足してない。その辺の、アンバランスになったらうまくないじゃないですか。それは掌握してないんだったら、全体を掌握して、防災意識の向上を含めてやるときには、おたくはこういう状況だから要望があったらということで入れながら、順次、全体こうやっていかないと。自主防というのは、みずから生命、財産、地域守るということが基本ですから、応援は必要ですけども、自主防で必要な資機材は早期に整備していくという観点からすると、まず行政側はその到達点ははっきりさせていかないとうまくないと思うんです。だから言ってるんですけども。
    184 ◯福井清水・防災課長 自主防の資機材の整備は、毎年向こうからどういうものがあるかというのを出してきてもらってますので、その辺を参考にしながら、今後、我々の方のサイドとして、先ほど言った基準とか、その辺の中でまた整理してみたいと思いますけど。 185 ◯内田(隆)委員 いろんな予算があって大変だし、また当然要望もありますからね、 100%返してやれればいいんですけど、そうはないと思いますけども。ただ構えとしてこちらだけは、今お答えになっていただいたような形で、全体の状況を把握する中で、指導で返していくという点を頭に置いてやっていただければありがたいと思います。よろしくお願いします。 186 ◯剣持委員 まず、消防長にお礼を申し上げたいですがね。私、6月のこの委員会で、竜爪の山岳遭難に際して、地元の地の利のある猟友会と、もう少し捜索の中で、消防団との連携、警察との連携の中でやったらどうだという提案をさせてもらったですが、その辺の連携の中で、早速、警察と消防長お話をしていただいたその結果、団長の方、消防団の方へ警察との話し合いの結果、危機管理に対してはこういうふうに警察の方から指示が出るような体制を確立しましたというお話をいただきましたので、まずお礼申し上げたいと思います。  次に、私も大変危惧してるのは、石油基地、清水港、コンビナートが非常にあるという中で、地震に伴う、苫小牧ですね、非常に消火に苦労したと。44時間燃え続けたと。全部燃え尽きるまで消す方法がほかになかったというぐらい。全国から防災ヘリで相当泡による消火剤やったけれども何も効果が出なかったということですが、特に、浮き屋根式の貯蔵タンクが非常に問題であったということです。その辺、当然石油基地ということで、タンク等査察をやっていると思うですが、その辺、状況ですね。現状どうなってるのか、防災関係をお答えいただきたいです。 187 ◯井鍋指導課長 清水地区のコンビナートの防災対策の傾向について説明させていただきます。  静岡県は昭和53年に地震防災特別措置法の地震強化地域対策、その前は全国一律の規制をしてきたんですけども、53年から特別強化地域ということで、よそのコンビナートとは別の非常に強化された規制をしてきております。例えば、タンクの基礎関係、それからタンクの本体関係、これも他のコンビナートよりも2割増し、3割増しの厳しい設計基準を要求しまして、強化の対象としてきておりますので、十勝沖地震のような同等のものには十分耐えられると理解しております。  それから、もう1点ですけども、浮き屋根式の状況はいかがかとの御質問がありましたのでお答えしたいと思います。清水地区のコンビナート地区には、苫小牧で火災発生したような浮き屋根式の屋外タンクが現在23基ございます。現在使ってないタンク、休止中ということですけど、維持管理は義務づけておりますけれども、現在使われておらないタンクは5基あります。ですから、18基が今、油が入っているような状態であります。  今回の場合、苫小牧の場合は、原油タンクまたはナフサタンクが満杯状態の中で地震動に襲われまして、液体の揺れによって、浮き屋根が破損されたか、まだ今、原因については調査中ということですけども、まあ何らかの原因で、入ってたナフサまたは原油がふたの上に漏えいしまして、何らかの火花で出火をしたということを聞いております。原因については、今、国の方で調査中ということでありますけれども、そういうことであります。  清水の場合、こういうふうな地震対策、基礎、地盤、配管、その他関連する施設の地震対策と合わせまして、強化地域ということと、それと東海地震が切迫してるという状況もありますので、貯蔵量も満杯でなくて大体6割から7割ぐらいの貯蔵をするようにと、これはスロッシング対策ということで、そういうふうな指導をしております。トータル的に考えてみますと、十勝の沖、または予測されている東海地震でも、絶対ということはここで申し上げることできませんけれども、安全を極力確保してるということであると思います。 188 ◯剣持委員 消火剤、泡によるね。結果的にあれが足りなくなってしまったと。それで清水の方からも持っていったらしいですね。今、清水にストックしてある消火剤ですが、どのぐらいあるですか。 189 ◯藤浪清水・管理課長 現在、静岡消防では60キロリットル、それから静岡県で34キロリットル、東燃または共同防災等で120キロリットル、計214キロリットル保有しております。 190 ◯剣持委員 今回、出光さんが人災って言われるぐらい警察では厳しい指摘をしているですね。それは民間の危機管理が足りないと。そういった意味では、行政としては非常に大災害起きる可能性のあるコンビナートに対しての査察とか指導、あるいは災害に対する訓練とかというものが、日常厳しく問われると思うですよ。そういった意味のものに対して、それ以後、かなり危機意識というのは、コンビナート関係者、民間企業が持たれてるような指導を今してるわけですね。 191 ◯福井清水・防災課長 9月26日の十勝沖地震で、タンク火災が原油タンクから発生したということが起きまして、緊急の立入検査を26日の9時から早速やっております。引き続きまして、コンビナート地域の共同防災または大手の備蓄企業合同でそのタンク火災の防御訓練等やっております。  それからもう一つは、県の防災局と消防本部と我々と合同で、大手の企業または共同防災協議会に出向いたしまして、今度の地震の教訓としてお願いをしてはございます。これは3つお願いをしまして、第1点目は、耐震調査。これは法律で猶予期間というのがありまして、新聞報道されておりますけども、この猶予期間をできるだけ前倒しをお願いしたいということと、2点目は、今度の事故で指摘されているとおり、企業の通報のおくれの問題、それから危機管理の問題等々ありますので、その辺の各計画の見直しをひとつお願いしたいということと、3点目が今お話のありました泡消火薬剤の増加をお願いしたいということです。 192 ◯兼高委員長 それでは、質疑を打ち切ります。  意見・要望・討論がありましたらお願いします。 193 ◯内田(隆)委員 合併関連が入ったこの決算も反対です。 194 ◯兼高委員長 反対ということですね。ほかに。                  〔「なし」〕 195 ◯兼高委員長 意見・要望・討論打ち切ります。  それでは採決します。  それでは昨日の旧清水分の経済部、農業委員会事務局関連も含めて採決します。  認定第21号平成14年度清水市一般会計歳入歳出決算の認定中所管分について、賛成の方の挙手をお願いします。                 〔賛成者挙手〕 196 ◯兼高委員長 賛成多数ですので、本決算中所管分については認定することに決定しました。  以上で、経済消防委員会を閉会いたします。                 午後1時55分散会 ────────────────────────────────────────   経済消防委員長 兼高正男 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...