雲南市議会 2017-06-23
平成29年 6月定例会(第5日 6月23日)
平成29年 6
月定例会(第5日 6月23日)
────────────────────────────────────────
平成29年 6月(定例)雲 南 市 議 会 会 議 録(第5日)
平成29年6月23日(金曜日)
────────────────────────────────────────
議事日程(第5号)
平成29年6月23日 午後1時30分開議
日程第1 各
委員長報告
日程第2
委員長報告に対する質疑
日程第3 討論
日程第4 表決
日程第5 議員の派遣について
日程第6
委員会継続審査調査の件
───────────────────────────────
本日の会議に付した事件
日程第1 各
委員長報告
日程第2
委員長報告に対する質疑
日程第3 討論
日程第4 表決
追加日程第1 発議第2号
森林環境税(仮称)の
早期創設と地方がおこなう
森林整備対
教育民生常任委員会委員長 西 村 雄一郎
請願・
陳情審査報告書
付託された請願・陳情は審査の結果、下記のとおり決定したので、
会議規則第142条第1項及び第144条の規定により報告します。
───────────────────────────────
受理番号、第1号請願。件名、
松江ろう学校に通学する聴覚障がい幼児の
通学支援について。審査結果、採択すべきもの。
本
委員会に付託されました議案5件及び
継続審査となっていた請願1件について、6月19日に
委員会を開催し委員7名で審査を行いました。
詳細な報告は省略いたし、
委員会での審査の経過について主な点を口頭で報告します。
議案第44号、雲南市
病院事業等に関する条例の一部を改正する条例について。本議案は、
介護療養病床から
医療療養病床へ転換をされることに伴う
条例改正です。これにより民間の
介護施設とのすみ分けを行い、将来的には増収を図るものです。
現在の
ショートステイはなくなるのかとの問いに、医療に特化した病床に転換して運営を行うので
ショートステイの受け入れはなくなるとの答弁がありました。
議案第48号、議案第49号、議案第51号、議案第55号については特段の質疑はありませんでした。
次に、請願の
審査状況について報告します。
請願第1号、
松江ろう学校に通学する聴覚障がい幼児の
通学支援について。本請願は、
市内在住の聴覚障がい幼児が家庭の事情にかかわらず
松江ろう学校に毎日通学できるよう、市独自の
補助施策実施などの必要な対策を行うことを求めるものです。
本
委員会は、聴覚障がい児は幼児期から専門的な教育及び
保護者支援が継続的に必要であること、自宅から
松江ろう学校への通学のために毎日2往復して送迎する保護者の負担が非常に大きいことなどから、採択すべきものと決定いたしました。
主な
審議状況は以上のとおりです。
採決の結果、付託された5議案は
全会一致で原案のとおり可決、請願1件は
全会一致で採択すべきものと決しました。
以上、
教育民生常任委員会の報告といたします。
○議長(藤原 信宏君) 次に、
産業建設常任委員長、10番、
周藤正志君。
○
産業建設常任委員会委員長(周藤 正志君)
───────────────────────────────
平成29年6月23日
雲南市議会議長 藤 原 信 宏 様
産業建設常任委員会委員長 周 藤 正 志
産業建設常任委員会審査報告
議案第43号 雲南市
農業委員会の委員及び
農地利用最適化推進委員の定数を定める条例の一部を改正する条例について
議案第46号 公の施設の
指定管理者の指定の変更について
議案第52号 平成29年度雲南市生活
排水処理事業特別会計補正予算(第1号)
議案第53号 平成29年度雲南市
水道事業会計補正予算(第1号)
議案第54号 平成29年度雲南市
工業用水道事業会計補正予算(第1号)
本
委員会は、平成29年6月14日に付託された、上記の議案を審査した結果、原案を可決すべきものと決定したから、
会議規則第111条の規定により報告します。
───────────────────────────────
平成29年6月23日
雲南市議会議長 藤 原 信 宏 様
産業建設常任委員会委員長 周 藤 正 志
請願・
陳情審査報告書
付託された請願・陳情は審査の結果、下記のとおり決定したので、
会議規則第142条第1項及び第144条の規定により報告します。
───────────────────────────────
記。
受理番号、第2号陳情。件名、
森林環境税(仮称)の
早期創設の実現について。審査結果、採択すべきもの。
委員会での審査の結果について、口頭で報告いたします。
平成29年6月14日の本会議において付託を受けた5議案及び陳情1件を、6月16日に
委員会を開催し委員7名で審査を行いました。多くの質疑がありましたが、詳細の報告は省略し主な点について口頭で報告いたします。
まず、議案第43号、雲南市
農業委員会の委員及び
農地利用最適化推進委員の定数を定める条例の一部を改正する条例について。6月9日に
追加議案が提出され、原案どおり同意した19名の雲南市
農業委員会委員による新たな
農業委員会が7月20日からスタートします。本条例は、国が新設する
農地利用最適化交付金事業に基づく交付金を、現行の
基本報酬に
農地利用の最適化に係る成果の実績に応じ予算の範囲内で市長が定める額を上乗せ支給するという内容で、新しい
農業委員会の発足にあわせ改正するものです。
新しく設置される
農地利用最適化推進委員は、新しい
農業委員会において6名の
農業委員による
選考委員会が設けられ37人を選考し、7月26日に
農業委員会が委嘱するとの説明がありました。
この
農地利用最適化推進委員の仕事と役割がよくわからないとの問いに、新しい
農業委員会制度では担い手への
農地利用の集積と
耕作放棄地の
発生防止、解消が
必須事務と定められたことから、
担当地域における
農地パトロールなど
現場活動を
農業委員と協力して行う。
業務内容の割り振りや進め方については、今後
農業委員会で決めていくとの答弁でした。
また、
成果実績に応じた交付金については試算例により説明がありましたが、今後国が示す詳細に基づき市における
配分方法を要綱等で定めて対応するよう指摘しました。
主な
審議状況は以上のとおりです。
採決の結果、付託された5議案は
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、陳情第2号、
森林環境税(仮称)の
早期創設の実現については、
県市長会においても国、県へ要望されています。森林の荒廃を防ぎ、森林の持つ
公益的機能を生かし
林業振興を図らねばなりませんが、そのためには安定的な財源の確保が必要であることから、この陳情の趣旨に賛同し
全会一致で採択すべきものと決しました。
なお、本
委員会は、
森林環境税の創設と市町村への適正な配分を求める
意見書を提出することとしました。
以上、
産業建設常任委員会の報告とします。
○議長(藤原 信宏君) 次に、
予算審査特別委員長、14番、安井誉君。
○
予算審査特別委員会委員長(安井 誉君)
───────────────────────────────
平成29年6月23日
雲南市議会議長 藤 原 信 宏 様
予算審査特別委員会委員長 安 井 誉
予算審査特別委員会審査報告
議案第50号 平成29年度雲南市
一般会計補正予算(第1号)
本
委員会は、平成29年6月14日に付託された、上記の議案を審査した結果、原案を可決すべきものと決定したから、
会議規則第111条の規定により報告します。
───────────────────────────────
本
委員会に付託された議案1件について、各
分科会に委託しそれぞれ審査を行い、その状況を6月22日に
委員会を開催し、各
分科会長からの報告を受け結審をいたしました。
審査における主な点を口頭で報告をいたします。
議案第50号、平成29年度雲南市
一般会計補正予算(第1号)における主な
分科会報告は、
総務分科会長から
過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業補助金1,264万4,000円は、
地域自主組織躍動と安らぎの
里づくり鍋山が総務省から
補助事業を導入して、生活全体の困り事の解決に向けた支え合いの
地域づくりに取り組むものである。具体的には、
地域住民のニーズやその調査、
既存組織の活性化、
相談窓口の設置など
地域福祉や
生活支援をするためのものであるとの説明でした。
地域自主組織の体制はできているかとの問いに、
地域負担にならないよう市とも綿密に協議をしながら取り組む。また、
専門的外部人材を取り入れながら事業を進めるとの答弁があったと報告がありました。
備品購入費として26万円を計上しているが、国の単
年度事業からすると
耐用年数が複数年の備品は
残存物件としての処理が必要ではないかとの問いに、国と確認をとりながら進めるとの答弁があったとの報告がありました。
教育民生分科会長からは、
健康づくり拠点開設準備事業452万4,000円は、
健康づくり拠点施設はキラキラ雲南が
指定管理者になるのかとの問いに、市のスポーツ、
文化振興に実績のあるキラキラ雲南の
指定管理を考えている。12月議会への提案することを前提に進めたいとの答弁があったと報告がありました。
キラキラ雲南が
指定管理者として運営できるのかという問いに、キラキラ雲南は実績を積んでいる。市として経営の視点を持ち注視する。また、
指定管理料の算出については、おおむね同規模の宍道のB&Gを参考にするとの答弁があったとの報告がありました。
健康づくり拠点の
プログラム作成等の受託者と新施設の
指定管理者は同一である。
業務管理等が適切、効率的に行われるのかとの問いに、キラキラ雲南に丸投げするのではなく市が主体的に取り組み、現場の意見を取り上げ精査するとの答弁があったと報告がありました。
業務委託の
積算内容は、
プログラム作成等開設準備事務の人件費186万3,000円、
運営ノウハウの取得、
指導員養成等のための
視察研修費114万円、
会員募集の
印刷製本費80万円が主なものであるとの説明に対し、
予算執行に当たっては
委託業務内容を適切かつ効率的に行い、
会員募集にかかわる
印刷製本費については
指定管理者を決定後執行するよう指摘したとの報告がありました。
なお、本件については
分科会長報告外に質疑があり、協議の結果、
特例措置として執行部に説明を求めたところであります。
産業建設分科会長からは、映画「
たたら侍」
オープンセット活用事業650万円は会場内の整備と警備に対するものだと説明がありました。
映画公開中止という経緯もあり、6万人の入場を想定しているが、見込みが甘いように思う。無駄のないよう効率的、効果的な
予算執行を求めた。
なお、映画は全国23館での再上映が決まり、
観客動員20万人
興行収入、2億円が目標とのことである。関係する県市町が多額の助成をしていることから、適正な時期に
観客動員数及び興行の収支について報告するよう求めたとの報告がございました。
各
分科会長報告を受けた後、討論を
行い採決の結果、議案第50号、平成29年度雲南市
一般会計補正予算(第1号)は、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
以上で報告を終わります。
○議長(藤原 信宏君) 次に、
島根原子力発電対策特別委員長、9番、
佐藤隆司君。
○
島根原子力発電対策特別委員会委員長(佐藤 隆司君)
───────────────────────────────
平成29年6月23日
雲南市議会議長 藤 原 信 宏 様
島根原子力発電対策特別委員会委員長 佐 藤 隆 司
島根原子力発電対策特別委員会審査報告
諮問第2号 「
島根原子力発電所1
号炉廃止措置計画の認可」に係る意見及び要請につき意見を求めることについて
本
委員会は、平成29年6月14日に付託された、上記の議案を審査した結果、原案に下記の意見を付して回答することに異議のない旨市長に通知することに決定しましたので、
会議規則第111条の規定により報告します。
記
テロ対策等不測の事態に備えた
安全対策は個別に意見を付し、島根県、国及び
原子力規制委員会に対しても求めること。
───────────────────────────────
委員会での
審査経過につきまして、主な点について口頭で報告をします。
この諮問第2号は、平成29年6月14日執行部から
追加議案として上程され、同日、当
委員会に付託されました。
本
委員会では早速6月15日に
委員会を開催し、5月29日の中国電力の説明を受けた
全員協議会、そして6月14日の
全員協議会での質疑等を踏まえ審査を行いました。
これは昨年、
島根原子力発電所1号機の
廃止措置計画に係る認可申請手続に対して、雲南市民の安全と安心を守る立場から附帯意見が適切に反映されるよう要請し、本会議において
全会一致で可決しております。その後、ことし2月10日には出雲市、安来市、雲南市の3市と中国電力とで安全協定が締結され、4月19日には
廃止措置計画の認可があったところです。そうした経過を経て、今回の諮問第2号は市として安全協定の第5条第2項の規定に基づく意見及び島根県との覚書に基づく要請をするものであります。
審査の経過は、特に使用済み燃料を青森県六ヶ所村の再処理工場での処理、処分の確実性に不安がある。また、再処理されることから再稼働につながることがセットとなる今回の計画であり、原発ゼロの方向を意見していかなければならないとの質疑に対して、日本原燃の再処理工場は審査中ではあるが、再処理を見越した中での計画であり、現在は稼働に向けて最終段階である。今回の
廃止措置計画は、30年間の全体的な概要と第1段階の6年間の具体的事項の計画が認可されたと考えている。また、これから最終処分先を検討するなど懸念されるが、第1段階の状況を踏まえ改めて計画の変更もされる。また、直ちに原発ゼロにはならない中で、基本的に原発に頼らない社会を目指すと市長も表明しており、今回は1号機の廃炉に対し意見をするものであると答弁がありました。
それに対して、使用済み燃料からプルトニウムを取り出し、再び原子力発電で再利用する国の核燃料サイクルの考え方からすると、再処理されれば2号機での再稼働、3号機での稼働につながりかねないので意見をしていくべきとの質疑に対して、今回の
廃止措置計画の廃止措置に伴い発生する放射性廃棄物の処理、処分についての点は、エネルギー政策の最大の懸案事項として市民の安全が担保できるよう、県や国に意見を記している。その他、エネルギー政策に関しては毎年県や国に対してあらゆる形で安全性の担保について明確に責任を持って進めるよう要望や意見をしているので、2号機の再稼働とは切り離して考えているとの答弁でありました。
また、本来意見を付す必要があること自体矛盾を感じる計画ではあるが、現段階では示された意見に賛同するとした上で、6月8日の原子力規制庁の説明会でテロ攻撃や北朝鮮のミサイル発射の影響が懸念されるとの質問の答弁では、所管が違うと一蹴されました。情報等提供されることは重要であり、今回の意見項目では地震、竜巻等の自然災害とテロ対策が並列で記されているが、これは別次元の問題であり、そうした不測の事態に備えた
安全対策は個別に分けて意見を付すことが必要であるとの質疑に対して、テロ対策等については県や市の原子力発電所環境
安全対策協議会においても意見があっている。国の規制基準にも新たに追加され事故防止対策が求められているので、不測の事態に備えた
安全対策について追加事項として検討したいとの答弁があり、追加事項が示されました。
採決においては、反対者から今回の計画は使用済み燃料を再処理し再利用することとなり、島根原発の再稼働もセットとなっているものであるなど危惧する点があり容認できないとの反対討論がありました。
よって、挙手による採決の結果、反対者1名で賛成多数で原案に追加の意見を付して市長に通知することを可決しました。
以上が当
委員会での内容であります。
委員長報告とさせていただきます。
○議長(藤原 信宏君) 以上で
委員長報告を終わります。
─────────────・───・─────────────
◎日程第2
委員長報告に対する質疑
○議長(藤原 信宏君) 日程第2、
委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
1番、上代和美さん。
○議員(1番 上代 和美君) それでは、先ほど報告がありました
産業建設常任委員会委員長報告の陳情第2号、
森林環境税(仮称)の
早期創設の実現についての報告についての質疑を2点させていただきます。
陳情書によりますと、1番に地方が行う
森林整備の長期的、安定的な財源の確保のため、平成30年度税制改正において
森林環境税(仮称)を創設することとなっておりますが、誰に課す税なのかはっきりしたことが書いてありません。それですが、これの大もとの全国
森林環境税創設促進連盟、また全国
森林環境税創設促進議員連盟のこの創設に関する決議においては、国民にひとしく負担を求めることを基本とする
森林環境税というふうに書いてあります。その国民にひとしく負担を求めることということで協議がされてあるのかどうかということと、もう一つは島根県においては既に水と緑の森づくり税条例という条例がありまして、2005年から実施され市民にも課税されておりまして、個人には年額500円が賦課されております。こういったことになりますと、今度この新たな環境税を創設するということになりますと二重課税になることになりますが、そういったことも踏まえての討議になっているかどうかを伺います。
○議長(藤原 信宏君) 10番、
周藤正志君。
○
産業建設常任委員会委員長(周藤 正志君) まず、第1点に誰に課税するのかということで、先ほど国民にひとしく負担を求めるのか、そういった協議はあったのかということでございますが、一般的に県が条例を県税で年500円を徴収しておることも承知しております。その上で、市町村が行う
林業振興の財源というのになっていないという思いから、あくまでも市町村が使えるこの
林業振興のための
財源確保が必要だという考えからこれは必要だと思っております。
それから、税の公平性の観点から国民にひとしく負担を求めるべきだというふうに考えておりまして、具体的に例えば企業、法人とかへの課税とか、あるいは県税の統合とか、そういったことについてはこの中では議論をしておりません。ただ、まずこの必要性、これをきちっと認識した上で創設に向かって、その中で税務法制あるいは税務実務の中で詰めていかれるべきものだというふうに考えております。
○議長(藤原 信宏君) ほかにありませんか。
9番、
佐藤隆司君。
○議員(9番 佐藤 隆司君)
予算審査特別委員長に質疑をいたします。
先ほど口頭で報告があった中でございますが、
健康づくり拠点開設準備事業について、後段のところで
分科会長報告以外に質疑があり、特別措置として執行部から説明を求めたというふうな報告があったと思います。どういった質疑がされて、それに対してどうお答えがあったのかということがわからないわけで、何かそれを報告できない理由があれば特にそれ以上のことは言いませんが、そういうことがなけねばどういったことだったのかお尋ねをします。
○議長(藤原 信宏君) 予算
委員長、答弁されますか。(発言する者あり)
佐藤委員、済みませんがいわゆる佐藤委員も予算委員なので、その
委員会の中の審議、今のは質疑ですので、審議経過の報告についての質疑ということになりますので、今、委員さんが
委員長さんに向けて質疑をするということはちょっとできませんので、よろしくお願いします。
佐藤委員。
○議員(9番 佐藤 隆司君) 済みません、それでは取り下げます。
○議長(藤原 信宏君) ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) ないようですので、質疑を終わります。
─────────────・───・─────────────
◎日程第3 討論
○議長(藤原 信宏君) 日程第3、討論を行います。
討論は、議案と請願・陳情とに分けて行います。
最初に、議案について行います。
議案に対する討論は、条例その他と予算の2区分に分けて行います。
最初に、議案第41号、雲南市
過疎地域自立促進基金条例を廃止する条例についてから議案第44号、雲南市
病院事業等に関する条例の一部を改正する条例についてまでの条例4件、議案第45号、
過疎地域自立促進計画の変更についてから議案第49号、
健康づくり拠点整備事業雲南市加茂B&
G海洋センター改修工事(
機械設備)
請負契約についてまでの一般事件5件、諮問第2号、「
島根原子力発電所1
号炉廃止措置計画の認可」に係る意見及び要請につき意見を求めることについての諮問1件、計10件の条例その他について行います。
条例その他について、原案に対する反対者の発言を許します。反対討論はありませんか。
1番、上代和美さん。
○議員(1番 上代 和美君) それでは、議案第43号、雲南市
農業委員会の委員及び
農地利用最適化委員の定数を定める条例の一部を改正する条例について反対討論を行います。
国の
農地利用最適化交付金事業は、
農業委員及び
農地利用最適化推進委員が農地の出し手の掘り起こし活動、人・農地プランの作成、見直しなど
農地利用の最適化に資する活動を行った場合に、その経費について活動実績や
成果実績に応じて交付するもので、平成35年までに担い手に全農地面積の8割を集積するというものです。農家の高齢化や経営困難で農業が続けられず、農地を集積しなければ農地を守れないことも理解いたしますが、本市のように中山間地が多く努力しても努力しても遊休農地がふえる現状を交付金で誘導することは無理があります。今後、国から集積できない自治体や農家への締めつけが強化されれば、農業者への支援と大きな矛盾に陥る可能性があると考えます。こういった理由で、以上申し述べまして反対討論といたします。
続きまして、諮問第2号、「
島根原子力発電所1
号炉廃止措置計画の認可」に係る意見及び要請につき意見を求めることについての反対討論を行います。
福島原発事故で、原発が抱える危険性と事故被害の深刻さが明らかになりました。原発安全神話は完全に崩壊し、再稼働反対が国民多数の世論となっています。
私は直ちに原発ゼロを目指す立場であり、原発の廃炉は実施しなければならない重要な課題だと思っています。しかし、今回の中国電力の1号炉廃止計画は原発の廃炉、解体計画と同時に使用済み核燃料を再処理、加工して新たな燃料とすることが盛り込まれており、結果的には危険なプルトニウムを燃やすプルサーマル運転をする、すなわち島根原発再稼働とセットになったものであり、容認できるものではありません。したがって、今回の1
号炉廃止措置計画に反対であり、これに沿った廃止措置実施には反対するものです。以上申し述べまして、反対討論といたします。
○議長(藤原 信宏君) ただいま反対討論がありました議案第43号、雲南市
農業委員会の委員及び
農地利用最適化推進委員の定数を定める条例の一部を改正する条例についてに対する賛成者の発言を許します。賛成討論はありませんか。
〔賛成討論なし〕
○議長(藤原 信宏君) 議案第43号について、ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) ないようですので、議案第43号についての討論を終わります。
次に、諮問第2号、「
島根原子力発電所1
号炉廃止措置計画の認可」に係る意見及び要請につき意見を求めることについてに対する賛成者の発言を許します。賛成討論はありませんか。
15番、細田實君。
○議員(15番 細田 實君) 先ほど反対討論がありました諮問第2号に対して、私は賛成討論をしたいと思います。
賛成の理由は、当然でありますが第1に島根原発1号炉の廃止をしなければならないということが第1であります。そして、今後は2号機再稼働も、そしてまた3号機の稼働もされないことということを望むことであります。
第2に、廃止計画に対する中国電力、島根県、国の意見において、安全確保策や避難計画など原子力防災対策の万全をこの意見は求めているということであります。
さらに、使用済み核燃料の確実な処理、放射性廃棄物の安全処理を求めております。このことは適切な意見、要望だというふうに思っております。
しかし、残念ながら廃止計画にもあるようにこの使用済み燃料や放射性廃棄物の処分方法については確立されておりません。使用済み燃料は排出するとこの計画ではしておりますけれども、排出だけで処理がどのようにするのか明らかにされておりません。国の計画ではもちろん明らかにされておりますが。
また、高速増殖炉もんじゅの廃止決定で核燃料サイクルは夢物語となりました。危険なプルサーマル計画も中止されなければなりません。高濃度の危険な放射性廃棄物をさらにプルサーマル計画は出し続けることになります。
現在、東海原発で2006年に認可された排出が進められておりますが、工事が行われておりますけれども、解体撤去物等搬出措置の導入のおくれによりまして2010年、2013年と2回工事の延期が申請されております。なかなか進んでいないというのが現状であります。恐らく人の手によっては解体することができない放射能の強い廃棄物を撤去する装置の処理に手間取っているのではないかと私は想像しております。もちろん核廃棄物の処分地も決まっていないということが考えられます。
このように、この
廃止措置計画は確実に実行されることに不安がありますが、しかし原発1号炉は廃止しなければなりません。意見、要請事項の確実な実行を求める立場で、議会もそれを常に注視していくということが求められるというふうに思います。この実行なくして、2号機の再稼働、3号機の稼働は私はないというふうに思っております。
先ほどの討論で、1号機を廃止することが2号機の再稼働につながるということでございましたけども、1号機を動かしても2号機は動かすことができますと思っております。両方動かすこともできます。それだけの燃料プルトニウムも十分ございますので、そういうことですのでそれに直接ということは少しちょっと同意できないということもございます。
したがいまして、この
廃止措置計画、この意見が確実に実行されることを議会全体で監視をしていくということが求められるということを申し上げて、賛成討論といたします。
○議長(藤原 信宏君) 諮問第2号について、ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) ないようですので、諮問第2号についての討論を終わります。
他の議案について、討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) ないようですので、これで条例その他に対する討論を終わります。
次に、議案第50号、平成29年度雲南市
一般会計補正予算(第1号)から議案第55号、平成29年度雲南市
病院事業会計補正予算(第1号)の予算6件について行います。
予算について、原案に対する反対者の発言を許します。反対討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) ないようですので、これで議案第50号から議案第55号までの予算6件に対する討論を終わります。
以上で議案に対する討論を終わります。
次に、請願・陳情についての討論を行います。
請願・陳情については、
委員会ごとに行います。
初めに、
総務常任委員会に付託された請願・陳情について行います。
請願第3号、北朝鮮問題をめぐる
国際的緊張の高まりを平和的に解決することを求める請願書に対する
委員長報告は、不採択とすべきものであります。
請願に賛成者の発言を許します。賛成討論はありませんか。
15番、細田實君。
○議員(15番 細田 實君) 第3号請願に賛成する討論をいたします。
私、紹介議員になっておりまして、喜んで紹介議員の一人となったところでございます。
北朝鮮問題をめぐる
国際的緊張の高まりを平和的に解決することを求めるのがなぜいけないのでしょうか。もし平和的解決に失敗し、日本政府がアメリカ軍と一体となって軍事によって解決する手段に打って出た場合どうなるでしょうか。最初は威嚇、そして具体的戦闘行為になった場合、アメリカ軍と一体となって軍事的行動をとる日本において、アメリカ軍基地とあわせ自衛隊基地、そして石油コンビナートなどが最初の標的となることは明らかであります。
そして、何よりも恐れられるのが日本海側に林立する原子力発電所への攻撃であります。発電所そのものでなくとも、原子力発電所への送電ルート、送水ルート、ネット回線の遮断、そして人的補給ルートの遮断によって原発のコントロールは不能となるでしょう。
竹島問題をめぐる韓国との関係、尖閣諸島をめぐる中国との関係、北方領土をめぐるロシアとの関係、そしてミサイル発射をめぐっては韓国もそして中国もミサイル発射実験を続けております。日本が生き残る道は、こうした国際紛争に平和的解決しかないのではないでしょうか。島根原発が直近にある
雲南市議会として、特にこの請願は採択すべきものと考えます。平和的解決を求めることがなぜいけないのか。「平和を」の宣言をしている
雲南市議会から平和的解決の声を上げていくべきでないかということを申し上げて、賛成討論といたします。
○議長(藤原 信宏君) 次に、反対者の発言を許します。反対討論はありませんか。
4番、中村辰眞君。
○議員(4番 中村 辰眞君) 議席番号4番、公明党の中村辰眞でございます。私は、本定例会提出の請願第3号、北朝鮮問題をめぐる
国際的緊張の高まりを平和的に解決することを求める請願に対する反対の立場の討論をさせていただきます。
北朝鮮で1年3カ月以上拘束され、昏睡状態となっていたアメリカの大学生オットー・ワームビアさんが19日、アメリカ国内の病院で死亡されました。このワームビアさんの死に対しまして、心から御冥福をお祈りいたします。
北朝鮮は、ワームビアさんを人道的見地から解放したと述べているようでありますが、本当に人道的見地に立っているのであれば解放時になぜ昏睡状態だったのか。ワームビアさんの体には身体的虐待を受けた痕跡は見つからず、診察した医師らは呼吸停止によって脳が大きなダメージを受け、昏睡状態に至ったと考えているそうであります。
また、北朝鮮では粛清と称し実兄の金正男氏や北朝鮮ナンバー2だった張成沢氏、故金日成氏の側近で金正恩氏の義理のおじさんであります。その後、本人だけではなく直系の親族全員が処刑されたということであります。これに代表されるように、処刑が繰り返されて行われているのは皆さん既に御存じのとおりだと思います。
さらに、ことしに入り10回を数えるミサイル実験、EEZ(排他的経済水域)への着弾もある中で、全国漁業協同組合連合会では多くの漁業者が北朝鮮の暴挙に不安を募らせているということであります。政府に対し、安全の確保を求める決議を採択されております。
この中、全漁連の会長は、日本の漁業者は北朝鮮の暴挙によって事故の発生を懸念して操業回避という苦渋の決断を迫られている。人命や漁船に被害が生じることがあっては絶対にいけないと、北朝鮮を厳しく非難しております。
このように、非人道的な行動をとり続ける北朝鮮に対して、国連安全保障理事会では
全会一致で北朝鮮制裁決議を採択しております。
これらのことを踏まえて本請願理由を見ますと、あたかもアメリカが北朝鮮に対して先制攻撃を行い有事を招くかのごとくの印象を強く与えております。トランプ大統領の言った全ての選択肢がテーブルの上にあるとの発言も取り上げられておりますが、この全ての選択肢には武力行動があってはならないとしか読めません。しかし、さきにも申し述べたとおり非人道的で行動予測のしがたい北朝鮮に対しては、融和と緊張の両方がテーブルの上になければならないと考えております。なぜアメリカ軍の空母艦隊が日本海に展開しているのか。韓国や我が国に配備されているミサイル防衛システムはなぜ必要なのか、いま一度よくよく考えるべきではないかと思っております。あらゆる事態に対応できる体制をとるため、日本、アメリカ、中国、韓国、ロシアといったような国々が連携をとりながら、北朝鮮問題には当たるべきだと思っております。
さらに、アメリカによる先制攻撃などあり得る話ではなく、政府においても軍事力による問題解決を先としているわけではないと申し上げておきます。
よって、本請願に対しては不採択の立場をとるものでありますが、最後にこの請願書が我が国の現政権批判で締めくくってあることに対し非常に残念な思いがしております。議員の皆さんにおかれましては不採択とする趣旨を御理解いただき、賢明な判断を賜りますようよろしくお願いし、私の原案に対する反対討論とさせていただきます。
○議長(藤原 信宏君) ほかに討論はありませんか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 信宏君) ないようですので、これで請願第3号に対する討論を終わります。
次に、
教育民生常任委員会に付託された請願・陳情について行います。
請願第1号、
松江ろう学校に通学する聴覚障がい幼児の
通学支援についてに対する
委員長報告は、採択すべきものであります。
請願に反対者の発言を許します。反対討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) ないようですので、これで請願第1号に対する討論を終わります。
次に、
産業建設常任委員会に付託された請願・陳情について行います。
陳情第2号、
森林環境税(仮称)の
早期創設の実現についてに対する
委員長報告は、採択すべきものであります。
陳情に反対者の発言を許します。反対討論はありませんか。
1番、上代和美さん。
○議員(1番 上代 和美君) それでは、陳情第2号、
森林環境税(仮称)の
早期創設の実現について反対討論を行います。
陳情理由にありますように、森林は木材の供給とともに中山間地域の特性と国土、環境の保全や水源の涵養など多様な役割を担い、そこで営まれている
林業は地域経済と地域社会を支える大変重要な産業です。
しかし、歴代政権の中で進められてきた木材の自由化などによる木材価格の低迷、中山間地域の高齢化などを背景に森林の荒廃が進んでおります。近年、大雨による災害が頻発しているもとで、森林環境の整備、保全は喫緊の課題です。陳情者によるこの問題提起には、私も同感であります。
反対理由の第1は、
財源確保のためには国の役割が重要であると考えるからです。しかし、国は木材の自由化を進める一方で
森林整備予算を2008年度の1,624億円から2015年度には1,202億円とこの8年間だけでも422億円、26%も削減しています。国において
森林整備の責務を後退させていることは重大です。市民負担をふやすのではなく、
森林整備、
林業対策においての国の責務を明らかにし、予算の復活、拡充など責任を持って取り組むことを国へ強く求めていくべきです。
反対理由の第2は、島根県は水と緑の森づくり税条例を2005年4月1日から実施しており、既に
森林環境税を導入しているからです。個人の場合、県民税均等割が課税される全ての個人に年額500円が加算され納付することになっており、さらなる課税は二重課税になります。
第3に、
森林環境税を国民にひとしく負担を求めることは、所得の低い人ほど税負担割合が重くなるからです。我が党は、
森林環境税について国民にひとしく負担を求めるのではなく、石油、天然ガス、石炭といった全ての化石燃料の利用に対し、二酸化炭素排出量に応じて広く公平に負担を求める地球温暖化対策税の拡充を図り、使途として森林吸収源対策を位置づけて森林、
林業における地球温暖化対策の実行に必要な財源を充てるよう提案をしています。
これらの理由を申し述べて、国民にひとしく負担を求める
森林環境税創設には反対です。これで陳情第2号の反対討論を終わります。
○議長(藤原 信宏君) 次に、賛成者の発言を許します。賛成討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) ないようですので、これで陳情第2号に対する討論を終わります。
以上で討論を終わります。
─────────────・───・─────────────
◎日程第4 表決
○議長(藤原 信宏君) 日程第4、採決を行います。
採決は、議案と請願・陳情に分けて
委員長報告ごとに行います。
最初に、
総務常任委員会付託議案について行います。
お諮りいたします。ただいま
総務常任委員長から審査結果の報告のあった付託議案4件は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、
総務常任委員会付託の議案4件は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、
教育民生常任委員会付託議案について行います。
お諮りいたします。ただいま
教育民生常任委員長から審査結果の報告のあった付託議案5件は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、
教育民生常任委員会付託の議案5件は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、
産業建設常任委員会付託議案について行います。
反対討論がありました議案1件について、起立によって採決を行います。
議案第43号、雲南市
農業委員会の委員及び
農地利用最適化推進委員の定数を定める条例の一部を改正する条例について、原案に賛成の方は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(藤原 信宏君) 起立多数であります。よって、議案第43号、雲南市
農業委員会の委員及び
農地利用最適化推進委員の定数を定める条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。ただいま
産業建設常任委員長から審査結果の報告のあった付託議案のうち、議案第43号を除く議案4件は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、
産業建設常任委員会付託議案のうち議案第43号を除く議案4件は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、予算審査特別
委員会付託議案について行います。
お諮りいたします。ただいま
予算審査特別委員長から審査結果の報告のあった付託議案1件は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、予算審査特別
委員会付託の議案1件は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、島根原子力発電対策特別
委員会付託議案について行います。
この議案は反対討論がありましたので、起立によって行います。
諮問第2号、「
島根原子力発電所1
号炉廃止措置計画の認可」に係る意見及び要請につき意見を求めることについては、原案に対し
委員長報告のとおり市長に通知することに賛成の諸君は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(藤原 信宏君) 賛成多数であります。よって、諮問第2号は、原案に対し
委員長報告のとおり市長に通知することに決定しました。
以上で議案に対する採決を終わります。
次に、請願・陳情について行います。
初めに、
総務常任委員会に付託された請願・陳情について行います。
請願第3号、北朝鮮問題をめぐる
国際的緊張の高まりを平和的に解決することを求める請願書について、
委員長報告は不採択とするものです。
したがって、原案について採決を行います。
この採決は起立によって行います。
請願第3号について、採択することに賛成する方は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(藤原 信宏君) 起立少数であります。よって、請願第3号、北朝鮮問題をめぐる
国際的緊張の高まりを平和的に解決することを求める請願書については、不採択とすることに決定をいたしました。
次に、
教育民生常任委員会に付託された請願・陳情について行います。
お諮りいたします。請願第1号、
松江ろう学校に通学する聴覚障がい幼児の
通学支援については、
委員長報告のとおり採択することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、請願第1号、
松江ろう学校に通学する聴覚障がい幼児の
通学支援については、
委員長報告のとおり採択することに決定をいたしました。
次に、
産業建設常任委員会に付託された請願・陳情について行います。
反対討論がありました請願・陳情について、起立によって採決を行います。
陳情第2号、
森林環境税(仮称)の
早期創設の実現について、賛成の方は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(藤原 信宏君) 起立多数であります。よって、陳情第2号、
森林環境税(仮称)の
早期創設の実現については、採択することに決定をいたしました。
以上で請願・陳情に対する採決を終わります。
以上で採決を終わります。
ここで暫時休憩といたします。
午後2時44分休憩
───────────────────────────────
午後2時48分再開
○議長(藤原 信宏君) 会議を再開いたします。
─────────────・───・─────────────
◎
追加日程第1 発議第2号
○議長(藤原 信宏君) お諮りいたします。ただいま
周藤正志君外6名から、発議第2号、
森林環境税(仮称)の
早期創設と地方がおこなう
森林整備対策の長期的安定的な
財源確保を求める
意見書が提出されました。
これを日程に追加し、
追加日程第1として議題とすることにしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、発議第2号を日程に追加し、
追加日程第1として議題とすることに決定しました。
追加日程第1、発議第2号、
森林環境税(仮称)の
早期創設と地方がおこなう
森林整備対策の長期的安定的な
財源確保を求める
意見書についてを議題といたします。
発議第2号について、提出者の説明を求めます。
10番、
周藤正志君。
○議員(10番 周藤 正志君)
───────────────────────────────
発議第2号
平成29年6月23日
雲南市議会議長 藤 原 信 宏 様
賛成者
雲南市議会議員 周 藤 正 志
賛成者 同 上 原 祐 二
〃 同 上 矢 壁 正 弘
〃 同 上 佐 藤 隆
〃 同 上 安 井 誉
〃 同 上 堀 江 眞
〃 同 上 深 田 徳 夫
森林環境税(仮称)の
早期創設と地方がおこなう
森林整備対策の長期的安定的な
財源確保を求める
意見書
上記の議案を別紙のとおり、
会議規則第14条の規定により提出します。
提出先
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
農林水産大臣
───────────────────────────────
森林環境税(仮称)の
早期創設と地方がおこなう
森林整備対策の長期的安定的な
財源確保を求める
意見書
森林は国土の保全、水源のかん養、地球温暖化の防止などの
公益的機能を有しており、また、木材の供給を通じて地域産業の活性化と雇用創出に寄与しています。
しかしながら、所有者・境界が不明確な森林の増加や担い手不足、長期にわたる木材価格の低迷等により、森林の荒廃が深刻な状況です。
地方においては、国の
森林整備事業に加え、地方単独事業等を創設し、
森林整備対策、
林業・木材産業対策を実施しているところですが、長期的な視点に立った安定的な財源が十分に確保されているとはいえないのが現状です。
ついては、
森林環境税(仮称)の創設により、長期的かつ安定的な財源が確保されるよう下記事項の実施について強く要望いたします。
記
1.地方がおこなう
森林整備の長期的、安定的な財源の確保のため、平成30年度税制改正において「
森林環境税(仮称)」を創設すること。
2.税収は、民有林面積に応じて市町村に分配し、自由度をもった対策が実施できるような制度とすること。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき、
意見書を提出する。
平成29年6月23日
島根県
雲南市議会
───────────────────────────────
皆様の御賛同をお願いいたします。
○議長(藤原 信宏君) 説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) ないようですので、質疑を終わります。
お諮りします。発議第2号は、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、発議第2号は、
委員会付託を省略することに決定いたしました。
次に、討論を行います。
原案に反対者の発言を許します。反対討論はありませんか。
1番、上代和美さん。
○議員(1番 上代 和美君) ただいまの発議第2号、
森林環境税(仮称)の
早期創設と地方がおこなう
森林整備対策の長期的安定的な
財源確保を求める
意見書に対する反対討論を行います。
特に、1番の財源問題について反対を表明いたします。森林環境の整備、保全は喫緊の課題であることは当然のことでございます。しかし、
財源確保のためには国の責務を明らかにし、削減された国の
森林整備予算の復活、拡充など国へ強く求めていくべきと考えます。
また、
森林環境税は国民にひとしく負担を求めるのではなく、石油、天然ガス、石炭といった全ての化石燃料の利用に対し二酸化炭素排出量に応じて広く公平に負担を求める地球温暖化対策税の拡充を図っていき、使途として森林吸収源対策を位置づけて、森林環境の整備、保全に必要な財源を充てるべきと考えます。特に国民にひとしく負担を求めることは、所得の低い人ほど税負担が重くなることからも反対です。
以上、理由を申し述べまして反対討論を終わります。
○議長(藤原 信宏君) 次に、原案に対する賛成者の発言を許します。賛成討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) ないようですので、これで討論を終わります。
これから採決を行います。
反対討論がありましたので、起立によって行います。
発議第2号、
森林環境税(仮称)の
早期創設と地方がおこなう
森林整備対策の長期的安定的な
財源確保を求める
意見書は、原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(藤原 信宏君) 起立多数であります。よって、発議第2号は、原案のとおり可決されました。
─────────────・───・─────────────
◎日程第5 議員の派遣について
○議長(藤原 信宏君) 日程第5、議員の派遣についてを議題といたします。
お諮りいたします。議員の派遣については、
会議規則第166条の規定により、お手元に配付したとおり派遣することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、お手元に配付したとおり議員を派遣することに決定をいたしました。
お諮りします。ただいま決定されました議員の派遣の内容に今後変更を要するときは、その取り扱いを議長に御一任いただきたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、そのように決定をいたしました。
─────────────・───・─────────────
◎日程第6
委員会継続審査調査の件
○議長(藤原 信宏君) 日程第6、
委員会の閉会中の
継続審査及び調査の件を議題といたします。
各
委員長から、
委員会において
継続審査及び調査に付すべき案件について、
会議規則第112条の規定により申し出がありました。
お諮りいたします。各
委員会の要求により、
継続審査及び調査に付すべき案件については、お手元に配付したとおり閉会中の
継続審査及び調査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、各
委員長から申し出のとおり、閉会中の
継続審査及び調査とすることに決定しました。
─────────────・───・─────────────
○議長(藤原 信宏君) 以上をもって本定例会に提出の案件はここに全部終了しました。
ここで市長から発言を求められておりますので、これを許します。
速水市長。
○市長(速水 雄一君) 本定例会閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
先ほどは、提案いたしました全ての案件につきまして可決いただき、まことにありがとうございました。賜りました御意見、御提言につきましてはしかと受けとめ、これからの市政運営に生かしてまいりたい、かように思ったところでございます。
さて、今月6月17日よりJR西日本の豪華寝台列車トワイライトエクスプレス瑞風の運行が始まりましたが、昨日は記念すべき第1回目の山陽・山陰コース「たたら製鉄の遺構と茶の湯文化・松江の探訪」と題し、瑞風専用バスによって雲南市にも立ち寄っていただき、菅谷たたらを初め市内を観光いただいたところであります。また、お客様のおもてなしとして市内各所において小学校の児童を初め多くの市民の方々が小旗を振るなど、盛大に歓迎いただきましたことに厚くお礼を申し上げる次第でございます。
今後、日本遺産、映画「
たたら侍」との相乗効果を狙い、関係機関と連携を図り市内への収容を促し、経済効果の促進や観光振興につながるよう取り組みを進めてまいる所存でございます。
また、
島根原子力発電所1号炉の
廃止措置計画の認可を了解することに対しまして、先ほど議会より意見を付して同意をいただきましたので、来週のところで中国電力に対し意見を提出する予定としております。また、同時に島根県にも中国電力に意見を申し述べた内容を伝えてまいります。今後とも適切な手続が進められることを改めて求めてまいる所存でございます。
いよいよ夏本番となります。議員の皆様には切に御自愛いただきまして、山積する行政課題解決に対し市民の代表としての御尽力を賜りますよう心からお願いを申し上げ、終わりとお礼の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(藤原 信宏君) これをもって平成29年
雲南市議会6
月定例会を閉会します。御苦労さまでした。
午後3時00分閉会
───────────────────────────────...