大田市議会 2022-09-28
令和 4年第 6回定例会(第5日 9月28日)
議案第33号 大田市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例制
定について
議案第34号 大田市税条例等の一部を改正する条例制定について
議案第39号 大田市消防団員の定員、任免、給与及び服務等に関する条例の
一部を改正する条例制定について
議案第40号
大田市立学校設置に関する条例の一部を改正する条例制定につ
いて
[
総務教育委員長]
議案第29号 令和4年度大田市
一般会計補正予算(第5号)(所管歳出)
議案第30号 令和4年度大田市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1
号)
議案第31号 令和4年度大田市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
議案第32号 令和4年度大田市
病院事業会計補正予算(第2号)
[民生委員長]
議案第29号 令和4年度大田市
一般会計補正予算(第5号)(所管歳出)
議案第35号 大田市
森林総合利用施設三瓶こもれびの広場の設置及び管理に
関する条例の一部を改正する条例制定について
議案第36号 大田市
石見銀山龍源寺間歩の設置及び管理に関する条例の一部
を改正する条例制定について
議案第37号 大田市手数料条例の一部を改正する条例制定について
議案第38号 大田市
一般市営住宅管理条例の一部を改正する条例制定につい
て
[
産業建設委員長]
第2 討論・表決
議案第25号 令和3年度大田市一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定につ
いて
議案第26号 令和3年度大田市
水道事業会計利益の処分及び決算認定につい
て
議案第27号 令和3年度大田市
下水道事業会計決算認定について
議案第28号 令和3年度大田市
病院事業会計決算認定について
議案第29号 令和4年度大田市
一般会計補正予算(第5号)
議案第30号 令和4年度大田市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1
号)
議案第31号 令和4年度大田市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
議案第32号 令和4年度大田市
病院事業会計補正予算(第2号)
議案第33号 大田市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例制
定について
議案第34号 大田市税条例等の一部を改正する条例制定について
議案第35号 大田市
森林総合利用施設三瓶こもれびの広場の設置及び管理に
関する条例の一部を改正する条例制定について
議案第36号 大田市
石見銀山龍源寺間歩の設置及び管理に関する条例の一部
を改正する条例制定について
議案第37号 大田市手数料条例の一部を改正する条例制定について
議案第38号 大田市
一般市営住宅管理条例の一部を改正する条例制定につい
て
議案第39号 大田市消防団員の定員、任免、給与及び服務等に関する条例の
一部を改正する条例制定について
議案第40号
大田市立学校設置に関する条例の一部を改正する条例制定につ
いて
第3 市長提出議案(人事案件)上程[提案理由説明・質疑・討論・表決]
議案第44号
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
議案第45号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
議案第46号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
議案第47号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
第4 行革・
公共施設調査検討特別委員長中間報告
第5 議員派遣
~~~~~~~~~~~~~~~~
会議に付した事件
日程第1から日程第5まで
~~~~~~~~~~~~~~~~
出 席 議 員 (18名)
1番 塩 谷 裕 志 2番 伊 藤 康 浩
3番 柿 田 賢 次 4番 清 水 好
5番 宮 脇 康 郎 6番 和 田 章一郎
7番 亀 谷 優 子 8番 根 冝 和 之
9番 森 山 幸 太 10番 胡摩田 弘 孝
11番 小 川 和 也 12番 石 田 洋 治
13番 松 村 信 之 14番 河 村 賢 治
15番 月 森 和 弘 16番 石 橋 秀 利
17番 清 水 勝 18番 小 林 太
~~~~~~~~~~~~~~~~
欠 席 議 員 (なし)
~~~~~~~~~~~~~~~~
地方自治法第121条による出席者
市長 楫 野 弘 和 副市長 船 木 三紀夫
政策企画部長 飯 田 徹 総務部長 大 谷 積
健康福祉部長 林 泰 州
環境生活部長 楫 野 美 里
産業振興部長 上 西 宏 建設部長 尾 田 英 夫
上下水道部長 田 中 明 消防部長 幸 村 卓 己
財政課長 郷 原 寿 夫
政策企画課長 伊 藤 昌 彦
市立病院事務部長 糸 賀 晴 樹 教育長 武 田 祐 子
教育部長 森 博 之
~~~~~~~~~~~~~~~~
事務局職員出席者
事務局長 川 上 浩 史 事務局次長 大久保 広 志
次長補佐 藤 井 文 武 庶務係長 北 村 裕 子
午前9時00分 開議
○議長(小林 太) おはようございます。
これより本日の会議を開きます。
ただいまの御出席は全員でありますので、議会は成立しております。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりといたします。
◎日程第1
付託案件審査報告・委員長報告に対する質疑
○議長(小林 太) 日程第1、
付託案件審査報告並びに委員長報告に対する質疑を行います。
さきに
常任委員会並びに特別委員会に付託いたしました議案第25号から議案第40号までの16件を一括議題といたします。
各委員会における審査の経過及び結果について、それぞれ委員長より報告を求めます。
初めに、一般・
特別会計決算審査特別委員長の報告を求めます。
14番、
河村賢治議員。
[14番 河村賢治 登壇]
○14番(河村賢治) おはようございます。
報告をいたします。
9月9日の本会議において、一般・
特別会計決算審査特別委員会に付託されました議案第25号、令和3年度大田市一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定について、9月15日、16日に、時間延長も含め、委員会を開催し、審査を行いました。
その経過と結果、可否判定の中で示されました意見について御報告いたします。
まず、委員会の冒頭に正副委員長互選を行いました。委員長には私が、副委員長には清水 勝委員が選任されました。
また、審査に先立ち、会議の進め方、資料の確認をし、審査に入りました。
会議では、船木副市長ほか関係執行部の出席と、委員会委員8名の全員の出席を得て審査を行いました。
まず、船木副市長よりの挨拶に続き、関係部課長より市税を含む歳入について、事業の執行状況、主要施策の成果並びに提出資料の説明を受け、質疑応答を行いました。
一般会計及び8つの特別会計を合わせた決算総額、歳入406億9,383万2,252円、歳出395億1,813万6,352円について審査を行いました。
各委員より、主要施策の達成状況や成果、反省点の中で出ました主な質疑、意見等について報告いたします。
なお、特別会計の審査は、関係部署の一般会計と併せて行いました。
初めに、歳入について報告をいたします。
実質収支8億2,700万円の黒字であり、交付金の増であったが、コロナ禍で事業実施が難しかったと思う、もっと有効な施策を打ち出し、予算を使い、経済循環を行えたのではないかの質問に、できるだけ事業実施したが、コロナ禍であったので、市外からの招聘、市内においての各種団体との事業や通常事業が難しかった。その中で、
コロナ対策事業はかなり行った。
また、令和2年に策定された
中期財政運営方針に基づき計画されていたが、基金残高が予定より増え、40億7,000万円から52億7,000万円に、
財政調整基金は12億円から16億円に積み上がった。早めの方針見直しが必要ではないかの質問に、交付税の再算定など、想定以上の国の配分があった。令和6年に枯渇する見込みであったので、令和7年度以降の見通しを考えたときに、基金残高を増やしたいと思った。
また、雇用の維持と事業の継続は、決算を見ると、よく事業を行っている。経済活動の回復に向けての事業をもう少し行い、経済回復に向け行ってもよかったの質問に、商工団体とも相談して行った。指摘されたことは、今後、産業振興部と検討していきたいでありました。
法人市民税の大幅な増収があり、大規模法人の合併と思うが、これは継続するのかの質問に、法人税は、ほかに電機、金属など7業種も含んでいる。合併した大規模法人は継続すると思うでありました。
今後の歳入の見通しとして、ふるさと納税、財産の売却、企業誘致の促進など行っていかなくてはならないでありました。
また、古い車、車検を受けていないのに軽自動車税がかかっている。大田市版のルールをつくらないと、収納率が上がらないという意見がありました。
繰越金をつくらず、当年度で使い切ることはできないか、不用額について、もっと住民サービスを行えないか、また、国の
地方創生交付金拠点整備交付金の利用関連の質問などがありました。それらに対しまして、繰越金は多く出そうと思っていない、議会費も視察費が不用額であった。歳出は限度額について見込む。入札減も元は必要な金額を見込んでいるので、どうしても不用額が出る。要因は、道の駅のように有利な財源確保のために現年予算の補正を行うとともに、繰越金を余らせた。ワクチン接種の関係では、早期に組みにくいなど、繰越しを見込んでいるわけではない。国の交付金制度は様々利用している。
拠点整備交付金では、有利な財源ということで、仁摩地区道の駅で活用した。このように情報収集をしながら、有利な財源を探していく。
市債の関係では、
公共施設等適正管理推進事業債の活用として、令和2年度に900万円、波根東漁協のしゅんせつを行った。
また、
公共施設管理基金1億5,000万円を新設されたことは評価するとあった。
次に、歳出の報告です。
初めに、政策企画部です。
総合計画策定事業に伴う
市民アンケートの結果では、回答者の年齢が高いの質問に、無作為に2,000名を選んだ。子育て関係の団体など、所管課が把握しているものの内容も加えたでありました。
また、地域交通を行っているが、それによる交通の効果はの質問に、これによる路線バスの利用者はつかんでいない。今後地域内交通の実施をするときは、既存の
公共交通機関の利用も考え、実施するでありました。
石見交通の路線での収益はの質問に、石見交通の現金収入は4条路線が5,031万円、みなし4条が1,900万円、79条路線が42万円とありました。
情報推進における
システム改修では、職員の使い勝手の悪いシステムになる可能性がある。国の進める共通システムにカスタマイズをかけると費用がかかる。そうした部署に内容がよく分かる職員配置をの質問に、職員はシステムには精通しているが、今後考えていく。また、費用対効果も考え、行うでありました。
令和7年、国の統一システムが入る。今までの市のシステムをどう変えるか、仕様書どおりのものができてくると思うが、職員の使いやすいものにするよう、職員の仕事が今後減っていくようなシステムの導入をお願いしたいには、仕様書の段階から職員の使いやすいものになるよう努めると答弁がありました。
次に、
縁結びサポート事業、大田町、長久町でも子供の人数は減っている。縁結び事業は必要だと思うとの意見がありました。
また、25歳
同窓会開催事業、よい事業だと思う。その内容を聞くには、地域の企業カフェを行ったり、Uターンを促進しているでありました。
定住事業返還金の未収金142万円の実態はに、12名の方がある。一部には入金もある。今後努力していくでありました。
次に、集落支援員、
地域おこし協力隊、合計5人、1,239万円の事業費、馬路地区は役割は違えども5名のうち2名が入っている。二重に重なっているような感じだの質問に、集落支援員は
地域運営組織の設立をお願いしていて、その応援に設置している。また、それに対し、全体に周知しているか、市全体のバランスを考えていただきたいでありました。
また、石見交通とJRとの接続が悪い。10分ぐらいは余裕の時間にと対策を求める意見もありました。
次に、総務部です。
時間外勤務、前年より削減しているが、その内容はの質問に、規則により、時間設定をし、管理職が把握し、課内で平準化した。上限時間は、月当たり45時間であり、100時間を超えたのは税務課の1名、その他、多いのはコロナ関係、道の駅関係、植樹祭関係が超勤が増えた。年間360時間を超えたのは18人。課内での平準化をお願いしたり、配置も考えるでありました。
また、多
文化共生事業、決算減である。予算はほとんど人件費なのか、地域の人も巻き込み、地域に溶け込む事業にされたいの意見に、大半が人件費であり、外国人がコロナ禍で来日が難しかった。今後は外国人からの意見ももらったりして、意義深いものにしていくでありました。
交通安全対策費、経費がなくなっている。指導員の報酬もなくなった。大切なことだと思うに、市が交対協の事務局を受け持っている。1地区1万6,000円の配分を行っている。指導員は減少しているが、交対協の中で配分金など考えていくでありました。
不納欠損処分、支払い能力があったら、時効とせず、留保できないかの質問に、財産がなく、支払い能力がない方は時効を迎える。市税の収納について、庁内で
債権管理条例の設置をし、庁内連携を図っていくでありました。
このほか、国の調査や計画、報告は、業務を少なくするよう、国に要望できないかという意見がありました。
次に、健康福祉部です。
子供と大人の交流の場づくりは大切なことだ。一方で、子ども食堂を行っているので、連携をするよう意見がありました。
生活困窮者自立支援事業146万円の国への返還金の質問では、様々な課が担当しており、2月に詳細が分かった。国からの周知が遅かった。慎重に対応したためのものであった。
また、
子宮頸がん予防接種は、後遺症の懸念もあった。もう少し保護者に説明が必要ではないかの質問では、保護者の方にリーフレットを送っている。これまで受けなかった方にも3年間は補助がつくので、周知の連絡をするでありました。
民間保育所の副食費補助、3年度で終わったのかの質問に、相談の結果、延長保育の援助に移行した。理解していただきたいでありました。
高齢者通いの場、補助金から見て人数が少ない地区ほど運営が楽になる。人数に対しての補助金の額を検討していただきたいという意見がありました。
次に、環境生活部です。
リサイクルセンターの収入金額が減っている。運営費も大変ではないかの質問に、減っているのは回収業者や民間の受入れによる。効率のよい運営に努めるでありました。
国保返納金、国保から社会保険に替わるときに
社会保険事務所と連携をに対し、残っているのはほとんど過年度分であり、この先、マイナンバーカードを使うと、こうしたことは起こらないでありました。
新
可燃物処理施設、内定していた会社の
指定管理拒否の質問、ごみ減量化の質問には、施設稼働は指定管理より、邑智郡事務組合の直営が安く行える判断で決定した。ごみ減量化は、コンポストなどの利用、生ごみの水切りをお願いしていかなければならない。コンビニなどの容器包装のものが増えている。含めて、減量化のお願いをするでありました。
し尿処理の持込みが減ってくる。下水道との関係はの質問に、15年目標の長寿命化の工事を行っている。今後し尿が減少することを踏まえ、15年後を見据え、下水道との
ミックス処理のことも考えていくでありました。
出雲エネセンの負担金、今後の解体費や地元対策費の説明をに、解体費が国の補助金対象となることが分かった。借入れを行い、15年ぐらいの返済になる。地元対策費は、当初の借入金の負担であり、少なくなるが、11年度まで続くでありました。
ごみの減量化の中で、
分別収集推進活動交付金の終了の質問、この交付金は、推進委員の手間賃ではない。物品購入の補助であり、自治会で責任を持つようにと答弁がありました。
ステーション管理の方には、鍵開けや仕分が間違って入れた方もいるので、手間がかかる。市が出さなければ、自治会で保有するしかない。市民に対し、非常に残念な答弁がそれぞれありました。
国保の関係、運営主体の一本化、県はどう思っているのかの質問に、市町村での保険金額がまちまちである。今後、県下統一するでありました。
国保の
コロナ対策減免に係る費用負担の質問に、令和2年は622万円、3年度は212万円余の支出を行ったでありました。
次に、産業振興部です。
新工業団地、これだけの投資をしたが、成果につながらなかったに、今後は企業の希望があるので、引き続き探すでありました。
三瓶観光リフト管理料、8月から2か月運休した。当時の指定管理者の撤退に関して、直営を含めて、すぐできなかったかの質問に、一生懸命対応し、11月から新たな管理者をお願いした。しかし、前任の指定管理をやめた時点からの指定管理料の返還がいまだないでありました。
次に、仁摩道の駅、駅長の辞任の問題、また、道の駅は休日は取らないであったがに、当時の副駅長が駅長になっている。市の関わり方もあるが、これから頑張るでありました。
誇れる
大田産品開発、実績報告に市内業者の売れた金額も成果として報告をしていただきたいという意見がありました。
また、
観光協会補助、職員がかなり替わっている。その内容など、今後の方針の説明をに、職員が定着していない、専門的な人材の起用を考えていくとの答弁でした。これに関し、ほかの委員から、令和3年度は総会の説明を聞くと内容的にやっとよくなっている。団体との連携もよくなってきた。頑張ってほしいと意見がありました。
有害鳥獣対策、市町村をまたいでの対策はの質問に、これを担当している川本の県の事務所が対応しているので、鹿などの対策も行っているでありました。
直接
支払い交付金などの制度があるが、大田市の耕作放棄地の面積等はの質問に、再生協議会で調査しているが、大田市の全農地2,460ヘクタール、その中で
多面的機能支払い制度の取組が50%である。また、利用可能な荒廃地が273ヘクタールであり、ほとんどが中山間地であると報告がありました。
コロナ関連、次の経済を立て直す事業は、産業振興部では、他市と比べ、どうだったかの質問に、一定のことは行った。制度の中には行わなかった事業もあったが、よい事業があったら議員よりも提案していただきたいでありました。
次に、建設部です。
公営住宅使用料、収入未済額の過年度分がかなり古いものがある。今後徴収できるか、不納欠損の処理はしないのかの質問に、滞納繰越分が大きなウエートを占めている。この中で、分納対応をしている物件も少しあるが、既に亡くなられた方の物件もある。税金とは違い、未収金で残っている。他市の様子も調べ、不能なものは削る。大田市では、
債権管理条例を検討しており、一緒に行えないか検討するでありました。
また、
道路維持事業の対応、全体の数字と対応はの質問に、要望が500件ぐらいである。職員で対応できるものはすぐ行っている。令和3年度、要望は543件、うち完了が530件、13件が繰越しであり、危険が少なく、時間的に次年度で対応できるものであった。また、4年度は、舗装の調査を補助金で行い、有利な方法で施工するでありました。
辺地対策事業の利用促進の意見もありました。
次に、上下水道部です。
公共下水道の見直し地域、市町村設置型について告知をしっかりと行っていただきたいと意見がありました。
簡易給水施設の安全対策の質問に、水質検査は、環境保健公社において検査を行っているでありました。
次に、消防部です。
職員人件費が大きなウエートを占めている。把握は、8市比較、コストのことを考えていただきたいという意見がありました。
消防施設設備等の繰越しは、老朽化した防火水槽、未使用の防火水槽があるが、安全対策の年次計画はの質問に、令和4年度繰越分は大田町、久利町の2基である。危険な水槽は有刺鉄線などの処理をしている。整備も計画していくでありました。
消防団の更新が必要な機器の内容の説明をに対し、輸送車25年、ポンプ30年を目安に更新整備している。年数が超える物件も少しあるでありました。
コロナ対策感染救急対応について、病院との関わりはの質問に、
大田市立病院との連絡を密にし、受入れをしていただいた。また、受入れ処置後に市外の病院に送った。問題はなかったでありました。
消防職員のコロナ対策はどうされたかには、職員の家庭では子供さんなどの濃厚接触があったが、職員の協力で乗り越えた。また、職員間の感染があったときは、西部消防署、三瓶出張所を一体としての体制を考えていた。消防署内部での行動の線を分けたり、食事も別々に取っているでありました。
次に、選挙管理委員会です。
立会人の人選はどうしたか、報酬などの質問もありました。
また、選挙公報を新聞チラシにした。市民から苦情もあった。よく考えてほしい。また、江津市選管は期間中、広報車が投票活動などの推進も行っている。市議会選挙の投票率低下など、候補者も考える問題だが、選管も委員会の席でしっかり話合いをし、施策を考えるよう。また、町部での投票に行きにくい方も多い。市の車やタクシーの送迎も考えるべき。高校などでの投票など、複数の委員から提案意見がありました。
次に、教育委員会です。
英語指導、ALTについて、英語検定は古い。ほかに国際規格があるという意見がありました。
また、不登校児童への支援、タブレットを使い、教育の機会を与え、家庭で学習できるようにという意見がありました。
また、特別支援学級、学級数などについての質問に、特に自閉症情緒学級が増えているでありました。
小中高魅力化推進事業、市内高校への進学率、その中での課題はどうだったかの質問に、市内高校進学率は6割で推移している。コンソーシアムなど、魅力を発信し、向上をしたいでありました。
また、大森町では、重伝建整備、景観の向上で、Uターンにより定住人口の増加につながったとあるがの質問に、2017年は399名、18年では463名、20年が407名、22年では393名と、平均400名で動いているでありました。
学校給食マックスは何食か。その他施設はどこかに、1,800食である。その他施設は、あすなろ教室、大田分教室、さくら保育所に送っている。
また、市内の保育所、老人ホームの対応に対し、希望を聞いていないでありました。
また、正規の先生の人数不足、対応と、職員の精神的苦労の状態、就学支援の関係、大田市は県内でも数字が高い、今後の支援について、学校給食の状況は、地産地消、市内業者の利用促進を、英語の成績が低下しているALTの導入との関係はなどの質問もありました。以上です。
次に、この審査中で、委員より示されました意見を報告いたします。
1、決算認定の中で、主要施策の成果について、決算額のほかにどんな成果があったか、内容や金額を掲載していただきたい。
2、デジタル化をどう行うか。
システム改修を行うとき、使いやすさも考えるべきである。同時に、合理化ができ、人件費の削減につながるよう考えて行っていただきたい。
3、デジタル化推進はかなり専門的事業になる。大田市として専門的な職員の登用など、考えて行っていただきたい。
4、主要施策の成果を作るのに、事業の数字合わせなどが1,000円単位であり、合計と合わすために多くの手間がかかっている。今後は四捨五入などによる合計と中身の数字が合わないことを表記して、人件費の削減を行うよう意見がありました。
5、市民に関係する身近な費用の削減は、市民の不安、不満にならないよう適切に行っていただきたい。
6、地域内交通の成果はきちっと確認し、成果のところで報告できるようにしていただきたい。あわせて、公共交通とどのようにつながったか、報告していただきたい。
7、観光関係のポスターやチラシは、一目で大田市のものと分かるよう、片隅に、らとちゃんのマークを入れるなど、今後考えていただきたい。
8、市営住宅、柳ヶ坪はまばらに入居が点在している。少し改修も要ると思うが、居住をまとめ、若者定住の宅地として販売していただきたい。沢田の住宅も老朽化している。少しきれいな諸友にまとめ、沢田はアパート業者などに販売してはどうか。収入の面でも検討をしていただきたい。以上です。
議案第25号、令和3年度大田市一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定では、6名が認定、1名が認定せずであり、賛成多数で認定となりました。
なお、認定せずの意見では、ハード事業の支出が大き過ぎる。国保料が高いと思うでありました。執行部におかれましては、令和5年度の予算編成などに生かしていただきたいと思います。
議員各位には、採決の結果に御賛同いただきますようお願いをいたします。
以上で報告を終わります。
○議長(小林 太) ただいまの一般・
特別会計決算審査特別委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御質疑なしと認めます。
続いて、
公営企業会計決算審査特別委員長の報告を求めます。
15番、月森和弘議員。
[15番 月森和弘 登壇]
○15番(月森和弘) 決算審査特別委員会での審査の結果について御報告申し上げます。
当委員会に付託されました議案第26号、令和3年度大田市
水道事業会計利益処分及び決算認定を求める件など、議案3件につきまして、去る21日に審査を行い、いずれも可決及び認定すべきと決定いたしました。
まず、当日は、委員全員が出席、委員長不在でありますので、委員長、副委員長の互選、不肖私、月森和弘が委員長に、副委員長に森山幸太委員を選任、また、執行部から西尾病院管理者、船木副市長、田中
上下水道部長、糸賀病院事務部長、今田看護部長ほか、関係部課長出席の下、審査を行いました。
まず、西尾病院管理者、船木副市長、各部長、それぞれ御挨拶をいただき、審議に入りました。
初めに、議案第26号、令和3年度大田市
水道事業会計利益処分及び決算認定について御報告申し上げます。
令和3年度決算は、夏場の水需要の減少などにより、給水収益が減収となったが、支出については、委託料、修繕費、受託工事費などが減額となった。収益的収入は11億1,241万円、支出が10億6,514万円の結果、4,727万円の当年度純利益が生じたとの報告でございます。
なお、水道料の不納欠損額が34人、70万2,234円であります。
次に、建設改良事業については、老朽管更新工事、新設改良工事、公共下水道工事に伴う支障移転工事などにより、管路整備を進め、水道水の安定供給に努めた。資本的支出については、収入が5億1,820万円、支出が8億9,709万円で、不足額3億7,889万円の収支不足額は、損益勘定留保資金で満額補填をした。この結果、令和3年度末補填財源は5億6,799万円となりました。
次に、余剰金処分について、地方公営企業法に基づき、未処分利益4億6,059万円のうち、減債積立金に240万円の積立てを行うことについて求められました。追加資料で石綿セメント管の更新計画が示され、水道ビジョンにより2030年度までに100%の更新を目指すとの説明がありました。
審査の過程でありました主な議論につきまして申し上げます。
まず、県内で一番高い水道料金をどのように下げていくのかの問いに、下げるのは難しい。他市も上がる傾向にある。給水戸数や人口は減る傾向になるが、経費削減等を努力していきたい。
次に、県内他市で高い水道料金との問いに、地域ごとに変化があり、水源の状況が違う。
次に、未収金対応について、未納者の納付指導を具体的にの問いに、毎月給水停止100件行っている。納付支払いに向けて相談を進めているとのことでございます。
次に、企業の使用料が下がっているのは、コロナの影響なのかの問いに、コロナの影響がある。一例として、イオンの減は帰省の方が減ったと思われる。
次に、三瓶ダム負担金についての問いに、ダム負担金は
システム改修で2分の1は一般会計から繰入れをしている。
次に、簡水統合についての対応についての問いに、統合については大田市はおおむね完了している。今後は水道事業として拡大することは考えていない。
以上、質疑を終わり、議案第26号について採決を行いました。
採決の結果、原案可決及び認定すべき委員は6人、原案否決、認定せず委員1人、以上、議案第26号は、原案可決及び認定すべき多数で決定いたしました。
なお、原案否決、認定せずの意見として、水道料金が高い。
最後に、委員会として認定に当たり、意見、要望を申し上げます。
1点目、負担の公平性の観点から、まず、未収債権の新規発生の未然防止に努めるとともに、債権管理マニュアル等に基づき、効果的な債権回収に取り組むこと。
なお、下水道事業、病院事業とも共通してお願いいたします。
2点目、水源に乏しい地域での水不足の中での経営は評価するが、さらなる水道ビジョンを進めていただき、経営努力を惜しまないでください。
3点目、水道法では、水道水は豊富で安価で供給することが求められております。この地域の特性、事情を市民に説明する必要性があると思われますので、お願いいたします。
4点目、石綿管更新について、残存延長が6キロあるとのことでございます。災害発生時の破損等で水道水の安定供給に支障を生じることから、早期の更新を望みます。
以上、委員会として、一層の取組を強化を要望いたします。
次に、議案第27号、令和3年度大田市
下水道事業会計決算認定について、御報告申し上げます。
令和3年度の決算は、排水処理戸数の増加で使用料が増収となり、支出は、給与費、修繕費など、増額。収入が5億9,748万円、支出が5億9,318万円となった。この結果、390万円の当期純利益が生じ、当期末未処理欠損金は1億5,819万円となった。
なお、下水道料金の不納欠損額は16件、25万1,513円であります。
建設改良事業は、大田処理区内の工事など、資本的支出が10億1,138万円、支出が10億1,490万円となり、令和3年度末補填財源が2億9,307万円となっております。
審査の過程にあります主な議論、意見につきまして申し上げます。
まず、下水道整備率の基準は、汚水処理の普及率向上についての問いに、大田市の計画で行っており、普及率アップについては、積極的に取り組んでおる。
次に、下水道の接続率はの問いに、今後、接続率をアップするため、測量設計の段階で併せて地域の皆さん方々と相談依頼、お願いをする対策を強化したい。
次に、当初計画での公共汚水ます設計数との差があるかの問いに、差は出ている。マンパワーしかないが、今後も接続を多くしていきたい。
また、各委員から地域での具体的な接続率の低さについて、様々な意見、具申がなされた。
以上、質疑を終わり、議案第27号について採決を行い、採決の結果、原案すべき全員であり、議案第27号は、全会一致、原案認定すべきと決定いたしました。
最後に、委員会として、認定に当たり、意見、要望を申し上げます。
1点目、公共汚水ますの設置費用について、負担金が高いとの声を多く聞く。見直しの検討をお願いしたい。
2点目、下水道への接続率の向上に向け、他市町村の事例を参考に、様々な施策を検討すること。あわせて、地域へ出かけ接続率を高める方法を地域の方と共に考え、相談していただきたい、マンパワー不足を感じられますので、この点もよろしくお願いいたしたいと思います。
この2点について、委員会として一層の取組の強化を要望いたします。
次に、議案第28号、令和3年度大田市
病院事業会計決算認定について御報告申し上げます。
昨年10月にリハビリ公園整備が完了し、新病院としてグランドオープンをした。令和3年度の医療収益は、コロナ対策の影響で入院患者数の減となったが、外来患者数の増加により大きく増収となった。総収益57億3,204万円は、前年度比5億226万円の増収となった。医療費用は、新病院建設の償却が始まり、それぞれ増額となった。支出は56億1,912万円となり、1億1,292万円の当年度純利益を計上したことで、平成17年度以来の黒字決算となり、現金収支を示す単年度7億9,695万円の黒字決算となった。資本的収支は、収入が9億4,726万円、支出が11億9,465万円の収支不足2億4,739万円は満額補填財源で行った。
なお、不納欠損額は57件、468万4,893万円であります。
審査の過程でありました主な議論、意見につきまして申し上げます。
まず、コロナ補助金、コロナ対応確保病床は幾らかの問いに、コロナ患者のため確保している病床数は、年間延べ1万1,575床、1日当たりに割り戻すと31.7床である。
次に、コロナ感染症の蔓延に伴うことで、地元医師会との調整を図るかの問いに、定期的に情報交換を行っている。
次に、コロナ禍の中の経営改善はいかに考えているかの問いに、感染症指定機関の役割を担いながら、病床確保に取り組んでいく。今後は様々な角度から対応して経営改善に取り組む。
次に、高額な医療機器の購入ではなく、リースにする考えはないかの問いに、医療機器は企業債や過疎債での対応をし、返済は有利な地方交付税に対応している。
以上、質疑を終わり、議案第28号について採決を行い、採決の結果、原案すべき6人、原案認定せず1人、以上、議案第28号は、原案認定すべき多数と決定いたしました。
認定せずの意見として、コロナ禍の中で働く方の処遇改善がなされていないとの意見でございます。
最後に、委員会としての認定に当たり、意見、要望を申し上げます。
1点目、コロナ対策で医療機関や医療従事者に補助金を得たことで、収益は急改善したが、依然として赤字の状況と思われます。改革プランを策定し、経営安定化に向けて、様々な改善策に講じていただき、民間の活力的発想を取り入れていただきたい。
2点目、コロナ感染の収束後、診療圏内の人口減少が想定外に進む可能性が高いと考えます。経営面の目標達成に向け、オール病院で頑張っていただきたい。
3点目、コロナ時代の妊婦の出産、子育ては制限の多い生活を余儀なくされております。里帰り分娩や家族の分娩立会いができる病院であっていただきたい。
4点目、財産について、今後の利用見込みがない未利用財産について、積極的な売却に努めること。
この4点につきまして、委員会として一層の取組を強化を要望いたします。
以上、特別委員会で付託されました議案3件についての報告といたします。
また、森山副委員長をはじめ、委員の皆さんには議事進行に御協力賜り、誠にありがとうございました。
なお、清水 好議員の傍聴を許可しましたことを御報告申し上げ、最後に、議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、委員長報告とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(小林 太) ただいまの
公営企業会計決算審査特別委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。
17番、清水 勝議員。
○17番(清水 勝) 少しお聞かせを願いたいと思います。
議案第26号の中で、委員長報告で、不納欠損処分、約70万円の報告がありました。総括質疑のときにも話をしたと思いますけれども、不納欠損扱いについては、上水道、水道料使用料等について、不納欠損の扱いについては、病院もそうですけれども、民法上、請求権を延長することができる、5年間。そういう民法上の扱いが、法的な扱いがあるわけですけれども、そういう関係について、不納欠損処分、3年ぐらいでやっておられるんですね、時効扱いで。そういう状況について、どんな審査をされたのか。当然上水道の関係については、私たちがよく聞くのは、水道当局から聞きますのは、未収状況があった場合には給水停止扱いする、こういうことを時々言われます。こういう状況との扱いはどうであったのかも含めて、お聞かせを願いたいと思います。
もう1点は、議案第28号であります。医業収益、これは医業外収益も含めまして、多くのコロナ関連補助支援金が出る中で、大田市の病院事業会計の単年度決算といっても、1億1,000万円程度の純利益が出る中で、累積的な赤字額については、34億円程度あったと思いますけれども、1億円少々減少する中で、33億円程度になったという話もありました。
この中で、私は、コロナ関係対策で、病院の
大田市立病院の病床の確保、40床程度だったと思いますけれども、この関係で、多くの国県からの補助金が出ているように受け止めております。当然これは医業外収益だと思います。医業収益と医業内収益は、私はコロナ関係ではあったのではないかなと思います。コロナ接種、注射等については、これは医業収益に入っていると思います。相対的に7億円程度あったと思いますけれども、医業収益と医業外収益、この数値について、委員長、どういう具合に把握して、報告がなかったと思いますけれども、どの程度の数字だったかについてもお聞かせを願いたいと思います。
以上、2点で報告を求めます。
○議長(小林 太) 15番、月森和弘議員。
○15番(月森和弘) 先ほど不納欠損の中身についての議論は、当委員会ではあまりございませんでした。
そして、説明をいたしましたけれども、病床数については、年、延べで1万1,000何ぼ、1日当たりに割り戻しますと31.7床というところでございまして、その金額については医業収益の中に込みで入っております。以上です。
○議長(小林 太) 17番、清水 勝議員。
○17番(清水 勝) 不納欠損について、話はなかったよということですけれども、委員長の報告の中で、不納欠損処分70万円ありましたよという報告があったところであります。当然、決算審査ですから、そういう点については、議会の委員側からの話が全くなかったのか、当然私は委員長も議会選出の監査委員もやっておられます。委員長自らの発言も当然あっていいんではないかなと私は感じてお聞きしたところでありますので、御見解も含めて、もう少し聞かせてください。
私は、28号についてお尋ねしたのは、医業収益と医業外収益、コロナ関係事業においてどの程度あったのかということをお聞きしたところでありまして、コロナ関係の病床の数字を聞いたところではありません。医業収益、医業外収益はどの程度、コロナ関連であったのかということをお聞きしたところでありますけれども、その点について、把握しておられると思いますから、再度お聞かせください。
○議長(小林 太) 15番、月森和弘議員。
○15番(月森和弘) 不納欠損につきましては、冒頭言いましたように、金額についての分でございます。それしかございません。質疑はほかありませんでしたので、御報告いたします。
そして、医業外ということを言われますけれども、中身については、総額の中に入っておりますので、そうした中身についての質疑はございませんでしたので、以上で報告を終わります。
○議長(小林 太) 17番、清水 勝議員。
○17番(清水 勝) 私は、監査委員さんも話があったように、民法上の請求権の延長制度もできているんです。これは、私は議会側からも有効に執行部に生かす中で、未収金対策を対応してほしいということを求めるべきではなかったかなということをもう少し意見として申し上げておきます。
病床確保の関係について、6,000万円少々の医業外収益があったと思います、コロナ関係の病床確保については。私がお聞きするのは、コロナの接種、注射の件で、これ、医業収益になると思います、医業収益に。これがどのくらいあったのかなということも含めて、お聞きしたところであります。当然私は、病床確保に対しての国県からの補助金等については、これは医業外収益だと私は思っております。今、委員長は医業収益だということで言われますけれども、そういう点について、もう一遍確認をしておきたいと思います。
○議長(小林 太) 先ほど15番、月森和弘議員が述べられたことで、ただいまの清水議員の発言は御意見、御見解と受け止めさせていただきます。
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) ないようでありますので、以上で
公営企業会計決算審査特別委員長報告に対する質疑を終結いたします。
ここで10分間休憩いたします。
午前10時00分 休憩
午前10時10分 再開
○議長(小林 太) 続いて、
総務教育委員長の報告を求めます。
10番、胡摩田弘孝議員。
[10番 胡摩田弘孝 登壇]
○10番(胡摩田弘孝) 皆さん、お疲れさまでございます。
それでは、9月定例議会で総務教育委員会に付託されました予算案件1件、条例案件4件につきまして、9月12日、委員6人中、和田章一郎議員さんが所用のため欠席のため、5人で委員会を開催し、その審査を終えております。
当日は、船木副市長、武田教育長をはじめ、関係部課長の御出席の下、慎重に審査を行いました。
なお、清水 好議員、柿田賢次議員より傍聴希望がございましたので、これを許可いたしました。
初めに申し上げますが、当委員会に付託されました議案については、出席議員全会一致で原案可決であります。
それでは、各議案に対する主な意見と質疑について報告をいたします。
まず、議案第29号、令和4年度大田市
一般会計補正予算(第5号)(歳入、所管歳出)について。
初めに、財政課長より主な歳入予算について説明があり、7月末に国の交付税の決定があり、普通交付税が83億1,900万円余り、臨時財政対策債は1億2,800万円余りとなった。当初予算との差額が2億8,200万円余り増額となっており、このたびの補正として計上している。
新型コロナ対策及び燃料費、物価高騰等の対策関係で1億2,500万円余りを今回補正に一部充当し、残り4,500万円余りについては、今後活用を検討したいという説明がございました。
続いて、歳出について、政策企画部まちづくり定住課の定住促進事業の補正には、委員から以前の空き家対策調査と今回の事業の違いや過去に実施をした調査データの活用について問いがあり、答弁では、空き家調査は毎年度実施をしており、今回の調査費は継続実施をしている調査事業が県の補助対象になったため、財源組替えをするものである。これまで空き家調査については、「どがどが」で掲載するため、宅建協会に年間20件から30件程度の調査を委託をしている。今回は、島根県空き家バンク登録支援事業補助金を充当し、40戸の現状調査をしたいという説明でございました。
続きまして、おおだ
縁結びサポート事業、委員から人口減少に歯止めをかけるためにも、実績のある大田はぴこ会への支援は必要であり、今後も予算の確保や他の市町村とも連携をして成功率の向上に努めていただきたいという意見に対し、本事業は、島根県縁結び事業市町村補助金を活用し、実施をしてきたが、今年度より市町村結婚支援強化交付金に一本化されることに伴う人件費の補正である。今後も企業訪問や県と連携をしながら結婚支援を図っていきたいという答弁でございました。
次に、スマートシティ推進事業については、現在の導入台数や今後の整備内容、職員への活用等について質疑があり、答弁では、昨年度から管理職対象に85台を配備、今年度4月には75台、このたびの補正で65台を導入を予定をしている。全職員に配置をするには、まちセン等を含めると700台程度が必要となるが、今回の整備を併せて、ノートパソコンとタブレットを必要に応じ、すみ分けをしながら順次配備をしたいという答弁でございました。
さらに、委員からは、タブレットの導入は職員の業務負担の軽減や事務の効率化につながっているのかという問いに、決算書や会議等、これまで紙ペーパーの資料作りにかなりの手間や時間がかかったが、タブレットにすることにより、ペーパーレスによる資材経費の削減や資料作りの負担軽減ができている。あわせて、コロナ禍の中、テレワークによる電子決裁システムの活用や情報共有による業務の効率化が図られているという説明に、委員からは、市役所1階の事務の効率化や整備が遅れているように思うがという問いに対し、答弁では、住民情報システムや地方税共通納税、公共ネットワーク等の業務は統合できないため、業務がより複雑化をし、仕事量が増加する傾向にある。今後は、分散勤務やシステムに運用を合わせていくような業務指示や心のケア等を含め、業務改善を図っていきたいという答弁に、さらに委員からは、業務の先送りは好ましくない。一刻も早く職場環境の整備や業務量の平準化、適正化をお願いしたいという強い意見がございました。
続いて、まちづくりセンター改修事業では、宅野まちづくりセンターの建設年度やアスベストとの関係について質疑があり、答弁では、昭和55年に建設をされたもので、他の公共施設と同様、改修工事に合わせてアスベスト調査を実施するという説明でございました。
次に、大田市共創による地域交通形成支援事業については、委員から、地域内交通の確保は井田地区だけの問題ではない、今後、他の地域にも波及が進むのか、地域交通の確保には法人化が必要なのか、事業の継続や財源の確保について質疑があり、答弁では、運送は法人格の必要はないが、車を使用して運行するには法人のような組織化が必要となってくる。運行は基本的には赤字運送とはなるが、運用の継続には資金調達や財源確保、運送手段や運用の範囲、経費負担などの課題があるという説明に、委員からは、限られた地域だけの運用では運用範囲やコスト面で限界があるのではないかという問いに、単一の地域だけで考えると大変厳しい面があるが、既存の運送業者さんや生活圏の関係があるため、一つ一つの課題について整理をしながら、地域の皆さんと共に相談をしながら事業を進めたいという答弁でございました。
続いて、総務部人事課の特別職報酬等審議会経費について、構成メンバーの素案や権限について質疑があり、答弁では、前回開催されたメンバー構成を参考にしながら、10人以内、4割を女性の方に、をもって組織し、市長が任命することになる。諮問事項については、1、議員報酬、2、市長、副市長及び教育長の給料額で、今年度10月から11月にかけて3回程度の開催を予定をしている。市長の決定を拘束するものではなく、検討結果を答申するものと説明がございました。
次に、総務部税務課所管の地方税共通納税システム改修に伴う基幹税システム改修費事業について、委員より、令和7年度に全国統一の様式が想定されるが、この場合、再度システムの改修が必要になると思われるがという問いに対し、指摘をいただいたように、全国統一様式の際には改めてシステム改修が必要となるが、今年度中に運用テストを開始する必要があるため、今回予算に上げたという説明がございました。
次に、消防部総務課所管の新型コロナ感染症対策事業では、救急及び啓発活動で活用する感染防止衣、それから高濃度マスク、訓練用の人形等の整備、消防団員報酬直接支給準備事業では、団員報酬の個人支給のための
システム改修費及び事務費、消防団員公務災害防止活動援助事業では、消防団員の防火衣4着について整備をしたいという説明がありました。
続きまして、教育委員会総務課所管の情報教育推進事業では、GIGAスクールの本格運用において、無停電装置及び保管庫の整備事業をしたいという説明に電源確保可能な時間や保管庫の詳細について問いがあり、無停電装置は2時間から4時間程度の停電に対応できるもので、データの損失、ファイルの崩壊等の防止、保管庫については、機器の温度上昇を抑えるための保管ボックスという説明がございました。
さらに、校舎等施設改修事業については、市内の小・中学校の特別教室のうち、使用頻度が高い音楽室において、コロナ感染症対策の一環としてエアコンを設置するものという説明がございました。委員からは、体育館等へのエアコンの設置はどうかという問いがありまして、答弁では、体育館は床面積も広く、天井も高いことから、冷暖房の効率は悪く、大変高価なことから、全国的にも5%程度の普及、県内でも1か所の設置にとどまっているという答弁で、このため、今のところは設置は考えていないという答弁でございました。
次に、川合・池田小学校統合事業につきまして、令和5年度、池田小学校と川合小学校の統合を円滑に進めるため、両校の児童の交流学習の実施、池田小学校の閉校記念事業、関係備品の運送経費や環境整備等を行う経費ということで説明がございました。
次に、石見銀山課所管のICT等に係る石見銀山多言語解説整備事業では、看板を作成をされる際にユニバーサルデザインフォントを使用してはどうかという問いに、事業はこれからであり、参考にさせていただきたいという答弁でございました。
続いて、条例について報告をいたします。
議案第33号、大田市職員の育児休暇等に関する条例の一部を改正する条例制定について、これについては、特に意見はございませんでしたけれども、説明では、今年10月より地方公務員の育児休暇等に関する法律の改正に伴い、育児休暇の取得改善等の措置をするための条例制定であるという説明でございました。
続いて、議案第34号、大田市税条例等の一部を改正する条例制定について、これについては特に意見はございませんでした。
続いて、議案第39号、大田市消防団員の定員、任免、給与及び服務等に関する条例の一部を改正する条例制定について、委員からは、消防団員の定数や施設の統廃合、報酬の個人支給について質疑があり、答弁では、団員定数844名に対し、実人員826名、充足率98%で、定員割れの状況である。今後、高齢化や人口減少が進む中、定員確保はなかなか厳しい状況にあるため、各分団と御協議、相談をしながら、今後定数については検討したい。あわせて、詰所の統廃合についても、団員の利便性や集まりやすい環境づくりが必要だというふうに考えている。報酬の個人支給については、今までは各分団ごとに支給をしていたが、国の方針もあり、個人支給に変更する。各分団の必要な経費等については、別途予算化をする。さらに、委員からは、消防団員に限らず、人権擁護委員さんや民生委員さんの報酬、その他の手数料について、業務内容と報酬のバランスが図れていない面もあるかと思われるので、全庁的に見直しを検討する必要があるのではないかという意見も出されたところでございます。
最後に、議案第40号、
大田市立学校設置に関する条例の一部を改正する条例制定について、これについては特に意見はございませんでした。
なお、可否判定では、委員会での議論を執行部はしっかりと受け止めていただきたいという意見がございました。
以上、総務教育委員会に付託されました予算案件1件、条例案件4件につきまして、報告のとおり、原案可決でございます。議員各位の賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、委員長の報告とさせていただきます。
○議長(小林 太) ただいまの
総務教育委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御質疑なしと認めます。
続いて、民生委員長の報告を求めます。
9番、森山幸太議員。
[9番 森山幸太 登壇]
○9番(森山幸太) 民生委員長の森山幸太でございます。
去る9月9日に本会議におきまして民生委員会に付託されました予算案件4件につきまして、9月13日、委員全員出席の下、委員会を開催し、審査を終えておりますので、その結果と審査の過程の主な質疑、可否判定での意見について御報告を申し上げます。
当日は、船木副市長をはじめ、林
健康福祉部長、楫野
環境生活部長、糸賀病院事務部長ほか関係する担当課長出席の下、慎重に審査を行いました。
なお、清水 好議員、柿田賢次議員、伊藤康浩議員より傍聴の希望があり、許可いたしました。
初めに、議案第29号、令和4年度大田市
一般会計補正予算(第5号)(所管歳出)については、全会一致、原案可決であります。
主な質疑と意見について申し上げます。
子ども保育課による臨時休業に伴う放課後児童クラブ特別開所支援事業799万円について、小学校や放課後児童クラブに対する新型コロナ感染症対策の補助金制度における財源の状況はいかがかとの質疑に、状況によって変動すると思うが、今後を想定して、ある程度の予算は組んであるとの答弁でした。
国県補助金等返還金910万5,000円について、返還金と国県の補助金はかみ合っているのかとの質疑に、追加交付を受ける場合に、補助金の場合は受けれるものと受けれないものがある。そのため、あらかじめ多めに申請することによって返還金が発生するため、かみ合わない場合があるとの答弁でした。
子ども家庭支援課による母子保健活動事業277万5,000円について、市民の方に不妊、不育症に対する助成が拡大することについての周知方法はいかがかとの質疑に、医療機関への周知はもとより、大田市の広報誌、ホームページ、アプリなどで広く周知していくとの答弁でした。
医療政策課による地域医療確保対策事業67万9,000円について、新型コロナウイルス感染者の自宅療養者の健康管理はどの程度の状況で行っているのかとの質疑に、県から受託して訪問看護ステーションと市が実施している。午前と午後に電話連絡をして、健康状態を報告書にまとめて、県に報告している。また、療養者にはそれぞれ診療所の先生が割り当てられているので、先生と連携を取りながら対応している。なお、県がシステムを導入して本人がスマホなどを使って申請をする場合もあるとの答弁でした。
意見として、コロナによって学校などが臨時休業する場合に、家族は仕事を休まざるを得なくなる。今後もコロナ対策にしっかりと取り組んでほしい。また、中山間地域の方の対応にも引き続き取り組んでほしいとの意見がありました。
続いて、議案第30号、令和4年度大田市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)については、全会一致、原案可決であります。
10月から後期高齢者の窓口負担割合が一定以上の所得のある人は2割負担になる見直しをされるが、影響はいかがかとの質疑に、様々な医療制度がある中で、その点も説明しながら対応していく。いずれにしても国の決定なので粛々と事務をさせていただくとの答弁でした。
反対意見として、保険証を郵送することによる補正は致し方ないところであるが、決して今後は2割負担になる方もゆとりがあるわけではない。2割負担になる方の先を考えるとどうなるのか分からない状況である。国の決定ではあるが、納得できないとの反対意見がありました。
可否判定における意見として、医療費負担に苦労されている方もいる。丁寧、懇切に対応してほしいとの意見がありました。
続いて、議案第31号、令和4年度大田市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)については、全会一致、原案可決であります。
介護保険の利用者負担については、いかがとの質疑に、6月までは財政支援があったが、10月からはこれまでのサービスと同じように上乗せがあり、利用者と保険者で負担をしていくとの答弁でした。
意見として、介護保険において、事業所に対して10月からの報酬改定についての周知を徹底してほしいとの意見がありました。
続いて、議案第32号、令和4年度大田市
病院事業会計補正予算(第2号)については、全会一致、原案可決であります。
新型コロナウイルス感染者対策の中で、発熱患者の対応や待機場所についてはいかがかとの質疑に、まずは、病院に電話連絡をしてもらい、車内で待機をしてもらっている。そして、救急外来で検査の後に、陰性であった患者に中に入ってもらい、待機場所にて待機をしていただいてから、受診の形を取っているとの答弁でした。
意見として、コロナ対策において、第8波も想定される中で、十分に対応してほしいとの意見がありました。
可否判定における意見として、10月からの窓口業務の関係についても、変化する状況が出てくるが、今後もコロナ体制を加味する中で対応してほしいとの意見がありました。
以上、民生委員会に付託されました議案につきまして御報告いたしました。議員各位の御賛同をお願い申し上げ、委員長報告とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(小林 太) ただいまの民生委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御質疑なしと認めます。
続いて、
産業建設委員長の報告を求めます。
8番、根冝和之議員。
[8番 根冝和之 登壇]
○8番(根冝和之)
産業建設委員長の根冝和之でございます。
私は、本定例会で産業建設委員会に付託されました議案第29号の予算案件1件、議案第35号、36号、37号、38号の条例案件4件について、9月14日に産業建設委員会を開催し、委員全員出席の下、質疑応答を交えながら審査いたしましたので、その経過と結果、意見について報告いたします。
なお、当日は、船木副市長、上西部長、尾田部長、大國技監らに出席していただき、各担当課長より資料に基づく詳細な説明がありました。
また、伊藤議員の熱心な傍聴がありました。
それでは、まず、議案第29号、令和4年度大田市
一般会計補正予算(第5号)(所管歳出)の審査結果ですが、全会一致、原案可決でありました。
審査での主な質疑は、産業企画課の企業立地奨励金と経営維持支援金給付について、奨励金の効果はどうか、支援金給付システム構築費用は削減できないのかとの質問に対して、奨励金については、現在7社の企業進出と32名の雇用創出があり、そのほとんどが地元雇用であること、また、女性の就業割合が高いことからも高い効果があったと考えている。支援金給付システムについては、前回のものを再利用するため、費用負担は比較的少ないと考えているとの答弁でした。
観光振興課の観光地受入れ環境整備については、発電機を1台購入しているが、使用場所はどこかとの質問に対して、清水寺の駐車場は電源が取りにくいので、そこに発電機を置き、ミストファンを使用したいとの答弁でした。
農林水産課の麦大豆産地生産性向上事業と農産物生産振興販売促進事業について、該当する農事組合法人は以前にも大きな投資をしていたが、経営は大丈夫か、農業再生協議会に予算措置を行う理由は何かとの質問に対し、農事組合法人は高収益作物への転換を実際に進めるなど、経営安定化に向け努力しており、支援したい。農業再生協議会は国の戦略作物や水田園芸の拠点づくりに向けた実証等への支援をしており、そのために必要な予算措置を行っているとの答弁でした。
漁船導入促進事業については、リース船は導入後の使い勝手が悪いとも聞いたが、どうかとの質問に対して、現在のリース船はオーダーメードであり、使いやすいと聞いている。申請はまだあるので、今後も検討したいとの答弁でした。
建築営繕課の空き家対策事業について、除去事業への申請もなく、地域で危険視されている物件についての対応はどうか、道路側の瓦だけでも除去するなど、部分的な措置はできないのかとの質問に対して、所有者が分かる物件は管理指導文書を送付しているが、分からない物件も多い。行政代執行や略式代執行の手段を取るにも時間と労力、予算の問題がある。仮に部分的であっても、不用意に手をつけると訴訟の原因となる可能性があるので、専門家のアドバイスを受けながら適切に対応できる仕組みづくりを検討したいとの答弁でした。
委員からは、空き家が増えている現状において、補正ではなく、当初予算を増やすべきではないかとの意見がありました。
最後に、補正予算案件に対する産業建設委員会附帯意見として、大田市は企業立地奨励金を支給するだけではなく、今後も企業育成の協力や必要な支援を続け、より一層の雇用増加などの成果につなげていただきたいでありました。
以上、議案第29号の審査における主な質疑と委員からの意見、委員会付託意見でありました。
次に、議案第35号、大田市
森林総合利用施設三瓶こもれびの広場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について、審査結果は、全会一致、原案可決でありました。
主な質疑として、該当する施設は指定管理期間中であり、島根県と大田市が北の原上下水道施設における費用負担等について覚書を締結している話もあった。そうした状況で売却のため条例改正して大丈夫なのかとの質問に対し、施設売却した時点で指定管理は終了となる。覚書などは今後、島根県と大田市、事業者とで協議していく。そのことは事業者側にも伝えてあるとの答弁でした。
産業建設委員会附帯意見として、条例から削除する施設は、国立公園内で県立施設の前にあることから、売却後の用途や転売、空き店舗になった際の環境、景観への影響、上下水道施設等の維持管理負担や覚書の取扱いなどについて懸念の声がある。関係者同士で詳細な協議を行い、必要なら文書化するなどして、後日問題が起こらないように努めながら手続を進めていただきたいであります。
以上、議案第35号の審査における主な質疑と委員会附帯意見でありました。
次に、議案第36号、大田市
石見銀山龍源寺間歩の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について、審査結果は、賛成多数、原案可決でありました。
主な質疑としては、指定管理制度を導入する理由は何か、市直営と指定管理では、維持管理業務に違いがあるのかとの質問に対し、間歩の入場者数減少などの現状を鑑みて、地域運営により新たなノウハウなどを取り入れたほうがよいと判断した。維持管理の基本業務は直営、指定管理とも同じであり、電気設備や坑道の保守管理は今までも委託としていた。指定管理の仕様書にも今までと同様の業務を記載していくとの答弁でありました。
委員からは、世界遺産の一部であり、市直営で責任を持って管理することが必要ではないかとの意見もありました。
産業建設委員会附帯意見として、間歩入場料は大田市にとって貴重な収入であり、条例改正による指定管理制度の導入にかかわらず、大田市として収入増加の努力は今後も続けていただきたい。また、入場料による収益は地元だけではなく、大田市全体の利益につながるように使用していただきたいでありました。
以上、議案第36号の審査における主な質疑と委員からの意見、委員会附帯意見でありました。
次に、議案第37号、大田市手数料条例の一部を改正する条例制定について、審査結果は全会一致で原案可決でありました。
委員からは、今回の条例改正の要点は何かとの質問に対して、今回は建築行為を伴わない既存物件でも要件を満たせば、維持保全計画の認定を受けることができるのが要点であるとの答弁でした。
意見については、特にありませんでした。
次に、議案第38号、大田市
一般市営住宅管理条例の一部を改正する条例制定について、審査結果は、全会一致で原案可決でありました。
主な質疑では、他の教職員住宅の現状についてはどうなのかとの質問に対して、現状は把握していないが、利用できる物件があれば、今後も一般市営住宅として活用を検討していきたいとの答弁でした。
意見は特にありませんでした。
以上、産業建設委員会に付託されました全ての案件について、審査の経過と結果、意見などを述べさせていただきました。執行部におかれましては、本委員会からの意見を今後の事業に生かしていただけるようお願いするとともに、議員各位の御賛同もお願いいたしまして、産業建設委員会委員長報告といたします。
○議長(小林 太) ただいまの
産業建設委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御質疑なしと認めます。
◎日程第2 討論・表決
○議長(小林 太) 日程第2、これより本案16件について、討論・表決を行います。
まず、議案第25号を討論に付します。
本案について、討論の通告がありますので、順次発言を許します。
初めに、7番、亀谷優子議員。
[7番 亀谷優子 登壇]
○7番(亀谷優子) おはようございます。日本共産党の亀谷優子です。
議案第25号、令和3年度一般会計及び特別会計の決算認定について、日本共産党大田市議団を代表いたしまして反対討論を行います。
今地方は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、医療や福祉の現場、中小業者の経営をはじめ、広く市民生活が疲弊しています。これまでの新自由主義的な政策の下で、安全・安心を脅かすような規制緩和、そして、公共サービスや社会保障の弱体化が進められてきました。しかし、コロナ禍の下で、公衆衛生、医療、福祉をはじめとする公共の大切さ、役割が再認識されたのではないでしょうか。行き過ぎた行財政改革は根本的に見直し、公共サービス、医療、福祉、産業政策を住民の暮らしを支えるという視点で転換するべきではないでしょうか。
今、大田市政に求められるのは、基本的人権の保障や住民福祉の増進という自治体本来の役割を発揮して、何よりも新型コロナの感染拡大防止、そして、市民の命を守るための責任を全うすることです。とりわけPCR検査の拡充をはじめとする公衆衛生体制の強化、公的医療、福祉サービスに対する強力な支援、さらに、地域の産業を守るための施策の充実、そして、企業誘致頼みではなく、地域内で経済が循環するような、そうした政策への転換が求められています。
令和3年度の一般会計、特別会計は、実質単年度収支額はともに黒字となりました。新型コロナのワクチン接種や子育て世帯への臨時特別給付金事業、住民税非課税世帯に対する給付金事業や、豪雨による農地の災害復旧事業など、コロナ対策、災害からの復旧などが数多くありました。市職員の皆さんのきめ細やかな対応によって、市民の方々の暮らし、日常生活を支えることにつながりました。PCR検査の検査費用補助や備品購入補助などをはじめ、コロナ対策を強めたことによって、市民の命と健康を守ることにつながりました。今後も、新規感染者数の増減を繰り返しながら、新たな変異株が出現する可能性もあり、引き続きコロナ対策の強化が必要です。
しかしながら、自治会や地域における様々な活動への補助が弱まる面もあり、一見、少しぐらい減額しても大したことはないだろうと思われるようなことでも、市民にとって大きな影響があります。地方自治体の役割は、地方自治法に規定されているとおり、住民の福祉の増進です。市民の暮らし、福祉を守る役割を果たすことが求められています。
次のような予算措置や対応を求めたいと思います。
第1に、社会保障についてです。実質賃金、そして、年金も減少している下で、民生費、衛生費などの社会保障予算に思い切って力を注ぐべきではないでしょうか。介護保険では、制度開始当初と比較し、基準保険料が2倍以上の水準となり、さらに、高過ぎる国保料は家計を圧迫しています。保険料利用者負担の軽減策を講じるなど、人間としての尊厳を守る社会保障を抜本的に強化することを求めます。
第2に、新型コロナの感染拡大防止についてです。令和3年度も様々な事業が行われていますが、医療機関や福祉施設に対する公費でのPCRなどの検査を実施するなど、新型コロナの感染拡大防止と、市民の命を守る施策をさらに講じるべきです。
第3に、産業振興についてです。この間の消費税増税、市内の中小業者をさらなる経営困難に陥れ、新型コロナによってダメージをさらに受けています。経済を立て直す決め手は、消費税5%への緊急減税です。そして、コロナで苦境に立たされている事業者へのさらなる直接支援もまだまだ必要です。そして、誘致企業頼みの産業振興ではなく、地域に根を張って頑張る企業や地場産業の育成に重点を置き、内発型、循環型の地域経済を目指した地域振興策を推進するべきではないでしょうか。
第4に、農業についてです。TPPや日欧EPA、日米FTAなど、輸入自由化路線にはきっぱり反対しなければいけません。農家の方々からは、小規模農家や家族農業に目を向けてほしい。高収益作物だけではなく、多品目を作っていけるような補助を何とか出してほしい。何か事業を始めるときだけ、最初だけではなく、事業を継続するための支援を続けてほしいなどの声も寄せられています。価格保障、所得保障を行って、持続可能な農業経営を実現するべきです。
第5に、保育についてです。新しく民間の認定こども園が開園されましたが、行政が責任を持って公立の保育園を運営することが地域を守ることにつながると考えています。
第6に、マイナンバー制度についてです。マイナンバーの利便性が強調されますが、個人情報を漏えいさせない完璧なシステムはありません。マイナンバーの推進は今からでもやめるべきです。
第7に、学校図書館司書についてです。これまで各学校専任だった図書館司書が兼務となり、それぞれの学校からは、専任に戻してほしいなどの要望も出されているところです。学校図書館司書の専任配置を求めます。
以上の点を申し上げて、令和3年度一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定についての反対討論といたします。
○議長(小林 太) 次に、13番、松村信之議員。
[13番 松村信之 登壇]
○13番(松村信之) それでは、私は、今議会に上程されております議案第25号、令和3年度大田市一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定について、賛成の立場で討論をいたしますので、よろしくお願いいたします。
昨年度の当市を取り巻く国県の状況に目を向ければ、オリンピックが1年遅れで開催されたものの、新型コロナウイルス感染症の広がりにより、様々な事業が中止となりました。市民生活や産業界の対策に追われ、国からの臨時交付金を活用し、様々な施策が展開されたことは議員各位御存じのとおりだと思います。
そのような中、アフターコロナを見据え、第2次大田市総合計画に目配りをしながら行財政改革、定住施策や産業振興策、教育行政、市民の安心・安全を確保する市民サービスなど、各分野にわたり施策が実行されたところでございます。
以下、具体的な賛成理由を申し上げます。
歳入は、市税や法人事業税交付金、地方特別交付金の増があったものの、国庫支出金や繰入金の減などにより、歳入に占める自主財源は60億9,010万7,000円であり、21.1%となっております。
続いて、歳出でございます。
政策企画部情報企画課の繰越事業である第2期ケーブルテレビエリア光化促進事業では、全市に光ケーブルの敷設が完了し、高速通信環境が整ったことで、災害対応や視聴環境が向上いたしました。
また、健康福祉部の新型コロナウイルス感染症対策事業、中でもワクチン接種事業は、1回から3回までの接種が行われ、感染率の減少を見たところでございます。
次に、環境生活部におきましては、新可燃ごみ処理施設の負担金17億4,100万円や大型じんかい車購入事業、また、し尿処理施設改修事業など、市民生活の要と言える整備を進めることができております。
産業建設分野では、大田市駅前周辺東側土地区画整理事業や令和4年1月に開業した仁摩地区道の駅ごいせ仁摩整備事業などの大型ハード事業へも取り組んだところでございます。
上下水道部所管では、下水道事業、浄化槽設置事業など、基本的なインフラ整備、消防部にあっては、消防団車両等更新整備事業や消防団員公務災害防止活動援助事業などの整備の充実や安全確保が図られております。
次に、教育分野としては、学力・教育力向上プロジェクト事業、教育魅力化コーディネーター配置事業、高校コンソーシアム運営支援事業など、児童生徒の学力向上への支援が行われております。また、石見銀山基金事業では、様々な事業に支出され、官民共同の取組を支援しております。
以上、幾つかの例を挙げ、賛成理由を述べさせていただきました。
結果として、一般会計と特別会計を合わせた決算総額としては、歳入が406億9,383万円、歳出が395億1,813万3,000円であり、差引き額11億7,569万7,000円の黒字であります。市債残高としては、一般会計ベース320億1,792万9,000円で、対前年度9億2,319万7,000円の増であります。
一方、
財政調整基金と減債基金、特定目的基金の合計は52億7,492万9,000円であり、1億2,851万8,000円の減となっております。また、大田市の財政の健全化に関する指標では、実質公債費率は12.1%、将来負担比率が88.3%であり、いずれも早期健全化基準を下回っております。
以上、令和3年度の決算認定に関しましては、様々な状況を考慮しつつ、市民への還元と大田市の活性化など、各分野のバランスが取れた決算状況であると思われ、賛成討論といたします。
以上、議員各位の御賛同をお願い申し上げ、賛成討論を終わります。
○議長(小林 太) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。
これより本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案認定であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(小林 太) 起立多数であります。
よって、議案第25号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第26号を討論に付します。
本案について、討論の通告がありますので、発言を許します。
5番、宮脇康郎議員。
[5番 宮脇康郎 登壇]
○5番(宮脇康郎) 日本共産党の宮脇康郎です。
日本共産党市議団を代表いたしまして、議案第26号、令和3年度大田市
水道事業会計利益の処分及び決算認定について、認定せずの立場で討論いたします。
地方公営企業法第6条の経営の基本原則には、常に企業の経済性を発揮するとともに、その本来の目的である公共の福祉を増進するように運営されなければならないと規定されています。しかし、大田市の水道料金は、県下トップクラスとなり、市民からも引下げの声が高まっています。受水費の軽減や必要な財源の投入などで良質な水を低廉に使えることこそが必要です。よって、令和3年度の
水道事業会計利益の処分及び決算は認定できません。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(小林 太) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。
これより本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決及び認定であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(小林 太) 起立多数であります。
よって、議案第26号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第27号を討論に付します。
本案について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 討論なしと認めます。
これより本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案認定であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(小林 太) 起立全員であります。
よって、議案第27号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第28号を討論に付します。
本案について、討論の通告がありますので、発言を許します。
5番、宮脇康郎議員。
[5番 宮脇康郎 登壇]
○5番(宮脇康郎) 日本共産党の宮脇康郎です。
日本共産党市議団を代表いたしまして、議案第28号、令和3年度大田市
病院事業会計決算認定について、認定せずの立場で討論いたします。
市立病院は、令和2年、新病院に移転し、令和3年度をもって全ての整備を完了いたしました。新型コロナの感染拡大の中、医師、看護師、病院職員の皆さんの日々の御奮闘に心から敬意を表したいと思います。
地域医療の中核をなしている公立病院として重要な役割を果たしていることから、引き続き市民の命と健康を守り、地域の健全な発展、医療水準の向上に努められることを期待したいと思います。しかしながら、市民誰もがひとしく市立病院で受診できるように、紹介状のない場合の加算料や差額ベッド料の徴収など、保険外負担の選定療養費は廃止し、保険証1枚でかかれる公的医療保険制度の充実に努めるべきと考えています。
また、希望する看護師に対し、2交代勤務が行われていますが、看護師の健康悪化につながりかねない労働環境の改善を求めます。
よって、令和3年度の病院事業会計には認定できません。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(小林 太) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。
これより本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案認定であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(小林 太) 起立多数であります。
よって、議案第28号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第29号を討論に付します。
本案について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 討論なしと認めます。
これより本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
各委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(小林 太) 起立全員であります。
よって、議案第29号は、各委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第30号を討論に付します。
本案について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 討論なしと認めます。
これより本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御異議なしと認めます。
よって、議案第30号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第31号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御異議なしと認めます。
よって、議案第31号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第32号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御異議なしと認めます。
よって、議案第32号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第33号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御異議なしと認めます。
よって、議案第33号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第34号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御異議なしと認めます。
よって、議案第34号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第35号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御異議なしと認めます。
よって、議案第35号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第36号を討論に付します。
本案について、討論の通告がありますので、発言を許します。
5番、宮脇康郎議員。
[5番 宮脇康郎 登壇]
○5番(宮脇康郎) 日本共産党の宮脇康郎です。
日本共産党市議団を代表して、議案第36号、大田市
石見銀山龍源寺間歩の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について、反対の討論を行います。
本条例改正は、大田市
石見銀山龍源寺間歩の管理に指定管理者制度を導入することに伴い、所要の改正を行うものです。
龍源寺間歩は、登録されている世界遺産石見銀山の一部を担うものであり、何より公共性が担保され、健全な維持、管理、保存が必要です。その点で、人件費の抑制、担当する観光振興課の業務の軽減などを指定管理の理由としていることは、疑問を感じざるを得ません。平成22年度の検討では、龍源寺間歩は、優良な収益施設であり、経費節減も図っているとし、当面、直営とされた経過があります。市として、世界遺産の適切な維持、管理、保存が求められる以上、その管理を指定管理者制度導入によって他団体に委ねることには反対いたします。議員各位の御賛同をどうかよろしくお願いいたします。
○議長(小林 太) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。
これより本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(小林 太) 起立多数であります。
よって、議案第36号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第37号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御異議なしと認めます。
よって、議案第37号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第38号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御異議なしと認めます。
よって、議案第38号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第39号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御異議なしと認めます。
よって、議案第39号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第40号を討論に付します。
本案について、討論の通告がありますので、発言を許します。
7番、亀谷優子議員。
[7番 亀谷優子 登壇]
○7番(亀谷優子) 議案第40号、
大田市立学校設置に関する条例の一部を改正する条例についてです。
本条例改正は、児童数の減少により、池田小学校を廃校にし、川合小学校と統合するためのものです。
地域の学校がなくなることについて、池田小学校の生徒や地元の方々、保護者、教職員などからは、複雑な思いが聞かれます。低学年の生徒がいないことや、今後も人口減少が続くことなどから、学校の統廃合については、致し方ないという受け止めをされる方もおられます。しかしながら、地域から学校がなくなるということがさらなる地域の衰退に拍車をかけることにつながりかねないのではないかという懸念もあり、本条例案については賛同できません。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(小林 太) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。
これより本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(小林 太) 起立多数であります。
よって、議案第40号は、委員長の報告のとおり決しました。
◎日程第3 市長提出議案(人事案件)上程[提案理由説明・質疑・討論・表決]
○議長(小林 太) 日程第3、市長より人事案件が提出されておりますので、本日の会議に付議いたします。
まず、議案第44号、
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
楫野市長。
[市長 楫野弘和 登壇]
○市長(楫野弘和) 提出いたしております議案第44号、
教育委員会委員の任命につき同意を求めることにつきまして、提案理由の説明を申し上げます。
大田市
教育委員会委員であります木村貴子氏の任期が本年11月28日をもって満了となります。
つきましては、その後任として、お手元の議案に掲げておりますとおり、岩谷律子氏を任命いたしたいと考えますので、議会の御同意をいただきますようお願い申し上げます。
なお、参考までに、委員は5名でございまして、任期は4年でありますことを申し添え、提案理由の説明を終わります。
○議長(小林 太) ただいまの説明について、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本案は、討論を省略して直ちに採決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御異議なしと認め、本案を採決いたします。
本案は、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(小林 太) 起立全員であります。
よって、議案第44号は、原案に同意することに決しました。
続いて、議案第45号から議案第47号までの
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについての3件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
楫野市長。
[市長 楫野弘和 登壇]
○市長(楫野弘和) 提出いたしております議案第45号から議案第47号、
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることにつきまして、提案理由の説明を申し上げます。
大田市人権擁護委員であります松浦英篤氏、龍 文子氏、大谷久夫氏の任期が本年6月30日をもって満了となりました。松江地方法務局長から後任の
人権擁護委員候補者の推薦依頼がありましたので、お手元の議案に掲げておりますとおり、髙野明日菜氏、月森美帆氏、岩根礼子氏をそれぞれ推薦いたしたいと考えますので、議会の御意見をいただきますようお願い申し上げます。
なお、参考までに、委員は12名でございまして、任期は3年でありますことを申し添え、提案理由の説明を終わります。
○議長(小林 太) ただいまの説明について、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本案3件は、討論を省略して直ちに決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御異議なしと認め、本案3件を採決いたします。
まず、議案第45号について、原案のとおり推薦することに異議なく同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(小林 太) 起立全員であります。
よって、議案第45号は、原案のとおり推薦することに異議なく同意することに決しました。
続いて、議案第46号について、原案のとおり推薦することに異議なく同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(小林 太) 起立全員であります。
よって、議案第46号は、原案のとおり推薦することに異議なく同意することに決しました。
続いて、議案第47号について、原案のとおり推薦することに異議なく同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(小林 太) 起立全員であります。
よって、議案第47号は、原案のとおり推薦することに異議なく同意することに決しました。
◎日程第4 行革・
公共施設調査検討特別委員長中間報告
○議長(小林 太) 日程第4、特別委員会の中間報告についてを議題といたします。
お諮りいたします。
行革・公共施設調査検討特別委員会に付託中の行財政改革・自治体DXの推進及び新庁舎建設を含む公共施設適正化に関する調査検討並びに意見具申の件について、会議規則第47条第1項の規定により、この際、中間報告を求めることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会の中間報告を求めることに決しました。
行革・
公共施設調査検討特別委員長の報告を求めます。
13番、松村信之議員。
[13番 松村信之 登壇]
○13番(松村信之) それでは、令和4年第4回市議会定例会で設置されました行革・公共施設調査検討特別委員会の中間報告をいたします。
当特別委員会は、これまで7月11日と8月8日の2回、委員会を開催しております。その意見、審議内容について御報告いたします。
まず、第1回目の7月11日、委員9名全員参加の下、初めに小林議長から御挨拶をいただき、その後、年長委員である清水 勝委員により正副委員長の互選が行われ、指名推選にて、不肖、私、松村が委員長に、副委員長には清水 勝委員が選任されました。
最初に、私より、今回のこの委員会設置の目的は、1つに行財政改革、2つには公共施設の適正化、その中には、大田市役所本庁舎の整備について、しっかり協議し、回答するよう求められているが、この特別委員会に課せられている旨を伝えて、改めてお伝えし、今後の特別委員会の進め方について、委員全員からの御意見をお聞きいたしました。
委員からは、前回の特別委員会の指摘事項を精査しつつ、要点を絞り、目的を持って、また、開催回数を増やすなど、検討するべきとの意見があり、次回、8月には行財政改革実施計画の令和3年度における取組状況について協議及び質疑をすることにいたしました。
そして、第2回目は、8月8日に委員9名全員参加の下、船木副市長、大谷総務部長、尾田建設部長をはじめ、各担当課長の出席を得、宮脇議員、伊藤議員、新日本婦人の会の皆様の傍聴がありました。
初めに、船木副市長の御挨拶をいただいた後に、3つの付議事件について質疑いたしましたので、その主な質疑について御報告をいたします。
まず、1点目ですが、行財政改革実施計画の令和3年度における取組状況についてであります。
この件につきましては、大綱に示されているもの全てでなく、昨年、特に注力を注いでやってきたものについて説明を求めておりましたので、1つに、ペーパーレス化の推進、2つに、行政手続のオンライン化(マイナンバーカード)、3つに、公共施設適正化計画の推進、4つに、組織定員の適正化、総人件費の抑制、5つに、ふるさと寄附の推進、企業版ふるさと納税の活用、6つに、使用料、手数料の見直し、7つに、公用車総保有台数の削減について、宮根財政課主査により要約した9ページの資料で説明を受けたところでございます。
それでは、主立った質疑を御紹介いたします。
1のペーパーレス化の推進につきましては、委員からは、研修をするなど、分かりやすく丁寧に進めてほしいとの意見があり、これからの業務は電子化を無視するわけにはいかず、知識を高め合って進めなくてはいけないと思っているとの答弁でございました。
3つの公共施設適正化計画の推進では、市の所有施設が407施設あり、今後どのように使用していくのか、また、廃止や建て替えなどの方針が決定していない施設が367施設あり、この状況で2045年度までに総延べ床面積を30%削減する目標は達成できるのかの問いに、今後も計画達成のため、推進に努めるとのことでございました。また、施設使用方針が決定している40施設については、公表し、その目的を示してほしいとの要望がありました。あわせて、空き校舎利用については、民間へ譲渡する場合の基準を明確にしてほしいとの意見、また、それをするがあまりに身近なサービスを切ることのないようにとの声がありました。
4の促進定員の適正化、総人件費の抑制では、正規職員数は減少しているが、再任用及び会計年度任用職員が増加している。人口の減少を考慮するならば、今後の適正な職員数をどのように考えているのか、組織の再編を考えていないのか。また、中途退職者の増が見られるが、1人の職員に業務が集中しないようにとの問いに、適正な人事配置については、各部署との人事ヒアリングを昨年は6月、10月に実施し、課題の整理をした。中途退職者の増や再任用制度を導入する中での働き方改革であるが、その都度、調査をし、65歳まで働ける環境づくりに努めたいでありました。
5つのふるさと寄附の推進、企業版ふるさと納税につきましては、東京、大阪、広島などの市人会の皆さんへ協力要請のお願いの声がありました。
7つの公用車総保有台数の削減についてでありますが、今後も総保有台数の削減に努めてほしいとの問いに、削減の方向で検討するでありました。
次に、2点目は、5月から7月にかけて実施されました「市長と語ろう(大田市役所本庁舎の整備について)」概要の報告を福間建築営繕課長より受けました。
市民の参加人数は延べ401名であり、当日来られた皆さんに対するアンケート調査では、市役所本庁舎の整備について、参加前と比べて興味を持ちましたかとの問いに、とても関心を持ったが41.6%、少し興味、関心を持ったが37.7%と、約8割の参加者が興味、関心を持たれたようでございます。しかし、参加者が少ないという現実もありますし、市役所本庁舎の整備につきましては、これから様々に情報を提供するとともに、市民の皆様には御理解を深めていただきたいと思います。
また、今日この場では、私のほうから市民の皆様から出された意見を御紹介いたしませんが、議員の皆様におきましては、既に概要報告書がお一人お一人に配付されておりますので、今後の御参考にしていただきたいと思っておるところでございます。
そこで、当日、議員から出された意見を紹介いたしますと、市が財政負担しなくても、民間の活力の下、建設してはどうか、若い人の参加が少ない、スケジュールをもう少し示すべきである、決して住民サービスの低下を招くことのないように基金づくりをするなど、急がずにじっくり進めてくださいとの意見がありましたが、今年度には、基本構想の策定に当たり、パブリックコメントの実施をしたいとの答弁でございました。
3点目には、サンレディー大田の今後の在り方についてであります。この件につきましては、前特別委員会から公共施設適正化計画の中の継続審議であり、痛みを伴うもので、大胆な取組が必要ではないか、そのためには、執行部においては、市民、利用者団体の意見を聞き、今後の在り方を提案してほしいとの前石田行財政改革特別委員長の報告があったのが今年の3月のことでございます。
当日は、田中産業企画課長より、これまでの経過、そして、今後の方針について説明がありました。その中で、既に建物調査が終了し、外壁及び一部内装の下塗装にアスベストが使用されていたものの、直ちに飛散するものではなく、特段の対策は要しない。調査結果を整理し、秋頃を目途に市としての方針を出すとのことでございます。
質疑では、公共施設適正化の中で議論しているのだから、ふれあい会館とセットで考えて方針を出すべきだ。また、機能廃止後の後、後利用も含め、早急に市としての方針を出すべきだとの意見に、執行部からは、可能な限り早く答えを出すとの答弁でございます。
最後に、委員から、もう少し事前に詳細な資料の配付と、この問題についての勉強会の開催依頼があり、次回の委員会は、認識を深めた後に改めて協議することといたしました。
議員各位の御理解をお願いし、これまでの私の中間報告といたします。
○議長(小林 太) ただいまの報告について御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいまの報告は、了承することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御異議なしと認めます。
よって、行革・公共施設調査検討特別委員長の中間報告は、了承することに決しました。
◎日程第5 議員派遣
○議長(小林 太) 日程第5、議員派遣についてを議題といたします。
朗読いたさせます。
[事務局職員朗読]
○議長(小林 太) お諮りいたします。
地方自治法第100条第13項及び大田市議会会議規則第134条の規定により、お手元に配付いたしておりますとおり、議員を派遣いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御異議なしと認めます。
よって、そのとおり決定いたしました。
なお、この際、お諮りいたします。
ただいま決定をいたしました議員派遣の内容につきましては、諸般の事情によりこれを変更する場合には、議長に御一任をお願いしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小林 太) 御異議なしと認め、そのように取り計らうことといたします。
ここで、先ほど教育委員の選任に同意いたしました岩谷律子氏より発言を求められておりますので、これを許可いたします。
[岩谷律子 登壇]
○(岩谷律子) このたび、皆様の御同意をいただき、教育委員に選任していただきました岩谷律子と申します。
私は、38年間、県内の小学校で教育に携わってまいりました。また、退職しましたこの1年半は、学校を少し離れ、違う立場から教育を見詰め直すことができました。これまで経験したことや感じたことを生かしながら、大変微力ではございますが、大田市の教育の発展に少しでも貢献できるように努めてまいりたいと思っております。皆様方の御指導をどうかよろしくお願いいたします。
大変簡単ではございますが、以上で御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(小林 太) 以上で本定例会に付議されました事件は全て議了いたしましたので、令和4年第6回大田市議会定例会を閉会いたします。
午前11時37分 閉会
以上、会議のてんまつを記録し、その内容の正確なることを証するためここに署名する。
令和4年9月28日
大田市議会議長
大田市議会副議長
大田市議会議員
大田市議会議員...