お礼は考えていないが、県も遣島使制度を活用されており、市としてもこの制度を維持し、つながりを大切にして今後活動を進めてまいりたいという答弁がございました。
次に、
まちづくり定住課所管の
ふるさと大田出身学生応援事業について、
新型コロナ感染症のため帰省できない学生さんに、市長のメッセージと特産品を送り、郷土愛とUターンの促進を図りたい。対象者は400名前後で8割の応募があると考えている。受発注は大田市観光協会へ依頼するとの説明がありました。
委員からは、対象範囲や、県内でこのような事業をされている市町村があるのか。さらには、今回、米以外の商品を提案をした理由や、商品を送付される際に、市内の就職情報なども一緒に同封したらどうかという提案がございました。
これに対し、対象者は大学生、専門学校、大学院などの全学生を想定をしている。特産品をメニューに入れたのは、日もちができ、若者受けするもので、市の特産品の紹介も兼ねているという答弁でございました。
なお、この事業は、県内では大田市だけが実施をしており、就職情報については、大田市の
公式LINEを活用していますが、今後、
産業企画課とも相談をしてPR誌の同封等も考えていきたいという答弁をいただきました。
続きまして、
情報企画課所管の
住民情報システム管理については、平成30年度の税制改正により、
介護所得段階判定に使用する税情報に、
給与所得額、
公的年金等所得額、
所得金額調整控除額の3項目を追加するとの説明がございました。これについては特に意見はございませんでした。
次に、
危機管理課所管の
コミュニティ助成事業については、長久町川南一
自主防災会が対象で、防災機材の整備を進めるもので、事業費は200万円、財源は
宝くじ助成事業であり、整備内容は、発電機、手回し・
ソーラー蓄電ラジオ、
バルーン投光機、折り畳み
ソーラーパネル等を導入するとの説明がございました。
委員からは、以前の採択は町単位であったが、今回はなぜ自治会の
自主防災組織の整備であるのか。
分散避難等を考慮して採択されたのか。あわせて、建物は除外になっているが、今後各地域で防災用の倉庫なども必要になってくるのではないかという意見があり、答弁では、現在、市内57の
自主防災組織と1協議会があるが、実質的な住民組織の編成を基本に考えている。この事業は、建物は基本的には対象にならないが、簡易の倉庫等は対象に入れることが可能。また、市の
自主防災組織への資機材の補助等も活用していただきたいという答弁がございました。
委員からは、建物等も対象に入れていただきたいという強い意見や、今回の申請は何件あったのか。対象地区の世帯数や会員数の問いに対し、答弁では、今回は3地区、井田、
長久川南一、北三瓶の申請があり、長久町川南一は過去に助成を受けていないことや、活動や地域特性を考慮されて県が採択されたと考える。地区の会員数は143名、世帯数は、川南一地区が74世帯、川南二が101世帯と報告がありました。
さらに委員からは、対象戸数を考慮して、長久町の川南全体で機材等の活用を検討してはどうかという意見に対して、既にこの事業は県で交付決定がされているが、川南地区全体で使っていただくような話を
自主防災会と今後、相談をしてみたいという答弁がございました。
さらに委員からは、市民の安全・安心を守るために分散避難、第一次、第二次避難所等の規定を明確にすることや、こうした事業の有効活用を進めるためには、市は毅然とした態度で、公平、平等の観点で一定のルールや基準を設け、事業を進めていただきたいという意見がございました。
続いて、
保健衛生費の
新型コロナ感染症対策事業については、委員から、
コロナ感染対策事業の一環であるとは思うが、不用額も考慮されたいという意見がございました。
続きまして、教育部では、冒頭、
武田教育長より、様々な課題を一人で抱え込むようなことはしない。情報を共有し、チームで一丸となって課題解決を図りたいという抱負があり、審議に入りました。
まず、
総務部所管の
水道管移設業務委託については、今年4月に
久手幼稚園を
社会法人あけぼの会へ譲渡契約を締結をしたが、その後の施設調査で水道管の埋設があることが判明したため、移設をするため水道課へ業務委託をするものとの説明がありました。
委員からは、発見がなぜ遅れたのか。本来は水道部で対応できないのか。補助金の活用は検討されたのかの問いに対し、土地は教育部で普通財産に移行し、譲渡したため、教育部で予算計上している。
補助金制度は、今のところ活用できる事業はなかった。
水道管の埋設は、昭和30年代の水道普及を図るため、突貫工事で埋設されたと見られ、当時の資料もなく、地下埋設及び石綿管による配管であり、発見は極めて難しかった。今後は、市の公共用地、施設の廃却や処分をする際には、事前に十分な調査検討をすることを庁内で意識統一したという答弁がございました。
次に、
石見銀山課所管の
石見銀山遺跡拠点施設等改修事業では、
石見銀山世界遺産センターガイダンス棟の
汚水処理施設の
加圧ポンプの交換をするもので、委員からは、経過年数や交換の時期、施設使用の制限があるのか、今後の施設の維持管理の考え方について質疑がありました。
答弁では、ポンプは平成17年に設置され、15年が経過をしている。取替えの目安は10年前後であるが、小まめなメンテナンスをしてきていると。このたびは国・県の観光施設の整備事業、これの事業を活用して取替えをしたいという答弁がございました。
今後の施設運営・管理については、有利な補助事業の活用や、日々の整備をしっかりしながら、経費を抑える努力をしたい。また、作業は休館日を想定しているという答弁でございました。
続いて、議案第411号、
総務部総務課所管の条例、大田市
固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する
条例制定については、行政の
不服審査法人会が今年2月に押印制度を外されたため、今議会に上程するものとの説明がありました。委員からは特に意見はございませんでした。
最後に、
可否判定における主な意見として、
コロナ感染症対策の交付金や
宝くじ助成などの財源を生かし、事業の有効活用を図っていただきたいという意見がございました。
以上、
総務教育委員会に付託されました議案は、全て全会一致、
原案可決でございます。議員各位の賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、
委員長報告とさせていただきます。
○議長(松村信之) ただいまの
総務教育委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(松村信之) 御質疑なしと認めます。
続いて、
民生委員長の報告を求めます。
6番、
森山幸太議員。
[6番 森山幸太 登壇]
○6番(森山幸太) おはようございます。
民生委員長の森山幸太でございます。
それでは、
民生委員会の
委員長報告を行わせていただきます。
去る6月18日に、本会議におきまして
民生委員会に付託されました
予算案件3件、条例案件3件、一般案件2件につきまして、6月22日、
委員全員出席の下、委員会を開催し、審査を終えておりますので、その結果と審査の過程の主な質疑、
可否判定での意見について御報告を申し上げます。
当日は、船木副市長をはじめ、
林健康福祉部長、
楫野環境生活部長、
島林病院事務部長ほか、関係する
担当課長出席の下、慎重に審査を行いました。
初めに、議案第405号、令和3年度大田市
一般会計補正予算(第2号)(所管歳出)については、全会一致、
原案可決であります。
主な質疑と意見について申し上げます。
健康福祉部所管では、
子ども家庭相談室による
子育て世帯生活支援特別給付金給付事業3,345万円について、
住民税非課税の
子育て世帯の児童を対象に600名と見込んでいるが、内訳はいかがかとの質疑に、
住民税非課税世帯を500名程度、コロナの影響による世帯を100名程度見込んでいるとの答弁でした。
子育て世帯への周知方法はいかがかとの質疑に、7月発行の広報、告知放送、
ホームページ等を利用して広く周知する。また、高校生についても県を通じて学校宛てにチラシを配るとの答弁でした。
健康増進課による
仁摩保健センター改修事業126万円について、
仁摩保健センター改修に対して、タイルは何平米であるのか、また、
一般管理費については高いイメージがあるがいかがかとの質疑に、タイルは64平米である。
一般管理費は、
産廃処分費も含んでいるので、この金額であるとの答弁でした。
続いて、議案第406号、令和3年度大田市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)については、賛成多数、
原案可決であります。
今年度の保険料については、昨年度に比べると様々な配慮をしているが、まだまだ高止まりしているので引下げが必要である。
傷病手当金については、
国保加入者で給与所得の方はどのくらいいるのかとの質疑に、単に保険料を引き下げるために、一般会計からの繰入れについては慎重にならざるを得ない。
傷病手当金の
給与所得者の人数は把握はできていないとの答弁でした。
一般会計からの繰入れである保険基盤安定についての差引額はいかがかとの質疑に、当初の
保険料設定と、令和2年の
所得見込みで算出したものと、このたびの本算定で算出したものの差額であるとの答弁でした。
可否判定における反対意見として、当初予算に比べて基金を取り崩して1人
当たり保険料を引き下げた努力は認めるが、根本的に高過ぎる保険料は、法定外繰入れをするべきである。
傷病手当金は、全ての
国保加入者を対象にしてほしい。減免の周知に力を入れてほしいとの意見でした。
続いて、議案第408号、令和3年度大田市
病院事業会計補正予算(第1号)については、全会一致、
原案可決であります。
コロナ禍の中での減収は仕方ないことではあるが、
臨時交付金についてはいかがかとの質疑に、新病院となり、
医療従事者が充実してきている中で、経営自体は改善してきた。
臨時交付金は、今後とも有効に活用していくとの答弁でした。
コロナ対策で、
コロナ患者が出た場合の病床について、
一般入院患者の受入れに対する影響について、
臨時交付金からの補填はあるのかとの質疑に、病床に対する補填制度は、県はあるが、市としては今のところないとの答弁でした。
コロナにより中止になっている胃カメラは再開しているのかとの質疑に、検査による胃カメラは再開してはいないが、治療上必要とする胃カメラは行っている。今後は、コロナの状況を見ながら、可能な限り再開していくとの答弁でした。
意見として、コロナにより状況が大きく変わる中で、国、県の
補助金制度を有効に活用して経営に取り組んでいただきたいとの意見がありました。
可否判定における意見として、
コロナ関係での国の支援制度においては、精査する中で今後とも対応していただきたいとの意見がありました。
続いて、議案第412号、大田市
災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する
条例制定については、全会一致、
原案可決であります。
災害の状況によって
審査委員会を設置して対応するということなのかとの質疑に、災害の規模によって設置するものであるとの答弁でした。
続いて、議案第413号、大田市
手数料条例の一部を改正する
条例制定については、賛成多数、
原案可決であります。
国の
デジタル法案との関連はあるのか。また、この条例の施行日が9月1日となっているのは理由があるのかとの質疑に、
デジタル法案が国会で成立したものである。施行日においては、
マイナンバー法の施行日が9月1日となっているためであるとの答弁でした。
可否判定における反対意見として、条例の内容は文言の修正であるが、
マイナンバー推進に伴った
条例制定はするべきではないとの意見がありました。
続いて、議案第414号、大田市
子ども医療費助成条例の一部を改正する
条例制定については、賛成多数、
原案可決であります。
可否判定における反対意見として、
マイナンバー推進に伴った
条例制定はするべきではないとの意見がありました。
続いて、議案第415号、大田市
し尿処理場基幹的設備改修工事請負契約の締結については、全会一致、
原案可決であります。
新たに改築した場合にはどのくらいの予算がかかるのかとの質疑に、更新か改修について、1年以上かけて検討してきた。改築した場合には30から40億円ぐらいかかるとの答弁でした。
一般競争入札の中で1社のみの状況はいかがかとの質疑に、1社については性能発注であるため、設計図書の作成等に時間が大変かかるため、全国的に見ても1社のところが多いとの答弁でした。
意見として、
一般競争入札については、1社だけではなく、複数の業者の入札があるよう、今後は取り組んでいただきたいとの意見がありました。
続いて、議案第416号、(仮称)
大田可燃物リサイクルセンター増設工事請負契約の締結については、全会一致、
原案可決であります。
一般競争入札の中で1社のみの状況はいかがかとの質疑に、入札業者は8社あったが、最終的に手を挙げたのは1社のみである。資格を考慮した中で選定しているとの答弁でした。
以上、
民生委員会に付託されました議案につきまして御報告させていただきました。議員各位の御賛同を心からお願い申し上げ、
委員長報告といたします。ありがとうございました。
○議長(松村信之) ただいまの
民生委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(松村信之) 御質疑なしと認めます。
続いて、
産業建設委員長の報告を求めます。
4番、和田浩司議員。
[4番 和田浩司 登壇]
○4番(和田浩司) それでは、産業建設委員会の報告を行います。委員長不在のため、本日は私、副委員長であります和田浩司が代わって報告をさせていただきます。
去る6月11日に本会議場で付託されました
予算案件2件、条例案件2件、一般案件1件につきまして、6月23日、委員長欠席の下、委員会を開催し、審査を終えておりますので、その結果と審査過程の主な質疑、
可否判定での意見につきまして御報告をいたします。
当日は、船木副市長、上西
産業振興部長、尾田建設部長、木村
上下水道部長をはじめ、担当課長などの出席の中、初めに、船木副市長より御挨拶をいただき、各部長より概略の説明、そして担当課長より詳細な説明をいただいた後、審査を行いました。
なお、胡摩田議員の傍聴希望がありましたので、許可をしております。
最初に、議案第405号、令和3年度大田市
一般会計補正予算(第2号)(所管歳出)については、全会一致、
原案可決であります。
主な予算の内容ですけれども、産業振興部、農林水産課における2つの事業、1つ目は、農業復旧対策事業としての75万5,000円、そして2つ目は、畜産競争力強化対策事業としての569万4,000円であります。
この1つ目の農業復旧対策事業は、令和3年1月に発生しました雪害により被災されました三瓶町志学地区の野菜育苗のビニールハウスの施設整備に対する補助金として、そして2つ目は、国の令和2年度第3次補正予算、いわゆるTPP予算を活用した畜産クラスター計画等に位置づけられた大代町の新規就農者が実施する、温泉津町井田地区の育成牛舎1棟の整備に対する補助であると説明がありました。
主な質疑としましては、畜産クラスター計画についての説明があったが、そもそもこの計画とは、各事業所単位で計画するものなのか。あるいは大田市と策定するものなのかという質問に対して、現在、大田市畜産クラスター協議会という組織があり、この組織の下で市としての計画を策定したもので、その中に各事業所の個別計画が盛り込まれているというものであるとの説明がありました。
続いて、建設部土木課、観光地受入環境整備事業(土木課分)1,510万円については、三瓶、大森、温泉津の3地区における木の伐採や道路の補修に係る事業としての説明がありました。
主な質疑としましては、有利な予算を活用することについては理解はできるけれども、
新型コロナウイルス感染症対策としてふさわしい事業内容なのかどうなのか疑問を感じるという質問に対しまして、市としては、観光客の受入れ体制を整えるとともに、既に市内のインフラの適正な維持も最重要事項であると認識しており、現在は両方をにらんだ予算確保を優先課題として取り組んでおり、市の財政需要も含めて理解をいただきたいとの答弁がありました。
本議案の
可否判定における意見はございませんでした。
続きまして、議案第407号、令和3年度大田市
水道事業会計補正予算(第1号)については、全会一致、
原案可決であります。
本議案の
可否判定における意見はございませんでした。
続きまして、議案第409号、大田市道の駅「ごいせ仁摩」の設置及び管理に関する
条例制定については、全会一致、
原案可決であります。
主な質疑の内容ですけれども、本年秋をめどに開業予定の道の駅ごいせ仁摩を新たな公的施設として管理運営するための
条例制定であるということを前提として、施設の構成や事業内容、開館時間、また、施設利用料の算定基準や運営管理体制について説明がありました。
主な質疑としましては、まず、地元住民の方及び商工会の団体の方との連携はどのような状況にあるのかとの質問に、数年前から商工会議所や、特に銀の道商工会青年部の方々との意見交換は継続して深めております。また、まちづくりセンターを介して住民の方々との意見交換も実施しているため、今後、施設利用料の承認をいただいた上で、より具体的な利用の姿を構築していきたいとの答弁がございました。
また、観光案内、情報発信を担うことが予定されている大田市観光協会との間で協定等を既に交わしているのかとの質問には、道の駅において観光情報の提供は必須機能であることから、観光協会への無償での場所提供を前提とはしているけれども、協定等はまだ実施していないため、今後指定管理者も含めた三者協定を想定した上で行っていきたいとの答弁がございました。
可否判定においては、地元の住民の方たちとの意見交換を密にして進めてほしい。また、大規模災害が発生した際の対応を十分に検討しておいてほしいとの意見がございました。
次に、議案第410号、
大田都市計画事業大田市
駅前周辺東側土地区画整理事業施行に関する
条例制定については、全会一致、
原案可決であります。
主な質疑としましては、土地区画整理審議会の委員の人選について、豊富な知識を持つ学識経験者の人数が、全体10人のうち2人となっているが、もっと増やすことはできないのかという質問に対して、学識経験者の人選については、法の規定により人数制限があり、2名を超えることは不可能であるとの答弁がございました。
可否判定においては、地権者との協議を深めた上で実施してほしいとの意見がございました。
次に、議案第417号、令和2年度2災第108/79
号道路災害復旧工事【本工事】
請負変更契約の締結については、全会一致、
原案可決であります。
主な質疑としましては、工事の変更設定が必要となったための再契約であることなのだが、災害直後の現場確認の際、想定することが可能ではなかったのかという質問に対して、国への補助金を申請する際、災害査定を受けることが必要となるけれども、災害発生から災害査定までの期間が非常に短いため、詳細な災害状況の把握と対策の具現化が果たせない場合は、どうしても発生してしまうとの答弁がございました。
可否判定においては、現在、全面通行止めになっていることについて、地元の方たちのためにできるだけ早い道路の開通をお願いしたいとの意見がございました。
以上、産業建設委員会における審査報告といたします。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(松村信之) ただいまの
産業建設委員長の報告に対し御質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(松村信之) 御質疑なしと認めます。
◎日程第2 討論・表決
○議長(松村信之) 日程第2、これより本案13件について討論、表決を行います。
まず、議案第405号については、討論ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(松村信之) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する各委員長の報告は、
原案可決であります。
各委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(松村信之) 起立全員であります。
よって、議案第405号は、各委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第406号を討論に付します。本案について討論の通告がありますので、発言を許します。
2番、亀谷優子議員。
[2番 亀谷優子 登壇]
○2番(亀谷優子) おはようございます。日本共産党の亀谷優子です。
議案第406号、令和3年度大田市
国民健康保険事業特別会計補正予算について、日本共産党を代表して反対討論を行います。
今回の補正は、保険料の確定や新型
コロナ対策として
傷病手当金の支給が行われることなどによるものです。
1人
当たり保険料は、医療分は令和2年度本算定の時点より1,000円下がり6万円、後期高齢者支援金分と介護分は令和2年度の本算定と同じで、それぞれ1万8,300円と2万3,000円です。基金を1億円程度取崩し、保険料を引き下げたことは評価できます。しかし、協会けんぽなどと比べて保険料が高くなる国保では、さらなる引下げが必要です。このコロナ禍で重くのしかかっている国保料の負担軽減を図るためにも、一般会計からの法定外繰入れを行い、抜本的な引下げを行うべきです。
また、
傷病手当金の支給については、その対象となるのが給与の支払いを受ける
国保加入者に限られています。傷病手当は、給与に対する所得保障という考え方に基づいていることや、自営業者の所得を正確に把握することが難しいなどの理由が上げられますが、だからといって自営業者の所得保障をしなくていいはずがありません。自営業者の所得は確定申告で明らかであることから、保障することは十分可能です。フリーランスや自営業者などにも
傷病手当金の対象を拡大するよう求めます。
よって、本補正予算案には賛成できません。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(松村信之) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(松村信之) ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。
これより本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(松村信之) 起立多数であります。
よって、議案第406号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第407号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(松村信之) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(松村信之) 御異議なしと認めます。
よって、議案第407号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第408号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(松村信之) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(松村信之) 御異議なしと認めます。
よって、議案第408号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第409号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(松村信之) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(松村信之) 起立全員であります。
よって、議案第409号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第410号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(松村信之) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(松村信之) 起立全員であります。
よって、議案第410号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第411号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(松村信之) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(松村信之) 御異議なしと認めます。
よって、議案第411号は、委員長の報告のとおりと決しました。
続いて、議案第412号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(松村信之) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(松村信之) 御異議なしと認めます。
よって、議案第412号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第413号を討論に付します。
本案について討論の通告がありますので、発言を許します。
14番、大西 修議員。
[14番 大西 修 登壇]
○14番(大西 修) 私は、議案第413号などのマイナンバーカードを発行することについて、反対の立場で討論をするものであります。
政府は、デジタル政策に関する新たな重点計画を閣議決定をいたしました。計画では、マイナンバー制度をデジタル社会の基盤と位置づけ、2022年度末までに健康保険証や運転免許証などの一体化を進めると明記し、社会保障、税、災害の3分野以外にも使い道を拡大するとしています。
このマイナンバー制度は、国民の所得、資産、社会保障給付を把握し、徴収強化と社会保障費の削減を進めるものであります。これに加え、監視社会の構築につながるものであります。さらに、多分野の個人情報とのひもつき、例えば健康、医療、介護、教育、防災、輸送などは、プライバシー権を危うくする重大な問題があります。よって、大田市
手数料条例の一部改正などには反対であります。
以上、討論といたします。
○議長(松村信之) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(松村信之) ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。
これより本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(松村信之) 起立多数であります。
よって、議案第413号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第414号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(松村信之) 討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(松村信之) 起立多数であります。
よって、議案第414号は、委員長の報告のとおり決しました。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(松村信之) 御異議なしと認め、そのように取り計らうことといたします。
以上で本定例会に付議されました事件は全て議了いたしましたので、令和3年第4回大田市議会定例会を閉会いたします。
午前10時04分 閉会
以上、会議のてんまつを記録し、その内容の正確なることを証するためここに署名する。
令和3年6月28日
大田市議会議長
大田市議会副議長
大田市議会議員
大田市議会議員...