松江市議会 > 2022-09-07 >
09月07日-01号

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  1. 松江市議会 2022-09-07
    09月07日-01号


    取得元: 松江市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-22
    令和 4年第4回 9月定例会    令和4年第4回松江市議会定例会議 事 日 程(第1号) 令和4年9月7日(水曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 議第79号議案~議第100号議案    (提案説明) 第4 決算第1号~決算第14号    (提案説明) 第5 報告第26号~報告第35号    (報告) 第6 決算特別委員会の設置について 第7 決算特別委員の選任について 第8 休会について────────────────────────────────────────本日の会議に付した事件 会議録署名議員の指名 会期の決定 議第79号議案~議第100号議案 (提案説明) 決算第1号~決算第14号 (提案説明) 報告第26号~報告第35号 (報告) 決算特別委員会の設置について 決算特別委員の選任について 休会について────────────────────────────────────────出 席 議 員(31名)    1 番   小  澤  一  竜    2 番   中  村  ひ か り    3 番   たちばな  ふ  み    4 番   三  島     明    5 番   山  根     宏    6 番   海  徳  邦  彦    7 番   村  松  り  え    8 番   原  田     守    9 番   舟  木  健  治    10 番   野 々 内     誠    11 番   錦  織  伸  行    12 番   河  内  大  輔    13 番   細  木  明  美    14 番   太  田     哲    16 番   米  田  と き こ    17 番   岩  本  雅  之    18 番   長 谷 川  修  二    19 番   柳  原     治    20 番   野  津  直  嗣    21 番   森  本  秀  歳    22 番   川  島  光  雅    23 番   石  倉  徳  章    24 番   石  倉  茂  美    26 番   吉  金     隆    27 番   森  脇  幸  好    28 番   南  波     巖    29 番   津  森  良  治    30 番   森  脇  勇  人    31 番   川  井  弘  光    32 番   三  島  良  信    34 番   立  脇  通  也───────────────────────欠 席 議 員(2名)    25 番   田  中  明  子    33 番   三  島     進───────────────────────欠     員(1名)───────────────────────事務局職員出席者  事務局長    福  島  恵 美 子  次長      永  井  秀  之  議事調査課長  竹  田  優  子  書記      古  川     進  書記      梶  田  崇  光  書記      牧  田     慧───────────────────────説明のため出席した者  市長      上  定  昭  仁  副市長     能  海  広  明  副市長     講  武  直  樹  副市長     平  林     剛  理事      山  根  幸  二  総務部長    小  村     隆  総務課長    永  田  幸  子  財政部長    水     研  二  防災部長    佐  目  元  昭  産業経済部長  松  浦     徹  観光部長    土  江  紀  明  文化スポーツ部長松  尾  純  一  市民部長    吉  田  紀  子  健康福祉部長  松  原     正  子育て部長   青  木  佳  子  環境エネルギー部長          花  形  泰  道  都市整備部長  爲  國  岳  彦  都市整備部政策監森  原     透  会計管理者   杉  谷     薫  消防長     田  村  達  朗  教育長     藤  原  亮  彦  副教育長    寺  本  恵  子  副教育長    成  相  和  広  上下水道局長  小  塚     豊  ガス局長    山  内  政  司  交通局長    須  山  敏  之  市立病院院長  入  江     隆─────────────────────── 〔午前10時00分開会〕 ○議長(立脇通也) おはようございます。これより令和4年第4回松江市議会定例会を開会し、本日の会議を開きます。─────────────────────── △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(立脇通也) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。 会議録署名議員は、会議規則の規定により、議長において17番岩本雅之議員並びに18番長谷川修二議員を指名いたします。─────────────────────── △日程第2 会期の決定 ○議長(立脇通也) 日程第2「会期の決定」を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から10月4日までの28日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。─────────────────────── △日程第3 議第79号議案~議第100号議案      (提案説明) △日程第4 決算第1号~決算第14号      (提案説明) △日程第5 報告第26号~報告第35号      (報告) ○議長(立脇通也) 日程第3、議第79号「松江市議会議員及び松江市長の選挙における選挙運動用自動車の使用の公営に関する条例等の一部改正について」から議第100号「令和4年度松江市交通事業会計補正予算(第1号) 」まで議案22件及び日程第4、決算第1号「令和3年度松江市一般会計歳入歳出決算」から決算第14号「令和3年度松江市病院事業会計決算」まで決算14件並びに日程第5、報告第26号「令和3年度決算に基づく健全化判断比率について」から報告第35号「放棄した債権の報告について」まで報告10件を一括して議題といたします。 提出者の説明を求めます。 上定市長。 〔上定昭仁市長登壇〕 ◎市長(上定昭仁) 皆様おはようございます。本日からの9月定例会、何とぞよろしくお願いいたします。 まず初めに、昨日の台風では、皆様方の御協力によりまして、甚大な影響は生じなかったものと認識しておりますが、倒木やトタン屋根の飛散など、被害に遭われた皆様には心よりお見舞いを申し上げます。 台風は過ぎ去りましたが、残暑と秋の訪れの交差する、寒暖差の激しい季節となっております。皆様くれぐれも体調には御留意されお過ごしください。 それでは、本定例会に提出しております議案につきまして、概要を御説明申し上げます。 議第79号 松江市議会議員及び松江市長の選挙における選挙運動用自動車の使用の公営に関する条例等の一部改正につきましては、国政選挙の選挙運動に要する経費の公費負担限度額を定める公職選挙法施行令が改正されたことに伴い、松江市議会議員及び松江市長の選挙についても同様の改正を行うものです。 議第80号 松江市職員の定年等に関する条例等の一部改正につきましては、地方公務員の定年年齢を引き上げるための地方公務員法の改正等に伴い、職員の定年、給与等について、関係する15条例を改正するものです。 議第81号 松江市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例及び松江市消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部改正につきましては、消防団員の活動環境を整備するため、育児、介護などで長期間活動できない場合に、消防団員の身分を持ったまま活動を休止できる制度を設けること等について、関係する2条例を改正するものです。 議第82号 松江市民農園設置及び管理に関する条例の一部改正につきましては、湖北ファミリー農園及び八雲ふれあい農園の貸出区画数の制限を廃止し、市が設置する他の市民農園と統一するものです。 議第83号 松江市やくもアグリパークの設置及び管理に関する条例の一部改正につきましては、やくもアグリパークの農園の使用期間を3年以内とすることで、市が設置する他の市民農園と統一するものです。 議第84号 松江市ガス供給条例及び松江市液化石油ガス販売条例の一部改正につきましては、昨今、ガスの原料価格が急激に高騰する中、都市ガス及び液化石油ガスの安定供給を維持するため、原料価格の変動をガス料金に反映させる計算に用いる平均原料価格の上限を廃止するものです。 議第85号 松江市手数料徴収条例の一部改正につきましては、長期優良住宅の普及の促進に関する法律の改正により、建築行為を伴わない既存住宅の長期優良住宅認定制度が創設されたことに合わせ、その認定申請に係る手数料の額を定めるものです。 議第86号から議第91号までの6件の財産の取得につきましては、市役所新庁舎1期棟に設置する備品等を購入するものです。 このうち、議第86号につきましては、職員用パソコン340台を、2,742万800円で、扶桑電通株式会社松江営業所から取得するものです。 議第87号につきましては、窓口カウンター一式を、1,969万円で、株式会社TAMAYAから取得するものです。 議第88号につきましては、大型デスク45台を、2,046万円で、株式会社えすみ松江営業所から取得するものです。 議第89号につきましては、事務用椅子484脚を、2,184万3,470円で、株式会社はらぶんから取得するものです。 議第90号につきましては、集密書架4組を、4,367万円で、株式会社えすみ松江営業所から取得するものです。 議第91号につきましては、収納庫549台を、3,729万円で、株式会社えすみ松江営業所から取得するものとなります。 議第92号 市道路線の廃止につきましては、県道の移管に伴う市道路線の整理再編により、2路線を廃止するものです。 議第93号 市道路線の認定につきましては、開発道路の市道編入等により、8路線を認定するものです。 続きまして、議第94号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第4号)」につきましては、合計20億2,778万8,000円を追加し、予算の総額を1,080億6,148万4,000円とするものです。 補正予算の主な内容を御説明いたします。 まず、新型コロナウイルス感染症対策として、入院医療費の公費負担や、保育所、幼稚園、幼保園の登降園管理等デジタル化に要する経費を計上し、また、原油価格・物価高騰対策として、水道料金の減免等により市民生活を支援するほか、事業者支援のための宿泊施設に係る高付加価値化に向けた改修補助金などを計上しております。 その他の政策的事業としまして、職人商店街の実現に向け、空き店舗を複合施設に改修するための補助金や、2050年カーボンニュートラルを実現するため、松江市地球温暖化対策実行計画を改定する経費などを計上しております。 これらの財源として、国庫支出金や県支出金などの特定財源に加え、財政調整基金繰入金などで賄うこととしております。 以上につきましては、後ほどパネルを用いて説明をさせていただきます。 続きまして、執行が複数年度にまたがる継続費の補正につきましては、令和4年災公共土木施設災害復旧事業を追加するものとなります。 繰越明許費の補正につきましては、総合福祉センター管理運営費など8件を追加し、農業用施設整備事業を増額変更するものです。 債務負担行為の補正につきましては、来年度以降の事業実施に向けて、事業者選定や事前募集などの準備を進めるため、後期高齢者ドック事業など6件を追加するものとなります。 地方債の補正につきましては、歳出の補正に伴い、所要の追加及び変更を行っております。 次に、議第95号及び議第96号の令和4年度各特別会計補正予算につきまして御説明します。 国民健康保険事業特別会計(第1号)につきましては、令和5年度の人間ドック助成事業の事前募集を行うため、債務負担行為を追加するものです。 介護保険事業特別会計(第1号)につきましては、令和3年度決算額の確定に伴い、国県負担金の精算金などを計上しております。 次に、議第97号から議第100号までの令和4年度各公営企業会計補正予算につきまして御説明します。 水道事業会計(第1号)及び下水道事業会計(第1号)につきましては、コロナ禍において、原油価格・物価高騰等により影響を受けている市民生活の負担を軽減するため、一般会計からの繰入金を財源に、それぞれの営業収益を減額するものとなります。 ガス事業会計(第1号)につきましては、ガス原料価格の高騰に伴い、原料購入経費及び販売単価を増額するものです。また、経営分析に係る経費を追加しております。 交通事業会計(第1号)につきましては、コロナ禍における燃料費の高騰に対応するため、一般会計からの繰入金を増額するものです。 次に、地方自治法第233条第3項及び第241条第5項の規定により監査委員の審査を経ました決算第1号から決算第9号までの令和3年度松江市一般会計及び各特別会計の決算につきまして御説明いたします。こちらのパネルも併せて御参照ください。(パネルを示す) 令和3年度の当初予算は、4月に市長選挙を控えていたことから、骨格予算としておりましたが、新型コロナウイルス感染症対策や地方創生をはじめとした喫緊の課題に対応するため、国の令和2年度第3次補正予算及び令和3年度当初予算とも呼応しながら、本市として切れ目なく事業を実施し、十分な効果が得られるよう取り組んでまいりました。また、6月には、選挙公約に基づく政策を盛り込んだ肉づけ予算を編成するとともに、国の動きに合わせて、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などを財源とする感染予防や経済対策に取り組みました。 加えて、島根町で発生した住宅火災や、7月、8月の相次ぐ豪雨など、近年にない大規模な災害に対して、災害関連補助金などを財源として、迅速な復旧に努めたところです。 令和3年度の一般会計決算では、パネルにありますように、歳入総額1,109億2,488万円に対し、歳出総額1,079億1,049万9,000円となり、翌年度に繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は24億4,549万3,000円の黒字決算となっております。 決算の詳細について御説明します。 歳入総額は、前年度に比べ13.3%の減となっております。 内訳として、市税については、法人市民税とたばこ税が増加しましたが、給与所得の減殺により、個人市民税は減少しております。加えて、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として、事業収入が減少した中小事業者の家屋に係る固定資産税を軽減したことなどから、市税全体で1,000万円の減収となりました。 一方、軽減措置により減収となった部分を補填する交付金が4億7,000万円追加されたことから、地方特例交付金は246.9%の大幅増となりました。地方交付税については、原資となる国税収入が伸び、臨時経済対策等の目的による追加交付があったことなどから、普通交付税特別交付税の合算で10.6%の増収となっております。 加えて、市債については、玉湯学園の校舎や南学校給食センターの整備が終了したことなどにより、16.3%の減となり、国庫支出金については、特別定額給付金に係る国庫補助金の減少などにより、37.9%の減収、県支出金については、商業・サービス業感染症対応支援事業に係る補助金の減少などにより、9.6%の減収となりました。 一方、歳出総額は、前年度に比べ13.8%の減となっております。 内訳として、人件費は、退職手当は減少したものの、コロナ禍対応による時間外勤務手当会計年度任用職員の人件費の増により、0.2%の増加、扶助費は、子育て世帯住民税非課税世帯への臨時特別給付金などにより、19.6%の増加となりました。 また、大雨災害からの復旧のための災害復旧事業費が600.1%増加し、公債費は、令和2年度は見送った繰上償還を9億1,000万円実施したことなどから、5.9%の増加となりました。 一方で、補助費等は、特別定額給付金給付事業や商業・サービス業感染症対応支援事業などの減によって63.6%減少したほか、普通建設事業費は、玉湯学園ほか学校施設整備の完了などにより、30.5%の減少となっております。 財政健全化法に基づく財政指標については、実質公債費比率が前年度に比べ0.8ポイント低下し10.4%、将来負担比率が9.9ポイント低下し66.9%となり、両指標とも改善しております。 なお、一般会計の市債残高は、繰上償還などにより、前年度に比べ44億円減の1,026億4,000万円となり、財政調整基金及び減債基金の合計残高は、前年度に比べ11億1,000万円増加して55億5,000万円となっております。 以上、御説明申し上げましたとおり、令和3年度におきましては、新型コロナウイルス感染症対策としての生活支援や経済対策をはじめ、市民の皆様の生活を守る施策を最優先に取り組んでまいりました。今年度も引き続き、新型コロナウイルス感染症対策を実行するとともに、今年3月に策定した総合計画に掲げる「夢を実現できるまち 誇れるまち 松江」の創造に向けて、バランスよく政策を展開してまいります。 また併せて、新庁舎建設や総合文化センター整備などの大規模建設事業が本格化し、地方債の発行が増加しますので、基金残高の確保や地方債残高の縮減などを意識して、安定した財政運営に取り組んでまいります。 続きまして、各特別会計の決算につきましては、国民健康保険事業特別会計など8会計を提出しておりますが、このうち6会計が黒字決算、2会計が収支均衡となり、全ての特別会計において赤字決算は生じておりません。 特別会計の運営については、収入の確保や支出の見直しなど、継続的な経営改善に取り組んでまいります。 なお、御説明申し上げました各会計の決算の詳細につきましては、お手元の決算書、主要施策の成果及び実績報告書並びに監査委員から提出されております決算審査意見書によって御確認の上、御審議いただきますようお願いいたします。 次に、地方公営企業法第30条第4項の規定により監査委員の審査を経ました決算第10号から決算第14号までの令和3年度松江市公営企業5事業の決算につきましては、全ての会計で黒字決算となっております。 各公営企業におきましても、今後、厳しい経営環境が予想されておりますところ、サービスの向上とともに経営の健全化に努めてまいります。 なお、決算の詳細につきましては、各企業局決算書並び決算審査意見書によって御確認の上、御審議いただきますようお願いいたします。 続きまして、その他の報告について御説明します。 報告第26号 令和3年度決算に基づく健全化判断比率につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき報告するものとなります。 なお、実質赤字比率及び連結実質赤字比率につきましては、黒字決算であったため、算定されておりません。 また、実質公債費比率及び将来負担比率につきましては、前年度に引き続き、財政再建の必要性を表す指標である早期健全化基準を下回っております。 報告第27号 令和3年度決算に基づく資金不足比率につきましては、いずれの会計においても資金不足は生じておりません。 報告第28号 松江市一般会計の継続費の精算につきましては、地方自治法第212条第1項の規定に基づき、令和3年度まで継続費として予算執行してまいりました松江市防災行政無線デジタル同報系3期整備事業など3事業が完了したことから、地方自治法施行令第145条第2項の規定に基づき御報告するものです。 報告第29号 松江市病院事業会計の継続費の精算につきましては、地方自治法第212条第1項の規定に基づき、令和3年度までに継続費として予算執行してまいりました病院情報システム更新事業が完了したことから、地方公営企業法施行令第18条の2第2項の規定に基づき御報告するものです。 報告第30号から報告第34号までの5件につきましては、議会の議決により委任された事項の専決処分に係るものであり、地方自治法第180条第2項の規定に基づき御報告するものです。 このうち、報告第30号につきましては、家賃を長期間滞納した市営住宅入居者等に対して市営住宅の明渡し等を請求するため、訴えを提起したものです。 報告第31号から報告第34号までの4件につきましては、道路管理瑕疵などによる損害賠償の額を定めたものとなります。 報告第35号につきましては、松江市債権管理条例の規定により、市の債権を放棄したことについて御報告するものです。 議案の説明は以上となりますが、引き続きまして、議第94号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第4号)」につきまして、パネルを用いて補足説明をさせていただきます。(パネルを示す) 議第94号、一般会計、この9月の補正予算(第4号)の内容でございます。総額で20億2,779万円とさせていただいております。 このうち、新型コロナウイルス感染症対策、原油価格・物価高騰等対策に係るものが、ほぼ同額の20億8,000万円となっております。その内訳といたしまして、約半分、10億5,000万円が地域の事業者を支援するため、また6億5,000万円が市民生活を支援するため、残る約2億円ずつが感染症拡大防止、医療体制の整備ほか、その他の感染症対策となっております。 総額が20億円でございまして、この対策が20億円となっておりますが、そのほかに、その他の政策的事業として6億9,000万円を計上させていただいております。その内訳といたしましては、総合計画の中にも位置づけております「しごとづくり」「ひとづくり」「どだいづくり」、災害復旧、その他となっております。 これらから、本市において予算計上しておりましたものの、国の令和3年度補助事業採択に伴って、市としては本年度不用となった事業費の減額分というのが7億5,000万円ございます。その分を加減いたしますと20億2,779万円というのが今回の第4号補正予算の総額となっております。 具体的な政策について説明をさせていただきます。 まず、新型コロナウイルス感染症対策といたしまして、感染症拡大防止と医療体制の整備のため、入院医療費の公費負担の追加をさせていただいております。長引く感染症に伴いまして、感染者数も増加いたしております。入院医療費の公費負担を増額することによって、必要な対応を図ってまいります。 次に、公立保育所、幼保園において、現在、保護者に持ち帰っていただいております使用済みの紙おむつを、感染症対策の一環として、各施設において処分する、その経費を計上しております。お認めいただきましたら、この11月から、おむつについての処分について開始してまいる予定でございます。 次に、保育所、幼稚園、幼保園における登降園管理情報共有等デジタル化でございます。登降園における接触機会の減少を図り、コロナウイルス対策の一環とするための費用でございます。 具体的には、QRコードによる児童の登降園管理保護者アプリの提供、利用によって、欠席、遅刻の連絡、施設からのお知らせ受信行事予定表の共有等をICTシステムによってできるようにしていくための予算となります。 また併せまして、私立の保育所におきましても、ICT化の推進に対する補助金を拡充させていただきます。私立保育所等全69施設のうち、既に29施設につきましてはICT化を終えております。残る40施設についての予算計上となっております。 続きまして、市民生活を支援するため、原油価格・物価高騰等に対応する水道料金の減免となります。コロナ禍において、燃料費や物価の高騰に対応して、市民生活における負担を軽減するため、水道料金の2か月分の減免を予算計上させていただいております。 これは3つに分かれますが、宍道町につきましては、松江市上下水道局による水道事業の提供ではなく、斐川宍道水道企業団によって水道事業が提供されております。こういった主体の違いによりまして、今回、対応を3つに分けております。 1つ目が、これは松江市民の世帯のうちの94%がこちらに当たりますが、まず水道料金、基本料金と給水料金の2か月分の減免でございます。宍道町を除く水道契約者ということになります。橋南地域につきましては、検針が11月でありますので、10月、11月分の水道料金を対象に、また、橋北地域におきましては、12月が検針月に当たりますので、11月、12月分の水道料金についての減免をさせていただくものとなります。 また、宍道地域、宍道町におきましては、下水道を使用する世帯について、11月の検針分、10月、11月分につきましての下水道使用料、基本使用料と従量使用料を合わせたものを減免させていただきます。 また、井戸水を利用されるなど、上下水道を使用されていない世帯につきましては、平均的な世帯の水道料金相当額の2か月分に当たる金額を補助させていただきます。この③につきましては申請を要しますが、①、②については申請は不要となっております。 なお、平均的な3人世帯で6,000円程度の減免ということになります。 1つ申し上げておきますと、この減免措置実施に当たってのお願いでございます。引き続き、節水には心がけていただきまして、限りある水資源を大切に使っていただければと思っております。また、水道水の使用量が増加すれば下水道の使用料金がかさむこととなりますので、こういった点にもお気をつけいただければと思います。 続きまして、再生可能エネルギー機器の導入の支援でございます。 先ほど来申し上げておりますが、直近の燃料費の高騰、あるいは頻発する自然災害に対応するため、再生可能エネルギー機器、具体的には太陽光発電システムあるいは蓄電池の設備等の導入に対するニーズが非常に高まっております。当初予算でもこの予算は計上させていただいておりましたが、ニーズが非常に大きいことから、今回、補正予算を組ませていただくものとなります。これら機器の導入支援について補助金を提供させていただくものになります。 次に、同じく物価高騰対策でございます。 コロナ禍において高騰する学校給食用の食材費の上昇についての補填、そしてまた、緊急的な休校が生じた場合に廃棄せざるを得なくなった学校用給食食材についても食材費を補填することによりまして、保護者の皆さんの負担を増やすことなく、安定した学校給食の提供を可能にするものでございます。小中学校、幼稚園ごとにそれぞれ積算をさせていただいております。 次に、地域の事業者を支援するためのコロナウイルス感染症対策でございます。アフターコロナを見据えまして、宿泊施設の高付加価値化等のための宿泊施設の改修を支援するものでございます。 具体的には、松江しんじ湖温泉、玉造温泉、美保関に所在するおよそ30の宿泊事業者につきまして、宿泊施設の高付加価値化、観光地の魅力向上のための廃屋の撤去等に係る費用につきまして、国とともに補助をさせていただくことで、本市の観光地としての魅力向上を図り、地域経済の回復につなげてまいる取組でございます。 次に、農業事業者の経営安定化のための支援措置でございます。 コロナウイルス感染の拡大で影響を受け減収になることに備えるために、農業者が収入保険に加入できるように、保険料の一部を支援させていただきます。令和3年度におきましては当初予算に計上させていただいておりましたが、コロナ禍が予想以上に長引いている状況に鑑みまして、今回、この収入保険料についての一部支援を補正予算に組ませていただいたものとなります。 収入保険といいますのは、保険期間の農業販売収入が基準額の9割を下回った場合に、下回った額の9割を補填するという内容となっております。農業収入の安定化に資するものとなります。 また続きまして、畜産農家を支援するものでございます。 飼料価格も高騰しております。この影響を受けている畜産農家に対して、飼料購入費用(餌の購入費用)の一部を支援するものとなります。飼料価格高騰前に県が定めておりました飼料購入代金の基準額を超えて各農家が負担している飼料購入経費についての支援になります。 引き続き、地域の事業者支援についてでございます。 貸切りバス等の運行支援を通じて、市民の移動を支援してまいります。市内に事業所を有する民間貸切りバス事業者を対象といたしまして、現状、貸切りバス等による松江市民の県内移動支援事業補助金というのを実施いたしております。ただこれが、対象期間がこの10月31日が期限となっております。この対象期間を県とともに来年3月31日まで延長するものでございます。 この貸切りバスにつきましては、例えば、部活動の遠征でありますとか、学校等の遠足、校外学習、スポーツ少年団、児童クラブの旅行、法要での送迎等に利用できますので、ぜひ市民の皆様には御利用を検討いただければと考えております。 次に、同じく燃料価格高騰の影響を受ける交通事業者への支援でございます。 市内の交通事業者、一畑電車、タクシー事業者、またバス事業者であります一畑バス、松江市交通局、その他コミュニティバスの運営を担っていただいている事業者に対して、県と協調して燃料費を支援するものでございます。 こちらは同じく、貨物運送事業者、廃棄物運搬事業者、そして観光遊覧船──これははくちょう号でございます──に対する支援でございます。同じく、物価高騰前の水準に比べて今回増嵩した燃料費の一部についての支援をさせていただくものでございます。 その他感染症対策でございます。2つございます。 医療体制の整備に係る経費、具体的には、分娩前の妊婦のPCR等検査費用の増額でありましたり抗原検査キットの購入費用といったものでございます。それにまた、その他と書いておりますが、具体的には、体育施設、農村公園などにおけるトイレの洋式化、また保育所、幼稚園などにおける感染予防のための空調設備の改修等を対象といたしまして予算を計上させていただいているものとなります。 こちらからが、その他政策的事業ということで計上させていただいているものでございます。 まず、「しごとづくり」としまして、職人商店街の実現に向けた取組を進めてまいります。 商店街等において新たな消費や経済活動の創出につながる施設整備に対して国と連携して支援するものでございまして、松江市天神町の荒木文之助商店が今改修を予定されております。改修の具体内容といたしましては、クラフトビールの醸造所を併設されましてビアカフェを運営されるとともに、工芸品のセレクトショップの開店を予定されております。こういった取組に対する経費の補助を行うことで、地域の持続的な成長を導きたいと考えているところでございます。 次が「ひとづくり」でございます。 現状、子育て世代包括支援センターと子ども家庭総合支援拠点と2つに分かれております子育て支援の取組につきまして、今回、こども家庭センターを設置することで、一気通貫したきめ細やかで切れ目のない相談支援を提供してまいります。 今年度、児童福祉法の改正が行われまして、このこども家庭センターの設置が努力義務化されております。施行期日は令和6年4月1日となっておりますが、これを1年前倒しまして、松江市として、来年の4月1日オープンを目指して、このこども家庭センターの設置に向け検討を進めるための経費となります。 次に、「どだいづくり」でございます。松江市地球温暖化対策実行計画の改定のための経費を盛り込ませていただいております。 国の地球温暖化対策の推進に関する法律の改正がございました。これに伴いまして改正をしてまいるものでございますが、具体的な内容としましては、再生可能エネルギーの利用促進など、2050年カーボンニュートラルを実現するために必要な施策方針と実施目標の設定、また、市民、事業者、行政が一体となって取り組むべき具体的な施策の内容について検討してまいるものでございます。 同じく、「どだいづくり」の環境、自然の項目でございますが、松江ならではの環境活動の実践のための予算を組ませていただいております。 松江市では、まつえ循環プロジェクトと銘打ちまして、松江ならではの環境活動を推進しているところでございます。今年4月には、レゲエグループ湘南乃風の若旦那こと新羅慎二さんに環境クリエイティブディレクターに就任いただいて、アドバイスをいただきながら、各種イベントを展開してまいるところでございます。 この具体的な取組の中で、具体的に検討が進んでおります2つの取組について、今回、補正予算に計上させていただいております。1つが環境をテーマにしたイベントの開催、もう一つがコンポストの普及促進でございまして、野菜の端ぎれ等を家庭においてこのコンポストを利用して堆肥化を図ることで循環型社会の形成を導くものでございます。このコンポストをまずは市有の施設に配置いたしまして、また将来的には市内の事業所あるいは市民の皆様の家庭に広げてまいりたいと考えております。こういった環境活動の実践のための費用を計上させていただいております。 最後に、2つございます。その他政策的事業といたしまして、SDGsの普及啓発のための推進事業費でございます。 SDGsにつきましては、市民の皆さんへの普及啓発のために取組を今後展開してまいりたいと考えておりまして、そのうち、市民、学校等を対象にしたSDGs出前講座の実施と、公用車のSDGsステッカー掲出についての経費を計上させていただいております。 また、今月から、SDGsアドバイザーとして、法政大学の川久保先生、島根大学の松本先生のお二方に就任いただくこととなっております。こういった外部の専門家にアドバイスをいただきながら、市民の皆さんへのSDGsの普及啓発、浸透を図ってまいりたいと考えているところでございます。 こちらが最後になります。災害復旧費でございます。今年度また過年度に発生しました大雨災害によって被災した箇所の復旧を進めるものになります。 農林水産施設、公共土木施設、教育施設等で内訳を書いておりますが、非常に大きな被害が、特に昨年度発生しております。この復旧に要する費用について、今回の補正予算に計上させていただいております。 以上が議案についての御説明となります。御審議のほど何とぞよろしくお願いいたします。─────────────────────── △日程第6 決算特別委員会の設置について △日程第7 決算特別委員の選任について ○議長(立脇通也) 日程第6「決算特別委員会の設置について」及び日程第7「決算特別委員の選任について」を一括して議題といたします。 お諮りいたします。 委員会条例の規定により、令和3年度各会計決算に関する審査を行うため、31人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 お諮りいたします。 ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例の規定により、議長並びに議会選出の監査委員を除く議員全員31人を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。─────────────────────── △日程第8 休会について ○議長(立脇通也) 日程第8「休会について」を議題といたします。 お諮りいたします。 議事の都合により9月8日及び9月9日は休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日は、これにて散会いたします。 〔午前10時42分散会〕...