松江市議会 > 2022-07-06 >
07月06日-06号

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  1. 松江市議会 2022-07-06
    07月06日-06号


    取得元: 松江市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-22
    令和 4年第3回 6月定例会    令和4年第3回松江市議会定例会議 事 日 程(第6号) 令和4年7月6日(水曜日)午前10時開議 第1 議第58号議案・議第60号議案~議第74号議案・議第76号議案~議第78号議案、承認第3号~承認第13号    (委員長報告・質疑、討論、採決) 第2 陳情第38号    (委員長報告・質疑、討論、採決) 第3 同意第3号 松江市農業委員会委員任命について    (提案説明、採決) 第4 議員提出議案第4号 国民の祝日「海の日」の7月20日への固定化を求める意見書について    (提案説明、質疑、討論、採決) 第5 宍道湖・中海問題等対策特別委員会中間報告について    (委員長報告・質疑) 第6 島根原子力発電対策特別委員会中間報告について    (委員長報告・質疑) 第7 議員派遣について────────────────────────────────────────本日の会議に付した事件 議第58号議案・議第60号議案~議第74号議案・議第76号議案~議第78号議案、承認第3号~承認第13号 (委員長報告・質疑、討論、採決) 陳情第38号 (委員長報告・質疑、討論、採決) 同意第3号 松江市農業委員会委員任命について (提案説明、採決) 議員提出議案第4号 国民の祝日「海の日」の7月20日への固定化を求める意見書について (提案説明、質疑、討論、採決) 宍道湖・中海問題等対策特別委員会中間報告について (委員長報告・質疑) 島根原子力発電対策特別委員会中間報告について (委員長報告・質疑) 議員派遣について────────────────────────────────────────出 席 議 員(32名)    1 番   小  澤  一  竜    2 番   中  村  ひ か り    3 番   たちばな  ふ  み    4 番   三  島     明    5 番   山  根     宏    6 番   海  徳  邦  彦    7 番   村  松  り  え    8 番   原  田     守    9 番   舟  木  健  治    10 番   野 々 内     誠    11 番   錦  織  伸  行    12 番   河  内  大  輔    13 番   細  木  明  美    14 番   太  田     哲    16 番   米  田  と き こ    17 番   岩  本  雅  之    18 番   長 谷 川  修  二    19 番   柳  原     治    20 番   野  津  直  嗣    21 番   森  本  秀  歳    22 番   川  島  光  雅    23 番   石  倉  徳  章    25 番   田  中  明  子    26 番   吉  金     隆    27 番   森  脇  幸  好    28 番   南  波     巖    29 番   津  森  良  治    30 番   森  脇  勇  人    31 番   川  井  弘  光    32 番   三  島  良  信    33 番   三  島     進    34 番   立  脇  通  也───────────────────────欠 席 議 員(1名)    24 番   石  倉  茂  美───────────────────────欠     員(1名)───────────────────────事務局職員出席者  事務局長    福  島  恵 美 子  次長      永  井  秀  之  議事調査課長  竹  田  優  子  書記      松  浦  真  人  書記      月  森  致  子  書記      梶  田  崇  光  書記      野  津  涼  子  書記      山  根  広  大  書記      牧  田     慧  書記      橋  本  伸  也───────────────────────説明のため出席した者  市長      上  定  昭  仁  副市長     能  海  広  明  副市長     講  武  直  樹  副市長     平  林     剛  理事      山  根  幸  二  総務部長    小  村     隆  総務課長    永  田  幸  子  財政部長    水     研  二  防災部長    佐  目  元  昭  産業経済部長  松  浦     徹  観光部長    土  江  紀  明  文化スポーツ部長松  尾  純  一  市民部長    吉  田  紀  子  健康福祉部長  松  原     正  子育て部長   青  木  佳  子  環境エネルギー部長          花  形  泰  道  都市整備部長  爲  國  岳  彦  都市整備部政策監森  原     透  会計管理者   杉  谷     薫  消防長     田  村  達  朗  教育長     藤  原  亮  彦  副教育長    寺  本  恵  子  副教育長    成  相  和  広  上下水道局長  小  塚     豊  ガス局長    山  内  政  司  交通局長    須  山  敏  之  市立病院院長  入  江     隆─────────────────────── 〔午前10時03分開議〕 ○議長(立脇通也) おはようございます。これより本日の会議を開きます。─────────────────────── △日程第1 議第58号議案・議第60号議案~議第74号議案・議第76号議案~議第78号議案、承認第3号~承認第13号      (委員長報告・質疑、討論、採決) △日程第2 陳情第38号      (委員長報告・質疑、討論、採決) ○議長(立脇通也) 日程第1、議第58号「松江市総合計画条例の一部改正について」、議第60号「松江市税賦課徴収条例等の一部改正について」から議第74号「市道路線の認定について」、議第76号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第2号)」から議第78号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第3号)」、以上議案19件、承認第3号「専決処分の報告について」から承認第13号「専決処分の報告について」まで承認11件及び日程第2、陳情第38号「インボイス制度中止について」を一括して議題といたします。 各委員会における審査について、それぞれ委員長の報告を求めます。 河内大輔総務委員長。 〔12番河内大輔議員登壇〕 ◆12番(河内大輔) おはようございます。 今期定例会において総務委員会に付託となりました議案7件、陳情1件につきまして、6月23日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告を申し上げます。 議第58号「松江市総合計画条例の一部改正について」は、松江市総合計画審議会委員の任期の考え方についての質疑に対し、執行部より、委員の任期は2年とし、委員の改選は、その都度、所属団体と協議しながら決定していくとの答弁がありました。 また、審議会が定期的に開催されるかとの質疑に対し、執行部より、審議会では毎年、前年度の評価、検証を行うこととしている。総合計画を変更する際はその都度開催するとの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第60号「松江市税賦課徴収条例等の一部改正について」は、質疑、意見ともになく、採決の結果、議第60号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第70号「財産の無償貸付けについて」は、松江市が所有する八束複合施設の2階の一部を、特定非営利活動法人中村記念館東洋思想文化研究所へ無償で貸し付けるものです。 施設の光熱費負担についての質疑に対し、執行部より、八束支所、八束公民館、中村元記念館で、八束複合施設利用面積に応じ、案分して負担しているとの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、議第70号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第71号「議決事項の一部変更について(財産の無償貸付けについて)」は、松江市鹿島ケーブルビジョン施設の建物の一部の無償貸付けについて、施設利用の必要がなくなり、貸付けを終了するため、平成31年第1回松江市議会定例会において議決を得た事項の一部を変更するものですが、質疑、意見ともになく、採決の結果、議第71号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、承認第3号「専決処分の報告について(松江市税賦課徴収条例の一部改正について)」及び承認第4号「専決処分の報告について(松江市都市計画税条例の一部改正について)」の議案2件は、一括議題といたしました。 質疑に対し、執行部より、4月1日施行の条例改正について、他市では、専決処分のほか、臨時議会を開いて行っているところもあるとの答弁がありました。 討論では、一委員より、賛成であるが、条例の審議を定例会の会期中や臨時会で行うことに心がけられたいとの意見がありました。 採決の結果、承認第3号及び承認第4号はそれぞれ全会一致で承認すべきものと決しました。 次に、承認第5号「専決処分の報告について(松江市地方活力向上地域における固定資産税課税免除及び不均一課税に関する条例の一部改正について)」は、質疑、意見ともになく、採決の結果、全会一致で承認すべきものと決しました。 次に、陳情第38号「インボイス制度中止について」は、質疑の後、討論で、一委員より、事業者が選択して免税事業者になるので、インボイス制度の中止を求める必要がないことから不採択、また一委員より、納税は皆が平等に扱うもので、平等に負担するものであるので不採択、また一委員より、消費税は安定した財源確保のために重要であり、地方消費税が地方に譲与され、政策的に市民に還元されることが重要である、また、適格請求書発行事業者になるための事務負担軽減が最優先課題であり、インボイス制度導入そのものに反対ではないと捉えているので不採択、また一委員より、オイルショック時のような状態になっているこの時期にインボイスの負担が増え、商品に価格転嫁され、物価上昇の要素になりかねないことから採択との意見がありました。 採決の結果、陳情第38号は賛成少数により不採択とすべきものと決しました。 以上で総務委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより総務委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって総務委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 細木明美教育民生委員長。 〔13番細木明美議員登壇〕 ◆13番(細木明美) 今期定例会において教育民生委員会に付託されました議案12件につきまして、6月24日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 初めに、議第61号「松江市児童クラブ条例の一部改正について」の質疑において、主なものとして、公設児童クラブの役割など、将来の児童クラブの考え方についての質疑に対し、執行部より、これまで、地域で子どもを育てるということで、地元の運営委員会の皆様に御尽力いただき、公設児童クラブを運営してきたが、近年、民設児童クラブも数多く開設され、それぞれが特色のある運営をし、保護者の方の選択肢が広がっているというのが実態である。公設と民設の役割分担やそれぞれの特徴を生かし、公設が担う役割が何なのかをしっかり見極めながら、今後の在り方について検討していきたいとの答弁がありました。 また、周辺部には民設児童クラブがあまり開設されていないが、周辺部を含めた市内児童クラブの今後の在り方についての質疑に対し、執行部より、全市一律ということではなく、民設と共存していくところ、公設がしっかりと担っていくところなど、その地域性を見極めながら、きめ細やかに考えていきたいとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第61号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第62号「松江市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について」は、質疑の後、意見はなく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第66号「東出雲複合施設建設(建築)工事の請負契約締結について」の質疑において、主なものとして、契約数量制度における変更契約についての質疑に対し、執行部より、今回の契約は4,000万円以上の工事なので、契約数量制度を適用している。コンクリート、鉄筋、型枠、鉄骨を対象材料としており、受注業者からの数量変更があれば協議を行い、適切に変更契約をする予定であるとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第66号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第67号「松江市総合文化センター規模改修(建築)工事の請負契約締結について」及び議第68号「松江市総合文化センター規模改修電気設備)工事の請負契約締結について」並びに議第69号「松江市総合文化センター規模改修空気調和設備)工事の請負契約締結について」は、一括議題とし、審査を行いました。 質疑では、リニューアル後の松江市総合文化センターは、松江市民のよりどころ、文化の拠点、また日本一のパイプオルガンの施設として、地域や市民の期待も大きい。今回の請負契約締結については理解したが、今後の計画についてはどのようになっているのかとの質疑に対し、執行部より、今、具体的に提示できるものはないが、文化スポーツ部とも連携を図りながら、図書館機能も含め、すばらしい施設になるように、そして皆さんに使っていただける施設になるように研究してまいりたいとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第67号及び議第68号並びに議第69号はそれぞれ全会一致で原案可決すべきものと決しました。 承認第6号「専決処分の報告について(松江市国民健康保険条例の一部を改正する条例の一部改正について)」及び承認第7号「専決処分の報告について(松江市介護保険条例の一部を改正する条例の一部改正について)」は、それぞれ、保険料の減免及び徴収猶予の実績についての質疑があり、討論で意見はなく、採決の結果、承認第6号及び承認第7号はそれぞれ全会一致で承認すべきものと決しました。 承認第9号「専決処分の報告について(令和3年度松江市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号))」、承認第10号「専決処分の報告について(令和3年度松江市宍道国民健康保険診療施設事業特別会計補正予算(第3号))」、承認第11号「専決処分の報告について(令和3年度松江市後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第4号))」、承認第12号「専決処分の報告について(令和3年度松江市介護保険事業特別会計補正予算(第4号))」、以上の議案4件については、質疑、意見ともになく、採決の結果、それぞれ全会一致で承認すべきものと決しました。 以上で教育民生委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより教育民生委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって教育民生委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 川井弘光経済委員長。 〔31番川井弘光議員登壇〕 ◆31番(川井弘光) 今期定例会において経済委員会に付託されました議案1件と承認1件につきまして、6月27日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第63号「旧日銀松江匠工房設置及び管理に関する条例の一部改正について」は、施設の利用料金の根拠についての質疑に対し、執行部より、開館した平成12年当時から現在まで、周辺の家賃相場にそこまでの変動がないことから、金額を据え置くものとしたとの答弁がありました。 また、開館時の金額設定については、周辺の月額賃料の相場であった坪単価8,000円を基に、当施設は、面積の50%が販売スペース、50%が製造スペースという、いわゆる製販一体型の施設利用であることを加味し、坪単価を5,400円とした。この金額を基に、本館1階の利用料を算出し、本館2階及び地下はその金額の70%の金額、本館3階は50%の金額にしているとの答弁がありました。 さらに、この条例は施設のテナント利用料の上限額を定めているもので、利用料金については、今後の申込み状況、利用状況に応じ、施設管理者と協議の上、判断していきたいとの答弁がありました。 このほかの質疑として、施設に対するこれまでのニーズあるいはこれからの新しいニーズや職人商店街との関係についての質疑に対し、執行部より、中心市街地拠点施設として、職人商店街の事業に資する活用をしていく必要があると認識しているとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第63号は全会一致により可決すべきものと決しました。 承認第13号「専決処分の報告について(令和3年度松江市企業団地事業特別会計補正予算(第1号))」は、各企業団地の現況についての質疑に対し、執行部より、朝日ヒルズ工業団地について、4月に1区画売却しており、今年度、さらに売却していけるよう取り組みたい。また、揖屋干拓工業団地については、新型コロナウイルス感染症の影響による遅れがあるものの、商談先と一緒になって議論を行っているとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、承認第13号は全会一致により承認すべきものと決しました。 以上で経済委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより経済委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって経済委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 岩本雅之建設環境委員長。 〔17番岩本雅之議員登壇〕 ◆17番(岩本雅之) 今期定例会において建設環境委員会に付託となりました議案6件について、6月27日に現地視察並びに28日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第64号「松江国際文化観光都市建設計画観光地区建築条例の一部改正について」、質疑では、建物の高さ制限が地区により異なることについての質疑に対し、執行部より、宍道湖に近い地区はにぎわいに資するような建物に建ってもらいたいという趣旨があり、地区により、高く規定しているとの答弁がありました。 また、条例改正を行うに至った経緯についての質疑に対し、執行部より、複数の事業者から自動車車庫についての説明を求められることがあったため、条例で明確化するに至ったとの答弁がありました。 条例改正に伴う国への報告義務についての質疑に対し、執行部より、昭和39年度に特別用途地区として観光地区を指定しており、松江市で建築制限について条例化しているため、国への報告義務はないとの答弁がありました。 討論では意見はなく、採決の結果、議第64号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第65号「松江市特定公共賃貸住宅条例の一部改正について」は、質疑では、同居親族の範囲を拡大することについての質疑に対し、執行部より、里子等を対象に加えるのはパートナーシップ制度も想定してのものであるが、松江市は現在パートナーシップ制度を導入していないため、里子のみが入居者資格要件に加わるとの答弁がありました。 また、公営住宅パートナーシップ制度を導入することについての質疑に対し、執行部より、国の省令改正がされていないため、現段階ではできないが、省令改正され、松江市でパートナーシップ制度を導入することになれば、それに合わせて対応することになると考えられるとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第65号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第72号「損害賠償の額を定める(自後訂正)ことについて」は、質疑、意見ともになく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第73号「市道路線の廃止について」及び議第74号「市道路線の認定について」は、関連するものであり、一括議題としました。 質疑では、城山線で通行が許可される方についての質疑に対し、執行部より、城山内に居住されている11軒の方を対象に許可をするとの答弁がありました。 また、城山線廃止区間の今後の管理についての質疑に対し、執行部より、城山線の廃止区間は市道での管理から外れ、松江城として一括管理するとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第73号及び議第74号は全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第77号「令和3年災第1993号道路災害復旧工事請負契約締結について」は、質疑、意見ともになく、採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で建設環境委員会の報告を終わります。 すいません、先ほど議第72号について、損害賠償の額を「求めること」と申し上げましたが、正しくは「定めること」でございましたので、訂正いたします。 ○議長(立脇通也) これより建設環境委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって建設環境委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 三島良信予算委員長。 〔32番三島良信議員登壇〕 ◆32番(三島良信) 今期定例会において予算委員会に付託されました議案3件につきまして、7月1日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 7月1日の委員会では、各分科会での詳細審査に関する報告を受けた後、討論、採決を行うとともに、追加提出された議案の審査を行いましたので、結果について申し上げます。 議第76号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第2号)」は、討論では、一委員より、賛成はするが、中海スポーツパーク整備事業について、ここに9億円かけたことを理由に他の周辺地域が取り残されることのないよう、サイクリングロード全体の整備や大海崎堤防のかさ上げ、そして中海水域多面的利活用水環境改善など、総合的に行われることを求めるとの意見があり、また一委員より、新型コロナウイルス感染症対策に係るものが主なものであり、しっかりと速やかに執行していただきたい。防衛施設の関連においては、今回、設計予算であり、これから本予算が入ったらしっかりとまたその中で審議ができると思っているので賛成するとの意見がありました。 採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 また、承認第8号「専決処分の報告について(令和3年度松江市一般会計補正予算(第13号))」は、討論で意見はなく、採決の結果、全会一致で承認すべきものと決しました。 なお、各分科会における審査の内容につきましては、お手元にお配りしております分科会長報告のとおりであります。 次に、議第78号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第3号)」の質疑の主なものとして、事業者支援周知方法や手続の簡素化、漁業者支援を遡って適用することについての質疑に対し、執行部より、ホームページや市の公式SNS告知放送などにより、補助を受けていただく方々になるべく分かりやすく内容が伝わるように周知を行いたい。申請については、なるべく簡素化し、申請者の方々の負担軽減につながるようにしたい。漁業者支援の補助金については、基本的には4月1日以降に発注されたものについては対象としたいとの答弁がありました。 また、商業・サービス業等省エネ対策事業費が個人のものを対象外としていることについての質疑に対し、執行部より、持続可能な経営を目指す事業者の支援を考えているとの答弁がありました。 また、緊急校務支援員配置事業費についての質疑に対し、執行部より、処遇については、時間単価は国の制度のスクール・サポート・スタッフを参考に1時間1,139円とし、会計年度任用職員としている。募集については、学校と密に連携しながら、まずは学校の中にボランティアで入っておられる方や地域の方などに当たっていきたい。また、ホームページ等でも募集をかけたい。 欠員等が生じている学校数については、小学校24校、中学校4校、義務教育学校が1校となっている。今後、欠員が生じた場合等の対応としては、教員の配置は県の責務であり、まずは教員で埋めていただくことが大前提であるが、やむを得ず配置が難しい場合は、さらに追加の配置を行いたいと考えているなどの答弁がありました。 また、事業者支援が予算を超えてしまった場合の対応、事業の周知の考えについての質疑に対し、執行部より、好評につき予算が不足した場合は、柔軟に対応させていただきたい。周知については、担当職員が関係者の方々のところに出向くなどして、最大限取り組ませていただきたいとの答弁がありました。 また、認定農業者や新規就農者、林業事業者、漁船登録船舶の数、漁業者への補助金についての質疑に対し、執行部より、現在、松江市に認定農業者は96名、認定新規就農者は11名、認定漁業者は10名、認定新規漁業者は4名おられる。林業事業体については、松江森林組合を想定している。船舶数については、JFしまね関連で、鹿島町、島根町、美保関町で400隻、宍道湖漁協関係で200隻、中海漁協関係で160隻、全体で約760隻と伺っている。1トン未満の漁船に対する2万円の補助については、民間業者に頼んだ場合に幾らかかるかを関係者へ聞いたところ、3万円から4万円であったことから、2分の1の上限2万円ということで単価を設定している。個人で作業をされた方についても、塗装代や上架料などの費用がかかることから、領収書があれば対象にしていきたいと考えているとの答弁がありました。 また、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の松江市への交付額と今後の活用見込みについての質疑に対し、執行部より、松江市で受入れが決まっている交付金の配分額は総額約20億円余りで、今回の追加提案との差額が11億円余り残っている。今回提案させていただいた以外の事業者の方についても、要望、需要等を調査しており、今後調整していきたい。その中で、一般の方への支援についても考えていきたいとの答弁がありました。 また、今回の予算を組む要因となった原油価格や物価高騰についてどのように認識を持っているかとの質疑に対し、執行部より、世界情勢や食料危機など様々な要因が絡んでこのような事態になっていると思っている。今回の国の対策は、原油価格、エネルギー価格とともに、食料などのあらゆる物価に対する対策であり、そのあたりもしっかり見ながらやっていきたいとの答弁がありました。 討論では、一委員より、賛成はするが、今後、臨時交付金の残額、物価高騰対応分の残りを適切に活用し、生活困窮者、子育て世代、中小事業者の支援につながる事業の創設を要望するとの意見があり、また一委員より、臨時交付金の限られた財源の中で、今回、緊急的に事業を絞って、あまねく広く事業者にとって必要な予算を計上されたことについて賛成するとの意見がありました。 採決の結果、全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で予算委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより予算委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって予算委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 3番たちばなふみ議員。 〔3番たちばなふみ議員登壇〕
    ◆3番(たちばなふみ) 共産党市議団、たちばなふみです。会派を代表して意見を述べます。 議第63号、議第76号、議第78号について、賛成の立場ではありますが、一言意見を申し述べます。また、陳情第38号について、委員長報告に反対の立場で討論いたします。よろしくお願いいたします。 議第63号「旧日銀松江匠工房設置及び管理に関する条例の一部改正について」です。 条例は、カラコロ工房新活用基本構想が策定されたことに伴い、現在3階のみが時間単位で貸し出すことが可能であるところ、2階についても同様にするもので、市民の皆さんが利用しやすくなる点で賛成します。しかし、この基本構想及び改修工事に伴い、何年もカラコロ工房を支えてきたテナントの皆さんは退去せざるを得ない状況です。 1年ごとの契約でもあり、1年以上前に説明があったこと、改修工事の必要性は理解いたします。しかし、松江を支える事業者でもある皆さんが、この退去や移転をもとに廃業に至ったり、移転によって不利益を被らないよう、それぞれの事業者に寄り添い、最大限支援することを求めるものです。 議第76号 補正予算2号、中海スポーツパーク整備事業費についてです。 上宇部尾町に予定されているこのグラウンド等は、そもそも水陸両用機を核にした中海振興プロジェクトにおいて、なかうみスカイポートの背後地利用として計画されたものです。水陸両用機の運航を行っていた会社は、新型コロナ禍やスポンサーの問題等が発生し、清算を開始したことが明らかになりました。インバウンド需要も見込んで観光の起爆剤として期待されていたそのときと現在では、まちの中心部、市の中心部からも離れており、その利用促進に向けてかなりの工夫を要すると考えます。交通網や利用者の休憩施設等整備も関連して必要になると考えますので、総事業費9億円を投じるからには地域振興策が重要と考えます。 中海地域の振興計画において、ここに9億円かけたことを理由に他の周辺地域が取り残されることのないよう、サイクリングロード全体の整備、大海崎堤防かさ上げ、中海水域多面的利活用水環境改善など、総合的に行われることを求めるものです。 議第78号 補正予算3号の中で、原油価格・物価高騰等総合支援緊急対策の7事業について意見を述べます。 いずれも県の事業に呼応して事業者を支援するものであり、省エネの思い切った推進でもあり、それ自体、積極的に行うべきと考えます。しかしながら、このたびの事業者支援はいずれも省エネ機器の導入支援のみであり、この負担増の中でも機器の更新をする意欲的で余裕もある事業者、農業においては認定農業者や認定新規就農者のみの支援となっています。 財源である臨時交付金は、原油価格や電気、ガス料金を含む物価の高騰の影響を受けた生活者や事業者の負担の軽減を、地域の実情に応じ、きめ細やかに実施するため、生活困窮者等生活支援、負担軽減や、影響を受ける事業者の負担軽減、経営支援をするために拡充されたものです。今後、臨時交付金の配分額の残りを適切に活用し、生活困窮者、子育て世代、中小事業者、小規模農家等の支援につながる事業の創設を要望し、賛成といたします。 続きまして、陳情第38号「インボイス制度中止について」、委員長報告は不採択です。その委員長報告に反対の立場で意見を述べます。 消費税法では、消費税の課税対象は事業者であり、納税義務も事業者に課せられています。しかし、誰が税を負担するかの規定はありません。つまり、消費税法では、事業者への徴収義務、買手、消費者への支払い義務を課しているとは言えず、買手や消費者が消費税分を負担しなければならないということは決められていません。 また、消費税は預り金ではなく、対価の一部です。このことは、1990年3月26日、東京地裁の判決で確定しています。ですから、預かった消費税を納税しないことが不公平であるという益税論は成立しません。 また、消費税法第9条では、小規模事業者に係る納税義務の免除が規定されています。これは、小規模事業者に対して事務負担や税務執行コストへの配慮から設けられている特例措置です。免税事業者が消費税によって不当に利益を得ているということはありません。 物の値段というのは、競合店や近隣店との価格競争や、取引の上下関係、力関係などによって決まります。必ずしも自分の思いどおりの金額で取引できるとは限りません。ですから、必ず消費税分が価格に転嫁できる、もらえるということはありません。小規模事業者ほど価格交渉力が弱い傾向にあり、これ以上の負担増に耐えられないと思います。 本陳情は、来年10月から適格請求書の保存方式(インボイス制度)が導入されることを中止するよう求める陳情です。 導入された場合、仕入先から受け取ったインボイスがないと仕入れ税額控除ができず、納税額が増えてしまうため、仕入先の事業者は取引先からインボイスの発行を求められます。ところが、免税業者はインボイスが発行できないため、これまで免税業者になっていた小規模事業者、年間の売上げが1,000万円以下の小規模事業者もインボイス発行のため消費税を納めなければならなくなり、増税となってしまいます。 中小企業や商店は、コロナ禍の下で、景気低迷、生活と営業困難が長期に及んでいる中、ロシアのウクライナ侵略が勃発、原料や資材の値上がりを価格に転嫁できず、苦境に陥っています。コロナ危機で売上げが大幅に落ち込み、赤字決算になった事業者は、所得税や法人税はゼロになりますが、消費税の納税は赤字業者でも容赦なく迫られます。インボイスは、こうした苦境に立つ事業者に追い打ちをかけるものではないでしょうか。 財務省の国会答弁では、免税業者のうち個人、法人合わせて161万社が新たに納税業者になり、平均15.4万円、合計で2,480億円の増税になると試算されています。現在、松江税務署管内では、個人事業の免税業者は4,801人、課税事業者の1,860人の2.5倍以上に上ります。 陳情者は、主に中小または個人事業者の団体であります。この団体の加入している全国商工団体連合会が行った原材料・仕入値の高騰・価格転嫁に関する緊急アンケート第1次集約によれば、課税事業者になるよう迫られれば廃業せざるを得ないと考える事業者が3割に上っています。 陳情者は、松江市内で産業を支える多くの事業者、建設・建築業の一人親方、軽貨物運送、不動産賃貸業、料飲業、シジミ漁師など漁業、農業など、多くの中小事業者が、今以上の負担増により廃業が進む懸念があること、また、新たに起業や創業をしようという意欲を持つ人にとってもマイナス要因となることを危惧したもので、産業振興を進める松江市にとっても、大企業、小規模事業者にとってもマイナスであるインボイス制度を中止すべきとの意見を国に上げてほしいというのが陳情者の願意です。 松江市は、コロナ禍となって以降、事業復活支援金などをはじめ様々な事業者支援をして、事業者を応援してきました。インボイスは、こうした支援と矛盾するのではないでしょうか。 先般、免税業者の方が、国税庁の職員から、インボイスを発行しなければ取引先から付き合いを断られるかもしれませんなどの説明をされ、中小業者を守ろうという気持ちが感じられないと、怒りの声も聞いています。議員の皆さんに、本陳情は採択すべきであることをお訴えいたしまして、委員長報告に反対の討論といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(立脇通也) 26番吉金隆議員。 〔26番吉金隆議員登壇〕 ◆26番(吉金隆) 松政クラブを代表し、賛成討論を述べます。 今期定例会に提出されました全ての議案、承認案件について、原案可決及び承認です。 議第76号 令和4年度一般会計補正予算(第2号)では、新型コロナウイルス感染症対策として、PCR等検査費の追加、松江保健所の体制強化、新型コロナウイルスワクチンの追加、接種に向けた体制整備に大方を張りつけながらも、地域の伝統文化や文化芸術を守り伝える事業、「つながりづくり」や「どだいづくり」でのスポーツを通じた健康で豊かな暮らし実現事業、公共施設の再エネ100%導入を調査検討も織り込まれました。 また、7月1日に追加提案された議第78号 令和4年度一般会計補正予算(第3号)は、原油価格・物価高騰等総合緊急対策として、多くの業種、業界へ、国、県との協調の下、細部にわたり目配りがなされております。スピード感を持って立案されましたので、事業が早く広く周知され、効果が発揮されることを願っており、賛成です。 以上で賛成討論を終わります。 ○議長(立脇通也) 25番田中明子議員。 〔25番田中明子議員登壇〕 ◆25番(田中明子) 公明クラブの田中明子でございます。 今議会に提案された議案のうち、議第76号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第2号)」、議第78号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第3号)」につきまして、会派を代表いたしまして、賛成の立場で意見を述べます。 議第76号、議第78号につきましては、いずれも新型コロナウイルス感染症対策と物価高騰対策への補正予算でございます。 今、コロナ禍におきまして追い打ちをかけるような、市民を直撃する物価高騰の中で、公明党は全国で国民生活総点検・緊急対策本部を設置し、暮らしや仕事への影響を総点検してまいりました。ここ松江市におきましても、高齢者から若者まで幅広い年代の市民や事業者に対し、現場の声を伺う中で、特に子育て世代や生活困窮者へのきめ細やかな支援が必要であることを痛感いたしました。 また、あらゆる業種の事業者や農林漁業者への経営支援は欠かせないと感じ、公明クラブといたしましても、5月23日、上定市長に、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の使い道につきまして緊急要望をさせていただきました。 まず、議第76号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第2号)」では、PCR検査費用の大幅な拡充、保健所の体制強化、ワクチン接種の4回目への体制整備等、新型コロナウイルス感染症対策の充実に向けた予算となっております。 議第78号「令和4年度松江市一般会計補正予算(第3号)」では、原油価格・物価高騰等総合緊急対策として、商業、サービス業者等を対象に、省エネ効果の高い設備投資への支援や、製造業者を対象に、省エネ効果の高い生産設備等の導入並びに製造現場の改善に対する支援が盛り込まれております。 さらに、認定農業者や認定新規就農者を対象に、省エネ効果の高い農業用ハウスの新設及び既存のハウスに対しても省エネ効果の向上を支援する予算となっております。また、林業事業者に対しては、省エネ効果の高い林業機械などの導入に対する補助への予算が計上されております。さらに、漁業者に対しては、省エネに資する船底などの塗装の費用への補助や、ソナーやはえ縄、潮流計等の導入で省エネ化を後押しする予算が盛り込まれました。 そのほか、市立小・中・義務教育学校教職員の校務負担の軽減を図るための緊急校務支援員配置事業は、児童生徒の学習や生活支援において特に重要でございます。 SDGsの理念を念頭に置き、工夫を凝らした予算編成であると評価いたします。コロナを一日も早く乗り越えなければ、日本の経済も社会も身動きが取れない状態に陥ってしまうのではないかと憂慮いたすところでございますが、松江市におきましては、市民お一人お一人の暮らしを本気で守りゆくために、スピード感を持って事業を進めていただきたいと存じます。 以上、申し述べ、賛成の意見といたします。 ○議長(立脇通也) これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 初めに、議第58号議案外議案18件及び承認第3号外承認10件の表決を行います。 議第58号「松江市総合計画条例の一部改正について」外議案18件及び承認第3号「専決処分の報告について」外承認10件を一括して採決いたします。 議第58号議案外議案18件に対する委員長の報告は原案可決であります。 承認第3号外承認10件に対する委員長の報告は承認であります。 以上、委員長の報告のとおりそれぞれ決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手全員であります。 よって議第58号議案外議案18件及び承認第3号外承認10件は委員長の報告のとおりそれぞれ決しました。 次に、陳情第38号の表決を行います。 陳情第38号「インボイス制度中止について」を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって陳情第38号は委員長の報告のとおり決しました。─────────────────────── △日程第3 同意第3号 松江市農業委員会委員任命について      (提案説明、採決) ○議長(立脇通也) 日程第3、同意第3号「松江市農業委員会委員任命について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 上定市長。 〔上定昭仁市長登壇〕 ◎市長(上定昭仁) 同意第3号「松江市農業委員会委員任命について」御説明申し上げます。 委員でありました古藤一郎氏が令和3年12月7日に逝去されたことに伴い、その後任を任命することについて御同意を求めるものとなります。 後任につきましては、古藤俊光氏を新たに任命することが最も適当と考え、提案いたします。 御審議の上、御同意賜りますよう、何とぞよろしくお願いいたします。 ○議長(立脇通也) これより表決に入ります。 同意第3号「松江市農業委員会委員任命について」を採決いたします。 本案については、これに同意することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手全員であります。 よって同意第3号は同意することに決しました。─────────────────────── △日程第4 議員提出議案第4号 国民の祝日「海の日」の7月20日への固定化を求める意見書について      (提案説明、質疑、討論、採決) ○議長(立脇通也) 日程第4、議員提出議案第4号「国民の祝日「海の日」の7月20日への固定化を求める意見書について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 12番河内大輔議員。 〔12番河内大輔議員登壇〕 ◆12番(河内大輔) 「国民の祝日「海の日」の7月20日への固定化を求める意見書について」、提案の説明を申し上げます。 国民の祝日海の日は、海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願うことを趣旨として、平成7年に制定され、平成8年7月20日から施行されました。 第1回海の日である平成8年7月20日は、世界の海洋秩序を定め、我が国の排他的経済水域200海里の根拠となる国連海洋法条約が我が国において発効した日であり、さらに平成19年7月20日は、海洋基本法が施行され、我が国が新たな海洋立国を目指すことを宣言した日でもあるなど、7月20日は海洋国家日本の礎となる記念すべき日です。 しかしながら、平成15年以降、ハッピーマンデー化により7月第3月曜日となり、毎年その日にちが変動する祝日となってしまい、国民一人一人が海をめぐる様々な状況に思いをはせ、海の恩恵に感謝するとともに海洋国日本の繁栄を願うという海の日の趣旨が薄れてきています。 四面を海に囲まれた我が国は、海なしでは成り立ちません。海から大きな恩恵を受けると同時に、様々な影響も受け、海と共生する国であるとも言えます。 我が国と海との歴史的、文化的、経済・社会的な関わり及び海の日制定の歴史的経緯等を踏まえ、国民が海の大切さを理解し、その恩恵に感謝するとともに、海の安全及び環境保全についても思いをはせる機会とするためにも、国においては、海の日を制定当初の7月20日に固定化されるよう強く要望します。 あわせて、海の日以外にも、歴史的経緯等を踏まえ制定された国民の祝日についても、その趣旨を踏まえ、固定化されるよう要望いたします。 議員の皆様におかれましては、御同意いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(立脇通也) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議員提出議案第4号につきましては、会議規則の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 9番舟木健治議員。 〔9番舟木健治議員登壇〕 ◆9番(舟木健治) 共産党市議団の舟木健治です。 議員提出議案第4号「国民の祝日「海の日」の7月20日への固定化を求める意見書について」、共産党市議団を代表して反対の討論を行います。 本意見書案は、現在7月の第3月曜日となっている海の日を7月20日に固定化することを求めるものです。 海の日は、1995年に、国民の祝日に関する法律で、海の恩恵に感謝するとともに海洋国日本の繁栄を願う日として祝日に制定され、1996年7月20日から実施されました。その後、2001年の祝日法改正で、7月20日から7月の第3月曜日に改められました。 我が党は、海の環境や資源について考え、海に親しむ契機にするために、国民の祝日として海の日を設けること自体に異論はありません。しかし、7月20日を海の日とすることには賛同できません。 7月20日の海の日の由来となっているのは、戦前の海の記念日です。海の記念日が設けられたのは、真珠湾攻撃で対米英戦争を開始した1941年で、当時の逓信省管船局長の発言によれば、徹底なる戦時体制を必要とし、何よりも国力を充実すべき、海の記念日はかように堅実なる国力の充実を図るための契機たらんとすることがその理由でした。 戦争の遂行上、海上輸送で船員や船舶の徴用とその調達のために、海運関係者だけでなく国民こぞって支援の雰囲気をつくるのがその狙いでした。そのため、汽船明治丸で1876年7月16日に青森、北海道方面に巡航し20日に横浜に帰った明治天皇の行動に着目し、7月20日を海の記念日に決めたものです。 戦争の遂行のために制定された日を戦後に引き継いで国民の祝日とすることは、戦後の日本において、ふさわしいものではないと考えます。加えて、連休、とりわけ3連休は労働者にとっても強い要求であること、レジャー等の関連団体の合意も得られていることを付言するものです。 これらの理由により、本意見書には賛同できません。 以上で反対討論といたします。 ○議長(立脇通也) 30番森脇勇人議員。 〔30番森脇勇人議員登壇〕 ◆30番(森脇勇人) 議員提出議案第4号について、賛成の立場で意見を申し上げます。 国民の祝日、先ほど提案もございましたが、第1回海の日である平成8年7月20日は、世界の海洋秩序を定め、我が国の排他的経済水域(EEZ)200海里の根拠となる国連海洋法条約が我が国において発効した日であり、さらに平成19年7月20日は、海洋基本法が施行され、我が国が新たな海洋立国を目指すことを宣言した日であるなど、7月20日は海洋国家日本の礎となる記念すべき日であります。先ほど提案説明であったとおりでございます。 特に、排他的経済水域(EEZ)については、こういったものについてしっかりと海の日で話し合う機会を持つこと、特に島根県そして松江市、この日本海側におきましては、他国との経済交渉、もしくはこういった条約の案件をしっかりと審議する、もしくはそういった日を設けてしっかりと考え直すという日でもございます。 ハッピーマンデーというような連休を目的にしたような形でこういった日を設けるべきではなく、私は、この日にちを決めて、しっかりとそういった海の日ということを再認識する日だと思いますので、この意見書に賛成をいたします。 議員諸氏の皆様方に御理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 以上、賛成討論です。(拍手) ○議長(立脇通也) ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) ないようでありますので、これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 議員提出議案第4号「国民の祝日「海の日」の7月20日への固定化を求める意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕 ○議長(立脇通也) 挙手多数であります。 よって議員提出議案第4号は原案のとおり可決されました。─────────────────────── △日程第5 宍道湖・中海問題等対策特別委員会中間報告について      (委員長報告・質疑) △日程第6 島根原子力発電対策特別委員会中間報告について      (委員長報告・質疑) ○議長(立脇通也) 日程第5「宍道湖・中海問題等対策特別委員会中間報告について」及び日程第6「島根原子力発電対策特別委員会中間報告について」を一括して議題といたします。 宍道湖・中海問題等対策特別委員会及び島根原子力発電対策特別委員会において調査中の事項について、会議規則の規定により、報告を行いたいとの申出がありますので、この際、これを許します。 野津直嗣宍道湖・中海問題等対策特別委員長。 〔20番野津直嗣議員登壇〕 ◆20番(野津直嗣) 令和4年6月29日に宍道湖・中海問題等対策特別委員会を開催し、大橋川改修事業、松江市街地の内水対策、新大橋の架け替えについて及び大橋川改修に伴うまちづくりについて、国土交通省出雲河川事務所、島根県及び執行部から説明を受け、調査を行いましたので、その経過について御報告いたします。 まず、大橋川改修については、国土交通省出雲河川事務所から、竹矢地区の築堤護岸についてはおおむね完成、福富地区では、生物に配慮した環境ブロック施工、朝酌矢田地区では、用地取得と、随時、埋蔵文化財の調査を進め、発掘された貴重な文化財を保護し、松江市の歴史的な文化景観に考慮し、堤防整備を行っている。 朝酌地区の松崎島地区では、今年度より、島に渡るための工事用の仮橋に着手し、築堤予定箇所については用地取得が終わり、今後、工事用道路整備の後に着工予定である。 中の島地区は、令和3年より用地買収に着手をし、環境保全措置として実施する。 城東地区、東本町の4丁目、5丁目の築堤護岸の整備では、地盤改良工事を継続して実施している。向島地区堤防整備箇所は、今後、松江市と連携して、占用・管理、活用方法を定め、年間を通じて利用ができるように、河川のオープン化を進める。 白潟地区は、堤防整備に向けて、用地買収及び用地取得完了箇所から随時、埋蔵文化財の調査を進めている。 中海湖岸堤について、令和3年度に江島箇所は完成し、富士見町の意宇川の上流も着手、完成をしている。大海崎箇所は、令和2年度から着手しているとの報告がありました。 質疑について主なものでは、一委員より、東本町について、左岸側の堤防道路をしっかりとしたスーパー堤防にしてほしいとの質疑に対し、出雲河川事務所より、当該箇所に導入できる制度はないが、流域治水ということで、流域側の守られる側の都市、まちのつくり方も一緒に連携して考えていこうと、国土交通省として施策自体を転換している。モデルケースになるポテンシャルはある。地域の声をもう一回聞き直すことを今年一年やっていきたいとの答弁がありました。 また、一委員より、松江大橋南詰のボックスカルバートの設置による回遊性の確保についての質疑に対し、出雲河川事務所より、現状で流量を確保できること、河川管理施設の整備、それに伴う市道の機能補償ではボックスカルバート整備は難しいと考えるが、大橋川南詰の回遊性の確保については、河川空間の利用の観点から、河川内で確保できるか、これから検討していきたいとの答弁がありました。 また、一委員より、河川の堤防等を整備されるが、自然を残していく努力についての質疑に対し、出雲河川事務所より、景観に配慮し、親水性、川への階段の整備、遊歩道、回遊性を含めて、有識者や地元の方の意見などもいただき進めていくとの答弁がありました。 また、一委員より、市役所、千鳥南公園、温泉周辺の護岸整備の今後のスケジュールについての質疑に対し、出雲河川事務所より、出水期が明けてから今年度中に市役所前、次に千鳥南公園の前の護岸工事を来年度から本格的に進め、その後は温泉前を整備していく工程である。市役所前から温泉前までの主な最終的な形状は、少し高さを上げてステージを造り、併せてスロープをつけ、車椅子等でもステージへ下りられるような整備を予定しているとの答弁がありました。 また、一委員より、治水対策、それに合わせたまちづくり、景観や自然などの全体整備はどれくらいの年数がかかるのかとの質疑に対し、出雲河川事務所より、整備計画期間はおおむね20年ぐらいでこの大橋川改修を完了させたいという目標で動いているとの答弁がありました。 次に、松江市街地の内水対策について、島根県河川課より、県が行う河川整備については斐伊川水系宍道湖東域河川整備計画で定めており、今年度、四十間堀川放水路の実施設計に着手する。引き続き、中川改修を推進し、今年度から上流の市道尾後1号線の橋梁工事や用地買収に着手する。また、完成した上追子川の排水機場の監視カメラの設置について、今後、松江市と調整をしていくとの報告がありました。 質疑について主なものは、一委員より、大橋川に貫通して排水路ができるが、周辺の状況はいかがかとの質疑に対し、島根県河川課より、四十間堀川の排水口が現在の末次ポンプ場の西側、千鳥南公園の計画区間に入り、今後、国、市などとの調整で計画を進めていくとの答弁がありました。 次に、新大橋の架け替えについて、島根県都市計画課より、今年度の事業について、引き続き用地買収を進めていき、工損事前調査や建物調査などを進めていく。鍛冶橋工区について、工損事前調査とともに、10月頃から迂回道路の改良工事に着手し、完成後、下流側の下部工工事に着手する予定。国道431号母衣町から南田町の区間は、引き続き用地買収を進めるとの報告がありました。 質疑で主なものは、一委員より、用地買収の進捗状況についての質疑に対し、島根県都市計画課より、新大橋工区について、令和4年3月時点で約6割の取得であるとの答弁がありました。 また、一委員より、新大橋の架け替えによる東本町のまちづくりとの整合性、護岸整備との関連性を早急に詰めていただきたいとの質疑に対し、島根県都市計画課及び出雲河川事務所より、これまで、国、県、市で連携し、調整を図ってきている。今後も引き続き調整を図りつつ、護岸整備と新大橋の整備の情報を密にしながら進めていくとの答弁がありました。 次に、大橋川改修に伴うまちづくりについて、執行部より、白潟地区の今年度の計画は、松江港線の電線類地中化、和多見地区での歩行者空間の美装化、夜間景観照明の設計等を進めていく。白潟本町通りの道路整備について、昨年度、社会実験を行い、白潟地区住民、沿線事業所及び来場者にアンケートを実施したところ、整備後も北進一方通行とし、にぎわいのある交流空間とするため、歩道空間を広くすることに多くの賛成意見をいただいた。一方で、整備後もバスの通行を求める意見も多く、バスの通行と歩行者の安全確保を両立するための課題が得られた。今年度、市民意見を募集し、社会実験を行い、令和5年度以降は、商店街事業所と連携した取組を引き続き行っていく。 宍道湖・大橋川かわまちづくり計画に関連して、松江市では、千鳥南公園再整備の実施設計、岸公園出店基盤整備を今年度行う予定としている。白潟公園では、水辺空間における商業利用を手段とした飲食、物販、アクティビティーなどに取り組む民間事業者をプロポーザルにより選定し、9月1日から3か月間の社会実験を予定している。水辺や景観を生かした提案、にぎわい拠点性とイベントのバランスや相乗効果、地域の生産者、店舗との連携などの提案に期待し、現在募集をかけている。将来に向けた狙いとして、水辺空間のニーズや課題の洗い出し、公園の在り方を検討し、プレーヤーの発掘や育成を行うとともに、プレーヤーをコーディネートできる団体や企業に提案していただけることを期待しているとの報告がありました。 質疑で主なものは、一委員より、全体のまちづくりをにらんだ中で、国、県、市それぞれが事業の進捗状況、計画の説明をしてほしいが、松江市としてどのように考えているかとの質疑に対し、執行部より、全体の方向性があって、それぞれがその中での事業の動きを説明することは非常に重要であると考えているので、今後、工夫をしていきたいとの答弁がありました。 以上で宍道湖・中海問題等対策特別委員会の中間報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより宍道湖・中海問題等対策特別委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって宍道湖・中海問題等対策特別委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 森脇勇人島根原子力発電対策特別委員長。 〔30番森脇勇人議員登壇〕 ◆30番(森脇勇人) 島根原子力発電対策特別委員会において、島根原子力発電所に関する調査を6月30日に行い、中国電力株式会社及び執行部から、島根原子力発電所の取組状況について説明を受け、質疑を行いましたので、その概要について御報告申し上げます。 中国電力から、2号機の審査状況等については、工事計画認可の審査は、設置変更許可の内容どおりの設備をしっかり造っているのかという観点で、また原子炉設置変更許可の基本方針等と整合しているか、細かく数字も含めて要求されており、原子力規制委員会が定める技術基準の審査になる。ヒアリングを受け、膨大な資料の確認をいただく作業を、現在、ほとんど毎日のように続けている。 2号機の場合は、設置変更許可と同時に工事計画認可の申請書も提出しており、昨年9月、本体の設置変更許可が下り、直ちに10月1日には1回目の補正書を提出し、直近では5月25日に4回目を提出した。12月までに計7回の補正申請書の提出を考えている。 その中で、原子力規制委員出席の下行われる審査会合では、設置変更許可審査時に詳細設計へ申し送りした事項、新たな規制要求、設置変更許可審査時からの設計変更内容、その他、他社プラントの反映について説明を行う予定であるとの説明がありました。 また、1号機の廃炉については、現在、クリアランス制度の審査を受けているところであり、クリアランス制度が適用できると、1号機の廃止措置で出る廃棄物も効率的に処分を行うことができる。1年間延長し、クリアランス制度を適用した上で、再度、工程をつくっていこうと考えている。引き続き、進捗状況、対応状況等について説明をしていきたいとの説明があり、また、5月10日に発生した、協力会社から業務の依頼を受けた一時立入り者の不正公的身分証明書を使用した発電所構内への入域については、警備担当が気づかず、退域当日の夕方になって気がついた。本人確認はしっかり実施しており、構内においては不審な行為は確認されていない。カメラ等もあり、発電所の安全性には影響はないと考えている。現在、教育の実施、手順書の改訂など、再発防止対策を進めている。今後、原子力規制検査の中で確認が行われることになっており、引き続き、一層の深掘りをして、核物質防護対策の実施を確実に進めていくとの説明がありました。 また、昨年5月に発生したバッテリー火災については、4月26日に、原因調査結果を踏まえた再発防止対策を公表したが、消防署とメーカーによる原因調査結果では、はっきりした原因が特定されていない。一般的に内部短絡ではないかと言われているが、内部短絡に至った要因として、外部から強烈な力が加わったなども特段確認されていない。当時の管理状況を踏まえた問題点として、バッテリーに対する交換基準が定まっていなかったこと、そしてこのバッテリーの特性として、放充電を伴う劣化に加え、自然劣化、経年劣化が起きる特性があるということを再度認識している。 再発防止対策として、外力によりバッテリー内部で陽極と陰極を隔てるセパレーターが壊れると、短絡、ショート、発煙の原因になるため、しっかり保管することとし、当時使っていた五十数体のバッテリーは全て廃棄し、新しいものに交換した。また、バッテリー交換周期を8年に設定し、年1回教育を進めていく。さらに、リチウムイオンバッテリーを使っている投光器用のバッテリー以外についても同様のリスクがあるため、しっかり知識を共有し、対策をしている。松江市を含め、自治体から5月19日に立入調査を受け、既に各自治体の報告書も公開されているなどの説明がありました。 また続いて、執行部から、バッテリー火災に関する市の対応状況について、4月26日に中国電力から公表された報告書について、火災原因、火災への対応状況及び再発防止対策の策定実施状況などが適切なものであるか、消防、メーカーが作成した調査報告書と中国電力が作成した手順書類、消防との打合せの議事録、社内通知、依頼文書等との照合を行うとともに、立入調査時の聞き取りなどにより確認を行った。確認の結果、火災原因については、消防、メーカーの原因調査結果と相違ないこと、火災発生後には、バッテリーの必要数の再整理、劣化したバッテリーの廃棄及び管理方法の見直し、発電所内及び協力会社に対する注意喚起等の対応を行ったことを確認した。 再発防止対策として、経年劣化の状況を把握するための点検項目判定基準の追加、火災発生リスクに対する意識の定着を目的とした事例教育の定期的な実施、経年劣化を未然に防止するためのバッテリーの交換周期の設定等の実施を確認した。また、発電所構内のリチウムイオンバッテリーを使用している資機材等を対象に、安全重要度、機能要求や保全状況等に応じて分類した上で、バッテリーの火災リスクに関する注意喚起やバッテリーの保全方法の見直しを行っていることを確認しているとの説明がありました。 質疑では、主なものとして、身分証の偽造の問題は非常に残念であり、その中で、偽造は後に気がついたということであったが、気がつかなかった事例もあるのではないか。そういった調査等はされているのか。テロ対策が少し弱いのではないかとの質疑に対し、中国電力より、今回の件は、委託会社に身分証のコピーを再確認するプロセスが委託会社にあったため、気がついたものである。直ちに過去のコピーを確認し、そういった行為はなかったということを確認している。ヒューマンエラーを防止するという観点で、追加の再発防止対策を検討し、原子力規制委員会の確認を受けたい。結果については、確定次第、本委員会でも報告させていただきたいとの答弁がありました。 また、公的身分証明書の本物を提示させ、複数で有効期限ほか含めて様々なことをきちんとチェックしたほうがよい。公的身分証明書も、あまり偽造ができないようなものに絞ったほうがいいのではないかとの質疑に対し、身分証明書は、免許証、マイナンバーカード、パスポートといったきちんと証明されたものでないと受け付けていない。それ以外の場合、核物質防護の管理者が時間をかけて十分に確認していることもあるが、基本的には三つの公的身分証明書でなければ入れない運用であるとの答弁がありました。 また、一方では、多くの人に理解を求めるために見学の受入れをしているが、チェックが厳しくなればハードルが上がり、見学が消極的になってしまう懸念もあるが、どう考えているかとの質疑に対し、身分証確認に厳重なチェックをする関係で時間が従来よりかかることを説明した上で、見学については引き続き来ていただくようお願いをしている。当然、今までの場合よりも多くの時間をかけているが、見学者の方々には御理解をいただいている。これからも引き続き、理解活動には積極的に、再発防止を含めて確実に効率的にということでも進めていきたい。ただし、厳格なチェックというところはしっかりと守っていきたいと考えているとの答弁がありました。 また、バッテリー火災の件では、バッテリー以外に油なども含めて水平展開されているのかとの質疑に対し、油類については、危険物としての管理が法的に求められており、それに従った管理をしている。たくさんの軽油等を保管しているが、その軽油についても、期限を過ぎた軽油、油類については引き取っていただき、適切な管理を進めているとの答弁がありました。 また、他の電力会社の発電所はどういう入出チェックを行っているのか。また、現在、規制委員会のほうでこのたびの事案については確認をしているということであるが、その結果はいつ頃出てくるのかとの質疑に対し、各社、水平展開でいろいろ調べ、機械的装置を導入する会社もあることが分かっている。そういったところの運用面も含め、一番いいものを取り入れていきたい。規制委員会の結果については、第1四半期で起こった事案であり、結果がまとまれば8月頃に公表される予定であるが、もう少し調査をするということであれば、もう少し後になる。規制検査には適正にきちんと対応してまいりたいと考えているとの答弁がありました。 このほか、今までいろいろな事案が起こるたびに、こうして再発防止に努めますとおっしゃっていた。これは当たり前のことで、確かにそのこと自体は再発はなかったかもしれないが、不適切とされる事案は何度も起きている。特に、この事案については、本当に大変なことだと認識している。二度と起こしてはならないことである。根本的に何が足りないのか、どうしてこういうことが起きるのか。今後、再稼働に向けてしっかり進んでいただかなくてはならないが、会社全体として、グループ会社も含めて、改めてしっかりと考えていただきたいとの意見がありました。 以上で島根原子力発電対策特別委員会の報告を終わります。 ○議長(立脇通也) これより島根原子力発電対策特別委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 質疑なしと認めます。 これをもって島根原子力発電対策特別委員長の報告に対する質疑を終結いたします。─────────────────────── △日程第7 議員派遣について ○議長(立脇通也) 日程第7「議員派遣について」を議題といたします。 お諮りいたします。 地方自治法及び会議規則の規定により、お手元にお配りしておりますとおり、議員を派遣することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 この際、お諮りいたします。 ただいま議決した事項につきまして、諸般の事情により派遣期間等を変更する場合、議長に一任をお願いいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(立脇通也) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これにて今期定例会に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。 この際、上定市長より発言の申出がありますので、これを許します。 上定市長。 〔上定昭仁市長登壇〕 ◎市長(上定昭仁) 松江市議会6月定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 まず初めに、先月6月19日から20日にかけて、本市の姉妹都市であります石川県の珠洲市で発生いたしました地震、そしてまた、同じく先月6月26日に熊本県内で発生しました地震で被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧を願っております。 さて、今議会では、長引く新型コロナウイルス感染症に対応するため、給付金の支給や、PCR検査、ワクチン接種、保健所の体制の確保・拡充などのための予算についてお認めをいただきました。 また、近時の原油価格をはじめとする物価の高騰を受けて追加提案をさせていただきました民間事業者の省エネ効果の高い設備投資に対する支援制度の創設につきましても、原案のとおりお認めいただきましたことに、改めまして感謝を申し上げます。 議決いただきました予算につきましては、速やかに、関係する皆様への周知を図りまして、地域経済の回復、また市民生活の安定化に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 加えまして、今議会におきましては、子育てや教育に係る質問についても多数いただきました。デジタル技術を活用した子育てAIコンシェルジュや、病児保育支援のための「あずかるこちゃん」などの子育て支援を今後も引き続き進めてまいりますとともに、タブレット端末の自宅への持ち帰りの環境を整え、リモート授業や家庭学習の充実化も図ってまいりたいと考えております。 3月に策定させていただきました松江市総合計画に掲げております松江が目指す将来像「夢を実現できるまち 誇れるまち 松江」の創造に向けて、市民の皆様と一緒に力強く着実に歩みを進めてまいりたいと考えておりますので、議員の皆様におかれましても引き続きの御支援、御協力を何とぞよろしくお願いいたします。 結びとなりますが、現在、新型コロナウイルス感染症の急激な拡大の局面にございます。予断を許さない状況が続いている中にあって、本日の午後、コロナ対策本部会議を開催する予定としております。 また同時に、大変暑い夏を迎えようとしております。市民の皆様には、熱中症の対策も十分に御留意いただいた上で、基本的なコロナ感染症対策の徹底について改めて重ねてお願いいたしまして、私の6月定例会閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。 暑い夏となるかと思います。皆様、御健康に留意されて、お元気で有意義にお過ごしください。ありがとうございました。(拍手) ○議長(立脇通也) これにて令和4年第3回松江市議会定例会を閉会いたします。 〔午前11時37分閉会〕       地方自治法第123条第2項の規定により署名する。       議     長       副  議  長       議     員       議     員...