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  1. 米原市議会 2018-06-26
    平成30年第2回定例会(第4号 6月26日)


    取得元: 米原市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-17
    平成30年第2回定例会(第4号 6月26日)          平成30年米原市議会第2回定例会会議録(第4号)   1.招集年月日    平成30年6月26日 1.招集の場所    米原市議会議場 1.開会開議     平成30年6月26日   午前10時15分 1.応召議員        1番  礒 谷   晃    2番  鹿 取 和 幸               3番  後 藤 英 樹    4番  田 中 眞 示               5番  鍔 田   明    6番  西 堀   幸               7番  細 野 正 行    8番  矢 野 邦 昭               9番  山 脇 正 孝   10番  今 中 力 松              11番  澤 井 明 美   12番  中 川 雅 史              13番  中 川 松 雄   14番  堀 江 一 三              15番  山 本 克 巳   16番  吉 田 周一郎              17番  北 村 喜代隆   18番  松 宮 信 幸 1.不応召議員    なし
    1.出席議員    18名 1.欠席議員     なし 1.会議録署名議員    11番  澤 井 明 美   12番  中 川 雅 史 1.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名    市長        平 尾 道 雄   副市長      岡 田 英 基    教育長       山 本 太 一   政策推進部長   田 中 祐 行    総務部長      山 田 英 喜   地域振興部長   本 田 忠 光    市民部長      的 場 市 樹   健康福祉部長   堤   基久男    教育部長      上 村   浩   こども未来部長  田 中 博 之    経済環境部長    鍔 田 正 広   土木部長     鹿 取 輝 之 1.職務のため議場に出席した者の職氏名    事務局長      木 村 浩 樹   事務局書記    池 田 昌 司 1.議事日程       別紙のとおり 1.会議に付した事件   別紙のとおり  平成30年米原市議会第2回定例会 議事日程 (第1号)                 平成30年6月26日 午前10時15分開議                      場所  米原市議場 ┌───┬────────┬─────────────────────────────────┐ │日程 │議案番号    │件        名                       │ ├───┼────────┼─────────────────────────────────┤ │ 1 │        │会議録署名議員の指名〔11番澤井明美議員・12番中川雅史議員  │ ├───┼────────┼─────────────────────────────────┤ │ 2 │議案第61号  │市長提案理由の説明(質疑)                   │ │   │        │議案委員会付託                         │ ├───┼────────┼─────────────────────────────────┤ │ 3 │議案第52号  │委員長報告質疑、討論、採決)                  │ │   │〜       │                                 │ │   │議案第61号  │                                 │ ├───┼────────┼─────────────────────────────────┤ │ 4 │        │委員会の閉会中の継続審査の件                   │ ├───┼────────┼─────────────────────────────────┤ │ 5 │        │委員長報告所管事務調査)                    │ └───┴────────┴─────────────────────────────────┘                午前10時15分 開議 ○議長(鍔田明)  皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は、全員であります。  定足数に達していますので、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、11番 澤井明美議員と、12番 中川雅史議員の両名を指名いたします。  日程第2、市長から追加提出がありました、議案第61号を上程し、市長から提案理由の説明を求めます。  平尾市長。 ○市長(平尾道雄)  それでは、第2回定例会追加提出いたしました議案提案理由の説明を申し上げます。  議案第61号 工事請負契約の締結については、去る6月7日に執行いたしました米原春照地先において施工する伊吹第1グラウンド改修工事について、総合評価制限付一般競争入札により、落札者を決定いたしました。  落札者である山甚建設株式会社 山口大二朗代表取締役と、請負金額を3億5,964万円とする工事請負契約を締結することについて、米原市議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものです。  以上、議案提案説明とさせていただきます。御審議の上、適切な御決定賜りますよう、よろしくお願いをいたします。 ○議長(鍔田明)  市長の説明が終わりました。  これにて、提案理由の説明を終結いたします。  これより、議案第61号に対し、質疑を求めます。  質疑はありませんか。                 (「質疑なし」) ○議長(鍔田明)  質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終結いたします。  次に、議案委員会付託を行います。  議案第61号は、会議規則第37条第1項の規定により、お手元に配付の議案付託表のとおり、総務教育常任委員会付託いたします。審査方、よろしくお願いいたします。  それでは、休憩中に委員会を開き、委員会での審査経過と結果につきまして、本日、各常任委員長から報告をお願いいたします。  暫時休憩いたします。  再開は、総務教育常任委員会審査終了後といたします。                午前10時18分 休憩                午前10時45分 再開 ○議長(鍔田明)  休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第3、委員長報告の件を議題といたします。  今期定例会において、各常任委員会付託をしました議案第52号から議案第61号までを一括議題といたします。  各委員長から委員会での審査経過と結果につきまして、報告をお願いいたします。  まず、総務教育常任委員長から報告をお願いいたします。  中川雅史委員長。 ○総務教育常任委員長中川雅史)  議長から指名を受けましたので、本定例会において総務教育設常任委員会審査付託を受けました議案審査経過と結果について、報告します。  付託案件審査のため、当委員会は6月14日、6月26日に委員会を開催いたしました。  出席委員は全員で、職務出席鍔田議長傍聴議員は14日が6名、本日はありませんでした。  定足数確認の後、直ちに開会を宣言し、続いて議案説明のため、副市長、教育長ほか関係職員の出席を求め、議案審査を行いました。  当委員会付託を受けました議案は、次のとおりであります。  議案第56号 米原税条例等の一部を改正する条例について。  議案第57号 米原都市計画税条例の一部を改正する条例について。  議案第60号 米原消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例について。  議案第61号 工事請負契約の締結について、以上、4件でありました。  議案ごと執行部から詳細に説明を受けた後、質疑を求め、各委員から議案に対する質疑を求めました。  質疑終了後、討論、採決の結果、全ての議案について総員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、主な審査経過、議論の争点等につきましては、次のとおりでした。  議案第56号について、法律の改正に伴う条例の改正ということだが、米原市だけ固定資産税をゼロにするということで、変わったのは何かとの質疑があり、生産性向上特別措置法について、ゼロから2分の1の範囲でそれぞれの自治体で、その率を決めることができることから、米原市においては中小企業が実施する設備投資に対し、償却資産に係る固定資産税課税標準を3年間ゼロに軽減するとの説明がありました。  また、たばこ税の税率の引き上げ時期について質疑があり、第1段階は平成30年10月1日、第2段階は平成32年10月1日、第3段階は平成33年10月1日に上げるというものであり、その間に消費税引き上げも予定されており、毎年上がっていくことになろうかと思うとのことでした。  議案第61号については、何社ぐらい入札があったのか、また、市内業者は何社かという質疑があり、9社入札があり、うち市内の業者は3社ありましたとのことでした。  なお、議案第57号、60号について質疑はありませんでした。  なお、その他の質疑答弁等につきましては、議長に提出いたします委員会審査報告書をもって省略をさせていただきます。
     以上、まことに簡略ではありますが、総務教育常任委員会において慎重審査をしました付託案件に対する審査の経過と結果についての御報告といたします。 ○議長(鍔田明)  御苦労さまでした。  次に、健康福祉常任委員長から報告をお願いいたします。  堀江一三委員長。 ○健康福祉常任委員長堀江一三)  議長から指名を受けましたので、本定例会において健康福祉常任委員会審査付託を受けました議案審査経過と結果につきまして、報告いたします。  付託案件審査のため、当委員会は6月15日に委員会を開催いたしました。出席委員は全員であり、傍聴議員は8名でした。  定足数確認の後、直ちに開会を宣言し、議案説明ため、副市長ほか関係職員の出席を求め、付託された議案審査を行いました。  当委員会付託を受けました議案は、議案第58号 米原指定地域密着型サービスの事業の人員、設備および運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例についてでありました。  執行部から詳細に説明を受けた後、各委員から議案に対する質疑を求めました。  質疑終了後、討論を求めましたが、討論はなく、裁決の結果、総員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、主な審査経過、議論の争点等につきましては、次のとおりであります。  今回の条例改正では、地域密着型サービス事業者にとって生活援助従事者研修課程が新たに追加されたことで、どのような影響が出るのかとただしたところ、この条例改正は、指定密着型サービス事業者の指定の中に、訪問介護員として新たに追加された生活援助従事者研修課程を修了した者は含まず、これまでと同様の介護職員初任者研修を修了した者に限るという、定期巡回サービスを提供する者の範囲を限定するための改正などを行っているとの答弁がありました。  さらに、この改正で米原市内に該当する事業者はいるのかとただしたところ、今回の改正で該当するサービス提供事業者はいないとの答弁でした。  なお、その他の質疑答弁等につきましては、議長に提出いたします委員会報告書をもって省略とさせていただきます。  以上、まことに簡略ではありますが、健康福祉常任委員会において慎重審査を行いました付託案件審査経過と結果についての御報告といたします。 ○議長(鍔田明)  御苦労さまでした。  次に、産業建設常任委員長から報告をお願いいたします。  今中力松委員長。 ○産業建設常任委員長今中力松)  議長から指名を受けましたので、本定例会において産業建設常任委員会審査付託を受けました議案審査経過と結果について、報告します。  付託案件審査のため、当委員会は6月13日に委員会を開催いたしました。出席委員は全員で、職務出席鍔田議長傍聴議員は6人でした。  定足数確認の後、直ちに開会を宣言し、続いて議案説明ため、副市長ほか関係職員の出席を求め、付託された議案審査を行いました。  当委員会付託を受けました議案は、議案第59号 米原地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例についてでありました。  執行部から詳細に説明を受けた後、各委員から議案に対する質疑を求めました。  質疑終了後、討論を求めましたが、討論はなく、裁決の結果、総員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、主な審査経過、議論の争点につきましては、次のとおりでした。  建築物の壁面の位置の制限に加わった、外壁の後退距離の限度に満たない距離にある建造物を除くの意味を問う質問がありました。  答弁は、壁面の近くに小さな物置を建てた場合、それは壁面後退距離には入れないという緩和措置であるというものでした。  次に、建築物容積率に規定はあるか、地域による違いはあるかとの質問がありました。  答弁は、市街化調整区域における地区計画制度運用基準の中で、七つの類型があり、その類型ごと容積率建蔽率等が基準としてあること。地域による違いについては、高溝は、既存集落型の地区計画容積率100%、中多良西は、沿道型・駅近接型で200%という基準であるとのことでした。  次に、住宅関係建蔽率を問う質問に対し、答弁は七つの類型の中、六つの類型が建蔽率60%で、郊外住宅型は30%の建蔽率であるということでした。  なお、その他の質疑、答弁につきましては、議長に提出いたします委員会報告書をもって省略させていただきます。  以上、まことに簡略ではありますが、産業建設常任委員会において慎重審査をしました付託案件に対する審査の経過と結果についての報告といたします。 ○議長(鍔田明)  御苦労さまでした。  次に、予算常任委員長から報告をお願いいたします。  吉田周一郎委員長。 ○予算常任委員長吉田周一郎)  議長から指名を受けましたので、本定例会において予算常任委員会審査付託を受けました議案審査経過と結果について、報告いたします。  付託案件審査のため、当委員会は6月4日及び6月21日に全体会を開催し、6月13日、14日、及び15日は各分科会を開催しました。出席委員は、いずれも全員でした。また、議案説明のため、副市長、教育長及び関係職員の出席を求め、議案審査を行いました。  当委員会付託を受けました議案は、議案第52号 平成30年度米原一般会計補正予算(第2号)。  議案第53号 平成30年度米原介護保険事業特別会計補正予算(第1号)のほか2件であります。  定足数確認の後、直ちに開会を宣言し、6月4日については、執行部から説明を受けた後、総括的な質疑を行い、6月13日から15日の分科会では、所管ごとに詳細な説明を受け、質疑を行いました。  また、6月21日は各分科会からの報告、これに対する質疑を行いました。  質疑終了後、採決を行い、議案第52号、議案第53号については賛成多数、ほかの2議案については、総員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、主な審査経過、議論の争点等につきましては、次のとおりであります。  総務教育分科会では、米原統合庁舎整備事業基本設計書案概要版パブリックコメントについての質疑がありました。これに対し、5月30日をもって終了し、16人82件の意見があり、前向きな意見が大半を占めており、個別に精査を行い、方向性を示した上、できれば6月末をめどに方針を決定したいとのことでありました。  コンベンションホール必要性について質疑がありました。これに対し、米原駅前立地という優位さを生かし、コンベンションホール必要性については、市民の方に御理解をいただいているという印象を受ける意見が多かったとのことでした。また、運用についても企業の活用事例、大学とも連携しながら、多方面の活用が考えられ、今後の管理方法運営方法実施設計の中で検討していきたいとのことでありました。  合併特例債が5年延長され、庁舎建設時期について見直してはどうかとの意見がありました。これに対し、消費税の増税や働き方改革法案の施行に伴い、着工時期を延ばしたからといって単純に建設費が安くなるとは考えていない。両法案が施行されたとすれば、約3億円の増額になる見込みとのことでした。  健康福祉分科会では、認定こども園チャイルドハウス近江への補助金増額の根拠について質疑がありました。これに対し、当初は、定員を基準として保育所の人数と幼稚園の人数の割合により当初予算を計上していたが、今回、国の基準が改正され、全体面積のうち保育所幼稚園の各面積により案分する制度改正によるものとのことでした。  長浜赤十字病院小児医療施設改修事業補助金について、ほかの地区の医療機関から補助金要望があればどのように対処するのかとの質疑がありました。これに対して、長浜赤十字病院が各関係自治体にそれぞれ要望書を提出しており、各自治体が協議して対応することになっている。他の地区の医療機関から要望書が出された場合、利用状況等により検討するとのことでした。  産業建設分科会では、伊吹そばブランド化推進事業について、事業期間、目標及び指標等質疑がありました。これに対して、伊吹そば生産振興、情報の発信、商品開発、開発した商品の販路拡大を支援する事業であり、事業期間は3年間の最終年度であること、伊吹そば生産組合と本市で事業を推進し、ブランドとして育て、しっかりとした生産体制の確保を目標としている。  指標としては、売上高生産量、新商品の開発などがあり、特産品化に向け、付加価値をつけるために地理的表示、GIの取得に取り組んでいるとのことでした。さらに、3年間で終了するのではなく、市単独でもブランド化を推進すべきで、大学や研究機関、滋賀県農業試験場などとともに取り組んではどうかとの意見がありました。  下水道事業会計公営企業会計に移行したが、どのくらいの料金値上げが想定されるかとの質疑がありました。これに対して、近いうちに料金を改正したいと考えており、資料等が整えば説明するとのことでした。  なお、その他の審査経過、議論の争点等につきましては、議長に提出いたします委員会報告書をもって省略させていただきます。  以上、まことに簡略ではありますが、予算常任委員会において慎重審査しました付託案件に対する審査の経過と結果についての報告といたします。 ○議長(鍔田明)  御苦労さまでした。  以上で、各委員長報告が終わりました。  ただいまの各委員長報告に対し、質疑を求めます。  質疑はありませんか。                 (「質疑なし」) ○議長(鍔田明)  質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終結いたします。  これより、委員長報告のうち、委員会での賛否が分かれた案件について、順次、討論、起立による採決を行います。  議案第52号 平成30年度米原一般会計補正予算(第2号)に対する討論を行います。  討論の通告がありますので、発言を許します。  9番 山脇正孝議員。 ○9番(山脇正孝議員)  9番、山脇正孝です。議長により指名を受けましたので、討論させていただきます。  議案第52号 平成30年度米原一般会計補正予算につきまして、反対の立場から討論いたします。  具体的に反対の主な理由は、歳出の第1項目めに記載のある統合庁舎整備事業についてです。  まず第1に、同整備事業の主な財源となる合併特例債発行期限が、先ほどの報告にありましたように5年間延びました。もとの発行期限に間に合うようにと、市が基本設計等整備事業を急いで策定してまいりましたが、本当にこの事業設計でいいんでしょうか。私は、統合庁舎整備事業に反対しているわけではございません。慌てる必要がないのじゃないか、このように思う次第です。せっかく合併債発行期限が延びたのですから、一度、立ちどまって、さらに検討を加えることが大切だと考える次第です。  例えば、駐車場は入り口1カ所で使いづらい、近くは西から県道が、そして国道8号線が交わって大変な渋滞になる可能性があります。もっとうまく考慮の余地がないのかなということも考えられます。  また、設立するコンベンションホールコンベンションホールとは大規模な会議や見本市を開催できる設備を備えた施設という意味ですが、4万人足らずの都市でどれだけ需要があるのでしょうか。最初はあるかもしれなけれども、それがどれだけ継続するのか、大いに問題となるところです。  道を隔てた西側には、文産会館や米原公民館大ホールがあります。ひょっとして供給過剰になるのじゃないかと心配しております。基本設計の見直しも考慮に入れながら、再考する必要があるのではないでしょうか。これが第1の理由です。  第2の理由、今後、人口減が見通される中、50億円もの庁舎が果たして必要か、この議論はまだ終わっていません。2045年には米原市の人口が今の75%、2万9,000人程度になる推計は、今定例会一般質問等で既に紹介されてまいりました。果たして30年後に庁舎の維持管理が可能なのでしょうか。とても心配されます。  第3に、設計と施工を一括した行うデザインビルド方式を採用するということですが、この方式の有用性の議論がどれだけなされたのか、また、そのメリットのみならずデメリットについてどれだけ検討され、改善策が講じられるのか、議論の余地が十分にあると思います。  例えば、デザインビルドメリットとして、効率的、合理的な設計・施工の実施、工期短縮建設コスト削減などが言われています。デメリットとして上げられるのは、施工者側に偏った設計となりやすい。設計者発注者チェック機能が働きにくい。また、受発注者間における曖昧な責任の所在、設計・施工を丸投げしてしまう可能性がある。本来、発注者が負うべきコスト、あるいは工事完成物の品質に関する市民に対する責任が、果たしてどこまでできるのかどうかというのが、デメリットとして出されています。  さらに、どこのCM会社、これはコマーシャルという意味じゃなくて、コンストラクション・マネジメント会社、要するに補佐してくれるその会社と契約するのか、あるいはしないのかも全くわからない状態です。  本当にデザインビルド方式、これ反対しているわけじゃないのですが、さらにもっと情報を提供して、さらなる説明や検証が必要なのではないでしょうか。  第4に、統合庁舎への機能集中が何をもたらすかということです。統合庁舎に全ての機能を集中させることには、さまざまな問題がございます。庁舎の機能が米原駅東口に集中して、一見効率的になったように見えますが、学校・公民館医療福祉施設郵便局などの公共施設は、地域コミュニティにあります。山東庁舎利活用といっても、大幅な機能の削減は避けられませんし、伊吹・近江庁舎は廃止が予定されております。  わざわざ東口の庁舎にまで来ないと用が足せない場合も出てくるのではないでしょうか。たとえ東口に庁舎機能を集中するとしても、地域コミュニティのことも十分念頭に置かないと、市民にとって不便な庁舎になってしまうのではないかと危惧されます。  最後に、工事費増減検証というペーパーが先ほども紹介されましたが、執行部から提示されました。しかし、このペーパーは資産額の根拠や想定が曖昧で、検証に耐えるものかどうか大いに疑問が残ります。資材や人件費の増減が未知数だとした上で計算されたようですけれども、オリンピック以降に庁舎を建てると約2億9,000万円増になるという計算値、これが出されているんですが、必ずしも科学性がある数値だとは言い切れません。働き方改革による工期延長で約1億9,000万円増と試算されていますが、そこでの費用がどうなるかは、まず国会で議決もされていないし、また働き方の具体的な形が見えていない段階では、何とも言えないのではないでしょうか。予想の範囲にすぎません。  また、消費税額の増額で約1億円増と見積もられているのですが、例えば、資材等の物価が高騰した時点での8%と、例えばですね、物価が安定した時点での10%と、どちらがより高いかは単純には予測できません。  ですから、約2億9,000万増という数値は、今、急いで統合庁舎を建てないと後で高くつくよと、都合よく組み立てられた数字のようにも見えます。しかも、オリンピック以降に設計・施工分離で発注した場合をもとに約2億9,000万円増という数値が導き出されているのですが、本市が予定されているのは、先ほども申しました、二度の発注が必要な分離発注ではなく、設計・施工が一体化している一括発注のデザインビルド方式です。この方式で工事費の増減は、だったら試算すべきでしょう。設計・施工分離方式で施工した、試算した場合のほうがより過大な数値が出てくる可能性が大きいと言えるのではないでしょうか。  よって、もう数年、庁舎建設の歩みをおくらせたほうが、より万全で、そして建設費削減の面でも市民のさらなる合意形成の面でもよい選択であると私は確信いたします。  以上の理由で、議案第52号に反対の立場を表明して、討論とさせていただきます。これで終わらせていただきます。 ○議長(鍔田明)  次に、4番 田中眞示議員。 ○4番(田中眞示議員)  4番、田中です。議長の許可を得ましたので、提案されました議案第52号 平成30年度米原一般会計補正予算(第2号)について、原案賛成の立場で討論を行います。  平成30年度米原一般会計補正予算(第2号)は、さきに示された平成30年度の施政運営方針、「ともにつながり ともに創る 住みよさ実感 米原市」の実現に向け、推進するためのものであります。  まず、平成30年度の米原一般会計補正予算(第2号)の中で、4月の組織改編に伴う職員の人事異動に係る補正は3,747万5,000円の減額。林道整備事業及び森林保護育成事業では、林道国見線ののり面崩壊の早期の復旧、また、枝折地先の渓流土砂撤去にかかる工事費の補正であり、緊急かつ安心・安全なための必要な補正と考えております。  自治会等まちづくり支援事業では、コミュニティ活動助成金の交付決定により、寺林自治会の除雪車の購入にかかる経費に対する市補助されるもので、自治会運営に資するものと判断します。  次に、先ほど山脇議員のおっしゃられた統合庁舎整備事業につきましては、統合市庁舎建設に係る特別委員会が既に設置され、議論は十分に尽くされた上での本事業の方針決定がされ、平成29年度6月には、米原市市庁舎等の整備基本計画が策定されてきた経緯もあります。
     このような手段を経て、現在まで進められてきたものと認識をしております。平成27年9月以降、現在までに市統合庁舎に関する特別委員会が23回もの開催をされ、さまざまな議論を踏まえて関係する業務を既に発注されております。  このように、計画的に事務が進められている中で、本定例会において統合庁舎の整備に関する債務負担行為の補正予算が提出されたものであります。  先ほどから出ております、消費税の話、デザインビルドが本当に反対なのか、物価の動向や未来予想は未知数ですが、2019年以降の消費税、今後進められる働き方改革などの社会情勢を前どりし、計画的に事業を推進するべきであると考えております。  期間をいたずらにおくらせるのは、先ほども試算では3億の増額になると、つながってしまう、このことについても議論は十分尽くしてきました。  以上が、議案第52号 平成30年度米原一般会計補正予算(第2号)の主な内容であり、自治会運営や市民生活にとって必要かつ緊急的な事業予算、また、市にとって重要な市庁舎建設に関連する必要な予算の補正と考えます。今後、執行部におかれましては、適正な予算執行に努めていただくことを申し上げ、私の議案第52号の賛成討論といたします。議員各位におかれましては、御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。  以上で、賛成討論を終わります。 ○議長(鍔田明)  以上で、通告による討論は終わりました。  これをもって、討論を終結いたします。  これより、議案第52号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は、可決すべきものとの報告です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○議長(鍔田明)  お直りください。  起立多数です。  よって、議案第52号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第53号 平成30年度米原介護保険事業特別会計補正予算(第1号)に対する討論を行います。  討論の通告はありません。  これをもって、討論を終結いたします。  これより、議案第53号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は、可決すべきものとの報告です。本案は委員長報告のとおり、決定することに賛成の議員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○議長(鍔田明)  お直りください。  起立多数です。  よって、議案第53号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、委員長報告のうち、総員賛成で可決の案件について、これより一括して討論を行います。  討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。  これより、順次、採決いたします。  議案第54号 平成30年度米原市水道事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は、可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                 (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第54号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第55号 平成30年度米原下水道事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は、可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                 (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第55号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第56号 米原税条例等の一部を改正する条例についてを採決いたします。  本案に対する委員長報告は、可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                 (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第56号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第57号 米原都市計画税条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。  本案に対する委員長報告は、可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                 (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第57号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第58号 米原指定地域密着型サービスの事業の人員、設備および運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。  本案に対する委員長報告は、可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                 (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第58号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第59号 米原地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。  本案に対する委員長報告は、可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                 (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第59号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第60号 米原消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。  本案に対する委員長報告は、可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                 (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第60号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第61号 工事請負契約の締結について(伊吹第1グラウンド改修工事)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は、可決すべきものとの報告です。  本案は、委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。                 (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、議案第61号は、委員長報告のとおり可決されました。  日程第4、委員会の閉会中の継続審査の件を議題といたします。  議会運営委員長、各特別委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付しました申出書のとおり、調査終了まで閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りいたします。  各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに異議ありませんか。                 (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定しました。  日程第5、所管事務調査に関する委員長報告を議題といたします。  ただいままでに、議会運営委員会、各常任委員会、各特別委員会から委員長報告の申し出がありませんので、今回特にないようであれば省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。                 (「異議なし」) ○議長(鍔田明)  異議なしと認めます。  よって、委員長報告の件は省略いたします。  以上で、本日の議事日程並びに今期定例会に付議されました議案の審議は、全て終了いたしました。
     市長から閉会の挨拶があります。  平尾市長。 ○市長(平尾道雄)  平成30年第2回定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。  議員の皆様には、今議会に提出をいたしました平成30年度米原市一般会計および各特別会計補正予算など、付議をいたしました案件につきまして、終始熱心に御審議を賜り、いずれも原案のとおり承認いただきました。まずは、心から厚く御礼を申し上げます。まことにありがとうございました。  さて、先週6月の18日の早朝、7時58分、大阪府北部を震源といたします震度6弱の地震が発生をし、米原市においては震度4を観測いたしました。京阪神を中心にJR在来線を初め、鉄道各社が運転を見合わせるなど、通勤・通学に大きな影響が出ました。震源である大阪府北部では安全のため、一時約1万戸へのガス供給が停止されましたが、24日に復旧作業がほぼ完了したと発表をされました。  米原市におきましては、地震発生直後に警戒第1号態勢を敷き、被害状況の確認などに当たりましたが、さいわいにも人災や大きな被害はありませんでした。また、大阪府高槻市の小学校のブロック塀が倒壊し、児童が犠牲になったことを受け、市内の学校施設や公共施設におけるブロック塀の設置状況などの緊急点検を行いました。  小中学校のブロック塀の設置は1カ所、公共施設のブロック塀などの設置は21カ所でありました。目視による確認において、建築基準法施行令に適合しないブロック塀はありませんでした。一部にひびなどの損傷が見つかりましたが、今後、法的基準に照らし合わせながら、速やかに補修などの安全対策を講じてまいります。  地震などの自然災害が起こるたびに、日ごろの備えの重要性について考えさせられますが、今後、梅雨前線による河川の増水などが懸念される時期でもありますことから、市では油断することなく、防災・減災対策に万全を期して、地域の安全・安心の確保に努めてまいります。  来月の7月8日に、本市のホストタウンの相手国でありますニュージーランドのホッケー男子代表チームを招聘し、県立伊吹運動場におきまして、ホッケー日本代表との親善試合が行われます。また、再来月の8月20日には、ニュージーランドからスポーツ国際交流員を採用し、スポーツ少年団や中学校、高校のホッケー部への指導を初め、市内小中学校における英語を用いた体育授業の開催など、スポーツを通じた国際交流を実施する予定であります。  これらを契機に、今後さらにニュージーランドとの交流を深め、スポーツの振興、英語教育の充実を図ってまいります。  最後になりますが、これから日増しに暑さも厳しくなります。議員の皆さんには、くれぐれも御自愛をいただきまして、御活躍いただきますとともに、今後とも市政発展のためにお力添え賜りますことをお願いをいたしまして、閉会に当たりましての挨拶とさせていただきます。本日、まことにありがとうございました。 ○議長(鍔田明)  6月4日から本日までの23日間にわたりまして、議員各位におかれましては、数多くの議案審議、まことに御苦労さまでございました。  これをもって、平成30年米原市議会第2回定例会を閉会いたします。  御苦労さまでございました。               午前11時33分 閉会  本会議録は、真正であることを認め、地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    平成30年6月26日                米原市議会議長    鍔 田   明                米原市議会署名議員  澤 井 明 美                米原市議会署名議員  中 川 雅 史...