今回の事業は、東近江市観光協会や
市内経済団体など多くの団体の皆様と連携を図り
実行委員会を組織し、
取り組みを進めてまいりました。
初日には、かつての
近江商人が日本橋を目指して行商に出かけるかのごとく、
実行委員６名が
近江商人の装束を身にまとい、市役所から「ここ滋賀」を目指しました。
旅姿の６人の行列は、道中新幹線等の車中においても多くの皆さんから注目を集め、新聞やテレビなどでも報じられ、
近江商人発祥の
まち東近江市のＰＲを大いに行っていただきました。
「ここ滋賀」では、特産品や工芸品を紹介した物産展をはじめ、本市で飼育された近江牛を使ったすき焼きを堪能していただいたほか、屋外では、食のブースやガリ版、切り絵、布引焼きなどの
体験ブースも設け、約９，０００人の来場者に東近江市の魅力を丸ごと体感していただくことができたのではないかと思っております。
さらに、９日、１０日には、
事業承継個別相談会と題し、中小企業の後継者問題に焦点を当て、市内の事業者と事業を承継したいと希望する方々との
マッチング事業を行いました。
２日間で４９人の方に来場いただき、ここでの出会いが
事業承継に結びつき、
事業発展へとつながっていくことを期待するものであります。
今後も、さまざまな
取り組みを通じまして、本市が全国に誇る特産物や地域資源をはじめとした多様な魅力の発信と
知名度向上を図ってまいりたいと考えております。
１１月１０日から１４日にかけまして、滋賀県
湖南省友好提携３５周年事業に参加するため、県内で
中国湖南省の都市と交流をしている３市とともに、湖南省を訪問してまいりました。
訪問の中では、滋賀県
湖南省友好提携３５周年
記念式典及び
友好都市フォーラム、
株式会社平和堂の
湖南省長沙市出店２０周年
記念式典への出席をはじめ、本市の
友好都市であります常徳市への公式訪問も行いました。
訪問の期間中、前常徳市長で現在は
中国共産党常徳市委員会の周書記及び
常徳人民政府の曹市長と公式会談を行いました。
会談の中では、２５年にわたる交流のもとで築かれた互いの深い信頼と友情を確認するとともに、観光や物産の交流による互いの
経済発展につながるような
取り組みについて意見が一致したところであります。
２年前に常徳市から招請を受け訪中して以来、わずか２年の間に常徳市内の町並みや市民の生活、行き交う車など、大変さま変わりをしており、目覚ましい
経済発展に目をみはるばかりでありました。
また、交流の中で、周書記をはじめとする常徳市幹部職員に近江米の「みずかがみ」を試食していただき、そのおいしさをＰＲしてまいりました。
来年は、本市と常徳市が
友好都市締結２５周年を迎えることとなりますから、新たな一歩となる
取り組みにつなげてまいりたいと考えているところでございます。
さて、先月には、平成３１年度
予算編成に向けて会派ごとに
市議会議員の皆様と懇談を行わせていただきました。
各会派から、子育て、福祉、農業、商工観光、
インフラ整備など多岐にわたる分野について御意見や御要望をいただきました。これらの御意見を参考にさせていただきながら、「第二次東近江市総合計画」及び来年度が最終年を迎えます「東近江市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略」の総仕上げとして、各施策の方向性と進捗状況を的確に把握した上で、市民の皆様、議員の皆様の御理解を得ながら
予算編成を進めてまいりたいと考えております。
さて、本日１２月
市議会定例会に御提案を申し上げます議案は、予算案件が２件、条例案件４件、その他案件５件の合計１１議案でございます。
どうか慎重に御審議をいただき、適切な御決定を賜りますようお願いを申し上げまして、開会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
△日程第２
会議録署名議員の指名
○議長（
大橋保治） 日程第２ 「
会議録署名議員の指名」を行います。
会議録署名議員は、会議規則第８１条の規定により、２４番
大洞議員、２５番西澤善三議員を指名します。
△日程第３ 会期の決定
○議長（
大橋保治） 日程第３ 「会期の決定」を議題とします。
お諮りします。
今回の定例会の会期は、本日１１月２９日から１２月２１日までの２３日間とすることに御異議ありませんか。
（「異議なし」と呼ぶ者あり）
○議長（
大橋保治） 御異議なしと認めます。
よって、会期は２３日間と決定しました。
△日程第４ 議案第８２号から議案第９２号まで
提案説明
○議長（
大橋保治） 日程第４ 議案第８２号から議案第９２号までを一括議題とします。
提出者に提案理由の説明を求めます。
市長。
○市長（
小椋正清） 本日、御提案申し上げます議案第８２号から議案第９２号までの各議案につきまして、順次、御説明を申し上げます。
平成３０年度東近江市各
会計補正予算書及び
補正予算に関する説明書の１ページをお開きください。
議案第８２号、平成３０年度東近江市
一般会計補正予算（第６号）につきましては、
歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ１４億１，４４１万９，０００円を追加し、総額を５２０億６，０２１万６，０００円と定めるものでございます。
歳出の主な内容につきましては、総務費では、職員給与の改定及び人事異動に伴う人件費の精査のほか、平成３１年４月７日執行予定の
滋賀県議会議員選挙費、
ふるさと寄附の増加による
業務委託料、
定住移住推進事業など１億８，６８０万５，０００円を増額するものでございます。
民生費では、
国民健康保険の財政基盤の安定化を図るため、
国民健康保険（
事業勘定）
特別会計繰出金や
障害者福祉サービスの利用増加に伴う給付費、
臨時福祉給付金の
過年度分精算による
国庫支出金返還金など、３億２，８６６万７，０００円を増額し、衛生費では、愛東地区及び湖東地区の
ごみ処理業務について、平成３１年度から
中部清掃組合に編入するための負担金など３億７，９５９万円を計上するものでございます。
農林水産業費では、さきの台風２１号による
被災農業施設の復旧と
被災農業者の支援など４億２，０６７万８，０００円を増額するものでございます。
消防費では、さきの台風２１号による被災者の
生活再建支援など２７０万円を増額するものです。
また、教育費では、小中学校要保護準要保護児童・
生徒就学援助、
中学校校舎の庁用備品などの追加補正を行いますが、人件費の精査により、全体としては５，５１４万円を減額するものでございます。
諸支出金では、
ふるさと寄附の増加による
基金積立金を１億６，０００万円増額するものでございます。
これら歳出の主な財源といたしましては、国・県支出金６億５，０７０万１，０００円、
ふるさと寄附金１億６，０００万円、前年度繰越金４億８，８７７万２，０００円などを充当するものでございます。
次に、４ページをお開きください。
第２表の「
債務負担行為補正」では、
滋賀県議会議員一般選挙や改元に伴う
システム改修事業、各種施設に係る
指定管理業務など、１１件について、平成３０年度以降の限度額を追加するものでございます。
次に、飛びますが、７１ページをお開きください。
議案第８３号でございます。平成３０年度東近江市
国民健康保険（
事業勘定）
特別会計補正予算（第２号）につきましては、一般被
保険者高額療養費給付事業負担金や保健事業などで、７４９万７，０００円を増額するものでございます。
７３ページをお開きください。
第２表「
債務負担行為」では、改元に伴う
滞納管理システム改修のため、平成３０年度以降の限度額を追加するものでございます。
次に、平成３０年１２月
東近江市議会定例会議案書の１ページをお開きください。
議案第８４号、
東近江市議会議員及び
東近江市長の選挙における
選挙運動の
公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、
公職選挙法の一部改正により、
市議会議員選挙における
選挙運動用ビラの
公費負担が可能となりますことから、
本市条例についても一部を改正するものでございます。
次に、３ページ、議案第８５号、東近江市
国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、滋賀県
国民健康保険運営協議会が設置されたことに伴い、
本市国民健康保険事業運営協議会での審議事項が縮減されますことから、
委員定数の見直しを行うものであります。
５ページをお願いします。
議案第８６号、
東近江市立認定こども園条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、東近江市子ども・
子育て支援事業計画に基づき、新たに幼児施設を設置するため、
本市条例の一部を改正するものでございます。
次に、７ページ、議案第８７号、東近江市
自転車駐車場の
指定管理者の指定につき議決を求めることについてにつきましては、八日市駅及び
能登川駅西自転車駐車場の
指定管理者の指定について、市議会の議決を求めるものでございます。
９ページでございます。
議案第８８号、東近江市あ
いとう診療所の
指定管理者の指定につき議決を求めることについてにつきましては、東近江市あ
いとう診療所の
指定管理者の指定について、市議会の議決を求めるものでございます。
次に、１１ページ、議案第８９号、東近江市
布引運動公園等の
指定管理者の指定につき議決を求めることについてにつきましては、東近江市
布引運動公園のほか、９体育施設の
指定管理者をそれぞれ一覧表のとおり指定いたしたく、市議会の議決を求めるものでございます。
１３ページ、議案第９０号、
中部清掃組合規約の変更につき議決を求めることについてにつきましては、平成３１年４月１日から
中部清掃組合に旧愛東町及び旧湖東町の区域のごみを搬入開始するに当たり、
組合規約の一部を変更することについて市議会の議決を求めるものでございます。
次に、１５ページ、議案第９１号、
湖東広域衛生管理組合規約の変更及び
財産処分につき議決を求めることについてにつきましては、
湖東広域衛生管理組合の共同事務する事務のうち、旧愛東町及び旧湖東町の区域の可燃ごみ及び廃乾電池の処分の利用を終了することに伴い、
組合規約の一部変更及び
財産処分をすることについて市議会の議決を求めるものでございます。
次に、平成３０年１２月
東近江市議会定例会議案書（その２）の１ページをお開きください。
議案第９２号、東近江市職員の給与に関する条例及び東近江市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、
人事院勧告に基づく
国家公務員の
給与改定に準じて関係する
本市条例の一部を改正いたしたく、本議案を提出するものでございます。
以上、御説明を申し上げましたが、どうか慎重なる御審議をいただきまして、適切な御決定を賜りますことをさらにお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長（
大橋保治） 説明は終わりました。
△日程第５ 議案第９２号 質疑
○議長（
大橋保治） 日程第５ 議案第９２号について、質疑を行います。
質疑はありませんか。
（「なし」と呼ぶ者あり）
○議長（
大橋保治） 質疑なしと認め、質疑を終結します。
ただいま議題となっております議案第９２号については、さらに慎重審議のため、お手元に配付しております
委員会付託表のとおり、所管の委員会に付託します。
ただいま付託しました議案については、休憩中に審査を願います。
常任委員会審査のため、暫時休憩します。
午前 ９時５５分 休憩
午前１０時５０分 再開
○議長（
大橋保治） 休憩前に引き続き、会議を開きます。
△
追加日程 議案第９２号
委員長報告、質疑・討論・採決
○議長（
大橋保治） お諮りします。
ここで、お手元に配付のとおり、
総務常任委員会委員長から
委員会報告書が提出されておりますので、日程を追加し、議案第９２号を議題とすることに御異議ありませんか。
（「異議なし」と呼ぶ者あり）
○議長（
大橋保治） 御異議なしと認めます。
よって、議案第９２号を議題とすることに決定しました。
議案第９２号について、
総務常任委員会委員長の報告を求めます。
総務常任委員会委員長、西村純次議員。
○
総務常任委員長（西村純次議員） 本日、
総務常任委員会に付託を受けました議案１件について、委員会を開催し、慎重に審査をいたしました。その結果について、御報告を申し上げます。
議案第９２号、東近江市職員の給与に関する条例及び東近江市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定については、採決の結果、全
委員賛成で、原案のとおり可決すべきものと決しました。
審査の主な内容として、委員から、
給与改定で若年層への配慮とはどのようなものかとの質問があり、担当者から、若年者に対する昇給額が手厚く、全体で平均すると０．２％の昇給となるものですとの答弁がありました。
また、委員からは、本年度と来年度の各期の期末手当の支給月数や本市の
ラスパイレス指数などについての確認がありました。
以上で、
総務常任委員会の審査結果の報告を終わります。
○議長（
大橋保治） 委員長の報告は終わりました。
委員長報告に対し質疑はありませんか。
（「なし」と呼ぶ者あり）
○議長（
大橋保治） 質疑なしと認め、質疑を終結します。
次に、議案第９２号について、討論・採決を行います。
討論はありませんか。
（「なし」と呼ぶ者あり）
○議長（
大橋保治） 討論なしと認め、討論を終結します。
採決します。
議案第９２号についての
委員長報告は可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
（「異議なし」と呼ぶ者あり）
○議長（
大橋保治） 御異議なしと認めます。
よって、議案第９２号は、
委員長報告のとおり可決することに決しました。
△日程第６
河川整備推進特別委員会の
中間報告
○議長（
大橋保治） 日程第６
河川整備推進特別委員会の
中間報告を議題とします。
会議規則第４５条第２項の規定により、委員長から
中間報告を行いたいとの申し出がありますので、これを許可します。
河川整備推進特別委員会委員長、和田議員。
○河川整備推進特別委員長（
和田喜藏議員）
河川整備推進特別委員会中間報告をいたします。
河川整備推進特別委員会は、蛇砂川、愛知川、日野川及び市内の主要河川の一層の整備促進に向けて、調査研究や要望活動などに議会一丸となって取り組む必要があることから、平成２９年１２
月定例会において設置されました。
関係省庁への要望や現地調査など、これまでの活動についての報告をいたします。
８月２０日には、国土交通省近畿地方整備局に、１０月１８日には、滋賀県知事に要望活動を行いました。
通水能力の低い蛇砂川本川は、絶えず越水の危険にさらされていることから、一日も早い市民の安心・安全のため、蛇砂川本川の流量低減として、分流する八日市新川の暫定通水に向けた整備支援を強く要望いたしました。
次に、１０月９日には、滋賀県の琵琶湖対策特別委員会を傍聴しました。琵琶湖対策特別委員会は、琵琶湖の保全再生施策に関することや、琵琶湖の治水対策に関することを調査されています。
今回は、湖岸漂着物の現状やアユの資源状況と増殖対策についてなどが議題となっておりました。
特に、湖岸漂着物については、近年、大型台風の通過等により、琵琶湖岸に大量の流木や散在性ごみ等の漂着物が発生しており、風向きにより漂着する地域が偏る傾向があり、この対応として、県の関係部局や市町が緊密に連携して、回収と発生抑制の両面から取り組んでいく必要があるとの発言がありました。
琵琶湖対策特別委員会を傍聴して、県で現在取り組んでいる内容や議論の様子などを学ぶことができました。
また、委員会終了後、県議会議員との意見交換を行いました。
これらのことを踏まえ、今後の河川整備特別委員会の運営に生かしてまいりたいと考えております。
次に、１０月１６日には、永源寺ダムを視察しました。
永源寺ダム管理支所を訪問し、滋賀県東近江農業農村振興事務所から永源寺ダムの概要やメカニズム、放流の方法などについて説明を受けました。
昭和４７年に完成した永源寺ダムは、農業用水の供給を目的とした利水ダムであり、洪水を調整する機能はありません。
ダムの放流決定は、降雨予測などのデータ収集を行い、少なくとも放流開始の２時間前までに決定し、放流開始の１時間前までに関係機関に通知を行っているとのことでした。
近年は、集中豪雨の発生が多く、最大放流もふえていること、また、堆積土砂による濁水が発生するなど多くの課題があることを改めて認識いたしました。
また、ダム管理操作室やダム堤体の説明を受けました。
本委員会は、市民の生命と財産を守るため、市が関係市町と設置している期成同盟会や協議会と連携して、国や県に対して河川改修事業の早期実現に向けた要望活動を行っております。
今後も、市民が安心・安全に暮らせるまちづくりに向けて、調査研究、要望活動を続けてまいりたいと考えております。
以上で、
河川整備推進特別委員会の
中間報告を終わります。
○議長（
大橋保治） 委員長の報告は終わりました。
委員長の
中間報告に対し、質疑はありませんか。
（「なし」と呼ぶ者あり）
○議長（
大橋保治） 質疑なしと認め、質疑を終結します。
○議長（
大橋保治） 以上で、本日の議事日程は全て終了いたしました。
お諮りします。
議案等熟読のため、明日１１月３０日から１２月９日までの１０日間、休会することに御異議ありませんか。
（「異議なし」と呼ぶ者あり）
○議長（
大橋保治） 御異議なしと認めます。
よって、１１月３０日から１２月９日までの１０日間、休会することに決定しました。
１２月１０日は午前９時から本会議を開き、議案に対する質疑並びに一般質問を行います。
本日は、これにて散会いたします。
御苦労さまでした。
午前１０時５９分 散会
地方自治法第１２３条第２項の規定によりここに署名する。
平成３０年１１月２９日
東近江市議会議長 大橋 保治
同 議員 大洞 共一
同 議員 西澤 善三...