3番 西 村 弘 樹 4番 赤 渕 義 誉
5番 福 井 寿美子 6番 渡 邉 邦 男
7番 井 入 秀 一 8番 石 田 清 造
9番 今 井 薫 10番 森 重 重 則
11番
新 野 富美夫 12番 國 枝 敏 孝
13番 山 崎 直 規 14番 小 西 孝 司
15番 小 牧 一 美 16番 奥 野 真 弓
17番 西 村 利 次 18番 筈 井 昌 彦
19番 澁 谷 成 子 20番 高 田 正 司
21番 藤 木 猛
4
欠席議員は次のとおりである。
な し
5 会議に出席した説明員
市長 宮 本 和 宏
教育長 田 代 弥三平
代表監査委員 馬 場 章
上記の者に委任または嘱託を受けた職員
副市長 川那辺 守 雄
政策監 村 田 朋 弘
事務監
(兼)
健康福祉部理事 高 橋 みちえ
総合政策部長 今 井 剛
危機管理局長 中 嶋 義 廣
総務部長 福 井 靖
環境生活部長 山 本 哲 雄
健康福祉部長
(兼)
こども家庭局長 木 村 勝 之
都市経済部長
(兼)
環境生活部理事 中 島 勉
上下水道事業所長
(併)
都市経済部理事 小 島 秀 晃
都市活性化局長 飯 島 秀 子
教育部長 旭 正 人
財政課長 稲 田 斉
6 会議に出席した
議会事務局職員
局長 西 木 弘
次長 北 脇 嘉 久
書記 松 山 正
書記 中 井 孝 司
書記 藤 本 宏
〜
〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
開会 午前9時30分
○議長(藤木 猛) 皆さん、おはようございます。
ただいま定足数に達しておりますので、
令和元年第1回
守山市議会定例会は成立いたしました。
よって、これより開会いたします。
日程に入るに先立ちまして、諸般の報告をいたします。
本
定例会に市長より提出されました案件は、
専決案件5件、
予算案件2件、
条例案件3件、
人事案件1件の計11件であります。よろしくご審議のほどお願いいたします。
また、「平成30
年度守山市
繰越明許費繰越計算書について」をはじめとする
報告案件8件につきましては、議案と同時に配付しておきましたのでご了承願います。
次に、去る3月26日に可決いたしました「妊婦が安心できる
医療提供体制の充実と
健康管理の推進を求める意見書」につきましては、同日付で
内閣総理大臣をはじめ各
関係機関に送付いたしましたので、ご報告いたします。
以上で諸般の報告を終わります。
これより本日の会議を開きます。
〜
〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(藤木 猛) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
守山市議会会議規則第124条の規定により、1番今江恒夫君、2番
田中尚仁君を指名いたします。
〜
〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
日程第2 会期の決定
○議長(藤木 猛) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から25日までの21日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤木 猛) ご異議なしと認めます。
よって、
今期定例会の会期は、本日から25日までの21日間と決定いたしました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
日程第3
議案上程(議第31号から議第41号まで)
○議長(藤木 猛) 日程第3、議第31号から議第41号までを
一括議題といたします。
事務局長をして議件を朗読いたさせます。
事務局長。
○
議会事務局長(西木 弘) 朗読いたします。
議第31
号専決処分につき承認を求めることについて、議第32
号専決処分につき承認を求めることについて、議第33
号専決処分につき承認を求めることについて、議第34
号専決処分につき承認を求めることについて、議第35
号専決処分につき承認を求めることについて、議第36
号令和元
年度守山市
一般会計補正予算(第2号)、議第37
号令和元
年度守山市
下水道事業会計補正予算(第1号)、議第38
号守山市
税条例等の一部を改正する
条例案、議第39
号守山市
共同住宅等に係る
まちづくり調整条例案、議第40号大
庄屋諏訪家屋敷の設置および管理に関する条例の一部を改正する
条例案、議第41
号守山市
固定資産評価員の選任につき同意を求めることについて。
以上。
○議長(藤木 猛) 市長より
提案理由の説明を求めます。
市長。
〔市長
宮本和宏 登壇〕
○市長(
宮本和宏) 皆様、おはようございます。
本日、
令和元年第1回
守山市議会定例会を招集させていただきましたところ、議員の皆様には、ご健勝にてご参会を賜り、滞りなく開会の運びに至りましたことに、厚く御礼を申し上げます。
5月1日、新しい
天皇陛下がご即位され、新しい時代「令和」がスタートいたしました。
新天皇陛下のお言葉のとおり、新しい時代が平和で実りあることを心から願うところでございます。
さて、今年は10連休と例年になく長いゴールデンウィークとなりました。この期間中には、市内各地域で多くのお祭りが行われました。中でも5月5日の
国選択無形民俗文化財の「
下新川神社の
すし切りまつり」と「
小津神社の
長刀まつり」、また、
市指定文化財の「
馬路石邊神社の
豊年踊り」は、好天に恵まれ、多くの市民が、厳粛かつきらびやかな
伝統行事に触れ、感動をされたところであります。いずれの行事も地域の皆様のお力で今日まで継承されてきた賜物であります。地域の皆様のご尽力に対し、心から感謝を申し上げるところであります。
長い連休が終わったそのやさきに、5月8日、大津市の
県道交差点において
信号待ちをしていた
保育園児の列に自動車が突っ込み、園児と
保育士が死傷するという痛ましい事故が発生したところでございます。亡くなられた2名の園児のご冥福をお祈り申し上げますとともに、けがを負われました園児、
保育士の皆様にお見舞いを申し上げますとともに、一日でも早い回復を願うところでございます。
この事故を受けまして本市といたしまして、近くの公園等への散歩が日課となっております
小規模保育園等、
地域型保育事業所につきましては、主な
散歩コースを点検するとともに、市職員によります
危険箇所の確認を実施し、まずは危険と思われる
散歩コースの変更や
安全対策等の対応をお願いしたところでございます。また、全ての市内各
保育園等の長に対しまして、各園における園児の
安全管理の徹底を周知いたしますとともに、
危険箇所等についての報告を求めたところでございます。
今後、
危険箇所の解消に向けまして、
市道交差点における歩道への
車両侵入防止対策等、順次、必要な対策を講じてまいりますとともに、県や
公安委員会に対しても早急な対策を要望してまいります。
次に、5月11日、12日に、今や
県内外にも広く知られてまいりました第8回「ルシオールアートキッズフェスティバル」を「船の旅〜地中海から」をテーマに開催いたしました。1日目には、ルシオール・ブラスフェスとして、
市民吹奏楽団や市内の中学校、
高等学校、さらに
龍谷大学吹奏楽部によります演奏があり、ラストの中学生、高校生、
大学生総計300名での
合同演奏は、
大変迫力のある演奏となりました。出場した中学生、高校生からは、大学生も交えた大人数での演奏の機会が得られたことへの喜びの声が多数あったところでございます。
2日目には、
市民ホールでの
名曲コンサートや
オペラコンサートをはじめ、
市内各所でのキオスク
コンサート、また、市立
図書館での
トルコ文化交流プログラム、
市民体育館でのパフォーマンスやワークショップ、マルシェなどを開催し、2日間で約2万7,000人の方にお越しいただきました。議員の皆様も多数お越しいただきました。ありがとうございました。
また、同じ5月12日に、
守山銀座ビル市街地再
開発組合施行によります再
開発事業の
守山銀座ビル西棟が先行
オープンされ、飲食店、
金融機関等が営業を開始されました。今後、この西棟に
オープンされる健康をテーマとした多
世代交流拠点を中心として、商店街の再生・
活性化に取り組まれることを期待しているところでございます。引き続き、東棟を含めました
グランドオープンに向けまして、本市といたしまして、事業の支援および
銀座水辺整備や
歩道改良等の
周辺整備工事に取り組んでまいります。
5月18日から26日まで開催されました第16回「
守山ほたるパーク&ウォーク」には、本年も多くの市民や団体、企業の皆様に
実行委員会としてご参画いただく中、
県内外から多くの来訪者をお迎えすることができました。
実行委員会では、市民による、ほたるの
飛翔調査の状況をきめ細かく情報提供し、より多くの皆様にご参加いただけるよう取り組んでいただいたところでございます。
今年は、5月中旬の気温が低く、ほたるの飛翔が例年に比べ、やや遅いスタートとなりましたが、期間中は天候にも恵まれ、後半は
散策コースをはじめ
市内各所で飛翔が確認されました。期間中に開催されました夢灯やほたる
コンサート、ほたる祭りなど多くの
関連イベントにおきましても、多くの人でにぎわったところでございます。これもひとえに市民の皆様の
水辺環境保全に対する取組の賜物でありまして、感謝を申し上げる次第でございます。
さて、去る6月2日に、
野洲川大改修によりまして整備されました
野洲川放水路の通水から40年を迎えたところでございます。かつての
野洲川は、「
近江太郎」と呼ばれた暴れ川で、下流が南流と北流に分かれており、南北の川幅を合わせても上流より狭く、10年に一度の頻度で大洪水をもたらしてきたところでございます。昭和28年の大洪水をきっかけに
治水対策を求める機運が高まる中、
一級河川に位置付けられる一方、
放水路整備を行うため、美田の提供や集落が二分される
中洲学区の地元では反対の声が上がったところでございます。最終的には「未来永劫にわたって安心できる河川」とすることに深いご理解をいただき、昭和46年に国が
放水路整備工事に着手し、昭和54年6月2日に通水が行われました。
現在、
野洲川は、この大改修により、100年に一度の大雨に耐えられる河川となっており、
本市発展の礎であると考えております。元
内閣総理大臣故
宇野宗佑氏をはじめとする先人、また美田を提供していただいた地域の皆様のご尽力とご協力の賜物であると考えております。
今後におきましても、これまで先人が築いてこられました良好な
野洲川をはじめとする
都市インフラを、しっかり次世代に引き継ぎ、市民の皆様とともに災害に強い
まちづくりを進めてまいりたいと考えております。
9月15日には
野洲川放水路通水40周年
記念事業を予定しております。もりやま青年団によります紙芝居「
野洲川改修物語」などで
野洲川改修の歴史に触れていただく計画をしているところでございます。
さて、本日、
定例会に提出させていただきました案件は、
専決案件5件、
予算案件2件、
条例案件3件、
人事案件1件の計11件でございます。併せまして、
報告案件8件を送付させていただいております。
提案理由のご説明を申し上げます前に、お許しをいただきまして、当面する諸
課題等についての考えを述べさせていただきたく存じますので、ご理解を賜りたいと存じます。
まず、本市の最
重要課題、
環境施設の更新の
進捗状況についてでございます。
環境センターの更新につきましては、去る5月28日に、議会の皆様をはじめ
地元自治会様、7学区長様など多数のご来賓の方々にご出席をいただく中で起工式を挙行いたしました。議員の皆様におかれましてはご多用の中、ご出席賜りましたことに対しまして、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
環境施設本体工事につきましては、この6月から、くい、
基礎工事などの本工事に着手することとなっております。今後におきましても、
周辺環境や安全性に十分配慮する中、令和3年10月の稼働に向けまして、鋭意、事業を進めてまいります。
交流拠点施設の
整備工事につきましては、昨年度の入札不調によりまして、完成が予定よりも1年遅れることとなり、地元の皆様、市民の皆様に改めておわび申し上げるところであります。
当該施設がより効果的で効率的な市民に愛される施設となりますよう、設計の見直しを行ったところでありまして、その内容について、去る5月17日に臨時で開催いただきました
環境施設対策特別委員会でご協議を賜り、その後、地元への説明を行い、ご理解をいただいたところでございます。今後、できるだけ早期に
工事公告を行いまして、令和3年4月の
オープンを目指して取り組んでまいりたいと考えております。
次に、主要な施策の
取組状況について、ご説明申し上げます。
保育園における
待機児童対策でございますが、今年度に向けましては、ふるたか虹の
はし保育園が開園し、また、
小規模保育所2か所が新たに開園したことによりまして、約130人分の
受入枠の拡充を図ったところでございます。また、公立園での
正規職員比率の引き上げ、非
正規職員の
処遇改善、民間園に対する
支援制度の拡充に加えまして、昨年7月に創立いたしました
保育人材バンクの積極的な活用など、公民の垣根を超えた施策を推進することで、
保育士の
人材確保と
定着化に係る取組を進めてまいりました。結果、
入所申込者数が昨年度より約100人増加したことから、本年4月1日現在の
待機児童数は、3歳児以上はゼロ、2歳児以下では58人となり、昨年度の84人からは削減が図れたところでございます。
去る5月10日には、国会において
子ども・
子育て支援法改正案が成立し、10月からの
幼児教育・保育の
無償化が正式に決定されたことによりまして、今後さらなる
保育ニーズの増大が見込まれると考えております。本市といたしましては、この
無償化によります影響を考慮し、
受入枠の拡充策として、既に
学校法人純美禮学園によります来年4月
開園予定の
保育園の設置や、
保育人材確保に向けた取組の一層の推進を図っているところでございますが、今後におきましても
保育ニーズを見定める中、必要に応じて様々な施策を検討し、
受入枠の確保に努めてまいります。併せまして、職員の研修等を通じた保育の質の向上にもしっかり取り組んでまいります。
一方で、
幼児教育・保育の
無償化によりまして、無償で長時間、
保育施設が利用できるようになり、
保護者の
子育てに対する意識の低下を招かないよう、また、
保護者の方々には、家庭は
子どもたちが最も身近に接する社会であり、また
家庭教育は全ての教育の出発点であること、さらには
子育ての
第一義的責任は
保護者にあることを改めて認識していただく必要がございます。
このため、「
新・
守山版ネウボラ創造プロジェクト」の取組の一つとして、公民館での「親子ほっとステーション」の中で実施する「わくわく
子育て応援プログラム」等によりまして、
子どもと向き合うことの大切さや親子の絆を深めることの重要性について、しっかり周知いたしますとともに、「
こどもの
育ち連携推進会議」に
白梅学園大学大学院、無
藤隆特任教授、
滋賀医科大学小児科学講座、
阪上由子特任准教授を
総括者、副
総括者としてお迎えする中、
推進会議を開催し、昨年度に取りまとめました「
こどもの
育ち連携取組方針」の
具現化に向けまして、制度の創設や見直し、運用等について精度を高めてまいりたいと考えております。
次に、
教育環境の充実についてでございます。
守山南中学校大
規模改造事業につきましては、第1期および第2期の校舎大
規模改造工事を終え、今年度は、第3期工事といたしまして、主に
特別教室が入ります校舎の
増改築工事を進めてまいります。まずは、
既存校舎等の解体を行い、10月から本工事に着手し、令和2年8月の完成を目指してまいります。
なお、本工事の契約につきましては、9月議会に提案させていただきたいと考えております。また、令和3年の2学期からの
給食開始に向けまして、
給食調理施設と第2体育館を併設させました
施設整備に取り組むべく、現在、
基本設計および
実施設計を進めているところでございます。
令和4年の2学期からの全中学校での
給食開始に向けまして、運営面につきましては、先般、自校方式で給食を実施している宝塚市に視察を行ったところでございまして、その内容を参考に、
給食施設、
提供方法、
給食費の
徴収管理等について、詳細に検討を重ねてまいります。
なお、
河西小学校、速
野小学校、
中洲小学校のトイレの
洋式化につきましては、当初予算に対し、国の内示をいただきましたことから、夏休み中に工事を完了させ、2学期から利用してもらえるよう進めてまいります。この工事によりまして、目標としておりました全小中学校の
洋式化率50%以上が達成できる
見込みでございます。
次に、
新庁舎整備についてでございます。
新庁舎整備につきましては、
公共施設調査特別委員会および
新庁舎整備検討ワーキングチームにおいてご議論を重ねていただき、特に、
新庁舎の機能や
施設計画、総
事業費等について熱心なご議論をいただきました。おかげさまで、この3月に「つなぐ、守の舎(もりのや)」をイメージとする守山市
新庁舎整備基本計画を取りまとめ、公表させていただいたところでございます。改めて感謝申し上げます。
また、去る5月23日には、臨時に
公共施設調査特別委員会、
全員協議会を開催いただき、5月27日に「
基本設計業務の実施にかかる公告」を行うことができました。誠にありがとうございました。経験と実績に基づく創造力や技術力を有する
設計業者であることはもちろん、
コストマネジメントを的確に行える最も適切な
設計業者を選定してまいりたいと考えております。8月には1次審査を通過した業者からの提案をベースに、
公開プレゼンテーションを実施し、有識者や市民の代表からなる
プロポーザル審査委員会の審査を経て、
基本設計業者を決定してまいります。
今後におきましても、
新庁舎の整備には市民の皆様のコンセンサスが必要不可欠でありますことから、引き続き丁寧に説明をしてまいりたいと考えております。
続きまして、平成30年度の主な会計の
決算見込み等について、ご説明を申し上げます。
まず、
一般会計でございます。
歳入のうち、
自主財源として大半を占めます市税につきましては、
たばこ税で3,100万円余の減収となりましたが、
個人市民税、
法人市民税、
固定資産税において増収となりましたことから、市税全体としては、前年度より2億8,000万円余増の129億円余の歳入を確保することができました。なお、現年度分および
滞納繰越分を合わせました市税の
収納率は96.25%となる
見込みでございます。
一方、歳出におきましては、全体的には
総合計画に基づき、着実かつ計画的に
予算執行に努めたことから、
実質収支でおおむね8.8億円余の
黒字決算となる
見込みでございます。また、
幼児教育や
障害福祉といった
福祉施策に係る
扶助費等の増加によります将来の
財政負担を見据えまして、
福祉基金に積み立てを行いまして、平成30年度末の
基金残高は113億円余となる
見込みでございます。
今後におきましても、歳入の確保や経費の
効率化に努めまして、
重点事業の推進が図れるよう、健全な
財政運営に取り組んでまいります。
次に、
国民健康保険特別会計でございます。
平成30年度の
決算見込みでは、
実質収支7,400万円余の黒字となりますが、前年度からの
繰越金等を除いた実質単
年度収支におきましては1億1,400万円余の赤字となる
見込みでございます。平成30年度からの国保の
広域化によります県の
国保運営方針に基づいた
保健事業の推進、
医療費適正化対策や
収納対策への取組を継続してまいりますとともに、本市といたしまして、引き続き被
保険者の負担をできる限り抑制できるよう、
国保財政調整基金を活用して
保険税の
激変緩和を行い、
国保税のあり方の検討を行う中、安定した
国保運営の実現に努めてまいります。
次に、
介護保険特別会計でございます。
平成30年度は、第7期
介護保険事業計画の初年度でございまして、
実質収支で約1億2,800万円余の
黒字決算となる
見込みでございます。歳入のうち、
介護保険料収入は13億6,000万円余で、
収納率は約98%となっております。また、歳出のうち
保険給付費は43億7,600万円余で、要介護度の
軽度化などから、執行率は約96.5%となる
見込みでございます。なお、
財政調整基金につきましては、平成30年度
負担金等の精算後の余剰金として1億6,700万円余を積み立てることによりまして、平成30年度末の
基金残高は3億8,900万円余となる
見込みでございます。
今後におきましても、事業の点検、
評価等の
進捗管理を行う中、高齢者の
自立支援・
重度化防止を支援するため、
介護予防・
総合事業の充実を図りますとともに、給付の
適正化事業を実施し、安定した
介護保険事業の運営に取り組んでまいります。
次に、
水道事業会計でございます。
平成30年度の水需要につきましては、
給水件数は増加したものの、大口であります法人の給水量の減少によりまして、全体の有
収水量は平成29年度と比較してほぼ
横ばい状態となっております。しかしながら、
新規加入金の増加によりまして、純利益は1億円程度確保できる
見込みでございます。
次に、
下水道事業会計でございます。
下水道事業につきましても水道事業同様、件数は伸びているものの、有
収水量が
大口法人の
排水量減少によりまして全体として微減となりましたが、決算は1,200万円程度の純利益となる
見込みでございます。なお、本年10月に予定されております
消費税増税によりまして、
水道料金・
下水道使用料を引き上げる予定でございます。市民の皆様にはご負担をおかけする形となりますが、上水道事業および
下水道事業ともに重要なライフラインでありますことから、今後一層、経営の健全化に努めますとともに、管路および施設の耐震化・更新事業につきまして、計画的に事業を進め、安全・安心・安定的なサービス提供を図ってまいります。
最後に、病院事業会計でございます。
守山市民病院は、平成30年4月1日から指定管理によりまして滋賀県済生会に経営を委ね、済生会守山市民病院として病院事業を運営してまいり、済生会滋賀県病院と緊密な連携のもと、機能分化を図り、外来の充実、回復期医療や救急体制の充実など、地域医療の安定的な提供に取り組んでまいりました。その結果、済生会守山市民病院が現在、取りまとめされている中ではありますが、平成30年度決算では
黒字決算となる
見込みであります。
平成30年度は、新館建設に係る設計、本館一部の解体、駐輪場整備、新館建設工事の着手などを進めてまいりました。このうち、新館建設工事に係ります経費10億7,000万円余は、次年度への予算繰越しを行い、令和2年4月の供用開始に向け工事を進めてまいります。なお、供用開始に備え、滋賀県済生会では、リハビリテーション医師や医療専門職を合わせて30名程度、確保いただいているところでございます。
今後におきましても、滋賀県済生会の技術力とネットワークを生かし、健全な管理運営を進めてまいりますとともに、地域医療との連携強化やリハビリテーション機能の充実によりまして、市民が安心して受診できる質の高い医療の提供に努めてまいります。
それでは、本日提出をいたしました議案につきまして、
提案理由をご説明申し上げます。
まず、議第31号から議第35号までは、専決処分を行ったもので、地方自治法の規定に基づき報告をし、承認を求めるものでございます。
議第31号は、平成30
年度守山市
一般会計補正予算(第9号)でございます。市税および地方交付税等の
決算見込みに基づきまして、
幼児教育や
障害福祉などに係る
扶助費等の増加によります後年度の
財政負担に備えるため、2億円を
福祉基金に積み立てたものでございます。
議第32号から議第34号までは、法律や政令等の改正によりまして所要の改正を行うものでありまして、施行期日が本年4月1日でありますことから、3月31日付で専決処分を行ったものでございます。
議第32号は、地方税法等の改正に伴いまして、住宅ローン減税に係ります控除期間の延長や高規格堤防の整備事業区域内の建替家屋に係る
固定資産税の減額措置の創設など、市税条例について所要の改正を行うものでございます。
次に、議第33号は、地方税法等の改正に伴います引用条項の改正など都市計画税条例について所要の改正を行うものでございます。
次に、議第34号は、地方税法等の改正に伴いまして、国民健康
保険税の課税限度額について、医療給付費分を3万円引き上げる一方で、低所得者に係る国民健康
保険税の軽減措置を拡充いたしまして、5割軽減および2割軽減の対象となります世帯の軽減判定所得を引き上げるため、国民健康
保険税条例について所要の改正を行うものでございます。
次に、議第35号は、「元号を改める政令」が本年5月1日に施行されたことに伴いまして、本市の条例中にあった5月1日以降の元号表記を「令和」へ改めるものでありまして、5月1日付で専決処分を行ったものでございます。
以上が
専決案件でございます。次に、
予算案件でございます。
議第36号は、令和元
年度守山市
一般会計補正予算(第2号)でありまして、歳入歳出にそれぞれ20億584万3,000円を追加し、総額を291億6,499万4,000円とするものでございます。
総務費の総務管理費では、市制50周年
記念事業のPR動画やポスター作成、プレイベントの実施経費に係る負担金、一般財団法人自治総合センターが実施しますコミュニティ助成事業に木浜自治会の自治会館空調設備整備が助成決定されたことに伴います予算の補正、また、補助要綱の見直し等に伴います自治会館集会所建設等に係ります補助金、さらには、3月末をもって廃止いたしました市民サービスセンターの原状回復に係ります費用の補正を行うものでございます。
次に、民生費でございます。
老人福祉費では、
介護保険事業計画に基づき、公募しております地域密着型サービスに係ります認知症対応型グループホームおよび小規模多機能型事業所の整備および開設準備、また昨年度、社会福祉法人近江笑生会に事業者を決定いたしました小規模特別養護老人ホームの開設準備につきまして、県の地域医療介護総合確保基金を活用する中、整備費等を補助するにあたりまして補正を行うものでございます。
児童福祉費では、本年10月に予定されております
幼児教育・保育の
無償化に係りますシステム改修費用について、必要な金額が判明しましたことに伴いまして、追加費用の補正、消費税引き上げに伴い
子どもの貧困対策として、未婚ひとり親の児童扶養手当に上乗せ支給する臨時・特別給付金に係る事業費、古高自治会が「親と子の広場」用地を購入されることに対する補助金の補正を行うものでございます。
次に、衛生費でございます。
清掃費では、本市の最
重要課題であります
環境施設の更新に際し、深いご理解とご協力をいただいております地元4自治会のうち、今浜、立田、幸津川の各自治会が実施を計画されます集落センター整備等に係る交付金の補正とともに、環境教育・健康増進・交流促進の活動拠点として、令和3年4月に供用開始を予定しております温水プールを含みます
交流拠点施設の整備について設計見直しを行い、事業の全体枠を変えることなく実施できる
見込みが立ちましたことから、本体工事費等の補正を行うものでございます。
次に、商工費でございます。
本年10月の
消費税増税に伴います市内経済への影響緩和と経済
活性化の対策として、国の実施する次世代住宅ポイント制度と併用可能な住宅、店舗、事務所等の改修に対して一定の助成を行う制度に係る補正を行うものでございます。
次に、消防費でございます。
一般財団法人自治総合センターが実施しますコミュニティ助成事業に要望しておりました、消防団員への編上安全靴の整備について助成が決定されたことに伴いまして、購入費の補正を行うものでございます。
次に、教育費でございます。
教育総務費では、学習系パソコンを普通教室での授業において活用できるタブレット型パソコンへの更新、教員の負担軽減による
子どもと向き合う時間の確保と教育活動の質的向上を図るための統合型校務支援システムの導入など、小中学校のICT環境整備に係ります費用の補正を行うものでございます。なお、本整備によりまして、タブレットを活用したグループワークができるクラス数が、大規模校で8から11クラス、中規模校で5から6クラス、小規模校で4クラスとなる
見込みでございます。
また、本年度の人権教育推進事業の実施校に玉津小学校が指定されたことに伴いまして、県委託事業として実践的な研究を行うため、費用の補正を行うものでございます。
保健体育費では、購入後18年が経過する速
野小学校給食室の真空冷却機を更新するための費用の補正を行うものでございます。
次に、議第37号は、令和元
年度守山市
下水道事業会計補正予算(第1号)であり、速野ポンプ場の汚水ポンプに不具合が発生し、緊急対応いたしましたことから、今後の修繕等に要する予算として、執行した経費分を確保すべく補正を行うものでございます。
続きまして、
条例案件でございます。
議第38号の守山市
税条例等の一部を改正する
条例案につきましては、地方税法等の改正に伴いまして、市税条例の一部を改正するものでありまして、市民税の非課税措置の対象者に単身児童扶養者を追加すること、ふるさと納税制度の見直しに伴いまして、総務大臣が指定する地方団体に対する寄附金のみを特例控除対象とすること、軽自動車税の環境性能割および種別割の税率の特例を定めるなど所要の改正を行うものでございます。
次に、議第39号の守山市
共同住宅等に係る
まちづくり調整条例案につきましては、事業者が行う中高層の
共同住宅等について、その構想段階において、市が開発内容を
まちづくり方針に照らして事前に調整することで、近隣住民との紛争を未然に防止し、調和のとれた土地利用を促進するため、必要な事項を定める条例を定めるものでございます。
次に、議第40号は、大
庄屋諏訪家屋敷に新たに冷暖房設備を整備したことに伴いまして、その貸室使用料に冷暖房設備の使用料を定めようとするものでございます。
続きまして、
人事案件1件でございます。
議第41号は、職員の人事異動に伴いまして、
固定資産評価員の選任について、地方税法の規定に基づき同意を求めるものでございます。
以上、本日提出をさせていただきました案件につきましての
提案理由とさせていただきます。
なお、お許しをいただきまして、同じく送付をいたしております
報告案件8件につきまして、その要旨を申し上げさせていただきたいと存じます。
報告第4号は、地方自治法施行令の規定によりまして、平成30年度から
令和元年度に繰越しをいたしました
一般会計の繰越計算書について、ご報告申し上げるものでございます。
報告第5号および報告第6号は、地方公営企業法の規定によりまして、平成30年度から
令和元年度に繰越しをいたしました
水道事業会計および病院事業会計の繰越計算書について、ご報告申し上げるものでございます。
報告第7号および報告第8号は、地方自治法の規定によりまして、平成30
年度守山市土地開発公社の決算ならびに
令和元年度の事業計画と予算等について、ご報告をするものでございます。
報告第9号および報告第10号は、地方自治法の規定に基づきまして、一般財団法人守山野洲市民交流プラザ、および公益財団法人守山市文化体育振興事業団の
令和元年度の事業計画と予算等につきまして、ご報告をするものでございます。
報告第11号は、委任専決処分をしたことにつきまして、地方自治法の規定に基づき、報告をさせていただくものでございます。
以上、
提案理由とさせていただきます。何とぞ十分なご審議をいただきまして、しかるべき御賛同を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。ありがとうございました。
○議長(藤木 猛) お諮りいたします。
明日6日、7日および10日から14日までの7日間は、議案熟読調査のため休会といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤木 猛) ご異議なしと認めます。
よって、明日6日、7日および10日から14日までの7日間は、休会といたします。
なお、8日、9日、15日および16日は市の休日のため休会であります。
これをもって、本日の議事日程は全部終了いたしました。
来る17日に本会議を再開し、個人質問を行います。
本日は、これにて散会いたします。
ご苦労さまでございました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
散会 午前10時07分
守山市議会会議規則第124条の規定により、下記に署名する。
令和元年6月5日
守山市議会議長 藤 木 猛
署 名 議 員 今 江 恒 夫
署 名 議 員 田 中 尚 仁...