草津市議会 2019-04-16
平成31年 4月16日文教厚生常任委員会-04月16日-01号
歴史文化財課長補佐 原田 美穂
草津宿街道交流館館長 八杉 淳
〇
事務局職員 局長 千代 治之 次長 永池 孝志
主任 辻井 豪
〇
付議案件
1.
所管事務調査「
文化財の保存および活用について」
(1)
文化財への
公的支援のあり方および
保存修理作業の流れについて
(2)地域における
文化財の保存および活用に向けての
課題整理(
委員間討議)
開会 午前10時00分
○
伊吹達郎 委員長 皆さん、改めまして、おはようございます。
ただいまから、
文教厚生常任委員会を開会いたします。
木村委員から欠席届が提出されておりますので、御了解お願いいたします。
議事に入ります前に、
議事運営上のお願いがございます。
まず、
委員会での発言は
委員長の許可を得てからにしてください。ほかの
委員等が発言している場合は、私語を慎んでください。
答弁をする場合は、
委員長の発言の許可後、所属と氏名を名乗ってください。
以上、よろしくお願いいたします。
これより議事に入ります。
本日の案件は、
所管事務調査でございます。
まず、本日の資料についてでございますけれども、資料1につきましては、
前回委員会の振り返りとして、各
委員会からの意見をまとめております。資料2は
執行部からの
提出資料でございます。
前回の
委員会での意見を受けて、寺社への
公的支援について、また、
文化財の
保存修理作業の流れについて、
サンヤレ踊りなどの
文化財の地域における
活用状況と市の
補助制度等について、まとめていただきました。
以上の資料をもちまして、本日の会議を進めてまいりたいと思いますけれども、
皆さんよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
○
伊吹達郎 委員長 それでは、次第に沿って進めていきたいと思います。
次第1「
文化財への
公的支援のあり方および
保存修理作業の流れについて」を案件といたします。
執行部から説明に入ります前に資料1をごらんいただき、前回の
委員会について振り返りをしたいと思います。
資料1、こちらのほうをよろしくお願いいたします。
1ページには草津市の現在、また、今後検討している
文化財活用に関する草津市の取り組みを上げています。
最初にICTの
活用状況、そして
観光部門、
まちづくり部門との連携、
歴史文化基本構想と
史跡芦浦観音寺保存活用計画の概要についてを記載しております。
次に、2ページをごらんください。こちらのほうは前回の主な
質疑応答の内容についてまとめております。
歴史文化基本構想策定に当たっての
委員会メンバーに関する質問や
芦浦観音寺の修繕についての市単独でできないかなどの質問がありました。
次に、3ページをごらんください。こちらのほうは
委員間討議での、尾道市と福山市の視察を踏まえて、草津市との
文化財保存・活用に対する大きな違いは、市民の参画がまだ見えてきておらず、地域の理解がまだまだ不足している状況があるということ。また、尾道市と福山市は地域の方々が主体的に活動されており、地域の文化として一体的に盛り上げてきた歴史がある。草津市でも地域の方々が主体的に
文化財の保存・活用を行っていくためには、まず
仕掛け人となる人を市がしっかりつくって、そこに市民も巻き込んでやっていったほうがいいのではないかという御意見もありました。また、先進地はそれぞれの
文化財が面となっており、草津市はまだ点であるということで、
文化財への
アクセス面や
環境整備に課題があるという意見もありました。また、
文化財の活用という部分で行政、企業、大学、地域の各団体による
連携づくりが重要であるのではないか。例えば行政においては、
先進地事例のように、
観光部門や
都市計画部門との連携を図るために
文化財行政を
教育委員会から市長部局へ移管してはどうかという意見もありました。
これらの御意見を踏まえた上で、4ページをごらんください。調査の方向性というところです。
まず、
①保存・管理について。
文化財の活用を進めていくには適正な
保存管理が必要。早急に修繕を進めていくことは可能か。
また、整備を進めるにあたって、国・県の補助が必要になる。
補助制度の
有効活用を図っていく必要があるが、
補助制度の内容はどのようなものか。
②活用について。
今年度から
文化財保存活用地域計画を策定していくことになりますが。地域にどのような活用を求めていくのか。また、地域における
文化財の保存と活用について検討が必要ではないか。
現在の地域にある
文化財の保存と活用について、行政はどのような支援を行っているか。
大きくこの2点について、この後、
執行部から説明をいただいた上で討議を進めてまいりたいと思います。
本日、御用意いただいた資料に基づいて、
執行部から説明をいただいたのち
議員間討議をしたいと思いますので、
皆さんよろしくお願いいたします。
それでは、
執行部の方から説明を受けたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◎岩間
歴史文化財課長 まず、第1点目の寺社への
公的支援について、特に、国・県・市の
補助制度などについて提供した資料を御説明申し上げますので、恐れ入りますが、資料2の1ページ目をごらんください。
寺社を対象とした
公的支援といたしましては、例えば寺社が所有される
文化財を公開される場合にその資料を展示したり、あるいは開設したりする職員を派遣するような場合がございます。これは、特に寺社に限ったことではございませんので、各地域で
歴史学習等に際して
講師派遣の要請がございましたら、それに応じているというようなことと同じことでございます。例えば
神社等で
防災訓練がなされたときに、本殿の御説明に上がったりとかそういったことがございます。
また、寺社に所在します
建造物のうち
文化財の指定を受けた
建造物、例えば寺院の本堂ですとか、あるいは神社の本殿、こういったものになりますが、さらには、また、寺社が所蔵しておられます
美術工芸品、具体的には寺院の御本尊ですとか、あるいは仏像・仏画ですとか、神社におきましては神像ですとか、そういったものがこれに当たるわけですけれども、これらの修理につきましては、次に記載させていただきましたとおり、
修理経費に対しまして
補助金を交付させていただくというような支援の形がございます。
一般市民の方の中には、
国指定・
県指定という
文化財になりますと、その管理に係る経費というのは、国や県がほぼ出すのではなかろうかというような印象を受けることがございますが、御承知のとおり、基本的には
修理者さんが修理をされて、そこへ
補助金を交付するというような形でございます。
文化財の
指定区分につきましては、御承知のとおり、国が指定するもの、あるいは県が指定するもの、さらには市が指定するものがございます。このうち
国指定の
文化財につきましては、
事業費の50%から85%の間で
国庫補助金の交付を受けていただくことができまして、その
国庫補助金の
補助率に連動して滋賀県の
補助率の
国庫補助残の20%から30%の間で変動いたします。この比率の幅は、
補助事業を行う
所有者さんの
財政規模によって変動するという方法をとっているためでございます。
具体的には、
補助事業の経費がその
所有者さんの年間の収入に何倍に当たるのかという指数が高いほど、すなわち財政力が小さいほど
補助率が高くなるというものでございます。
なお、その下の草津市の市の
補助金につきましては、財政力の違いによって算出された国・県の残額ですので、国の
補助金の残額の3分の1という一定の比率で設定しておりまして、これら国・県・市からの
補助金の残額分が
所有者さんの負担という形で残ってまいります。今申し上げたのは
国指定文化財についてでございます。
次に、
県指定文化財についてでございますが、国の
補助金は当然交付されず、滋賀県からの
補助金が
事業費の60%で交付されまして、その残額の2分の1の金額で草津市の
補助金を交付させていただきます。その残りが草津市の
補助金と同額でございますが、これが
所有者様の負担という形になります。
そして、その次の段の市の
指定文化財についてでございますが、これは国や県からの
補助金はもちろんございませんが、草津市からの
補助金が
事業経費の3分の2以内で交付されるという形をとっております。この
補助金の比率を図式にさせていただきましたのが下の
円グラフでございます。特に、一番左側に掲載しました
国指定文化財への
補助率につきましては、上の段の文章で申し上げましたように、50%から85%まで変動いたしますけれども、ここでは80%のなる事例を
円グラフとさせていただいております。その場合の負担率は国が80%、そして先ほどの変動する県の
補助金の比率をこの場合で充てますと、県の
補助金が6%、それから市と
所有者さんの
負担分、市の
補助金が7%、さらにその残額になります
所有者さんの
負担分がおおむね7%ということになります。
円グラフの右2つに掲載させていただきました
県指定・
市指定につきましては、今上の文章で申し上げましたそのままの比率、
県指定にありましては滋賀県が60%を出す。その残りの半分ずつを草津市と
所有者さんが負担する。
市指定の
文化財につきましては、草津市が3分の2を交付させていただくと。そういう表でございます。
続きまして、2ページ目でございますが、こちらでは
文化財保存修理の流れについて御説明させていただきます。
保存修理の流れにつきましては、
文化財の種別や修理の規模などによって異なるわけでございますが、
史跡整備という形で行う場合、あるいは
建造物の
保存活用計画というような形で行う場合は、おおむね次のとおりの手順となってございます。
まず、上の段の
史跡整備等と記載したところでございますが、この枠組みで囲ませていただきましたように、大きく計画の部分と設計の部分に分かれてまいります。そして、それぞれの計画と設計の部分がさらに2段階が必要となってきております。
まず、計画の第1段目が
保存活用計画という策定の工程でございます。これは、対象とする史跡を適切に保存し、次の世代へ確実に継承していくために、この計画の中で史跡の本質的な価値、それから
構成要素とを明確に管理した上で、それらを適切に保存して活用していくための
基本方針ですとか、あるいはその方法、そして必要な
現状変更等の取り扱いの基準、そういったものをこの段階で策定するものでございます。
計画の2段目でございますが、こちらは
基本計画でございます。これは、前段の
保存活用計画に記されました構想を深く深化させて検討するものでございまして、対象とするその史跡を取り巻く諸状況について、さらに詳細な分析を行いまして、その結果に基づいて
整備活用事業の内容及びその実現の方法・課題等について詳しく示していくものでございます。
これらの工程を経た上で、次の設計へと進んでいけるということになります。設計にも2段階がございまして、よく言われる表現ではございますが、
基本設計と
実施設計でございます。
基本設計は、
基本計画に定めました整備の
考え方を図書としてまとめていくものでございまして、
基本設計図書を作成することになります。その図書は
基本設計図、あるいは平面図、断面図、
立面図等を作成するとともに、工事に関する経費の概算ですとか
年次工程表、さらには設計の概算等を取りまとめてまいります。
そして、次の段階が
実施設計でございます。実際に工事を進めてもらうための設計でございます。
実施設計は、
基本設計の指針に基づきまして工事に必要な
設計図書を作成するもので、
実施設計図、
設計書、積算書、
特記仕様書などからなる実際に工事へとかかれる図面と
設計図でございます。
そして、史跡の規模にもよりますが、これらを少なくとも1段階ずつに1年をかけまして工事へと進んでまいるということでございます。
次に、下の段の
建造物等の
保存修理についてでございます。これについては、
国指定の
重要文化財及び
県指定の
文化財の場合と市の指定の
文化財の場合と少しだけ違いますので分けさせていただいております。
国指定・
県指定の場合は、6月ごろに滋賀県から照会が参りまして、市では、それにあわせまして各
所有者の方々に次年度以降の
修理事業の計画について照会をかけてまいります。回答があった分について滋賀県のほうに報告し、草津市の
教育委員会のほうが県のほうからヒアリングを受けるという形でございます。その結果、次年度以降に予算化をされますが、次年度にすぐに予算化されるとは限りませんでして、特に
建造物の屋根のふきかえなどは毎年のように報告を致しましたましても、何年たっても回答を得られないということはございます。
また、一番下の市の
指定文化財につきましては、11月ごろに次年度の
予算編成に先立って各
所有者さんに、もう少し前に照会をかけまして、その結果回答があった分につきまして予算化を検討いたします。
しかしながら、金額の大きな
保存修理等につきましては、
財政運営計画等の
年次計画等に計上して予算化していくということが必要となっております。
以上が
史跡等の整備の場合、あるいは
建造物等を修理する場合の流れでございます。
引き続きまして、3ページ目の
サンヤレ踊りなどの
文化財の地域における
活用状況と市の
補助制度等について御説明申し上げます。
まず、(1)といたしました
サンヤレ踊り等の
民俗文化財の
活用状況がその下に書かせていただきましたとおりでございます。
まず、その1点目が
サンヤレ踊り、あるいは
常盤地区での藤まつり、それと
芦浦観音寺の
特別公開が行われました。昨年の5月3日から6日まで、この4日間にわたり
観光物産協会の主催で無料の
臨時バスを運行していただきまして、多くの方に見学いただきました。
また、平成30年5月24日には、草津の
サンヤレ踊りと
芦浦観音寺が
日本遺産に認定されました。「琵琶湖とその
水辺景観 祈りと暮らしの水遺産」に追加認定されましたことから、広報くさつに
特集記事を掲載させていただきました。それが5月1日号ですとか、6月1日号ですとか、6月15日号でございます。
また、この
日本遺産認定について広く啓発するために、
草津宿街道交流会におきまして記念の
パネル展を開催させていただきましたし、また、
常盤まちづくりセンターにおいては、そのパネルを借用いただき展示していただいたということがございました。
また、
サンヤレ踊り等の
民俗文化財の
普及啓発の事例といたしましては、学区の
まちづくり協議会などが設置されます
民俗文化財等の説明版へ解説文を、文章を提供させていただいたりということがございます。
街道交流館での
展示風景、あるいは解説版がその写真のとおりでございます。
最後に、この
民俗文化財等への市の
補助制度等について、(2)の部分で御説明させていただきます。
民俗文化財の
保存育成に係る市の
補助制度でございますが、
サンヤレ踊りを初めといたしました
民俗文化財の
保存育成や、あるいは
建造物の
保存修理などさまざまな
文化財の
保存活用、保存や管理や活用に要する費用に対しまして、草津市
文化財保存事業補助金交付要綱を定めて
補助金を交付させていただいてるところでございますが、特に
民俗文化財の
保存育成に関する
補助対象事業とその
補助率をこの3ページの下の段に掲載させていただきました。
また、その参考といたしまして、4ページ目と5ページ目にこの草津市
文化財保存事業補助金交付要綱の全文と対象となる事業の別表を掲載させていただきました。
以上、簡単ではございますが、
提供資料の説明とさせていただきます。
○
伊吹達郎 委員長 ありがとうございました。
まず、ただいまの説明につきまして、御
質問等ございましたらお願いいたします。
ただいま
文化財への
公的支援のあり方、また、
保存修理作業の流れについて、また、
サンヤレ踊り等の
活用状況、また、市の助成等について御説明いただいたわけですけれども、何か説明について御質問あればお願いいたします。
山元委員。
◆
山元宏和 委員
国指定、
県指定の
文化財がありますけども、この指定以外の
文化財はどのくらいあるのかね。割合で言うと。
文化財と呼べるものはあると思うんですけども、わかりますか。
○
伊吹達郎 委員長 答弁を求めます。
岩間課長。
◎岩間
歴史文化財課長 国指定の
文化財につきましては、どこまでを
文化財と捉えるかという枠組みによりまして、その数を把握するのは非常に困難というのが実態でございますが、これまで
実態調査等で把握している分量のイメージで申し上げますと、未指定のほうがはるかに多く存在するというふうに思います。
○
伊吹達郎 委員長 今、
指定文化財の一覧で言いますと、全部、94、指定のものがですがね。どんどん掘れば掘るほど出てくると思うし、無数というか、どれを指定していくかというところもね。その中で検討していきながらどれを指定していくかという部分が出てくるんですか。
山元委員。
◆
山元宏和 委員 よく
文化財で
建造物で言うと、特に私ところで言うと、老
杉神社とかが歴史的な価値のある建物だと思うんですけど、一方で言うと、宮さんですので、宗教は絡んでくるというところで、
委員間討議の中で話をしようと思ってますけども、老
杉神社も保存をしていこう、あるいは活用していこうとすると、一方から見ると、宗教的なものなので、角度を変えると
文化財ということで、市民の
皆さん方に見ていただいたり、多方面から来ていただく方々にということで、昨年から祭りの際にはバスを出してもらって、それを見学してもらってるというのがあるんですけど、私がいつも言ってる隣に鎮守の森があるんですけど、鎮守の森というと
文化財になると思うんですけど、市街地もおっしゃられるのは
政教分離の
考え方から市の税金を使うことはできませんとおっしゃるんだけど、この辺の違いがね。線引きが難しいと思うんですけども、
執行部はどう考えておられるのかな。
○
伊吹達郎 委員長 大変難しい問題。宗教の問題もありますし、所有権というものもあると思いますし、その辺基本的な
考え方をもうちょっと整理もしたいので、市のほうはどういうふうに考えておられるのか、その辺お答えできる範囲で結構ですので、お願いいたします。
岩間課長。
◎岩間
歴史文化財課長 ただいまの宗教との
文化財との関係でございますが、
文化財指定されている物件につきましては、宗教の対象でございます。例えば仏像ですとか、あるいは建物ですと本堂ですとか、
宗教そのものに関するものございます。と申しますのは、やはりその
文化財の
本質的価値を考えますときに、それは
宗教分野であっても、そうでなくても、人々の営みの中で形づくられてきた貴重な
文化財でありましたら、それは市民の遺産として保存していく必要があると考えますので、それを
文化財指定し、そこへ
補助金を交付するということですので、基本的にはどういった分野でありましても
文化財の対象にはなってくると考えております。
それと、先ほど未指定の
文化財の件数でございますが、実際に先ほど申し上げましたように、際限なくあるのはあるんですけれども、
歴史文化基本構想を昨年策定いたしました。そのときに一定のリストアップをいたしました。その数から申し上げますと5,000件以上ございますので、
指定文化財の数から申しますと、はるかに多いということでございます。
○
伊吹達郎 委員長 山元委員。
◆
山元宏和 委員 今説明のあったように、
政教分離の関係で神社とか仏閣が歴史的な財産でありながらそれを
保存活用していこうとなると、今、人々の営みの中でという言葉を使われたけれども、非常に判断がやはり難しいのかなと。
教育委員会のほうでは、そういうふうな
文化財として
保存活用していこうとおっしゃってるように思うんですけど、片や他の部署で言うと、
政教分離の話を持ってこられる。そうなるとという議論が私が議員になってからいろいろ質問もさせてもらってるんですけど、そこら辺でなかなかそういう
文化財を活用まで行き届いてないのかなと思ったりしますけど、あとでまた
委員間討議の中で話はさせてもらいます。ありがとうございます。
○
伊吹達郎 委員長 久保副
委員長。
○
久保秋雄 副
委員長 今の
政教分離の話に関連して、
芦浦観音寺でも
宗教行事は行われているというふうに聞いてるんですけども、そこら辺具体的にはどのようなことを行われているのか、教えていただければ。
○
伊吹達郎 委員長 岩間課長。
◎岩間
歴史文化財課長 芦浦観音寺におかれましては、毎日のお勤めという言葉が正しいかあれですけれども、お経をされていると聞いております。
○
伊吹達郎 委員長 久保副
委員長。
○
久保秋雄 副
委員長 その他には。
○
伊吹達郎 委員長 答弁を求めます。
岩間課長。
◎岩間
歴史文化財課長 全部を把握しているわけではございませんが、それ以上にたくさんの活動をされているとは聞いておりません。
○
伊吹達郎 委員長 ほか説明につきまして御
質問等は。
小野委員。
◆小野元嗣 委員 ちょっと確認で聞きたいんですけど、その
文化財、例えば今副
委員長がおっしゃった
芦浦観音寺の
文化財活用ということの中に、例えば人によったら宗派の
布教活動になってるのではないかというような
考え方を持たれる方がいるのかなと思うんですが、その辺の線引きというのはどのように考えておられるのか。もしわかればお願いします。
布教活動というふうに解釈される、そこの線引き、一線の。
○
伊吹達郎 委員長 考え方ですね。答弁を求めます。難しいですね。
岩間課長。
◎岩間
歴史文化財課長 非常に難しいところではございますが、その対象となる
文化財が歴史的に、例えば時代が古いですとか、特徴的であるとか、その信仰、もちろん
そのものでもあるんですけれども、先ほども申し上げましたように、それが国民、県民、市民の広く行われてきたことが貴重な
歴史資源としての宝であると判断されるものにつきましては、やはり
文化財指定していくものに入ってくるものと考えております。
○
伊吹達郎 委員長 小野委員。
◆小野元嗣 委員 ということは、
文化財を、いわゆる
宗派等関係なく、
文化財として活用していく。歴史をしっかりと認識するためということで、決して
布教活動はないという部分ははっきりしているということですね。今の行政として、いろいろな事業をされるにおいて、その辺再確認ですけど。
○
伊吹達郎 委員長 答弁を求めます。
岩間課長。
◎岩間
歴史文化財課長 文化財に指定されている、例えば
民俗行事にいたしましても、草津の
サンヤレ踊りにいたしましても、その踊りという歴史性のある部分を
文化財指定しておりますし、他の
文化財につきましても、そこはやはり歴史的に本質的に価値があるという判断を一定して、そこで一応区分けをしていくというふうに考えております。
○
伊吹達郎 委員長 小野委員。
◆小野元嗣 委員 ということは、
布教活動はないということでいいんですね。認識としては、支援するということは。
○
伊吹達郎 委員長 居川
教育部長。
◎居川
教育部長 布教活動ではないというのは認識は持っております。ただ宗教行為といいますか、行事に当たると明らかに
政教分離の観点から、
宗教行事を支援するという
考え方には立ってませんので、やっぱり歴史的な価値があるという
文化財を
保存活用していくという意味合いから、今、
文化財指定されているような
史跡等については支援をしているところでございますので、明らかな宗教、その宗教の支援をするような行為をしているという認識は持っておりません。
○
伊吹達郎 委員長 小野委員。
◆小野元嗣 委員 はい、結構です。わかりました。
○
伊吹達郎 委員長 瀬川委員。
◆瀬川裕海 委員 2ページの下のね。
建造物等の保存整備で、先ほどの説明で、国への
補助金の要望というのを出されても、なかなか屋根の修理1つにしても
補助金が出ないというようなお話でしたけれども、緊急度、優先度と書いてあるんですけど、なかなか補助がおりない理由というのはわかりますか。
○
伊吹達郎 委員長 岩間課長。
◎岩間
歴史文化財課長 県
教育委員会等に問い合わせいたしますと、突発的な大災害に係る修理等がありますとそちらに優先されることがあるということと、それから、潜在的に、全体的に修理を必要としている
文化財が数多いものですから、古いもの、前回例えばふきかえた年限が古いもの、あるいはそれとその傷みぐあいとの双方を考えた中でなかなか予算化されないものがあるというふうに認識しております。
○
伊吹達郎 委員長 瀬川委員。
◆瀬川裕海 委員 以前この
委員会でね。
芦浦観音寺を見に行きましたね。とてもじゃないけれども、早急に手を入れなあかんような状況だったと
委員会メンバーが口々に多分言ってたと思うんですけれども、それ以上に緊急度のあるものがあるのかなと。だから、要望の仕方も変えたらどうかなというようなことも思うんですけれども、その辺ただ単に要望してあきませんでしたでいってると、結局、あそこも
国指定だから、勝手に手を入れられないでしょう。だから、年々、年々、ほっとけばほっとくほど劣化していくというのか、どんどんどんどんひどくなっていくのがもう目に見えてると思うんですけれども、やっぱり早急にあれはてこ入れしていかないと、どう見てもあかんと思うんですけども、その辺もうちょっとPRというのか、予算取りのやり方というのか、その辺はどういうふうに考えてるのかなと。
○
伊吹達郎 委員長 例えば今回こういった保存計画も出してましたやんか。そういうのをすれば予算がつきやすくなるの。例えばね。そういうのとか、手法はいろいろ市のほうもやっておられると思うんですけど、その辺の工夫がもしあるのであれば、その辺お伝えいただければと思うんですけど。
○
伊吹達郎 委員長 岩間課長。
◎岩間
歴史文化財課長 文化財を一遍
保存修理しようと思いますと、
所有者さんの負担額がどうしても出てまいります。大きな
保存修理になりますと、そちらを確保していただくということも必要でございますので、傷みぐあいもそうですけれども、両方と考えていくことと、今御指摘いただきましたように、県あるいは国への説得の仕方につきましても、私たちの努力を一層高めてまいりたいと考えております。
また、先ほど予算がなかなか回ってこないという理由の1つと考えられますことをもう1点申し上げますと、滋賀県におきましては、
国指定の
文化財を修理するときに、設計ですとか管理というものを直接県の職員が行います。京都府ですとか奈良県、あるいは滋賀県は重要な
文化財が多いものですから、そういうシステムになってございます。そうなってまいりますと、県の職員の中で他の物件の種類にかかっておるという状態になりますと、こちらのほうがまた次になってしまうというような事情もございます。
○
伊吹達郎 委員長 瀬川委員。
◆瀬川裕海 委員 現状を見てると、本当にもう倒壊しそうな感じだったから、やっぱり早いこと手を入れなあかんと思いますのでね。その辺やっぱり県ともしっかりと話をして、よそを差しおいてやれとは言いませんけども、やっぱり早いことできるような状況をつくってもらいたいなというふうに思います。
それと、もう1つ、3ページの
活用状況のところですけれどもね。書いていただいてるのが昨年の分だと思うんですけれども、広報くさつに特記事項を出されたのが、これが活用かなというちょっとクエスチョンですけども、PRをされたという意味で書いてあると思うんですけれども、今後の活用の仕方、ちょっとこの間寄せてもらって言ったんですけど、例えば今度の体育館のオープニングのときに
サンヤレ踊りをやってもらうとか、その1つなんですけど、今後の活用方法という、状況というか、活用の仕方をどういうふうに考えておられるのか。
サンヤレ踊りや藤まつりとかは毎年あるからわかりますわね。協議会で設置されてるというのも大体ずっとだったと思うんですけど、それ以外に今後どういうふうに活用していこうというふうに考えておられるのか。
○
伊吹達郎 委員長 答弁を求めます。
岩間課長。
◎岩間
歴史文化財課長 今後の活用につきましては、例えば今年度ですと、草津宿
街道交流館の事業といたしまして20周年を迎えますので、民族部門に特化した展覧会を実施されるというのにあわせまして、
サンヤレ踊りを初めとする
民俗文化財をある場所で助演していただくとか、そういった機会を設けることを計画いたしておりますが、そういった通常の毎年行われる機会以外にも表へ出ていただくような場所で
普及啓発させていただきたいと考えておりますのと、また、これまでにも小学校ですとか、あるいは次代を担う小学生たちがその関心を持ち、また、踊り等の
そのものにも保存継承できるために渋川小学校ではふれあいまつり等で、あるいは笠縫小学校では校外学習等でそういったことを学んだりとかということをされてますけれども、そういったことも継続してもらえるように呼びかけていきたいなというふうに考えております。
○
伊吹達郎 委員長 瀬川委員。
◆瀬川裕海 委員 20周年とかそのときしかないような行事ももちろん大事だと思うんですけれども、やっぱり継続的にやっていけるような活用のやり方。今の藤まつりとかね。毎年こうしてあるやつとかね。これは
観光物産協会と共同でやらないといけないと思うし、今の学校関係だと
教育委員会と一緒にやらないといけないと思うんですけれども、そういったところを継続的にできるような活用の仕方、また、
一般市民の人に何かの形で公開できるような形とか、やっぱりその辺も今後考えていっていただきたいと思いますしね。単発的にやるのではなしに、やっぱり継続的にやらないと、こういうのは続かないと思いますので、よろしくお願いします。
○
伊吹達郎 委員長 はい、ありがとうございます。
ほかございませんでしょうか。
たくさん御意見も出ましたので、この辺で質疑のほうはとどめたいと思います。
それでは、ただいまの意見、そして説明を踏まえながら意見をずっと出していきたいなと思います。そして、
所管事務調査をまとめていきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
次第2ですね。「地域における
文化財保存および活用に向けての
課題整理」ということで
委員間討議を行いたいと思います。
今、
山元委員、瀬川委員、
小野委員と御質問出ましたけれども、宗教がらみの件も重要なことですけど、
文化財としてどのような位置づけで市として、あるいは地域として守っていくのかというのは大変重要なことですし、まず保存ですね。1つ目の方向性としまして、
保存管理についてどのように考えておられるのか、委員の御意見をいただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
それと、指定部門が93か94というところで、指定以外のところが5,000、あるいは草津宿のほうでは8,000冊ぐらいの古文書があると聞いてますし、そんなん言うと本当にたくさんたくさんありますので、その辺、草津市でどのようにしていくかという、まず保存ですよね。大切な
文化財がなくなって朽ちてしまってはいけませんし、その辺のところ
皆さんの御意見いただきたいなと思うんですけれども。
○
伊吹達郎 委員長 山元委員。
◆
山元宏和 委員 保存についても
教育委員会は一生懸命やっていただいているのですが、やはり保存となると、今の瀬川委員化がおっしゃった
芦浦観音寺、
皆さんで見たけども、あれだけもう傷んでるのに手がつけられていない。多分、予算要求もしながらいろいろと動いてはいただいてると思うんですけども、それが財政当局あたりになってくると、市の全体の予算の中で削っていかれるんでしょう。いつも私が言ってますように、この草津には自然が、すばらしい景観があって、この
文化財があるのに、今あるこういう財産を生かし切れてない。駅前にぼんぼんぼんぼん大きな金を使って何をやってるんやと。せっかくすばらしい財産が草津市にありながら生かされてない。NHKのテレビを見たら大河ドラマ、何や言うたら織田信長、明智光秀、彼らがこの道を歩いてここにいたんですよ。それを何も生かしもしないで、駅前にぼんぼんやってるという、このアンバランスなこの町。これについては私何か言っていかないといけないと思いますけどね。
○
伊吹達郎 委員長 周りを見ているとね。守山市でも、栗東市でも、甲賀市ももちろんですけど、大津市なんてまさに活用されてますし、保存もしっかりされてます。やっと草津市が初めの一歩を踏み出したのかなというとこらへんですよね。収蔵庫も、今、野村グラウンドの横にあったプレハブの、プレハブですよ。を潰して、今、仮置き場に置いていただいてますよね。そんな状態な草津市なんですよね。ですので、ほんまにやっていかなあかんというところだと思うんですね。
奥村委員、その辺。
◆奥村恭弘 委員 ちょうど昨日ぐらいからだと思うんですけど、この
歴史文化基本構想を入れていただいて、今ちょっとね。タブレットもあるので見てるんですけど、この中で課題が5つあります。今おっしゃった話も含めて書いてますわ。せっかくある
文化財であったり歴史資産がうまく活用がされてないというのが情報発信にしても、それから公開であるとか、それからきょうは
木村委員いらっしゃいませんけども、
文化財が市内にあるのではなくて、いろんなところに出ていってしまってるとかですね。お話をされてると思うんですけど、ここら辺、何かほんとにうまく
皆さんに知ってもらえるように、最後に知ってもらうということですね。知ってもらうことによって、先ほどの
山元委員がおっしゃったみたいに、歴史的背景があるんですよとか、そういうことに興味のある方にもう少し興味を持ってもらうようになるかと思うので、やっぱりまずは知ってもらう土壌づくりをしないといけないのかなというのを強く感じています。そしたら、それに対するお金の出し方も含めて、何で使わないんですかという話になるでしょうし。
○
伊吹達郎 委員長 今、奥村委員おっしゃるように、今までペーパーをうまいことまとめていただきまして、こういう冊子も投函させてもらいました。例えば芦浦観音の
文化財計画の中の42ページで、
国指定のもの、あるいは
県指定のもの、
市指定のものを書いていただいてるんですが、どこにあるのかというと、
木村委員おっしゃるように、例えば大阪市立美術館、あるいは奈良県立博物館の多くはほとんど県立琵琶湖文化館ですか、に保存されてると。草津市にはないんですよね。ですので、その辺おっしゃられたように、まず知っていただくということで、この間私らも芦浦観音にみんなで行きました。そういうことってすごい大切なことですよね。初めていった方もいらっしゃいましたし、知ってても行って台風の後の芦浦観音を見て、「あかんやんけ」と口をそろえて委員が現状を知ったというところが非常に大きいところですし、市民の
皆さん、あるいはその周りの地域の
皆さん、全国の
皆さんにも草津市の現状を知っていただくというのがまず最初なのかなと思いますけども、八木委員どうですかね。
◆八木良人 委員 特に
皆さん言われた意見以外では、ただ今1点だけ言うとしたら、お金なんかなというのがね。
芦浦観音寺さん宗教法人ですけど、宗教法人さんはどう思ってるのかというのが全然ここで話がわからないんです。どんなふうに残したいと思っているのか。やる気はあるのかどうかもちょっと、そういうのは知りたいなとは思いますけど。
○
伊吹達郎 委員長 なかなか難しかったのがいろんなことを市、あるいは地域の人等がかかわりながら、ようやく窓口を開けていただいて、こういった計画が出せるようなことになってきたのは事実なんです。
◆八木良人 委員 例えば宗教法人さんがどういうふうにお金を集めておられるのか。例えばいっぱいよそはありますよね。そういうのが、一生懸命残すために、その宗教法人自体が。それでも足りないところの中でも建物の補修だけについては補助を出すとかそういったことありますよね。当然
布教活動していいんですし。その辺が草津に住んでて余り見えてこないので、その存在が。そういう活動もやっぱり我々とか行政も大事ですけど、宗教法人自体がやることも大事なのではないかなという気はしてますね。
○
伊吹達郎 委員長 先ほど
岩間課長からおっしゃる。八木さんもおっしゃる。経費かかりますよね。役割分担で分担金が発生しますよね。
所有者の方も何らかの経費かかりますよね。大きくなれば大きくなるほど負担も大きくなりますし、それだけ檀家さんがいらっしゃるかというと、なかなか難しいですし、じゃあ、どうやったら集めるかというところもこの
所管事務調査の中で課題として挙げていって、それを解決していく、あるいは
皆さん協力を呼びかけるというところも重要なところかも。八木委員おっしゃるように、要は、直せばええ話ですもんね。保存すればええ話やし、そういう館つくればええ話やし、じゃあ、それをどうやって捻出するか。それは、まず
所有者の御意見が一番大切なのかもしれませんし、その
所有者の意見を踏まえながらそれを引き出すという手法をしていかないといけませんし、そのためには市民の御理解、税金を使わせていただくのであれば市民の理解、あるいは広域の税金を使うのであれば県民、国民の理解も得ていただけないといけませんし、その辺の
考え方なのかなと思います。
◆八木良人 委員 あるいは、宗教法人さんが完全に手放す場合はあるんですか。
○
伊吹達郎 委員長 全国ではあるんでしょうね。廃屋にならない。
◆八木良人 委員 全部市がやるわけですよね。
○
伊吹達郎 委員長 市がどうするかですね。それを
文化財として指定しているのであれば、国あるいは県になるでしょうし、指定してないであっても、じゃあ、守らないといけないよねと言ったら、そういう段取りになるんでしょうか。ちょっと
執行部どういうふうになっていくのか。
◆八木良人 委員 継ぐ人がいないとかありますもんね。
○
伊吹達郎 委員長 その
考え方ですよね。
所有者がいなくなったりとか、でもやっぱり
文化財として価値があるようなものをもし守っていかない。今後ね。そんなんが出てくるのであれば、どういうふうな
考え方があるのか。やり方があるのか。できる範囲で結構ですし、こういうことが考えられるよというのがあれば、要は、お金の話だと思うんですけどね。
岩間課長。
◎岩間
歴史文化財課長 今、私の中でそういった事例がこれだと思い浮かぶわけではございませんが、例えば市が管理することになった場合に、それをどのように活用するのかということを考えますと、一定予算が発生しますし、それがもともと先ほどの話に戻ると、宗教的なものですと、それこそどのように活用するかということになってきますので、そのあたりと
文化財としていかに市民の宝として残していくかということの見きわめというか、予算のつけ方というのは難しいのかなというふうに思っております。
○
伊吹達郎 委員長 ありがとうございます。
一番最初、
山元委員がどこまでが
文化財やみたいなね。どこまでするのか。
山元委員。
◆
山元宏和 委員
所管事務調査の中でね。私思うのにね。先ほど言ったように、
教育委員会は一生懸命やっててくれはって、歴史的な価値があるからということでこういう
文化財の保存をしていって、活用していこうということでやってはるんだけど、予算を要求してもつけへんところはあるんですよ。ということは、そこで言われるのは、
政教分離を言わはるんです。これはね。市の中の
考え方が統一されてないんですよ。
教育委員会は歴史的な
文化財を守っていこうと。活用していこうということで一生懸命予算の要求もしておられると思います。ところが、それを見る方が駅前のほうへ先に金をつけていくからこんなことになるのであってね。芦浦観音このまま行ったらつぶれますよ。それを我々
委員会としてしっかり言っていかないと、あんなんつぶれたら二度と戻ってこないですよ。だから、信長とかね。そういう人たちの名前が刻まれているような財産をね。100億円、いや、200億円かけたって戻ってきませんよ。それをしっかりと
委員会から言わないと、
教育委員会の職員さんが何ぼ頑張っても、財政当局がそれをつけなかったら話にならんですやん。だから、新たにね。ものをつくろうとか、新たに公園をつくろうと言うとね。金かかるんですよ。けど、あの辺にはいっぱい財産があって、自然があって、それを生かそうと思ったら新しいものをつくるよりも、10分の1、100分の1の費用で済むんですよ。それをやっぱり提案をしていかないと、僕はどうかなと思うんです。
政教分離について、例えば、私、鎮守の森もね。整備したってね。ああいう歴史的な財産やということの視点から考えたら整備したらええんですよ。それをしていく中で、あそこにおじいちゃん、おばあちゃんがベンチに座ってね。山々話をして、一生を終えられていくということになるとね。私は草津に住んでよかったなということになってくると思うんですよ。駅前を活性化せんなんというのは、やはりやらないと、これは町が死んでいくというのはよう私もわかってますので、金かけはるのはようわかるんやけど、やっぱり今ある自然、景観、歴史、これは大事にしていかな。せっかく京都に近い、奈良に近いということで、いっぱい歴史的な財産があるんですからね。これを生かしましょうよ。それを
委員会から提案をしたいと思います。
○
伊吹達郎 委員長 以前、尾道あるいは福山に行ったときにヒントがあるのは、予算つける。早いこと動かしたい。じゃあ、どうしたかというと、
教育委員会を市長部局のほうに移してそれでやっていったというのを学びましたよね。だから、そういう手法も1つはあるのかなという、予算的にはね。
奥村委員。
◆奥村恭弘 委員 今言われることようわかるんで、第5次総合計画をつくったときに、シビック・プライド、市民の心をつくっていきましょうというのを大きく書いてるんですね。あそこに。ということは、今おっしゃったみたいな宗教の話とか関係なしに、この町をどういうふうに市民の人たちが誇りを持てる町にすべきかというのをもう書いてるわけやから、それ以上のものはないと思うんですよ。だから、書いてるから予算が必要ですというのがね。ちょっと
委員会の中でどういう話になるかわかりませんけど、強く言うべきかなと思うんですけどね。多分、宗教団体だから特定の宗教、そしたら仏教とかね。キリスト教とかありますけど、仏教であったりそういう宗教の人のところにお金を投じたから、違う宗派も投じてねという話に絶対なってくると思うので、と考えると、何のために歴史を大切にするとか、そこで養生していく気持ちを上げていけば、そういう取り組みにつなげていくべきかなと思うんですけどね。
○
伊吹達郎 委員長 そうですね。計画、一番大きな総合計画でうたって、広く言えばそこにかぶってくるんでしょうけど、それを強く言う時期ですし、今まで全然もう手つかずですよね。じゃあ、やっていかないといけないという時期に、もうほっといたら芦浦観音なんて絶対もう見るからにだめですし、もうやっていかないといけないという危機感を持ちながら、それを議会のほうからしっかり提案させていただいて、市と両輪のごとくやっていくという。
小野委員。
◆小野元嗣 委員 芦浦観音さんはどう考えてはるんですか。ほんまのとこ。周りがわっわわっわ言うてて、何かこの間視察行っても熱を感じひんかったんですよ。女性の方で。いや、もう、このまま静かにしておいてほしいという感覚の言葉尻を僕は聞いてたので、余り観光客が来てがちゃがちゃせんといてほしい。ここはあくまでも、向こうは言わはるのは、いわゆるお祭りしてる部分で、うちはお寺なんですみたいなことをちらっと言わはったよ。質問したときに。そこが
所有者というかお寺さんの
考え方と地域とみんなが何とかしようという、そこが何かマッチングしてへんのかなと。そこをまずマッチングしてからしたら、多分、
執行部も、お寺さんも言わはる。周りも言わはるんやったら税金投入しようかというのがね。もう少しスムーズに行くのかなと。ちょっと何か、僕ら周り、部外者が壊れてるさかい直せ直せ言うんやけど、お寺さん自体がどう考えてはるんかな。檀家が少ないのは聞いてます。滋賀県は割に檀家が多いとこでもってはるんですけど、京都なんかは檀家がないとことか少ないのが非常に多いんですけど、それを応援する。
○
伊吹達郎 委員長 協賛会みたいな。
◆小野元嗣 委員 そうそう。そこが寄附しはったり、企業が何ぼがして、それでようやくお寺が、例えば千本ゑんま堂さんなんかは檀家がもう二、三件なんですけど、そこで狂言しはるんですね。そんなんでも費用が要ると。やっぱりみんながさっき言わはった何とか会が出したり、京都のオムロンさんがちょっと出してくれはったりいうて保存して、そこでようやく行政がなるので、何かそういうのも、もちろん税金投入するなという意味違いますよ。並行して。
◆
山元宏和 委員 いや、あのね。芦浦観音の歴史を考えたらね。昔は船奉行でね。琵琶湖を全部統一しはったりとかね。単なる普通のお寺と違うんや。そういう歴史があるんですよ。織田信長のそれもありますやんか。そういう歴史があるからね。今先ほど言わはったように、歴史的な価値があるとかそういう視点からのぞいたらね。あの財産を持ち主が「もうほな要らん要らんほっといてくれ」と言われても、我が草津の町としたらね。やっぱりそれは保存していきましょう。活用していきましょうということを我々が持ち主の方に、もし言うておられるんだったらですよ。言うべきやと思うんですよ。
◆小野元嗣 委員 それは言うべきやと思うんですけど。
◆
山元宏和 委員 そういう意味でね。ただ、最近、聞いてるところによると、聞いてもらったらわかるけど、向こうさんもいろいろ話に乗ってきてくれはるんですね。だから、そういう意味では、さっきから言うてるように、ああいうものをちょっと大きい金出して買うかいうたって右に左に出てこないですよ。何百年の中でつくられたものやからね。それはやっぱり町としても、草津市としても大事にしていかなあかんのちゃうかなと。私はそう思ってるんです。
◆小野元嗣 委員 せやし、僕はいきなり
執行部に修繕せえということも大事です。それも並行やけども、
執行部もああいう大事な草津の宝ですやんか。せやし、市民の
皆さんで何とか盛り上げるような仕組みをね。何かしてくれはるのも僕1つの手ちゃうかなと。僕はもちろん修繕してほしいです。あの姿を見てるとね。例えば草津の端の南笠の方とかも芦浦を見に行けるぐらいにね。あそこ行こうなと。季節ええしというような感じでね。市内の中で行き来できるような分にしてほしいなと思いますしね。そやし、ほんまにお金も要りますし、またそれを応援する組織も何か市から提案をしてくれはるようなね。
(発言する者あり)
○
伊吹達郎 委員長 そういうファンクラブというかね。そういう地元の地域もそうですし、草津市全体あるいは草津市以外の方もたくさん来はるような、そういった支援組織というところで、寄附金とが伴えばいいのかなと思いますし、芦浦観音については、
所有者の方がそういう気に少しずつなってこられて、今こういった計画がようやく上がってきているタイミングなので、気が変わらないうちにしっかり、まず地元の地域から盛り上げていただく。で、草津市民がそこへ乗っていくという形が一番大切なのかなと思います。それを私たち議会、あるいは市のほうがバックアップしていくという。尾道市やら福山市を見ててもそうですよね。地域の人らが一生懸命動いておられますし、そういうのができればいいのかなと思います。
今、瀬川委員からいい意見が出てたので。
(「企業からの支援ね。いいな。」と発言する者あり)
○
伊吹達郎 委員長 その企業の協力ありがたい話ですよね。
(発言する者あり)
◆瀬川裕海 委員 3.5%ずつ出してもうたら。ほんなら、持ち主出さんでもいけるやん。
○
伊吹達郎 委員長 所有者分のところをそういう
皆さんでファンクラブで助けていくというところに企業さん、あるいはいろんな団体等が、それこそ全国に今いろんなお金を集める手法があると思いますので、そういった形も使いながら。
◆小野元嗣 委員
教育委員会でね。例えば強制的に、いわゆるやまのこ事業みたいにね。必ず何年生は芦浦に行くんやと。そこへお弁当持っていく。お弁当は別としても、授業をするんやと、歴史の。ほんで、そのために子供の安全を確保せんなんさかいに、建物をもっと整備せえとかね。というふうなちょっと見る角度を変えてするとかね。草津オリジナルで。何か、そうしたら、多分、企業さんも、地域のこと、子供の安全もあるし、社会貢献でちょっと出してくれはったり、入り口に例えばパナソニック何々寄贈とかを書いていただくとか。
(発言する者あり)
◆小野元嗣 委員 瓢泉堂さんとか、大喜も言うときますわ。
◆瀬川裕海 委員 零細企業と大企業と一緒にしたらあかん。
○
伊吹達郎 委員長 全部言うていかな。
◆小野元嗣 委員 ちょっとそういう工夫も、
委員会からちょっと発信してあげたらどうかなと思うんです。
○
伊吹達郎 委員長 お寺のネーミングライツって、全国的にもおもしろいかもしれんね。
○
久保秋雄 副
委員長 文化財のね。維持補修のための基金みたいなものをつくって、いろいろ投資というか、募金というか、そういったものを集めてもいいんじゃないかな。
◆小野元嗣 委員 クラウドは今はやってますしね。
○
久保秋雄 副
委員長 確認しておきたいんですけども、この間、
芦浦観音寺見に行って、書院の扉は直ったんですよね。直していただいたんですよね。
○
伊吹達郎 委員長 答弁を求めます。
岩間課長。
◎岩間
歴史文化財課長 書院の扉につきましては、修繕いたしました。
○
久保秋雄 副
委員長 で、問題は阿弥陀堂の屋根ですね。当面何とかせなあかんのは。あれ、屋根ふきかえ、どれぐらいかかりますか。
◆瀬川裕海 委員 概算でいい。何千万という。
◎岩間
歴史文化財課長 1億円はいってないんですけれども。
◆瀬川裕海 委員 1億円かかるの。
○
久保秋雄 副
委員長 国指定の
文化財ですので、勝手にはできませんし、国から8割もらって進めるしかもうないとは思うんですけども、
所有者の負担も結構大きいですね。1億になると。
○
伊吹達郎 委員長 概算で言えば、
所有者の負担が大体どのぐらいになるのか。何%ぐらいでしょう。
今のうまいこともらえたということで行くと、どのぐらいの寄附金を集めればいいのか。わかりますかね。
答弁を求めます。
岩間課長。
◎岩間
歴史文化財課長 最終的に
所有者さんの負担が五、六百万円程度は出てくるかなというふうに考えております。
◆小野元嗣 委員 その五、六百万円、ほんまの
所有者でなくても
所有者に寄附、例えばいいということやね。それは
所有者ということやもんね。
○
伊吹達郎 委員長 それでいいんですよね。あとは国、県、市が出すということで、あと役割分担してみんなが出すのは何%。うまいこと補助がもらえればそういうことで。
(複数発言あり)
○
伊吹達郎 委員長 今、いろいろ意見出ましたけど、そういう実際に見える化してですね。例えば1,000万円あったら行けるよと。1,000万円で芦浦観音を救おうやということが盛り上がれば、そういった企業、あるいは個人、全国で出てくるかもしれませんし、そういったことを議会発信、あるいは市発信、誰が発信するのかでまたいろいろ変わってくるのかもしれませんけど。それがモデルとなって、今後、これも守っていかなあかんよね。これもしていかなあかんよねとなってきたときに、それを横展開していければいいのかなと思います。まず知ってもらうということと。具体的に、じゃあ、どういう保存方法、あるいは修繕方法で、実際にお金がこんだけかかるよというのも出していただいて、じゃあ、どうしていくかという、
所有者との話し合いももちろん必要なんですけど、それをまず促すことで共同で市も市民も、あるいは団体、また一番心強い企業が賛同いただければ、そういう組織というかチームができればいいのかな。楽しいのかなという思いですね。草津市は今までほんまに全くやってないので、考えによってはやりやすいのかなと。全くないので。ですので、その辺でモデル的に芦浦観音がなって、それで展開をしていきながら。
まず、
保存管理についてはたくさん意見出ました。2つ目ですね。活用について、たちまちこれ毎年やられてます藤まつり、そして、
サンヤレ踊り、芦浦観音の公開等があって、バス走らせたりしてるという活用方法もありますけれども、それも含めながらどのように活用、アイデアがある。こういうのをしていったらどうかというのがあればお願いしたいと思います。
5月の連休は同じようにまたされるんですよね。藤まつり、
サンヤレ踊りのときについて。
山元委員。
◆
山元宏和 委員 循環バス走らせてもらってますけども、担当部署が商工観光労政課になるのかな。
○
伊吹達郎 委員長 確認ですね。お願いします。
岩間課長。
◎岩間
歴史文化財課長 お金の出どころで申し上げますと、バスの運行につきましては
観光物産協会さん。
◆
山元宏和 委員
観光物産協会。それでね。要は、言いたいのは、商工観光労政課と歴史
文化財課と上手に連携しながらやってくれはって、去年が大分バス乗ってくれはったと。ことしもやってくれはるんやけども、ルートも変えながらいろいろやって、
サンヤレ踊りはもう同じ日に同じ時間帯で動いてはるのでなかなか難しいんですけど。
○
伊吹達郎 委員長 3日ですよね。
◆
山元宏和 委員 で、そこら辺、たくさんいろんな施設、
文化財もあるので、上手に連携しながらバスを運行してくれはったらいいなと思ってはいるんですけど、ちょっとしたことで観光客が来てくれはるということがこれでわかったので、商工観光労政課のほうにもね。ちょっといろんな形でこういう
文化財ツアーとかね。今もやっててくれはると思うんですけど、もっともっとやっていただいたら、たくさん財産があるので、見ていただきたいものがいっぱいあるので、そこら辺上手に歴史
文化財課と調整をしてやってくれはるとええなと思うんですけどね。
○
伊吹達郎 委員長 春だけではなしに、秋も何かやるとかそういう毎年、瀬川委員からもありましたけど、継続して続けてやるというのは大変大切なことやし、そういったことをずっとやっていければいいのかなと思いますね。
奥村委員。
◆奥村恭弘 委員 前少し
委員会の中で出ている健幸都市づくりモニターツアー、ヘルスツーリズムとかですね。多分、これも商工観光労政課のほうで企画をされてる内容だと思うので、何か
芦浦観音寺さんとか歴史的なところを結ぶ企画ができひんもんなんかなと思うんです。企画を考えるのが、例えば議会で考えたりとか行政が考えたりというのは難しいかもしれないので、例えば市内にある大学とかですね。もしかすると高校生の
皆さんにも考えていただくのもいいのかなと思うので、いろんな人をそういうところに引き込むことによって関心を持ってもらえるんじゃないかなという思いもあるので、何かこういうモニターツアーがもしできれば、当然、
観光物産協会さんは重要なポイントにいらっしゃるので、入っていただかなあかんと思うんですけれども、そういう思いをしています。どうですかね。こういうのを何かできないかなと思いますね。手段はないのかなと思うんですね。だから、
教育委員会だけでやってると、もう範囲が決まってくるので、先ほど言いましたとおり、いろいろな部門、課と協力しながら、例えば今おっしゃるようなヘルスツーリズムでいけるんやったら、
文化財のあるところを回っていただくツアーを組んでいただくなり、あるいは今おっしゃるような観光でずっと回っていただく何かツアーを市全体として、それはやっぱり総合計画の中のこういう踏まえがあって、こういうことですよということでやっていけば、予算取りもしっかり出来ていけるのかなと思うし、よくいつも言う横串を刺すような形でやっていかないと、本当に大切な宝である
文化財を今守っていく、今活用していく、知っていただく、将来つないでいくというところを、遅いけれども、やっと始まりですので、そこをしっかりやっていただけるにはまず知っていただく、見てもらう、感じてもらうというところは大切なところですので、見てもらうためのツアーというのは僕は大切なことですし、そういうきっかけをつくっていくのが議会であり市の役割でもあると思いますので、それの発信をしっかりしていければいいのかなと思いますね。
○
伊吹達郎 委員長 小野委員。
◆小野元嗣 委員
サンヤレ踊りで、ちょうど3日がうちも地元のお祭りでかち合っていけてないんですけど、やっぱり、でも
サンヤレ踊りというような
文化財もあるし、それをまずは市民にPRをまずしていくと。今やっぱり8割強が流入人口の新住民さんですので、そういう方にアピールするとかなり行かはるんちゃうかなと。他市の人は後の話で。この間も草津川のほうへずっと行ってましても、すごい花見に来てはる。例えばそういうところに5月連休、
サンヤレ踊り、藤まつり、芦浦観音公開あります。大きな看板とかね。ちょっと駐車場とかみんなが歩きはるとこに横断幕とか、何かそういうようなことを仕掛けるとかね。まず市内の人に周知して、こういうのがありますよというものを、毎年、藤まつりあるし、また藤を見に行こうかというような形で継続していけるように、市外は僕は市内の後でいいと思うんですけど、まず、約14万人のうちの8割が流入人口で、多分、皆なかなか知らないと思うんです。そういう人にやっぱり健康のために自転車で行きましょう。歩いていきましょうという啓発もしながら、どうぞお孫さんと来てください。子供さんと来てくださいというような、何かちょっとそういう部分の啓発というのを真剣に、予算つけてでも。
○
伊吹達郎 委員長 せっかくね。
小野委員さん言いはるように、
日本遺産にも指定されましたので、まずそれをPRして、
日本遺産、草津にあるんやということで、じゃあ、それはどこやというと芦浦観音、
サンヤレ踊り、じゃあ、ちょっと行ってみようかなとそそるような看板、あるいは旗とかを立てて啓発するというのは大切なことですし、まず知ってもらうということですね。PR。なかなか
日本遺産の予算はつかないようなんですけど、じゃあ、市の予算でやっぱりやっていかなあかんよということであればしていただいて、それでやってもらうということで進めていければなと思いますけどね。
岩間課長。
◎岩間
歴史文化財課長 先ほどの補足をさせていただいてよろしいでしょうか。
○
伊吹達郎 委員長 はい。
◎岩間
歴史文化財課長 先ほど
芦浦観音寺の
修理経費でございますが、1億行かないと申し上げましたのは、1棟でございます。今、阿弥陀堂、あちらがカヤぶきが随分傷んでおります。それとともに書院のほうの屋根、こけらぶきのほうも修理を必要としておりまして、合わせますと1億円から半ばまで行くぐらいになります。負担金のほうもそれだけまたふえていっておるところでございます。
○
伊吹達郎 委員長 もっと周辺の納豆をつくってた蔵を直すとかだともっとになりますし、指定部分で言うと、それだけはかかるというところです。
今、たくさん御意見も出ましたので、活発な御意見、本当にありがとうございます。
やはり
文化財の活用を進めていくには、まず
保存管理が本当に大切だと思いますので、そこへまずチームというか御理解をいただくために知っていただく、御理解いただく、そして活動をしていくという流れにしていけるようなものをつくっていきたい。そのためにこの保存計画、そしてどんどん計画を進めていく、具体的な計画が進めていけるような、議会としてもそういったバックアップもしていきたいですし、市民、あるいは大学、団体、そして企業、一番力強い地域の
皆さんの御協力をいただくそういうようなチームがつくれればいいのかなと思います。そして、活用の面についても、それをいろんな、市の中で言えば
教育委員会だけではなしに、商工観光労政課、もっと多くの方と組み合わせながら、総合計画の中でうたってる「ふるさと草津」、そういった機運を高めながら大切な財産を守り、それか活用していくという位置づけでこの
文化財の管理保存、そして活用の
考え方が進んでいければいいのかなと思ってます。
委員会の
所管事務調査としまして、その辺をこちらのほうでちょっとまとめさせていただきながら、今度の議会ですね。また
委員会を開いて、それでまとめて行きますので、また
皆さんの御協力をいただければありがたいなと思うし、よろしくお願いしたいと思います。
閉会 午前11時25分
草津市議会
委員会条例第30条の規定により下記に署名する。
平成 年 月 日
草津市議会
文教厚生常任委員会 委員長...