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  1. 彦根市議会 2021-06-01
    令和3年6月定例会(第13号) 本文


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前9時00分開議 ◯議長(谷口典隆君) 皆さん、おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 ────────────────── 日程第1 会議録署名議員の指名 2 ◯議長(谷口典隆君) 日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員に、2番中川睦子さん、および5番堀口達也君を指名いたします。 ────────────────── 日程第2 議案第41号から議案第45号ま で、議案第47号、議案第50号から議案第 54号まで、および請願第4号(委員長報 告・質疑・討論・採決) 3 ◯議長(谷口典隆君) 日程第2、委員会報告書が提出されましたので、議案第41号から議案第45号まで、議案第47号、議案第50号から議案第54号までおよび請願第4号を一括議題とし、各委員長の報告を求めます。  その順位は、予算常任委員長市民産業建設常任委員長企画総務消防常任委員長の順とし、順次ご登壇願います。  予算常任委員長馬場和子さん。馬場さん。 〔予算常任委員長馬場和子さん)登壇〕 4 ◯予算常任委員長馬場和子さん) 皆さん、おはようございます。  それでは、予算常任委員会委員長報告を行います。  今期定例会におきまして本委員会に付託されました議案審査のため、6月18日に本委員会を開き、慎重に審査を行いましたその経過ならびに結果について報告いたします。  本委員会に付託されました議案は、議案第41号専決処分につき承認を求めることについて(令和3年度(2021年度)彦根市一般会計補正予算(第4号))、議案第42号令和3年度(2021年度)彦根市一般会計補正予算(第5号)、議案第43号令和3年度(2021年度)彦根市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)の3件でありましたが、議案第41号は異議なく承認すべきもの、議案第43号は異議なく、議案第42号は賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、議案第42号に対しまして反対の立場から、マイナンバーカードの使用を前提としたもので、個人情報の漏えいや悪用が起こるおそれがあり、こうした不安や不信を抱えるマイナンバーカード普及のための戸籍住民基本台帳事務を含む議案であることから反対する。
     また、同じく議案第42号に反対の立場から、中央町仮庁舎の4階がテレワーク、シェアオフィスおよびコワーキングスペースとして開設されることについて、3階に不登校児童・生徒が通うオアシスが入る計画となっているが、エレベーターが1基、階段も1か所限りであり、オアシスに通う児童・生徒との接触の機会の発生は子どもたちの不安につながること、また、商店街の空き店舗対策として別の施設への働きかけも1か所のみで制度設計ができていないことなど、事業に反対するものではないが、中央町仮庁舎に開設することが問題であるとの判断から反対するという討論がありましたことを申し添えます。  以上をもちまして、予算常任委員会委員長報告を終わります。 5 ◯議長(谷口典隆君) 市民産業建設常任委員長和田一繁君。和田君。 〔市民産業建設常任委員長和田一繁君) 登壇〕 6 ◯市民産業建設常任委員長和田一繁君) 市民産業建設常任委員会委員長報告を行います。  今期定例会において本委員会に付託されました議案審査のため、6月22日に本委員会を開き、慎重に審査しましたその経過ならびに結果について報告いたします。  本委員会に付託されました議案は、議案第51号彦根市下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案、議案第52号彦根市水道事業給水条例の一部を改正する条例案の2件でありましたが、いずれも異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上をもって、市民産業建設常任委員会委員長報告を終わります。 7 ◯議長(谷口典隆君) 企画総務消防常任委員長長崎任男君。長崎君。 〔企画総務消防常任委員長長崎任男君) 登壇〕 8 ◯企画総務消防常任委員長長崎任男君) 企画総務消防常任委員会委員長報告を行います。  今期定例会におきまして本委員会に付託されました議案および請願の審査のため、6月23日に本委員会を開き、慎重に審査いたしましたその経過ならびに結果について報告いたします。  本委員会に付託された議案は、議案第44号彦根市情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例案、議案第45号彦根市職員の服務の宣誓に関する条例および彦根市公平委員会の委員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例案、議案第47号彦根市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例案、議案第50号彦根市国民健康保険条例および彦根市新型コロナウイルス感染症対策支援基金の設置、管理および処分に関する条例の一部を改正する条例案、議案第53号財産の取得につき議決を求めることについて、議案第54号和解をすることについての6件でありましたが、いずれも異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  議案第54号につきまして賛成の立場から、和解案が成立し、一定の方向性が導かれた中、これまで長年にわたって彦根市民の安心と安全を守るためにご尽力くださった方への感謝の気持ちを伝えることが今後の風通しのよい関係構築に役立つものであるとの討論がありました。  次に、請願の審査結果について報告いたします。  本委員会に付託されました請願は、請願第4号選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書の提出を求める請願の1件でありました。  採決の結果、賛成はなく、不採択とすべきものと決しました。  この請願第4号につきましては、反対の立場から、選択的夫婦別姓制度には根強い反対意見もあり、現時点では法制化は早い、もっと社会全体で議論を進めていくべき、国会でも議論は進んでおり、司法判断を見て最終的な方向を見定めていく必要があるとの討論がありましたことを申し添えます。  以上で企画総務消防常任委員会委員長報告を終わります。 9 ◯議長(谷口典隆君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  暫時休憩いたします。            午前9時08分休憩            午前9時35分再開 10 ◯議長(谷口典隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより各委員長の報告に対する質疑に入ります。  ただいまのところ質疑の通告はございません。  質疑はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 11 ◯議長(谷口典隆君) 質疑なしと認めます。これにて委員長報告に対する質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論の通告書が3名の方々から提出されておりますので、順次発言を許します。  その順位は、1番辻真理子さん、2番中川睦子さん、3番角井英明君の順とし、順次ご登壇願います。  1番辻真理子さん。辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 12 ◯1番(辻 真理子さん) それでは、私は、議案第42号令和3年度(2021年度)彦根市一般会計補正予算(第5号)に反対の立場で討論をいたします。  中央町仮庁舎にシェアオフィスを設ける件であります。市民会館を取り壊すに当たり、市民会館内に設置されておりますオアシスを中央町仮庁舎に移転することは既定の事実であり、本会議でも具体的に報告をされています。今回、オアシスは仮庁舎3階に入居するわけですが、この仮庁舎の4階に60人以上の事業者のためのシェアオフィスを設置することが含まれた補正予算であります。  予算常任委員会での審査の過程で、産業部においては、オアシスに通う児童・生徒の持つ特性を理解せず、児童・生徒がどのような気持ちで不登校を克服しようとしているのかをあまり理解せずに、大人の都合で空いているスペースがあるから使おうという発想で、この事業を行おうとしていると言わざるを得ません。  また、教育委員会は、4階にシェアオフィスが入居することを知らなかったと答弁されました。お互いの部署との協議がされていないということが明らかになりました。  予算常任委員会の討論で、ある委員が涙ながらに不登校児童・生徒の気持ちを代弁していただきまして、リストカットにもつながるという言葉が出てくるほど本当に心や体までもが傷つく悲しさであるということを訴えられました。予算常任委員会の状況は録画配信されないのが本当に悔しいと思えるほど、不登校児童・生徒が抱える問題が明らかになりました。  産業部では、シェアオフィスに入居する事業者には注意喚起すると発言されておりますが、仮庁舎に出入りするのは入居者だけではありません。もちろん取引業者もありますでしょうし、それ以外にも多くの人たちが一つしかない階段とエレベーターを不登校児童・生徒やその保護者と共用することになります。不登校児童・生徒にとって、さらに大きなストレスになることは明らかです。市長が本会議の中で繰り返し答弁されましたように、誰一人取り残さない教育という考えに合致しないとも思えます。  一方、シェアオフィスの運営方法については全く方針が示されておりません。家賃制なのか、指定管理制なのか、また、指定管理であっても指定管理料を本市が支払うのか、あるいは本市への納付が発生するのかすら今後の検討だとしていますが、これでは実質的には事業の見切り発車だと言われても仕方がありません。前市長の手法を引き継いでいて、彦根をリセットするという新しい市長の政治手法とは相入れないものではないでしょうか。  同時に、空き店舗対策が叫ばれている中、そのことをこのシェアオフィスに関する候補として検討したという形跡がないようであります。例えば滋賀銀行旧彦根支店であれば駐車場の問題も解消するでしょうし、検討できる候補はほかにもあったはずです。単眼的に事業を進めていくのは彦根市の産業復活とは少し違うのではないでしょうか。  以上のとおり、幾つかの問題をはらんでいるこの予算については、今後きっちりと整理し、互いの部署が協議をし直していただくということが必要であります。私はこのような理由につき、反対の立場で討論をいたしました。  続きまして、請願第4号の選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書の提出を求める請願については賛成の立場から討論をいたします。  この請願は、選択的夫婦別姓制度として夫婦が同じ苗字を名のるか、別々の苗字を名のるか、どちらかを選択できるように法律を改正してほしいという意見書を国に提出してほしいという切なる請願であります。  夫婦が同じ苗字の方がよいと考える人は夫婦同姓で結構かと思います。いろいろな事情や考え方によって、夫婦だけれども別々の苗字を名のることができる夫婦別姓、そのどちらかを選択できるように、それを認めてほしいというのが今回の請願でございます。  明治5年、1872年2月1日、戸籍法が施行されまして、国民全てを壬申戸籍という戸籍によって人を管理することになり、庶民も苗字を名のることになりました。江戸時代は武家社会であったため、庶民には、屋号などはあったものの苗字はなかったんです。明治31年、1898年に施行されました民法では、第746条で「戸主及び家族はその家の氏を称す」とされ、夫婦は家族でありますので、その家の氏を称することになったわけです。これが近代法制における家制度の始まりでもありました。  その後、太平洋戦争が終結いたしまして、日本国憲法が制定され、それに伴って昭和23年1月1日に改正民法が施行され、家制度は廃止となりました。旧民法第746条は現行民法第750条として「夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する」となりました。  法律上は「夫又は妻の氏を称する」と言っていますが、では、実体はどうなんでしょうか。厚生労働省の調査によれば、96%の夫婦が夫の氏を称しています。ちょっとおかしいと思いませんか。法律上はどちらを選んでもよいというのであれば、ほぼ5割ずつぐらいに、男性の方の姓を名のる、女性の方の姓を名のるというふうになればいいんですが、現実は96%が夫の氏を結婚するときに選ぶんですね。なぜかというと、それはやっぱり家制度の名残があるということと、女性が、働く立場であるという女性の立場をまだ確立できていないということだと理解いたします。  また、現在、離婚をした場合には、婚姻によって夫の氏に変更した妻は、戸籍法第77条の2の規定によって、婚姻中の氏を引き続いて称することができます。これは婚姻中に妻が積み上げてきたキャリアを引き続き活用できるようにという政策的配慮から法改正が行われたと聞いております。昭和51年、1975年のことであります。  では、専業主婦世帯共働き世帯の比率を見てみますと、現在は共働き世帯が3分の2以上となりました。法改正当時は3分の1しかありませんでした。専業主婦世帯は、現在は全体の3分の1ぐらいになりました。法改正当時は、ほとんど専業主婦が3分の2でありました。その比率は完全に逆転しています。離婚後の妻が婚姻中の仕事のキャリアに配慮されるのであれば、初婚、初めて結婚する女性は以前よりも5歳以上年齢が高くなっておりますので、婚姻前の女性のキャリアは一層積み上がっていて、そのキャリアを保護する必要性は、より高まっていると私は思います。  中には通称を使用すれば、それで済むのではないかと考える方もあります。もちろんそれで補えるとする意見の方もありますが、しかし、その女性が例えば会社経営者などになられた場合、法人の役員に就任されましたときには本名での登記が義務づけられていまして、本名を証明する書面の添付が必要になります。ですから、通称と本名の違いを説明する必要があり、管理する側、また、この方が働いている場所の役所や企業においても通称と本名の管理が必要になってきまして、それぞれがその煩雑さに悩むことになります。  しかも、結婚はしているが、それぞれの苗字が違うと、法律的には婚姻が認められておりませんので事実婚ということになります。本当に結婚していらっしゃるんですけど、ご主人と奥様の苗字が違うということで法律的には事実婚ということになります。法律の上では認められていませんので、いろいろなハンディを背負うことになります。税金の控除などが受けられない。夫婦関係の証明がしにくい。入籍していれば親族として入院や緊急の手術のときに同意書にサインできますが、事実婚のパートナーは基本的にはできません。先々には遺産の相続や生命保険の受け取りもできないなど、数々のデメリットがあります。  先日の企画総務消防常任委員会では、選択的夫婦別姓になったとしたときのその後のことについてのご意見がいろいろ出ました。つまり、結婚式は何々家、何々家の結婚式だとか、お墓の問題、子どもの氏の問題、さらにそこから派生して家族のつながりなどを理由にして、請願者あるいは紹介議員に質疑がなされました。しかし、これらの問題は国会の法改正の議論の中で詳細については交わされるべき問題であって、今回の請願で求めている法制化を求めるということとは次元が違うという内容であります。  また、何人かの委員からは、「夫婦別姓に反対するものではないが」との断りをしつつ、結局は請願採択に賛成した委員は一人もなかったんです。ならば、国会での議論を進め、その中で国会議員に議論をしていただきたいと思うんですね。これは地方議員の私たちの範疇では、どうにもならないことであります。  所管の委員会の議論の中でも出ていましたが、最高裁大法廷の夫婦別姓を認めない民法、戸籍法の規定は憲法に違反しないという判断が示されました。23日に開催された企画総務消防常任委員会が閉会されました後、4時間後にそういう発表がありました。  しかし、違憲であるとした判事の意見には、このようなことがありました。国連の女子差別撤廃委員会日本政府に対しまして、2003年、平成15年ですが、女子差別撤廃条約の女子に対する差別を温存、助長する効果のある制度に当たる旨を指摘されまして、繰り返し同条約に従ったこの制度の是正の要求をしておられます。日本政府女子差別撤廃委員会のこの解釈を争うことなく、指摘された問題に対応するための法改正を行う方針であると説明はしているんですが、立法機関である国会がその法制措置を実施しないまま長らくたなざらしになっているというのが現状です。  是正の要請が三度目になる正式勧告にされたことについては、政府の不作為を追求されています。国連の女子差別撤廃委員会への約束である民法第750条改正を放置している不作為を是正するためには法改正の議論を早く進めなければならないのではないでしょうか。今回の請願は、まさにこのことを求めているわけです。  そして、日本弁護士連合会の荒中会長も、つい最近、6月25日の記者会見におきまして、今回の決定を批判しつつ、6年前と今回のいずれにおいても国会での議論を求めていることを挙げ、国会に行動することを要請しておられます。  また、民法、戸籍法の規定が合憲であると判断した判事であっても、法改正は国会が決めることであるとして結論を国会に委ねることで確定的な意見は述べておられませんでした。  戸籍法についても話したいことがありますが、時間が足りませんので、また私のブログを読んでいただきたいと思います。  今年6月22日現在で、全国の221の自治体で同様の意見書が採択されています。定数127人の東京都議会全会一致でこの意見書を採択いたしまして意見書を提出したということでございます。東京都は127人の議員がいるんですけれども、全会一致でこの意見書を通したということは本当にすばらしいと思います。現在も221の自治体で意見書が採択されていますが、その中で63の自治体では全会一致での採択でございました。  政府が求めている女性の活躍を望むのであれば、そして、先進国の中で女性の立場向上が必要であると言われ続けている我が国の現状を考えたとき、この請願に反対する理由がどこにあるのでしょうかと思います。考えていただきたい、国会で議論をしてくださいという請願の意味、つまり、この議会で議論すべき事柄と法改正という国会で議論すべきことを明確に区別するべきであって、いま一度その意味をお考えいただきまして、この請願が採択されることを信じたいと思いまして、賛成討論といたします。ありがとうございました。 13 ◯議長(谷口典隆君) 2番中川睦子さん。中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 14 ◯2番(中川睦子さん) 日本共産党の中川です。請願第4号選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書の提出を求める請願について賛成の立場での討論を行います。  まず初めに、この請願は夫婦別姓制度ということですが、あくまで選択的である、つまり選べるということ、別姓でも同姓でも自由に選択できることを制度として認めてほしいということだということを確認しておきます。  日本の中での結婚観は、世界の国々の状況と比べれば、明治憲法の下で家父長制、そして家制度の延々と受け継がれたそのものが隅々まで浸透していることを冷静に見てほしいと思います。  戦後、日本国憲法が施行され、それに基づけば、憲法第24条「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」となっています。  憲法施行76年、日本国民は憲法に守られて、国内では戦争に参加しない平和な暮らしの維持に努力をしています。そして、世界各国との交流は経済分野でもスポーツ、そして文化の分野でも広がり、さらに近年、世界中でジェンダー平等が当たり前の認識に立てば、今回の選択的夫婦別姓制度については、多くの方が知って議論することは当然必要なことです。  先日、日本の婚姻制度により結婚が認められない事実婚カップルの裁判が行われ、2015年から7年もたった今回も前回と同じ結果となったことは、各国のジェンダーギャップ指数が156か国中120位で先進国の中で最低レベル、また、アジア諸国で韓国や中国よりも低いことでも、この結果が示しているのではないでしょうか。  また、通称でもいいではないかと、このように言われますが、身近な事例として彦根で働く30代の女性の方に、仕事上、事実婚でいたが、夫の籍に入れる決断をされたことを聞きました。この方は、職場ではこれまでどおりやっていけるのですが、手当や給料の振込、パスポート、クレジットカードの名義変更、さらに海外での仕事などで逐一、二つの名前の説明に手間がかかる、要する時間に煩わしさを感じていると、このようにおっしゃいました。  日本において、結婚される方の95%が夫に姓を合わせています。もちろん、初めに言いましたように、あくまで姓を選ぶことは自由なんです。また、そうあるべきではないでしょうか。  今、世界中で夫婦が同じ姓にしなければならない、同姓でなければ婚姻できない国は、ほかに一つもありません。また、企画総務消防委員会で出された意見で、「子どもの立場に立てば」という話がありましたが、あくまで姓の選択が自由であれば、各家庭で話合いが生まれ、様々な家族の在り方が認められることで憲法に則した暮らしができるのではないでしょうか。そのような多様な社会こそが子どもたちに必要ではないでしょうか。  ここでドイツの方、日本の方ですけれども、結婚されてドイツで暮らしている方が投稿をされております。ドイツでは結婚の際、「苗字はどうしますか」と、このように聞かれます。夫婦別姓でもいいし、同姓にしてもいいし、片方が複合姓にすることもできます。ドイツでは1900年から夫婦は夫の姓を家族の姓とする同姓が義務づけられてきましたが、1958年から妻は自分の姓に夫の姓をつける複合姓が認められ、1976年からは妻の姓を家族の姓にとする同姓が可能となりました。しかし、夫婦で家族の姓について合意できない場合は、男性の姓が家族の姓とされました。これについて、連邦憲法裁判所は1991年、自動的に男性の姓を家族の姓とするのは男女平等を記した基本法第3条に反するという判断を下し、選択的夫婦別姓が実現しました。  しかし、選択肢がありながら、ドイツでは現在でも4分の3が夫の姓を選んでおり、妻の姓で同姓としたのは6%、別姓は12%、複合姓は8%となっています。すなわち男性の93%と女性の19%が姓を変えておらず、男性が女性の4倍以上となっています。別姓の場合、どちらかの姓を子どもにつけますが、子ども同士は同じにします。なお、日本のような通称、旧姓を使う必要はありません。大事なことは本人が納得して選ぶこと、夫婦で対等に話し合って決めることではないでしょうか。  全ての個人が尊重される日本社会にするため、さらなる議論が求められます。最高裁が投げた国会での議論を深めるために、この彦根市議会からも、女性が働きやすい当たり前の社会をつくるための足がかりとして、今回出された選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書、この提出に対して理解と賛同をぜひ今回この議会で求めていきたいし、また、このことについてぜひ賛成していただきたいと、このように訴えて討論といたします。ありがとうございました。 15 ◯議長(谷口典隆君) 3番角井英明君。角井君。   〔3番(角井英明君)登壇〕 16 ◯3番(角井英明君) 日本共産党彦根市会議員団の角井です。議案第42号令和3年度(2021年度)彦根市一般会計補正予算(第5号)に反対の討論です。  反対の理由は、議案の中に戸籍住民基本台帳事務が含まれていることです。マイナンバーカードの使用拡大を前提とした事業だからです。  マイナンバーカードは、情報が管理されること、個人情報の漏えいの危険があることなど問題のあるものです。国外転出者が帰国後も再度マイナンバーカードを利用できるようマイナンバーカードに戸籍の附票の記載事項を追加するという戸籍住民基本台帳事務も、政府がマイナンバーカードの普及を狙ってのものです。  マイナンバーカードに反対する理由は二つです。  一つ目は、何度も言っていますが、マイナンバーカードの出発点です。この制度の発案者は財界で、その意図は社会保障と税の情報を一元的に管理して、この人は負担に比べて給付が厚過ぎるなど、国民が納めた税・保険料の額と社会保障として給付される額を比較できるようにして、負担に見合った給付という名目で徹底した給付抑制を実行し、国の財政負担、大企業の税・保険料負担の削減を狙うものです。  二つ目は、マイナンバーカードに対する国民の不安や不信が大きいということです。取得率は彦根市でも現時点で31%です。個人情報の漏えいやなりすましの危険性があり、個人情報保護が世界的にも時代の流れであるにもかかわらず、国によって情報管理が強化されること、民間のマーケティングなどに利用されることなどの危惧があるからです。  3月24日の国会審議で、独立行政法人の住宅金融支援機構から民間の住信SBIネット銀行へ年収、家族構成、職業、郵便番号など約118万人分の加工された個人情報が本人の同意もなく提供されていた事実が明らかになっています。  こういった問題を不問にしたまま、政府は現状を何とか打開したいとデジタル庁の創設を打ち出し、国と自治体のシステムの統一標準化やスマートフォンを使った行政手続などを実現するとしています。しかし、これによって膨大な個人情報がマイナンバーでひもづけられ、政府が一手に握ることになります。より一層の個人情報の漏えいや悪用が起きるおそれがあります。  以上、このような問題を抱えるマイナンバーカードの普及のための戸籍住民基本台帳事務が含まれる議案第42号への反対討論とします。 17 ◯議長(谷口典隆君) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 18 ◯議長(谷口典隆君) 討論なしと認めます。これにて討論を終結いたします。  これより採決を行います。  まず、議案第41号専決処分につき承認を求めることについて(令和3年度(2021年度)彦根市一般会計補正予算(第4号))を採決いたします。  本案に対する委員長報告は承認であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり承認することにご異議ございませんか。
      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 19 ◯議長(谷口典隆君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認されました。  次に、議案第42号令和3年度(2021年度)彦根市一般会計補正予算(第5号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議がございますので、起立により採決いたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 20 ◯議長(谷口典隆君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第43号令和3年度(2021年度)彦根市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 21 ◯議長(谷口典隆君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第44号彦根市情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 22 ◯議長(谷口典隆君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案45号彦根市職員の服務の宣誓に関する条例および彦根市公平委員会の委員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 23 ◯議長(谷口典隆君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第47号彦根市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 24 ◯議長(谷口典隆君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第50号彦根市国民健康保険条例および彦根市新型コロナウイルス感染症対策支援基金の設置、管理および処分に関する条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 25 ◯議長(谷口典隆君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第51号彦根市下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 26 ◯議長(谷口典隆君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第52号彦根市水道事業給水条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 27 ◯議長(谷口典隆君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第53号財産の取得につき議決を求めることについてを採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 28 ◯議長(谷口典隆君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第54号和解をすることについてを採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 29 ◯議長(谷口典隆君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、請願第4号選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書の提出を求める請願を採決いたします。  本請願に対する委員長報告は不採択であります。  お諮りいたします。  本請願を採択することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 30 ◯議長(谷口典隆君) ご着席願います。  起立少数であります。よって、本請願は不採択と決しました。 ────────────────── 日程第3 議案第55号から議案第57号ま で上程(市長提案説明・質疑・委員会付 託) 31 ◯議長(谷口典隆君) 日程第3、議案第55号から議案第57号までを一括議題といたします。  職員にこれを朗読させます。   〔北坂議会事務局次長朗読〕 32 ◯議長(谷口典隆君) 提案者の説明を求めます。  市長。   〔市長(和田裕行君)登壇〕 33 ◯市長(和田裕行君) 本日提出いたしました議案につきまして、その概要をご説明申し上げます。  議案第55号につきましては、一般会計について、諸般の事情により予算の補正が必要となったものであり、新型コロナウイルスに係るワクチン接種会場の確保と感染拡大防止の観点から、コミュニティライブサイトinひこねを中止することに伴い、生涯スポーツ管理運営事業に不用額が生じるため減額補正を行う一方、ひこにゃん商標管理事業、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金支給事業、新型コロナウイルスワクチン接種事業の増額補正を行うものです。  これらの補正予算額は1億9,331万円の増額補正でありまして、国庫支出金および繰入金をもって賄うものでございます。  次に、議案第56号および議案第57号は、いずれも条例の一部を改正しようとするものであり、議案第56号は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の改正に伴い、個人番号カードの再交付手数料の規定を削除するため、彦根市手数料条例の一部を改正するもの。  議案第57号は、彦根市立教育研究所について、彦根市民会館から中央町の庁舎に事務所機能を移転することに伴い、所在地を改めるため、彦根市立教育研究所設置条例の一部を改正するものでございます。  以上が本日提出いたしました議案の大要になります。よろしくお願い申し上げます。 34 ◯議長(谷口典隆君) これより質疑に入ります。  発言の通告書が2名の方々から提出されておりますので、順次発言を許します。  その順位は、22番馬場和子さん、3番角井英明君の順とし、順次ご登壇願います。  22番馬場和子さん。馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 35 ◯22番(馬場和子さん) それでは、議案第55号令和3年度(2021年度)彦根市一般会計補正予算(第6号)の中のひこにゃん商標管理事業について質疑を行います。  大項目1、ひこにゃん商標管理事業について。  ひこにゃんの新たな図柄として新ポーズ6種類を作成し、事業者の商品開発意欲を喚起し、関連商品のバリエーションの増加や、市も含めて活用機会を拡大することにより、ひこにゃんを通して彦根市PR効果の増大を図るという目的で今般、補正予算が計上されました。  これまで、ひこにゃんは唯一無二のブランドとして大切に守りながら、「ひこにゃんの彦根」とも呼ばれるくらいに多くの方に愛され続けてきたという経過がございます。その状況も含めまして、今般の提案の経緯や効果、市長の見解を以下、お尋ねいたします。  中項目1です。ひこにゃん商標の活用の現状は。  ひこにゃん関連の商品も数多く開発されておりますが、その現状などについてお答えをいただきたいと存じます。  細項目の1です。商標活用の申請件数は。  商標活用のための現在の申請件数は。お教えいただきたいと存じます。
    36 ◯議長(谷口典隆君) 歴史まちづくり部長。 37 ◯歴史まちづくり部長(荒木城康君) ひこにゃんの商標使用につきましては、平成18年に誕生した当初は、国宝・彦根城築城400年祭や井伊直弼と開国150年祭の広告・宣伝主体としての公益上の観点から無償としておりましたが、これらのイベントが終了した後、市のキャラクターとしてイメージや品格を損ねることのないよう、より適正に管理していくために、平成22年度から有償使用を原則としております。  現在と同様に、有償使用と無償使用の2種類で運用することとなった平成22年度から今年度5月末までの実績に基づいてお答えいたします。  まず、有償申請件数については、累計で5,866件です。次に、無償申請件数については、同じく累計で1,057件です。  以上です。 38 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 39 ◯22番(馬場和子さん) ありがとうございます。  では、次にまいります。細項目の2です。商品化の件数を伺いたいと存じます。  実際にどのようなものを商品化されたのか、それぞれの分野ごとの現在の件数をお教えいただきたいと存じます。 40 ◯議長(谷口典隆君) 歴史まちづくり部長。 41 ◯歴史まちづくり部長(荒木城康君) 商品化するに当たっての有償使用許諾業務については弁護士に委託しておりますため、分野ごとの件数については把握しておりませんが、使用許諾料実績の報告に記載された商品名によりますと、菓子等の食品類や文房具等の事務用品が多く見られます。  平成22年度から今年度5月末までの商品化件数の実績は累計で5,625件です。  以上です。 42 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 43 ◯22番(馬場和子さん) ありがとうございます。  では、細項目3にまいります。商品化件数の推移について伺いたいと存じます。  今ほども全体の件数はお教えいただいて、分野別も2種類ほど紹介いただいたわけなんですけれども、ひこにゃんの商標申請が受け付けられて以降の各年の商品化の推移をお教えいただきたいと存じます。 44 ◯議長(谷口典隆君) 歴史まちづくり部長。 45 ◯歴史まちづくり部長(荒木城康君) 有償使用の受付を開始した平成22年度以降の商品化件数の推移についてお答えします。  平成22年度683件、平成23年度549件、平成24年度557件、平成25年度には699件と現在までの最高数となりました。その後、平成26年度491件、平成27年度487件、平成28年度428件、平成29年度464件、平成30年度469件、令和元年度486件と、平成26年度から令和元年度までは400件台のほぼ横ばいながら、若干の回復傾向が見られておりましたが、令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響で233件と大きく落ち込みました。今年度に入って多少の回復傾向は見られるものの、以前の水準までの回復には至っていない状況です。 46 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 47 ◯22番(馬場和子さん) ありがとうございます。  商品化された件数の推移をお伺いしたというのは、今回のこの提案の理由の中にも、そういう件数の推移というのもあるのかなというような思いでお尋ねをさせていただいて、詳しくお答えいただきました。また後の質疑の中でも触れさせていただきますが、では、中項目の2にまいります。新たな図柄について伺います。  新デザインの内容や利用可能となる時期等、費用対効果の観点から確認をさせていただきたいと存じます。  細項目1です。新たな図柄を作成することの意味はということで、彦根市が活用するとは、どういう場合を想定しておられるのかは明確に示されてはございませんが、現在のデザインだけでは足りないからなのでしょうか。6種類の新デザインを作成することの意味をお教え願いたいと存じます。 48 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 49 ◯市長(和田裕行君) 現在、本市では新型コロナウイルス感染症対策、これを最重要の課題の一つとして取組を進めさせていただいておりますけれども、同時に、落ち込んだ地域経済回復のための対策、これを進めることも同様に重要であると考えております。現在のデザインだけで不足するという意味ではなく、ひこにゃんのデザインを新たに作成することで、事業者の商品開発意欲を喚起して関連商品の種類を増やし、活用機会が拡大することにより、ひこにゃんの本市PR効果を増大させ、観光や経済の活性化につなげたいと考えたものでございます。 50 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 51 ◯22番(馬場和子さん) ありがとうございます。新たにてこ入れをして、新デザインで開発の機運を高めてというようなご答弁だったと思います。  では、細項目の2に移りますけれども、ひこにゃんの作者であるもへろん氏にイメージ等の指示があったのか伺いたいと存じます。  ひこにゃんの生みの親であり、これまで様々ないきさつもありました作者であるもへろん氏に新ポーズ6種類のデザインを委託されるに当たって、彦根市からはイメージ等の指示はあるのでしょうか。確認させてください。 52 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 53 ◯市長(和田裕行君) ひこにゃんの新しいデザインにつきましては、私自身が地域で活動する中で、市内の事業者様等々からいろんなご要望等はお聞きしておりますけれども、今回は様々な場面で幅広く使用できる基本ポーズの作成を考えておりますことから、そのデザインは原作者であるもへろん氏の創造性にお任せして、特に市からイメージ等の指示は行う予定はございません。 54 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 55 ◯22番(馬場和子さん) 特に基本のポーズという答弁でございましたけど、では、再質疑させてください。  現在あるひこにゃんデザインマニュアルに沿ったイラストの作成であるのか確認させてください。 56 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 57 ◯市長(和田裕行君) はい。現在のマニュアル、決め方等から逸脱することなく、沿ったデザインになります。 58 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 59 ◯22番(馬場和子さん) 重ねて再質疑させてください。  デザインを委託されるに当たって、市長の思いというのも答弁の中でおっしゃったんですけど、市長と作者は実際に面談等をされたのでしょうかね。担当課も同席されていたのかな、同席されていなかったとしましたら、市長と作者の面談のことについて担当課はいつ知らされたのかな、市長の独断専行があったのではないかなというところが非常に気になりますので確認させていただきます。 60 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 61 ◯市長(和田裕行君) 後ほどの質疑でもお答えさせていただきますけれども、まず、事業者の皆様から新しいデザインが欲しいというご要望等、先ほどお話しさせていただきましたように、いただきまして、その中で、やはり新しいデザインをしたいということを当初より職員の皆さんと担当課の皆さんとお話をさせていただいて、その後に、取りあえず最初に個人的にお会いはさせていただきましたが、そこでまだイメージ等の話ではなく、今後、こういった方向で進めていきたいというようなお互いの意見交換の場としてお会いさせていただいたところで、私の独断専行で進めているわけではございません。  ちなみに私は選挙前に、ひこにゃんのガールフレンドがどうこうとか言って非常にたたかれまして、そういった私のひこにゃんに関する思いを今回、実現しようということではございません。私の、あれは公約でも何でもなく、独り言として言わせていただいたんですけど、そういったことではなく、コロナ対策として事業者の皆さんに、やはり新しい商品を喚起して、彦根にまた来てもらうための仕組みづくりをしたいという思いがありましたので今回、担当課の皆さんとお話をして進めてきたところでございます。 62 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 63 ◯22番(馬場和子さん) 独断専行ではなかったと、担当課とも協議して、個人的にはお会いになったということの確認をさせていただきました。  では、細項目の3です。デザインの完成時期について伺います。  追加の補正予算として計上されるからには、議決後ただちに委託契約を締結されると思いますが、契約後、新デザイン完成時期の想定はいつ頃なのか教えてください。 64 ◯議長(谷口典隆君) 歴史まちづくり部長。 65 ◯歴史まちづくり部長(荒木城康君) 6点の新デザインにつきましては、今年度中に全て作成いただきます。また、出来上がったデザインは随時、本市にお渡しいただき、1か月程度の間隔で順次公表してまいりたいと考えております。 66 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 67 ◯22番(馬場和子さん) ただいまの答弁ですと、全種類を一度にではなくて、できたものから公表していって、最終的に年度内に6種類に増やしていくということでよろしいですか。 68 ◯議長(谷口典隆君) 歴史まちづくり部長。 69 ◯歴史まちづくり部長(荒木城康君) はい。そのとおりでございます。 70 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 71 ◯22番(馬場和子さん) それでは、細項目の4にまいります。デザインが完成し、利用が可能となる時期についてお尋ねいたします。  国スポ・障スポも控えておりまして、開閉会式の主会場である彦根市へは全国から本当に多くの方がお越しになるということになります。彦根のお土産として本当に最適なものになるのではないかなと期待をしております。新デザインの商標申請をし、商品化に一定の日数を要することなどからも可能な限り早いことが望まれますが、新デザインが完成し、利用が可能となる時期はいつ頃を想定されていますか。今ほどの答弁では1デザインずつ公表していくということですので、タイムラグが生じるかもしれませんけれども、想定をお答えいただきたいと存じます。 72 ◯議長(谷口典隆君) 歴史まちづくり部長。 73 ◯歴史まちづくり部長(荒木城康君) 先ほどお答えしましたとおり、6点の新デザインにつきましては、今年度中に全て作成いただき、1か月程度の間隔で順次公表してまいりたいと考えており、これから原作者との調整も必要ですが、8月には一つ目のデザインを公表したいと考えております。利用につきましては、それぞれのデザインが公表されると同時にできるように進めてまいります。  以上です。 74 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 75 ◯22番(馬場和子さん) ありがとうございます。第1号のデザインが8月ということで、もうすぐお目見えするということでございますが、今ほど答弁にもありましたように、スピード感というのも非常に大事だと思いますので、その辺は、一つ目のデザインは8月だけど、順次1か月ごとに、9月、10月、11月というふうにデザインがお目見えするということですね。  では、ちょっと再質疑ですけど、六つのデザインを順次1か月ごとにどんどん発信していただくんですけれども、一旦6ポーズが終わった後、今後もイラストを増やしていくような考えはあるんでしょうか。 76 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 77 ◯市長(和田裕行君) 現時点では、取りあえず6ポーズの実際の経済的効果等を見極めて、あるいはまた、先ほど馬場議員おっしゃったように、限定的なという視点もございますので、そういった評価を一旦、6個出来上がった後に考えようと思っておりますので、現時点では全くの未定でございます。 78 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 79 ◯22番(馬場和子さん) 非常に難しいですね。どんどん広げたいと思う一方、大事にしていかないといけないということがありますので、非常に難しいところもあると思います。  では、次に、細項目の5にまいります。新デザインの作成による活用機会の拡大への見通しについて伺います。  商標使用料収入を増やす目的もあるのだと思いますが、令和3年度の当初予算では、ひこにゃん商標貸付収入として1,500万円を見積もっています。新デザインの作成により、どの程度の増収を目指しておられるのかなど、費用対効果の観点から、新デザイン作成による活用機会の拡大への見通しをお聞かせください。 80 ◯議長(谷口典隆君) 歴史まちづくり部長。 81 ◯歴史まちづくり部長(荒木城康君) 今回、新たなデザインを作成することによる費用対効果につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響の見通しがいまだ不透明な中での予測は難しいですが、参考として平成28年度に新たに四つ目のデザインを作成した際の事例を示しますと、翌平成29年度の使用許諾料は約90万円増加し、事業者による販売予定総額では約4,800万円増加しておりまして、地域経済の活性化にも寄与することができたのではないかと考えております。今回は6種類の新デザインを追加しますので、様々な用途に合わせての利用もしやすくなりますことから、同程度の効果は期待でき、活用機会が拡大することによるPR効果も踏まえると、十分な費用対効果が得られるものと考えております。  今後の本市での活用といたしましては、ふるさと納税のPRや、例えば、さきの24日に彦根市と彦根市郵便局との包括連携協定を締結したことと絡めましての限定切手の制作など、幅広く行ってまいりたいと考えております。  また、今回の取組につきましては、できれば市長と原作者で共同会見を行うなど、今後一層の協力関係を築いていきながら活用拡大を図っていくことをアピールし、よりPR効果を高めたいとも考えております。  以上です。 82 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 83 ◯22番(馬場和子さん) ありがとうございます。平成28年に4番目のイラストが出て、その翌年の効果の大きさを今、数字で示していただきまして、6ポーズもできたら、どんな効果があるのかなとすごくわくわくしてしまうところがあります。  再質疑させてください。  これは市長にお尋ねした方がいいのかな。商標使用料は、証紙が1枚1円で生産予定数分を購入することにより有償使用ができることになっていると思いますが、商品化されたものの分野別の件数が先ほどの答弁の中で示されました。例えば商品単価がとても低いものは当然、利益の幅も小さくなりますので、1枚1円では事業者の商品開発意欲の喚起につながらないのではないかなとも思ったりします。  先ほど冒頭で答弁がありましたが、国宝・彦根城築城400年祭や井伊直弼と開国150年祭の期間中と同様に、全て無償にすることで多くの利用につながり、商品のバリエーションも増え、最終的には売上げの増加から市の収入増になるのではないかと考えますが、無償にするということについての見解をお伺いしたいと思います。 84 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 85 ◯市長(和田裕行君) 現在頂戴している使用許諾料3%につきましては、決して高いものとは考えておりません。やはり適正なしっかりとした商品の管理をするためにも、使用許諾料というのはしっかりと頂戴して、しかるべき利益のあるものをしっかりと作っていただきたいなとは考えております。 86 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 87 ◯22番(馬場和子さん) 市長の答弁にございましたように、しっかりとした思いで作っていただきたいということを事業者に認識していただくという意味では、使用許諾料というのは必要だという見解はお聞かせをいただきましたが。答弁にありましたように、爆発的に商品開発分が増えて、そして、その分売上げも増えてということがあったりしますと、どんな小さい商品でも、どんな安い商品でも、たくさん作って、たくさん開発してもらって売ってもらうのには、そういう無償にするというのもどうかなという思いをお尋ねさせていただいたんですけど、再度、どうですか。 88 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 89 ◯市長(和田裕行君) 今後、今までと違って合計10柄になるわけですけれども、そういった状況を踏まえて、経済効果等を勘案しながら、今後、全く考えていないわけではございません。  いずれにしましても、6柄が終わったときに、いろいろと検証する中で、ひょっとして、議会の皆さんの同意を得られる中で、許諾料を無料にした方が経済効果があるという計算ができるのであれば、そこは検討材料だと思いますが、今のところ、現時点では3%のままでいかせていただこうと考えております。 90 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。
      〔22番(馬場和子さん)登壇〕 91 ◯22番(馬場和子さん) ありがとうございます。検証もしていただいた上で、また後日、議論する場もあるかなとは思っております。  では、中項目の3に移ります。今回の提案の経緯について伺います。  国宝・彦根城築城400年祭の際に、彦根を発信するキャラクターとしてひこにゃんが誕生いたしました。ひこにゃんつながりで彦根へのふるさと納税も増え、ひこにゃんファンクラブも結成され、熱心なひこにゃん追っかけファンも大きく温かい声援を送り続けてくださっています。大切に守り、築き上げてきた経緯も含めまして、今般の提案に至った経緯についてお尋ねさせていただきます。  細項目の1です。ひこにゃん誕生から現在までの経緯を踏まえてのことか。  今般の提案は、ひこにゃん誕生から現在までの経緯を踏まえてのことなのか確認させてください。 92 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 93 ◯市長(和田裕行君) 私自身、国宝・彦根城築城400年祭の準備委員会、商工部会ですけれども、2005年ぐらいから既に関わっておりまして、図柄が出てきて、まだひこにゃんという名前が出ていない頃から携わらせていただいております。そして、ひこにゃんに決まり、その後、観光協会さん等のPRでブームが起き、そして一連の訴訟等もありという経緯は十分に承知いたしておりまして、それを踏まえた上で今回、お願いさせていただいているところでございます。 94 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 95 ◯22番(馬場和子さん) それでは、細項目の2にまいります。制限をしてきたことの意味を認識されているのか。  市や県、地域や施設を発信するキャラクターの中には、無制限の発信をすることにより爆発的な人気を博したものもありますが、ひこにゃんは一定の制限の中で、これまでの運用の効果なのでしょうが、唯一無二の存在として本当に息の長い人気を持続しております。制限をしてきたことの意味は理解されているのか、伺います。 96 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 97 ◯市長(和田裕行君) 馬場議員おっしゃるとおり、ひこにゃんを無制限に発信するということではなく、厳格な基準に基づき、ファン第一の視点で運用を図ってきたことが、誕生から15年を経てなお人気を博している要因であることは重々理解させていただいております。  このたびの新デザイン作成は、あくまでひこにゃんデザインの種類を増やして活用機会、これを拡大するものでございまして、これにより、これまでの運用基準、これを変えるものではございません。  ひこにゃんがこれからも世代を超えて愛され続けるよう、ひこにゃんブランドの推進と充実、これを引き続き慎重に図りながら、ひこにゃんの新たな魅力を発信していきたいと考えております。 98 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 99 ◯22番(馬場和子さん) ありがとうございます。制限してきたことの意味ということの認識もお持ちの上で、今回は新たなデザインで地域活性化ということの答弁を頂戴しました。  では、細項目の3なんですけれども、ひこにゃんに頼らないという市長発言との整合性はということで、市長は彦根城やひこにゃんだけに頼らない彦根市の活性化を目指すと明言されていますが、その発言と今般の新ポーズ6種類を作成するとの判断の整合性についての見解を伺います。 100 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 101 ◯市長(和田裕行君) 馬場議員ご指摘の私の発言は、本市には彦根城とひこにゃんだけではなく、まだまだ活用可能な財産があり、これらの活用も併せて図っていくことが、さらなる地域の活性化につながるという思いから書かせていただいたところでございます。  彦根城もひこにゃんも本市にとって核となる大切な財産でございまして、今後もますます活用を図っていく必要があると考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 102 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 103 ◯22番(馬場和子さん) ありがとうございます。「もうひこにゃんや彦根城には頼らないよ」というようなことをおっしゃることなく、彦根城も大事、ひこにゃんも大事と発信していただきながら、「ほかにももっとすてきなものが彦根にあるよ」というのも発信していただくというスタンスで、ぜひお願いしたいなと思います。  では、細項目の4ですが、新デザインの作成について庁内での協議はあったのかということで、先ほど市長答弁の中では、担当者ともしゃべりながら作者との面談に行ったよという答弁もあったんですけれども、改めて、市長が政策判断で新しいイラストを作成すると決められた際、反対などの意見はなかったのでしょうか。庁内での協議はあったのかどうか確認させていただきます。 104 ◯議長(谷口典隆君) 歴史まちづくり部長。 105 ◯歴史まちづくり部長(荒木城康君) 本件については、市長や庁内の関係部署との協議を行っております。  具体的には、市長から実施のイメージについての説明を受け、関係部局からは、主にひこにゃんのイメージを保持しながらの進め方や具体的な事務手続についての検討を行いました。今後も、その都度協議を行いながら進めてまいりたいと考えております。 106 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 107 ◯22番(馬場和子さん) 「あえて今、6ポーズを新しく作るんですか」というような反対の意見もなかったように、今、答弁の感触では感じましたし、イメージを保持しながらというところを皆さんが共有していただきながら協議をされたのであれば、それはよかったんですけど、そういうイメージを私たちは持ってよろしいんでしょうか。 108 ◯議長(谷口典隆君) 歴史まちづくり部長。 109 ◯歴史まちづくり部長(荒木城康君) まず、市長の考えをお聞きして意見を述べることは行いましたが、特に反対する意見はございませんでした。  また、ひこにゃんのイメージでございますが、国宝・彦根城築城400年祭のメインキャラクターとして登場したひこにゃんは、ゆるキャラブームの火つけ役として全国的にも親しまれ、愛され、彦根市の知名度と好感を高めてくれています。まさしくゆるキャラとしまして、この彦根市を舞台にのんびり活動し、たくさんの方へ笑顔と癒やしを届けてくれるキャラクターでございます。このイメージを損なわないように、これからも大切にし、活躍を応援していくことが必要でないかと思っておりますし、協議の中でもそういったことを話させていただいております。 110 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 111 ◯22番(馬場和子さん) 今ほど答弁いただきました、本当にひこにゃんの人となりを、猫となりを示していただいたかなと思いますが、大事にしていただきたいなと思います。  では、細項目の5ですね。追加議案として、わざわざこの時期に提案された理由は何かについて伺います。  財政調整基金が枯渇しかけており、厳しい財政状況だからと様々な事業をリセットされようとしていますが、金額は39万6,000円と大きくはございませんけれども、財政調整基金から繰り入れることとの整合性も不明であります。政策判断としてであるのなら、緊急性や必要性、費用対効果の判断も含めて、今回、補正予算案として追加提案された理由や提案の時期も含めて、どのようなものだったのかについてお答えを頂戴したいと存じます。 112 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 113 ◯市長(和田裕行君) この時期に追加議案として提案させていただいた理由は、まず、さきの5月市議会臨時会の補正予算について、5月10日に就任した時点で予算の編成作業が終わっていましたこと、また、通常の6月補正予算につきましても、就任時点で予算査定の最終段階に入っておりまして、今回のこの私が考えている施策、これを盛り込む作業までできる状況になかったことから今回の提案となったものでございます。  私が考えている今回の施策のうち、ひこにゃんの追加図案については、多くの財源を伴わず、早期に取り組んだ方が効果が上がると判断させていただいたところです。具体的に申し上げますと、新デザインの作成は活用機会を拡大し、観光や経済の活性を図るアフターコロナ対策の一つでございまして、各種コロナ対策の取組と同様に急いで進める必要があると考えましたので、6月の追加議案の上程とさせていただいたところでございます。  また、補正予算の財源につきましては、国庫補助金等の特定財源がない場合は財政調整基金から取り崩して充当することとさせていただいておりますので、何とぞご理解のほどお願い申し上げます。 114 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 115 ◯22番(馬場和子さん) ありがとうございます。今、答弁にあった国庫補助は多分望めないのではないんですか。 116 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 117 ◯市長(和田裕行君) 今回は国庫補助等はないので、財政調整基金から取り崩させていただくということでお願い申し上げたいと思います。 118 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 119 ◯22番(馬場和子さん) そうですよね。あり得ないことですのでね。財政調整基金の取崩しということですよね。  では、本当に今、ひこにゃんの商標管理事業ということで今回の追加提案の中での議論をさせていただいたわけなんですけれども、今回の提案について、私は反対するというものではございませんが、市長は民間の経営者の感覚はお持ちだとは思いますが、行政の経験がない全くの素人であることなどから、手順とか段取りを踏まずに思いつきで物事が運ばないということもしっかり認識していただきたいなという思いもございますし、今後も様々な市の事業に対して、根拠を示した上で市政のかじ取りをしていただく、また、職員ともしっかりと協議をしながら進めていただくということを強くお願いしたいなと思いますけれども、答弁の端々にもありましたけれども、改めて、このお願いの段は市長の心に届いているか確認させてください。 120 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 121 ◯市長(和田裕行君) おっしゃるとおりでございます。ご指摘いただいているとおり、皆さんと議論を進めて、行政の手続に従って物事を進めてまいりたいと考えております。 122 ◯議長(谷口典隆君) 馬場さん。   〔22番(馬場和子さん)登壇〕 123 ◯22番(馬場和子さん) ありがとうございました。心に届いたというような答弁でございました。  以上をもちまして、私の質疑を終わらせていただきます。ありがとうございました。 124 ◯議長(谷口典隆君) 暫時休憩いたします。            午前10時47分休憩            午前10時54分再開 125 ◯議長(谷口典隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  3番角井英明君。角井君。   〔3番(角井英明君)登壇〕 126 ◯3番(角井英明君) 日本共産党彦根市会議員団の角井です。  議案第56号彦根市手数料条例の一部を改正する条例案についてお伺いします。  中項目の1、デジタル社会形成基本法について。  細項目の1、5月の国会でデジタル社会形成基本法が成立したことによる一部条例改正です。このデジタル社会形成基本法、この法律の趣旨を教えてください。 127 ◯議長(谷口典隆君) 市民生活・経済再生支援副統括監。 128 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) この法律の趣旨は、デジタル社会の形成が、我が国の国際競争力の強化および国民の利便性の向上に資するとともに、急速な少子高齢化の進展への対応その他の我が国が直面する課題を解決する上で極めて重要であることに鑑み、デジタル社会の形成に関する施策を迅速かつ重点的に推進し、もって我が国経済の持続的かつ健全な発展と国民の幸福な生活の実現に寄与するため、デジタル社会の形成に関し、基本理念および施策の策定に係る基本方針、国、地方公共団体および事業者の責務、デジタル庁の設置ならびに重点計画の策定について定めるとされております。 129 ◯議長(谷口典隆君) 角井君。   〔3番(角井英明君)登壇〕 130 ◯3番(角井英明君) ありがとうございます。  細項目の2です。デジタル社会形成基本法の成立によって、条例改正の趣旨の中には「デジタル社会の形成に関する施策を実現するため、個人情報の保護に関する法律についての所要の整備が行われる」とあるんですけど、どのような整備なのか教えてください。 131 ◯議長(谷口典隆君) 総務部長。 132 ◯総務部長(辰巳 正君) 現在の個人情報の保護制度では、民間事業者、国の行政機関、独立行政法人等が保有する個人情報につきましては、三つの別々の法律でルールが定められており、また、地方公共団体が保有する個人情報につきましては、条例でルールを定めております。  個人情報の保護に関する法律の改正におきましては、社会全体のデジタル化に対応するため、三つの法律が個人情報の保護に関する法律に統合され、地方公共団体につきましても、統合された法律において全国的な共通ルールが規定されるなどの改正が行われるものでございます。 133 ◯議長(谷口典隆君) 角井君。   〔3番(角井英明君)登壇〕 134 ◯3番(角井英明君) 彦根市にも彦根市個人情報保護条例というのがあると思うんですけど、今の国による改正で地方自治体もそれに倣うということで、今ある彦根市個人情報保護条例も変わっていくんでしょうか。そこら辺を教えてください。 135 ◯議長(谷口典隆君) 総務部長。 136 ◯総務部長(辰巳 正君) この三つの法律が統合されることで二つの法律が廃止されます。地方公共団体の保有する個人情報が、個人情報の保護に関する法律にルールが規定されることに関わる改正につきましては、法律の公布日、令和3年5月19日から起算して2年を超えない範囲内で施行されますので、改正が必要な部分につきましては、令和4年度の市議会に提案させていただくことになろうかと考えております。 137 ◯議長(谷口典隆君) 角井君。   〔3番(角井英明君)登壇〕 138 ◯3番(角井英明君) 再質疑というか、三つあったけれども、二つはなくすというわけではなく、一本化していくという。それに従って彦根市の個人情報保護条例も令和5年までに変わっていくということでよろしいんでしょうか。 139 ◯議長(谷口典隆君) 総務部長。 140 ◯総務部長(辰巳 正君) 先ほど説明いたしましたが、全国的な共通ルールを定められますので、本市の条例におきましても、それに合わせた改正になろうかと考えております。 141 ◯議長(谷口典隆君) 角井君。   〔3番(角井英明君)登壇〕 142 ◯3番(角井英明君) もう一度確認ですけど、その場合は国の個人情報保護法に合わせていくという理解でよろしいんでしょうか。 143 ◯議長(谷口典隆君) 総務部長。 144 ◯総務部長(辰巳 正君) まだ詳細については分かっていないんですけれども、国の法律に定められたルール、それに沿った改正になるかと考えております。 145 ◯議長(谷口典隆君) 角井君。   〔3番(角井英明君)登壇〕 146 ◯3番(角井英明君) ありがとうございました。  細項目の3です。行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、これも所要の整備が行われるのですが、どのような整備なのか教えてください。 147 ◯議長(谷口典隆君) 市民環境部長。
    148 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、通称マイナンバー法と呼んでおります、についての所要の整備としましては、新設された第16条の2で、地方公共団体情報システム機構がマイナンバーカードを発行する主体として明確に位置づけされたことや、同じく新設されました第18条の2で、同機構がマイナンバーカード発行に係る手数料を徴収し、徴収の事務を市区町村長に委託することができることが規定されています。  そのほか、新設されました第38条の8から第38条の12まででは、国が同機構にマイナンバーカード関係事務に係る財源措置を行うことや、マイナンバーカードに関係する事務について国が目標設定、計画認可、実績評価等を行うことが規定されております。  以上が主な点でございます。 149 ◯議長(谷口典隆君) 角井君。   〔3番(角井英明君)登壇〕 150 ◯3番(角井英明君) ありがとうございます。  細項目の4です。今も答弁にあったんですけど、地方公共団体情報システム機構、J-LISが個人番号カードを発行するものとして明確化された理由を教えてください。 151 ◯議長(谷口典隆君) 市民環境部長。 152 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 地方公共団体情報システム機構は、全国の市区町村のマイナンバーカードの交付およびこれに記録される電子証明書の発行と管理システム等の整備・運用をされています。デジタル社会を支える基盤として、マイナンバーカード等の重要性がますます高まることを踏まえまして、地方公共団体情報システム機構の体制強化、専門性の向上が必要であることから、国と地方公共団体が共同で管理する法人へ転換し、国のガバナンスを強化し、マイナンバーカードの発行主体を同機構が担うこととなり、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律第16条の2に明記されたものでございます。 153 ◯議長(谷口典隆君) 角井君。   〔3番(角井英明君)登壇〕 154 ◯3番(角井英明君) ありがとうございます。  今までも彦根市がJ-LISに戸籍のこととかで業務を委託するということがあったと思うんですけど、今の答弁だと、J-LISが自治体に、こういうことをやってくださいというふうになったのかなと思ったんですけど、その理解でよろしいんでしょうか。 155 ◯議長(谷口典隆君) 市民環境部長。 156 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 現行の制度でいきますと、J-LISにつきましては、今おっしゃいました住民基本台帳法に係る事務であるとか、もろもろの事務につきまして、市区町村の方から委託を受けて業務を行っております。それにつきましては、この改正後も同じでございます。  ただ、マイナンバーカードにつきましては、法律に明確にJ-LISの業務であるということが規定されておりませんでしたので、我々市区町村の方から、そちらの事務を委託するという形でしたが、今度、法律が変わったことによりまして、J-LISの業務ですので、それに係る事務の方を逆に市区町村に委託するという形に変更となります。  以上です。 157 ◯議長(谷口典隆君) 角井君。   〔3番(角井英明君)登壇〕 158 ◯3番(角井英明君) ありがとうございます。  細項目の5です。地方公共団体情報システム機構、J-LISが請け負う業務はということで、J-LISがマイナンバーカードを発行するものとして明確化されたことでJ-LISはどういった業務を行うのか。実際に委託するということですけど。お願いします。 159 ◯議長(谷口典隆君) 市民環境部長。 160 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 今ほどもちょっと答弁の中にもございましたが、こちらのJ-LISの公式ホームページに業務が載っておりますが、同機構につきましては、平成26年の4月1日に、先ほど申しました、地方自治体が共同で管理するという地方共同法人として設立をされております。マイナンバー制度関連システムの構築や地方公共団体の情報化推進を支援するための各種事業を展開されているということでございます。主に住民基本台帳ネットワークシステム、公的個人認証サービス、コンビニ交付サービス、マイナンバーカードの発行・更新等に関する各システム等の行政サービスを支える基盤となる各種システムの運用の担っていただいております。  9月1日、これは法律の施行日でございますが、以降も取扱業務は変わりませんが、マイナンバーカードの発行主体が市区町村からこちらのJ-LISの方に変わりますことから、マイナンバーカードの再交付手数料については地方公共団体情報システム機構が総務大臣の認可を得て手数料を定められた後、市区町村に徴収を委託されると、そのような変更になります。  以上です。 161 ◯議長(谷口典隆君) 角井君。   〔3番(角井英明君)登壇〕 162 ◯3番(角井英明君) ありがとうございます。  中項目の2です。個人番号カード再交付手数料について。  今までは再交付の手数料が800円で市が徴収していました。それが地方公共団体情報システム機構、J-LISが個人番号カードを発行するものとして明確化されたことで再交付手数料も地方公共団体情報システム機構、J-LISが徴収することができるようになったとあります。この改正によって市民への影響はどういったものがあるのか教えてください。 163 ◯議長(谷口典隆君) 市民環境部長。 164 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 先ほどの答弁の中にも一部含まれておりましたが、マイナンバーカードの再交付手数料の金額につきましては、地方公共団体情報システム機構が現状と同額、今800円でございます、で総務省と調整しておられますことから、市民の皆様への影響はないものと考えております。 165 ◯議長(谷口典隆君) 角井君。   〔3番(角井英明君)登壇〕 166 ◯3番(角井英明君) ありがとうございます。  再交付といったときに、マイナンバーカードを紛失した人が再交付をお願いしてと思っていたんですけど、マイナンバーカードはずっと継続するわけではなくて、10年とか5年とかで更新をしなければならないということで、その更新も再交付ということになるんですか。そこだけ教えてください。 167 ◯議長(谷口典隆君) 暫時休憩いたします。            午前11時10分休憩            午前11時12分再開 168 ◯議長(谷口典隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  市民環境部長。 169 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) ただいまのご質疑でございますが、10年なりの期限が来た場合の更新につきましては、手数料は要りません。ただ、免許証と一緒で、期限が来て、それを忘れていて失効してしまった場合の再交付につきましては手数料が発生してまいりますので、ご了承いただきたいと思います。 170 ◯議長(谷口典隆君) 角井君。   〔3番(角井英明君)登壇〕 171 ◯3番(角井英明君) ありがとうございました。  これで質疑を終わります。 172 ◯議長(谷口典隆君) 以上で通告による質疑は終わりました。  ほかに質疑はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 173 ◯議長(谷口典隆君) 質疑なしと認めます。これにて質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第55号から議案第57号までの各議案については、配付しております議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。  休憩中に各常任委員会を開き、付託議案を審査願い、再開後は、各委員長に委員会審査の結果報告を求めます。  暫時休憩いたします。            午前11時13分休憩            午後1時13分再開 174 ◯議長(谷口典隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りいたします。  ただいま予算常任委員長、福祉病院教育常任委員長および市民産業建設常任委員長から委員会報告書が提出されましたので、この際、議案第55号から議案第57号までを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 175 ◯議長(谷口典隆君) ご異議なしと認めます。よって、議案第55号から議案第57号までを日程に追加し、議題とすることに決しました。 ────────────────── 追加日程 議案第55号から議案第57号ま で(委員長報告・質疑・討論・採決) 176 ◯議長(谷口典隆君) 委員会報告書が提出されましたので、議案第55号から議案第57号までを一括議題とし、各委員長の報告を求めます。  その順位は、予算常任委員長、福祉病院教育常任委員長、市民産業建設常任委員長の順とし、順次ご登壇願います。  予算常任委員長馬場和子さん。馬場さん。 〔予算常任委員長馬場和子さん)登壇〕 177 ◯予算常任委員長馬場和子さん) 予算常任委員会委員長報告を行います。  今期定例会におきまして本委員会に付託されました議案審査のため、本日、本会議休憩中に本委員会を開き、慎重に審査いたしましたその経過ならびに結果について報告いたします。  本委員会に付託されました議案は、議案第55号令和3年度(2021年度)彦根市一般会計補正予算(第6号)の1件でありましたが、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、議案第55号に対して賛成の立場から、コロナワクチン接種に係るシャトルバスの運行について、市内4駅のうちカバーできていない二つの駅への対応をお願いし、賛成とする旨の討論がありましたことを申し添えます。  以上をもちまして、予算常任委員会委員長報告を終わります。 178 ◯議長(谷口典隆君) 福祉病院教育常任委員長、野村博雄君。野村君。 〔福祉病院教育常任委員長(野村博雄君) 登壇〕 179 ◯福祉病院教育常任委員長(野村博雄君) 福祉病院教育常任委員会の委員長報告を謹んで行います。  今期定例会におきまして本委員会に付託されました議案審査のため、本日、本会議休憩中に本委員会を開き、慎重に審査をいたしましたその経過ならびに結果についてご報告をいたします。  本委員会に付託されました議案は、議案第57号彦根市立教育研究所設置条例の一部を改正する条例案の1件でありましたが、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上をもって、福祉病院教育常任委員会の委員長報告を終わります。 180 ◯議長(谷口典隆君) 市民産業建設常任委員長和田一繁君。和田君。 〔市民産業建設常任委員長和田一繁君) 登壇〕 181 ◯市民産業建設常任委員長和田一繁君) 市民産業建設常任委員会委員長報告を行います。  今期定例会において本委員会に付託されました議案審査のため、本日、本会議休憩中に本委員会を開き、慎重に審査をしましたその経過ならびに結果についてご報告いたします。  本委員会に付託されました議案は、議案第56号彦根市手数料条例の一部を改正する条例案の1件でありましたが、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上をもって、市民産業建設常任委員会委員長報告を終わります。 182 ◯議長(谷口典隆君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  暫時休憩いたします。            午後1時19分休憩            午後1時19分再開 183 ◯議長(谷口典隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより委員長の報告に対する質疑に入ります。  ただいまのところ質疑の通告はございません。  質疑はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 184 ◯議長(谷口典隆君) 質疑なしと認めます。これにて質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。
     ただいまのところ討論の通告はございません。  討論はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 185 ◯議長(谷口典隆君) 討論なしと認めます。これにて討論を終結いたします。  これより採決を行います。  まず、議案第55号令和3年度(2021年度)彦根市一般会計補正予算(第6号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 186 ◯議長(谷口典隆君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第56号彦根市手数料条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 187 ◯議長(谷口典隆君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第57号彦根市立教育研究所設置条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 188 ◯議長(谷口典隆君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。  企画総務消防常任委員長、福祉病院教育常任委員長、市民産業建設常任委員長および議会運営委員長ならびに議会改革特別委員長から、会議規則第103条の規定に基づき、配付しております閉会中の継続審査(調査)事件のとおり、閉会中もなお審査および調査を継続する必要がある旨の申出がございました。  各委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査ならびに継続調査に付することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 189 ◯議長(谷口典隆君) ご異議なしと認めます。よって、企画総務消防常任委員長、福祉病院教育常任委員長、市民産業建設常任委員長および議会運営委員長ならびに議会改革特別委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査ならびに継続調査に付することに決しました。  以上で今期定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。  これにて令和3年6月彦根市議会定例会を閉会いたします。  お疲れさまでございました。            午後1時22分閉会 会議録署名議員  議 長  谷 口 典 隆 君  議 員  中 川 睦 子 さん  議 員  堀 口 達 也 君 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...