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平成30年 市民産業建設常任委員会 本文 開催日: 2018-06-18

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  1. 彦根市議会 2018-06-18
    平成30年 市民産業建設常任委員会 本文 開催日: 2018-06-18


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    最初ヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 午前9時35分開議 ◯委員長赤井康彦君)   ただいまから市民産業建設常任委員会を開きます。  今期定例会において本委員会に付託されました案件は、各位に配付いたしております委員会審査事項のとおりでありますので、ご審査、お願いいたします。  議案第48号彦根市営住宅の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案の件を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  建築住宅課長。 2 ◯建築住宅課長鈴木康浩君)〔議案第48号について提案説明〕 3 ◯委員長赤井康彦君)   これより議案第48号に対する質疑を行います。  質疑はございませんか。  辻委員。 4 ◯委員(辻 真理子さん)   3点お伺いいたします。  まず、基本的なことをお聞きしたいのですが、彦根市内市営住宅というのは何棟あって、何部屋あるのか、おおよその数字で結構ですのでお答えいただきたいと思います。  2点目は、そのうち、今回の条例の一部改正があったときに、どれぐらいの方がこの適用を受けると想定なさっているのかということをお聞きしたいと思います。  3点目、認知症等と書いてございますが、認知症の方でしたら成年後見人という制度がございまして、この方が決定していれば、収入と支出をもってその方の経済的なことも管理なさると思うんですが、この場合にはそういうことは出てきませんので、認知症の方の中にも成年後見制度にまだ合致していない方もあって、こういうことが上げられているのかということ、この3点をお聞きしたいと思います。 5 ◯委員長赤井康彦君)   建築住宅課長。 6 ◯建築住宅課長鈴木康浩君)   それでは、最初質疑につきまして、現在、市営住宅につきましては、団地数でいいますと25団地ございまして、管理戸数としましては596戸ございます。  二つ目の内容につきましては、今のところ、適用する案件につきましてはございません。  三つ目につきましては、委員のおっしゃるとおり、そうした場合は除かれると解釈しております。  以上でございます。 7 ◯委員長赤井康彦君)   辻委員
    8 ◯委員(辻 真理子さん)   596戸あるということと、現時点では該当する方はまだはっきりしていないことがわかりました。  認知症の方の中で成年後見人がつく方とつかない方は、平均してどれぐらいの割合というんですか、私の中ではかなりの人がそういう制度に合致しているんだと思っていたんですが、そのあたりはどうなんでしょうか。 9 ◯委員長赤井康彦君)   辻委員、少し所管外になってこようかと思いますので、質疑を改めていただきたいと思います。  辻委員。 10 ◯委員(辻 真理子さん)   私は芹川町に住んでおりますが、近くに市営住宅がございまして、かなり高齢者の方が多くなってきております。この中で「認知症等」と書かれている、この「等」ですね、認知症だとはっきりしない方であっても、高齢者の方でご夫婦でお住まいになっていて、ご主人がお亡くなりになったとしますと、認知症だとは思えないけど、ほとんどのことがわからないとおっしゃって、問題が起こることがございます。この「認知症等」というのは何が含まれるのかということをお伺いしたいと思います。 11 ◯委員長赤井康彦君)   建築住宅課長。 12 ◯建築住宅課長鈴木康浩君)   認知症の方以外といたしましては知的障害者あと精神障害者、その他、それ以外に、準じる方という形で、想定しております。 13 ◯委員長赤井康彦君)   辻委員。 14 ◯委員(辻 真理子さん)   マイナンバー制度というのがございますので、収入の把握とかというのはこれを利用すればできるのではないかと思うんですが、その点についてはいかがですか。 15 ◯委員長赤井康彦君)   建築住宅課長。 16 ◯建築住宅課長鈴木康浩君)   委員のおっしゃるとおり、そのようなものを活用させていただきまして、こうした場合、把握するような形になると想定しております。 17 ◯委員長赤井康彦君)   そのほか、質疑はありませんでしょうか。  中野委員。 18 ◯委員中野正剛君)   今、辻委員質疑の中で適用案件はないということで、私はこの条例の改正の背景を知りたい。どういう事案があって、やはりこういうふうに変えていかなければいけないというのが、何か彦根であったのかと思ったら、彦根でなかったということなので、多分、何かの例があって変えていっているんだと思うので、そこをもし知っていたら教えていただきたい。 19 ◯委員長赤井康彦君)   建築住宅課長。 20 ◯建築住宅課長鈴木康浩君)   まことに申しわけございませんが、どのような背景があったかということはちょっとわかりかねるのですが、市営住宅に住んでおられる居住者の方が高齢化する中で、今後、そうしたことが想定されるのではないかということでされたのではないかとは推測はしております。 21 ◯委員長赤井康彦君)   そのほか、質疑はございませんでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 22 ◯委員長赤井康彦君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第48号に対する討論を行います。  討論はございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 23 ◯委員長赤井康彦君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  以上をもって、議案に対する質疑および討論を終了いたします。  ただいまから採決を行います。  議案第48号彦根市営住宅の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 24 ◯委員長赤井康彦君)   ご異議なしと認めます。よって、議案第48号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  これにて、本委員会に付託されました案件審査を終了いたします。  なお、本委員会審査結果報告書等の案文につきましては委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 25 ◯委員長赤井康彦君)   ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。  次に、定例会でもありますので、所管事項に対する一般質問を行います。  なお、今回から所管事項に対する一般質問の発言については、委員お一人につき1回30分以内となりますので、ご留意いただきますように、よろしくお願いいたします。  それでは、順次、挙手をしていただければと思います。  中野委員。 26 ◯委員中野正剛君)   ちょっと聞かせていただきたいことがあるのでお願いします。  私は2月議会でマタニティパスの質問をさせていただきまして、そのときに福祉保健部長の答弁の中で、都市交通マスタープランに掲げられているバスへのICカードシステム導入について、現在でも導入のめどが立っていないという答弁がありました。私は多賀線バスに乗るんですけれども、やはり多賀線工業団地へ出張で来られている人がいて、やはり乗るたびにどこかの席で「ここはSuicaが使われへんねんな」とか「こういうカードって使われへんねんね、このバスは」とかいう声を聞きます。今、スマホ決済とか、お金を払うというのからだんだん離れてきている、やがてこういうバスなんかはそういうカードスマホなんかで払うようなシステムに替わっていかないといけないと思っているんですけど、全然めどがつかないというのは何が壁なのかというのをちょっと教えていただきたいと思います。 27 ◯委員長赤井康彦君)   交通対策課長。 28 ◯交通対策課長宮永幹雄君)   ICカードについてご質問いただきましたけれども、基本的にICカードの決済のためには、機器もそうなんですけれども、そういったシステムへの加入といった手続といいますか、作業といいますか、そういったことが必要になります。例えばJR西日本がやっておられるカードに入ろうと思うとJRさんのシステム改修等が必要になります。ICカード導入については運行事業者と協議を続けているんですけれども、そのための費用が非常に高額になるということで、現在のところ、導入のめどが立っていないという状況でございます。 29 ◯委員長赤井康彦君)   中野委員。 30 ◯委員中野正剛君)   その費用というのは、ざっとどれぐらいの桁というのか、わかりますでしょうか。 31 ◯委員長赤井康彦君)   交通対策課長。 32 ◯交通対策課長宮永幹雄君)   詰めた協議はしておりませんので概算なんですけれども、2億円程度と聞いたことがあります。 33 ◯委員長赤井康彦君)   中野委員。 34 ◯委員中野正剛君)   わかりました。 35 ◯委員長赤井康彦君)   そのほか、ございませんでしょうか。  山内委員。 36 ◯委員山内善男君)   それでは、3点お聞きいたします。  一つ目は、大津能登川長浜線の愛知川から宇曽川の間にコンビニが現在3店あり、あと1店舗、開設の申請が市の方に出されていると思うんですが、その点についてお聞きするのと、二つ目には、金田から稲里への広域農道環境こだわり米を作付しているほ場において、市が除草剤を散布したことによって、いわゆる要件に該当しなくなった件で、市が補償をするということが報告案件であったかと思うんですが、その概要と、今後の再発防止策について、どうされるのか、お聞きいたします。3点目なんですが、前の本委員会でもお聞きいたしましたけれども、愛知川右岸の管理道路、服部町地先のところで、今もって閉鎖状態になっているんですが、これは、長年、生活道路として住民の皆さんが使っていた道路ですし、農業をされている方もこの道を使っていたということで、いまだに閉鎖状態なんですが、その点について、県との交渉が現在の状況の中でどのようになっているのかということで、大きく三つの点についてお伺いしたいと思います。  一つ目です。大津能登川長浜線沿いの愛知川から宇曽川の間に、現在、コンビニが3店営業しておりますけれども、ちょうど稲部町のところで新たにコンビニが開設されるということで市の方に申請が出されていると思うんですが、現在、四つの地元自治会稲枝東学区連合自治会の連名で、少なくとも通学路に当たる部分について、出入り口を認めないでほしいという要望書が出ていると思います。この要望書についてどのようにお考えになっているのか。私自身もここの部分は、実際、お聞きして、場所を見に行きました。いわゆる県道2号線沿いに出入り口を開設するについては非常に危険だと思いますので、市が許認可の権限を持っているとすれば、少なくともここの部分については開設を認めないという対応が必要かと思います。まず、ここの通学路ということなんですが、中学生の数、それから稲枝東小学校に通う子どもたちの、それぞれの集落からの通学数についてどのように把握されているのか、まず、そこの点についてお尋ねいたします。 37 ◯委員長赤井康彦君)   建設管理課長。 38 ◯建設管理課長關谷真治君)   質問の通学者の数ですけれども、内訳としましては、稲里町から21名の小学生、金田町から4名、彦富町から15名、小学生は合計40名と確認させていただいております。また、中学生につきましては若干名ということで、数名が通学路として使用されていると聞いております。  以上です。 39 ◯委員長赤井康彦君)   山内委員。 40 ◯委員山内善男君)   子どもたちの数でいくと40人、あと中学生がおりますので、さらに膨らんでいくということになると思います。これ、大津能登川長浜線を横断するということで非常に危ないということで、毎朝、稲枝東小学校の先生が2人立っていただいておりますのと、あとスクールガードの方に立っていただいております。こういう状況の中にあって、さらにコンビニが開設されて、これは交差点のすぐ近くですので、この通学路のところで進入の出入り口が開設されるとさらに危険になる。  それで、市の方に出された申請書では、大津能登川長浜線沿い出入り口は設けるけれども、この通学路の県道2号線沿いについては閉鎖をする図面が、最初、出されていたと思うんですけれども、やはりコンビニ開設業者も、経営に支障がないという判断からそこのところは最初は閉じていたと思うんですけど、途中から、あけるということで申請を変更されて出されたと思うんです。そのあたり、やはりこういう状況を鑑みて、市の方は許可をしないということで、地元住民皆さんの意向など、それからまた、学校の意向なども受けてそのような対応をしていただきたいという要望が出ているのですが、そのあたり、市の対応を今後どのようにされようとしているのか、お伺いいたします。 41 ◯委員長赤井康彦君)   建設管理課長。 42 ◯建設管理課長關谷真治君)   当初、県道側2カ所だけで申請が出ていたものが、後ほどコンビニの店舗の申請の関係で、市道側にもう1カ所、必ず設けたいということで、現在、申請されております。市道側乗り入れ口の設置につきましては許可申請という形になりますので審査基準がございます。その審査基準に照らし合わせますと、交差点から5メートル以内の範囲につきましては基本的に認めておりません。しかしながら、申請箇所につきましては交差点から約9メートル離れておりますので、基準としては合っている。また、店舗の出入り口につきましては隣地の塀とか建物でちょっと見にくいというようなところもあるんですけれども、そういった視距が確保できない場合においても特に制限というのはございませんので、審査基準上は可能な位置となっております。  また、こうした地元要望書もいただいておりますので、彦根署の方に意見照会をさせていただきました。彦根署の方としましては、通常の乗り入れ口の位置に大きく外れていないので、現計画として認められるということでございました。  こうした状況になっておりますけれども、通学事情に対する地域の不安というのは非常に大きいと私たちも考えておりますので、改めて、要望を踏まえた安全対策の検討を申請者側に申し入れたいと思っておりますので、この中で対策の方を協議してまいりたいと考えております。  以上です。 43 ◯委員長赤井康彦君)   山内委員。 44 ◯委員山内善男君)   ありがとうございます。今の状況についてはよくわかりました。  もう一つ、地元の方が言っておられたのは、もし開設されるのなら、要望書の中でも書いておりますけれども、「東側に」と書いているのですが、これ、もし東側に出入り口を動かした場合、地元のごみの集積場所があります。結局、そちらの方に出入り口が動いていって、稲部の野部の方が、大体週3回、その集積場所に持っていくということなんですけれども、地元の方からすると、東へ移すことによってさらに危険になるということで、どちらにしても、通学路に面する出入り口については、市としては絶対に許可しないでほしいということで、地元の方からくれぐれもそのような意見があるということを申し述べてほしいということでしたので、検討していただく際に、その声もあわせて検討の中に入れていただきたいと思います。地元要望をできるだけ受け入れる形で業者と対応していただくようにお願いしておきたいと思います。  二つ目なんですが、広域農道環境こだわり米を作付されているほ場で、除草剤が散布されて要件を満たせなくなって、それを市として補償しなければならないということで報告案件としてあったかと思うんですけれども、もう一度、概要について説明をしていただいて、今後の再発防止策について、農林水産課としてどのようにお考えになっているのか、お伺いいたします。 45 ◯委員長赤井康彦君)   農林水産課長。 46 ◯農林水産課長(田中秀幸君)   せんだっての議会で報告させていただきました事故の概要について説明いたします。  事故の発生日時は平成29年5月26日の14時ごろです。発生場所は彦根市金田町、北金田橋の付近の農道でございます。  事故の状況としましては、平成29年度に例年の農道管理作業の除草剤散布作業に加えて、5月中旬から当該道路の管理作業を、順次、計画しました。除草剤の散布は、農耕地用の指定の希釈で利用することとし、事故当日、5月26日は作業3日目の工程に当たり、前回、5月22日の散布を終えた場所を起点として、当日午後から農林水産課の臨時職員2名で除草剤散布を再開しました。当日は午後から強風が吹き始め、彦根気象台の観測では秒速13メートルの風速が記録されていましたが、現場の判断で作業を実施しました。起点から150メートル至った際に、現場を車両で通りかかったフクハラファームの社員から、周辺ほ場は有機JAS認定者として生産工程を管理している水田であり、このような強風時には農薬の影響により有機JAS認定が取り消される懸念があるため、この除草剤散布をやめるよう要請があり、この要請に基づき、即時に中止しました。その後、改めて6月1日にフクハラファーム代表から農林水産課長宛てに電話があり、事故現場の周辺ほ場で水稲の苗が枯れる、変色するなどの生育不良が見られるとのことで、市職員の立ち会いを求める要請があり、市職員が現場確認を行いました。現場の方を確認させていただきまして、6月1日から6月30日までの間、6回、生育状況を確認させていただいております。その後、7月31日に民間検査機関による農薬の残留検査を行いました。7月31日、相手方代表者と職員、滋賀県技術職員の3名で生育不良が見られる影響範囲内の境界設定を行い、同日、相手方の代表の承諾を得て、農薬残留検査のためのサンプル3点を採取し、民間検査機関にて検査したところ、8月10日に農薬残留成分であるグリホサートの検出が確認され、相手方にこれを伝えました。その後、収穫処理について9月15日に相手方から連絡があり、有機農産認定団体の指示に基づき、農薬散布の影響を受けたと思われる範囲の水稲刈り取りについて、境界の内外を区別して別管理で収穫する旨、報告があり、その内容の一部が記録された。この際、相手方が本市に対して賠償請求行為を行うかどうか不明瞭な状態であったため、刈り取りされた水稲の処理方法を含めて、相手方の経過や動向を見守ることとしました。12月22日、相手方から賠償請求行為があり、相手方で試算された内容をもとに72万7,812円の賠償行為を正式に本市に意思表示されました。これを受けて、本市として、該当農業に係る道路賠償責任保険の適用による示談を進めていく運びになりました。1月31日と3月2日に相手方と協議をしました。そして、4月24日、専決処分を行い、5月17日に議会へ報告させていただきました。これが概要でございます。  続きまして、今後の防止策、対応策についてでございますが、農林水産課といたしましては、今回の反省を踏まえ、特別な理由がない限り、農道管理のための除草剤散布は行わないようにしたいと考えております。また、この事故のてんまつについては、市内部で、こうした事故がないように改めて周知させていただいたほか、あわせて、除草剤の散布調査を行い、今回の事故である農道以外に市が管理する道路や橋りょうでは除草剤の散布を行っていないかを確認させていただいています。ほか、一部、市が管理する公園や地区公園など計19の施設において、施設の敷地内やその際に対して除草剤を散布する作業があることを確認しました。このうち田んぼに隣接する施設2カ所では、その2カ所について、田んぼと一定の距離を保ちながら、使用上の注意を守りつつ、風などで飛散しないようにじょうろなどで液体散布をし、生育に影響がないように配慮しているということを聞き取りしています。  以上でございます。 47 ◯委員長赤井康彦君)   山内委員。 48 ◯委員山内善男君)   ありがとうございました。  滋賀県は、中心に琵琶湖を抱えていることから、環境こだわり米ということで15年前から環境こだわり農業が推進されて、私の集落も約半数の面積で環境こだわり米を作付しています。滋賀県全体としても約半数が環境こだわり米の農法で作付をしているということで、滋賀県の農法が全国展開されるという状況になっています。そういう点では、水稲の面積の約半数が環境こだわり米の農法を使って作付をされているという状況ですから、除草剤の散布については、当然、農林水産課としては気を使わざるを得ない状況が出てきているということだと思います。  今、今後の反省点としては、特別な事案以外は薬剤の散布は行わないということで、このような教訓を踏まえて今後の方針を立てていただきましたので、ぜひ、今後はこのようなことがないようにお願いしておきたいと思います。ありがとうございました。  3点目です。愛知川の右岸で、いわゆる堤防の管理道路がいまだに閉鎖状態になっているのですが、閉鎖状態にしなければならない要因については、特定の方が自分の敷地だと主張して、道路を掘り返すというような状況が続いて、危険な状態が続いているので堤防を閉鎖するという県の方針だとお聞きしておりました。結局、できれば2月、3月の農業が始まる前に、早く開設してほしいということを市の方から申し入れてほしいと言っていたんですが、いまだに閉鎖状態にありますので、そのあたり、県の動向について、市として把握されている状況があればお伝えいただきたいと思います。 49 ◯委員長赤井康彦君)   道路河川課長。 50 ◯道路河川課長(木村康介君)   今ほどの委員のご質問の件ですけれども、こちらにつきましては、滋賀県に今の状況等を確認させていただきましたところ、まだ大きな進展はないということでございます。いずれにしましても、ここの道路につきまして、今、通行どめの状態が続いておりますので、早期に解決していただけるよう、窓口でございます湖東土木事務所管理調整課の方に、再度、お願いしているところでございます。  以上です。 51 ◯委員長赤井康彦君)   山内委員。 52 ◯委員山内善男君)   ありがとうございます。  周辺の農業者の皆さんの声を聞くと、いわゆる大津能登川長浜線から下の大型農家の方が大津能登川長浜線を越え、さらにJRを越えて服部町地先に行って農業をされているということで、この道路が開設されないと非常に遠回りをして危険な状況のところを通って行かなければならない。県としては、確かに川の管理道路なんですが、長年、生活道路として通行を認めてきた背景もあって、できるだけ早く現状を打開して開設できるように、市の方からも、再度、申し入れをしていただきたいと思います。私どもも、県会議員なども通じて、県が前向きに動いていただくように努力をしたいと思います。現在の状況についてはわかりました。今後ともよろしくお願いいたします。  以上で結構です。 53 ◯委員長赤井康彦君)   そのほかはございませんでしょうか。  夏川委員。 54 ◯委員(夏川嘉一郎君)   何か質問の時間の形態が変わったということで、ちょっと本会議みたいな質問になるかもわかりませんけど、4点、お願いしたい。  まず1点目、農業に関する問題ですけれども、中山間地、今、これはいろいろ国で優遇策がとられているのですけれども、鳥居本の中山間地の活性化対策、数年前はかなりこの問題がいろいろ出ていて、それ以後に余り聞いていないんですが、中山間地の活性化の現状と今後の方針、あるいは現在抱えている課題について、一連の経緯について述べてもらいたい。  もう一つは、イノシシの問題もそれに関連するんですけれども、数年前はかなりこの質問が出たのですが、最近聞かないんですけれども、イノシシ対策、あるいは中間に牧草地をつくって牛を飼うという、この牛も見に行ったんですけれども、最近は見れていないという、このイノシシ対策もうまく機能しているのか。  それからもう1点、グリーンピアひこねに農業技術者、アドバイザー的な人がほとんどいない。これはJAに替わられたのかと思いながら、JAに聞いてみてもはっきり答えが出てこない。本市の農業施策が非常に弱くなったといろんな人から言われていますけれども、この点はなぜそうなったのか、あるいは、今後、何かそういうプランがあるのか、この辺もしっかりと一遍聞いておきたいと考えます。  それから3点目、町家等の空き家対策、これはよく話題になるんですけれども、これは町の中のことかと思ったんですが、最近、田舎も空き家が増えてきまして、いろんな問題が出てきました。他市の状況を見てみますと、これは彦根も、ある程度、そういうふうにやっていると思いますけれども、解体費用の支援、改修支援、あるいは中古住宅の購入時の購入支援、いろんな形の支援をやっているわけですが、彦根の支援はどのあたりにあるのか、そして、効果があるのか、その辺を聞きたい。それから、周辺に危険を与える場合は撤去という、これは国の施策、国策ですけれども、松江ではこれを数値化して、床の傾き、柱の傾き、あるいは目視というようなのを数値化して、しっかりと第三者的な判断ができるというようないろんな工夫をしているみたいですけれども、このあたりも本市が取り入れる可能性、それから、その辺の施策を使っての現在の経緯あるいは今後のプラン、この辺、町家等の空き家対策についてお願いしたい。  それからもう1点、この間、新聞に載ったんですが、水銀回収、これは携帯とか、あるいは蛍光灯あたりのリサイクルにはしっかりと何らかの、買い物券を与えたり、いろんなことをやっているようなところがあるんですけれども、こういう政策もやはり環境政策としてやるべきではないか。  もう一つは、道路が、これは環境から外れるか。すみません。道路を直すといういろんな問題もあります。これは交通対策課の話になりますけれども、これも一定の基準をつくって改修をする。やかましく言ったから直す、あるいは圧力の強いところは直すというようなやり方ではなく、一つの基準をつくって、ルールをつくって、順番に直す。そういう施策も取り入れるべきではないかと考えます。  いろいろ言いましたけれども、よろしいですか。以上の点でお願いします。 55 ◯委員長赤井康彦君)   夏川委員、何点ですか。    (「8点です」と呼ぶ者あり) 56 ◯委員長赤井康彦君)   執行部、答弁をお願いします。  農林水産課長。 57 ◯農林水産課長(田中秀幸君)   委員のご質問の点については、ちょっと今、中山間農地の現状、課題、活性化の方針についての資料を手元に持ち合わせておりませんので、2番目のイノシシ対策についてから説明をさせていただきます。  現在のイノシシの対策についてなんですけれども、鳥居本地域のワイヤーメッシュ柵、総延長1,800メートルを設置させていただいております。イノシシについては、イノシシ捕獲檻を3基、ニホンジカ・イノシシ用として2基、鳥居本地域で設置させていただいております。捕獲の現状なんですけれども、これは全市しか記録がないんですけれども、今年度に入りまして42頭のイノシシを捕獲させていただいております。
     それと、もう1点、お聞きいただいております放牧地についてなんですけれども、これは平成21年からやっております事業で、平成21年、22年には放牧をさせていただきましたが、この放牧の方は、ここ近年はやらせていただいておりません。  それと、もう一つはグリーンピアに農業技術者がいないという問題についてなんですけれども、今、グリーンピアの方には確かに農業技術者は配置されておりませんが、本庁の方には県のOBであります農業指導員を1人置かせていただいております。  中山間農地の問題としましては、やはり鳥獣害の問題が深刻であるということ、荒廃農地がかなり増えているということであります。それから、解決方法としましては、鳥居本の自治会などとも協力をしながら有害鳥獣の対策を進めるということです。それと、今後の方針としましては、国の補助金などを活用していけるものがあれば利用して、農業振興を進めていきたいということでございます。  以上でございます。 58 ◯委員長赤井康彦君)   建築住宅課長。 59 ◯建築住宅課長鈴木康浩君)   それでは、四つ目の町家ということでございますが、ちょっと詳しくは記憶にないのですが、現在、彦根市内の城下町の中に町家と言われるものがある中で、それを利活用するということで、今、商工会議所の方でそのような組織をつくりまして、ネットとかに載せて、利活用ができるような形で動いているということでございます。それとあわせまして、本市といたしましては、町家も含めた空き家対策につきまして、現在、協議を進めているところでございます。  多少前後しますが、空き家の対策につきましてご説明申し上げます。  ご存じかと思うんですが、本市の空き家対策につきましては、滋賀県下でも一番に空き家の条例を制定するなど、前向き、積極的に進めているところでございまして、国の方が平成27年に空き家特措法という法律を制定いたしまして、その中で空き家等対策計画を策定するという業務がございまして、そちらを昨年の平成29年度にかけて策定する形で進めてきたところでございます。  今後、空き家等対策計画の中で、空き家の対策につきましては、先ほど委員がおっしゃられました補助金の関係とかの制度を、今年度、立ち上げていく予定をしているところでございます。また、危険な空き家といいますか、一般的に特定空き家というんですが、そちらを認定する作業につきまして、今年度、判断基準というものを整理いたしまして、今後、そのような空き家がある場合は、その基準に基づいて認定していきまして、その対策といいますか、解体などの対策について、行政代執行とかも含めた形で取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 60 ◯委員長赤井康彦君)   清掃センター副所長。 61 ◯清掃センター副所長(若林伊知郎君)   先ほど委員がご質問の、水銀の回収の環境政策のことについてお答えしたいと思います。  本市におきましては、水銀が使われております使用済み蛍光管につきましては、平成27年10月から市内7カ所を拠点に取り組みを開始いたしました。また、平成28年4月からは回収拠点を増やしまして、市内14カ所としたところでございます。また、平成29年度からは、従来、回収の対象としておりませんでしたボール型やツイン型の蛍光管も対象に含めまして、また、蛍光管以外の白熱球などの電球、点灯管やグロー球など、ほぼ全ての蛍光管や電球類を対象に加えることにいたしました。また、あわせまして、水銀を使用している体温計、血圧計についても新たに対象品目に加えたところでございます。  回収拠点も、土曜日、日曜日に出していただく利便性を図るために、土曜日、日曜日も開館しております市立図書館、みずほ文化センターの2カ所を加えまして、市内16カ所で回収を実施しているところでございます。  いずれにしましても、お持ちいただければ無料で回収をしているところですが、先ほど委員のお話の中で、どこかの店舗で回収に出せばメリットがあるということでしたが、その点につきましては、現在、私どもで、どこがやられているかというのは把握はしておりません。回収量につきましては年々増加しておりまして、取り組みました平成27年度、10月からでございますが、約1.1トン、平成28年度につきましては約2.5トン、平成29年度につきましては約3.4トンの回収量。年々増加しているところでございます。 62 ◯委員長赤井康彦君)   道路河川課長。 63 ◯道路河川課長(木村康介君)   道路の維持補修に関するご質問ですけれども、私どもの方で、道路の維持補修につきましては自治会等から要望書が上がってくるような形になっております。その要望書が上がってまいりますと、職員によりまして現地を確認させていただいて、その現地を確認した結果に基づきまして、課内で調整した中で、緊急性、必要性、予算等のバランスを考えながら実施している状況でございます。  ご質問にございましたように、緊急性の高い、例えば道路の陥没であるとか、そういったことにつきましては即時対応するような形をとっております。今ほど申しましたように、各要望箇所の必要性につきましては、現地確認の上、課内で会議を開きながら厳選しているという状況でございますので、ご理解賜りますよう、よろしくお願いします。 64 ◯委員長赤井康彦君)   夏川委員。 65 ◯委員(夏川嘉一郎君)   まず、農村活性化の話でございますけれども、中山間部、これはイノシシ対策が主ということで理解しましたけれども、イノシシ以外の、タラノメとかいろんな活性化策、中山間部が非常に衰退しております。全般に農業は衰退していますが、特に中山間部は非常に深刻な状態にありますけれども、何らかの活性化のいろんな対策をしっかりと力を入れてやっておられるのかいつも疑問に思うんですけれども、これはどういう、例えばその検討会とか、地元と真剣に市の専門家が話し合うとか、そういう形がとられているのか。とられているけれども、課題が大き過ぎて実を結ばないのか、このあたりをもう一度お願いしたいと思います。1点ずつ回答をお願いします。 66 ◯委員長赤井康彦君)   農林水産課長。 67 ◯農林水産課長(田中秀幸君)   先ほどの答弁の繰り返しになりますけれども、地元と協力しながら、主に有害鳥獣対策を進めるということでやらせていただきたいと考えております。  以上です。 68 ◯委員長赤井康彦君)   夏川委員。 69 ◯委員(夏川嘉一郎君)   今の回答ですけれども、これから頑張ってやるということですが、何かプランを持っておられるのか。これがもしあれば。ただやりますというだけではちょっと地元に説明しにくい。こういうことでこういう準備をしておりますとか、あるいはこういう情報を集めてこれから取り組みますとか、もうちょっと具体的に回答をお願いします。 70 ◯委員長赤井康彦君)   農林水産課長。 71 ◯農林水産課長(田中秀幸君)   鳥居本では、経営所得安定対策の中で産地交付金として、タラノメ、ゼンマイなどの作物を支援する制度を持っています。この地域の振興については、今後ともこうした対策を、JAや県、農業者と検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 72 ◯委員長赤井康彦君)   夏川委員。 73 ◯委員(夏川嘉一郎君)   タラノメに関しては数年前からその施策をされているのですけれども、同じようにタラノメという形だけではちょっと中山間地の対策にはならないと思うんですけれども、新たなプランとか、その辺はないんですか。  それともう一つは、そのタラノメをやっていて活性化したのかということも大きな疑問でございますので、タラノメ、プラス何かが必要であると考えますが、この点、何かプランをお持ちかどうか、もう一度お願いします。 74 ◯委員長赤井康彦君)   産業部次長。 75 ◯産業部次長(辻 宏育君)   今のタラノメの関係だけではないんですけれども、日付なり、ちょっと私も不確定なんですけれども、農業委員さんと農地利用最適化推進委員、それから地元の方を含めて、獣害対策、有害鳥獣対策ということでの勉強会をされているというのがございまして、たしか近隣、多賀町だったと思うんですけれども、要は、柵をされるだけでは害獣が乗り越えたりとかということもあるので、それを整備されて、緩衝地帯を設けて対策を講じられているという事例があります。そういったところも見ながら、現地としてどういう形がいいのかということを学習されているというのは1点ございます。地元さんといろいろと勉強会とか、技術的な面とかを考えながら、当然、場所等あるいは被害の作物等によっても多少違うと思うんですけれども、そういったことを今後進めていくという形になるのではないかと考えております。  以上です。 76 ◯委員長赤井康彦君)   夏川委員。 77 ◯委員(夏川嘉一郎君)   ありがとうございます。  前向きな検討をしているということでございますけれども、彦根市、周辺部の政策はどうしても力が入りにくいということでございますので、周辺部をしっかりと充実させることによって中央もしっかりと活性化するということになると思いますので、しっかりとその辺はよろしくお願いします。  それから、2点目の空き家ですけれども、これはまだ始まったばかりの政策でございまして、今後いろいろ検討しながら、より充実したものになっていくと思います。さきに言いましたいろんな支援策、あるいは基準化をして取り組んでいくという形をしっかり取り入れていただいて、しっかりとまたやっていただきたい。これは意見だけでございます。  それから、3番目は水銀回収ですけれども、これは非常に増えているということでございます。これは、何らかの一つのメリットということをつけ加えると、より進むのではないか。あるいは、よその都市並みで同じようなことをやっているのではなしに、特にやはり水銀というのは、土中に入っては回収不可能でございますので、しっかりと何らかの政策をとれないかということでちょっと提案させていただきますけれども、これについてもう一度お願いします。 78 ◯委員長赤井康彦君)   清掃センター副所長。 79 ◯清掃センター副所長(若林伊知郎君)   委員がご提案のメリットの付加ということでございますが、今のところ、幅広く回収場所・機会を増やせる方向で考えておりまして、メリットの付加につきましては考えてございません。 80 ◯委員長赤井康彦君)   夏川委員。 81 ◯委員(夏川嘉一郎君)   メリットは考えていない、方法しか考えていないということでございますので、これでしばらく静観ということで仕方がないかと。ただ、PRとかいろいろしっかりとやっていただいて、水銀が一つもほかの土中に拡散しない政策をしっかりとよろしくお願いします。  それから、道路ですけれども、これはいろんなケース・バイ・ケースで、自治会長の申請によって、実際に現地に見に行っていろいろ検討しているということで、それはそれでいいのですけれども、一つのやかましく言ったところが優先という、人間の集団ですので、どうしてもそういうことになりやすい。さっきの空き家対策の撤去のルールはということも一つの例ですけれども、道路もぼちぼち、ある程度のルールをつくるべき段階ではないかと考えますが、この点、いかがでしょうか。お願いします。 82 ◯委員長赤井康彦君)   道路河川課長。 83 ◯道路河川課長(木村康介君)   先ほど申し上げました自治会からの要望等につきましては、今ほども申しましたように、現場を確認した上で、多種多様の箇所がございますので、そういった個々それぞれを検討しながら決めていっているという状況でございます。ただ、大きな路面の修繕につきましては、主要道路につきましては平成25年に路面性状調査というのを行っております。それに基づきまして、国の方の基準等がございまして、それにのっとった形で舗装の修繕計画を策定し、現在、その計画にのっとって、大がかりな路面の舗装修繕につきましては進めている状況でございます。こちらにつきましては、今ほど申しましたように、路面の性状調査というのを行っておりまして、交付金の採択の基準となりますひび割れ率等の基準等がございますので、そういった基準にのっとった部分については交付金を使用しながら修繕をしているという状況でございます。 84 ◯委員長赤井康彦君)   そのほか、ございませんでしょうか。  安澤委員。 85 ◯委員(安澤 勝君)   では、三つだけ教えてください。  まず、1点目は猿の獣害対策についてということで、今、夏川委員の方から、山手の方のイノシシのお話が出ましたが、どちらかというと、だんだん町に近づいているということは、佐和山町あたりで集団で出没しているという、最近、そういう事案が多く発生しておりますので、まず、猿の獣害対策についてということでお教えいただきたいと思います。  続きまして、2点目が銀座街の再生対策を今やっていただいておりますけれども、現状と今後の見通しおよび対応についてお聞かせいただきたいと思います。  最後、3点目でございますが、せんだって書面で、メール配信もあったのですが、保険料課長への脅迫事件がございました。これについて、犯人が逮捕されるという事案でございましたので、どういう状況でこういう事件が発生してしまったのかということについて、これは、若干、所管外ということでございますので、これについては却下します。  2点だけ、お願いしたいと思います。 86 ◯委員長赤井康彦君)   農林水産課長。 87 ◯農林水産課長(田中秀幸君)   委員がお尋ねの猿の獣害対策についてなんですけれども、猿の獣害対策につきましては、一旦、捕獲をしまして発信機をつける猿のテレメトリー調査というのを行いまして、猿の行動範囲等を調べます。それで対策を立てるという方法をとっております。  また、猿の獣害対策といたしましては、追い払い用の花火とかは自治会および農業組合の方に配らせていただいております。  あとは、先ほどのテレメトリー調査の結果についてなんですけれども、これをさらに具体的に利用するために、電波発信機を地元に配るという方法も考えてはおりますが、今のところ、これはまだ検討の段階でございます。  あと、基本的に猿の獣害対策につきましては追い払いということになりますので、研修の機会を通じて地元の皆様に追い払いの重要性をわかっていただいて、地元一体となって獣害対策をしていただくということを考えております。  以上でございます。 88 ◯委員長赤井康彦君)   都市計画課長。 89 ◯都市計画課長(久保達彦君)   銀座街のまちづくりの検討につきましては、平成28年度から3年間かけて業務を続けております。  銀座街は、昭和36年度から昭和48年度にかけて防災街区造成事業として整備されたもので、現在では大変老朽化しております。商店街としての活気も失われつつありまして、今後の防災上の懸念も増大してくるということで、中心市街地活性化のメインの事業として、まちづくりの方向性について検討しております。  現状としましては、今年度、平成30年度は銀座の再生ビジョンの策定に向けた前提条件の整理と今後の考え方について検討してまいります。あと、ワークショップなどを通じて関係権利者との意見交換等を行っていきたいと考えております。  今後の見通しでございますけれども、平成30年度に銀座街再生ビジョンの方向性を決めて、31年度以降、銀座街再生計画、基本構想から基本計画と進めていきたいと考えております。あと、事業計画と地元の合意形成等を踏まえて、今の建物の解体、除却とか基盤整備等を進めていきたいと考えております。  以上です。 90 ◯委員長赤井康彦君)   安澤委員。 91 ◯委員(安澤 勝君)   では、まず、獣害対策の方で、テレメトリー調査ということで、今、何匹ぐらい捕まえて、その調査についてどういう効果があるのかということをもう少し詳しく教えていただきたいと思います。  追い払いしかないということで、これは各自治会長さんが追い払いの、いわゆる花火を申請していただかないといけないのですけれども、多分、花火が余り行き渡っていない。制度自体は知っておられると思うんですけれども、行き渡っていない部分が多数あるかと思いますので、再度の周知をお願いしたいと思います。  それから、銀座街につきましてですが、再生ビジョンの策定をして方向性を決めていくということなんですけれども、要は、地元の商店主あるいは地権者が、やはり同意をして、そういった一つの方向に向いていかないと、再生ビジョンだけをつくっていただいても、地元の地権者あるいは商店主との意識にここで開きがあると、絵に描いた餅になってしまって、なかなか再生が進んでいかないという状況にもなりかねませんので、その辺について、より深く協議をしていただきたいと思うんです。今年になってお店が二つぐらい閉まって、6月中にもまた一つ閉まるという状況で、今後の開発というのが非常に難しくなっていくような状況ですので、その辺も踏まえた見通しの部分についてもお話しいただければと思います。  以上、お願いします。 92 ◯委員長赤井康彦君)   農林水産課長。 93 ◯農林水産課長(田中秀幸君)   再質問いただきました猿のテレメトリー調査なんですが、今、猿の生息数についての細かい資料を持ち合わせておりませんで、5月30日に行いました彦根市獣害防止対策協議会の総会の資料を見てお答えさせていただきたいと思います。  猿のテレメトリー調査につきましては、今年度、多賀町、甲良町、愛荘町と3町合同で調査をしまして、今年、52万円をかけて1群に猿の発信機を取りつけるという予定をしております。  それと、追い払いの花火の再周知ということですので、これについては、再度、周知を徹底させていただきたいと思います。  以上でございます。 94 ◯委員長赤井康彦君)   都市計画課長。 95 ◯都市計画課長(久保達彦君)   銀座街でございますけれども、平成30年度以降、まちづくり構想の概略図、素案ですね、議論のたたき台として全体会議の中に示していきたいと考えております。  また、そのたたき台をもとに、グループごとの会議であるとか意見交換を踏まえて合意形成をとっていきたいと考えております。また、その中で、それぞれ地権者の方の土地利用の方向性など、アンケートとかになるかと思いますけれども、実施して、合意形成や個別の地権者の意向というのを踏まえて協議を深めていきたいと考えております。  以上です。 96 ◯委員長赤井康彦君)   安澤委員。 97 ◯委員(安澤 勝君)   では、最後、お聞かせください。  1群に52万円の経費をかけて猿を捕まえて、また電池交換をするというようなお話でした。それについて、多賀町、甲良町、愛荘町でしたか、3町でされるということなんですけれども、彦根市は、今、そこには名前がなかったような気がするのですが、まず、そこがどういうことで彦根市の名前がなかったのかということをお伺いしたいというのと、一つの群れに52万円という結構多額な費用なんですけれども、今、発信機をつけている猿をもう一遍捕まえるのか、あるいは、また新たな対象につけていかれるのか、その一つの群れという部分で、Aという群れに今まで発信機がついていたけれども、同じAという群れを捕まえて発信機を取りつけるのか、あるいはまた、たまたま捕まえたCという群れにつけて新たな情報収集をされていかれるのか。一つの群れをずっと追っていても、大体同じ行動パターンであると思うんです。やはりいろんな群れからの情報収集をしながら対策をとっていかないと、その一つの群れが来なかったからといって、違う群れがあらわれるということも十分考えられるので、その辺の情報収集のあり方について、再度、お伺いしたいと思います。  あと、銀座街については、平成28年度から3カ年ということで、今年度が一応最終ということになってくるのですけれども、今後、いわゆる再生に向けての協議を進めてということなんですが、最終的にはどの辺に着地点をお考えいただいているのかをお教えいただきたいと思います。 98 ◯委員長赤井康彦君)   農林水産課長。 99 ◯農林水産課長(田中秀幸君)   まず最初に、彦根市が入っていないということなんですが、これは私の説明が悪くて、もちろん彦根市は入っておりますので、彦根市と3町ということでございます。  それと、テレメトリー調査の猿の捕らえ方についてなんですけれども、同じ猿に、もう一度、発信機をつけるというわけではございません。同じ猿ではなしに、群れの中の1匹につけて、それで群れを調査するという方法で、同じものに対してもう1回つけるというわけではございません。  それと、群れの数なんですけれども、細かい話になりますが、彦根市と多賀町にいるのは、今のところ、4群あるんですけれども、1群の方の電池が切れておりまして、今、行動範囲が把握できるのは3群だけでございます。  以上でございます。 100 ◯委員長赤井康彦君)   都市計画課長。 101 ◯都市計画課長(久保達彦君)   銀座街ですけれども、最終的にどういう形になるかということでございますけれども、現在、整備の手法も含めて検討しております。区画整理になるのか、沿道の敷地整序になるのか、さまざまな手法がありますので、その手法も含めて、その時点で一番有利な方法をとっていきたいと考えております。  それと、当然、高齢化を見据えての話になりますので、商業施設なりと住宅の近接した開発ということになろうかと思いますけれども、そこらも含めて、地元の地権者の方々と協議をしながら進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 102 ◯委員長赤井康彦君)   そのほか、質問はありますか。  辻委員。 103 ◯委員(辻 真理子さん)   私は、彦根・愛知・犬上地域の新ごみ処理施設につきまして、このたび初めて副市長がこの委員会に出務なさいましたので、副市長は、今後、彦愛犬広域行政におきましては副管理者という立場で彦根を代表して出ていただくことになりますので、このごみ処理施設の見解についてお尋ね申し上げます。  まず1点目に、6月12日に甲良町の町議会の方で彦根・愛知・犬上地域新ごみ処理施設の建設候補地の決定見直しを求める意見書が提出されまして、全会一致で可決したというニュースを聞かせていただきました。彦根・愛知・犬上新ごみ処理施設建設候補地を愛荘町の竹原区とすることの決定を一旦白紙に戻して、また、広域化の計画、あり方も含めて、建設候補地の決定を抜本的に見直すことという意見書の案でございます。これについてどういうご感想をお持ちかということ。2点目には、けさ、皆さんもびっくりなさいまして、遅れた方もありましたが、震度4の地震がございまして、この竹原地区は常安寺断層と、昨年の8月に国土地理院から、新しい活断層が見つかっておりまして、そのちょうど間に建設するという案が出ておりますが、これに対しては非常に危険だという感想を持っておりますが、この件に関しての見解。それからまた、彦根市におきましては住民の方からいろんなご意見が出るようになってきまして、まず、1市4町の最南端に愛荘町竹原区があるということ、70%以上の彦根市のごみを持っていって、竹原で燃焼させるということに対する不安、それから、彦根市におきましては、毎年、1.5億円程度の費用が新たに必要になるということ、こういうことを総合いたしまして、昨年の12月議会では、副管理者の川嶋前副市長は、彦根市にとってはメリットはないとはっきり断言なさいましたので、この3点につきまして、新しく副管理者になられました山田副市長のご見解をお聞きしたいと思います。 104 ◯委員長赤井康彦君)   副市長。 105 ◯副市長(山田静男君)   大変恐縮でございまして、いきなり3点ということでご質問いただきました。  一応、副管理者ということでございまして、私も今までは新聞等や議会を拝聴させていただいており、いろんな経過がございまして、今回、4月以降、いろいろ議案とか、市長、管理者でございますけれども、あと、各町長、副管理者のご意見を賜って、ある程度は頭に入っておりますけれども、一応、今、3点について私なりの意見を述べたいと思います。  まず1点、6月12日、甲良町議会での愛荘町竹原建設に対しましての白紙撤回ということでございます。  この件につきましては、まだ甲良町から正式には報告は受けておりません。基本的には1市4町の合意形成が、当然、必要になるという認識をしております。ただ、広域組合としては、当然、8月に議会もあるわけでございますけれども、現在のところは、いわゆる白紙撤回という形では考えておりません。といいますのは、今後、いろんな議会に説明等がございますけれども、甲良町の議会に対しましても、これから意見をお聞きしながら、ほかの3町がございますし、彦根市の考え等、当然、やっていかなければならない部分もございますけれども、ただ、広域組合というのは広域組合の議会での議決の関係がございますので、それらを踏まえて、今後、判断する必要があるのかと思っております。
     次、2点目、竹原区につきましては、活断層、これは鈴鹿西縁断層帯です。非常に発生率も高いということで、その中で長さも非常に長い。ずっと米原まで通っている活断層でございますけれども、活断層は基本的に、あの神戸・淡路の地震がございましたけれども、あの野島断層ですか、いわゆるプレートが動くという状態でございます。今お聞きしているのは、簡易な調査を現在やっていますけれども、今後、活断層の場所を確定するというところでございます。きちっとした場所を確定するのは非常に難しいので、当然、1点、線を引っ張っていますけど、どこにあるのかということで、断層の位置、大体は決まっていますけれども、これからボーリング等を実施しながら断層の位置を確定するという作業を進めるということを聞いております。  ただ、断層があり、建築物がその上に建ちますと、当然、建物が揺れますし、亀裂が入るわけでございますので、現状でございますけれども、現在は断層の位置を外しながら建てる場所、位置等を考える必要がある。ただ、これから、この断層の影響があれば、この位置も含めまして、竹原地区がいいのか、それらを踏まえて総合的に判断する必要があろうかという個人的な見解でございます。  最後、彦根市民の70%が、遠いということで非常に不安があるということでございます。前副市長からも、何かそういうので不安があるということであったようでございますけれども、一応、私、副管理者の立場としましては、決定ということで聞いておりますので、個人的見解が言えるといいんですけれども、なかなか難しい部分がございます。ただ、遠ければどこか近く、中間のどこかに預けてそれを運ぶとか、いろんなやり方も含めて、今後、考える必要があるかということでございますけれども、それはいろんなお考えがあろうかと思います。  ただ、最終処分場につきましては、どこへ行ってもこれは反対の意見がございます。これは迷惑施設でございますので、皆さん、通常のごみを捨てられているのはいいんですけれども、実際、受けようと思うといろんな問題があろうかと思います。例えば竹原区以外でも、もし決定になれば非常に難しい問題、いろんな反対が起こることが予想されます。  いずれにしましても、これは今後、いろいろ地質の問題もございますし、1市4町のご意見を参考にしながら慎重に進めたいということで思っておりますので、ご理解のほど、よろしくお願いします。 106 ◯委員長赤井康彦君)   辻委員。 107 ◯委員(辻 真理子さん)   今の副市長のお考えですと、この計画に沿っていきたいというニュアンスでお答えになったと思うんですけれども、彦根市の利益ということを考えてみますと、やはり市民からは13キロという遠い場所に通わなくちゃいけない、大型ごみを出すときは、やはり市民の方々がだんだんわかってきましたので、「何て遠いところに行くんだ。場所がわからないし」ということは市民の意見としてはありますし、ごみの70%、企業のごみを含めますと約80%近い彦根市のごみを竹原で燃やすということになりますので、地元の方にとりましては、彦根市のごみを私たちが引き受けることになるんだということがだんだんわかってきて、地元の反対、竹原区以外はほとんど反対に回られたということがございます。  さらに、最初は施設が100億円程度であると聞いておりましたが、最近では200億円だという見積もりが出ております。2倍になるという事情が私たちには理解できませんし、そういうことも含めまして、やはり改めて、もう一度、白紙に戻って考え直す必要があるのではないかというのが市民の方々から出てきましたので、それに対して、計画どおりにいくというようなお考えでは今後は難航するかと思われますが、再度、ご見解をお聞きしたいと思います。 108 ◯委員長赤井康彦君)   副市長。 109 ◯副市長(山田静男君)   今の立場上、非常に難しい発言なんですけれども、ただ、今、組合としては、管理者が決めまして、副管理者も踏まえて、現在、そういう一定の方向性で進んでおります。この場で白紙撤回とかいうお答えは、はっきり申し上げてできません。  ただ、今後、いろんな検討も必要になると思います。現在、候補地でございますけれども、今度、決定という形になりますと、当然、広域行政組合の議決が必要だと。それらを踏まえて、1市4町を含みます管理者がどういう判断をするかと。それは、当然、管理者の話でございます。そういう中で、今後、いろんな意見、物理的なもの、今言われたお金の問題もございますし、それらやメリット、デメリットを踏まえた中で、どういう形でなるのか協議をする必要があるかと思います。こういうことで、よろしくご理解をお願いします。 110 ◯委員長赤井康彦君)   辻委員。 111 ◯委員(辻 真理子さん)   山田副市長には、彦根市を代表いたします副管理者として、彦根市の利益と、それから彦根市民の立場を考えて、今後、その協議に臨んでいただきたいと思います。要望でございます。  以上です。 112 ◯委員長赤井康彦君)   そのほか、ございませんでしょうか。  農林水産課長。 113 ◯農林水産課長(田中秀幸君)   先ほどの説明に補足をさせていただきます。  猿のテレメトリー調査についてなんですけれども、これは多賀町に委託をさせていただきまして、猿の群れが全部で9群、愛荘、甲良、彦根、多賀で9群、うち彦根では2群でございます。この調査では、猿の数は把握できませんが、猿の数は、平成29年度、目視による数を数えておりまして、彦根地区、彦根群が約30頭、中山群が約30頭ということでございます。  以上でございます。    (発言する者あり) 114 ◯委員長赤井康彦君)   夏川委員、ルールをお守りいただきたいと思います。  そのほか、ございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 115 ◯委員長赤井康彦君)   それでは、以上で市民産業建設常任委員会を閉じます。  ご苦労さまでした。                                 午前11時04分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...