なお、
執行部は
関係部署に限って出席いただいておりますので、御了承願います。
それでは、
調査の
方法についてお諮りいたします。
調査の
方法としては、まず
執行部より本日の
調査項目に関する
説明を聴取した後、
質疑を行いたいと思いますが、御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
田上辰也 委員長 御
異議なしと認め、そのようにとり行います。
それでは、
執行部の
説明を求めます。
◎
池田泰紀 健康福祉局長 本日は、
社会福祉法人の
運営に関し
本市へ行われた
通報への
対応等につきまして御
報告させていただきます。
詳細につきましては、この後、
担当部署から
説明をさせますが、今回の
内部通報に対しましては、
通報された一部の
内容につきまして事実
確認を怠っていたことや、
通報者に対しまして
調査結果を通知していなかったことなど、反省すべき点があったものと考えております。この場をおかりいたしまして、
委員各位並びに
関係者に対し、深くお詫びを申し上げます。
今回の件を踏まえまして、今後、
通報に対しましては迅速に事実
関係の
調査を行うとともに、
通報者に対して適切に
対応できますよう
通報等対応マニュアルを整備するなど、
ルールづくりを行ってまいりたいと考えております。
それでは、今回の経緯及び市の
対応等につきまして
担当部署より
説明いたします。
◎
惠口猛 審議員兼
介護事業指導室長 厚生委員会資料1及び
資料2により御
説明をさせていただきたいと思います。
資料1
社会福祉法人からの
内部通報に対する
対応等についてをお願いいたします。
1、
通報などの概要についてでございます。
まず、
通報内容につきまして時系列的に御
説明をした後、
通報内容に対する市の
対応状況につきまして御
説明いたします。
まず、
平成29年8月の上旬に、この
法人に対しまして定期の
実地指導を実施しております。その約1カ月後の9月6日に、この
法人の
理事の方から市に対して
告発書が提出されております。
その
内容といたしましては、3点ございまして、まず1点目が、
入居者への
虐待が
隠ぺいされているという
訴え、2点目が、
給食事業の
委託の
手順・
手続が法的に問題があるという
訴え、3点目に、
法人の
運営方法に
職員の
不満があるという
訴えの3点でございました。詳細な
内容は、後ほど御
説明いたします。
その後、8日にも、
グループホームの
管理者から1点目の
入所者への
虐待について
相談があっております。
9月12日には、
デイサービス管理者から
提出書類について
改ざんがあっているとの
訴えがあっております。
ここで、
資料2の方を御参照いただきたいと思います。
Aと記載したところでございますけれども、この
法人は小規模多
機能型居宅介護と
通所介護、いわゆる
デイサービスを
1つの
建物で
サービスを提供しておりまして、この小規模多
機能の
管理者による
勤務の
改ざんがあったとの
訴えでございます。
申し訳ございません。
資料の1の1
ページにお戻りいただきたいと思います。
続いて、9月15日にも、
グループホームの
管理者から、8日と同じ
内容の
虐待の
隠ぺいについて
相談があっております。
一月たちまして、10月4日に、市に
法人理事から
告発書が提出されております。
2
ページをお開きください。
その
内容は、書類の
改ざん、そして
介護給付費の
不正請求の2点でございました。
先ほどの
資料2のA、小規模多
機能ですが、その
施設の
勤務表の
改ざんにより、小規模多
機能の
人員配置基準を満たしていないのではないかという
訴えでございました。
それから、ことしに入りまして3月23日に、
法人理事と
デイサービスの
管理者が
弁護士を伴って、この
告発書の市の
対応はどうなっているのかとの問い合わせがございました。
さらに、3月28日には、これは市の方からでございますが、
法人関係者に対する聞き取りを行っております。ここでは、これまでの
訴え⑤に加えまして、⑥と⑦につきまして新たな
訴えがあってございます。⑥と⑦の
訴えの詳細につきましては、後ほど御
説明をいたします。
そして、3月下旬に、さらに小規模多
機能と
デイサービスに対する
実地指導を実施しております。ここまでが時間的な流れということになっております。
次に、3
ページをお願いいたします。
通報等への市の
対応についてでございます。
通報内容は、ここに記載している
7つの
項目になっております。これらに対する市の
対応として総括的に御
説明いたしますと、
中段でございますけれども、
通報された一部の
内容については、
対応が不十分な点があったということと、
通報者に対し、これまでどのような
調査をして、どうしたのかといった結果を通知していなかったということでございます。
それでは、それぞれ
7つの
項目に対してどのように
対応したのかを、
中段のⅡ-1からでございますが、
項目ごとに順次御
説明いたします。
まず、
1つ目の
入居者虐待の
隠ぺいについての
訴えは、その当時の1年前、
平成28年10月20日ごろに
グループホームの
入居者に対して
職員による
暴力行為があったと。それを
隠ぺいしているという
訴えでございました。
これにつきましては、
訴えのあった同月、
平成29年9月13日から22日にかけまして、
関係職員5名に対しまして、
ヒアリング、聞き取り
調査を実施しております。
結論から申しますと、
虐待があったかどうか、
虐待の事実の
確認はできていないということでございます。それは、
虐待したとされる
職員は、
介護時に手が当たってしまったと
主張し、一方、ある
職員は、叩いたと言っているのを聞いたなどと、
職員間で証言が食い違っており、また、
虐待を受けたとされる
本人は、1年たっており、既に死亡されておりまして、詳細な事実
確認ができなかったということが
実情でございます。
次の
ページ、4
ページをお願いいたします。
次に、2
項目めの
給食事業の
委託の
手順・
手続が違法だとの
訴えについてでございます。
相手方の
主張といたしましては、これは
評議員会の
決議事項であり、
理事会のみの
決議により決定していることは違法であるとの
訴えでございますが、これは、基本的に
理事会での
決議で問題ないという認識でございます。
ただ、8月4日に開催された
理事会の
議事録では、
可決の
方法に問題があったということでございます。具体的には、
可決に必要な
賛成者数が得られていなかったため、
指導監査課の方で既に指摘しておりまして、再度、11月6日開催の
理事会で
決議されており、正当な
委託手順であることを
確認しております。
それから、3
項目めの
法人の
運営方法(
方針)への
職員の
不満についてでございます。
主訴といたしまして、
評議員の
選任が
理事長の独断で行われている。
理事長による
労務管理上の問題があるとのことで、いろいろと
理事長に対する
不満、時間外を強要するなどといった労務上に関する
不満があっております。
これについては、まず
1つ目の
評議員の
選任についてでございますが、
理事長の独断という
訴えでございますけれども、これは
理事会で諮られており、法的には問題はなかったものというふうに考えております。
ただ、
法人内での
理事長への
不満、
労務管理上の問題については、
法人内部での組織の統制、
労働基準監督署の
所管でもあり、こちらでは
所管外といった
部分がございます。そういった
部分で、特に事実
確認もしておりませんで、この
部分は反省すべき点であったというふうに感じております。
それから、4
項目めの
提出書類の
改ざんについてでございます。
これは、
勤務表が
改ざんされたのではないかという
主張でございます。そして、
理事長を
介護職員として
勤務表に組み込んで
配置基準を満たしているかのように装っているなど、
主張されております。これに対しましては、事実
確認を実施しております。これは、もともと
告発を受ける前の段階、8月に
実地指導に入っておりまして、申し訳ございません、再度、
資料2の方を参照していただきたいと思います。
こちら、Aの
部分でございますが、小規模多
機能と、それから
デイサービスが同一
建物内に
配置されています。そこで、
法人側が両方の
職員を
1つの
勤務表で
管理をしておりました。それを、8月の
実地指導時に、小規模多
機能と
デイサービスの
職員は別なので、それぞれに分けて提出するよう
指導をしております。
申し訳ございません。また、お戻りいただきまして、
資料1の4
ページの下段の方でございます。
そして、市の
指導により、後日、9月4日に提出があった
勤務表でございますけれども、それには
理事長が含まれていたため、
理事長は除くように再
指導も行っているというところでございます。
このように、市の
指導により分けて提出されたことを、
通報者の方は
改ざんして提出したと
訴えられておりまして、この点につきましては、次
ページ、5
ページですけれども、9月の段階で出された
勤務表については、小規模多
機能と
デイサービス、それぞれ
人員配置基準を満たしていることを
確認しております。
そして、今回の
報道を受け、4月に入りまして、さらに
出勤簿等との
突き合わせを行ったところでございます。
次に、5
項目めでございますけれども、これは4
項目めと同じ
内容でございます。
次に、下段の6
項目めと7
項目めでございますけれども、これは、
平成30年3月28日の
関係者の
意見聴取の中で新たに
主張された
内容でございます。
3月28日の聞き取りでは、2つの
訴えがあってございます。
1つは、
デイサービスの
看護職員が
配置されていない期間があるにもかかわらず、減算せずに
介護給付費を不正に請求しているという
訴えでございまして、
新聞報道で掲載されていた
部分でございます。
新聞報道で
デイサービスの2種類の
勤務表が掲載されておりましたけれども、それは
勤務の
予定表と
実績表であり、両者が異なることは当然あり得ることでございまして、
改ざんの指摘には当たらないものと考えております。
2つ目の
訴えは、次
ページ、6
ページになりますけれども、
サ高住の専属の
職員が小規模多
機能の
職員として
勤務表に記載されており、小規模の
人員配置基準違反である旨の
訴えがございました。この
⑥デイサービスの
看護職員の
配置の問題と⑦小規模多
機能と
サ高住の
人員配置の問題は、3月28日に新たに
訴えのあった
内容でございまして、その事実
確認のために、3月下旬に
実地指導に入ったところでございます。
ここで、小規模多
機能と
サ高住について御
説明いたします。
申し訳ございません。再度、
資料2の方をお願いいたします。
上がAになっておりますけれども、Aの中にある小規模多
機能型居宅介護でございますけれども、これは
通所サービスを中心に、顔なじみの
職員による
訪問サービスや
宿泊サービスを行う
施設でございます。
一方、下のBの
サービス付き高齢者向け住宅、略して
サ高住などと申しますけれども、これは
都市建設局の
所管でございますけれども、元気な
高齢者も
介護が必要な方も入居できる住宅でございまして、
介護が必要な場合は外から
介護保険サービスを受けることとなり、
訪問介護サービスが必要であれば、
訪問介護サービス事業者などから
サービスを受けることとなります。
それで、小規模多
機能の
介護職員が
サ高住に住んでいる要
介護者のところへ
訪問介護サービスとして訪問することは、通常よくあることでございまして、小規模多
機能本来の
介護サービスの提供でございまして、何ら問題があるものではございません。そして、
サ高住には常勤する
職員が少なくとも1名いればよいものでございまして、また小規模の
職員が
サ高住を兼務することも可能となってございます。
ただ、小規模多
機能の
職員が
サ高住の仕事をしており、それを小規模多
機能の業務として請求するということはできませんので、いずれにしましても、その点も含めまして、現在、
出勤簿や記録などを
突き合わせるなど調べておりまして、
調査には最低1カ月は必要でございまして、現在、
調査を進めているというところでございます。
次に、Ⅱ-2、
告発書への
対応状況についてでございます。6
ページになっております。
告発書は2回出ておりまして、9月6日に出されました①の
入所者への
虐待や②の
給食事業の
外部委託の
手順につきましては、事実
確認を行ったところでございますけれども、③の
法人の
運営方法への
職員の
不満につきましては、
先ほども御
説明しましたとおり、
法人内部の問題、
労働基準法上の問題として、基本的には
対応していないといった反省すべき点がございます。
10月4日の件につきましては、事実
確認は行っておりますが、最終的に
出勤簿等との突合につきましては4月に実施しておりますので、一部不十分であったと認識しております。
それから、(2)でございますけれども、いずれも
通報者に対し、事実
確認した
内容などを返しておりませんので、反省すべき点と考えております。
最後に、7
ページをお願いいたします。
今後の
方針でございますけれども、2点挙げております。
まず、
通報があった際には迅速に
調査を行うなど、徹底した事実
確認を行うこと、そして
通報者に対しては、
利害関係人の営業上の秘密や
プライバシー等に配慮した上で、
通報者に対して通知を行うなど、
対応マニュアルなどを整備し、適切な
対応をとることとしたいと考えております。
以上でございます。
○
田上辰也 委員長 以上で
説明は終わりました。
それでは、
質疑及び
意見をお願いいたします。
◆
西岡誠也 委員 初めて日程的な
関係を聞いたんですけれども、最初に出されたのが昨年の9月6日ですよね。そして、
説明を聞いたら、市の方で
調査とか、動かれたのが、時期が大分ずれていないか。そして、一番肝心なのは、
調査をしたり、いろいろやったことを、
告発を出された方に
報告をしていないということですから、当然、出された方々は、動いているのか、市の方が
対応しているのかということで、さっき
報告があったように
弁護士も含めて申し入れをするとか、こういう動きになっているのではないかというふうに思っているんです。
ですから、そういう
意味では、そういうことがあった場合については、やはり
調査を迅速にやって、そして、その結果については迅速に
報告をする、この辺の基本的なところができていないというところに今回の問題があるのではないかと思っているんです。その辺については、
先ほど話はあったけれども、実際なぜそれができなかったのか、お尋ねしたいと思います。
◎
高本佳代子 高齢介護福祉課長 委員おっしゃるとおり、
告発者に対して何ら回答をしていなかったといったことでございますけれども、
通報者に対しましては、確かに市の
対応や今やっていること、あるいはこういった
調査をどこまでやっているんだといったことをお返しすることで安心される
部分もあろうかと思います。
施設関係につきましては、
通報者の方の
プライバシーを十分に尊重することはもちろん、
法人に対しても不当に不利益にならないような配慮をした上で、可能な範囲で回答すべき問題ではなかったのかなと考えておりますけれども、これまでもよく
情報提供があったりしまして、
利用者の処遇の問題になりますと、それにつきましては、
虐待の
事例だったように、やはり情報を知り得た時点から
調査を開始するといったことで事実
確認をして、適切な
対応をとるということをしておりました。要するに
施設に
指導が入ったとか、そういった事実を明らかにすることで、
施設の
利用者に対しても、例えばその
施設に不適切な
運営があったのではないかとか、過度の誤解を生じたり、あるいは
法人の競争上の地位あるいはそういった問題もありますことから、これまでいろいろ返していなかったというのが
実情でございまして、そういったことが今回かなり御不安を与えたのではないかなと感じているところでございます。
◆
西岡誠也 委員 今答弁を聞きますと、これまでも返していなかったと。これは本当に普通なんでしょうか。本当は、やはり
告発があったら
調査をして、市から連絡が入ったら、この人が
通報したということがわかるから、その辺は神経を使うのはわかるけれども、それを返していなかった、これが今までやってきたことですという答弁なら、ちょっとおかしいのではないか。
◎
高本佳代子 高齢介護福祉課長 申し訳ございません。確かに、お
電話等でいろいろ
情報提供とかがあった場合には、答えられる範囲では返しているということも事実ではございます。ただ、中には匿名の方ももちろんいらっしゃいます。今回は実名で
告発されていますので、そういった点でもやはり返すべきであったのではないかなと反省をしているところでございます。
◆
上野美恵子 委員 委員会が急に開かれたというのもあったものですから、
資料も前もってよく見る時間もなかったので、今
説明を聞いて思ったんですけれども、
1つは、今回、
委員会のテーマになっているのは、
内部通報に対する
対応等についてということで、それもとても大事なことだと思うんですけれども、
内部通報が行われたということについては、私はこういう
高齢者の
福祉施設でいろいろな不具合があるということについては、あってはならないものなので、起こらないようにしていくための教訓にしていかないといけないのかなと思っているんです。
そういう
意味で、さっき結構簡単に
説明をなさったので、よくわからなかったところがあるので、
幾つか教えてもらいたいんです。
1番目の
入所者への
虐待の
隠ぺいのところでは、
関係者5名に
事情聴取を行ったということで、たしか
説明では
職員というお言葉を使われたかと思うんですけれども、
入所者の
関係者には
お話を聞かれなかったんだろうかというのを思ったんです。
それと、もう一つは、
職員間の話は、言ったとか言わないとか、したとかしなかったとかになるのは、何となくそうなのかなと思うんですけれども、
当事者の方がもう既におられないということもあって、結局、事実
確認が難しいという御
報告であったと思うんですけれども、
高齢者の
施設なので、こういう
事例はそんなにないことではないと思うんです。そんな場合に、もう
確認できなかったからということで、通常そこで終わるような
対応になっているのかを教えてもらいたいと思います。
◎
高本佳代子 高齢介護福祉課長 虐待事例の
ヒアリングの、まず1点目の御質問にお答えしたいと思いますけれども、
関係者5名ということでございまして、
委員おっしゃるとおり
職員の方に
意見聴取をさせていただいているところでございます。
それと2点目で、起こらないようにやっていくことということでよろしかったですか。
(「
入所者の
関係者の聞き取りはされなかったのか」と呼ぶ者あり)
◎
高本佳代子 高齢介護福祉課長 家族とか
利用者の方にはやっておりません。
◆
上野美恵子 委員 さっきの
2つ目で、要するに
当事者がおられなくなったという事案も
幾つかあると思うんです。これは特殊な場合ではないと思うので、そういう場合に、結局、もうおられないので、よくわからなかったんですということで、うやむやに終わってしまう対処を今までしてきたのか。
◎
高本佳代子 高齢介護福祉課長 今、
高齢者の
施設というのは数多くございますけれども、
高齢者の
虐待が起こらないようにといったことは
施設の
集団指導等でもやってございます。確かに、事実
確認がなかなか困難だったということはありますけれども、そういった
意味では、
関係者の方に
事情聴取をしたわけですので、事実かどうだったかはなかなかあれですけれども、やはり
高齢者に対し尊厳をもってケアしていく大事さ、
必要性というものはもちろんお伝えをしましたし、
施設等の
集団指導等でも、そういった要望についてはしっかりと伝えているところでございます。
◆
上野美恵子 委員 今後の
対応については、起こらないようにということでの
対応があったのはわかったんですけれども、事実の
確認もきちんとした上で、そういう
対応はなされたほうがいいと思うんです。
そういう
意味では、私は、もう随分前にやはり特養みたいなところの
入所者の御
家族から、
虐待的なことが
施設であっているという
お話を聞いたことが過去にあったんですけれども、入所されている方の
関係者からの何か事情を聞くということもしたほうが、やはりより事実に近づいていけると思うので、よければ、防止、今後の
対応とあわせて、事実を
確認する上で
職員、そして
入所者、入所している人の
関係者についてもきちんと
お話を聞いたり、事実
関係が
確認できるような
対応をすべきではないかなと思うので、その点はぜひよろしくお願いいたします。
◆
西岡誠也 委員 私も今のところで、
本人が亡くなって
確認できなかったというところが釈然としなくて、やはり
職員間の聞き取りだけでは不十分だと。たまたま
介護時に手が当たったと。その
利用者だけではなくて、ほかの
利用者にも聞かないと、ほかの人にも手が当たっているかもわからない。さらには、さっきあったように、そこの
家族の皆さんに話を聞かなければわからない。その辺もやる必要があるのではないかと思うんです。今までテレビで、こういう
施設の事件は、1件だけでなくて
幾つも同じようなことが起きているわけです。ですから、当然やるべきだと思います。
◆
上野美恵子 委員 では、2番の
給食事業の
委託の
手順についての
報告について、これは結果的には正当な
委託手順であったという認定がされておりますので、
結論はそうなのかもしれませんけれども、その途中、8月の
理事会での
議事録で
賛成者数が足りなかったということがわかって、市の方から指摘をなさって、3カ月後の11月の
理事会で再度
決議をなさったということですよね。
多分8月の
理事会で
賛成者数が足りなかったということは、
決議をする方たちの中に
民間委託に対して疑問があったり、まだ納得いかないという心配な御
意見もあったのではないかなと思ったんです。だから、市としては、結果的にきちんと
決議をされたから妥当だったという
確認をするのであれば、本当に8月の
理事会でどういう状態で
賛成者が少なかったのか、そして、その
人たちのお考えが変わるに足るような
理事会の中での議論とか、何か納得のいくような
お話が
法人の中であって、そして数がきちんとそろって再度
決議になったか、そこのところの事実
関係の
確認をきちんとしないと、これはただ、できていませんよと市から言われたから、結果的に、市からできていないというのをどうにかしなければと思って、何か
決議だけをしてしまったということにもとられかねないので、市がきちんと経過を把握して、適切にそこでも助言等々をするべきではないかなと思ったんですけれども、その経過はどんなふうになっていますか。
◎
中村幸次 指導監査課長 法人内部での
運営に関する論議でございますので、
運営方法につきましては、
法人の
理事会の方で十分話し合われた結果、賛否をとられたということで、私どもにつきましては、
内容はそういったことで論議された上での表決があったと認識しております。ただ、その表決の中で
可決が成立する人員に足りなかったということで指摘をさせていただいております。
◆
上野美恵子 委員 法人の中のことではあろうと思いますけれども、なかなか難しいところだと思います。
それから、3番の
法人の
運営方針への
職員への
不満がたくさんあって、こういうことがあった。多分
告発のときとか
事情聴取の中で、名前はないけれども、
理事長というお言葉があったように、今の
法人運営に対するいろいろな
不満とか
意見とかがあるから、こういう
告発ということになっていると思うんです。
労務管理上の問題について事実
確認していない、これは
所管外だと思って
対応したということだったと思うんですけれども、その後に、さっきの御
説明で、反省していると言われたんです。それはどういう
意味ですか。
◎甲斐嗣敏 福祉部長
先ほど御
説明した中に、市としての反省すべき点というものがあったということでございますけれども、基本的にはこれは
法人内部の問題ですし、労基上の問題ということではあるものの、ただ、それが結果として
入所者の処遇に非常に影響が出るようなケースというのも十分に考えられます。当然、この
社会福祉法人、それから
施設を
所管しているのは市でございますので、そういった観点から、単に労基上の問題、
法人内部の問題ということで片づけるのではなく、
入所者の処遇、
職員の処遇等に問題がないかというようなところをしっかりと事実
確認すべきであったという
意味で、そういった
部分は反省しておりますということでございます。
◆
上野美恵子 委員 さっきの給食の
委託のことも、やはりそういう点もあると思うんです。内部のこととはいっても、どういう形で給食を提供するかということに対する中身は、入っていらっしゃる方に当然影響するので、そういう
意味で、本当に
法人のいい
運営がなされていかないといけないのかなと私は思ったので、今の甲斐部長の
説明でよくわかりましたので、それはいいと思います。
◆田中敦朗
委員 よく
所管外という話が出てくるんですよ。ほかの
事例でもあったんですけれども、例えばある方が公園に行って、ポンプが壊れていたから、そこの場にいた市役所の
職員に話をしたら、
所管外だからということで
対応してくれなかったというような
事例が、ほかの件であったんです。
一般の方は、
所管とか
所管外とか、わからないですよね。ですので、もしそういった御
不満があったのであれば、一言、これは我々の
所管外で労働基準局の方に申し立てないと私たちではタッチできませんとアドバイスをしてあげるべきであって、一つ一つの課題に対して、
労働基準監督署管轄には手も足も出ないのは十分わかりますので、こういったことが起こったときには、必ず
所管外だからということで思考をとめずに、
労働基準監督署の方に
お話をされてくださいと一言添えるように
職員の皆さんに徹底をしていただきたいなと思います。答弁は要りません。
◆
上野美恵子 委員 次の、
提出書類の小規模多
機能の
勤務表の件と、それにかかわっての
介護給付費の
不正請求ではないかという関連した
部分についてなんですけれども、さっき御
報告の中で、
勤務表は是正をされたと。それに基づいて、4月になってから
出勤簿との
突き合わせを行ったというふうな御
説明だったんですけれども、この結果というのはどうなったんですか。
突き合わせの結果、何が
確認されたのか。
◎
惠口猛 審議員兼
介護事業指導室長 4月に
突き合わせというふうに言っておりますけれども、こちらにつきましては、3月末に現地の方で実地
調査を行っておりまして、そのときに
資料を徴取しておりますので、そちらを使って突合作業をしているという
意味でございます。
(「その結果は」と呼ぶ者あり)
◎甲斐嗣敏 福祉部長 最初の段階では、提出された
勤務表、これは
先ほど言いましたように小規模多
機能と
デイサービスが一緒になっていた
勤務表を分けてということで、最初の段階では、再提出された
勤務表が正であるという仮定のもとに、
人員配置基準を満たしているかどうかということを
確認しております。この4月の段階で
確認した作業というのは、再提出された
勤務表が実際の
出勤簿と本当にきちんと合っているかどうかということを
確認しました。その結果としましては、基本的には合っているという認識を持っております。
ただ、では、ぴったり合っているかというと、確かに一部微妙に違う
部分もあります。ただ、それは
法人の方の
説明によると、ある
意味、予定の
部分と実際に
勤務した
部分とが少し整理されていなかったというか、もともとこれを一つの
勤務表として
管理していたぐらいなので、余り
管理の仕方をきちんとやっていなかったというようなところもあります。ただ、その
部分をきちんと見ていっても、最終的には
人員配置基準というものは、この
部分においては満たしているというふうに判断はしています。
ただ、この小規模多
機能の問題については、このペーパーにもありますように、後から
サ高住の方との兼務の指摘も上がっていますので、そこまで含めて、今、具体的な
調査を行っているので、
結論として最終的にこの小規模多
機能が
人員配置基準を満たしていたのかどうかというのは、最後の
部分まで含めた
調査が終わった段階でないと
結論は出ないということです。
◆
上野美恵子 委員 それはわかったんですけれども、要するに、小規模多
機能と
通所介護を分けて、きちんと
人員配置をしなければいけないと。そのように
勤務表をきちんと分けてもらって、それに対して
出勤簿が合っているかどうかをチェックしたと。ただ、3月になって出てきた
通所介護と
サ高住については、おっしゃってきたのが遅かったので、そこの分は今まだ
調査中という
説明がさっきありましたよね。
だから、こっちの小規模多
機能は、そこは合っているんですかという話があったので、
調査に早く手がついていたけれども、
サ高住と
通所介護、
デイサービスについては、後から、これもですよということになってしまったので、結局、その3つがそれぞれ同じ
法人の中で
運営されているので、その3つを今のところ最終的に精査している段階だというようなことで理解をしていいんですか。
◎甲斐嗣敏 福祉部長 今、上野
委員がおっしゃったとおりでございます。
◆
上野美恵子 委員 そうなってくると、きょうの時点で、きちんとされていますかということは、私たちは
確認できないんですけれども、ただ、やはり
勤務表ですよね。
介護給付費を
施設に出していく積算となる人数と、時間で計算するのか、日数なのか、人の
配置なのか、済みません、私は詳しくないんですが、要するに給付費の積算たるものと、それからここの
施設の日常の
運営の実態がきちんと整合した場合に、不正受給はなかったという判断をしなければいけないと思うんですけれども、それを今精査中ですよね。
では、それはあと1カ月ぐらいかかるということでしたけれども、今が4月末なので、5月中にはわかるということで理解していいんですか。
○
田上辰也 委員長 では、また6月の定例会のときにでも、その件は
報告してください。
◆園川良二
委員 先ほど来皆さんおっしゃっているんですけれども、私が
確認をしたいのは、
虐待を
確認できなかったというのは、言葉的には曖昧かなと思うんです。
確認できなかったというのは、なかったということでよろしいですか。
◎甲斐嗣敏 福祉部長
先ほど御
説明したとおり、
関係者には
ヒアリングをしておりまして、当時、
虐待があったという事実はどこから話が入ってきたかというと、
虐待をしたとされる
本人がほかの
職員に言ったというようなところから始まっておりまして、それを
本人に聞くと、いやいや、そんなことは言っていませんというような中です。いずれにしても、
高齢者と
介護者との
介護の最中に起きた
内容でして、当然周りに誰も現場を見たというような証言があったわけではないんです。
そういったことから、少なくとも我々の見解としては、
虐待があったということは
確認できなかったといいますか、なかったとも言えないんですけれども、少なくともあったという確定ができないというような判断で、それ以上はもうできないということです。
◆園川良二
委員 相模原の障害者
施設などでもあっているように、私は、
虐待とか、そういったものはもっと緊張感を持ってやらないといけないと思っています。もう少し真剣に取り組んでほしいと思います。何かあってからでは間に合いませんので、そこのところはよろしくお願いいたします。
◆
上野美恵子 委員 一番最後に、今後の
方針ということで2点、
通報があった際には迅速に
調査を行うなど徹底した事実
確認を行うということと、2番目に、
通報者に対して通知を行っていくという
項目が挙げられておりまして、本当にきちんとしていかないといけないと思うんです。
新聞の
報道があったときに、私は見て、この
法人は過去にも
指導監査で改善命令が出ていたというくだりがあったのです。そう考えると、同じ
法人の中で指摘されるような点が繰り返されるという問題を、
1つはやはり深刻に受けとめていかないと。確かに
法人は
理事長さんや
理事さんたちもかわったり、
施設にいらっしゃる方もかわってはいかれますけれども、そういう中にあっても、どういう方が
運営に携わっていかれようと、やはり過去にまずい
対応があったときには、そのことを教訓として、きちんとして引き継いで、時代が変わっても真摯な
施設の
運営というものがなされていくような、
施設の向き合い方がすごく大事だと思うんです。そんな
意味で、2015年ぐらいに前の指摘を受けて、反省しなければいけない時期にあって、また今度こういうふうに疑問な点がなされたということについては、
施設の方も、そんなに繰り返し指摘を受けるということについての認識というものを深く受けとめていただかないと、一生懸命市が
指導監査で頑張って、きちんきちんと押さえていっても、やはり改善なさるほうの側の姿勢というのが問われてくる問題かなと思うんです。
そういう
意味では、市としても、なぜそういうふうに指摘をされなければならないのか。そのことは、結局は、さっき西岡
委員も甲斐部長もおっしゃったように、
入所者の方とかにかかわってきますよね。だから、そこにいらっしゃる方たちに結局いろいろな問題点がしわ寄せで出てくるから、やはり適切に
運営されなければならないと思ったときに、こういうふうに繰り返されるということは、市として、もう少し毅然とした
法人に対する向き合いというのが今後大事になってくる。もちろん、今度も
調査中の点がはっきりした上で、どんな実態だったかをはっきりさせた上で、やはりここの
法人に対してきちんと言っていかないとまずいのではないかなと思うんです。それは私からの要望です。
◆坂田誠二
委員 根本的なことでお聞きします。
要は、行政にはこういう内部
告発の形はほかにもいろいろ、そういうことが行政の方に来るのか、そこを第1番目にお聞きしたいと思います。
○
田上辰也 委員長 惠口室長でいいですか。ほかの部局のことはいいわけですね。
◆坂田誠二
委員 ここだけでいい。きょうはここの
委員会だから。
◎
惠口猛 審議員兼
介護事業指導室長 内部
告発といいますか、こういった作業をしている事業所がありますとか、自分の親が通っているんだけれども、今こういった状況でありますとかいうお電話などは割と頻繁にございます。
◆坂田誠二
委員 今回こうやって、私どももそこの根本的というか、最初に私どもは新聞で見て、現実にこういうことがあっているということを知ったわけです。それまでは情報的にも全然知らなかった。だから、今回の問題は、メディアに伝えた方々が、こういう内部
告発の現状を市にこうやっていますということを紙面に出したのか。1番目の問題として、
告発者の
人たちがそういう形でメディアに情報を流して紙面になったのか、行政がこういう形で今まであっていますということを出したのか、そこをまずは尋ねたい。
◎
高本佳代子 高齢介護福祉課長 資料の2
ページにございますように、3月28日に、これはこちらの方が
意見聴取のために呼び出したわけでございますけれども、来庁者の中に新聞記者の方がいらっしゃったといったことが始まりでございます。
◆坂田誠二
委員 来庁者のところに来られたときに、記者が一緒におられたということですか。現実は、そういうことからこういう形で私どもも知る、大まかなことはこういうことがあっているんだなということを知ったぐらいです。
さっきから、一つの
法人の中での出来事ということもあって、市の行政が立ち入れない
部分もあるのもわかるし、最終的には今後どうやっていくのかというのが一番課題なんでしょうけれども、市の行政とすると、それが一番の課題だと思います。だから、私たちもそういうことは本当に全然、ここまであっている。何か私も又聞きにはいろいろ聞いたんですよね。あそこはいろいろ内部の中であっているという話は聞くんだけれども、その辺も一つの課題なんでしょう。
行政の
対応も、ここでいろいろ
対応がおくれた、その辺のことは言っておられるから、わかりますけれども、私どももこうやって
委員会をするのならば、やはりもう少し早くに、現実は、情報はこれだけ、ほかの皆さん方が知っていて、そういう中で、私たち
所管の議員は紙面の中で見て、おおよそこういうことがあっているということを知ったぐらいです。だから、きょうもこうやって
委員長が
委員会を開いているけれども、逆に、去年の9月からの問題だから、大体だったら12月議会とかで、こういう問題があっていますけれどもということは、私は
委員会に出してもらってもよかったという思いは現実的にします。そうでないと、逆に、今になって、こうやって
委員会の上に載せて今後どうこうということ、それはあなたたちばかりで行政で考えなさいよと、そこまでは言わないけれども、言いたくもなる。
だから、
執行部と議会もおって、こうやって論じるならば、逆に、情報ももう少し早くに、いろいろ議会側からも要望が出ているように、
執行部と議会、その辺のことは大西市長もいつも言っているように、行政と議会ということの中で、それが一番熊
本市をよくすることだと思うし、お互いにその辺は早く知り得たところから情報を共有して、よりよい
運営をしていくように努めなくてはならないという思いがしますので、苦言になりますけれども、そういう思いで言わせていただきました。答弁は、ようございます。
◆
西岡誠也 委員 今、坂田
委員が言われたとおり、私も新聞を見て、例えば市民の方があの中身について知っていますかと言われたときに、答えようがない。そういうことが事実ですから、そういう
意味では、事前にそういう話は、特に
厚生委員会のメンバーには話をしていただきたいということは思っておりますから、よろしくお願いします。
この一連の流れ、いろいろな指摘がされております。ずっとさっきから、こういう主訴があって、事実
関係の
確認とか、その結果について書いておりますけれども、中を見てみると全部後追いですよね。例えば
理事長は名簿に入れてはいかんとか、後で訂正しましたとか、
理事会で決まっていないということを言われたら、時期をずらして
理事会で決めるとか、全て後追いになっているわけです。こういうことを考えてみれば、ここの
法人はどうなっているのか。普通は、指摘をされる前に整備をしておかなければいけないところが、できておらんから、指摘があって初めて、後で整理している。全部がそうですよ。
だから、そういう
意味では、まだ最終的に
調査中ということでありますから、これは徹底的にきちんと
調査をしてもらわないと、こっちが指摘すれば、それに合わせてつくってくる、どうもそういうことが見え隠れしてならんわけですよ。だから、ぜひその辺については徹底的にやっていただきたい。そして、次の
委員会、6月議会がありますけれども、その中でも
報告をいただきたいということをお願いしておきます。
○
白河部貞志 副
委員長 この
委員会の
所管だけでたびたび
内部通報があっておるということでございますので、全庁的に、全市的に見れば、それぞれの各部署では大変な数になるのではないかなと私も思うんです。ですから、こういった
対応を庁議などで統一的に、
内部通報に対してはどういった体制をとって、どういった
報告をしていって、議会へも
報告、そういったことを真剣に考える時期ではないかと私は思いますけれども、どうでしょうか。
◎
池田泰紀 健康福祉局長 今回の点を踏まえまして、
対応マニュアル等の整備ということで申し上げましたけれども、確かに、この一案件にとどまる話ではございませんで、多岐にわたる、それだけでいろいろな案件があるだろうと思っています。今回の件を踏まえまして、マニュアルといいましても、このことだけに
対応するマニュアルではなくて、全市的に同一の歩調といいますか、同じ考えで
対応できるような、
内部通報等の対処、それから、その方に対する
通報のあり方、いろいろケースを想定しながら、そういったことも、私どもだけではなくて全庁的な問題として今後考えていきたいと思っています。
◆田中敦朗
委員 確信的にはというか、今チェックをしていると思うんですけれども、
勤務表も
出勤簿も、
施設側で
改ざんしようと思えばできるんですよ。ということは、過去に帰れない以上、手元にあるのは出勤表と
出勤簿、それは両方とも
法人から出ているものですから、実際それが現場でどうであったのかというのは、もう
確認しようがないんです。
その中で、現場から
改ざんがあったという声があったときには、やはり
調査の仕方を考えたほうがいいと思うんですよ。例えば、連絡をせずに現地に
調査に行くとか、そういったことを行わない限りは、本当の実態というものは見えてこないのではないかなという不安があります。
ですので、今後、局の方で
対応マニュアルを整備されるということですので、ぜひ、両方とも
改ざんされる可能性があるというような、あらゆる可能性をチェックしながら、もし本当に不正受給があっているということであれば、市に対しても、
利用者の方に対しても、そして
勤務をされている方に対しても、全てに対する裏切り行為になりますので、そういったことが決して許されないように、
通報者の方に対しても、そして行政としても正しい道を行けるような
対応ができるようなマニュアルが出てくることを期待しておりますので、そのことだけを最後にお願いして、私からの
意見とさせていただきます。
○
田上辰也 委員長 ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
田上辰也 委員長 それでは、
委員長から一言
意見を述べさせていただきます。
職員の皆さん、一つの標語を御存じかと思います。単なる事故も隠せば事件。今回は隠したわけではございませんが、放置したことで事件にもなり得るという教訓をつかんでいただきたいと思います。より透明性の高い行政
運営と
説明責任をしっかり自覚した、市民への
対応をよろしくお願いします。
それから、もう一つの標語もあります。クレームは宝の山。クレームは、行政
サービスの改善の山でもあるんです。クレームに対しても、誠意を持って誠実に対処するということが必要かと思います。
今回は健康福祉局の
事例ではございましたけれども、
本市は広く行政
サービスを行っておりますので、このような
事例はほかの部局でも起こり得ることですから、ぜひ庁議等、市長が臨席する場においても、今回のことを
報告していただき、全庁的な体制で、市民からの要望、クレーム、
内部通報等に対する体制を誠実に
対応していただく、そのような議論をしていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
それでは、これをもちまして
厚生委員会を
閉会いたします。
午後 2時31分
閉会
出席
説明員
〔健康福祉局〕
局長 池 田 泰 紀 総括
審議員 米 納 久 美
指導監査課長 中 村 幸 次 福祉部長 甲 斐 嗣 敏
高齢介護福祉課長 高 本 佳代子
審議員兼
介護事業指導室長
惠 口 猛...