あわせて、職員がたくさん参ったんですが、これは当日、ここも含めて5カ所の
立ち会いがございまして、その
立ち会いに、その後みんな手分けして行ったわけですが、そういったことで職員もたくさん参加させていただいたような状況でございます。
私としては、実際にあのときに
お互いきちんとお話もできて、里道の
境界立ち会いもきちんと終わりましたものですから、こういったことが後日出てくるというのは想定外でございました。
◆
上野美恵子 委員 さっきたくさん職員が行ったと言われましたけれども、このときの人数を確認しておくのと、それから今、局長が、いろいろ確執があっていろいろなことが難航したようだったので、わだかまりを解いて理解が深まるように自分も行ったというふうに言われましたけれども、今後、熊本市がいろいろな事案に対峙するときに、
困難事案が発生したときは今回のように局長が出向いて行って解決に乗り出すということもあるというふうに理解していいんですね。
◎
永山國博 都市建設局長 私が局長ですけれども、私の気持ちとして伺いました。私も御存じのとおり3月で退職させていただきますけれども、次の局長がどういった思いでその業務に携わるかというのはわかりません。ですから、局長が必ず行くということを私が申し上げるわけにはいかないということでございます。
◆
上野美恵子 委員 今回は
北口議員からも来てくれという要望はあったんですね。
◎
永山國博 都市建設局長 はい、そういったお話はございました。
◆
上野美恵子 委員 公平にやっていただきたいので、
北口議員が局長に要望して、こういう
困難事案の場合に出向いて行ったという前例がつくられたのであれば、それは永山さんが自分は行ったけれども他の局長は知らないではなくて、どの局長であっても行政の一つの公平なやり方として、困難な事案の場合は、議員から頼まれれば局長が出て行くんだというふうな対応が、今後、あなたがやった一つの事例として引き継がれていかないと、北口さんが永山さんに頼んだら行ったけれども、ほかの人が頼んだりほかの局長になったら行かないというのでは、公平ではなくなっていくのかなというふうに私は思いますので、その辺は行政の対応として、個人的に自分だからやったということでは済まないのではないかと私は思います。
それと、前の
建築確認の件で一つ確認しておきたいんですが、今さっき、書類をやったり取ったりとかいろいろあったから、普通70日以内であるものが136日かかったというふうに御説明がありましたけれども、
北口議員から民間の
確認機関に電話があったということは確認されていますか。
◎
下田誠至 首席審議員兼
建築指導課長 私の方に電話がありましたのは、平成25年11月27日でございますけれども、私に電話がある前に
民間確認に電話して、その後すぐ私に電話したということを聞いておりますので、
北口議員が
民間確認に電話されたというのは事実と認識しております。
◆
上野美恵子 委員
建築確認について議員が民間の
確認機関にまで電話するということは、私余り普通はないと思うんです。そういうのは、その
確認申請に当たって、民間の方はどのように受けとめられたんでしょうかね。普通はないことだと思うんですよ。
北口議員はいろいろなお立場、
自治会長であったり、
農区長であったり、いろいろな御自分の立場をお持ちなので、そういうこともあって電話されたのかもしれないけれども、普通は一議員が民間の機関に電話して、
確認申請について何か意見を言うなんていうことは余りないことだと思うんです。
でも、そういうことまでなさったということは、民間の側からすれば、すごくめったにないことが起こったというふうに受けとめられたのではないかと私は思うんですが、そういうのもいろいろな意味で、
確認申請の手続にいろいろな形で影響した面もあるのかな。でないと、何で70日がそんな2倍もかかったかというのは、なかなか説明つかないですよね。だって、民間がこんなぐずぐずした仕事をしていたら、悪いけれども効率悪くてとても見合わないというか、さっさとやるから民間がやっているメリットがあるわけであって、すごくいびつさを感じるんです。そこに
北口議員が電話されたということを今、聞いて、民間としても何か気持ち的に慎重にならないといけないみたいなものになったのかなと思ったんですけれども、そういうのはどうなんでしょうか。
○
澤田昌作 委員長 その件に関しては、今、
政治倫理審査会等で民間の方々も意見聴取して、事実確認というのはそこで把握されて、実態が明らかになってくるのではないかなと。民間の思われることですから。市の方は、今回調査していただいたことである程度の
状況報告というのはわかりましたので、今後、
政治倫理審査会の場において、またしっかり協力していただくということでよろしいですか。
◆
上野美恵子 委員
建築確認申請がおくれるということは、事業の進捗にすごく大きな影響を与えて、経費の面でも不当に多額の経費が必要になってくるということも想定されるし、実際この場合は、たまたま消費税が上がったときに直面されて、かなりの経費増とかもあったというふうに聞いていますので、そういう民間の理不尽な、不当な負担を生まないためにも、公として慎重に対応すると同時に、期間が2倍もかかるような不適切なことにならないよう適切な応援をして、スムーズに事が運んでいくようにする役割は、市にあるのではないかと私は思うんです。そのために、民間がすることであっても、それがスムーズにいって不利益を生まないということは大事なことだと思うので、そういうことをこれからもきちんとしていただくように、私は市の方にこの場を通して要望しておきます。
◆田尻清輝 委員 ちょっとお尋ねしたいんですけれども、
意見交換会で27年2月9日に協議が調って
境界確定に至ったと書いてあるけれども、この
八王寺の杜に被害にあっている住民一同の木村鐡子さんは、27年8月に
立ち会いに印鑑を押していないとか何とかいろいろ書いてあるけれども、大体2月9日にはもうそれで
境界確定していたんでしょう。
◎藤岡明弘
東部土木センター所長 境界については、2月9日に全て
確認書等もいただきまして確定しているところでございます。
◆田尻清輝 委員 この
陳情書は、大西市長と満永議長宛てに、8月21日に、この日にちが確定した後に出してある。これは何でかなと思って。もう2月9日に済んだと言うけれども、
八王寺の杜の木村鐡子さんは、8月21日に何か
立ち会い済んでいないと、印鑑もついていないとここに書いてある。大分時間のずれがあって、確定した後に何でこんなものを出したのかなと思って。その辺はどんなふうになっているのかな。
◎
田中陽礼 総務厚生課長 ただいま
東部土木センター所長からも話がありましたとおり、境界として一応確定はしておりますけれども、その後に
陳情書が出ておりますので、内容を読ませていただきますと、まだこういう思いを今持っておられて陳情を出されたものと私としては考えております。
◆田尻清輝 委員 ということは、この住民の人たちは確定したという思いはないわけかな。そのために出してあって、確定したならば、わざわざ半年もおくれてから出すあれはないと思うんですけれどもね。半年ぐらいおくれてから、大西市長様、満永議長様、議員の先生方どうか助けてください、お願いしますと書いてある。
◎
田中陽礼 総務厚生課長 要望書の内容を見ますと、境界の確定について、確定していないんだという書き方というよりも、今回の場合は益田前市議の
建築確認への関与があったのではないかというような書き方がされておりますので、いろいろと要望の内容としては書いてありますけれども、
要望事項としましては、益田前市議からの関与についての不当要求の調査をというふうに考えております。
◆田尻清輝 委員 これは何のための印鑑だったんですかね。
立ち会いをせずに印鑑だけを取って回って、私たち3軒は印鑑を打っていません。
立ち会いは不調に終わり、
立ち会いに来ていない奥山まつ子さんの印鑑を打たせています。
立ち会いは、熊本市と
地権者同士が立ち会わないとおかしいでしょうと書いてあるけれども。それは
建築確認のための
立ち会いですか。
◎
田中陽礼 総務厚生課長 ここで住民の方々がおっしゃっていますのは、里道についての印鑑の部分だと思います。
◆田尻清輝 委員 もう一つお尋ねしたいんですけれども、今、里道とか隣地の境界の確定は必要ない、
建築確認はそういう
立ち会いをしなくても出ますよと言うけれども、一つ確認したいのは、普通建物を建てるときは、外壁の後退距離とか何とかいろいろあるんですよね。隣地とどれくらいあけなければいけないとか、そういうのは
境界立ち会いをしなければわからないのではないかなと思うけれども、その辺はどうなっているんですか。
◎
下田誠至 首席審議員兼
建築指導課長 まず、
建築基準法に基づいて書類上審査するものですから、民民の境界も一緒なんですけれども、基本的に道路境界を確定していないと確認をおろさないということではございません。ただし、計画の図面が現地と見比べて明らかに里道の位置が全然違うとか、普通は境界の雰囲気は当然わかるわけなんですけれども、ブロック1枚で境界がずれたとか、そのあたりはなかなか。図面と現状の矛盾がなければ確認はおろしますよということになります。
◆田尻清輝 委員 今、もう調査は終了したんですかね。終了しているならやむを得ないけれども、調査中ならこの人たちが何でまだ納得していないのかも調査をお願いしたいと思っているわけです。
○
澤田昌作 委員長 はい、よろしくお願いします。
ほかに。
◆高本一臣 委員 今、田尻委員が要望書についておっしゃったので、私もこの要望書について、その時期もそうですし、この
八王寺の杜に関して、
健康共同ファルマの出田さんが出された日とちょうど同じ日に、何でこの要望書が出ているのかがちょっとひっかかるのと、内容を見ると、この住所が国府本町19−43に住む熊本市民とおっしゃるんですけれども、実際
八王寺の杜は国府3丁目に建っています。国府本町というのは、藤岡センター長あたりはわかられると思いますけれども、間に大きな通称
八王寺道路が通っています。考えると、ここに住んでいらっしゃる住民の方がこの国府3丁目に建つ
建築物に対して、ドンドン音が聞こえるとか、被害というのが非常に考えにくいんですよね。そういうのを考えると、この要望書自体が、ちょっと何かその辺のところが、信憑性に欠けるというとおかしいんですけれども、私は何か納得がいかないというか、慌ててこういうのを出されたような気がしてならないんですけれども、その辺はどういうふうにお考えですか。
◎藤岡明弘
東部土木センター所長 私の認識でいくと、この木村鐡子さんという方は隣接の
地権者なんですよね。国府本町の19−43はちょっと不明ですけれども、木村鐡子さんは隣接の方です。それぐらいしか、今のところわかりません。
◆高本一臣 委員 今、藤岡センター長がおっしゃったように、確かに私も調べて、木村さんは隣接の方です。ただ、木村さんが出されているのに住所が間違っていること自体が、私は本当に御本人さんたちが書いて出されたのかと、余り突っ込むあれもないんですけれども、御本人さんだったら住所とか間違えないんですけれども、何かその辺に私はちょっと違和感を持ちました。ちょうど田尻委員がこの要望書についてお話をされたので、私も疑問に思ったことがあったので聞いたんですけれども、その辺のところもきちんと調べていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
○
澤田昌作 委員長 この件につきましては、先ほども申しましたけれども、今後また
政治倫理審査会の場において、さまざまな調査がされるというふうに思いますので、皆さん方の今の御意見も踏まえて、しっかりその辺の調査に御協力していただきたいと思います。
そのほかにはございますか。
◆高本一臣 委員 不当要求調査について、職員さんに対して12月いっぱいあたりまでお聞きされていると伺いましたけれども、それが1月に延期されているというところまでお伺いしました。実際、現在何件くらいそういうのが出ているのか教えていただきたいと思います。
◎
田中陽礼 総務厚生課長 各局からの調査は、大体12月末まででございましたが、1月中旬まで受け付けておりました。ただ、現在も随時受け付けることとしておりまして、現在整理中でございます。1月20日現在で申し上げますと、10局から26件の報告が上がっております。
◆高本一臣 委員 今おっしゃったことは、引き続きまた今後もこれは継続というか、聞き取りとかされるわけですね。
◎
田中陽礼 総務厚生課長 内容につきましては、今後内容を精査いたしまして、きちんと御報告すべき、公表すべき部分というものも整理いたしまして、御報告をしたいと思っております。
○
澤田昌作 委員長 よろしいですか。
それでは、ほかにございませんか。
◆田尻清輝 委員 10局の26件ということだったけれども、この不当要求というのは、議員の方からですか、それとも一般市民からですか。
◎
田中陽礼 総務厚生課長 今回の調査は、現段階では議会の方からそういった不当要求があったというふうに職員が訴えている案件でございますので、まだ内容を実際に詳しく見てみないと、これが本当に不当要求であったのかどうかということは、また別でございます。現在、報告があっている件数を申し上げたところでございます。
◆田尻清輝 委員 その後またお願いします。
○
澤田昌作 委員長 よろしいですか。
ほかに何もなければ、これをもちまして
議会運営委員会を終わります。
午前10時41分 閉会
出席説明員
総務局長 多 野 春 光 総務局次長 白 石 三千治
総務厚生課長 田 中 陽 礼
都市建設局長 永 山 國 博
首席審議員兼
建築指導課長 東部土木センター所長
下 田 誠 至 藤 岡 明 弘
議会
事務局職員
事務局長 大 杉 研 至
事務局次長 木 村 建 仁
総務課長 藤 本 弘 明 議事課長 富 永 健 之
調査課長 本 田 正 文...