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  1. 静岡市議会 2016-07-05
    平成28年 都市建設委員会 本文 2016-07-05


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時58分開議 ◯望月委員長 ただいまから都市建設委員会を開きます。  本日は、委員改選後初めての委員会でありますので、委員長として一言御挨拶を申し上げます。  このたび都市建設委員長を仰せつかりました望月俊明と申します。ごらんのとおり、その器ではございませんけれども、委員各位の御理解と説明員の皆様の御協力を賜りながら、ことし1年スムーズにこの委員会を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、副委員長からも一言お願いいたします。 2 ◯平島委員長 皆さん、おはようございます。  ことし、副委員長を務めさせていただきます、志政会平島政二でございます。どうぞ1年間よろしくお願いいたします。  委員長を助けて迅速な審査をしていきたいと思いますので、当局の皆様には1年間よろしくお願いいたします。 3 ◯望月委員長 続きまして、当局より説明員自己紹介お願いいたします。             〔当局自己紹介〕 4 ◯望月委員長 当局の皆様には1年間よろしくお願いをいたします。  それでは、議案審査等に関係のない皆様には退席していただいて結構でございます。お疲れさまでございました。             〔関係外説明員退席〕      ────────────────────────────── 5 ◯望月委員長 今期定例会で本委員会に付託されました議案は、議案第180号平成28年度静岡市一般会計補正予算(第1号)中所管分外6件であります。  審査に先立ち、委員の皆様と説明員の皆様に申し上げます。  委員会記録の作成の関係から、発言の際は必ずマイクを意識して発言くださいますようお願いいたします。  また、委員会での質疑のあり方についてでありますが、案件の決定に影響しない参考、確認のための質疑で、当局の対応に時間を要するものは後日の報告、または資料提出を受けることとして、効率的な委員会運営に努めてくださいますようお願いいたします。      ────────────────────────────── 6 ◯望月委員長 それでは、議案審査に入ります。
     議案第180号、議案第190号、議案第191号、議案第194号及び議案第199号から議案第201号までの7件を一括議題といたします。  議案審査の順序といたしましては、全議案について当局からの説明を聞いた後、質疑に入ります。その後、要望・意見、討論を述べていただき、採決を行います。  なお、特に反対の立場での討論がない場合は、簡易採決により決をとりますので、よろしくお願いをいたします。  当局の説明をお願いいたします。             〔当局説明〕 7 ◯望月委員長 ただいまの説明に対し質疑に入ります。  発言前にどの議案に対するものか、議案の番号やページを述べてから発言してくださいますようお願いいたします。  質疑はありませんか。 8 ◯平島委員 それでは、数点質問をさせていただきます。  まずは資料-1の6ページ、最上段、道路計画課街路整備事業の中で、水道町伊呂波町線の整備について、事業内容を少し教えてください。 9 ◯海野葵南道路整備課長 今、平島委員の水道町伊呂波町線についての事業内容ということで御説明させていただきます。  本路線は国道1号バイパス平和インターへのアクセス道路であって、市街地と山間地の連絡と交流を強化するため、南北発展軸としての機能を有しております。現況2車線に対して約1万8,000台の日交通量があって、朝夕の通勤時間帯を中心に慢性的な渋滞が発生していることから、秋山陸閘のある伊呂波交差点から与一一丁目交差点までの区間350メーター標準幅員25メーターの4車線へ拡幅する道路改良でございます。27年度は事業認可を取得しまして、用地測量を発注いたしました。 10 ◯平島委員 それから、道路保全課道路附属施設更新事業のうち、道路照明灯更新について、どのような形で進めるのか、少し内容を教えてください。 11 ◯糟屋道路保全課長 平島委員道路照明灯の事業についての問いについてお答えをいたします。  この事業につきましては、認証増によりまして、市内道路照明灯の不良な箇所、清水区と駿河区、葵区、市内各所照明灯を80基建てかえるという事業の計画になっております。 12 ◯平島委員 最後になりますけども、最下段の橋梁整備事業です。これは具体的な工事内容ということじゃなくて、橋のかけかえというと、小さい橋の場合は仮の橋を隣にかけたりもすることは可能だとは思うんですが、大きい橋の整備というと、片側とかが長期間にわたって通行どめになったりするんじゃないかなと思うんです。比較的道路交通の多い橋については、非常にその辺の配慮が必要だと思うんですが、そういったことでどのような対策をお考えになっているんでしょうか、あったら教えていただきたいと思います。 13 ◯糟屋道路保全課長 道路、大きな橋のかけかえについてどのような対策をという御質問についてでございます。現在の交通量等にもよりますので、一概には言えませんが、交通量の多い橋ですと全面通行どめにしてかけかえるのはなかなか影響が大きいというふうなことも考えられます。そして、そういった場合は現在の道路の交通を生かしながら、橋を半分ずつ上り線下り線を分割してかけかえるなど、現在の交通に支障のないよう、なるべく影響の少ないような状態でかけかえ工事を進める計画等をかけていくというふうなことで考えております。 14 ◯牧田委員 じゃ、私からは3点お聞きします。  資料-1の7ページですけれども、谷津沢川河川改修繰越明許費になっていますが、まず、この事業の概要を教えてください。 15 ◯加藤土木事務所長 谷津沢川改修の工事の概要ということですが、本工事は静岡市浸水対策推進プランに基づき、馬走地区浸水対策を目的として河川断面の拡大を実施する工事であります。概要としましては、清水区平川地、上原一丁目地内において工事延長66メーター河川断面幅3.7メーター、高さ1.75メーターのコンクリート二次製品の水路を設置する工事で、予算額は5,400万円となっております。 16 ◯牧田委員 通常、繰り越しというと2月の議会で出てくると思うんですよね。この時期に出てきているのはどういうことなのか。その辺、繰り越しの理由とあわせて教えてもらえますか。 17 ◯加藤土木事務所長 まず、繰り越しする理由なんですけれど、今回、工事箇所付近において通信、ガスの地下埋設物等が設置されておりまして、工事の支障になるために移設協議を進めておりましたが、今年度に入って通信事業者から移設に想定以上の時間がかかるということが判明しました。さらに、直近下流部で施工中の27年度の繰り越し工事、今施工中なんですけれど、ここでも交通規制に関して地元調整に時間を要しまして、完成予定日が延びたことも要因になりまして、今回、28年度内に完成が見込まれないため繰越明許お願いするものであります。  それで、通常でしたら2月補正で繰越明許お願いすることが多いんですけど、なぜこの時期かと申しますと、今申しましたような繰り越しの理由に伴って、通常でしたら契約後発生した理由で年度内に完成が見込めないということで2月補正で繰越明許お願いしています。しかし、今回の工事においては、現時点で繰り越しせざるを得ない状況が判明しましたので、工事の適正な品質確保とか請負業者が適切な施行体制を確保するために、適正な工事期間の設定をする工事発注が必要だと判断しまして、この時期に繰越明許お願いするものであります。 18 ◯牧田委員 契約はまだされていないということですね。 19 ◯加藤土木事務所長 おっしゃるとおり、まだ契約はしていません。今議会で承認いただければ、それを進めて契約の作業に入りたいと思っております。 20 ◯牧田委員 年度ごとにきちっとけじめをつけて、仕事を進めていただくということは大切なことだと思いますんで、ぜひそういうような流れになるように、これからしっかりと管理をしていっていただければというふうに思います。  続いて、資料-1の8ページの債務負担行為の桜橋の状況をまず教えてください。 21 ◯伊藤清水道路整備課長 ただいまの牧田委員の桜橋の状況についてということになりますけど、概要のほうから説明をさせていただきます。  一般県道入江富士見線ですが、国道1号と駒越富士見線を結ぶ重要な路線となっております。桜橋については一般県道静岡草薙清水線通称南幹線との交差点に位置しておりまして、JR東海道線静岡鉄道をまたぐ跨線橋でございます。本橋は老朽化が進みまして、平成27年度に実施した遠望目視点検により主桁の腐食等が確認されており、早期に新橋へかけかえをする方向で進めております。 22 ◯牧田委員 老朽化しているなというのは見ていてもすごくよくわかるんですけども、どういうような方向でかけかえに向けて取り組もうとしているのか、これからの取り組み、今回の債務負担行為でどこまで確認して、どういうふうに段取りをとってかけかえていこうとしているのか、教えてもらえますか。 23 ◯伊藤清水道路整備課長 桜橋のかけかえについてどのような方向で、今年度の債務負担においてどのように考えられているのかという御質問ですけど、今年度の事業としましては、かけかえ工事が鉄道の施設に与える影響というものがありまして、その照査が必要になります。その照査のために軌道管理者であるJR東海、それから静岡鉄道調査設計協定というものを締結して、設計照査設計計画の作成を委託をしていく予定でございます。             〔発言する者あり〕 24 ◯伊藤清水道路整備課長(続) 済みません、債務設定の理由になりますけど、桜橋は鉄道をまたぐ跨線橋ということで、線路上の主たる工事は軌道管理者であるJR東海、それから静岡鉄道に委託をして軌道管理者が工事をすることになります。そのためにJRが施工する際に、施行方法の検討、それから関連する電気設備移設等の設計などを含めて多種にわたる照査が必要になります。そのため年度をまたぐ期間が必要ということから、今回、債務設定お願いするものでございます。  今後の予定でございますけど、本補正予算が表決後に速やかに軌道管理者であるJRと静岡鉄道調査設計について協定を締結する予定でございます。そこの業務において施工方法の見直しや影響範囲等が確定しますので、その後必要に応じまして軌道管理者との工事覚書協定を締結しながら、現場着手へとなる運びでございます。 25 ◯牧田委員 完成の目標時期というのは想定されていますか。いつまでにやりたいというのがありますか。 26 ◯伊藤清水道路整備課長 いつごろを目標に完成かというところでございますけど、あくまで目標になりますけど、最短の工程で桁の製作というのは市がやりますけど、桁の製作が平成30年度、現場工事の着手が平成31年度、工事完了は平成33年度を見込んでおります。 27 ◯牧田委員 ありがとうございました。ぜひ安全に進めてもらいたいと思います。非常に難しい工事だと思いますけども。  それで同じく資料-1の8ページの清水富士宮線伊佐布高架橋下部工債務負担行為ですけれども、まず、これの概要を教えてもらえますか。 28 ◯伊藤清水道路整備課長 主要地方道清水富士宮線の概要になりますが、主要地方道清水富士宮線は平成3年度に都市計画決定されております。中部横断道と清水港を結ぶ広域ネットワークを構築する重要な路線として位置づけられており、国道1号静清バイパス庵原交差点から清水いはらインターチェンジまでの延長約3.8キロの整備を推進しております。  28年度の(仮称)伊佐布高架橋になりますけど、現の清水富士宮線と庵原川を挟んだ左岸側の部分になります。今回の債務負担行為は、10基ある高架橋のうち、今9基を施工中でございますけど、その残りの1基を設置する工事でございます。この債務工事下部工は完了ということになります。 29 ◯牧田委員 大分おくれが目立つように感じるんですけども、進捗状況と、おくれているのかどうかということも含めてお話いただけますか。 30 ◯伊藤清水道路整備課長 現在、進捗状況とおくれが生じているのかということですが、現在の進捗状況につきましては、国道1号静清バイパス庵原交差点から清水いはらインターチェンジまでの延長約3.8キロのうち、平成27年度末までに約1.0キロメートルについて供用を開始しております。平成27年度末までの事業費ベースでの進捗率は約70%になっております。  それから、おくれが生じているかどうかということですが、政令市への移行後に県から事業を引き継いで、中部横断自動車道供用開始に合わせ事業の推進を図ってまいりましたが、事業用地確保等に不測の日時を要し、現在、中部横断自動車道との同時期の供用開始が困難な状況となっております。 31 ◯牧田委員 中部横断道路の開通が29年度末、ほぼ30年の3月いっぱいぐらいになるんじゃないかなというふうに見ているんですが、そちらのほうの状況は変わりないのか、その辺の情報はありますか。 32 ◯宮原道路計画課長 中部横断道事業進捗につきましては、ネクスコ中日本及び国土交通省のほうで新直轄区間がございますので、今のところ29年度末の供用を目指して進めているというふうに伺っております。 33 ◯牧田委員 その開通に間に合わないということなんですが、その主な理由で用地取得を挙げられていましたけども、現在の進捗率というのはどうなっているんですか。それから、今後の見込みもあわせて教えてもらえますか。 34 ◯横山清水道路整備課用地担当課長 用地取得の現在の進捗率と今後の見込みについてですが、主要地方道清水富士宮線用地等取得費用は、平成28年度6月までで約39億3,000万円でございます。取得面積は約3万5,000平方メートルで、進捗率は約95%です。契約件数は約300件で、進捗率は約97%でございます。  今後の見込みでありますが、現在、取得できない用地は市としてできる限り地権者の意向を聞いて、早期の契約を目指していきたいと思っております。 35 ◯牧田委員 ここのところ急激に用地取得が進んできていて、一気に開けたなというふうには感じていたんですが、まだ2~3%の方が、了解してない方が3件と聞いていますけどね。相当御苦労されていると思うんですけれども、こういう人たちが今度おくれるというようなことになったときに地元でいろいろ言われる可能性もありますし、そういうことに対しての配慮もしなければいけないなというふうに思っているんですけども、今後の用地買収も含めて対応策といいますか、用地買収への対応策と、それからおくれる場合、中部横断道路が開通したときには、例えば暫定的にどこかもっと短絡したところを開通させてもらうとか、そういうような対応策とか、両面でどのように考えているのか、教えてもらえますか。 36 ◯伊藤清水道路整備課長 用地と、工事のおくれに対する対策ということでございますけど、中部横断自動車道の開通時のインターチェンジとなるいはらインターチェンジへのアクセス道路としましては、平成24年度に新東名供用開始に合わせた暫定ルートではございますけど、2車線のアクセス道路が完成しておりまして、中部横断自動車道供用開始時も大きな影響はないということで考えております。そのほかでございますけど、今後できる限り効果を早期に発現するために、用地を取得したところから順次工事を進めて、部分供用を開始したいと考えております。平成28年度におきましても供用区間を北側に450メートル延伸する予定でございます。 37 ◯牧田委員 中部横断道路の開通に合わせということは、この道路の工事の当初から目標時期として設定されてきたことがおくれるということになりますと、やはりいろいろな面での大きな影響が出てくると思います。じゃいつまでになるんだと聞きたいところなんだけども、難しいところもあるでしょうけども、用地買収の方との交渉がいつまでに終わるかということもあるでしょうし、極力やはり地元の人たちの感情に対しての配慮と、それから、もう1つはおくれるということに対して少しでも迂回路を整備しながら、延伸できるところはどんどん延伸していってもらって、影響がないようにしてもらいたいと思いますけども、その辺の地元への説明もしっかりとやっていってもらいたいというふうに思います。とりあえずここまでにします。 38 ◯三浦委員 資料-1の5ページなんですが、下から2段目の河川課の河川改修事業について、国庫補助事業の認証に伴う事業費の増額ということで書いてありますけれども、河川改修事業の今回の補正予算の具体的な内容について、ちょっと教えてください。 39 ◯赤坂河川課長 浜川の今年度の認証増に伴います事業概要ですが、今年度につきましては浜川の護岸の整備が完了したところですね、そこについての河床の掘削をやっていきます。現在、河床につきましては暫定的な深さになっておりまして、これは護岸の完了したところから正規の深さに掘っていくものでございます。 40 ◯三浦委員 今の浜川の改修、河床掘削事業というふうに書いてありますけれども、今も話があったようですが、河床掘削ということ、あるいは工事の内容みたいなものをもう少し詳しく教えていただけますか。 41 ◯赤坂河川課長 河床掘削につきましてどんな内容かということでございます。護岸の整備の終わる前は、まだ深さは暫定的な深さで整備をしておりまして、護岸の整備が終わったところから正規の深さに深くしていきます。現在はまだちょっと浅いままというんですか、現状のままですと完成断面よりも大分断面が小さいものですから、護岸の整備が完了したところから正規の深さに掘って、河川断面を確保していくこととなります。 42 ◯三浦委員 深くするといえば深くするんでしょうけれども、例えば大谷川なんかだと下にコンクリートの塊みたいなものを敷いてやっているんですけども、そういうことはただ深くするだけなんでしょうか、その辺をちょっと教えてください。 43 ◯赤坂河川課長 浜川の河床につきましては大谷川と違いまして、河床につきましてはコンクリートを打ったりとか、そういうことはいたしておりません。 44 ◯三浦委員 わかりました。  それから、もう1つ下にある道路新設改良事業のところで、山脇大谷線という項目がありますけれども、その山脇大谷線、今年度の事業内容と、それから、全体の事業概要について、ちょっと教えていただきたいです。 45 ◯向坂駿河道路整備課長 パネルを用意しましたので、これを利用して説明させていただきます。  こちらが海岸線になりますけども、海岸から大谷地区全体を見渡した写真になります。手前に国道150号、こちらが東名高速道路になります。途中に大谷小学校、この東名高速道路に予定されておりますスマートインターチェンジの位置も表記してございます。  この事業区間でございますけども、このパネルの中の赤く着色した部分の箇所でございまして、駿河区大谷地内の井庄団地入り口付近から都市計画道路広野大谷線との交差点までの230メートル区間でございます。本事業区間の現道でございますけども、市立大谷小学校の通学路、それから地域の生活道路といった市民生活に直結した重要路線であるにもかかわらず、狭隘な道路幅員から十分な歩道の確保ができていない状況にございます。また、国道150号へアクセスする通過交通量も非常に多く、安全性の確保が課題となっております。そのようなことから、安全で円滑な交通の確保、それから国際物流ネットワークの機能強化を図ることを目的といたしまして、拡張整備をするものでございます。  また、平成29年度の供用予定でございます東名高速道路の(仮称)静岡東スマートインターチェンジへのアクセス道路ということから、平成29年度末の完了を目指して実施しております。  それから、平成28年度の事業内容でございますけれども、用地物件補償、それから道路の改良工事を実施してまいりたいと考えております。具体的な工事内容といたしましては、用地取得が完了した箇所における道路の工事、道路工、それから事業区間内を流れます池ノ谷沢川、これらの改修工事を実施してまいりたいと考えております。また引き続き用地取得と物件補償を推進し、平成28年度末には、おおむね全ての用地補償を完了することを目指して実施しております。 46 ◯三浦委員 大体の話はわかりました。その中で事業の今後のスケジュールと、それから大きな課題というものがあったら、その辺について教えていただきたいと思います。 47 ◯向坂駿河道路整備課長 今後のスケジュールと、それから問題点についてという御質問にお答えいたします。  今後のスケジュールでございますけれども、平成29年度のスケジュールといたしましては、各種の工事を実施してまいりたいと思っております。本年度に引き続き池ノ谷沢川の水路改修工事を実施すると。それから、残りの全ての道路改良工事を29年度末の供用開始を目指して実施していきたいと考えております。  それから、この事業を進める上での課題でございますけれども、先ほどお話しさせていただきましたとおり、東名のスマートインターチェンジ供用開始が平成29年度の計画ということでありますので、国道150号までの整備を完了させ、アクセス道路を確保するということが大命題ということになります。そのために平成28年度から本路線の一部工事に着手し、かつ平成29年に用地取得をおおむね完了し、あわせて29年度に残工事の全てを完了させていくということが必須条件でございます。  しかしながら、用地取得の対象として集合住宅、これは静岡大学の学生さんのアパートといいますか、そういったものもございます。今のところこの該当する箇所につきましては5軒程度の集合住宅があります。借家人といたしましては58名の方がいらっしゃるという状況でございます。それらの交渉に不測の時間を要しているというのが実態でございます。  それから、それ以外でも戸建て住宅の地権者についても移転先の選定に苦慮している方が2名ほどいらっしゃる。こういった方がいらっしゃる中で、事業の進捗上障害が多い状況でございますけれども、事業の完遂に向けて鋭意交渉を進めていきたいというふうに考えております。 48 ◯三浦委員 どうもありがとうございました。今さらこんな話をしてもしようがないんですけれども、通称大谷街道という静大の下にある古い道路があって、あそこは私らが、そういう話をすると年もわかってしまうんですけども、小さいころには野球、三角ベースぐらいできるような状況の中で私たちが遊んでいたような道路が、現状、静大やらいろいろな団地やら高校やら、保育園、幼稚園、小学校というようなことで、もう当時と比べたら本当に格段の、表現はできないぐらいの交通量の差が出て、そこで大きな問題になりました。私も市議会議員にさせてもらったときに、この山脇大谷線ということで前に質問させてもらったことはあるんですけども、そのときの話では、その大谷街道には手をつけられないと。したがって、この今の山脇大谷線に力を入れるからということで、何となく私も納得させられてしまったみたいな形で、もう10年ほど前になると思うんですけども、通ったんですが、どうもなかなかお金の問題もあるんで、その後私たちの思ったような進展を見ないのが現状です。本当にいろいろな状況もよくわかるし、非常に大変なこともよく理解はできるんですけれども、本当に私が一番思うのはSBS通りの交差点のところから、さっき電線があった高速道路の下のところまでつなげるというのが私の仕事だと思っておりますので、できるだけ南のほうを早く進展させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 49 ◯大石委員 お願いします。資料-1の8ページ、先ほど牧田委員のほうで聞いていただきましたけれども、もう少し詳しく教えていただきたいんですが、清水の桜橋のかけかえですが、もう老朽化しているというのは本当にいろんな報道とかでも出ていますし、見た目ももちろんそうです。高速道路も同じ考え方でやっているんじゃないかなというふうに理解をしているんですが、JRの上のところにあっては昔で言うと鉄建公団、今だとJR建設ですかね。そこに全面的に委託をして、設計から施工まで全部やるというので、たしか東名ですけど、用宗のところの高架橋の工事、今もまだやっていると思うんですけど、ほかのところを見てもすごく丈夫につくられるんですね。それと同じように、桜橋のところもされるんだと思うんですが、この委託というのでいくと、例えば、その金額というのも、言い方悪いですが、JRの言い値というか、どういうものですか、教えていただければと思います。 50 ◯伊藤清水道路整備課長 ただいまの大石議員の桜橋のJRへ委託する経費についてということでございますけど、本業務に係る経費としましては、現在、精査中でございますけど、JRとの調査設計協定に全体額で約7,000万円を見込んでおります。             〔「言い値かどうか」〕 51 ◯伊藤清水道路整備課長(続) この金額につきましては、市のほうで特に設計をしているというところはございますけど、この金額についてはJRからの示された金額でございます。(発言する者あり)そうですね。最終的に精算は。  失礼しました。JRとの協議の中で見積もりをとりまして決定しております。 52 ◯大石委員 はい、わかりました。要するに、見積もりをとるといっても比較できる対象はないということですよね。  そうしますと、その部分からちょうど延長ですが、平島委員が言われたように、渋滞の対策というのは、すごい重要なことだと思うんです。清水にあっては本当に南北道路が限られていますので、特にここが中心地の主要道ですので、片側通行でも朝晩で、日中でもですが、平日でしたら大渋滞すると思うんですよね。その部分の希望というのもあると思うんですが、私の記憶だと、現在、南北方向に横断歩道がなくて、東西に渡る横断歩道しかないというふうに記憶をしています。ここらには、高校が2つありますので、高校生などの例えば朝とかに自転車通学がどういうふうに行われているか、済みません、余り詳しくはわからないんですが、そういうところの安全対策も含めて、新しい橋のときに希望を出していただけるかどうかというのをちょっと聞きたいと思います。 53 ◯伊藤清水道路整備課長 ただいまの大石委員の安全対策に関する件でございますけど、最終的な工法についてはJRと協議しながら決定していくので、どういう施行方法になるかというところはまだ確定ではございません。当然、橋のかけかえになりますので、全部落として全面通行どめということにはならないと思います。片面ずつ施工するというところで車両等の通行については片側交互ということになるかと思いますけど、自転車、歩行者については今後、公安委員会と協議を重ねながら、できる限り通行に支障がないような方法をとっていきたいというふうに考えております。 54 ◯大石委員 じゃ、委員長にかわりまして由比の寺尾橋ですが、ここは余り、詳しくは知らないんですが、このかけかえの理由と位置を変更するというのをちょっとお聞きしたんですが、なぜかというのを御説明していただければと思います。 55 ◯伊藤清水道路整備課長 大石委員の由比の寺尾橋のかけかえ事業についてということですけど、まず概要のほうから説明をさせていただきます。  寺尾橋は国道1号の富士由比バイパスと清水区由比、蒲原地区を結ぶ地区内唯一の重要な路線である富士由比線にかかる跨線橋でございます。本橋は老朽化が進んできているということもありまして、早期のかけかえが必要と判断をしまして事業を進めてきております。御質問のありましたかけかえの位置ですが、現在の寺尾橋の東側に約80メートルほど行った場所にかけかえをする予定でございます。  かけかえの理由でございますけど、老朽化によるかけかえになります。 56 ◯石野道路部長 位置の変更理由についてお答えいたします。  現況の位置に寺尾橋、さっき説明したとおり、富士由比線上にあるJRの高架であるんですけれども、それについて仮設の橋を設けなければならないということで、いずれにしてもJRをまたぐ仮設橋になりますと、新設とほぼ同じくらいの金額がかかるということで、先ほど説明したとおり、80メーター東、東京寄りの位置に新橋をかけかえることに決定をいたしました。 57 ◯栗田委員 資料-1の5ページ、草薙の駅のところは大体これで完了なんですか。この予算で。 58 ◯池田清水駅周辺整備課長 JR草薙駅周辺整備の南北自由通路及び橋上駅舎につきましては、今年度の補正と来年度まだ電車線等の機械設備等の費用が約3億円かかる予定ですので、その部分で最終的に来年度完成する予定となっております。  周辺整備につきましては平成27年度末におきまして約54.4%進捗しております。それですので、この9月18日に駅舎等が完成しまして、その後、今まで駅舎の作業ヤードに使っておりました北口の駅前広場等の整備に入っていくというような計画となっております。  また、国道1号から北口の駅前広場をつなぐアクセス道路等の整備につきましても、平成26年ほどから電線地中化工事等の整備に入っておりまして、今の予定では平成30年の周辺整備の完成を目指しているというような状況となっております。 59 ◯栗田委員 私、今回の草薙駅のこの自由通路、それに伴っていろんな工事ということの中において、あそこにもマンションも建ちましたけれども、今までの様子より一変するような形の中で相当大きな工事がされてきたわけなんですね。もうちょっとこれを進めて、例えばこの間も僕は聞いたんですが、国道1号へ出て東側へちょっと行ったところに都市計画の確定した、都市計画路線の工事は何もやっておりませんけれども、路線網が入っているということを聞いていたわけなんですが、こういう道路なんかにはこの関連で手をつけていくというようなことはないんでしょうか。同じ都市局のようです。 60 ◯宮原道路計画課長 都市計画道路の整備になりますので、道路計画課から答えさせていただきます。  委員が御指摘の路線は草薙楠線のことだと思われますが、この道路につきましては現在、事業着手には至っておりません。未着手の都市計画道路全般に言えることでございますが、近隣の整備状況、また必要性や優先度を踏まえまして、今後の方針について検討していきたいと考えております。 61 ◯栗田委員 私が言ったのは、せっかくこうやって草薙駅が整備されてきているわけですから、その周辺整備なんかはやっぱりやるべきじゃないのかなということを感じているわけなんです。新しく駅が整備できたということの中においては、そのところへ来る道路網関係についても整備していくのは当然ではないのかなということを感じております。  ところで、それはそれでいいとしまして、浜川というのは二級河川で、これは市のほうへ工事関係がみんな移管したわけなんですけれども、この負担割合というのはどういう形になっておるんでしょうか。 62 ◯赤坂河川課長 浜川の負担割合6分の1の財源の負担割合でございますね。1,000万につきましては交付金、1,000万のうち500万が国費になっております。そのうちの2分の1のうち6分の1につきましては県費の補助、残りが市の負担になりまして、6分の1というのはもともと静岡県がやっていた、移管する前は静岡県が管理していました河川で、そのときに3分の1が県への負担金ということで、それが今半分になったということで6分の1になっております。 63 ◯栗田委員 二級河川というのは大体、県がやっていく河川のような感じがしておりましたけれども、わざわざ県から市のほうへ移してきて負担が多くなってきたような感じがするわけですね。なぜだかなというのがよくわかりません。  それで、その下の道路関係ですが、駒越富士見線は、これは完了時期をどうやって、いつごろに見ておるんですか。 64 ◯伊藤清水道路整備課長 完了時期でよろしいですか。予算措置と、あと工事の進捗が順調というふうに考えまして、最短で平成31年度の供用開始を予定しております。             〔発言する者あり〕 65 ◯伊藤清水道路整備課長(続) 赤く塗ってあるところが駒越富士見線の本線になります。緑と黄色の部分が旧国道150号線。今年度につきましては国道150号の清水バイパスへの接続部分の工事になります。旧国道150号のところから清水バイパスまでの接続部分になります。それから、緑色の部分になりますけど、西側の駒越富士見線と、それから旧150号へのランプになりますけど、これについても28年度に工事を発注予定でございます。(発言する者あり)そこにつきましては平成30年度の工事発注を予定しております。
    66 ◯栗田委員 そうすると、取り合い関係も含めて30年度に基本的には全部できるという形で考えていいわけですね。 67 ◯伊藤清水道路整備課長 先ほどの東側のランプ部分につきましては、平成30年度に工事を発注予定でございますので、供用開始は平成31年度を予定しております。(発言する者あり)今年度の発注の予定でございます。 68 ◯栗田委員 西側の、さっきのパネルに黄色のところがあったんですが、あそこを発注できるんですか。間違いないんですか。東側の部分については発注が見えてきているような感じなんですけれども、その辺がよくわからないですね。もう1回だけ言っていただけますか。 69 ◯伊藤清水道路整備課長 済みません、順を整理して説明させていただきますと、紫色のところがありますけど、ここは27年度に債務負担行為で工事を発注しております。擁壁工を施工しているところでございます。今年度の補正予算も含めて西側のランプ部分、それから駒越富士見線の本線の道路改良工事、これが国道150号の清水バイパスまで接続する部分の改良工事を施工します。残りました東側のランプ部分につきましては平成30年度の工事発注を予定しておりますので、供用開始については平成31年度を最短で予定してございます。 70 ◯栗田委員 その次の6ページです。一里山長崎線の見通しというのはどうなっているんですか。完成の見通し。 71 ◯伊藤清水道路整備課長 栗田委員の一里山長崎線の完成の見通しということについてですけど、今年度の補正予算では一里山長崎線の静岡鉄道御門台駅の北側になりますけど、四方沢川の水路の改修工事を予定しております。こちらにつきましては完了しておりまして、残りの部分については未施工区間がございます。これに用地の取得も伴っておりますので、そこの部分が順調にいくと考えまして、平成32年度の事業完了を予定しております。 72 ◯栗田委員 それで、債務負担行為のほうをちょっと聞きたいんですけれども、この一番上の富士宮伊佐布線、清水富士宮線というのが全体の工区だと思ったんですけれども、ここのところはどこの部分がおくれているんですか。全体がおくれているんですか。これは先ほど牧田委員から言われたとおり、29年度開通は至上命令という形で動いてきたはずなんですね。どこがおくれているんですか。 73 ◯伊藤清水道路整備課長 まず、位置関係から説明をさせていただきます。  国道1号バイパスの庵原交差点、そこから北上しまして、完成部分が庵原58号線のところまでになります。こちらが現在施工中の部分、それから、このようになっている用地が未買収の部分になります。それと、ここが用地取得済みの箇所になります。ですので、残っているところは、今、指を指している北側の部分になりますけど、下部工が今年度に完成しますので、いはらインターへの(仮称)伊佐布高架橋の上部工が残る形となっております。 74 ◯栗田委員 そうしますと、農家の住宅があるところについては、これは全部見通しが立っているという形で考えていいわけですね。そうしますと、上のほうの高架橋のほうが、これがおくれているということなんですか。つまりこれはもう土地買収も済んでいるわけですから、国から予算がついてくればでき上がるような感じになるんですけれども、その辺はそういうことで考えていいですか。 75 ◯伊藤清水道路整備課長 済みません、先ほど位置関係を説明させていただきましたけど、平面部分というんですかね、いわゆる庵原工区の部分になるんですけど、平面部分につきましても用地の取得ができてない箇所がございます。高架橋の部分だけではなく、平面部分についても未取得の部分がございますので、供用開始工事や供用開始ができていない部分がございます。 76 ◯栗田委員 両方ということですか、おくれる理由は。それで、こんなことを聞いているんですよ。農家の人たちが協力しようとしているんだけども、その代替用地がないために、その言うとおりの買収関係に応じることはできないような、その辺でこじれているようなことを聞くわけですけれども、そんなことはないんですか。 77 ◯横山清水道路整備課用地担当課長 代替地につきましては、今、うちのほうもJA等に協力を依頼等もしまして、探しているところでございます。 78 ◯栗田委員 桜橋のかけかえなんですけれども、当時、清水が計画していたかけかえ工事からずっと変わってきているような感じをしておるわけですけれども、その辺は一から出直してやっておるわけですか。当時はあの道路の南幹線沿いの拡幅もいろいろ計画していたわけなんですけれども、その辺がちょっとこの間聞いた中ではよく見えないんですがね。 79 ◯伊藤清水道路整備課長 以前の計画と変わっているかというところでしょうか。済みません、旧の清水の時代というんですか、以前のところの計画がどういうふうになっていたかというのはちょっと私のほうではわかりかねるんですけど、都市計画道路の事業が建設局に来たところからの計画を見てますと、特に拡幅という計画は現在のところではございません。 80 ◯松本道路整備調整担当部長 栗田委員のお問い合わせでございますが、道路管理者が県の時代、今は私たち政令市で道路管理者でございますが、県が道路を管理していた時代は、桜橋のかえかえをすることだけではあの交通量をさばけないということで、委員がおっしゃったとおり、当時は南幹線の拡幅なりという計画があったことは聞いています。  今の私たちが持っている計画といいますのは、大坪町のアンダーパスが南幹線から国道まで抜けました。あれによって交通の一部をさばけるということで、今の考え方は桜橋のかけかえにつきましては、先ほど説明ありましたように、半断面ずつの施工で、交通を確保して施工するという予定になっております。当時のかけかえはあの橋を全て落として施工するという考え方で、南幹線なりの拡幅を予定していたということで、今と計画が違うということになっております。 81 ◯栗田委員 清水の当時、延々と検討されてきたいろんなことがあったんですよ。それについては全部が破棄されて、新しくやられてきた、こういう格好で考えていいですね。 82 ◯松本道路整備調整担当部長 破棄されたということではなくて、全体的に橋をかけかえる上での費用対効果といいますか、事業費ですね。そこを考えたときに、交通を逃せない状況のときは、やはり土地を一時借り入れるなり買うなりして拡幅して、橋の部分の交通をとめるための代替を用意しなければならないという状況ではございましたが、今は先ほど申しましたように、アンダーパスを迂回路として使うということで、そのときよりも事業費的には抑えられるというような考え方で計画を進めておる次第でございます。 83 ◯栗田委員 余りよくわからないけどいいです。  それで、議案第190号に入っていたと思うんですけど、もう1回聞かせてもらいたいんですが、中島のところの今度、市街化区域編入の問題で、その辺の経過をこういうやり方というのはどこでも起こるのかどうかということを含めて、ちょっと説明をお願いしたいと思っているんです。 84 ◯梶山都市計画課長 中島地区の市街化編入における経過ということでございますが、中島地区は土地区画整理事業による基盤整備を行うということを前提に昭和45年の都市計画法、43年の都市計画法改正の後、45年の当初線引きというところで市街化区域に指定をしたものです。これがスタートでございまして、しかし、地元の合意がなかなか進まなかったというところで、区画整理事業の施行には至っておりません。こうした基盤整備が整わないまま無秩序な宅地開発などが行われるということが懸念されたために、昭和61年に一旦市街化調整区域に変更したものでございます。基盤整備の実施が確実となった場合には、市街化に戻すということが特別に認められ、国、県、旧の静岡市と約束した特定保留地区というものに指定されたものでございまして、市街化調整区域の中でも特別な地域として、現在に至ってきた場所でございます。  市街化調整区域への変更後、いわゆる逆線引きの後、地区内では幹線道路である都市計画道路海岸幹線、縦通りの都市計画道路駒形中島線、あるいは国道150号を初めとする道路整備、あるいは下水道の整備などが進んできたことと、今回の地区計画制度の活用によりまして、一部の狭い生活用道路の拡幅、あるいは公園を整備することで必要な基盤整備が整うということが国に認められたことから、改めて市街化区域に編入したというものでございます。 85 ◯栗田委員 よくわからないということで僕は今、聞いたわけですけれども、そうすると区画整理事業をやらなかった。その後の負担関係の問題についてはどういう負担がされたんですか。公園をつくるのはどこの仕事なんですか。道路の拡幅はどこの仕事なんですか。以前だったら、区画整理事業だったら区画整理の中での分担で動いてきたと思うんですけれども、今回の場合はそういう形が公平にいかなかったじゃないかと思うんですけれども、その辺はどういう形態でされておるんでしょうか。 86 ◯梶山都市計画課長 今回の作業につきましては、道路の用地につきましては全て地元負担で無償で提供していただきます。それによって必要な道路の幅員を拡幅する。整備の工事費につきましては市が負担ということでございます。公園につきましては、国道150号バイパスのカーブのところですけれども、あそこの桁の下に公園を整備するということで、そこの公園の用地については費用がかからないという状況でございます。 87 ◯望月委員長 委員会審議の途中でありますけれども、このまま質疑を続行したいと思いますけれども、よろしいですか。  ほかに質疑はありませんか。 88 ◯尾崎委員 じゃ、続行ということで、昨年度に引き続き都市建設委員になりましたんで、よろしくお願いします。  2)の5ページ、歳入の部分でちょっとお聞きしたいんですけれども、道路新設改良費補助金の社会資本整備総合交付金で認証の増減で路線ごとにふえたり減ったりというのが示されているわけです。特にこの山脇大谷線なんていうのは6億800万ですか。かなりの増額になっているわけなんですが、この社会資本整備総合交付金をとりに行くに当たって、何か国の考え方に変化があったやのようなことを聞いているんですけども、この認証の増減について、その国の考え方の変化なんかも含めて、ちょっと教えていただきたいなというふうに思います。 89 ◯宮原道路計画課長 社会資本整備総合交付金の現状といいますか、過去からの流れというような形でよろしいかと思いますが、交付金制度は3.11の東北の震災とか笹子トンネル事故などによりまして、今まで改良系が主だったものが、防災・安全社会資本整備交付金のほうに予算が動くというふうな形になっております。道路をつくるに当たっては社会資本整備総合交付金の予算確保がだんだん難しくなってきている状況にございます。  議員の御指摘のところの認証増減につきましては、まず市の予算につきましてはおおむね11月ごろ、各路線の整備の進捗状況や執行可能額等も考慮しまして予算を計上するんですが、その予算計上時には財政局でも総合計画に基づいてシーリングがかけられておりますので、そういう形でちょっと抑えぎみになっております。それでも交付金ですので、財政的に有利になりますので、国に対しては要望、もっと大きな価格で要望して、できるだけ交付金をとりに行くという形でやっております。そういう中で認証増減が発生するわけなんですが、各路線の認証増減につきましては、1つには11月からいろんな事業が進捗されたり、入札等を行って、入札差金によって債務額が落ちるといったようなことで、路線間の整備の動きがございます。  もう1つ井川湖御幸線についてということで、事業特性がどう変わったかということなんですが、以前は社会資本整備総合交付金につきましても、お金がつきやすい道路というのがございまして、重点的に配賦する路線というのがございます。社会資本整備総合交付金につきましては、インターチェンジへのアクセス道路とか、港湾とか空港、または大規模な工業団地等へのアクセス道路の整備というものなんかに重点的に配賦されておりました。27年まではそうだったんですが、この井川湖御幸線につきましては、その対象が新静岡のインターチェンジがその対象になっていたんですが、国自体がやはり先ほど言いましたように、防災・安全社会資本整備交付金のほうに移行している中で、社会資本整備総合交付金の改良系のお金が少なくなるということだと思いますが、そういう中でこの改良系の縛りが厳しくなって、我々が聞いている中ではインターチェンジと一緒にできる路線についてが対象になるということで、この路線はインターチェンジがもう終わっているものですから、この枠から外れてしまって、特会事業といいますが、重点配賦する路線対象から外れてしまったものですから、減額になっているというようなことでございます。 90 ◯尾崎委員 確認でお聞きしたいんですけれども、そうするとこの交付金を支給する中で、国のほうでここにそれじゃ重点的にこのお金を使いなさいよというような、そうした指定というのは国のほうから来ているような状況なんでしょうか。であればそれはどれなのか、教えてほしいんですけど。 91 ◯宮原道路計画課長 社会資本整備総合交付金自体が市に裁量を持たせるというような交付金の内容でございますので、国が市に対して、その路線を指定するというふうなことまではいってないんですが、ただ、もうちょっと強く、要は国がここは重点的に整備しなさいというふうな形で指定まではいかないんですが、そういう形で一文つけてくるというふうな形のものがございます。この中では山脇大谷線と国道150号のバイパス等が対象になっております。 92 ◯尾崎委員 余り時間をかけたくないんだけれども、パッケージとして来ているんだけれども、重点的にここにというような話もあって、新東名のアクセス道路であり、井川湖御幸線についてはもう供用が開始されているもので、減額というような表面上にも出ているような状況になっているのかなというふうに理解をします。  ただ、これはまた意見・要望になってしまうかな。中部横断が結局29年だよという話の中で、新東名のほうへ来て、新静岡インターを使うということだってあると思うんですよね。そこら辺しっかり予算も国のほうに働きかけをお願いしたいなというふうに思います。  あと、次に、資料-1の6ページ、先ほどちょっとありましたけども、水道町伊呂波町線ですけれども、これは先ほどの説明ですと、用地測量という話だったと思うんですが、今年度、もう物件調査とかもやっているんじゃないのかなというふうに思うんだけれども、今回の歳入のほうでも9,500万かな、結構大きい額が入っているわけなんだけれども、今年度、この用地の買収まで行えるのかどうか、お聞きしたいと思います。 93 ◯海野葵南道路整備課長 尾崎委員の28年度は何をやるのか、また用地買収を行うのかということの御質問について御説明いたします。  先ほど27年度につきましては用地測量を発注いたしましたということで御説明しましたが、それは引き続きやっておりまして、28年度につきましては物件調査、それから、それをもって用地買収に取りかかるという予定でございます。 94 ◯尾崎委員 最後にします。議案第190号に関連して先ほど答弁をいただいていたわけなんですけれども、僕もやっぱりちょっとわからないなというふうに思うのは、区画整理をしなかったもので、無秩序に開発が行われてしまうということで逆線引きが行われたよという説明だったと思うんですよね。だけど、今回、区画整理をやらないで地区計画という形で、ここの市街化への編入を認めるという話だと思うんですね。じゃ、この区画整理と地区計画の違いというのかな、さっき道路の部分は地元負担だよとかというような話もあったけれども、減歩率の話なんかも含めて、その違いについてお聞きをしたいなというふうに思います。 95 ◯梶山都市計画課長 区画整理と地区計画の違いというところでございますが、土地区画整理事業は道路、公園、河川等の公共施設を整備、改善、土地の区画を整えて宅地の利用の増進を図るというものでございまして、道路や公園、街区の造成とか、そういったものを面的な整備で行うという事業でございます。公共施設が不十分な区域ですね。土地の形が悪いとか、そういったところも含めて、そういった場所では地権者からその権利に応じて少しずつ土地を提供してもらいます。これを減歩と言います。この土地を道路、公園などの公共用地に充てるほか、その一部については保留地として売却をして、事業資金の一部に充てるというものが区画整理の事業ということでございます。  一方、地区計画の制度というのは一定のまとまりを持った地区ですね。一つの街区ですとか、そういったまとまりを持った地区を対象にしまして、その地区の実情に合ったよりきめ細かいまちづくりのルール、例えば建物の用途ですとか壁面の位置、あるいは高さ、垣や柵の構造なんかですね。こういった細かいルールを地区施設として、あるいは道路、公園などの配置、こういったものをまちづくりのルールとして細かいところまで定めることができます。地区計画は計画策定の段階から地区住民の意向を十分に反映するということが義務づけられておりまして、住民参加のまちづくりを目指す一つの手法でございます。  地区計画は土地区画整理事業とは違いまして、一括して、あるいは面的に広いエリアを再整備するものではありません。地区内に住む人が住宅などを建てかえる段階で、地区計画で定めたルールに合わせた建築を行うことで、自分たちが立てた目標に向かって、まちづくりを進めていくという制度でございます。  また、地区計画では区画整理事業のような減歩というものは行いません。先ほども申し上げましたが、中島については地元が土地を負担してということでございます。地区施設である道路の整備を行うに当たっては、地区住民の了解のもとに道路拡幅分の用地の無償提供を受けて、中島地区の整備をするということで進めているものでございます。 96 ◯望月委員長 ほかにないようでありますので、質疑を終わります。  次に、要望・意見、討論に移ります。  要望・意見、討論はありませんか。 97 ◯牧田委員 提案されました案件全てに賛成ということで、自民党会派を代表して討論をさせてもらいます。 98 ◯平島委員 志政会です。全議案に賛成をいたします。  意見・要望として、先ほどちょっと質問の中に入れさせていただきましたけれども、この道路とか橋梁の維持更新というのは非常に重要な仕事で、一生懸命やっていただいているとは思っておりますけれども、どうしてもやはり工事をするときにはいろいろ生活に不便とか、影響が出るものです。それを最小限になるような努力をぜひしていただきたいなというふうに思います。 99 ◯大石委員 公明党です。全議案に賛成です。  私も議員になる前はインフラ整備の端くれで仕事をやっていたものですから、本当に大変に興味があります。しっかり勉強させていただきたいなと思います。皆さんのお仕事というのは言うまでもないですが、安心・安全で、さらに便利というものを担保されていると思うんですが、ぜひいろんな事業をやっているときに、されていますけど、またさらに、進捗状況の見える化というものも含めて、広域、地域、それから現場というところで、そのところの住民の方々の見えるところというのを、さらに配慮もしていただいて、実施をしていただきたいなと思います。 100 ◯尾崎委員 全議案に賛成します。  質問で扱いました社会資本整備総合交付金についてですけれども、井川湖御幸線のアクセス部分について言うと、29年度を一応完成目標にずっとやってきていると思うんだけれども、その完成がなかなか難しいんじゃないかというふうに思われる中で、今回、特会からも外れて重点でもないというような位置づけになってしまったというのが、今までのことを考えると、本当にもうちょっと早く事業進捗を進めていただければ違ったのかなというような気持ちはあります。ただ、そんなことを言っていてもしようがないので、今後に向けて、ここは新東名のアクセス道路で地元の生活道路でもあるんだけれども、本当に交通量がふえていますし、中部横断自動車道が開通すれば僕はまたふえるんだろうというふうに思います。そこら辺はぜひ、国に対しても積極的な予算要望というのを引き続きお願いしたいなというふうに思っています。  あと都市計画の線引きの話なんですけど、これ委員長報告は要らないですけども、今回、この地区計画の条例の追加という形でしか議案としては出てこないわけなんだけれども、この線引きを変更するよとかという非常に大きな問題が、都計審に議員が3人入っているというのはあるんだけれども、なかなか状況がつかめないというところがあるものですから、やっぱり本当に大きい決定だと思うんだけれども、こういうのはやっぱり情報提供というのはお願いしたいなというふうに思っています。 101 ◯望月委員長 ほかにありませんか。             〔「ありません」〕 102 ◯望月委員長 ほかにないようですので、要望・意見、討論を終わり、採決を行います。  特に反対の討論はありませんでしたので、全議案を一括して簡易採決にてお諮りいたします。  議案第180号、議案第190号、議案第191号、議案第194号及び議案第199号から201号までは原案のとおり可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 103 ◯望月委員長 御異議なしと認め、議案第180号外6件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案審査を終了いたします。      ────────────────────────────── 104 ◯望月委員長 次に、管外視察についてであります。  先日御協議いただいたとおり、7月19日火曜日から21日木曜日の2泊3日、視察先、調査項目等については、別紙のとおりとなりましたので、御確認ください。      ────────────────────────────── 105 ◯望月委員長 以上で本日の日程は全て終了いたしました。  これをもちまして、都市建設委員会を終了いたします。                 午後0時21分散会      ────────────────────────────── 都市建設委員長  望月 俊明 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...