ツイート シェア
  1. 静岡市議会 2008-03-11
    平成20年 都市建設委員会 本文 2008-03-11


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時59分開議 ◯岩崎委員長 ただいまから都市建設委員会を開会いたします。  初めに、傍聴者の増員について、あらかじめお諮りします。  本日及びあすの委員会審査において、傍聴の希望者が定員の6名を超えた際には、入室できる範囲で増員を許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。             〔「異議なし」〕 2 ◯岩崎委員長 御異議ありませんので、増員することといたします。  今期定例会において、本委員会に付託されました案件は、議案11件、陳情1件であります。  委員会の進め方でございますけども、本日は都市局所管の議案11件及び陳情1件の審査を行い、あす12日は建設局所管分の議案1件の審査を行いますので、御承知おき願います。  また、議案第39号平成20年度静岡市一般会計予算につきましては、本日は初めに都市局所管分の質疑を行い、後に意見・要望となります。討論、採決は、あすの建設局所管分の審査とあわせて行いますので、よろしくお願いいたします。  なお、その他の議案は、本日採決まで行いますので、この点も御承知おきくださいますようお願いいたします。     ────────────────────────────── 3 ◯岩崎委員長 それでは、初めに陳情審査を行います。  安東3丁目町内区域に3階建てを超えるマンション建設に反対する陳情を議題といたします。  陳情者より陳述の申し出がございますので、これを認めてよろしいでしょうか。             〔「異議なし」〕 4 ◯岩崎委員長 それでは、前のほうにお進みください。  陳述者に申し上げます。陳述は5分程度でまとめてくださるようお願いします。  また、記録の関係から、住所・氏名を述べてから発言をしてください。  それでは、よろしくお願いします。 5 ◯幾田陳情者 私は、静岡市葵区北安東1丁目22番5号に住所を持ち、所属する安東3丁目町内会の副会長を務める幾田光男と申します。
     本日は、この都市建設委員会の冒頭に、当町内に建設予定マンション建設規模縮小に関する陳述の機会を与えられたこと、まずもってお礼を申し上げます。  さて、陳情でございます。  平成19年10月10日、セキスイハイム東海株式会社によって、静岡市葵区安東3丁目9番地先に、当地に3階建てマンションを建設する旨の告知板が立てられました。静岡市立安東中学校の東南角から南に70メートルほど足を運んだところであります。この建設地の真南には、東西に伸びる3階建てマンションセードル安東、そして真北には、同じく並行して東西に伸びる3階建てマンションフジパレス安東壱番館がございます。  問題のマンションは、この2つのマンションの間に、やはりこれらのマンションに並行して建とうとするものです。しかし、高さはこれら2つのマンションの2倍の6階建て構想、さらには地下にも1階を。フジパレス安東壱番館はもろに日を遮られます。なけなしの金をはたき、日を求めて移り住んできた方々が、再び日陰の暮らしを強いられます。加えて、近隣の方々も多大な影響をこうむります。  問題は、日陰だけではありません。かなり大規模な建設で、しかも地下も1階設けるとなれば、近隣地盤にも水道の遮断、あるいは地盤そのものの弱体化など、大きな影響が予想されます。フジパレス安東壱番館を初め近隣の住民は、大きな不安と苦悩を抱えました。問題はさらに拡大いたします。  これまでの経緯についても大きな禍根を残しております。この土地につきましては、以前にもマンション建設の話が持ち出されました。平成17年5月のことです。説明者は、今回も登場しているセキスイハイム東海です。話を聞いたフジパレス安東壱番館管理組合と安東3丁目町内会役員は申し上げました。「この地区は、長年みんなの力で快適な住環境の維持に取り組んできた。3階を超える建築物は建てないでほしい」と。  当該地は、今はセキスイハイム東海が所有していますが、もとは旧日本道路公団が、道路建設に伴う収用地の代替地として地元の地主から取得した物件であり、旧地主と公団の間では、建物については3階建てまでとするよう合意がなされていたと伺っています。3階を超える建物は建てないでほしいというのは、このことも踏まえていたわけです。  マンション建設の話はそのままとまってしまいました。その後の動きを心配する管理組合は、セキスイハイム東海あて問い合わせを続けました。文書で、また電話で。そして返ってくる返事は毎回同じ「計画に進展なし」。一番近いところでは、平成18年10月23日の配達証明つき問い合わせです。問い合わせの返事は11月6日に来ました。「ボーリング調査をするけど、社内事情により計画は進んでいません。説明できるようになれば、管理組合理事長あてにお知らせします」。それから11カ月後、突如として建設構想が表に出されました。それも地下1階、地上6階。地域住民は、打診を続けていたにもかかわらず、唐突とも言える建設の話にどぎもを抜かれ、心を踏みにじられた思いでいっぱいになりました。当該住民は今、悔しさで胸が張り裂けんばかりの思いに駆られています。  この安東3丁目地域には、実は過去においても高層マンション建設計画が浮上した経緯がございます。しかし、その都度、業者に町内会の高さ制限の要望を理解していただき、3階を超えるマンションは見送られてまいりました。よって、住民のモラルと協調により、市内でも有数の良好な住環境を維持してくることができました。折しも、静岡市は2月25日、再開した市議会2月定例会に市景観条例案を提出されました。大規模な建築行為景観形成の観点から厳格に規制する新条例、本年10月の施行を目指していると伺います。  今回の建設は、条例の適用から外れるとは思いますが、セキスイハイム東海には、駆け込み発想ではなく、住民及び安東3丁目の思いに十分耳を傾けていただきたいと願うところです。私たちは、建設という行為に反対するものではありません。これまでるる述べてまいりましたように、また、以前お届けいたした署名の写しにもありますように、今計画されている建物の規模の縮小を求めるものであります。この思いに賛同する人は安東3丁目総人口をはるかに上回る2,791名に達しております。私たちは、建物も、そして今後新たに入居してくる方も、末永く安東に和する建設をと切に切に願っております。  委員の皆様には、どうか私たちの思いをお酌み取りいただき、適切な御指導、御処置をとお願いいたす次第です。  以上、よろしくお取り計らいいただきたくお願い申し上げます。  以上で、安東3丁目町内会を代表しての私の陳述を終わります。貴重なお時間をちょうだいいたしたこと、まことにありがとうございました。 6 ◯岩崎委員長 それでは、委員の皆さんから、ただいまありました陳述者に対する質問がございましたら、お願いいたします。 7 ◯内田委員 先ほど、旧道路公団の用地であって、その道路公団との約束があるというお話がありましたけども、3階以上は建たないよと、将来この土地はというお約束があると言うんですが、そういったのは書面か何かになっておるんですか。 8 ◯幾田陳情者 残念ながら書面はございません。口約束ということでございます。 9 ◯内田委員 書面がなくても、口約束でも、それを証明する何かというものはありますでしょうか。例えば証人がいて、あるいはテープにとってあるとか、そういった何かそれを客観的に証明できるものはありますでしょうか。 10 ◯幾田陳情者 テープはございません。ただ、その売却した方はまだ御健在でございます。まだそこのところで直接的には私どもも伺っておりませんが、伝え聞いているところでございます。 11 ◯内田委員 そうしますと、買収交渉のときに、そういう約束をきちっとしたよということを、きちっと証明してくれる方がいるというように理解してよろしいんでしょうか。 12 ◯幾田陳情者 はい。私個人として今断言するわけにはいきませんが、その可能性は十分あると判断いたします。 13 ◯岩崎委員長 ほかに陳述者に対する質問は。よろしいですか。はい。  じゃ、陳述者の方、席のほうへお戻りください。  次に、当局より説明を求めます。 14 ◯石田建築指導課長 ただいま陳情のありました安東3丁目のマンション計画について、概要の説明をさせていただきます。  陳情者からも説明がありましたように、こちらの建設地は、元道路公団、現在は中日本高速道路株式会社の所有地であった安東3丁目に、セキスイハイム東海株式会社によるマンション建設計画でございますが、これにつきましては、市で持っております中高層建築物の建築に係る紛争の予防及び調整に関する条例、略しまして中高層条例といいますが、こちらの標識の設置届がまだ提出をされておりません。そのため、事業主または隣接住民より参考としていただいた資料をもとに計画の概要を説明させていただきます。  まず、建設地でございますが、静岡市葵区安東3丁目132及び136-1でございます。こちらが安東中学校でございます。こちらが安東小学校でございます。ちょうどこの中間の東側に位置する場所でございます。  建築主は、浜松市中区板屋町111-2、セキスイハイム東海株式会社でございます。設計者は、東京都渋谷区渋谷2-14-13、株式会社ネクストアーキテクトアンドアソシエイツというところでございます。工事施工者につきましては、まだ未定でございます。  次に、建築物の計画概要でございますが、用途地域は第2種中高層住居専用地域でございます。建ぺい率は60%、容積率は200%でございます。敷地面積は1,467.5平米でございます。建物の構造と規模でございますが、鉄筋コンクリート、地上6階、地下1階でございます。使用用途は、共同住宅、分譲で住戸数が28戸でございます。建築面積は737.31平米、延べ床面積は2,971.19平米、高さが18.5メートルで、着工予定日は今年度、また完成予定日としましては21年の3月ということで予定されているようでございます。  ここまでの建設計画に当たっての経過でございますが、昨年の10月10日に中高層条例に基づく標識の設置が現場でございました。それから、その10月10日以降でございますが、株式会社いかるが、こちらはセキスイハイム東海より委託を受けて住民対応をしてる会社でございますが、こちらから建築計画の説明のために戸別訪問が開始されたということで聞いております。  今お話がありましたように、ちょうどこの真北にありますフジパレス安東壱番館というところですが、こちらの管理組合にも回りましたが、こちらのほうでは、個別説明ではなく、事業主、設計者から管理組合への説明を受けたいということを要望しております。それから、それに対してセキスイハイム東海株式会社業務委託契約を結んでいます株式会社いかるがが説明会において説明をする旨の回答を出しております。  12月の11日でございますが、安東3丁目の町内会長さんより建築指導課あてに、こちらのセキスイハイム東海──安東マンション計画と言っておりますが、こちらに対して反対していくので申請を受け取らないようお願いいたしますという、この申請というものが建築確認申請なのか、条例に基づく届け出か、ちょっとこの辺についてはわかりませんが、要望書が届けられております。  それから、今年度に入りまして、1月の18日に市民文化会館の第1会議室におきまして事業主と設計者、また代理業者でありますいかるがから説明会の開催ということで通知を住民の皆さんに送りました。ところが、これが日付と曜日が違うということで、実際に参加された方は5名だということで伺っております。  また、1月25日にも同じように3者が、事業主、設計者、いかるがによる説明会を同じく市民文化会館の第1会議室で行いましたが、こちらには出席者20数名が出席をしたということですが、ちゃんとした説明会というものにはなり得なかったということで聞いております。  次に、2月の11日でございますが、ここでまた同じ市民文化会館の会議室で事業主、設計者、またいかるが、その3社が説明会を開催いたしまして、このときには出席者59名があったということです。ただ、この中でもちゃんとした計画の説明までには至らなかったということで聞いております。  同じく、また3月の9日にも説明会がありました。ここでは53名が出席をされたということですが、このときにおきましても計画の説明ができなかったということで伺っております。  建物の概要の説明をさせていただきますと、まず、こちらの図面でございます。ピンクで囲ったところが敷地でございます。こちらのグレーで塗ってあるところが道路でございます。ブルーで囲ってあるのが建物の外郭でございます。1階がこのように、住戸とともに、ちょっとこの住戸の上に、これはちょっと何も書いてありませんけども、機械式の駐車場をつくるという形になっております。北側の敷地のほうからは日影の影響も避ける、要するに建築基準法上の日影規制等のこともあるかと思いますけども、北側をあけまして南側に寄せる配置計画になっております。  それから、立面図でございますが、南側の立面図がそちらになりまして、ちょうど平面図の下から上を見上げるような形になります。建物全体的には5階建てになっておりまして、一部に6階部分が飛び出てるような、そのような計画になっております。それを今度横側から見ますと、西側立面図で、道路側から見た立面図でございますが、一部道路側のほうに出っ張っている部分が、今の指しておりますそちらの部分になります。これは2階部分でございまして、それより上の階につきましては南側のほうに寄せたプランとなっております。こちらは、裏側にありますフジパレス壱番館側のほうから見た北側の立面図になります。これは先ほどの南側の立面図のちょうど裏側になりまして、ほぼ5階建ての建物の上に6階部分がやはり出てるというようなものになっております。この東側立面図につきましては、道路と反対側から見た形になっております。  以上、簡単でございますが、概要の説明をさせていただきました。  続きまして、この陳情書にあります陳情項目につきまして、見解を述べさせていただきます。  まず、1点目の「セキスイハイム東海株式会社に対して、安東3丁目町内会とフジパレス安東壱番館管理組合に対する説明会を、会社自体が直接行うよう指導を御願い致します。」、この点につきましてでございますが、先ほど説明をさせていただきましたように、平成20年の2月11日及び3月9日に静岡市民文化会館第1会議室において事業主セキスイハイム東海株式会社と設計者、株式会社ネクストアーキテクトアンドアソシエイツ、また株式会社いかるがにより説明会が開催されたと聞いております。今後も、このように説明会及び話し合いが行われますよう努力をしてまいりたいと思います。  2点目でございますが、「セキスイハイム東海株式会社に対して、安東3丁目に3階を超えるマンション建設をしないよう高さ制限の指導を御願い致します。」ということでございますが、これも陳情書の中にもございますように、現在進めております高度地区の指定が出されるまでは計画の変更を求めるような、高さを求めるような行政指導はできないのが実情であります。 15 ◯岩崎委員長 委員の皆さんから、ただいまの当局の説明に対しまして質問、意見がございましたらお願いいたします。 16 ◯兼高委員 ただいま、陳情者の皆さんからご意見聞きました。6階建てということで非常に地域の住民の皆さんに与える影響というのは本当に大きいのかなということで、皆さんの気持ちは十分理解しているつもりでございます。  この建物、今説明を受けたんですけども、6階建て、地下1階ということで今御説明があったわけですけども、地下1階の構造、これは何かわかりますか。 17 ◯石田建築指導課長 構造というのは、RC造になります。鉄筋コンクリート造です。その用途ですね。用途は、実は1階にあります住戸数が4戸ありますけども、この4戸の専用の住戸部分になります。ちょっとすいません、今そちらの図面になくて申しわけありませんが、ちょっとこちらの小さな図面で申しわけありません。そちらの4戸住宅がありまして、それぞれに専用階段がついております。これが今言いました地下の部屋に行くための階段でございます。その地下部分の部屋というのは非常に小さな部屋でございまして、これが同じくその4戸分それぞれあるわけでございます。  多分、用途的には、考えられるのは、最近、騒音等で問題になるようなオーディオルームですとかピアノの部屋ですとか、そういったことに使えるもの、もしくは倉庫、こういったものに使われるのではないかと思われます。 18 ◯兼高委員 わかりました。6階、そしてまたプラス地下ということで、構造的には大変大きな構造になるわけですけども、この安東地区の近辺にこういった高層、地下を含まなくてもいいですけども、こういう高層のマンションが実例的にあるのかどうか。それともう1点、この地区、我々、この辺、昔は田園地帯ということで、地盤の問題が非常に心配をされると思います。特に地下水の問題ですね。6階で地下構造といいますと、かなり基礎工事が大がかりな工事になってきて、周辺の皆さん、多分地下水使ってる方もあろうかと思います、そういった中で、この地下水に与える影響、こういったものはどうなのか、ちょっとその辺のちょっと皆さんも多分心配してるとこだと思います。その辺について、取り組みはどのようになるのかちょっとお聞きしたいと思いますけども。 19 ◯石田建築指導課長 それでは、先に周辺の建物について説明をさせていただきます。  少し小さくて申しわけありません。今こちらの図面でございますが、色塗りで分けております。この黄色の部分ですが、これが3階建ての建物でございます。この黒塗りの部分が、今回の予定しています建築場所でございます。黄色が3階、実はこの緑、これは2階でございます。あと、このピンクのところが4階でございまして、あと、この安東小学校安東中学校の校舎は4階建てになっております。  それから、続きまして地盤のことでございますが、こちらの安東中学校の校舎の建設のときに調べました地質調査のデータをもとに御説明をさせていただきますと、この地域、もともと安倍川の扇状地域ということで、流れが変わるたびに砂れき層になったり、または、そのよどみのところになったシルト層といいますと粘土層なんですが、非常に弱い層、こういった砂れき、砂、粘土というような、こういった層が互いに重なってるというような場所でございまして、こちらの安東中学校につきましては、当然、直接基礎といいまして、そのまま基礎をもたせるようないい地盤が浅い位置にございませんので、基礎の下にくいを打ってます。そのくいの長さが、こちらの安東中学においては17メートル、もしくは18メートルというようなものでやっております。  この地層につきましては、非常に安東中学とこの建設地が近いわけでございますけども、非常に複雑になっておりまして、やはり先ほどの御説明にもありましたけども、実際にボーリングデータをとりまして、それに基づいた形でそのくいの長さを設定、また、こちらは4階建ての校舎でございますけども、今度は6階ということになりますので、建物の重量も変わってきます。それによりましてくいの径ですとか本数、こういったものも変わってくるかと思います。  それで、その次の地下水への影響ですが、地下1階の部分がどの程度の影響があるかということですが、まずこちらの影響といえば、本当の浅井戸をもし使ってる、浅い位置の水脈から水をとられてる方がありますと、やはりここが水道の上になるということになりますと、その下にあるお宅には影響が出るかと思いますけども、ただここまでの浅井戸は一般的にはやはり汚染というものも考えますと使っていないのではないかと思いますので、もう少し深目のところから水をとってるかと思います。  そうしますと、やはりくい打ちがそういった井戸に影響が出ることは考えられます。一般的にはそういった影響を考慮しまして、建設工事に入る前に周辺の井戸を使っているお宅を、事業者が、建設側が回りまして、水質調査なり、また濁りの状況を調べます。くいを打った後にどのように変わるかというものを見ながら対応していくわけなんですが、万が一、水道が完全に途絶えるですとか大きな影響があれば、一般的には既にもう市水を、市の水道を引いていると思いますけど、市水対応してもらうような形ではやってると聞いております。 20 ◯平垣委員 これ6階建てが建った場合、東のほうから太陽が出ますよね。そうするとこの影響はどのくらい、ここらあたりは出ると思うんだけど、どの程度出るですか。日照の関係は。 21 ◯石田建築指導課長 これが実は日影図でございまして、特にやはり一番大きな日影の影響を受けるのはやはりこの北側にありますフジパレス安東壱番館でございます。あと、当然朝日なり夕日というものはもっと広い範囲に、朝日は当然こちらのほうへ日陰が出てまいります。夕日につきましては、こちらのほうに日陰の影響が出ます。昼間の時間帯はやはりこちらの北側に長い時間日陰になるような形になりますので、このフジパレス壱番館、こちらのほうが日陰の影響は非常に強いものとなります。 22 ◯平垣委員 それ、6階建ての場合と、一番影響するのはその裏側のマンションだと思うですけど、北側のね、北側に今現在あるフジパレス壱番館、そこに一番影響あると思うんですけど、それは、じゃ例えば3階建てに、万が一この建物を3階建てにした場合の裏側に対する影響と6階建てにした場合の影響というのは相当違いますか。要するに3階建てのときに、僕は余り変わらないと思うんだけども、どのぐらい違うんですか。 23 ◯石田建築指導課長 もしこの計画のまま3階に落とせば、単純に日陰は半分になります。ただ、この建物を配置計画をもし変えた場合、3階建てにするということで、北側のほうにもし寄せるというようなことになりますと、実は日陰の影響はこの6階とほぼ変わらない形になります。 24 ◯内田委員 私も清水地区で随分マンション計画についていろいろと相談を受けたり、あるいは実際交渉してきた経過がありますけども、やっぱり一番不信感を買うというのは、やはりこの代理人なんですよ。これ、そうは言っても、これは法的に認められているわけですし、その代理人の方もしかるべく建築士等の免許等持ってる方も多いわけですし、コンサルタントの仕事をしてるわけですから、それを排除するということは大変難しいんですけども、でもやはり住民からすればもう建設をするその事業主と直接交渉したいというのは、いつもその問題ですったもんだするんですよね。建設するほうの立場にすれば自分が矢面に立っちゃったら、いろいろ交渉が不利になるかもしれんし、だから代理人を立てると。それはちゃんと金を出してやってるわけなんだけど、その辺の関係というのは、もう恐らく今回の問題も恐らくそういった問題が多くて、結局、今説明聞くと、いろんな説明会やっても出てこなかったと、あるいは説明会にならなかったと、そういうように言われてるんだけど、その辺がきっと恐らく私想像できるんですけども、代理人じゃなくて事業主が直接交渉したらいいじゃないかというようなお話が恐らく出て、紛糾していったんじゃないのかなという想像がつくんですよ。  ですから、やっぱりこういったものを早く解決するには、もちろん建設するほうからすれば余り矢面に立ちたくないという気持ちはわかるんだけど、やっぱり出てこなければ、自分がやっぱり出てこなければ解決しないという、そういうことというのもやっぱりある程度指導をしてやらないといけないんじゃないかなと私は思うんですよ。もちろん、指導するといっても限界ありますよ。限界はありますけども、そういった、早く解決するにはやはり直接の担当者、直接それを建設をする人がやっぱり責任を持つという態度を示すということを、そしてそれがいろんな要望を聞きながら、できることはこうする、こうするということでやると、あるいは100%でないにしても、相当話というのは進んでくるわけですよ。だから、逆に言えば、問題が早く解決するんじゃないかなという面だって十分考えられるわけですから、そういったものをこれから恐らく市ともいろんな連絡があると思いますから、そういうときにどの程度そういうことが指導できるかできないかということは問題あると思いますけども、そんな住民の声を聞いた中で、やはり住民の声を伝えてやるという、そういったものはしっかりやっていただいたほうがいいんじゃないのかなというように思います。 25 ◯尾崎委員 前回の定例会でも、マンション建設について今回の陳情と同じような形で出てきたと思われますので、陳情者の気持ちを十分に酌み取っていただいて、委員長のほうでまとめていただければと思いますけれども。 26 ◯岩崎委員長 ただいま、委員長のほうでまとめてという御意見が出ましたので、お諮りしたいと思いますけども、議運規約第60条第2項に、陳情審査の結果は採択、一部採択及び不採択のほかに、文章表現による結論ということがございます。したがいまして、本陳情の取り扱いにつきましても、ただいまの皆さんからの意見を聞きますところ、この陳情の趣旨については理解できるところもあるので、当局は法令及び与えられた権限の範囲において最大限に尽力されたい、このような文章表現の結論にしたいと思いますが、いかがでございましょうか。             〔「異議なし」〕 27 ◯岩崎委員長 それでは、今申し上げましたような形で決定させていただきたいと思います。     ────────────────────────────── 28 ◯岩崎委員長 それでは、次に議案審査に入ります。  議案第39号中所管分、第41号、第51号、第61号から第63号まで、第65号、第84号及び第124号から第126号までを議題といたします。  当局の説明をお願いいたします。             〔当局説明〕 29 ◯岩崎委員長 当局の説明は終わりました。ここで暫時休憩いたします。再開は午後1時からお願いいたします。                 午前11時58分休憩     ──────────────────────────────                 午後0時58分再開 30 ◯岩崎委員長 それでは、おそろいですので、これより委員会を再開いたします。  先ほどの説明に対して質疑に入ります。質疑はありませんか。 31 ◯鈴木委員 565ページの公園計画課の所管の日本平公園のアクセス道路の測量に関連をして、日本平山頂の基本計画も、パブリックコメントをやったりして、できてるわけでありますけども、本会議の質問なんかでも局長答弁で、現行法の中で整備を進めていくという答弁がありましたけれども、現行法でいくと、公園法があったり文化財保護法があったりしますね。そうするといろんな制限がかかってくると思うんですよね。この日本平山頂については、旧清水市と旧静岡市が合併してこの記念で市長が整備を進めていくよという話がありましたよね。ざら100億という話がありましたけれども、議会としても特別委員会をつくったりして、有度山の開発については今までも検討を重ねてきているわけですけども、現行法の中で、果たしてどこまで整備ができるのかという疑問もあるわけで、現況どういうふうになってるのか、私も聞いてはいますけど、せっかくの委員会ですから、これから進める中で障害になるものについて、ぜひ聞かせていただきたいというふうに思います。 32 ◯藤田公園計画課長 日本平公園整備につきまして、今現況ある規制の中で、支障があるものがないかという御質問でございますけども、委員御指摘のとおり、あの箇所につきましては、都市計画法、これは53条がかかってきます。53条といいますと、建物が木造、鉄骨造3階まで。それから公園法ですね。公園法の中では公園の宿泊施設等も位置づけをされてございます。それから文化財保護法、これにつきましては、名勝地のところについてはホテル等は区域から外れてございます。そうした中で、今現況の建物の大きさ、高さを超えない限りはいいよと。ただ、ここにつきましても、公園の整備計画と合わせまして、文化財課のほうで管理計画の見直しをしていただいています。これは文化庁との協議になりますけども、そうした関係の中で、ただし書きの中で、福祉公益上やむを得ないものについてはいいよと。また、ほかの地区について、ここでなければ、機能を発しないものについてはこの限りではないということのただし書きを一文お願いをしたいということで協議を進めております。  また、それから風致地区でございますが、本来ここは風致の1種になりますので、建ぺい率が2割、高さが8メーターでございます。それから、あと自然公園法がございますが、ここにつきましても、現況の建物の大きさ、また高さを超えないものについてはオーケーだよと、そういうことでありますけども、ここの公園につきましては、都市計画事業の公園整備としてやりますので、今言った法規制はすべて適用除外になってしまいますので、法的には抵触しないと。現実、法はあっても、今ある計画は何とかできるかなと。ただ基本的に、例えば風致の1種ですので、高さの法的な規制がかからなくなったからといって無制限に何十階の建物までいいよという話にはなりませんので、やはり富士山の景観、そうしたものに合わせたような形で計画をしていきたいと。  ホテルのほうのちょっと聞き取り等もしてございますけども、今現在、地下1階、建物5階という形のものになってございますけども、大体今計画しているのが地上6階ぐらいですので、1階余分になるのかなと。それから、面積的にも今7,200平米か400平米ぐらいあろうかと思うんですが、全体で。大体それも8,000から9,000ぐらいという形で、当然、静岡空港の開港、それから政令市、またマニフェストの中に載っています迎賓的なホテルというものも当然意識はしておろうと思います。そうした中で、800名程度の会議ができる会議室、1,000平米ぐらいの会議室も欲しいなと。また、スイートルームも4割ぐらいは要るだろうと。スタンダードが6割ぐらいかなと。全部で部屋数も150ぐらい欲しいなという話は担当者レベルではしておりますけども、今言ったような規模であれば、公園としても富士山の景観を大事にしながら長期滞在型の公園にしたいということでございますので、そうした位置づけは十分できると思っております。 33 ◯鈴木委員 そうすると、今既存の、あるホテルは何とかクリアできそうだという話がありますけど、展望台の問題があるでしょ。それから、ロープウエーの位置の問題も出てくる。そうすると、それらは何もそんなに心配することなくできるということで理解していいですか。 34 ◯藤田公園計画課長 そんなに簡単な話かなということでございますけども、今、桜ですか、富士山が世界遺産の暫定リストに載っかってきたということで、文化庁ともこれまで現地へ2回、それからこっちのほうにも3回ほど行って協議をしてございますけども、確かに今までよりはハードル的には高くなってきてございます。そうした中で、部課長がおっしゃるのが、眺望、景観、そうしたものに十分配慮して、要は富士山ばっかりではなくて、静岡の場合、この日本平の山頂部と三保の松原が視点場という形で今、静岡県と静岡市で手を挙げてることもございまして、それに沿ったような形でうまく調整を図らなければいけないよという宿題もいただいております。 35 ◯鈴木委員 今、公園整備という中で、ここの整備を進めていくということなんですけど、随分質問の中でも出てたように富士山空港が開港する、シティセールスで静岡を売り出す、観光的にも静岡もやっぱり富士山空港に合わせて売り出していくという、大変質問に対する答弁は、言葉は非常に踊ってるわけですよね。しかし、具体的に何をやるだというと、ここはやっぱり公園整備課で課長が苦労してるのよく知ってる、もう本当に大変だと思うだよ。だけど、ここはもう百年の計に立って、一度手つけたらもう二度と手つけられないと思うだよね。だから、よそから民間の皆さんがここの山頂で何かをしたいという場合にもクリアできるようなもの、だからどこが窓口になるかというじゃなくて、政策統括官もできたし、そういうものと観光も巻き込んで、ここはいろんな法規制があるとするなら特区の問題も出てきましたけど、特区を利用してもこの山頂だけは何とか将来に向かって観光の拠点にしていくというぐらいのやっぱり積極姿勢の中でここの整備を進めていかないと、これは将来禍根を残すと思うんですよね。  県議会では、何かカジノの話が出てきたりという、質問の何かがあったようですけど、あながちこれも、こういう問題も笑って済ませる話じゃなくて、まだ日本はカジノは許可されておりませんけど、静岡でも手を挙げていくぐらいの、そのぐらいの拠点になり得ると僕は思ってるんです。昼間も、夜も、日本平の山頂はすばらしいですよ。これをやっぱり生かしていくということを積極的にやっぱり公園整備課ではおれ無理だと思うだよね。公園整備の範囲内でやっていくというのはおれ大変なことだと思うんで、それではなくて、もう一度、局長、これ練り直す、この富士山空港に合わせて静岡を売り出していくために、日本一の景勝地になった日本平をどう生かしていくかということを、今からでも間に合うと思う。これはおれやってみるべきだと思うんだよね。いろんな風致にしてもまだ1種でしょ。これ2種にしたらどうだっていう話も特別委員会で出てるようだけど。そういうことも含めて、これ積極的にやってもらいたいと思うだけどどうでしょう。 36 ◯藤田公園計画課長 そうしたことで、国際コンベンション誘致から観光の集客施策までかなり、単に公園の整備だけではないということは十分承知をしてございます。そうしたことから、昨年、18年度から基本構想の段階からですけども、庁内の検討部会等も開いて関係課にはお知恵をかりながら今進めてるところでございます。  風致の件につきましても、1種から2種へ落としたらどうだということがございますけども、2種に落としても建ぺい率が4割、高さでいきますと15メーターということですので、1種も2種ももうそこまでくるとほとんど変わらないという形で、今、委員のほうからも特区というお話も出てございますけども、ホテル側につきましては、今協議の中で公園の計画に合わせて民設民営でお願いをしたいということもございますので、そうした中で協議をしてる中では特許事業みたいな形で、要は事業認可を、公園は公園の部分でとって、ホテルはホテルでやるというような形で今進めたらどうかなということで県のほうにも話をしてますし、事業者のほうにも話をしてございます。それから展望台、それからロープウエー、それぞれの事業者について意向を聞いて、それも対応していきたいということで今やっております。 37 ◯金井都市局長 今、他部局との関連のお話が出ましたものですから私のほうから一言ちょっとお答えさせていただきますけど、今担当課長が説明しましたように、法規制については、都市計画のいわゆる特許事業といいまして、これまでちょっと県下で余り事例がないんですが、例えば東京あたりですと、今まで手がつかない都市計画決定した都市公園が結構あって、そういうものはやっぱり社会情勢の変化によってそのままおけないという中で、やっぱり民活によりまして、公園整備に進まないかというような1つの流れがあります。そういうものの1つの中で、特許的な事業、特許、特別の許可、そういうことで今課長が言いましたのは県と今協議に入ってるわけです。そういう中でいきますと、先ほど言いました適用除外について、ほかの法は一切適用除外になってしまうよということなんですが、もちろん特許ですから特別の許可なんで、それは幾ら何でもありという話じゃございませんもんですから、それはなかなかクリアもハードルが高いものがあると思いますけど、一応そういう方針は立たせていただいたというところです。  それで、この日本平公園につきましては、戦前から既に昭和12年ごろにたしか都市計画決定をして、その前にもう風致はかかっていたというような状況でございますよね。昭和30年には名勝ということで指定されまして、名勝になりましたものですから名勝地の保存・管理計画というのはがちっとかけられまして、なかなか難しいというところできてるわけですが、それと観光公園的な要素が強いわけですね、旧清水市時代からあそこは観光地であると。そういうわけで、当然先ほども課長が言いましたように、検討委員会、外部の人たちが入った検討委員会の前に当然作業部会的な庁内の検討委員会、会議を設けまして、そして積み上げたものをまた庁内の意見として上げたりしてやってまいりました。そういう中には当然経済局所管から企画も入ってやってはおるんですが、ただ、今、基本構想、そしてことし基本計画をまとめた段階で、既に実は昨年の6、7月ごろには日本平ホテルのほうから案も出されております。そういうものをやっぱりこれだけかかって、まだ少し見えてこないというような印象を皆さんに持たれてるということは、十分な横断的な連携が図られたのかなというところも実は反省点を感じてるところでございますもんですから、その面も含めまして、これから、来年からもう用地測量のところに入ってまいりますもんですから、これで今年度基本計画まとまりまして、これからいよいよ設計に入っていくという段階でございますので、鋭意その辺の横断的な連携をさらに強めまして進めていきたいなと、そんなふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 38 ◯鈴木委員 局長まで答弁いただいて、積極的にやっていることが表へ出てきて一部ほっとしてるんですけど、ただ僕が言ってるのは、ホテルとか既存の建物だけではなくて、まさに民活ですよ。市がいろんな投資をするということで物を進めていく方法と、ある意味では線引きを変えたり、今言った法律を見直すことによって民間が入ってくるわけですよね。まさに民活をどう使っていくかというのも、これも行政の1つの手法だと思うんですよね。  先ほど、カジノの話も例に出させてもらいましたけど、これとても、本当に笑い話じゃなくて、やったらおれ日本平すばらしくなると思うんですよね。だから、これだけに執着するというんじゃなくて、こういうものが出てこようとしたときに、その法がクリアできるようなもの、今言った特許の問題、だからそれが範囲をある程度決められるわけでしょ。そのスペースを一体これからどうしていったらいいのかというのもこれからの検討事項になろうかと思いますけど、それはある程度広げて、市長が言ってる市民の目線にというのは、やっぱりそういうことも含まれていると思うんですよ。行政主導というばっかりじゃなくて、これから出てこようとするところにも目をつけていく。それから、やっぱり将来に向かって観光地静岡をどう売っていくか、これもシティセールスの1つですよね。大きなかぎになってくると思いますので、そこはぜひそういうふうに持っていってもらいたいと思います。  やっぱり庁内全部集めて、これからどうするだと。今の流れだと公園計画課長一生懸命頑張ってくれるのは表に出てくるだけど、じゃ観光が何考えてるかというと、観光は何か余り入ってきてないみたいだよね。局長に言わせると、観光は頑張りますと、経済局長も言ってるんだけど、言葉だけがどんどんどんどん踊ってて、さっき言ったように。何も表へ出てきてない。だからそこはやっぱり企画も絡めながら、都市計画やるならやる、しかしそういうものを本当に巻き込んで中身のある議論をぜひしていってもらいたいと思うんですよね。  局長、せっかく答弁に立ったからもう一回、その辺について確認をさせてください。議会は議会でみんなで勉強しながら、また提案もしていきたいと思いますけど。 39 ◯金井都市局長 決意表明的なお話になろうかと思いますけど、今委員おっしゃるように、もう最重要課題ということで取り組んでまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いしたいと思います。 40 ◯鈴木委員 意見・要望で。はい。ありがとうございました。 41 ◯平垣委員 3点ほどお伺いしたいと思います。  まず最初に、先日の本会議にも出てましたけど、南北道路、谷津山のこのトンネルを抜く話ですが、その辺の具体的な説明をもう一度していただきたいと思います。あれは、道路に関しては途中まで都市計画決定されてますけど、その後は都市計画決定というのはまだされてないだろうし、今後どうなっていくのか。また、例えばあの事業、将来の話ですが、トンネルを抜いた場合の効果というのもどのぐらいあるのか。  それともう一つは、この553ページ、ここに7,084万1,000円、東静岡南北幹線、JR跨線橋のこの7,084万1,000円で、この中でこの予算が多少入ってると思うんですけど、予算どのくらいこの中にあるのか、その辺のことも含めて、わかる範囲で説明をお願いしたいと思います。 42 ◯藤浪都市計画課長 先日、市長のほうから議会で南北道路ということで答弁がございました。それにつきまして、ちょっと説明をさせていただきます。  それとその前に、553ページに予算化というお話でしたが、そこにはこれは入ってございません。  それでは、まずこれが国道1号がございまして、それからその下にJR東海道線、新幹線が走っておりまして、この青くくくってあるところが東静岡駅周辺整備でやってるところでございます。緑色で今着色してございます、ちょうど静岡鉄道の線路の突き当たりまでですけれども、南幹線から静岡鉄道の踏切まで、ここにつきまして、東静岡南北幹線及び国道1号から静鉄の線路までを、これはまちづくり交付金の中で延伸道路ということで現在整備を進めております。  これにつきましては、24年度に供用開始ということで現在整備を進めております。その中で、その上から赤く線が入っております、北街道までですが、延長が国1から北街道まで約900メートルございます。現在、我々が検討しておりますのは、ここを幅員が16メートルのいわゆる歩道つきの2車線の補助幹線という道路でございまして、これを谷津山をトンネル構造として整備をしていくという構想の中で、ここの部分につきまして現在、路線のルートの検討等を行っております。今後、ここにつきまして、地権者の皆様とか、それからここにつきましては国道1号にタッチしますので国道事務所、それから静鉄との踏切の交差の問題もございます。いろいろな部分での関係機関との協議等を進めていく中で、地権者の皆様とも合意形成を図りながら都市計画決定に向けて今後作業を進めていきたいというふうに考えております。  今後、時期等につきましては、これらの関係機関との協議、それから地元の皆様との今後のお話とか、それから22年度からの新しい道路整備プログラム、この中でどう位置づけしていくのかと、いろんな課題がございますけれども、そういうような課題を整理しながら今後進めていきたいと思っております。
     それから申しわけございません、この効果という話でございますが、市長も答えているとおりに、長沼地区の、いわゆる今非常にここが交通渋滞が発生してるということで、特に通学の学生等にとっても非常に危険な状態であると。こういう部分の安全性の向上、それから流通通り、いわゆる下大谷線の交通渋滞の緩和、それから東静岡地区へのアクセス、円滑なアクセスが図れるというような効果が期待されてるものと思います。 43 ◯鈴木東静岡駅周辺整備課長 今委員の御質問ですけど、553ページの70,841ということですけど、これ予算額の特定財源の収入ということで、東静岡南北幹線JR跨線橋の工事ほかではございませんでして、この工事について内容を御説明させていただきますと、今年度平成20年度、けたの製作を行いまして、その費用が全部で11億5,000万円を予定しております。それとなお、けたの重量でございますが約1,500トンほどあります。それで今年度はそのけた、平成20年度はけたの製作工と舗装工をやる予定でございます。 44 ◯平垣委員 はい、ありがとうございました。  それから次に、続いてあと2つほどお願いしたいですが、559ページ、草薙の橋上駅の予算がここに出てますが、これ具体的に今後のスケジュールというか具体的な計画をちょっとお示し願いたいんですが。 45 ◯植野清水駅周辺整備課長 この前の2月補正のときもちょっと御説明させていただいたんですが、今現在、国と旅客鉄道で費用負担についての考え方を協議を行っておりまして、現在のところ、その結果待ちでございます。 46 ◯平垣委員 はい、わかりました。それじゃもう少し待ちます、それじゃ。  次に、575ページ、これも草薙駅の駐車場ですが、この今の経営状況についてちょっと、どういう状況になってるか、わかる範囲で結構ですから説明を求めたいと思います。 47 ◯小長谷交通政策課長 草薙駅の駐車場の状況でございますけども、現在のところ、おおむね1日約100台弱、95、6台ぐらいの利用がございまして、ちょっとなかなかその利用が伸び悩んでるというふうな状況でございます。また、収入的にも、先ほど一般会計からの繰入金等のことは説明させていただきましたけども、ちょっと管理費が不足してるとか、公債費の不足が生じてるとか、そういうふうな状況でございます。 48 ◯岩崎委員長 ほかにありますか。 49 ◯兼高委員 それでは、3点ちょっと質問させてください。  私のほうは、6)の議案のほうからいきたいなと思います。最初に議案第63号、これ133ページ、静岡市震災による被災市街地復興整備条例の制定について、この条例についてちょっとお伺いをしたいと思います。  この条例、非常に東海沖地震が心配される中、非常に大規模な震災等によって被害を受けた市街地の都市復興に向けた取り組みということで、これが条例化されるということで、非常に画期的な条例かなというように理解をします。意義あるものと思っております。それで、特に大規模な地震によって被災した市街地の復興を迅速に、または計画的に復興を進めていくには、地域のそういった震災を受けてる非常にそういった時期でもありますし、非常にデリケートな部分もあります。そういった中で、事前の準備が大変重要かと思われます。そういったことで、この条例の、今度条例制定するわけですけども、今後市民等を巻き込んでこの取り組みとか、そして広く市民の周知というか、こういうのを図っていくために、どのような事前対策、取り組みをされていくのか、そういった事前の取り組みが市民の要望とかいろんなことを聞きながら準備を進めていくのが重要かなと思います。そういった中で、どんな形で進めていかれるのか、お聞きをしたいと思います。 50 ◯藤浪都市計画課長 この静岡市震災による被災市街地復興整備条例でございます。委員御指摘のとおりに、この条例によって、今後市街地が被災した場合の復興ということで、市、市民、事業者、それぞれがそれぞれの責務を果たしながら相互の協力のもとに進めていくという理念を定めて骨組みをつくって、今後この条例につきまして啓発を図っていきたいと考えております。本条例につきましては、今後、都市復興に取り組みます行政の姿勢とか復興の道筋を明らかにしております条例でございます。今後、広報しずおかや市のホームページなどで広く周知を図ることと、それから被害状況を想定した模擬訓練等につきましても、今後、来年度実施をしていきたいということで、その訓練方法等についても検討していきたいと考えております。  また、実はことしの2月でございます、震災後のまちづくり、復興まちづくりを御存じですかという、実はリーフレットなんですが、これを2万6,000部ほど作成いたしまして、復興まちづくりにおけます市民活動についての考え方や平常時における取り組み等を紹介したこのようなリーフレットを作成いたしまして、町内会、自治会による組回覧を行うとともに、各区市政情報コーナーや市立公民館等に設置するなど、震災により被害を受けた市街地の再生を迅速かつ円滑に進めることができるように、市民の皆様への啓発も現在既に行っているところでございます。今後、積極的に、いろいろな機会で地元の皆様とも勉強会等お話をさせていただきたいと思っております。 51 ◯兼高委員 はい、わかりました。そういった事前の準備というの、大変重要だと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  この条例ですけども、総合計画等においてこういった位置づけというか、この条例の位置づけ、こういったもの、市民生活とかそういったものにどんなメリットがあるのかなというようなこと、考えがあったらお伺いしたいと思いますけど。 52 ◯藤浪都市計画課長 この条例を制定したことによりまして、静岡市の安全・安心なまちづくりという部分で非常に寄与するものじゃないかなと。市民の皆様にも、行政にとっても寄与できるじゃないかなと考えております。 53 ◯兼高委員 はい。よくわかりました。  特にこの条例、震災後の非常に混乱した中で施行されるということで、その辺が非常に心配される向きもあるんですね。精神状態も大分違うでしょうし。だから、事前の調査というか、市民に対してどういった形でメリットがあるのかなということでちょっと聞いたわけですけども。  それと、逆に課題といいますか、こういったものはどのようにお考えなんでしょうか。 54 ◯藤浪都市計画課長 実は、こういう復興まちづくり条例を制定している他都市の状況でございますけれども、東京23区の中で、東京都がいわゆるこういうまちづくり復興条例に対する指針を示して、幾つかの区ではこういう条例を制定しております。ほかの都市ですと、神戸市が平成7年に阪神・淡路で被災したときに、こういう条例を発災後に制定したというような経緯がございます。我々としては、この条例は御存じのように建築基準法によるいわゆる建築の規制とか、それから市街地が被災した場合の復興特別措置法、そういうものに基づきますその被災した地区への都市計画決定等の強制力、そういう法に基づく部分と、それから市民の皆様に建築を建てるときの届け出を出していただくことによって、我々が新しい耐震工法とかまちづくりの情報とかいろんなものを伝えたりとか、お互い情報を共有し合う、そういうような形で今後被災したときにはやっていくということで、その辺の市民の皆様とのいわゆる意思の疎通というものをどのように図るかということが非常に課題であることと、もう一つは、今後、市の内部におきましても限られた職員の中でこういう条例を使って今後まちづくり復興計画を進めていくんですけども、その体制、仕組み、こういうものにつきまして、これは全庁的な話の中で、今後庁内で検討していかなきゃならないのかなというふうに考えております。それが課題としてあります。 55 ◯兼高委員 それでは、次にいきます。  次の議案、65号ですけども、静岡市都市景観条例の全部改正についてということでお伺いしたいと思います。  今回のこの静岡市の都市景観条例が改正されるということですけども、この新しい景観条例では、市民や事業者にどのような規制というか制限がかかってくるのかをお伺いをしたいと思います。 56 ◯藤浪都市計画課長 良好な景観形成を図るということで、周辺の景観に大きな影響を及ぼすおそれがありますいわゆる大規模建築物、延べ床1,000平米以上、または高さが住宅では10メートル以上等の大規模建築物の行為規制の基準として、建築物または工作物でございますけれども、こういうものの形態、色彩等の意匠について定め、新築、増築、または外観を変更するようなこととなる修繕、色彩の変更などの行為をしようとする場合には市長に届け出をするということになります。  また、本市には個性的なまち並みを形成する地区がたくさんございまして、これらの地区の個性を生かすということで、またさらに魅力を高めるということで、地区の住民の方々の合意形成が得られた場合には、地区独自の景観形成の目標や方針、景観形成基準を定め、景観の重点地区に定めるようにいたします。この地区内におきましては、建築物等の新築、増築などの行為をしようとする場合も市長に届け出を出さなければならないという規制がかかってまいります。 57 ◯兼高委員 今、この地区という、規制地区というか、こういった中で届け出するには大変きつい規制がかかってくるということを感じられるわけですけども、これにもし違反した場合とかそういった部分の罰則規定というか、こんなものはどんな内容になってるのか、お伺いをしたいと思いますけども。 58 ◯藤浪都市計画課長 罰則規定でございますけれども、届け出の行為の内容が基準に適合しないということになりますと、景観法で形態意匠や色彩、これについては変更命令を我々出すことができます。その場合に、従わないということになりますと1年以下の懲役または50万円以下の罰金となります。形態意匠以外の基準、例えば建築物の後退とかそういうものは勧告できることとされております。本市の条例では、景観法での勧告に追加しまして、この勧告に従わない場合にはその行為に対しまして氏名公表をするというところまで定めております。 59 ◯兼高委員 はい、わかりました。  それで、この条例が今度制定されるわけですけども、この条例に基づいて都市景観推進事業費というのが今回計上されてるわけですね。これについてちょっとお伺いしたいと思います。1,489万3,000円、推進事業費が計上されてますけども、具体的な事業内容について、どんな形で進めていかれるのか、この辺についてお伺いをしたいと思いますけども。 60 ◯藤浪都市計画課長 この都市景観推進費の中で、特に来年度重点的に進めていく仕事といたしまして、現在も実は宇津ノ谷地区とか清水区の日の出地区につきまして、先ほど申し上げました重点地区という指定に向けて現在地元の皆様と細部にわたりまして協議を行っておりますが、今後、その地区以外にも数地区、現在地区を定めまして、その地区についての今建物の調査とかいろいろ行ったり、地元の皆様のアンケート等行っておるんですが、そういう地区も今後地区の特性を生かしたまちづくりを進めていくというための重点地区の指定に向けたいろいろな勉強会とか資料づくり、そういうものの費用が特に大きなものでございます。 61 ◯兼高委員 はい、わかりました。  それでは、次にいきたいと思います。  7)のほうの539ページ、これは都市計画課ですか、都市開発各種調査費ということで都市計画推進費、この中に中山間地域土地利用ガイドライン策定ということで予算計上されてますけども、この事業は19年、20年度の事業期間ということで2年の事業期間になってるわけですね。この事業内容、19年度末の出来高というか事業の内容と、20年度どこまで進めていかれるのか、どういうような形を目標としてるのか、この辺をお伺いをしたいと思いますけども。 62 ◯藤浪都市計画課長 この中山間地域土地利用ガイドラインでございますが、今年度業務としてガイドラインの案を策定することとしております。概要といたしましては、現状調査として市街化調整区域、それから都市計画区域外における整備・開発の動向調査や、市の上位計画を整備しております。また、既存の土地利用制度、それから現在の事業の概要を整理し、土地利用制度事業の活用指針を策定することによりまして市街化調整区域及び今後土地利用が見込まれる都市計画区域外における土地利用の手法というものを示していくことを考えております。  そのほか、このガイドラインを運用するための土地利用に関する条例の制定を予定しております。条例につきましては、1つは市街化調整区域における大規模既存集落、今開発行為の中で都市計画法第34条11号に該当する部分でございますけれども、そこにつきまして、都市計画法に基づく区域を指定する条例を制定する、そういうことによって既存集落における定住人口の確保、また日常生活の利便性を確保することを検討する。もう一つの条例としましては、住民協議によるいわゆる土地利用調整に関する条例の制定ということを検討しております。地域のまちづくりの検討をするにおきましては、地域住民の皆様の土地利用者が主体となることが非常に重要でございますので、住民による計画づくりの仕組みというものを条例化する、市民総意のまちづくり検討の推進を目的としております。  20年度の業務内容につきましては、今年度検討している条例についての基礎調査及び条例に関しますパブリックコメントの実施、また条例制定に向けた検討をしていきたいと考えております。ガイドラインの運用するための土地利用に関する条例の制定に基づいてガイドラインの制定を行う予定と考えております。 63 ◯兼高委員 はい、わかりました。  20年度の調査状況というか、これある程度これ今言われた大規模な既存集落ということで今表現あったわけですけども、これらは個別にどこかということを決めてやるんですか。もしその集落というか、ここで発表できること、よければ、もしできれば教えていただきたいと思いますけども。 64 ◯藤浪都市計画課長 現在、開発行為の関係なんですけども、静岡市開発審査会付議基準において大規模既存集落というのが12地区指定されております。その区域内における自己用住宅の建築については、包括承認ではありますが、開発審査会に諮ることとなっております。この12地区をもう一度今の建物の現況を調査すると。プラスそのほかにも数地区、かなり既存集落ができ上がっているような地区というものがありますので、このほかの地区も調べて整理していきたいと考えております。 65 ◯兼高委員 わかりました。  それと、都市計画課長、連続で申しわけないですけども、高度地区の指定、基礎調査ということで計上されてますね。これについてちょっと1点だけちょっとお伺いしたいと思いますけども、非常に高度地区指定というのは、先ほど安東3丁目のマンションの陳情もありました中で、非常にこの高度、そういう建物の高さの制限をするということで非常に地区によっては非常に微妙な、デリケートな部分もあるわけですよね。この高度地区指定に向けた取り組みの調査というか、この辺はどんなような形で進めていかれるのか、もしこの地区を指定する場合にどういったエリアで指定されていくのか、町内単位とかいろんな地区指定があると思うんですけども、この指定をされていくに、どのような区域になるのか地域になるのかということと、どのような調査が前提になって決めていかれるのかということともう1点、最終決断というか、非常にこれ住民合意というか、非常に難しい部分があるのかなという感じを受けるんですけども、どの辺で決断していくのか、その辺の考えがあったら教えていただきたいと思います。 66 ◯藤浪都市計画課長 この高度地区の指定でございますけれども、平成20年度からおおむね3カ年をかけて地区の指定をやっていこうということで現在考えております。その中で、まず平成20年度の予定でございますけれども、基礎調査、この基礎調査というものは本市の市街化区域全域につきまして、まず現行の用途、地域、現行の今の色のついた用途の中での建物の不整合とか問題点を抽出、それから建物のいわゆる使われ方、どのような使われ方をしてるのかとか高さの調査、それから現在の、先ほど申し上げた都市景観的な計画の中での都市景観的な観点からの不整合、問題点の抽出、あと特に既存不適格建築物というものがいろいろございますけども、その調査とか、それからこの高度地区というものに係る法制度、運用指針等の整備を行って、いわゆる本市のまず都市計画マスタープランに沿った形での整合等を調べて高さの誘導方針を策定するための資料収集を行う予定でございます。  当然、こういう高度地区という、財産権、市民の皆様の財産権に対してかなりの強制をするところということでございます。高度地区は、この用途地域の制限をさらに高さという規制をかけるということでございます。利害関係者、市民との十分な議論と理解が必要であるということは認識しております。また、いわゆる学識経験者の意見、現在他都市の事例もほぼ調査し終わっておりますけれども、そういうようなものを留意して地区指定に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。 67 ◯兼高委員 すいません、今のちょっとあれですけど、どの時点で決断するかとか、地域の皆さんといろいろお話する場面もあるわけでね、地域調査というか、そういった形で合意がなかなか難しい部分があるのかなという部分もありますし、その辺をどの程度、どの時期に決断していくのか、それがわかればちょっと。簡単でいいです。 68 ◯藤浪都市計画課長 どの時点で行政が判断ということでございます。20年度にそういうような調査を検討しまして、21年度には、例えば住居系とか商業系、工業系、そういう土地利用の区分ごとに方針を定めて、高さを制限する高度地区の誘導方針案を21年度には定めたいと考えております。それを続く22年度にパブリックコメントを行って、広く市民の皆様や学識経験者の意見を求めて、都市計画の変更案を策定して都市計画決定を行うということにしております。 69 ◯兼高委員 ありがとうございました。  それではもう1点、これは井川地区の自主運行バス事業についてちょっと確認をさせていただきたいなと思います。私もこの地区のバスには余り乗ったことないもんですから、どの程度の、今現在の需要があるのかちょっとわかりませんけども、今この現行は静鉄のジャストラインが新静岡から畑薙ロッジ間1日1往復ということで運行してる。これをこの自主運行バスによって横沢から白樺荘、今度できる白樺荘、これまでの間を運行するということで、現行のラインは廃止されるというようなことで聞いてます。  それで、ちなみにこの一応条例でいって料金的なものを見ますと、横沢から白樺荘まで約1,200円ぐらいかな、1,200円になるのかな。ということで、この今現行のジャストラインに乗って、横沢から乗って畑薙ロッジまでの料金と比べて、この自主運行バスの料金がどの程度になってるのかということがちょっとこれわかりませんので、ちょっとこの辺もうちょっと教えていただきたいと思いますけど。 70 ◯小長谷交通政策課長 現行のまず、しずてつジャストラインのバス、横沢から白樺荘あたりまで、現行ですと新静岡センターから2,400円ほどかかります。それで、我々が今検討してる案で、条例に書かせていただいてる中身では、横沢から静岡鉄道、新静岡センターからバスに乗って横沢で乗りかえてこの自主運行バスに乗って白樺荘まで行った場合に2,350円というふうなことで、ほぼ静岡鉄道さんの料金と同じような形になるような形で設定させていただいております。 71 ◯兼高委員 50円ほど安くなるということで、わかりました。  非常に心配は、利用者、利用客というか、今この静鉄のジャストラインの現行のこの路線の乗車率というか、この辺はわかりますか。もしわかれば教えていただきたいなということと、それともう1点、ここでこれからはジャストラインでもし井川に行きたい場合に、新静岡から乗って、横沢で一回おりて、今度は自主運行バスに乗りかえていかないと、今度は井川、畑薙ロッジ、白樺荘まで行けないというような状況になるわけですね。それで、それはいいんですけども、非常に向こうの路線とこちらの路線、現行路線と非常に時間的なロス、待ち合わせとかそういったのが考えられて、必ずあそこでおりないと井川まで行けないというような状況になろうかと思います。  そういった中で、この横沢に今現在はバス停があると思うんですけども、多少トイレとかそういった休憩施設、こういったものも必要になってくるのではないのかなということが思われましたけども、この辺の配慮というか、もしあったらお願いをしたいと思います。特に乗客の皆さんは、多分あそこで2、30分待ってこの運行バスに乗りかえるというような状況にはなってくるのかというふうに考えられますので、その辺の乗客に対しての配慮というか、この辺はどうなってるのか、ちょっとお聞かせ願いたいと思いますけど。 72 ◯小長谷交通政策課長 まず、静岡井川線のあの通年を通しての利用率でございますけども、乗車密度というんですけども、起点から終点まで平均して何人ぐらい乗ってるかという話ですと、約7人ぐらいなんですが、これ夏場のシーズン、利用があるシーズンまで考慮するとそのような数字になります。しかしながら、冬場だけというふうな格好で見ますと、おおむね2人から3人というふうに聞いております。  それから次に、横沢での接続というふうな格好の話でございますけども、現在横沢のところにトイレ等ございまして、そこで乗り継ぐような形になっておりますので、待ち時間自身は調整をとって静岡鉄道さんの安倍線とうまく連結できるような形のダイヤを組みますけども、できるだけ待ち時間がないようにするのと、あそこのところ、お客さんが待つそういう上屋みたいなものはないものですから、そういうふうなものについてはこれからちょっと考えさせていただきたいというふうに思っております。 73 ◯兼高委員 わかりました。そういうことで、利用客の配慮というのが大事かなと思いますので、よろしくお願いいたします。  それともう1点、非常に今南アルプスの世界遺産とかいろいろ、井川地区が注目されてるわけですけども、そういった中でシーズン、新緑のシーズン、夏山、それから紅葉のシーズン、こういったときに非常にお客さんも多いかと思うんですね。これからは直通バスがなくなるというような考え、今は1日1便とかそういった部分でやられてるのが、これがなくなってしまうというような状況になりますと非常に、多少グループで行きたいというときに9人乗りのバス、こういったようになると乗れなくなってしまうかなというような感じ、ちょっと心配するわけです。そのぐらいお客さん見えればいいんですけどね。多分そういったときもあるんじゃないかなと思うんです。そういったときに、今のバスですと大きなので行けば行けるんですけども、そういった配慮というか、乗りかえをしにゃいかん、そういうシーズン、夏山シーズン、そういった部分での配慮というか、この辺はどうなってるのか、ちょっと最後にお聞きをしたいと思いますけど。 74 ◯小長谷交通政策課長 まず、静岡鉄道ジャストラインから聞いてる話では、夏場のバス、観光シーズン、そういうふうな時期については新静岡センターから貸し切り方式、事前の予約が必要というふうに聞いておりますけども、そういうふうな形で動かすというふうに聞いております。今回動かそうとしてるバスは、基本的には井川の住民の方を中心に考えさせていただいておりますので、また実際に車両も2台購入させていただきますので、その観光客の状況とかそういうふうなのを見て運用できるようであればまたちょっと検討させていただきたいというふうに考えております。 75 ◯近藤委員 バス路線の維持対策費について、続けてお伺いしたいですけども、今、井川のほうのお話は出ましたけれども、駿河区役所アクセス改善バス試運転、それと清水のまちなかを、観光地回るそういうバス路線、両方今試運転をやってるんですが、その辺の状況と、それからバス乗降客の調査も一緒にやってるんでその辺の内容と、これからこれが維持できていくのかどうか、こういう運行経費は計上してくれてあると思うんですが、どの程度までならばこれ継続できるのかどうか。費用対効果の関係もあると思いますんで、ちょっとその辺の考え方をお伺いしたいと思います。 76 ◯小長谷交通政策課長 まず、駿河区役所線の現在の利用状況でございますけども、まだ4カ月しかたってないんですけども、今のところ平均で4.3人、1運行当たり4.3人でございます。これをどういうふうに評価するかというふうな話になるかと思うんですけども、昼間だけの運行時間帯というふうに考えると、決して少なくはないのかなというふうに考えております。  それから、今後このバスどういうふうにするかというふうなことについては、もう少しちょっと時間をいただいて、特に2月ぐらいから若干また、パンフレットとかチラシ等を配ってるせいもあると思うんですけども、利用が少し伸びてきておりますので、もう少し様子を見させていただいて判断させていただきたいというふうに考えております。  それから、清水区のほうを走ってるバスについては、ちょっと交通政策課の所管でないもんですから詳しいところはわからないんですけども、聞いてる話では1運行当たり7人ぐらい平均でお乗りになってるというふうなことを聞いております。 77 ◯近藤委員 それでは、判断としては今ほぼ昼間4.3という数字については予想どおりということで、続けてやっていくという考え方でいいですね。というのは、この数字は非常に少ないということで次のステップに踏み出すということはちょっと難しいじゃないかという、そういうとらえ方しなくて大丈夫かと。要はやめちゃうなんて話にならないかなと。あるいは、このぐらいならば次の経路といいますか、路線も考えていけるのかどうか、その辺についての考え方がありましたらお願いします。 78 ◯小長谷交通政策課長 先ほどもちょっと言わせていただいたように、昼間だけの運行で4.3人というのは決して少なくはないのかなというふうには思ってるんですけども、まだその辺のアンケートとかいろいろやったりしてる中で、やはりほかのルートもちょっと検討してほしいとか、いろんな御意見等もありますので、ちょっともう少しその状況を見させていただいて、判断させていただければと思っております。 79 ◯近藤委員 じゃ、2つ目は、住宅建設費についてお伺いしたいんですが、先ほどの説明ですと子育て世帯向けの内容、あるいは高齢者についての特定優良賃貸住宅の関係で、家賃減額補助金があるというふうなお話も聞きました。先月、バリアフリーの、いわゆる障害者向けの住宅の抽選をやったらとてつもない何か応募状況だったというふうに聞いたんですが、この辺の状況と今後のこれらに向ける取り組みがどんなふうに考えてるのか。その需要が非常に多いというふうに思われるんですけれども、ことしのこの減額補助金の内容も少し聞かせてもらいたいと思います。 80 ◯石上建築総務課長 子育て支援につきまして説明させていただきます。  まず、民間の特定優良賃貸住宅、これを活用しました子育て支援ですけれども、昨年の7月に募集をかけました。その後、随時募集という形で、今現在も随時募集を行っております。現在、11戸の方が入居をされております。おおむねその家賃、減額なんですけれども、所得や家賃によって多少変わりますので一概に申し上げられませんけれども、多い場合で3万円ほどの減額となっております。  それと、高齢者向けの優良賃貸住宅の件ですけれども、これは本人の家賃軽減のために契約家賃より低い入居者負担金を設定しまして、その差額を管理者にお支払いするということで、現在、市内に5棟で111戸ございます。これにつきましては、現在満室の状況になっております。これも、減額ですけれども、所得と部屋の面積とかということで条件が変わってきます。おおむね3万円程度の補助になっております。 81 ◯天野住宅課長 先ほどのバリアフリー住宅の倍率の関係でございますけれども、1月に車いす関係で2戸を募集したところ、6人の応募があって倍率が高いという状況でございます。  それと、あと子育て関連につきましては、10年間の期限つきの入居募集でございますけれども、7月に定期募集の中で行ったのと、あと11月、1月等で33の募集に対しまして応募していただきまして、現在17世帯が入居しておりまして、あと6世帯が待機という状態で、あと9世帯が入居に対する準備中というような状況でございまして、あと子育ての関連の募集に対しては、7月の募集では10倍近い倍率の応募がございました。 82 ◯近藤委員 ことしのここに計上されてる予算の子育て世帯向けというのと、それから高齢者向けのこの金額の内容というのは、もう少し具体的に説明できますか。 83 ◯石上建築総務課長 子育て支援ですけれども、現在、先ほど申し上げたとおり11戸の入居がなされております。それにプラス18戸、合わせて29戸に対しまして今回1,232万3,000円の予算をお願いしているものでございます。  高齢者向けの優良賃貸住宅ですけれども、これは建設の補助と家賃減額補助の二本立てになっております。建設に関しましては、3棟54戸を予定しております。また、補助ですけれども、先ほど申し上げた5棟111戸ございまして、それを継続するとともに20年度に完成する予定のものが2棟ございまして、それらも合わせて7棟159戸に対する家賃減額補助を予定しております。 84 ◯尾崎委員 何点かお聞きしたいと思います。  まず、関連した点からなんですけれども、駿河区役所のアクセス改善事業の話、1時間に1本当たり4.3人というような話が少なくないとかというような説明があったわけなんですけれども、本来の目的が区役所へのアクセス改善であるならば、区役所前のバス停での乗降客のその量というのがやっぱり一番問題なんじゃないのかなというふうに思うんですけれども、ほかのバス停と比べて、そこで駿河区のほうから、駿河区のほうというのかな、長田地区のほうから運んできた人たちがそこのバス停ですごく多くおりてるよというようなことがこの3、4カ月の間にあらわれているのかどうか、まずお聞きしたいと思います。 85 ◯小長谷交通政策課長 駿河区のバスにつきましては、乗降のバス停の調査させていただいておりまして、一番乗降客が多かったのが石田のバス停、それから次に駿河区役所、それからあと用宗駅、東静岡、こういったところが利用者が多いというふうな結果になっております。 86 ◯尾崎委員 区役所前でのおりる方も多いと。乗降客も多いということだというふうに理解させていただきます。  2点目に、もう一つ交通政策課なんですけれども、草薙の駐車場について先ほど平垣委員からもありましたけれども、昨年、利用者数を増加させるためにバンというのかな、背の高い車も入れるような工夫をして利用者の増を図っていきたいというような旨の答弁をいただいてると思うんですけれども、ただ今回の議案では歳入のほうも400万円減を見込んでいるということで、それじゃ利用者増のための政策というのはもう尽きたのかというふうに思うんですけれども、ちょっとそこら辺の見解をお聞きしたいと思います。 87 ◯小長谷交通政策課長 草薙駅前の駐車場につきましては、実を言うと平成18年度はそこそこ利用していただけた部分というのがあったんですけども、19年度になりまして草薙駅前に隣に2カ所ほど民間の駐車場あるんですけども、一たんおやめになってたやつがまた復活したり等して、正直なところ、先にそちらが埋まってからうちのほうの駐車場がこう埋まるというふうな状況になっておるところがございます。このため、交通政策課としましてもまた改めてパンフレット、チラシつくりまして草薙駅前の商店街等配らせていただいたりとか、またPRに努めたんですけども、ちょっとこう正直言ってなかなか利用が伸びていないというふうな状況でございます。 88 ◯尾崎委員 この間の委員会でも言いましたけれども、今回、井川地区で過疎地域に対してバスを運行するという、これはもう行政として必要なことだと。そこの利用者数をどうこうとかというようなつもりは全くないんですよ。ただ、駿河区役所のバスの話であったりだとか草薙の駐車場の話というのが、本当に行政としてやらなければいけない部分なのかというところにちょっと疑問を感じてるもんで、何回も何回もこういうふうに聞いているわけなんですけれども、ぜひ、周りにもう駐車場もあるということなんであるんであれば、ちょっと総合的な見直しを考えていただきたいと私は思っておりますけれども、それは要望になってしまったので、じゃ次の質問に、すいません、いかせていただきますけれども、議案書の551ページ、静岡駅北口の駅前広場の話なんですけれども、ここでモニュメントの話が少し出ていたと思うんで、そこの具体的な説明をお聞きしたいと思います。幾らぐらいかかるのかとか、どういったものをつくるのかというのをお聞きしたいと思います。 89 ◯加藤市街地整備課長 北口駅前広場のモニュメントにつきましては、今年度大御所400年祭記念ということもございまして、なかなか駅前にそういう徳川家康公の像というんですか、大御所400年祭にふさわしいものが欲しいというような御意見もございまして、来年度、モニュメントとして大御所400年祭を記念いたしまして徳川家康公の像を今考えております。それで、今費用としては5,000万円ほど予定しております。また、その中の例えばどんな像にするかとか、どの位置に設置するかということは今後検討してまいりたいと考えております。 90 ◯尾崎委員 すいません、その設立の目的はよくわかってるんだけれども、家康の像をそれじゃつくったらどうかという意見が出てきたという話なんだけど、それはどこから出てきたのか、教えていただきたいと思います。 91 ◯加藤市街地整備課長 昨年、400年祭記念事業として、市としていろんな事業を検討する中で、経済局が中心となって検討いたしましたが、そういう中で、いろんな事業がある中、ハード、ソフトの事業を検討した中で出てきたものでございます。 92 ◯尾崎委員 わかりました。  次に、議案書の549ページ、これも市街地整備課ですけれども、公共サインの整備に1,900万円使われるということなんですけれども、これ何カ所ぐらい、どういうものをつくられるのか、もし写真とかあればお示しいただければと思うんですけれども、お願いします。 93 ◯加藤市街地整備課長 公共サインの整備につきましては、公共サイン整備計画というものを都市計画課のほうで策定いたしまして、平成18年度から静岡駅の中心市街地に設置しております。これは、総合案内サインと、それから地域案内サイン、それから施設の誘導案内サインというものを設置する予定としておりまして、全体で34カ所設置いたします。主に北口のこちら中心市街地、それからまた南口にも3カ所ほど設置いたします。平成18年度にまず3カ所を設置いたしまして、本年度、平成19年度は4カ所設置いたしております。それから、20、21、22年度で残り27カ所を設置する予定でございます。 94 ◯尾崎委員 先ほど、大御所のまち静岡として400年祭をやってきたことを記念して家康の銅像をつくろうと。それは1つの取り組みとしてはわかることはわかるんですけれども、今度、公共サインとかというような、家康のまちというふうに言うんであれば、まち全体としてそういう雰囲気をつくっていくというのはすごい大事なことだというふうに考えているわけなんですけれども、そのあらわれだと思うんですよね。それで経済局との連携を図る中で、そういう取り組みをされていくと。よくわかるんですよ。もっと推し進めてほしいなというふうに思うのは、例えばそういう公共サインのところに家康をちょろっと出すなら出すとか、そういうようなことというのは考えられないですか。そういう公共サインを使ってまち全体としてそういうPRをしていくと。 95 ◯加藤市街地整備課長 今回の公共サインの整備計画については、どういう板にどういう内容をというのはもう決まっておりまして、ただ今年度、先ほど申しましたように、いろいろ400年祭を記念いたしましてハード・ソフト事業を全庁的にいろんな検討をしてまいりました。そういう中で、今委員のおっしゃられたことはこれから参考にさせていただいて、そういうことも1つのアイデアかと考えております。 96 ◯尾崎委員 ちょっと要望っぽくなっちゃうかもしれないですけど、先ほど日本平の話とかもありましたし、きのうも本会議でシティセールスについて質問させてもらってるもんで余計感じるですけれども、まち全体で雰囲気をつくっていく、それがやっぱり市民に受け入れられていくというのがすごい大事だと思うんですよね。シティセールスの実態調査の中でも、標識、久能街道とかの標識だったような気がするんだけど、イチゴのマークなんかが出ていて、そういうのがすごい静岡らしくていいよというような意見も、実際小さい意見だけれども、東京から来た人から出ていたりするもんで、ぜひそういうシティセールスについては全庁一体となった取り組みというのができればいいんじゃないかなと。  あと、ちょっと要望っぽくなっちゃうけれども、跨線橋の、例えばバンダイがあるわけだもんで、ガンダム橋というふうに、ホビーのまちということでうたうんであれば、そういうような命名をするとかというような、そういうような取り組みの姿勢についてちょっと局長から話をいただければなというふうに思うんですけれども。要は、だから僕は──だめですかね。本当にどうもばらばらばらばらね、きのう言いたかったこととしては結局どうもばらばらばらばらやっているようなイメージがあって、都市建設というとシティセールスに余り関係ないようにも見えるんだけれども、実はそういういろいろな基盤整備の中で、静岡市に来た人に対してアピールできる部分というのはきっとたくさんあると思うもんで、そういう姿勢についてぜひお聞きしたいと思います。 97 ◯金井都市局長 委員御指摘の、今全庁的にはシティセールス推進委員会という組織をつくりまして、局長レベルで定期的に会議をやっております。当然その前には作業部会もございまして、積み上げたものを、そういう形では取り組んではおるんですが、今回本会議の中でもいろいろ御意見の中で皆さん、議員さんも含めて、あるいは私どもも含めて感じてるのは、やっぱり静岡というのは自分たちの売り込みが下手じゃないかという、何かみんな、自責の念を感じてるような雰囲気を私は、個人的に話して申しわけないんですが、感じております。  やっぱりこの静岡市がやる事業が基本的にやっぱりシティセールスに、基本的にはみんなつながる、きょうの日本平の話にしてももちろんそうですし、日本平、じゃどれだけ知ってるかという話にもすぐつながるわけでございまして、そういう意味で全庁的な組織の中で、一応シティセールスをこれから推進していこうという取り組みに入ったところで、全国的にアンケートをとったり、よその方を実は強制的に10名ぐらい連れてきて、何か半強制的に意見聞いたり、そこまでやってるというようなこともやってるわけです。ですから、そういうことでは私は都市局の立場としまして、やっぱりシティセールスにつながる事業を中心的にやってるという意識は常に持っておりますので、その辺につきましては、また今後、シティセールスは1年で終わるわけではありません、これは永遠に続く話なもんですから、都市局としてのまた意見を言わせていただくと、そんなふうに取り組んでまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 98 ◯岩崎委員長 ほかに質疑はありますか。 99 ◯内田委員 今までの議論を聞いてまして、ちょっと2点ばかりちょっと問題になる点があるもんですから、先にやらせていただきたいと思うんですけども、市議会の長老の鈴木委員からも日本平の公園についてはお話がありまして、局長からも特別答弁があったわけであります。  私は、日本平の公園開発という言い方はいいかどうかわかりませんけども、あらゆる可能性を追求してやっていくという、言うなればこういう答弁ですよね。だから、私はこれは大変結構だと思うんですよ。だから、特区の問題も含めてあらゆる可能性を考えて、それからいわゆる観光公園としても、それから今言ったようなシティセールスに耐えるような、そんなものをつくっていきたいというような決意があったと私は思うんです。  それはそれで大変結構なんですが、ただ1点ちょっと問題になる点は、カジノの問題がちょっと出ました。これはそれはすぐやるという意味ではないと思います。ないと思いますけど、とにかくカジノといえばすぐ私どもの頭に描くのはラスベガスですよね。あそこはカジノのまちだけども実は芸能芸術というか、超一流が集まってるところなんで、いわゆる俗に言う世界の屈指の芸術文化のまちというか、いわゆるエンターテインメントの世界屈指のまちなんですよね。だから、そこの中にカジノというのは位置づけられてるということですから、そういった意味では大変意義のあるまちなんですね。だけど、日本平にはそんなことできるはずもありませんし、ですから単なるカジノということになれば、ばくち場ということになっちゃうという可能性だってあるわけですから、そうなれば市民の理解が得られるかどうかということは大変問題があるわけですから、これはこれ以上私は議論しませんけども、だけどそういったものも含めて、局長も私は恐らく答弁をしているんじゃないか、考えておられるんじゃないかなと思いますので、一応指摘だけはしておきます。  それから次は、草薙の問題で、これは駐車場の問題ですけど、平垣委員や尾崎委員からも出されましたけど、これは確かに問題なんですよ。僕らも実をいうと清水のころつくっただけに、すごく重いんです。あのときつくるときに、行け行けどんどんでいっちゃった感じがしまして、そういったものに対して何ら歯どめがかからなかったという点については大変反省をしているわけです。ただ、できたものをここでやめてしまうかどうかという、これも1つの選択肢の私は1つではないかと思いますけども、やっぱり有効にどう使っていくかということをとことんやっぱり追求していくということも必要じゃないかと思うんですよ。  そうしますと、初めは施設がたしか9時ぐらいかな、9時ぐらいに閉めちゃったもんですから、新幹線を利用する人が、あるいは終電で来る人は全然利用できなかったんですよ。しかも朝も7時ぐらいからになんてとんでもない、6時からやらなかったら、朝通勤にも間に合わないし帰りも間に合わない、そんな駐車場あるかいと言って大分変わってきたんですよね。今だって新幹線の最終がたしか11時半ですから、あそこを通るのが11時40分の上りがあって、草薙へとまるのが11時50分ぐらいですよね。だから12時まであいてなかったら用はなさないわけですよ。だから、そういうようなことをどう追求したかというのが私はどうも見えないんですね。だから、要するにやっぱり6時ぐらいから、せめて通勤をしていく人たちが使えるようなもの、あるいは定期券は今やってるようですけど、定期券のようなものはやってるようですけども、そういったものをとことんまで追求した上で、なおかつこれだけ出るよ、これだけ赤字が出るからまあひとつ御理解をというならわかるんだけど、どうもその後が見えないような感じがしてならないんですよ。だから、その辺のところを今言ったようなことも含めて、どうされるのか、これはやっぱりはっきりしておきたいなというように思います。  それから、実は次、あと2、3点あるんですけども、実はこれは私もきのう本会議でやらせていただいたんですが、要するに駅周辺の問題、清水駅の周辺の問題なんで、西地区においても、あるいは東地区においても一応もう見える形にもなってきました。おかげさまで東地区においても文化会館も決まりましたし、そういった意味ではあそこの区画整理も終わったし、そういった意味では一定の終着を見たというか、物が見えてきたという感じがするんですけども、北東地区というのは全くまだ見えないわけです。しかも、ここはもう私も何回も言ってるからくどいですから言いたくないんだけど、あそこの約11ヘクタールというのは駅に隣接をし、市街地に隣接をし、港に隣接しているという、まあ言うならば、私は未利用地の土地としては最高の価値を持ってる土地ではないかというように思うんです。なおかつ、あそこの再開発が清水の活性化のキーになるということもずっと言ってきました。  これもずっと長年、国土庁や清水市が調査をしてきた積み重ねがあって、そして静岡市に引き継がれて、何とかやっと調査費がつけて、格好つけたかどうか知りませんけどやってきましたけど、今回それをばっさり削っちゃったでしょ。ゼロにしちゃった、今年度。私は、一体それ何なんだと。もちろん、その大地主がある企業に売却をしていくという方針が打ち出されておったということはもちろん知ってますよ。また、その企業はそこで配送センターやる、大きな施設を計画してることも聞いてます。ですから、それはそれとして私は別に反対はしません。むしろ、そういうことをやることによって起爆点になればいいなと思ってます。だけど、なぜその企業がそこに売却せざるを得なかったかといえば、言うなら、もうしびれ切らしちゃったんですよ。どうしようもない、いつまで待ったって。全然見えてこないじゃないかということでそういうことになったということも、これもう事実なんですよね。あと残ったのは約6割残ってるんですけども、じゃそれどうするんだと。ばっさり切っちゃって知らないよということではまさかないとは思いますけれども、少なくとも、きのうの説明では基盤整備を考えていく云々ということが出ましたけども、やっぱりそこまでいくんだったら、例えば、私は申し上げたいのは、今、先ほど言った大地主が、もうはっきり名前言ってもいいんですけど、東燃さん、あれが企業に売るでしょ。そこで例えば買ったところが施設をつくっちゃって、それから後でそれじゃ土地を道路をつくるから譲ってくれやなんて言ったってしようがないでしょ、そんなこと言ったって。できませんよ、もうそうなったら。
     だから私の言いたいのは、そんなことはもうわかるほど皆さん承知をしてるんだから、だったらそういうことも含めて今からやっぱり計画づくりしなかったら間に合わないでしょ。全部それで施設ができちゃってから、じゃ基盤整備するからそこへ道路をつくるからこれひいてくれなんてったって、家建っちゃった後できますか、そんなこと。そういうようなことがあるということを考えれば、やっぱりこの際、その方向転換したなら、もちろん今までと違う観点でこう開発して、そのものについて考えていくよというんなら、まさにきのうの答弁のように基盤整備を中心に考えてみたいというなら、もうそれも具体的に検討に入ってどんどん進めなきゃならんときだと思うんですよ。  私の感覚からいけば、そうだったらやっぱり調査費もつけておかなきゃいけないはずじゃないですか。そういった意味での。そんなものはばっさり削っておいて、やるよなんたって、全くこれは空念仏にしか私には聞こえないんですよ。金は切っちゃっておいてやるよと言ってるんだよね。こんなばかなことありますか。きのうは私そこまで言わなかったけども、これは委員会ですからはっきり言わせていただきますけども、そんなばかなことはないですよ。どうなんでしょうか。  それから、もう1点。全部言っちゃったほうがいいね。どうする。ここで切る、切ったほうがいい。じゃ、一たんこれ切りましょうか。切りましょう、はい。 100 ◯小長谷交通政策課長 先ほどの草薙駅の利用の話でございますけども、やはり我々としても市民の方に使っていただくというのが今利用ちょっと伸びてない状況なんですけども、やっぱり一番というふうに考えておりまして、以前、もうちょっとしばらく前になりますけども、まず営業時間、6時から12時、夜中の24時というお話あったんですけども、今現在は6時半から24時までの営業というふうな形にさせていただいております。  それから、利用料金につきましても、最初利用が伸びなかったというふうな関係もありまして、最初の2時間までは30分100円というふうにちょっと割安の料金とか、また定期利用についても、駅前なんですけども月9,000円というふうな形で比較的ちょっとお得な料金設定みたいなものを設定させていただいております。それで、先ほど申しましたように、我々としてもせっかくある施設ですので、市民に使っていただくというのが一番ですし、また将来のまちづくりというふうなことを踏まえると、あの施設はやはり必要というふうに考えておりますので、ぜひ我々も頑張りますので、ちょっと御理解いただければというふうに思います。 101 ◯植野清水駅周辺整備課長 清水駅北東地区に関する来年度当初予算はなぜないのかという御質問につきまして、本年度の業務委託の中で、土地利用方針案や骨格的都市基盤の案について検討してきましたが、今後さらに検討を要するものではございます。そのためにはまず、本市として当地区はどうあるべきか、本市がどのようにかかわっていくか等について明確にする必要があり、関係機関、地元を含めて調整を図ってまいりたいと考えております。 102 ◯内田委員 随分簡単な答弁ですね。答えられないからそうだろうと思いますよ。  私は──その前に申しわけない、草薙のほうを先に言いますけど、確かに努力をしてきた。だから、初めはそこから、6時から24時までになった。だけど実際は、本当はやっぱり24時間営業というかな、そのくらいまでやっていかないと、これは経費の問題もまたかかってくるから、それじゃかえって損しちゃうなんてことになるかもしれませんけど、そんなことも含めてやっぱり考えていかないと、例えば今、意外と夜中に結構使う人も多いわけですから、そんなことも考えないといけないんじゃないかな。これは一応検討課題にしていただければありがたいなというふうに思ってますし、どうしてもできなかったら、私は、極端な言い方かもしれませんけども、あらゆる方法を使ってもできないとなれば、これ閉鎖というものも選択肢の1つとなると思いますよ、当然。だから、そういうことをやっぱりちゃんと検証しないといけないんですよ。だらだらだらだらやってるということは、果たしていいのかどうなのかということもあるということだけ指摘をしておきます。  それから、問題は今の答弁ですけども、私は議案にあるとかないとかって言ってるんだけど、今まであったものが切られたんですから、それで私は聞いてるんですから、だからなぜつけなかったということを聞いてるんですから、議案なんですよ、これやっぱり。いいですか。そういうことならば、今までやっぱりたしか18年度が300万、400万かな、19年度。だからつけてきたわけですよね。それをばっさり切っちゃって、ことし切っちゃったからどうなんだと聞いてるんですから、議案なんですよ、これは。だから、そういう意味で答えてくださいよ。だから、今そういうふうに変わったというんなら変わったらしく、なぜこれ切ったのかということも言ってもらわなきゃ困るんですよ。私は、どうしても納得できないんですよ。今おっしゃるようなことをやるんだったら、新たにやっぱり予算づけしなきゃいかんじゃないですか。なぜしないんですか。その辺がわかりません。局長、答えてください。 103 ◯小股都市計画部長 今の御質問について私のほうから回答させていただきます。  委員御指摘のように、北東地区については非常に貴重な土地ということで、現在工業系の土地利用がされているということで、先ほど固有名詞として東燃さんということで名前が出ましたけども、はっきりは東燃さんがここの地区にこういうことをやりたいということをまだ決定というか、そういう話はまだ具体的には聞いておりません。それで、今、清水駅周辺整備課長のほうから御答弁したように、昨年度基本構想的なものをつくりまして、今年度基本計画レベルということで土地利用の方針案、それから骨格的な都市基盤ということで、議会のほうでも都市局長のほうから御答弁させていただきましたけども、土地利用方針とか、あるいは道路のネットワークの形成、こういうものについて素案ですけれども案をつくらせていただいております。  20年度、予算を要求をされていないというふうな御指摘でございますけれども、今回のこういうふうな案をさらに地元あるいは関係者と協議を図って、当然直営というか、市の職員がみずからの技術力を発揮しまして、そういう道路とか、どういうふうな形が、ネットワークがいいかというふうな検討は十分できるというふうなことで認識しておりますので、そういうふうに進めてまいりたいと思います。 104 ◯内田委員 予算がなくてもできるよと、こう言ってるんですよね。だけど私、こうやって予算書を見てますと、言うならば調査するために随分いろんな調査費をつけてますよ。だから、あれ、こんな調査費もあるんだなと思うのがたくさんありますよ。私としては言い逃れにすぎないなというふうに思えるんですけども、本当にそのことを追求していくというなら、ある程度予算をつけて、そしてやっぱり実際に検討していかなかったら、役所ってそんなもんではないんじゃないかなというふうに私は思うんですよ。大体皆さん、何かこうやろうとすればある程度研究会の予算をつけて、それから進めていくんでしょ。予算づけをしながら。そういった手順でやってきてるんじゃないですか。今回それないわね。なくてもできるんだと言うんなら、これからそういうことたくさんやってもらいましょうや。そう言いたくなるんですよ。  だから、やっぱりその場をうまくごまかして通しちゃうというやり方は私は許せないんですよ。そうじゃないんでしょ。やっぱり本格的に研究するんならこれとこれ、例えばその問題について識者の意見を聞くとか、あるいはいろんなことをやるとか会合を開くとかといや金かかるでしょ。かけなくてやるつもりなんですか。だから、そんなもん、たとえ10万でも50万でもから始まるんですよ。本当にやるということになれば。役所のやり方は皆そうやってきてるんでしょ、今まで事業というのは。違いますか。そうなれば、これを切ったというのは、やらないということになるわけですよ、予算的には。予算的に見れば、やらない、ああこれであきらめたなということになるでしょ。ならざるを得ないじゃないですか。そんならそれで、そういう答弁してくださいよ。 105 ◯小股都市計画部長 ただいま御答弁させていただきましたように、例えば地元説明とかそういうものについては当然、委員さん言われるように会場費とかそういうふうなものかなというふうに思いますけど、そういうふうなものは諸経費で持っておりますので、そういう開催費についてはそういうもので対応していくということで、考え方として、委員さんおっしゃるように、例えば道路の構造、そういうふうなものをどういうふうにするんだというふうなお話かなというふうに思いますけれども、当然道路構造令というふうな指針になるようなものがございますので、基本的にはそういうふうなものを基本として道路の構造設計というふうなものは市の職員がやっていけるというふうなことで考えております。 106 ◯内田委員 どうしても納得できません。でも、これはこれ以上言ってもお互いの言い分だけで言ってるだけで終わっちゃうというのも余りにも情けないですからやめときますけど、でも一言だけ最後に言っときますけど、こういうように経過のある、しかもずっと積み重なった経過のある話を、幾ら多少状況は変わったからといって全然方向転換するときに、何ら、こうするんだよ、そのためにこういうようにしたんだよというものを明確な形で予算書に出るような形でやっていかなければ、幾ら言っても言い逃れにすぎないということになるんだと私は思います。そのことだけはちゃんと覚えて、今、勉強会なら会場費ぐらいは出せるよと言ってるんだから、それやった結果を報告してくださいね。それだけ言っておきます。 107 ◯岩崎委員長 質疑はほかにありますか。 108 ◯大橋委員 質問の前に、今委員会終了後、退職になる皆さん方、本当長い間御苦労さまでした。また3月末から第二の人生に巣立っていってもらって、頑張っていただきたいと思います。本当にありがとうございました。  その中で、開発指導課、7)の285ページ、金額は、予算額は少ないんですが、各種企画調査事業の中での土地利用調査の経費ですけど、公有地の拡大の推進に関する法律事務と、これは金額は少ないけどどんなことをこれやってるですか。ちょっと教えてもらいたいです。 109 ◯堀内開発指導課長 これは、国土利用計画法、公拡法、そういうもので届け出が出てくるものを処理する事務をやってるわけですけど、それに、事務に係る経費ということで旅費とか消耗品、そういうものに使うお金でございます。 110 ◯大橋委員 次に、7)の563ページですけど、公園の指定管理についてですが、駿府公園内の東御門や巽櫓、茶室、日本庭園などの有料施設が、先ほどの説明では18年度より指定管理者による管理運営を行ってるというような説明ありましたが、これによって経費の節減はできたのか、その辺を、期待どおりの経費の節減ができたか、縮減ができたかということをちょっと教えていただきたいです。 111 ◯石川公園整備課長 ただいまの指定管理者の導入の成果につきましては、まず客観的に示すことのできる施設の入場者の数、それから入場料収入の実績等について御報告をさせていただきたいと思います。  指定管理者に移行する前の平成17年度の入場者が約5万人、入場料収入が約600万円でございました。平成18年度の入場者につきましては、ほぼ横ばいでございましたが、今年度の2月末現在の前年度の同時期で対比いたしますと、入場者が4万4,152人が6万28人ということで22%増でございます。  それから、入場料ですが、これが535万4,530円が619万2,870円ということで16%増でございます。これは大御所400年祭の開催が幾らか影響してるとは思いますが、現段階では指定管理者による施設の有効活用、それから市民サービスの向上への努力の成果としてとらえております。その裏づけといたしましては、先ほど都市公園条例の一部改正で御報告させていただきましたが、指定管理者みずからが市民サービスの向上及び入場者増加策として、月曜日が祝日の場合であっても振りかえ休場日なしで施設を営業したい旨の申請がございまして、19年度から試行期間として実施してまいりました成果かなというふうに思っております。なお、経費につきましては、指定管理者みずからの提案事業の実践でございますので、指定管理料につきましては変更をしてございません。  それから、最後にコスト削減における成果でございますが、これらの施設の管理運営を指定管理者にお願いするようになりまして、これに係る当課の人件費が年間で約400万円削減されまして、18年度、19年度の2カ年で約800万円のコスト削減の成果が出ております。 112 ◯大橋委員 それでは、あと残り2点になりますのでよろしくお願いします。  住宅課の7)の575ページなんですけど、市営住宅維持管理費の中で、指定管理者ということで載っておりますが、全管理戸数が7,595戸というふうに載っておりますけど、これは空き部屋も入っての戸数なんですか。ちょっとその辺を詳しく教えてください。 113 ◯天野住宅課長 管理戸数の中には空き部屋も含まれております。空き部屋も含まれた戸数でございます。 114 ◯大橋委員 空き部屋は何軒ある。 115 ◯天野住宅課長 現在、全体で1,187ございます。その中には政策空き家としまして459、通常空き家が239を数えております。 116 ◯大橋委員 それじゃ最後になりますけど、建築指導課、7)の581ページの1の建築関係事務費の中の3)、狭隘道路拡幅整備事業費ですが、これ4メートル未満の狭隘の道路の拡幅整備は、本当に市民の、また住民が安心して暮らせるということで消防自動車も狭隘のところは通れないような状況になってるもんですから、本当にありがたいことと思いますけど、この狭隘道路拡幅整備事業の内容と今までの実績、また建築基準法施行規則の改正による道路台帳の整備を実施することになったとも聞いてますけど、これは現況は今どうなってるのか、具体的に説明を願いたいと思います。 117 ◯石田建築指導課長 まず先に、狭隘道路拡幅整備事業の内容と今までの実績についてお答えします。  拡幅整備事業の内容でございますが、幅員4メートル未満の道路で、建築基準法第42条第2項道路のうち、静岡市道に認定された路線を対象として、道路後退用地の寄附を前提としまして土地所有者より申し出を受け、後退用地の整備をするものです。順番ですが、まず道路後退用地の地籍を確定するための官民境界確定等の測量を市が委託により実施します。次に、道路後退用地が確定後、現在ある門ですとか塀の撤去及び新設に対する工事費、また後退用地の分筆費用の一部を助成いたします。最後に、市への所有権移転が済んだ後、後退用地につきまして、当課で表面の道路整備を行い、土木管理課への所管がえをしたところで1物件が完了するという事業でございます。  予算の内容でありますが、昨年までの実績から算出しました約60件、7,560万円余りで、残りの約1億円は道路図並びに道路調書作成に係る基礎調査に要する経費であります。  狭隘道路拡幅整備事業の実績でありますが、平成15年度から18年度までの4年間で寄附件数が211件、延長で約4,000メートルであります。今年度につきましては、2月末までの実績で寄附件数が57件、延長は約1,300メートルであります。  次に、道路台帳整備の内容でありますが、建築基準法において敷地が道路に接していなければならない規定は都市計画区域内のみであることから、この都市計画区域内における4メートル未満の道について委託により調査をし、その資料を作成するものです。この都市計画区域内にある国、県、市の認定道路が約9,800路線、このうち幅員4メートル未満の道路は約920路線で、この市道等認定道路以外に通称赤道と呼ばれるもので1.8メートル以上4メートル未満の道が約3,800路線と推定しております。この中で、建築基準法の道路として認められる狭隘道路を特定するための現地調査を行い、建築基準法上の道路を地図化し窓口で閲覧することにより建築活動の円滑化を図るとともに、狭隘道路拡幅整備の推進につなげたいと考えております。 118 ◯岩崎委員長 ほかによろしいですか、質疑は。  ほかにないようですので質疑を終わります。  次に、要望・意見に移ります。  ただいま議題となっている議案について、要望・意見がありましたらお願いします。 119 ◯鈴木委員 先ほど、日本平の問題を質問させていただきましたけど、局長から特別の許可、特許という話も出てきました。既存のホテルや建物をどう生かすかというのは当然なんですけれども、そうではなくて、百年の大計に立ってという質問もしましたけれども、これから将来に向かってこの静岡市の観光の大きな目玉として整備ができるようにするためには、局長から最後のまとめの答弁もいただきました。公園計画課長も大変苦労してますけど、これには全庁を挙げてこれに取り組んでいただくということを要望させていただいて、要望を終わります。 120 ◯岩崎委員長 ほかに要望・意見はございますか。 121 ◯内田委員 もう先ほどちょっと多少感情的になりましたんで、言っときますけども、いわゆる北東地区の基盤整備云々という話がありましたんで、これについては予算がなくてもできることをやると言ってますから、ですからこれはやった結果をやっぱり報告をしていただいて、あるいは方向性を随時やっぱり報告をしていただいて、議論をしていただきたいというように思います。これだけはきっちりやっていただきたい。それだけ言い切ったんですから、予算がなくてもできるんだと言い切ったんですから、その実績を必ず見せていただきたいというように思います。 122 ◯大橋委員 要望ですけど、公園整備課のほうで、先ほどは経費の削減が800万程度あったということで、管理費は11億円近いので、できるだけ経費の削減に今以上に努力をお願いします。  また、市民が本当に困ってる狭隘の道路につきましては、一日も早い道路台帳の整備・作成をお願いいたします。 123 ◯岩崎委員長 ほかに。よろしいですか。             〔「なし」〕 124 ◯岩崎委員長 これにて、都市局分の議案第39号の審査を終了いたします。     ────────────────────────────── 125 ◯岩崎委員長 次に、議案第39号を除くその他の付託議案について討論に入ります。  討論はありますか。 126 ◯尾崎委員 静政会を代表しまして討論しますけれども、全議案に賛成いたします。 127 ◯近藤委員 提案された議案についてはすべて賛成をいたします。 128 ◯平垣委員 公明党も全議案に賛成します。しっかり頑張ってください。 129 ◯岩崎委員長 よろしいですか。             〔「はい」〕 130 ◯岩崎委員長 ないようですので、これより採決に入ります。  議案第41号、第51号、第61号から第63号まで、第65号、第84号及び第124号から第126号まで、以上10件の議案を一括採決いたします。  これら10件の議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 131 ◯岩崎委員長 御異議ないようですので、これら10件の議案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  これで議案の審査は終了いたします。     ────────────────────────────── 132 ◯岩崎委員長 次に、報告事項に入ります。  初めに、街路課から報告をお願いします。 133 ◯松本街路課長 平成19年度債務負担行為予算専決の事前報告をさせていただきます。  平成19年度当初予算で議決を受けました丸子池田線ほか10路線街路事業用地に係る債務負担行為12億円につきましては、現在用地交渉中のため金額が未確定ですが、今年度末までの結果を踏まえまして最終的に確定した金額に補正することを専決処分させていただくことといたします。現時点の見込みでありますが、宮前岳美線ほか1路線で約4億4,700万余に減額をさせていただくものであります。 134 ◯岩崎委員長 質問はありませんか。             〔「なし」〕 135 ◯岩崎委員長 ないようです。  次に、建築指導課から報告をお願いします。 136 ◯石田建築指導課長 静岡市耐震改修促進計画の策定について御報告させていただきます。  策定の目的でございますが、この計画は耐震改修促進法に基づいて建築物耐震化を促進するための目標や、これを計画的に達成していくための施策などを定めるものであります。  想定される東海地震から市民の人命や財産の被害を未然に防止するために、建築物の耐震改修を中心とした事前対策を迅速に進めることにより、地震に強い安全・安心に暮らせる市民生活の確保を図ることを目的としております。あわせて、災害復興時の財政負担の抑制を図ることも目的としております。  次に、この計画の概要ですが、計画期間は国の方針に沿いまして平成27年度までとなっております。目標値としましては、住宅においては平成18年度末現在78.2%の耐震化率を90%とすることを目指し、多数の市民が利用する一定規模以上の建物である特定建築物については71.6%を90%にするものです。この90%という目標は、東海地震で想定される死者数、経済的損失を反映させるために必要な目標値として国で試算されたものであり、県の計画においても同様に90%と定められているものです。  続きまして、基本方針でございますが、建築物の耐震化を促進するためには、建築物の所有者の方が地震防災対策をみずからの問題、地域の問題としてとらえ、意識的に取り組むことが不可欠だと考えますが、市としては所有者の皆さんの取り組みをできる限り支援していく観点から、市民や事業者の方が耐震改修を行いやすい環境の整備を進めるとともに、経済的な負担を軽減するための補助制度の構築などの施策を講じ、耐震化の阻害要因となっている課題を解決していくことを基本的な取り組み方針としております。  続きまして、耐震化を促進するための施策ですが、所有者の負担を軽減するため、耐震診断、補強計画、補強工事の3段階の補助制度や促進税制などの優遇制度の活用について、広報、広聴、相談会などを工夫し、これまで以上に積極的なPRを行い、普及啓発に努めてまいります。  また、耐震化がおくれている特定建築物について、今後重点的に取り組んでいくため、新たに補強計画策定費用への補助制度を創設することで検討してまいります。あわせて、耐震診断及び耐震改修が行われていない所有者の方に対しては、指導、助言、指示などを行っていくことを考えております。  最後に、今後の取り組みですが、新たに創設する予定の特定建築物の補強計画、補助制度の整備を進めていくとともに、耐震化を促進するため、住宅の診断を受けた方約6,900人や特定建築物の所有者約440人の方へフォローアップとして耐震対策実施の呼びかけを行ってまいります。  以上、静岡市耐震改修促進計画の策定について報告をさせていただきました。 137 ◯岩崎委員長 質問はありますか。             〔「なし」〕 138 ◯岩崎委員長 次に、公園整備課から報告を願います。 139 ◯石川公園整備課長 (仮称)小坂公園整備事業、静岡市土地開発基金における土地の取得について御報告をさせていただきます。  お手元の資料の2枚目の資料1の位置図を見ていただきたいと思います。2枚目の資料1の位置図をお願いいたします。  まず、場所でございますが、駿河区の小坂地区で、小坂公民館東側約100メートルに位置した箇所でございまして、現況は畑等でございます。当該地区の公園整備につきましては、周辺に公園が配置されていないため、小坂町内会より平成15年度から18年度の4年間にわたり要望書が提出されてまいりました経緯がございます。この小坂地区は、平成15年7月と16年の6月に発生いたしました局地的豪雨により2年連続で冠水等の被害を受け、住民の不安は大きく、災害時に避難場所として活用できる公園整備が緊急課題となっておりましたことと、緑の基本計画の中でも公園を配置すべき地域になっておりました。  このようなことから、平成18年10月17日の土地取得等検討委員会で(仮称)小坂公園整備事業用地として了承され、今年度、静岡市土地開発基金にて取得させていただいたものでございます。  それでは、資料の1枚目の鏡に戻っていただきたいと思います。まず、取得価格は4,916万690円で、取得用地は静岡市駿河区小坂1724番地1ほか8筆で、取得面積は1,963.59平米、坪にいたしますと約600坪でございます。  詳細につきましては、3枚目の資料2の公図を見ていただきたいと思います。  当該公園の計画区域は、緑の線で囲ってございますエリアでございまして、計画買収面積は2,256.18平米でございますが、19年度に取得させていただきました用地は茶色で着色した箇所でございまして、約9割に当たります。なお、今回代替地が確保できなかったことにより取得できなかった黄色で着色してございます2筆と、手続に時間を要したために取得できなかったオレンジ色で着色してございます国有地1筆は平成20年度に静岡市土地開発基金にて取得する予定となっております。  あと、赤道と水色で着色してございます水路につきましては取得対象外となりますが、整備段階ではふたかけ等の占用許可申請をとって一体となった公園整備を予定しております。 140 ◯岩崎委員長 質問はありませんか。             〔「なし」〕     ────────────────────────────── 141 ◯岩崎委員長 当委員会の審査すべき事項はすべて終了いたしました。  本年度の都市局所管の委員会はこれで最後となりますので、今年度退職される方々に一言ごあいさつを申し上げたいと思います。  都市局におきましては、14名の職員の方が退職ということでございますが、本日4名、この席にいらっしゃると思いますので、恐れ入りますが御起立いただきたいと思います。  一言ごあいさつ申し上げます。  今年度をもちまして退職予定の皆様におきましては、長年、行政運営に携わっていただきまして、心から感謝申し上げる次第でございます。今後また健康には十分留意されまして、一層の御活躍を期待させていただきます。長い間お世話になりました。ありがとうございました。  それでは、退職者を代表しまして、望月建築部理事よりごあいさつをいただきたいと思います。
    142 ◯望月建築部理事 それでは、都市局の退職者4名を代表いたしまして、一言ごあいさつ申し上げます。  まず、この1年間、当委員会で御審議、それから日常の御指導、いろいろありがとうございました。お礼申し上げます。  時のたつのは早いもので、1年が始まったと思いましたらもう我々、退職日までちょうどきょうで20日になってしまいまして、今はもう感無量というか万感の思いでいっぱいでございます。そんな中、政令市となって丸3年、ようやく若葉マークがとれたかなというところでお別れをしなけりゃならないということで非常に寂しい限りではございますけれども、我々も4月から一市民になりましても静岡市の発展のために何かできることがありましたら尽くしたいと切に願っております。  そんな中で、これからも議員の皆様方には今までと変わらぬ御指導をお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  重ねて、今まで長い間お世話になりました。ありがとうございました。 143 ◯岩崎委員長 どうも長い間ありがとうございました。     ────────────────────────────── 144 ◯岩崎委員長 これをもちまして、本日の都市建設委員会を閉会いたします。                 午後3時18分散会 都市建設委員長  岩崎 良浩 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...