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平成31年 第1回定例会-02月26日-04号

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    平成31年 第1回定例会-02月26日-04号


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    平成31年 第1回定例会-02月26日-04号平成31年 第1回定例会 川崎市議会定例会会議録(第4日) 平成31年2月26日(火) 議事日程  第1   平成31年度施政方針  第2   議案第1号 川崎市附属機関設置条例の一部を改正する条例の制定について   議案第2号 川崎市職員定数条例及び川崎市病院局企業職員定数条例の一部を改正する条例の制定について   議案第3号 川崎市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について   議案第4号 川崎市基金条例の一部を改正する条例の制定について   議案第5号 川崎市手数料条例の一部を改正する条例の制定について   議案第6号 川崎市中央卸売市場業務条例の一部を改正する条例の制定について   議案第7号 川崎市地方卸売市場業務条例の一部を改正する条例の制定について   議案第8号 川崎市競輪場内売店使用条例の一部を改正する条例の制定について   議案第9号 川崎市競輪場使用条例の一部を改正する条例の制定について   議案第10号 川崎市都市景観条例の一部を改正する条例の制定について
      議案第11号 川崎市地区計画の区域内における建築物等の形態意匠の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について   議案第12号 川崎市地区計画の区域内における建築物に係る制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について   議案第13号 川崎市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について   議案第14号 川崎市港湾施設条例の一部を改正する条例の制定について   議案第15号 川崎市水道条例の一部を改正する条例の制定について   議案第16号 川崎市工業用水道条例の一部を改正する条例の制定について   議案第17号 川崎市下水道条例の一部を改正する条例の制定について   議案第18号 川崎市入江崎余熱利用プール条例の一部を改正する条例の制定について   議案第19号 川崎市乗合自動車乗車料条例の一部を改正する条例の制定について   議案第20号 川崎市貸切自動車条例の一部を改正する条例の制定について   議案第21号 川崎市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について   議案第22号 川崎市消防団給与条例の一部を改正する条例の制定について   議案第23号 川崎市行政不服審査会委員の選任について   議案第24号 包括外部監査契約の締結について   議案第25号 川崎市固定資産評価審査委員会委員の選任について   議案第26号 宮前区における町区域の設定及び変更について   議案第27号 宮前区における住居表示の実施区域及び方法について   議案第28号 川崎市多摩スポーツセンター建設等事業の契約の変更について   議案第29号 スポーツ・文化複合施設整備等事業の契約の変更について   議案第30号 川崎シンフォニーホールの指定管理者の指定について   議案第31号 川崎市消費者行政推進委員会委員の選任について   議案第32号 川崎市営霊園の指定管理者の指定について   議案第33号 市道路線の認定及び廃止について   議案第35号 損害賠償の額の決定について   議案第36号 平成31年度川崎市一般会計予算   議案第37号 平成31年度川崎市競輪事業特別会計予算   議案第38号 平成31年度川崎市卸売市場事業特別会計予算   議案第39号 平成31年度川崎市国民健康保険事業特別会計予算   議案第40号 平成31年度川崎市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算   議案第41号 平成31年度川崎市後期高齢者医療事業特別会計予算   議案第42号 平成31年度川崎市公害健康被害補償事業特別会計予算   議案第43号 平成31年度川崎市介護保険事業特別会計予算   議案第44号 平成31年度川崎市港湾整備事業特別会計予算   議案第45号 平成31年度川崎市勤労者福祉共済事業特別会計予算   議案第46号 平成31年度川崎市墓地整備事業特別会計予算   議案第47号 平成31年度川崎市生田緑地ゴルフ場事業特別会計予算   議案第48号 平成31年度川崎市公共用地先行取得等事業特別会計予算   議案第49号 平成31年度川崎市公債管理特別会計予算   議案第50号 平成31年度川崎市病院事業会計予算   議案第51号 平成31年度川崎市下水道事業会計予算   議案第52号 平成31年度川崎市水道事業会計予算   議案第53号 平成31年度川崎市工業用水道事業会計予算   議案第54号 平成31年度川崎市自動車運送事業会計予算   議案第57号 平成30年度川崎市一般会計補正予算   議案第58号 平成30年度川崎市卸売市場事業特別会計補正予算   議案第59号 平成30年度川崎市国民健康保険事業特別会計補正予算   議案第60号 平成30年度川崎市港湾整備事業特別会計補正予算   議案第61号 平成30年度川崎市墓地整備事業特別会計補正予算   議案第62号 平成30年度川崎市生田緑地ゴルフ場事業特別会計補正予算   議案第63号 平成30年度川崎市下水道事業会計補正予算   議案第64号 川崎市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について   報告第1号 地方自治法第180条の規定による市長の専決処分の報告について  第3   請願・陳情  第4   議案第65号 川崎市児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について   議案第66号 平成30年度川崎市一般会計補正予算   議案第67号 平成31年度川崎市一般会計補正予算  第5   議案第68号 川崎市教育委員会の教育長の任命について           ------------------- 付議事件  議事日程のとおり           ------------------- 出席議員 (58人)            42番  廣田健一  1番  重冨達也            43番  石田康博  2番  月本琢也            44番  浅野文直  3番  添田 勝            45番  石川建二  4番  小田理恵子           46番  斉藤隆司  5番  渡辺あつ子           47番  石田和子  6番  三宅隆介            48番  市古映美  7番  春 孝明            49番  山田益男  8番  川島雅裕            50番  織田勝久  9番  河野ゆかり           51番  飯塚正良  10番  本間賢次郎           52番  雨笠裕治  11番  矢沢孝雄            53番  花輪孝一  12番  末永 直            54番  菅原 進  13番  老沼 純            55番  後藤晶一  15番  片柳 進            56番  岩崎善幸  16番  宗田裕之            57番  大島 明  17番  渡辺 学            58番  嶋崎嘉夫  18番  林 敏夫            59番  鏑木茂哉  19番  松井孝至            60番  坂本 茂  20番  押本吉司           -------------------  21番  田村伸一郎  22番  浜田昌利  23番  かわの忠正  24番  斎藤伸志  25番  野田雅之  26番  原 典之  27番  青木功雄  28番  橋本 勝  29番  大庭裕子  30番  勝又光江  31番  井口真美  32番  佐野仁昭  33番  木庭理香子  34番  露木明美  35番  堀添 健  36番  岩隈千尋
     38番  山田晴彦  39番  沼沢和明  40番  山崎直史  41番  松原成文 出席説明員               出席議会局職員  市長        福田紀彦      局長        平野 誠  副市長       伊藤 弘      総務部長      宮村俊秀  副市長       加藤順一      議事調査部長    渡邉光俊  副市長       藤倉茂起      庶務課長      渡辺貴彦  上下水道事業管理者 金子 督      議事課長      鈴木智晴  病院事業管理者   増田純一      政策調査課長    宮本紀昭  教育長       渡邊直美      議事係長      渡邉岳士  総務企画局長    唐仁原 晃     議事課課長補佐   原 貴美子  危機管理監     高橋 実      議事課担当係長   柴田貴経  財政局長      三富吉浩      外関係職員  市民文化局長    鈴木賢二     -------------------  経済労働局長    原田津一  環境局長      大澤太郎  健康福祉局長    北 篤彦  こども未来局長   袖山洋一  まちづくり局長   綿貫康治  建設緑政局長    奥澤 豊  港湾局長      髙橋哲也  臨海部国際戦略本部長            鈴木 毅  川崎区長      水谷吉孝  幸区長       石渡伸幸  中原区長      向坂光浩  高津区長      髙梨憲爾  宮前区長      小田嶋 満  多摩区長      石本孝弘  麻生区長      多田貴栄  会計管理者     山田祥司  交通局長      邉見洋之  病院局長      今井宏晴  消防局長      原 悟志  市民オンブズマン事務局長            三橋秀行  教育次長      小椋信也  市選挙管理委員会委員長            野口邦彦  選挙管理委員会事務局長            浜野孝夫  代表監査委員    寺岡章二  監査事務局長    野村正人  人事委員会委員長  魚津利興  人事委員会事務局長 瀬戸豊彦 -------------------                 午前10時0分開議    〔局長「ただいまの出席議員副議長とも57人」と報告〕 ○副議長(後藤晶一) 昨日に引き続き、会議を開きます。           ------------------- ○副議長(後藤晶一) 本日の議事日程を報告いたします。本日の議事日程は、お手元に配付してあります議事日程第4号のとおりであります。(資料編13ページ参照)           ------------------- ○副議長(後藤晶一) これより日程に従い、本日の議事を進めます。           ------------------- ○副議長(後藤晶一)  △日程第1及び △日程第2の各案件を一括して議題といたします。  昨日に引き続き、各会派の代表質問を行います。みらい代表から発言を願います。49番、山田益男議員。    〔山田益男登壇、拍手〕 ◆49番(山田益男) おはようございます。私は、みらい川崎市議会議員団を代表して、平成31年第1回定例会に提案されました施政方針、諸議案並びに市政一般について質問をいたします。  中国の歴史書である「史記」の内平らかに外なる、あるいは古典である「書経」の地平らかに天なるに由来する平成が改元されるまで2カ月余りとなりました。国の内外、天地とも平和が達成されるの意味合いからすれば、政治や経済の大きな変動や地震、台風、集中豪雨等の自然災害など多くの出来事があった30年余の歴史でありました。平成の時代を振り返りつつ、穏やかに希望や活力を持って生活できる、安全で安心して暮らせる社会を次の世代に継承するために、今何をすべきかを真摯に真剣に議論を進めてまいることを改めて決意し、以下質問してまいります。  初めに、平成31年度予算案について伺います。平成31年度の当初予算案は、一般会計、特別会計、企業会計の合計1兆4,608億円余で前年度比153億円の増となり、一般会計は7,590億円余、前年度比225億円の増となっています。また、歳入歳出には新規分を含めた減債基金借入金610億円が計上されています。収支フレームに計上された減債基金からの借入額158億円からは43億円縮減したものの、新規に115億円を借り入れ、昨年に引き続き大変厳しい財政状況が継続した予算編成となりました。まず、財政運営上の基準とする指標との比較について伺います。市税収入に対する義務的経費の割合が、平成30年度当初予算に対し4%減少するとしています。その根拠を伺います。次に、収支フレームでは、毎年度退職手当債を10億円発行する計画となっています。退職者が大きく変動する要素がない中で、今年度未計上となった理由について伺います。次に、臨時財政対策債について伺います。本市は、普通交付税不交付団体である間は返済全額を本市が負担しなければなりません。平成31年度当初における残高及び本年度の返済額について伺います。次に、納税者について伺います。市税税目別内訳表においては、平成31年度納税者として、昨年より1万8,800人増の83万6,541人と見込んでいます。本市は20政令指定都市中、平均年齢が最も若いとされていますが、納税者の年齢、性別等の推移と特徴について伺います。  次に、平成30年度決算見込みについて伺います。平成30年度当初予算は、一般会計、特別会計、企業会計の合計1兆4,456億円余の規模でスタートしました。まず、一般会計における現時点での歳入歳出の執行見込みについて、金額及び当初予算に対する執行率を伺います。次に、一般会計では42件、246億円余の繰越明許費が補正計上されています。中でも高額の繰り越しとして、街路事業48億円余、登戸土地区画整理事業30億円余、義務教育施設整備事業47億円余について、その理由と今後の事業に対する影響について伺います。  次に、市長部局の組織改正について伺います。効率的・効果的な執行体制の整備を図るとして、平成31年度市長部局の組織改正が示されましたが、改正の意図が不明瞭な部分も見受けられます。まずは、オリンピック・パラリンピック推進室について伺います。新設されるエンゲージメント担当は、障害者スポーツなど各種イベントの実施とあります。事業内容について伺います。余り認知されていない名称とした理由についても伺います。  次に、地域みまもり支援センターについて伺います。これまで保健福祉センターと地域みまもり支援センターに分かれ、保健福祉センターでは感染症やペット、鳥獣害、食品衛生などの保健所機能と、児童、高齢者、障害者などに関する福祉事務所機能が属していました。また、地域みまもり支援センターには地域包括ケアシステムに関する機能が属していました。ところが、新たな地域みまもり支援センターでは、保健所機能と福祉事務所機能と見守り支援事業が一まとめになり、市民には理解しにくい編成となっています。地域みまもり支援センターという言葉が大きくクローズアップされ、これまでの地域ケアシステムがあたかも拡大したように受け取られかねません。なぜ保健所機能を独立させず地域包括ケアシステムにかかわる部署と統合したのか、理由を伺います。また、今回の改編による各区の職員数の影響について伺います。  次に、行政計画の策定状況について伺います。今年度は川崎市総合計画第2期実施計画の初年度となりますが、策定する予定となっている計画、方針等にはどのようなものがあるのか、概要を伺います。これらの計画、方針等のうち、既に策定済みのもの、今年度末までに策定予定のもの、来年度以降にずれ込むものの件数について伺います。来年度以降に策定がずれ込むものについては、その内容と遅延の理由についてもお示しください。さらに、総合計画第2期実施計画に掲載されていないものの、平成31年度に策定を予定している計画、方針はあるのか伺います。  次に、自治体内部統制制度について伺います。まず、今後本市で実施しなければならない事項として、内部統制の方針制定及び必要な体制を整備し、改正法施行日である2020年4月1日に公表しなければなりません。現時点での内部統制に関する方針についての検討状況と今後のスケジュールについて伺います。次に、業務レベルのリスク対応策の整備について、リスクに対応するために規則、規程、マニュアル等を策定し、業務に適用するとされています。特に財務に関する事務等は必須とされていますが、現状の整備内容について伺います。次に、平成30年度包括外部監査報告では、現在、内部統制の推進や評価について、総務企画局の内部監察担当が中心的な役割を果たしていますが、トライアル期間を含めた平成31年度からは、第三者的な視点から、より効果的なモニタリングを行うために、総務省のガイドラインに示されている、内部統制推進部局と内部統制評価部局は異なる部局が担うことが望ましいとされています。体制整備と組織の分割について見解を伺います。以上3点につきましては、他会派の質問で理解しましたので答弁は結構です。  次に、識別されたリスクの一覧表の作成について、リスクの影響度と発生の可能性について、横断的な視点でのリスク評価及びリスク対応の検討について意見が付されていますが、指摘内容について見解を伺います。  次に、ふるさと納税への対応について伺います。本市におけるふるさと納税に係る寄附金税額控除額は、特別控除額の上限額が引き上げられた平成28年度課税から大きく増加しており、特に普通交付税の不交付団体である本市では税収に多大な影響を与えています。平成29年度は、当初課税時点では減収額を24億円と見込んでいたものが、実際には30億円へと大幅に拡大しています。平成30年度については減収額を当初課税時点で43億円と見込んでいますが、平成30年度についても当初見込みを大幅に超過する可能性はないのか、現時点での見通しについて伺います。また、平成31年度分について減収額を49億円と見込んでいますが、その積算根拠について伺います。ふるさと納税に係る寄附金控除制度の活用が拡大している背景の一部には、川崎市民が他の自治体に寄附をすると、川崎市における住民福祉の原資が減少してしまうことが十分周知されていないこともあると思われます。平成29年度での寄附金控除制度活用者の人数と控除額の最高額について伺います。また、前年度の制度活用者等に対する働きかけなど、あらゆる機会を通じて周知が必要であると考えますが、平成31年度の取り組み内容について伺います。平成31年度は、ふるさと納税に係る寄附金受納額を拡大するために、記念品の拡充や寄附メニューの充実等に取り組むとのことです。寄附受納額を2億円と見込んでいますが、その積算根拠について伺います。平成29年度は179件、合計5,200万円の寄附受納をしていますが、記念品等の、いわゆる返礼にかかった費用について伺います。また、平成31年度においてはどの程度見込んでいるのかについても伺っておきます。  次に、川崎市の業務委託の再委託について伺います。昨年の決算審査と総括質疑において、随意契約の再委託の実例をただしながら問題の指摘をいたしました。その結果、随意契約、競争入札を問わず、委託契約約款第5条の適切な業務履行について、全庁的に速やかに周知徹底を図るとの財政局長の答弁を得ているところです。初めに、この約款で、発注者の書面による承諾を得た場合はこの限りではないと再委託をわざわざ容認しているわけですが、入札の結果を経て、あえて再委託を行うことを容認する案件について、この文言が記載されているそもそもの経過と理由について伺います。あわせて、どのような業務委託内容を対象として想定しているのか伺います。次に、平成30年10月19日付、財政局契約課長名で、業務委託契約の再委託に係る取り扱いについてとの発文がなされました。まず、この発文の出された背景と効果について伺います。次に、その後、随意契約、競争入札を問わず、再委託契約の実態を全庁的にどのように把握したのか、さらに平成29年度と平成30年度の件数の比較と実態調査からの知見で得た現状の改善すべき課題について伺っておきます。  次に、消費税法及び地方税法の一部改正に伴う影響について伺います。今回関連する議案については、企業会計と特別会計が対象となっています。一方で、一般会計においては、消費税は使用料・手数料等に転嫁されておりません。結果として、公共施設の使用料・手数料に差が生じることになっています。平成29年度の包括外部監査でも、消費税改定に対応した料金見直しの実施について意見が付されています。今後、一般会計における消費税の転嫁についてはどのような取り扱いとなるのか伺います。  港湾施設においては、埠頭用地や荷さばき地等、エリアによって一般会計と特別会計に区分されているところが存在します。関係する民間事業者への影響も示唆されることから、これらの取り扱いについても伺っておきます。  次に、ホテルシップ誘致に向けた対応について伺います。東京2020オリンピック・パラリンピックを来年に控える中、ホテルシップの受け入れによる地域の活性化と川崎の魅力発信が拡大事業に位置づけられ、クルーズ船の受け入れに必要な環境整備と観光客等の誘致に向けた取り組みの推進としています。ホテルシップ誘致に向けたクルーズ船受け入れに必要な今後の環境整備の内容とスケジュールについて伺います。次に、ホテルシップの誘致に当たって、本市として提示した基本的条件と参加状況について伺います。次に、ホテルシップについては、東京港と横浜港が既に誘致することを決定しています。本市として、観光客等の誘致に向けた取り組みを推進していくとしていますが、経済効果をどの程度見込んでいるのか伺います。  次に、西加瀬地区における大規模工場跡地の土地利用誘導の基本的な考え方骨子案について伺います。この西加瀬地区の三菱ふそうトラック・バス株式会社川崎工場第二敷地の機能移転に伴い、土地所有者による土地利用転換が見込まれることから、本市では地域課題等に対応した都市機能や都市基盤を適切に誘導するため、基本的な考え方の骨子案を取りまとめており、先月21日、公表されました。これまでこの開発については、JR南武線連続立体交差事業に関する地域勉強会の中で、まちづくりの方向性として、多様な世代、ライフスタイルの変化に対応し、人々の生活を豊かにする新たな生活活動拠点の形成を図り、地域の利便性を高める商業・生活サービス機能の集積を行うとされてきましたが、今回の基本的な考え方骨子案の誘導すべき視点の中に、商業のほか、健康増進、子育て支援など具体的なキーワードが盛り込まれました。そこで、これらについてどのような都市機能の誘導を想定しているのか、見解を伺います。  一方で、これまで周辺商業との連携や周辺環境に配慮した交通基盤の整備、公共交通の利用促進といった内容も具体的に誘導する取り組みとして示されてきましたが、今回においては、それらの項目や記載がなくなっています。特に周辺商業との連携においては、元住吉駅、平間駅周辺の商店街から影響を懸念する声が聞かれます。そこで、それぞれが相乗効果を生み出す取り組みについて、見解と対応を伺います。また、この間には、求めていた関係する町会役員への事前説明も実施されておりますが、こういった近隣商店街への説明と連携を踏まえた意見聴取の機会も設けるべきと考えますが、見解と対応を伺います。さらに、交通基盤の整備についても、地域住民から、狭隘で脆弱な周辺道路網への対策強化が急務との指摘があります。少なくとも、現在植栽地等になっている近接道路の拡幅や交差点の改良等の必要性があります。見解と対応について伺います。また、今後始まる工場の解体や施設現場への工事車両、施設開業後の来訪車両による交通渋滞への対策、あわせて、住宅街の生活道路が抜け道となることでの安全面に対する対策について、心配の声が寄せられています。とりわけ、苅宿小田中線には中原消防署苅宿出張所も近接しております。これらの対策の必要性について、見解と対応を伺います。さらに、環境影響評価書等の条例手続の進捗を踏まえて、地域住民への意見聴取の機会と住民から上げられた地域課題についての対応及びその返答を丁寧に行うべきと考えます。見解と対応を伺います。  あわせて、この開発行為における今後のスケジュール感を伺っておきます。この部分につきましては他会派の質問で理解しましたので答弁は結構です。  次に、障害者相談支援事業の推進について伺います。障害者総合支援法に基づく障害福祉サービス及び児童福祉法に基づく障害児通所支援を利用する場合には、サービス等利用計画を必ず作成することになっています。本市では、障害者相談支援センターや計画相談支援事業所のそれぞれのセンターなどで相談支援専門員がサービス等利用計画の作成業務に当たっていますが、相談支援事業所の拡大が課題になっていると仄聞します。今回の予算案では、新たに障害福祉サービスの利用に必要な計画相談に係る支援体制の強化を図るため、一定の要件を満たした指定特定相談支援事業所等に対する支援を行うとしています。相談支援事業を取り巻く現状の課題について改めて伺います。次に、計画相談支援体制強化事業費補助金の創設が示されていますが、具体的な事業の目的と内容について伺います。また、この事業は、2019年度と2020年度に限り実施するとされていますが、その理由についても伺います。  次に、認知症対策について伺います。団塊の世代が75歳になる2025年には、認知症の人が1,300万人を超え、国民の9人に1人、65歳以上の高齢者を対象にすると3人に1人の割合との推計値があります。これは認知症の人が特別な人ではなく、地域に普通に暮らしていることを意味します。我が国は、既に人類が経験したことのない割合で認知症の人が生活する社会を迎えております。いろいろな対策が議論されておりますが、認知症予備軍と呼ばれる軽度認知障害――MCIの状態を長く続けられるようにするという視点が重要なポイントの一つと指摘されております。この対策として、運動と脳のトレーニングを組み合わせた運動療法が一定の効果があると仄聞します。本市の対応を伺います。次に、ひとり暮らしの認知症の対応について伺います。薬の飲み忘れにより持病が悪化する、救急医療につなげないなど、直ちに命の危機や孤立死に直結する課題も多いと仄聞します。24時間の対応ができる介護保険の定期巡回・随時対応型訪問介護看護給付が有効とされていますが、本市の現状と課題について伺います。次に、認知機能の低下した人が利用できる社会全体のサービスを見直すという考え方について伺います。現在の認知症対処社会では、認知症の人が社会的な負荷だというのが基本的な考え方と認識しています。しかし、既に認知症の方が500万人を超える中、特別な人の面倒を見てあげるという図式は、もはや成り立たないと考えます。銀行のATMで暗証番号がわからなくなった場合には銀行側が、買い物での問題であればスーパーマーケットやコンビニ側が、移動の問題であれば鉄道やバス事業者が、それぞれ接遇などを改善することで普通に利用できるようにするというアプローチのあり方です。認知症の人の困り事を初め、どのような状況であっても普通に暮らすために、社会の側のデザインを変えていくという認知症フレンドリー社会の考え方について、本市の考え方と対応を伺います。  次に、仮称川崎市立看護大学整備基本計画案について伺います。今般、2022年4月の開学に向けて、市立看護短期大学の4年制大学化を進めるとの整備基本計画案が示されました。4年制大学化に向けては、新たに10人程度の専任教員の配置が必要となっており、保健師コースの設置に当たっても、保健師資格を有する専任教員3人以上の配置が必要で、これらの教員確保に向けた対応が大きな課題と仄聞します。専任教員確保に向けた今後の取り組みについて伺います。次に、助産師養成コースの検討について伺います。助産師の社会的な役割を評価してはいるものの、全国的な少子高齢化や出生数の減少、助産師学校養成所卒業生の就業先、求人動向等を踏まえ、4年制大学完成年度の2025年度以降の設置について、社会的動向を踏まえ改めて検討するとしています。当初からの設置が難しいと判断した理由について詳細を伺います。次に、大学運営手法について伺います。運営手法として、市による直営、地方独立行政法人法に定める公立大学法人による検討が進められ、2022年の開学時は直営による運営とし、その後、全学年の学生がそろう大学完成年度となる2025年度以降に、改めて運営手法を検討するとしています。直営と公立大学法人の違いや特徴について伺います。また、再度検討する際はどのような項目を重視して進めることとなるのか伺います。次に、川崎市看護師等修学資金制度について伺います。同制度は卒業後、市域での就職を後押しし、看護師確保策として大きな役割を果たしていますが、4年制大学化に伴い、1学年の定員数も現行の80名から100名へと増加するとともに、授業料の設定についても、近隣の他公立大学が、国立大学等の授業料その他の費用に関する省令に定める標準額をベースとしている点を踏まえて検討するとしており、大幅な変更が想定されます。そのため、これまで設定されてきた月額3万2,000円の貸付額や貸付予定者数、それら予算の確保についても変更内容に見合った対応が必要と考えます。これまでの設定根拠及び指摘に対する見解と対応を伺います。  次に、川崎市社会福祉事業団が運営している施設について幾つか伺います。社会福祉事業団が指定管理者として運営する施設においては、平成29年度に発覚した柿生学園の職員による横領事案、南部地域療育センターにおける給付費の不正請求など不祥事が続いています。今回新たな事案として、れいんぼう川崎に川崎北労働基準監督署より調査が入ったと仄聞しております。職員の勤務実態に係る案件と伺っておりますが、詳細について伺います。また、勤務実態に係る案件であれば、運営と人員の基準を当該施設は満たしているのか伺います。さらに、本事案については解決が図られたのか伺います。れいんぼう川崎については、神奈川県弁護士会に対し、人権救済の申し立てが提出されていると伺っております。その内容について当局が把握しているのか伺います。把握しているのであれば、利用者の事故やそれに伴う対策について、原因究明と必要な措置、当該施設から当局への報告義務など適切に行われているのか伺います。昨今、全国の福祉施設において給付費の不正請求が後を絶ちません。当該施設では常勤医師が従事しているとのことですが、リハビリテーション実施計画書等、必要とされる文書作成に当たっては医師の診察が適切に実施されているのか、当局は確認しているのか伺います。  次に、保育施策について伺います。保育事業費は、平成27年度は427億円でしたが、平成31年度は695億円となり、5年間で268億円増加しております。昨年5月に示された子ども・若者の未来応援プランによると、保育受入枠は、平成31年度から平成34年度までの3年間でさらに5,300人ほど拡大する計画となっています。我が会派では従前から、保育受入枠の拡大には施設の新設に加え、既存設備など有効資源を活用するなどし、経費の削減や保育士不足の解消を検討すべきと提言し続けています。改めて見解と今後の保育受入枠拡大に係る予算への考え方について、市長に伺います。  次に、施政方針では、幼稚園における保育ニーズへの対応として、認定こども園への移行を進めるとしています。一方で、幼稚園と保育園では勤務体制が異なるなど課題も多く、幼稚園型認定こども園への移行は進みつつあるものの、幼保連携型への移行は進んでいません。今後どのように幼保連携型への移行拡大を進めるのか伺います。次に、弾力運用の見直しについて伺います。平成30年第2回定例会での我が会派の代表質問で、平成12年3月に厚生労働省から通知された保育所運営費の経理等についての内容が、平成27年9月の通知で、一定基準を満たす私立保育所は、人件費を事業費や管理費に流用することが可能となり、さらに同一法人が経営する他の保育所や子育て支援事業などへの資金流用も可能となったことを指摘しました。また、社会福祉法人の人件費比率の平均が70.8%であるのに対し、株式会社5社の平均は59%であることから、処遇改善費が確実に給料や手当に反映されていることを確認する必要があるとの指摘に対し、当局からは、処遇改善の監査手法の確立に向けて作業を進めるとの答弁でした。その後の進捗状況について伺います。  次に、保育の質の担保について幾つか伺います。さきの議会において、市内の認可保育所における不適切な保育の存在が取り上げられました。本市においては、不適切な保育という文言自体、初めて使用される言葉であり、その定義については不明確です。本市の児童虐待に関するハンドブックの中でも、激しく身体を揺さぶることなどが児童虐待に当たるとの説明がありますが、今回の不適切な保育とは何が児童虐待と異なるのか、不適切な保育の定義について改めて伺います。当局は、当該保育所の運営について、保育課がサポートし改善されたとの答弁でしたが、具体的にどの点が改善されたのか伺います。今回の事案は、特定の保育士だけではなく、複数の保育士が関与していたとの答弁でした。運営法人の組織的な問題ではないのか、職場環境の改善など、当局はどのように確認されたのか伺います。検証については、発生時の初動対応、保護者と子どもへのケアのあり方等、今年度中に行うとのことでした。検証内容について具体的にお答えください。  今後の議会への報告については、児童福祉審議会にて専門家からの意見を伺い、本年9月に行う予定との報告を受けています。しかしながら、当局に確認したところ、審議会での議論の内容については、行政の対応について意見を求めるとのことであり、本事案そのものの検証や当該保育園の改善報告ではないとのことです。我が会派は、不適切な保育という存在が本市で初めて確認され、乳幼児の生命にかかわる事案であることからも、今年度内に経過報告を実施するよう強く求めてきました。文教委員個別に説明するとのことですが、今後保育需要が拡大し、本事案のようなケースが発生することが想定されることからも、不適切な保育と認定された初めてのケースである本事案については、文教委員会にて中間・経過報告を行い、この間の当局の対応を含め公文書に残すべきであるというのが我が会派の認識です。当局はどのような判断のもと、文教委員会での年度内の報告を見送ることになったのか、明確にお答えください。  次に、児童虐待防止対策について伺います。まず、本市の児童虐待に関する相談・通告件数は年々増加しておりますが、直近の件数を伺います。次に、平成31年度の組織改正として、児童福祉司の増員、心理・相談支援担当の配置、法的措置等支援担当の配置が新たに予定されています。事前の調査によると、本市の地区担当児童福祉司の1人当たりの平均担当ケース数は、近年およそ100件程度とのことですが、国が求める業務量は1人当たり40件から50件です。今後必要となる児童福祉司の配置状況、見込み数について伺います。  また、人数だけではなく資質の向上についてはどのように取り組むのか伺います。法的措置等支援担当については弁護士が予定されています。期待される効果と役割、勤務体制について伺います。次に、児童虐待防止対策について、先進的な取り組みを行っている北九州市などを訪問し、警察との連携に加え、警察OBの活用について学んできました。今後、警察OBの活用について検討すべき事案と考えます。見解を伺います。次に、児童相談所と区役所の情報共有について伺います。それぞれのケースに迅速に対応するため、ネットワーク化の必要性を繰り返し指摘してきました。今年度予算措置されましたが、現状の整備状況とこれからの運用について伺います。  千葉県野田市で発生した小学校4年生の虐待事件については、行政のたび重なる不手際と不作為に多くの批判が寄せられています。今回の事件では、本人確認、安全確認がなされていなかったことが課題の一つに上がっています。児童相談所運営指針では、原則48時間以内の安全確認が定められていますが、本市が抱えるケースにおいて、全てのケースについて安全確認がなされているのか、国の緊急安全確認を踏まえ詳細を伺います。次に、児童相談所間のケース移管件数について伺います。平成29年度、他都市への移管件数と他都市からの受理件数を伺います。また、これらについては全て適切に情報共有されたのか伺います。  今回の野田市の虐待事件では、教育委員会が保護者の圧力に屈し、女児の個人情報を開示したことが虐待を悪化させた一因とされています。本市の個人情報保護条例第17条第2号は、親による虐待を受けた子どもの心情等を記録した文書について、未成年者の利益を保護する観点から不開示情報として定められています。本市の市立学校において、保護者等からの不当な圧力により児童生徒の個人情報を提供したような事案はなかったのか、全ての市立学校に調査を行うよう教育委員会には要請してきました。調査結果について伺います。  また、児童相談所においても同様の事例は発生していないのか伺います。  次に、川崎市個人情報保護条例第17条の存在について、子どもの安全にかかわる全ての関係部署に周知徹底すべきと考えます。対応を担当の伊藤副市長に伺います。  次に、来年度から配置予定の弁護士については、前述したような保護者等からの過剰な苦情や不当な要求等への対応へつながるのか、具体的な役割について伺います。次に、本市の市立学校では、各学校において学校生活アンケート等を活用し、児童生徒間のいじめや暴力について調査しています。野田市のケースでは、この調査により女児の虐待発見につながりました。本市の学校生活アンケートを確認したところ、各家庭に関する質問項目が存在しておりません。児童生徒のSOSをいち早く発見するためにも、設問に配慮した上で家庭に関する質問項目を盛り込むべきと考えます。教育委員会に対応を伺います。  野田市のケースは、夫婦間のDV、子どもの前でのDV、いわゆる面前DVが見過ごされていたことも問題でした。面前DVは子どもに対する心理的虐待の一つですが、児童虐待対策とDV被害者支援の連携は適切に図られているのか伺います。  児童相談所職員の資質向上、児童相談所に配置予定の常勤弁護士の役割、警察OBの活用、児童相談所と区役所の情報共有ネットワーク化の質問については、他会派のやりとりで理解しましたので、答弁は結構です。  次に、鷺沼駅周辺再編整備事業について、藤倉副市長に伺います。駅周辺を宮前区全体の活性化を促す核として、地域生活拠点の形成を図る、そのために区役所、市民館・図書館を移転整備するとの方針が2月に示されました。今回の再開発事業は、東急電鉄など民間事業者主体の事業に市と市民の意向をできる限り踏まえ、市民生活の利便性の向上が最大のコンセプトです。鷺沼駅は宮前区全体から路線バスなどでのアクセス環境が整う交通結節駅となり、区民の生活を支える公共機能の再編成を含め、まちを支えていくさまざまな機能が整備されることとなります。これからの少子高齢社会を見据え、宮前区を持続可能なまちへとつくり変える壮大な事業計画と評価をするゆえんです。一方で、今申し上げた大目的がいまだ十分に理解されていない区民の存在も、4日以降の説明会等の中で明らかになったところです。まず、引き続きこの事業全体の意義の周知をどのように宮前区民に図っていくのか伺います。次に、路線バスなどによる鷺沼駅への区内全体からのアクセス環境の改善をどのように図るのか伺います。また、予算案にある路線バス再編検討等経費との関連内容を伺っておきます。  次に、かねてより、鷺沼駅へのアクセス環境改善のための都市計画道路梶ヶ谷菅生線の整備を求めてきました。既に、鷺沼駅周辺再編整備事業に関連した交通アクセスの施策との連携を図りながら適切に判断するとの答弁を得ています。対応を伺います。  次に、市民館・図書館機能の基本計画策定について伺います。既に平成31年度中の策定との日程が示され、現施設と同程度の施設規模を基本とするとのことです。しかし、今後80年から100年間の耐用年数を見込んだ新施設の整備とのことですので、社会教育施設の複合化や文化創造拠点の整備といった観点や工夫も重要と考えます。現状の市の考え方を伺っておきます。  次に、鷺沼駅周辺再編整備事業に先駆けて、昨年10月に新設された鷺沼駅―聖マリアンナ医科大学前のダイヤの改善について伺います。受け付け開始時間に間に合う朝8時台の鷺沼駅発と病院での検査の終了時間に合わせた夕方5時台の病院発の便をそれぞれ1便ずつ増便してほしいとの要望が多くの利用者から寄せられています。対応を伺います。  次に、横浜市高速鉄道3号線の延伸計画について伺います。市は、優位性があるとした東側ルートの選定理由として、東側ルートの中間駅――ヨネッティ王禅寺付近は利便性が高く、広域拠点である新百合ヶ丘駅や百合ヶ丘駅から一定程度距離が離れている、バス路線により宮前区や多摩区まで利便性が向上するという2点を強調しています。市民からは、周辺は市街化調整区域も多く、住宅も多くない、既存のバス路線が多く、交通結節点というが、宮前区、多摩区の人がバスでヨネッティ王禅寺付近の新駅に行くメリットは少ないのではなどの声も寄せられております。横浜市高速鉄道3号線延伸はビッグプロジェクトであり、同時に、路線が民間の土地の下を通過するという権利関係の調整が避けられない事業ですので、地域住民の理解、協力が開業促進には不可欠となってきます。3ルートともに住宅地の下を通る部分が出ますが、ルートによっては、これまでの道路整備などで交渉に時間を要したエリアを通過するので、交渉に2年3年と時間がかかってしまうのではという心配の声も届いています。横浜市も川崎市も住民意見の聴取について丁寧に行いたいとしていましたが、なぜ意見聴取の前に優位性の判断を発表したのか、また、どのような政策判断をもって決定したのか伺います。
     次に、ナノ医療イノベーションセンターの研究促進事業について伺います。昨年より新たな市税投入が示唆されておりましたが、1月下旬の総務委員会にて具体的な内容が示されました。これまで我が会派は、本市のリーディングプロジェクトであるライフサイエンス分野の将来性については大いに賛同するものの、多額の公金支出が伴う事業であるために、事業内容の説明については明確に行うよう求めてきました。iCONMに対しては、平成31年度予算では、本市から研究促進事業負担金として1億円、川崎市産業振興財団からも研究間接費として同等額、合計2億円が支出予定です。そのうちの半分である約1億円は研究支援にかかわる人件費に充当予定ですが、どのような人材を確保するのか伺います。さきの議会では、民間企業共同研究負担金や寄附金といった民間資金獲得に向けた人材確保の必要性を提言しましたが、研究支援費の中に含まれているのか伺います。次に、平成32年度以降の予算額については、産業振興財団の研究支援額と連動して決定するスキームであると伺っています。それに従うならば、産業振興財団の求めに応じて、本市からの支出が今後増加することも予想されます。金額の算定基準については、産業振興財団と明確な取り決めを交わすべきと考えます。対応を伺います。次に、今後、研究促進事業費の取り扱いについては、施設管理費等、他目的、弾力的に運用可能とするのではなく、研究促進に特化して使用すべきと考えます。見解を伺います。  次に、今回、研究の加速化の成果を測定するため、直接目標――KGIや成果指標――KPIが設定されております。ライフサイエンス分野における複数のノーベル賞受賞者の見解として、ライフサイエンス分野の研究は未知の領域であり、自由に研究できる風土が大切である旨の発言があります。長期的な視点に立脚するのであれば、直接目標や成果指標を掲げる必要性に疑問が生じます。新たに設定した理由について伺います。新たな研究指標を掲げるのであれば、その達成いかんによっては研究促進事業費に影響を及ぼすのか伺います。成果指標の一つになっている特許の出願数については、現在のところ国内外で37件と記載されています。しかし、権利の取得までは至っておりません。特許は権利化されることが最終目標です。こちらを成果指標としなかった理由について伺います。同様に、指標の一つとして、研究員に占める外国人の割合が設定されています。そもそも国籍にかかわらず広く人材を募集することが必要です。さきのノーベル賞受賞者の見解においても、国内の若手研究者の働く研究施設やポストドクターのあり方が喫緊の課題であるとの指摘もあります。指標を掲げるのであれば、国内の若手研究者の募集についても積極的に検討すべきと考えます。見解を伺います。  次に、川崎市バス事業経営戦略プログラムについて伺います。本計画については、現状のままの経営状況であれば、平成36年度に資金不足比率が20%以上となり、経営健全化団体に転落する大変厳しい経営状況を背景に策定されております。とりわけ次年度からの3年間は一般会計からの繰り入れが単年度約10億円に上るなど、一般会計にも大きな影響を及ぼす結果となっています。ひとり親家庭等の特別乗車証負担金の見直しによる影響により、一般会計から経営安定化補助金2億4,000万円が繰り入れ予定です。これを平成34年度までに解消するとしていますが、根拠について伺います。次に、本計画では、市域全体における輸送需要の高まりを示した上で、北部地域や臨海部における交通アクセスの向上とともに、駅を中心とした利便性の向上や交通結節点機能強化の対応など、将来にわたって市民生活を支える公共交通の強化が求められているとしています。今後は市全体の利用動向を見ながら、需要の変化に対応した路線の見直しやダイヤ改正を実施し、福祉を目的や、公共交通の強化に向けた取り組みを推進するということですが、具体的に伺います。次に、職員の就労体制について伺います。運転手は、朝夕の混雑ピーク時に対応するシフトを中心に組んでいるため、数時間の乗務待機時間があるということです。また、営業所に勤務する事務職員は慢性的に時間外勤務を強いられているとのことですが、働き方改革の観点からも改善策について伺います。  次に、教職員の労働環境の改善について伺います。教育委員会が全教職員に実施した勤務実態調査をもとに、教職員の働き方・仕事の進め方改革の方針が示され、その中で長時間勤務の実態が明らかになり、解消に向けて対応することが明確に示されました。今後の取り組みの中に出退勤時間の管理が示されています。しかし、在校時間だけの管理では勤務実態の正確な把握は難しいと思われますが、どのように対応するのか伺います。次に、小学校と特別支援学校へ留守番電話が設置されますが、保護者や関係団体等へ十分な説明を行うとともに、全校一律として実施しなければ効果は限られるとの声もあります。実施方法を伺います。また、健康管理やワーク・ライフ・バランスの実現など、意識改革の推進が示されています。学校閉庁日やノー部活動デーの実施など、教育委員会が主導して意識改革を進めていく必要があります。見解を伺います。  次に、教職員事務支援員についてですが、平成31年度では全小中学校165校中の28校にとどまっています。また、部活動指導員についても中学校52校中7名であり、多種ある部活動に対応するためには大幅な増員が必要です。実施計画では、平成33年度末までに検証結果を踏まえた取り組みを推進するとしています。前倒しで実施できないのか、見解を伺います。教職員事務支援員と部活動指導員の部分は、他の会派の答弁で理解しましたので、答弁は結構です。  また、法律相談の拡充として弁護士が1名任用されますが、任用条件、想定対応数、学校への支援方法を伺います。  最後に、示された19項目の具体的な取り組みを着実に進め、職員の労働環境を根本的に改善するために人的措置を含む予算の裏づけを確実に行い、思い切った取り組みが必要です。実現に向けた決意を改めて教育長に伺います。  議案第1号、川崎市附属機関設置条例の一部を改正する条例の制定について伺います。これまで我が会派は、指定管理者やPFI事業者へのモニタリング、活用等に関して、原局だけではなく、一元管理するためにも、行政改革マネジメント推進室に専門の部署を設けることを提案し、今年度より設置されております。また、増加する民間活用に対応するためにも、民間活用ガイドラインや川崎版PFI導入実務指針について、より充実した基本方針を策定すべきと提言してきたところです。今回の附属機関の設置はこれまでの提言に資するものだと考えられますが、委員の構成等について詳細を伺います。現行の行財政改革推進委員会で議論するのではなく、新たに附属機関を設置することとした理由について伺います。PFI事業については、本市の中小企業の参入や活用が不十分であることを繰り返し指摘してきました。これらの内容も新たな附属機関で調査研究されるのか伺います。  次に、議案第35号、損害賠償の額の決定について伺います。本議案は、平成23年4月に市立保育所において本市職員の保育士が、生後7カ月の女児をおんぶ中に70センチの高さから落下させ、両下肢体幹機能障害、視覚障害、左上肢機能障害という重度の障害を負わせた事件について、約8年が経過し、被害者の症状が固定されたと診断されたことから、損害賠償額が確定したため上程されたものです。本件に関する議会への報告は、事故発生2カ月後の6月に、所管委員会所属の議員と保育所が所在する当該区選出議員にのみ事案の内容について机上配付され、その後実施された事故調査委員会報告書についても、翌年の2月に同様の対応をした後は、現在に至るまで委員会等議会への報告もなく、今回、議案として上程されました。本議案について調査するに当たり、当時の市民・こども局事故対策委員会設置要綱に基づき設置された事故対策委員会での議事録や摘録等を求めたところ、当初は資料がないとの回答でした。市民・子ども局からこども未来局に改編されており、資料の引き継ぎがうまくできていなかったとの回答もありました。本事案については弁護士と協議中の重大な事故事案であったにもかかわらず、局の改編で議事録等重要な公文書が引き継がれておらず、散逸している状況は厳に改められるべきです。これまでの文書管理のあり方並びに今後の改善策について伺います。  今回は、市立保育所内で本市職員の過失により発生した事件ですが、本市の認可保育所、認定保育園での同様の事案が発生した場合の補償について伺います。また、事故後、マニュアルが見直されたということですが、民間の認可保育所、認定保育園等への周知方法と活用状況について、あわせて伺います。次に、今回の損害賠償金の中に含まれる日本スポーツ振興センターが運営する共済給付制度からの給付金は、市が支払った賠償金としてみなされるとのことです。本市の保育所、民間の認可保育所、認可外保育施設も含めた加入状況について伺います。また、本市の公立保育所は民営化が進んでいますが、この共済給付制度以外に保育所独自で加入している任意の損害賠償保険の有無について現状を伺います。  以上で質問を終わりますが、答弁によっては再度質問させていただきます。(拍手) ○副議長(後藤晶一) 市長。    〔市長 福田紀彦登壇〕 ◎市長(福田紀彦) それでは、私から、ただいまみらいを代表されました山田議員の御質問にお答えいたします。  保育施策についての御質問でございますが、本市におきましては、高まる保育需要に対応するため、保育ニーズの高いエリアを重点的に保育所等の新規整備を進めるとともに、川崎認定保育園や幼稚園等の既存資源の積極的な活用などにより、保育受入枠の拡大を図ってきたところでございます。引き続き、多様な手法を用いて保育受入枠を確保するとともに、平成31年度に策定予定の次期子ども・子育て支援事業計画において、量の見込みと確保方策を見直し、予算に適切に反映してまいります。以上でございます。 ○副議長(後藤晶一) 伊藤副市長。    〔副市長 伊藤 弘登壇〕 ◎副市長(伊藤弘) 個人情報保護条例についての御質問でございますが、保護者等から子どもに関する個人情報の提供を求められた場合の対応につきましては、個人情報保護条例第17条の趣旨を踏まえて、子どもの利益に反すると認められる場合には情報の提供をしないなど慎重な取り扱いが求められているところでございます。今後に向けましては、個人情報の適切な取り扱いについて改めて全庁に周知をするとともに、研修等の機会を捉えながら、引き続き周知徹底を図ってまいります。以上でございます。 ○副議長(後藤晶一) 藤倉副市長。    〔副市長 藤倉茂起登壇〕 ◎副市長(藤倉茂起) 鷺沼駅周辺再編整備についての御質問でございますが、初めに、当事業全体の意義についてでございますが、今回の再開発事業により、交通広場の拡充や路線バスネットワークの充実による宮前区全体の発展に資する鷺沼駅へのアクセス性の向上や多様なライフスタイルに対応した都市機能集積による利便性向上が図られることなどを踏まえ、将来を見据えたコンパクトで持続可能なまちづくりを推進するため、同駅周辺に区役所、市民館・図書館を移転整備し、宮前区全体の活性化を促す核としての地域生活拠点の形成を図るなど、よりよい宮前区の未来につながる取り組みを推進していくことが大変重要であると考えております。こうした考え方を含め、公共機能に関する方向性について、鷺沼駅周辺再編整備に伴う公共機能に関する基本方針案としてお示しし、これまで市民説明会や市政だより特別号などにより周知を図ってまいりました。引き続き、今後予定している都市計画の説明会や市民館・図書館の導入機能に関する意見聴取などのさまざまな機会を捉えて、この事業の宮前区のまちづくりにおける意義等について、さらなる周知を図ってまいります。  次に、路線バスによる鷺沼駅へのアクセスについてでございますが、再開発事業による交通広場の拡充や通過交通などに配慮した駅周辺の交通流の改善等に伴う鷺沼駅の交通結節機能の強化を踏まえ、向丘地区や宮前地区など区内全域からのアクセス向上に向け、地域ニーズの把握に努め、バス事業者と連携しながら取り組みを進めてまいります。次に、路線バス再編検討等経費についてでございますが、バス利用者の詳細な利用実態調査やバスの乗り継ぎを前提とした社会実験を実施し、これらの分析結果をもとに、バス事業者等とも意見交換を行いながら、平成32年度末を目途に、市域全体の一体的かつ機能的な路線バスネットワークの再編に向けた取り組みの方向性を示してまいりたいと考えております。鷺沼駅周辺への路線バスネットワークの充実に向けた検討におきましても、これらの取り組みと整合を図ってまいります。次に、都市計画道路梶ヶ谷菅生線の整備についてでございますが、このたびの基本方針案の駅アクセス向上の方向性に加え、本方針案を踏まえた再開発事業に伴う将来交通量の予測、準備組合による交通処理計画等が関係してまいりますので、それらが整い次第、宮前区の移動性などを踏まえ判断してまいります。  次に、宮前市民館・図書館に関する基本計画についてでございますが、市民館及び図書館は、さまざまな世代の生涯学習や多様な読書活動に対応した資料の収集や提供、また、市民による幅広い文化活動への支援など、市民の主体的な活動を支える地域の社会教育施設でございます。これまでの市民意見把握の取り組みにおきましても、多様性や多世代をキーワードとする新たな施設や空間に期待する御意見を伺っているところでございます。新たな市民館・図書館の整備に向けましては、アクセス性の向上に伴う来館者の増加や民間施設との連携の可能性が想定されますことから、地域の方々の御意見や他都市の先進事例も参考としながら、にぎわいや多様なコミュニティを創出する文化交流拠点となるよう取り組みを進めてまいります。  次に、鷺沼駅と聖マリアンナ医科大学病院を結ぶバス路線についてでございますが、当該路線につきましては、起終点のバスターミナルが狭隘であるなどの課題がありますが、日中時間帯に運行を限定することで、3事業者共同でバス路線を新設したところでございます。運行時間帯の拡大につきましては幾つかの課題がございますが、病院利用者等の利便性が向上するものと考えておりますので、関係バス事業者等と協議してまいりたいと存じます。以上でございます。 ○副議長(後藤晶一) 教育長。    〔教育長 渡邊直美登壇〕 ◎教育長(渡邊直美) 教職員の労働環境の改善についての御質問でございますが、勤務実態調査が示している教職員の長時間勤務の実態や学校を取り巻く環境の変化等、また、中央教育審議会答申でも示された国全体における長時間勤務の要因などを踏まえて、早急に労働環境の改善を図っていく必要があると考えております。今後は現状の課題を踏まえ、各学校における業務改善・支援体制の整備、チーム体制の構築と学校を支える人員体制の確保、働き方・仕事の進め方に関する意識改革の推進という3つの視点を柱として、多くの教職員が有している意欲や、やりがいを大切にしながら、総合的に方策を進めていくことで改革を推進してまいります。また、教職員の長時間勤務を解消することにより、学校教育の充実を図り、子どもたちの笑顔や保護者からの信頼につなげていくという教職員の働き方・仕事の進め方改革の目的について、保護者や地域の御理解をいただくとともに、教職員定数の改善や財政的支援などを国へ働きかけながら、着実に取り組みを進めてまいりたいと存じます。以上でございます。 ○副議長(後藤晶一) 総務企画局長。    〔総務企画局長 唐仁原 晃登壇〕 ◎総務企画局長(唐仁原晃) 総務企画局関係の御質問にお答え申し上げます。  初めに、行政計画の策定状況についての御質問でございますが、川崎市総合計画第2期実施計画において、平成30年度中に策定予定の計画、方針等についてでございますが、川崎市地域防災計画震災対策編や川崎市バス事業経営戦略プログラムなど新規策定が22件、改定が10件、合計で32件でございます。次に、計画策定の進捗状況についてでございますが、今年度策定予定の32件のうち、既に策定済みのものは5件、年度内に策定予定のものは19件でございます。来年度以降の策定となるものにつきましては、施設整備や防災まちづくりに関するものが8件ございまして、事業手法のさらなる検討が必要なものや、引き続き関係者との調整が必要なものなど、実施計画策定後の状況の変化に伴うものでございます。次に、第2期実施計画に掲載されていないものの平成31年度に策定を予定している計画、方針等についてでございますが、川崎市災害廃棄物等処理実施計画の策定や川崎市卸売市場経営プランの改定等を予定しているところでございます。  次に、内部統制についての御質問でございますが、識別したリスクの一覧表の作成等につきましては、今後の取り組みを進めるに当たり、庁内におけるリスクの対応状況を踏まえた内部統制の体制、仕組みの明示や、検討を進めている仮称リスクチェックリストに掲げる各リスクの影響度、発生可能性の明記など、内部統制の進捗や費用対効果などを考慮しながら、順次対応を図ってまいりたいと考えております。  次に、附属機関設置条例の一部を改正する条例についての御質問でございますが、初めに、本条例につきましては、民間事業者とのパートナーシップに基づく市民満足度の高い行政サービスや、最適な公共サービスの提供につながる民間活用の取り組みをより一層推進するため、専門的見地から本市の取り組みを調査審議する機関として、新たに川崎市民間活用推進委員会を位置づけるものでございます。また、本委員会は、本市の民間活用に関する方針等の策定や改正に関すること、その他民間のノウハウの有効活用に向けた制度構築に関することなど、本市の民間活用を総合的に推進する見地から、必要な事項に関する事務を所掌するものでございまして、公民連携や公共経済、法律や民間事業等に精通する大学教授や実務家等から、今後、委員の選定を進めてまいりたいと考えているところでございます。次に、民間活用の推進に関する事項の調査審議につきましては、現行の附属機関である行財政改革推進委員会の中で取り扱っておりますが、民間活用に関する方針等の改正に伴い審議時間を今まで以上に十分に確保する必要があること、より民間活用に特化した専門性の高い議論を行う必要があることなどから、新たな附属機関として設置することとしたものでございます。次に、民間活用における市内中小企業への対応につきましては、市内経済活性化の観点に加え、民間事業者との連携の裾野を広げるために重要な取り組みであると認識しておりますことから、市内中小企業等との連携や活用方策につきましても、本委員会で御意見を伺ってまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。 ○副議長(後藤晶一) 財政局長。    〔財政局長 三富吉浩登壇〕 ◎財政局長(三富吉浩) 財政局関係の御質問にお答え申し上げます。  初めに、平成31年度予算案などについての御質問でございますが、市税収入に対する義務的経費の割合につきましては、平成30年度の119.3%から平成31年度では115.3%と4.0ポイント減少しております。これは、扶助費を初めとする義務的経費が44億円増加する一方で、所得及び人口の増加並びに県費負担教職員の市費移管に伴う税源移譲の平年度化による個人市民税の増加等により、市税全体では158億円増加したことによるものでございます。次に、退職手当債についてでございますが、平成30年度におきましても、総務省令の本則により算出いたしますと、発行可能額はございませんでしたが、これに上乗せして発行できる措置がありましたことから予算計上したものでございます。しかしながら、平成31年度においては、この上乗せ措置が延長されなかったことから未計上としたものでございます。次に、臨時財政対策債についてでございますが、平成30年度末の現在高見込み額は1,965億円余、平成31年度の元金償還見込み額は224億円余となっているところでございます。次に、個人市民税の納税者の特徴についての御質問でございますが、年齢別や男女別での納税者数の集計は行っておりませんが、本市の特徴といたしましては、人口に占める納税者数の割合及び納税者1人当たりの所得金額が他の指定都市と比較いたしまして高い水準にあるものと分析しているところでございます。特に人口に占める納税者数の割合は指定都市で最も高く、平成30年度課税における所得割納税者割合では、指定都市の中で唯一50%を超える52.7%となっているところでございます。  次に、平成30年度一般会計決算見込み等についての御質問でございますが、昨年12月末時点におきまして、歳出は、予算現額7,623億円余に対しまして、執行率65.1%の4,959億円余となっております。一方で、歳入は、国庫支出金や市債等、年度末に収入されるものが多くございますが、歳入の根幹である市税につきましては、当初予算額3,479億円余に対しまして、3,506億円余の収入となる見込みでございます。次に、繰越明許費についてでございますが、街路事業につきましては台風の影響や関係機関との調整及び建物の撤去に不測の日時を要したこと、登戸土地区画整理事業につきましては移転先の選定に時間を要したこと、義務教育施設整備事業につきましては国庫の認承増やアスベスト対策の必要が生じたことによるものでございますが、事業効果の早期の発現は重要でありますことから、今後も事業が着実に進捗するよう努めてまいります。  次に、ふるさと納税についての御質問でございますが、平成29年度決算における減収額は、個人市民税の税額控除額に、税源移譲分である県民税所得割臨時交付金に含まれる影響額7億円を合わせまして30億円となったものでございまして、平成30年度の減収見込み額は、税額控除額と交付金に含まれる影響額を合わせて当初予算では40億円としておりましたが、現時点では43億円に拡大するものと見込んでいるところでございます。次に、平成31年度の減収見込み額につきましては、過去の推移などから、1人当たりの控除額はほぼ横ばいと見込むも、寄附者数は対前年度1万4,000人増の8万1,000人となると見込んだことから、10億円増の49億円と算定したところでございます。次に、平成29年度決算における寄附者数でございますが、5万2,694人で、控除額の最高額につきましては、およそ250万円となっております。次に、ふるさと納税が本市財政に及ぼす影響につきましては、市のホームページ、税務広報ポスター、財政読本などを通じて引き続き市民の皆様にお示ししてまいります。次に、平成31年度予算における寄附金につきましては、前年度予算の1億円に加え、新たな取り組みによる効果額を1億円と見込んだものでございます。次に、平成29年度における記念品に係る費用についてでございますが、日本民家園、青少年科学館のプラネタリウム、岡本太郎美術館の招待券などでございますので、基本的に費用は生じておりません。また、平成31年度における記念品に係る費用につきましては、総務省の示す基準に則し、記念品を要する寄附として見込まれる1億円の3割、約3,000万円を計上してございます。  次に、業務委託契約における再委託についての御質問でございますが、業務委託契約において、業務の全部または大部分を一括して第三者に再委託を行うことにつきましては、責任の所在が曖昧になり適正な履行が確保されないおそれがあることから、川崎市委託契約約款第5条において禁止しているところでございます。しかしながら、緊急対応や専門的な技術を要するなど、やむを得ない事情がある場合には、受注者からの申し出に基づき、発注者の書面による承諾を得たときには例外として認めているところでございまして、業務の主要な部分ではないことなどについて、受託者から提出された業務内訳や仕様を十分精査し、業務の実態に即して判断を行うこととしているところでございます。次に、再委託に係る取り扱いを庁内に通知した背景といたしましては、平成29年度において、契約約款に基づかない対応が一部の部局にて見受けられたことから、業務の適正な執行を図るため、昨年10月に関係課長会議を通じて全庁へ周知徹底を図ったところでございます。その後、再委託の状況を全庁へ照会した結果、承諾書を交付している再委託件数が前年度を上回っていることから、一定の周知が図られたものと考えておりますが、今後も継続して適正な事務執行が行われるよう、新たに再委託に係る留意事項などを盛り込んだ契約事務の手引の改定を行うとともに、職員に対する入札・契約事務研修などの機会を捉え、周知を図ってまいります。  次に、消費税法の一部改正への対応についての御質問でございますが、本市では、一般会計の使用料などにつきましては、現状では消費税の負担を転嫁していないところでございますが、平成29年度の包括外部監査では、消費税率改定に対応した使用料などの見直しを継続的に検討していく必要がある旨の意見をいただいたところでございます。消費税はサービスの受け手が負担することが原則でありますことから、こうした意見も踏まえ、次回の全庁的な見直しの作業の中で消費税の適正な取り扱いにつきましても検討を進めてまいります。以上でございます。 ○副議長(後藤晶一) 市民文化局長。    〔市民文化局長 鈴木賢二登壇〕 ◎市民文化局長(鈴木賢二) 市民文化局関係の御質問にお答え申し上げます。  オリンピック・パラリンピック推進室の組織整備についての御質問でございますが、初めに、新設する担当の業務内容につきましては、パラムーブメントと英国事前キャンプに関して、一層の機運醸成を図るため、これまで取り組んできた業務のうち、障害者スポーツや文化を初めとする各種イベントや英国との交流など、主に市民とともに取り組む業務について担当するものでございます。次に、組織名称についてでございますが、エンゲージメントとは、直訳すると、参加やかかわりなどを意味します。東京2020大会の開催基本計画の中で、大会ビジョンを広く醸成し、国内外の人々とともにつくり上げていく活動として位置づけられておりまして、このたびの組織整備に当たり、パラムーブメントと英国事前キャンプも同様の考え方で市民とともに取り組むことから、当該担当課長の所管事務をあらわすものとして、この名称を使用したところでございます。以上でございます。 ○副議長(後藤晶一) 健康福祉局長。    〔健康福祉局長 北 篤彦登壇〕 ◎健康福祉局長(北篤彦) 健康福祉局関係の御質問にお答え申し上げます。  初めに、地域みまもり支援センターについての御質問でございますが、平成28年度に誰もが住みなれた地域や、みずからが望む場で安心して暮らし続けることができる地域の実現を目指して、保健福祉センター内に地域みまもり支援センターを設置し、総合調整、専門的支援、地域支援の3つの機能に整理し、取り組みを進めてまいりました。こうした中、母子保健にかかわる個別のケアへの対応や感染症予防の普及啓発、ペットの飼育に関する生活環境問題の解決支援など、3つの機能の有機的な連携による保健と福祉の総合的な対応を図っているところでございます。今般の組織改正では、地域包括ケアシステム構築の第2段階に入り、医療・介護連携の推進や医療的ケア児などの複雑多様化するニーズへの対応、また、さまざまな地域資源のつながりによる地域づくりなどを進めるために、3つの機能のさらなる連携の推進を目指し、現行の保健福祉センターを地域みまもり支援センター(福祉事務所・保健所支所)に改称するものでございます。これに伴い、効率的・効果的な執行体制とするため、地域みまもり支援センター担当部長を廃止して、地域ケア推進課長を配置するとともに、障害者施策の着実な推進に向けて、各区に精神保健係長を配置する予定でございます。こうした体制整備を通じて、地域力の向上と個別支援の強化をより一層進め、地域包括ケアシステムの構築に取り組んでまいりたいと存じます。  次に、障害者相談支援事業についての御質問でございますが、初めに、計画相談支援についてでございますが、障害福祉サービス等の利用に当たって、平成27年4月からサービス等利用計画の作成が義務化されるなど計画作成件数が大幅に増加しており、相談支援事業所において計画を作成する相談支援専門員が不足していること、また、国が調査に基づき算出した平均給与額が475万円であるのに対して、給付費の報酬モデルが343万円となっていることなど、計画相談支援の報酬体系が実態に見合ったものになっておらず、採算がとれないことから、相談支援事業所の新規参入が進まない状況がございます。こうした現状を踏まえ、相談支援事業所において複数の相談支援専門員が配置される体制を構築し、支援の質の向上を図ることを目的に、計画相談支援体制強化事業費補助金を創設するものでございまして、新たな常勤専従の相談支援専門員の配置や一定数以上の新規利用者の契約、指定する研修の受講等、複数の要件を満たした事業所に対して130万円を上限に補助する予算を計上しているものでございます。また、本事業の実施期間につきましては、事業の実施成果を確認するとともに、平成33年度の国の報酬改定の動向を踏まえることから、2年間とするものでございます。  次に、認知症対策等についての御質問でございますが、本市の認知症高齢者につきましては、平成27年に約4万2,000人を超え、高齢者の約7人に1人が認知症であり、15年後の平成42年には2倍強の約8万6,000人に増加するものと推計しているところでございます。脳のトレーニングを組み合わせた運動についてでございますが、幾つかの区役所保健福祉センター等において、一般介護予防事業の一つとして行っているところでございます。認知症の前段階に対応することは重要であると考えておりますので、認知症予防に向けた国等の研究の動向も注視しながら、本市におけるさらなる取り組みを検討してまいりたいと存じます。次に、定期巡回・随時対応型訪問介護看護についてでございますが、当該サービスは要介護高齢者の在宅生活を24時間支える仕組みとして、医療ニーズが高い高齢者に対して、日中、夜間を通じて訪問介護と訪問看護が一体的または密接に連携しながら、定期巡回と随時の訪問を行うものでございます。現状といたしましては、全国的に整備が進まない中、本市では全区で21カ所の事業所が開設されておりますが、利用者については全市で350人程度にとどまっており、一層の周知が必要と考えているところでございます。そのため、当該サービスのさらなる普及啓発につきましては、事業者連絡協議会と連携し、介護いきいきフェアにおける事例発表や説明ブースの設置など、利用者、家族に向けた取り組みを進めているところでございます。次に、認知症の人が安心して暮らすための取り組みについてでございますが、認知症の人の視点に立って、認知症への社会の理解を深めることが重要だと考えていることから、その第一歩として、認知症の正しい知識を普及啓発するため、本市では、社会を構成する企業、学校、町内会・自治会、団体等、さまざまな方々を対象に、あらゆる機会を活用して認知症サポーター養成講座を開催し、認知症への理解を進めているところでございます。また、認知症の人が必要以上に自分の障害を感じずに暮らしができる社会を認知症フレンドリー社会と認識しております。本市といたしましては、第7期計画――かわさきいきいき長寿プランの中で、認知症の人を単に支えられる側と考えるのではなく、認知症の人が認知症とともによりよく生きていくことができるような環境整備が必要とする新オレンジプランの理念に基づき認知症施策を位置づけているところでございますので、引き続き、認知症になっても住みなれた地域で安心して暮らし続けられる地域づくりに向けた取り組みを進めてまいりたいと存じます。  次に、仮称川崎市立看護大学整備基本計画案についての御質問でございますが、初めに、教員確保につきましては、新たな大学のカリキュラムの実践や、開学から4年間は段階的に学年数が増加すること、現行の看護短期大学の教員の新たな4年制大学への移行の見通し等を踏まえながら、計画的な対応を図ることを予定しておりまして、これまで看護短期大学の教員の面談を実施したほか、新たに4年制大学において教員採用が必要になっていることをホームページで事前周知しており、関心を持つ教員からの問い合わせもいただいているところでございます。今後につきましては、具体的なカリキュラム策定後に実施する正式な公募に向けた準備を進めるとともに、新たな大学の特色や魅力について広く周知してまいりたいと存じます。次に、助産師養成コースにつきましては、助産師資格を取得した学生は、ほぼ病院に就職し、助産師として産科に配属されている現状があり、神奈川県内における有効求人倍率が助産師より看護師のほうが高いことから、優先度が高い看護師養成に確実に対応すること等を踏まえ、開学当初の設置は見送ったものでございます。今後につきましては、大学の全学年の学生がそろう平成37年度以降に、改めて社会情勢等を踏まえつつ検証してまいりたいと存じます。  次に、大学運営手法についてでございますが、直営は医療ニーズの多様化への対応や地域包括ケアシステムの構築に資する看護人材の養成など、社会背景を踏まえた市の施策の方向性を確実に反映できることなどが特徴として上げられます。一方、公立大学法人における運営は、自立的に人事や予算管理等の運営を行う手法でございまして、地方公務員法の適用を受けないことから、勤務条件面などについて柔軟な制度運用が可能であることが特徴として上げられます。平成34年度に予定される大学開学時には、看護短期大学が併存する状況の中で、双方の安定運営の観点も重要であることから、直営による運営が適切であると考えているところでございます。今後の運営手法につきましては、平成37年度以降の段階で、改めて社会情勢や大学の運営状況等を踏まえつつ、本市の施策の推進に寄与し、効率的かつ健全な大学運営となるよう検証してまいりたいと存じます。次に、修学資金制度につきましては、平成4年度から月額3万2,000円に設定しており、市内4カ所の看護師養成所における授業料の平均額となっているところでございまして、平成22年度から対象人員を40人に増員し、貸し付けを行っているところでございます。基本計画案の策定に当たりましては、外部有識者で構成される検討会議において、学生負担への配慮や市内定着に関する御意見もいただいておりまして、今後、入学料や授業料、看護短期大学の奨学金制度との関係も含めて、他都市、他大学における貸付額や対象人数等の状況のほか、市の財政的観点も踏まえながら、あり方を検討してまいりたいと存じます。  次に、れいんぼう川崎についての御質問でございますが、初めに、れいんぼう川崎への労働基準監督署の立入調査についてでございますが、平成30年10月に川崎北労働基準監督署が立入調査に入った結果、当該施設に対して、残業扱いとなっていないにもかかわらず、定時より大幅におくれて退勤の記録がなされているものが散見され、その理由が合理的でないという指摘がありました。当該施設では、指摘を受け過去6カ月にさかのぼり対象職員への実態調査を行い、残業時間として確認された賃金の追加支給を行うとともに、就業規程に基づいた労働時間管理についての周知徹底が図られ、施設から労働基準監督署に改善報告を行い、改善が確認されたことから、事案が完結したことを確認しております。次に、当該施設における運営及び人員の基準につきましては、平成30年7月に本市が実施した実地指導において確認したところ、人員基準の違反はなく、運営基準については、自筆ができない利用者について、加算の取得に必要な様式における本人同意の署名をサービス管理責任者等が代筆していたなどの事例が確認されたため、今後は自筆できない旨を記録に残すなど、指摘を行ったところでございます。次に、県弁護士会に対する人権救済の申し立てにつきましては、当該施設では現時点では把握していないことを確認しております。また、利用者の死亡事故、医療機関への受診を伴う骨折やけがなどがあった場合には、事故の概要や再発防止に向けた今後の取り組みなどが盛り込まれた事故報告書が市宛てに提出され、必要に応じて聞き取りや指導を行っているところでございます。次に、リハビリテーション実施計画書につきましては、当該施設で提供するサービスのうち、機能訓練等におけるリハビリテーション加算の取得の際に必要となり、医師や理学療法士などが共同して作成するものでございまして、平成30年7月に当該施設に実施した実地指導においては、自筆ができない利用者について同意の署名を代筆していた事例が確認されたため、今後は適切な対応をするよう指摘を行ったところでございます。今後におきましても、施設利用者に影響の出ないよう、障害者総合支援法に基づく実地指導や指定管理者制度におけるモニタリング等を通じた適切な助言指導を行ってまいりたいと存じます。以上でございます。 ○副議長(後藤晶一) こども未来局長。    〔こども未来局長 袖山洋一登壇〕 ◎こども未来局長(袖山洋一) こども未来局関係の御質問にお答え申し上げます。  初めに、幼保連携型認定こども園への移行についての御質問でございますが、多様化する保育ニーズへの対応や質の高い幼児教育の提供など、幼稚園が認定こども園へ移行することは、本市の幼児教育・保育施策において大変重要であると認識しております。一方で、幼稚園が幼保連携型認定こども園へ移行するに当たりましては、開所時間や日数の大幅な拡大、低年齢児の受け入れ等に向けて、勤務体制の確保、施設整備、保育の提供など多くの課題がございます。そのため、人材確保や施設整備に対する補助を行うほか、保育の実施に伴い生ずる給食提供や衛生・健康管理等に対し、きめ細やかな指導を行っているところでございます。今後につきましても、預かり保育の長時間化、通年化や、受け入れ年齢の拡大、幼稚園型認定こども園への移行といった段階を踏みながら、幼保連携型認定こども園への円滑な移行を進めてまいります。次に、弾力運用と処遇改善についての御質問でございますが、初めに、弾力運用につきましては、国の通知に基づき経理処理が適正に行われているかを確認しているところでございまして、引き続き適切に対応してまいります。次に、処遇改善の状況につきましては、制度が創設されて間もないことや制度自体の難解さから、処遇改善額を給与に適切に反映し切れていないと思われる施設が見受けられました。そうした確認の過程から得られた情報を活用して、各運営法人及び施設に向けた全体説明会や希望する施設に対して個別相談会を開催するなど、制度に対する理解の促進と必要に応じた指導助言を行っているところでございます。さらに、新たな監査手法として、会計監査法人と挙証資料の確認方法等の検討を行っており、各施設の課題を整理しつつ、処遇改善額が適切に給与に反映されるような仕組みの確立に向けた取り組みを継続してまいります。  次に、保育の質の担保についての御質問でございますが、初めに、不適切な保育についてでございますが、本事案の保育士の行為は、児童福祉法及び児童虐待防止法における虐待行為そのものには該当しませんが、全ての子どもの最善の利益を守り、安全・安心な保育環境を確保するために、保育所保育の基本となる考え方や保育の狙い及び内容など、基本的事項を定めた保育所保育指針に照らし合わせると、保育士資格を有する者が行う通常の保育行為からは逸脱した内容であり、本市の専門職員において4件の園内に設置されている録画映像を確認した結果からも、不適切であると判断いたしました。なお、保護者から寄せられた声や施設職員への聞き取り調査からは、一部の保育士が保育者として許されない言動が多数あったとの情報も得たところでございますが、事実確認することはできませんでした。次に、所管課のサポートによる改善についてでございますが、当該保育所につきましては、昨年3月末の園長の異動に端を発した不安定な園の運営や給食提供におけるアレルギー児童への誤配膳等の事案が連続して発生し、保護者の不安が多く寄せられる事態であったことから、本市では、日々のかかわりの中で、保育課と区保育総合支援担当が連携しながら保育現場に出向き、職員体制や保育内容の確認、保育の質の向上に向けた研修を実施するなど適切な支援を行うとともに、運営法人に対しては、不適切な保育が起きた原因究明と再発防止策の報告を求めながら、再三にわたり運営体制や管理体制、職員教育の強化について指導してまいりました。その結果、昨年7月からは園長及び副園長が中心となり運営の安定化が図られていることを確認しており、その後につきましても、運営法人の説明責任がしっかりと果たされ、保護者との信頼関係が回復できるよう、法人主催の説明会に参加するなど粘り強く指導してまいりました。次に、職場環境の改善確認についてでございますが、昨年7月に保育課から運営法人宛てに発出した是正指導の通知を基本として、昨年9月に随時の指導監査を実施し、是正項目の改善が図られていることを確認しているところでございますが、当該項目を初め、引き続き安定的な運営の継続に向けた取り組み状況を確認するため、今年度中に再度、法令に基づく指導監査を実施する予定でございます。次に、検証の内容についてでございますが、組織的に、より迅速かつ効果的に対処することが可能だったのではないかとの観点から、今回の対応を振り返り、関係部署の役割と権限、課題の整理、今後の取り組みなどについて検証しているところでございます。  次に、文教委員会への報告についてでございますが、今後検証した内容を児童福祉審議会に諮り、専門家の意見をいただいた上で、本年9月の委員会で報告をする予定としており、その経過につきましては、今年度末までに各委員の皆様に御説明させていただきたいと存じます。今後につきましては、引き続き保育課と区保育総合支援担当が連携し、継続的に保育状況を確認するとともに、昨年9月に実施した指導監査の結果につきましても公表してまいります。  次に、児童虐待防止対策についての御質問でございますが、初めに、児童虐待に関する相談・通告件数の直近の件数につきましては、平成30年4月から12月末までの暫定値で、児童相談所が2,286件、区役所が815件、合計で3,101件となっており、昨年度の同時期と比べて約23%上回っている状況でございます。次に、児童福祉司の配置状況についてでございますが、平成31年度は、国が平成28年4月に策定した児童相談所強化プランに基づき、児童福祉司7名を増員する予定となっております。これにより、地区担当の児童福祉司1人当たりの平均持ち件数はおおむね82件になる見込みでございます。なお、国が示す配置の考え方により、児童相談所に配置される児童福祉司全体では、1人当たりおおむね51件になる見込みでございます。次に、ケースの安全確認についてでございますが、児童相談所におきましては、通告受理後、関係機関と連携し、原則48時間以内の安全確認を実施しておりますが、外国籍等で居所不明となっている児童等では48時間以内の確認ができない事案がございますが、その場合においても、出入国管理局への調査や警察等各関係機関との連携による調査を継続し、組織的に進捗管理しながら、確実に児童の安全確認をしているところでございます。国の緊急安全確認につきましては、短い期間ではございますが、こども未来局と健康福祉局、区役所、教育委員会等の関係部局が連携し、調整を図りながら調査を進めてまいります。  次に、児童相談所間のケース移管についてでございますが、平成29年度の他都市への移管件数は91件で、他都市からの受理件数は99件でございます。これらの移管手続につきましては、国の手引等に統一したルールが示されているところであり、本市におきましてもルールにのっとり、移管先の児童相談所に出向くなど事前協議を綿密に行い、さらに、移管後も合同でカンファレンスや家庭訪問を行うなど適切に情報共有するとともに、移管を受けたケースを含め、全てのケースを定期的に点検し、組織的にリスク評価等を再確認しているところでございます。次に、保護者等への個人情報の開示についてでございますが、児童相談所におきましては、保護者等から開示を求められた際は、保有個人情報開示請求等の手続を要することとし、開示情報については個人情報保護条例に基づき適切に対応しております。次に、児童虐待対策とDV被害者支援の連携についてでございますが、児童がいる家庭からDV被害の相談があった場合は、児童への心理的影響について説明し、児童相談所への相談につなげるなど、子どもへの支援をあわせて実施しているところでございます。また、児童相談所やDV被害者支援の関係機関との会議を定期的に開催し、現状や課題を共有した上で、適宜適切な連携が図られるよう努めているところでございます。  次に、議案第35号についての御質問でございますが、初めに、公文書管理につきましては、関係例規等の規定を遵守の上、適正に管理することが必要と考えております。しかしながら、平成23年に発生した市立保育所での事故関係資料の管理の過程において、議事録等が散逸した状況が見受けられ、資料要求に直ちには対応することができませんでした。今後におきましては、御指摘を踏まえ、公文書の適正な管理について周知徹底するとともに、文書の電子化の推進や管理・チェック体制の強化を図るなど、改善に向けた取り組みを進めてまいります。次に、事故が発生した際の補償についてでございますが、認可保育所につきましては、本市の条例で損害賠償を行わなければならないとされておりますので、日本スポーツ振興センター災害共済給付制度等に加入し、国の指導監査基準を満たした認可外保育施設につきましては、損害賠償保険への加入が義務づけられておりますので、損害の発生には備えているところでございます。次に、対応マニュアルの見直しについてでございますが、それまで記載のなかったおんぶに関する項目を追加するとともに、市ホームページでの公開や認可保育所等への配付などを通じて周知と活用を図っております。次に、日本スポーツ振興センター災害共済給付制度への加入状況についてでございますが、全国平均で9割以上の加入があり、本市の公立保育所におきましては全ての施設が、認可保育所においても約6割の施設が同制度に加入しており、加入していない認可保育所においても、同制度と同等の損害賠償保険に加入しております。なお、同制度に加入できない国の基準を満たす認可外保育施設においては、損害賠償保険への加入を確認しております。以上でございます。 ○副議長(後藤晶一) まちづくり局長。    〔まちづくり局長 綿貫康治登壇〕 ◎まちづくり局長(綿貫康治) まちづくり局関係の御質問にお答え申し上げます。  初めに、西加瀬地区における土地利用誘導についての御質問でございますが、初めに、都市機能の誘導についてでございますが、土地利用誘導の基本的な考え方の骨子案を隣接する町内会等へ情報提供した際に、市民が憩え、災害時にも活用できる広場などのオープンスペースの確保や、商業・スポーツ施設、子育て支援施設などの利便施設の不足、土地利用転換に伴う周辺環境への影響など、地域課題について御意見をいただいたところでございます。具体的な都市機能につきましては、今後取りまとめを行う基本的な考え方をもとに、いただいた御意見を踏まえながら、大和ハウス工業と協議調整を行ってまいります。次に、周辺商業との連携についてでございますが、地域の活性化に向けた取り組みは重要であると考えておりますので、導入される都市機能との連携などについて、今後同社と協議を行ってまいります。また、近隣商店街や地域住民への意見聴取等につきましては、具体的な都市機能の計画段階において、事業者により丁寧で適切な対応が図られるよう調整してまいります。次に、交通基盤の整備や交通渋滞対策等についてでございますが、土地利用転換に伴う周辺環境への影響を踏まえ、道路の拡幅や交差点改良など都市基盤の整備等について、適切な対応を同社に求めてまいります。  次に、横浜市高速鉄道3号線の延伸についての御質問でございますが、同路線の延伸は、これまでも市民の関心も高く、本市にとって大きなメリットとなるよう、横浜市と連携し、ルートや駅位置等について検討を行ってきたものでございます。検討に当たりましては、事業採算性等を考慮し、現実的かつ合理的な3案を設定し、いずれも費用対効果等が認められ、実現可能なルートとなったものでございます。これに加えて、川崎市側におけるまちづくりや地域交通に関する視点からの比較検討を進め、総合的に評価した結果、東側ルートを有力案と考えたものでございます。こうした検討プロセスを含めた考え方について、市民の皆様への説明責任を果たす必要があることから、先般これら事業化の内容を公表したものでございます。それを踏まえ、麻生区町会連合会の役員への説明を開始するなど、現在、地域単位を基本とした説明や情報提供を行っており、今後も適宜市民の皆様へ説明、情報提供を行うとともに、より詳しい内容をお示しし、御意見を伺いながら、平成31年度中を目途に1案を選定する予定でございます。以上でございます。 ○副議長(後藤晶一) 港湾局長。    〔港湾局長 髙橋哲也登壇〕 ◎港湾局長(髙橋哲也) 港湾局関係の御質問にお答え申し上げます。  初めに、港湾施設の使用料の取り扱いについての御質問でございますが、荷さばき地などの一般会計と特別会計に区分されている港湾施設につきましては、民間事業者への影響も考慮し、消費税の負担を転嫁しておりませんが、今後につきましては、関係局と協議し、適正な取り扱いになるよう検討を進めてまいります。  次に、ホテルシップ誘致についての御質問でございますが、初めに、今後の環境整備とスケジュールについてでございますが、川崎港には旅客ターミナルがないことから、クルーズ船の受け入れに当たっては東扇島外貿岸壁を活用するため、来年度、港湾荷役を行う岸壁とホテルシップが停泊する岸壁を分離するフェンスの設置、給水施設の整備を行ってまいります。また、宿泊客の安全かつ円滑な移動のため、必要な動線の確保、バス等の車両の待機スペースの確保を初め、必要な配置計画の検討など、ハード、ソフト両面での環境整備を行ってまいります。次に、誘致に当たりましては、昨年12月に川崎港でホテルシップを実施するに当たって受け入れ可能な船舶の大きさの上限や受け入れ期間、費用負担の考え方など基本的な条件を公表したところでございます。川崎港における基本的条件といたしましては、既存物流への影響を考慮し、船舶の大きさは7万トン級を上限とすること、対象期間は、2020年7月1日から9月30日の中で必要とする最小限の期間としております。また、給水施設の整備や立入制限区域の警備に係る費用などを除き、原則ホテルシップ運営事業者が負担すること、本市へのインバウンド等の振興に協力することを条件としているところでございます。これまで複数の外国船社からお問い合わせをいただいており、現在公表した条件をもとに協議を進めているところでございまして、ホテルシップの実現に取り組む事業者をできる限り早期に決定してまいりたいと存じます。次に、経済効果の見込みについてでございますが、ホテルシップは数千人の宿泊客が利用するため、宿泊客、船員及び乗組員の消費活動に加え、食材や燃料の確保など、ホテルシップ運営のための事業活動等による効果が期待されるところでございます。国が発行している港湾整備事業の費用対効果分析マニュアルによると、クルーズ船の寄港に伴う乗客の消費活動は、1人当たり1日2万円と試算されているところでございます。こうしたことから、より多くの方々を市内に誘導するため、関係局や川崎インバウンド等誘客推進協議会などと協力しながら、ホテルシップによる経済効果を発揮できるよう取り組んでまいります。以上でございます。 ○副議長(後藤晶一) 臨海部国際戦略本部長。    〔臨海部国際戦略本部長 鈴木 毅登壇〕 ◎臨海部国際戦略本部長(鈴木毅) 臨海部国際戦略本部関係の御質問にお答え申し上げます。  ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)研究促進事業についての御質問でございますが、初めに、研究支援人材についてでございますが、iCONMの中核研究テーマである体内病院の実現に貢献するため、新たな研究テーマの企画や研究チームの編成などの戦略的支援、研究資金の獲得支援を担う人材として、民間企業における研究推進に精通した実務経験者を任用するとともに、特に民間資金の獲得につきましては、国の競争的資金の獲得と並び、研究支援事業の重要な取り組み課題と位置づけておりますことから、本事業費を活用し、投資やファンドなどに精通し、企業とのネットワークを持つ人材を活用することを検討しているところでございます。さらに、知的財産の戦略的活用に向けて、弁理士等の外部専門家を活用するなど、目的に応じた人材を確保し、支援体制を強化してまいります。次に、本事業の事業費等についてでございますが、川崎市産業振興財団が本事業の財源として支出する金額を上限に、本市が予算の範囲内で研究促進事業負担金を支出することとしたものでございます。今後の事業につきましては、毎年度事業内容や成果、執行状況などを財団とともに検証、評価した上で、本市として必要額を精査してまいります。さらに、事業の実施に際しましては、具体的な事業内容を財団との間で協議を行い、これを毎年度協定として確認してまいります。また、本事業により支出される負担金は、施設管理費に充当されることのないよう明確に経理を区分してまいります。  次に、成果指標等の設定についてでございますが、本事業は財団と本市が共同、連携して取り組むものであり、また最先端の研究から革新的な医薬品や医療技術の開発、上市を目指すiCONMの役割を踏まえ、その成果を客観的にはかる指標として、直接目標及び成果指標を設けたものでございます。こうした成果指標の達成状況などについて、現在の中核研究プロジェクトであるCOINSが継続する平成33年度までの3年間、検証、評価を行いながら本事業に取り組み、その成果を踏まえ、事業手法の有効性などについて財団とともに総合的に検証し、これを今後の事業に生かしてまいりたいと考えております。次に、特許に関する成果指標についてでございますが、特許は出願後、権利化されるまでに審査のために一定の期間が必要なことから、研究の成果を速やかに把握する指標として出願数を成果指標としたものでございます。一方で、研究成果の知的財産化は大変重要な課題でございますので、本事業の中で権利化に向けた支援も行ってまいります。次に、研究員に占める外国人の割合の指標についてでございますが、国際戦略拠点キングスカイフロントの中核的な施設として、拠点価値や海外への発信力を評価する指標として設定したものでございます。国内の優秀な若手研究者がiCONMにおける研究活動に魅力を感じるよう、最先端の異分野融合研究を通じてイノベーションを生み出し続ける研究所を目指してまいりたいと存じます。以上でございます。 ○副議長(後藤晶一) 交通局長。    〔交通局長 邉見洋之登壇〕 ◎交通局長(邉見洋之) 交通局関係の御質問にお答え申し上げます。  川崎市バス事業経営戦略プログラムについての御質問でございますが、初めに、一般会計からの補助金についてでございますが、ひとり親家庭支援施策に係る特別乗車証交付事業の見直しによる減収額は、市バス乗車料収入の約5%に相当し、経営への影響が非常に大きいことから、平成31年度から平成33年度までの3カ年に限り、経営安定化補助金を市バス事業の収支計画に見込んでいるところでございます。この補助金につきましては、労働生産性の向上に向けた乗務待機時間の取り扱いの見直しなどによる総人件費の削減を約1億円見込むことや、将来にわたって持続可能な事業運営を行うための効果的な執行体制の整備、車両誘導等の業務の効率化や見直しなど、さらなる経営改善の取り組みを進めることにより、段階的に低減を図ることで、平成34年度の解消を見込んでいるところでございます。次に、公共交通の強化についてでございますが、市バスでは運転手やバス車両など限られた経営資源を有効活用するために、利用実態を踏まえて、スクラップ・アンド・ビルドで路線の見直しやダイヤ改正を行い、北部地域での路線新設、深夜バス系統の新設、増便など、身近な交通手段としての役割を果たしてきたところでございます。今後におきましても、本市のまちづくり施策への対応、区役所や病院などの公共施設等へのアクセス向上、輸送需要等を踏まえた路線の新設、延伸の検討やダイヤ改正などを行い、市バスネットワークの維持充実に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、職員の就労体制についてでございますが、市バスでは市民の足として、土日祝日を含め、一日も欠かすことなく早朝から深夜までバスを運行しており、その中で、厚生労働省が策定した自動車運転者の労働時間等の改善のための基準を遵守しながら、お客様の利用実態に合わせたダイヤの中で、乗務時間及び休憩時間を設定する必要があることから、運転手の1日の勤務の中で乗務待機時間が生じるものでございます。また、営業所に勤務する事務職員については、市バスの運行に合わせて勤務時間の設定を行う必要があり、勤務の特殊性から時間外勤務が多くなっている実態がございますので、勤務シフト及び業務の見直しに向けた取り組みを早急に進めてまいりたいと考えております。今後も時間外勤務の縮減や適正化、業務改善に取り組み、働き方・仕事の進め方改革をより一層推進し、労働環境の改善に努めてまいります。以上でございます。 ○副議長(後藤晶一) 教育次長。    〔教育次長 小椋信也登壇〕 ◎教育次長(小椋信也) 教育委員会関係の御質問にお答え申し上げます。  初めに、児童生徒の個人情報の提供に関する調査結果についての御質問でございますが、平成30年度に、保護者からの不当な圧力により伝えてはいけない情報を提供した事案の有無について、今月、聞き取り調査を実施いたしましたところ、全ての市立学校から、情報を提供した事案はないとの回答を得たところでございます。今後も児童生徒一人一人の状況を丁寧に把握するとともに、個人情報の取り扱いにつきましては、引き続き適切に対応するよう各学校に働きかけてまいります。  次に、児童虐待防止と弁護士の配置についての御質問でございますが、教育委員会におきましては、学校の円滑な運営に資するよう、新たに弁護士1名を非常勤職員として任用する予定としております。具体的な役割につきましては、早期の段階から法律相談を受け、法的側面からアドバイスを行い、早期対応、早期解決につなげるとともに、学校教職員等への研修を実施し、対応力の向上に努めることとしております。弁護士を配置することにより、身近な環境で適宜適切なアドバイスを受けられることから、保護者等からの過剰な苦情や不当な要求等への対応の強化につながり、児童虐待防止対策にも資するものと考えております。次に、学校生活アンケートについての御質問でございますが、本アンケートは、学校生活における児童生徒の心配や悩み事などについて把握するためのものでございますが、放課後や学校外に関することにつきましても、質問項目等の工夫をしている学校もございます。今後、全ての学校に対しまして、アンケートに工夫を加えるなど学校外での悩み事なども含めて把握するよう働きかけてまいります。  次に、教職員の労働環境の改善についての御質問でございますが、初めに、勤務実態の把握につきましては、文部科学省では、中央教育審議会における、新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策についての審議を踏まえ、本年1月、公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドラインが策定されたところでございます。このガイドラインにおきましては、在校時間を対象とすることを基本としており、勤務時間外に校内において、みずからの判断に基づいてみずからの力量を高めるために行う自己研さんの時間等については自己申告に基づき除くものとされており、また、校外での勤務等は、時間外勤務時間に合算させるよう示されております。勤務実態の正確な把握は、教職員の健康管理や学校長のマネジメント等にとって大変重要なことと認識しておりますことから、今後は国のガイドラインを基本に対応してまいりたいと考えております。次に、留守番電話につきましては、平成31年度については、小学校と特別支援学校に順次設置していく予定でございます。設置に当たりましては、教育委員会事務局から保護者向けに文書を配付し、教職員の働き方・仕事の進め方改革の目的や留守番電話の運用方法について周知するとともに、市PTA連絡協議会等の関係機関にも適宜情報提供してまいります。また、運用方法については、全校一律にするかどうかも含めまして、現在、校長会等と検討を重ねているところでございます。中学校への留守番電話の設置に当たりましては、平成31年度の進路指導の状況や部活動の実施の様子等を踏まえながら、その運用方法について検討してまいります。  次に、意識改革につきましては、昨年8月に試行実施した学校閉庁日は、教職員の心身の健康保持増進を図るとともに、限られた時間の中で最大限の効果が上げられるよう、勤務時間に対する意識向上に向けた取り組みとして効果があったものと考えております。また、昨年5月末に策定した川崎市立学校の部活動に係る方針は、平日は少なくとも1日、週末は少なくとも1日以上の休養日を設けるとともに、月予定の中に、ノー部活動デーを設けるなどの基準を示すなど、生徒の健全な成長及び教職員のワーク・ライフ・バランスの実現に資するものと考えているところでございます。今後も学校閉庁日を継続実施していくとともに、部活動に係る方針の取り組み状況の把握、指導助言などを行ってまいります。次に、弁護士の任用につきましては、学校において発生するさまざまなトラブルの解決のため、現在、学校法律相談業務を外部の弁護士に委託して実施しておりますが、より早期から法曹有資格者の助力を得ることで学校の円滑な運営に資するよう、新たに弁護士1名を非常勤職員として任用する予定としております。任用条件につきましては、週1日、8時30分から17時15分までの勤務で、勤務場所は教育委員会事務局内としておりますが、ケースによっては学校現場に出張することも想定しているところでございます。想定対応数につきましては、非常勤職員として弁護士がより身近な存在となり、法律相談を簡便に行える環境が整うことから、対応数は増加するものと見込んでおります。学校への支援方法につきましては、早期の段階から法律相談を実施し、法的側面からのアドバイスを受け早期対応、早期解決につなげるとともに、学校教職員等への研修を実施して、対応力の向上に努めることにより、教員が1人で抱え込むのではなく、学校が組織として対応できるよう、必要な支援体制を構築してまいります。以上でございます。 ○副議長(後藤晶一) 山田議員。 ◆49番(山田益男) それでは、再度質問をさせていただきます。  ふるさと納税に関して再度伺います。平成30年第2回定例会における我が会派の代表質問に対し市長は、ふるさと納税制度につきましては、ふるさとへの思いや応援したい自治体への気持ちを形にするものであると認識しておりますが、昨今では寄附本来の趣旨から外れてしまい、税収が過度に移転するという状況にもなっております、市民の皆様には本市財政への影響の大きさについても理解していただく必要があるものと考えておりますとの答弁がありました。今回、記念品を要する寄附として1億円を見込み、記念品費用は総務省が示す上限3割を計上したとのことです。これまでの返礼品競争には参入しないとした方向から変わったと理解してよいのか、市長に伺います。  また、国の制度が変わらない以上、本市として住民税流出の影響を少しでも軽減化する取り組みとしては理解できるものの、本市としても3割の返礼品を想定したメニューを用意することは、昨今では寄附本来の趣旨から外れてしまい、税収が過度に移転するという状況であるとしたこれまでの姿勢と矛盾しないのか伺います。さらに、本市が本格的に返礼品を用意することで、川崎市民のふるさと納税利用に拍車がかかる危険性はないのか伺います。本来であれば、本市のふるさと納税利用者に対し個別に働きかけることを含め、本市財政への影響の大きさを理解していただく取り組みを抜本的に強化することで流出の影響を軽減化すべきと考えますが、見解を伺います。  次に、社会福祉事業団が運営する施設について、健康福祉局長に再質問します。横領事案、不正請求に引き続き、社会福祉事業団が指定管理者となっているれいんぼう川崎において、労働基準監督署からの立入調査があり、残業時間に対する賃金の未払いがあったことが判明しました。社会福祉事業団が運営する施設での不祥事がとまりません。れいんぼう川崎においては、拠点区分間繰入金が毎年1億円以上支出されるなど、賃金においては一定の余裕があることがうかがえます。そのような施設において、残業に対しての賃金が未払いであったということは理解に苦しみます。なぜこのような事態となったのか、明確な説明を求めます。次に、れいんぼう川崎でこのような事案が発生したということは、社会福祉事業団が管理運営する他の施設においても同様の事案が発生していないのか、賃金の未払いが常態化しているのではないかという懸念が生じます。当局は速やかに社会福祉事業団に対し調査すべきと考えます。対応を伺います。次に、川崎市高齢者・障害児者福祉施設再編整備基本計画では、公設福祉施設の民設民営化を進めることが明記されています。今後、各福祉施設が抱える問題が見過ごされたまま譲渡される懸念が生じます。健康福祉局長に対応を伺います。  次に、本市で発生した初めてのケースである不適切な保育について、市長に再質問します。今回の不適切な保育の実態は、児童虐待とも言われかねない重大な事案であったと確認しています。ところが、事案が発覚してから1年半以上が経過した次年度9月に議会へ詳細な報告を行うとのことです。他都市での不適切な保育の対応については迅速な対応を旨とし、事案発覚からわずか数カ月で保育園の実名と実態を公表し、改善勧告を行っています。子育て支援を大きな施策としている川崎市も迅速な対応が求められると考えます。市長の見解を伺います。  次に、横浜市高速鉄道3号線延伸について伺います。平成31年度中に1ルートに絞り決定するとのことであります。我が会派議員による国土交通省の鉄道課長に対するヒアリングにおいて示された重要な考え方として2つの点があります。1つは、BバイCが1を上回ること、2点目は、ルート策定に際して民地の下を極力避けて工事の簡易性を担保することであります。特に2点目は、新百合ヶ丘駅に近づくにつれて民地の下の通過を避けられない状況にあり、同意を得られないと時間が経過することにつながります。今回、BバイCに基づく説明はされましたが、開業促進に最も関係する民地の下を通過しない考え方についてはどのように検討したのか具体的に伺います。また、検討できていない場合は今後どのように対処していくのか、あわせてお聞きします。  次に、議案第35号、損害賠償の額の決定について再質問します。損害賠償額の確定に至った経過を確認することからも、当局へのヒアリング調査の過程において、当該事案の事故調査報告書や複数回開催された事故対策委員会の議事録を求めました。そこで明らかになったことは、本議案提出に当たって、当時の事故調査報告書や事故対策委員会の議事録等も確認せずに議案提出に至ったということでした。また、当局からは、今回の議案の中身と事故調査報告書の中身については直接的なかかわりがないという認識という説明があったところです。議会への議案上程の姿勢や子どもの生命にかかわる所管局の説明としては極めて不適切なものであり、認められるものではありません。多額の賠償を伴うような議案の上程に当たっては、過去の事故調査報告書や事故対策委員会の議事録等、議会に対し丁寧に説明を行うべきだと考えます。市長に見解を伺います。次に、損害賠償額に含まれている日本スポーツ振興センター給付金について伺います。本給付金は、災害共済給付制度により支払われており、独立行政法人日本スポーツ振興センター――JSCと、保育所を含む学校等との契約により、施設の管理下における死亡や障害、けがなどの災害に対して共済給付を行うものです。認可保育所等については、園児1人当たりの年間掛金が375円であり、児童災害共済掛金として認可保育所運営費に加算され、本市が負担しています。一方で、認定保育園や認可外保育施設は制度の対象外となっていることから、保護者は年間1,690円から3,700円を負担して任意保険に加入しています。子どもの生命にかかわる安全対策について、認可保育所等と認定保育園等に差が生じています。今後、予算措置を検討すべきと考えますが、市長の見解を行います。 ○副議長(後藤晶一) 市長。 ◎市長(福田紀彦) ふるさと納税についての御質問でございますが、ふるさと納税による本市財政への影響は看過できない状況となっておりますことから、国等に対して制度改正を求めているところでございますが、あわせて、現状を踏まえて寄附受入額をふやす取り組みを強化する必要もあると考えております。こうしたことから、平成31年度におきましては、川崎ならではの魅力ある記念品の充実に向けて所要額を予算に計上したところでございます。返礼品につきましては、収入をふやすことを追い求める余りに、制度の趣旨に反するような過度な返礼品を用いて競争を過熱させている団体も一部にはございますが、本市といたしましては、今後、国から示される基準を遵守する中で、歳入確保を図るとともに、市内企業の活性化や来訪等による本市のイメージ向上に向けて取り組みを進めてまいりたいと考えております。
     不適切な保育についての御質問でございますが、本件につきましては、事案発生以降、まず、子どもの安全な保育環境を確保するため、こども未来局の関係部署が連携して、法令の手順を踏んで、指導、支援並びに監査等を実施した結果、その改善が図られたものでございます。こうした観点から、本年3月に、当該保育所の運営、保育内容が良好に維持されているかを再確認するため監査を実施いたしますので、その結果につきましては、昨年9月の監査結果とともに速やかに公表してまいります。  議案第35号についての御質問でございますが、初めに、議会への説明についてでございますが、議案の審議等を円滑にかつ適切に行っていただくためには必要なものと考えておりますので、丁寧な説明に努めてまいります。次に、認可外保育施設についてでございますが、保育施設の事業者は、お子さんを安全・安心な環境のもとで保育をする責務を有しておりまして、本市はこれまでも地域に根差した保育資源として、施設の成り立ちや種別等に応じて必要な支援を行ってきたところでございます。今後、認可外保育施設も国の定める指導監督基準を満たした上で無償化の対象となるものでございますので、保育の質が確保、向上されるよう、これまで以上に指導、支援に取り組んでまいります。以上でございます。 ○副議長(後藤晶一) 財政局長。 ◎財政局長(三富吉浩) ふるさと納税についての御質問でございますが、寄附を受納した団体が、寄附の対価としてではなく、国の示す返礼割合の範囲内で返礼品を用意することは、社会通念に照らし、良識の範囲内で行われるものとして、寄附本来の趣旨と相反するものではないと考えております。次に、市民のふるさと納税利用についてですが、今回のふるさと納税制度の改正を好機と捉え、制度に則して新しい記念品を用意することは、本市の魅力発信と歳入確保に寄与するものであると考えておりますが、このことが、川崎市民の他団体への寄附にどのような影響を与えるかは予測いたしかねるところでございます。次に、本市財政に及ぼす影響につきましては、従来から行っている市税の流出額の広報に加え、より影響の大きさを市民の皆様に理解していただけるよう、内容や媒体等の拡充について検討してまいります。以上でございます。 ○副議長(後藤晶一) 健康福祉局長。 ◎健康福祉局長(北篤彦) 川崎市社会福祉事業団についての御質問でございますが、初めに、れいんぼう川崎における賃金の未払いについてでございますが、当該施設において時間外勤務終了時刻と実際の退勤時刻の管理や、職員からの残業の申請の管理などの徹底ができていなかったことが原因であると確認しております。本市におきましても、再発防止に向けて、障害者総合支援法に基づく実地指導や指定管理者制度におけるモニタリング等を通じて施設管理者へ助言指導を行ってまいります。次に、法人職員の労働時間管理など労働上の問題につきましては労働基準監督署が所管をしておりますが、本市としても、法人に対して指定管理施設における基本協定に基づき、法令遵守の周知徹底や各施設の勤務実態の調査の結果報告を速やかに求めてまいります。次に、川崎市高齢者・障害児者福祉施設再編整備基本計画におきましては、施設の譲渡に当たりまして、公募によるものとし、外部委員による総合的な評価を踏まえて決定していくものでございます。また、施設譲渡後においても、介護保険法や障害者総合支援法に基づく指導を行うとともに、業務の公益的な性質上、サービスの質の確保などを定期的に検証する必要があることから、モニタリングの実施や譲渡先法人による第三者評価の受審を義務づけることなどを検討しているところでございます。以上でございます。 ○副議長(後藤晶一) まちづくり局長。 ◎まちづくり局長(綿貫康治) 横浜市高速鉄道3号線の延伸についての御質問でございますが、ルート、駅位置の設定に当たっての基本的な考え方といたしましては、周辺の地形や交差構造物への影響、大規模構造物を極力避けることなどを考慮するとともに、川崎市側の駅位置については、幹線道路に近く、駅へのアクセスがしやすいこと、周辺の土地利用や公有地の状況、人口集積などを考慮し、3案を設定したものでございます。今後、事業を円滑に進めていくため、可能な限り道路などの公有地の活用を考慮するなど、事業に関する内容について精査を進め、1案を選定するに当たり、より詳しい検討内容をお示しし、御意見を伺ってまいります。引き続き横浜市と連携し、早期の事業着手に向けて取り組んでまいります。以上でございます。 ○副議長(後藤晶一) 山田議員。 ◆49番(山田益男) それでは、意見要望を申し上げます。  本市で発生した不適切な保育について意見要望します。今回、本市では初めての事案となる不適切な保育について、子どもの命にかかわる事案であることから、来年度の9月まで報告を引き延ばすことなく、今年度中に中間経過報告を文教委員会で行うよう求めてきましたが、議論は平行線でした。今回の事案については当局が介入し、一定の改善が見込まれたとのことですが、それをもって所管する文教委員会への報告があっても支障はないものと考えます。今回のように、中間経過報告をかたくなに拒む当局の姿勢は、子どもの命にかかわる事案に対し迅速に対応できているのか、また、保育の安全性の公表に消極的ではないのかといった疑問が生じます。保育の受入枠の拡大や今後の無償化の流れの中で、不適切な保育が増加することが懸念されます。今回我が会派が指摘した内容については十分参酌した上で、次年度の委員会報告につなげるよう強く求めておきます。  次に、保育事業費について意見を申し上げます。市長からは、川崎認定保育園や幼稚園等の充実について御答弁をいただきました。安心して子育てできるまちを目指す本市の保育事業費はこの5年間で268億円ふえ、平成31年度は695億円を見込んでおり、主な使途は、認可保育所等の施設整備と運営費、保育士処遇改善費等となっています。さらに、認可外保育施設等に対しては、防災対策の充実強化に必要な経費として施設機能強化推進費が加算され、園児には防災備品等が無償で支給されていますが、認定保育園や認可外保育施設には加算がされないため、防災ヘルメット等備品は保護者負担で購入しなければならない状況となっています。仮に必要経費を園児1人当たり年間1,000円で積算した場合、平成31年度は450万円ほどということです。原局からは、平成31年度で予算要求したものの、査定の段階で見送られたとのことです。現状子どもたちが通う施設によって生じている格差を是正するためにも、次年度は予算措置を検討するよう強く要望します。  業務委託の再委託について意見要望を申し上げます。入札行為による落札・契約者が第三者に再委託を行うことは、事案によっては丸投げとも誤解されかねない実態があります。これは、入札制度、入札行為自体を否定しかねない行為であります。再委託を禁じる市の委託契約約款第5条のやむを得ない事情がある場合の要件を協議かつ適正に判断を行うように、契約事務手続の改定と運用を強く求めておきます。  ナノ医療イノベーションセンターについて御意見を申し上げます。昨年8月の総務委員会資料で新たな税投入が示唆されて以来、ナノ医療イノベーションセンターの運営基盤の改善について提案してきました。とりわけ、民間資金の獲得が著しく少ないことから、新たな人材活用の可能性について提案し、今回具体的な取り組みが示されたことは一定の評価をしております。一方、新たに設定された成果指標や目標についてはその根拠が曖昧かつ結果責任を伴わないものであることに加え、ライフサイエンス分野における研究については未知の分野の実験や長期的な視点が必要なことからも、指標は必要ないのではないかと指摘しました。今後も研究者が自由かつ闊達に研究できる施設を構築するためにも、民間資金獲得に全力を尽くし、川崎市産業振興財団とともに持続可能な運営基盤を確立するよう要望しておきます。  次に、市長部局の組織改正について意見要望を申し上げます。保健所機能のうち、母子保健や高齢・障害者保健等に関することを、地域みまもり支援センターに統合することについては理解するものの、食品衛生や感染症、鳥獣害対策等に対応する衛生課まで含むことについては違和感を覚えます。例えば飲食店経営者やお祭り等の出店者など衛生に関する対応に訪れた人や、鳥獣害の被害を訴え対応を求めに来た人、感染症等に関する相談に訪れた人が、地域みまもり支援センターという名称の場所に当該部署があると認識することは難しいと考えます。そのため当局も、地域みまもり支援センターには、福祉事務所・保健所支所と併記するということです。新たな地域みまもり支援センターについては十分な広報を行い、相談に訪れた市民が混乱することがないよう対策を講じることを要望します。あとは委員会に譲り質問を終わります。 ○副議長(後藤晶一) お諮りいたします。暫時休憩いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(後藤晶一) 御異議ないものと認めます。およそ1時間休憩いたします。                 午後0時16分休憩           -------------------                 午後1時14分再開    〔局長「ただいまの出席議員議長とも56人」と報告〕 ○議長(松原成文) 会議を再開いたします。  休憩前に引き続き、代表質問を行います。共産党代表から発言を願います。16番、宗田裕之議員。    〔宗田裕之登壇、拍手〕 ◆16番(宗田裕之) 私は、日本共産党を代表して、2019年第1回定例会に提案された市長の施政方針、予算案を含めた諸議案及び市政一般について質問を行います。  市長の政治姿勢についてです。最初に、予算案の特徴についてです。新年度一般会計予算の規模は、前年度比225億円増の7,591億円で、5年連続過去最大、市税収入は前年度比158億円増の3,637億円で、6年連続過去最大です。これは個人市民税が111億円増、固定資産税24億円増など、人口増、市民からの税収増によるものです。財政力指数は政令市トップで、3年連続政令市で唯一の普通交付税不交付団体となっています。2017年度決算では、財政健全化指標は全て基準値を下回っており、極めて優良、1人当たりの市債残高は政令市の平均より7万円低く、借金の負担額が少ないのが特徴です。川崎市の人口増加率、生産年齢人口割合ともに政令市で最も高く、人口推計でも今後11年間は増加を続けるため、市税収入の増加は今後10年間続くと予想されます。このように、市税収入、財政力指数、財政健全化指標のどれをとっても、川崎市は政令市でトップクラスの財政力を持っています。減債基金は、一般会計分で見ると2,223億円となりました。1人当たりの市債残高は政令市平均以下なのに、減債基金残高は政令市平均の1.8倍にもなります。8年後には835億円増の3,058億円と、市税収入に匹敵するほどになります。これは昨年度決算時の推計よりも29億円増額されており、想定以上に減債基金残高が増加していることを示しています。政令市の減債基金残高は取り崩し額の平均4年分ですが、本市の8年後の残高は、その間の平均取り崩し額の8年分にもなり、金額にして約1,600億円も余剰となっており、明らかにため込み過ぎの状態です。川崎市にとって8年後、3,000億円を超えるような減債基金残高がなぜ必要なのか、市長に伺います。  市長は施政方針演説で、本市の財政状況について厳しい状況が続くとして、収支不足による減債基金からの借り入れと社会保障費の増大を理由に上げました。収支不足による減債基金からの借り入れという理由についてですが、収支の足りない分は減債基金の積立額451億円から減らして対応すれば収支不足も出ないし、借り入れる必要もありません。他の政令市もそういう基金を取り崩して対応するのが普通であり、減債基金から借り入れて収支不足に対応している政令市は川崎市だけです。さらに、収支不足の額についてですが、予算の収支不足額も決算と比較すると毎年過大に計上されています。2015年度は87億円、2016年度は39億円、2017年度は55億円と、収支不足額は平均60億円過大に見積もられています。2019年度予算の収支不足額も収支フレームでは158億円だったのに、予算では115億円となり、決算ではさらに減額されることが予想されます。収支不足額も余りにも過大です。2019年度の減債基金からの借入額も、収支フレームでは借入総額708億円だったのが610億円と98億円も減額されています。収支フレームの借入額の推計は余りにも過大です。以上のように、収支不足額、借入額は過大に見積もっており、しかも、収支不足は減債基金への積立額を減らして対応すれば収支不足も出ず、借り入れも必要ありません。収支不足による減債基金からの借り入れは財政が厳しいという根拠にはならないと思いますが、市長に伺います。  社会保障費の増大という理由についてです。社会保障費である扶助費は前年度比で74億円増ですが、これは保育所増設等のためにどうしても必要な費用であり、増加した部分のほとんどは国や県からの補助で賄われるので、扶助費の経常収支比率は、2017年度決算では18.4%にすぎません。しかも、1人当たりの扶助費の額は引き続き政令市平均を下回っています。一方、1人当たりの個人市民税は政令市平均より2万円以上高く、政令市トップの8万4,000円です。市民にとっては、政令市で最も高い市民税を払っているのに福祉の予算は平均以下で、納得できるものではありません。福祉の増進という地方自治体の役割から見ても、社会保障費の増大を財政が厳しいという根拠にすべきではありません。市長の見解を伺います。  消費税増税についてです。安倍首相は10月から消費税率を10%に引き上げることを明言しましたが、この間、増税する根拠は次々と崩れています。首相の消費は持ち直しているという根拠ですが、実質家計消費は8%の増税を契機に大きく落ち込み、家計消費は25万円減っています。さらに、GDPは年率マイナスに転じ、大きく落ち込み、世界経済は米中貿易戦争などで不安定さを増しています。消費税増税の根拠としていた賃金の上昇は、毎月勤労統計調査の不正問題を受けて実質賃金は下方修正され、伸び率がマイナスになることが明らかになりました。2月13日、我が党の質問で安倍首相は、家計消費も実質賃金もマイナスになることを認めるなど、首相の消費税増税の根拠は総崩れとなっています。川崎市に与える影響も甚大です。水道料金、下水道使用料、バス料金などが値上げされ、市民の負担額は11億円にも上ります。市の財政も2019年度は差し引き20億円の支出増になります。このように、消費税増税は川崎市民の負担増や市の財政負担につながります。市長は国に対してきっぱり消費税増税中止を求めるべきと思いますが、見解を伺います。  資産マネジメントの第3期取組期間の実施方針の策定に向けた考え方について市長に伺います。施設のより自由度の高い活用の必要性の中で、公共施設の地域化が上げられています。これはこれからのコミュニティ施策の基本的な考え方素案からのものですが、道路、橋梁、河川までの地域化とはどのようなことなのか伺います。施設が持つ機能に着目し、その機能の整備を図る機能重視の考え方への転換の必要性からとして、従来の施設配置の考え方について再検討を行うとしていますが、具体的にどのような施設をどのように再検討するのか伺います。さらに、施設更新等において、民間活用も含めたより効果的・効率的な更新手法等の検討が書かれていますが、公共施設のどこまで民間に委ねるのか、さらに、その場合の公的責任はどう担保されるのか伺います。  いわゆるLGBT、性自認と性的指向にかかわる施策についてです。2月14日、13組の同性カップルが、法定相続人になれない、共同親権がない、住宅の賃貸やローン契約を拒まれる、手術の同意者になれないなどの制約があることは法のもとの平等に反しているとして、全国で提訴しています。また、この間、各地でパートナーシップ制度の取り組みが進んでいます。2018年度、福岡市、大阪市、東京都中野区、群馬県大泉町、千葉市が制度を導入し、これまで11自治体が実施、この4月には茨城県、横須賀市、熊本市、府中市、堺市が導入を予定しています。同性カップルの場合、結婚しているカップルならば当然利用できるさまざまな制度やサービスを受けられず、事実上は人生のパートナーであっても、それにふさわしい扱いを受けられません。先進的に人権都市を標榜してきた本市こそパートナーシップ制度を導入すべきです。伺います。性自認と性的指向にかかわる理解を広げるためにLGBT支援宣言を行うべきと思いますが、伺います。  ヘイトスピーチ対策についてです。繰り返し差別的言動を行うデモや街頭演説などに参加する人物らによる講演会が、2月11日に教育文化会館で開かれました。この講演会に対し、市は警告した上で会場使用を許可しました。主催者らは、昨年6月には教育文化会館で外に向かい差別的な言動を行い、8月にも明白な差別的な横断幕を掲示、この2月にも特定の民族を指して、川崎市ではどんな犯罪を行っても処罰されないなどとする発言を行いました。この3つの発言や横断幕を、今回の、警告した上で使用を許可するという判断をする際の材料としたのか伺います。このような言動が繰り返されているにもかかわらず、条件つき許可ではなく、前回と同様、警告にとどめたのはなぜか伺います。  子育て支援策についてです。児童虐待の防止についてです。千葉県野田市の小学校4年生の女児虐待死は、少女が必死に訴えたにもかかわらず、救えた命をなぜ救えなかったのか、厳しく検証しなければなりません。2018年5月に公表された本市の2017年度児童相談所・区役所における児童虐待相談・通告件数は計3,263件で過去最多でした。さらに、今年度の4月から12月までの件数は、前年度の同じ期間と比べると2,078件から3,101件へ、いずれも大きく増加しています。この間、私たちは児童相談所と区役所保健福祉センターに専門職種の増員と体制強化を図ること、両機関の連携強化の充実を求めてきました。児童福祉法の改正により3年間の専門職種の増員が示され、2017年度、2018年度ともに児童福祉司などが増員されてきました。2019年度の専門職種の増員について、配置先を含めて伺います。2017年度は、3つの児童相談所の地区担当1人当たりの平均担当ケースは87件で、やっと100ケースを下回りました。2018年度について伺います。2013年度、保健福祉センターに児童虐待に対する専門的かつ総合的支援に必要となるマネジメント機能を強化するとして児童家庭課を設置し、社会福祉職、心理職、保育士を配置、さらに保健医療領域の専門性を強化するために保健師を配置し、児童相談所との連携強化の体制を図ったものの、2016年度に地域みまもり支援センターの設置で区役所の組織再編が行われ、さらに2019年度、地域包括ケアシステムの構築に向けた執行体制を整備するとしていますが、構築されてきた専門的、総合的な機能を担う体制がどのように担保されるのか伺います。  2019年度、児童相談システムを活用した的確な支援を行うとしていますが、導入の狙いについて伺います。このシステムで、野田市の事案で大きな課題と指摘されている児童相談所と学校、市教育委員会との情報の共有が図られるようにすべきではないですか、伺います。児童相談所における一時保護解除の判断と解除後の家庭訪問について、本市の取り組みを伺います。児童相談所における一時保護の定員は、こども家庭センターに40人、中部児童相談所に20人です。2017年度の年間延べ保護日数は2016年度より5,166日もふえて1万8,002日です。平均保護日数は2016年度37.3日から2017年度40.5日へ長期化し、定員に対する平均入所率は2016年度58.6%から2017年度82.2%に急増しています。一時保護児童の定員をふやすことを検討すべきと考えますが、見解と対応を伺います。児童にしっかり寄り添い、安心して暮らせる人員体制と環境への支援を充実するべきと考えますが、伺います。  小児医療費助成制度についてです。新年度の通院助成の対象年齢についてですが、県内では、これまで川崎市と同じ小学校6年生までだった横浜市、藤沢市に続き、秦野市、茅ヶ崎市が中学校卒業まで一気に拡充します。高校卒業まで助成の大井町を含めて、中学校卒業までの無料化は県内33市町村のうち28市町村、実に85%にも上ることがわかりました。残る5市町は小学校6年生までですが、本市以外の4市町は一部負担金の徴収はありません。所得制限も一部負担金もあるのは川崎市だけですから、川崎市の助成は県内で最低になります。あと16億5,000万円あれば、所得制限、一部負担金なしで中学校卒業まで拡充できるのです。財政力指数が政令市トップの川崎市がやれないわけはありません。なぜやろうとしないのか、どこよりも子育てしやすく、子育て世代に選ばれるまちづくりを目指すと掲げているのですから、多くの市民が願う通院助成を中学校卒業まで所得制限なしで一刻も早く行うべきです。市長に伺います。  保育所の待機児解消についてです。2018年4月からの1年間で、保育所、地域型保育所、認定こども園の定員は1,973名ふやしましたが、1月25日現在の認可保育所に利用申請して入所できなかった保留児童数は、昨年より206人減ったものの3,541人に上りました。利用申請が毎年増加し、2018年10月1日現在の資料では、就学前児童数のうち、過去最多の41.3%が認可保育所に申請しています。人口増と保育ニーズの高まりから、利用申請の増加に伴う認可保育所の増設の必要性がことしも浮き彫りになっています。4月1日時点における保留児童数と待機児童数の見込みをどう捉えているのか伺います。私たちは、民間事業者活用型の整備について、この手法は事業者からの応募がなければ計画どおり整備できないことと、園庭の確保が困難になることを指摘し、公有地、民有地を活用した整備計画に重きを置くことを求めてきました。しかし、2020年4月に向け、民営化を含む認可保育所の新設整備計画は1,560人ですが、うち1,470人が民間事業者活用型の整備で、何と94%に上ります。そして、公有地活用型は今年度に続きゼロ、民有地活用型は1カ所60人です。さきの議会では、公有地や民有地を最大限に活用したいと答弁されましたが、なぜこのような計画になるのか、公有地と民有地での整備を検討したのか、何が課題で整備を示せなかったのか具体的に伺います。保留通知を受け取った方々に対し、区役所では、平日の開庁時間のほか、1月28日から2月8日まで17時半から19時半まで、2月2日と9日の土曜日の9時から12時までの利用相談に乗ってきましたが、合計で何人の相談があったのか、どのような体制で行ったのか、職員の勤務の対応を含めて伺います。利用申請者の増大、丁寧な個別対応、入所調整会議を経て内定通知の発送とその後の対応など、この間の業務増大に対して区役所児童家庭課の人員増が必要と思います。特に、利用申請と保留児童が多い中原区と高津区に増員すべきです。伺います。  教育環境の改善についてです。学校トイレ環境整備事業費33億円余についてです。昨年度比で27億円余増額されていますが、事業の内容について、整備する学校の選定理由と学校数を伺います。あと何校残っているのか、平成34年度までの計画を含めて校種ごとに伺います。  教職員の働き方にかかわる給食事務の公会計化についてです。2021年度から公会計化の導入を実施するとのことですが、既に多くの自治体が行っているのですから、少しでも教職員の負担を軽減するため前倒しして実施すべきです。伺います。  障害者施策についてです。グループホームの整備についてです。2015年度から2017年度の3年間のグループホームの整備計画数は270人分でした。しかし、実績は179名分と66%しか整備できませんでした。2018年度からは3年間、毎年90名の整備を目標としていますが、今年度の現在までの見込みについて伺います。なぜこんなに整備がおくれているのか、原因について伺います。その対策についても伺います。  リハビリテーション福祉センターにおける体育館とプールについてです。長寿命化のための大規模修繕を行うとして、基本・実施計画などの予算が計上されましたが、どのような施設にするのか具体的に伺います。これまでの答弁では、体育館への冷暖房設備の設置などの機能付加について、御利用者や関係団体から御意見を伺いながら検討してまいりたいとのことでした。どのような意見を聞いているのか、その意見はこれから反映できるのか伺います。2008年の川崎市リハビリテーション福祉・医療センター再編整備基本計画書では、この施設を改修し、障害者のスポーツ・レクリエーション振興の中核施設、障害者スポーツの競技会場、健康づくりの拠点、市民相互の交流促進の拠点という4つの主な機能を持つ障害者専用スポーツ施設の整備を行うと明記しました。これまで繰り返し、この4つの機能を持つ施設にするのかただしてきましたが、明確な答弁がありませんでした。今回の修繕でこの4つの機能を果たすことができるのか伺います。  精神障害者の相談がふえていますが、区役所の高齢・障害課の窓口で長時間待たされるなどの声が寄せられています。高齢・障害課の人員をふやすよう求めてきましたが、取り組みについて伺います。  高齢者施策についてです。特別養護老人ホームの増設とグループホームの家賃補助創設についてです。特別養護老人ホームの待機者は昨年10月現在で3,555人、人口100万人規模の政令市の65歳以上人口比で、待機率は昨年10月調査でワースト2位、隣の横浜市の2.6倍にもなります。特別養護老人ホームへの入所がかなわず、有料老人ホームの選択がふえています。市内特別養護老人ホームの55施設、定員4,663人に対して、有料老人ホームの設置数、定員数は現在168施設、9,846人で、3年前と比較して37施設、定員1,787人増となっています。利用料金は施設によりますが、特別養護老人ホームの2倍もかかり、経済的な負担が重くのしかかっています。しかし、新年度の特別養護老人ホームの整備はたった1カ所です。整備計画の抜本的見直しが必要です。伺います。もう一つ、不足している特別養護老人ホームの受け皿になっているのがグループホームです。グループホームの入居費は特別養護老人ホームと比較して余りにも高額になっており、一刻も早い家賃補助が求められています。既に横浜市は家賃補助を実施しています。川崎市は国の地域支援事業を活用して家賃補助を行う準備をしていると聞きました。実質的に横浜市と同額程度か、それ以上の家賃補助になるのか、さらに、いつから実施するのか伺います。  地域包括支援センターについて伺います。高齢者人口がふえ続けている中で、以前から地域包括支援センターの仕事量、質を含めて、その役割がますます重く、重要になってきている状況の中で、職員の増員、地域支援強化要員の常勤化などを求めてきました。新年度予算案では地域包括支援センターの予算が増額されていますが、その内訳について伺います。管轄する地域の高齢者が7,500人以上の地域包括支援センターでは、職員の増員が必要ということは認めるものの、職員の増員には条例改正が必要とされてきました。管轄する地域の高齢者人口が7,500人以上になる直近の地域包括支援センターの数と、条例改正に向けた取り組みを伺います。  国民健康保険料について伺います。今、全国的に高過ぎる国民健康保険料が大問題になっています。先日、川崎区でも、いろいろな事情があって保険料滞納を余儀なくされた方が、資格証明書の発行で実質的には医療機関にかかれなくなり、相談がありました。保険料は、40歳代の夫婦、中高校生2人で、収入400万円の世帯で42万4,000円、70歳単身で、年金収入180万円で課税者の方は介護保険料と合わせて12万8,000円で、保険料は収入の7%から11%になっています。まさに高過ぎる保険料が住民の生存権を脅かしていることから、日本共産党は、全国知事会も要望している1兆円の国費の投入で国民健康保険料を協会けんぽ並みに引き下げる、子どもにかかる保険料の均等割を廃止することを要望しています。同時に、自治体独自の子どもの均等割軽減や多子世帯の国民健康保険料減免などは、国民健康保険法の第77条、特別な事情規定を活用することで実施できます。そこで伺いますが、川崎市で19歳未満の子どもたちに均等割軽減措置をとった場合の対象人数とその費用額について伺います。子どもが3人以上いる多子世帯の子どもを減免した場合、対象となる子どもの数とその費用額を伺います。国民健康保険加入者の特定健康診査費用の無料化についてです。これまで国民健康保険加入者の特定健康診査費用の無料化を求めてきました。さきの定例会で、無料化の求めに対して、他の政令市におきまして、無料化の実施以降、受診率が向上した例もあることから、引き続き他都市の状況等も参考にしながら、自己負担のあり方について検討してまいりたいとの答弁がありました。来年度に向けた特定健康診査費用の無料化について伺います。  市内中小企業の支援策についてです。2016年の経済センサスでは、市内中小企業の事業所総数は4万934事業所と、4年前と比べて18事業所の増となっていますが、その内訳は、医療・福祉関連が969事業所増加しているものの、建設業は事業所数の7.6%に当たる314事業所が減少、製造業でも10.4%に当たる352事業所が減少するなど深刻な状況です。とりわけ、従業員が1人から9人までの事業所の減少が激しく、小規模事業者への新たな支援事業の立ち上げも含め、支援策の充実が求められています。しかし、本市の経済労働費は、融資関連の預託金を除くと57億円余で、そのうち中小企業支援費は約12億6,000万円にすぎず、予算のわずか0.1%です。中小企業予算の抜本的拡充を求めるとともに、以下、具体的な支援策について伺います。  まず、建設業の事業継続についてです。建設労働者からは、オリンピックの後の仕事の減少が心配、消費税が増税され不景気になれば、真っ先に仕事がなくなるのは建設の仕事と、先の見えぬ経済動向に事業者、労働者は大きな不安を抱えています。仕事確保ができなければ、まちの工務店は事業継続が困難になり、まちから建設技術者が姿を消すことになります。仕事確保策を市として講じることが重要となっています。我が党は、市内リフォーム需要を市内事業者に結びつける住宅リフォーム助成制度の創設を求めてきました。市は、目的を明確にした住宅工事等の助成制度を既に実施していると、助成制度の実施を拒んできました。しかし、いずれも市内事業者への発注を条件にしておらず、経済対策に結びついていません。リフォームは耐震やバリアフリーだけではなく、その活用は広範囲であり、かつ関連する事業種が多いことから、地域経済全体を活性化する効果が期待されます。住宅相談会などの従来の支援策と連携し、さらなる受注確保に結びつけることができるのです。リフォーム需要は、全国では6兆円規模の市場があると言われ、本市にもリフォームの対象住宅は推計で約17万戸です。これだけの市場を市内事業者に結びつけることで市内の建設事業者の仕事確保につなげるべきと思いますが、市長に伺います。  市内製造業への支援策についてです。技術革新と販路拡大は、事業者の皆さんの最大の課題です。中小企業の技術開発の支援策として新技術・新製品開発等支援事業補助金などがありますが、それら補助金の予算額の合計は1,650万円と、もともと少ない予算がこの数年さらに削られています。補助上限額100万円の引き上げと、着手時に補助金の交付を可能にするなど使いやすい制度に改めるとともに、抜本的な予算の増額が必要と思いますが、伺います。販路拡大のため展示会へ出展する費用の補助の増額、マッチング事業を進めるためのコーディネーターの増員など販路拡大を支援すべきですが、伺います。  市内事業者の仕事確保策として、横浜市の補助金等の交付に関する規則で市内事業者に発注することを原則としていることを示し、本市でも同様の取り組みを行うことを求めたことに対し、財政局長は、補助事業者に対して、市内中小企業への受注状況について調査を行っている、発注の割合を高めるような手法について検討してまいりますと答弁していますが、調査の結果、検討の内容について伺います。  正規労働者の雇用を拡大する対策についてです。2019年度、就業支援事業費は6,167万7,000円が計上され、前年度から714万9,000円が削減されました。2年連続の削減です。人材確保や育成の支援に予算化された補助金600万円の内容は、外部研修費や企業のPR用のためのパンフレット制作等で、直接正規雇用の拡大や雇用の定着につながる事業とは言えません。正規雇用の拡大策として、市内97%に当たる中小企業への支援策が欠かせません。そのため、各自治体でも、正規雇用に転換、または新規採用した場合に助成をすることによって正規雇用につなげています。その一つに奨学金返還支援制度があります。これまでもこの制度を実施する自治体を紹介してきましたが、政令市では福岡市で新年度から8,328万円を投じ、4年制大学の新卒者で最大180万円を補助することになりました。東京23区内でもこの制度は広がっています。千代田区では2018年12月から保育士と介護職員への奨学金返済支援制度を実施しました。常勤の保育士または介護士として働いている間に返済した奨学金の返済額、年24万円を上限に最大10年間にわたって240万円を補助します。経済的負担を軽減するとともに、離職を防止し、定着して質の高い保育・介護サービスの提供につなげていくことが目的です。処遇改善・確保に関する支援も行った上での上乗せ支援です。本市でも、正規雇用の拡大、定着支援の具体策として、保育士や介護士を初め、川崎市の特徴を生かし、製造業や建設業など業種を広げて奨学金返還支援制度を創設すべきではないですか、伺います。また、人材不足に苦労している中小企業にとって、負担軽減の支援策は切実です。荒川区では、小規模企業共済加入助成として、共済掛金の2分の1、月額上限1万円の補助を行っています。本市でも中小企業の社会保険の負担分を少しでも軽減し、安定した雇用につなげるための支援を創設すべきです。伺います。  防災対策についてです。避難所についてです。1月17日、本市主催の防災シンポジウムが避難所の環境改善をテーマに開催され、基調講演で講師の方は、避難所の衛生管理を考えれば、体育館は200名程度が限界と講演されました。これに照らすなら、本市の避難所は、川崎市地域防災計画に示す避難所避難者の想定数だけでも1,800カ所必要です。これまでの災害の経験では、住民は避難所に入り切れなかったり遠かったりして、指定避難所であるかどうかにかかわらず、公共施設に次々と避難していますが、指定避難所でないと救援物資は届きません。直ちに市立小中学校以外の公共施設を指定避難所にすべきと思いますが、伺います。とりわけ、県立高校を指定避難所にすべきと思いますが、伺います。  木造住宅耐震改修助成制度についてです。震災被害を減らす最大の課題は、耐震補強をして家が倒れないようにすることです。木造住宅耐震改修助成制度は、そのかなめと言えるものです。しかし、2019年度の予算額は4,710万円、たった45棟分です。最も多かった2013年度は2億8,870万円の予算で、142棟が改修を行いましたが、その後、補助額や補助率を下げ、実績が減るとさらに予算を削るということが続いています。その結果、いまだ改修が必要な住宅は、2020年度末の目標に対して8,900戸を残す事態です。今年度から登記簿で対象住宅と確認した住戸に対してダイレクトメールで耐震診断を促しているとのことですが、掛川市では、職員が今年度だけでも150軒、地域を決めて直接訪問し、耐震補強の必要性を説明し、改修を促進しています。静岡市では、熊本地震を契機に市独自の補助を30万円上乗せしています。この事業は危機感を持って推進する必要があります。高齢者だけになっている住宅などをどうやって耐震補強するのか、掛川市のように直接訪問して相談する制度をつくること、補助額を増額して自己負担を軽減することを強く求めますが、見解を伺います。  二次避難所についてです。かねてから二次避難所へあらかじめ備蓄品を整備することを求めてきました。2019年度予算案における具体的内容について伺います。本市は202カ所の障害者や高齢者の施設と二次避難所の協定を結んでいますが、どこが二次避難所なのか公開はしていません。これでは地域の住民が安全な公共施設として避難してくる可能性があるのではないかと指摘しました。また、発災時に誰が二次避難所の状況を確認し、誰が混乱する一次避難所から二次避難所へ誘導するのかという現実問題も解決されていません。抜本的な検討が必要と思いますが、見解を伺います。  かねてより救急車の増車を求めてきましたが、ようやく多摩消防署宿河原出張所に新たに1台配備されることになりました。しかし、それでも消防力の整備指針によると、本市の整備台数33台に対し4台が不足しています。今後の整備計画はどうするのか伺います。  鷺沼駅周辺再編整備についてです。鷺沼駅前周辺再開発に伴う区役所、市民館・図書館の移転について、2月4日、川崎市は3施設の鷺沼への移転の方針案を発表しました。我が党は昨年11月に、市長、区長に区民合意のない移転はすべきではないと要請してきましたが、受け入れることのできない提案となりました。検討の期間が1年足らずの期間しかなく、十分周知がされていなかった上に、区役所移転を含めた検討を行っていることを知った区民からは、短期間のうちに2,600名に及ぶ移転反対の署名が寄せられました。フォーラムなどでも多くの反対意見が出され、区民合意は整っていないと思いますが、市長は区役所など3施設の移転の区民合意はあると判断したのか伺います。市長は記者会見で、フォーラムで出された意見について、記者から移転に反対する意見が多く出されたことについて問われ、ああいうフォーラムになると反対する方が参加する、賛成している方が集まるというのは想定しづらいと答えています。フォーラムに参加した区民から、フォーラムで出された意見をないがしろにするのかと怒りの声が上がっていますが、フォーラムで出された意見をどのように受けとめ、基本方針案に反映したのか伺います。基本方針案の説明会で、パブリックコメントでの意見募集によって移転方針の見直しはあり得るのかとの参加者の問いに、基本方針の抜本的な見直しは行わないと答えているのも問題です。パブリックコメントは、市が条例の逐条解説でも述べているように、市民生活に重要な事案の策定に当たって、市民からその事案にかかわる意見を募り、提出された市民の意見を十分考慮して意思決定を行うものです。初めから見直しを阻む姿勢はパブリックコメントの趣旨を否定するものです。パブリックコメントに寄せられた意見をどのように政策決定に反映させるのか、市長に伺います。  総合自治会館用地周辺地域の活用についてです。そもそも、地元の要望が明確なのだから、市が責任を持って利活用を進めてほしい、サウンディング調査は必要ないが多くの意見でした。ところが、川崎市は、何しろサウンディング調査を行わせてほしいと一点張りで、調査は実施されました。実施に当たり川崎市の立場は、当面の間、民間事業者による活用を図るものとし、二ヶ領用水とのつながりを生かしながら、潤いとにぎわいのある広場や親水空間としての活用を図ることを基本的な考え方としました。この時点で地元の要求は川崎市と応募した事業者との対話項目にはありません。案の定、実施結果を見ると、地元の要望を反映するような意見はありませんでした。まさにイベントやマルシェ等の物品販売、にぎわいの創出でいかに集客を上げるか、子育て支援も短期間で更新する施設、まさに収益を上げることが中心です。災害対応はかまどベンチ、カフェ等のテナントの活用という意見だけです。総合自治会館跡地については、直近も含め、地元町内会、老人クラブ、商店街から出された意見要望は明確でした。具体的には、災害時に避難できる一時避難場所としてのスペースの確保、長い間懸案になっている老人いこいの家の整備を含む今の施設を利活用しての整備でした。大規模な再開発が進む武蔵小杉のまちで、残された貴重な公有地だからこそ、地元の意見を反映させる跡地利用にしてほしいとの切なる願いがありました。まちづくり局長も、地元から寄せられた要望等を踏まえてと答弁していたではありませんか。今後、6月をめどに土地利用方針を策定し、パブリックコメントを実施した後、9月をめどに土地利用方針の策定を目指すとのことです。長く住み続け、このまちを築いてきた地元の要望が反映されないようでは、まさに裏切り行為と言っても過言ではありません。地元要望の反映について対応を伺います。  議案第19号、川崎市乗合自動車乗車料条例の一部を改正する条例の制定について及び川崎市バス事業経営戦略プログラム案についてです。ことし10月より乗車料は210円から220円に値上げし、他の施策とあわせて、2019年度以降の赤字や資金不足比率の悪化を防ぐというものです。公共交通機関としての役割から、市バスはただ黒字になればいいという運営はできません。この経営を支えるためには、政策路線の維持など一般会計からの繰入金がどうしても必要です。川崎市バス事業経営戦略プログラム案では、路線維持に対する繰入金は8億9,000万円を見込んでいますが、かつては約12億円の繰り入れがあったとのことです。経営難を市民に押しつけるのではなく、一般会計からの繰入金を必要な路線にしっかり行い、市バス事業を守るべきと思いますが、市長に伺います。  臨港道路東扇島水江町線整備事業についてです。全長3キロメートル、事業費540億円、市費180億円という、橋の長さも事業費規模も市内最大級の臨港道路東扇島水江町線です。この事業について、1月10日、国土交通省が事業再評価を発表し、川崎市に対しても報告がありました。その内容は、大規模地震の最新の知見を踏まえた耐震設計の見直し等による構造の強化、現地着工後に判明した現場条件不一致による地盤改良の追加等により、事業費は440億円増加する見込みというものです。大規模地震の最新の知見を踏まえた構造の強化のため約132億円、被災後の復旧性を考慮した構造の変化により約87億円、橋脚位置の変更に伴う構造・架設法の見直しに約55億円、工事中の運河の航行安全対策の強化に約22億円、企業活動を考慮した道路線形の見直し、構造変更で約26億円、地盤改良等で約18億円などです。市は、事業内容の変更を2018年12月20日に国からの通知により確認したとのことです。しかし、国の資料によれば、耐震設計の見直しは東日本大震災後の2014年から始め、2015年にはそれに基づいて工事着手しています。市は、事業変更、総事業費の設計は2017年度から着手したと国から伺っていますと答弁していますが、しかし、港湾局は2016年末に、事業を延伸するなど現行計画を見直し、完成が当初より5年おくれ、2023年完成予定と国が発表したとしているのです。この変更は国の変更を受けてのものだったのではないかと考えますが、港湾局の変更が何に基づいてなされたものか伺います。工事着手は2015年度から事業変更、総事業費の設計は2017年度から既に着手されていますから、当然川崎市にも報告があったのではないかと思いますが、伺います。この事業は国直轄事業ですが、事業変更により440億円もの事業費が増額となり、川崎市も3分の1を負担することになるわけですから、当然事業変更に当たって川崎市とも協議を行ったと思いますが、協議の日時、内容について伺います。  ナノ医療イノベーションセンターについて伺います。昨年12月に川崎市産業振興財団から、次期iCONMのあり方検討会の中間まとめが出されました。中核研究であるCOINSも残り3年となったことを踏まえ、中核研究としてCOINS終了後も引き続き体内病院の実現を目指し、iCONMの中核研究として推進していくとされました。その運営スキームの中の一つに公的資金の獲得を目指すことが掲げられました。そして、iCONM研究促進事業スキームでは、研究費獲得を通じて得た研究間接費収入を財源に、財団みずからが支出する研究支援にかかわる支出金額を上限として、予算の範囲内でiCONMの研究促進事業費を支出することとし、2019年度予算案に計上するとされました。新年度予算の中で研究促進事業費として1億円の予算が計上されました。この研究促進事業費ですが、財団が支出する間接的な研究費と同額ということですが、ということは、この財団が出す支出額が多くなれば市の研究促進事業費もさらに1億円以上ふえるということですか、伺います。さらに、この支出の期限はいつまでなのか、中核となる研究目標は2045年とされ、体内病院の実現を目指すとされています。しかし、この研究目標はあくまで目標です。目標が達成されるまで研究促進事業費として市が支援していくのか伺います。  以上で質問を終わります。(拍手) ○議長(松原成文) 市長。    〔市長 福田紀彦登壇〕 ◎市長(福田紀彦) それでは、私から、ただいま共産党を代表されました宗田議員の御質問にお答えいたします。  財政運営についての御質問でございますが、初めに、減債基金残高につきましては、一定の条件のもとで将来推計を行っているところでございまして、平成31年度予算編成時においては、平成39年度に3,000億円に達するものと推計しております。この減債基金への積み立ては、資金を内部に留保するためのものではなく、市債の満期一括償還のために計画的に行っている償還そのものでございまして、将来世代の行政需要の対応への支障とならないよう、責任を持って行う必要があると考えております。次に、減債基金を活用した収支不足への対応についてでございますが、本市におきましては、財政の透明性と規律を確保するため、借り入れという手法を選択しておりますが、ルールどおりに積み立てを行わない繰り延べや、対象となる市債の償還額を超える取り崩しという手法は、収支不足を見えにくくしているにすぎず、実際に収支不足が生じているという事実は変わるものではございません。  次に、財政状況についての御質問でございますが、本市におきましては、総合計画第2期実施計画に基づき、「最幸のまち かわさき」の実現に向け、中長期的な視点を持ちながら、子育て環境の整備や高齢者・障害者施策などの安心のふるさとづくりと、成長が見込まれる分野の産業の振興に取り組むとともに、都市拠点や交通基盤などの社会資本を計画的に整備し、我が国の持続的な成長を牽引する力強い産業都市づくり、さらに災害対策などの基盤づくりをバランスよく推進しているところでございます。一方、市税収入は、納税者数の増などに支えられているものの、ふるさと納税の拡大や法人市民税の国税化等の影響を強く受けているため、当面の措置といたしまして、減債基金からの新規借入金を115億円計上するなど、大変厳しい財政状況でございます。しかしながら、このような財政状況におきましても、将来を見据えて乗り越えなければならない課題にいち早く対応していくことが重要でございますので、今後につきましても、必要な施策・事業の着実な推進と、財政の健全化による持続可能な行財政基盤の構築の両立を目指し、市政運営を行ってまいります。  消費税率の引き上げについての御質問でございますが、国においては、高齢化や現役世代の減少などの社会経済状況の変化を踏まえ、社会保障の充実、安定化と財政健全化を同時に達成するための税制抜本改革を一体的に行う社会保障・税一体改革が進められているところでございます。社会保障と税の一体改革においては、消費税率の引き上げについては、年金、医療、介護、子育ての4分野に使うこととされており、社会保障の充実、安定化に向けた財源を確保し、将来世代への負担の先送りを軽減するための取り組みとしては、地域経済や市民生活への影響にも配慮した上での消費税率の引き上げはやむを得ないものと考えております。  資産マネジメントについての御質問でございますが、本市では、これまで2期にわたる実施方針を定め、保有資産の最適な維持管理や活用等に取り組んできたところでございます。こうした中、国が示す地方公共団体の公共施設等の最適な配置の実現や、インフラを賢く使うことへの重点化が課題であるとの認識も踏まえ、本市における将来の人口減少への転換等を見据え、今後、資産保有の最適化に関する検討を重点的に進めていく必要があることから、今般、第3期実施方針の策定に向けた考え方を取りまとめたところでございます。その中におきまして、検討に当たって認識すべき課題として、施設のより自由度の高い活用の必要性を上げ、誰もが気軽に集まり、市民のつながりの向上が図られる場である仮称まちのひろばを担う形態の一つとして、道路、橋梁、河川も既存公共施設の例に挙げているものでございます。次に、施設配置の考え方を再検討する具体的な施設や民間関与の程度につきましては、機能重視の考え方や周辺地域活性化などの観点から今後検討してまいります。  小児医療費助成制度についての御質問でございますが、本制度につきましては、大変重要な子育て支援施策の一つとして、平成29年4月に通院医療費助成の対象年齢を小学校6年生まで拡大し、さらに本年1月からは入院医療費助成の所得制限を廃止するなど、制度の充実を図ったところでございます。今後も引き続き、本制度を着実に運営するとともに、本市の子育て家庭を取り巻く状況をしっかりと踏まえた上で、安心して子どもを産み育てることができる環境づくりに向け、本制度を含め、総合的に子育て支援施策を推進してまいります。  住宅リフォーム助成制度についての御質問でございますが、本市の住宅工事等の助成制度といたしましては、耐震改修や高齢者の住宅改造等、目的を明確にして既に実施しているところでございます。地域経済を活性化させるためには、地域に根差した中小建設業事業者が消費者のニーズにきめ細かく対応していくとともに、事業者みずからが主体的に事業活動を展開し、みずからの事業を継続、発展させていくことができるよう支援することが重要であると考えております。今年度も市内建設業の関係団体と協議を進めながら、事業者がみずから継続的に受注を確保できるよう、営業力強化を目的とした研修会や、消費者等とのマッチングの場となる無料住宅相談会等を実施したところでございます。今後とも、関係団体との意見交換を十分に行いながら、事業者の方々がみずからの事業を継続、発展させていくことができるよう支援することで、市内中小建設業の振興と市内経済の活性化につなげてまいりたいと考えております。  鷺沼駅周辺再編整備についての御質問でございますが、初めに、区民合意についてでございますが、これまでさまざまな取り組みを通していただいた御意見は、お住まいの地域や年代、ライフスタイル等により、多様な考え方、捉え方があるものと認識しており、今回の基本方針案では、本市として基礎調査の結果等とあわせて総合的に整理、検討し、公共機能の方向性及び基本的な考え方をお示ししたところでございます。また、フォーラムで出された御意見につきましては、これまで中間報告まちづくりフォーラムの追加開催や意見箱の設置など、検討の進め方についても随時反映し、今回お示しした基本方針案の取りまとめに当たり、多様な御意見を受けとめてまいりました。パブリックコメント手続につきましては、自治基本条例の基本理念に基づき、市民の市政への参加を推進するとともに、行政運営の透明性の向上を図るものでございますので、いただいた御意見は真摯に受けとめ、適切に対応してまいります。  市バス事業についての御質問でございますが、地方公営企業法の経営の基本原則においては、常に企業の経済性を発揮するとともに、公共の福祉の増進を図るよう努めなければならないとされており、市バス事業につきましては、公共施設や民営バスでは対応が難しい地域への交通手段の確保など、公営交通としての役割を担っている路線について、その必要経費を一般会計から繰り入れております。一方で、市バス事業は一般会計とは区分した企業会計として経営しておりますことから、料金収入をもって事業経費に充てることが基本とされるものでございます。こうしたことから、今後の市バスの経営に必要な収入を確保するため、料金改定を実施するとともに、持続可能な経営に努め、市民の皆様の日常生活を支える身近な公共交通機関として、市バスサービスの維持充実を図ってまいります。以上でございます。 ○議長(松原成文) 財政局長。    〔財政局長 三富吉浩登壇〕 ◎財政局長(三富吉浩) 財政局関係の御質問にお答え申し上げます。  補助金交付における市内事業者への優先発注についての御質問でございますが、市内事業者の活性化を推進することは、市内経済の発展はもとより、市民生活の向上に寄与することから、これまでも関係局を通じ、補助金交付対象者に対して、市内事業者への優先発注を要請してきたところでございます。平成29年度の施設整備に係る補助金交付対象者において、地域要件の設定ができないWTO対象に相当する発注を除いた市内事業者への工事発注実績は、件数では134件のうち45件で、その割合は約34%、金額では88億円のうち60億円で、その割合は約68%でございます。今後につきましては、こうした調査結果をもとに、本市契約条例及び中小企業活性化条例の趣旨を踏まえ、庁内の多様な補助金の交付対象事業の内容を勘案し、他都市の状況等も参考にしながら、市内中小企業への受注機会の拡大のため、その割合をより一層高める手法について検討してまいります。以上でございます。 ○議長(松原成文) 市民文化局長。    〔市民文化局長 鈴木賢二登壇〕 ◎市民文化局長(鈴木賢二) 市民文化局関係の御質問にお答え申し上げます。  性自認・性的指向にかかわる施策についての御質問でございますが、初めに、パートナーシップ制度の導入についてでございますが、人権を尊重し、ともに生きる社会を目指している本市といたしましては、性的マイノリティ当事者の生活上の障壁を取り除く取り組みが重要であると考えており、引き続き、導入に当たっての課題を検討するとともに、人権施策推進協議会での審議の状況等も踏まえながら取り組みを進めてまいりたいと存じます。次に、LGBT支援宣言についてでございますが、平成29年11月に九都県市首脳会議で策定いたしました共通メッセージ「あなたはあなたのままでいい」の趣旨の普及啓発に努めてまいりたいと存じます。以上でございます。 ○議長(松原成文) 経済労働局長。    〔経済労働局長 原田津一登壇〕 ◎経済労働局長(原田津一) 経済労働局関係の御質問にお答え申し上げます。  初めに、市内製造業への支援策についての御質問でございますが、初めに、新技術・新製品開発等支援事業補助金などの中小企業の技術革新等への各種補助金につきましては、必要な予算を計上するとともに、申請書の様式の見直し等による事務の軽減や、職員による申請書類の記載の支援など、補助金の活用になれていない中小企業にとっても使いやすい制度に改善を図っているところでございます。次に、販路拡大につきましては、がんばるものづくり企業応援補助金により、市内中小企業が個別に展示会に出展する際の支援を行うとともに、神奈川県、神奈川産業振興センター等と連携し、テクノトランスファーや川崎ものづくり商談会の開催に加え、川崎市工業団体連合会、川崎商工会議所、川崎市産業振興財団と連携し、テクニカルショウヨコハマへの市内企業の共同出展を支援しております。また、国、県、産業振興財団、金融機関等と連携して企業訪問を行うワンデイ・コンサルティングや、コーディネート支援活動・出張キャラバン隊等の事業においても、コーディネーターを派遣することにより中小企業の課題やニーズに対してきめ細かくサポートし、支援を行っているところでございます。今後とも、技術革新や販路拡大に向け必要な予算の確保に努めるとともに、中小企業の課題等に応じた支援を積極的に展開してまいりたいと存じます。  次に、正規雇用拡大等についての御質問でございますが、本市では、正規雇用の拡大や定着支援に向けては、キャリアサポートかわさきにおける求職者に寄り添ったきめ細やかな就業支援や、求職者への市内中小企業の強み、魅力の発信による理解の醸成が重要であると認識しているところでございます。昨年6月には、正社員への転換等を希望する方々のニーズに、より一層きめ細やかに対応するため、キャリアサポートかわさきに新たに正社員等転換相談窓口を設け、相談者に寄り添った支援を行っているところでございます。また、新たに産業界と一体となり、市内中小企業の強み、魅力の発信と、企業との出会いと仕事への理解を深める場を設け、製造業、卸売業、情報通信業、医療・福祉などの業種において正社員の確保につながっております。次に、人材確保を課題とする中小企業への支援についてでございますが、今年度新たに中小企業の生産性向上、働き方改革の取り組みの中で、中小企業等の経営者または従業員が必要な技術、技能、知識の習得を図るために必要な研修経費や、就職フェアへの出展、パンフレット作成に係る経費の補助などに取り組んでいるところでございます。今後とも、ハローワークや市内産業界と連携し、これらの取り組みを効果的に実施することにより、求職者それぞれのニーズに応じた正規雇用を基本とする就業支援に努めてまいりたいと存じます。以上でございます。 ○議長(松原成文) 健康福祉局長。    〔健康福祉局長 北 篤彦登壇〕 ◎健康福祉局長(北篤彦) 健康福祉局関係の御質問にお答え申し上げます。  初めに、障害者のグループホームの整備についての御質問でございますが、第4次かわさきノーマライゼーションプラン改定版におけるグループホームの整備計画の進捗についてでございますが、初年度であります平成30年度につきましては、定員90名増の計画に対しまして、66名の定員増を見込んでいるところでございます。整備状況につきましては、選定後に法人からの辞退があることや、既存のグループホームの定員減、休止等により計画定員を下回っているものでございます。今後につきましては、平成31年度において定員90名増の計画数に今年度の不足分を勘案した公募を行うことを検討してまいりたいと存じます。  次に、リハビリテーション福祉センターの附属施設についての御質問でございますが、初めに、大規模修繕の内容につきましては、老朽化している設備、機器の交換や、屋根及び外壁の断熱加工、プールの再塗装工事や更衣室の機能改善などを想定しているところでございます。次に、御利用者や関係団体からの意見聴取につきましては、これまで御利用者や施設管理者から伺ってまいりましたが、大規模修繕の実施に当たり、改めて当該施設に利用登録のある42団体に対し、施設の設備や運営に対する御意見などについて現在アンケート調査を行っておりまして、その結果につきましては、来年度実施予定の基本・実施設計に可能な範囲で反映してまいりたいと存じます。次に、平成20年度に策定した川崎市リハビリテーション福祉・医療センター再編整備基本計画書における再編整備の方向性としての主な機能につきましては、計画策定から約10年が経過し、障害者スポーツを取り巻く環境が変化してきていることも踏まえ、平成29年1月に策定した同計画書の第3次追補版において、引き続きあり方の検討を行うこととしたところでございます。今回の大規模修繕に当たりましては、現行機能の継続が基本となりますが、体育館への冷暖房設備の設置などの機能付加について、御利用者や関係団体から御意見を伺いながら検討してまいりたいと存じます。  次に、区役所高齢・障害課についての御質問でございますが、区役所の高齢・障害課の来年度の執行体制につきましては、近年増加傾向にある発達障害や高次脳機能障害、医療的ケア児など、複雑・多様化するニーズへの専門的かつ丁寧な支援を行うとともに、市民サービスの適切な提供に向けたマネジメント機能の強化を図るため、各区に精神保健係長を配置する予定でございます。  次に、特別養護老人ホームについての御質問でございますが、本市では、高齢者の方々が住みなれた地域で安心して暮らせるまちづくり、介護が必要となっても川崎で暮らし続けられる支え合いのまちづくりを基本目標に掲げ、特別養護老人ホームの整備など、高齢者の多様な居住環境の実現に向けた取り組みを進めております。特別養護老人ホームにつきましては、第7期計画――かわさきいきいき長寿プランに基づき整備を進めているところでございまして、平成31年度に高津区久末地区及び中原区井田地区に2カ所238床、平成32年度に川崎区日進町地区及び麻生区百合丘地区の2カ所230床の整備を計画しているところでございます。次に、認知症高齢者グループホーム家賃等助成についての御質問でございますが、第7期計画――かわさきいきいき長寿プランでは、一定の要件のもと、グループホーム利用に当たって、一部家賃等の助成について新たに検討することとしております。当該助成につきましては、現状把握のため、平成30年11月から12月にかけて、入居者の平均介護度や退去後の状況等のアンケート調査を実施しており、現在、回答を集計しているところでございまして、今後、他都市の状況等も参考に、助成対象者の範囲、助成額、助成方法、事業開始時期等について検討を進めてまいります。  次に、地域包括支援センターについての御質問でございますが、初めに、地域包括支援センターの現状につきましては、高齢者人口の増加に伴い、個別支援件数や業務量が増加していることから、地域のネットワークづくりやケアマネジャー支援への取り組みを一層進めるため、平成31年度予算においては、地域支援強化要員の常勤化等で約1億1,200万円の増額分を計上しているものでございます。次に、地域包括支援センターの職員の増員についてでございますが、直近では、平成32年度に少なくとも2カ所のセンターで管轄する地域の高齢者人口が7,500人を超えると推計しており、今後も見込まれる高齢者人口の増加への対応は必要であると認識しております。適切な体制につきましては、地域包括支援センター業務検討委員会や川崎市地域包括支援センター運営協議会などで協議した結果を踏まえ、増員の基準等を検討しているところでございます。今後、庁内関係部局との調整など、必要な手続を進めてまいりたいと考えております。  次に、国民健康保険についての御質問でございますが、初めに、本市国民健康保険加入世帯の19歳未満の子どもに係る均等割額について軽減措置を行った場合、対象人数は平成31年1月末時点で2万189人、必要額は約9億2,000万円と試算されるところでございます。次に、3人以上子どもがいる世帯の3人目以降に係る均等割額について軽減措置を行った場合、対象人数は1,649人、必要額は約7,500万円でございます。次に、国民健康保険加入者の特定健康診査についての御質問でございますが、特定健康診査受診率向上に向けた取り組みにつきましては、平成31年度から、一般世帯1,200円、非課税世帯400円の自己負担額の無料化を実施するための予算を計上し、準備を進めるとともに、引き続き川崎市国民健康保険第2期データヘルス計画第3期特定健康診査等実施計画に基づく受診勧奨等の取り組みを着実に推進してまいりたいと存じます。  次に、二次避難所についての御質問でございますが、初めに、二次避難所の備蓄品についてでございますが、順次整備を進めるため、平成31年度予算においては、紙おむつや食料品等の消耗品14カ所分の経費を計上しているところでございます。次に、二次避難所の運営についてでございますが、より実効性のある運営に向けて、施設における受け入れ体制や一次避難所からの移送者の選定方法、二次避難所の運営に必要な介護専門職の確保、施設の指定や公表等の課題について、関係団体や運営法人と協議検討を進めているところでございます。以上でございます。 ○議長(松原成文) こども未来局長。    〔こども未来局長 袖山洋一登壇〕 ◎こども未来局長(袖山洋一) こども未来局関係の御質問にお答え申し上げます。  初めに、児童虐待の防止についての御質問でございますが、平成31年度の専門職の増員についてでございますが、児童福祉司をこども家庭センターに3名、中部及び北部児童相談所に各2名の計7名、児童心理司を各児童相談所に1名の計3名の増員と、各児童相談所に1名配置した非常勤弁護士のうち、こども家庭センターの弁護士を常勤化する予定でございます。次に、平成30年9月時点での地区担当の児童福祉司1人当たりの平均持ちケース数はおおむね101件でございます。次に、地域包括ケアシステムについてでございますが、現行の保健福祉センターを地域みまもり支援センター(福祉事務所・保健所支所)に一本化することにより、総合調整機能、地域支援機能と専門的支援機能とのさらなる連携を推進するものでございまして、こうした区役所内の関係部署の連携強化が図られることにより、児童虐待対策につきましても多方面からの対応の充実を目指すものでございます。  次に、児童相談システムについてでございますが、3児童相談所、7区役所、2支所をネットワーク化し、要保護児童、要支援児童及び特定妊婦等とその家庭に関連する情報を一元的に管理することにより、児童相談所と各区要保護児童対策地域協議会の調整担当である区役所が即時に情報を共有し、より迅速かつ的確な支援の実施につなげてまいります。また、区役所の学校・地域連携担当を通じて学校等との円滑な情報共有が図られるものと考えております。次に、一時保護解除等についてでございますが、一時保護は子どもの安全を迅速に確保し適切な保護を図るため、また、子どもの心身の状況や環境等を確認するために行うものでございますが、家庭や施設など安全な居場所が確保された場合には、児童相談所長の判断により解除しております。しかしながら、解除後にあっても、家庭や施設への訪問等により児童や保護者の状況把握に努め、問題の再発や新たな問題の発生がないかを確認し、継続的な支援を行っております。次に、一時保護所についてでございますが、子どもの権利擁護を優先した一時保護所の環境改善を図るため、現在、そのあり方について検討を進めているところでございます。  次に、保育所の待機児童解消についての御質問でございますが、初めに、入所保留児童への対応についてでございますが、各区役所において、窓口や電話によりアフターフォローを行い、利用者の意向を丁寧に確認しながら、認可保育所の空き情報の提供や川崎認定保育園などの利用可能な保育サービスの案内等を行うなど、利用者に寄り添ったきめ細やかな相談支援を引き続き実施することで、待機児童の解消に努めてまいります。次に、公有地、民有地を活用した保育所整備についてでございますが、公有地につきましては、関係局と情報共有しながら、土地活用の可能性について協議を進めてきた中、立地環境や開発要件などにより整備に至らなかったものでございます。また、民有地につきましては、保育需要が高い地域においては既成市街地化が進み、保育所整備に適した用地が限られていることに加え、地権者の意向による制約等により、平成32年4月に向けた整備が1件にとどまったものでございます。今後につきましても、民間事業者活用型による保育所の整備とあわせて、引き続き利用可能な公有地、民有地を最大限に活用した保育所の整備に努めてまいります。次に、平日夜間及び土曜日の利用相談についてでございますが、おおむね1件当たり30分枠とした事前予約制で実施しており、各区において予約状況に応じて職員を配置し、全市で合計100件の相談に対応したところでございます。次に、各区児童家庭課の職員配置についてでございますが、今年度、保育所等の増加に伴う業務等への対応のため、一般事務職を各区1名ずつ増員したところでございますが、来年度におきましても、幼児教育・保育の無償化の実施や保育所入所業務等に伴う業務量の増加が見込まれることから、中原区及び多摩区においては各2名、その他の区においては各1名の一般事務職を増員する予定となっております。今後も適切な業務執行体制となるよう関係局と協議調整してまいりたいと存じます。以上でございます。
    ○議長(松原成文) まちづくり局長。    〔まちづくり局長 綿貫康治登壇〕 ◎まちづくり局長(綿貫康治) まちづくり局関係の御質問にお答え申し上げます。  初めに、木造住宅の耐震助成についての御質問でございますが、本市では、木造住宅の無料の耐震診断士派遣制度や耐震改修助成制度等の周知、相談等、対象者への直接の働きかけとして、新たにダイレクトメールの送付を始めたところでございます。今年度は、老朽化した木造住宅が比較的多い川崎区、幸区で実施したところ、大きな反響があったことから、来年度以降も残り5区へのダイレクトメールの送付を実施するとともに、各区の防災関連イベントなどのさまざまな機会を捉え、引き続き制度の周知啓発に努めてまいります。また、木造住宅耐震改修助成制度につきましては、耐震対策の多様なメニューの中から個々の事情に応じて選択いただけるよう、全体補強だけでなく部分補強の追加や、耐震シェルター、防災ベッドなど、助成対象工事の拡充を行うとともに、助成額や補助率についても見直しを図ってきたところでございます。今後もさまざまな観点から、より利用しやすい制度とするため検討してまいりたいと考えております。  次に、総合自治会館跡地等の活用についての御質問でございますが、跡地等の活用につきましては、さまざまな環境変化に柔軟に対応できるよう、当面の間、民間事業者による活用を図るものとし、地域からの要望を踏まえ、二ヶ領用水とのつながりを生かしながら、潤いとにぎわいのある広場や親水空間としての活用を図ることを基本的な考え方として検討を進めてまいりました。事業検討を進めるに当たって、市場性の有無や民間のアイデアの把握を目的に、平成30年12月に事業者等に対するサウンディング調査を実施し、これまで伺ってきた地域の要望等も踏まえながら対話を行ってきたところでございます。今後におきましては、地元商店街や町内会との意見交換等を行うとともに、関係局区と連携を図りながら、本年9月を目途に土地利用方針の策定をしてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(松原成文) 港湾局長。    〔港湾局長 髙橋哲也登壇〕 ◎港湾局長(髙橋哲也) 港湾局関係の御質問にお答え申し上げます。  臨港道路東扇島水江町線についての御質問でございますが、本事業につきましては、国の直轄事業であることから、事業の進捗管理に当たり、事業評価監視委員会において審議されるものでございまして、本市といたしましては、この審査結果などを速やかに議会へ報告してきたところでございます。また、国における事業内容の変更は、東日本大震災を踏まえ、平成24年3月に道路橋示方書が改定され、耐震設計の見直しが必要となったことから、平成26年度からさまざまな視点による見直しを始め、平成29年度から詳細な設計に着手したと伺っております。次に、今回の事業評価監視委員会に当たり、平成30年12月20日に国から意見照会があり、耐震設計の見直し等の事業内容を確認したところでございます。その後、平成31年1月10日の事業評価監視委員会において本事業の継続が了承されたことを受け、速やかに議会に報告を行うとともに、報道発表を行ったところでございます。以上でございます。 ○議長(松原成文) 臨海部国際戦略本部長。    〔臨海部国際戦略本部長 鈴木 毅登壇〕 ◎臨海部国際戦略本部長(鈴木毅) 臨海部国際戦略本部関係の御質問にお答え申し上げます。  ナノ医療イノベーションセンター――iCONMについての御質問でございますが、iCONM研究促進事業につきましては、これまでの4年間の活動成果の検証に基づき、iCONMの最先端研究の成果を革新的な医薬品や医療技術として早期に世に出し、キングスカイフロント発のライフイノベーション成果の創出と新産業の振興につなげるため、川崎市産業振興財団と市が共同、連携して、iCONMで展開される異分野融合研究全般を戦略的に支援する研究支援事業に取り組むものでございます。本事業は、財団と本市が共同、連携により取り組むもので、財団が本事業の財源として支出する金額を上限に、本市が予算の範囲内で研究促進事業負担金を支出することとしたものでございます。今後につきましては、毎年度、事業内容や成果、執行状況などを検証、評価した上で必要額を精査してまいります。また、本事業は、iCONMにおいて、キングスカイフロントの中核的施設としての最先端研究の成果の発現を加速させるものでございまして、革新的な成果を生み出し続けていくためには、継続的に研究支援に取り組んでいくことが大切であると考えております。現在の中核研究プロジェクトであるCOINSが継続する平成33年度までの3年間、成果指標の達成状況などを検証、評価しながら本事業に取り組み、その成果を踏まえ、事業手法の有効性などについて財団とともに総合的に検証し、これを今後の事業に生かしてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(松原成文) 川崎区長。    〔川崎区長 水谷吉孝登壇〕 ◎川崎区長(水谷吉孝) 川崎区役所関係の御質問にお答え申し上げます。  ヘイトスピーチへの対応についての御質問でございますが、警告をした上での許可としたことにつきましては、主催者からの聞き取りなどの情報収集を行った上で、同じ主催者による6月3日の講演会での不適切な発言を踏まえて、本市のガイドラインに基づき、不当な差別的言動を行う可能性が高くはないがある、と判断したためでございます。以上でございます。 ○議長(松原成文) 消防局長。    〔消防局長 原 悟志登壇〕 ◎消防局長(原悟志) 消防局関係の御質問にお答え申し上げます。  救急隊の整備計画についての御質問でございますが、救急隊の整備につきましては、現在、平成32年4月に多摩消防署宿河原出張所への救急隊の増隊に向け、救急救命士の養成などに取り組んでいるところでございます。今後につきましても、人口の増加や高齢化などによる救急需要に対応するため、救急車の適正利用等の救急需要対策を推進するとともに、救急隊増隊後の現場到着時間等の検証を踏まえ、救急隊の適正配置について関係局と協議してまいります。以上でございます。 ○議長(松原成文) 教育次長。    〔教育次長 小椋信也登壇〕 ◎教育次長(小椋信也) 教育委員会関係の御質問にお答え申し上げます。  初めに、学校トイレについての御質問でございますが、トイレの改修につきましては、便器の洋式化、床のドライ化、照明のLED化等を行い、学校トイレの快適化を図っているところでございます。平成31年度予算案では、工事30校、実施設計45校を予算計上しております。学校の選定に当たりましては、可能な限り他の工事との重複を避け、効率的な事業進捗が図られるよう計画しているところでございます。今年度末時点において、校舎及び体育館の学校トイレの快適化が完了していない学校といたしましては、小学校98校、中学校44校、高等学校4校、特別支援学校2校の計148校でございまして、平成34年度までにトイレの快適化を図ってまいります。  次に、学校給食費の公会計化についての御質問でございますが、公会計化の導入に当たりましては、課題の整理や給食費を徴収管理するためのシステム開発等に一定程度の準備期間が必要となることから、平成33年度の導入に向けて取り組みを進めてまいります。以上でございます。 ○議長(松原成文) 危機管理監。    〔危機管理監 高橋 実登壇〕 ◎危機管理監(高橋実) 危機管理に関する御質問にお答え申し上げます。  指定避難所についての御質問でございますが、避難所に指定しております市立小中学校等につきましては、避難場所となる体育館や利用できる教室等を想定しておりますが、収容場所に限りがあることから、収容可能人数を超える場合などにつきましては、周辺にありますこども文化センターや市民館などの避難所補完施設を活用することとしております。今後も指定避難所の適切な運営や避難所補完施設の確保に向けて取り組んでまいります。次に、県立高校を避難所として指定することにつきましては、現在、一時避難場所や災害時におけるライフライン事業者等各機関の活動拠点等として県立高校の所有する施設を使用する協定を締結していることから、まずは県立高校の施設を災害時協定に基づく一時避難場所として円滑に使用できるよう、その実効性の確保に向けた取り組みを進めてまいります。以上でございます。 ○議長(松原成文) 宗田議員。 ◆16番(宗田裕之) 再度質問を行います。予算案の特徴についてです。8年後、3,000億円を超えるような減債基金残高がなぜ必要かという質問に対して、将来世代の行政需要の対応への支障にならないようにという答弁でした。しかし、財政局の減債基金の推移の資料では、8年後以降、取り崩し額は400億円から500億円となっており、支障となるような事態は見当たりませんが、3,000億円が足りなくなるようなどんな事態が考えられるのか、市長に伺います。  財政が厳しいという根拠に上げている収支不足と減債基金からの借り入れについてです。他の政令市に対して、収支不足に対応するための財源対策について、議会局政策調査課に調査を依頼したところ、12政令市から回答がありました。回答があった全ての政令市で収支不足に対して何らかの対応をしており、収支不足が出ていない政令市は一つもありませんでした。減債基金残高が取り崩し額の1年分しかなく、収支不足額が242億円の横浜市も、収支不足や減債基金を理由に財政が厳しいとは述べておらず、収支不足に対しては基金などを取り崩して対応しており、来年度予算案の中でも一言も財政が厳しいという言葉はありません。また、収支不足を減債基金からの借り入れにより対応すると答えた政令市は一つもなく、減債基金からの借り入れで対応している市は川崎市だけでした。他の政令市では、財政調整基金など基金を取り崩して対応しています。我が党が主張しているように、減債基金への積立金を減らして対応している政令市は、仙台市、さいたま市、京都市、堺市など4市ありますが、減債基金からの取り崩しを理由に財政が厳しいとしている市は一つもありません。財政が厳しいという根拠に、ふるさと納税、法人市民税の国税化などを上げていますが、これらの影響は政令市ではどこでも同じであり、これを理由に川崎市が厳しいとは言えません。他都市の例から見てもわかるように、財政が厳しいという根拠は一つもないのです。他都市のようにいろいろな基金の積立額を減らして対応すれば収支不足も出ないのです。それなのに、なぜ減債基金から借り入れまでして収支不足が出たように見せるのでしょうか。以前の答弁にもあるように、結果的には出ていない収支不足や借り入れを市民に明らかにすることによって、財政規律、要するに福祉や暮らしの支出を抑制、削減するためではないですか、市長に伺います。  減債基金の残高は現状でも過剰な金額であり、また、8年後には1,600億円もの余剰な額になります。答弁では負担を将来世代に強いることのないようにと述べていますが、そうであるならば、将来のために、ため込まないで少子化や防災、施設の長寿命化対策にもっと投資すべきです。そうしてこそ生きたお金の使い方であり、将来世代の負担を減らし、防災や人口減少に対応できるのではないですか、市長に伺います。  臨港道路東扇島水江町線整備事業についてです。議会への報告については、事業評価監視委員会の審査結果を速やかに議会へ報告してきたということですが、国土交通省は、市の港湾局とは毎年度末に港湾法第52条で定めている協議を行っていると回答を得ています。議題は事業変更や調整、事業費のことも入っているとのことです。なぜこの第52条協議内容を毎年その都度議会に報告してこなかったのか伺います。工事の着工についてですが、2015年から準備工、2016年から橋梁下部工に着手していますが、工事に当たっては、港や道路、市有地の使用許可などをとらなければ工事に着工できません。川崎市は港湾管理者として、これら全てに許可を出し、工事の着工を了承したということですが、議会への報告があったのか伺います。総事業費についてです。2015年の工事着工前に橋脚位置や耐震強化の構造変更も確定し、橋梁下部工事を請け負う事業者も契約金額も決まっていました。その時点でかなりの増額だということは知り得たはずです。しかし、2016年の事業評価監視委員会の市議会への報告で、総事業費については、現時点では540億円の範囲内と答弁しています。さらに、国土交通省は総事業費980億円について、昨年12月にいきなり出したのではなく、市のほうに前々から打診をしていたと述べています。本当に総事業費の増額は昨年12月まで知らなかったのですか、伺います。2015年の工事着工前に工事契約について国に問い合わせなかったのか伺います。  国土交通省は、昨年12月20日に総事業費を含む事業評価監視委員会の提案内容、対応方針について、市長から了解をもらったので、その後の委員会にて事業継続が了承されたということでした。総事業費の大幅な変更を含む提案内容が委員会に報告があったのは、ことしの2月8日、環境委員会です。市長は、総事業費440億円増の980億円の事業継続を議会にも諮らず、市民にも知らせずに独断で了承したのか、市長に伺います。  小児医療費の通院助成についてです。政令市の新年度の調査をしました。高校卒業までの助成が、大阪市に加え、新年度中に堺市、静岡市、浜松市が加わり、4市にも上ります。しかし、4市とも所得制限を設けていません。中学校卒業までは首都圏のさいたま市や千葉市、昨年10月に拡充した相模原市などのほか、新年度横浜市、新潟市などが新たに加わり、10市に上ります。そのうち7市が所得制限を設けていません。さらに、川崎市と同じ小学校6年生までは4市ですが、本市以外は所得制限はありません。政令市においても本市は最低水準です。私たちが行った市民アンケートには、中学生で部活をしていたら骨折だのけがだので病院ばかり通っています、川崎は対応が遅過ぎます、所得制限があるのはおかしい、他の市では制限なしで行えているのに豊かな財政があるのにできないわけがないなど、切実な要望が多数寄せられています。県内でも政令市でも今述べたように次々と拡充しています。川崎市も所得制限をなくして中学校卒業まで拡充すべきです。市長に伺います。  障害者施策についてです。グループホームの整備が計画の3分の2しか進んでいない原因について、選定後に法人から辞退があると答弁されましたが、なぜ手を挙げた法人が辞退せざるを得ないのか、現場で声を聞いてきました。一番大きな理由は世話人が集まらないということです。障害者グループホームの世話人は、夕方から翌朝、作業所への出勤を支援するまで、夜中に寝ることもできない目の回るような忙しさです。そんな勤務ですから週に何日もできず、世話人の仕事だけでは生計は成り立たないので、定年退職した後の方たちに頼っているのが実態です。しかし、障害によって対応が難しいために仕事になじめずにやめてしまう人が多く、専門的な研修がどうしても必要です。今後、障害者自身も親も高齢化に伴い、グループホームはもっと必要になっていきます。計画どおりに整備をするためには、世話人の処遇改善を行い、夜勤として働けるだけの加算を行うこと、専門知識を学ぶ研修を受ける制度をつくることが必要と思いますが、伺います。グループホームの設置のおくれについて、適当な物件がなかなか見つからないという声も聞きます。市営住宅等公的な施設を活用すべきと思いますが、伺います。  特別養護老人ホームの増設についてです。待機者が3,555人、100万人規模の政令市の65歳以上の人口比で待機率ワースト2位、横浜市の2.6倍になっていること、特別養護老人ホームへの入所がかなわず、有料老人ホームを選択せざるを得ない方が急増していること、高い利用料のために経済的負担が重くのしかかっていることを指摘して、整備計画の抜本的見直しを求めてまいりました。しかし、答弁は現在の計画を説明しているのみで、見直しの求めに対しては答弁がなく、待機されている方々の切実な願いに対しては非情な内容です。待機者の現状を正面から受けとめ、第7期計画――かわさきいきいき長寿プランの見直しを行い、抜本的に整備数をふやすことについて明確な答弁を求めます。  国民健康保険について再度伺います。19歳未満の子どもに係る均等割額について軽減措置を行った場合、必要額は約9億2,000万円と答弁されました。言いかえれば、生まれたときからずっと、ほとんどの子どもが収入もないのに人頭税のようにこれだけの保険料を徴収されているわけです。自治体独自で国民健康保険法第77条の特別な事情規定を活用することによって、これらを軽減、減免することが可能です。国民健康保険料の均等割制度は一刻も早く廃止しなければなりません。ただし、川崎市の場合、国民健康保険加入者の9割が1人から2人世帯です。子どもの均等割を全部なくすと、このままではこの9割の世帯の保険料にはね返るわけです。収入のない子どもたちだからこそ、川崎市独自で子どもの均等割分を一般財源から補って減免し、子育て世帯の負担軽減を図るべきと思いますが、伺います。 ○議長(松原成文) 市長。 ◎市長(福田紀彦) 財政運営についての御質問でございますが、初めに、減債基金への積み立てについてでございますが、仮に減債基金にルールどおり積み立てを行わず、安易に継続的な事業を拡大していった場合には、義務的経費である市債の償還財源の確保に支障を来すこととなり、結果として将来の市民の皆様に過度な負担を強いる事態が生じる懸念がございます。次に、減債基金からの借り入れについてでございますが、市民の皆様に本来あるべき姿からの不足額を明らかにすることにより、財政の透明性と規律を確保し、説明責任を果たすため、この手法を選択しているものでございまして、福祉や暮らしの支出を抑制、削減することを目的としているものではございません。次に、市政運営についてでございますが、先ほど申し上げたとおり、本市におきましては、中長期的な視点を持ちながら、子育て環境の整備や高齢者・障害者施策などの安心のふるさとづくりと力強い産業都市づくり、基盤づくりをバランスよく推進しているところでございまして、将来を見据えて乗り越えなければならない課題の解決に向けて、当面の措置として減債基金からの借り入れを行いながら、しっかりと対応しているところでございます。  臨港道路東扇島水江町線についての御質問でございますが、国の直轄事業につきましては、事業の進捗管理を行うため、国において事業評価監視委員会を開催し、事業の継続などについて審議されるものでございます。今回、事業評価監視委員会の開催に当たり、本事業に係る原案に対して国から照会があり、徹底したコスト縮減による総事業費の圧縮とともに、事業期間内に完成するよう整備を推進されたい等の意見を提出したところでございます。その後、本年1月の国の事業評価監視委員会において、整備による物流機能や防災機能の強化など、事業の必要性と効果について審議され、継続が了承されたものと伺っております。審議結果などにつきましては、速やかに議会に報告するとともに、報道発表したところでございます。  小児医療費助成制度についての御質問でございますが、通院医療費助成の所得制限につきましては、限られた財源の中で、持続可能な制度として運営していくため、引き続き設けていく必要があるものと考えております。また、通院医療費助成の対象年齢につきましては、子育て家庭を取り巻く環境や子どもの受診の状況など、さまざまな観点から幅広く検討を行い、学齢期における心身の成長の一つの区切りである小学校6年生まで拡大したものでございます。今後も引き続き、本制度を着実に運営するとともに、本市の子育て家庭を取り巻く状況をしっかりと踏まえた上で、安心して子どもを産み育てることができる環境づくりに向け、本制度を含め、総合的に子育て支援施策を推進してまいります。以上でございます。 ○議長(松原成文) 健康福祉局長。 ◎健康福祉局長(北篤彦) 障害者のグループホームについての御質問でございますが、本市におきましては、グループホームは、障害者の地域における自立した住まいの場の一つとして重要なサービスと考えており、市単独の加算として、必要な世話人体制を確保することを目的とした世話人体制確保加算、入居者に対して夜間帯のサービス提供を行うための体制を確保することを目的とした夜間体制加算を設け、世話人等の体制確保に向けた支援を行っております。また、人材の確保につきましては、障害福祉施設事業協会による世話人研修や、地域リハビリテーションセンターの専門機能との連携を図りながら、研修等の取り組みを進めているところでございます。また、市営住宅につきましては、建てかえ等のために入居者の募集を停止している空き住戸、いわゆる政策空き家を活用し、現在3住宅、計9戸におきましてグループホームを開設しているところでございまして、引き続き関係局等と連携を図りながら、公営住宅を含めた物件の確保に向けて検討してまいりたいと存じます。今後につきましても、第4次かわさきノーマライゼーションプラン改定版に基づき、着実に取り組みを進めてまいりたいと考えております。  次に、特別養護老人ホームの整備についての御質問でございますが、本市におきましては、多様な手法により特別養護老人ホーム等の整備を行い、地域居住の実現に向けた介護サービス基盤の整備を進めているところでございます。特別養護老人ホームの整備は、これまで地域包括ケアシステムの構築による施設・病院から地域・在宅へのケアの場の移行という基本的な方向性を踏まえつつ、真に施設入居を必要とする方が優先的に入居できるよう、一定の水準で整備を進めてまいりました。今後も引き続き、第7期計画――かわさきいきいき長寿プランに基づき、医療的ケアが必要な高齢者や高齢障害者の受け入れを推進しながら、着実に整備を進めてまいります。  次に、国民健康保険についての御質問でございますが、本市におきましては、現在19歳未満の子どもがいる世帯に対し、所得割額に係る保険料負担軽減措置を実施しており、子育て世帯における一定の負担軽減を行っているところでございます。また、国民健康保険加入者は、他の医療保険と比べ低所得者の加入割合が高く、構造的な問題を抱えていることから、低所得世帯や子育て世帯等の保険料負担軽減を図るため、国庫等の公費負担のさらなる引き上げ措置について、他の政令指定都市とともに、国に対し政令指定都市国保・年金主管部課長会議において要望しているところでございます。今後におきましても、子育て世帯等における負担軽減を含め、引き続き国に対して要望してまいりたいと存じます。以上でございます。 ○議長(松原成文) 港湾局長。 ◎港湾局長(髙橋哲也) 臨港道路東扇島水江町線についての御質問でございますが、初めに、港湾法第52条に基づく国との協議につきましては、国の直轄事業における本市の負担分を毎年度予算として議会にお諮りした上で、予算成立後、翌年度に行う国の直轄事業について協議を行うものでございます。一方、事業評価監視委員会につきましては、国の直轄事業の進捗管理を行うため、国において開催されるものでございまして、本年1月10日に開催された事業評価監視委員会におきまして、臨港道路東扇島水江町線を含む直轄事業が審議対象となり、継続が了承されたものと伺っております。したがいまして、今回の事業評価監視委員会の審議結果を受けた港湾法第52条協議につきましては、今年度末以降に行われるものと認識しているところでございます。次に、当該事業に係る工事許可などについてでございますが、川崎港においては、国の事業を含め、多くの民間企業などが事業活動を行うに当たり必要な港湾工事や水域占用許可など、さまざまな許可申請が行われているところでございます。これら申請に対して、港湾法第37条に基づき、港湾管理者として、港湾区域内の工事や水域占用の許可等を行っているものでございます。臨港道路東扇島水江町線整備事業につきましても、同法に基づき、国と協議を行っているところでございます。  次に、国における事業内容の変更についてでございますが、東日本大震災を踏まえ、平成24年3月に道路橋示方書が改定され、耐震設計の見直しが必要となり、国において平成26年度からさまざまな視点による見直しを始め、平成29年度から詳細な設計に着手したと伺っております。こうした状況を踏まえ、今年度に事業費や耐震設計の見直し等の事業内容が固まったことから、国において速やかに再評価を行うため、今回、事業評価監視委員会が開始されたと伺っております。同委員会の開催に当たり、本事業に係る原案に対して、平成30年12月20日に国から照会があり、総事業費や耐震設計の見直し等の事業内容を確認したところでございます。次に、工事契約についての国への問い合わせについてでございますが、本事業は国の直轄事業であることから、工事に係る契約などの手続については国の役割と認識しております。本市といたしましては、本事業の整備に当たり、周辺企業との調整や道路管理者や交通管理者との協議など、国の直轄事業の早期完成に向けて、地元自治体としての役割をしっかりと果たしてまいりたいと存じます。以上でございます。 ○議長(松原成文) 宗田議員。 ◆16番(宗田裕之) 再度質問します。予算案の特徴について市長に伺います。減債基金への積み立てについてですが、8年後、3,000億円が足りなくなるという事態はあるのかという質問に対して、市債の償還財源の確保に支障を来すという答弁でした。ということは、単年度に取り崩し額が3,000億円を超えるような事態があるということなのか、また、6年間で減債基金への積立額がゼロという事態があり得るのか、具体的に伺います。減債基金からの借り入れについてですが、本来あるべき姿からの不足額を明らかにすることにより、財政の透明性と規律を確保するためという答弁でした。しかし、借り入れという手法はどこの政令市もやっておらず、本来あるべき姿ではありません。収支不足額を明らかにするためということですが、大阪市も横浜市も基金などを取り崩して、収支不足は生じないとしています。こういう他都市がやっているやり方では財政の透明性や規律が確保できないということなのか伺います。透明性、市民への説明責任というのであれば、減債基金の実態を明らかにすべきではないですか、伺います。減債基金の過剰な額の運用方法についてですが、将来を見据えて乗り越えなければならない課題の解決のために今の利用方法をとるという答弁でした。しかし、少子化対策は効果が出るのには30年はかかるため、今からやらなければ間に合わないのです。耐震化対策など災害対策は起きてからでは遅く、待ったなしの状況です。本当に将来の世代のためというのであれば、過剰な部分を少子化や防災、施設の耐震・長寿命化対策にもっと投資すべきです。そうしてこそ生きたお金の使い方であり、将来世代の負担を減らすことにつながるのではないですか、市長に伺います。  臨港道路東扇島水江町線整備事業についてです。総事業費についてですが、工事契約についての国への問い合わせは行わなかったということです。しかし、2015年には橋梁位置や耐震強化を含んだ新しい橋脚の工事が着工しているのです。国土交通省に問い合わせをしたところ、橋脚MP1からMP6、それぞれの契約金額と受注者について回答があり、総額は172億円にも上ります。容易に総事業費の増額は予想できたはずですし、工事が始まる前に事業費を確認するのは当たり前です。なぜ国に問い合わせもせずに工事着工を了承したのか伺います。国土交通省は、総事業費の増額について、昨年12月にいきなり出したのではなく、前々から打診をしていたと述べていますが、総事業費の増額については本当に昨年12月に初めて聞いたのですか、伺います。  昨年の12月の事業評価監視委員会の原案に対して、市長は、事業期間内に完成させるよう整備を推進されたいとの意見を出したとのことです。国土交通省は、この意見をもって川崎市は総事業費980億円もの事業を了承したと判断して、1月に監視委員会で継続が了承されたと答えています。要するに、この市長の整備を推進されたいという意見をもって国は事業継続を決定したということですから、市長の責任は重いと思います。しかも、総事業費が540億円から980億円に膨れ上がる事業に対して、市長はなぜ議会にも市民にも知らせずに独断で判断したのか、市長に伺います。 ○議長(松原成文) 市長。 ◎市長(福田紀彦) 財政運営についての御質問でございますが、減債基金への積み立ては資金を内部に留保するために行っているものではなく、市債の償還そのものでございますので、今後も責任を持って行ってまいります。本市では、収支不足が生じている財政状況を市民の皆様に正しくお示しするために、減債基金からの借り入れという手法を選択しているところですが、収支不足が生じているという事実は、対応手法のいかんにかかわらず、変わるものではございません。なお、先ほども申し上げたとおり、将来を見据えて乗り越えなければならない課題の解決に向けては、将来の市債の償還に支障を来さない範囲で、減債基金からの借り入れを行いながら、しっかりと対応しております。  臨港道路東扇島水江町線についての御質問でございますが、国において、本事業を含む直轄事業の進捗管理を行うため、事業評価監視委員会を開催するに当たり、国から照会がございましたので、意見を提出したところでございます。今回の事業評価監視委員会におきまして、継続が了承された本事業における来年度以降の本市負担分の事業費につきまして、本議会にお諮りしているところでございます。 ○議長(松原成文) 港湾局長。 ◎港湾局長(髙橋哲也) 臨港道路東扇島水江町線についての御質問でございますが、本事業につきましては、国の直轄事業であり、交通政策審議会港湾分科会の事業評価部会での審議を経て、平成21年度に事業採択され、所要の手続を経て平成27年度から着工されているところでございまして、本事業に必要な本市負担分の事業費につきましては、議会にお諮りしてきたところでございます。現在、京浜運河にかかる主橋梁部における橋脚の設置工事がおおむね完了しているところでございます。次に、国における事業内容の変更についてでございますが、東日本大震災を踏まえ、平成24年3月に道路橋示方書が改定され、耐震設計の見直しが必要となり、国において平成26年度からさまざまな視点による見直しを始め、平成29年度から詳細な設計に着手したと伺っております。こうした状況を踏まえ、今年度に事業費や耐震設計の見直し等の事業内容が固まったことから、国において速やかに再評価を行うため、今回の事業評価監視委員会の開催に当たり、平成30年12月20日、国から照会があり、事業内容を確認したところでございます。以上でございます。 ○議長(松原成文) 宗田議員。 ◆16番(宗田裕之) 再度質問を行います。臨港道路東扇島水江町線整備事業について市長に伺います。総事業費についてですが、議会にお諮りしたという答弁ですが、平成27年度には橋脚位置、耐震強化など大幅変更を含む橋梁下部工事が着工し、契約内容もわかっており、大幅な事業費の増加が予想できたのに国に問い合わせもせずに、平成30年12月までずっと議会には同じ総事業費で報告してきたということですか、伺います。今回の総事業費について、昨年12月20日に確認したという答弁ですが、国土交通省は、これだけの大幅変更なので、いきなり出したのではなく、前々から打診をしていたと述べているのです。一体どちらが真実を言っているのか伺います。昨年の事業評価監視委員会の案について、市長は、国から照会があったので意見を提出したという答弁でしたが、これは単なる意見表明ではないのです。国の事業継続の決定を判断するための正式な手続だったと国土交通省から伺っています。しかも、総事業費980億円の了承も含むものだったと述べています。国土交通省は、ここで川崎市の了承がなければ事業継続はできないとも述べています。それだけ重要な手続だったという認識はなかったのか、市長に伺います。これだけ重要な案件を議会にも市民にも判断を仰ぐ必要はないとなぜ判断したのか伺います。 ○議長(松原成文) 市長。 ◎市長(福田紀彦) 臨港道路東扇島水江町線についての御質問でございますが、本直轄事業の経緯につきましては、東日本大震災を踏まえた耐震設計の見直しが必要になったことや、国において見直しのためのさまざまな検討が行われたことなど、これまでもその状況について国から伺ってきたところでございます。また、平成29年度からは、こうした耐震設計の見直しなどを踏まえた詳細な設計に着手したと国から伺っているところでございます。この詳細な設計が行われたことにより、総事業費を含めた事業内容が今年度に固まったとのことでございます。これを受け、国において事業評価監視委員会を開催することに当たり、本事業に係る原案に対して、国から平成30年12月20日に照会があり、総事業費などを確認したところでございます。本市といたしましても、臨港道路東扇島水江町線整備事業は、川崎港の物流機能や防災機能の強化など整備効果の高い事業と認識しているところでございます。こうしたことから、国からの照会に、徹底したコスト縮減による総事業費の圧縮とともに、整備を推進されたい等の意見を提出したところでございます。国の事業評価監視委員会におきまして、継続が了承された本事業における来年度以降の本市負担分の事業費につきまして、本議会にお諮りしているところでございます。以上でございます。 ○議長(松原成文) 宗田議員。 ◆16番(宗田裕之) 最後に、意見を述べます。臨港道路東扇島水江町線整備についてです。総事業費について、国土交通省は12月よりも前々から打診をしてきたと述べているのに、12月に総事業費は確認をしたという答弁でした。事実関係が国と全く異なっています。事業費の増大については、工事に着工した時点で事業費の増大は知り得たのに、国に問い合わせもせずに議会にも同じ事業費の報告を続けてきました。市長は、国の事業判断の正式な手続に対して、議会にも市民にも知らせずに独断で了承したことは許せません。総事業費が440億円増の980億円、約2倍に膨らむ大事業を、精査もせずに市長の独断であっさり了承する。一方で、わずか16億5,000万円でできる中学校卒業までの通院医療費助成制度は財政が厳しいと言って応えません。こうした姿勢は自治体として全く逆立ちしています。こうした税金の使い方について、引き続き論戦をしていきたいと思います。  以上で質問を終わります。 ○議長(松原成文) 以上をもちまして、日程第1及び日程第2の各案件に対する各会派の代表質問は終わりました。これをもちまして代表質問を終結いたします。           ------------------- ○議長(松原成文) 次に、議案の委員会付託についてであります。  お諮りいたします。日程第2の各案件中、議案第36号から議案第54号までの平成31年度川崎市各会計予算議案19件につきましては、この際、議員全員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査をいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松原成文) 御異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたしました。  なお、ただいまの予算審査特別委員会は、3月4日の午前10時から本議場において開催をいたしますので、御了承を願います。  次に、ただいま予算審査特別委員会に付託をいたしました議案19件及び報告第1号を除く他の議案42件につきましては、お手元に配付してあります議案付託表(その2)のとおり、それぞれの常任委員会に付託をいたします。(資料編15ページ参照)           ------------------- ○議長(松原成文) 次に、 △日程第3の請願、陳情を議題といたします。  平成30年第4回定例会以降、去る2月15日までに受理いたしました請願、陳情は、お手元に配付してあります請願陳情文書表のとおりであります。  ただいまの請願、陳情につきましては、文書表のとおり、それぞれの常任委員会に付託をいたします。(資料編17ページ参照)           ------------------- ○議長(松原成文) お諮りいたします。暫時休憩いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松原成文) 御異議ないものと認めます。およそ30分休憩いたします。                 午後3時17分休憩           -------------------                 午後3時44分再開    〔局長「ただいまの出席議員議長とも56人」と報告〕 ○議長(松原成文) 会議を再開いたします。  次に、 △日程第4の議案3件を一括して議題といたします。  直ちに、理事者に提案理由の説明を求めます。こども未来局長。    〔こども未来局長 袖山洋一登壇〕 ◎こども未来局長(袖山洋一) こども未来局関係の追加議案につきまして御説明いたしますので、議案書の1ページをごらん願います。  議案第65号、川崎市児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。この条例は、厚生労働省令である児童福祉施設の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、児童指導員の資格要件に幼稚園教諭の免許状を有する者を加えること等のため制定するものでございます。  条例の内容でございますが、初めに、第60条は、児童養護施設等に置かれる児童指導員の資格要件を定める規定でございまして、下から4行目、第9号におきまして、幼稚園の教諭の免許状を有する者を加えるほか、大学において関係学科等を修めて卒業することを要件とする当該大学には、短期大学を含まないことを明確化するなどの規定の整備を行うものでございます。このほか、第29条は乳児院、第88条は児童心理治療施設、2ページに参りまして、第96条は児童自立支援施設において、それぞれに置くこととする職員の資格要件を定める規定につきましても、卒業要件の大学には短期大学を含まないことを明確化するなど、同様の規定の整備を行うものでございます。  次に、附則でございますが、この条例の施行を平成31年4月1日からとするものでございます。  以上で、説明を終わらせていただきます。 ○議長(松原成文) 財政局長。    〔財政局長 三富吉浩登壇〕
    ◎財政局長(三富吉浩) 財政局関係の追加議案につきまして御説明申し上げます。  議案第66号は平成30年度の、議案第67号は平成31年度の、いずれも一般会計の補正でございます。初めに、青い表紙の平成30年度川崎市一般会計補正予算(その3)について御説明申し上げますので、こちらの1ページをお開き願います。議案第66号、平成30年度川崎市一般会計補正予算でございます。  第1条は、歳入歳出予算の補正でございまして、既定の歳入歳出予算の総額に96億103万2,000円を追加し、予算の総額を7,500億9,156万9,000円とするものでございます。第2条は繰越明許費の補正、第3条は地方債の補正でございまして、まず、この内容につきまして御説明申し上げますので、4ページをお開き願います。第2表繰越明許費補正でございますが、まず、追加は3款市民文化費の外国人総合相談事業など4件でございます。次に、変更は8款建設緑政費の橋りょう架設改良事業など4件でございます。追加、変更の理由といたしましては、国の補正予算を活用し事業費を前倒ししたためなどでございます。これらによりまして、既定額も含めました繰越明許費の総合計は、最下段にございますように359億6,364万円となるものでございます。6ページに参りまして、第3表地方債補正でございますが、変更が橋りょう架設改良事業など4件で、補正額は最下段の地方債総合計にございますように48億400万円の増額で、補正後の総額を607億4,500万円とするものでございます。  次に、歳入歳出予算の補正の内容を御説明申し上げますので、8ページをお開き願います。初めに、歳入でございますが、15款分担金及び負担金は21億7,500万円の増で、これは1項5目建設緑政費負担金の街路事業費負担金の増によるもの、17款国庫支出金は23億3,151万5,000円の増で、これは2項2目市民文化費国庫補助金の市民文化総務費補助の増、7目建設緑政費国庫補助金の橋りょう架設改良費補助などの増、9目まちづくり費国庫補助金の建築物耐震対策推進事業費補助の増及び11目教育費国庫補助金の義務教育施設整備費補助の増によるもの、18款県支出金は2億9,051万7,000円の増で、これは2項6目建設緑政費県補助金の羽田連絡道路整備事業費補助の増によるもの、24款市債は48億400万円の増で、これは1項7目建設緑政債の橋りょう架設改良事業債などの増及び12目教育債の義務教育施設整備事業債の増によるもので、これらの歳入は、いずれも歳出に連動するものでございます。  10ページに参りまして、歳出でございます。2款総務費は2億1,119万8,000円の増で、これは2項8目財政管理費の財政調整基金積立金で、予算補正に伴い生じた余剰財源を積み立てるもの、3款市民文化費は1,000万円の増で、これは1項1目市民文化総務費の外国人総合相談事業費で、国の外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策としての外国人総合相談窓口を整備するもの、8款建設緑政費は48億5,760万円の増で、まず、2項5目橋りょう架設改良費の橋りょう長寿命化事業費は、長寿命化修繕工事を前倒しして実施するもの、3項1目街路事業費の羽田連絡道路整備事業費及び8項1目公園緑地施設費の等々力緑地再編整備推進事業費は、平成31年度当初予算に計上した整備事業費の一部を前倒しして計上するもの、10款まちづくり費は3,000万円の増で、これは4項2目建築指導審査費の既存建築物防災対策事業費で、平成31年度当初予算に計上した民間ブロック塀等撤去促進助成事業費の一部を前倒しして計上するとともに、財源更正を行うもの、12ページに参りまして、13款教育費は44億9,223万4,000円の増で、まず、8項1目義務教育施設整備費の教育環境整備事業費は、学校トイレの改修に係る工事費を前倒しして計上するもの、学校施設長期保全計画推進事業費は、校舎再生整備工事に係る事業費の一部を前倒しして計上するとともに、財源更正を行うものでございます。歳入歳出予算の補正については以上でございます。なお、14ページには地方債補正に関する調書がございますので、後ほど御参照いただければと存じます。平成30年度一般会計補正予算の説明は以上でございます。  続きまして、もう一冊の青い表紙の平成31年度川崎市一般会計補正予算の1ページをお開き願います。  議案第67号、平成31年度川崎市一般会計補正予算でございます。第1条は歳入歳出予算の補正でございまして、既定の歳入歳出予算の総額から46億9,327万4,000円を減額し、予算の総額を7,543億7,300万9,000円とするものでございます。第2条は地方債の補正でございまして、まず、この内容につきまして御説明申し上げますので、4ページをお開き願います。第2表地方債補正でございますが、変更が道路整備事業など3件で、補正額は最下段の地方債総合計にございますように9億1,000万円の減額で、補正後の総額を537億7,400万円とするものでございます。  次に、歳入歳出予算の補正の内容を御説明申し上げますので、6ページをお開き願います。初めに、歳入でございますが、15款分担金及び負担金は21億7,500万円の減で、これは1項5目建設緑政費負担金の街路事業費負担金の減によるもの、17款国庫支出金は13億2,102万6,000円の減で、これは2項7目建設緑政費国庫補助金の道路整備費補助などの減、9目まちづくり費国庫補助金の建築物耐震対策推進事業費補助の減及び13目消防費国庫補助金の消防設備費補助の増によるもの、18款県支出金は2億8,724万8,000円の減で、これは2項6目建設緑政費県補助金の羽田連絡道路整備事業費補助の減及び8目消防費県補助金の消防設備費補助の増によるもの、24款市債は9億1,000万円の減で、これは1項7目建設緑政債の道路整備事業債などの減によるもので、これらの歳入は、いずれも歳出に連動するものでございます。  8ページに参りまして、歳出でございます。2款総務費は1億3,756万8,000円の増で、これは2項8目財政管理費の財政調整基金積立金で、予算補正に伴い生じた余剰財源を積み立てるもの、8款建設緑政費は48億1,300万円の減で、まず、2項4目道路整備費の国県道改良事業費及び3項2目連続立体交差事業費の京浜急行大師線連続立体交差事業費は、国の補正予算の活用により、平成30年度既定予算で対応した事業費を減額するもの、3項1目街路事業費の羽田連絡道路整備事業費及び8項1目公園緑地施設費の等々力緑地再編整備推進事業費は、先ほどの議案第66号に計上した事業費を減額するものでございます。次に、10款まちづくり費は3,000万円の減で、これは4項2目建築指導審査費の既存建築物防災対策事業費で、議案第66号に計上した事業費を減額するもの、10ページに参りまして、12款消防費は1,215万8,000円の増で、これは1項2目非常備消防費の消防団運営事業費で、国の補正予算で創設された制度を活用し、消防団の救助能力向上を図るため、救助用資機材を整備するものでございます。歳入歳出予算の補正については以上でございます。なお、12ページには地方債補正に関する調書がございますので、後ほど御参照いただければと存じます。  以上で、財政局関係の議案の御説明を終わらせていただきます。 ○議長(松原成文) 以上で、提案説明は終わりました。  これより、ただいまの議案3件に対する代表質疑を行います。発言は自席でお願いいたします。  発言を願います。40番、山崎直史議員。 ◆40番(山崎直史) 私は、自由民主党川崎市議会議員団を代表して、議案第66号、平成30年度川崎市一般会計補正予算について質問をいたします。  このたびの補正予算においては、外国人総合相談事業費として1,000万円が計上されています。これは国が外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策をまとめ、今国会において補正予算が成立したことに伴い、国からの財政支援を受けるものであります。対応策によれば、生活者としての外国人に対して情報提供及び相談を行う一元的な窓口となる仮称多文化共生総合相談ワンストップセンターの設置支援が目的とされています。そこで、ワンストップセンターが果たす役割とその対象範囲を伺います。また、国からは、通訳の配置や多言語翻訳アプリを導入するなどにより、11カ国語を目途に対応できるようにすることとされていますが、人員配置を含む本市の対応を伺います。本市は全国に先駆けて川崎市多文化共生社会推進指針を策定し、外国人市民への支援体制を整え、国際交流センターには相談窓口を設置しています。そこで、現在の相談件数とその対応状況、ワンストップセンターとの関連性を伺います。  さらに、市内に拠点を置く中小企業には、人手不足で需要に対応し切れずに仕事を断らざるを得ない状況もあるとの意見が聞かれます。外国人材には本市の景気向上への期待が持たれており、支援の充実が本市の経済に刺激を与えると言っても過言ではありません。ワンストップセンターにおける就労支援内容について伺います。外国人労働者は国内における人手不足の解消の一助になる反面、外国人であるがゆえに賃金面において足元を見られたり、過酷な条件を提示されるなど、雇用をめぐるトラブルが懸念されています。結果、我が国に対する誤った認識を抱きつつ、職場から逃避して犯罪に手を染めるようなことがあっては本末転倒になりかねません。外国人の雇用状況や居住実態を把握する上でも、ハローワークを含む関係機関との連携は欠かせませんが、今後の対応を伺います。また、抱える課題に対して今回の交付額は極めて限定的であると言わざるを得ませんが、限られた予算内においていかに整備を図るのか、具体的な計画を伺います。以上です。 ○議長(松原成文) 市民文化局長。 ◎市民文化局長(鈴木賢二) 市民文化局関係の御質問にお答え申し上げます。  外国人総合相談窓口についての御質問でございますが、初めに、総合相談窓口の役割等についてでございますが、外国人市民からの在留手続、雇用、医療、福祉、出産、子育て、子どもの教育等の生活に係る相談を、対面または電話等によりワンストップで受け付け、適切な情報提供や、必要に応じて専門機関への取り次ぎを行うものでございます。次に、本市の今後の対応についてでございますが、国において平成31年度に創設される予定の運営支援に係る交付金を活用し、多言語対応に必要な新たな人員配置を可能な限り早期に行ってまいります。次に、国際交流センターの相談状況等についてでございますが、平成29年度の相談件数は1,731件で、英語が週に6日、中国語が3日、その他の4言語の韓国・朝鮮語、スペイン語、ポルトガル語、タガログ語が週に2日の6言語により対応しており、今後、現在の窓口を拡充する形でワンストップセンター機能として整備してまいります。次に、関係機関との連携についてでございますが、国におきましては、関係省庁間の情報共有のさらなる推進や出入国及び在留管理体制の強化など、外国人の在留状況や雇用状況を正確に把握することとされておりますので、本市におきましても、ハローワークなど各種専門機関との連携を初め、庁内関係部署との情報共有を図ってまいります。なお、今回の整備内容についてでございますが、国の外国人受入環境整備交付金を活用いたしまして、翻訳機など相談に必要な備品の購入や、広報するためのパンフレット作成などを予定しております。以上でございます。 ○議長(松原成文) 山崎議員。 ◆40番(山崎直史) あとは委員会へ譲りまして、質問を終わります。 ○議長(松原成文) 7番、春孝明議員。 ◆7番(春孝明) 私は、公明党川崎市議会議員団を代表し、ただいま提案されました追加議案について伺います。  初めに、議案第66号、平成30年度川崎市一般会計補正予算のうち、外国人総合相談事業費について伺います。国では、出入国管理及び難民認定法が改正され、増加する在留外国人に向けた支援策として、多文化共生総合相談ワンストップセンターの開設に係る補正予算が組まれました。この補正予算を受け、本市における具体的な取り組みを伺います。関連して、増加が想定される在留外国人に対応した医療、住まい、学校など、自治体として補わなければならない準備も必要と考えられますが、想定される事業と取り組みを伺います。特に本市においては、この4年間で5万6,000人の人口増のうち、約1万人が外国人との報告がありました。各種団体やボランティアなどの活用も鍵となると思いますが、今後の取り組みを伺います。  次に、議案第67号、平成31年度川崎市一般会計補正予算のうち、消防団運営事業費について伺います。国では、西日本豪雨や北海道胆振東部地震などを教訓に、消防団が災害救助用資機材を配備しやすいよう補助金を創設しました。このたびの補正予算は本制度を活用したものとなりますが、制度の概要と訓練を含めた具体的な取り組みを伺います。 ○議長(松原成文) 市民文化局長。 ◎市民文化局長(鈴木賢二) 市民文化局関係の御質問にお答え申し上げます。  外国人総合相談窓口についての御質問でございますが、初めに、整備内容についてでございますが、国の外国人受入環境整備交付金を活用いたしまして、国際交流センターで実施しております外国人相談窓口機能を拡充することを基本に、翻訳機など相談に必要な備品の購入や、広報するためのパンフレット作成などを予定しております。今後、可能な限り早急に整備を行うとともに、国において平成31年度予算で新たに創設される予定の支援制度を活用し、多言語対応に係る新たな人員配置や国などの専門機関との連携に必要な運営体制の構築につきましても、できるだけ早期に行ってまいります。次に、今後の事業等についてでございますが、国の総合的対応策につきましては、相談窓口の整備のほか、生活サービス環境の改善、外国人児童生徒の教育等の充実など、さまざまな分野にわたり示されておりますので、先日立ち上げた実務的な庁内検討会議において課題や対応について協議し、必要な施策について検討を進めてまいります。次に、各種団体やボランティア等の活用につきましては、公益財団法人川崎市国際交流協会では、通訳・翻訳、日本語講座、国際理解教育等、多文化共生に係るボランティアの登録、育成、活動支援を行っており、多くの市民の方々に御協力いただいております。本市といたしましては、広く各種関係機関や民間団体と連携し、外国人市民との共生を進める事業を展開しておりますことから、今後とも、よりよい社会の実現に向けた取り組みをさらに進めてまいりたいと存じます。以上でございます。 ○議長(松原成文) 消防局長。 ◎消防局長(原悟志) 消防局関係の御質問にお答え申し上げます。  消防団運営事業費についての御質問でございますが、初めに、消防団救助能力向上資機材緊急整備事業として創設された消防団設備整備費補助金についてでございますが、本制度は、災害時における消防団のより効果的な救助活動を図るため、配備が進んでいない救助用資機材等の整備を促進することを目的として、平成32年度までの3年間に限り、臨時特例的に創設されたものでございます。次に、具体的な資機材の整備についてでございますが、平成35年度を目途に全ての消防団器具置き場に配備する予定でございましたエンジンカッターを、本制度の活用により平成31年度に一括で配備するものでございます。エンジンカッターは、震災等の大規模災害対応の際、障害物除去や人命救助のために効果があると考えております。また、災害時における消防団の効果的な救助能力を向上させるため、各消防署において資機材取扱訓練を行ってまいりました。今後につきましては、新たに救助用資機材取扱研修等を実施してまいりたいと存じます。以上でございます。 ○議長(松原成文) 春議員。 ◆7番(春孝明) それでは、再質問を行います。御答弁では、多文化共生総合相談ワンストップセンターについて、国際交流センターを活用し、外国人相談窓口機能を拡充するとのことでした。今後も外国人の人口増加が見込まれています。そのため、外国人が多く居住している地域などにも相談窓口が必要と考えます。見解と今後の対応を伺います。 ○議長(松原成文) 市民文化局長。 ◎市民文化局長(鈴木賢二) 市民文化局関係の御質問にお答え申し上げます。  外国人総合相談窓口についての御質問でございますが、国の出入国管理及び難民認定法等の施行が本年4月であることを踏まえ、早急な対応が必要であったことから、相談窓口につきましては、多言語相談や外国人市民への情報提供等を現在実施している国際交流センターの機能拡充により対応することが適切と考えたところでございます。今後、相談窓口を運営していく中で、相談事業の課題等の検証や必要性を考慮しながら、外国人市民の利便性向上に向けた取り組みについて検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(松原成文) 春議員。 ◆7番(春孝明) それぞれ御答弁ありがとうございました。あとは委員会に譲り、質問を終わります。 ○議長(松原成文) 45番、石川建二議員。 ◆45番(石川建二) 私は、日本共産党を代表して、追加提出された補正予算議案について伺います。  議案第66号、平成30年度川崎市一般会計補正予算、議案第67号、平成31年度川崎市一般会計補正予算についてです。最初に、外国人総合相談事業費についてです。国の外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策に基づいた外国人への情報提供や相談対応を多言語で行うワンストップセンターを設置するとのことです。国の施策は、ほかにも生活サービス環境の改善等、外国人児童生徒の教育等の充実、日本語教育の充実など円滑なコミュニケーションの実現など、多様な項目があります。なぜ本市はワンストップセンターの設置のみとしたのか伺います。法務省が既に設置している新宿区にある外国人総合相談支援センターを我が党の国会議員団が視察をしてまいりました。その報告によると、中国語、英語以外の言語に対応できるのは週に1日か2日だけで、多言語による相談員の確保が課題です。また、ワンストップセンターから紹介した先の法テラスや病院が多言語に対応しておらず、相談者が戻ってきてしまったという事態が起こっているとのことです。川崎市は既に多くの外国人の方が住み、働いているのですから、こうした支援を強めることが求められています。多言語で対応できる体制をどのようにつくるのか伺います。また、この間、外国人技能実習制度のもとで、多くの外国人が無権利状態で働かされている実態が明らかになりました。違法な人権侵害や賃金や労働関係にかかわること、在留手続や離婚など、専門的な相談内容に応えるとともに、適切に窓口を紹介できる知識や経験が求められます。相談員の質の確保、違法な働かせ方などの事態へ適切に対応できる体制はつくれるのか伺います。  次に、羽田連絡道路整備事業費についてです。この事業は、2017年6月、川崎市側取りつけ部と橋梁部の工事契約が217億1,880万円で行われ、このほか、共用橋脚部、用地補償費、設計調査費、東京都側取りつけ部などを含めると、250億円から300億円の事業です。300億円とした場合の市の負担は170億円で、今回の補正は、同事業の国の認承増に伴い、2019年度当初予算に計上した事業費の一部の43億5,000万円を前倒しして補正するものです。我が党はこれまで、道路整備の必要性について、国道357号の整備が行われている中で、羽田連絡道路は二重投資の税金の無駄遣いとして、また、貴重な干潟の環境を破壊するものとして、整備自体に反対をしてきました。今回は国の事業の認承増による補正予算とのことですが、事業を急ぐ理由について伺います。羽田連絡道路は2020年の供用開始を目指すとしていますが、供用開始まで2年というところまで来て、工事の進捗状況と具体的な開通時期について伺います。この事業では、有数の河口干潟をまたぎ、人が足を踏み入れてはならない保全地域に隣接をしていることから、環境保全措置と定期的なモニタリング調査が行われてきました。工事前と比べ、水質、干潟地形、植物、鳥類、魚類、その他の生物への影響はどのように変化したのか、それぞれお答えください。工事費について、市の負担170億円、そこから国や県の補助を除いた実質的な市負担は68億円とされていますが、今後、工事費がふえることはないのか伺います。 ○議長(松原成文) 市民文化局長。 ◎市民文化局長(鈴木賢二) 市民文化局関係の御質問にお答え申し上げます。  外国人総合相談窓口についての御質問でございますが、初めに、出入国管理及び難民認定法等の改正に係る国の総合的対応策といたしましては、暮らしやすい地域社会づくりや生活サービス環境の改善などがございますが、国の平成30年度第2次補正予算によりまして、外国人受入環境整備交付金制度が創設されたところでございます。本市におきましても、今後増加が見込まれる外国人を支援するため、まずは同交付金を活用し、外国人総合相談窓口を可能な限り早急に整備するものでございます。次に、多言語対応につきましては、国際交流センターでは現在6言語による相談に対応しておりますが、同交付金の要件として、日本語を含め11言語での対応が求められておりますので、今後、関係局と連携し、必要な体制を整備してまいります。次に、相談体制につきましては、今回整備する総合相談窓口は、行政や生活全般の情報提供や相談を多言語で一元的に行うものでございますので、多言語対応に係る人員配置や国などの専門機関との連携に必要な運営体制の構築につきましても、できるだけ早期に行ってまいります。以上でございます。 ○議長(松原成文) 建設緑政局長。 ◎建設緑政局長(奥澤豊) 建設緑政局関係の御質問にお答え申し上げます。  羽田連絡道路についての御質問でございますが、初めに、今回の補正予算の理由につきましては、国の補正予算を活用し、平成31年度当初予算に計上いたしました事業費の一部を平成30年度に前倒すため、平成30年度予算を増額するとともに、平成31年度当初予算を減額するものでございます。連絡道路につきましては、羽田空港周辺及び京浜臨海部を一体化し、我が国における成長戦略拠点の形成に不可欠なインフラでございますことから、引き続き早期の効果発現に向け整備を推進してまいります。次に、工事の進捗状況等につきましては、現在、多摩川に構築する橋脚の築造などを行っており、本年夏ごろから橋梁上部の鋼桁の架設に着手する予定でございまして、平成32年の開通を目指し、安全かつ着実に工事を進めてまいります。次に、工事による自然環境への影響につきましては、年3回程度開催している河川河口の環境アドバイザー会議において、環境保全措置やモニタリングの調査結果を報告し、水質、干潟地形、植物、鳥類、魚類、底生生物などについて、出現種数や個体数等の変化はありますが、有識者からは工事による影響は認められないとの評価を受けており、引き続き経過観察を行うよう指導助言をいただいているところでございます。今後におきましても、モニタリング調査を継続し、環境に配慮しながら工事を進めてまいります。次に、事業費につきましては、用地補償費も含め、当初より約300億円を見込み、整備を進めているところでございます。工事費につきましては、今後の物価や人件費の変動とともに、気象などの影響を受ける工事であることから、変更が生じる場合もございますが、今後も適正な事業執行に努めてまいります。以上でございます。 ○議長(松原成文) 石川議員。 ◆45番(石川建二) 羽田連絡道路の補正予算について再度質問を行います。総事業費について、川崎市側取りつけ部、橋脚部の工事契約の入札金額は217億1,880万円で、この時点で総事業費はおよそ235億円でした。65億円近い引き下げです。その後、変更契約により222億5,291万4,000円になりました。共用橋脚部や用地買収などを含めた総事業費は240億900万円です。答弁では、約300億円を見込んでいるが、物価や人件費の変動、気候の影響も受ける工事であることから、変更が生じる場合もあるとのことです。事業費を約300億円と答弁したこと自体、60億円近い事業費の増加を前提にしたものと言えます。一体事業費は幾らになるのですか。供用開始まで2年間の工事です。見込み額が示せないというのでは市民への説明責任を果たしているとは言えません。総事業費と市費負担について改めて伺います。 ○議長(松原成文) 建設緑政局長。 ◎建設緑政局長(奥澤豊) 羽田連絡道路についての御質問でございますが、事業費につきましては、工事費や用地補償費など約300億円、そのうち本市負担額は約68億円を見込み、取り組んできたところでございます。こうした中、既契約の工事費につきましては、入札による契約差金により当初の見込み額を下回っておりますが、今後の物価や人件費の変動とともに、気象などの影響を受ける工事であることから、今後も引き続き事業費の精査を行いながら、適正な事業執行に努めてまいります。以上でございます。 ○議長(松原成文) 石川議員。 ◆45番(石川建二) あとは委員会に譲り、質問を終わります。 ○議長(松原成文) 以上をもちまして、ただいまの議案3件に対する代表質疑を終結いたします。           ------------------- ○議長(松原成文) 次に、議案の委員会付託についてであります。  ただいまの日程第4の各案件中、議案第65号及び議案第66号につきましては、お手元に配付してあります議案付託表(その3)のとおり、それぞれの常任委員会に付託をいたします。(資料編23ページ参照)           ------------------- ○議長(松原成文) 次に、議案第67号についてです。  お諮りいたします。議案第67号につきましては、予算審査特別委員会に付託をいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松原成文) 御異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたしました。           -------------------    〔小田嶋 満宮前区長退席〕 ○議長(松原成文) 次に、 △日程第5の議案第68号、川崎市教育委員会の教育長の任命についてを議題といたします。  直ちに、提案理由の説明を求めます。市長。    〔市長 福田紀彦登壇〕 ◎市長(福田紀彦) 議案第68号、川崎市教育委員会の教育長の任命について御提案申し上げます。  来る3月31日をもちまして渡邊直美氏の任期が満了となりますので、その後任といたしまして、小田嶋満氏を選任いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により御提案申し上げるものでございます。なお、略歴につきましては、参考資料を添えてございますので、御参照いただき、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(松原成文) 以上で、説明は終わりました。  次に、参考人の招致についてです。  お諮りいたします。本件、教育委員会の教育長の候補者から所信表明を聴取するため、お手元に配付してあります教育長候補者参考人招致実施要領のとおり、参考人を招致することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松原成文) 御異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたしました。(資料編24ページ参照)    〔小田嶋 満宮前区長着席〕           ------------------- ○議長(松原成文) お諮りいたします。本日はこれをもちまして散会することとし、明日27日から3月14日までの16日間は委員会における議案の審査等のため休会とし、次回の本会議は3月15日の午前10時より再開し、各案件に対する委員長報告、討論、採決等を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松原成文) 御異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたしました。           ------------------- ○議長(松原成文) 本日はこれをもちまして散会いたします。                 午後4時23分散会...