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平成28年総務委員会 名簿 開催日: 2016-04-13
平成28年総務委員会 本文 開催日: 2016-04-13

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  1. 千葉市議会 2016-04-13
    平成28年総務委員会 本文 開催日: 2016-04-13


    取得元: 千葉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  午後3時0分開議 ◯委員長石井茂隆君) ただいまから総務委員会を開きます。  本日行います案件は、お手元に配付してあります進め方に記載のとおり、所管事務調査1件であります。  なお、所管事務調査が終了した後、選挙管理委員会事務局より行政報告がございますので、よろしくお願いいたします。                    職員紹介 2 ◯委員長石井茂隆君) 審査に先立ち、4月1日付人事異動に伴う職員紹介をお願いいたします。はい、金親総合政策局長。 3 ◯総合政策局長 (自己紹介及び総括主幹以上の職員紹介) 4 ◯委員長石井茂隆君) ありがとうございました。         千葉市都市アイデンティティ戦略プラン(案)について 5 ◯委員長石井茂隆君) これより、千葉市都市アイデンティティ戦略プラン(案)について、所管事務調査を行います。  それでは、当局の説明をお願いいたします。はい、総合政策部長。 6 ◯総合政策部長 総合政策部でございます。よろしくお願いいたします。座って失礼をさせていただきます。  お手元のほうにA3判ペーパー、表裏面のものと、あとプランの案、本編のほうをお配りしてございますが、A3判ペーパーの概要に基づきまして御説明をさせていただきたいと思います。  まず、1、策定の趣旨の部分になりますけれども、今回、先般策定しました千葉市の地方創生、千葉市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略、この中におきましても重点戦略6として、千葉を知り、そして好きになる仕組みづくり、ほかの重点戦略とともに位置づけているところでございます。  そういう中におきまして、策定の趣旨に記載ありますように、本市が将来にわたりまして活力を維持し、持続的に発展し続けるため、市民が愛着と誇りを持ち、住み続けたいと感じること、市外から、住んでみたい、訪れてみたいという魅力を感じてもらうこと、企業からも選ばれる都市になる、こういうことが必要、その際に千葉市の独自の存在感、これは県都、政令指定都市としての本市の役割であり、さらに本市のみならず東京圏に属しつつ東京とは異なる価値観、このようなものを周辺都市とともにということで、地方創生の中でも考え方のほうをお示ししたところでございます。  こういう取り組みを進めるに当たりまして、下になりますが、これまでの取り組み子育て支援、教育などに加えまして、その一つとして本市固有の歴史やルーツに基づき、都市の魅力、独自性を見出して千葉市らしいまち・ひと・しごとづくりを進めながら、都市アイデンティティーを確立し、戦略的に展開していくことを必要とし、この策定の趣旨としてございます。  2番に、本市の歴史と固有性、本市は、原始、古代から人が定住し、栄えた地域、都市としての生い立ちとしまして890年の歴史を有する悠久の歴史のある都市といたしまして、原始、古代の加曽利貝塚オオガハス、中世の1126年千葉開府、近世、近代、現代と、このような形で本市の歴史についてを本編のほうで整理をしてございます。
     その際、本市の都市イメージ、これは平成26年度に行いました基礎調査に基づいたところになりますが、イメージとして市内、市外などから、比較的イメージとして評価をされているものといたしまして、古いものと新しいもの、都会と田舎、さまざまな融合が魅力を生む街、あるいは海と緑に囲まれながら、本格的な文化・芸術・スポーツを楽しめる街、このようなところが比較的千葉市の都市イメージとしての評価として、得られているところでございました。  なお、この都市イメージに基づきます地域資源としますと、幕張メッセなど、比較的やはり新しい地域資源、こういうもののイメージ、認知度が高いという中で形成をされているというところも、一方であったところであります。  ただ、その際に、本市固有の歴史、ルーツ、こういうものがやはり認知、あるいは活用されていない、こういうような現状があるというところも、調査の中で出てきているところであります。  そういった中で、この新しい地域資源、こういうものにつきましても、それにかかわる施策、事業を進めるものではありますが、3番にあります四つの地域資源というものを活用していく、それは都市イメージを形成する下地となります本市固有の歴史、ルーツに根差した加曽利貝塚オオガハス、千葉氏、海辺、これらを活用していく方向性を考えているところでございます。  これは、重要な歴史的資源であるということ、加曽利貝塚のように、世界的にも貴重な独自性の高い財産であるということ、こういうものをもちまして都市アイデンティティー、これを形成していくための起点、基準点という考えをとったところでございます。  この歴史的価値に加えまして、それぞれの地域資源、現在や将来のライフスタイルに通じる気質、価値観、こういったものも見出すことができると考えております。  加曽利貝塚につきましては、自然と調和し、持続可能な生活、あるいは平和で豊かな社会、オオガハス、これは国内外に150カ所以上に分根をしているなど、交流や平和の象徴、千葉氏、千葉常胤、みずから高齢になった中で活躍して、若い頼朝を援護した、鎌倉時代として郷土に根差した生活、こういったものが背景にあるということ、海辺としまして、豊かな暮らしと交流、こういうような背景等があるというもので、整理してございます。  右側になりますが、4番、戦略プランの基本方針についてでございます。目的といたしまして、申しました四つの地域資源、これらを起点、基準点といたしまして、千葉市らしいまちづくり人づくり暮らしづくり、こういうものを積み重ねていく中で、都市アイデンティティーを確立し、市民の愛着、誇りを醸成、さらに市外の認知や評価を獲得していくものでございます。  目標としまして、千葉市らしさが定着し、市内外から認知される状態を目指してまいります。そのための指標、確認のための指標といたしまして、次の二つ、成果指標アンケート調査等によるもの、それから、施策の進捗度をはかる指標、こういうものにつきまして、現状値からの向上を目指すものとしてございます。  成果指標といたしましては、市の歴史文化財に愛着を感じる市民の割合、市内の海辺に魅力を感じる市民の割合、千葉市に住み続けたいと思う市民の割合、千葉市に親しみを感じる人の割合などを掲げてございます。  施策の進捗度をはかる指標といたしまして、入込観光客数加曽利貝塚博物館入場者数稲毛海浜公園利用者数、四つの地域資源におきます市内における認知度、好意度、こういったものを見てまいりたいと考えております。  推進期間といたしまして、目標年次は千葉開府900年に当たります2026年、平成38年までといたしまして、この間に記載のとおり節目の年というさまざまな年度がございます。こういうものを十分意識し、活用する中で進めてまいりたいというふうに考えております。  5番の推進の視点になりますが、四つの点を掲げております。  1点としまして、ソフト、ハード両面での展開という中で、四つの地域資源を町なかで日常的に見て、感じて、触れることができるようにする。その際に、先ほど申しました地域資源の背景にあるストーリーであるとか、概念的側面、こういったものも活用してまいりたいというふうに考えております。  二つ目、地域資源の関連づけによる活用、この四つの地域資源単独のみならず、有機的につなげて活用したり、その他四つ以外の多彩な地域資源、こういうものとの結びつけも含めまして活用をしてまいりたいと考えております。  3点目、歴史が現在・未来につながる展開といたしまして、四つの地域資源の歴史的な保全・活用にとどまることなく、現在、未来のライフスタイルにつながるような展開というものをあわせて行ってまいりたいと考えております。  4点目としまして、官民の多様な主体による取り組みの推進としまして、市民、団体などと対話交流を深めつつ取り組みを進めてまいりたいと考えております。  恐れ入りますが、裏面をお願いいたしたいと存じます。  6番としまして、施策の展開等を整理してございます。方向性としまして、方向性1から4、一番左側になりますが、四つの方向性にそれぞれ取組項目、右にまいりまして主な事業例という形での記載をしてございます。  まず、方向性1としまして、四つの地域資源の魅力あるコンテンツの充実、関連史跡や施設などを含みます地域資源自体の価値、魅力を高めることで、認知度、あるいは関心につなげてまいりたいと思います。  その際、(1)から(6)、それぞれ四つの資源のコンテンツの整備、あるいはその四つの地域資源を組み込んだ旅行、観光商品、あるいはキャラクターグッズ、こういったものを検討してまいります。  方向性2といたしまして、四つの地域資源に親しみ、楽しむ機会づくり、千葉市らしさ、まずは本市のお子さんから大人の方まで、その価値、内容を知っていただき、親しんでいただく取り組みというものを(1)から(6)、博物館における展示・講座の充実、学校における郷土教育の充実、市民が知る学べる機会の充実、そして、職員もその四つの地域資源等を十分わかるような形での研修の充実、さらにその認知を広げるためのイベント、あるいはつながりをつくるカルチャーの充実、こういったものに取り組んでまいりたいと考えております。  方向性3になります。「千葉市らしさ」の見える化の推進でございます。こちらも、(1)から(6)、鎌倉時代などのイメージ鎌倉時代に栄えた都市イメージ、こういうものの浸透、定着、ハスを目にできる環境づくり、町なかにビーチテイストを持ち込むような形での検討、いなげの浜への歴史的モニュメントの設置の検討、あるいは公共施設、駅などにおいて千葉市らしさを感じられるようなものの醸成、案内板の整備などとしてございます。  方向性4につきましては、これらの取り組みを千葉市らしさの醸成及びその発信、プロモーションをしていくという方向性でございます。(1)から(6)、千葉市らしさを市内外にアピールする記念行事、イベント、あるいはキャッチコピー等の検討、戦略的な情報発信、市民等が語り合える場づくり、さらに千葉氏に関係する都市との都市間交流の推進、6番目としまして、千葉氏等の歴史的な背景等の中から、「さきがけとなる」施策の推進、このようなところを方向性の取組項目としてそれぞれ整理しているところでございます。  なお、この戦略プラン推進期間5につきまして、千葉市においては、この四つの地域資源以外、戦後の、特に工業、鉄の関係であるとか、さかのぼりましてサツマイモの栽培、発祥であるとか、やはり固有の歴史、ルーツ等に基づく部分もございます。こういうものにつきましては、この戦略プラン推進期間後というものも見据える中で、この期間中に、終盤になると思いますが、そういった検討というものも、あわせて行うという考え方を示してございます。  7番になりますが、ロードマップといたしまして、6番にあります施策展開の方向性の1から4につきましてをどのような形で取り組んでいくかというところをお示ししてございます。  2026年、平成38年までを大きく三つの期に分けてございます。最初の3年間を復活期といたしまして、4資源の価値を整理し、認知度、関心度、理解度を向上させるというもの、中盤の4カ年におきましては、継承期といたしまして、千葉市らしいまち・ひと・くらしづくりが多彩な主体により進められる社会状態をつくるというもの、最後の4年間につきましては、飛翔期としまして積み重ねた千葉市らしいまち・ひと・くらしづくりの実践を土台に都市アイデンティティーを確立していく時期と、このような形で整理をしてございますが、その中で、方向性1と2におきましては、この当初の段階から中盤期にかけまして、例えば、方向性1、コンテンツの整備、それを継続していく、観光商品等の開発については継承期にかけまして展開等を行っていく、このような広がりを持たす形での展開を考えております。  方向性3、矢印上は、後半においての矢印となっておりますが、例えば、見える化事業の構想、こういうものの検討等につきましては、初期の段階から行う中で、それを計画、具体化をしていく、この具体化というものを後半にかけてということでの表示の意味合いとしてございます。  方向性4、いわゆるプロモーションの部分につきましては、それぞれの期間において、それぞれ行うこと、行うべきことという中で、アピールイベント、戦略的な情報発信、こういうものは、そのとき、時点時点において必要な、有効な発信等を行っていくという意味合いにおきまして、全期間を通じての矢印表示と、このような形にさせていただいております。  戦略プランにつきましては、このような形でまとめているところでございますが、6番の施策展開にあります主な事業例ということとしてございますので、この後さまざまに取り組んでいく中で、必要な事業、見直す事業、こういうものも常に考えながら行ってまいりたいというふうに考えております。  プランのほうは以上となりますが、もう1枚、この都市アイデンティティ戦略プラン(案)に対する意見の概要というペーパーのほうを、A3判縦判を置かせていただいてございます。  3月、1カ月間かけましてパブリックコメント市民意見募集を行った内容を、主な意見の概要を記載をさせていただいております。全体としまして、7名の方から15件の御意見のほうを頂戴してございます。  概要のほうを申し上げますが、まず、最初の第1章、1から4、4件のくくりにつきましては、ある種総論的なところとしての御意見となっております。  まず、1番としまして、策定の趣旨、アイデンティティーの確立、これは行政主導でできるものなのか、もともと人に言われなくても自然に地元に対する誇り、自信、こういうものが生まれる、これが本来のアイデンティティーの確立であり、その特徴がないことが特徴だというような言い方もあるのではないかと、具体的な取り組みというものは考えられるものの、市民が納得できないまま空回りのすることのないように、十分やりとりを行いながら進めていく必要があるという御意見でございます。  回答の概要を簡単に申しますと、おっしゃるとおり、他人に強制されてアイデンティティーと、こういうものが確立されているものではないというふうには当然考えております。今回、この四つの地域資源、特に千葉氏等、なかなかその存在、あるいは価値であったり、そういうものもなかなか知っていらっしゃらない方も多いという中で、まず、こういうような、千葉市には歴史的な、あるいはルーツに根差すような地域資源、こういうものもあるということを知っていただくというところからの取り組み、その際に先ほどのプランの推進の視点にありましたように、さまざまな方との対話、交流を通じて、このような形で取り組んでまいりたいというふうに考えております。  このような方向で、最終的にこの意見に対する市の考えというものをまとめてまいりたいと思います。  二つ目が、四つの地域資源という中で、大きく分けると四つ、このうちの三つの歴史資源と一つの自然資源、こういうところについて、なかなかやはり知れ渡ってはいないであろうと、そういう中で、歴史的資源、時間をかけてさまざまな教育などによって普及、認知をされる、そういうような要素が強いのではないか。歴史のみならず、地域的優位性、こういうものを踏まえる中で、産学官民共同、こういうものも含めて取り組んだらどうかという御意見でございます。  こちらのほう、先ほどの部分とやや重なる部分ありますが、四つの地域資源、こういう認知度についても、すぐさまやはりこれが急激に上がるというものではないというふうには考えています。  そういう中で、今回、学校における郷土教育、こういうものも含める中で、歴史、ルーツに根差した資源、まず、こちらのほうを知っていただくこと、さらに、そのほか多彩な地域資源との連携、こういうものも有機的な結びつけ、こういうものについても活用しつつ、市民等との対話や交流、こういうものを含めて取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。  3番、四つの地域資源という部分ですが、歴史上の政治的有力者を郷土への愛着、誇りに結びつけるというところは慎重に行うべきだと、例えば、プランに書かれている千葉常胤が安房に逃れた頼朝の側につくことをいち早く決定し、鎌倉幕府の創設にも重要な役割を果たした、ちょっとこういうところについて、千葉市の誇りとすることには違和感を感じると、千葉市において、若い世代の可能性を見出し、その活躍をサポートすることとは関係がないのではないか。歴史的には興味深いところではあるが、千葉市の価値観というものに結びつけるというものは、あってはならないのではないかという御意見です。  済みませんが、4番目もちょっとあわせてお話をさせていただきます。4番目の御意見につきましては、千葉氏という千葉に強いつながりを持つ一族とはいえ、あえて千葉市が取り上げる必要があるのかと、それよりも、現在でも好感度の高い加曽利貝塚オオガハス、こういうものに特化して力を入れていくのが順当ではないかという御意見でございます。  この部分につきまして、さまざまな、当然、当時歴史的なもの等の動きの中でというところはあったことかとは思います。ただ、例えば、千葉市が1126年、今の千葉市の礎としての開府、こういうような事実であったりというところはお話をしていく。その際に、今回、この先ほどもちょっと触れましたが、この四つの地域資源というものが、いわゆる現代の千葉市にも通じる部分があるのではないかというようなところについての記述を加えたいと考えています。  それは、千葉氏のような鎌倉武士、郷土に根差した暮らしぶりであったり、あるいは高齢になってから歴史に登場し、みずからも活躍をして、こういうような姿勢であったり、こういうところについては、本市の現代においても今後の展開等において通じるところがある。こういう内容等についても、記述のほうさせていただきたいと考えております。  それから、5番以降になります。それぞれのアイデンティティー確立に向けた取り組みについての、それぞれの事業案等についてを頂戴しております。  5番目といたしまして、大椎城の整備等の関係。6番としまして、放課後子ども教室等の活用であり、その際に、千葉市のふれあい子どもかるた、こういうものの活用をしてもらいたい。  7番としまして、図書館におきまして、地域資源の資料の収集など図書館の役割を高めるべきということ。8番としまして、千葉氏ばかりでなく、オオガハス、海岸の埋め立て、加曽利貝塚、こういうところの漫画化もしたらどうかという御意見。9番目としまして、郷土史の学習を、ぜひ、公民館の自主講座で行ってほしいという御意見。10番としまして、やはり職員が意外と知らないのではないか、その職員に対する研修、周知を行ってもらいたいという御意見。11番、現存の千葉城と史実の千葉氏の居館、居城とのギャップを解消できるような取り組みを進めてもらいたい。12番、市内の鉄道駅などに歴史を知る手だてとしての史跡等の案内板を設置してはどうかという御意見。13番としまして、転入された方々に対して、ウエルカム講座、千葉市の歴史案内、知っているとお得な情報などこういうものをお知らせをする、お伝えをする場というものを各区で毎月開き、これを市民の方、市民団体の方々が担うとよいのではないか、その招待券を転入手続の際に渡すというアイデアはどうだろうかという御意見。14番としまして、オオガハスサミットをやってみてはどうかという御意見でございます。  これらにつきましては、先ほどの施策展開の中で、主な事業例として取り上げているもの、あるいは取り組みの方向性、考え方として含めているものなど、あるいはそれ以外の御意見もあります。申しましたように、今、事業例として記載してございますので、これらの御意見につきましても、施策を具体的に考える中で、検討のほうをさせていただきたいと思います。  最後、一番下、その他でありますが、点字での御意見をいただいた中で、視覚障害者がみんなこぞって点字を読んでいる、平和な都市(千葉市)へというのが、ちょうど表紙、タイトルにこういう形で書かれておりました。この中では、いわゆる点字の歴史であったり、日常生活のかかわりというものが記載をされていまして、直接今回のアイデンティティーのプランに対しての御意見はなかったということで、ちょっとその他、直接関係のない御意見という形で整理をさせていただいているところでございます。  戦略プランの概要及び戦略プランに対します市民からの意見の概要の御説明については以上でございます。よろしくお願いいたします。 7 ◯委員長石井茂隆君) これより御質疑等がございましたらお願いしますが、一問一答の場合は、答弁含めおおむね30分以内でお願いいたします。はい、青山委員。 8 ◯委員(青山雅紀君) 一括でお願いします。よろしくお願いします。  まず、この戦略プラン案に対する意見の概要に関する、その意見をいただいた7名の方々というのは、どのような方々なのかと、この御意見をいただいた方々というのはおわかりになります。質問がややこしいですか。  一問一答じゃないので、この御意見をいただいた方々というのは、どういう方々を対象に回答いただいた方々なのかというのをお聞かせください。  あともう1点で、ちょっと質問変ですか。 9 ◯委員長石井茂隆君) いいですよ。一括だから。 10 ◯委員(青山雅紀君) よろしいですか。じゃ、済みません。あと続けて、千葉氏に関しましては、私も、先ほど講演会をお聞きしまして、すごく重要な人物だというふうに思います。各地域、地域によりまして、やっぱり歴史的な人物も必要なんじゃないかなと。できれば、戦国時代に活躍した武将のほうがよろしいかとは、有名な武将のほうがよろしいかとは思いますけれども、このような武将が千葉にいたというのは事実ですので。  また、源頼朝が、やっぱり助けられたことによって、鎌倉幕府を成立できたということで、この千葉常胤がいなかったら、鎌倉幕府も成立できていなかったんだという面から考えますと、非常に大事な人物じゃないかなということで、私は、もう千葉氏に関しましては推進していただきたいという意見でございます。  あと、3点目の、これは質問じゃございません。もう1点、加曽利貝塚なんですけれども、特別史跡化というのも、何年も前から取り組みされていると思うんです。実際、2026年の史跡化を目指して取り組んでいくわけなんですけれども、本当に史跡化登録できるのかどうなのか。  あと、地元の地域の市民の方からもいただくんですけれども、この加曽利貝塚古墳の近辺にも、さまざま古墳があるんですよね。ですが、その辺の古墳も巻き込んだ形での何か取り組みみたいなの……(発言する者あり)ああ、貝塚とかですね、その古墳も含めて、もう少し、何か地域にあるそういう資源をもっと巻き込んだ形での取り組みはできなかったものなのかというのも、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いします。 11 ◯委員長石井茂隆君) 答弁願います。はい、総合政策部長。 12 ◯総合政策部長 まず、1点目のパブコメのほう、7名ということで、こちらは公表の際も、特にどういう方ということはお示しはしないところで、市民の方から、7名の方から御意見を頂戴したという部分でございます。  それと、二つ目、加曽利貝塚の関係ですが、特別史跡化の申請等について、当初予定しているより、1回ちょっとおくれたという形はございます。ただ、今、教育委員会のほうに聞いている内容といたしましては、文化庁のほうと具体的なやりとり等をする中で、意見交換をしながら進めているというふうに聞いておりますので、今、私のほうで、これがもう確実にというのは、ちょっとなかなか言えないところですけれども、ある程度、そういうような段階に来ているということでは伺っております。  それから、近隣の貝塚等について、済みません、ちょっと今、具体的にこれと絡めて特別史跡化というものと絡めてという形の動きではないものかと思いますけれども、一方、市のほうでも、結局こういう文化財というようなくくりの中等では、ちょっと具体的に、今どういう形の対応しているかというところはわからないところありますけれども、こういう特別史跡化に合わせてのというような取り組み等についても、ちょっと必要に応じて考えていくということもあり得るかというふうには思っております。  以上でございます。 13 ◯委員長石井茂隆君) これ、アンケートに男とか女とか、年齢だとか、地域とか、そういうものはあるかどうかを、そういう質問だ。それと、加曽利貝塚の周辺のやつは、所管のところへ上がってきたのかどうか、それを政策調整課でやったのかどうか。はい、政策調整課長。 14 ◯政策調整課長 政策調整課です。  パブリックコメントのコメントいただいた方の属性については、基本的には外に出さないというルールになっていると思います。 15 ◯委員長石井茂隆君) はい、外に出さないの。男とか、女とか、そういうのは。それも出さないってことですか、年代とか。だって、出すときは、個名はもちろん挙げていなくても、どういう属性……(「市内外とか、そんなのもありますか」と呼ぶ者あり)はい、総合政策部長。 16 ◯総合政策部長 申しわけありません。男女等については、お出しできると思います。申しわけありませんが、今、ちょっと手元のほうにその内訳がございませんので、後ほど御報告をさせていただきたいと思います。 17 ◯委員長石井茂隆君) 青山委員。 18 ◯委員(青山雅紀君) その御意見に関しましては、本当にごもっともと感じる意見も多々ございますので……(「怒っちゃだめだよ」と呼ぶ者あり)でも、一応はそういう御意見として、確かにこの中に、本当にどういう、いろいろな考えの方おられますので、大事にしていきたいというふうに思って、はい。  あと、加曽利貝塚に関しましてはわかりました。またその都度確認させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。 19 ◯委員長石井茂隆君) はい、布施委員。 20 ◯委員(布施貴良君) はい、では、一問一答で、といってもそんなにしつこくやるつもりないんですけれども、まず、今、青山委員も言われましたように、千葉市には貝塚は複数あるわけですね。私が知っているのは三つしかないですが、加曽利貝塚と、それから貝塚町だったかな、あそこにもあるし、それから、さつきが丘団地の中の公園の中にもあるわけですね。ですから、多分、もっともっとあるんじゃないかと思うんですね。  ですから、そういったものを、中心は加曽利貝塚だと思うんですけれども、千葉にはこのような貝塚が築けたような、そういう自然的なもの、あるいは歴史的なもの等々、やっぱり解明しながら、特に加曽利貝塚については、その中心というかな。一番規模の大きな貝塚として、アピールするべきじゃないかなというふうに思いますので、この辺はいかがでしょうか。 21 ◯委員長石井茂隆君) はい、総合政策部長。 22 ◯総合政策部長 貝塚につきましては、全国に約2,700カ所あるうち、123カ所の貝塚が千葉市に集中しているという形で、ちょっと資源のほうの中でも整理をしています。当然、これは歴史的な意味合い、その中には、やはり7,000年前から5,000年前、2,000年にわたって、この地でいわゆる生活をしていたと、こういうような自然であり、その生活が成り立っていたと、こういうような部分も、歴史的な意味合いとしてあると思います。  そういう中では、先ほど、このプランを推進していくに当たりまして、その歴史そのものということに加えることの背景であったり、ストーリーであったり、こういうものもあわせて行っていこうというふうに考えておりますので、そういう中で、その暮らしやすさというようなものというのも、例えばですが、そういうものもあわせて出していきたいというふうに考えております。 23 ◯委員長石井茂隆君) はい、布施委員。 24 ◯委員(布施貴良君) それだけの貝塚があるということは、千葉のこの海岸、東京湾が非常に豊かな海であったということの背景だと思うんですね。ただ、それがいつの時点か、忽然と消えるわけですよ。それはなぜなのかというところですね。  例えば、気候の変化で、温暖化したのか、寒冷化したのか。縄文時代、そういう変化が非常に激しいということをちょっと聞いたことがありますけれども、そういう歴史の、あるいは気候の変動とか、そういったことも含めて、あれだけの貝塚を築いた人々が、どこから来て、また、どこに行ってしまったのかとか、そういったことは、やっぱり解明することによって、この意見の中にもありますけれども、千葉氏だけ漫画にするんじゃなくて、加曽利貝塚のほうも漫画にしたらどうだという話はありますが、漫画にするかどうかは別にしても、そういったことは詳しく調べて、子供たちにそういうわかりやすいパンフレットをつくっていくということは、単に歴史を学ぶだけではなくて、自然的なもの、あるいは社会的なものを勉強させることになるんじゃないかと思いますので、それは、私は、ぜひやるべきだと思っていますが、いかがでしょうか。 25 ◯委員長石井茂隆君) 総合政策部長。 26 ◯総合政策部長 今、特別史跡の申請に当たって、いわゆる報告書等で、その中にどこから来てどこへ、あるいは気温の変化等でが入っているか、今わかりませんけれども、やはり、この貝塚、世界的にもという意味で非常に貴重な、重要な貝塚であります。  その暮らしというものを含めつつ、さらにやはり、市内にこれだけのものがあるということ、それをお子さんであればその年ごとに、どういうようなことを伝えていくかというところも踏まえながら、やはり誇りの持てる、千葉にこういうものがあるんだというもの、そういうものに結びつけられるような形で、学校と教育委員会とも、そのあたりというのは協力してやっていきたいと考えております。 27 ◯委員長石井茂隆君) これ、収束したというのは、収束していくんだよね。だから、そういうのを博物館とかでやるとか、あるいは一般的にやるには大変だとか、そういうことでないと、4本柱でやるのに、それぞれに詳しくやっていたんでは、覚えるものも覚えられないし、アイデンティティーにもならないんじゃないか、そういうのを今の質問の中で出ていると思うんだけれども、その辺をやっていくんじゃないのかな。では、改めて、布施委員。 28 ◯委員(布施貴良君) 今、委員長のほうからも補足はしてもらったんですが、いずれにしても、例えば、あそこの貝塚をつくった人々というのはどんな人だったのかと、佐倉の歴博に行きますと、縄文時代人の人骨と、弥生時代人の人骨、微妙に、私が見てもそう大きく違っているのかなという感じもしますが、微妙に違うわけですよね。  当然、加曽利貝塚をつくった人たちは縄文人なのかなという感じがするんですけれども、ただ、縄文人とも弥生人ともつかないということもあるかもわからないですよね。ですから、これは貝塚の場合は、人骨が比較的保存されやすいということもあるでしょうし、そのDNAを鑑定してもらうということによって、縄文人、あるいは弥生人に近いのかというのも、わかるかもわかんないですよね。  ですから、そういったことも含めて、やってみたらどうかということですね。それは一つ、これは先ほどの関連の中でお願いしておきます。  それから、千葉氏に関しては、これも意見の中にあるわけで、この辺は政治的な有力者を郷土の愛着や誇りに結びつけることは慎重じゃなきゃならないとか、千葉常胤が頼朝の側についたこと云々とかっていうことで、違和感を感ずると、こうありますけれども、それから、千葉常胤が果たした役割、確かに頼朝を擁して、鎌倉幕府を打ち立てるのに大きな功があったというのは、そういうことなんですけれども、もう一つ、大きく見ると、平氏が武士の集団の頭目ではあったんですが、結局京都のあたりに住んで公家化しちゃったということによって、武士からすると堕落したという話で、それが結果的には頼朝につながっていって、最終的に関東の武士集団が京都の公家集団を打ち破って、関東に政権を立てたわけですよね。  まず、鎌倉につくって、なおかつ、その後は、たしか徳川も源氏だと称していますよね。それで、江戸に幕府を開いた。その後は御承知のとおりで、とうとう京都にいた天皇陛下までこっちに連れてきちゃったということなので、そういう日本の首都を関東に持ってきたという、そのきっかけになっているわけですと私は思うんですね。  ですから、そういうことを考えていくと、関東の武士集団が果たした役割というのを、もうちょっと掘り下げながら、その中に千葉氏がいたんだということを位置づけをすると、なるほどというところも出てくるのかなと思いますが、その辺は何か研究されていますでしょうか。 29 ◯委員長石井茂隆君) 難しい話だ。はい、政策調整課長。 30 ◯政策調整課長 千葉氏の果たした役割等については、なかなか資料的に限られているところもあって、解明することは難しい点も多々あるという認識ではございます。  そういった中で、今回、パブコメの回答のほうでも、答える説明を先ほどしておりますが、鎌倉武士の生活が、地元に密着して、生活と、それから生活のためのさまざまな手段、生産の場、そういったものが密着しているというような視点を、今回、割と重視して、そのあたりを現在の千葉市のイメージということに重ねているというようなところでございます。  委員のおっしゃられた首都を関東に持ってきた評価というものも、一面ではあるのかもしれないとは思うんですけれども、まず、そこまで広く広げるというよりは、まず、千葉市のアイデンティティーとして、千葉氏というものを取り上げていると、起点、基準になるものとして取り上げているというところでございます。  以上でございます。 31 ◯委員長石井茂隆君) はい、布施委員。 32 ◯委員(布施貴良君) この千葉市のアイデンティティーは千葉市民のアイデンティティーだけじゃなくて、それがやっぱり全国に評価されるということでなければ、私はいけないと思うんですよ。  そのことによって、ああ、俺たち千葉市はそうやって全国の人から思われているのかという、場合によっては世界ということもあるかもしれないですね。ですから、そういう鎌倉幕府を開く、それ以降、関東に日本の首都が持ってこられたということについては、それはやっぱり、いわゆる関東武士の体質は、関西の武士集団とちょっと異質なのかなという気もしますので、そこは一つ解明しながら、やはり、私が今申し上げたようなことも、私の説ですから、ということですので、いろいろ研究していただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。
    33 ◯委員長石井茂隆君) はい、野本委員。 34 ◯委員(野本信正君) 皆さんが懸命に努力されて、ポスターがいっぱい張られておりますけれども、市民からどんな反響いただいているでしょうか。突然武士の絵が出てきて、いかがですか。何も反応ないですか。 35 ◯委員長石井茂隆君) はい、都市アイデンティティ推進室長。 36 ◯都市アイデンティティ推進室長 都市アイデンティティ推進室、市倉でございます。  ポスターにつきましては、おおむね好評の、むしろ御批判の御意見は特にいただいていないという状況でございます。 37 ◯委員長石井茂隆君) はい、野本委員。 38 ◯委員(野本信正君) 意見が届いていなくて、おおむね好評というのはさっぱりわかりません。千葉氏とアイデンティティーみたいなもんですね、きっとね。  それから、パブコメで7名が回答されたということは、期待どおりの人数なんですか。 39 ◯委員長石井茂隆君) はい、総合政策部長。 40 ◯総合政策部長 パブコメをするに当たりまして、特に何人というものを目標設定しているわけではございません。  ただ、もっと多くの方から御意見があってもというふうにも思う一方で、割とほかの計画等についてのパブコメも、比較的ちょっと少ないような数字もありますので、このぐらいの数字なのかなという、ちょっと両面はあるかと思います。 41 ◯委員長石井茂隆君) はい、野本委員。 42 ◯委員(野本信正君) ポスター張りめぐらせてパブコメした割には、たった7名と私は思いたくなるんですけれども、しかも、出ているこの1、2、3、4は、全部批判的なんですよ。特に、千葉氏については、何か全然、違和感を感じるという人が多いんで、そういう中で、この四つの資源を、今後基本にして戦略プランを練っていくということは、これは、それでいいのかという疑問もあるんですけれども、四つのプランだけでいくのは、いかがなものかという意見もあるのかなと思うけれども、どうですかね。 43 ◯委員長石井茂隆君) はい、総合政策部長。 44 ◯総合政策部長 今回、平成26年の基礎調査から始まった中で、やはり、歴史的なもの、あるいは千葉市でのルーツ的なもの、こういうもので、確かに、しかもそれが余り認知をされていないという中で、やはり、千葉市の礎であったり、昔、先ほどありましたように、太古の人が住みやすい環境で、長い間住んでいた。  こういうものというのは、やはり、こういう事実があるというのは、まず、知っていただく中で、それに対して評価というもの、これは、そういう必要、重要な人であり、重要な事象であるということは、事実であると考えますので、そのあたりを訴えていきたいと思います。 45 ◯委員長石井茂隆君) はい、野本委員。 46 ◯委員(野本信正君) 委員長、意味のない文言は避けて、簡潔に答えるように言ってください。時間がないんですからね。  歴史の問題でいうと、千葉市が施行して85年ですか、そのぐらいですか。もっとなる、90……(「大正12年」と呼ぶ者あり)それで、そのころの人口、たしか3万人ぐらいだったでしょう。それで、戦後の人口というのも何万ぐらいの段階だったと思うんですね。私が議員になったころは、昭和46年は30万人ぐらいだったですが、倍々ゲームでどんどんふえていったということがあるんですけれども、それで、ちょっと私が言いたいのは、きょう、千葉氏のお話聞きました。  あれはあれで、そういうことを本当に考えて、何とか盛り上げようとしている人としてはすばらしいと思うんですよ。そういう人の集まりでやる範囲は、全然構わないんだけれども、市民全体のものになっていくのかなという点で、非常に危惧を感じたということで、本当に、じゃ、千葉氏のほうが内紛で滅亡しちゃって、お城もつくらなかった、戦国時代の武将でも何でもなかった、町が残っているわけでも何でもないと、その中で寒村になって、佐倉のほうに転領になっちゃったりしていく中で、その後、明治からこういうふうに大正にかけて、千葉市という市が認知されて、そして、県庁所在地になって、今日これだけの人口を抱えるようにして発展していったという点では、千葉市の今の発展のルーツというのを、千葉氏以後に求めるとしたら、何なんですか。千葉氏以後、今の千葉市の基礎を築いた、開いたという、それは何なんですか。860年前はわかりますけれども、もっと手前。 47 ◯委員長石井茂隆君) はい、総合政策局長。 48 ◯総合政策局長 今、おっしゃったことは、恐らく一般的な市民の感覚として、今の千葉市がどういうふうに見られているかというものと通ずるところがあるんではないかと思うんですけれども、一般的に私どもが今まで感じていたのは、戦後、第二次世界大戦後に、千葉市が復興をして、その後、臨海部に大きな製鉄所が来て、東京都のベッドタウンとして、あるいは県都として、爆発的に人口が増加をしていった。そのときに、大きく市域が拡大し、市政が拡大し、そして、やがて政令指定都市になったという、そういうようないわゆる人口急増と関連した、そういう市政の発展、まちづくりが、これが非常に今の市民の大きなイメージではないかというふうに考えております。  そういった点で、今回行いました基礎調査の中でも、幕張のイメージが千葉市の中ではとても大きいというような意見もございました。ということではありますけれども、その890年前に、この町が千葉氏によって起きたというのを、一つの大きなきっかけとして、今は、この後、先10年を見据えて、千葉市のイメージを確立をしていきたいと、これが今回のアイデンティティー戦略プランでございます。 49 ◯委員長石井茂隆君) はい、野本委員。 50 ◯委員(野本信正君) 説明はそういうことでしょうけれども、だから、今の大きな千葉市ができている基礎というか、きっかけというのは、もうちょっと違うことだと思うんですね。ですから、今、住んでおられる皆さんで言えば、本当に、千葉市に根っから住んでいる人というのはほんのわずかで、それ以後、ずっと入ってきていただいた方たちだと思うんですよ。  だから、その人たちが、千葉市に対して愛着持つとなると、やっぱりそこのところがもっと大事なんじゃないかなって感じで、何とは言えませんけれども、この四つに限っちゃうのは、ちょっと無理があるのかなという気がします。  それから、先ほどから出ていた加曽利貝塚と海辺の問題で、今、今回海辺と言っているのは今の人工海浜などを含めた海辺のことを言っているんだと思うんですけれども、海辺で言えば、加曽利貝塚の時代に、海がもっと加曽利のほうまで入り組んでいたのか、川があったのか、よくわかりませんけれども、海でこの生活ができて、食文化もあって、じゃ、その後千葉はどうだったかというと、埋め立てする前までは、検見川、寒川、それからいなげの浜、ずっとこの潮干狩りができて、それで、非常に文化的な人たちもいっぱい来たりして、何とかさんが別荘建てたり、そういうようなこともあった。  ですから、加曽利貝塚から、そういう潮干狩りができる海辺から、現在の海辺という、やっぱり歴史的に千葉市が海に恵まれていって、いろいろな文化や生活が発展していっているんだというところに光を当てないと、今の海辺だけではどうなのかなと思いますけれども、いかがですか。 51 ◯委員長石井茂隆君) はい、総合政策部長。 52 ◯総合政策部長 今おっしゃっていただいたとおり、過去、海辺というもの、現在のビーチ、人工海浜ということだけではなくて、過去には、いわゆる歴史的な背景というものもあります。そういう中で、暮らしやすさ、あるいは避暑地としてのにぎわい、こういうものにもつながっていますので、そういう背景、歴史的なものもあわせて、やはりこの海辺の中には取り込んでいきたいというふうには考えています。 53 ◯委員長石井茂隆君) 野本委員。 54 ◯委員(野本信正君) 時間がないんで、終わりにしていきたいと思いますけれども、せっかく金親局長、局長になられて、総合政策局長というのは……今マイク……ということで、金親局長がなられたかどうかは知りませんけれども、この四つの推進観点だけで、しかも、ここに書かれているように、行政が主導してできるものなのか。  私は、このことについては、私自身も、もっときつい言葉で、上からの押しつけでできるものなのかと発言していますけれども、それは、やっぱりアイデンティティーにはかなり難しい問題だと思うんですよ。ないから、焦っているんじゃないのかと思うんだけれども、やっぱりこういう難しい時代に局長に任命されたんだから、こういう何か四つのことだけにこだわらないで、市民の中からもっといろいろな意見出してもらって、そういう中で、やっぱり醸成していくというアイデンティティーにしていかないと、これうまくいかないと思うよ。  さっき、青山委員も質問したけれども、加曽利貝塚の指定なんて、えらいことだよ。もう、10億円かかるんだからね。その辺、どうですか。優秀な局長。 55 ◯委員長石井茂隆君) はい、総合政策局長。 56 ◯総合政策局長 パブリックコメントの中にあった御意見のように、アイデンティティーというものは行政がつくり上げるものではないんではないかというような印象については、これは、ごもっともな意見だというふうに思います。  そもそも、都市アイデンティティーというものは、市民の中からの自然の発露であったり、そういったところから本来は形成されるべきなものでありますので、恐らく、日本中の有名な都市でありますとか、世界中の都市では、そういうようなところから、それぞれの都市の誇りであったり、らしさというものが生まれているんだと思います。  残念ながら、千葉市の場合は、これまでそういうような取り組みをしてまいりませんでしたし、都市の形成が先ほど申し上げたように、どちらかといいますと、発展が戦後の経済成長の中で発展をしてきたという中で、そういうものが市民の中には根づいていないというようなのが現状であろうかと思います。  そういういったところに着目をいたしまして、今回、私どもの御提案として、太古の歴史、加曽利貝塚の博物館、そしてオオガハス、それから、この千葉の地の基礎となりました千葉氏、そして、先ほど野本委員おっしゃっていたように、千葉を支えてきた自然豊かな海、これをとりあえず市民の皆様に御提示をしながら、この先10年間でアイデンティティーというものをつくり上げていきたいというような思いでおります。  以上でございます。 57 ◯委員長石井茂隆君) 野本委員。 58 ◯委員(野本信正君) 意見にしますけれども、四つのほかに五つ目をつくって、市民の皆さんの御自由な意見、どうぞお聞かせくださいとか、そういうふうにしていくべきだと私は思いますね。 59 ◯委員長石井茂隆君) ほかにございますか。総合政策局長、ありますか。はい、総合政策局長。 60 ◯総合政策局長 プランの中にも、推進の視点の中に、四つの資源のほかにも、そのほかの資源とも有機的に連携しながらというような表現を入れさせていただいておりますので、ほかの資源も、有効に活用をさせていただきたいというふうに思いますし、市民の御意見をなるべく取り入れていきたいというふうに思っております。  以上です。 61 ◯委員長石井茂隆君) はい、近藤委員。 62 ◯委員(近藤千鶴子君) 一問一答でお願いいたします。  まず、策定の趣旨で、市民が住み続けたい、住んでみたいというふうに言われるためには、千葉市にとって、今何が必要だとお考えでしょうか。 63 ◯委員長石井茂隆君) 答弁願います。はい、総合政策部長。 64 ◯総合政策部長 住んでみたい、訪れてみたい、例えば、冒頭申しましたが、今回の地方創生の中でも、さまざまな意味からの重点戦略というものを設けています。それは、子育ての関係であり、高齢者の方の関係であり、その中にも、アイデンティティーというものが入っていますけれども、そういう意味では、これは単独で何をやってできるというものではなく、総合的なところではないかというふうには考えております。 65 ◯委員長石井茂隆君) はい、近藤委員。 66 ◯委員(近藤千鶴子君) 皆さんたちの資料の中には、千葉市独自の存在感を持つことが、そういったことが必要だというふうに書かれていますよね、この資料には。そうであれば、千葉市独自の存在感を持つことと、住んでみたい、住み続けたいと感じるということは、私は別物だというふうに思っているんですよね。  だから、そこら辺の考えは、どういうふうにお持ちですかということと、それが策定の趣旨の中に、そういうことを、住み続けたい、住んでみたいと思える市をつくるために都市アイデンティティーを確立して、戦略的に展開していくことが必要だということで、都市アイデンティティーを策定するというのが趣旨ですよね。  そうであるならば、皆さんたちが考えられる千葉市民が住み続けたい、住んでみたいと思えるのが、この四つのことなのかどうかということなんですよ。  それと、アイデンティティ戦略プランの中の数値の中に、千葉市に住み続けたいと思う市民の割合は、もう既に87%いるんですよ。87%は千葉市に住んでみたい、千葉市が好きだと言っている人がいる中で、あえて、先ほども野本委員がおっしゃっていましたけれども、歴史を振り返ることもすごく大事です。そのことを聞くことも、決して嫌なことではないです。  ただ、それを800年前にさかのぼって、私はこう思う、俺はこう思う、俺たちはこう思うというような人が、いろいろな人が歴史なんだから、真実なんてわからないわけですよ。ですから、先ほどの大川先生の話だって、えっ、これ本当の話って1回思い始めちゃえば、話なんて聞けないわけですよ。それを、全市民が、ええ、そうなの、そういうことなのというふうなことを確立することが住み続けたい、住んでみたいと思える町とは、私はとても思えないんですよね。  ですから、策定の趣旨と実際にやられていることが非常に乖離しているように私はこの概要を見て思ったんですけれども、ここがどうしてこういうふうになるのかというのが、私は賢くないせいか、全くわかりません。  本市の歴史と固有性を知ってもらうことと、アイデンティティーの確立というのは、私は別物だと思います。そこら辺のことをきちっと理論構築していただかないと、私たちが市民に聞かれたときに、私は、このことに非常に疑問を持っているので、答えようがないです。  ですから、少なくても皆さんたちが、87%の市民が、千葉市に住み続けたいと言っている人たちに対して、どういう意味で、都市アイデンティティーの確立が必要なのかということを、わかるように説明していただけますか。 67 ◯委員長石井茂隆君) はい、総合政策局長。 68 ◯総合政策局長 今回、都市アイデンティティーを千葉市の中で戦略的に確立したいという思いは、この千葉市を市民の皆さんが誇りに思って、まさに住んでいてよかったというような、いわゆる具体の何々の施策というよりも、千葉市のプライドといいますか、誇りといいますか、そういったものを市民の皆さんに持っていただけたら、よりすばらしい町になるんではないかと、ちょっと漠然とした言い方で申しわけないんですけれども、都市アイデンティティーというのはそういうものではないかというふうに思っております。  そのために、一つの素材として、この中にも書き込んでございますけれども、この四つの資源を基準、起点として、そのような思いが沸き起こってくればありがたいというような思いの中で、アイデンティティー戦略プランを今回は御提案をさせていただいたというようなものでございます。 69 ◯委員長石井茂隆君) はい、近藤委員。 70 ◯委員(近藤千鶴子君) 私は、誇りを持つことは否定はしません。ただ、策定の趣旨に、住み続けたい、あるいは住んでみたい、訪れてみたいということであるならば、そのことをメーンにした理論構築が必要だというふうに思います。  ですから、その誇りを持つことが千葉市に住み続けたいことにはならないわけですよ。私たちにとっては、老後どうなるのか、年とったらどうなっていくのか、あるいは若い人たちにとっては子育てがしやすい環境なのかどうか。  若干、スリット1行に、これまでの取り組み子育て支援、教育、高齢者施策などに加えと書いてありますけれども、このことが十分と言えない中で、千葉市に誇りを持ってくださいといって千葉氏を出す、ほかのいろいろなものを出して、千葉市に誇りを持ってアイデンティティーが確立したから、千葉市に住み続けたいというふうにはならないというふうに私は思いますので、これは一人の意見として聞いていただければ結構ですし、私は、先ほど野本委員がおっしゃった策定の趣旨の、この意見の概要、このパブコメの意見の1番目と2番目は、本当に私はそのとおりだと思います。  ということは、こういうふうに思っている人は、そんなに少ない人数ではないと思います。その人たちに対して、千葉市が主導でアイデンティティーの戦略をするということであれば、それなりの理論構築と、それから、戦略を持たない限りは、途中でポシャってしまうというようなことがくれぐれもないように、アイデンティティーとか言っていたけれども、あれどうなったということがないように、ぜひしていただきたいというふうに思います。  以上です。 71 ◯委員長石井茂隆君) はい、松井委員。 72 ◯委員(松井佳代子君) 一括質問でお願いします。2点お願いします。  一つ、この漫画、さっきも話題に出ましたけれども、こちらのほう、昨日配っていただいたので、ちょっと持って帰りまして、それをちょっと身近な方に見せたときに、すごく立派ですねと、これ幾らかかったんですかということが一つと、これどうやって使うんですかと、一体これみんなに配るんですかとかということがあったんですけれども、ちょっと、これの費用と、あと、それから、どのような使い方をするのかということと、あと、何部今回つくられたのかということを教えてください。それがまず、1点です。  それから、2点目が、今回この千葉常胤の御講義もいただきましたけれども、実際に四つの地域資源の中で、加曽利貝塚なんかは平和で豊かな海辺があって、みんなで共生していたという社会、また、オオガハスというのも、やはり交流や平和の象徴と、海辺というのも、豊かな暮らしがあったということで、先ほど野本委員のほうもおっしゃいましたけれども、やっぱり海辺を中心としたまちづくりというのが千葉市でなされてきたんですけれども、この千葉常胤だけが、ちょっとひょっと出てきたというか、これだけちょっと唐突な感じが私はするんですけれども、この先、千葉常胤を海辺とか、ほかのものとどう連携させていくのかというところが、お考えがありましたらお聞かせください。  以上、2点です。 73 ◯委員長石井茂隆君) はい、答弁願います。都市アイデンティティ推進室長。 74 ◯都市アイデンティティ推進室長 都市アイデンティティ推進室でございます。  まず、漫画の金額と作成した部数でございますけれども、全体で約330万円で、作成をしたのは1万5,000部でございます。ですので、単価にいたしますと、大体1冊220円ぐらいかと思います。  主要の用途ですけれども、市内の全小中学校に既に配布が終わっております。これは、朝の読書の時間、あるいは6年生の社会科の時間に使うということで、教育委員会と調整をしているところでございます。  その他、一般市民の皆様方には、図書館、公民館に配架を済ませておりますので、そちらでごらんいただく。それから、今後ですけれども、銀行や病院等の待合室に置いていただくということで、調整を図りたいと思っております。  以上でございます。 75 ◯委員長石井茂隆君) はい、総合政策部長。 76 ◯総合政策部長 2点目の、千葉氏と海等のつながりです。済みません、今、具体的にどういう形のつながり、連携、ストーリーを持たせてというところは、具体なところにはなっていません。  どちらかというと、千葉氏は千葉の開祖、千葉を開いたというような色合いで捉えていたところが多いところですので、ただ、地形的には周りを海に囲まれているという、この中で結びつけ等についても、ストーリーづけできるような形があれば、そういうものでの連携を図っていきたいというふうに思います。 77 ◯委員長石井茂隆君) はい、松井委員。 78 ◯委員(松井佳代子君) では、この千葉常胤の漫画のことで、もう1点御質問なんですけれども、こちらのほうは、学校とか図書館とかというのは、結局、差し上げるということではなくて、貸し出しという形を考えていらっしゃるのかどうかということが一つ。  あと、この千葉常胤と海辺のかかわりということなんですけれども、強いて挙げれば、月星ですかね、妙見信仰とかそのあたりになるのかなという気はするんですけれども、実際、この漫画に関しても、そこまで深くは描いていないんですけれども、この続編とかもつくられる予定なのかどうかということを、2点だけお願いします。 79 ◯委員長石井茂隆君) いいですか、答弁願います。はい、総合政策部長。 80 ◯総合政策部長 今回、学校等について、基本的に学校の中、あるいは場合によってはおうちに持っていってということですが、貸し出しという形で考えています。  それで、続編についてですが、今の時点で、まだ考えにはありません。 81 ◯委員長石井茂隆君) はい、松井委員。 82 ◯委員(松井佳代子君) ありがとうございました。  最後、要望だけ一つなんですけれども、やはり、結構千葉市といいますと、皆さん近未来都市というんですかね、やはり、幕張メッセとか、きのうもドローンとかございましたけれども、おとといでしたっけ、ああいう感じのやっぱりイメージが強いのかなという感じがあって、突如、890年前の人が出てくるというのは、何かすごく私自身も唐突な感じもします。  やっぱり、海辺というところが非常に今、クローズアップされているんですけれども、海辺なんかよく聞きますと、やはり、いなげの浜に子供たちを連れて潮干狩りに行ったとか、そういう話がありますので、以前、新婚旅行で宮崎のほうにいらっしゃった時代があるそうですけれども、そういうときの人たちが、今宮崎にまたあのときをもう一度じゃないんですけれども、戻っているというか、見に行っているという、そういうツアーが結構はやっているんですね。  だから、潮干狩りのところをもう1回見に行こうとか、そういったようなツアーでもあれば、またちょっと稲毛のあたりに、でも今は変わっているよというようなイメージとか、何かちょっと戦略的に、やはり考えて、ただ海辺ですというふうに売り出すだけではなくて、ちょっと考えていただいて、また、千葉常胤のほうも、何とかうまく巻き込める形をつくっていただけるように要望させていただきます。  以上です。 83 ◯委員長石井茂隆君) はい、川村委員。 84 ◯委員(川村博章君) 一問一答でお願いをします。  まず、ちょっと今、松井委員からも出ておりましたけれども、この千葉常胤公の物語、小学校、中学校、配るという話がありましたけれども、実際、今、特に市倉室長は前教育委員会にいらしたから詳しいかもしれないけれども、学校の授業の中では、日本史というか、歴史の教育をやっているところがあると思うんですが、今、小学校の歴史の教科書だとか、中学校の歴史の教科書において、この千葉常胤さんというのは載っているの、載っていないの。そこの部分、ちょっと、だから教育の現場で教えている項目に入っているのか、入っていないのか。その辺について教えてください。 85 ◯委員長石井茂隆君) 答弁願います。はい、都市アイデンティティ推進室長。 86 ◯都市アイデンティティ推進室長 都市アイデンティティ推進室でございます。  ちょっと、教科書にしっかり載っているかどうかまでは、確認をしておりませんので、申しわけございません、はっきりお答えをすることができません。
     ただ、「わたしたちの千葉市」という副読本がございまして、その中には記載がされているというのは確認をしております。授業の中では、それらを使ってやっていくというふうに聞いております。  以上でございます。 87 ◯委員長石井茂隆君) はい、川村委員。 88 ◯委員(川村博章君) まず、やっぱりそこは、全体論として確認をしておくべきだと私は思います。というのは、例えば、小学校の授業とか、中学校の授業で、例えば、千葉市に住んでいる子供たちは同じようにこういう人がいてねという教育あるのかもしれませんけれども、例えば、ここに今、私は持ってきていないけれども、米持委員お持ちで、例えば、源頼朝をして父と呼ばしめた男と、ここに出ていますよね。  例えば、これは千葉市の子供たちはみんなこう習ったと、そうしたら、全国のそのところ見たら、教科書にも出ていないから、千葉常胤さんって誰となったならば、これはやっぱり話の土台が違っちゃう話ですから、やっぱり、こういうものをつくられるとき、そのときには、しかも何も知らないというか、純真無垢な子供たちにやはり渡すものですから、公の評価としてどうなっているのかというのを、きちんと調べてからやらないと、ある意味じゃ、知らなかった子供たちが恥かいちゃうみたいになっちゃったらかわいそうなことになるし、やはり、社会的な位置、現在の、例えば、指導要綱の中に入っているか、入っていないか、やっぱりそのぐらいは調べてから臨んでいかないと、ちょっと万が一のときには、大きな形になってしまうのではないのかなというように思うんです。ここは非常に、早く確認をとっていただきたいと、まず申し上げておこうと思います。  次に、今ちょうど会話の中で出てきましたけれども、「わたしたちの千葉市」という、たしか副読本は、これは3年生のときか何かにやったんだよな、川合副委員長も千葉だよな。(川合副委員長「はい」と呼ぶ)ただ、多分、ここの席の中で、小学校が千葉市だったというのは、多分、少数派だと思うんですね。そうすると、要は、今「わたしたちの千葉市」と多分言ったときに、千葉市で習っていた人は、はんとなるけれども、千葉市で勉強していなかった人はそんな本も知らないよというか、子供がたしか読んでいたわねというところあると思うんだけれども、これは一般の人に対して売っているのか、売っていないのか、その辺について教えてください。 89 ◯委員長石井茂隆君) はい、都市アイデンティティ推進室長。 90 ◯都市アイデンティティ推進室長 「わたしたちの千葉市」、一般販売はしておりません。 91 ◯委員長石井茂隆君) はい、川村委員。 92 ◯委員(川村博章君) そうすると、千葉市に、ある意味では、千葉市の場合には、さっき野本委員のほうから、もともと出身者のほうが少ないんだというお話がありましたけれども、そうすると、ほかの都市から来た人たちは、千葉市のことについて詳しく知ろうという意味では、「わたしたちの千葉市」という本は非常にいい本だし、逆に、こういう町なんだよということを教えるために、教育教材として使っているやつなんだけれども、それを、じゃ、どうやって市民が触れようとしているのか。  要は、市民はどういうところでそれを見ればいいのかとか、見たいと言ったりとか、くれと言った人に対しては、どういう対応を千葉市はしているのか、教えていただければと思います。 93 ◯委員長石井茂隆君) これは、子供たちに教えるためにつくった副読本だよね。(川村委員「だから、それはどこで見られるのというの、例えば、一般の人が」と呼ぶ)一般の人が……(川村委員「くれと言ったらもらえるのということです」と呼ぶ)はい。(「ないんじゃないの」「毎年つくっていますよ」「我々だと教育委員会」と呼ぶ者あり)じゃ、一般の人は、はい、総合政策部長。 94 ◯総合政策部長 わかりません。 95 ◯委員長石井茂隆君) はい、川村委員。 96 ◯委員(川村博章君) もうこれ以上、というか、やっぱりこの辺のことというか、せっかく今、もともと都市アイデンティティーということで始めたときに、せっかくこういう都市ですよというのを子供たちにも教えているのが「わたしたちの千葉市」であるわけだから、それの扱いについては、やっぱりアイデンティティーとしては、やっぱり基本中の一丁目中の一番地だと、私は思いますので、その辺はちょっと調べて、御報告をしていただければというふうに思います。  それから、さっきの近藤委員からの質問にも、少しかぶってくるところはあるんですけれども、今回、配っていただいた3ページのところの中に、都市イメージということで、このアンケート調査をされていたデータがあるかと思うんだけれども、ここの中では、千葉市らしい地域資源と思うかというのが、五つの項目が出てきて、加曽利貝塚から幕張メッセまで出ているけれども、いずれも、市内、県内、県外でも、一番多い数字として出ているのは、幕張メッセだけれども、以後、なぜ幕張メッセの記載がないのか、それについて教えてください。 97 ◯委員長石井茂隆君) はい、総合政策部長。 98 ◯総合政策部長 認知度等は、この数字のとおり幕張メッセが高いところであります。その上にあります都市イメージイメージとしての古いものと新しいもの、これは当然、ここの新しいものに幕張メッセは入るわけですけれども、その幕張メッセ、幕張新都心に係る施策等はもちろん進めていく中で、今回、このアイデンティティーとして、歴史的な、あるいはルーツ的なという形の中では、評価が低い、使われていない、こういう中の加曽利以降、四つについてをこの地域資源として取り上げたという形であります。 99 ◯委員長石井茂隆君) はい、川村委員。 100 ◯委員(川村博章君) そうすると、この3番目の一番下のところの星印で、都市アイデンティティー、本戦略プランでいう都市アイデンティティーとは、本市固有の千葉市らしさを意味するものであり、本市ならではの魅力や独自性を生かして、都市戦略として中長期的に一貫性や統一感を持って、市内外にアピールすることで、市民の愛着や誇りの醸成とともに、本市の都市イメージとして定着させていくものを言いますという、この部分が出てきちゃうと、何かみんなの多くが持っているものは無視しちゃって、俺たちの考え方どおりだぞという、何かわがままさしか感じないのは、これは私だけなのかどうか。  何か、そうすると、この辺のちょっとつくり方的に、ちょっと違和感を感じるんだけれども、それについての感想を求めたいんですが、ちょっと、今のあれとのここの絡みがよくわからないんだけれども、これはどういう意味で出したのか、そこを教えていただければと思います。 101 ◯委員長石井茂隆君) はい、総合政策部長。 102 ◯総合政策部長 こちらのほうで、都市アイデンティティー、このプランの中での定義づけのような形で書いてあります。この中で、本市固有の千葉市らしさ、当然、これには新しいものも古いものもと、入るという部分はあると思います。  ただ、今回、先ほどの話になってしまいますけれども、この基礎調査等を通じる中で、やはりそもそも千葉市がどういうような成り立ちでできてきているか、そういう形での歴史的な意味合い、ルーツ、そういうものについてを取り上げていく、それをまず、知っていただくような取り組みを進めていきたいという中で、この四つを取り上げて、この後、また知っていただくという中で、いろいろ市民の方等とも対話、交流の場をつくっていきたいというふうに考えています。 103 ◯委員長石井茂隆君) 川村委員。 104 ◯委員(川村博章君) 特に気にするのは、先ほど、この1枚ぺらのほうでは、四つの地域資源を生かした旅行観光商品の充実なんていう項目も出ていたけれども、やはり、ここの中で、県内外、それから市民にとっても、幕張メッセというのは、一番ある意味では都市イメージの中で、いい意味でも悪い意味でも定着をしている中で、例えば、ここを除いた部分でやっていくというのはどうなのというところもあったりとか、それから、オオガハスというのは、私も非常にいいものだというのはわかるけれども、オオガハスというのは、どこへ行ったって、夏のいっとき、花がある意味では咲いている時期というのはいっときしかないから、あとは千葉公園へ行ったって、ただ単にハスの葉っぱが浮いているだけみたいな、季節商品であるというところの実態もあると思うんですね。  それから、先ほどからの千葉氏にしても、鎌倉時代のという、非常に功績のある人だよというところはあるけれども、例えば、海外から来た人が、じゃ、鎌倉時代のものを見に行くっていったときに、東京から鎌倉へ行くのか、それとも千葉へ行くのかといったらば、やっぱりそれは、もう推して知るべしの話だと思うんですね。  だから、自分たちの中だけの満足と、やっぱり客観的な部分というのは、私はやっぱり持っていくべきだと思うし、それから、一番私は、先ほど近藤委員がずばっと一番最初に聞かれたけれども、ここのその町、要は市民が誇りを持ってこの町に住み続けたいと思う、そういうような形の中に、やっていくためにアイデンティティーを持とうよというところが、ある意味では原点だと思うんですね。  例えば、横浜だ、神戸だといったら、何ももう都市イメージが港町というのはついているからというようなところがあるのかもしれない。だから、千葉市の場合には、今回、不幸か、そういう強いイメージを持っているものがないからというところはあるのかもしれないけれども、確かに、都市としての歴史というのは大事だから、何もこれを否定するつもりはないけれども、決して、何かやっている人たちだけの受ける話だとか、それから、何かこう大きい言葉だけ、さっきの四つの観光資源の話じゃないけれども、オオガハスはしょせん季節商品なんですから、365日の役立つ観光商品ではないんだから、その辺のことも、やっぱり微に入り細に入り考える中で、やっぱりもうちょっと詰めていっていただいたほうがよりよいものができると思うんですね。その辺を、特にお願いをしておきたいと思います。  以上です。 105 ◯委員長石井茂隆君) 答弁は求めない。川村委員。 106 ◯委員(川村博章君) 今、もらってください。さっきの資料、副読本だとか、あと、教科書に載っているのか。 107 ◯委員長石井茂隆君) 先ほど、教科書に載っているかどうかの確認という質問があって、わからなかったというか、答弁もらっていないんですよね。  それから、副読本はもらえるのかどうかということですけれども、いかがでしょうか。答弁されますか、どうぞ。都市アイデンティティ推進室長。 108 ◯都市アイデンティティ推進室長 確認して、お持ちします。 109 ◯委員長石井茂隆君) ということは、とれるということだね、もらえるということだね。  ほかに、川合副委員長。 110 ◯副委員長(川合隆史君) 済みません、一問一答でお願いいたします。  手短にお聞きするんですが、今回、千葉市都市アイデンティティ戦略プランというのをつくって、これに関しては、とりあえずどういう期間で、とりあえずこれをつくったら、10年間これをそのままなのか、それとも、3年後に見直すのか。  今の状況では、この戦略プランの運用ということに関しては、どのように具体的に考えているのか、教えていただきたいと思うんですが、一問一答です。 111 ◯委員長石井茂隆君) はい、総合政策部長。 112 ◯総合政策部長 現在、このプランの中に、その見直しの関係という記載はございませんが、やはり、これだけの期間、10年間という中で、特に三つに分けている絡みも含めて、その時点時点で行うべき方向、あるいは実際働きかけることによって、市民の方等についても、どのような対話等の中で出てくるか、そういう中で、方向を修正するということは、途中であろうかというふうには、想定しています。 113 ◯委員長石井茂隆君) はい、川合副委員長。 114 ◯副委員長(川合隆史君) わかりました。  まず、10年間のスパンというのをある程度決めていらっしゃるということの中で、このプランを運用していく中で、これを実施していくということを見ると、方向性の第4で、千葉市らしさ、醸成及びその発信プロモーション、実務的には、行動してプロモーションしなければ、これがわからないわけですから、ここの部分が非常に重要になってくるというふうに思うんですけれども、まず、これの(1)で、千葉市らしさを市内外にアピールする記念行事、イベントの実施ということで、当然、それをやっていくことというのは、やぶさかではないんですが、四つの、いわゆる加曽利貝塚オオガハス、千葉氏、海辺というものを、アイデンティティーとして四つを進めていこうという形なんですが、この(1)のところを見ると、記念行事やイベントの実施に関しては、千葉氏以外は全く書かれていないように感じるんですね。  ここに関して、海辺を醸成するためにこういうことをやっていくんだとか、じゃ、加曽利貝塚を、特別史跡にしていくためにこういうことをやっていくんだ、ましてやオオガハスに関しても、こういうことをやっていくんだというのが、これ、例えば、今年度だけのイベントということを書いてあるのであれば構わないんですけれども、実際には、これを見直すのは数年後になるんだという中で、記念行事やイベント実施というのは、この3点の部分でしかないのかというところは、具体的に、イベント事というのはこの程度しか計画していないのか。そこに関して、ちょっとお聞かせ願えればと思うんですが。 115 ◯委員長石井茂隆君) 答弁願います。はい、総合政策部長。 116 ◯総合政策部長 この期間の中に、この四つの地域資源とあり、あるいは市制施行、政令市移行、何か本編のほうも示している部分ありますけれども、その意味では、いろいろな節目というものがございます。  そういう中で、既存のイベント等もそうですけれども、そういう節目のときに、やはり千葉市の生い立ち等について、こういうような形での発信の仕方はあると考えておりますので、こちらは事業例という形の中で記載していますけれども、既存のイベント、あるいはそういう大きな節目、この辺は十分意識をし、活用する中でということで考えてまいりたいと思います。 117 ◯委員長石井茂隆君) はい、川合副委員長。 118 ◯副委員長(川合隆史君) 当然そうなんですけれども、その中で、やっぱり今、委員の皆さんが言っていた中で、非常に千葉氏とかが特化して出ていることに関して、非常に違和感を感じている、その実施するイベントに関しても、その四つが本当に一斉に並列的にやっていこうというところが、このプランの中に見えれば、そういうところもないのかなと思うんですが、明らかにこれを見る限りでは、並列的にその四つを醸成していこう、特にお金をかけてやる、いわゆる発信、記念行事だとか、イベントということに関しては、ちょっとそこに関しては非常に違和感を覚えるなというところは、意見として一つお伝えしなきゃならないかなと思います。  当然、全体的にはアイデンティティー、このそもそもの部分では、なぜアイデンティティーをつくったというところも、しっかりと考えていかなきゃならない部分でもあるし、それを論理的に形成しなきゃならないところというのも当然あるんですけれども、具体的にどういう事業をやっていくかというところでも、きちんと四つが本当に千葉市の皆さんにちゃんとアピールできるような、プランの運用になっていただくことということをお願いしまして、意見とさせていただきます。  以上です。 119 ◯委員長石井茂隆君) ほかに御発言がなければ、所管事務調査を終了いたします。  総合政策局の方は、お疲れさまでした。御退室願います。御苦労さまでした。           [総合政策局退室、選挙管理委員会事務局入室]           最近の公職選挙法等の一部改正について(報告) 120 ◯委員長石井茂隆君) 次に、選挙管理委員会事務局より、最近の公職選挙法等の一部改正について報告がございますので、お聞き取り願います。選挙管理委員会事務局長。 121 ◯選挙管理委員会事務局長 選挙管理委員会事務局長の深山でございます。座って説明をさせていただきます。  お手元のこちらの資料、最近の公職選挙法等の改正についてをお願いいたします。  昨年度より、公職選挙法の改正が続いておりますが、そのうち、18歳選挙権以降の最近の公職選挙法等の改正について、御説明させていただきます。  初めに、改正公職選挙法等の施行日ですが、一部を除き、18歳選挙権の施行日と同じ、平成28年6月19日施行となっております。  それでは、改正の内容ですが、まず、1番目の選挙人名簿登録制度の改正について、御説明いたします。これは、旧住所地における住民票の登録期間が3カ月以上であるにもかかわらず、選挙人名簿に登録する直前に転出してしまい、新住所地でも登録できない者を、定時・選挙時登録の際に、旧住所地で登録を行うものでございます。対象は、国政選挙及び県の選挙となりますが、詳しくはこちらの別紙を見ていただきたいと思います。  今回の名簿登録となるケースは、二通りありますが、左側のケース1)は、18歳となる者が4月に転居し、7月の参議院選挙の選挙時登録に間に合わないケースとなります。右側のケース2)は、18歳に限らず、3カ月以上居住しているが、定時・選挙時登録のタイミングの関係で、新旧住所地の両方に登録されないケースとなり、今回の法改正では、これらの方々が旧住所地の選挙人名簿に登録されることになり、旧住所地で投票ができるという制度でございます。  次に、また、こちらの資料にお戻りいただけますでしょうか。2番目の共通投票所制度の創設でございますが、選挙の当日、既存の投票区の投票所とは別に、区の区域内のいずれの投票区に属する選挙人も投票できる、共通投票所を設置することができることとなりました。  例えば、商業施設に設置した期日前投票所を、投票日当日も開設して、その区の有権者が誰でも投票できるようにするものでございます。これにより、選挙人の利便性は向上することが予想されますが、二重投票の防止のために、各投票所間をオンラインで結ぶ必要があり、そのための経費が高額となるなどの課題がございます。  次に、3番目の期日前投票の投票時間の弾力的な設定でございます。これは、期日前投票所の投票開始時刻を2時間以内繰り上げ、終了時刻を2時間以内で繰り下げることが可能となりました。これにより、最大で投票開始時刻が午前6時半から、投票終了時刻が午後10時まで変更できるようになりました。  次に、4番目の投票所に入ることができる子供の範囲の拡大でございます。現在は、投票所に入ることができる子供の範囲が幼児となっておりますが、児童生徒その他の18歳未満の者ということに拡大されました。  次に、5番目の要約筆記者の費用弁償でございます。個人演説会で、候補者の主張を要約筆記する者に、手話通訳と同様に、1日1万5,000円以内の報酬を払うことができるようになりました。  最後に、選挙の執行経費基準法の改正でございますが、3年に1度、参議院選挙の前に改正がされます。今回の改正では、以前より指定都市選挙管理委員会連合会のほうから要望しておりました期日前投票所のシステム経費などに要する経費が見直されております。  以上で説明を終わらせていただきます。 122 ◯委員長石井茂隆君) ただいまの報告について、御質疑等がございましたら簡潔にお願いいたします。米持委員。 123 ◯委員(米持克彦君) 3番の期日前投票の投票時間の弾力的な設定、これはどういうような方向のやり方でやるんですか。任意に、こんなのきょうは早く帰りたいから勝手に2時間繰り上げだとか、どうも投票の調子悪いから繰り下げなんて、そういうことでなく、どういうふうにやるんですか。 124 ◯委員長石井茂隆君) 答弁願います。選挙管理委員会事務局長。 125 ◯選挙管理委員会事務局長 実施する場合は、もう期日前投票所をあけている期間、大体公示日の翌日から、投票日の前日まで、ここで期日前投票所をやりますよと決めた場合、今は朝の8時半から8時ですけれども、その時間を、仮に6時半から夜の8時までと、決めたら日によって変えるということはできません。 126 ◯委員長石井茂隆君) はい、米持委員。 127 ◯委員(米持克彦君) そうすると、地方団体によってそれを弾力的に運用できると、そういう意味ですか。 128 ◯委員長石井茂隆君) 選挙管理委員会事務局長。 129 ◯選挙管理委員会事務局長 地方団体の裁量によって、定めることができる、だから全ての期日前投票所をやらなくても、どこどこの投票所は利便性がいいから朝は8時半だけれども、夜は10時までやろうという、それは、市内全域、区内全域、同じ時間帯じゃなくて、それぞれの期日前投票所に時間を設定できるという形になります。 130 ◯委員長石井茂隆君) 3回目、米持委員。 131 ◯委員(米持克彦君) 3回目ね。それじゃ、投票所ごとにそれを設定できるんですか。 132 ◯委員長石井茂隆君) 選挙管理委員会事務局長。 133 ◯選挙管理委員会事務局長 期日前投票所ごとにできます。(川村委員「誰が決めるの、関連して言っちゃっていいですか」と呼ぶ) 134 ◯委員長石井茂隆君) では、川村委員。 135 ◯委員(川村博章君) 関連していきますけれども、要は、これやるときに誰が決めるのか。要は、ある意味で選挙管理委員会が、深山事務局長が決めるのか、それとも選管の委員長が決める、要は区によっても違ってくるでしょうけれども、これは誰が決めるのか、時間の件は。 136 ◯委員長石井茂隆君) 選挙管理委員会事務局長。 137 ◯選挙管理委員会事務局長 期日前投票所の管理運営は、区選挙管理委員会が行っていますので、区の選挙管理委員会で決定はします。  ただ、期日前投票所は、大体区役所ともう一つ増設のところがありますけれども、その施設の管理状況等もありますし、交通の利便性、あと職員の配置、それと、投票管理者と立会人がいないと投票できませんので、その方々の意見を伺いながら、時間の弾力的運用をするかしないかは選挙管理委員会、区のほうで決定をさせていただきます。ただ、7月の参議院選挙では、この弾力的運用は少し難しいものと思っております。 138 ◯委員長石井茂隆君) はい、川村委員。 139 ◯委員(川村博章君) ちょっと、これはいろいろな可能性論だけで言うと、今の話をまとめちゃうと、例えば、花見川区は2カ所あるけれども、1カ所は10時で、1カ所は8時までだよとか、それとか、例えば、花見川区はそういうことをやるけれども、美浜区はやらないよとか、そういうような、ある意味ではばらばらな状態も発生する余地があるというふうに考えてしまっていいのか。  それとも、そこは、いや、千葉市のほうは全部統一するんだという考えなのか、その辺を教えて。 140 ◯委員長石井茂隆君) 選挙管理委員会事務局長。 141 ◯選挙管理委員会事務局長 それは、地域の実情によって変わると思いますので、基本的には市内全部統一はしたいなというふうに思いますけれども、それぞれの区選挙管理委員会が判断をすると、特に、先ほども言いましたけれども、投票管理者、立会人、この市民の方の状況も、確認しなければできませんので、その辺はちょっと、今後検討をしていかなくちゃいけないというふうに考えております。 142 ◯委員長石井茂隆君) 3回目、川村委員。 143 ◯委員(川村博章君) 私、一問一答ですよ。 144 ◯委員長石井茂隆君) 一問一答。川村委員。 145 ◯委員(川村博章君) 一問一答って言いましたよ、最初。済みません、それで、仕切ってください、まあいいや。そうすると、まとめて行けという話もありそうですが、わかりました。  最後に、この1番の選挙人の登録名簿の制度改正の中で、国選及び県の選挙が対象というふうになっているけれども、一つだけ気にするのは、要は4年に1回の我々の統一地方選のときには、県議と市議というような形にはなってくるけれども、ここは、別に両方そんな支障というか、何かしらのトラブルが、要は、例えば県の選挙はできるけれども、県議はできるけれども、市議はできないとか、そういうようなところがあるのか、ないのか、その辺だけ教えていただければ。 146 ◯委員長石井茂隆君) 答弁願います。選挙管理委員会事務局次長。
    147 ◯選挙管理委員会事務局次長 選管の次長の舩越でございます。  統一選挙の場合には、市議会議員の場合には、市から転出してしまえばそこで選挙権がなくなりますので、これについては対象となりません。  ただ、県議会議員の場合には、千葉市から、例えば、市原市に転居をしたりとか、転出したりする、そういった場合がございます。学生さんたちが4月のそういった形で転居する場合がございます。そういった場合には、旧住所地の千葉市での登録という形になるというふうに考えられますので、市の選挙の場合には、千葉市外から転出した場合には、選挙はやはりできないということになります。(「若葉区から緑区とか、それは大丈夫だよね」と呼ぶ者あり) 148 ◯委員長石井茂隆君) ほかにございますか。布施委員。 149 ◯委員(布施貴良君) 文字どおり、一問一答で終わると思いますけれども、5番の要約筆記者への費用弁償なんですが、美浜区に中途失聴者の協会がありますので、ちょっと念のために伺っておきますけれども、これは、当然手続が必要だと思いますけれども、これはどんなふうに想定されていますか。 150 ◯委員長石井茂隆君) はい、選挙管理委員会事務局次長。 151 ◯選挙管理委員会事務局次長 これにつきましては、選管側のほうで特にやるということではございませんので、各候補者が、要は選挙運動費用の中に、支払うことができるというものですので、今まで、例えば、選挙運動費用の中に、運転手さんのウグイス嬢の方の費用だとか、手話通訳者の費用というのを、選挙運動費用に計上することができたと思います。  その中に、この要約筆記の方を仮に使えば、その分のお金を払っても、きちんと収支報告書で出せば、払うことでできるということになったものでございますので。 152 ◯委員長石井茂隆君) はい、布施委員。 153 ◯委員(布施貴良君) 私も、公費負担とちょっと勘違いしましたので、よくわかりました。 154 ◯委員長石井茂隆君) はい、選挙管理委員会事務局長。 155 ◯選挙管理委員会事務局長 なお、要約筆記者を活用される場合には、届け出が必要になりますので…… 156 ◯委員長石井茂隆君) 選挙管理委員会事務局次長。 157 ◯選挙管理委員会事務局次長 運動員の届け出というのが必要になる。皆さん、最初に、やはり選挙運動されるときに、最初に届け出をされますですよね。それに、ですから入ってくるということでございます。 158 ◯委員長石井茂隆君) はい、川合副委員長。 159 ◯副委員長(川合隆史君) 一問一答でお願いします。  2番、3番の共通投票所制度の創設と、期日前投票、投票時間の弾力的な設定なんですけれども、これは、しなければいけないではなくて、各自治体に任せて設定ができるということでよろしいですか。 160 ◯委員長石井茂隆君) はい、選挙管理委員会事務局長。 161 ◯選挙管理委員会事務局長 これは、あくまでも、できる規定でございますので、市町村の判断に委ねられているということでございます。 162 ◯委員長石井茂隆君) 川合副委員長。 163 ◯副委員長(川合隆史君) ちなみに、千葉市はどのような判断しているか、もしよければ、教えていただければと思います。 164 ◯委員長石井茂隆君) 選挙管理委員会事務局長。 165 ◯選挙管理委員会事務局長 まず、共通投票所の制度を活用するということで、先ほども御説明いたしましたが、二重投票の防止のため、千葉市の場合、156投票所ございますので、全てそれをオンラインで結ぶという形になりますと、結ぶだけで4,000万円以上の経費がかかるので、ちょっと参議院選挙はできませんし、それ以降の選挙についても、他都市の状況を見ながら、検討してまいりたいと考えております。  期日前投票所の時間の弾力的運用につきましては、先ほども御説明させていただきましたけれども、立会人、投票管理者、施設、いろいろ調整等が必要でございますので、参議院選挙では、ちょっと難しいと、それ以降の選挙につきましても、皆さんの意見を聞きながら、区のほうで判断をしていただき、うちのほうで指導してまいりたいと考えております。 166 ◯委員長石井茂隆君) ほかに御質問がなければ、当局からの行政報告を終了いたします。  選挙管理委員会事務局の方は、お疲れさまでした。御退室願います。               [選挙管理委員会事務局退室] 167 ◯委員長石井茂隆君) これをもちまして、総務委員会を終了いたします。御苦労さまでした。  終わりに、私から一言御挨拶申し上げます。昨年6月の委員選任以降、早いもので、現委員が一堂に会す機会が特段の委員会開催がない限り、本日が最後になろうかと存じます。委員の皆様には、一方ならぬ御理解を御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。副委員長ともども、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。(拍手)                  午後4時44分散会 Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...