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  1. 仙台市議会 2015-04-21
    都市整備建設協議会 本文 2015-04-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                  ※協議会の概要                               開会 午後1時29分                               閉会 午後3時35分 ◯委員長  引き続き協議会を開会いたします。  まず、都市整備局より一括して報告願います。 2: ◯都市整備局長  それでは、都市整備局より3件御報告いたします。  初めに、資料2、地下鉄東西線荒井駅におけるパークアンドライド駐車場の設置についてでございます。  地下鉄東西線への乗り継ぎ利便性を高めるため、荒井駅前にパークアンドライド駐車場を設置することとし、駐車場の整備、運営を行う事業者を公募いたしますので、その内容について御報告いたします。  続きまして、資料3、荒井土地区画整理事業事業計画変更についてでございます。  当事業につきましては、現事業計画では本年度終了予定としておりましたが、震災の影響により、換地処分時期を見直した結果、事業計画を変更することといたしましたので、その内容について御報告いたします。  最後に、資料4、復興公営住宅の今後の対応についてでございます。  これまでの募集結果を踏まえまして、復興公営住宅の今後の対応方針を決定いたしましたので御報告いたします。  以上3件につきまして、詳しくはそれぞれ交通政策課長荒井開発事務所長及び復興公営住宅室長より御報告いたします。 3: ◯交通政策課長  地下鉄東西線荒井駅におけるパークアンドライド駐車場の設置について、資料2により御説明申し上げます。  1の概要でございますが、先ほど局長より申し上げたとおりでございまして、東西線沿線まちづくり基本方針に基づき、パークアンドライド駐車場を設置するものでございます。本市所有の土地を借り受け、駐車場をみずから整備し、管理運営を行う民間の事業者を公募するものでございます。  2の施設概要でございますが、(1)の位置でございます。  裏面の位置図をごらんください。  荒井駅の南側、車両基地の西側に隣接いたします土地でございます。  資料の表面にお戻りください。  面積は約5,000平方メートルでございまして、200台程度の駐車が可能な機械式管理を基本とする平面駐車場でございます。
     3の営業時間でございますが、午前5時から翌日午前1時までの間、営業していただくことを公募の条件とするものですが、より長時間の運営が行われるよう、事業者からの提案を求めてまいります。  次に、4の駐車料金でございます。  資料に記載の金額は、公募の条件として上限額を設定するものでございまして、より低廉な料金での運営が行われるよう、事業者からの提案を求めてまいります。多様な利用形態を想定し、時間貸し料金、24時間の最大料金、月ぎめの定額料金を設定いたしております。  次に、5の事業者公募についてでございますけれども、本市所有の土地を借り受け、駐車場の整備運営を実施する事業者の公募を行い、提案内容を審査し、事業者を決定してまいります。  最後に、今後のスケジュールでございますが、5月に公募を開始し、7月に提案審査、事業者決定を行い、12月の東西線開業までに運営を開始する予定でございます。 4: ◯荒井開発事務所長  荒井土地区画整理事業事業計画変更につきまして、資料3により御報告いたします。  当事業につきましては、震災の影響により換地処分が延びてございましたが、震災復旧後の境界測量のやり直し作業が昨年秋に完了し、換地処分の目標時期を来年2月ごろといたしましたので、換地処分を行う上で必要な事業計画の変更を行うことといたしました。  初めに、1番目の現在の事業計画進捗状況でございますが、まず当地区の位置に関しましては裏面の図面をごらんください。  当地区は、仙台市の南東部、仙台駅から5キロから6キロの距離に位置してございまして、住居系を中心とした良好な市街地形成を図る地区として、本市が昭和61年度から事業に着手しており、地下鉄東西線の荒井駅や六丁の目駅に近接することから、地下鉄東西線の駅を中心とする東部地区のまちづくりの一翼を担う地区ともなってございます。  現在の計画でございますが、施工面積は約149.9ヘクタール、施行期間は、清算期間も含めて平成27年度末まで。総事業費は約460億3000万円でございます。  ことし3月までの進捗状況でございますが、事業費ベースで99.7%、建物移転及び当事業で予定していた道路それから宅地整備は既に完了してございます。また、保留地処分の販売済みの面積でございますが、16.54ヘクタールで、保留地全体の98.8%まで来てございます。  次に、2番目の事業計画変更の概要でございますが、東日本大震災の影響と今後の見通しを踏まえ、施行期間を6年間延長することとし、これまでの事業の実績と施行期間延長の伴う事業費の見直しを行うものでございます。  まず、変更の内容の一つ目、施行期間の延長でございます。震災により地区内の道路や下水などが被災し、また宅地の境界標の一部に被害が生じたことから、道路や下水などの復旧工事とその後の境界測量のやり直し作業をこれまで行ってまいりました。これらの進捗状況を踏まえ、換地処分の目標時期を来年の2月として、これに清算金の分割、納入に必要な期間を加味して施行期間を6年間延長し、平成33年度までとするものでございます。  二つ目が事業費に係る資金計画の変更でございます。これまでの事業費の実績と施行期間延長に伴う事業費の増額を踏まえ、総事業費を約460億3000万円から約463億7000万円に、3億4000万円の増額を行うものでございます。  そのほか、資料にはございませんが、換地処分に当たり換地計画との整合を図るため、道路や公園などの公共施設や宅地の面積を境界測量の成果に合わせて変更しております。  最後に、今後の予定でございますが、今月下旬から事業のお知らせなどを通して、権利者の皆様に事業計画の内容をお知らせし、その後、縦覧などの法定手続を経て、意見書の提出がなければ国土交通大臣事業計画変更の認可申請を行い、7月中には認可される見通しでございます。  御説明は以上でございます。 5: ◯復興公営住宅室長  私からは、これまでの募集結果を踏まえまして、復興公営住宅の今後の対応について定めましたので、御報告いたします。  対応方針といたしましては、復興公営住宅の新たな整備は行わないことといたします。  現在残っております住戸、119戸ございますが、それに対する公募は行わずに、優先順位募集のときの落選者の方と、一般募集を3回行ったわけですが、そのときの落選者のうちの特に住宅困窮度が高いと思われる特別減免世帯、この方は月額所得8万円以下の世帯でございますが、その方々につきましては生活再建推進室と連携して入居調整を行っていくということでございます。  優先順位落選者対象が57世帯ございますが、その方に対しましては、残っている車椅子住戸などを活用してまいります。  それから、特別減免世帯、対象が約220世帯ということですが、その方に対しましては、残っている住戸と足りない部分につきましては市営住宅、これは主に鶴ヶ谷第二市営住宅を考えておりますが、そこを改修して活用していきたいと思っております。  この際には入居条件を緩和いたしまして、単身者向けは今まで2Kのみとしておったところですが、単身者にも3Kを開放すると。それから4DKについては、多家族向けにしておったところですが、これも2人以上でも可能といたしまして、入居条件を緩和して対応していきたいと考えております。  こちらのスケジュールですが、4月中旬と書いてございますが、これが優先順位の世帯の入居決定ということですが、これは先週の金曜日までに行っておりまして、28世帯が決定してございます。  それから、4月下旬から6月ということで、来週から行うことにしておりますが、一般募集の落選者のうち特別減免世帯の対象の方に対して、3回続けて落選された方から順番にということで、空き住戸等への入居意向確認を行ってまいります。  それを経まして、6月の中旬ごろまでには改修すべきおおむねの必要戸数を確定いたしまして、募集を開始したいと考えております。7月下旬までには特別減免世帯入居調整の順位の決定ということで、そのための抽せんを行ってまいります。それを経まして、8月中旬には入居決定ということになりまして、平成27年度末までの市営住宅の改修工事を予定してございます。  参考までに、こちらの表で、平成26年度のそれぞれの募集時点での抽せん結果ということで一覧表にしてございます。  ごらんのように、平成25年度までの募集を含めまして、これまでの募集で3,087戸が決定してございます。残りは119戸となってございます。  団地ごとの決定状況は裏面のほうになっております。  裏面をごらんいただきたいと思います。  こちらに空き戸数などの一覧表がありますが、この中で特に茂庭台など54戸ということで突出してございますが、ここの部分に関しましては、先ほど申しましたように、半分以上が3Kの空きでございまして、ここに対しまして単身者にも入居していただけるようにというような緩和をすることによりまして、ここも埋まっていくものと考えているところでございます。 6: ◯委員長  ただいまの報告に対しまして質問等はございませんか。 7: ◯大槻正俊委員  幾つかお伺いをします。  まず、資料の2ですが、私は地下鉄東西線、一言で言えば何としても成功しなければならないということで、この20年、議会の中で発言をし続けてきましたが、いよいよ12月6日を間もなく迎えます。  それで申し上げますが、東西線の荒井駅の関係ですけれども、パークアンドライド駐車場、これは事前にお聞きしましたら、平面駐車場なので1カ月ぐらいでできるということですけれども、昨今の御時世ですから、本当に業者が確保できて、スケジュールどおりいくのかというのが心配です。まずこのことがあります。  あと私としては、本来であればもう今ごろから周知徹底していかなければならないんだというふうに思っています。というのは、住宅を建設されている方もいらっしゃいます。できるだけ駐車場をつくらない、つくっても駐車場の台数を少なくする、こういったことで、できるだけ周りの方々がパークアンドライド駐車場を利用して東西線を活用するという方向に誘導しなければならないというふうに思いますね。それで、もっとこのことの周知を徹底して早く、そしてできるだけ地下鉄を利用してもらうという機運を荒井駅周辺の方々、少し遠い方々も含めてやっていくということが必要だというふうに思うんですが、私の今申し上げたことについて、お答えをいただきたいと思います。 8: ◯交通政策課長  まず、1点目の、事業者を公募した中で手を挙げる事業者がいるかどうか見通しということかと思いますけれども、事前にシミュレーションといいますか、事業として成り立つかの検討を実施した結果ですとか、あるいは事業者のヒアリングを行いまして、応募していただける事業者については一定程度あるものというふうに見通しを持ってございます。  続きまして、周知の徹底でございますけれども、本市のホームページなど、私どもの持っている広報媒体を使った周知はもちろん行っていくほか、今回の事業者公募におきましては、周知計画につきましても民間事業者からの提案をいただくこととしておりまして、創意工夫のある提案を求めていくとともに、広報的な周知について事業者と連携しながらスピード感を持って取り組んでまいりたいというふうに考えております。 9: ◯大槻正俊委員  そうはいっても、7月に事業者が決定するわけですね。実質3カ月、4カ月なわけですから、これはできるだけ早く、先ほど事業者もやるんだということですけれども、事業者もやる、そして皆さんもやる、そして相乗効果で、さっき冒頭に申し上げました私の思い、これをぜひしっかりやってほしいというふうに思います。  次に、資料の4ですが、復興公営住宅の今後の対応についてです。  新たな整備は行わないということですから、逆にこれからよほど丁寧な取り組みが求められるというふうに私は思います。単純に277から119を引くと158ということで、158世帯が残ってしまうということにならないような取り組みをしなければならないんですけれども、今示された対応方針とスケジュールの中で、絶対に漏らすことがないんだと、入れない人がないんだというふうな対応について、自信を持って取り組めるというふうに言い切れますか。そのことの取り組みの流れ、決意、このことをまずお聞きします。 10: ◯復興公営住宅室長  本日までに特別減免世帯ということで把握している世帯は215世帯でございまして、そういった世帯につきまして、来週から生活再建推進室と連携いたしまして個別に入居調整を進めていく予定でございます。そういったところを経まして、最後まで丁寧に対応してまいる所存でございます。 11: ◯大槻正俊委員  最後まで丁寧にということは、きちんと希望する方は残すことなく拾っていくんだよということで受けとめましたけれども、ぜひ取り組みを進めてほしいと思います。  それで、残りとの関係で、これから市営住宅の活用というふうになるんですが、家賃が復興公営住宅市営住宅で違ってくる。これらについて大きく違ってくることはないのか、あと十分対策をとっていかないといけないのではないかというふうに思うんですが、これについてはいかがですか。 12: ◯復興公営住宅室長  所得に応じた基本となる家賃は市営住宅復興公営住宅も同じでございますが、一方、被災者向けには、ほかの復興公営住宅と同じように特別低減家賃を適用してまいるということでございまして、その点につきましても丁寧に説明してまいりたいと思います。 13: ◯菊地昭一委員  何点かお伺いします。  今、復興公営住宅の話がありましたので、それの1点だけ確認させてください。  今回、入居を緩和して、単身世帯でも3K、4DKは2人以上で可とするという、これはこれで非常に対応はいいと思うんですが、例えばこれで単身世帯の方は2Kという一つの区切りがあったんですけれども、単身者で3Kに入る方と2Kに入った方とのある意味では条件は違うので、3Kに入った人は広いところに入れるわけですよね。そのときの家賃設定の考え方なんですけれども、この辺の整合性というのはどのように考えているのか伺います。 14: ◯復興公営住宅室長  やはり3Kの場合に、2Kに比べまして広い分、若干家賃は高くなるということで、そういった点も説明した上で、納得していただいた方に対して入居していただくというようなことでございまして、そういった説明もやってまいりたいと考えております。 15: ◯菊地昭一委員  ぜひ、単身で既に2Kに入っている方も恐らく同じ住宅の中にいると思いますので、両方にしっかり丁寧な対応をしていかないと、何であの人は広いところに入っているのみたいな、そういうのが起きると、その建物の中でのこれからいろいろなコミュニケーションを図っていくのでも障害になることのないようにしっかり対応をお願いしたいと思います。  それと、パークアンドライドについて基本的なことを聞かせてください、荒井駅について。  このパークアンドライドの駐車場というのは地下鉄に乗らない方も利用できますか、それとも地下鉄に乗る人しか利用できないんですか。まず基本的なことを伺います。 16: ◯交通政策課長  基本的な設置の目的といたしましては、車でこちらの駐車場にいらっしゃいまして、車から地下鉄に乗り継いでいただいて市の中心部においでいただく方を中心に考えておりますけれども、利用形態としては、例えば都心部での買い物をされるために車を置いて短時間だけ使われる方もいらっしゃると思いますし、休日に中心部のイベントですとかそういうものの参加のための御利用ですとか、利用形態はさまざま考えておりまして、必ずしも東西線を御利用いただけない方でも利用いただける料金も考慮の上、設定してまいりたいと考えております。 17: ◯菊地昭一委員  わかりやすく言うと、誰でも使えるということですよね。それ聞きたかったんですけれども、そうですよね。  それで、これから公募するわけですけれども、その中で営業時間がありますよね。注1となっていまして、午前5時から翌日の午前1時ということで、恐らく地下鉄東西線の営業時間内を想定しているんだと思うんですけれども、これは最終的には公募した事業所が決定して、事業者が自由にこの時間を選べるという考え方でよろしいんですか。 18: ◯交通政策課長  資料に記載の時間につきましては、この時間だけは必ず営業していただくという時間でございまして、事業者の提案によりまして、例えば24時間の営業ですとかそういったものも想定いたしております。 19: ◯菊地昭一委員  なるほどね、24時間でも構わないと。  どうして聞いたかといいますと、この区画整理事業の中のパークアンドライド駐車場、恐らくこの近くには一般住居も多く張りつくところなんですね。そうすると、恐らく道路がきちんと整備ができ上がると駐車禁止になるでしょうから、そのために利用される方も当然いると思うんですね。その利用を見越せば、例えば事業者の方が24時間にして、より効率のいい駐車場の使い方を提案するかもしれないと思うんですけれども、そういったことも当然あって構わないんですよね。 20: ◯交通政策課長  今お話にございましたような、周辺が住宅であることといったさまざまな状況を考慮していただいた上で、最もサービス水準が上がって経営状況がよくなる駐車場の運営方法を提案していただきたいというふうに考えております。 21: ◯菊地昭一委員  わかりました。  あと、荒井の土地区画整理事業について一つだけ確認させてください。  事業計画が6年延びるということで、これは3.11の被災したものの測量が再測量しないとだめなので延びるということで、これはこれで理解するんですけれども、私の記憶だと3.11前に、住所について、住所の変更をやりましょうと、そういう話があったやに記憶しているんですけれども、ちなみに今回6年延長されたことで新たな住所、例えば荒井一丁目だか二丁目だかわかりませんが、住居の表示というのは、いつごろに例えばそういう新たな住居になるのかというのがわかれば教えていただきたいんですけれども。 22: ◯荒井開発事務所長  町名地番の変更でございますが、現在、換地処分の公告の時期を来年2月に予定してございます。換地処分の公告の翌日から町名地番の変更になります。 23: ◯菊地昭一委員  そうすると、あれもたしか議案で出てきますよね。そうすると、例えば、ことしの第何回定例会とか、いつごろに議案として上程される予定なんですか。 24: ◯都市整備局長  実はもう、これは換地処分を当初は平成22年あたりを予定していまして、そのために新住所については平成20年の第1回定例会で可決をさせていただきました。それが、換地処分がずれてしまったものですから、使われないでいるということで、ただいま所長が申したとおり、可決した住居表示を来年2月の換地処分の翌日から使うということで今、準備しております。 25: ◯安孫子雅浩委員  私もパークアンドライドの件で若干お尋ねをしたいんですけれども、これは私のほうで聞き漏らしたんであれば恐縮ですが、事業者を公募するって、これは公募期間はいつまでなんですか。 26: ◯交通政策課長  5月中に公募を開始したいと思っておりますけれども、公募期間としては1カ月から1カ月半程度を予定しているところでございます。 27: ◯安孫子雅浩委員  ちょっと質問が間違いました。受託した業者はいつまでの間、公設民営という形で、事業主として運営主としてやっていくことになるんですか。その関係性はどうなっているんですか。 28: ◯交通政策課長  基本的には3年の期間、運営していただくことを考えておりますけれども、協議によりましてさらに最大3年、合計6年まで延長することを可能とする契約書を締結してまいりたいというふうに考えております。 29: ◯安孫子雅浩委員  そうすると例えば、今質疑がありましたけれども、肝心な駐車料金であるとか営業時間とか、こういったことも基本的には3年ごとの変更もあり得るということになるんですかね。 30: ◯交通政策課長  料金ですとか時間につきましては、基本的には御提案いただいた内容を市とその事業者で協議した上で決めてまいりたいというふうに考えておりますけれども、周辺状況が大きく変わった場合には当然その運営の内容も変更する必要が生じる場合もございますので、そういった場合には協議によりまして適切に対応してまいりたいというふうに考えております。 31: ◯安孫子雅浩委員  ちょっとよくわからないんですけれども、やっぱり利用者とすれば、3年間で業者が変わったからまた利用時間とか料金が変わったというんじゃ使いにくくてしようがないわけですよ。であるならば、3年の契約で更新するという手続は仕方ないんだとしても、1回目に決まったところのその形を崩さずに、たとえ業者は入れかわったとしても、やっぱり同じ形で、時間なり料金なりというものは同じ設定でいくということでないと利用しにくくてしようがないんですが、その辺の考え方はどうなんでしょうか。 32: ◯交通政策課長  基本的には利用者の利便性を損なわないように対応してまいりたいというふうに考えております。 33: ◯安孫子雅浩委員  それと、先ほどの大槻委員のほうからも太白区というか、動物公園駅のほう、東西ということですね。その動物公園駅のときのパークアンドライドについてもこの委員会でありましたけれども、あそこの料金の設定等々の場合もどうやって決めていったかという説明の中で、例えば泉中央にもありますと。そういった端末の駅の駐車場の利用環境なり料金設定を前提としてということなんですが、例えばここの荒井駅についてはそういった枠というのは別段ないということなんですかね。ある種、自由な提案に基づいて決めていけると、そういった公募になるという理解でよろしいんでしょうか。 34: ◯交通政策課長  料金につきましては、上限額は市のほうで設定するという考え方でございまして、この資料に記載の上限額の設定に際しましては、他の地下鉄の端末駅の状況などを考慮して設定したものでございます。 35: ◯安孫子雅浩委員  だとするならば、状況的に全然違うというのは、ほかはみんな建物型というか、平場じゃないんですよね。ここだけ平場の駐車場に200台と。私は泉区にいる人間ですけれども、駅前の駐車場が平場で200台って随分うらやましいなというふうに感じるところですが、これは平面駐車場で行うというのはどうなんですか。今は平面でやるけれども、先ほど話がありました駅前のまちづくり環境によっては平面はやめて立体で2階建て、3階建て、4階建てにしていくということも将来的にはあり得るという理解でよろしいのでしょうか。 36: ◯都市整備局長  八木山動物公園と荒井駅周辺の違いというものは、八木山動物公園と駅周辺につきましては、商業展開というよりも住宅地の中に駐車場をつくるということがございます。需要予測等によって五百十数台ということになっておりますので、それを収容するためにはどうしても駅前広場を立体的に使っていくという制約というのがあると。  荒井駅東区画整理の中におきましては、駅前地区についてはもう土地利用方針で商業展開をしていくということで、さまざまな商業事業者との協議というのは進んでいるということでございまして、我々としてはここでのパークアンドライドの駐車場の位置づけというか、今後の方針につきましては、ある面では民間側でパークアンドライドの駐車場の需要を賄うことも十分に可能な地区というふうに理解しておりまして、当面については需要予測に基づいて200台ということで平面駐車場が望ましいだろうということの判断で、立体化についてはしないと。ですから、今後のことにつきましても、民間の施設立地が促進される中において、民間にそれを委ねることが可能であろうというふうに思っておりまして、立体化については現在考えていないということでございます。 37: ◯安孫子雅浩委員  土地の有効活用という点であれば、平場で200台というのはいかがなものでしょうかね。民間に委ねるという言い方もありましたけれども、意見として申し上げて、もう1点お尋ねします。  駐車料金については100円以下であるとか、24時間については上限700円と。これは機械式ですから、お金を払っていくんだけれども、例えば料金を払うカードは将来的にicscaカードが使えるということは考えていないのでしょうか。 38: ◯交通政策課長  支払い方法につきましても、提案の中で事業者から求めてもらいたいというふうに考えておりますけれども、基本的には現金を主体に考えておりまして、場合によってはカード払いということも提案の中で出てくれば協議してまいりたいというふうに考えております。 39: ◯安孫子雅浩委員  これも意見として申し上げますが、やっぱりicscaを促進する立場として、先ほど室長も新しく就任されたとお聞きしましたけれども、やはりそれは条件として、できる限りicscaを利用した駐車料金を払えるということを市としては求めていくべきではないかと意見として申し上げます。 40: ◯高見のり子委員  復興公営住宅の今後の対応について伺います。  今の御説明では対応方針、復興公営住宅の新たな整備は行わないと言い切って、そして優先順位と特別減免世帯の対応について書かれております。  いつから復興公営住宅は優先順位と特別減免世帯しか入れないとなったんでしょうか、伺います。 41: ◯復興公営住宅室長  これは第3回一般募集の抽せん結果を踏まえまして、特に住宅困窮度の高い世帯向けに対応が必要だということを判断いたしまして、市営住宅も活用しながら入居調整を行うこととしたものでございます。 42: ◯高見のり子委員  であれば、それ以外の、抽せんから外れた皆さんへの対応はどのようになるのでしょうか、確認をいたします。 43: ◯復興公営住宅室長  それ以外の方につきましては、生活再建推進プログラムによりまして生活状況や再建方針等を把握しながら個別に対応していきたいというふうに考えてございます。 44: ◯高見のり子委員  個別に対応していくというふうなお答えですけれども、民間ストックを活用するということは以前言われているので、そういう方向があるのかなと思うんですが、民間にそのままお住まいになるという方はどのぐらいいらっしゃるとされているんでしょうか、伺います。 45: ◯復興公営住宅室長  現在、具体的な数字というものは生活再建推進室のほうでも把握しているところではございませんけれども、戸別訪問を進めていく中で民間賃貸住宅を活用して再建を果たそうとする世帯が相当数いるというようなところは聞いてございます。 46: ◯高見のり子委員  この間、市はそういう方がいると言っていますけれども、その数というのは全然明らかにしていないんですよね。実際、この資料の中にあります参考を見ましても、700から800ぐらいの方が入居を希望しているのに入れない方だというふうに見ざるを得ないというふうに思うんですけれども、こういった方たちが、優先順位と特別減免世帯を引いたとしてもこの世帯を抜いたとすれば、その残りというのはかなりの数、その方たちが皆さん民間に入られることを希望するとはとても思えないと思います。  幾つかの事例をこれから取り上げて質問いたしますけれども、その前に、まず特別減免世帯に対して、車椅子住居を含めて残り住居と鶴ヶ谷市営住宅を改修して活用するとして、被災者は優先的に市営住宅に入居していただくということになっていますけれども、鶴ヶ谷第一市営住宅では再整備事業が今取り組まれておりますね。ここでは今、第3工区まで終わりまして、これまで解体されたところに住んでいた方たちがほぼ新しい3工区目で市営住宅に移っておりますよね。今後建てられる第4工区の2棟、約200戸ですけれども、これは一般公募されていくというふうに聞いております。こういった新しい住宅も活用すればもっと多くの方が市営住宅に入れると、被災者の皆さんが入れるという枠もできるのではないかと思いますけれども、こういった検討は行ったんでしょうか、伺います。 47: ◯復興公営住宅室長  現在、設計中であります第4工区でございますが、こちらは一般市民向けの市営住宅として計画しておりまして、平成29年3月の完成予定となっております。そうしたことから、本市の復興計画期間を大幅に超えるため、できるだけ早期に生活再建を果たしていただくという観点から、その利用は考えておらないところでございます。 48: ◯高見のり子委員  そういった意味では、修繕して被災者の皆さんに入居していただくという、この住宅も一般市営住宅ではあるわけですね。ちょっと矛盾していると思います。  4月9日に、3回、4回落選された被災者の皆さんが市長に直接要望を届けたいと申し入れが行われました。副市長、都市整備局長らが対応されましたけれども、奥山市長はおいでになりませんでした。市長が直接市民に説明をすべきだったと思います。  ある男性の方は、震災後、認知症になった84歳の母親を抱え、民間借り上げアパートの2階に住んでいると。階段の上りおりにお母さんが大変苦労をしていて、こういった方は明らかに優先順位に入るべきと思われるケースなんですけれども、優先順位ではありません。さらにこの方のお話を伺いますと、これからお母さんが膝の手術を予定されていて入院もしなければならない。その間は介護につきっ切りになる。帰ってきてアパートに戻れるかどうか、それも階段の関係で心配だと。収入も、介護につきっ切りになるので心配だと、こういう不安を抱えております。これは一つのケースです。  もう一つ、被災後、脳梗塞で2度倒れて、体調を崩されていて歩くのもやっとという方がいらっしゃいました。しかし、この方も優先順位ではありません。年齢も60代後半です。この方も一日も早く、今プレハブ仮設住宅に住んでいるんですけれども、抜け出して、早く次の住まいに移りたいと願っています。  優先順位ではなくても、この二つのケース、こういった方々はなるべく早く、ついの住みかの復興公営住宅に希望しているんですから、入居していただくべきではないかと思うんですけれども、この二つのケース、どのように対応するのでしょうか、伺います。 49: ◯復興公営住宅室長  優先順位につきましては、70歳以上のみの世帯の方などという一定の基準を設けて募集してきたものでございまして、それぞれ個別の状況によって判断するという状況ではございません。  今、委員がおっしゃられたような方々が特別減免の対象の世帯でありますれば、来週から戸別訪問などにより対応していくところでございます。
     それ以外の方も含めまして、生活再建推進プログラムによりまして、そういった戸別訪問なども行いながら、個別の生活状況や再建方法などを把握していくという中で、よりきめ細かな対応ができるものと判断しておりまして、そうした中で特に支援が必要な方に関しましては個別に支援計画を作成するなど、丁寧に対応してまいるということで考えております。 50: ◯高見のり子委員  この2人のケースは復興公営住宅に入りたいと希望しているわけですよね。それに入れないということに対して何ぼ支援をしても、これはもう支援しかねるというふうなケースだと思うんですよ。  もう一つなんですけれども、津波の被災で住んでいた家を解体してしまったと。61歳の女性の方です。ひとり暮らしで、やはり自宅の再建、借金もできないということで、もう復興公営住宅に入るということを決めておりました。この方は、優先順位でも特別減免世帯でもないんです。市から支援員の方が来て、必ず入れるからと説明を受けて何の疑問もなく応募をしたと。ところが、2度の抽せんに外れてしまったと。どうしようと言ったら、もう2Kがありませんでしたから、茂庭をその時点で勧められているんですけれども、被災したのは宮城野区の沿岸部です。もと住んでいたところのできるだけ近くに住みたい、親戚もいるし遠くには行きたくないんだということで、次に勧められたのが市営住宅の応募です。近くにある高砂の市営住宅に応募したところ、66倍ですよ。それで結局また落選したんです。市の指導どおりに素直に言われるとおりにやってきたのに、なぜ復興公営住宅に入れないのかと余りのショックに胃潰瘍になってしまった。体調を崩されていると、こういう事態になっているんですよ。こういうことをどのように受けとめていらっしゃるのか。本当にひどいと思います。  復興公営住宅の入居を希望している被災者をこのように三度も四度も落選させてきました。こういった方にどのように説明するのか、伺いたいと思います。 51: ◯復興公営住宅室長  いろいろな方がいらっしゃることは十分に承知しておりますけれども、繰り返しになりますが、そういった方も含めまして、生活再建加速プログラムなどを使いながら民間のストックなども勧めるなど、そういった個別の対応をしていきたいと考えております。 52: ◯高見のり子委員  結局、小手先のことをやっていてもだめだということだと思うんですよ。  市は、アンケート調査を行って必要な3,900戸を把握していたにもかかわらず、3,200戸しか整備しませんでした。少ないパイをそれ以上の人数で競わせること自体問題です。  先日の交渉で、運がいい人、悪い人が出るのはおかしいのではないかと被災者から発言がありました。被災者を分断してばらばらにしてコミュニティーの構築どころでなくなっています。ここに至ってこのような対応では解決できなくなっているという事態だと思います。復興公営住宅が足りないわけですから、新たな復興公営住宅を整備すべきですが、いかがでしょうか。 53: ◯復興公営住宅室長  復興公営住宅の整備戸数につきましては、当初より収入、それから高齢者や障害をお持ちの方など、世帯属性に基づきまして住宅困窮度の高い被災者向けに整備するという方針で戸数算定をしてきたところでございます。  今後は、新たに整備するということではなくて、住宅困窮度の高い皆様には、市営住宅などの改修によりまして個別に対応するとともに、それ以外の皆様へは生活再建プログラムにより丁寧に対応してまいりたいと考えてございます。 54: ◯高見のり子委員  ですから、最初から伺ったんですよ。公営住宅はいつから優先順位と特別減免世帯、困窮度の高い人しか入れない住宅になっているんですかと聞きました。局長、いかがですか。 55: ◯都市整備局長  これまでも毎回、議会等で我々としては説明してきたところでございますけれども、平成23年のときにも要は復興公営住宅の整備方針というものについて御説明申し上げてきたところでございます。いわゆる住宅の入居要件としては制度的にないという中で、我々としてはやはり自力再建が難しい住宅困窮度の高い方、こういった方々を対象として整備をしていきたいと。  その中で、アンケート等によって入居したいと、そういった希望のある方については、3,900ということは我々当然把握しておりますけれども、特に配慮すべき方々、優先的にいろいろありますけれども、そういった方々の算定の中で3,200というふうに決めてきたというところでございます。  我々としましても、入居要件がなかなか国の制度としてはないという中で、入居することが本来望ましいという世帯をどのように特定できるかと。これはやっぱり制度的にはなかなか難しいところがございましたけれども、その中で優先順位あるいは特別減免世帯の方々についてはやはり最後まで配慮する必要があるということから、復興公営住宅あるいは一般市営住宅につきましても、復興公営住宅と同じような扱いで入居調整するという方針に至ったところでございます。 56: ◯高見のり子委員  最初から言っていたわけではないと思うんですよね。結局、落選した、当選した、こういう人が出て、運がいい人、悪い人が出るということになってしまったんだというふうに思うんですよ、結局。これに責任をとらないということ自体が非常に問題だというふうに思います。  市は、民間住宅、民間ストックを活用するとして、不動産関係団体と協定を締結しましたけれども、担当ではないと思いますけれども、内容を把握していなければ多分お仕事ができないと思いますので、どういった内容かお示しください。 57: ◯復興公営住宅室長  こちらの不動産関係団体との協定でございますが、復興事業局の生活再建推進室のほうで主導して協定を結んだものでございますが、3月23日に宮城県宅地建物取引業界などの方々と協定を結んでございます。  その内容につきましては、被災者生活再建支援に関する相談連絡体制の構築、それから仮設住宅入居者への住まいの再建に向けた情報の提供、住宅物件等の紹介、賃貸住宅等相談会の開催、そのほか目的達成の上で必要な事項ということになってございます。 58: ◯高見のり子委員  今の中身ですと、本当に被災者にとって何がよいのかよくわからない協定です。実際、不動産屋さんとちょっとお話しする機会がありましてお話を伺ったんですけれども、市から委託をされたPSC、パーソナルサポートセンターですね、NPOだと思いますけれども、という団体が不動産屋さんに挨拶に来たそうです。そういう団体がよろしくということで来たけれども、市が連帯保証人になって家賃を保証してくれるというならともかく、何の保証もなく不動産屋によろしくと言われても困ってしまうというふうに話していました。こういう受けとめもありますよね。被災者にとって何がいい協定なのでしょうか、お聞きします。 59: ◯復興公営住宅室長  生活再建推進室のほうで不動産団体等といろいろと調整をしていくというふうに聞いてございますけれども、そういった中で民間賃貸住宅を活用して再建を果たそうとする世帯が相当いるということを把握しているところでございまして、その協定、今回の協定を結ぶことで住まい探しのアドバイスなどが円滑に進んでいくものと考えているところでございます。 60: ◯高見のり子委員  住まいの情報が把握できる方法はいろいろあると思うんですけれども、結局、望んでいればそれはいいかもしれませんけれども、復興公営住宅に入りたいと、民間は望んでいない被災者にとってはある意味、意味はないのでないかと思います。  例えば、被災者が望めば民間住宅を活用するということもあると思うんです、可能だと思うんですけれども、借り上げ復興公営住宅とか家賃の補助とか、こういった考えはあるんでしょうか、伺います。 61: ◯復興公営住宅室長  借り上げ復興公営住宅ということでございますけれども、神戸市などにおきましては実施されている事例がございますが、阪神・淡路大震災の際に復興公営住宅として借り上げた大量のUR都市機構住宅や民間賃貸住宅の期間満了後の住宅確保が大きな問題となっていることなどから、本市としましては、当初より被災者の方々に安心してお住まいいただけるためにも、民間賃貸住宅の借り上げる方式の採用は行わないこととしてきたところでございます。  また、個別の家賃補助につきましても、現在考えておらないところでございます。 62: ◯高見のり子委員  新たな復興公営住宅の整備は考えていない、それから家賃補助や借り上げ復興公営住宅も考えてやらないと。では、被災者はどうしたらよいのか。こうなると、もう諦めるのを待っているとしか思えません。住民への奉仕が公務員の仕事でありますし、被災者をどうやったら救うことができるのかということを考えれば、住まいの再建、復興公営住宅をきちんと提供するという立場にやっぱり市がきちんと立つべきだということを述べまして質問を終わります。 63: ◯委員長  ほかにございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 64: ◯委員長  なければ、次に建設局より一括して報告願います。 65: ◯建設局長  建設局からは、ゴールデンウイーク中の主なイベントにつきまして御報告いたします。  まず、新緑祭につきまして、資料5をごらんください。  今年度は、4月25日土曜日に勾当台公園市民広場におきまして開催いたします。委員の皆様には既に案内状をお送りしておりますので、お忙しいとは思いますが、御出席いただきますようお願い申し上げます。  次に、広瀬川1万人プロジェクトと広瀬川で遊ぼうにつきまして、資料6をごらんください。  広瀬川1万人プロジェクトは、これも4月25日土曜日に、広瀬川流域の五つの会場で一斉清掃を実施するものでございます。  また、広瀬川で遊ぼうは、5月3日日曜日から5日火曜日までの期間、市民の皆様に広瀬川に親しんでいただくための各種イベントを実施するものでございます。  各イベントの詳細につきましては、資料及び添付のパンフレットを後ほど御高覧ください。  建設局からは以上でございます。 66: ◯委員長  ただいまの報告に対しまして質問等はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 67: ◯委員長  なければ、次に水道局より一括して報告願います。 68: ◯水道事業管理者  水道局から3点御報告申し上げます。  初めに、水道事業中期経営計画の策定についてでございます。  水道事業におきましては、平成22年度から31年度までの10年間を計画期間とする水道事業基本計画を策定し、その前期5年間の実施計画として中期経営計画を定め、事業運営に当たってまいりました。  今回、東日本大震災の経験と教訓、前期計画後の現状と新たな課題を踏まえまして、後期5年間、平成27年度から31年度までの新たな中期経営計画を策定したところでございます。  詳細につきましては企画財務課長より御説明申し上げます。  次に、安養寺配水所への小水力発電設備の導入についてでございます。  再生可能エネルギーの活用の一環といたしまして、このたび安養寺配水所に小水力発電設備を導入いたしましたので、御報告いたします。  詳細につきましては施設課長より御説明申し上げます。  次に、水道記念館・青下水源地の活性化に向けた取り組みについてでございます。  水道記念館と青下水源地につきまして、このたび新年度の開館に合わせまして一部展示のリニューアルなど、魅力向上の取り組みを実施いたしました。  詳細につきましては総務課長より御説明申し上げます。 69: ◯企画財務課長  私からは、水道事業中期経営計画の策定につきまして、お手元の資料7、A3判の計画の概要を記載したものでございますが、これに沿って説明させていただきます。  なお、お手元に中期経営計画の冊子をお配りしておりますので、あわせてごらんいただきたいと思います。  まず、資料7の左上、仙台市水道事業の計画体系をごらんください。  先ほど管理者からも御説明ございましたが、水道局では平成22年度から10年間の水道事業基本計画及びその前期5年間の実行計画でございます中期経営計画を策定いたしまして、計画的に事業を進めてきたところでございます。  前期計画期間におけます個別事業や中期経営目標の評価につきましては、おおむね良好な状況となっておりまして、震災の影響を受けながらも順調に進捗しているところでございます。  このたび前期計画期間の満了に当たりまして、後期5年間の実行計画として新たに策定したものが今回の中期経営計画でございます。  続いてその下、中期経営計画の全体像をごらんください。  左端の施策の基本的方向性でございますが、これは水道事業基本計画におきまして特に優先的、重点的に取り組むべきものとされている6分野でございます。  水道局では、これらの推進によりまして基本計画に掲げた基本理念、杜の都の未来を支え続ける安定と信頼の仙台市水道事業の実現を図ってきたところでございますが、東日本大震災から得た教訓や現在、本市水道事業が置かれている状況から、その右側に掲げております6項目を今後の課題として捉えているところでございます。  これらの課題認識を踏まえまして、本計画では、厚生労働省が平成25年3月に策定いたしました新水道ビジョンにおきまして水道の理想像として提示された強靱、安全、持続に環境の視点を新たに加えまして、強靱性の向上、安全性の向上、環境先進性の向上、持続性の向上という四つを重点課題として設定いたしました。  また、この重点課題に対応いたしまして、今後5年間に本市水道事業が目指していくべき姿を、強くて安心な水道、エコで持続可能な水道という二つに集約いたしまして、これらを目指すべき将来像として設定したところでございます。  図の中央右にございますように、これら二つの目指すべき将来像の実現を図るための方策といたしまして、本計画では44の取り組み事業、それと関連する22の経営目標を掲載いたしております。  具体の取り組み事業の内容でございますが、お手元にお配りしております冊子10ページ、11ページをごらんいただきたいと思います。  取り組み事業の一覧を掲載しておりまして、主な事業といたしましては、強くて安心な水道の実現方策といたしまして、(1)災害に強い施設・システムの整備にございます管路や浄水施設、配水施設などの更新、耐震化の推進、(2)災害対応力の強化にございます災害時給水施設の設置拡大、(3)水質管理の徹底にございます高度浄水処理施設の導入などを初めといたします、23の事業を予定いたしております。  また、11ページにございます、エコで持続可能な水道の実現方策といたしまして、(1)環境に配慮した事業の推進にございます、再生可能エネルギーの活用や省エネルギー型機器への切りかえの推進、(2)お客様本位の事業の推進にございます、水道料金に関するサービスの拡充、(3)経営マネジメントの推進にございます、アセットマネジメントの取り組み強化などを初めといたします、21事業を実施する予定でございます。  それぞれの事業の詳細につきましては、次ページの12ページから33ページに掲載しております。  また、これらの事業の実施により、本計画期間内に到達すべき経営目標につきましては、36ページ、37ページに一覧を掲載しておりますので、後ほど御高覧賜りたいと存じます。  資料7のほうにお戻りいただきまして、図の右端をごらんいただきたいと思います。  水道事業は、管路や浄水場、配水所などといった膨大な水道施設を抱える装置型産業でございますので、目指すべき将来像の実現のためには適切な維持管理、計画的な更新など、これまでも取り組んでまいりました水道施設のアセットマネジメントをさらに推進していくことが不可欠でございまして、本計画ではアセットマネジメント全体の取り組みにつきましても改めて整理をしたところでございます。  概略といたしましては、ライフサイクルコストの縮減を図りながら、安全で良質な水道水の安定供給の推進などを目標に取り組んでいくものでございまして、具体的な実践サイクルといたしましては、基本となるマネジメント情報システムを拡充しながら、日常的な維持管理を行いますとともに、中長期的な観点からもさまざまな検討を行いまして、その継続的な改善により次期基本計画や各種計画へ反映させていくものでございます。  参考までにこれまでの取り組み成果も記載しておりますが、浄水場や配水所などを20カ所近く統廃合し、効率化により職員数もピーク時の3分の1を削減していますほか、大都市トップクラスの管路耐震化率や電力消費量の少なさを実現しているところでございます。  今後につきましては、新たな情報管理システムの構築などを予定いたしておりまして、これまで以上に取り組みを推進してまいりたいと考えております。  続きまして、右上の経営の見通しをごらんください。  震災後の人口流入が続いておりまして、給水人口の増加が見込まれるものの、配水量、有収水量は減少傾向が続く見通しとなっております。これによる給水収益の減少や水道施設の更新、耐震化の推進による建設改良費の増嵩が見込まれるところではございますが、継続的な経営効率化の取り組みによる効果もございまして、引き続き安定的な経営を維持できる見通しとなっております。  その右側の計画の進捗管理につきましては、これまでと同様、PDCAサイクルによる進捗管理を確実に行いまして、その進捗状況につきましても、局の広報紙やホームページなどを通じてお客様へお知らせしてまいりたいと考えております。 70: ◯水道局施設課長  私からは、安養寺配水所への小水力発電設備の導入につきまして、お手元の資料8に沿って御説明いたします。  このたび、仙台市水道局として初となる小水力発電設備を宮城野区枡江にございます安養寺配水所へ導入いたしました。  小水力発電は、水の流れと落差を利用して発電するもので、天候に左右されず、また昼夜を問わず安定した発電が可能である点が特徴でございます。  発電出力は最大25キロワットで、年間発電量は6万キロワットアワー程度になると見込んでおります。  今後は、同じく安養寺配水所に既に設置しております太陽光発電設備とあわせまして、小学校の環境学習などの場において活用いただけるものと考えております。  なお、委員の皆様には既に御案内いたしておりますとおり、完成を記念した見学会を4月28日火曜日に開催いたします。御多忙のところと存じますが、御出席賜りますよう御案内申し上げます。 71: ◯水道局総務課長  私のほうからは、水道記念館・青下水源地の活性化に向けた取り組みにつきまして、お手元の資料9に沿って御説明いたします。  青葉区熊ヶ根にございます水道記念館と青下水源地につきましては、多くの方々に親しまれ、何度も訪れたくなるようなエリアとなるよう活性化に取り組んでいるところでございます。  このたび、冬季閉館後の平成27年度の開館に合わせまして展示内容などの改善を行うとともに、エリア全体をより楽しんでいただけるよう、新たな企画も開始したところでございます。  初めに、水道記念館・青下水源地の改善の(1)でございますが、こちらは水道記念館2階の水と環境ゾーンを親子で対話しながら楽しく学べる展示にリニューアルしたものです。  主な内容といたしましては、水循環や世界の水事情など、学びのテーマを拡充したパネル展示の充実や、自分でめくって答えを確かめるクイズパネルなど、触れて楽しめる展示の導入、親子で一緒に楽しめる間伐材の積み木コーナーの設置などでございます。  次に、裏面の2でございますが、青下水源地には昭和初期に建設された青下ダムや旧ダム管理事務所など、本市水道の貴重な歴史資産や気軽に自然を楽しめるハイキングコース、眺望のよい見晴らしスポットなどとの見どころが数多くありますことから、これらをわかりやすく紹介する看板を設置したものでございます。  次に、2の新たな集客に向けた企画といたしまして、より幅広い方に青下水源地に関心を持っていただき御来場いただくきっかけとなるよう、青下第一ダムのダムカードの配布を開始いたしました。  ダムカードは、本日委員の皆様のお手元に配付させていただいておりますが、表面にダムの写真、裏面にはダム周辺の情報やそのダムならではの技術などを記載したカードでございまして、ダムの魅力のPRするツールとして多くのダムで配布されているものでございます。  このたび作成したダムカードでは、裏面の二次元コードをスマートフォンなどで読み取ることで水道局のホームページに掲載しているダムの空撮動画をごらんいただけます。  さらに、水道局の広報紙H2Oなどにより、水道記念館のリニューアル情報などを周辺地域の情報とあわせて発信してまいります。  なお、平成26年度は、記載しております各種取り組みを実施いたしました結果、前年度の2倍となる約1万2000名の方に来館していただくことができました。  今後とも青下水源地の魅力がよく高まりますよう、取り組みを進めてまいります。  説明は以上でございます。 72: ◯委員長  ただいまの報告に対しまして、質問等はございませんか。 73: ◯大槻正俊委員  私は、今御説明いただいた中の中期経営計画についてお伺いをしておきます。  この中の17ページ以降で災害対応力の強化ということがされております。3.11以降本当に、もちろん水道局だけではないですけれども、水道局の皆さん、大変な御苦労をされました。あわせて、全国からも本当に御支援をいただきました。たまたま私、286号線のところに防災服を着て渡ろうとして立っていたら、要するに南道路、仙台南インターからおりてくる各地の方々、皆私のほうを向いて敬礼していったり頭下げたり、本当に各都市から来ていただいて、こんなにも全国から来て応援していただいているんだなというふうに私、思わず涙が出ましたというくらいの思いをしています。  それで、水というのは本当に大事なものですから、3月31日まで、一番最後のところで言えば、水が出ないということに対していろいろ地域の方から本当にたくさんの声をいただいてきました。前の前の管理者のところにはほとんど毎日のように行きまして、給水車を何とか1台でも多く配置してくださいということをずっと言ってきた記憶が今あります。  それで申し上げますが、私はこの17ページ以降のところで、今言った状況からしても災害対応力の強化、このことをもっと前倒しをしてぜひ取り組んでほしい。3点挙げますが、災害時の給水施設の設置拡大、これはさらにスピードアップするというのはここに載っていますが、これをもっと急がないといけないのではないかというふうに思います。あと、次のページの水道施設の長期停電対策の充実、これは茂庭の浄水場の例を出すまでもなく大変な状況で、ずっと水がとまっていたわけですから、これもしっかりやらなければなりません。あと今言いましたように、給水車用の注水補給設備の整備、この3点についてはとりわけ急いで、計画はわかりますけれども、その中でもさらに前倒しで取り組んでほしいというふうに思いますが、いかがですか。 74: ◯水道局計画課長  私からは、災害時給水施設の設置拡大及び給水用注水補給設備の整備について説明いたします。
     災害時に応急給水を行うための災害時給水設備につきましては、東日本大震災の教訓を踏まえ、よりきめ細やかな応急給水が可能となるよう、指定避難所となる市立の小中学校への災害時給水栓の設備を行うこととしたなど、震災前より整備箇所を大幅に増加し、さらにスピードアップを図っているところでございます。  災害時給水栓は、学校敷地内への設置となりますことから、学校行事などに支障となることがないよう、関係機関と十分な調整を図るなど、事業の進捗管理を徹底してまいりたいというふうに考えております。  続きまして、給水車用注水補給設備の整備についてでございます。  現在まで茂庭浄水場、中原浄水場、福岡浄水場への3カ所の整備が完了してございます。今後、国見浄水場及び水道局本庁舎、大野田にございます本庁舎の整備を予定してございまして、29年度までの予定としてございます。  これにつきましては、現在、計画どおりの進捗を見ているところでございまして、委員御指摘のように、先ほど応急給水設備のほうでも言いましたように、事業の進捗管理を徹底してまいりたいというふうに考えておるところでございます。 75: ◯水道局施設課長  私からは、18ページの上段になります水道施設の長期停電対策の充実につきまして回答いたします。  水道施設の長期停電対策につきましては、一度に全ての施設について対応するのは難しい面もありますことから、優先順位をつけながら自家発電設備の燃料タンク増設等を進めており、最優先としている主要な浄水場の整備につきましては、平成28年度までに行ってまいりたいと考えております。  また、緊急の事態にも対応できるよう、今年度中にタンクローリー車の購入を予定しており、非常時には市内各所に配備しているドラム缶68本も活用し、自家発電設備の燃料補給を行うことと計画しております。  浄水場以外の重要な施設につきまして、関連する受変電設備や自家発電設備の更新に合わせるなど、計画的に整備を進めてまいります。 76: ◯大槻正俊委員  今お答えをいただきましたが、進捗管理、このことはもちろん当然のことですから、それをできるだけ早く前に進めるということをぜひやってほしいということを求めているわけですから、特段の取り組みをしてほしいというふうに思います。  特に長期停電対策ですね、これはもう緊急時にすぐできるように、タンクローリーも買うということですから、これはぜひ市民の皆さんに本当に不安感を与えないようにしっかりやってほしいなというふうに思います。こういうふうに求めておきたいと思います。  それで、さらに大事なのは20ページの東日本大震災の教訓の継承なんです。まだ宮城県沖地震は終わっていないというふうな見解もありますから、とにかくいつ災害が起こってもいいようにしておかなければなりません。とりわけ神戸などの場合は受援計画、要するに自分たちが応援を受ける際の計画をきちんと決めておいて、よそから来てもらってもすぐいろいろ対応できるというふうなことになっています。  ですから、逆にそういう計画を立てているからこそ、よそに行ってもいろいろなことを自分たちの気持ちになってやる、ほかの人の気持ちになってやる、このことが神戸市の水道局なんかの場合はうまくやっているなというふうに思っています。横浜などもかなりやっている。大震災のときにいち早く来てもらっていろいろやっていましたから、そういうことがあります。  何が言いたいかというのは、特にこれからどうしても役所の場合は1年ごとに人がかわっていく、退職者もあるということがありますから、必ず東日本大震災の教訓が生きるんだということの継承をあらゆる面でしてほしいというふうに思うんです。そうしないと、ただ単に災害時に他都市に応援協定がありますから行きますが、そのときに本当に有効に機能しない。さっき言ったように応援される側に立つ、応援する側に立つ、このことを両方の立場でしっかり持っていないと行った人も機能しませんから、そういった高い意識を持った職員の育成、このことはぜひやってほしいと思うんですが、いかがですか。 77: ◯水道局総務課長  東日本大震災の教訓の継承についてでございますけれども、水道局におきましては東日本大震災の発生初期、断水への対処と市民対応にマンパワーが不足した経験を踏まえまして、他都市との合同訓練の充実を図るとともに、災害時に応援受け入れ班を設置するなど、他都市や諸団体の応援を迅速に受け入れ、より円滑に応急活動が展開されるよう受け入れ体制の強化、充実を図っているところでございます。  また、組織内での経験、教訓の継承という観点では、各種研修におきまして、大震災での被災状況や応援隊の活動を含めた応急対応の実情などを実際に対応に当たった職員の体験談を交えて紹介するといった取り組みを行っております。  今後もこうした取り組みを充実させながら、災害がいつ起きても的確に対処できるよう全職員が高い危機意識を保ち、他都市への災害支援に際しても、被災経験と教訓を生かし、より迅速、的確に赴き活動できる体制づくり、組織風土づくりを進めてまいりたいと存じます。 78: ◯委員長  ほかにございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 79: ◯委員長  ほかになければ、以上で報告事項関係を終了いたします。  この際、当局から報告を受けた事項以外で皆様方から発言等がございましたらお願いいたします。 80: ◯岡部恒司委員  建設局長就任のお祝いの記念に数問お伺いさせていただきます。  まず、駐輪場について、自転車についてでございます。  理由はいろいろありますが、私も一つの交差点をずっと見詰め続けて18年、最近、何となく気づいてきたのが自転車がふえたなと感じるんです。よく思い出せば、ここ10年で倍ぐらい増えたような感じが、実感ね、数えているわけじゃないけれども、そんな感じがするんですね。何かそういったことを把握なされているだろうか、実感なされておるだろうか、担当者がおられると思うんで、ちょっとお伺いしたいと思います。 81: ◯建設局参事兼道路管理課長  自転車の台数の増加の件でございますが、正確な値はつかんでおりませんけれども、身近な交通手段としてふえているなという実感はございます。 82: ◯岡部恒司委員  これからも減るということは考えられないですよね。もしかしてふえていく、どんどんふえていく可能性もありますよね。  それで、乗り物ですから、とめなければならないじゃないですか。そこにぶん投げていくわけじゃないし、それもやっぱり自転車そのものがふえるということは、とめる場所もどんどんふやしていかなければならないと思うんです。特に地下鉄駅とかいろいろな駅の近辺に駐輪場があると思うんですけれども、この稼動率というのはどうなのか、上がっているような気がするんですが、いかがですか。 83: ◯建設局参事兼道路管理課長  既存駅自転車駐輪場の利用状況でございますが、地下鉄南北線13駅に18施設、JR駅20駅に26施設の合計44施設で、2万764台分を整備してございます。  利用状況につきましては、平成26年度のデータは集計中でございますので、平成25年度実績で延べ450万台強で、1日当たり平均利用率は60%となっております。 84: ◯岡部恒司委員  対比して推移、ふえていくか、減っているか、そこら辺も伺いたいです。 85: ◯建設局参事兼道路管理課長  震災時期には一時期ふえましたけれども、それ以降は、平成26年度のデータはまだつかんでおりませんけれども、横ばい状況でございます。 86: ◯岡部恒司委員  いろいろな地下鉄駅周辺にお住まいの方、駅前中心ではないですけれども、よく言われるんですよ。放置自転車、太い道路、幹線道路沿いにはさすがにもう置かないですけれども、裏側とか一方通行とか、結構勝手に置いていく人が多いですよと、これも出ているんです。  それから、駅周辺の事業者、やっぱり駐輪場、自分のビル用につくるでしょう。ところが、そのビルに関係ない人たちがそこにこそこそっと置いていくんだそうですね。この間言われたのは、近くに学習塾がございまして、ビルのワンフロアにね、子供たちが自転車で来るわけですよ。勝手にとめていく人がいるものだから、子供たちが自転車をとめられなくて困っているという話もあって、そうしたら、管理人さんか誰かがついてちゃんとチェックしたらと言っても、そういう経費って意外と出ないんですよと。勝手にとめられて困っていると言ったんですね。  ですからこれ、さっきも申し上げましたけれども、自転車というのはこれからふえて、マナーの問題はここでは取り上げませんが、数がふえていっている、とめる場所が減ってきているということもありますので、どこの場所とか、あすあさってまでとか、こんな話じゃないですね。やっぱり見直していかなければいけないと思うんです。東西線もこれからできてくると思うので、駐輪場は結構身近な大事な問題だと思うんです。ここら辺どのようにお考えでしょうか、伺いたいと思います。 87: ◯建設局参事兼道路管理課長  現在の取り組み、今後の取り組みでございますが、現在、東西線事業に関連する駐輪場の整備を進めているところでございまして、既存駅につきましても、利用率等の高い自転車駐輪場につきまして、利用状況を調査しながら増設等の対応について今後検討してまいりたいと考えています。 88: ◯岡部恒司委員  言われる前に申し上げますが、金があれば何でもできる、ないからできないと、そんな乱暴なことを言わないで、何回も申し上げますけれども、身近な問題だと思いますので、できるところにはどんどんつくっていくべきだし、放置自転車そのものも、今パトロールなされていると思いますけれども、幹線道路じゃなく参考にちょっと裏側も見てみたりしてやっていけば、意外と現実がおわかりになると思いますので、ぜひ取り組んでいただければと思います。  それから、もう1点、駅の西口ペデストリアンデッキについて伺います。  この間、国連防災世界会議がございまして、西口にあった喫煙所がなくなったと。これの経緯を伺いたいんです。 89: ◯北道路建設課長  仙台駅西口ペデストリアンデッキ上にございました喫煙場所につきましては、本年3月の国連防災世界会議の際に、デッキ上ということで受動喫煙とかいろいろ景観上の問題とかございまして、関係機関協議の上、暫定的ではございますけれども、JTが青葉通との交差点の1階歩道上に移設したという経過がございます。 90: ◯岡部恒司委員  誰の指示でそのようになされたのですか。どこの局で、何部に。 91: ◯青葉区副区長兼建設部長  今回の国連防災世界会議の対応については、仙台市として取り組むということにしています。それはなぜかと申しますと、先ほど北道路建設課長が申しましたが、仙台市、受動喫煙防止を取り組むということにしておりまして、これは全庁挙げて取り組むということになりました。  特に国連防災世界会議においては、やはり来街者がかなり多くいらっしゃる、それも仙台駅の前には多くの方がいらっしゃるということもあって、ペデストリアンデッキ上に二つあった喫煙場所を一つに、それも先ほどの話のとおり青葉通の一角に設けるということで、JTと仙台市が協議して決めたということで、私ども道路管理者をしております青葉区のほうでそれを設置許可しているところでございます。 92: ◯岡部恒司委員  担当は何局の何部ですか。 93: ◯青葉区副区長兼建設部長  健康福祉局、建設局、そして青葉区の3局です。 94: ◯岡部恒司委員  言い出しっぺは健康福祉局ですよね。 95: ◯青葉区副区長兼建設部長  これも実は3局がありますが、さらに上に二役もかかわってございます。 96: ◯岡部恒司委員  具体に区役所といろいろ協議し始めたのは健康福祉局ですよね。 97: ◯青葉区副区長兼建設部長  受動喫煙防止という取り組みの最初の発端は健康福祉局でございます。 98: ◯岡部恒司委員  やり方が乱暴だったんじゃないですかね。当初は1階のJRのところを借りて、暫定的に喫煙所をつくろうと。しかしながら、JRに取り組んだらだめだと言われたと。慌てて、向かい側の歩道橋の下に無理無理、ぶっつけやっつけ仕事であそこに持っていったと報告を受けていますが、本当ですか。 99: ◯青葉区副区長兼建設部長  ポイントは委員の御指摘のとおりでございまして、当初は段階的に動かしていこうという予定でございましたが、なかなか鉄道事業者との協議がつかず、御指摘のとおり青葉通の一角に暫定的に設置することになったものでございます。 100: ◯岡部恒司委員  誤解のないように、区役所に言っているんじゃないですよ、健康福祉局に言っているんですよ。最後に局長に伺いますけれども。  やり方乱暴だったですよね。急にやって、喫煙所がどこに移動したのかも周知もされずに、よく見たら、小さく向かい側のあっちに移動していたと。わかるわけないと。  これによって西口ペデストリアンデッキはどういう状況になっていますか。把握なされていますか。 101: ◯青葉区副区長兼建設部長  実際に移設に当たりましては、2週間ほど前から移設のお知らせを出しておりました。しかしながら、表示が小さい表示、ちょうど後段のところにわかるようにはつけたつもりだったんですが、なかなか御理解されていない方もいらっしゃるようで、私も青葉区のフェイスブックにも投稿して、こちらにかわりましたということも示したんですが、やはり実際は、灰皿がなくなった場所の周辺で喫煙されている方が多数いらっしゃるのが見受けられまた。 102: ◯岡部恒司委員  私もしょっちゅう、大体決まった時間、夕方、夜に必ず見て回るんです。見事にたばこのポイ捨ていっぱい。前、喫煙所だったところを中心に。もっともっと広がってポイ捨てがふえていると。恐らく掃除もなされているんだろうから、掃除してもふえる、またふえる、その繰り返しでずっと来ていると思うんです。やり方が乱暴だった、健康福祉局が。無理をやったと。周知もろくにせず無理をやっつけぶっつけやったと。その結果こういうふうになっていると思うんですよ。区役所としてはいい迷惑じゃないですかね、どうですか。 103: ◯青葉区副区長兼建設部長  ペデストリアンデッキの清掃は1日に6回行っています。実はあのペデストリアンデッキは鉄道事業者と道路管理者、両方で施設等管理しておりまして、JR東日本が一括して清掃業務を行っております。その清掃のやり方、1日6回というと結構頻度があると思ったんですが、実情を見ると、大体9時から17時までの6回となると、1時間半ぐらいの間隔で実施するんですが、実は折悪く新幹線とか鉄道が、タイミング悪く利用者が駅から出てきますと、ちょうど掃除が終わったときに喫煙される方がどっと出てくると、大体1時間半ぐらいそのままの状態になってしまうと。その意味で、御指摘のあったとおりポイ捨てが結構多く見られたというのも、実は掃除のタイミングが悪くブランクになってしまった。そういったこともあって、対応について今苦慮しているところでございます。  そういった意味では、今後、もう少し禁煙に対する御協力をお願いしなくてはいけないなというところで、区だけではなくて、全庁挙げて取り組まなくてはいけないのではないかというところを今思案しているところでございます。 104: ◯岡部恒司委員  その清掃代、健康福祉局に負担しろと言うべきじゃないですか。建設局長、どうですか。 105: ◯建設局長  先ほどの答弁の中にありましたけれども、受動喫煙の防止というのは世の中の流れだと思っています。ただ、私も昔吸っていましたが、たばこをお吸いになる方からすれば、吸う場所の確保というのも必要だろうと。  今回の件に関しましては、やはり周知期間が短かったことと、なおかつ新聞でちょっと拝見しましたけれども、たばこを御遠慮くださいという張り紙がどうも剥がれたりして、そこでたばこを吸っていいのか悪いのか判断できなくて、どうも他都市の方がお吸いになったとか、そういうのがありましたので、今後やはり吸ってはいけない場所では吸ってはいただけないということを明確にお知らせできる取り組みが必要なのかなと思っています。  この件に関しましては、健康福祉局だけではないので、庁内一丸となって取り組むべきものというふうに考えてございます。 106: ◯岡部恒司委員  局長、もう一つ。西口ペデストリアンデッキをきれいにするためには喫煙所を戻せと、これが一番早いと、これも健康福祉局に申し出るべきだと私は思うんですが、いかがですか。 107: ◯建設局長  一度喫煙所を動かしますと、なかなか戻すことは難しいと思います。というのは、やはり受動喫煙の多い場所から徐々に少ない場所へというふうに移転させていますし、お吸いになる方に関しましては、大変申しわけございませんけれども、不都合をかけているということは御理解願いたいというふうに思います。 108: ◯岡部恒司委員  今回のやっつけ、ぶっつけ仕事をさせた健康福祉局は確信犯だと思う。1階に喫煙所をJRに頼んで借りてやろうなんて、やる前からだめと言われるのをわかっていてやろうとしている。無理なことをわざとやって、やっぱりだめだったと。だからあっちにと、最初からこういうつもりだったかもしれません。いわゆる確信犯かもしれません。このやっつけ、ぶっつけ、乱暴なやり方には私は納得いかない。  これからもこの件について、定期的にペデストリアンデッキを検査してその都度報告申し上げ、その都度、局長に健康福祉局に申し出ろと、こんな乱暴なことをしていいのかと、文句言ってこいということを継続していくつもりでおります。 109: ◯大槻正俊委員  先ほど安孫子委員が、動物公園のパークアンドライド駐車場は大槻委員がというふうにインプットまでしていただきまして、恐縮でございました。  それで、先ほどの荒井と同じような思いがあるものですから申し上げておきますが、動物公園のパークアンドライド駐車場ですが、本当に非常によくできていまして、さらに壁面緑化もかなり進んできて、きれいになりつつあります。もっと進めば本当に新緑祭でもできそうないい緑になってくるというふうに思います。  それで、25日から暫定的に活用するということは非常に喜ばしいことで、少しは渋滞対策のまず1回目の取り組みになるんでないかなというふうに思っています。  問題は、大体ゴールデンウイークの期間やりますね。その後、私からすればいろいろ例えば夏休みの時期、特にお盆時期、あといつも大体されている8月20日絡みの夜の動物公園もありますし、あと10月の連休だと、私一回数えたら300台ほどずっと列をつくっていたというのもありますから、そういうふうに暫定利用をきちんきちんと必要なときに手を打つ、このことをまずぜひやってほしいと。単にやってほしいというだけでなくて、これは利用促進のための一番のPRだと思いますから、それも兼ねて徹底してやれば、12月6日からよりいい形での運営になると思うんですが、いかがですか。 110: ◯建設局長  今、委員の御指摘にありました、まず今月25日から5月6日までのゴールデンウイーク期間におきましては、暫定的な利用をさせていただきます。その後につきましても屋上工事などを進めながら、今おっしゃっていました夏休みとか、あるいは秋の行楽シーズン、あるいはナイトサファリのような、そういうときに応じて臨時的に暫定利用は考えていきたいと思っていますし、当然目指すべきところは12月6日の東西線の開通というところまでうまくランディングできるように取り組んでまいりたいと思います。 111: ◯大槻正俊委員  さらに、ことしは動物公園の50周年もありますから、なおさらのことそれとマッチングさせて動物公園のほうもPRしてほしいなというふうに思います。せっかくですから、子ども動物園のほうも、ふれあい動物園も工事が始まってきて期待ができることになってきていますから、なお進めてほしいと思います。  それで、それとの関連で、東西線の関連道路について、地域の皆さんから御心配が今出されています。というのは、最初のころは、今ごろ開通していますよという話だったんですよね。震災前だと去年あたり開通している話でしたけれども、震災後でも、今ごろ全部一斉に開通するという話を私は前の道路部長からちょっとお聞きをしたような記憶がございますので、それで一斉に10月という話が大体出てきました、去年の暮れあたり。ここで私は一斉に10月になるんだろうと思っていましたらば、また長町八木山線であるとか動物公園駅周辺の川内旗立線の道路とか、ちょっとおくれそうだと。絶対におくれないで、つまり12月6日に本当に間に合うんですかというのが地域から今、地域でいろいろな会合がある時期ですから、会合があるたびに私言われるものですから、絶対そういうことはないですよということをきちんと明言をしておいてほしいんですが、いかがですか。 112: ◯南道路建設課長  地下鉄東西線八木山動物公園へアクセスいたします都市計画道路の3路線、五つの工区につきましては、資材の調達や労務者の確保に時間を要しておりますが、東西線の開業に向けて着実に整備を進めてまいります。 113: ◯大槻正俊委員  だから、整備を進めるのはいいけれども、それは歓迎しているんです。必ず11月にきちんと完成をして、12月6日まで工事やっていたよということのないように、一部トンネルというか、動物公園駅に入るところの地下通路がおくれているのは理解していますから、それはまず置いておいて、これも早くやらなければならないですよ。いつまでも理由ばかりつけてというふうに、これも地域から言われていますから、これもぜひ早くしてほしいというのはこの場で、議事録に残し、言っておきます。だけれども、11月にということがさらに延びて12月6日にも工事していましたと。つまり言いたいことは、ここで全部の道路が通じていないと、一方のところにたまったり、車の流れが明らかに悪くなります。こうなると一番困るので、そごのないようにできるだけ一斉にやらないと意味がないということを申し上げているので、いいですか、もう一回。 114: ◯南道路建設課長  12月6日の地下鉄東西線の開業までは確実に整備を終えて開通いたします。  詳細な開通の時期につきましては、最終の工程を調整いたしました上で、早い時期にお示しさせていただきたいと思います。 115: ◯大槻正俊委員  何度も、ほぼ同じ時期に開通しないと車の流れが悪くなったりして、かえって片方から文句言われたりということになるから、そのことを特にきょうは申し上げているわけですから、よく御理解をいただきたいというふうに思います。  あと、これできょうはやめますが、公園のトイレの整備の関係で申し上げておきたいと思います。  公園におけるトイレの整備の基準があります。仙台市の場合は公園面積がおおむね2,500平米以上というふうになっているんですが、例えば札幌市だと1,800平米以上、新潟市だと1,500平米以上、川崎市に至っては1,000平米以上というふうになっているんですね。京都も2,000平米以上。一生懸命やられているのはわかります。例えばあと、西公園で言えば四つトイレがあって非常に市民の皆さんからすれば好評だという状況もあります。  基準を一定程度明確にして、予算が限られている中でもできるだけきちんと整備が計画的に進むようにということが必要だというふうに思いますけれども、いかがですか。 116: ◯公園課長  仙台市の公園のトイレの設置基準についてでございますけれども、街区公園につきましては、平成6年に建設局でまとめた街区公園の施設整備に関する基本的な考え方の中で、街区公園の標準面積である2,500平米以上の場合にトイレを設置できるものとして、そのほか公園の立地状況や利用実態により設置の可否を検討するものとしております。  なお、街区公園より大きな規模の公園については特に基準は設けてございませんが、立地条件や利用実態、これらを勘案してということでございます。  ただいま街区公園も含めて、庁内においてトイレの設置基準について検討しているところでございまして、委員の御指摘のように問題意識を持って取り組んでいるところでございます。 117: ◯大槻正俊委員  早目に、理解できる設置基準をつくられて、市民の皆さんの期待に応える、あと前から私が申し上げている公園の利用価値がより高まるように、ぜひお取り組みをいただきたいなというふうに思います。  その中でいわゆる、言葉で言えば特殊公園というふうになるんだというふうに思いますが、歴史的な公園とかいろいろあります。私、たびたび大年寺山の例を挙げてまいりましたが、土曜日も見てまいりました。無尽当廟などの案内板の設置、内容のある非常にいい案内板ができて、あとあわせてパンフレットも、これは物すごく歴史的なこともきちんと書いてあるすばらしい内容のパンフレットですけれども、これだけのパンフレットをつくっているところはないんじゃないかなというくらい非常に評価されています、わかる方はですね。  ですから、そういうことでいいんですけれども、そうなると利用者がどんどんふえるんで、まるきりあの広大な公園にやはり設置しないというのはいかがなものかというふうにたびたび申し上げておりますが、そろそろしっかりと計画的に計画を立ててという検討に早く入るべきだと思いますが、いかがですか。 118: ◯建設局長  たしかことしの第1回定例会でもお答えしていたと思うんですが、一つは、やっぱり大変広い公園だ、それから、たしか大槻委員のほうから、最後のトイレから一番端まで行って戻ってくるのに往復で約1キロぐらいあるので、かなり時間がかかるから早くという話はお聞きしていました。  ただ、今、質問の中にもありましたけれども、平成26年度に策定しましたパンフレット、それから今年度整備を予定していますサイン、案内ですね、こういうものをまず整備をした上で、新たなトイレの設置につきましては、今後の公園の利用を見きわめながら整備を考えていきたいというのが現在のスタンスでございます。 119: ◯大槻正俊委員  これでやめますけれども、利用者の状況を見ながらって、利用者が困っているんですよ。例えば子供が500メートルも、野草園の前の公園まで戻れますか。もう戻っているうちに大変な状況になりますよね。女性なんかからも、女性だけに限りませんけれども、言われています。ですから、それだけ価値のある公園であればあるほど、これからますます観光客というか交流人口の方もそこに行くとなれば、えっ仙台市ではここにないのというふうに言われないように、見きわめてからというんじゃなくて、先にあれば皆さんも安心してさらに利用度が高まって公園の価値が高まると。今まで用地買収から含めると99億もかけている公園ですから、そこにトイレがなくてという問題をずっと何回もやりとりをするようなことでなくて、きちんと、みんなが安心して来れる公園ということで、いっぱい来ればつくるからでなくて、安心して来れるということで、ぜひ発想を転換してほしいということをきょうは申し上げてだけおきましょう。 120: ◯木村勝好委員  私から、地下鉄東西線の開業に伴う東西線の新しい駅の最寄りのバス停のことについて、若干お尋ねしたいと思います。  東西線が開業する、そうすると、現在それぞれバスが走っていて、このバスは再編にはなるんですけれども、それでもなお東西線の最寄り駅のバス停というのは当然存在すると思うんですね。  最寄り駅のバス停について二つお尋ねしますが、開業に伴って最寄り駅のバス停をある意味動かすとか、あるいは新たに設けるというケースが出てくるんじゃないかと思いますが、それが例えばどういうところでそういうことが起きるかということ。  もう一つは、最寄りのバス停であるがゆえに、現在のバス停の名称を変えることになるというのも、当然これもあり得ると思うんですが、その辺はどういう状況になりますか。 121: ◯輸送課長  東西線の関連のバス停につきましてお答え申し上げます。  まず、最寄りのバス停の新設ということでございますが、バスのバスプールをつくる東西線の駅がございまして、そちらのほうには漏れなくバス停のほうを新設するというような形になります。  それから、東西線の駅に近接するバスの停留所につきましては、卸町入口、仙台一高前、仙台駅前、青葉通一番町、大町西公園前、川内郵便局前、情報科学研究科前という既存のバス停がございまして、東西線の開業に合わせました次回のダイヤ改正の際に、仙台駅前を除きまして、バス停名称に東西線の駅名を活用するといった方向で検討しているということでございます。 122: ◯木村勝好委員  つまり、こういうことになるわけですかね。今言った中の例えば川内郵便局前、これは地下鉄川内駅前という名前になる。つまり最寄りのバス停で地下鉄の何とか駅前というのを入れたほうがいいと考えられるものに関しては、そういう基準でもってバス停の名前を変えていくと、こういうふうに理解していいですか。 123: ◯輸送課長  そういった方向で今検討しているところでございます。 124: ◯木村勝好委員  私は、適切な判断だろうというふうに思います。なぜならば、東西線の開業を契機に、本市の公共交通体系というのは、基本的には地下鉄の南北線、東西線、あるいは場合によってはJRの在来線も含めた鉄軌道系を骨格にして、バスでそれを補完するという位置づけの中で新たに再編をしていくというのが基本的な考え方、何遍も繰り返して御当局が説明してきた考え方で、そういう意味で言えば、最寄りのバス停の名前を地下鉄何とか駅前というふうに変えるのは、それはそれで適切な判断だというふうに思うし、利用者にとってもいい話だというふうに思うんですが、私このお話を伺いながら若干気になったことがあります。それは南北線のほうはどうなっているのかなということです。南北線についても、例えば地下鉄泉中央駅前とか八乙女駅前とかはなっているんですが、例えば北四番丁なんかは地下鉄北四番丁駅前とかなっていないわけですよね。あるいは愛宕橋の駅前も愛宕橋駅前となっていない。それから河原町の駅前も河原町駅前とはなっていないんですね。河原町なんか極端に言えば、東側の入り口は舟丁というバス停になっていて、西側のほうが河原町という、バス停の名前そのものが違うという状態になっているんですが、これは東西線の開業に合わせて、今言ったような形で東西線に関するバス停の名称を整理するのに合わせて、南北線についても同じ基準で、というのは、同じ仙台市交通局がやっている地下鉄ですし、同じ仙台市交通局がやっているバスですから、当然それに合わせて変更されるべきではないかなと思うけれども、その辺はどういう考え方ですか。 125: ◯輸送課長  南北線のバス停名につきましては、乗り継ぎの指定駅に結節しているバス停などにつきましては駅名をバス停の名称に活用してきておりますが、その他のバス停名につきましては地下鉄駅名とはなっていないというのは御指摘のとおりでございます。
     名称を変更する場合、お客様にとりましては、南北線開業以来なれ親しんだ名称が変わることによる戸惑いがございますし、民間事業者のバス停名称変更に伴う費用負担の問題などがございまして、慎重に検討させていただきたいというふうに考えております。 126: ◯木村勝好委員  今の答弁なんかも、言わずもがなのことを言っているなと私、思いましたけれども、なれ親しんだというんだったら、川内郵便局前だってなれ親しんでいるんだよね。そういう問題じゃないでしょう。本当は、この東西線に合わせたバス停の名前を変える基準で南北線を考えるなら、とっくに変わっていなければいけない。それが変わらずにずっときたわけだ、もう30年近くもね。だから、このタイミングでやらないと、またずるずるいっちゃうんじゃないかなというふうに思います。そういう発想ではないですか。 127: ◯交通事業管理者  御指摘のような面もございます。課長からもお答えしましたが、やはり東西線については今般、開業を迎えるということで駅名を周知し、東西線を御利用いただく上でも、開業時にバス停名についてなるべく東西線の駅名を活用したいという考えはございます。そういう方向で検討もしております。  南北線につきましては、何分28年近くを経過して、なれ親しんでいる、定着しているという事情、それから地下鉄河原町駅に二つのバス停があるように、バス停名に必ずしも地下鉄駅名をつけられない、あるいは二日町北四番丁のように、すぐ地図が思い浮かぶような、そのほうがわかりやすいといったようなバス停名もございます。そういった事情もございますので、何よりも市民の皆様にとってどうあるべきか、どちらがわかりやすいのかといった観点から、東西線開業時に合わせて南北線関連のバス停名も変更するだけの特段の事情があるかどうか、よくもうしばらく考えさせていただきたいと思います。 128: ◯木村勝好委員  いろいろなことを言っていますけれども、私は多分二つだと思っているのね。一つは、例えば南北線なんかは特にそうですが、宮城交通も走っているわけだ。そうすると、宮城交通もこれに合わせてもらわないと困る。だけれども、宮城交通がそれに乗ってくるかどうかわからない、相手のあることだからね。変えると、多分宮城交通にも新たに費用が発生するんでしょう。そんなことまでしてやりたくないんだけどと言われちゃったら困るよなというのが多分一つあると思うんですね。  さらにもっと言えば、東西線のそもそもの発想と、南北線の発想との間に多分大きな違いがあった。南北線の場合は乗り継ぎ駅という発想があったんですね。乗り継ぎ駅じゃないところは、変な話だけれども、駅という認識がなかったんだろうと思う。そのままずっと引きずって30年来たわけですよね。ですから、るるおっしゃることのわかる部分もあるんだけれども、しかし東西線が開業して、新しい発想でバス停も駅名に合わせて変えるというようなことは、もうこの先二度とないわけですよね。二度とないわけだ。そうすると、もう一回、果たして南北線の今のバス停名がいいのかどうか、これはやっぱりこのタイミングに合わせて変えるなら変えないと、もう多分ずっと変えられません。恐らく妙な感じのままずっと続くのかなと思うので、そこはいろいろな事情があるのはわかりますけれども、まだ少し時間がありますから、ぜひ一回検討していただきたいし、できれば次なり、あるいはその次でもいいですけれども、検討した結果こうだったよということをぜひこの委員会にでも御説明いただきたいなと思いますけれども、いかがですか。 129: ◯交通事業管理者  時間があるようで意外とないという感覚でおります。何よりも、地元の御意向と反応を見きわめる必要もございますので、ただいま委員から御指摘いただきましたその点、交通局として早急に考え方を取りまとめ、次回といいますか、早い時期に委員会の場になりますか個別になりますか、いろいろあろうかと思いますが、早い時期に御相談申し上げたいと思います。 130: ◯安孫子雅浩委員  水道局にお尋ねしたいんですが、その前に、南北線の駅名の話でありましたのは、もしも可能性があるんだったら、それは富谷町に延伸することがあったらその際には考えましょう。そういうふうに泉区では考えたいと思います。  水道局、これはおいしいですよね、お水が。私はきょう試飲しながら委員会にいるものですから、余計トイレに近くなっているわけですけれども、これは実は国連防災会議のときに外から来た方々に対して配ったお水なんですね。水道水でこういったボトルウオーターを出しているということが仙台市の一つの誇りであるというふうに私は思うわけでありますけれども、これはどのくらい配って、評価というか評判というのは水道局のほうで聞いていましたか、どうでしたか。 131: ◯水道局次長兼総務部長  今回のボトルドウオーターでございますが、これは国連防災世界会議の開会式、閉会式、本体会合のほか、仙台市関係の各種フォーラムにおいて2万本以上が配布されたところでございます。  今回の作成に当たりましては、国内外から仙台にお越しになる皆様を仙台らしくお迎えすると、そういう趣旨で、伊達政宗公と七夕という、まさに仙台というデザインにしたものでございまして、皆様には大変御好評をいただいたというふうに考えております。  また、外国から来られたお客様は、これをミネラルウオーターだと思ってお飲みになり、ただ、その後、ラベルの後ろの英語の説明を見て、水道水だとわかってびっくりされていたということを、取材をしていた記者の方から聞いたりもしておりまして、仙台の水道水のおいしさという点でも評価をいただいたのかなというふうに思っているところでございます。 132: ◯安孫子雅浩委員  実は前任の水道事業管理者、私は大変いいものを残して御退任されたなというふうに思っています。いつもあそこの水道局の本庁舎を通ると、おいしい水と大きく出ているんですね。それは見ているだけじゃなくて実際に飲んでみないとわからないんだけれども、そういった点でこういったボトルをつくって、それを視察のときなんかにも対外的に出していたと。  今回の国連防災世界会議、仙台で初めての大型のあれだけの会議なんですが、そこであえてデザインを一新して、確かにここに英語の表記でそういった説明も入れていると。大変すばらしい取り組みで、今回の国連防災世界会議、そのこと自体はほかの常任委員会で総括的な論議があるんでしょうけれども、大成功の会議の中で、仙台市として今回この水を内外の方々に多く飲んでいただいたということは、私は大変すばらしいことだなと思っています。  今後、無料で配布というのもあれですけれども、せっかくですから、これは間違いなくおいしいので、水道水でこれだけおいしいということは仙台の誇りですから、それは手続的なこともありましょうが、有料で販売をすると、コンビニとかそれこそJRとか仙台空港とか、そういったところでも売れるような展開というのは営業努力として、水道局、いかがでしょうか。 133: ◯水道局次長兼総務部長  全国の水道事業体におきましてそれぞれボトル水をつくっているところでございますけれども、国連防災世界会議で世界各国の皆様にお飲みいただく機会を得たボトル水というのはこれだけだろうと思うわけでございまして、また今回せっかく評価をしていただいたところでもございます。  そういうことですので、市民の皆様、観光客の皆様にこのボトル水を気軽に手にしていただけるよう、何とか販売できないかなというふうに今検討を進めているところでございます。 134: ◯安孫子雅浩委員  最後に意見として申し上げますが、事業管理者とすれば、事業性ですから、これで利益はどれくらいとかということになるんでしょうけれども、ただ、これ自体の売り上げ等々については片目をつぶってもらっても、意味があるのは、これで利益を上げるというんじゃなくて、水がおいしいということ、水を安心して飲めるということの価値は近年ますます高まっているわけですよ。水がおいしいまちということのイメージというのはすごく大きなものがあると思うんですね。仙台の場合は杜の都であって、そしてその杜の都の水はおいしいんだというのは、これは今回、国連防災世界会議で世界にデビューをしたんですが、世界中を見ても、仙台というまちは杜の都だけれども、その水道水がおいしかったというのは、これからとてもボディブローのように今後きいてくるのではないかと、いい意味ですよ、いい意味での評価が出てくるというふうに思います。したがって、これを販売するというのは多く広めてほしいという目的であって、その目的とするのは仙台市の都市ブランドですね、水道水がおいしいまちなんだという仙台市の都市ブランドを高めるという一つの広報媒体というか、都市のアピール媒体として、ぜひとも自信を持って水道局でこの水道水のボトルウオーターの今後の展開を期待して求めたいと思います。 135: ◯委員長  ほかにございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 136: ◯委員長  なければ、次に市内視察についてお諮りいたします。  副委員長とも相談いたしまして、本委員会の市内視察を実施いたしたいと思います。  日程につきましては、次回5月21日木曜日の常任委員会終了後を予定しておりまして、視察先といたしましては、今回の報告事項にもございました荒井地区の整備状況等について現況等を確認し、より理解を深めるため、荒井駅周辺の整備、かさ上げ道路の状況などを視察いたしたいと思いますが、いかがでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 137: ◯委員長  それでは、そのようにさせていただきます。  当日は円滑な委員会運営に御協力をお願いいたします。  それでは、これをもって協議会を閉会いたします。...