そこで、
質問ですけれ
ども、今年度の
地域支払い額の
見込みはどのようになるのか、また、
町内会などに与える
影響をどのようにお考えなのか、伺います。
◎
河原 雪対策室長 除雪パートナーシップ制度の
地域支払い額の
見込みと
町内会などに与える
影響についてでありますが、
除雪パートナーシップ制度の
地域支払い額は、
労務費、
機械損料、
燃料費で構成されており、より
実態に合った
単価を反映するために、
当該年度の
地域支払い額を12月に決定しているところでございます。
そこで、今年度の
地域支払い額の
見込みでございますが、昨年度に比べ、
労務単価が6.5%上昇しており、
軽油価格が現在のところ1リットル
当たり5円ほど上昇しております。また、
消費税率が8%へと引き上げられましたことから、これらをもとに仮に10月1日現在の
単価で試算いたしますと、1キロメートル
当たり約46万円となり、昨年度に比べて3万円
程度の
増額となります。
次に、
町内会などへ与える
影響につきましては、昨年の1
団体当たりの
平均申請延長は約1.6キロメートル、
平均地域支払い額は約70万円となっておりますので、
平均で1
団体当たり4万円から5万円の
増額となることが想定されます。
◆しのだ
江里子 委員 今、
お話がありましたように、
地域支払い額は、
労務単価が6.5%も上がり、また
燃料費も5円上がっているなど、当然、さまざまな要因で毎年変動していることから、ことしも12月に決定するということは
理解いたします。
しかし、今のご
答弁を伺いますと、現在の試算で1キロ
当たり3万円
程度の
増額が見込まれ、
平均的な
規模のところで1.6キロメートルですから、昨年度の
平均70万円に比べて4万円から5万円の
増額となるというふうにお聞きしたのですけれ
ども、4万円から5万円上がるということは本当に大変なことだと思うのです。なおかつ、今伺ったのは1.6キロという
平均的なところであって、これ以上の距離のところで大
規模に
除雪パートナーシップ制度に参加している
団体もたくさんあると思うのです。そうすると、当然、負担はもっと大きくなっていくと思いますから、それに対しては少しでも早く準備が必要になると思われます。
そこで、
質問ですけれ
ども、この冬の
除雪パートナーシップ制度の
地域支払い額について、
地域への
周知はどのように行うご予定なのか、伺います。
◎
河原 雪対策室長 地域への
周知についてでございますけれ
ども、例年、前年度に
除雪パートナーシップ制度を利用した
団体には、当年度の申し込みをスムーズに行えるように、11月下旬ごろに
地域支払い額の
概算を記した
チラシや
申請書類を郵送しているところでございます。
しかしながら、本年度は、昨年度に引き続き大幅な
増額となることから、昨年同様、10月中にも
地域支払い額の
概算に関する
チラシを送付するなど、早目の
周知を図ってまいりたいというふうに考えております。さらに、
各区の
除雪連絡協議会やホームページを活用するなど、
増額について丁寧に
説明し、
利用者の皆様にご
理解をいただけるよう努めてまいりたいと考えております。
◆しのだ
江里子 委員 要望です。
10月中にも
地域支払い額の
増額に関して通知してくださるということではありますけれ
ども、ただ一方的に通知を送ればいいというものではなくて、やはり、
地域としっかり
意見交換などをしていただきたいと思います。もちろん払わなければならないのは確かであろうかと思いますけれ
ども、やはり、そこのところもしっかり納得をした上で払っていただいて、トラブルが発生しないようにぜひ取り組んでいただくことをお願いして、私の
質問を終わります。
◆
松浦忠 委員 LEDへの取りかえが出ているのですが、
LEDに取りかえて、
住民や
通行者から何か
意見が出ていますか、出ていないですか。
◎
八柳 維持担当部長 今の
委員のご
質問ですが、私は4月から
担当していますけれ
ども、その間には、
LEDになって困ったというような
お話は聞いてございません。
◆
松浦忠 委員 灯具の形ですが、以前の
灯具は、
オレンジ色というか、日本語で言うと
ダイダイ色というのですか、あの色で光が水平に拡散するようになっていたのです。180度に拡散するようになっていたのです。今度の
LEDは、小さな球がいっぱいついていて、
真っ直ぐ下に行くということで拡散しないのです。それで、かえたことによって、真下は明るいけれ
ども、ちょっと離れると暗くなって
歩道全体が暗いという苦情があるのです。私は
ゆうべもその場所を見に行ってきたのですが、やっぱりそうなのです。
LEDにかえて
節電をしていくのはもちろん大事なことだけれ
ども、
灯具についてももっと光が拡散するようにきちっと
改良を求めていかなければだめだと思うのです。これが
一つです。
もう
一つは、
街路灯というのは、なぜつけるのかといったら、
車道を照らすということでつけています。そして、数値は別にしても、車を運転している人が人影が
認識できる
程度の明るさというふうに言われています。ところが、
歩道を通っている人も、その
道路の沿線に住んでいる人も、
街路灯に対して持っている
認識は
歩道を照らすということなのです。
皆さんは、
歩行者の安全を確保するために
歩道を照らすものだという
認識があるわけですよ。
そこで、私は、前から話があったので、
ゆうべ、白石駅と厚別駅の間にある平和駅の
北側で川北とか北郷に通じるほうですが、ちょっと見に行ってきました。そうしたら、なるほど、ちょっと暗いし、付近の人から
痴漢も出るから、娘さんを持っている親御さんは晩になるとできるだけ駅に迎えに行くというわけですよ。そういうことで、その
人たちはどう言うかといったら、駅があって、列車を利用して
夜間に帰宅する人通りの多い通路は、防犯上、
歩道側も一定の明るさに保つようなことを考えてくれなかったら困るという
意見なのです。
今、私が話したことについて、
市民から、あるいは
各区からそういう話というのは
土木部のほうに全く上がっていませんでしたか。
◎
八柳 維持担当部長 ちょっと
勉強不足で、今の
委員の
質問に正確にお答えできませんけれ
ども、今のところ、私
どものところには届いておりません。
ただ、今後、地元からそのようなお声がないかどうか、区の
担当にも確認してみたいというふうに考えております。
◆
松浦忠 委員 例えば、
JR札幌駅前のような
歩道の広いところは、
歩道を照らすための
街路灯がついています。それから、東
札幌にある
札幌コンベンションセンターのところも、12号線からずっと南郷通に向かってちょうど縁を走っている
道路は、
コンベンションセンター側の
歩道が広いので、これも
歩道側を照らす
街路灯をつけています。
そういうことで、
車道と
歩道をできるだけ照らせるように、光が拡散するような
灯具の
改良をメーカーにきちっと求めてもらうことが
一つです。
それから、これは今すぐの
対応ということにはならないだろうと思いますので、
痴漢が出たりなんかして、
夜間の通行安全上、
歩行者が非常に危険を感じているという平和駅の
北側については、商店などは全然ないですが、
通行者の安全を確保することも大事ですから、ぜひ
灯具の設置などを検討して早急に
対応してほしいと思うのですけれ
ども、どうでしょうか。
◎
八柳 維持担当部長 今、平和駅の
お話を例に出されましたけれ
ども、そちらについては、区のほうともよく相談して、どのような
対応ができるか、検討してみたいというふうに思います。
○よ
こやま峰子 委員長 ほかに
質疑はございませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○よ
こやま峰子 委員長 なければ、
質疑を終了いたします。
次に、
討論を行います。
討論はございませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○よ
こやま峰子 委員長 なければ、
討論を終了いたします。
それでは、採決を行います。
議案第8号中
関係分を可決すべきものと決定することにご
異議ございませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○よ
こやま峰子 委員長 異義
なしと認め、
議案第8号中
関係分は、可決すべきものと決定いたしました。
次に、
議案第37号
平成26年度
札幌市
一般会計補正予算(第3号)中
関係分を
議題とし、
理事者から
補足説明を受けます。
◎
中塚 総務部長 議案第37号
平成26年度
札幌市
一般会計補正予算(第3号)のうち、
建設局関係分につきましてご
説明させていただきます。
このたびの
歳出予算の
補正につきましては、去る9月10日から11日にかけて
札幌市を襲いました豪雨によりまして、
河川が増水し、
護岸及び
河川に近接する
道路に
被害が生じたことから、その
復旧に要する
経費を
追加するものでございます。
それでは、
議案に基づきまして、順にご
説明いたします。
議案書の6枚目、7枚目をごらんいただきたいと思います。
歳出の項目がございますが、第7款
土木費のうち、第2項
道路橋りょう費 第4目
道路新設改良事業費をごらんいただきたいと思います。
右側のページに
説明欄がございまして、
追加補正事業の
記載がございますが、
道路改良費1億2,000万円の
追加によりまして、
被害を受けた
真駒内御料札幌線の
復旧工事などを行うものでございます。
次に、その下にあります第3項
河川費 第1目
河川費をごらんいただきたいと思います。
説明欄に
記載のとおりでございますが、
河川整備費3億円の
追加によりまして、
精進川ほか4
河川の
護岸復旧工事などを行うものでございます。
○よ
こやま峰子 委員長 それでは、
質疑を行います。
◆
松浦忠 委員 水害で傷んだ
箇所をそれぞれ
復旧するということですけれ
ども、今回は、南区を中心にして、山の麓に近いところの
河川が
かなり増水して浸食したというような
状況ですね。
札幌市は、市が管理する
河川以外について、去年はちょっと手をかけたかもしれませんが、今までほとんど金をかけていないわけです。谷川とか、雨が降ったときに流れる
水みちがあります。こういう
水みちの
整備も少ししないと、
大雨が降ると、そのすぐ下の市が管理する
河川が氾濫してしまう、こういうことになると思うのですよ。
そこで、市の
河川にはなっていないけれ
ども、山のほうから水が集まってくる
水路について、今回の
水害でどのように掌握しているか、その
状況をちょっと示していただきたいと思います。
◎紅露
計画担当部長 今回、
河川の中で、山林あるいは
水路からの水によって
被害を受けたような
河川をどの
程度掌握しているかということでございます。
現段階では、今回、道、国の
河川も含めて、
札幌市全体として
被害に遭ったのが17
河川、40カ所となっております。そのうち、市の
管理河川につきましては13
河川、27カ所でございます。その中で、
山間部、要は
河川以外からの水で
被害を受けたところにつきましては、ただいま全ての資料がありませんので
理解しておりませんけれ
ども、例えば、
左精進川のところは、
丁字路のところの
道路から流れ込む水によって川の水があふれて損壊したとか、
精進川につきましても同じようなところがございます。そのほか、
山間部につきましては、今、
委員がおっしゃったように、
河川以外の
山間部からの水がふえ、
河川の能力を超えて土砂の堆積などが起こったというふうに考えております。
◆
松浦忠 委員 これは、
札幌市が管理する
河川であるとかないとかにかかわらず、水が氾濫して住んでいる
市民が
水害に遭う、あるいは、
道路が寸断されるようなことになると、
市民の生活安全上の問題になるわけですよ。したがって、私は、前から指摘しているけれ
ども、この際、そういうようなことをきちっと調べて、それにどう
対応するかということをやらないと、雨がちょっと余計に降るとすぐに
水害だということになるので、それをやっぱりやるべきだと思います。
その
一つの事例として、前から私が指摘をしていましたが、
札幌市の管理している
中の沢1
号河川というのがあります。ここは、一部に手をかけて、ちょうど、ことしのお盆前に
工事を全部終わらせたところが、結局、山から来た予想しない水によってその
かなりの
部分が流れてしまった、こういう
実態にあるわけです。私は、前々からそういうことについて指摘して、どうするかということでやっていたけれ
ども、市のほうは、それは
札幌市の用地ではないとか、
河川用地が
民有地で測量するには金がうんとかかるとか、いろいろなことを言いながらやらなかったわけですよ。そして、ことし、ようやくちょっとやったのですが、ちゃんとした掌握をしていないから、やっぱりやったものがまた流されてしまうというようなことになりました。
したがって、
山間部なり山麓のところは早急にそういう
実態を掌握する、そして、
計画を立てて、順次、その
対策を講じていく。これは、理屈で市の管理する
河川であるとか、ないとかと言ったって、結果的に下流のほうの
市民が
水害に遭ったり、生活上の不便を来すような
災害に遭えば、
札幌市は、
水害に遭った
市民に対して
救済措置をいろいろと講じなければならないわけです。そういう意味では、市の管理する
河川になっているとか、なっていないではなくて、
市民に害を及ぼすか、及ぼさぬかということでやらないとだめな話なので、ぜひひとつ、そういう
調査をしていただきたいと思うのです。そして、
計画を立てて、順次、やっていただきたいと思うのですけれ
ども、
担当局長、どうですか。
◎坂田
下水道河川担当局長 ことしの
大雨や、昨年も春先の融雪時に、
札幌市内の
河川でも特に
山間部の
河川ではそういった
被害が多発していることは、私
どもも十分
認識しているところであります。
普通河川で
札幌市が管理している延長のところがあるのですが、そのうちの4分の1が南区にある
河川でありまして、地形的なものも考えますと、山がある、谷があるということで、やはり雨が降ると水が一気にふえてくるという事象が生じていることも十分
認識しているところでございます。
被害が起きるということで、起きた
箇所については、我々も
実態を把握し、
調査をして、川ということでやれることは随時やっていくつもりでございます。ただ、今回は想定を超える
かなりの
大雨だったということもございますので、それを全部防ぐことはなかなか難しいかもしれません。しかし、日ごろからしっかりと
河川の
状況を管理して、減災ということで未然に予防に努めるとともに、
地域住民に対してもこういう危険な
箇所があるということをしっかり
周知するなど、ハード・ソフトを含めて、今後、
実態に応じて
対応していく必要があるというふうに思っています。もちろん、それは
河川だけでは無理ですので、
道路も含めて、
市民の生命・財産を守るという観点から全市的に
対応をしていかなくてはならないと
認識しているところでございます。
◆
松浦忠 委員 認識はいいけれ
ども、
調査するのか、しないのか。
◎坂田
下水道河川担当局長 そういう
認識はありますので、
調査も含めて進めていきたいと考えております。
◆
松浦忠 委員 そこで、
皆さんが取り組んで成果が上がっている
部分も報告しておきます。
私が3年ぐらい前から要請していて、去年とことしで
工事が行われた
中の沢1
号河川と北ノ沢の
ナマコ山の
水路の問題です。残念ながら、1
号河川はそういうような
状況になったけれ
ども、
ナマコ山のほうは、
国有地の
道路に敷いている砂利が山の斜面から道道
西野真駒内清田線に出て
道路の通行に支障を来すという理由で、
道路維持費の
予算を使って
水処理の
対策をしましたが、その結果、ことしのあの雨でも水があふれることが全くなく、
被害もなく、きちっと水の処理ができたということで、関係する
住民は大変喜んでおります。ですから、今、局長が言われた
河川の
予算ばかりではなくて、場合によっては
道路維持の
予算も含めて、現実に即した
対応をすることが
被害をなくしていくということになりますから、ぜひひとつ、早急に取り組んでいただいて、来年度からはできれば
予算措置を講じて順次やっていっていただくことを求めて、終わります。
◆
猪熊輝夫 委員 松浦委員も触れていただきましたが、僕なりに現地を一定
程度見せていただいたので、感じた
部分をダブらないように
お話ししようと思っています。
答弁の中でも
お話しされておりましたが、
河川の増水だけで
災害が発生したところももちろんあるけれ
ども、そこに隣接する
道路の
排水で
相乗効果を起こして決壊するというか、
道路の近くまでというような
状況になっているところがあちこちにありました。したがって、僕が言いたかったのは、
河川は
河川、
建設は
建設というようなことでやろうという
考え方は持っていないということは先ほど言われたので、そのとおりでいいけれ
ども、とりわけ連携をとって、あっち、こっちというのではなく、あっちでもこっちでも知恵を出して起きないようにするためにどうするかというようなことをぜひお願いしたい。
もう
一つは、
精進川の
上流部分で言えば、深いところで
横断管が入っているところがあります。
真駒内の
パークゴルフ場のちょっと
手前ぐらいで、
北側のほうのところの決壊です。要するに、あそこから直で来た
部分で掘れていまして、その下に
横断管も入っているのです。果たして、
横断管が西側の水をのみ込めていたかどうかというと、僕は、のみ込めていないと思うのです。だから、その
部分を含めて
道路を横断し、
路面の雨水が滝のように全部落ちてえぐれたという現象が起きているような感じがしてならないのです。
今、農地が未
利用地みたいな形でだんだん乱れてきていますから、そういう点での
保水力が果たして維持できているかどうかという疑問もあります。きょうの議論としては、法的にどうかは別にして、そういうような
状況もあるものだから、
保水力が必ずしも高まるという
状況にはなっていない。だとすれば、
横断管を含めてあれでいいのかというようなことを僕は疑問を持ったのです。
また、ご存じのとおり、気流の変化と、
温暖化を含めて、今までの雨とは違う雨がここ何年か続いていますよね。集中的、局部的に来るというものです。それが
河川の多い南区にこれからもないとは限らない。十分にあり得るのです。だとすると、今までの
河川管理の発想や
道路の
維持管理の発想というものを少し変えてみる必要がどうしてもあるのではないかと思えてならないわけです。
それから、
河川の
整備の仕方も、昭和56年のときに南区で1人の方が犠牲になるという大
災害が発生したけれ
ども、そのときも、きちっとした片面の
コンクリートでの
護岸というのはびくともしていないのですよ。やっぱり、それは
皆さん方が
相当努力をされたことだと思います。
ところが、どうやら
蛇かごの
部分が意外とあの水の力に負けているという感じがしてならぬわけです。もちろんもう意識されていると思いますが、そこは3面
護岸というようなことをやれという気は毛頭ありませんけれ
ども、どうしてもぶつかってくる
部分に対しては、少し多目にして水のみちに抵抗できるようにしっかりやるべきだということで、それにかかる
予算はやむを得ないというぐらいの
気持ちで
市民の
理解を得ていくことをぜひよろしくお願いしたい。
それから、もう
一つは、僕は言わないつもりでいたけれ
ども、滝野の滝の
手前にある一軒家です。あそこに池ができてしまったのですね。それはどうして起きたのだろうと思って現地を見せてもらったけれ
ども、
東側の
路面の
排水の
雨水管がそこに来ているのですね。それだったらそのまま抜けていくのかなと思ったら、
東側のほうからの
路面排水も来ているのです。そして、
東側の
路面排水は、
滝野霊園の
整備などによって、
雨水処理というのは南側のほうにおりてこざるを得ないというようなことを含めて、そこへ全部来ているのかなと思えるけれ
ども、そこへ集約して、滝の
上層部で1メートル50センチから60センチの管が入っていて、そこが
はけ口になっている。ところが、その
はけ口が今回は
河川の水の入り口になって、おりてきた水と
河川の水が入ってきて、マンホールが飛び上がったという状態なのです。
これは、これだけの水量を想定していなかったと思う。
道河川だから
道路の
整備も兼ねて道がやったことだと思うけれ
ども、でも、これは
実態になじまないし、水量もこれからふえても減ることはないと想定するならば、僕は、今の
路面排水の
考え方は少し時間をかけて再検討してもらいたい。こうしたほうがいい、ああしたほうがいいという僕の
気持ちはありますが、僕は素人ですから、ぜひ
プロパーの
皆さん方が北海道と十分に
意見交換をして現状の見直しをやってみる必要があるのではないかということが
一つです。
それから、
滝野すずらん丘陵公園の一番近くで、橋の
手前の
上流部でどっと持っていかれた
部分についても、聞いてみたら、そこに行くまでの
部分はしっかりした
コンクリートで1面
護岸ができています。ところが、橋のそばだけがどうもそうではない。いわゆる
蛇かご対応というのか、これは昔の言葉かもしれません。僕はそういうふうに
理解していますが、それが全部消えているというか、ぐちゃぐちゃになっているところはもう処理をされて整然とされていると思うけれ
ども、やっぱり、あそこから学ぶものがあるという気がしてならないわけです。
もう
一つは、駒岡小学校の
東側の橋の下は、一部3面で、
コンクリートが全部打ってありまして、それはそれでいいのです。身動きしないぐらいにがっちりやっています。ところが、橋の直前で鈍角に
コンクリートが打たれているので、水がここでぶつかって橋の下にはね返ります。はね返った水は、もう一回、今度は橋を過ぎて
コンクリートのないところでぶつかる、それに上からの
路面水の
相乗効果でえぐられていく、そういうような
状況です。
そういう意味で、
松浦委員が言われたように、僕も水のみちというのがあると思っていますが、今の話は水のみちを人工的につくったのですが、その
部分をどう対処するか。
蛇かごでやるのでは全くだめだから、相当の延長を含めて1面の
護岸をしっかりやってもらって、
路面の
排水も、技術的にできるのかどうかはわかりませんけれ
ども、ストレートに来るのではなくて、勢いを緩めて
河川に入ってくるような工夫も含めて、あえて直で入れないで、少し泳がせて入れる方法もないわけではないと思うから、そんなことを含めて検討してほしいという感じがしました。
オカバルシ川の
部分ですが、当時、56
水害のときに
道河川でやられたところはびくともしていませんでした。しっかりしていました。ところが、年月がもう大分たっているものだから、
河川の中の木がしっかりした成木になってあぐらをかいていて、今度はそこにごみ類ががっちり引っかかるから、今、
河川の中の木を切っていました。そんな意味で、自然との調整を図りながらも、常にそれなりに節目をつくって、いざというときに大きな弊害にならないような
河川管理のありようというような点でぜひ心してほしいと思います。
あれこれ言いましたが、どうしても言っておきたいということがあれば別だけれ
ども、私の
意見として受けとめてもらって、今後に生かしてもらえればありがたい。
◎坂田
下水道河川担当局長 今回の
大雨も含めて、今まではそういう事象がなかなか生じていなかったかもしれないというか、今回、こういう雨でもっていろいろな事象が見えてきているのは確かだと思っております。そういう意味では、先ほどの
松浦委員のときにもお答えしたように、しっかり
調査をやって、原因を把握した上で、
河川のみではなかなか難しい
部分もありますので、
道路の
担当者ともこれまで以上に連携しながら、いろいろと
対応を検討して実施していきたいと考えております。
○よ
こやま峰子 委員長 ほかに
質疑はございませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○よ
こやま峰子 委員長 なければ、
質疑を終了いたします。
次に、
討論を行います。
◆
松浦忠 委員 LEDは、先ほど
お話ししたようなことで、ぜひひとつ、拡散するような形に
灯具を
改良することを早急にメーカーと協議していただきたい。
それから、
水害対策については、私と堀川議員は、
札幌市の管理する
普通河川において、特に用地未処理の
部分の管理をどうするかということで、足かけ3年ぐらい、
皆さん方と話し合いをしてきました。そして、去年とことし、ようやく2路線について
対応してもらいました。本州のほうではこういう集中的な
大雨というのは早くから降っておりましたが、北海道はたまさか時期が
かなりずれていて、今回来たことによって、
皆さん方も3年ぐらい前から私たちと話してきたことが、結果としてようやくなるほどなと思えてきたのではないかと思いますけれ
ども、これについては、ぜひ、本当に早急に
調査をして、来年度から手をかけられるものはかけていくようにやっていただきたい。
とりわけ
中の沢1
号河川については
札幌市の
普通河川ですから、確かに用地未処理の
部分はありますけれ
ども、その
部分で今回の
災害が起きているわけですね。ここについても、用地未処理とかなんとかということもさることながら、土地を持っている地権者も、長い間、土地の管理をしていなくて、そして、ちょろちょろと自然の
水路になっていたところが今回で
かなり掘れたわけですよ。したがって、
札幌市は、
災害防止上の立場からそこのところをきちっと
整備する。そして、地権者を探しても見つからなかったら、出てきたときにその用地についてどうするか話し合って、買い取るなら買い取ると。調整区域で地価は非常に安いですから、そういうふうに
対応すればそれで済むことです。その辺は、権利侵害だということだけに余り重きを置かないで、現実的な
対応をすれば、土地を持っている人だって、探してもわからないくらいずっと放置しておいて、しばらくたってから出てきて、権利を侵害したな、けしからんと言っても、その人の言い分は正しいけれ
ども、現実的には市だって探すことをしたのに見つけ切れなかったという
実態もあると思うのです。そうしたら、それはそれで記録にしておいて、出てきたときにそういうことを
説明すれば合意できる話だと思いますから、今後はぜひひとつそういうことでやっていただくことを求めておきます。
○よ
こやま峰子 委員長 ほかに
討論はございませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○よ
こやま峰子 委員長 なければ、
討論を終了いたします。
それでは、採決を行います。
議案第37号中
関係分を可決すべきものと決定することにご
異議ございませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○よ
こやま峰子 委員長 異義
なしと認め、
議案第37号中
関係分は、可決すべきものと決定いたしました。
ここで、
理事者交代のため、
委員会を暫時休憩いたします。
――――――――――――――
休 憩 午前10時44分
再 開 午前10時46分
――――――――――――――
○よ
こやま峰子 委員長 委員会を再開いたします。
次に、
議案第11号
平成26年度
札幌市下水道事業会計
補正予算(第1号)を
議題とし、
理事者から
補足説明を受けます。
◎高橋 下水
道河川部長 私から、34ページの
議案第11号
平成26年度
札幌市下水道事業会計
補正予算について
補足説明をさせていただきます。
公共ますの設置要望数及び設置
単価が当初の想定を上回る
見込みとなりましたことから、事業費2億6,000万円を
追加するものでございます。
○よ
こやま峰子 委員長 それでは、
質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○よ
こやま峰子 委員長 なければ、
質疑を終了いたします。
次に、
討論を行います。
討論はございませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○よ
こやま峰子 委員長 なければ、
討論を終了いたします。
それでは、採決を行います。
議案第11号を可決すべきものと決定することにご
異議ございませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○よ
こやま峰子 委員長 異義
なしと認め、
議案第11号は、可決すべきものと決定いたしました。
最後に、
議案第35号 専決処分承認の件(損害賠償及び和解)を
議題とし、
理事者から
補足説明を受けます。
◎紅露
計画担当部長 私から、59ページの
議案第35号 専決処分承認の件についてご
説明させていただきます。
本件は、本年7月15日に手稲区新発寒5条1丁目において、暗渠
河川の点検用マンホールの上を通過した自動車の底部が金枠から外れた当該マンホールのふたに衝突し、車両が破損した事故に関するものであります。
これにかかわる
被害者への損害賠償金について、支払いをおくらせることにより、円満な解決が困難となるおそれがあったことから、地方自治法第179条第1項の規定に基づきまして専決処分を行い、8月13日に示談を締結し、損害賠償金216万8,400円を支払ったものであります。
これにつきまして、ご報告申し上げるともに、承認を求めるものでございます。
○よ
こやま峰子 委員長 それでは、
質疑を行います。
◆
松浦忠 委員 これは、どういう状態で上に乗ったらマンホールのふたが飛び上がるという現象が起きたのですか。
◎紅露
計画担当部長 このマンホールのふたは、多少は摩耗していましたけれ
ども、追分通にあるものでして、毎日約1万台近い車がその日も問題なく通っておりました。たまたまこの車が信号の前でとまって、発進したということで、速度超過とか前方不注意ということも考えられておりませんので、本当に、たまたまいろいろな条件が重なってこの車がマンホールのふたを踏んだときにはね上がったものというふうに考えております。ですから、詳しいメカニズムまではちょっとわかっておりません。
◆
松浦忠 委員 事故の後、マンホールのふたをかけてみて、ぴたっと密着しているかどうか、そういう
調査はしたのですか。
◎紅露
計画担当部長 事故の後というより、摩耗があることは我々もわかっておりまして、何回か
調査をしておりましたが、特段の損傷やがたつきがないということで、この秋、まさに10月に追分通のオーバーレイの
工事に合わせて上部を交換する予定でございました。
◆
松浦忠 委員 摩耗というのは、上のほうではないですよ。上のほうは、鋳物とタイヤであっても車が通れば何ぼか減っていくのはわかります。しかし、いわゆる接地するところ、つくところ、下の管につく
部分のがたつきというのはなかったのか、あったのか。
◎紅露
計画担当部長 点検の結果では、多少はあったのかもしれませんが、特段、問題になるようなものだというふうには我々は判断しなかったということです。
◆
松浦忠 委員 これは、本当に人の命にもかかわってくる大事な問題だからね。ふたは上が鋼鉄なのでしょう。そして、下の受けるところも金物でしょう。これは、ひずみがなければ絶対に上がることはないと思うのです。私は、絶対をつけてもいいと思うのです、ひずみがなければね。端っこがまるっきりなかったらはね上がることもあるけれ
ども、そこにはちゃんと外側の帯があるわけですね。そうすると、下にがたつきがない限りはあり得ない話なのですよ。ですから、こういうことが起こったら、その下の
部分も含めてきちっと
調査をしないと。上が減っても、例えば、真ん中のほうを見たら水がたまるぐらい
かなり減っているなといったって、それで事故は起きないのですよ。起きるのは、下なのですよ。
したがって、そこのところについては、今後どういう
調査の仕方をするか。
調査の方法を確立して、今回のことをきちっと
調査していかないと、また起きるよ、これは。私は、どういう点検の仕方をするかという点検方法を確立すべきだというふうに思うのですけれ
ども、
担当局長、どうですか。
◎坂田
下水道河川担当局長 今回は暗渠
河川のふたということですが、下水道においては、
車道の中に入っているマンホールもありまして、過去、2年に1回とか、そういう事故も時々起きております。そこで、我々としては、今回の事故もしっかりと重く受けとめて、どういうことが原因になったかということについて、今おっしゃったような
調査というか、今後、どういうことを点検すればこういうことが防げるかということについて検討していきたいというふうに考えております。
◆
松浦忠 委員 ぜひ、こういう点検方法を講じますという手引を早急につくって示してください。
それから、マンホールの周りの舗装が摩耗して段差が出たりしているところが結構あるのですよ。今回、そういうことについての
補正は特に入っていないけれ
ども、今はこの辺の点検はどういうふうにしていますか。
◎紅露
計画担当部長 河川のマンホールにつきましては、
道路上にあるもので932個あるのですけれ
ども、これらについては
各区の
道路パトロールなどによって点検していただいているところでございます。ただ、来年度からは
河川の巡視も強化するということで、
河川の巡視の中でもマンホールの点検を行うことを予定しております。また、今後につきましては、根本的な
対策ということで、交通量の多いところを中心に、順次、老朽したものから浮上防止型のマンホールにかえていくことを検討しております。
◆
松浦忠 委員 いずれにしても、車も走り、人も歩く
道路です。特に、
皆さんも高齢化してきて、足を高く上げて歩くよりも、すり足で歩く人がふえてきています。したがって、つまずいて転んでけがをしたり、高齢者は足の骨を折ったりして入院するとそれがきっかけで寝たきりになることもありますから、ぜひ十分に点検をやっていただきたいということを求めて、終わります。
○よ
こやま峰子 委員長 ほかに
質疑はございませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○よ
こやま峰子 委員長 なければ、
質疑を終了いたします。
次に、
討論を行います。
討論はございませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○よ
こやま峰子 委員長 なければ、
討論を終了いたします。
それでは、採決を行います。
議案第35号を承認すべきものと決定することにご
異議ございませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○よ
こやま峰子 委員長 異義
なしと認め、
議案第35号は、承認すべきものと決定いたしました。
以上で、
委員会を閉会いたします。
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閉 会 午前10時56分...