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  1. 札幌市議会 2014-10-03
    平成26年(常任)建設委員会−10月03日-記録


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    平成26年(常任建設委員会−10月03日-記録平成26年(常任建設委員会  札幌市議会建設委員会記録            平成26年10月3日(金曜日)       ────────────────────────       開 会 午前10時1分 ○よこやま峰子 委員長  ただいまから、建設委員会を開会いたします。  報告事項ですが、五十嵐委員福士委員からは、遅参する旨、連絡がございました。  それでは、議事に入ります。  最初に、議案第8号 平成26年度札幌一般会計補正予算(第2号)中関係分議題とし、理事者から補足説明を受けます。 ◎中塚 総務部長  議案第8号 平成26年度札幌一般会計補正予算(第2号)のうち、建設局関係分についてご説明いたします。  このたびの歳出予算補正につきましては、市民の安全・安心に資するため、緊急対応が必要な修繕やこの冬の降雪への対策に要する費用などを計上し、積極的に進めるものでございます。  それでは、議案に基づきまして、順にご説明いたします。  議案の18ページと19ページをお開きいただきます。  歳出の第7款 土木費のうち、第2項 道路橋りょう費 第2目 道路維持費をごらんいただきたいと思います。  19ページの説明欄追加補正事業記載がございますけれども道路橋りょう維持費の5億5,400万円の追加によりまして、雪解け後の道路損傷を防ぐための降雪前の予防保全及び融雪機能の緊急的な修繕のほか、昨年度に実施いたしました緊急輸送道路路面下空洞調査の結果を受け陥没の危険性が高い箇所の補修を行います。また、舗装等整備費2,400万円を追加いたしまして、学校や体育館など基幹避難所等連絡する経路について、路面下空洞調査を実施するものでございます。さらには、施設街路灯整備費街路灯LED化に要する経費1億円を追加し、これまでの節電の取り組みを拡大させるものでございます。  次に、その下の第3目 除雪費をごらんいただきたいと思います。  説明欄記載のとおり、道路除雪費5億3,200円及び雪対策施設維持管理費2,900万円の追加により、労務単価上昇分のほか、雪の搬入量増に伴う雪たい積場の春の雪割り作業量増加分などの対応を行うものでございます。 ○よこやま峰子 委員長  それでは、質疑を行います。 ◆しのだ江里子 委員  私からは、除雪パートナーシップ制度地域支払い額について伺いたいと思います。  今、ご説明もありましたように、除雪費のところで労務単価上昇分及び雪の搬入量増に伴う雪たい積場雪割り作業量増加分等への対応ということで、合計で5億6,100万円の補正予算が組まれておりますけれども公共事業における設計労務単価が上昇したことに伴って除雪費増加が見込まれるということです。昨年度においても、設計労務単価については大きく上昇しておりまして、除雪パートナーシップ制度を利用する町内会などが負担する地域支払い額にも当然大きく影響を与えたところですので、またことしも2年続けてとなりますと、さらに影響が及ぶのではないかと懸念するところです。
     そこで、質問ですけれども、今年度の地域支払い額見込みはどのようになるのか、また、町内会などに与える影響をどのようにお考えなのか、伺います。 ◎河原 雪対策室長  除雪パートナーシップ制度地域支払い額見込み町内会などに与える影響についてでありますが、除雪パートナーシップ制度地域支払い額は、労務費機械損料燃料費で構成されており、より実態に合った単価を反映するために、当該年度地域支払い額を12月に決定しているところでございます。  そこで、今年度の地域支払い額見込みでございますが、昨年度に比べ、労務単価が6.5%上昇しており、軽油価格が現在のところ1リットル当たり5円ほど上昇しております。また、消費税率が8%へと引き上げられましたことから、これらをもとに仮に10月1日現在の単価で試算いたしますと、1キロメートル当たり約46万円となり、昨年度に比べて3万円程度増額となります。  次に、町内会などへ与える影響につきましては、昨年の1団体当たり平均申請延長は約1.6キロメートル、平均地域支払い額は約70万円となっておりますので、平均で1団体当たり4万円から5万円の増額となることが想定されます。 ◆しのだ江里子 委員  今、お話がありましたように、地域支払い額は、労務単価が6.5%も上がり、また燃料費も5円上がっているなど、当然、さまざまな要因で毎年変動していることから、ことしも12月に決定するということは理解いたします。  しかし、今のご答弁を伺いますと、現在の試算で1キロ当たり3万円程度増額が見込まれ、平均的な規模のところで1.6キロメートルですから、昨年度の平均70万円に比べて4万円から5万円の増額となるというふうにお聞きしたのですけれども、4万円から5万円上がるということは本当に大変なことだと思うのです。なおかつ、今伺ったのは1.6キロという平均的なところであって、これ以上の距離のところで大規模除雪パートナーシップ制度に参加している団体もたくさんあると思うのです。そうすると、当然、負担はもっと大きくなっていくと思いますから、それに対しては少しでも早く準備が必要になると思われます。  そこで、質問ですけれども、この冬の除雪パートナーシップ制度地域支払い額について、地域への周知はどのように行うご予定なのか、伺います。 ◎河原 雪対策室長  地域への周知についてでございますけれども、例年、前年度に除雪パートナーシップ制度を利用した団体には、当年度の申し込みをスムーズに行えるように、11月下旬ごろに地域支払い額概算を記したチラシ申請書類を郵送しているところでございます。  しかしながら、本年度は、昨年度に引き続き大幅な増額となることから、昨年同様、10月中にも地域支払い額概算に関するチラシを送付するなど、早目の周知を図ってまいりたいというふうに考えております。さらに、各区除雪連絡協議会やホームページを活用するなど、増額について丁寧に説明し、利用者の皆様にご理解をいただけるよう努めてまいりたいと考えております。 ◆しのだ江里子 委員  要望です。  10月中にも地域支払い額増額に関して通知してくださるということではありますけれども、ただ一方的に通知を送ればいいというものではなくて、やはり、地域としっかり意見交換などをしていただきたいと思います。もちろん払わなければならないのは確かであろうかと思いますけれども、やはり、そこのところもしっかり納得をした上で払っていただいて、トラブルが発生しないようにぜひ取り組んでいただくことをお願いして、私の質問を終わります。 ◆松浦忠 委員  LEDへの取りかえが出ているのですが、LEDに取りかえて、住民通行者から何か意見が出ていますか、出ていないですか。 ◎八柳 維持担当部長  今の委員のご質問ですが、私は4月から担当していますけれども、その間には、LEDになって困ったというようなお話は聞いてございません。 ◆松浦忠 委員  灯具の形ですが、以前の灯具は、オレンジ色というか、日本語で言うとダイダイ色というのですか、あの色で光が水平に拡散するようになっていたのです。180度に拡散するようになっていたのです。今度のLEDは、小さな球がいっぱいついていて、真っ直ぐ下に行くということで拡散しないのです。それで、かえたことによって、真下は明るいけれども、ちょっと離れると暗くなって歩道全体が暗いという苦情があるのです。私はゆうべもその場所を見に行ってきたのですが、やっぱりそうなのです。LEDにかえて節電をしていくのはもちろん大事なことだけれども灯具についてももっと光が拡散するようにきちっと改良を求めていかなければだめだと思うのです。これが一つです。  もう一つは、街路灯というのは、なぜつけるのかといったら、車道を照らすということでつけています。そして、数値は別にしても、車を運転している人が人影が認識できる程度の明るさというふうに言われています。ところが、歩道を通っている人も、その道路の沿線に住んでいる人も、街路灯に対して持っている認識歩道を照らすということなのです。皆さんは、歩行者の安全を確保するために歩道を照らすものだという認識があるわけですよ。  そこで、私は、前から話があったので、ゆうべ、白石駅と厚別駅の間にある平和駅の北側で川北とか北郷に通じるほうですが、ちょっと見に行ってきました。そうしたら、なるほど、ちょっと暗いし、付近の人から痴漢も出るから、娘さんを持っている親御さんは晩になるとできるだけ駅に迎えに行くというわけですよ。そういうことで、その人たちはどう言うかといったら、駅があって、列車を利用して夜間に帰宅する人通りの多い通路は、防犯上、歩道側も一定の明るさに保つようなことを考えてくれなかったら困るという意見なのです。  今、私が話したことについて、市民から、あるいは各区からそういう話というのは土木部のほうに全く上がっていませんでしたか。 ◎八柳 維持担当部長  ちょっと勉強不足で、今の委員質問に正確にお答えできませんけれども、今のところ、私どものところには届いておりません。  ただ、今後、地元からそのようなお声がないかどうか、区の担当にも確認してみたいというふうに考えております。 ◆松浦忠 委員  例えば、JR札幌駅前のような歩道の広いところは、歩道を照らすための街路灯がついています。それから、東札幌にある札幌コンベンションセンターのところも、12号線からずっと南郷通に向かってちょうど縁を走っている道路は、コンベンションセンター側歩道が広いので、これも歩道側を照らす街路灯をつけています。  そういうことで、車道歩道をできるだけ照らせるように、光が拡散するような灯具改良をメーカーにきちっと求めてもらうことが一つです。  それから、これは今すぐの対応ということにはならないだろうと思いますので、痴漢が出たりなんかして、夜間の通行安全上、歩行者が非常に危険を感じているという平和駅の北側については、商店などは全然ないですが、通行者の安全を確保することも大事ですから、ぜひ灯具の設置などを検討して早急に対応してほしいと思うのですけれども、どうでしょうか。 ◎八柳 維持担当部長  今、平和駅のお話を例に出されましたけれども、そちらについては、区のほうともよく相談して、どのような対応ができるか、検討してみたいというふうに思います。 ○よこやま峰子 委員長  ほかに質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○よこやま峰子 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  次に、討論を行います。  討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○よこやま峰子 委員長  なければ、討論を終了いたします。  それでは、採決を行います。  議案第8号中関係分を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○よこやま峰子 委員長  異義なしと認め、議案第8号中関係分は、可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第37号 平成26年度札幌一般会計補正予算(第3号)中関係分議題とし、理事者から補足説明を受けます。 ◎中塚 総務部長  議案第37号 平成26年度札幌一般会計補正予算(第3号)のうち、建設局関係分につきましてご説明させていただきます。  このたびの歳出予算補正につきましては、去る9月10日から11日にかけて札幌市を襲いました豪雨によりまして、河川が増水し、護岸及び河川に近接する道路被害が生じたことから、その復旧に要する経費追加するものでございます。  それでは、議案に基づきまして、順にご説明いたします。  議案書の6枚目、7枚目をごらんいただきたいと思います。  歳出の項目がございますが、第7款 土木費のうち、第2項 道路橋りょう費 第4目 道路新設改良事業費をごらんいただきたいと思います。  右側のページに説明欄がございまして、追加補正事業記載がございますが、道路改良費1億2,000万円の追加によりまして、被害を受けた真駒内御料札幌線復旧工事などを行うものでございます。  次に、その下にあります第3項 河川費 第1目 河川費をごらんいただきたいと思います。  説明欄記載のとおりでございますが、河川整備費3億円の追加によりまして、精進川ほか4河川護岸復旧工事などを行うものでございます。 ○よこやま峰子 委員長  それでは、質疑を行います。 ◆松浦忠 委員  水害で傷んだ箇所をそれぞれ復旧するということですけれども、今回は、南区を中心にして、山の麓に近いところの河川かなり増水して浸食したというような状況ですね。  札幌市は、市が管理する河川以外について、去年はちょっと手をかけたかもしれませんが、今までほとんど金をかけていないわけです。谷川とか、雨が降ったときに流れる水みちがあります。こういう水みち整備も少ししないと、大雨が降ると、そのすぐ下の市が管理する河川が氾濫してしまう、こういうことになると思うのですよ。  そこで、市の河川にはなっていないけれども、山のほうから水が集まってくる水路について、今回の水害でどのように掌握しているか、その状況をちょっと示していただきたいと思います。 ◎紅露 計画担当部長  今回、河川の中で、山林あるいは水路からの水によって被害を受けたような河川をどの程度掌握しているかということでございます。  現段階では、今回、道、国の河川も含めて、札幌市全体として被害に遭ったのが17河川、40カ所となっております。そのうち、市の管理河川につきましては13河川、27カ所でございます。その中で、山間部、要は河川以外からの水で被害を受けたところにつきましては、ただいま全ての資料がありませんので理解しておりませんけれども、例えば、左精進川のところは、丁字路のところの道路から流れ込む水によって川の水があふれて損壊したとか、精進川につきましても同じようなところがございます。そのほか、山間部につきましては、今、委員がおっしゃったように、河川以外の山間部からの水がふえ、河川の能力を超えて土砂の堆積などが起こったというふうに考えております。 ◆松浦忠 委員  これは、札幌市が管理する河川であるとかないとかにかかわらず、水が氾濫して住んでいる市民水害に遭う、あるいは、道路が寸断されるようなことになると、市民の生活安全上の問題になるわけですよ。したがって、私は、前から指摘しているけれども、この際、そういうようなことをきちっと調べて、それにどう対応するかということをやらないと、雨がちょっと余計に降るとすぐに水害だということになるので、それをやっぱりやるべきだと思います。  その一つの事例として、前から私が指摘をしていましたが、札幌市の管理している中の沢号河川というのがあります。ここは、一部に手をかけて、ちょうど、ことしのお盆前に工事を全部終わらせたところが、結局、山から来た予想しない水によってそのかなり部分が流れてしまった、こういう実態にあるわけです。私は、前々からそういうことについて指摘して、どうするかということでやっていたけれども、市のほうは、それは札幌市の用地ではないとか、河川用地民有地で測量するには金がうんとかかるとか、いろいろなことを言いながらやらなかったわけですよ。そして、ことし、ようやくちょっとやったのですが、ちゃんとした掌握をしていないから、やっぱりやったものがまた流されてしまうというようなことになりました。  したがって、山間部なり山麓のところは早急にそういう実態を掌握する、そして、計画を立てて、順次、その対策を講じていく。これは、理屈で市の管理する河川であるとか、ないとかと言ったって、結果的に下流のほうの市民水害に遭ったり、生活上の不便を来すような災害に遭えば、札幌市は、水害に遭った市民に対して救済措置をいろいろと講じなければならないわけです。そういう意味では、市の管理する河川になっているとか、なっていないではなくて、市民に害を及ぼすか、及ぼさぬかということでやらないとだめな話なので、ぜひひとつ、そういう調査をしていただきたいと思うのです。そして、計画を立てて、順次、やっていただきたいと思うのですけれども担当局長、どうですか。 ◎坂田 下水道河川担当局長  ことしの大雨や、昨年も春先の融雪時に、札幌市内河川でも特に山間部河川ではそういった被害が多発していることは、私どもも十分認識しているところであります。普通河川札幌市が管理している延長のところがあるのですが、そのうちの4分の1が南区にある河川でありまして、地形的なものも考えますと、山がある、谷があるということで、やはり雨が降ると水が一気にふえてくるという事象が生じていることも十分認識しているところでございます。  被害が起きるということで、起きた箇所については、我々も実態を把握し、調査をして、川ということでやれることは随時やっていくつもりでございます。ただ、今回は想定を超えるかなり大雨だったということもございますので、それを全部防ぐことはなかなか難しいかもしれません。しかし、日ごろからしっかりと河川状況を管理して、減災ということで未然に予防に努めるとともに、地域住民に対してもこういう危険な箇所があるということをしっかり周知するなど、ハード・ソフトを含めて、今後、実態に応じて対応していく必要があるというふうに思っています。もちろん、それは河川だけでは無理ですので、道路も含めて、市民の生命・財産を守るという観点から全市的に対応をしていかなくてはならないと認識しているところでございます。 ◆松浦忠 委員  認識はいいけれども調査するのか、しないのか。 ◎坂田 下水道河川担当局長  そういう認識はありますので、調査も含めて進めていきたいと考えております。 ◆松浦忠 委員  そこで、皆さんが取り組んで成果が上がっている部分も報告しておきます。  私が3年ぐらい前から要請していて、去年とことしで工事が行われた中の沢号河川と北ノ沢のナマコ山水路の問題です。残念ながら、1号河川はそういうような状況になったけれどもナマコ山のほうは、国有地道路に敷いている砂利が山の斜面から道道西野真駒内清田線に出て道路の通行に支障を来すという理由で、道路維持費予算を使って水処理対策をしましたが、その結果、ことしのあの雨でも水があふれることが全くなく、被害もなく、きちっと水の処理ができたということで、関係する住民は大変喜んでおります。ですから、今、局長が言われた河川予算ばかりではなくて、場合によっては道路維持予算も含めて、現実に即した対応をすることが被害をなくしていくということになりますから、ぜひひとつ、早急に取り組んでいただいて、来年度からはできれば予算措置を講じて順次やっていっていただくことを求めて、終わります。 ◆猪熊輝夫 委員  松浦委員も触れていただきましたが、僕なりに現地を一定程度見せていただいたので、感じた部分をダブらないようにお話ししようと思っています。  答弁の中でもお話しされておりましたが、河川の増水だけで災害が発生したところももちろんあるけれども、そこに隣接する道路排水相乗効果を起こして決壊するというか、道路の近くまでというような状況になっているところがあちこちにありました。したがって、僕が言いたかったのは、河川河川建設建設というようなことでやろうという考え方は持っていないということは先ほど言われたので、そのとおりでいいけれども、とりわけ連携をとって、あっち、こっちというのではなく、あっちでもこっちでも知恵を出して起きないようにするためにどうするかというようなことをぜひお願いしたい。  もう一つは、精進川上流部分で言えば、深いところで横断管が入っているところがあります。真駒内パークゴルフ場のちょっと手前ぐらいで、北側のほうのところの決壊です。要するに、あそこから直で来た部分で掘れていまして、その下に横断管も入っているのです。果たして、横断管が西側の水をのみ込めていたかどうかというと、僕は、のみ込めていないと思うのです。だから、その部分を含めて道路を横断し、路面の雨水が滝のように全部落ちてえぐれたという現象が起きているような感じがしてならないのです。  今、農地が未利用地みたいな形でだんだん乱れてきていますから、そういう点での保水力が果たして維持できているかどうかという疑問もあります。きょうの議論としては、法的にどうかは別にして、そういうような状況もあるものだから、保水力が必ずしも高まるという状況にはなっていない。だとすれば、横断管を含めてあれでいいのかというようなことを僕は疑問を持ったのです。  また、ご存じのとおり、気流の変化と、温暖化を含めて、今までの雨とは違う雨がここ何年か続いていますよね。集中的、局部的に来るというものです。それが河川の多い南区にこれからもないとは限らない。十分にあり得るのです。だとすると、今までの河川管理の発想や道路維持管理の発想というものを少し変えてみる必要がどうしてもあるのではないかと思えてならないわけです。  それから、河川整備の仕方も、昭和56年のときに南区で1人の方が犠牲になるという大災害が発生したけれども、そのときも、きちっとした片面のコンクリートでの護岸というのはびくともしていないのですよ。やっぱり、それは皆さん方相当努力をされたことだと思います。  ところが、どうやら蛇かご部分が意外とあの水の力に負けているという感じがしてならぬわけです。もちろんもう意識されていると思いますが、そこは3面護岸というようなことをやれという気は毛頭ありませんけれども、どうしてもぶつかってくる部分に対しては、少し多目にして水のみちに抵抗できるようにしっかりやるべきだということで、それにかかる予算はやむを得ないというぐらいの気持ち市民理解を得ていくことをぜひよろしくお願いしたい。  それから、もう一つは、僕は言わないつもりでいたけれども、滝野の滝の手前にある一軒家です。あそこに池ができてしまったのですね。それはどうして起きたのだろうと思って現地を見せてもらったけれども東側路面排水雨水管がそこに来ているのですね。それだったらそのまま抜けていくのかなと思ったら、東側のほうからの路面排水も来ているのです。そして、東側路面排水は、滝野霊園整備などによって、雨水処理というのは南側のほうにおりてこざるを得ないというようなことを含めて、そこへ全部来ているのかなと思えるけれども、そこへ集約して、滝の上層部で1メートル50センチから60センチの管が入っていて、そこがはけ口になっている。ところが、そのはけ口が今回は河川の水の入り口になって、おりてきた水と河川の水が入ってきて、マンホールが飛び上がったという状態なのです。  これは、これだけの水量を想定していなかったと思う。道河川だから道路整備も兼ねて道がやったことだと思うけれども、でも、これは実態になじまないし、水量もこれからふえても減ることはないと想定するならば、僕は、今の路面排水考え方は少し時間をかけて再検討してもらいたい。こうしたほうがいい、ああしたほうがいいという僕の気持ちはありますが、僕は素人ですから、ぜひプロパー皆さん方が北海道と十分に意見交換をして現状の見直しをやってみる必要があるのではないかということが一つです。  それから、滝野すずらん丘陵公園の一番近くで、橋の手前上流部でどっと持っていかれた部分についても、聞いてみたら、そこに行くまでの部分はしっかりしたコンクリートで1面護岸ができています。ところが、橋のそばだけがどうもそうではない。いわゆる蛇かご対応というのか、これは昔の言葉かもしれません。僕はそういうふうに理解していますが、それが全部消えているというか、ぐちゃぐちゃになっているところはもう処理をされて整然とされていると思うけれども、やっぱり、あそこから学ぶものがあるという気がしてならないわけです。  もう一つは、駒岡小学校の東側の橋の下は、一部3面で、コンクリートが全部打ってありまして、それはそれでいいのです。身動きしないぐらいにがっちりやっています。ところが、橋の直前で鈍角にコンクリートが打たれているので、水がここでぶつかって橋の下にはね返ります。はね返った水は、もう一回、今度は橋を過ぎてコンクリートのないところでぶつかる、それに上からの路面水の相乗効果でえぐられていく、そういうような状況です。  そういう意味で、松浦委員が言われたように、僕も水のみちというのがあると思っていますが、今の話は水のみちを人工的につくったのですが、その部分をどう対処するか。蛇かごでやるのでは全くだめだから、相当の延長を含めて1面の護岸をしっかりやってもらって、路面排水も、技術的にできるのかどうかはわかりませんけれども、ストレートに来るのではなくて、勢いを緩めて河川に入ってくるような工夫も含めて、あえて直で入れないで、少し泳がせて入れる方法もないわけではないと思うから、そんなことを含めて検討してほしいという感じがしました。  オカバルシ川の部分ですが、当時、56水害のときに道河川でやられたところはびくともしていませんでした。しっかりしていました。ところが、年月がもう大分たっているものだから、河川の中の木がしっかりした成木になってあぐらをかいていて、今度はそこにごみ類ががっちり引っかかるから、今、河川の中の木を切っていました。そんな意味で、自然との調整を図りながらも、常にそれなりに節目をつくって、いざというときに大きな弊害にならないような河川管理のありようというような点でぜひ心してほしいと思います。  あれこれ言いましたが、どうしても言っておきたいということがあれば別だけれども、私の意見として受けとめてもらって、今後に生かしてもらえればありがたい。 ◎坂田 下水道河川担当局長  今回の大雨も含めて、今まではそういう事象がなかなか生じていなかったかもしれないというか、今回、こういう雨でもっていろいろな事象が見えてきているのは確かだと思っております。そういう意味では、先ほどの松浦委員のときにもお答えしたように、しっかり調査をやって、原因を把握した上で、河川のみではなかなか難しい部分もありますので、道路担当者ともこれまで以上に連携しながら、いろいろと対応を検討して実施していきたいと考えております。 ○よこやま峰子 委員長  ほかに質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○よこやま峰子 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  次に、討論を行います。 ◆松浦忠 委員  LEDは、先ほどお話ししたようなことで、ぜひひとつ、拡散するような形に灯具改良することを早急にメーカーと協議していただきたい。  それから、水害対策については、私と堀川議員は、札幌市の管理する普通河川において、特に用地未処理の部分の管理をどうするかということで、足かけ3年ぐらい、皆さん方と話し合いをしてきました。そして、去年とことし、ようやく2路線について対応してもらいました。本州のほうではこういう集中的な大雨というのは早くから降っておりましたが、北海道はたまさか時期がかなりずれていて、今回来たことによって、皆さん方も3年ぐらい前から私たちと話してきたことが、結果としてようやくなるほどなと思えてきたのではないかと思いますけれども、これについては、ぜひ、本当に早急に調査をして、来年度から手をかけられるものはかけていくようにやっていただきたい。  とりわけ中の沢号河川については札幌市の普通河川ですから、確かに用地未処理の部分はありますけれども、その部分で今回の災害が起きているわけですね。ここについても、用地未処理とかなんとかということもさることながら、土地を持っている地権者も、長い間、土地の管理をしていなくて、そして、ちょろちょろと自然の水路になっていたところが今回でかなり掘れたわけですよ。したがって、札幌市は、災害防止上の立場からそこのところをきちっと整備する。そして、地権者を探しても見つからなかったら、出てきたときにその用地についてどうするか話し合って、買い取るなら買い取ると。調整区域で地価は非常に安いですから、そういうふうに対応すればそれで済むことです。その辺は、権利侵害だということだけに余り重きを置かないで、現実的な対応をすれば、土地を持っている人だって、探してもわからないくらいずっと放置しておいて、しばらくたってから出てきて、権利を侵害したな、けしからんと言っても、その人の言い分は正しいけれども、現実的には市だって探すことをしたのに見つけ切れなかったという実態もあると思うのです。そうしたら、それはそれで記録にしておいて、出てきたときにそういうことを説明すれば合意できる話だと思いますから、今後はぜひひとつそういうことでやっていただくことを求めておきます。 ○よこやま峰子 委員長  ほかに討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○よこやま峰子 委員長  なければ、討論を終了いたします。  それでは、採決を行います。  議案第37号中関係分を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○よこやま峰子 委員長  異義なしと認め、議案第37号中関係分は、可決すべきものと決定いたしました。  ここで、理事者交代のため、委員会を暫時休憩いたします。     ――――――――――――――       休 憩 午前10時44分       再 開 午前10時46分     ―――――――――――――― ○よこやま峰子 委員長  委員会を再開いたします。  次に、議案第11号 平成26年度札幌市下水道事業会計補正予算(第1号)を議題とし、理事者から補足説明を受けます。 ◎高橋 下水道河川部長  私から、34ページの議案第11号 平成26年度札幌市下水道事業会計補正予算について補足説明をさせていただきます。  公共ますの設置要望数及び設置単価が当初の想定を上回る見込みとなりましたことから、事業費2億6,000万円を追加するものでございます。 ○よこやま峰子 委員長  それでは、質疑を行います。  質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○よこやま峰子 委員長  なければ、質疑を終了いたします。
     次に、討論を行います。  討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○よこやま峰子 委員長  なければ、討論を終了いたします。  それでは、採決を行います。  議案第11号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○よこやま峰子 委員長  異義なしと認め、議案第11号は、可決すべきものと決定いたしました。  最後に、議案第35号 専決処分承認の件(損害賠償及び和解)を議題とし、理事者から補足説明を受けます。 ◎紅露 計画担当部長  私から、59ページの議案第35号 専決処分承認の件についてご説明させていただきます。  本件は、本年7月15日に手稲区新発寒5条1丁目において、暗渠河川の点検用マンホールの上を通過した自動車の底部が金枠から外れた当該マンホールのふたに衝突し、車両が破損した事故に関するものであります。  これにかかわる被害者への損害賠償金について、支払いをおくらせることにより、円満な解決が困難となるおそれがあったことから、地方自治法第179条第1項の規定に基づきまして専決処分を行い、8月13日に示談を締結し、損害賠償金216万8,400円を支払ったものであります。  これにつきまして、ご報告申し上げるともに、承認を求めるものでございます。 ○よこやま峰子 委員長  それでは、質疑を行います。 ◆松浦忠 委員 これは、どういう状態で上に乗ったらマンホールのふたが飛び上がるという現象が起きたのですか。 ◎紅露 計画担当部長  このマンホールのふたは、多少は摩耗していましたけれども、追分通にあるものでして、毎日約1万台近い車がその日も問題なく通っておりました。たまたまこの車が信号の前でとまって、発進したということで、速度超過とか前方不注意ということも考えられておりませんので、本当に、たまたまいろいろな条件が重なってこの車がマンホールのふたを踏んだときにはね上がったものというふうに考えております。ですから、詳しいメカニズムまではちょっとわかっておりません。 ◆松浦忠 委員  事故の後、マンホールのふたをかけてみて、ぴたっと密着しているかどうか、そういう調査はしたのですか。 ◎紅露 計画担当部長  事故の後というより、摩耗があることは我々もわかっておりまして、何回か調査をしておりましたが、特段の損傷やがたつきがないということで、この秋、まさに10月に追分通のオーバーレイの工事に合わせて上部を交換する予定でございました。 ◆松浦忠 委員  摩耗というのは、上のほうではないですよ。上のほうは、鋳物とタイヤであっても車が通れば何ぼか減っていくのはわかります。しかし、いわゆる接地するところ、つくところ、下の管につく部分のがたつきというのはなかったのか、あったのか。 ◎紅露 計画担当部長  点検の結果では、多少はあったのかもしれませんが、特段、問題になるようなものだというふうには我々は判断しなかったということです。 ◆松浦忠 委員  これは、本当に人の命にもかかわってくる大事な問題だからね。ふたは上が鋼鉄なのでしょう。そして、下の受けるところも金物でしょう。これは、ひずみがなければ絶対に上がることはないと思うのです。私は、絶対をつけてもいいと思うのです、ひずみがなければね。端っこがまるっきりなかったらはね上がることもあるけれども、そこにはちゃんと外側の帯があるわけですね。そうすると、下にがたつきがない限りはあり得ない話なのですよ。ですから、こういうことが起こったら、その下の部分も含めてきちっと調査をしないと。上が減っても、例えば、真ん中のほうを見たら水がたまるぐらいかなり減っているなといったって、それで事故は起きないのですよ。起きるのは、下なのですよ。  したがって、そこのところについては、今後どういう調査の仕方をするか。調査の方法を確立して、今回のことをきちっと調査していかないと、また起きるよ、これは。私は、どういう点検の仕方をするかという点検方法を確立すべきだというふうに思うのですけれども担当局長、どうですか。 ◎坂田 下水道河川担当局長  今回は暗渠河川のふたということですが、下水道においては、車道の中に入っているマンホールもありまして、過去、2年に1回とか、そういう事故も時々起きております。そこで、我々としては、今回の事故もしっかりと重く受けとめて、どういうことが原因になったかということについて、今おっしゃったような調査というか、今後、どういうことを点検すればこういうことが防げるかということについて検討していきたいというふうに考えております。 ◆松浦忠 委員  ぜひ、こういう点検方法を講じますという手引を早急につくって示してください。  それから、マンホールの周りの舗装が摩耗して段差が出たりしているところが結構あるのですよ。今回、そういうことについての補正は特に入っていないけれども、今はこの辺の点検はどういうふうにしていますか。 ◎紅露 計画担当部長  河川のマンホールにつきましては、道路上にあるもので932個あるのですけれども、これらについては各区道路パトロールなどによって点検していただいているところでございます。ただ、来年度からは河川の巡視も強化するということで、河川の巡視の中でもマンホールの点検を行うことを予定しております。また、今後につきましては、根本的な対策ということで、交通量の多いところを中心に、順次、老朽したものから浮上防止型のマンホールにかえていくことを検討しております。 ◆松浦忠 委員  いずれにしても、車も走り、人も歩く道路です。特に、皆さんも高齢化してきて、足を高く上げて歩くよりも、すり足で歩く人がふえてきています。したがって、つまずいて転んでけがをしたり、高齢者は足の骨を折ったりして入院するとそれがきっかけで寝たきりになることもありますから、ぜひ十分に点検をやっていただきたいということを求めて、終わります。 ○よこやま峰子 委員長  ほかに質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○よこやま峰子 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  次に、討論を行います。  討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○よこやま峰子 委員長  なければ、討論を終了いたします。  それでは、採決を行います。  議案第35号を承認すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○よこやま峰子 委員長  異義なしと認め、議案第35号は、承認すべきものと決定いたしました。  以上で、委員会を閉会いたします。     ――――――――――――――       閉 会 午前10時56分...