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06月15日-一般質問、議案説明、質疑、討論、採決-03号

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  1. 吉見町議会 2017-06-15
    06月15日-一般質問、議案説明、質疑、討論、採決-03号


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    平成29年  6月 定例会(第3回)         平成29年吉見町議会定例会会議録(第3号)〇議事日程 第3号平成29年6月15日(木曜日) 午前9時開議   開  議第1 一般質問第2 議案第29号の上程、説明、質疑、討論、採決第3 議案第30号の上程、説明、質疑、討論、採決第4 議案第31号の上程、説明、質疑、討論、採決第5 議案第32号の上程、説明、質疑、討論、採決第6 議案第33号の上程、説明、質疑、討論、採決第7 議案第34号の上程、説明、質疑、討論、採決第8 議案第35号の上程、説明、質疑、討論、採決第9 議案第36号の上程、説明、質疑、討論、採決第10 議案第37号の上程、説明、質疑、討論、採決   閉会中の所管事務調査及び継続審査の申し出について   町長の挨拶   閉  会〇出席議員(14名)   1番   岩  田  晃  一  君    2番   戸  谷  照  喜  君   3番   秋  山  真  美  君    4番   荻  野     勇  君   5番   伊 与 田     隆  君    6番   尾  﨑     豊  君   7番   神  田     隆  君    8番   安 孫 子  和  子  君   9番   岩  崎     勤  君   10番   宮  﨑  雄  一  君  11番   杉  田  し の ぶ  君   12番   小  林  周  三  君  13番   内  野  正  美  君   14番   小  宮     榮  君〇欠席議員(なし)                                           〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人        町     長        宮  﨑  善  雄  君        副  町  長        菅  野  明  雄  君        教  育  長        久 保 田  幸  夫  君        総 務 課 長        大  野     猛  君        政 策 財政課長        藤  倉     聡  君        地 域 振興課長        小  川  輝  由  君        会 計 管 理 者        栗  林  一  之  君        税 務 会計課長        加  藤  佳  男  君        福 祉 町民課長        松  本  か お り  君        健 康 推進課長        小  川  幸  弘  君        子育て支援課長        関  根  正  徳  君        農政環境課長兼        嶋  﨑  堅  良  君        農 業 委 員 会        事 務 局 長        農 政 環 境 課        大  澤  修  一  君        主     幹        ま ち 整備課長        中  島  浩  規  君        水 生 活 課 長        長  田  茂  雄  君        教 育 総務課長        田  島  秀  之  君        生 涯 学習課長        小  林  啓  三  君                                           〇職務のため出席した事務局職員        議 会 事務局長        内  野     隆  君 △開議の宣告 ○議長(荻野勇君) 皆さん、おはようございます。引き続き、ご苦労さまでございます。 これより本日の会議を開きます。 出席議員は14名でございますので、定足数に達しております。よって、会議は成立いたします。                                   (午前 9時07分) △一般質問 ○議長(荻野勇君) 日程第1、一般質問を行います。 6番目の通告者、杉田しのぶ議員。          〔11番 杉田しのぶ君登壇〕 ◆11番(杉田しのぶ君) 皆さん、おはようございます。日本共産党杉田しのぶです。 私は、今回大きく分けまして3点の質問をさせていただきたいと思います。宮﨑町長が就任をされましてから、私から初めての質問となるのが本日の一般質問でございます。少子高齢化町民ニーズが高まる中、行政課題も複雑かつ多様化しております。景気の低迷により、税収が伸び悩む中、今のこの時期に吉見町の町長として立候補され、その職を担っていただくことに対しまして、心から感謝を申し上げますとともに、深く敬意を表します。 私も町民の代表の一人として議会に席を置かせていただいております。今のこの時代を、また町の将来をともに考え、よりよい町にしていくために気持ちを新たに与えられた任期を全うしてまいりたいと思います。 それでは、質問に入ります。1件目の質問です。国保の広域化についてお伺いします。1点目といたしまして、国保の広域化に向けたスケジュールについてお伺いします。 2点目といたしまして、保険税の試算結果はどのようになっているのかについてお伺いします。 3点目といたしまして、モデルケースにおける保険税の改定前と改定後の比較をお伺いしたいと思います。このモデルケースにつきましては、私のほうで設定をしました(1)から(4)に基づいてお答えをいただきたいと思います。 (1)、所得100万円、40歳以上、単身世帯。 (2)、所得200万円、40歳以上夫、40歳未満妻、子供1人。 (3)、所得300万円、40歳以上夫、40歳未満妻、子供2人。 (4)、所得400万円、40歳以上夫、40歳未満妻、子供3人。 4といたしまして、法定外繰り入れに対する考え方についてお伺いしたいと思います。 次に、件名2の医療費助成制度の支給方法の見直しをについてお伺いします。1といたしまして、県内63団体の重度心身障害者医療費支払い方法についてお伺いします。 (1)といたしまして、65歳未満の窓口払いを廃止している自治体数についてお伺いします。 (2)としまして、後期高齢者医療制度加入者の窓口払いを廃止している自治体数についてお伺いします。 2点目といたしまして、県内63団体でひとり親家庭の医療費の窓口払いを廃止している自治体数についてお伺いしたいと思います。 件名3です。中学校の給食時間の見直しをについてお伺いします。1点目といたしまして、中学校の給食の時間についてお伺いします。 2点目といたしまして、授業の時間割を見直して早めることはできないかという点についてお伺いしたいと思います。 再質問は自席にて行わせていただきます。 ○議長(荻野勇君) 杉田議員の質問に対して答弁を求めます。 町長。 ◎町長(宮﨑善雄君) 杉田議員の質問にお答えを申し上げます。 まず初めに、国保の広域化についてでございますが、医療保険制度を持続可能なものとするため、国民健康保険につきましては、財政運営の責任主体を都道府県とする制度改革が行われ、平成30年4月から施行することとされております。保険税の試算につきましては、県から新制度施行後の本町の1人当たりの保険税額は増額になると示されております。 なお、今回示された試算は、1人当たりの保険税額でありますので、新制度施行後のモデル世帯を想定した保険税額の算出は行っておりません。また、新制度施行後の一般会計からの国民健康保険特別会計への法定外繰り入れにつきましては、県への納付金の額や吉見町国民健康保険運営協議会の答申などを踏まえ、その必要性を検討してまいりたいと思っています。 続きまして、医療費助成制度の支給方法の見直しはについて、1点目、県内63団体の重度心身障害者医療費支払い方法についてでございますが、重度心身障害者に対する医療費助成につきましては、県内の全市町村で行っております。県内で現物給付による窓口払いの廃止を行っている自治体数につきましては、65歳未満の対象者に対しては58団体、後期高齢者医療保険に加入している対象者に対しては42団体でございます。 2点目の県内63団体でひとり親家庭の医療費の窓口払いを廃止している自治体数でございますけれども、ひとり親家庭医療費支給事業は、ひとり親家庭等経済的負担を軽減するため、医療機関を受診した場合の医療費の一部、負担金を助成しております。県内で現物給付による窓口払いの廃止を行っている自治体数につきましては36団体でございます。 詳細につきましては、担当課長から答弁をいたさせます。 ○議長(荻野勇君) 教育長。 ◎教育長(久保田幸夫君) おはようございます。それでは、中学校の給食時間の見直しをの杉田議員のご質問にお答えをいたします。 中学校の給食の時間及び授業の時間割を見直して早めることはできないのかということについてでございますが、現在吉見中学校では、午前中4時間の授業後、給食指導の時間帯を設定しております。中学校では、学校長の運営方針及び学校現場の裁量、また学習指導要領で定められた授業時数の確保、このようなことから生徒の健康面や落ちついた学校生活の1日、こういうものを考慮しながら現在日課表を作成しておるところでございます。したがいまして、給食の時間を早めるということは極めて難しいものがあるというふうに考えております。 なお、詳細につきましては、担当課長より答弁をいたさせます。よろしくお願いいたします。 ○議長(荻野勇君) 福祉町民課長。 ◎福祉町民課長松本かおり君) 杉田議員さんのご質問の1点目、国保の広域化についてお答えをさせていただきます。 初めに、国保の広域化に向けたスケジュールについてでございますが、平成27年5月29日に公布をされました、持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律により、国民健康保険の財政運営につきましては、責任主体を都道府県とする制度改革が行われ、平成30年4月から施行されることとなっており、現在新制度の施行に向け、県及び市町村におきまして、国保運営に関するさまざまな事項についての検討を行っております。 次に、2点目、国保税の試算結果につきましては、市町村の負担のあり方について検討を深めるために県におきまして、新制度施行後の市町村ごと国保事業費納付金及び標準保険税率につきまして、これまで2回のシミュレーションを行っております。この試算におきまして、本町の1人当たりの保険税額は24.97%の増額が示されております。 次に、3点目、モデルケースにおける保険税の比較につきましてですが、現行の税率でモデルケースの保険税を試算いたしますと、それぞれ所得100万円、40歳以上、単身世帯では12万5,600円、所得200万円、40歳以上夫、40歳未満妻、子供1人世帯では30万6,600円、所得300万円、40歳以上夫、40歳未満妻、子供2人世帯では45万3,600円、所得400万円、40歳以上夫、40歳未満妻、子供3人世帯では60万600円となります。改定後につきましては、今回の県の試算は1人当たりの保険税額でありますので、新制度移行後のモデル世帯を想定した保険税額の算出は行っておりませんが、1人当たりの保険税額が増額となっていることから、世帯としての保険税額においても増額の試算となるものと考えております。 次に、4点目、法定外繰り入れの考え方につきましては、現在国民健康保険運営協議会において平成30年度からの国保税の課税につきまして諮問を行い、検討をお願いしております。今後県から示される県への納付金の額や、吉見町国民健康保険運営協議会の答申などを踏まえまして、一般会計からの国民健康保険特別会計への法定外繰り入れの必要性を検討してまいります。 続きまして、大きな2点目、医療費助成制度の支給方法の見直しをの1点目、県内63団体の重度心身障害者医療費の支給方法についてお答えを申し上げます。重度心身障害者における医療費助成につきましては、医療に係る一部負担金に対し、助成を行うことにより、福祉の向上を図るものとして、県からの助成を活用し、県内の全市町村で行っております。医療費助成の方法につきましては、償還払いによる方法を原則とし、現物給付による方法を行うこともできるものでございます。 県内市町村の状況につきましては、65歳未満の対象者に対して現物給付による助成を行うことで、窓口払いを廃止している団体が58団体でございます。また、後期高齢者医療保険に加入している対象者に対しまして、現物給付による助成を行うことで、窓口払いを廃止している団体は42団体となっております。 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(荻野勇君) 子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(関根正徳君) 杉田議員さんの2点目、県内63団体でひとり親家庭の医療費の窓口払いを廃止している自治体数についてお答えを申し上げます。 ひとり親家庭等医療費の支給につきましては、ひとり親家庭等経済的負担の軽減と福祉の向上を図るため、16歳から18歳年度末までの子供とその保護者が医療機関を受診した場合に県からの補助金を活用し、医療費の自己負担分を支給するものでございます。平成29年4月1日現在、償還払いで助成している自治体数につきましては、当町を含め27団体で、現物給付による窓口払いを廃止している自治体数は36団体となっております。 以上でございます。 ○議長(荻野勇君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(田島秀之君) それでは、中学校の給食時間の見直しをのご質問にお答えいたします。 初めに、中学校の給食の時間はについてでございますが、中学校では8時30分の登校後、朝読書、朝の会に続き、4時間の授業後12時45分から給食指導の時間となっております。 次に、授業の時間割を見直して早めることはできないかについてでございますが、給食の時間を早めるためには、まず登校時間を早めることや、朝読書の時間を削る、午前中に4時限組まれている授業の1時限を午後に回すといった方法が考えられます。しかしながら、登校時間を早めることは、遠距離通学で登校している生徒の負担が大きいこと、朝読書の時間の活用は、1日の活動の流れや落ちついた学校生活の始まりの教育的効果が非常に高いこと、また授業の1時限を午後に回すことは給食後の生徒の集中力が途切れがちになる傾向もあるとの現場の声がございます。さらに、給食を配給する給食センターの準備及び配送時間などにも影響を及ぼす可能性もあることから、授業の時間割を見直して給食時間を早めることは難しいものと考えております。 ○議長(荻野勇君) 杉田議員。 ◆11番(杉田しのぶ君) それでは、再質問させていただきたいと思います。 国保の広域化につきまして、スケジュールについて質問をさせていただきました。冒頭の答弁では、平成30年4月施行ということで、これまで議会の中でも、来年度から始まるということは聞いてきたわけですけれども、来年度から始まる広域化に向けて、今年度は具体的にどのようなスケジュールになっているのか、お答えをいただきたいと思います。国保は、来年度から広域化をされますけれども、保険税については、県内一律ではありません。県に対して、県が決定をする納付金を定めるという形になりますけれども、まずはこの納付金が決定をされなければ、国保加入者最大関心事である保険税も算出できないということでありますが、このスケジュールはどのようになっているのか、お伺いします。 ○議長(荻野勇君) 福祉町民課長。 ◎福祉町民課長松本かおり君) 県から示されます納付金の算定スケジュールということでございます。県では、納付金の仮算定の公表を11月ごろに、また本算定につきましては年明けの公表を予定しているところでございます。
    ○議長(荻野勇君) 杉田議員。 ◆11番(杉田しのぶ君) 今、交付金の状況、スケジュールを伺いました。県は、納付金の算出とあわせまして、各市町村に対して標準保険税率を示してくるようでありますけれども、ここで強調したいのは、保険税の賦課については、町の仕事として、これまでと同じように町が行うと全協でも説明がございましたけれども、行います。県が示してくる標準保険税は、あくまで参考でありまして、これに従わなければならないというものではございません。町としては、納付金額が示されてから町で国保税の決定をするという作業があるわけですけれども、この作業につきましては、いつからいつまでの間に行っていくのか、その点についてもう一度お願いします。 ○議長(荻野勇君) 福祉町民課長。 ◎福祉町民課長松本かおり君) 町の国保税の決定作業の期間ということでございます。杉田議員さんのお話のとおり、平成30年度の国保税の検討につきましては、県が示します納付金、また標準保険税率を参考にする必要がございます。そのため、国保税の具体的な検討につきましては、県が納付金等の仮算定を示す11月以降に具体的に始めることとなると考えております。年明けの本算定の公表、国保運協からの答申を踏まえまして、平成30年4月の施行に間に合うよう税率等の決定を行っていくものと考えております。 ○議長(荻野勇君) 杉田議員。 ◆11番(杉田しのぶ君) 町の広域化後の国保税の決定については、スタートは11月以降ということで、今ご答弁をいただきました。スケジュールにつきましては確認ができましたので、次は発言要旨の2と3、これは保険税についての質問ですので、一括して再質問させていただきたいというふうに思いますが、冒頭の答弁では、県の示しました、先ほど言った標準保険税額、これはことしの3月にシミュレーションをされたものですけれども、これによると、1人当たりの保険税額が24.97%の増額となっております。私も5月に日本共産党県議団主催国保広域化の学習会に参加をしてまいりまして、県の国保医療課の担当の職員から直接説明を受け、その際に今申しました、このシミュレーションの結果も資料として手元にいただいてきてあるわけですけれども、この24.97%増というのは非常に大きな増加率であります。 しかしながら、私が今回一般質問をしたことで、この数字がひとり歩きしてはいけないので、質問者の立場から、あえて誤解がないように申し上げておきたいというふうに思いますけれども、県が公開をしているシミュレーション、吉見町では1人当たり、繰り返しますが、24.97%の増加というふうになってはおりますけれども、この試算では低所得者に対する国保税の軽減額や一般会計繰入金などを含まない金額をベースに算出をされております。ですから、1人当たりの保険税額としては、実際よりも高くなっています。また、このシミュレーションは、平成28年度、つまり昨年の1人当たりの保険税と平成29年度、ことしの1人当たりの保険税額との比較であり、必要額を加入者数で割って算出をされたものですので、これをそのまま引用することはできません。ですので、今出されている24.97%の増加にまでは至らないというふうに私も考えております。けれども、今の段階で県が示したシミュレーションにおいては、吉見町も含め、多くの自治体で増加になることが考えられます。 そこで、国保加入者の現状を改めて確認をさせていただきたいと思います。国保加入者の1世帯当たりの所得と1世帯当たり保険税額について、直近の数字でお答えいただきたいと思います。 ○議長(荻野勇君) 福祉町民課長。 ◎福祉町民課長松本かおり君) 直近の1世帯当たりの税額と所得の状況ということでございます。直近の状況といいますと、平成27年度になります。平成27年度の状況で申し上げます。1世帯当たりの税額につきましては15万4,962円となっております。また、所得につきましては、所得割の基礎となる額として把握をしているものでございますが、1世帯当たり103万320円となっております。 ○議長(荻野勇君) 杉田議員。 ◆11番(杉田しのぶ君) 次に、現在の国保の現状として、保険税の軽減を受けている世帯数と加入者全体から見た割合についてお伺いします。 ○議長(荻野勇君) 福祉町民課長。 ◎福祉町民課長松本かおり君) 保険税の軽減対象となっている世帯についてでございます。国民健康保険税の計算に当たりまして、均等割につきましては、所得の状況に応じ、7割、5割、または2割の軽減措置がございます。平成27年度におきまして、この軽減の対象となっている世帯は1,544世帯となっております。国保の全世帯3,166世帯で見ますと、48.8%となってございます。 ○議長(荻野勇君) 杉田議員。 ◆11番(杉田しのぶ君) 次に、国保税の滞納の関係について伺いたいと思いますけれども、直近の数値で国保税の現年分の収納率、これとあわせて現年分の滞納額の状況、これについて伺います。 ○議長(荻野勇君) 福祉町民課長。 ◎福祉町民課長松本かおり君) 現年分の滞納と収入未済額ということでございます。平成27年度におきましての国民健康保険税の現年分の収納率につきましては95.29%となってございます。また、収入未済額につきましては2,385万9,683円となっている状況でございます。 ○議長(荻野勇君) 杉田議員。 ◆11番(杉田しのぶ君) 今3回にわたって現状についてお伺いをしました。現段階で示されているシミュレーションの結果では、まだ不明確ではありますけれども、来年度からの国保の広域化によって保険税が引き上げる可能性がございます。それを踏まえて、今、国保加入者の現状について質問しましたが、直近の状況では国保加入者世帯当たりの所得は平成27年103万320円、これに対する国保税は15万4,962円で、所得の1割を超えて15%にも値する国保税となっております。 冒頭の答弁にありましたように、例えば所得400万円、夫婦と子供3人の世帯では、年税額60万600円と所得に対する国保税の割合は同じく15%となっておりますけれども、勤労所得をベースに算定される税の中では、国保税が一番高い現状にあるのではないかというふうに思います。また、そうした中で、軽減世帯は全体の48.8%、約5割が軽減世帯です。国保税が滞納となってしまっている世帯もある中で、これ以上の国保税の値上げはするべきではないということを、広域化後の保険税を決定する前に申し上げておきたいと思います。 そして最後に、発言要旨の4番についてですけれども、法定外繰り入れについては、冒頭答弁で、今後の経過を踏まえて必要性の検討をしていきたいということでございました。この法定外繰り入れについては、県の国保運営方針の中にも赤字解消、削減の取り組み、目標年次の設定が行われております。しかし、一般会計からの法定外繰り入れにつきましては、これまでどおり市区町村の裁量でできると厚生労働省は明言しております。また、国が作成をしている国保運営方針策定要領の中には、地方自治法第245条の規定に基づく技術的な助言であるということも明記をされております。すなわち、国保運営方針法的拘束力を持つものではなく、地方公共団体の自主性と自立性が最優先されるべきものであり、県の方針に沿わないからといったペナルティーを科すものではないということは、私も直接県の担当者から説明を受けております。法定外繰り入れが必要になる要因として考えられること、広域化の保険税を抑えるために繰り入れをする政策的判断による繰り入れのほか、納付金として納める国保税が滞納によって収納不足が生じてしまった際に、その分を一旦繰り入れして納めるというようなことが考えられます。 先ほど現年の収入未済額についてご答弁をいただきましたけれども、県から示される標準保険税率により保険税を設定しながら、なおかつ滞納が発生して県に納付すべき納付金額が集められなかった場合、どのように対応をされるのか、伺います。 ○議長(荻野勇君) 福祉町民課長。 ◎福祉町民課長松本かおり君) 滞納による納付金不足についてということでございます。平成30年度から広域化に当たり、県から町に示されます標準保険税率につきましては、町として必要とされている保険税総額をもとに算定されるものでございます。この算定に当たりましては、標準的な収納率が考慮されておりますので、納付すべき納付金の額に不足が生じることはないというふうに考えているところでございます。 ○議長(荻野勇君) 杉田議員。 ◆11番(杉田しのぶ君) 滞納分も加味して標準保険税率が設定をされた上で納付金が決められるということでございますけれども、それでも集められなかった場合、金額は大きいですから、どのように対応するのか、再度伺います。 ○議長(荻野勇君) 福祉町民課長。 ◎福祉町民課長松本かおり君) それでも不足が生じた場合ということでございます。平成30年度からの新制度施行後におきましては、納付金の納付に当たり、市町村において保険税の収納率の減少等によりまして、財源不足が生じた場合につきましては、新たに県に設置される財政安定化基金からの貸し付けを行うことができる体制が確保されているものでございます。 ○議長(荻野勇君) 杉田議員。 ◆11番(杉田しのぶ君) 県の方でも収入不足が生じた際の対応を財政安定化基金として考えているわけですけれども、基金から借り入れをするということは、翌年返済をしなければなりません。返すためには、その分の収入をふやさなければなりません。しかし、それを税の引き上げをもって充てるようなことは、税負担の公平性を欠くことにもなりますので、行うべきではないというふうに私は考えております。来年度からの国保の広域化について、来年のことでありながら、これから決定されることが多く、タイムスケジュール的にも余裕がなく、町としても十分な議論が尽くされた上で対応ができるのかという懸念があります。 一般質問で国保の広域化について、今やりとりをさせていただきましたように現時点で考えられる税の引き上げ、それに対して町の国保加入者の現状、法定外繰り入れは法的には問題ないということを今この場で確認をさせていただきました。今の段階では、未決定事項が多いため、本日はここまでの質問といたしますが、本日議会でのやりとりも踏まえて、町長には政策判断をしていただくよう要望しまして、次の質問に移りたいと思います。 件名2の医療費助成制度の支給方法の見直しについて質問いたします。私は、ちょうど1年前にも今回と同じ形で質問をさせていただいております。宮﨑町長が就任をされてから、改めて半数以上の県内の自治体で対応されている窓口払いの廃止について、吉見町でも実施をという立場で、今回質問させていただきました。 初めに、重度心身障害者医療費支払い方法についてでございますが、65歳未満、後期高齢者医療加入者、ともに昨年度では1団体、白岡市がふえております。心や体、心身に重い障害があり、日常生活や社会生活において継続的に相当な制限を受けざるを得ない方々の医療費の助成制度であります。この支払い方法を吉見町においても窓口払いを廃止をされるよう求めたいというふうに思いますけれども、この点について町長のお考えを聞かせていただければと思います。 ○議長(荻野勇君) 町長。 ◎町長(宮﨑善雄君) 杉田議員さんの医療費助成制度についての再質問にお答えをさせていただきます。 先ほど杉田議員さんご質問の中で、昨年にも同様の質問をしたということで、議事録等も拝見をさせていただきました。その後の担当課との協議等も、ご意見を聞きながら検討を進めてまいったところでもございますけれども、専門性を要する部類でもございますし、ここの部分については、やはり手を差し伸べるべきであろうというふうに担当課も判断をしておりますので、実施に向けて進めてまいりたい。しかしながら、医療機関との協定につきましては、これは全ての機関と協定を結ぶということは、現実問題として今は難しいという判断をしていますので、こども医療費等々と同じ協定になろうかというふうに思いますが、現実では70%のカバーになるかというふうに思われます。 以上です。 ○議長(荻野勇君) 杉田議員。 ◆11番(杉田しのぶ君) 今ご答弁をいただきましたけれども、前向きに実施に向けて進めてまいりたいというご答弁でした。町長からも今協定について発言をしていただきましたけれども、この協定につきましては、近隣では川島町の取り組みも、ぜひ参考にしていただきたいというふうに思います。川島町では、東松山市、比企郡内の医療機関を初め川越市、坂戸市、鶴ヶ島市、鴻巣市、北本市、桶川市、伊奈町、上尾市の一部の医療機関と協定が結ばれ、窓口払いが廃止をされております。先ほど町長の答弁にもありましたように、特に重度医療で医者にかかる場合、専門外来にかかる割合が多く、現在こども医療費で協定を結んでいる医療機関では対応できないケースも考えられます。7割カバーをしているというお答えもございましたけれども、そうしたケースもございます。町内の対象である方が、どこの医療機関で診察していて、どこがかかりつけなのか、そうした実態も踏まえた上で今後医療機関との協定もふやしていくということも、ぜひあわせて取り組んでいっていただきたいというふうに思います。まずはどこがかかりつけなのかという実態調査について、7割カバーしているということで、もうされているかもわかりませんけれども、そうした今申し上げたことも踏まえてお願いできるか、もう一度伺いたいと思います。 ○議長(荻野勇君) 町長。 ◎町長(宮﨑善雄君) 再質問に対してお答えをさせていただきます。 お隣の川島町の例も議員さんのほうからご案内もいただきましたけれども、やはり生活圏内ということもあろうかというふうにも思います。それと、7割カバーができているからいいという判断ではなくて、やはり一番に考えることは、専門性を重視すべきというふうに思います。この中身につきましても、しっかりと調査をして取り組みに入りたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(荻野勇君) 杉田議員。 ◆11番(杉田しのぶ君) よろしくお願いいたします。 次に、発言件名2の2、ひとり親家庭の医療費の窓口払い廃止の関係についてですけれども、冒頭で、県内でひとり親家庭に対する医療費の窓口払いを実施している自治体数をお伺いしました。前年度と比較をしますと、2自治体、ことしの4月から長瀞町と嵐山町が窓口払いの廃止を始めております。特に比企郡内の嵐山町がひとり親家庭医療費の窓口払いの廃止を始めたことによりまして、協定を結ばれている医療機関には、そのことが掲示をされているため、吉見町でも実施を望む声が私のもとにも届いております。本来であれば、県の方で、この制度の趣旨にのっとって父子・母子家庭等の経済的負担を軽減するという、この制度の趣旨にのっとって統一して窓口払いの廃止がなされるべきではありますけれども、現状では、そうなっていないため、各自治体の裁量で対応がされております。ひとり親家庭経済的負担の軽減の効果を最大限に発揮するためにも窓口払いの廃止を求めたいと思いますけれども、町長のお考えを伺います。 ○議長(荻野勇君) 町長。 ◎町長(宮﨑善雄君) ひとり親家庭の窓口払いの廃止についての再質問でございます。このひとり親家庭の窓口払いの廃止につきましては、実施団体からさまざまな意見も今確認をいたしているところでもございます。そして、先ほど議員さんのほうに、こういったご意見があるということでございますけれども、直接担当課に確認したところ、窓口には、このような申し出は今のところ聞いていない。事務の処理につきましては、的確に迅速に対応しているところでもございます。このひとり親家庭の窓口払いの廃止につきましては、町といたしましては、もう少し調査をさせていただきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(荻野勇君) 杉田議員。 ◆11番(杉田しのぶ君) もう少し調査をしたいということで、ご答弁いただきました。全てのひとり親家庭が経済的な困窮状態にあるわけではございませんけれども、その割合は高く、ひとり親と子供から成る世帯の相対的貧困率、これは54.6%、つまりひとり親家庭の2世帯中1世帯は貧困線に満たない、収入122万円未満の世帯であるという調査報告が厚生労働省のほうでも行われております。先ほど質問しました重度心身障害者医療費ひとり親家庭の医療費につきましては、助成を受けておられる方々を初め対象となっていない町民の皆さんからも窓口払いの廃止を求めるご意見、私のもとにはいただいております。ぜひ実施に向けて、前向きな調査をしていただき、もし仮にできないということであれば、その理由を明確にしていただき、ご提示いただくことを最後に申し上げ、次の質問に移ります。 それでは、最後の質問です。件名3の中学校の給食時間の見直しについて再質問をさせていただきます。中学校の給食の時間、冒頭答弁をいただきましたけれども、12時45分からということでありました。教室に運んで、配膳をして、実際に給食を食べるのは1時近くになるということで聞いております。今回中学校について取り上げましたのは、中学生は、特に運動部につきましては、ほとんどの部で、ほぼ毎日朝練があります。開始時間は部によって異なりますけれども、早い部では6時40分には朝練が始められています。逆算をすれば、朝食を5時台に食べて、6時に近い5時台ですけれども、朝練をして、体を動かして、時には午前中に体育の授業も行い、給食が1時近くという状況です。おなかがすかないわけがないというふうに思いますけれども、この点について教育委員会としてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(荻野勇君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(田島秀之君) 給食の時間が1時になるということで、おなかがすかないわけがないということでございます。時間が来れば、おなかはすくものと考えておりますが、給食時間は日課表に定められております。おなかがすかないように朝食をしっかりとっていただきたいと思います。 ○議長(荻野勇君) 杉田議員。 ◆11番(杉田しのぶ君) 今の質問を聞いていらっしゃらなかったのかなと思いながら、今答弁を聞いたのですけれども、5時台、6時近くに朝食を食べるわけですね。成長期にある子供たち、私でも成長期ではないですけれども、それぐらい時間があけば、おなかがすきます。教育委員会としての見解、今答弁をいただいたわけですけれども、私は保護者の意見、そして中学生の意見も、質問をするに当たって聞いております。男女問わず、おなかはとても減るという意見です。 特に女の子で聞かれた意見では、おなかが減り過ぎて食欲がなくなってしまう。あるいはおなかが減り過ぎて胃が痛くなり始めたころに給食になって、限られた時間で一気に給食を食べると、さらに胃が痛くなるという声や、おなかが減って授業に集中できないというような声もありました。ダイエットの方法として空腹になれるというようなこともあるようですけれども、エネルギーを必要としている成長期の子供たちです。空腹になれることは、身体の成長過程において、むしろマイナスではないかと私は思います。 冒頭の答弁では、結論としては、給食の時間を早めることは難しいというご答弁をいただきました。一昨日、全員協議会の席で、中学校のトイレの改修内容の説明を受けた際に、教育長が言われておりましたけれども、学校の主役は子供たちです。まずは、子供たちに現在の給食の時間について、子供たちの実態調査をする考えはないでしょうか、伺います。 ○議長(荻野勇君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(田島秀之君) 再質問にお答えさせていただきます。 給食が遅いことで胃が痛くなったり、成長期のこともあって、食欲がなくなったりという、それに際して生徒の実態調査をという再質問かと思います。私どもの方も確認いたしました。学校において体調不良の生徒につきましては、保健室で養護教諭が対応しております。その際、原因となることを生徒から聞き取りをいたしまして、今後の生活面も含め、指導しております。本年度4月から現在まで給食の時間が遅いことを理由に保健室に体調不良を申し出た生徒は確認してございません。また、保護者から、PTAの関係でございますけれども、給食の時間が遅いというご意見も、学校のほうに確認しましたが、いただいておりません。 実態調査の関係でございますが、まず学校の日課表につきましては、学校教育法施行規則、学校に備えなければならないということで日課表を定めております。同第6条には、授業の終始の時間、これは校長が定めるものと規定されております。また、法令に基づいて国が定めた教育課程の基準であります学習指導要領、これについても学校において適切な教育課程を編成するものと示されております。日課表につきましては、この教育課程の一つでもありますので、学校の教育目標の具現化を基本的な狙いとして作成されるものでありまして、学校長が定めるもので、学校運営に支障のないよう総合的に考えなければならない。したがいまして、実態を把握することは大切でございますが、これらは現場の学校が一番把握しているものと考えております。学校の日課表につきましては、学校長が総合的に判断して決定するものだというふうに考えております。 ○議長(荻野勇君) 杉田議員。 ◆11番(杉田しのぶ君) 子供たちは、みんなおなかが、給食の時間が遅いことが原因でおなかが痛くなると、原因はわかっているわけですね。そのことで一々保健室には行かないと思います。痛みに耐えているのです。笑い事ではないですよ。行きますか、原因がわかっているのに。給食を食べれば治るかもしれないと。そういう状況だと思います。聞き取りをしたところが保健室ということですから、私は聞き取りをしてほしいというのは子供たちです。学校現場では、保護者からそういう声がないという答弁でしたけれども、私はPTAで取り組んでおります地区別懇談会の席で、こうした声を聞いたことがあります。学校の側では、どうにもならないと。考えてもみてください。給食の時間を早めてほしいという意見を言っても取り入れられることは非常に難しいということは、常識的に考えてもわかると思います。 だからこそ、そう思っていても、学校や教育委員会に意見として上げる親が少ないのです。だからこそ、こういう意見は、私たち議員のところに来るのです。子供が主役、子供たちだ第一と言いながら、その子供たちの状況も子供たち本人に調査を行わない。言っていることと実際の姿勢が伴っていないのではないですか。町では、学力向上の取り組みとして、さまざまな取り組みもされております。また、学習環境の整備としてエアコンの導入や、今年度は中学校のトイレの改修も行われるわけですけれども、今回私が質問している給食時間の見直しも、子供たちが学校で学ぶ上で、私は見直すべき大きな課題だというふうに思っております。 発言通告書のほうに答弁を求める者として町長も書かせていただいておりますけれども、子供が主役、子供を第一にと言いながら、当事者である子供たちへの調査もしないという教育委員会の姿勢を町長はどのようにお考えでしょうか。つけ加えて申しますが、子供たちへの調査は、給食時間の見直しを行うということを前提にやってほしいということで言っているのではないのです。実際に現状はどうなのかということを、子供たちに確認してほしいと。見直しが必要か、必要でないかという判断をするための調査でいいのです。いかがでしょうか。 ○議長(荻野勇君) 町長。 ◎町長(宮﨑善雄君) 杉田議員さんの再質問についてお答えをさせていただきます。 まず、先ほど質問の中で、なかなか学校に意見も言えない、そうした状況の中で議員さんたちのところに意見が行く、その議員さんのところに意見が行くのは、これは悪いことではないというふうに思いますが、やはり常日ごろ、夏休みとか、長い休みを除けば、日中のほとんどは親よりも学校の先生方と過ごしていると思います。そして、そういう子供の状況をわかる先生方に、なかなか親の意見が届かないという状況がちょっと寂しいなというふうに聞いておりました。 そういった中でも、やはり子供のことをみんなで、学校も考え、そして親も子供のことをしっかり考え、そうした上で、しっかり教育委員会、町がサポートするということは大事かというふうに考えます。そうした意識調査の関係でございますけれども、給食時間を見直すということだけに絞られず、やはり心の悩みもあるでしょう。いろいろさまざまな要件の意識調査をするということは、これからの長い学校生活を送るためでも重要かというふうに思っています。しかしながら、教育委員会の所管もございますので、今後教育委員会とも検討してまいりたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(荻野勇君) 杉田議員。 ◆11番(杉田しのぶ君) 学校の先生方は、私も娘が今中学校に通わせていただいておりますけれども、非常によく接していただいておりますし、先生方に対してということではないということを、まず初めに申し上げておきますけれども、内容が内容だけに、言っても改善をされにくいであろうということで、学校に意見を上げないと。仕方がない、言っても変えられないだろう、仕方がないだろうという観点から意見が上げられてこないと。でも、地区別懇談会で出された経過もございますけれども、そういう状況です。 冒頭に答弁をいただきましたけれども、学校現場からの意見について、この場で確認をしておきたいことが1点あります。私が求める給食時間の見直しについては、午前中の時間を1時間午後にずらすという形です。これに対して学校現場の声として、給食後の生徒の集中力が途切れがちになる傾向があるという答弁がなされておりますけれども、どういった理由から、そのような意見が出ているのか、伺いたいと思います。 ○議長(荻野勇君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(田島秀之君) 給食後の生徒の集中力が途切れがちの傾向があるということで、現場の声を聞いているかという再質問かと思いますが、給食後は満腹感から、どうしても眠くなってしまうということです。また、午後の授業は始業から、朝の部活もございますし、大分時間が経過しているということから、生徒の集中力が途切れがちになったりする傾向が見られるとの現場の声を聞いております。 ○議長(荻野勇君) 杉田議員。 ◆11番(杉田しのぶ君) 2点についてお答えをいただきました。満腹感から眠くなる、それは誰でもそうだというふうに、確かにおっしゃるとおりだと思うのですけれども、食べると眠くなるのは生理現象ですから、給食時間を早めようと、現在のままであろうと、私は同じことではないかというふうに思います。給食後の眠気を改善して集中力を上げるためにはどうしたらいいのかという点でも私調べてみましたけれども、兵庫県の加古川市では、午後からの授業や部活動への集中力を高めるためにお昼休みに10分間の仮眠をとるということを試験的に行った結果、生徒はすっきりしたと、疲れがとれた感じがするなどの意見が上げられたそうです。 また、これについては、福岡県の明善高校では、2005年に昼寝タイムを設けています。午睡の導入によって東大や京大を初めとする難関大学への進学実績もアップをし、部活動の県大会実績の向上といった成果も出ており、医学部教授である専門家も医学的な根拠があるというふうに紹介もされておりました。 仮眠をとるとき、とった後などの工夫も紹介されておりましたけれども、今回の質問は、私はただ単におなかが減るから給食時間を見直してほしいということだけではなくて、子供たちのソフトの部分での学習環境の改善、学力向上に向けた提案をしたつもりです。3時間目終了後を給食の時間にするということは、中学校で既に1学期の中間テストのときにやっているようなのですね。食数も全体では全盛期の半分ぐらいにまでなっておりますし、もし現状では難しいということであれば、行うためには何が必要で、どんな課題があるのか。まず、精査をしていただきたいというふうに思います。 先ほど校長先生の判断ということで、答弁もいただきましたけれども、まずそうした現状でできない理由、課題、これについてはどんなことがあるのか、それらも含めて、こうした質問に対して精査をしていただきたいというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(荻野勇君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(田島秀之君) 再質問にお答えさせていただきます。 現状では難しいということであれば、何が必要で、どこが課題なのかということでございます。先ほど来申し上げましたが、学校長が判断して日課表を作成しております。ということでございますので、いろいろな課題があるかとは思いますが、それらを含めて学習指導要領に基づいて年間に定めた授業時間をクリアしなければいけない。なおかつ、学力向上を目指しておりますので、それらの課題を総合的に学校長が定めて、生徒の健康面、落ちついた学校生活のための1日の流れなどを考慮して考えた日課表だというふうに考えております。 ○議長(荻野勇君) 杉田議員。 ◆11番(杉田しのぶ君) 学校長が判断してということで、先ほどから答弁いただいていますけれども、もちろんその権限は学校長に与えられておりますので、教育委員会の一存でできないということはわかりますけれども、先ほど言われたような健康面ですとか、そういったことでも実際にこういう状況があるわけです。給食が食べられなくなってしまったり、胃が痛くなってしまったりという子供たちの声を私は直接聞いているわけです。 だから、そうした調査をしながら、今答弁で言われたように学力向上にもつながる施策になることは、給食時間を早めてお昼寝の時間をつくるということで、先ほどお話をしましたけれども、そうした取り組みもあわせて行っていくことで期待できるというふうに私は思いまして、今回質問をさせていただきました。 しかしながら、教育委員会のほうでは、一切この件について調査をする考えはないというようなお答えをいただいておりますけれども、町長は給食時間の問題に限らず、さまざまなことについて意見を伺っていくことは考えてもいいのかなということで、教育委員会が所管をしているということも答弁の中にありましたけれども、先ほどやりとりの中でも申し上げましたが、なかなか現状を訴えても、昔から4時間目が給食というのは変わっておりません。そういう中で、今保護者が、そうしたことで直接給食時間について問われなければ、それを改善してもらおうというふうには、意見を上げようというふうには、なかなか思ってもらえないというような実態があるということを、教育委員会のほうでもよくその辺ご理解をしていただいて、私は私でまだ中学校に娘もお世話になっておりますので、引き続き調査をしながら、またこの件については再度質問で取り上げたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(荻野勇君) 教育長。 ◎教育長(久保田幸夫君) いろいろご提示をいただきまして、ありがとうございます。先ほど保護者が学校に物が言えない、そういう状況があると。だから、私のところにいろいろ訴えてくるという、そういうお話があったわけですけれども、私は町内の小中学校では、そういうことは一切ない、そう確信をしておりますので、ぜひそういう保護者がおりましたら、議員さんのほうからも学校に相談してくださいと、そういうふうに言っていただけるとありがたい。それが学校と保護者の信頼関係に結びつきますので、そうですか、では私が言いますよと。学校の信頼というのは、吹っ飛んでしまいます。ぜひそれは学校にご相談くださいと、そういうふうにご助言をしていただけるとありがたい、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(荻野勇君) 以上で杉田しのぶ議員の質問は終了いたしました。 暫時休憩をいたします。          休憩 午前10時08分                                                     再開 午前10時20分 ○議長(荻野勇君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 続いて、7番目の通告者、秋山真美議員。          〔3番 秋山真美君登壇〕 ◆3番(秋山真美君) 皆様、改めまして、こんにちは。公明党の秋山真美です。ただいま議長より許可をいただきましたので、通告書に従いまして一般質問させていただきます。 大きく3点の質問をいたします。1点目といたしまして、災害への備えの充実について伺います。近年、日本各地で震災が発生し、温暖化の影響でしょうか、風水害でも土砂災害や洪水、竜巻が多発しています。多くの犠牲者とともに、多くの建築物や農地などが被災しています。 想定外の災害は起こり得ると、吉見町地域防災計画の中でもシビアコンディション、最悪事態として対策の方向性の検討を行っています。災害に強いまちづくりの主役は町民です。町民一人一人が災害リスクの軽減の対策を学び、事前防災を実践することで、災害発生時の被害が軽減されます。自分の命が守られれば、隣人を助けるといった共助も可能にしていくと考えられます。 内閣府は2013年、東日本大震災などの教訓を踏まえ、男女共同参画の視点からの防災復興の取り組み指針を取りまとめ、2016年には男女共同参画の視点からの防災研修プログラムを作成し、全国の自治体を対象とした説明会を開催しています。また、昨年からことしにかけて全国11自治体で試行研修会も実施しています。災害に強いまちづくりのため、災害への備えの充実として、①、2016年6月、内閣府が作成した「男女共同参画の視点からの防災研修プログラム」の活用について。 ②、女性の防災リーダーの育成と防災訓練への参加について。 ③、避難情報の名称が変更されていますが、対象となる避難に時間を要する人(高齢者、障害者、乳幼児など)への周知と対応について。 ④、災害発生時の状況把握などにドローンを活用することについて。 ⑤、シティチャージ(太陽光パネルや蓄電池、LED照明、携帯端末の充電テーブル一体型)の設置について伺います。 2点目といたしまして、重度心身障害者及びひとり親家庭等への支援について伺います。福祉3医療と言われている、こども医療費、重度心身障害者医療費及びひとり親家庭等医療費ですが、平成23年10月からこども医療費の窓口払い廃止については実施がなされています。平成23年12月議会で、5年半前ですが、公明党、安孫子議員が重度心身障害者医療費及びひとり親家庭等医療費の窓口払い廃止について一般質問を行っております。また、先ほども同僚議員から質問がありました。重度心身障害者医療費ひとり親家庭等医療費については、こども医療費窓口払い廃止により、15歳になった3月末日までは窓口払い廃止対象となっていますが、この年齢の上の方については償還払いとなっています。重度心身障害者は、常に誰かの支援が必要な状態であり、日々の生活の中でもご苦労が多く、手続の負担の軽減が必要であり、またひとり親家庭等医療費については、特に母子家庭において経済的に恵まれているとは言いがたい状況もあり、経済的な負担軽減が必要ではないかと考えます。現在、重度心身障害者医療費、65歳未満については58団体が、後期高齢者医療費制度加入者では県内42自治体が窓口払いを廃止しており、ひとり親家庭等医療費については36自治体が窓口払いを廃止しているというのが現状であります。町民からも窓口払い廃止、負担軽減を願う声があります。 ①、重度心身障害者医療費の助成金支給対象者で償還払いとなっている人に対する現物支給、窓口払い廃止について質問項目に挙げてありますが、先ほど同僚議員の町長への再質問で、実施に向けて進めていきたい。また、私が要望しようと思っておりました、窓口払い廃止ができる医療機関の範囲についても十分検討していただけるとのことですので、これについては答弁は結構でございます。 ②、ひとり親家庭等医療費の支給対象者で償還払いとなっている人に対する現物支給、窓口払い廃止について伺います。 3点目といたしまして、教育環境の向上について伺います。①、中学校では今年度トイレ42基の洋式化が実施されますが、小学校のトイレの洋式化の状況について伺います。 ②、吉見町で育ち、学ぶ子供たちに、よりよい効果的な事業を行うために小中学校ICT環境の充実の今後の取り組みについて伺います。 質問は以上です。再質問は自席にて行わせていただきます。 ○議長(荻野勇君) 秋山議員の質問に対して答弁を求めます。 町長。 ◎町長(宮﨑善雄君) それでは、秋山議員さんのご質問、1点目、災害への備えの充実についてお答えをいたします。 東日本大震災では、避難所での授乳室や更衣室が不足するなど、女性の支援に立った災害対策のおくれが問題提起されていましたが、防災対策を図る上で男女共同参画の視点を取り入れることはとても大切であります。町といたしましても、女性防災リーダーの育成と合わせ、男女共同による防災に強いまちづくりを推進してまいります。 次に、避難時に時間を要する人への周知と対応についてでございますが、町が避難情報等を発令するときには、さまざまな情報伝達手段を用いて迅速に行うこととしており、避難行動の際には、支援が必要な方が円滑かつ安全に避難できるよう、自主防災組織などの協力による安全確保に取り組んでいるところでもございます。 また、議員さんご提案のドローンやシティチャージの導入につきましては、新たな防災ツールの一つとして先進地区の導入実績や運用方法について調査研究してまいります。 ひとり親家庭医療費の支給対象の償還払いとなっている人に対する現物支給、窓口払いの廃止についてでございますが、ひとり親家庭医療費の支給対象者のうち、中学3年生までの児童生徒はこども医療費支給対象として医療費の窓口払いを廃止しております。ひとり親家庭医療費の支給対象となる子供、そしてその保護者の現物給付により窓口払い廃止につきましては、メリット、デメリットなどを念頭に調査研究をしてまいります。いずれにいたしましても、詳細につきましては、担当課長から答弁をいたさせます。 ○議長(荻野勇君) 教育長。 ◎教育長(久保田幸夫君) それでは、秋山議員さんからのご質問3点目についてお答えを申し上げます。 まず、中学校のトイレの大規模改修でございますけれども、各議員の皆様方から大変力強いご支援をいただきましたことに、この場で改めてお礼を申し上げたいと思います。大変ありがとうございました。 ご質問の小学校のトイレの洋式化でございますけれども、平成25年度から使用頻度の高いトイレを優先いたしまして、計画的に便器の洋式化に取り組んでおります。今年度、東第一小学校のトイレ改修をもって全ての小学校の普通教室のあるフロア男女1基ずつの便座の洋式化が完了する予定でございます。 次に、小中学校ICT環境充実の今後の取り組みについてでございますが、小中学校の教育用パソコンにつきましては、平成17年9月に機器を更新いたしまして、教師用パソコンにつきましては、平成24年に整備を実施しております。今後教育現場の実態をよく調査いたしまして、教育機器の向上のため、検討してまいりたいと考えております。 なお、詳細につきましては、担当課長より答弁をいたさせます。よろしくお願いいたします。 ○議長(荻野勇君) 総務課長。 ◎総務課長(大野猛君) それでは、秋山議員さんからの災害への備えの充実についてお答え申し上げます。 まず、男女共同参画の視点からの防災研修プログラムの活用についてですが、本研修プログラムにつきましては、防災施策に携わる自治体職員が、男女共同参画の視点を持って施策を企画、立案できるよう育成するためのプログラムで、防災対策における女性の参画を拡大し、男女共同参画の視点を取り入れた防災体制の確立につながる研修プログラムであると認識しております。 町では、平成25年5月に内閣府から男女共同参画の視点からの防災・復興の取組指針が示されたことから、平成26年2月に全職員を対象とし、「男女共同参画の視点からの防災対策」をテーマとした研修会を実施し、職員一人一人の防災面における資質の向上及び男女共同参画意識のさらなる醸成に取り組んでまいりました。また、平成27年度の地域防災計画の見直しに当たりましては、女性からの視点を防災体制に取り込むため、防災会議委員に4名の女性委員を任命するなど、男女共同参画の視点に立った計画づくりにも取り組んできたところです。今後におきましても女性の細やかな視点を防災体制に反映することは、子供や高齢者の支援にもつながる大事な取り組みですので、本研修プログラムを活用し、男女共同参画の視点に立った防災対策に取り組んでまいります。 次に、女性の防災リーダーの育成と防災訓練への参加についてですが、現在町では自主防災組織や、そのリーダーを育成するため、町総合防災訓練、水防訓練への参加要請や区長会での防災研修、自主防災会組織リーダー養成講座の開催、自治会単位での防災訓練への支援、防災資機材の補助など、さまざまな取り組みを行っております。町内の自主防災組織は、75行政区中70行政区で設立され、組織の代表者のほとんどは区長さんの兼務となっており、女性の防災組織代表者は3名という現状にあります。また、今月4日の日曜日に開催しました、町主催による自主防災組織リーダー養成講座には参加者45名のうち2名の女性代表者の方に参加をいただき、自主防災組織の代表者としての役割や防災知識の向上に努めていただきました。また、町の防災訓練では、メーン会場での各種訓練や地区ごとの避難訓練において、各行政区から男女の区別なく参加をしていただいておりますが、今後も女性の方に積極的に訓練へ参加していただけるよう働きかけてまいります。 次に、避難情報の名称変更への周知と対応についてですが、昨年8月の台風第10号において岩手県内の高齢者施設が被災し、入所者全員が亡くなるという被害が発生したことから、高齢者等災害弱者が避難を開始する段階であるということを、より明確にするため、平成29年1月に避難勧告等に関するガイドラインが改訂され、「避難準備情報」を「避難準備高齢者等避難開始」に名称変更することとなりました。避難情報等を発令する際の周知方法として、防災行政無線、緊急速報メール、安全安心メール、広報車、テレビ、ラジオ、ホームページ、ツイッター、フェイスブック等、あらゆる情報手段を用いることとしておりますが、このガイドラインの改訂を受けて、町では特に避難に時間を要する高齢者、障害者、乳幼児などが利用する要支援者利用施設には避難情報等を個別に連絡することといたしました。また、高齢者等の避難に時間を要する避難行動要支援者への安全確保につきましては、行政区ごとに作成している災害時要援護者調査票をもとに自主防災組織や民生委員さんなど、人的に地域の支援者の協力をいただきながら、早い段階での避難行動を促進してまいります。 次に、災害発生時の状況把握などにドローンを活用することについてですが、地震や水害などの災害が発生した場合、人が近づけない場所などでは被災状況を安全、迅速に把握するためにドローンの活用は有効であると考えます。実際に東日本大震災では、ドローンで撮影された映像が被災地の関係機関に提供され、救援活動、交通インフラの被災状況の把握、罹災証明書の発行などの資料として利用されたとのことでした。ドローンの活用については、安全、迅速に情報を集め、災害対策を講じるために有効だと考えますので、他自治体の導入実績や運用方法等について調査研究してまいります。 最後に、シティチャージの設置についてですが、東京都と公益財団法人東京都環境公社がスマートエネルギー都市の実現に向け、再生エネルギーの導入拡大の一つとしてシティチャージの設置に取り組んでいるものと認識しております。太陽光パネルからの電気でスマートフォンなどが充電できるソーラー充電スタンドでLED照明を搭載し、夜間照明として、また非常用電源としても活用できるものです。災害時の電源確保として一つの手段ではあると考えられますが、この事業は再生可能エネルギー普及促進事業の一環として取り組まれている事業でありますので、災害への備えとして有効か否かを含め、今後先進地での取り組み事例など調査研究してまいります。 以上です。 ○議長(荻野勇君) 子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(関根正徳君) ひとり親家庭の医療費の支給対象で償還払いとなっている人に対する現物支給、窓口払い廃止についてお答えを申し上げます。 秋山議員さんからお話があったとおり、ひとり親家庭であっても中学3年生までの児童生徒につきましては、こども医療費の助成対象としまして、現物給付による窓口払いの廃止を行っております。そのため本制度の支給対象者は16歳から18歳年度末までの子供とその保護者となります。申請手続におきましては、毎月職員が医療機関を回り、医療費支給申請書を回収することにより、対象者の負担軽減を図っております。現物給付による窓口払いの廃止につきましては、申請と事務処理の簡素化のメリットもございますが、現物支給を行っている市町では、支給額の増額傾向も見受けられますので、県内市町村の動向を注視しながら調査研究をしてまいります。 以上でございます。 ○議長(荻野勇君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(田島秀之君) それでは、大きな3点目の教育環境の向上についてのご質問にお答えいたします。 まず、1点目の小学校のトイレの洋式化についてでございますが、学校施設は児童生徒が1日の大半を過ごすだけでなく、災害時には避難所の機能も兼ね備えております。このようなことから、平成25年度から普通教室のあるフロア、男女1基ずつの整備を進めております。昨年度は、西小学校のトイレの洋式化を実施し、今年度は東第一小学校のトイレの洋式化を実施する予定でございます。今年度の東第一小学校のトイレの洋式化をもって全ての小学校の普通教室のあるフロアに男女1基ずつのトイレの洋式化が完了いたします。 次に、2点目の小中学校のICT環境の充実の今後の取り組みについてお答えいたします。小中学校の教育用パソコンにつきましては、平成17年9月に機器を更新し、現在11年が経過しております。また、教師用パソコンにつきましても、平成24年に小学校45台、中学校21台を整備したところでございます。昨年度、機器等が古くなっておりますことから、小中学校の視聴覚情報教育担当の先生方と意見交換会、検討会を開催しまして、パソコン教室の機器の更新等について検討を行っております。今後におきましても、現場の実態を把握した上で教育環境に支障のないよう計画的にICT関係の整備を実施してまいりたいと考えております。 ○議長(荻野勇君) 秋山議員。 ◆3番(秋山真美君) それでは、再質問をさせていただきたいと思います。 まず、災害への備えということで、1番の男女共同参画視点からの防災研修プログラムの活用についてということなのですが、答弁の中に、このプログラムは自治体職員のためにつくられているというお話だったのですけれども、私が調べたところによりますと、これは自治体職員だけでなく、地域で防災活動の中核となるリーダーや関係者も対象としているというふうに書かれておりました。これは研修材料も全て準備されているものであります。活用されるという答弁でしたので、この点については結構なのですけれども、答弁で防災会議委員のうち4名が女性委員であるということであったのですけれども、この4名というのは、例えばどんな職種であったり、どんな年代であったり、説明いただきたいと思います。 ○議長(荻野勇君) 総務課長。 ◎総務課長(大野猛君) 4名と申し上げたのは、平成27年度に吉見町地域防災計画を見直したときに吉見町防災会議条例に基づきまして、31名の方を委員として任命をさせていただいたところです。そのうち4名ということですけれども、これは機関名からそれぞれ出ていただいているわけですけれども、埼玉県川越比企地域振興センターの副所長の女性の方、それからあと3人については、町の課長及び課長補佐が3名ということで、31名中4名という女性委員ということで、任命をさせていただいたところです。この点についても、職員から3名ということですけれども、当時の担当に聞くと、男女共同参画の視点を取り入れるために、こういったことをしたのだということで聞いております。 以上です。 ○議長(荻野勇君) 秋山議員。 ◆3番(秋山真美君) 済みません。町の3名というのは、何課だけでも教えていただけますか。 ○議長(荻野勇君) 総務課長。 ◎総務課長(大野猛君) 具体的に申し上げます。福祉町民課長、健康推進課課長補佐、子育て支援課課長補佐、以上3名でございます。 ○議長(荻野勇君) 秋山議員。 ◆3番(秋山真美君) 全体が31名で、4名が女性委員ということですので、12.9%となっていると思います。国の平均が7.7%、埼玉県が8.8%ということですので、これは平均ですよ、平均は超えておりますが、日本全国の自治体の中では40%を超えているというところもございます。私といたしましては、計画や方針を決定する段階から、さまざまな立場の女性からもご意見を伺うことは、とても大切だと思っております。今後この女性委員をふやしていく考えについてはいかがでしょうか。 ○議長(荻野勇君) 総務課長。 ◎総務課長(大野猛君) 先ほども最初の答弁で申し上げましたけれども、この防災という観点から、男女共同参画の女性の参加意識の視点を取り入れるということは非常に大切だと思いますから、今後も引き続いて、そのような視点に立って進めてまいります。 ○議長(荻野勇君) 秋山議員。 ◆3番(秋山真美君) それでは、女性委員の人数もふやしていくということですので、よろしくお願いいたします。 続いて、②について。女性防災リーダーの育成と防災訓練への参加についてなのですけれども、答弁の中に自主防災組織そもそも女性の人数が少ないということで、70名中3名ということでした。今月4日には自主防災組織のリーダー養成講座が開催されて、3名のうち2名が参加されたということでした。この養成講座なのですけれども、70行政区のうち47名が男女合計で参加しているということなので、結構高い参加率だったのではないかなと。皆さんも自主防災に関しては、とても関心があられるのだというのを、この数字を見て感じました。この6月4日に開催された自主防災組織リーダー養成講座というのは、どんな形で行われたか、もし内容がわかれば教えていただけますでしょうか。 ○議長(荻野勇君) 総務課長。 ◎総務課長(大野猛君) ことしの6月4日の日曜日に開催したわけです。前々から、こういったものを開催したいということで考えておったのですけれども、ことし初めて町主催で開催をさせてもらいました。最初の答弁で申しましたとおり、まだ未設置地区の行政区が5つあるわけですけれども、案内については、全ての行政区に出させてもらって、その未設置の行政区からも2名の区長さんに参加をいただいております。 研修の内容ですけれども、午後1時から午後5時までということで、開催をさせてもらいました。まず最初に、イツモ防災講座ということで、常日ごろから防災対策に取り組む必要性、家具の転倒防止ですとか、そういったことが主で、すぐにできることですね、それを30分程度お話をしていただいて、その後大規模災害を想定した図上訓練、DIG訓練というのですけれども、ディザスター・イマジネーション・ゲームの略なのでしょうか、そういった災害を想定した図上訓練をやっていただきました。 その中で、図上訓練の最後に、それぞれの班で模造紙等を使ってやるわけですけれども、それぞれ半日の研修を振り返って、自助、共助、公助の点から、それぞれ平常時にはどのような取り組みが必要かと。あるいは災害時の取り組みはどのようなことが必要かということで、それぞれ6班つくったわけですけれども、それぞれの班の中で話し合っていただいて、模造紙に書いていただきました。それをデータでとってあるわけですけれども、秋山議員さんがおっしゃるとおり、平常時の取り組みの中では、その中でも家族の集合場所を決めておくことが必要だとか、あるいは食料、水を備える、薬等を準備しておくのだとか、あるいは防災グッズを用意するとか、こういった視点というのは、女性でなければ、なかなか出ない視点だなという気がします。そんなことで、大変有効な研修になったと考えています。 以上です。 ○議長(荻野勇君) 秋山議員。 ◆3番(秋山真美君) ただいまお話しいただきまして、ありがとうございました。イツモ防災というのは、これは県が主導してやっているものかと思います。もしもではなくて、いつも防災を意識してというふうに伺っているのですけれども、講座からDIGの訓練から事前防災、災害時の防災って本当にいろいろなことを学んでいただけたかと思います。 女性の参加が少ないということで、女性の参加をふやすということが、女性に防災の知識を学んでいただくことで、地域の担い手がふえて、地域の防災力が向上するというふうに考えます。今後女性リーダーの育成ということについて、もちろん男性もリーダーの育成は必要かと思うのですけれども、あえて女性リーダーの育成ということについて、今後の取り組みで何か具体的に考えていることがあればと思いまして、質問させていただきます。 ○議長(荻野勇君) 総務課長。 ◎総務課長(大野猛君) 今後の取り組みについてということでございますけれども、再来月には防災訓練があります。最初の答弁でも申したとおり、防災会場への女性、子供の参加率は低いわけですけれども、地域、また小学校の体育館だったり、ふれあいセンターだったり、そちらのほうへは、かなりの数の女性の方、あるいは子供たちも来ております。しかしながら、参加者は女性をお願いしますということは、こちらの立場からはなかなか言えないというふうに思います。しかしながら、そういった視点も大事なので、そういうことを促すような文言を入れることは可能だと思いますので、今後いろいろな研修会がある中では、そういったことを意識しながら考えていきたいというふうに思います。 ○議長(荻野勇君) 秋山議員。 ◆3番(秋山真美君) 去年、総務建設常任委員会の視察研修で静岡県の藤枝市に伺いまして、皆さんとともに研修をさせていただいてきたのですけれども、このときに自主防災会組織の中に女性委員を置いてもらうというのを始めたというふうにお話がありました。その女性に年1回、研修を受けていただく、自主防災組織から選出してもらった方に研修を受けていただくという取り組みをしているというお話を伺いました。主に先ほども女性の視点というお話がありましたけれども、ここで学ぶのは家庭内の防災についてという説明がありましたが、これならば吉見町でも取り組むことが可能ではないかなというふうに思っているのですけれども、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(荻野勇君) 総務課長。 ◎総務課長(大野猛君) 先ほども申し上げましたとおり、図上訓練でも、そういった意見が出されました。家庭内における防災対策の徹底を図ることを目的にしている女性防災講座というふうに昨年の研修報告書を読ませてもらってわかったわけですけれども、今後これらも参考にしていきたいというふうに思います。 ○議長(荻野勇君) 秋山議員。 ◆3番(秋山真美君) それでは、リーダーの研修については以上で結構なのですけれども、実際に先ほど防災訓練で女性の参加を働きかけているということだったのですけれども、災害の発生時間や曜日、季節なんかによって町内にいる男女の比率の違いがあると思います。これについては、なかなか今のところ調査したものがないのですけれども、一般的には平日の日中というのは、女性のほうが多いというふうに言われております。ですので、やはり女性のリーダーの育成、または実際に訓練を体験していただくということは大切であると思います。 防災訓練、町では8月に実施しておりますが、男女どちらが多いのか、私も参加をしているのですが、男性が多いのかなというふうに感じておりますが、課長のほうはどのように感じておりますか。 ○議長(荻野勇君) 総務課長。
    ◎総務課長(大野猛君) 先ほども申し上げましたけれども、防災訓練の会場では男性のほうが多いように思います。私は何年か前に避難所開設の訓練も実施をさせてもらっていますから、その際には女性、あるいはお子さんが半分ぐらいはいたのかなというふうには理解しています。 ○議長(荻野勇君) 秋山議員。 ◆3番(秋山真美君) やはり研修や訓練で事前防災、先ほども研修で事前防災を実施したということでしたけれども、事前防災ができる人、自分の命を守ることができる人を一人でも多くつくっていく取り組みを今後もしていただければと思います。 それでは、3番の避難情報の名称が変更された件なのですけれども、町内の要配慮者利用施設には、避難情報を個別に連絡するというふうな取り組みをなさるということだったのですけれども、町では被害の軽減や防災対策に使用してもらうためにハザードマップを町民に配布しています。保存していただける防災関係の資料というのは、これかなと思うのですけれども、洪水・土砂災害ハザードマップには、この避難情報についての名称が記載されております。平成23年と平成28年に作成されたものなのですが、このハザードマップへの避難情報の名称変更について周知が必要ではないかと思うのですが、その点いかがでしょうか。 ○議長(荻野勇君) 総務課長。 ◎総務課長(大野猛君) 避難情報の名称が変更されたことについては、この町でつくっている避難勧告等の判断伝達マニュアルがあるわけですけれども、これを改訂して個別に連絡することとしました。今言う要配慮者利用施設ですけれども、よしみけやき保育所を初め24の施設があるのです。これらについては、それぞれで対応すると。今ご指摘をいただきました、町がさまざまな災害を想定してつくっているものは、土砂災害ハザードマップ、それから地震ハザードマップ、それから洪水ハザードマップとあるわけですけれども、地震、土砂災害については、平成27年度に作成したものです。比較的新しいものです。 しかしながら、洪水ハザードマップについては、平成21年度に作成したものでございます。昨今のゲリラ豪雨等の状況から、それぞれの被災状況については、国、県において被害想定を変えられております。国については、昨年新しい被害想定が示されたわけですけれども、県が今その被害想定を練っているという状況でございますので、県の被害想定がまとまり次第、町のほうも、このハザードマップを改訂して、今おっしゃられた名称変更の件についても、それにのせていきたいというふうに思っています。いつということは言えないのですけれども、現段階では平成31年度に改訂していきたいというふうに考えています。 以上です。 ○議長(荻野勇君) 秋山議員。 ◆3番(秋山真美君) このハザードマップの改訂を今のところ考えられているということで、それが平成31年ごろではないかというふうなお話だったと思うのですけれども、町民に被害の軽減や防災対策に使用してもらうためにつくっているのがハザードマップかと思っております。町民の手元で、見えるところに張ってくださいとかというふうな記載もされているものであります。それをあと平成31年度まで避難勧告について、これはとても重要な情報だと思うのですけれども、変更がされているのも周知されないというのであれば、ハザードマップとしていかがなものかと思うのですけれども、例えばその部分だけ、これはA4の大きさだと思うので、A4の大きさでつくっていただいて、張って使っていただくなり、シールをつくってもらって、この部分に張っていただくなり、何かハザードマップをきちっと現状に、とても重要な部分でありますので、変更するようなお考えは、そのような方法で変更が可能かと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(荻野勇君) 総務課長。 ◎総務課長(大野猛君) 秋山議員さんご指摘の部分については、避難に関する情報という部分であろうかなと思います。この部分だけ新たなものを作成して配るのも可能ですけれども、ただ今回の改訂は、災害弱者と言われる高齢者とか、障害者とか、乳幼児、これらを対象にしたものです。ですから、そこらは直接働きかけるということですけれども、全町民へということでございますので、必要なのかどうかも含めて検討してまいります。 ○議長(荻野勇君) 秋山議員。 ◆3番(秋山真美君) 要配慮者というのは、施設にいる方だけではないと思います。家におられる方もたくさんいらっしゃると思いますので、また要配慮者だけではなく、その周りで支えている方もいらっしゃいますので、こういうふうな情報が変更になったということは、もちろんニュースや新聞でも報道はされていますが、町として、このハザードマップをつくっている以上、情報提供は必要ではないかと思いますので、提案をさせていただきましたので、その点踏まえて、よろしくお願いいたします。 4番なのですけれども、ドローンの活用については、有効な手段であるということで、調査研究していくということでしたので、その点については結構なのですけれども、ドローンの活用事例といたしまして、災害時の情報収集で今回提案させていただいたのですけれども、平常時には他の取り組みの事例なのですけれども、町の魅力や観光PRのため、空から撮影した動画配信などをして好評を得ている自治体もあります。ドローンを導入するということで、災害時はもちろんなのですけれども、それ以外の活用方法もあるかと思いますので、その点も踏まえて、調査いただければと思いまして、お話をさせていただきます。そういった観点からも検討のほうはしていただけますでしょうか。 ○議長(荻野勇君) 総務課長。 ◎総務課長(大野猛君) それらも含めて総合的に検討してまいります。 ○議長(荻野勇君) 秋山議員。 ◆3番(秋山真美君) それでは、よろしくお願いいたします。 5番のシティチャージの設置についてなのですけれども、町内には太陽光と蓄電池を備えたLED照明が設置されていると思うのですが、その場所はどこでしょうか。 ○議長(荻野勇君) 総務課長。 ◎総務課長(大野猛君) よしみけやき保育所の駐車場に2基、太陽光の照明が設置してございます。 ○議長(荻野勇君) 秋山議員。 ◆3番(秋山真美君) これについては、再生エネルギー普及の一環として設置されたのかどうか、伺います。 ○議長(荻野勇君) 総務課長。 ◎総務課長(大野猛君) 総務課長という立場ではなく、私が当時子育て支援課長として建設にも携わった経緯からお話を申し上げますけれども、保育所を建てる際に一番重要視したのは保護者の送迎の動線です。そのときに、あそこは非常に暗かったので、照明が必要だろうと。あるいは中学生がふれあい広場で部活動をやっていましたので、下校の際にも非常に危険だということもあって、ああいった照明をつけたわけですけれども、あのときには、それをつくっている、まだ出始めの段階で、当初はあの倍ぐらいある、高いやつだったのです。まだ試作品みたいなやつで、そのつくっている会社が営業によく来られて話も伺う中で設置をしたわけですけれども、1回それが北風にあおられて、ちょっと曲がってしまったのです。 それで、改良版を会社のほうの負担で、ああいった背の低いやつに入れかえてもらったという経緯がございます。だから、そういった再生エネルギー云々ではなくて、あそこには、ああいった明かりが必要だろうという判断のもとで設置したものでございます。 ○議長(荻野勇君) 秋山議員。 ◆3番(秋山真美君) 再生エネルギーの普及の一環としてというわけではなく、あそこには明かりが必要だったので、たまたま選んだのが再生エネルギーの設備だったというふうに理解させていただきました。 今回提案させていただいたシティチャージなのですけれども、重ねてになりますが、電源が太陽光であるので、災害時電気が不通になったときでも夜間照明が使えます。スマホや携帯、パソコンなどへの充電も可能であり、災害時には、この機能が心強いと思います。設置については調査研究していくとのことですが、人の集まる場所で、今後夜間照明を設置する機会があった場合は、ぜひ導入をいただきたいと要望させていただきます。1番の災害への備えの充実については以上です。 続きまして、ひとり親家庭等医療費支給対象で償還払いとなっている方の窓口払い廃止についてなのですけれども、現在対象となっている方の内訳についてお伺いいたします。 ○議長(荻野勇君) 子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(関根正徳君) 現在支給対象となっている方の人数ということですので、お答えをさせていただきます。 平成29年4月1日現在で150名の方が支給対象、認定者になっております。この内訳につきましては、保護者が105名、16歳から18歳までの子供、こちらが45名ということでございます。よろしくお願いします。 ○議長(荻野勇君) 秋山議員。 ◆3番(秋山真美君) ただいま人数を伺ったわけなのですけれども、母子家庭が138名ということで、私も先ほどの最初の質問でも申し上げましたが、経済的には厳しい状況の方が多いのではないかと、具体的な数字が、済みません。ここで私持っていないので、出せないのですけれども、そういう状況ではないかと思われます。所得制限もございますので、高額所得者は、いわゆる一定の所得を超える方は、この制度の利用はされていません。一番危惧しているところが、立てかえ払いができずに病院に行けないということであれば、この制度ももちろんなのですけれども、何らかの支援が必要であると思います。病気は早期発見、早期治療で重篤化させないようにすることはとても大切です。 実施している団体では、この窓口払いを廃止して支給額が増加した傾向が見受けられるとのことでしたが、逆に考えますと、経済的な理由から病院に行きたくても行けなかった方がいたのかもしれないとも考えられると思います。適正受診をしていただくような働きかけはされているとは思うのですけれども、この窓口払いが廃止していただいて、この経済的な理由から病院に行けなかった方がいなくなるように、適正な受診が受けられるように支援をお願いしたいと思います。調査研究をしていくということでしたけれども、一言この点について申し上げたかったのと、もう一点、16歳から18歳が支給の対象者となっています。中学生までは義務教育で、ほとんどが高校生だと思うのですけれども、学校に通われていると、中学校以上に授業料は無料になっていても交通費ですとか、さまざまなお金がかかるようになってまいります。全部を対象としていただきたいのですけれども、この子供にかかわる部分、16歳から18歳までだけでも先行して現物支給を行っていただけないか、伺いたいと思います。 ○議長(荻野勇君) 子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(関根正徳君) 支給対象者のうち16歳から18歳までの高校生が主になるかなと思いますが、そういった方だけを対象にというご質問でございます。こちらにつきましては、こういった取り組みをしている他の自治体、そういったものがあるかどうか、部分的な対象者に絞ってやっているかどうか、そういったところも調査しながら、またそういった取り組みをしているところ、効果がきちんと出ているかどうかも検証しながら調査研究に努めてまいりたいと考えます。よろしくお願いします。 ○議長(荻野勇君) 秋山議員。 ◆3番(秋山真美君) ひとり親家庭等の医療費の窓口払い廃止については、研究していただけるということなで、再質問は、この点については以上で結構でございます。 続きまして、小学校のトイレの洋式化について、今年度中学校が洋式化されます。小学校についても東第一小学校のトイレの洋式化で、男女1基ずつトイレの洋式化が完了するということでした。第五次吉見町総合振興計画の中に生きる力を育む教育の現状と課題というところに、時代に応じた施設や設備の改修を進めることが必要ですとありました。それにのっとって洋式化を進めていただいてきたかと思うのですけれども、ご案内のとおり、家庭でのトイレの洋式化率は89%を超えている状況です。その点についてどのようにお考えか、現状の小学校の洋式化率がわかれば、あわせてお願いいたします。 ○議長(荻野勇君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(田島秀之君) まず、2点ほどあったかと思いますが、再質問にお答えさせていただきます。 まず、洋式化率につきましては、先ほど来答弁したとおり、東第一小学校を含めまして、約20%になるかと思います。それで、家庭の洋式化が進んでいるというお話で、どのように考えているかということでございますが、まず小学校の洋式化につきましては、議員さん先ほどおっしゃったとおり、第五次総合振興計画の中で教育施設の整備充実の一環として、平成25年度から普通教室と同じフロアにあるトイレのうち洋式便座のあるトイレの整備率、100%を位置づけました。それらを踏まえ、計画的に各小学校の整備を行って、目標を今回の東第一小学校のほうで目標が達成されたと。まず、総合振興計画の中では目標を達成したというふうに考えております。 ○議長(荻野勇君) 秋山議員。 ◆3番(秋山真美君) 総合振興計画に書いてあるとおりの目標が、ことし達成するわけですけれども、例えば個室が3つあるといたします。そのうち1個をやっても目標達成です。3個やっても目標達成で、その点については、ふやすことについては何ら問題がないかと思うのですけれども、その点いかがでしょうか。 ○議長(荻野勇君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(田島秀之君) ご質問、洋式化トイレの数をふやす考えについての再質問かと思いますが、各小学校とも建設から大分経過して老朽化が進んでおります。学校施設の長寿命化を図っていかなければならない状況もございます。今までも近年ですと、学校施設の学習環境を充実させるために小中学校の木質化、エアコンの設置など計画的に取り組んでまいりました。また、今年度は、先ほど来お話があったとおり、中学校のトイレの改修を行い、計画的な教育施設の整備充実を進めております。このような状況でございますので、まず優先して取り組むべき課題を整理し、緊急性、危険性、安全性を考慮しながら、洋式トイレの数、それらを含めて今後検討してまいりたいと思います。 ○議長(荻野勇君) 秋山議員。 ◆3番(秋山真美君) 今トイレ、洋式になると、きれいに使えて、子供たちも喜ぶと思うのですけれども、教育環境の充実に値すると思うのですが、和式の便座と洋式の便座では、どちらが衛生的に使えるとお考えでしょうか。 ○議長(荻野勇君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(田島秀之君) 和式と洋式、衛生面の関係だと思いますが、トイレのほうは毎日清掃を行っております。調査しておりませんので、わかりません。 ○議長(荻野勇君) 秋山議員。 ◆3番(秋山真美君) そうですね。洋式と和式を比べますと、やはり和式のほうが、周りが汚れる率というのは大きくなっています。清掃しているということなので、衛生環境には注意していただいていると思うのですけれども、やはり水にぬれた部分が多いと、床が水にぬれて、そこに尿とか、大便がかかりますと、不衛生な状況になってしまうことも考えられます。 そこで、提案なのですけれども、トイレを洋式化するには設置費用が当然かかってくるわけで、そういうお金の面で全てを変えるというふうにはできない部分もあるのかなと思って提案なのですけれども、今節水型の洋式トイレというのが主流になっています。その節水も量がさまざまなのですけれども、現在使っている和式のトイレの半分から3分の1の水道料金に減額されるというふうに言われています。ですので、長く使えば、この水道料金が安くなるというので、設備に投資するお金の回収ができるという形がいいのかどうかわかりませんけれども、設置には費用がかかるけれども、かかる経費、水道料金が安くなるということで、そういう点も踏まえて設置の推進をしていただきたいなと思うのですけれども、そういう観点から設置の推進についてお考えはいかがでしょうか。 ○議長(荻野勇君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(田島秀之君) 再質問に答えさせていただきます。 繰り返しになりますが、まず各小学校とも建設から大分年数が経過しております。老朽化が進んでいる状況でございます。優先順位、まず優先して取り組むべき課題を整理して、緊急性、危険性、子供たちの安全性を確保するのが一番でございますので、それらを考慮しながら、今後検討してまいりたいと思っています。 ○議長(荻野勇君) 秋山議員。 ◆3番(秋山真美君) 先ほど来答弁の中にもありましたが、小学校は避難所としての機能も兼ね備えております。避難所として利用するに当たって、これは総務課のほうにお伺いしたいのですけれども、避難所として機能する場合は、洋式と和式とどちらがよいのかというふうに問わせていただきたいと思います。 ○議長(荻野勇君) 総務課長。 ◎総務課長(大野猛君) 議員さんご指摘のとおり、学校の施設は避難所としての役割を担っているわけであります。災害時には、高齢者等の災害弱者も多く含まれますので、洋式のほうが望ましいというふうに考えます。 ○議長(荻野勇君) 秋山議員。 ◆3番(秋山真美君) 私も子供たちの環境ももちろんですが、いざというときに避難所としての機能も果たせる施設になることが望ましいと思います。吉見町の障害者福祉計画、平成27年度から平成29年度版の作成に当たり、平成26年に行ったアンケート結果によりますと、災害時の対応で2番目に多かった意見が、避難時の設備、トイレなどの整備が36.3%でありました。障害者の計画策定に当たったアンケートによっても36.3%の多くの方が、避難時のトイレについて心配をされているということが、これによってわかると思います。学校は再三申し上げておりますが、避難所としての機能も兼ね備えておりますので、洋式化は必須だと考えております。この点について町のほうでも対応をしっかりとしていただけるように要望させていただきたいと思います。 最後の質問になりますが、ICT環境の充実についてです。国では、平成29年度、今年度まで第2期教育振興基本計画においてICT環境の整備の目標というのを定めております。それについては、コンピューター教室40台、各教室にコンピューター1台、電子黒板1台、実物投影機1台、校務用コンピューターは教員1人1台というふうに目標が定められております。平成32年、平成33年におきまして、第3期教育振興基本計画が平成30年度から実施されるに当たり、次の年度にも、このICT整備の目標が定められることになっておりますので、これらを十分参考にしていただき、推進をしていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(荻野勇君) 以上で秋山真美議員の質問は終了いたしました。 続いて、8番目の通告者、戸谷照喜議員。          〔2番 戸谷照喜君登壇〕 ◆2番(戸谷照喜君) 2番、戸谷照喜でございます。宮﨑町政のスタートに当たり、一言お祝いとともに期待の言葉を述べさせていただきたいと思います。 宮﨑町政は、当選後の新聞等で「対話と融和」を重視していきたいということを表明されておりました。このことは地域の民主主義を進める上での私は原点の考えであるというふうに思います。したがって、その原点を大事にしていただいて、町政運営を進めていただきたいというふうに、まず期待を申し上げたいと思います。 さて、最初の質問なのですけれども、私は1点に絞りまして、新ごみ処理施設の建設問題を改めて問うということで、宮﨑町政には初めての質問ですので、ごく初歩的ですけれども、大事な原点的な質問を改めてさせていただきたいというふうに思います。 第1点は、まず和解調書、住民との約束は行政が守るべき絶対条件、このことについて伺いたいと思います。 それから、2番目には、宮﨑町長の基本方針ですね、この問題に対する基本方針について、ここで明らかにしていただきたいというふうに思っております。 3番目には、この設備との関係で、人口規模、焼却量、それから地理的な条件などから見て、吉見町大串での建設に合理的な理由はどうしても見当たらないというふうに私は思っております。このことについて3番目にお伺いします。 それから、4番目には、裁判の最終見通しを予測できるのかどうか。結果次第では、責任をどのようにとられるつもりなのか、このことについてもお聞きしたいと思います。 現在まで相当進んできつつあるわけですけれども、しかしながらこの問題は、簡単には、私は進められない問題だという認識であります。したがって、結論的には、この新ごみ処理施設整備基本計画ですね、これは一旦白紙に戻して、9者で改めて建設予定地を選定し直すのが本筋だというふうに思っております。住民無視の、これ以上の進行と既成事実づくりは、絶対に許されないという認識ですので、このことについて町長の見解をお尋ねしたいと思います。 以降、自席にて行いますので、お願いします。 ○議長(荻野勇君) 戸谷照喜議員の質問に対して答弁を求めます。 町長。 ◎町長(宮﨑善雄君) それでは、戸谷議員の質問に対して、大きく項目1つでございますけれども、そのうち5点の質問をいただきましたので、答弁をさせていただきます。 まず、和解調書、住民との約束は行政が守るべき絶対条件だということについてでございますけれども、ご案内のとおり私も戸谷議員さんとは一緒ではありませんでしたが、14年間、町の議会議員としていました。当然私がいるときに、この新しく新ごみ処理施設の話は出た話でございますし、議員さん各位におかれましても、この和解調書の存在については、皆さん認識のことというふうに思います。 しかしながら、議会のルールもわかる私としては、例えば和解調書は中部環境との和解調書であって、議会ルールをわかっている立場から、町長として、この和解調書が存在していることは存じておりますけれども、この見解につきましては、現在今回の中部環境での、議会での報告も尾﨑議員さんがなされたかと思いますが、裁判の結果については、その都度議会の皆様方にお示しをされているものと理解をしているところでもございます。改めて、その議会のルールを、いかがなものかというところもありますので、存在は認識をしております。 続いて、町長の基本方針でございますけれども、これにつきまして市町村から排出される、これまでも別の議員さんからご質問もありましたけれども、市町村から排出されるごみを将来にわたって安全に安心して確実に処理する体制を整備して、住民の衛生環境を守ることは自治体の大切な役割でございます。そうした観点から、新しいごみ処理施設の整備は、吉見町にとっても大変重要な事業であると考えてございます。 また、その整備に当たりましては、施設整備構想にもございますように地域の自主性や創意工夫を生かした整備を進めることにより、地域のにぎわいや活力の向上を図ることも可能でございます。そのためには、地域の皆様との対話をしっかりと進め、地域の将来を担っていただく、若い世代も含め、より幅広い世代のご意見を伺いながら、吉見町としての考えをまとめてまいりたいと考えております。こうした意味からも、広い意味で吉見町の将来をしっかりと考えるべきと思います。 それと、3番目でございますけれども、人口規模、焼却量、地理的条件などから見て、吉見町での建設は合理的でないのではないか、要は吉見町になぜ建設するのかという趣旨かと捉えてお答えをさせていただきます。 9市町村、町を含めてですけれども、9市町村で、吉見町の場所が適切ではないと捉えて、その答えですけれども、しかしながら吉見町で建設を予定しているところに、例えば地理的ということは距離も含まれるかと思いますが、そこでもお願いしたいという遠方の市町村がございますけれども、やはりそちらがそのように選択をしたということでは、地理的条件という質問をされることについては、今そこまでしか答弁はできないところでもございます。相手あってのことだというふうに認識もいたしております。 それと、裁判の最終見通しを予測できるか。結果次第では、責任をどうとるのかというご質問でございますけれども、5月8日に町長に就任をして、それから中部環境の正副管理者の中で、管理者に承認をいただきましたけれども、改めて被告という立場になったわけでございますけれども、裁判の見通しは、個人的に予測はつきません。しかしながら、結果を見ていきたいというふうに思っておるところでもございます。 それと、5番目の計画を一旦白紙に戻して、建設予定地を選定し直すのが筋ということでもございます。このことについての答弁でございますけれども、建設予定地を変えるという、今まで建設検討委員会と埼玉中部広域清掃協議会とで決定された事項でもございますし、やはり吉見町の町民が出すごみを、どのように処理をしていくかということを考えることは大切な責任だというふうに思っております。そうしたことから、どういう観点から建設予定地を設定し直すのが筋と言っているのかが、ちょっと私の中では、この質問では読み取れませんでしたので、ここまでにさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(荻野勇君) 戸谷議員。 ◆2番(戸谷照喜君) 4月の選挙前に、当然ながら町長が、宮﨑町長が立候補されたときに、また前新井町長が立候補されたときにもいろいろうわさなのですが、聞いたのですが、特にお二人とも表明はなされなかったと。いろいろなところで皆さんからお聞きしましたけれども、何も言ってないよというようなことだったのです。 そういう中で、ある民間団体で、ある民間団体というよりも、はっきり言いますと、新日本婦人の会の吉見支部というところが、これについてのアンケートをお二人にお願いしています。その中で宮﨑町長は、このようにお返事なさっているのです。ごみ処理施設は必要と考えます。お世話になる地域に感謝するとともに、新しい施設を生かした新しい地域づくりを考えたいと思います。なお、建設反対の方がおられることも承知をしています。対話の必要性は認識しています。誰もが何の気なしに出しているごみです。処理する場所は必要です。しかし、その処理施設を建設する地域の思いを町民全体が理解することは大切です。それぞれの地域で情報提供する必要があると考えますというふうにお返事をなさっているのです。 それで、この中で町民全体が理解することということの指摘と、それからほかの地域での、やはり情報提供の必要性についても感想といいますか、考えをお述べになっていらっしゃるのです。これはこれで私はある程度理解できると思います。 ところが、大事な選挙公報なのですけれども、これには宮﨑町長の内容としては、このごみ問題については一言も触れていらっしゃらないのです。対話重視のまちづくりというのがメーンテーマにありまして、3つのメーンスローガンが出ております。そしてまた、前新井町長もごみの問題については一言も触れられておらないのです。選挙公報ですよ、選挙公報で出してないのですよ、このごみの問題について一言も。1文字も。 それで、お伺いしますけれども、お二人とも、お二人ともと言ってはあれですけれども、宮﨑町長も、このごみの問題というのは、大事な問題ではないというご認識だったのか。それとも小さな問題にしか見られなかったのか、この辺まずお聞きしたいと思います。 ○議長(荻野勇君) 町長。 ◎町長(宮﨑善雄君) 再質問にお答えをさせていただきます。 選挙にかかわる選挙公報のことでもございますけれども、選挙公報、限られたスペースでの選挙公報になろうかというふうに思いますが、選挙公報に載っていないから軽く考えていることはないというふうに、正直、新日本婦人の会でしたっけ、そこで実際に私も意見を求められたので、先ほど戸谷議員さんが朗読をしていただきましたけれども、そのとおりというふうに思っています。やはりごみというのは、誰もが今生活をしている中で、何の気なしに多分出しているのです。当然いろいろな施策で、ごみの減量化にも取り組んでおります。ですから、人口が少なくなっているという部分で、ごみが減量化されている部分もあろうかと思いますが、しかしながら皆さん住民の取り組みによって、ごみが減量されていることも、また事実です。 しかしながら、多くはまだまだごみ処理をしていかなければならない現状もございますので、しかしながら昔は大変な思いをしてごみ処理場の建設があったやに話も聞いております。でも、やはり何の気なしに出しているごみが、どこで、どういう施設で処理をされ、またその処理をする施設が、どういう形の中で建設をされている。そして、そういう思いの背景で、やはりみんながお世話になっているという気持ちは、私は必要だというふうに思ったので、そう答えているところでございます。 以上です。 ○議長(荻野勇君) 戸谷議員。 ◆2番(戸谷照喜君) そういうお答えなのですけれども、スペース的には、幾らでも余白がありますので、書く場所がないというのは、ちょっと言いわけには、私はならないと思います。やはりこのごみ問題に対する捉え方の問題だったのではないかなというふうに思います。お二人とも、これを要するに争点としないと、要するに選挙の議論の対象にしないということですよね、言ってみれば争点隠しですよ。争点を隠して選挙をやるということで、住民には大事な問題点を知らせないまま選挙をしたと言われても、これはやむを得ないと思いますよ、私は。大事な問題を隠してね。それだけに、これは町民にとっても、私は非常に問題がある内容だったのではないかなというふうに思います。 宮﨑町長は、そういうふうにさっき言われたのですけれども、生々しい話で恐縮ですけれども、本当にわずかなあれで当選なさったのですが、前新井町長は、本当は、これは一番大事な問題だというふうに私はご認識されていたのではないかと思いますよ。表には出しておられなかったけれども、今の町政にとって非常に大事な問題だと、小さい問題どころか、あるいはそんな大事な問題ではないなんていう認識は全くなかったと思います、前新井町長も。 ですけれども、わずかな票差で、本当に恐縮ですけれども、当選なさって、これはやはり私は、前新井町長は否決されたと思います、方針が。ご自身が否決されたのではなくて、方針が否決されたのだと思います。町民からノーというふうに言われたのだと思いますよ。そういう認識でよろしいですか。          〔「休憩」と言う人あり〕 ◆2番(戸谷照喜君) 質問ですよ、質問。 ○議長(荻野勇君) 暫時休憩いたします。          休憩 午前11時39分                                                     再開 午前11時41分 ○議長(荻野勇君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 町長。 ◎町長(宮﨑善雄君) それでは、ご質問にお答えしますけれども、関連での質問なのかというふうに認識をしますけれども、一問一答方式で、項目ごとにの質問かというふうにも想定しましたけれども、選挙のほうのお話になってきておりますけれども、争点というのは、例えば議員に立候補する立場の方が、それぞれ争点というのをお考えなのだというふうに思います。それをどう載せたか、載せないか、載せないことを、今ここで言われることはいかがなものか。逆にごみ処理場が争点であれば、そういった例えばこれはごみ処理場をやめていくのだ、白紙にするという方が手を挙げて選挙を戦うべきだというふうに思います。 以上です。 ○議長(荻野勇君) 戸谷議員。 ◆2番(戸谷照喜君) その点はいいですけれども、和解条項のほうに戻ります。和解調書については、もう十分にご承知で、町長も存在も内容ももちろん百も二百も承知という内容ですが、改めて言いませんけれども、ただこれは改めてお話ししますけれども、やはり判決と同じなのですね、法律の。判決と同じなのですよ。これはどうしたって守らなければならない決まりなのですよ、調書というのは。これをもし守らなかったならば賠償が発生するのですよ、賠償責任も。これを守らないことによる賠償責任も発生するのですよ。それはご存じかどうかわからないけれども、これは倫理的にも一線を超えてはいけないのですよ、これは。世の中にはいろいろな物事がありますけれども、一線を超えてはならないという線があるのですよ、いろいろな問題で。法律上も、それから特に地域社会の中では、守るべき約束というのが、やはりあると思うのです。行政と地域、地域社会との約束、これは今度のごみ処理問題でも、鴻巣でも北本でもそうでしょう。今までの経過を見て、ちゃんと守ってくれましたよね。それで、手を引いて、新たに自分のところでやるということになりましたよね。あれが正しい姿勢なのだと思います。 ところが、今回この措置は、そうではないのですよ。この一線を破って、大事な一線を破って、それで引き続いてこの地域にまた焼却場を建設していくということで、破ってはならない一線を破っているわけですよ。これを私は問題にしているわけですよ。倫理問題でもありますよ。地域社会を壊してしまっているわけですよ、お互いのつながりを。めちゃめちゃにしかねているわけですよ。かつては自殺者まで出た問題ですよ、これはご存じのとおり。三十数年前には。そんな繰り返しをまたやるのですかということを私は言いたいのですよ。この一線を破っているということについてどういうふうにお考えになりますか。 ○議長(荻野勇君) 町長。 ◎町長(宮﨑善雄君) お答えを申し上げますけれども、和解条項があるのは、当然認識をしています。その和解条項というのも大変重要で、重く受けとめなければならないことも承知をしております。しかしながら、9市町村で今進められている、要は一部事務組合もできていますけれども、この新ごみ処理施設建設に向けて進んでいるということも、これも認識をしております。そういった観点から、今進んでいる事務事業、このことについても当然進んでいるわけですから、両方認識をしていかなければならないというふうに思っています。 ただ、裁判もされているようでもございますし、それは結論を見てみたいというふうにも思っています。十分承知をしております。ですから、今後もしっかりといろいろな意見を聞きながら、対話をしていく用意もございますし、一番に町があそこに新しい施設をつくることによって、その東第二地域がどのように変わっていくのか、よくなるのかということも示した上で進めていかなければならない事業だというふうにも認識しています。 以上です。 ○議長(荻野勇君) 昼食のため暫時休憩いたします。          休憩 午前11時47分                                                     再開 午後 1時36分 ○議長(荻野勇君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 △発言の削除 ○議長(荻野勇君) 先ほど休憩前に戸谷議員の質問の中で、引き続きこの地域に建設していくと、ごみ焼却場の件です。これは事実は、埼玉中部広域清掃協議会の建設検討委員会で平成26年3月26日に決定しておりますので、そのように削除をさせていただきます。これは議長の職権で、本人が訂正をしたくないということなので、職権で削除させていただきます。 ○議長(荻野勇君) それでは引き続き、戸谷議員の一般質問を続けていきます。 戸谷議員。 ◆2番(戸谷照喜君) それでは、再開をさせていただきます。 午前中の町長の、私の1番目の和解調書の件でご回答いただきました中で、これは要するに相手がかわってしまったので、この和解調書の効力というのは解消しているのだというふうな意味合いのことを言われましたけれども、これは実態認識の違いだと思います。裁判も、これをめぐって継続しておりますけれども、もともとこれは事態の、平成25年からの経過を見れば、もう一目瞭然、火を見るより明らかです。これは名前を変えたからといって、実態として変わるものでないというのは、これは全く明らかです。裁判しなくても、これをめぐって裁判していますけれども、結果を見れば、はっきりすると思いますけれども、こういった実態論を無視した、形式論だけで進めても、これは当然意味がないと。私は、こういったへ理屈といいますか、言葉は悪いですけれども、詭弁のような言い分というのは、もう通らないというふうに思います。 それから、もう一つ、先ほど町長のほうから対話と融和ということを最初にも言いましたけれども、心がけているということも言われましたけれども、新しく町長になられて、やはり地元が一番大事だと思うのですね、ここの地元が。今度地元といつごろお会いになって、これについて率直な話し合いをするご予定はあるかどうか、これだけちょっとお聞きしておきたいと思います。 ○議長(荻野勇君) 町長。 ◎町長(宮﨑善雄君) 戸谷議員のご質問に答弁をさせていただきますが、先ほど1点目の和解調書についての、私が答弁をしたという内容がありましたが、この1点目につきましては、議会のルールがある以上、この件について答弁はしていませんので、過去の多分答弁のことを、恐らく戸谷議員さんは認識の中で、例えば法的効力が及ばないというせりふが今出たかと思いますけれども、この件について、私今回の戸谷議員さんの質問に対して、ここについて1度も触れていませんので、その辺だけ確認の意味で申し伝えておきます。 そして、地元への説明ということでございますけれども、今後一部事務組合等の会議も再開されますので、それも含めて、そしてなおやはり地域、先ほどから言っていますように新しい新ごみ処理施設ができる関係で、当初地元のほうで温水プールですとか、直売所をつくるという話も当初からありましたから、具体的なその内容についても、まだ決まっていませんので、地域に何が還元できるのか、どういうことができるのかも含めて、庁内会議も含め、なおかつ地元の意見も聞いていきたいということでございます。 以上です。 ○議長(荻野勇君) 戸谷議員。 ◆2番(戸谷照喜君) 和解調書について、裁判の進行の中での話でもありますので、そういう町長の見解だということは理解できます。1番のところは、そういうことで、私が言っておきたいのは、とにかく世の中には超えてはならない一線というのがあるのだと、何でもですね。だけれども、行政が重要な住民との約束という、この一線を、それこそ勝手にですよ、自分のほうから破るというのは、これはあり得ない話ですよ。住民方から何かあって、できませんでしたというのだったらわかるけれども、行政のほうからですよ、約束を最初に破るなんていうのは、これは聞いたことがないですよ、余り。余りというより、私は。ですから、一線を超えてというのは、そのことを言っているのです。ですから、この一線を何とかして取り戻す努力を今からでも遅くないので、すべきだというのが1点目です。 続いて、2点目なのですが、一番の基幹の問題なのですが、根本の問題なのですけれども、ちょっと町長の初回のご答弁ですと、ちょっとはっきりしない、理解できない点があったのですけれども、大まかに言ってしまうと、従来の、この平成25年からやってきた、前町長が進めてきた、このごみ焼却場の問題、基本的にはそのまま引き継ぐのか、それとも改めて見直して、9市町村と話し合いをするのか、もう一度してみる、どうなるかわからないけれども、とにかく投げてみると。問題を投げて、ちょっと相談させてくださいという機会を持つお気持ちがあるのかどうか。 それとも第3の道として、それ以外の道で打開策を考えていらっしゃる道があるのかどうか。この3つのうちの1つぐらいは、私出してもらえないかなというふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(荻野勇君) 町長。 ◎町長(宮﨑善雄君) 先ほど来から申し上げていますけれども、町の町民の方が出すごみについて、これを適切に処理していくことは、町の重要な仕事というふうに認識をしております。先ほどから答弁をしておりますけれども、今、裁判が行われているということも、そして和解調書というものがあることも全て認識をしております。それと同時に、今進んで、一部事務組合が設立をされ、事業が進捗状況しているということも、当然これも認識をしております。そういった中で、全ていい部分も悪い部分も引きずって就任をさせていただいておりますので、今の状況で進めてまいりたいというふうに考えています。 以上です。 ○議長(荻野勇君) 戸谷議員。 ◆2番(戸谷照喜君) そういうことであるのであれば、まだはっきりとした方針が固まっておられないのではないかなというふうな理解をせざるを得ないのですけれども、ただ最後に、いい部分もある、悪い部分もあるというふうな一部事務組合のことについて言われましたけれども、これはどういう意味なのか、教えてください。 ○議長(荻野勇君) 町長。 ◎町長(宮﨑善雄君) 一部事務組合のいいところ、悪いところではないです。ですから、今、裁判中だという部分、その裁判というのは、とり方にもよりますけれども、私は裁判で被告という立場だったら、これはいい部分ではないという認識です。それと、今進んでいる事業について、そういうことの比較で言わせていただきましたけれども、全てを引き継いで進めてまいりたいと申しています。 以上です。 ○議長(荻野勇君) 戸谷議員。 ◆2番(戸谷照喜君) 基本方針が、はっきりこちらのほうも、私の認識としては、まだ定まっておられないのではないかなというふうに理解させてもらっておりますけれども、そうではないのだということであれば、もう少しちょっと色をつけてといいますか、可視化できるようなご答弁はできないのかなというふうに思いますけれども、これも3番との兼ね合いで、私は決断してもらいたいなというふうに思います。 3番目のところは、人口規模、焼却量、それから地理的条件、これから見ても、全くこれは理屈の通らない話ですよ。9市町村の東松山市、特に桶川市を中心にした人口規模の大きいところ、それから焼却量の多いところ、これに対して吉見町は何とその何分の1かですよ。8分の1とか、5分の1ですよ。そういうところに持ってきて、28万人分のごみ焼却場を、これからも続けていくと。これはどう考えたって、素人が考えたって、誰が考えたっておかしいというふうに思いますよ。 事の整合性の中で、私はさっき2番目に言いましたように、もう一度、9市町村の皆さん、相談させてくれませんかというには、まだ遅くないですよ、今の時点でしたら。ですけれども、このままむやみに突っ走ると、私は大変な事態になって、もう責任のとりようがなくなるという事態にだってなりかねないと思いますよ。 この9市町村の人口分布と不均衡ですよね、不均衡、あり得るべき場所ではなくて、本来建てられないところへ建てる。しかも、吉見町の9市町村の端っこの端っこ、説明のつかないようなところへ持ってくる。これは何かやはり裏があるというふうに思わざるを得ないではないですか。何か裏があると。そういうふうな勘ぐりを今度は持たざるを得なくなってきますよ。この3番については、町長はどういうふうにお考えになりますか。 ○議長(荻野勇君) 町長。 ◎町長(宮﨑善雄君) 3番目でございますけれども、地理的なことという理解になりますけれども、やはり最初の答弁の中でも申し上げさせていただきましたけれども、例えば今、建設を予定されている地域が、比企郡で考えれば、一番東に位置するのかもしれませんけれども、そこにお世話になることが、遠過ぎるからとかの理由であれば、それは各構成市町村の考え方なのだというふうに思います。例えば東秩父村、比企郡でいえば一番西の地区になりますけれども、余りにも距離が遠いから、その組合には入れないという判断が、それは各自治体の判断だというふうに思いますので、仮に距離が遠いという意見が出ているのかどうなのか、その辺は私も承知はしておりませんけれども、そういうエリアに関してというか、地理的条件とか、その辺は相手があってのことだというふうにも思います。 それと、和解調書の関係でやるべきではないという部分と、地理的条件で全て白紙に戻すようなお話もありますけれども、先ほどから申し上げているとおり、これら現在進んでいる状況もしっかり踏まえているつもりでございます。ですから、このごみ処理場の建設については、大変重要な事業でもございますので、より慎重にしっかりと進めてまいりたいと考えています。 以上です。 ○議長(荻野勇君) 戸谷議員。 ◆2番(戸谷照喜君) どの問題も重要なのですけれども、事この問題は、これはあれですよ、宮﨑町長の決断一つでどうにでもなる話なのですよ。それだけに町長の責任は重大ですよ、これは。町長がもし今の枠組みから抜けたい、あるいは組みかえをしたいという提案をなされば、事実上ゼロから出発できるわけですよ、これはゼロから。もう一度話し合いを初めからしてくれませんかという、その決断をされれば、この話はゼロからもう一度出発できるのですよ。ですから、それをやらないで、あるいはほかの地域との話し合いもなしのまま、現状そのまま突っ走るということは、これは誰が考えても許されないですよ。 そういう経過さえとらないで、ただ突っ走るだけ突っ走るのだったら、これは町民だって納得できないと思いますよ、これから事態はどういうふうになるかわかりませんけれども、もっと町民の中に知らされて、そんなことかということになってくると、これは許されないということになりかねないですよ。そういう経過をたどった中で、最終的に町長がどういうふうに決断されるかによって、これは右か左か全く逆な方向に問題解決して、本当にあれですよ、地元の人たちが望んでいるように、もう三十数年間我慢してきた状態から脱することはできると思うのですよ、私は、町長次第で。だけれども、そこを怠ってしまうと、今の事態が、そのまま私は進行していくというふうに思うのです。ですから、町長の責任は物すごく大きいと思います、ここへ来て。その認識を持っていただいて、ぜひ決断をひとつしていただきたいなというふうに思います。 3番目のところは、そういうことなのですが、4番目なのですが、裁判については、今進行しているので、1番との兼ね合いなのですけれども、いずれにしても。1番の和解条項との関係なのですが、これは裁判所が中に入っているとはいったって、これは一つの判決なのですよ、あの和解調書というのは。裁判所が書いた判決なのですよ。これを裁判所みずからが覆すなんてことはあり得ないですよ。覆すということは、どういうことかということは当然ですよね、覆すということは、今の建設を容認することですよ。そんな裁判所自体が矛盾した、逆の行動をとるわけはないではないですか。自分のところで決裁した裁判が、逆の事態を容認するなんて。そんなことは想定できませんよ。地裁、高裁、最高裁までいかないとも限らないですよね、事態によっては。いってしまえば。そうなったら、35年、あと5年後の開場なんていうのは、これは難しいではないですか、そういう点からも。 ですから、この裁判の、私は最終結果というのは非常に恐ろしいと思います、このままいくのであれば。その前に、やはり事態をスムーズに解決する手だてを打つというのが現状ですよ。今の緊急課題ですよ。このままずるずるいったら、何とかなるだろうと。裁判に期待したって、全く逆な結果なんて、それはあるかもしれませんけれども、本来はあり得ない結論ですよ、裁判だって。自分が出した結論に対してノーなんていう、そんな裁判はあり得ないですよ。ですから、この4番の裁判の結果についても、私は注視していく必要があると思いますけれども、絶対にこれは言葉は悪いですけれども、甘く推測しないほうがお互いにいいと思います、これは。 それで、最後の5番目なのですが、最後はこの計画、どんどん既成事実がつくられて進行はしているのですけれども、しかしこれは本来でしたらば、立ちどまって、もう一度住民の意見を聞くなりして、本来は進めるべきですよ。ですけれども、このままどんどん、どんどん行くというのは、これはさっきも言いましたように許されない事態だというふうに私は思います。既成事実づくりですね。住民を無視した形で、こういうふうにどんどん、どんどん進めていくというのは、容認できないということで、一旦白紙に戻して、周辺の皆さんに相談をしていただくという作業がどうしてもこれは必要ですよ、そういう誠意が。周りの人たちだって心配していると思いますよ。新しい町長さんになられて、それで言葉は悪いですけれども、大丈夫かなと、新しくなられた町長さんは大丈夫かなという心配を持っていらっしゃると思いますよ、それは皆さんだって当然ながら。そういう心配に応えるためにも率直に町長のほうから問題を投げかけて、どうでしょうかというのも必要。それから、地元に対しても、やはり同じように対応していくと、そうはいっても地元が一番ですから、こういうふうな考えですと、迷うところはある。しかし、こういうふうに決断したいですとか、何かそれがないと、まるっきり白紙状態だとか、グレー…… ○議長(荻野勇君) 暫時休憩いたします。          休憩 午後 1時57分                                                     再開 午後 1時58分 ○議長(荻野勇君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 戸谷議員の質問を続けてください。 戸谷議員。 ◆2番(戸谷照喜君) そういうことで、前回も同じようなあれをしましたけれども、やはりここで一旦立ちどまって、白紙に戻して、そして検討し直すという勇気も必要ですよ、今。それだけのことをしたわけですから、それだけの経過をたどったわけですから、内容に非常に問題のある経過をたどってきているわけですから、ここへ来て一旦総括をして、問題を周辺に投げかける。庁内でも意見を聞く。こういう作業をした上でないと、皆さんから支持されるような焼却場なんてできないですよ、それは。 それで、これは先ほども言いましたように町長の生涯に残す、これは仕事になりますよ。日の当たる仕事なのか、日陰の仕事になるかの、これは評価の分かれ目になる仕事ですよね、恐らく。非常に将来何十年、何百年ってあれですよ、宮﨑町長の評価にも当然かかわってくるお仕事になりますから、ぜひひとつ検討してみてください。 これで終わります。 ○議長(荻野勇君) 町長。 ◎町長(宮﨑善雄君) 質問は終わりと言いましたけれども、先ほど戸谷議員さんのほうから裁判のほうを余り軽くというような表現がございましたので、議会ですから、議事録に残るものですから、裁判を軽く見ていることは毛頭ございません。しっかり裁判のほうの結果は受けとめてまいりたいというふうに思っています。そして、全ての仕事において責任を持っていきたいというふうに思っています。 ○議長(荻野勇君) 以上で戸谷照喜議員の質問は終了いたしました。 暫時休憩いたします。          休憩 午後 2時00分                                                     再開 午後 2時10分 ○議長(荻野勇君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 続いて、9番目の通告者、小宮榮議員。          〔14番 小宮 榮君登壇〕 ◆14番(小宮榮君) 皆さん、こんにちは。私の通告は4点でございます。 まず、1点目の子宮頸がんワクチンについてでございます。ある党が大変に推奨してきたワクチンですが、吉見町では何人接種して、その後後遺症が出ている人はいるのか、ちょっとお聞きいたします。 2点目は、町長の公約についてでございますが、公約が大変多くて、書き切れませんので、広域農道と職員の志気を上げるということの2点に絞ってお聞きいたします。 3点目は、公と私の区別です。まず、てっちゃんの一口報告ということで、こういう折り込みを出しました。これには町の環境衛生係までと、電話番号は54―1511、63―5017の番号が書いてあります。これは町の係に断って、この番号を使ったのか、勝手に使ったのか、お聞きします。 2点目は、「どうなっているの、新ごみ焼却施設、報告会を開きます」、これまではいいのですけれども、フレサ吉見内0493―53―1331、これも断って使ったのか、お聞きいたします。 4番目には、熱回収施設、新ごみ処理施設でございますが、町長は、これに対して賛成して進めていくのか、反対で、またさっきの戸谷議員の質問のように、もとに戻して改めてやるのか、そのどっちかをお聞きいたします。 なお、再質問は自席で行います。 ○議長(荻野勇君) 小宮議員の質問に対して答弁を求めます。 町長。
    ◎町長(宮﨑善雄君) それでは、小宮議員さんのご質問に対しお答えを申し上げます。 まず、子宮頸がんワクチンについてでございますけれども、子宮頸がんワクチンの接種者数とその後の後遺症についてでございますけれども、子宮頸がんワクチンの接種者数は平成22年度から平成26年度までの総数で1,741人となっております。また、ワクチン接種による後遺症の発症報告は受けておりません。 なお、詳細については、担当課長から答弁をいたさせます。 そして、2番目の町長の公約についてということで、2点挙げていただきました。まず1点目は、広域農道の県道の格上げでございますけれども、昨日もこの一般質問がございましたけれども、非常にハードルの高いことだというのは認識をいたしております。どのような手法があるかも、しっかり調査をしながら進めていきたいというふうに考えております。 それと、2つ目の職員の志気についてのことですけれども、やはり住民のために何ができるか、何をすべきかという観点から、やはり職員一人一人が住民のほうを向き合って仕事をすることが第一というふうに考えます。やはり住民に寄り添いながら、常に住民のほうを向きながら仕事をすべきというふうに思います。その中では、やはり職員間の連携を密にしまして、横のつながりを持って活性化も含めて検討してまいりたいというふうに考えています。 それと、3点目でございますけれども、公と私の区別についてということで、町の電話番号の関係でございますけれども、町の電話番号を個人が無断で掲載してもよいのかということだろうと思います。個人の方が作成するチラシやホームページなどに役場窓口の連絡先などを掲載することについては、町が行う事業などについて広くPRする目的で、またその一環として問い合わせ先を掲載する場合は問題はないと思いますが、しかしながら去る3月に新聞折り込みされました、先ほど小宮議員がご指摘のてっちゃんの一口報告、それと新ごみ処理施設整備を埼玉中部資源循環組合と連携し、事業を進めている吉見町に対し、その事業の中止を訴えるチラシについての疑問点や意見等の問い合わせ先として事前に何の調整や連絡もなく掲載されたことは、まことに不適切と考えます。 それと、4点目でございますけれども、熱回収施設、新ごみ処理施設、賛成なのか、反対なのかということでございますけれども、現在進んでいる状況をしっかり進めてまいりたいと考えています。 以上です。 ○議長(荻野勇君) 健康推進課長。 ◎健康推進課長(小川幸弘君) それでは、小宮議員さんのご質問にお答えを申し上げます。 大きい1点目の子宮頸がんワクチンについてお答えをさせていただきます。まず、子宮頸がんワクチン接種者についてでございますが、子宮頸がん予防ワクチン接種は、唯一予防が可能とされている女性特有のがん、子宮頸がんを予防するため、平成25年の予防接種法改正前に国庫補助事業として平成22年度から始められたものでございます。町長からも答弁ございましたけれども、町の予防接種の記録によりますと、総数では1,741人の方々が接種を受けております。平成25年6月には、国から積極的な接種勧奨を控えるようにという通知が発表されたことを受けまして、当町では平成26年度に2名の方が接種されたのを最後に、以降の接種はございません。 次に、町内の接種者の方の中で後遺症が出ている人はいるのかという点でございますけれども、当該予防接種後における町内で接種された方の副反応の疑い、また後遺症等の発症の報告はございません。 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(荻野勇君) 小宮議員。 ◆14番(小宮榮君) 国で接種するように勧めてきたのですが、町の議員も2回ほど、この議場で質問しております。職員も動かないわけにはいかないと思うのですが、こういう例があるのですよ。私のところへ親が来て、娘が中学生と高校生の子供が接種したと。そしたらこういう新聞に出てきて、後遺症は出てないけれども、いつ出るかもわからないと。ある党の人が言っているのだから、間違いないと思って接種したのだと。後で後遺症が出た場合は、町も勧めていたのではどうなのですか。 ○議長(荻野勇君) 健康推進課長。 ◎健康推進課長(小川幸弘君) 町が勧めていた予防接種に係る健康被害ということになるかと思いますけれども、こちらにつきましては、保険の対応になるかというふうに思います。こちらにつきましては、本来であれば定期接種、ここの部分については手厚い補償内容となっているのですけれども、今回子宮頸がんワクチン、これによりまして副反応の被害が全国的にも多数出ているという状況の中では、この予防接種手法の定期接種に該当していない、平成22年度から平成25年までの間のものにつきましても予防接種法と同等の給付、保険対応を行うということとなってございます。 ○議長(荻野勇君) 小宮議員。 ◆14番(小宮榮君) こういう間違ったことを町民に知らせたのだから、これはもうだめなのですよと、そういうようなチラシ等でも配布しないのですか。 ○議長(荻野勇君) 健康推進課長。 ◎健康推進課長(小川幸弘君) 先ほども答弁をさせていただきましたけれども、平成25年6月に国のほうから積極的な接種勧奨を控えるようにという通知が参っておりまして、それに基づきまして該当の女子の年齢の方につきましては、そういった状況であるという文書を案内してございます。それ以降につきましては、接種がございませんので、対応は特にしておりません。 ○議長(荻野勇君) 小宮議員。 ◆14番(小宮榮君) 私が医者にかかっているところには、まだこのポスターが張ってありますよ、接種するように。 ○議長(荻野勇君) 健康推進課長。 ◎健康推進課長(小川幸弘君) 子宮頸がんワクチンにつきましては、予防接種法では、現在でも当該年齢の方については定期接種の対象となっております。ただし、先ほど来申し上げておりますとおり、これにつきましては後遺症等のお話も先ほどさせていただいたのですけれども、そういったものから、国のほうは積極的な勧奨は控えろと。ただし、定期接種として法的には実施しております。併存する形になるのですけれども、こちらにつきましては、例えばご本人さん、保護者の方、こういった方々が、そのリスクも熟知した上で接種される場合につきましては定期接種で現在も対応しているところでございます。 ○議長(荻野勇君) 小宮議員。 ◆14番(小宮榮君) 大体において勧めていた党がいいかげんなのですよ。勧めるだけは勧めて、何か都合が悪くなれば、何とも一言も言わない。この件についてはいいですよ。 では、2番目です。町長の公約です。4年間で広域農道が県道にできるという、確定ができれば大したものなのです。できるわけない。なぜかといったら、県道になるにはハードルが高い、ハードルが高いって、ハードルを低くすればいいのですよ。県道にするには、まず歩道をつけなくてはいけない。そういう条件もいろいろあるのです。舗装の厚みも違う。さもなければ県は引き取りませんよ。では、4年間のうちに広域農道に全部歩道をつけてくださいよ。そうすれば、県も話に乗るかもしれない。 それと、職員の志気を高めるとあったみたいですが、これ以上職員の士気を高めたってどうするのですか。私は随分よくやってくれているなと思っておりますよ。あなたが、町長が議長になってから、何人やめたり、亡くなったりしたのですか。私が議長にお世話になった、2年だったけれども、1人もいませんでしたよ。あなたが議長をやっていた間ですよ。これ以上職員を、私は町長がかわったら、町の職員が暗くなったという声をあちこちで聞きますよ。やはり前の町長みたいに、間違ったことを注意するときは廊下に出て、廊下で注意していましたよ。みんなのところで頭から怒鳴ったりなんかしていたのでは、絶対職員なんてよくなりませんよ。 4年間のうちで、その広域農道ですが、県道に決定するという、県や国から決まれば、これは大したものですよ。4年間のうちにできるのですか。工事はどうですか。 ○議長(荻野勇君) 町長。 ◎町長(宮﨑善雄君) 広域農道の関係でございますけれども、これは4年間で格上げをするということではなくて、しっかりその方向に向けて調査研究して、どういう手法があるかなども研究しながら進めてまいりたいという考えでございます。 ○議長(荻野勇君) 小宮議員。 ◆14番(小宮榮君) それでは、私の知っている人も、私の家も広域農道のはたに約1町ありますよ。1町以上ありますか。これが県道になれば、土地が高く売れると、みんなそういう思いであなたに投票した人が相当いると思うのですよ。それは一生懸命やっていくというのは公約ではないのですよ。 ○議長(荻野勇君) 町長。 ◎町長(宮﨑善雄君) 粘り強く対応してまいりたいと思っています。 ○議長(荻野勇君) 小宮議員。 ◆14番(小宮榮君) 私もあと4年間のうち、ここにいるかいないかわかりませんが、多分いると思うのですけれども、ほとんど100%というのはゼロですが、120%ぐらいできませんよ。では、これはいいですよ。要望しておきます。 次に、町長は、町の電話番号を使ってはうまくないということで、これはそうだと思いますよ。このてっちゃんの一口報告ですか、私は穴見さんという人も見てみたいものなのだけれども、どこにいるのだか、ちょっとわからないのですけれども、こういうやたらに、こういう新聞を出して、全協まで開きましたよ、全協。私、何と言いましたか。          〔「こういうのは一般質問じゃないよ」と言う人あり〕 ◆14番(小宮榮君) 何をおまえ、そんなことを言っているのだよ。          〔「違いますよ」と言う人あり〕 ◆14番(小宮榮君) 議長……          〔何事か言う人あり〕 ◆14番(小宮榮君) 書いてあるがね。          〔「関係ないですよ」「答える必要ない」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) 暫時休憩いたします。          休憩 午後 2時29分                                                     再開 午後 2時30分 ○議長(荻野勇君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 小宮議員。 ◆14番(小宮榮君) いろいろ話がありましたが、戸谷議員には郵便局から重たい荷物が届きますから、それでいいですよ、戸谷議員のことは。そのうち重たい荷物が届きますよ、よく見てあれしてくださいよ。 このフレサよしみのほうですよね、ここへ出て、これも私の同じ字の住民が、これはまじめな人ですよ、そこら辺にいるのとちょっと違うので、まじめな人です。その親戚の人が、前新井町長はひどいことをしているね、その人がとんでもないやつだと。この新聞を見たらしいのです。この新聞を見て、ひどい、ひどいって、住民はひどいって。隣の字の人が、親戚の人から電話があったらしいのです、こうだって。そしたら、その人も納得して、だまされたと言っていましたよ。では、投票は期日前投票でしてしまったと。もう書きようがないと。そういうことを言っていましたよ。 そして、そういうよくないということでやっている、これはごみのほうでもコピー代で1万2,000円で、2年間も裁判しているのですが、総務課長、裁判するようだったらしてくださいよ。町のを勝手に使って、1万2,000円ので2年間裁判しているのですよ、金額ではないと思うのですよ。 ○議長(荻野勇君) 総務課長。 ◎総務課長(大野猛君) お尋ねの裁判の関係でございますけれども、平成27年10月22日に訴えられた関係でございます。この裁判に関しましては、去る4月26日に判決が言い渡されまして、その後2週間たって、控訴がなかったということで、5月19日に確定をしております。その裁判の結果は、原告らの請求を棄却するということでございます。 以上です。 ○議長(荻野勇君) 小宮議員。 ◆14番(小宮榮君) コピーのことを言ったので、いいのだよ。このコピーも会議に使うコピーですよ。それでもやっているので、私ではないのですよ、公で使ったお金も、裁判を2年もやっているのだから、私に電話番号、ここに来ているみたいですけれども、裁判するようだったらやってくださいよ、どんどん。お金はうんとあるのだから。 ○議長(荻野勇君) 総務課長。 ◎総務課長(大野猛君) 失礼いたしました。提訴されたのは、平成27年8月5日でございます。訂正しておわびを申し上げます。 このコピー代の1万2,000円を……          〔何事か言う人あり〕 ◎総務課長(大野猛君) その関係については、結審をしたということでございます。 ○議長(荻野勇君) 小宮議員。 ◆14番(小宮榮君) 課長の答弁はよくわかるのですよ。1万2,000円でも公で使ったコピーですよ。それを2年間裁判しているのだから、黙って、無断で、あ、そうだ。無断だかどうだかも聞かなかったけれども、許可とったのですか。ちょっと担当のほうから聞きます。公民館。 ○議長(荻野勇君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(小林啓三君) こちらのチラシにつきましては、事前に連絡、相談等はございませんでした。 なお、このチラシは4月22日、町民の方からフレサよしみのほうに、電話番号を使われているよということで、ご連絡がありまして、このチラシ、右上に電話番号が小さく書いてございましたので、そちらのほうに連絡をとらせていただきまして、その日の当日、その日のうちに、その方に連絡をとりまして、面談をいたしました。連絡先にフレサよしみの電話番号を記載することは誤解を招きますので、不適切であるということ、それから今後このようなことがないように申し入れをしてございます。 以上でございます。 ○議長(荻野勇君) 農政環境課主幹。 ◎農政環境課主幹(大澤修一君) 3月に配布されました、先ほども出ていました、てっちゃんの一口報告につきましては、事務局等に一切事前の連絡等はございませんでした。 ○議長(荻野勇君) 小宮議員。 ◆14番(小宮榮君) 課長から何も連絡がなくて、勝手に使ったということだから、総務課長、ちょっと弁護士に聞いて、被害を受けたのは前町長だ。課長は被害を受けてないかもしれないけれども、町のものが勝手に自由に使われて、やはり示しをつけないとうまくないから、ちゃんときちっと2年でも3年でもいいから裁判してくださいよ。裁判費用がなければ私が出しますよ。やりますか。やってください。 ○議長(荻野勇君) 総務課長。 ◎総務課長(大野猛君) 新ごみ処理施設のビラの関係でございますけれども、これは選挙期間中でありましたので、当時そういう訴えがありまして、私のほうで東松山警察署へ出向いて、その辺の関係のことは警察には相談させてもらいました。 また、裁判のことについては、今後検討させていただきます。その対応についてはですね。 ○議長(荻野勇君) 小宮議員。 ◆14番(小宮榮君) 町が忙しくてできないというのなら、私が一緒にやりますよ、いつでも。それは後で報告ください、私に。こんないいかげんなことをやって、選挙、ちょうどタイミングがいいのですね、このてっちゃんの一口報告、これは選挙前、次にこれ、「どうなってるの、新ごみ処理施設、報告会を開きます」、これは報告会で意義のある、実のある報告ができたみたいで、川島のほうから行って、大分いい報告会ができたと思うのですが、これが前の日ですよ。タイミングがよかったといえば、ちょうどタイミングがよ過ぎますよ。私も6回やっているのですが、選挙、6回やっているのだけれども、こういうことはしませんよ。          〔何事か言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) 小宮議員。 ◆14番(小宮榮君) あれしたので、忘れてしまったのだけれども、選挙期間中の、町長、ユーチューブというのは違反ですよ。これは選挙法で違反になっておりますので、誰がやったのかもわかりませんが、選挙中は違反です。 では、町長に聞きますが、選挙期間中のユーチューブは違反です。どうなのですか。          〔何事か言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) 町長。 ◎町長(宮﨑善雄君) 違反の認識は、私の中ではございません。 ○議長(荻野勇君) 小宮議員。 ◆14番(小宮榮君) こういうどこにあるのではないのだ。こういういいかげんなことを出すから、こういうことになるのだよ。そのうち郵便物で行くから待っててくださいよ。 それと、4番目の通告のごみ処理施設は、私は今までいろいろな人の話を聞きますと、賛成のほうかなと思いますが、それでよろしいですか。 ○議長(荻野勇君) 町長。 ◎町長(宮﨑善雄君) 昨日からもお答えを申し上げているように、今一部事務組合で進んでいる事業でございますので、そのようにしっかり進めてまいりたいと考えております。 ○議長(荻野勇君) 小宮議員。 ◆14番(小宮榮君) 一部事務組合も反対で組合をつくっているわけではないので、賛成ということで、心にしまっておきます。 私の質問は以上です。 ○議長(荻野勇君) 以上で小宮榮議員の質問は終了いたしました。 以上で一般質問は全て終了いたしました。 暫時休憩をいたします。          休憩 午後 2時41分                                                     再開 午後 3時00分 ○議長(荻野勇君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 △議案第29号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(荻野勇君) 日程第2、議案第29号を議題といたします。 本案は、小宮榮議員は地方自治法第117条の規定に該当し、除斥の対象となりますので、退場を求めます。          〔14番 小宮 榮君退場〕 ○議長(荻野勇君) 議題を朗読いたさせます。          〔事務局長朗読〕 ○議長(荻野勇君) 朗読が終わりましたので、担当課長より細部説明を求めます。 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(小林啓三君) それでは、議案第29号についてご説明を申し上げます。 議案第29号 請負契約の締結について。議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例(昭和39年条例第4号)第2条の規定に基づき、次のとおり請負契約を締結することについて議決を求めたいとするものでございます。 契約の目的、吉見町中央公民館解体工事でございます。 契約の方法、指名競争入札でございます。 施工場所、吉見町大字中新井地内でございます。 契約金額、6,642万円。うち取引に係る消費税及び地方消費税の額492万円でございます。 契約の相手方、埼玉県比企郡吉見町大字中新井946番地、株式会社小宮工業、代表取締役、小宮初子でございます。 施工期間、契約の日から平成29年10月31日まででございます。 支出科目、平成29年度吉見町一般会計(款)教育費、(項)社会教育費でございます。 提案理由でございますが、吉見町中央公民館を解体するため、この案を提出するものでございます。 議案の表紙をおめくりいただき、1ページをお願いいたします。参考でございます。入札日でございますが、平成29年5月26日に執行いたしました。 設計金額につきましては、消費税を含めまして8,796万6,000円でございます。 なお、表記はございませんが、予定価格につきましては、消費税を含め設計金額と同額の8,796万6,000円でございます。 指名業者につきましては、伊田テクノス株式会社、株式会社島村工業、株式会社小宮工業、株式会社田島建設、株式会社小杉組、有限会社渡辺興業、株式会社中村組の7社でございます。この7社で入札を執行いたしました。 入札回数は1回、落札額は契約の相手方であります、株式会社小宮工業の消費税込み6,642万円でございます。 2ページをお願いいたします。吉見町中央公民館解体工事でございますが、初めに解体施設であります、吉見町中央公民館の現在の概要でございます。所在地、吉見町大字中新井500番地1、構造・規模、鉄筋コンクリート造、PC杭基礎、地上4階、塔屋1階でございます。建築面積576.46平方メートル。延べ床面積1,437.36平方メートルでございます。 次に、工事概要でございます。工事種目と主な工事内容をご説明いたします。建築解体工事でございますが、仮設の工事、建物部分の躯体の解体工事、アスベストの含有建材である壁、天井の吹きつけ材及び壁、天井の成形板などのアスベスト解体工事、備品の撤去工事であります。 なお、くいにつきましては、跡地に計画される図書館等複合施設に使用を予定しているため、解体引き抜きはいたしません。また、アスベストを含む建築部材の解体につきましては、アスベストの発じん性を考慮して、安全と環境に配慮して解体工事を進めてまいります。 電気設備撤去工事でございますが、照明器具設備、火災報知設備、音響・放送設備、高圧引き込み及び受変電設備、防災用発電機及び発生材の処分でございます。 機械設備撤去工事でございますが、給排水衛生設備、空調設備及び発生材の処分でございます。 続いて、3ページをお願いいたします。左側が位置図となっております。赤い部分が工事箇所でございます。右側が配置図で、赤い部分が工事箇所の吉見町中央公民館でございます。 続けて、4ページをお願いいたします。吉見町中央公民館の平面図でございます。左側が1階平面図、右側が2階平面図でございます。 続けて、5ページをお願いいたします。左側が3階平面図、右側が4階平面図でございます。 続けて、6ページをお願いいたします。吉見町中央公民館の立面図でございます。左側が南側の立面図、右側が東側立面図でございます。 以上、説明とさせていただきます。ご審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(荻野勇君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。 神田議員。 ◆7番(神田隆君) 議案第29号について、中央公民館解体工事について質問させていただきます。 設計金額を大分下回る金額で落札されましたが、これは入札でございますので、これでしようがないのかなという中、これで安全にできるのかなという面で、ちょっと確認の意味でお聞きしたいと思います。金額が大分安いという中で、ちょっとお聞きしたいと思います。 先ほどちょっとお話の中にありました、PC杭基礎がありますが、その中で、先ほど私ちょっと聞き間違えたのかなと思ったのですけれども、PC杭の引き抜き工事は含まれていないというお話が少し出ましたけれども、ここら辺について再度お聞きしたいと思います。 また、石綿解体には、さまざまな関係法令や条例、また規則、特に壁面のほうの規則というと、石綿障害予防規則第8条、第9条が、この中に発注者側にも求められていることがあるのですけれども、その措置について伺いたいと思います。わかる範囲で結構です。 ○議長(荻野勇君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(小林啓三君) PC杭の引き抜きでございますけれども、今回の解体工事では含まれていないと、行わないこととしております。 また、アスベスト、石綿の解体についてですけれども、今、議員さんのほうから申されたように関係法令がございます。石綿障害予防規則第8条、こちらでは発注者は請負業者にアスベストの使用状況を通知するよう努めなければならないとされております。また、同規則第9条では、発注者は法及びこれに基づく命令の規定の遵守を妨げるおそれのある条件を付さないように配慮しなければならないとされております。この規則の規定に従いまして、請け負った業者にアスベストの使用状況を提供することはもちろん、適切に対応してまいりたいと、そのように考えております。 以上です。 ○議長(荻野勇君) 神田議員。 ◆7番(神田隆君) なかなかこういうふうに発注者側に入札した後、こういうふうな注文をつけるのは、特にアスベストの問題に対しては、こういうふうな規則があることを発注者側がわかっていれば私いいのですけれども、この辺でやはり情報提供がないと、工事請負者側も危険にさらされる中で、この規則、第8条、第9条はあるわけでございます。それがわかっていただいていれば、私この工事に対して余り質問ないのですけれども、今PC杭の話が出たのですけれども、新たに建設される図書館の総合施設に対して既存のくいの使用は考えているのか。また、解体に対する発注者側の、先ほどは発注者側の石綿に対しては、よくわかっているようなので、その辺はいいのですけれども、PC杭について仕様はどう考えているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(荻野勇君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(小林啓三君) 神田議員さんの再質問にお答え申し上げます。 中央公民館解体後の跡地に図書館等複合施設の建設が計画されております。今回の解体工事には、くいの引き抜きは含めないで、既存のくいを使用することで、費用対効果、これが見込めることや環境への配慮ができることから、くいの使用を予定しておりまして、くいを引き抜かないこととしております。 また、くいの利用についてなのですけれども、図書館等複合施設の設計が、これからということになっておりますので、建物の構造ですとか、建築面積が決定しておりません。既存のくいの安全性を確保したり、新たなくいが必要となった場合に、既存のくいと新たなくいの耐力の均整などに配慮しまして、全員協議会でも説明をさせていただきましたけれども、建設基本計画にございますように耐震性にすぐれた構造として安全性のある施設にしてまいりたいと、そのように考えております。 以上でございます。 ○議長(荻野勇君) 神田議員。 ◆7番(神田隆君) 私、くいのお話をしたいのですけれども、本来どうしても新たな建築をするとき、くいが邪魔になったり、いろいろするのですよ。それで、今民間では、ほとんどくいを抜くところが多いのですよね。その中で利用といっても、これは大分古い建物なので、そのときの、当時の建築基準法と今の建築基準法の耐震も違うところもあると思います。その中で建設検討委員会のほうでも、まだ建物の規模も、また構造も決まっていない中で、本来これは抜いたほうがいいのではないかなという中で、このくいを利用するという考えもあるのですが、お聞きしたいと思います。 ○議長(荻野勇君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(小林啓三君) 現在の時点では、設計がまだ細かいところが決まっております。例えば建物が1階になるのか、2階になるのか、鉄筋コンクリートになるのか。また、建築面積が、今、中央公民館は500平米ちょっとなのですけれども、それより大きくなる可能性がありますので、既存のくい、こちらを活用するような形で、足りない部分に新たなくいを打っていくというような計画になるか、ちょっとわかりませんけれども、設計業者とそこら辺も詰めながら手落ちのないようにしてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(荻野勇君) ほかにございますか。 杉田議員。 ◆11番(杉田しのぶ君) 2点お伺いしたいと思います。 発注者である、担当課である生涯学習課と入札を担当しております政策財政課にそれぞれお伺いしたいというふうに思いますけれども、まず生涯学習課についてですけれども、参考資料を見ますと、落札額が設計金額と比較をしましても、またほかの業者の入札額と比較をしましても、この業者のほうにつきましては、最高である1億1,016万円と比較をすると60%ということで、今回落札した業者は断トツに低い金額となっておりますけれども、その理由について伺いたいと思います。 もう一点、入札担当課である政策財政課にお伺いしたいと思いますが、当初予算では9,700万円、設計金額及び予定価格は8,796万6,000円と。これに対して落札額は6,642万円、率にして75.5%の落札率であります。最低価格についてですけれども、吉見町では公表されておりませんけれども、現在においても公表されておりませんが、公表されないのか。また、しない理由について伺います。 ○議長(荻野勇君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(小林啓三君) 落札額の関係で断トツに低い額ということで、ご質問いただきました。こちらの落札額につきましては、各業者が入札をした額でありますので、町といたしましては、関知をしてございません。 以上でございます。 ○議長(荻野勇君) 政策財政課長。 ◎政策財政課長(藤倉聡君) 最低制限価格を公表しないのかというご質問でございますが、本町では入札事務の透明性の確保、これの観点から、その第1段階として平成27年度から予定価格の事後公表を行っております。今後は、最低制限価格の公表も視野に入れて調査研究をしていきたいと考えています。 ○議長(荻野勇君) 杉田議員。 ◆11番(杉田しのぶ君) それでは、再質問させていただきますけれども、一切関知をしていないという、過去にもそうした答弁をいただいたことがあるのですが、先ほどの説明で、安全や環境面に配慮して解体工事を進めていくというふうに説明がされましたけれども、具体的にはどのように対応されるのか、その点を再度お伺いしたいと思います。 次に、最低制限価格の公表についてですけれども、今後検討したいという旨のご答弁だったと思うのですが、私も今回この議案が提出をされまして、近隣の自治体の議員から聞き取り等もいたしまして調べましたけれども、また川島町につきましては、入札執行記録ということで、参考資料が議会の際に提出をされておりまして、そこには最低制限価格の記載も行われております。指名競争入札ということで、今回も入札されておりますけれども、地元業者の育成ということで、この指名競争入札については、これも目的の一つにあるというふうに思っておりますが、今回のような低い落札額で地元業者の育成につながるのかどうなのか、その点担当の認識はいかがでしょうか。 ○議長(荻野勇君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(小林啓三君) それでは、再質問にお答え申し上げます。 解体工事の実施に当たりまして、周辺住民や近隣のよしみけやき保育所を初めとする各施設に工事実施の周知を行うとともに、工事区域には仮囲いを設置し、工事による2次災害の発生防止に努めてまいります。また、工事作業中は現場の工事車両による交通事故等の防止に努めてまいります。特にアスベスト建材の解体につきましては、アスベストの飛散による健康被害が懸念されるため、適切な飛散防止の措置を講じてまいります。具体的に申し上げますと、除去現場の隔離、集じん機の設置、散水による粉じんの飛散防止、粉じん飛散抑制剤の使用など対策を行いまして、大気汚染防止法等の規定を遵守し、飛散防止の措置を講じてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(荻野勇君) 政策財政課長。 ◎政策財政課長(藤倉聡君) それでは、2点目でございます、地元業者の育成の関係ですが、指名競争入札での落札、これは先ほども答弁にございましたけれども、参加した業者の方の札によって決定がなされます。札の記載の額については、当該業者の見積もりによるものですから、業者が当然一定の利益を見込んだ額ということが推察できます。競争入札における発注者側の地元業者育成、これは優先して地元の業者を指名するということで、一定の目的が達成できるものと認識しております。 ○議長(荻野勇君) 杉田議員。 ◆11番(杉田しのぶ君) アスベストに対する具体的な対応についてご答弁をいただきましたけれども、囲いですとか、そういったこともご答弁にありましたが、アスベストの処分の方法について、受け入れ先等も決まっているというふうにも聞いておりますけれども、その報告等も含めてどのように予定をされているのか、その点伺いたいと思います。 次に、入札の関係ですけれども、業者が札を入れてくるので、一定の利益を見込んでいるだろうというご答弁でありましたけれども、私も近隣全部ではありませんけれども、先ほど申し上げましたように調べたところ、最低価格を85%の範囲の中で設定しているという自治体が多くありました。全国ホームページ等で公表しているところを見ましても、そのような状況にありました。公契約条例を制定する自治体も出てき始めている状況にある現在でございますので、やはり安ければ安いにこしたことはないのかもわかりませんけれども、きちっと公契約条例を持っているような自治体で定められている、働く労働者の賃金の関係ですとか、あるいは適正に工事を行うための大前提として、やはり金額が積み上げられているものだというふうに思いますので、近隣の状況等も今後調査をしていただいて、最低価格について再度、吉見町としてどうなのかということも、今後検討していただきたいというふうに思いますけれども、その点いかがでしょうか。 ○議長(荻野勇君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(小林啓三君) それでは、再質問にお答えいたします。 アスベストの処分の方法でございますが、アスベストは廃棄物処理法によりまして、レベル1、レベル2、これは全員協議会でご説明をさせていただきましたが、発じん性の高いものでございます。これを特別管理産業廃棄物、またレベル3の発じん性の低いもの、産業廃棄物に分類しております。同法の処分基準に基づきまして、それぞれ管理型の最終処分場、または最終処分場での処分が義務づけられておりますので、法の規定に従いまして、適切に処分をしてまいります。 また、処分の際には、適切に処理されているかどうか、産業廃棄物の名称、数量、運搬業者、処分業者などを記入しました産業廃棄物の流れを管理する産業廃棄物管理表、いわゆるマニフェストの記録について、町としての責任を果たすべく把握と管理を徹底してまいります。 以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(荻野勇君) 政策財政課長。 ◎政策財政課長(藤倉聡君) 最低制限価格の関係でございます。本町の最低制限価格の設定、これは長い間、今の仕組みを採用してきております。最低制限価格を設けます主な理由は、業者が余りに低価格で落札し、実際に工事に入ったら工事を適切に行うことができない、これを防止するための仕組みであります。本町では、この最低制限価格を長期にわたり採用していますけれども、そのような事例はありませんので、最低制限価格が低過ぎることはないというふうに考えています。しかしながら、一方で、新たな視点として、労働者の賃金の確保など、こういったものが出てまいりましたので、こういったことも視野に入れながら調査研究をしていきたいと考えております。 ○議長(荻野勇君) ほかに質疑はございますか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) 質疑を終結いたします。 これより討論を行います。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) 討論なしと認めます。 これより議案第29号を採決いたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立全員〕
    ○議長(荻野勇君) 起立全員であります。 よって、議案第29号は原案のとおり可決されました。 小宮議員の入場をお願いいたします。          〔14番 小宮 榮君入場〕 △議案第30号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(荻野勇君) 日程第3、議案第30号を議題といたします。 議題を朗読いたさせます。          〔事務局長朗読〕 ○議長(荻野勇君) 朗読が終わりましたので、担当課長より細部説明を求めます。 まち整備課長。 ◎まち整備課長(中島浩規君) それでは、議案第30号 町道路線の廃止についてご説明させていただきます。 道路法(昭和27年法律第180号)第10条第1項の規定に基づき、下記の町道路線を廃止することについて、同条第3項の規定により議決を求めたいとするものでございます。 整理番号、路線名、起点、終点、延長、幅員、主な経過地、備考の順で読み上げてご説明させていただきます。 1、町道8109号線、大字北吉見字八耕地469―1、大字北吉見字八耕地462―2、35.47メートル、未供用でございます。 提案理由でございますが、公共用財産の用途廃止のため、この案を提出するものでございます。 申しわけございませんが、1ページおめくりください。位置図を添付させていただきました。そして、次のページになります。案内図がございます。場所につきましては、案内図の中ほど赤色で示した路線であります。北吉見地内龍性院の南西側に位置してございます。 次のページには、参考資料として未供用区間の詳細について添付いたしましたので、ご説明させていただきます。上段が位置図となっております。下段は路線の延長、幅員、面積等を示させていただいております。表に示してあります幅員及び面積につきましては、道路台帳の境界点、くいの位置でございますけれども、座標で管理しておりますので、その座標値より算出したものでございます。 整理番号、路線名、延長、幅員、面積の順で読み上げて説明させていただきます。 1、町道8109号線、35.47メートル、1.54メートルから2.60メートル、68.79平方メートルでございます。現在この路線につきましては、地権者から公共用財産用途廃止申請書の提出がなされ、周辺の状況を精査しましたところ、一般の通行もなく、公共的な用途に使用されていないことから、用途廃止しても公益上支障がないと認められる道路でありますので、この路線を廃止したいとするものでございます。 よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(荻野勇君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) 質疑なしと認めます。 これより討論を行います。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) 討論なしと認めます。 これより議案第30号を採決いたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立全員〕 ○議長(荻野勇君) 起立全員であります。 よって、議案第30号は原案のとおり可決されました。 △議案第31号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(荻野勇君) 日程第4、議案第31号を議題といたします。 議題を朗読いたさせます。          〔事務局長朗読〕 ○議長(荻野勇君) 朗読が終わりましたので、担当課長より細部説明を求めます。 政策財政課長。 ◎政策財政課長(藤倉聡君) 議案第31号 平成29年度吉見町一般会計補正予算(第1号)を説明申し上げます。 平成29年度吉見町の一般会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。 歳入歳出予算の補正。第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億1,937万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ63億8,937万2,000円にするものです。 また、第2条の地方債の補正は、「第2表 地方債補正」によりお願いします。 2ページから4ページ、第1表、歳入歳出予算補正では、歳入歳出の補正額を款項ごとに記載していますが、この内容を歳入歳出予算事項別明細書に沿って説明申し上げます。 9ページをお願いします。歳入から申し上げます。14款2項1目総務費国庫補助金、1節総務費国庫補助金5,450万円は、地方創生推進交付金2,100万円及び地方創生拠点整備交付金3,350万円で、国の内示に基づき補正するものです。地方創生推進交付金は、国の交通環境の向上や道の駅周辺を視野に入れた新たな生活拠点づくりなどを模索する事業、道を基軸とした人が集まるまちづくり事業、町の産業振興に資する事業、オール吉見農産物6次産業化スケールアップ事業に、また地方創生拠点整備交付金はフレンドシップ・ハイツよしみに6次産業化に係る新たな機能を整備する事業、オンリーワン宿泊施設パワーアップ事業にそれぞれ充当するものです。 3目衛生費、国庫補助金133万3,000円は、廃棄物処理施設整備交付金で、国の内示に基づき補正します。 15款2項3目衛生費県補助金45万円は、早期不妊検査・治療費助成事業補助金で、町の当初予算が編成された後に県から補助要綱が示されたことに伴い、ここで補助見込み額を補正するものです。 3項1目総務費県委託金3,000円は、経済センサス事務交付金で、額の確定です。 10ページをお願いいたします。18款1項1目財政調整基金繰入金988万6,000円は、財政調整基金からの繰り入れを増額するものです。 2目フレンドシップ・ハイツよしみ整備基金繰入金1,870万円は、施設の修繕に充てるため、繰り入れを増額するものです。なお、この繰り入れ後の当該基金残高は3,350万862円となります。 20款5項1目雑入480万円は、スポーツ振興くじ助成金で、内示に基づき補正するものです。 21款1項3目商工債、2節フレンドシップ・ハイツよしみ整備事業債2,970万円は、9ページの総務費国庫補助金で申し上げました、地方創生拠点整備交付金の補助裏のうち投資的経費分について起債するものです。 以上が、歳入に係る補正でございます。 続きまして、歳出を申し上げます。人件費を除き申し上げます。 12ページをお願いします。2款1項2目文書広報費17万円は、埼玉中部環境保全組合についての訴訟事件に係る弁護士謝金です。 5目財産管理費、補正額ゼロは、当初予算に計上いたしました、町民行動基本計画実施計画策定支援業務委託料が地方創生推進交付金に採択されたことに伴い、その内示額400万円を一般財源と組み替えるものです。 7目企画費70万円のうち13節委託料100万円についても、国の地方創生推進交付金において、町及び町の核となるエリアを紹介するパンフレット等の作成事業が採択されたため、その内示額100万円を充当します。 なお、当該事業は、当初予算で単独費100万円を計上しており、たとえ国の事業に採択にならない場合でも単費のみで実施していく方針でしたが、国費が交付されることにより、さらに内容の充実したパンフレット等の作成が可能となります。 17ページをお願いいたします。4款1項5目保健センター費150万円のうち20節扶助費60万円は、早期不妊検査費助成金10万円、早期不妊治療費助成金50万円で、歳入で申し上げました県補助金を充当して早期の不妊検査及び不妊治療を促進する事業です。 2項1目清掃費100万円は、歳入で申し上げました廃棄物処理施設整備交付金を充当し、廃棄物処理計画を策定するものです。 なお、当該事業は、当初予算で単独費300万円を計上しており、たとえ国の事業に採択にならない場合でも単費のみで実施していく方針でしたが、国費ベースで133万円、事業費ベースですと400万円で事業採択となりましたので、適宜補正するものです。 18ページをお願いいたします。6款1項3目農業振興費2,400万円は、歳入で申し上げました、国の地方創生推進交付金を充当し、実施するもので、説明欄にあります、(仮称)吉見ブランド農産物6次化センター整備設計業務、6次産業化運営組織育成事業、6次産業化参加農家育成事業、6次産業化新商品開発業務について、それぞれ委託料を計上するものです。 19ページをお願いします。一番上の行になります。18節備品購入費500万円は、同じく地方創生推進交付金を充当し、統一パッケージを作成するためのシールラベル作製機等を購入します。 8目農業集落排水費86万円の減額は、人事異動に伴う農業集落排水事業特別会計繰出金の減です。 7款1項3目観光費8,720万円は、歳入で申し上げました国の地方創生拠点整備交付金、フレンドシップ・ハイツよしみ整備事業債及びフレンドシップ・ハイツよしみ整備基金繰入金を充当して実施するオンリーワン宿泊施設パワーアップ事業等で、13節委託料1,000万円は特産物販売拠点施設の設計及び建築確認申請、15節工事請負費7,570万円は、特産物販売拠点や飲食施設などの整備や外壁塗装、屋根の防水工事などに充てるものです。また、18節備品購入費150万円は、特産品販売拠点等の整備に必要なテーブルや椅子などを購入するものです。 21ページをお願いします。8款3項4目下水道費17万8,000円の減額は、人事異動等に伴う下水道事業特別会計繰出金及び公設浄化槽事業特別会計繰出金の減によるものです。 23ページをお願いします。10款6項1目保健体育総務費のうち15節工事請負費280万円は、当初予算で計上しましたB&G体育館改修工事について、水銀灯からLED照明へ変更するなど改修内容の一部見直しに伴うものです。また、同じく保健体育総務費の補正額の財源内訳には、歳入で申し上げましたスポーツ振興くじ助成金の480万円が一般財源と組み替える形で計上されています。これは当初予算において備品購入費に単独費で計上したバスケットゴールの購入に助成金が交付されることが予定されたことによるものです。 議案書25ページ、最後のページをお願いいたします。一般会計のうち特別職を除きます給与費補正総括表を添付しました。この総括表の上の枠の右から2列目の一番下の行、合計額は1,305万2,000円です。この中には退職手当負担金及び特別職共済費の補正分が含まれておりませんので、これを含めますと、今回の補正に計上しております人件費は、トータルで364万円の増となります。 続きまして、議案書の5ページ、第2表、地方債補正をお願いいたします。3、フレンドシップ・ハイツよしみ整備事業2,970万円は、地方創生拠点整備交付金の補助裏のうち投資的経費分を起債するものです。 なお、当該地方債は、充当率90%、交付税算入率30%です。 以上で議案第31号の説明とさせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(荻野勇君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。 神田議員。 ◆7番(神田隆君) 18ページ、農林水産業費の3目農業振興費の中の委託料についてお聞きしたいと思います。 この委託料1,900万円ですが、全員協議会の説明によれば、現在の図書館を新しい図書館の完成後に農産物加工センターへの用途変更を行うような説明でしたが、現在この建物は行政財産だと思われますが、この改修後、普通財産に変更を行うのか。また、イメージ図のような設計を行うのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(荻野勇君) 農政環境課長。 ◎農政環境課長兼農業委員会事務局長(嶋﨑堅良君) 神田議員さんの質問にお答えをさせていただきます。 まず、用途変更と普通財産についての質問にお答えさせていただきたいと思います。全員協議会で説明させていただきましたように現在図書館としての行政目的を持っておる施設を農業の振興を目的とした施設に変更したいというふうに考えております。また、議員さんご質問の普通財産への変更につきましては、この施設の運営等を第三者へ託す場合には必要になる措置というふうに考えておるところであります。 次に、質問のイメージ図につきましては、昨年度、平成28年度に実施いたしました吉見町農産物6次産業化推進計画の策定の中で、拠点施設の必要性と機能を検討し、推進計画の策定業務の中で策定したものであります。今回補正をお願いします、(仮称)吉見ブランド農産物6次化センター整備設計業務において必要機能を関係法令等も踏まえ、来訪者の快適性、商店としての合理性、またそこで働く方々の機能性なども考慮して設計業務の中でまとめてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(荻野勇君) 神田議員。 ◆7番(神田隆君) 私、今財産のほうについて、普通財産にしないのかなと疑問に思ったのは、イメージ図によれば、カフェ、店舗等がありますね。このカフェというのは、建築基準法の中ではご存じかと思いますけれども、これは附属に当たるのですよね。その中で、こういうカフェというのがあるというのは、行政がこの部分にかかわれない中で、普通財産にするのかなというのが、私思ったことでありますので、担当課長、ここら辺調べてあると思いますので、多分これは書き間違えて、軽食店かなと思うのですけれども、ただその辺も後でご説明いただければと思います。 また、建築物等の構造等が、これは用途変更によって、実際図書館から加工センターに移れるのかなというのが、私は構造及び防火基準、または各設備等も大分これを修繕するというのは、用途が大分違うので、本来でいえばシルバー人材センター等も古くなったので、そういう事務所的なもののほうがいいのかなという思いもあったのですけれども、このようなイメージ図を描いていただいたので、この辺で進めていくのかなと思いました。 その中で、先ほど言った、このイメージ図のカフェがありますが、この場所に設置できるのか。また、建築物等が、設計等を行うわけでございますが、構造及び耐火設備等の、建築基準法に徹した中で十分に採算がとれるのかなと思ったので、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(荻野勇君) 農政環境課長。 ◎農政環境課長兼農業委員会事務局長(嶋﨑堅良君) 神田議員さんの再質問にお答えをさせていただきたいと思います。 まず、全員協議会のほうで提出させていただいたイメージ図の中にカフェという表現を使っての記載がありましたことにつきまして、関係法令等を精査した上での表現でなかったことは、まずもってご理解をいただきたいと思います。ただ、カフェ等の機能につきましては、来訪者から、町でこれから生み出していきます、6次化商品に対する意見などを伺う場所として、重要な機能として位置づけて整備しておるところでございます。 また、議員さんご質問の既存建築物を利用して設置することとなりますので、建築時、図書館を建築した当時の設置目的でなく、新たに農業のための施設として変更するに当たっては、ご指摘の建築物に対する関係法令、また消防法等に対するもの、また食品を扱う関係からも食品衛生に関する手続などについても整理をし、適合させていきたいというふうに考えております。これらにつきまして、遺漏のないように今回補正をお願いしました設計業務において整理してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(荻野勇君) 神田議員。 ◆7番(神田隆君) 今お話の中で、適切にやっていただけるという中で、私はそれは結構なのですけれども、これはいろいろカフェとか、カフェというより軽食だと思うのですよね。または加工場なんかの、こういうふうな施設だと、行政でやるというのは、なかなか難しいと思うのです。やはりこれは第三セクターみたいな形で普通財産にしていただいて、特にいろいろ加工するということは食品衛生主任者等を置かなくてはいけないという中で、こういう方も必要かと思うので、やはりそのところには人件費がかかるので、その辺の精査もしていただきたいと思いますけれども、その辺どう思いますか。 ○議長(荻野勇君) 農政環境課長。 ◎農政環境課長兼農業委員会事務局長(嶋﨑堅良君) 質問にお答えをさせていただきたいと思います。 昨年度から取り組みを進めております、農産物6次産業化の推進につきましては、町の農業を振興したい、農家を元気にしたいを大きな目的にしております。ご質問の運営体制につきましても、農業を営む方々、またそれを含む町民の方々に運営をしていただきたいというふうに根底には思ってございます。理由といたしますと、雇用の場、また交流の場などの面からも有効であるというふうに計画の中では整理してございます。 今回補正をお願いしております、6次産業化運営組織育成事業を通して、新たな組織を育成し、必要な資格を満たした形で新拠点の運営をしていただけるよう進めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(荻野勇君) ほかにございますか。 杉田議員。 ◆11番(杉田しのぶ君) 1点だけお伺いしたいと思います。 19ページになりますけれども、7款商工費、1項商工費、3目観光費になりますけれども、15節工事請負費で特産品販売拠点施設等整備工事ということで、全員協議会の席でもご説明をいただきましたけれども、フレンドシップ・ハイツよしみにオンリーワン宿泊施設パワーアップ事業ということで、整備をするということですけれども、現在のフレンドシップ・ハイツよしみの賃貸契約、全員協議会の中でも残り7年、契約期間は残っているということで、ご説明をいただきましたけれども、その契約が切れた後、どうしていくのかということもまだ現在の中でははっきりしておりませんけれども、こうした施設を整備して、その後についてどのように考えているのか、その点を伺いたいと思います。 ○議長(荻野勇君) 政策財政課長。 ◎政策財政課長(藤倉聡君) フレンドシップ・ハイツよしみの今後のあり方ということで、ご質問でございます。 このフレンドシップ・ハイツよしみの本体、これのあり方については、極めて大切な案件であるという認識です。現在は、先ほどご質問の中でもありましたけれども、民間の会社に委託をしておりまして、契約内容から以降7年間、この形態で運営がされる。また、その後は、現時点では未定という状況でございます。 一方で、町の第五次総合振興計画でありますけれども、今年度を含め、あと4年になります。この間で、この当該施設のあり方について、しっかりと協議、検討を進めまして、次期の総合振興計画、第六次吉見町総合振興計画にそれを位置づけ、その後の運営等、どういうふうになっていくか、位置づけた形で進めていければという認識でございます。 ○議長(荻野勇君) 杉田議員。 ◆11番(杉田しのぶ君) 今、フレンドシップ・ハイツよしみのあり方についてご答弁をいただいたのですけれども、この施設を整備して、それが仮にフレンドシップ・ハイツよしみが、その後営業されなくなった場合においても、この施設が活用されるようでなければ、今の時点でつくるということに対して、やはり国の補助金ではありますけれども、活用していくというような考えを持って、この場に設置をされる考えで出してきていただいているのだろうとは思うのですけれども、その点きちっと活用していくのだという考えを伺わないと、やはり私のほうでも判断がつきませんので、7年後、この施設に対する活用についてどのように考えておられるのか、伺います。 ○議長(荻野勇君) 政策財政課長。 ◎政策財政課長(藤倉聡君) 今回ご提案を申し上げました施設については、その大部分がフレンドシップ・ハイツよしみ本体と独立したものになっております。そういった観点から、たとえフレンドシップ・ハイツよしみが廃止になったとしても、これは例えばの話で恐縮ですけれども、八丁湖公園を散策をする来客者に対し、その休憩場所として提供したり、そのほかにも活用の方法はあると考えております。 ○議長(荻野勇君) ほかにありますか。 小林議員。 ◆12番(小林周三君) 今、杉田議員が質問した件について、同じところで質問をさせていただきたいと思います。 私は一般質問を通じて、将来の町民の負担をできるだけ軽くする目的を持って公共財産、いわゆる町が所有している公共物の長寿命化ということで、前から質問もさせていただいております。そして、今答弁があった、五次総がもうじき終わる、六次総をこれから考えていかなければならないときにおいて、まさに長寿命化の計画がなければ、六次総も組めないではないかという疑問があるわけです。 一方、同じ役場の中を見てみますと、水生活課は既にアセットマネジメント計画を立てている。そして、まち整備課においては、橋梁についても点検をして、これから計画を練っていく、段取りをつけて進めている。そういうことを考えていきますと、まだまだ手のついていない部分があるわけでありますので、その辺の進捗状況を伺わせていただいて、今回の議案の判断材料にしていきたいというふうに考えます。 ○議長(荻野勇君) 政策財政課長。 ◎政策財政課長(藤倉聡君) これは議会にも説明をさせていただきましたけれども、平成29年3月、昨年度末になりますが、公共施設等総合管理計画、これを策定させていただきました。この内容は、町の公共施設、建物とそれから道路や管路などのインフラというふうに2つに分けていますけれども、それらの施設を40年間維持していくのに対し、現在国の示した単価を使っているので、まさに概算ということになりますけれども、大体どのくらいかかるのだということを試算したものです。これは総合計画でありますので、その中に出てきます個別の施設については、それぞれ個別で、それを具体的に検討していくという、そういうシナリオになっております。 そういった中で、図書館、あるいは公民館については、ここで今後の取り扱いが決定をいたしましたので、個別計画ということで、現在策定し、その取り壊し後の、また新築等について、地方債などの発行ができるような手続を進めているところです。 そのほかの個別の施設についても、これから検討していって、なるべく早い段階に、特に第六次総合振興計画の中では、施設によっては、そのあり方を、フレンドシップ・ハイツよしみ以外にも示していかなければならないものもあるのだと思いますけれども、検討していきたいと考えております。 ○議長(荻野勇君) 小林議員。 ◆12番(小林周三君) まさにそのとおりだと思うのですよ。ですから、手おくれにならないように早くやれということで、質問もして動いてきていただいているわけです。まして今回のフレンドシップ・ハイツよしみについても、ここで修繕費をかけてやっていくわけですから、先ほどの話の中で、7年後はわからないというけれども、わからないのではなくて、建物がどうかということが先にわかってなければ、次の契約をこちらからお願いすることもできないではないですか。だから、言うのですよ。このことについては早急にやっていただけますか。 ○議長(荻野勇君) 政策財政課長。 ◎政策財政課長(藤倉聡君) 関係課と調整を進めてまいります。 ○議長(荻野勇君) ほかに質疑はありますか。 戸谷議員。 ◆2番(戸谷照喜君) 9ページの国庫補助金、衛生費国庫補助金133万3,000円、廃棄物処理施設整備交付金、これについてもう少し詳しい説明をお願いします。 ○議長(荻野勇君) 農政環境課主幹。 ◎農政環境課主幹(大澤修一君) 戸谷議員さんのご質問にお答えいたします。 廃棄物処理施設整備交付金についてでございます。こちらにつきましては、現在埼玉中部資源循環組合では、循環型社会形成推進地域計画を策定いたしまして、新ごみ処理施設の建設事業を進めております。この計画に位置づけられた事業については、循環型社会形成推進交付金制度を活用することができるということになっておりまして、既に基本計画の策定や各種の調査などの事業に、この交付金制度を活用しております。 当初国の補助に該当しないということで、平成29年度の予算計上、単費300万円ということで予算を計上しておりましたが、その循環型社会形成推進地域計画が平成29年1月12日に改定が行われまして、災害廃棄物処理計画策定事業及びその計画策定に伴う事業費400万円が、その計画に位置づけられたことから、今回この国の交付金である廃棄物処理施設整備交付金が交付の対象となったものでございます。 以上です。 ○議長(荻野勇君) 戸谷議員。 ◆2番(戸谷照喜君) そうしましたら、これは要求をしたものですか、こちらのほうから、事務組合含めて国に対して。 ○議長(荻野勇君) 農政環境課主幹。 ◎農政環境課主幹(大澤修一君) 循環型社会形成推進地域計画に位置づけられたため、その交付の申請をしたものです。 ○議長(荻野勇君) 戸谷議員。 ◆2番(戸谷照喜君) 適合していたから申請したということですね。わかりました。 もう一つ…… ○議長(荻野勇君) 3回までです。3回やったから。 ◆2番(戸谷照喜君) はい。 ○議長(荻野勇君) ほかにございますか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) 以上で質疑を終結いたします。 これより討論を行います。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) 討論なしと認めます。 これより議案第31号を採決いたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立全員〕 ○議長(荻野勇君) 起立全員であります。 よって、議案第31号は原案のとおり可決されました。 暫時休憩いたします。          休憩 午後 4時03分                                                     再開 午後 4時14分 ○議長(荻野勇君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 △議案第32号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(荻野勇君) 日程第5、議案第32号を議題といたします。 議題を朗読いたさせます。          〔事務局長朗読〕 ○議長(荻野勇君) 朗読が終わりましたので、担当課長より細部説明を求めます。 水生活課長。 ◎水生活課長(長田茂雄君) 議案第32号 平成29年度吉見町下水道事業特別会計補正予算(第1号)を説明申し上げます。 平成29年度吉見町の下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによりたいとするものでございます。 歳入歳出予算の補正。第1条、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ40万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ6億475万2,000円といたしたいとするものです。 5ページをお願いいたします。5ページの事項別明細書に沿ってご説明申し上げます。2、歳入でございます。1款1項2目他会計負担金、補正額27万2,000円の減額です。1節水道事業会計負担金27万2,000円の減額は、水道事業会計から下水道事業特別会計への人件費等の負担金です。 5款1項1目一般会計繰入金、補正額12万8,000円の減額です。一般会計からの繰入金を減額するものです。これらにつきましては、いずれも人事異動に伴い補正をお願いしたいとするものです。 次の6ページをお願いいたします。3、歳出でございます。1款1項1目一般管理費、補正額40万円の減額です。 2節給料49万円の減、3節職員手当等46万円の増、4節共済費3万円の増、19節負担金補助及び交付金40万円の減、これらにつきましては、いずれも人事異動に伴う人件費等の補正をお願いしたいとするものです。 以上で議案第32号の説明とさせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(荻野勇君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) 質疑なしと認めます。 これより討論を行います。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) 討論なしと認めます。 これより議案第32号を採決いたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立全員〕 ○議長(荻野勇君) 起立全員であります。 よって、議案第32号は原案のとおり可決されました。 △議案第33号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(荻野勇君) 日程第6、議案第33号を議題といたします。 議題を朗読いたさせます。          〔事務局長朗読〕 ○議長(荻野勇君) 朗読が終わりましたので、担当課長より細部説明を求めます。 水生活課長。 ◎水生活課長(長田茂雄君) 議案第33号 平成29年度吉見町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)を説明申し上げます。 平成29年度吉見町の農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによりたいとするものです。 歳入歳出予算の補正。第1条、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ86万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億8,314万6,000円といたしたいとするものです。 5ページをお願いいたします。5ページの事項別明細書に沿って説明申し上げます。2、歳入でございます。5款1項1目一般会計繰入金、補正額86万円の減額です。人事異動に伴い補正をお願いしたいとするものです。 3、歳出でございます。1款1項1目一般管理費、補正額86万円の減額です。2節給料45万円の減、3節職員手当等5万円の減、4節共済費6万円の減、19節負担金補助及び交付金30万円の減、これらにつきましては、いずれも人事異動に伴い人件費等の補正をお願いしたいとするものです。 以上で議案第33号の説明とさせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(荻野勇君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) 質疑なしと認めます。 これより討論を行います。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) 討論なしと認めます。 これより議案第33号を採決いたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立全員〕 ○議長(荻野勇君) 起立全員であります。 よって、議案第33号は原案のとおり可決されました。 △議案第34号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(荻野勇君) 日程第7、議案第34号を議題といたします。 議題を朗読いたさせます。          〔事務局長朗読〕 ○議長(荻野勇君) 朗読が終わりましたので、担当課長より細部説明を求めます。 水生活課長。 ◎水生活課長(長田茂雄君) 議案第34号 平成29年度吉見町公設浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)を説明申し上げます。 平成29年度吉見町の公設浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによりたいとするものです。 歳入歳出予算の補正。第1条、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ5万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,923万6,000円といたしたいとするものです。 5ページをお願いいたします。5ページの事項別明細書に沿って説明申し上げます。2、歳入でございます。4款1項1目一般会計繰入金、補正額5万円の減額で、人件費の変更に伴い補正をお願いしたいとするものです。 3、歳出でございます。1款1項1目一般管理費、補正額5万円の減額です。4節共済費5万円の増、19節負担金補助及び交付金10万円の減、これらにつきましては、いずれも人件費の変更に伴い補正をお願いしたいとするものです。 以上で議案第34号の説明とさせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(荻野勇君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) 質疑なしと認めます。 これより討論を行います。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) 討論なしと認めます。 これより議案第34号を採決いたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立全員〕 ○議長(荻野勇君) 起立全員であります。 よって、議案第34号は原案のとおり可決されました。 △議案第35号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(荻野勇君) 日程第8、議案第35号を議題といたします。 議題を朗読いたさせます。          〔事務局長朗読〕 ○議長(荻野勇君) 朗読が終わりましたので、担当課長より細部説明を求めます。 水生活課長。 ◎水生活課長(長田茂雄君) 議案第35号 平成29年度吉見町水道事業会計補正予算(第1号)を説明申し上げます。 第1条、平成29年度吉見町水道事業会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによりたいとするものです。 第2条、平成29年度吉見町水道事業会計予算(以下「予算」という。)第3条に定めた収益的支出の予定額を次のとおり補正したいとするものです。 科目、既決予定額、補正予定額、計の順に申し上げます。 第1款水道事業費用6億4,840万1,000円、20万2,000円の減、6億4,819万9,000円。第1項営業費用6億986万6,000円、20万2,000円の減、6億966万4,000円。 第3条、予算第4条本文括弧書き中、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額「4億9,086万4,000円」を「4億9,082万4,000円」に、過年度分損益勘定留保資金で補填する額「3億1,278万1,000円」を「3億1,274万1,000円」に改め、資本的支出の予定額を次のとおり補正したいとするものです。 科目、既決予定額、補正予定額、計の順に申し上げます。 第1款資本的支出5億3,111万9,000円、4万円の減、5億3,107万9,000円。第1項建設改良費4億2,737万5,000円、4万円の減、4億2,733万5,000円。 第4条、予算第7条に定めた経費の金額を次のように改めたいとするものです。 科目、既決予定額、補正予定額、計の順に申し上げます。 (1)、職員給与費3,011万4,000円、3万円の増、3,014万4,000円。 恐れ入ります。7ページをお願いいたします。7ページの補正予算(第1号)の見積基礎に沿って説明を申し上げます。 収益的収入及び支出の支出、1款水道事業費用、1項営業費用、1目原水及び浄水費、補正額2万円の減。2目配水及び給水費、補正額12万円の増。4目総係費、補正額30万2,000円の減。これらにつきましては、人事異動に伴い人件費等の補正をお願いしたいとするものです。 資本的収入及び支出の支出。1款資本的支出、1項建設改良費、1目建設改良費、補正額4万円の減は、人件費の変更に伴い補正をお願いしたいとするものです。 以上で議案第35号の説明とさせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(荻野勇君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) 質疑なしと認めます。 続いて、討論を行います。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) 討論なしと認めます。 これより議案第35号を採決いたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立全員〕 ○議長(荻野勇君) 起立全員であります。 よって、議案第35号は原案のとおり可決されました。 △議案第36号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(荻野勇君) 日程第9、議案第36号を議題といたします。 議題を朗読いたさせます。          〔事務局長朗読〕 ○議長(荻野勇君) 朗読が終わりましたので、提出者より提案説明を求めます。 町長。          〔町長 宮﨑善雄君登壇〕 ◎町長(宮﨑善雄君) 議長の命によりまして、議案第36号 監査委員の選任同意について提案理由の説明をさせていただきます。 監査委員に次の者を選任いたしたく、地方自治法第196条第1項の規定により議会の同意を求めたいとするものであります。 住所は、吉見町東野3丁目15番地13、氏名は加藤正雄さん、昭和19年12月9日生まれの方であります。 提案理由といたしましては、現監査委員の加藤正雄さんの任期が平成29年6月27日で満了となるため、再任いたしたく、この案を提出するものであります。 ご案内のとおり加藤正雄さんは、平成25年6月より監査委員をお務めいただいており、この間、本町監査の適切な執行にご尽力をいただいております。 加藤正雄さんの経歴の概要を申し上げますと、昭和44年4月に株式会社武蔵野銀行に入行し、以後平成16年12月まで約36年間にわたり勤務され、この間小川支店長、与野支店長、国際部次長を歴任されてまいりました。また、同行を退職された平成17年からは、株式会社武銀地域経済研究所の総務部長としてご活躍をされ、経験豊富な方であり、すぐれた識見を有する方でありますので、引き続き選任いたしたく、提案をさせていただきます。 よろしくご同意のほどお願いを申し上げます。 ○議長(荻野勇君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) 質疑なしと認めます。 討論を省略し、採決を行いたいと思いますが、ご異議ございませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) ご異議なしと認めます。 これより議案第36号を採決いたします。 加藤正雄氏を監査委員として選任することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立全員〕 ○議長(荻野勇君) 起立全員であります。 よって、議案第36号 監査委員の選任同意については、これに同意することに決定いたしました。 △議案第37号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(荻野勇君) 日程第10、議案第37号を議題といたします。 議題を朗読いたさせます。          〔事務局長朗読〕
    ○議長(荻野勇君) 朗読が終わりましたので、提出者より提案説明を求めます。 町長。          〔町長 宮﨑善雄君登壇〕 ◎町長(宮﨑善雄君) 議長の命によりまして、議案第37号 人権擁護委員の候補者の推薦について提案理由の説明をさせていただきます。 人権擁護委員の候補者として、次の者を法務大臣に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めたいとするものでございます。 住所は、吉見町大字古名201番地1、氏名は久保田秀至さん、昭和29年12月21日生まれの方であります。 提案理由といたしましては、人権擁護委員の大曽根明子さんの任期が、平成29年9月30日で満了となるため、後任を推薦いたしたく、この案を提出するものであります。 人権擁護委員の委嘱手続につきましては、法務局に推薦書が提出されてから委嘱までに約3カ月を要することから、6月議会において意見を求めるものでございます。 久保田秀至さんの経歴の概要を申し上げますと、駒澤大学経済学部経済学科を卒業された後、昭和53年4月から川島町立八ツ保小学校教諭として勤務をされ、吉見町立西が丘小学校教頭、吉見町教育委員会指導主事、川島町立出丸小学校長、東松山市立唐子小学校長を歴任され、平成27年3月に定年退職されました。現在は嵐山町立図書館長として勤務されております。校長在職中には、指導者として人権教育・啓発に取り組まれるなど、人権擁護委員として識見をお持ちの方でありますので、推薦いたしたく、ご提案をさせていただくものであります。 よろしくご同意のほどお願いを申し上げます。 ○議長(荻野勇君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。 小林議員。 ◆12番(小林周三君) 大変恐縮ですけれども、町長が推薦する方ですから、間違った推薦をして出しているとは思えないのですけれども、あいにく私はご本人のことを知らないので、ちょっと教えていただきたいと思います。 まず、その前に、人権擁護委員法という法律で、この委員を町長が推薦するということは私も承知しておるのですけれども、いろいろな職種の方を法律の中では求めていると思うのです。そういう中にあって、今、吉見町において4名の人権擁護委員さんがいらっしゃるのだけれども、教育関係者、経験者が多いのです。どうしてそこへ偏っているのか、何か理由があるのでしょうか。 ○議長(荻野勇君) 総務課長。 ◎総務課長(大野猛君) 小林議員さんご指摘のとおり、人権擁護委員候補者の人選につきましては、人権擁護委員法に基づいて候補者の推薦をしております。第6条第3項に、人格識見が高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護についての理解のある社会事業家、あるいは教育者とうたってあります。こういうことから、幅広い知識と見識をお持ちの教育者が多いものと捉えております。 なお、吉見町では、現在4名お願いしておりますけれども、そのうち3名が教育者でございます。 ○議長(荻野勇君) ほかにございませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) 質疑を終結いたします。 討論を省略し、採決を行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) ご異議なしと認めます。 これより議案第37号を採決いたします。 久保田秀至氏を人権擁護委員の候補者として推薦することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立全員〕 ○議長(荻野勇君) 起立全員であります。 よって、久保田秀至氏を人権擁護委員の候補者として推薦することに決定いたしました。 △人権擁護委員候補者の挨拶 ○議長(荻野勇君) ただいま推薦されました久保田秀至氏からご挨拶をしたいとの申し出があります。これを許可いたします。          〔久保田秀至君登壇〕 ◎久保田秀至君 ただいま議長様よりお許しをいただきましたので、一言お礼の挨拶を申し上げます。 このたび皆様方の同意をいただきまして、人権擁護委員として、これからお世話になります久保田秀至と申します。住所は吉見町古名201番地1でございます。 さて、21世紀は人権の世紀と言われ、全ての人々の人権が相互に共存し、平和で豊かな社会を実現することが人類共通の願いであります。その願いを実現するために、人権尊重の立場から多くの人々が人権問題解決のために取り組んでいるところでございます。 しかしながら、現実には、女性、子供、高齢の方、障害のある方に対する虐待や暴力を初め、最近はいじめやインターネットによる人権侵害、災害時における人権への配慮等の問題で深刻な社会問題が発生しております。 これから人権擁護委員としてお世話になるわけでございますが、人権が尊重される豊かなまちづくりに微力ながら取り組んでまいる所存でございますので、議員の皆様のご指導、ご鞭撻を心よりお願い申し上げて挨拶にかえさせていただきます。本日は、まことにありがとうございました。 △閉会中の所管事務調査及び継続審査の申し出について ○議長(荻野勇君) お諮りいたします。 総務建設常任委員会、杉田しのぶ委員長より閉会中の所管事務調査について申し出があります。委員長の申し出のとおり決することにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) ご異議なしと認めます。 よって、総務建設常任委員長の申し出のとおり決定いたしました。 続いて、教育福祉常任委員会、尾﨑豊委員長より閉会中の所管事務調査について申し出があります。委員長の申し出のとおり決することにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) ご異議なしと認めます。 よって、教育福祉常任委員長の申し出のとおり決定いたしました。 続いて、議会運営委員会、伊与田隆委員長より閉会中の特定事件、会期及び議会運営に関する事項について継続審査の申し出があります。委員長の申し出のとおり決することにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) ご異議なしと認めます。 よって、議会運営委員長の申し出のとおり決定いたしました。 続いて、議会だより編集特別委員会、秋山真美委員長より閉会中の所管事務調査について申し出があります。委員長の申し出のとおり決することにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(荻野勇君) ご異議なしと認めます。 よって、議会だより編集特別委員長の申し出のとおり決定いたしました。 △町長の挨拶 ○議長(荻野勇君) ここで町長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。 町長。          〔町長 宮﨑善雄君登壇〕 ◎町長(宮﨑善雄君) 議長のお許しをいただきましたので、一言お礼のご挨拶を申し上げます。 6月定例議会、ご審議をいただきまして、請負契約の締結についてを初め平成29年度吉見町一般会計補正予算(第1号)など、上程いたしました諸議案を原案のとおり可決いただきますとともに、監査委員、人権擁護委員の人事案件につきましても、それぞれご同意をいただきまして、大変ありがとうございました。 一般質問等議案審議を通しまして、ご意見やご要望をいただきました。趣旨にのっとりまして、より一層の創意工夫に努め、住民福祉、町民サービスの向上を念頭に町政運営に推進してまいりたいと存じます。 また、6月13日に開催の議会全員協議会においてご要望をいただきました、吉見中学校のトイレ改修に係る温水洗浄便座の件につきましては、設置の方向で検討したいと考えております。 なお、予算につきましては、夏季休暇期間内に工事を行うため、補正予算の手続をとるいとまがないことから、予備費を充用したいと考えておりますので、ご理解のほど賜りたいと存じます。 また、町の総合防災訓練でございますが、8月5日土曜日に予定をさせていただきました。改めてご案内を申し上げますので、よろしくお願いをいたします。 結びに、就任をさせていただいてから1カ月がたちました。お約束してまいりましたことを一歩一歩確実に推し進めてまいりたい、そのように思っております。 議員各位には、ご健勝にてのご活躍、ご祈念を申し上げ、6月議会定例会に当たりましてのお礼の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 △閉会の宣告 ○議長(荻野勇君) 以上をもって本日の会議を閉じます。 これをもって、平成29年6月吉見町議会定例会を閉会いたします。 大変ご苦労さまでした。                                   (午後 4時44分)...