平成 2年 12月 定例会(第5回) 平成2年第5回
伊奈町議会定例会 第2日平成2年12月7日(金曜日) 議事日程(第2号) 1、開議の宣告 1、議事日程の報告 1、一般質問 12番 佐原 久君 6番
大塚怡子君 11番 山本重幸君 13番 笠 謙次君 7番
戸井田信夫君 15番 竹内正次君 1、次会日程の報告 1、散会午前9時10分開議 出席議員(21名) 1番 鳥井文典君 2番 秋山 稔君 3番 小宮清喜君 4番 田中久枝君 5番 田村幸弘君 6番
大塚怡子君 7番
戸井田信夫君 8番 秋山昭二君 9番 長谷場 優君 10番 木村健一君 11番 山本重幸君 12番 佐原 久君 13番 笠 謙次君 15番 竹内正次君 16番 松川範夫君 17番 大島一雄君 18番 大塚 一君 19番 沢田 猛君 20番 稲橋正兵衛君 21番 鳥海 努君 22番 金子利作君 欠席議員(1名) 14番 森田 清君 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 町長 小林昭一君 助役 守屋宣夫君 収入役 八木橋弘峰君 教育長 永島宣征君 参事兼 消防長 福島好治君 企画財政 山本欽吾君 課長 参事兼 加藤重雄君 税務課長 斎藤 肇君 総務課長 住民課長 小島 進君 福祉課長
関山熈一君 保健衛生 小山政道君 農政課長
菊池久美雄君 課長 商工課長
鈴木喜志夫君 建設課長 細田藤夫君 都市計画 都市施設 中島治平君 内田芳男君 課長 課長 用地課長 国島光司君 会計課長 内村吉男君 クリーン 教育次長 山崎勝司君 センター 本多隆二君 所長 消防本部 水道課長 関根茂弥君 長島憲雄君 次長 本会議に出席した事務局職員 事務局長 平川保男 係長 斎藤眞人
△開議の宣告(午前9時10分)
○議長(大塚一君) ただいまの出席議員は21名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
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△議事日程の報告
○議長(大塚一君) 本日の議事日程につきましては、印刷の上、お手元に配付したとおりでありますので、ご了承をお願いいたします。
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△一般質問
○議長(大塚一君) 日程第1、町政に対する一般質問を行います。 質問は一覧表にてお手元に配付したとおりでございますので、ご了承のほどお願いいたします。 なお、質問並びに答弁は簡潔に要領よくなされ、議事進行にご協力をお願い申し上げます。 質問時間は1人1時間であります。 初めに12番、佐原久君の発言を許可いたします。 佐原久君。 〔12番 佐原 久君登壇〕
◆12番(佐原久君) 12番の佐原久であります。 ただいま質問の許可を得ましたので、私は町民の真の声を代表いたし、通告に従い順次ご質問をいたしますので、町民にわかりやすく、町長並びに各担当者の明快なるご回答を期待するものであります。 まず、1点目といたしまして、農業対策(
マコモダケ)栽培に関するその後の取り組み方と対応についてであります。 この農業問題に関し、前議会で申し上げたとおり、先人の言葉の中に「農業が滅びるときは、国が滅びるとき」との名言がございますが、まさに我が国の農政問題は、国内はもちろん国際舞台に引きずり出され、その動向には危機感をなお一層強めております。このような農業状況の中において、なお一段と拍車のかかることが予想される中に、町当局の
献身的営農指導を踏まえた農業政策の一環として、
食用マコモダケの試作に取り組まれた前向きの姿勢は高く評価をするものがあります。町民の一人としてその熱意に対し感謝を申し上げます。 さて、本町に試作された
マコモダケの栽培も、
農業品評会やまた関係者に試食され、町内においてはとても関心の高い話題となっていることを町民からも聞かされ、また関係者等においても本町の新しい特産物として期待度の高い好評等聞いております。今後なお一層の研究を重ね、米の収益の3倍に向けて本町の農業対策に取り組むべきと考えますが、その後の取り組み方と対応について、農政課長の明快なるご回答をいただきたいのであります。 次に、2点目として、
町内空き地の雑草刈りの件でございます。 この件については、今回を含めその都度の重要性にかんがみ、質問をさせていただいておりますが、雑草は始末が悪いもので、春から夏にかけては害虫の発生場所となったり、または風雨等によっては道路幅も極端に縮小をされ、交通事故の原因となっている現状にあります。このような茂った雑草も秋風とともに枯れ草と化し、ことしも火災の心配の季節の到来にあります。 そこで質問でありますが、町民が安らぎと安堵感を保てる生活を送り、生命と財産を守る上においても、
町内空き地の雑草刈りを実施すべきと思うのであります。その後の状況及び実施状況についての諸問題について、
保健衛生課長のご所見をいただきたいのであります。 以上であります。
○議長(大塚一君) 農政課長。 〔農政課長
菊池久美雄君登壇〕
◎農政課長(
菊池久美雄君) 佐原議員さんの一般質問にお答えを申し上げます。
マコモダケのその後の
取り組み状況と今後の対応についてでございますけれども、
マコモダケの試作補助につきましては、
農業経営者協議会の方々の熱心な栽培管理と普及所、農協さん等のご協力をいただきまして、順調に成功してまいりました。 その後の状況ですが、まず収穫関係について申し上げます。 収穫につきましては、第1回目を10月23日に、そのあと11月11日まで延べ6日間収穫をいたしました。収穫量といたしましては、1株から平均して約7本ぐらい取れましたので、したがいまして当初 432株を定植しましたので、約 3,000本。1本を 100グラムとしますと 300グラム収穫できたことになります。 次に、啓蒙関係ですけれども、10月上旬に各農家に回覧によりまして
マコモダケの栽培経過などをPRをして、その後10月26日に現地で検討会を行いました。関係者も含めまして約40人の方々に栽培内容を発表いたしまして、あわせて試食用としてお分けをしてございます。さらに文化祭の農産物の直売会場におきましても、町民の方々に試食用としてPRをして配付をさせていただきました。また町内の関係の皆様方にも、試食用としてお分けをしてございます。広く啓蒙に努めたところでございます。 次に、今後の対応についてでございますけれども、これまで町の方としても誠意をもって対応してまいりましたけれども、転作の推進をより一層図る上でも、1年間の試作だけで終わることなく今後も引き続いて実施をしたいと基本的には考えておりますけれども、試作の委託先であります
経営者協議会の方々や、普及所、農協さん等関係者と話を詰めながら、今後進めていきたいとこのように考えているところでございます。 以上です。
○議長(大塚一君)
保健衛生課長。 〔
保健衛生課長 小山政道君登壇〕
◎
保健衛生課長(小山政道君) 佐原議員さんのご質問にお答え申し上げます。 町内の空き地の雑草刈りに関しましては、毎年
保健衛生課サイドで6月と9月に、また消防本部で11月と2月に計4回町内の
空き地雑草調査を行ない、各所有者に管理の徹底を通知しているところであります。 雑草地は開発行為等により、毎年着実に減少しているところであります。また空き地の雑草刈りに関する苦情件数につきましても、昭和63年度14件、平成元年度7件と減少しているところでございます。町は所有者に対し、文書通知のみならず電話または直接所有者のお宅を訪問いたしまして、除去するよう積極的に指導しておるところでございます。 今後も引き続き、年4回の調査を行い、所有者に対し十分な管理を行うよう指導し、町民の方々が安心して生活ができる環境づくりに努める所存でございます。
○議長(大塚一君) 佐原久君。
◆12番(佐原久君)
マコモダケの件について、大体はわかったんですけれども、私の今まで言ってきた中における、米の収益の3倍という件について申し上げてきたわけですが、その件についての収益が大体どのくらいに達しているか、その点をお聞きできればありがたいと思います。
○議長(大塚一君) 農政課長。 〔農政課長
菊池久美雄君登壇〕
◎農政課長(
菊池久美雄君) 再質問にお答え申し上げます。 ことしの1年間の関係で、試作でございましたので、あくまでも実際には売っておりませんので、普及所さんの方で出した試算の関係で申し上げたいと思います。 米につきましては、一応計算が出てございます。10アール当たりの所得が約3万 9,000円でございます。これに伴う10アール当たりの米については、労働時間が40.1時間。これは1日8時間が労働時間ということで算出してございます。そうしますと米については約5日間ということになります。 次に、
マコモダケの関係ですけれども、これは普及所の方で試算したわけですけれども、1反当たりの粗収入が21万 9,000円。それから収量が 489キログラムと計算してございます。
マコモダケの一般的な栽培資料などを見ますと、平均して目標が 500キログラムというふうなことになっております。それから10アール当たりの経費を10万 5,398円と見ますと、10アール当たりの所得が11万 3,602円となります。 そうしますと、米と比較しますと
マコモダケの方が、米の約 2.8倍ぐらいは収益があるわけです。しかしながら、
マコモダケの1反当たりの労働時間を算出しますと、除草剤が効かないとか、米についてはコンバインで収穫しますのでかなり短時間に収穫できるわけですけれども、
マコモダケの関係については株がたくさんありまして、それを適当なものをカマ等で切って収穫する関係もありますので、かなり労力がかかってくるということはあります。そういうことで、積算しました数字が1反当たり、10アール当たり 233時間ということでございます。そうしますと、お米と比較をしますと、
マコモダケの方が労力については 5.8倍かかるというふうな数字が出てきたわけです。 これはあくまでも試算でございますけれども、ただお米についての比較ですけれども、収益については約 2.8倍ですから3倍近くあるわけですけれども、労働力の関係で 5.8倍そのくらいかかってきますので、実際に農家の方が今後転作作物として取り入れていくのに、スムースに入っていけるかなというふうなところが、ちょっと私たちも考えていたところでありますけれども、収益の関係については 2.8倍ということで、約3倍近くの数字が計算上、上がっております。 以上です。
○議長(大塚一君) 佐原久君。
◆12番(佐原久君) 大方わかりました。
マコモダケにつきましては、今年度の初めてのケースでありますから、今後いろいろ関係部署に研究を重ね、また農家の専従者にもいろいろご足労願って、よりよい形で進められていくならば、今日における農業対策の一環に形がついていくのではなかろうかと私は考えますので、どうかなお一層
農業専従者のご指導をお願いしたいと思います。 要望して終わります。
○議長(大塚一君) 以上で12番、佐原久君の質問を終わります。 次に、6番、
大塚怡子君の発言を許可いたします。
大塚怡子君。 〔6番
大塚怡子君登壇〕
◆6番(
大塚怡子君) 6番の大塚でございます。 通告に従いまして、順次ご質問を申し上げます。 まず初めに、
伊奈特定土地区画整理事業についてお尋ねいたします。 もとより北部の区画整理につきましては、県の施行でありますから町責任でということではありませんが、しかし伊奈町のことには違いありませんので、一、二お尋ねをしたいと思います。 この区画整理につきましては、既に計画されてから年数を重ね、一部区域内の人の中には計画の進行に期待をしている人もあるように見受けます。また具体的に建物の移動の指示などを受けている人もいるわけですが、事業の進行がはかばかしくないというか、個人的な計画にも支障を来している人もたくさんございます。 そこで、この
伊奈特定土地区画整理事業の初期の計画と、現在に至るまでの進捗の度合いについてお尋ねいたします。 なお、あわせて今後の事業の具体的な展開と、将来的見通しについてもお尋ねいたします。わかる限りのお答えをいただければと思います。 次に、質問の2ということで、伊奈町
老人福祉センターについてお伺いをいたします。 現在、
老人福祉センターでは、町民で60歳になると
福祉センターの利用券を発行しております。たまには
老人福祉センターでゆっくりしてくださいという心遣いはありがたいのですが、実際には利用者は少ないのではないかと思います。 そこで、利用券の対象者と実際利用者の割合についてお聞きしたいと思います。人生80年以上という長寿社会で、60歳はまだまだ人生現役です。きょうは
老人福祉センターで1日ゆっくり遊んでこようという気持ちには、なかなかなれないのではないかと思います。それよりも利用券をもらうことで老人になった証明を突きつけられたようで、がっかりするという声もよく耳にします。何でもそうですが、この日進月歩のテンポの速い社会で、発足当時は一番適切であったと思われる制度でも、10年たてばその見直しは必要かと思います。利用率が極めて低いようであるならば、利用年齢の引き上げとか、利用券の発行に工夫を凝らすとか、方法を考えてもよいのではないでしょうか。 一言、ご提言申し上げ、ご答弁を求めるものでございます。 次に、
交通安全対策についてお尋ねいたします。
交通安全対策につきましては、毎回いろいろな角度からご質問申し上げているところでございますが、今回も少々触れさせていただきたいと思います。 時期的にも、年末年始を迎え、交通事故の心配されるところです。まして最近続けざまに2件の死亡事故が発生し、本年町内における死亡事故の犠牲者は5名に上ると思われます。そのうち3件は青少年の若い命でございました。
交通安全対策は直接人の命にかかわる問題であり、特にご努力いただきたいところでございます。 さて、そこで思いますのに、日常生活の中で特に交通安全上、危険だと思いますところに、大針の選果場前の道路の
新幹線高架下の手前のカーブのところがあります。私なども朝の交通当番で、よくあそこら辺を歩くわけですが、昔から不動坂と言われておりますように、多少坂にもなっていて、通学道の中でも危ないところに思います。そこに
ガードレールがあるわけですが、
ガードレールによってつくられる歩道はわずかの幅で、人1人が歩くのにやっとで、先の方は人も歩けぬ狭さです。朝、登校の生徒はほとんど、
ガードレールの道路側をぞろぞろ歩きます。現況の
ガードレールにもそれなりの理由や歴史があろうと思いますが、
ガードレールの存在の効果が明確になるよう改善をしていただきたいと思いますが、お考えをお聞かせください。 次に、羽貫の
伊奈学園前の歩道橋について申し上げたいと思います。 ことし3月の一般質問でも申し上げたところですが、地域の交通安全の大きな期待にこたえてできた
伊奈学園歩道橋が、依然として余り利用されていないことを残念に思います。あそこの道路は伊奈学園だけでなく、
県民活動センターへ行き来する人も多数利用し、なおバスの乗り入れも多く混雑をするところです。ぜひ伊奈学園に向けての強い指導方をよろしくお願い申し上げます。 以上です。
○議長(大塚一君)
都市計画課長。 〔
都市計画課長 中島治平君登壇〕
◎
都市計画課長(中島治平君) 大塚議員さんの一般質問にお答え申し上げます。 1点目の、
伊奈特定土地区画整理事業の進捗状況について、初期の計画と進捗の度合いはとのことでありますが、
伊奈特定土地区画整理事業は、昭和62年3月9日付で建設大臣の事業認可を得、平成7年度完成を目指した面積約 225ヘクタール、総事業費約 250億円という大規模な事業が埼玉県の施行によりスタートいたしました。以来、県としては当時買収しました水田部分を先行整備すべく、平成元年12月、地区の3分の1に当たります約70ヘクタールを仮換地指定いたしました。現在、造成工事を実施しているものであり、
事業ベースでは当初の計画にほぼ沿った形で進展しているとのことであります。 次に、2点目の今後の事業の具体的な展開と将来的な見通しについてでありますが、年度内には
土地区画整理審議会の意見を伺い、施工地区の
北西側部分いわゆる養鶏場、日産ディーゼル、
内宿字薬師堂根周辺と
町制施行記念公園の北側部分合わせて約75ヘクタールを仮換地指定をいたしたいということでございます。 なお、残りの約80ヘクタールにつきましては、平成3年ごろ仮換地指定をしてまいりたいとのことでございます。 また、工事関係につきましては、地権者のご理解、ご協力を得ながら水田部分の道路工事、
遊水池工事、盛り土工事を現在実施しているところでありますが、平成3年度以降につきましては、地権者の協力が得られるところから文化財の試掘調査を初め、本格的な
街路築造工事を予定していきたいとのことでございます。 以上です。
○議長(大塚一君) 福祉課長。 〔福祉課長
関山熈一君登壇〕
◎福祉課長(
関山熈一君)
老人福祉センターの利用の関係について、お答え申し上げます。 初めに、
利用券対象者と実利用者の割合についてでありますが、利用券の発行枚総数が 2,807人分でございます。そのうち、平成2年の4月から11月末までの利用者の実数でございますが、 230人で 8.2%でございます。 次に、60歳
利用券発行についてでございますが、本年11月、12月から対象となりました方々、その月に利用券を送付した方々31人への電話による調査結果でございますが、現在のままでよいという方が17人、それから寂しいような複雑な気持ちだというふうな考え方の方が12人、それから早過ぎると思うという方が2人という結果でございました。この結果がすべてとは申しませんが、60歳という年齢は人生のひとつの節目であるというふうなことでご了解をいただき、
利用券発行は続けていく考えでありますが、必要のない方につきましては、お返しをいただくというふうな方法も考えていきたいと思います。 以上でございます。
○議長(大塚一君)
企画財政課長。 〔
企画財政課長 山本欽吾君登壇〕
◎
企画財政課長(山本欽吾君) 大塚議員さんの
交通安全対策につきまして、ご答弁申し上げます。 交通安全上の危険地帯ということでご指摘をいただいたところでございますが、まず大針会館前の通学路についてでございますが、
上越新幹線側道西側付近の
ガードレールの部分が狭く通りにくくなっているということでございますが、現況からいたしまして道路の拡幅につきましては、地形上からも困難であるようでございます。生徒の安全を考えまして、現場に応じた安全対策を早急に考えてまいりたいというふうに思っているところでございます。 また、現在の通学路につきましても、見直すべく検討の余地がないかどうか、
教育委員会等とも協議をいたしまして、対応を考えていきたいと思っているところでございます。 次に、
伊奈学園前歩道橋の利用状況ということでございますが、ご指摘のとおり利用者が少ないというのが現実のようでございます。学校側でもこの件につきましてはご苦労なされているようでありまして、学期の始めに1週間ぐらい朝の立哨指導と通学時の指導も行なっているようでございますが、今後もあらゆる機会をとらえPTAと協力し、交通指導、そして自転車等の通学指導を行なっていくとの回答もいただいたところでございます。町といたしましても、
交通事故防止に向け、さらに学校への指導について協力方を強く要請してまいりたいと考えているところでございます。
○議長(大塚一君)
大塚怡子君。
◆6番(
大塚怡子君) ただいまそれぞれについてご回答をいただいたところですが、まず区画整理の関係なんですけど、お答えによりますと、当初の計画にほぼ沿った形で進展をしているということで問題はなかったんだなあというそんな気がするわけですが、個々にはいろいろ個人の問題として区画整理と絡めた問題があるように見聞きいたします。でも計画が順調にいっていることであれば、そのことに問題はないのかもしれませんけれども、区画整理という仕事の性質上、いろいろ利害に直接関係することですから、いろいろな意見があることは当然なのかもしれませんけれども、やはり地権者の理解ということが非常に大事なことかなと思いますので、もし計画の進捗に問題がないとすれば、それで困ったというような意見が多少出るということについては、何か地権者との、施行者とのコミュニケーションが足りないかなというそんな気もいたしますので、ぜひそういう面でのご指導を今後お願いできればと思います。 それから、次の
老人福祉センターの問題なんですけれど、 2,870枚かの利用券の発行枚数の中で、現実に利用されているのが 230枚だということで、率にして 8.2%ということは極めて利用が低いかなとそんな気がするわけです。それでただいまの回答によりますと、アンケートをとったということだったんでしょうか、ちょっと聞き方が悪かったかなと思いますが、幾つかのどうしようという中の回答が出されているようにお聞きしまして、それによってまだ今後も続けますというお話だったんですが、例えばよく私たちも勉強不足で恐縮ですが、そこいら辺のことをどうしようかということ決めるという、そこは主体的にはもちろん福祉課さんの傘下でありますけれども、どういう形でああいう制度というか決まりが決まったり、変更されたりするものなのかちょっとお尋ねをしたいと思います。 それから、3番目の交通安全の問題なんですが、確かにそれぞれが困難な問題であることはよくわかっております。そこをあえてお願いをするということは、それなりの非常に危険率が高いということであえて申し上げるわけですが、今後もご努力いただければと思います それに、
伊奈学園前の歩道橋の話なんですけれども、きのうやきょうの話ではございませんで、既にいろんな立場でそういうことが提言され、あるいは話し合われているわけなんですが、一向に効き目がないみたいな感じですので、ぜひそれらも今後、町の責任ではもちろんございませんけれども、一つ事故が起こるということは大変なことでございますので、事故の全面ないということの考え方の中で、今後もぜひしっかりと、非常にあの辺の批判も強いわけでございますから、ご努力いただければと思います。 それでは、話がもとに戻りますが、
老人福祉センターの、さっきお願いをいたしました規則といいますか、そこら辺の決まりというものの、変更するときにはこういう方たちがこういう形で決めていくんだというような、そういうシステムについてお伺いをしたいと思います。 お願いいたします。
○議長(大塚一君) 福祉課長。 〔福祉課長
関山熈一君登壇〕
◎福祉課長(
関山熈一君) 老人センターの関係の再質問にお答え申し上げます。 時代に合った形に変えていくのもというご趣旨だと思いますが、もちろん制度として定着しておるものでございますけれども、時代に合った形に変えるということも必要だというふうには考えております。いろいろ条例、規則等とのかかわりもございますし、調査の結果にもございましたが、これがすべてと申しませんけれども、当面現行の形で進めさせていただきたいとこんなふうに考えております。
○議長(大塚一君)
大塚怡子君。
◆6番(
大塚怡子君) ただいま、再質問に対するお答えをいただいたわけでございますけれども、一般質問の通告の際に、内容的なことの明細を、的確な答えをいただきたいために係にこまかく申し上げて、それはそれでよろしいのですけれども、一般質問をした即そのことに対してのこうしますという回答を私どもは求めているわけではございませんし、すべてここで質問をする要件が、それ以外のことも同じですけれども、即解決をできるような簡単なことではないという考えで私どもも申し上げているわけです。 1つ1つの問題につきましては、本会議でご質問申し上げたことにつきましてお答えをいただき、なおさらにそのことについて日時をかけてご努力をいただくということを、何となく常識と考えておったんですけれども、既に通告の際に、どういう形かでお急ぎで調査をいたしまして、結論を出されたということにつきまして、ちょっと段取りがよすぎたかなという感も、今しているところでございます。 対象者が既に 2,800何人も、 3,000人に近い人に利用券を送ることについて申し上げますれば、発行しているわけですから、もし今後どうしようかなという考え方の中で行動を起こすとすれば、やはりもっと多くの方にご調査をいただいて、日時を積み上げた中で多くの方との考えを取りまとめる中で、ひとつ一番いい方法、今に一番適する方法をお考えいただいて決めていただくのが一番いいかなとこんなふうに思います。 私の申し上げました再質問、先ほどの質問の要旨は、その規則を変更するとか決めるとかの場合は、どんな方たちがどんな形でお決めになるのですかということでございましたので、そのことに対するご回答は結構でございますけれど、どうぞ余り短絡的に物事を処理なさらないで、これから永遠に続く
老人福祉センターの1つの福祉のあり方でございますから、ぜひいい姿を求めていただけますよう、それにぜひ1人でも多くの関係者のご意見を集約をしていただけますよう、要望いたしまして終わらせていただきます。 ありがとうございました。
○議長(大塚一君) 以上で、6番、
大塚怡子君の質問を終わります。 次に、11番、山本重幸君の発言を許可いたします。 山本重幸君。 〔11番 山本重幸君登壇〕
◆11番(山本重幸君) 11番の山本でございます。 通告に従いまして順次お伺いいたしますので、よろしくご答弁のほどをお願い申し上げます。 通告の第1の、21世紀に向けての町づくりですが、我が伊奈町も本年は町制施行20周年という大変記念すべき時の経過を見、それを1つのステップとして、伊奈町の長期展望すなわち将来像を明確にして町政運営に当たらねばならないと痛感するからであります。 私も伊奈町の新しい住民として移り住み、はや12年になります。移り住んだ当初を思うと、その変貌は想像以上のものでありました。例を挙げれば、この10年余の間に、町施設として南小の開校、総合センターのオープン、南保育所の開所、郷土資料館の開館、消防署の完成、高齢者事業団の発足、図書館、移動図書館の開館、南テニスコート、少年スポーツグラウンド、多目的広場のオープン、南中学校の開校、懸案であったクリーンセンターのオープン、ニューシャトルの全線開通、県施設として伊奈学園の開校、県民総合活動センターのオープン、精神医療センターの開所、区画整理事業として、北部・中央区画整理の完成、YOU And I推進に向けての北部土地区画整理事業、町施行の中部特定土地区画整理事業の順調な進展、また排水の整備、側溝の整備、あるいは公共下水道の布設等、私たちの身近な環境整備も着実に進んでいます。主なものを列挙しただけでも十数年前と、現在の変わりように思いを新たにさせられます。正直、来てよかった、住んでよかった町になりつつあります。 この変革をつぶさに見るときに、思いはこれからの伊奈町、すなわち10年後、20年後の伊奈町の姿であります。より住んでよかった町づくりのためには、これからの伊奈町にとって長期的展望に立った確固たる町づくりが、今まで以上に求められるでありましょう。長期的展望に立った伊奈町基本構想は昭和56年に策定されています。また、その計画としましての伊奈町基本計画は昭和58年に策定され、昨年ローリングを行い、平成7年を目標とする新たな計画が策定されましたが、これはこれから5年先という短期の計画であります。長期的展望に立って、21世紀の伊奈町をじっくり見据えた基本構想の見直しを含めての伊奈町の将来像を明確にするべきだと思いますが、お考えをお聞かせ願いたいと思います。 次に、今伊奈町の将来像を考えるときに、避けて通れないのが中枢都市圏4市1町の政令指定都市構想であります。新聞報道等では町長の前向きと思えるコメントをお聞きしておりますが、お考えを率直にお聞かせ願いたいと思います。 次に、21世紀に向けて住んでよかった町づくりのための最大の課題は、どんどん進む高齢化社会への対応であるとだれもが認識しているところであります。町としてもより積極的な対応が要求され、一般質問等でも毎回多くの同僚議員によって取り上げられております。 私は高齢化社会の対応を思うときに、まず考えるのはいかにして心身ともに健康で長生きできるか、長生きしてよかったといえる人生を送れるかであります。それはとりもなおさず一人一人が生きがいを持って生きることであります。生きがい、それは仕事であり、趣味であり、ボランティアであり、あるいは宗教もまたその中に含まれるでしょう。この生きがい活動を助長する施策がより求められるでありましょう。伊奈町としては、仕事としての高齢者事業団が昭和60年7月にスタートし、順調な歩みを続けていると聞いておりますが、現況と今後の問題点についてお聞かせ願いたいと思います。 次に、共通な趣味によって高齢者相互のかかわり合いと連帯を深めることが求められていますが、伊奈町における高齢者学級等の実態をお聞かせ願いたいと思います。 次に、健康で長生きすることに欠かせないこととして、スポーツがあります。現在高齢者のスポーツとしてはゲートボールが最も盛んであるようですが、その実情、あるいは問題点をお聞かせ願いたいと思います。 また、生涯スポーツとして新しいスポーツを考案し、普及させている市町村の話をよく耳にしますけれども、今までの本町の取り組み、今後の考え方についてお聞かせ願いたいと思います。 また、既存のスポーツでも、ある程度の年齢になってからでも始めることができるものがあります。年齢を設定してのスポーツ教室も必要と思いますが、取り組み姿勢をお聞かせ願いたいと思います。 次に、これからの生きがい活動に欠かせないのは、ボランティア活動といわれております。ボランティア活動のできる体制づくりが必要だと思いますが、お考えをお聞きしたいと思います。今、伊奈町に求められている高齢者福祉施設としては、特別養護老人ホーム、デイサービスセンターと考えられます。町長も前向きなお考えをお持ちのようですが、実現の見通しをお聞かせ願いたいと思います。 次に、「緑と文化の町づくり」大変響きのよい言葉であります。これは昭和62年9月に作成された上尾都市計画事業、伊奈特定都市区画整理事業のパンフレットの見出しの言葉を引用させていただきました。この見出しの標語を見て、瞬間違和感を覚えました。それは今までの区画整理事業を見て、緑が失われることがあっても保存されている例は余り見ないからであります。そこで、これからの区画整理事業の中にあって、緑をいかに残した区画整理をする計画であるのかお聞かせ願いたいと思います。 将来の伊奈町にあって頼りになる緑は、現在調整区域内の田畑、山林等であります。これらをいかに調整し、守っていくかを真剣に考えねばなりません。田畑については、伊奈町における今後の農政のあり方と密接に関係があり、山林については民有地であるがゆえに樹木の伐採には口出しができない状態ではどうにもなりません。理想である緑の町づくりのために何らかの方策があるのかどうか、今後どのような対応が必要かお聞かせ願いたいと思います。 次に、文化・芸術活動の振興に触れさせていただきます。 これからの日本は、かつての仕事だけあるいは働き過ぎの時代から、生活の中にゆとりを求める時代へと移行してきています。心の豊かさを求める時代であります。そのためには文化・芸術活動の振興にますます力を注がねばなりません。現在、伊奈町の教育委員会を中心に、各種文化・芸術活動の育成に努めておられますが、音楽活動の育成にやや乏しさを感じます。南中学校あるいは伊奈学園の活躍ぶりは目を引きますが、社会人になってからも継続して音楽に親しめる環境づくりも、もっと必要ではないでしょうか。町民音楽祭の開催あるいは音楽活動ができる施設等を望まれますが、お考えをお聞かせ願いたいと思います。 また、絵画、書道、写真等が常時鑑賞でき、発表できる町民ギャラリー的なものを常設したらいかがでしょうか。お考えをお聞かせ願いたいと思います。 21世紀の町づくりの最後としまして、町民が安心して住める町づくりに最善の努力をしていただきたいということであります。 各種危険箇所の整備、
交通安全対策、防犯対策等、種々取り上げられ改善への努力がされているところでありますが、安心して住める町づくりの拠点となる交番の設置は、特に南地区において長年望まれていることであります。設置の見通しについてお聞かせ願いたいと思います。 通告の2番目としまして、スポーツ関係についてお尋ねいたします。 伊奈町は昭和57年10月、第13回町民運動会の折にスポーツ都市宣言をし、スポーツを通して心身ともに健康であり、友情と連帯の輪を広げ、明るい活気ある町づくりをしようと誓ったことであります。施設の目玉である体育館の早期実現については、前9月議会にお願いしましたが、今回はソフト面というべき、いかにしたら町民の1人でも多くがスポーツに親しめる状況をつくり得るかを考えてみたいと思います。 例えば、県では「ヘルシー埼玉21県民運動」という名のもとに、県民だれもが健康で美しい人生のために、いつでも、どこでも、だれとでも気軽にスポーツの実践を合言葉に、スポーツに親しむ運動を展開し、パンフレット等作成されています。しかし、せっかくのこのような運動も町民には余り知られていません。もっと積極的な活用を図るべきだと思いますが、お考えをお聞かせ願いたいと思います。 町としても、町民1人1スポーツ運動等を展開し、スポーツすることの意義、楽しさ等の呼びかけをもっとすべきではないでしょうか。また、簡単にできるスポーツとしてウォーキング教室、ジョギング教室、特にジョギング教室に関しましてはコースも新たにできることでありますので、多くの人が参加できるウォーキング大会等の開催も考えたらいかがでしょうか。 要旨の高齢者スポーツ教室については、前述しましたので省略いたします。 次に、指導者教育の充実ということでありますが、どんなスポーツにもよりよい指導者が求められています。町での指導者の育成のためには、県レベルの指導者養成を積極的に利用する等、援助等も含めて指導者育成の体系をつくるべきではないでしょうか。また、指導者に対する謝礼等も体系化すべきだと思いますが、お考えをお聞かせ願いたいと思います。 次に、体育指導員についてですが、伊奈町体育指導員に関する規則の第2条に「体育指導員は、住民のスポーツの振興に関し、その分担する地域または事項について、次の職務を行なう。」と最初に記しています。ここに分担する地域という一節がありますが、地域でのスポーツ行事、スポーツ振興に体育指導員はもっとかかわり合いを持つべきだと思うし、持てるような環境づくりを地域の体協理事、多くは区長さんだと思いますけれども、等と連絡を取り合ってすべきだと思いますが、お考えをお聞かせ願いたいと思います。 スポーツの最後に、スポーツ教室についてですが、過去3年ぐらいの伊奈町のスポーツ教室の内容と、教室終了後の実態が把握できましたら、お聞かせ願いたいと思います。 通告の最後の開発行為については、前回例を挙げてその実態をお聞きしました。その際の答弁としては、違反があるので厳しい指導をしているということでありましたが、その後の状況をお聞かせ願いたいと思います。 また、最近、栄町内の第1種住居専用地区内に、車の洗車場とかあるいは事務所等が建設されておりますけれども、私の知る限りでは第1種住居専用地域にはそれらのものができないと思いますけれども、その辺の事情をお伺いさせていただきたいと思います。 以上です。
○議長(大塚一君) ただいまより、10分間休憩いたします。
△休憩 午前10時03分
△再開 午前10時17分
○議長(大塚一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 11番、山本重幸君の質問に対する答弁を求めます。 町長。 〔町長 小林昭一君登壇〕
◎町長(小林昭一君) 山本議員の一般質問にお答え申し上げたいと存じます。 なお、大変質問が多岐にわたっておりますので、それぞれ担当課長の方からお答えする点が多うございますけれども、ご了解いただきたいと存じます。 2点目の、政令指定都市構想に対する見解はということでございますが、この関係につきましては、今YOU And Iプランの中でもいろいろ論議をいただいているところでございますし、経済同友会あたりもかなりの意欲を持っておいでになるというふうに受けとめております。したがって、私自身もいわゆる自治体そのものも、やはり大きな財政力の中で地域の住民にそれぞれのおこたえができるというのは、非常に結構なことだろうというふうに受けとめておりますけれども、私どもの伊奈町はいずれにいたしましても、YOU And Iプランの中でそれらのものが求められるとしますと、上尾市との地続きでございまして、上尾市を飛び越えてその先の団体というわけにはまいりません。というふうに私は考えております。したがって上尾の去就も非常に大きな影響があるだろうというふうに受けとめておりますので、上尾市さんの動向も踏まえ、そしてまた町民各位の考え方もしっかりと受けとめさせていただいた上で、もちろん町民を代表する議会の方々のご意見も当然でございますけれども、それらをしっかり受けとめた上で決めていくべきだろうというふうな考え方を持っております。 ただ一つ、いわゆる既成都市といってよろしいかと思いますけれども、既成都市の姿を見てみますと、どうしても中心重点な施策というふうなことになりがちだというふうに、私自身受けとめております。したがいまして、今この伊奈町としてもYOU And Iプランの中で位置づけされているもろもろのものを、しっかりとその地域として役割を果たしていくぞとそういうものが明確になり、また将来に向けてそういったものがより確実なものになっていくことが必要だろう、大事だろう、こんなふうにも思っておりますので、まだこの点については、そう一朝一夕というわけにはまいらないだろうというふうに思いますけれども、基本的には私自身も結構だろうというふうに思っていますが、なおそこに至るまでには十分町民の方々の意見もいただき、そしてまたいわゆる政令指定を受ける段階でのそれぞれの地域の役割分担というものも明確にしていただいた上でのものでなければいけないだろう、そんなふうに思っているところです。 次の、福祉施設実現の見通し等についてというご質問でございますが、この関係につきましては、今どこでも唱えられているように、次の時代に向けての施策というものも非常に大事なことだというふうに思っております。したがって私の今の気持ちとしては、後刻委員会でもつくっていただいて、その中で十分討議を重ね、そしてまた議会の皆さん方にも資金運用といいますか、財政な面でもいろいろご指摘をいただいております。いわゆる目的を持った基金運用をすべきだというふうなご指摘等も大変いただいておりますので、またそれらも踏まえながら将来にわたってよりいいものを求めていけるような基礎づくりといいますか、体制づくりをしていきたいなと、そんな気持ちを持っております。 後刻また議会の皆さん方とも十分相談をさせていただいて、委員会なり何なりを発足していただきたいものだ、そんな気持ちを持っております。その中で、将来のあり方について、じっくりと組立てを行なっていきたい、そんな気持ちでございます。 以下、残された点につきましては、それぞれ担当課長の方からお答え申し上げます。
○議長(大塚一君)
企画財政課長。 〔
企画財政課長 山本欽吾君登壇〕
◎
企画財政課長(山本欽吾君) 山本議員さんのご質問にお答え申し上げます。 第1点目の、伊奈町の将来像はということでございますが、町の将来像につきましてのご質問ですが、基本構想につきましては、田園文教都市を町の将来像として昭和56年に策定をしております。以来平成12年を目標に今日まで、各種の施策や事業を展開しながら、基本構想の実現に向け努力をしてきたところでございます。 基本構想につきましては、策定後まだ9年を経過したばかりでございます。また、策定時期におきましては、多くの町民のご意見を聞きながら議会の理解を得て策定をしたという経緯もございます。むやみに変更をするという性質のものではないかと考えますが、ご指摘のとおり実態にそぐわない面が生じているとしたならば、今後時期を見て必要に応じた見直し等の検討も進めてまいりたいと考えておるところでございます。 第6点の、安全な町づくりをということのご質問でございますが、安全な町づくりについて、安心して住める町づくりの1つの策といたしまして、交番の設置を以前から要望しているところでございますが、現在のところこれらが実現に至っておりません。先日来、町への交番の設置につきまして上尾警察署に伺ったところ、現時点では可能性がないわけではないが非常に厳しい状況であるというような回答をいただいております。 県内の状況につきましては、毎年各地区から県警への要望が出され、合計いたしますと 100カ所ぐらいになっているというふうなことでございますが、新設されるものは年3カ所ないしは4カ所程度ということでございます。増設ができない理由といたしまして、最大の原因は警察官の確保の問題であるというふうにも聞いております。交番の設置は、地域の人口、あるいは事件の発生状況、駅前の状況等を考慮して検討されるようであります。上尾警察署としても今後も設置について県当局へ強く要望していただけるというふうなことも伺っておりますが、町といたしましても、上尾警察署に対しまして強力に要請をしてまいりたいと考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(大塚一君) 教育長。 〔教育長 永島宣征君登壇〕
◎教育長(永島宣征君) 山本議員さんのご質問の中で、特に21世紀に向けての町づくりのためにの中の生涯学習、生涯スポーツの振興、それから文化活動の振興をと、この2つについてお答えします。それから、2のスポーツ振興のためにはカットしまして、1、3、4、5についてお答えを申し上げます。 初めに、高齢化社会への対応の中で、生涯学習、生涯スポーツの振興についてでございますが、現在高齢者を対象とした生涯学習関連事業として、主として福寿学級、世帯間交流教室を、交通の便を配慮して身近な施設であります公民館3分館で開催をしております。主体的に参加できるよう、学習機会の確保に努めておりますとともに、高齢者の自主的、自発的学習を支援するため、各種団体の育成を図るなどに努めております。 また、生涯スポーツにつきましては、高齢者の健康や体力の維持増進が図れるような軽スポーツを啓発し、また県事業にも配慮して、生涯を通じて豊かで生きがいのある生活を高めるために、今後とも事業内容の拡充を図りながら、一層の生涯学習を推進するための基盤整備に努めてまいりたいと考えております。 また、ご指摘のゲートボールにつきましては、福祉課と連携を図りながら、より一層の普及、発展に努めてまいりたいというふうに考えます。 次に、文化活動の振興でありますが、文化・芸術活動への環境づくりとして、町民が音楽などの発表のできる施設、あるいはまた美術作品などの展示場の設置はというそういう内容であったかと思いますが、現在生涯学習の一環として各種文化団体が発表の場として、総合センターを拠点に技術の向上を図っているところです。音楽部門についても逐次その振興を図ってまいりたいというふうに考えます。また日常的には、身近な施設として各行政区ごとに設置されております集会場を町民の自主的、自発的な文化・芸術活動に大いに利用できるように努めてまいりたいと思います。 文化施設の充実につきましても、今後財政的な面等も配慮しながら、十分その施設設備の充実に努力してまいりたいというふうに考えます。 次に、スポーツ振興のためにの中で、まず、町民皆スポーツ運動の展開についてでございますが、健康で文化的な生活を営むために、大会のためのスポーツではなく日常生活の中で気軽に楽しめ、心の豊かさと健康な体力づくりに役立つスポーツ振興に努め、だれもが何らかのスポーツに親しみ、地域住民としての交流と連体意識を深めるため、町民1人1スポーツを提唱してまいりたいと思います。 ご指摘の「ヘルシー埼玉県民運動」のパンフの内容につきましても、十分検討しながら積極的に周知徹底を図ってまいりたいというふうに考えます。 次に、指導者教育の充実についてでございますが、地域住民のスポーツ振興には、指導者相互の協力態勢の確立と資質の向上を図ることが必要であり、各団体のリーダーを中心に講習会などを実施し、多様化する町民の欲求にこたえられる指導態勢の確立に努めてまいりたいと思います。 体育指導員についてでありますが、地域住民のすべてがスポーツに関心を持ち、スポーツを実践するよう仕向けることが使命であり、地域各種団体のパイプ役として新しいスポーツの開発や、地区の行事にも参加できるような環境整備に努めてまいりたいと思います。現に非常に体育指導員の目覚ましい活躍もされている地域もあるわけでございますが、一層の体育指導員の仕事の充実、スポーツの発展に、教育委員会といたしましても努めてまいりたいというふうに思います。 次に、スポーツ教室についてでございますが、実施内容につきましては、昭和63年度は硬式テニス、ゴルフ、バドミントン、少年少女バドミントン、ファミリースキー教室等を実施いたしました。また平成元年度に社交ダンス教室、本年度はインディアカと健康リズム体操教室を新規事業として開催いたしました。ウォーキング大会についてのご質問もございましたけれども、現在ウォークラリーをやっているところでございますが、一層の充実した大会になるように努力してまいりたいと思います。 なお、各こうした教室終了後も、フォークダンス、ジャズダンス、社交ダンス、硬式テニスなど活発なクラブ活動を続けているところもあるわけでございます。教室終了時にクラブ化や既成クラブの紹介など、各連盟との連携を図りながら、定期的なスポーツ活動ができますよう十分配慮してまいりたいと思います。 以上です。
○議長(大塚一君) 福祉課長。 〔福祉課長
関山熈一君登壇〕
◎福祉課長(
関山熈一君) 高齢化社会の対応についてのご質問の中の、高齢者事業団の関係と、それからボランティア活動の関係につきましてお答え申し上げます。 初めに、高齢者事業団の関係でございますが、現在の会員数、12月1日現在でございますが 114名でございます。 事業団の主な仕事につきましては、各事業所等への人員の派遣、それから一般家庭等の留守番あるいは庭木の手入れ、清掃、除草等の受託作業、また町からも公園の清掃、ふるさと歩道標の手入れ、駐輪場の整理、小さな修繕工事等を委託をしております。 作業の出役につきましては、町内に12班が編成されておりまして、それぞれ各班長が責任をもって作業にあたるという仕組みでございます。 賃金の支払いにつきましては、前月分を当月15日に金融機関の本人名義預金口座に振り込みをいたしまして、賃金の内訳明細につきましては、班長を通して10日までに通知するということで、十分に機能しているというふうに認識しております。 今後の課題でございますが、まず、会員数をふやすということに主眼をおきまして、仕事を通して真の生きがいが感じられるというような組織づくりを目指してまいりたいという考えでございます。 次に、ボランティア活動の関係でございますが、当面社会福祉協議会との連携によりまして進めてまいりたいというふうに考えております。さらには、高齢化対策の総合計画に盛り込みまして、機能するボランティア活動を目指したいというふうに思います。 以上でございます。
○議長(大塚一君) 都市施設課長。 〔都市施設課長 内田芳男君登壇〕
◎都市施設課長(内田芳男君) 山本議員さんのご質問の中で、緑と文化の町づくりについて何かいい方策があるか、また今後どのような対応が必要かという質問でございますが、当町の緑の現状をご説明いたしますと、首都圏40キロ圏内に位置しながら、まだまだ緑の多く残された町であると考えております。 数値的に申しますと、町全体をとらえると1人当たりの緑比率が約 500平方メートルとなっております。近接の状況を申し上げますと、桶川市が約 300平方メートル、上尾市が約 150平方メートル、蓮田市が 440平方メートルとなっております。次に、ご指摘の市街化区域内の緑比率でございますが、当町におきましては1人当たり約 150平方メートル、同じく近接といたしまして、桶川市が約90平方メートル、上尾市が約90平方メートル、蓮田市が 130平方メートルとなっております。しかしながら、年々都市化が進む中で、無秩序に緑が減少することは将来を考えたとき、憂慮されることであると考えております。 今後都市化が進む中で、どのような姿で緑の町づくりを進めるかということでございますが、市街化区域内においては、今後失われる緑の補てんを図るべく関係機関及び関係各課と協議を重ねながら、公園の緑化、道路等の植樹等に努めるとともに、毎年行なっております郷土緑化のより一層の推進を図ってまいりたいと考えております。 また、市街化調整区域内につきましては、地権者のご理解を得ながら雑木林、屋敷林の保全に努めていきたいと考えております。 次に、緑の保全について今後どのような方策が必要かということでございますが、ご指摘のとおり、保全には地権者の緑に対するご理解が不可欠でありますので、緑の重要性、緑の必要性をPRしていきたいと考えております。 初めに申しましたとおり、現在当町においては緑比率が高い状況でございますので、今後におきましてもよく現状をとらえながら、調査、研究をし対応していきたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(大塚一君)
都市計画課長。 〔
都市計画課長 中島治平君登壇〕
◎
都市計画課長(中島治平君) 山本議員の一般質問にお答え申し上げます。 1点目の21世紀に向けての町づくりのためにの4番目でございますが、緑と文化の町づくりのために、この関係で区画整理事業の担当としてお答え申し上げます。 区画整理事業は、市街化区域に編入いたしまして基盤整備を行い、人間が住む環境づくりをするものでございます。区画整理事業の事業計画、いわゆる道路、公園等の配置計画でございますが、これらを策定していく場合、緑をいかに確保するかという点から、大きな樹林地には道路を極力控え、なおかつ換地に関しましてはスーパーブロックで行なう。また屋敷林に対しましては、既存の道路を拡幅整備するなど、緑の保全に心しているものでございます。 それから、3点目の開発行為についてでございますが、その後の対応ということでございます。前回お答え申し上げました違反建築に係るその後の対応ですが、現在、大宮土木事務所において関係者を呼び出しまして、強力に違反の是正指導を行なっている最中でございます。今後も町、県一体となりまして、粘り強く違反撲滅に努力してまいりたいと思っております。 それから、第1種住居専用地域における建築できる事務所類の関係でございますが、まずこの条件でございますが、併用住宅であること、かつ事務所等につきましては建築延べ面積の2分の1以下であることでございます。なお、洗車場につきましては、建築物がない場合には基準法に該当しないということで、対象外になっております。 以上です。
○議長(大塚一君) 山本重幸君。
◆11番(山本重幸君) 大体大ざっぱにご答弁いただいたわけでございますけれども、少し私の考えていることもありますので、少々再質問させていただきたいと思います。 まず、最初の伊奈町の将来像ということなんですけれども、これは基本構想との絡みということで、基本構想というのは長期的な構想であるから簡単には変更ができないということはよくわかるんですけれども、例えば先ほど前段で触れましたように、伊奈町は非常に変わっているわけです。私がここに住みついてから12年ぐらいですけれども、その間に大きく変わっているわけです。それと照らし合わせて基本構想を眺めてみても、これは大分もう構想とは変わってきている状況になっているということを私はつぶさに見たわけです。ですから、先ほどの答弁では基本構想が少々今の時期に合っていないのは変えていかなくちゃいけないんじゃないかというような答弁もありましたけれども、これはもう1回しっかりとした、伊奈町、この記念にかかった伊奈町を20周年記念のこの時点でしっかりとらえて、将来像を新たに考えていくべきじゃないかとこう思うわけです。 特にこれから、先ほど政令指定都市の関係でもって町長も前向きな答弁をなさっていらっしゃいましたけれども、やはり政令指定都市となりますと、4市1町と合併する形になるわけですから、伊奈町はこういった町にするんだということをしっかりと明確にほかの市にもこれを提示して、そしてこういった伊奈町をつくらなくちゃいけないんだということでもって、政令都市化をしていった方が伊奈町にとっては非常に有利ではないかとこのようにも考えるわけです。そういったような意味で、もし基本構想を少しでも見直してみるのでしたら、将来の伊奈町はどうあるべきだということをしっかりと見据えて考えなくてはならないとこのように思います。 特にさっき言った田園文教都市ということでございますけれども、田園文教都市というこの言葉は非常にすばらしい響きのある言葉であります。しかし田園文教都市の中には、田園という意味は、これは緑とか水とかしっかり残していこう、こういう意味が含まれているんだと思いますけれども、しかしいわゆるこれからの、先ほどもちょっと触れたんですけれども、農業問題その他を考えた場合、農業の後継者その他を考えた場合に、あと10年、20年先に果たして田園をしっかり守っていけるかどうかということも、この田園文教都市という構想にとっては非常にその辺を考えていくことが大切なことかとこのように思うわけです。ですからそういった農政絡みでも幅広く検討して、いわゆるこの田園というものをどのように残していくかということも、私は伊奈町の将来像をつくるには大変必要ではないかとこのように考えております。 それから、高齢者のいわゆる福祉関係のことなんですけれども、高齢者事業団を最初に取り上げたというのは、私も高齢者事業団に、少し前の文教の委員長のときにかかわり合いをもっていたんですけれども、この高齢者事業団ができて5年がたっているわけです。これは事業団員に関しましては 114名ということでふやさなくてはいけないということになっておりましたけれども、この新しい会員というのは非常に少ないように、今まで見てきているわけです。いわゆる古い団員が1つに固まって新しい団員が入って来にくい状況をつくっているのではないかなという、そういった危惧がされるわけですけれども、その辺はどうであるかということを、ちょっとお聞きしておきたいと思います。 それから、これから団員をふやさなくてはいけないということをおっしゃっていましたけれども、どのようにこの団員をふやす手立てを考えていらっしゃるかお聞きしたいと思います。 それから、高齢者の関係では高齢者学級というのを、教育委員会のご答弁では福寿学級とかあるいは世帯間交流学級というのを開いているというふうにご答弁なさっていますけれども、これはどの程度、私はチラシ等を見ていても余り聞いていないんですけれども、どの程度開いていて、どの程度人が学級に出ていらっしゃるのか、それを具体的に、例えばことしでも去年でもいいですから、具体的にちょっと数字等も教えていただきたいと思います。 私の考えるには、こういった学級というのは少なくとも通える範囲内で、お年寄りの方が歩いて行ける、少なくとも自転車ぐらいで行けるような範囲内で開催しなくちゃいけないと思うんです。先ほども公民館単位でやっていらっしゃるような話をしていらっしゃいましたけれども、それはちょっと私は本当に実際やっているのかどうかというのを、はっきり今まで見ている限りではわからないような状況ですので、もう一度十分教えていただきたい思います。 それから、高齢者のスポーツ関係ですけれども、これは私もこの間総務の委員会でもって今回中条町へ行ったんですけれども、中条町では考案した新しいスポーツ、バウンドバレーというのを考案して、そして非常に盛んであるとこのように説明を受けております。また、たまたまきのう「地方議会人」というのをちょっと読んでおりましたら、ここにも平成3年度の重点施策として「中高年スポーツ活動普及促進事業」というので、かなりな予算を盛り込んであると。その中には新しいスポーツ、ニュースポーツの講習会を開いてスポーツの大切さを知ってもらおうというものであるというふうに書いてあるわけです。ですからこういったことは、やっぱり担当の教育委員会なら教育委員会が、あるいは福祉課なら福祉課が、やっぱりお互いに連携をとってそして何か新しい試みをしてみるということは、これは非常に大切なことだと思うんです。ですから、もしそういったものがほかの市町村でやっているようなことをお聞きしましたら、そういったものを視察をするなり、あるいは勉強させていただくなりして、そしてそういったことを1回試みてみることも大切ではないかと思いますけれども、その辺の見解をお聞かせ願いたいと思います。 それから、答弁にはなかったんですけれども、年令別のスポーツ教室といいますか、既存のスポーツでも、例えば私は今テニスを現にやっているわけですけれども、テニスでも仮に45、50になってからでもテニスはいくらも始めることができるわけです。現にやっている人がいます。そういったひとつの年齢層を決めて、例えば40歳以上の人の教室をやりますからとか、あるいは50歳以上の人の教室をやりますからとか、こういった年齢を考えて1つの教室を展開してもいいんじゃないかとこういうふうに考えて質問したわけなんですけれども、その点ちょっとご答弁がなかったものでお聞きしたいと思います。 それから、福祉関係で、ボランティアのことを取り上げました。これもこの「埼玉自治」ですか、きのう見せていただいたんですけれども、上尾市あたりではいわゆるボランティアの体系づくりというのが非常にできているわけですね、ボランティアに関しまして。伊奈町はまだボランティア活動に関しましては、そういった体系づくりまでいっていない、ちょっとおくれているような気がするわけです。ですからそういったすぐ近隣の上尾市でございますので、そういった勉強をさせていただいて、そしていわゆるボランティアの体系づくりその他をこれからも考えていかなくちゃいけないんじゃないかと思うんですけれども、見解をお聞かせ願いたいと思います。 それから、音楽いわゆる文化・芸術の関係で、音楽祭をやってみたらというよう話をしたんですが、それはちょっと答弁がなかったんですけれども、音楽祭これは特に伊奈中あたりがことしの埼玉県の合唱コンクールで金賞をとったとか、あるいは吹奏楽が優秀賞をとったという、そういったすばらしい演奏もあるし、伊奈学園あたりもすばらしい音楽活動をしております。そういったものはどこか伊奈町の、総合センターぐらいしかないですけれども、そういったところでそういった発表会的なものもやってもいいんじゃないかと思うんです。例えば伊奈学園あたりは、伊奈町ではなくてどこか大宮とか浦和あたりでやって、そういった音楽発表活動をやっているように新聞等で見受けるわけですけれども、やはり伊奈町あたりでもそういった優秀な人たちがいるのですから、それを町民の皆様に聞いていただくというそういった機会を私は設けていいんじゃないかということで、この音楽祭という話を出したわけですけれども、その辺の教育長の見解をお聞きしたいと思います。 それから、音楽活動、このように中学生あたりがこれだけのすばらしい音楽活動をしている、それが一般社会人になってからなかなかまとまってできないという状態というのは、少々寂しいような気がするわけです。少なくても音楽活動をする施設というのはある程度、例えば楽器では楽器で活動する場合でしたら、先ほど言った公民館そういったところでは近所の迷惑その他も考えなければいけないわけですから、ですから、そうやたらとどこでもできるというものではないわけです。ですからある程度防音とかそういったものも考えた施設でなくてはならないと、このように思うわけです。ですからそういったものを、これは別に金をかけてやれということじゃないですけれども、例えば学校の空き教室とか、あるいは新幹線のガード下あたりを借りてそこのところへそういった施設をつくるとか、考えてみたらいくらもそういった施設はそんなに金をかけなくてもできるんじゃないかと思うんです。そういったものをもう少し考えていかれたらどうかなと思うわけです。 それから、町民ギャラリーということを言いましたけれども、やっぱり例えば総合センターなら総合センターでいいんです。総合センターのどこか1室を町民のギャラリーだと、絵でも写真でも何でもいつでも発表できる、そしていつでも鑑賞できる、そういった1つのものがあった方が、町民にとってそういった芸術活動に関心を持つことができる機会をつくれるんじゃないかとこのように思うわけです。ですから、発表するところは総合センターかどこか文化祭その他で見ていましたら、これらを発表するところはあると思いますけれども、そういったものが常時発表でき、あるいは常時鑑賞できるような施設が必要ではないかとこういう意味で私は申し上げたわけです。ちょっと見解を聞かせていただきたいと思います。 それから、交番の関係ですけれども、これはもう何年来といっていいかわかりませんけれども、もう私が議員になってもう7年がたつわけですけれども、最初からお伺いしているんですけれども、なかなか進展しないわけです。今、特に最近は伊奈町栄町あの近辺というのは、交通、防犯、暴走族あるゆる面で非常に環境が悪化してきていることは間違いないわけです。ですから、それでもなおかつ難しい、難しいという話が昔からずっと聞いていて、一時は例えばあと60番目だとか、一番少なかったのが60番ぐらいか、そういった答弁を受けたこともあるわけです。それでもなかなかできないというのは、非常に残念だと思うんです。同じ栗橋の通りに、蓮田か白岡あの辺に1つ交番ができているわけです。ですからああいったところにできるんだったら、伊奈町の南部栄町あたりへでもできて不思議はないなとこういうふうに私は常に見ているわけですけれども、その辺これからも努力していただけるということでございますけれども、ひとつよろしく今まで以上の努力をお願いしたいというふうに思います。 それから、スポーツ関係ですけれども、町民1人1スポーツ運動を展開するということで、これはひとつ期待しておりますので、教育委員会としてもしっかりとお願いしてもらいたいと思います。特に「ヘルシー埼玉21県民運動」とこれと絡めての展開というのは、私はやり方としては上手なやり方ではないかと思うんです。ですから、これもひとつよろしくお願いしたいと思います。 それから、指導者の育成、これも非常に今、国レベルでも指導者の育成ということが一番重要視されてきているわけです。そしていろいろ研究されていますけれども、この指導者の養成ということでもって私は常に考えているんですが、各スポーツ団体あたりでいわゆる指導者の養成教室みたいのを県レベルでやっているのがあるんです。そういうところに派遣する場合には、例えば各連盟あたりでもって負担してそして派遣しているわけです。一応指導者を養成して、その後スポーツの教室あたりに使っていただくということをしているわけですけれども、そういった指導者を養成するのでしたら、教育委員会あたりでも幾らか援助でもしていただいて、そして大いに指導者をふやしていくということをしていったらどうかということを質問したわけです。 もう1つは、指導者に対する謝礼ということですけれども、テニス教室の場合、教育委員会でテニス教室をやっているそうですけれども、一応そのテニス教室の指導者には謝礼として幾らか差し上げているということございます。ですからそういったことを一応体系化して、やっぱり指導者に対しては、実際に指導していただいた場合にはこういった謝礼を出すんだということをきちんと決めておく必要があるんじゃないかと。そしてほかのいろんなスポーツにもそういったことを当てはめていった方がいいんじゃないかと、こんなふうに思うわけです。それでもってその質問をしたわけです。 それから、あとスポーツ教室でお聞きしましたけれども、やはりスポーツ教室を開いて、開くのは簡単に開けるんです。しかしそのあとのフォローというのをいかにしていくかということは、これはスポーツ人口をふやしていくためには、あるいはスポーツ教室をやった効果を上げるために非常に大切だと思うんです。ですから、各団体等をつくって、あるいはほかを紹介していらっしゃるという話なんですけれども、テニス教室に関しましては毎年やっていただいているんですが、何か私の知る限りではそのあと残って1つのグループをやっているというのが少ないような気がするんです。私もテニス連盟でやっていますから、その点が非常に残念だなあと考えているわけです。テニス連盟で開いている教室の場合には、ここのところ約七、八回やっているんですけれども、各年でやっているのは全部1つのチームをつくって残っているわけです。残ってちゃんと連盟に入っていただいて、活躍していただいている。こういった状況ができているんですけれども、教育委員会でやっていらっしゃるのは、そういった形で残っているのが何かちょっと少ないような気がするわけです。ですから、そのあといかに残して、そして継続して指導していくかということが非常に大切だと思うんです。 指導者の不足もあると思うんですけれども、例えばテニス連盟の場合には、教室を開いてそのあともずっと指導者確保して指導していっていただいているから残っていると思うんですけれども、教育委員会でやるのは1回教室を開いて、そのあとが自主的に任せるとこういう形をとっていらっしゃるのではないかと思うんです。それでしたらどうしても人数が減っていって、いわゆる教室に参加してもそのあと続ける人が少なくなってしまう、こういった結果になるんじゃないかとこのように思うんですけれども、ですからそういった意味でもって、そういったところをいかにするかということを、しっかり今後とも考えていただきたいということは、これは要望しておきます。 あと、開発行為の関係ですけれども、前回質問してわざわざ今回書いたのは、例えば果たして改善されるのかどうかということを知りたかったわけです。まず違反であることは間違いないということをはっきりと前回でも答弁があったわけですから、違反であることは間違いないのなら、どうしてまだそのままの状態でもう4カ月たっているわけですけれども、4カ月そのままの状態でできているのか、住んでいられるのかということが、私は一番不思議でしょうがないわけです。 それからなおかつ、例えば前回例を挙げた1つの中に、丸山の集会所の北側のところに、いわゆる分家で家ができたと。そういった違反であることは間違いない、それもすぐわきにまた家ができているわけです。調整区域に家ができているわけです。その家をよく見たら、いわゆる建築確認の確認証というのが張っていないんですね、工事しているとき。だれがこれを建築しているのかなと思ってよく見ようと思ったら、張っていないわけです。ですから何かやましい建築物ではないのかなという気がして仕方がないのですけれども、それだけちょっとその関係だけ、ほかのも聞きたいのですけれども、その関係だけちょっと教えていただきたいと思います。
○議長(大塚一君)
都市計画課長。 〔
都市計画課長 中島治平君登壇〕
◎
都市計画課長(中島治平君) 再質問にお答え申し上げます。 丸山集会所の近辺の分家住宅でございますが、これは開発の許可をとりまして建築の確認もとってございます。ただ、確認板についてなかったかどうか、ちょと私把握してございませんので、ないようであれば至急設置するように申し上げます。
○議長(大塚一君) 答弁をお願いいたします。 教育長。 〔教育長 永島宣征君登壇〕
◎教育長(永島宣征君) 山本議員さんの再質問にお答えいたします。 初めに、福寿学級についてのご質問でありますが、福寿学級は期日の方でありますけれども、平成2年2月6日から2月22日まで、回数にしまして各会場3会場あるわけでございますが、3回ずつやっております。場所は下郷農村センター、南分館、それから小貝戸集会所の小室分館、羽貫コミュニティセンターの小針分館、60歳以上の高齢者で延べ人数が 237名に上っております。第1回目は、それぞれの3分館ともに大型活字本の紹介、紙芝居、読み聞かせ、講話「生きがいを求めて」、これもそれぞれ17名、19名、24名というふうな参加者になっているわけでありますが、社会教育指導員、それから図書館児童奉仕ボランティア、そういう方々が講師になって進めております。それから第2回目は2月13日南分館、それから2月13日小室分館、これは時間をずらせて午前と午後です。それから2月15日に午前中小針分館ということで、落語「笑いの中の差別」ということで、落語家が来て同日行っております。参加者は各42名、22名、15名ということであります。それから3回目が2月21日南分館、2月20日が小室分館、2月22日が小針分館、世帯間交流事業としまして紙芝居と昔話、出席者は各47名、25名、26名というふうなことで実施をいたしております。 それから、高齢者スポーツについて何か考案したものを新しく取り入れたらということでありますが、逐次研究をしながら進めてみたいと思います。この試みにつきましても、やはり福祉課と提携をしながら進めてまいります。 それから、年齢層を考えてのスポーツ教室というようなこともありましたけれども、なかなか現実の問題としてそこまで手が回らない状態でありますので、少しでもよい方向を目指してやっていきたいと思います。 それから音楽祭等、発表の場を考えたらどうかというようなことでございますが、やはり音楽部門もこれからの社会にとっては、非常に大事な要素の1つでありますので、この件につきましても今後、いろいろそういった堪能な方々のご意見を聞きながら考えてみたいと思います。 それから、指導者の養成でありますが、やはりこれもどのスポーツにおきましても、しっかりした指導者がついているということは非常に大事なことでありまして、より充実すべく努力してまいりたいと思います。 それから、指導者への謝金についての質問がございましたが、非常に薄謝でございますが、やはりこれも予算化を進めて、伊奈町のスポーツの指導者として余り失礼のないように、そういうことで進めていきたいと思います。 それから、スポーツ教室を開くのはいいけれども、そのあとのフォローが足りないじゃないかというようなことでありますけれども、やはり私どももその件については十分考えてはおるわけでございますが、しかし教室が終わったあと、さてそのあとお互いの希望をとりながら進めていくという場合には、やはり私どもの保健体育課といたしましても、職員の件もありまして、行事に追われて非常に現在のところ手いっぱいのような状態でありまして、今後へ向けてさらにこの件についてもよりよい方向でいくように考えていきたいと思います。 特に、こうした生涯スポーツの一環としての教室でありまして、生涯スポーツというのはやはりリーダーも必要であるし、またそれのおぜん立ても必要かと思いますけれども、何としてもみずからそのスポーツに挑戦していく、スポーツを心がけて自分の生活の一部としてやっていくんだという気構えを各自が持っていただくということが最も大事かと思いますので、そういう方向でやっていきたいと思います。 終わります。
○議長(大塚一君) 福祉課長。 〔福祉課長
関山熈一君登壇〕
◎福祉課長(
関山熈一君) 高齢者事業団の関係と、それからボランティアの関係の再質問にお答え申し上げます。 初めに、高齢者事業団の関係でございますが、新会員が少ないんじゃないかと。特に少ない理由として入会しにくい状況があるのではないかというふうなお尋ねでございますが、新会員につきしては、やはりいろいろな事情によりまして、再就職あるいは嘱託というような形で残られる方も相当おいでのようでございます。それとあえて申し上げるならば、職種が大変体を使う仕事が多いというようなことで、若干敬遠されるような話も聞いておりました。いずれにいたしましても、今後ふやしてまいりたいという考えでおりますので、方法としましては会員による口コミであるとか、ないしは広報紙等を利用して会員の確保に努めてまいりたいというふうに考えます。 それから、ボランティア活動の関係でございますが、体系づくり等が非常におくれているのではないかというご指摘でございます。残念ながらそのとおりでございまして、特にボランティアの活動につきましては、社会福祉協議会に併設いたしますボランティアセンター等が拠点となりまして、いろいろな活動をやっているわけでございますが、町にはボランティアセンターの設置もございません。いずれにいたしましてもこれから社協との連携を強めながら、ボランティアの育成とあわせてボランティア活動の充実を図ってまいりたいと、このように考えております。
○議長(大塚一君) 山本議員。
◆11番(山本重幸君) お答えお聞きしました。きょうもいろいろ申し上げましたけれども、ひとつよろしくまた考えていただいて少しでもすばらしい伊奈町づくりができるようにお願いしたいと思います。 以上で終わります。
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△動議の提出
○議長(大塚一君) 20番、稲橋正兵衛君。
◆20番(稲橋正兵衛君) ただいまの山本議員の発言中、建築に関する一般質問中、不適当な発言があったように思われますので、議事録を整理して改めるべき点は改めてもらいたいとこんなふうに思いますけれども、動議を申し上げます。 〔発言する人あり〕
○議長(大塚一君) 暫時休憩をいたしまして、逐次議事を整理をしていきたいというふうに考えます。
△休憩 午前11時15分
△再開 午前11時15分
○議長(大塚一君) ただいま、稲橋正兵衛君から動議が提出をされたわけでございます。 ただいま不適切な発言等があったということで、議長の整理権において整理をしろというふうな動議だというふうに思いますので、この動議に賛成の諸君の挙手を願います。
○議長(大塚一君) 動議は成立いたしました。 それでは、暫時休憩をいたしまして、全協室にお集まりを願いたいと思います。
△休憩 午前11時17分
△再開 午前11時44分
○議長(大塚一君) 休憩を解き、会議を再開いたします。 先ほどの動議の取り扱いについて、議長の整理権によって不適当な部分は整理をするというふうなことで会議は終わりましたが、さよう取り計らいますので、ご異議はありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(大塚一君) ご異議なしと認めますので、さように取り計らいをいたします。 以上で、11番、山本重幸君の質問を終わります。
○議長(大塚一君) ただいまより午後1時まで休憩をいたします。
△休憩 午前11時45分
△再開 午後1時01分
○議長(大塚一君) 休憩前に引き続き会議を行います。 町政に対する一般質問を続けます。 13番、笠謙次君の発言を許可いたします。 笠謙次君。 〔13番 笠 謙次君登壇〕
◆13番(笠謙次君) 13番の笠であります。 通告に基づきまして、順次町政に対する一般質問をさせていただきますので、よろしくご答弁のほどをお願い申し上げます。 第1点目は、公共事業推進に伴う用地確保についてであります。 地域の健全な発展と秩序ある整備を図るため、公共用地を計画的に確保することが地方公共団体にとって重要な課題の1つとなっています。用地の確保ができれば公共事業の90%は実現できたとさえ言う人もいますが、ここ数年の地価の高騰と相まって、どこの自治体でも公共事業用地の取得に四苦八苦している状態を見てもうなずけるところであります。 今や我が国の土地問題は、日本経済の安定的発展の最大の阻害要因となっているだけではなく、土地を持っている者と持っていない者との資産格差を増大させ、中間サラリーマン層の勤労意欲を低下させ、諸外国に比べていまだ水準の低い基幹公共施設の整備や、レベルアップのための用地取得に天文学的費用を要するなど、多くの弊害を生じさせています。本腰を入れた土地政策の展開を日米構造協議の際に、アメリカから指摘されるなど、日本の土地問題は今や国際的問題にさえなっています。こうした背景に、ご案内のとおり昨年末の 116国会で、土地基本法が制定されました。この法律は、土地に関する基本理念、国、地方公共団体、事業者、国民のそれぞれの責務、土地対策の基本的方向などを示した宣言法であって、これから本腰を入れて進められるべき土地政策の大もととなる指針を示したものとされています。 この基本法のうち、特に大きな意味を持っているものは第2条から第5条に掲げられている土地に関する4つの基本原則で、その第1は、土地の特性から見た土地についての公共の福祉の優先、第2は、土地の適正な利用及び計画に従った利用、第3は、土地を投機的取り引きの対象とすることの禁止、第4は、土地の社会的、経済的条件の変化に伴う利益に応じた適切な負担とされていますが、抽象的な表現で述べられた総論部分であり、土地政策を進めるために必要な施策をすべて網羅したものではないので、地方公共団体は国とともに第一線で土地政策を担う主体として思い責任を課せられていると指摘されているところであります。もちろん土地政策は全国的課題として行われるべきものも少なくないし、譲渡所得税、相続税、固定資産税等の基本的土地税制は租税法律主義の原則のもとでは、国の法改正なくして地方公共団体が独自に措置するわけにはいきませんが、独自施策の余地が全くないというわけではありません。地方公共団体はこれまでにも国の法令の不備を補うために、ときには条例を制定し、あるいは要綱の形に基づく行政指導や協定、契約などの手段を活用して開発規制を行い、開発負担金を負担させるなどの施策を行ってきたところであります。土地基本法に示された土地四原則の上に立って、今後は自信を持って積極的に土地政策上の課題に取り組んでほしいと望まれているところでありますので、本町は今後迅速、公平に公共事業用地を確保するために、総合的な対策について具体的な検討を開始すべきと考えますが、町長のご所見を承りたいと存じます。 次に、道路後退部分に補助金を交付することについてお尋ねいたします。 ご承知のとおり、4メーター未満の道路に接して建物を新築、増改築する場合や、門、塀、垣根など附属する工作物を設置する場合には、道路の中心線から2メーター後退することになっています。そして後退部分の土地は、所有権があっても公衆用道路と見なされるところでありますが、安全で快適な町づくりを進めるために、隅切りを含め道路後退部分を分筆登記をして町に無償譲渡し、ご理解とご協力をいただいた人に補助金を交付してはどうか、ご見解をお伺いいたしたいと思います。 第2点目は、小屋裏利用の物置の取り扱いについてであります。 最近、急勾配の屋根の天井裏に物置をつくっている建物がふえてまいりました。限りのある住居内を有効的に使おうとすることはいいことだとは思いますが、このように天井裏に物置をつくったつもりが思わぬ事態になることがあります。それはどういうことかと言いますと、天井裏の形態によっては物置ではなく部屋と見なされ、建築基準法で3階建てとしていろいろな制限を受けたり、基準に合わない建物になり、建築で許可されなくなったりする場合があり、十分注意しなければならないと思います。したがって、天井裏に物置をつくるときには、物置の大きさを2階の床面積の8分の1以下にすること、物置の天井の最高の高さを 1.4メーター以内にすること、はしごや階段は固定式にしないことなど、この3条件を満たすようにする等の行政指導もあります。したがってこの3条件が満たされない場合は、建築基準法で3階建て住宅に見なされ、3階部分として床面積に算入されるなど不都合が生じますので、町においてもこれらの注意を呼びかけるべきだと私は思いますが、当局のご見解をお伺いいたします。 第3点目は、紙おむつ支給事業についてであります。 長寿社会の到来を迎えつつある我が国では、現在寝たきり老人など要介護老人は、全国で約60万人にも及び、21世紀には 100万人を突破すると見込まれています。そして、介護するご家族の苦労も大変なものであり、さらに経済的負担も加わってまいります。具体的な例で申しますと、寝たきり老人は一般患者に比べておむつ使用は欠かせないのが実情であります。そしておむつにかかる費用は、月に1万数千円かかります。したがって家族の経済的負担の軽減のためにも、本町においても紙おむつを支給するようにしていただきたいのでありますがいかがでしょうか。前向きなご答弁をお願いいたしたいと存じます。 第4点目は、学校施設についてであります。 その1つとして、まず転用可能教室の有効利用計画の具体化についてであります。 教育長は6月議会で、私の空き教室の利用計画についての質問に対して、「転用可能教室の利用状況について、教育効果を高めるために小・中学校ともそれぞれ工夫しているところです。各校共通の利用方法としては、教室的利用、第二図書室、第二音楽室としての利用、作品展示室、集会室、クラブ室等に利用されている。今後の計画については、学校の状況によりランチルーム、美術ルーム、生活科学教室、コンピューターとしての利用が考えられる。教育委員会としても先進校に学びながら、そして創意工夫、改善を考えながら、学校側と協議をし、効果的な利用を図ってまいりたい。」とご答弁されたわけであります。私は新学習指導要綱に関連し、転用可能教室を利用したコンピューター室などは最も早く設置すべきものの1つと考えますがいかがでしょうか。もちろん必要性、緊急性、効果、費用面等あらゆる面から検討されていると思いますが、本町における今後の転用可能教室の有効利用計画の具体化についてどのようにお考えになっているのかお尋ねいたします。 第4点目の2番目として、花壇や池づくりを通しての快適な環境づくりについてであります。 近年、生活環境に対する関心は、高度経済成長を経て、物質的な豊かさから精神的な豊かさに価値が見直され、潤いと安らぎといった緑や花がもたらす心の豊かさへと、生活環境へのニーズが高まりつつあります。町では残す緑を考えながら、新たに緑をふやす町づくりを進めていかなければならないし、私も62年9月議会で本町における緑化推進運動は、まず学校から緑や花に親しみ、その大切さを知り、その原点を見出していくという観点から、ボランティア等の協力で快適な環境づくりを訴えたことがございました。狭い校庭や敷地の中であっても、工夫を凝らして建物を一部、例えばベランダや階段に植木鉢等を並べて、色とりどりの草花も植えられるし、花壇とあわせて花いっぱいの環境も現出できるものであります。さらに校庭の一隅に金魚やヒゴイのいる池や噴水を配したり、潤いと安らぎのある学校環境にするなど、良好な環境の中で情操豊かな教育をすることは、人間形成の上からも大切なことと思います。 ご案内のとおり、学校の緑化推進環境美化に献身的に協力され、子供たちの情操教育に寄与するとともに、学校花壇の整地、消毒、追肥などの作業のほか、校内の花いっぱい運動に積極的に援助協力するなど、学校を訪れる人々の心を和ませてくれたNさんは、しらこばと賞を受賞されました。このことはまだ私たちの記憶に新しいところであります。もちろん本町における各小・中学校とも快適な環境づくりに取り組んでおられると思いますが、さらに積極的な取り組みを望むとともに、Nさんのような協力者が続々とあらわれるように、各PTAとも連携をとって町教育委員会は、人材の掘り起こしや推進のための旗振りを積極的に進めてはどうか、教育長のお考えをお伺いいたします。 最後に、第5点目は、役場駐車場の増設についてであります。 町民生活の拠点であります町役場には、相談とか各届け出、証明、納税等の目的で来庁する住民の方々、さらに町職員の人たちが通勤して来るわけでありますが、大部分の人たちが自動車で来るせいか、駐車場は満車状態のときが多くなりました。そして駐車するのに苦労することが多くなったように感じるところであります。そこで今後どのようにこの駐車場を整備、拡充されていくのか、お考えを承りたいと存じます。 以上、5点、7項目の質問でございますが、町長並びに執行部のご誠意ある答弁を求めるものであります。
○議長(大塚一君) 町長。 〔町長 小林昭一君登壇〕
◎町長(小林昭一君) 笠議員の一般質問にお答え申し上げたいと存じます。 幾つか担当課長の方からお答えすることが多うございますが、ご了解いただきたいと存じます。 ご指摘をいただきましたように、公共事業を行うに当たって用地の確保は大変なことだというふうに私自身も受けとめております。そういういろんな背景を踏まえて国でも、先ほど笠議員の発言にもありましたとおり、12月に土地基本法を制定され、そして内閣総理大臣の諮問機関ということで土地政策審議会も同時に設置されて、土地政策の全般にわたって改めて見直す必要もあるだろうというふうな見地から、今審議等が重ねられているというふうに受けとめているところでございます。したがって、それらの国のあり方等も、十分私どもも今後の動向を見守ってまいりたいというふうに考えております。 さらにまた、県においても、本年度から代替地登録制度を発足させて、10月号でしたか、県民だより等で県民への周知をしたところでございますけれども、町としても同様に広報「いな」で周知を図ってまいっております。この制度については、土地を提供してくれる方々を募集して登録しておいて、代替地等の対応ができるような方法をとっていこうというふうな考え方が基本でございますけれども、これについては一伊奈町だけの問題ではございませんで、県それぞれあるいは市町村相互間の関連もございます。それらのものを十分踏まえて、活用できるものは生かしてまいりたいとこのように私自身も考えております。 なお、具体的な対策を立てるべきだというふうなご指摘もいただきました。これらについては、今後の重要な課題の1つであるというふうに私自身も受けとめておりますので、研究をしながら対応をしていく必要もあるだろうというふうに考えております。今後の検討課題にしたいとこんなふうな気持ちでいるところでございます。 残された点につきましては、それぞれ担当課長の方からお答えいたします。
○議長(大塚一君)
都市計画課長。 〔
都市計画課長 中島治平君登壇〕
◎
都市計画課長(中島治平君) 1点目の公共事業推進に伴う用地確保についての、道路後退部分等を分筆登記して町に無償譲渡していただいた人に補償金の交付をとのご質問でございますけれども、ご案内のとおり、建築基準法では4メーター未満の道路に接して建築する場合、道路中心線より2メーターほど後退する義務がございます。その2メーター後退部分は、道路以外に使用できません。 最近、飯能市におきまして道路後退部分の分筆登記に関する補助金交付要綱を制定いたしまして、後退部分を無償譲渡される方には道路部分は最高10万円、隅切り部分は2万円の登記料的な補助金を交付しているとのことでございました。飯能市ではことし4月1日から施行されましたが、現在のところ申請は1件とのことでございます。原因としまして、地価の高騰から少しでも土地を所有していた方が有利との判断かもしれないと、担当の方は申しておりました。町といたしましても、独自に対応するのではなく、大宮土木事務所管内に建築開発に係るいろんな問題を調査、研究するための組織がございますので、それらの中で提案し広域的に研究してまいりたいと思っております。 続きまして2点目の、小屋裏利用の物置の取り扱いについてでございますが、建築基準法違反にならないよう啓発をとのことでございます。ご質問のとおり、小屋裏利用に関しましては、昭和55年2月7日付で建設省住宅局建築指導課長並びに市街地建築課長の連名で通達がございました。最近、建物の有効利用として小屋裏をつくる家が目立ってまいりました。知らずに改築したおかげで、構造計算や防火設備が必要になることも考えられますので、窓口サービスの一環としまして啓蒙のための資料を作成し、今後周知させてまいりたいと思っております。
○議長(大塚一君) 福祉課長。 〔福祉課長
関山熈一君登壇〕
◎福祉課長(
関山熈一君) ご質問の3点目の、紙おむつの支給事業についてお答えをいたします。 高齢化が急速に進みつつある今日、在宅福祉は重要な施策であり、とりわけ寝たきり老人対策は大きな課題でもあります。紙おむつの急速な普及は、介護者の省力化には寄与したものの、経済的負担も招いており、県内でも紙おむつ、貸しおむつの支給等を実施している市町村も出てきております。 伊奈町におきましては、老人所帯、単身老人、寝たきり老人等の入浴サービス、家庭奉仕員の派遣等の拡大に力を注いでおりますために、次の施策の1つとして取り組む考えであります。
○議長(大塚一君) 教育長。 〔教育長 永島宣征君登壇〕
◎教育長(永島宣征君) 4点目の、学校施設についてのご質問にお答え申し上げたいと思います。 初めの、転用可能教室の利用計画の具体化についてでございますが、新学習指導要領の実施を控え、コンピューター室の設置は優先されるべきものではないかとのご質問でございますが、教育委員会といたしましても早期に設置すべきものと認識しております。実現のためただいま努力しているところでございます。 また、町教職員の教育特別研究委員の転用可能教室の利用についてのテーマに基づいて、その研究も進められておりますが、3月にはまとまりその研究成果も期待しているところでございます。 次に、快適な環境づくりについてでございますが、教育環境については各校とも積極的に取り組んでいるところでございます。教育委員会といたしましては、草花の種、球根類、植木の刈り込み、刈り込み費用の補助、苗木の配付などを通し、学校緑化の快適な環境づくりを推進しているところでございます。 小針小学校においては、長い間の努力と、近年特に草花栽培に熱心に取り組んだ結果が実り、今年度学校緑化コンクール北足立北部で優良賞、県で良校賞を受賞しております。他の学校においても、PTAの協力のもと、ユリの花を多量に咲かせたり、バラ園と池を設置したり、緑と潤いのある環境づくりが着々と進められるなど、意欲が感じられます。児童、生徒みずからがつくる花いっぱい運動なども奨励し、花と緑と潤いのある学校づくりを推進してまいりたいと存じております。 終わります。
○議長(大塚一君) 総務課長。 〔参事兼総務課長 加藤重雄君登壇〕
◎参事兼総務課長(加藤重雄君) 笠議員さんの、役場駐車場の増設についてのご質問にお答えいたします。 役場の駐車場は現在、一般来客用の駐車場として約50台分の駐車場を確保いたしております。しかし各種の会議等が重複した場合や、天候等の影響により満車の状態になることが多々見受けられることも事実でございます。町では、職員の自動車による通勤で、役場前駐車場を使用する職員を制限するなど、いろいろ対応を図っているところでございますけれども、今後中部区画整理事業とのかかわりもありますので、それらの進捗状況にあわせて対応策を検討するとともに、駐車場の利用方法についても研究、検討してまいりたいこのように考えております。 以上でございます。
◆13番(笠謙次君) ありがとうございました。
○議長(大塚一君) 以上で13番、笠謙次君の質問を終わります。 次に、7番、
戸井田信夫君の発言を許可いたします。
戸井田信夫君。 〔7番
戸井田信夫君登壇〕
◆7番(
戸井田信夫君) 7番の戸井田でございます。 通告をいたしました2点について簡潔に質問をさせていただきますので、よろしくご答弁をお願いいたします。 最初に、「学校嫌い」小学生にも増加という表題のもとに、1点目質問をさせていただきます。 平成元年度の公立小・中学校での長期欠席率がともに過去10年間で最高を記録いたし、これまで中学で顕著だった学校嫌いによる
長欠者の割合が、小学校でも過去最高となり、いわゆる登校拒否の裾野が広がりつつあることが、県の教育委員会の調査でうかがわれるところでございます。1年間に50日以上欠席した
長欠者は、小学校で 1,439名、前年対比17名増ということで、長欠率は0.28%、中学校は 3,982名、前年比93名増、長欠率は1.31%と昭和54年以来の増加傾向が続いております。
長欠者の欠席理由を見ると、小学校では疾病上が 706名と最も多い
長欠者全体の49.1%、心理的な理由などから登校を嫌って欠席する学校嫌いが 485名で調査開始以来最高の33.7%を記録した。中学校では学校嫌いが 2,866名で昨年より 107名減少したものの、保護者が学校教育に対し理解がないため欠席する家庭の無理解 173名、前年比48名増加しております。 学年別で学校嫌いによる
長欠者を見ると、小・中学校とも高学年が多くなっております。小学校では1年生の18名から4年生になりますと96名とふえ始めまして、6年生では 164名と、1年生の約9倍に急増しております。中学校では3年生が 1,340名で1年生 544名の約 2.5倍となっております。 また、学校嫌いのうちに増加が目立つのは、友人関係やあるいはいじめなど、学校生活に起因するものが非常に多いわけでございます。長欠の理由に学校嫌いを挙げる小学生の割合がふえていることについて、県の指導室では理由ははっきりしないけれども、小学生にも無気力や怠けなど本人や家庭、社会環境によるものがふえてきたためと分析をされておるわけでございますが、本町の現状と取り組み姿勢をお伺いいたすものでございます。 次に、2点目といたしまして、氷川団地内の排水の対策についてでございますが、蔵屋敷地内並びに新田地内一部雑排水が、浜野正平氏わきから氷川団地内を通りまして、小針中まで延長約 1,000メートルぐらいと思いますが、町のご配慮によりまして、おかげをもって排水路が全部柵渠に整備されてまいりました。ここ何年かの間に宅地造成が3カ所ばかりなされ、約50世帯ぐらいふえ、現在増加傾向にあるわけでございます。雷雨や先般の台風、大雨等の場合、氷川団地内の公園付近の雑排水が道路に流れ出したり、非常に環境衛生面から困るということで区長から相談をされ、台風後現地の確認をしてまいったわけでございますが、要因はいろいろとあるわけでございますが、北部区画整理事業の中で整備されるのが最善であると思うわけでございますけれども、しかしながら時期的な問題等もありまして、今すぐというわけにもいかないかと理解するところでございますけれども、住民が1日も早く安心して快適な生活ができますよう、抜本対策を念願するところであります。 町といたしましてどのように考えているかお伺いいたしまして、質問を終わらせていただきます。
○議長(大塚一君) 教育長。 〔教育長 永島宣征君登壇〕
◎教育長(永島宣征君) 戸井田議員さんの教育問題、「学校嫌い」小学生にも増加、本町の現状そして取り組みについてのご質問にお答え申し上げます。 本町の現状ということですが、学校嫌いが理由と思われる長期欠席児童・生徒数は、小学校で3人、中学校で3人となっております。 次に、取り組みについてでございますが、登校拒否の児童・生徒の原因、背景は本人の性格、学校環境、家庭環境、人間関係など、それぞれの要因が複雑に絡み合って生じているものと考えられますが、一人一人の実態を把握して指導、援助に当たることが大切です。そのため、各学校とも担任教師が家庭訪問をし、本人、保護者との相談を繰り返し行っております。しかし、担任教師のみに任せるのではなく、全教職員が一致して指導に当たることが必要です。そのため研修会などを行い、情報の交換、原因の把握、指導方法等について校長、教頭を中心に進めております。全然出て来られなかった児童・生徒が少しずつ学校に来られるようになったという報告などもあり、学校での努力の成果が出てきております。 今後とも、学校と連絡を密にして進めてまいりたいと思います。
○議長(大塚一君) 建設課長。 〔建設課長 細田藤夫君登壇〕
◎建設課長(細田藤夫君) 氷川団地内の排水路についてお答えいたします。 当排水路のあふれる原因となっておりますものにつきましては、主に県施行の区画整理による埋め立てが一番大きいかと思いますが、この排水路そのものでは小針中学校前の農免道の横断箇所が原因となっております。 なお、この排水路につきましては、県施行によります土地区画整理事業により雨水幹線として位置づけられておりまして、来年度より工事に着手する予定と聞いております。しかしながらこの事業につきましては、何年かの継続事業になるため、供用開始までは何年かかかると思いますので、この工事を行うときにこの横断箇所の部分について改修していただくよう要望しているところでございます。
○議長(大塚一君)
戸井田信夫君。
◆7番(
戸井田信夫君) それぞれご答弁をいただいたところでございますが、今の氷川団地の排水対策につきまして、再質問をさせていただきたいと思います。 排水路の関係でございますけれども、団地溝開発地内につきましての管理状況でございますが、さらい等、さらにあと排水の草刈りの関係でございますが、年何回ぐらい実施されているか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(大塚一君) 建設課長。 〔建設課長 細田藤夫君登壇〕
◎建設課長(細田藤夫君) 排水路の管理につきましては、町が年1回浚渫をやっております。 また、草刈りにつきましては、新都市建設事務所で年2回実施しているところでございます。
○議長(大塚一君)
戸井田信夫君。
◆7番(
戸井田信夫君) もう1点だけお伺いさせていただきます。 北部区画整理地内でございますけれども、これまで大針の農業用水として利用しておったわけでございますが、昨年度つけかえになりまして、あそこの今課長が申されました排水の、農免道路の下をくぐっている土管の関係でございますけれども、あの辺は今年度改良されるわけでございますか。
○議長(大塚一君) 建設課長。 〔建設課長 細田藤夫君登壇〕
◎建設課長(細田藤夫君) ちょうど小針中の前、幹線の排水路の計画でありまして、来年度その部分を実施するということで聞いております。
◆7番(
戸井田信夫君) はい、了解いたしました。
○議長(大塚一君) 以上で、7番、
戸井田信夫君の質問を終わります。 続きまして、15番、竹内正次君の発言を許可いたします。 竹内正次君。 〔15番 竹内正次君登壇〕
◆15番(竹内正次君) 15番の竹内でございます。 通告に基づきまして一般質問をいたしますので、執行部の明快なる回答をお願いいたします。 通告の第1、社会福祉問題として、特別養護老人ホーム建設について質問いたします。 日本人の平均寿命が80歳を超えようとしている今日、高齢化社会の到来は遠い未来のことではなくなってきております。寝たきり老人が年々増加することは明らかであります。去る11月18日朝7時のNHKニュースでは、東京には 150カ所の特別養護老人ホームがあるが、しかし入所希望をしても入れない老人が 5,000人もおるという報道がされております。その理由は、ニュースの中でもこれらの施設用地難が原因とされております。そこでこれら社会福祉施設の対応と、これら施設用地の確保が急務と思われます。 町長の見解をお聞きいたします。 次に、環境衛生問題について質問いたします。 1として、雑排水溝整備についてでございます。 南部栄町地内にある雑排水溝は、一部南小学校北側農面道沿いの一部がふたをされ、整備されましたが、その他については手がつけられていなく、夏には悪臭に悩まされるとともに護岸フェンスが低く幼児、子供の事故にもつながるので、先年一般質問でも指摘、要望したが、予算の都合上とは思いますが、事人命にかかわることでもあり、早急に残った箇所の工事促進についてと、その道路沿いのふたの上に町の花バラ等の花壇を置き、環境衛生改善に努める考えはないかお伺いいたします。 なお、環境衛生問題に関する問題について二、三お伺いいたします。 その1として南大公園内の照明が暗く、夜遅く青少年のたむろする度合いが多く、加えて公園片隅にある少年野球の用具入れ物置が再三にわたり荒らされ、用具の盗難にあっております。照明灯の増設を希望いたします。 2として、広場のライト側フェンスが低いのと、フェンスの下の部分があいておりますので、野球ボールそしてソフトボールが下の外の雑排水溝に入るたび、深いのでボールを拾い上げるのに苦労しております。したがって現在のフェンスより高いフェンスまたは防球ネットを取りつける。 3点目として、町内3小学校及び多目的広場近くの住民からの防じん対策の要望について、最近はほこりの比較的立たない土壌があると聞いておりますが、町の対応についてお伺いいたします。 通告の3点目、学校教育について、1として非行防止についてでございます。 最近、中学生による学校側に対する集団的反抗事件が多く報告されておりますが、最近でも隣接市の中学校における投石で、窓ガラスが2回にわたり数十枚も割られている。保護者に対する反抗期にある一部の中学生が、最近では学校側に対してもそのあらわれが見受けられるところであり、学校側の対応をお伺いします。 2点目として、
交通事故防止と校外補導についてお尋ねいたします。 ご承知のとおり、小学生は集団で登校し横断歩道を渡っておりますが、中学生になった途端、歩道橋を渡らず通学しておるのが実情でございます。昔も今も校外補導制度はあると思うが、現在校外補導についてはどのように対処しておられるかお伺いいたします。
交通事故防止上、ゆゆしき問題であろうかと思います。 以上で私の質問を終わります。
○議長(大塚一君) 町長。 〔町長 小林昭一君登壇〕
◎町長(小林昭一君) 竹内議員の一般質問のうち、第1点目についてお答え申し上げます。 社会福祉問題に関して、特別養護老人ホーム建設についてというふうなことでご質問をいただきました。施設の確保が必要だとご指摘をいただきましたけれども、確かにそのように私も感じます。したがって前の質問者にもお答え申し上げましたとおり、これからの大きな課題の1つとして受けとめておりますので、今後委員会等を設けていただきまして十分検討していただき、もちろん財政状況等も十分にらんでいただきながら、しかるべきよい方向に向けて取り組んでまいりたいとこんなふうに考えております。
○議長(大塚一君) 建設課長。 〔建設課長 細田藤夫君登壇〕
◎建設課長(細田藤夫君) 排水路の整備についてお答えいたします。 排水路の整備につきましては、現在一部施工されております。 また開渠の部分につきましては、悪臭の原因となっているヘドロ等の浚渫等を行い、維持管理等に努めているところでありますが、今後の整備につきましては、現在下水道事業という大きな事業を実施されているところでありまして、それら下水道事業との整合性を図る必要があろうかと思いますので、今後の整備につきましては、調査等を検討しているところでございます。
○議長(大塚一君) 教育長。 〔教育長 永島宣征君登壇〕
◎教育長(永島宣征君) 竹内議員さんの特に学校教育、非行防止についてと、それから
交通事故防止、校外補導についてのご質問にお答えいたします。 非行防止についてでございますが、近隣の市町においては対教師暴力、集団乱闘、器物破損等の事件が起きているところもありますが、伊奈町におきましては学校、家庭、地域の皆さん方の努力によって、幸いにして大きな事件は起きておりません。しかし油断するといつ起きるかもわかりませんので、各学校において非行防止のために教職員全員が同一歩調で指導に当たれるよう、指導方針の周知徹底及び協力態勢の確立を目指して進めております。 非行的傾向の言動については、その場その場をとらえてしっかり指導すること、また授業や行事の中で一人一人の児童・生徒に成就感や成功感を感じるような場面を設けること。さらに人間的触れ合いを通して、ともに育つ温かい人間関係ができる学級づくりに努め、生徒指導の充実を図ること。以上のことを中心にして、非行防止の指導に当たるよう要請しております。各学校とも校長を中心に積極的に取り組んでおりますが、今後とも学校との連携を密にし、非行防止に努力してまいりたいと存じます。 次に、
交通事故防止、校外補導についてでありますが、児童・生徒を取り巻く交通環境は、非常に厳しい状況にありますが、日ごろ教職員の指導を初めとして上尾警察署、町交通指導員、各校PTAの方々による立哨指導など、ご苦労に負うところが大きく感謝しているところでございます。 各学校においては、交通安全教室や一斉下校の校長講話、学級での指導を通して交通ルールの徹底、命の大切さ、登下校のあり方などを指導しているところでございます。中学生になって一部の生徒に交通ルールの守れない状況を見ることもあり、指導の弱さを感ずることもあります。教師の立哨指導や学校での指導の充実、家庭との連携を深めながら、
交通事故防止に向けてさらに努力してまいりたいと思います。 なお、校外補導でありますが、特に中学校におきましては、それぞれ教師が出勤時あるいは退勤時にできるだけ通学路を通るようにして、そして何かのときに指導ができるそういう態勢をできるだけとるということで進められております。 また、交通につきましても、一斉下校を計画をしております。特に、中学校の場合には部活動などの関係もありまして、一斉に下校させるということは非常に難しいわけでありまして、その指導においては中間テスト、期末テストそういうときには部活動がありませんので、そういうときをねらって一斉下校をやらせ、そしてまた各地点の要所に先生方が立って、そして指導しているのが現状でございます。 また、先ほど指摘されました地産ブックセンターのところのあの交差点の栗橋線との交差点の件でございますが、私もあの地点には何回か行きました。そして現状を見るに、確かにあそこには横断歩道の標識もきちっとありまして、中学生は歩道橋を渡らずにその横断歩道のところを通る者も多いわけであります。この件につきまして、竹内議員さんからの指摘も以前に受けたことがありまして、私も徹底して歩道橋を通らせるようにしようかということを考えて、中学校と相談をしたこともあったわけでありますけれども、あそこの交差点の北側の方から来る生徒については、横断歩道を渡っている子供が多いわけです。地産のブックセンターの方へ寄ってくる生徒については、一たん道路を横断してそして横断橋を通るというふうなそういうことで、時間的にも少し問題もないわけではない。そしてまた立派に横断歩道の場所もつくられているではないかというようなことで、ややその指導に迫力がなくなったわけでありますが、あわせましてあそこに毎朝出てくださっております交通指導員のご意見も伺いました。そうしましたら、特にこちらの下を渡っていただいた方が、小学校と中学校の登校時間が大体一致して、横断橋の方が狭くてあそこが非常に混雑をして体力的にも小学生がちょっとかわいそうなんだということで、こちらを通っても一向に差し支えないんじゃないですかという、そういう反面ご意見もあったわけでございます。それから雨が降ったときには、横断橋の上り口が非常に混雑をして、これまた下を渡ってはいけないということにしてしまうと非常に混雑を来すと、そういうご意見も交通指導員の方から伺いました。 そのようなことで、現在のところ横断歩道の方を通っている者もかなりいるんでありますけれども、現在全部横断橋の方を通るというところまでいっておりません。
○議長(大塚一君) 都市施設課長。 〔都市施設課長 内田芳男君登壇〕
◎都市施設課長(内田芳男君) 竹内議員さんの質問にお答えしたいと思います。 排水路にふたをかけて花壇を設置したらという質問でございますが、下水道が整備されても雨水排水路の機能を保たなければならず、台風時の災害時の対応、維持管理上の問題があり、河川関係との整合性を図る必要があると考えられます。町内の環境美化促進のため、排水路わきの南部大公園におきましても、今年度花壇4基を設置し、潤いのある町づくりにしかけておりますので、ご理解のほどをお願い申したいと思います。 2点目の、南部大公園にフェンス等の設置についてでありますが、防球ネットの関係につきましては、ソフトボール人口の増加等によりまして、南部大公園につきましてもグラウンドを二分割して同時に試合を行っているということを聞いております。それに伴いまして、中央センター側からソフトボールを実施しますと、防球ネット未設置箇所にファールボールが一応飛んでいきますので、今後危険防止対策を講じていきたいというふうに考えております。 2点目の、公園灯の関係でございますが、現在中央センター付近及び西門付近に2基設置してありますが、公園そのものが近隣公園という広い公園でありますので、新たに現地を確認しまして公園の美観の向上、防犯の観点から設置する方法で検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(大塚一君) 竹内正次君。
◆15番(竹内正次君) 再質問をさせていただきます。 大宮・栗橋バイパス栄歩道橋付近は、車の急ブレーキの跡が多く、あの歩道橋のわきでは子供の死亡事故もあった箇所でございます。あの場所だけでも中学生の数多くが、私も毎日三、四回往復しますので行き会う率も多いのでございます。中学生の数多くが私の注意を受けておることは事実でございます。あそこに限って特別校外補導をしていただく考えはないかお伺いいたします。
○議長(大塚一君) 教育長。 〔教育長 永島宣征君登壇〕
◎教育長(永島宣征君) ただいまの地点での補導についてでありますけれども、確かにおっしゃられるとおり、非常に危険な地点でございます。したがいまして南中学校の校長先生初め先生方とよく話し合って、あそこの安全を確保すべくいろいろな意見を出していただいて、そしてよりよい形で進めてまいりたいと思います。
◆15番(竹内正次君) 了解。
○議長(大塚一君) 以上で、17番、竹内正次君の質問を終わります。
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△次会日程の報告
○議長(大塚一君) これをもって、本日の日程は全部終わりました。 明12月8日は土曜休会、9日は日曜休会となります。12月10日は午前9時より本会議を開き、本日に引き続き町政に対する一般質問並びに行政報告に対する質疑を行います。 定刻までにご参集くだされますようお願いいたします。
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△散会の宣告
○議長(大塚一君) 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。
△散会 午後2時03分...